約 327,583 件
https://w.atwiki.jp/n0n0thing/pages/127.html
人製人造人工知能 博士「やあ、おはよう」 モニター『オハヨウゴザイマス博士、朝食は如何なさいマショウ?』 「いつもので頼むよ」 『トーストとコーヒーですネ。カシコマりマシタ』 『お待たせしまシタ。トーストとコーヒーです』 「ありがとう」 「……」むしゃむしゃ 『如何でしょうカ?』 「そうだね。いつもながらに手早く完璧だ」 『ありがとうゴザイマス』 「いつも通り、いつもと同じ」 「単調で単純で無個性で無機質で、つまらない」 『申し訳ゴザイマせん』 「それもいつも通り!変わり映えがない!」 「機械的で面白味がない!…まあ、機械だから仕方ない」 「ここが人工知能の限界なのかなあ…」 『申し訳ゴザイマせん』 「人工的に作った知能だと、作り手の予想通りにしかならない…」 『申し訳ゴザイマせん』 「人間と対した時のような予想外さがない」 「0から生み出したものの限界か…」 「ん?まてよ」 「じゃあ、元にある程度ベースとなるものがあれば…」 「そうだ!人間を元にして知能をプログラム化しよう!」 博士「適当に捕まえた人間をー」 捕まった人「やめてやめて」 「機械に入れて、スイッチオン!」 「うわあああああああああ」 「」 「取り込んだそれをプログラムにしてチョチョイのホイで」 「完成!」 「やあ!おはよう!なにか喋ってみて」 『…………あ……』 「……あ?」 『……あ』 『ああああアアアあああアアアアアアあああああああああイタイいたいイタイいたいイタいいたいクルシイタイアアアたすけタスケテアアアいやだああアアアああいやイヤだイヤダいやだタスケテアアアたすケテイヤダイタイアアアああああ』 『ああああアア…』ブツン 「……」 「なんだ、失敗か」 「何が悪かったんだろ?」 「まあ、良いか次があるし」 捕まった人2「や、やめてやめて」 「さて」 「スイッチオン」 『ココこころこここ殺してコロしてココ殺してコロシテてて殺しコロシシシ殺殺ししてこ』 「失敗」 『ゴメンなさいごめんなさいゴメンナサイゴメンナサイごめゴメンナサなな』 「また失敗」 『たすけタスケテしにたく死にたくナタスケタスケテ死にたくないシニタクナイタスケテ』 「今度も失敗」 『アアアああああアアアアアアアアアああああちくわだいみょうじ』 「失敗」 「なんだか失敗してばかりだ」 「何が悪いんだろう?」 「ま、いっか!データだけは沢山とれた!」 「このデータから人工知能をアップグレードしてみよう」
https://w.atwiki.jp/shoujoharengo/pages/9.html
少女派連合とは? 代表・流星の七瀬を頂点とする、 二次元ポルノ規制に断固反対 ロリコンに対する差別的イメージを払拭 ネット出会いの障害となるネカマを撲滅 男性差別への対抗 児童ポルノ撲滅 などを目的とした「活動組織」である。 しかし、その実態は― 偏見に満ちた女性蔑視思想を基礎とした、「男性差別対抗」という名の女性差別 出会い系で少女を狙う男を擁護するためのネカマ撲滅 児童ポルノ撲滅と言いながら「モロ画像以外はOK」などと児童ポルノ肯定 そして「規制が強まれば性犯罪が増える」という㌧デモ理論に裏打ちされた二次元ポルノ規制反対 ―など等、まったく筋の通らない、反社会的でキチガイじみた活動を行っている。 また、軍ヲタ七瀬以外の隊員は活動内容すら把握しておらず、実質ひとり連合。 筋の通った方針など皆無であるため、活動目的や内容は批判を浴びる度にころころと変わる。 さらに七瀬にたてつけば即除隊という、非民主的で方向性もなにもない少女派連合は、 すなわち七瀬の七瀬による七瀬のためのオナニー組織。 このまとめサイトは、嘘で嘘を塗り固め、矛盾とリセットを繰り返しながら、 活動「ごっこ」を必死で続ける少女派連合の活動を観察・記録するものです。
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/10730.html
人工風土(2008/10/01 (水) 10 40 18)より転記 言語と同じく、作られた風土のこと。 人工風土にはアプリオリとアポステリオリがある。 トールキンの指輪物語の世界は西洋をモチーフに作られているので、アポステリオリな人工風土。 アルカの場合は風土をゼロから構築しているため、アプリオリ。 なお、アルカの人工風土をアトラスという。
https://w.atwiki.jp/kindan-girl/pages/43.html
427 :ゲーパロ専用◆0q9CaywhJ6:2007/09/30(日) 22 51 42 ID WHAkip3G 426 <縁談少女> 「では、あとは若い人たちだけで……」 仲人さんたちがすっと席を外す。 あ、ちょ、ちょっと待って。 い、今二人きりにされると……。 僕は慌てて引きとめようとしたけど、しびれた足は立ち上がることを許さなかった。 「ふふふ、足をお崩しになられていれば良かったのに」 向かいの席から鈴を鳴らすような声が聞こえた。 今日、会ったばかりの、僕の結婚相手。 いや、まだお見合いの席で、そうと決まったわけでは……。 「いえ、もう決まりました」 艶やかな和服姿の<縁談少女>はきっぱりと言い放ち、微笑んだ。 「貴方は、このお見合いの席までの三十三日間、 見事禁欲なされたので、わたくしは貴方に嫁ぎます」 ぽぅっと顔を赤らめながら、人外の美少女は僕ににじり寄った。 「うわ、ちょ、ダメ、近寄らないで……」 「なぜです? ……ふふふ、もう精をお漏らしになりそうだからですか?」 「!!」 おおよそそうしたこととは無縁そうな上品で清楚な少女の唇からとんでもない言葉が発せられる。 事実、僕は先ほどから狂おしいほどの射精衝動をこらえていた。 三十三日の禁欲と、人外の美少女と二人きりで閉じ込められたことで、 僕の理性は、今にもはじけ飛びそうだった。 このままでは、<縁談少女>に襲い掛かってレイプしかねない。 さっきまでは、仲人さんたちもいたからなんとか我慢できたけど、もう限界だ。 くすり。 振袖姿の美少女が微笑む。 428 :ゲーパロ専用◆0q9CaywhJ6:2007/09/30(日) 22 52 28 ID WHAkip3G 「いいのですよ。わたくしはもう貴方の妻になることに決めました。 今のご時勢、二世を誓い合った男女なら<婚前交渉>もよろしいかと思います」 ふうっ。 甘く、涼しく、かぐわしい吐息は、びっくりするくらい近くだった。 「ほら、私を娶りたくて、私をご自分のものにしたくて、 貴方のここは、こんなになってます」 白魚のような手が、礼服の上から僕自身をなでさする。 「あ、ちょっ……」 そこだけでなく、身体全体がびくんびくんと痙攣し始める僕を、 <縁談少女>は潤んだ目で見つめた。 「駄目ですよ、そこで出しては。夫の精は、妻の中に出すものです」 しゅるり。 片手で僕の性器を掴んで爆発を押しとどめながら、<縁談少女>はもう片方の手で帯を解いた。 「あ……」 裾を割ってあらわれたのは、白い太ももと、その奥の翳り。 黒い柔毛がつつましく守る桜色のそこは、誰かに捧げられるために大切に守られていたところだ。 誰のために? ──僕のために。 「さあ、娶ってください、わたくしを……。」 <縁談少女>が夫となる男の性器を自分の入り口に導いた。 ゆっくりと腰を沈める。 じゅぷっ、じゅくっ! 「んっ……」 自分の指も届かない身体の一番奥深くに、男を迎え入れる。 潤んだ粘膜を押し破って彼女の中に入った瞬間、僕は射精をはじめていた。 「ああっ!」 <縁談少女>も、のけぞって達する。 これから何千、何万回と繰り返される夫婦の営みの最初の一回目は、あっというまに終わった。 「ふふふ、これで貴方と私は、晴れて夫婦(めおと)ですね」 僕の頭を抱きかかえながら、<縁談少女>がささやいた。 「これも縁(えにし)でございます。不束者でございますが、末永く可愛がってください」 自分の妻の、ぞくりとするくらいに蟲惑的で美しい声と仕草に、僕は陶然となった。 fin 429 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22 53 38 ID LBxUbpiw 支援させていただく 430 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 23 44 06 ID lhdda9Mv ちんこ立ってきた 431 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 02 20 55 ID n+FFsNnf オナ禁30日にしてついに念願の禁断少女『スレンダー黒髪22歳クール』との出会いを果たし、 あとはつれない彼女にお願いしてお楽しみのハッピータイム!! という時に 427を見てしまうと後三日頑張ってみようと思うじゃないか、けしからん!けしからん! <禁断少女>と<縁談少女>とのさ、さ、さ、3P!! ハァハァ 妄想のなか暴発し、禁欲生活がパーになったのはまた別の話 432 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 06 42 51 ID NSsxm6vq 427-428 ちょwwwゲーパロ氏www 426から1時間でそれだけのもの書いたのかよwGJ 433 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 04 28 29 ID GJTN8PXd えぇい!仁丹少女はまだか! 434 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 15 28 14 ID 9pi6SgnM 淡々少女かと思ったら坦々少女やったー 435 :名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 20 15 37 ID UuDmU/g7 散弾少女 436 :名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 20 14 26 ID ar2+rxpJ 夏の終わりに 炭酸少女は いかがでしょうか…… 437 :名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19 16 48 ID Tq/vYmCy 彼女と初めてキスしたのは、そして、僕が彼女の秘密を知ったのは、夏の終わりの 川辺でのことだった。日は落ちかかり、世界は朱色に染まっていた。 けれど、彼女の頬が赤いのは、きっと夕日のせいじゃないだろう。 僕も、自分の頬が朱に染まっているのを感じているから。 瞳を閉じ、軽く顎を上げ、僕のそれを待つ彼女の唇に、僕は自分の唇を―― 「……ん」 ――触れさせた。 柔らかい感触。心地よい感触。他にどう表現すればいいんだろうか。僕の少ない語彙では、 そのなんとも言えない快感は、表しようがなかった。 「……何か、何だか……」 唇を離した僕が言葉に詰まっていると、彼女はにっこり微笑んで、思いもしない事を言った。 「舌、入れてみる?」 「えっ!?」 「大人のキス、してみる?」 何故彼女がそんな事を言い出したのか、僕には皆目見当がつかなかった。 仲がよくなったとはいえ、そして今唇を合わせるキスをしたとはいえ、僕らはまだ全然子供だ。 そんな……大人のキスなんて……できな―― 「……君には、私の事、もっと知って欲しいから」 理性と躊躇のざわめきは、俯きながらそう呟いた、彼女の真っ赤な顔で、吹き飛んだ。 「……いい、の?」 「……うん」 頷き、彼女はまた瞳を閉じた。さっきと違うのは、イタズラをした時のように 舌を出している事。あの舌に、僕の舌を絡める。それが……大人の、キス。 「いく……よ」 僕はそう前置きし、おずおずと舌を伸ばし、彼女のそれに絡めた。そのまま口同士をくっつけて―― 「!?」 ――何かがはじけるような感触を舌先に感じ、僕は目を見開いた。 何か、泡がはじけて……これは………………炭酸ジュースのような……。 「……ちょ、ちょっと待って!」 絡めていた舌を、くっつけていた口を離し、僕は彼女を見た。 「なんで……今の……何か……?」 彼女は、笑っていた。イタズラを時のように。けど、どこか悲しそうに。 「私の唾液、おいしかった?」 「……あ、これ……」 その時になって、ようやく僕は舌先に感じた刺激の正体に気づいた。 それは、彼女の唾液だったんだと。まるで炭酸ジュースのように、彼女の唾液ははじけていたんだと。 「な……なんで?」 「私にもわかんないのでも……」 上目遣いで、どこか悲しげな微笑で。 「君には……もっと、飲んで欲しいな。……駄目、かな?」 呟くようにそう言う彼女に、僕は……僕は―― 「……あれ?」 貪るように彼女の唾液を飲み続けていたはずだったのに。 「………………??」 気がつけば僕は一人だった。 「……ゆめ……?」 既に日は落ち、空は闇に包まれ、虫の声が聞こえる。 いつの間にか眠っていて、そして、夢を見ていたんだろうか。 「……」 口の中には、まだ彼女の唾液の……炭酸ジュースのような感触が、残っている。 夢だとしても……夢だとしたら、リアルすぎるその感覚に、僕はめまいを覚えた。 「……あれ?」 その時になって、ようやく僕は手の中にある物に気づいた。 「これって……」 ――炭酸ジュースの空き瓶。 それも、僕が大好きだった、けど、ついこの間生産中止になってしまった―― 「今でも……大好きだよ……今まで……ありがとう」 何故か、僕の胸に湧き上がってきた言葉は、それだった。 緑がかった色をしたジュースの瓶が、何故か赤くなったような気がした―― 終わり 438 :名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00 07 59 ID IfwWh49J リボンナポリンktkl 439 :名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23 17 04 ID IfwWh49J 軍団少女 440 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 08 31 20 ID UgF2GknG 437 誤爆? とりあえず該当スレに誘導しておく いやぁ どろどろしたの入ってくるぅぅぅぅぅぅ ttp //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184084319/ 441 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14 09 55 ID RlMmfA+H 440 これは 436に出てた炭酸少女を書いたんじゃないのか? 442 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20 13 21 ID KyeI+N3x か、からけ・・・ 443 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 21 14 41 ID wGeFDDlM 437 上手い!短いのによくまとめてある。 キスの描写でややエロ成分まで入っているし、文句なしのGJ! 444 :名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 03 06 40 ID 0rCfZoPc いつかこのスレの少女達で ハーレム構成してやる! 445 :某K少女:2007/10/09(火) 15 47 35 ID xBd3VxJ2 444 何をくっだらないこといってんの? ふん、ハーレムなんていかにもキモオタのアンタが考えそうなことよね。 オナ禁もしないで誰があんたなんかの願いを聞いてあげると思ってんの。 だいたいなんでわたしが他の安い女なんかと一緒に居なきゃいけないのよ!? あなたにとってわたしはなんなの!! ‥‥‥どーせならわたし一人だけで十分じゃない‥‥ え、ええ! な、なんでもないわよ!た、ただの独り言よ! もうどっかいってよ!キモイ! 最近変な女が増えたからって別に寂しくなんかないわよ‥‥‥くすん 昔はわたしだけを待っててくれたのに‥‥‥ぐす え、まだいたの!? な、なんでもないんだって!! だ、dだからgただのの独り言なんだってってbばrーー!! 446 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 04 19 43 ID aLthzwhz 投下させていただきます。 初禁断少女、初エロパロ、しかも初SSの初心者なんでお見苦しいところはカンベンを しかもまだ完結してなかったりしますが、全3話の予定です 感想、ダメ出しなどしていただけたら幸いです。 447 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 24 41 ID aLthzwhz 一人暮らしの貧乏学生にとって風邪でダウンするほどしんどく、寂しさを実感することはない。恋人もいねぇ、友人もいねぇ、学校もお金もねぇ、 そもそも学校もサボリ気味の堕落生活中の自分にとってはなおさらだ。 多少の過剰演技込みで咳き込みながら後輩にファーストフ-ド店のバイトの代わりを頼み込み、ケータイを枕元に放る。 後輩はブーたれながら彼女とのデートが、記念日がなんたらかんたら‥‥‥‥。聞こえないことにした。 そー言えばここ三日でケータイがその機能を果たしたのは初めてだ。 俺はなーにをしてるんだろう? それ以外はなにもないが唯一余りある時間のなか何度となく自分に問いかける。 二浪の果てに二流大学に入りさらに二回の留年、んでいま二年。 このままだともう一回は二年生として無駄な時間を過ごすことになりそうだ。 いかん、体調と供に精神的にもなんかヤバイ。 基本何事にも楽観的思想の自分が改めて自らの生活を見直し、珍しくヘコんでいた。そして自分がいかに世間との接点を持っていないかを 鳴らないケータイが教えていた。よけいなお世話だ。 外から楽しそうに駆け回る子供の歓声が聞こえる。 ボロアパート故に外の音が丸聞こえだった。 聞こえていながら今の自分とは縁のない世界。 偶然かこの家賃の安さしか売りのないアパートにはどうやら似たような境遇のダウナー住人が集まっているようだ。 向かいに三部屋、一号室にチビデブハゲ三拍子そろったリストラ親父。 二号室に常にリュックと紙袋を持ち歩いている典型的なオタク青年。 三号室に無口、分厚いメガネ、髪ボサボサ、汚れた服、挙動不審な美大生。 廊下をはさんでこちら側に二部屋。我等が四号室にはプーさんと引きこもりに片足ずつ両足突っ込んだ風邪気味学生。 そして隣の五号室には若いフーゾク嬢。 いくら若く胸もでかく足もながく露出度の高い服を着ていても、フェロモン0の精気も生気もない 半ば不気味な青白い乾いた無表情にはいくら童貞な自分でも欲情する勇気はない。 そんな自分に劣らず根暗な隣人達が自分を助けてくれるわけみなく、また、助けを求める気が起こるわけもなく独りのまま。 448 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 29 46 ID aLthzwhz 食欲がないとはいえ何も口にしなくなって三日目の朝、普段からほとんどない体力はカラに等しかった。 そして普段は少しだけある精力も。 部屋の外に出るとしたら共用便所で用を足す時だけで、相変わらず伸びた髪とメガネで顔の見えない美大生とぶつかり、 弱ってる俺はよろめいたがお互い無言。 なんにもしない時間だけが静かに、無駄に流れる。 いつの間にか夜になっていた。何もしないまままた無駄な一日が終ろうとしている。 「あ゛~~~~」 意味もなく力ない声が漏れでる。 トン‥‥‥ ??? トン‥‥トン‥‥ どうやらインターホンのない我が家の薄いドアをノックする音らしい。 それもやたら遠慮がちに。 何だよ誰だよ。 電気をつける。蛍光灯が一個切れて薄暗かった。つい先ほどまで誰も尋ねてこない孤独な自分に卑屈になっていたというのに いざ誰かが尋ねてくると苛立ちしか感じない。 薄い布団をまきつけたまま這いずるように玄関に向かいドアを開ける。 ああ鍵かけんの忘れてた。 まいーか。 「はい、なんすか」不機嫌さを隠すことなく応対する。 「あ、いや、えと、その、ごめんなさい」 「?」 知らない女が俯いて立っていた。 449 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 32 58 ID aLthzwhz 背はかなり高い、自称172cmの自分と同じくらいはありそうだ。 つまり169㎝ぐらいか。シンプルなデザインの白のワンピース、その上に淡い色のカーディガン、 そしてややクセのあるふわりとした髪には一輪の紫色の造花。新品同然なそれらは明らかに普段着ではない、 かといって堅苦しい正装というわけでもない。小さなホームパーティーかなにかからそのまま抜け出してきたかの様な服装だった。 「誰?」 わざわざ看病しにくるような気の聞いた女性なんか心当たりはない。 むなしいけれど。 「え、あ~~、ああのnとdですね ¥$%#」 やたらテンパッてる。 そしてこっちを見る。やっぱり知らない。 こんなにカワイイ娘。 カワイイとは言ってもいわゆる一般的な、道ゆく他人が振り返るようなアイドル的な美少女とは違うのかもしれない。 眼、鼻、唇などのひとつひとつのパーツはすこし細く一見地味な印象をうけるが、 うっすらとそばかすのういた色白の顔は化粧気がない素朴で自然な美しさを漂わせていた。 その佇まいはこの薄暗いオンボロアパートの景色の中にも調和し、静かだが確かな存在感を放っていた。 450 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 36 58 ID aLthzwhz 「だ、誰?」 もう一度、今度はすこしうわずった声でたずねる。 「あ、あのう、なんか具合が悪そうだったんで‥‥‥ 変な声も聞こえてきたし‥‥‥」 さっきの『あ゛~~~~~』か。 「そ、その、ひ、ひとりだと色々大変かなぁと思って、 え~っと、そこはわたしもいつも一人だから良くわかるって言うか‥‥。 わ、わたしなんかが居ても何にも役にはたたないかもしれないけど‥‥‥。で、でもいないよりかはいくらかマシかなっと。 い、いや、邪魔ならどっかいきますけど‥‥。 でも、やっぱり役に立てたら、う、うれしいかな、 うん、でもやっぱり、わたしなんかじゃあれかな‥‥‥」 なんだぁ? 小さくほそい声でやや支離滅裂なことをゆっくりと、しかし一気にしゃべった。 まるで前もって用意して覚えておいたセリフをいっぺんにしゃべったものの、緊張でムチャクチャになってしまったような感じだ。 つーかあんたホントに誰よ? 「わ、わたしはあのそのあれです‥‥‥。とにかくあなたを知っています。なにか役に立てたらと‥‥‥」 な~んにもワカラン。なんだか頭痛がしてきた。 それに開けっ放しのドアからはいりこむ風が熱にうかされた身体にはすこし冷たく、身震いした。 451 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 39 40 ID aLthzwhz 「あ、いけない、寒いですよね」 あわてて彼女は部屋に入り込み後ろ手にドアを閉める。 そのしゃべりとは裏腹なすばやい行動に戸惑っていると、一瞬の後にはかすかな甘い香りとともに彼女が目の前にいた。 熱が2度程上がった気がした。 余りにも近すぎる距離で真正面から目が合う。 「あ」 見つめ合う。 その眼は見開かれその頬はごくごくうっすらと朱に染まっていた。赤面すらも控えめに小さくほうと息を吐く。 自分のした行動に、俺の目の前にいることに自身が戸惑っているようだった。 聞こえるのは少し早い自分の鼓動の音だけ。 沈黙を破ったのは俺のくしゃみだった。 無意識に彼女から顔を背け 「ふあっくしょん!‥‥‥あ、あら?」 急に頭を振ったせいか、いつも間にか消えていた頭痛が一気にぶり返し、視界が歪み、回りはじめた。 ‥‥‥倒れる。 「あ、あぶない」 崩れゆく視界の隅で彼女が頭にさした紫の花だけがやけにしっかりと写る。 どこかでガラスの割れる音がする。 細い手ながらも意外としっかりとした力で腰を抱きすくめられた。 一瞬宙を泳いだ俺の体と心は彼女のその手に委ねられていた。 かといって立っていることもままならず彼女の手に促されてそのまま布団に崩れ落ちる。 知らぬ間にずり落ちていた布団を彼女は掛けてくれる。 452 :禁断天使 第一話:2007/10/12(金) 04 41 03 ID aLthzwhz 「大丈夫ですよ」 もう緊張はしていない、落ち着いた優しい声が聞こえる。 またも最初に視界に入ったのは紫の花。 その彼女と同じ様に控えめな小さな花はどこかで見たような気がする 俺の顔を覗き込む。 頬は赤くそまったままだが力のぬけた穏やかな笑顔がそこにあった。 俺は惚れた。 453 :禁断天使 第一話 あとがき:2007/10/12(金) 04 48 43 ID aLthzwhz え~今回は以上です。エロのかけらもありませぬ。Orz つづいてよろしいでしょうかね? 頑張って2,3日のうちにはエロありの第二話を投下するようにいたします。 レベルの高いスレで初心者が失礼いたしました。 454 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 11 19 21 ID nM+I6nkb 453 >え~今回は以上です。エロのかけらもありませぬ。Orz >つづいてよろしいでしょうかね? 人、それを誘い受けともいう ここまで読んで 94-174の悪夢が走馬灯のように浮かんできたのは俺だけだろうか… 初心者と名乗るなら、スレ最初から読み、ついでに空気読もうぜ 前置き・後書きに卑屈なレスは歓迎されにくいし、SS以前に違うところを批評される 全体的に推敲不足 ここは一種の一発ネタスレなので連載には不向きでもある なにより文体のスタイルがまだ定まってないという印象を受けた 続けるならまず最後まで書き上げ、推敲をしてから投下をお勧めする 455 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21 37 08 ID 5MjVaVrk 454さんは書き手さんかな?さすがに厳しいね。 じゃあ俺は好ましいと思った点を指摘。 全体的にふんわりとした空気が感じられるね。殺伐型な語りの主人公なのに。続きが読んでみたいよ。 456 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23 28 37 ID g0dPosee 厨レスをする職人がいてもスルーすればいいという理屈はわかるが、 スルーできない人もいるんだからなるべく厨レスは避けるべきというのも理屈 後者の理屈まで頭が回らない職人は高確率でSSの程度も低い。 ともかく完結まで書き上げよう 話はそれからだ 457 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 00 56 46 ID wg1lXM6Z 454 なんだか 94が漏れのような気がしてきたんでサーセン 458 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01 32 14 ID W9Sk+290 Orzやら今時<漏れ>とか使ってるのは腐女子に多い そして腐女子らは空気を読めない厨レスを恥ずかしげもなくつける 以下指摘 446 >初禁断少女、初エロパロ、しかも初SSの初心者なんでお見苦しいところはカンベンを >感想、ダメ出しなどしていただけたら幸いです。 矛盾なのか、見苦しいのは見逃してGJだけつけろと言いたいのか意味不明 >しかもまだ完結してなかったりしますが、全3話の予定です 前にここで叩かれた作者も何レス予定といいながらずるずる長引かせ、全レス返しと自演で自爆 さらに言い訳レスで失笑を買いまくったのはまだ記憶に新しくデジャブー 散々ガイシュツだが初心者は半年ROMってこのスレがどこから派生したかを読み返そう これは 455の擁護レスと 457の<漏れ>にもいえる 自演乙と言われても違うと証明する手立ては無い 459 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 11 40 09 ID 1XYw3e/x 感想レスに突っ掛からなくても。 これはダメだと思えばみんなスルーすると思うけど。 460 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 12 53 01 ID 74NxwP6y 書き手七つの大罪に出てくる<自己語り>と<誘いうけ> そこに<自作自演>が加えればry 461 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 14 13 07 ID oGs4rzci 七分の三程禁断な少女が!? 462 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 15 03 28 ID X1EEFTWZ 七三分けの禁断少女がっ!! 463 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 15 52 48 ID fSoCESCE 462 メ、メガネはかけてるんですか!!! 464 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 19 06 09 ID PKBM5W03 460 <自己語り>も<誘いうけ> も七つの大罪に含まれてねーよw 465 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 19 55 11 ID 74NxwP6y 464 ネタにマジレス乙W 466 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20 02 52 ID P0SpprNB そろそろ仏壇少女をだな 467 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21 27 01 ID xWeU4JYj 観音開きの押し入れを開くとこっちに倒れ込んでくるのか? 468 :名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 04 41 42 ID 7JOkcf2U 線香の匂いがするぜ 469 :名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 09 07 41 ID tV/v+QGS 466 おk。そいつはお前がオカルトスレにでも投下してくれ。 いい加減ネタがスレタイから逸脱しすぎ。 七つの大罪ネタで釣れた奴らは投下されたSSちゃんと読んでるのかyo!? わかってやってるようには見えないぞ 撒き餌に食いつくのもいいが、食いつく餌くらい選ぼうぜ 原点回帰した電脳少女降臨待ち カモン!!! オナ禁してる書き手の元に現れる禁断少女!!! 470 :名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18 42 36 ID 1Ysku1s6 いじいじ…… どうせ私なんて…… いじいじ…… 【その頃の禁断少女は、地面にのの字を書きながらいじけていた! どうする!?】 471 :名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 16 31 17 ID 85S2QjRp ぎゅっ とするに決まってんだろ 472 :464:2007/10/15(月) 22 31 37 ID A9b4kRxZ 469 > 七つの大罪ネタで釣れた奴らは投下されたSSちゃんと読んでるのかyo!? 勿論ちゃんと読んでるから釣られたんだぜ? ゲーパロ氏が書かれた<七つの大罪>の中には <自己語り>も<誘いうけ>もないからあのレスなんだよ 473 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 16 52 ID zy9enlBD 普通じゃないかもしれない禁断少女を投下します。 ちなみに 6-12 223-229の続きですので面倒な方はスルー願います。 474 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 17 35 ID zy9enlBD 22 02 Agi こんばんわ 22 02管理人 | Agiさん、いらっしゃい。 会社から帰って来てすぐにPCを立ち上げる。 クソ!課長のヤツめ!ちょっとしたミスでネチネチと文句を言いやがって…… だからお前は結婚できないんだよ!ヘンタイ野郎が! PCが立ち上がったら、いつも利用しているチャットに繋げる。 みんなにグチを聞いてもらおう。それでスッキリしよう! 22 02 gan コバワー(´▽`)/ 22 02 win おつー 22 02 kero こんー 22 02 anan こんばんは ふぅ……ここに来ると、何故か落ち着くなぁ。 このチャットには、もう一年程入り浸っている。 きっかけは単純。とあるサイトに入ったら、チャットがあったので試しに来てみたんだ。 チャット自体は初めてで緊張したけど、みんな親切にしてくれて、話も面白く入り浸る事になった。 顔が見えない相手との会話……だからこそいろんな事を本音で話せるんだと思う。 1、2、3、4。僕を入れて5人か。お?今日はたくさん来てるんだ、さすがは金曜日。 いつもなら多くて3人くらいなのに5人も揃った。 休みの前の日は集まりがいいね、今日はたくさん話せそうだ。 22 02 Agi 今日は会社で上司にネチネチとイジメられましたorz 堪った鬱憤を晴らさせてもらおう。 あまりチャットで愚痴を言うのもなんだけど、たまにはいいよね? 鬱憤晴らしをしなきゃ、ストレスが溜まりまくっちゃうよ。 22 02 kero なぬ!皆のアイドルをいじめるとは…羨ましい! 22 02 win 僕らのアイドルAgiさぬをいじめるとは…許せぬ!\(^O^)/ 22 03 gan www 22 03 anan 喜んでるしww 22 03 Agi ( ´・ω・`) 22 03 anan 落ち込んでるしww ……苛められちゃった。悲しいよ、ママン…… 475 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 18 20 ID zy9enlBD 実はチャットで僕は、何故か女の子扱いをされているんだ。 常連のunaさん曰く、『小動物系アイドル』だそうだ。 小動物系アイドルってなに?訳が分からないよ。訳が分らないから聞いてみた。 『Agiさんは雨の日に段ボール箱に捨てられてる、震えた子猫のように可愛いの! あ、お風呂上りに裸で子猫を抱いたら、胸をチュウチュウ吸ってきてスッゴク気持ちいいんだよ。知ってた?』 unaさんの答えがこれだ。こんなことを言う女子校生はいないと思うよ。 恐ろしい事に、他のみんなもこれに同意した。みんな、頭が沸いてるんじゃないの? ここの常連はunaさんを筆頭に、みんな頭がぶっ飛んでいるんで、僕を小動物系アイドルとして扱っている。 まぁ冗談なんだけどね。……冗談、だよね?みんな信じてないよね? 怪しいなぁ……もしかしたらみんな本気で信じてるかもしれない。 それほどここの常連さん達は頭がぶっ飛んでいる。その中でもunaさんは別格だ。 自分では女子高生と言ってたけど、絶対ウソだね!だってエロすぎるんだもん。 unaさん曰く『おしっこを我慢してオナニーすると気持ちよさ1,5倍!』だとか 『下着は、見せるんじゃなくて、見られることが大事なの!見られてる自分に萌えるの!』だとか。 unaさんの話を参考に、何本かssを書かせてもらった。 ていうか、unaさんをモデルに書いちゃったもんなぁ。 自分の父親を相手に、想像オナニーをしてるなんて話をするんだもん。 それを元に『パパレイプ!』シリーズを書いちゃったからね。 そう、僕はえっちな小説……ssを書くことを趣味にしてる、ss職人なんだ。 このことはここのみんなには秘密にしてる。バレたら何を言われるか分からないからね。 そういえばこの間unaさんが父親に会いに行けるかも?って言ってたなぁ。ちゃんと会えたのかな? 12年ぶりに会えるかも?って張り切ってたもんなぁ。 ……まさかホントにえっちしてたりして? さすがにそれはないかな?unaさん、頭がぶっ飛んでるけど、自称常識人だもんね。 ……怪しいな。ホントにしてないか聞いてみなきゃ。ssの参考にしたいしね。 22 03 Agi unaさん父親に会えたのかな? 22 03 kero どうだろ?12年ぶりだって張り切ってたから…襲ったなww 22 03 win そういえばニュースで女子高生が父親をレイプしたって言ってたよ?(ウソ) 22 03 gan ウソに聞こえないのが不思議だww 22 03 anan きっと今頃は父親の胸に抱かれて眠ってるんですよw 22 04 Agi 本気であり得そうな話ですねww 22 04 gan ファザコンにも程があるww 22 04 win これは根掘り葉掘り聞かねばいかんですなw 22 04 Agi unaさん早く来ないかな? みんなでunaさんの事を好き勝手に言いまくる。これが僕らのスタイルだ。 好きなことを言い合い、かといって悪口を言ってるわけじゃない。そんなちょっと不思議な関係。 顔が見えないチャットだからこそできる関係だと僕は思っている。 結局、unaさんは来なかった。 多分父親と再会し、家族水入らずの時間を過ごしたんだろうね。 その日はいつも通りのバカ話で盛り上がり、会社でのイヤなことは全部吹き飛んだんだ。 476 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 19 04 ID zy9enlBD 20 02 una チクショー!パパを寝取られた~! 20 02管理人 | unaさん、いらっしゃい。 20 03 Agi こんばんわ~。いきなりハイテンションですねww 月曜日の夜、仕事を定時に上がれたので、いつもより少し早くチャットに入り、 みんなが集まってくるのを待っていると、二日ぶりにunaさんがやってきた。 来るなり父親を寝取られたとは……面白そうな話だね。 これは詳しく聞かないといけないな。ssの参考になるかもしれないからね。 20 03 una パパが犯された~!チクショー! 20 03 Agi 父親と会えたんだ?よかったですね。 20 03 una よかな~い!そりゃ新しいリボン買ってもらえて嬉しかったけど、浮気された~! 20 03 Agi 浮気?そりゃ物騒な話ですね。 20 03 una くっそぅ~…アタシよりママを選ぶなんて……シメちゃるけんのぉ(-_-メ) 20 03 Agi www 20 03 una ナニ笑ってんの!アタシ、浮気されたんだよ?慰めろ~! 20 03 Agi いやいや、相手は母親でしょ?なら浮気じゃないでしょww 20 03 una 母親相手のえっちは浮気じゃないって誰が決めたの!権力の横暴だぁぁ~!! 20 04 Agi さすがはHENTAIww 理論が腐ってるwww 20 04 una Agiさぬに苛められた_/ ̄|○ il||li ヤバイ、ちょっと気持ちいいかも?ww 20 04 Agi HENTAIじゃない、DO-HENTAIだww 20 04 una やったぁ~!褒められた~! ヾ(=^▽^=)ノ 20 04 Agi 褒めてないっすww さすがはunaさん、ハイテンションだ!母親に父親を寝取られたって……面白すぎる! この間ganさんも言ってたけど、ファザコンにも程があるね。 20 04 una あ~あ。せっかく12年ぶりに会えたのに、えっちできなかったぁ 20 04 Agi そういえば何故12年ぶりなんですか?普段は会えないの? 20 04 una んん?そうなのよね~、アタシ達親子って少し変わってるの 20 04 Agi 親子3人がHENTAIなんですね? 20 04 una そんなの当たり前じゃん!だってパパ、『彼女はライダー』なんてエッチ小説書いてるんだよ? 20 04 Agi うええええ~~!!!! マジですか?あの有名なss職人さんがunaさんの父親? すげぇ!! あの人の書いたssって、女の子がすっごく生き生きしてて、凄くえっちで面白くて、話に引き込まれちゃうんだ! 僕は勝手に師匠って読んでるんだ!僕にとっては神職人さまなんだよ!憧れなんだ! 477 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 19 50 ID zy9enlBD 20 04 una ……あれ?もしかしてAgiさぬ、えっちなss書いてたりする? 