約 59,054 件
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2199.html
佐助は千代女の屋敷に戻ると事の顛末を報告した。 「お前ともあろう者がみすみす取り逃がしたと言うのか!?」 千代女の扇が真っ二つに割れた。 怒りの余り千代女の顔色は青くなりワナワナ震えている。 佐助はじっと静かに頭を垂れていた。 「我が甲賀の禁術、敵方に漏れて何とする!?答えや佐助!!」 「――畏れながら」 佐助は淡々と理由を告げた。 かすがは禁術を会得しているもののまだ未熟で、とても他の忍に秘儀を伝授するだけの 能力が備わっていない事。 今突然望月が単独で上杉に戦を仕掛ければ、武田から叛意有りと受け取られかねない事。 最後に今回かすがを使ったのは千代女の独断であり、武田の意向では無い事。 「くっ……」 流石の千代女も黙るしか無かった。 「……下がって良い」 不機嫌な表情のまま、千代女は佐助を下がらせた。 誰も居なくなると千代女は割れた扇を力任せに襖に投げ付け爪を噛む。 (何と口惜しい) かすがの代わりを早急に育てねばならない。 しかしそうは言っても適当な者などなかなか居る筈もなく、千代女は臍を噛んだ。 先に織田方へ送り込むべきだったと後悔したが後の祭りだ。 (まこと口惜しい事よ) 夜明け前19
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1403.html
「お帰りなさーい。お風呂にする? ご飯にする? それともア、タ、シ?」 家に帰ると佐助が割烹着を来て厨に立っているので、小十郎は農具を落とした。 がらんげろんがろん、といい音がする。 「な……な……」 「呼んだでしょ?」 「いや……確かに、呼んだ、が」 「ま、探り直したい場所があっただけなんだけどね。ついでに寄っただけだよーん」 佐助はからりと笑ってカマドにかかった鍋の様子を見た。羹が出来上がっている。 料理の腕はどうなんだろう、と思ったが、鍋からは実にいい匂いが漂ってくる。 農具を片付け、帽子を取って手を洗う。鍋を覗くと、味噌と野菜のいい匂いから想像できる羹が出来上がっていた。 ふぅむ、と顎に手をやった。野菜の切れ端から味噌一欠けらまで無駄にしない見事な処理能力。 戦場で培ったのだろう「全部ぶち込んで煮る!」という料理は、嫌いではない。 握り飯が握られている。掌に余るほどの大きな握り飯は真田流だろうか。 「呼んだってことは」 佐助の顔が近い。にいっと笑う顔は女そのもので戸惑いを覚えた。 「そういう、こと?」 顔に血が昇った。色気も何もない顔が艶やかに笑うというのは、かなりまずい。 「そういう、つもりじゃねぇ」 「いいんだよ? 俺は、いつだって」 顔を誤魔化すために小十郎は布巾を使って鍋を上げた。茣蓙の前に置き、茣蓙に座る。 佐助は割烹着を脱いで前に座った。お椀や玉じゃくしなどは全部奪われたため、よそってもらう。 なんとなく、恥ずかしい。 「いっただっきまーす」 ぱん、といい音を立てて佐助が手を合わせる。小十郎も軽く頭を下げて手を合わせた。 「いやぁ、あったかいご飯って久しぶりだわ。あ、ねぇねぇ、お漬物ある?」 「糠床なら厨にあっただろ。適当に食え」 わーいっ、と佐助は無邪気に笑う。小十郎は顔を伏せて羹をすする。 京の薄く上品な味付けとは違い、野性味溢れるいい味だ。 「でも一番食べたいのはさあ」 音もなく佐助が小十郎の隣に座る。小柄でしなやかな体が、腕を取って絡みついてくる。 先ほどまで微塵も感じなかった、濃密な女の気配。 