約 3,365,298 件
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/308.html
力の限りを振り絞って、泣いて叫んで伝えるから ◆UcWYhusQhw (……何かつまんないな) 迫り来る銃弾を柱を楯にして避ける和服、両儀式はそう、心の中で愚痴をこぼす。 嫌な予感はしていたが、やはり、貧乏くじを引いたようだった。 相対している制服を着た白髪の少女について、明確に外れだと式は思う。 少女の赤みがかったその目は、何か異様に透明に見えて、何処か不快に感じている。 戦い方もそうだ、多少訓練はしてある様だがその程度でしかない。 先程戦った剣士から比べると、少女の実力は明らかに劣っている。 加えて何処か少女の動きは人形のようだった。 人間と戦っているはずなのに、無機質な物と戦ってるように思えて何処か面白みが無い。 別に、自分は戦闘狂という訳ではない。 だが、この少女と戦い続ける事はこれ以上、したくなくもなかった。 (もういい、さっさと終わらせよう) 静かに、目蓋を閉じながら、式はそう思う。 これ以上時間をかける必要も無い。 元々、少女が持っていた銃が面倒だったから、弾切れを待つ意味でも様子見をしていただけだ。 そして、少女は別に銃の扱いに特別慣れてると言う訳でもない。寧ろ初心者のレベルである。 ならば、もうこれ以上、様子見に徹する必要も無く、銃に警戒する必要も無かった。 第一、時間をかけたら、あいつらに馬鹿にされてしまう可能性だってある。 そんな事を考えたら何処か腹立たしく感じ、式は白髪の少女を狩る最もいい行動パターンを考え始める。 彼女の戦い方は軍で教えるような簡単な戦い方でしかない。 不用意に近づいてきたら、銃を。逆に銃に警戒するならナイフを。 ほんの数回の牽制のし合いで戦闘パターンを読む事ができた。 応用性もなくまるで、教えられた事をそのままやる機械のようだ。 まるで、あのマネキン人形の様で、読むのはたやすい。 戦闘経験が無いものなら狩れるだろうが、場馴れしてるものを狩るのは足りない。 つまり 「―――残念だったな。狩られるのはお前。狩るのはオレだ」 狩る側の立場は自分、両儀式だ。 右手に、一つのナイフを構え、目を開ける。 思考をし始めてから、約十秒。 長すぎる時間だ、さあ、始めよう。 (……つよい) その一方で、相対する白髪の少女こと伊里野加奈は少し焦っていた。 今、戦っている和服の女が予想以上に強かった事に驚きを隠せない。 恐らく、今まで戦った人間の中では一番強いだろう。 何より、速いのだ。和服の動作のスピードが速すぎる。 此方が先制して銃撃したと思えば、もう逃げ込まれていたり。 かといって、接近してナイフで切り結ぼうとすれば、一合目で大きく後退された。 優勢なのは此方なのに、何処か負けている感じがするのは遊ばれてるからだろう。 相手が守勢なのに、全く逃げようとしないのが証拠だ。 銃撃を三回、切り結んだのは二回ほどだが、そう直ぐに感じる事ができた。 このままではいつかは負けてしまうだろう。 だけど 「まけない」 負ける訳にはいかなかった。 全ては大好きな浅羽の為に。 退く事も考えはした、けど、どうせ追いつかれる。 なら、ここで殺すしかない。 大丈夫、浅羽の為なら戦える。 ベレッタとナイフを強く握り直す。 ふぅーと息を大きく吐いて、気を強く持つ。 心にあるのはただ一つ。 「浅羽の為に死んで」 浅羽の為に殺すという事。 その一点だけを強く思い、前を見る。 丁度、柱から和服が姿を現した。 右手に一振りのナイフを持って此方を睨んでいる。 距離は約五メートルぐらいだろうか。 和服は身を低くしてナイフを構える。 接近戦を仕掛けるのだと伊里野は思い、銃で応戦しようとして右手の銃を構えた。 その瞬間 「せいっ!」 和服が、構えていたナイフを伊里野に向けて投擲したのだ。 アンダースローから放たれたナイフは、伊里野の喉元へ真っ直ぐに向かっていく。 「きゃっ!?」 予想だにしなかった投擲攻撃に、伊里野は完全に不意をつかれてしまう。 それでも、目を瞑りながらも、咄嗟に右手のベレッタで、向かってきたナイフを宙へ弾くことが出来た。 伊里野の精一杯の行動で、弾くことが出来たのは偶然だと伊里野は思う。 しかし事実は逆で、偶然ではなく必然。 銃を嫌がった式が、ベレッタを狙ったまでの事だった。 そんな事は伊里野が気付く訳も無く幸運だったと心の中で思う。 伊里野に弾かれたナイフはクルクルと高く斜め上の宙へ飛んでいく。 弾かれたナイフを気にする事なく、直ぐに目をあけ、前を見る。 その先には、投擲した張本人である和服がいない。 走り去って逃げたと言う訳でもない。 直ぐに右側を向いて見るが、そこにも居ない。 左側も振り向いて見るが、やはり居ない。 後ろにも居ない事は、見なくても気配でわかる。 何処かに隠れている訳も無いようだ。 それならば、 「どこ――」 そう、呟いた瞬間の事。 伊里野の疑問に対する答えは、居なくなった本人から解答を告げられる。 「――――上だよ」 言われた瞬間、伊里野は宙を見る。 クルクルと回りながら、宙から地へ落ちていくナイフ。 そのナイフを、空高く、飛んで、和服は逆手で掴まえる。 一連の行為が伊里野には美しく、またスローモーションの様に思えて、ただ茫然と眺めている事しかできない。 そして、そのまま、地に落ちていく。 「しまっ――」 まるで、いつか見た流れ星のように、流線を描き、和服は伊里野に向かって、 「あ――」 鋭く、激しく、無慈悲に切り裂いていった。 ほんの些細な呟きすら許さず。 大好きな人の名前すら呼べず。 伊里野加奈は、地に伏せる。 それが終わり。 それで終わり。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「おや、もう終わったのかい? 流石だね」 剣士シズとの戦闘を勝利で終えて、悠々と帰還した王、フリアグネは向かってくる者に対して労う。 ブーツをカツカツと音を鳴らして歩いて来る者は彼の仮初の仲間である和服――両儀式であった。 フリアグネ自身もそれほど戦闘に時間をかけたつもりではないのだが、和服はその上をいったようだ。 餌を譲って欲しかったのだがと、フリアグネは思っていた所、帰って来た和服の表情は何処か不機嫌そうだった。 「何処か機嫌が悪そうだね“和服”」 「……別に。おまえは仕留めたのか?」 「いや、“少佐”に譲ることにしたよ。其方はどうやら、仕留めたみたいだね」 そう笑いながら言ったフリアグネに、和服は少し顔を顰めて返事する。 「……いや、止めはさしてない」 「ほう? どうしてだい?」 「別に。興醒めしただけだ。けど、大きな傷は負わせたから今は這い蹲ってるんじゃないのか」 目蓋を閉じ、もう興味は無さそうに和服は呟く。 それでも、未だに何処か不機嫌そうで、表情は晴れることは無かった。 フリアグネは和服の態度に嘆息一つ吐いて、 「じゃあ、止めは譲ってもらってもいいかい?」 「……勝手にしろ。オレは少し休む」 「やれやれ」 「ふん」 和服のつれない態度にフリアグネは少し可笑しそうに笑って、餌の居る方向へ歩いていく。 フリアグネとしては、何の条件もなしに獲物を譲ってもらったので特にいう事も無く、和服の元から去っていった。 「くそっ……」 和服――式はフリアグネの後姿をつまらなそうに見ながらも、やがて興味を無くして虚空を見る。 そして、いらいらが募り思わず地面を蹴ってしまう。 溜息を吐き、直ぐ傍にあった商品のチェアに深く身を沈める。 「何なんだよ……おまえ」 右手を蛍光灯にかざし、そのまま自分の顔を覆い被せた。 呟いた言葉は、もうここに居ない誰かへ。 あんなに付き纏っていたのに、死ぬ時は傍に居なかった誰かへ。 死んだなら、黙って欲しいのに。 なのに、あいつは式を縛っていく。 あの時、殺す事に躊躇いなど無かったはずだ。 