約 2,378 件
https://w.atwiki.jp/projectnovelgakuen/pages/137.html
プロフィール 名前 弱法師 ヨミ ヨロボシ 種族 弱法師という能面の精霊 性別 男 クラス 高等部3-A 出席番号 08番 所属 保健委員会 出身 異世界・札神ワールド 転移神具 錫杖 入学経緯 血液型 A型 誕生日 10月8日 身長 176㎝ 趣味 人を眺めること 特技 大抵のことはそこそここなせる 好きな食べ物 肉 嫌いな食べ物 特に無し 一人称 自分 二人称 あんさん、○○はん キャラクター考案者 札神 八鬼 ``` 台詞 + ... 自己紹介 「どうもお初にお目にかかります 自分弱法師と申しますわ おもろいこと大好きなんで、よろしゅうたのんます」 ノベル学園入学の経緯または理由 「入学理由?まあ初めは童子様に小悪尉はんの護衛を 任されたんが始まりなんやけど、護衛なら別に入学いらんやん? せやからほんまは影で守るつもりだったんやけど、 何かおもろそうなんぎょうさんおるやん?ここ こんなん入学してそのおもろさを肌で味わんと損やろ? つーわけでこのノベル学園に入学したってわけや そんでな、今はあの安研部?つーのに興味があんねん 名前からしておもろそーやろ?あれ せやからそのうちちょっかいかけたろと思っとるんよ まあ気が向いたら身を守る結界術でも教えたるかな あの真理音とかいうねーちゃんには内緒やで?」 僧侶なの? 「いいやちゃうで?器がそれっぽいだけで、 自分の生前普通に官僚やし、僧侶微塵も関係あらへんねん でもな、自分追い出される前はそれはもう、エリートやったんやで? 何故か追い出されてしもたけどな、エリートやのに 今も不思議でならへんわぁ お偉いさんが明らかにハゲとったから、 あんさんの頭、陽光に照らされて光っとりますねぇて言うただけやのになぁ……」 錫杖について 「あんなぁ、前にも言うたと思うけどな こういうのは気分や気分 生前僧侶じゃないとかは関係あらへんねん ほら、錫杖シャンシャンして術使ったらかっこええやん そういうことやで、錫杖使う理由は」 好きなタイプは? 「好きなタイプ?またけったいな事聞くなぁ せやなぁ……まあ自分の事を信じてくれる人やな 自分は戦う力はないけど、守る力はあるからな 信じてくれる限りは、その信頼に応えるで」 普段料理してる? 「料理?そんなんしとるに決まっとるやろ 一時期神の子の世話係しとったんやで? 子供が好みそうなもんは一通り頭に入っとる 離乳食だって作れるで? え?そういうことやない?いや、子供向けのご飯も大事やで? それにここは歳も10やそこらの赤子が多いんやから、大事な事やろ」 ``` 特殊能力 『弱体化』 童子様に貰った錫杖の音を響かせ発動する能力。相手を肉体的にも精神的にも弱体化させる能力。 この能力は調整が可能であり、最大赤子レベルにまで下げることが可能。一定時間経過すると自動的に解除されるが…… 実は錫杖は詠唱を省略するための神具でしかあらず、錫杖が無くても使えたりする。 何で錫杖無くても使えるのに錫杖使うの?と聞くと、弱法師はこう答えるのだという。 弱法師「ほら、錫杖持っとると僧侶感出るやん?こう言うのは気分や気分」 詳細 容姿 青い髪、糸目 性格・その他 関西弁を話す錫杖を持った見た目は僧侶に見える生徒。 彼の本体は能面であり、これを破壊されると死んでしまう。在り方は付喪神に近い。 童子様からノベル学園の調査を頼まれ、他の札神キャラと同様、異世界からノベル学園に入学してきた。 彼は弱法師という能面の精霊であるが、弱法師というのは無実の罪で追放された能面であり、弱法師も同様に反逆の罪を着せられ都を追い出された者である。実際は無自覚煽りをする弱法師が気に入らない者による策略である。当初は通常に話していたのだが、童子様の命によって、大阪に妖怪退治に赴き、その地に適用しようと言動を変えるうちに、いつの間にやら、関西弁が標準語になってしまっていた。その為、ボケられたら反射的に突っ込む癖がついている。 転移や防御などのサポートを得意としている為、戦闘能力は皆無に等しい。 彼の得意属性は光である 『弱法師』 「弱法師」のシテ俊徳丸の専用面。これは岩崎が「弱法師」を舞った時に制作した面。 父親の身辺にいる者の讒言(ざんげん)によって追放され、乞食の生涯に身を落とすが、元より無実の罪。清純さが立ち匂っている面差(おもざ)し。 関係 名前 関係性 呼称 小悪尉 今回の護衛対象 小悪尉はん 保健委員 みな血気盛んでええなぁ昔の坊っちゃんもこれくらいやんちゃでなぁ……いやぁ、ほんま懐かしいわぁ子供は怪我してなんぼやからな怪我なら自分が治すさかい、気にせず遊びや! ロットゥ・ジークエイス そんな幼いのに一人一人に丁寧に包帯巻いたるのが愛らしなぁ飴ちゃん食べるか? ロットゥはん 出典作品 ~時廻りの血族~
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/56.html
トリニティ ■キャラクター名:トリニティ ■性別:女性 応援画像1|2|3 キャラクター設定 フードをかぶった正体不明の魔人。参加者の欄にもトリニティとだけ書かれているそれ以外のプロフィールは不明。かろうじて女性であることは分かっている。 正体不明の存在ではあるが、招待状を所持していたため大会に参加することは認められている。 機関に送り込まれた人造転校生、関西の魔人、あるいは政府によって放たれた国家刺客の一人とも噂されているが真相は不明。 ---- トリニティの正体は、ひとつの肉体に魂を共有する三人の魔人である。 希望崎学園にいた頃からの友人同士であったが、パンデミックにより奏、岩名の二人が感染する。 死を待つばかりかと思われていた二人であったが、彼女たちの前に「謎の魔人」が現れる。 ウイルスに感染した奏、岩名の二人を三傘の身体にその場に現れた「謎の魔人」の能力によって取り込むこととなりその結果誕生したが今の彼女たちである。 「謎の魔人」はそこをすぐに立ち去ったため、彼(あるいは彼女)がなぜそうしたのかその目的は三人にも不明。 誰か死亡しても他の二人のどちらかが生き残っていれば24時間経てば蘇生できる そしてそれぞれの能力はその人物自身が表に顕現してる場合のみ発動できる。 一つの体になることで生きながらえたが、元の三人に戻ることを望んでいる。 栗花落 三傘(つゆり みかさ) パラソルの付喪神が人間の姿を取った少女。22歳。希望崎学園傘部のOGで優秀な傘術家でもある。 水色のセミロングの髪の少女。ぱっちりとした黒目。水泳用ゴーグルを頭に乗せている。 服装はハーフパンツと白いワイシャツの上にポンチョ。足元はブーツ。 一人称「僕」は彼女が傘部に所属していた当時部長だった雨竜院畢の影響で変化したもの。それ以前の一人称は「私」。 武器として使用する傘「三傘」は彼女自身の一部を切り離したものである。 三人のまとめ役で、冷静であろうと務めているが感情的なところがある。 所持品:武傘「三傘」 尖端が突剣状になった傘。三傘の一部ではあるが単独の意思はもたない。 破壊されても三傘が生存している限り再生は可能。 「この子も僕の一部ですからね」 無量小路 奏(むりょうこうじ かなで) 希望崎学園図書委員会のOG。22歳。 黒髪のポニーテールにリムレスフレームのメガネをかける。灰色の釣り目。貧乳。 黒い服を好み、真っ黒なジャケットに黒いミニスカート。黒のタイツ。首には黒薔薇をモチーフにしたチョーカーをつけている。 もの静かな性格で無口気味。 気配を消す能力に優れ、図書委員時は延滞者に音もなく忍び寄り、返却を遂行することから、サイレントハンターの異名を持っていた。 基本的にはナイフを武器に戦闘する。非力でスピードを生かした戦闘のほうが得意。 所持品:予備を含めたナイフ5本と鋼線2本。小説数冊の入ったポシェット。 「…戦闘続行可能、問題ない」 「静かに」 射手矢 岩名(いてや いわな) 23歳。希望崎学園射撃部のOG。黒い髪をお尻のあたりまで髪を伸ばした姫カットの細身の女性。 服装は麦わら帽子に真っ赤なワンピースのロングスカート。巨乳。 柔らかな物腰だが、大体拳銃を撃つことを考えているトリガーハッピー。 銃の扱いは優秀。見た目に反して一流スポーツ選手を超える反射神経と重量物でさえ軽々持ち上げる腕力を持つ。 「ふふ、では私の出番…ということでございますね」 「あなたが新しい的ということでよろしいでしょうか」 特殊能力1:『レイニーブルー』特殊能力2:『サウンドオブサイレンス』特殊能力3:『ニューヨークリロード』 レイニーブルー 三傘の能力。周囲の水を操り、雨の矢を降らす能力。鋼鉄を貫通する。 サウンドオブサイレンス 奏の能力。周囲からあらゆる音を消す能力。最大射程は静音を中心に円形状に半径100m。 円形状に範囲を狭めることはできるが、消す音を選ぶことはできない。 ニューヨークリロード 岩名の能力。何もない空間から銃を取り出す能力。弾は装填されている。 銃に属するものなら何でも取り出せ、数に制限はない。 岩名が死亡するなどしても既に取り出された銃は消えることはない このキャラクターを彩る物語 投稿した幕間 プロローグのような幕間SSのような何か【第一回戦前幕間】 登場する幕間 ネタに詰まったら学園化しとけ【第二回戦前幕間】 ダンゲロスSS3 XENOGLOSSIA【第二回戦前幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 《トリニティ》vs《沼地の王、ザリ・ガナー》【エキシビジョン以降幕間】 高島平 四葉 前のキャラクター|次のキャラクター 内亜柄影法
https://w.atwiki.jp/sengensyouplus/pages/120.html
Act 0 "役者紹介" GM これから、 2013年 #tohosgs シナリオ#3 "竜神の涙 --Break the Tears"を始めます GM (どんどんぱふぱふ省略。) Act 0 "役者紹介" GM 枠順に、PCの紹介をお願いしたいと思います。 燈祈子 こちらからですね GM そうです ~郷に流れ着いた灯籠~ 奥津瀬 燈祈子 燈祈子 「奥津瀬 燈祈子(おくつせ ときこ)。灯籠流しを司っているわ」 燈祈子 「ここに流れ着いてから、もうどのくらい経ったかわからないけれど……」 燈祈子 「死んだ人達の魂を送り出すのが私の役目」 燈祈子 「ここには流し灯籠の習慣はないみたいだから、出会った人や見つけた霊を送ってあげているの」 燈祈子 「……あなたも、そのうち死んだら、送ってあげようかしら……?」 GM はい、ありがとうございます。 燈祈子 属性は「火」の神ですね。神道術が使えます。 GM 神道術は、夢演想劇で追加された神術系統のひとつ、自然の力をより広く扱えるというものでした。 燈祈子 切りそろえた黒髪に黒い和服、火を象るような模様がありますが、ちょっと喪服っぽい雰囲気でイメージしています。 GM ちょっとおどろおどろしいですが、これでも"責任重大"枠、要はPC①みたいなものです。活躍に期待します。 燈祈子 自分の出自も実際よくわからないですが、付喪神上がりっぽいところがあって、少し無機質な印象ですね。 燈祈子 はい、役割には忠実なので、精一杯頑張ります。 ~摩訶で不思議な妖狐~ 稲荷 木綿子 木綿子 「稲荷 木綿子よお。ゆうこだからねえ。もめんこではないからねえ」 木綿子 「見ての通り、狐の妖獣やってるわ。陰陽道をちょっとたしなんでるわ」 木綿子 「最近は、慧音先生のところでお手伝いしてるけど。大体気ままに生活してるかしらあ」 木綿子 「まあ、たまに胡散臭ーいことの調査」 木綿子 「もとい、異変ライクなものの調査してる、かもね。とりあえず、今回お姉さん頑張るわよお」 GM ありがとうございます。木綿子さん 陰陽術を巧みに操る狐さん。 木綿子 あとは、妖術を3つほど、オマケ程度に追加してあります。 GM 今回は人間の里枠での登場となりました。 GM …オマケ程度とか言いつつちゃっかり妖弾化妖術を神術(非術式のみ)と同じレベルで取ってたりするのがすげぇや 木綿子 結構、これ怖い枠のような気がしないでもないのですが。 GM 言っておきます。他の枠の人たちもそんなこと言ってました。 ~やせいの吸血鬼~ ロアナ・M・スタルケ ロアナ 「わたしはロアナ。吸血鬼」 ロアナ 「吸血鬼だから力は強いし、速いよ。戦いになったら頑張れる」 ロアナ 「あと隠れるのも得意。いつも獲物を追いかけてるから、それも得意」 ロアナ 「幻想郷にきてあまりたってないから、まだ知らないことも多いけど、よろしくおねがいします」 GM ありがとうございます。狩猟生活を営む吸血鬼。今回は、気ままな妖怪枠での参加です。 GM 幻想郷を放浪しているだけあって、いろいろな場所とコネクションを持っているようですが GM 今回のシナリオでもうまく使っていきたいものです。 ロアナ 上手く使えるといいのですがが… GM それはあなた次第。鋭い狩人の感覚で、どんなチャンスも見逃さないことを祈ります ~泡沫のラジオ放送者~ 堂島 あわね あわね 髪は濃い群青色、瞳は空色の河童が、顔を障害物の影から出して あわね 「じ、自己紹介、ですか……?あわわ……」 GM えっ、スタジオはあっちにありますよ、良かったら使ってください? あわね 「あ、スタジオ、あるんですか。……ぜひ、そっちで…。」 2分後。GMがごそごそとラジオを持ってきて、周波数を合わせる あわね 明るく朗らかに「ヤッホー!リスナーの皆、元気ですかー?私はとっても元気です!」 あわね 「今日はSGSスタジオをお借りして放送しているよ!」 あわね 「おっと、自己紹介でしたね。あわあわラジオのDJ、堂島あわねだよ!」 あわね 「ラジオが大好きで、聞くのも放送するのも、両方やってます!」 あわね 「私の個人放送、あわあわラジオは周波数518.37kHzで不定期ながらも高頻度に放送してるよ、よかったらぜひ聴いてねー。」 GM はい、ありがとうございます(照明切り替え あわねのいるスタジオがマジックミラーで他の参加者に丸見えだったことが判明) あわね 「はわ!?」(あわあわあわあわあわ) GM 直接だと人見知りがはげしい河童のDJ。かわいい。 あわね 発明品相当で、属性使いの風を操ります。 GM 今回は、妖怪の山取材班枠での参加。 GM 今回のニュースを、どのような形で放送に乗せることになるのやら…。 GM ともあれ、いい知らせを期待します。 あわね はい!
