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仁保駅 妥当性 仁保地区の西外れであり、もっと細かい地名を駅名に採用するべき。「仁保市」が良い。 所在地 周防国吉敷郡 電車の行き先 益田方面 山口方面
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仁保 知行 【にほ ともゆき】 サテライト生え抜きの原画マン。現在はフリーランス。 入社時は制作進行だったらしく、『ノエイン もうひとりの君へ』の3話で原画デビュー。 2008年頃には、Web系アニメーターとして沓名健一氏や山下清悟氏と共に名を馳せた。 しかし、『鉄腕バーディー DECODE 02』の7話にて仁保氏の担当パートの線の少なさから 当時作画崩壊と騒がれる自体となってしまった。 2010年以降はWeb系アニメーターの目立った活躍は少なくなり、氏も一端の原画マンとして テレコム・アニメーションフィルム等で時折原画として参加する程度となっている。 2023年現在はオリジナル長編アニメーションを1人で制作中。 X ■ノエイン もうひとりの君へ(TV/2005~2006) 原画 3話 5話 6話 12話 16話 19話 23話 24話 第二原画 20話 21話 ■Genius Party 河森正治監督作品 上海大竜(2007) プロップデザイン 原画 ■しゅごキャラ!(TV/2007-2008) プロップデザイン 原画 OP1 5話 7話 16話 26話 47話 48話 作画監督協力 33話 作画監督・原画協力 23話 ギャグマンガ大王作画 32話 5:Aパートのサッカー(憶測) 26:Aパートのサッカー(憶測) 47:Aパートラストの歩道橋シーン(憶測) ■マクロスFRONTIER(2008) 原画 10話 10:ヒュドラとの戦い背動(ソースなし) ■鉄腕バーディーDECODE(2008) 作画監督 12話 原画 12話 第二原画 13話 ■しゅごキャラ!!どきっ(2008-2009) プロップデザイン ■鉄腕バーディー DECODE 02(2009) 作画監督 7話(共同) 原画 2話 3話 7話 12話 2 ナタルとアグラズーメの戦闘(憶測) 7 小バーサーカーに向けて兵士が発砲する~バーディーが落下し、テュートがクッションになって助ける~バーディーがテュートを折りたたんで歩くまで(なお、このパートはDVDで全修されている) 12:モスVSナタル、モスの手首からガスみたいのが噴射するところから決着が付くまで。 ■プリンセスラバー!(2009) プロップデザイン(共同) 作画監督 9話(レイアウト・アニメーション) 原画 OP 第一原画 9話 ■鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(2009) 原画 23話 ■しゅごキャラパーティー!(2009) プロップデザイン ■デュラララ!!(2010) 原画 1話 ■映画 クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010) 原画 増蔵をふりほどくタミコからひろしの靴下の術まで? ■WORKING!!(2010) 原画 5話 ■四畳半神話大系(2010) 原画 6話 ■NARUTO疾風伝(2007-) 第二原画 167話 ■黒執事II(2010) 原画 7話 ■世紀末オカルト学院(2010) 原画 11話 ■伝説の勇者の伝説(TV/2010) 原画 18話 18:宿屋の中ライナとティーアの戦闘シーン ■X-MEN(2011) 絵コンテ 4話 原画 3話 4話 ■アスタロッテのおもちゃ!(2011) 原画 5話 5 メルチェリーダが黒板を書くところ(憶測) ■電波女と青春男(2011) 原画 6話 ■夏目友人帳 参(2011) 原画 2話 5話 ■ASURA S WRATHアスラズラース(PS3・XBox360/2012)『第11.5話「あの力はまずい」』 原画 ■ベルセルク 黄金時代篇(劇場/2012~2013) 原画 2話 3話 ■BTOOOM!(2012) 原画 7話 ■『IS JAPAN COOL?~DREAMS~」スペシャルオープニングムービー(PV/2013) アニメーション監督 ■ピンポン THE ANIMATION(2014) 原画 OP 10話 5 ペコvsドラゴン 中盤以降のBGMがスマイルの歌になるところ(所々仁保氏の絵柄が残ってる) ■ソードアート・オンラインⅡ(2014) 原画 1話 ■牙狼<GARO>-炎の刻印-(2014) 演出・原画 OP ■神撃のバハムート GENESIS(2014) 原画 12話 ■日本アニメ(ーター)見本市 「三本の証言者」(WEB配信/2015) 原画 ■ルパン三世 PARTⅣ(TV/2015) プロップデザイン 1話(共同) 2話(共同) 3話(共同) 5話(共同) 6話 9話(共同) 原画 ED 1話 12話 18話 1:階段でのレベッカとの追いかけっこ、背動(憶測) ED:1話のクレジットでは「作画」だったが、2話以降「原画」に修正された。 ■ルパン三世 イタリアン・ゲーム(TVSP/2016) プロップデザイン(共同) 原画 本編 ■TERRA FORMARS REVENGE(TV/2016) 原画 OP 1話 ■アルスラーン戦記 風塵乱舞(TV/2016) 原画 5話 ■リトルウィッチアカデミア(TV/2017) 原画 5話 ■青の祓魔師 京都不浄王篇(TV/2017) 原画 6話 ■クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ(劇場/2017) 原画 ■夜明け告げるルーのうた(劇場/2017) 原画 ■18if(TV/2017) 原画 10話 ■神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TV/2017) 原画 23話 ■伊藤潤二「コレクション」(TV/2018) 原画 12話 ■ルパン三世 PART5(TV/2018) 原画 16話 20話 ■愛玩怪獣(TV/2018) 画面設計 ■ムタフカズ -MUTAFUKAZ-(劇場/2018) 原画 ■ぶらどらぶ(Web配信/2021) 原画 OP OP:公式動画 ■平穏世代の韋駄天達(TV/2021) 原画 1話 2話 4話 5話 6話 11話 ■異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~(TV/2023) 原画 ED 6話 11話 12話 ED:公式動画 ワイバーンが爆発するカット 6:巨大植物のシーン 11:冒頭 12:見張り塔を突き抜けながらぶっ飛ばされるグリリグラ ■呪術廻戦(2期)(TV/2023) 原画 41話
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道の駅仁保の郷 写真未入手 演奏可能時間 8 30 - 17 00(水曜は使用不可) 設置期間 2020年7月11日 - 現在 設置場所 山口県山口市仁保中郷1034、道の駅仁保の郷 2階 アクセス JR山陽本線 仁保駅から車で6分。防長交通バスも利用可(道の駅仁保の郷下車) 最寄空港: ・山口宇部空港から 遠方各地: ・宮崎から ・熊本から ・松江から ・岡山から ・宇和島から 地方中心: ・広島から 隣接地域: ・新山口から ・津和野から 地域中心: ・山口市街から 設置ピアノ ヤマハ アップライト 設置環境 屋内 近隣のまちなかピアノ 中市コミュニティホールNAC: 仁保駅から列車で9分(仁保→上山口)、上山口駅下車、徒歩12分。NAVITIME検索結果はこちら。 その他 関連リンク
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にほ 西日本旅客鉄道 山口県山口市仁保中郷 JR山口線 宮野←→篠目
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所在地山口県山口市大字仁保中郷 開業日1917/7/1 接続路線山口線 隣接駅宮野(山口線:新山口方面) 篠目(山口線:益田方面) 訪問日2004/9/19 戻る
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■ノエイン もうひとりの君へ 作画 16(岸・り) ■Genius Party 上海大竜 小物デザイン ■しゅごキャラ! プロップデザイン #32 ギャグマンガ大王作画 作画監督協力 33 ■鉄腕バーディーDECODE 作画監督 12(松) ■鉄腕バーディーDECODE 02 作画監督 7(り・中) ■しゅごキャラ!! どきっ プロップデザイン ■プリンセスラバー! プロップデザイン(菊田幸一と共同) レイアウト・アニメーション作画監督 9 ■X-MEN -エックスメン- 絵コンテ 4 ■牙狼〈GARO〉-炎の刻印- 演出 OP1 ■ルパン三世 #1~3・5・6・9 プロップデザイン ■ルパン三世 イタリアン・ゲーム プロップデザイン(田口麻美、稲手遥香、坂巻貞彦、竹上貴雄、佐久間千秋、うつのみや理と共同) ■関連タイトル X-メン Blu-ray BOX プリンセスラバー!Blu-ray BOX 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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仕事から距離を置いた時間には大抵訪れる、 こぢんまりとした控え室。そこに備えられた簡素な ソファに腰を落ち着けて、仁保は大きく息をついた。 「ん、んん、んーっ……はぁ」 仁保の格好は、白と薄い黒のメイド服というものだった。 双月堂の屋敷に来てから一週間ばかりが経ち、この衣装にも とりあえずは馴染んできた気がする。もっとも、屋敷そのもの にはあまり溶け込めたようにも思えなかった。