約 363,550 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2587.html
梓「今日はどこ行くんですか?」 唯「任せて!今日のためにいろいろ調べたんだから!」 梓「じゃあ今日は唯先輩にお任せします」 唯「まずは……水族館から!」 梓「いいですね!行きましょう!」 … 唯「あれ…?」 梓「今日は閉まってますね…」 唯「そ、そんな…」 梓「ほ、他のところはないんですか?」 唯「あっ! 動物園もあるよ!」 梓「それじゃ行きますか」 … 唯「なんで…?」 梓「こっちも閉まってますね…」 唯「こ、こんなはずでは…」 梓「もっとないんですか?」 唯「もうないよ……」 梓「うっ…」 唯「ごめんね…私じゃやっぱり無理だったんだよ…」 梓「せ、先輩、私は大丈夫ですから…」 唯「本当?」 梓「はい!」 唯「えへへっ!」 別にどこかに行って楽しむのがデートじゃない。 私はこの人といるだけで楽しいのだから、それでいい。 私たちは結局どこへも行かずに、ぶらぶら歩くことにした。 唯「あずにゃん!この木だよ!」 梓「なんですか?」 唯「桜の木!春になったらとってもきれいに咲くんだよ!」 そう言って紹介されたのは、大きな桜の木だった。 まだ花は咲いてないけど…春になったらどうなるか楽しみだ。 私たちはその桜の木の下で日が暮れるまで話した。 軽音部の話とか、憂の話など…話が尽きることはなかった。 唯「そろそろ帰ろうか」 梓「そうですね」 唯「……ねえ、あずにゃん」 梓「なんですか?」 唯「…やっぱなんでもない」 梓「なんですかそれ」 唯「なんでもないの!ほら、帰るよ!」 梓「はい!」 唯先輩が何を言おうとしたのかわからなかった。 でも…そのときのあの人の顔はなんだか悲しそうだった。 …… 憂「お姉ちゃんは今日も布団に丸まってるよ」 梓「やっぱりか…」 冬の終わり、私と憂はファーストフードで食事をしていた。 そこでは私の唯先輩に対する愚痴と、憂のお姉ちゃんに対するかわいいだのなんだのが飛び交っていた。 梓「はぁ…唯先輩ってば、最近私と一緒にお出かけしないんだよね…」 憂「この季節になるとお姉ちゃんは外に出たがらないんだぁ」 梓「想像できるよ…」 憂「梓ちゃんとお姉ちゃんが付き合うって最初知ったとき、びっくりしたんだよ?」 梓「まあ、突然だったからね」 憂「でも、二人ともお似合いだから私はうれしかったなぁ」 梓「そ、そうかな」 憂のお墨付きが出て私はうれしかった。 唯先輩とお似合いだなんて…先輩達にも言われたけど、やっぱりうれしい。 梓「そういえば、憂のおかげで私も軽音部に入れたんだよね…」 憂「そうだっけ?」 梓「そうだよ」 憂「あの時は私も必死で…たまたま梓ちゃんがいたから…」 梓「たまたまなのね…」 どうやら私は憂の気まぐれで軽音部に入ったらしい。 なんというか…憂も唯先輩に似ているところがある。 憂「そっかぁ…でも、梓ちゃんと離れ離れになるのはなんか悲しいなぁ」 梓「そうだねぇ…」 憂「……」 梓「……」 梓「えっ!!?」 憂「うわっ!?梓ちゃん?」 今、憂はなんて言った? 私と離れ離れになる?どういうことだ? 梓「離れ離れになるって…どういうこと!!?」 憂「えっ…お姉ちゃんから聞いてなかった?」 梓「何も聞いてないよ!」 憂「あ、じゃ、じゃあ今のは忘れて!」 梓「どうして?唯先輩と憂はどっかに行っちゃうの!?」 憂「そ、それは…」 梓「おねがい!教えて!」 憂「……わかった」 なんだか嫌な予感がする。 唯先輩がどこかに行ってしまいそうな…そんな予感が。 憂「私とお姉ちゃんは…3月にロンドンに行くの」 梓「ロンドン!!!?」 憂「うん。お父さんたちが海外を転々としているのは知ってるでしょ?」 梓「うん」 憂「それで、仕事がロンドンで落ち着くことになって…私たちも一緒に行くことになったの」 梓「うそ…」 憂「梓ちゃんにはお姉ちゃんがもう話してたと思ってたんだけど……」 梓「じゃ、じゃあ唯先輩と憂は…」 憂「うん。転校しなきゃいけないの」 梓「そんな…」 私の予感は的中した。 