https://w.atwiki.jp/tenka_taiheiki/pages/16.html
~見守りながら、慈しみながら~ 司るもの 神とは、上中低の三階級に分かれ、世界の様々なものを司る存在である。 海や花など形あるものの神もいれば、愛や憎悪といった概念・感情の神も存在する。 なお付喪神は、個々の道具から生まれた魂と実体を持つ一つ一つの生命であり、精神体である神は彼らよりもずっと上位の存在にあたる。 神の階級 低級神はどこにでも存在し、武人以外の種族であれば目視が可能である。 また、その影響力は非常にささやかなものであり、特に世界に対して大きな影響を及ぼすことはない。 なお、低級神の声は沙更の人間でも聞くことができない。 中級神は、天上(高天原)・地上それぞれ自分の気に入った場所に存在する。 彼らは自身の意思で武人の前にも姿を表すことができ、また、自身の意思で地上の世界に影響を及ぼすことができる。 ただし能力を行使した場合、それが生命を奪ったり、なんらかの不平が生じるものであってはならない。 上級神は、皆天上に存在する。 彼らは地上の世界に、自身の本来の役割の範囲を超えて手を出すことを一切禁じられている。 最高神 蒼天帝 上級神 天照・月黄泉・木花姫・佐保姫・竜田姫・筒姫・宇津田姫・竜神 etc... 中級神 咲耶姫・知流姫・白姫・白妙山 etc... 低級神 その他、地上にいる神の大半 この中で、咲耶姫(さくやひめ)と知流姫(ちるひめ)は共に「桜」の神である。 高天原に木花姫(このはなひめ)という神がおり、この木花姫が二人の母親であり、「木や花」の神様である。 「風雪」の神である白姫(しらひめ)の母親にあたるのが、宇津田姫(うつたひめ)。 春の佐保姫(さほひめ)、夏の筒姫(つつひめ)、秋の竜田姫(たつたひめ)、冬の宇津田姫で四姉妹の四季神である。 ※昔は多少今の区域どおりに気候の偏りはあったものの、それでも各国四季がめぐっていた。 しかしそのうち、種族ごとに分かれて暮らすようになったことから「偏った気候」への信仰心が芽生え、そこから大きく四季が偏るようになった。 現在の状況はある意味、「四季神に各国がそれぞれ贔屓されている状態」でもある。 ※緒戦において、武人によってなされた雨乞いの儀が成功したが、これは武人たちの願いを聞き入れたわけではなく、 あくまで咲耶姫・知流姫の願いを聞き入れた結果。 竜神は上級神であり、中級神である咲耶姫たちだけでは願いを聞き届けてもらえないため、武人たちに協力を求めた形である。 地上にいる中級神たちは、自身の身を守るため且つ生命に直接影響を及ぼさない範囲であれば、 能力を行使したり、他の神に助けを求めることが許されている。 神様設定図 咲耶姫 御神木に宿る、桜の神。 明るくはきはきとした性格。桜を美しく咲かせるのが役目。 知流姫 御神木に宿る、桜の神。 穏やかでおっとりとした性格。桜を美しく散らせるのが役目。 白姫 白妙山に住む、風雪の神。 中級神としては珍しく、大抵の場合目視ができる状態でおり、交流も他の神と比べると盛ん。 惰眠と酒と酒の肴が好き。基本的にやる気が見て取れない、干物女神。 白妙山 白妙山の神。数多いる中級神の例に漏れず、滅多に人前に姿を表さない。 寡黙であることや厳しい顔つきから近寄りがたい印象を与え、実際、発する言葉も事務的なものや厳しい内容が多い。 しかし心根を見抜かれているのか、動物にはよく懐かれる。 白姫の振る舞い(人との交流が盛んであること)について咎めるものの、そこまで強く言う気も無い様子。 ※中級神、上級神については、基本的に「あまり人前に姿を現すものではない」という暗黙の了解的なルールがある。 破れば何かある、ということではないが、長い歴史上、人と交流を盛んにして(心を通わせて)あまりいい結果が生まれてこなかったことや、 生命に対する公平性を欠くおそれがある等の理由から、「あまり好ましくはない」という認識が存在している状態である。 佐保姫 春の女神。朗らかで大らかな性格。 包み込むような優しさを持った、四季神のまとめ役。 筒姫 夏の女神。溌剌として快活な性格。 元気が有り余っており、暇が苦手。腕っ節には自信があり、度々天界の戦闘行為に参加している。 竜田姫 秋の女神。文学に通じた才女であり、発言は嫌味がちながらも理性的な性格。 筒姫とは性格が合わない。 宇津田姫 冬の女神。気が弱く、大人しい性格。 白妙山に住む、白姫の母親。筒姫のことが苦手。 玉依姫 高天原において上級神の身の回りの世話や仕事の手伝いをしたり、下界に降りて上級神の言を伝えたりする女性。 「玉依姫」とはそのような役目を受け持つ女性の総称。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1243.html
548 :537:2012/07/23(月) 18 00 34 注意、これは憂鬱×東方projectのSSです。 そのためTSを含みます。嫌いな方は見ないでください。 『東方夢幻城~Gloom Admirals』修正版 暑さが和らぎだした秋の初め、幻想郷に一つの城が現れた。 人間や妖怪たちはそれぞれの考え、欲望をもってこの城にやってくる。 そこに住まう者たちがいることを知らずに・・・。 「どうしてこうなった・・・」 「どうやら東条さん、牟田口さんは盛大に負けたようです。」 「そうですか・・・。ちなみに相手は誰かわかります?」 「南雲さんによると、相手は博霊の巫女に普通の魔法使い、守矢の風祝、半人半霊の剣士。 古賀さんの方からは、紅魔館のメイド長、天狗の文屋、あと薬師の兎ですね。 他にも多方面から多数来ているようです。いやー、人気者ですね嶋田さん。」 「何そのオールスター・・・」 某ホラーの女性の姿をした算盤の付喪神の言葉にもう一人の少女、 人の世では嶋田繁太郎と呼ばれていた少女は頭を抱えた。 終わりなき書類の悪夢、そして財務省の魔人辻から逃れるために、実家に伝わるあらゆる秘術を駆使して 人知れず幻想郷へ逃げだしたはずが、すでに楽園の管理者とともに先回りされていた。 しかも「面白そうだから」という理由で、いつも間にか幻想郷の新たな異変の首謀者にされてしまっていたのであった。 しかも幻想郷に来たのは伝説の宰相だけではない。 彼の愉快な仲間たちもまた・・・。 「はっはっはー、この金田、そして後継者たる戦艦スキーの造船技師たちが 総力を挙げて築き上げたこの『夢幻城(別名嶋田城)』!! たとえ零距離マスタースパークでもアビスノヴァでも耐えて見せよう!!」 己が生み出した鋼鉄の戦船を基に難攻不落の城を作り上げ、 侵入者を迎撃する戦艦狂いの河童たち。 「人類の夢である翼を得た以上、幻想郷最速は天狗だけでないことを、 この倉崎が教えてやるわ!!」 「おっと、倉崎には負けてられませんな。我が三菱も 空の覇者の一角であることをお忘れなく。」 雲一つない大空において超高速で華麗なドッグファイトを繰り広げる鳥人間たち。 「弾幕も博打も一緒さ。どんな状況でも一瞬のチャンスを見逃してはならないのだよ。」 「己の欲望のままに動くは衆愚と同一だと心に刻まねば分からないか。」 宰相と対なる博打師、そして狂信の愛国者までも 幻想郷で少女たちとの華麗なる弾幕ごっこを演じる。 「さて、そろそろ村中と山本さんにぶつかる頃でしょう。 では嶋田さん、6面ボスよろしく頼みましたよ。」 「ちょっと待て!?辻お前はどうするのだ。これだけの人数は一人では相手しきれないぞ!?」 何処からわいたのか『夢幻』または『MMJ』と描かれた袋を頭から被った男たちを引き連れて、 どこかへ行こうとする辻に嶋田は慌てて問いただす。長年の経験上ある程度予想はつくが、 聞かずにはいられなかった。 「私はMMJの皆とともに薬師の兎のところへ行ってきます。 あと異変後の宴会の準備をしないといけませんので。 仮にも伝説の宰相として陛下に次ぐぐらいの神力は持っているのですから、 それくらいの人数一人でこなしてください。それともまた書類をやりたいのですか?」 そう言って胸元から広辞苑並みの厚さの書類の束を出す辻。 「ちくしょう。こうなったらやけだ!巫女でもなんでも全員かかってこい!!」 「そうそう、その意気込みです。そのぐらいハイならLunatic並みの弾幕が出せますよ。」 涙をだしながらその身に膨大な神力を纏わせる嶋田をしり目に、 辻は男たちを引き連れて意気揚々と退出していった。 その後しばらくして、夢幻城天守閣では壮絶な弾幕ごっこが開始され、 少し離れたところからは兎の悲鳴が聞こえるのであった。 今日もまた幻想郷で少女たちによる美しき弾幕ごっこが繰り広げられるのであった。 549 :537:2012/07/23(月) 18 01 12 終わりに 最初に投稿したものを修正しました。 おそらく今回の異変の最大の被害者は嶋田さんと鈴仙、 あとそれぞれの趣向に合致してしまった人物でしょう。 二つ名、スペル、戦闘前後の会話などは皆さんのご想像にお任せします。 下は今回のSSにおける、自分が考えたボスの配役です。 1面ボス南雲 中ボス古賀 2面ボス東条 中ボス牟田口 3面ボス倉崎 中ボス三菱 4面ボス金田 中ボス造船技師の皆様 5面ボス山本 中ボス村中 6面ボス嶋田 EXボス 辻 中ボスMMJの皆様
https://w.atwiki.jp/sakuya_crisis/pages/43.html
素材 冒険に出ているキャラクターは、探索中に自身の属性に対応した素材を拾ってくる。 素材を拾う確率は蒐集の値に応じて高くなるほか、「素材発見」などの常時スキルでも上昇する。 後半の階層では1度に同じ種類の素材を複数個拾えることもある。 拾った素材は拠点に帰還した時点で倉庫に納められ、武器や防具の開発に使えるようになる。 ダンジョン内で全滅した場合はその回の探索で拾った素材の一部が失われ、 パーティーが帰還する前にセーブ&ロードで再開した場合は拾った素材が全て失われる。 属性別素材一覧 パーティー欄の括弧内は「該当するキャラクターの数/パーティーの人数」を示す。 属性 素材 拾いやすいパーティー 勧誘キャラクター ランク1 ランク2 ランク3 ランク4 妖 量産型のネジさび付いた大剣高級鋼鉄の盾 SPW資金魔法使いの箒 全銀河世界地図勝利遠き英雄の槍無名の女神のリボン ヤマメと地獄の探検隊(3/5)スカーレットデビルズ(1/1) 朱鷺子レティマミゾウミスティア響子美鈴 精 高級電子回路加護のない槌高級メイド服 1ギミルコイン名も無き貴族の服 四次元ポッケ破壊者の砕けた斧古き勇者のグローブ ミストレイク最強軍団(3/3) レティリリー響子 仙 ジャンクパーツ折れたお祓い棒ツーハン調理道具 白紙の巻物名も無き町娘の着物空のスペルカード弐 アダマンタイトねじ折れた英雄の剣古き英雄の盾 聖徳太子と仲間たち(4/4)幻想少女部隊(1/1) 藍穣子響子天子美鈴華扇 星 呪われた人形壊れたドリル名も無き魔人の手記 バッドアップル量産型ミスリル名も無き門番の鎧 DG細胞賢者の鉄槌ゴッドメイド生地 新ヤゴコロ病院(4/4) レイセン魅魔 獣 聖なる手榴弾がらくたハンドガン マンドラプリンセス呪われた剣無名の舞姫の靴 ブラックホール端子力のない玉串料理神の調理道具 わくわく動物友の会(3/4) 朱鷺子レイセン藍マミゾウミスティア 人 ひげ親父のカプセル兵器の残骸 イチジクの葉無銘のバンテージ無名の学士の指輪 量産型ひなちゃん天をつらぬくドリル失った禁忌の魔法書 帰ってきた幻想郷ツアー(3/4)東方5ボス連合(3/4)幻想少女部隊(1/1) 麟 神 工業用スライム壊れた弓 文々。