約 166,020 件
https://w.atwiki.jp/syurakingdom/pages/25.html
天則chいろいろ ch名 ネットワーク 表示 概要 !G9AT1修羅の国 Friend Chat 匿名 みんなご存じ修羅の国 R2k以上専用chゅら #修羅の国 Friend Chat 非匿 修羅非匿名ch !FVA4T種籾どもあつまれー Friend Chat 匿名 R2k以下はこっちもみ 雑談対戦麻雀なんでも歓迎 #種籾どもあつまれー Friend Chat 非匿 非匿名でイチャイチャしたい人は来るもみ !ヨハネスブルグ Friend Chat 匿名 不人気の国ヨハネス !モヒカンの掃き溜め Friend Chat 匿名 ヒャッハー! 種籾は消毒だー! !菱形 Friend Chat 匿名 ひしひし ひしひし ひしひし ひしひし #東方有頂天 IRCnet-JP 非匿 対戦専用ch 有名人も多い #うらひそ IRCnet-JP 非匿 ひそひそ !9RF3Pうらひそ IRCnet-JP 匿名 ひそひそ 匿名ひそ +キャラ別ch キャラ ch名 ネットワーク 霊夢 #素敵な賽銭箱 IRCnet-JP 魔理沙 #普通の魔法使い IRCnet-JP アリス #アリス攻略スレッド Friend Chat パチュリー #動かない大図書館 IRCnet-JP 咲夜 #咲夜攻略スレッド Friend Chat 妖夢 #白玉半霊 IRCnet-JP レミリア #紅魔館談話室 IRCnet-JP 幽々子 #白玉楼主人攻略チャンネル IRCnet-JP 紫 #緋想天八雲紫攻略 IRCnet-JP 萃香 #萃香攻略スレッド Friend Chat 鈴仙 #鈴仙・優曇華院・イナバ攻略 IRCnet-JP 文 #東方緋想天-射命丸文 IRCnet-JP 小町 #三途の水先案内人 IRCnet-JP 衣玖 #サタデーナイトフィーバー IRCnet-JP 天子 #天子攻略スレッド Friend Chat 早苗 #祀られる風の人間 IRCnet-JP チルノ #氷の妖精 IRCnet-JP 美鈴 #虹色門番 IRCnet-JP 空 #熱かい悩む神の火 IRCnet-JP 諏訪子 #オールウェイズ冬眠できます IRCnet-JP
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/11121.html
大勇者「修羅の拳」 自然 レア コスト5 6000 ビーストフォーク ■進化-自分のビーストフォーク1枚の上に置く。 ■このクリーチャーが火・光以外のクリーチャーとのバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップする。 「お前ら!目ぇ覚ませ!!」そう叫びながら紅の修羅は旧友達に拳を振るう。 作者:神戸 収録:機界編(マシーナ・ワールド) 評価 ギミック「ちょっとこいつ殴ってきてくれ」つ -- ペペロン (2011-03-06 16 34 28) 修羅「俺には手加減の3文字はないが・・・いいのか?」西「なんなら我が行ってくるのである!あんな小娘、我の発明にかかれb(ry」 -- 神戸 (2011-03-06 17 16 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kizumon/pages/587.html
修羅の歩み 詳細 戦闘終了後、HP6%減少する代わりに、AP5%回復 LvUP情報 AP回復量0.40%↑ 肥料情報 生産肥料数 10 入手場所 所持するモンスター グリンカムビ アモン 備考 Last Update 2017-12-05 18 08 52 (Tue)
https://w.atwiki.jp/darkdeath/pages/304.html
No.0415 妄執剣「修羅の血」 條件:妖夢2 屬性:集中 咒力:4 攻擊:3 迎擊:2 命中:5 防壁(1) [戰鬥階段]咒力2 到階段結束前,這張符卡獲得「高速移動(2)」「迎擊+1」。 (每階段只能使用1次)
https://w.atwiki.jp/syurakingdom/pages/19.html
現在-人が世紀末覇者を目指しています メニュー トップページ 修羅勢紹介 修羅名言集 修羅の嗜み 用語集 イベント 天則chいろいろ リンク 上海アリス幻樂団 黄昏フロンティア 種籾どもあつまれーwiki 東方非想天則Wiki うらひそ 東方非想天則用 汎用掲示板 修羅アップローダー +キャラ別wiki 霊夢 咲夜 アリス パチュリー 妖夢 レミリア 幽々子 紫 萃香 鈴仙 文 小町 衣玖 天子 早苗 チルノ 美鈴 空 諏訪子 その他 カウンター 合計: - 今日: - 昨日: - 更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/35508.html
