約 1,656,825 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4410.html
洋榎「ちゅうわけで、今日はうちらと初めての共同作業やでー」(エイエイオー 京太郎「すみません洋榎さん、意味が分かりません!!」 洋榎「えー、そこは初めての共同作業はケーキ切る方がええです、ぐらい言いやー」 京太郎「ケ、ケーキ切るって……いきなり何求められてんですか、俺!?」 絹恵「お姉ちゃん、それ難易度上げすぎ……」 絹恵「スーさんもビックリしすぎやよ……嫌なんか思うで」下から顔覗き込み(須賀京太郎だからスーさん……なにもおかしくはない 京太郎「ぅ……す、すみません」 京太郎(う、うはぁ……!!前屈みになることで、ただでさえ豊かなオモチが強調されて……す、すばらっ……!) 洋榎「……コラー!いつまで絹とイチャクチャやってんやー!」(地団駄 絹恵「べ、別にイチャクチャなんてやってへんよー……な、なあ、スーさん?」 京太郎「(オモチ……眼福でした)もちろんですとも」(キリッ 洋榎「お、おお、そーかー、分かっとるならええねん、分かっとるなら」 洋榎「ほんなら、今日のミッションの発表や!ここはうちらのお母さんのじいちゃんのイトコの弟のマブダチの妹の旦那さんのばあちゃん家の畑や!」 京太郎(最初の方ですでに他人の関係になつまてるんですけど、いいんですか?)(コソッ 絹恵(あ、あんま気にしたらアカンよ、たぶん)(ドキッ 洋榎「……だーかーらー、うちに喋らせといてイチャコラすんなっ、ちゅうねん!そんなんすんなら、今日のミッション教えてたれへんでー!」(ギャオー 京太郎「ああ、また駄々っ子モードに……」 洋榎「―――まあとにかくや、うちらで今日はここの畑を耕すっちゅうわけよ」(飴ちゃんペロコロ 京太郎「常備しといてよかった、飴玉」(フゥ 絹恵(お姉ちゃんの扱い方が子供向けすぎやで、スーさん……)(ナンダカナー 京太郎「とりあえず、二人がカウガールっぽい格好してる理由は理解しました」 洋榎「そーいう京太郎はつまらんジャージ姿やの、ガッカリや!」 京太郎「普通、動きやすい服装で、って言われたらジャージ着てきますって……」 京太郎「それはさて置き、ここを耕すんですか…………………………うん、フツーに校庭レベルですね」 洋榎「泉州名産の玉ねぎ畑やからな!」(水なすもあるで 絹恵「これでもちっちぇなあー、とか思てる人おるんがいながらにの怖いとこです」(誰のことかは察してや 京太郎「今日一日で終わるんですかね、コレ」 洋榎「それは京太郎の頑張り次第やな」 絹恵「私らも頑張りますんで、一緒に気張りましょーや」 京太郎「絹恵さんも……一緒に?」(ざわ……! 京太郎(……畑耕す→鍬を振る→オモチが揺れる→オレシアワセ) 京太郎「ククッ……面白いっ……。限界までいく……パイ、じゃなかった、倍プッシュだっ……!」(ざわ……ざわ…… 洋榎「おー、気合入ったみたいやな」 洋榎「ま、まあ?ちゃんと頑張ってくれたら、うちがご褒美用意したってるから……頼んだで!」 京太郎「ククッ……分かりました」 この時京太郎、意外に素直っ……! それも当然っ……京太郎の頭の中は、揺れる絹恵の胸一色……! 洋榎「馴れてへんから、ちょい不格好な感じになっとるけど、あ、味は問題ないはずやから、うん……」(ゴニョゴニョ 攻めるっ…………ここぞとばかりにっ……! 京太郎(絹恵さんのオモチ、揺れる……上下にっ……!なんて魅惑的……魅了されるっ……されざるを得ないっ……!) が、届かないっ……! 聞いていないっ……洋榎の照れながらの言葉をっ……! 悲劇っ……まさに悲劇っ……! これが『持たざる者』が背負わされるハンデっ……! 京太郎「よーし、頑張りましょうっ、洋榎さんっ!絹恵さんも!!」 絹恵「う、うん、そやねー」 洋榎「…………せやなっ!」(クワッ 洋榎(うぅ、あっさり人の話、無視しよってからに……)(ションボリ 洋榎「ほなら、サクサク掘り返していくでー」(ザクッ 絹恵「オ、オー!」(サクッ 京太郎「ククッ、構いませんよ……!」(ザクッ 広大な農地に振り下ろされる鍬……! 黙々と繰り返される単調な動きは、容易く労働者の意欲を削る……! 洋榎「せいやー!ほりゃー!…………飽きたー!」 絹恵「ええっ!?まだ始めて十分しか経ってないよ、お姉ちゃん!」(サクッ 京太郎「………………」(ザクッ……ザクッ……! 開始十分。 洋榎、まさかのリタイア宣言っ……! 洋榎「だってなー、よー考えたらこんな広いとこ人力でどーにかしようってのがおかしいんよ。こう、トラクターでガーッとやってバーッと終わらせたらええんよ!」 絹恵「それはそーかもしれんけど……うんしょ、よいしょっ」(サクッ……サクッ……! 京太郎「ククッ……クククッ!」(ザック……ザック……ザック……!! 愛宕姉妹のやり取りを余所に、京太郎、異質の動きっ……! 緩まない鍬の振りっ……繰り返す、的確に畑の急所に突き立てる……! 耕されていくっ……程よい固さっ、水捌けのよい土へと……! 洋榎「…………なんや、めちゃくちゃ張り切ってんなー、京太郎の奴」(ホヘー 絹恵「ほら、スーさん頑張っとんやから、私らも気張ろうやお姉ちゃん……」(サクッ……サクッ…… 京太郎(鍬を上下する……それだけの行為。だが見ろ……見ろっ……!) 一心不乱……否っ! 京太郎、心ここにあらずっ……! 視線はただ一点っ……カウガールの服を着てなお主張を止めぬ、絹恵のオモチ……! 鍬を振り上げ、振り下ろす度に悩ましげに弾む胸っ……! 目が離せない……釘付けっ……! 京太郎(ホルスタイン……いいや、最高級のジャージー牛レベルのオッパイ……ククッ、すばらだ………) 悪魔っ……これこそが悪魔の所業……! この世の百姓を全て敵に回す、不誠実なる野良仕事っ……! 京太郎「さあ、お昼時まであと少し……もうちょっとだけ一緒に頑張りましょうよ!」(キリッ 誘うっ……ここであえて爽やかに、たが強引に洋榎を引き戻すっ……! 京太郎「こういう共同作業も……悪くないもんですねっ」(キリリッ……! 洋榎「ぉ、オぉ……そ、そか?そんな風に熱く言われたら、洋榎さん困ってまうんやけどなー!」 舞い上がるっ……好意的な言葉、表情にっ……! 絹恵「もー、お姉ちゃん現金さんなんやからー」 だが、それもこれも全ては布石っ……! 姉がやるなら妹も追従せざるを得ないという、人の心を縛る悪漢の読みっ……! 洋榎「よっしゃー、お昼の時間やでー♪」 絹恵「わーい♪」 京太郎(満喫したっ……絹恵さんの乳揺れ……堪能しすぎて鼻血出そうだぜ) 洋榎「さあー、お待ちかねの洋榎さんお手製弁当お披露目やっ!」 京太郎「へえ、今日のお昼ご飯、洋榎さんが作ったんですか?」 絹恵「スーさんのことビックリさせたるー、って遅くまで頑張ってましたんよ」(コショコショ 京太郎「へー」 洋榎「デデデデデデデデデデデデデーデンッ!」(口ドラムロール 京絹(よく舌回るなー……) 洋榎「どやぁ!」(俵おむすび、唐揚げ、卵焼き、タコさんウインナー、ポテトサラダ、金平ごぼう、プチトマト 京太郎「おおー……!?」(スバラッ 洋榎「と、とりあえず食べごたえのありそーなもん詰めまくったったんやけど、どうやろか……?」 京太郎「これは……すばらですね!凄いですよ、洋榎さんっ!」 洋榎「(すばらて、全国のどっかの選手ん口癖やたよーな……)せやろせやろ、もっと感謝感激雨あられーでお願いするわー♪」 京太郎「よっ、さすが関西トップ……レベルの美少年雀士!料理の上手なお姉ちゃん属性まで持ってたなんて、これはもう嫁の行き先には困りませんね!」(ヤンヤヤンヤ 洋榎「よ、嫁やなんて、さすがにちょう気ぃ早いんとちゃうかなー、もー!」(バンバンッ! 京太郎「イタタッ、痛い、痛いですって!?」 絹恵(スーさん……テキトーに思い付いた誉め言葉出しまくっとるんやでな、たぶん)(モヤモヤ 絹恵「あんまそんな調子ええことばっか言ってたら、そのうち困ると思うでホンマ……」(ムスー 洋榎「んー?どないしたんや絹ちゃん、そないオモロなさそーな顔して?」 絹恵「うーんん、別になんもないよー」 絹恵(スーさんがお姉ちゃんにデレデレしまくってたて、末原先輩とかに教えたろ…………なんか、ちょびーっとだけ面白くなおし) 京太郎(あぁ、絹恵さんのオモチを眺めながら食べる弁当、うめー!単品でも十分美味しいけど、そこに高レベルなオッパイが添えられることで旨味と有り難みが十倍……いや、三十倍にはなってる!!)(スバラッ! 終われ。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4448.html
十半荘目…… 和「ロン。2000」 京太郎「はい」 和「ツモ。2000オール」 京太郎「はい」 玄「は、はい」 宥「はい……」 和「ポン…………ツモ――――チー……ロン――――ロン――――ツモ!」 宥「の、和ちゃんの勢いが止まらないよぅ……」 玄「こ、この高速和了……憧ちゃんみたい……ううん、それ以上かも」 和(大きな打点での和了りを得意とする須賀君や玄さん、宥さんを同時に相手取って勝つには―――!) 京太郎「走ってるなー。でも、そんな風に細かく刻んだところで……役満一回和了られたらひっくり返るぜ?」 和「……この最後の対局、オーラスまで誰にも和了らせるつもりはありません」(ドン! 京太郎「フフ……それこそ、そんなオカルトあり得ません、だ」 和「…………いきますよ、須賀君」 京太郎「――――」(ざわ… 和(オーラス……ありえないことですが、須賀君はまた役満聴牌の気配。これで三度目……三度目の正直、ということですか) 京太郎「…………」 和(確かに役満が出れば私をまくれます。ですが、国士、大三元、緑一色、清老頭、そして九蓮に必要な牌は全て河に出ていて……) 玄「……カン!」 宥「わわ、ド、ドラ4がドラ8になっちゃった……」 玄「フフフ、王牌の声を聞いたからこそのカンだよっ!」 和(非常にオカルトなことを言っていますが、それはさておき、これで四槓子もなし。となると、残るは……四暗刻) 京太郎「リーチ」 打:北 和(ここで一枚切れの北……。恐らく単騎待ちを張り替えてのリーチ……!) 和「……!」 ツモ:7萬 和(これは……暗刻になっていた七萬の四枚目を引くなんて、偶然にしてはよく出来ていますね。とりあえず四巡、これで凌いで……) 打:7萬 京太郎「……うん、そいつだ」 和「――――え……?」 京太郎「ロン」 6666888萬222筒777索7萬 リーチ一発断ヤオ三暗刻…… 和「六萬をカンせずに七萬の穴待ち……!?で、でも、これでは満貫8000止まり……!役満でないと私をまくれないのに、どうして……」 京太郎「……まだ、まだわからないさ。この――――裏ドラを捲るまでは」 和「な……まさか裏を八枚乗せる気ですか!?そんなオカルトあり得ません……!」 京太郎「オカルトかどうかは……!」 玄「う、裏ドラ表示牌が五萬……裏ドラが4枚……!」 宥「く、玄ちゃんがいるのに……どうして」 京太郎「当然じゃないですか……裏ドラは、リーチをかけた人にしか微笑まないんだから……!」 和「も、もしもう一枚の裏ドラ表示牌が五萬だったら……!」 京太郎「文句なしの数え役満……トータルポイントで逆転だ……!」 和「…………!!」 穏乃「そ、それでそれで、結果はどーなったの!?」 玄「裏は乗るには乗ったけど、表示牌が六索で裏ドラ七枚止まりの三倍満。惜しくも和ちゃんのトータルポイントには届かずだったよー」 憧「まず裏ドラ七枚乗せてる時点で訳わっかんないんだけど……」 灼「もう二つ名は自重しない火力でいいんじゃ……」 穏乃「そっかー、惜しかったなー京太郎」 憧「んで?負けたら何でも言うこと聞くって話になったんでしょ。和、なにを命令したの?」 玄「うふふ、えっとねー」 和「そ、それじゃあ……い、いきますよ……!」 京太郎「おー……」 和「須賀く……じゃなかった、きょ、きょ……きょー…………くん」 京太郎「え、なに、聞こえないです原村さん」 和「ぅく……きょ、きょぅ…………くんっ」 京太郎「……なあ和ー、無理すんなって」 和「い、いいえ、イヤです。須賀か……きょ、きょ…………ぅくんもいいって言ったじゃないですか!」 京太郎「名前呼びにするだけでどーしてそんなに苦難するんだよ……」 和「わ、私にも心の準備というのが必要なんです。長野に帰って、みんなの前で名前を呼ぶための覚悟といいますか……」 京太郎「……ま、気長に待たせてもらうよ、和」 和「と、当然です。須が……きょ、京太郎、君……」 京太郎「ノンノン、もっと!愛を込めて!」(パピ★ヨン 和「ふぁっ!?」 穏乃「まだまだ当分、時間かかりそうだねー」 憧「京太郎の奴、何気にわかってて楽しんでるっぽいわね……。鬼畜なのは麻雀だけじゃなくなったのか、あのバカ」 灼「もっと力業でズドンしちゃえばいいのに……」 玄「灼ちゃん、それは和ちゃんであって和ちゃんじゃない人の特技だと思うよ……」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4397.html
穏乃「――――ツモッ!」 立直門前タンヤオドラ1 30符4飜7700!! 穏乃「……やったー、オーラスで逆転勝利!!」 灼「最後の最後で負けた……」 玄「うーん、テンパイまではいってたんだけど」 京太郎「あー……油断した、まさかこの土壇場で逆転手を出してくるなんて……」 穏乃「フッフッフ、最後の最後まであきらめないのが私の長所!!」 京太郎「俺もいいとこまでは行ったんだけどなあ……」 玄「と、途中の追い上げからトップになったの凄かったよー」 灼「相変わらず、あのモードになると……暑苦しい」 穏乃「宥さんなんかは、あったかいよー、とか言って喜ぶんだろうけどねー」(ダハー 京太郎「な、なんかすみません……」 穏乃「いーっていーって、熱く打つ人と対局するのは楽しいしさ!!あー、でも熱中し過ぎて汗かいちゃった――」(ジャージのチャック下ろし 玄「わ、わわっ、ダメだよしずちゃん!!きょ、京太郎君もいるんだよ!?」 灼「はしたない……」 穏乃「え、ぁ――――!!」(真っ赤 穏乃「み、見た!?見てないよねっ、ね!?」 京太郎「ハハハッ、心配しなくても大丈夫ですよ。だって――」 穏乃「ホッ――」 京太郎「ケチなオモチ見る気なし……!」 穏灼玄「……………………」 京太郎「やっぱり、オモチは大きい方が……ねえ?俺としてはやっぱり宥さんぐらいあってくれなきゃ、こう、興味すら持てないっていうか……」 京太郎「――――あ、あれ、どうしたんですか三人共……」 宥「みんな、おまたせー。お、遅くなっちゃった……」 憧「ゴメン、待ったー…………って、どうして須賀君が正座してるの!?」 穏乃「うん、ちょっと非常に不愉快なことがあってね……!!」(ギロリ 京太郎「クッ、クク……いい加減、悟れ……!オモチがあってこそだってことを……!」 穏乃「――――――――」 灼「折れない……そこだけは感心する」 玄(わ、私もそれなりにあると思うんだけどなー……) 穏乃「ひどいよ……こんなのってないよ……!!」 憧「あ、いけない、穏乃がまた前世の記憶を蘇らせてる……」 終われ。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4457.html
穏乃「今日は二月にしてはいー天気だねー!」 憧「そーね。私も、あんたのそのジャージ姿を見てなかったら、まだあったかいって思える程度にはね」 穏乃「ん~?このジャージは冬用だからあったかいよ?」 憧「見てるこっちが寒いのよ!なんでこの季節に生足出してんのよ、あんたは!それ見て宥姉が気を失ったの忘れたの!?」 穏乃「な、なんだよー、ジャージ差別すんなよー、ジャージはどこにでも着ていける万能服なんだからさー」 憧「んなわけないでしょ!ったく、そんなんだから京太郎にも相手にされないんじゃないの、しずは!?」 穏乃「なっ、こ、ここで京太郎は関係ないでしょ!?」(カァー! 憧「そーやってムキになってる時点でバレバレだっての」 穏乃「ぅ……」 憧「そういえば、もうすぐバレンタインデーだけどどうするの?長野まで行ってチョコ渡すの?」 穏乃「チョ、チョコ渡したいなーとは思ってるけど……長野までいくのはお小遣い足りないし、なんていうか、め、迷惑かもしれないし……」 憧「まー、本州の真ん中から北側までチョコ持ってこられたら、なんていうかイロイロと断りにくいわね」 穏乃「そーいうことして嫌われたらイヤだし……でも、宅配便で送るのもなんだかなーって感じだし……」(ションボリ 憧(しずはしずなりに悩んでるのねー) 憧「じゃあ、バレンタインにチョコ渡すのは諦めるって方向でいいのね」 穏乃「――――それは……」(ベソ… 憧「いや、そこで半泣きになられても困るんだけど」 穏乃「だ、だってしょーがないじゃん、男の子にチョコあげたいなんて思ったの初めてなんだし!」 憧「あの穏乃がね~」 穏乃「な、なんだよー、私だって女の子なんだぞー、バカにすんなよー!」 憧「ハイハイ、拗ねない拗ねない。ったく、しょうがないわね~……」 穏乃「憧、携帯なんて取り出してなにするの……?」 憧「奥手なしずに代わって、私が一肌脱いでやるっつってんのよ――――あ、もしもし京太郎?」 穏乃「」 そしてバレンタイン当日―――― 京太郎「阿知賀子供麻雀クラブの面子で集まって麻雀大会すると聞いて!」(バーン 憧「ああ、それ嘘だから」 京太郎「よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアアア!!」 憧「ちょっ、なにもそこまでキレることないじゃん!?」 京太郎「憧ォ、テメエは俺を怒らせた……!この罪、どうやって償ってくれるんだ……!?」 憧「ぇ、あ、ゴメンなさい……まさか、ホントにそこまで楽しみにしてるなんて思わなくて……。な、なんでも言うこと聞くから許してよ……」(カタカタ 京太郎「……いや、なんでもとか言うのは止めようぜ。そーいうの言質に取られてなんかヒデーことされたらどうすんだよ」 憧「ひ、酷いことってなにするの……?け、毛虫ぶつけたりするのはナシだからね!?」 京太郎「…………そのままの憧でいればいいと思うぜ、ウン」(ナデナデ 憧「よ、ちょっと、頭撫でないでよ……!」(カーッ 京太郎「いやー、悪ぃ悪ぃ。奈良まで来て麻雀できないのかと思って、つい」 憧「うー、ちょっと見ないうちに麻雀バカに磨きがかかってるわね……」 京太郎「ハハハ!言うほど麻雀バカになっちゃいねーって!」 憧「どーだか」 穏乃「――――――――仲良いね、憧と京太郎って……」 憧「ハッ!?し、しず、これは別にあんたが考えてるようなものじゃないから!」 京太郎「考えてるようなものって、どんなの?」(ナデナデ 憧「あんたは口を挟まなくていいの!っていうか、いつまで頭撫でてんのよ!?」 京太郎「いやー、なんか触り心地良くてつい」 憧「あうぅぅぅー……!?」 穏乃「ヒドイよ……こんなのってないよ……!」 憧「ちょっ、拗ねないでよしず!もうっ、京太郎が悪いんだからね!?」 京太郎「俺ですか!?」 憧「そ、そーに決まってるでしょ!」 京太郎「なんでキレられてんのかわっかんねー……」 憧「ま、まあいいわ、今日あんたを読んだのには訳があるのよ」 京太郎「訳……?」 憧「そーよ。さあしずっ、準備はいーい!?」 穏乃「お、おー!」 京太郎「準備?」 憧「今日の日のための特別イベントよ!」 京太郎「――――で、なんで俺は阿知賀麻雀部の部室でチョコフォンデュを食べてるの?」 憧「今日はバレンタインでしょ。チョコ貰えそうにない京太郎のために、しずがわざわざ用意してあげたのよ!」 穏乃「え、えと、チョコ渡すだけよか、こーやってみんなで楽しめる形にした方が、きょ、京太郎も面倒臭くなくていいかなーて思って……!」 京太郎「面倒臭くなくて、ってどーいう意味だよ……」 穏乃「え?い、いや、だってほら、私みたいなのにチョコ貰っても、こ、困るじゃん、なんかさ……」 京太郎「なんでだよ。チョコ貰って喜ばねー男はいねーっての」 穏乃「ホ、ホント?」 京太郎「当たり前だろ。しかも、穏乃みたいな子が、わざわざチョコ用意してくれてるとか、男冥利に尽きるってもんだぜ?」 穏乃「そ…………そーなんだ、アハ、アハハハ」 憧(ホラ、なにやってんのよっ、京太郎も満更でもなさそーなんだし、ここで勢いに任せてチョコ渡しちゃいなさいよ!) 穏乃(チョ、チョコフォンデュ食べてる状況でチョコなんて渡せるわけないじゃん!チョコにチョコが重なっちゃうでしょ!?) 憧(そこはホラ、チョコの七対子とか対々みたいな感じでさ!) 穏乃(訳がわからないよ!) 京太郎(なんか穏乃と憧が揉めてるなー。にしても……バレンタインのチョコ代わりのチョコフォンデュか、なーんかちょびっとだけ悲しいなー。義理チョコでもいいから、穏乃とか憧から貰いたかったんだけど……) 憧「いいからさっさと渡しなさいよー!」 穏乃「そ、そんな大声で言わないでよ!?恥ずかしいじゃん!」 憧「恥ずかしい恥ずかしいって、あんたの恋路見守ってるこっちの方が恥ずかしいのよー!」 穏乃「こっ、恋路とかじゃないもん!も、もう少し仲良くなりたいなーってだけだし、と、友達として!」 憧「じゃあ、京太郎が誰かと付き合ってもいいんだ!?」 穏乃「そっ、そんなの絶対にヤダ!!」 憧「ホラッ、見たことか!」 穏乃「ちっ、違うもんっ、こ、これは友達が取られるの嫌って意味でのヤダだもん!」(バタバタ 憧「あ~~~っ、もうジレったいなー、この子は……!!」 京太郎「あ、マシュマロにチョコつけて食べるのウマイな……。こっちの苺もなかなか――――」 高鴨穏乃編……カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4392.html
