約 166,018 件
https://w.atwiki.jp/sentairowa/pages/32.html
阿修羅の如く ◆MGy4jd.pxY G-1エリア、遺跡の外れにある朽ち果てた塔にスフィンクスは佇んでいた。 かつては見張り台として使われていたのだろう。 天高くそびえ立つ塔の上部には、いくつもの大きな窓があった。 入り口に燈った燭台の微かな光をたよりに、スフィンクスは一枚の紙切れに書かれた文字を辿っていた。 「いいですね。この状況ではとても役に立ちます」 スフィンクスが読んでいたのは、支給品の説明書だった。 コホン、咳ばらいを一つしてデイバックから支給品である『拡声器』を取り出した。 拡声器には、何故かハズレと書かれた紙が張り付けられていたが、スフィンクスは支給品に恵まれたと思った。 「私は冥府神スフィ……ん?おかしいですね。説明書によれば声が大きくなるはずですが」 もう一度、説明書を取り出した時、何者かの声が聞こえた。 「ねぇ、それスイッチ入って無いんじゃないの?」 突然の声にスフィンクスは身構え、辺りに視線を走らせた。 声が聞こえたのは遺跡の中心部へと続く回廊方角だった。 女が一人こちらに歩いてくる。黒いスーツにハイヒール、いかにもキャリアウーマンといった風貌だ。 「おまえは?」 「あなた、一体何をするつもりなの?」 女はスフィンクスの言葉を遮り、カツカツとヒールの音を響かせ近付いて来た。 「私が先に質問しているのです。質問は質問で返すべきではありません」 一見只の人間のようだが、たとえ人間のなりをしていてもロンのように悪意を持った者もいる。 スフィンクスは拡声器をウィズダムカノン持ち替え、獅子を模したその銃口を女に向けた。 「銃口を向けられたまま、まともに話をするつもりはないわ。勇気がどうとか言っていたけれど、それを餌に騙すつもりだったのね!」 女は黒豹の様にひらりとバックステップを踏んだ。 確かに、女の言う事は正論だった。 拳を構えてはいるが、すぐに襲いかかってこないのも悪意の無い証拠だろう。 スフィンクスは、銃口を下げ非礼を謝った。 「確かにおまえの言う通り、手荒なまねをしました。騙すつもりなど無い。私はただ、この戦いを止めるべく勇気ある者を集めようとしていたのです」 良かった。 お互いの自己紹介が済んだ頃、美希は心から安堵していた。 名簿に乗っていた通り、スフィンクスは人間に好意的だった。 美希のデイバックに、名簿は二枚あった。 一方は他の者と同じ名前だけが記載された物であったが、もう一つの名簿は各人の写真や性格、思考が詳細に書かれた物であった。 他にバックに入っていたのは、水や食料などの基本的な支給品一式。 そして殺し合いの為に用意された忍者刀、それを使って美希にはやらなければならない事があった。 美希は逸る気持ちを抑え、スフィンクスに笑顔を見せた。 「いくら拡声器を使ってもここじゃ声が通らないんじゃない?もっと高い所に行かなきゃダメね」 そう言ったのは、スフィンクスを塔の中へ誘い込む為だ。 周りには美希とスフィンクス以外見当たらなかったが、出来るだけ一目に着くのは避けたかった。 何故なら…… その日も、いつもと何も変わらない一日になる筈だった。 朝、美希はいつもと同じ慌ただしい一日の始まりを向かえた。 朝食の支度を整え、娘のなつめを起こす。 寝覚めの悪い娘と日課である軽い口ゲンカをした後、優しいパパにゴミ出しを依頼する。 朝食を終え、少し機嫌の治った彼女の髪をブルーのゴムで結い上げる。 鏡の中で満足気に、なつめの笑顔が弾けた。 出掛け際のなつめにハンカチを渡し、今日は遅くなりそうだと告げた後、黒いキャリアスーツに身を包み意気揚々とスクラッチ社へ向かった。 忙しい一日、時間はあっと言う間に過ぎた。 商品開発、拳聖との打ち合わせ、その残務処理に追われ、気が付けば部署には美希以外、誰もいなかった。 ノートパソコンから目を離すと、チカチカと残像が浮かび上がった。 一日酷使した体も目も、疲労はピークに達していた。 目頭を抑え瞼を閉じる。 残業疲れの居眠りは、ほんの一瞬だったように思う。 だが、眠りから目が覚めた時、美希はあの広間に横たわっていたのだ。 そして、首輪によって生殺与奪権をロンに握られた者達が一人また一人、死刑台へ向かう囚人のように門の向こうへ消えた。 抵抗すれば、広間に死体がもう一体増えるだけなのは明白だった。 美希に成す術は無く、デイバックを受け取り門の前に立った。 門をくぐる直前ロンは言った。 「あなたは戦わなければならないのです。なつめさんを失いたくなければね」 振り向いた時には遅かった。 薄笑いを浮かべたロンは闇の中へと消え、美希の伸ばした手は虚しく空を掴んだだけだった。 「一体なつめに何をしたって言うの……」 ただの脅しだ。 証拠など、何も無いのだ。 『証拠』その言葉をキーワードに、薄笑いを浮かべたロンの顔、手渡されたデイバック、記憶の断片が次々と脳裏を過ぎった。 「そうだ。私だけ、直接手渡されたわ」 背中に担いだデイバックが、急に悪意を持つ生き物のように悍ましく思えた。 