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「俺はお前をマスターと認めた覚えは無い」 人物 ゲーム版メダロット1、2、3、4、DS、7(カブトバージョン)とアニメ版メダロットに登場する主人公の愛機 性格 江戸っ子気質な性格であり、熱血な性格でもある SSにおけるメタビー 5章に登場 性格は変わりない シーズン2は変形機能を搭載したサイチカスのパーツを装備している 補足 佐倉杏子をライバル視している 技 技はパーツの装備によって違う 技を発動できるパーツは頭部、右腕、左腕でそれぞれ1つずつ装備できる サブマシンガン(ブラスター) ダメージにばらつきのある連射攻撃 リボルバー(ヒューザー) スタンダートな射撃攻撃 反応弾(ミサイル、バリスター) 追尾機能のある射撃攻撃 まどマギでいうティロ・フィナーレ 王者デコトム 化身 アームドすると、パワーがあがる(メダロットの場合アームド変形ともいう)
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話数 タイトル 作者 登場人物 時間 場所 051 バイバイYESTERDAY ◆2zEnKfaCDc 高巻杏、赤羽カルマ、 朝 E-6 052 つわものどもが夢の跡 ◆2zEnKfaCDc 雨宮蓮、小林さん、漆原半蔵、花沢輝気 朝 D-2 053 朝焼けすらも許さない ◆2zEnKfaCDc 三千院ナギ、モルガナ 朝 B-4 054 Memosepia【戻れない選択が象ったもしもが、ちらついた】Memosepia【あの日隣で、一緒に笑えた青い時の感覚は――】Memosepia【その体温振り払って、遠くまで】Memosepia【戻れない選択が象ったもしもが、始まった】 ◆2zEnKfaCDc 鎌月鈴乃、小林カンナ、鹿目まどか、巴マミ、佐倉杏子、潮田渚、弓原紗季 午前 C-4、D-4 055 眠り姫を起こすのは ◆2zEnKfaCDc 桜川九朗 朝 C-2 056 ニアミス ◆EPyDv9DKJs 滝谷真、大山猛(ファフニール)、暁美ほむら 朝 C-4
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第一回放送までの本編SS 【オープニング】 話数 タイトル 作者 登場人物 000 WORLD END ◆rNn3lLuznA アカギ、シャルル・ジ・ブリタニア、キュゥべえ、千歳ゆま、海堂直也、琢磨逸郎 【深夜】 話数 タイトル 作者 登場人物 001 そんなの絶対ありえない ◆zYiky9KVqk C.C.、ニャース 002 「Natural」 ◆4EDMfWv86Q N 003 弟/妹・兄を得たもの/兄を失ったもの ◆F3/75Tw8mw ナナリー・ランペルージ、ロロ・ランペルージ 004 凶つ星 ◆cxmCsSlqRM バーサーカー 005 はじめてのバトルロワイアル ~十六歳と十五歳と十歳の場合~ ◆qbc1IKAIXA 園田真理、タケシ、美遊・エーデルフェルト 006 私だけがいればいい ◆Vj6e1anjAc ロロ・ヴィ・ブリタニア、呉キリカ 007 What Mad Universe ◆7WJp/sJ4G6 乾巧、菊池啓太郎 008 草加雅人なら大丈夫♪ ◆cyLXjJEN56 木場勇治、鹿目まどか、草加雅人 009 クライモリ ◆cyLXjJEN56 松田桃太、間桐桜 010 Night of Knights ◆rNn3lLuznA アリス、暁美ほむら 011 猫を被った蛇二人 ◆WiEGmmiZ1g 海堂直也、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト 012 あ、やせいの タイガー がとびだした ◆7KTvmJPRwQ 藤村大河、ミュウツー 013 最強の竜 ◆zYiky9KVqk 北崎、クロエ・フォン・アインツベルン、シロナ 015 オンリー/ナンバー ワンを夢見た 少女/男 ◆8nn53GQqtY 千歳ゆま、メロ 016 事故防衛 ◆ZtzLZ6i8bM 長田結花、ヒカリ、遠坂凛 017 Blue Rose ◆qbc1IKAIXA 村上峡児、オーキド博士、木場勇治 018 vs黒い剣士~魔法少女と正義の味方(?) ◆UOJEIq.Rys イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、セイバーオルタ、衛宮士郎 019 「復活祭」 ◆3.8PnK5/G2 夜神月、ゲーチス、美樹さやか 020 白い魔法少女と黒い男と銀の機神 ◆vyNCf89vh2 美国織莉子、サカキ 021 檻の中の猫 ◆LlyH3hWzUo マオ 022 そういうのじゃないのよね ◆Vj6e1anjAc サトシ、弥海紗 023 monster. ~愛故の狂気 ◆UOJEIq.Rys 長田結花、間桐桜、ヒカリ 024 puzzle game ◆4EDMfWv86Q ニア、バゼット・フラガ・マクレミッツ 025 シュレーディンガーの猫? ◆ZtzLZ6i8bM ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、海堂直也 026 その南空ナオミをぶち殺す ◆8nn53GQqtY 南空ナオミ 028 殺さねばならない相手がいます ◆Vj6e1anjAc 美国織莉子、サカキ 029 偽ニセモノ者ガタリ語 ◆LMthJwSLQ. ユーフェミア・リ・ブリタニア、枢木スザク 033 命の長さ ◆F3/75Tw8mw L、藤咲咲夜子 035 「No Name」 ◆8nn53GQqtY N 039 風といっしょに ◆3.8PnK5/G2 ミュウツー 【黎明】 話数 タイトル 作者 登場人物 014 終人たちのプロローグ ◆KU8Z8Sj0kI 佐倉杏子、夜神総一郎 027 魔王は並び立ち、魔法少女は堕ちる ◆97SsGRff6g ルルーシュ・ランペルージ、ゼロ、巴マミ 030 ばーさーかーとのそうぐう ◆vyNCf89vh2 タケシ、園田真理、美遊・エーデルフェルト、バーサーカー 031 『魔女の口付け』 ◆7KTvmJPRwQ C.C.、ニャース、シロナ、クロエ・フォン・アインツベルン 032 探し物はなんですか? ◆zYiky9KVqk 乾巧、菊池啓太郎、暁美ほむら、アリス 034 クレイジー・トレイン ◆UOJEIq.Rys 美遊・エーデルフェルト、バーサーカー 036 The Third ◆rNn3lLuznA ナナリー・ランペルージ 037 名前のない人々 ◆qbc1IKAIXA 草加雅人、鹿目まどか、佐倉杏子、夜神総一郎 038 反抗 ◆zYiky9KVqk 弥海砂 040 片手に幼女、唇にチョコレート、心に…… ◆7KTvmJPRwQ 千歳ゆま、メロ 041 躊躇いを、飲み干して ◆8nn53GQqtY ゲーチス、美樹さやか 042 三者三様の準備期間 ◆H.Y.h6sins 夜神月、アリス、暁美ほむら 044 Fate/kaleid night ハンバーガーころしあむ ◆LuuKRM2PEg 衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、セイバーオルタ 046 超絶バイクと探偵とドラゴン ◆qbc1IKAIXA L、篠崎咲世子、北崎 047 後悔しない生き方が知りたい ◆Z9iNYeY9a2 C.C.