透華「…………」(カチャカチャ 純「そんでさー、そいつ何て言ったと思う?」 京太郎「えー、わっかんないですね」 純「なんと、台所で負けたことはない……だってさ。お前は無敵のコックかよと」 京太郎「アッハッハッ!その人、マジでそんなこと言ったんですか!」 純「おう、マジマジ!」 京太郎「ブハッ、アッハッハッハッ……!じゅ、純さんその場にいて、よく笑わなかったですね……!」(痙攣 純「いやぁ、もうちょっとで吹き出すってとこまでいってたね。全力でその場を離れて…………んで、当然爆笑さ」(膝バンバン 京太郎「ですよねー」 透華「……ポン」(タンッ 純「あー、なんか小腹すいたな」 京太郎「さっきホットドッグ食べてませんでした?」 純「食ったけどさ。そうだ、部活終わったらラーメン食いにいかねえ?最近お気に入りの店があるんだよ」(和気 京太郎「あ、いいですね、行きます行きます!」(藹々 透華「…………リーチですわ」 智紀「透華、それ無理」 透華「ぇ――――――――アッ!?」(顔面蒼白 一「あちゃあ、透華にしては珍しいミスだね」 衣「注意散漫!情けないぞ、トーカ!」 透華「わ、悪かったですわ、少し集中を欠いて――」 純「あー、やっぱダメだ、無理ガマンできねー。悪いんだけどさ、なんか適当に買ってきてくんねえ?」 京太郎「仕方ないですねー、じゃあちょっと行ってきます」(執事服の上を羽織り 京太郎「みなさんは何か欲しいものありますか?」 衣「衣はアイスが欲しいぞ!」 一「いつも悪いね。僕は……軽くつまめるお菓子で」 智紀「……麩菓子?」 京太郎「えーっと、純さんはお腹にたまるもの、衣さんはアイス、一さんと智紀さんは駄菓子系……と。龍門渕さんはどうします?」 透華「……別に欲しくありませんわ」(プイッ! 京太郎「あ、そうですか。じゃあ、俺ちょっと出てきます」 純「んー?どしたよ透華、なんか機嫌悪くね?」(ダルーン 透華「べーつーにー、そんなことありませんわ!」 純「ふ~ん?」(首傾げ 一「純くん、須賀くんと気が合うみたいだねー」 智紀「遠慮がない、お互いに」 衣「男女の垣根を越えた友情という奴だな!」 透華「……………………ぐぬぬ」 京太郎「――――ただいま戻りましたー」 純「おー、ご苦労」 京太郎「いやぁ、この時期でも晴れてると予想以上に暑いですねー」 純「そりゃ、そんな暑苦しい服で歩き回りゃあなー」 純「ほれ、これでも飲んどけ。まだ冷たいぜ」(ペットボトルぽーい 透華「ハ?」 京太郎「あ、どーもです」 透華「ちょっと純、アレってあなたの飲みかけ――!」(アタフタ! 京太郎「プハァ、生き返る~…………あれ、どうしたんですか龍門渕さん?」 透華「…………」 一「うわぁ……どっちもまるで躊躇いなくやっちゃったね」 智紀「間接キッス」(ポッ 透華「……卓に着きなさい、京太郎。そのデリカシーのなさ、直々に矯正して差し上げますわ――!」 京太郎「きゅ、急にどうして!?」 純「さあー?なんか知らねー間にやらかしたんじゃねーの、京太郎」 透華「あなたもですわよ、純!!」 純「えっ、俺も!?」 透華「二人して…………モ~ッ!モォ~~~~ッ!!」(地団駄 一「うわ、上手い文句が見つからなくて癇癪起こしちゃったよ」 智紀「トーカ涙目」 衣「子供だな!」 ハギヨシ「衣様、どうかその台詞だけは、その台詞だけは透華お嬢様の前では……」 〈ケース1・純〉友情って素晴らしい!END
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/582.html
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/17(火) 23 31 46.38 ID tg+EXVcr0 ―部室― 咲「プール…?」 京太郎「ああ。県大会も無事終わっただろ?それで息抜きも兼ねてプールにでも行かないかって思って」 優希「ほう、面白そうな話だじぇ。詳しく聞かせろー!」ドーン 京太郎「痛てて…乗っかるなっての優希…」 和「プール…ですか。そういえば最近暑くなってきましたしね。でも海じゃだめなんですか?」 京太郎「いや、最近隣町で大型プールがオープンしたろ?せっかくだからそこに行ってみようと思うんだ」 咲「あーそういえばそうだったね。でもあのプールオープンしたてなのにトラブルが続いてるって聞いたんだけど…」 和「ニュースでやってましたよね。流れるプールの流れが止まったとか、スライダーの水が止まったとか…」 優希「ふーむ…流れないプールっていったい何の意味があるんだじぇ…普通のプールだじぇ」 咲「スライダーが途中で止まるなんて、危なすぎるしね…」 京太郎「まあ、あれからしばらく経ってるし、さすがにもう大丈夫じゃないか?」 京太郎「それにせっかくだから新しいプールってのに行ってみたいんだよ」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/17(火) 23 35 26.18 ID tg+EXVcr0 ガチャ 久「あら、面白そうな話してるわね」 咲「あ、部長。こんにちは」 和「会議のほうはもういいんですか?」 久「ええ。ちょうどさっき終わったところよ。会議室にクーラーがないから、ホントに暑くてたまらないわ…」 咲「染谷先輩は今日はどうしたんですか?」 久「まこは今日は家の手伝いで来れないらしいわ」 久「で、なんか面白そうな話してなかった?プールに行くとかなんとか」 京太郎「あ、部長達もあとから誘おうと思ってたんですよ」 京太郎「今週の日曜日に、最近オープンしたプールに行こう、っていう計画で」 京太郎「麻雀部の県大会終了慰安企画、って感じです」 久「なるほど、面白そうね…さっきも言ったけど、最近すごく暑いし魅力的な提案だわ」 久「それに慰安計画をわざわざ須賀君が立ててくれたんだから、部長の私がのらないわけないわよ」ニコッ 京太郎「部長…」ジーン 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/17(火) 23 40 47.01 ID tg+EXVcr0 京太郎「部長…」ジーン 久「当然、須賀君が全部お金出してくれるのよね?」 京太郎「え?」 久「交通費とか、プールの入場料とか、昼食代とか…あとうきわとかのレンタル代とかも」 京太郎「え…?ちょ、ちょっと」 久「ホント先輩思いの後輩をもって私は幸せだわ」ニコッ 京太郎「あの…部長?」 久「なあに?須賀君」ニコッ 京太郎「あ、あの…」 久「ん?」ニコッ 京太郎「う…わ、分かりましたよぉ…」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/17(火) 23 50 06.84 ID tg+EXVcr0 優希「やったじぇー!さすが私の犬なだけはあるな、京太郎ー!」 咲「あ、あんまり無理はしないでね、京ちゃん」 和「まあ、本当に足りなくなったら私たちも出しますから大丈夫ですよ」 優希「あー日曜日が楽しみだじぇー」 ワイワイガヤガヤ 久「須賀君」ヒソヒソ 京太郎「なんですか、部長」ズーン 久「そんなに落ち込まないの。それに…皆の水着をタダで見放題だと思えば安いものでしょ?」ヒソヒソ 京太郎「それはそうですけど…」 久「それに…何かあったとき、須賀君がお金を払ってるから、ってことで不満を反らして皆が須賀君に当たらないようにする、っていう意味 合いも込めてるわ」ヒソヒソ 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 01 45.50 ID tg+EXVcr0 恋愛要素と申し訳程度のエロ要素を入れる予定です。ややハーレムっぽくなるかもだが許してくれ 京太郎「あ、なるほど…意外と考えてくれてるんですね、部長」 久「あら、私はいつもみんなのためになるように行動してるつもりよ。それは須賀君相手でも例外じゃないわ」 久「それに…払ってもらう分はちゃんと価値を提供するから安心して?」ニコッ 京太郎「は、はい。ありがとうございます(どういう意味だろ…)」 久「(ふふ…主に和や咲や優希たちがね)」ニヤニヤ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 久「じゃあ、今日の部活はここまでにしましょうか」 優希「はあー今日も疲れたじぇ~相変わらず咲ちゃんはなぜかカン材持っててリンシャンであがるし!」 咲「あはは…」 優希「のどちゃんはおっぱいでイカサマしてるし!」 和「してません!//」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 11 30.18 ID t92QiurL0 京太郎「お疲れーじゃあ帰ろうぜ、咲ー」 久「須賀君、ちょっと女子だけで話すことがあるから、今日は先に帰ってくれる?」 京太郎「あ、そうなんですか、分かりました」 咲「(あれ…そんな予定あったっけ…?)」 京太郎「じゃあ、お疲れさまでした」 バタン 久「…」 久「さて、須賀君帰ったわね」 和「部長?急にお話ってなんですか?」 優希「もう今日は麻雀の話はしたくないじょ~…」 久「そうね、私も急に思いついたから仕方ないわ」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 22 22.33 ID t92QiurL0 久「今週の日曜日にプールに行くでしょ?だからその前日に皆で水着を買いに行かない?」 久「私ちょうど新しい水着がほしいと思ってたところなのよ」 久「それで皆もどうかなって思ってね」 咲「水着…ですか」 和「なるほど…そういうわけですか」 優希「私も新しいのほしいーじぇー」 久「どうする?せっかくだから可愛い水着着たくない?」 久「それに…皆須賀君に可愛いところ見せたくないの?」ニヤニヤ 咲、和、優希「「「?!」」」 咲「わ、私は別に…」アセアセ 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 29 35.42 ID t92QiurL0 和「そ、そうですよ!須賀君は関係ありません!」 優希「い、犬ごときに見せる水着なんてないじぇ!」 咲「(京ちゃんに…水着…可愛いの来て行ったら褒めてくれるかな?)」モワモワ… 「お、咲新しい水着買ったのか?」 「ふーん、い、意外と似合ってるな…」 「まあその…咲らしくて可愛いんじゃないか?」 咲「(っていう感じで…)」ポー 優希「はぁ~犬に水着を見せてもなんの得にもならないじぇ…でも買いにいくのは楽しみだじぇ~」 和「全く部長は…でもたまには皆で買い物もいいかもしれませんね。ねえ宮永さん…宮永さん?」 咲「」ポー 和「宮永さん?どうかしたんですか?」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 33 10.91 ID t92QiurL0 咲「はっ!い、いやなんでもないよ!別に京ちゃんのことなんか考えてないよ!」 和「え…?」 咲「あ、じゃなくって今日は暑いなって…(く、苦しい…私ったら何言ってるのバカー!)」 和「そうですね。当日も暑くなったらいいですね」 優希「大丈夫だじぇ!のどちゃんのおっぱいに誓って、必ず日曜日は晴れるじぇ!」 和「そんな必ず晴れるかなんて分かりませんよ…って私のおっぱいは関係ありません!」 優希「のどちゃんが怒ったじぇー逃げるじぇ!」タタタ 和「まったくもう…優希ったら…」 咲「あはは…(でも原村さんの胸…やっぱり大きいから水着ですごく目立つんだろうなあ…なんかうらやましい…)」 咲「(それに比べて…私は…)」グスッ 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 37 44.33 ID t92QiurL0 久「はいはい。その辺にしときなさい。じゃあ、来週の土曜日の午後二時に長野駅に集合ね。じゃあ今日は解散!」 久「(一年生は皆初々しいわねえ…ま、一応私もまだ18なんだっけ…)」 久「(華の女子高校生が水着を見せる相手もいないなんて寂しいわねえ…)」 久「(まあ、別にいいわよね。そういえばまこも誘わないとね)」 久「(………)」 久「(あのワカメみたいな髪の毛は水につけても大丈夫なのかしら?)」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 45 17.82 ID t92QiurL0 ―土曜日 長野駅― 和「ふう、今日はとても暑いですね」 久「ホント、最近の夏の暑さは異常なくらいだわ。でも明日はこれぐらいだといいわね」 優希「その点なら大丈夫だじぇ。天気予報では明日も晴れるって言ってたじぇ!」 優希「わたしのおっぱい眼に間違いはないじぇ!」 和「だから何言ってるんですか優希は!!//」 優希「冗談だじぇ~あんまり怒ってるとしわが増えるぞ、のどちゃん」キリッ 和「怒らせてるのは誰なんですかもう…」 和「だいたい胸で天気だなんてそんなオカルトありえません」ボソボソ 久「あんたたちのやりとりは相変わらずね~」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 49 55.82 ID t92QiurL0 優希「おうよ!のどちゃんは私の中学時代からの友人だからなんでも知ってるじぇ!」 和「なんでもは言いすぎですが、確かに長い時間を過ごしてきた友人ではありますね」 優希「のどちゃん素直じゃないじぇ~素直じゃないのはこのおっぱいか、このっ!」ポヨン 和「ちょっ…こら!優希!いい加減にしなさい!」 優希「うわ~ん。のどちゃんがいじめるじぇ~」 久「ほーんと、仲いいわね~」 久「それにしても咲はどうしたのかしら、遅いわね。ってもしかして遠くから走って来てるのは咲かしら?」 タッタッタッ 咲「す、すいません遅刻しちゃって…」ハアハア 咲「(どんな水着にしようか考えてて眠れなくなって寝坊しちゃったなんて言えないよー)」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 00 57 24.55 ID t92QiurL0 久「じゃあ、全員そろったから行きましょうか」 咲「あれ…?染谷先輩はいないんですか?」 久「ああ、まこなら水着はあるからいいって。明日はちゃんと来るから、清澄麻雀部は全員参加よ」 咲「なるほど、分かりました」 久「まあ、まこらしいと言えばまこらしいわ。」 久「で、…あんたたちはいつまでやってるの?」 和「…もうやめてくださいね、優希」ハアハア 優希「…今回はなかなかのどちゃんしぶとかったじぇ」ゼエゼエ 咲「えーと…二人とも…大丈夫?何かあったの?」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 01 02 38.89 ID t92QiurL0 久「気にしなくていいわ。二人の自業自得だから」 和「部長…ひどいです!元はといえば優希が…!」 優希「のどちゃんのおっぱいが原因だじぇ!」 和「~~!まだ言いますか!!」 久「じゃ、行きましょうか。咲」スタスタ 咲「はい、そうですね部長」スタスタ 和「あ…ま、待ってください!」 優希「わたしを置いていかないでほしいじぇ~」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 01 08 34.66 ID t92QiurL0 ―デパート― 久「この店は割と品揃えがいいわね、ここで買いましょうか。じゃあ、各自自由に選びましょう」 咲、和、優希「了解です(だじぇ)」 ・ ・ ・ ・ 和「(それにしても、水着のデザインってたくさんあるんですね…)」 和「(あ、これなんか結構可愛いかも…)」 サイズ C~D 和「(……無理ですね)」 ・ ・ ・ ・ 優希「あー夢中になってるうちにみんなとはぐれちゃったじぇ…」 優希「うーむ。水着を買うのは楽しみにしていたものの、どれを買えばいいか分からないじぇ…」 優希「あ…これとか可愛いじぇ」 サイズ:C~D 優希「(…無理だじぇ)」ズーン 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 01 16 30.83 ID t92QiurL0 ・ ・ ・ ・ 久「さて、今年はどんな水着にしようかしら」 久「(ふむ…やっぱり男の子がいるわけだから、多少は可愛いやつにするべきよね…)」 久「(…別に私は皆と違って可愛いところを見てもらおうとか思ってないわ)」 久「(お金を払わせるわけだし…あ、当たり前よね)」 久「(…誰に言い訳してるのかしら私)」 店員「水着をお探しですか?」 久「あ…はい。明日プールに行くことになったので、買っておこうと思いまして」 店員「なるほど~お客様可愛いし、スタイルもいいから、これなんてどうですか」 久「えっと…少し大胆すぎじゃないですか…その…特に下とか…」 店員「じゃあ、下にパレオを巻いてみてはいかがですか?この水着でしたら…これがぴったりですね」 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 22 37.34 ID t92QiurL0 久「あ、これいいですね。色は…これにしようかしら」 店員「パレオの中身は彼氏さんだけに見せてあげてくださいね」ニコッ 久「ち、違います、別に彼氏と行くわけじゃ…」 店員「そうですかー友達と行くんでしたらバレオはいりませんよね、もったいないですもんね」ニヤニヤ 久「!じゅ、純粋にこのパレオが気に入ったんで…」 店員「なるほど~どうもお買い上げありがとうございます」 久「じゃあ、お会計をお願いします(いったいなんなのよ…この店員は…)」 久「とにかく、私の分は買えたわね…皆はもう買ったかしら」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 咲「こ、ここどこ~?水着探してたら迷っちゃたよお~…」ウロウロ 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 33 07.23 ID t92QiurL0 ・ ・ ・ ・ 優希「むむむ…なんか考えるのめんどくさくなってきたじぇ~」 優希「よく考えたら家に水着がないわけじゃないし…」 優希「よし!