約 17,691 件
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/827.html
年下攻患者×医者 高校二年の夏休み、俺は交通事故が原因で入院した。 事故さえなければ、今頃気の合う仲間達と夏休みを謳歌しているはずだった。 海でナンパしたり、花火大会でナンパしたり、夏祭りでナンパしたり……そんな予定が全てパア。 来年はもう三年だ。大学受験を控えた高校最後の夏休みは気楽に遊んでいられない。 つまり、素晴らしき青春といえる時間を俺は失ったのだ。 「A君、調子はどうかな~?」 担当の先生が決まった時間にやって来る。俺の担当の先生はまだ若いらしい。母親が「担当の先生が若くてかっこよくて嬉しいわ。なんでもまだ30前らしいわよ」と弾んだ声で話していた。息子が入院事故で入院したっていうのに、なんて不謹慎な。 俺が先生と直接会うのは三回目。一回目は全身麻酔が効いていいたためあまり覚えていない。二回目に会ったとき、この先生の口調にげんなりした。まるで子どもを相手にしているようにしか聞こえない。俺はもう高二だっつーの。子ども扱いするなよな。 「別に……フツーです」 「そっか。じゃあ体温計ろうね~」 細い手が体温計を差し出す。ただ細いだけじゃなく、色も白かった。もしかしたらそこらの女の子より白いかもしれない。 体温計りながらぼんやり過ごす。先生はカルテに何かしら記入ししている。 そのとき初めて先生の顔を見た。すると今までちゃんと顔を見たことがなかったことに気づいた。 めちゃ好みだった。ちょっと茶色がかかった髪とか、キレイな形をした横顔とか。ちょっと愛敬のある瞳も可愛らしい。 じっと見てたら視線に気づいたのか先生がこっちを見てにこっと笑った。 優しそうな柔らかい笑顔。そんな笑顔もめちゃ好み。 今まで子ども相手の口調が気に入らなくて、ちゃんと先生の顔を見ていなかったことを後悔した。 「は~い、じゃあまた後で来るからね~。おとなしくしてるんだよ」 計り終えた体温計を渡すと先生はそう言い残して部屋から去っていった。 先生がまた来るなら部屋でじっとしているよ。次に先生が来たときはカノジョがいるかいないか聞かないと…… 失われたと思っていた青春。それがこんなところにあったとは! 幸い、退院まではまだ時間がかかるらしい。それなら入院生活を楽しまないと。 夏休み当初の予定とは方向性が違うけれど、俺の青春は今動き始めた。 怖がり×幽霊
https://w.atwiki.jp/summonmesia/pages/75.html
アイスオークが着ている服。アイスオークは体温が低いが、彼らの皮膚が保冷効果をもっているため、服は耐冷でも何でもないただの革の服である。 ドロップモンスター ドロップ率 入手難度 防御力 備考 アイスオーク 低 D 3
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4981.html
「三竦み」 少し離れた近所に、三軒の家があった 「今日こそは…」 「今日こそは…」 「今日こそは…」 「あの陰気蛞蝓男に…」 「あのドS蛇女に…」 「あの蛙眼鏡男に…」 「勝ってあげるわ…!」 「勝つしかありませんね…」 「絶対勝つんだから…ふふふふ…」 そう言って家を出る三人 名前は上から蛇ノ目 真巳(じゃのめ まみ)、池虫 圭太(いけむし けいた)、滑川 旅雨(なめりかわ りょう)である 真巳「うふふ…今日こそは蛇が最高だと言うことを思い知らせてあげるわ!」 圭太「臨むところです!」 旅雨「トラウマを植え付けてあげるよ…ふふふふ…」 彼らは幼なじみでありライバルであった。彼らは幼い頃出会った時からお互いをライバル視し、いがみ合っていた 真巳「さあ、行くわよ…『八俣大蛇』!」 