それというのも、 直接の主人である筈のイバラという娘が、次期当主の座を 得るための大変な儀式の最中だとかで不在であり、仁保には 未だ顔すら見せていないからなのだが。 且てて加えて、名のある人間の側近くで動くメイド達は 普通の配属とは別扱いらしく、それらしい規則的な雑事が ないまま仕事が終わったりする。今日も今日とて、仁保は 中途半端に無為な一日を過ごし、翳った陽が墜ちきる前に メイドの部屋に戻っているのだった。 「何ていうか……お金もったいなくないのかな。これ」 他人に言わせるとかなりマネーに厳しい仁保は、つい そんなことを口にした。貰えるものは貰う主義だが、 ここまで楽だと相手の懐具合が気がかりになるのも確かだった。 「ぼぉんそわーる、仁ぃ保ちゃぁん♪」 「そういう時はぐぅてんもぅるげんだよ、則恵ちゃん♪」 「……出た」 唐突に、控え室の奥の扉から、二人のメイドが転がる ようにして飛び出してきた。仁保の茶色がかった癖毛が 跳ねるが、本人は至って平静な様子で言葉を返す。 「清子先輩、お疲れさまです。でも、それを言うなら ぐーてんたーく、じゃないかと思うんですけど」 「きゃぁんっ♪ 仁保ちゃんってば、今日もつれないよぅ……♪」 「いやぁんっ。仁保ちゃんったら、今日も冷たいよぉ……」 控え室に転がり込んだ所で、清子が両手で顎を挟んで 独楽のように回った。返事を貰えなかった則恵はと言えば、 浮かんだスカートの戻りきらない清子の肩を掴んでがくがくと揺する。 「ひどいひどい清子ちゃぁん! いいもぉん、どうせ私は 仁保ちゃんに遊んで貰えないんだもん……ぷんっだ!」 豊満な体つきの少女はしかし、幼女のような仕草で 頬を脹らませた。しかし、相方であるところの黒髪の メイドは気にした風もなくその顔をつつく。 「ほらほらぁ、拗ねないで♪ 則恵ちゃんは今日の お客さまなんだからー♪」 「うー 」 余計な程の勢い満点で転がり込んで来たメイド二人は、 仁保を放ったらかしにして戯れている。いい加減に いつものことだと納得はできてきたが、だからと言って 自分を探して来たのだろう先輩に無視を決め込むことも できない。仁保はとりあえず会話に割り込んでみる。 「……あの、それで、あたしに何か用ですか?」 「いいもんいいもん。どうせどうせ、私は用がなくて 仁保ちゃんにお話してもダメなんだもぉん……」 「いや、いきなりいじけられても困るんですけど。あたし」 取り付く島もない。ニュアンスが大分違う気がするが、 とにかく則恵にこちらの話を聞くつもりは無いようだった。 「えーっと、清子先輩?」 「うん♪ なになに仁保ちゃん?」 清子は下を向いてしまった則恵の様子に構う様子もなく、 頬に突き立てた指先をぐりぐりと捻って遊んでいた。 そのまま顔だけで仁保に振り向く。 「あたしに、何か追加のお仕事ですか?」 「いやぁん♪ 『追加』だなんてぇ、仁保ちゃんってば積極的♪」 「……は?」 要領を得ない返答に、仁保は口を開けて固まった。 これで「熟練」の先輩だというのだから、双月堂家の メイドの教育は存外楽なのかもしれない。 「それにそれにぃ♪ まだ一応お昼だよぅ? 仁保ちゃんのえっちっ♪」 「あー、いや、そのー……はぁ」 仁保が見る限り接待で来る客は、相手の都合など 問わないような傍若無人な人間ばかりだったような 記憶がある。その意味でメイドにとっては夜昼の区別など 無いのだが、今はそういう話をしていただろうか? 仁保の開いた口は文字通りふさがらない。 「……ってことは。あたしの用事って、えっちなお仕事なんですか?」 「ご名答ー♪」 「私は入れないけどねー……」 思いつきを口にすると、二人の先輩は対照的な表情で肯定してくれた。 屋敷に来た初日に則恵に精液をかけたベッド。 そういう印象しか湧かないのもどうか、とは思うのだが。 とにかく仁保は清子に連れられ、そのベッドの傍らに居た。 「ね、ね♪ どう? どうかなぁ?」 別にベッドそのものに奇妙なところは無い。 いつも通り巨大なだけで、奇麗にメイキングされている。 問題はその上にずらりと並べられたモノモノだった。 清潔なシーツ。柔らかそうで事実柔らかい枕。そして、 それらの上に横たえられた、何着もの衣装。 立ち尽くす仁保に、ソファに座った則恵が声を掛ける。 「仁保ちゃん、仁保ちゃぁん♪ 好きなの選んでいいからねぇー?」 促された仁保は、改めて、そこにある服らしきものを 眺めわたしてみた。 ひとつ。どぎついオレンジイエローのメイド服。 スカートは極限まで短く、前についたエプロンよりも、 明らかに裾が上にある。 ふたつ。黄緑色をした水着。ただし、トップに二ヵ所、 アンダーに一ヵ所、つまるところビキニのあらゆる中心には、 金属の枠のついた穴が開いている。 みっつ。黒いナース服。前の合わせ目と背中の縫い目と シーツの模様が重なって見える。どうやら透ける布地で 出来ているらしい。 よっつ。真っ赤な色の、ゴムだかレザーだかの帯で出来た、 服と呼ぶには抵抗のある代物。体を覆う面積は少ないが、 とりあえず隠す部分は隠している。股間で全開になっている チャックの存在を無視して語るなら、だが。 「……これを、どうしろと? あたしに」 「決まってるでしょー♪」 「分かってるくせにー♪」 「判りたくなかったです……」 すっきりと返ってきた答えに、仁保はがっくりと うなだれた。 自分がこれを着た姿というのはどうにも間が抜けて いる気がする。どの衣装を選んだにしろ、結局は淫らな 目的のために体のどこかを強調するものであるわけで、 つまりは二人にそういう趣旨の『新人教育』をされる、 ということである。そこまで考えた時、仁保の頭の中に、 もわりと或るイメージが浮かんだ。 「……これって、残業になります?」 「なるなる、なるよー♪」 「んふぅ、仁保ちゃんのがんばり次第かなー♪」 『新人教育』イコール『お仕事』イコール『給金』。 すなわち余計に貰える札束。 「それならこれで」 仁保の反応は早かった。シチュエーションはともかく、 気持ちよくてキャッシュになるのなら文句は無い。 ビシッと伸ばした指で、適当な衣装を指差した。 「わー♪ それなんだー♪」 「わーい♪ 仁保ちゃんのが丸見えだー♪」 「……え?」 適当な衣装。イコール、仁保の右手の前にあった服。 確認もせずに突き出した腕の先にある物は、つまるところ それだけの物だ。先輩メイド達の喜び様に、仁保は恐る恐る 自分が選んだ(ことになっている)服を見てみた。 「あー」 服ではなかった。極薄い金色をした輪のついた、黄緑の布地。 「ビキニもどきですか。このえっちぃ」 「すごいねすごいね♪ 仁保ちゃんってああいうの好きなんだー♪」 「うんうん♪ 仁保ちゃんって見せるの好きなんだー♪」 仁保は諦め半分に、水着の変種をベッドから取り上げた。 そうしながら、とりあえず二人に声を掛けてみる。 「今さらナシっていうのはナシですよね、あたし」 「見せるっていうより見せつけるって感じ? ねぇねぇ則恵ちゃん♪」 「見せつけるっていうより見せびらかすっていう感じだよ? だよねだよね清子ちゃん♪」 案の定、則恵も清子も、仁保の言葉など耳に入っていなかった。 仁保は一応覚悟を決めると、着ているメイド服に手を掛け、 いちどきに脱ぎ放った。こんなことも考えて、下着はお揃い のものを身に着けてある。目の前の水着に似た色のそれも スルスルと床に落とし、仁保はてきぱきと衣装を纏った。 「わ。早いね」 「ぅぁ。大胆だね」 「……ほっといてください」 仁保は頭の中からゲンナマのイメージを追い出し、脇に立つ清子に向いた。 「それで、あたしは何すればいいんですか?」 「あ、うん」 「私には訊いてくれないんだー……」 ソファの上で、則恵が膝を抱えていた。気がついてみると、 何故かソファはベッドの方を向いている。 「それはですねー♪」 立ち直るのに数秒の間を要した清子が、いつものテンションに 戻って顔を綻ばせた。 「今日は則恵ちゃんがお客様なんだよ♪」 「は?」 要領を得ない清子の言葉に、仁保は気の抜けた声を漏らした。 それを気にした風も無く、清子は説明を続ける。 「だからね。仁保ちゃんがお客様を接待するの♪」 「はぁ」 定番の『ご奉仕します』というのだろうか。だとしたら、 則恵がソファに座っているのは応接のつもりか? 仁保は 少しばかり悩んでみた。がしかし、その答えは間も無く清子から伝えられる。 「それでそれで、今日の接待は、メイドの交尾ショーなんだよぅ♪」 「あぁ……はぁ!?」 清子の唐突な言葉に、仁保は目を見張った。 「あのソレって、あたしたちがエッチするところを、 則恵先輩にお見せする、と?」 解釈をするまでもなく、清子が言ったことはそういう意味に取れる。 というより、そう取る以外の聞き方が仁保には分からなかった。 「うぅん♪ 則恵ちゃんじゃなくて、お客様ぁ。それから、 卑しいメイドはエッチじゃなくて交尾しちゃうんだよぅ♪」 「それで、この服ですか」 納得した。得心もした。他人に見せるというのなら、自分の 好きな衣装でした方がやり易いだろう。厭らしいものばかりなのも 頷ける。考えた仁保は、自分の股間に痺れるような感覚が集まるのを意識した。 「んっ、それで、あたしは清子先輩と……?」 「わぁ♪ 仁保ちゃん、もうボッキしてる……」 隠す物の無い仁保の淫根に、清子がいかにも嬉しそうな声をあげた。 両手を小さく握り、体をくねらせてメイド服のスカートを揺する。 「ずるいずるいっ。私にも見せてよぉ、清子ちゃあぁん」 「そうだねっ。それじゃ仁保ちゃん、ショーの始まりだよぅ♪」 促す、いや強請(ねだ)る則恵の声を合図に、清子の目の色は くるりと変わったのだった。 仁保は腕組みをして、横目で清子を睨み付けていた。 即席の観客席にされたソファの上には、肘掛に上半身を 預けた則恵が寝そべっている。 「早く脱いでください。お客様がお待ちですよ?」 「はい、ただいまー」 清子は口では了解する。しかし実のところはもじもじと 体を蠢かせ、一向にメイド服を脱ごうとしない。仁保は 顔を清子に向けて、強い口調で言った。 「やる気がないんだったら出てきちゃ失礼なんですよ、それ分かってます?」 「はいぃー……」 怯えたような上目遣いで仁保を見つめ、両の腕で自分を 締め付けて小さく震える清子。