震える手で、美希はガサガサとデイバックの中身を辺りへぶちまけた。 水、パン、武器である忍者刀、二種類の名簿、そしてバックの奥底になつめが大好きなキャラクターのハンカチが入っていた。 ハンカチには『何か』が包まれている。 美希は、ぐっと唾を飲み込み、ハンカチを広げた。 包まれていたのは、ブルーのゴムで束ねた一房の髪の毛だった。 頭をハンマーで叩かれたような衝撃が走った。 「なんで?どうして?なつめのハンカチと髪の毛がここにあるのよ!」 ツヤツヤした髪の手触り、ブルーのゴム、ハンカチ、どれも今朝、美希が触れた物と同じだった。 「なつめは何処なの!答えなさい!!ロン!」 美希は遺跡の石壁を力任せに叩き続けた。 答えは返る筈も無く、美希の叫びは闇へ吸い込まれていく。 ロンが言ったのは脅しでは無かった。 他の参加者達とは違い、美希にロンはデイバック直接を手渡した。 美希には手渡す必要があったのだ。 美希を駒に、殺し合いを円滑にさせる為に…… 叩き続けた拳の感覚がなくなった頃、美希は絶望と言う地獄の中に座り込んでいた。 皮肉にも、絶望に叩き落としたのもロンだったが、そこから這い上がる希望の光をもたらしたのも彼だった。 『勝ち残った者の願いを叶える』頭の中でをロンの声がした。 悪魔の囁きだった。 だが、なつめを救うには、それに一縷の希望を掛けるしかなかった。 なつめを失う訳にはいかない。どんな事をしてでも絶対に勝ち残らなければならない。 美希は、降ろされた蛛の糸を掴んだのだ。 美希とスフィンクスは塔の上へと続く長い階段を登っていた。 中程まで進んだあたりで、後を歩いていたスフィンクスが不意に立ち止まった。 「美希、おまえは見ましたか?長い間雨ざらしにされていた、この塔の石壁の角は丸みを帯びていました。私はそれを見た時、思ったのです。 長い長い年月、時に激しく、時に柔らかな雨の一粒一粒が、繰り返し繰り返し遺跡の固い岩壁を砕くように…… この悪しき戦いも、一人一人の勇気と絆を持って打ち砕く事が出来るのだと」 「勇気と絆ね、人の思いの中で最も強い思いだわ。特に親子の絆ほど強い思いはないわ」 「私はその思いを知っています。かつて破壊神ンマに勇気と絆で勝利したブレイジェルの家族が教えてくれたのです。殺されたブレイジェルの為にも、この愚かな戦いを止めなければならない」 スフィンクスの声が沈んだ。殺されたブレイジェルを悼んでいるのだろう。 美希は気付かない振りをして話を続けた。 「私にも娘がいるのよ。生意気盛りで喧嘩ばかりだけど、あの子の為なら何だって出来るわ。早く、この戦いを終わらせてなつめの所へ行かなくちゃね」 「おまえの娘なら一度会ってみたいものです。人間の絆、そこに溢れる勇気。私は信じています。そして、もっと知りたいのです」 そう言うと、スフィンクスは美希を追い越し、階段を駆け上がった。 見張りの窓から見える月は大きく、手を伸ばせば届きそうだった。 吹き付ける風に、スフインクスの聖衣がふわりと揺れた。 風が吹いている闇の向こうへ、スフィンクスは勇気と希望を届けようとしていた。 手にした拡声器から、風に乗せて届けようとしていた。 窓に向かって、力強く一歩一歩進んで行く。 スフィンクスには、光が見えているのだろう。 だが、美希には何も見えなかった。 いや、見てはいけないのだ。 ここで躊躇すれば、なつめはどうなる? 美希は刀を握り締めた。これまでに無い程の力を込めて硬く握り締めた。 「待って、スフィンクス」 スフィンクスは、何の疑問も持たず振り返った。刹那、美希は大きく一歩踏み込み、刃を横一閃に薙ぎ払った。 輝く月の光を受けて刀の表面がキラリと光った。 刀の切れ味は最高だった。 手応えは軽く、まるでゼリーを斬りつけた様だった。 美希に後悔する隙を与えず、一瞬で刀は鞘に収まった。 スフィンクスは大きく目を見開いて美希を凝視していた。 その目には恐怖も苦痛も無く、ただ『なぜ?』と美希に訴えていた。 「言ったでしょう。なつめの為なら何だって出来るって……」 ズルリと音を立ててスフィンクスの首が胴体から離れる。 ズシャッ。 切断面と小石が混じり合う不快な音が塔に響いた。 首を失った胴体はピクピクと痙攣し、ゆっくりと後に倒れ、石畳を砕いた。 美希は視線を落とし、胴体の傍らに転がる首だけになったスフィンクスの顔を見つめた。 息絶えたスフィンクスの瞳は光こそ失っていたが、スカラベのように碧く澄んでいた。 綺麗だと思った。 どうして、こんな事になったのだろうとも思った。 美希は開かれたままのスフィンクスの瞼を、右手でそっと閉じた。 永遠の眠りに付いたスフィンクスの首元で、金色の首輪が美希を誘うように煌めきを放っていた。 首輪の解除方法を突き止めれば、善悪どちらの者にも餌になるだろう。 首輪を抜き取り、ポケットに仕舞うと美希は暗い静かな階段を降りていった。 外はまだ夜の静寂に包まれていた。 「まず、一人」 名簿のスフィンクスのページをビリビリと切り裂き燭台の炎に焼べる。 残り41人。 一人で殺せる数は限りがある。この中の誰を利用するか。誰を殺すか。選択を誤れば二度となつめは帰らない。 スフィンクスを殺した美希に、もう戻る道は無かった。 愛娘を救う為、美希は修羅道を選んだ。黒髪を靡かせ刀を片手に美希は走り出す。 その姿、阿修羅の如く。 【名前】真咲美希@獣拳戦隊ゲキレンジャー [時間軸]:物語中盤 [現在地]:G-1遺跡 1日目 深夜 [状態]:健康 [装備]:闇のヤイバの忍者刀@轟轟戦隊ボウケンジャー [道具]:支給品一式×2、拡声器、詳細付名簿 [思考] 基本方針:なつめを救うために勝ち残る 第一行動方針:利用できる者は利用する、そうでない者は殺す。 【スフィンクス 死亡】 残り39名
