約 971,239 件
https://w.atwiki.jp/miyanagake/pages/27.html
1/3 158 照にあすなろ抱きされて耳元で囁かれる京太郎 159 照の誕生日京太郎独占 181 照の誕生日京太郎独占権プレゼント 永水編、宮守編ときたら次はきっと白糸台編……。 ちなみに今度のインタビューのテロップでは須賀照(予定)。 今日は咲の許可を得て京ちゃん独占の日。 忘れもしない。私と京ちゃんが初めてあった日のこと……。 あれは咲と和解して、咲が彼氏を連れてくると言った日だった。 『須賀京太郎です。 その、宮永咲さんとお付き合いをさせてもらっています』 『……そう。 京太郎くん、君が咲にふさわしいかしっかり見させてもらう』 『は、はい! あとこのゴディバのチョコを挨拶代わりに……』 『京ちゃん。結婚して』 『はいィ!?』 確かに『ハイ』って言ったのを覚えている。うん、言った。 ……冗談は置いておく。うん、冗談。 彼は私たちが出来なかった咲の心の隙間を埋めてくれた。 咲と家族になることによって、咲が求めているものを埋めてくれた。 咲から離れていた私に、何か言う資格なんてなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2/3 「お義姉さん?」 京ちゃんは卑怯だ。 京ちゃんは咲が声をかけて欲しい時に声をかけてくれる。 お父さんが酔って弱っている時に一緒に酔ってあげる。 こうして私が声をかけて欲しいと思ってるときにも、的確に声をかけるんだから。 「なんでもない」 「なんでもなくないです。 ほら、仏頂面やめて」 むにゅ、と私の頬をつまんで横に伸ばす。 京ちゃん、既婚者がやることじゃないよ? 妹の旦那にそんなことされたら興奮しちゃうよ。 「京ちゃん。私を呼ぶときは照でいい。 『おねえさん』は嫌。それが誕生日プレゼントでいい」 「はぁ……。それでいいならそうします。 というかお義姉……、照さんの誕生日なのに咲のやつどこに行ったんだ」 何を隠そう咲との取引で今日は京ちゃんを独占する日なのだ。 咲が京ちゃんと一緒にいると安心するのがよく分かる。 彼は人を安心させる雰囲気を持っている。麻雀しか知らなかった私にも、咲のついででもいい、こうして人の優しさを教えてくれた。 私はただ、誰かに側にいて欲しかった。 一番いて欲しいときに、父親がいなかったから、父親を求めたんだと思う。 でも今日は『お父さん役』を求めてるわけじゃない。 「照さん?」 後ろから抱きしめる。『あすなろ抱き』と言うらしい。 この格好で耳元で囁くとイチコロだって尭深が言ってた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3/3 ……あれ、なんて囁けばいいんだっけ。 いいや、私の思いをそのまま言葉にしよう。 「京ちゃんお菓子」 「ひいぃゃぁぁぁぁ!?」 京ちゃんがすごい勢いで暴れる。くすぐったかったのかな。 確かにこれはイチコロだ。京ちゃんは耳元が弱いんだ。 「照さん、何を……。 まぁいいです。お菓子ですね」 「うん。帰ってきたら膝枕して」 「はいはい」 うむ、満足。 今日はこのまま一日中甘えよう。 営業スマイルだって疲れるんだから、家でくらいこうしていたっていいはず。 ……あれ、そう言えば私が借りてる家ってどこだっけ? カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3762.html
清澄、部室 ガチャ 咲「す、すいません!遅くなっちゃって……」 久「掃除当番か何か?」 まこ「じゃったら仕方なかろう」 咲「はい。アレ?京ちゃん、先に来てるはずなんですけど」 和「須賀くんでしたら、電話で呼び出しがあったみたいでさっき外に行きましたよ?」 優希「ほら、鞄はそこにあるじぇ」 咲「あ、本当だ。鞄開けっ放しって京ちゃんは……わ!」ガタッ 優希「あーあ。京太郎の鞄が……」 久「また盛大にばらまいたわね」 咲「うぅ……ごめん京ちゃん」 まこ「ほら、手伝ってやるけぇはよ拾いんさい」 和「そうで……」 優希「のどちゃん?どした固まって……」 咲「何持って……」 貧乳ものAV 久「うわぁ……」 まこ「京太郎の奴……」 和「こ、こんなものを持ち込むなんて!!」 優希「な、投げようとするなって!そりゃ私もどうかと思うけど……」 咲「……和ちゃん、ちょっと見せて」 和「さ、咲さん?」 久「ちょっと咲、壊したりとか…」 咲「……つまり、京ちゃんは胸が小さいのが好みってことだよね?」 4人「!?」 咲「だって、この人胸小さいし……学校に持ってくるほど好きだっていうんなら……」 優希「そ、そうか!」 和「で、でも須賀くんは普段私の胸ばかり見てるじゃないですか!」 まこ「たまには大きく無いのが見たくなったとか?」 久「うーん。でも、これは確実な証拠だしねぇ……ところで私は小さい方よね?」 和「部長!?」 咲「いや、この人と同じ大きさなのは私です!」 優希「いや!この中で一番小さいのは私だじぇ!」 まこ「わしも……そこそこ」 和「だ、だから須賀くんは大きい方がいいんですよ!」 優希「だったらのどちゃんが圧倒的だじぇ!!」 咲「そーだよ!大体和ちゃんのはずるいよ!少し分けて欲しかったよ!京ちゃんが小さいのが好きならいいけど!!」 ガチャ 京太郎「うーっす」 咲「京ちゃん!」 和「須賀くん!」 優希「京太郎!」 京太郎「な、なんだ3人ともいきなり……って咲!それは…」 咲「小さいのがいいの!?」 和「大きい方ですよね!?」 優希「いっそ無いのもいいよな!?」 京太郎「いや、そもそもなんで俺の鞄の中にあるはずのそれを持ってるんだ?」 まこ「ちょっとお前さんの鞄の中身ぶちまけてしまってな」 久「こんなもの持ち込むのはさすがに問題よ?」 京太郎「あ、それ持ち込んだ訳じゃないです」 久「え?」 京太郎「少し預かっててくれって頼まれまして」 まこ「一体誰がそんなことを?」 京太郎「副会長です」 咲・和・優希「…………」 まこ「あー……」 久「ったくもう……」 京太郎「さすがに部室にこんなの持ち込みませんって」 咲「じゃあ、京ちゃんは小さいのが好きな訳じゃ……」 京太郎「何が小さいって?」 咲「な、なんでもないよ!!」 和「…………」ぐっ 優希「のどちゃん?何小さくガッツポーズしてるんだじぇ?」 まこ「はぁ。部活、やるか」 久「……後で副会長にちょっと言っとかなきゃね」 その後、副会長の仕事が倍増したという カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6078.html
和「ゆーき」 優希「ん?」 和「前の質問の答えなんですけど」 優希「質問?」 和「好きな人が出来たら、という質問です」 優希「あー、あれ……(ちょっと恥ずかしいじょ)」 和「私もようやく、答えが出せそうです」クスッ 優希「え?」 -‐…‐- ´ `` . / \ ___ . / 〈i i 〈. / / / ! | 〈i i 〉 / ∧ /| |i | | | ¨ , || /! / ∨| |i | | |i |. ′ | / |/ | 八人| |i . , | Ⅵ斗ぅ气ト ムイ≫冬ト 从/ ′ | | 乂rツ ヒrツ.ムイ | . | | ,.,.,. 、 ,.,. .′ | , | | 、 , , | |./ | | } iト イ | | | | j{ うr≦ | | | /| | \ {`ヽ〕iト ..,,__| | /i i i| | i i i \ } i i i i i i i i| | 和「アタックあるのみです」ニヤリ 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使 高校に入りたての頃の私は、過去の自分を少々悔いていました 自分の中学時代は全然間違ってはいないものの、男性との付き合いがまるで無かったからです それは親友とも呼べるゆーきも同様のようで 時折二人で恋愛小説の話を膨らませながら、うわ言のように出会いが欲しいと呟いたこともあります 和「……はぁ」 厳格な父と母に、手塩にかけて育てられたお陰で私は完璧な箱入り娘と化していました 家も裕福でしたし、成績も優秀 麻雀では中学でインターミドルチャンプにもなり、この頃の私は天狗となっていましたね 中学を無事卒業した私は、どこか周りの男性を必要以上に見下すようになり、 若干高二病に感染していました 性格も相変わらず気取った敬語口調のままで、部活以外では必要最低限の友人しかいません まして、クラスメイト以外の男性との出会いなんてまるで…… 京太郎「よっ! 今日から俺も麻雀部なんだ、よろしくな」ニッ と、思っていた矢先になんと麻雀部に男子部員が入りました 今の時代、麻雀をやっている男性がいることにも驚きましたが もっと驚いたのは、彼が素人だったことでしょうか 彼を合わせてもわずが五人ほどの麻雀部 私は女性だけの部に男性が入ったことで、大分萎縮してしまったことを覚えています 彼は私が隣に座るだけで、なぜか急にそわそわしだし 京太郎「……な、なぁっ! 和は、その、麻雀が好きなのか?」 しかもなぜか呼び捨て――こんなのおかしいです 出会ったばかりの女子を呼び捨てしていいのは、かっこいい男の人だけだとゆーきが言っていました 優希「ね、ねぇ京太郎!」 京太郎「なんだ片岡?」 優希「ゆ、ゆゆゆ優希でいいじぇ!」 和「なんと」 ゆーきが認めたということは、彼はかっこいい男子だということです 久「はいはい。いいから入部手続きの紙をちゃっちゃと書いて」 京太郎「あっ、はい。っと」ポロッ 和「あ、落としましたよ」 私は彼が落としたボールペンを広い、彼に手渡そうとしました しかし、彼はそのボールペンを受け取らず、引きつった顔で 京太郎「だ、だだだ大丈夫! もう一本あるから!」アセアセ ヽ./ , ヽ ヽ冫 | / / /」 /} }゙`「丁ヽハ ! ! ! }-ィ |_,'_,,|-‐''/ / / .} /.| | | /. } | | . リ !.|. ト.、 ,. ──‐、 ト、 ィ゙ | |\/ //. / / ! !/!/ !从 /| .| !∧冫 //´ ̄ ̄ヽ', |人小|ヽ !.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′ U } } l ヾ |/{ ⊂. ′ ´ ! ィ./ ト,ムノ ! , ,' ' γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ ゝ-.″ | } | //', { ` 、 レ′ !. { !..',\ ノ ! U | `ー´\ ,. , / ! ! ! ! |. ` 、 ./| . ! ! ! ! ◯ | }` .. __ , イ | | | | | | } ィ‐┤. ├ .、| | | | | { 京太郎「(やべー、和の前だとてんぱっちまう!)」ドキドキ 何を緊張しているのでしょうか? 私は何も言い返せずに、そのボールペンを貰うことにしました それからは、淡々と日々が過ぎていきました 男性に対して免疫の低い私は、相変わらず彼に関わろうとせず ゆーきを介しての会話や、事務的な返事くらいしかありません 京太郎「お茶はいるか?」 和「はい。紅茶をお願いします」 特に彼に思うことも無かった私にとって この日々は少しだけ、心地よくも思えました このまま男性に慣れていけばいい そう考えていた時―― 私は、とんでもないものに出会ってしまったのです SAYOKO-SUBARA:とてもすばらなアニメがありますよ 和「アニメ?」 私は懐かしい先輩とチャットで麻雀をしていました その時に、彼女からアニメをオススメされたんです のどっち:なんてタイトルのアニメですか? SAYOKO-SUBARA:それはですね…… i`ヽ __r‐、 ┌───‐'^ヽ | |└、_f┘ rヘr───…¬ └─‐… ┐ 」 |  ̄ ̄} r‐┐ __ ' ー‐r‐=≦´___, 、 | { ____」 |\_/ } {_rへ j } \____, 〉 | │} _/| | r‐‐ '_ r‐rヘ、 / / / / ┌───‐┘ |  ̄ ̄´ | | `二 ┘ r─‐<__,/ / , ヽ、 └──── 、_」 L.ノ {_ . -‐ヘ `、 , -‐ ´ / \ 丶、 ─‐C‐O‐D‐E─G‐E‐A‐S‐S=───‐}__}──<_, -‐‐ ´──‐ヽ_r‐'─ 反 逆 の ル ル ー シ ュ 和「こーどぎあす?」 それはまさに、運命の出会いでした(恍惚) 和「……テロリストのお話、でしょうか」 私は早速、休日にDVDをレンタルして家で視聴することにしました 和「……」ジィー ジブンヲーセカーイーサーエーモー 和「FLOW、というアーティストですか」 OPもかっこよくて、作画も綺麗で 私は借りてきたDVDを夢中で見ていました そして、私は―― . .... `ヽ、 ...... ヽ、─-- .,_ .... `ヽ、 ─一 - _`' ‐-- ,_ ..... ヽ、 /!  ̄` ‐-  ̄`' - .,_ .. へ、 __,. /! /! l .......`' - .,_ ... ヽ、 __,. -‐_'"_,. / /てソ l l、 /! `' - _ .. ヽ、 ト-‐''"" / / ハt/ `" l lー/ l _,. -─ '" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`' ‐- .,_ ..`ヽ 、 . \ l . / /`'-l / ,γ'´7-、`' l_,.-,"´ .... ... ... . ... `' ‐- .,_ `'ヽ、 .. .゙, . l l .l ! / ,゙ ゙, l-'/ _,.- ─一 ´ ̄ ̄ ̄ ̄`' .── -- ., _ `'‐-.,_ ゙, . l l. ! l !,゙ ,゙ l l / ヽ て==-rz ...... `'‐-.,_ `ヽ, ヘ . ゙, ゙, l l{ !ヽ、.,゙ _/ i ノ/`ー──} / . / r- 、 ........`' ‐-.,_ ヽ、 . ヽヽノ,l l ヽ l  ̄フ//´} // . . / ___ / j ..... `' - .,_ \ .ヾ, lミ,'ヘ`ー‐-'/-' l j ,' ,.-‐'´.... ... .. ̄ ̄ ̄,'フ、 /─ - .,_ ....`' - ヽへヾ,ヽ`/斤,イl lノ 〃.,.-‐'´ ノヽ、 l ´〈  ̄`' ─ - .,_ >- 、', - _ ヾ、!`'ヘ } ヽ l / ,ィ'´, ィ、`゙' - .,_ / ノ .. j / ヽ .....`゙' ─- .,__/ .`ヽ了__ヽ_!__o_jノ/' " _,. - ヽ `' ‐- .,_. / . /_,、_ノ { . j-‐''""゙´ ̄ ̄ ̄_,.二 ニ===- -'一‐- .,_ . ヽヽ- .,_ ̄  ̄ _,-=zzzzシ _,.-≫ / /"´ ヽ,. へ l _,. - ─ '"ニ二 -─ ''""´ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄` "ァ-z==ヾ、  ̄'-=三Zシ _, ィz -'"'´ヽ_'___ / ノ、 lニ-,r-‐'"´ ̄`ヽ、 {' ' /!l !l ヽへ、 ...._,. -‐'==-'"´´ 7 . ./ }, .フ´ 〉-,/⌒! \、 / / !l j l _,z=1l`ーr -<'" ̄'<ヽ-、 / / _ y´ / Y´ / `ー-, `'- _/ _,イ ヽl !/-' l{! l! l >- _ _/r- 〉、 _,.-'´ 、,.-‐'-、 / / _ / /j j!ー- .,_ノ、 / l j/ヽ 、 !l!;; ;l! l てz<'",.-‐'_/ ヽrz、-っ_'_,.-'´ / / ソ // lヽ ,/ ! /`' .,_ ヽ .. l ! ヾ、ゞ、l! l  ̄ ̄ ̄ l _,.- 二ニっ /ー'7`ヽ_/∠/ ノ´ ,/ .. . l/ `'- ヽ l ! l l !z lヘ、 ヽ 〈 , ゙ / _,. z='シ _,.ノ _ __ / ヽ、 l ! ! li l!ヽ \、_ ヽ_j / / _,z=Z=ニ_,. -'"´`¨¨¨ ´ `ー-'゙ ヽ、 ゙,゙, l !l l! l, `ヽ、‐- .,_ / /∠z≠''"´ ヽ、 \ ゙, ゙, !゙, ヽ r- .,_ `'=z.,_ ' ─- .,__ 和「わ、私にはゼロしかいません……//」ポワーン 私はテレビの中のゼロに恋をしてしまいました ※ゼロ(アニメ コードギアスの主人公、ルルーシュが扮するテロリストのリーダー CV福山潤) 和「しかもこのカレンという少女……どこか私に似ています」ドキドキ ※カレン(アニメ コードギアスのヒロインの一人 ゼロを信頼し、付き従う忠犬のようなキャラ CV小清水亜美) 和「はぅぁっ……」 私は一日でDVD全てを見終わりました R2まで全て……アレは至福の時でしたね 私は身も心もすっかりギアスにハマり いつの間にか、自分が本物のカレンになったような感覚に陥っていました 学校に通っている時には、アニメの中のカレンのように病弱な少女の姿を偽り 女子M「ねーねー原村さん。一緒におにぎり食べてほしいの」 女子H「わっほい! 一緒に食べようよ! クラスメイトだもんげ!」 和「ごめんなさい……体調が、悪いので」コホコホ 帰宅した後に 部屋の中では髪をかきあげて 和「たくっ、いい子ぶるのも疲れるわぁー」コキッコキッ などと隠れて言ったりしていました 当然、カレンに憧れてホットパンツに上はチューブトップ 少し胸がキツくて溢れることも多々ありましたが、私は満足でした 和「……」 しかし、私のなかで一つだけ満足出来ないものがありました それは―― 和「はぁ、ゼロ……」 ゼロの不在です いくら私がカレンになりきろうと、そこにゼロがいなければダメなのです ゼロのいないカレンなんて、ルーの無いカレーと同じです ネタの乗っていないお寿司と同義です ゴミです カスです 扇死ね 和「あぁ、ゼロぉ……」クチュッ 私はこの日、生まれて初めてオナニーナになりました ※オナニーナ(コードギアスに出てくる女キャラ レズっ気があり、作中でオナニーを披露したメガネ) ゼロの不在に悶々とした日々を過ごしていた私ですが ある日、全てを変える出来事に出会いました 和「あ、須賀君」 部室に入ると、そこには須賀君だけがいました そういえば、しばらく彼と話していなかったことを思い出し 私はカレンから得た勇気を持って彼に話しかけます 京太郎「ん? あぁ、和か」 和「えっ!?」ゾクッ 耳を疑いました それも無理はありません なぜなら、彼の発した言葉のトーン……声、全てが完璧にゼロそのものだったからです 京太郎「ごめん。考えごとをしていたんだ」 和「あ、いえ! べ、べちゅにっ!」 今度の爽やかな声はルルーシュ状態の声 はぅぁ……前は気付きませんでしたが、彼の声は福山潤さんに似ています 京太郎「どこが具合でも悪いのか?」 和「い、いいいいいえ!? なんでもありません!」ドキドキ この時、私は思いました 私にとってのゼロは須賀君しかいない 思えば彼はかっこいいですし、私に優しくしてくれます 麻雀が弱いというのも、ヒョロヒョロなルルーシュだと思えば可愛いポイントですしね 和「(あぁ、ゼロ)」 京太郎「?」ゾクッ この日から、私の彼への執着は始まりました 私は須賀君をゼロと決めつけ、部活の時はなるべく彼に接近しました とは言っても、まだまだ男性に話しかけることが苦手だった私は 毎回ゼロの隣の席に座ったり、彼が使用したカップやフォークを舐めたりしていました 時折、既に綺麗に拭き取られていることがありましたが そういうマメな掃除をするゼロは流石だと思いました そして私はゆーきづてに彼の住所、電話番号を聞き出して ゼロの個人情報も手に入れることができました ゼロの住所をゲットした私はさっそくゼロ邸周辺に座り小便(マーキング)をし 彼の家を観察しました 手には通販で買ったトランシーバーを常備し 時折、誰相手でもなく 和「こちらカレン。ゼロに異常はありません」 などと、架空の報告を繰り返していた 京太郎「(なんか最近、家の周りに犬の小便されすぎじゃないかな 観察の結果、ゼロには飼っているペットのカピバラがいること 休日によく、カピバラとジョギングをする習慣があることが判明しました 和「……しかし、このままでは」 私はずっと彼を見守るだけで終わってしまう なんとか彼にもゼロの自覚を持ってもらいたい そう考えた私は持ち前の頭脳を活かし、作戦を練ることにしました この頃の私は自分のことを完全にカレンと思い込んでいて ルルーシュが使った(という設定)のチェスの駒を弄りながら至高したり その駒でオナニーナになったりしていました 和「……そうですね」 長い熟考の末、私が編み出した作戦はこうです 今の須賀君は皇帝によって記憶を消された状態 ならば、記憶を思い出させる為にゼロの小道具を見せれば魔神が目覚めるハズ 作戦というより、ただの設定でした 和「そうと決まればゼロスーツですね」 私はさっそく通販でゼロのコスプレグッズを買おうとしましたが 最近の度重なる浪費でお小遣いが足りないという事態に陥りました そこで仕方なく、私は近くのドンキでスケキヨマスクを買って、それを代用することにしました 私はこれに追い討ちをかけるべく ゆーきから聞き出した、彼のアドレスにメールを送ることにしました その内容が、こちらです 『はじめまして 紅騎士、紅月カレン(K・K)というものです 須賀君を初めて見た時、ついにかの魔神ゼロが地上に降臨したのかと思い、驚きました よって僭越ながらあなたをゼロと呼ばせていただきます そして勝手ではありますが、これからあなた専属の騎士(彼女)を務めさせていただきます とは言ってもかつての騎士の力は失われています故に 今の私には麻雀でわからない問題を解説する程度のことしかできません。 もしわからない問題があったら、気軽に私を頼ってくださいね(*^_^*) あと、私は表向きに存在しないことになっており(特にブリタニア人には気付かれたくありません) 極秘であなたの手助けをするので、このことは誰にも言わないでください 約束です 紅月カレンより(チェスのナイトの画像添付) P.S. 夜にジョギングをするときは気をつけてくださいね(笑) 一人だけでは無防備です』 / / ./ ,ィ ヽ ヽ_ / / ./ // /! |l! .lY' ) ; i くlハ //,ィ / .| リ! j l } l! |イl! ' _`Vメ、 l / __.! ./_l/__ ノ l i='ヽ ゝゝ| ;´んィ !` =j/__ノノイ /¨T ヽヽ || l 弋_丿 'んィ !.ヽ// ,' ! } } || l 、、、 弋_丿 // .,ヘ .! j/ / ̄ \ || l ' 、、、 // ./イ | | ア | || ゝ. __ // ./. ! | | リ .! || | l > ´‐-' _イ//∥| l | <. で | |l!. l_L ;ノ .ト!¨ T¨ェ //.∥ll! l | .| す ! l|-、 ヽ .l! ̄` | . .// /l!ll| .! | .! ね .! /-、 ヽ ヽ l ̄ ̄l .// / ヽ! .! ! \__/. / | >ヽ ヽ . . l l;'/// /\ .| |. / l . /ヽ ヽ ';. ヽ / ////、 \ | 人.. V } ! ヽV/'/l;;;_/ Y ..人 !. / ヽl l ! [__] / .l i/ ヽ| 我ながら完璧な内容です これなら彼も、ゼロとして私を認めてくれるに違いありません 次の日 久「優希! あれだけ言ったのに! また須賀君を裏切ったの!?」 優希「私じゃないじぇええええええっ!!」ビェェェンッ 京太郎「部長! まだ優希だと決まったわけじゃ!」 まこ「……」 なぜかゆーきが泣かされていました 一体何がどうなっているのでしょうか それから数日間待ったものの、ゼロからの返信はありませんでした 私はアピールが足りなかったのかと思い、追撃メールを送ることにした 『物理と化学も教えますよ^^』 和「返事はありませんでした」ポツーン それでも私はどうにか、彼に振り向いて貰いたくて再び作戦を練りました そこで思いついたのが、染谷先輩のお店で行われるコスプレイベントでした つい先日、店員が好きなコスプレをして接客するバイトをやらないかと誘われていたのです 和「(これで須賀君がゼロの格好を)」 私は勇気を振り絞って、須賀君にも声をかけました 京太郎「え? 染谷先輩のお店で?」 和「はい。衣装は、私が用意しますよ」ニッコリ 京太郎「……うーん、じゃあやろっかな」 和「あ、ありがとうございますっ!」 私はその日、須賀君がゼロのコスプレをするところを想像してオナニーナしました この頃にはお小遣いも溜まっていたので、ゼロスーツも購入済みです 後はその日を待つだけ 私は一人、ほくそ笑んでいました そして当日 私はカレンのコスプレをして、咲さんと一緒にお店で待っていました 咲「楽しみだねー」 和「はい」 咲さんはアーニャの格好で楽しそうに笑っていました オレンジとお幸せに、咲さん 和「(さて、問題は須賀君ですが)」 後は彼の到着を待つだけ 和「(前日にゼロスーツは渡していますし、問題はありません)」ドキドキ 高鳴る胸の鼓動 私はそのときを静かに待ち…… ガチャッ 和「!!!」 遂に、お店の扉が開かれました 和「すが……」 京太郎「どうだ! これ、似合ってるかな?」 ___ _ 、 ヽ _,. -─'"`ー- ,ヽ,}l _,.- _,ィ´" ., .- .─ . . - . . . . ! . `⌒≦、 _zフ'"´,.‐'´ . . . . ._,.-‐'´. . . .! . .、 . . . 二ヽ、 ,イ/ ' _,. . . . . . /'", . . . . . . . l } . ̄≧, ヽ /'/´ . / . . . . //' . . ./ . . . . .l l . `ヽ、ヘ イ ./ .‐---' . ./ ./ ./ ./ . . / ! .lノ !ヽ ヽ \ .ヽア フ { . /ノ .フ .7 ./ . / .{ . . ./! .lノノ l ヽヘ ! } ヽ} / / / / . ./ . l . { . .{ . . l .ー‐rイl ハ l l l l } j ノ .l_,ソ! . .l . .j! /! . l . . l . . . . .j . /l / }! j! .} l} !l 卞 イ、ヽ lVチ=l .lzl lヽ. . . .ハj/ /ノ ノ斗r l /j ヽ!ヽ ヽ .! r千ォzミヽヘヽ . l !/i≦チ,rヘノノノ'´ `ヘr≦ヽ}丐fェ!、 ヾ{_ イrf月}ノイ彳〉 ヽ,l  ̄ ̄´ . l `  ̄ ̄´ j_ノN ヽ | /_,. -──‐, _,. -、ノ .\ __'__ / .| r───l 匸゙'.r-´ヽ jヽ、´ ー-`' /r、__,| | . | l | | . . .lニz、` 、__,/z=〆 | | . |_ _,. -──- 、 | | | . . l `ヾ'/ ` 了| ヽ . /,> '" . . ゙, | /..| . . /j r-, j' } ィ-ヘ / | /. ,.-‐'" .. . l |ヽ | / / {!^l } lイ l /⌒!} / ,.゙ /. / . . .. .j ___,.ノ} | |´ / /j / ! { l / ノ l . ィ, _. _,.ノ- ─- 、 r-─'´ ̄ j | | / ヽ! V /ノ /.,_ j l //,/ _,.-ニZ-''"ノ .. .ヽ | | |r‐7、 !l 〆 / Y / / /'´ _〆"´ j ,.- '´ ..ヽ | . / j | l } j / /7 / / ノ"´〈 ノフ .. _/´,. - ── - .,_ ヽ 和「す、スガァァァァァァァァァァクゥゥゥゥゥ!!!?!!」ガッタァーン! 私はもんどり打って雀卓にダイビングを決めました なぜ、なぜですか!? なぜ須賀君がスザクに!? 私が渡したゼロスーツは!? ※スザク(コードギアスの登場キャラの一人 ルルーシュの親友 言動がうざい為に ルルーシュファンからはウザクと呼ばれることもある) 京太郎「え? 大丈夫か和!?」 咲「和ちゃん!?」 二人が心配して私に駆け寄ります これがゼロだったらどれだけよかったことか 和「す、須賀君。なぜ、その格好……?」ブルブル 京太郎「ああアレか? 染谷先輩にマスクはやばいじゃろって言われてさ」 和「?!!?」 咲「それで私がセットで頼んだこの服なんだよねっ」 京太郎「ああ。ラウンズセット? だっけ?」 咲「えへへ、一緒にナイトメア乗ろうね」 和「(あ、アアアアアアアアニャアアアアアアア!!!!)」ブルブルブルブル 私は衝撃のあまり、ちょこっと失禁していました 涙を見られぬよう、トイレに駆け込み股間を拭く 今までに無い、最高の屈辱でした 和「……」 京太郎「お待たせしましたー」 ゆみ「いい格好だな」 桃子「たまにはこういうお店もいいっすねー」 咲「京ちゃん、記録」パシャッ 京太郎「お、かっこよく撮ってくれよ」ニヤリ 和「……」ブルブルブルブル こうして私は、スザク姿の須賀君が咲さんと仲良くしているのを見せつけられました アーニャ許すまじ 私はその日、帰路に着いてから狂ったようにオナニーナになりました 和「……はぁ」 その日から、私は生きる気力を失ってしまいました 彼にはアーニャがいる スザクなのにアーニャとカップリング 意味が分かりません 和「う、うぅ……ゼロ、須賀君」ジワッ 私は狂ったように泣きました 部屋の外では無駄にディートハルトに似た声の父親がうるさく叫んでいます 恵「どうしたんだ和!? ゼロか! ゼロは素晴らしき逸材なのか!?」 お願いですからその口を閉じてください それからどれくらいの時が経ったでしょうか 学校を数日休み、私は部屋の中で食事も取らずに篭っていました 和「……」 瞳も虚ろなまま、私はベッドの上で泣き腫らした顔を上げました それは、携帯の着信音に反応したからです 和「……須賀、君?」 番号は須賀君から 何か……あったんでしょうか? ピッ 和「も、もしもし……?」 私は恐る恐る携帯を取りました すると―― ?「カレン。いつまでそうしているつもりだ?」 和「え?」 ?「お前は我が部のエース。勝手に抜けられては困るんだがな」 和「~~~~っ!?」ビクビクッ それはまさしく、ルルーシュ いえ、ゼロの声でした 和「な、なじぇ、なーじゃ、なじ、なじぇ、なぜっ!」 私は数日声を出していなかったことと 緊張のあまり、声がおかしくなってしまいました すると、電話先の声がこう言います ?「窓から外を見ろ、カレン」 和「っ! (外!?)」ダッ 私は急いでカーテンを開きました 暗い部屋に、久方ぶりの眩い光が注ぎ……顔をしかめながらも 私はそれを見ました ,.....、 〈 〉 { } ` ´ i i i i ' ' ' ' ' ', / ム / ム / /`|l| \ ム { ′ |l| \ ム 乂{ |l| `ヾ; ` |l| }! |l| ソ |l| |l| |l| |l| _|l|_ |l| |l|l|l| |l|l|l| `|l|´ |l| 和「!!?」 逆光で姿はよく見えませんが、あの電灯の上にいる人影 あの孤独なシルエット……紛れもなく、ゼロ ?「久しぶりに顔が見れて安心した。学校でお前を待つ」バッ 和「あ、ゼロ!!」 ゼロは電話越しにそう告げると、街灯から飛び降りて去っていきました 3m以上はある街灯から飛び降りるなんて…… 和「……無理、しちゃって」クスッ ドンドンドン 恵「和! 今、外に! 外にゼロがいたんだ! カメラに撮ったぞ!!」ドンドンドン 和「須賀君……ありがとうございます」ポロポロ 翌日、久しぶりの学校ではみんなが私に声をかけてくれました 咲「和ちゃん! お帰りなさい!」 優希「心配したじぇ!」 まこ「まったく。体調管理には気をつけるんじゃぞ」 久「全国はアナタ抜きじゃ戦えないのよ?」 和「……はいっ!」 そして、私の大切なあの人も 京太郎「よう、和。具合はどうだ?」 和「はい。お陰様で」クスッ 京太郎「べ、別に俺は何もしてないというか、その」アセッ 和「ふふ、もういいんです。私には、これさえあれば」スッ 京太郎「ロケット? 中に何か写真でも入れてるのか?」 ,>─. .──- .ィ─-、._ __┌.、/ \/ | | ∨′ . . . ', }. ,ゝ / ト、 ∨ ゙i { / ,.! ! ! . .| .| | | ', ! ! } ',;;;;ィ゙ ヽ ! .{ { | | | 」| .| | ィ‐十ト| | } } \ / |/{ |.!.| {斤人|ヽj\| .レ゙リリル ノ ィレ′ ヽ .{',从|レィ==、 ィ==x .リ/ |」| ├┤| 沁 ノ/ ! | . .|',| 人 r─‐┐ ハ/ / | | . .| | |> , `.-- ' ,∠// /! | | . .| | . |ィ‐=_,,} ー {.__//゙ /_.| i| |... | | ! リ.| {_ __.//゙ / ヽ!| | . .| .| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=|| | . .| .| / /─'、,..ィ‐-、_,..| | |_ || | . .| .i! ../. . . . | ∨ ゙< 小. | . .| .{ ! ∨ . ヽ`>、 ∨ |. ) |. . | | { . } ! ! | .. |∧ ', . . . i. ..ノ| | リ | ../ ヾ.\__, 人 ,.イ〃.ノ/ ゝ | `ーイ / | /゙_.∠.ィ゙/ | \.|_ / ! ,ィ゙ {" ∧ \ } / ∧ 和「はい。でも、中は内緒です」クスクス 街灯から飛び降りる瞬間に、撮ってくれた写真 それは今でも私の胸の中に 和「私の、好きな人の写真ですから」 京太郎「え、えええええ!?」ガターン 和「(見せられるわけ、ないじゃないですか)」ギュッ /⌒\人/⌒ヽ ノ \(○)/ ヽ Lノ⌒ ( ( ⌒\_」 く \ だって、アナタのことなんですよ? ねぇ、須賀君―― 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使 カンッ
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/89.html
. ある日、お母さんがこんなことを言い出した 雅枝「なあ、絹って今好きな男とかおるん?」 絹恵「男の子?いや、いないなぁ」 雅枝「そうか、じゃああの男の子とはもう別れたん?」 絹恵「別れるも何も、付き合ってすらないって」 雅枝「ふーん、じゃあ明日少し一緒に出かけへん?」 絹恵「別にええけど、どこに行くん?」 雅枝「絹に会わせたい男がおるんや、ま、要はお見合いやな」 絹恵「お見合い!?」 絹恵「ど、どうして?」 雅枝「私が絹とあの子が合う思たから、やな」 絹恵「どんな理由やねん、わけわからん」 雅枝「せやから絹、明日はちゃんとした服着ろよ!」 絹恵「えぇぇぇ~そんな……相手はどんな人なん?」 雅枝「そりゃあ、会ってからのお楽しみやな」 絹恵「なんやそれ」 雅枝「まあ、楽しみにしときや」 絹恵「はぁ……」 洋榎「ハンバーグおいし~」 その夜、夢を見た 5年も前の、だけれど私にとってはとっても大事な思い出の夢を。 パシーン パシーン 「私も、お姉ちゃんみたいになるんや、サッカー上手くなるんや!」 「えい!」パシーン ポカッ 「いってー、なんでボールが飛んで来るんだよぉ」 「す、すみません!大丈夫やった?」 「ま、まあ大丈夫だぜ!男だからな!」ヒリヒリ 「そうか……ほんまにごめんな」ナデナデ 「だーっ!大丈夫だっつってんだろ!ところでお前、何してるんだよ、こんなちっちゃい公園で」 「へ、見てわからんか?どっからどうみてもサッカーの特訓中やろ」 「サッカー?でもお前、あんまし上手くなさそうじゃん」 「そ、その通りやけど、これでも結構頑張ってるんやで!」 「自分で『頑張ってる』なんて言うやつの努力は当てになんねえんだよ」 「な!」 「お前、上手くなりたいんだろ?なら、俺が手伝ってやろうか?」 「え、ほんまに?ええの?」 「おうよ!俺はサッカー上手いんだぜ、長野のペレとは俺のことなんだぜ!」 「そ、それは頼もしいな」アハハ 「あー!お前信じてないだろ!」 「まあいいや、お見せしよう!王者の蹴り筋を!」 「夕方かー、そろそろ集合時間だなー」 「集合時間?」 「おう!大阪・京都2泊3日の修学旅行中だぜ!」 「え……そ、それじゃあ、もう遊べないん?」 「そうなるけど、うーん……」 「まあ、またいつか会えるだろ!」 「ところでお前、名前は?」 「愛宕絹恵や、君は?」 「そうか、キヌエか。俺は須賀京太郎っていうんだ」 「あ、もう行くわ、じゃあな、キヌエ」 「ちょっ、ちょっと待って!」 「ん、どうした?」 「ペンと紙、貸してくれるか?」 「別にいいけど……ほらよっと」 「ありがと…」カキカキ 「よし!」 「こ、これウチの電話番号やから!家に帰ったら電話してな!」 「ふーん……おう、ソッコーでかけてやるぜ!それじゃあもう本当に行くな!」 「今日はおおきに。じゃあね、京太郎!」 「じゃあな、キヌエ!」 京太郎「今日のノルマ終わりーっと」ノビーッ 京太郎「もう寝るか」 ヴッーヴッー 京太郎「電話か、誰からだろう」 京太郎「はい、須賀ですが」 雅枝『須賀、明日暇か?』 京太郎「ああ、愛宕監督でしたか」 京太郎「まあ土曜日ですし、暇ですけど」 雅枝『じゃあ明日石戸の家に来い、じゃあな』ガチャ 京太郎「どういうことですか?って」 京太郎「もう切れてる……」 京太郎「とりあえず、行ってみるか」 京太郎「さあ寝よ寝よ」 ――――石戸宅 京太郎「お邪魔しまーす」 郁乃「邪魔するなら帰ってや~」 京太郎「じゃあそうさせていただきますね」 雅枝「須賀来よったか、こっちだ」 京太郎「はーい」 雅枝「……なあ須賀、お前今好きな女の子とかおるか?」 京太郎「いませんけど……なぜ?」 雅枝「そうか、ならよろしく」 京太郎「よろしくって、大体今日は何を」 雅枝「お前に会わせたい子がおるんや」 雅枝「いわゆる、お見合いってやつやな」 京太郎「お見合い?誰とですか?」 雅枝「ウチの下の娘とや、さ、着いたで」 ガララ 京太郎「娘さんって、あそこに座ってる人ですか?」 雅枝「せや、絹恵いうんや、ほら入った入った!」ゲシッ 京太郎「うわわっ」 雅枝「ほなごゆっくりー」 京太郎「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!」 ガララ ピシャ 京太郎「嘘だろ……」 ――――隣室 憩「は?」 照「ひ?」 咏「ふ?」 憩照咏エイ(((((何この展開))))) 憩「郁乃ちゃんから面白いから来てみいや~って言われて来てみたけど……」 照「なんで、京がお見合いをしているんだ……」 エイスリン「イクノ、ナニミテルノ?」 郁乃「これはな~あの部屋に置いておいた隠しカメラの映像なんやで~」 良子「私がやりました!」ビシッ 咏「お~流石は元傭兵だねぃ」 良子「ノーウェイ、傭兵は関係ないだろう」 京太郎「痛た、あ、すみません」 絹恵「な……」 絹恵(この子……似とる……あの子に) 絹恵「それで、えーっと君の…名前は?」 京太郎「あ、俺、須賀京太郎っていいます」 絹恵「ふーん、須賀京太郎くんかーなるほどなるほ……は!?」 京太郎「え!?」ビクッ 絹恵(ほ、ホンマにマジモンの京太郎なんかいな……) 京太郎「えーと、絹恵さんでしたっけ?」 京太郎「初めまして、今日はよろしくお願いします」 絹恵「え……」 絹恵(どうして…覚えて、ないん?) 京太郎「?」 京太郎「さっきからどうかしましたか?」 絹恵「え、な、何が?」 京太郎「急に驚いたり、なんかポカーンとしていたり」 京太郎「やっぱり絹恵さんも愛宕監督に無理矢理連れて来られたんですか?」 絹恵(京太郎……どうしよ、話してみようかな、でもあっちは憶えとらんみたいやし……) 絹恵(なら私も知らんふりしよか) 絹恵「あー、いや何でもないで、まあ確かに無理矢理やったな」 絹恵「あんなお母さんでごめんな、迷惑やろ?」 京太郎「そんなことはないですね、周りにもっと面倒くさい人がいるんで」 京太郎「それに、そのおかげでこうして絹恵さんみたいな綺麗な方と出会えたわけですし」 絹恵「き、綺麗て……」 照「面倒くさい人って誰なんだろうね」 憩「え……じゃあみんなで一斉に指差してみよか」 照「うん、そうしよう」 「「「「「せーの!」」」」」ビシッ 照「え、私!?」 郁乃「なんで私まで指さされとるん~?」 絹恵「ま、まあこうしてお互い連れて来られたんだし、気楽にいこうや」 京太郎「はい、そうですね」 京太郎「じゃあこれはお見合いごっこってことにしましょうか」 絹恵「せやね」 良子「なんだ、ごっこ遊びか……はぁ」 郁乃「ねえねえ、なんで私が面倒くさいん~?」 照「ねえねえどうして?」 憩「うるさいわ、話が聞こえへんやろ」 絹恵「最初は質問タイムやな」 京太郎「そうですね、まずはオーソドックスな質問からしましょうか」 京太郎「絹恵さんのご趣味は?」 絹恵「麻雀とサッカーやな、サッカーは中学までやっとったんやけど姫松に入ってからは麻雀一筋や」 京太郎「なぜ麻雀を?」 絹恵「お母さんとお姉ちゃんが麻雀やっててな、それに憧れて始めたんや」 絹恵「須賀くんの趣味は……麻雀やな」 京太郎「え、どうしてわかったんですか?」 絹恵「そりゃあお母さんの知り合いには麻雀やっとる人しかおらんからな」 京太郎「それもそうですね」 エイスリン「イイフンイキダネ!」 咏「どうしてあんな大きくなるんかなー、わっかんねー全てがわっかんねー」 郁乃「憩ちゃ~ん、この紐解いてや~」 照「早くするんだ!」 憩「ホンマに黙っとれ!」ガムテープビシッ 照「~~」モゴモゴ 郁乃「~」モゴモゴ 憩「ふぅ……これで大丈夫やな」 郁乃(憩ちゃん憩ちゃん) 憩「え?」 郁乃(早く助けてや~) 憩「直接脳内にっ!?」 ――――そんな良い雰囲気のまま、時間は過ぎていきました 京太郎「夕方かー、そろそろ夕食作らなきゃなー」 絹恵「須賀くん、自炊しとるん?」 京太郎「はい、ご馳走しましょうか?」 絹恵「ええ案やけど……ええわ」 絹恵「そないなことお母さんの思う壺やからな」 京太郎「そうですね、じゃあまた今度にしましょうか」 絹恵「な、なあ須賀くん」 京太郎「なんですか?」 絹恵「また……また、会えるよね?」 京太郎「勿論じゃないですか、俺たち友達なんですから」 絹恵「友達……か」 絹恵「じゃあ、携帯出してくれるか?」 京太郎「別にいいですけど……はい」 絹恵「ありがと…」ポチポチ ピローン! 絹恵「よし!」 絹恵「こ、これウチの連絡先登録しといたから、メールしてくれな」 京太郎「はい!ソッコーでしますよ!何百通も送ってあげますよ、迷惑だなぁ……って思っても遅いですからね!」 絹恵「ふふっ、おおきに」 京太郎「それじゃあ、今日はお疲れ様でした」 絹恵「お疲れ様、須賀くん」 雅枝「なあ、どうやった?」 絹恵「お母さん……わかってやったやろ」 雅枝「さ、さーなんのことかわからんなー」 絹恵「はぁ……でも、ありがとな、お母さん」 雅枝「いやぁ~オカン愛しとる!なんて照れるなぁ~」 絹恵「言っとらんよ!それと前見て!前!」 雅枝「う、うわ!赤信号やった!」 絹恵「危なっかしいなぁ……」 雅枝「すまんすまん、てへっ☆」 絹恵(結局言えなかったな、あの日のこと) 絹恵(京太郎……今は須賀くんか……) 絹恵(やっぱりまだ……好きみたいや) あの後、俺は度々絹恵さんと連絡を取り合い、一緒に出掛けたりもしていた 目的は主に絹恵さんのお姉さんへのプレゼントや監督へのプレゼントを買いに行く、というものだったが…… そんなこんなで、絹恵さんとのお見合いから1ヶ月後 京太郎「実家だなぁ」 京母「何ぼーっとしてるのよ」 京太郎「実家に帰ってのんびりしてて悪いか?」 京母「悪いよ、何より邪魔。自分の部屋の掃除でもしてきなさい」 京太郎「えぇ……」 京太郎「まあ……こんなものか」 京母「お、綺麗になってんじゃん」 京太郎「だろ!流石だろ!」 京母「ああ、流石は私の子どもだな」 京母「昼飯はどうする?外でモモちゃんとか咲ちゃんとかと食べるか?」 京太郎「そうだな、そうするよ」 京母「少し用事で出かけるから、はい、お小遣い」 京太郎「ん、ありがと」 京母「じゃな~」 京太郎「行ってらっしゃい」 バタム 京太郎「んーっ」 京太郎「次は本棚を片づけるかな」ガサゴソ 京太郎「うわっ、卒業アルバムだ、懐かしいなあ」ペラペラ 京太郎「そういえば、卒業アルバムの後ろの方にある空白のページってなんであるんだろうな……」 京太郎「ん?」 京太郎「アルバムとアルバムの間に何か挟まってるな……」 京太郎「よし、取れたぞ」 京太郎「これは……電話番号か?」 京太郎「誰のだろう?」 京太郎「一応持って帰ってきたけど、うーん」 京太郎「電話してみるっていうのもアリだけどな……」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「っお、絹恵さんからメールだ」 絹恵『急にすまないんやけど、明日買い物に付き合ってくれへん?』 京太郎「明日は……予定も無いしいいか」 京太郎『はい、じゃあいつもの駅に9時集合、でいいですか?』 絹恵『うん、OKやで』 絹恵『また明日な!』 パタム 絹恵(絶対絶対ぜーーったい!) 絹恵(明日こそは告白するんや!) 絹恵(……) 絹恵(でもやっぱり次の次……いや、ダメや!……でもなぁ……) 京太郎「さてと、そうと決まれば早く寝ますか」 京太郎「電話番号……かぁ」 布団にくるまりながら、例の電話番号のことを考えてみる 考えても考えても、何も浮かんでこない 頭がモヤモヤする……何か大事なものを失ったような、そんな感覚もあった 次第に俺は眠りについていた、そして…… 夢を見た 「なんだよ、みんな『グリコ見に行くー!』とか言いやがって」 「おかげでひとりぼっちじゃねえか」 「咲とモモの班に入っておけばよかったな」 「ん?公園?」 パシーン ポカッ 「いってー、なんでボールが飛んで来るんだよぉ」 (ボール硬ぇよ……) 「す、すみません!大丈夫やった?」 (女、女子か……よし) 「ま、まあ大丈夫だぜ!男だからな!」ヒリヒリ 「そうか……ほんまにごめんな」ナデナデ (ああ、気持ちいいなぁ……じゃなくて!) 「だーっ!大丈夫だっつってんだろ!ところでお前、何してるんだよ、こんなちっちゃい公園で」 「へ、見てわからんか?どっからどうみてもサッカーの特訓中やろ」 「サッカー?でもお前、あんまし上手くなさそうじゃん」 「そ、その通りやけど、これでも結構頑張ってるんやで!」 「自分で『頑張ってる』なんて言うやつの努力は当てになんねえんだよ」 (お、結構かっこよくね?) 「な!」 「お前、上手くなりたいんだろ?なら、俺が手伝ってやろうか?」 「え、ほんまに?ええの?」 「おうよ!俺はサッカー上手いんだぜ、長野のペレとは俺のことなんだぜ!」 (呼ばれたことないけどな……) 「そ、それは頼もしいな」アハハ 「あー!お前信じてないだろ!」 「まあいいや、お見せしよう!王者の蹴り筋を!」 俺たちは遊び続けた 彼女のおもちはなかなかのなかなかで、ボールを取るときに揺れて……良い 彼女と遊ぶのは、これまでにないほどに楽しくて 彼女がボールを上手く取れたり、蹴れたりしたときに見せた笑顔に、俺は次第に惹かれていった できることならば、ずっと彼女とこうして遊んでいたいと思うようになっていた しかし、時は止まることを知らなかった 「夕方かー、そろそろ集合時間だなー」 「集合時間?」 「おう!大阪・京都2泊3日の修学旅行中だぜ!」 「え……そ、それじゃあ、もう遊べないん?」 「そうなるけど、うーん……」 「まあ、またいつか会えるだろ!」 「ところでお前、名前は?」 「■■■■や、君は?」 「そうか、■■■か。俺は須賀京太郎っていうんだ」 「あ、もう行くわ、じゃあな、■■■」 「ちょっ、ちょっと待って!」 「ん、どうした?」 「ペンと紙、貸してくれるか?」 「別にいいけど……ほらよっと」 「ありがと…」カキカキ 「よし!」 「こ、これウチの電話番号やから!家に帰ったら電話してな!」 「ふーん……おう、ソッコーでかけてやるぜ!それじゃあもう本当に行くな!」 「今日はおおきに。じゃあね、京太郎!」 「じゃあな、■■■!」 好きだ!とは、言えなかった そう言うとなんだか俺が軽い男みたいに思えるし…… 彼女とまた会うその日まで、その言葉は取っておくことにした 絹恵「まっ、待った?」 京太郎「いえ、今来たばかりですよ」 絹恵「いっつもごめんなぁ、お姉ちゃんを起こすのに手間取って」 京太郎「構わないですよ、さあ行きましょう」 郁乃「京太郎くんのデートを尾行し隊~~!」 照「おー」 憩「ウチ、何してるんやろ……」 良子「毎週女の子と出掛けて……なんとも羨ましい……」 京太郎「それで、今日は何を買いに行くんですか?」 絹恵「同学年の子の誕生日が近いからそのプレゼントを買いに来たんや」 京太郎「ふんふむ、それじゃあまずはあそこの店にします?」 絹恵「アクセサリーショップか、ええな、ほな行こか」ギュッ 絹恵「あれ?」 京太郎「今日結構人多いですし、はぐれたら困るので……嫌だったら離しますけど」 絹恵「うっ……うぅ……///」 京太郎「どうします?」 絹恵「はい、そのままで……」 京太郎「さ、行きましょうか」 憩「う、ウチなんて手を繋いでもらったことなんて無いのに……」 照「あんのメガネ女……捻り潰してミンチにしてやろうか」 郁乃「わ、わわっ、だ、大胆やな~」 良子「私が最後に友だちと出掛けたのって…………」 絹恵「これピッタリやな、これにしよか」 京太郎「あれ、もう決定なんですか?」 絹恵「うん、あの子こういうの好きやから」 京太郎「あ、このネックレス絹恵さんに似合いませんか?」 絹恵「こ、これか?」 京太郎「はい、かけてあげますね」 京太郎「こんな感じ……でしょうか」 絹恵(か、顔が近いって!///) 京太郎「お、付けられましたね、どうですか?」 絹恵「う、うん……いいと思うで」 京太郎「じゃあこれ、俺から絹恵さんのプレゼントです」 絹恵「プ、プレゼントなんてそんなん悪いよ」 京太郎「いつも俺を遊びに連れて行ってくれてるお礼ですよ」 絹恵「で、でも!」 京太郎「あ、すみませーん」 照「あのたこ焼きおいしそう……」 憩「ちょっと待てぃ!」 郁乃「あのクレープもおいしそうやな~」 憩「ばらけんといて!ほら、戒能プロも手伝って!」 良子「友だち……いないな……あれ、そもそも友だちって何?どうしたら友だちなんだ?あれ?」 憩「もういややこのメンバー……」 京太郎「もう夕方ですね」 絹恵「せや!須賀くんウチでご飯食べていかへん?」 京太郎「いいんですか?」 絹恵「その代わり、買い出しにも付き合ってなー」 京太郎「了解です」 憩「あの子たちどこ行きよった……」ゼェゼェハァハァ 絹恵「今日はハンバーグやなー」 京太郎「夕食はいつも絹恵さんが作ってるんですか?」 絹恵「せやで、お母さんは帰ってくるの遅いし、お姉ちゃんは家事が全くできへんからな」 京太郎「そうなんですか……あれ」 京太郎「この、公園は……」 絹恵「どうしたん?」 京太郎「あ、すみません、少し待ってください……」 絹恵「うん」 絹恵(ここって確か……) 京太郎(ああ) 京太郎(そうか、そういうことだったのか) 京太郎(昨日の夢は、昔の思い出) 京太郎(俺は昔、ここで) 京太郎(絹恵さんと出会ったのか) 京太郎「はぁ……」 絹恵(ようやく、気付いてくれたみたいやな) 絹恵「な、須賀くん、話したいことがあるんやけど」 京太郎「俺も、です」 絹恵「じゃ、あのベンチに座って話そか」 絹恵「先、須賀くんからええで」 京太郎「はい、では……」 京太郎「…………えっと」 京太郎「昨日、夢を見たんです」 京太郎「この公園で女の子と遊ぶっていう、昔の楽しい思い出の夢をみました」 京太郎「俺はその女の子に電話番号をもらって、修学旅行から半年、俺はその子と電話をしました」 京太郎「でも、いつの間にか電話をすることは無くなって、あの女の子のこともいつからか忘れていてしまった」 京太郎「けど、俺は今日になってようやく思い出しました」 京太郎「俺の電話を待っていてくれて」 京太郎「俺と話していたのは」 京太郎「俺に電話番号をくれたのは…………」 京太郎「あなただったんですね、キヌエさん」 絹恵「……うん」 絹恵「やっと……やな」 絹恵「その通り、やで」 京太郎「あ……泣いてるんですか?」 絹恵「な、泣いてなんかいないわ!」ヌグッ 絹恵「それで、そっちの話は終わりなんか?」 京太郎「いえ、これが本題です」 京太郎「…………ふぅ」 京太郎「キヌエさん、俺はあなたのことが好きです」 京太郎「"初めて"会った時から」 京太郎「ずっと好きだったんです」 絹恵「……私も」 絹恵「私もそう言お思っとったのにな……」 絹恵「京太郎くん、私は、君が好きや」 絹恵「ずっと好きやった」 絹恵「せやから、これは今まで思い出せへんかった罰や」 京太郎「えっ……」 カン! 【公園の茂みの中】 洋榎「あわわわわわ」 洋榎「みみみみ、見てしもた」 洋榎「絹がちゅ、チューしとるところ!」 洋榎「どど、どうしよ、せや携帯や携帯」 洋榎「誰に電話しよ、恭子?いや、ここは由子や」 洋榎「や、ゆ、ゆーこ……ぬわっ」 洋榎「あっ、ケータイが!」 トンットンッ 洋榎「あかん、そっちは水たま……」 ポチャ 洋榎「」 もいっこ、カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3440.html