明日はいつも通り学校の水着でいくじぇ!余ったお金でタコス買って帰れば完璧だじぇ!」 ・ ・ ・ ・ 和「(なんとかサイズを探してもらって買うことができましたね…)」 和「(…あそこでウロウロしてるのは、宮永さん?!)」 和「宮永さん、そんなところで何やってるんですか?」 咲「あ…原村さん…!実は水着探しててウロウロしてたら迷子になちゃって…」 咲「原村さんが来てくれて助かったよお…」 和「(こんなところで迷うなんて…麻雀だけじゃなくて方向感覚もオカルトですね…明日は大丈夫なんでしょうか)」 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 42 28.13 ID t92QiurL0 和「もう…気をつけてくださいね。ところで水着はもう買いましたか…って迷子になってたんでしたね」 咲「う、うん。もう皆は買ったよね?早く選ばないと、皆待たせちゃうよね…」 和「じゃあ私が一緒にいますから、咲さんは水着を選ぶのに集中してください」 咲「ありがとう、原村さん!私、頑張るよ!」 和「大げさですよ…とにかく、急ぎましょう」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 久「よし、皆買えたみたいね。じゃあ明日も早いことだし、今日は帰ってゆっくり休みましょうか」 和「そういえば、明日は何時に集合なんでしょうか」 久「あ、忘れてたわ。明日は長野駅に午前九時に集合。電車で隣町に行ってそこから歩いてプールに行く」 久「持ち物は…今日買った水着と、あとはまあ常識の範囲内で持ってきてね」 久「うきわとかレンタルするやつは須賀君が全部出してくれるから問題ないわ」 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 49 04.10 ID t92QiurL0 117すまない、これは清澄の県大会慰安企画なんだ。本当にすまない 久「以上よ。何か質問はあるかしら?」 久「…特にないわね。あ、それと優希」 優希「なんだじぇ?」 久「優希は学校指定の水着で明日行くつもりなんでしょ?水着をつけて来るのはいいけど、下着を忘れないようにしてね」 優希「!いくらわたしでもそんなの忘れたりしないじぇ!!」 和「部長、忠告ありがとうございます」 優希「のどちゃんひどいじぇ?!」 咲「優希ちゃんならありえるかもね」アハハ 優希「咲ちゃんまで…皆ひどいじぇ~…」 久「ま、こんなところね。じゃあ、解散!明日は遅刻しないでね、咲!」 咲「は、はい!分かりました(うう…私も人のこと言えないな…)」 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 53 09.89 ID t92QiurL0 ―原村家― 和「改めて見るとこの水着サイズが大きいですね…」 和「自分で見てて恥ずかしくなってきました…//」 和「形が崩れないように、ここにかけておきますか…」 和「ふう、ちょっと疲れましたね。少し麻雀してから寝ましょうか」 和「よいしょと…いつもの部屋は…空いてますね」 和「ふむ…なかなか調子は悪くないですね…」 和「」チラッ 和「……」 和「ちょっと試しに水着を着てから寝ましょうか」 和「あ、明日着てみてサイズが合わない、なんてことがあったら困りますから、仕方ないですよね」 和「……」ヌギヌギ 和「……」 和「あ、ぴったりですね…よかった…」 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 01 59 58.50 ID t92QiurL0 ―片岡家― 優希「確かこの辺に…あったじぇ!」 優希「う…改めてみるとなんて普通の水着だじぇ…」 優希「ま、まあ犬に見せるために明日行くわけじゃないから関係ないじぇ!」 優希「そーと決まったら明日のためにさっさと寝るじぇ!」 優希「…やっぱ可愛いのかっとけばよかったかな…」ボソッ ―竹井家― 久「さて、明日のために一回この水着を着ておきましょうか」 久「あの店員のせいで、試着できなかったし…」 久「……」 久「なにこの露出量…よ、よかったわ、パレオ買っておいて…」 久「まあ、サイズは問題ないわね、それじゃあさっさと寝ましょうか」 久「明日が楽しみね」 ―染谷家― まこ「明日は京太郎がプールに招待してくれるらしいの、なかなかあいつも粋なことするのお」 まこ「明日がいろいろ楽しみじゃ」ニヤニヤ 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 02 06 53.03 ID t92QiurL0 ―日曜日― 京太郎「みんなおはよう!部長、染谷先輩おはようございます」 まこ「おう、おはよう京太郎」 久「おはよう須賀君。お、今日は皆時間以内に集合してるわね。やっぱり遅刻しないのが一番ね。ねえ咲」ニヤニヤ 咲「そ、そうですよ。遅刻なんて…うう…」 和「(うろたえる宮永さん…可愛いですね…)」 優希「それにしてもホントにいい天気になってよかったじぇ!これも私のおっぱ…むぐっ?!」 和「その先はもう言わせませんよ!」 優希「んーんんんんー!んー!!」 久「ふふ。今日は和が先制したわね」 まこ「わりゃ駅前でそんなに目立つ行動はやめんさい…」 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 02 14 55.58 ID t92QiurL0 京太郎「けどホント暑いっすね~皆を誘ったのが今日で良かったです」 咲「京ちゃん、ちゃんと水着持ってきた?」 京太郎「あ、当たり前だろ!もしなくても絶対入るからな!」 咲「は、裸で入るのはちょっと…//」カーッ 京太郎「違うって!プールで買うに決まってるだろ!!」 久「あんたら…でも一年生同士仲がいいのは良いことね、でもあまり時間もないし、そろそろ行くわよ」 ―プール― 優希「ふえ~大きい建物だじぇ~」 和「噂に聞いてたよりずっと大きいですね……さすがに噂になるだけはあります」 京太郎「だろ?あ~泳ぐの楽しみになってきた!」 久「そうね。じゃあさっさと中に入りましょうか」 京太郎「おい、咲、ちゃんとついてこいよ!」ニヤニヤ 咲「!わ、分かってるよ」ムッ まこ「みんなまだまだ子供じゃの~」 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 02 21 17.99 ID t92QiurL0 久「じゃあ、須賀君一旦お別れね。レンタルはうきわ一つとそうね…ベッド型のうきわを一つで合計二つでいいわ」 京太郎「分かりました。じゃあ入場料とかまとめて払っておくので、先輩たちは先に行っててください」 和「須賀君、ありがとうございます」 優希「サンキューだじぇ!後でタコス食わせてやるからな!」 京太郎「優希には期待しないでおくわ…」ハハハ 咲「京ちゃん、ありがとう」 京太郎「気にすんなよ!今日は皆のための慰安企画だからな!」 まこ「われ気前いいのお。なんか企んでおらんじゃろな?」ニヤニヤ 京太郎「なっ…善意ですよ善意!染谷先輩人が悪いですよ!」 まこ「そうか~すまんすまん」 京太郎「(みんなの水着が見れるから、承諾した、とは言えないな…)」 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 02 27 24.73 ID t92QiurL0 京太郎「ふう…うきわ二つはちょっと持ちにくいな…一つはベッド型だし…」 京太郎「みんなそろそろ来るか…?」 久「須賀君!おまたせ」 まこ「またせたのう」 優希「よく待ってたな褒めてやるじぇ!」 和「お待たせしました」 咲「うう…(恥ずかしくて京ちゃんの前に出れないよ…)」 和「宮永さん、なんで私の後ろに隠れてるんですか」ヒソヒソ 咲「だって…京ちゃんに水着見られるなんて恥ずかしいよ…」ヒソヒソ 和「何のために買ったんですか…私も恥ずかしくないわけじゃないんですよ」ヒソヒソ 久「(咲ったら…須賀君に水着見られるのが恥ずかしいのね…可愛らしいわ)」ニヤニヤ 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 02 34 41.72 ID t92QiurL0 京太郎「あれ?咲。なんで和の後ろに隠れてるんだ?」 咲「!」ビクッ 京太郎「全く…何かあったのか?」グイッ 咲「あ…」 京太郎「(って咲、これは…手で必死に隠してるけど…新しい水着、とか?)」 咲「きょ、京ちゃん、お願い、あんまり、見ないで、」カーッ 咲「は、恥ずかしいの…」ウルウル 京太郎「(なんだこれ…なんだこれ…)」 京太郎「(ちょーかわいーよ!)」 京太郎「(じゃなくて!誰だ今のは)」 京太郎「(でも…本当に可愛いな…花のフリルのついた水着……咲によく似合ってる…)」 京太郎「(もしかして買うとき、嶺上開花をイメージして買ったとか)」 京太郎「(あれ…咲ってこんな可愛かったっけ…)」 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 02 47 07.75 ID t92QiurL0 優希「こらー犬!いつまで咲ちゃんを見てるんだじぇ!咲ちゃん涙目になってるじぇ!」 京太郎「はっ!す、すまん咲!そんなつもりじゃ…」 久「あれー?咲の水着ばっかり?ここには可愛い女の子があと四人もいるのよ?」ニヤニヤ 京太郎「(言われてみれば…みんな今日可愛い水着ばっかり着てるような…もしかして部長が言ってた価値ってこれのことか?)」 京太郎「(すばらっ…実にすばらです…ってなんだすばらって)」 京太郎「(部長…なんて大胆な水着なんだ…下はパレオ巻いてるから見えないけどきっときわどいんだろうな…)」 京太郎「(和…まさかあんな大胆なビキニでくるとは…正直言って直視するのもつらいレベルだぜ…)」 京太郎「(優希…スクール水着でくるとは王道中の王道か…寸胴で背も低くて全くもって健全だ…だがそれがいい)」 京太郎「(そして染谷先輩…目をそらさずにはいられないな!)」 京太郎「(これはみんなと来た甲斐があったぜ…!)」 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 02 53 51.42 ID t92QiurL0 久「ふふ。満足してもらえたかしら?じゃあそろそろ行きましょうか」ニコッ 和「(少し恥ずかしいですが…)せっかく来たんですし、早く泳ぎましょう!」 優希「京太郎ー!うきわを一つ貸してくれい!」 京太郎「ほいほい、そらっ」ヒュッ まこ「京太郎、女の水着をじっと見てるなんて感心せんのう」ニヤニヤ 京太郎「す、すいません(………)」 優希「まずは流れるプールにGO!だじぇ!」 久「あ、ちょっと待って」 京太郎「どうしたんですか?」 久「いや、行くのはいいんだけど、今日すっごい混んでるじゃない?だからチーム分けしたいと思うの」 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 02 41.36 ID t92QiurL0 久「六人いるから二人ずつね」 久「一時間ぐらいしたらもとの場所に集まってメンバーチェンジ。これでどうかしら。今が十時過ぎだから…ちょうど二周したところで昼食 にしましょう」 京太郎「確かに、みんなで行ったら身動き取れなさそうですね…」 和「それも致し方なし、ですかね…」 咲「うう…(せっかく京ちゃんと遊べると思ったのに…)」 優希「なんでもいいから早くきめるじぇ!プールに入りたいじぇ!」 久「まあ、あせらないでよ。分け方は…グーチョキパーで別れましょ、でいいわよね」 グーチョキパーで別れましょ! グー:久、和 チョキ:まこ、優希 パー:咲、京太郎 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 09 23.47 ID t92QiurL0 久「決まったわね。じゃあ和。私まずスライダーに行きたいからついてきてくれる?」 和「分かりました」 まこ「じゃあ、優希、どこか行きたい場所はあるかの?」 優希「流れるプールに行きたいじぇ」 まこ「了解じゃ。じゃあさっそく行くかの」 優希「ダッシュだじぇ!」タッ まこ「こら!優希、待ちんさい!」タッ 京太郎「はは…みんな行っちまったな。咲、俺たちはどうする?」 咲「うえっ?あ…えっと…(どうしよう!京ちゃんと二人きりになっちゃった…)」 咲「(というか、まだ水着見られるのも慣れてないよお…)」 京太郎「咲?」 咲「え、えーと…あの…その…」 京太郎「ははっ。咲らしくねえなあ…なんか顔赤いな。熱でもあるんじゃないか?」ピトッ 咲「(…!京ちゃんの手がおでこに!)い、いやっ!」バッ 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 15 52.94 ID t92QiurL0 京太郎「さ、咲…?」 咲「(あ…私、京ちゃんに…なんてこと…)」 京太郎「ご、ごめんな。咲。俺なんか咲の気に障ることしたかな…?」 京太郎「…ちょっと俺飲み物買ってくるから、そこで待っててくれ」 咲「っ!待って!」 京太郎「え?」 咲「ち、違うの…」 咲「……しいの!」ボソボソ 京太郎「何だ?聞こえなかったぞ?」 咲「だから!恥ずかしいの!さっきも言ったでしょ!?」カーッ 咲「昨日みんなで水着を買いに行って…」 咲「せっかくだから可愛い水着買おうって思って…」 咲「それでこの水着選んだんだけど…」 咲「ダメだよ…やっぱりこんな可愛い水着私には似合わない…」 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 25 10.43 ID t92QiurL0 咲「私は原村さんみたいに胸も大きくないし、部長みたいにスタイルもよくないし…」 咲「ごめんね…?変なところ見せちゃって…」 京太郎「咲………」 京太郎「(さっきも思ったけど…こいつこんなに可愛かったっけ…?)」 京太郎「(っていうかなんでこいつは似合ってないなんて思ってるんだ…)」 京太郎「(そうか、それであっきあんなに…)」 咲「(京ちゃん黙り込んじゃったよ…きっと不甲斐ない私にあきれ返ってるんだ)」 咲「(うう…もういや…)」 京太郎「咲…」 咲「なあに…京ちゃん…?」 京太郎「その水着、すげえ似合ってる」 咲「え?(えっえっ…聞き間違いだよね?)」 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 32 19.95 ID t92QiurL0 京太郎「だから、その水着、すげえ似合ってるよ」 京太郎「胸も、スタイルも関係ねえよ」 京太郎「だから、似合ってないなんてそんな寂しいこと言わないでくれよ」 京太郎「お、お、俺はその水着も…その…咲も可愛いと思うぞ」 咲「きょ、京ちゃん…(い、い、今可愛いって言われたの?)」 咲「(嘘じゃない、よね。うう、嬉しいよよお)」グスッ 京太郎「咲?!…泣くなよ…なんかごめんな」 咲「違うの。嬉しかったの。そんな風に今まで私のこと見てくれたことなかったから…」 咲「だから、ありがと…、京ちゃん…! 咲「ごめんね、時間とらせちゃって…」 京太郎「いや、咲がいつも通りになってくれてよかった」 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 36 56.53 ID t92QiurL0 京太郎「なあ、咲。一つ聞いていいか?」 咲「なあに京ちゃん?」 京太郎「(うっ可愛いなあおい…)…その水着の花のフリルってやっぱり嶺上開花を意識したのか?」 咲「うん…やっぱりばれちゃったか」エヘヘ 咲「この水着を見つけた時なんとなくお姉ちゃんのことを考えちゃって…」 咲「気が付いたらこれにしてたんだ」 京太郎「そっか…」 京太郎「咲、全国大会で姉ちゃんと話せるといいな!」 咲「うん!私頑張る!」 京太郎「じゃあ、泳ぎにいくか!」 咲「うん!」ニコッ 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 45 35.88 ID t92QiurL0 ― 一時間後 ― 久「みんな戻ってきたわね」 優希「流れるプール最高だったじぇー!」 まこ「…われが暴れるけえこっちは目立って恥ずかしかったがのう」フウ 和「なかなか刺激的な体験ができました。スライダーって面白いんですね」 京太郎「(和が刺激的な体験!?)」モワモワ 「ダメです…そんな…」 「そこは刺激が…強すぎますよ…」 「もうっ須賀君!いけませんよ…」 京太郎「(これは…くっ)」 咲「京ちゃん?」 京太郎「はっ!(うわあ…さっき咲のことを考えといて、次は和とか…なんて俺はお構いなしなんだ)」 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 51 21.92 ID t92QiurL0 久「咲たちはどうだった?楽しめたかしら」ニヤニヤ 京太郎「あ、はい!咲意外と…ってはっ!」 咲「ちょ、ちょっと京ちゃん?!」 久「あら、意外となんだって?」ニヤニヤ 優希「なんだー!はっきりしないやつは男らしくないじぇー!白状しろー!」 咲「な、なんでもないですー!」 久「(ふふふ…やっぱりこの子たちをいじるのは最高ね)」ニヤニヤ まこ「(部長…ニヤニヤしおって…どうせ一年達のいじりは楽しいなとか思っとるんじゃろ…)」 まこ「(けどあんたも巻きこまれる可能性はあるんじゃ…もしそうなったら面白いの)」ニヤニヤ 久「それじゃあ、一時間経ったから、一旦メンバーチェンジしましょうか」 久「いくわよー」 グーチョキパーで別れましょ! 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03 56 56.67 ID t92QiurL0 グー:和、京太郎 チョキ:まこ、咲 パー:久、優希 久「決まったわね」 久「そうね…私またあのスライダーに乗りたいわ。優希まだスライダー行ってないんでしょ?いいわよね?」 優希「かまわないじぇ!あのスライダーなかなか高い位置から始まるから面白そうだじぇ!」 久「そうなのよね。あれはホントに病みつきになるわよ」 まこ「われはどうするぞ?」 咲「そ、そうですね…」 咲「さっきあんまり泳げなかったんで、次はたくさん泳ぎたいです…」 咲「向こうの25メートルプールとかどうですか?」 まこ「了解じゃ。次は存分に泳いだらええ」 久「あら、なんでさっきはそんなに泳げなかったの咲?ん?」ニヤニヤ 咲「うう…えと…その…(部長…なんか今日はいつもにまして意地悪だよお…) 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 04 55.21 ID t92QiurL0 まこ「こらこら、後輩いびりもいい加減にしんさい」 久「あらいやだわ。私そんなつもりで言ったんじゃないわよ」ニヤニヤ まこ「(まったく…)ほら、行くかの、咲」スタスタ 咲「はい…」スタスタ 京太郎「さて、和、俺たちはどこに行く?」 和「そうですね。さっきはスライダーでしたから、次は普通のプールに入りたいですね」 和「さっき優希が流れるプールが楽しかったと言っていたのでそこに行ってみませんか?」 京太郎「OK!流れるプールだな。じゃあ、行くか」 和「あ、あのちょっと待ってください!」 京太郎「?どうした和?」 和「あの…さっき宮永さんと何かあったんですか?」 和「普段より何か嬉しそうな顔をしていたので」 和「それに…さっきの反応も気になります」 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 10 44.19 ID t92QiurL0 京太郎「あはは…和にはバレバレだな…」 京太郎「実はこういうことがあったんだ」 (事情説明中) 和「なるほど…」 京太郎「そういうわけなんだよ(あれ、全部話す必要はなかったか?)」 