https://w.atwiki.jp/gensou_utage/pages/311.html
妄執剣「修羅の血」 No.0415 妄執剣「修羅の血」 スペルカード 攻撃3 迎撃2 命中5 集中 条件:妖夢 妖夢 呪力4 防壁(1) [戦闘フェイズ]呪力2 フェイズ終了時まで、このスペルは「高速移動(2)」「迎撃+1」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) イラスト:高梨ひつじ 考察 考察の入力。必須ではない。
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2905.html
【作品名】修羅の大空 【ジャンル】ライトノベル 【先鋒】ゴータGⅣ 【次鋒】アルバトロスDV with ヘルマン・ゲーリング上級中尉 【中堅】SE5 with ハワード・ドイル少佐 【副将】フォッカーDⅧ with ギュンター・フォン・マイバッハ大尉 【大将】ソッピース・キャメル with 樺島直幸 【名前】ゴータGⅣ 【属性】ドイツ空軍の重爆撃機 【大きさ】全長12.37m、全幅23.72m、全備重量3トン半。 2枚の翼を持ち、双発の260馬力推進式エンジンを乗せている。 【攻撃力】 パラペルム機銃:機首と中央部に防禦銃座がある。 ふたつの銃座でうまく死角を消してあり 腕のいい戦闘機パイロットでも接近が難しく、舐めると撃墜される。 射程数百m、速度はマッハ2。 爆弾:搭載量は400㎏。数十㎏級の爆弾をおそらく十数個。 軍需工場を破壊できる威力。 【防御力】第一次大戦時の木製の重爆撃機並。 【素早さ】最高速度は時速140km。 反応は軍人並。 【特殊能力】特に無し。 【長所】死角の無い機銃 【短所】とにかく鈍重でもろい 【戦法】機銃を撃ち、上空を通過しながら爆撃。 【備考】乗員はパイロット1人、銃手が2人の計3人。 工場を爆撃しようと襲来、迎撃に来た主人公と敵対した。 第一次世界大戦の中期から終戦までが舞台。 【名前】アルバトロスDV with ヘルマン・ゲーリング上級中尉 【属性】重戦闘機 with ドイツ空軍第27戦闘機中隊「レッド・バロン中隊」の編隊長 【大きさ】全長7.4m、全幅8.5m。複葉戦闘機 with 成人男性並 【攻撃力】技量は樺島直幸と同等以上。(しかし、油断しててすぐに負けた) 機銃:7.92 mmの機関銃が2丁。 射程数百m、速度はマッハ2。 【防御力】第一次大戦時の頑丈な木製モノコック製の戦闘機並。 7.7 mmの機関銃の連射を数十発×2~3は耐えて飛行可能。 【素早さ】最高速度は時速175km 旋回・運動性能がいいが(SE5より)、急降下時に翼の揺れが増大、空中分解する欠陥がある。 なので通常は急降下速度に制限がある。 しかし、ゲーリングは腕前によって支障なく急降下ができる。 反応は天才エースパイロット並。 【特殊能力】特に無し 【長所】頑丈で撃たれ強い 【短所】油断した、政治家に向きそうな悪人面 【戦法】攻撃、離脱して攻撃 【備考】基地を襲撃してきて迎撃に来た主人公と敵対した。 身体能力の攻防速は腕の立つエースパイロット並。 実在した人物がモデル。 参考キャラは樺島直幸。 【名前】SE5 with ハワード・ドイル少佐 【属性】重戦闘機 with 英国王立航空隊第7義勇飛行大隊「はみだし飛行大隊」の飛行隊長 クレイジー・ホース・ドイル 【大きさ】全長6m全幅8mの複葉戦闘機 with 成人男性並 【攻撃力】技量は55機撃墜らしい天才エースパイロット。 猪突猛進ではない、堂々とした突撃ですれ違い様に射撃する戦い方。 同時に上昇してきた2機を迎撃、一度のすれ違いで両方とも撃墜。 機体性能の上回る一般兵の敵機複数と戦える。 ビッカース機銃:7.7 mmの機関銃。前方固定式。 射程数百m、速度はマッハ2。 ルイス機銃:7.7 mmの機関銃。上翼についている。 斜め上にも射撃可能で敵機の下後方から攻撃できる。 弾切れになると操縦席から立ち上がって ドラム・マガジンを交換することができる。 【防御力】第一次大戦時の木製の戦闘機並。 【素早さ】最高速度は時速200km。 旋回能力はやや低く、小回りが利かないが 機体は頑丈で急降下性能は高い。安定性も抜群で射撃精度がいい。 反応は天才エースパイロット並。 【特殊能力】特に無し 【長所】飛行大隊でトップクラスの強さ 【短所】指揮官タイプ 【戦法】突撃、すれ違って反転して再度攻撃。 