しゅらのひめ【登録タグ し 曲 松岡しづか 結月ゆかり】 作詞:松岡しづか 作曲:松岡しづか 唄:結月ゆかり 凛 曲紹介 「この恨み忘れるものか」 16作目。 歌詞 (piaproより転載) 闇夜裂くは復讐の刃 昔々の話 愛し尽くしても 時に報われぬ 悲しい恋の唄 泣いて泣き疲れた もう終わりにしよう 左手に骸 右手には白刃 色は匂へど裏切りに散りぬるを 憎しみを込めて貴方に歌うわ さくら さくら 愛しいあの子は 桜の樹の下 貴方の命日に花を開かせて さくら さくら 私がどんな想いでずっと 貴方の帰りを待ち続けたか ねぇ、わかる? どうして何も言わずに消えたの? 幸せなはずだったこの子の春は遠く この恨み忘れるものか ねんねん ねんねんころりよ さぁ、もうおやすみね 小さなこの子の火は 風に吹かれ消えた どうして愛してくれないのですか? どうして傍に居てくれないのですか? 自分の子供が可愛くないのですか? 叫んでみても虚しく響くだけで さくら さくら 愛しいあの子は 桜の樹の下 貴女の命日に花を開かせて さくら 今宵 闇に 咲くわ この子がどんな想いでずっと 貴方の帰りを待ち続けたか ねぇ、わかる? どうして何も言わずに消えたの? 幸せなはずだった日々を返してよ 薄紅の花が血に染まる頃 あの時の私にはもう戻れない 「罪な貴方のお命頂戴」 修羅と成る私には四月の春は遠く この恨み忘れるものか 愛さぬなら殺してみせよう コメント おおッ☆早速追加乙! -- 名無しさん (2016-11-19 01 19 57) これ好きなんだけど伸びずらい歌かなぁー -- 名無しさん (2016-11-24 17 23 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55100.html
登録日:2023/10/31 Tue 08 06 25 更新日:2024/06/05 Wed 05 26 53 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 04年春アニメ 1989年 アニメ スタジオコメット スピンオフ テレビ東京 修羅の刻 修羅の門 外伝 川原正敏 月刊少年マガジン 漫画 講談社 過去編 陸奥圓明流 陸奥圓明流外伝 修羅の刻 『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』とは漫画『修羅の門』の外伝。 作者は川原正敏。 目次 【概要】 【登場人物】酒呑童子編 源義経編 織田信長編 東国無双編 西国無双編 宮本武蔵編 寛永御前試合編 雷電爲右衞門編 風雲幕末編 アメリカ西部編 西郷四郎編 昭和編 陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?! 【概要】 古流武術「陸奥圓明流」の歴代伝承者たちと、彼らと同じ時代を生きた武芸者や英傑たちと歴代陸奥の嫁との出会いと激闘を描いた作品。 個々のストーリーは最長でも単行本4冊、多くは1・2冊で完結しており原則としてそれぞれ独立した話となっている。 1989年7月号から『月刊少年マガジン』で連載開始。 以後も月刊少年マガジン誌上で不定期集中連載されており、2023年時点で既刊18巻。 2004年にスタジオコメット制作で『宮本武蔵編』、『寛永御前試合編』、『風雲幕末編』の3章がアニメ化されており、1995年には作者自身の手によって『宮本武蔵編』が小説化されている。 本家が長期休載していたり、『刻』の方だけアニメ化されたりすることから「本家より有名になったスピンオフ作品」の代表例とされていた時期もあったが、後に本編の続編である『修羅の門 第二門』が連載された為か、最近はこのネタも以前より聞かなくなった。 ちなみに『修羅の門』には他にもスピンオフ作品があるのだが、そちらはサッカー漫画。(*1) また、異世界ブームに乗って陸奥圓明流の伝承者が異世界召喚される『陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?!』も登場した。 【登場人物】 連載順では無く、時系列順で記載。 酒呑童子編 外伝12作目。 陸奥(むつ)庚(かのえ) 熊と戦っている所を目撃され、熊と相撲を取っていると勘違いされた。 源義経編 外伝5作目。 単行本七巻~拾巻に収録。 陸奥(むつ)鬼一(きいち) 武蔵坊弁慶に勝利。 五条大橋に現れる天狗の正体。 弁慶との再戦や義経の人柄を気に入り、義経に様々な策を授け助力した。 紆余曲折あり、最後は義経の影武者として自害。 元ネタは鬼一法眼と思われる。 この編は常に義経にスポットが当たっているため鬼一の出番はかなり少なく、作者も後書きで苦言を呈している。 雑魚を蹴散らす場面は何度かあるが、本格的な戦闘は五条大橋での弁慶戦と壇ノ浦での平教経戦くらいである。 なお、酒呑童子編が始まるまでは永らく彼の父親が登場した中で最古の陸奥だった(脇役で名前不明)。 静(しずか) 鬼一の妹。男なら誰もが見惚れるほどの美貌を持ち、白拍子舞の名手。 後に義経の妻になった。 勿論彼女も圓明流の技を使うことができ、身重の状態でも遥かにガタイの大きい僧兵二人を圧倒するぐらいは強い。 正に母は強し。 しかし、兄である鬼一と比べると戦うシーンは少なく、むしろ立場の弱さ・苦しさを強調する場面のほうが多い。 元ネタは静御前と思われる。 陸奥(むつ)虎一(こいち) 鬼一の妹、静と源義経の子。 幼名は虎若。 赤子の頃、砂に生き埋めにされたがそれでも泣き続けていた。 鬼一にローキックかますなど怖いもの知らず。 後に「陸奥」を名乗ることを許されている。 織田信長編 外伝6作目。 