事実、直前まで式のナイフはあの少女の喉元に喰らいつこうとしていた。 なのに、なのに。 ――――でも人殺しはいけない事だよ、式 どうして、あの声が聞こえてきたのだろう。 今更になって、どうしてまた。 今までそれ以上の言葉なんて、言わなかった癖に。 ずるかった、ずる過ぎた。 ――――――君を、許さないからな そうやって。勝手に人を縛って何をしたい? だったら、何でおまえは死んだ。 私を置いて勝手に死んで。 それでも、なお、縛るのか。 ふざけるなよ、本当に。 結局、不意に響いた言葉のせいで、殺せなかった。 狙いの喉元から大きく外れて、右肩の方へ。 大怪我になるのは違いないし、放置してれば勝手に死ぬだろうが、それでも殺していない。 それに、止めを刺すのはあいつになるんだろうし。 私は『人類最悪』は殺す。 おまえをあんな目にあわせたあいつは絶対に許せない。 その為には、なんだって、してみせる。 なのに、お前はやはり殺人を否定するのか。 『人類最悪』を殺す過程で、違う誰かを殺す事を否定するのか。 否定したおまえは、もうこの世界に居ないのに? どうしようもない殺人衝動を抱えた私を一人きりにして、まだ否定するのか? いい加減にしろよ――――黒桐幹也。 私は、殺さなければならないんだ。 この殺人衝動と共に、立ちはだかる者を。 なのに、もう、居ないお前が縛るな。 くそっ……………… 私は大きく息を吐き、虚空を見上げる。 少なくとも気分は最悪だった。 こんな無様な姿はあいつらには見せたくもない。 そして、あるモノを思い出してデイパックをまさぐる。 だけど、探し物は見つからない。 あれ?……どうしたんだっけ……? ……ああ、そういえば。 顔を隠す狐の面は盗られたままなんだっけ。 参ったな、必要の時に限って無いんだな。 そう、 ――――勝手に死んだおまえみたいに。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「くっ……つぁ……」 凄まじい激痛が伊里野を襲う。 じくじくと斬られたが痛い。 痛くて、動く事すら困難になってしまう。 血がどくどくと溢れ出ている。 地に這い蹲ってるせいで、制服が真紅に染まっていく。 自分の白い髪も血に濡れていくのが解る。 でも、何故かまだ生きている。 狙いが甘かったのかは伊里野には解らないけど、でも、生きていた。 「あっ……うぁ……」 鋭い痛みで顔に、油汗が滲む。 噴出した血で、顔が赤く染まる。 苦しくて、痛くて、たまらない。 言葉にならない呻き声が、静かな百貨店に響く。 「………………ひぅ……ぁく……」 だけど、自然に涙は出なかった。 泣いてる場合では無かったから。 そうだ、痛みに屈してる場合ではない。 苦しみに泣いている暇なんてない。 「あさ……ば……」 全ては大好きな浅羽の為に。 一生懸命、大好きな彼の為に戦わないと。 まだ、まだ伊里野の戦いは終わっていない。 終わっちゃいけないから。 「くぁ……………ふぁ……」 地面を這いずり回ってでも進んでみせる。 少しずつ、少しずつ進んでいた。 出口へ向かって、浅羽を助ける為に。 苦しくても、辛くても、頑張らなければ。 「がぁ………………ぅあ」 痛い、痛い。 無理に動くから、動く振動によって傷が痛む。 苦しくて、苦しくて、涙が出そうになる。 でも、頑張らなきゃ、大好きな浅羽の為に。 「…………浅羽………………っー」 服が、身体が、顔が汚れる。 未だに溢れ出る血と、地面を這ってるせいで、ちりと埃で汚れていく。 でも、気にしない、気にしちゃいけない。 自分はもっと出来る、頑張れる。 浅羽の為に、大好きな浅羽の為に。 「はぁ……はぁ……やった…………ちゃんと……すすんでる……」 どれくらい這っていただろうか。 痛みで、頭がくらくらするけど進んでいる。 最初に地に伏せた位置からすると、大分進んでいた。 紅い血が、か細く、だけどしっかりと伊里野加奈が頑張った道を証明するように続いている。 その調子だ、もっと、もっと頑張らなきゃ。 「ぐっ………………ぅぅ…………浅羽」 あまりの出血で、もう、頭が上手く働いていない。 今、自分が、どうなっているかさえも、解らなくなってきている。 でも、想っていられる。想いだけが存在している。 大好きなひと。 心の底から思っていられる人。 浅羽、浅羽直之。 だから、頑張れる。頑張っていられる。 「あさ……ば…………みぅ………………あさ……ば」 眩暈がしてきた。 でも、進んでいられる。 大好きな人の為に戦える。 だから、泣かない。 痛みなんか、気にしない。 まだ、まだ進んでいられる。 まだ、まだ頑張っていられる。 「あ…………かふっ……………………あさ…………ば」 口から、血が溢れてきた。 紅い、紅い血が。 でも、進まなきゃ。 まだ、頑張らなきゃ。 浅羽の為に。 大好きな浅羽の為に。 伊里野加奈はまだ、戦える。 伊里野加奈はまだ、生きられる。 「あさ…………ば………………だいすき」 走馬灯が巡る。 懐かしい光景。 夜中のプール。 渡した入部届。 二人のデート。 薄暗い映画館。 マイムマイム。 長髪を切った。 二人の逃避行。 晩夏の思い出。 大切なおもい。 「浅羽………………わたしは……頑張る………………」 進んでいた。 頑張れていた。 痛くても、苦しくても。 這って、這って、這って、這って、這って。 精一杯、一生懸命、自分の力で頑張って。 伊里野加奈は、大好きな、浅羽直之の為に、生きています。 「…………やった、進んだ」 ただ、ただ、進んでいく。 普通の人にとっての一歩でしかない距離でも、伊里野はゆっくりと進んでいた。 確かに、しっかりと。 這って、頑張って。 「浅羽…………浅羽」 大好きな人の為に。 浅羽直之の為に。 伊里野加奈は、戦っていた。 そして―――― 「これは………………驚いた」 伊里野加奈の戦いは終わりを告げようとしている。 殆ど見えない目に映るのは白い服を着た男。 伊里野を物珍しそうに、ただ、見ていた。 でも、それすらも伊里野は、理解できる余裕が無くなって来ている。 ただ、耳に声がきこえて、それが現実すらもよく解らなかった。 「この人間の“器”の大きさは普通の人間を遥かに超えている……誇り高い王族の生まれか……それとも救国の英雄か……」 伊里野に向かって、珍しそうに呟いている。 それは驚嘆の篭った呟きで、ただ珍しそうに伊里野を見ていた。 「いや……それ所ではない……そんな比ではない。もっと凄まじい……世界を護った救世主?……人類を救った聖女?……言い過ぎかな?」 興味深そうに、感慨深く頷き、ただ、伊里野を見下ろす。 伊里野は、もはや考えている余裕も無かった。 傍に人が居る事すら、解らなくなって来ている。 血を流しすぎて、動く事すら、困難なのだから。 「しかし……いや、言い過ぎではないか…………ふむ? これは……」 思索にふけ、そして白服の王は見つける。 地に伏せる少女から紅く延々と伸びている道を。 その距離は地を這って進むには長すぎる距離であった。 王はその道を血である事を理解し、感嘆する。 「いやはや…………君の執念は凄いね。“和服”に敗北してから、ここまで這ってきたか……何が君を此処まで進ませるんだい?」 伊里野はもはや、誰に問いかけられているのかすら理解ができなくなっていた。 意識が朦朧として、あやふやで。 朦朧とした中で、何も考えらなくて。 ただ、問われたまま、意味も解らず、素直に、想いを口にする。 「だいすきな……ごほっ……浅羽のため……」 大好きな人の為に。 告げる途中で、むせて赤い血を吹いた。 でも、気にする事もなく、言葉を続ける。 「わたしは浅羽がすき。どんなに浅羽に嫌われても……浅羽だけを護る」 「……ほう」 白服が頷くのに気付かず、熱病にうなされた様に伊里野は言葉を吐き続ける。 浅羽の為に、浅羽を護る為に。 「他の人なんか知らない。わたしは浅羽がいきてればいい!」 想いをただ、吐いている。 自分の偽りの無い、純粋な想いを。 