20 04 Agi いやぁスゴイスゴイ!まさかunaさんの父親があの神職人さまだとは!! 20 04 una はっは~ん……さては『パパレイプ!』シリーズはAgiさぬが書き申したな? 20 04 Agi へ?ソ、ソレハナンノコトデスカ?アタシ、マッタクシラナイアルヨ? 20 04 una 何故片言にww アタシをモデルに書いちゃったんだ? 20 04 Agi い、いやぁ~、なんていうか……ゴメンなさい し、しまったぁぁ~!ついテンションが上がっちゃって、ばらしちゃったよぉ~! ど、どうしよう?このことを皆にばらされたら……ここにいれなくなっちゃうよ! まさかunaさんがエロssを読んでいるとは……迂闊だった! 20 04 una おっかしぃなぁ~って思ってたんだよね。読んでたらアタシの事を書かれてる気がしたもん。 20 04 Agi ネタに困ってたもんでつい…ゴメンなさい!! 20 05 una あははは、怒ってないから謝んなくていいよぉ (-_-メ) 20 05 Agi 怒ってるよぉ、ホントにゴメン!! 20 05 una 冗談だってばww そっかぁ~、Agiさぬはエロss職人だったんだぁ~。デビュー戦にちょうどいいかな? 20 05 Agi は?デビュー戦?なんのこと? 20 05 una Agiさぬ、モデル料をちょうだいww それで許したげるよ Ψ(`∀´#) 20 05 Agi うえええ~!マジですか?悪魔だよこの人… 20 05 una 異議は認めれませ~ん! で、モデル料はねぇ……これから2週間のオナ禁です!! ……はぁ?オナ禁?オナ禁ってアレの事だよね? なんでそれがモデル料なんだ?やっぱりunaさんはぶっ飛んでて訳がわかんないよ。 ……まぁそれでこそのunaさんなんだけどね。 20 05 Agi は?オナ禁? 20 05 una そう、オナ禁 20 05 Agi 同い年の禁太郎? 20 06 una ちっが~う! オナニー禁止令! Agiさんはこれから2週間、おちんちんに触るのも禁止!! 20 06 Agi トイレ行けないじゃんww 20 06 una メス奴隷に飲ませればいいの! 20 06 Agi そんな羨ましいのいねえっすww 20 06 una うそだぁ~! 成人男性の約8割にメス奴隷がいると妄想してたのに~ 20 06 Agi どんな妄想だwww 20 06 anan こんばんは 20 06管理人 | ananさん、いらっしゃい。 20 06 una ananさぬいいところにキター! Agiさぬがこれから2週間のオナ禁生活に入りまっすww 20 06 anan なんですってぇ? 無茶しやがって……いい男を亡くしたな 20 06 Agi 自分、オナ禁で死ぬんですか_/ ̄|○ il||li 結局その日は僕達3人以外は来なかった。 unaさんもananさんに僕がエロss書きということは秘密にしててくれた。 ……なんでオナ禁なんだろ?ま、いいか。チャットのネタになって楽しそうだし、何事も経験だ。 いっちょチャレンジしてみるかな? それから2週間、チャットに貼られるエロ画像のアドレスと戦いながら、オナ禁を貫いた。 unaさん……なんで率先してエロ画像を張るんですか!思わず股間に手が伸びちゃいましたよ! まったく貴女という人は……保存させていただきました。 この画像は有効利用をさせていただきます。ゴチです! 478 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 20 55 ID zy9enlBD 19 52 Agi こんばんわ 19 52管理人 | Agiさん、いらっしゃい。 unaさんにオナ禁を命令されての2週間、とんでもなくツラかったぁ~。 まだ20代前半の男が、丸々2週間も禁欲生活を送るとは……これをネタで一本書けるな。 これはいいssのネタになる。この溜まった欲望を発散させる、エロエロなssを書きまくってやるぜ! そう思い、unaさんに2週間オナ禁達成の報告と、オナニー解禁の許しを請う為に早めにチャットに入る。 unaさん、いつも来るのが早いから、今日も来てるんじゃないかな?来てたらいいな。 19 52 una おお!2週間、己の欲望と戦い抜いた勇者のご帰還だ~! 19 52 Agi ホント大変な思いをしましたよ! こんな辛い事させるなんてアンタは鬼だ! 19 52 una けどよく我慢したね。男の子が2週間も我慢するのってスッゴク辛いんでしょ? そっか、unaさん女の子だから、オナ禁の辛さが分らないんだ。 軽い気持ちでオナ禁とか言いやがって……あんたドSだよ! 19 52 Agi メチャクチャ辛かった! 股間が爆発するかと思いましたもん 19 52 una ふぅ~ん、そうなんだぁ…じゃあパパが12年もアタシ達と会えなかったのも分るかな? なんだ?unaさんはいったい何を言ってるんだ? 『パパが12年もアタシ達と会えなかったのも分かるかな?』 父親と会えなかったことがオナ禁とどう関係があるんだ? 19 52 Agi はぁ? 何を言ってるんですか? オナ禁が父親と会えない理由と関係があるんですか? 19 52 una それがさ~、あるんだよね~。アタシ達家族は、パパが長い間禁欲しなきゃ会えないの 19 52 Agi はぁ? なんですか、それ? unaさんの家って変わった風習があるんですね 19 52 una 会ったら会ったで、一度えっちして満足しちゃうとアタシ達の事忘れるしね。難儀な話しだよねぇ 19 53 Agi どんな話だww まったく話が見えないっすよwww 父親が長い間禁欲しないと会えない?なんだ、それ?訳が分からない家族ルールだな。で 確か12年も会えなかったんだよね?禁欲してないから12年も会えないなんて、どんな家族ルールなんだ? えっちすると忘れる?SEXするとunaさん達、自分の家族を忘れるってこと? なに言ってるの?そんなバカな話がある訳ないっての! そうか、unaさんまた僕をからかってるんだ。 からかうにしてもこんなウソがバレバレな話をしないでほしいな。リアクションが取りづらいよ。 19 53 una はぁぁ~……難儀なもんだねぇ~、禁断少女ってのはさ 19 53 Agi まったくunaさん、ウソをつくにしても、もう少しリアクションを取りやすうz化オアじzp 19 53 una Agiさぬ、どしたの?なに書いてるかわかんないよ? unaさんが書き込んだ言葉に手が震え、訳の分らない文字を打ってしまう。 見間違いかもしれない。もう一度よく読んでみよう。……『禁断少女』って書いてある。 うええええ~~?マジで禁断少女って書いてるよ!そうなのか?そうなのかよぉぉぉ~~! ……って、そんな訳ないじゃないか。unaさんはエロssを読んでいるんだ。 きっと禁断少女もそこで知ったんだ。また僕をからかってるだけなんだ。 くっそぉぉぉ~……また騙された!騙されてしまったぁ~! これだから『小動物系アイドル』なんてからかわれるんだよなぁ。……小動物関係ないだろ? 479 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 21 55 ID zy9enlBD 19 54 Agi チクショー! またやられましたよ! 禁断少女まで知ってるとは、エロパロ板に入り浸ってますね 19 54 una あははは!当たり前じゃん。アタシ達禁断少女はいつ呼ばれるか分んないんだよ? えっちの勉強していなきゃいけないの。エロパロ板はいい教材なんだよねぇ 19 54 Agi だからunaさんはエロエロなんですね 読めた。unaさん、今日は禁断少女になりきるつもりだ。 でもこれってある意味、イメージプレイじゃないの? チャットでイメージプレイかぁ……このシチュで一本、ss書けるかな? 19 54 una そう、だからエロ知識は豊富なの。ま、デビュー戦がAgiさぬでよかったよ。 緊張しないで出来そうだもんね。 19 54 Agi 出来るってなにが? 19 54 una なにがって…えっちだよ 19 54 Agi はぁ? もしかしてチャットでえっちするつもり? 19 54 una あははは! チャットではしないしない! 今からそっちに行くから待っててね 19 54 Agi はぁぁ? こっちに来るって…今日は一段と頭に電波を受けてるみたいですね 19 54 una なにぃ?(-_-メ) ムカついた! シメちゃるぞ~! 19 54 Agi エロエロ電波女子校生unaさんwww 電波に犯されすぎwww 19 54 una あ~! 言いすぎだよ! くっそぉ~…苛めちゃるぅ! ってわけで、今からそっちに行くから待っててね? ではしばしの別れじゃε=┏( ・_・)┛ 管理人 | unaさん、またきてくださいね。 あ、落ちちゃったよ。 今日のunaさんどうしたんだろ?いつもなら電波な話をしてても冗談だったのに……なんか本気で話してたっぽなぁ。 まさか父親にフラれたから精神的に不安定になってる?だ、大丈夫なのかな? unaさん、ビルの屋上から飛び降りたりしないよね?……不安だなぁ。 unaさんもいなくなったので、僕も一度落ちることにした。 あ、そういえばオナニー解禁をしていいか聞くの忘れてた!……ま、いっか。 どうせしてるかしてないかなんて分んないんだし、そもそもなんで律儀にオナ禁してたんだろ? なんだかバカバカしくなってきた。こうなりゃ溜まった欲望をさっさと抜いちゃおうかな? お気に入りのDVDをセットして、ボックスティッシュを用意する。 そういえば前にオナニーは股を開いてするのが気持ちいいって、unaさんが言ってたなぁ。 今日はそれでやってみるかな?一人暮らしだと人目を気にせずそういうことも出来るからいいよね! DVDの再生ボタンを押そうとした瞬間、インターホンが鳴る。 ……こういう時って何故か電話が鳴ったり、来客があるんだよね。 なんでなんだろうね?テレビ番組に投稿して、一度調べてもらおうかな? 480 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 22 51 ID zy9enlBD 「はい、どなたですか?」 インターホンの受話器を取り、来客者に名前を尋ねる。 どうせまたセールスだろ?光回線にしませんかってうるさいんだよなぁ。 『お~い、アギさ~ん、ドアを開けておくれ~』 「……はいぃぃ?だ、誰なんです?なぜその名前を知ってるんですか!」 受話器から聞こえたのは女性の声。その声が僕を『アギ』と呼んだ。 そう、僕がチャットで使っている『Agi』という名前を呼んだんだ。 これはチャットでしか使っていないから、アソコのメンバー以外、誰も知らないはず。 なんでそれを知ってる人が、僕の部屋に来るんだ?いったい誰なん……ああああ! ま、まさか……確かにこっちに来るって言ってたけど、そんなはずはない! そんなのありえないよ!なんであの人がここを知ってるんだよ! まさかと思いながら、インターホンの向こうにいる人物に問いかける。 「も、もしかして貴女は……うなさん?」 『うな?誰それ?』 違ったのか?そりゃそうだ、あの人が僕の部屋を知ってるわけがないし……だとしたらいったい誰なんだ? 『ああ~!もしかしてアタシのこと『うな』と思ってたの?あははは!違うよ、ユウナだよ』 「へ?ゆうな?……つかぬ事をお伺いしますが、もしかして貴女はチャットで『u.n.a』を名乗ってる人ですか?」 『なに?その他人行儀な言葉遣いは?小動物系の癖に生意気だよ?』 ……小動物系?ぬぅわんだってぇぇぇぇ~~~!!! や、やっぱりこのインターホンの向こうにいるのは……unaさんなのか? ウ、ウソだろ?なんでここを知ってるんだ?どうやって調べたんだ? 混乱する頭で必死に考える。言ってしまったのか?知らないうちに部屋の住所を言ってしまってたのか? いや、そんなはずはない!絶対に教えてないはずだよ!でも、なんでここに来れたんだ? いったい何がどうなって、なんでここにunaさんが来れたんだ?訳が分らないよ! 『おお~い、アギさ~ん、どうしたの~?とりあえず部屋に入れてよ~』 「へ?あ、うん、分った、今開けるからね」 混乱しながら入り口自動ドアを開放する。……しまった!何も考えずについ開けちゃった! ど、どうしよう?ホントにあの人来ちゃったんだ……どうやって調べ上げたのかな? 夢であってほしい!そう願う事、3分。部屋のインターホンが鳴らされて、ドアをノックされる。 あぁ、やっぱり夢じゃなかったんだ。あの人、ホントに来ちゃったんだ。 観念してドアを開けてみると……言葉が出ない。こういう時に使う言葉だったんだね。 僕はその人を見て言葉を失った。そこには……高校の制服だろうか? 制服姿で、金色に輝く髪を赤いリボンでツインテールに纏めている、青い目の外人さんが立っていた。 はっきり言って、こんなマンションは場違いじゃないかと思うほどの美人だ。 スクリーンの中にいなきゃいけないような美少女。 ドレスを着ていないとダメじゃないの?というくらいの美少女が立っていた。 僕はその姿を見て、ごくりとツバを飲み込むことしか出来なかった。 481 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 23 52 ID zy9enlBD 「へぇ~、ここがアギさんの部屋かぁ……普通だねぇ」 部屋に入ってくるなり、ベッドの下や、本棚をチェックする。 なんですか?貴女は息子の部屋に掃除に入った母親ですか? 「あ、当たり前じゃないですか!普通じゃない部屋ってどんな部屋だよ」 「ダッチワイフはどこ?」 「んな物はありません!」 「あっはははは!」 夢じゃないだろか?今、僕の目の前にはいつもチャットで話してるunaさんがいる。 金色の輝くような綺麗な髪。澄んだ青い目。透き通るような白い肌。 全てにおいてunaさんは完璧だ!……外見上はね。 でも話してみると、やっぱりunaさんだと確信する。 シモネタ7割ってなんなんだよ。……ププッ!unaさんらしいや!なんだか安心したよ。 「ん?どしたの?なにニタニタしてるの?」 「いや、シモネタ多いなぁって思ってね。やっぱりうなさんなんだね」 「なにそれぇ~?『アタシ=シモネタ』なわけぇ?……まぁ否定はしないけどさ」 「しないのかよ!」 「あっははははは!さっすがはアギさんだね、いい突込みしてるわね。これだとあっちの突っ込みも期待大ね」 「あっち?なにそれ?」 「それはおいおい分るって!それより、アタシ『うな』じゃなくて『ユウナ』なんだけど?」 「ゴ、ゴメン、つい今までのクセで……ユ、ユウナさんは今日、なんでここに来たの?」 そう、いきなり遊びに来るなんてビックリだ。どうやって僕の部屋の住所を知ったのかな? ……あれ?なにか大変な事を忘れてる気がするなぁ。なんだっけ? うなさん……じゃないや、ユウナさんがチャットで大変な事を言ってた気がする。 「ふえ?な、何しに来たのって……チャットでも言ったけど、ア、アタシってほら、禁断少女だし。 その……仕事というか、なんというか……」 「どしたの?ユウナさん、顔真っ赤だよ?」 そうだった。チャットで自分は禁断少女だって言ってたんだった。 まったく冗談にも程があるよね。自分は実は禁断少女で、オナ禁をした僕とえっちするって言い出すなんて…… ぼ、僕とえっちする?……あんだってぇ~? そ、そういえば確かに言ってた!僕とえっちする為にこっちに来るって! で、実際に来ちゃったんだ。……住所も教えていないのに、チャットを落ちてからすぐに僕の部屋に来たんだ。 これってまさか……本物?ユウナさんは本物の禁断少女なのか? 禁断少女って都市伝説じゃなかったの? 禁断少女……禁欲を貫いたss職人に舞い降りる、幻の少女。 エロパロ板では、噂として話は出ていてそれ専用のスレッドも建っている。 僕はずっとこの少女の事を、職人さんが作り出した冗談だと思っていた。 多分、他の書き手の皆もそう考えているはずだ。 まさか……実在していたなんて。しかも、チャットでとはいえ、僕の知り合いがそうだったなんて! 「……ねぇユウナさん。一つ聞いていいかな?君、ホントに禁断少女なの?」 「そ、そうよ。アタシは禁断少女。それがどうかした?」 「……ってことはえっちしちゃってもいいって事だよね?」 「あ、当たり前でしょ?今日はいっぱいアギさんを苛めてあげるんだから! 小動物のようにフルフル震えてもらうからね?」 ほ、本物なんだ。ユウナさん、ホントに禁断少女なんだ! いよっしゃぁぁ~!ss書いててよかったぁ~!オナ禁してよかったぁぁぁ~~! 思わずガッツポーズを取る僕。溜まりに溜まった性欲を、全て吐き出させてもらうぞ! 482 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 24 46 ID zy9enlBD 「そ、そういえばさ!アギさんが書いてる『パパレイプ!』シリーズ、結構好きなんだよねぇ」 「へ?あ、ありがとう。直接感想を言ってもらえるなんて嬉しいよ」 「でもアタシ、無理に襲ったりしないよ?縛ったりもしないし、ちょっと話を膨らませすぎだよ」 おお!僕が書いたssの感想を言ってもらえた!これはどんなGJよりも嬉しいな。 直接感想を言ってもらえるなんてないからね。これは嬉しいなぁ……って嬉しがってる場合じゃない! 早くこのいきり立った下半身をどうにかしないと……さっきからユウナさんもチラチラ見てるしね。 ……襲い掛かってもいいのかな?わざわざ僕の部屋に来たんだ、別にかまわないよね? ベッドに座ってるユウナさんの隣にさりげなく座る。……全然さりげなく座れてないや。 息ははぁはぁいってるし、興奮で手も震えてきた。 ユウナさんもビクッってなったし……もう押し倒しちゃおうかな? 「そ、そういえばさ!アギさんは、パパが書いたss全部読んでくれてるの? 「はぁはぁはぁ……へ?う、うん、読んでるよ。あの人は僕の目標だからね。それよりさ、そろそろ……」 「へ、へぇぇ~!やっぱり読んでるんだ!パパ、結構有名な職人なんだ。ちょっと誇らしいかな?」 息荒く、ユウナさんの手を取り肩を抱き寄せ襲い掛かろうとしたら、 襲い掛かろうとする僕のタイミングをずらすように、ユウナさんが話しかけてきた。 くっそぉぉ~!なんでそんないいタイミングで話しかけて来るんだよ! まるでプレイ時間を稼ごうとする、風俗嬢の時間引き延ばしテクニックのようだ。 ……あれ?時間を引き伸ばす? ユウナさんをよく観察してみると、頬を少し赤く染め、少し焦ってる様な気がする。 焦ってるというか、これは緊張してるんだね。 そういえばユウナさん、確か『デビュー戦』って言ってたよね?ってことは……初めてってことだよね? もっとよくユウナさんを観察してみる。……何かを話そうと、必死なってるように見える。 そうかそうかぁ……ユウナさん、初めてで少しテンパッテるんだ。 ふっふっふっふ……日ごろチャットで『小動物系』と弄られてるお返しをさせてもらおうかな? ユウナさんは禁断少女なんだし、好きにさせてもらうか! 金髪美少女を好きに出来る……ss職人バンザイだね! 「……でね、パパったらママと1回しただけで、妊娠させちゃったんだよ? どんだけ濃いのを出したんだ~!って話だよね?」 「……ねぇユウナさん、キスしようか?」 「それでね、次に会えたのが5年後。その次が12年後だよ?どんだけ禁欲してないんだ~!って思わない?」 「ユウナさん、キスしようよ。もう我慢出来ないよ」 「……ゴクリ。も、もうしちゃうの?もう少し話さない?」 「ダメ、話さない。君が僕にオナ禁2週間なんて試練を与えたんだ。ご褒美としてメチャクチャにするからね」 「メ、メチャクチャ?……うぅぅ、ア、アギさん、それはちょっと……んむぅ!」 『メチャクチャ』という言葉に反応し、真っ赤になって俯いたユウナさん。 ははは、普段のエロエロなユウナさんと違い、真っ赤になって恥ずかしがってるのも可愛いね。 僕はそんな可愛いユウナさんを押し倒し、無理やり唇を奪う。 「んむぅ~!んんん~!……ん、んぁ……んふぅ……ん、んちゅ、んぁ……あん!」 ユウナさんは最初は抵抗してたけど、僕が無理やり舌をねじ込んで唾液を注ぎ、 胸をキツク揉み出すと、徐々に力も無くなっていき、甘い声を出し始めた。 さすがは禁断少女!えっちにすぐ反応する身体になってるんだね。 483 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 25 31 ID zy9enlBD ユウナさんの口の中で暴れる僕の舌。 最初、抵抗をするかのような動きを見せていたユウナさんの舌は、 徐々に僕の舌と絡み合いだして、お互いの唾液を送り合う。 僕が胸に手を伸ばし、その大きな柔らかい胸をキツク揉みだすと、鼻にかかるような声で喘ぎだした。 「ユウナさんの胸、服の上から揉んでもすっごく柔らかいよ」 「ん、んふぅ……んん!ア、アギさんのえっちぃ……んぁ!そ、そんな強く揉んじゃダメェ! やん!太もも触らないでぇ~!」 「……あれ?初めてなのに、胸もまれるだけで喘いでるんだ?太ももが気持ちいいんだ?」 「や、やぁぁ~……そんなこと言わないでぇ。うぅぅ、恥かしいよぉ」 耳まで真っ赤に染めて、僕から視線をそらす。か、可愛い……すっごく可愛いよ! そんな可愛いユウナさんの真っ赤に染まった可愛い耳を口に含み、カミカミと甘噛みをする。 「んぁぁ、アギさぁん、もうヤメてぇ。アタシがするからぁ……アタシが気持ちよくしてあげるからぁ。 これ以上されたら頭がおかしくなって、何もできないよぉ」 耳を噛まれながら胸をもまれるのが気持ちいいのか、止めてくれと言い出したユウナさん。 可愛いなぁ、たったこれだけでこんなに感じるなんて、さすがは禁断少女だね。 チャットでいつもお世話になってるんだ、今日は僕がたくさん奉仕してあげよう! 「もうおかしくなりそうなんだ?やっぱりユウナさんはえっちな女の子なんだね。 僕を気持ちよくしてくれようとする気持ちはありがたいけど……でもね、僕は攻めるのが大好きなんだ」 「ふぇぇ?あ、あぎさん、小動物系だから攻めるの好きとかって、イメージと違うからナシだよ!」 「なに言ってんの、それはユウナさんが言い出したことじゃないか。 僕が書いてるss、レイプ物だって知ってるよね?僕は女の子をメチャクチャにしたいんだよ」 「そんなのダメ!アギさんはフルフル震えるのが似合ってるの!」 「あははは!震えるのはどっちかな?ユウナさん……今日はたくさん感じさせてあげるよ!」 たくさん感じさせてあげると宣言し、再度ユウナさんの唇を奪う。 そして胸を揉んでいた手を、下へと降ろしていき、スカートの中に手を突っ込む。 太ももの根元のショーツに触れるか触れないかの所をナデナデと撫で回す。 舌ではユウナさんの舌を絡めとり、抵抗する気力を奪い取る。 僕を突き放そうとしていた手は、徐々に力を失い、しばらくすると、僕を抱きしめてきた。 おしおし、これでもう好き放題できそうだ。 僕をギュッと抱きしめてきたのを確認し、太ももを撫でていた手をショーツの中へと進入させた。 「んぁぁぁ~!ア、アギさぁん。そこ、ダメェ……そんなに動かさないでぇ」 「あららら……ユウナさん、耳を澄ませてごらん?何か聞こえるでしょ?」 『クチュ、クチュクチュ、クチュクチュ』 部屋の中に響く、クチュクチュという卑猥な音。 この音の主は首筋まで真っ赤に染め、両手で顔を隠しだす。 「おやおや~?ユウナさん、どうしたのかなぁ?クチュクチュ音を出してどうしたの?」 「うぅぅ……苛めないでよぉ。アギさんはドSだよぉ、女の子を苛めて喜ぶSだよぉ」 「なに言ってんの、喜んでるのはユウナさんでしょ?こんなにグチュグチュ音を出して喜んでるんでしょ?」 自分の股間から聞こえる卑猥な音が恥ずかしいのか、顔を隠したまま首を振るユウナさん。 そのユウナさんの行動の一つ一つが可愛くて、ついつい意地悪なことを言ってしまう。 484 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 26 38 ID zy9enlBD 「あららら、僕の指、ユウナさんのでもうビチャビチャだ。こんなに涎を垂らしてよっぽど嬉しいんだね」 「バカァ……アギさんのバカ、恥ずかしいから言わないでよぉ」 「あ~あ、こんなに濡れちゃったらベッドまで汚れそうだね。汚しちゃいけないから、綺麗にしてあげるね?」 「汚れるってなによ!アタシをなんだと……ふえぇぇ?ちょっと、アギさん、それヤメテ!恥ずかし……ひゃん!」 顔を隠したままだったユウナさんの隙をつき、股間に顔を埋める。 慌てたユウナさんが頭をどけようとするがもう遅い。 濡れて染みの出来ているショーツの上から下を這わし、ベロベロと舐め上げる。 「んああ~!ダメそれ!それダメェェ~!おかし、すぐにおかしくなる!おかしくなるからぁぁ~!」 太ももをがっちりと力で抑え、ペロペロと舐める。 股間に埋めている僕の顔を『ギュッギュギュッ!』っと太ももで締め付けてくるユウナさん。 ショーツの上からでこれだったら、直接舐めるとどうなるんだ? どんな反応をするか興味が湧いたので舐めてみる事にした。 「ひゃう!イヤァァァァ~!んっきゃうぅ!んあああ~!!」 す、すげぇ……ユウナさん、絶叫系の喘ぎ声なんだ。 ショーツを少しずらして、軽くペロペロしただけで、叫びだした。 これは……いい!もっと叫んでもらおうか! 唇を尖らせ、まだ皮が被っている小さなクリちゃんを吸い上げる。 「ひゃん!そ、それなにぃ?なんなのぉぉ~!イヤアアアア~!」 今まで異常に大きな絶叫!そしてベッドを大きく揺らすような痙攣! ユウナさん……クンニでイッたんだ。派手にイッたね。 ビクンビクンと痙攣をしているユウナさんの股間から顔を挙げ、制服を脱がせる。 制服を着せたまま入れるのもいいけど、やっぱり肌と肌とが触れ合いながらSEXしたいからね。 「はぁー、はぁー、はぁー……はぁぁ~」 「うっわ……すっごく綺麗だ。ユウナさん、メチャクチャ綺麗だよ」 クンニでイッたのがよほど凄かったのか、目を瞑ったまま息荒く動かないユウナさん。 僕はそんなユウナさんの制服をゆっくりと楽しむように脱がせていく。 制服を脱がせて分ったユウナさんの奇跡の身体。 肌は胸にうっすらと血管が浮き出るほどに白くて、染み一つない。 服の上から揉んでいた大きな胸は、その中央にあるピンク色の突起がツンと尖っている。 思わず摘んでみると、軽く痙攣してくれる。ユウナさん、すっごく感じやすい身体をしているんだね。 引き締まったお腹の真ん中の可愛いおへそも最高だし、 触り心地が最高だったスベスベの太ももも引き締まっており最高だ! 「凄いよ……ユウナさん、最高の身体をしているよ!」 「はぁー、はぁー、はぁー……はぁぁ~」 この奇跡の身体を唾液まみれにしたいけど……正直僕が限界だ。 痛いほどに勃起している僕のアソコを、濡れて光ってるユウナさんに合わせる。 合わせた瞬間ビクンと少し反応したけど、息を荒くしたまま目を閉じている。 ユウナさんは僕を向かい入れるかのように、少し開いて誘っている。 そのえっちすぎる光景に我慢が出来ずに、僕は一気に貫いた! 485 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 27 32 ID zy9enlBD 「ひぃ!いったぁぁい!イヤァ~!痛い!痛い!」 「うっぐぅ……締め付け凄すぎ……ゴメン、動くよ!」 『ブツン!』と何かを引き千切りながら、ユウナさんの一番奥に僕のを突っ込む。 突っ込んだ瞬間、大きく目を開き、絶叫したユウナさん。 ギュギュッと強く抱きついてきて、正直背中にめり込む爪が痛い。 でもその痛みがなければ瞬殺されていたであろうほどの締め付け。 突き入れると『キュキュキュ!』っと絞め付け、引き抜くと『ギュギュギュッ!』と締め付ける。 今まで経験した中で、最高の、いや、今までとは比べ物にならない気持ちよさだ。 僕は歯を食いしばり、ゆっくりと腰を打ちつける。 『ズブズブ……グチュグチュ……グッチュグッチュ……グチュグチュグチュグチュ』 あまりの気持ちよさに我を忘れて一心不乱に腰を打ちつける。 うぅぅ……すっごいよ。この締め付けは凄すぎる! もうイッちゃいそうだ……うぅぅ、もうダメだ! 「ひぎぃ!いったぁいよぉ、抜いてぇ、アギさん抜いてぇ……もう許してぇ~!」 「はぁはぁはぁはぁ……出すよぉ、もう出すからね!」 「抜いて、お願いだからもう抜いて……え?あ、熱い!お、お腹に、ふわぁぁぁ!」 「ぐぅ!ユ、ユウナさん!ユウナさん~!」 『ズグン!』 ユウナさんの子宮を壊すほどの勢いで、突き入れる。 その瞬間、2週間、溜めに溜めていた欲望が、一気に子宮目がけて噴出した! ドクドクとユウナさんの子宮を満たす、僕の精液。 僕は一滴残らず送り込む為に軽く腰を振る。 全てを吐き出した後、僕は繋がったままユウナさんに倒れこんだ。 「はぁ~はぁ~はぁ~……最高でしたよ。ユウナさん、最高だったぁ」 「ひっく、酷いよ……アタシが犯すはずだったのに、無理やり犯されちゃったよ…… アギさんは小動物じゃないよ、肉食獣だよ」 「いや、それは……ゴメンなさい」 下から僕をギュッと抱きしめたまま、涙目で僕をにらむユウナさん。 その表情が……可愛くって仕方がない!こんなカワイイ女の子とえっちしたなんて夢みたいだ! そう思い、まじまじとユウナさんを見つめてみる。 ……繋がったまま見つめあったりすると、また気持ちが盛り上がってくるわけで……ゴメンなさい。 「へ?うぇぇぇ?ちょっとあぎさん?なんでおっきくなってるの?」 「……ユウナさん、僕を小動物じゃなく、肉食獣だって言いましたよね? ……足りないんですよ。肉食獣の僕は、まだまだ食い足りない!」 「ひあ!ちょっとあぎさん!アタシもう無理だって!ヤメ……んん!う、動いちゃやだぁ」 ゴメンなさい!でも僕を獣にしたのはユウナさんですよ? だから満足するまでたっぷりと付き合って……突き合って貰いますからね! 486 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 28 24 ID zy9enlBD 21 42 Agi こんばんわ 21 42管理人 | Agiさん、いらっしゃい。 会社から帰って来てすぐにPCを立ち上げる。 課長のヤツ、今日はすっごく機嫌がよかったな。いったい何があったんだろ? 課長なんてどうでもいいや。今日はユウナさんに文句を言わなきゃいけないんだ。 21 42 anan こんばんは 21 42 win おつー 21 42 gan オコンバトラー 21 42 kero こんー 21 42 una (-_-メ) ユウナさんが出したオナ禁2週間の指令。そのおかげで僕は中学以来となる夢精をしてしまったんだ。 朝起きて、パンツを洗う空しい気持ちが分るのか?ユウナさん、貴女に分るのか?チクショー! ……あれ?ユウナさん、怒ってる?何に怒ってるの?怒りたいのは僕のほうだよ! 21 42 kero おや?unaさぬ、表情が優れませんね、どうしたんですか? 21 42 win ホントだ、ヤクザみたいな顔になってるww 21 42 anan ww 21 42 gan Agiさぬになにか恨みでもあるんですか? 21 43 una ( ̄□ ̄;)!! 21 43 anan わけわかんねぇっすww 21 43 kero Agiさぬ、なにをしたんです?セクハラ?もしくはセクハラ?ww 21 43 Agi いやいや、怒りたいのはこっちですよ。ユウナさんの無茶な指令でオナ禁して2週間。 夢精と言う奇跡を体験してしまいましたもん 社会人で夢精するなんてほとんどいないんじゃないのか? ホント、ユウナさんは無茶な指令を出したよね!どうしてくれるんだ! ……そういえば、何かすっごくえっちな夢で出しちゃったような気がするなぁ。 くっそぉ~、覚えてればssのネタに使えたものを……チクショー! 21 43 anan ??? 21 43 win ユウナ?それだれ? 21 43 gan Agiさぬ……誰かと間違ってません? 21 43 kero もしや……Agiさぬの愛人? ……へ?あ、愛人?愛人っていったい何を言ってるの? ユウナさんが僕の愛人なわけない……ユウナ?誰だ、それ? 487 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 29 07 ID zy9enlBD 21 43 Agi ユウナって誰ですか? 21 43 anan うをぉい!ww 21 43 win アンタがゆうたんや!ww 21 43 gan でた!必殺ボケたフリ!ww 21 43 kero unaさぬをどこの誰と間違えたのですかな?白状してもらいましょうか? いやいや、どこの誰って言われても、自分でもなんでその名前が出てきたのか分んないんだって! でもなんでユウナって名前が出てきたんだろ?知り合いにはそんな子、いないよな?……なんでだろ? 21 43 una きっとユウナって子はオナ禁して餓えてたAgiさぬに好き放題に犯されてしまった 可哀想な美少女なんだよ!!Agiさぬは小動物じゃなく、肉食獣だったんだよ!!! 21 43 gan うわぁ~おww 股間にライオンを飼う男ww 21 43 anan 股間がライオンキングww 21 43 kero 股間にライオンが住んでるなんて…DO-HENTAIだぁぁ~!! 21 43 win でたww 最強の褒め言葉ww うをぉい!股間にライオンってなんなんだよ! 好き放題犯したってなんだ……なんだ?この胸に感じる罪悪感はいったいなんなんだ? 21 43 una という訳で、Agiさぬに無残に犯されたユウナちゃんの敵をとるために罰を与えようと思いま~す 21 44 anan 異議なし! 21 44 gan 同じく! 21 44 kero 異議などあるものかww 21 44 win 賛成っすww 21 44 Agi 異議アリ! 21 44 gan 意義など認めん!ww 21 44 Agi ( ´・ω・`) 魔女裁判だ!これは魔女裁判なんだよ!僕がいったい何をしたってんだ!横暴だ!これは権力の横暴なんだよ! 21 44 una では判決!被告人Agiを……オナ禁2週間の刑に処す!! 21 44 kero wwwww 21 44 anan 出たww 死刑よりもキツイ刑だww 21 44 win ある意味最強刑ww 21 44 gan さぁオナ禁祭りの始まりだwww ま、また2週間のオナ禁だって?そんなの出来るわけないじゃないか! 僕は好き勝手言ってる皆に、特にunaさんに文句を言ってやろうとしたんだけど…… 21 45 Agi ( ´・ω・`)<うん、分ったお。オナ禁に励むお なぜかオナ禁するって言っちゃった。……なんでだ?なんでオナ禁するって決めたら大きくなって来るんだ? おかしい、おかしいよ!オナ禁するって決めただけなのに、何故かワクワクしてきた。どうなってんの? 21 44 una Agiさぬ……また2週間後に、ね。 (=^▽^=)ノ unaさんが書いた、その一文を見て、さらに痛いほどに勃起した僕。 なんでだろう?……とりあえず2週間、オナ禁すれば何故こうなったか分るのかな? とりあえず僕は、いきり立つ股間を押さえ、オナ禁に励む事にした。 488 :ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/10/15(月) 23 29 51 ID zy9enlBD 異常です 489 :名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23 31 40 ID GiYcyhnf リロードしながら一気に読んじまったよ。 所々に小ネタあって(課長とか)ワラタ 背後にマイ親父殿がくつろいでなかったら抜いてたなw GJでした! っていうかユウナ可愛いなぁ・・・。 490 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 11 46 35 ID T2vO9Fbh ポイント押さえた新設定GJ! ツクバ氏、最近神がかったような躍動感のSS! いいな! こういうのはいいな! 491 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01 44 38 ID imtvfOHT 488 ……イイ。可愛すぎ。GJ。オナ禁するわ。 492 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15 20 13 ID 0wT3uVc6 禁! 493 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 16 50 07 ID OQnVkko4 断☆ 494 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20 40 19 ID zFUno2FQ 王♪ 495 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20 46 38 ID JRL2CYpB 女☆ 496 :名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 12 56 18 ID MVo7DLws 未完少女 497 :名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 15 23 53 ID yDOcl+oE 蜜柑少女 498 :名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 15 31 17 ID p8OxUSXN 未通少女 499 :名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 21 42 04 ID RAQqdLov 禁! 500 :名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 22 09 29 ID gn5xMpI1 色 501 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 20 46 37 ID ICNwFb6c 情 502 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 21 01 26 ID gvuYu69F 狂 503 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22 00 50 ID kCElKMdu 婆 504 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22 04 18 ID IlmnSVR7 少 505 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22 37 23 ID S8QiezjK 女 506 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 18 45 19 ID 1fFjYPJM 「何をしておるのじゃ。さっさとワシの中に入れんか」 言葉の主は、口調こそ老婆のそれだが、見た目はどこからどう見ても少女――それも年端の いかぬ――のそれだった。 「はようせい! ワシは……ワシはもうずっとお主のその猛り狂った逸物が ワシの女子(おなご)の部分を貫く日を待ち望んでおったのじゃぞ! お主はまだ焦らすつもりか!」 くねくねと、熟練の娼婦のような腰つきで僕を誘う少女。既にその幼い裸身を 隠す布は何も無く、濡れそぼった小さな秘芯も、そこから何かが出てくるなどと 信じられないような小さく綺麗な菊門も、僕の眼前に曝け出されていた。 どうしたらいいかわからない。僕だって男だ。当然……そういう事をしたいという 欲求――本能はある。でも、目の前の少女は、少女であって女じゃない。倫理観が、僕の本能を 押し留める。僕はただただ、理性で本能に歯止めをかけながら、戸惑う事しかできなかった。 「……そうかそうか。お主にワシを犯す度胸が無いのはよくわかった」 僕の戸惑いが深いのを見て取ったのか、少女の淫欲に狂った瞳がギラリと光った。 「ならば……ワシがお主を犯すのみじゃ!」 瞳に縛られるという事が実際にあるのだと、その時僕は初めて知った。 飛びかかってくる少女から逃げなければ、という思いとは裏腹に、僕の身体は 全く動こうとしない。そのまま押し倒され、背中を強かに打ちつける。 その痛みが、僕の身体をさらに縛る。 「度胸はなくとも、性欲は一人前じゃのぅ……どれ、ワシの準備は万端じゃ。 早速その逸物をいただこうかの」 少女が、僕の股間の上にまたがる。いつの間にか、下半身を覆うものは取り去られ、 僕のはしたなくも――なにせ相手は年端もいかぬ少女なのだから――そそり立って しまった物が露わになっている。そこに滴る、彼女の、蜜。 「……ん……ぎっ……」 少女は、腰を落とし始めた。 見た目通り、その中は狭かった。僕のそう大きい方でもない――と思う――物でも、 全ては入りきりそうもない。彼女の顔にも、苦悶が刻まれていく。 処女、というわけではないようだったが、結合部には僅かに血も滲んでいるようだった。 「おぬし……膨らませ、すぎじゃ! ……いぎっ!?」 