「アンタなんだよねぇ……」 伸びてきた手を払い、握り飯にかぶりついた。塩と梅干だけの他愛ない握り飯だが、 単純だからこそ米の味が引き立っている。 「黙って飯を食え。――俺は、お前をそういう目で見たくない」 「じゃあ……どうしたら、見てくれるのかなぁ……」 耳元に吹きかかる甘い息。ぞわりと体が粟立った。 細い、肉感的とは言い難い体。男とも女ともいえないような、人の匂いのしない体。 なのに立ち昇る気配は女をこれ見よがしに漂わせ、小十郎を誘う。 これが忍びの手かと感心する。 久しく女を抱いていない小十郎のどこに訴えればいいか、この女は分かっている。そして誘う。 そうやって、何を得る? 京の情勢など、一介の農夫が事細かに知るはずがない。 「何が、目的だ?」 「あ、ひっどーい。人が折角何の利益もなしに男に迫ってるのに」 「俺に言い寄る連中は、大抵何か目的があった。苦界から抜けたい遊女。出世を望む小姓。 片倉に取り込みたい女中。――お前はどれなんだ?」 「どれでもないよ。強いて言えば」 手が伸びるが今度は拒まない。にやりと笑って口付けを受け入れる。 「あんたが気に入った。自分のものにしたい。抱かれたい」 がたん、と大きな音がした。戸が揺れた。そちらを見るが、人の気配はない。 「風だよ。野分じゃない?」 佐助は笑う。脂粉の香がきつい女よりよほど妖艶な笑みに息を呑む。 どこまで手を伸ばしても届かない政宗が天を駆ける竜なら、この女は何だ。 ――鴉。 高く空を舞い、気まぐれに地に降り立つ。人を惑わし、嘲り嗤う。 蒼天を駆る大きな翼は黒のようで紺のようで紫のようで、とても綺麗だ。 額の鉢金を落とす。佐助の目が細くなる。楽しそうに笑うが感情が読めない。 ――この女に嵌るのは危険だ。きっと、抜け出せなくなる。 そして小十郎を突き落とし、嗤って天に昇るだろう。 そういうことに慣れた女だ。 けれど、それでもいいかと思う。たとえからかい目的であっても好意を寄せられれば悪い気はしない。 「野分が近いとさぁ……体、疼かない?」 ゆっくりと押し倒される。唇の間から舌が覗いた。赤くいやらしい色をしている。 乗りかかり、腰を捻って佐助が笑う。 「悪くない眺めだな」 「そう? ねぇ……、あんたの女になってもいーい?」 佐助の腰に手をやって見上げる。灯りの乏しい室内でも、佐助の顔はよく見えた。 少女のようでもあり、慣れた女のようでもある。 本当に、何もかもが曖昧な奴だ。人かどうかも疑わしい。 こいひとよ11
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/563.html
もともと乳母が若君の性の手ほどきをするように、 佐助もいつかは幸村の童貞をもらってやろうと思っていた。 それが何となく惜しくなって延ばし延ばしにしていたら、 鳶に油揚げならぬ竜に油揚げをさらわれてしまった。 男にとって初めての相手は格別の印象が残る。 結ばれぬなら、せめて記憶に刻まれたいと思っていた佐助の無念さは余りあるものだ。 案の定、寝ても覚めても伊達政宗。 だから、佐助はその記憶を自分で上塗りしてやろうと企てたのだ。 記憶を消すと言う卑怯な真似ではなく、正々堂々と技巧で。 幸い向こうは生娘。大した手練ではなかったろう。勝ち目は存分にある。 なにしろ佐助は天才くのいちである。房中術の腕前にも自信がある。 激5
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1545.html