そんな姿を見て、横柄に 振舞っている則恵が茶々を入れる。 「ふふふ、随分控えめなメイドなんだね。まだまだ慣れてないのかなぁ?」 その言葉に、仁保は清子を詰(なじ)ることで応えた。 「申し訳ありません、だらしないメイドで。これでも 先輩なんですけどね……あぁもう、どうしてそう役に 立たないんですか? いいですよ、あたしがやったげます」 「ひゃっ!?」 勝手に話をまとめると、仁保はベッドに横坐りになった 清子の肩に手を掛けた。黒白のメイド服をムズと掴み、 シーツをはたくような勢いで引き剥がす。二度三度と 衣服を引き摺られた清子は、布地の塊と泣き別れつつ ベッドの上に放り出された。 「きゃぁん……」 「その厭らしい体にふさわしいと思う服に着替えてください。 ちゃんと着ないと、後でお仕置しますからね」 ベッドに上りながら、仁保はまるで自分が先輩に なったかのように清子を責め立てる。そして、ぶるぶると 動く清子の唇に、指先ごと錠剤をねじ込んだ。 「そうですね、先輩にはそのメイド服なんてお似合いじゃないですか?」 「そ、そんなの……あ、ぁ……あああああっ!」 そ知らぬ顔で仁保は清子に衣装を被せる仁保。顔が 襟から出たのと同時、清子は抑え切れない悲鳴に喉を絞る。 腕をオレンジイエローの布に絡め取られて身動きの出来ない まま、清子はバタバタと暴れてベッドを揺らした。 「どうしたんですか? ああ、本性が生えてきたみたいですね」 仁保が目を細めて則恵に笑い掛ける。不自由な両手で 股間を隠そうとする清子を尻目に、その股間からはズクズクと 音を立てながら肉棒が伸びていた。 「あぁ、あああ……! サカっちゃうぅ、ボッキしちゃうよぅ……」 「どうですかお客様、変態メイドのイチモツのご感想は?」 則恵は則恵で、仁保と絡めない意趣返しも込めつつ清子を苛める。 「へぇえ、グロいチンボぉ! こんなの生やして恥ずかしくないのかなぁ?」 「いやぁ、お客様ぁ、そんなことおっしゃらないでくださいぃ……!」 どうにか服を着終わった清子が、エプロンの下にある胸を 隠しながら股間のモノは露出させた姿で仰け反る。後ろの仁保は、 ビキニのアンダーから剥き出した淫根を数度にわたって扱き、 清子の首に手を回して引き上げた。 「それではお客様、メイド同士でよかり合う浅ましい交尾を ご披露いたしますので……存分にご照覧くださいねっ。ほら、腰を上げるの?」 「うぅっ。分かったからそんな服引っ張らないでぇ… …オチンボ見えちゃうぅ……」 乾いた音と共に、仁保の平手が軽く清子の頬を打った。 「何を言ってるんですか? 股おっぴろげて恥らったって 全然説得力なんか無いんですよ」 「んんっ♪ こっちのメイドはいい子なんだぁ… …もって帰っちゃおうかな、えへへへ」 則恵は目を輝かせて二人の接点を見つめる。今日は男根を 生やしていないからか、自分の体を忘れた風情で、口の端から 涎の雫を覗かせている。視線の先では、膝を使って清子の内股を M字に割った仁保が、色づいた淫根を清子の局部に押し付けたところだった。 「さ、年増な腐れマンコを眺めていただけるんですよ。 変態は変態らしく喜んでください」 「ん、仁保ちゃん、やぁ……」 「嫌じゃないでしょう? つくづく嘘吐きですね、先輩? ここをこんなにしておいて」 「ぎゃんっ!?」 仁保の男根の切っ先は清子の女陰に突き付けられただけで、 今度は清子の股間に平手が飛んだ。胸の辺りまで伸びた清子の 男根は生白く分厚い包皮に覆われ、先はご丁寧に紙縒(こよ)り よろしく捩れている。それをいいことに、仁保は手加減無しに 何度も清子の淫根を打ち据えた。 「ひぎゃっ! あぎゃっ! うぢゃぁぁっ!?」 「ほらほら、こんなのが気持ちいいんですよね? 叩かれて 喜ぶコレは何なんですか? 先輩」 一、二、三。四、五、六、七、八。 脂汗を流す清子の男根は、湿った袋が弾けるような音を立てて大きく振れる。 「うんうん♪ もっとやっちゃえ♪ もしかして、このままイッたりしてぇ!?」 「あ、やめっ、仁保っちゃぁっ! やめっ……やめぇぇぇっ!」 瞼に皴を寄せて叫ぶ清子を下半身で捕まえ、仁保は手を止めた。 清子の睾丸の間から覗いた男根を揺すり、振り上げた手の平を 真っ直ぐに立てて、冷たく宣言する。 「そういえば、先輩はここを叩かれないと興奮できないんでしたね。 さ、いきますよ」 「あっ、ひぃぃ……!」 一瞬の沈黙、そして次の瞬間。 目にも留まらぬ速さの平手打ちと、気張りの入った衝きいれが、 清子の股間で交錯した。 「えびゃぁぁぁあっぁぁあっ!!」 「ん、んんくふぅぅ……っ!」 メイド達の控え室に清子の声が木魂する。その影で仁保もまた、 はしたない吐息を溢れさせた。 清子の下腹部を前後から挟むように叩きつけられた、 手の平と男根。一方は清子の巨根の根元にぶら下がった肉袋を したたかに打ち、他方は下半身を曝け出してしとどに濡れた 女陰に遠慮会釈なく突き刺さる。強過ぎる刺激に竦み上がった 清子の『なか』に締めあげられた仁保は、生来備えた淫根から 大量の精液を注ぎ込んだ。 そんな中、仁保に激しく射精された清子は、違和感に気づいて 趣の異なる声で泣き始めた。 「あ、ああぁぁ……オチンボ、アクメるぅ……あれ、あれあれぇっ!?」 「あららー♪ そこのメイドさんはどうしたのかなー?」 事情は飲み込めずとも観客に徹している則恵は、ことさら 煽るように清子に尋ねた。 「出ない……! オチンボ汁出ないよぅ……!! なんで、なんでぇっ」 取り乱し始める清子。仁保の腰に尻餅をついた姿勢で見えない 縄に縛られているように体をよじる。それに合わせて清子の肉棒が 動き、華奢な体に似合わない卑猥なダンスを見せる。 「んふふぅ……そんなの、決まってるじゃないですか」 「……えっ!?」 うなじを嘗める仁保の声に、清子は大きく引き攣って振り返った。 「あのお薬はですね。先輩みたいな下品さんが飲むと、その分だけ チンボコの汁を濃くしちゃうんですよ?」 「なっ……!」 「分かりますよね? 先輩のドデカいキンタマの中に溜まってる モノが、チンボの中なんて通らないくらいに、ドロッドロになっちゃってるの」 にやりと笑って、仁保は続けた。 「頑張ってセンズリこけば、もしかしたら出せるかもしれませんよ? そのドキンタマのヘドロみたいなの、いーっぱい」 「あ、あ……」 「そーなんだー? すごいねー♪」 則恵は泣き笑いの顔で唇を動かす清子にちょっかいを 出すのを忘れていない。仁保は清子の人差し指を伸ばして、 清子の鼻を強く押し潰した。 「こうやってブタになって、お客様の前でドチンボ扱きます? ほら、ブウブウ」 「ぶ、ブー、ブー……」 力無く鳴き真似をしながら、清子は恥部から屹立した淫根に 手を伸ばす。仁保は清子の鼻から手を離し、過剰に控えめな 清子の胸の前にある、先細りに縮こまった余り包皮を抓(つま)んだ。 「ふふ、扱いちゃうんですね? チンボブタったら、お客様に あたし達の交尾をお見せしなきゃいけないのに、 自分勝手にお自慰しちゃうんですね?」 「きゃぁん♪ こらえ性の無いブタさんだねー♪ どれだけドスケベなのかなぁ♪」 「ぶひっ……ぶふぅ……」 則恵の言葉にビクビクと震えながら、清子の両手が男性自身を 握った。指を揃えて括れを挟み、緩慢な動きで擦る。 「それじゃお客様、本番もたっぷりご覧くださいねー」 「うん♪」 呆けた顔で巨大な淫根を絞り始めた清子に苦笑し、 仁保は開いた脚の間から突き出した性器を振り立てた。途端に 結合部から濡れた音が響き、ソファから二人を眺める則恵の耳にまで届く。 「このエロメイド、自分のチンボ扱いて感じてるんだねー♪」 「はぁい。どうしようもないメイドですみませんー。 んっ、んっ……あぁん、オチンボいいなぁ」 「ふはぁっ、ぶふっ、ぶひぃ……! あぁ、まだ出ない、まだ出ないよ、 出ないよぅ……」 快楽のままに腰を振る仁保にも、体毛の薄い女陰が褐色の淫根を 飲み込む光景を注視する則恵にも構わず、清子は一心に男根を苛む。 「にゃんで、なんでぇっ! こんなにシゴいてあげてるのにぃ……」 揉みしだき、引き延ばし、擦りたて。 潰れる包皮や先から垂れ流す粘液までを駆使して、局部に生えた 劣情の塊を弄ぶ。それでも出ない精液の感触に、だんだんと清子は 半狂乱になりつつあった。 「こんなにぃ……みぎゅみぎゅしてあげてるのにぃぃっ! オチンボのバカ、バカぁっ!! うぁぁぁぁっ!」 「……あぁもう、うるさいなぁ……。しょうがない、イカせてあげるかなっ」 自分とまぐわりつつも無茶に暴れようとする清子に痺れを切らし、 仁保は清子の腰をがっちりと掴んだ。則恵に流し目を送り、清子を 絶頂させる許しを乞う。 「うんうん♪ そのデッカイのから出したらどーなるか、私見たいなー♪」 「わっかりましたー」 おざなりに答えて仁保は両足をがっぱりと開く。押されて清子も 股を割り、四つの睾丸が露わになる。 「わぁー♪ ブルブルしててヤラシいよー? うふうふふー♪」 そして仁保は清子の中から男根を抜きつつ、尻を後ろに引いて力を込めた。 「ああああっ! チンボ出ないー! キンタマ出ないよぅ… …うえ、うぇぇぇ……!」 「はいはい、さっさとしてあげますって……ほらっ!」 擦り切れそうな勢いで淫根を扱く清子の、丸裸に 剥かれた尻。仁保は閉じられたままの肛門に男根を当て、 亀頭を潜り込ませると一気に根元まで貫いた。 「はぅっ!……うぁあっ!?」 「まだまだっ……くうぅぅっ!」 清子の粘液に塗(まみ)れた仁保の男根が、休みなく 清子の不浄の穴を掘り返す。引き出し、突き入れる度には、 弾みで二組の睾丸が揺らされる。そこで仁保が尻を揺すると、 ビチリと品性に欠けきった音が鳴り、仁保と清子、二人分の 睾丸同士が激しくぶつかり合った。 「おっ、お客様っ、チンボメイドのアヌス交尾とぉ… …エロキンタマクラッカーでございますぅっ……!」 「はひっ!? みぎゅあっ、ひぎゃっ、はぎゃぁっ、ぎひゅうぁっ!! ギンタマがぁっ! ケツの穴がぁぁっ……! ぎゅっ、 ぎゅふぅっ、出りゅうううううううぅ!」 ずるずると『何か』が体内を這う感触に、清子が再び 絶叫する。粘液と呼ぶには固すぎる『それ』は、清子の 下半身を引き裂くようにして男根の付け根に集まってきた。 