、ニャース、シロナ、クロエ・フォン・アインツベルン、ゲーチス、美樹さやか 048 携帯獣の愛護と適切な管理 ◆3.8PnK5/G2 オーキド博士、村上峡児 049 『不快なる快勝』 ◆7KTvmJPRwQ 美国織莉子 サカキ 050 ロスト・ワールド ◆Z9iNYeY9a2 ゼロ、巴マミ、佐倉杏子、夜神総一郎、乾巧、菊池啓太郎、千歳ゆま、メロ、木場勇治 051 「Namby-pamby」 ◆qbc1IKAIXA N、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、海堂直也 052 思い思いの重い想い ◆Z9iNYeY9a2 草加雅人、鹿目まどか、枢木スザク、ユーフェミア・リ・ブリタニア 054 填まるピースと起爆剤 ◆F3/75Tw8mw ニア 【早朝】 話数 タイトル 作者 登場人物 043 ティーブレイク ◆7KTvmJPRwQ 呉キリカ 045 「ナナリー・ランぺルージって奴の仕業なんだ」 ◆8nn53GQqtY 美遊・エーデルフェルト、ロロ・ランペルージ 053 私はいざというとき、アナタを殺します(前編)(後編) ◆qbc1IKAIXA 乾巧、木場勇治、村上峡児、巴マミ、佐倉杏子、メロ、夜神総一郎、ゼロ 055 だが…信用できないのはルルーシュ・ランペルージだ…!(前編)(後編) ◆4EDMfWv86Q 乾巧、巴マミ、ルルーシュ・ランペルージ、ロロ・ヴィ・ブリタニア、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、シロナ、クロエ・フォン・アインツベルン 056 わが臈たし悪の華 ◆bbcIbvVI2g 美国織莉子 サカキ 057 「Not human」(前編)(後編) ◆vNS4zIhcRM 弥海砂、ミュウツー、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、海堂直也、N、オーキド博士、枢木スザク、美樹さやか、ゲーチス、C.C.、ニャース、マオ、間桐桜 058 「愛は無限に有限だからね」 ◆8nn53GQqtY 呉キリカ、セイバー、バゼット・フラガ・マクレミッツ 059 ナイトメア ~騎士と悪夢と起動兵器~ ◆Z9iNYeY9a2 アリス、暁美ほむら、ゼロ、木場勇治 060 タイガー不思議のダンジョン ~城の探検隊~ ◆8nn53GQqtY 藤村大河 061 対決~英雄の真髄 ◆UOJEIq.Rys セイバー、バゼット・フラガ・マクレミッツ 062 幻影と罰 ◆qbc1IKAIXA 美遊・エーデルフェルト、ロロ・ランペルージ、長田結花、南空ナオミ 063 淑女のフォークリフトVS仮面ライダー……観客 怪奇蛇男(前編)(後編) ◆4EDMfWv86Q ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、海堂直也、間桐桜 064 夢の残滓 ◆qbc1IKAIXA 乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 065 闇の実験室 ◆Z9iNYeY9a2 園田真理、タケシ、ナナリー・ランペルージ 066 悪夢→浸食~光の影 ◆UOJEIq.Rys 間桐桜、藤村大河 067 天使のような悪魔の笑顔 ◆qbc1IKAIXA 草加雅人、鹿目まどか 【第一回定時放送】 068 第一回定時放送 ◆vNS4zIhcRM アカギ、シャルル・ジ・ブリタニア、キュゥべえ
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【OP】 No. タイトル 登場人物 000 とある世界の中心で――――――――。 上条当麻、フィアンマ 【深夜】 No. タイトル 登場人物 001 結局世の中不慮の事故 ハルナ、蝶ヶ崎蛾ヶ丸 002 ふたりのヒーロー 直枝理樹、上条当麻 003 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム) リルル、相川歩、美樹さやか 004 神が下す審判 麦野沈利、阿久根高貴、鹿目まどか 005 精神崩壊観測 骨川スネ夫 006 胸には誇りを。気高き誇りを。 来ヶ谷唯湖、ドラえもん、暁美ほむら 007 Devils 二人の悪人 一方通行、京子 008 響く弔いの鎮魂歌 二木佳奈多、巴マミ 009 起こすぜ筋肉旋風(センセーション) 井ノ原真人、絹旗最愛 010 シノビ×マジカル セラフィム、佐倉杏子 011 反逆者 トリズナー 人吉善吉 012 少年は世界に一人きり。だから少年は神様だ。 球磨川禊、野比のび太、江迎怒江 【夜明け】 No. タイトル 登場人物 013 悲哀の螺旋/怪物ふたり ユークリウッド・ヘルサイズ、美樹さやか 014 疾走する魔術師のパラベラム 能美クドリャフカ、エツァリ、麦野沈利 015 スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。 骨川スネ夫、源静香、一方通行、京子 016 遙か彼方-僕らのstory- 直枝理樹、上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、美樹さやか、フィアンマ 017 数多の殺意、奔流。 井ノ原真人、絹旗最愛、エツァリ、鹿目まどか、麦野沈利 018 すれ違いの切なさ 二木佳奈多、能美クドリャフカ 019 痛覚残留 リルル、蝶ヶ崎蛾ヶ丸、相川歩、球磨川禊 020 忘却録音/矛盾螺旋 リルル、球磨川禊、蝶ヶ崎蛾ヶ丸、相川歩 021 鮮血の結末(マイブーム) 佐倉杏子、セラフィム 022 たったひとつの希望 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ 023 「普通に戦うだけさ」 人吉善吉、ドラえもん、来ヶ谷唯湖、暁美ほむら 024 はじめてのぜん 一方通行、京子、源静香 025 どこまでも過負荷に振り切れて 骨川スネ夫、球磨川禊 026 悲しき結末、光は無し。 能美クドリャフカ、二木佳奈多 027 狂戦士に希望はない 相川歩 【第一回定時放送】 No. タイトル 登場人物 028 第一回定時放送 フィアンマ 【早朝】 No. タイトル 登場人物 029 まどかアーチャー 鹿目まどか、麦野沈利 030 まどかアーチャー(後編) 鹿目まどか、麦野沈利、相川歩 031 これから始まる希望という名の未来を 上条当麻、リルル、ユークリウッド・ヘルサイズ 【朝】 No. タイトル 登場人物 032 ”彼””彼女”の望む永遠 来ヶ谷唯湖、ドラえもん、人吉善吉、球磨川禊、暁美ほむら 033 正義の行方 人吉善吉、球磨川禊 034 惨劇の跡に少女はーーー? 能美クドリャフカ 035 あまりに酷な過負荷の暴虐 能美クドリャフカ、球磨川禊 036 Eivll Bustars! 一方通行、相川歩、京子、源静香 037 Eivll Bustars!(後編) 一方通行、相川歩、京子 038 bad or happy? 上条当麻、リルル、ユークリウッド・ヘルサイズ、球磨川禊、源静香 039 負物語(マケモノガタリ)/望語(ノゾミガタリ) 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル、球磨川禊 【第二回定時放送】 No. タイトル 登場人物 040 第二回定時放送(さいしゅうほうそう) フィアンマ、???(キュゥべぇ) 【最終回】 No. タイトル 登場人物 041 終わりの始まり 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル、フィアンマ 042 未来福音 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル 【エピローグ】 No. タイトル 登場人物 043 episode:リルル リルル 044 episode:ユー ユークリウッド・ヘルサイズ 045 episode:上条当麻 上条当麻
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金の靴作品リスト 前ページBE LOVE アンソロジー 『余命 ―命をかけた最期の恋―』 別フレ アンソロジー 販売巻数:1 BE LOVE アンソロジー 2009/07/31発売ついに彼と幸せになれる! 約束された未来へ向けて走り出したその矢先、突然のガン宣告。目の前が真っ暗になり呼吸すらできない! なんで私が? 一体どうしたらいいの? 暗闇の中苦しみぬいて涙も涸れたころ、ようやく私にわかったこと。それは、彼を愛している! なにがなんでも幸せになってやる! だから私は生き抜くんだ!! 余命を知った恋人たちが、命の期限を乗り越えて絆を紡ぎ始める本当の極上ラブストーリー3話! FEEL YOUNG フラワーコミックス MiChao! 3周年祭 デザート