忍びである猿飛佐助の朝は早い。 今日も今日とて貴重な睡眠時間を確実に確保しつつ(因みに前日午前二時就寝) 朝日が昇ると同時に目を覚ます。時刻は午前六時(現在(ry)を指している。 「さぁてと、今日もお仕事お仕事っと…」 破格の待遇で躑躅ヶ館の一角に設けられた自分の部屋から姿を現し、 水を汲むため井戸に向かう最中で、佐助はザバ、と言う水音に気づいた。 「ん?あの音はまさか…いやいやあの二人が寝たのはもっと遅いはず… だけどあの井戸を使う人間は限られてるし、でもあの二人以外はこんなに早く 起きないだろうし…」 昨夜が昨夜だっただけに、普通に考えれば『あの二人』では無いはずである。 「ま、いけばわかるっしょ」 意味も無く鼻歌交じりに佐助は足を勧める。 そして、暫くもしない内に井戸の手前の角を曲がった瞬間、佐助は驚愕の 瞬間を目の当たりにした。 「早起きとは何と清々しい事よ、のう幸村ぁ!」 「まことに仰るとおりでございまする、お館様っ!!」 佐助の想像しうる限り、どう考えても自分より眠っていない筈の信玄と幸村が、 井戸の端で仁王立ちしている(何故仁王立ちなのかはわからない) その姿は実に爽やかで清々しく、ともすれば開いた口から見える歯が本当に キラリと輝き、飛び散る汗は眩しく光る勢いだ。 少なくとも、数時間前まで情事に浸り、あらん限りの体力を使い果たした筈の 人間の所業には到底見えない。実際には使い果たしていないが。 「………ウソダローン」 上司二人(一人は少女)の底無しの体力に、佐助はそう言う以外為す術も なかった。 そんな佐助の脱力感を知る由も無く、 「お館様っ」 「幸村っ」 「おやかたさばぁぁっ!」 「ゆきむるぁぁっ!」 猛々しい声が二つ、明けたばかりの甲斐の空に今日も響き始める。
https://w.atwiki.jp/sengoku4/pages/685.html
戸石城の戦い 戸石城の戦い あらすじ ステージ情報基本情報 戦評 武将データ 戦局展開・イベント ミッション・次の一手・手柄ミッション 次の一手 手柄 推奨秘薬 特別会話相互 個別 特殊 攻略アドバイス 無双演武(真田丸)・第十二章「覚悟」一覧 あらすじ 徳川軍が上杉征伐に出陣した隙を狙い、 石田三成が挙兵、軍を東に向けた 報せを聞いた家康も直ちに軍を西へ返す。このとき 真田昌幸・幸村父子は家康から離反し上田へ戻った 家康は西上する軍を二手に分けた。 一方の主軍は自ら率いて東海道を進む もう一方の別動隊は徳川秀忠が率いて中山道を進んだ。 この中には徳川配下に残った信之がいた くのいち 「信之様と戦うことになるんすね…」 真田幸村 「皆、己の心に従って決めたことだ。 あとは悔いのない戦をするのみ」 昌幸・信之・幸村、それぞれの決断は真田の家を 割ることとなり、家臣たちも敵味方に分かれた そんな中、秀忠・信之率いる徳川軍別動隊が 上田城の支城・戸石城に迫ろうとしていた ステージ情報 基本情報 冒頭解説 秀忠軍を誘引すべく幸村が動く。その背に半蔵の影が迫る 出現条件 民救出任務をクリア 操作可能武将 くのいち(・佐助) 難易度 ★★★★★★★★☆☆ 開始時刻 申 制限時間 12時間 勝利条件 真田幸村の脱出地点への到達 敗北条件 真田幸村とくのいちいずれかの敗走↓真田幸村とくのいちと佐助いずれかの敗走 戦評 判定基準 S判定 クリア時間 9'00"00 武将撃破数 19 被ダメージ 20% 護衛対象被ダメージ 20% 武将データ 真田軍 備考 徳川軍 獲得 備考 真田幸村 総大将選択禁止手柄No.2の護衛対象 真田信之 装飾 総大将 くのいち 敗北条件ミッションNo.5の必要武将 稲姫 装飾 佐助 増援1増援パートナー回想選択禁止敗北条件手柄No.1の必要武将 本多正信 装飾 