京太郎「俺が淡と付き合ってる?」淡「はぁ!?」 京太郎「なんでそんな話になってるんだよ」 淡「そ、そうよ! しかもよりによって、なんでコイツなのよ!」 モブ「え、だって昨日、一緒にゲーセンでデートしてたじゃん」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」 淡「…………」チラッ 京太郎「……えっと、淡、ほしいのか?」 淡「そ、そんなことないよ!?ただ気になっただけ!」 京太郎(そんなにマジマジと見てたら欲しいって言ってようなもんだぞ?) 京太郎「俺、こう見えてクレーンゲーム得意だぞ?欲しいの言ってくれればーー」 淡「だ、だから、欲しいわけじゃないんだってば!」アセアセ 京太郎「……カピバラ?」 淡「っ! な、なんのこと?」 京太郎(なるほど、カピバラのぬいぐるみか) 京太郎「わかった。取ってやるよ」 淡「だ?か?らー違うんだってば」アセアセ 京太郎(素直じゃないなぁ) 京太郎「……俺が取りたいだけだよ。だから、悪いけど、少し待っててくれ」 淡「そ、そういうことなら……」 数分後 京太郎「よし!とれた!」 淡「京太郎……本当にクレーンゲーム上手なんだね」 京太郎「まぁな。よく咲……幼なじみに取ってあげてたからな」 淡「……幼なじみ」ピクッ 京太郎「あぁ、だからクレーンゲームは基本的に得意なんだ」 京太郎(わかりやすいなぁ……) 淡「……ぬいぐるみ取ったんだからもういいでしょ?次いこ」ムスッ 京太郎「待てよ、淡」 淡「……なに?」 京太郎「これ、やるよ」カピバラー 淡「……だから、私は欲しくないってーー」 京太郎「違うって。俺が淡にプレゼントしたいんだよ。だから受け取ってくれ」 淡「……そ、そういうことなら」オズオズ 京太郎「じゃあ、次いくか」スタスタ 淡「……何カッコつけてんだろ、京太郎のくせに」 淡「……ふふ」ギュッ 『2人でカフェ』 淡「なんでこんなことになってんの……」 京太郎「……俺が聞きたい」 店員「こちら、カップル限定のスペシャルパフェになります♪」 淡「……っ!?」 京太郎「あのー、スプーンが1つしかないんですが……」 店員「カップル限定のスペシャルパフェですからね!お互いにパフェを食べさせあう。これがカップル限定パフェの醍醐味!」 淡「……////」 京太郎「は、はぁ…」 店員「さぁ!どうぞ!」 京太郎「えっと……なんでいるですか?」 店員「見たいからです!」 京太郎「え?」 店員「見たいからです!!!」 京太郎「…………」 店員「さぁ!どうぞ!」 京太郎(とりあえず、溶けちゃうし食べるか) 京太郎「淡、ほら、あーん」 淡「えっ!?本当にやるの!?」 京太郎「スプーンが1つしかないんだからしかたがないだろ?」 淡「そ、そうだけど!ひ、ひひひ、人前なんだよ?////」 京太郎「そうだけど、そういう商品なんだし」 淡「う、うぅぅぅ……」 京太郎「ほら、溶けてきてるから。あーん」 淡「あ、あーん……」モグモグ 京太郎「どうだ?」 淡「恥ずかしいけど……こういうのもいいかも////」 京太郎「あ、いや、味の話なんだが……」 淡「えっ……」 京太郎「えっ?」 淡「…………」 京太郎「?」 淡「………っ!////」 淡「き……ば………」 京太郎「……きば?」 淡「京太郎のばかぁー!!」ダッ 京太郎「ちょ!淡、どこいくんだ!?おーい!」 店員「…………」 京太郎「……なにか、まずかったんですかね?」 店員「彼女さんには甘酸っぱかったんじゃないですかね?」ウフフ 『淡の髪を梳かす』 京太郎「やっと終わったー」 淡「普段からしっかり勉強してれば補習なんてならないですむのに」ジトー 京太郎「あ、いや、まぁそうなんだけどさ」アセアセ 淡「あーあ、せっかくの放課後が台無しだなー」チラッ 京太郎「……わかった。帰りにケーキ奢から許してくれ」 淡「うーん……。それも魅力的だけど、今回は他のがいいなぁ」 京太郎「他の?例えば?」 淡「えっとね」キョロキョロ 京太郎「?」 淡「うんしょっと」イスニスワル 淡「髪、やってほしいなぁ」 京太郎「……ここで?」 淡「うん!」 京太郎「……人前でやるのはーー」 淡「いまは2人っきりだよ?」 京太郎「……わかったよ。クシあるか?」 淡「やった! はい」 京太郎「そういえば、こうやって髪やるの久々だな」 淡「だねー。そもそも2人っきりって状況があんまりないもんね。ん…」 京太郎「うん?どうした?」 淡「……京太郎って髪とかすの上手だよね。凄く気持ちいい」 京太郎「……なんかエロいな」 淡「バカ」 京太郎「ごめん、冗談だよ」 淡「わかってる♪」 京太郎「それにしても、淡は髪綺麗だな」 淡「そう?あんまり考えたことないけど」 京太郎「うん。長くてつやがあって、サラサラで綺麗だ。はい、おしまい」 淡「ありがと。やっぱり、京太郎にやってもらうと気持ちいいなぁ」ウフフ 京太郎「とりあえず、これで今日のことは許してくれるか?」 淡「うーん…。まだ駄目ー」 京太郎「えぇー、まだ駄目なのか?」 淡「あれだけじゃ許してあげない」 京太郎「じゃあ、どうしたら許してくれる?」 淡「届かないから、少し腰おとして」 京太郎「? これでいいのか」スッ 淡「うん」 チュッ 京太郎「っ!」 淡「これで許してあーげる♪」 京太郎「おまえなぁ……」 淡「学校だからほっぺで妥協してあげたんだよ?感謝してね?」 京太郎「こいつー」グリグリ 淡「わ、わ!髪ぐしゃぐしゃになるからやめてー」 京太郎「そしてらまたやってやるよ」 『淡と一緒に水族館行ってイルカショーを見ていた』 淡「京太郎ー」 京太郎「うん?なんだー?」カキカキ 淡「イルカ見にいきたい」 京太郎「イルカかぁ。たまにはいいな」 淡「じゃあさ、これから見に行かない?」 京太郎「そうだな、いくか!」 淡・京太郎「おー!」 担任「おまえらー、デートの約束はいいからその課題をはよ出せー」 翌日、水族館にて。 淡「結局、課題で1日使っちゃったねー」 京太郎「だなー」 淡「でも、今日になって良かった♪」 京太郎「ん?なんでだ?」 淡「だって、これなら一日中、大好きな京太郎と一緒にいられるもん」 京太郎「な、何いってんだよ」カァァ 淡「あは、なんか私も恥ずかしくなってきた」アハハ 京太郎「なら言うなよ……」 淡「……」ムスッ 京太郎「? どうした?」 淡「……京太郎は?」ボソッ 京太郎「うん?」 淡「京太郎は私に好きって言ってくれないの?」 京太郎「……好きだぞ?」 淡「なんか固いよ?」ケラケラ 京太郎「照れくさいんだよ////」 淡「アハハ、京太郎、顔真っ赤だね」 京太郎「そんなことはいいから!ほら、イルカのショー始まるぞ?」 淡「はーい」 イルカのショーが開始 淡「すごーい!京太郎、今の見た!?」 京太郎「見た見た。イルカのショーつってテレビでなら見たことあったんだけど、生でみるとだいぶ違うな」 淡「だよね。迫力が違うよね!」 京太郎「お、すげぇ!」 淡「え?どうしたの?」キョロキョロ 京太郎「あ、いや、今イルカがすげぇ高く飛んだからさ」 淡「うそー!? 見逃したー」ガーン ーーーーーー ーーーー ーー 淡「イルカのショー楽しかったね」 京太郎「だな。……お、淡」 淡「うん?どうしたの?」キョトン 京太郎「なんか、あそこでイルカに触れるらしいぞ?」 淡「えっ?本当に?」ワクワク 京太郎「まじまじ。有料みたいだけど、いくか?」 淡「いく!」 係員「では、こちらにどうぞ。イルカと握手してみてください」 淡「イルカに触れるとか楽しみぃ」ワクワク 京太郎「野生のイルカって人を襲うって聞いたことあるな」ボソッ 淡「こんなときにやめてよー!」ウルウル 京太郎「ごめんごめん、冗談だから。」ナデナデ 淡「ん、次はないからね?」プンスカ 京太郎「はいはい」 係員(はよしろ……) 淡「わ、わぁー。イルカの手って柔らかい」キラキラ 淡「京太郎も触ってみなよ」 京太郎「どれどれ……お、おお。確かに柔らかい!」 淡「でしょ?」 京太郎「なんかくせになるな、これ」サワサワ イルカ「」ジー 京太郎「うん?」 チュッ 係員「あ、お客様、ラッキーですね。この子、たまにしかしてくれないんですよ?」 京太郎「あ、そうなんですか?なんか今日はツイてるなぁ」 淡「えぇー!京太郎いいなぁ。私にはーー」チラッ イルカ「」プイッ 淡「…………」 京太郎「…………」 イルカ「」ニヤッ 淡「……いいもん。あとで京太郎にしてもらうから」ボソッ イルカ・京太郎「!?」 『京太郎が淡を朝起こしに行っていた』 合宿所にて。 京太郎「………」キョロキョロ 京太郎「あ、淡ー起きてるかー?」コゴエ 淡「……うゆぅ」zzz 京太郎「あ、淡ー、また遅刻するぞー」ユサユサ 淡「うーん……」モゾモゾ 京太郎「おっ、起きたか?」 淡「……あと5……」 京太郎「……時間とか言わせないぞ?」 淡「年……うにゃ」zzz 京太郎(もっと上だったか……) 京太郎「じゃなくて!お前が起こしてくれって言ったんだろ?男子はこのフロア立ち入り禁止なんだから、早くしてくれ」ユサユサ 淡「……むぅ」ムクリ 京太郎「おはよう、淡」 淡「…………」ジー 京太郎「? どうかしたか?」 淡「きょーたろーだぁ」ダキッ 京太郎「ちょ!寝ぼけてんのか?起きろー」ペシペシ 淡「むぅ、寝ぼけてないよ…」ムスッ 京太郎「じゃあ、くっ付いてないで起きろって」 淡「わかったよ……。じゃあ、はい」ズイ 京太郎「な、なんだよ」ジリ 淡「……いつもの」 京太郎「……はっ?」 淡「だから、いつもの……」 京太郎「えっと、もしかして、あれですか?」アセ 淡「……ん」 京太郎「く、唇を突き出すな…。つか、合宿中はまずいって」アセアセ 淡「じゃあ、起きない」プイッ 京太郎「いやいや!淡はレギュラーだろ?皆に迷惑かかるぞ?」 淡「……そしたら、京太郎がキスしてくれなかったからって言うからいいもん」 京太郎「それだけはお願いだからやめてくれ」アセダラダラ 淡「なら、おはようのキス」 京太郎「……はぁ、分かったよ」 チュッ 淡「……えへへ♪ おはよ、きょーたろ」 京太郎「あ、あぁ、おはよう。ほら、ちゃんとキスしたんだから起きろよ?」 淡「うん、ちゃんと起きるよー」ウットリ 京太郎「じゃあ、俺は帰るからな」ガチャ…バタン モブ(き、京太郎君が急に入って来たからとっさにかくれちゃったけど……) モブ(2人ってそういう仲なの!?) モブ(つか、先輩に言われて淡を起こしにきただけなのに……。なんで朝から甘ったるいシーンを見なきゃいけないのよ!!) 『淡と京太郎が放課後教室で抱き合っていた』 淡「つ、疲れたー」グデー 京太郎「お疲れ」 淡「うん、京太郎もおつかれー。なんなの、あの授業……」 京太郎「淡は歴史苦手だもんな」 淡「歴史を学んだって私には関係ないのにさ」プンスカ 京太郎「温故知新って言葉があるだろ?昔のことも学んで損はないぞ?」 淡「そうかもだけど、嘉蔵なんて人知らないもん!」 京太郎「あ、あぁ、あれはマニアック過ぎるからな…」 淡「…えっ?京太郎は知ってるの?」キョトン 京太郎「昔読んだ本に少しだけ出てたからな」ドヤー 淡「…………」 京太郎「……おい、なんで少し下がった?」 淡「ソンナコトナイヨー」 京太郎「……と、とりあえず、帰ろうか」 淡「疲れて動けなーい」グデー 京太郎「いやいやいや……」 淡「えねるぎー切れー」 京太郎「……どうしたら、そのエネルギーは貯まるんだ?」 淡「うーん……。京太郎がハグしてくれたらかな?」ニパー 京太郎「…………」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」 淡「………」ジー 京太郎「はぁ、分かったよ。ほら」ギュッ 淡「なんで後ろから?」 京太郎「前からの方が良かったか?」 淡「どっちも好きだけど、前からの方が京太郎の顔も見れるからなぁ」クルッ 京太郎「っ!」 淡「京太郎の心臓、ドクンドクンいってる」ギュー 京太郎「……生きてるからな」ギュッ 淡「……ねぇ、京太郎」ジー 京太郎「……ん」チュッ 淡「んっ、はぁ……ありがと♪」 京太郎「学校ではしないつもりだったんだけどな」 淡「じゃあ、なんでしたの?」 京太郎「淡があまりにも可愛いから」キッパリ 淡「っ////」 京太郎「お、真っ赤になった」 淡「……ばか」 廊下にて。 モブ(は、入りづれぇー!!) 学校の中庭。 淡「きょーたろ、膝枕してほしいなぁ」 京太郎「うん? あぁ、ほら、いいぞ?」ポンポン 淡「わーい」ゴロン 京太郎「寝心地はどうだ?」 淡「うーん……。少し固いかな?」 京太郎「さいですか……」 淡「でも、暖かい。体中がポカポカしてくる」 京太郎「…………」 淡「なんでだろうね?」 京太郎「さぁな」ナデナデ 淡「わっ」 京太郎「あ、すまん、嫌だったか?」 淡「ううん、突然だったからビックリしちゃっただけ」 京太郎「そか、ならよかった」 淡「…………」ジー 京太郎「?」 淡「ナデナデ、してほしいなぁ」チラッ 京太郎「…………」ナデナデ 淡「んっ……きょーたろの手、気持ちいい」ウットリ 京太郎「それは良かった」ナデナデ 淡「……きょーたろ」 京太郎「うん?」ナデナデ 淡「だーいすき♪」 京太郎「俺もだよ」ナデナデ モブa「……すまん、人足先に離脱する!」ダッ 京太郎「あいつ、どうしたんだろ?」ナデナデ 淡「具合悪くなったのかな?」キョトン モブb(いやいや!) モブc(2人のせいでしょ!?) 淡「きょーたろー」 京太郎「今度はどうした?」 淡「お腹すいた」 京太郎「お腹? あぁ、そういえばもう昼か」 淡「今日はきょーたろのためにお弁当作ってきたんだぁ」エッヘン 京太郎「そうなのか?それは楽しみだなぁ」 モブb「」←コンビニ弁当 モブc「」←姉の手作り弁当 モブb「…………」チラッ モブc「…………」ドヤッ モブb「」(´;ω;`)ブワッ 淡「じゃじゃーん」パカッ 京太郎「おぉ!」 きょーたろラブ 京太郎「……いやいや、これは流石に恥ずかしいぞ?////」 淡「や、やっぱり?//// 実は私もすっごい恥ずかしい」カァァ 京太郎「と、とりあえず、食べようか」 淡「だ、だね!」アセアセ モブb・c(そこで照れるの!?) 淡「はい、きょーたろ。あーん」 京太郎「あーん」パクッ 淡「ど、どう?」オソルオソル 京太郎「……」モグモグ 淡「えっと…」オドオド 京太郎「……おいしい」 淡「ほ、ほんと?」パァァ 京太郎「本当本当。これならいつでもお嫁にいけるな」ナデナデ 淡「でしょー」ウフフ 京太郎「淡の旦那さんは幸せだろうな」 淡「私は京太郎としか結婚する気ないよ?」 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 チュッ モブb「う、うわぁーん」ダッ モブc「まてっ」ガシッ モブb「放せ!俺は!俺は独りでコンビニ弁当食うんだぁ」。゚(゚´Д`゚)゚。 モブc「た、頼むからこんな所に独りにしないで」ナミダメ 京太郎「ごちそうさまでした」 淡「お粗末様でした」 京太郎「いやー、本当においしかった。また作ってくれるか?」 淡「代金としてキス一回を請求します」ニコッ 京太郎「夜になったら何回でもしてあげるよ」 淡「楽しみにしてる////」 モブc「あれ?モブbがいない!?」キョロキョロ モブc「っ!こ、これは!?」 旅に出ます。探さないでください by コンビニ弁当 モブc「も、モブbー!!!」 淡・京太郎「?」 淡「きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「なんか少し疲れたかも」 京太郎「なら、また少し寝るか?」 淡「ご飯の後だから寝るのはいやだなぁ」 京太郎「なら、どうする?」 淡「うーん……あっ、そこ座ってもいい?」 京太郎「うん?そこって?」 淡「足の間」 京太郎「あぁ、いいぞ?」 淡「よっと」ピョン 京太郎「どうだ?」 淡「背中が少し寒いかなー」チラッ 京太郎「はいはい」ギュッ 淡「うん、暖かい♪」 モブc「♪」←音楽を聴いている 淡「ねぇ、きょーたろは私と付き合えて良かった?」 京太郎「当たり前だろ?」 淡「きょーたろならそう言うと思ってた」アハッ 淡「でもね、たまにスッゴく不安になる時があるんだぁ」 京太郎「そうなのか?」 淡「うん、だって、京太郎の周り可愛い子多いから」 京太郎「…………」 淡「だから、たまにスッゴく不安になる……」 京太郎「淡……」 淡「うん?」 京太郎「ごめんな」ギュッ 淡「き、きょーたろ?」 京太郎「俺のせいで不安になるんだろ?だからごめん」 淡「え、違うよ!私がいけないんだよ」アセアセ 京太郎「ううん。俺がしっかり淡だけ見ていれば淡が不安になることなんてないはずだから。ごめんな、淡」 淡「きょーたろ……」 京太郎「なぁ、もっかいキスしないか?」 淡「…したいの?」 京太郎「したい」 淡「うん、それならいいよ」クルッ 京太郎「淡……」チュッ 淡「んっ……」 京太郎「んー、あむっ」 淡「っ!んっ、きょーら…ろう、すと……んっ」 京太郎「……」 淡「ん、んんっ……はっ、ふっ……んぅ」 淡「ぷはっ……きょーたろぉ、学校だよ、ここ…」トローン 京太郎「したくなったから。ごめんな」 淡「謝らないで…。嬉しかったし」ボソッ 京太郎「そか」 淡「……続き……」ボソッ 京太郎「えっ?」 淡「帰ったら続き……しない?////」 京太郎「……淡がいいなら」 淡「ありがと。放課後が楽しみ」フフッ モブc「」←音楽聴きながら白目 【番外編】『会話のすれ違い』 京太郎宅。 淡「きょーたろ、今夜泊まってもいい?」 京太郎「……はい?」 淡「だから、今夜、泊まってもいい?」 京太郎「……なんで?」 淡(もっときょーたろと遊びたいから……とかじゃ子供っぽいからーー) 淡「えっと、その、今夜は京太郎と一緒にいたいから……」 京太郎「…………」 京太郎(えっと……これっていわゆるOKサインってやつか?) 淡「……駄目?」 京太郎「き、今日は親父も母さんもいないけど、いいのか?」アセアセ 淡(?ご飯の心配かな?) 淡「別にそれは気にしないけど?」 京太郎(ちと、コンビニ行ってくるか) 京太郎「りょーかい。着替えとかは……ないよな、流石に」 淡「うん、流石にない……だから、少し買い物してきていい?」 京太郎「いいぞ?あ、俺も買いたいものあるから一緒にいくか?」 淡「そうなの?いいよ!きょーたろとデートだぁ」ニパー デパート 京太郎「なぁ、デパートの中ぐらい腕に抱きつくのやめないか?」 淡「えぇ、こうしないとデートぽくないよ?」 京太郎「そ、そうかもしれないけどさ」アセアセ 京太郎(腕に当たってるせいで色々やばいんだが……) 淡「きょーたろが嫌ならやめるけど」 京太郎「嫌じゃないです!」キッパリ 淡「わっ、急に大声ださないでよ、もぉ」 京太郎「ご、ごめん」 淡「変なきょーたろ」ウフフ 京太郎「と、ところで、淡は何を買うんだ?」 淡「えっ?」 京太郎「えっ?」 淡(下着……とか言い辛いなぁ……恥ずかしいし////) 淡「そ、それは秘密かな?」アセアセ 京太郎(そ、そうだよな!俺の為に用意するんだからサプライズにしたいよな!) 京太郎「そ、そっか」ハハハ 淡「う、うん」ハハハ 京太郎(どんなやつ買うんだろう?派手なのかな?) 淡(今月、お金ヤバいから安いのあるかなー?) 帰宅。 京太郎(よし、必要なものは買ったし、あとは風呂だけだ!) 京太郎「淡ー、先にお風呂入っていいぞー」 淡「えっ?いいよ、先に入って?」 淡(家主より先に入るのは……) 京太郎「そ、そうか?」 京太郎(も、もしかして、あとから入ってくるのか!?) 京太郎「じゃあ先に入らせてもらうわ」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「流石にないか……」ズーン 淡「うん?どうかした?」フロアガリー 京太郎「いや、なんでもない」 淡「そう?」 淡(なんか元気ないけど、どうしたんだろ?) 京太郎「…………」ズーン 淡(やっぱり、元気ない……悩み事かな?) 淡「きょーたろ?」 京太郎「うん?どうした?」 淡「その……私はいつでもきょーたろの味方だからね?」 京太郎「……へ?」 淡「私にできることがあったら何でも言って!私、きょーたろの力になりたいから」 京太郎「え、あ、あぁ……」 京太郎(……なんの話だ?)アセアセ 淡「だから、1人で(悩みを)ため込まないで?」 京太郎「っ!」 京太郎(淡……) 京太郎「あぁ……ありがとな、淡」ギュッ 淡「わっ!」アセアセ 淡(な、なになに!?急にどうしたの!?) 京太郎「淡……」チュッ 淡「!?」 淡「きょ、きょきょきょ、きょーたろ!?すとっぷ!すとーぷ!」アワワ! 京太郎「……えっ?」 京太郎(もしかして、順序間違えたか?)ヒヤアセ 淡「き、きょーたろ? 急にどうしたの?」アセアセ 京太郎「あ、ごめん!その俺、初めてでさ」アセアセ 淡「……え?初めて?」ボーゼン 淡(前のデートでキスしたこと忘れちゃったの……?) 京太郎「は、恥ずかしながら……」 京太郎(淡が有り得ないものを見るような顔してる……) 淡「きょーたろ?その……本当に初めて?冗談とかじゃなくて?」オロオロ 淡(ほ、本当にわすれちゃったの?) 京太郎「初めてです……。でも淡も初めてだろ?」 京太郎(付き合ったのは俺が初めてっていってたしな) 淡「わ、私はしたことあるよ?」 淡(だって、きょーたろと間違いなくしたもん……) 京太郎「……えっ!?」 京太郎(ど、どういうことだ!?) 京太郎「え、えと……いつ頃だ?」 淡(本当に忘れちゃったんだ……) 淡「先週だよ……」 京太郎(先週……俺と映画行った週……) 京太郎「ま、まじか……」ボーゼン 京太郎(ってことは、俺以外に……) 淡「うん……」 京太郎「…………」 淡「……きょーたろぉ」ナミダメ 京太郎「……なんで淡が泣きそうな顔してるんだよ」 淡「なんでって……きょーたろのせいでしょ!?」 京太郎「!?」 淡「わ、私、初めてで……グスッ、すっごく…………すっごく嬉しかったのに!」ポロポロ 淡「きょーたろにとっては!忘れちゃうくらいどうでもいいことだったってことでしょ!?」ポロポロ 京太郎(忘れる? 俺が? つか初めて?) 京太郎「す、ストップ!」 淡「……なに?」グスン 京太郎「淡?その、先週したのが初めてだったんだよな?」 淡「……そうだよ、ファーストキスだったんだよ?」 京太郎「……えっ?キス?」キョトン 淡「……えっ?今キスの話でしょ?」キョトン 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「……きょーたろ?」 京太郎「…………」 淡「……京太郎は何の話してたの?」ジト ーーーーーー ーーーー ーー 淡「……最低」グスン 京太郎「返す言葉もございません」ドゲザー 淡「しかも、しっかりこれまで用意して……」チラッ コンドーム「やぁ!」 京太郎「本当に申し訳ないです」ドゲザー 淡「……はぁ、もういいよ。誤解だって分かったし」 淡(良かった……キスのこと忘れてたわけじゃなくて) 淡「それにしても、きょーたろ……その勘違いはどうかと思う」ジト 京太郎「すみませんでした」ドゲザー 淡「……は、……の?」ボソッ 京太郎「……え?」 淡「だから……その、きょーたろは……したいの?////」 京太郎「したいです!」キッパリ 淡「……っ////そんな時ばっかりキリッってしないでよバカ!////」 京太郎「ご、ごめん……」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「…………ねぇ」 京太郎「あ、はい!」ビクッ 淡「そろそろ、寝ない?もう遅いし……」 京太郎「……だな」 淡「……ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「その……一緒に寝ない?////」 完 『淡と京太郎の関係を微笑ましく見つめる菫さん 』 昼 部室 菫「昼はミーティングがあるからとあれほど言っておいたのに……」イライラ 菫「淡と須賀は何をやっているんだ」イライラ 照「私、探してこようか?」キラキラ 菫「……いや、私がいこう」 菫(照に行かせたら帰ってこないからな……) 照「そ、そう……」シュン 学校の中庭 京太郎「ふあ……ねむ……」 淡「? きょーたろ寝不足?」 京太郎「……あ、あぁ、昨日あんまり寝られなくてさ……」 淡「どうせ、ゲームでもしてたんでしょ?」ジト 京太郎「ちげーよ。な、長野から急遽両親が来てさ……」 淡「あ、あぁーー……」ナットク 京太郎「質問攻にされてたんだよ……」 淡「お疲れ様」ニコニコ 京太郎「……とにかく、それで寝不足なんだ」ウトウト 淡「そっかー……あっ!きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「眠いなら少し寝たら?今なら特別、私が膝枕してあげるよ?」 京太郎「……………………いやいや」 淡「……今の間はなに?」 京太郎「……素敵な提案だけどさ、ここでそれやったらバレるぞ?」 淡「そ、それは大丈夫だよ」アセアセ 京太郎「何を根拠に……」 淡「ほ、ほら!周りに誰もいないし」キョロキョロ 京太郎「……淡?もしかしてやりたいのか?」 淡「そんなことないよ!?ただ、きょーたろが疲れてるから労ってあげてるだけだよ!」オロオロ 京太郎「……そういえば、昨晩はーー」 淡「っ!ち、違うよ!?映画は関係ないよ!?」 淡「昨晩やってた映画で膝枕してるシーン見て、いいなぁとか思ったりしてないよ!?」アセアセ 京太郎(まだ何も言ってないのに……) 京太郎「……そうなのか?じゃあやらなくても良いか」 淡「!」 京太郎「淡がやりたいって言うならやってもいいけどなぁ」ニヤニヤ 淡「う、うぅー……きょーたろのいじわるぅ」ナミダメ 京太郎「どうするんだ?」ニヤニヤ 淡「ひ……ら…………さい」ボソッ 京太郎「うん?」 淡「だから!ひ、膝枕させてください」カァァ 京太郎「いいぞ」ナデナデ 淡「きょーたろのばかぁ」プシュー 渡り廊下 菫「あの馬鹿2人はどこで油売ってるんだ?」スタスタ 菫「教室にもいないし……いったい……あっ」←中庭を見る 再び中庭 淡「ど、どうかな?」オドオド 京太郎「……これ、いいな」 淡「そ、そう?」パァ 京太郎「あぁ、なんて言うのかな、柔らかいだけじゃなくて、適度に張りがあるというかーー」プニプニ 淡「ちょっ! 股さわらないでよ、変態!」ペシ 京太郎「あだっ」 淡「次、勝手に触ったら怒るからね?」プンスカ 京太郎(なるほど、許可とればいいのか) 淡「……きょーたろ?」ジト 京太郎「頼むから心の中まで読まないでくれ……」 淡「もう……きょーたろは変態なんだから」ナデナデ 京太郎「これはその変態へのご褒美か?」 淡「ばか。眠いんじゃないの?時間なくなるよ?」 京太郎「そうだった。じゃあおやすみ」 淡「うん、おやすみ」ナデナデ 京太郎「…………」 淡「…………」ナデナデ 京太郎「…………」zzz 淡「やっと寝た」クスッ 淡「きょーたろが1日徹夜したくらいで、ここまで疲れるわけないのに。嘘が下手だなぁ」ナデナデ 淡「どうせ、麻雀やってたんでしょ?私に追いつくとかいって」ナデナデ 淡「きょーたろ、レギュラー入りおめでと」ボソッ チュッ 渡り廊下 菫「…………」 菫「まっまく……」ケイタイトリダシ 菫「あ、尭深か?ミーティングのことなんだがーー、あぁ、明日の昼に変更とレギュラーに伝えてくれ。あぁ、じゃあ」 菫「まったく、手間のかかる後輩だよ」クスッ 完 『たかみーから男心を教わる淡』 淡「……」キョロキョロ 尭深「? 淡ちゃん、どうか、した?」 淡「えっ……あぁーいやー」 尭深「なにか、悩み事?」 淡「悩み……といえば悩みかな……」 尭深「……その、私でよければ、相談、のるよ?」 淡「そ、そんな大したことじゃないからいいよ」アセアセ 淡(それに、たかみーに相談しても……) 尭深「そ、そう……」シュン 淡「あっ! や、やっぱり相談のってもらおうかな?」アセアセ 尭深「……無理しなくて、いいんだよ?」 淡「む、無理なんてしてないよ!たかみーに相談のってもらいたいなぁー」チラッ 尭深「そ、そういうことなら////」 淡(だ、大丈夫だよね?) 尭深「……それで、悩みって?」 淡「えっと……その……」モジモジ 尭深「……?」 淡「話っていうのは、その、須賀のことなんだけど……」 尭深「須賀くん?」 淡「うん……。どうしたら須賀が振り向いてくれると思う?」 尭深「? 呼びかければ振り向いてくれると思うよ?」 淡「…………」 尭深「?」 モブ(それはないっす、渋谷先輩……) 淡「そういうんじゃなくて」アセアセ 尭深「?」 淡「どうやったら、その……好きになってもらえるかな?////」カァァ 尭深「っ////」 淡「……////」ウツムキ モブ(絶対に相談相手間違えてる……) 翌日。 尭深相談室。 尭深「えっと、昨日、たくさん考えてみたんだけど……」 淡「うん」 尭深「名前で呼んでみるのがいいと、思う」 mission 1 名前で呼ぶ! 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「…………」ジー 京太郎「…………」ダラダラダラダラ 淡「…………」ジー 京太郎「お、大星?」アセアセ 淡「な、なに!?」ドキッ 京太郎「何かようか?」アセアセ 京太郎(俺、何かしたか?) 淡「よ、用って程じゃないんだけど……その」 京太郎(あ、もしかしてあれか?) 淡「き、きょーたrーー」 京太郎「わかった!」 淡「!?」ビクッ 京太郎「あれだろ?昨日の賭けのことだろ?飯おごるってやつ」 淡「……えっ?あ、いや……」 京太郎「ルールはルールだからな。今日の放課後、空いてるか?」 淡「え、あ、うん……空いてるけど」 京太郎「よし、なら放課後な。校門のところで待っててくれ」 淡「え、あ、うん……」 京太郎「じゃあ、そういうことで。まだ俺は委員会あるから先輩に遅れるって伝えておいてくれ」タタタッ 淡「うん……あとでね」ボーゼン 淡「………………」 淡(……あれ? これってもしかして……デート!?) 尭深相談室 尭深「うまく、いった?」 淡「なんか……色々スキップしました」 尭深「よかった」ホッ 尭深「じゃあ、次、やろうね」 淡「あ、うん」 尭深「相手の良いところを誉める」 mission 2 相手を誉める! 放課後。 京太郎「わりぃ、待ったか?」 淡「う、ううん!今ついたところ!!」 京太郎「そか、それは良かった。じゃあ早速行くか」 淡「えっと、どこいくの?」アセアセ 京太郎「うん?それは着いてからのお楽しみってことで」ニヤッ ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「わるい、カウンター席しかなかったわ」 淡「…………」ソワソワ 京太郎「……どうしたんだ?借りてきた猫みたいに大人しいじゃん」 淡(だって、なんかお洒落なケーキ屋だし……それに……) モブ女「はい、あーん」 モブ男「あーん。うん、おいしい」 淡「…………カップルばっかりなんだもん」ボソッ 京太郎「なんだって?」 淡「な、なんでもない!////」 淡(ど、どうしよ!恥ずかしくて須賀の顔みれない)アセアセ 京太郎(なんか変だな……少し顔も赤いし) 淡「…………」チラッ 京太郎「…………」ジー 淡「っ!」サッ 淡(ど、どうしよ……このままだと誉めるどころか話もーー) 京太郎「……失礼」テヲデコニアテル 淡「へっ?」 淡「な、な、な!////」カァァ 京太郎「げっ……やっぱり熱あんじゃん……」 淡「あ、や、これは熱なんだけどーー」 京太郎「なんかおかしいと思ったら……。風邪引いてるなら言えよ」 淡「あ、だから、違くて」アセアセ 京太郎「とりあえず、今日は帰るぞ。淡はレギュラーなんだから体調管理しっかりしないと」 淡「だ、大丈夫だから」アセアセ 京太郎「風邪は万病のもとだぞ?ケーキはまた後日な?だから今日は帰る」 淡「だ、だから、違うんだってばー」 淡宅 淡(ど、どうしよう……) 京太郎「送るだけの予定だったんだけどなぁー」 淡(と、とりあえず、たかみーにメールしなきゃ!) 今、須賀と家にいます。どうしたらいいですか? 淡「送信っと……わっ、もう返信きた」 ボディータッチとか良いと思うよ(o゚▽゚)o 淡「…………」ゴシゴシ 淡「…………」 淡(むりだよ!) 京太郎「? 大星、大丈夫か?」 淡「へ!? あ、うん!大丈夫大丈夫!」アセアセ 京太郎「そうか?」 淡「う、うん!それよりさ、せっかくだから何かしない?」 淡(何かしてないと間がもたない……) 京太郎「何言ってんだ……。風邪引いてるだから大人しく寝てろよ。悪化したら大変だろ?」 淡「えぇー……。うーん……じゃあ、きょーたろが何か話してよ」グデー 京太郎「……えっ?」 淡「え?……あっ……」カァァ 淡「ち、違うよ!? その、今のは……ほら!友達だからさ!」 淡「良い機会だから、もう一歩進展してもいいかなーとか思って!」 淡「あ、あと!日頃の感謝ってやつ?だから深い意味はまーたくないの!」アセアセオドオド 京太郎「わ、わかった。わかったから少し落ち着け!熱あがるぞ?」 淡「ほ、本当に違うんだよ?」アセアセ 京太郎「わかったって」 淡「…………」チラッ 京太郎「…………」 淡「……な、なにか言ってよ……」ウルウル 京太郎「そ、そう言われてもなぁー……。うーん……ありがとう?」 淡「……なんでお礼?」キョトン 京太郎「いや、そうな風に思ってくれているとは思わなかったからさ。なんか嬉しくて」ハハハ 淡「じゃあ、今までは私にどう思われてる思ってたの?」 京太郎「……嫌われてる?」アセアセ 淡「な、なんで!?」 京太郎「だって、何かと暴言吐かれるし、なにかと突っかかって来てなかったか?最近は少なくなったけど」 淡「あ、あぁ……入学当初は苦手意識あったかも」アハハ 京太郎「やっぱりか」ニガワライ 淡「うん♪」 淡「でもね、最近はそんなことないよ?」 淡「最初こそ、『うわぁ、金髪だわー』とか『ちゃらそー』とか思ってたけど」 京太郎「え?そこ!?つか、大星も金髪じゃん!」 淡「でも、実際は誰にでも優しくて、いざってときに役にたつ人」 京太郎「…………」 淡「ほら、入学して間もない頃にさ、私がナンパされたことあったじゃん?」 淡「あの時と京太郎が助けてくれてさ。あの時は思わず罵声浴びせちゃったけど、本当はすっごく嬉しかったんだぁ」 淡「あの時の京太郎、格好良かったなぁ」ウットリ 京太郎「……ちょ、ストップ!」アセアセ 淡「?」 京太郎「ど、どうしたんだ?急に……」 カァァ 淡「えっ?」 淡「…………」ポクポクポクポク 淡「っ!////」チーン 京太郎「……////」 淡「……////」 尭深宅 尭深「…………」ペラ 尭深「……あ」 恋愛の鉄則!ボディータッチはNG 尭深「……どうしよう」シュン 完 『照にのろける淡』 淡「テルー!」ダキッ 照「っ!……なんだ、淡か」ホッ 淡「ねぇテルー、聞いて聞いて!」 照「どうかした?」 淡「うん! 昨日ね、きょーたろと遊園地いったんだぁ」 照「…………」 淡「それでね!ーーーー」 ーーーー ーー 京太郎「遊園地なんて久々だな」 淡「そうなの?私は初めてかも」 京太郎「え?そうなのか?」 淡「うん。小さい頃に行ってるかも知れないけど、物心ついてからは初めてかな」 京太郎「そっか。なら、今日はめいいっぱい楽しもうぜ!」 淡「うん! エスコートよろしくー」 京太郎「まかせろ!じゃあ最初は……」 数分後。 淡「……ありえない」ジト 京太郎「ごめん……」 淡「遊園地の定番とはいうけどさぁ、いきなりお化け屋敷ってどうなの?」ジー 京太郎「いや、その……恐がってる淡がみたくてだな?」アセアセ 淡「だからその彼女を置き去りにして隠れたんだ?」ジト 京太郎「……すみませんでした」 淡「……許してあげない」プイッ 京太郎「え……ど、どうしたら許してくれる?」アセアセ 淡「……それを聞いたら意味ないでしょ?自分で考えて」プイッ 京太郎(困った……) ーーーー ーー 淡「ーーってことがあったの。あの時のきょーたろの顔が可愛くて」キャー 照「……そうなんだ」 淡「うん! それで、きょーたろ何したと思う?」 照「ーーさぁ?」 淡「……テルー、考えてる?」ジー 照「…………もちろん」 淡「ほんとに?」ジー 照「…………」メソラス 淡「まぁ、いいや。それできょーたろがねーー」 ーーーー ーー 京太郎(よし、決めた! これなら絶対に喜ぶ!) 京太郎「淡!」 淡「却下」 京太郎「まだ何も言ってないのに!?」 淡「どうせ美味しいものでも食べようっていうんでしょ?」ジト 京太郎「……そ、そんなことないぞ?」アセアセ 京太郎(なんで分かるんだ!?) 淡「そう?ならなに?」 京太郎(えっ……やばい……) 淡「きょーたろ、何してくれるの?」ニヤニヤ 京太郎(……仕方がない、こうなれはやけだ!) 京太郎「…………」アゴニテヲヤル 淡「えっ?」 京太郎「んっ……」 淡「っ!? ちょ……んっ」 京太郎「…………」 淡「きょ……す、すと……」ジタバタ 京太郎「……ぷはっ」 淡「はぁ……はぁ……」ゼーゼー 京太郎「これでどうだ?」ドヤッ 淡「……な、な、な」カァァ 淡「何すんのよ!しかも人前で!」カオマッカ 京太郎「喜びそうなことだ」←やけくそ 淡「な、なんでこれで喜ぶと思うのよ!」 京太郎「だって、淡は強引にされるの好きだろ?」 淡「っ!////」 京太郎「あれ?まじ?」 淡「!?」 京太郎「正直にいうと、図星をつかれてヤケクソでキスしました。反省はしていない」ドヤッ 淡「…………」プロプル 京太郎(あ、これはまずいな……) 淡「きょーたろのばk……!?」 京太郎「…………」ギュッ 淡「ちょ、だ、だから!さっきからなんなの!?////」 京太郎「…………」ギュッ 淡「……な、なんか言ってよ////」 京太郎「……淡が悪いんだぞ?」 淡「……な、なんでよ」 京太郎「淡が可愛い過ぎるから」 淡「っ!?////」 京太郎「だから、反省はしてない。またしたくなったらするから」ギュッ 淡「あ、え、そ、その////」プシュー 京太郎「強引なのが好きなんだろ?」ボソッ 淡「……そ、そんなこと……」プイッ 京太郎「……淡」 淡「…………」コクリ 京太郎「…………」ナデナデ ーーーー ーー 淡「ーーだったの!きょーたろって意外に大胆だよね」キャーキャー 照「……そうだね」 淡「それからそれから!」 菫「……淡、向こうの卓が空いたから入ってこい」 淡「えぇー!ここからが面白いのに!」ブーブー 菫「須賀がお前と打つの楽しみにしてるぞ?」 淡「いってきます!」ピュー 菫「現金なやつだな……。照、大丈夫か?」 照「……大丈夫」 菫「ならいいが……」 センパーイ、センセイガヨンデマース 菫「っと、じゃあ私は行くぞ? 照も卓が空いたから入って打つんだぞ?」 照「……わかった」 センパーイ! 菫「今いく!」タタタッ 照「…………」 照「…………」 照「……彼氏か……」ボソッ 完 『お昼を口移しで食べさせあってた』 淡「…………」カチカチ 京太郎「うん?メール?」カチカチ きょーたろ、お昼一緒にたべよー 京太郎「…………」チラッ 淡「…………」ニコッ 京太郎「…………」カチカチ 屋上で待ち合わせしよう ーーーー ーー 淡「きょーたろ、おそーい!」ブーブー 京太郎「悪い悪い、モブに捕まってて」アセアセ 淡「それでも遅い。きょーたろのせいで風邪引きそうだよ」ガクガク 京太郎「それは悪かった……」 淡「……それだけ?」ジー 京太郎「……これでいいか?」ギュッ 淡「……えへへ♪」テレテレ 京太郎「あ、でもこれだと飯食えないな」 淡「えっ?それなら大丈夫だよ?」 京太郎「?」 淡「きょーたろ、そこに胡座かいて座って」 京太郎「お、おう」スワル 淡「そして、私が膝の上に座る♪」スワル 淡「それじゃあ、いただきまーす!」 京太郎「…………おい」 淡「うん?」モグモグ 京太郎「これだと俺が食べられないだろ……」 淡「……あっ」 京太郎「まじか……」 淡「ち、違うよ?忘れてたんじゃなくて!」オロオロ 京太郎「……じゃなくて?」ジー 淡「……私が食べさせてあげるから大丈夫!」 京太郎「……へー」 淡「ほ、ほら、あーん」ウインナーダヨー 京太郎(絶対に忘れてたよな……。あっ、そうだ)ピコーン 京太郎「……これじゃあなんか、いつも通りじゃないか?」 淡「へ?」 京太郎「いや、だから、これだと普段と何も変わらないと思わないか?」 淡「もしかして……飽きちゃったの!?」ガーン 京太郎「いやいや、飽きたりは絶対にしないから」ナデナデ 淡「うにゅ……じゃあ、なんで?」 京太郎「いや、新しい刺激って大事だと思わないか?」 淡「まぁ、それは思うけど。でも、何するの?大抵のことはしちゃってない?」キョトン 京太郎「いや、まだあるぞ?」 淡「?」 京太郎「口移しとか」ニヤッ 淡「…………えっ?」 京太郎「だから、口移しとか」 淡「…………」 淡「…………っ!////」ボンッ 京太郎(この反応が見たかった)ガッツポーズ 淡「え、えと、その!////」アセアセ 京太郎「うん?」ニヤニヤ 淡「だから、えっと……!」アワアワ 京太郎(……そろそろいいか) 京太郎「悪い、淡。じょーー」 淡「きょ、きょーたろが!その、やりたいって言うなら私は……いいよ?////」 京太郎「」 淡「……」パク 淡「はい、きょーらろ」ウーン 京太郎(あっれー?)ボーゼン 京太郎「え、えーと……」 淡「きょーらろ、はふかひいから……はやふ////」カァァ 京太郎「んっ」パク 淡「んっ……」チュッ 京太郎「…………」モグモグ 淡「ど、どうだった?////」 京太郎「うん?もちろん、おいしいぞ?」 淡(いつもより甘かったような……気のせいだよな) 淡「あ、いや、そうじゃなくて////」 京太郎「?」 淡「じょ、上手にできてた?////」カァァ 京太郎「……ぶはっ!」ハタヂ 淡「えっ、きょーたろ!?大丈夫?」アセアセ 京太郎(いっけね……変なこと想像した……////) 淡「だ、大丈夫?顔赤いし……」 京太郎「だ、大丈夫だ。鼻血は男の健康の印だからな」 淡「?」キョトン 京太郎「ほら、続き食べようぜ?」 淡「うん……」チラッ 京太郎「…………」モグモグ 淡「…………」チラッチラッ 京太郎「えっと、なに?」 淡「っ!な、なんでもない!」アセアセ 京太郎「なんでもなくないだろ?そんなにチラチラみて」 淡「う、うぅ……」ナミダメ 京太郎「ほら、遠慮すんなって」ナデナデ 淡「……えっと」 淡「わ、私にも口移し……してほしいな////」 完 『男女合同体育のあと二人で体育倉庫へGoしてた』 体育中。 淡「…………」ムスー 淡(……最近、部活ばっかりできょーたろと遊べてない) モブ「…………」アセアセ 京太郎「♪」 淡「……」イライラ 淡(なのに、きょーたろはなんともなさそうだし!) モブ「……す、須賀!」アセダラダラ 京太郎「うん?」 モブ「ど、どうにかしろ!」ナミダメ 京太郎「……なにを?」 モブ「大星さんの機嫌をだよ!」 京太郎「……なんで俺に言うんだ?」アセアセ モブ「なんで?一つしかないだろ!」 京太郎「!」 京太郎(もしかして、バレてる?) モブ「二人とも体育委員だろ!?」 モブ他「……アホや」 京太郎「……」 京太郎(なんだ……)ホッ 京太郎「あぁ、努力してみるよ」 授業後。 先生「おーい、須賀、大星」 京太郎「はい」 淡「はい」ムスー 先生「……えっと、大星?どうかしたか?」アセアセ 淡「べつに……」 先生「そ、そうか?えっと、二人は体育委員だろ?だからこの道具を倉庫に片付けておいてほしいんだ」 淡(……これ、使える?) 京太郎「えっ、そのくらいなら俺一人でやりますよ?」 先生「そうか?まぁ、女の子に力仕事は駄目だもんな」アハハ 京太郎「ですね」アハハ 淡「……私も手伝う」ボソッ 先生・京太郎「え?」 淡「だから、私も手伝うって言ったの!」 先生「っ!」ビクッ 京太郎「あわ……大星さん?別に無理しなくてもいいんだぞ?」 淡「いいの!私がやりたいって言ってるんだから!ですよね、先生!」 先生「私も2人でやるべきだと思うぞ?」 京太郎(こいつ……) 体育倉庫 京太郎「なぁ、淡?」オドオド 淡「何?須賀くん」 京太郎「えっ……」 淡「……須賀くん、まだ片付け終わってないよ?」 京太郎「……あ、はい」 ーーーー ーー 京太郎「これで終わりか?」 淡「これで終わりだね」 京太郎(さぁ、早く着替えて飯にするか) ピシャッ 京太郎「へ?」 淡「…………」 京太郎「え、えーと、淡さん?なんで閉めたんですか?」 淡「…………」テクテク 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「……」ギュッ 京太郎「……へ?」 