新聞の秘密さびついた名刀無名の修羅の飾り ちきゅう破壊爆弾呪われた魔弾 守矢ダブル絶対防衛隊(2/2)幻想少女部隊(1/1) 静葉穣子麟 霊 きずぐすり魔力を失った杖 レガシープログラム暗殺者の骨無名の妖精の帽子 国士無双のサンプル殺戮兵器の残骸 豪華客船オノヅカックズ(3/4)幽々幻楽団(4/4) リリー魅魔ミスティア麟 天 さとりのへそくり折れた竹箒 ツクール素材集封印された槍無名の妖精のリボン ゼラチナスマター壊れた英雄の弓 幽々幻楽団(2/4) 朱鷺子レティリリー静葉ミスティア天子針妙丸 地 南条コイン高級繊維の服 おどるほうせき猛者の朽ちた斧古き戦士のグローブ ラストエリクサー折れた魔人の杖 ヤマメと地獄の探検隊(5/5) レティ魅魔穣子響子 主 ひでんのしょ高級繊維の着物空のスペルカード壱 ひねくれ者のネジ狂戦士の大剣古き傭兵の盾 トクガワ埋蔵金古き魔女の箒 スカーレットデビルズ(1/1)守矢ダブル絶対防衛隊(2/2) 天子針妙丸 従 姫リンゴダマスカス鋼歴戦兵士の鎧 乙女プラグイン悪魔の鎚瀟洒な淑女の服 建国記念金貨名も無き王族の服 豪華客船オノヅカックズ(3/4)天空トレジャー発掘隊(2/2)東方5ボス連合(3/4) レイセン藍 光 新鮮マンドラゴラ名も無き戦士の剣高級ブランド靴 量子なんとか回路折れた榊の枝料理王の調理道具 超秘伝忍法手帳名も無き豪族の着物空のスペルカード参 茶と酒がおいしい会(2/2) リリー藍穣子天子美鈴 闇 アガスティアの葉破れたバンテージ高級ブランドリング ポージングドール妖怪バスタードリル古代の魔法書 黄泉比良坂産ザクロヒヒイロカネ名も無き騎士の鎧 小さなトリックスターズ(3/5)スカーレットデビルズ(1/1) 静葉麟 魔 秘蔵データディスク骸の剣高級ネックレス 抱え落ちされたボム銀色の弾丸 千年マンドラゴラ折れた王者の剣無名の王女の靴 夢幻のライブラリアン(2/4)命蓮寺異変解決の会(2/4)スカーレットデビルズ(1/1) 朱鷺子マミゾウ魅魔華扇 機 フロッピーディスク刃こぼれしたナイフ高級ZUN帽 ヤゴコロカプセル破壊兵器の残骸 世界樹の葉破れた格闘王の布無名の魔神の指輪 幽々幻楽団(3/4)付喪神バンズ(3/3) レイセン針妙丸 武 重要機密データ敗残兵の折れた槍高級繊維のリボン 忍者のスライム壊れた戦士の弓 アカシックレコード剣士の古錆びた骸無名の悪魔の飾リ ミストレイク最強軍団(2/3)幻想少女部隊(1/1) 静葉針妙丸美鈴華扇 賢 わらい袋朽ちて錆びた斧高級グローブ エクスポーション壊れた魔術師の杖 黄金のソースコード銀色の墓標無名の女神の帽子 夢幻のライブラリアン(4/4) マミゾウ華扇 コメント コメント
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/17.html
如月双七(きさらぎ そうしち) 【出典】あやかしびと -幻妖異聞録- 【声優】保村真 【性別】男 【人称】 一人称:俺 二人称:お前、あなた 三人称: 【関連人物への呼称】 一乃谷刀子→刀子さん 一乃谷愁厳→会長 アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ→トーニャ 九鬼耀鋼→九鬼先生 加藤虎太郎→加藤教諭、虎太郎先生(ルートによって呼び方が変わる) 【能力】 人妖としての能力は、金属と心を通わせる能力つまり金属との意思疎通・対話である。 金属を操る(引き寄せる)能力と思われがちだが、実は100%金属の好意により操ってるだけである。 よって自我の強い金属、歴史のある名刀だとかロワで使われる首輪などはまず操れないだろう これを使って、敵の武器を奪ったり、金属をロープ代わりに飛び降りたりする 更には金属製品を自分の思うままに作り変える能力もあり。最終的にはメカ九尾という巨大メカを作り上げた。自分の体に金属を取り込んで自己修復も可能。 必殺技: @焔錐 腕をまっすぐ、弓を引くように引いていき、掌ではなく手刀を相手に突き立てる技。焔螺子と違い基本的に二発目はないが、二発目に『焔螺子の』二撃目を打ち込むことも可能。 @焔螺子 左右の腕どちらでも放てる技で、まず任意の腕をねじりながら引いていき、拳ではなく掌打で相手に叩きつける。命中の瞬間には大きく踏み込みつつ捻りを加え、間髪入れずにさらに踏み込んで零距離から二発目の掌打を叩き込む。内部を揺さぶる波動を叩き込んで内より破壊。 九鬼耀鋼から中国拳法(円華拳)の流れを汲む九鬼流を教わっている。 この流派は円と球を基本とし、相手の攻撃を捌いて、軌道を逸らすのを得意とする。 掌を円のように十重二十重に動かして螺旋をつくり、必殺の掌打「焔螺子」を発動する 【キャラ紹介】 主人公。人生の大半を孤島の病院で過ごしてきた世間知らずで、外の世界に強い憧れを抱いている。知っている知識の大体は漫画から覚えた。 病院を脱走後、本名の武部涼一という名を捨て、如月双七という偽名を使っている。 その後、神沢学園の2年に転校し生徒会に所属することになる。 かなりのお人好しであり、また涙もろい。ツンツン頭は地毛、不良っぽいのでコンプレックス。動物と心通い合わせることは得意な方。 敵の強さには敬意を持つ 自分の弱さを認め、それでも誰かのために戦おうとする勇気を持つ 先祖は妖怪を殺すための武器から発生した付喪神の集合体 以下、ギャルゲ・ロワイアル2ndにおけるネタバレを含む +開示する 如月双七の本ロワにおける動向 初登場話 031 殺す覚悟 登場話数 4話 スタンス 積極的対主催 現在状況 093:これより先怪人領域時点 054 支給品のボタンと遊ぶ 065 九鬼先生と共闘して曜子と士郎を追い詰める。だが、曜子とタイマン時に不利になり、ボタンが自爆して曜子を撃退する 065 支給品の馬と戯れる このロワでの強さ End Of All Hope 恐らく(士郎と)鍔迫り合いをすれば、ほぼ確実に双七が折れる。 一撃離脱で刀を叩き落し、肉弾戦に持ち込むしかない。 ボタンは双七の背中にぴったりと張り付いた状態で何度か鍔迫り合い ただし、士郎の刀の心を読むことで気持ちが悪くなった 九鬼先生との連携で士郎と曜子を追い詰め、焔螺子を食らわせる 特に士郎は直撃を食らった 曜子の気配を読み取れず、何度も銃撃された。 身体能力で言えば曜子の方が優れている。けれども、一撃においては双七の方に分があるだろう。 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 ボタン 仲間 ボタン、お前 双七を庇って爆死 054 花がくれたおやすみ 九鬼耀鋼 仲間 九鬼先生 師匠 065 End Of All Hope 支倉曜子 敵対 逃げられた 065 End Of All Hope 衛宮士郎 敵対 逃げられた 065 End Of All Hope 最終状態 【G-4 駅近郊/1日目 朝】 【如月双七@あやかしびと -幻妖異聞録-】 【装備】:スターブライト@Strawberry Panic! 【所持品】:支給品一式、クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹 【状態】:後悔、肉体疲労(小)、精神疲労(中)、右膝と右肩に貫通射創 【思考・行動】 基本方針:仲間の確保と保護 1:スターブライトを駆り、銃声の下へ。 2:九鬼先生と合流する。 3:向かってくる敵は迎撃。殺す覚悟はまだ―― 【備考】 ※双七の能力の制限は不明。少なくとも金属を集める事ならば出来ます。 ※首輪装着者の行動は主催者に監視されていると思っています。 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■■■■ C■■■■■■■■ D■■■■■■■■ E■■■■■■■■ F■■■■■■■■ G■■□□■■■■ H■□■■■■■■
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/2332.html
NPCリスト ヴェルカサイト東地区 ディアナ・ヘルゲート3世 種族 悪魔 性別 女 年齢 ?? 血液型 ? 髪色 栗色 眼色 茶 身長 171cm 体重 55kg 通称、「東の高貴なる姫君」。ヘルゲート家は元世界では知らない者がいないほどの名家であり、120年前に"次元の扉"から地球にやってきて(本人は勝手に飛ばされたと主張)以降も他悪魔族とのコネをフル活用して一大勢力を築き、ヴェルカサイトをSanctuaryの支配を跳ね除けて中立都市にした張本人である。ディアナが支配する東地区の北半分はカスピ海に面しており、町の漁業の運営を全て管理している。Sanctuaryの干渉無く海産物を売買して収益を上げているため、四魔帝の中では最も強大な勢力であるとされる。 ディアナは人間でいうところの栗色前髪ぱっつん系ボブの16歳くらいの少女。本人曰く、「この姿は成長が遅すぎるだけで、少しずつ大人になってきている。」とのこと。性格は恐怖を感じるほど優しく、高貴で気品や格調を重んじるタイプ。いつもニコニコしているが、ヴェルカサイトの二大原則を無視する者には、恐ろしいまでの無慈悲さを見せる。(ニコニコしながら無慈悲。怖い。) 市民に対しても温厚であり、特にヘルゲート家を支える漁師達とは港でお茶会を開いたりなど積極的に接点を持っている様子。 基本的にヘルゲート家からパワーバランスを崩すことはしないが、他3グループを良く思っているわけではないため、自分に不利な状況になる前に騒動を仕掛けることもある。普段は東地区にある「悪魔屋敷」に棲んでいる。 エリザ・リニェート 種族 天使 性別 女 年齢 31 血液型 B 髪色 金 眼色 蒼 身長 165cm 体重 55kg 通称、「悪魔に使える聖天使」。悪魔屋敷の管理人。主にディアナの秘書を務めている。5年前に先代の秘書が亡くなったため、代わりに配属となった。基本的にディアナが一切関与しない金銭面や所持資産の管理を一手に請け負っており、「姫君に相談する前に、秘書に話を通す」は、ヘルゲート家との交渉をするにあたって鉄則となっている。ディアナの外出の際には常に同行しているため、町中で見かける機会も多い。何を考えているかわからない姫君の代弁者であるため、何かとエリザを頼る者も多いとか。 ランド・クルジアーネ 種族 人間 性別 男 年齢 23 血液型 A 髪色 黒 眼色 黒 身長 173cm 体重 64kg 通称、「言葉を話す辞書」。悪魔屋敷に住んでいるIQ150オーバーの天才。様々な書物を暗記しており、所持している情報量は計り知れないとされる。20年前にディアナがロンドンに旅行に行った際に拾った捨て子であり、ディアナのことを恩義に感じている。主にディアナやエリザを知識面からサポートしており、今のヘルゲート家に欠かせない存在である。時々本の補充やチェスなどをしに町中に来ることがある。 ダンヴェイン・コロバノフ 種族 キメラ(人/竜) 性別 男 年齢 118 血液型 AB 髪色 黒 眼色 蒼 身長 221cm 体重 103kg 通称、「鉄壁の門番」。ヴェルカサイト中立都市が成立した100年前から悪魔屋敷の門番を務める豪傑である。人間と竜人のキメラであり、竜人由来の怪力で武器を振るう強面の門番である。許可無く悪魔屋敷に侵入しようとする者を排除する優秀な門番だが、屋敷前を通る人と気さくに話すところが良く目撃されており、一種のお悩み相談所のようになっていることもある。