ミッションNo.1の撃破対象 穴山小助 増援2ミッションNo.3の護衛対象次の一手No.3の効果対象手柄No.3の防衛対象 牧野忠成 装飾 根津甚八 大久保忠隣 装飾 ミッションNo.3の撃破対象 土井利勝 装飾 成瀬正一 装飾 仙石秀久 装飾 本多忠政 装飾 酒井忠世 装飾 戸田一西 巻物 最上家親 巻物 酒井忠利 金銭 ミッションNo.5の撃破対象 日根野吉明 金銭 山口重政 金銭 酒井家次 不定 次の一手No.3の効果対象 牧野康成 不定 諏訪頼水 不定 榊原康政 不定 増援1 服部半蔵 装飾 増援2ミッションNo.2の撃破対象手柄No.1の撃破対象 鈴木忠重 巻物 伏兵ミッションNo.4の撃破対象 戦局展開・イベント 開始直後、ミッションNo.1が発生。北砦に侵入後、伏兵の鈴木忠重を発見。ミッションNo.4が発生。 ミッションNo.1発生後、真田幸村が撤退開始。次の一手No.1が発動可能。次の一手No.1発動後、くのいちが徳川軍を挑発。徳川軍武将がくのいちへ進軍開始。 真田幸村が撤退開始後、敵増援1の榊原康政が戸石城に出現。敵陣士気が一部上昇。真田幸村が橋を通過後、敵増援1の服部半蔵が出現。ミッションNo.2が発生。 服部半蔵が出現後、自軍増援1の増援パートナーの佐助が出現。佐助が操作可能になる。敗北条件変更。 ミッションNo.2達成後、服部半蔵が撤退。 ミッションNo.1達成後、中央砦を制圧。自軍増援2の穴山小助と根津甚八が真田幸村の影武者として出現。中央砦と南東砦が開門。大久保忠隣らが進軍開始。ミッションNo.3が発生。 ミッションNo.3発生後、各地の門が開門。本多忠政らが真田幸村を無視し、穴山小助と根津甚八へ進軍開始。次の一手No.3が発動可能。次の一手No.1発動後、くのいちが影武者を鼓舞。穴山小助と根津甚八が奮起。 ミッションNo.4未発生時、伏兵の鈴木忠重が真田幸村へ進軍開始。 佐助が服部半蔵を撃破し、かつプレイヤー武将がくのいちの場合、ミッションNo.5が発生。 夜になった後、次の一手No.2が発動可能。次の一手No.2発動後、忍者隊長が各地に出現。真田軍の視界を確保。 ミッションNo.3達成後、洞窟への門が開門。真田幸村が退却地点へ移動開始。 真田幸村が洞窟へ侵入後、東軍本陣が開門。真田信之と稲姫が進軍開始。 ミッション・次の一手・手柄 ミッション 番号 名称 内容 備考 No.1 戸石脱出 中央砦制圧のため本多正信と牧野忠成を撃破せよ! No.2 幸村の忍び 服部半蔵を撃破せよ! No.3 影武者 穴山小助と根津甚八を援護しつつ大久保忠隣らを撃破せよ! 撃破対象は大久保忠隣、土井利勝、成瀬正一、仙石秀久の4人。 No.4 ☆不意打ち阻止 伏兵の鈴木忠重を撃破せよ! くのいちが居所を指摘する。 No.5 ☆センパイの役目 くのいちは敵武将を撃破せよ! 必要武将:くのいち撃破対象は酒井忠利、日根野吉明、山口重政の3人。 ☆はボーナスミッション 次の一手 番号 名称 内容 効果 備考 No.1 酒井家次を挑発 酒井家次を挑発する くのいち、徳川軍を挑発!徳川軍武将、くのいちへ進軍開始! No.2 忍者で夜間視界を確保 偵察忍者を各所に配し夜間でも周囲が見えるようにする 忍者隊長、各地に出現!真田軍、視界確保! No.3 くのいちが影武者を鼓舞 くのいちが影武者を鼓舞し影武者を奮起させる 穴山小助と根津甚八、奮起! 手柄 番号 名称・条件 備考 No.1 佐助で服部半蔵を無双奥義で撃破 No.2 【一手】真田幸村の体力を一度も減らさずに勝利 次の一手「真田幸村が高梨内記らを鼓舞」の開放条件 No.3 影武者を一人も敗走させずに勝利 推奨秘薬 名称 備考 特別会話 相互 対象武将 内容 話者 発言 くのいち 佐助 佐助 …あのさ くのいち 仕事中でしょ。