和「それで宮永さんはあんなに喜んでたんですね」 京太郎「ああ。なんか昔から咲のことそういう目で見たことなかったからなんか新鮮だったんだ」 和「新鮮…ですか」 京太郎「ああ。そういえば一緒にプールに行ったのも久しぶりだったしな。あんなに可愛くなってるとは…」 京太郎「ってごめんな。和の前でする話じゃなよな」アセアセ 和「いえ、大丈夫です…それより…」 京太郎「ん?まだなんかあるのか?」 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 16 38.08 ID t92QiurL0 和「要するに須賀君は宮永さんの水着を褒めてあげたってことですよね」 京太郎「まあ、結果的にはそうなるな」 和「いや…だからその…」 京太郎「なんだよ。和もどうしたんだ?」 和「いえ。なんでもありません(ま、まあ須賀君のためにこの水着を買ったわけじゃありませんし…)」 和「でも何もコメントしてもらえないのは少し寂しいですね」 京太郎「えっ?」 和「ってあれ?(あ…今思ったことを口に出してしまいました…須賀君に怪しまれてしまったかも知れませんね)」 京太郎「もしかして和も水着を褒めてほしかったのか?」 和「!べ、別にそういうわけじゃないですけど」 京太郎「す、すまん。俺女の子への配慮の仕方が分からなくて…」 京太郎「逆に水着を褒めたりしたらセクハラになるんじゃないかって思っちまうんだよ」 和「須賀君…」 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 17 55.47 ID t92QiurL0 和「(確かに普段からあんな感じで女の子に対応されてれば素直な意見もいえなくなりますよね…)」 和「(ちょっとそれは反省しないと…って素直な意見って私何を言ってるんでしょうか)」 和「(須賀君が素直な意見をいったら私のことを褒めてくれるなんて…)」 和「(そんなうぬぼれありえません)」 和「(恥ずかしいです…反省しないと…)」 京太郎「いや…わざわざ言うまでもないんだけどな」ハハハ 和「え?」 京太郎「いや、だからさ。和の水着、似合ってるよ」 京太郎「見たときからそう思ってたし、それに情けないこというと、昨日和がどんな水着着てくるか想像しちまったしな」 京太郎「だから…もう一回言うけど、すげえ似合ってると思うぜ」 京太郎「和の水着を見れるなんて俺は幸せものだよ」ニカッ 京太郎「って臭すぎたか」アハハ 和「」カーッ 京太郎「って和?」 和「」ポー 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 22 25.55 ID t92QiurL0 京太郎「おーい和ー?」 和「ってはっ!私は何を…」 和「(今まで男の子に褒められたことなんてありませんでしたから…こんなに嬉しいものだったなんて…)」 和「(少し須賀君のことを誤解してたみたいですね)」 和「(…昨日頑張って水着を選んだ価値はあったのかもしれませんね)」 京太郎「和?大丈夫か?」 和「ふふっ大丈夫です」 和「それより、褒めていただいて、ありがとうございます」 和「須賀君も…けっこうかっこいいと思いますよ」ボソッ 京太郎「え?今なんて…」 和「なんでもないです!じゃあ、流れるプールに行きましょうか」 京太郎「お、おう…」 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04 26 12.32 ID t92QiurL0 ―流れるプール― 和「それにしても…本当に今日は人が多いですね」 京太郎「ああ。でもたくさん人がいた方が、なんか楽しくないか?」 和「ふふ、須賀君らしいですね」 京太郎「じゃあ、せっかく流れるプールに入ったから、うきわでのんびりしないか?」 京太郎「和がそこに座ってすれれば俺が押すからさ」 和「う、うきわに…ですか?」 和「(そういえば今までうきわを使ったことってありましたっけ?)」 京太郎「ん~もしかして和、使い方が分からないとか?」ニヤニヤ 和「な!馬鹿にしないでください!乗れますから!」 京太郎「お、おい!急に乗ったら…」 和「え…」ツルッ バッシャーン!! 少し書きためるから五時ぐらいまで待っててくれたら、嬉しい かならず完結はさせるので、寝ててくれてもかまわないぜ 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 02 34.22 ID t92QiurL0 再開します。待っててくれた人、ありがとう 京太郎「(……)」 京太郎「(お、落ち着け、落ち着くんだ)」 京太郎「(状況を、状況をだな…)」 京太郎「(あ、ありのままに起こったことを…)」 京太郎「(ってそんな丁寧な思考は俺には無理だ!)」 京太郎「(うきわにはまりそこねた和に俺が覆いかぶさって…)」 京太郎「(今抱き合ってるような状態になってる…)」 京太郎「(てか和の胸が…俺のお腹にモロに当たってる…)」 京太郎「(しかも今和の手?らしきものが俺の…俺の…)」 京太郎「(やばい…これはさすがに…俺男だし…)」 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 08 52.97 ID t92QiurL0 和「(何か起こったんでしょうって思った瞬間)」 和「(須賀君が私の上に…)」カーッ 和「(というか須賀君けっこう筋肉あるんですね…)」 和「(顔は前から悪くないと思ってましたけど…)」 和「(そういえば中学校の時はサッカー部だったって宮永さんが言ってましたっけ…)」 和「(ってこんな時に分析してどうするんですか私ったら)」 和「(麻雀じゃありませんし…ってあれ)」 和「(何か手に変な感触が…)」 和「???!!~~~~!!!」 和「(わ、私のてが…す、す、須賀君のその、こ、こ、ってこれ以上は言えません!)」 和「(こんなところで叫び声をあげたりしたら須賀君の立場が…っていうか全国出場が危ういかもしれません)」 和「(ここは…ぐっと抑えて)」グッ 京太郎「?!」 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 14 16.80 ID t92QiurL0 和「(って抑える、の意味が違います!何文字通り須賀君のええと、とにかく!何文字通り抑えてるんですか!!)」 京太郎「(やばい…今和に刺激されて…和のやつ何考えてるんだ…)」 京太郎「(普通に考えて巨乳の美人に押し倒してるうえに股間まで刺激されて無事な男なんかいるのか?!)」 京太郎「(でもここで変なことしたら…皆の全国が…台無しに…俺のせいで…)」 京太郎「(耐えろ!耐えるんだ俺!)」 京太郎「(今は偶然物陰に隠れてて目立たないけど…ここは流れるプール!動き出したらこの醜態が白日のもとに!)」 京太郎「(て、あれ?なんでさっきから位置が変わってないんだ?)」 京太郎「(まさか…このプールトラブルが多いって言ってたけどまさかこんなときに…)」 和「(さっきから流れるプールが流れてませんね…これがニュースでやってたトラブルですか…)」 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 21 15.34 ID t92QiurL0 京太郎「(って!俺がさっさと和から退けばいい話じゃないか!今頃気づいてどうする!)」 京太郎「(でも…和すっげーいい匂いするんだよな…なんか離れたくないというか、離れがたいというか…)」 京太郎「(言ってみれば…岩手のばあちゃんちであったかいコタツに入ってるような…)」 京太郎「(うるさい!そこ!…ってまた急に俺は何を言ってるんだ)」 京太郎「(というか、なんで和は抵抗しないんだ…)」 京太郎「(相変わらず股間も…そのままだし…さすがにもう…膨張は抑えられません)」 京太郎「(……)」 京太郎「(やべー和の胸すげー気持ちいー…)」 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 27 31.96 ID t92QiurL0 和「(須賀君…どうして退いてくれないんでしょうか…)」 和「(いや…それ以上にどうして私は抵抗してないんでしょうか…)」 和「(須賀君がこんなに近くにいて、いやじゃないと思ってる私がいる…)」 和「(というか、いい加減こっちの手を離したほうがいいですよね…ってあれ?)」 和「(なんかさっきより大きくなってる?)」 和「(そういえば、保健の授業でやってましたね)」 和「(男の子は、ここを刺激されると、固くなったり大きくなったりするって…)」 和「(あと性的に興奮するとそうなるとか…)」 和「(今私がやってるのはきっとその両方ですよね…)」 和「(須賀君がかわいそうです、もう手を離さないと…)」 和「(……)」 和「(……もう少し…)」 これで半分ちょっとくらいですまだもうしばらくお付き合いください 271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 35 26.73 ID t92QiurL0 京太郎、和「(……どうしよう!)」 京太郎「(俺がすぐ退けばいい話だろ!何がどうしよう、だよ)」 和「(私がどいてくださいと言えばいいだけの話ですよね…何ですか、どうしようって…)」 京太郎、和「「あの…」」 「のどちゃんたちはどこにいるんだじぇ!もうとっくに一時間過ぎてるじぇー!」 「そうね…全くあの子達ったらどこで何やってるのかしら」ニヤニヤ 「部長!京ちゃんはそんな人じゃないですよ!」 「けんかしとる場合じゃないじゃろ…どこに行ったんじゃろか」 京太郎、和「「……」」 京太郎「い、行こうか、和」ドキドキ 和「そうですね、須賀君」ドキドキ 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 42 15.78 ID t92QiurL0 久「あ、あの二人やっとでてきたわ」 優希「おーいのどちゃん~!犬~!」 まこ「遅いのう…いったい何をやっとったんじゃ」 久「何って…まこそれはもちろんナ「おい部長、それ以上はいかんじゃろうが」」 久「あはは、ごめんごめん」 咲「遅いから心配したよ~」 久「それで、二人とも何してたの?」 京太郎「……//」 和「……//」 久「(えっえっ?何この空気。どういうこと?まさかこの二人…)」 まこ「(…部長の読み、まさか当たったんか…?)」 優希「(のどちゃん…顔真っ赤だじぇ…さすがの私でもこれには突っ込めないじぇ)」 咲「(二人とも顔真っ赤にして…そんなにたくさん泳いだのかな?)」 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 50 50.97 ID t92QiurL0 久「えっと…それじゃあ、ご飯にしましょうか」 久「席を取る組と買いに行く組に別れましょうか」 久「………」 久「じゃあ、和と須賀君、着いてきてくれる?」 久「遅れてきた罰ゲームよ」ニコッ 京太郎「は、はい。分かりました…」 和「分かりました」 咲「ぶ、部長にわざわざ買いに行かせるなんて…私、行きますよ?」 久「構わないわよ、それに今日はそこまで上下関係を意識しなくていいわよ。せっかくの慰安会だし」 まこ「(部長の奴…またなんか考えとるんか?)」 久「みんな何がいいかしら?」 優希「当然、タコス一択だじぇ!あと口直しにオレンジシュースだじぇ!」 咲「じゃあ、私は焼きそばとアイスティーをお願いします」 まこ「ん~わしはワカメうどんとメロンソーダにしとこうかの」 久「はいはい、了解。皆ちょっと待っててね」 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 05 57 42.51 ID t92QiurL0 久「で…二人とも大丈夫?」 久「二人ともうわの空だったから…」 久「何かあったの?」 京太郎「いえ…そんな何か問題があったとかじゃないので安心してください」 和「はい…ちょっと須賀君と話しこんでたら、時間を忘れちゃって…」 久「そう、ならいいんだけど…」 久「(まあ、たぶん何かあったんだろうけど、これ以上は詮索しても無意味ね…)」 久「でも、一応私たちは全国大会出場の身よ?それだけは忘れないでね」 京太郎「!…はい、すいません…」 和「はい…気をつけます…」 久「(まあ、これだけ言っとけば大丈夫でしょ)」 久「じゃあ、さっさと買いに行きましょうか」 3120円になりまーす 284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 06 05 58.33 ID t92QiurL0 久「はい。じゃあ私がゆっくり運ぶから、二人で少し話しなさい」 京太郎「え?」 和「ぶ、部長?」 久「さあ、いいからいいから!私持って行っとくわ」 京太郎「あ…部長行っちゃったな…」 京太郎、和「「…」」 京太郎「あ、あのさ…和?」 和「は、はいなんでしょう、須賀君?」 京太郎「あの…さっきはごめんな…退こうと思ったんだけど」 和「い、いえ…その…」 京太郎「隠してもしょうがないから全部話すけど、あのときなんか和から離れたくなかったんだ」 京太郎「その…なんていうか…そのままがいいって思っちゃったんだ」 京太郎「だから、本当にごめん」 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 06 14 36.54 ID t92QiurL0 和「いえ、私も抵抗しなかったのが悪いです」 和「それに…謝るのはこっちです…」 和「その…えっと…須賀君の…その…大事な…えっと…」カーッ 京太郎「(…和のやつ分かっててやってたのか…ちょっとびっくりだ)」 和「その、とにかくごめんなさい!」 京太郎「…よし!じゃあ、これで仲直りな!」 和「え?」 京太郎「だから、俺も謝ったし、和も謝った、それでいいじゃねえか」 京太郎「それにもともとこの企画は全国出場をねぎらうもんだからな」 京太郎「和達が満足してくれれば、俺はそれでいいんだ」 京太郎「(…まあ水着とかシチュエーションとかちょっとおいしかったのは否めないが)」 289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 06 21 33.03 ID t92QiurL0 和「…ありがとうございます」 和「私、本当に須賀君のこと勘違いしてました」 和「部活中いっつも私の胸ばっかり見て…」 京太郎「うっ…」 和「でも須賀君は本当はとても優しくて、心の温かい人だって分かりました」 和「これからも変わらず素敵な須賀君でいてくださいね」ニコッ 京太郎「(あ…和の笑顔だ…たぶんこれは和が俺に本心から向けてくれた初めての笑顔だろうな…)」 京太郎「(これまで麻雀部で雑用ばっかりでホントにやめたくなったときもあったけど)」 京太郎「(この笑顔が見れたんだから、それだけでも今まで頑張った価値はあったのかも…)」 京太郎「(これからも皆のために頑張りたいな…)」 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 06 22 28.84 ID t92QiurL0 和「須賀君?」 京太郎「なんでもないぜ!それより和」 和「なんですか?」 京太郎「お前可愛いんだから、もっと笑ったほうがいいと思うぜ」 和「なっ//」 京太郎「なんだ和、照れてるのか?」ニヤニヤ 和「そんなんじゃありませんっ!もう…」 和「(でも一瞬ときめいてしまいました…須賀君…あなどれませんね。)」フフッ 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 06 31 06.80 ID t92QiurL0 ―昼食― 優希「う~むプールの屋台もなかなかあなどれないじぇ…」モグモグ 咲「この焼きそばもおいしいよ」 久「なかなかこういうところのっておいしいイメージはないんだけど、思ったよりおいしいわね」 和「須賀君はラーメンですか?」 京太郎「ああ。一心不乱に食べれるものにしようと思ってな」ズルズル 優希「のどちゃんはたこやきかーおいしそうだじぇー!」パクッ 和「!?ちょっと油断したら…もう!待ちなさい!優希!」 そんなに長く書くつもりじゃなたんだが、書いてるうちにどんどん長くなってしまって気付いたら半日書き続けてた ネタを練る時間と少し寝る時間を含めて少しだけ休ませてください。8時頃から再開します…その間保守していただければ、ありがたいです 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 00 13.78 ID t92QiurL0 皆、保守してくれてありがとう。体力の続く限り頑張ります。 久「(とりあえず、二人ともいつもどおりね、よかったわ…)」 まこ「さすが部長やのお」 久「」ピクッ 久「あら、まこ。一体何のこと?」 まこ「いや~周りをよく見とるなって思っての」 久「……」 まこ「まあ、全国を率いる部長じゃけえの、神経質になるんはしゃーない」 まこ「でも今日ぐらいは気を休めたらどうじゃ?」 まこ「二年以上もあんたは頑張ってきたんじゃから罰はあたらんと思うがの」 久「ふふ、そうね」 久「ありがとね、まこ」 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 13 45.20 ID t92QiurL0 まこ「部長からお礼を言われるなんて珍しいのお~」 久「もう…失礼なこと言わないでくれる?」ハア まこ「冗談じゃ冗談!それより…」 久「それより、何よ?」 まこ「部長も変なトラブルに巻き込まれんようにな」ニヤニヤ 久「何言ってるの?まこ?」 まこ「いや、咲にも和にも何かしらのトラブルがあったんじゃから、あんたにあってもおかしくないと思っての」ニヤニヤ 久「ばかばかしい…それならまこにだって同じことが言えるじゃない」 まこ「それがそれは絶対ありえんのじゃ。なぜだかは分からんが、天からそう言われてるような…」 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 19 13.88 ID t92QiurL0 久「ますます荒唐無稽ね」 久「ま、万が一そういった事態になったとしても、普段通り冷静に対処する」 久「それだけでしょ?」 まこ「まあ、そうじゃな。すまんかったな変なこと言って」 久「まあ、別にいいけど…」 久「じゃあそろそろ午後の部いきましょうか」 まこ「ちょっと待ちんさい…残りのワカメを…」モフモフ 優希「いえーい!だじぇー!」 咲「今度はどこに行こうか迷うね」 和「その前にまたチーム決めですか?」 久「そうね。午後は午前より客が多いからなおさらね」 久「じゃあいくわよ」 グーチョキパーで別れましょ! 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 31 28.22 ID t92QiurL0 グー:和、まこ チョキ:優希、咲 パー:久、京太郎 まこ「(お…これはこれは…)」 久「…決まったわね(ぐ、偶然に決まってるわ!)」 優希「おー今度は咲ちゃんと一緒だじぇえ!」 咲「そうだね…ねえ、優希ちゃん、私まだスライダー乗ってないから乗りたいんだけど…」 優希「じぇ?別にかまわないじぇ!あのスライダーは何回のっても、たまらないじぇ!!」 和「染谷先輩、私たちはどうしますか?」 まこ「どうじゃのう…正直ちょっと疲れたけん、休みたいんじゃが…」 和「じゃあ、私は宮永さんたちとスライダーに一緒に行きますね」 優希「お、のどちゃんも一緒にくるかい?」 優希「でもあのスライダーにのどちゃんのおっぱいは耐えられるかどうか…分からないじぇ!」キリッ 和「もう優希には突っ込みませんよ…」 優希「む~のどちゃんつめたいじぇ~」 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 42 00.12 ID t92QiurL0 咲「じゃあ、三人で行こうか」 優希「そうときまれば、ダッシュだじぇ!!」