ディアナとは非常に長い付き合いであるため互いに見えない信頼関係があるようだ。 ヴェルカサイト北地区 エフェミリアート・セントダルセンヌ 種族 人間? 性別 女 年齢 ?? 血液型 ? 髪色 黒 眼色 黒 身長 181cm 体重 62kg 通称、「裁きを下す黒の女帝」。ヴェルカサイト北地区を統治する謎多き女性。100年以上 外見が変わらないため、人間ではない何かであるとされるが、本人は「人間」であることを頑なに主張している。ヴェルカサイトでは偽人であることが、そこまでの不利になることはない(四魔帝ともなれば尚更である)ため、この主張には何か裏があると噂される。 彼女は、自身を裁判長とするヴェルカサイト唯一の司法組織「ダブルクロス(XX)」を保有しており、"二大原則を侵した者"および、"二大原則には反しないが、トラブルを起こした者"に対する法的措置を一手に引き受けている。一般的に、二大原則を侵した者には死罪が適用されることがほとんどであり、これは身内や他の四魔帝の関係者であっても同様である。それ以外の場合での判決は、謹慎や奉仕活動、まれに禁固、重くても市外追放である。この判決の緩さが様々な異変発生の元凶となっているが、これは四魔帝の中でマンパワー、統治面積、保有財産に劣る彼女が四魔帝としての地位を保持するための策略でもある。 そもそも、ヴェルカサイトの二大原則はヴェルカサイト東地区を統括したヘルグート家の支配を、Sanctuaryから反感を買わない程度に抑えるために彼女が考え出したルールであり、独自にRUINERとも交渉して軍事的独立へと導いた、いわば中立都市ヴェルカサイトを作り出した張本人である。彼女自身は、ヴェルカサイト設立に携わったにしては町への干渉が司法による力のみであることを不満に思っており、度々小規模な異変を起こしてパワーバランスを弄ろうとすることがある。 彼女自身は長身ロングヘアのスレンダーな女性(25~30くらい?)であり、滅多に市街地には姿を現さない。性格は冷静沈着で度が過ぎるほどのクールでドS。身内に対してもあまり感情を表に出すことはないが、怒らせると怖い。名前が長いため「エミリー」と呼ぶ者が多い。 エリック・フェイド 種族 人間 性別 男 年齢 34 血液型 A 髪色 黒 眼色 黒 身長 165cm 体重 54kg 通称、「女帝の護身銃」。エフェミリアートの護衛を務める男。常に黒い服を身に纏っており、主に侵入者の暗殺(といっても殺さず戦闘不能に追い込むが)を担っている。「ダブルクロス」とは接点がなく、エフェミリアートの護衛のみに専念している。エフェミリアート自身の能力が強力なため、護衛自体が不要という指摘も一部にはあるが、エリック自身は「彼女の機嫌を損ねないようにすること」が自分の仕事であると認識している。 ディエム・ムルゴー 種族 鳥人 性別 男 年齢 23 血液型 A 髪色 水色 眼色 赤 身長 167cm 体重 61kg 通称、「サンダーバード・ディエム」。エフェミリアートの護衛を務める男その2。エリックとは異なり、北地区の治安維持やエフェミリアートの地位を脅かす者の排除が主な仕事である。エフェミリアートからは、どんな方法で事件を解決してもいいと言われているため、解決屋に協力を仰ぐこともあり、町の様々なところにパイプを持っている。雷系Magicを使用するMagicianであり、高速で飛行できるため、情報伝達などでも活躍する。 マジカリア・レイズ 種族 魔道士 性別 女 年齢 16 血液型 O 髪色 茶 眼色 橙 身長 148cm 体重 45kg 通称、「お騒がせ魔法少女」。エフェミリアートの弟子を自称するロリ娘魔道士。天真爛漫で自由奔放な性格をしており、非常に御しがたい。できる限り人助けをすることを目的として日々ヴェルカサイトの町を徘徊しているが、人助けを「やりすぎる」傾向が強いため、新たなトラブルを引き起こしたり、彼女自身の考えの外で事件が発生してしまうことが度々ある。(本人に悪気はない場合がほとんど。) 彼女が引き起こすトラブルにはエフェミリアートも手を焼いているが、彼女自身の素質は抜きんでているため多めに見られている節が有る。 ヴェルカサイト西地区 エッセン・ファーレンハイト 種族 神格 性別 男 年齢 ?? 血液型 ? 髪色 白 眼色 紫 身長 187cm 体重 76kg 通称、「ヴェルカサイトの管理人」。ヴェルカサイト西地区を統治する神格で、主にヴェルカサイトの町の運営と、西地区に多く点在する畑の農作物の管理を担っている。町の開発や、学校、病院を始めとする公共施設は全てエッセンを社長とする会社「ブラックフラッグ」の管理下にあり、SanctuaryやRUINERからの干渉を司法によって防いでいるエフェミリアートに対して、エッセンは管理体制によって防いでいる。「ブラックフラッグ」は町全体の開発と管理を担っている関係上、広域に干渉しているが、山がちな土地が広がる西地区自体には土地としての恩恵が少なく、積極的に干渉するには財力が足りないの現状である。そのため、町へ入る者に対して入町料を取っているが、主に北地区と南地区から入ってくる者の通行料を西地区のエッセンが徴収することに他四魔帝からの反感を一定以上買っている。本人は穏やかな性格で、町の人々とも気軽に接する(見かけ上は)好青年だが、彼が従える部下達は気が荒いものが多い。また、ややクールでキザな性格で、女性を気軽に口説くことがあるため、女性陣からの評判は大きく割れる。 ニスト・サニーコール 種族 花姫 性別 女 年齢 28 血液型 B 髪色 金 眼色 緑 身長 164cm 体重 53kg 通称、「ポンポンゲスメイド」。エッセンのお付きのメイド長。ピンポンマム(ポンポン菊)の花姫であり、後頭部に一輪咲いている。「ブラックフラッグ」の副社長を兼任しており、エッセンに代わって組織の運営や管理をしている。「ブラックフラッグ」の業務外ではメイド服を着ているが、メイド業は部下に指示を出す以上のことは行っていない(できないわけではない)。普段は優しく温和だが、自分達に不利益をもたらす輩には謀略の限りを尽くして追い込むほどの非情な心と、それを楽しむ趣向を併せ持っている。これが「ゲスメイド」と呼ばれる所以であり、「ブラックフラッグ」で最も警戒すべき人物とされる理由でもある。 イザナ・ストアライト 種族 付喪神 性別 女 年齢 19 血液型 O 髪色 黒 眼色 赤 身長 177cm 体重 59kg 通称、「突撃光剣娘」。エッセンに仕える部下の1人で、スターセイバーの付喪神。良くも悪くも視野が狭く尖った性格をしている。事件は全て武力で解決しようとするため、「突撃脳筋娘」という別名も付けられている。戦闘能力はかなりのもので、自身もその実力に一点の疑いも持っていない。食事、睡眠、遊びが好きなものであり、良く定食屋でバカ食いする姿や、広場で子供達と遊ぶ姿が目撃されている。本人は気付いていないが相当の美形であるため、「イザナファンクラブ」が秘密裏に作られていたりする。 ジョン・コールマン 種族 妖怪 性別 男 年齢 107 血液型 O 髪色 灰 眼色 赤 身長 164cm 体重 47kg 通称、「眠れる風の刃」。鎌鼬の妖怪である(見かけ上は)初老の男。エッセンとは70年来の付き合いで、主に「ブラックフラッグ」のご意見番である。気さくで話しやすい性格であり、何かと暴走するイザヤを嗜めることが多い。普段は普通の初老の男だが、いざ実戦となると鎌鼬固有の俊敏性による高速戦闘を行うなど、高い戦闘能力を有している。一癖も二癖もある「ブラックフラッグ」のメンバーをまとめるのは非常に疲れるようで、心労が絶えないとエッセンにこぼすことも多いとか。 ヴェルカサイト南地区 Queen-S 種族 魔道士 性別 女? 年齢 ?? 血液型 ? 髪色 黄 眼色 緑 身長 163cm 体重 53kg 通称、「南の奇妙な魔女」。ヴェルカサイト南地区を統治する集団「エニグマ」のリーダー。魔女を自称しているため女性と思われる。 ヴェルカサイトが中立都市となった100年前にはQueen-Sは四魔帝ではなく、ディアナ エミリー エッセンの3人による統治であった。85年前に現在の南地区で既に枯渇していたと思われていた油田から新たな油脈を発見。莫大な量の外貨を獲得した彼女は、その財力で南地区の土地を買収し、新たなヴェルカサイトの支配者を名乗ることで他グループから人材も吸収した。その後、石油産出量が落ち着いたため、支配者となるには至らなかったが、四魔帝に名を連ねる勢力となった。現在に至っても、石油はヴェルカサイトにおける貴重な外貨獲得源であり、物資の輸出入の少ない中立都市でありながら市民の生活水準が高い要因ともなっている。 つかみどころがなく非常に本意を読みづらい性格で、会議中でさえ黒いローブを脱がないため不気味さも漂わせている。素顔は美形との噂があるが、市街地に姿を現すことがないため噂の域を出ない。後から四魔帝になったこともあり、他の3グループとは関係があまり良くないように見えるが、互いに依存関係にはあるようである。 アルケー・V・ルドー 種族 魔道士 性別 男 年齢 82 血液型 A 髪色 白 眼色 紫 身長 173cm 体重 51kg 通称、「巨大な魔術教科書」。Queen-Sに仕える魔道士であり、表に滅多にでないQueen-Sに代わって「エニグマ」の意向を伝える代弁者である。非常に強力なMagicを習得しており、敵に回すと非常に厄介な存在である。自身の人生は全てQueen-Sに捧げると公言するほど崇拝しており、後から四魔帝になったQueen-Sの座を奪おうとするものを徹底的に潰しにかかることもある。基本的に無口で無表情なため話しかけづらいが、一皮剥けば普通の20代男性といった感じである。 ヴェルナMk.XXIII 種族 魔法人形 性別 女? 年齢 6 血液型 ― 髪色 ベージュ 眼色 アイボリー 身長 144cm 体重 21kg 通称、「死の継承者」。Queen-Sによって生み出された魔法人形。彼女の特長は破壊された際に、次の代の"自分"に全ての情報を遺して消滅することである。Mk.Iが作られてから55年の間に22体のヴェルナが破壊されており、そのヴェルナの記録は全てこのMK.XXIIIに受け継がれている。代々のヴェルナの死は故障および破壊であり、二大原則の1つ「他者を殺してはいけない」には背いていないというのがQueen-Sの認識であり、この点で「ダブルクロス」と激しい論争になることがある。Queen-Sからの命令がない時のヴェルナは町中を自由に散策できるため、町中で彼女を見かけることは珍しくない。ただし、22回の死を迎えるほどの戦闘経験を持っている彼女の戦闘力は計り知れず、これは彼女が死ねば死ぬほど高まっていくと考えられる。 シザース 種族 偽人 性別 男 年齢 ?? 血液型 A 髪色 赤 眼色 蒼 身長 163→423cm 体重 58→385kg 通称、「フェイクフェイス」。Queen-Sが従えている偽人であり、「エニグマ」のメンバー。普段は15歳くらいの少年の姿をしており、人間と同じように生活をしている。しかし、一度身の危険を感じると巨大な獣へと姿を変化させる特質を持つ。これは、Queen-Sが改造した人間であるとも、Queen-Sがクリーチャーに人間の姿を与えて飼いならしている存在であるとも言われている。少年の姿のときは普通であるが、正体を知っている者とそうでない者で彼への対応は大きく異なっている。