約 1,210,083 件
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/504.html
こんな年の瀬に、夜の街路をダバダバ走るのは誰だろう。 それは俺と加奈子だ。俺は喚く加奈子を追い立てながら駆ける。 「お前な、悪態ついてる暇があるなら足動かせ!」 「ったくアイツらしつこすぎだっつーの、最悪最悪ー」 「酔っ払いに絡まれたくらいで挑発的に返すからだろ…」 その酔っ払い連中は執拗に後を追ってくる。 よぅよぅお嬢ちゃん俺たちと遊ばない?とか、こんなちんちくりん相手に絡むとは奇特な奴らだ。 俺の存在なんかガン無視だったしね 「チクショー調子こきやがって。なんで加奈子があんなのに逃げなきゃなんねーのよっ」 「そりゃお前、そんなカッコで迎え撃ちも何もないだろ」 イベントの打ち上げとやらで例によってコスプレ姿のままじゃあ さすがの加奈子も分が悪いと理解はしているだろうに。 つーか酔ってる連中と並べても遜色ないくらい口汚いコイツってば…… 「糞マネ、まじぃ。この先いま通れなくなってんじゃん?」 「冗談ぶっこけ!!いや…金網張ってても蹴破りゃいいだけだ!」 この間にも連中は下卑た笑い声を上げながら迫っている。 普段はまともなのかもわからないが、このイカれた状況には危機感が募った。 押し寄せる奴らが力づくで来たなら、マズイな確かに 破った網の隙間をどうにか抉じ開けて、それでも加奈子は通るのに苦戦している。 どうやら……腹を据えるしかないようだ。 「糞マネ!なにやってんだ、ぐずぐずしてないでアンタも早く潜って来いよ!洒落になんねぇぞ!?」 一際大声で喚く加奈子に背を向けて、俺は金網の隙間を塞ぐ位置に立ち止まる。 「いいから一足先に行け。こんな時にお前を逃がせなくて何のマネージャーだ。たまには格好つけさせろ」 けど急いで助け呼んでくれよと付け加え、問答の時間はそこまでだった。連中が俺の眼前まで駆けつける。 獲物を逃した怒りの矛先が突きつけられるのは火を見るより明らかだ。 さて…どうする、どうなるよ俺? 1.運良く加奈子が近くを警ら中の警官を連れてきてくれる 2.ハンサムな京介はこの場を切り抜ける良いアイデアを思い付く 3.連中にボコられる。現実は非情である 結果から言うと、腕に覚えもない俺がのされないわけがない。 話し合いの余地も無かったしな。 アイツを逃がせただけでも最低限の面目は保てただろう ……何分か、あるいは十数分は経ったろうか。 まだ俺に辛うじて意識のあるうちに加奈子が助けを呼んできた。 中には警官もいたらしく酔っ払い連中の二人三人は捕まり、残るは三々五々逃げだした。 やれやれだぜ、と嘯くのも億劫なところへ加奈子が歩み寄ってくる。 「アンタ、あんな啖呵きるようなこと言っといてさ。何そんな、ボロボロ」 おいおい、酷ぇな。体張って荒くれから逃がしたんだ。他に言い様が… そう軽口で返そうとしたが、意外にも加奈子は割りとマジで心配の表情をのぞかせた。 コイツのこんな顔見るの初めてなんじゃなかろうか。 「糞マネ、もう加奈子の担当降りるって言ってたじゃん。なのになんでそこまでするワケ…?」 「ばーか。今日でおしまいだから、面倒の見納めってことだ。そんな面は似合わないぜお前」 まったく、しおらしい様子の加奈子は見てられなかった。現にこうして俺も無事だったんだしいいじゃないか。 そう言うと、加奈子が半ば憤然とまくし立ててくる。 「バカはアンタだっつーの! 気付いてねーの!その……腕」 ん、腕?? 指差されるままに視線をやれば、何ともはや。金網の一部が刺さって貫通していた。 驚き咄嗟に指を動かすと支障はなかったんで、そこは一安心だが。抜くときの出血が恐いな。 「なに、見た目ほど大したことないさ。そんなに心配してもらえるとは光栄だ」 「茶化すなよ……アンタ普段はあんだけあたしのこと我が侭だのガキだの言っといて…」 こんなの反則じゃん、と弱々しく呟く加奈子に、瞬間なぜか胸を打たれるような感じがした。 感謝してくれるのは結構だが、涙を見せられるのは本位じゃない。 気がつくと俺は、震える加奈子を抱き寄せて「泣くなよ」などと声をかけてたりするのだった。 感極まった加奈子をなんとかなだめて、 傷が治ればまた連絡すると約束させられ、この日は幕を下ろしたんだが。 その後、名誉の負傷のために何日か学校を休む羽目になったところへ 桐乃を訪ねて家へ来た加奈子と思ったより早い再会が待っていたのはまた別の話だ。 それからどんどこしょ 今年も残すところ僅か。