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【鬼滅の刃】〇竈門炭治郎〇我妻善逸〇嘴平伊之助〇不死川玄弥〇時透無一郎〇宇髄天元●累に切り刻まれた隊士〇鬼舞辻無惨〇妓夫太郎/堕姫〇猗窩座〇黒死牟 10/11 【彼岸島】〇宮本明〇宮本篤〇青山龍ノ介(師匠)〇西山正一(若しくは徹)〇山本勝次〇鮫島(兄)〇斧神〇金剛様〇雅 9/9 【魔法少女まどか☆マギカシリーズ】 〇鹿目まどか〇暁美ほむら〇巴マミ〇佐倉杏子〇アリナ・グレイ〇御園かりん〇環いろは〇七海やちよ〇二葉さな 9/9 【ジョジョの奇妙な冒険】 〇ジョナサン・ジョースター〇ロバート・E・O・スピードワゴン〇ディオ・ブランドー〇ジョセフ・ジョースター〇ルドルフォン・シュトロハイム〇カーズ〇エシディシ〇空条承太郎〇花京院典明 9/9 【サタノファニ】 〇甘城千歌〇鬼ヶ原小夜子〇カチュア・ラストルグエヴァ〇坂上和成〇フロイド・キング〇水野智己〇神崎京子 7/7 【血と灰の女王】 〇ドミノ・サザーランド〇佐神善〇狩野京児〇七原健〇堂島正〇加納クレタ〇芭藤哲也 7/7 【神緒ゆいは髪を結い】〇園宮鍵人〇神緒ゆい〇淡魂ほのか〇松蔵院カーラ〇橘城アヤ子〇あしゅら寺あす香 6/6 【HELLSING】 〇アーカード〇アレクサンド・アンデルセン〇セラス・ヴィクトリア〇ウォルター・C・ドルネーズ〇ピップ・ベルナドット 5/5 【ベルセルク】 〇ガッツ〇グリフィス〇キャスカ〇ゾッド〇ファルネーゼ 5/5 【チェンソーマン】〇デンジ〇早川アキ〇パワー〇サムライソード 4/4 【デビルマンG】〇不動アキラ〇雷沼ツバサ(シレーヌ)〇魔鬼邑 ミキ 3/3 74(5)名 書き手枠 栗花落カナヲ@鬼滅の刃/〇/〇/〇/〇/〇
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《アイアンピグ》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1600/守1600 手札のモンスターカードを1枚捨てる。 フィールド上の表向きのカードを1枚選択し、サイコロを振る。 「1・6」以外の目が出た場合、そのカードを破壊する。 DUEL TERMINAL ―下からナズーリン―で登場した地属性、機械族の下級モンスター。 2/3の確率で破壊する起動効果を持つ。 中途半端な攻撃力・守備力を誇る、とっても勇ましいモンスター。 破壊効果は確定ではないが、何回でも使用できるため非常に強力。 確率も2/3と決して悪くはない数値なので、いざというときは積極的に使っていかなければならない。 一応、守備がそれなりにはあるので《ヤマダ》や《魔轟神獣ぬえ》??を倒すことが出来る。 また《ヤマギンチャック》には攻撃を止められてしまうが効果を使用すれば問題なく突破することが可能。 【ベルンカステル】??で採用すれば成功率は100%になる。 《奇跡の魔女ベルンカステル》??との相性は言うまでもない。 紙カーOCGにおいて、下級モンスターで破壊する起動効果を持つ唯一のカード。 破壊する誘発効果なら《佐倉杏子》や《死にたがり》??など多数存在する。 初期の頃からこのカードは存在していたが、攻撃力・守備力、効果が違っている。以前は、 星4/闇属性/悪魔族/攻1500/守 600 手札を1枚捨てる。 フィールド上のカードを1枚選択し、サイコロを振る。 「1・6」以外の目が出た場合、そのカードを破壊する。 以前に比べたら、随分とマイルドな効果になってしまった。 出典:Maple Story?? 関連カード等 《女王シグナス》 《奇跡の魔女ベルンカステル》?? 収録パック等 DUEL TERMINAL ―下からナズーリン―DT03-007 Super
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【参加者名簿】 6/6【2ちゃんねる】○ガチホモ/○喪女/○美容/○電波/○オカルト/○引きこもり 5/5【鋼の錬金術師】○エドワード・エルリック/○エンヴィー/○スカー/○プライド/○キング・ブラットレイ 4/4【マギ】○アラジン/○アリババ・サルージャ/○モルジアナ/○ジュダル 4/4【神様ドォルズ】○枸雅匡平/○枸雅詩緒/○史場日々乃/○桐生 4/4【るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】○緋村剣心/○神谷薫/○瀬田宗次郎/○志々雄真実 4/4【魔法少女まどか☆マギカ】○鹿目まどか/○暁美ほむら/○美樹さやか/○佐倉杏子 4/4【銀魂】○坂田銀時/○神楽/○志村新八/○鳳仙 3/3【花咲くいろは】○松前緒花/○鶴来民子/○押水菜子 2/3【とある科学の超電磁砲】●御坂美琴/○白井黒子/○初春飾利 1/1【夏目友人帳】○夏目貴志 37/38
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大食い+膨腹アンソロジー(仮)準備用ページ 発表日時:2013年夏(8~9月)頃予定 【主催・満腹少女管理人 副運営・小桜クマネコ】 更新履歴 2013/03/20 準備ページ設置 2013/04/05 情報更新 ★概要 大食いフェチ、膨腹フェチのための合同本です。 かなりニッチなジャンルなので、みんなで盛り上げていきましょう! ★原稿内容 内容は、大食い、膨腹している女性をメインとした漫画、またはイラスト。大食いの女の子がいればそれだけでいいです。 キャラクターはオリジナルでも、版権物でも構いません。 フルカラー/白黒問わず、最低4ページ以上で偶数ページ単位。 KENZEN・R18どちらでも可。(無理にR18にする必用もないと思います。) 妊婦、肥満、状態変化は対象外とします。ただ、大食いシーンが入っているなら可能。 1ページ目には、ペンネームを入れてください ●原稿提出期限・・・9月中旬(伸びる場合があります) ★原稿規定 B5JISサイズで、それに5mm余白を付けた257×182mm 白黒フルカラーに関わらず解像度は350DPI以上でお願いします。 原稿の作り方が分かってる方はとにかくB5JISで解像度350dpiほど、 よく分からない人は2508×3541ピクセルで作成する。 (これが基準ですが、多少ずれていてもこちらで強制的に調節しますので慎重になりすぎる必要はないです。) ★原稿提出方法 スカイプ・メッセンジャー・アップローダ等にて対応します。申請時に、提出方法をご連絡ください 原稿についてのルール(画像サイズやファイル形式等)は申請後個別に連絡します。 ラフや途中経過などは、このwikiのアップロードページに、passをつけてアップしてください。http //ux.getuploader.com/oogui/ ★発表形態 未定、DL販売の予定。 配布場所ですが、DLsite.com 、とらのあなDL、もしかしたらメロブDLも追加かもしれません。 ★報酬形態 参加者には販売データを無償でお送り致します。 参加者(敬称略) 小桜クマネコ すいかっぱら type3 DELLsee 連絡先 ご連絡、お問合せはメール、ツイッター、スカイプなど、 可能なもので構いません。 主催:満腹少女。管理人フラン(GTflan) Mail:ooguigirl@yahoo.co.jp Twitter:https //twitter.com/GTflan (リプでもDMでもどうぞ。) pixiv:http //www.pixiv.net/member.php?id=6428660 (連絡用のアカウントです) HP:http //www34.atwiki.jp/huguri/ よろしくお願いします!!