【備考】身体能力の攻防速は天才エースパイロット並。 【名前】フォッカーDⅧ with ギュンター・フォン・マイバッハ大尉 【属性】戦闘機、フライング・レーザー(空飛ぶ剃刀) with 第27戦闘機中隊「レッド・バロン中隊」の「青騎士マイバッハ」 【大きさ】全長5.8 m、翼幅8.3m。細い胴体に薄い片持ち翼の高翼単葉。 コバルトブルーと白に塗られた派手な機体。 馬上槍のエンブレム。 with 成人男性並 【攻撃力】技量は達人エースパイロットで55機を優に越える撃墜数。 腕の立つエースパイロットの樺島直幸に圧勝できる技量。 急旋回、上昇、下降、激しいマニューバで翻弄 敵機が必死に反撃してきたとこを横滑りで回避&背後につく戦い方。 シュパンダウ7,92mm機銃:2丁装備。射程数百m、速度はマッハ2。 【防御力】第一次大戦時の木製の戦闘機並 しかし翼が穴だらけになっても飛べる。 【素早さ】最高速度は時速200km。 同時代の戦闘機の中でも全体的に高い性能を持ち、特に速度が速い。 反応は達人エースパイロット 腕の立つエースパイロットに何度か追いつかれて、数十m先から直撃の射撃されても 命中する瞬間、微妙に機体を捻って、致命傷を回避。 胴や翼に穴は開いてもエンジンやパイロットには当たらなかった。 敵と激しく空戦し撃ち合い。 急旋回、上昇、降下、失速反転、インメルマン旋回、バレルロールで追いかけたり回避。 機体強度ギリギリの急機動を繰り返し そのつどレッドアウト、ブラックアウトを起こして視界が塞がっても 経験による反応で操縦して敵機を追える。 【特殊能力】 横滑り:敵機に追われた状態、敵が射撃した瞬間に機体を横滑りさせる。 射撃を回避しつつ視界から外れ、敵機をやり過ごして背後につく。 【長所】全体的に高い性能 数々の高等テクニック 【短所】予定していたエンジンよりも馬力がかなり低い 秘技を何度も主人公の前で使ってしまい動きを読まれてしまった 【戦法】機銃で攻撃。背後につかれたらスライド。 【備考】親友を撃墜した主人公に挑戦状を送って敵対した。 身体能力の攻防速は達人エースパイロット並。 参考キャラは樺島直幸。 マイバッハのほうが樺島直幸より技量が圧倒的に高い。 機体性能はフォッカーDⅧの方が全体的に上回る。 旋回・格闘戦能力はソッピース・キャメルの方が上。 マイバッハはあえてソッピース・キャメルの得意な旋回戦を受けて立ち マイバッハと樺島直幸は互角に戦った。 以前にスライドを樺島直幸に使って撃墜したことがあったので、 再戦でその動きを先読みされて負けた。 【名前】ソッピース・キャメル with 樺島直幸 【属性】ソッピース・スカウトF1 with人間、英国王立航空隊第7義勇飛行大隊「はみだし飛行大隊」のサムライ 【大きさ】全長5.7m、全幅8.5mの複葉戦闘機。 機体上面は濃緑、下面は明灰白色、エンジンとプロペラを黒 プロペラ先端と翼の前縁にオレンジ 胴と翼に白い縁取りのある日の丸という時代を先取りしすぎる機体色。 エンブレムは刀の鍔。 with身長160cmの小男ながら均整のとれた体格の成人男性 【攻撃力】技量は腕の立つエースパイロット並(普通のエースより強く、達人エースには劣る程度) 撃墜スコアは15機。 一般兵なら3機でも同時に戦って倒せて、避けるだけなら5機までぎり耐えれる。 その時乗ってる自機の長所を、敵機の短所を最大限利用し それでだめなら、急減速で追い越させて背後につき、短い連射を繰り返す戦い方。 ビッカーズ社製7.7m機関銃:2丁装備。射程数百m、速度はマッハ2。 【防御力】第一次大戦時の木製戦闘機並。 翼が穴だらけになっても飛べる。 【素早さ】最高速度は時速180km。 非常に安定性が悪く、まっすぐ飛ぶのも難しい。 それと引き換えに常軌を逸する舵の利きと旋回性能で、特に右旋回が機敏。 同時代の戦闘機に比べて速度は高くないが、旋回・格闘戦能力はトップクラス。 反応は腕の立つエースパイロット並 通常の敵機からなら撃たれる瞬間を読んで、咄嗟に機体を捻って敵の照準を狂わせて回避できる。 達人エースパイロットに何度も追いつかれて、数十m先から直撃の射撃されても 命中する瞬間、微妙に機体を捻って、致命傷を回避。 胴や翼に穴は開いてもエンジンやパイロットには当たらなかった。 敵と激しく空戦し撃ち合い。 急旋回、上昇、降下、失速反転、インメルマン旋回、バレルロールで追いかけたり回避。 機体強度ギリギリの急機動を繰り返し そのつどレッドアウト、ブラックアウトを起こして視界が塞がっても 経験による反応で操縦して敵機を追える。 【特殊能力】 オーバーシュート: 敵機に追われてる状態、急減速することで追い越させて背後につく。 木の葉落とし: 敵機に追われてる状態、操縦桿を一杯に引いて機体の角度を急に上げる。 一瞬上昇しかけるが、迎え角が大きすぎて、スッと沈むように機体は失速する。 即座に失速反転から立ち直り、オーバーシュートした敵機の背後につく。 腕の立つエースパイロットに対応できない動き。 