淡「……やっと」 淡「やっと2人っきりになれた」ギュッ 京太郎「……淡」 淡「最近、部活ばっかりで2人っきりになれなかったから……」 京太郎「それでここに?」 淡「……2人っきりになりたかったんだもん。悪い?」ジト 京太郎「……いえ、まったく」 淡「なら問題ないね」ギュッ 京太郎「あ、でも汗かいてるのにいいのか?」アセアセ 淡「……っ!」バッ 淡「ご、ごめん……その////」 京太郎「悪い、臭かったよな」 淡「え?そんなことないよ?」 淡(むしろいい匂いだったし……) 京太郎「えっ?じゃあ何で離れたんだ?」 淡「……私も、その、いっぱい汗書いちゃったから////」 京太郎「……なるほど。俺は気にしないぞ?」 淡「私が気にするの!////」 京太郎「……」ギュッ 淡「!? ちょ、きょーたろ!ダメ!」アセアセ 京太郎「…………」スンスン 淡「ちょっ!や!ダメだって////」ジタバタ 京太郎「いい匂いだぞ?」 淡「そういう問題じゃないんだってば////」 京太郎「汗かいてても、土とかでドロドロでも俺は構わないよ」 淡「うぅ……////きょーたろ、変態過ぎる////」カァァ 京太郎「淡の彼氏だからな」 淡「……それ、私も変態みたいじゃない?」ジト 京太郎「淡も変態だろ?」 淡「違うわよ!」 京太郎「本当か?」ニヤッ 淡「……なによ」 京太郎「…………」チュッ 淡「!?な、ななな!////」 淡「んっ、や、やめ!首……弱いんだから……んっ」 京太郎「……少ししょっぱいな」 淡「た、体育の、後なんだから……んっ、だ、だめぇ……」 京太郎「…………」ペロ 淡「……っ」ビクッ 京太郎「……可愛いよ、淡」チュッ 淡「んっ!きょ、きょーた、ろ……や、やめ……」ペタン 京太郎「うん?どうした?」ニヤニヤ 淡「あ、足に力、入らなくなっちゃった……」 京太郎「そっか」ジリジリ 淡「……それ以上近付いたら怒るよ?」 京太郎「体育倉庫に連れ込んだのは淡だろ?」 淡「っ!」 京太郎「淡も少しは期待してたんだろ?」 淡「そ、そんなこと……////」 京太郎「んっ」チュッ 淡「んっ、きょーたろ……」チュッ 京太郎「……やっぱり淡も変態だな」 淡「……違うもん」プイ 京太郎「そういう割には抵抗しないんだな」 淡「…………」カァァ 京太郎「淡……」グッ 淡「きょーたろ……」ドサッ 京太郎「……いいか?」 淡「……聞かないでよ、ばか……////」 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 モブ「大星さん、須賀くん、います?」ガラッ 京太郎・淡「!?」 完 『二人きりで仲良くダーツしてた 』 淡「きょーたろ、どこにする?」ワクワク 京太郎「うーん……。候補が多すぎて困るなぁ」 淡「だよねー」グデー 京太郎「上は北海道から下は沖縄まで。行きたい所が多すぎて選べん」 淡「でも、早く予定立てないと泊まれる場所なくなっちゃうよ?」 京太郎「だよな……。高校生2人の旅行だと泊まれる場所は限られちゃうし」 京太郎・淡「うーん……」 数分後。 淡「ダーツで決めよう!」キリッ 京太郎「……どこの番組だよ……」 淡「えぇー……いいじゃんいいじゃん」ブーブー 京太郎「まぁ、いいけどさ……」 淡「じゃあ、早速やるよー」 世界地図 京太郎「……淡さん?」アセダラダラ 淡「うん?」キョトン 京太郎「……俺たちはどこに行くつもりですか?」アセダラダラ 淡「国境まで越えてみせようよ!」 京太郎「いやいや……海外は無理だろ……」 淡「まぁまぁ、とりあえずやってみよ!えいっ」 京太郎「……」 淡「どこになった?」 京太郎「えっと……アルジェバイジャン?」 淡「えっと、どこそれ……」 京太郎「さぁ?」 候補1 アルジェバイジャン 淡「あと二回くらいやるよー」 京太郎「頼むから次は日本地図にしてくれ……」 淡「分かってる♪えいっ」 京太郎「……」 淡「きょーたろ、今度はどこ?」 京太郎「……太平洋だな、それ以上説明できん」 淡「……島ですらないじゃん……」 京太郎「……次、決めるか」 候補2 太平洋(真ん中辺り) 淡「あんまり候補が多くてもあれだから、次が最後!」 京太郎「……だな」 京太郎(今の所、まともな旅行先ないけどいいのだろうか……) 淡「3度目の正直!えいっ」 京太郎「……あっ」 淡「ど、どこになった?」 京太郎「……信濃川だな」 淡「信濃川?」 京太郎「……あぁ」 候補3 信濃川 京太郎「さぁ、どこに行こうか」 淡「京太郎はどこがいい?」 京太郎「……いやいや、信濃川以外にまともな旅行先ないじゃん!」 淡「えぇー、少し冒険してみようよ!」 京太郎「頼むからこんな時に芸人魂もたないでくれ……」 淡「誰が芸人よ!」プンスカ 京太郎「せっかくの旅行だしさ、良い思いで作りたいだろ?」アセアセ 淡「まぁ、そうだけど」ブーブー 京太郎「……じゃあ、逆に淡はどこか行きたい所あるか?」 淡「そうだね……。海外とか行ってみたい……あっ」 京太郎「うん?どうかした?」 淡(たしか、きょーたろの実家って) 淡「ね、ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「そ、そのきょーたろの実家って、信濃川ちかい?////」 京太郎「近くはないな。まぁ遠くもないけど」 淡「そ、そっか」ソワソワ 京太郎「?」 淡「……決めた。信濃川にする」 京太郎「まじか。まぁ淡がそれでいいなら構わないけど。俺もあそこなら案内できるし」 淡「……うん」 京太郎「じゃあ、次は宿決めないとな」 淡「あ、そ、そのこと、なんだけどさぁ……」オドオド 京太郎「うん?」 淡「……い、良い機会だし、きょーたろの実家に行きたいなぁ////」 完? 【番外編】長野旅行編! 『前日、そして待ち合わせ!』 淡宅 淡「……着替え持った、洗面道具持った、パジャマ持った、お金も……よし!」 淡「明日からきょーたろと旅行かぁー。楽しみ過ぎて寝れないかも」クスッ 淡「きょーたろも今頃同じこと考えてるのかな?」 淡「……そうだといいなぁ」 京太郎宅 京太郎「荷物は……これでいいか。あとは向こうにあるし」 京太郎「よし、明日も早いし寝るか!」 京太郎「……親に淡のこと聞かれるのが面倒だな……」 ーーーー ーーー ーー 当日。最寄り駅ホーム 淡「むぅー、おはよぉー」ウトウト 京太郎「おはよう……って淡?どうしたんだ?」 淡「……き、昨日あんまり寝れなくて」メゴシゴシ 京太郎「なんだ?もしかして、俺と2人っきりで旅行できるのが楽しみで興奮して寝れなかったのか?」ニヤニヤ 淡「……うん」 京太郎「えっ?」 淡「……なによ」 京太郎「あ、いや、なんでも?」アセアセ 淡「絶対子供とか思ったでしょ?」プクー 京太郎「ないない!」 淡「どーせ子供ですよーだ」プイッ 京太郎「ほ、ほんとに思ってないって」アセアセ 淡「ふん」ツーン 京太郎「……」 淡「……」チラッ 京太郎「……」 淡「……」チラッチラッ 京太郎「……淡?」 淡「……ふん」ツーン 京太郎「……ごめんな」ナデナデ 淡「……なにがごめんなの?」ジト 京太郎「子供扱いして」 淡「……ほんとだよ。私、子供じゃないもん!」プンプン 京太郎「ごめん」ナデナデ 淡「んっ……ど、どーしよっかな?」 京太郎「……どうしたら許してくれる?」 淡「うーん……。ぎゅってしてほしいな」 京太郎「え゛っ」 淡「……なに?」ジト 京太郎「……ここでか?」 淡「そうだよ?」 京太郎「人が多いっていうか……微妙に同級生とかいるだが……」 淡「……だ、だから?」 京太郎「か、隠すんじゃなかったのか?」 淡「……もう、モブ達にはバレてるし……今更じゃない?」 京太郎「そ、それはそうだけど……」 淡「私に許して貰うのと皆に隠すのとどっちが大切?」 京太郎「淡に許してもらうことだ」キリッ 淡「なら、はい!」 京太郎「……わかったよ」ギュッ 淡「……きょーたろ暖かいね」 アノフタリ、マタヤッテルヨー 京太郎「そ、そうか?」 淡「うん」ギュッ 京太郎「……そっか」 淡「♪」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……なぁ?」 淡「うん?」 京太郎「……いつまで抱きしめてればいいんだ?」 淡「きょーたろの判断に任せようかな?私が許してくれたと思ったら離していいよ?」ギュッ 京太郎「……そうするといつまでも離せないんだが」 淡「ふーん。私ってそんなに根に持つタイプに見える?」 京太郎「いや、ただ俺がこうしていたいだけ。だから暫く許さなくていいや」 淡「……ばか」 京太郎「そうそう、俺は馬鹿だぞー」 淡「もう……」タメイキ 淡「お望み通り、しばらく許してあげないから♪」ギュッ 『電車内。そして到着』 淡「♪」 京太郎「本当に楽しそうだな」 淡「当たり前だよー。だって長野だよ?旅行だよ?楽しいに決まってるじゃん♪」 京太郎「でも、向こうは寒いぞ?」 淡「大丈夫大丈夫!私、こう見えても寒さに強いんだよ?狐さんだよ?」 京太郎(淡は狐っていうより猫だと思うが……) 淡「それに……」 京太郎「それに?」 淡「さっきも言ったけど、京太郎と行く初めての旅行だから////」 京太郎「恥ずかしいなら言わなきゃいいのに」 淡「いいでしょ!減るもんじゃないんだから」プンプン 京太郎「怒らない怒らない」ナデナデ 淡「……ナデナデすれば何でも許されるって思ってない?」ジト 京太郎「…………」ギクッ 淡「いつも私を怒らせたら頭撫でてるよね?」ジト 京太郎「そ、そんなことないぞ?」アセアセ 淡「……言っておくけど、私はそんなに単純じゃないよ?」ジト 淡「怒るときは怒るんだからね」 京太郎「…………」ジー 淡「……な、なによ」 京太郎「……淡って髪綺麗だよな」 淡「……へっ?」 京太郎「それに肌も綺麗だ。柔らかいし」 淡「ちょ、ちょ!いきなりなによ!?」カァァ 京太郎「いや、思ったことを口にしただけだが?」 淡「き、急にそんなこと言わないでよ////」 京太郎「淡、顔真っ赤だな」クスクス 淡「きょーたろのせいでしょ!」ムキー! 京太郎「ごめんごめん」ナデナデ 淡「もう!……うにゅ」フニャン 京太郎「…………本当、淡と付き合えてよかったよ」 淡「私もきょーたろと付き合えてよかった////」 京太郎「これからもよろしくな」 淡「うん♪」 京太郎「…………」 淡「……あれ?そういえば何でこんな話になったんだっけ?」キョトン 京太郎「……さぁ?」 淡「なんか言ってた気がするんだけどなー?」ウーン 京太郎「たぶん、忘れるくらいだから大したことじゃねぇよ」 淡「……だね♪あ、きょーたろ!お昼食べよーよ。私お腹すいちゃった」 京太郎「そうだな」 京太郎(ちょろいな……) ーーーーーー ーーーー ーー 長野到着。 淡「……さ」 京太郎「さ?」 淡「寒い!」ガクガク 京太郎「えぇー」 淡「なんでこんなに寒いの!?」 京太郎「な、長野だからかな?」 淡「うぅ……」ガクガク 京太郎「……狐じゃなかったのか?」 淡「っ!……そ、そうだよ?な、なんともないよ?」ガクガクブルブル 京太郎「……」 淡「……な、なによ」ナミダメ 京太郎「これでも着ろよ」 (コートを羽織らせる) 淡「あ、ありがとう……。でも、京太郎はいいの?」 京太郎「あぁ、俺は狐だからな」ニヤッ 淡「その話はもういいでしょ!」 京太郎「……さて、実家に荷物置きにいくか」スタスタ 淡「ちょっと!無視しないでよー!」ムキー 『実家と主』 京太郎宅前 淡「……すー、はぁー」 京太郎「……そんなに緊張しなくてもいいんだぞ?もっと気楽に」アセアセ 淡「そ、そそそ、そだね!よ、よし、いきょう!」 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「……どうする?」 淡「……もう少し時間ください」ドゲザー 京太郎(麻雀で大将やったときですら緊張なんてしてなかったのになぁ……) 淡「……きょーたろぉ」ウルウル 京太郎(どうしてこうなるんだ……) 京太郎「……ほら、いくぞ?」テヲツカム 淡「えっ!まって、まだ心の準備がぁあああーー」 京太郎「そんなのいつまで経ってもできないだろ?ほら、いくぞ」グイグイ 淡「あーうぅーー……」ズルズル 京太郎「ただいまー」ガラガラ 母「あら、お帰りなさい。早かったわね」 京太郎「あぁ、なんかバスがすぐ来たから思ったより早くついた」 母「そうなの♪……それで?」 京太郎「うん?」 母「だから、京太郎の言ってた女の子よ♪」 京太郎「…………」チラッ 淡「……」コソコソ 母「あら?京太郎の後ろに隠れちゃって……どうかしたの?」 京太郎「……緊張してるんだよ」 母「そうなの?可愛いわねぇ♪」 京太郎「……ほら、淡?」マエニダス 母「あら、綺麗な子じゃない」 京太郎「ほら、淡」 淡「……は、はじめまして!きょーたろさんとお付き合いさせてもらってる大星淡といいまちゅ!」 京太郎「…………」 淡「……////」カァァ 母「……ぷっ」クスクス 京太郎・淡「?」 母「ごめんなさいね、あなた達を見てると昔の私達を思い出しちゃって」クスクス 京太郎(……嘘付け) 母「えっと、淡ちゃん?」ホホヲツネル 京太郎「いててて!」ジタバタ 淡「は、はい!」 母「京太郎の母の○○です。今日はわざわざ遠くからありがとうね」グググ 京太郎「ご、ごめんって!」 淡「い、いえ!こちらこそありがとうございます!」ペコッ 母「狭いところだけどゆっくりしていってくださいね?」テヲハナス 淡「あ、はい。ありがとうございます!じゃ、じゃあお邪魔します」 京太郎「……あぁ、ちぎれるかと思った……」ホホヲサスル 客間 母「今お茶持ってくるから炬燵でも入ってくつろいでてくださいね」 淡「ありがとうございます……暖かい♪」モゾモゾ 京太郎「ふぅ……」 淡「?きょーたろ、どうかした?」 京太郎「あ、いや。母さんに淡のこと聞かれるじゃないかって身構えてたからさ」 淡「そ、そっか」テレテレ 京太郎「なんで嬉しそうなんだよ……」 淡「♪」 京太郎「まぁいいや。とりま、親の前でノロケとか無理だからな。安心したよ」 母「そんなこと心配してたの?大丈夫よ?これから沢山聞くから♪」 京太郎「どわぁあ!」 淡「っ!」アワアワ 母「もう、落ち着きのない子ね」タメイキ 京太郎「母さんのせいだろ!」 母「それで?2人はいつからお付き合いしてるの?」ワクワク 京太郎「聞いてねぇし!」 淡「え、えっと、その……」 京太郎「淡はそういうの聞かれるとオーバーヒートするからーー」 淡「えっと、さ、3ヶ月前です////」 京太郎「答えるの!?」 母「あら、まだ最近なのね♪羨ましいわ」 淡「い、いえ」カァァ 母「あら、顔真っ赤にしちゃって可愛いわねー♪」 京太郎「……」 京太郎(この流れは……まずい) 母「京太郎、あなたどうやってこんな可愛い子を落としたの?」 京太郎「……成り行きだよ。もういいだろ?ほら、この話は終わり!」 淡「……」カァァ ウツムキ 母「成り行きであんたみたいな子にこんな可愛い子が付き合ってくれるわけないでしょ!?なにしたの!」 京太郎「ひどい言い草だな!なにもしてねぇよ!」 淡「え、えっと!」アワアワ 母「うん?どうかした?」 淡「その、きょーたろが、私を不良から守ってくれたのがきっかけです////」 京太郎「!?」 母「またベタな展開ね」 京太郎「あ、淡さん?」アセアセ 母「それでそれで?どっちから告白したの?」メキラキラ 淡「き、きょーたろから……うにゃ////」プシュー 京太郎「ちょ、やめ!」 母「あら意外。どんなシチュで告白されたの?」 淡「えーと、教室でーー////」 京太郎「いい歳してシチュとか言うな!そして淡も答えるな!」アセアセ 母「教室で?」ワクワク 淡「教室でいきなり抱きしめられて『オレのオンナになってくれ』って////」 母「あら素敵じゃない♪」 京太郎「」 母「それで、淡ちゃんはなんて返事を?」 淡「えっと、『私でよければ』って」カオマッカ 母「そしてそこでキス?」 淡「えっ!?き、キスはそこではしてないです!」アセアセ 母「もったいない……なかなかないシチュエーションよ?」 淡「あ、あの時は……その、告白だけでスッゴく嬉しかったので////」カァァ 母「じゃあキスはいつ?」 京太郎「!?」 淡「え、えっと」アセアセ 京太郎「ストープッ!」 (淡の口を手で覆う) 淡「先週ーーわっ!」グラッ 京太郎「ご、ごめん大丈夫か?」 淡「……いったーい」アタマサスル 京太郎「悪い……って?」 淡「……へ?」 母「あらあら、京太郎も一人前の男になってたのね♪」 京太郎「…………」 (淡を押し倒している構図) 淡「……」 (京太郎に押し倒されている構図) 淡「あ、ちょ、その!」アワアワ 京太郎「すまん、事故だ!」アセアセ 母「でも、時間にしては早いわよ?まぁ、止めないけど♪」 京太郎「違うからな?つか、どう見ても事故だろ!?」タチアガル 母「ごゆっくりー」 京太郎「だから違うっての!」 淡「……きょーたろに、お、おおお押し倒されて……きゅー////」ボフンッ 『母は出かけて……』 淡「うーん……」ゴロ 京太郎「おっ、起きたか?」 淡「……あれ、わたし……」ゴシゴシ 淡「……なんで京太郎に膝枕してもらってるの?てか、あれ?なんで寝てるの?」キョロキョロ 京太郎「……オーバーヒートして気失ってたんだよ」 淡「……あ、あぁー、京太郎に押し倒されて気失っちゃったんだ、私……」 京太郎「大変申し訳なかった」ハンセイ 淡「……別に怒ってないよー。事故だもん♪少し恥ずかしかったけど////」 京太郎「……俺もすっごい恥ずかしかったからお互い様だな」 淡「だね♪……ところで、お母さんは?」キョロキョロ 京太郎「あ、あぁ、母さんなら買い物に出かけたぞ?18時ちょうどに帰ってくるってよ……」 淡「?なんでそんなに時間を強調したの?」キョトン 京太郎「……さぁ?」 淡「まぁ、いっか。他に何か言ってなかった?」 京太郎「…………」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「おーい、淡?おきろー」ペシペシ 母「疲れもあるだろうし寝かせてあげなさいよ」 京太郎「まぁ、そうだけどさ……淡のことだから夜寝れなくなったりするかもだし」 母「夜寝るつもりなの?」 京太郎「おい……どういう意味だ」 母「……さーてと、可愛い淡ちゃんのために信州そばでも作ろうかしら♪」 京太郎「話を聞けよ……」 母「あら、材料足りないわね。京太郎、お母さん買い物行ってくるわね」 京太郎「……はぁ。おう、いってらっしゃい」 母「18時ちょうどに帰ってくるからそれまでに片づけておくのよ?」 京太郎「だからどういう意味だ!」 母「じゃあ行ってくるわねー」ガラガラ ピシャッ 京太郎「あ、待てって!」 ーーーーー ーーーー ーー 京太郎「…………」 淡「……きょーたろ?」 京太郎「な、何も言ってなかったぞ?」アセアセ 淡「そ、そう?ならいいんだけど」 京太郎「お、おう」アセアセ 淡「……」 京太郎「……」 京太郎(やっべ、母さんが変なこと言うから変に意識してるぞ俺……) 淡「……きょーたろ」 京太郎「な、なんだ!?」 淡「今何時かわかる?」 京太郎「……へっ?17時半過ぎだけど?」 淡「そ、そっか////」 京太郎「?」 淡「……ならあと30分は、その、2人っきりってことだよね?」カァァ 京太郎「!?」 京太郎(まさか、これって……) 淡「じゃあさ……」 京太郎「は、はい!」ドキドキ 淡「しばらくこのままでいいかな?////」 京太郎「……はい?」 淡「だから!その、膝枕しててくれない?////」 京太郎(……ですよねー。分かっていたさ。だいたい純情な淡に限ってそれはないよな) 京太郎「あ、あぁ、俺の膝でよけでばいくらでも」 淡「ありがと♪」 淡「きょーたろの膝枕、柔らかくて暖かい♪」 京太郎(かわいい……) 京太郎「…………」ナデナデ 淡「にゃ!?」ビクッ 京太郎「あ、ごめん」 淡「あ、こっちこそごめん。急だったから驚いちゃって」 京太郎「じゃあ、次からはちゃんと聞いてからにするな?」 淡「うん♪」ニパー 京太郎「じゃあ早速。淡、撫でていいか?」 淡「いいよー」 京太郎「……」ナデナデ 淡「うにゅ……きょーたろのナデナデ気持ちいい♪」 京太郎「それは良かった」ナデナデ 淡「♪」ニャーニャー 京太郎(あわいい……) 『信州そば』 母「淡ちゃん、味の方はどうかしら?」 淡「あ、はい!すっごく美味しいです!」 母「それはよかったわ♪まだ沢山あるから食べてね」 淡「ありがとうございます♪」 京太郎「…………」モクモグ 母「京太郎、どうかしたの?」 京太郎「いや……淡のこと気に入ってもらえてよかったなぁーって思って」 母「あら、そんなこと気にしてたの?」 京太郎「……一応な」プイッ 淡「きょーたろ……」ジーン 母「もう、文句あるわけないでしょ?こんな良い子なのよ?」 母「しかもこんなに可愛いのよ?やっこいのよ?気に入らない要因がないわよー」ダキッ 淡「にゃ!?」ビクッ 母「私って昔から娘がほしかったのよー。だから娘ができたみたいで嬉しいわ♪」ナデナデ 淡「んっ……ちょ……」ジタバタ 京太郎「淡……遠慮はいらん。しっかりした人間関係を築くには拒絶も大事だぞ?」 母「……あら、ごめんなさいね。可愛いからつい」パッ 淡「あ、いえ。ただ急だったので」アセアセ 京太郎「まだその癖治ってないのか?」 母「そうなのよー♪」テレテレ 京太郎「……」イラッ 淡「……癖?」 京太郎「あぁ、昔から気に入った可愛いものに抱きつくんだ。執拗にな」 淡「そ、そうなんだ……」 京太郎「だから我が家で唯一、カピに好かれてないんだ」 淡「へ、へー……」 母「もう、そんな言い方しなくてもいいのに」プンスカ 京太郎「…………」イラッ 母「淡ちゃーん、沢山あるからどんどん食べてねー」 淡「へ?あ、はい。ありがとうございます」ペコッ 食後。 母「京太郎、淡ちゃん、お風呂沸いたから先にどうぞ?」 淡「え?お母さんが先に入ってください。私は最後でいいので」アセアセ 母「あら、お母さんだなんて♪もうその気なのね♪」 淡「っ!」カァァ 母「もう、可愛いわね」ナデナデ 淡「あ、あうあう……」カオマッカ 母「淡ちゃん、今日は長旅で疲れてるでしょ?だから先に入って疲れをいやしてちょうだい♪」 京太郎「淡、母さんがこう言ってるだし」 淡「あ、うん。じゃあお言葉にあまえて」 母「はい。2人とも、ごゆっくり♪」 淡「はい。ありがとうございま……うん?」 京太郎「……なぁ、母さん」 母「なに?」 京太郎「その言い方だと、一緒に入るみたいに聞こえるんだが……」 母「えっ……入らないの?」キョトン 京太郎「はいらねぇよ!」 淡「……」カァァ 母「……2人は付き合ってるよね?」 京太郎「……あぁ」 母「3ヶ月目よね?」 京太郎「……そうだよ」 母「……」 京太郎「……なんだよ」 母「……なんで入らないの!?」 京太郎「文脈おかしいだろ!3ヶ月目と風呂がつながらねぇよ!」 母「……あはっ♪」 京太郎「」 淡「き、きょーたろと……お、おおお、お風呂って……////」プシュー 京太郎「あ、淡、落ち着け!母さんの達の悪い冗談だ!」 母「まぁ、それは2人にまかせるわ!私は部屋にいるから終わったら呼びにきて」ジャーネー 京太郎(散々言っていなくなりやがった……) 京太郎「……」 淡「……」ウツムキ 京太郎「……」チラッ 淡「……」チラッ 京太郎「っ!」メソラシ 淡「っ!////」メソラシ 京太郎・淡(き、気まずい!) 『須賀家の伝統』 京太郎「ふぅー、なんか疲れたな」 京太郎「……成り行きで先に風呂入ったけど、よくよく考えたら淡を先に入れるべきだったな……」 京太郎「早くあがって淡に変わってやろう」ザパー コンコン 京太郎「うん?」 淡「き、きょーたろ?」 京太郎「あ、淡!?どうかしたか?」アセアセ 京太郎(まさか、入ってくる訳じゃなよな?) 京太郎(……いやいや。淡に限ってそんなことするわけないか。あの純情の淡に限ってそんなこと……) 京太郎(いやまて、逆にか!?逆にくるのか!?) 妄想タイム。 淡「し、失礼しまーす////」 京太郎「……どうした?」 淡「そ、その……きょーたろの背中を流そうかなって……」カァァ 京太郎「……なんでだ?」ニヤニヤ 淡「なんでって……分かってるくせに……////」 京太郎「淡の口で言ってもらいたいんだ」 淡「う、うぅ……////きょーたろのばか……」カオマッカ 京太郎「……ごめん、冗談だ」 淡「むぅー」 京太郎「ごめんって」クルッ 淡「ッ!?だ、駄目!こっち向いちゃ駄目!」グイッ 京太郎「なんでだ?」 淡「今、タオル一枚だから……恥ずかしいよ……////」 京太郎「……淡は俺の裸を見ているのに俺はタオル一枚の姿すら見ちゃいけないのか?」 淡「っ!……駄目!今見られたら恥ずかしくてきょーたろの顔見れなくなっちゃうよ……////」 京太郎「大丈夫だって」クルッ 淡「だ、駄目!」グイッ 淡「見られたらもうきょーたろの顔見れなくなっちゃうよ?それでもいいの?」アセアセ 京太郎「それは困るな」 淡「でしょ?だからこっち見ちゃ駄目だよ?」 京太郎「りょーかい」 淡「……じゃあ、早速背中流すね?」 京太郎「おう、頼むよ」 淡「じゃあ、失礼します」ゴシゴシ 京太郎「もう少し強く擦ってもいいぞ?」 淡「え、そう?こう?」ゴシゴシ 京太郎「……もうちょい早く」 淡「こ、こう?」ゴシゴシ 京太郎「そんな感じ」 淡「ど、どう?気持ちいい?」ゴシゴシ 京太郎「あぁ、気持ちいいよ」 淡「よかった。初めてだったからさぁ」 京太郎「俺も初めてだから」 淡「だ、だよね」ゴシゴシ 淡「……え、えーと、痒いところまりますか?」ゴシゴシ 京太郎「それ、髪の毛洗うときじゃね?」 淡「べ、別にいいでしょ?////ほら、ないの?」 京太郎「とくにないかな?」 淡「はーい」ゴシゴシ 淡「はい、おしまい♪」 京太郎「サンキュー。じゃあ次は前を頼もうかな?」 淡「!?」 京太郎「え?」ニヤニヤ 淡「ま、まままま前!?」カァァ 京太郎「前だ」ニヤニヤ 淡「ま、前はその!洗おうとするときょーたろに見られちゃうっていうか!」アセアセ 京太郎「やってくれないのか?」 淡「うぅー」ナミダメ 妄想終了。 京太郎「淡、どうしたんだ?」 淡「えっと、タオルと着替え持ってきたの」 京太郎「……あぁ」 京太郎(そういえば忘れてた……) 淡「こ、ここに置いておくね?」 京太郎「おう、サンキュー」 京太郎(やっぱり妄想通りにはならないか) 淡「……じゃあ、失礼しますね?」ガラガラ 京太郎「おう…………えっ」 淡「し、失礼しまーす////」 京太郎「な、ななな、なにやっとんじゃー!」アセアセ 淡「そ、そんなに取り乱さないでよ。これも必要なことなんだから!」アセアセ 京太郎「意味が分からん!」アセアセ 淡「いいから!きょーたろは大人しく私に背中を流させて!」グイッ 京太郎「…………」ボーゼン 淡「じゃあ、始めるね?」ゴシゴシ 京太郎「…………」 淡「ど、どうかな?」 京太郎「……」 淡「な、なにか言ってよ……」 京太郎「……い、いい感じです」 淡「よかった♪」ゴシゴシ 京太郎(な、なんだこの状況……妄想した通りになってるぞ!?……いや、微妙に違うけどさ) 淡「はい、おしまい」 京太郎「……おう、サンキュー」 京太郎(実際にされると緊張するんだな……。妄想中の俺すげー……) 淡「じゃあ、次は……前」ボソッ 京太郎「……は?」アセダラダラ 淡「だ、だから、前!洗うの!」カァァ 京太郎「落ち着け。前はいい。自分でやる」 淡「だ、駄目!前もやるの!」 京太郎「なんでだ!」オロオロ 淡「わ、私達のためにだよ////私も恥ずかしいんだから我慢!」カオマッカ 京太郎「いやいや!」 淡「ほ、ほら!」 (京太郎の脇の下から手を伸ばす) 京太郎「あ、ちょ!」 コツン 淡「……へっ?」キョトン 京太郎「」 淡「……今、なにか硬いものにぶつかったような……」 京太郎「あ、淡!背中が痒くなってきたからもっかい流してくれないか!」アセアセ 淡「え?あ、うん。いいよ」ゴシゴシ 京太郎「…………」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散……) ーーーーーー ーーーー ーー 淡「は、はい、これでおしまい」カオマッカ 京太郎「お、おう」カオマッカ 京太郎「……」 淡「……」 京太郎(この沈黙がつらい……) 京太郎「……さ、さーて、もう一回使ったら上がろうかな?」 淡「そ、そうだね!ほら、早く入って入って」アセアセ 京太郎「お、おう!」チャポン 淡「失礼します」チャポン 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「な、なにか言ってよ……////」 京太郎「……なんで入ってるんだ?」 淡「わ、私達のためだよ!」 京太郎「そ、そっかー」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散!ってできるかー!!!) 京太郎(背中に感じる柔らかい淡の肌!淡に背を向けているから分からないがたぶん背中!しかも裸!) 京太郎(つまり俺たちは裸同士で背中をくっつけているってわけでーー) 淡「き、きょーたろ?」オロオロ 京太郎「私は紳士です!」 淡「っ!」ビクッ 京太郎「あ、ごめん」 淡「う、ううん!大丈夫だよ!」 京太郎「そ、そっかー」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎(この沈黙が耐えらんねー!!) 京太郎「な、なぁ!」 淡「は、はい!」 京太郎「その、なんで入ってきたんだ?」 京太郎(って!この質問しただろー!) 淡「え、えっと!私達のためだよ!」 京太郎「そ、そっかー。でもなんでこれが俺たちのためになるんだ?」アセアセ 淡「えっ?だって伝統なんでしょ?」 京太郎「……は?」 淡「え?」 京太郎「なんの伝統だ?」 淡「え?須賀家の伝統なんでしょ?」 京太郎「……なにが?」 淡「背中流したり、一緒に風呂に入るのが」 京太郎「…………」ポクポクポクポク 京太郎「…………」チーン 京太郎「あのクソばばぁ!」 『俺の母はこんな人です』 淡「…………」 淡(ど、どうしよう……) 淡(お母さんの冗談を真に受けちゃった私がいけないんだけど……だからって……////) 淡(き、きょーたろとお風呂……入っちゃって……) 淡「……////」カァァ 淡(きょーたろの顔、恥ずかしくてみれないよー!!)カオマッカ 客間。 京太郎「……なにか言いたいことは?」 母「そうね……。そろそろ、お風呂入りたいかな?」 京太郎「……」イラッ 淡「……////」ウツムキ 母「もぉ、お風呂くらいで顔真っ赤にしちゃう淡ちゃんかわいいわ!」ダキッ 淡「っ!」 京太郎「やめい」チョップ 母「あだ!」 京太郎「少しは反省しろ」 母「京太郎は細かいなぁー」ナデナデ 京太郎「細かくない!だいたい、年頃の男女を一緒に風呂に入れる親がどこにいるだ!」 京太郎「つか、なにさり気なく淡のこと撫でてんだよ!」 母「なに?やきもち?」 京太郎「ちがう!」 母「淡ちゃん、良かったわねー」ナデナデ 淡「……」プシュー 母「またショートしちゃった?本当に可愛いわね♪あわいいわ!」 京太郎「……はぁ」 母「ため息つくと幸せ逃げるわよ?」 京太郎「誰のせいだよ!」 母「もぉ、怒ってばかりだとシワできちゃうよ?」 京太郎「……」ボーゼン 京太郎(もう、いいや……) 母「さて、淡ちゃんがショートしちゃったから部屋に運ばないとね。京太郎、お姫様だっこで連れて行ってあげなさい」 京太郎「……」ダキカカエル 京太郎「……どこの部屋に運ぶんだ?」 母「元あんたの部屋」 京太郎「はいよ」 ーーーーーー ーーーー ーー 母「さて、淡ちゃんは寝ちゃったし、久々に親子みずみらずね!」 京太郎「……」 母「もう、ツンケンしちゃって♪可愛いのは淡ちゃんだけでいいのよ?」 京太郎「……」 母「……冗談が通じないわね」タメイキ 母「いつ以来かしらね。こうやって話すのは」 京太郎「そういうのはいい。本題は?」 母「あら、流石は私の子ね♪」 京太郎「……」 母「……京太郎」 京太郎「……なんだよ」 母「淡ちゃんとは真面目にお付き合いしてるの?」 京太郎「……あぁ」 母「そう。それを聞いて安心したわ。あの子、あんたには勿体無いくらい良い子だから大切にしてあげなさいよ?」 京太郎「分かってる」 母「ならいいわ」ニコッ 京太郎「……」 母「……」 京太郎「……えっ?」 母「?」 京太郎「それだけ?」 母「そうよ?」 京太郎「……」 母「さてと、私はお風呂入ってくるわね」 京太郎「……」 母「……京太郎」 京太郎「……なんだよ」 母「あなたなら分かってると思うけど、あなたはまだ子供よ?」 京太郎「……」 母「でも、体はもう立派な大人。働く事もできるし、子供だってその気になれば作れるわ」 京太郎「……」 母「京太郎、子供を産むってことはとても大変なの。子供に子供の親はできないの。だからーー」 京太郎「……」 母「作っちゃったらすぐに言いなさい?」 京太郎「……」 京太郎「…………は?」 母「だから、セックスして子供作っちゃったら言いなさいよ?」 京太郎「そういうことじゃなくて!普通、そうなる前にとめないか!?」 母「……あなた、16歳になって童貞なんて駄目よ?男失格よ?」 京太郎「あんたは親失格だよ!」 母「こんなにあなたの事を考えてるのに」ナミダホロリ 京太郎「」 母「さーて、お風呂入ってくるわねー」タタタッ 京太郎「…………」 京太郎「言いたいことだけ言って逃げやがった……」 京太郎「……まぁとりあえず寝るか。疲れたし。部屋行くか」 京太郎「……」 京太郎「あれ?俺、なんか忘れているような……」 『夜は長いわけで……』 自室。 京太郎「……忘れてた」 淡「んにゃ……」zzz 京太郎「どうしたものか……」 淡「ふにゅ……」zzz 京太郎「……仕方がない、ベッド占拠されちゃったしリビングでーー」 ガチャ。 京太郎「……あれ?」ガタガタ 京太郎「……なんで扉開かないんだ?」 母声「私が反対側からつっかえ棒をとりつけたからよ!」タタタッ 京太郎「」 京太郎「……母さん?悪ふざけもそこまでいくと……って、もういない……」orz 京太郎「……床に布団しいて寝れば問題ないよな?うん、問題ない」 淡「もぉ、たべられないよー……にゅふふ」zzz ーーーーーー ーーーー ーー 淡「……う、うーん」メゴシゴシ 淡「あれ、私ねちゃってた?」 淡「……そうだ、お母さんにからかわれてヒートしちゃったんだ……。またきょーたろに迷惑かけちゃった」ショボーン 淡「……てか、あれ?ここどこ?」キョロキョロ 淡「きょーたろの部屋かな?ポスターとか貼ってあるし」 淡「ってことはこのベッドもきょーたろの?」 淡「…………」 淡「……っ!////」ボフンッ 淡(な、何考えてるの私!////) 淡(だ、だいたい、きょーたろのだとしても、使ってたのは数ヶ月前だし!に、匂いとかするわけないじゃん!)カオマッカ 淡「…………」 淡「……」スンスン 淡「……や、やっぱりないかぁ!」ハハハ 京太郎「うーん……」ゴロン 淡「あ、ごめんね、きょーたろ。うるさくて」 淡「…………」 京太郎「……」zzz 淡「……へっ?」 京太郎「……」zzz 淡「……」 淡(なんで同じ部屋で寝てるの!?) 淡(え?え?どゆこと?)アセアセ 淡(先に寝たのは私だから、きょーたろが自らここにきた?) 淡「…………」 淡「……え、えっと」カァァ 淡(お、落ち着くのよ私!べ、別に何かあったわけじゃないんだから!と、ととととり乱すことはないよ!) 京太郎「……」zzz 淡「あ、あうあう////」キュー 淡「と、とりあえず、服に乱れた所とかないし!何もないよね!うん!」 淡「……」 淡「…………」 淡(……無防備に寝てたのに何もされないなんて……)ガーン 淡「……きょーたろのバカ」ボソッ 淡「……」 京太郎「……」zzz 淡「……バカ」ペシッ 淡「何で何もしないのよ」ペシペシ 淡「べ、別に私は……その、きょーたろがしたい、なら////」 京太郎「そうなのか?」 淡「っ!?」ビクッ 淡「き、きょーたろ!?お、おおおおきてたの!?」 京太郎「……」 淡「な、何か言ってよ……」ドキドキ 京太郎「……」zzz 淡「……へ?」 京太郎「……」zzz 淡「も、もしかして、寝言?」 淡「……」 淡「……本当は起きてるじゃないの?」ツンツン 京太郎「……う、うーん」zzz 淡「……今起きたら寝たふりしたこと許してあげるよ?」ツンツン 京太郎「……」zzz 淡「……ほ、本当に寝てる?」 京太郎「……」zzz 淡「……」 淡「よ、よかったー」 淡「もし、あ、あんなこと言ってるのきょーたろに聞かれたら恥ずかしくて死んじゃうよぉ」カオマッカ 淡「……」 淡「……なんで起きてないのよ」ペシペシペシペシ 淡「もぉ……」プンスカ 淡「……そういえば、きょーたろの寝顔見るのって初めてかも」 淡「授業中に寝てるのは見るけど、顔伏せてるからなぁー。……意外に可愛いかも♪」 淡「……」ジー 京太郎「……」zzz 淡「……寝てるんだよね?」 淡「なら、少しくらい……いいよね?」ゴロン (京太郎の横に寝転がる) 淡「……」 淡(きょーたろの顔、可愛いなぁ。普段はかっこいいけど♪) 淡(私、そんなきょーたろと付き合ってるんだよね) 淡「……にゅふふ」ニヤニヤ 淡「きょーたろ、大好きだよ」 チュッ 淡「……えへへ。きょーたろのセカンドキス勝手にもらっちゃった♪」 京太郎「うーん」ダキッ 淡「っ!」 淡「き、きょーたろ!?」オロオロ 京太郎「……」zzz 淡「ね、寝相悪いんだぁ、きょーたろ」 淡「……じゃなくて!きょーたろ、放してくれないとベッドに戻れないよ」 淡「……っ!ち、ちょ、きょーたろ、どこさわって、るの?」カァァ 淡「そんなとこ、やん、さ、触っちゃ、やぁ」 京太郎「……」zzz 淡「きょーたろ、や、やめ、んっ」 淡「っ!き、きょーたろ、首!首に息が、んっ」モゾモゾ 淡「だ、だめだって!そ、そんなに揉んだら……あん、だめだってばぁ」 淡「首、弱いんだからぁ////」 淡(ど、どうしよ……なんか変な気分になってきちゃった////) 京太郎「……」zzz 淡「はぁ、はぁ、き、きょーたろぉ……」 チュッ 淡「きょーたろぉ、んっ」チュッ 淡「……きょーたろぉ」ギュッ チュッ 淡「……ぜんぶ、き、きょーたろのせいなんだからね」チュッ 『まぁ、そうなるよね』 京太郎「……うーん、朝か」メゴシゴシ 京太郎「今何時……って、まだ6時か……これならもう少し寝られるな」ギュッ 京太郎「あぁ、やっぱり抱き枕っていいなぁー。暖かいし、柔らかいし……それに、なんかいい匂いがする」ギュッ 京太郎「…………」 京太郎「あれ?俺って抱き枕なんか持ってたけ?」チラッ 淡「……」zzz 京太郎「」 淡「……うにゅ」zzz 京太郎「……はっ!いかんいかんショートしてた」 京太郎「じゃなくて、なんで淡と同じ布団で寝てんだ!?」 京太郎「たしか、淡はベッドで寝てたはずだ……」 京太郎(……淡が布団に潜り込んできたってことか!?) 京太郎(つまり、それは……いやいや!まてまて!淡の事だからベッドから落ちて、みたいな落ちかもしれん!) 京太郎(あ、いやでも……万が一……そういう意図があったとしたら……) 京太郎「今からでもやるべき?」 京太郎「って!うなわけあるかー!!」 京太郎「仮にそうだったとして寝てる相手にとかありえねーよ!」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散……) 淡「……きょーたろぉ」ギュッ 京太郎「っ!?」 淡「……」zzz 京太郎「……な、なんだ、寝言か」ドキドキ 京太郎(しかし、淡に抱きつかれたせいで布団からでられなくなったな……) 京太郎「あ、淡さーん、手、放そうねー」ソー 淡「うーん、や……」ギュッ 京太郎「おうふ……」 京太郎(困った……) 京太郎「……どうするべきか」 京太郎「……」チラッ 淡「……にゅふ」zzz 京太郎「……」 京太郎(……かわいい) 京太郎「……」ナデナデ 淡「……♪」zzz 京太郎「……」ドキッ 京太郎「…………」キョロキョロ 京太郎「……べ、別に平気だよ……な?」 京太郎「は、初めてってわけじゃないしな!」 チュッ 京太郎「……寝てる彼女にキスするとか……」 京太郎「……もう一回してもいいよな?」 京太郎「……んっ」チュッ 淡「……んっ、うーん?」 京太郎「……あ」 淡「……きょーたろ?」ボー 京太郎「あ、淡、お、おおおはよう……」ドキドキ 京太郎(……もしかして、バレたか?) 淡「……おはよ」ニコッ 京太郎「っ……お、おう」 淡「もう……起きる時間?」メゴシゴシ 京太郎「え?あ、いや、まだ平気だぞ?」 淡「……そっかー、なら、もう……一眠り……」zzz 京太郎「……」 京太郎「俺って幸せだな」ボソッ 『長野観光!』 京太郎「…………」ダラダラ 淡「……」ツーン 京太郎「……えっと、淡さん?」 淡「ふんっ」プイッ 母「京太郎、あんた何したのよ……」 京太郎「え?別に何もしてないぞ?」 母「……」ジー 京太郎「な、なんだよ」 母「……」チラッ 淡「……」ツーン 母「……なるほどね」 京太郎「え?理由わかるのか!?」 母「大方の予想はつくわね」 京太郎「お、教えてくれないか?」 母「自分で考えなさい。……淡ちゃん?朝ご飯まで少し時間あるからそれまでこの辺見てきてら?」 淡「?」キョトン 母「京太郎の育った町よ?少し興味あるでしょ?」コゴエ 淡「っ!は、はい♪」 京太郎「?」 母「じゃあ、京太郎、案内してあげて。私はご飯つくるから」 京太郎「あ、あぁ……」チラッ 淡「♪……っ!ふ、ふんっ!」プイッ 京太郎(意味分からん……) ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「…………」テクテク 淡「…………」テクテク 京太郎(気まずい……) 京太郎「あ、淡?」 淡「……なに?」ムスー 京太郎「え、ええっと……ここが俺の通ってた小学校だ」 淡「っ!……へ、へぇー」 京太郎「家から近い所にあったからよく友達呼んで遊んだりしたんだよ」 淡「そ、そうなんだ」キョロキョロ 京太郎「校庭も広いし、よく野球とかサッカーとかやってたんだ」 淡「……きょーたろって運動とかやるんだ?」 京太郎「うん?まぁな。つか、俺ってスポーツとかやらない風に見えるか?」 淡「見えなくはないけど……文学部のイメージがあるかな?麻雀部だし」 京太郎「あぁ……でも、麻雀覚えたのって中3の後半だぞ?」 淡「知ってるよー。きょーたろは麻雀まだまだだもん♪」 京太郎「淡に言われたら言い返せない……。でも、俺だって少しずつだけど上手くなってるんだぞ?」 淡「ほんとかなー?」ニヤニヤ 京太郎「本当だって!そのうち淡にも追いついてやる!」 淡「ふーん♪ならあとで私と打たない?私千点スタートでいいからさ」 京太郎「……そこからひっくり返される自信あるわ……」 淡「きょーたろだもんね♪」 京太郎(良かった……機嫌よくなってくれたみたい) 淡「?どうかしたの?」 京太郎「うん?なんでもないぞ」 淡「そう?……あ、ここはなに?」 京太郎「あぁ、ここは俺の通ってた中学だな」 淡「へー。って、ここ小学校よりボロくない?フェンスとか穴あいてるじゃん」 京太郎「穴?……あぁ!これか。これ、俺が一年の時からあいてるんだよ。懐かしいなぁ。よく、ここから学校潜り込んだっけ」 淡「きょーたろ、悪ガキだったの?」 京太郎「いや、違うけどさ。夜の学校って楽しそうじゃん?」 淡「ざ、青春って感じだよね。夜の学校って」 京太郎「そうそう!よく警備の人に追いかけ回されてたっけ」 淡「見つかるなんてきょーたろもまだまだだね。私は見つかったことないよ?」 京太郎「淡もやってたのかよ。あと、見つかったのは俺のせいじゃないんだぞ?咲がどんくさくて毎回見つかるんだよ」 淡「っ!」ピクッ 京太郎「見つかるたびに次は大丈夫っていうから行くんだけどやっぱり捕まるんだよなぁー。あ、そういえば咲元気にしてんのか?」 淡「……」 京太郎「あとで挨拶だけでも行こうかな?淡ーー、あとで少し寄り道……ってあれ?」 淡「……」ツーン 京太郎「……あれ?」 淡(きょーたろのバカ……) 京太郎「えっと……淡さん?」 淡「……ふんっ」プイッ 京太郎(ふりだしに戻った……) ?「あれ?京ちゃん?」 京太郎・淡「!?」 咲「あ、やっぱり京ちゃんだ。帰ってたなら連絡してくれてもいいのに」 京太郎「咲!?どうしてここに?」 咲「どうしてって言われると困るけど……。なんとなくかな?」 京太郎「そうか。えって久々だな、元気にしてたか?」 咲「京ちゃんいなくなって寂しかったかな?」ボソッ 淡「っ!」 京太郎「?」 咲「なんでもない!えっと、京ちゃんは元気にしてた?」 京太郎「俺か?俺もぼちぼち」 咲「京ちゃんは相変わらずね♪えっと……それで、となりの子は?」 京太郎「うん?あぁ、紹介してなかったな。こいつはーー」 淡「初めまして。きょーたろの『彼女』の大星淡です」 京太郎(うん?) 咲「……え?えぇぇ!?きょ、きょきょきょ京ちゃん、彼女いるの!?」アタフタ 京太郎「えっと、まぁ」 咲(だ、大丈夫!まだ彼女止まり。結婚してるわけじゃないんだから) 咲「そ、そうなんだ……。えっと、こちらこそ初めまして。『幼なじみ』の宮永咲です」 咲「京ちゃんとは『ご近所さん』で本当に『小さい時』からの付き合いです」 淡「……へー」イラッ 京太郎(あれ?) 咲「淡ちゃん……だっけ?京ちゃんの事で聞きたいことあったら『なんでも』聞いてね?『知らないことない』から!」ドヤッ 淡「」ブチッ 京太郎「え、えーと……」ダラダラ 淡「お、お気遣いどうも♪なら早速聞いてみようかな?きょーたろってどんな音楽が好きか知ってる?」 咲「そんなこと?バラードとか優しい感じの曲を好んで聴いてるよ」 淡「残念でしたー。今はロックにはまってるんだよー」ドヤッ 咲「」ブチッ 京太郎「」ガクガク 咲「……私、京ちゃんと一緒にお風呂入ったことあるんだー」 淡「っ!ふ、ふーん。でも、どうせ小さい時の話でしょ?」 咲「そうだけど、淡ちゃんはないでしょ?」ニヤニヤ 淡「あるよ」 咲「!?」 咲「悔しいからって嘘はよくないと思うよ?」 淡「嘘じゃないよ?昨日入ったもん」 咲「き、昨日!?」 淡「うん。背中流してあげて、一緒にお風呂はいったもん」ドヤッ 京太郎「」 咲「ふ、ふーん!で、でも、淡ちゃんは京ちゃんと一緒に寝たことはないでしょ?」 咲「私はあるよー。同じ布団で肩を並べて寝たことあるんだから!」 淡「……」ジロッ 京太郎「ち、小さい時の話です!」 淡「ふーん。咲さんだっけ?天狗になってるところ悪いけど、私もあるよ」ドヤッ 咲「!?」 淡「昨日、訳あって一緒に寝たの。ね?」 咲「……」ジロッ 京太郎「か、母さんの悪戯でね!?他意はないぞ!?」 咲「え、えーと……」アセアセ 淡「うん?」ニヤニヤ 咲「わ、私は京ちゃんに抱きしめて貰ったことあるもん!」カオマッカ 淡「……」 咲「ど、どう?」 淡「わ、私も!」カァァ 咲「……」ゴクリ 淡「昨夜、きょーたろに抱いて(ハグ)貰ったもん!」カオマッカ 咲「」 京太郎「!?」 淡「き、きょーたろの首とかに、その……私のキスマークとかあるもん!」プルプル 咲「」チラッ 京太郎「え!?え!?ないでしょ!?」 咲「……ほんとだ」ボソッ 京太郎「え!?あんの!?」 淡「だ、だからきょーたろは私のなの!」 咲「……」テクテク 京太郎「!?さ、咲!?どこ行くんだ!?おーい!……いっちゃった」 淡「……」 京太郎「……」チラッ 淡「……////」サッ 京太郎「え、えーと、どゆこと?」 淡「……だ、だから昨日の夜に……その、きょーたろが抱きついてきて触ったりするから////」 京太郎「から?」 淡「だから!その気になっちゃったの!」 京太郎「」 淡「だからきょーたろが全部悪いの!」 京太郎「だから朝機嫌悪かったのか?」 淡「それは別!」 京太郎「別なの!?」 淡「色々頑張ったのに寝てるし!」 淡「もっと言うと寝てる私に何もしてくれなくてイライラしてたの!悪い!?」 京太郎「あ、いえ、悪くないです」 淡「はぁ…はぁ……」 京太郎「…………」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……何か言ってよ////」 京太郎「…ごめん」 淡「……なにがごめんなの?」 京太郎「え、えーと……ヘタレで?」 淡「……ほんとだよ」 京太郎「否定してほしかった」 淡「事実だもん」 京太郎「……」 淡「きょーたろは乙女心がわかってないよー。女の子は好きな子になら少しくらい強引にされたいとか思ってるんだよ?」 京太郎「え、そうなの?」 淡「そうなの!……たぶん」 京太郎「……じゃあ遠慮なく」グイッ 淡「へ?わぷっ」 チュッ 京太郎「……」 淡「んっ、きょーらろぉ……ここ、そと……」 京太郎「ぷはっ……大丈夫、ここ人気ないから」チュッ 淡「いや、でも……んっ」 京太郎「……」グイッ 淡「……」ドサッ 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 京太郎「ただいまー」 淡「ただいま」ムスー 母「あら、おかえ……京太郎、顔に大きな紅葉マークあるけどどうかしたの?」キョトン 京太郎「……聞かないでくれ」シクシク 淡「ふんっ!」