単行本十一巻~十三巻及び十三巻裏に収録。 陸奥(むつ)辰巳(たつみ) 狛彦と虎彦の親父。 信長と相撲をとり、腹違いの妹の琥珀を嫁にもらう。 桶狭間の戦いでは今川軍本陣を襲撃し、桶狭間山から追い払った。 ついでに今川義元の愛刀を回収し、信長に渡している。 その後、狛彦と虎彦にそれぞれ陸奥と不破の名を与えた。 なんとSEGAの戦国大戦にゲスト参戦を果たした。 一時期は環境を破壊し尽くすまで暴れまわり、陸奥圓明流不敗伝説をプレイヤー達に知らしめた。 狛彦(こまひこ)(陸奥(むつ)狛彦(こまひこ)) 辰巳と織田信長の腹違いの妹、琥珀の息子。 胴着の左肩の方に縫い目があるのが狛彦である。 二度に渡る雑賀孫一との戦いで胴着の右肩と左胸に弾痕が残った。 雑賀孫一に勝利したが、信長が孫一の首を晒したために虎彦と信長の元を去った。 本能寺で双子の兄弟、虎彦(どっちが兄かは不明)に勝って陸奥となる。 虎彦(とらひこ)(不破(ふわ)虎彦(とらひこ)) 狛彦の双子の兄弟。 胴着の右肩の方に縫い目があるのが虎彦である。 心優しい性格で天下人の孤独を抱える信長から離れられず、結果的に信長の命で武田信玄をはじめとして多くの武将を暗殺した。 本能寺で狛彦と陸奥の名を賭けて戦うも、この戦いで初めて恐怖を知った虎彦と、雑賀孫一との戦いですでに恐怖を経験した狛彦に差が出てしまい敗北。 信長の死後は明智光秀を襲撃し、殺害。 狛彦に敗れたが、修羅としての生き様を捨てられず辰巳から不破の名を与えられた不破圓明流の祖。 東国無双編 外伝10作目。 単行本十八巻に収録。 陸奥(むつ)狛彦(こまひこ) 織田信長編のラストから2年後、小牧長久手の戦いに突然参入すると東国無双と謳われる本田忠勝と戦い引き分け、後の再戦を約束する。 それから28年後、隠居してようやく一人の武人となり死力を尽くせる立場となった本田忠勝と戦い勝利した。 西国無双編 外伝11作目。 単行本十九巻に収録。 この編に限りタイトルが不破圓明流外伝修羅の刻となっている。 不破(ふわ)虎彦(とらひこ) 織田信長編のラストから数年後、狛彦に追いつかんと戦いを求めて各地を流離っていたところ、九州でふとした事から立花誾千代と縁が出来るが、立花宗茂の名が天下に広まったら戦いに来ると言い残し去っていった。 それからしばらくし剛勇鎮西一(西国無双)と呼ばれるようになった宗茂の元へ現れ勝利した。 なお勝利したついでに誾千代が嫁となりました。完全に押し掛け嫁である 宮本武蔵編 外伝1作目。 単行本壱巻に収録。 陸奥(むつ)八雲(やくも) 宮本武蔵に勝利。 “刀を抜かされた”として八雲は「引き分け」と言うが、武蔵が負けとした。 陸奥が無手で倒せなかったのは武蔵のみ。 直接的な言及は無いものの年代的に考えると恐らく狛彦の息子に当たる。 (それを意識させるかのように狛彦が陸奥を継ぐ場面は「八雲立つ」と言う言葉で締めくくられている) 詩織(吉祥丸(きっしょうまる)) 宮本武蔵編のヒロイン。 普段は美形の少年剣士の格好をしているが実は女。 小さな藩の先代城主の娘で、男として育てられたが、父親の死後、新たな城主となった叔父に命を狙われる。 八雲の目の前で刺客に襲われそうになったところを宮本武蔵により助けられた。 宮本武蔵(みやもと むさし) 宮本武蔵編のラスボス。 寛永御前試合編 外伝4作目。 単行本伍巻に収録。 陸奥(むつ)天斗(たかと) 柳生十兵衛に勝利。 八雲の息子。 本人曰く「強いものと闘いたいだけの大馬鹿」であり、修行のために普段は右目を閉じている。 圓への一目惚れを理由に旅に同行(実際は陸奥を名乗っていた圓の動向に興味を抱いていた)し、御前試合に出場。 その後、また十兵衛と戦ったらしい。 柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ) 寛永御前試合編のラスボス。 雷電爲右衞門編 外伝8作目。 単行本十五巻に収録。 陸奥(むつ)左近(さこん) 葉月の父親。陸奥特有の獰猛さを持つが、一族の中では物臭な方。 雷電の内に秘めた強さを見破るが、陸奥と死合うには足りないものがあることを知り断念。 彼が足りないものを埋めてからの再戦を望むが、その前に病で死去。 葉月(はづき) 左近の娘。左近より技は迅いが、力が足りず陸奥になれなかった。 なかなかの美人さんであり、成長後は体格から考えるとかなり巨乳。 左近の死後、雷電と戦うため息子を鍛える。 陸奥(むつ)兵衛(ひょうえ) 葉月の息子(本人は雷電の息子ではないかと疑っているが、葉月曰く「雷電にはよくできた恋女房がいるのに何で浮気などするものか」とのこと)。 葉月いわく「(技は)アタシより迅く、親父殿より強い。」 雷電に勝利。 年代的に出海と雷の父親。 雷電爲右衞門(らいでんためえもん) 雷電爲右衞門編のラスボス。 風雲幕末編 外伝2作目。 単行本弐巻~参巻に収録。 陸奥(むつ)出海(いずみ) 千葉道場を訪れ坂本龍馬に試合を申し込み勝利した。 その後は、竜馬と親友となりたびたび彼の窮地を救う。 竜馬が死んだ際には勘違いから新撰組屯所を襲撃し沖田総士と戦う約束をし、その後真犯人である伊藤甲子太郎を殺害。 竜馬の死後は毎日海を見つめるだけの腑抜けと化したが、沖田との約束を思い出し、病で瀕死の沖田と戦った。 その後、函館で土方歳三と戦い勝利し、その最期を見届けた。 