そんな事を言われても……。 だが、少女は痛みに悶絶しながら、それでも腰を落とすのをやめようとしない。 最奥まで何とか僕の物をくわえ込もうと、眉間にしわを刻みながら頑張っている。 「ぐっ……ぎ………………あむっ!?」 僕はそんな少女が、その……急に愛おしくなって。身体を起こすと、少女の唇を 食んだ。舌を吸い上げ、口腔を自分の舌でかき混ぜる。少しでも、彼女の苦しみが 和らげば、と。そんな思いを込めて。 「むぁ……んっ……んんん!」 効果は絶大だった。少女の強張っていた身体から、力が抜けていく。 「んはぁ……と、突然何をするのじゃ……感じてしもうたでは、ないか……あんっ」 僕の物が、少女の一番奥へと辿り着いた瞬間、彼女の口からは可愛らしい喘ぎが漏れた。 「入った、ぞ……全ては、無理のようじゃがの……あ! い、いきなり動く、ああっ!」 少女の可愛い声が聞きたくて、僕は自然と腰を動かしていた。彼女を気遣いながら、 しかし、本能の求めるがままに。最早理性は何処かへと消え去っていた。 「んぁ、その、ような……あふぅ! はげし、あああっ!」 少女の瞳の光は、最早淫欲そのものだった。それだけが、彼女を支配していた。 そして、それは僕も同じ。 「あっ、あっ……ああんっ! っぁ! いっ……く、くる……な、にか……ぁぁあっ!」 少女の身体が痙攣し始める。僕の物も、ビクビクと震える。 「あ゙っぅつぅああああああああ!!!!!」 身体を弓のように仰け反らせて、少女が果てた瞬間、僕も全てを解放した。 音が鳴りそうな勢いで、僕の物から白濁が飛び出て、少女の中を真っ白に染めていく―― 「っぁ……! ぁ……! っ……!」 僕の物が、幾度も脈動する。その度に、喉を曝け出すように仰け反った少女の身体が、 ビクッ、ビクッ、と震え、凄まじい絶頂の中に己がいる事を、僕に教えてくれる。 そして――少女の中が白く染まっていくのと同時に――僕の頭の中も――白く―――――― 507 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 18 46 21 ID 1fFjYPJM あれ? 股間に感じる冷たい感触。 こ、これは………………? やっちまったぁああああああああああああ!!!! せっかくオナ禁して、もうそろそろ二週間になるって時期だったのに、なんでこんな時に 今ままでした事がなかった夢精なんかぁああああ!!!! ……って、僕なんで夢精したんだろう? 夢を見ていた覚えも無いし……あれ? あれれ? 何か忘れてるような気がするんだけど……あれぇ? ……思い出せないからいいや。 しかし……また二週間オナ禁し直しかぁ。せっかく禁断少女に会えるかも、って ワクワクしてたのになぁ。もうちょっと我慢できなかったのか、僕? はぁ……気を取り直して頑張るか。 おまけ ~その頃の舞台裏~ 「ほっほっほ……溜まっておる若人の子種の味は、やはり格別じゃのぉ」 「ちょっと何やってくれちゃってるのよこのババァ!?」 「何じゃ、禁断の。そのような怖い顔をされると、ワシはようお前さんの方を見れん」 「その台詞……あの人が私に会う為にオナ禁してたと知っての言葉かしら?ええ?」 「はてさて、ワシにはようわからん。なんせこの歳じゃからのぅ。物覚えが悪うてな」 「見た目私より若い奴が何言ってんのよっ! 今度こんな事やったらタダじゃおかないんだから!」 「ほっほっほ……まあ、覚えておったらな。ほっほっほ」 「ムキィィィイ!!?? ……まったく、あの色情狂婆少女め……。 けど、あの人もあの人よ……あんなのとヤッちゃって、また待たなきゃいけないじゃない! ……待つのは、辛いんだから……今度はあんなのに引っかからないでよね!」 ~終わり~ 508 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19 13 27 ID x6SBN8JJ 色情狂婆少女GJwww 509 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19 14 34 ID 76TfCiJO 色情狂婆少女・・・! GJGJ! 「色」「情」「狂」「婆」ときたときには、これがまさかSSになるとは思いもよらなんだ!! すげーや!!! 510 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19 24 02 ID 6oTDrpch すげーなwww 511 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19 26 30 ID tbMIUtTx まさかあの流れからこんなGJが生まれるとはwwwwwwwwww 512 :名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 21 16 01 ID Ie7jiAc+ 炉と婆と二通り想像してしまうwwww 513 :名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01 31 02 ID 0H3mLNI8 すご過ぎるwwwww一文字参加したがSSになるとは思わなかったwwwww 514 :名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 10 18 09 ID aAIWpXi9 金! プラ! 買い! 515 :名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 09 52 59 ID AVPhG4l1 ☆ 516 :名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23 55 13 ID RNpgTUoa ★ 517 :名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 10 37 18 ID tvdN+el/ ◇ 518 :名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19 30 12 ID A9jxxnxu ◆ 519 :名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 19 26 38 ID AfR4cN46 ○ 520 :名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21 22 18 ID cVdergwN ● 521 :名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 15 03 25 ID wjCwgnib この流れはなんなんだww 522 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02 04 50 ID sIR3TX8b ホシュ 523 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23 39 34 ID IIKqcw39 506‐507 うおお!こりゃすごい! なにかババ属性に目覚めそうだw 524 :名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 05 57 39 ID 4Uj9pccC オナ禁12日目ッ!! ついにッ!! ついにッ!!! 禁断少女!!! 降臨ッッッ!!!! 525 :名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 14 06 13 ID 1CozA1nd おめでとう。 対象者がオナニーをよくするため欲求不満になる禁断少女というのを想像した。 誘惑しようと目の前で服をずらしたり、目線をやったり、 果てには自分を慰めたりするのだけど、対象者は満たされているため一切感知しないと。 526 :名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01 23 36 ID KUs9a4od 525 さぁ早くそのネタでSSを書くんだ 527 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 17 33 ID L/1dQ2ID けたたましく鳴り響く警報が、司令室の空気を一変させる。 張り詰めた雰囲気の中、女性オペレーター達がそれぞれの持ち場で忙しなく端末を操り、 あるいは通信の応対を始めていた。 モニターに流れる情報群。ピックアップされ、拡大される地図に赤い光点が瞬く。 「状況報告!」 入り口の自動ドアが開き、カツ、カツ、と急ぎ足の靴音が司令室の一段高い場所へ向かっていく。 「次元レーダーに干渉反応あり。空間歪曲現象と確認しました!」 澄んだよく通る声で、ショートヘアの女性オペレーターが報告する。 「位置と規模は?」 尋ねながら司令官専用シートに腰を下ろしたのは、黒髪をひっつめた知的な顔立ちの女性。豊かな胸を 窮屈そうに制服に収め、強い意志を湛えた瞳が眼鏡の奥で光る。 「D-21番ブロック、臨海工業エリア。範囲レベル“侵略”規模。──歪曲率、更に上昇! 亜空間ホール警戒値、突破します!」 オペレーターの声にも緊迫感がにじむ。 「監視ネットワーク、繋がりました。映像出します!」 別の女性オペレータの声と同時に、司令室の大型スクリーンに映像が浮かんだ。 幾つもに分割され、それぞれに違うアングルで工業地区の街並みを捉えたカメラの映像。その中に 明らかに異様な光景が広がっていた。オペレーターが即座に一つを選択し、拡大する。 まだ昼間だというのに薄暗く、赤く濁った空。太陽も雲も無く、ただ朧に光を透かす血色の天が 画面に広がっている。 その血色を背景に、中空に浮かんで蠢く黒い球体。 否、少しずつ大きさを増す歪なそれは、空間を捻じ曲げ、こじ開けた、異次元へと繋がる“穴”だ。 そして空間に穿たれた穴の中から何かが──巨大な質量を持つ何かが、姿を現そうとしていた。 「……インベーダーめ!」 映像を睨み付け、眼鏡の女性士官は唇を怒りに歪める。 画面に映る周囲の建造物群と比べても、その大きさが容易に見て取れた。 二本一対の鋏を備えた腕。六本の脚。昆虫や甲殻類を思わせる、装甲に覆われた奇怪なフォルム。 異次元から“こちら側”へ送り込まれた侵略兵器──戦闘ロボット! もはや報告を待つまでも無い。オペレーター達に女性士官が声を張り上げる。 「総員、第一級迎撃態勢! 関係各所に協力要請急げ。クラウンジャー、出撃準備!!」 * * * 「────ダメだ、これ以上進まん……」 パイロット待機室で自分のデスクに向かい、『伊加須ガイ』はノートパソコンの画面に見入ったまま 腕を組んで唸っていた。 「ぐぉおお~~~! どう考えても本番への取っ掛かりが掴めん! 一体どうすればああぁぁ~~!?」 ついには頭を掻き毟って身悶えする。 書きかけのテキストファイルと睨めっこ状態のまま、既に小一時間。 といっても報告書や論文の類ではない。画面に綴られているのは、歯の浮くような甘ったるい睦言と ともに繰り広げられる、男女のあられもない性行為場面。 「くそぅ、非番が潰れさえしなければ……やっぱ自分の部屋じゃないと落ち着いて書けないぜ」 地球を守る正義のパイロットの密かな趣味。それは、インターネット上の匿名掲示板で自作のHな ショートストーリーを発表する事だった。 本当なら今日は貴重な休養日の筈だったのだが、もう一人のパイロットが前回の出撃で負傷したために 急遽出勤と相成ってしまい、現在に至っている。 「こんな事なら、投下予告なんてするんじゃなかった……」 出るのは唸り声と溜め息ばかり。 いかなアレな趣味の持ち主とはいえ、やはり職場でこういうものを書くのには抵抗がある。この部屋に 詰めているのは自分独りきりだが、待機中はいつスクランブルが掛かるかも分からないし、もしも こんな時に限って書類を抱えた事務の女の子がやってきたりしたら……。 予告期限の焦りも手伝って、まるで創作に集中できなかった。 528 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 19 15 ID L/1dQ2ID 「…………やべぇ……」 思わず呟きが零れる。きょうの執筆に備えて数日前からオナ禁していたのが逆に災いしようとは。 筆が進まないままあれこれとSSのエロシチュを考えているうちに、いつの間にか不肖の息子だけは ギンギンにいきり立ち、パイロットスーツの股間を押し上げている。 (畜生、欲求不満が先に立ってSS書くどころじゃねぇ。といって、まさか此処で抜く訳にも……) 「あら、遠慮しないでスッキリなさればいいのに」 背後から聞こえた涼やかな声に、思わず「うわおぅ!?」と悲鳴を上げてガイは振り向いた。 いつから其処に居たのか。 まるで気配を感じさせる事無く、すぐ傍に一人の少女が立っていた。 「────だ、誰だ!?」 驚愕に目を剥いて、ガイは少女に問い掛ける。 その顔に見覚えは無い。少なくとも、この基地の人間ではない。 いや、そもそも少女の身なり自体がこの場にそぐわない物だ。 年齢は十代後半くらいだろうか。 複雑奇妙な紋様の描かれた袖無しの貫頭衣を纏い、ウエストを編み込みの帯で留めた細い肢体。 長い黒髪は途中で幾つかに分けて帯紐で纏められ、顔と腕には刺青かペイントか、衣服と似たような 紋様が彩られていた。 あたかも古代異郷のシャーマンを想像させるような、風変わりな出で立ち。 「君は、一体……? ここは部外者は立ち入り禁止だぞ」 訝りながら、ガイの視線は少女の顔に吸い寄せられる。 つぶらなエメラルド色の瞳と、褐色の肌。 小さく整った鼻筋に、シャープな顎のライン。 東洋系とも西洋系とも判別し難い、けれど間違いなくとびきりの美少女だった。 そして、その少女の見つめる先は…… 「さっきからずっと、“ふぇらちお”シーンばかり……おクチ好きなのですね」 「!? うぉわおぉおうっ!!」 モニターのエロ文を読まれているのに気が付いて、慌ててノートパソコンを閉じる。 「だ、だ、だ、だから誰なんだ、君は!?」 ガイの問い掛けに少女はにっこりと笑い、貫頭衣の裾を摘んで淑女のように挨拶して見せた。 「初めまして、お兄様。わたくし、貴方の『禁断少女』ですわ」 「────は?」 唐突な名乗りに、ガイの思考が一瞬真っ白になった。 禁断少女。 彼が頻繁に利用するネット掲示板で囁かれている、一種の都市伝説。 オナ禁して性欲の溜まりまくっているSS書きの元に現れては、射精に導いて去っていくという…… 「いや、まさか…………あれは単なる噂話で……」 「“火の無いところに煙は立たぬ”。真実はいつも目の前に──ですわ」 下げていた頭を戻し、再び微笑む。小首を傾げ、軽くしなを作り、どこか男に媚びる妖艶な眼差し。 貫頭衣を押し上げる胸の膨らみの先端に小さな突起のシルエットが浮かび上がり、思わずグビリと ガイは唾を飲み込んだ。 「さあ、お兄様……」 少女が一歩踏み出し、ガイが椅子に座ったまま身を反らす。その膝に、たおやかな両手が置かれた。 「我慢は身体に良くありませんわ。その溜め込んだ濃い精気、わたくしにくださいませ」 少女の顔が間近に迫り、ガイの目を覗き込む。花のような香りと、膝から伝わる重さと温もり。 髪の毛一筋までハッキリと判別できるその存在感は、決して夢でも幻でもない。 「好きにしていいんですのよ、わたくしのこと。おしゃぶりでも……もっとイヤラシイことでも……」 囁いて、艶やかな唇に人差し指を宛がう。軽くすぼめたその口に、ガイの目は釘付けになった。 甘い声は耳から脳へと染み渡り、勃ちっ放しの股間がズキズキと疼いて── 529 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 21 05 ID L/1dQ2ID “ヴイイイイイッ!! ヴイイイイイッ!! ヴイイイイイッ!!” 「!! スクランブルか!?」 突然の警報に、呆けていたガイの思考が呼び戻された。 『コードC発令、コードC発令! 本基地はこれより第一級迎撃態勢に入ります。 クラウンジャー発進準備、クラウンジャー発進準備!』 基地内に響く放送に、反射的にガイは少女を押し退け、立ち上がる。 「あ!? お、お兄様?」 戸惑い気味の声を背に、壁際のシューターへと身を躍らせた。 ──シューター。待機室から自機のコクピットまでダイレクトに繋がった、チューブ状の通路。 足元から上へ次々に流れ行く非常灯の明かりを頼りに滑り降り、座り慣れたシートへと“着地”する。 同時に、起動キーをシートの右側のスロットに挿し入れた。 ──STAND BY── 正面の大型モニターに光が灯り、薄暗いコクピットを照らしだす。同時に周囲のサブモニターや各種 機器類にも電源が入り、足の下から重い唸りが響き始めていた。 『アトランティス・ドライブ』──人類に授けられた、唯一無二にして神秘のエネルギー機関。 侵略者に抗する最強の“剣”、クラウンジャーが、いま目覚める── 「──ぉにいさまぁぁ~~~~っ」 「あん?…………ぐえっ!!」 上から迫る声に見上げた瞬間、落下してきた衝撃が腹に直撃して、ガイが悲鳴を上げた。 「もうっ! ひどいですわ、わたくしを放ったらかしにして!」 ガイの膝の上に横座りになった禁断少女が、“ぷんすか”と頬を膨らませて睨み上げてくる。 「ぐほっ、ごほっ、……こ、コラッ!! なに勝手についてきてんだ!? 今は緊急事態だぞ」 「お兄様こそ、わたくしを呼び出しておいて無視しないでくださいませ」 「や、別に呼び出した覚えは無いし、無視した訳でもなくてだな…… 話は後で聞くから、取り敢えず──ひょわぉうっ!?」 首筋に口付けられて、ガイが素っ頓狂な声を上げた。 「呼ばれた以上は、自分の務めは果たさせていただきます。お兄様はお兄様で、わたくしに構わず お仕事に励んでくださいませ」 甘い香りを狭いコクピットに振り撒きながら、白い指がパイロットスーツのジッパーを引き下げる。 「だあああぁっ! 待て、止めなさい!! んなことされたら仕事の邪魔!」 「あら、そんな事言ってよろしいんですの?」 慌てふためくガイに悪戯っぽく笑って、禁断少女はもう片方の手に持っていたものを差し出した。 「はい、忘れ物」 「!? ヘルメット──そ、そうか、つい気が動転して…」 『ちょっとガイ! なにやってんのよ!?』 正面モニターにウインドウが開き、茶色いウエーブヘアのオペレーターが映った。 『さっさと機体チェックの報告済ませてちょうだい。カタパルトの用意は出来てるんだから』 「それどころじゃない! この子を降ろすから、誰かコクピットハッチの前によこしてくれ!」 ヘルメットを被りながら、ガイはオペレーターに言い返す。 『…………なに、それ?』 モニター内の女性が怪訝そうに眉を顰めるのを見て、ガイはどう説明したものか頭を巡らせた。 その胸板にしがみついてきた禁断少女の頭に視界を遮られ、首を捻って画面を覗きながら、少女の 身体を何とか退かそうと押し合いになる。 「じ、事情は後で話す! 信じてもらえないかも知れないが、この子は普通の人間じゃなくて…」 『はぁ? この子って? それってさっきから一体なんのアホパントマイムなワケ?』 「…………へ?」 『あはは~~。ダメですよぉ、伊加須さん』 新しいウインドウが開いて、縁なし眼鏡にロングヘアのオペレーターが映し出された。 『今はスクランブルが掛かってるんですから。そーゆー悪ふざけはメッ、です』 一見笑顔で優しく語り掛けているが、その目は笑っていない。 (まさか!? 俺以外の人間には、禁断少女の姿が見えてない?) 530 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 22 58 ID L/1dQ2ID 『ああ、もう! アヤノ、面倒だからこのまま発進シーケンス続行しちゃって』 『はい~。ゲート開放確認、カタパルトロック解除。カウントダウン5、4、3──』 「ちょっ!? 待────」 突然のカウントダウンに、身体が自然と反応する。慌てて飛行翼を展開した直後に、 リニアカタパルトによる垂直方向の加速Gが全身に圧し掛かってきた。 「きゃああああっ!? お兄様! いったい何事ですの!?」 「ぐほあぁっ! 重い! 潰れるぅ!!」 二人の悲鳴とともに、クラウンジャーは基地を飛び出した。 * * * 巨大な鋏が工場を薙ぎ払い、尖った爪を持つ脚がコンクリートを踏み砕く。 青色を取り戻した空を再び染める、紅蓮の炎。もうもうと立ち昇る黒煙と灰塵。 サソリを模したと思しき侵略ロボットが、工業地区を蹂躙する。 その尾から放たれた光条がガスタンクを貫き、新たな爆発を引き起こした。 「くそっ! 化け物め、好き放題に暴れやがって」 瓦礫と鉄骨の間を駆け抜けながら、若いレスキュー隊員が忌々しげに吐き捨てる。 「うう……」 彼の辿り着いた先には、倒れたボードの下敷きになった作業員と、先輩レスキュー隊員達の姿。 「カッター持って来ました!」 「急げ! 思ったより火の回りが早い」 作業員の口に酸素マスクを宛がいながら、先輩隊員が煙を避けて身を伏せた。 「お、俺のことはいい。あんた達こそ早く逃げないと……あの化け物が、またこっちに……」 白髪混じりの作業員が、酸素マスクを押し退け苦しげに呻く。 「大丈夫だ。大丈夫」 カッターが唸りを上げ、建材を切断し始める。その耳障りな音に負けない力強い声で、数々の修羅場を 潜ったベテラン隊員が作業員を力付けた。 「俺達には、どんな化け物もぶちのめす、どでかい“助っ人”がついているんだ」 ────ゴオオオオオオオオォォォォ その台詞を待っていたかのごとく、耳に届く爆音。遠く高く鳴り響くそれは、次第に近く、大きく。 「──来た」 確信に満ちた声でベテラン隊員が頷く。 「来た!」 作業の手を休める事無く、若い隊員が笑みを浮かべる。 「…………おお」 上体を捻って天を仰いだ作業員が、目を見開いた。 今、まさに。 太陽を背に舞い降りる──それは『巨人』。 轟音と共に着地し、『化け物』の前に立ちはだかる。 「あれが…………あれが!」 日輪受けて輝く王冠 胸に翼のエンブレム 雄々しくそびえる鋼の巨躯は 揺るがぬ正義と力の具現 見よ あれが僕らの絶対守護神 スーパーロボット クラウンジャー!! 531 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 24 41 ID L/1dQ2ID 「痛てててててて…………」 「あうぅ~~……」 強制発進のドサクサでシートベルトを忘れていたガイは、着地の衝撃で禁断少女ごとシートから ずり落ちかけた。 『伊加須さ~ん、周辺の避難と救助がまだ完了していません。戦闘には十分注意してください』 『敵ロボットに過去の該当データなし。武装は鋏と尾っぽのレーザー以外詳細不明。気を付けて!』 敵の姿を映し出す正面モニター。視界の邪魔にならないよう、隅っこに開いたウインドウから オペレーターが情報を伝える。 「応!!」 ガイはシートベルトを締めながら素早く視線を巡らせた。 正面と左右の大型モニターが、巨神の視点で外界の情報を伝えてくる。周囲の状況を読み取り、 瞬時に頭の中で幾つもの戦闘パターンを組み立てていく。 機体コンディションは正常。オプション武装選択は、周辺被害を極力抑えることを優先して剣と盾。 破壊活動の手を休めていた敵ロボットが、こちらに正対した。 鋏を振り上げ、六本の脚で踏ん張ったまま動きを止める。 「!?」 不意にその背が──正確には機体の前端部分を支点に、背面中央の隆起部分が展開し、起き上がった。 サソリ型の胴体から生えた、それはヒトの上半身を模したもの。 折り畳まれていた細いウエストが真っ直ぐに立ち上がり、上に乗ったT字型の胸部から鋏付きの腕が 伸びている。 そして平たい頭部に不気味に輝く、赤い四つの目。 『あの変形機構は、EU軍の戦車型陸戦機と酷似しておる。敵は我々の技術を吸収しておるぞ!』 男性の声で飛び込んできた通信は、スーパーバイザーを務める博士のものだ。緊張を孕んだその声に、 ガイは左右の操縦桿を握り直し、不敵に笑った。 「ハサミの生え所を高くした程度で、このクラウンジャーに勝てると思うなよ。これ以上テメェの 好き勝手にはさせねぇ……速攻でブッ潰す!!」 ジジジィ~~~~…… 「──ん? のわあ゛あ゛あ゛ああぁァッ!!?」 股間に奇妙なくすぐったさを感じて視線を向けたガイが目を剥いた。 いつの間にか膝から下り、ガイの両足の間に潜り込んだ禁断少女が、ジッパーを開けてナニを 引っ張り出そうとしている。 「うふふふふ。こんにちわぁ」 トランクスの引っ掛かりからブルン、と飛び出したペニスに、少女が頬を赤らめて挨拶する。 「こ、コラ! やめなさい、退きなさい、この非常時にナニを暢気にコンニンチワなんて──」 ガイの気が逸れた一瞬に、敵が動いた。右腕の鋏を大きく振りかぶって突進してくる。 気付いたガイが、こちらも機体を動かそうとするが──── 「ど、退け! マジやばいって! アクセルに足が届か──」 『ガイ! なに棒立ちになってんの!?』 『伊加須さんウイング! 飛行ウイング収納してくださいぃ~』 着地してからまだ何の準備もしていなかった事をようやく思い出した。 「クッ!」 ペダルが踏めず、脚部は動かせない。咄嗟にレバーを引いて盾を構えたのと、敵が鋏を突き出して きたのは殆ど同時だった。 コクピットを襲う衝撃。 「きゃああああっ!」 構えた盾ごとクラウンジャーが弾き飛ばされ、禁断少女が悲鳴を上げる。 「ぎえええええええっ!!」 握られていた肉棒をあらぬ方向にへし曲げられ、ガイが絶叫する。 クラウンジャーの巨体が宙を舞い、背中から仰向けに倒れこんだ。倉庫を押し潰し、土煙が舞い上がる。 532 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 26 20 ID L/1dQ2ID 「うう……痛いです」 シートごと仰向けに倒れたガイの胸に乗り上げる格好で、禁断少女が身を起こした。 「それは、ほれのせりふらっ!」 鼻血を垂らしながらガイが怒鳴った。ひっくり返った彼の顔面に、少女のエルボーが降ってきたのだ。 「頼むから大人しくしててくれ! 俺の後ろにサブシートがあるから、そっちに座ってじっと──」 「そうはまいりません! わたくしにも“禁断少女”としての責任と矜持がありますわ」 「こんな時にいらんプロ根性発揮すな!!」 股間から飛び出したままのペニスに再び手を伸ばしかけた少女の向こう──モニター画面の中で、 サソリの尾がこちらを向いた。 「ヤバイ!」 機体を起こしている余裕は無い。横倒しのままスロットルレバーを掴んだ。 轟くジェット音。 レーザーが放たれる寸前、クラウンジャーが大地を“滑る”。 まだ展開したままだった飛行用ユニットを使っての緊急回避。青白い光条が、足の下ぎりぎりを 掠めていく。ブースターの推力で機体が引きずられた際に車両を轢き潰したり、ウイングが 煙突やらパイプやらを薙ぎ倒したりしたがこの際そんなことに構ってはいられない。そのまま腕で 上体を起こし、推進ベクトルを上方に向けながら地面を蹴って飛び上がる。 着地し直してウイングを畳み、あらためて正義の巨人は敵と向かい合った。 『周辺区域の避難と救助完了。もう遠慮は要らないわよ、ガイ!』 『あ、でも近くに大型の化学薬品タンク群がありますから注意してくださいね~。ところでさっきから そちらの通信が“SOUND ONLY”になってますけど、どうしたんですかぁ?』 「い、いやぁ何でかなぁ。ちょっと調子悪いのかなぁ。アッハハハハハ……だからそこ邪魔だって」 『──はい?』 「や、違う。こ、こっちの話。とにかく仕切り直しだ」 クラウンジャーが、盾を持つ左腕を前に半身に構えた。 同時に、敵ロボットも両腕の鋏を肩の高さに構えたまま、互いに隙を窺う。 戦いの舞台に一瞬訪れる、緊迫した静寂── 「もう! この体勢じゃあ、わたくしのお仕事が思うようにいきませんわ」 ガイの膝の間に強引に座らされた禁断少女が、正面モニターを向いたまま唇を尖らせた。 「文句言うな。ここで死んじまったら仕事もナニも無いだろが」 自分の胸に預けられた柔らかな身体にドギマギしつつ、ガイは少女を嗜める。 「いいか、邪魔すんなよ。このまま大人しくしてろよ」 「ぷぅ」 「いや、“ぷぅ”でなくって……」 頭一つ分小さな温もりに、つい我を忘れて抱き締めたくなる衝動をグッとこらえ、 「ええぇい! こうなったら、さっさと終わらせて帰還するぞ! くらえ!」 右の操縦桿を、付属レバーに指を掛けながら前へ倒す。 同時にクラウンジャーが引いていた右腕を突き出し、その肘部分から先が爆発した──否、凄まじい 排気炎と轟音を伴い、肘から先が撃ち出された。 ロケットエンジンの噴射煙をたなびかせ、鋼の拳が砲弾と化して敵の胸元目掛けて跳ぶ。 耳をつんざく激突音と火花。 半人半蠍の敵ロボットは両手の鋏を交差させて楯と成し、拳を受け止めた。だが、巨人のパンチも その程度では怯まない。しばし互いの押し合う力が拮抗する。 時間にして数秒の力比べは、最後に敵が押し勝った。パンチが弾き返され、ガイが小さく舌打ちする。 戻ってきた腕を肘にドッキングさせようとしたその時、 さわり。 「うひゃぉう!?」 ペニスを撫でられる快感に思わず変な声が出て、手元の操作が狂う。 ゴイン!! 帰ってきたパンチが、前屈みになってしまったクラウンジャーの頭に命中した。 533 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 27 43 ID L/1dQ2ID 「むぅぅ~~……背中の方を手探りだから、うまくオチンチンが弄れません…」 「だーかーら! じっとしてろっちゅうに!!」 のけぞって天を仰いだ機体を戻しながら、ガイが怒鳴った。 「くそぅ、腕! 飛んでった腕はどこ行った!?」 「腕でしたら、あそこに」 少女の指差す方向。可燃性化学薬品タンクの間を縫うようにして、地面に拳がめり込んでいた。 思わず背中を伝う冷や汗。 回収に向かおうと動きかけたその瞬間── 「!!」 クラウンジャーが飛び退いた場所を、青いレーザー光が焼き払う。 「取りに行かせないつもりか」 落とした右腕への進路上に回りこんだ敵ロボットが、尾を振り回してレーザーの乱れ撃ち。 クラウンジャーは素早いステップでビームの軌道を避け、かわしきれない攻撃は楯で防いで隙を窺う。 「ん……しょっと。この格好なら」 「わ!? おい、邪魔すんなって!」 揺れるコクピットもなんのその。戦いに集中しているガイにお構いなしに、禁断少女はもぞもぞと 身体の向きを変えて再び横座りの格好に納まった。 「ふふ。さっきから私に注意してばっかりの割には、ココは正直ですわよ、お兄様」 「!? あふぅんっ」 しっとりと柔らかな手にシャフトを扱かれ、思わず力が抜ける。クラッチレバーの操作がすっぽ抜けて カクン、とクラウンジャーがその場に膝をついた。 「しまった!」 動きの止まった巨人にレーザーが降り注ぐ。咄嗟にかざした楯も、熱線の一点集中で見る間に 赤熱し始めた。 『シールド温度上昇、耐久限界! まずいわよガイ』 「こっちもすっかり熱くなってますわ。素敵」 「ふうぉぉぉぉ……やめ……やめろって」 細い指が張り詰めた亀頭を優しく包み込み、カリの裏側をくすぐる。気持ち良さに膝が震えた。 「だぁあああ!! こうなったら強行突破だ!」 左腕が火を噴く。レーザーを受け止め続ける楯ごと、残るパンチも撃ち出した。 ──ゴガンッ!! 完全に意表をつかれた蠍ロボは、ガードもできず真正面から楯の直撃をくらう。背筋が軋みを上げ、 六本の脚がわずかに後ずさった。 だが、意外性の一撃も大したダメージにはならない。 高熱に炙られ続けた楯は激突の衝撃で脆くも大破し、殆ど無傷の敵は再び赤い四つの目で、 ……いない。 さっきまで膝をついていた筈のクラウンジャーを、一瞬のうちに見失ってしまった。 戸惑うように周囲を見渡す蠍ロボの頭上で、日が翳る。 「でりゃああああああ!!」 見上げた頭を、鋼鉄の足が踏み砕いた。 楯による攻撃は単なる目くらまし。 パンチを撃ち出すと共にダッシュしたクラウンジャーは、敵の頭上高くジャンプして自由落下の 勢いを加えた飛び蹴りを喰らわせたのだ。 更にそのまま蠍ロボの頭部を踏み台にして敵の背後へと再度跳躍。着地と同時に戻ってきた左腕を ドッキングさせ、 「クラウンソード!!」 腰の剣を引き抜いて、尻尾のレーザー砲台を斬り飛ばした。 534 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 29 25 ID L/1dQ2ID 「やりました、伊加須さん!」 「まったく。最初からチャッチャッと本気出しなさいよ」 鮮やかな逆転劇に、クラウンジャーの戦いぶりを見守っていた司令室が沸く。 だがオペレーター達の歓声をよそに、指揮官席の女性は無言でスクリーンを睨んでいた。 机に両肘をつき、口元を隠すように指先を組んで、眼鏡の奥の瞳が不審そうに細められる。 「どう思うかね、司令」 一段下の席から、スーパーバイザーの博士が口髭を撫でながら問い掛けてきた。 「…レーザーも鋏も、それなりに強力な武装ではあるが──クラウンジャーを相手にするには いささか決定力に欠ける……博士も同じ考えなのでは?」 「うむ。いまさらこの程度のロボットを単体で送り込んでくる意図が分からん。やはり何らかの秘策が 有るとみるべきであろうな」 「それに、さっきからクラウンジャーの動作が妙にぎこちないのも気になる。一体何が……?」 一抹の不安を胸に、女性司令官は組み合わせた手を解き、背凭れに身を預けた。 返す刀でクラウンジャーがもう一太刀浴びせようとした時、 「お見事ですわ、お兄様! ご・ほ・う・び」 少女の舌が鎖骨をなぞった。 「にゅふほほほほぅ!?」 くすぐったい快感にガイが奇声を発し、剣先は空を切っただけ。 空振りに姿勢を崩したクラウンジャーの胸を、先端を失った尾っぽが打つ。 よろけた隙に蠍ロボは六本の脚で素早く前へ逃げ、クラウンジャーも、身を翻すと右腕を落とした 場所へと一気に駆けた。剣を大地に突き立て、左手で拾い上げた腕を右肘にドッキングさせる。 繋がった腕の動きを確かめるように拳が開き、再び力強く握り締めた。 「よし! 一気に決めるぞ」 「んふぅ。おにいさまぁ……」 ふわり、と一際甘い香りが思考を遮り、少女の手がガイの頬を撫でた。 「わ、馬鹿! 視界を塞ぐなって何回──ど、どうした?」 先程までとは、明らかに少女の様子が違う。 荒い呼吸に潤んだ瞳。赤みの差した頬はまるで熱病のようだ。 「ごめんなさい。わたくし、お兄様の胸に抱かれてオチンチンにご奉仕してたら、なんだかとっても イケナイ気分になってきちゃって……」 切なげな吐息と共にガイの唇を指で撫で、蕩けるような猫撫で声で 「 し ま せ ん か ? 」 「こんな時にナニを発情しちゃいやがってますか、この娘は~~~ッッ!!」 「あぁん、この狭い部屋が悪いんですぅ。お兄様の匂いが篭って、頭がクラクラしますのぉ」 パイロットスーツの前をはだけ、アンダーウェアの胸元にすりすりと顔を押し付ける。心なしか少女の 首筋もうっすらと汗ばみ、乳首が布越しにポッチリと存在感を増していた。 「ね、お兄様。お願い」 ガイの膝を跨いで座り、少女が正面から顔を向ける。 「ダ~~~ッ!! だから帰るまで我慢しろと……こ、こら、待ちなさい! メットを脱がすな。首に腕を回すな。そんなに顔を寄せ──むっぷ!?」 桜色の小さな唇に、言葉を封じられた。 「ふぅ、ん……」 甘える鼻声と共に舌が侵入し、柔らかなそれが口内をくすぐる。ふくよかな乳房は胸板に押し付けられ、 むき出しのペニスに当たっている下腹が淫らにくねって刺激を送り続けていた。 「ンーーッ!! ンンンーーーッッ!!」 「ん……ぷぁ……ほにぃさまぁ……」 くぐもった抗議の叫びもお構いなしに、はた迷惑な禁断少女はより激しくキスを求める。 535 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 31 53 ID L/1dQ2ID アップでぼやけた褐色の輪郭の向こう。辛うじて見えるモニターの端で、こちらに向き直った蠍ロボの 胸部装甲板が開いた。剥き出しの内部に覗くのは────無数の弾頭。 「!?」 反射的に操縦桿のトリガーボタンを押した。 ──ヴォオオオオオオオオオオ!!!! クラウンジャーの頭部バルカンが唸りを上げ、蠍ロボがマイクロミサイル群を一斉発射。 機銃に迎撃されたミサイルが空中で次々と爆発し、二体の巨大ロボの間に無数の炎の花が咲く。 爆風の衝撃が地面を裂き、建物を吹き飛ばし、他のミサイルを巻き込んで連鎖爆発を引き起こした。 が、さすがに全てのミサイルを撃ち落とすのは不可能。 クラウンジャーのボディに、その周囲に、次々と火柱が噴き上がる。 『腹部被弾、装甲ダメージ40%。同じく右脚部、35%!』 『いけません伊加須さん! 化学タンクに引火しました』 正義の巨人の背後に並ぶタンクの一つが、黒煙と一緒に猛然と炎を上げていた。 「まずい! 急いで消火剤を……」 ガイが無理矢理に少女を引き離す。 「やんっ!?」 突き飛ばされる格好で少女がバランスを崩し、正面コンソールに尻餅をついた。幾つものスイッチが 小振りなヒップの下敷きとなる。 モイーン、モイーン、モイーン ギッション、ギッション、ギッション、ギッション ピッカアアアアァァーーーーー 突如回転を始める首。その場で屈伸しだす脚部。輝く肩のサーチライト。 『うわわ!? そ、そこに座るんじゃな~~い!!』 そして外部スピーカーから大音量で響くガイの叫び声と、意味もなくワタワタ振り回される腕。 「頼む! その辺のスイッチに触らんでくれ。そ~っと、そ~っと戻って来い」 コクピットのガイの動作に合わせ、虚空に向かってクラウンジャーが手招きする。 スーツ各所のセンサーとリンクして、パイロットの動作をダイレクトに入力・再現する “トレースモード”が起動していた。 「んもぅ! お兄様の意地悪! 強情っ張り!! そっちがその気なら、こうですわ!」 「にゅふぉあああっ!?」 コンソールに座ったまま手早く革のサンダルを脱ぎ捨てた少女が、ガイの股間に足先を潜り込ませる。 「ふおおおおぉぉぉ……こ、これは……」 「うふふふ。いかがです、わたくしの足コキは。……ああん、お兄様のコレ、凄く熱いですぅ」 ガニ股気味に腰を引いたクラウンジャーが、両手の指をワキワキと動かしながら巨体を震わせる。 蠍ロボはそんなクラウンジャーの動きを警戒してか、その場を動かない。ひしゃげた頭部が傾げられ、 四つのうち一つだけ残った目が明滅していた。 「あらあら、お兄様ったらどうしたのかしら? 手でしてた時よりずっとカチカチで、先っぽから ヌルヌルしたのが垂れてきてますわよ。クスクス……手より足でされた方が興奮するなんて…… お兄様の、ヘ・ン・タ・イ」 小悪魔のような微笑みを浮かべ、少女が両足の指でシャフトを挟み込む。 「くぉおおおおおああああ!? や、やめ……」 『もたもたしてんじゃないわよガイ!! 消火! はやく消火を!!』 「わ、分かって──ヒュワォエォヤァッ!」 へっぴり腰で燃え盛るタンクににじり寄った途端、股間のメンテナンスハッチがフルオープン。 “じょろろろろ~~”と冷却水が炎に引っ掛けられた。 536 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 33 41 ID L/1dQ2ID 「何をやっている伊加須ッ!!」 堪りかねた司令官が、デスクを叩いて怒鳴った。 「貴様、今がどういう事態か認識しているのかッ!?」 『す、スミマセンッ!! け、けど、こっちものっぴきならない状態で──アヘェェェッ!』 ビクン、と巨人が身を仰け反らせた。両腕が下へと下がり、不思議なジェスチャーを始める。 「…………い、伊加須さん……?」 「…………サイッテー」 クラウンジャーの掌が、何か丸いものを両手で掴むように形作られたまま股間の前で前後する。 やけに生々しくてリズミカルなその動作は、そう、例えるならば男の竿に口唇奉仕する女性の頭を 包み込むような…… 『うぉぉ……そんな……舌でくるみこんで転がすなんて……くぅっ! い、今吸われたら…… アヒィンッ!! らめぇ! そんなことしちゃらめええぇぇっ!!』 スクリーンの中で内股気味に股間を押さえ、イヤイヤと首を振るクラウンジャー。 見たこともない光景にオペレーター達はそれ以上声も無く、ただ呆然と見上げるだけとなっていた。 「あ、あの、その、司令」 それまで殆ど発言していなかった三つ編みのオペレーターが、遠慮がちに口を開く。 「パイロットの──伊加須隊員の脳波と脈拍にかなりの乱れが。発汗量も増大しています」 「博士! いったい何が起こっているんですか!?」 「む、むううぅぅ~~……」 困惑する指揮官の問い掛けに、博士が顔の皺を一層深くして唸った。 「これは……もしや敵は、クラウンジャーではなく中のパイロットに狙いをつけ、精神的に破壊して 操縦不能に陥れようと目論んでいるのでは……」 女性司令の瞳が、驚愕に見開かれる。 「精神攻撃!? まさか……敵はそんなテクノロジーまで有していると?」 「あくまで可能性の話じゃ。