もう大掃除もしないと。 などと勉強に身の入らない合間で考えていると、階下で呼び鈴が鳴る。 どうやら今日もアイツが…加奈子がやって来たらしい。 律儀に連日見舞いに通う必要はないと言い含めたつもりだが なかなかどうして、義理堅いやつなのだった。 「来てやった。調子はどうよ?」 「どうって言ってもな。昨日今日で完治したり、逆に急に悪化したりはないさ」 経過良好ではある。例えば食事時なんかも不自由しない。すこし違和感はあるが 「折角の見舞いだ、有難く思うけどな。そんな大事じゃないんだぞ」 実際親だってケガの程度が知れたら、せいぜい無理するな云々で済ませたくらいだ。 あれは泣いてもよかったよね、俺 そういや桐乃だけが意外と親身に気を遣ってくれていた。 またゲームの影響か何かで甲斐甲斐しい妹像に入れ込んでるんだろうか とにかく、そう足しげく通ってまで俺の顔を見ないと落ち着かんのかと。軽い揶揄を投げかけるものの 「……悪いかよ」 とまぁ、ご執心な加奈子なのだった。 借りを作ったと思ってるらしい。だから返さないと気がすまないってか。 「糞マネがさぁ」 一瞬間を置いて 「アンタが、不便してたり、変に塞ぎ込んでたりしたら悪いし…」 心配性なやつめ。俺からすれば、お前のが気に病みすぎて具合悪くしないか気になるっての。 「しかしあれだ。こうしてバレたから話せる。知っての通り俺は曲がりなりにも受験生の身でな」 だからケガのことを別にしても加奈子のマネージャー稼業を続けるには無理があるんだな。 稼業ってか、ギャランティのやり取りがあったでもなし、単なるごっこの延長とも言うが。 その点がどうも加奈子には納得しがたいようで、 「正規のが無理ってのはわかった。いくらアタシでも受験の邪魔して落第でもされたら寝覚めよくないかんね」 でもさー、と続けながら、いつの間にか持ってきていた果物を乗せた盆を差し出す。 俺、病人じゃないんですけど? っていうかそれ見舞いの持ち込みでなくて下のリビングから持ってきたろ。 侮りがたい子……と思い知りつつ、蜜柑をひとつ手に取ってみる。 ほんの数日でやけに馴染んでるなぁコイツ。ただ、不思議とそこに抵抗感は無かった。 「でもさー、マネジは別のに引き継ぐにしても、加奈子としちゃアンタみたいな…何ちゅーのかな… ずけずけ物言うような、気心の知れた?やつが居てくれねーとやりづらくなりそうだし」 つまり加奈子の言わんとしてるのは、時々でいいから今後も愚痴や相談相手として協力してくれと。 そんなニュアンスみたいだった。 頼むとか、お願いとか、口には出来ないのがコイツらしくて。思わず苦笑を漏らす。 「いいぜ。それくらいなら」 「マジに?」 「何時でも、とは約束できないけどな。それだけ頼りにされて断ったら男が廃るってもんだ」 正直まんざらでもない自分がいる。 こないだまで結構辛口で諌めるように接してたから、もしか煙たがられてるかもと認識してたのに それでもコイツは俺に居て欲しいと、そう言うんだ。偽とはいえマネージャー冥利につきる。 「…やっぱアンタって気前良いっていうか、痛い目みてまで加奈子に付き合ってくれんのは、なに?ロリコン?」 「馬鹿も休み休み言いやがれ」 チビジャリの頬をつねってやる。真似をした。 お互いに照れ隠しでやや乱暴なセリフを交わしたところで、加奈子がニヤリと笑って言う 「改めてヨロシクな、京介」 終
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/976.html
◆レベル一覧 髪型×髪色 の必要レベル組み合わせ ◆髪型 型一覧はこちら ◆髪色 色一覧はこちら 【目次】 カラーサンプル / 組み合わせ 前髪固定 / 組み合わせ 後髪固定 ※画像が無い髪型は編集時に分かりやすいよう、№が入力してあります。 ◆カラーサンプル M 黒 茶 緑 白 紫 黄緑 薄紫 濃桃 漆黒 銀 深青 ¥ 金 赤 青 桃 橙 紺 白金 薄赤 濃橙 深緑 ▲ページTOPへ ◆組み合わせ 【前髪固定】 ※髪型の並びと同じです。見比べてご確認下さい。