プイッ 京太郎(言えない……押し倒して胸触ったら顔面ビンタされたなんて……) 母「……あら。とりあえずご飯できてるから手洗ってきなさい」 京太郎「……はい」 ーーーーーー ーーーー ーー 母「それで、今日はどこに行く予定なの?」モグモグ 京太郎「……とりあえず、善光寺とか中心に回ってくる予定だよ」 母「そうなの?てっきり温泉とか行ってくるのかと思ったのに」 京太郎「温泉?」 母「野沢温泉とか昼神温泉とかあるじゃない」 京太郎「いやいや、時間的に無理だし、行けたとしても一緒に入れないから別行動になるだろ」 母「混浴ってなかった?」 京太郎「あってもはいらねぇよ!」 淡「ふーん……あっても入らないんだ?」 京太郎「え!?」 淡「別にいいけど」プイッ 母「……京太郎、ほんと何したの?」 京太郎「…………」 淡「ふんっ」プクー 京太郎「それじゃあ行ってきます」 淡「行ってきます」 母「いってらっしゃい。気をつけてね」 京太郎「……」テクテク 淡「……」テクテク 京太郎「……淡」 淡「……なに?」 京太郎「朝は……その、ごめん」 淡「……ほんとだよ」 京太郎「もう、あんな馬鹿なことしないから許してほしい」 淡「……条件がある」 京太郎「条件?」 淡「今日1日普通にデートしよ?」 京太郎「へ?」 淡「人前だからキスとかは禁止。あとエッチなこと考えるのも禁止」 京太郎「え?え?」 淡「これが守れるなら許してあげる」ニパー 京太郎「え、えっと……」 淡「どうかした?」 京太郎「普通の定義が分からないだけど……」 淡「……手を繋ぐとか以外は禁止?」 京太郎「!?」 淡「あ、でも、あーんくらいはいいかな?」 京太郎「ちょ、ちょ」 淡「なに?」 京太郎「マジで?」 淡「まじ」 京太郎「ハグとかナデナデもなし?」 淡「1日くらい我慢できるでしょ?」 京太郎「」 淡「これが守れるなら許してあげる♪」 京太郎「…………」 淡「……?」 京太郎「…………………………………………分かった」シクシク 淡「今の間が凄い気になるんだけど……」 淡「じゃあ、いこっか♪」 京太郎「お、おう」 善光寺。 淡「ここが善光寺かぁ」キョロキョロ 京太郎「淡は初めてだったか」 淡「うん。というより関東から出たことないよ」 京太郎「…………」 淡「どうしたの?」 京太郎「いや、なんでも。……写真撮ろうぜ」 淡「?」 京太郎「あ、すみません。写真撮っていただけませんか?」 客「いいですよ」 京太郎「ほら、淡、撮るぞー」 淡「え、あ、うん」 客「はい、ちーず」パシャッ 京太郎「ありがとうございます」 淡「ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「ここって何が有名なの?」 京太郎「そうだな。たとえばーーー 淡「き、きょーたろ……食べすぎ」プルプル 京太郎「いいだろ?美味しいだか……うぷっ」 淡「戻したら駄目だよ?」 京太郎「だったらそんなにホイホイ買わないでいただきたい」 淡「はーい」ケラケラ 京太郎「……これからどうする?もう時間的に行けるところあんまないけど」 淡「え?もうそんな時間?……あ、ほんとだ」 淡(なんかあっという間だったなぁ……) 京太郎「どこか行きたい所とかやりたいことあるか?」 淡「うーん……。あ、おみくじやりたい!」 京太郎「おみくじ?」 淡「うん」ニパー 京太郎「そんなんでいいのか?」 淡「いいの。沢山写真も撮ったし、美味しいものも沢山食べたからね」 京太郎「まぁ、淡がそれでいいなら」 ーーーー ーー 淡「きょーたろ!おみくじとった?」 京太郎「あぁ、とったぞ」 淡「じゃあ、同時に開けるよ?いい?」 京太郎「ほーい」 淡「じゃあいくよ?せーの」ピラッ 京太郎・淡「…………」 淡「凶……」 京太郎「末吉……」 淡「……冗談で相手を傷つける可能性があります。優しく接してあげましょう……」 京太郎「行動が裏目にでる……」 京太郎・淡「……………」 淡「き、きょーたろ!」ダキッ 京太郎「っ!?」 淡「え、えっと……ご、ご褒美!今日1日手も繋いでないから我慢できたご褒美!特別、腕に抱きついてあげる」アセアセ 京太郎「そ、そっか」 京太郎(今朝、胸は触ったけどな……) 淡「……きょーたろ」ジト 京太郎「なんでもありません」キリッ 淡「もう、まだエッチなことは考えたら駄目なんだよ?分かってる?」 京太郎「も、もちろん」 京太郎(腕胸押し付けておいてそれは酷い……)シクシク そのころ。 母「はい、須賀です。あ、主人がお世話に……え?今からですか?あ、はい。分かりました。すぐに向かいます」ガチャ 母「……夜は二人でなんとかして貰うしかないか……」 母「……メールしなくちゃ。あと、京太郎へと」コトッ コンドーム「お留守番?」 『二人きりの夜』 京太郎「…………」テクテク 淡「…………」テクテク 京太郎「……え?」 淡「?どうかしたの?」テクテク 京太郎「あ、いや、今夜母さんが急に出かける事になったから二人らしいんだ」 淡「へー、そうなん……だ?」 淡「…………」 京太郎「…………」ソワソワ 京太郎(今夜はせっかくだし、俺が飯作るか。普段は淡にばっかり作って貰ってるしたまにはいいよな) 京太郎(それに、おみくじの件もあるし……) 淡(きょーたろがすっごいソワソワしてる……。やっぱりしたいのかな?……男の子だししたいよね……) 淡(今朝は思わずひっぱたいちゃったけど、わ、私だってきょ、きょ、興味はあるし、その、してもいいんだけど……) 淡(やっぱり怖いなぁ……) 京太郎「淡?」 淡「は、はい!?」 京太郎「家、ついたぞ?」 淡「へ?あ、ほんとだ……」 リビング。 京太郎「」 淡「」 コンドーム「やぁ!」 京太郎「かあさん…」ガックリ 京太郎(今日はエロいこと禁止なんだから煽るなよ……) 淡「////」 京太郎「……と、とりあえず、飯作るか。淡、何か食べたいものあるか?」 淡「た、たべる!?」 京太郎「お、おう。なにか食べたいものないか?今夜は俺が作るからさ」 淡「あ、え?ご飯の話?」 京太郎「それ以外に食べるものあるか?」 淡「…………////」カァァ 京太郎「?」 淡「そ……そばがいいな!長野だし!」 京太郎「そば?昨日食べたのにいいのか?」 淡「き、昨日はお母さんのでしょ?きょーたろのが食べたいの!」 京太郎「そ、そっか」 淡(ど、どうしよう……さっきから変なことばっかり考えちゃってる……////) 淡(自分で禁止しておいて自分だけするなんてずるいよね……が、我慢しなきゃ) 京太郎「じゃあ、できるまでテレビでも見ててくれ」 淡「あ、うん」 淡(って言ったけど……) 淡(面白いのない……) 淡「むぅ……」チラッ 京太郎「♪」 淡(きょーたろって本当に家庭的だなぁー。一人暮らししてるからかもしれないけど) 淡(も、もし、きょーたろと結婚したらこんな感じなのかな?) 淡(毎日きょーたろのご飯食べて、休みの日はきょーたろにどこかに連れて行ってもらって……あれ?) 淡(私、してもらってるだけじゃん……) 淡(てか、よくよく考えたら料理とか掃除とかって女の子が率先してやる仕事じゃ?それをとられたら……) 淡(……私、いらない子!?)ガーン 淡(こ、これはまずいんじゃ?) テレビ「……ですよ!やっぱり、女の子には料理とかしてもらいたいですね」 淡「…………」ジー テレビ「干物女は……流石に……ね?」 淡「っ!」 淡「き、きょーたろ!」 京太郎「うん?どうかしたか?」 淡「な、なにか手伝うことない!?」 京太郎「へ?」 淡「私だけゆっくりできないし。なにか手伝うよ!」 京太郎「…………」スッ 淡「……なんで私のおでこに手を当てるの?」 京太郎「いや、熱でもあるのかなって思ってな」 淡「そんなに珍しい!?」ガーン 京太郎「…………珍しくないぞ?」 淡「否定するならせめて間をあけずに言ってよ……」シクシク 淡「と、とりあえず、なにか手伝えることない?」 京太郎「そうだなぁ……そば、茹でてみるか?」 淡「茹でるだけ?」 京太郎「簡単だろ?その間に天ぷらとか作っとくからさ」 淡「簡単だけど……それだけ?」 京太郎「……本当にどうした?」 淡「……きょーたろに任せっきりっていうのがやなの」 京太郎「?」 淡「わ、私女の子なんだよ?男の子に料理とか掃除とかで負けたくないし!それが自分の彼氏ならなおさら!」 京太郎「あー……じゃあ、天ぷら作ってくれるか?その間にそばやっとくからさ」 淡「っ!う、うん!」 京太郎(かわいい) ーーーーーー ーーーー ーー 京淡「ごちそうさま」 淡「き、きょーたろ、天ぷらどうだった?」 京太郎「てんぷら?美味しかったぞ」 淡「やっぱり?自分でいうのはあれだけど、自信作だったんだー」 京太郎「また作ってくれよ?」ナデナデ 淡「んっ……きょーたろが食べたいって言ったらいつでも作ってあげる♪」ニコッ 京太郎「っ……そ、そろそろ風呂わかすか!」アセアセ 淡「もうそんな時間?あ、もうこんな時間かぁーー」 京太郎「お風呂わいたら先に入っていいぞ?」 淡「ありがと。でも京太郎も疲れてでしょ?だから今日は先に入って」 京太郎「いやいや!淡はお客さんだからさ!それに昨日は俺が先だったし……あっ」 淡「……あ、あはは、じ、じゃあ、今日は先に入ろうかな?」アセアセ 京太郎「お、おう!」アセアセ お風呂にて。 淡「……」ソワソワ 淡「……」チラッ 淡「……きょーたろ……こないのかな?」 淡(あ、そういえば今日は1日エッチなこと禁止にしてたんだ……) 淡(失敗だったなぁ……) 淡「男ならそのくらいしてよ……」プクー リビングにて。 京太郎「…………」 京太郎「これって……突撃するべき?」 京太郎「……いや、今日はエロいこと全て禁止だし駄目だよな!」 京太郎(でも、少しくらい強引な方がいいのか?淡も言ってたし!いやでも万が一突撃して嫌われたりしたらーー) 京太郎「ああああ!!!」 噛み合っているようで噛み合わない2人。 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「きょーたろ、あがったよ」プクー 京太郎「?ど、どうかしたのか?」アセアセ 淡「別に?とりあえず、きょーたろも早く入ったら?」 京太郎「お、おう。行ってくる!」タタタッ 淡(本当に来なかったし……。きょーたろのバカ……) 淡「…………」チラッ 淡「……11時かぁ。もう寝ようかな」 淡「……あれ?」 淡(どこで寝ればいいんだろ?) 淡(昨日はきょーたろの部屋だったけど、今日もそこでいいのかな?) 淡(きょーたろの部屋で寝るってことは、きょーたろと同じ部屋ってことかぁ……) 淡「うーん……。よし、きょーたろの部屋でねよっと」 京太郎の部屋 淡「おじゃましまーす……ってあれ?」 淡「……敷き布団どこだろ?」 淡「押入かな?」ガラガラ……ポロッ 淡「うん?なんだろ?」 淡「……っ!」 淡「こ、これって!////」カァァ 淡(え、エロ本だよね?で、でも何で押し入れに?普通ベッドの下じゃないの?)アセアセ 淡(と、とりあえず、戻しておかなきゃ) 淡「……」 淡「少しだけ…」ペラッ 淡「っ!…………も、もう少しだけ」ペラッ 淡「……」ペラッ 淡「……」ペラペラッ 淡「……胸の大きな子ばっかり……」 淡「……きょーたろって胸大きい子が好きなのかな?」 淡「で、でも、私はそんなに……」ペタペタ 淡「……」 数分後 京太郎「なんで俺正座させられてるの?」 淡「いいから、質問に答える!」 淡「きょーたろはおっぱいが大きい子が好きなの?」 京太郎「え?え?何の話?」 淡「これ」ペラッ 京太郎「!?」 京太郎(あいぼおぉおおおおおお!!) 京太郎(ど、どうしてあれを!?) 京太郎「そ、それは?」アセアセ 淡「押し入れでつけたの。それで?」 京太郎「それでとは?」アセアセ 淡「だから、胸の大きな子が好きなの?」 京太郎「……淡、よく聞いてくれ」 京太郎「俺は巨乳好きだ」 淡「…………」 京太郎「……まて、続きがあるからそんなに引かないでくれ……」 淡「……つづけて」 京太郎「お、おう。でな、これは俺の持論だけど、巨乳っていうのは富士山みたいなものなんだ」 淡「………………」 京太郎「……富士山って眺めてるぶんには綺麗だよな?それな一回くらい行ってみたいって思うだろ?」 淡「……まぁ」 京太郎「でも、住んでみたいとは思わないだろ?」 淡「そりゃあね……不便だし」 京太郎「だろ?巨乳もそれと一緒なんだ」 淡「?」 京太郎「巨乳は眺めてるぶんにはいいし、一度くらい触ったり揉んだりしてみたいけど、巨乳の子と付き合いたくないってこと」 淡「………………………………」 京太郎「………」 淡「……じゃあ、あれだ。私の胸じゃあ、そういう欲求を解消できないってことだね」 京太郎「っ!それは違う!」 淡「!?」 京太郎「俺は淡が好きなんだ!」 淡「っ////」 京太郎「俺は淡の胸を見たいとも思うし、触ったり揉んだり舐めたりしたい!淡がいいんだ!」 淡「え、あ、ちょ……あぅ////」 京太郎「変なこと言ってる自覚あるけど、これが俺の本音だ」 淡「う、うん。その……ありがとう////」 京太郎「おう」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「その、昼間のことなんだけど……叩いたりしてごめんね」 京太郎「昼間?……あぁ、いや、あれは俺が悪かったし」 淡「本当はね、嬉しかったんだぁ。でも外っていうのに抵抗あって……」 京太郎「…………」 淡「だから、その……きょーたろぉ」チラッ 京太郎「えっと……いいのか?」 淡「……」コクリ 京太郎「俺、初めてだから上手くないからな?」 淡「初めてじゃなかったら逆に嫌だよ」 京太郎「あ、でも今日はエロいこと禁止だけどいいのか?」 淡「……もう、0時回ってる」 京太郎「淡……」チュッ 淡「んっ」 『帰宅』 電車。 淡「……」ボー 京太郎「淡?どうかしたか?」 淡「え?いや、別に」 京太郎「……っ!も、もしかして体調悪いのか!?」アセアセ 淡「え!?あ、いや!違うよ?」アセアセ 京太郎「ほ、ほんとか?」 淡「う、うん。まだ、ずきずきするっていうか……その違和感あるけど……////」 京太郎「そ、そうか。でも、だったらどうして?」 淡「うん?あぁ、それはね。なんかあっという間だったなーって思って」 京太郎「そうだな」 淡「初日から一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たりーー」 京太郎「ぜんぶ、母さんのせいだけどな」 淡「あ、そういえば、初日のそばも美味しかったなぁ」 京太郎「また、一緒にいこうぜ?そうすれば食べられるし」 淡「うん♪」 京太郎「2日目の観光はどうだった?」 淡「あぁ、外だっていうのにいきなり押し倒したこと?」ニヤニヤ 京太郎「……あれは本当にすみませんでした」orz 淡「別にいいよ。嫌だったわけじゃないし」 京太郎「それに昨日しちゃったしな」 淡「っ!ば、ばか!」カァァ 京太郎「ごめんごめん」 淡「もう……」 京太郎「……」 淡「……きょーたろ?」 京太郎「うん?」 淡「昨日は、その……ありがとうね」カァァ 京太郎「いやいや、こちらこそ?ありがとう。その、よかったぞ?」 淡「そ、そう?自分だとよく分からなくて」 京太郎「大丈夫だって。俺が保証する。むしろ、俺が上手くできてたか?」 淡「大丈夫だと思うよ?」 京太郎「思う?」 淡「あ、だからね、初めてだから比較する情報が本……じゃなくて!聞いた話だけだから!」 京太郎「なるほど」 淡「……初めて同士だし、その辺は曖昧でいいんじゃない?」 京太郎「それもそうだな」 淡「あ、そういえば、避妊具って消費期限あったよね?保健体育でそんなこと習った」 京太郎「そうだったか?」 淡「習ったでしょ……あと保存方法とか」 京太郎「ああ!あの財布に入れると上がるのは金運じゃなくて、妊娠率だぞってやつか」 淡「そうそう。その昨日のやつ大丈夫だったのかな?」 京太郎「…………」 淡「…………」 その頃。 母「そういえば、これ、消費期限いつだったかしら」 コンドーム「だいぶ前だよ?」 母「あら……」 完。 『二人でロッカーに入ってた』 更衣室。 淡「きょ、きょーたろ!?」 京太郎「あ、淡!?」 淡「な、なんできょーたろがここに!?」 京太郎「そ、そのだな!これには訳が!」 淡「っ!きょーたろ!」ガッ 京太郎「え?」 バタン。 女生徒「あぁ、なんでマラソンなんて体育であるんだろー」 女生徒「だよねー。もう汗びっしょり」 ロッカー内。 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「え、えっと……淡さん?」 淡「……きょーたろ、なんで女子更衣室にいるの?」ジトッ 京太郎「え、えっとだな…」 淡「……覗き?」 京太郎「ち、違っふが」モゴモゴ 淡「ば、バカ。今大声出したら見つかっちゃうでしょ」 京太郎「ご、ごめん……」 淡「で?」 京太郎「あ、あぁ、その……男子同士で賭けてたんだ」 淡「なにを?」 京太郎「罰ゲーム」 淡「……それで?」 京太郎「……頼むからそんな可哀想な人を見るような顔をしないでくれ……」 淡「それで?罰ゲームと更衣室に何の関係があるの?」 京太郎「その、罰ゲーム内容がだな……ゴキの玩具を着替えの中に入れるっていうやつで……」 淡「…………」ボーゼン 京太郎「……他の女の子にやったらアウトだけどさ……淡ならなんとかなるかなって……」 淡「………」 京太郎「…………すみませんでした」 淡「きょーたろの馬鹿さ加減には呆れてものが言えないよ」 京太郎「返す言葉もございません……」 淡「……それで?罰ゲームは実行できたの?」 京太郎「え?あ、あぁ」 淡「ってことは……。あとは女子にバレないようここを出れば全て丸く収まるってことだよね?」 京太郎「え?まぁ、そういうことになる……のかな?」 淡「はぁ……。きょーたろ、次はないからね?」 京太郎「ゆ、許してくれるのか?」 淡「許すわけないじゃん。あとでちゃんと埋め合わせしてもらうから」 京太郎「は、はい……」 淡「きょーたろのバカ」 京太郎「すみませんでした」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「……でも安心した」 京太郎「え?」 淡「きょーたろが覗き目的で来たわけじゃなくて」 京太郎「あ、当たり前だろ。それじゃただの変態だ」 淡「でも私の着替えを漁ったんでしょ?」 京太郎「…………」 淡「変態じゃん」 京太郎「……すみませんでした」 淡「まったく……きょーたろのせいで着替えるの遅れちゃうよ」ジトッ 京太郎「ごめん」 淡「ホントだよ……今日はすっごい汗かいた……か…ら……」 京太郎「うん?どうかしたか?」 淡「……きょーたろ、少し離れて」 京太郎「え?」 淡「……お願い」 京太郎「お、おう……って、ロッカーの中だから無理だ」 淡「え……」アセアセ 淡「……」クンクン 淡(く、臭くないかな?) 京太郎「淡?どうかしたか?」 淡「っ!な、なんでない」 京太郎「そうか?なんかソワソワしてるけど」 淡「だ、大丈夫」 京太郎「?」 京太郎(……あ、そういうことか)ピコーン! 京太郎「……淡」ギュッ 淡「!?」 京太郎「素直じゃないなぁ」ナデナデ 淡「な、な、な!」カァァ 淡「何してるのよ!離れてっば!」ジタバタ 京太郎「え?こうして欲しかったんじゃないのか?」 淡「な!?ち、違うわよ!汗沢山かいてるから離れてほしかったの!」 京太郎「なんだ……。でも、俺は気にしないぞ?」 淡「私が気にするんだってば!」 京太郎「それにいい匂いだぞ?」クンクン 淡「!?」 淡「ちょ、や!駄目だって!」ジタバタ 京太郎「……」ギュッ 淡「ちょ、きょーたろ……お願いだから」ウルウル 京太郎「……かわいいなぁ」ギュッ 淡「え、あ、ちょ……あぅ」 ーーーー ーー 淡「きょーたろのばかあぁ!!!!」 京太郎「ご、ごめんって!ついな? 」 淡「ついな?じゃないよ!駄目だって言ったのに!」ナミダメ 京太郎「いや、だってさ……」 淡「……なに?」グスッ 京太郎「……涙目の淡、凄く可愛いから」 淡「……」 京太郎「淡?」 淡「そ、そういうことなら……その、今日は許してあげる」プイッ 京太郎(かわいい) モブA(あわいい!) おわり! 『二人で買い物してた』 京太郎「なぁ、今日はどこいくんだ?」 淡「いいからきょーたろは黙ってついて来て」ニパー 京太郎「お、おう」 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「ついたよー」 京太郎「え……ここ?」 淡「うん♪」 京太郎「」 淡「……やっぱり驚く?」 京太郎「驚くのもあるけど、それ以上に困惑してる……」 淡「だ、だよね……」 ランジェリーショップ。 京太郎「まさかと思うけど……ここで買い物を?」 淡「……うん」 京太郎「俺も一緒に?」 淡「……うん」 京太郎「」 淡「やっぱり……だめ?」 京太郎「……理由によってはなんとか……」 淡「え、えっと……これ」 京太郎「これは……女性誌?」 『男性から下着をプレゼントされているカップルの結婚率90%以上!』 京太郎「…………」 淡「……」チラッ 京太郎「えっと、これが理由か?」 淡「う、うん……////」カオマッカ 京太郎「うーん……」 京太郎(こういうのって当てにならないって淡知ってるのか?) 京太郎(……流石に分かってるよな。でも、それならなんで……) 淡「その……やっぱり付き合ってるならけ、けけけ結婚のことも考えたいじゃん?」アセアセ 京太郎「…………」 京太郎(……可愛いからいっか) 淡「その、む、無理なら無理っていってくれれば!」アセアセ 京太郎「この雑誌通りなら下着をプレゼントすれば結婚する確率があがるんだろ?なら上げとこうぜ」 淡「え?い、いいの?」 京太郎「俺も確率あげておきたいからな」 淡「っ!」パァー 店内。 京太郎(まずい!これ、思った以上に恥ずかしい!) 京太郎(他のお客様から店員までこっちみてる……) 京太郎(は、早く終わらせよう。淡のためにも俺のためにも!) 京太郎「そ、それで淡はどんなのがいいんだ?」 淡「え?」 京太郎「えって……、淡にプレゼントするなら好み聞いておかないと」 淡「男性が下着をプレゼントするときって男性が彼女にはいてもらいたい下着を送るんじゃないの?」 京太郎「え?」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「………きょーたろぉ」 京太郎「……わかった。選ぶよ」 淡「やった♪」 京太郎「……それで、淡」 淡「うん?」 京太郎「その……サイズを教えて貰えるか?」 淡「えっ……サイズって……胸の?」 京太郎「お、おう」 淡「あー、え、えっと……」カァァ 淡「……」キョロキョロ 淡「耳貸して」 京太郎「おう」チュウゴシ 淡「ーーーーだよ」 京太郎「え?そんなにある?」 淡「どういう意味?」ジトッ 京太郎「……深い意味はありません」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「これとかは?」 淡「……これ、なんか面積っていうか……隠せてる部分少なくない?////」 京太郎「まぁな……」 淡「きょーたろってこういう……あだると?な下着が好きなの?」 京太郎「……黙秘権を行使させていただきます」 淡「…………」 淡(今度からこういうのも用意しておこうかな……) 淡「じゃあこれにしようかな」 京太郎「っ!そ、そっか!じゃあレジ行こう!全力で!」 淡(顔真っ赤にしちゃって……かわいいなぁ)キャーキャー モブ「あれ、あの2人……須賀くんと大星さん?」 おわり 『手を繋いで淡家訪問してた』 京太郎「…………」 淡「きょーたろ?もっとリラックスして平気だよ?」 京太郎「そ、そうはいうけどさ……淡の両親いるんだろろ?」 淡「まぁ……私実家だし」 京太郎「だよなぁー……」 淡「…………」 淡「……えい」ギュッ 京太郎「え?」 淡「手、繋いであげるから元気だして。ね?」 京太郎「……淡」 淡「ね?」 京太郎「……」ナデナデ 淡「んっ……元気でた?」 京太郎「あぁ、不安なのは変わらないけどな」ナデナデ 淡「よかった♪」 京太郎「……ところで、淡の両親はどんな感じなんだ?」 淡「うん?うーん……普通、かな?」 京太郎「まったく参考にならないな」ニガワライ 淡「そんなこと言われたってぇ。ま……お母さんはおっとりしてるかな?」 京太郎「淡の親なのにか?」 淡「それ、どういう意味?私がおっとりしてないってこと?」プクー 京太郎「おっとりはしてないだろ?どちらかっていうとリスみたいに走り回ってるタイプだな」 淡「ええー。私、自分のこと結構ま…お母さん似だと思ってるのにー」 京太郎「……無理にお母さんって呼ばなくていいぞ?」 淡「……なんのこと?////」プイッ 京太郎「……淡のパパはどんな人なんだ?」 淡「えっと、パパは……って……////」カァァ 京太郎「…………」ニヤニヤ 淡「……そんな意地悪するきょーたろにはもう教えてあげない!」プイッ 京太郎「ごめんごめん」ナデナデ 淡「ふーんだ」ツーン 京太郎「淡」ナデナデ 淡「……」プイッ 京太郎「……淡」 (耳元で) 淡「っ……な、なに?」チラッ 京太郎「ごめん」 (耳元で) 淡「んっ……きょーたろ、耳元で言うのやめ、て」ビクッ 京太郎「………淡、かわいいぞ」 (もちろん耳元で) 淡「っ!……だ、だからぁ、み、耳元はーー」 京太郎「ふぅー」 淡「うにゃ!?」ビクッ 淡「にゃ、にゃにするの!?」 京太郎「いやー、感じてる淡が可愛くてつい」 淡「ついじゃないよー!」 京太郎「こうやって淡と戯れてると落ち着くんだよ」ナデナデ 淡「そんなことされたら私が落ち着かなくなるでしょー!」フガー 京太郎「ごめんごめん。それにしても淡は首に耳にと弱点多いな」 淡「そ、そんなこと……ないもん」 淡「少しビクッてしただけだもん……」 京太郎(かわいい) 淡「……あ、ついた」 京太郎「え?」 淡「ここ、私の家」 京太郎「お、おう」アセダラダラ 淡「……さっき、私と戯れておちついたんじゃないの?」ジトッ 京太郎「そうだけどさ……」 淡「もう……きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「しゃがんで」 京太郎「?お、おう」 淡「……大丈夫だよ」 (耳元で) 京太郎「っ!」 淡「相手の両親に挨拶するんだから不安なのは分かるよ」 淡「でも、大丈夫。きょーたろだもん」 淡「私が選んだ彼氏だもん。パパもママも認めてくれるよ、きっと」 京太郎「淡……」 淡「だから、ね?」 京太郎「……だな」 淡「最後に元気の出るおまじない」 チュッ 京太郎「っ!」 淡「はい、元気でた?」 京太郎「……でた」 淡「うん。じゃあ、いこ?」 京太郎「おう!」 おわり! 『風邪で寝込んだ京太郎の看病してた』 京太郎「……これくらい大丈夫だっ……ゴホッ」 淡「全然大丈夫じゃないじゃん……。顔も赤いし」 京太郎「そんなことねーよ……」 淡「こういう時に強がりとかいらないから。ほら、寝て寝て」 京太郎「……ゴホゴホッ」 淡「きょーたろ、ちょっとおでこさわるよ?」ピト 京太郎「っ」 淡「うわー……すっごい熱い。熱はかった方がいいよこれ」 京太郎「……淡」 淡「うん?」 京太郎「……おでこ、もっかい触ってくれないか?」 淡「うん?いいけど…なんで?」 京太郎「淡の手、冷たくて気持ちいい」 淡「それなら濡れタオルとかの方がーー」 京太郎「淡の手がいいんだ」 淡「しょうがないなぁ。はい」ピト 京太郎「……サンキュー」 淡「きょーたろ、今日は私にいっぱい甘えていいからね?」 京太郎「……いいのか?」 淡「もちろん♪病人の特権だよ」 淡(いつもなら絶対に嫌がるのに) 淡(やっぱり病気の時って心細くなるのかな?) 京太郎「じゃあ……お言葉に甘えようかな」 淡「うん♪とりあえず、熱はかろっか」 京太郎「おう」 淡「その間にお粥とか作っておくね?」 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「お粥できたよー」 京太郎「サンキュー……」 淡「熱どのくらいあった?」 京太郎「39度あった……」 淡「そんなに!?薬早くご飯食べて薬のんで寝なきゃ」アセアセ 京太郎「……お、大げさだって」 淡「そんな状態で言われても説得力ないよ。ほら、お粥だよ」 京太郎「……作ってもらって悪いんだけど、やっぱり食欲ない」 淡「駄目だよ?食べないと治らないんだから。ほら、食べさせてあげるから、ね?」 京太郎「……それなら、少しだけ」 淡「ふぅーふぅー、はい、あーん」 京太郎「あ、あーん……」モグモグ 淡「おいし?」 京太郎「うん……おいしい」 淡「よかった♪はい、もう一口」 京太郎「あーん……」 淡「もぉ、口元、汚れちゃってるよ?」フキフキ 京太郎「……サンキュー」 淡「…………」 淡(普段のきょーたろは凛々しくて格好いいけど……) 淡(病気のきょーたろはなんか可愛い♪) 淡「きょーたろ、はやくよくなってね?」ナデナデ 京太郎「あ、あぁ」 淡「治ったら一緒に遊ぼうね♪」 京太郎「おう。お粥ご馳走さま」 淡「お粗末さま」 ーーーー ーー 京太郎「……」zzz 淡「寝たかな?」 京太郎「……」zzz 淡「……寝顔もかわいい♪」ナデナデ 京太郎「ん……」 淡「きょーたろ、はやく良くなってね」 おわり 『京太郎の胸で泣いてた』 これは京太郎と淡が付き合う前の話である。 淡「だから!こうでしょ!?」 京太郎「ちがうって!こうだから! モブa「またやってるよ……」 モブb「相変わらず仲悪いよね」 数ヶ月後。 淡「それでさぁ、また須賀がーー」 モブa(さっきから須賀くんの話ばっかり……) モブb(これは絶対に気があるよね) モブa(……っ!いいこと思いついた) モブb(あ、なんか悪いこと思いついた顔だ) モブa「そういえば聞いた?須賀くん、モブ子に告られたらしいよ」 モブb「聞いた聞いた!どうなるんだろうね!」 淡「え……?」 モブa「二人とも意外に話し合うしもしかしたら付き合うかもね」 淡「え?え!?ちょ…」 モブb「うん?淡ちゃん、どうかした?」 淡「そ、その話ほんと!?」 モブa「え?しらない?」 モブa(嘘だから知らないよね) 淡「う、うん……初耳」 モブb「まぁモブ子のことだからあんまり言ってないのかもね。あ、でもさぁ、これで淡ちゃんも落ち着けるね」 モブa「あ、そうだね!」 淡「……え?」 モブa「だってさぁ、モブ子と須賀くんが付き合ったら須賀くんも淡ちゃんにちょっかいだしたりしなくなるでしょ?」 モブb「だよねー。良かったじゃん」 淡「う……うん。あぁーあのうるさいのが来なくなるって聞いて安心したよ」 モブa(わかりやすい) モブb(次は須賀くんだね) 淡(須賀、モブ子と付き合うんだぁ……) ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「え?」 モブa「だからーモブ男が淡ちゃんに告ったらしいよー」 京太郎「へ、へー……」 モブa「もしかしたら付き合うかもしれないね!あの2人、中学の時から仲いいみたいだし」 京太郎「……べつにいいんじゃないか?大星がそれでいいなら。俺には関係ないし」 モブa「そう?まぁそういうことだから!じゃあね!」 京太郎「…………」 京太郎(大星がモブ男とね……) ーーーー ーー 放課後の教室。 淡「…………」 淡(須賀がモブ子と付き合う……かぁ)ズキッ 淡「べ、別に私には関係ないもん」 淡「須賀が誰と付き合ったって私には関係ないもん。……関係ないもん」 ガラガラ 淡「え?」 京太郎「うん?」 淡「須賀……」 京太郎「……なにしてんだ?」 淡「……別に私の勝手でしょ?」 京太郎「っ!あ、あぁ、そうだな」 淡「……須賀こそなにしてんのよ」 京太郎「別に……暇つぶしだよ」 淡「モブ子ほったらかしで?」 京太郎「なんでモブ子がでてくるんだよ」 淡「なんでって、好きなんでしょ?ほったらかしでいいの?」 京太郎「は、はぁ!?モブ子とはそんな関係じゃないって」 淡「別に隠さなくたっていいよ。分かってるから」 京太郎「何言ってんだよ……。つか、それを言うなら大星だってモブ男はいいのかよ」 淡「……モブ男がなに?」 京太郎「何って、付き合うんだろ?」 淡「……なにそれ」 淡「誰から聞いたか知らないけどデマだから、それ」 京太郎「デマなのか?じゃあ付き合うって話はなんだよ」 淡「それこそ何の話?まぁ、仮に本当だとして、私が誰と付き合おうが須賀には関係ないじゃん」 京太郎「っ!」 淡「あんたはモブ子と付き合うでしょ?だったら私に構わないでよ!どっか行ってよ!」 京太郎「……なんだよ、その言い方」 淡「……なによ」 京太郎「……何イライラしてんだよ」 淡「してないもん……」 京太郎「してんだろ」 淡「……しつこいなぁ、してないってば……」 京太郎「してるじゃんか」 淡「してないって!」 京太郎「っ」 淡「あーもう!なんなのよさっきから!私のことは、放っておいてよ!!」ポロポロ 京太郎「……大星、なんで泣いてるんだよ……」 淡「……なんで?決まってじゃん!須賀のせいでしょ!」ポロポロ 京太郎「……え?」 淡「須賀が全部いけないの!す、須賀が!ヒッグ……す、すがが……」 淡「私聞いたもん!須賀がモブ子と付き合うって話!」 淡「それが嫌なの!須賀が誰かと付き合うって話聞いてからイライラするの!」 京太郎「…………」 淡「それだけじゃない!胸が締めつけられるみたいで苦しいのよ!」ポロポロ 淡「なんであんたのせいで私がこんな気分にならなきゃいけないのよ!」 京太郎「……大星」 淡「なんであんたなのよ……。毎日喧嘩ばかりしてるのに……」 淡「なんで?……なんでよ……」ポロポロ 京太郎「大星……」 淡「やめて!」 京太郎「っ!」ビクッ 淡「それ以上近づかないで……。私のこと好きじゃないくせに優しくなんかしないで!」 京太郎「……」スタスタ 淡「……」 京太郎「……」ガバッ 淡「……なにしてのよ」 京太郎「……抱き締めてる」 淡「……離して」 京太郎「……やだ」 淡「離してって!私のこと好きでもないのに抱きしめたりしないで!」 京太郎「……やだ」ギュッ 淡「はな…してよ…おねがい、だから……」 京太郎「……大星」 淡「……なに」 京太郎「好きだ」ギュッ 淡「……そんな慰めいらない」 京太郎「慰めなんかじゃない」 淡「嘘!あんたはモブ子が好きなんでしょ?分かってるだから!」 京太郎「さっきからモブ子モブ子って、あいつはそんなんじゃないっていってるだろ」 淡「仮にそうでも!私のこと好きなんて嘘だよ!何で好きなんて嘘つくのよ……最低だよ……」ポロポロ 京太郎「嘘なんかじゃない」 淡「嘘だよ……喧嘩しかしてないのに好きなわけないじゃん……」 京太郎「……大星は俺のこと嫌いか?」 淡「そんなわけないじゃん!!好きだから困ってるの!好きで好きでしょうがないから苦しいの!」 京太郎「……じゃあ、なんで喧嘩しかしてこなかった相手がそんなに好きなんだ?」 淡「っ!それは……」 京太郎「たしかに俺たちは喧嘩ばかりしてたかもしれない。でもな?俺は楽しかった」 淡「っ!」 京太郎「変かもしれないけどさ、大星と喧嘩してる時がすっごく楽しいんだ」 淡「……」 京太郎「だからかもな。喧嘩しかしてないけど、好きになったのは」 淡「……」 京太郎「もう一回言うぞ?大星、俺はお前が好きだ。これは嘘じゃない」 淡「……ほ、ほんとに?」 京太郎「あぁ。大好きだ、淡」 淡「……あり、がと」 京太郎「淡、返事してくれるか?」 淡「わ、私も……大、好きです……き、きょーたろのことが大好き」ダキッ ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「落ち着いたか?」ナデナデ 淡「う、うん////」 京太郎「まさか、こんな形で付き合うことになるとはな……」 淡「きょーたろがモブ子の告白をしっかり断っていたらこんな事にはならなかったよ……」ムスッ 京太郎「……俺、告られてないぞ?」 淡「……え?」 京太郎「だいたい、あいつが好きなのってモブ男だぞ?」 淡「え、えぇ!?」 京太郎「いったい何をどう聞き間違えたんだよ……」 淡「だって……モブaがそう言ってたんだもん」 京太郎「……モブaが?」 淡「うん」 京太郎「………」ポクポクポクポク 京太郎「なるほどね」チーン 淡「え、何がなるほどなの?」 京太郎「あぁ、いや、別に対したことじゃないさ」 淡「?」 翌日。 京太郎「淡、ちがうって!こうだろ?」 淡「もう!きょーたろは一々細かいよ!」 モブa「また喧嘩してる……」 モブb「懲りないね……」 終わり。 『淡がほっぺたムニムニされてた』 中庭 淡「きょーたろ♪」ダキッ 京太郎「っと……どうした?」 淡「なんとなくー」スリスリ 京太郎「淡は猫かなにかか?」ナデナデ 淡「人間だけど……きょーたろと一緒にいられるなら猫でもいいかな?」 京太郎「淡が猫なら、毎日あそんでやるのに」 淡「そうなの?なら今日から猫になろうかにゃ?」 京太郎「俺のペットだけどいいのか?」 淡「ペットって……なんかいけない関係みたいだね」スリスリ 京太郎「……だな。よし、今度首輪でもーー」 淡「きょーたろ?」ジトッ 京太郎「……ネックレスでも買ってやるよ」アセダラダラ 淡「そういう風にすぐ調子にのる所もすぐ謝るところもきょーたろの好きなのところだよ」ニパー 京太郎「サンキュー」ナデナデ 淡「んっ……」 京太郎「……」ナデナデ 淡「……ねぇ、きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「いっつも頭ナデナデしてよね?」 京太郎「まぁな。嫌だったか?」 淡「ううん。むしろ嬉しいんだけどさぁ」 京太郎「?」 淡「たまには他のところも……」 京太郎「……胸とかか?」 淡「……」ポカーン 淡「……っ!////」カァァ 淡「ち、違うよ!そういうことじゃなくて!」カオマッカ 京太郎「なんだ、嫌だったのか?」 淡「え?あ、いや、それは……今は駄目って言うか……今度きょーたろの家で………じゃなくて!」 淡「私、今日は猫なんだよ?」 京太郎「……あぁ!」 淡「分かってくれた?」 京太郎「これだろ?」ゴロゴロ 淡「うにゃ!?」ビクッ 京太郎「……どうした?」 淡「よ、予想以上にくすぐったい……」 淡「これはもうやめよう」キリッ 京太郎「ゴロゴロを嫌がる猫初めてみたわ」 淡「だ、だって……くすぐったいんだもん」プクー 京太郎「……」 淡「……?」 京太郎「ちょっと失礼」ムニムニ 淡「……どうしたの?」 京太郎「淡のほっぺたが柔らかそうだったからさ。触ってる」ムニムニ 淡「ふーん……どう?」 京太郎「柔らかくて……なんだろうな、楽しい」ムニムニ 淡「どうせなら両頬触ってほしいなぁ」 京太郎「こうか?」ムニムニ (芝の上に向かい合って座っています) 淡「そんな感じ」ニパー 京太郎「……」ムニムニ 淡「……♪」 京太郎「どうした?」 淡「うん?きょーたろの顔が近くにあるから♪」 京太郎「淡……」 淡「え、ちょ、ま……」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……ふう」 淡「……きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「私の言いたいこと、わかる?」 京太郎「もちろん。もう一回だろ?」チュッ 淡「違うけど……きょーたろ大好き♪」チュッ モブ「……青春してんなぁー」 終わり 『他人が京太郎の悪口を言ったら、必要以上に否定する』 モブ「どっかにいい男いないかな?」 淡「……発情期?」 モブ「あんたじゃないんだから」 淡「私だって発情期はないよ!」 モブ「……冗談はさておき、私はねリサーチをしてきたのよ」 淡「り、りさーち?」 モブ「つまり、調べてきたってことよ」 淡「なるほど」 モブ「クラスの女子全員に聞きました!同級生のイケてる男子!」 淡「あれ?私聞かれてない……」 モブ「はい、拍手」 淡「……い、いえーい」パチパチ モブ「それで結果なのですが、私以外の女子が全員同じ男子を指名しました」 淡「え?全員?それはすごいね」 モブ「私以外!ね?でさ、誰だと思う?」 淡「意外な人?」 モブ「超意外!」 淡「うーん……モブ男とか?」 モブ「たしかにモブ男だったら超意外だね。でも違う」 淡「違うのかー。うーん、分かんない」 モブ「だよねー。驚かないでね?なんと須賀くんだったの!」 淡「全然意外じゃないよ!!」バンッ モブ「!?」ビクッ 淡「あ……。い、意外だね?」アセアセ モブ「お、おう……。でね?なんで須賀くんなのか聞いてみたのよ」 淡「うん」 モブ「これもアンケートをとってベスト3にしてみました」 淡「モブ……なんか楽しそうだね」 モブ「第3位!何気にイケメン!」 淡「普通にイケメン!!」バンッ モブ「!?」ビクッ 淡「あ……」 モブ「……私もこれには同意かな?」 淡「……私も」 モブ「気を取り直して、第2位!さり気ない気遣いができる!」 淡「……なるほどね」 モブ「私は、これは納得出来ないんだよね。須賀ってそんな気遣いできるような男?」 淡「できるよ!歩いて帰るとき、さり気なく道路側歩いてくれるし!重いものもってると半分持ってくれるし!」 モブ「…………」 淡「………って聞いたことある」 モブ「そ、そう……」 淡「……」 モブ「……じゃあ第1位いってみようか……」 淡「うん」 モブ「1位はなんと、優しいから!」 淡「わかる!」 モブ「……」 淡「私が知ってる限り、きょーたろほど気がきいて優しい人はいないね」 淡「あ、この間ね?電車乗ってたら混んできたの」 淡「そしたらきょーたろが私のこと隅っこに押すからどうしたのかな?って思ったらーーはっ!」 モブ「……いいよ?つづけて」 淡「……きょーたろがね?『男が多いから……』とか言うの!もう胸きゅんだよ!」キャーキャー 淡「痴漢対策なのかな?もうそんなことまで考えてくれるなんてきょーたろくらいだよ♪」 モブ「……だね」 終わり 『二人でツイスターゲームしてた』 部室。 淡「…………」 京太郎「…………」 照「これ、やろう」っツイスター 淡「あ、あのーテルー?」 照「なに?」 淡「なんでツイスターなの?」 照「くるってやりたいから」 京太郎「でもマズくないですか?ここ部室ですよ?」アセアセ 照「大丈夫、菫は会議でいない」 京太郎・淡(駄目だこれ……) 淡「あ、でも、くるってやりたいだけなら私たちがやらなくてもいいんだよね?」 照「だめ」 京太郎「なぜ!?」 照「このくるくるはツイスターで使うもの。つまり、ツイスター以外の使い方はいけない」 京太郎・淡(なにその理論) 照「それに、ひとりでくるくるやっても楽しくない」シュン 京太郎「やりましょう!」クワッ 淡「てい!」ドスッ 京太郎「ぐえ……」 ーーーーーー ーーーー ーー 照「右手、赤」 京太郎「とりあえず、早く終わらせよう」 淡「だね」 照「次、左手、青」 京太郎「てか、そもそも誰がツイスター持ってきたんだ?」 淡「たしか、亦野先輩……」 京太郎「あの人かー」 淡「今日の対局、東一で飛ばす……」 京太郎「……」 ーーーー ーー 京太郎「あ、淡?もう少し腰下げてくれないか?」 淡「えー……このままじゃ無理?」 京太郎「淡に覆い被さるようになら……」 淡「……無理かな?」 京太郎「……淡?」 淡「……」サッ 京太郎「」 照「次ー」 ーーーー ーー 淡「ちょ、きょーたろ、動かな……んっ」 京太郎「頼むから変な声出さないでくれ……」 京太郎(腕に胸が……) 淡「だ、だって、あんっ」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散) 照「これ、楽しい」クルッ ーーーー ーー (淡が簡易ブリッジ状態。その上に覆い被さるように京太郎) 京太郎「…………」アセアセ 淡「……////」 照「……」ワクワク 京太郎「淡、次のでなるべく楽な姿勢とれるようにするからな?」 淡「え、あ、うん////」 淡(きょーたろ……顔近い)カァァ 京太郎「あの、宮永先輩?次は?」 照「……」ジー 京太郎「えっと、なにか?」 照「キスするの?」 京太郎「はぁ!?」 照「それとも……押し倒す?」 京太郎「なんの話だ!」 照「だって、須賀くん、淡に覆い被さるようにしてるし。顔も近い。漫画と一緒」 京太郎「先輩のせいでしょ!?つか、誰だ、そんな漫画を宮永先輩に渡した輩は!」 モブ「……」( -^*)ok 京太郎(おまえか……) モブ「あ、足が滑っちゃった(棒)」 (京太郎の手を払う) 京太郎「あっ!」 淡「え?」 ドンガラガッシャーン 照「……」 モブ「……」 照「……////」 モブ「……////」 ガラガラ 菫「みんな、集まってるか?実はーー」 みんな「」Σ(゚□゚;) 終わり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5700.html