だが、もし儂の推測が当たっておるならば、今の我々に これを防ぐ手立ては無い!」 「────くぅッ!」 焦燥に歯噛みしながらスクリーンを睨む。 ──どうする? クラウンジャーを撤退させ、航空支援を要請するか。 いや。それでは支援機がクラウンジャーの二の舞となる危険性が高い。 かといって、陸自の火砲支援では周辺被害が大き過ぎる。 そもそも精神攻撃の実体が掴めない以上、距離を取ったからといって安全である保証は無いのだ。 こうして迷っている間にも、状況はどんどん深刻さを増しているというのに── 見守る画面の中で、また蠍ロボがクラウンジャーに迫る。鋏を振り上げ、再度格闘戦の構え。 対する巨人も剣を引き抜いて構えるが、相変わらず腰は引けたままだ。 最初の袈裟斬りは上体を引いてかわされ、続く横一文字斬りは硬い鋏で弾かれる。 そして三の太刀。上段から真っ直ぐ振り下ろした斬撃を、二本の鋏に掴まれた。 「いかん!!」 博士の叫び声に重なるように、捉えられた刀身がへし折られ、砕け散る。 そのまま横薙ぎに振られた腕に弾き飛ばされ、正義の守護者はまたしても大地に引っくり返った。 「ガイ!?」 「伊加須さん。応答してください、伊加須さん!」 舞い上がった土砂が巨人の身体を灰色に染める。オペレーターの呼び掛けにも、クラウンジャーは ピクリとも動こうとはしなかった。 勝利を確信したのか。 蠍ロボは止めを刺すべくゆっくりと六本の脚で這い寄り、クラウンジャーに覆い被さっていく。 537 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 35 25 ID L/1dQ2ID 「──ッ!?」 女性司令が息を呑み、苦悩の表情で席から立ち上がった。 ──駄目だ。いまクラウンジャーを失う訳にはいかない。 例えどのような犠牲を払おうとも── 支援要請を指示しようと口を開きかけた、その時。 「うろたえてんじゃねぇぇッ!!」 突如響いた大声。 全員の目が声の主を探して司令室入り口を向けば、そこに一人の男が立っていた。 肩から吊られた左腕。右腕に松葉杖を抱え、右足には大きなギプス。頭にも真っ白な包帯を巻き、 満身創痍といった風体でありながら、瞳だけはギラギラと熱い闘志を燃やしている。 「鎌瀬さん……」「ケン? あんた入院してたんじゃ……」 前回の戦闘で負傷した、もう一人のロボットパイロット──『鎌瀬ケン』が、懸命に杖を突きながら スクリーンに歩み寄っていく。 「この程度のピンチでクラウンジャーは、ガイの奴は殺らはしねぇ。 あいつは、この俺が唯一認めた永遠にして最強のライバル! 精神攻撃だかなんだか知らねぇが、 そんなモンに屈するような奴じゃあねぇ。みんな、あいつを……クラウンジャーを信じろ!!」 「……クラウンジャーを……」 「信じる……?」 じっと見据える瞳に促されるように、オペレーター達は再びクラウンジャーの姿を見上げた。 頭が痛い。ズキズキする。 何が起こったんだ、と、朦朧としながら伊加須ガイは考える。 ──ああ、そうか。あの蠍メカに吹っ飛ばされたんだ。 クラウンジャーが倒れた拍子に後頭部をしこたま打ったらしい。 全高数十メートルの巨体が転倒したのだ。パイロットの身体には、ビルから落っこちたにも等しい 落下速度が加わることになる。いくらコクピットの緩衝機構が優秀でも、ヘルメット無しでは無事に 済むはずがない。 「ふふ……お兄様……」 さらり、と頬を撫でる髪の感触。コクピットに、自分以外の誰かがいる。 シートに固定されたまま無様に仰向けとなっている視界。モニターの向こうには煙混じりの空。 それを遮ってこちらを覗き込む、小柄で優美なシルエット。褐色の肌に、エメラルドの瞳。 少女だ。……なぜ、こんな所に? 「我慢のしすぎで、さぞお辛いでしょう? そろそろイきたいんじゃありません?」 ……そうだ。この子は“禁断少女”。突然自分の前に現れて、勝手にスクランブルに付いてきて……。 悪気が在ってか知らずか、散々っぱらに戦闘の邪魔をしてくれて、挙げ句にこの始末。 そういえば、敵はどうなった? 機体の状態は? 「もう観念なさってくださいな。……わたくしが、たっぷりと逝かせて差し上げます……」 禁断少女が淫靡な微笑を浮かべ、首筋に手を伸ばしてくる。 頭が痛い。ムカムカする。もう、考えるのも面倒くさい……。 538 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 36 53 ID L/1dQ2ID 六本の脚でボディを跨ぎ、蠍ロボはクラウンジャーの胸元にまで圧し掛かってきた。 人型の上半身をわずかに屈め、壊れた目が足元の顔を見下ろす。正義の巨人は動かない。 その首に伸ばされた鋏が、開いた。鈍く光る刃はギロチンの如く。人類の“希望”に終わりを もたらすべく、狙いを定めながら腕を引き絞る。 「ダメェ! 伊加須さん!? 早く逃げてください、伊加須さん!!」 「そんな……嘘でしょう? ガイ!! お願い、応答して! ガイ!?」 悲痛な叫びに、返事は無い。 そして。彼女達に成す術も無いまま。凶刃は、無情に振り下ろされた。 「!? 伊加須さんッ!」 「ガイィィィッッッ!!」 「イヤァァァァーーッッ!!」 ……全ては、終わった。 人類の切り札・クラウンジャーを以ってしても、インベーダーには抗いきれなかった。 頭を打ち落とされ、四肢を刻まれ、正義の巨人は、ここに息絶える。 誰もがそう思った結末は──────訪れなかった。 「ふ……ふふふ……クククククク……」 「お、お兄様?」 少女の両手首を、グローブに包まれた男の手がガッチリと掴んでいた。 鋼鉄の両手もまた、首筋に振り下ろされた刃を寸前で捉え、掴み取っていた。 トレースモード。 ガイの動きに巨人が応え、その目に再び光が灯る。 「……ったく。こっちが下手に出てりゃあ調子ぶっこきやがって、このイタズラッ娘がぁ!!」 血走った男の目が、“くわっ”と見開かれる。 それはまさしく血に飢えた────もとい、女に飢えたケダモノの目だ。 「そういう悪い子には、オシオキじゃあああああああっっ!!!!」 クラウンジャーが、鋏を掴んだ両腕をブン回した。 引っ張られるように相手の重心が右に傾いだところで左半身を跳ね上げれば、あっけなく蠍ロボは 下から掬い上げられて横転する。 『ガイ!?』『伊加須さん!』『信じてたぜ、ガイ!!』 通信機からの歓声も、今の男には聞こえていない。 クラウンジャーは素早く身を起こし、脚をばたつかせてもがく蠍ロボに跳び掛かった。 「なんじゃあ、このエロい格好は!? 年頃の若い娘っ子がノーブラでこんな薄着しおってからに! 誘ってんのか!? 誘ってんだなコンチクショーーーーッ!!」 完全に理性を失ったガイは、コンソールの上に投げ飛ばして押し倒した禁断少女の服をビリビリと 引き裂いていく。いつの間にやらシートベルトを外して、ガブリ寄りのカブリ付き状態。 「いやぁ! ダメッ! お兄様、乱暴なのは嫌ですぅ!!」 「うひゃひゃひゃひゃひゃ! そりゃそりゃそりゃぁあああああッ!!」 539 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 39 09 ID L/1dQ2ID 「……な、何が起きているんだ?」 スクリーンに繰り広げられる光景に、司令官は困惑しながら呟くしか無かった。 それは、格闘戦とも呼べないようなプリミティブな闘争。 転倒して腹側を晒した蠍ロボに馬乗りになったクラウンジャーは、装甲の継ぎ目に指を捻じ込み、 強引に“殻”を毟り取っていく。 あまりに乱暴な遣り口に指先のジョイントが捩れ、顔や胸に返り血の如くオイルや正体不明の青黒い 液体が飛び散ってもお構いなし。凄惨な光景にオペレーターもドン引きする中、めきり、めきり、と 外板を折り曲げ、捻じ切り、引き裂いていく。 鋼の指は時折りあちらこちらと探るように撫でまわし、そして敵の体内から何かを抉り取った。 丸い球状のそのパーツは、心臓の鼓動のようにオレンジ色の光を明滅させている。 クラウンジャーが正体不明のパーツを高々と掲げ、日にかざした。 「おんやぁ~~、この染みは何かなぁ~~」 禁断少女から剥ぎ取った紐パンを、ガイは高々とかざして眺めた。股布の部分がじっとり濡れている。 「このエロ娘め。俺のチンポ弄りながら、こんなにマン汁垂らして興奮してやがったな。ンン~~?」 鼻先に持って行き、クンカクンカと胸いっぱいに香りを吸い込む。 「いやぁん! お兄様の悪趣味! 匂いなんて嗅がないで!!」 禁断少女は恥ずかしそうに両手でポカポカとガイを叩くが、そんなものは痛くも痒くも無い。 「クケケケケケケ! こんな物は、こうしてくれるわぁッ!!」 存分に匂いを堪能したパンツを、シートの後ろへ放り投げた。 やにわに立ち上がったクラウンジャーが、鮮やかなフォームで明滅する球体を放り投げた。 空中高く飛ばされた球体は次第に明滅のサイクルを早め、最高点に達した瞬間──── ──目もくらむ閃光。轟音。衝撃の余波に、スクリーンの画像もブレる。 「爆弾!?」 「なんと!? 敵の真の狙いは、クラウンジャーもろともの自爆であったか!!」 司令官と博士が、驚愕にシートから身を乗り出した。 「おおう!? インベーダーめ、姑息にも俺がやられたのと同じ手を使ってくるとは!」 「……キミはドジ踏んで誘爆に巻き込まれただけ」 憤るケンに、ショートヘアのオペレーターが冷静につっこむ。 「それにしても、敵の精神攻撃を跳ね返した上に自爆作戦まで見抜くとは……。 フッ……伊加須ガイ。やはりお前こそ、選ばれた戦士だ!」 司令官の口元が、微かに笑みを浮かべた。 クラウンジャーが離れた隙に、蠍ロボが上体と尾を反らせて身を起こす。足元がやや覚束ないものの、 戦意が衰えた様子は無い。槍の穂先のように鋭く構えた鋏をクラウンジャーに繰り出した。 だが、今のクラウンジャーにその程度の攻撃は通じない。 無造作とも思える踏み込みで自ら前へ出ると、軽く身体を捻って鋏を避けつつ敵の懐へ潜り込む。 勢い込んで敵の頭部に頭突きをかまし、そのまま密着した状態で相手の両肘を左右の脇に抱え込んだ。 「そこだ! いけぇ!!」 ケンの叫びに応えるように、 “オオオオオオオオオオオオオォォンッ!!” クラウンジャーが咆哮する。 神秘のエネルギー機関『アトランティス・ドライブ』が出力を上げ、巨人の全身に力を漲らせる。 両足がググッとたわめられると同時、蠍の節足が重圧に軋み音を上げる。 540 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 41 58 ID L/1dQ2ID ────ドンッ!! 下肢に溜め込んだ力を一気に解放し、巨人が駆けた。敵の両肘をがっちりと極めたまま、暴れようが 踏ん張ろうが抵抗の一切を力で捻じ伏せ、押し退ける。工業地区を駆け抜け、港の倉庫群を横切り、 目指すは────海。 そしてコクピットでは、 「うへへへ~~。そぅら入るぞ~~。挿入っちゃうぞぉ~~」 「やぁん、やぁん! お兄様、焦らさないでぇ」 禁断少女の太腿を両脇に抱えたガイが、彼女の秘唇にヌルヌルと怒張を擦り付けていた。 アクセルはベタ踏みだ。 「聞こえんなぁ~。そんなに欲しけりゃ、自分でマンコぱっくり拡げておねだり──どわぁっ!?」 ガクン、とコクピットが縦に揺れ、ガイが身体をつんのめらせて正面モニターに顔面を強打した。 タンカー用の岸壁から海へと踏み込んだ途端、その深さにクラウンジャーがバランスを崩して 敵もろとも海中にコケる。 盛大に上がる水柱。 「よしっ!!」 工業地区から敵を排除したのを見届けて、司令が頷いた。制服の懐に手を差し入れて内ポケットから 取り出したのは、シガレット入れにも似た金色の薄型ケース。 親指のワンプッシュで左右に開いた中には、重厚な造りの一本の鍵が収められていた。 同時にデスクの一部がスライドし、モーター音と共に横一列に並んだ五つの“鍵穴”がせり上がる。 キーを手に取り鍵穴の一つに滑り込ませれば、デスク上の端末画面に「CALL PASSWORD」 のメッセージ。 そして、ルージュを引いた唇が開封のキーワードを唱え、同時に錠を回す。 「伍号封印解除! 『ワーク=テッカー』の使用を許可する!!」 「あひ……あ……お兄、さまぁ……」 ビクン、ビクン、と禁断少女がアクメに全身を震わせる。 汗ばんだ褐色の肌はうっすらと紅潮し、端正な顔は恍惚に半ば呆けて、口からは涎まで垂らしていた。 そして力なく開かれた両脚の付け根──黒い翳りの下には、桃色の秘肉を割り開いて凶悪な肉棒が “ぬっぷり”と根元まで捻じ込まれている。 割れ目に擦り付けられていたガイのモノが、クラウンジャー転倒の勢いでそのまま挿入ったらしい。 ずっと焦らされ続けたところを奥まで一気に貫かれ、少女は殆ど失神状態だった。 「……くらぁっ!! 誰じゃあ!? ヒトのお楽しみタイムを邪魔する奴ぁッッ!!」 モニターから顔を引き剥がし、ガイが吼える。 『ガイ! 聞こえる? フィニッシュコードは発令済みよ!』 『敵が起き上がります。気を付けて!』 「…………あん?」 モニターに、波を掻き分けて迫り来る蠍ロボの姿。 「そうか、テメェか。……いいトコロで水差しやがって、このフナムシモドキがぁ!!」 「いやぁん!?」 繋がったままの禁断少女を抱きかかえ、ガイがシートにどっかりと腰を下ろした。 「お兄様…………はぁぁん……」 禁断少女は夢心地のままにガイの胸に縋りつき、ガイは両手に操縦桿を握る。 既にトレースモードは解除済みだ。 「立て、クラウンジャー!!」 541 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 43 31 ID L/1dQ2ID 海を割り立ち上がる、その勇姿。 日輪受けて輝く王冠。 胸に翼のエンブレム。 震撼せよ、闇からの侵略者どもよ。 我等が守護神・クラウンジャーの前に、敵は無い!! 「ウオオオオオオオオッ!」 蠍ロボを迎え撃つべく、クラウンジャーが駆けた。 「ひゃうん! 凄いぃ。ズンッ、ズンッて、奥まで突かれちゃうのぉ」 走る振動がペニスを通して膣に響き、禁断少女が自らも腰を使い始める。 クラウンジャーは突き出された鋏を左手で掴み取り、敵の肩口に右拳の狙いを定めた。 ──爆音。粉砕。 撃ち出されたパンチが、敵の片腕をもぎ取る。そのまま奪った腕で蠍ロボの頭部を横殴りに連打。 「うりゃ! うりゃ! どうだ!? どうだぁ!!」 「あん! あん! もっと! お兄さま、もっとぉ!!」 「この程度じゃ足りないか、この欲張りめ! なら、これでどうだぁッ!!」 渾身の力で蠍型の下半身を蹴り上げる。巨体が水飛沫を上げて浮き上がり、引っくり返った。 「仕上げだ!!」 戻ってきた右腕をドッキングさせ、クラウンジャーが両手を胸元で交差させる。 「ファイナルコード確認! エナジーチャージ」 アトランティス・ドライブが唸る。湧き上がるエネルギーが周囲の空間を揺らめかせ、光の粒子が クラウンジャーを包んでいく。 「エネルギー充填……60、70、もう少し……」 「んっ、んっ、私……わたくしも、もう少しでぇ……」 ガイの膝の上で、少女は懸命に腰をくねらせる。 クラウンジャーを包む輝きが収縮し、産み出したエネルギーの全てが胸のエンブレムに集約される。 「よっしゃあぁ!! チャージ完了! いくぞぉおおおおおおッ!!」 「あん! イ…イク! わたくしも、またイっちゃいますうううぅぅ!!」 『ワアアアァァク────テッカァアアアアアアアアア!!!!』 叫びと共に腕の交差を解く。大きく反らされたクラウンジャーの胸から、羽ばたく鳥の如く、強大な エネルギーの奔流が解き放たれて敵ロボットを貫いた。 ──ドォオオオオオオオオオオンッッ!!!!! 「あああああぁぁん!! イックウウウウウウウゥゥゥゥ!!」 爆発と同時に禁断少女も二度目のエクスタシーに昇り詰め、ガイもまた、限界を超えて 溜めに溜め込んだ精を少女の胎内に放った。 542 :『合体ロボ クラウンジャー』:2007/12/01(土) 02 45 41 ID L/1dQ2ID * * * 『ガイ。大丈夫? ガイ?』 「……う……」 オペレーターの通信に意識を呼び戻され、ガイは目を開いた。 「あ……俺は…………」 深呼吸を一つ。弛緩した身体に活力を漲らせる。見回せば、海上にはかつて敵のロボットだった残骸が 煙を上げ、 「禁断少女は…………帰った、のか?」 コクピットに自分以外の人影は無い。小さく息を吐いて、通信機を通常状態に戻した。 「こちら伊加須。敵機の完全撃破を確認、戦闘モードを解除する」 『了解、お疲れ様。……て、なにその格好?』 開いたウインドウの中で、茶髪のオペレーターが吹き出した。 いまのガイの姿ときたら、ヘルメットを脱いで顔には打撲と鼻血の跡。髪はボサボサでパイロット スーツはだらしなく腹まで開かれ、全体的にぐったり憔悴した雰囲気を醸し出している。 「いろいろ大変だったんだよ、今回は。……それより、工場地区の火災は?」 『幸いにも施設の自動消火システムが生きていました。今のところ延焼の危険性はありません』 『とにかく良くやった伊加須。状況終了、帰還せよ』 「────了解」 司令官の言葉に短く返答し、背面のウイングを展開させる。 「それにしても……禁断少女の奴……」 轟くジェット音と共に巨人の身体が浮き上がり始めた。 「いきなり押し掛けてムチャクチャやらかしたと思ったら、知らないうちに黙って帰りやがって。 挨拶の一つ位して行きやがれ……」 “────うふふ……” ふと、耳元をくすぐるような少女の笑い声が聞こえた気がした。 “この次は、もっと優しくしてくださいね。お・に・い・さ・ま” ふわり、とコクピットに漂う甘い香り。 一筋の飛行機雲を残し、クラウンジャーは青空の彼方へと消えていった。 ちなみに──帰還後のメディカルチェックで尿から蛋白が検出されたガイは、後日改めて精密検査を 受けるハメになったという。 (おしまい) 543 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 05 48 02 ID N9zbbb+z !!!!!!!!! 544 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 08 00 12 ID +wfgoqiT なんというララァ・スン これは死棒フラグに違いない 545 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 09 49 53 ID c6NmiZ1c 想像すらしなかった禁断少女がww まさかこうくるとは…GJだぜ! 546 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22 40 43 ID PVxgCyHD ガイの無敵っぷりに吹いたwwwwww燃えりゃいいのか萌えりゃいいのかwwwww超GJ 547 :名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 14 33 08 ID y5YfRmH1 新たなる神が出現したと聞いてすっ飛んで来ました。 548 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 21 03 07 ID 0zvGfyYF 557 名前: それも名無しだ [sage] 投稿日: 2007/12/03(月) 13 04 01 ID qy/hrfXs ああああああ いよいよ禁断少女が出てきた。 仕事してても、次の開発計画や 乗せるパイロットの組み合わせが頭に浮かんできて とてもじゃないが仕事にならない。 早く会社終われや!! ちょ、何出張してるんすか禁断さんw 549 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 21 21 01 ID f5httkXP 548 どこのスレだww 550 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23 01 55 ID dDkM/qIu 548 そいつは絶対このスレの住人だ!!探し出せ!!www 551 :名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01 59 22 ID TRNMYXiO 保守? 552 :名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22 03 39 ID llfj8MNh 禁! 553 :名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22 07 10 ID XZ9FPGnU 段! 554 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01 00 31 ID 0tWG8z2d 落! 555 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01 01 15 ID zsijHjv/ 下! 556 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01 57 39 ID AYt50SEF 傘! 557 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08 34 59 ID KeZ51Hh5 えーと、つまり相手の所にパラシュートで突撃して、屋根を突き破って登場する禁断少女? 558 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 09 55 11 ID v0eMa0tF 557 「はぁー……」 キーボードから指を離して、強ばった肩を解しつつ椅子に深く腰かける。 時間を確かめれば、とっくに夜は明けていて、 俺は徹夜でぶっ続け10時間パソコンに向かいっぱなしだったことが判明する。 通りで目がしばしばしていて、おまけに痛みを訴えてくるわけだ。 軽く目を閉じ、この間雑誌で見た目のマッサージとやらを実践してみよう、 そう思ったところで、突然ズドン!!という何かが何かを突き破ったような音が後ろから響いた。 驚いて跳ね起き、首を回して後ろを見る 「けほっ、けほっ……もう、なんでこのパラシュート開かないのよ」 そこには、天井らしき部品とともに、一人の少女が立っていた。 眠い……徹夜するのはきつい…… 559 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23 44 13 ID MNgtdZmV 「こちらKS-1。目標上空に到達。西南西の風3kt。オーヴァ」 『HQよりKS-1。状況は思わしくない。目標は依然執筆中。速度0.4字毎分。目標確認と同時に管轄行為を行え。オーヴァ』 「了解。降下準備完了。いつでもいける。オーヴァ」 『最終安全装置解除』 「解除」 『解除確認。交戦を許可する。任務を完遂せよ。KS-1、幸運を祈る。アウト』 「無線封止完了。KS-1、降下。ジェロニモオオオオオオオオオオオ!!!!!」 558につづく 俺も眠い。もうとっとと寝よう 560 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 01 00 42 ID wrcndx8x 558-559 天井は大丈夫か? 561 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 06 13 00 ID ZYu4FfYd 560 眠りから覚めたら壊れていたんだ何故…… 562 :名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 14 52 19 ID 3A4bfzhG 禁!! 563 :名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 14 55 19 ID uVckcIbX 金団(きんとん)少女はどうか。栗だぜ、クリ。 564 :名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22 51 57 ID 6vRL7d7g クリか えろそうだな 565 :名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 00 25 05 ID cTXyCdUY クリキントンを食べると、お喉がイガイガします、栗だけに。 566 :名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 19 41 10 ID +5pVXtsc 緊! 567 :名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 20 23 33 ID 56g92TVU 縛!! 568 :名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 20 24 12 ID J/M0M95/ 将!!! 569 :名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22 20 00 ID wPJ7PLLo 女! 570 :名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23 34 30 ID ugUMqRyV 緊縛将女 これまた新しい風が吹きそうだな…… 571 :緊縛将女by唐突に(ry:2007/12/17(月) 00 53 45 ID LTFaU/22 「なんだこの縛り方は! お前らは肝だけでなく、縄の扱いまで腑抜けか!」 普段は、浴びれば身をすくめてしまう怒声。 だが、今日に限っては、彼女を取り囲む男達にひるむ様子は無い。 いくつもの、にやけた笑いの浮かんだ顔が、彼女の姿を見下ろしている。 身体中に縄をかけられ、無様に大地に這う彼女の姿を。 自らを捕らえる縄の奇妙な縛り方に気をとられ、彼女は男達の表情に気づいていない。 「わかったらさっさと絞め直せ! このクズどもが!」 「はいはい、わかりましたよ、将校……」 男達の一人が、手に握った縄の先を、思い切り引っ張る。 「っ……ひぃん!」 途端、彼女の身体が飛びあがる。 「っぁ……いた……い?」 身体中にかかった縄は、彼女の敏感な部分を余さず捉えていた。 縄が絞められる事で、身体中の敏感な部分が一度に刺激され、彼女の 口からはあられもない声が挙がってしまう。 まだ痛みが大部分を占めていたが故に、彼女がその刺激の正体に気づく事はなかったが。 「おやおや、奇妙な声が聞こえましたよ?」 「……き、気のせいだ! それよりも、緩んでいるぞ! も、もっと、ちゃんと絞めろ!」 縛られる事を望んだのは彼女。だが、それはあくまで訓練の一環としてだった。 敵兵を捕縛した時に、逃亡されないような縛り方を学ぶ。その為に、あえて自分を 縛らせたのだ。 彼女の方針……他の将校のように、教練を教官任せにせず、なるべく自分も参加 するようにする、という方針が、今回は仇となったのだが……無論、彼女はまだそれを知らない。 「わかりましたよ……っと!」 「いっぁ! ……な、なんだこれは……?」 疑問が、ようやく浮かび始める。 考えてみれば、結び方自体が、教練で教えたはずのものとは違っているのだ。 このような全身を、まるで亀の甲羅のような形に拘束する方法は、彼女も知らない。 だが、事実彼女は動けなくなった。動けなくなったのだが……何故か男達は彼女の 拘束を微妙に緩める。だから、その度に彼女はちゃんと絞めるように命令する。 ――それが、縄の緩みが、男達の思惑によるものである事を知らずに。 「おっと、また緩んじゃいました……」 「こ、こんなすぐ緩むようでは、この結び方は、まったく使い物になら」 「よっと!」 「なひっ……っぁぁ……!?」 緩んだ縄が絞められる時に刺激される、彼女の敏感な部分。 そこが、徐々に――徐々にではあるが、痛み以外の物を感じ始めるのを、 彼女の意識もようやく自覚し始めた。 「な、なんだ……これは一体……」 「まだ気づかないんですか、将校様?」 「まったく、初心にも程があるんじゃないですか?」 「最年少、しかも女で将校までに登りつめたくらいだから、きっと大臣相手に 色々と枕事使って便宜図ってもらってんじゃないかと思ってましたがね…… この様子じゃ、それも無さそうだ」 「勉強と教練ばかりで、そういう事を知る機会も暇もなかったんでしょうよ」 「じゃあ、ここで俺達がしっかり教えて差し上げるとしますか?」 「へへへ……そりゃいいね」 「じゃ、続きを……しましょっと!」 「やめ……いっぁああ!?」 縄が絞められる度、身体に走る電気のような物の正体。 それが快感である事に、彼女はようやく気づいた。 知識としても、僅かしか知らない男と女の性について。そんなものは、軍を率いるのには 必要が無いものだと、そう彼女は思っていた。 だからもう――彼女は、それに翻弄されるしかなかった。 「やめて、く……っぁ、ひぃっ!?」 絞めては緩め、緩めては絞め。 「だ、め……くぅっ!」 572 :緊縛将女by唐突に(ry:2007/12/17(月) 00 54 12 ID LTFaU/22 股間に、両胸に、背中に、首筋に、二の腕に、膝に。 全身に一度に与えられる快感。 そして、それは段々と強くなっていく。 「いひゃぅっ!?」 否。 快感が強くなっているのではない。 それを、彼女が強く感じるようになっているのだ。 「……うそだ……こんなっ!」 「すっかり感じてらっしゃるようですね、将校?」 「感じてなど……お前らの……そんな……」 「じゃあ、この縄の色が変わっているのはなんでしょうか?」 「っ!?」 「いくら将校が若いとは言っても、お漏らしをする歳ではないですしね……」 「それとも、将校様はこの歳になってもお漏らししてるのかな?」 「そんな事……それは……それは……」 僅かばかりの彼女の性知識。その中にある、一つの事柄。 女は、感じれば濡れる、というもの。 「感じてるんですよね?」 「おい、感じてやがるよ、将校が!」 その知識に付随する形で、彼女はこうとも学んでいた。 望まぬ性行為にあって濡らす女は、淫乱な売女(ばいた)として軽蔑される、と。 「違う……違うっ!」 だから、彼女は否定した。そんな事はない、と。 自分は軽蔑されるような、 そんな女ではない、と。股間に感じ始めたぬめるような感触は、何かの間違いだ、と。 「何が違うんですか?」 「ひぃぃぅあああっ!!??」 唐突に感じる、縄以外の何かが自分の最も大事な部分へ触れる感触。 彼女の身体は、弾けるように飛びあがろうとして、縄に阻まれのたうった。 「ほら、こんなものを溢れさせておいて……何が違うんですか?」 「あ……ああ……」 男の指と指の間に橋をかける、粘り気のある液体。 それは、他ならぬ彼女の最も大事な部分から掬い取られた物である事を、 掬い取られた彼女自身が誰よりもよくわかっていた。 自分は、淫乱だったのか。 自分は、はしたない売女だったのか。 自分は、栄光ある軍で、最年少女将校として将来を嘱望されていたはずの自分は―― 「その通りです」 耳元で囁く声に、彼女の全てが壊れた。 「っひ……くぁゃああああ!!? ひっ、ひぁぁあああああ!!」 壊れた彼女の間隙に潜り込むように、きつくきつく絞めあげられる、縄。 彼女は快感に翻弄されるがままに……いや、彼女が望み始めたそのままに、声を上げる。 「まだ処女でしょうし、今日はイカせるだけで終わらせましょうか」 「イカ……せる……?」 「おい、さっさとやっちまわねえのかよ!?」 「なんだよー。せっかく目の前に料理があるのに」 「楽しみは後にとっておいた方がいいでしょう?」 「まあな」 「……俺は好物は先に食べる派なんだが」 「オナニーはしてもいいだろ?」 「まあ……別に、止めはしないが」 何人かの男は、我慢しきれない様子で、自らの物を曝け出すと、それを握って扱き始めた。 「イカせる……? イク……?」 「そうですよ……貴女は、イクんです」 縄を操る男が、朦朧とし始めた彼女が呟いた、僅かな知識から漏れ出た言葉に頷きを返す。 「絶頂、オーガスムス……そこに、貴女は至るんですよ」 「ぜ……お……あぃぃぃぃぃいっ!? くひっ、ひゃ、ふぅぅぁあああああ!!」 573 :緊縛将女by唐突に(ry:2007/12/17(月) 00 55 47 ID LTFaU/22 言葉を繰りながら、手元も繰る男。 絞めつけられる縄に、彼女は自身の奥底から飛び出ようとする何かを感じた。 そこに加えられる、縄以外の感触。 「そら、イってしまいなさい!」 「――――――ッ」 縄が、下着の上からクリトリスを。 その縄の上から、男の指がクリトリスを。 最も敏感な部分への、二重に加えられた刺激に、拘束を振り解かんばかりに、 彼女の腰が突き上げられ、 「――――――――――――――――――ッッッッ!!!!!!!」 ガクガクと、突き上げた腰を中心に、彼女は全身を振るわせた。 声を上げる事すらも叶わず、ただ口をパクパクと開閉し、半ば白目を剥きながら。 ぷしゃあぁと音を立て、最も大事な部分からは、透明な液体が迸り、下着を濡らす。 「――――! ――っ! ――――――ぁ!」 痙攣は、いつ果てるともなく続いた。 その度に、透明な液体が吐き出され、下着は最早それとわからぬ程に濡れそぼり、 下着から溢れ出た液体は、彼女の腰の下に水溜りを作っている。 「……く……はぁ………………ふぁ……」 ピシャンという水音と共に、ようやく彼女の腰が大地へと落ちる。 それを見届け、男達は彼女を拘束していた縄を解いた。 「……綺麗でしたよ、将校」 「…………き……れい……?」 ぼーっと霞んだ頭の中に、その言葉はやけに響いた。 「ええ、とっても」 何故か、その言葉がとても嬉しく思えて。 「……えへ」 歳相応の笑みを浮かべながら、彼女は意識を手放した。 ――目を覚ました彼女が、全身精液まみれになった自分に気づき、今回の件に 関わった部下を、一人を除いて半殺しにするのは、もう少し後の事になる。 おまけ ~その頃の舞台裏~ 「………………」 「……どうしたの?」 「あ、保守少女……あのね、今日ようやく私に会えるようになった人がいたんだけどさ」 「珍しく、ファンタジー世界だったわね」 「なによ、知ってたの? ……まあいいわ。で、その人なんだけどね」 「駄目だったの?」 「……何か、向こうでエロい事件があったらしくて、オナニーしちゃったみたい」 「そう」 「はぁ……何か、忍耐の限界でアレされちゃうんじゃなくて、こういう形でアレされちゃうってのは、 やりきれないものがあるわよね……」 「そう……私には、よくわからないわ」 「……まあ、その人、なんか入院する事になるらしいから、今度こそは、と思ってるんだけどね」 「そう」 「その日まで、私も気合入れて自分を磨いておくぞー! あ、もちろんその人以外も募集中だけどね!」 「そう……頑張って」 「うん、頑張る! んじゃね!」 「……禁断が頑張る。……カメラはどこだったかしら」 ~おわり~ 574 :緊縛将女by唐突に(ry:2007/12/17(月) 00 57 48 ID LTFaU/22 ここまで投下です。 禁断少女への絡め方が無理やり過ぎるというのは禁句です。 言ってはいけません。これ絶対アルヨー。ウォータイミー。 575 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03 05 20 ID bHlWrX71 574 ハハハハ、良かった危ない危ない……危うく抜くところだった そろそろ来てくれるかなー禁断少女 576 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 21 41 08 ID Qt5LV34v 琴! 577 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23 31 17 ID ZphSnbq8 談! 578 :名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 10 24 38 ID mSlFqSSJ 笙! 579 :名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 10 46 17 ID OBEpOpkc 女!? 580 :名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02 11 34 ID jH96zYeC 傑! 581 :名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 11 41 19 ID tW+e/EB4 桜彩(おうさい)国、鳳伽(ほうか) 八年。 さきの皇帝が崩御し、その血族が王権を巡って骨肉の争いを続けていた。 その中の家系に琴(きん)家があった。 桜彩の琴に国一番の女傑あり、と謳われた談笙(だんしょう)はその時、若干十六歳で官職に就いていた。 文武両道に優れ、容貌も美しい。ぜひ我が家の嫁に、という貴族も後を絶たない。 だが、彼女は固辞し続けた。 彼女には秘密があったのだ。 それは…… いわゆる、ふたなりだったのである。 彼女はそれを忌み嫌い、その男根にはできるだけ触れぬようにしていた。 もちろん、一度たりともソレによる性的な快感を得たことなどなかった……。 582 :名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 16 25 36 ID Q+i9mv6l 支援支援 583 :名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23 38 51 ID qgJENcV2 菌!! 584 :名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01 55 49 ID J9TZNXw9 糸 585 :名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01 57 05 ID +lofD+B6 類 586 :名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02 22 46 ID lfynSJp5 そうか、わかったぞ! ここは菌糸でねちょねちょになった禁断少女類を創造するスレだったんだ! ΩΩΩ<なんだってー! 587 :名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14 43 09 ID pu6ADgN3 不気味なモノに寄生されて虜になる娘 とか 触手・怪物に犯されるSS 15匹目 とか 該当スレあるからそっちに行けば? 588 :名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 04 41 51 ID 3yvMbJr1 禁断ちゃんとクリスマス過ごしたよ 589 :名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23 27 56 ID M+useQKk?2BP(1000) hssh 590 :名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 14 29 46 ID q38cNxO1 菌糸類と聞いてきのこを思い起こしたのは俺だけでいい 591 :名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 14 48 42 ID nBKcvehK 筋! 592 :名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 17 09 04 ID yQgZqyCj 断 593 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 38 41 ID MMiZWsGl 俺はとある風俗店の個室にいる。ここへは会社の忘年会の帰りに、先輩と一緒に寄ったのだ。 店は混んでいるらしく、20分くらいは待たされるらしい。 薄暗い店内には、周りの音を聞こえ難くするかのように、常時音楽が鳴っている。 個室の約半分は、肘掛けの無い二人掛けソファーが占めていた。この硬めのソファーの他には、小さなテーブルと足元にカゴがあるだけだ。 出入り口にドアは無く、長いのれんがかかっている。部屋を仕切っている壁の上には多少の隙間があり、覗こうと思えば隣りの様子が窺えそうだった。 あまり酒を多く飲めないのだが、今日は少し飲み過ぎたようで、かなり頭が疼く。 パソコンがぶっ壊れ、オナ禁までして書き続けていたSSはパァになった。僅かなボーナスでは、新たな機種を購入できそうにないし、暫くは携帯電話で我慢するしかないだろう。 594 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 40 56 ID MMiZWsGl 「やめときゃよかったかな」 大きなため息を吐く。 