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―――『魔法少女』『暁美ほむら』は『時間遡航者』である ―――彼女を『改造』した『インキュベーター』は ―――『宇宙』の寿命延長の為に暗躍する敵性宇宙人である ―――『暁美ほむら』はたった一人の親友たる『鹿目まどか』の為に ―――『運命』と戦うのだ!! ◆ 仮面ライダー ―『約束 2011』― 第2話『変身』 ◆ ―――授業のまるで集中できない ―――教師の声も、右から左へと…まるで素通りしていく様だ 何度も繰り返した…同じ内容の授業故に、 殆ど聞き流しているのは前の『ループ』と変わらないながらも、 暁美ほむらが今、授業を聞き流しているのはそれとは別の理由であった。 ほむらは、何とももどかしい、焦燥にも似たもやもやした感情に意識を支配され、 その視線は、授業用のパネルでは無く、自分の右斜め前の席に座っている、 赤く長い髪をリボンで一つに纏めた少女の背中へと注がれている。 ―――『佐倉杏子』 ―――『一匹狼』の、ベテラン魔法少女 何度も見たそのスレンダーで活動的な肢体は今、 自分と同じ見滝原中学の女子用制服に包まれている。 見滝原中学の特徴である、平均よりも高レベルな授業内容についていけていないのか、 その背中には、彼女には珍しい、明らかな焦りの気配が見てとれた。 それもそうであろう。 自分の知っている彼女は…確か小学校までしか行っておらず、 天涯孤独の身の上で、その日の糧を求めて、流れる様に街々を彷徨っていた筈なのだから。 「(どうしても…気になる点はそこ…)」 「(どうして…どうやって佐倉杏子が)」 「(この見滝原中学に『転校』してこれたかと言う事)」 杏子が見滝原に来る事自体は珍しい事では無い。 来ない『パターン』もあったとはいえ、共闘した回数も決して少なくないのだ。 問題なのは、である。 『戸籍』も『家族』も無い筈の彼女が、どうやって『見滝原』に転校してこれたのか――― 「(彼女の家族は…彼女を残して一家心中している)」 「(それは……彼女が見滝原に来たどのパターンでも確かにそうだった筈)」 「(今回のループでは…そもそも彼女の家族が心中していない…そんな可能性…)」 「(ありえるのかしら…そんな事…)」 疑問点は、それだけでは無い。 「(それに…彼女が、クラスメイト相手に語っていた『経歴』…)」 「(あれは――――)」 ほむらの記憶が正しいのならば、彼女の父は教会の神父だった筈だ。 しかし、先の休み時間で、彼女がクラスメイトに色々と質問されていたのを盗み聞きした内容を纏めるなら――― 「(父親は『スマートブレイン』の社員)」 「(見滝原に来たのは…父親の仕事の都合上)」 「(彼女は…そう言っていたわね)」 ―――『スマートブレイン』 この会社の名前に…ほむらは聞き覚えがなかった。 しかし、杏子の口から出たその名前に対する、クラスメイト達の反応を見るに、 かなり有名な会社であるらしい。 気になった彼女が、携帯で検索をかけた所、 「(東京に本社を置く…世界的大企業)」 「(この見滝原にも…支社は確かにあった……)」 たまたま自分が知らなかったのか、 それとも、この『ループ』において突然に出現したのか、 それはほむらには解らない。 「(教会と世界的大企業)」 「(つながらないわね…この二つが…)」 そもそも…本当にこの佐倉杏子は、ほむらの知っている佐倉杏子なのか。 考えれば考える程、その部分すら怪しくなって来るが、 ほむらは確かに見たのだ、彼女の指に嵌められた、赤い宝石をあしらった『指輪』を。 「(佐倉杏子は…『魔法少女』)」 「(そこには間違いは無い様ね)」 『魔法少女』であると言うならば…出来るならば自分の側に引き込みたい。 『ワルプルギスの夜』を相手取るならば…どうしても戦力として『魔法少女』は2人以上は欲しいのだ。 しかし…以前の、自分の知っている佐倉杏子であれば、一匹狼の佐倉杏子であれば、 利害交渉で自分の側に引き込めたモノだが…… 「(この佐倉杏子は…どうなのかしら…)」 明らかにこれまでの『ループ』の異なる『パターン』を見せつけられれば、 色々と不安を覚えてしまうのはしようのない事であろう。 「(まどかと…美樹さやかには変わりは無いみたいだけど……)」 佐倉杏子の事が気になって、まだまどかに『契約』について釘を刺しておく事すらしていないのであるが、 それでも、さりげなく2人の様子を観察してみた範囲では、今の所、2人に特に変わった様子は無い。 「(いえ…即断は禁物ね)」 「(ひょっとすると…表では見えない範囲で何かが違っているのとか―――)」 「(しかし…そうなってくると気になるのは……)」 「(巴マミね…彼女も…今回は何処か違っているのかしら)」 ほむらにとっては『先輩の魔法少女』であり、実に『複雑な感情』を抱いている相手だ。 ベテランの『魔法少女』であり、その戦闘能力は非常に高く、正義感も強いが、 その精神の根底に『弱さ/爆弾』を抱えており、それ故にどうしても共闘を躊躇わざるを得ない相手であった。 今回のループでは、退院してからの数日は武器の調達やインキュベーターの『端末』を狩るのに集中していた為、 まだマミとは接触を持ってはいないが、この分では、念のために早めに接触を持って置いた方がいいかも知れない。 「(巴マミは3年生……)」 「(休み時間に探してみるかしら……)」 そんな事を考えていた時だった。 「それじゃぁ…転校生くん」 「この問題を解いてみてくれ」 教師に、佐倉杏子が指名されている所であった。 「えと……あの…その」 杏子の明らかに焦っている姿が見てとれる。 「解らんのか?」 「はい……その……すみません……」 「まぁ…転校してきてばかりで、前と勝手が違うんだろうから」 「今回は見逃しておこう。次までに、ちゃんと準備してくるように」 「………はい」 杏子がしゅんとなっているのを見て、ほむらは、 意外とかわいい所もあるもんだと、そう、思うのであった。 ◆ 「(まさか巴マミに会えないとは思わなかったわ)」 『理科』の授業の為に、移動教室で理科室に移動していたほむらは、 先の休み時間に、三年生の教室を訪れた事を思い出す。 件の巴マミは今日は学校を『病欠』していた。 何でも、悪性の流行性感冒に罹って、ここ数日連続して学校を休んでいるらしい。 「(『魔法少女』が……『風邪』)」 「(おかしいわ…ありえない)」 『魔法少女』は『病気』に罹らない。 何を隠そう、ほむら自身、持病の心臓病が『完治』した人間なのだ。 『魔法少女』は常人よりも遥かに強靭な肉体を持つ。 そうそう病気などにかかる筈も無い。 「(ちゃんと学校に毎朝連絡は入れているらしいけど)」 「(恐らくは仮病ね…でも、学校を休んで何を?)」 やはり今回の『ループ』はどこかしこオカシイ。 巴マミが学校を休むなど、彼女が死んだ時を除けば一切無かった筈なのに…… そして、ほむらにとってのこの日の『異変』は、これだけに留まらなかった。 