シザースの存在は他集団が「エニグマ」に手を出しにくい原因となっているが、獣状態は二大原則を破る危険性も高いため互いにリスクを抱えている状態でもある。 その他のNPC ヴィヴィ・フルムーン 種族 人間 性別 女 年齢 21 血液型 O 髪色 黄 眼色 蒼 身長 157cm 体重 54kg 通称、「満月の解決屋」。ヴェルカサイトの事件を解決して報酬を得る解決屋を稼業としている女性。活発でテンションが高めで正義感が強い性格で、依頼を受けていなくてもトラブルを先に解決してしまうことが多々ある。普段は自分の家ではなく、西地区にあるファイトの家の一室を間借りして生活しており、日頃Magic研究をしているファイトの協力をする傍ら、事件を解決する日々を送っている。cヴェルカサイトの町での知名度は高く人付き合いがいいため、人気も高い。最近は、自身のヴェルカサイト内での存在感が上がってきていることを実感しているようで、ゆくゆくは大きな組織として旗揚げしたいとは考えているようである。 ファイト・ノイン 種族 虫人 性別 女 年齢 17 血液型 A 髪色 青 眼色 黒 身長 172cm 体重 43kg 通称、「ドールマスターV」。モルフォチョウの虫人。4歳の頃から新Magicの研究をしている天才少女である。両親が3年前に亡くなってから広い家を1人で管理していたところ、ヴィヴィが勝手に住み着くようになっているため、現在はヴィヴィとの2人暮らしである。ドール作成が趣味で関連Magicを研究しているが金銭面に苦労しているので、デフォルメされた可愛い人形を作っては町中で販売していることがある。研究は最近食傷気味であるため、たまにヴィヴィの事件解決に同行することがある。外見は綺麗な蝶の少女だが、性格はわりと暗めであり、本人もそのことをすごく気にしている。去年までは「エッセンスクール」に在学しており、飛び級主席で卒業している。たまに後輩が家にやってくることがあるため、Magicの指導なども行っている。 モーファン・ボニー 種族 獣人 性別 男 年齢 45 血液型 B 髪色 黒 眼色 黒 身長 175cm 体重 69kg 通称、「ヴェルカサイトの良心」。ヴェルカサイトの町に便宜上設置されているSanctuaryヴェルカサイト支部の支部長である。ヴェルカサイトの統治は四魔帝に委任されている関係上、Sanctuaryにできることは何もなく、主に本部との連絡手段の拠点でしかない(それすらも四魔帝に管理されているが)。この町で起こる数多くの事件に対しては「できるだけ事を荒立てないで欲しい」というスタンスをとっており、問題が大きくなった場合でも積極的にSanctuary本部に穏便に報告をすることを徹底している。 シズカ・レンメル 種族 神格 性別 女 年齢 87 血液型 A 髪色 赤 眼色 赤 身長 161cm 体重 54kg 通称、「レッドドラマー」。ヴェルカサイト内で人気のバンド「Quad-β」のドラマー。赤い髪、赤い目をしており、別名として「リンゴ娘」とも呼ばれる。自身が音波の神格であることもあり、ドラムの腕はかなり高い。「Quad-β」の中では最も人気がありファンが多い。現在はヴェルカサイト内のライブハウスで度々ライブをしているが、ゆくゆくは町の外にも活動範囲を広げたいと考えている。彼女自身はエフェミリアートを崇拝しており、バンドを通じてお近づきになれればと考えている。 エリオット・ブラス 種族 半魚人 性別 男 年齢 27 血液型 B 髪色 青 眼色 青 身長 167cm 体重 52kg 通称、「ブルーギタリスト」。ヴェルカサイト内で人気のバンド「Quad-β」のギター兼ボーカル担当。赤のシズカとは対照的に青一色であり、主にシズカと2人でバンドを盛り上げている。エフェミリアートを崇拝しているシズカに対し、エリオットはヘルゲート家当主のディアナを尊敬しており、バンドを通じてヘルゲート家の配下になれればと考えている(その時はバンドを解散するつもりでいる)。シズカとは良く音楽の方向性の違いで口論になるが、割とお互い仲が良い様子である。 ネヴィア・マークストーン 種族 吸血鬼 性別 女 年齢 288 血液型 ?? 髪色 プラチナブロンド 眼色 青 身長 163cm 体重 48kg 通称、「マッドドクター・ネヴィア」。ヴェルカサイトの中央にあるMS総合診療所の所長。腕は確かな女医ではあるのだが、時に患者や町の人々に対して、新開発の薬を実験しようとしてトラブルを起こすことがある。彼女にとっては、診療所の仕事はあくまで収入を得る手段でしかなく、収入は全て自身の研究につぎ込んでいるほどの研究者である。彼女自身は殺さなければ何でも許されるこの町が最も研究にふさわしいと考えており、患者側に大きく負担を掛けさえしなければ実験を続けられるこの町を非常に気に入っている。 ウェスト・エルコフ 種族 人間 性別 男 年齢 33 血液型 A 髪色 黒 眼色 黒 身長 168cm 体重 72kg 通称、「鬼先生」。ヴェルカサイトにある教育機関の1つ、「エッセンスクール」の教師および1組担任を務めている男。明るく生徒の話を良く聞くいい先生だが、遅刻・宿題未提出などに非常に厳しく、生徒からは恐れられている。Magicの適正の高く、授業外で生徒達に正しいMagicの使用法を説くこともある。かつて「ダブルクロス」に所属していたが、二大原則を破ったものを裁くより二大原則を破らない子供達を育てることが大事であると気付き、「ダブルクロス」を辞めたという経緯がある。 エイト・ディリンガー 種族 妖精 性別 男 年齢 15 血液型 B 髪色 黒 眼色 緑 身長 162cm 体重 55kg 通称、「1組のギャング」。その通称の通り、エッセンスクール1組で色々と問題行動を起こしている男子生徒。問題行動は主に暴力事件であり、他行の生徒とのナワバリ争いに積極的に参加しているとのことである。Magicの適正が高く、Magicによる乱闘は周囲への被害が大きいため、危険視している者も多く、担任のウェストも何とかしたいと考えているが、本人は聞く耳持たずである。 ナルス・キングストン 種族 人間 性別 男 年齢 16 血液型 B 髪色 黄 眼色 黄 身長 163cm 体重 49kg 通称、「メガネマン」。エッセンスクール1組の気弱な男子生徒。大きなメガネが印象的で、メガネを外すと行動不能になるほど視力が弱い。いつもクラスの端っこで静かに座っている目立たない生徒だが成績は1組でトップなため、生徒より先生側から高い評価を受けている。将来、研究者になることを夢見ており、MS総合診療所所長のネヴィアが研究しているような薬品開発に非常に興味を持っている。 ルイス・ナイトライダー 種族 キメラ(悪/吸) 性別 女 年齢 41 血液型 ?? 髪色 橙 眼色 紅 身長 154cm 体重 48kg 通称、「高潔な姫の悪友」。ディアナ・ヘルゲートの親友であり、遊び相手。色々な年を歴訪しており、たまにヴェルカサイトに帰ってきては、その経験をディアナに面白おかしく話している。ディアナの突拍子もない思いつきの発端に、このルイスの何気ない一言が絡んでいることも多く、ディアナの友人でありながら、エリザやライドなどの他の屋敷の住人からは煙たがられている。見た目はディアナと同じくらいの少女で、黒い大きな翼が生えている。 追加NPC ルー・テル・ルー 種族 キメラ(偽人/死神) 性別 女 年齢 278 血液型 O 髪色 白金 眼色 紅 身長 163cm 体重 56kg ルイナー側のアナトリア・トランスコーカサス方面最高司令官であり、〝疾風迅雷の〟ルー・テル・ルーと呼ばれる戦争の天才。最高司令官に就任後破竹の勢いで前線を押し返し、ルイナー側の優勢を決定着けた。また偽人の血が混じっていることで寿命が定かでなく、老衰が見込めないために「彼女を獲ることはトランスコーカサス方面を獲ることに等しい」とまで言われている。ドラゴンにクリーチャーを搭載した「龍砦軍」、大型の獣型クリーチャーとワイバーンで空地を同時に攻める「竜狼部隊」、ワイバーンでクリーチャーを輸送し前線を背後から攻める「竜挺部隊」を所持している。だが、戦場では苛烈な印象を受けるが彼女の人となりは常識人であり、善人でもある。エッセンとは古くからの友人であり、今でも交友がある。 ロロ・ディエリーズ 種族 付喪神(EE/EE) 性別 女 年齢 ?? 血液型 B 髪色 黄 眼色 黄 身長 161cm 体重 53kg 通称、「イエローベーシスト」。Quad-βのベース担当であり、イエロー担当でもあるベースの付喪神。自身の雷系Magicによってベース単体でアンプの機能を兼ねて演奏ができる。ロロの正体は、エミリーが30年前に「完全封印」によって封印した付喪神である。封印された理由は、奏でる音に催眠の効果を持つロロの力で演奏を聴いた人を誤って操ったことにより1人を死なせてしまったことから危険因子と判断されたことに由来する。無意識とはいえ二大原則を破った罪は重く、懲役75年が言い渡されていたが、その後 ロロを封印した壷ごと消失していた。 ロロが封印された壷は、Queen-Sの手のもと管理されていたものを、とある古物商の店に譲っていた。それをQueen-Sの狙い通りにイザナがその店を破壊したため、封印が解けてロロは復活することに成功する。シズカやエリオットと共にQuad-βとして活動を始めるが、またも観衆を操ってしまったことでXXに逮捕される。現在は再び75年の懲役を受けて、監禁されているようだが‥? ユノ・シグリア 種族 神格(BC/LS) 性別 女 年齢 15 血液型 A 髪色白 眼色 白 身長 153cm 体重 40kg 通称、「白のアンテメリディアン」。エッセンスクールの生徒。クラス替えによりエルと同じクラスになった白い少女。その正体は昼を司る神格である。ユノはその能力の都合上、夜明けから日没までしか存在することができないという性質を持っている。神格としての力は相当に強く、成績も優秀である。とある日、エノセラに会ったことで、決して会うことのできない存在である自身の双子の妹「ミアンナ」に会う方法を知り、エノセラに協力することとなる。エノセラは計画通りヴェルカサイトの町を夕暮れに固定することに成功し、ユノとミアンナはお互いを初めて認識し共に暮らすことができるようになった。 しかし、夕暮れに固定されたヴェルカサイトを止めようとした一団との戦闘で敗北したことで、止まっていた空が再び動き出したことで2人は離れ離れになってしまった。最終的にはエノセラの計らいにより、ミアンナに「アンチポート」を投与されたため、ミアンナと共に生活することができるようになったらしい。めでたしめでたし。 ミアンナ・シグリア 種族 神格(VC/WT) 性別 女 年齢 15 血液型 A 髪色 黒 眼色 黒 身長 144cm 体重 35kg 通称、「黒のポストメリディアン」。ユノの双子の妹であり、夜を司る神格の少女。西地区でユノを探して徘徊していたところをブラックフラッグに保護されるも失踪してしまう。ユノとは対になる特性を持っており、ミアンナは日没から夜明けまでの夜間のみ存在できる。夕暮れが固定されたことで、ユノと出会い共に生活を始めるが、夕暮れの固定が解除されたことで、また元に戻ってしまう。その後ミアンナには、エノセラから「アンチポート」が渡され、自身の特性を消滅させたことで、ミアンナは常時存在できるようになった。(夜の力も消滅したが。) そのため、日中はユノと会うことができるようになり、現在もエノセラの貸した空き部屋で2人で生活しているようだ。 エノセラ・O・リグリアータ 種族 花姫 性別 女 年齢 134 血液型 A 髪色 金 眼色 赤 身長 169cm 体重 56kg 通称、「クイーンオブルーラー」。待宵草の花姫。ヴェルカサイト成立以前のSanctuaryバクー支部の支部長である。ヴェルカサイト成立前夜にエッセン・エミリー・ディアナの連合勢力と衝突し、Sanctuaryの崩壊と共に町を離れていた。それから100年余り。XXの権威失墜に合わせてエミリーからXXの外来構成員として召集される。エミリーに二大原則に「二大原則を破った者に対して、XXが実行する行為に対しては二大原則は適用されない」という3つめの原則を追加するように指示。さらにユノを引き込み、本来の自身の所有物であった「トワイライトスノードーム」を回収したことで、トワイライト現象を展開し空を夕暮れに固定。104年前の「明けない夜事件」を再度引き起こした。 その後、「XXが二大原則を破っても、3つ目の原則によりXXがXXを殺害できる。」ことを理由にエミリーを殺害。夕暮れを解除するために乗り込んできた一団を相手に交渉を持ちかける。結果として、エミリーの代わりにXXを乗っ取り、3つ目の原則の存在を町全体に知らしめることで、XXの地位が回復した。 エッセン・ディアナ・エミリーの3勢力に対して強い敵意を持ち、本来のヴェルカサイトの町を破壊したことを強く憎んでいる。非常に冷たい性格をしているように見えるが、実際には優しい一面を孕んでおり、自身のためといいつつもヴェルカサイト市民のことを考えている節がある。