「そのために、殺す。みんな、みんな、殺す。みんな死んじゃっても知らない! 浅羽のためなら、何だって犠牲にする!」 「………………」 それは、みんなの為に犠牲になった少女の想い。 ただ、ただ、純粋な想いの吐露。 伊里野は叫びながら、その頬にはずっと我慢していた温かい雫が流れている。 王は、神妙に黙って、静かに聴いていた。 「浅羽のためなら何だって犠牲にする。世界が滅んでもかまわない。わたしは、浅羽のために、たたかう!」 力の限りを振り絞って。 「浅羽に嫌われても、それが、浅羽のためになるなら、殺す。わたしは浅羽がすきだから、護りたいから!」 泣いて。 「すべて、みんな、犠牲に、しても、浅羽をまもる。浅羽だけの為に、戦って、殺して!」 叫んで。 「そして、浅羽だけのために死ぬ!」 伝えるから。 「浅羽が、だいすきだから!」 その、想いを。 「……………………そう、君は愛の為に戦ったのか。そのためには何でもやる、犠牲にする……か」 王は、深く頷き、言葉を咀嚼し、繰り返す。 その時の表情は、王自身も、理解できないものだろう。 「……君の名は?」 王は、静かに名を尋ねる。 その時の表情は、誰にも理解できないだろう。 伊里野は、力を籠めて、答える。 「伊里野、加奈」 王は、その少女の言葉に、穏やかに微笑んで。 「イリヤ、イリヤか。……イリヤ、君の頑張りは、君の戦いは……」 伊里野の頑張りを褒め称えるように。 伊里野の戦いを肯定するように。 深く頷いて。 「――――素晴らしいものだね。でも、イリヤ、お休みなさい」 静かに、剣を、振るった。 伊里野の髪と同じ色の白い炎が、微かに瞬いて。 そして、散った。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ある所に一人の少女が居ました。 少女は、世界を二人で放浪する恋人達から生まれました。 両親である、恋人達は、その少女をある船の国で生んだのです。 その国は、船の中でで成り立っていて、渡りをしながら海の上で成立してました。 少女の両親は生まれた子を可愛がりましたが、やがて、旅立つにいたって、その子が邪魔に思えてきたのです。 そして、その子を、船の国に置き去りにしたのです。 困った船の国の人達は結局、その子を育てる事にしました。 少女は新たに名前をつけられ、すくすくと育ちました。 船の中で、暮らしていき、色々教えられていったのです。 しかし、ある時、転機が訪れました。 それは、国にある旅人がやってきたのです。 旅人は今までの中には居ないような人で、積極的に船の人々と関わりを持とうとしたのです。 それに困った少女を育てた者達は少女を、その旅人の監視役につけたのでした。 少女を育てた者達は、少女が気に入ったのならば、旅人について行ってさえいいとすら思っていたのです。 そして、旅人が中心となって起きた、クーデター。 少女を育てた者達、いや少女を育て居たの機械達は、結果としていなくなってしまいました。 そして、少女を育てた者達が、少女に残した言葉、「そして、一緒に生きろ」 それは、旅人共に生きろと言う言葉でした。 クーデターが起こした旅人は結局、その船の国から離れる事になりました。 その時、旅人が少女に言った言葉、「戻るがいいよ」と。 残酷な言葉が、少女を苦しめました。 もう、船の国には少女を育てた者は居ないのです。 帰る場所は何処にも、存在しないです。 それなのに、戻ればいいという言葉は少女にとって死刑宣告と一緒でした。 少女は、旅人に言いました。 戻る所など無いと。 そして、旅人は、自らの過ちに気付き、彼女と共に歩む事を決めたのです。 その後、二人はそのまま、旅立ちました。 二人が安住していられる場所を見つけれる為に。 そして、ずっと旅をしていました。 ずっと、二人は一緒でした。 めでたし、めでたし。 ――――とは、いかなかった。 その少女は殺し合いに連れてこられた。 旅人と離されてしまった。 二人は離れ離れ。 そして、二人は再会した。 旅人は、死に。 その死ぬ瞬間を少女は目の前で見てしまった。 それが、物語の結末。 それが、二人の終り。 「……………………」 少女は、黙って見ている。 ほんの少し前に事切れた旅人を。 じっと見て、じっと見続けて 「しんだのか」 そう、短く言った。 感情は篭っていない、ただの言葉。 動かなくなった、旅人に対する問いかけ。 「しんでしまったのか」 一歩、一歩ずつ旅人の下へ近づいていく。 でも、旅人は問いかけには答えない。 だって、死んでいるのだから。 「………………」 そして、旅人の下へ。 だけど、旅人は動かない。 血だまりの中で、死んでいた。 少女は 「ティー」 ティーは、短く名前を言った。 逝ってしまった旅人の問いに対する答えを。 そして、 「わすれてしまったの?」 哀しそうに 怨めしそうに 言葉を紡いでいく。 「わたしのなまえはティー」 確認するように。 何度も、何度も。 名前を紡いでいく。 「いっしょにたすけあうっていった、いっしょにたびをしていた」 今までの事を懐かしむように。 ティーは普段から信じられないほど饒舌に喋っていく。 「わすれてしまったの?」 その言葉には、哀しみが溢れていて。 旅人が最後に言った言葉は、少女の今まで生を否定するものでしかない。 だから、だから、 「わたしにもどるところなんてない!」 叫んでいた。 強い強い言葉を。 「あなたがわたしのいばしょだった!」 ティーが見つけられた、新しい生きる場所だったのに。 旅人は、それを、忘れてしまったのだろうか。 そして、旅人は、死んでしまった。 「どうして、どうして、わすれちゃったの? わたしのこと、きらいになったの?」 もしかしたら、旅人はティーの事を嫌いになったのだろうか。 だから、忘れてしまったのだろうか。 そう、ティーは思ってしまう。 思ってしまった瞬間、想いが溢れた。 「やだ! いやだ! おいていかないで! おいていかないで! いやだ!」 力の限りを振り絞って、泣いて、叫んで、想いを伝えていく。 旅人へ、大切な想いを。 そして、一人になった悲しみを。 哀しくて、苦しくて、自分の居場所を失ってしまった少女に残されてるのは、一つしかない。 哀しみから、逃げる方法。 それは―――― ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 浅羽は、ただ見ているしかなかった。 恐怖を持っていた少女、ティーが哀しみに暮れるのを。 大切な人を失ったティーを見守るしか、無い。 置いていかれたと叫ぶティーが、浅羽にとって、とてもデジャブの感じるものだった。 それは、浅羽が護りたいと思う人物が叫んでいた事と一緒だったもの。 ――――わた、わたしの、ことなんか、もう、きらいに、なっちゃったの? 置いていかれたと思った伊里野加奈の哀しみの言葉。 ひとりぼっちにされたと思った、伊里野の苦しみの言葉。 その時の様子がティーに重なって、酷く、浅羽は苦しくなっていく。 やがて、ティーはふらふらと歩き出して、近くの建物を目指す。 そして、一枚のガラスも石で破り、破片を持ち出した。 「やばいな」 その行為の意味を直ぐに理解したのは、浅羽の隣に居たもの、クルツだった。 ガラスの破片で、手が切れるのはお構い無しに、旅人の下へ戻っていく。 「自殺するつもりだ……!」 焦りながら呟いた言葉は、浅羽にも大きく響く。 悲しみに耐えられなくなった人間が、その悲しみから逃れる方法。 孤独になった人間が、孤独から解放される方法。 命を、自ら、断ち切るという事だった。 ――――やだ! いやだ! おいていかないで! おいていかないで! いやだ! 少女の哀しみが、大好きな人の哀しみと重なる。 少女の苦しみが、大好きな人の苦しみと重なる。 少女のおもいが、大好きな人のおもいと重なる。 浅羽は、とても、苦しく哀しかった。 どうして、こんな事が起きてしまうのか。 ただ、ただ、苦しくて。 