ダッ 和「優希!プールサイドを走ったら危ないですよ!…って行っちゃいました」 咲「あはは…私たちも行こう、原村さん」タタ 和「ええ、行きましょう」タタ 久「…」 まこ「で」 まこ「あんたらはどうするんかの?」 久「そうねえ…」 京太郎「あの、部長…」 久「なにかしら、須賀君」 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 43 26.45 ID t92QiurL0 京太郎「さっきの三人とかぶるから言い出しづらかったんですが…」 京太郎「俺も今日一回もスライダー乗ってないんですよね」アハハ 京太郎「隣町のプールにしたのはどうしてもスライダーに乗りたかったってのもあるんですよ…」 京太郎「でも部長は午前中ずっとスライダーに乗ってたんですよね…」 京太郎「えっとその…」 久「別に私はスライダーでも構わないわよ」 京太郎「えっ?」 久「それに午前中ずっとスライダーに乗ってたわけじゃないわ」 久「スライダーに飽きたら適当に他のプールとかに行ってたから」 久「だから行きましょ?私に気を遣うことないわ」 久「慰安会っていっても須賀君が楽しめないのならそんなのこっちから願い下げよ」ニコッ 京太郎「ぶ、部長…ありがとうございます」 久「ん!じゃあさっそく行きましょうか」 まこ「お~気をつけての~」ニヤニヤ 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 08 52 50.93 ID t92QiurL0 ―スライダー階段下付近― 京太郎「おー遠くから見てもでかいと思ったけど、近くで見るとホントすごいな…」 久「そうね。長野にこんな大きなプールができるなんて思いもしなかったわ」 京太郎「じゃあ、早速並びましょうか…ってあれ?階段の下に三人ともいますね」 久「?どうしたのかしら。ちょっと行ってみましょうか」 ―スライダー階段下― 京太郎「おーい!咲ー!和ー!優希ー!」 優希「お!どうしたんだじぇ京太郎。もしかしてお前もこのスライダーに乗りたいのか?」 京太郎「ああ、そんなところだ」 京太郎「って、咲、どうしたんだ。そんなに震えて」 咲「ううう…」フルフル 久「いったいどうしたの?」 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 09 05 05.57 ID t92QiurL0 和「いえ…宮永さんこんなにスライダーが高いとは思ってなかったらしくて…」 咲「うう…こんな高いの無理だよお」 咲「それになんかこのスライダー…」 咲「作り全体が生き物みたいで…なんか今にも襲いかかってきそうで怖いよ…」 咲「まるで…この間読んだ小説に出てきた魔王みたいだよ…」ブルブル 久「(…魔王、ね)」 久「それじゃあ、和か優希、ちょっと咲をまこのところまで連れて行ってくれる?」 久「まこならさっきの場所で休んでると思うから」 優希「わたしはスライダーにまだ乗りたいじぇー」 和「しょうがないですね…まあ、でも私が行くつもりでしたし」 和「宮永さん?大丈夫ですか?立てますか」 咲「う、うん…なんとか…」 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 09 15 34.88 ID t92QiurL0 和「じゃあ行きますよ。部長、須賀君。優希のことよろしくお願いします」 久「りょーかーい!」 京太郎「おう、タコス女は俺に任せとけ!」 優希「こらっ!犬のくせに生意気だじぇ!!」ポカッ 京太郎「いてっ!やったなこのっ!」 久「こらこら、こんなところで暴れないの。他の人に迷惑でしょ」 久「それより順番はどうする?」 優希「もちろん私が一番手だじぇ!」 優希「麻雀でもなんでも一番手はおまかせあれ!」 京太郎「なんかその「おまかせあれ」ってお前が使うと違和感あるな?」 優希「そうか?まあとにかく私が一番手だじぇ!」 久「はいはい。じゃあ二番手は…須賀君、先に行っていいわよ」 久「(まさかトラブルなんてないと思うけど…先に須賀君を行かせたほうが間違いなく安全だしね)」 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 09 25 26.27 ID t92QiurL0 京太郎「ありがとうございます、部長」ジーン 久「いえいえ(なんか罪悪感あるわね…)」ニコッ ―スライダー階段中盤― 久「ふむ。やっぱりこの待ち時間は退屈ね…」 京太郎「そうですね…でもこの待ち時間があるから、スライダーに乗った時の喜びもひとしおなんですよね」 久「ふふっ。そうね。須賀君てホントに前向きよね」 優希「確かに犬はどんなにこき使ってもへこたれないじぇ…犬にしてはやるな…」ムム 京太郎「俺は犬じゃないっつーの!全く…」 久「あなたたち二人も仲いいわよねー」 京太郎「仲いってこいつがこんな風に絡んでくるだけで…」 優希「そうだじぇ!こいつはわたしの言うことを聞いてくれるから仕方なく相手してやってるだけだじぇ!」 京太郎「なんだ!そこまで言うことねえじゃねえか!」 331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 09 34 36.42 ID t92QiurL0 優希「む!なんか文句あるのかー犬のくせにー!」 久「ははっ…だからそれがうらやましいのよ」 京太郎「やめろ優希っ!ってえ?部長?」 久「だから、そんな風にじゃれあえるほど仲のいい、友達が欲しかったなあ、って」 久「私ね、あんまり同級生の友達がいないの」 久「慕ってくれる人はたくさんいる…と思うわ。それは学生議会長をやっててそう思う」 久「だけど親友、と呼べる友達はほとんどいない気がするわ…」 久「たぶん…まこ…ぐらいかしら。私の心の奥まで理解してくれてるのは…」 久「って私何語ってるのかしら」アハハ 久「なんか恥ずかしくなってきちゃったわ」 優希「…部長は私たちの部長だじぇ!」 久「え?」 すいません、体力の限界です…ストーリーはできてるんですが… 今から普通に寝ます。完結させるつもりですが、もし落ちてたらあきらめます。 応援、保守してくれた方々、ありがとうございました 376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 15 30 48.31 ID dZCPtpp20 お待たせしました。先ほど目が覚めました これまで保守、応援してくださった皆さん、ありがとうございます これからゆっくり投下していきます 一つお知らせなのですが、最初のほうで登場人物は清澄だけ、といいましたが、どうしても使いたくなったので使ったキャラがいます。 おそらく皆さんが期待するキャラではありませんが… それでは5分後ぐらいから投下します 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 15 36 21.04 ID dZCPtpp20 優希「だから、部長は私たちの部長だじぇ!!」 久「え、ええ…もちろん私はあなたたちの部長だけど…」 京太郎「優希…」 京太郎「部長…俺も優希の言うとおりだと思いますよ」 京太郎「優希の伝え方が下手くそすぎて何言ってるか分かんないかもしれないですけど…」 京太郎「部長、たぶんこいつはこう言いたいんですよ」 京太郎「『部長は今のままでも十分魅力的です』って」 京太郎「たぶん部長の抱えてる悩みは俺たちは解決できないと思います 京太郎「それに部長ほど頭のいい人間が解決できないことを俺たち馬鹿二人が解決できるとは思えません」 優希「む…馬鹿は余計だじぇ…」 京太郎「でも…それが部長の欠点だとしても、部長にはそれを補ってあまりある、むしろありすぎて迷惑なぐらい魅力をもってると思いま す」 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 15 42 19.65 ID dZCPtpp20 京太郎「さっき昼食を和と買いに行った時だって…」 京太郎「罰ゲーム、とか言って俺たちに気を遣ってくれましたよね」 京太郎「先輩の周りを冷静に見て的確な判断を下せるところ、いつも俺、かっこいいって思ってます」 京太郎「それに…俺たちは部長の親友にはなれませんけど…」 京太郎「先輩の悩みに親身に付き合ってあげられる後輩にはなれますし、そうなりたいと思ってます」 京太郎「きっと…俺たちだけじゃなくて咲だって、和だって…」 京太郎「みんな部長の力になりたいと思ってるやつばっかりです」 京太郎「こんなに親身になってくれる後輩が集まる部長に魅力がないなんて」 京太郎「和だったらこう言うと思いますよ『そんなオカルトありえません』って」 京太郎「だから…」 京太郎「先輩は今のままでいいんです」 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 15 53 02.89 ID dZCPtpp20 久「……」 京太郎「…先輩?」 久「……ふふっ」 優希「大丈夫かー部長ー?」 久「ええ、大丈夫よ。二人ともありがとう」 久「本当に嬉しいときとか感動するときって声が出ないっていうけど、まさにそれよね」 久「私は本当にいい後輩を持ったわ」 京太郎「…部長!」 優希「ふ!通訳御苦労!京太郎!私の部長への励ましの言葉を全訳したお前に感謝状を送ろう!」 京太郎「お前…あんな短いセリフで俺の苦労に並んだと思うな!」 優希「うるさいじぇ!京太郎!今日という今日は決着付けてやるじぇ!」 京太郎「お?やるってのか?やってやろうじゃねえか!」 ギャーギャーワーワー 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 03 22.14 ID dZCPtpp20 久「(須賀君ってば…泣かせてくれるじゃない)」 久「(ふふ…なんだか心が軽くなちゃった…)」 久「(須賀君って本当にたまにかっこいいのよね…)」 久「ねえねえ?」 優希「ふう、今日は私の勝ちにしておいてやるじぇ…」 京太郎「なんだそれ!意味分かんねえぞ!って何ですか?部長」 久「あなたたちって付き合ったりしないの?」ニヤニヤ 京太郎「え?!」 優希「じぇ?!」 久「いやーだからそんなに仲がいいもんだからもしかしたらって思ってね」ニヤニヤ 京太郎「そ、そんなわけないですよ!どこがいいんですか…こんな年中タコス食ってるような女の!」 優希「ムカッ!?なんだとーお前みたいな生意気な駄犬はこっちからお断りだじぇ!」 久「ふーん…そっかあ…じゃあ、私が須賀君の彼女に立候補しちゃおうかなー」ニヤニヤ 391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 08 56.15 ID dZCPtpp20 京太郎「ぶ、部長?」 優希「!だ、ダメだじぇ!京太郎が別にどうなろうとどうでもいいけど、私の言うことを聞かなくなるのは困るじぇ!」 久「別に優希の命令はそのまま聞き続けてもいいわ」 久「だから…須賀君?」ギュッ 京太郎、優希「「!?」」 京太郎「(うわ…部長、俺の腕に抱きついて…ていうかまた胸の感触が…うう…)」 久「ねえ…須賀君…私の…気持ちいい?」 京太郎「え、えっと…(いきなりどうしたんだ部長…というか感触が…やばいやばいやb)」 久「もし…私と付き合うなら…」 久「私のカラダ…好きにしても…いいのよ?」ギュッ 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 18 58.42 ID dZCPtpp20 京太郎「(うわ…胸の感触もそうだけど…なんか…部長の体エロすぎる…)」 京太郎「(和ほどじゃないにしても胸は結構あるし…というか今の感触からして、ホントに張りのある胸だ…)」 京太郎「(大胆な水着からこぼれおちそうな果実に…水に濡れて妖しく光った体……)」 京太郎「(ホント、なんで部長はこんなにエロいんだ…うう…)」 久「ほら…ここ触って…ね?…確かめてみて…?」 京太郎「え!?(え?部長?俺の手をつかんでどこに持っていくつもりですか?)」 久「いいわよ…須賀君なら…」 京太郎「(や…やばい!)」 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 29 17.73 ID dZCPtpp20 優希「だ、だめーーーーー!!「冗談よ」」 京太郎「あれ?」 優希「え?」 久「だから冗談。ちょっと二人が仲がいいから、からかいたくなっちゃって」アハハ 京太郎「」ポカーン 優希「」ポカーン 久「けど、私でも意外と男をひっかけられるのねー」アハハ 京太郎「っ!部長!からかわないでくださいよ!」 久「ごめんごめん。優希が可愛いからからかっただけ」 京太郎「やめてくださいよ…ていうか、原因は優希で俺はとばっちりですか…」 久「あら…須賀君は私とは付き合うのはいや?」 京太郎「え…あの…いや…」 久「そうよね…私みたいな女の子と付き合うなんてお断りよね…」ウルウル 404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 39 49.62 ID dZCPtpp20 京太郎「!そんなのことないです!部長は十分魅力的です!俺にはもったいないくらいですよ!」 久「ふふっ…須賀君ならそう言ってくれると思ってたわ」 久「(そう……そう誘導すれば…、ね…)」 優希「全く…たちの悪い冗談だじぇ…」ボソボソ 久「あら優希?私が須賀君と付き合ったら何かまずいことでもあるの?」 優希「ち、違うじぇ!だからそれは…」 久「だから冗談よ優希ったら可愛いんだから」アハハ 優希「うーなんか釈然としないじぇ…」 久「(……そう、からかっただけ、なんだから…)」 405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 40 52.79 ID dZCPtpp20 404 京太郎「そんなのことないです!」→京太郎「そんなことないです」 に訂正です。 406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16 48 15.10 ID dZCPtpp20 ―スライダー階段最上階― 京太郎「おーようやく俺たちの番だな!」 優希「なんかさっきより待つのが長かった気がするじぇ…」 久「まあまあ。お、さっそく優希の番ね。いってらっしゃい」 優希「む!よし!ここでスライダーにのって一気に波に乗るじぇー!」 係員「こちら滑られるのは初めてですかー」 優希「私は初めてじゃないから大丈夫だじぇ!気づかいサンキューなアラフォー係員殿」キリッ 係員「アラサーだよっ!って…大変失礼致しました…」アセアセ 係員「それではどうぞ」 優希「いっくじぇーー!!!」ヒュッ 京太郎「おーこんな風になってるのか…すげえなあ」 久「ホント何回乗ってもここ楽しいのよね」 京太郎「しっかし…これ高いなあ、何メートルぐらいあるんだ?」 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 17 01 40.00 ID dZCPtpp20 係員「(こーこちゃんが急にバイト代わってくれっていうから来たけど…)」 係員「(ここってカップルばっかりだよ…)」 係員「(うう…めげるなあ…)」 京太郎「すいませーん係員さん」 係員「は、はい、なんでしょうか」 京太郎「このスライダーホントに高いですよね?これって高さ何メートルぐらいあるんですか?」 係員「(急にバイト代わってもらったからそんなの知らないよ~)」アセアセ 久「(あれ…この係員どこかで見たことがあるような…?気のせいかしら)」 係員「え、えーと!大体えーと(う~いまどきの若い子にどう答えたらいいのか分からないよ~…)」 係員「(ええい!もうやけくそだよ!!)あ、思いだしました!」 京太郎「それで、何メートルぐらいなんですか?」 係員「君の…その彼女への思いのたけくらいかな…」フッ 416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 17 08 44.88 ID dZCPtpp20 京太郎「………」 久「………」 係員「えっと…これはスライダーの高さと彼女への思いのたけをかけてて…」 京太郎「………」 久「………」 係員「き、きっと彼氏さんは彼女のことが大好きなんだろうなーって……」 京太郎「………」 久「………」 係員「………」グスッ 京太郎「(やべ、泣かせちまった!!な、なんとかしないと…)」 久「(あら…泣いちゃったわね…というか早く滑らなくていいのかしら…偶然私たちの後ろには誰もいないからいいけど…)」 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 17 19 49.97 ID dZCPtpp20 京太郎「あ、あーそうなんですよ!僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」 久「(うわ須賀君…なんていい人なの…でもさすがにちょっとそれは苦しいんじゃ…)」 係員「ほ、ほんとですか?良かったー若い人ってこういう冗談通じるのか心配だったんです…でもほんとによかった…」 京太郎「(ふう…とりあえず、泣きやんでくれてみたいでよかった…)」 久「(なんて単純な人なの…ていうか、やっぱりこの人どこかで見たような…)」 係員「あ…す、すいません。スライダーですよね?」 係員「このスライダーは安全のため、前の人が下に着いてから次の人のスタートになります」 係員「そこの金髪の子はスライダー初めてだよね?ここに滑り方が書いてるから読んでおいてね」 係員「(ふう…危うく醜態を見せるところだったよ…こーこちゃんにあとで絶対に文句言ってやる!)」 425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 17 30 02.82 ID dZCPtpp20 ?「おーい!!こっかっじプロー!」 京太郎、久、係員「「「!?」」」 係員2「おーい福与プロから、アラフォープロはもうへばってるだろうから交代してあげてって頼まれて来たよー!」 係員1「ちょ、ちょっと!三尋木プロ!!」ヒソヒソ 係員2「もう~なんだよ~せっかく代わりに来てやったのにさあ~」ヒソヒソ 係員1「なんだよ~じゃありませんよ!なんで本名で呼んでるんですか!本名はまだいいとしてプロとかつけたらいろいろとばれるじゃな いですか!」ヒソヒソ 係員1「それにアラフォーじゃなくてアラサーです!この子たちが勘違いしたらどうするんですか!」ヒソヒソ 係員1「それになんでバイトに着物で来てるんですか!あーってもう突っ込みどころ多すぎるよ!」ヒソヒソ 係員2「も~細かいこと気にしすぎだって~小鍛冶プロー」ヘラヘラ 係員1「っていうかもう小声で話すつもりもないんですか!?」ヒソヒソ 係員2「もう~しゃねえなあ~私が説明するから見ときな~」 427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 17 31 16.96 ID dZCPtpp20 425 こーこちゃんはプロじゃなくてアナウウサーでした。書きこんだ瞬間気付いた。脳内保管頼む 429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 17 40 47.60 ID dZCPtpp20 係員2「おーい君たちー!おいてきぼりにしちゃってごめんねー?」 京太郎「いえ…別に大丈夫ですよ…(なんだこの人…着物でバイト来たのか…?このプールのバイトは変な人ばっかりなのか?)」 