手ぇ動かしなよ 個別 使用武将 対象武将 内容 話者 発言 くのいち 服部半蔵 くのいち 裏切者は断じて始末する!…って感じっすか、半蔵の旦那 服部半蔵 ならばどうする くのいち んー、まあセンパイとして?好きにはさせらんないかな! 佐助 稲姫 佐助 あんたはやっぱ信之様が徳川について嬉しいわけ? 稲姫 …そんな風に思えたら、苦労しません 佐助 ふうん? めんどくさい性格してんね 稲姫 大きなお世話です! 真田信之 佐助 わかんねえな。あんた、幸村様のこと大事にしてたじゃん 真田信之 だからこそだ。互いの思いに嘘はつけぬ 佐助 …それは家族だから?やっぱよくわかんねえ 特殊 使用武将 発生条件等 内容 話者 発言 任意 次の一手No.1を発動 くのいち 上田でボロ負けしたくせに性懲りもなく。徳川のお歴々は覚えが悪いんすかね? 酒井家次 おのれ、減らず口を!あの者、必ず討ち取ってくれる! 次の一手No.2を発動 くのいち あっしの手配りに抜かりはありませんぜ 次の一手No.3を発動 くのいち もっと幸村様らしく見せなきゃダメじゃん!気合入れて、気合~! 真田信之 思いのほかよく働く…。これでは幸村を知らぬ者には見分けがつくまい ミッションNo.4発生時 鈴木忠重 さすがは幸村様の忍び…めざといな ミッションNo.4成功時 佐助 こいつ、昌幸様の家臣だったんじゃ…。…お家が割れるってのはこういうことだよな ミッションNo.4未発生時 鈴木忠重 これも信之様の御為…幸村様、ご覚悟! ミッションNo.5発生時 くのいち …佐助とか当てになんないし。コーハイは黙って見てなよ! ミッションNo.5成功時 佐助 …相変わらず、いい腕してんね 攻略アドバイス 幸村の撤退を援護するシナリオだが、真田忍軍の活躍もあり撤退自体は比較的円滑に成功する。 問題となるのは、手柄No.2のかなり厳格な内容であろう。 これは、橋の向こうに般若湯が入った樽があるため、これを回収して予め無双ゲージを確保しておき、 出現直後の半蔵を騎乗奥義で秒殺するのが一番の安全策となるだろう。 但し、このやり方は手柄No.1およびミッションNo.5の条件とは完全に矛盾してしまうため、 本シナリオは素直に二周した方がよい。 無双演武(真田丸)・第十二章「覚悟」一覧 お役目 主戦場 副戦場 幸村暗殺任務 民救出任務 戸石城の戦い 上田城の戦い 染谷台追撃戦 ガラシャ捜索戦 関ヶ原の戦い(真田丸) 長谷堂城の戦い
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1558.html
実体のない影とは違い、陽の気に溢れた太くて硬くて熱い、しかも幸村の初穂だ。 「旦那っ…だんな…」 根元まで咥えたらば僅かに捻りを入れながら腰をあげる。 自分の小さな胸を揉みながら、肉を掻き回される感触に酔う。 幸村も、食いつくような佐助の柔肉に夢中になり、気がつけば佐助の細腰をがっしりと掴み発条のきいた動きで腰を突き上げていた。 狭い肉を広げれば、ざらついた感触が幸村の亀頭を刺激し、それに夢中になれば不意に吸い上げるように締め付けられる。 「くうっ…佐助ぇ…」 「あんっ…旦那、もっと、もっとだよ…足りないよう…」 乳首を摘みながら、空いた片手は幸村を受け入れている場所へ向かい、律動に震える肉の芽を撫でる。 途端にきつく閉まった女陰に幸村はたまらず精を吹き上げてしまう。 奥深くへ注がれる熱さに佐助はのけ反り、自分から腰を押しつけ最後の一滴まで絞り取ろうと腰を回す。 はっ、はっ、と立て続けの放出に息を荒げる幸村を愛しげに見下ろすと、まだ中にいる男根を意図してきつく締め上げる。 「うっ…!?」 「旦那、まだ足りないっていったでしょ?」 もっと、もっと幸村の精液を飲ませてとねだる佐助の巧みな動きに抗えず、淫らな笑みに見とれながら幸村は促されるままに腰を使うしかなかった。 めくらの恋15