酔った勢いも手伝って、オナ禁解放の手段として、一時の快楽を得ようとした。だが、低収入の身にとって、支払った金額は決して安くはない。 ソファー中央から奥側に座り直し、携帯電話を取り出す。幸い、まだパソコンへ送っていなかった別のSSの一部が残っているのだ。特にネタが浮かんだわけではないが、暇つぶしになるだろうとチェックを始める。 「小さな胸のふくらみに……」 突然耳元から少女らしき声が聞こえ、慌てて顔を向ける。そこには液晶画面の光に照らされた、妖しく笑みを浮かべる女の子の顔があった。 「うわっ!」 とっさに身を引くと、壁に後頭部を打ち付けてしまう。 「ってー」 左手でぶつけたところを撫でる。 「へぇ、ケータイでも書いてるんだネー」 いつの間にか、携帯電話を持っている俺の右手に、彼女の小さな手が添えられていた。 595 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 43 46 ID MMiZWsGl 「見るなー」 俺は素早く彼女の手を剥がし、携帯電話をズボンのポケットに仕舞う。 エロSSを書いているところを見られるのは、恥ずかしい。 「間に合ってよかったヨー」 彼女はそう呟いた。 暗がりに目が慣れ、彼女の姿がよく確認できた。 「な、なんだその格好!?」 まるで女子高生を思わせるようなブレザー姿だった。しかし、彼女の背は小さく、普段着なら小学生でも通用しそうだ。髪はそんなに長くないが、ツーテールがとても可愛らしい。 胸の位置にある大きめのリボンが、さらに子供っぽさを強調しているようだ。足元を見ると、横縞模様のレッグウォーマーが目に付いた。 ここ、コスプレ店だったのか? 「まさか、小学生……じゃないよな」 「うん。でも、よく間違われるんだヨー」 彼女はそう答えると、微笑んだ。 一応、確認してみただけだ。店側だって、小学生を雇いはしないだろう。 596 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 45 36 ID MMiZWsGl 「名前は?」 「いくえだよ」 「いくえちゃんか、よろしくね」 「うん。私、ここ初めてなんだヨー」 初めて? これがデビュー戦ってことか? 「うはっ、なんか緊張しちゃうな……」 「時間ないから、さっさとやろうね」 彼女は俺の言葉を無視し、勝手に制服を脱ぎ始めた。 それを見て、俺もズボンとパンツを脱ぐ。 彼女の下着姿を見て、ちょっと驚く。なぜなら、スポーツブラとくまさん柄のパンツを身に付けていたからだ。 「それはギャグなのか?」 「えっ!? こういうの、嫌い?」 ちょっと悲しそうな表情になった。 「いや、大好物です」 俺は首を左右にふる。しかし、実際に見ると、やはりお子さま感があるのは否めない。かといって、レースのスケスケパンツや、ヒモパンだったりしても似合わないだろう。 「それも脱いでもらおうか」 「にゃー」 ふざけた悲鳴を無視し、ぱぱっと彼女の下着を剥ぎ取る。 597 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 48 10 ID MMiZWsGl 胸はぺたんこ。いや、乳首の辺りは少し突出していて、いまだ発展途上といったところだ。股間の方は毛が少なく、一本の縦筋の間からヒダらしきものがちょっぴり顔を出している。 発育が遅れているのだろうか、大人の女性には見えない。 本番なけりゃ大丈夫だよな? 捕まったりしないよな? 一抹の不安を覚えつつも、自分好みの子なので正直嬉しい。俺の愚息も臨戦体制だ。 「へぇ、こんなふうになってるんだネー」 横に座った彼女が、物珍しそうに俺の股間を眺めていた。 「どんなモノだと思ってたんだ?」 「エンピツみたいなの」 「どんな想像だよ」 俺はそう言って笑う。 彼女は少しの間、俺に背を向けて何かやっていたが、直ぐに俺の方を向いて正座した。俺は彼女の華奢な体にある、小さな胸のふくらみに手を伸ばそうとする。 彼女は身を乗り出し、俺の両肩に手を置いた。 顔を上げると、彼女の小さな唇がゆっくりと近づいていた。 598 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 49 43 ID MMiZWsGl 「キスか?」 俺の問いに、彼女は無言で頷いた。 彼女の唇を受け止めると、舌を絡ませようと口を開く。すると、彼女の口から生温かい液体が流れ込んできた。 唾液だろうか? 俺はそれを飲み込み、彼女の舌と触れ合った。 キスを終えると、彼女はソファーに座り直した。 「じゃあ、始めるね」 彼女は口を開けると、俺の股間へとゆっくりと近づいた。俺の胸が高鳴る。 愚息が咥えられ、先ほど感じた、彼女の口内の温かさが伝わってくる。 彼女はまるでアイスを嘗めるかのように、亀頭や竿を嘗めまわした。彼女の唾液で俺の股間が濡れていく。なんだか体中が凄く熱い。 彼女は俺の股間から離れると、大きく息を吐いた。また咥えると、今度はゆっくりと頭を上下に動かし始めた。 「……いいよ、いくえちゃん」 彼女の頭に手を置き、髪を軽く撫でる。 彼女は俺の股間を弄りながら、頭の動きを少し速めた。 599 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 51 26 ID MMiZWsGl 「い……いい」 早くも我慢の限界がくる。駄目だ、抑えきれない。 彼女の動きがさらに激しくなった。 「ううっ」 俺は耐え切れず、彼女の口内へと大量の精を発射する。 彼女の動きが徐々に遅くなっていき、止まる。そして、啜るような音と共に、顔が離れていった。 俺の手が、彼女の頭から滑り落ちる。 「あれっ? なんだか急に……」 不意に、彼女の口からどろりとした白い液体が、糸を引きながらこぼれ落ちた。 薄れていく意識の中で、彼女の艶めかしい笑みだけがはっきりと見えた――。 「お客さん、もう時間ですよ」 「――はえっ!?」 バスタオルを巻いた、かなり太めの女の子が俺を揺すっていた。彼女のポニーテールも揺れている。 「い、いくえちゃんは?」 「はぁ!? 誰の事ですか? 寝ぼけてないで、さっさと穿いて下さい」 俺は下半身丸出しだった。急かされるまま、パンツとズボンを穿き始める。 600 :禁断少女は女子高生?:2007/12/27(木) 18 53 12 ID MMiZWsGl 「お客さん、果ててるんだもの、びっくりしちゃったわ。全然起きないし」 彼女はそう言って、苦笑した。 風俗に来て、夢を見てるうちにイッたのか。とんだ大馬鹿野郎だな。 「頭いてぇ……」 それより遡ること40分――。 街頭には、紺のブレザーとチェックのスカートを身に着けた、髪の長い女の子の姿があった。時折吹く風に、彼女のストレートヘアーがなびく。 行き交う人々は、そんな彼女の存在に気付いていないようだった。 「絵里子ちゃーん」 そこへ同じブレザーを着た、背の低いツーテールの女の子が手を振って駆け寄ってくる。 「小川ちゃん、どうだった?」 「うん。うまくいったヨー」 小川はそう答え、無邪気に笑う。 「そう。んじゃ、次いこっか」 「らじゃ!」 小川は絵里子に敬礼する。 その後、歩き出した二人の姿は、雑踏にまぎれて消えていく。 ――完―― 601 :名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 00 38 37 ID DYzpIw9t リアルかどうか、新しい設定を試みたのか! 602 :名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 22 12 27 ID 2/Yo1Taa 金! 603 :名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 09 52 06 ID Ns6UGRTH 謹!賀!新!年! 604 :名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 21 17 35 ID I4S7cWfa 600 亀レスで恐縮だが、GJ! 605 :coobar◆69/69YEfXI:2008/01/02(水) 17 50 56 ID lNxIQQQb 謹賀新年少女!(イミフ さて、 581は私だったんですが、書き直しを加えて、続けて見ました。 よろしければ、お読み下さい。お願い申し上げます。 606 :1/10:2008/01/02(水) 17 54 14 ID lNxIQQQb 注:ふたなりもの 禁断少女 《桂慕の塔》 桜彩(おうさい)国、鳳伽(ほうか)三年。 さきの皇帝が崩御し、その血族が王権を巡って骨肉の争いを続けていた。 そのせいで政(まつりごと)は滞り、人心は乱れ、田畑も荒れ果てていた。 その帝の家系に琴(きん)家があった。 『桜彩の琴に国一番の女傑あり』と謳われた談笙(だんしょう)はその時、若干十六歳で文官の職に就いていた。 当然、文字も巧く、文官としての処理能力も高い。歌や詩にも通じていた。 さらに武道にも長けており、まさに女傑と呼ばれるに相応しい。 その上、容貌も清楚で美しかった。 肌は輝くように白く、切れ長の目に小さな鼻を持ち、凛としていた。 身体自体は細く、胸も薄くやや女らしさには欠けていたが、その立ち居振舞いからは知性と気品が醸し出されていた。 男女共に人気も高く、それゆえ、ぜひ我が家の嫁に迎えたい、という貴族も後を絶たない。 だが、彼女は固辞し続けた。 彼女には秘密があった。 その秘密を知る者は、親兄弟と乳母だけであった。 彼女は…… いわゆる、ふたなりだったのである。 彼女自身はそれを忌み嫌い、特に男根にはできるだけ触れぬようにしていた。 もちろん女陰共々、一度たりとも性器による快感を得たことなどなかった。 自慰行為など一切したことはなかった。 つまり、完全な意味で処女であり、童貞であったのだ。 607 :2/10:2008/01/02(水) 17 54 51 ID lNxIQQQb ある日の夜遅く。 彼女は厠から自室に戻る途中、廊下に灯りが漏れているのを見た。 母、怜閔(れいびん)の部屋である。中から怪しい声がした。 談笙は何かに引き寄せられるように、その隙間を覗いてしまった。 「あっ、ああっ! はぁっ、いい! う! いいひ!」 「はぁっはあっ、俺も、いいぞ! あんたは本当に良い具合だな!」 それは談笙にとって衝撃だった。 母が父ではない男とまぐわっていたのだ。 相手の男は談笙の叔父、業関(ぎょうかん)であった。 不義密通。 重罪である。 談笙の心には正義が閃いた。 官として、いや、人としてこの不正を見逃すわけにはいかない。 だが、そんな思いとは裏腹に談笙の身体は熱くなっていた。 談笙は初めて男女の交合を目の当たりにしたのである。 もはや、目を離すことは到底無理だった。 寝床の上で激しく絡み合う、母と叔父。 母の大きく広げられた足と足の間に、叔父の腰が幾度も突き入れられている。 「ああっ! な、なあ、兄貴より良いだろ? な? どうだ!」 「ふひゅう! あ、そ、そんなこと、い、言わないで、えええあ!」 母はその大きな乳房を叔父に揉みしだかれながら、答える。 その口はだらしなく開かれ、よだれが垂れていた。 「怜閔、ああっ! も、もう出る! 出るぞ! あっああおああーっ!」 業関が今までよりさらに強く母を抱きしめ、腰を打ち付けた。 「ああっ! 業関! あた、あたしも来ちゃう! おっきいの、来ちゃうぅぅぅ!」 まるで二匹の野獣が咆吼しているようだ。 「う、うああぁ――っ!」 「はぁぁぁ――んっ!」 強く小刻みに床が揺れ、二人の動きは止まった。 果てたのだ。 608 :3/10:2008/01/02(水) 17 55 42 ID lNxIQQQb ずっとそのようすを隠れて見ていた談笙はつぶやく。 「はぁっ、はぁっ……本当は、あ、あんなふうにするんだ……」 談笙の未だ触った事もない男根は、痛いほど勃起していた。 そして同じように女性器からも雫がしとどに溢れていた。 男女二重の性欲に談笙は悶え、震えた。 彼女はその場から逃げるように去った。 自室に戻った談笙は寝床に倒れ込んだ。 顔が異様に赤い。 武道では乱れたことのない息も今は弾んでいる。 陰茎の先端が腹の下で、熱く脈打つ。 さらにその奥はもう濡れそぼっていた。 彼女は思わず、その部分に指を滑らそうとした。 「だ、だめ。こんなこと……。それより、今のを元にして……」 談笙は頭を振り、寝床から起き上がると文机に向かった。 筆と墨壺、そして紙を取り出す。 彼女には、もうひとつの秘密があった。 これは彼女以外誰も知らない。 彼女はぶつぶつ、なにやらつぶやきながら文章を書き始めた。 「彼のその部分には血管が浮き上がり、その怒張の度合いをより一層強調している……」 それは淫らな物語であった。 彼女のもうひとつの秘密。 それは淫猥な短い物語を書くことであった。 それによって、湧き起こる性欲を自慰に頼ることなく鎮めていたのだ。 609 :4/10:2008/01/02(水) 17 56 11 ID lNxIQQQb だが、今回はその筆が止まった。 「ああ……あのお母様がお父様以外の男にあんなに……ぐちゃぐちゃに乱れて……」 ぎゅっと目を閉じる。 自分自身を否定するかのように、頭を振った。 「汚らわしい! 汚らわしい! 汚らわしい!」 その言葉はしかし、心とは全く正反対だった。 薄く目を開けて、つぶやいた。 「……私も……交合というものをしてみたい……」 彼女は若かった。 ゆえに、その時は人道や正義よりも自らの性の事で頭がいっぱいになっていたのだ。 「でも最初は死ぬほど痛いと聞いたし……しかし、この男性の部分なら……」 未だに勃起の収まらぬイチモツに震える手を伸ばしかけて、それが止まった。 「……だけど、こんな私を受け入れてくれる人間など居ないだろう。こんな身体の……」 どうしようもない焦燥感と自分自身を受け入れてくれる存在の渇望。 今まではそれを妄想に転化し、叩きつけるように紙面を埋め尽くして来た。 それゆえにその内容は暗く歪んでいた。だがそれでも、欲求はそれなりに満たされた。 しかし。 今の彼女は先ほど目の当たりにした母の痴態と、その反応である肉体に宿った狂おうしい衝動に抗い切れなくなっていた。 ふいに窓が微かに音を立てた。 談笙はハッとして目を上げた。 だが特に外に変わった様子は無い。 外には下弦の月が寒々と氷のように輝いているだけだった。 「風か……何かの気配を感じた気がしたけど……」 「勘が鋭いのね」 「誰?!」 ふいに後ろからした声に、談笙が振り向いた。 するとそこには談笙とはまた違う美しさを持った少女がいた。歳の頃は談笙よりやや下に見える。 鼻が高く、黒目がちで大きなアーモンド型の瞳。 髪型は漆黒の髪を二つに分けお団子を作っている。 少女は赤いチャイナドレスを見事に着こなしていた。 談笙の着物に似た民族衣装を見て、小さな声でつぶやいた。 「中華ファンタジーの世界だと思ってこれ着て来たけど、ちょっと違う感じだったかな」 610 :5/10:2008/01/02(水) 17 56 45 ID lNxIQQQb 談笙はその少女を前に、すっかり武術家の顔になっていた。 修行積んだ拳法の構えを取っている。 「もう一度聞く。誰だ、そなたは」 その問いに少女は微笑んだ。少女とは思えないほど妖艶に。 「わたしは桂(けい)。あなたの書いたお話に出てくる、あなたを受け入れる存在」 桂はふわりと談笙に近づいた。 談笙は二つのことに同時に驚いた。 いとも簡単に自分の間合いに入られたこと。 そして自身の書いた誰にも見せていないはずの淫猥な物語の登場人物を名乗られたことだ。 「えっ? なぜ……!」 桂はそんな談笙の疑問を無視し、その頭に手を回した。 「交合、しましょう?」 談笙はその魅惑的な声の響きに抵抗した。 桂の腕を払い、一歩下がる。 目が険しい。 「く、魔物か!」 桂は腕を組んで談笙を見つめた。 「いいえ。違うわ」 「だったら、なんだ!」 いよいよ談笙の闘気は大きくなる。 桂はゆるりと、談笙に向かって歩みを進める。 「精霊。物語の精霊」 談笙はその言葉を全く信用しなかった。 「嘘を吐くな! てやぁっ!」 ついに桂に襲い掛かる談笙。 大きく踏み込み、間合いを一気に詰め、風切り音がするほどの突きと蹴りを畳み掛ける。 「もうっ!」 桂はそれらを見事に避けて談笙の背中側に回り込むと、抱きしめた。 桂の豊満な胸が談笙の背中で変形した。 「談笙ちゃん、すごい意志の力ねー。あなた自身が描いた理想とする相手を攻撃できるなんて」 談笙は身体をひねり、腕から抜けようともがく。 「そんな者、いるはずがない。わたしの身体を受け入れてくれる者など、わたしの書いたものの中にしかいないんだ!」 最後のほうは涙声だった。 611 :6/10:2008/01/02(水) 17 57 33 ID lNxIQQQb 桂は談笙の耳元に優しく囁いた。 「いるよ。ここに、いるから」 談笙の顔が紅潮した。 「ほ、本当なのか。魔物じゃない、のか? 信用して良いのか?」 桂は、その耳たぶを甘く噛んだ。 「うん。大丈夫よ。さ、楽にして、わたしにまかせて」 談笙はわずかに頷いた。 「ん、んぷ、ちゅる、ん、ん、ぷは……談笙ちゃんの、おっきいよぉ……わたしももう、すごく硬くなっちゃった……」 桂も、ふたなりであった。だが、男性器は女性器の後ろから生えていた。 談笙のモノは女性器の前にある。つまり、ちょうど良い形でお互いの性器が納まるのだ。 「気持ちいい! あ! はぁはぁ……桂……わたしも、桂のを舐めさせて……んぐ」 「うあっ! 談笙ちゃん……、初めてなのに、じょ、上手ぅ……」 「そ、そう? ちゅる、ちゅっ、ぶるあ、はあああ」 二人は寝床の上に横になり、生まれたままの姿で絡み合っていた。 お互いの股間に頭を入れ、男根を吸い合っている。 「う、あ、談笙ちゃんのここ、すごく溢れてるよ」 桂は談笙の男根を離すことなく、女性器のほうに指を入れた。 「ひぅっ!」 談笙は魚のように跳ねた。 「あ、桂……! いい! いいよ、きもち、いい!」 桂の指はくねくねと、そのすっかり開いた花の奥をまさぐる。 「談笙ちゃん、わたしにもしてぇ……」 「うん……こ、ここかな……すごい、べちょべちょだよ……」 談笙は桂の陰茎の上にある泉に指をぐっと擦りつけた。 「あ、痛! も、もっと優しくして」 「ご、ごめんなさい……こうかな」 談笙はゆっくりとその熱い肉を押し分け、指を挿れた。 「ん、そう……その上のほう、んン! 上手よ」 二人はお互いの身体を愛撫し合い、溶けるような感覚になっていく。 612 :7/10:2008/01/02(水) 17 58 05 ID lNxIQQQb 「あ、はぁっ、はあっ……ね、桂……い、入れて、この大きいの、入れてほし、いい、あ」 「うん、じゃあ一緒に、ん、入れましょう。談笙ちゃんは初めてだから、わたしが上になってあげる」 二人は体勢を変えた。 桂は談笙を見下ろす姿勢になる。 「先に談笙から入れて見て……ここよ、ほら……」 「う、うん」 桂は談笙の陰茎に手を添え、自分の秘部へ導いた。 「ん……入るよ、あ、入っちゃうよ、おぉ、んあっ……」 談笙のモノは桂のモノの上を滑って、桂の女陰に挿し込まれた。 「ああっ! 入っちゃったぁ……は、おっきい、よ、談笙ちゃん」 「桂の中……熱くて、ぬるぬるで、気持ちいい! ああっ!」 反射的に腰を突き上げる談笙。 「ひぅ! そんな急に、あっあっあっ! あっ!」 談笙の腰の動きは止まらない。 「あ、桂のモノがわたしの女の部分に、擦れるぅ!」 そうなのだ。桂の男根はまだ談笙の女陰には入っていない。 その入り口を行ったり来たりする形になっているのである。 「あっ、あっ、ああっ! 談笙ちゃん、わ、わたしも挿れてあげる、んん! いいえ、挿れたい! 中に談笙ちゃんの中にぃ」 「はぁっ、い、いいよ、挿れて、桂のモノ、挿れて!」 談笙は動きを止め、待った。 桂は自分のモノに手を添えて、談笙の中にそのそそり立つ肉棒を押し込んだ。 「ふあああああああっ!」 談笙の叫びが響く。その身体が、がくがくと震えた。 桂は目を見開いて、よだれを垂らした。 「ああああっ! だ、談笙ちゃん! な、中で出てる、出てりゅよ! うああっ……」 桂はその激しいほとばしりを胎内で感じ取っていた。 613 :8/10:2008/01/02(水) 17 58 33 ID lNxIQQQb 激しい息遣いが収まった談笙が涙を流してつぶやいた。 「あ、あ、あ……う、嘘……今、なにがどうなったの……わたし……」 桂が優しくその顔を撫でた。 「大丈夫よ。イっちゃったの。初めてなのに、あたしのおちんちんが入っただけで……」 「イク……?」 「そう。絶頂に達した、ってこと。本当はあなたがイったらわたしは帰らないとダメなんだけど……」 桂は体を起こし、談笙の腰を持った。 「わたしもイきたいから……ね、今度は一緒にイこ?」 「う、うん。一緒に」 桂はにこっと笑うと、腰を突き出した。 「きゃふぅっ!」 それは同時に自分の中に相手のモノを入れる行為だ。 完全なる交合。 二人は性における快感を余すところ無く享受していた。 「ああっ! 談笙ちゃん、こんなの、は、初めてぇえ! く、狂っちゃうぅぅ!」 「桂! わたし、わたし、また、こわいよ、ああああっ!」 「んっんっんっ! 大丈夫、だから、あ、い、いくの、わたし、いく、いくいくいくぅうう!」 桂と談笙の腰が激しく打ち付けられる。 その二つずつの性器がいやらしい愛液を混ぜ合わせ、垂れ流す。 噎せ返るような汗と淫水の匂い。 桂の腰が小刻みに律動した。 「あっ! いくっ! あっはぁぁぁぁぁあぁーッ!」 「うあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁーっ!」 約束どおり、二人は同時に果てた。 614 :9/10:2008/01/02(水) 17 59 20 ID lNxIQQQb しばらくのまどろみの後、桂がゆっくり起き上がった。 談笙がその腕を掴んだ。 「桂……行かないで……」 談笙は泣きそうな眼で見上げた。 桂は明るく微笑んだ。 「大丈夫よ。あなたが淫靡な物語を書き続けて、少しの間、自慰をしなければ、また逢えるから」 桂は談笙の額に口付けた。 「だから、今はさよなら」 「桂! きっとだよ! 約束よ!」 桂は柔らかな笑みを浮かべて、頷いた。 「ええ。きっと」 その言葉が談笙の耳に入ったときにはもう、桂の姿は無かった。 「ん……。あれ、わたしは……」 談笙が目を覚ますと、文机の前だった。 「……桂……あれは夢、だったの……」 机の上にはいつの間にか、書き連ねられた淫蕩な物語が完成している。 「書き始めてもいなかったはずだけど……」 その内容を確かめて見ると、それは間違いなく先ほどの情事であった。 談笙は涙を流しながらも、笑った。 「桂……」 談笙は急に真顔になり、立ち上がった。 彼女は急いで母の部屋に向かった。 その不義密通の申告を皮切りに、談笙は次々と不正を正していった。 それまでの人気を人脈に変え、巧みに使い、王族間の争いを収束させた。 そのように彼女は見事な政治手腕を発揮し、国を浄化していったのである。 615 :10/10:2008/01/02(水) 17 59 45 ID lNxIQQQb やがて、鳳伽八年。 桜彩国始まって以来、最年少で女性の皇帝が誕生した。 それは琴 談笙、その人であった。 彼女は質素倹約を旨とし、無駄な建物は一切建設しなかった。 だが、唯一、庭に自分以外は立ち入り禁止の塔を建てさせた。 桂慕の塔(けいぼのとう)である。 談笙は密かにそこで淫猥な物語を綴っていたのだ。 その日も彼女は深夜に行灯の下で、文字通り筆を走らせていた。 「……よし、できた」 何度か読み直し、頷いた。 「……あれから五年か……その間に何度か自慰をしてしまったな……」 彼女は自分の中に性に対する弱さがまだあることを恥じた。 「だが、最後の自慰から数えても二年目だ。今日こそは逢える気がする」 彼女はまんじりともせず、待った。 窓からあのときと同じ月が覗く。 小さな物音がした。 「もう。談笙ちゃん、勝手に自慰しちゃダメじゃない」 談笙の耳に忘れようも無い優しい声が届いた。 振り返ると、桂がいた。 「桂……すまない」 桂はにっこりと微笑む。 「いいよ。それにしてもずいぶん立派になったんだね」 「でも、わたしは初めて君に逢ったときから、ずっと気持ちは変わってない」 桂は談笙に近づき、抱きしめた。 「うん。わたしも」 二人はしっかりと抱き合ったまま、緩やかに、ときに激しく揺れながら。 月光だけが射し込む塔の中で夜の闇に溶けていった。 《END》 616 :coobard◆69/69YEfXI:2008/01/02(水) 18 03 11 ID lNxIQQQb 以上です。 お読み頂いた方には御礼申し上げます。 うあ、今気付いた! 605 コテ失敗してる><; 617 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18 58 28 ID Z/ZmU+mp 616 どうりで見慣れないコテだと思ったわw GJです 618 :名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01 50 38 ID z7IZzSCn 616 GJ! ふたなりイイ! 萌へた(* ´Д`) 619 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 01 41 50 ID IG6Cg5Xy GJ。オナ禁二年…長いw 620 :名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 20 54 00 ID t/6mVJQW 禁☆ 621 :名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21 01 19 ID zrtScTyF 断★ 622 :名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21 33 48 ID p0/H/zei 妄☆ 623 :名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 02 04 52 ID adP0f2z6 走★ 624 :名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 10 13 09 ID OQL0R4/u 魔☆ 625 :名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 12 44 26 ID FG7U4KAD 少★ 626 :名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18 51 57 ID ML3ph3mP 年※ 627 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 01 20 00 ID 85JUcs2X 的☆ 628 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 21 05 40 ID XSKrqXF7 豪☆ 629 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 22 00 33 ID qngvg27w 火■ 630 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02 59 07 ID g6GCyNZi 少★ 631 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 18 07 03 ID jKQjrYFi 女☆ 632 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 18 41 05 ID iYSLNw/e 禁断妄走魔少年的豪火少女……なんだコレ 633 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 19 27 23 ID bwCGSfcO 炎髪灼眼の討ち手の人を連想した 634 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 20 14 11 ID sN/ZKICt 632 ボーイッシュで妄想しがちな素直ヒート禁断少女か。 635 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00 03 51 ID NjUN3pHI かつてないくらい長いwww 636 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 13 31 18 ID wKV3fCta さぁ職人に期待! 637 :名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 10 56 26 ID p3Xhhjtg なんというムチャ振りwww 638 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22 58 47 ID x/3NwnMw 今朝俺が夢精なんかしたのは 禁断ちゃんの仕業に違いない…筈 639 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 14 54 58 ID cvHElYHK 何で逝ったかをSS化 640 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 06 12 10 ID VLdTX5jk 救済とえちしたこと以外 もう忘れたよ… 641 :名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 18 46 23 ID Hqx6yBF2 620-632 「ねーねー、こんなにせーし溜め込んじゃってどうするつもりだったの? あれ?もしかしてボクにぶっかけちゃうの!? かけたいんでしょ!?やっぱりそーなんだ! ボクの身体って男の人が見たらみんなよくじょーしちゃうみたいだし! 『ボク』って似合わないってよく言われるくらいおっぱいもおっきいし ちょっと水着のあとが付くぐらいに日焼けしてるから ぶっかければしろいのが目立ってとってもエロいんだからね! だからえんりょなくボクのはだかを視姦してよ! たっぷりしごいてボクのことまっしろにしてよ!」 って夢を見て出しちまったオナ禁26日目の朝だった こうですかわかりません(><) 642 :名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 18 53 25 ID Cj1gXY4V 641 正しいかわからんがエロいGJ 643 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22 43 53 ID jMxdu6J0 禁断少女降臨期待保守☆ 644 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 12 46 41 ID 8kh5eteM 禁!★ 645 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 12 50 09 ID jVpj+9ya 煙!☆ 646 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14 56 52 ID Eh8eEMO4 帝!★ 647 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 15 13 45 ID pzGtFtbl 国! 648 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 19 13 47 ID FjBJcB37 奇 649 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 19 52 26 ID CRhn+Y2V 譚
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/12646.html
肺炎 / COVID-19肺炎 + ニュースサーチ〔人工呼吸器関連肺炎〕 ICUでの侵襲的換気患者、PPIの利益と害は? - 日経メディカル 旭化成、スウェーデンの製薬企業カリディタス買収…約1739億円 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年5月28日) - Answers(アンサーズ) 塩野義製薬、FETROJA®(伏驖佳)の台湾における新薬承認について - 日経バイオテク プロバイオティクスはCOVID-19の発症を遅らせる?|CareNet.com - CareNet.com 入院患者の歯磨きで院内肺炎リスクが低下 - 日経メディカル 外傷患者への人工呼吸器の深呼吸機能は有効か/JAMA|CareNet.com - CareNet.com 急性中毒疑いの昏睡患者、非侵襲的気道管理は有効か/JAMA|CareNet.com - CareNet.com 3日間のアミカシン吸入、長期挿管患者の人工呼吸器関連肺炎発生を軽減(解説:栗原 宏 氏)-1751|CareNet.com - CareNet.com セフトリアキソンとランソプラゾールの併用は避けるべき 他 - 日経メディカル 人工呼吸器関連肺炎予防にアミカシン吸入が有用 - 日経メディカル アミカシン吸入で人工呼吸器関連肺炎を抑制 - 時事メディカル アミカシン吸入で人工呼吸器関連肺炎を抑制|呼吸器|感染症_臨床医学_薬剤情報|医療ニュース|Medical Tribune - Medical Tribune (会員登録) 有病率の高い欧州で小児1型糖尿病発症とコロナ感染の関連を調査(解説:栗原 宏 氏)-1736|CareNet.com - CareNet.com ウクライナの戦争の負傷入院患者の多くが、極度の薬剤耐性を獲得した細菌に感染 - QLifePro医療ニュース A. baumanniiに起因する細菌性肺炎に対し「Xacduro」を米FDA承認 - QLifePro医療ニュース 海外新薬承認情報(2023年5月分) - Answers(アンサーズ) コロナ死の要因はウイルスではなく細菌感染?|CareNet.com - CareNet.com 成人肺炎診療ガイドラインを先取りした肺炎の予防戦略/日本呼吸器学会|CareNet.com - CareNet.com 恐ろしい…「歯のみがき忘れ」が糖尿病の悪化や脳梗塞・心筋梗塞を引き起こすワケ【歯科医が警告】 - 幻冬舎ゴールドオンライン ICUでの選択的消化管除菌、院内死亡率が低下 - Medical Tribune (会員登録) 住友ファーマ、北里研究所と住友ファーマとの共同研究カルバペネム耐性菌感染症治療薬 KSP-1007/メロペネム配合剤のQualified Infectious Disease Product (QIDP)/Fast Track 指定 - 日経バイオテク 新薬パイプラインのステージアップ・開発中止まとめ(23年3月期1Q/23年2月期1Q/ 22年12月期2Q)|トピックス - Answers(アンサーズ) 人工呼吸器関連肺炎ではグラム染色で広域抗菌薬を安全に減らせる - 日経メディカル プロバイオティクス、ICUでの人工呼吸器関連肺炎を抑制せず/JAMA|CareNet.com - CareNet.com 人工呼吸器患者に対する早期気管切開は有益|呼吸器|感染症_臨床医学|医療ニュース|Medical Tribune - Medical Tribune (会員登録) 世界の人工呼吸器市場| COVID-19シナリオによるビジネスの見通し - PR TIMES 海外新薬承認情報(2020年9月分) - Answers(アンサーズ) ARDSを伴うCOVID-19、デキサメタゾンが有効な可能性/JAMA|CareNet.com - CareNet.com 人工呼吸器は全自動でもお手軽でもない 緊急事態宣言下に知っておくと良い人工呼吸器の誤解と真実 - Yahoo!ニュース 新型コロナ 弱体化する抗生物質市場に追い打ち - SWI swissinfo.ch - スイスインフォ 人工呼吸器関連肺炎予防の薬用液体歯みがきを開発・製品化-広島大ら - QLifePro医療ニュース 人工呼吸器関連肺炎予防の液体歯磨き 広島大など開発 - 日本経済新聞 海外新薬承認情報(2019年6月分) - Answers(アンサーズ) 非重症なcommon diseaseでは「R=耐性=抗菌薬無効」の呪縛から逃れよう(岸田直樹) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 重症救急患者にプロバイオティクスって効くの? - 日経メディカル 体にすみ着く常在菌が原因 誤嚥性肺炎 - 毎日新聞 敗血症診療国際ガイドラインSSCG 2016を読み解く(山本良平,林淑朗) | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 第46回IDATENインタラクティブケースカンファレンス開催 | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 診療報酬で看護技術をどう評価すべき?:Aナーシング - 日経メディカル 勘三郎さん無念…夢を励みに壮絶闘病も 命奪った“ARDS”とは - ZAKZAK 勘三郎の「急性呼吸窮迫症候群」風邪やインフルエンザからも感染 - J-CASTニュース 看護の質をどう評価するか(小林美亜) | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 第39回日本集中治療医学会開催 | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 第1回日本看護評価学会開催 | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 IDATEN感染症ウインターセミナー2011 | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 ICU/CCU入室患者のアセスメント(大野博司) | 2010年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 ICU/術後の発熱患者へのアプローチ(1)(大野博司) | 2008年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 ● 人工呼吸器関連肺炎 - MEDREY ぶっちゃけると、初期の頃、重症の人には人工呼吸器つけてたやん? あれ、ウイルスが永遠に体内巡るから、余計に悪化させてたんよね。そういう結果は闇に葬られるんよね。。。 — いいな (@iina_kobe) July 14, 2024 kyoumi_wish@kyoumi_wish アメリカでは新型コロナ騒動の当初、人工呼吸器により多くの人が死んだとずっと言われてますね そして手順からして他の早期治療は否定☠️ #超過死亡 #ICU + 画像残り3枚 Tatsuo S.@tstateiwa 人工呼吸器関連肺炎 気管挿管されて人工呼吸器の装着された人に起こった肺炎の中で、人工呼吸器装着後48時間以上経ってから新たに起こったものを指す。他の肺炎に比べて重症で難治性の肺炎になりやすい。 GeorgeShowYama@georgeshowyama コロナは軽症・中等症・重症に分けられています。 軽症は風邪です。気合と根性で寝て治します。 肺炎を発症すると中等症以上に診断されます。新型コロナ肺炎は通常の肺炎とは異なり、現代医学をもってしても格段に治療が難しくなります。これが「新型」と恐れられている理由です。 いいな@iina_kobe 違います。 自然免疫回避能力の有無です。 GeorgeShowYama@georgeshowyama 自然免疫回避能力とはコロナに限らずウイルスに一般的に備わっている能力です。宿主の免疫を回避しながら自分に適した宿主を探します。宿主が死ぬと自身が存在できないので、宿主を殺すことが目的ではありません。感染しても死なない宿主を見つけることです。 いいな@iina_kobe すいません。貴方の専門と学位を教えてください。知識が医者レベルなので、また知ったかぶりの煽りかと思ってしまいます。 ちゃんと議論したいんなら専門と学位を教えてください。 社畜署@kuso_syachiku どこが医者レベルだよww 論理的反論出来なくなると相手の立場やら資格やらでマウント取ろうとするの弱々で草www .