係員2「いや~さっきのは気にしないでね~プロとかただのあだ名だから~」 久「いえ、説明は不要です、小鍛冶プロ、三尋木プロ」 すこやん「え!?」 三尋木「ふ~ん私たちのこと知ってるんだ~そりゃ光栄だね~♪」 すこやん「光栄どころか…もうただの恥さらしだよ…」ズーン 久「ちょっと雑誌等で見かけたことがありまして…それでそのプロがなんでこんなところで働いてるんですか?」 すこやん「それにはちょっと…事情があって…(ていうかこーこちゃんはなんでここで働いてるのかな?)」 三尋木「まあ~どうでもいいじゃん~?てか、さっきなんか三人とも揉めてなかった~?」 すこやん「見てたの!?だったら助けてよ!」 三尋木「あはは~なんか小鍛冶プロの慌ててる姿が面白くてね~」 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 17 53 42.66 ID dZCPtpp20 三尋木「で、小鍛冶プロのつまらないギャグで君は笑ってあげたんだって?えっと…」 京太郎「須賀です。須賀京太郎です」 三尋木「須賀君か~まあ京太郎でいいや。そっか~京太郎はすこやんのつまらないギャグを笑ってあげたんだ~」ニヤニヤ すこやん「そんなに早くから見てたんだ…ってそんなことないよ!この人…えと…須賀君はそんな人じゃない、絶対そうだもん!」 三尋木「ん~どうだかねい…京太郎、小鍛冶プロのギャグは面白かったかい?」 京太郎「(ここで面白くなかったって言ったら泣かせることになるな…別にどうでもいいけど、泣かせるのは嫌だな…しかも大人を…)」 久「(なんなのかしら…もういいから早くスライダーに乗りたいわ…)」 京太郎「(…よし)はい!とても面白かったですよ。俺の先輩への想いそのままだったので、なんの違和感なく受け入れられましたし」ニコッ 三尋木「へ~」ニヤニヤ 久「(須賀君も平気な顔して嘘つくのね…人って怖いわねー…っていうか三尋木プロはいったい何が目的なのかしら…)」 すこやん「ほら!やっぱり須賀君がそんな人じゃないでしょ?分かったらさっさと三尋木プロ交代してください!」 三尋木「そっか~そんなに二人は愛し合ってるってわけか~」 三尋木「だったらあたし二人がちゅーしてるとこ見てみたいなー!」 今終盤書きためてるんだが、自分で書いてて鼻字でそう 440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 08 37.69 ID dZCPtpp20 京太郎「?!」 久「(…は?)」 京太郎「え…ちょっと…なんでそうなるんですか?」 三尋木「ん~いや~小鍛冶プロのギャグに共感した人あんまり知らないからさーきっとよっぽど共感するほどの愛だったんだな~って」 三尋木「だから、その愛確かめてみたくね?知らんけど」 すこやん「ちょっと、三尋木プロ!」ヒソヒソ 三尋木「もう~今いいところでしょ~見てなかったのかいい?」ヒソヒソ すこやん「私たちバイトの身なんですよ??こんなことしてクレームつけられたら…」ヒソヒソ 三尋木「ちょっとぐらい大丈夫だってー。知らんけど。それに小鍛冶プロ見たくないのかい?」ヒソヒソ 三尋木「高校生のカップルのちゅーだぜ?もしかしたら今後の婚活の参考になるかもしれんよ~?(ま、たぶん参考にならないだろうけど ねい)」ヒソヒソ すこやん「…………………………!」 すこやん「(それは…ちょっと見てみたいかも…でも…)」 442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 13 00.98 ID dZCPtpp20 すこやん「(ってでもとか言ってる余裕が私にあるの?…………このまま…こーこちゃんに馬鹿にされ続けてホントにアラフォーになって …)」 すこやん「(私は追い詰められているの…だから…ちょっとくらい…いいかな?それにこの二人付き合ってるんだよね?だったら別にキス ぐらいしても問題ないはず…)」)」 京太郎「はあ、もういいですか?そろそろスライダーを…」 すこやん「…」 すこやん「…キス…」ボソッ 京太郎「…え?」 すこやん「だから、キスして見せてほしいなって…」 すこやん「「僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」」って言ってたよね? 京太郎「(なんだこの無駄にすごい記憶力は…)」 すこやん「だから…証明してくれないかな?」 京太郎「あ、あの、それはちょっと…人前だし、よくないですよ…」アセアセ すこやん「う…ぐすっ…。私のギャグに共感してくれたのは嘘だったの…?」ウルウル 445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 21 03.17 ID dZCPtpp20 京太郎「(なんだこの状況は…ていうか部長はさっきからなんで黙ってるんだ?)」 三尋木「(う~んなかなか小鍛冶プロも演技がうまいねえ~)」ニヤニヤ すこやん「うっ…ううっ…やっぱり嘘だったんだ…」グスン 京太郎「あー分かりました!!やりますよ!やればいいんでしょ!!」 久「ちょ…」 久「須賀君、本気?」ヒソヒソ 京太郎「このままじゃ埒があきません。大丈夫です、あくまでする『フリ』にしますから…」ヒソヒソ 久「…分かったわ…お願いね」ヒソヒソ 三尋木「(見たところこの二人は絶対付き合ってないねえ~でも…もうひと押しな気がするんだよねい~)」 三尋木「(せっかくだからこの三尋木プロがひと夏の思い出をプレゼントしてあげちゃうよ~)」ニヤニヤ すこやん「………」ワクワク 京太郎「部長…俺の陰に隠れてください…なんとか見えない角度で演技しますから…」ヒソヒソ 久「わ、分かったわ…」ヒソヒソ 448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 28 01.37 ID dZCPtpp20 京太郎「(よし…この角度なら見えにくいはず…)」 京太郎「(けど適当にやって文句つけられたら何回もやり直しとかありそうだから、割と真剣に…)」 京太郎「(よし。やるぞ…!えっと…まず…そもそもキスってどうやって始めるんだ?…経験もないし全く分からん…)」 久「(まさか三尋木プロがこんなことを企んでいたなんて…まったく可愛い顔してなることがいやらしいわね)」 久「(それにしても…キスって…どんな感じなのかしら?ま、まあフリだし関係ないんだけど…)」 三尋木「ん~どうしたの~?早くしないとすこやんが年をとりすぎて還暦になっちゃうよ??」 すこやん「アラサーだよ!っていくらなんでも60はひどすぎるよね?!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 32 41.59 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 優希「ふ~やっぱりあのスライダーは最高だじぇ!」 優希「時間もあるしもう一回行くじぇ~♪」 優希「ってあれ?」 優希「階段に看板がかかってるじぇ…」 優希「なになに…『本日のスライダーは終了致しました。またのお越しをお待ちしております』」 優希「そうか…部長で最後だったんだじぇ~…」 優希「まあ、仕方ないから、一旦皆のところに戻るじぇ!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 33 37.22 ID dZCPtpp20 ―スライダー最上階― 京太郎「(くっそー…俺たち意外になんで誰もいないんだ?!おかしいだろ…閉館時間は5時だぞ?!まだ3時にもなってないのに…)」 久「(…須賀君何考えてるのかしら…ちょっと悩んでるような顔してるわね…)」 三尋木「(ま~ホントは仕事サボるために看板かけたんだけどねい~なんか面白そうだったから一石二鳥かなー)」 すこやん「(まだかなあ…)」ワクワク ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 40 06.00 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 優希「おーいみんなー!」 和「ふわあ…あ、優希、スライダーはどうしたんですか?部長と須賀君は?」 優希「それがかくかくしかじかで…」 和「にわかはならんよ、というわけですね」 和「なるほど、じゃあ部長たちが帰ってくるまでのんびりしましょうか」 咲「zzz…」 まこ「ぐー…がー…」 優希「二人ともぐっすり寝てるじぇ…」 和「なんか二人を見てると私も眠くなってきちゃって…」 和「優希も少し寝ませんか?」 優希「うーん…私はいいじぇ!他の場所を探検してくるじぇ!!」 和「そうですか…じゃあ…おやすみ、なさい…」 和「…zzz…」 454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 41 52.88 ID dZCPtpp20 優希「あっ…あっと言う間に寝ちゃったじぇ…」 優希「一人で探検してもたぶんつまらないじぇ……うむ…こうなったら…」 優希「私もねるじぇ!!」 優希「…zz…zz」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 450 意外→以外で訂正。書き込む前にチェックしてるんだが、たまにやってしまう 456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 18 53 43.20 ID dZCPtpp20 ―スライダー最上階― 京太郎「(う…仕方ない…やるしかないよな…まずえと…部長に近づかないと…手をつかめばばいいのか…?)」 京太郎「(それで…顔を近づけるために軽く腰を…)」グッ 久「(あっ…須賀君に手首つかまれちゃった…けっこう須賀君力あるのね…)」 久「(…反対の手で腰を…なんかこれ、無理やりせまられてるみたいだわ…)」 久「(というか…須賀君…顔近い…)」 久「(こうして見ると須賀君ってホント綺麗な顔してるわよね…)」 久「(まつ毛も長くて…適度に筋肉もあって…頼りになって…)」 久「(……って私は何を考えてるの?!相手は後輩なのよ?!しかも意味不明な状況なうえにフリだし!)」 京太郎「部長…いきますよ?」 久「う、うん…」 三尋木「ん~?」 すこやん「どうかしたんですか?三尋木プロ?」 三尋木「いや~彼女のことを部長って呼んでるからさあ~どうしたのかなって」ニヤニヤ 459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 03 05.16 ID dZCPtpp20 457 書きためしつつなので…できるだけ急ぎます 京太郎「(やべ!?付き合ってないってばれたか!?)」 すこやん「まあ、普通のカップルって名前で呼び合う…んだよね…うん(そんなことも分からない私って…)」グスッ 京太郎「…部長ごめんなさい。今だけ名前で呼びますね」ヒソヒソ 久「え、ちょ、ちょっといきなり…」ヒソヒソ 京太郎「久先輩…」 久「っ!」 京太郎「キス…していいですか…?」グイッ 久「(え?なになに?なんなの?なんでこんなに須賀君乗り気なの?もしかして…私とキスしたいとか…?)」 久「(いつのまにか腰にあった手が首まで移動してるし…須賀君なんか手慣れてるみたいな…)」 久「(うう…須賀君本気すぎるわよ…ドキドキしてきちゃったじゃない…)」 すこやん「…//」ドキドキ 京太郎「(よし、あと一歩でキスの『フリ』が完成するぞ…)」 京太郎「(けどちょっと雰囲気なさすぎかな…?)」 京太郎「(これじゃまた三尋木プロに突っ込まれるかも…)」 461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 05 04.99 ID dZCPtpp20 京太郎「(それに部長もなぜか緊張しちゃってるみたいだから、少しリラックスしてもらう意味もこめて…よし…)」 京太郎「久先輩…可愛いですよ…」 久「ふえっ?」 京太郎「だから…可愛いって言ってるんです」 久「ちょっと須賀君?!急にどうしたの!?」ヒソヒソ 京太郎「先輩の髪…綺麗ですね…それにとってもいい匂いがする…」 久「あ、あの…//」 京太郎「肌も綺麗で…咬み付きたくなる…」 久「ちょ…(何言ってるの須賀君?!なんでそんな恥ずかしいこと言うの?!)」カアーッ 京太郎「久先輩は…俺とキスするのいやですか…?」 久「べっ別に嫌とかじゃ…(って何言ってるの!私!ああでも嫌って答えたらだめなのよね…それに実際に嫌じゃないような…ってまた何言ってるの私!)」 京太郎「じゃあ、キスします…」 久「(~!ちょ、ちょ、ちょっと!顔、近いすぎよ!!ってそりゃキスだから当たり前なんだろうけど!)」ドキドキ 465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 11 16.46 ID dZCPtpp20 久「(このまま須賀君にキスされちゃうの?え?フリはどうしたの?)」 京太郎「(部長…顔真っ赤にして…あたふたして…なんだこれ…ギャップが…可愛すぎるだろ…)」 久「(あ…ダメ!キスされちゃう…!)」チュッ 久「(ってあれ?)」 京太郎「終わりましたよ部長…」ヒソヒソ 京太郎「鼻と鼻をぶつけるだけでしたけど…(あやうく本当にキスするところだった…部長の体エロすぎるんだよな…)」ヒソヒソ 京太郎「たぶんうまくいったと思います…」ヒソヒソ 久「」 三尋木「ん~なかなかすごいちゅーだったねい、ねえ、小鍛冶プロ?」 すこやん「ええ…///最近の高校生はこんなに情熱的なキスをするんですね…//」 すこやん「いつか…私も…」ボソボソ 468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 16 43.89 ID dZCPtpp20 三尋木「ん~じゃあ私仕事に戻るから、小鍛冶プロは帰っていいよ~」 すこやん「やっと帰れるんですね。まあ…いいもの見れたので許します」 すこやん「お二人とも私のわがままに答えてくださってありがとうございました」 すこやん「じゃあ、三尋木プロ、あとは任せましたね、では」 三尋木「任せて~」 三尋木「ん~じゃあ私も仕事を終わらせて帰るとしようかねい~」 三尋木「って言っても君ら二人を滑らせるだけだけどねい~どっちが先に滑んの~?」 京太郎「あ、俺からでお願いします」 三尋木「ほい、一応説明しとくねーなんかこれはボディースライダーってやつらしくて、背中付けて足はスライダー側に向けて滑るらしいよ~まあ、別に言わんでも分かるよねえ」 三尋木「けっこう長いらしいから楽しんできてねい~」ドーン 京太郎「うわっ!(この人に今思いっきり押されたぞ…)」ヒューン 三尋木「さて…いつまで放心してる気だい~そこの部長さん~?」 469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 22 19.76 ID dZCPtpp20 久「…よく言いますね、けしかけたのは三尋木プロじゃないですか」 三尋木「まあ~?確かにけしかけたのは私だけど?」 三尋木「なんかその割には部長さんまんざらでもなかったような顔してたけどねい」ニヤニヤ 久「なっ」カアッ 三尋木「本当にキスしてもらえなくて残念だったかい~?」ニヤニヤ 久「っ!」 三尋木「あの男が好きならさっさととっちゃわないとだめだよ~なかなかよさそうな男だったしねい~」 久「!ええ、でも三尋木プロには関係ない話だと思います」 久「(このスライダーは結構長いから…須賀君が下に着くまでもうしばらくかかるわね…)」 久「(このプロとはあまり一緒にいたくないからすぐにでもスライダーに乗ってしまいたいけど……仕方ないわよね…)」 久「(…ていうかこのプールのトラブルが多いのってまさかこの人のせいなんじゃ…ってそれはないか)」 三尋木「あれ~なんか私とはあんまり一緒にいたくないって顔してるねい~」 久「いえ…三尋木プロの気のせいじゃないですか?」ニコッ 三尋木「ふむふむ。じゃあ望み通りにしてあげるよ~」ドンッ 久「えっ…」ヒュー 473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 29 02.78 ID dZCPtpp20 ―スライダー進行中 久― 久「(三尋木プロに私はスライダーの中に…まあ結果オーライよね…)」フウ 久「(あのままあそこにいたらなんだか気が狂いそうだったわ…)」 久「(…もう、なんなのよもう!このイライラは!)」 久「(とりあえず、今はのんびりこのスライダーを降りましょう)」 久「(………なんなのよ、もう…)」 久「(ていうかまこの言うとおりになっちゃったわね…)」 久「(須賀君にも迷惑かけたわね…下に着いたら、ちゃんと謝らないとね)」 474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 29 32.87 ID dZCPtpp20 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「っていうかこのスライダー長いなースピードもあるし…ボリュームたっぷりで最高だぜ!」 京太郎「ホント、今日皆を誘ってよかったな…」 京太郎「(咲の新しい一面を知れたし…和に少し信用してもらえたみたいだし)」 京太郎「(優希は…あんま変わらないか。でももともと仲よかったしな)」 京太郎「(それに部長の悩みも聞けたし…あんなに完璧そうな部長でも悩みがあるって知ってびっくりだったな…)」 京太郎「…というか、さっきはとんでもないことに巻き込まれたな…」 京太郎「きっと俺なんかにせまられて…部長はいやだったんだろうな…」 京太郎「なんか落ち込んできたぞ…」ズーン 京太郎「下に着いて、部長が来たらすぐに謝ろう…」 京太郎「はあ…」 477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 36 52.29 ID dZCPtpp20 ―スライダー進行中 久― 久「だいぶ進んだわね…ってまだ半分も行ってないのね」 久「ホント何回乗ってもこのスライダーは最高だわ、水が冷たくて気持ちいいし」 久「…それにしてもなんか水の量がさっきより少ないような気がするわね…」 久「あの係員二人にはクレームつけてやるわ!絶対よ!」 478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 37 17.48 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 和「ふわ~ぁ…よく、寝ましたね…」 和「他の皆はまだ寝てるみたいですね…」 和「あれ?優希も寝てる…結局探検には行かなかったんですね…」 和「…」フワア 和「もうひと眠りしましょうか…」 和「(そういえば…部長と須賀君は…遅いですね…)」 和「(まあ、大丈夫ですよね。今まであの人に任せてダメだったことはありませんし…)」 まこ「…や、やめるんじゃ…それは…わしのわかめじゃ…」グーガー 和「(染谷先輩…一体どんな夢を見てるんでしょうか…)」 和「(………)」 和「zzzz」 482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 19 43 56.65 ID dZCPtpp20 ―スライダー最上階― 三尋木「ん~これで私の仕事は終わったねい~感謝しなよー福与アナウンサー!小鍛冶プロー!」 三尋木「それにしても…」 三尋木「さっきのあの子可愛かったな~恋する乙女ってやっぱいいよねえ~」 三尋木「というか~あんまり一緒にいたくないって顔してるとか言ったけどー」 三尋木「それは私も同じなんだよねー」 三尋木「だってあの子なんかすっごい寂しそうだったもんねい~」 三尋木「あんなのといたらこっちも精神すり減っちゃうよ~」 三尋木「だからつい無理やりスライダーに落としちゃったけど~…」 三尋木「まあ、ぶつかることはないよはずだよねえ、十分な間隔はあったし~知らんけど」 三尋木「…ってあれ?