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2196.html
――ならばせめて彼女に寄り添い支えよう。傍に居る事なら自分にも出来る。 かすがを伴って以来、佐助は忙しい合間を縫って何度も千代女の屋敷を覗いた。 既にかすがは千代女からの任務をこなしていた。 閨の中で己を愛した男を悉く斬り捨てる――まだ若い彼女は、たった独りで その重荷に堪えねばならなかった。 あのかすがにそんな事が出来るだろうか。独りで泣いているんじゃないか。 余計なお節介だとは思いつつも佐助はそう心配していた。 案の定、いつも人気の無い場所でかすがは膝を抱え声を押し殺して泣いていた。 近付いて声を掛けると彼女は腕の中に飛び込んで泣いた。 顔を埋めて「もう堪えられない」と言いながら佐助の胸で泣きじゃくる。 取り縋るかすがを佐助はそっと抱き締めた。 何も訊かない、何も言えない。そんな苦い逢瀬を二人は幾度も繰り返した。 最初からこうなる事は分かっていた。 千代女の企みも、かすがの哀しみも、自分の無力さも。 今は凍て付く夜の世界だ。でも必ず夜明けは来る。彼女が解き放たれる日がきっと来る。 佐助はそう信じて前にも増して戦に没頭した。 かすががもうこれ以上、誰かを殺さなくても良いように。 夜明け前16
https://w.atwiki.jp/bsr4serihu/pages/7.html
甲斐・躑躅ヶ崎館 ステージ開始 信玄 「フッフッフ…虎の館と知って、飛び込んで来るか その度胸やよし! 歓迎するぞッ!」 幸村 「お館様ァッ!今日(こんにち)までの鍛錬ッ! この幸村めに、示させて頂きたくッ!!」 信玄 「よかろう…やってみせよ、幸村ァッ!!」 ステージ途中「風」 幸村 「武田が心得ひとぉつ! 疾きこと風の如くッ! これ即ち、先手必勝なりぃッ!」 信玄 「ほう? では問うが、その疾さに兵法はあるのか?」 幸村 「へ、兵法…? そ、それは…それは…」 撤退 信玄 「出直せい!幸村ァ!」 幸村 「ぐうっ…ふ、不甲斐なし…!」 「風」撤退後、幸村反省中 幸村 「この幸村、意志なき風に事は運べぬと知り候…!」 佐助 「反省だけなら猿にもできるってね この機だ、しっかり学びなよ、大将」 佐助とプレイヤーが交戦開始 佐助 「闇に紛れてこっそり…ってのが、趣味なんだけどねえ」【4】 「徐かに癒すこと、林の如く… 大将!俺様が時間稼ぐ間に、気合入れ直してよ!」【皇】 佐助の体力減少 幸村 「ヌッ!?大事ないかあッ、佐助ぇッ!?」 佐助 「ちょ…声がでかすぎだって、大将!恥ずかしいっての」 佐助撤退 佐助 「…はい、俺様のお仕事、本日はここまで 後は任せたぜ、大将」 幸村 「よしきた、佐助ッ!この幸村、任されたァッ!」 ステージ途中「火」 幸村 「フッ!フン!(スクワットの掛け声) 負けられぬ!」 幸村 「武田が心得ひとぉつ!滾ること火の如くッ! 漢のたぎる肉体こそ、明日を繋ぐ架け橋なりぃ!」 信玄 「ほう…? では問うが、 その炎は何の為に燃やすものか?」 幸村 「な、何の為…? そ、それは…それは…」 幸村撃破 幸村 「この幸村…今一度、 己の風林火山を見つめ直し候…!」