(シャープ + 表の髪型) M デフォヘアー シャイ キッチェ [023] スリップ 023 ジアス サラリン プッチン ネムス マーヤ デッコス エルフ ミステリー ベリード リース 爽快 ジーダ [022] アイス シェイド 022 ピュア ロマンス ロイド ¥ さくら シャーリー [129] 美麗 バギショート 115 ブレイク ジェンヌ メガチョリ スイート フラワー 119 120 112 123 122 シャープ ムーン ラフ 撫子 ボーイッシュ 114 117 124 125 118 パトラ みやび 姫君 [130] [131] 113 121 101 131 [132] 132 ひぐらしのなく頃に ¥ 竜宮レナ 園崎魅音 園崎詩音 北条沙都子 古手梨花 羽入 ましろ色シンフォニー ¥ 乾紗凪 瓜生桜乃 アンジェ 天羽みう 瀬名愛理 126 ▲ページTOPへ ◆組み合わせ 【後髪固定】 ※髪型の並びと同じです。見比べてご確認下さい。(表の髪型 + シャープ) M デフォヘアー シャイ キッチェ [023] スリップ 023 ジアス サラリン プッチン ネムス マーヤ デッコス エルフ ミステリー ベリード リース 爽快 ジーダ [022] アイス シェイド 022 ピュア ロマンス ロイド ¥ さくら シャーリー [129] 美麗 バギショート 115 ブレイク ジェンヌ メガチョリ スイート フラワー 119 120 112 123 122 シャープ ムーン ラフ 撫子 ボーイッシュ 114 117 124 125 118 パトラ みやび 姫君 [130] [131] 113 121 101 130 131 [132] 132 ひぐらしのなく頃に ¥ 竜宮レナ 園崎魅音 園崎詩音 北条沙都子 古手梨花 羽入 ましろ色シンフォニー ¥ 乾紗凪 瓜生桜乃 アンジェ 天羽みう 瀬名愛理 126 ▲ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/7709.html
《美樹 さやか&佐倉 杏子(470)》 キャラクターカード(コンビ) 使用コスト5/発生コスト2/黄/AP50/DP40 【魔法少女】 〔コンビ〕 このカードは、自分のメインフェイズ以外でも登場させることができる。 このカードが登場した場合、このカードと同じ名称の自分の全てのキャラは、ターン終了時まで〔アクティブ〕または+20/+20を得る。 (やっぱりあたし、心残りだったんだろうね。あんたを置き去りにしちゃったことが。) 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語で登場した黄色・【魔法少女】を持つ美樹 さやかと佐倉 杏子のコンビ。 自由登場、登場した時に同名の自分キャラ全てにアクティブを与えるか、AP・DPを20上昇させる効果を持つ。 登場させるだけで全体強化が行える。 自由登場キャラなのでコンバットトリックとして使用可能。コスト5と重いがその効果は絶大。 このカード自身も強化されるので、実質AP70・DP50のキャラまたはアクティブキャラとして使うことも可能。 美樹 さやかと佐倉 杏子をメインとするデッキなら採用して損はない。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーは[新編]「叛逆の物語」でのさやかのセリフ。 関連項目 自由登場 収録 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語 04-070 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/kapiex/pages/2.html
+ALBUM KILLER WAVE PLAYER LIAR GAME 2 〜シーズン2&劇場版 オリジナルサウンド トラック〜 FLASH BEST MORE! MORE! MORE! FLASH BACK capsule rmx LIAR GAME サウンドトラック Sugarless GiRL FRUITS CLiPPER L.D.K. Lounge Designers Killer NEXUS-2060 S.F. sound furniture phony phonic CUTIE CINEMA REPLAY ハイカラ・ガール +BEST ALBUM FLASH BEST +RE MIX ALBUM capsule rmx +SINGLE JUMPER MUSiXXX capsule rmx EP Starry sky jelly AEROPOLIS space station No.9 レトロメモリー キャンディーキューティー プラスチックガール music controller 東京喫茶 花火 さくら