アメリカ西部編 外伝3作目。 単行本四巻に収録。 陸奥(むつ)雷(あずま) 出海の弟。陸奥の一族にしては臆病で好戦的ではない変わり者らしい。 厳密には陸奥を継いでいないため、コミックス目次の"陸奥"の文字が薄くなっている。 出海が自分の死後の継承者に指名していたことからもわかるように腕は確かであり、特に出海の練習に付き合って磨いた雹の早撃ちはワイアット・アープをしのぐ速さ。 アメリカに流れ着き、インディアン・ネズパース族の青年マッイイツォに助けられた。 臆病者、ドロッイィ(イタチ野郎)とバカにされていたが、そこで知り合った少女ニルチッイのあだ討ちを手伝い、 最後はたった一片の干し肉をもらった恩に報いるために一人で軍を追い返し、命を落とす。 このエピソードは百年後も語り継がれ、九十九のアメリカ遠征編につながっていく。 ニルチッイ ネズ・パース族の少女。 アメリカ西部編のヒロイン。 本編である『修羅の門』でも登場しており、雷と交わした「生きろ」という約束を130歳になっても守っており、かつてネズ・パース族を救った「ムツ・アズマ」の伝説を人々に伝えている。 世界ヘヴィ級王座統一トーナメント後、彼女に会いに来た九十九に看取られながら死亡。 死後ようやく雷と再会できた模様。 西郷四郎編 外伝7作目。 単行本十四巻に収録。 陸奥(むつ)天兵(てんぺい) 出海の息子。 西郷四郎に勝利。 ついでに蛸足も壊した。 この戦いが間接的にグラシェーロ柔術ひいてはケンシン・マエダを生み出した。 西郷(さいごう)四郎(しろう) 西郷四郎編のラスボス。 講道館四天王の一人で、実力は四天王の中でも最強と云われている。 館長である嘉納治五郎から後継者に指名されるも、天兵との戦いに敗れタコ足を破壊された事で講道館を出奔。 講道館を追放となるが後に破門を解かれ死後に講道館から六段を追贈された。 陸奥(むつ)出海(いずみ) 天兵の父親。まさかの再登場。 天兵と西郷四郎が河川敷で死合う前日に、天兵に陸奥を譲っている。 昭和編 外伝9作目。 単行本十六巻~十七巻に収録。 不破(ふわ)現(うつつ) 本編の「第弐門」で登場した人物。 実質的に昭和編の主人公。 不破の名は兄が継いでいるため厳密には不破ではない。 陸奥、不破やケンシン・マエダのように修羅を心の内に秘めておらず、心技体の心が出来損ないとされている。 ケンシンと共に陸奥の住む山奥に向かい、真玄が戻るまで静流とケンシンと奇妙な3人生活を送る内に静流に惹かれていく。 ケンシンとの戦いの後、静流と子供を作ることになる。 静流曰く優しい性格であり、始祖である虎彦や息子の冬弥とも通じる点。 不破からドロップアウトはしたものの虎彦から続く不破の抱える想いは心底大切に想っており、不破の不利になるような事は決してしない。 現が陸奥に入り婿しなかった最大の理由でもある。 ぶっちゃけこいつがちゃんと婿入りしていれば冬弥関係は大分変っていたはず。 まぁ不破と陸奥のごちゃごちゃがあるから無理だし真玄からもそこは了承されていた事ではあるが。 ケンシン・マエダ 本編の第弐門ではヒゲを貯えたナイスミドルであったが、昭和編では目をギラつかせた若者。 前田光世の遺志を継ぎ、陸奥を超えるためにブラジルからやってきた。 陸奥同様その身に鬼を飼っており身体能力や技量も高いため、現からも静流からも怖いと評されるほど強い。 しかし戦い以外では計算で人を煙に巻く現と天然で人を巻き込む静流に振り回されている。 現と静流と三人の生活を送り、帰ってきた陸奥真玄と立ち会おうとしたものの老いた陸奥に興味は無いと真玄との立ち会いは無くなった。 紆余曲折を経て静流を賭けて現と戦うも負けを喫し、20年後に陸奥と戦えることを現と静流に託した。 なお、現から「ウッちゃんと呼んでくれ」と言われても無視していたが、最後の戦いの最中では心の中で現(ウッちゃん)と呼んでおり確かな友情があったと考えられる。 陸奥(むつ)静流(しずる) 真玄の娘で冬弥と九十九の母。 陸奥の血を絶やさぬためにケンシン・マエダとの間に冬弥と九十九をもうけた。 と、読者の大半は思っていたが実際は違った。 (無印の最後ケンシンと戦うために九十九が旅だったあと、信玄がいわくありげに一晩だけ静流の夫になった男の事を語った。それがどうみてもケンシンだとしか思えない描写だったため) 事実は不破現とケンシンの戦いの後に、真玄の「現の方が配合が良さそう」という考えや現の土下座頼み込みの末、現と子を成した、というものであった。 性格は天然でほぼ初対面のケンシンと現の二人に狩った猪の運搬や家事を手伝わせるなどかなりの大物。 …なのだが猪相手に投げ技をかまして倒したり、強い相手との組手に獰猛さを秘めた顔を見せるなど、やはり陸奥の一族である。 しかし惜しいかな、心臓に病を抱えており、長時間戦えない。 そのため陸奥を継ぐ事は叶わず、本来なら陸奥を名乗れなかった模様。 陸奥になれず不破の夫にもなれなかったものの、陸奥の母になれたことは喜んでいた。 冬弥の死後、病により死去。 九十九の帯は彼女の手製で、その死は九十九に多大な影響を与えた(*2)。 陸奥(むつ)真玄(しんげん) 静流の父で昭和編での陸奥圓明流の当代。 妻の亡骸を実家に送っていたため、陸奥の家を留守にしていた。 もともとケンシン・マエダは真玄と戦うことを目的に陸奥の家を訪れたものの、相手が50過ぎた老人であることや真玄自身、妻を亡くしたばかりで気力が萎えていたことから立ち会いは無くなった。 