837 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 41 18.77 ID iVBhIvx7o [5/16] 照「……」 京太郎「それは……」 照「私はね、ずっと京ちゃんの事好きだった。いずれ結婚して……子供は114514人は欲しいと思ってた」 京太郎「照さん……」 照「でもね、アイドルとして頑張ってる京ちゃんを見ているうちに……分からなくなっちゃった」 京太郎「分からなく?」 照「私は本当にこの人を好きなの? 私は本当にこの人と結ばれたいの? 私は本当に……」 この人をアイシテイイノ? 京太郎「……」 照「だから、今日……その想いを確かめたかった」 京太郎「それで……答えは、出たんですか?」 照「……」スッ 京太郎「あっ!」 スタスタ / \ ,.' \ / \ / . . . . . . . . ', . ` .、. / ヽ ヽ 、 Χ 、 . !¨ヽ 、 ヽ / \、 . /`ΧV ', 「 } . . . . \\ 残念だけど――. . / ヽ/ヽ代J}ヽN !) / . . . . . ヽ / ; イ ハ \__ `' V ! 「 ! ! ヽ ヽ }ヽ} // |/ .V 〉 ` リ .| /! ハ } ハ } \! ヽ. / | V ト、 ,_ァ / ´ ̄¨| √} 厂 }!、 j V / `i r- 、 j . . !/`、| / >、. V j! } 「! l / /\ `>、 j ハ l l ヽ ... ≧x /y ! 〉、 > 7/ /=l ,_... / } /´ V / 〃 { /=≦ム //' ∨ _ ,小 `ー―.v´ >'"¨∨/ x ´ / ハ Lヘ´ 'i / / / , , ,. / ;イ / く ` , , l / | / }` } ! | / l / / . . l l l / l / / . , ! N / ,7 ..... . j | 〃 ,’ { 照「期待外れだったよ、京ちゃん」 ガラガラ ピシャッ! 京太郎「……」 俺は……どうすればいいんだ? 照さんがそう言っている以上、俺にとやかく言う資格はない まして……仮に照さんが俺を好きだと思い直してくれても―― 俺はその気持ちに答えられない 京太郎「なのに、なんでだよ?」 なんでこんなに、胸が痛いんだ……!? 841 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 55 00.97 ID iVBhIvx7o [6/16] 【妙神山 廊下】 京太郎「……」テクテク 照さん、どこに行ったんだろう? 京太郎「でも、見つけたとしても……」 俺には何もできない 何も言うべきじゃないんだろう 京太郎「でも……それじゃダメなんだ」 あんな顔の照さんは、もう…… 京太郎「見たくねェ……のに」ギリッ スッ サッ サッ 京太郎「ん?」 ??「……ん?」チラッ 京太郎「あの、何やってるんすか?(指揮……してた?)」 ??「……おまえの心、今にも潰れそうなくらい悩んでる」 京太郎「え?」 ??「さっき……ここを通った女の子の連れ、なのか?」 京太郎「それって、角の生えた子ですか?」 ??「ああ。やっぱりな……」 京太郎「あの、アナタは……?」 ??「……虹だ」 京太郎「!?」 ??「鍵を握るのはきっと……おまえの心」 京太郎「それは、どういう……!」 カミネー ハヤクシテー ダンシニュウヨクノジカンオワルヨー ゴウゴーウ ナニモカンジナカッタナ ルァッハッハッハッハ ??「じゃあな、応援してるぜ」 京太郎「ちょ、ちょっと!!」 タタタタタッ 京太郎「……虹? 俺の、心?」 まるで意味が分からんぞ……? 847 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 05 51.86 ID iVBhIvx7o [7/16] 845 照sageの流れだったからね、しょうがないね あと育成はメインじゃないと何度言ったらry さっきの人、まるで心が目に見えてるみたいな口ぶりたったけど…… まさか、そんなことあるわけ―― 京太郎「でも……そう言えば確か」 思い出せ……昨日照さんはなんて言ってた? 確か、あの時…… ~~~~~~~ 照「……心が枯れていくように、砂時計の砂が落ちていくように」 照「私にとっては地獄の日々だった」 照「だけど、京ちゃんに再会できて私の砂漠に雨が降った」トオイメ 照「抑えようの無い感情が雨になって……乾いた心を潤してくれたんだ」 ~~~~~ 京太郎「雨……虹?」 もしかして、もしかしてだけど! 京太郎「心を風景に例えるなんて……馬鹿げてるけど!!」 もしそうなら、照さんの心は今―― きっと! 京太郎「……行かなくちゃ!!」 【23時45分 妙神山 展望台】 照「来て……くれたんだ」 京太郎「はぁ、はぁ……照さん」 照「もう時間無いよ? 魔法が解ける時間」 京太郎「でも、まだ終わりじゃないですよね」 照「……」 京太郎「照さんは、まだ俺の彼女です」 照「っ!」 848 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 21 03.16 ID iVBhIvx7o [8/16] 京太郎「照さんは本当に、俺のこと好きじゃなくなったんですか?」 照「え?」 京太郎「もし本当にそうなら……俺は何も言いません」 照「……それは」 京太郎「でも、俺は照さんが嘘をついているようにしか見えないんです」キッ 照「私は嘘なんか……」 京太郎「じゃあ。さっきの言葉は全て……本心なんですか?」 ドクンッ ドクンッ 照「そんなの、分からないよ――」ギュッ 京太郎「照さん……」 照「自分でも、分からないよ……こんなの、初めて、だから……」ポタッポタッ 京太郎「……」 照「ずっと気持ちを抑えてたのに!! 京ちゃんへの想いを抑えて、東京で暮らしてたんだよ!!」 京太郎「照、さん……?」 照「いつか会えることだけを夢見て、わがまま言わずに……ずっと、ずっと乾いた生活を送ってきた!!」 これが照さんの行っていた砂漠……なんだ 俺への気持ちを押さえつけて過ごしてきた日々 枯れていった照さんの心 照「それでやっと、やっと再会できて!! そしたら、今まで抑えてきたものが溢れてきて……」ポロポロ 京太郎「……」 照「やりすぎてることは分かってた。でも――抑えられなかった。京ちゃんへの想いを……抑えきれなかった!」 それが雨 照さんの乾いた心を潤した、絶えることなく降り注ぐ感情の雨 照「幸せだった。近くに京ちゃんがいる、話せる、触れられる……感じられる」 京太郎「だから、あんなに過剰なスキンシップを……?」 照「……ずっと、そうしていられると思ってた。咲とも和解して……全てがいい方向に向かってるって」ポロポロ でも、違った 照「あの時……あの言葉を聞くまでは」 849 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 28 44.16 ID iVBhIvx7o [9/16] 【出発当日】 ガヤガヤ 竜華「」 煌「」 京太郎「多すぎだろ!?」 透華「わ、私が目立っていませんわ!!」ガビーン ハギヨシ「透華お嬢様も負けていませんよ」フフッ 社長「では、しっかり修行してきたまえ!」 京太郎「あれ、社長いつのまにか元気に……?」 社長「あぁ~」 京太郎「気のせいか?」 久「お留守番は任せてね」バイバイ 京太郎「はい! お土産買ってきます!!」 ~~~なんやかんやで出発!~~~ 【行きのジェット機】 ハギヨシ「透華お嬢様のサプライズの準備を手伝って頂けますか?」 一同「「「「「「おー!」」」」」」 ガヤガヤガヤ 京太郎「あ、照さん。ちょっとクラッカーをとってきて貰っていいですか?」 照「うん」 京太郎「多分竜華さんが運んでたと思います」 照「合点承知」テクテク テクテク 照「(確かこっちに……)」 竜華「それにしても、困った子やなぁ」 照「ん?」コソッ 竜華「折角の合宿やのに……これじゃ修学旅行やん」ハァ 煌「うーん、確かにそうですね」 竜華「……京太郎君のアイドル活動を知っててああいうことするんかな?」 煌「知ってる筈ですけど、わざとでは無いと思いますよ?」 竜華「せやなぁ。好意からの行動やから強く言えないんや」 照「え……?」 852 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 40 39.70 ID iVBhIvx7o [10/16] 違う――私はただ、みんなで京ちゃんと楽しく遊べたらって 照「(そう思った、だけなのに……)」 竜華「強く言うべき……なんかな?」 煌「確かに、関係者でも無いのに事務所や自宅に入り浸っていますし……」ウーン 竜華「間違いなくスキャンダルになる。ただでさえ宮永さんは有名やし……」 煌「距離を……取って貰うべきなんでしょうか」 竜華「京太郎君の事を思うなら、そうするべきや」バッサリ 煌「そう、ですね」 照「京ちゃんの為を、思うなら……私は、いらない?」ゾクッ 京ちゃんにとって私は必要ない? こんなに、京ちゃんのことを想ってるのに? こんなに京ちゃんのことを考えているのに? 照「こんなに……京ちゃんのことを好き、なのに……」ブルブルブル ああ……そうなんだ 私は、いらないんだ 京ちゃんにとって私は…… 照「邪魔、なんだ……」ポロポロッ タタタタタッ 竜華「せやけど、あんなに熱心に想ってくれる子も中々おらへんよ」フフッ 煌「一番の大ファンかもしれないですね」クスクス 竜華「京太郎君もなんやかんかで癒されとるようやし、あの子くらい許してもええかもなぁ」 煌「ふふっ。そういう清水谷さんの優しさ、嫌いじゃないかな?」ニコニコ 竜華「う、うっさいで!」カァァァ ~~~~~~~~ 照「だから……その時から私はもう京ちゃんの事を諦めることにした」 京太郎「違う、それは!!」 照「でも、無理だった。京ちゃんへの想いは……簡単に、忘れられるようなものじゃない」グッ 京太郎「……それは、違う」 照「だから、蓋をしたの」 京太郎「蓋……?」 照「もう、この想いが外に出ないように閉じ込めた」 854 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 49 41.51 ID iVBhIvx7o [11/16] 照「それからはもう……知っての通り」 京太郎「じゃあ……なんで今日はデートなんてしたんですか?」 照「っ!」 京太郎「蓋をしたのなら、どうして一日だけ彼女だなんて言ったんですか!?」 照「それは……最後の、未練を断ち切るため」 京太郎「本当は蓋なんてしたくないんでしょう?」 照「違う!! 私は本当に!! 本当に……!」ブルブル ポタッ ポタッ 照「だって私の心は……こんなにも、暗い暗い深海のように沈んでしまったんだから」 京太郎「照さん……」ギリッ こんなの絶対間違ってる。 勘違いでやすれ違いで……誰かが傷つくなんて嫌だ! だから…… だから!! 京太郎「(俺が照さんを救い出す!!)」キッ 照「……」ポロポロ 京太郎「――まだ、雨はやんでいないんでしょう?」 照「え?」ドクンッ 京太郎「俺には分かります」 俺と再会して、照さんの心に…… 砂漠のように乾いた心に、今までせき止めていた感情が雨となって降り注いだ だけど、その心は今……無理やり閉じられた蓋のせいで行き場を失ってる 絶え間なく降り注ぐ雨は溜まりに溜まって…… 京太郎「照さんの心は今、深い深い海になってしまった」 照「……」ドクンドクンッ 855 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 04 01.48 ID iVBhIvx7o [12/16] 京太郎「その圧力に耐えられず、心が張り裂けそうになって穴があいて、感情が溢れ出してる」 照「違う……!」 京太郎「照さんの心はもう、ボロボロじゃないですか!?」 照「違う!!!」 京太郎「そんなのダメだ!!」ガシッ 照「!!」ビクンッ 京太郎「雨が降ってもいいんですよ。心に蓋をして、感情を押さえつけても何も変わらないじゃないですか!」 照「で、でも……!! 蓋を取ったら私……私はもう抑えられない!!」 京太郎「!?」 照「京ちゃんに迷惑かけるよ!? 京ちゃんの夢を壊しちゃう!!」 京太郎「……」 照「だから、私は深い海の底で……陽の光の無い、暗い世界で生きていくしかないの」 京太郎「深い海の底? 陽の光が無い? ふざけんな!」 照「え……?」 京太郎「暗い世界で右も左も分からないなら!」 京太郎「もし、その想いが溢れるなら、絶えずに降り注ぐなら!!」 照「京……ちゃん?」 京太郎「俺が、太陽になります!!」ギュッ 照「うぇ!?」ドキッ 京太郎「照さんが迷わないように、俺が照さんを照らします!!」 照「京……ちゃん?」ジワッ 京太郎「誰がなんて言おうが関係ない!! 俺は、俺は……!!」 そうだ。 清澄のみんなも、竜華さんもキッカケにすぎない。 俺がアイドルを目指す、本当の理由は―― 京太郎「太陽のように輝いて、みんなを笑顔にしたいんです!」 照「!!」 京太郎「だから、海の底から出てきてください!!」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/} きっと空は……' ´ \∧ ' ,r ' / 光り輝いている筈ですから!! 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 照「う、うぁぁぁっ……」ポロポロ 857 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 12 06.33 ID iVBhIvx7o [13/16] ダメだよ、京ちゃん…… 頑張るって決めたのに、もう諦めるって決めたのに…… 照「心、溢れちゃうよぉ……」グスグス 京太郎「抑えるな! 出てきてください! さぁ!」 照「どうして京ちゃんはそんなに……」 眩しいの……? 照の心の蓋「」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ バキッ バキバキバキッ!! ドバァァァァァァァァッ!!! 照「うわぁぁぁぁん京ちゃぁぁぁん!!」ダキッ 京太郎「……照さん!!」ギュゥゥ 照「ごめん、ごめんなざぃぃぃ!!」ビェェェェン 京太郎「よしよし……」ナデナデ 照「わだ、わだじぃ……」 京太郎「もういいんです。我慢なんてする必要はないんですから」 照「……うん、うん!!」ギュゥゥゥゥウ 照の心「」ピカァァァァァ 照「あっ……雨やんじゃった」 京太郎「え?」 照「だって。こんなにも綺麗な太陽が出てるから」 もう、雨なんて必要ない 京太郎「照さん……」 ゴーン! ゴーン! ゴーン1 照「あ、もう十二時……」 京太郎「……恋人ごっこは終わり、ですね」 照「……うん」 859 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 19 50.47 ID iVBhIvx7o [14/16] 照「でも、今度は遊びじゃないから」 京太郎「え?」 照「……頑張って京ちゃんの彼女になる。敵は多いけど、負けたくない」 京太郎「敵なんかいましたっけ?」キョトン 照「……」ドグチァッ! 京太郎「あだっ!?」メメタァ!! 照「でもね、今までと同じじゃないよ?」 京太郎「同じじゃない?」 照「これからは、京ちゃんの為に頑張る。私の事だけじゃない、京ちゃんの気持ちも考える」 京太郎「照さん……熱が」ハラハラ パッシィァ!! 京太郎「なんでもないです」ヒリヒリ 照「私は照。だから、私も京ちゃんを照らせるようになってみせる」 京太郎「……あはは、ギャグですか?」クスクス 照「本気だもん!!」ムスーッ 京太郎「期待し……ん?」 ピカァァァァン 京太郎「この、感覚は!?」ゾクッ 照「あっ……」 京太郎の雀力が一段階上昇した!! テテーン 京太郎「この感覚、なんだか懐かしい……」 照「やっと……返せた」 京太郎「え?」 照「……ありがとう、京ちゃん」ギュゥゥゥゥ 京太郎「???」 863 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 28 38.21 ID iVBhIvx7o [15/16] 【物陰】 ??「……」ジーッ ?「終わったのか?」スッ ??「ああ。なんだか、らしくねェことやっちまった」ポリポリ ?「でもお前が入れ込むくらいの心だったんだろう?」 ??「ああ。あんなに人を元気づける、太陽みたいな心を持った奴は見たことねェ」 ?「あの女の子の方は……?」 ??「あの子の心は、あの時みてぇに深い深い絶望の海だった」 ?「っ!」 ??「だけど今は違う」 ?「え?」 ??「女の子の心の雨がやんで、そこに男の太陽が光をさした」ニッ ?「ということはつまり……?」 ??「お前に見せてやれないのが残念だ。だって、あの子の心にはあんなにも……」 照「京ちゃんペロペロ」ペロペロ 京太郎「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」 照「京ちゃんくんかくんか」スンスン 京太郎「のわぁぁぁぁ!?」 照「京ちゃんうまうま」ハグハグ 京太郎「うぎゃぁぁぁぁあ!?」 . . . . . . . . (⌒⌒ (⌒ . . . . . . . . . (⌒ (⌒ ; . . . . . . . . . (⌒ ⌒⌒ . .; . . .' . .. . ´ . . (⌒ ⌒ ⌒⌒ `ヽ (⌒(⌒ (⌒.; . . .' . . . . ´... . . . . . . . `ー---、 ⌒ (⌒ ⌒ ⌒ (⌒. . . ;. . .' . . . ´,....'.. ;. . . .' . . . . . . . . .. ` ⌒( (⌒ . .;. . . '. . . ´,....'. ,. . . .' . . . . . . . . . . . . . . . . . ;. . '. . . ´,....'. ., . . ' . . . . . . , ' . . . . . . . ;. . '. . . . ´,.... .´ . .´ .ヽ . . ., ' . . . . . . . . , ' ⌒⌒⌒ (⌒ ー;. . '. . . . ´,...´ ,. . ´. . ; ' ⌒ ヽ、 ( ⌒ ⌒Y⌒ ⌒`⌒) ヽ、_ ;. '. . . ´,....'. ,. . .' . . . ; ' (⌒⌒ ⌒ ⌒ (⌒ ⌒ `⌒)⌒) ⌒` .; . '. . . ´,....' . ;. . '_ _ . .; '(⌒´ ( (⌒(⌒ (⌒`⌒ ). ⌒) . ;. .' . .. ´,...' . ;. ' ; ' `ー、 _ _ _ (⌒ ヽ⌒ )´⌒ ヽ . ;. .' . . ´,....' ., . .' , ' _ (⌒ ⌒⌒) ;. '. . . ´,...' .; . '. ; ' ヽ (⌒ ⌒ (⌒ヽ⌒⌒ヽ ⌒) .; .' . . . ´,..' .; . ' , ' (⌒ ⌒) ; . '. . . .´,. '. ;. .' , ' (⌒(⌒(⌒(⌒ (⌒⌒ ヽ ; .' . . ´,. .' ;..' ; ' (⌒⌒ ⌒ ⌒(⌒_ _ _ _ (⌒ . ; .' . . ´,. . ; . ' ; ' ` ` ⌒ ー- - -- ⌒ ; ' . . ´,. .' .; .' ,..' . . . . ,. .⌒ ⌒ ⌒ヽ ⌒⌒ ⌒ ⌒ヽ , ' ( . ; '. . .´ ,.' ;. '. ヽ; ' ,(⌒ ⌒) ⌒) ( . ; '. . .´ .' .; ' . . . . . ' (⌒ . (⌒(⌒ . . ⌒) ,'⌒ ⌒) . . . . . . . ; ' . . ´ ..' .; ' . . . . . ' (⌒ . . (⌒ . . . . . . ⌒) . ヽ . . . .... . . .' ´ ' ' ' . (⌒ . . . . . . . . . . . . . . . . . . ⌒) . ⌒ カミーネ「綺麗な虹がかかってるんだから」 京太郎「調子に乗りすぎです!」チョップ 照「えへへっ!」 【てるてるガール】 カンッ!! 947 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 03 58 24.75 ID Lf2wbv2Vo [1/10] 944 直貼りですお 946 個人的にはたまらんけど、エロはまぁ、多少はね? いいぞもっとやれと言えないのが辛い 【番外編 鹿児島ENDの真相 前編】 ~~番外編のあらすじ~~ FXで有り金全部溶かした社長のせいで潰れるかもしれないアクセル1 その危機を救うために身売りを決意した京太郎だったが、世の中はそんなに甘くはなく…… <とある闇金融> 京太郎「えーっと、一億貸して貰うことってできますかね?」 ウシジマ「……アンタふざけてんのか?」 京太郎「ふざけてなんか、いませんよ」ズイッ ウシジマ「……」 ドガバキィッ 京太郎「ゴモラッ!?」ズシャッ ウシジマ「ガキが来るところじゃねぇよ」ペッ 京太郎「……うぅっ」ショボーン これで10件目か…… そうだよな、こんなガキに一億出してくれる場所なんてそうそうあるわけない 京太郎「……かっこわりぃな、俺」フラフラ それでも守らなきゃ…… 俺の大事な場所を 大切なみんなの居場所を……!! 京太郎「でも、どうすれば一億なんて……」 ポツッ ポツポツッ ザァァァァァ!!! 京太郎「……ああ、ツいてねぇ」 本当に今日は……最悪な日だ 948 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 01 27.16 ID Lf2wbv2Vo [2/10] ザァァァァァァ!! 京太郎「濡れるっ!!」ダダダッ あーもう! 本当になんなんだよ!! さっきまで晴れてたったのに!! 京太郎「ちくしょう! どっか雨宿り出来る場所でも……!!」 とは言ってもこの辺はビルばっかりでコンビニも…… 京太郎「ん?」ピタッ ~~~怪しげな屋敷~~~ 京太郎「あれ? こんな場所にこんな建物あったか?」テクテク しかもなんでだろう……? 体が勝手に……吸い込まれるような 京太郎「入ってもいいのか?」ガチャッ ギィィィ 京太郎「あのー! すいませーん!」 ブワァァァ 京太郎「っ!?」 なんだ、今の感じ……? 京太郎「……」テクテク あれ? どうして俺……勝手に人の家に入ってるんだ? 出ていきたいのに、体が勝手に…… ??「入りなさい」 声がした どこかで聞いたことがあるような、なぜか懐かしい…… 聞いていて、どこか安心するような優しい声 京太郎「あ、失礼します」スーッ ??「ようこそ、願いを叶えるミセへ」 京太郎「!!」 襖を開けた先にいたのはとても妖艶で、とても魅力的で、とても―― / | | ヽ , | | | i 、 |i | | | | l , ' |‐|- |.._ | ! i | | | | , |Liヒ i |_l个ト| | j ! | ! i | |zニ... __ ` ┴ -L| |_ i | _..」 | i /⌒ヽ| 代 テ≠= >┴L.| | | ! | ', `¨` {ァz...__{ ! | | ' | , !ヾノ..` 7 _|.」 | ヽ. | ! ', / | | ` ! | l i ′ ! ! | | | ! |! / | | j | ̄ ~¨ -‐… ァ' ' | | | | ´ / | | | | | |`丶 / | | | | ! | 丶、 / |_|」-┘ ! | | / ` | | | | | ! | | ' | | | | l! | ′ | ! ! | |l | ′ j! ! _.-… j | !| | ,' '| | / ̄ _.. ,' | |i! ! ム_ / | | l/ ̄ / | | ! |`ヽ.い\ / | ! 寂しそうな女性だった 949 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 06 04.66 ID Lf2wbv2Vo [3/10] 京太郎「あの、俺!! 本当はここに来るつもりは無かったというか、雨宿りしたくて、その!」アセアセ ??「違うわ」 京太郎「?!」 ??「アナタはここに来る必要があった。そう――心の中で願う何かがある」 京太郎「え?」 ??「ここは願いを叶えるミセ……貴方の願い、叶えてあげるわ」 願いを叶える店? もし、本当にそうなら――救えるのか? 俺の、大事な場所を…… 京太郎「貴女は一体……?」 ??「そうね。私は……」 魔女「次元の魔女とでも、名乗っておこうかしら」クスッ 京太郎「ぷっ」ブルブル 魔女「あら、失礼ね」ムスッ 京太郎「あ、いえ! なんだか魔女って言葉が凄くお似合いだなって」アハハ 魔女「……」 京太郎「……失礼しました」 魔女「いいのよ。それよりも貴方はこのミセに来た――つまり、叶えたい願いがあるんでしょう?」 京太郎「あ、はい! でも、こんなこと言っても……」ウツムキ 魔女「話しなさい。そうでなければ何も始まらないわ」 京太郎「……実は」 ゆっくりと俺は話し始めた 俺がアイドルを目指すようになるまでの経緯、そして…… 京太郎「それで、どうしようもなくて俺……」 魔女「……そう、大変だったのね」 京太郎「あ、いえ! 俺はいいんですけど、ただ……よくしてくれた場所がなくなるのが怖いんです」ウツムキ 魔女「……」 京太郎「魔女さん?」 魔女「いいわ。救ってあげる」 京太郎「!?」 魔女「事務所の経営を救うだけの資金を出しましょう」 京太郎「ほ、本当ですか!?」ガタッ 魔女「ただし、対価を貰うわ」 京太郎「へ? 対価? でも俺に払えるものなんて……」 魔女「対価はお金やモノじゃない。勿論、客によってはそういうものを貰う場合もあるけど」 京太郎「じゃあ……俺は何を?」 魔女「貴方にとって、とても大切なモノを」 950 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 09 37.01 ID Lf2wbv2Vo [4/10] 京太郎「大切なモノ?」キョトン 魔女「……絆」 京太郎「きずな?」 魔女「貴方が今まで培ってきた友情、愛情……そのカタチ」 京太郎「???」 魔女「貴方はもう、以前の友人達に会うことはできなくなる」 京太郎「え?」 魔女「一緒に歩んできた高校の友達も、共に歩もうとしていた事務所の仲間とも」 モウ――アエナイ 京太郎「会えなくなるって……そんなの、簡単じゃないですか」 電話だって出来るし、会おうと思えば飛行機や新幹線だってある 魔女「いいえ。貴方はわかっていないわ」 京太郎「?」 魔女「どちらからでも、会いに行こうとすれば見えないナニカが邪魔をするでしょう」 京太郎「いや、そんなオカルト……」 魔女「全ては必然なのよ。どうあがいても仲間には会えない、共に歩むことはできない」 「そう、私とあの子のように――」 京太郎「……」 魔女「……無理に決める必要は無いわ。決めるのは貴方だから」 京太郎「やります」 魔女「仲間との絆を信じて進むのも……え?」キョトン 京太郎「事務所を助けてください」ペコリ 魔女「いいの?」 京太郎「いいんです。みんなが助かるならそれで」 魔女「……」 京太郎「お願いします」 魔女「……後戻りは出来ないけど、それでもいいのかしら」 京太郎「大丈夫っすよ。こう見えても俺……強いし」 魔女「(貴方が耐えれても、残された者はきっと……)」 京太郎「だから、みんなを助けてください!」ペコリ 951 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 15 00.85 ID Lf2wbv2Vo [5/10] 魔女「いいの?」 京太郎「いいんです。みんなが助かるならそれで」 魔女「……」 京太郎「お願いします」 魔女「……後戻りは出来ないけど、それでもいいのかしら」 京太郎「大丈夫っすよ。こう見えても俺……強いし」 魔女「(貴方が耐えれても、残された者はきっと……)」 京太郎「だから、みんなを助けてください!」ペコリ 魔女「……分かったわ。それと、もう一つだけいいかしら?」 京太郎「はい?」 魔女「このまま契約してしまえば、貴方はもう仲間に別れを告げることはできない」 京太郎「そう、ですね」 魔女「最後に会ってこなくてもいいの?」 京太郎「いや、いいです」キッパリ 魔女「あら? どうして?」 京太郎「その……なんて言っていいのか分からないし、俺不器用だから」ポリポリ 魔女「……」 京太郎「それに、会ったら決心が鈍りそうですしね」アハハ 魔女「……そう、ならいいわ」スッ ポワァァァァァァ 魔女「貴方の願い、叶えましょう」 京太郎「!?」ドクンッ 魔女「……はい、おしまい!」 京太郎「え? もう終わりっすか!?」キョトン 魔女「ええ。これでもう貴方は籠の中の鳥になった」 京太郎「へぇ~」マジマジ 魔女「?」 京太郎「よかった、これでみんなが助かるんですね」ニコッ 魔女「……変な子」 京太郎「??」 952 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 18 03.51 ID Lf2wbv2Vo [6/10] 魔女「まぁ、いいわ。後はこっちでやっておくけど、貴方はどうする?」 京太郎「……うーん」 魔女「雨が止むまでここにいてもいいのよ?」 京太郎「あっ! それじゃあ一ついいですか?」 魔女「?」 京太郎「料理しても、いいですか?」ニィッ 魔女「!!」ドクンッ 京太郎「ダメですか?」 魔女「どうして……料理なんて言い出したの?」 京太郎「いや、魔女さんって綺麗ですけど、その……死人みたいに肌が真っ白だから」アセアセ 魔女「……」 京太郎「だから、ちゃんとご飯食べてるのかなって、心配で」 魔女「……失礼な子ね」 京太郎「す、すいません!!」ドゲザッ 魔女「……いいわ。厨房を使ってちょうだい」 京太郎「え? いいんですか?」 魔女「ちょうど酒のつまみも欲しかったしね~♪」 / ` ‐- ._ ヽ {/ / ヽ } `ヽ } , ′ / / ,ィ ヽ / ` ‐- 、 ヘ イ / / //‐/ ヽ ; / l | ', ヽ 、__ \ノ ! ; / /´  ̄ `ヽL___{ | レ|个 ! , /. `ヽ _`) } |_l ! ! ___ ¨└L_| | | ! /‐ - 、 | ,' `| |  ̄ `ヾ ___ `ヽ| | l /____ ` 、 l / / l ノ  ̄ `ヾ ! |ヽ | /. ` 、 ヽ | / / ', ⊂⊃ ノ |ノ | /. . \ ノ|' /_,イ ゝ ┌ -- -┐ 〈 ! | /´ ̄ ̄ ` 、 ! /__ハ ヽ ', ノ /| | , ´ ̄ ̄ ` 丶 、`丶 | } \ `= '´ , ィ | / r ┐ `丶 ヽ | ,' lヽ. _ ´ , | ' / ̄ ̄ ̄} } } f⌒) ヽ 〉. ,' / | ! 、 / コ r (`ー'´ '┐´ // . / / | l | ヽ ' }_ ]-‐' ¨¨7 // . / / il j ! \/ ト-' /`-‐ .二イ //. / , ' i |! ,' L.__ /{ノ / `‐ァ' └┐ //. / / |/厂!___ノ / /ヽ ヽ_/ `{ { ̄ //. // ̄ ̄`ヽ | { | / / } ト、 京太郎「任せてください! こう見えても料理はそこそこやれるんですよ!」 魔女「あら、期待しちゃってもいいのかしら?」 京太郎「じゃあ、厨房借りますね」 ドクンッ 京太郎「侑子さん」 954 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 32 44.35 ID Lf2wbv2Vo [7/10] 魔女「っ!!」ドクンッ 京太郎「あれ、俺どうしてこんなこと……」 魔女「わたぬき……」ボソッ 京太郎「すいません! あの、勝手に名前呼んじゃって! あれ、でもそもそも名前聞いたっけ?」アセアセ 魔女「……ふふっ」 京太郎「?」 こうして俺は――次元の魔女との契約によって、囚われの身とやらになったらしい 正直、本当に会えなくなるなんて思っていたわけじゃないけど やはりあの魔女の力は本当だったみたいで、みんなにいくら会いに行こうとしても―― 会えることは無かった 【数日後 アクセル1】 竜華「……京太郎君、家にも帰らないでどこほっつき歩いとるんや」 社長「竜華ちゃん。そろそろ大阪に戻った方が……」 竜華「イヤや!京太郎君を見つけるまではうち……」 社長「この事務所も来週で解体されるんだ。もう、手遅れなんだよ?」 竜華「それでも、それでもうちは!!」 社長「……少し、頭を冷やすといい」スタスタ ガチャッ バタン 竜華「ひぐっ……グスッ……」ポロポロ なんでなん? なんで勝手にいなくなるん? 竜華「会いたいよ……京太郎君」ギュッ コンコン 竜華「っ!?」 ガチャッ 竜華「なんやおじさん? まだ何か――」 京太郎?「お久しぶりです、竜華さん」 竜華「え?」 京太郎?「少し、やつれましたね」ニコッ 竜華「きょ、京太郎君……?」ガタッ 京太郎?「はい! ただいま戻りました!」ニッ 竜華「あっ、あぁ……」フラフラ 955 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 40 14.91 ID Lf2wbv2Vo [8/10] 竜華「アホ! どこに行っとったん!?」ポカポカ 京太郎?「すいません。でも……」スッ アタッシュケース「一億円」デデドン 竜華「なんや、これ……?」 京太郎?「このお金があれば、事務所を立て直せると思います」 竜華「え? こんなお金どうやって……」 京太郎?「それじゃあ俺、そろそろ行かないと」スッ 竜華「ちょ、ちょい待ちぃ!! ちゃんと説明――!!」 京太郎?「竜華さん、今までありがとうございました。俺……本当に感謝してます」 竜華「なんやの!? なんでこれっきりみたいな言い方すんの!?」 京太郎?「……」 さよなら 竜華「京太郎君っ!!」 京太郎?「……」ダダッ ガチャッ バタンッ 竜華「まっ、待って!!」ガチャッ ドンッ!! 竜華「あたっ!?」 ??「あら、大丈夫?」 竜華「あ、えと……お姉さん、今ここから男が出てきぃひんかった?」 ??「さぁ? 貴方しか出てきてないと思うけど」 竜華「そ、そんな筈あらへん!! 金髪の男前が出てきたはずや!」 ??「???」 竜華「そんな……嘘……」ガクッ ??「……しっかりしなさい」 竜華「……え?」 ??「貴方が今やるべき事は、落ち込んで悲しむことなのかしら?」 竜華「それは……」 ??「折角の想い、無駄にしちゃダメよ?」 竜華「あの、お姉さんは一体……?」 ??「美味しいタコスのお礼、ってとこかしら」 竜華「は?」 ??「等価交換の法則ってね」テクテクテク 竜華「なんやったんやろ……?」 956 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/20(金) 04 49 21.22 ID Lf2wbv2Vo [9/10] こうしてアクセル1は立ち直り、事務所は元通りとなった ただ以前と違うのは……そこに須賀京太郎の姿が無い 鈍くさくて、バカ丸出しで……それでも必死に前へ進もうとしていた男の姿が存在しない それは果たして……元通りだと言えるのか? そんなこと……誰に聞いても同じ答えが帰ってくるだけだろう ~~~数日後~~~ あー、皆さんどうも、須賀京太郎です 願いを叶えるミセで願いを叶えて貰ってから数日が過ぎました アイドルになる夢を諦め、かといって長野に戻ることも出来ない俺は…… 小蒔「京太郎さんー!」タタタッ 京太郎「ん?」 小蒔「えへへ、待っててくれたんですね」モジモジ 京太郎「うん、二時間は待ったかな?」ニッコリ 小蒔「あぅっ……//」 京太郎「嘘ですよ、俺も今来たとこっすから」 小蒔「うぅ~」カァァ 京太郎「じゃあ、行きましょうか」 小蒔「はいっ!」パァァァ , ´ / .' / .' ' | l | l | | / / ' | | | l| | l | , } l | | _/ イ / l| |_,∧_{ . ,-|-}-/、 , | { [二二二二.  ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/イ/},イ . / l | | ̄|| ̄|| ̄|| ̄||.....{〃 r∧ -‐=ミ_从 、Ⅵ ,l七弐ト /} /l| l | |==||==||==||==||=.゙/ /{ 从 {示ト、 \ⅵ上ヒン ./イ } / | |_||_||_||_||.゙/ //从 l∧.ヽVゝ' \ .| /イ/〓_〓_〓_〓_〓_〓_〓_〓_〓_. / イ' {/l∧ ∧. 〈 、 ,イ/j'..゙_〓_〓__〓_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii゙ ̄ ̄iiii .. (;;;;∧;;;ー∧ -‐ァ 从..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....||||||||||||||||||||||||||[[][][][ .. ヽ 、 ‐く__ ´ ィ }/..| .┌──── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||.|.|.||||||||| \ -‐ / ´ ̄〈_ ── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| ̄ ̄ ̄||.. . .∥|┌┬┬┬┬┐|┌┬ \._ _. イ / /... ___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||. . . .∥|├┼┼┼┼┤|├┼┼.゙ ̄}/」/ /. < > ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| ||. . . .∥|├┼┼┼┼┤|├┼┼....f'^ く / `ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||______...∥|└┴┴┴┴┘|└┴ . /「⌒fヘ /゙/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| ||[][][]| ∥|.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | . _/ _j/|∧ /゙, /}ハ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||[][][]| ∥|.| ミミソ〆.| | / /ム__ノ'^ ). / /| {T} | ト}  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| ||[][][]|_∥|.| ヽ/〆..゙r 「 // /| / , {斗 lノ / ノ ハ ∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | || ̄ ̄^∥|.|____.....|/ /// ; / 从_乂 _ _ (ィ斧芋ミ、| / ∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| || ̄ ̄ ̄//. 厶r 〃 // , {.芹ハ`¨゙ {r' リ }〉 / | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |___||____//____ . j } / 〃. { } 弋ノ `¨´ ノ ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| // ゙/ / / , |l |//// ' ///// ム イ⌒Y ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | // ゙/ |/ / {ハ /{ } .リ ハ{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| // /i. l/ / /. | ∨ 、 v‐‐ッ イ / l} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | // ゙/ |// / 乂. ∨ \ イ / ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|....| // / / / `ヾ . < ト / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |≡≡≡≡≡≡≡≡≡゙/ / /| > ` ≦ } // {iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii / / | _ 。r≦ r´ .ノ .// ∧| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..../ / / | ,r≦ >'´ // .// / }!、|_,,.、--‐'''^'''¨´'''^'''´´'''^'''^´`'''´^./ / /} |. ,イ / > 7´ ィ//// / .リ \|__________/ ̄ ̄ ̄.../ / ノ { | / { / / < /// / / / Y";゙゙''";;''"';='"゙゙'; "'; ;'"'' "';'/∵ .∴.../ / | ∨| l{ ! { // / / { /{ { <";゙゙=''";;''"';'"゙゙'; ="'; ;'"'' / ∴...... / / 丿 / 〈 ゝ_ゝ 乂 / / 乂 | / .乂 |";゙゙''";;''"';'="゙゙'; "'; ;'="'' | ̄ ̄ ̄...i /./ 〈 |... / - ‐アイ. / ゞ | |'";;''"';'"゙゙'; ="'; ;'"'' "''";;''"';'"゙゙'; = | / \\ l |.... / ´-っ ././ }! なんの因果か、鹿児島にいます 【番外編 鹿児島ENDの真相 後編】に続く 963 名前: ◆RwzBVKdQPM[sage] 投稿日:2013/09/21(土) 00 38 21.54 ID 438kQtRao [1/10] ,. -──……──- . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .、 \ガビーン/ / . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . . . . i . . . . \ / . . . . . . . . ./ . . . . . . ./ . /. . . } . . | . .} . . . ヽ ′ . . . . . . ./ . . . . . . //}/∨ハ/レ'ヽ . . i l i i . . . . . . . . i . . . . . . . | V从| | . . . . |. . . . | . . . . . . . | ー ─'´ ^ー-| . | | . . . . |. . . . | . . . . . . . | | . | (折角の出番なのに文字化けしてた……) | . . . . |. . . . | . . . . . . . | 〃⌒ヾ 癶{ . | | . . . . |. . . . | . . . . . . . | {{ }} {{ }} . | | . . . . |. . . . | . . . . . . . | ゞ=='" ヾリ | | . . . . |. . . . | . . . . . . . | | . | | . . . . | . . . .| . . . . . i . | /⌒⌒} | . | | . . . . | . . . .| . . . . . i . | { / / . .| | i . . | . . .i | . . . . . i . |`  ̄⌒,.ィ . | . . . .| |/{ . ..| i | | | . . . . . i . | 厂| . . . .| . | . .i. .| /⌒\{从| 乂 . . . Ⅳ '⌒ l/}/Ⅵ 八| / ヽ | l\ \i/ __ /| |ノ}/ / } | l ヽ _____________,ノ .| l i | . . . ´ ` . . / / ヽ / / / ヽ . アラサーは哀れだねぃ / / /l ハ―- 、/ i こっちは次スレで主役扱いだけど. / i レ' L / レ1/l | _ {/ | | 芹ぅ _ | |i | 〈ム | | | ヒり ー‐ |/ |l | マム | | /| '''' ′ '''' / 八 | マム 〉 从 マ フ / ヽ. マム__/ へ > r' _ _ _ _ _ / / . 「`ヽ/ .\ /7´〃 */ / . | * *\ イ * / iУ* / /\ ハ i | * * * トミj * { _ノ * /{ / * * ヽ' リ | * * * Vハ */* / * Ⅳ / * * | (⌒)_ _(⌒) (⌒ ) -‐…‐- ( ⌒) `¨ヽヽ/ . .` 〃`¨´ . .ヽ. /. /! .ヽ . /. 〃 | . .′. / │ i ト、 i i . / | i | i | | | | i ≧ト廴ト、 仏斗匕、 } | ……出番!! { | | |乍≧ミ `¨ィ≦斤|`′ | ゞ | | 辷ソ 辷ソ | | | | | . ハ// , ハハ/, | | | | ハ __r .イ | | | | i > . ` イ | | | | | | r‐| ≧≦ |‐、 | | | | |i {/ {人 人} .' ,′ | | j| 八! \\.// /. /ニ‐ l -≦八廴≧ \/ ≦彡'|ニニニニ`ヽ . ‐- 、 .' r___ fニ; {ヲ “´└ } (そろそろ出番のようじゃな……) '.--ヽ ,爪 マア彡へ r'/|\/ニアヽ // ̄ |ニニニiニニi fイ {ニニニ`lニニl /ニ| ヽ二二|ニニ} /二j i二二i二ニ〉 /ニ〈 {ニニ二vニニ〉 /ニニ〈ミ=‐ ヽニニニvニニ〉 /ニニ〈ミ≧=‐ \ニニ ニニ〉 ,iニニニ[ニニニニ彡'´Vニ }ニニ} / |ニニニ|ニニ{jニニニニニニVニ}ニニ} /ミ|ニ二|ニニ≧ニニニ二|=jニ}ニニ} / /`ー--|ニニニミ|ニニニ二| ̄ / 〉 L{」ヲ vニニニ|ニニニ二| ヾ」/ vニ二|ニニニ二| vニニ|ニニニニ| Vニ|ニニニニ!965 名前: ◆RwzBVKdQPM[sage] 投稿日:2013/09/21(土) 00 47 48.98 ID 438kQtRao [2/10]※ こっちのスレ埋めておきたいので、ご協力くださると助かります / / ル│ /─ラ |. ハハ | \ / | /レ ∨ リル | / ノ│ | │ / | | / 二二\ ノ ノ  ̄ヾノ | | ワハハー ∠ ハ レ . /゙ ヘ` _,===ミノ│ | | / ソ | | . ○ | / lヘ ノ | | / | ヤ`廴 ン O │ソ ハ ノ ∠ | / 、廴 ソノ /| // 京太郎君のポスターが出来たぞー! \ | ハリ .| ∨ / \ | 丿 弋 ̄ ̄マ フ .| \ \  ̄ ̄\ \.........メ / / \ \ | \ / / ハ | 丶、 _, イ´ / \ / ̄\ ´ ´| ノ  ̄  ̄  ̄ ..../ 丶、、、 /| リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛゛゛ \ |" ヾ\ / ゙゙\ \ / 〉 |\/ ヽ \ /\ /∨ \. / ,. . . / . . . ./>ミx彡ヘ _ _ _ _V. ハ ' / . ./ _ _ _ _ _ / ∨ V. ノ . |77. / ____/ ∨ ̄ ̄ \ } (清澄の使いっぱしりだとばかり思っていたが……) |i_i i_i /´ . / \ . \\ |i i / . /____ ,.. ー-==、 \ ` ー‐ ノ 、_|iノ/ . 7 厂 ̄´ヽ ,二ニ \ ー=彡ノ __フ . . /ァ==ミ、 イ{ i`ヽハト==≠-‐'′ `ー==≦彡'〃 _) i^ r'. ノ /ノ リ 爪 ー≠爪 { ヽゝ--‐'  ̄` 「イ ノ i |ヽ こうしてみると、中々いいものだな | i . `トゝ . . , . . し'ノ i. | | i ヽ.__ 爪 . i | | i i ヽ ー ' イ | i i | | i i 个 .. .イ |. | i i | | i i i i_ }´{ > . .イ ト、! _ |. | i 从 八 i i //} `丶、 ` ´ ノ Vハノノ. // ヽ X'/∧ ` ーv‐く ∨ハー=ニ二.. _____ _ ....-==ニ\ Xヽ'∧ /ー一へ. /∧////////////ハ/ハ'////////,ヽハ//∧ ∧ i i i i i i i∧ ///∧'////////////ハ///∨////////////'∧ / ∨ i i i i/ ∨\'//〉/////////////} __,.. ' ´ ̄ ̄ ̄`ヽ、 /レ、 ,.. ' ´ ン'∠二ト、 /,.. / , , 、. \ V/ ̄`ヽヘA! // ./, / / ハ ! ヽ ゙、 \ 智美ちゃんがジャニヲタをやめるなんて……/ / i | ! // i ! | ! | i ヾ、| /i. ハ iハ |∧! !| /ノi ,ィ|! ト、 ゙、i!゙、| !ハ人|-V十! ノナー-レ、,ィ! ノ、 ゙、 !| ノ !、c―‐ ;==、 ―‐o ノィ'′ i ハ リ / ,イ  ̄ ̄ `ー―'" ! i ! |.| /. /(i´ | 、 u /! iリ_リ / r-、丶` ...、ヽ___,.イ / // ./ヽ | | ヽ .) / | \_/ |( ( / / / i | i ノ/ / | A / \ Y / / | ______/ \ ,. ´ ` .__ ヽ / \`ヽ .‘,. /´ \} . .‘, (今度会ったらサインもらってみようかな……) / /i . ! . ト、 ヽ ‘,. / . / { . ト、{ \___ ヽ ‘, , } ./⌒ `\丶<.\ | . .| . .∧ / イ ___ ___、 | | . /. . ./ ! / // / } |\|__ . .,′ / i ./ ノ ! {l!{ { l! / .| ト、.', / { l | ./,, ゝ-'′ .ゝ-‐' ノ .} } / . .| l !人 ¨´'''' .i/ イ . . . .| V > ` ‐ ' ,_¨´./ ! .∧ | ` ー─‐‐ェ─ ノヽ ¨¨´ .| / ヽ ! _ ⌒Y´¨7\ノ ` ┐ j/ V /`ー=ニニ二二¨} ヽ rヘ! rく Yヽ }(そうっすねー)↑ この辺にモモ968 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 00 57 20.76 ID 438kQtRao [3/10] 〃. ヽ <キャプテーン ! ,(i!i!)`゙i | |!_(l´.ゥ`ノ!| ム゙予''!、 て/iYiYハう '.十i十' ヒヒ! i'|/ ┴‐---、 -==ァ ` 、 / \`ゝ _,...-‐' | ハ N、 丶、 丶 \  ̄`7 | /レ V \ \\ ヽ 、 | いいもの持ってきましたよー | / | |' ̄  ̄`゙ヽ || | ヾ、 レi i ,==、 -≡ミ、 V|人/ ト- ゝ ソ 「|´{, | H {, || |,r┐ !| `ト _.ノ 丶 __.ノ } /レ i ___ ,、__.ノ/ \ 丶-' /|/|人| ` ,..-‐ | r 、 r‐r―' ̄/! !` 、 ____ 丶 \_ ,イ| ヽ ト --/ >‐-、 ≧ニニr‐ 、_,...-、 \ / i∧ ゙、 |ー--/ ,, " _,イ-‐^i `ー--`ー-、__ \ / | ヽ ゙、| /,, " __/ / ', \ \ / | | \ |/ニ--≠= ヾ / ! \ \ /\ Y o | \ | i ,. - ‐──-- 、 / / .\ / / ;ィ /^', ト、 . ヽ / / / ! { リ ! ヽ .', ,' / / 彡` ソ ', } ! | r"、 __ ' ミ . | . ,' これ、合宿に参加しなかった子に頼んで貰ってきたんです | /二ヽ `゙ヒ ソヾ ´__, | / ', {.' ` ⊂⊃ ヒ ソ`ー,゙ 確か好きでしたよね? 〉ヽ_ , ⊂/ { 〉、゙ . 、_ _. ! r-‐| f゙ / \ ,.ノ | ヽ ヽ_ ` _. ,‐ ´ _,.