唯先輩がロンドンに行っちゃう… つまり私と離れ離れになってしまう。 でも…私と唯先輩の仲はこの程度では壊れない。 梓「それはいつまでなの?」 憂「わからない…」 梓「えっ!?」 憂「いつ日本に帰ってくるかわからないんだ」 いつ帰ってくるかわからない… その一言で私のさっきの考えは粉々になった。 梓「そんな…嫌だよ…」 憂「梓ちゃん…ごめんね…私が黙っておけば…」 梓「ううん。憂のせいじゃないよ…それにいつかわかることだったし」 憂「うん…」 翌日、私は唯先輩に憂から聞いたことを話した。 唯先輩は「ばれちゃったか~」と、たいして悲しくなさそうに言った。 まだ2年生なのに…あと1年待ったらどうかと言っても、 「お父さんたちがどうしてもって言うから…」と言った。 しかし、私は一番大事なことが言えなかった。 それは…離れ離れになったらこの関係はどうなるのかということ。 結局、唯先輩達が旅立ってしまう前日までそれが言えないままだった。 梓「こんにちはー」 憂「いらっしゃい!もう皆さん来てるよ!」 唯先輩達が旅立ってしまう前日、律先輩の提案で唯先輩達のお別れ会をすることになった。 場所は唯先輩のお家。そこには荷物がほとんど無く、唯先輩達が遠くに行ってしまうことを痛感してしまった。 律「おっせぇぞ!早く座れ!」 梓「すみません…」 唯「あずにゃん、こっちこっち!」 私は唯先輩の隣に座る。 あまり悲しそうな顔はしてない。 それどころか楽しそうな顔をしている。 律「それじゃあ、唯と憂ちゃんが……えーっと…」 澪「ロンドン」 律「そう!ロンドンに行ってもがんばってくれるよう乾杯しましょう!」 律「それじゃ、かんぱーいっ!」 「かんぱーいっ!」 唯「えへへっ、ありがとね。こんな会を開いてもらって」 紬「そんなことないわ。唯ちゃん達のためならなんでもするもの!」 唯「ムギちゃん…」 律「えぇい!湿っぽい雰囲気はダメだぞ!今日は騒げ騒げ!」 唯「おーっ!」 澪「近所迷惑だろ!」 それから私たちは夜まで騒いだ。 途中、酔っ払ったさわ子先生が乱入してきて唯先輩にお酒を飲ませようとしたので、私たちが必死に止めたり、 澪先輩が襲われそうになったのを止めたり…… さわ子先生のせいで会はめちゃくちゃになった。 さわ子「グゴーーーーっ!!」 律「ふぅ…やっと寝たか…」 澪「無駄に疲れた…」 唯「でもさわちゃん先生も私たちのために来てくれたのはうれしかったよ!」 憂「うん!」 律「……それじゃひとりづつ、お別れのあいさつといきますか」 憂が片づけをしている間に、私たち放課後ティータイムのメンバーは集まった。 もう夜も更けていて、日付が変わりそうだった。 これでお別れ…そう思うと胸が痛くなる。 律「まずは私な……唯!お前がいなかったらこの軽音部はなかったかもしれない!」 唯「りっちゃん…」 律「だからありがとなっ!」 唯「うん!」 律「ロンドンに行っても私たちのことを忘れるなよ!」 唯「もちろんだよ!私はずっと放課後ティータイムのメンバーなんだから!」 律「ゆいぃ…」グス 澪「な、泣くなよ律」 律「な、泣いてなんかないし…ぐすっ」 律「うぅ…ちょっとトイレに……」バタン 律先輩が耐えきれなくなり部屋を出ていった。 涙を流す律先輩を見るのは初めてだったので、びっくりした。 澪「律……」 唯「私も泣きそうだよ…」 澪「まだ泣くなよ…次は私だな」 澪「唯がいなかったら…律の言うとおり軽音部がなかったかもしれない」 澪「だから……ありがとな」 唯「澪ちゃん…こっちこそだよ!」 澪「なにかあったら電話して!」 唯「うん!」 澪「あと、英語も勉強しといてよ?」 唯「わ、忘れてた……」 澪先輩は泣かなかった。 少し涙目だったけど…澪先輩はやっぱ大人だと思った。 紬「次は私ね……唯ちゃん、私は唯ちゃんのことが好きよ」 梓「!」 唯「えっ!? わ、私にはあずにゃんが…」 紬「友達としてって意味よ」 唯「そ、そうだったのか…びっくりしたよ」 紬「だから…私たちのこと、あっちへ行っても好きでいてね?」 唯「もちろんだよ!」 ムギ先輩にはいつも驚かされる。 それよりも、唯先輩が私の名前をあげてくれてうれしかったのは内緒だ。 