「(――――誰?)」 チャイムの鳴った後、見覚えの無い教師が、理科教室に入って来たのである。 この日の四時間目が『理科』なのは以前のどの『ループ』とも変わりは無い。 しかし、この授業の担当教員は、『鳴滝』とか言う教師ではなかったか。 「誰あれ?」 「わぁ…イケメン」 「誰このイケメン」 「嫌いじゃないわ!」 「だが無意味だ」 「ボドボドだーーー!!」 「ウゾダドンドコドーーン」 と、その教員に若干ざわつく教室内。 成程、確かに「イケメン」である。 ただし、顔かたち自体はむしろ泥臭い、冒頓な感触である。 しかし、その身に纏った真摯そうで剛健なる気配が、 この人物を人間として『美しく』みせているのである。 まだ『若い』感じである。二〇代の半ば程であろうか。 身長は二メートル近くとかなり高く、体格も大きい。 濃紺のスーツをピシリと決めて、その姿勢は定規でも入っているかのように真っ直ぐだった。 「(俳優の『藤岡弘、』の……若い時の顔に似ているかしら)」 「(若い時の藤岡弘、の顔を少し細くした感じかしらね)」 教卓に立った、その教員が口を開いた。 「理科教員の鳴滝先生だが」 「ぎっくり腰により急遽学校を休む事になった」 「よって…本日より暫くの間…私が先生の代わりに理科を担当します」 その教師は、静かな、しかし良く通る声でこう名乗った。 「『本郷猛』と言う。よろしく頼む」 それが…『本郷猛』と、 『暁美ほむら』、『鹿目まどか』、 そして『美樹さやか』との最初の『出会い』であった。 ◆ 結局、教員が変わったと言う異変が在りながらも、 それ以外はこれまでのループ通りにこの日の授業は全て終了し、放課後の時間を迎えていた。 「佐倉杏子さん」 「放課後…少し時間があるかしら」 「へ?…って何だアンタか」 六時間目の終了後、ほむらは指定の紺の学生カバンを背に負う様にして持った杏子にそう声を掛けた。 「へぇ…転校生同士で…何か話でもあるわけ?」 そう言いながら2人の方へ近づいて来たのは、青の短髪の下に、快活そうな顔をした『美樹さやか』その人だ。 美樹さやかに出現に、ほむらは思わず『えんがちょ』と言いながら顔を顰めたくなったが、 自慢の鉄面皮の仮面でそれを抑え込んだ。 ほむらは美樹さやかが嫌いだ。大嫌いだ言っても良い。 『悪い人間』では無く、基本的に正義感もあって明朗快活な性格なのだが、 他人への『好悪』の差が非常に激しく、その上に、ほむらとは非常に性格の相性が悪い。 その上、『魔女』と化した彼女に、これまでの『ループ』の中で何度も散々な目にあわされて来たこともあり、 ほむらのさやかへの感情・印象はどん底のストップ安だと言っても良かった。 「ざんねーーーん。でもこっちのアンコちゃんには既に私達の先役が入ってるのでしたーーー」 「だからアンコじゃねぇ!!キョウコだ!!何度も言わせんな!!」 「へへぇ~~……いいじゃんかぁ、アンコの方がカワイイじゃん」 「うっせぇ黙ってろよテメェ!!」 転校して来て初日だと言うのに、早速仲良くなったのか、さやかが杏子にじゃれついている。 初対面の印象の悪さと、価値観の相違からさやかと杏子は当初は敵対関係になりがちであるが、 この2人、その実、実に相性が良く、以前のループの中では共闘関係を結んだり、友人同士になったりもしていた。 今回は『転校生』と言う立場で見滝原に杏子が来たせいか、生来の相性の良さもあり、早速接近していた様だ。 「ええっと……ほむらちゃん…もどうかな?これから…私達、一緒に遊びに行く所なんだけど」 「ほむらちゃんも…一緒に来ない?」 「それは良いですわね……暁美さんも…佐倉さんとご一緒してはいかが?」 加えて、以上の様な事を言いながら、まどかもテトテトと歩いて寄って来た。 その後ろには、若草色のウェーブのかかった髪をした、さやか、まどかの共通の友人、『志筑仁美』がいる。 『上条恭介』がらみで、さやかの問題をさらにややこしくする人物であり、故に、ほむらの印象はあまり良くない。 悪い人間ではないし、上品で礼儀正しい人物なのであるし、『魔法少女』では無い彼女は、 ほむら達の抱える事情など知る由も無いのであり、つまり彼女が何か悪い事をした訳ではないのだが、 ほむらのこれまでの苦労を思えば、多少の悪感情は仕方が無いだろう。 ちなみに、まどかがほむらの事を『ほむらちゃん』と呼んでいるのは、 殆ど恒例行事となったまどかへの『釘刺し』を既に行ったからだ。 その上で、こうしてほむらの事をわざわざ誘ってくれるのだから、まどかの人の良さは推して知るべし。 素は臆病な病弱娘、仮面はつっけんどんな鉄面皮の自分とは、えらいちがいだとつくづく思ってしまう。 「…………」 思わず…『ぜひともご一緒させてください!!まどかさんは最高です!!』と言いたくなる所を、 ほむらはその言葉が出るのをぐっと抑えた。鹿目まどかは、ほむらにとって唯一の大切な友達であり、 同時に、永遠の憧れの対象でもある。そんな彼女にお誘いを受けたのだ。本当は直ぐにでも諾と言いたいのだが、 「(どうするべきかしら……)」 ここは冷静に、この誘いを受けた場合と、そうでない場合の『損得』を冷静に計算する。 自分の全ての行動の目的は唯一つ、『まどかを契約させずに、ワルプルギスの夜を乗り越え、まどかを生存させる』事にこそ、ある。 その為にも、『インキュベーター』の端末を虱潰しに殺害したり、武器を調達したり、などと、 様々な下準備に奔走していた訳だが…… 「(『インキュベーター』の契約からまどかを守るなら…)」 「(むしろここで…まどかと親しくしておいた方が得策かしら)」 「(彼女と親しくなって…つきっきりで彼女を守ればいい)」 「(それならば…ついでに美樹さやかの方も監視できる)」 「(加えて……)」 ほむらはチラリと、杏子の方を盗み見た。 「(私の知っている範囲では…美樹さやかの契約に否定的な佐倉杏子がこの場にいる)」 「(彼女と親しくなる事…今回の彼女と、これまでの彼女の何処が違うのか…)」 「(それを確かめる為にも…)」 「そう…それなら…」 「私もご一緒させてもらって…いいかしら」 「えへへ…良かった」 「暁美さんとご一緒できるなんて……光栄ですわぁ」 「うーーーん…まどかがそう言うなら…じゃ、一緒に行こうか」 「転校生同士…仲良くしとこうじゃん(コイツのノート借りとけば勉強の手間減らせるかな?)」 かくして…五人は揃って出かける事となったのであった。 「おっと…あのさぁ…出かける前に、少し待ってくれねぇかな?」 「あれぇ?アンコちゃんどうしたのさ?」 「だからアンコじゃねぇ!!ちょいと野暮用。校門で待っててくれ」 そう言うと、杏子は少しだけ一行と離れた。 ある人物に、『経過』を報告する為に。 「よう…旦那」 「杏子か」 教室から少し離れた場所にあるエントランスの一角に、壁を背にした男が一人。 言うまでも無く、『本郷猛』であった。 「上手い具合に…『鹿目まどか』と接触出来た」 「これから…一緒に遊びに行く所だ」 「そうか……一人で大丈夫か?」 