なんか…スライダーの水…止まってね?」 488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 19 51 39.71 ID dZCPtpp20 三尋木「……」 三尋木「いや、知らんし。」 三尋木「ん~一応直してみるかー」 三尋木「ここをこうやって…ん~?これをひねったらいいのかいー?」 バキッ 三尋木「……」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 三尋木「わ、私は知らんし。」 三尋木「ん~さっさと退散するよータイムカードは事前に盗んどいた小鍛冶プロのを入れて~」 三尋木「これであの時間に係員やってたのは小鍛冶プロだよねい~」 三尋木「よし、じゃあ帰りますか~」 496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 20 05 07.70 ID dZCPtpp20 ―スライダー進行中 久― 久「ちょっと…なんだか水が凄い減ってきてる気がするんだけど…」 久「どういうことなの!?まさか三尋木プロの仕業とか?」 久「(んーまあいくらあの人でもそれはないか…常識はずれな人だけどさすがに犯罪まがいのことはしないはず…)」 久「(まあ高校生カップルにキスを強要したりスライダーに人を突き落としたり、犯罪スレスレな気がするけど…)」 久「(まあ、ということは…やっぱりこのプール故障が本当に多いのね…)」 久「(一回ニュースで取り上げられたんなら直しなさいよ!何考えてんの?このプールの経営者は?!)」 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「おい…なんだかさっきより水が減ってないか…」 京太郎「おい…まさかニュースでもやってたけど…スライダーの水が止まったとか?」 京太郎「…さっきも流れるプールの流れが止まったしな…十分ありうるぞおい…」 京太郎「このままじゃ平らな所にいったら止まっちまうぞ…」 497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 20 09 45.09 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 優希「んーーん、よく寝たじぇ…」 優希「んー…」 優希「皆まだぐっすり寝てるじぇ…」 優希「私が言うのもなんだけど、よくこんな場所で寝れるじぇ…」 優希「そう言えば京太郎と部長がいないじぇ…」 優希「スライダーはもうとっくに終わってるはずだし…二人で遊びに行ったのかもしれないじぇ…」 優希「ふわー…」 優希「なんかまた眠たくなってきたじぇ…」 和「んー…そんな約束できません…」スースー 優希「のどちゃん、寝言かい?」 優希「どんな夢見てるんだじぇ…」 優希「……寝るじぇ」 優希「…zz…zzz」 504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 20 20 14.75 ID dZCPtpp20 ―スライダー停止中 久― 久「ちょっと…完全に水止まったわよ…」 久「いまは下りだから、なんとか進んでるけど…さすがにスピードは落ちるわね」 久「っていうか…須賀君もどこかで止まってたりするのかしら?」 久「…何考えてるの?須賀君が別にどこで止まってようが関係ないでしょ?」 久「ただ…私は部長として心配なだけで…」 久「…」 ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「おい…完全に平らなとこにきちまったぞ…」 京太郎「水も止まったし…やっぱりこのプール管理がずさんなんだな…」 京太郎「でも、俺がまだ下に着いてないから、まだ部長は外にいるはず…」 京太郎「だから部長がきっとなんとかしてくれるよな。それまで自分で進まないと…」 京太郎「全然進まねえ…ていうかこれ停止してるよな…?」 京太郎「マジかよ…一体いつになったら復旧するんだ?」 507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 20 27 02.59 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 咲「うーん…よく寝たなあ…」 咲「まだ少し眠いや…」フワー 咲「しばらくプールに入ってなかったから、すっかり体が乾いちゃったよ…」 咲「ん…そういえば京ちゃんと部長はどこに行ったんだろ?」 咲「あ…思いだした…あのスライダーで私怖くなって…」ブルブル 咲「まだあの二人スライダーにいるのかな…?」 優希「むーやめてくれ…タコスをいじめるのはやめてほしいじぇ…」スピースピー 咲「優希ちゃん…寝言かな?タコスって…食べ物だよね?夢の中では人になってるのかな?」 咲「どんな夢なんだろ…」 咲「まあ、いっか…」 咲「もう少し寝よう…」 咲「………」 咲「……」スースー 511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 20 36 00.71 ID dZCPtpp20 ―スライダー停止中 久― 久「…」 久「とにかく今はさっさとここを出ることね」 久「三尋木プロがきちんと対処してくれるとは思えないし…」 久「……」 久「よし、かなりの下りになったわ。滑り台の要領で一気に進めるわ!」 久「せーの」ズルッ 久「…!って須賀君?!」 久「ちょ、ちょ、ちょ、と、止まってー!」ジタバタ 516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 20 40 04.83 ID dZCPtpp20 ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「とりあえず……のんびり進むか……」 京太郎「ん?」 「と、止まってー!!」 京太郎「え?部長の声?どうしてだ?」 京太郎「って!え?!部長?」 京太郎「(ちょ、部長がものすごい勢いでこっちに来る…ってそんなこと考えてる間に…!)」 京太郎、久「「(ぶつかる…!!!!)」」 ガンッ! 518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 20 42 54.61 ID dZCPtpp20 ちょっとお風呂とご飯いってきます 21時30分ごろに再開します 542 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 33 13.48 ID dZCPtpp20 再開します。保守してくれた人たち、応援してくれた人たちありがとう。ワカメのターンになったのは偶然です。お昼寝の順番的にそうなるんです ― 一方 ― まこ「んん~!よく寝たのう…しっかし、皆よく眠っとるのお…」 まこ「(まあ…午前中たっぷり遊んだけんの…それに昨日は買い物にもいったらしいからの…)」 まこ「(疲れても仕方ないかのう…)」 まこ「そういえば部長はどこにおるんじゃ?京太郎とまだスライダーいっとるんか?」 まこ「…まさか本当にトラブルに巻き込まれとったりしての…」ハハ まこ「(まあ、さすがにないじゃろ…)」 咲「んーお姉ちゃん、私のプリン食べないでよ~…ううっ…」スースー まこ「寝言か…?」 まこ「(そういえば咲は姉に会いに行くために全国目指しとるって言っとったの…)」 まこ「(…わしにとっては麻雀は生きていく上での手段じゃったが…)」 まこ「(こうして麻雀でお互い分かりあおうとする人もいるんじゃの…)」 まこ「(…頑張ってな、咲。わしも精一杯フォローする)」 まこ「それにしても…咲はどんな夢見とるんじゃ…インターハイチャンピオンのイメージが崩れるのお…」 548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 41 39.69 ID dZCPtpp20 ―スライダー内― 久「(…あれから下りを思い切り進んだ私は平らなところで停滞してた須賀君に直撃した)」 久「(どうやら、私の足が須賀君の脳天にクリーンヒットしたみたいで…)」 久「(須賀君を気絶させてしまった…いくら揺らしても起きないわ…ごめんなさい須賀君)」 久「(しかも…ぶつかったときの衝撃で腰に巻いてたパレオが…向こうに飛んで行ってしまったわ…)」 久「…」 久「い、今のこの状況を整理しましょう」 久「あ、ありのままに起こったことを…い、いま…」 久「なんて言ってる場合じゃないわ…」 久「…」 551 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 45 51.70 ID dZCPtpp20 久「(わ、私の、パレオに、須賀君が思いっきり顔をうずめてる…)」 久「(足をこんなに開くなんて…恥ずかしすぎるわ…うう)」カアッ 久「(し、しかも…パレオはさっき流されちゃったから…)」 久「(ちょ、直接…って水着はあるけど…でも恥ずかしい…)」 久「(しかももともと狭いスライダーなのに思いっきりぶつかったから…ほとんど身動きがとれないわ…)」 久「(どうしよう…!)」 552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 49 48.72 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― 三尋木「今頃あの部長さんはうまくやってるかねい~」 三尋木「そういやあのスライダー直ったかなー?」 三尋木「ま、知らんけど」 三尋木「(そう言えば看板外すのも係員の交代をお願いするのも忘れてたねえー)」 三尋木「……」 三尋木「うーん、暇だから小鍛冶プロまたいじって遊ぶかな~♪」 ピポパ 三尋木「……」 三尋木「あ、小鍛冶プロ~?今暇かい?」 555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 55 01.43 ID dZCPtpp20 すこやん「ええ…福与プロに頼まれたお仕事も終わったので今は家でのんびりしてるけど……」 三尋木「りょーかーい!んじゃ今から家に行くから待っててねい~♪」 すこやん「え?!ちょ、ちょっと三尋木プロ!?」 ツーッツーッツーッ すこやん「もう…こーこちゃんも三尋木プロも皆勝手だよね…」 すこやん「ってあの人なんで私の家知ってるの!?」 557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 21 59 50.97 ID dZCPtpp20 ―スライダー内― 久「(…須賀君起きないわね…起きなくていいんだけど…)」 久「(っていうか早くこの姿勢をなんとかしたいわ…だってこの姿勢…)」 久「(いやいや!言わないけどね!でも須賀君の息の熱が…下半身に…集まって…)」 久「(うう…お願いだから須賀君起きないでよ…!)」 久「……」 久「はあ…」 久「それにしても本当にまこの言う通りになちゃったわね…」 久「いつも通り冷静に対処する…か…」 久「こんな状況でできるわけないじゃない…ていうか動けないし…」ハア 久「それにしても暑くなってきたわね…ってっ??!!!」 558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 00 14.00 ID dZCPtpp20 久「(須賀君が寝がえり打とうとして…顔動かしてる…)」 久「(やだ…動かないで…お願い…)」 久「(そんなに動いたら…)」 久「ちょ…(う、動きすぎよ……なんなの!?なんなの!?これじゃまるで私須賀君に…)」 久「(…されてるみたいじゃない…)」 久「~~~~!!!」カアッ 久「(なし!今のはなしよ!あり得ない!そんなオカルトありえません!)」 京太郎「ん…」 久「(やばっ…須賀君まさか…起きた…?)」 559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 00 35.53 ID dZCPtpp20 京太郎「ぶ…ちょう…」 久「な、なにかしら?」 京太郎「俺たちが…いっしょに…います…よ…」 久「…寝言?」 久「(っていうか気絶してる時も寝言って起こりうるの?寝言って名称もおかしいかしら…)」 久「(っていうか…ほとんど私のせいで気絶させられたようなものなのに…)」 久「(私のこと…気遣ってくれてる…?なんて…)」 久「須賀君…」ドキッ 久「(えっ…?何ドキッって…)」 久「(…きっと何かの思い違い…怒気、そうねきっと怒気のことだわ)」 久「(こんな狭い場所に、こ、こんな体勢で閉じ込められたら、そりゃ怒りたくもなるわよ!)」 568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 09 41.48 ID dZCPtpp20 久「(……)」 久「(須賀君…髪の毛サラサラ…)」 久「(肌も…綺麗よね…筋肉もちょうどいい具合についてるし…)」 久「(さっきは緊張してて気がつかなかったけど…なんだか甘いかおりがするわ…何かつけてるのかしら…)」 久「(言うまでもないんだけど…須賀君ってカッコいいわね…)」 久「(いっつも皆からの扱いはひどいから…って私がそれをいっちゃだめよね)」 久「(そのせいであんまり考えてなかったけど…)」 久「(綺麗な顔してるわ…)」 久「(こんなに須賀君が気になるなんて…馬鹿みたい!って誰よ、今の)」 久「」ドキドキ 久「(なんか急に胸が苦しくなってきたわ…この狭い空間で暑いのもあるんでしょうけど…)」 569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 10 25.83 ID dZCPtpp20 久「(!また、須賀君が動いて…)」 久「(うう…あ、当たってるわ…//)」 久「(す、須賀君の顔が私の…私の…わ、…)」 久「(ううっ…//)」 久「(言えないわ!女の子の口からそんな…)」 久「(さっき何ってナニに決まってるじゃないとか言おうとしてたって?知らないわよ!そんなの!)」 久「(や…んっ…ちょ、動きすぎ…)」 久「(す、すがく…)」 京太郎「ん…」 久「(…起きちゃった?)」 京太郎「ぶちょう…」 久「っ」 571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 10 46.54 ID dZCPtpp20 久「(……むり…)」 久「(…もう…むり…)」 久「(体が暑くなって…頭がぽーっとして…下半身に凄い熱が集まって…)」 久「(須賀君がそこを刺激して…)」 久「(きっと…今私の下の水着、凄いことになってるわ…は、恥ずかしくて言えないけど…)」カアッ 久「(仕方ない、わよね?)」 久「(こんな状況想定外なのよ…)」 久「(ごめん須賀君、少し…だけ…)」 ギュッ 576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 17 32.49 ID dZCPtpp20 ― 一方 ― ピンポーン! すこやん「はーい!今開けるからちょっと」 ガチャ 三尋木「おう~小鍛冶プロー来たよ~」 すこやん「え?!なんで今開いたの!?鍵しまってたよね?!」 三尋木「もう~また小鍛冶・アラフォー・プロは細かいんだから~」 すこやん「いやいや限度があるよね?!っていうか何その変なミドルネームは!?」 三尋木「いや~小鍛冶プロにも二つ名がほしいと思ってねい~今いろんなところでこの名前広めてるんだよ~?」 すこやん「金輪際やめて!それにアラサーだよ!!って何度言わせるの??」ハアハア 三尋木「もう~そんなに怒ったら疲れちゃうぜ~すこやん~?」 三尋木「分かったよーこれからは小鍛冶・アラサー・プロで広めとくからさあ~」 すこやん「それもなんかやだ!ていうかその名前にするメリットはあるの?!」 578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 18 58.50 ID dZCPtpp20 三尋木「ふ~やっと落ち着いたかい~小鍛冶プロ~?」 すこやん「まったく…ホントに誰のせいだと思ってるか分かってるの…」ブツブツ すこやん「みんなして私をいじめるんだから…」ブツブツ 三尋木「いや~ごめんごめん。機嫌なおしてよ~すこやん~」 すこやん「…すこやんでも小鍛冶プロでもいいけど、呼び方統一してくれないかな?」 すこやん「なんか変な違和感があるから…」 三尋木「ん~じゃあすこやんで~これでいいかい?」 すこやん「まあ、いいよ…」 すこやん「あ、遅くなりましたけど、バイトお疲れさまです。わざわざ代わっていただいて、ありがとうございいました」 三尋木「お~い?私とすこやんの仲だろ~?気にすんなって!バイト代は全部もらっとくからさ!」 すこやん「なんですか、私たちの仲って…ってがめつい!?お金もちなのになんでそんなにがめついの?! 581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 22 49.50 ID dZCPtpp20 ―スライダー内― 久「(とりあえず…須賀君の首に手をまわして抱きついてしまったわ……)」 久「(そんなつもりはなかったのよ…)」 久「(…でも温かい…)」 久「(実際はすごく暑いわ、この狭い空間で水が止まっちゃったから…)」 久「(でも須賀君に抱きついてると…なんか…ポカポカする…)」 久「(……)」 久「(今気がついたんだけど…)」 久「(須賀君に抱きつくためには体勢からして首に抱きつくしかなかったんだけど…)」 久「(これって…須賀君の顔を自分で押しつけてることになるわよね…)」カアッ 久「(わ、私ただの変態じゃない!)」 久「(い、いやでも須賀君が寝がえりを打たないように自制できるから、さっきより安定するわよね…)」 久「(…)」 583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 26 29.13 ID dZCPtpp20 久「(あんまり考えたくなかったんだけど…)」 久「(水着がべとべとして気持悪いわ…)」 久「(でもそれ以上に…)」 久「(刺激が足りないって思ってるなんて…)」 久「(私、ついに痴女になり下がったのかしら…うう…)」 久「(私彼氏なんていたことなし、自分でしたこともないけど、知識ではさすがに知ってるわ…)」 久「(…体が疼いて…)」 久「(須賀君のことを考えるだけで胸がドキドキして…)」 久「(その度に須賀君の顔を自分に押しつけたくなる…)」 久「(う…//ホントにどうしちゃったの私…)」カアーッ 久「(……)」 久「(……一回だけ)」 585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 29 33.66 ID dZCPtpp20 ― 小鍛冶家 ― 三尋木「いや~でもカップルのちゅーはあつかったねえい~」 すこやん「そ、そうですね…//多少強引でしたが、いいものが見れたかな」 三尋木「でしょ~私はもっと褒められてもいいと思うぜ~?」ニヤニヤ すこやん「三尋木プロってホントこーこちゃんかって思う時あるよ…」 三尋木「ん~?それってどういう意味だい~?」ニヤニヤ すこやん「まさにそういうとこだよ…」ハア 三尋木「あはは~ね~それよりさー聞いてくれよーすこやんー」 すこやん「どうしたんですか?」 586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 32 26.90 ID dZCPtpp20 三尋木「実はさ~あのあと、すこやんとバイト代わったあとなんだけど~」 すこやん「そのあとどうしたんですか?」 