見てるしかなかった。 その時、クルツが、ティーの元へ、向かっていく。 走って、彼女の元へ進む。 ティーが旅人の前で、佇んでる所静かにゆっくりと声をかける。 「ティーちゃん。駄目だ、そんなこと」 咎めるように、クルツは言った。 ティーは振り返り、クルツを睨む。 何も、言わず、感情も、籠めず、じっと。 「大丈夫だ、その人は嫌いになったりしてないはずだぜ?」 クルツは、その視線に怯まず言葉を紡ぐ。 浅羽は、光景を静かに見ながら あの時、伊里野加奈に言った時の事を思い出していた。 クルツは優しく、少女に話しかける。 「その人は、置いていってないと思うぜ。居場所はティーちゃんが思う限りあると思う」 「…………え?」 ティーの大きな瞳が、クルツを捕らえる。 無くなってしまったと思う自分の居場所が再び肯定されたから。 クルツは、静かに、優しく、言葉を紡ぐ。 「その人の事、好きか?」 クルツはもう既に亡くなった旅人を指して、ティーに聴く。 ティーは何の迷いも無く、こくんと首を振った。 クルツはその返事に、笑って、ティーの頭を撫でる。 「だったら、大丈夫だ。その人がティーちゃんの事嫌いになるなんて、有りえない」 浅羽はその光景を見ながら、あの時の事を思い出す。 ティーをシズに重ねながら。 「楽しかったんだろ、一緒に居て……きっとその人も一緒だと思うぜ……それに」 「……それに?」 ティーの大きな瞳を見つめながら。 クルツは、そっと口を開く。 「君が死んだら、その人も君と同じ思いをすると思うぜ? いいのか? それで」 ずるい言葉だろうなと、クルツは思う。 その言葉でティーを縛るだろう。 不確かなのに、ティーをそれ以上、させなくする。 ある意味、酷い言葉だった。 「…………だったら、どうすればいい?」 「生きればいいんじゃねえか」 その問いに、クルツは即答する。 頭を撫でながら、笑って。 ティーはそんな、クルツの顔を見て。 「…………あ」 ふと、優しい、旅人――シズの顔を思い出す。 穏やかな、笑顔。 困ったような、笑顔。 楽しかった、あの旅。 自分が死ぬといったら、哀しそうな顔をする。 そんな、表情をして欲しくなかった。 自分が生きると想ったら、嬉しそうな顔をする。 そんな、表情をして欲しかった。 死ねないと思って そしたら、今度は自分が哀しくなって。 なら、シズの居ない世界で、どう生きればいいの?と思って。 シズは答えてくれなくて。 わたしは、どういう生き方をすればいいの?と思って。 シズは困った風に笑って。 そして、消えた。 ティーはずるいと思って、そして、哀しみが溢れ、死すら奪われて。 哀しみの許容範囲を超えて、そっと意識を手放した。 答えは、まだ、出なかった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (あの、素晴らしい をもう一度 へ)
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/1355.html
212 名前: NPCさん 2005/11/19(土) 09 36 30 ID ??? その流れで思い出したから報告しますね。 俺の身内に、自称「どんなものでも受け入れる男」がいたんです。 彼の言うところによれば、好き嫌いはTRPGの楽しみを減らすばかりか、友人関係に害をもたらす。 だから自分はどんなPCでも好んで演じれるし、これまでどんなタイプのPCでも瞬時に演じてきた。 さらに、自分には一切の偏見はないと公言し、しめくくりに「だから俺はどんなものでも受け入れられる」と。 彼はキャラメイクの際には必ず誰よりも後にキャラを作ります。 自分はどんなPCでもできるから、みんなの不足を補うようにするのだとか。 それならよいのですが、結局やりたいのは他PCより優位に立ちたいだけ。 全員のPCをよく見てから作るため時間がかかってたまりません。 さらに欝陶しいのは、他人がキャラメイクしている時は横から見ており、 また○○やるの?とか、ちょっと攻撃力不足だね。とか、ありがちな設定だね。とか、 アドバイス気取りでうるさく口を挟んでくることでしたね。 実際彼はどんなクラスのキャラも一通りこなします。が、どのキャラも同じ性格です。 本人は、異なる性格を演じることで多種多様な価値観を客観的に許容できるようになる、 そう語っていたので、おそらく演じ分けているつもりなのだろうと思います。 彼がよく使う言葉は「一般的には~だね」「間違ってはいないけど、厳密には違うね」でした。 年上だったので何も言えませんでしたが、俺が知る中では一番の困ったちゃんでした。 後日談ですが、その彼は身内の集まりに呼ばれなくなって、今は東京某所コンベに行っているらしいです。 スレ85
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12604.html
このページはこちらに移転しました 俺の曲に詞をつけてくれ No.348 作曲/そりあぼ 曲先 心理状態を音に変換(未投下) 音源(未投下ですが、そりあぼ氏に確認済みです。) 仕事から帰ったら爪が複数割れていた件 作詞/規制用2スレ555 爪が一刀両断している 理由は明らかだ 仕事をしたからだ 爪が一刀両断している それもどうも片っ端から 複数一刀両断している 理由ははっきり分かっている 私は軍手をつけてすべき労働を 今日は軍手をつけずにやったからだ しかしまさかこうも悲惨な事になるとは 全然よそうしていなかった 多分その理由もはっきりしている 私がアホだからだ いやしかしまさかこうも複数だとは せめて一本だけとか 前に割れた時は一本だけだったんだから 今日も一本であるべきだと思うのだが どういうわけか片っ端から割れまくり こんなに悲惨で無惨で無様になってしまって シャンプーする時、頭をかく時が思いやられる なんかピロピロした白いゴミも引っかかっているし なんで私がこんな目に遭うのか 理由は明らかだ 仕事をしたせいだ 仕事をしたからこんなに ありとあらゆる爪が割れてしまうという最悪な事態が発生したのだ 全くもって全ては仕事のせいなのである 仕事から帰ったら爪が複数割れていた件(歌:規制用2スレ554=555) 仕事から帰ったら爪が複数割れていた件(歌:からあげ)
https://w.atwiki.jp/vipeb/pages/199.html
クラスチェンジ条件 アラインメント…中N、HP…30000以上、熟練度…NT+200以上、STR…ACE以上 補正…攻+6 防+2避-5 命-5 得意武器…なし ハーフジャイアントとも噂される双子の兄弟カストルとポルックスの専用クラス。彼らのジェミニアタックはドラゴンを一撃で倒す。 防補正が2上昇しHP条件が20000から30000になった。 ジェミニを使うとするならば回数の多い武器をお勧めする 1回とかは命中率が悲惨である (ちょめ)
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/1567.html
目の前の人間も救えなくて世界再生なんてやれるかよ TOS ロイドが目先の人を救うことよりも世界再生を優先させようとしたリフィルに言った言葉 ロイドの正義感を顕著に表している台詞である。 実際、本編でのロイドの行動はこの言葉のとおりに行動してる事が多く、行動理念と言っても良いだろう。 TOGでの魔法カルタの台詞にもロイドを代表する決め台詞として採用されている他、 TOWツインブレイヴでは「目の前の人間も救えないで、世界なんて救えるかよ!」となっている。
https://w.atwiki.jp/sasagaki/pages/12.html