しかし現を焚き付けて勝った方が静流を嫁にするという条件で現対ケンシンの戦いを仕組む。 戦いの後、現の方を良しとして娘の数日限りの婿に選んだ。 その時、配合だの種馬だの言っており、この影響なのか本編で山田さんも遺伝子学上の父親だとか種馬だとかの言い回しを使用している。 陸奥(むつ)冬弥(とうや) 現と静流の子。 家を訪れた現に攻撃を仕掛ける3歳児。 後に、15歳で全盛期の真玄を超えたと真玄本人が述懐する程技は優れていたが、優しい性格のため陸奥を継げないと自覚していた。どうやら父の血が濃すぎたらしい。 また母親に似て体もやや弱かったらしい。 陸奥(むつ)九十九(つくも) 現と静流の子。 本編の主人公。 陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?! ムツさん(仮称) 『陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?!』の主人公。 ジルア国のとある魔法具商人が伝説の法具を使って異界から招喚した。 商人は優れた式神を使役したくて法具に手を出したのだが招喚(*3)されたのはムツさんだった。 招喚された時点では 自分の姓が「陸奥」であること以外の記憶をすべて失っていた ため 彼が本当に陸奥圓明流を使う者かは現時点では断言できないのだが、 漫画のタイトルからのメタ的な推測と、無意識に「雷」を使った上にその技が雷であることを思い出していたためたぶんどこかの時代の陸奥と思われる。 この世界の人類は程度の差はあるが魔力を持っており、それを活用して生活しているのだがムツさんは魔力がゼロの珍しい存在だった。 その代わりジルア国最強の魔剣士を一蹴する鬼王を パンチ1発で灰に 変えたほど肉体のレベルが高い。 (ムツさんの感覚からすればこの世界はみんな軽くて柔いらしい) 普段は茫洋とした童顔だが闘いに際しては「陸奥」ひいては「修羅」の形相を垣間見せ、相手を下す度にその決め技の名を思い出すのが御約束である。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 現の名前はげんじゃなくてうつつですよ -- 名無しさん (2023-10-31 11 07 19) それに冬弥が全盛期の真玄を超えたのは13歳じゃなくて15歳の時だったはずです -- 名無しさん (2023-10-31 11 09 44) 門も面白いけど刻のが好き。あと、鬼一の祖父ではなくて鬼一と静の父親が作中最古の陸奥です。「親父はまだ生きてるはずだ。親父の所へいけ。」と鬼一が静と義経に遺言したますので。 -- 名無しさん (2023-10-31 20 25 16) ↑×3 おそらくスレ建て主もしくは関係者に呂家がいる。「ダメですよ。裏の住人をよんだりしたら....。」 -- 名無しさん (2023-10-31 20 41 44) ↑×3 冬弥兄さん才能ありすぎる。どれだけ父親の血を色濃く継いでるのよ。 -- 名無しさん (2023-11-01 19 16 26) 葉月や静流の評価から考えるとあくまで強さが大事なのであって別に女性でも陸奥にはなれるみたいね。歴代に居ないから選別されてると思ったんだけど、意外に性差に寛容なんだな。 -- 名無しさん (2023-11-14 11 15 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/462.html
第539話:修羅の街 作:◆CDh8kojB1Q ひとけの無い路地を一人の男が疾走していた。 その走法は一般人のものとは若干異なっていて、見る者次第では男が武術の 達人だと看破することができるだろう。 男が一歩踏み出すたびに、ドレッドヘアがばらばらと音を立てた。 その特徴的なヘアの動きとは無関係に、男のジャケットも揺れている。 端的に表すと、異様の一言に尽きるだろうか。 ジャケットは丈が長いダークグレーで、なぜか花柄模様で飾られていた。 男が花壇を背負うかのように見せているそれらは、単なる刺繍ではない。 色とりどりの花々、その一枚一枚が高性能の爆薬なのだ。 この花柄の上着とヘア、そして左目を刀の鍔で覆い隠した精悍な顔立ちは、 魔界都市<新宿>の犯罪者達に対する赤信号だった。 男の名は屍刑四郎。 人呼んで――主に男と敵対する連中が用いる呼称なのだが、 『凍らせ屋』という。 <新宿>きっての敏腕刑事である屍が急いているのはなぜか。 単純である。人命がかかっているのだ。 ゲームと称された殺し合いで多くの命が散ってしまっている現状、 もはや手の届く場所での殺人を見逃すことはできなかった。 しかし屍が向かう先、一直線の路地には彼の目指す人物はいない。 どうやら短時間で相当距離をつめなければならないようだ。 屍は、ボルカンと名乗った少年を見失って後悔していた。 保護を怠ったのは完全に屍自身の失策だ。 ボルカンから聞いた話では、怪物は凶悪かつ乱暴者らしい。 一度手放した獲物であるボルカンを見て、怪物が無事に済ますとは思えなかった。 すでに悲鳴が上がっていることからして、二人は接触してしまったのだろう。 もはや一刻の猶予も無い。 屍は肩からずり落ちそうになったデイパックを担ぎなおして 進足のスピードを上げた。 