「うっわー……すっごおぉい♪ あんなにばちばち おケツ犯して……仁保ちゃん♪」 「はあぁっ、あ、清子先輩のアナルって、こんな 気持ちいいんだ……くふぅっ、かはぁあっ」 「あ、あ、あ……」 白目をむきながら、清子はがくりと動きを止めた。 その間に仁保は清子の二つ目の穴に精を注ぐ。 「あぁっ、くふっ、またイクっ……! あぁはっ、出てるぅ……」 「あー、あーっ、あああああああああ」 清子は断続して声と涎を溢しつつ、則恵の方へ巨根を 構えるように突き出した。尚も挿入を続ける仁保が 肛門のうちそとを往復するうちに、長大なそれががくがくと 震動を始める。 「来るかな? 来るのかな♪」 「……イックぅぅぅうううううううううっ!!」 清子の声が堰を切った瞬間、よじれた包皮を押し分けて、 清子の尿道から液が迸った。腐りかけた海産物もかくやと いう臭いを渦巻かせながら、則恵へ向かって一直線に精が飛ぶ。 「ぅあああああああああああああああああああああああああああああっ!?」 「うひゃあぁっ!?」 文字通りホースから噴き出した精液は棒の如き纏(まとま)りを もってソファにぶつかった。咄嗟に避けた則恵の場所にぶち当たり、 それはビシャビシャと異様な音を響かせて革の面に張り付く。 挙句そのものの重さに耐えかね、人が坐る筈の場所にトグロを 巻いて溜まり出す。一向に勢いの衰えない射精の主を則恵が伺うと、 清子は股間の袋を抱え、癇に中ったように叫び続けていた。 清子の射精は、更に仁保が二回精を放っても まだ収まっていなかった。 「あの、則恵先輩……どうしましょうか、これ」 既にソファの下には大きな精液溜まりができ、 精液の綱がベッドの上まで繫がっている。その端は 清子の男根の穴に消え、そこから繰出されてくる 新しい粘液のせいで尚も長くなり続けていた。 「やだぁぁあっ! もぅやだよぅっ……!! もうチンボ出したくないぃっ、イキたくないよぅっ……」 「うーん、お姉さまを呼んだ方がいいのかなぁ……うぅーん」 「そういう問題なんですね……」 さすがに気が咎めた仁保の男根は、清子の肛門から 抜いて間も無く萎んでいた。一方の則恵はと言えば、 それなりに憂いた顔をしてはいるものの、真剣味が あるようには見えない。仁保が見守っていると、 則恵はベッドに四つ這いになって喚き散らす清子に 近寄り、かわいらしい声で気合を掛けた。 「ほんとに仕方ないなぁ……えいっ♪」 「誰かぁ、お汁、私のチンボの汁止めてぇ……、ひぐぅっ!」 二人の声が重なった直後、仁保は驚きに固まってしまった。 「ほぉら、ぐーり、ぐーり♪」 「んぎゃふっ! ひふぅっ! の……則恵ちゃんっ!?」 「こーすれば、清子ちゃんのスケベなチンボボンドでも 出なくなってくれるでしょー?」 流れを止める。則恵がしていることは、まさにそれだった。 ベッドに乗り、シーツを擦りながら精液を吐き出し続ける 清子の男根。その上に、ストッキングを穿いた則恵の踵が しっかりと食い込んでいる。 「いびゃっ! いひゃいよぅ……! チンボ潰れるぅっ、 則恵ちゃぁあんっ」 「それがイイんでしょー♪ 清子ちゃんは私がオナニー 見せられてるのでもオカズにできちゃう変態さんだもんねー?」 「うゎー……」 則恵は清子の前に立ち、しっかりと曲げた脚で清子の巨根を踏み付ける。 「な、何のこと、あひっ! ひぃっ! いぎぃぃぃっ!!」 リズミカルに膝を伸ばして力をかけ、前後左右に捻り、 滑らせ、包皮の中に隠れた亀頭を転がす要領で体重をかける 則恵。悪魔の笑みで清子を見下ろして仁保を呼ぶ。 「ほらほらぁ、これでイケばきっと全部出るよぉ♪ ねぇねぇ仁保ちゃん♪」 「……な、何ですか?」 穴あき水着のままベッドに寄った仁保を、則恵は清子の前で膝立ちにさせた。 「清子ちゃんにオナニー見せてあげて♪」 「え?」 仁保は思わず聞き返す。 「ね♪ お願い♪ これしたら、きっと清子ちゃんも元気になるからー♪」 「……は、はいっ」 にっこりとした則恵の笑顔。何やら黒いものが燃えている眼に 射竦められて、仁保は大人しく言う事を聞くことにした。 「ふえ……仁保ちゃん……?」 「じゃ、じゃぁ、清子先輩……あたしのチンボコキ、見ててくださいね」 「よぉく見せてもらうんだよ、チンボメイドの清子ちゃん♪」 本来の目的をまったく果たしていないビキニの水着。 その中心から再び勃起した男根とこぼれた睾丸に、仁保は いつものように手を添えた。 体を支える両の膝をぐいっと開き、局部の根元に嵌った リングまでが清子の目の入るように腰を突き出す。それから 仁保は、清子が淫根を踏まれるタイミングに合わせて自分の男根を扱き始めた。 「はぁっ、はぁっ……やだぁ、あたしったら、オナニー見られて喜んでるぅ……」 「ほぉらほら♪ 清子ちゃぁあん? 年下メイドさんのチンボはどうかなぁ♪」 「やはっ! 仁保ちゃんだけ、ずるいぃ! ……私はドプドプ できないのにぃ……ひぃっう!」 仁保は両手を勃起に巻き付け、幹も亀頭も布で磨くように 擦りあげる。男根には清子の出した体液がヌラヌラと絡み、 夕日を反射して淫らに光っている。 見開いた眼を仁保の股間に釘付けにされた清子は、則恵の 足の裏に巨根を踏み潰され、包皮の合わせ目から脈打つように 精液を溢して悶え回る。 「やだぁ……ニチャぁニチャぁっていってるよぉ… …くひっ! チンボ、私のチンボ、チンボぉっ……!」 「どうですか先輩? これで……このチンボで、先輩を 犯してたんですよ、あたしっ」 突き入れる腰の動きを激しくしながら、仁保は過激に 気分を盛り上げる。リングから垂れ下がった睾丸は揺れるままに 跳ね回らせ、自分の両手が至上の女陰であるかのように尻を振る。 「あぁっ、くあっ……清子先輩にあんなに中出ししたのに、 全然満足してないんですよっ。スケベな生チンボは あんなのじゃっ、足りないんですぅっ! くひぃっ」 「そ、そんな……ひどふぃいっ!?」 「清子ちゃーん♪ がんばれー、ラストスパートー♪」 淫根を揉みしだかれる感覚にのたうちながらも仁保に 言い返そうとした清子の声は、片足のみならず二つの 足裏で巨大なものを蹴りつけた則恵に遮られた。 一擦り。仁保の手は局部に下り、尿道の筋を十指で絞る。 「そぉれっ♪」 「はぐうぅっ!」 二擦り。則恵の脚が組まれ、清子の睾丸にズンと膝を入れる。 「んにゅふっ♪」 「ゃぎゅっ!」 三擦り。清子の亀頭が包皮を裂くように捻られ潰れる。 仁保の両手が奔り、ねとつき色の変わった清子の粘液を 飛ばして、淫根をカリ首まで一気に扱き抜いた。 「おーっと♪」 「ぁ……、ばにゃぁぁぁああああああああっ!!」 清子が人には思えない声で唇を割った。追われた羽虫も かくやと飛退いた則恵の目の前で、包皮に包まれた野太い 男根の先が開く。間髪入れず、則恵に圧し止められていた 精液が飛び出した。 「あっふ、はふっ……」 仁保は仁保で、小刻みに下半身を揺らし、通算五回目の 射精の最中だった。清子の変形メイド服に向かって白濁 した粘液を噴き、びくびくと体を震わせる。 「ああああ……出て、出てりゅっ……うぅぅぅぅうぅぅっ!!」 清子の男根からは下水のホースよろしく大量の汚泥が 溢れ出し、控え室のベッドを暗い黄の色に染める。時には、 溶け残りのような塊が尿道口を広げ、緩んだ卵を産むように ボタリと落ちてきた。 「あ、あ……あぎ……ぐぅっ……」 涙と涎と鼻水で顔を覆いつくし、もはや声も出せなくなった 清子がびくびくとのたうつ。光を失った目を見開いたまま、 清子は巨根を絞りきって気を失っていた。 「あーあー! ドロドロだねー♪ すごいねー♪」 清子の腹から湧き出した、部屋の床を埋め立ててしまいそうな 池に足を付け、則恵はビチャビチャと精液を弄ぶ。踏み付けて 絶頂させたきり看護する気配も無い様子に、快感を味わって 落ち着いた仁保が声を掛けた。 「あの、則恵先輩。これ、放っといていいんですか?」 「これだなんてヒドイなぁ、仁保ちゃん♪ いいんだもん、私をハバにするよーな清子ちゃんには これっくらいしてあげなきゃいけないんだもぉん♪」 則恵は口を尖らせ、ご機嫌斜めの目で清子をじっと見る。 その言葉から隠れるように、仁保は握った両手を前で合わせ、 丸めた背中をベッドに向けた。 「はぁ……えっと、それじゃ、服取ってきますね、あたしは」 結局。自分で招いた事態を見なかったことにして、 仁保はそそくさと、夕闇の控え室から逃げ出したのだった。 元ネタは18禁WebSS 伝統ある双月堂家シリーズ
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薄手だが柔らかな生地でつくられたメイド服に身を包んで、 少女はおずおずと、広い廊下の角を曲がった。視線の先では、 同じ衣装を着た人物が、まっすぐに伸ばした背を見せて彼女を先導している。 「もうすぐ着きます。あまり落ち着きなく周りを見ないように」 「は、はいぃ。ごめんなさい……」 すぐ先に見えたドアの前で、先を行くメイド長が足を止めた。 こんこんと硬い音をたてて分厚そうな扉をノックする。 「則恵、清子。用意はできているわね?」 するとドアの向こうからは、何やらうきうきとした返事が返ってきた。 「はいはいはいっ。ただいまー♪」 「きっちりばっちりできてますー♪」 本格的なメイド服を与えられ、いかにも厳格そうなメイド長に 連れてこられた部屋で頓狂な声を聞かされ、仁保は丸い目を ぱちくりと瞬きさせた。 「……あの、今のは?」 「これから貴女の面倒を見ることになっている、則恵と清子よ。 困ったことや知らないことがあったら遠慮せずに尋ねなさい」 「は、はい……」 仁保はもう一度、睫をぱたんとしばたたかせる。他と比べる気に ならないほどの抜群の給金と双月堂の名前を名乗れることに釣られた 自分ではあれ、メイドをしに来た家屋敷で面倒を見られる、という のも妙な響きに思えたのだった。 仁保が首を傾げかけたところで、件のドアが勢いよく開いた。 「はいはい水女様、ただいまー」 「お待たせしてないですよねー?」 そして文字通り間もなく、二人のメイドが戸口から同時に飛び出してきた。 「相変わらずね、貴女達。メイドとはいえ、新たにこの家に いらした方に粗忽なところをお見せしては……」 水女の言葉を遮って、仁保の前に二人が並ぶ。