死ぬ方法について考えてみた。 他でもない、死ぬためである。 要は死にたいが為の考察である。 しかし、本当に死んでしまっては困る。 いかに死にたくても、それはなんとなく衝動的なものであって、 長期的視点で見れば死にたくないのだ。 いや、死にたくないと言うのには語弊があるかもしれない。 確かに死にたい。しかし、後腐れなく死ぬのがいいのだ。 死ぬ事によって周囲に与える影響は極力控えたい。 例えば家族だ。 自殺者の家族と言うのは悲惨である。 あの時ああしていれば救えたかもしれない。 死ぬほど苦しんでいたのに気づいてあげられなかった。 どうせなら代わってあげたかった。 そんな考えても仕方の無い事が心を支配する。 それだけならまだいい方で 死なせてしまったのは自分のせいではないか? 自分が原因だったとは考えられないか? こうなると救いようが無い。 誰も否定はしてくれないのだからして 精神的には過失致死の罪を背負う事になる。 しかも裁かれない、実に辛い。 これが事故死となると気が軽くなるから不思議だ。 もちろん悲しいのは確かだが、悲惨度は少なくなる。 故に自殺する時には事故死を装うのが理想的であるように思われる。 遺言で、「誰にも責任はありません、私の一存です」などと書いたところで 疑われるのがオチだ。たしかに疑わしいものである。 偽装工作は自殺者の心を軽くするのに一役買うかもしれない。 何せ、後に残された人々は少なくとも自分を責めたりはしないだろう。 偽装がばれるのが何より心配ではあるが。 鑑識など呼ばれたら目も当てられない。 事件性は極力少なくすべきた。 コンセントに指など突っ込んで感電死するのが理想であろうか。 いくらなんでも、殺人を疑われはすまい。 それにしても、残された人々の悲しみを思うと死ぬに死ねない。 自分がそれほどに愛されていると思うのは自意識過剰が過ぎると思わないでもないが 滅多に会わない人間の死にもショックは付きまとう。 ニュースで毎日人は死ぬが、人の死はあの程度のものではない。 人は知人が死ぬと精神を失調する、そのように出来ている。 近しい間柄ならばそれだけ失調の度合いも大きい。 親兄弟ともなれば大きな心の傷となるだろう。 特に年下に死なれるのは最も辛い。 そのようなわけで、死にたいが死ねない二律背反を抱えて私は生きている。 だが、時には残される人も方法自体もどうでも良くなって ふっと死んでしまいたくなる衝動に駆られる。 もしその時がきてしまったら、 どんなに幸せか どんなに申し訳ないか
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/31.html
+サンプルを表示する サンプルを表示する imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (○○.△△) 戦闘/技術・知識 所持品 日記/人間関係 追記/その他 同じ中の人のキャラ * その人物の二つ名やキャッチコピーみたいなものを書いたりする。 「あ」 名前 名前(ルビ) 性別 性別 種族 種族 年齢 ○歳 誕生日 ○月○日 身長/体重 ○cm/○kg 趣味 趣味 好き 好きなもの1/好きなもの2好きな食べ物1/好きな食べ物2 嫌い 嫌いなもの1/嫌いなもの2嫌いな食べ物1/嫌いな食べ物2 得意 得意なこと 大切 大切なもの 所属 所属組織・勢力 容姿 髪 髪型:髪型髪色:髪の毛の色 目 形:目の形瞳の色:瞳の色 髭等 ヒゲなどの特徴 服装 上:服下:ズボン外套:上着 常時着用 常に身につけてるもの その他 タトゥなどその他の特徴 来歴 その人物の過去や設定。 人物像 その人物の性格や現状。 戦闘 能力 能力のキャッチコピーみたいなもの──【能力名】 破壊力-E スピード-E 射程距離-E 持続力-E 精密操作性-E 成長性-E 能力の説明。自分なりの説明が無ければ原文ままで良い。 その状態のキャッチコピーみたいな──名前() その状態の説明。 情報 身体能力 身体能力 初期装備 初期装備 利き腕 利き腕 利き足 利き足 技術/知識 後述する「技術・知識」の一覧。「/」で区切る。改行して上段が技術、下段が知識。 授与スレ Act.○の○ その他特筆事項 何か特筆すること。 戦法 そのキャラの戦法など。 技術・知識 +知識・技術の名称 知識・技術の名称 [部分編集] 知識・技術の説明 所持品 +武具 武具 [部分編集] まだ無し +アイテム アイテム [部分編集] まだ無し 日記 [部分編集] 01/01/01 田中太郎に再会した。 +過去の日記 [部分編集] まだ無し +○年○月 年/月/日 田中太郎という男と出会った。 +○年○月 年/月/日 佐藤花子という女と出会った。 人間関係 [部分編集] +田中 太郎 田中 太郎 田中家の長男。 +佐藤 花子 佐藤 花子 佐藤家の長女。 追記 意見・指摘等も此方へお願いします。 [部分編集] 名前 コメント その他 +能力原文、Q&A 能力原文 【見本能力】 見本となるキャラページを作成する。 身体能力:一般人 初期装備:市販のナイフ Q&A Q1.質問内容 A1.授与者の返答 Q2.質問内容 A3.授与者の返答 +用語集 用語集 設定に登場する用語の解説。 [部分編集] まだ無し +裏設定 裏設定 ロールに登場しない、あるいは登場頻度の低い設定。 また、意図的に隠したい設定も此処にあります。 [部分編集] まだ無し +小ネタ 小ネタ 自己満の宝庫。 読む必要はない。 [部分編集] まだ無し 同じ中の人のキャラ [部分編集] 【別能力壱】【別能力弐】【別能力参】【別能力肆】 今日の来客数= - 昨日の来客数= - 来客数の総数= - 《使い方》 灰色の背景になっている部分をコピペ。 「//」が行頭についている部分は、実際のページには表示されない文章です。 #image(○○.△△,center) //ここにはレーダーチャートによるステータスの画像を貼る。 //レーダーチャートはこちら(http //www.chireki.com/geography/chart_r_2.htm)で作成。 //○○はファイル名、△△は拡張子。 //左上の「編集」から「このページにファイルをアップロード」で、 //アップロードした画像が表示される(ファイル名と拡張子を一致させること)。 //反映には時間がかかる。30分位待つこと。 ---- #contents_line(level=1,sep=/) ---- *人物 ---- //テーブル内の文章は「 br()」で改行。 | | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){その人物の二つ名やキャッチコピーみたいなものを書いたりする。}}| | | |BGCOLOR(black) color(#f0ffff){ sizex(5){ b(){「ここにキャラのセリフ」}}}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){名前}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){ ruby(ルビ){名前}}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){性別}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){性別}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){種族}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){種族}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){年齢}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){○歳}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){誕生日}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){○月○日}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){身長/体重}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){○cm/○kg}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){趣味}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){趣味}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){好き}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){好きなもの1/好きなもの2 br()好きな食べ物1/好きな食べ物2}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){嫌い}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){嫌いなもの1/嫌いなもの2 br()嫌いな食べ物1/嫌いな食べ物2}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){得意}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){得意なこと}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){大切}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){大切なもの}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){所属}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){所属組織・勢力}| | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){容姿}}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){髪}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){髪型:髪型 br()髪色:髪の毛の色}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){目}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){形:目の形 br()瞳の色:瞳の色}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){髭等}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){ヒゲなどの特徴}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){服装}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){上:服 br()下:ズボン br()外套:上着}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){常時着用}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){常に身につけてるもの}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){その他}}|BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){タトゥなどその他の特徴}| | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){来歴}}| | | |BGCOLOR(#c0c0c0) color(black){その人物の過去や設定。}| | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){人物像}}| | | |BGCOLOR(#c0c0c0) color(black){その人物の性格や現状。}| ---- *戦闘 ---- | | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){能力}}| | | | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){能力のキャッチコピーみたいなもの── sizex(4){【能力名】}}}| | |CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){破壊力- b(){E}}|CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){スピード- b(){E}}|CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){射程距離- b(){E}}| | |CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){持続力- b(){E}}|CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){精密操作性- b(){E}}|CENTER BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){成長性- b(){E}}| | | | |BGCOLOR(#c0c0c0) color(black){能力の説明。自分なりの説明が無ければ原文ままで良い。}| //【弐】までは能力に本領発揮みたいなものがある場合に書く。自分で弱体化させて、それを解除する時なども使える。 //実際に使う場合は【弐】の行とこの行は消して、テーブルの記述の間に空白行が入らないようにすること | | | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){その状態のキャッチコピーみたいな── sizex(4){ ruby(){名前}}}}| | | | |BGCOLOR(#c0c0c0) color(black){その状態の説明。