その時、屍の右手の方角から二度目の悲鳴が聞こえた。 「あぁぁぁぁ! お許しくださいっ! もう逃げません抵抗しません欲しがりません勝つまではっ!?」 「をーっほほほほほほほほほほ! 殊勝な態度を示したところで あたくしの決定は覆らなくってよ。男らしく潔くおし!」 こわもての刑事から距離を取ったのもつかの間の安全だった。 ボルカンは曲がり角でばったり小早川奈津子と遭遇し、 あっさりと捕らえられてしまっていた。 身も心も巨大な小早川奈津子といえども、自分を置き去りにした上に 武器まで奪って逃げ出した下僕、すなわちボルカンを見逃すことはできない。 出会いがしらにむんずと捕らえて長剣を取り返し、ついでに脚をつかんで 逆さ吊りにしてしまった。 ボルカンは手足を振り回して必死に抵抗していたが、 相手は規格外の大女。さすがにどうしようもない。 芋虫のような太い指につかまれて揺れるその姿は、 まるで釣り上げられてもがくサンマかニシンのようであった。 憎き竜堂終に逃げられて、美男の医者に投げ飛ばされて、 おまけに武器まで奪われて不機嫌の絶頂だった小早川奈津子も、 今はボルカンを捕らえた達成感で満たされていた。 そして、さあお仕置きの時間に入ろうか、と鼻息あらく腕を振り上げる。 凶器といえる太い腕を見たボルカンは引きつった悲鳴をあげた。 正義の天使は小悪党が狼狽するその様子を満足げに眺めると、 「をっほほほ。あたくしの機嫌を損ねた罪は重いぞよ。 今からたっぷりとオシオキしてあげるから覚悟おしっ!」 一般人にとっては死刑宣告に等しい叫びをあげた。 哀れボルカン。恐怖の具現、マスマテュリアの闘犬といえども 小早川奈津子にぶっ叩かれ、人間バットにされ、 この上さらにぶっ叩かれたりすれば気絶は免れない。 いや、気絶で済むその強靭さを称えるべきだろうが、 人生には耐えられるが故の苦痛というものも存在するのだ。 このような虐待が続けば、ボルカンは今に増してオーフェンを恨むことだろう。 どれもこれも全てオーフェンが悪い、と。 うめき声をあげる地人の心情を小早川奈津子が察してくれるわけが無い。 いざ、百叩きの刑に処してくれようず、と意気込んだところで、 「やめときな」 どこからともなく声がした。 小早川奈津子が声の主を探すと、ボルカンを捕まえた角のすぐ先に、 一人の男が立っていることに気づいた。 男は続ける。 「現行犯は問答無用で叩きのめすぞ」 声の主は屍刑四郎。雨がしたたるその顔が、うすく笑みを浮かべていた。 その容貌から発される警告は、並みの人間には恐喝に等しい。 スパイン・チラーの異名どおりに、相手の背筋を凍らすほどの凄みがある。 しかし、相手はドラゴンにすら立ち向かう希代の女傑・小早川奈津子だ。 『凍らせ屋』と真正面に向き合っても全く物怖じしていない。 「このあたくしに意見するとは、いったい何者だえ?」 せっかくのお仕置きタイムに水をさされた正義の天使は、 まるでごみくずを投げるかのように地人を放り捨てた。 「ぬおっ!」 発した声は、突如として怪物から開放されたことに対する驚嘆か、 それとも更なる不運を予期しての抗いの叫びか。知る者はいない。 もしも彼がこの場から無事に逃走できたのならば、 次の悲劇に巻き込まれること無く自由の時を謳歌できたのかもしれない。 だが現実は非情。 虹の如き放物線を描いて飛んでいくボルカンは、まるで狙い済ましたかのように 路地の塀に後頭部を強打し、ぐっという呻きとともに昏倒した。 図らずとも、小早川奈津子の理想どおりの展開になってしまった。 路地を包む沈黙の中を鈍い衝突音が波紋を描いて広まっていく。 そして塀にもたれかかったまま、ずるずるとへたり込むボルカン。 少しでも意識が残っていたならば激しい抗議の声をあげただろうが、 今はそれすらも叶わない。 そんな下僕には一切の関心を払わない小早川奈津子は、 すっかり興が冷めたといった表情で屍に一歩踏み出した。 だが、次の瞬間に彼女の表情は一転、好奇を示す。 まるで仮面を取り替えたかのような豹変ぶりだった。 無骨者ともとれる屍の面構えが、どうやら眼鏡にかなったらしい。 「近づいてみたら、これはなかなかいい男。あたくしの下僕にしてあげましょう」 万人がおののく威圧感、いや巨体ゆえの圧迫感、 悪く表現すれば目障りなまでの存在感を振りまいて、女傑は屍に歩み寄った。 だが魔界刑事は動じない。 これまでやくざの威圧・恐喝は何度も打ち破ってきたし、 区民を脅かす妖物達と相対したこともある。 巨人が詰め寄る程度では動揺すらしない精神の持ち主なのだ。 何より、彼は犯罪者になびく気などさらさら無い。 「お断りだ」 と鉄の響きで一刀両断、あっさりと切り捨てた。 予想外の返答――あくまで小早川奈津子個人の予想であり、 十中八九の人間には当然といえる返答に対して、 巨大かつ繊細な乙女心は大きな衝撃を受けたようだ。 女傑の思考は単純であるがゆえに、直球の拒絶反応は受け入れやすい。 心のダメージが身体にフィードバックして、小早川奈津子はよろめいた。 「あたくしの誘いを断るとはなんたる愚行……たっぷりと反省おしっ!」 良き男 征服するのも また一興 心躍りし 秋の夕暮れ そんな歌を脳裏に浮かべ、相手に向かって走り出す。 小早川奈津子は今の季節がよく分からなかったはずだが、 性欲の秋とも評されるので秋にしたのだろう。 