そして、丸めた両手を 頬にそえて、これまた二人揃って唇を綻ばせた。 「ひゃぁぁぁぁぁん!」 「きゃぁぁぁぁぁん!」 右からは華奢な黒髪の少女が、左からは波うつ髪の豊満な娘が、 お揃いのメイド服を揺らして黄色い声を放った。 「かわいいよぅ、かわいいよぅ……♪」 「お人形さんみたいだよぉ、おうちに持って帰りたいよぉ……♪」 「あ、あの……せ、先輩方の家も、ここなのではないのですか?」 突然飛び出してきて、唐突に大騒ぎを始めたメイドのペアを前に、 仁保はおそるおそる会話を成立させようとしてみる。だが、その一歩 ずれた内容に、二人のメイドは今度は目元を押さえて身悶えするのだった。 「うんうん、そうだよぉ?やっぱりかわいいよぅ、こんな新人さんを 雇ってくれるなんて、サユリ様に感謝だよぅ!」 「でもねでもね、ベッドは別々なんだよぉ?あぁん、こんなコを むぎゅってにぎゅってぇ、水女様に頼んでみたいよぉ!」 「みたいよぉ、ではありません。後のことは任せます……しかし、 あまりに出来が悪い場合は担当を変えますから、肝に銘じておきなさい」 一言釘を刺して、水女はくるりと踵を返した。相変わらず騒がしい メイドコンビは厳しい言葉にもめげた様子はなく、はたはたと手を振って メイド長を見送る。 「はぁい水女様、肺に命じておきますー♪」 「みっちりぬっちり仕込んじゃいますー♪」 「……みっちりは分かるけど、ぬっちりって?」 仁保は、開けられたドアのことなどすっかり忘れて、 能天気の塊にしか見えない二人を眺めていた。 邸中でいくつあるのか判らないうちの一つの、小さなメイドの 控え室。そこにある巨大なベッドの上で、仁保は一糸まとわなく なる寸前まで剥かれていた。 白のヘッドドレスと、膝下までの半透明な白いソックス。 そして、何とか保留にしてもらった、シンプルなロザリアン ピンクのパンティ。 「じゃぁ、改めて」 「よろしくね?」 「は、はい……」 膝を抱えて座った仁保の前に、二人のメイドが揃って 正座している。たっぷりした布に包まれた二人に挟まれて、 裸で座っているのはどうも落ち着かない。仁保は赤い顔で下を 向いて、清子と則恵に返事をした。 「ではでは♪ ちょっとしたハプニングはあったけど」 「お待ちかねの♪ 仁保ちゃんチェックたーいむ!」 そう言ってから、メイド服姿の二人はするするとシーツの上を滑った。 「いつでも寄りかかっていいからね?」 「遠慮なんてしないでねー?」 背中にくっつきそうな位置に清子が。目の前にはにっこり 笑う則恵が。仁保を前後から挟んで陣取る。心なしか熱を 帯びてきた雰囲気に、仁保は思わず周りを見回してしまう。 「あ、あの、チェックって」 この邸でのメイドの立場は聞かされていたので、大方の 予想はつく。それでも、念のために仁保は尋ねてみた。 「そんなの決まってるじゃないですかー?やだなー、もぅっ♪」 「仁保ちゃんのえっちさ具合のチェックですよー?楽しみですよねーっ♪」 案の定だった。 それ以上質問を挟む間を空けずに、則恵がずいっと迫ってきた。 「それでですね」 「わくわくぅ♪」 何やら聞こえるがとりあえず無視して、仁保は目の前の則恵に集中する。 「ずばり訊くとぉ、仁保ちゃんの得意なプレイは何なのかなー?」 「どきどきどきー♪」 後ろの効果音がうるさい。それはともかく。仁保は少しだけ考えた。 「得意って言われると、あんまりわかんないんですけど」 「うんうん?」 「どんなのかな?」 則恵の両手が、大きな乳を挟んで胸の前で寄る。 期待に満ちた目が仁保の赤みがかった瞳を覗きこむ。 「おちんぽを使ってすることなら……ふつーのことは。だいたい好きだと思います」 「おちんぽ、好きなの?」 「おふぇらかな? しこしこかな? むにゅむにゅかなぁ♪ ずっぱんかなぁぁ♪」 「あ、う」 一言ごとに、則恵はぐいぐいと詰め寄ってきた。仁保が思わず 仰け反ると、後ろに控えた清子にぶつかってしまった。 「あ、ごめんなさい」 「わぁ、結構柔らかいんだねー、気持ちいー」 「ね、ね、今からしてって言っても、怒らない?」 清子も則恵も、気にした様子もなく話を続けた。後ろにいる清子は 見えないので判らないが、則恵の方は薄く頬まで染めている。 「えと、いいですけど……『今』って女のひとしかいないです、よね?」 どうやら淫根にする方だと納得はされたらしい。しかし、 そもそもここには男の存在がない。そこで尋ねてみると、則恵は 唇をつり上げ、にっこりよりはにやりに近い笑顔になった。 「それはですねー……ふっふっふ。清子ちゃん、例のモノ、用意してある?」 「もっちろんだよー?はい、則恵ちゃんの分」 仁保の後ろから、握った手が出てきた。それは横をすり抜け、 則恵の手の中に、小さな『何か』を落とす。 「ありがとぉー。ではでは、さっそく」 「飲んじゃぅー?」 「うんっ!」 「あのー、あたしの質問……」 おずおずと仁保は言葉をかける。則恵はそれと同時に、 清子から渡された『何か』を口に放り込んで飲み下した。 どうやらこれが答えのようだが―― 「あ、あああ、来たぁぁぁっ♪」 「ひゃ、ひ、ぁぁぁっ♪」 「ひぃっ!?」 いきなりの大声に、仁保は今度は本気で悲鳴をあげた。 則恵は両手をスカートに当てて目を瞑り、何かを押さえる ようにして震えている。 「え、もしかして先輩達も……」 「うぅん、『先輩』っていい響きだよねぇ……暗がりで強引に 泣かせたりできちゃいそうで……きゃっ♪」 「え!?」 流石に聞き流せない台詞に竦んだ仁保の肩を、二つの手が がっしりと掴んだ。慌てて顔を戻すと、そこには夏場の犬の ように荒く息をする則恵が居た。 「あ、あああの、どうしたんですかぁ?」 「仁保ちゃぁん、よぉく見ててねぇ……えいっ♪」 則恵は勿体ぶった手つきで自分のスカートに手をかけ、 正座の形の太腿を大きく開く。そして、掛け声とともに、 丈の長いスカートをばさりと跳ね上げた。 「ひゃっ……って。お……おちんぽ?やっぱり生えてたんですか?」 「あ、あれ?あれれ?」 「んぅ、あら?あらら?」 則恵は、ガーターストッキングだけの下半身を丸出しにしたまま、 こくんと首を傾げた。仁保は仁保で、間抜けな格好で固まった則恵に、 不思議そうにきょとんとしている。 「驚かないねぇ……」 「びっくりしないねぇ……」 仁保をスルーして交わされる会話。止まるでもない時間の風情は、 凍りつくよりも余程情けない。 「びっくり」 「どっきり」 「どっきりなのは、則恵……先輩の方だと思いますけど。あたし」 惚けた顔のまま、仁保は思ったことを口に出した。 「うゎ、ツッコミきついね」 「厳しい子なんだね」 「……それで、ですけど。どうしましょう?その、おちんぽ」 いつまでも漫才をしていても仕方が無い。仁保は、自分に向けて 曝け出された、びくびくと脈打つ程よいサイズの淫根を指して言った。 「あ、そうそう」 則恵が何かを言う前に、背中の清子から声が掛かった。口調は ともかく自分の吐息に溺れそうな則恵とは違い、雰囲気は落ち着いている。 「『それ』はね、このお家では『チンボ』♪ って言うんですよ♪」 ――気の所為だった。 首筋に吹き掛けられた息は熱く、湿り気を孕んでねっとりと絡んでくる。 「は、はいぃ……。それで、則恵先輩の、大して立派でもないクセに 生意気にボッキして、あまつさえぶちぶち漏らしたお汁でネトネトに なってきてる厭らしいチンボ……」 仁保が何気な口を開いて、一拍。 「やぁんっ♪」 「わぁんっ♪」 突如、則恵がスカートを拠り合わせて身悶えた。耳の間近の 清子からも嬉しそうな声が聞こえる。捲られたスカートの 所為でよく顔が見えないので、そのまま則恵の股間のものを 眺めていると、それはびくびくと震え、わずかにカリ首の 辺りに残した皮を浸す程に多量の粘液を噴き出した。 「そかそか……この子、言葉責めが上手いんだー♪」 「これってこれって……天然、だよね♪」 「うんうん!……あぁん、チンボびんびん感じちゃうよぉ、 ダメになっちゃうよぉ♪」 先刻まで(まだしも)静かだったのが嘘のように、 二人のメイドはきゃいきゃいと騒ぎ出す。寒気が 治まらないようにくねり続ける則恵をよそに、仁保は 首を捻って清子に尋ねてみた。 「あの、清子先輩。則恵先輩ってもしかして、さっきの お薬で、おちんぽ……じゃなかった、チンボ生やしたんですか?」 スカートの中に手を差し込んでいた清子は、慌てたように 前を押さえると、笑顔を作って仁保に答える。 「え? あ仁保ちゃん。そうだよ? とあるお姉さまが 下さった秘密のお薬なんだよ♪」 「……効果をバラしてたら、秘密じゃないと 思うんですけど。あたし」 「うん♪ ね、ね? 私はいいから、もっと則恵ちゃん をいぢめてみて♪」 「いぢめる? ……あ゙」 言われて仁保は顔を戻してみる。するとそこには、 いきなりなピンクの光景が展開していた。 「あぁん、仁保ちゃぁん……♪ もっと言ってぇ、 則恵のメイドチンボぉ……」 メイド服を大胆にはだけ、下着を着けていないらしい 素肌を顕わにした則恵。体を反らせて両手を後ろにつき、 開いた股間を仁保に突き出している。 「わ……分かりました。これもテスト、なんですよね?」 「そうそう♪ がんばってねぇー」 背後の清子の了承を取ってから、仁保はじっくりと、 目の前に捧げ出されたような恥部を眺めてみた。 盛り上がった丘の上には、仁保が知っているものよりは 幾分か小ぶりな淫根が自己主張している。半分と少しが 露出した亀頭のおもては裂けそうな程に張り詰めて、 どぎつく感じる程に赤い。 「先輩のクセに情けないですねぇ……チェックとか言って、 あたしにそんなものを見せるおつもりだったんですか?」 「うひゃんっ♪」 則恵の体が細かく跳ねた。その拍子に、女陰を隠して 垂れ下がった、肉棒よりも色の濃い袋が揺れる。親しみ 深いその脹らみに目を留めて、仁保は次の台詞を思いついた。 「それになんですか? そのオキンタマは。だらしなく ぶらぶらさせて……ご奉仕する相手を怒らせたくて、 わざと見せびらかしてるんですか?」 仁保は三白眼になって言い放った。唇を曲げ、 湿り過ぎた瞳で仁保を見る則恵が、言葉の節々で ぶるぶると背筋を引きつらせる。 