真巳の目の前に八俣ノ大蛇が現れる 圭太「行きます!『四本指の大蝦蟇』!」 圭太の目の前に大きな蝦蟇が現れる 旅雨「ふふふふ…いくよ、『蛞蝓おばさん』…」 『はいよ! ここはおばちゃんに任しときなさい、旅雨ちゃん』 旅雨の後ろから給食のおばちゃんっぽい人が現れる 旅雨「でも…この大きさじゃ…フェアじゃないよね…」 『蛞蝓おばさん』の能力でたくさんの蛞蝓が寄ってくる。そしてその蛞蝓に旅雨が水をかける すると…大量の蛞蝓が二倍の大きさに膨れ上がった。彼のもう一つの契約都市伝説『蛞蝓を水槽に入れると膨らむ』の能力である そして、大量の蛞蝓が集合し…一匹の巨大蛞蝓になる。 『蛞蝓おばさん』の能力、蛞蝓をあらゆるものに擬態させる、である。ポケモンで言うところのイリュージョンだ。 こうして八岐大蛇、巨大蝦蟇蛙、巨大蛞蝓が向き合う形となった。 圭太「さあ、行きますよ蛇ノ目さん!」 圭太がそういうと、『四本指の大蝦蟇』の姿が見えなくなる 真巳「え…!?」(消えた…? ヒキガエルのくせに?) 圭太「驚いているようですね蛇ノ目さん。私の『四本指の大蝦蟇』はですね…私の息子の友人の協力で魔改造(バージョンアップ)したんですよ…。 つまり…私の『四本指の大蝦蟇』にはこの世のあらゆる蛙の特性が入っているのです!」 真巳「ふーん…アンタもちょっとはできるようになったのね。…けど。 それがどうしたのかしら?」 姿の見えない『四本指の大蝦蟇』を、『八俣大蛇』が的確に狙う 真巳「蛇にはピット器官があるのよ? 姿を消したって無駄だわ」 真巳が凄く相手を蔑んだような目で言う 真巳「さて、次はアンタよ」 真巳が『八俣大蛇』で巨大蛞蝓を狙う 旅雨「ふふふふ…甘いよ…。クスススス…」 しかし、巨大蛞蝓は小さな蛞蝓の集合体。簡単に受け流されてしまう 旅雨「クスススス…これだけじゃないよ…」 蛞蝓が次々に『八俣大蛇』の口に入る。するとだんだん『八俣大蛇』の動きが鈍くなっていく 真巳「何を…ハッ!? アンタまさか…」 旅雨「ふふ…そのまさかだよ…。『蛞蝓には解熱作用がある』…。これから僕はどんどんその蛇の体温を奪っていくよ… 蛇は変温動物だからね…。その内ほとんど動かなくなるだろうね…ふふふふ…」 凄く陰湿な表情で旅雨が言う 真巳「アンタはいつもそんな陰湿なことを…。恥ずかしいとか思わないの?」 旅雨「思わないね…。陰湿で何が悪いのさ? それと僕より…君の蛇の心配をしたらどうだい…?」 旅雨が指を指すとその先には、蛞蝓の粘液で溶かされはじめている『八俣大蛇』が居た 真巳「…!!」 真巳が思わず言葉を失う。これが絶句と言うものなのか、と強く感じながら 旅雨「ふふふふ…さーて、次は君の番だよ…」 再び蛞蝓を集合させて巨大蛞蝓にし、『四本指の大蝦蟇』に向かわせる。 しかし、大蝦蟇は長い舌を伸ばして蛞蝓を食べ始めた 圭太「何です? 餌やりですか?」 旅雨「クッ…! でも…。蛙だって変温動物…。体温を下げてしまえば怖くない…」 『蛞蝓には解熱作用がある』の能力で大蝦蟇の体温を下げようとするが… 圭太「…読んでましたよ。あなたがそう来ることは既に予測済みです」 そこには全く何でもないように蛞蝓を食べ続ける大蝦蟇が居た 旅雨「な…!?」 圭太「あらかじめ蝦蟇の油の膜で包んでおいたんです。どんな病気や怪我でも治せる『蝦蟇の油』に…低体温症ごとき、治せないとでも?」 旅雨「ク…あいつには蛞蝓の粘液も効かない…」 圭太「さあ、これで分かったでしょう? あなたと私じゃ…“ココ”の出来が違うんですよ…」 圭太が自分の頭を指さしながら言う さて、これで鋭い人も、あまり鋭くない人も、気づいただろう。蛇、蛙、蛞蝓。循環する力関係。 つまり、彼ら三人は三人で共有の都市伝説と契約しているのだ。そう、『三竦み』と… 続く…
https://w.atwiki.jp/yugioh_dl/pages/339.html