https://w.atwiki.jp/taimashiyukichanwiki/pages/18.html
以下、部長編終了時点で、ユキ・チヤ・ひとみが小学校五年生を迎えた年を 0 年目として、時系列で主なイベントを列挙する。 神代の昔 退魔師・滅魔師の存在が誕生? 退魔師連盟・滅魔師連盟のルーツとなる組織が誕生? 退魔師・滅魔師らが力を合わせ、布都御霊の術を編み出す 約400 ~ 200 年前? 寺師家、庄屋の家系として舞白村で力を持つ。 約 300 年以上前? 妖魔化け狐(のちの氷狐のわたあめ)、および化け狸(のちの暗鬼)誕生。 化け狐、氷狐へと姿を変える。 化け狸、暗鬼へと姿を変える。 約 250 年前 舞白の大火が発生。百鬼夜行に乗じて現れた妖魔空亡が出現。 往時の退魔師連盟、空亡を舞白村に封印。 南部チョウコの祖先、南部丹五郎が舞白村に流れ着く。 妖魔暗鬼、舞白村に出現。 当時の舞白村を荒らすも、南部丹五郎の浄眼の助けを得た当時の退魔師連盟に撃退される。 約 95 年前 鵠野ルリ誕生。 約 80 年前 舞白市、第二次世界大戦による空襲被害に遭う。 鵠野ルリ、有鬼の力を借りて鵠野神社の敷地を守る。 この際、成体のけさらんぱさらんが多数誕生。 人体模型、製造される。南部醫院に置かれる。 第二次世界大戦終戦 人体模型、南部醫院に通う少女の持つけさらんぱさらんの力により、付喪神として覚醒。 人体模型、少女を失ったショックにより、戦後の舞白市内を浮浪し始める。 約 80 ~ 75 年前 GHQ 、財閥解体を実施。これにより、当時の寺師財閥は弱体化。 寺師財閥、経営方針の変更を開始。退魔師連盟との軋轢が生まれ始める 約 75 年前 寺師ゲンイチロウ、誕生。 50 年前 舞白小学校、創立。 人体模型、舞白小学校にジャンク品の振りをして買われ、そして忍び込む。 約 45 年前 寺師キョウコ、誕生。 約 45 ~ 35 年前? 津上カズトモ、誕生。 約 45 ~ 40 年前 鵠野シロガネ、鵠野クロガネ、誕生。 約 40 ~ 35 年前 鵠野シロガネ、鵠野クロガネ、退魔士としての修行を開始。 鵠野クロガネ、退魔士としては十分な霊力を有さないことが判明。 退魔士の道を断念。 約 35 ~ 30 年前 寺師キョウコ、退魔師連盟に入門。 寺師キョウコ、当時の退魔師連盟の連盟長、鵠野ルリとの見解の相違により確執が発生。 鵠野ルリより破門される。 退魔師連盟と寺師グループとの関係に決定的な断絶が発生。 柿田フブキ、誕生。 約 25 年前 舞白市に、新興宗教「黎明真火教」が勃興。 宗教活動の一環と称し、舞白市内の霊的施設の破壊活動や放火活動を開始。 鵠野シロガネ、鵠野ルリの指示により黎明真火教の調査を開始。 鵠野シロガネ、黎明真火教の本尊、「シンカさま」と対決。 禁断の術「混沌廻帰」により霊力を喪失。 鵠野ルリ、鵠野シロガネの霊力喪失にショックを受けて倒れる。 間もなく、死の床に就く。 鵠野シロガネ、柿田フブキと邂逅。 フブキと共に妖魔と戦い、フブキの全幅の信頼を得る。 鵠野シロガネ、退魔師連盟の連盟長へ就任。 鵠野ルリ、逝去。 鵠野シロガネ、鵠野クロガネと和解。 鵠野クロガネ、東京の大学に進学。 約 20 年前 鵠野クロガネ、弁護士に就任。 20 年前 前戸レイヤ、誕生。 約 15 ~ 10 年前 鵠野シロガネ、柿田フブキと婚約。 約 15 年前 南部チョウゾウ、南部キョウコと婚約。 13 年前 南部チョウコ、誕生。 中野ニヤコ、誕生。 約 10 年前 前戸レイヤと津上カズトモ、獄正得度戦に挑む。 前戸レイヤが勝利し、獄正の位の得度を受ける。 津上カズトモ、獄正得度戦での前戸レイヤへ敗北したことを機に、 嫉妬の念を募らせる。 10 年前 鵠野ユキ、誕生。 津上チヤ、誕生。 津上カズトモ、津上チヤを利用して前戸レイヤへの意趣返しを企む。 藤宮ひとみ、誕生。 5 年前 津上カズトモ、某県の廃棄物最終処理場でリンフォンを発見。 津上カズトモ、リンフォンを調査。 リンフォンに武装形態「『熊』の『爪』」「『鷹』の『弓』」「『魚』の『刀』」への変形機能を追加。 言霊錠により、「『地獄』の『門』」への変形機能を封印。 津上カズトモ、自宅でのリンフォンの研究事故により、リンフォン「『地獄』の『門』」を意図せず起動。 地獄からやって来た閻婆の妖術により、津上トウカ、津上モモコ、津上バンが死亡。 津上カズトモ、閻婆と融合。あらかじめ自身の用意した妖魔封印の結界に捉われる。 1 年前 閻婆事件、発生。 0 年前 塵塚怪王事件、発生。 暗鬼事件、発生。 空亡復活。
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1140.html
ラノで読む どこにでもある噂。それは当然、この巨大学園都市にもまた存在する。 校舎3階のトイレで、扉を3回ノックし、『花子さんいらっしゃいますか』と尋ねる行為を一番手前の個室から奥まで3回ずつやると3番目の個室から、かすかな声で「はい」と返事が返ってくる。そしてその扉を開けると、赤いスカートのおかっぱ頭の女の子がいてトイレに引きずりこまれるという……有名な話だ。 そしてこれにはいくつものバリエーションも存在する。 トイレに引きずりこむのではなく、赤い紙や青い紙のどちらがいるか聞いてきたり。 あるいは呼ばれたら出てきて、子供達と遊んだり、危険を告げる予言をしたり。 全国の学園に伝わる花子さんの噂話は実に多岐多様にわたるものだ。 そして、この双葉学園では………… 双葉学園怪異目録 第五ノ巻 トイレの花子さん 「ちなみにこの学園で花子さんが出るといわれてるトイレは33箇所ある」 「多っ!?」 「つーかトイレどれだけあるというのだそれは」 夜の校舎。リノリウムの床に俺こと夕凪建司、ざっきーこと座敷童子のさや、塵塚怪王ことセイバーギアの付喪神の三人の足音と声がこだまする。 俺たちは、とある目的のために夜の学校へと忍び込んでいた。そしてその目的のための手段……とでもいうべきか。有名な都市伝説系ラルヴァ、「トイレの花子さん」と会うためにトイレへと向かっている。 「七不思議は七七と書いてななふしぎ、だけど多分もっとある」 俺はさやたちに向かって薀蓄を披露する。正直、そんなに人一倍詳しい訳でもないし、知識をひけらかすのも好きなほうではないが……何か喋っていないと怖いのだ。 昔から色々なモノが見える見鬼の能力持ちが何を言う、と言うなかれ。夜の人気の無い学校というのは本能的恐怖を呼び覚ますものだ。こればかりは理屈ではないし、なまじっか暗くてよく見えないからさらに怖い。別に見鬼だからといって夜の暗闇でも見えるとかいう便利な力は無いのだ。 「さすが巨大学園都市……半端ないの」 俺の説明にさやが感心する。 「噂ではメジャーどころの七不思議たちがシノギ削ってるらしい。誰が本物の13階段か決着をつけようぜ……とか」 「階段がどうやって決着をつけるのか我にはわからぬ」 怪王が呆れて言った。まあ同意見ではある。 「付喪神みたいに階段に手足が生えてのガチンコ殴り合いじゃないの?」 「怖っ! それ別の意味で怖い!!」 中々に愉快な光景だとは思うが。まあ周囲への迷惑度は半端ないだろう。 そうこう無駄な会話に花を咲かせていると、やがて目的地へとたどり着く。 「でも……いいの?」 「何が」 「花子さんは危険だとか聞くけど……」 「まあな。でもこの学校の大半の花子さんは安全らしい」 そもそも危険な花子さんが出るならとっくに退治されている。石を投げれば異能者にあたるこの学園ならではである。だがまあ、そういった異能者の巣窟でありながらも、それでも危険な都市伝説や怪談が常にまことしやかに囁かれるのは、学校という特殊性だろうか。学校にはそういうものが出やすい、いつきやすいのだ。 「安全とは」 「人助けしてくれるタイプなんだとさ」 怪王にそう答えながら、俺はノックをする。 「花子さんいらっしゃいますか」 ……返答は無い。 だがそれを何度か続けていく。 「花子さんいらっしゃいますか」 「……はい」 返答があった。 顔を見合わせ、息を飲み、そして異を決してドアをあける。 「代役です」 そこにいたのは、牛の角と尻尾を持った筋骨隆々の黒い光沢を放つ体躯。巨大な悪魔だった。 それが便器に腰掛け、トイレの個室に所狭しとみっちりと詰まっている。 ものすごくシュールな光景だった。 「誰だてめぇ!?」 思わず叫ぶ俺。 「だから代役。私の名はベルフェゴール」 その悪魔は、高名な悪魔の名を名乗った。 ベルフェゴールとは、確か七つの大罪にも数えられる悪魔だ。カナアンの神バアル=ペオルが転じたと言われる大悪魔であり。その姿は洋式便器に跨った姿で描かれるという。ああ、トイレのってそういう……。いやいやいやいやいやいや。 というか、でかい。みっちりと詰まっている。予想外にもほどがあるそれが、もうお歳暮のハムかというかの如くに詰まっている。 「代役って……何」 「ここの担当の花子さんが休暇とって旅行に行ったから、同じ便所の……ってことで私が少しの間代役を頼まれたのよ」 「なんとまあ俗っぽい理由だなオイ」 野太い声で女言葉で喋るポンレスハム。キモいからやめてほしい。事情はわかったが、なんというか。 「というか出ろよそこから」 げんなりしつつ俺は言う。さすがにこんなのと対面して話すのは精神が持たない。色々な意味で。 「詰まっちゃって」 だがソレはそんなことを言い出した。ああ、そりゃ詰まるわ。 困った。色々と困った。そのまま何もかも見なかった事にして帰りたくなる。 「……人間の姿になれないの? 悪魔なんでしょ」 さやが後ろから言う。 「……なるほど、それは名案」 ポンレスハムがそう頷き、ごにょごにょと何か言い出す。呪文を唱えているつもりなのだろうが、みっちりとトイレの個室に詰まってる状態でそんなこをやられてもコメントしづらい。 そう思っていると、トイレに詰まったハムが光り輝く。 「っ!?」 まぶしくて眼を開けられない。そしてその光が収まると…… 「うん、やっぱりこの姿の方がしっくりくるわぁ」 ……女の子の姿になっていた。