「仁保ちゃんが慣れてないと思って用意した、 せっかくのちっちゃめチンボがぁ……生意気だって♪ 情けないって♪ だらしないってぇ♪」 「情けないのは、オチンボじゃなくって則恵先輩です。 それに、だらしないのはそのおマタの、無くてもいいのに 二つもある肉ボールですけど」 「よかったね則恵ちゃん♪ うふっ♪ 則恵ちゃんにぃ、 あふっ♪ ザーメンぼぅるなんて、無くっていいって♪ わぁい、変態さぁん♪」 四つ這いになって則恵にのしかかるように視線を ぶつける仁保に、後ろで高みの見物を決め込んでいた 清子までが便乗して囃し立てる。そうしながら、清子は 清子で、仁保に隠れるようにして、にちゃにちゃと音を 立てながら自分の淫根を扱き抜いていた。 「あぁん♪ ひゃぁん♪ せ、清子ちゃんまでぇ… …んぁぁぁあんっ♪」 まだ生やすことを覚えて間も無い肉棒を露出させている 則恵は、いたいけな少女と仲良しのメイドになじられて、 既に爆発しそうなまでに気分を出していた。片手で体を 支えたまま、自ら淫根を握って擦り始めようとする。 そこに仁保の鋭い制止が飛んだ。 「誰が年増メイドチンボを擦っていいなんて 言ったの?」 「だ、誰がってぇ……私のオチンボなのにぃ……♪ あひっ♪」 「わぁいわぁい、はぁっ♪ ピチピチの入りたて メイドさんがぁあひぃっ♪ お古な則恵ちゃんチンボは、 オセンズリしちゃ、あぁん♪ ダメだってぇ♪」 「お古じゃないもんっ……♪ まだ生やしたて、 ビチビチのチンボだもぉん! んひぃっ♪」 蓋の外れたペンキの缶のように、則恵の亀頭からは 粘ついた汁がドロドロと溢れ出る。いつの間にか液は 白く濁り、腰を震わせる動きに合わせて、脈うつように 噴き出し始めた。 「ビチビチのチンボだなんて、よくそんな恥ずかしい ことが言えますねぇ?」 ふっくらとした肢体と、その秘部から屹立した勃起に 中てられて、仁保はふらふらと立ち上がる。それから、 自分を見上げる形になった則恵を、勢いをつけて突き飛ばした。 「うひゃぁんっ!?」 仁保はおもむろに振り返り、則恵に尻を向ける。 「それにぃ……新鮮なメイドチンボっていうのは、 こーゆーののことなんですよ、知ってます?」 仁保は脚を大きく開いて腰を落とし、則恵の顔に 下着の頂点を擦りつけた。下敷きにされた則恵は、 唇の間から苦しそうに息をつきながらも、嗅ぎ 慣れた感覚に歓喜の声をあげる。 「むひゅぅっ……! え、あぇっ!? こ、この臭いって……♪」 「そーですよ、今ごろ気がついたんですか? あたし、 お薬なんか要らないホンモノのフタナリなんです」 言って、仁保はべろりとパンティの前をはいだ。布との間に 太い汁の橋を掛けながら、褐色に染まった肉棒と、皺に包まれた 真ん丸な睾丸とが則恵の鼻先にまろび出る。 「あ、あぁぁっ……♪」 更に仁保は、則恵の両目いっぱいに映した生殖器に手を添えた。 一方の五指が、猛々しく反り返った肉棒の根元を強く握る。 残った片手は、掌で両の睾丸をまとめて潰すように股間深くに 押しこめられる。 「せっかくですから、年季の入ったオセンズリのヤリかたも 見せて差し上げます。わざわざチンボを生やすような変態さんには、 年下メイドの天然物チンボの生セルフピストンなんて、 お金を払ってでも見たいものなんじゃないですか?」 嘆いているのか喜んでいるのか、則恵は横たわった体を 動かすことも忘れて、涙を流しながら舌をちらつかせる。 仁保はその舌先を掠めるようにして腰を振り動かしながら、 欲情のままに股間のものを責め立てる。 「そ、ほんにゃぁ……! 私、そんなこと言ってないぃ♪」 色素の豊富な淫根がほっそりとした指の輪を何度も 出入りし、そこには全く収まらない長さの先にある亀頭が、 くっきり切り込んだ鈴口から濃厚な臭いを放つ先汁の柱を ぼたぼたと、則恵の裸の胸元に垂らす。 「頼んでくれても、いないのに、あたしのチンボに穴が 開きそうなくらい見て……。おションベンも、ザーメン ひり出しアクメもっ、んんっ……数え切れないくらい してるロリチンボの……はぁっ、リアルファイトしまくり なエロチンボオナニーはどうですかっ。はぁっ、はっ、ほらっ、ほらぁ!」 「あぁん♪ 激しいぃ♪ いいよぅ、かわいい上にスケベで、 仁保ちゃん最高だよぅ♪」 則恵の顔を見つめながら自慰を続ける仁保の前には、 スカートをたくし上げて淫根を擦る清子が居た。仁保の 前に膝をつき、則恵の口元に肉棒を向けて、仁保に負けず 劣らずの速度で両手を上下させている。 「ほら、言ってください。ほやほやメイドの素敵なチンボで、 先輩メイドのいけないお口を汚してください♪ って」 「あんっ♪ 仁保ちゃぁん、それじゃぁ則恵ちゃんが 喜んでくれないよぅ♪」 「え?」 二人ともが絶頂に近いことを察した清子が、下を向いた 仁保に近づいて口を挟んだ。 「変態メイドなんかが見ちゃいけないイタイケなチンボを ごっしゅごっしゅ磨いて、出来たてキンタマにたっぽん たっぽんしてるチンボヨーグルトをドボドボ注ぎ込んで ください♪ でしょぅ? ねぇ則恵ちゃんっ♪ ……出る、もう出しちゃうぅ……んひゃぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁんっ♪」 言い終えた刹那、まず清子が大量の精液を放った。 脹らみきった水風船を針で突いたように、生臭いものが 則恵の顔にしぶく。 「そ、それは……っ! あ、はぁぁあぁっ!?」 続いて仁保が、自ら苛んでいた淫根から性欲を放出する。 糸を引きながら飛んだそれは、則恵の豊かな胸の谷間に 飛び散り、先にある皮被りの男根までをも白濁漬けにする。 「あ♪ あっ♪ あぁっあぁぁぁぁぁぁっ♪」 仁保の体内から迸り出た汁をぶつけられ、焦らされ 続けていた則恵の淫根もついに決壊した。震える睾丸に あった中身を思うさま絞り出し、跨った清子の股間を ばたばたと濡らしていく。 「だ♪ ダメぇ則恵ちゃん♪ 熱いようぅぅぅっ!」 その熱に、清子の体がもう一度びくびくと震える。 切れ目なく続いた二度目の射精は、今度は仁保の顔に 叩きつけられた。 「ぷ、ぶふっ……ひゃぁぁっ!? ……あ、あふ、うふうん……っ」 三人の射精はしばらく続いた。互いのメイド服や、 あるいは裸体を粘つく程に汚し合い、淫根に力を込め 過ぎた腰が抜けてしまってからようやく、精液まみれに なった仁保が則恵の上で目を回していることに――他の 二人を上に乗せ、見事に動けなくなっている則恵だけが、 気が付いたのだった。 元ネタは18禁WebSS 伝統ある双月堂家シリーズ
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双月堂の屋敷の何時か何処か。黒と赤(しゃく)の和服を着た日本人形が、 激しく首を振っていた。 「いやです! 嫌なのですっ!」 人形、否、人形と紛うような小さな少女は、長い黒髪を波打たせながら声を 張り上げる。 「千代は堪えられないのですっ!」 その少女――松平千代の前で、名の有る人間の側付きのメイドが、二人揃って首を傾げた。 「そうは申されましてもぉ」 「御気分が悪いのに放っておいたりしたら、私達が怒られてしまいますぅ」 まるで当を得ないメイド達の様子に、千代は憤慨半分危機感半分の貌で、 キッと見上げて言葉をぶつける。 「そんなことを尋ねているのではありませんっ! 千代は帰ると申しているのです!」 「そうは仰られましてもぅ」 「せめて御もてなしをしてからお帰りいただかないと、私達のお仕事がなくなっちゃうんですよぉ」 「きぃぃぃぃっ……! この、この松平千代が、あのガサツなコ娘如きに敗れたりしていなければっ……!」 千代はうつむいて歯噛みをしながら、先刻までの事を思い返し、それを急いで頭から振り払った。 成り行きで挑んだ『試合』に負けたことより何より、今はこの場を乗り切ることの方が先決なのだ。 「それとも、アレですかー?」 「私達では、御不満がお有りなのですかー?」 口元に指を当てて問うてくる二人のメイド。短髪の方が清子、長髪の方が則恵という名前だ。 以前この屋敷を訪れた際、千代が憎っくき双月堂イバラに敗北を喫した時に、散々な仕打ちを してくれた二人である。メイド長の指示の上でのこととはいえ、明らかに楽しんでいる様子で 自分の睾丸を責め嬲っていた笑顔は忘れもしない。 「あ、貴方達はっ人の話っを、聞いているのっですかぁっ!……けほっけほ」 半端な息継ぎを挟んで言い切った千代は、肩を怒らせて二人のメイドを睨み付けようと― ―して、小さく噎せてしまった。それでも目だけは二人に据え直し、ぎょろりと視線に力を篭める。 「あーあー、大丈夫ですか松平様」 「ほらほら、お休みください千代様」 足りない上背からでは全く以って威圧感に欠けることは承知しているが、ここで折れては以前の二の舞。 無理を押し通してでもこの二人に勝たないと、先日を上回る屈辱を味わわされるに決まっている。 「しょうがないねー、あのお薬もって来よっか?」 「それならついでに、仁保ちゃん呼んで来ちゃおっか?」 (先回以上の陵辱……) 頭に浮かんだそのフレーズにゾクリとしたものを覚えた千代は、慌てて目を閉じ 頭を振って、その考えを意識の隅に追いやるのだった。 真夜中も終わる頃まで先輩の「教育」につき合わされ、ぐったりとベッドに 沈んでいた仁保は、引き摺られるようにして清子にベッドから連れ出された。 寝ぼけたままで、とって還した清子を見送りながら白と薄い黒のメイド服に四肢を通し、角を過度な数だけ曲がって、 メイド達にとっての『外向き』の世界である廊下の繫ぎ目に出る。 「ですから私はもぐぅっ!?」 「なんなの?」 たどり着いた先では、長く垂れ流した黒髪を揺らす少女が、奇声をあげつつ 則恵と清子に捕まっていた。 「あのー、何やってるんですか?」 仁保はとりあえず、こちらに向いている則恵に訊いてみた。どうやらまだ正気は 保っていたらしく、返答はすぐに返ってきた。 「あ、仁保ちゃん、遅かったねー。お客様があんまりお行儀悪いから、ちょっとだけシツケてるんだよー♪」 ニコニコと笑う則恵だが、その胸元で行われている行為は、仁保が見る限り そうそう穏便なものでもなさそうだ。妙な予感はそのままにして、仁保はあらためて 視線を下げ、その場の空気を読もうとしてみる。 