デュエルワールド(DM)のステージ20よりゲートに出現。ゲートでのデュエルに必要なゲート・キーの色は黄。 デュエル報酬(金色パック、虹色パック) このデュエリスト固有のドロップ カード名 レアリティ 備考 《エビルナイト・ドラゴン》 SR 2017/2/13より追加 《暗黒プテラ》 SR 《大進化薬》 SR 《狩猟本能》 SR 《化石発掘》 SR 《力の集約》 SR 《ブラキオレイドス》 R 《二頭を持つキング・レックス》 R 《屍を貪る竜》 R 《荒野》 R 《生存本能》 R 《プラグティカル》 N 2017/2/13より追加 《ワイルド・ラプター》 N 2017/2/13より追加 使用デッキ 古生代の恐竜人/Lv.10 カード名 枚数 備考 《生き血をすするもの》 3枚 《恐竜人》 3枚 《トモザウルス》 3枚 《二つの口を持つ闇の支配者》 3枚 《人喰い植物》 2枚 《魔頭を持つ邪竜》 3枚 《生存本能》 3枚 三畳紀の体温上昇/Lv.20 カード名 枚数 備考 《恐竜人》 3枚 《古代のトカゲ戦士》 3枚 《トラコドン》 3枚 《トモザウルス》 3枚 《二つの口を持つ闇の支配者》 3枚 《体温の上昇》 2枚 シャイン加工 《生存本能》 3枚 シャイン加工 ジュラ紀の融合/Lv.30 カード名 枚数 備考 《暗黒プテラ》 3枚 《メガザウラー》 3枚 《屍を貪る竜》 3枚 《二頭を持つキング・レックス》 3枚 《ワイルド・ラプター》 3枚 《大進化薬》 2枚 《融合》 3枚 《ブラキオレイドス》 3枚 エクストラデッキ 白亜紀の化石発掘/Lv.40 カード名 枚数 備考 《二頭を持つキング・レックス》 3枚 《屍を貪る竜》 3枚 《メガザウラー》 3枚 《ワイルド・ラプター》 3枚 《融合》 1枚 《大進化薬》 2枚 《荒野》 3枚 《化石発掘》 2枚 《ブラキオレイドス》 1枚 エクストラデッキ 関連ページ プレイアブルデュエリスト/ダイナソー竜崎
https://w.atwiki.jp/pakumi/pages/79.html
■チワワのちょん関連(part51より転載) 71 :さく・え/ななし:2018/07/31(火) 20 26 53.51 ID ???.net 432 さく・え/ななし[sage] 2018/07/29(日) 23 54 32.25 ID ??? のぶみの中で動物好き=優しい人と思われそう、みたいな計算があるのかね 『パパは、絵本作家』によると「ちょん」はロングコートチワワ 名前の由来は「顔があまり可愛くなく『ちょんちょこりんだなぁ』と思ったから」 通常体温37~39℃のところ病院に連れて行ったら10℃(→自宅に連れて帰って4℃) 動物病院で3.2万円請求されて「今、コイツにお金払うのがムカついてたまんない!」 72 :さく・え/ななし:2018/07/31(火) 20 27 27.58 ID ???.net 438 さく・え/ななし[sage] 2018/07/30(月) 00 32 01.57 ID ??? 私、動物詳しくないけどやっぱり変だよね? 自伝『暴走族…』の出産シーン同様の違和感があるんだけど 自宅帰宅後の描写はこんな感じ の)ちょんの体温は。4℃に落ちて、夜9時には死ぬことがわかった か)Wiiやりたい× 3回 よ)今そう言う時じゃないってわかるだろうが!! の)ちょんを暖かく皆んなが見られる場所に置く の)ちょんと家族全員で写真撮ろうと泣いて訴える ち)鼻呼吸から口呼吸に変化 の)ちょんに顔をこすりつけ撫でながら話しかける ち)9時過ぎに痙攣を起こし始める の)勘太郎の頭を持って「これが死ぬってことだぞ!よく見とけ!!」 ち)力がフッと抜けて息が止まった か)急に泣き出す の)お前、Wiiやりたいとか言ってたじゃん か)本当に死ぬと思ってなかったんだもん の)家族の犬が死んだのに息子がどうでもいいような顔してたら僕の育て方が間違ってることになるけど、泣いてるからホッとした