>', \ }、_ /、< \二__. ! }\_ ヘ ` ー 、ィ`ヽ\ { \ ¨ }\`_'"} \ / l ' , ' , ハ ,.' ' / / / ,.l ,、 'v 'v 'v ハ ハ,' ./ / .,' / | .|ハ l l 'v ', ハ. ; | ,' ハ l | | .l ハ l l l }l | | | l | l l l | | .| |l l | l |l | | これ――須賀君のサイン! | | , | | 」斗 -代「 リ }| | リ`7‐-リ_ | | | | l | |人ハ { リノ リノj/j从//j ,イ | ┼O | | . | | `^ ′ rテ守癶 ,小 | 小 | | , |l, |,cうz==ミ {トッリ ,ノハ | ありがとう……!!|. ┌┐ l | リ 小 'v¨´. . . .. `¨''と^) l | |. └┘ l 小| | |ハ Y ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ハl | | l | | .| | | } lト、 cっ , イ | | | | | | | | |l リ リ > 、 ,.<「 l. | | | l从小、{「「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 乂゙\ハ|.| r―┴-、|. ,rr< \j |.| ` ̄ア^ヽ\ / / .{ . / | ハ ト; \ \. / / / \ ;ハ;! ル' リ j;ヘ .\ >ァー=≦_;_;_;_;_/ /\ \/ u.ノ u.ヽ \ .V/ ヽ ,ゞ/ / \/‐≦、ぇ、 ≧-\ .∧ (欲しい……!!) ー/ ./ ,彳,i作ミx ゛ 作ミxヾ; ∧ , ./ ! .俄_,}iハ 我,刈 { ∧ l .メ、 とつミ彡℃ ///// ミモっ.ト; . | ハ ////////////////// ,l|\ l | メぃ rvー-―, / .! ヽ .| | |ー - 、 ~ ̄  ̄ / .| };! }/| ト; .! 个 .ーェ __ , ィ ハ ,从| Ⅵ ヽ!rー― -' {| |≧ v'⌒ヽ、 〃弋ヽ \ 〉 | ト、 \イケダァァァァァ!!/ / \\ \- ‐ / j j. ヽ . / ヽ\\ \_./ /∧ \ ↑このへんにコーチ / .|! \\. ヽ/ // ヘ \974 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 08 55.22 ID 438kQtRao [4/10] / // ____ _.... ――― --、_{r、/.. ´ \ ,. ´ /´ `¨ヽ、 -=< ̄ ̄`\ ,. ´ ´ 、 ` .、 // ̄ ̄\ ,. ―― 、 ,\ \ , ' / --、/⌒Y´_ | ヽ、\ ヽ 透華もハギヨシさんもいないと暇だねー // { __,..-r - 、_ } ヽ , ∧ 、 \ . / ' /乂_,...イ´ / \ ̄ \ ,イ ∨ , | ヽ ヽ } { | / / _// | / / | \_∧} ∨ } 、、 | Ⅵ 衣も風邪で寝たきりだしさ Ⅳ { / {\ { | { l | ' ! | | | | | ' | } | リ / 从{汽≧从 | 从-}/-| /-| | | | / | / , } _,刈 \ ィ==ミ // | | / , { Vソ _ノ刈ヽ イ |^Y} / | 叭 , Vzソ ノ | |ノ/ イ | | 、 __ __∧,ィ| | /´ 、 | \ ‘ ー` 〉 ,、〈, , \ 从 ` ー r-==≦ | / / \ ,ィ⌒| / イ⌒\ /´ ./ / /´ ./ ./`ヽ . } / i i i / / | | i l l l | | | l | | l 須賀京太郎君……だっけ? l | | | | | | | l l | l | | |ヽ -|- -‐ | ! | l どうしてあんなに入れ込むのかな? | | l _ ! -‐ | ヽl ヽl ! !i | l || l |´ヽ ‐ヽ‐ ナャ ヽ`| | l. |.| | _ィ ュ、_ -‐〈 ヒ / | | l | | | i´ i i. l ー 一 "| | l | | | l 、 `´ ′ 〃 .| .| l | | | l、 ` /| | l | | | |\ 、っ /| | | l. | | | ` ′.| | | l. | | | `.、ー ´ _| -| | l. | | | i /_ ̄ /| |‐ - _. | | | -/ i 人 / .| | ヽ l | レ ´ //| /. ヽ ./ | | l / , _, -‐- 、`y´ \/´/ -ァ / / , -‐´ , V /| | | ゙、´<´_ / ./ ., -´ /``゛"´| | | | | i ゙i´ ̄ / / // / | ./ | /| | | , | / / / // ノ| / |イ/|.,イ ィ∧| もしかして透華の奴、須賀にお熱なんじゃねーの? /_, -‐ ´ , ‐´/----、 ソ,,==―∀Nr 、| _, -‐ ´ ,. / __ ̄ ,,-―--、 l/ |ー'-----―' 爪 |/゙、 て o |゛ 2;;;;;;ノ "/ .ノ | |∧. ゙、 """ | / ` \_| 、 |-i´ ニマニマ |イ.゙、 ´ /i、| |ハ|〉 、 -----――' ,イ/ ` /" ゙、 l 、 r f Y\ ., イ/' `i / ._ ゙、! \.r!、\\ \|' ゙、 _// 〉 ト! | ゙、 ゙、 ゙、 ゙、 ,ベ、__ _, ---―― ´ ./// ゙、 | | ゙、 ゙、 ゙、 .V\ ゙、  ̄ ̄`ー-、 ,、rく´ ! ! i′ / i \ / 丶, -‐_ ニニ _‐ 、 ノへ /`'` ,/イ´ . . . . . . . . . . . . `丶く, ノ、 ,L, / . . . . . ./ ./ . . ,、,、 . . . . . . . . .\ `ハ i 〈/ . . / . / . .! . l . ./` ´l . .l . | . . . . . . V . .i (京×ハギ……ニョヒュヒュヒュ!) | . ! . . .l . .l . ._ L.l_ .| ! . ! . l| . l. .l . . . ! . .| l . l. . . | . ,ィく 丁「`!. l 'テテト、! .| . . . | . .| __,l . ト、 .l\! ヽNヽ! l/!/ l /| メ . . /! . .! ニヤニヤ /_ V'l .ヽ! ,ィ==ミ r==ミ ,イ . ,イ`! /=、 \うぅぅぅ……ハギヨシィ……とーかぁ……/ /// . ヽ! . . l xxx xxx.// .| . !'`ヽヽ ,!/ / . . . / . | . . .!、 ' _ 7 . . .,! ヽ . .ヽN ↑この辺に風邪の衣 r=、―-'- 、 /! . .l !、 l 丶、 ー-,rく´ヽレ! . . /_L ゙-‐┴ァ、 ! 丶、 丶、リri . l‐┴`、 -/\\ヽ ヽ . ./ / i| ri _ ヽ!.ヽ!.. .. .. .. ヾヽ〉 /! /_ -‐ 7_V || / \|\ `` ヽ.. .. .. .. こ {. { //イ}- /ヽ !一同「「「「うわぁ……」」」」ドンビキ歩「ファッ!?」ビクッ 978 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 20 57.02 ID 438kQtRao [5/10] . ´ ` . / \ .´ / / ∧ ヽ ヽ / / / / ヽ ヽ ', ハ / ,' / /,′ } i ! i ';\ あー!! 須賀君のポスターじゃん!! ' ! ! _ハ { ハ! }ハ _ レ }} ! ヽ { i { /Tニヽ {! jイ ノハハハノ ! } ヽ ヽ 誰が貼ったの!? i ハ ハ i/ん ハ` ゙ん ハヽi i ハ}i ヽヽ iハ ハゝ 辷ソ 辷ソ "ハ レ ノ ヽ ヽ /人 ! ' /.ィ } ハ .} { { ', "" r――┐ "" ′V} } } } { { ゝ, ヽ ノ イ ∧ / / ,ヾく  ̄ i ェ- --ェ彡!  ̄ ハ} //. / i ヽ\ YY / 丿 ´ ハ} // / へ┐ \ l l / j V ノ ノ /ヽ‐二 、 ` l l ´ V Vノ ノ ィ ヽ `<´,.) l l ! ハ _/ / \ . ´_],,] / ヽ. / // / | | / . . / / / | | \| | \/ . / │ . / / | | | |_ / メ / /. /| | | た、たまたま雑誌に付いてたから……その、 .' / | | | /⌒| {⌒刃ト/ / / 七 | | 代わり映えしない部室を変えようとしただけよ. ' | | | |{{ `| | ヒン 厶イ刄|/│/ ′ | | / ;゙| i ゝ | | 、、 ヒン'イ. |乂/ | | | . /│ i 介i| |. __ ' /7i| |ハ ∨ | {/ / / ∧. 〈\i| |\_‘ー´ ィ77(|. ハ } │ | .∨ ∠二二 ∨j| | ∧ ̄Ⅵニニ7 /丿| │ | ∨レ―\∧ Ⅵ 人,_ ∨ 〈 {厶_ } │ /............................................................................ヽ .. / / / i , / / | / / | | ' ボーッ | | | 厶斗 -ハ | | ! | _ | | | | / | / .} /i / | |_ ノ | |/| | |_彡 〃__/ / ィ /}| | | |/| | | ィ芹刈`;/ f竏;' 〃 (こうして見るとなかなか……) | | f^Y | 《 乂 _ソ ソ. ' | | ^| 从 | 乂 ' | | 圦 ハ | ``` ′ i | |`ーo{ ; | _ \(カキィーン)/ i | | | |. ' | ´’ィ | |l | | '; |` . イ | ↑この変に氷漬けの宥姉 | 八 _圦 '; . 厂 { l | |. ′ '; 〈./ \ 弋「./ j 〃 --……-- r―‐⌒ヾ \ |∨ \ \ |/゚ 。 \. . . . . . . . . . . . . . . / \ . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . 。 // / \ . . . . . . . . . ` .o。 . . . . . . . . . . . i ゚. /イ / . . .イ . . ー┬--- . . . __ .` . .o。 . . . . .|. ..。 i{ | ′ . .'{_|_ . . . | リV . . . . . . } .>匕、 \j--i いいんじゃない? || |/ . . ∧}リ≫┘o。v――'’xr示=ミト、 . .\}、 こういうの好きだよ リ { . . . .|! ‘, ィ芹≧ュ ’|イi//| 》、 。 . . .ぃ、 | . . . . .「`ヽ《乂_゚ツ ゞ= '゚ リ/リ゚。 . .ト、i | . . . .小 , , ' , , / . . .∧ .} リ l. . . . . | }ゝ-! jハ . . . j/} .| 。. . . { { j 八 -==ァ イ }/ j ノ ゚ 。.リ \{≧ュ。. ィ jソ ″ / ゞ イニ} ` ´ {ニヽ ィニ// ゝ|ニ\ オーハナシワカルー! ヤッタネー! ベツニドウデモイイケド ダレカタスケテ…… | さ っ 蚊 な | び ぽ 帳 ん ....  ̄ ̄ . | し く の か / \ | : て 外 ./ / i ', ! | ハ ! (⌒) , | L__∧__/ L__」| ◯ ヽ、 | イ | | | o 0 ‐----- | ヽ! ' | Ⅵ从 ト - ィ トⅣ ヽ{.i.` -r_´ー- 」 -‐ ',.冫vヘ/〉‐ _981 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 29 31.31 ID 438kQtRao [6/10] _,. . . . . . ̄ ̄ . . . . ... /⌒. . . . . . . . . . . . . . . . . .` ⌒ヽ /. . . . . . ._|. . . . . . . . . . . . . . . . . ',. . . . 京太郎ポスター、部室に貼ってもうたわー!! . . . . . . . ./ |. . . . . . . ト、. . . . . . . . ハ. . . ! いやー抑えきれんかったわー、もはや無意識やったわー!. |i. . .| . /_,人. . . . ト、|__\. |. . . . ..|. . .| 八. . ∨ _,, \_| ,_ | . / . i|. . .| ∨| |'´⌒ ⌒` レ'. . . リ. . .| ─ _ (⌒Y⌒) 〈 从 " ′__ " ,| . /l/ . . .  ̄ノ ̄ / \ \_/ ヽ| | ‘ ′ ,.イ |/ . . . | | ≧ァ- < ト、| | . . . | _ --イ ‐ ´ />- 、. i| \これ一枚もらってもええかな~?/ ./ レ ∨ `ー′ i . / / /介\ / |/ ↑この辺に代行. / 〉 ∨ |∨ | 〈 / / | | ∧ ./ --- 、 '., ,' ./ ./ \\ \ .', .l / / ヽ.\ ヽ ! .! , ./‐‐-.、 ...-‐!l‐\ ', l やっぱ京太郎君はええな♪ l .! ./ ` ´ リ ', .', .l ノ,! !/,.-==ミ.、 ,ィ ===ミ、! l l 心が洗われるようやわ ,'/l ., ' f/{ }ヽー ''./イ{ }ヽ Y l .,'/ .l 八 {ヾ乂 ゚ ノ,ノ/⌒ヽヽ 乂 ゚ ノ .ノ / l (' .l ト.-=一 ''´ 、 `ー == イ,' l l ト-, ''' '''' / ,' .! l l ハ -‐ - ,/ .,' ! l l i>... ,.ィ/ /! .l l l .j | ! ≧z... ....ィ≦_|/ , / ! .l / j j .,' j l/`{_f´ ̄ ̄ /., ' / l .l {( ./ ノ /_,'/ .,.ィ !_,.ィ! /./ ./丶l、 .! ト、\ ヽ`ー' / .// ./ 〉_ ハ /./ l / `ー- .、 ! !、 `ー=イ ,イ_,,..イ / } .\{/!l .V V ノ __ __ . . .-‐ .ヽ ヽ _ -、 __' _ _=-‐''' '゙゙゙ ヘ . 、 / . . ;" .,, '; .l おー! 確かに……  ̄'_ ;' ___゙' ,,=- l .l O( ) ,'´ir' ミ ,,=ュ、.! | / ィl´`ゝ弋;ノ lr' リi; / く/ / . . 、_. ''' ' ¨ / !') ` ‐-'L ヽ o ./ . `! ___ -! __ <ノノ_」 / | ヽ, /ヽ,_ l |/\l /ヘ ヽ ノ \ } \レ./ /! / | .X Y _ , - ,r ´ て ̄ヽ=- /  ̄ ヽ r ⌒ `Y_丿___ニ、 / }( ー' , ー' ̄ `゙`ミ、ヽ l l/ T ,ィ=- 、.i_ ファンになりそうなのよー! f ゝ .八(ヽ! ヽ i.! ヽ. ゝ > __ . イ| .| ヽz=-ミ __ !! ! ( ー zイ .ミ.l ! ヲ んィ i!` ,r'心}.! ! ー' Y⌒ヽ ! .! ゝ弋_ リ l!ィ爿.!__ノ ヽ | .! '''' , ゙'' l.!.| ー-、.| .! , -- ''' !.| | )! ! . 、 丿 .ノ .! | _|.ヽ! 、 _ イ l/ / \ /、 ̄ , - ´ \ .\ ;ハ 、 < .- ‐.h ‐ ....、 、 キョウタロウラブ! キョウタロウラブ!! キョウタロウラブ!! オオサカハキョウタロウノマチ!! ヒメマツハキョウタロウノボコウ!! イェーイ!! / /{/ -‐‐--..,,__ __, }八 } ― i | レ′ ¨¨ ∪ Ⅵ ! ― メゲるわ… i | . i' _,.. -=ミ、ヽ 'ー--、! 八 ― i | | ァ' γ⌒.、 .' \ //|||||||| | i 《. f } x-=ミ、 / > . . .| i i{ ヾ { ! f ヽ }i / > . . .| i 八 乂 ノ | } i; /´¨ . . . | i \ u | / / ※麻雀部の未来を心配せずにはいられない末原さんなのでした . . . | i .ヽ 、 乂 , / .| i / } } ∪ } /984 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 40 53.02 ID 438kQtRao [7/10] _人_/ \ Y/ ∧ \ . キリッ / / / ヽ \ | . / | | | /| \__ヽ| | i| | |`ト|/| /|斗テ气宀〉 | | あ、あれは京太郎ポスター!? | i| |斗テ气{/ 辷_ソ / | | | V从 辷ソ | | | iハ i i i | i | | i | i i i /\ | ii | | i从 \/ .ィ| ii | | ii 个 ,イ< | ii i ,゙ ∨八 |\ \>‐r‐ ´ / |/入 /|/ \ \ '´ |¨¨¨7 |/\ / \. / / .| \ 今じゃ怜もすっかり京太郎ファンか……/ ./ / /| ト、 ヽ ./ / / | | | V .ト、 . なんか、気色悪いんやけど / / | . 十―八 . | V─一 .| \ . / | /| /=ミ、 \ | r=≠ミ、 .| \ .. / |/ 〈{ rし心 "rし心}〉 .八 |\|/ 7 / 弋ぅツ 弋ぅツ | /^ .| ̄ ̄ //| | , ,,, | / , .|\ | | 从_} / | \| | ./ 八 r- , u/| /\| \ イ /j/ _> _ < | f´ | r=≦ニ三| | >―i |ニニ三三|__ ,=≦ニニ/ニ/__ _|三三三三三≧=- ,.  ̄ ̄ ̄ ̄ / \ / / ‘, \ ヽ /./ / .| ゚。 い 。{/ /l |i | i | }i , そりゃ須賀京太郎は大阪で絶大な人気を誇るアイドルやからなー ゚ |ー| |ト . ,;__|| | | |l| l||---'.i まさかこの大阪で京太郎ファンじゃない女子学生なんておらん筈やし | r i|-/ 」|_--_、|W!__jリ斗-___jリ | i│ |/リi| | -` ´- } .| |│ l { | j ノリ , 。 ハ_,イ  ̄ ̄`ヽ_,イ  ̄ ̄`ヽ_ハ .′ ゚。{ .乂____,ノ ̄乂____,ノ,′} / そんなんおったら道頓堀に捨てられてまうわなー ゚.ハ . . . . . ′ . . . . . / / ∨ーl lィ / _ V个 .. (_) イ / /{ ∧ハ } > < {. i | {..乂ゝ-' } }| ` ー ´ |{ { ゝ.,ハ∧ | | ダヨナー! ソヤソヤ! キョウタロウハオオサカノヨメ!! ハンシンオオサカキョウタロウモオオサカ!! / . . . . . . . . . . . . . . . . \ . .\\ . . . . . . . /.\ /¨ ̄ ¨¨ト、. . . . . . . V--、. . . | . /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i\ . .\`ー-- . . . `.ィ7 .r=ミ ′\}V\ . .V \ . | /. . . . . . . . . . . . . . . . -‐‐-|- \ . .\. . ̄i{ { 、 } \| } | (えっ……? そんなにヤバイの?). /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..| .\ . .\ . . 乂 ノ / , ./ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 八 \ __\... __ =彡 /./. / . . ,.イ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\. / / ←全然京太郎の良さが分からない人// / . . . . . . . . . . . . . . . . . . ',\\ ,. イ .,′ / /{ . . . . . . . . . . . Λ . . . . . .\ / 厂 . . . . .i. / / .| . . . . . . . . . ./ \{\ ___\ ′ . . . . . { / / | . . . . . .八/ '. . 人 . . . . . . 八. / / i| . . . . / '. . V . . . .{ . \ ( 八 . ./ . r 二- V . . . \ \ \ V\r . / >ー- ィ Λ \(うちも仲間に入れて欲しいんやけどなぁ……)/ ↑みんなの輪に入りたいけど、なかなか踏み出せない雅枝さん988 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 49 55.17 ID 438kQtRao [8/10] .....-...==...... ... ´ ` ...、 ./ /! ヽ / / / , ! , ∨ えへへ、充電充電ー! .' ト l! l | / l 斗ヤl ., . | 从 ミ ! !/´ |/ |/l } ! .l /んム` /んムY/ノ l . l | l 辷 ソ 辷ソ l ;' ! ホワーン l | | ,, ,, l , , \あんまり近くで見てると目が悪くなるよ/ .i ! ゝ ┌ ┐ l ,' / . | | _> __ ィ / '_ ;;/ ↑ この辺にトシさん |/ ,-| _,,! //´ >イ 〉 ´ .〉、_ x>´///! /Y ', /////ヽ、 /´ |/////!/小 V //////ヽ ./ |//// /! /////// | ___/ / / \ \ ⌒フ / , / l 〈 \\ \ / / / / /| \ ∨ \ \ / / / /-~/-| { \~ー 、' \ ) なんでイケメンのポスター見つめてるの? 〈 / | |八Ν__八{ | _\ ∨ l|′ / l| l ァ┼ ┬ \N┬‐┬ | | リ 〃 / l|\_从 乂゚_ノ 乂゚ノノ}∧l/} 八/ / ,八 入 、 ,,, ,′ ト、ノ. { / }\__ ′ |. 从 八{ 込、 ∠ . イ^| }八 ∨ \从_}> . __ イ 八jノ ) / \__ Κj/ _/ //〉_∧ ‘, / .∨ ,/// ∨ } .. . . ´ ∨//\__//∨ `ト、 /∨ ∨\ i i i/ { . . | \ -‐- , ''´ `ヽ / ‘ , / ,' `ヽ / ! _ i -ri- 、 i i /イ i i トx ´ | ハ」_ ハ i ! キョウタロークン! カッコイイ!!. ( l.i .i | i i __` ー ´⌒`'/ i八 i 八 ゝ八i/⌒` 、 / ,/i i\ ミテルダケデゲンキイッパイ!! \i ト ゞ、 ー ' { リ }!i \ / | i i ≧ r- イi /」iイi 从 { /リ ハ ir'i"´ \ iハ 〉-く/! }. i' i / i ! /》 《 / ,ハ ____/___i_,/___V____.‘,__ |i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i| || _,。*+。 || || ,+゚゙'・。 ,*" " , || || % ゙%" %. || / 二ア * * f千 ヽ. / ー‐ ) {! ; ゙ {二 } { -- う '。 ,*゚ `ーr/ ` ー|| ̄ ゙*. %' ||' || ゚+。 ,+゚ || || `¨" || |l_______________,|| . / / ! ヽ ヽ ヽ. / / / ハ ヽ ヽ ヽ ', i i ! ヽ ヽ ヽ '; i ハ 从ハ ハ ヽー―' ー-'‐┤ ! ', いいねーこれ l ┬' _ノ \ } } ハ j ハ彡 ⌒ヽ  ̄ j j } 荒んでた心が合われる感じー / j { ,zzx } ==z,、 ; ' j /ノ / 人"_ノ ,,,,,,, / / j. レ / ハ'''''' ` / / ! ∨ ∧ ゝ r フ .ィ イ i レ /i { ヽ > _ ´{ハ ハレ´ ̄ V ゝ { ハ 〉' \_ { ..イ ヽ ィ }} . . . . . 7ヽ ィ . . . . //∧_,へ\ } } . . . . . ! / ハ . . ./ィヘヘ } //ヽ,j . . . . .{一同「「「「「あれ? そういえばトヨネは?」」」」キョトン993 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 56 10.28 ID 438kQtRao [9/10] イ `ヽ . ハ / / / } / { / /- // /! | ,′! /{ { / { / / ス } あっ……このポスターの方…… {. | |, ===ミ. ∨ // / / | |. | {! f r}` -=x 乂/ { 从 | ゞ-' r' r∨ | ∨{ , ゞ_ ン  ̄Y ゝ _ .イ /} リ / / \ ‘' イ _ >' γ./ / }` ---ァ<{ .Y {、. / / / / {! / / ヽ ! !! / {从 { {. l/ / .ノ |l、 ドクンッ. _{ , '∨. |./ / . / リ Y ィ / / / / / , ´ -=_彡 ! . / / { ノ i ,′ / ! } / } ノ _,............_ ,.. ' ´ . . . . . . . . . .`ヽ / . . . / . . . . . . .i . . .、. . . .\ / . . . / / ハ | | i 、. . . . .ヽ ,.-// /_/! / .i | |、 i i .゙、 /... i. | / i ./ | i | ! i、 ┼i |、 (( ̄`ヽ /. ; ケj | |、i--!{ ヽ i_jハハ!. ! .i | .ゝ、 .ヽヽ あれ? 姫様知ってるんですかー? { /i;ハ | { h i゙ '"i ヾ、! ! i | ハ iヽ i、! ヽ| i!弋 ;ノ r' ノ!'´^!i i| ヽ } | ト! ' `ー' | ! } | { !丶 、 _ ,r‐‐iノ jノ 、! \_ ,.ィ'_ リ _,.ィ' 〕 ー ' |ハ ノ / i i / 、_ /! i ト、 ,. ‐/ / \ / | ! i ! / / ヽ / ハ | i ! ./ / , ,,ィ‐ i ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } わりと……顔は好き '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! / /| __ {. | / _⌒ヽ -─……─‐- `∧ / .\ . / `ヽ . . .ヽ ' ., . . ハ ′ / ∨ .l 確かに、惹かれる顔立ち……ですね | i l / l! ト、 ト、 | . ., | | |' | |'´\ |‐- } |i. . ., | |\|'⌒ | l | \| ∨ 八 . . ., ' | l __ 乂 | ,イ示冬、〉 / ミ . . . ., |l | l_ ,竹冬、\| .乂 ン / } | 〉 . . . ... 八 | l〃乂ン/ ̄`ー─‐‐′| |〉/. . . . . ..` ドキドキ、 \{ |i ハー‐" ' u r| | '. . . . . . . . . .\ | | 人" __ ,イ_}∧. . . . . . . . . . 、 ..\ ' } ‘ ′ ... |八 ∧ |. . . . . . . .ト、. . .. >-< / 〉-}/|. . . . . . . .| \|\姫様が捜していた男がこの人なら……/ ↑この辺に[[霞さん]]のおもち994 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/21(土) 01 59 08.97 ID 438kQtRao [10/10] , ' . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ ..ヽ /. . . . . . . . . . . . . . . .;、 . . . . . . ヽ .. .ヽ // . ./.. /. ; / ';. . . . . . . . . . '; ....; /,' . ;'. /. l! ;' .'; l l . . ..i /.i | lL -亠 l  ̄丁T! ‐! l l . . |. i ! 、 l l!、 _」L l l --+HL_ l .;リノ . . ...| ! .l トゝ !´__ _ヽ 川 ,,z=-zy/j;イ .| 私が連れてくるわね…… | .l . lv'筰 卞 ヽ. ´ b jヽ .!l .| だから安心して小蒔ちゃん l l! .辷.ノ ー.― ll .| l l. ,,, ' ''' 'l . .| l l /l .|. l .l. ャー‐ッ / l / .l l ... イ / l. l >.....___ < | l / .. ' l . / l / . /. l .. /{ | / . / l . . / ゝ´ll /,' ./> 、 l . /// ! / / イ./ ヽ. l . / ,' / / ;.' / | .i . . . . . . . / . 、 . . '.. / . ヽ . . ' i 〃. i . l . . ' | i |i i } l ..l i | l l i 」|Ll 」L i /」L 廴 } i | l Λ {T「}/ ヽ{ ‘.ハ / }/ }` | やっと……会える……? | rヘ { .ィ竿弐 |/ ィ竓ミx ' | | l `'. { ら-リ .l ーリ}}.' | |ト、 、  ̄ `¨゚ ' / / \{、 `ヽ /i/i ' /i/i' /}/ >== 、 _ _ . イ/ -= ニ / { ` . . イ`'く `ー=-_ .ィ´ _ イ { ヾ 、`¨ァf´Y⌒T´\ -==- / -= 、 ヽ\ .// | \ ミ、. / ィ´ 、 \// .l \ ヽ ドキドキドキ// .ノ \ ゙/ .l / \ i/ 〈 、 - \{ ./ { / {ヽ | r--}、 ゙y } ./ 丶_厶 '. | Y ノト-、 / l .l `く} Λ| `Z__j`ー ニ7 l l、 Y{ / | 、 .′ / .ハ l{ / } \ l / / ll ' \、 / / ,, 八 ノ _ヾ、 /./ / 、 ィ .{ 〈 / 子`'' < ∠ イ'" ̄≧=---- 彡=ニ≧=- } / /'  ̄`ヽ、、  ̄ / |V / Λ 廴_. イ} l ーイ .} ヽ _ イ イ i.| { T´ー 「 .l、 二うー' ァJ⌒}' 、 `≦、人|. | l. 匕二... ィ ...-―――-... / \ / / ト \ \ / / / l l |l l i‘ ヽ ト、 . l l l l l リ ハ リ-‘ | |l |i| | l l从/i // } /__ l | リ |i| ウフフフフ | l |,斗≠ト 厶イ,斗=ミル |i| l 八 l〈 V炒 V炒 〉|l リ | | 个ト、 ,, 、 ,,, ,小 / !. ‘ i ∧ __ // / ノ (どんな手を使っても、ね……) ‘ i 分、 ` ' ... i/ /i ‘ ∨ i〕i=- -≦ / / | ‘ i l |∧ l ∨ / | /‘ l | ∧_// ∨ / | / /‘卅li ∨/ Ⅳ ト 、 ∠ i | i l|\ / |‘ | \. ∧ `ヽ l _| l リ_ヽ./ / ‘ |\ i‘. ′'. V´ ノ / / ̄\/ ‘ \\i i. \ // / / /⌒ヽ ゞ===ニ≧ミi i \ / / / ∨/ ∨ノ i -==ミヽ /_ / }' ‘. | 〃 / ̄ `丶 i i 〈 {i 〈 ,ィ 、 \ ノ ノ |\八 ∨⌒ト、 〉 ! ! i/ /{ | \\ ヽ }/}_j_j_,ノ⌒>=-- -=≦ | カンッ!!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1866.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361979886/ クールシーメーマスがーこーとーしーもーやーぁーてーくーるー 京太郎「ふぁあーぁ、ねみぃ」 咲「もう、京ちゃんまた夜更かししてネトマ?」 京太郎「あー、最近めっちゃ強い人とよく当たって楽しいからさ」 咲「もう、体に良くないよ」 京太郎「わりーわりー……ぉ、おはようタコス」 優希「タコスいうな!タコスに失礼だじょ!」 京太郎「そっちかよ!」 優希「とうぜんだじぇ。タコスは唯一にして至高、この優希様が劣るただ一つの存在だじぇ」 京太郎「まーたしかにお前よりタコスの方が有用性はありそうだな」 優希「んだとこらー!」 和「配牌その辺にしなさいゆーき。須賀くんも」 京太郎「あ、わりー。おはよう和」 和「うん、よろしい」 そして、放課後 久「というわけでー、明日は麻雀部員でクリスマスイブPTを行うわよ!」ドン☆ 優希「ひゅーひゅー!」 まこ「久々に部室きたと思ったらそれか、やれやれ」 京太郎「まぁいいじゃないですか」 久「その後は須賀くんちに雪崩れ込んでそのままクリスマス当日クリスマス会に突入ね」 優希「いぇーい!」 京太郎「えっ」 まこ「おい、京太郎にも予定があるじゃろーて、それは強引すぎじゃ」 久「え、京太郎くん、クリスマスに何か予定あるの?」ニヤニヤ 優希「ふん、犬にんなごーかなイベントあるわけないじぇ」 京太郎「おめーはうるせーよ!……いや、まぁ、一応」 咲「えっ」 優希「」 和(へー、意外……でもないですね、須賀くんなら) まこ「誰だ今の」 久「え、まじで?言っちゃ悪いけど想定外だわ」 京太郎「し、失礼な」 久「ごめんごめん、で、なんの予定なのー?」 京太郎「ぁー、黙秘権を行使させていただきます」 優希「いぬにんなもんないじょー」うがーっ 和「落ち着いてゆーき」 咲「」パクパク 京太郎(流石に龍門渕にパーティー誘われてるとは言えねーよな) そして12.24 久「それじゃあみんな、メリークリスマース!!」 「かんぱーい!」 京太郎(ま、ただのジュースだけどな)ゴクリ 久「さてさて早速本題に!全員プレゼント持ってきたわよねー?」 優希「あるじぇ!」立ち込めらタコス臭 咲「はい!」たちこめるはなのかほり 和「もちろん」たちこめるはいのかほり まこ「うむ!」たちこめるかいそうのかほり 久「プレゼント交換会、やるわよー!!」 京太郎「おー……ふむ」 プレゼント、ときき 俺こと須賀京太郎は実はすでにプレゼントを四つ、用意してある 一つはこのプレゼント交換会の景品 一つは龍門渕での交換会の景品 一つはよくしてもらった、龍門渕の皆さんに 最後に、衣さんに 京太郎「さて、俺が用意したのは誰が当たるかな?」 京太郎「俺のは咲のか、なんというか、もう予想ついたな」 咲「ふーんだ。多分予想とは違うよー」 京太郎「どれどれ、お」 咲のプレゼントは、仄かな甘い香りのする、花の髪飾りだった……って!! 京太郎「俺つけらんねーじゃん!!」 咲「そんなことないよー」いそいそ 京太郎「ちょ、ま!」じたばた 京太郎「」 和「ぷっ……に、にあってますよ、すがくくく…!」 優希「だーぁっははははは!きょ、きょ、京華ちゃん!」 まこ「お前ら……」 久「は、はひ、はひ、おなかよじれる!」バンバン 京太郎「さぁーきぃー」 咲「えへへ、どうかな、京ちゃん」にっこり 京太郎「う、うれしいよー」 咲「えへへ!ありがと!」 (あ、これは笑っちゃいけませんわ) 久「あー、わらった、さて私のは……おぉ、素敵なハンカチね」 京太郎「あ、俺のですね」 久「!?」 まこ「おお、値の張りそうなシルクじゃな」 和「へぇ、須賀くんセンスあるんですね」 優希「犬にしちゃいいチョイスだじぇ」 咲「うん、これかわいいよ!」 久「えへへ……うれしいかも」 京太郎「ま、まぁよろこんでもらえたなら」 ー 京太郎「おれは!よろこばれたいぃぃぃぃ!」ゴッ 店員「ふぇ!?」ビクッ 京太郎「店員!女性への贈り物を考えろ!」ゴゴッ! 店員「ははははい!え、えと!は、はんかちとか!」 京太郎「案内しろ!」ゴッ ー 京太郎「きっと、店員さんも喜びますよ……ハハッ」 久「へ?」 そして、よくじつ 龍門渕麻雀部室 京太郎「ちわーっす」ガチャ 衣「きょうたろー!」ピョンッ! 京太郎「おー!衣さん一週間ぶりですねー!」ギュッぐるぐるー 衣「おーーまわるーーー」くるくる 透華「あぁ!衣を!衣をまわさないで!」 智紀「衣をまわす、ゴクリ」 一「OUT」 純「言っていいことと悪いことがあるぞ」 智紀「ごめんなさい」 透華「や、やっとおろしてくれた」ゼエゼェ 衣「くるくる楽しかったぞ!」 京太郎「あー疲れた」 透華「全く……改めまして、京太郎くん。ようこそ、我らが龍門渕麻雀部のクリスマスパーティーへー!!」ドン☆ 京太郎「お、この飾り付けも衣さんが?」 衣「そうだぞ!」えっへん 透華「……クスン」 透華「さあのめやうたえ!宴ですわ!」ドン!! 純「カラオケまで借りてきやがった。七人しかいないのに」 一「ハギヨシの!すごい美声聞いてみたい!」 ハギヨシ「ならばおみせしましょう。我が萩原家に伝わる芸術的腹式呼吸術を」ヒュゴッ! キーミノッテッデェーーーー!!!! キーリサッイッテェーーーー!!!! 京太郎(俺は下手だからやめておこう) 衣「きょうたろー!衣と一緒に歌おう!」ぴょこん 京太郎「うわ!やめて!俺歌は下手だから!」 衣「楽しく歌えばかんけーないぞ!」ピッ アンインストール 京太郎「」 京太郎「」ぐったり 衣「のどがきんきんするぞー……ケホッ」 透華「さぁ!皆様お待ちかね!プレゼント交換ですわ!!」ゴッッ! 一「まってましたー!」 純「んー、俺、あんまり自分のやつにじしんないんだよなー」 智紀「ドキドキ……」 ハギヨシ「よいしょっと」ドスン 京太郎(ハギヨシさんのなんだあれ!?) 透華「さぁ!クジをまわしてくださいまし!」 京太郎「俺のは…この凄まじくでかい箱か」 純「3メートルはあるな、すげー」 ハギヨシ「今披露しましょう」パサパサ よいしょーーー ハギヨシ「ハ○コンネン?です」 京太郎「どこに置けってんだよ!!」 ※ハ○コンネン?とは 345キロの個人兵装。なおこれはレプリカのため撃てない模様 衣「ころものはー……靴だ!」 京太郎「お、俺のだ」 衣「オー!衣の欲しかった靴だー!」キラキラ 智紀(サイズも衣にぴったりだね、衣以外に当たったらどうしてたの?) 京太郎(その時は当たった人が涙目で衣さんに見つめられます) 智紀(なるほど) 一(こいつら直接脳内に…!) 透華「さーてわたくしのはー……へ?」 純「あ、俺のだな。透華に当たっちまったかー、悪い」 透華「おおお、男物の制服セット!?しかもフリーサイズ!」 京太郎(なんか龍門渕の制服と共通点多いな) ワイワイキャッキャ ーテラス 京太郎「ふぅ……お、雪か」 京太郎「ホワイトクリスマスー……って、雪が降ってるのに月が見えるなんて、すげー」 透華「いい夜ですわね」ツカツカ 京太郎「お、透華さん」 透華「少し騒ぎすぎて疲れましたわ。体暑くて」パタパタ 京太郎「お嬢様がはしたないですよー」 透華「アラ失礼……ねぇ、京太郎くん」 京太郎「はい?」 透華「わたくし、あなたに感謝してますわ。衣を笑顔にしてくれて」 透華「清澄との戦いの後、衣は笑うことが増えましたが、それも決して多くはありませんでした」 透華「でも、京太郎くんが、言っちゃなんですけどへんな状態になったり衣と遊んだりしている内にすごくいい笑顔になって」 透華「嫉妬も少しありますけど、本当に感謝してます」 京太郎「……そのお言葉、ありがたく頂戴いたします。さて、そろそろかな?」 透華「はい?」 ウワァーーーー!スゴーーーイ! 透華「……中で声が」 京太郎「ハギヨシさん、時間どうりに持ってきてくれました」 透華「……」 テラスから部屋をみると、そこには 衣「こ、衣よりおっきーぞ!」 純「は、始めてみた」 智紀「綺麗……素敵」 一「おいしそー!」 ハギヨシ「皆様お待たせしました、私と須賀くんからのクリスマスプレゼント」 ハギヨシ「名付けて!ヘルカイザーケーキでございます!!!」 京太郎「さぁいくぞぉ!」バンッ 「「!?」」 京太郎「そのケーキをより多く食べたいなら!!!俺と!対局(デュエル)だぁ!!!」 衣「おぉう!受けて立つ!!!」ゴッ エヴォリュショーーーーーーーンン!!!! ハイテイーーーーーーー!! カチャカチャ ハギヨシ「ふぅ、後片付け滞りなく終了いたしました。申し訳ありません須賀くん。手伝わせてしまって」 京太郎「今更でしょう。一体何回ハギヨシさんの手伝いしたと思ってるんですか」 ハギヨシ「ふふふ、今の須賀くんなら龍門渕執事として、問題なく働けるでしょう」 京太郎「大げさですよ、さて」 純智「くぅ…くぅ…」 透一「すぅ…すぅ…」 ハギヨシ「四人は私が運びましょう。須賀くんは」チラッ 衣「うーん……きょう」 京太郎「……わかりましたよ。しっかりとエスコートしてきます」 ハギヨシ「レディの扱いは丁寧に。それでは、メリークリスマス」 京太郎「はい、メリークリスマス」 京太郎「よいしょっと」トサッ 衣「スゥ……」 京太郎「ぐっすり寝ちゃってら。かーわいい」 パカッ 京太郎「…衣さん、最後に俺から、プレゼントです」 スッ 京太郎「似合ってます、最高に」 京太郎「メリークリスマス」 衣「きょうたろー…むにゃ…」 チュッ カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4385.html
晴絵「というわけでみんなの女子力をアップさせるために、これから全女性陣をターゲットにした恋愛講座を開きたいと思います」キュッキュッ 晴絵「題して赤土晴絵のLegendaryloveTechnique講座!!」ババーン 穏乃「な、なんかかっこよさそー!」 憧「いや、ていうかさすがにそのネーミングセンスは……」 晴絵「こ、細かいことはいいでしょ!///」 玄「ちょっとだけドキドキするね、おねえちゃん」 宥「う、うん……あれ、そういえば京太郎くんは?」 玄「あれ……そう言われれば今日は一回も姿を見てないね、ねぇ灼ちゃ」ビクッ 灼「無い、ありえない、ハルちゃんが男性経験豊富だなんてそんなオカルトありえない……ふふ、ふふふふ……」ブツブツ 玄「灼ちゃん!しっかり、灼ちゃん!!」ユサユサ 灼「はっ!?な、なに、クロ……どうかした?」 玄「京太郎くんの姿が見えないからどうしたのかなぁーと思いまして」 灼「京太郎なら今日は風邪引いて寝込んでるよ、明日には学校に来れるって」 玄「なんと」 宥「風邪かぁ……風邪引いてるときって体がポカポカして暖かいよねぇ……」ポーッ 灼「なんて嫌な発想の転換……ある意味ポジティブか」 晴絵「ほらほら、無駄話してないでさっそく始めるよー」 晴絵「今日のテーマは『鈍感な彼を如何にして落とすか』……よ!」 憧「なんかまんま京太郎の事みたいね」 晴絵「そこ、つっこまない!……ところで、まずみんなはどうする?」 全員「え?」 晴絵「意中の人がビックリするぐらい鈍感な人だったら自分はどうアプローチする?」 宥「えっ、えっと……そのぅ……///」モジモジ 灼「そんなの考えたことも無かったし……」 憧「うーん、積極的にデートに誘うとか?」 玄「手料理を作ってきてあげるとかどうかな?」 穏乃「山!一緒に山に登る!!」ハイハイ! ドーンッ!! 宥「ひゃっ」ビクッ 穏乃「おおぅ……」 晴絵「あんまあぁぁぁい!!考えがあまっちょろすぎるのよあんたたち!!!」 晴絵「一緒にデートォ?手料理を振る舞うゥ?良いかもねぇ…喜ぶかもねぇ、だけど結局それ止まりなのよ!!」 晴絵「いい?あんたらが相手するのはそびえ立つ山のごとく不動の鈍感なのよ?そんな間接的なアプローチで相手の心を射止めることができるの?」 晴絵「残念!!答えはかすりもしません!!!所詮はいい人どまりでジ・エンドよ!!」ズバァーン 憧「そ、そんな……」ガクッ 玄「ふぇぇ……」ジワッ 穏乃「じゃあどうすればいいの?」 晴絵「答えは簡単よ、女には女の武器があるじゃない……」フッ 玄「ま、まさか……!!」ゴクリ 晴絵「そうよ玄!あなたが愛してやまないおもちを使うのよ!!」ババーン 宥「え、え……ふぇぇ!!?///」ドキーン 灼(は、ハルちゃん……つまりハルちゃんは既にそのおもちを使って男の人を落としたことがあるっていうの……?そんなバカな!!?)ズガガーン 晴絵「相手の腕、もしくは胴のところに抱きついて胸を押し付ける!勝ったッ!第3部完!」グッ 穏乃「ちょっちょっと!それは玄さんや宥さんはいいけど灼さんはどうするの!?押し付ける胸なんかないんだよ!?こんなの絶対おかしいよ!!」 憧(あんたは人の事言えんのかーい)ビシッ 灼「ブツブツ……」←それどころじゃない様子 晴絵「確かにおもちは大きいほど有利……だけどそれはある程度のテクニックで補えるのよ」 晴絵「あるかないかの微妙な感触!それこそがちっぱいの武器!!相手の体に密着させ胸を擦らせる!!そうすることによって相手の男は否応なく実感することになる!」 晴絵「自分に対して体をすり付けてくるこの子は女の子だということにッ!!」ビシーン 宥「はわわわわぁ……///」ボッ 憧「は、恥ずかしいけど確かに……、それくらいしないとあいつは……///」ウゥ… 玄「じ、自分のおもちを使うときがくるなんて……どうしよう、おねえちゃん……///」 穏乃(うーん、本当に大丈夫なのかな……)ペタペタ 灼「ふふふ……ハルちゃんのおもちを堪能したやつ死すべし……」ブツブツ 晴絵「それじゃあ今日のところはここまで、今日の授業で習ったことを活かすかどうかはあなたたちしだいよ?」 晴絵「それじゃあね」ガチャッ 晴絵「…」バタンッ 晴絵「…………ふっ」 晴絵(とんでもないことを言ってシマッタァァァァァァァ!!!!!)ガクーン 晴絵(仮にも教師なのになんて事を教え子たちに吹き込んでるのよぉぉ!!私はノリと勢いでなんて事を!!///) 晴絵(ていうか何よ!!おもちを擦り付けるって!!擦り付けるって!!!私だってそんなのやったこと無いっつうの!!!!)ゲシッゲシッ←壁殴り 晴絵(……そんな相手、産まれてから25年間一人たりともできたことないわよ…………)グスッ 翌日 京太郎「うーん、この病み上がり独特の気だるさ……正直家に帰って休みたいとこだけど」コキコキ 京太郎(全国出場も決まったことだし、俺一人が遅れるわけには行かないよな!)グッ 京太郎「よぉーし!元気出してやるぞー!!」 京太郎「こんちわーっす!今まで休んだ分張り切って」ガチャッ 憧「お、おおおかえりー京太郎ーー!!///」ダッ 玄「き、京太郎くん!!///」バッ 宥「ご、ごめんね……京太郎くん……!///」タッ 穏乃「か、覚悟!きょーたろぉーー!!///」ピョーン 京太郎「……あっるぇー?」 ドシィィィーン!! ズッドォーーン! ガッターン! モニュ その後、京太郎は保健室のお世話になったとかならなかったとか…… 灼「ハルちゃんのおもちハルちゃんのおもちハルちゃんのおもちハルちゃんの……あは、あははははは!!」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5703.html