つまり、無理やり押し倒して事を成そうと考えたのだ。 体当たりをくらった相手が多少の怪我を負おうが、構わない。 乙女心が受けた傷に比べれば浅いのだから。 そんな御前イズムを全開にして、小早川奈津子は屍目指して突撃した。 一方、屍は小早川奈津子の内心などつゆも知らない。 ただ単純に相手が襲ってきたものと了解する。 ボルカンからは「怪物」と報告されているので、もはやためらいは無い。 巨体の突撃に対して寸前まで相手を引き付け、 丸太のような両腕が左右から押さえ込もうとする その動きを読んで横へ飛び退く。 「をーっほほほほ、観念したようね――なんとっ!?」 直前まで動じなかった屍をそのまま押し倒せると思っていたのだろう。 怪物の声には感嘆の響きがあった。 次の瞬間、目標を失った巨体が路地の塀へと突っ込んでいった。 屍は相手がそのまま塀にぶつかって昏倒するだろうと予想し、 ボルカンの方へと踵を返す。 しかし、その耳に届いたのは壮大な破砕音だった。 小早川奈津子の体当たりを止めるどころか、逆に塀が崩壊してしまったのだ。 まさに人外魔境の破壊力。 あんな体当たりをまともに受ければ『凍らせ屋』とて無事では済むまい。 最悪、打ち所が悪ければ命にかかわる。 「暴行罪・刑事に対する殺人未遂――もう十分だな」 この瞬間、小早川奈津子は屍刑四郎に犯罪者と認定された。 屍にとっては凶悪犯であるほど、命の価値が反比例に下がっていく。 この犯罪者に対する苛烈さも魔界都市<新宿>ならではであった。 ふっ、という独特の呼吸音と共に屍は小掌を放った。 屍が扱うジルガと呼ばれる武術の型にのっとったもので、 本来ならば手榴弾並の衝撃を相手に叩き込む技だ。 制限によって劣化していても、並の人間は一撃で再起不能になる威力。 だが、あくまで相手が並の人間だったのならば、という場合である。 屍が並みの刑事でないのなら、小早川奈津子も並みの大女ではなかった。 塀を打ち崩したばかりの巨大な肉体に小掌が命中する。 完璧なタイミングと完璧な威力。 さすがの女傑も塀の向こうに吹き飛ばされる。 だが、一旦の間を置いてから即座に立ち上り、けろっとした様子で復帰してくる。 屍は眉をひそめた。 確かな手ごたえはあった。しかし肉を打っただけで体の芯までダメージが 入っていなかったのだろうか。 「をっほほほほ! ちょこざいな」 小早川奈津子は腰の辺りのほこりを手ではらった。 その隙を見て、屍は間髪入れずに蹴りを放つ。 それは正確に小早川奈津子のみぞおちを捉える。 再び吹き飛ばされる巨体。 しかし、 「をーっほほほほほ!」 あいも変わらぬ様子で女傑はカムバックしてくる。 屍は悟った。 これは自分が蹴りを打ち損したのではなく、相手が頑健すぎるのだと。 相手が塀を破壊した時点で、その妖物並みのタフネスに気づくべきだった。 愛銃であるドラムが手元に無い今、ジルガを用いて相手を打倒しなければならない。 幸いにもジルガには装甲を無視し、内部にダメージを与える技がある。 急所を的確に狙えば2、3発で決着するだろう――。 そこまで思考した時、屍は背後に殺気が迫るのを感じた。 直後、魔界刑事の本能が告げた。 この場は危険だ、すぐに立ち退けと。 それは純然たる死の警告。屍の対応は迅速だった。 肩のデイパックを即座に握り締め、塀に向かって全力で飛びのく。 だが、塀の横まで飛んだ瞬間、屍は再び直感した。 ここも、やばい。 それはギロチンの刃の下にいるような感覚に似ていた。 しかも既に刃が落下しているギロチンだ。 もはや考える暇すらなかった。屍は純粋な反射行動によって塀を蹴りつける。 その蹴りによって、移動中だった屍の進行ベクトルが大きく変わった。 そこにきて思考が追いついた。ギロチンのイメージ元は鋭く研ぎ澄まされた殺気。 攻撃は二発来ていたのだ。 屍の体が塀から離れた直後、さっきまで身体が存在した空間を幾本もの刃が通過した。 その正体は鈍く光る鮫の歯だった。 地獄の虚に似た大口が閉じられる姿は、まさに断頭台を超える必殺の光景。 一撃を回避させておいて、身動きのとり辛い緊急回避中に二発目を放つ。 それは相手の生存を許さぬ非情なコンビネーション攻撃だった。 <新宿>の刑事でもなければとっさに回避できなかったかもしれない。 しかも大半の参加者は最初の一撃で葬られていただろう。 なぜなら、攻撃の主は悪魔そのもの。 出現するまで姿も気配も無いのだから。 三発目が来ないのを確認して、屍はゆっくりと立ち上がる。 隻眼は真剣の如き鋭さを持って乱入者を貫いた。 その視線の先には、先ほど屍が置いてきた少年が悠然と立っていた。 彼の放つ殺気が無ければ、屍は鮫に呑まれていただろう。 甲斐氷太――この男もまた、ゲームに乗った殺戮者だ。 屍は内心、不快を感じていた。 追ってきているのは知っていたが、まさかここまで詰められていたとは――。 だが、この男をここまで近づけたのは屍のミスではなく、 制限による各種感覚の能力低下が原因だった。 「掃除すべき屑がまた一つ。ジャンキー風情が手間を掛けさせやがる……」 「あぁ!? 俺の方が先客だろうが。それを無視して走ってったのはお前だぜ? ったく舐めた真似しやがって」 「あたくしを――」 火花を散らす男二人に対して、蚊帳の外に弾き出された小早川奈津子が 憤慨する。 しかし、 「参加者の保護が優先だ。