}| //【弐】 | | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){情報}}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){身体能力}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){身体能力}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){初期装備}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){初期装備}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){利き腕}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){利き腕}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){利き足}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){利き足}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){技術/知識}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){後述する「技術・知識」の一覧。「/」で区切る。 br()改行して上段が技術、下段が知識。}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){授与スレ}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){[[Act.○の○ 授与スレのURL。末尾にレス番号を追加すれば、そのレスだけ抽出出来る。過去ログに行ったスレには効果なし。]]}| | |BGCOLOR(#808080) color(black){ b(){その他特筆事項}}| |BGCOLOR(#a9a9a9) color(black){何か特筆すること。}| | | | |CENTER BGCOLOR(black) color(white){ b(){戦法}}| | | | |BGCOLOR(#c0c0c0) color(black){そのキャラの戦法など。}| ---- **技術・知識 ---- //キャラの持っている技術や知識など //【例】:鍛冶師キャラは「鍛冶知識」を持っている、等 //絶対に「能力」にならないように注意 #region(close,知識・技術の名称) b(){知識・技術の名称} #areaedit() 知識・技術の説明 #areaedit(end) #endregion ---- *所持品 ---- #region(close,武具) b(){武具} #areaedit() まだ無し #areaedit(end) #endregion #region(close,アイテム) b(){アイテム} #areaedit() まだ無し #areaedit(end) #endregion ---- *日記 ---- //ロールの内容などをキャラの日記形式で記述する。 #areaedit() 年/月/日|日記の内容。 #areaedit(end) //↑ここに必ず一段の改行を入れて空白行を置くこと #region(close,過去の日記) //古くなった日記。 //ひと月区切りが調度良いと思う #areaedit() //ひと月区切りの場合「#region(close,○年○月)」「#endregion」で囲んで区分すると良い。 まだ無し #areaedit(end) //↑ここに必ず一段の改行を入れて空白行を置くこと #endregion ---- **人間関係 ---- //ロールで絡んだ人やキャラ設定上の関係者などを記述する。 #areaedit() #region(close,[[人物名 【能力名】]]) b(){人物名} その人の説明 #endregion #region(close,[[人物名 【能力名】]]) b(){人物名} その人の説明 #endregion #areaedit(end) ---- *追記 ---- 意見・指摘等も此方へお願いします。 #areaedit() #comment #areaedit(end) ---- **その他 ---- #region(close,能力原文、Q&A) b(){能力原文} 授与された時の原文まま b(){Q&A} Q1.質問内容 A1.授与者の返答 Q2.質問内容 A3.授与者の返答 #endregion #region(close,用語集) b(){用語集} 設定に登場する用語の解説。 #areaedit() まだ無し #areaedit(end) #endregion #region(close,裏設定) b(){裏設定} ロールに登場しない、あるいは登場頻度の低い設定。 また、意図的に隠したい設定も此処にあります。 #areaedit() まだ無し #areaedit(end) #endregion #region(close,小ネタ) b(){小ネタ} 自己満の宝庫。 読む必要はない。 #areaedit() まだ無し #areaedit(end) #endregion ---- *同じ中の人のキャラ ---- //自分が使っている別の能力を書く。 //[[【能力1】]][[【能力2】]]みたいに並べる。 #areaedit() まだ無し #areaedit(end) ---- 今日の来客数= counter(today) 昨日の来客数= counter(yesterday) 来客数の総数= counter()
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14533.html
唯「憂~おはよ~」ネムネム 憂「…」トントントン 唯「…?憂~?おはよー」 憂「…」カチャカチャ トン トン 唯「あっ、朝ごはん…おいしそうだね!いただきます!!」 憂「…」モグモグ 唯「………憂?どうしたの…?」 憂「…」パクパク 唯「うっ、うぃ?………もしかして怒ってる?………ごめんね?私が悪いことしたんだよね…?」 憂「…」モグモグ ズズー 唯「うぅ………うぃ…?………返事…してよぉ……グスッ……」 唯「あっ!あぁそうだ!お詫びに私が片付けするよ!ね!憂!」ガタッ 憂「…」ガタッ スッ タタタ 唯「うあっ………うっ、憂?…あはは………私がするからいいんだよ…?」スッ 憂「…ッ」パシッ! 唯「きゃぅ………うぅ、ごめんね憂………邪魔だったよね…あはは……グスッ……」 憂「…」ジャー カチャカチャ 唯「…ヒック……うぃ……グスッ………」 唯「憂…ごめんね?………私何もしないほうがいいのかな………?」 憂「…」カチャカチャ タタタ 唯「あっ、あーお洗濯だね!………じゃっ、じゃあ私が干して___」 憂「…」スッ パタン 唯「………えへへ…そうだよね………私なんか何もできないよね………ごめんね憂……」 唯「なんで…なんで憂私のこと………もしかして嫌いに……ック……私がグズだからぁ……うぇ……」 憂「…」バタン!! 唯「きゃ!………うっ、憂?……ック…どうしたの………?」 憂「…」タタタ ガチャ ゴソゴソ 唯「えへへ………返事なんてしてくれないよね………えへへ……グスッ…」 憂「…」タタタ ポイッ タタタ バタン 唯「わっ………えっ?…これ……アイス?………なんで私に………?」 唯「………もっ、もしかして…もう許してくれたのかな!?………よーし!!」ガチャ タタタタタタ 唯「うーーーいーーーーー!!!」ガバッ 憂「…」サッ 唯「わわっ!……ッ……いてて………あれ?…うぃ…?」 憂「…」ゴソゴソ タタタタタ バタン 唯「あっ、あはは~………やっぱり…ッ…まだ許して…ポロポロ………もらえるわけないか…ッ…ヒグッ……」 唯「…グシグシ………よっ、よし!!とりあえず憂に機嫌をなおしてもらおう!!」 ガチャ……… 憂「…」バサッ 唯「ふむ…憂は洗濯物干してるな………そうだ!休憩のお茶でも入れてあげよう!そうしよう!!」 …………… 唯「よしよし、確かこんな感じ…?………あとはお湯を……わっ!!あちちち!!」バタバタ 憂「…ッ」ビクッ 唯「ふー、ふー………危ない危ない、気をつけないと………ん…?」