678 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 20 17.20 ID 7Wb3IeoTo [4/8] 【ガンガンテレビ 入口前】 竜華「遂に、遂にオーディションやな」ドキドキ 京太郎「え、ええ」ガチガチガチガチ 煌「……」 久「久しぶりに会って見たら随分と緊張してるわね(久だけに)」アキレ 竜華「ほ、ほほほほほほない、いいいいいくで!」テクテク 京太郎「は、はははははいぃぃぃ!」ガタガタガタ ウィーン 煌「大丈夫ですかね?」 久「無理じゃない?この有様じゃ」ハァ 看板娘「お約束の方ですか?」 京太郎「あ、あの! あ、ああアクセルわ、わわわわ1の須賀です!」ブルブル 看板娘「はい、オーディションの方ですね!」ニッコリ 京太郎「あ、はいそうです」 看板娘「それではあちらへどうぞ」フフ 京太郎「は、はい!」 看板娘「お土産話、超期待☆」 京太郎「(素晴らしい太ももだ)」ウーム 竜華「……行くで」グイグイ ギチギチギチ 京太郎「あだだだだっ!? み、みみがぁぁぁ!!? 耳そのものがァァァァ!?」ジタバタ 久「緊張してるんだかしてないんだか」ハァ 煌「……さぁ、正念場ですよ」フフフ 679 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 40 22.33 ID 7Wb3IeoTo [5/8] 【控え室】 竜華「準備運動は?」 京太郎「済ませました」オイッチニサンシ 煌「発声は?」 京太郎「終わりました」ンアー 久「忘れ物は?」 京太郎「バッチェオッケーですよ!!」ニィッ 煌「大丈夫そうですね」ホッ 久「しっかし、中々イケメンが揃ってるわねー」チラッ ヒトデ頭「もっと腕にシルバー巻くとかさ!」 キノコ頭「ガッチャ! 楽しそうなオーディションだぜ!!」 カニ頭「おい、デュエルしろよ」 竜華「個性派やな……」 煌「顔なら負けてませんから!」フンス 久「他はどうかしらねー?」ニコニコ 京太郎「うっ!」ドキッ 竜華「他も負けてへん!」 煌「そうですよ! ねっ!」チラッ おとやん「……歌なら負けねぇ」 まさとん「吹奏楽……」 なつきん「ベストを尽くすだけでいいさ」 ときやん「……ふん」 久「」 竜華「」 煌「アチャー」 京太郎「か、勝てるわけがない……」ガタガタガタ 681 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 56 21.09 ID 7Wb3IeoTo [6/8] 久「だ、大丈夫よ! 須賀君も全然負けてないわよ」フルエゴエ 竜華「せ、せや!」 煌「ソウデスネ」 しーん…… 京太郎「……本音は?」 久・竜華・煌「「「目指せ脇役」」」 京太郎「ちくしょぉぉぉぉお!!」ダダダダッ ガチャッ バタンッ 久「……これも経験かしらね」 竜華「メンタルの強化は必要あらへんと思っとったけど……」 煌「完全に私の配慮ミスです」ズーン 久「そんな事ないわよ。要は須賀君が越えられるかどうかじゃない?」 竜華「……京太郎君」ウツムキ 煌「乗り越えられるでしょうか?」 久「……」 【廊下】 ダダダダッ 京太郎「……はぁ、はぁ!」タタッ 無理だよ、あんな……! あんな連中に勝つなんて! 顔も違う、オーラも違う 実力も違う、経歴も違う ドロー力も、運命力も 主人公補正も……鉄壁のライフガードも! 俺には無いものだ 京太郎「そんな連中に……」 どうやって勝てばいいんだよ? 京太郎「俺は……」 ???「……」ジッ 選択安価 ↓3 京太郎を見ている人物の正体は? 1 天才漫画家 2 新ヒロイン 3 ライバルっぽいキャラ 690 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 02 07 03.94 ID 7Wb3IeoTo [7/8] 京太郎「……もう、帰ろうかな」ハァ このまま戦っても、どうせ受かるわけがないんだ それなら――どうにかして事務所を救う方法を 京太郎「そうと決まれば!」タタッ ポッポッポッポッポッポ 京太郎「うん?」チラッ 鳩の声? どうしてこんな場所で……? 鳩1「くるっくー」ポポポ 鳩12「くるっくるっくー」ポポポ 鳩11「みんなオレになれるんスよ」ポポポッ ???「……」スッスッ 京太郎「あんなにたくさんの鳩を連れてなにやってんだあの人?」 しかも鳩達はすごく綺麗に規律を作って動いているし 曲芸師か? ???「……」スッスッ いや、違う!? アレは……鳩を連れてるんじゃない!? 今この人、鳩で絵を描いていた!? 京太郎「あの!」 ダダダダッ スタッフ「シン○イ先生ー!!」タタタッ ???「っ!!」サッ 鳩達「」バサバサバサッ スタッフ「そろそろ始まりますよー!」 ???「はい、分かりました」スッ まさか、この人が――!? シ○カイ「……」ニッ あの世界的漫画家、海○雄先生!!?? ~~続く~~ 711 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 26 03.15 ID 3DAY19bko [3/18] 【前回までのあらすじ】 合宿での修行を終えて、凄まじい成長を遂げた京太郎 歌唱力、演技力ともに一段階上昇 このままオーディション合格も順調かと思われていたが、 煌の一言が新たな迷いを呼び起こしていた 「私が審査員なら、京太郎君を選ばないと思うから」 心にわだかまりを残したまま、オーディション会場を訪れた京太郎の前に…… ヒトデ頭「現れろ!! 三幻神!!」 クラゲ頭「超融合!!」 カニ頭「光射す道となれ!!」 エビ頭「オレは……!」 バキィィィ!! エビ頭「がはっ!?」ドシャッ ④「ここからは俺のファンサービスだぁっ!!」 京太郎「」ガタガタガタガタガタ 立ちふさがる強大なデュエリスト達(アイドル候補生) そのあまりのデュエルオーラに……京太郎の心は折れてしまう 京太郎「(ムリムリムリムリムリムリ)」ダダダッ 思わずその場から逃げ出した京太郎―― このままアイドルへの道を閉ざしてしまうかに思えた…… その時、京太郎の目の前に現れたのは…… 先生「君も……オーディションを受けにきたのかい?」 京太郎「あ、貴方は!!?」 世界的漫画家、新○英雄だった 712 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 35 23.37 ID 3DAY19bko [4/18] 【ガンガンテレビ 廊下】 先生「ふむ……」ジロジロ 京太郎「あ、えっ? そ、その……!」 なんなんだ!? どうしてこんな時に……!! 先生「……」ジィーッ 京太郎「お、俺は……」 先生「君の心は面白いカタチをしているね」 京太郎「……はい?」 心? 一体いきなり何を……? 先生「人を惹きつける不思議な輝きを持っているね」 京太郎「???」 先生「こんな状況でも燦々と輝き続ける、アンブロークンといったところか」 京太郎「あんぶろーくん?」 先生「だが、そんな心を持っているのに……君の今の心は」 ギシッ ギギギッ ギギィ 先生「今にも潰れそうなくらい、悩んでいる」 京太郎「っ!!」ドキッ / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ `ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ /,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 先生「君の心は見てて辛ェ……」 京太郎「どうして、そんな……」ワナワナ 先生「あと少しだけなら時間がある。僕でよければ、話を聞こうか?」 あの新○先生が……俺の悩みを聞いてくれる? 荒○飛呂彦先生の弟子にして、現在週間少年ジャンプで好評連載中のこの先生が? そして何より…… 俺が受けるオーディション作品の、原作者 京太郎「……」 713 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 42 45.92 ID 3DAY19bko [5/18] 先生「ここで会ったのも何かの縁だし、遠慮はいらないよ」 京太郎「……」 そうだよな 折角オーディションを受けるんだし、少し話をするくらい…… 京太郎「えと、実は俺……」 でも、本当にいいのか? 京太郎「っ……!」ギリッ 先生「?」 これは俺が乗り越えなきゃいけない課題じゃないのか? だから煌さんは俺に答えを教えてくれなかったんじゃないのか? 京太郎「俺は、俺は……」 それに、今控え室で緊張して出番を待っている人達 その人達だって、それぞれ悩んで苦しんでここまで来た筈だ 俺だけ――こんなズルをしちまってもいいのか? 京太郎「……」 先生「どうかしたのかい?」 京太郎「あの、先生……」ズイッ 選択安価 ↓3 1 京太郎「実は……」 全てを打ち明ける 2 京太郎「すいません。折角ですけど、俺……」ペコリ 断る 718 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 52 57.98 ID 3DAY19bko [6/18] 京太郎「実は……」 先生「ふむ……」 気がつけば俺は話していた 一瞬脳裏をよぎった煌さんの悲しそうな顔も、控え室のライバル達の顔も……いつの間にか消えていた ただ、楽になりたかったんだろう 京太郎「それで、俺は……」 先生「……」 これが卑怯な事だと分かっていたのに、俺は…… ~~~~~~~~~ 京太郎「という、ことがあって。俺はどうすればいいのかって」ウツムキ 先生「そうか、そんなことがあったのか」ナルホド 京太郎「どうして煌さんはあんな事を言ったんでしょうか?」 先生「……一人の人間としては君の境遇に同情するし、力になってあげたいと思う」 京太郎「先生!」 先生「だが、漫画家として、原作者として……審査員としては、君を認めるわけにはいかない」 京太郎「!?」ドキッ そんな――!? どうしてなんだ!? 先生「君は、事務所を助けたいんだろう?」 京太郎「は、はい!!」 先生「なのに君のやっていることは、事務所の事を盾に言い訳しているように見えるね」 京太郎「えっ!?」 先生「君が頑張る理由として、事務所の事が原動力になっているのはいい事だと思う」 京太郎「……」 先生「だが、目的まではき違えてはいけないよ」ポン 京太郎「え?」 先生「……君は何の為にアイドルになりたいのかな?」 京太郎「俺が、アイドルになりたい理由……」 それは、咲達と同じ舞台に立つ為 そして何より……応援してくれるみんなの期待に応えたいから 721 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 02 09.63 ID 3DAY19bko [7/18] 先生「僕は芸能界に詳しくないから、詳しい事情は分からないけど」 京太郎「……」 先生「本人が楽しんでること、そして……応援してくれている人が楽しんでくれることを大事にしてほしいな」 京太郎「!!」 そうだ。 俺……事務所の事を救うことばかり考えて、自分が楽しんでいなかった そしてなにより、ドラマを見てくれるファンの事なんて少しも考えていなかった 京太郎「……そのとおりだと思います」ウツムキ 事務所の事も大事だ でも、それよりも大切なことがある筈なんだ 京太郎「こんな気持ちでオーディション受けちゃ、関係者の方に失礼ですよね」 この作品に命を賭けてる監督や脚本家、カメラマンの人達 それに、一緒にオーディションを受けているライバルにも……失礼だった 先生「答えは出たようだね」 京太郎「はいっ!!」パァァ 先生「いい笑顔だ」ニッ 京太郎「へへっ」 先生「ん?」ジッ 京太郎の心「」ファサッ 先生「これは……」オドロキ 京太郎「?」 先生「……君の番を楽しみにしているよ。エンジェル君」フフッ 京太郎「え、えんじぇるくん?」 スタッフ「先生ー! 始まりますってー!!」 先生「では後ほど」テクテクテク 京太郎「はい!」 凄い、本当に心が見えているような人だ…… 京太郎「……ありがとうございました」ペコリ 先生のお陰で自分を取り戻せそうだ! 京太郎が全力を出せるようになった!! オーディション時 補正+10 モラルが下がった 733 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 16 00.62 ID 3DAY19bko [8/18] 【控え室】 ガチャッ 竜華「!!」 京太郎「ただいま戻りました」 煌「京太郎君、どこに言ってたんですか!?」 久「もうすぐ出番よ? 準備出来てるの!?」ハラハラ 竜華「京太郎く――」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' 容姿B / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「心配かけました」ニコッ 煌「」バタンッ ヒトデ頭「っ!?」ビクッ 久「ロッカー! ロッカー!!」ガチャガチャ クラゲ頭「なにやってんだ、あの人……ロッカーに入ったりして」ドンビキ 竜華「南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音……」ガンッガンッ カニ頭「(なぜ壁に頭を……?)」ドンビキ 京太郎「じゃあ俺、行ってきます」スタスタ 竜華「ちょ、待って!」ドクドクドク 京太郎「?」 竜華「ほんまに大丈夫なんか?!」 京太郎「大丈夫ですよ」ニッ 体が軽い、こんな幸せな気持ちでオーディション受けられるなんて―― もう何も怖くない 竜華「でも……あんな凄いライバル達がおるんやで! 怖くないん!?」 京太郎「勝ち目の無いオーディションを受けるのは構わないですけど……」 竜華「え?」 京太郎「別に、受かってしまっても構わないでしょう?」ドヤァ 竜華「」キュゥゥゥゥン バタンッ 740 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 28 42.44 ID 3DAY19bko [9/18] 【オーディション室前 廊下】 京太郎「……」ドキドキ ガチャッ カニ頭「ありがとうございました」ペコリ ④「さて、次は俺か。最高のファンサービスをしなくっちゃなぁ!」 ガチャッ バタンッ 京太郎「次の次か……」ドキドキ 竜華さん達の前ではああ言ったけど、やっぱり本番前は緊張するな 俺の前の奴は一体どんなやつなんだろう? 京太郎「えっと?」チラッ あまとう「あん? なに見てんだ?」 京太郎「い、いや、なんでもないっす!」ブンブン こいつは……確か木星とかいうアイドルグループのリーダー、鬼ヶ島羅刹さんだ! 京太郎「(こんな有名人まで……)」ゴクリ あまとう「……お前、確かアクセル1のアイドルだったか?」 京太郎「え?」ビクッ あまとう「散々汚いことしてるらしいなぁ……お前の事務所」フン 京太郎「は?」 あまとう「悪いが、俺は実力でお前をねじ伏せてやるよ」ガタッ 京太郎「ちょ、ちょっと待てよ! なんでそうなるんだって!」 あまとう「しらばっくれるなよ。黒いおっさんがそう言ってたんだよ」 京太郎「!?」 あまとう「さっき原作者となんか話してただろ? 賄賂でも渡してたのか?」 京太郎「それはちがっ――!」 ガチャッ ④「なぜだ……なぜ俺のファンサービスを受けたがらねぇんだ!」ギリィィ あまとう「ふん」 ガチャッ バタンッ 京太郎「行っちまった……」 744 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 36 51.98 ID 3DAY19bko [10/18] さっきのあれで勘違いされちまったのか…… まいったな 京太郎「いや、それよりも今は本番に集中しないと……」 あれだけ辛い修行を乗り越えたんだ 大丈夫、絶対になんとかなる ガチャッ バタンッ あまとう「……ふん」 スタスタ 京太郎「それに、アイツに負けるのも嫌だ」ギュッ やってやる 絶対に合格するんだ! 事務所の為に、ファンの為に……そして 京太郎「なによりも、自分の為に」 ツギノヒトドウゾー 京太郎「はい!」 ガチャッ 京太郎「失礼しま――」 先生「……」 監督「……」 咏「……」フワァァ 京太郎「(なんかちっちゃいのがいる!?)」ガビーン / . / ,イ . / ! ! .| | | . ト、 . | . | | ,′ . . . . | | | . / | | . . . .| | ト、 . . . | ヽ | . | | | . . . | | トL_ .| | | . . . .| | | \ | ! | | .| |. |. |. . . .イ | | | . . .`ト、 ! ! .| | | ,,斗匕´|. ,イ ! . . . | .| |. |. . . .i|. . . . | | | | . | `トL______斗匕´ 乂 |/ | | | .| |. | | i|. . .小l ≧|zx; 」,__| ___,,..ィzzz≦. | | .| |. | | i|. . . .{ヽj八| { |/刀フTミ、 , 怎テ乏///}} ア| ! | .| |. | | i| .|ヽ | |cz ノノ/ 八゚辷cz ノノ / jノ. . . . . | .| |. | | i|. . . .i| '. | ト--゚'′ `ー--゚'′ |i . . . | .| |/'| | i|. . . .八 '. | |/ ̄\/ ̄| ̄\/ ̄\ 从 . . . | .| | | | 八. . . .`ⅵ/ ̄ ゚.. ゚ | .' /  ̄\ /. . . . | .| | | | ∧/ ̄¨’, ゚. ゚ | .′ / , ’¨ ̄\ ノ .| { 人_|/ ̄ \ ’,. ゚. ゚ | / , ’ / ̄\'´. . .| / \ \ ’, ゚.. ゚ | .,′ ./ , ’ / /\ | 京太郎「(確かこの人……三尋木プロ?)」マジマジ 監督「座って、どうぞ」 京太郎「あ、はい」 監督「悔い改めて」 京太郎「?」 748 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 48 10.34 ID 3DAY19bko [11/18] 京太郎「アクセル1から来ました、須賀京太郎です! よろしくお願いします」ペコリ 監督「元気いいね」 京太郎「ありがとうございます」 先生「(うん、いい顔になったね)」 監督「私は監督で、こっちが原作者の新○先生です」 先生「よろしくね」 監督「それでこっちの人が三尋木プロ。今回ドラマにゲスト出演してくれることになってね」 咏「……」ジィーッ 京太郎「よろしくお願いします」 咏「うん、よろしくねぃ」ジジーッ 京太郎「(なんかスッゲー見られてる)」ドキドキ 監督「彼女には共演者目線から君を評価してもらうつもりだよ」 京太郎「なるほど……」 つまり、先生が作品目線 監督がスタッフ目線 三尋木プロが共演者目線で見ることで、全方位から役者を決めることができるのか…… 京太郎「(なんて隙の無いオーディションなんだ)」ゴクリ 咏「……」ジジジジィィィィィ 京太郎「」アセダラダラダラダラダラ 監督「それじゃあ、まずはオーディションの方式を説明しようかな」 京太郎「は、はい!」 監督「君にはこれから三回のアピールを行ってもらう」 京太郎「三回……?」 監督「それの結果により、最後の合否を決定することになるよ」 京太郎「……」 監督「アピールは全部で三つ。容姿、演技力、歌唱力」 先生「その総合点が高ければ高い程、最後が有利になる」 京太郎「(これならどれかが低くても挽回出来るか……?)」 咏「……」ジロジロ 京太郎「」 768 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 09 51.91 ID 3DAY19bko [13/18] 【第一のアピール 容姿】 現在 不合格 監督「ではまず、容姿からアピールしてもらおうか」 京太郎「はい!」 咏「……」マジマジ 容姿は俺の最大の武器だ ここで一気に稼いで、歌唱力をカバーしておかなくちゃな!! 京太郎「それじゃあ、行きます!!」 一同「「「!!」」」 やってやる!! 咏「……」ニヤリ 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~39 一段階上昇 40~69 二段階上昇 70~89 三段階上昇 90~99 四段階上昇 ゾロ目で五段階上昇 784 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 17 45.64 ID 3DAY19bko [14/18] 大成功 4段階上昇!! 京太郎「これが俺の、全力だぁぁぁ!!」バァァァン /. .`丶、 /. /. . . .ヽ. /. /. . /. . ! . . . ヘ i′ ′. . . /. . l、 、 . . l ハ HAHAHAHAHA | i ! /. . /. jヘ、\ . ト、 ト、 | l . l /| ! /} / ,rァ≠fト、 |/. ト| | | |kl | { / ィ代fiツ { ト| l i{ ト、 ゝ㌘f沁′  ̄ | / / l i | 爪 l ヽ \¨´ } |/l/ } ト! ノ ヘ. . トxヘ、 ` t一ァ / .イ|从 メ、 ─‐`┐. _ /,r',仆、l、 ゙ー‐- .._ / `二丁{、「 ̄ヾマヽ f >‐‐、 / .イ」 /} }/〉、 ヽマk」` / i r'´ ∠ -‐〈/ {/iハ メ} i .′ l { `rイ } } | | i / l l__,/,小、 | | | | ', / / | /{ // | ヽ | | { >ニニV / / j /__// j r‐─ 二ソ 「」 } .′ / /{ {-- ´ ト、 { 「」´ | |/ / / } ', |} 丶、 ト、ヽ \|/ / .イ ', {ー‐‐一ァj ヽヽ .′ / / . { ', l /,イヘ. ヽヽ .′ / .′ ! '. l // ヽ `、`、 / . / .′ | l l / ヽ ', ', // / .′ .! | { .′ `、} } ′/ .′ .| | ヽ/ トイ {/ / .| | ! | { jr‐┘ / | | } { |」」く二 ‐ 、 / | ', / _ -‐  ̄ ヽ、 .′ | __ ヽ /-‐====──‐‐-- {__ | / ` ー一‐--`、'"´ _j l/ ` ー‐---- ─…… ¨ ̄ ̄ | 監督「!!」ピカーン! 先生「ほぅ……これはいい」 咏「!!」ドキッ 京太郎「どうですか?」フフフ 監督「イキ過ぎィ!!イクイク!!ンァー!!」ビクンビクンッ / ;;;;;;;,´ | / / | ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; |//| /;; ;;| |;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; |/ハソ;;;;; ;;.| |;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;;. | .| i/ハ ;;;, 、.| |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; | | ノ;;;;/ V | i |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ハ;; ;; ;; ;;;|i | | / ; ヽ i | | ;;; |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; _,/;; ;/;; ;; ;; ;;/;; ;; ;; ;; ;/;; ./ |;; ;; ;; ;;||;; |ヾ、 ノ/;;;;;;;i. .| | | ;;;ヾ;;;;;.;;_x -''´////;; ;; //;;/;; ;; ;/;; ;/''´ |;; ;; ;; ;;|ヾ|ハゝ ´/ ;;;;ハ ;;ヽヽi ;;; ;;;;;`、/_>< _//;;;;;/ /;; //;;;;;;//;/ ィt /;;;;;;;;;;;;;;| レ´ /;;;;;/ /; ;;;;;;;li;;i;;;i ;;;;;;;;|;;|弋及-、|`//;;;/=、/;;//;;;;;///,xィ勿ト /;;;;;;;;;;i;;;;|/|;;;/ |;;i;;;;;;;;|ヽ`ヾ;;;;;;;;|、;i廴 ... ン`''x、 /;//;;;;;//ィ冬z刻/;;;;;;;;;;ハ;; / |/ |;;|i;;;;;i、 ヽ`、ヾ;;;;ヽ`、` ̄ ´ / / |;;/ /;;;;;;;;;/ |;;;| ヾ ヽ;|\ \ \;;;;ヽ、. / | /;;;;;;;;;/、_|/_ i l\.\ 、\;;;;\ ´ i /;;;;;;;;;/ / `i v \.\ .\`''-、 / //i;;;;;;/ | ゝ`''- 、\ _ _ _ , /ハ;;//;;/ .| / /ヽ_``\  ̄ ̄ー.´// イ、 ./ /  ̄ ` 、 / ノi / / // ` -´ / /-、_ `'',/ ( ( ヽ 京太郎「やったぜ」 先生「意外にもクールなキャラも似合いそうだ」フム 咏「……」カァッ 京太郎「バッチリいい印象を与えたようだ」ホッ 793 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 24 08.89 ID 3DAY19bko [15/18] 791 ガンガンテレビはキャンセルだ 【第二のアピール 演技力】 現在 名前ありのサブキャラ 監督「や、やるねぇ……」ハァハァ 京太郎「ありがとうございます」 監督「(外見だけで数字が見込めるな。これはサブキャラくらいはいける)」カクシン 先生「だが次は演技力だ。原作者として、しっかり見させて貰う」 京太郎「は、はい!!」 役を貰う以上、演技力は重要だ なんとしても原作者に認めてもらわないと…… 京太郎「事務所のみんな、俺に力を分けてくれ!」ピカァァ ~~ひのちゃま「ええよー」だいちゅう「おっけー」のんたん「もちー」てらしー「しょうがねぇな……」~~~ 京太郎「」ピッカァァァァン!! 咏「!!」 監督「?!」 京太郎「行きます!!」ビシィィィ!! 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~49 一段階上昇 50~79 二段階上昇 80~99 三段階上昇 ゾロ目で4段階上昇 808 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 36 02.17 ID 3DAY19bko [16/18] 成功 二段階上昇 京太郎「……」スッ 一同「「「!?」」」 京太郎「……」ブルブルブルブルブル >''´  ̄`ー 、 ../ / ../ / ./ ,,,vv ヽ / こ 図 対 役 .う 紙 .' .,' ;ノ // ー―ゝ i ..| と 々 等 立 .ち 貼 l r |llllll| |lllllll|.i l | だ し に .た .わ っ | .! .lllllll! llllllll! l ._」 よ い な ず .み て | | | l <_ .ね っ り .が た な l l. ___ | 、 .i て た ..出. い い ! i` 、 ` _ .ノ ∠ ! ゝ l い 演 な 'ヘi 人 > __ .イ i i | ヽ .な .し レl /.| | |lllllll| | | l |ヘMN \ .ん て ヾ iー|_|_|lllllll|_|_|_!∧_ \ て ><//////////////////\ \ /////////////////////////ヘ ` ―――――― ./ | / ` ―i//////i//////////∧ 》 ※京太郎です i. | l//レ//l ` <///イ i 》 先生「なん……だと!?」 監督「こ、これは?!」 先生「馬鹿な、なぜ自分に合いそうな主人公やその他を選ばず……このキャラを!?」ガビーン 【御○谷 忍】 性別不詳(ほぼ男確定)のキャラで、わりとキャラが安定しない難しいキャラクター 京太郎「(俺にできそうなモノを見せてもアピールにならない……それなら、俺にできなそうなキャラをやる!)」 失敗すれば大惨事だ それでも―― 京太郎「(俺はかける!!)」ゴッ 先生「……悪く無い」 監督「イイヨイイヨー」 咏「……」ジジジィィィィ 京太郎「わりといい印象を与えたようだぞ」 821 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 43 58.83 ID 3DAY19bko [17/18] 【最終アピール 歌唱力】 現在 レギュラー 監督「(これはもうレギュラーで使おう、そうしよう) 先生「見識が広がるようだよ」ハハハ 咏「……」 京太郎「(いい感触だな)」ホッ 咏「次は歌だねぃ」ニヤリ 京太郎「え?」 . -‐…‐- . ´ ` 、 / \ / .. .. .. .. .. .. .. .. .. 丶 . . . . . . . . \ . . . . . . . 、 / . . | . . . . . ¦ . . \ . . \ . . ` . . . . .| . . . . . | i . , . . . . . . . , ; . . . . . .| . . . 、_|__j_|ノ|ハ . . |i . . l i. .. .. |. . .| i . . . . ..| i | 人 ⅰ . |i . . i | | | . i. |. . .|八 . . . . ∨i,x圻幵竹, . |i . . | | | | . i. |/l ∧ . ___ノ 〃 トィ/f心| . |i . . | | | | . i. | . ァヒ扞ト′ _)ツ| . |i . . | | | i . . i. | 爪 トィ心 ,,, | . l/ . .. | 八 | | . i. | . |i' )ツ | ; ′ . . | \ /㍊i | i ’. ,. | . || 、 ,,, ′ ィ / . . . ノ| / ㍊i |/ V/, |i . 〈癶 ーく ノ / . . . / |/ ㍊i V 八 . . V .ゝ / . . . ィ/ / ァ㌻¨ \ \ . \i . \ . ≧=ー/ . . ≠≪'/ / ,ァ㌻¨。 ゚xヘ \ }≧=\------辷r< //。※゚l/ ァ㌻¨ ※/。※ハ ` / ;冖冖冖冖/ i/ `X升ォt/ ァ㌻¨ 。※゚/。※゚。※゚| | / / /。※゚.。※゚/ {※゚/ ゚| | ァ㌻¨ /。※゚〃※。※゚。※゚| |. / イ/ /※|。/。※/ {/。※゚| |¨l /※/゚/゚。※゚。※゚。※゚| ノ 咏「何を歌うのかすっげー楽しみなんだけど」ニコニコ 京太郎「……」ゾクッ こ、この顔は!? 京太郎「(この人はここで全てを決めるつもりだ!!)」ゴクリ まさか三尋木プロが歌唱力メインで見てくるなんて…… 京太郎「……」アセダラダラダラダラ 咏「さぁ、音楽スタートだねぃ」ポチッ チャララ~♪ 京太郎「(うぉぉぉぉぉぉ!!)」ヤルシカネェ!! 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~69 1段階上昇 70~99 2段階上昇 ゾロ目で??? 865 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 59 01.91 ID 3DAY19bko [18/18] ~~~♪ 先生「こ、この曲は……?!」 咏「!!」 監督「まさか……この歌を歌うつもりなのか!?」 京太郎「(この歌を歌うには、今の俺じゃ歌唱力が足り無いのは分かってる)」 それでも―― 京太郎「(どうしても、この歌で決めたい!!)」キッ 咏「あっ」ドキッ 京太郎「耳を澄ますと微かに、聞こえる雨の音――」 思いを綴ろうとここに座って言葉探してる 考えて描いてつまずいて消したら元通り 12時間経って並べたもんは紙クズだった 君に伝えたくて 巧くはいかなくて 募り積もる感情は膨れてゆくだけ 吐き出すこともできずに 今僕の中にある言葉のカケラ 喉の奥、鋭く尖って突き刺さる キレイじゃなくたって 少しずつだっていいんだ 京太郎「この痛みをただ形にするんだ」 監督「……(けして、上手くはない)」 先生「(せいぜい、カラオケで下手だと思われない程度といったところだ)」 京太郎「何をしても続かない子供の頃の僕は――」 「これぞってモノ」って聞かれても答えに困っていた そんな僕にでも与えられたものがあると言うんなら 迷い立ち止まった自分自身も信じていたいな 僕がいるこの場所は少し窮屈だけど 愛に満ちた表情でぬくもり溢れて 京太郎「そして君の声がする」 咏「……」 873 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 10 26.29 ID fUJoakLUo [1/12] 京太郎「足元に投げ捨てたあがいた跡も」 もがいてる自分も全部僕だから―― 抱えている想いをひたすらに叫ぶんだ その声の先に君がいるんだ 京太郎「耳を澄ますと確かに聞こえる僕の音」 空は泣き止んで雲が切れていく 監督「(とても稚拙だ……音程を覚えたてで、アーティストの生い立ちすら知らない者の歌い方だ)」 京太郎「今僕が紡いでいく言葉のカケラ」 一つずつ折り重なって詩になる キレイじゃなくたって 少しずつでいいんだ 光が差し込む 京太郎「この声が枯れるまで歌い続けて」 君に降る悲しみなんか晴らせばいい ありのままの僕を君に届けたいんだ 京太郎「捜していたものは――」 先生「(しかし……)」 咏「(だけど……) 京太郎「目の前にあった」 一同「「「(非常に魅力的だ)」」」 京太郎「(や、やりきった……)」ハァハァ _,,......-―-..... _ ,. ' `丶 / . ,' . ,' ii ハ i i_;; i ,' i.i |`i ' _「_,,」I; i. / __ 汽テテ= 〒テ「.! ハ / , ィ に! i ト り 乂リ .i i ! / ./ ゝ| l | !".r―┐"",ノ 乂_ { ,/ i ト,! ! ヽ. -' ,ィ彡イ `ヽ. ! ./ i N r‐`≧‐≦;イ ト; ヾ、 .{ ハ ハ i; ''´ ,,;'ニ r''" .ノ`ヾ;i ヽ }、 ル' .|/>ゞ . .( ゝ . . . \,i ,' ) / ̄ \ . . . \三≧=-. . . ..V. iハ. . .\. . i´ ̄` < . . / . .. i. || } . . . ト--ir-、 . .. \ / . . . \. l」 i. . . i-‐‐|ニハ . . .\__r‐-、 . .i ハヘ . . i `マヘ . . .. / . .ヽ i 880 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 20 38.25 ID fUJoakLUo [2/12] 【アピール終了】 京太郎「……」 監督「ありがとう、須賀君。とてもいいオーディションだったよ」 先生「ああ、そのとおり」 京太郎「あ、ありがとうございます!」ペコリ 監督「私は刻坂(親友)を推奨しますね」 先生「伊調(ライバル)も捨てがたい……」ウーン 京太郎「(なんだかいい役がもらえそうだぞ)」ワクワク 咏「……」 監督「三尋木プロはどう思いますか?私達は刻坂か伊調を……」 咏「その考え、わっかんねー」ハァ 先生「え?」 (⌒Y⌒) (⌒Y⌒) (_ ○ _) (_ ○ _) (__人__ノ (__人__ノ . ´ ̄ ̄ ` 、 . ´ .. .. ヽ ′ . . ,′ . ! ;イ ∧ l | | | | |」__| | ト、|_」、 | ! | l | | |` L___!´__ ハ | | | l f芋丐 乍丐ア | | | lレ' ト+゚' ゞ-' |ノ ト、 わかんねー!! | 从 | | lー一l / . | ミ=‐ 全てがわかんねー!! 人 { ハ| | ゝ ノ/ . j ..\ / . \ \| !≧‐ / . , イ ) /\=彡イ /| `ーァャ==彡-‐ 7¨´. ト、厂/ ̄\ 厶 ...... \ ノ / イ / |..∨........./ . /....Y............../∧ |\ヽ ........ Y ノ| 人 | / .. ..../ . /...../ ............// / | | |............|/....乂{ )/ .. ..../イ . /...../ ............// / | | |............|......../ ........./ .. ..../ ..| . /...../ ............// / 監督「それはどういう……」 咏「神峰(主人公)しかありえないーって」フリフリ 先生「!?」 京太郎「はへ?」 咏「こいつが神峰じゃなきゃ降りる」 監督「ファッ!?」 先生「……」 監督「でも、神峰役は鬼ヶ島君に……」 先生「三尋木プロ、理由を聞いても?」 咏「心、掴まれちゃったからねぃ」チラッ 京太郎「……?」 咏「ドラマのタイトルがSOUL CATCHER(Saki)なら、仕方ないって」 先生「……」フッ 監督「せ、先生?」 先生「これはもう、決まりかな」ハハハ 889 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 26 54.12 ID fUJoakLUo [3/12] 先生「やってくれるね、須賀君」ポン 京太郎「???」 先生「君が主人公だ」バーン 京太郎「」 咏「決まりだねぃ」 監督「まぁ、鬼ヶ島君は別にいいか」 _,.. -- 、__, 、___ ⌒> ´ ´ ヽ `ヽ、 _,. ´ , , 、 | 、 、 ヽ  ̄7 / / 从 、 | | | . /イ / /l/ | | | l}从} | { _/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨}  ̄´ {∧ { ○ 从{ ○ }'⌒}、{ {从 r-く| \ 叭 __ 八}イ 、 └―┘ ィ/∨ 「¨>-- rく「 ̄ } , ------ ∨_」 , ∨]/|ィ¨7ー-- 、 ////////「//| ー- 」 }ヽ// ///////} {/{////// \∧ r' ヽ }' {/////// |l∧////////Ⅵ,〈 | |///////| |/∧/////////|l∧ ,l |///////| |//∧/////////() \//∧}/////// |////}////////// 「/////∧/////{ |////|///////////∨()////\/// | |////|////////////\///// ∧/ / |////|//////////////\//////,イ |////|//////// ()/////| .\//// .| 京太郎「お、おれがしゅじんこう? しゅじんこうってなに?」ガタガタガタガタ 先生「須賀君?」 京太郎「アイエエエ!? 主人公!? 主人公ナンデ!?」バッターン 監督「これはこれは……」フフフ 先生「先が楽しみだな」ハハハ 咏「……」フフ 京太郎「お、おれは……」ブクブクブクブク ドラマ主演が決定した! 咏ちゃんに興味をもたれました! 監督に屋上で焼いてかない? と誘われました 902 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 36 02.37 ID fUJoakLUo [4/12] 【龍門渕邸】 透華「今頃、結果が出ている頃かしら」ハァ ハギヨシ「ご心配ですか?」 透華「ええ。恐らく、かなりの倍率でしょうし」ウーン ハギヨシ「大丈夫ですよ、京太郎君なら」ニッコリ 透華「随分と自信がありますのね?」 ハギヨシ「それはもう」フフフ 透華「?」 Prrrrrrr 透華「来ましたわ!」ガチャッ ハギヨシ「……」 透華「ええ、そうですわ。ええ、そう……え?」 ハギヨシ「透華お嬢様?」 透華「そ、そうなんですの……分かりましたわ。ええ、それでは」ガチャンコ ハギヨシ「……お嬢様、結果は?」 l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ 透華「や、やりましたわぁぁぁ!!」ピョイィィィン ハギヨシ「それでは!」 透華「主演決定ですわ!」ワーイ ハギヨシ「それはそれは、めでたいですね」ホッコリ 透華「これで、衣も……」 【衣の部屋】 衣「……須賀、京太郎」 衣との遭遇フラグが解禁されました 911 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 43 51.81 ID fUJoakLUo [5/12] 【オーディション終了後 控え室】 京太郎「はい。それではまた」ケータイピッ ふぅ……取り敢えず、透華さんと事務所への連絡は終わったか 京太郎「竜華さん達は知らせを聞いて気絶しちまったし」 三人娘「」ブクブクブクブク 京太郎「全員が起きるまで、こりゃ帰れないなぁ」ハァ とりあえず全員が目を覚ましてもいいように飲み物でも買ってくるか 俺も泡吹いたせいで喉が渇いてるし 京太郎「それにしても……俺が主人公か」 ガチャッ 京太郎「レギュラーが貰えればラッキー、くらいの考えだったのになぁ」テクテク でもどうして、三尋木プロは俺に…… 京太郎「……分からん」 ?「何を辛気臭い顔してるのかねー」ペシッ 京太郎「あだっ!?」 誰だ!? 京太郎「あっ」 -‐- ''"´. . . . . . `ヽ /. . . . . . . . . . . , '. . . . . . . . . . . . . /. . . . '; . . . .‘, / . . \ .i . . . ,' . .;' __ .'; . | . . .i i. !. ! γ´\ .i .| . . .! |i| i / iヾ、_i\ i | . . .i. i !l ト、 / ,rf'斧 ‘, i l |i . .八 !| i iハ ヽ Vリ ! ! | !| . . \ ! i .! Vハ. ´ ,! ! i 从 . . ._`ニ== == 、 __人_! ∧く / ! ! ;' .〃 ヽ. . . ` ミヽ ). / \ V | i i\` ー';' / / . . . \' 、 / 丶 \ Vl l i __>'" / ./i ヽ } } /≧=x \ \= i,/(_i, ィ≦7 ; ' ノハ } ヽノ ノ /三≧=- ≧ ニ ,' /Vl/ / /イく)ぅ\__ _ ト、 i 〉三三二ニ==‐-i{ ! / / イ_)  ̄\ . .(_乂_)|`ヽi ) >‐――‐-=ニ二>'つ/i 〃乂_) . . . (_\ . . . ..i ∠) . . j) . . .. .\/ ,fクぅ// ;' . .. . . ..∧ .. . . | !ヽ .. . .. . . ..\ /ソ' / % _,.. .. . ..(_ハ. . !__. ‘,o) .. () . . (⌒). ....\{イ! .. x8''" . く)ノ) . . . . }. i|//∧ |ソ) . . . . .(⌒○⌒) . Y%"゚ .. . . .(フ〈) . . % i| }//! ! . . ノ). ...(__乂__) ... . .|ミメ⌒Y⌒) . . . . ... ./ /_,///i i .._ .... . {\ Oく . ... . . . _r‐ |////,'. V 〉 .... . . ヽ人_) .. . . }/ !//// //. !_) . . .(V) . & .. (ハ .. . . . |//!/// //! ! .. .. .. . . く)O(フ. ..\ .. . .. . .. .. )( }ニコ!/////| | . . . ... (人) . . 人 .ヾrt?.. )( .`i/ | /////! l く)ノ) .. . . .. . . . ⌒ . . . . Y⌒ .. . . . . .///!/////」 | (フ〈) . . ,ノ) .. . . . . .. .. . .. . . . . ... . . .l// | /// `! .. . . . .⌒′ .. .(乂) . .. . . ... . . . x≦\/!l/\ 京太郎「三尋木プロ!!」 914 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 52 04.80 ID fUJoakLUo [6/12] 京太郎「あの、俺三尋木プロに聞きたいことがあるんです!」 咏「んー? いきなり何を聞きたいのかねぃ?」ジトッ 京太郎「どうして俺を主人公に?」 咏「……」 京太郎「自分で言うのもアレですけど、俺って顔くらいしか取り柄無いし……とても主人公だなんて」ウツムキ 咏「わっかんねー」バッサリ 京太郎「え?」 咏「正直そのとおりで、顔くらいしかアイドルじゃねーっての」ペチペチ . . -――‐- . .. ´ ` .、 / \ / \ / i | . / | | | | . ′ | | | | | | . l | | . l从 ト、 . | | . | l | | . | \ 、_ _|__\ 」 | . | | l | .|_ _; イ  ̄ ̄__ _,)ハ . | . | | | i l i∧ l___ 斗斧i^狄 | . | | | | | ∧ 「苅 V以 } ノ . . .| i . . | | | | iハ |i以 ,,, j/ .| | . . | | | | |. l | ,, ' / | | 从 l八 八 八人 v ´} / 八| \__ \|\ \≧ .. .._ ー/ .イ | . Χ⌒ |\ \ -- / _ -‐<※| | \ \__ _ |/⌒>\/斤/...(※)......リ ト、 i\ 「 ̄` /※)..|| /※|...(※/ |../※).....+...// 八..\ . . .| )' /※)...... ||三三三三三三三|...+.../... { /......(※∨ | /※)..... (※||/..+......|※)l.| ∨※./...(※| /....+./.... Ν /※)..(※)..+ /リ.....(※ノ......从{\{...../...(※)....| /...../... (※|. /※)..+.... (※//......... /......./.. ※)...../....... +(※|'... /.... (※)...| /+....(※).. +...〈/..(※)/...+./※)....+../※)..... +........./..※)... +.. | {※).......+......(※∨.......i..... /.+.....(※/+........(※)../...{...+.......(※).|. ∨...(※)+......(※∨... |......{....(※).../....(※).....+...∨{.... (※/ +...| ∨ ...... (※)......+∨. l‐''┴――┴―――――''| .... /...(※|. |...(※)...+.. (※).∨| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i|..../.. (※).. |. |+........(※)..... +... ‘| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i il../ ...... (※..| 京太郎「うぅっ……」 咏「でもさ、心掴まれちゃったんだからしょうがないんじゃね? 知らんけど」クスクス 京太郎「!!」 咏「……収録、楽しみにしておくねぃ」フリフリ 京太郎「三尋木プロ!」 咏「期待、しておくからさ」プイッ 京太郎「……はいっ!!」パァァァ スタスタスタ 咏「こんなの……らしくないっての」マッカッカ 京太郎「三尋木プロ……か」 俺もいつか、あんな風になれるのかな? 京太郎「……わっかんねー」ボソッ オーディション編 カンッ 921 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 06 58.31 ID fUJoakLUo [7/12] 【期待の】須賀京太郎を応援するスレッドpart3【新人!】 801 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 最近音沙汰が無いが……無事だろうか? 802 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 やっぱ厳しいのかしらねー 803 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもちの無いwwwwアイドルとかwwww売れる筈wwwwないのですよwwww 804 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 803 うるさい、そこ!! 805 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 大阪で修行してるみたいだよー すっごく頑張ってたよー 806 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.22 ID ATGsisteR 大阪やって!? 