「こう見えても…修羅場はくぐってんのさ…アタシは」 「旦那達に貰った『アレ』もあるしな?」 「『魔女』の方はマミの担当だっけ?」 「ああ…本人が出るってきかなくてな」 「ああ見えて…マミは結構負けず嫌いだかんな」 「やられっぱなしじゃ気が済まないんだろうなぁ」 「まあ…兎に角、当初の予定通り…出来る限り鹿目まどかと付きっきりで動いてみるよ」 「―――って…旦那?どうしたんだ?珍しくニヤけた顔して」 本郷は『報告』をする杏子の顔を見て、少し嬉しそうに顔を微笑ませていた。 「嬉しそうだな、杏子」 「え?ああ…いやさ…その…」 どうやら、本郷の笑みの意味は、『報告』の内容よりも、 杏子が無意識のうちに嬉しそうな気配を醸し出していたかららしい。 杏子は、少しはにかみながら、その理由を言った。 「友達と…遊びに行くとか…その久しぶりだし」 「そうか」 本郷は、杏子の頭に軽く手を乗せ、ポンポンと叩くと、 「なら…楽しんでくればいい」 「ただし…『目的』は忘れない様に…だ」 「わ…わかってるよ」 「それじゃ…な。また後で…」 「ああ」 まどか達に追いつくべく、走り出した杏子であったが、 少し行った所で、思い出した様に振り返ると、 「ああ後」 「暁美ほむらについて…もう一度調べる様に」 「滝のジイサンに言っといた方がいいと思うんだけど」 「どうしてだ」 「暁美ほむらは、君と同じ日の転校生だと言うから、念入りに調べた筈だ」 「経歴にも特に怪しい点は無かった」 そう返す本郷に、杏子の理由を曰くに、 「いや…ちょっと気になる所がな…色々」 「まぁ…今回の御誘いにもは、ヤッコサンも呼ばれるから」 「こっちでもついでに色々探りいれてみるけど」 「念には念を入れといた方がいいだろ?」 「何せ―――」 「『連中』の手はえらく長く広いみたいだしな」 「ま…もう負けてやる気はしねぇけど」 杏子は、そう、八重歯の先を光らせて野性的に微笑んだ。 ◆ コーヒーショップで軽食を肴に談笑し、 取りとめのない四方山話や、杏子、ほむらの、 各々の『表向き』の自己紹介をしたりで時間を過ごした後、 一足先に『習い事』―――「赤心少林拳」なる中国拳法―――で志筑仁美が抜けた後、 さやかの希望で、一行はCDショップに居た。 「ねぇ…ほむらちゃん…この曲どうかな?」 と、視聴用のヘッドホンを、まどかが此方に手渡して来るのを、 ほむらは静かに受け取って、自分の頭に嵌め、曲を聞く。 ―――きみはーーーみたかーーーあいがーーー ―――まっかにもえるのをーーーー 「(何と言うか…これは酷いわね)」 「(こんな音痴な歌の何処がいいのかしら…まどかの趣味は時々解らない時があるわ)」 「えへへ…どうかな?」 「悪くないと思うわ」 と、思った事とは正反対の事をシレっと言いながらも、 ほむらは珍しくまどか達と早くも打ち解けていた。 さやかが此方にあまり悪い印象を抱いておらず、 杏子が上手く場の中心点になってくれたおかげかもしれない。 「(おおよその性格は…私の知っている佐倉杏子とは表面上の違いは無かった…)」 「(『魔法少女』なのは…指輪を見れば解るけど…)」 あちらが、こちらが魔法少女だと気付いている様には見えないが、 時々、こちらを明らかに『観察』する様に見ている時がある。 何かしら、気になっている点はあるらしい。 ―――そんな事を考えている時だった 『―――――助けて……』 「!?」 「(ッ!?)」 「(ありゃ?この声は―――)」 「んあ?どうしたのアンコ?」 「だからアンコじゃねぇ!!」 ―――『悪魔』の囁きが、一行の脳へと直接語りかける ―――それは…暁美ほむらにとっては、闘いのゴングに等しかった ◆ 「何よ……何よこれ!?」 「どうなってるの……ここ…どこなの?」 「(チッ―――マズッたな…こんな所で…)」 「―――――」 一行で…一番焦っているのは、ほむらであった。 ほむらが制止するのを聞かず『声の主=インキュベーター』を探しに行かんとするまどかを、 自分が一緒にいれば契約の妨害が出来る、と、さやか、杏子とも一緒に、 ほむらは例の『立ち入り禁止』の場所へと向かったのだが。 そこは突如―――『魔女の結界』へと変わったのだ。 「(こんな時に―――『魔女』だなんて…まさか!?)」 ひょっとすると『インキュベーター』は、ここを『魔女の結界』と承知でまどか達を誘導したのだろうか。 『使い魔』達に襲われると言う『ピンチ』を演出し、土壇場で出て来て、半ば成り行き任せの『契約』を迫る…… 如何にもあの『外道』のやりそうな手口ではないかッ!! 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 そんな事考えている内に、綿毛にカイゼル髯を生やした様な『使い魔』達が、 鋏を開閉する様な耳障りな金属をBGMに、名状しがたい、外国語の様な、そうでない様な鳴き声を合唱しながら、 こちらへと迫り、群れなして包囲を為して来る。 「(どうする―――ここで『変身』する?)」 チラリと杏子の方を見れば、彼女も変身するかどうかで逡巡している様に思われる。 まどかやさやかの前で変身すべきかどうか、その事で悩んでいるのだろう。 「(でも―――もう時間が無いッ!!)」 仕方がない。 正直な話。まどかの前の変身だけは絶対に避けたかったが、まどかを守る為にも、そんな悠長な事は言ってられないッ!! ――――そう思った時であった。 ―――ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…… 「え?」 「この音……バイクのエンジン音?」 「(確かに…バイクのエンジン音)」 まどかも、さやかも、ほむらも、そして『使い魔』達すらも、 一斉に、その『音』のする方向を向いたのだ。 その音は、確かに『バイクのエンジン音』。 この、精神病者の妄想をそのまま具現化した様な、 前衛的かつ狂気的かつドグラマグラ的空間には似あわない、 人間的生活臭のする文明の利器の音であった。 「(この音は―――間違いねぇ!!)」 その音を聞いて、ニヤリと笑ったのは佐倉杏子である。 彼女は、このエンジン音に、聞き覚えがあったからだ。 バイクのエンジン音は徐々に大きくなり…そして――― 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 ヒゲの『使い魔』達を蹴散らし、轢殺しながら、 一台の大型サイドカーが、場へと乱入し、 まどか達の前でキキィーーっと急停車した。 黒と紫と黄色で塗装された、特徴的な鋭角的シェルエットの大型サイドカーである。 副座部分には、デカデカと『スマートブレイン』のロゴが入っている。 そのサイドカーの搭乗者に、まどか達は見覚えがあった。 「「本郷先生!?」」 まどかとさやかの声が唱和する。 それに続いて、ほむらが思わず声に出していた呼び声が響く。 「巴マミ!?」 