それも美少女。流石に有名な花子さんスタイルではなかったが。 「詐欺だな」 「詐欺よね」 「詐欺である」 そして俺たちの意見は一致した。 「何でよぅっ!? あの姿は人間が考えたアレなのにっ!」 叫ぶベルフェゴール。まあ、悪魔の姿は後の人間が考えた姿になるという話は聞く。それを踏まえるなら、元々は神様だ。この女の子の姿の方が本来に近いのだろう。だがそれなら最初からそれで出ろよ、とは思うが。トイレの花子さんの代理というならその方が話はスムーズに進むだろう。 「……で、私に何の用?」 咳払い一つ、気を取り直してベルフェゴールが言ってくる。そう、ここからが本題だ。わざわざここにきたのは理由がある。好奇心を満たすためなどではない。 「ここの花子さんは、助けてくれるって話だと聞いて」 「ふうん。助けて欲しいことがあるの?」 「ああ」 俺は言う。 「友達が校舎内でいなくなった。力を貸して欲しい」 そう、それが今回、俺がこんな時間に此処に来た理由だ。 さやが一緒に遊んでる親分達の小学生グループ、その中の一人が……由梨という女の子がいなくなったのだ。校舎でかくれんぼをしていてそのまま。 それを親分たちから聞いた俺は、校舎で起きる怪異に詳しいものに話を聞くためにやってきたというわけだ。 「その子たちは? その子たちもラルヴァでしょ、頼めばいいんじゃないの?」 ベルフェゴールはさやと怪王を見て言う。たしかにもっともな意見ではある。だが…… 「ぶっちゃけ校舎の事に関しちゃ力不足なんで」 つい最近外からやってきた座敷童子と、つい最近生まれた付喪神。「学校の怪談」を相手にするには力不足、いや場違いもいいところなのだ。 双葉学園の異能者の生徒達に力を借りようかとも思ったが、間の悪い事に誰も捕まらない。そうしている間に手遅れになったらまずいと思った俺は二人を連れて自分から乗り込んだわけだ。というか、後手に回ってたら親分たちが自分から乗り込みかねないし。 だがやはり前述したとおりいかんせん戦力不足であり、さやたちでは地の理もない。そこで噂話を思い出し、「生徒を助けてくれる」と言う花子さんに縋ってみようと思ったわけだ。 実際に出てきたのは花子さんでなくて、トイレに詰まったポンレスハムが変形した悪魔の女の子だったわけだが。しかし今からまた別の花子さんを別のトイレで探している猶予は無い。 そんな俺達に、彼女は言う。 「私は悪魔よ。そんなのに頼んでどうなるかわかってるの?」 「最初から悪魔に頼むつもりだったわけじゃないけどな……でも、此処で渋って手遅れになったりしたらまずい。頼む、お願いします、ベルフェゴールさん。俺に、俺たちに力を貸してください」 頭を下げる。俺に出来ることは、こうやって話して力を借りることぐらいしか出来ない。 「……」 しばしの無言。 「……いいわ。人助けをする花子さんの代理として私がここに来ている以上、頼まれて断ったらまずいものねぇ」 微笑みすら浮かべながらベルフェゴールは言う。 「ありがとう」 俺は礼を言う。さやと怪王も頭を下げる。 「礼はいいわよぉ。そのお友達を助けてからにしてよ」 「そうね」 ベルフェゴールの言葉にさやがうなずく。 「じゃあ早速だけどわかる? 校舎で行方不明になった子がどうなったか、あるいはどうなるか、どこにいるか」 「そうね」 ベルフェゴールは少し考える。そして、心当たりはいくつかあるけれど今の時期なら……と前置きして、その怪異の名を言った。 「それは「忽然と現れる旧校舎」の怪談ね」 俺たちは、旧校舎の出る場所に移動する。彼女にはその出現地域がだいたいわかるらしい。 「忽然と現れる旧校舎」の怪談。存在しないはずの旧校舎、あるいはあったはずの旧校舎が現れる、いわば建物の幽霊らしい。そしてそこには様々な妖怪が住み着いており、そこに迷い込んでしまったものは出る事は難しく、そこに閉じ込められてしまうという。 「ここ数日、その旧校舎がこの学園に出てるのよ」 そして、由梨ちゃんはかくれんぼの途中にそこに迷い込んでしまい、そのまま囚われたということか。 幸い、そこには人を殺す類の怪異はいないと言われているらしい。それがせめてもの救いだろう。人を殺す系の学校の怪談がそこにいたなら、今頃由梨ちゃんの命は……そう考えると恐ろしいものがある。 「ねえ、その助けたい人って……」 「ん?」 ベルフェゴールが俺に声をかけてくる。 「奥さん?」 その質問に、盛大にずっこける俺。床に顔面を叩きつけてしまった。 「なっ、なななな、何言ってんだお前!? ていうか俺は未成年だし!」 「いやだって人間がそうやって危険を顧みず助けようとするのって、たいていがそういう好いてる異性だって。それに私が全盛期の頃は君くらいの年代だと結婚してたよ?」 「俺にはそういうのはいませんし、そもそも時代が違う」 「そうなんだ。てっきりそっちの子が、君の子供かと」 また何を言い出すんだこの便所神は。 「私はケンジより年上の大人のレディよっ!」 醒徒会長みたいなことを言うんじゃない。つるぺたすとーんの癖に。 「友達だよ。俺のというか俺たちの。ざっきーがよく遊ぶ子供達のグループの一人」 俺は説明する。 「小学生グループと遊ぶなんて友達いないのぉ?」 その言葉が俺の心臓をえぐった。 「いや、いるよ友達普通に!」 親分たちとは公園で知り合ってなし崩し的に仲間にされただけで、彼ら以外に友達がいないというわけではない。本当だ。 だが彼女は俺の高校生の尊厳をかけた決死の弁明にもさほど興味がないようにつぶやいた。 「なんだぁ、確かめられるかと思ったのになぁ」 確かめる……何をだ。まさか俺をロリコンと思って確かめるつもりとかじゃあるまいな。もしそうなら由梨ちゃんを助けた後で暴力言語による話し合いを平和的に行う必要があるのだが。 「確かめるって、あれ? 男女の幸せな結婚とは本当にあるのか……って」 「……」 さやの言葉に、ベルフェゴールは無言で肯定する。幸せな結婚……? 何の話だそれは。 「聞いたことあるのよ。地獄にてとある話題が持ち上がった。果たして本当に幸せな結婚とは存在するのか……そしてとある悪魔がそれを確かめるために人間界に降り立った、って話」 「ずいぶんとアグレッシヴだな」 そんなことのために人間界に来たのか。 「結婚に幻想を持っていたのか……若いな」 生まれたばかりの付喪神にいわれたくはないと思うが。 「しかし、お前妖怪のくせに外国の悪魔の話なんてよく知ってるな」 「モダンなシテイガールだからね」 さやの話に、ベルフェゴールは答える。 「結局、誰も彼もが自分のことしか考えていなかった。醜いものだったわよ。だからわかったの、男女の幸せなんて幻想。人間なんて誰も彼もが自分本位。だから人間って嫌い。花子に代役頼まれてなきゃ、誰があんたたちの手助けなんか」 そう悪態をついてくる。 「義理堅いんだな」 「意地っ張りのツンデレ系?」 「誰がよっ!」 俺たちの言葉に大声で否定するベルフェゴール。だいたい性格がつかめてきた。 腹を立ててずんずんと足早に進む彼女を追いかけながら、俺は言う。 「お前さ、その時やさぐれてたというか、自分を不幸と思ってなかった?」 その俺の言葉に返答してくれる。腹を立てたが無視するほど怒ってはいないらしい。 「そりゃあ……まあ、神様扱いでチヤホヤされてたのが巡り巡って便所の悪魔扱いよ。そりゃやさぐれるわよ」 「だからだな」 「え?」 「自分が嫌な気分のときは、誰も彼もがひどい奴らに見えるものだろ。逆に、誰も彼もが自分より幸せそうに見えて死ぬほど妬ましくなったりとかもあるけど、まあお前の場合は前者だったんだろうな。みんなひどい自分本位のゲスに見えてしまった。そういうのって、自分の気持ちしだいで世界の見え方変わるし」 自分しだいで世界は変わる。陳腐なものいいだが、事実だと思う。 「さすが、常人と違う世界を見てる人は違うね」 さやが言う。確かにそうだ。この見鬼の力は、物心ついた頃から他人とは別の世界を俺に見せていた。 普通の人たちと別の見え方をしていると気づかなかった頃は、それでいろいろと問題になったものだ。病気だと思われたこともあった。 だけどそれでも俺は後悔とかしていないし、この力を嫌うつもりもない。 「幸せなんてのは、自分で感じるものだよ。傍から見て大変そうでも本人達は幸せだということだってある」 まあ、その逆のパターンだってあるわけだが。 「……ふぅん」 俺の言葉に、ベルフェゴールは相槌を打つ。……さすがに怒らせてしまっただろうか。 「悪い、なんか変な事言って。説教する柄じゃないし、あくまで俺の個人的な意見だからあまり気にしないでほしい」 「いいえ、参考になったわ。そうよね、そうなのよねぇ。人間って難しいわ……」 「まあ、人間から見ても人間って多様でひとくくりにできないからなあ」 そのあり方がシンプルなラルヴァたちと比べると本当に大変だと思う。その多様性こそが人間の特徴なのだろうけれど。 「……お喋りはそろそろおしまいよ。もうすぐよ」 ベルフェゴールが足を止めて言う。非常用扉の前だ。彼女はその扉に手をかけ、そしてあける。 「……わぁ」 思わず声が出る。鉄筋コンクリートの壁とリノリウムの床のはずが、そこから先は……黴と木の匂いのする、木造校舎だった。 「ここから先は、異界ね。もう足を踏み入れたら戻ってこれなくなるかもしれないわよ?」 「……だからといって、引き返すわけにはいかないよ」 ベルフェゴールの言葉に俺は言う。 「大丈夫。ケンジには座敷童子の幸運が付いてるから」 「付喪神の王も付いているぞ」 二人の言葉が頼もしい。 「……そうね。そして花子の代理の私もいるし」 「ああ、行こう」 そして俺たちは、闇の中へと足を進ませた。 「こんなところに紛れ込むとは……そう、此処はこの世ならざる境界の狭間……そこに来るとは、何を企んでいるのかな。いやいいよ、言わなくてもわかるさ。そう……すなわちキミ達は世界を憎むもの。世界の歪み。だからこそボクが現れた……!」 旧校舎に入ってしばらく進むと、いきなりマント姿の変なピエロがいちゃもんをつけてきた。 「いや、俺たちはここに紛れ込んだ友達を探して……」 「そして友のために世界を憎むということか……! ああ、確かに友達は大事だね。だがそれでも世界を害するというキミたちの意思は許されるものではない」 聞いちゃいねぇ。 「おいベルフェ、何だよこれ」 「私に聞かないでよぉ。ていうかベルフェって何よ」 「長いから略した」 「なれなれしいわよ」 「じゃあべっきーで」 「……ベルフェでいいわよ」 とりあえずベルフェゴールに問いただすが、彼女もコレが何かわからなかったようだ。 「……親分たちが話してたよ。怪人ジョーカー。世界を憎む異能者の前に現れて、異能の力をナイフでメッタ刺しにして殺して回るって……」 「はためいわくなやつだ」 ため息をつく俺たちだった。怪異というものは理不尽なものとは相場が決まっているが、そんなもので殺されたらたまったものじゃない。 「……ボクを無視するとはね、まさに世界への反逆だ……!」 足を踏み鳴らして怒りの声をあげるピエロ。どうしようコレ。 「なあさや、親分たちは他に話してなかったか」 妖怪や都市伝説の怪異怪談には、助かるための方法も伝わっていることも多い。紫鏡に対する白い水晶、というようなものだ。理不尽な噂話ほどそういうのは付いて回る。だからこの怪人ジョーカーにもその手の話がついていると思うのだが…… 「あ、確かあったはず……ええと、確か……」 さやが頭を押さえて思い出そうとする。その間もピエロは何か叫びながら刃物を振り回して近づいてくる。 「たしか……そう、指をさして」 「指をさして?」 