https://w.atwiki.jp/biofive/pages/97.html
被験体。 白人女性、瞳の色はブルー。 長期間にわたり薬剤による保存状態にあるが、脈拍、呼吸、 血圧、体温などのバイタルサインは全て正常の範囲内で推移。 ただし、体内色素に異常が確認される。 影響が顕著なのは頭髪。 その他、肌も若干の白化が認められる。
https://w.atwiki.jp/kuizu/pages/2074.html
lanolin 自作 体温でゆっくり溶けて皮膚を保護するため化粧品などに用いられる、 羊毛を刈ってウールする際に副産物として回収される ウールグリースを精製したものを何というでしょう? (2010年12月1日 @quizwiki ) タグ:理系 Quizwiki 索引 ま~英数
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/74.html
『缶コーヒー』 僕は飼っていたれいむを殺した。 とても可愛がっていたのだけれど殺した。 れいむは素直なゆっくりだった。 赤ゆの頃からずっと一緒だった。 共に過ごした時間は楽しかった。 まだ赤ゆの小さな体で一生懸命にリビングを跳ね回る姿。 のーびのーびの練習をしては結果を僕に逐一報告しにやって来た。 「ゆっくち!ゆっくち!」 ピンポン玉の赤れいむの姿が見えないときは耳を澄まして声のする方向を探した。 うっかり踏み潰してしまわないよう、慎重に、慎重に。 「むーちゃ、むーちゃ、しあわちぇぇぇ!」 美味しい物を食べさせてあげたときの涙目で叫ぶ大袈裟な感情表現が愛くるしかった。 指で頭をぷにぷにと触ってもらうのが大好きだった赤れいむ。 一番好きな食べ物はなんだっただろう。 いつか適当に与えた缶コーヒーを飲ませてあげた時が一番はしゃいでいたかもしれない。 砂糖がたっぷり入った甘い甘いコーヒー。 れいむは何かいい事をしたと自分が思ったときに、ご褒美として僕に何度も缶コーヒーを要求した。 「ゆゆっ! おにーさん! しんぶんさんをもってきたよ!」 「ゆゆっ! おにーさん! れいむ、うんうんをじぶんでおかたづけできたよっ!」 「ゆゆっ! おにーさん! れいむ、ごはんさんをたべおわったおさらをかたづけてくるねっ!」 「ゆゆっ! おにーさん!」 「ゆゆっ!」 チラチラと僕の顔色を窺いながら。 ソワソワとした様子で得意気に話す。 大きくなったれいむはやっぱり缶コーヒーが大好きだった。 れいむは聞き分けのいいゆっくりだったけれども、掃除機の音が大嫌いだった。 「ゆゆっ! おにーさん! うるさくてゆっくりできないよ! やめてね!」 掃除機とはそういうものだ。 僕が言う事を聞いてくれないと思ったらしく、ふくれっ面になるれいむ。 掃除の邪魔になるからどいてくれと言っても聞いてくれなかった。 何度言ってもその場を動かないから僕はついつい足でれいむをどかしてしまった。 それがショックだったのだろうか。 大声で泣き出したれいむは、泣き終わってからもしばらく僕と口を利いてはくれなかった。 その日の晩御飯をれいむは食べなかった。 次の日の朝御飯も。 「ゆひゃっ!」 だから僕は無言でれいむの頬に冷たい缶コーヒーを押し当てた。 びっくりしたれいむは僕に散々文句を言いながらも気がついたらボロボロと涙をこぼしていた。 僕も悪いことをしたと思っていたから素直にれいむに謝った。 抱き上げたれいむの柔らかさと温かさは今でも忘れない。 僕はれいむが大好きだった。 世界一の飼いゆっくりだと思っていた。 自慢のれいむだった。 