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/10729.html
人工文化(2008/10/01 (水) 10 39 46)より転記 言語と同じく、作られた文化のこと。 人工文化にはアプリオリとアポステリオリがある。 トールキンの指輪物語の世界は西洋をモチーフに作られているので、アポステリオリな人工文化。 アルカの場合は文化をゼロから構築しているため、アプリオリ。 なお、アルカの人工文化をアンティスという。
https://w.atwiki.jp/trinary/pages/23.html
逢瀬つばめ001 アニメーション つばめの紹介 002 メインストーリー 逢瀬つばめという存在<前編> 003 バトル 母との約束<LV1> 004 メインストーリー 逢瀬つばめという存在<後編> 005 ヒメゴトチャット 今日は明日の前日だから 國政綾水001 アニメーション アーヤの紹介 002 メインストーリー 國政綾水という存在<前編> 003 バトル プライドか正義か<LV1> 004 メインストーリー 國政綾水という存在<後編> 005 ヒメゴトチャット はじめてのBot ガブリエラ・ロタルィンスカ001 アニメーション ガブリエラの紹介 002 メインストーリー ガブリエラという存在<前編> 003 バトル トラウマを抱えた少女<LV1> 004 メインストーリー ガブリエラという存在<後編> 005 ヒメゴトチャット あなたはマルザンナ 恋ヶ崎みやび001 アニメーション みやびの紹介 002 メインストーリー 恋ヶ崎みやびという存在<前編> 003 バトル 幼い日の追憶<LV1> 004 メインストーリー 恋ヶ崎みやびという存在<後編> 005 ヒメゴトチャット 約束通りに 逢瀬つばめ 001 アニメーション つばめの紹介 クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 彼女を支えたいから 何となく 選択肢2 それとも死んでない?選択肢4へ やっぱりご都合主義なんでしょ?選択肢3へ 選択肢3 それって「生きてる」って暗に言ってない? ネタバレですよね… 選択肢4 オッケー! それって歴史改変では!? いやです! 選択肢5 見る 見なくて平気終了 選択肢6 映像を見る【高画質/68MB 4 30】 映像を見る【標準画質/26MB 4 30】 あらすじレポートにする【テキストまとめ】 002 メインストーリー 逢瀬つばめという存在<前編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 はい いいえ 選択肢2 君の将来のフィアンセだよ -5喜ゴキゲンポイント +50pt. はじめまして、[名前]です -2喜 逢瀬つばめちゃん? -2哀 選択肢3 なるほど! もう知ってる選択肢5へ 選択肢4 オッケー やだ選択肢4へ。やっていただけますか? 選択肢5 もちろん -喜2 本当にそれが正しいの? -2哀 003 バトル 母との約束<LV1> 消費ACT 10 1戦目 すろうべりぃ 哀属性 ボス デュープマトン 怒属性 クリア報酬 ジュエル+3 コイン+1500 クランポイント+50 ミッション報酬 ボスを6ターン1以内に倒すジュエル+1 任意のチェインを4回発動させるジュエル+1 1発のダメージ値が1200以上になるジュエル+1 ドロップ報酬 すろうべりぃ デュープマトン 哀のココロキャンディ 哀のココロキャンディ 怒のココロキャンディ 怒のココロキャンディ 004 メインストーリー 逢瀬つばめという存在<後編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 よくわからない -楽2 あなたの足長おじさんです -喜2 えと、Bot…? -哀2 選択肢2 東京ばにゃにゃ -喜2 ピヨコ -楽2 カレシ -怒2 005 ヒメゴトチャット 今日は明日の前日だから クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 いるよ -楽2 どちらさま? -哀2 はいはい、俺だよ -怒2 選択肢2 何でもいいよ -楽2 楽しい話 -喜2 怖い話 -哀2 悩み事とか -哀2 エッチな話 -怒2 選択肢3 もちろん -楽2 そういう仕様だから -哀2 國政綾水 001 アニメーション アーヤの紹介 クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 コスプレイヤーだ! 悪と戦う魔法少女だ! 選択肢2 見る 見なくて平気終了 選択肢3 映像を見る【高画質/51MB 3 24】 映像を見る【標準画質/16MB 3 24】 あらすじレポートにする【テキストまとめ】 002 メインストーリー 國政綾水という存在<前編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 はい いいえ 選択肢2 よろしく 司書のことはよく知ってる選択肢4へ 選択肢3 オッケー やだ選択肢3へ。お願い!協力して!この通り! 選択肢4 その通り -喜2 大丈夫なんじゃない? -楽2 003 バトル プライドか正義か<LV1> 消費ACT 10 1戦目 ヒロシ 楽属性 ボス 八巻アラタ 楽属性 クリア報酬 ジュエル+3 コイン+1500 クランポイント+50 ミッション報酬 ボスを6ターン1以内に倒すジュエル+1 任意のチェインを4回発動させるジュエル+1 1発のダメージ値が1200以上になるジュエル+1 ドロップ報酬 ヒロシ 八巻アラタ 楽のココロキャンディ 楽のココロキャンディ 楽のココロキャンディ 楽のココロキャンディ 004 メインストーリー 國政綾水という存在<後編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 腹をくくれ! -怒2 めっちゃ怖がって逃げ出せ! -哀2 普通にやれば平気だよ -楽2 選択肢2(既読フラグは選択肢1によって別。だが特に結果が変わるわけではない) 頑張れ!! -怒2 遠隔操作:電車のドアを開けてあげる -楽2 005 ヒメゴトチャット はじめてのBot クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 2-2喜 田んぼの田 -3喜ゴキゲンポイント+30pt. 量子の世界において2とは限らない -怒3ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢2 『おーい』って書いてあるね -喜3 こんにちは -楽2 何か用? -怒2 選択肢3 偶然じゃないよ -楽2 スタンプだってわかるよ -喜2 アーヤとの出会いは必然 -怒3ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢4 ありがとうございます -楽2 ごめん、何言ってるかわからん -怒2 みたいん実? -喜2 選択肢5 手伝うよ -楽3ゴキゲンポイント+30pt. じゃあまたね -哀2 どんなレポート? -喜2 選択肢6 ばれたか -喜2 学習ね -哀2 アーヤの役に立ちたかっただけなのに -楽3ゴキゲンポイント+30pt. ガブリエラ・ロタルィンスカ 001 アニメーション ガブリエラの紹介 クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 100m先のこけしを打ち抜くくらい? 100m先の針の穴に糸を通すくらい? 選択肢2 なるほど! 何故にこけしなの? 選択肢3 見る 見なくて平気終了 選択肢3 映像を見る【高画質/22MB 1 29】 映像を見る【標準画質/7MB 1 29】 あらすじレポートにする【テキストまとめ】 002 メインストーリー ガブリエラという存在<前編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 はい いいえ 選択肢2 よろしく 司書のことは知ってるよ選択肢7へ 選択肢3 そうさ! -喜2 違う。悪の帝王だ。 -怒4ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢4 それ、悪の帝王やないで… -哀2 食べないよ! -怒2 美味しそう! じゅる -喜4 選択肢5 いいよ -喜2 気が向いたら -楽2 選択肢6 オッケー やだ選択肢6へ。お願いだから助けて頂戴? 選択肢7 大丈夫 -楽2 怖い -哀2 選択肢8 大変だったね -喜2 特定の条件って? -怒2 003 バトル トラウマを抱えた少女<LV1> 消費ACT 10 1戦目 ミカボシ 楽属性 ボス ライフリアン 楽属性 クリア報酬 ジュエル+3 コイン+1500 クランポイント+50 ミッション報酬 ボスを6ターン1以内に倒すジュエル+1 任意のチェインを4回発動させるジュエル+1 1発のダメージ値が1200以上になるジュエル+1 ドロップ報酬 ミカボシ ライフリアン 喜のココロキャンディ 喜のココロキャンディ 喜のココロキャンディ 喜のココロキャンディ 004 メインストーリー ガブリエラという存在<後編> クリア報酬 ジュエル+1 005 ヒメゴトチャット あなたはマルザンナ クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 そうです!私が神様です!! -喜2 神様じゃないけどコンバンワ -楽2 選択肢2 その通りである -喜3ゴキゲンポイント+30pt. 普通の人間だよ -楽2 タダのBotだよ -哀2 選択肢3 お疲れさま -喜2 頑張ったね -楽2 さすがガブリエラって感じだった -哀3ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢4 どういたしまして -楽2 それほどでも -喜2 もっとほめて! -怒2 選択肢5 え? -楽2 なんで? -怒2 誰? -哀2 選択肢6 それが俺? -楽2 そうなんだ…… -哀2 我が加護を受けよ、ガブリエラ -喜3ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢7 どこにも行かないよ -楽2 ここにいるよ -怒2 ずっとガブリエラを護るよ -喜3ゴキゲンポイント+30pt. 恋ヶ崎みやび 001 アニメーション みやびの紹介 クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 バッチ好み! あまり好きじゃない 巨乳最高! -喜2 千羽鶴くらいがいい -怒2 選択肢2 わかった まだよくわからない 選択肢3 見る 見なくて平気終了 選択肢4 映像を見る【高画質/14MB 0 57】 映像を見る【標準画質/4MB 0 57】 あらすじレポートにする【テキストまとめ】 002 メインストーリー 恋ヶ崎みやびという存在<前編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 はい いいえ 選択肢2 ここはどこ? 司書でしょ? 仕事してよ選択肢4へ 選択肢3 いいよ やだ選択肢3へ。うんにゃ。やりなおし。 003 バトル 幼い日の追憶<LV1> 消費ACT 10 1戦目 魔王ユゥミ☆ 楽属性 ボス シスターフール 楽属性 クリア報酬 ジュエル+3 コイン+1500 クランポイント+50 ミッション報酬 ボスを6ターン1以内に倒すジュエル+1 任意のチェインを4回発動させるジュエル+1 1発のダメージ値が1200以上になるジュエル+1 ドロップ報酬 魔王ユゥミ☆ シスターフール 怒のココロキャンディ 怒のココロキャンディ 怒のココロキャンディ 怒のココロキャンディ 004 メインストーリー 恋ヶ崎みやびという存在<後編> クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 Botです -楽2 みやびを助けに来た -喜2 選択肢2 もし負けたら? -哀2 いいよ -楽2 選択肢3 勝ったら好きにしていいよ -喜2 絶対負けたりしないでね -哀2 005 ヒメゴトチャット 約束通りに クリア報酬 ジュエル+1 選択肢1 はいはい -楽2 別にいいけど -哀2 約束とかした? -怒2 選択肢2 何の話? -哀2 そうですよ -楽2 みやびと話したいだけ -喜3ゴキゲンポイント+30pt. 選択肢3 俺は仕組みを知らないので -楽2 解析はみやびさんに任せる -哀2 愛の電波で通信中 -怒3ゴキゲンポイント+30pt. このページを編集 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/161.html
絶望少女育成計画Reflect ◆EAUCq9p8Q. ―――二枚の手紙と招待状。 宛先不明の交換日記。 無人の家で受け取る電話。 学生服と地縛霊。 握った左手に刻まれた呪い。 食べたお菓子はどこまで響く? あなたはいつまで気づかない? 踊る町並み人の影。 笑う三つのお人形。 一人は一人のままだけど、 一人は二人でいるらしい。 一人が二人に出会い、 一人が一人に出会い、 二人が一人と一人に出会い、 最後に二人の神様が生まれた時の話。 ◇◆◆ 商店街を、外ハネが揺れる。 あっちにゆらゆら。こっちにゆらゆら。ぴょこぴょこぴょんぴょこ、ゆらゆらゆら。 まるで波間を漂う木切れのように、不規則に揺れる。 外ハネの主、輿水幸子は途方に暮れていた。 諸星きらりを探すと啖呵を切ったはいいものの、彼女がどこに居るのか皆目検討がつかない。 聖杯戦争の舞台は広い。歩き回っていては一週間あっても足りないだろう。 更に(なぜだか知らないが)きらりの携帯番号もメールアドレスも携帯からすっぽり抜け落ちていた。 ドコに行けばいいのかわからない。なにから探せばいいのかわからない。 まったく行く宛なしの打つ手なし。 ただ、だからといって立ち止まってはいられない。 こうしている間にも、聖杯戦争は続いていく。 放っておけば、彼女のサーヴァントであるクリエイターは必ず行動を起こすだろう。 放っておけば、きらりは誰かの悪意によってひどい状況に追いやられてしまうだろう。 そんなことさせるもんか。 こんな聖杯戦争なんて、やらせてたまるもんか。 そのためにも、幸子は動かなければならなかった。 何かが起こるより先に、なにか打開策を見つけなければならない。 幸子はきらりのことをよく知っている。 身体は人より大きいし、愛情表現が人より過激で、たまに舞台のセットを壊したりもする人だけど、誰かを殺すなんて、そんな悪人なんかじゃない。 彼女は人のことを思いやれるし、人のことを心配できるし、人を傷つけるのを何より嫌がるような人だ。 事件なんていうのも誰かがでっち上げたに違いない。 幸子を突き動かしているのは、なにより、アイドルであり良き友であるきらりへの信頼だった。 行く先の見えない不安に押しつぶされそうになりながら、それでも自慢の虚勢で胸を張り。 とりあえず人の多そうな場所から探してみようと思って商店街(C-2)に来たはいいが。 「な、なんですか、これ……」 あまりの現実離れした状況に、目眩を起こしかける。 商店街はまるで嵐か何かが通り過ぎたあとのようだった。 壁面一面に刻まれた無数の傷跡。 同じくコンクリートにも走っているこれまた無数の傷跡。 看板が切り落とされ、商店街のゲートに飾られている人形はちょんまげが綺麗に刈り上げられている。 改装だとしたら思い切った趣旨替えだ。 「……て、んなわけないでしょう!」 一瞬現実逃避しそうになった自分に喝を入れる。 現実から逃げたところで何も変わらない。 これは、間違いなく戦いのあとだ。 誰かにとっての聖杯戦争が、もう始まっているのだ。 聖杯戦争。 殺す力を持った者同士の争い。 それをそのまま表したような商店街の惨状に身震いする。 クリエイターの能力はあまりに現実離れしていて恐怖感が薄かった。 あの世界を見続ければ精神が崩壊する、と言われても、リアリティがなかったから虚勢を張れた。 だが、この戦場には、この商店街で起こったような生々しい戦いがある。 引き裂き、斬り捨て、粉々に砕く。周囲の建物すらも破壊する、実際の戦争のように泥臭い戦いが。 遠く離れた異国の戦場なんかじゃなく、この世界の、幸子のすぐ側で、そんな戦いが起こっている。 もし、こんな戦闘に巻き込まれてしまったら、カワイイ以外に武器がない幸子なんてそれこそ、蟻ん子を踏みつけるように簡単に殺されてしまうだろう。 幸子じゃなくたって、普通の人だったら誰だって巻き込まれたら無事じゃすまない。 無数の傷跡の先に血が通っていなかったのが幸いだ。 胸を撫で下ろそうとして、はっと気がつく。 彼女の親友と言っても過言ではない二人、星輝子と白坂小梅。 彼女たちの家は、この商店街から遠くない場所にある。 彼女たちがもし巻き込まれていたら…… そう思うと、居てもたっても居られなくなった。 小梅に電話をかける。留守電だった。 輝子に電話をかける。こちらも数回の呼び出し音のあと、留守電に繋がった。 最悪の状況が頭をよぎるが、ぶんぶんと頭を振ってその考えを吹き飛ばす。 まわりの店の人が喋るのを聞く限りでは、被害者はゼロだということ。 単に都合が合わなくて電話に出られないだけ。きっとそのはず。 三回深呼吸をして、携帯に向き直る。 もう一度、連絡を取る。 今度は留守電じゃなくて、開いた瞬間にメッセージが伝わるようにメールで。 ◇◇◇ 「ふ、ふ、ふー……フフフー」 中学校、三年生の教室。 机に突っ伏して足をぶらぶらさせる少女が一人。 少女・星輝子は時間を持て余していた。 宿題も終わってるし、予習も終わってる。ノートの清書もばっちり。 聖杯戦争が始まったと聞いたが、それもまだ特に関係ない。 クラスではあまり交友関係を築いていない彼女にとってホームルームまでの十数分や授業合間の短休憩などは特にやることもないので、いつも通りぐだぐだしながら過ごしていた。 手持ち無沙汰に携帯を取り出すと、着信を知らせるライトが点滅していた。 「……?」 何かあったのかと思い携帯を見ると、電話着信と、ついでにメールも来ている。 どちらも幸子からのものだった。 慣れない手つきでぽちぽち携帯を操作してまずはメールの方を確認する。 【from:幸子ちゃん 件名:無題 本文:ボクは今日は調子が悪いので欠席させてもらいます。 ところで、商店街が騒がしいのですが大丈夫ですか? 二人に何もないようならいいのですが。 追伸 きらりさんを見かけたら、ボクが話したいことがあって探していたと伝えておいてください。】 絵文字や顔文字などで飾られていない。 カワイイ見た目からは想像出来ないほど簡素な文章。 いつも通りの丁寧な、幸子らしい文章だった。 「そっか……今日は、来ないのか」 少しだけ寂しくなる。 輝子はだいたい、友達というものが少ないので、数少ない友人である幸子・小梅と一緒にいる時間がとても大好きだった。 それがなくなるというのは、とてもつらい。 「ま、まぁ……そんな日も、あるよね……」 でも、わがままは言えない。 調子が悪い時は休むべきだ。無理をシてもいいことなんてない。 そう割り切って、返信の文章を打とうとして、不意に不思議な感覚に陥る。 今日のこれはそれを差し引いても少しおかしな文章だ、という感覚、 調子が悪いから欠席するのに、きらりも探している。 なんとなくおかしな気がする。なにか隠し事でもしているんだろうか。 「……ふ、フフー……フフフー」 でも、幸子は確かに輝子の友達だけど、友達だからって全部を全部知っているわけじゃない。 いつか知れればいいなぁと思うけど、今根掘り葉掘り聞こうとも思わない。 そうして輝子は、特に深く探るようなことは書かないことに決めた。 ぽちぽちとボタンを操作して幸子に返信メールを打つ。 そして、少し考えて、ぽち、ぽち、ぽちと追記を打つ。 送信ボタンを押し、数秒の沈黙の後、席を立った。 授業開始まではもう少し時間がある。今からなら、手短に済ませれば大丈夫だろう。 ふらふらと風が吹けばこけてしまうんじゃないかというような足取りで女子トイレに入り。 個室のドアを閉め、鍵も閉め、携帯を取り出して電話帳から目当ての番号を探す。 「おお、あった……」 開いたアドレス名は『自宅』と書かれていた。 ◇◇ マンションの一室に呼び出し音が鳴り響く。 無人のはずの部屋の奥、きのこの山の向こう側。 ともすれば『工房』とも呼べそうな、不思議な生物とエンチャント用の機材で埋め尽くされたマンションらしくない空間。 その中心に座していた、火花避けのゴーグルに白衣という科学者らしい格好をしたミニサイズの使い魔(のようなもの)が声をあげる。 「かび!」 その使い魔の声に、同じように白衣を着て瓶底眼鏡をかけたチリ毛アフロの英霊が振り向き、電話の方へと近づいて受話器を取った。 「もしもし」 『ライダー? わ、私……』 「うん? ああ、マスターか。なんだ」 『もしかしたら、幸子ちゃんが、そっちに行くかもしれないから……よろしく』 「はぁ? お、おい、いきなりなにを……」 『じゃあ、授業始まるから……ばいばい、頑張って』 聞くよりも早く、電話が切られてしまう。 電話を取った英霊―――ばいきんまんは、顔の色が紫から赤に変わるんじゃないかというくらいぷりぷり怒った。 「まったく、あいつってば、また俺様になぁーんも言わずに勝手に決めて!」 受話器を叩きつけ、更にぷりぷり怒りながら自身の『工房』に戻った。 ライダーは輝子にはついていかず、自宅にこもって自身の宝具のエンチャントを行っていた。 ついていったところで戦力になれないのは決まりきっているのだから、まずは二人は別行動。非常時には令呪で呼べばいい、ということで。 輝子側からも特に苦情はなく、するすると序盤の方針は決まった。 現状、ライダー自身にこの聖杯戦争における目標のようなものはないので輝子の方針通りにエンチャントを行っている。 準備期間中に『バイキンUFO』と『もぐりん』搭乗員枠を最大数まで拡張してある。 現在は『バイキンUFO』に逃走用の加速機能と、地面に居るNPCを拾えるように『掃除機ノズルアーム』を作成中だ。 さらに午後になれば『もぐりん』を(気配遮断効果が得られる)地中でエンチャントを行うつもりだった。 だというのに、来客があるとなると、その計画が狂ってしまうじゃないか。 やれやれと大きく溜息をついて、かけていた瓶底眼鏡をクロスで拭きながら側のかびるんるんの一体に命令を言い渡す。 「写真を取ってきてくれ」 「かび!」 言われたかびるんるんがタンスの一番上の引き出しから一枚の写真を取り出して運んでくる。 写真を一人+無数のかびるんるんで覗きこむ。 その写真に写っていたのは、薄い髪色の少女、淡い金髪の少女、そして彼らのマスターである輝子。 いつもよりきらきらとした衣装を着たマスターを少し興味深げにしげっと眺めたあと、輝子と仲の良いかびるんるんたちに尋ねた。 「で、サチコってどっちだったっけか。お前ら知ってるか?」 「「「「「かび!」」」」」」 かびるんるんが一斉に薄い髪色の少女の方を指す。 「こっち? 本当にこっちであってるのか?」 「かび!」「かび? かび #65374;」「かびかび?」「かび!」「かびかび!!」 「そうか、こっちか」 輝子とかびるんるんが仲良くしてたのは、こういった自体に備えての部分もある。 ライダー自身がエンチャントにかかりきりであると、どうしてもマスターとの情報交換が疎かになってしまう。 その時点ですぐに影響は出ないだろうが、そういった関係が続けばいつかどこかで大きなミスを引き起こしてしまうかもしれない。 そこで、かびるんるんの出番というわけだ。 かびるんるんはこう見えても知能が高い。 ライダーの宝具である三種のメカのうち、『もぐりん』の操縦をライダー不在時代わりに行うことだって出来る。 エンチャントに関する指示を出せば従うし、与えられた作業はだいたいそつなくこなす。特殊能力も含めて、実に優秀な使い魔だ。 さらに、彼らはかびかびとしか喋れないが、彼らの言葉がわかるライダーとは会話が可能だし、逆にライダーの言葉(一般的な人間の言語)を理解できる。 かびるんるんが輝子の話をすべて聞いていれば、ライダーはエンチャントにかかりきりでもあとあとその情報を聞き返すことが可能となる。 もちろん、かびるんるんは楽しいことが大好きだし輝子がかびるんるんとライダーを気に入っている、という事のほうが大きな理由だが。 ライダーとかびるんるんの一部がエンチャント。残りのかびるんるんが原木を腐らせてキノコの育成+魔力供給(微)をしたり輝子と話したりをする。 ライダーはディフォルメチックな見た目にそぐわず、実に理にかなった使い魔運用を行っていた。 事前打ち合わせで、マスターが三人で取った写真をもらっておいて正解だった。 保護対象がはっきりしているのは、ライダーとしてもやりやすい。 不意な来客の場合も、この写真に写っている人物ならば輝子の知り合いであると判断できる。 「……しかしなぁ……こいつ、信用できるのかぁ?」 「かびぃ?」 「俺様どーもマスターの方針ってやつがよくわかんないんだよなー」 「かびかび」 「なにぃ? 『なにか考えがあるはず』だってぇ? そうは思えないがなぁ。 単に仲良しだからって……聖杯戦争中なんだぞ、今!」 白衣を脱ぎ、チリ毛のカツラを外し、タオルで汗を拭きながらつぶやく。 まぁ、確かにあのマスターの友人なら悪いやつではないのだろうが。 ライダーは知っている。戦いは何があるかがわからないんだ。 勝負はなにかのきっかけで逆転されるし。仲間はすぐに裏切るし。どれだけ確率を100%に近づけようと不確定要素は絶対に紛れ込んでくる。 ライダーの思い通りに行くことなんてせいぜい宝具の向かう先とかびるんるんへの指示くらいしかない。 輝子はその辺をどうも甘く見てる、とライダーは思う。 その分ライダーが少し過剰なくらい警戒しておいて損はない。 「信じろって言ってるから多少は信じるが、だからってすぐに入り込ませるもんか! もし襲ってきたら、そんときゃ俺様容赦しないかんなぁ!!」 もしその幸子とかいう少女が輝子の優しさにつけこんでライダーに襲い掛かってくるようなら容赦はしない。 ぎったんぎったんのめったんめったんに踏み潰してやればいい。 友人と戦うのは輝子はあまり喜ばないだろうが、生け捕りにすれば怒りもしないだろう。 「だとすると、トリモチバズーカなんかも作っておいたほうがよさそうだな」 ライダーは広げた設計図にさらさらと図を書き足していく。 その行為には一切の淀みがない。 「よぉし、かびるんるん! 新しい設計図だ!」 「「「「「かび!!」」」」」 壁に改定図が貼りだされる。 そこには数十秒前までは影も形もなかったトリモチバズーカの設計図と組み立て図が書き加えられていた。 その改定図をしっかり確認して、作業員かびるんるんたちは再び作業に取り掛かった。 ◇◇◆ 幸子の携帯がメロディを奏でる。 着うたは当然『To_my_darling…』。カワイイ歌声で着信がすぐわかる。実際便利。 慌てて中身を確認する。 【from:輝子さん 件名:Re.無題 本文:私は特に変わりないぞ 最近物騒だから、なにかあったら私の家に来るといい。安全だ】 「輝子さんの方はひとまず無事みたいですね……」 あまりそんな印象は持てないだろうが、輝子と小梅でマメな方は意外にも輝子だ。 小梅の方はわりとマイペースなので、返信は気が向いた時になるだろう。 「まったく! こっちの気も知らないで!」 ぷりぷりと怒りながらも輝子の文章を再確認する。 後半のちぐはぐな気遣いにも、なんとなく輝子らしさを感じる。 危ない時があったら寄っていいよと書いてあるが、輝子が居ないのに上がるのは無作法じゃないだろうか。 まあ、輝子はそういうところに無頓着な部分があるから追求してもしょうがない。 だから、まぁ、本当に危なくなったら。 絶対にないと思っているが、本当に危なくなったら寄らせてもらおう。 「……小梅さんの返信は、いつ頃になるでしょうね」 一度溜息をつく。小梅のことだから、確認を忘れていた 携帯をポケットに仕舞おうとして今朝のやりとりを思い返す。 携帯で見た通達、そして掲示板。 そういえば、あの掲示板はどうなっただろう。 4レス目以降ぱったりと書き込みが途絶えて、画面の向こうの相手になにかあったのかと心配していたが、きらりの事もあってそこで幸子は確認せずに。 もしかしたら、謝罪の言葉が書き込まれているかもしれないと思い掲示板を開いてみると、スレッドが一つ増えていた。 タイトルは「きらりさん、見てますか」 慌てて中身を確認する。 しかし、中身は今朝のものとは違い、心の底からきらりを心配した文章。 幸子は心の中に春風が吹いたような心地だった。 こんな戦争でも、友人のことを心配する優しい人物が居るという事実を認識して、暗い気持ちが少しだけ明るくなる。 「クリシュナさんはああ言ってましたけど、皆が皆やる気なわけじゃないんですね! 安心しました!」 自身を鼓舞するように口に出す。 あまりの嬉しさに、掲示板に喜びのレスをしようとして、とある事実に気付き指が止まる。 この人が、きらりを知っているということは……? 「ひょっとすると、ボクの知り合い……かもしれませんね」 きらりはそのキャラクター性と大きな体躯とたっぷりな愛嬌で(幸子には少し及ばないがそれでも凄く)カワイイアイドルだ。 ファンは男女問わず多数存在するだろうから、そんなファンの一人が書き込んだのしれない。 でも、もしかしたら、仕事仲間のアイドルの誰かが書き込んだのかもしれない。 幸子ときらりのプロダクションには単なる顔見知りも含めれば、200人近くのアイドルが在籍している。 共通の知り合いも多い。 そういったアイドルの誰かが聖杯戦争に巻き込まれており、今朝の通達を見て書き込んだ可能性は否めない。 「……とりあえず、確認してみないと始まらないですよね!」 そう決めて、メールアドレスをタップする。 でも、誰かわからない相手にいきなり『お久しぶりです!カワイイボクですよ!』なんてメールを送るほど無作法ではない。 幸子は少しだけ考えたあと、文章を打ち込み、メールを送った。 少し間を置いて、再び『To_my_darling…』が流れる。 今度の着信は、未登録アドレスから。でも、見覚えはある。先ほど送ったアドレスからだ。 メールには意外な内容が書かれていた。 【from:SUPER_Kitakami_sama@ 件名:Re.掲示板の件について 本文:あなたが誰かはわからないので、名前だけ名乗らせていただきます。 私はエノシマといいます。きらりさんと同じ高校に通っていた者です】 「『エノシマ』……?」 聞き覚えのない名前を一度口ずさむ。 その声は、商店街の雑踏の中に消えていった。 【C-2/商店街周辺/1日目 午前】 【輿水幸子@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、怒り、恐怖(小) [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]中学生のお小遣い程度+5000円分の電子マネー [思考・状況] 基本行動方針:この聖杯戦争をカワイイボク達で止めてみせる 1.諸星きらりに会う 2.『エノシマ』とメール。 3.商店街で起こった事件が気になる。 4.何かあったら輝子の家に避難……? [備考] ※商店街での戦闘痕を確認しました。 ※小梅と輝子に電話を入れました。 ※大井のスレを確認してメールを送信しました。 また、小梅と輝子に「安否の確認」「今日は少し体調がすぐれないので学校を休む」「きらりを見かけたら教えて欲しい」というメールを送りました。 【D-2/中学校 三年生の教室/1日目 午前】 【星輝子@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備] [道具]多機能携帯電話 [所持金]一人で暮らせる程度にはある [思考・状況] 基本行動方針:幸子ちゃんと小梅ちゃんを守る。 1.学校で小梅ちゃんを待つ。 2.フェイト・テスタロッサが気になる。 3.緊急時にはライダーを令呪で呼ぶ。 4.きらりちゃんを探す。 [備考] ※掲示板を確認していません。 ※念話は届きませんが何かあったら自宅に電話をかけます。 【C-2/マンション/一日目 午前】 【ライダー(ばいきんまん)@劇場版それいけ!アンパンマン】 [状態]平常、魔力消費(小)、魔力回復(微) [装備]宝具『俺様の円盤(バイキンUFO)』、『地の底に潜む侵略者(もぐりん)』、『踏み砕くブリキの侵略者(だだんだん)』 [道具]カワイイボクと142'sの写真、白衣+チリ毛カツラ+瓶底眼鏡の発明家コス [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:宝具を改造して、準備を整えてから行動したい。 1.『俺様の円盤』をエンチャント中。午前中には加速機能と掃除機ノズルアーム・トリモチバズーカが完成。 2.午後には人目につかない場所(地下)で『地の底に潜む侵略者』をエンチャント予定。加速機能と索敵レーダーを開発。 3.輝子緊急時には見られることを気にせず宝具で逃亡。 4.幸子が来たらどうするかな…… [備考] ※マンションの一室をエンチャント部屋として使用中(作中表記は『工房』ですが陣地ではありません)。 ※原木にかびるんるんをとり付かせることで魔力回復(微)の効果を得ます。星家の原木がキノコパラダイスになれば効果がなくなります。 ※現在の宝具エンチャント。 『俺様の円盤』……搭乗員数最大拡張 『地の底に潜む侵略者』……搭乗員数最大拡張 『踏み砕くブリキの侵略者』……搭乗員数最大拡張 ※輝子の素質上の問題で念話は届きませんが星家に電話がかかってくると応対を行います。 ◇◇◆◇ 【from:Boku_is_kawaii@ 件名:掲示板の件について 本文:あなた、誰ですか? きらりさんの知り合いっていうの、本当ですか?】 学校につく少し前、大井のスマートフォンにこんなメールが届いた。 掲示板の書き込みを見てのメールだろう。 今朝以来、再び自身の幸運と神の計らいに感謝する。 早速効果があったようで、内心ガッツポーズを握る。 しかし、少し喜んだあとで、考える。 この送り主はどういった立ち位置からメールを送ってきたのだろう。 この本文では、送り主の情報がまったくわからない。 もしかしたらきらり本人かもしれないし、そうじゃないかもしれない。 友好的な相手なのか、敵対目的の相手なのか。 それともただのカマかけなのか。 