言われたとおりに俺は指をさす。 「なにその格好、恥ずかしくないの?」 さやが言う。まっすぐに。 その一言に、ピエロが停止した。 小学生ぐらいの女の子に、指を指されて、まっすぐに、道化の扮装に突っ込みを入れられた。 「……あ、う」 顔を赤くしたり青くしたり。なるほどそうか……そういうことか。 「違う、恥ずかしいとか恥ずかしくないとかそんなモノではない、ボクは世界を……」 「世界の前にまず鏡じゃない?」 「はう!」 「というか、センスが変」 「ひぎぃ!」 たぶん俺が言っても聞く耳もたないだろうが、小学生ぐらいの女の子に言われるのは精神的ダメージが半端ないようである。 そしてさやの言葉攻めが続き…… 「ピエェエエエエエエエエエエエエエエエエロ!!」 わけのわからない言葉を残して消滅した。 ……なんだったんだ、あれ。 「……言の葉で人を傷つけるのって……悲しいね」 いや途中からノリノリだっただろうお前。 「この旧校舎に巣食う怪異のひとつ……ってわけね」 ベルフェゴールが言う。いやまあ、それはわかるのだが、なんというか本当に何だったんだあれ。 そのとき、さらに闇の中から声がかかる。 「人の心が生み出した闇……だ」 暗く沈んだ声だった。 「な……っ!?」 闇から現れたのは、またマント姿だった。ただしボロボロのマント。そして眼帯。右手にはやたら装飾の付いた銃が握られている。今度は何だ? 「お前……俺と同類か」 俺を見て妙なことを言い出してくる。 「は?」 「通常には視えぬモノを見る……そう、闇と血に染まりし絶対の真理眼、レフトアイ=ヴィジョン・オブ・トゥルースを持つモノ……!」 うわあ。 イタいモノに出会ってしまった。 「俺は闇黒銃士……闇に生まれ闇に死す、黒き拳銃使い……!」 自分に酔ったギラついた目でマントを翻す。そのとき、 「そこまでよ」 輝く糸が飛来し、闇黒銃士の腕を絡め取る。 「何者だ!?」 その声に現れたのは、下着のように胸と下半身だけを包むゴム製の黒いボンデージファッションに、同じく真っ黒なブーツと手袋のみをつけた少女。 つまるところの話が、また変態が現れたのだった。 「人をわたくしを緊縛少女と呼びます。そう、わたくしは化物を滅ぼすために生まれたもの」 「面白い。俺を化け物扱いか……そうだ、ああそうだとも! 人と交われぬこの力、闇の力を持つ俺は化け物と呼ばれるに仕方ないのかもしれないな……」 「ご安心くださいな。わたくしはは残虐主義者で平等博愛主義者。故に容赦は致しません。人間でしょうが化け物でしょうが平等に、天国へイカせてあげるわ!!」 「面白い。だが俺に天国は似合わない……地べたを這いずり回ってこそ見える光もある。貴様も見るか、地獄の闇というものを……!!」 ……。 わけのわからない戦いが始まってしまった。 さやも怪王もベルフェゴールも、あまりにもあまりな展開に声も出ない。目が点になっている。 「と、とりあえず先に進まない……?」 「私も同感よぉ。こんなところにいたらおかしくなるわ」 「同意する」 そして俺たちは、足音を消して静かにその場を立ち去った。 「本当に何だったんだアレ」 改めて吐き出す俺の独り言に、ベルフェゴールが答える。 「……まあ、私にはなーんとなく判るわ。西洋の悪魔と在り様が近いもの」 「どういうことだ?」 「これは、夢よ」 「夢……?」 おうむがえしに聞き返す俺に、説明するベルフェゴール。 「魔界、妖精卿、夢幻里……色々と言われるけど、人の夢を反映する不思議な空間」 ここに出てきたラルヴァや変態たちは実体であって本物じゃない。この島に、この学園に住む人たちの心象が繁栄されて生まれたモノだと彼女は語る。 「いわばこの旧校舎こそが、七不思議を、学校の怪談を語る生徒達の想いに、力によって生まれた世界」 「じゃああのラルヴァや怪人たちは……」 「噂話によって紡がれた幻想、ただの夢よぉ」 つまり双葉学園は変態の噂しかないのか。この学園に、この島に生きるものとしてその事実はかなり凹むものである。 「念のために言っておくと、ね? 他のところには普通のラルヴァとかの気配もあるし、あんなのしかいないってことじゃないわよ……?」 フォローされてしまった。やさしさがつらい。 「……ケンジ!」 さやが声を上げる。その声に俺も顔を上げる。 ……いた。 廊下の先、隅っこに座っている女の子の姿。由梨ちゃんだ。 「本物……かな?」 さやが不安げに声を上げる。俺は視線に力をいれ、視る。……ラルヴァや怪異の気配はない。 「本物のようよ」 ベルフェゴールもまた同意する。なら間違いない。彼女は本物だろう。 近づく俺たちを見つけ、由梨ちゃんの顔がぱっ、と明るくなる。 「さやちゃん! お兄ちゃん!」 抱きついてくる。俺は泣きじゃくる由梨ちゃんを抱きとめ、ぽんぽんと頭を叩く。 「親分達も心配してるよ。さ、帰ろう」 「うん……」 本当によかった。無事、助けられた。いや正確にはまだ助けられたわけではなく、見つけられたといったほうが正しいのだが。 そんな俺たちに、ベルフェゴールが言う。 「早くしないとまずいわよ。そろそろこの校舎も崩れるわぁ」 「どういうことだ」 「言ったじゃなぃ、ここは夢だって。夢は覚めるもの……人の夢と書いて儚いと書くわぁ。そして夢の続きは中々見られないように……」 「まさか、消えたら二度と元の世界に戻れない?」 「絶対、にじゃないわよ。でも可能性はすごく低いわぁ。というか、崩れ始めているから此処から脱出できるかどうか」 ……おい、それはないぞ。だが耳を澄ますと、確かにミシミシと鳴っている。埃も天井から落ちている。これは本当にちょっとまずくないか? 由梨ちゃんもぎゅっ、と俺の服を不安げにつかむ。だが、そんな由梨ちゃんに対し、さやがにっこりと笑う。 「大丈夫」 さやが言う。きっばりとはつきりと。 「座敷童子の幸運がついてるわよ。私が見放さない限り、大丈夫」 「……ああ」 その自信ゆるがぬ顔に、俺たちは頷く。 「急ごう!」 走り出す。だがベルフェゴールは動こうとしない。 「どうした? 早く」 「私はいいわ」 ベルフェゴールは笑う。 「だって私はこちら側だものねぇ。花子への義理もあって助けただけだもの。それも終わった、最後まであなた達と一緒に居る義理なんてないもの」 寂しそうな笑顔でベルフェゴールは言った。 みしり、と旧校舎が音を立ててきしむ。どこかで木材の折れる音も聞こえた。 「……」 「早く行きなさい。夢は覚めるものよ。私もまた胡蝶の夢だものねぇ」 その疲れた顔に、俺は…… 「関係ない!」 俺は思わず手を伸ばす。 「え……?」 「それに、お前は夢じゃない。ちゃんと俺たちを助けてくれた。助けてくれるって言ったのなら最後まで面倒みてくれよ。悪魔は約束を絶対に破らないんだろう!?」 「……あんた」 「未練あるんだろ。諦めきれないんだろ」 俺の経験上、この世界に出てくる霊というものは、何らかの未練や執着がある。だから現世に縛り付けられる。悪魔にそれが当てはまるかどうかは知らない。だけど、寂しそうに話していた横顔から、俺はそう思った。 「行こう」 俺には、お願いすることと手を伸ばすことしか出来ない。だから迷わず手を伸ばす。 「主殿、早く!」 「お兄ちゃん!」 「ケンジ!」 みんなが俺たちを呼ぶ。 「……」 ベルフェゴールは、俺の手と、そして待っているみんなを見る。逡巡もつかの間、 「……仕方ないわね。契約不履行も悪魔の名折れだし」 ベルフェは、そう言って俺の手を取った。 走る。 途中で糸に絡め取られて宙吊りになりあへあへ言ってるマント姿の変態を見たような気がしたが気にせずに走る。どうせあれも人間ではなく、ただの妄そ……もとい、幻想だ。 それらに気を取られていては、俺たちもこの場所の住人になってしまう。それは駄目だ。主に由梨ちゃんの情操教育の意味も込めて。 そして俺たちは扉をくぐる。危機一髪、俺たちが扉を出た直後に旧校舎は……その道は消える。 夜が明ける。随分と長いこと居たようだ。 蜃気楼が消えるように、まさに夢から醒めるように……旧校舎は消えていく。幾多のユメと共に。 「終わったわね」 さやが言う。 「うむ、終わったな。つらく長い戦いであった」 怪王も言う。いや、戦いなんてしてないのだが。まあ浸っているようだし野暮な突っ込みはしないでおこう。 「……さて、これで私のお仕事も終わりね」 ベルフェゴールが言う。 「ああ、本当にありがとう」 彼女がいなければ、由梨ちゃんを助けられなかった。 「お姉ちゃん、ありがとう」 由梨ちゃんもベルフェゴールにぺこりと頭を下げる。 「いいのよぉ。これからはあまりおイタしちゃだめよ?」 由梨ちゃんの頭をなでるベルフェゴール。そして彼女は俺に向き直る。 「……言ったわよね、悪魔にお願いするとどうなるか、って」 そういえば、いわれたような気がする。 「……代償とか何か?」 さやが言う。そうか、悪魔に願いをかなえてもらうと代償が必要、なんだっけ。 「そうね。でもまあ安心しなさい。別に魂よこせとか言わないわ」 「それは助かる。俺にできる範囲ならなんとかするよ」 「そうね。じゃあ……」 そしてベルフェゴールは一呼吸おいた後、とんでもないことを言った。 「幸せな結婚があるかどうか確かめるために結婚しましょう!」 俺たち全員がずっこける。というかなんでそうなる!? 「言ったじゃない、幸せなんてのは自分で感じるものだって。つまり幸せな結婚が実在するかどうか確かめるには私が結婚して自分で確かめないと」 「ななななななななんでそれでケンジと結婚するって発想がでるのよっ!?」 うわずった声でさやが口を挟んでくる。 「だってぇ、それ教えてくれたのこの人でしょ? だったら責任とってもらわないと」 いや、責任て。 「だ、だいたいそんな物は試しみたいなのは駄目よ! 男女の仲というものはもっと慎ましやかにね……そもそもそこには愛がないと……」 「愛ならあるわよぉ。傷つきやさぐれてた私の傷心ハートにつけ込んだその優しさに私はもうメロメロだもん……ていうかこれでさらに裏切られたりしたら完全に悪堕ちして何しでかすかわかんないかも。悪魔だし」 「そっちのほうがよっぽどつけ込んでるし!」 全くだ。 「やだなあ冗談よ冗談。でもケンくん気に入ったのは本当よぅ?」 どこからどこまで冗談なんだか。結婚しろというところから冗談であってほしい頼むから。 「そ、そんな、だからって……」 そう食い下がるさやに、ベルフェゴールはいじわるそうに言う。 「あら取られるの悔しいのぉ? なら重婚でもいいわよ、それが案外幸せに繋がる道かもしれないじゃない、ハーレムエンドってやつ?」 「ぐぶほっ!」 思わず噴出して咳き込む。唾液が気管に入った。 何を言い出すのだ本当に。 「なっ、ななななななななななななななななななな」 「私はポジティヴシンキングに行くことにしたわ。重婚同性婚いいじゃない、みんなで幸せになるの。ね?」 よくねぇよ。どっちもこの国では法律として認められてないし、そもそも後者は断固として御免こうむる。俺にそんな特殊性癖はない! 「じ、じゃあ私も……!」 そのタイミングで由梨ちゃんがとち狂ったことを言い出した。 ……なんだこの展開。何がどうなっているんだ本当に。 まだ夢の中なんじゃないだろうな。 ぎゃーぎゃーとさわぎたてる連中を背に、俺は昇る太陽を見つめる。 疲れた。夢なら覚めてくれよ本当に。 「大変だな、主殿」 「まったくです」 塵塚怪王だけが俺の味方の気がしてきた。 「……ところでそのハーレムにはまさか我も入れるつもりではないだろうな?」 前言撤回。 なんかすべてが俺の敵に思えてきた。 はやく帰って寝たい。俺は心からそう思った。 了 トップに戻る 作品保管庫に戻る