ある日、街の野良ゆっくりたちの間で原因不明の病気が蔓延したとの知らせが届いた。 野良ゆっくりの死体がたくさん転がっていたのを覚えている。 それはゆっくりたちの間で起こる感染病の一種だったそうだ。 “だったそうだ”というのは未だに原因が不明だからである。 ある時、飼育小屋でゆっくりを飼っていた学校の生徒数名が原因不明の高熱に悩まされた。 すぐに飼っていたゆっくりが感染病にかかっていなかったかの検査が行われた。 結果は黒だった。 それが人間に感染したのかどうかまでははっきりとはわからない。 わからないが、人間たちはわからないからこそ、原因の元を絶とうとした。 ある場所に集められたゆっくりたちは一瞬で殺されてしまった。 病気のゆっくりも、そうでないゆっくりも。 いいゆっくりも、悪いゆっくりも。 賢いゆっくりも、馬鹿なゆっくりも。 やがて。 野良ゆっくりも、飼いゆっくりも。 人間に感染する可能性がゼロでない限り、人間と共に過ごす時間の長い飼いゆっくりは最も危険な存在だった。 役場の人間が僕の家にやってきた。 彼らは僕に一本の注射器を渡した。 それにはゆっくりを安楽死させるための薬が入っていた。 すぐにでも床に叩きつけて壊してやろうかと思ったができなかった。 原因不明の感染病は既に大きなうねりとなって広がりつつあったからだ。 いつれいむが感染病にかかるとも限らない。 僕は年老いた母と一緒に暮らしている。 僕はともかく、母が感染病にかかってしまったらどうなるかわからない。 近所のゆっくりを飼っていた家からも、ゆっくりの声が少しずつ聞こえなくなっていった。 ある夜、僕はれいむを手招きして呼び寄せた。 ぴょんぴょん飛び跳ねてやってくるれいむ。 僕がれいむに注射器を見せると。 「ちくちくさんはゆっくりできないよっ!」 そう、叫んだ。 僕はれいむに最初で最後の嘘をついた。 感染病の事はれいむも知っている。 この“チクチクさん”を我慢しないとれいむも感染病にかかってゆっくりできなくなってしまうよ、と。 れいむは俯いた。 考え込んでいた。 それからキリッとした表情で叫んだ。 「ゆっくりわかったよ! それじゃあ、れいむがちくちくさんをがまんできたら……」 我慢できたら缶コーヒーを飲ませてほしいと。 僕はれいむと偽りの約束を交わした。 れいむの頬に注射器を刺す。 「ゆ゛ッ」 短く声を上げた。 しばらく唇を噛み締めて小刻みに震えていた。 注射器を引き抜く。 「れいむ、ゆっくりがまんできたよ!」 僕はれいむの頭をリボン越しに何度も何度も何度も撫でてやった。 それかられいむは僕に眠気を訴えてきた。 「ゆぅ……れいむ、すーやすーや……したくなってきたよ」 僕は震える唇を噛み締めて「ゆっくりお休み」とだけ告げた。 れいむは僕の顔を見上げて、涙を流して微笑んだ。 「ゆゆっ! おにーさん! ゆっくり……さよなら」 僕はれいむから目が離せなくなった。 それから二度とれいむは動かなくなってしまった。 れいむは気づいていたのかも知れない。 “チクチクさん”の意味を。 今、僕の手元にはれいむが大好きだった缶コーヒーが置いてある。 あれからもう何年も経つのに僕は時々こうやって、無意識に缶コーヒーを買ってしまう。 自分で飲むわけでもなく。 まして誰かに飲ませてあげるでもなく。 僕はずっと缶コーヒーを握りしめていた。 汗をかいてしまった缶コーヒーの水滴が僕の指を伝う。 冷たかった缶コーヒーは僕の手の体温で少しずつ温められていく。 やがて、僕と同じ体温にまで達する。 同じ体温。 れいむの頬の温かさ。 僕は缶コーヒー越しにれいむの体温を感じていたのかも知れない。 もう、二度と会うことはできない。 れいむの体温を。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/216.html