おまえ如きに構ってられるか」 「……じゃあ、次はそこに寝てるガキを悪魔で食い千切ってやるよ」 「あたくしの――」 正義の天使は全く相手にされていない。 それどころかまるで眼中に無いかのような扱いだ。 甲斐氷太はボルカンの方へと目を向け、屍は相手の出方を伺っている。 「つけ上がるなよ、小僧。俺はそれほど気の長いタチじゃない」 「はっ、三流の脅し文句だぜそりゃあ。 さっきみてえに睨んでるだけの方がよっぽどスゴ味が利いてたぜ」 さすがの甲斐も『凍らせ屋』と真っ正面からガンを付け合えば、 背筋が凍って行動不能にならないまでも、相手に一歩譲らざるを得ないようだ。 屍が放つ気は並の強者のものではない。 魔界都市において実力でスジを通してきた者のみが放てる覇気なのだ。 その気に押されて、大抵の人物は屍の格を知る。 だがその場にはただ一人、徹頭徹尾に空気を読まない人物がいた。 その名は小早川奈津子。 人呼んで北京の女帝etc……。 彼女は今、度重なる凡夫の無礼によって心底怒りを蓄えていた。 二人の背後で怒鳴ったり手を振り上げたりしていたが、一向に反応が無い。 ゆえに懐広く、慈悲深い正義の天使と言えども、もう我慢の限界だった。 裁きの鉄槌を放たずにはいられない。 彼女は、静かに腰を落として路地のマンホールに手を掛けた。 怒りで手が震えるが、芋虫と形容されるその指はなんら抵抗無く鉄塊を 地面より掴み上げる。 負傷した右腕が少し痛むが、怒りはそれを押し流した。 そして相変わらず無視を続ける男二人の方へと向き直り、 「あたくしの話をお聞きっ!!」 巨体に似合わないステップで勢いをつけてから、 まるで円盤を投げるかのような軽やかさでマンホールの蓋を投擲した。 甲斐は視界正面にその鉄塊を捉え、屍は持ち前の直感力で危機を察した。 二人がかろうじて屈めた頭上を洒落にならない速度でマンホールの蓋が飛び去って行った。 直撃して頭が吹き飛ばない人類は存在しないであろう威力を誇るその円盤は、 男二人の数メートル後ろの塀に衝突。 ビル破砕機のようにその壁面を打ち抜いて、奥の住宅に悲鳴を挙げさせた。 頭を上げた甲斐が、直ちに現状を理解して罵倒の叫びをぶつけた。 「おいっ! いいかげん空気読めよ肉ダルマ!!」 「に、に、肉……!」 もはや小早川奈津子は言語を用いて返すことができない。 女傑の怒りは頂点に達したのだ。 彼女の脳内で壮大な富士山噴火のエフェクトが立ち上がり、 それは徹底的な破壊衝動を呼び起こした。 もはや止められる者は存在しない。 「――っ、覚悟おしっ!!」 長き険しき努力の末にようやく一言捻り出すと、 小早川奈津子は傍らの長剣を手に取り、一人の修羅となって突撃した。 【A-3/市街地/一日目/18 45】 【屍刑四郎】 [状態]健康、生物兵器感染 [装備]なし [道具]デイパック(支給品一式、パン五食分、水1800ml) [思考]できる限りボルカンを保護し、怪物と甲斐を打ちのめす [備考]服は石油製品ではないので、影響なし 【ボルカノ・ボルカン】 [状態]たんこぶ、左腕骨折、生物兵器感染、現在昏倒中 [装備]かなめのハリセン(フルメタル・パニック!)、 [道具] デイパック(支給品一式、パン四食分、水1600ml) [思考]とにかく逃げたい [備考] 服は石油製品ではないので、影響なし 【甲斐氷太】 [状態]肩の出血は止まった、あちこちに打撲、最高にハイ [装備]カプセル(ポケットに十数錠)、煙草(湿気たが気づいていない) [道具]デイパック(支給品一式、パン五食分、水1500ml) 煙草(残り十一本)、カプセル(大量) [思考]屍や怪物と戦う、怪物うぜぇ [備考]かなりの戦気高揚のために痛覚・冷静な判断力の低下 【小早川奈津子】 [状態]右腕損傷(完治まで二日)、たんこぶ、生物兵器感染、大激怒 [装備]吸血鬼(ブルートザオガー)(灼眼のシャナ) [道具]デイパック(支給品一式、パン三食分、水1500ml) [思考]甲斐は殺す、屍は下僕にしたいが場合によっては殺す [備考]服は石油製品ではないので、生物兵器の影響なし 約九時間後までなっちゃんに接触した人物の服が分解されます 九時間以内に再着用した服も、石油製品なら分解されます 感染者は肩こり・腰痛・疲労が回復します ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第538話 第539話 第540話 第516話 時系列順 第557話 第513話 甲斐氷太 第557話 第513話 なっちゃん 第557話 第513話 屍形四郎 第557話 第513話 ボルカン 第570話
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/394.html
修羅の老師 マドシェンフ 13580030500334.jpg Level 攻撃力 防御力 1 150 3614 7165 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/chaostack/pages/58.html
宇宙の上の混沌F・W・M 宇宙の上の混沌F・W・M / ソラノウエノカオスフラット・ウッズ・モンスター 赤 (5) キャラクター - クリフターズ/カオスタウン / パワー 3 自分の他のキャラクターのパワーは+1される。 参考 クリフターズ カオスタウン