【皇】 ステージ途中「山」 信玄 「フッフッフ…動かざること、山の如しじゃ!」 【分岐】幸村3度目登場 幸村 「お館様ァッ!この幸村、己の風林火山をついに 見出して候ォーーーッ!!」 信玄 「ウム! ならば示してみよ、幸村ァーーーッ!」 幸村とプレイヤーが戦闘中 信玄 「幸村!武田式熱血噴火準備体操は、済ませておるかァ!」 幸村 「無論にござりまする、お館様ぁっ!」 幸村撃破 幸村 「この幸村…道場でまた鍛え直しでござる…!」【皇】 信玄 「おぬしの方が一枚上手であったか…!」 信玄戦闘開始 信玄 「フッフ…おぬしに見せてやろう このワシの風林火山をッ!」 【分岐】甲斐双虎戦の場合 信玄 「もうよい、幸村!ワシの元へ来ぉいッ!風鈴火山の 何たるか…おぬしに直接、見せてくれるわッ!」 幸村 「お、お…お館様…! あ、有難き、幸せ…ッ!」 武田主従登場デモ 信玄 「風林火山、それは兵法のみの教えにあらず 己の志、そして、民の心にも通ずると知れ!」 幸村 「はいィ! ぅお館様ぁあ!」 甲斐双虎戦開始 信玄 「征くぞォオオオ、幸村ァアアアアアッ!」 幸村 「はいぃィイイイ、お館様ァアアアアアッ!!」
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1242.html
快感の波の強さが大きすぎて姿勢を保っていられなくなった謙信は、 震える手で佐助の肩を強く掴む。 「ああ、やあ、やあああっ!…もう…もう…っ!」 首をぶるぶるとせわしく横に振り、とめてくれと懇願する。 「んっふふ、欲しくてたまんない?」 謙信は、息を激しく乱しながら必死に佐助の首に掴まり、目を離さぬまま小さく頷く。 快感が強すぎて自然に涙がこぼれ落ちる。淫気に満ちた謙信の表情を見て、 ようやく佐助の下劣な心も晴れてくる。 「…っ!」 それと同時に自分の行き過ぎた粗野な振る舞いに気づき、今更ながら罪悪感が 湧いてきた。 (俺としたことが…感情を制御できずに…のぼせ上がっちまうなんて…っ…) 佐助は失っていた落ち着きを僅かに取り戻し、手の動きを緩める。 「しんげん…しんげん…の…」 (…はぁ、俺はそんな酷いことしそうな顔してたのかねえ…) やってしまった、と思いつつも、今頃になってコロッと態度を改めるのも決まりが悪い。 謙信を刺激しすぎぬよう、頬に伝った涙をそっと舐めとってやるくらいにしておく。 「わかってるって。…後は大将のでね、よくしてあげるから」 してあげる、という言い方が妙にひっかかるが、 「ああ…おねがい…っ…」 謙信にとっては、そんなことなどどうでもよい。とにかく信玄の熱さが恋しくて、 たまらない。 とろとろになった熱い膣の中は柔らかくほぐれて充分に潤っている。 佐助の指をくわえたまま大きく収縮し、もっと大きな塊を迎えるのを 待ちわびるかのように中をひくつかせている。 「(あちらさんも、そろそろいい具合かなっと…)…かすがぁ!」 佐助の呼びかけに信玄が手を離してやる。 解放されたかすがが息を切らしながら返事をする。 「んん…ぐっ!…はぁっ、はぁっ、さ、佐助、いいぞ!」 忍び達が身を離す。振り向いて主達の痴態を見せ合う。 「あ…あっ…しんげん…っ!」 「うお…、謙信っ…!」 向かいあっていた信玄と謙信は、ここで初めて、まじまじと相手の秘所を 見ることになった。 充血しきって赤く色づき、水気に満ちた女陰と、太い木刀のように固く鋭く 反りあがった男根。どちらも助平な涎をしたたり落としている。 (…ああぁ…あなたさまの、そのおおしきもので……はやく…) (…真っ赤に熟れて…あぁ、下の唇まで動かしおって…なんと淫らな……) 見合った瞬間にますます「欲しい」と欲情を膨らませたのか、互いの秘所が 呼び合うようにひくひくっと動いて涎が更にこぼれ落ちる。なんとも淫靡な 光景である。 (あーぁ…涙目になってんじゃん、かすがったら…何?本気で頑張っちゃったわけ? …なんてね。俺が言えた義理じゃない、か…) (なんだ…佐助っ…本気で謙信様を骨抜きにするとは……くそっ、どっちに嫉妬 してるんだ、私は…) 忍び達はひとまず自分の心を脇に置いて、この次に行うことを目で合図し合う。 そして大胆な行動に出ることにした。 武田軍×上杉軍23
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2139.html
「ねェ、かたくらさん……」 助けを請うように、きゅうと着物の襟に縋りついて、佐助は、哀れみと欲情とを誘うような潤んだ目で小十郎を見上げた。 「俺を、抱いてよ……」 先ほど膝を撫でたように、掌が着物の隙間に進入して、鍛えられた厚い胸板を撫でた。そろり、そろり。 そればかりか徐々に徐々に着物を乱して、いつのまにか小十郎は上半身を肌蹴させられていた。 彼は思わず小さく呻いた。胸元を撫でていた手が、ゆっくりと滑り落ちて腹筋と窪んだ臍を辿り、 下腹の辺りを摩り始めたのだ。煽るように、誘うように。やわやわ、やわやわ。 「佐助ッ……」 「ね、抱いて、片倉さんじゃなきゃだめ、他のじゃ、全然満足できねぇの」 「駄目だ、今はそんな場合じゃっ……!」 そんな場合じゃない、早くここから脱出しなければ。 抗議は、言い終える前に途切れてしまった。 佐助の指が、小十郎の股座に伸びてきて、服の上からそこをするりと撫で上げたのだ。 やわやわ。弄ぶようにそこを擦りながら、佐助はくすくす笑って小十郎の頬に、首筋に、唇の端に何度も宥めるような口付けを落とす。 その摩羅は、着物越しでも分かるほどに兆し始めていた。 それを佐助は、巧みな指使いで撫で擦り、じりじりと昂ぶらせていく。 「欲しいよ、片倉さん、片倉さんでなきゃ、足りない……足りなくて、死んじゃうよう……」 甘い甘い砂糖菓子のような声音で強請り、強請り、切なげに身を捩じらせる。 頬に掛かる熱い吐息でさえも甘く感じられそうなほど。 誰だ。 こいつは、佐助、なのか。 ずき、と再び頭に走る痛み。小十郎は堪らずに呻いた。 もしかしたら、自分は狐か狸にでも化かされているのだろうか、もしくはこれは、夢か何かなのだろうか。 そう思ってしまうほどに、いま小十郎の目の前にいる忍は、いつもと印象が違い過ぎた。 血煙纏う戦忍などではなく、色忍……いやむしろ、これでは娼婦ではないか、と。 だが目の前の女は、どこをどう見ても間違いなく、佐助で。朱色の髪も白い肌もいつも慈しんでいるものに相違ないのだ。 ただ、その顔に浮かぶのは、普段よりもずっと色濃い『女』の表情で。 つぅ、と人差し指が、服の上からそこをなぞった。根元から先端にかけて、遊ぶように軽くゆっくりと、 かと思えば、親指で強く擦られる。 お気に入りの玩具で遊ぶかのように、佐助の指は、なんとも楽しそうに動いた。 小十郎を苛んでいた頭痛はやがて、止まぬ愛撫の快楽に中てられて、昂揚へと摩り替わる。 駄目だ、流されるな、流されてはいけない。 必死で己に言い聞かせるが、腰骨を通って脳へ伝わってくる快感の波は尋常ではなく、 何より小十郎自身、こんな状況にありながら――いやむしろこんな状況だからなのか―― 白い裸身に、見た事も無いようなその艶姿に、僅かながらも興奮していた。 松永久秀の恐るべき計画10