「あ……あの、た、たすむぎゅぅっ!」 長髪の少女は、三人の中では上背のある則恵に後ろから羽交い絞めにされていた。 それでは清子は何をしているかと見れば、軟らかそうな灰白色のチューブに詰まった 何物かをゴキュゴキュと少女の口に詰め込んでいる。 「あのコレ、助けてーとか、言ってません?」 自分よりもいくらか背の低い少女を下向きに指差し、仁保は眠たさにまとわり付かれたまま 尋ねる。状況は未だによく分らないが、二人の先輩が問題を起こしたのなら自分も 対処に回った方がいいだろう。そう考えた仁保だったが、はっきりしない思考は あっさりと次の瞬間に覆されることになった。 「そうなんだよ仁保ちゃぁん、松平様ってすっごいワガママなんだよー?」 「……我侭?」 「うんうん、この前なんて、お手伝いしますーなんて言っといて、お掃除も満足にできなかったんだよー?」 「ふむー」 仁保が頷きかけたところで、目の前の少女がまた声を発する。 「ちょっ……!チヨはぞんな……ぶきゅ」 しかし、その台詞は早々に断ち切られ、咽を通る軟体の音に掻き消されてしまう。暑い盛りのビールの如き勢いでそれを呑まされ、少女は無様な表情で悶えていた。 「そーでしょ、キンタマ様?」 「そーだったよねぇ、雌タヌキ様?」 「びっ……!?」 メイド達が何気なく呼び掛けた二つの言葉。それを聞いた途端、千代の顔は蒼ざめ、背筋を引き攣らせて瞳孔を見開いた。 「あれあれー? 松平様は、自分の言ったことも覚えてられないコなのかなー♪」 「あらあらー? そんなんじゃ今日もお仕置きだよぉ、いいのかなー♪」 「ぶ、ぶひぃぃっ!」 思わず絶叫し、鼻の穴から緑色をした粘液を噴出す千代。先日の記憶がいまや鮮明に蘇えり、千代は外聞を忘れて暴れ始めた。 「ねぇねぇ松平様?」 「げぇっ、な、何ですか……?」 目の下に隅を、更に下には朱色の翳りを浮かせて、千代は咽を鳴らしてから問い返す。相変わらず片方は怪しげなチューブを持ち、片方は小さな体を羽交い絞めにしたまま、二人のメイドが千代を覗き込んだ。 「ちょっとだけお尋ねしたいことがあるんですけど、いいですかー?」 「いいですよねー?」 「下不ッ、わ、分りました、聞いて差し上げるのです……」 頷く千代。この体勢で逃れることは最早できず、後はどうにかしてこの後に待つ苦難を減らすこと、そこに頭を集中させるしかない。 「私達はお仕事がありますからー、こっちの新入りさんに仕付けてもらおうと思うんですけどー♪」 「キンタマ様は、それでいいですよねー? 文句ないですよねー♪」 「えっ……」 「は? あたしですか?」 「そうそう♪ ほら、前に則恵ちゃんをお客様にして練習したでしょ?」 「あの時の清子ちゃんにしたみたいにすればいいんだよー♪ 簡単でしょー?」 さりげなく呼び名が卑語に変わっていることをすら聞き過ごしたまま、千代は首を傾げて考え込んだ。 目前に顔を出した二人のメイドには、以前の痴態をしっかりと見られてしまっている。あまつさえ、千代をペット扱いし――それを考えた時、奇妙な期待感が背骨を駆け下りたことに千代は気づいていた――玩具にするとさえ言い放った。 「す、済みません、少しだけ考えさせてください……」 新人というメイドの手前、日常の仮面を被り直して、千代は更に頭を回(めぐ)らす。 今日も今日とて餌となる弱みを渡してしまっている以上、あちらが都合よく引き下がってくれることは無いだろう。その上で陵辱を逃れることはどう足掻いても不可能―― 「分りました。この松平千代、謹んでそちらの御方の仕付けをお受け致します」 ただの新入りならば懐柔するのも簡単なはずだ。そう考えた千代は、結論を出す前に、裏の意図含みの意向を口にしていた。 応接間の裏。とは言っても、無駄に思えるまでに部屋数の多い屋敷のこと、儀式の為に使われるという階上の大広間『歿奇の間』以外の名前は、仁保の頭にはてんでインプットされていない。 ともかく、普段使われる若干隠し間めいた応接の真裏に設えられた『仮眠室』に、仁保は千代を連れ込んでいた。 「じゃ、ちゃっちゃと済ませますか。ええと、チヨ様でいいんですよね?」 「ええ、左様で御座います」 千代はと言えば、初対面の仁保の前ではあくまでしおらしさを装い続けていた。それというのも、いくら紹介で『我侭』だなどと言われたとて、礼節など為っていない二人の讒言だと言い訳をすれば、おまけの涙で十分に相手を落とせる自信があるからだった。 「あ、仁保っていいます、あたしは。先輩達のことですから、お伝えしてないんですよね?」 「これはこれは、御丁寧に有難う御座います……」 黒と赤の和服姿で、深く腰を折る。黒く長い髪に隠れて見えないが、視線だけは相手を捕らえ続け、不審な動きを見せていないか、注意深く観察する。赤茶の癖毛を撥ねさせたメイドはひょこひょこと背筋を動かし、部屋の戸締りを確認しているようだった。 「じゃ、始めますか。今日はベッドは要らないし……ここでよし、と」 招き入れた位置のまま千代の前に陣取った仁保は、いかにも有り合せらしい黒革の椅子を一脚引き出してくると、そこにドッカリと腰を下ろした。 「は、はい。あの、済みませんが、何を……?」 自分の前に座り込み、同じくらいの目線の高さになったメイドに、千代は両手を前で揃えた姿勢で問い掛けた。そして、戻ってきた返事に、その白い頬の色が赤と蒼に交互に入れ替わる。 「仕付けって言ったら、やっぱり口じゃないんですか? まさか、そんな『大きいオトモダチ』好きしそうな体しておいて、経験ないー、なんてことありませんよね?」 「なっ……!?」 こちらの瞳を見据えながら悪びれもせずに吐かれた台詞に、千代は刹那、目を剥いた。それでもどうにか平静を繕い、会話の方向を戻して早急にサヨナラできるように努力を続ける。 「あの貴女、何を言って……」 「へ? いやだから、郷に入らば郷に従え、ですけど」 白と薄い黒の簡素なメイド服のままで、このメイドは自分に『口で仕付ける』と言った。両手を横柄に背もたれに掛け、足の裏を見せて股を開いたメイドの恰好からは、自分勝手な奉仕を要求している空気しか見てとれない。 「貴女にはお分かりでしょう? 大変不仕付けでは御座いますが、先程の使用人の方々は千代……私に対して、少々誤解を為さっているのです。本日は所用も無事済ませましたし、ご迷惑にならないうちに失礼させて……」 千代はあくまでいじらしく、他家のメイドに向かって控えめな印象を与えるように考えながら演技に徹した。しかしその口上は、唾を吐くような仁保の言葉に無様に遮られる。 「何なんですか、いきなり? ここの関係者なら、それなりの対応をとって動かないと失礼なのでしょう? 子供だからってそんなことも知らないで済ませるつもりなんですか?」 「こっ、子供……!?」 幼げな容姿の千代は、常日頃身に着けている和服と演技のために、実際の年齢は別にしてもかなり小さく見られることが多い。普段ならばそれを利用して相手の歓心を買い、自分の有利なようにその場を進めるのが千代のやり方であった。 「千代は子供なんかではありませんっ。何を理由にそんな……!」 しかし、どうやら目の前のメイドには、この方法は完全に失策だったようだ。そう察した千代は咄嗟に反論を試みるが、結局のところそれは、自分を見事に窮地に追い込むだけであった。 「そうなんですか。それなら、粗相をした時の御詫びの仕方くらい知ってますよね? まぁ、やったことないんだったら、今からここで教えてあげますから」 表情の読めない瞳に射竦められて、千代は不意に、フンドシの中の男根からニュルリと汁が這い出したことを、否応の無い強さで意識させられてしまった。 仁保は、目の前でびくびくと震える和服の少女に向かって、ぞんざいに足を伸ばした。 「なんていうか……地位と財産が余ると歪むのかな。性格って」 部屋に入る前に則恵と清子に聞いた処によると、この令嬢は双月堂家の分家筋にあたる松平という名を負った娘で、 イメージカラーそのままの黒さな猫被りと巨大な睾丸が特徴らしい。更に言えば、居丈高な気性の割に苛められるのを好み、それ故に分家として(仁保の名目上の主である)イバラに最も近い立場にあるのだそうだ。 「ほら、相手の服を脱がせることもできないんですか? それでも双月堂の家に属する位の有る人間ですって?」 言いながら、ついでのように伝えられた事柄を反芻してみる。 『あのねあのね、今の松平様って、清子ちゃんのお薬が効いてるんだよ♪』 『もう則恵ちゃん、あれってお姉さまのだよぅ。それでねそれでね、松平様のオチンボって、絶対にオボッキできないんだよ♪』 ――相変わらず、二人の先輩メイドの言うことは要領を得なかった。それでも仁保が聞き取った内容はと言えば、 『あのお薬ってね、イヤらしいトコロを敏感にしちゃうのは良いんだけどぉ♪』 どう良いのかは敢えて訊かず、仁保は黙って先を聞く。 『何かを間違ったらしくてね、オチンボを全ぇん然元気じゃなくしちゃうんだってぇ♪』 要約すると、淫乱薬である割に体の積極的な反応を奪う、生殺し専用薬になってしまった失敗作らしい。おまけに固体化にも失敗して、何とも気味の悪い薄緑色に濁ったペーストになってしまった、とのことだった。 『そんなクスリ、使い様もなくないですか? 役立たずっていうか』 『うーん、でも今日は……』 「あ、あの、本当に、しないといけないのですか……?」 脳裏に浮かんだ会話の合間に、か細い声が割り込み、仁保は頭を振って前を見た。先ほど部屋に連れ込んだ和服の女児が、握った両手を擦り合わせて背を屈め、自分を見上げている。 「聞き分けがないのなら、先輩達に任せてもいいんですよ? その方が楽できますし、あたしは」 「ひっ……!」 軽く言ってやると、令嬢はビクリと体を震わせる。小さく撥ねたやはり小さな体から、淀んだワインの色をしたカーペットにぼたりと染みが落ちたのを、仁保は目ざとく見つける。 「なんだ、チヨだって濡らしてるんじゃないですか。ほらほら、早くしてくださいよ。次のお仕事を待ってもらって来てるんですよ? あたし」 相手の反応が薬のせいだろうが、元来の性格なのかはこの際どうでも良かった。折角性行為を強要できるのだから、精々楽しんでおこう。昨日の疲れが未だ抜けない仁保は、面倒そうな動作で、事実面倒に思いながら、差し出した薄く透けた黒いソックスの足を振った。 