クルッ 憂「…」バサッ バサッ 唯「気のせいかな………今憂こっち見てた気がするけど………あはは…そんなわけないよねー………」 唯「………よし!!できた!!…むぎちゃんや憂みたいに美味しく淹れられないけどそれなりに………」 カチャ カチャ 唯「うーいー!!お茶入れたよー!お菓子もあるから休憩しよーよー!!」 憂「…ッ」 …バサッ バサッ 唯「ういー………あっ、あはは…そうだよね………私なんかが淹れたお茶なんていらないよね………グスッ…」 憂「…」 バサッ パン! バサッ! パンッ! 唯「ごめんね…?………とりあえず片付けるからね……ヒック……ほんとに……グスッ……ごめ…ッ…なさぃ……」 憂「…」タタタタタ カタ ゴクゴクゴク カチャ タタタタタ 唯「ふぇ…?……え?……え?憂…今お茶飲んでくれた?………憂…?」オロオロ 憂「…」バサッ バサッ 唯「えっ、えへへ………憂がお茶飲んでくれた………えへへ………」 唯「…だめだだめだ!………この位じゃ憂の機嫌はなおらないよね!………よーし!…」 憂「…」バサッ ゴソゴソ …………… 憂「…ッ」ピタ 唯「あっ!ういー!…えへへ、私が部屋掃除しちゃうから憂は休んでていいよー!………」フキフキ フキフキ 憂「…」 唯「よいしょ………よいしょ………」 憂「…」タタタ バタン 唯「あっ………だめだめ!憂が許してくれるまで頑張るんだから!…」ゴシゴシ ブォー 唯「よーし………こんなもんかな………?」 ガチャ 憂「…」 唯「あっ!ういー!掃除しといたよー!どうかなどうかな?私掃除なんてした事なくてさ~えへへ~」 憂「…」タタタ ゴソゴソ 唯「えっ………うぃ…?えっと………そこはもう掃除した…けど……?」 憂「…」ゴシゴシ 唯「………あっ、あはは…私また余計なことしちゃった?………そっ、そうだよね…私なんかがやっても意味ないよね…ごめんね憂………」 憂「…ッ」ゴシゴシ 唯「えへへ………じゃ…じゃあ私………もう部屋に居るね…?……ごめんね邪魔…ヒック……しちゃって……グスッ…」バタン 憂「…」 唯「うぅ………これじゃ…ッ…ますます憂に……嫌われ…ヒック……嫌われッ…ちゃうよぉ……ポロポロ」 唯「…うぃ……やだよぉ………嫌いにならないでよぉ……うぇ……ヒッグ……うぃ……ッ…うい……グズッ」 ……… …… … 唯「…ん………あれ……私寝ちゃって………?」 ガタタッ! バタン タタタタタ 唯「わわっ……えっ……あれ…?……今の………憂…?」 唯「…」ソォー ガチャ 憂「…ッ!」トントントン グツグツ 唯「あっ、あれ………ご飯作ってるや………そっ、そうだよね…憂が私のとこ来るわけないよね………」 憂「…」 唯「あっ、あのさ、憂………もう私のこと放っておいて……いいよ……?」 憂「…ッ!」 唯「わっ、私…これ以上憂に嫌われたくないから………えへへ………もう酷く嫌われてるんだけどさ……あはは…」 憂「…」 唯「だからもう…私のことに構わないで………ご飯も自分で作るからさ……朝も自分で起きるし……ちゃんと…ック…自分で…」 憂「………」 唯「…いっ、今まで……本当に…グス……迷惑ばっかりかけて………ごめんね…?」 憂「…ッ……」 唯「もうこれからは…グスッ……私頑張るからぁ………本当にいままでごめんねぇ……ッ…」ポロポロ 憂「……チャン……」 唯「うぅ……グスッ……?……あれ、今憂喋って………」 憂「…!!」ガバッ 唯「うわわっ!!」 憂「…うっ………うわぁぁぁぁぁん……おねえちゃぁぁんッ……ヒック……ごめんなさいぃぃぃ」 唯「えっ?…うっ、うい………?」 憂「私が悪いのぉぉぉッ…本当はこんなつもりじゃなかっのぉ……うわぁぁぁぁんッ………!」 唯「憂…?落ち着いて…?…ね…?」ギュ 憂「おねえち゛ゃぁぁぁん…ごめんなさいぃッ…グスッ……ヒッグ……」 唯「憂…………」 憂「ヒッグ……本当は……ッ…みんなからお姉ちゃんを甘やかしすぎだって…グスッ……言われて……グスッ…」 唯「…」 憂「それで…グスッ……こんな……ヒック……こんな酷いことしたのっ……うぅ……」 唯「憂……」 憂「ごめんね…ヒック……ごめんねぇおねえちゃあん…ッ…」 唯「少しは落ち着いた…?」 憂「…うん…グスッ……本当にごめんねおねえちゃん……私こんな酷いこと…ッ…」 唯「………えへへ、よかったぁー……私憂に嫌われてたんじゃなかったんだぁー…」 憂「そっ!そんな事…!………私…お姉ちゃんに…お姉ちゃんに………」 唯「いいんだよういー、…私もみんなの言うとおり憂に甘えすぎてたんだよ…」 憂「そんな事ない!………お姉ちゃんは今のままで…お姉ちゃんはお姉ちゃんのままでいいんだよ…!」 唯「ふふ………憂はいい子だねー…憂も辛かったでしょ?……無理させてごめんね…?」ナデナデ 憂「お姉ちゃん………おねえちゃん…!!」ガバッ 唯「わっ………ふふ……本当にいい子だよ…憂は…」ギュゥ 唯「ほら…もう大丈夫だよ………憂…」 憂「うっ、うん…ありがとうお姉ちゃん…」 唯「えへへ…ほら!ご飯作っちゃおうよ!私も手伝うから!!」 憂「うん………一緒に作ろう!」 唯「よーし!じゃあ野菜切っちゃうよー!」 憂「わわっ…いいよいいよ!お姉ちゃんはお皿並べて…?ね…?」 唯「はーい…わかったぁー………」タタタ 憂「ふふふ………」 ________________________________ 憂「お姉ちゃんを無視し続けられるかわかんないけどがんばります」 おわれ 戻る
https://w.atwiki.jp/romanbook/pages/13.html
折れた魔剣 (ハヤカワ文庫 SF (1519)) ポール・アンダースン 関口 幸男 早川書房 2005-06-09 評価 by G-Tools , 2008/03/30 9月1日読了しました。 読んでいる間、どっぷりと北欧神話の世界に浸っていました。なんて壮絶な運命なのか。夏なのに寒気がして鳥肌が立ちました。 スカフロクよりも取り換えっ子のヴァルガルドの方が悲惨です。彼の人生っていったい何だったの? エルフとトロールの混血で人間じゃないのに、彼の慟哭は人間のもの。運命に操られるようにして弟を父を妹を次々と殺していく。そして我に返ったときに、やつらはオレの本当の家族じゃないんだ、と言い聞かすようにつぶやくのが哀しい。家族と信じていたものには血のつながりはなく、人間の子どもを手に入れるためだけにエルフの太守イムリックによって作られた彼は、スカフロクの影でしかない。だからこそ、憎む。自分から全てを奪った男から全てを奪おうとする。だが、光であるスカフロクが息絶えるとき、影であるヴァルガルドの命もまたないのだ。 スカフロクには愛があった。ヴァルガルドは最後まで愛されることはなかった。影として生まれ、影として死んでいった。 神話コードを与えられたキャラは、冬の海のごとく吠え猛る運命に翻弄されていく。魔剣を手にするために愛を失い、英雄となり、そして愛ゆえに破滅し、愛しい人の腕のなかで息たえる。これは短い生涯だとしても存外しあわせではないだろうか。ヴァルガルドに比べたら(T.T)。 著者名 ポール・アンダースン キーワード ハヤカワ文庫SF -
https://w.atwiki.jp/karuhito/pages/33.html
権限の継承は行われたかな? 残念。新規ページは、誰でも閲覧できる設定のままでした。 まぁ重要な情報だけ保護できれば問題ないので、管理者モードになって、ページの閲覧権限を変更することを作業の手順として組み込めばなんとかなりそう。 ページを編集する人には、ちょっと手順が増えて面倒になるけど、重要なデータを扱っているという認識を持ってもらうのは悪いことではないので、必要なコストとして受け入れてもらうという選択肢がある。 当然、見られて困らない内容であれば、特に権限の変更はする必要なし。 重要な情報だと誰かが認識すれば、その人が権限の変更をすることで2次的に安全度を高めることもできる、ということで。