三尋木「いや~なんかスライダーの水が止まっちゃってさあー」 すこやん「ああ…そういえばあのプール頻繁にトラブルが起こるって有名らしいですね…」 三尋木「へ~まあ知らんけど。それで大変だったんだよ~」 すこやん「それで、どう対処したんですか?」 三尋木「へ?」 すこやん「だから、壊れたんでしょ?どう対処したの?」 三尋木「ん~とりあえず水を流すためにそこらへんのポンプ適当にいじったよ~」 すこやん「適当って…それで直ったの?」 三尋木「実はそこなんだよねいーなんか知らんけど、ポンプが壊れちゃってね~」 すこやん「…え?(何か嫌な予感が…)」 588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 36 00.75 ID dZCPtpp20 すこやん「えっと…じゃあ責任者の人とか呼んで直してもらったとか…ですか?」 三尋木「んー」 すこやん「え?」 三尋木「いや、知らんけど」 すこやん「はい?」 三尋木「んーまだ分かんねー」 すこやん「ちょっと…真面目に…」 三尋木「いや、知らんし。」 すこやん「いい加減に…」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 すこやん「…三尋木プロ?」ゴゴゴゴゴゴ 三尋木「あはは~ごめんごめん。まあ最後の二人だったから、たぶん大丈夫だってー」 589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 38 47.13 ID dZCPtpp20 すこやん「…ならいいですけど…でもたぶんそれあとでばれて三尋木プロのお給料カットですよ?」 三尋木「んーたぶんそれは大丈夫だぜい~」 すこやん「?どうしてですか?」 三尋木「だってすこやんのタイムカードで帰ったし~?」 すこやん「え?」 すこやん「聞き間違いだと思うのでもう一回聞きますけど…」 すこやん「…タイムカードがなんですか?」 三尋木「だから~すこやんのタイムカード借りたんだよ~」 すこやん「」 すこやん「」 590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 40 51.96 ID dZCPtpp20 三尋木「?」 三尋木「おーい?」 三尋木「小鍛冶プロー?」 三尋木「…」 三尋木「アラフォープロ」ボソッ すこやん「アラサーだよ!って」 すこやん「何してくれてるの??!!」 すこやん「は、早く連絡しないと…」 三尋木「おいおい~そんなにお給料がほしいのかい~」 すこやん「」イラッ 三尋木「じょ、冗談だってばーあはは…」 593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 43 11.52 ID dZCPtpp20 すこやん「はい、もしもし…先ほど福与さんの代理でバイトに入った小鍛冶ですが…はい」 すこやん「実は…はい…はい。本当に申し訳ありませんでした!」 すこやん「…ふう」 すこやん「さて…これでたぶん大丈夫だね…水も流れるようになるはずだよね…」 三尋木「お、おー!さすが小鍛冶プロ~!手際いいねえ~あ、あはは…」 すこやん「…三尋木プロ?これから暇ですか?ちょっと一局打ちませんか?」ゴゴゴゴ 三尋木「おや~私だっていつまでも負けてないよお~?」 三尋木「いいぜーやってやろうじゃないかー」ゴゴゴゴ 594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 46 56.67 ID dZCPtpp20 ―スライダー内― 久「(…一回だけ…)」 久「(一回だけ…)」 久「(いっか…って何言ってるの私!)」 久「(何!?この暑さでついに頭がやられたの?!)」 久「もう!しっかりしなさいよ!私!」グッ 久「…てあれ?」 ザーーーーー 久「あ…水が…」 久「…あ、あら?」 596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 48 56.08 ID dZCPtpp20 ―帰り 長野駅― 優希「今日は楽しかったじぇー!」 京太郎「おう!途中からの記憶がまったくないんだが…でもすげえ楽しかった!」 和「そうですね、とても楽しかったです。途中からほとんど寝てたきもしますけど…」 和「(須賀君とも仲良くなれましたし…いい一日でした)」 咲「そうだね…スライダーは怖かったけど、楽しかったよ!」 咲「(それに京ちゃんに水着褒めてもらえただけで…私には十分だよ…//)」 久「(何かしらこの脱力感…熱していた鉄が一気に冷えたみたいな…)」 久「(もう一回って何よ!…ああ恥ずかしい…)」 まこ「部長?どうしたんじゃ?」 久「ん、い、いや、なんでもないわよ」 久「(まあ、それでも…今日は楽しかったわね…頼りになる人も見つけたしね)」 久「(…また、須賀君に頼っても…いいわよね)」 598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 50 20.18 ID dZCPtpp20 久「須賀君、今日は皆のために企画を立ててくれてありがとうね!」 咲「本当にありがとうね、京ちゃん。これからもよろしくね」 和「須賀君、今日はありがとうございました。須賀君の想いに報いるために、頑張りますね」 優希「京太郎ー!今日は楽しかったじょー!一応礼を言っておくじぇありがとうなー! まこ「今日一日でだいぶリラックスできたのう。京太郎、ありがとうな」 京太郎「…みんなが喜んでくれて、俺嬉しいです!」 京太郎「全国に行ってもまた皆の役に立てるように頑張ります!」 京太郎「皆で全国優勝目指して頑張りましょう!」 久「ふふ…じゃあさっそく景気づけに今からご飯食べに行きましょうか」 久「もちろん、須賀君のおごりでね」ニコッ 京太郎「そ、そんな~勘弁してくださいよ~部長…」 ―完― 607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 52 42.45 ID dZCPtpp20 ごめん、ちょっと長くなりすぎてまとめきれなくなったからグダグダになる前に終わらせた。他にも書いてはいたんだが… 期待していた展開にならなかった人はごめんなさい 読んでくださった方々、保守してくださった方々、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。 617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 22 57 31.44 ID dZCPtpp20 609 実は京太郎がスライダーの中で起きる展開を途中まで書いてたんだが、あまりに長くなりすぎて… 一番書きたかったのはバレバレかもだが、京×久のスライダーの話なんだ。でも自然な流れにするために水着を買いに行ったり、咲・和ルートを作ったりとしてるうちに長くなりすぎた 627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 23 05 01.29 ID dZCPtpp20 一回だけ、のくだりから実は京太郎が起きるシーンは書いたが… 途中で終わってる。しかもたぶん一番いいところで。需要があるならさらすのはいいが、ちょっともうその続きを書く元気がないぜ 632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/18(水) 23 09 58.56 ID dZCPtpp20 じゃあまた機会があったら書いてみることにする。じゃあ寝ます、おやすみなさい。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4427.html
「――――また勝てなかった」 大会後、初めての休日。 いつものようにネット麻雀に興じ、例によって例の如く、手痛い敗北を喫して床に倒れ込む。 「今日は珍しく赤木さん達に遭遇しなかったから、どうにかなるって思ったんだけどなあ……【K】とか【堂嶋】ってのにとことん毟られた……」 頬に感じる床の冷たさにまったりしながら、理不尽すぎる和了りを繰り返した対局相手に不平を漏らす。 「なんで倍満、三倍満が連発すんのよ……?国士と四暗刻も連発したし……」 麻雀の役満とはあんなにも出やすいものだったか。 一、二度しか和了った記憶のない役満の直撃は、何度繰り返しても堪える。 「きゅわー?」 「ああ、ありがとなカーたん」 「パコッ……パコッ……!」 落ち込む主人を心配したのか、近くまで這ってきて顔を覗き込むペットのカーたんの背中をくすぐり、労ってやる。 「さすがにもう、ネト麻やる気にはなれんし……散歩にでも行ってくるか」 ムクリと体を起して、ベッドの上に放り出していた携帯電話と財布を手に取る。 「どこに行くかなあ」 ぼー、と天井を眺めて思案。 暇をしているなら、咲でも誘ってどこかに出掛けるという手もあったが、あいにく今はそんな気分でもない。 「公園にでも行って、まったりするか」 なんとなく決めて、立ち上がる。 たまには童心に返るのも面白い……そんな、気軽な考えからの行動だった。 京太郎が訪れたのは、自宅からそれなりに離れた場所にある公園。 自分のことを知っている近所の人がいるような公園だと、先日の県予選の話を聞かれたり、世間話に付き合わされたりしそうで嫌だったのだ。 「というわけで――――来たぜ……」 ざわ…ざわ…と、久しぶりに空気をざわつかせながら訪れた自然公園には、休日にも関わらず人の数は少なかった。 ざっと見渡した感じ、家族連れが幾組。あとは、木陰のベンチに座ってファッション誌らしき本を読んでいる、ハンチング帽を被った少女が一人。 これならゆっくり、まったりできそうだ。 「まだ右手も治りきってないし、休めるだけ休む……!」 にんまりと、ファッション誌を読み耽っている少女が座るベンチの向かい側にあるベンチに腰を下ろし、一息つく。 「そういや、飲むもの買ってなかったな……近くにコンビニってあったっけ?」 「んー?自動販売機なら、こっち行ったところにあるし」 風に揺れる梢のざわめきに耳を傾けながら、そういえば飲み物を買っておくのを忘れた――――と腰を上げた京太郎に反応したのか、雑誌に視線を落したまま、少女が自動販売機の場所を教えてくれた。 「あ、こりゃどうも御親切に」 「別に構わないし。困った時はお互い・様さ」 「――――ん?」 「どうかしたし?」 ハンチング帽の少女の声、そして口調に聞き覚えがあって中腰の姿勢のまま、首を傾げた京太郎に、ようやく少女が視線を起こす。 「…………あ、池田?」 「…………あ、須賀ナントカ?」 お互いに数秒、マジマジと相手の顔を穴があくほど見つめてから名を口にする。 「ちょっ、なんでお前がここにいるし!?」 「なんでって……」 ベンチから飛びのく勢いで距離を取って指差してくる池田、こと華菜に言い淀んだ後、京太郎は―――― 「んと、うん、俺俺。ってなんだよ池田、俺、須賀京太郎はここにいるぜ?」 「誰も捜してねーし!つか、清澄に通ってる奴が、なんで私の家の近くの公園にいるんだ――――ハッ、まさかストーカー!?ウィークリー麻雀TODAYに書いてあった相手って、まさか私だったし!?」 「おい待てコラ、全力で訴訟も辞さねえぞ」 雑誌のゴシップを真に受けられては困る。 アセアセと顔を赤らめながら髪を整える華菜に、半ば本気で否定。 「あんな面白おかしく書かれた記事を真に受けてんじゃねーよ、だからお前は池田なんだよ、池田ァ!」 「意味わかんねーし!じゃあなんでお前がこんなとこにいるのか、華菜ちゃんに説明してみろ!!」 真っ向から全否定されると、年頃の乙女としてそれはそれで納得いかないのは自然の妙理。 憮然とした表情で京太郎に、清澄のある学区から離れた公園を訪れた理由を問う華菜。 「散歩だよ、散歩。休みに出歩いたらダメなのかよ」 「散歩ねえ……まったくもってこれっぽっちも似合わないし!つーか須賀、お前、私より一個下なんだからちゃんと敬語使えー」 「ハッ!年上らしさの欠片も感じられねー」 帽子の下から猫耳のように髪を尖らせせつつ――無論、それは京太郎の幻視に過ぎないのだろうが――エヘンと偉ぶる華菜に、京太郎が冷めた目でペィッと手を振って拒絶する。 「っ……ホンット、生意気だし……!」 「お前にゃ負けるし……!」 ギリギリとお互い、妙な対抗意識を持って公園の遊歩道中央で睨み合う。 漫画やアニメであれば、バチバチと二人の間で火花や電撃が弾けているであろうガンのつけ合い。 それを中断させたのは――――小さくも強大な幼子の声三つ。 「あ!なんかにいちゃんいるし!」 「おねーちゃんとにらめっこしてるし!」 「なかよしさんだしー」 砂遊びでもしてきたのか、全身に砂と泥を纏わりつかせた状態で小池ーズ……緋菜、菜沙、城菜の三人が駆け寄り――――飛びついた。 「にいちゃんもいっしょにあそぶしー!!」 「ブランコののりかたおしえてあげるし!」 「みてみて、城菜のおきにいりオモチャー」 「ちょっ、げふぅぅぅぅっ!?」 ずどーーーーん、と勢い任せに飛び込んできた小池ーズの直撃に、京太郎がもんどりうって地面に倒れ込む。 「あぁっ、須賀……須賀ァァァァァァァァッ!?」 「く、くそ、不幸だ……やっぱり家でおとなしく、カーたんの相手でもしとけばよかった……!!」 そんなこんなで、京太郎の休日は騒がしくなることが確定した。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4091.html
h41-01 京・宮守 3年生京太郎 h41-02 京エイ・宮守 h41-03 成まこ穏 愉快な懺悔室 h41-04 京塞白胡 h41-05 京豊胡 h41-06 京豊エイ h41-07 京塞 h41-08 京・阿知賀 h41-09 京豊 h41-10 京穏 h41-11 京・白糸台 h41-12 穏 h41-13 京末 h41-14 京・白糸台 h41-15 京・清澄 h41-16 京晴・阿知賀 h41-17 京照淡菫 h41-18 京霞 h41-19 京数 h41-20 京塞 h41-21 恭 h41-22 京透 h41-23 京和・複数 裁判 原村第2回 h41-24 京 分類不明 h41-25 京泉 h41-26 京・清澄 h41-27 京咲 h41-28 京桃智美 3年生京太郎 h41-29 京・清澄 h41-30 京憧 h41-31 京良・健はや理 どっこい かいのーちゃん h41-32 京照 h41-33 京牌 h41-34 咏 h41-35 京理・プロ h41-36 京・清澄 h41-37 京良晴はや健恒 グッバイ かいのーちゃん h41-38 京はや良 h41-39 京良 h41-40 京春良・永水 ビデオレター h41-41 京・プロ・アナ h41-42 京良 h41-43 京哩姫 3年生京太郎 h41-44 京・新道寺 h41-45 京咲和優 未完 h41-46 京怜 h41-47 京優 h41-48 京咲 h41-49 京怜竜 h41-50 京・プロ h41-51 京揺 h41-52 京優 h41-53 京セ h41-54 京泉 痴漢ネタ h41-55 京洋絹 痴漢ネタ h41-56 京憧 h39-30の続編的な h41-57 京和優 h41-58 京えり照・白糸台 3年生京太郎 h41-59 京・清澄 助っ人京ちゃんseason6 h41-60 京咲優和マホムロ h41-61 京春晴未 h41-62 京久 h41-63 京歩・透智紀 h41-64 京恭由 腕枕ネタ h41-65 京哩 h41-66 京恭洋由 3年生京太郎 h41-67 京・千里山 腕枕ネタ h41-68 京灼晴 h41-69 京胡白塞 h41-70 京咲・照清澄 h41-71 京・阿知賀 h41-72 京灼・阿知賀 h41-73 京シノ h41-74 京灼 h41-75 京淡・白糸台 h41-76 京灼 3年生京太郎
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4844.html
h51-01 京淡 h51-02 京和 h51-03 京・清澄 鍋 h51-04 京照 マネージャー?京太郎 h51-05 京・愛宕家 h51-06 京雅 h51-07 京・清澄 お願い京太郎 h51-08 京・愛宕家 誕生日ネタ h51-09 京豊 パロネタ h51-10 京咲和優 h51-11 京和 h51-12 京怜 h51-13 京塞胡エイ h51-14 京桃 h51-15 京桃? ギャグマンガ日和パロ h51-16 京はや h51-17 良→京はや h51-18 京はや h51-19 京怜 h51-20 京・永水 怪談話 h51-21 京まこ h51-22 京咲 h51-23 京煌哩姫 h51-24 京菫 h51-25 京・永水 誕生日ネタ h51-26 京霞 誕生日ネタ h51-27 京・臨海 h51-28 京洋絹由 h49-29の続き h51-29 京憧 h51-30 京絹 h51-31 京はや マネージャー京太郎 h51-32 京咲和 h51-33 京竜 h51-34 京憧 h51-35 京洋絹 h51-36 京咲照 h51-37 京怜 パンツネタ h51-38 京・清澄 h51-39 京憧穏 h51-40 京咲 h51-41 京玄 パンツネタ h51-42 京咲照 h51-43 京・清澄 h51-44 京竜 h51-45 京憧 h51-46 京エイ・宮守 誕生日ネタ h51-47 京エイ・宮守 誕生日ネタ h51-48 分類不明 京太郎ハーレム h51-49 京はや h51-50 塞→京エイ h51-51 京・宮守 h51-52 京エイ・宮守 h51-53 京雅 h51-54 京桃 h51-55 京久 h51-56 京桃 h51-57 京蒔 ヤンデレ姫様 h51-58 京桃 h51-59 京桃 h51-60 京蒔 病んだ姫様 h51-61 京玄 病んでるクロチャー
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4347.html
「あはっ、すこやんちゃんと見えてる……?んんぅ」 「今私は京太郎くんの上に跨ってるよー」 「……京太郎くんの、すご……これ、私の膣内に入っちゃうんだ……」 「こらっ、京太郎くんは暴れちゃダメだって。京太郎くんは、私たちの『肉バイブ』なんだからっ」 「ふふ、じゃあ、挿入れちゃうね……。すこやん、恋人が親友に寝取られるとこ、しっかりみててよっ」 ジュプ… 「ふわぁっ!これっ♥、すごいぃっ、思ってたよりずっと、凶悪ぅ……♥」 ツププ…ゴリュッ 「い゛い゛っ♥奥、奥まで来たぁ♥ほ、ほら全部、挿入っちゃった……」 「だ、だめぇっ♥挿入れただけなのに、挿入れただけで、イッひゃうっ!」 「~~~ッッ♥あはぁ、だめ……他のことなんて考えられなくなるぅ♥」 「京太郎くん、私もうダメだよぉ♥動けないからぁ……バイブの京太郎くんが動いて……?」 「ひぐっ!?あっ♥そんないきなり、激しっ!」 ゴリッゴリュッ 「そんにゃ奥突いちゃだめっ♥子宮の入り口突かないでぇっ♥」 ズニュウウウウ 「ひぃっ、おまんこの中、掻き出されるぅ♥」 ズプッ 「またっ、また奥まで来たっ♥子宮口っキスされちゃってるよぉっ♥」 「はぁ、膣内でまたおちんちん大っきくなって、ビクビクしてるぅ♥」 「きょうたろ、くん、肉バイブの癖に、イキたいのかなっ♥」 「キてっ、そのまま膣内に♥子宮に京太郎くんのザーメン叩きつけてぇっ♥」 ドプッビュルルルルルルルッ 「ふわあああああああッ♥熱い、熱いザーメン子宮に叩きつけられてるぅ♥」 「あ、イくっ京太郎くんのザーメンでわらひイッひゃうぅ♥」 「っ♥んお゛お゛お゛お゛ぅぅぅ、イッてるぅ、中出しされてイッちゃってるぅ♥」 「はぁっ、はぁ――す、すこやん、これで実況、終わるね……」 「も、ダメ――」 【こーこちゃんおわり】