錐揉み:ソッピース・キャメルの悪癖で、旋回中に少しでも 機体の角度を深めると、前触れ無く失速して錐揉みを起こす。 これを意図的に起こすことで、射撃を回避しながら減速降下。 すぐに失速から機を立て直し、追い越してしまった敵機の背後につく。 前触れが無くて予見できない動きなので、達人エースパイロットでも対応できない。 【長所】劣悪ともいえる安定性が逆に長所 様々な機種に乗り換えてもその性能を活かせる腕前 【短所】防御力の低さ、天国に入れない 【戦法】高い旋回能力を利用して戦闘、後ろにつかれたら木の葉落とし、錐揉み。 【備考】受動的で本人はほとんど動かない、が闘志は燃えてる修羅の主人公。 身体能力の攻防速は腕の立つエースパイロット並。 参考キャラはマイバッハ。上記の達人エースパイロットのこと。 マイバッハのほうが樺島直幸より技量が圧倒的に高くて強い。 機体性能はフォッカーDⅧの方が全体的に上回る。 旋回・格闘戦能力はソッピース・キャメルの方が上。 マイバッハはあえてソッピース・キャメルの得意な旋回戦を受けて立ち マイバッハと樺島直幸は互角に戦った。 以前にスライド使われて撃墜されたことがあったので、 再戦でその動きを先読みして勝った。 参戦 vol.116 485-489
https://w.atwiki.jp/sangokushi-taisen/pages/554.html
計略 修羅の拍動 武力が上がり、城内での兵力回復速度が下がる 必要士気5 武力+5 城内回復速度-? 効果時間?c Ver1.1.0A
https://w.atwiki.jp/syurakingdom/
ここは東方非想天則における修羅と呼ばれる者達の為のwikiです 誰でも気軽に編集OK! 間違ってても修正できるよ! 毎週火曜はモミ修羅合コン大会!詳しくイベントの項をチェック! 「修羅」とは 東方非想天則のTenco!でのレートが2000以上のプレイヤーの事を指します。 実レートが2000以下であっても推定レートが2000ならば修羅と認定されます。 topic レート2k以上スレの派生ch ぬくもりは要るが敬語はいらねぇ!高まったらいつでもIPぶっぱ 修羅wiki http //www26.atwiki.jp/syurakingdom/ IRCに入れないという方へ連絡 !種籾chと!修羅の国chに入ろうとするとエラーが出る場合があるようです。 おそらくchが分裂しているようなのでそういった場合は下記の様にch名を設定してみてください。 !種籾ch⇒!FVA4T種籾どもあつまれー !修羅の国ch⇒!G9AT1修羅の国 !修羅の国ってこんなとこ 有頂天もヨハネスも対戦のためだけのchみたいで怖い・・・ そんなイメージを持ってしまった人に向いてるかもしれない 馴れ合い対戦もしたきゃしろ!雑談でもホモホモしてもIPぶっぱでもなんでもやれ!もちろんただ対戦したいだけでもおk ただし最低限のマナーは守ってね。俺ここ向いてないかもと思ったらまた会う日まで
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35744.html
登録日:2016/12/12(月) 10 16 00 更新日:2024/08/05 Mon 06 02 15 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ふでかげ イグナシオ・ダ・シルバ サッカー スピンオフ マランダラージ マリーシア 修羅の門 修羅の門異伝 ふでかげ 小早川拳将 川原正敏 月刊少年マガジン 漫画 異伝 空手家 講談社 飛永宏之 『修羅の門異伝 ふでかげ』とは、月刊少年マガジンにて連載されていた漫画。 原作:川原正敏 作画:飛永宏之 目次 ○概要 ○内容 ○登場人物 ○概要 2010年から2014年まで月刊少年マガジンにて連載されていた。 タイトルの通り「修羅の門」と世界観は共通であるが、「修羅の門」の主人公、陸奥九十九は冒頭に僅かに登場するのみであり、純然たるサッカー漫画になっている。 また、「修羅の門」からはイグナシオ・ダ・シルバが重要人物として登場する。 ○内容 国立競技場での日本代表vsブラジル代表の親善試合。かつて陸奥九十九との激闘でマラカナンを沸かせた男、イグナシオ・ダ・シルバはブラジル代表のサッカー選手として圧倒的なパフォーマンスでハットトリックを決め、その日のヒーローとなった。だが、彼は試合後のインタビューで「日本サッカー界の救世主となるような天才が近々帰国するはずだ」と言う。 インタビュアーを含め、それを聞いた人たちはブラジルにサッカー留学をしていた結城亮を連想する。 しかし、イグナシオが言っていたのは彼の弟子でもある小早川拳将だった。幼き日の約束、「勝ちとって行く国立」を果たす為、彼は日本に帰ってきた。 ○登場人物 ◆小早川拳将(こばやかわ けんしょう) 主人公。 神武館ブラジル支部長である徳光将の甥であり、両親と共にブラジルで生活していたが、さつかの父、直柔との約束を果たすために帰国する。 