【名前】榛原 経理《はいばら けいり》 【性別】女 【所属】科学サイド 【能力】空間凍結《ダイヤモンドダスト》/大能力《レベル4》 【能力説明】 温度操作系能力の中でも特に温度の低下に特化した能力。 距離ごとに低下できる温度の上限が変わり、最大(二メートル以内)でマイナス二〇〇度程度、 五〇メートル程度であればプラス五度程度まで温度を下げることが出来る。 かなり強力な能力だが、この能力の真骨頂は温度低下ではなく、温度低下の精密な分布にある。 簡単に言うと、局地的に温度を下げることで気圧差を生じさせ、異能力~強能力レベルの風を起こすことができる。 これにより、途轍もなく冷たくした空気を風によって運ぶのが得意技。自身は能力によって冷気に耐性を持つ。 【概要】 常に無表情なダウナー系少女。いつもダルそうな表情をしている。 しかし、これは実は本当にダルいわけではなく、拡散力場を冷気として放っている為常に体温が低く、 身体が上手く動かないから周囲からはダルそうにしているように見えているだけである。 そんな訳で、仕草はリスのような小動物じみたものが多い。意思表示する際には相手の服をよく掴む。 前述の通り、拡散力場を冷気として放っている為、体表は夏の炎天下だろうとひんやりしている。 【特徴】 茶髪のセミロングで身長は一五五センチ程度。普乳。 体温が低い関係上、常に毛糸の帽子にマフラー、制服の上からコートを着るなど、厚着しまくっている。 下半身も、ミニスカートに学園都市謹製の保温性抜群タイツを穿いている。 【台詞】 台詞の前の「……」が多い。断定系の口調。一見無感情っぽいが、実はかなり感情に富んでいる。 「…………邪魔。…………どいて」 「………………ありがと。…………そんな風に言ってもらったの、……初めて」 【SS使用条件】なし、書いてないところはご自由にどうぞ
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/237.html
「今回は熱さに対する我慢対決です。そこにある特設サウナに入り、先に出るか意識を失った方が負けとなります。 禁止事項はアイテムの持ち込み・能力の使用・戦闘行為で、他は何をしても自由です」 至ってシンプルなルール説明が終わり、サウナの扉が開かれる。 一体内部の気温がいかほどなのか、扉を開けた瞬間に入り口付近の景色が歪む。 「では、どうぞ中へ」 映姫に従い、霊夢とチルノはサウナの中へと入る。 「熱っ! ナニコレ!?」 「これは……氷精じゃなくても辛いわね……」 外から扉が閉ざされ、外部へと熱が逃げなくなる。 開始から10秒と経たずにチルノはグロッキー状態である。 「これ、やばい……もう溶けそう……」 「……ねぇチルノ。私に密着しなさい。熱さがなくなることはないけど、ここの気温よりはまだ私の体温の方が低いから」 「うん……わかった……」 チルノは言われるままに朦朧とした意識で霊夢に抱きつく。 「ほんとだ。少しだけど霊夢が冷たく感じる……」 「良かった。少しは楽になったみたいね」 ~ 少女耐久中 ~ 「霊夢……あたいもうダメ……」 「そう? なら無理しなくていいから外に出なさい」 「わかった……」 こうして、今にも死にそうな表情をしたチルノが外に出たことで霊夢の勝利が確定した。 チルノが出てから数秒の間を置いて霊夢がサウナから出る。 ~ 回答篇 ~ 霊夢がチルノとくっついていたのは別にチルノの身を案じたのではなく、ただ単純に低温の何かを抱いていれば自分が楽できたから。 これにより、霊夢は体力の消耗を最小限に抑えることができたため、競技終了後もピンピンしていた。 ただ、霊夢が提案した方法はあながち間違いでもなく、古代エジプトでは気温より体温が低くなるため、実際に霊夢が提案した方法で涼を取っていたらしい。 チルノ 耐久 霊夢 風呂