サイドカーに乗っていたのは、 搭乗席にはスーツ姿に手袋、白のヘルメットの本郷猛であり、 副座に乗っているのは、本日学校を欠席している筈の『巴マミ』であった。 見滝原の制服ではなく、黒を基調とした動きやすそうな私服姿であった。 何故か、アビエイターのサングラスを掛けている。激しく似合っていない。 「あら?…アナタ?何処かで会ったかしら」 「まあいいわ…聞くのは後にしましょう」 と、サングラスを外しながら、巴マミはヒラリと優雅に副座から飛び降りる。 「まったく……迂闊よ佐倉さん」 「悪ぃなマミ……ドジっちまった」 「え?アンコ…このお姉さんと知り合い?」 「アンコじゃねぇ!!いや…ちょいと、な」 「何で…本郷先生が?」 混乱し、混沌とした場において、静かに『使い魔』達の動きを見ていた本郷が、静かに 「マミ…」 と、その名を呼べば。 「大丈夫よ猛さん」 「『魔女』退治は私の専門よ…さっきも言ってたけど…ここは私一人に任せて」 「猛さんは、そこの後輩さん達を、佐倉さんと一緒にお願い」 「解った。だが無理はするな」 マミが上に着ていた黒のジャケットを翻させる。 その下には―――― 「怖かったでしょう…でも大丈夫」 「私と猛さんが来たからには……ね」 そう、まどか達に語りかけるマミの腰には、 銀に輝く、大きく機械的なベルトが巻かれている。 さらにマミは、懐から一つの『携帯電話』を取り出した。 サイドカーと同じく、黒を基調とし、そこに紫と黄色を加えた特徴的なデザインだ。 ―――ガチャリ と、そのターン式の構造を展開させると、出て来たダイヤルに、 素早く『コード』を打ちこんだ。 ―――『9』 ―――『1』 ―――『3』 ―――『 standing by 』 野太い男性音声の電子音が響くの合わせて、 マミはその携帯電話を高々と天へと掲げると 「――――『変身』」 そう唱えつつ、携帯電話をベルトのバックル部に装着する。 と、同時に ―――『 COMPLETE 』 と、再び電子音声が響けば 巴マミの指に指輪形態で嵌められていた『ソウルジェム』が一瞬、 例の卵型の宝石として展開されたかと思えば、瞬時に、無数の光の粒子へと分解、 バックル部の携帯電話へと吸い込まれ、今度はその携帯から、光の粒子ので構成された黄色の光線が、 瞬く間にマミの体の上に幾何学文様を描いた。 ―――そして 「えぇ~~!?」 「へ……変身ヒーロー!?」 「(何……何なの!?こんなの―――)」 一同の驚きの中で、一人の甲冑騎士が姿を現した。 黄色と黒と、そして紫で彩られた仮面の騎士。 その仮面には…『X(カイ)』の字があしらわれている。 「―――フゥン」 と、仮面の下のマミが得意げに微笑めば、 腰のホルスターにおさめられた、十字状の『銃』を抜き放ち、 「―――それじゃ…さっさと一仕事…済ませないとね」 その銃口を、迫る『使い魔』達へと向けた。 ◇ ―――『魔法少女』…巴マミが ―――『仮面ライダー』こと本郷猛と行動を共にしている ―――その理由…その経緯 ―――事の始まりは『2週間』ほど前にさかのぼる その日……巴マミはその手にソウルジェムを輝かせながら、 一人夜間パトロールに出ていた。 家には家族は居ない。 父も、母も、彼女を一人残して先に逝ってしまった。 いや、彼女が一人、生き残ってしまったと言った方が正確だろうか。 あの時…キュゥべえに『助けて…』と祈った事を、彼女は後悔してはいない。 生きていなければ…自分は『寂しさ』すら感じる事が出来なかったのだから。 だが…時々… 部屋に一人でいると…孤独に耐えられなく時がある。 いたたまれなくなる時がある。胸をかきむしりたくなる時がある。 そんな時は…彼女は独り夜を駆けるのだ。 『魔女』を、『使い魔』を探しだし…戦う為に。 自分は…『魔法少女の使命』に生きている。 そう考える事で、戦いに、使命に没頭する事で、孤独を忘れる為に。 彼女は、自身の魂の光たる金色を纏いながら、夜の道を独り往くのだ。 一時間ほど歩きまわって…そろそろ帰ろうか…そう思った時であった。 「…………」 「(…尾行(つけ)られている?)」 『魔法少女』は、常人よりも遥かに鋭利な感覚を持つ。 その感覚が、彼女を背後より追跡する、何者かの気配を察知したのである。 「(やだ……痴漢かしら…?)」 『魔女』や『使い魔』を認識できない一般人の目に写る自分とは、 中学生の分際でこんな夜更けに、不用心にも独りでほっつき歩いている不良娘、であろう。 別段、自分の容姿を特別誇る訳ではないが、それでも、それなりの自信はある。 妙なのが寄って来た所で、不自然では無い。 「(ちょっと……こらしめてあげましょうか)」 そう思った彼女は、悪戯っぽく笑う。 自分は『魔法少女』。痴漢如き何するモノぞ。 仮に、強盗追剥の類であろうとも、赤子の手を捻る様に返り討ちにしてくれる。 自惚れでは無い。『魔法少女』の戦闘能力ならば、常人の追剥強盗など、例え銃器で武装していても物の数では無い。 ましてやマミは…有数のベテランであった。 そう思えば、マミは、自分から人気のない廃工場へと足を踏み入れていた。 「もういいでしょ?出てきたらどうかしら?」 かつては資材置き場だったと思われる、適当な空き地に到達した時、 彼女はその場でクルリと優雅にターンを決めながら、闇へと向けてそう呼びかけた。 闇の中から、まるで溶け出る様に、幾人もの人影が姿を現した。 その数は、全部で『12人』。揃いの灰色のスーツを着た10人に、それとは別の恰好をしたのが2人。 全員、男であった。 別の恰好をした2人は、それぞれこれまた異なった恰好をしていた。 一人は黒のズボン、ジャケット、帽子の三つ揃えの男で、帽子の下のその顔は、何処となく田口トモロヲ似の顔立ちである。 目に下に酷い隈がある上に、顔色が妙に青白くて、薬物中毒者を思わせる、危ない印象を相手に与える男であった。 もう一人は、ベージュのズボン、靴、ロングのトレンチーコートに、同色のソフト帽、さらに手袋までしている。 コートの襟を立てた上に、そのソフト帽を目深にかぶり、首には厚手のネッカチーフまで巻いているので、その顔はまるで覗う事が出来なかった。 ―――痴漢? ―――強盗? 何となく…違う気がする。 どちらかと言えば、ヤの字のつく自由業の方々か、借金取りだと言われた方が自然な連中であった。 それにしても――― 「(何者かしら―――)」 「(いやね……酷く不気味だわ)」 恰好の違う2人は別として、揃いの恰好の10人は、まるで人形の様に生気が無い。 顔色も青白く、無表情で、ゾンビだとか、実は蝋人形だとか言われても、思わず納得してしまいそうな程に、 その10人は人の形をしてながら、酷く非人間的であった。 その不気味さは、『魔女』と言う、超常の化け物を日々相手にしているマミでありながら、思わず背筋が寒くなってしまう程で、 思わず彼女が、調子に乗ってこんな人気のない所に来た事を、後悔してしまう程であったが、今更、もう遅かろう。 「ずっと…私を尾行てたわよね」 「何か御用かしら?