名前に反してサッカー馬鹿であるが、生育環境から空手も(常識的な範疇においては)強い。イグナシオと3分組手が続く、というところからそのレベルは推し量れる。尤も、性格的に顔面に攻撃できないなど、好き嫌いとは別の点で不向きな面もあるようである。 当初浮城学園のサッカー部で国立を目指す予定であったが、監督と対立。入部を蹴り、草サッカーチーム「FCふでかげ」を立ち上げて国立を目指す。 ポジションはGK。ウェブスターからも指摘されたように小柄な体格という不利な点を持っているが、視野の広さと反応の速さはそれを補って余りある。 また、状況によってはオーバーラップし、攻撃に参加することも。 実は元々直柔のサッカークラブでは「上手い人程後ろのポジションをやる機会を多くする事でクラブ全員がボールに関与してサッカーを楽しめるように」との方針でサッカーを行っていた為チームでぶっちぎりで上手かった拳将が多くGKをやっていたから経験があった、 と言う物と他に「ふでかげ」にGK経験がある選手がいなかったと言うチーム事情からGKをやっているだけであり、本職はどちらかと言うと前のポジション。 ◆後藤さつか(ごとう -) ヒロイン。父親がサッカー馬鹿であり、故に「さつか」と名付けられたが、本人は拳将の父に師事して空手にのめりこんでいった。実力は神武館の県大会において優勝するほどの腕前。 性格的には元気いっぱいという感じで、やや天然ボケのきらいのある拳将への(割と容赦ない)ツッコミ役でもある。その一方間接キスを意識するなど年頃の少女らしい部分も。 当初はふでかげをサポーターとして応援していたが、天皇杯準決勝において人数が足りなくなったため、「12人目の登録選手」として出場することになる。 ◆陶秀行(すえ ひでゆき) 代表経験もある元サンセッタ広島のプロ選手。御年41歳。 引退後は海外でコーチ技術を学び、地元に戻ってきて実業団チームの監督をやっていた。が、不況の煽りでクラブの廃止が決定。最後の紅白戦をやっていたところで拳将に会い、彼と共に国立を目指すことになる。 FCふでかげではプレイングマネージャーを務める。年齢からフィジカルコンタクトや運動能力については衰えを見せているが、磨かれたセンスや判断力、テクニックは健在。ふでかげの司令塔としてフィールドの中心に立つ。 ◆イグナシオ・ダ・シルバ 「修羅の門」において陸奥九十九と激闘を繰り広げた神武館の人間。師である徳光将の影響で日本語は関西弁を話し、またややズレたボケをかます。神武館空手における自分の弟子である拳将をサッカー選手として高く買っており、彼が拳将について話したことが物語の導入部となっている。 当初は「修羅の門」と「ふでかげ」のバイパス的存在のようであったが、終盤に再登場、重要な役割を果たす。 ◆ウェブスター サンセッタ広島の監督であり、陶のコーチングの師匠。陶とは互いに自分の率いるチーム同士での試合となった場合は全力を尽くすことを約束しており、天皇杯準々決勝においてその約束は果たされる。 高さを生かした「セッタプレー」を始め、的確にふでかげの弱点を突く戦術でふでかげを苦しめる。 ◆結城亮(ゆうき りょう) ギガンテス東京所属の選手。イグナシオの言った「天才」が彼のことであると思った周囲から持ち上げられるが、当の本人はブラジルにいた時に拳将と遭っており、それゆえ自分こそがイグナシオの言った天才であるとの自信を持てずにいた。 真の自身を得るため、大舞台で拳将を打ち負かすことに拘る。 ◆三沢督(みさわ おさむ) ギガンテス東京所属の選手。陶と交替するように日本代表になったが、本人も既に35歳とベテランの域。しかしながら「日本代表の心臓」あるいは「三沢提督」とも呼ばれる人望厚い選手である。表向きは。 天皇杯は負傷により欠場していたが、FCふでかげとの試合では途中から登場する。 そして「マリーシア」と称してわざと拳将の手を蹴ることを始め、ありとあらゆるクソプレイをやってのけた作中屈指の悪役。彼のプレイはイグナシオからは相手を意図的に傷つけるような汚いプレー「マランダラージ」であると評された。実際「物理的に相手を壊しながら審判の心証を操作して相手が適切な判定を受けられないようにし、相手の心もへし折りに行く」という一切のフォロー不可能なクソっぷりである。 追記・修正は筆影山のてっぺんに登ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「勝利至上主義のいけ好かない大人に率いられたチームを、スポーツ大好き少年が中心になったチームが破る」ってのはやっぱりスポーツ漫画の王道なんかね。 -- 名無しさん (2016-12-13 15 08 37) 青春のキラキラとの対比のせいか知らんが、サッカー部と提督がさわやかじゃないにも程があるw -- 名無しさん (2020-03-13 11 29 07) 修羅の門 第弍門にも台湾の巨人兵、呂布戦の観客にふでかげのキャラがゲスト出演してます。 -- 名無しさん (2022-01-03 18 35 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gennsounoutage/pages/87.html