807 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.22 ID NekiYadEE ほんまか工藤!? 808 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 悔しい、悔しい!! 麻雀弱いって言うとったの誰や!! 809 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 少しだけ麻雀打ったけど、わりと強くてびっくりやったわ 810 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ kwsk 811 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame ワカメ? ワカメクリムゾン? ヤッター!! 812 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NIjyou123 いやいや、ただのラッキーマンやって 813 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe らっきーでもすごいとおもいます 814 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID MaSaEATG うちだけ会えなかったんやけど…… 815 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 大阪にいたのね……逃がさないわ 926 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 15 23.71 ID fUJoakLUo [8/12] 815訂正 姫様→霞さん 815 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI 大阪にいたのね……逃がさないわ 816 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR 少しは音沙汰が欲しいぞー ワハハ 817 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress 彼の成長は凄まじいぞ 818 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 京ちゃんペロペロ 819 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 そろそろビッグニュースの時間かな? 820 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO くぁwせdrftgyhyふじこlp;@:「」 821 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 ふぇっ!? 822 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend もちつけ、どうしたの? 823 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもち!? 824 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU どうかしたんですか? 825 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ 何があったんだじぇ? 826 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO が、ガンガンテレビをつけてみるっす!! 早くしろー!! 間に合わなくなっても知らんぞーっす!!! 827 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 何を騒いで…… アイエエエエ!? 828 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi ひゃあああああああ!? 京ちゃん!? 829 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT ど、どどどどどどどどういうことだししししししし!!? コーチの皺増えろ 830 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA 池田ァァァァァ!!!! 831 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 なん……だと? 931 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 25 53.21 ID fUJoakLUo [9/12] 832 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi え? え? 主演って、しかもあのソルキャの? 833 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE よっしゃあああああ!! キタでー!! キタでー!! 834 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR あかん、涙出てもうたわ…… 835 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii ほぼイキかけました 836 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU いきなり主人公やってぇ!? 837 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 ビリビリビリビリビリビリビリビリ 838 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Mayoiga46 これマジ? 839 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE マジなわけねーだろハゲ 840 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TAMAnnee0 それがマジなのよねぇぇぇぇ!!! 841 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 巨大液晶モニターと立体音響設備を揃えないと 842 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ 生きてて、生きててよかったじょ…… 843 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Roof/top0 そうか、やりおったな…… 844 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP 当然ですわ!! 指導者が違いますわ! 指導者が!! 845 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur いや、そんな……褒めんでもええやん? ドゥゥヤァァァァ 846 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress それほどある 847 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 当然だよねっ☆ 848 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO やったぁ! 849 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 へぇ、あの子がドラマ主演とは……成長するもんだね 850 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR 須賀君に決めて、本当によかったなぁ……ワハハ 938 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 38 52.75 ID fUJoakLUo [10/12] 851 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT いきなり主演とか生意気だし!! 仕方ないからこの私が貰ってやるんだし! 852 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes 彼はやはり凄い人だ 853 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 好きな漫画だけになんだか不安だなぁ 854 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 実写化ってだけで地雷だしねー 855 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 カスミンのおもちぺろぺろ 856 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 視聴率100%不可避 857 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister またにわかが増える…… 私が守ってあげるなきゃ 858 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 須賀京太郎さん…… 859 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 ちょー楽しみだよー!! 待ちきれないよー!! 860 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA 初めてのドラマが大きな役できっと緊張してるんだろうね だけど、折角のチャンスなんだから、これを次に活かして欲しいかな 顔立ちはいいから滑ることは無いと思うけど、問題は演技力 特に音楽題材だから歌唱力も重要になってくるかも 861 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FraGariA0 共演したい 862 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 どうしてゲスト出演は咏ちゃんなのかな? わた健夜プロでもいいと思うの 863 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO ↑ 年齢制限 864 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ アラサーだよぉぉぉぉぉぉお!! 小鍛治プロはピチピチギャルだよぉぉぉ!! 865 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer 期待しておくといいんじゃね? 知ってるけど 866 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ノーウェイ ずっこけるに決まってます 867 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa ご主人様を悪く言うな!!! 868 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FIscherpo 人気が伸びてきたせいか、変なのが増えてきましたね 869 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi 京ちゃん頑張ってね…… 870 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 私達がついていますから カタカタカタカタ 竜華「ふふっ……うふふふっ」ドヤァァァァァ 煌「やれやれ、ですね」クスッ カンッ!! 948 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 02 02 07.22 ID fUJoakLUo [11/12] おまけ 【現在 京太郎からの好感度トップの方】 / )---、 〈 イ_{┌‐‐ └'‐ク } \ { |┐ λ / ∧ 〈-=彡' ∧ ∧__彡' 〉 { { ∨ ∧ | / リ __ | ,/ /{ ---- 〈 \ | / / { ´ /\-、\ | ,/ l| -/ \ 〈 /\Χ__ | / | {/ / / \\ ヽ\/ ∧ ∨ .} /| {. ///| | | lト、 l l イ ∧ ∨ } l| / | l | |l l | | l| 八从li | ∧ ∨ / | l | |l l\l\八从芹苅 i | ̄|l i/ ll / 八l | |l |芹苅 乂ツ 'l | l l||_// l| / 大 天 使 の ど っ ち. / \八从乂ツ . . l | レ´// } ,/. ⌒/ / / ∧ . . '__, ∧l| | ./{ } / / / / / 个ト . イ| || l/ } /. / / / / l|| | 〕i千 / . | ||/ / ∧ / / / / ||_|//-,/. . | || / / \. / / / / /_|/ ./ / . . .八 ∨ / // \ / / / / // . . . ./ / . / ∧ ∨ / / 〉. / / / / /人 . . . {/ . / \ \{ -‐. / / / / / \ヽ/ . / }\ \'´ \ \ / / / / / } . . / . . . . . . . | / .\ \ \ \./ // / ,/{ . . . . ノ . . .| 八\ ./\ \ \ \ / / // 八 / . . . . .| / { |l | |\ \ \ \ 竜華Pを差し置いて、まさかののどっち そろそろヒロイン力下げイベントしなきゃね { ! ____ |ィ彡三ミヽ `ヽ ,.' ´ |彡'⌒ヾミヽ `ー {少′ / ,i l ト、 | ヾ、 Y ノ└ /// | l| | ハ| _ `ー―' イ ⌒ / | { | 从、| }|彡三ミミヽ { | l |ィ爪 {(リ八「ノ.|彡' ヾ、 _ノ.リ、_! l リィチfト '行| `ー ' l_,以 { ヒtリ ヒz| ,ィ彡三ニミヽ __ノ...「 l 「ト'" ' '|彡' ` ̄ } } ハ -=- | .___ノ ./ /,イ| |l>、 ,ィ| ,ィ彡' / /リ | ! !仏ィ_〕¨ . | 、/ミ三彡' /⌒/ / r廾 .|「{ |-、 __| | / ィ=- ' 〈 イ ∧V / . . |__´__(二つ/ ,ィ彡'. ..} } /`Y'| { . . . . .l /(二⊃―、 / /. /.j/ }`ー冫j\ . . | /. ト、二)彡' __,ノ ト ン′`ヾ >-r'< `ト-' \ そろそろヒロイン力下げイベントしなきゃね960 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 02 28 14.03 ID fUJoakLUo [12/12]【番外編】 ※ フィクションです / \==フl r-、_ / 、 \ | / ゙、 , -―-、 / / | 、 ゙、 、 ゙!、 ー -、 / `Y ´ / / / ; | | | | 、 ゙、 ! 、 \\ | /ケヾ、 | / / / | | | | | |ヾ| ですが笑えますねぇ、あの一見であなたは須賀君と決別 \ \\二 三ミ、ー--'´/八 / / / ィ ; |.| ハ |゙;;;| /| | | 一方私は今では須賀君の好感度チャンピオン;\ \ \;;; (_゙、_ , ノ/ 、._/;| | / / | /| ; ト| / |├,,| / | | |-―、゙、 \  ̄ ̄ `´//-‐-、 /) | | | .| /´|/,,|/ |/什 \|/;/\\___\;; `ー--/ /`´`^ー/ ,--、| | |´ /5) | ゛| ゙、 ゙、___.二..-‐ ´/ / / \ ( ⌒ \|V ` ー'" `! | |;;;;; -‐ ´ ; '´ ;/ ;∠__`ヾ、___ """" / / / / _, -‐;´, -‐ ´  ̄/ ` 、 ´/、 / / / 随分と差がつきましたぁ _, -‐;;´-ァ ´ __ ̄ ̄`゛ー--、_,.イ、`ー-、__`__ - 、__ .ノ .Y´ / ; ノ 悔しいですよねぇ_, -‐´ ̄//-‐ ´ ;; ̄二ニ-‐ ´ ゙、 ``ニァ--イイ ̄ | | ̄ ̄ / ; -‐ ´ / ト、 |`´ ̄イ 、_/ 、 |.. / / / ! ゙、___,,イ \_ |_,┤ / ; / | / \ |_ |/ // | / .. \、_ |レ' | , , / \ 〈!`l_ (`(ー、_,、__,t、ィ|/ / \ (`! |┼、. __,......----、___,」`ー-!_!_」__/ / \ 5//±_」゙、. __v'´ _, '彡三三彡イ__ .___|ι-、,-、r-、r-、r-、___,._゙、 (//≦、`ト、イ/ ///, --、___ `ト ニ!ニ!ニ!ニ!〉_〉=========、h‐n|〉/´,.\)´ |7 //´/ \  ̄`.| |彳Y ̄!二!ー!┬!-ト、)__|ニtケト'´!`i |‐-、__// / `ー―‐| ト'`´ ̄ ト| ||ζ | | |. 〉 ト-、ζ __ -‐< >へ / \ / \、 / / 、 ∨ ィ ヽヽ / / / \ / | ヽ ヽ l l l ` `´ ´ | ヽ ! i / ! i l \ 」 \ / \ / 〉 / / {`ヽ、__ 、_,、__-‐´〉 ト., ∨ヘ ;; へ 「 ̄ ̄ ヽ /  ̄ ̄レ`ヽ ノ ∧ / ノ ゝト{ ` L__! 1 レ く ぐぬぬぬぬぬっ // 、', / 、 // 、 \ 〈 / { `ゝ__ / 、 \ __ ィ´ }ヽ 〉 ヽ { \' ' ' '___ ' ' ' ' ノ ノ 〉;′ `ヽ イ ヘ >.(_二二ニつ < j ∧ / '′ ´ ´ `_>.─i ー--‐ i´- ノ__'_ ` ┌、、 .. ̄ .. .. .. .. .〈′ ト/ .. .. .. .. .. ̄>、 ∧ ヽ .. .. .. .. .. .. .. ..', ,-/ .. .. .. .. .. .. ../ .. ∧ / ヽ ..ヽ .. .. .. .. .. .. ..ト、__/ .. .. .. .. .. .. .〃 ./ ヽ ∧、 \ .\ .. .. .. .. ..ヽ / .. .. .. .. .. ../ / /∧ /. . . . . . . . . . . . . . . . .\. /. . . . . . . . . . . . ./ /}ハ . . . . 、 l. . . . . .l . /. . ./〃 }从 . . .、 |. . . . . .l/. /⌒ ⌒ } . .ト 〉 | . . . . . .V弋ナ‐ 弋ナ ' . | 慢心してると横から掠め取らるわよー? ! . . .| . . i . 、' ' ' ' 'i . . .| } . . .| . . i . . ヽ 、_/  ̄了 / , . .| . . .' , . . }、/> }/ }八 . . . .' 〈 | 二 、zぅ′ ,厶イ\ . ', . | ー}ーミ 、. /⌒\ };.ム| {厶 ト、 /-‐- 、 `ー-} \ ノ}、 ∨ | } | \f´\ ∨} \∨ ハ / \ / / / ̄ ̄\ ./ / ハ;ハ ィヽ ト; ヽ | ま そ .| l /\ /` `` '' \ ヽ| ぜ ろ .| | /、 ;;メ ,ヾく | ろ そ .| | l`-/ルト 、 , , ',,.ャ≠ミ; | よ ろ .| | | f 元==ミ、 イP } ム\__/ | | l {{ f } ..ヘ;;;;丿'"ム ハ;jヘ{ | | l l ヽ-'゙ ""/ ト j j l l ヘ"" ‘_, /ヽハj ※まざれません ノハj`ヘ / ` 、 ` ´ /lニzyヘ、ィト` - 、 / j` ー ' ___/  ̄ ̄\-‐\ヘ `一' l‐‐-、 '" / //\ \ ヽ / // ヘ カンッ 980 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 23 40 41.38 ID 5fef6YjXo [1/2] ※ この短編はフィクションです 現実にすこやんはアラサーですし、孕む予定など毛頭ありません それでかはハッキリと事実を伝えたかった <<すこやんご懐妊ED>> 私が須賀京太郎君と出会って、三年近くが経ちました ファーストコンタクトは本当に最悪な出会いで、今となっては思い出したくも無いくらい それから、サイン会に言って……サイン貰いそこねて 京太郎君がドラマに出演したと聞いた時は、監督に無理(物理)を言って私も出演させて貰ったりしたなぁ 私の方がテレビ慣れしてる筈なのに、ガチガチに緊張しちゃって……京太郎君に励まされてのをよく覚えてる それから、少しずつ京太郎君とプライベートで会うようになって いつも私が愚痴を聞いてもらうような形で……京太郎君は嫌な顔一つせずに慰めてくれていた そうして時が経って―― ついに、アラサーでは無くなる日を迎えようとしてた 健夜「それでね、本っ当に酷いんだよ!」ダンッ その日はよりにもよって、こーこちゃんとの収録があって私はとても落ち込んでいた 健夜「私がアラフィフだとか、明日で処女三十路だねーとかって!」プンプン いつもは飲まないお酒を飲んで、京太郎君に愚痴る 傍から見れば、トップアイドルに絡むおばさんにしか見えないような光景だった 健夜「どうせ、どうせ私なんて……」エグエグ 京太郎「ねぇ、小鍛治プロ」ポンポン 健夜「ほぇ?」 珍しく、私が話を遮るように京太郎君が微笑んでいた その顔はとっても優しさに溢れていて、それでいて…… 京太郎「俺には小鍛治プロの年齢をどうにかすることはできませんけど……」 とても―― 京太郎「処女、もらっちゃうことは出来るんですよ?」グイッ 健夜「あっ」 チュッ 京太郎「抱いても――いいですか?」 健夜「ふぁい」フラフラ カッコよかった 982 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 23 58 01.64 ID 5fef6YjXo [2/2] 【現在 すこやんと京太郎の愛の巣】 健夜「それでねー、その夜は優しく……うへへ」フニャア 咏「……」 良子「……」 はやり「……」ギリギリギリギリギリギリ 理沙「……」ドキドキ 健夜「やっぱり若いからかな? 荒々しさの中に、未熟さを感じるっていうか、気持ちよかったというか?」ニヘラー 靖子「あー、一応おめでとうございます」 晴絵「え? そんなこと言うために呼ばれたの?」 恒子「あーつまんなー」 健夜「ちょっと、何その顔!!」プンプン 咏「そりゃ一時間もノロケ話聞かされてたら、そりゃムカつくってのー」ゲンナリ 良子「ノーウェイ、吐き気を催してきました」ウェェ 健夜「私とダーリンの愛の巣で吐くなんてヤメテ!!」 理沙「……愛!!」キラキラ 靖子「須賀君のグッズだらけですね」 晴絵「元々は小鍛治プロの私物でしょ」 健夜「実家暮らしだった時、すっごく溜め込んじゃってて……」テヘッ 恒子「あぁぁぁぁぁぁ」ブルブルブルブルブル 咏「なんか臨界点超えてるし」 晴絵「よっぽど小鍛治プロの結婚が受け入れられなかったんだろうね」 はやり「酷いよ、最初に目をつけたのははやりなのに……ずっと食べるの我慢してたのに……」ブツブツブツブツ 良子「しかし、よくトップアイドルの須賀君がそんな思いきったことしましたね」 靖子「確かに。もうちょっと誠実な男だと思っていたな」 晴絵「須賀君の結婚報道すごかったなぁ。朝から深夜まで一ヶ月それの話題で持ちきりだったし」 咏「腐ってもトップアイドルだからねー。今でも人気落ちてないんじゃね? しらんけど」イライラ 健夜「はいはーい、ここでクイズの時間です」 一同「……」 健夜「CDを出せばオリコンチャート一位、ドラマに出れば視聴率30%越え確定、写真集はミリオン達成。麻雀で私より強い男の子はだーれだ?」 咏「……」 良子「……」 はやり「……」 靖子「……」 理沙「……」 晴絵「……」 恒子「……」 健夜「はーい、私の旦那様でーす!!!」ドゥゥゥルルルルルヤァァァァァ!! 990 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/07(月) 00 12 02.78 ID eBcYkSjXo [1/2] 健夜「いやぁー、まいったなぁ。恐らく世界一幸せなお嫁さんになっちゃってゴメンねー」ニマニマ 咏「人間って……醜いねぃ」 はやり「中に誰もいませんよ……中に誰も」ブツブツブツ 良子「アンビリバボー、人間のすることじゃありませんね」 理沙「……外道!」プンプン 靖子「頭が痛くなってきた。カツ丼でも食べよう」ムシャムシャ 咏「ベッドの上で食えばいいんじゃね?」 靖子「そうするよ」ボロボロッ 健夜「いやぁぁぁやめてぇぇぇ私とダーリンの愛のベッドがぁぁぁ!!」 咏「カツ丼まみれのベッドで愛し合えばいいんじゃね? あと死んで」 恒子「もっとやったれぃ!! やったれぇぇぇ!!」 晴絵「どうせその体じゃご無沙汰でしょうに……」 健夜「く、口とか胸で処理してるもん……//」カァァァ 一同「(生々しいからやめて……)」ドンビキ 健夜「あ、あと……たまにお尻――」マッカッカ 恒子「やめろぉぉぉぉぉ!!!」 / .. ト、 . . . / // // ノ (_.,′. .. . /| /| /| | } ト、 | | i / / ) ‐┴‐ } ー┬ ( . | | / j/ j/ j/ V ∨イ i| / } ニ /| 口 | || . | |/ u | i| | 口 .! 」 || . | | ト .___,ノノ 廴___,.| i| | -lァ-、 {| . | | |《' 〃 Y ィ〃 Yヾ i| | /| _ノ || . | | | 乂_ノ 乂_ノ | i| } ┼┼ {| . | | | `'ー一'′ , ー一 | 八 〈 |_ || . | | | /ハハヽ ハハヽ{ ト、\ } _Z_ │| . | ∧ | /`¨¨¨´| u ノ │ ヽ ヽ | oノ || . | |ーi ト .U {. . . . . . . .ノ イ i| } } } r┬ 、 {| . | | ∧∨ `> . `¨¨¨´ . イ | リ | | } !ノ ノ {|_ 」 i |-‐ヘヽ `ァ‐ャ┬‐- 、 |イ. / | | | rv‐, {. . ..| | ! _乂 ,′ V》.. .. .ハノ. / j ;′ | |/l/ |. . ..乂 ト、| ` ´ ̄ }..》.. . . .V /'′ } o o (. . . . .《{. | |..》. .{. j .} \ ) (. . . . . 《{`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´|..》.. .Y..│ \\ \ \`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´. . . . . . 《{ 爻=====} {====|.》 . . } . | \ \\ \ \ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ | 落ち着いて > ヽ.________ ノ 靖子「食欲無くなってきた」 晴絵「(生まれてきた子供を直視できない気がする)」ウーン 咏「(子供が大きなったら教えてやるかねぃ)」ゲスガオ 理沙「……ア○ル!!」プンプン 良子「クワイエット、お口閉じてましょうねー」ペタペタ 994 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/07(月) 00 32 54.03 ID eBcYkSjXo [2/2] 健夜「もうお嫁にいけない……」シクシク 晴絵「えっ? ツッコミ待ち?」 はやり「ちょっとお腹を開いてもいいかなぁ?」ウフフフ 靖子「しかし、ファンの子からのバッシングもあったんじゃないですか?」 健夜「そりゃああったけど、ダーリンの説得でみんな納得してくれたよ?」 良子「宮永姉妹、大星プロあたりが試合後に須賀プロを誘っているのを見かけますけど」 健夜「……」ゴゴゴゴゴゴゴッ 理沙「……修羅場!!」プンプン 晴絵「お腹の子によくないですよ?」 健夜「……産まれたらすぐに試合したいな」ニッコリ 恒子「これが母親ってやつなんでしょうかねー」 咏「しぶとさとたくましさは筋金入りだからねぃ」 晴絵「でもまぁ……」 ____ ,. .. . ´ . . . . . . . . . .. `丶 / . . . . . . . .. . . .. . .. . . . . . . \ / . ./ . . . . .ィ . . . . . .ヽ . . . . . . . . .ヽ / ./ ./ . ./| . | l | . | .l. i. . . . . . . . . . . . i . {ハ{从{. ヽ{八|\{人| . . . . . | . . . . .i | . |-─  ̄` ー-| . . . . . | . . . . .| 早く生まれて来てね…… | . l -‐  ̄` | . . . . . | . . . . .| | . | f芋ミ 笊芋ミメ、 . . . .| } . . . | |. . . ∨ソ 弋 ソ | . . . . lノ . . | | . .ハxx xxx | . . . . | . . . . .| | . . 人 _ _, ! . . . | . . . . .| | . . . . . .ゝ . イ . . . . リ . .i . .l | .i. | . | . . . . >ーr } . . /i . | . .| | .i. | . ト、 . | . .| . . } 厶ィ´、l . 八 | {ハ八 { __ ノ 、 , `─‐-ュ.` ,ィ { __ -── .ハ _. . ≦ ゝ- < i | γ ′ | | ′ { j ! { / .ヘ ノ .l v / > イ! / v == -っ ヘ j v. /ニニニ_'' ` <__ \ / .v ィ ⊂ニニ-  ̄ ─- _ 」 / V / _ ィ =-┘───‐‐. __ ! V ゝ7 | ヘ! ヘ / ′ | ', ー──‐-- __ / ! j '; .ハ| l ;' ヘ .∧. | ! ヾ ハ .ハ ! | '; ハ l ! ', , ハ 一同「(こんなに幸せそうなら……それはそれで)」 健夜「うっ!?」ズキィィィン 咏「ん?」 晴絵「どうし――」 健夜「産まれそう……」プルプル 一同「」 あれから色々あったけど―― まだまだ私の人生は波乱が待っていそうです すこやん大逆転編 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2275.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362756092/ 京太郎は関西の大学に進学しました 京太郎「へぇー、これが去年の学園祭のアルバム」ペラッ 京太郎「んんっ?」 京太郎「このタコ焼き焼いてる女の子ちょーカワイイ!江口先輩知ってます?」 セーラ「……あー。…その。それはなぁ」ポリポリ 竜華「あはははー、やっぱり須賀君も気づかへんか」 怜「やろうな。実はこれセーラやで」 京太郎「ははは、二人とも俺をからかうのは辞めて下さいよー。いくら俺でもこんな見え見えの冗談に」 セーラ「…うーむ」 竜華「いやいや、よーく見てみ?このベッピンさん。毎日会ってるはずや」 京太郎「むむむっ、こんな美人学内で会ったら忘れませんよ」 セーラ「…ふぅーむ」 怜「そんなにお気に召したんかいな?言っとくけどおもちはないで」 京太郎「それは写真でわかります」 セーラ「こらァ!」 セーラ「胸なんか飾りじゃ!俺はないチチで良かったわ」 怜「まぁ、セーラが竜華並のおもちならうちの立場がな」 竜華「大きくても肩凝るだけやで?」 京太郎「えぇ…清水谷先輩のおもちはとてもスバラです」ジロジロ 怜「先輩の胸ジロジロ見たらあかんで、岩山両斬波!」ビシッ 竜華「これやから男は」ジロッ セーラ「…」ムニムニ→一応、寄せてる 京太郎「ところでホントにこの美人が江口先輩なんですか?」 竜華「さっきからそう言うてるやん。セーラ、明日この服装で来て証拠見せたれ」 セーラ「絶対にやらん!もうあんな女らしいカッコは人前でせん!」 怜「女らしいって普通やん。竜華なんかもっとすごい服着てるで」パカッ 携帯のフォルダを開けようとする怜 京太郎「ほぅ…」 竜華「わあぁぁぁぁぁぁぁ!怜、それはあんたと二人っきりやから着ただけや!他の人に見せたらあかんって」 怜「はい、須賀君」パカッ 京太郎「ほほぅ…これは…。って泉の変顔じゃないですか!?」 怜「アホー、騙されよったー」 竜華(ほっ…助かった) 京太郎「この写真、加工でもしてるんですかー?」 セーラ「さっきから失礼なやっちゃ」 竜華「せやな。化粧って言うのは文字通り化けると書く。セーラは普段スッピンやからな」 怜「うちと竜華も本気出したら今より可愛くなるんやでー」 セーラ「ちなみに俺、化粧品なんか買った事無い」ケラケラ 竜華「セーラもちゃんとすればべっぴんさんやのに」ハァ 京太郎「これが江口先輩か…。よーーーく見たら面影もあるような」 怜「ウィッグつけてロングヘアーにして化粧しただけやで。よく見ろや」 京太郎「マジっすか~?女って怖いなぁ」 竜華「女はいくらでも化けれるで」 怜「泉や船Qかて須賀君がびっくりするくらい可愛くなるでー」 京太郎「そうですかねぇ?まぁ…、江口先輩の乙女モード見て見たいっすね」 セーラ「いーーーーーやーやー」 怜「この日は麻雀して負けたんやんな?」 セーラ「武士に二言はないからな。最下位やったから、嫌々女装したんや」 竜華「女装って…あんた」 怜「乙女セーラ効果でたこ焼きもあっと言う間に売れたんや」 京太郎「へぇー、俺もこんな美人にたこ焼き勧められたら買ってしまいますね」 セーラ「さっきから褒めすぎやから///そんな大したもんちゃうし」 京太郎「見せて下さいよー」 セーラ「俺に麻雀で勝ったらええで?」 竜華「ぶはっwwwそれはひどい勝負や」 京太郎「勝てるわけないでしょう…。代打ちありですか?」 セーラ「代打ち?誰や」 京太郎「俺の幼馴染です。麻雀は家族麻雀を抜けば高校生から始めたそうで」 セーラ「ふーん。ええで?俺、千里山の元エース江口セーラやで?負けるわけないやん」 京太郎「幼馴染とそいつの彼女が来月、奈良に遊びに来るそうなのでその時に」 セーラ「ええで。俺は逃げも隠れもせん。誰でも連れて来いや!」 京太郎「…はい」ニヤリ 京太郎「あっ、ところで今日は何して遊びます?」 セーラ「ボーリングや。ボーリング。今日こそ決着つけるで」 京太郎「負けた方が奢りっすね。その前にご飯も食べません?」 セーラ「金ないから定食屋でええか?竜華、怜はどうする?」 竜華「乙女は定食屋なんか行きません」 怜「憧ちゃんに美味しいパスタ屋教えて貰ったんや」 セーラ「ぱ、パスタ?あんなんお腹いっぱいにならへんで」 竜華「セーラと違ってうちらは腹八分目にしてるんや」 怜「せやせや。すぐ太るんや。穏乃ちゃんとセーラは体重なんか気にした事ないやろ?」 セーラ「ないなぁ。体重とか中学の時から変わってへんし」 竜華「きいぃぃぃぃぃぃぃ!うちは+5kgや!」 怜(竜華はおもち分やろ…) 京太郎「パスタ屋って高いんですか?」 竜華「なんぼ言うてた?」 怜「確かコースで3000円って言ってたで」 セーラ「京太郎。3000円って高過ぎへんか?」ヒソヒソ 京太郎「俺の一週間分の食費ですよ」ヒソヒソ セーラ「やなぁ。定食屋はおかわり自由やしな」 竜華「さてと。女子会行って来るか」ガタッ 怜「うんうん。じゃあ、そっちはデート楽しんでな」フリフリ セーラ「で、で、デートなわけあるか!」 京太郎「そうですよ。賭けボーリングしたり、ゲーセン行ったり、サッカーしたり野球したり。仲のいい先輩後輩っすよ」 竜華(セーラの乙女モード見たら多少は意識するんやろか?) 宮本む○し セーラ「この時間やったら居るんちゃうか?」 京太郎「えぇ。そう思って読み終えたジャンプ持って来ました」 穏乃「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!」ガツガツ セーラ「おおっ、居た居た。相変わらず気持ちのいい食べっぷりや」 穏乃「あっ、江口先輩!おはようございます」 京太郎「シズ、ジャンプ持って来てやったぞー」 穏乃「京太郎!いつもありがとなぁ」 穏乃「お礼に目玉焼きあげるよ」ヒョイ 京太郎(食いかけじゃねーか) 穏乃「ちょうどいい所に会いました。知り合いの中学生が野球してまして。それで今メンバー三人足りないって」 セーラ「おっ、ええなぁ。行こ行こ」 京太郎「ライトかレフトがいいな。動かなくていいから」 こうして三人は中学生に交じって仲良く野球をしました そして次の月 セーラ「やって来ました松実館」 穏乃「久しぶりに奈良に帰って来ました」 竜華「一応持って来たで。セーラの乙女服」 怜「うちは化粧品を」ゴチャ セーラ「ちなみに今月の俺は好調や!悪いけど代打ちさんがどんな素人でも手は抜かへんで?」 京太郎「いいっすいいっす。全力でぶつかってやって下さい。 なんか敵が強ければ強いほど燃える戦闘民族みたいな姉妹ですから」 竜華「姉妹?」 怜「代打ちさん、姉妹で来たんや」 セーラ「たのもー!」バン 照「ん?」ポリポリ 咲「京ちゃん、久しぶり」ペコリ 和「元気そうで安心しましたよ須賀君」 怜「」ブクブク 竜華「ぎょええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!あ、あ、あっ…。チャンピオンがおる!」 京太郎「あっ紹介します。俺の幼馴染の宮永咲と姉の宮永照さんです」 セーラ「幼馴染って…。学生最強麻雀打ちとかそんなん考慮しとらんよ」ガクッ 怜「死兆星が見える」 竜華「怜!あんたが打つんちゃうやろ!?」 京太郎「咲。この人がお前が打ちたがってた千里山の元エース江口セーラさんだ」 咲「うん、楽しみだよ」 照「咲。江口さんは普通に強いからね。本気出さないと負けるよ」 咲「負けないよ!」ゴッ セーラ「えぇい!俺も雀士や!元チャンピオンでも現チャンピオンでも誰でもかかって来いや!」 竜華「さて。どの衣装を着させようかな。ほら、怜起きて」ペチペチ かくして。 照、咲、和、セーラ 照、咲、竜華、セーラ 照、咲、怜、セーラ 照、咲、穏乃、セーラ で四局したものの、セーラは二位が一回、三位が二回、四位が一回に終わった セーラ「…」プスプス 咲「江口さん、ありがとうございました」ペッコリン 竜華「まぁまぁ、割と善戦した方ちゃうの?」ポンポン セーラ「負けは負けや。悔しいわ!」 怜「あかん、力使い過ぎた」フラフラ ポテッ 和「!?」 怜「ええ乳しとるとずっと思ってたけど膝もなかなかやね…」スリスリ セーラ「はぁ…、着ればいいんやろ?着れば」テクテク 京太郎「楽しみだなー」 咲「京ちゃん、あの人がよくメールで話題になる彼女さん?」 穏乃「あれー二人は付き合ってたの?」 京太郎「ただの先輩後輩だつーの!」 そして… 竜華「お待ちどーさーん」 怜「今からセーラの乙女変身ショーを行うでー」 照・咲・穏乃・和・京太郎「…」パチパチ 怜「まずは手始めのお姉系セーラ」 セーラ「…」ムスッ 竜華「憧ちゃんの私服を借りたんやでー」 京太郎「おおっ…!?髪の毛も巻き巻きだ!」キラキラ 照「はうぅぅぅぅぅぅ」 竜華「つづいてー定番中の定番。メイド服や」 セーラ「にゃーん」ギロッ 穏乃「睨み利かせてるメイドって怖いなぁ」 京太郎「うーむ、普段定食屋で大盛りをおかわりしてる江口先輩とは思えないくらい可憐だ」 怜「続いて、竜華のご実家にあった着物」 セーラ「セーラどすえ(適当)」 咲「すごく似合ってるよ!私も着物きた…ってこの前、穏乃ちゃんと着たっけ」 穏乃「そう言えばそんな事もありましたね」 和「いつですか!?」 ・ ・ ・ 竜華「そして、最後の最後に…」タメ中 怜「セーラだけにセーラ服なんちって」 竜華「言いたかったのに!」 京太郎(俺がリクエストしたんだけどな) セーラ「…別に京太郎のために着たわけやないんやからな」プイッ 照「可愛いよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、おもち帰りーーーーーーーー!」ドドド ガラッ! 玄「おもち!?」ビクッ 照と玄の暴走によってセーラの乙女変身はいつの間にか終わってたとさ 夜、松実館の外 セーラ「はー、恥ずかしかった」 ヌッ 京太郎「ここに居ましたか」 セーラ「おわっ!?…なんや京太郎か」 京太郎「みんな酔い潰れて寝てしまいました」 セーラ「…穏乃と宮永と原村に酒飲ましたんは誰や?」 京太郎「園城寺先輩と清水谷先輩と照さんです」 セーラ「俺以外全員やないか!」 セーラ「まぁええわ。今日の事は酒の勢いで忘れてくれると助かる」 京太郎「いやー、もう記録にも記憶にも残ってますし」パカッ 携帯を見せる京太郎 セーラ「待受画像、俺やないか!?」 京太郎「キレイに撮れてるでしょ?」 セーラ「消せ!」ババッ 京太郎「嫌です」ヒョイ グラッ セーラ「あっ…」 ガシッ 京太郎「危ないっす」 セーラを抱き止める京太郎 セーラ「…」ハッ セーラ「…///」カアァァァァ セーラ「…///」ボン セーラ「あ、アホ。女の体にいつまで触ってるんや!」 京太郎「す、すいません」バッ セーラ(ってなんで俺、京太郎相手にドキドキしてるんや)ドキドキ セーラ「お、俺の女装姿笑えたやろ?はははっ…、我ながらいい笑いのネタ提供したと思ったわ」 京太郎「笑いのネタ?」 セーラ「お、おぅ。笑いや笑い。男みたいな女が無理して女っぽいカッコしてるのが滑稽やろ? ほ、ほら。お笑い芸人とかでも居てるし」 京太郎「江口先輩は芸人じゃないですよね」 セーラ「いいねん!笑いさえ取れたら!みんな俺の女っぽい姿見て影で笑うんや!笑えばいいんや」 セーラ「あはははははははー」 京太郎「…」 セーラ「あはっ…、あはははは…」 京太郎「…」 セーラ「はぁ…」 セーラ「笑って貰った方が気が楽なんやけど?」 京太郎「笑わないです。とってもカワイイと思いました」 セーラ「ッッ!?俺がか、かわかわか、カワイイ!?眼科や、眼科行って来んかい!」 京太郎「視力は1.2ありますよ」 セーラ「…怜や竜華の方が可愛い」ボソッ 京太郎「あの二人が可愛いし美人なのは認めますが…。江口先輩も負けてないですよ」 ドキッ セーラ「うっ…、もう止めてくれ!褒めんでいい!褒めてくれるな!」アセアセ 京太郎「…」 セーラ「昔な、小学生の時や。俺はこの頃から男に混じってサッカーや野球みたいな遊びをしてた」 セーラ「当時学校の行事でお芝居をやる事になった」 京太郎「お芝居ですか?」 セーラ「騎士とお姫様が活躍する簡単なお芝居や。ヒロインはもちろんお姫様。 意外に人気が高くてな。クラスの女子はお姫様やりたいってみんな言ってた」 京太郎「江口先輩も?」 セーラ「クラスの男子達とサッカーとかしてたけど少女漫画読んでたりしてたからな…。少しだけ興味はあった」 京太郎「お姫様だって似合うと思いますよ」 セーラ「……。当時俺はクラスの女子から主人公の騎士をやってと頼まれた。ほとんど女子の総意や」 セーラ「でもくじ引きで役を決める時、俺は騎士じゃ無くてお姫様に自分の名前を書いてこっそり投票した」 セーラ「そして運悪く俺がお姫様の役に当たってしまった」 京太郎「良かったじゃないですか。麻雀強い人はここ一番のヒキも強いですね」 セーラ「……結果、お姫様は演じたものの女子からは大ブーイング」 セーラ「いつも男っぽいカッコして、男に混じって遊んでるのにお芝居でお姫様。全然似合ってない!と陰口を叩かれたんや」 京太郎「多分、女子達は嫉妬してたんじゃないかと思いますよ。子供の頃ですよね」 セーラ「今考えたらそうかもな。でも俺は怖いんや!女らしくする事、女の子っぽい服を着る事、誰かに笑われる事!」 セーラ「変ちゃうか?って。俺が女っぽい服着ても誰が得するんやって。 笑われるくらいなら最初からそんなカッコしなければいいって…」 京太郎「俺が損します」 セーラ「は?」 京太郎「たまには江口先輩の乙女モード見て見たいっすから///」 セーラ「おおおおおおおお、俺に普段から女装しろ言うんか!?」 京太郎「…たまにはね。スカートは嫌いですか?」 セーラ「ヒラヒラは性に合わんからな…。まぁ…、ボーイッシュなカッコなら///」 京太郎「着てくれますよね!?」 セーラ「か、考えとくわ!アホ、アホアーホ!」タッタッタ 竜華「ぐーごー」zzZZZ… 怜「竜華の髪の毛っていい匂いやねzzZZZ…」クンカクンカ 穏乃「あこー、髪ひっぱらないでよーzzZZZ…」ウーン 和「咲さん、咲さん、咲さん!zzZZZ…」ムギュムギュ 照「うーん…、雪見大福に押し潰されるうぅぅぅぅぅ、zzZZZ…」 咲「」パチッ セーラ「あれ?宮永起きたん?」 咲「ううぅぅぅん…、江口さん」パチパチ セーラ「あんた、京太郎の幼馴染やったな?」 咲「はい。中学からの付き合いですけど」 セーラ「…どんなヤツやったか俺に教えてくれへんか?」 咲「ふふっ、気になりますか?」 セーラ「ちゃう!ちゃうちゃうちゃう!ほんの少しだけ興味が出ただけや!勘違いするなや」 咲「わかりましたよ。京ちゃんはですねぇ…」 -------------------- ---------- ----- 京太郎「抱きしめた時、いい匂いした。やっぱりあの人も一応女なんだなぁ」ポワワーン 後日 セーラ「穏乃って極々たまに私服のスカート履いたりしてるよな?」 穏乃「はい、一応持ってますよ。憧がうるさいから」 セーラ「ど、どこで買ってるんや?別に興味はないんやで?ただ穏乃もジャージ以外持ってるんやなぁって思って」 穏乃「憧が着なくなった服を貰ったり…」 セーラ「憧ちゃんって服とか詳しいんか?」 穏乃「読者モデルとかよく声かけられるらしいです」 セーラ「ふ、ふーん」 憧「ってわけで私の所に来たわけね」 セーラ「か、勘違…」 憧「もうそれはいいから。竜華と怜には聞きにくいんでしょ?」 セーラ「お、おぅ」 憧「ふふーん。私がコーディネートしてあげる!江口セーラ改造大作戦」 セーラ「お手柔らかにな。後、予算は一万円で」 憧「一万円って一着買ったら終わりじゃない!?」 セーラ「一着でええ」 またまた後日 憧「でさー。そん時、穏乃がさー」 ?「また穏乃の話かいな。一緒にラーメン屋着いてったれや」 憧「ラーメン屋は匂いがつくからやだ。あんたに任せる」 泉「あれ?」キョトン 浩子「どうしたん?急に立ち止まって」 泉「憧と一緒に歩いてるのって…。江口先輩?」 浩子「まさかー、新子さんの友達やろ。読モ仲間ってヤツか?」 泉「ですよねぇ。あんなに可愛い子が江口先輩なわけないwww」 京太郎「珍しくジャージ着てないんだな」 穏乃「憧がうるさいんだよ。デートの時はジャージ以外でお願いってさ」 京太郎「ふーん」 憧「はーい、お待たせ」 ?「…///」カアァァァァ 京太郎「この人誰?憧の友達?」 セーラ「ぇ…ぐち、セーラや」ボソボソ 京太郎「ん?」 セーラ「お前の大先輩の江口セーラや言うてるんじゃ!このボケェ!!!!!!」キーン 京太郎「俺の先輩がこんなに可愛いわけない!」 終わり