「あふっ、あふ……」 突き出されたメイドの足。自分でも何故そんなことをしているのか理解できないまま、松平千代は仁保の生足を両手で捧げ持っていた。 「ふう……へぇ、なかなか巧いじゃないですか。おしとやかな見掛けの癖に変態なのですね、チヨは」 「んん……!」 メイドは、何時からか千代のことを呼捨てにしていた。名前を呼ばれる度に腰をヒクつかせながら、千代はメイドの脚を抱くようにして顔を近付けている。 「ふぐうぅっ、にぱぁ……」 苦い。重い。それらが合さって、ただ苦しい。 そんな感覚に充たされながら、千代はあまつさえ、恭しく靴下を脱がせた足を嘗めしゃぶっていた。 「あぁ、そうそう。あたしとしても、これでボッキできる、かも」 耳の近くで、ビチャビチャと鳴る音が卑猥だ。考えるまでもなくその音は自分の口元で鳴っているのだから、当然と言えば当然である。 「ぐふぅぅ、ひくうっ……!」 まだ年端もいかない千代のこと、他人の男根を口に入れた経験とて、姉代わりの使用人のモノを戯れに含んだものしかない。その先にある足を味わうことなど、こなしたことどころか想像したことも無かった。 「はぁ、こういうのも案外良いものだね。……ちょっと、聞いてます? 嘗めるのもいいけど、いい加減もっと咥えてください」 何とか口の奥に入らないように気を付けながら、仁保の足指の隙間に舌を差し込んでいた千代。その耳に、これまで以上に酷な命令が飛んできた。その意味を理解した瞬間、千代の尻の奥で、ずくんと何かが疼く。 「な、なにをっ……! あ、あんな脅しに屈しなければもがっ!?」 「屈しなければ、何ですか? チヨの股間がどろどろなの、ちゃんと見えてるんですけど」 更に一瞬を沈黙で塗り潰してから反抗した千代の口奥に、仁保の足先がぐっと押し込まれた。唇の横にある薄い部分を無理やり押し開き、不味さよりも余程屈辱的な味にまみれた指が頬の内を充たす。 舌面のざらりとした感触に刺激されたのか、千代の口内を犯す仁保が、うっと小さく声をあげた。 「ぐむぅんんー!」 野太い親指から薬指までを唇間に捻じ込まれ、千代は閉じた目蓋の端から紅涙を搾り出しつつ唸る。メイドは小指を挿入することまでは流石に諦めたようだったが、腹いせとばかりにグリグリと足を捻り、横に引き伸ばされて上下には閉じた口を抉じ開けてきた。 「あべっ、げっ、げぇっ……!!」 砂を噛む、とはこのことか。千代は舌どころか、頬の肉、奇麗に並んだ歯の後ろ側までにまで他家のメイドの足の汚れを塗り篭められ、なんとか立てていた膝を崩して床に座り込んでしまった。 足をしゃぶられる。話には聞いたことのあるプレイだったが、やってみると存外―― くすぐったかった。 「んー、なんかあっちだけ興奮してない? これ」 商売敵らしい家の令嬢に足を嘗めさせたところで、仁保としては特に感慨もない。生温い感触は確かに性感を刺激してくるが、ビクビクと体を揺らしながら自分の素足を咥えている千代を見ている限り、これ以上続けたとで相手を悦ばせるだけに思えてきた。 「んぶぅっ……くぶっ……! あ、あの、仁保お姉さま……?」 何の因果か、足元に跪いている黒髪の女児は仁保のことを姉呼ばわりし始めた。使用人に対して主人扱いをするわけにもいかず、苦渋の選択でひねり出した呼び名だろうか? そんなことを考えながら、仁保はお座成りに千代に返事をする。 「何ですか、チヨ? その股間のデカタマが疼いて仕方ないんですか?」 則恵と清子が見せてきた男根の目覚しい変化――そもそも生えてなどいない二人をしてあの効果を示させた訳だ――を思い出した仁保は、目の前の千代に処方された薬の効果にも、微塵の疑いを抱かずに問うた。 「あ、ああっ……! い、言わないでください……お姉さまのおみ足を嘗めっ、お嘗め終りましたら、急いで退出しますからっ……」 千代の言葉遣いは、最早支離滅裂になっている。カーペットの暗い汚点(しみ)はジワジワと拡がり、仁保の座る椅子の足を濡らす程に大きなものとなっていた。 「何の為に奉仕しているか分ってます? あたしが気持ちよくないと意味ないんですよ?」 「ふ、ふぁいっ……」 仁保と話すために千代が口を浮かせた足からは、甲と言わず指の股と言わず、モンワリとした湯気が立ち上っていた。足湯にでも漬けていたような温かさが仁保の股間にも伝わり、メイド服の下で男根を怒張させる。 下着の脇から突き出した亀頭が化繊地のスカートの裏に触れたことで、仁保の気持ちは固まった。 「手を出してください。最初はお口でって思ってましたけど、そんな汚い口でしゃぶられたらビョーキになっちゃいそうですから、あたしが」 「でっ、でもこれは貴女ぐぁぅひぎぃっ!?」 千代はまたぞろ何かを言おうとする。しかし、仕事上の言い訳など聞く気もない仁保は、カーペットに残していた片足を上げて、無造作に千代の股間に振り下ろした。 「いゃ、ぎひゃっ、やべぇぇぇっ」 そのまま、仁保は足をグリグリと捻る。先刻同じことを違う場所にしたような気がするが、足裏の感触は違っていた。 「やめっ……千代のっ♪ お姉さまの牝妹な千代のっ♪ ドデカっキンダマがっぁあっ♪」 土踏まずのラインに嵌ってしまいそうな大きさの、弾力と質感のある塊が二つ。下着に縛られてでもいるのか、力を込めて踏みつけても逃げないそれは、まごう事無き千代の睾丸であった。 「ほら、早くそのちっちゃなお手手を貸してください。それとも、こういうコトバで言われないと、『わかんないんでちゅか』?」 「ひゃぁぁっ♪ す、済みませっ♪ お、ほぉっ……ぉ姉さまが、千代の♪ 牝キンをムギュムギュ♪ 踏まれるっ、からっ♪」 千代の肉玉を潰す度に、その上の口からは姦しい嬌声が飛び出してくる。カチンと苛立った仁保は、千代の両手をムンズと攫(つか)む。その上で足先を小さな口に押し込み、開いた二つの手の平に自らの男根を押し込んだ。 「むぶひゃふぅぅぅっぅ♪」 「んっ……♪ 凄い、汗でぬるぬるして気持ちいいっ……」 先輩達言うところの淫乱薬の効果だろうか、ベタベタに汗ばんだ女児の手の平は、男根を擦るために造られたかの様に仁保の性器に馴染んだ。 足指を蠢かせて舌先や歯の切れ目の感触を楽しみながら、仁保は他人の手を使った自慰を躊躇いなく始める。 「ふぅうっ……。いい、これいいっ! こ、今度先輩達にも、頼んでみようかな……♪」 ずちゅずちゅと不穏な音が響く股間からは、赤く脹れた男根の臭気が、擬音すら伴いそうな強さで漂ってくる。しかし、冬場の暖房の中で饐えた怒張を剥き出しにし、 しかも感覚を共有しない他人の手で擦る快感は、仁保の脳裏からそんな支障をあっさりと消し去る。 「ぶびゅうぅっ♪ ぼ、にぼおねぇさまのびゅっ、足でっ、おみ足でっ♪ めふ妹のギンダみぃっ♪ ごちごち♪ ごちごちぃぃっ♪」 仁保が腰を振れば、必然的にその重心も激しく揺れる。その振動は仁保の足を介して直接千代に、正確に言えば千代の睾丸に伝わる。 グビョグビョと間の抜けた音をフンドシの隙間から漏らしながら、千代は容赦も思慮すらも無い陰嚢踏みの責め苦に喘ぎ続ける。 「はぁっ、はあっ! も、もダメ……」 仁保はと言えば、足先と足裏に熱く濡れた感触を這い回らせ、更に唾液に紛う分泌物で男根を粘らせて、早々と絶頂を迎えようとしていた。 「ぶ、ぶひぃっ♪ ご、ごんなもの、じぃしし知ってしまってばはっ……むぐく♪ 千代、イケないコに♪ イケないベスっ♪ 牝いぼうどぶゅぅっ♪ んぃっ♪ にぃ♪ なっぢゃいまがっ、ぶっ♪ まぁ、す♪」 仁保の下では、自分から牝妹と連呼した千代が、冷や水に漬けられた後の様な男根をぶりぶりと揺らしつつ官能に翻弄されている。 「ううっ……! こ、子供に掛けちゃう、ザーメンタップリぶっかけちゃうよ、あたしぃ……!!」 「い、イグのですっ♪ 仁保おべぇざまのヂンボずりじゅりじながらぁっ♪ デカキン♪ べぢょっ……ダマぁお♪ ぶまれでっ♪ 踏まれぐへぇぇっ♪ イッぢゃぶぶへびゅぅうぅー!!」 椅子の上、それから床の上。 それぞれで天井と地面を向き、相手の顔など見もしないままで、二人は殆ど同時に射精をした。 互いの手と足を自慰に使った浅ましさも、男根と、あるいは睾丸とで感じる喜悦に嗚咽している間には関係が無い。 「はーっ、はー、よかったぁ……。こういう部屋だと、オナニーもし易くて、いいなぁ……」 「イッ♪ イッで♪ イッでじまいました……♪ 卑しい牝妹は、使用人の足に弄ばれて、気をヤッてしまいましだぁ……♪」 そして、責めた方責められた方の両方が、最後に一つだけ、肝腎なことを忘れていた。 極限の刹那に千代の口から抜け落ちた足が、好き勝手な感想を吐き戻す二人の間で、ハンマーのように振り下ろされる。 「はー、余計疲れたー、結局……ん?」 ゴズン、という、杭を打つような音。 「……ぃぃぃいいいいいいいっぎゃぁぁぁああああああっ……♪」 ほとばしる絶叫。度重なる踏み潰しですっかり肥大しきっていた睾丸に、 裸の足、つまり何の緩衝材も無い踵が、重みに引かれるままに突き刺さったのだった。 「……あ。やっちゃった、か……」 「あ、ああぁ……! で、出てますっ……♪ ぶびぃ♪ ぶびぃって♪ めしゅじるがぁ♪ 千代の臭ぁい牝汁がぁ……♪」 フンドシなどとうに滲み通り、他家の応接間のカーペットを男根の分泌液で汚していることにまで 気を回す余裕もなく、千代は仁保に両の手首を攫まれたまま、がっくりとこうべを垂らした。 夕刻。オウマガ刻。千代は、まるで本当に悪魔に遭ったかのように震えながら、双月堂の家を後にした。 儀式の後、初めて千代を捕まえた二人のメイドはそこにはおらず、千代の体に足の味を刻み付けた新入りメイドだけが、慣れない様子で見送りに出てきていた。 「そ、それでは、失礼させて、いただきまぅ……」 「あれ、これ以上もしたくないんですか? あたしは別に……」 和服の少女は暫しの間、憎っくき双月堂家の勝手口で硬直する。 「えっ、ええ!? い、いえそれは……」 何のことは無い。 足先で散々に嬲られた咽がごろりと詰まり、千代は咄嗟に答えることができなかったのだった―― 元ネタは18禁WebSS 伝統ある双月堂家シリーズ
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