妄執剣「修羅の血」 No.0415 妄執剣「修羅の血」 読み:もうしゅうけん「しゅらのち」 条件:妖夢2 性質:集中 呪力4 攻撃3 迎撃2 命中5 防壁(1) [戦闘フェイズ]呪力2 フェイズ終了時まで、 このスペル は「 高速移動(2) 」「迎撃+1」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) illustrator/高梨ひつじ 考察
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7067.html
修羅の門 機種:MD 作曲者:橋本彦士、T s MUSIC 開発元:シムス 発売元:セガ 発売年:1992年 概要 川原正敏原作の格闘漫画『修羅の門』をゲーム化した作品。プレイステーション版とは全くの別物。 コマンド選択型の対戦システムとなっており、格闘ゲームというよりアドベンチャーゲームに近い。 非常に原作に沿った流れでストーリーが進んでいくので、ファンからの人気は高い作品。 音楽もメガドライブのベテラン作曲家である橋本彦士氏が関わっているためクオリティが高い。 収録曲(仮曲名) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Opening Theme タイトル~オープニングデモ Password Entry パスワード Battle Start 試合開始 Battle Theme 1 VS.木村指導員・泉敏彦・陣雷浩一・海堂晃・竹海直人・羽山悟・飛田高明 Battle Theme 2 VS.片山右京(終盤) Battle Theme 3 VS.不破北斗 Story Sequence 1 木村との対峙・海堂のボウガン特訓・龍造寺徹心VS.不破北斗 Story Sequence 2 海堂との対峙・第二部予告編・右京との対峙・不破との対峙 Story Sequence 3 試合ピンチ時・四鬼竜との対峙・飛田との対峙 Story Sequence 4 竹海との対峙・羽山との対峙 Ending Theme 第一部・第二部エピローグ Staff Roll スタッフロール
https://w.atwiki.jp/aru2007/pages/14.html
じりじりと照りつける日差しが汗を呼び、涼しげな薄物を揺らす女性たちの肌を透けさせる。 利吉はそれを目の端で眼福と拝みながら、忍術学園への道をたどっていた。 用件はいつものごとく、夏休みに戻ってこない父への恨みごとを母に頼まれたからであり、父の困り顔を思えば足取りも自然と重くなる。 父が母を嫌っているわけではなく、自分も実家を嫌っているわけではない。 フリーの仕事の因果なところは、仕事が不安になり、スケジュールを埋めずにおれない所だろう。 教師家業の因果といえば、時間日時おかまいなしの子どもたちの世話が仕事であるという所で、これまたスケジュールは過密を極める。 かつては自分も戦忍であった母にしてもきっとそうなのだ。 母の守る山奥の家は、男二人にしてみれば最期の砦であり聖域であり、そこを守り抜くことを自らに課している母にしてみれば、家族が家に帰ってこないイコール、自分の仕事がないということでもあるのだろう。 仕事中毒は血筋によるものらしい。 今日は忍び装束ではなく、ごく普通のはかま姿に刀を下げただけの軽装だが、こんな日照りの下、黒装束を着るとなれば相当の責め苦だろうなと利吉は思い、路傍の涼しげな木陰で一休みすることにした。 ついでに遅い昼飯も済ませようと、荷物を開いて竹筒の水と握り飯を取り出し、かぶりつく。 セミの声が頭上から降るようだった。 のんびりとした声が聞こえたのはそんなひとときのことだった。 「あー、利吉さんだー」 「小松田君かい?」 声のしたほうを見れば、少しばかり離れた辻にしゃがみこんでいた忍術学園の事務員が、 ほてほてと木陰に寄ってくる所だった。 「はい、ご無沙汰してます!利吉さんはお変わりなさそうですね」 「ああ。君も変わりないようだね」 「はい!」 笑いながら丁寧に頭を下げる仕草はなかなかきちんとしている。この子の実家は商家だと聞いたから、そのしつけなのだろうかと利吉は思いつつ、『まだ事務員をやっているのか』という皮肉を込めて挨拶をしてみたが、きれいさっぱりとかわされてしまった。思わずしかめた利吉の顔を、ほえ?と小松田が覗き込んだ。 「利吉さんのおむすび、梅干なんですか?」 1年は組の子どもたちと同じくらい、この子は苦手だ。ペースが狂う。 がっくりと脱力した利吉は、いろいろあきらめて小松田が自分と並んで木陰に座れるよう、少し腰を浮かせて場所を譲った。 お使いで街まで来たんですよ、と笑う小松田の取りとめもないおしゃべりに、利吉も適当に相槌を打ちながら握り飯をほおばっていると、不意に目の前に棒つきの飴細工が差し出された。 「市のおばちゃんが、皆で食べなさいって下さったんです。 