紬「次は…梓ちゃんね」 梓「わ、私ですか?」 澪「梓、二人で話したいだろ?私たちあっち行くから」 澪先輩の計らいで私たちは二人っきりになった。 そういえば二人っきりになるなんて久しぶりだ。緊張する。 梓「……」 唯「……」 何を言えばいいんだろう… 今さらだけど、何も考えてない。 ただ、時間だけが過ぎていく。 梓「……」 唯「…ねぇ、あずにゃん」 この沈黙を破ったのは唯先輩だった。 唯「わたしのこと……好き?」 梓「もちろんです…」 唯「そっかぁ…私も大好き」 梓「……」 唯「でも……別れよっか」 それは突然だった。 今、唯先輩はなんて言ったのか? 別れようって言ったのか? 頭の中が、真っ白になった。 唯「私はあずにゃんのことが好き。本当に大好き」 梓「……」 唯「でも…私がロンドンに行って…離れ離れになって…あずにゃんに会えないってなったとき…私、何も考えられなくて…」 梓「……」 唯「そんなじゃダメだってことはわかってるから…だから…あずにゃんと別れようって思ったの」 梓「……」 唯「ほら、遠距離じゃ続かないって言うでしょ?」 梓「……」 唯「あずにゃんも、私のことは忘れて…新しい恋にでも…」 梓「…ばかっ!!」 唯「あ、あずにゃん?」 梓「唯先輩のばかっ!意気地なしっ!天然!」 唯「え、え、えっ」 梓「そんなんで…そんなんで私があきらめると思ったんですか!!?」 唯「……」 梓「……もういいです!唯先輩なんか…大っきらいっ!」ダッ 唯「あ、あずにゃん!」 そう言って私は家から出ていった。 走って、走って、走って…… 気がつくとあの日唯先輩が言ってた大きな桜の木のところまで来ていた。 梓「はあ…はあ…」 桜の木は満開で、桜の花びらが舞っていた。 唯先輩の言うとおり、とても奇麗だった。 夜に見る桜も悪くない… でも…今は気分が最悪だった。 梓「唯先輩なんか……唯先輩なんか……」 「あずにゃ~~ん!!」 振りかえるとそこには唯先輩が息を切らして立っていた。 梓「な、なんで私を追っかけて来たんですか!別れるんでしょ!嫌いなんでしょ!」 唯「嫌いなんかじゃないよ!」 梓「うそだ!そうなら別れるなんて言わないです!」 唯「違うんだよ!私じゃあずにゃんと一緒にいられないから…だから…」 4
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/1056.html
発売日 2013年6月28日 ブランド KLEIN タグ 2013年6月ゲーム 2013年ゲーム KLEIN キャスト 小倉結衣(榎本美凪),さやまひさこ(鵄条菜織),民安ともえ(桐生瑛理華),なつめ美南海(能皇神葉月),大野まりな(水沢凛),原田友貴(氷堂雄人) スタッフ 企画:ほつみ真琴 原画:翠燕,暁てとら シナリオ:ほつみ真琴(原案),至道ナリタ,らいむ,天狗堂 CG:神瀬あから,ほつみ真琴,チームDDF 背景:すたじお月夜,飯島由美子 デザイン:MAO ムービー:けっぽし(Studio KPC) BGM:あきづきかおる スクリプトエンジン:Yu-ris 製作協力・営業・広報:株式会社テイジイエル企画 主題歌 「恋するリズム」 作詞:新堂真弓 作曲:景家淳 歌:大野まりな、ひうらまさこ,なつめ美南海
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/2237.html
「ちょっ、と…。は、なし…て」 「…………」 エステル。 森。 二人の今の体勢は、森がエステルに跨ってエステルの首を絞めた状態である。 もちろんこんなことしたらいくら中学生の握力とはいえ人は死ぬだろう。 そう。 森はエステルを殺そうとしている。 理由なんか無い。 ただ、もう、何も考えたくなかったから。 植木は死んだ。 佐野は死んだ。 鬼塚は死んだ。 大切な人は皆、死んだ。 それは、どんどん、着々と、彼女の精神を蝕んでいった。 しかしそれにしたって、エステルは森を力づくでもどかせないほどヤワじゃない。 しかしそれでも彼女をどかせない。 これが意味するのは、 エステルも同じ様に、気が滅入っている。 