生憎…私には貴方達みたいな人に追いかけられる理由なんて見当たらないんだけど?」 そう、マミが追跡者達に話しかければ、田口トモロヲ似の男が一歩前に出て。 「夜分遅くに申し訳ない…」 「私達は…さる『組織』から派遣されて来た者です」 と、静かに話始めた。 顔だけでなく、声も田口トモロヲに似ている。 その静かな調子に、『プロジェクトX』のナレーションをマミは思い出した。 「『魔法少女』…巴マミさん」 「我々は…正確には我が『組織』には貴方に用があります」 「これより…我々と一緒に行動を共にして頂きます…」 『魔法少女』!? この連中は、確かに自分をそう呼んだが、一体どこでそんな事を聞きだして来たのか… ひょっとすると、何処かの国の特殊工作員か何かなのだろうか?それで…自分を軍事利用か何かしようとして、 自分をかどわかしにでも来たのだろうか? そんな中学生らしい発想が、彼女の脳を支配する。 通常であれば…妄想を一笑にふすべき思考。 しかしこの場合、マミの発想は決して間違っていなかった。 「嫌だといったら?」 マミはそう問うた。 男は答えた。 「残念ながら……死んでもらいます」 「!?」 あんまりな返答に…マミは顔を顰めると、 「あら…穏やかじゃないわね…」 「私を殺すつもりなの?」 「ハイ」 あくまで静かな調子の、事務的な返答であった。 それに少しムッとした彼女は、この不遜な連中に、自分の力を少し見せてやる事にした。 どこの手のモノだか知らないが…『魔法少女』を舐めるにも程がある。 この時は…そう『うぬぼれていた』。 「じゃぁ……そうしてみなさいな。出来るモノならね」 その言葉と同時に、マミの体は金の光に包まれて―――『変身』していた。 『人間』から『魔法少女』へと。 「―――残念です」 マミが『変身』したのを確認した男がそう言えば、 それを号令として、10人の灰色スーツ軍団が、 一斉に、それこそ軍隊の様に足並みのそろった動きで、ズッと一歩足を踏み出して来る。 それに対するマミは、直ぐにでもマスケット銃を召喚できる様、用意をしながらも、 相手が何を仕掛けて来るのか、その一挙一動を見逃すまいと、注意深く見に回っていた。 この時、彼女は、この灰色スーツ軍団は一斉に懐に手を入れて拳銃でも抜いてくるかと予想していた。 ―――そして…その予想は大きく外れた 「―――――え?」 その光景を見た瞬間、思わずマミはポカンと口を開けたまま、茫然としてしまった。 『魔女』と言う、超常の魔物を相手とする『魔法少女』の彼女をしてすら、この光景は余りに常軌を逸していたからだ。 揃いの灰色のスーツの、10人の男達の顔が、一斉に…『縦に割れた』のだ。 比喩でも何でもない。言葉の通りに、縦に一本、鼻筋にそって顔に線が入ったかと思えば、 まるで紙でも破るかのように、顔が二つに、左右に、割れたのである。 そして、その下、割れた人間の顔の下から飛び出してきたのは―――― 『――――ウジュルウジュル』 『――――ギギギギギギギギ』 『――――ギチギチギチギチ』 『――――ガガガガガガガガ』 『――――キリキリキリキリ』 『――――ガチガチガチガチ』 『――――ジグジグジグジグ』 『――――ゾリゾリゾリゾリ』 『――――ググググググググ』 『――――ビチビチビチビチ』 名状しがたい…明らかに人間の口から洩れる筈の無い…『異音』。 事実、そこにあった十の顔は、いずれも、人間の顔では無い。 ―――血よりも紅い…三つの『複眼』 ―――巨大な、縦に二つに割れた『口吻』 ―――その下から覗く、巨大な二本の『牙』 ―――ガチガチと音を鳴らす…鋭い犬歯が生えそろった『顎門』 ―――顔の全体を隈なく覆い尽くす、針の様に先の尖った…黒くて太い『体毛』 そう…それは『蜘蛛』を思わせる…怪物の顔であった。 続けて、十人一斉に、灰色のジャケットが弾け飛ぶ。 何故?それは、『手』が、いや『脚』が生えたからだった。 その先端が槍の穂先の様に尖った、顔と同じ黒く尖った剛毛に包まれた、 上下二対の、つまりは合計四本の『脚』が。元々人間に備わった四本の手足と合わせれば、その数が合計八本になる。 ―――丁度…『蜘蛛』と同じ様に。 「それでは…相手をして頂きましょう…『魔法少女/半端者/半覚醒者/ギルス』」 「我らが…新世代の『改造人間』シリーズの一種」 「『新式蜘蛛男(クモロイド)』の御相手を」 その言葉を再び号令として、未だ唖然としたマミに対し、 十人…いや十体の『蜘蛛男』は、その口より一斉に十条の『糸』を吐きかけた。 ◇ 「――――ハアッ!?」 茫然としながらも、自分へと向けて一斉に発射された十条の『糸』をマミが避け得たのは、 彼女が歴戦の『魔法少女』であり、その体が半ば反射的に動いたからであった。 とっさに右手の内より黄色のリボンを顕現させ、それを宙へと伸ばし、空を走らせる。 リボンの先は、手近な廃工場の屋根の出っ張りへと絡み付き、それを基点に、 彼女はリボンを操作して、素早く宙へと浮かびあがった。 つい、本の一瞬前まで、彼女がいた空間へと、十条の『糸』が殺到し、 相互に絡み合い、結びつきあい、巨大な『糸』のオブジェを造る。 もし、ほんの一瞬でも逃げるのが遅れていたならば、 今頃はあの『糸』に雁字搦めにされて逃げる事すら叶わなかっただろう。 ―――しかし、最初の攻撃をかわしたからと言って、それはこの戦いの終わりを意味しない 十体の『新式蜘蛛男』達の内、マミから遠い方の五体は、 その口吻を一斉に廃工場の屋根の上のマミへと向けて、 コンマ一秒のズレも無く、一斉に『糸』を再び発射する。 「――――ッッ!?」 それに対してマミは再び自分の正面にリボンを展開、 渦を巻くように回転させ、即席の盾と為し、迫りくる五条の『糸』を防御する。 だが、それは最初から『囮(ブラフ)』であった。 マミが糸を防御している隙に――― 『『『『『ギシャァァァァァァァァァーーーーー!!』』』』』 名状しがたい叫び声を上げながら、前衛五体の『蜘蛛男』達は一斉に跳躍、 ひとっ飛びに、マミの立つ廃工場の屋根の上へと降り立ち、 「ッ」 マミへと肉迫するッ!! あるモノは『糸』を吐き、あるモノは、その六本の『腕/脚』を翳し、マミへと襲い掛るのだッ!! 迫りくる『怪人』達の、生理的嫌悪感を呼び起こすそのキメラ的容姿、 昆虫的な(蜘蛛は昆虫ではないが)非人間的肉体の挙動、口から洩れる昆虫的芳香と、 ガチガチと鳴る金属牙の擦れ合う音、酸っぱい臭いの息…… その全てが、マミの精神に根源的な恐怖感を呼び起こし、 ゴキブリと台所で遭遇した女子中学生の様に、顔を嫌悪に歪ませ、口からはヒィっと、 常人的な悲鳴を漏らした。しかし、それでも彼女は『魔法少女』であった。 「――――舐めないでッ!!」 その両手には、文字通り『魔法の様に』…白亜のライフルドマスケットが姿を現した。 その銃口は、各々、二体の『蜘蛛男』の頭部へと向けられ、 ―――ズドドォォンッ!! 重なる二つの銃声が鳴り響いた。 BACK 1 Next 2B