利吉さん、甘いのお好きですか?」 別に飴は嫌いではない、しかし今利吉は握り飯を食っている途中なのだが。 利吉が無言で受け取ったのは、単に口の中に握り飯が在中していたからに過ぎない。 何か嫌味を言ってやろうと利吉がもごもごと握り飯を飲み込んでいる間に、小松田はそうだ!と小さく叫ぶと、素早く(何故その素早さを普段に生かそうとしない?)さっきしゃがみこんでいた辻にぱたぱたと戻っていってしまった。 「何してるんだい?」 握り飯を飲み込んだ利吉が後ろから手元を覗き込むと、小松田はにぱっと笑った。 辻に置かれた小さな地蔵菩薩の並びに、一つ一つ、小松田は飴をお供えして、手を合わせていた。 なぜかその地蔵菩薩は、何かに濡れて黒く光っている。 「しんべえ君に教わったんです。 お地蔵様は、一番困っている人の所に一番最初に行ってくれるから、見かけたらこうして『ありがとうございます、よろしくお願いします』ってお祈りするんだって」 「…いや、溶けるだろう、それ。しかもなんか、この地蔵さん濡れてるぞ」 「あ、それ僕です」 「…何故」 「土井先生に教わったんですよ。 地蔵菩薩は、親より先に死んだ子の供養もしてくれるんですって。だから、お地蔵様にお水をあげると、その子達の口にも水が入るんですって」 小松田がやわらかく笑って、地蔵菩薩の頭を撫でるのを、利吉はかすかに眇めた眼で見ていた。 土井がどんなときにどんな顔で小松田にそれを言ったのか、利吉は知らない。 ただ、もしかしたら。 この、誰よりも忍者にあこがれるけれど、誰よりも忍者に向かないこの事務員が、ずっとそうして行き会いの菩薩に手を合わせて祈ってくれることを、土井は祈ったのかもしれない。 既に逝ってしまった子も、これから逝ってしまう子も、小松田の知っている子も、知らない子も。 こうして日の当たる所にいると、ふと忘れてしまいそうになるけれど、今という時代は確かに乱世なのだから。 「吾観地蔵威神力 恒河沙劫説難尽 見聞膽礼一念間 利益人天無量事…」 ふと経を唱えた利吉を、きょとんとした顔で小松田が見つめた。 「…わたしには、手向けるものがないからね。それに、経なら無料だ」 自嘲するように言った利吉に、小松田が吹き出した。 「それ、きり丸君みたいですよー」 そう言うと、利吉の先を引き取るように、続きの経を唱え始めた。 経を唱える柔らかな小松田の声は、穏やかな本人の横顔と同じで何も語らない。 守るものも待つものも、戦うものも出て行くものも、父も母も己も同じくそれぞれ異なった修羅の中に生きているのだとすれば、こののんきそうに見える青年もまた、自分の知らぬ修羅を生きているのかと、そんな思いがふと、利吉の意識を掠めた。 「はい、終わりましたよー。 忍術学園に帰ったら、まず入門票書いてくださいね! あ、そうだ、瓜もあるんですよ。おばちゃんが冷やしてくれてるんですよ!」 利吉の手を握って引っ張る小松田はまるっきり子どもで、そうして見ているとやっぱり調子が狂う。 「……やっぱりわたしは君が苦手だ」 「僕は利吉さん好きですよ」 蓮の花が開くように、ぽん、と弾けた笑顔が利吉の後を追いかけた。 地蔵菩薩の頭は、暑い日差しに早、半分乾きかけていた。 2008.6.1up 落第忍者乱太郎へ戻る
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7823.html
修羅の門 機種:PS 作曲者:Harold Payne、Rick Cowling Jr. 開発元:ジャパンヴィステック 発売元:講談社 発売年:1998年 概要 川原正敏原作の格闘漫画『修羅の門』をゲーム化した作品。 メガドライブ版ではアドベンチャーであったが、こちらは3D対戦格闘ゲームとなっている。 あらゆる面において完成度が低く、ファミ通のクロスレビューで最低記録を受けた作品としても有名。 音楽は効果音を含め実は海外のミュージシャンが制作している。 Harold Payne氏とRick Cowling Jr.氏は、過去にOVA版『サイキックフォース』の主題歌を製作した作曲家。 ステージ音楽はアンビエント調のものが多いため存在感が薄く、ステージによってはほとんど環境音に近いものもある。 ただ右京ステージの音楽がお経だったり、レオンステージの音楽がパイプオルガンだったりとセンスは独特。 龍造寺徹心の演武によるオープニングムービーの音楽はとても峻厳で、雰囲気とよく合っている。 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニングムービー 龍造寺徹心の演武 キャラクターセレクト 九十九陸奥 九十九陸奥ステージ 海道晃 海道晃ステージ 飛田高明 飛田高明ステージ 龍造寺徹心 龍造寺徹心ステージ 片山右京 片山右京ステージ ジョニー・ハリス ジョニー・ハリスステージ イクナシオ・ダ・シルバ イクナシオ・ダ・シルバステージ レオン・グラシェーロ レオン・グラシェーロステージ ドルジ・アリウナー ドルジ・アリウナーステージ 百人組手モード エンディング エンディング~スタッフロール