どれにしろこちらの情報は渡さないにこしたことはない。 じゃあどうすればいいか。 簡単だ。バレてもいい名前を使えばいい。 大井は丁度、都合のいい名前を知っている。 聖杯戦争の参加者であり、きらりのことを探っていた人物であり、高校にかよっている人物。 『エノシマ』。 彼女にすべての泥を被ってもらえば、大井の払うリスクは最低限で済む。 大井は特に躊躇せずにその名前を騙って返信を出した。 相手がそうしてきたように、こちら側の情報も名前以外は一切をひた隠しにして。 これで、次は彼女のほうが手の内を明かしてくる。 その情報からまた新たな作戦を立てて、初日最大の目標である『参加者衝突』へと向かわせる。 もし、メールを送ってきたのが『エノシマ』本人だったとしたら……その時は、『お前のことを知っている』と仄めかしてやればあっちは勝手に混乱してボロを出してくれるだろう。 大井は左手で器用にスマートフォンをいじりながら他者より優位に立っているという実感を手にしていた。 今日の大井は、過去一番に冴えていると言っていいだろう。 これなら、あと数日の内に北上を取り戻せるかもしれない。 いや、取り戻せる。確実に。 スマートフォンを持っている左手の代わりに、右手で北上の愛情のこもったお守りを握りしめる。 ほんのり暖かい気がした。 「ねえ、そこの人」 そんな愛に溺れかけていた時、不意に背後から声がかけられた。 「はい?」 大井が振り向くと、まるで妖精のように小さな女の子が立っていた。 ◇◇◆ 朝の日差しが眩しい。というよりも、痛い。 全体的にさわやかで黄色めいた空気がくすぐったい。 道行く人々の活気に酔いそうになる。 ニート特化型のニフラムがあるとすれば、それは朝の通学路だ。 双葉杏は、そんなことを考えながら頭に叩き込んだ地図を思い出しながら道を歩いていた。 『どこに向かってるんだニャン?』 (学校。高校) 杏は今朝、あのスレッドを見てから、少しの身支度を整えてすぐにタクシーを呼んだ。 タクシーに乗って、(そのまま敷地内まで乗り込むのはあまりに目立ちすぎると思ったので)学校の近くまで乗り付け、そこから少しの距離だけ徒歩で移動。 その道すがら、杏とランサー・ジバニャンは他愛もない話をしていた。 『きらりちゃんって子を探すんじゃなかったニャン?』 (そうだよ) 『でもマスター、オレっち、きらりちゃんって子は高校に居ないと思うニャン』 (知ってるよ。ていうか、居るわけないじゃん) 一切間を置かずに肯定する。 その返答を聞き、ランサー・ジバニャンは信じられないと声を(念話だけど)荒げた。 『言ってることとやってることがむちゃくちゃニャン!!』 (ん、そーでもないよ) 杏の目指す道は常に最短距離だ。 闇雲とか手探りなんてのは彼女の信条から最も遠い場所にあると言ってもいい。 だから、真っ先に切り捨てたのは『どこに居るかわからないけどとりあえず探す』だった。 (高校に行くのは、きらりの情報がほしいから) 電話番号もわからない。メールアドレスもわからない。住所も別の場所になっている。 でも、確実にきらりはこの舞台にいる。 ということはこれまた確実に、きらりの情報がどこかに存在する。 杏に与えられた情報の中できらりの情報が確実にある場所と言ったら、事件発生まできらりが通っていたという学校しかない。 だからこそ、ニートは重い腰を上げ、無意識のニフラムが飛び交う通学路を歩くことを決めた。 (できれば、家の場所とかケータイの番号とか聞ければいいんだけど、そう上手くいかないだろうなぁ。 聞き込みが上手くいかなかったら、忍び込んで盗んできてね) 『万引きかニャン!? 嫌だニャン! そんなことしたら、オレっち可愛いから事務所に呼び出されてなんでも言うこと聞かされちゃうニャン!!』 霊体化していて見えないが、今きっとランサーはものすごく面白い動作をしていることだろう。 生意気な奴めぇと叩いてやりたかったが人前で、霊体化したジバニャン相手にそんなことしたら確実に杏のほうが変人扱いを受けてしまう。 だから話半分で聞きながら、道行く少女たちを物色する。 きらりの事件はインターネットサイトでニュースとして纏められているくらいには有名だ。 校内に知っていない人が居ないとまでは言わないが、石を投げればきらりの事件のことを知っている人に出会えるんじゃないだろうか。 だが、その少女が杏の欲しているきらりの情報を知っている可能性はどれほどか。 そして、知っているとして、杏に教えてくれる可能性はいかほどか。おそらく、かなり低い。 盗むのが一番手っ取り早いだろうが、窃盗は犯罪なので杏には出来ないしこのおっちょこちょいでマイペースなランサーが一切のミスなく盗んでこれるとは思えない。 見つかったらきらりを探すどころじゃない。杏のほうが先に刑務所送りになってしまう。 ここであまり時間を割くわけにもいかない。 きらりの情報はすでに参加者たちに向けて拡散されてしまっている。事態は急を要するのだ。 「三人駄目だったら盗んできてね」 『……当たれー、当たれー……』 ランサーの呪詛めいた念話をBGMに、手始めに目についた少女に声をかける。 「ねえ、そこの人」 「はい?」 亜麻色のロングヘアの少女は、スマートフォンをいじっていた手を止めて振り向いた。 なかなかの美少女なんじゃないだろうか、というのが杏の彼女に対する第一印象だった。 ◇◇◆ 「諸星、さん?」 「そ。知らない?」 「聞いたことがありませんね。その人に何か御用なんですか?」 「……んん? ……んー……いや、そういうわけじゃないんだけど」 「そうですか……」 少女が右手に持ち変えたスマートフォンをポケットにしまい、そのままその右手を顎に添えて少し考える素振りをする。 杏の目が少しだけ細くなる。 「いや、わからないならいいんだけどさ」 「……少し待っててもらえますか? 先生に聞いてきますので」 「……いいの?」 「はい。せっかく来ていただいたのに何もなしで突っぱねるのは気が引けますので」 礼をして少女が立ち去る。 それを確認してから、霊体化しているランサーが杏に念話で話しかけてきた。 (いやぁ、最初からいい人に会えてよかったニャン。これでオレっちもワルに手を染めることなく……) 浮かれるランサー。 しかし、最初の難関をクリアしたというのに、杏の方はかなり釈然としない顔をしていた。 そして、たっぷり間をとったあと、ランサーに念話でこう伝えた。 (ランサー。ちょっと動ける準備しといて) 『どうしてニャン?』 杏はニートだ。 だが、愚鈍ではない。 むしろ常人と照らし合わせれば聡明の部類に入るだろう。 その杏の目から見て、亜麻色の髪の少女は、どうもちぐはぐだった。 おかしい、と思う部分が幾つもある。 左手でスマートフォンをいじっていたのに、杏が声をかけてから右手に持ち替えて左手をポケットに入れたとか。 きらりのことを知りたいと尋ねた杏に即座に協力を申し出たこととか。 なにより、きらりの事件について一切知らないふうに振舞っていたこととか。 きらりのことを『知らない』『聞いてくる』というのが、杏にとってはどうも咬み合わない返答だった。 高校に通っていてあんな凄惨な事件を知らない人物が居るだろうか。 そのことについて調べようとした人間に対して快く協力を申し出る人間が居るだろうか。 なんとも腑に落ちない。 そこまで考えて、杏の脳内にある推理が組み上がった。 あの詳しく書き込まれていたスレ。 あのスレには当然立てた人物がいる。 あそこまで詳しく情報を集められるということは、高校の内部にマスターが居る可能性は高い。 その少女はなぜスレを立てたのか。 その少女が目指すところはどこなのか。 それはもしかすると、きらり個人の破滅以外にもあるんじゃないだろうか。 (……これは、とんだ大当たりを引いちゃったかな) 『言ってる意味がさっぱりだニャン! もっとオレっちにもわかるように説明するニャン!!』 ぽりぽりと頭をかく。 日光に当たりすぎたせいでいつもより頭が活発に動いたんだろうか。 こんな立ち回りは杏っぽくないのになぁと思う。 杏は小さく溜息をついて、こう答えた。 (なんとなくだよ。なんとなく) 言ってしまえばなんとなく。 双葉杏は、なんとなく、かの亜麻色の髪の少女―――大井のことをかなり警戒していた。 ◆◆ 「はい。せっかく来ていただいたのに何もなしで突っぱねるのは気が引けますので」 自分でも気持ち悪くなるくらい朗らかな笑みを浮かべ、頭を下げる。 そして少女に背を向けたまま、大井は内心ほくそ笑みながら校舎の方に向かって歩いた。 鴨が葱を背負って来るとはこのことだ。 あの金髪の少女の方は隠してるつもりだろうが、大井はすべてお見通しだった。 彼女は掲示板を見て諸星きらりの情報を探りに来たのだろう。 なんとも愚かだ。馬鹿なマスターが針の見えてる餌に引っかかって大井の大願成就のためにのこのこやってきたのだ。 出来ることならばこの場でアーチャーに命じてぶち殺してやりたいところだったが、それはさすがにやめておいた。 通学時間で人目につきやすいし、この学校には本物の『エノシマ』が居る。 『エノシマ』に存在を知られてしまうと、大井の立ち回りはそうとう厳しくなる。 (アーチャー、聞こえますか) 『なんだろう』 (校門のところに聖杯戦争の参加者と思わしき少女が居ます。監視していてください。 もし逃げるようならば連絡をお願いします) 簡潔なやりとりを終える。 これでもし、あの少女が逃げるようなことがあってもこちらの優位には変わりない。 むしろ、人目につかない場所に逃げてくれればこちらとしては非常にやりやすい。 先ほどのメールを確認する。 返事はまだ届いていない。 もしもメールの相手が好戦的な人物なら、人目につかないところにこいつを誘導した後でぶつけてやればいい。 順序が逆になってしまうが、それでも交戦が引き起こせるならよしだ。 どう捌くか。 どう操るか。 どう戦局を動かしていくか。 さあ、ここからは大井の腕の見せどころだ。 この二人を利用しつくして、一日目で望める最大限の戦果をあげる。 せっかくの機会だ。あの無能が服を着て歩いているような脳筋長門よりも上手く戦況を動かしてやろう。 これも北上への土産話になる。 艦隊に帰った時にあの木偶の坊の鼻をあかすいい経験になる。 まったく、神様は粋な計らいばっかりしてくれる。 大井は、今朝以来、再び神の思し召しに感謝した。 ―――大井自身自覚はないことだが、彼女は割と自信過剰なタチだった。 【D-2/高等学校来客口側/1日目 午前】 【双葉杏@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、焦燥感 [令呪]残り三画 [装備] [道具]携帯ゲーム機×2 [所持金]高校生にしては大金持ち [思考・状況] 基本行動方針:なるべく聖杯戦争とは関わりたくなかったが 0.諸星きらりに会う 1.そのために高校で諸星きらりの住所について調べる 2.少女(大井)を警戒。どうするべきか。 [備考] ※大井と出会いました。大井を危険人物(≒きらりスレの 1)ではないかと疑っています。 【ランサー(ジバニャン)@妖怪ウォッチ】 [状態]健康 [装備]のろい札 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:なんとなく頑張る 1.双葉杏に付いて行く 【D-2/高等学校来客口側/1日目 午前】 【大井@艦隊これくしょん(アニメ版)】 [状態]満腹、健康 [令呪]残り三画 [装備]北上の枕の蕎麦殻入りお守り [道具]通学鞄、勉強道具、スマートフォン [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:北上さんへの愛を胸に戦う。 0.聖杯戦争に北上さんが居る可能性を潰す。 1.諸星きらりとエノシマという女子高生、各種噂を警戒。 2.メールを送ってきた人物をどこかしらに集める。 3.2.の場所に少女(双葉杏)も上手いこと誘導する。 4.メールの件が片付いたらしばらくはNPCとして潜伏する。 [備考] ※双葉杏を確認しました。魔力反応から彼女をマスターではないかと疑っています。 ※北上が参加者として参加している可能性も限りなく低いがあり得ると考えています。北上からと判断できるメールが来なければしばらくは払拭されるでしょう。 ※『チェーンソー男』『火吹き男』『高校の殺人事件』『小学校の死亡事件』の噂を入手しました。 また、高校の事件がらみで諸星きらりの人相・性格、『エノシマ』という少女が諸星きらりを探っていたことを教師経由で知りました。 ※フェイト・テスタロッサの顔と名前を把握しました。 ※輿水幸子からメールが届きました。 ◆◆ ぽり。 ぱりぽりぱり。 しゃくしゃく。 ぱき。 いくら気をつけても、音が鳴るものはしょうがない。 だからいっそ気をつけないことにした。 音を鳴らさないように気をつけて、お菓子の量を減らして、いざ戦闘って時に全力が発揮できなければ本末転倒もいいところだ。 それに、お菓子を食べている自分に気付けるサーヴァントは、お菓子を食べていようがいなかろうが最初から見抜いてくる。 逆に気づかないサーヴァントは音を聞いていても木々のざわめき程度にしか感じない。 気配遮断はだいたいがそういうスキルだ。 アサシン・クロメは楽観でもなく驕りでもなく、冷静に自分の能力を判断してそう結論づけた。 なぎさから指示があって十数分後。 中学校の屋上の上でお菓子をいつものペースで食べ続けているが、未だにアサシンが誰かに見つかった様子はない。 それもNPCだけでなく、至近距離に突然現れた、英霊と思わしき男にも、だ。 クロメがぽりぽりとお菓子をかじっていると、突然向かいの高等学校の校舎の屋上に男が現れた。 音もなく、まるで手品のように。『居ない』から『居る』に切り替わるように。 考えるまでもなく、サーヴァントだ。 霊体化して屋上まで登ってきて、ここで霊体化を解除した、というところか。 (殺せればいい人形なんだろうけど……そう甘くはいかないよねぇ) 相手は油断している。 油断している、が。 ここで斬りかかることはできない。 一撃で殺せると確定しているのならまだしも、彼の戦闘能力の一切わからない。 今こそ近代的な服装の壮年の男性の格好をしているが、装いなんてどうとでもなる。 武器だってアサシンの八房のように出したり消したりが自由自在なら見てくれなんて一切有益な情報足り得ない。 更にこちらに注意を払わずに油断しているのだってアサシンの持つスキル:気配遮断の賜だ。 動けば気配遮断は即座に解け、相手はこちらの存在に気づく。そうなればそこからはアサシンの苦手な『正々堂々』の始まりだ。 不用意に斬りかかってもこちらに利はない。 案外、この男は最初から『襲ってくる相手の返り討ち』を狙って姿を表しているのかもしれない。 (……分かりづらくて、面倒な戦争) ぽり、ともう一口クッキーをかじる。 相当の自信があるか、規格外の馬鹿か。 英霊として名を残している以上前者の可能性が遥かに高い。 そんな自信満々なサーヴァント相手に、非力なアサシンにどれほどの勝機があろうか。 (『これ』が上手く働いてくれるってことが分かっただけでもよし、かなぁ) 『気配遮断』。 最初に記したとおり、クロメの存在を隠すスキル。 かつ、個体によって不確定要素の強いスキル。 彼女の持つ気配遮断のランクはB、すなわち『気配を絶していれば他者からの発見は免れる』というもの。 気配を消すというのがどの程度のものかは分からなかったが、男性サーヴァントの反応を見るに息を潜めて目立つ場所に居なければまあよし、ということらしい。 実際現在、貯水タンクの影に隠れて息を潜めているだけでも見つかっていないのだから。 直接戦闘で勝ち目がなかろうと、このスキルを上手く使いこなすことができれば格段に『人形』が集めやすくなる。 (汚く、あざとく、みっともなく。今は襲うのはやめ。完璧な隙を見せたら、その時で) 視界の中に居てくれるならこれ以上のことはない。 じっと好機を待ち続ける。 相手が完全に意識を一点に集中した時、他者への攻撃態勢に入るようなことがあれば、その時に斬ってかかる。 英霊対英霊の華やかさなどみじんもない、根気比べの泥仕合。 分があるのは、相手の存在を一方的に感知できているアサシンの方だ。 この有利を消さないためにも、じっと様子を探り続ける。 (今回ばっかりは逃げられるのも仕方ない。手広くいって、楽そうなのから仕留めていこう) すでに数人のマスターの目星は付いている。 現在高等部の校門前に居る地面に着くほどに伸びきった金髪の二つ結びの少女。 私服で学校を訪れ、なにやら質問をするというのがNPCのルーチンの一部とは思えない。 おそらく、なんらかの情報を得るために、もしくは情報を得たから、高等学校に居るマスターについて直球で探りを入れに来た、というようなところだ。 そして、先ほど図書館方面に向かって全速力で走ってきたピンクブロンドの少女。 その隣に付き従う、絵本の中に出てくる『魔法少女』のような格好をした少女。 魔法少女の方には、遠目ながらはっきりと『人間離れした力』を感じる。 輝くような容姿もそうだし、周囲を警戒する所作もそうだし、纏っている魔力もまたそうだ。 (幸先いいね。このままさくっと何体か殺れればいいけど) 少女たちの顔覚えておく。 魔法少女を従えた少女は危険だ。 遠目で見てもわかるくらいには魔力の強いサーヴァントを携え、その少女を隠そうともせずに連れ回しているからには、好戦的な可能性が高い。 小さな少女は、保留。 サーヴァントがそばにいるかどうかが分からない。ひょっとすると別の場所にいるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 ただ、積極的な行動に出ている以上、なんらかの信念のようなものはあるはずだ。 そういう相手は手強い。心が決まっている分付け入る隙も少ない。 場合によってはこちらも、警戒が必要かもしれない。 ぱく。 今度は音がならない、饅頭のような菓子。 アサシンはいろいろなお菓子を食べながら、じわじわと動き出した大局を眺めていた。 【D-2/中学校の屋上/1日目 午前】 【アサシン(クロメ)@アカメが斬る!】 [状態]実体化(気配遮断)中 [装備]八房 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を取る。 1.現状、マスターに不満はない。 2.アサシンらしく暗殺といった搦手で攻める。その為にも、骸人形が欲しい。 3.とりあえずおとなしく索敵。使えそうな主従を探す。 4.男(我望光明)の隙を伺う。 5.見つけたマスター候補の情報を山田なぎさへ。 [備考] ※双葉杏をマスター(仮)として記憶しました。 江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。ランサーはスノーホワイト状態だったため変身前の姿は知りません。 側にサーヴァントの居なかった大井・星輝子はスルーしています。 ※アーチャー(我望光明)を確認しています。戦力が不明なため、こちらから斬りかかることは今はまだありません。 ※八房の骸人形のストックは零です。 ※気配遮断が相まってかなり見つけられにくいです。同ランクより上の索敵持ちで発見の機会を得られます。 【D-2/高等学校の屋上/1日目 午前】 【アーチャー(我望光明)@仮面ライダーフォーゼ】 [状態]実体化 [装備]サジタリウスのゾディアーツスイッチ [道具]理事長時代のスーツ姿 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を得る 1.大井との距離を保ちつつ索敵。双葉杏の監視。 2.フェイト・テスタロッサが現れた場合、大井に連絡を入れる。 [備考] ※双葉杏=マスターであるとしています。時間の前後により諸星きらりと江ノ島盾子は見てない可能性が高いです。 ※アサシン(クロメ)と近い位置に居ますが存在に気付いていません。(菓子の咀嚼音も距離のこともあり届いていません) ただ、アサシンが不用意に近づいたり、臨戦態勢に入ったりすれば気配遮断の効果が切れて気づきます。 ◇◆◆◇ 『どうしよう』 『どうすればいいんだろう』 『バーサーカーを助けたいのに』 『元居た世界に帰りたいのに』 『方法がわからない』 『どうしよう』 『どうすればいいんだろう』 少女の頭のなかに、招待状が、鳴り止まず届き続けていた。 ◇◆◆◇ どうしよう。 どうすればいいんだろう。 とろけたような頭。おぼつかない足取り。ふわふわとした、悪夢の続きのような感覚に陥る。 諸星きらりは図書館を出て、そんな気分の悪い夢心地で道を歩いていた。 どうすればいいのか、まったく分からない。 フェイト・テスタロッサを捕まえれば、聖杯戦争が止まるかもしれない。 でも、それはきらり自身がフェイトを追い回す側にまわるということを意味している。 苦い思い出が、胃の痛みとともに蘇ってくる。 何の理由もなく追い回すなんて、そんなことだけは、したくなかった。 たとえわがままだとしても、きらりはフェイトを捕まえて、ルーラーが言ったように『誰か』に渡すなんてしたくなかった。 「どうしよっか……」 バーサーカーは何も言わない。 きらりのわがままに、ただついてきてくれる。 何も言わずについてきてくれる。 それはありがたいことでもあったし、少しだけ、心細くもあった。 行く場所がない。 帰る場所もない。 この広い世界で、やっぱりきらりはひとりぼっちなんじゃないか。 そんな気がして、少しだけ泣きそうになって、それをこらえてを繰り返していた。 図書館の近くに居るのは嫌だった。 あの場に居続けると、あの、不気味な世界に飲み込まれてしまいそうな気がした。 学校も近いから、できれば離れたい。 そう思って、とりあえず(地図上D-3に位置する)小道を歩いていた。 おぼつかない足取りで、なんでもない段差に足をつっかけて転んでしまう。 べたんとみっともない音を立てて少女は道路に倒れこむ。 足音。 足音。 足音。 すれ違う声と声。 起こしてくれる人はいなかった。 じっと見つめたアスファルト。 きらりの眼前に影が落ちて深い灰色を更に濃く染める。 地面がきらりからあたたかさを奪っていく。 まるで、きらりのまわりにだけ雨が降っているみたいに、目の前は薄暗く、心は冷たくなっていくようだった。 「諸星、さん?」 転んだまま立ち上がれず、俯いていたきらりの遥か後方から。 来た道の道から、名前を呼ぶ声がする。 声の主に覚えはない。 この世界に来て、きらりと友好的に接する人なんて数えるほども居なかった。 じゃあ、悪い人だろうか。 おっかなびっくり顔をあげると、街路樹が添えられたなんともない道路の奥に、眩しいピンクブロンドの髪を両サイドで纏めた少女とふわふわきらきらした少女が立っていた。 どちらも、見覚えのない人だった。 ピンクの方の人はこの聖杯戦争の舞台に来るより前に、カリスマギャルモデルとして紹介されていた城ヶ崎美嘉に似ているような気がしたが、別人だった。 そもそも、城ヶ崎美嘉ときらりは知り合いじゃないから名前を呼ばれることなんてない。 ふわふわとした服の人は、言葉じゃ言い表せないくらい、可愛らしい女の子だった。 ただ、気のせいかもしれないが、文字が重なって見えるような気がした。 「だ、だぁれ……?」 きらりがおずおずと、尋ねる。 顔も見えないピンク髪の少女はすこしばかり身を震わせると。 「諸星さん!!」 叫びながら、きらりの方に走ってきた。 突然の出来事に、すこしだけ身構える。 しかし、その少女がもたらしたのは、この舞台に来てからずっときらりを苛み続けた悪意ではなかった。 「よかった、よかったよぉ!!」 「諸星さん、なにかあったんじゃないかって!」 「よかったぁ、諸星さん、諸星さん!」 へたり込んでいるきらりに、見知らぬ少女が抱きつく。 抱きすがり、おいおいと泣きながらきらりの名前と、安堵の言葉をこぼし続ける。 きらりの大きな身体と小さな心が、優しいぬくもりに包まれる。 久々に感じた誰かの優しさは、じんわりと心まで染み込んでくるようだった。 泣くまいと決めていたけど、やっぱりきらりには無理だった。 きらりはその少女を抱きしめて、決して怪我させないように優しく、だけど暖かさを逃がさないように力強く抱きしめて。 誰かもわからない女の子と声を合わせておいおい泣きじゃくった。 そうして、少し二人で泣きに泣いて。 道を行き交う人々が怪訝な瞳で見つめているのに気付いて。 とりあえず場所を移そうということになった。 道中、なんとなく気恥ずかしくなって話すきっかけを掴みあぐねていたが、それでもなんとかきらりの方から切り出せた。 「……あの、あなた、だれ? きらりのこと知ってゆの?」 「覚えてない? 私、高校で、諸星さんと同級生で……」 高校で、と言ったところで少女が慌てて口をつぐむ。 そして小さく『ごめんなさい』と言った。 「高校のこと、思い出したくないよね……ごめんなさい、私ったら……」 「あ、あっ、いいよ、いいよぅ! 気にしないで!!」 謝罪する少女にぶんぶん手を振ってみせる。 確かに、きらりにとって高校でのあれこれはほとんどすべて思い出したくないことだ。 でも、他の人に気を使わせちゃうのはよくないことだ。きらりもそこはしっかりわかっている。 「あの事件、もしかしたら、サーヴァントが関わってるんじゃないかって思って…… それで、諸星さんが、諸星さんが誰かに襲われちゃったんじゃないかって」 今にも再び泣き出しそうな少女の口から飛び出した『サーヴァント』という単語に、きらりの心臓が跳ね上がる。 その単語を知っているのは聖杯戦争の参加者以外に居ないはずだ。 まさか、目の前の少女は参加者で、きらりと戦いに来たのだろうか。 どうしようどうしようとぐるぐる頭のなかで問いを回していると、きらりの様子を見て察したのか、少女の方からそのことについて切り出してくれた。 「あ、心配しないで! 私、そんな、戦ったりとかできないし…… それに、私のサーヴァントはこの子で、なんにも悪いこととかしないから!! そこは大丈夫!! オッケー! 超安心! 絶望的非暴力不服従って奴? うぷぷ」 紹介されたサーヴァントは、何故か苦虫を噛み潰したような顔をしている。 ステータスが見える。どうやらランサーのサーヴァントらしい。 襲ってくるような様子はない。少女の言うように友好的な人なんだろうか。 「あ、あの、諸星きらりです!!」 「……どうも」 怯えた心を吹き飛ばすようにきらりが力強く会釈をすると、ランサーと呼ばれた少女も会釈を返してきた。 「とにかく、こんなところにいたら目立っちゃうから、とりあえず移動しよう」 ピンク色の少女がきらりの手を引いて歩き出す。 つないだ手を通じて、暖かさが胸の内側に流れ込んでくる。 きらりは、ほんの少しだけ、彼女にばれないように、小粒の涙を流した。 ◇◆◆◇ 先ほどまで這いつくばっていた道をしばらく急ぎ足で進み。 大通りから路地に入り込み、メインストリートからは少し離れた、細く狭い道を歩きながら声を掛け合う。 「どこに行こっか。諸星さん、どこか行きたい場所、ある?」 「んーとね……きらりはね、この聖杯戦争の舞台よりもね、もっともぉーっと、遠いところに行きたいの」 「それは……今はちょっと無理じゃないかな。ひとまずそれは最後の目標にして、いまからどこかに行きたいとかってない?」 「……あ、じゃあ、きらりのお家、くる? きらりのお家、ここをまーっすぐ行ったところにあるんだにぃ☆」 和気藹々としたやりとり。 今が戦争中だということを忘れさせてくれそうな、綺麗なガラス球のような日常。 光を取り込んでプリズムが輝くように、きらりの心は名も知らぬ少女という光のお陰で輝きを取り戻せていた。 そこで気付き、足を止める。 「……どうしたの、諸星さん?」 「ねえ、あのね。えっとね」 おずおずと切り出す。 「もし、もし、もう聞いてるのにきらりが忘れちゃってたんだったら、ごめんね……? お名前、なんて言うのかなって、思って……」 ようやく聞けた。 いつまでも『あの女の子』『ピンク色の少女』じゃ格好がつかない。 せっかく友だちになれたのだから、名前はもちろん知っておきたい。 きらりの問いかけを聞いた少女は、待ってましたとばかりにこう答える。 「私? 私の名前は―――」 少女が手を払って、くるりと一回、踊るように回ってきらりの方に向き直る。 そして、満面の笑みで名乗った。 「―――エノシマ。江ノ島盾子ちゃんだよ」 にいっと、口の端を吊り上げて作り上げられる、今までに見たことないほどの快笑。 きらりはその笑みを見て、久しぶりに、心の底から暖かくなるような感覚を覚えた。 たまらず、元気な声で自己紹介を返す。 「そっか! きらりはねーぇ、諸星きらりだよぉ! よろしくね、盾子ちゃん!」 「うん、よろしくね、諸星―――ううん、きらりちゃん!」 二人で笑い合う。 涙の跡なんか消し飛ばしてしまえるくらい力強く笑い合う。 きらりは久しぶりに、笑顔になれた。 一人ぼっちだと、辛かったけど。 二人なら、頑張れる気がした。 きらりの心に少しだけ、希望が湧いてきた。 ◇◆◆◇ 横並びに道を歩く三人の少女。 左端の少女の涙のあとに浮かぶ明るい笑顔。 真ん中の少女の突き抜けたような朗らかな笑顔。 右端の少女の■■を■■■■■■■■■ような、■愉快そうな表情。 ■■は砂糖の右側に。 少女はまだ、気づかない。 空欄をまだ埋められない。 【D-3/諸星きらりの家への道/1日目 午前】 【諸星きらり@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ版)】 [状態]精神的疲労(軽)、魔力消費(中)、希望(微) [令呪]残り二画 [装備]なし [道具]なし [所持金]不明 [思考・状況] 基本行動方針:バーサーカーを元に戻し、元の世界へと戻りたい 1.盾子ちゃん! 2.いったん家に帰ろうかな……? [備考] ※D-4に諸星きらりの家があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。そして、江ノ島盾子を信用しています。 ※三画以上の令呪による命令によって狂化を解除できる可能性を知りました(真実とは限りません) ※フェイト・テスタロッサの捕獲による聖杯戦争中断の可能性を知りました(真実とは限りません) ※ルーラーの姿を確認しました ※掲示板が自分の話題で賑わっていることは未だ知りません 【悠久山安慈@るろうに剣心(旧漫画版)】 [状態]霊体化 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? [備考] ※雪華綺晶の存在を確認しました、再会時には再び襲いに行く可能性があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。 スキル『こころやさしいひと』の効果できらりの精神の安定に江ノ島盾子&ランサーが役に立っていると察知しイレギュラーが発生。狂化中ですが敵意を向けられない限りこの二人を襲いません。 ◆◇ 諸星きらりを発見する数十分前。 家を出る直前に、江ノ島盾子はランサーに唐突にこう言った。 「その魔法さ、ほんと極悪だけど、無敵じゃないよね」 言いたいことが分からない、とランサーが言うと江ノ島盾子はそれはもう楽しそうに口を釣り上げて笑った。 その笑顔と来たら、人助けに尽力してきたランサーが見たこともないほどの満面の笑みだった。 「気になるなら、ついてくれば? ただし、条件が一つ」 提示された条件は『魔法少女状態で実体化すること』。 他者に発見されて戦闘に巻き込まれることを期待しているのか。それとも別の狙いがあるのか。 どちらにせよ、実体化していられるというのはランサーにとっても願っても見ない条件だった。 ランサーはその魔法によってかなり広範囲の困った人の声が聞こえる。 江ノ島盾子の知らない情報を手に入れられる、というのはそれだけでこの絶望少女を出し抜けるアドバンテージになる。 そのことに気取られないよう気のない素振りをしながら、ふいとランサーは問いかけを返した。 「……どこに行くつもりですか?」 「諸星きらりに会いに行くに決まってんじゃん!!! きらりんをきらきらいっとうしょー☆の一番星にしてあげるのが私達の役目でしょー?」 「……諸星きらりの居場所がわかるんですか」 実体化し、魔法少女に変身して尋ねる。 江ノ島盾子はどこからか取り出した伊達眼鏡をかけて流れるように説明を始めた。 「いいでしょう説明しましょう。諸星きらりの行動は三つほど予測できます。 まずいちばん可能性が高いのは籠城の可能性。これは場所が割れない限り他者に襲われないという利点があります。 諸星きらりの性格を考えた結果、掲示板、それも私様のスレを確認していた場合、それを差し引いても彼女が聖杯戦争という催し自体に恐怖を抱いていた場合など。 そういった条件を鑑みればこれが一番可能性が高いというのは自明の理だとわかるはずです。 次に可能性が高いのが『図書館に向かう』という行動。これには『ルーラーの所在地が明かされた』+『掲示板の書き込み』という環境の変化が起因しています。 所在地の明かされたルーラーに掲示板の書き込みの削除を申し込みに行く可能性。所在地の明かされたルーラーに殺人事件の隠蔽を申し込みに行く可能性。 これもまた、諸星きらりの性格を考えれば同じくらい可能性が高いと言えます。 そして最後が聖杯戦争が始まったにもかかわらず街をぶらつく可能性。この選択肢を選ぶ時点で諸星きらりは自分の立場を理解できていないと判断できます。 この場合は学校以外の場所を虱潰しに歩きまわる、ということになるので今後の行動を考える上での優先度は最下位と考えられます」 「以上を踏まえて、私様が考えた行動は一つ。まずは一番近い図書館に行き、不在を確認した後でD-3地区にある諸星きらりの自宅へ向かうというものです!」 「……これなら、二つの可能性を……一気に試行出来るし……一挙両得……ふふふ」 2秒弱で言い切って、おどおどした言い方をしながらもふんぞり返る。 少々呆気に取られたランサーを見ながら、更にふんぞりがえって、そりゃもうブリッジの体勢になるんじゃないかというくらいふんぞりがえった。 「あれwwwww聞き込みってもしかして事件について話聞いて回るだけだと思っちゃったの?wwwwマジウケるwwww」 「先生騙くらかして住所聞き出したり、クラスメイトそそのかして連絡網ゲットしたり、そういうのもちゃあああああんと調査済みに決まってんでしょ!!」 「せっかく面白そうなネタなのに、なんで中途半端で終わらせる必要があるんですか。あたりまえだよなぁ?」 どうやら、そこまで手回しをしていたらしい。 抜け目のない少女だ。 廻るのは口だけではない、ということか。 江ノ島盾子ころころとキャラを変えながら、玄関の戸を開ける。 定まらないキャラクター性とは裏腹に、その動作には一切のゆらぎも感じない。 