いや気が逝っている。 目の前で大事な仲間が死んだ。 自分の無力さのせいで。 自分の弱さのせいで。 遊撃士としての誇りがズタズタになったのだ。 守ると言ったのに守れなかった。 A級遊撃士としての意地も、 剣聖の娘としても誇りも、 1人の戦士としての強さも、 全てが一瞬で 消え去った。 葬られた。 滅せられた。 破られた。 無くなった。 壊された。 彼女の全てが否定された気分だった。 そしてエステルは、そのまま死んだ。 ◇ 「…」 背後にはモンスター。 森。 動かない。 動こうともしない。 その行動に何の生産性は無い。 ただ死をも待つだけ。 そしてその期待に答えるかのごとく、モンスターは森に攻撃を加えた。 一瞬。 一瞬にして、彼女は死んだ。 【エステル・ブライト@空の軌跡:ログアウト(死亡)】 【森あい@うえきの法則:ログアウト(死亡)】 黒き薔薇を裂かせましょう 投下順 剣帝VS人類最終+α 九澄大賀は(人間として)退学済み エステル・ブライト GAMEOVER 九澄大賀は(人間として)退学済み 森あい GAMEOVER
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ 動画(Youtube) これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/20.html
■フラグメント 断片という意味。本来連続した情報が、 小さな、不連続なブロックに分断された状態を指す。
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/26.html
■四大元素 世界は空気・火・土・水の4つの元素からなるとされる説である。 それらを結合させる『愛』と分離させる『争い』がある。 それにより、集合離散をくりかえす。 この4つの元素は新しく生まれることもなく、消滅することもない。 四大元素はタロットの小アルカナの4スートの棒(火)、剣(風)、杯(水)、硬貨(地)と関連付けて解釈される。
https://w.atwiki.jp/wicky/pages/121.html
カテゴリとコメント機能の仕組みを理解する Postのモデル Postのビュー Postのコントローラ
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/23.html
(かしわぎ ゆい)
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/16.html
人には上限があり、命の灯火の事。 使い続けるとまず疲労と心労を患う。 そして最終的には寿命を削る。 同じ仕事量でも鍛えている者と鍛えていない者ではそのリバウンドが違うのと同様。 具体的には、 血管が破裂したり、 脳髄が焼けたり、 神経を痛めたり、 筋肉が弾け飛んだり 眼球が潰れたり。 人間単体での利用は知らずのうちに肉体行使をしている為。 自然界にも魔力は漂っている。 主に因果関係を伴っている場所や物には魔力スポットになっている模様。 物にもわずかな魔力が出ている場合もあるが、自然界から集めるには割が合わない。 他人からの魔力供給はイデアが一致していない為不可能である。 ドッペルゲンガーのように、自分がもう一人存在する場合は魔力の共有は可能である。
https://w.atwiki.jp/presentmaterial/pages/19.html
■クラークの三法則 SF作家アーサー・C・クラークが定義した法則のこと。 高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。 また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。 可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。 充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。