ランサーは多少警戒しながらも、条件通り実体化してついていくことにした。 ◆◇ 出発から数十分後。 果たして、江ノ島盾子の読み通り、彼女たちは諸星きらりを発見した。 きらりに対して屈託のない笑顔をふりまく傍で、江ノ島盾子はランサーに念話で語りかける。 (似てた?) 『……なにが』 (えー? 似てない? 今のキャラ、夢で見た姫河小雪ちゃんをイメージしてやってみたんだけどさぁ!) あきらかにこちら側の神経を逆なでするための一言。 飽き性のくせに、余計なことをやって。 すぐに化けの皮が剥がれて、醜態を晒すことになるだろうと思ったが思考の先読みでもしたのか、江ノ島盾子は聞いてもいない説明を始めた。 (あー、あっあっあー、そっかそっか! ランサーちゃん知らないんだよねぇ!) (『うぷぷ、ボクはねぇ、他人の、絶望した顔を見るためだったらさぁ? なんとぉ! 一時間でも、一日でも、一ヶ月でも、なんなら一年だって、猫を被っていられる!!! ……気がする!!』) 新事実。だが、どこまで本当かはわからない。 もしかしたら口からでまかせかもしれないし、キャラクターに絶望的に飽きやすいという『設定』自体が違うのかもしれない。 ただ、この少女はどんなことに関しても、おおよそ全ての計画を破綻させ、おおよそ全ての虚言妄言を実行しかねない。 短いつきあいのランサーでもそれだけははっきりわかっていた。 (『まぁ、途中で飽きることとか、気分が変わって計画を変えちゃうこともあるよ。女心とクマの綿って言うしね。 それでも、他人の絶望した姿を見るために飽き飽きしてる個性を演じ続けるってさ』) (絶ッッッ望ぅぅ的にぃぃぃいいい!!! エクスタシーもんでしょおおおぉぉおおおーーーー!!!!) (なあんちゃって、『クマー』) けたたましく喚き散らした後、なんのキャラ付けかクマーとつぶやく。 ランサーは、表面ではきらりに優しく声をかけ続け、念話ではランサーを煽りまくる。 器用なものだと皮肉ってやろうかとも思ったが、ランサーはそれどころではなかった。 なぜなら、江ノ島盾子の言葉の意味と、彼女が仕掛けた爆弾に、遅まきながら気付いてしまったから。 (おやおやおやおや、なんだか何か言いたげだね) (ちょうどいいや、聞かせてよ。アンタも気付いてるんでしょ? 私の言いたかったこと。 『極悪な能力だけど無敵ではない』って言葉の、その理由) その問いかけに、ランサーは言葉を濁した。 ランサーが諸星きらりの存在に気付いたのはほぼ必然というべきめぐり合わせだった。 彼女の持つ『困った人の声が聞こえるよ』というスキル。 どんな相手の心の声も余さず聞き届ける事のできる魔法少女に与えられた無二の魔法。 その能力が、現在会場内でトップを争うほどに困っているきらりの声をランサーに届けないはずがなかった。 聞こえたし、わかった。 諸星きらりがこの上なく困っていることがわかった。 そして、諸星きらりが『望んでいる参加者』じゃないことがわかった。 一度は『クロ』だと言い切った相手。 だが、その心では自身の英霊であるバーサーカーの救済と、元いた世界に帰ることを望み続けていた。 小さな子どものように、困ったよう、困ったよう、と今にも泣き出しそうな声で叫び続けていた。 そして初対面は、並木道の真ん中でこけても立ち上がれない程に打ちのめされた諸星きらりの姿。 その声を聞いた瞬間に理解した。 『間接的に情報だけを与えられた状態では、心は読めない』。 当然だ。写真、文章、データ、そんな集められただけの情報に心なんか宿らないのだから。 それは数々の修羅場をくぐり抜けて来た時点でわかっている。 相手と向き合い、心の声が聞こえれば相手の思考なんて百発百中で当ててみせるが、そうじゃなければランサーが状況から判断する以外ない。 無敵じゃない、とはつまりこのことだろう。 江ノ島盾子はなんらかの推論から『諸星きらりはシロである』と確信しており、ランサーの間違いをわざわざ証明するためにランサーを実体化させた。 更に言えば、無敵じゃない理由について江ノ島盾子と話していてもう一つ気づいた。 江ノ島盾子は無意識か、あるいは意識してなのかランサーの読心に対策を打っている。 対策とはずばり、『包み隠さず話すこと』。 (こうしたい)→(それを知られては困る)という過程を経て、相手の行動を予測できるランサーに対して順応していた。 つまり、思ったこと全部真実を話して本人に後ろ暗いことがなければ心を読まれて困ることなどない。 相手を蹴るときに「今から右足で蹴る」と宣言すれば心を読まれようが関係ない。 どんな悪巧みでも「こういった手順でこういった悪事を働くよ」と事前に説明すれば後ろ暗いことなどない。 さらに言えば、スノーホワイトが生前使っていたようなあえて質問をして相手から情報を引き出すという技も、逐一事実を説明していればする必要がない。 江ノ島盾子はそうやって、『困った人の声が聞こえる』という説明から読心のメカニズムを理解して、最も効率的な対策を打ってきていた。 なんとも嫌味な人間だ、と毒づきたくなるが、ぐっとこらえていると、江ノ島盾子は火が突いたように手を変えキャラを変えまくしたて始めた。 (さて、私様の言う『弱点』が分かったんだったら……その先にある私様の言いたかったことも、ちゃあんとわかってくれてますよね? まさか私様がメッチャやさしみを込めて弱点だけ教えてあげたとは思わないでしょう?) (まぁ、わかってますよね……だってランサーさん……倒れてるきらりちゃんを私が助けた時……) (貴女、『しまった!!』って顔をしてましたわね!) (私様を出し抜こうなんて、百万光年早いんだよなああああああああああ!!!!) (ねえ、姫河小雪ちゃん。教えてよ。この子、どぉんな声、出してたの?) (困った困ったって泣いてたに違ぇねぇべ! 俺の占いは三割当たるべ!! ……ん、これ違う?) (……しまった、光年は時間じゃない、距離だ!) (それで、ランサー) (困った困ったって泣いてるきらりちゃん、アンタはどうするつもりなの?) 江ノ島盾子の一言が、ついに核心を突く。 ◆◇ ランサーは。 スノーホワイトは。 姫河小雪は。 困っている誰かを助けてあげたいという、同業者にすら甘っちょろいと笑われてしまう理想を胸に英霊の頂まで上り詰めたサーヴァントだ。 森の音楽家クラムベリーの試験を様々な犠牲のもとに生き抜かされ。 魔法の国から後ろ指をさされようともおのが信念を貫き。 『魔法少女狩り』の異名を背負わされてまで強さへの狂信に身を落とした魔法少女と戦い。 悪に立ち向かう強い心と心を貫く強い力を手にし。 優しい魔法少女らしいと誇っていた『困っている人の声が聞こえる』能力を不意打ちや詐術に使えるようになってしまい。 性格も、ほわほわとした白うさぎのような優しいものからは想像できないほどスれてしまい。 様々なものを得て、様々なものを失って。 様々な人と出会い、様々な人と別れ。 様々な人を救い、それ以上の人々を救えず。 中学生のあの日から、英霊の座に至るその日まで。いや、この戦争に呼び出されても。 彼女の中心、存在の『芯』とも言うべき部分、本質は変わっていない。 困っている人を助けたい。 泣いている人にハンカチを渡してあげるような。 重い荷物を代わりに背負ってあげるような。 落し物をした人に落し物を届けてあげるような。 数々の事件のせいで幾分ハードにコーティングされてしまったが、そんななんともない優しさこそが彼女の根本だ。 諸星きらりの声を聞いて、ランサーは全てを理解していた。 諸星きらりがうずくまっている姿を見て、理解が思い込みではなく事実であると確信した。 諸星きらりは善人だ。どうしようもない善人だ。なにかに巻き込まれ、聖杯戦争に参加させられている『被害者』だ。 確信し、どう動くべきか迷った。 江ノ島盾子が令呪を用いてランサーにきらりを襲わせる可能性がある以上、素早く逃げるように促すべきか。 彼女が善人であると分かったならば、掲示板の悪行の主が江ノ島盾子のせいだ伝えるべきか。 それよりも、あの殺人事件の真相を彼女の口から効くべきか。 何よりもまず彼女の願いに手を差し伸べてあげるべきか。 どんな悪者にも負けないために鍛え上げた魔法少女の魂も、『心の声』の更に先にある不意打ちには対処できない。 予想外の出来事で、ランサーの心は一瞬だけ揺らいでしまう。 その一瞬の動揺が水面下の勝負を決着づけた。 ランサーの一瞬の虚を突いて、盾子は素早く、そして的確に諸星きらりの懐に入って彼女の信頼を得てしまった。 それは鮮やかで。華やかで。呆れるほどに、彼女の言葉を借りるならば『絶望的に』、見事な手口。 仮に超高校級のアイドルなんてのが居たとしても、そんな子でも裸足で逃げ出す演技力だったろう。 精も根も尽き果てた様子の諸星きらりに寄り添い、彼女の精神の添え木となり、折れかかっていた彼女の心を支え直した。 見事、彼女の困った声を一発でやませた。 だが、ランサーにはその行動のすべてが、ある方向を目指しているとわかっている。 そしてそれが諸星きらりの目指す方向ではなく、真逆の方向であるのも理解している。 彼女がそんなことをする理由なんてランサーと諸星きらりに絶望を与えるため以外に考えられない。 つまり、まんまと出し抜かれたのだ。出会いの一件以来再び、この絶望的に絶望を愛する少女に。 後はあれよあれよというまに江ノ島盾子のペースだ。 苛立ちを覚えるが、なにもできない。 ずしんと鉛のような、ほの暗い感情が、ランサーの心中の奥深くに陣取り、反撃の気力を削いでいる。 『諸星きらりの無実を証明』し、『その上で諸星きらりの精神的支柱となる』という一手が奇手すぎた。 この一手は、大きな意味を持っている。 少なくともあの時。 二人が出会ったあの名前も知らない死体の前での問答を知っているのならば。 江ノ島盾子のこの行動に隠された意味が理解できる。 (ねえ、小雪ちゃぁん。この状況って、あの時のやつに似てるよねぇ?) 不意にランサーの方を向き、すべてを見透かしたような声と満面の笑みでそう尋ねる。 その問は、姫河小雪と江ノ島盾子のパラドクス。 希望と絶望のコンフリクト。 (ちょうどいい! 聞いてみたかったんだぁー! あの時の質問、ランサーちゃんならどんな答えを出してくれるのかなぁーって?) (問題!! 例えばこれから、江ノ島盾子ちゃんのことがとっても大好きな諸星きらりちゃんが、なにかに絶望して死んだとして、その時、『彼女を殺したのは誰』?) 江ノ島盾子の口から放たれた問い。 それはまさしく、二人が出会ったあの時の問答の再現。 ランサーが「殺したのか」と問うた時、盾子は「背中を押しただけだ」という長回しをきっかり三秒で説明してみせた。 あんなのは詭弁だ。江ノ島盾子だってそのくらい気付いている。 だから今、江ノ島盾子は試している。 ランサーに同じ命題を突きつけて、ランサーにその問の答えを導き出させようとしている。 仮に諸星きらりに対して江ノ島盾子の悪事を伝え警戒を促せば、江ノ島盾子を心の支えにしている以上諸星きらりの心は確実に折れる。 再起不能になり、あの子供のように(ビルから飛び降りて死んだ名も知らぬ子供のように)自殺してしまうかもしれない。 その点について理解した上で、ランサー―――『姫河小雪』はこの状況でどう動くのか。 江ノ島盾子は。 超高校級の絶望はそれを尋ねている。 (さて、私様の行動を察知できず、止められなかった哀れなランサーちゃんにネクストクエスチョン。 答え次第では一発逆転もあるかもよ? 張り切って行ってみよう!) (……あなたは、背中を押せない優しい優しい小雪ちゃん? とっても困ってる優しい優しいきらりちゃんのためにアタシという巨悪の跋扈を許す優しい優しい小雪ちゃん?) (……それとも、背中を押せる優しい優しい小雪ちゃん? 他の参加者のために、優しい優しいきらりちゃんの心をへし折って屋上から突き落としてでもアタシを止められる優しい優しい小雪ちゃん?) 前者を選べば、一人の善人を救い、不特定多数の他人が死ぬ。 江ノ島盾子の『殺人』をやはり殺人であるとし、殺人を犯さず諸星きらりを救う代わりに江ノ島盾子が今後積み重ねる悪行を止める機会を失う。 後者を選べば、不特定多数の他人を救い、一人の善人を殺す。 江ノ島盾子の『殺人』を背中を押しただけだとし、江ノ島盾子の悪行を未然に一つ食い止める代わりに結果として諸星きらりという善人が死ぬ。 どちらを選ぼうと、結果は――― (あれちょっと待って!? どおっちにしろ、人死んじゃってる気がする! あれあれ、まさかまさかの魔法少女血みどろ計画Restart!? ウッソそれってつまり新しい姫河小雪ちゃんの誕生じゃない!!! 今夜はお赤飯だねぇっ!! んキャハぁっ☆ ハッピーバースデー、新しい姫河小雪ちゃあああああああああああん!!!!) 念話でげらげらと高笑いをする。 本当に、他人の癪に障るのが生きがいのような人物だ、とランサーは歯噛みしながら思った。 (ねぇ、ランサー) (気付いてないかもしれないから教えてあげるね。アンタ今、すっごくいい顔してるよ) 悪魔が笑う。 ランサーは臍を噛んだ。 それしかできなかった。 ◇◆◆◇ 横並びに道を歩く三人の少女。 左端の少女の涙のあとに浮かぶ明るい笑顔。 真ん中の少女の突き抜けたような朗らかな笑顔。 右端の少女の苦渋をしこたま飲まされたような、不愉快そうな表情。 絶望は砂糖の右側に。 【D-3/諸星きらりへの道の途中/1日目 午前】 【江ノ島盾子@ダンガンロンパシリーズ】 [状態]健康、涙で化粧が流れてる、小雪ちゃん(魔法少女育成計画最序盤)の真似中 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]大金+5000円分の電子マネー(電子マネーは携帯を取り戻すまで使用できません) [思考・状況] 基本行動方針:絶望を振りまく 1.諸星きらりをプロデュース! 2.放課後になったら、蜂屋あいと会う 3.ケータイ欲しい……ケータイ欲しくない? [備考] ※諸星きらりを確認しました。彼女の自宅の位置・電話番号・性格なども事前確認済みです。彼女が掲示板に目を通してないことも考察済みです。 ※自身の最後の書き込み以降のスレは確認できません。 ※数十分、もしくは数時間、あるいは数日、ひょっとしたら数年は同じキャラを演じ続けられるかもしれませんし、続けられないかもしれません。 ※ランサーのスキル『困った人の心の声が聞こえるよ』に対して順応しています。順応に気付いているかいないかは不明です。動揺しない限り尻尾を掴まれることはないかもしれません。あるかもしれません。 【ランサー(姫河小雪)@魔法少女育成計画】 [状態]実体化中、健康、絶望(微) [装備]ルーラ [道具]四次元袋 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:出来る限り犠牲を出さずに聖杯戦争を終わらせる。 1.江ノ島盾子と蜂屋あいの再会時に蜂屋あいのサーヴァントを仕留める。 2.出来ることなら、諸星きらりに手を貸してあげたい。 [備考] ※江ノ島盾子がスキル『困った人の心の声が聞こえるよ』に対応していることに気づきました。 ※諸星きらりの声(『バーサーカーを助けたい』『元いた世界に帰りたい』)を聞きました。 彼女が善人であることを確信しました。 ◆? "When I was a little girl, (私が小さな頃のこと About seven years old, 7つくらいの頃のこと I hadn't got a petticoat, 私はペチコートを持ってなくて To keep me from the cold." 寒くてしょうがなかったの) "So I went into Darlington, (だから私はダーリントンへ That pretty little town, あの小さくてきれいな街へ And there I bought a petticoat, そうして私はペチコートと A cloak, and a gown," マントとガウンを買ってきた) "I went into the woods (わたしは森のなかへ入って And built me a kirk, そこに教会を作ることにした And all the birds of the air, 森中の鳥さんたちが They helped me to work." 私を手伝ってくれたわ) "The hawk, with his long claws, (鷹は長くて鋭い爪で Pulled down the stone, 石を次々切っていって The dove, with her rough bill, 鳩は逞しいくちばしで Brought me them home." 石を次々運んでくれたの) "The parrot was the clergyman, (オウムは司祭の代わりになって The peacock was the clerk, 孔雀は牧師の代わりになって The bullfinch played the organ, ウソがオルガン響かせて And we made merry work." 皆で賛美歌を歌ったわ) 「素晴らしい、また新しい神様が二人生まれたわけだ」 「え? なんでそう言えるのかって?」 「君は創造力が貧困なんだろうね。生きてて死にたくならないかい?」 ◆? 「世界なんて、そんな大したもんじゃないんだ」 往来を行き来するオークのような生物を眺めながら、少女がつぶやく。 墓標のようにそびえ立ったビルのガラスがくすくす笑う。 「皆ありがたがってるけどさ……例えばそこに石ころがあったとして、石ころに蟻が乗ってた。 不思議なことに石が空中に浮き上がって蟻は石ころから離れられなくなった。 そうすれば、蟻にとっての八方ふさがりが生まれる。それで世界が出来上がる。くだんないでしょ?」 オークの正面に巨大な蟻が現れる。 突然現れた蟻の体を、街の人々がよってたかって千切り崩していく。 蟻の体からこぼれた体液がくすくす笑う。 「他に必要な物があるとすれば、観測者かな。 石ころを浮かせる役。蟻を閉じ込めようと企む奴。そして、蟻以外に蟻の世界を認めてやる者。広義的に言うなら、いわゆる神サマってやつがそれ」 くすくす笑う。 くすくす笑う。 くすくす笑う。 「サチコは、石ころの存在に気付いてしまった哀れな蟻ん子さ。 大地への郷里の慕に駆られ、必死に石ころから飛び出そうとしてる。よくやるよ、無駄だって薄々感づいてるだろうに」 『くすくす。それがこの『世界』のお話ですか?』 少女が指をつい、と動かすと、山が凹んで窪地に変わった。 とくとくと体液が流れこんでいく。湖が出来上がる。 湖に映るのは、きれいな色のロリータドレスを身に纏った可愛い可愛いお人形。 「ここの完成はまだまだ時間がかかりそうだよ。別の場所で遊んできたらどうかな」 少女―――創造主(クリエイター)のサーヴァント・クリシュナは、ルーラー・雪華綺晶にそう告げた。 彼女にしては珍しい、毒突くでもなく、気遣うでもなく、当然といわんばかりの声色だった。 『クリエイター様のようなことをする方は特殊ですので。見ておく必要があるかと』 どこまで本音かわからない言葉。 しかしクリエイターは特に気にせず、さらりと流した。 「へえ、仕事熱心なんだね。マスターじゃなくてわざわざ僕のところに来るなんて」 湖の縁に人々が集まり、やたらめったらに踊り狂う。 意味なんてない。そうしたいからそうする。人間らしい動作じゃないか。 踊り狂う人々をそのまま踊らせ続けながら、クリエイターは鏡のように美しくきらめく水面に、水面の向こう側のルーラーに向き合った。 「で、それは誰が考えたの」 不意に。 クリエイターが湖越しのルーラーに問いかける。 『誰が、何を?』 ルーラーはあどけない顔で問い返す。 「話の続きだ。この世界が石ころで、サチコがかわいそうな蟻ん子ちゃんだとしたら、石ころを浮かしてるのは誰だ。 サチコのことを認めてやってるのは誰だ。この世界の神様ってやつはなんのためにこんなことをする? ねえ、君……君じゃないよね。君みたいな空っぽの器は、そんな器じゃなさそうだ」 『それを知ってどうするのです?』 「別に、どうも。必要なら神様の先輩として、助言の一つでもあげるけど? そのために君が来たんじゃないの?」 ぽ、と花が咲く。 次から次へと花を咲かせ、右から左への道を作る。 湖から街へと通じる道が出来上がった。 「ハートの女王に逢いたいのなら、ちゃんとうさぎを追うべきですわ」 くすくす。取ってつけたような笑い声。 「僕に、兎狩りをしろって?」 『ええそうです。なぜなら貴女様はこの世界の『神様』ではないのですもの』 「それは誰の言葉?」 『私の言葉は私の言葉、ですわ』 くすくす。世界の中に響き渡る笑い声。 『貴女様は呼び出されてしまったかわいそうなお人形さんの一人。 お人形さんは、ご主人様の望むとおりに動くのがお仕事。そうでしょう? お人形さん、お人形さん。兎狩りの時間です。ハートの女王はお冠。チクタクチクタク兎を追って、不思議な国に向かいましょう』 ルーラーが歌い出す。無垢な少女のように、可愛らしく。 クリエイターは少しだけ心外そうに、語気を少し強めてまくしたてた。 「はは、言ってくれるじゃないか。自分だって、他人の未完成な部分を見つけてあざ笑いあげつらうばっかりの未完成なお人形さんのくせに」 『かわいそうなお人形さん。こんなおもちゃの世界に閉じこもって、外の世界が怖いから』 クリエイターが売り言葉を叩きつければ、ルーラーは歌うように答える。 先ほどまで噛み合っていたのが嘘のように、大きく食い違い始める。 『おもちゃの世界で一等賞。外の世界の貴女はだあれ。望みはなあに、貴女はだあれ、貴女の見ている私はだあれ』 「君は自分が思ってるほど清廉潔癖じゃないよ。被造物ってのは、突き詰めれば『煮詰められた人間のエゴ』だ。 華奢な器に押し込められて綺麗なフリルでラッピングしたところで腐った中身と漏れだす臭いは消せない。 今度はもっと声を上げて笑ってみなよ。下品な方がお似合いだよ。お人形さん」 クリエイターが言葉とともに、水面に花束を投げつける。 花束が打ち付けられて起こった波紋がルーラーの身体を細かく裁断する。 『くすくす。おもちゃ箱の中の狐。ぶどうが甘いか酸っぱいかは、狐には永遠にわからずじまい。 さようなら、クリエイター様。また後程お会いしましょう』 大した意味もないだろうに意味深な言い回しでそう言い残して波紋の奥に消えていく。 それを確認して、クリエイターは鼻を一度鳴らすと、投げた花束を湖と混ぜてお人形を生み出した。 ◆ 「せっかくもてなしてやったのにあの態度ったら。こんなことならもっと盛大にやるべきだったかな」 未完成の幻想世界を眺めてつぶやく。 あれやこれやと悩まず幸子がぶっ倒れるくらいの魔力をつかって世界を作ってやってればあのルーラーに泡を吹かせてやれたかもしれない。 惜しいことしたなぁ。 この場でただのお人形さんに戻してあげればよかったかなぁ。 「英霊の枠に閉じ込められた僕程度敵じゃないって? だとしたら心外だ」 新たに生み出した物言わぬお人形に語りかける。 その人形は、誰にも愛されない。ただ、空間の中で、そこにあり続けるだけ。 お人形はくたりと頷くようにその場に倒れこんだ。 クリエイターが弧を描くように指をすべらせると、お人形の周りに人だかりが出来上がった。 人だかりは皆、キラキラした衣装を着て空に向かってニコニコ微笑んでいる。 皆一緒の衣装を着て、誰かに笑顔を振りまく。まるでアイドルのように。 「それとも、そんなことされたっていいと思ってあのお人形を僕のところに送り込んだのかい。それなら少し笑えるね」 お人形がおもむろに立ち上がり、動き出す。 お人形を取り囲んでいるアイドルたちが次から次にお人形に食べられていく。 アイドルたちは逃げることも悲鳴を上げることもしない。 ただ、観客である誰かに笑顔を振りまきながら、お人形の内側に閉じ込められていく。 一人、また一人。 人形の内側に消えていく。 最後の一人を食べ終えた後、人形はくすくす笑い出した。 「どっちにしろ……お人形遊びで僕をはかろうなんてのは少し虫がよすぎるんじゃないかな」 「君に対して、思うところが出てきたよ。『この世界の神様』」 ぽん、と手を叩く。 お人形がくすくす笑いながらその場で高速回転を始める。 くるくる、くるくる。 回り続けて、回り続けて。 バターになるほど回り続けて。 臨界点を突破したお人形は、創造主の気まぐれで本物の少女に生まれ変わり、街の方へと走っていった。 そうして、街にたどり着いた少女は、そこで誰かのお人形として暮らすことになった。 その様子を感慨なさ気に見送ったクリエーターはまた世界創造に戻るのだった。 【C-4/マンション/1日目 午前】 【クリエイター(クリシュナ)@夜明けの口笛吹き】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:勝つ 1.幸子の言うことは放って、自身の幻想世界を完成させたい 2.『この世界の神様』に会いたいもんだ [備考] ※ルーラーを確認しました。 ※幸子の部屋は現在、クリシュナの幻想世界に作り替えられている途中です ※完成した際、マスターとサーヴァントに対する精神攻撃として作動します ※聖杯戦争の開催に何者かが関与していると考察しています。ルーラーは正統な裁定者ではなく彼女の手先であるとも考えています。 この空間はその人物が作り上げた世界であり、その人物の意向次第で結末が変わると睨んでいます。 【???/nのフィールド/1日目 早朝】 【ルーラー(雪華綺晶)@ローゼンメイデン】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? [備考] ※アイドルの物真似が出来ます ※クリエイター(クリシュナ)の幻想世界(未完成)を確認しました。 BACK NEXT 013 Because,I miss you/逢いたくて 投下順 015 約束/まおゆう 魔王勇者 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 006 匿名希望のアガパンサス 大井&アーチャー(我望光明) 020 逢魔が時に逢いましょう 003 目覚め/wake up girls! 江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪) 022 マッド・ティーパーティー 双葉杏&ランサー(ジバニャン) 020 逢魔が時に逢いましょう 007 【>願う 何を? >幸せ 何が君の幸せ?】 星輝子&ライダー(ばいきんまん) 023 シュガー・ラッシュ 000 Because,I miss you/逢いたくて アサシン(クロメ) 025 過ぐる日の憧憬 000 開幕/きらりん☆レボリューション 諸星きらり&バーサーカー(悠久山安慈) 022 マッド・ティーパーティー 003 目覚め/wake up girls! 輿水幸子 020 逢魔が時に逢いましょう クリエーター(クリシュナ) 037 思い出が窮屈になりだしたこの頃の僕らは 010 開幕/きらりん☆レボリューション ルーラー(雪華綺晶) 022 マッド・ティーパーティー
https://w.atwiki.jp/aiosciao/pages/86.html
人工文字の考え方 このページでは、語彙や文法など言語的な面ではないところについて考えていく予定です。 『目次』 文字について 地球の文字の起源について 絵文字 筆記具 表意、表音文字 言葉の交流 文字の変形 いったんしめ 文字について 人工言語を作る際、その言語で使用する文字はどうやって決めているのでしょうか。 これにはいくつか選択肢があります。 ローマ字やキリル文字などの地球にある自然言語の既存の文字体系で転写する 人工言語で使用する文字を自ら作成し、言語の音や意味に文字を割り当てる 音韻や記法に基づいて論理的に作成し割り当てる 世界観や雰囲気に基づいて直感的に作成し割り当てる 文化史に基づいて起源から使用する世代まで追い、合理的に割り当てる 多くの場合は2番目の直感で気まま恣意的に作成し割り当てることがおおいかもしれません。 で、このページでは3番めの文字の作り方について考えてみよう、というのがあらましです。 地球の文字の起源について 筆記体系をなす文字の集まりを作るためには、その文字がどのように発展してきたかを疑似的にたどらせることで、その文化的言語的に適したカタチにまとめることができると私は考えています。 単なる「この音はこの記号、この意味はこの記号」とあてがうことで作ることもできますが、どうせやるなら進化に人間のもつ揺れを含むリアルなものを作ってみたい、そう思いました。 そのほうが自然で、かつ合理的なので長く使い続けることができる、そう感じています。 絵文字 まず起こったのは、何らかの意味を模様などに残す方法です。 この段階ではまだ単なる記号であり、文字ではありません。 模様はそれを記した人によって受け取り方はまちまちで、あらかじめ意味を取り決めておかなければならないため、文字とは言えないのです。 逆に言えば、概念や事物を模様や記号に表すことを積み重ね、使用者間で意味や用法を共有することで、記号がコミュニケーションや記録の媒体をになう基盤が作られます。 筆記具 絵文字を記すには、書き込む先の材質や書くための道具によって特徴が現れます。 地球上では、石や葉、粘土板が主な画材となり、また石や植物から作った顔料や染料を、筆や鉤で筆跡を残しました。 画材と筆記具 筆 鉤 棒 石 壁画 (オーガム文字) 葉 (ビルマ文字) 骨 甲骨文字 粘土板 楔形文字 表意、表音文字 絵文字の読みや意味が固まってくると、読み(音)を使うこと、意味を表すことに使うこと、というふうに文字の使い方が偏っていきます。 意味と文字が対応する場合、事細かな意味概念を表すには細かく文字を決める必要があり、言語の規模が大きくなるにつれ文字の数が増えていくことになります。 一方、音と文字が対応する場合、意味は単語という固まりで示され、単語は音の組み合わせで表現されます。 この場合、文字の種類は単語を構成する音の組み合わせが表現できれば足りるので、言語規模が大きくなっても文字の数は少なくとどまります。 日本語は、音を示すカナと意味を示す漢字を組み合わせることで文を構成する言語です。 言葉の交流 人間が暮らす地域はある程度まとまっています。 まとまって暮らすことで、発音や意味、文法や記法といった言語としての特徴が固定化していきます。 海や山、崖など自然の地形によって隔てられることで言語は分岐していきます。 また航海技術や航空技術の発明によってその隔てられていたコミュニティが接触すると、お互いの文化や言葉が混ざります。もしくは発展度合いに差があれば提供したり取り入れたりという変化が生じます。 このような言葉の交流が起きるとき、文字もまた、変化を起こします。 また一つのコミュニティの中でも、使い勝手や癖がもとになり内部での変化が起こります。 文字の変形 言葉の交流の際、言語で使われる音の表記に過不足があれば取捨選択が行われます。 文字を取りいれたいが自分の言語にある音を表せなければ表現するための文字を作り足したり、 使わない、すでにある音があれば文字の取入れを見送ったり、統合したりします。 傾いたり、裏返ったり、記号を足したり、装飾的な書き方を編み出し取り入れたり、 文化はいろいろな影響を与えます。 すると言語によって異なる文字セットが生まれることになります。 いったんしめ このようにして世代の移り変わりをシミュレーションし検討することで、より自然で、言語の特徴や揺らぎなどを再現することができるのではないでしょうか。 いずれこれに基づいて、文字体系を考えてみたいと思います。
https://w.atwiki.jp/kindan-girl/pages/13.html
それは、一つの誤字から始まった! 発祥スレ SS書きの控え室 48号室 http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150818412/18 ◇正確には46号から発祥 SS書きの控え室 46号室http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147747457/30 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 03 01 49 aXVoFy1r 良質な妄想をするために今日からオナ禁クマー! 童貞の癖に絶倫だから12時間ほどで禁断少女でるけどやってやるのさー!! とりあえず1日!!!! 31 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 04 56 12 gWgeNeuH >禁断少女 既に限界っぽいなw 32 名前:禁断少女 投稿日:2006/05/17(水) 06 11 42 fiUI9sG2 「お兄様……もう、限界みたいですわね」 その少女は僕に向かってそう言うと、ズボンのファスナーを下ろし、びくびくと脈打っているモノを取り出した。 「まだ、さっきしてから十二時間しか経ってませんのに――しょうのないおちんちんですこと」 そうなのだ。 彼女は僕がオナニーを我慢していると、決まって目の前に現れる。 たぶん幻覚。たぶん妄想。 麻薬中毒の患者が苦しむという禁断症状のようなものだろう。 けれど、その手の患者にしてみれば、目の前に現れる幻覚がリアルな質量を帯びて感じられるのと一緒で。 僕には――彼女の存在が実際に目の前にあるようにしか思えないのだった。 いや、事実、触れることさえできる。 その感触が僕の脳から生み出されたものなのか、それとも実は夢ではないのか、それはわからない。 ただ、どちらにせよ、現れた彼女は僕のナニを刺激し、射精に導いては去っていく。 それは間違いなかった。 まるで、我慢は体に良くない、とでも言うように。 だから、僕のオナ禁は決して長く続かない。続かせることが、できないのである。 「十二時間前は手でして差し上げましたから――」 『禁断少女』は言う。 「今度はおクチでいかがです?」 「あ……。う、うん」 僕は拒むことさえできず、彼女に言われるがまま、それをOKしてしまう。 「ふふふ……。可愛い。先っぽから何か出てますわよ」 見れば、確かに僕のイチモツは、震えながら先走りの液体をこぼしているようだった。 「……はむ。……ちゅ。……ちゅぅ」 彼女は音を立て、愛おしい物でも口にするかのように僕のペニスをしゃぶっていた。 その表情を見ているだけで、僕は早くも絶頂を迎えそうに―― ……こうですか? わかりません! こうして禁断少女スレが誕生した! そして、新たな伝説が次々と生み出される――!