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/5484.html
《暁美 ほむら(344)》 キャラクターカード 使用コスト2/発生コスト2/青/AP30/DP30 【和服】 このカードは、自分のメインフェイズ以外でも登場させることができる。 このカードは、このカードと同じ特徴を持つ自分のキャラが4枚以上いる場合、+20/+20を得る。 (私は出会ってからまだ一ヶ月も経ってない転校生でしかないものね。) 劇場版魔法少女まどか☆マギカで登場した青色・【和服】を持つ暁美 ほむら。 自由登場、同じ特徴の自分キャラが4枚いる時にAP・DPが20上昇する効果を持つ。 【和服】キャラが4枚いればなんと実質AP・DP50のキャラになる。 さらに自由登場できるので、相手の裏をかくことが可能。 アタッカー・壁どちらでも優秀なので、ウィニー寄りの<和服>なら採用する価値があるだろう。 ただし、【和服】キャラは赤色を持つキャラが多く、青色であるこのキャラのコストの支払いが難しい。 そのため、コスト軽減効果を利用し登場するのをメインとし、自由登場はおまけとして考えるほうがいいだろう。 《鹿目 まどか(306)》《美樹 さやか(366)》《巴 マミ(381)》とサイクルをなし、全てのカードが全く同じ誘発強化効果を持つ。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーは第11話「最後に残った道しるべ」/[後編]「永遠の物語」でのほむらのセリフ。 関連項目 《鹿目 まどか(306)》 《美樹 さやか(366)》 《巴 マミ(381)》 収録 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 03-044 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/7560.html
《上井草 美咲(P012)》 キャラクターカード 使用コスト4/発生コスト2/黄/AP40/DP20 【制服】 このカードは、自分のメインフェイズ以外でも登場させることができる。 このカードが登場した場合、APまたはDPの値が0の相手のキャラ1枚を休息状態にすることができる。そのキャラのAPとDPの値が0の場合、このカードは、ターン終了時まで〔アクティブ〕、+20/+20を得る。 (さあさあっ、今日はねぎま鍋だ、いくよ、はいきたどーんっ!) カスタムパックVol.3で登場する黄色・【制服】を持つ上井草 美咲。 自由登場、登場した時にAPまたはDP0の相手キャラ1枚を休息状態にし、そのキャラがAP・DP0のキャラならアクティブを得て、AP・DPが20上昇する効果を持つ。 APまたはDP0のキャラを休息状態にできる。 自由登場キャラなので、いつでも出せるのは強力。 さらに両方とも0なら、AP60・DP40のアクティブキャラに変貌する。 《球面収差》との相性は抜群。簡単に条件を満たすキャラを用意できる。 カードイラストは第1話「ねこ・しろ・ましろ」のワンシーン。フレーバーはその時の美咲のセリフ。 関連項目 自由登場 収録 さくら荘のペットな彼女 P-012 プロモカード 編集
https://w.atwiki.jp/greeotome/pages/26.html
▽ボルテージ 王子様のプロポーズ for GREE◎ 完全版!!恋愛上等イケメン学園◎ 吉祥寺恋色デイズ for GREE◎ 恋に落ちた海賊王 for GREE 恋人はキャプテン for GREE 恋人は専属SP for GREE 恋人は同居人 for GREE 渋谷ラブトリップ for GREE 社内恋愛2人のヒミツ for GREE◎ ダーリンは芸能人 for GREE◎ Love Job!オトナの事情◎ 恋人は専属SP プレミアム◎ <ダーリンは芸能人 必要アイテム> 京介 おしとやかワンピ(5000P) ビジューカチューシャ付ゆるウェーブ(5000P) お呼ばれカジュアルコーデ(10000P) キラキラのドレスコーデ(37000P) 春 大人ボーダーのニットワンピ(5000P) ファー付トラベルコート(5500P) ミニ丈のモノトーンドレス(12000P) とっておきのステージ衣装(35000P) 夏輝 コサージュ&チーク(5000P) 普段使いのリゾートワンピ(5500P) 恋するミニワンピコーデ(13000P) 桃ちゃんオススメのデートコーデ(38000P) 翔 ベアトップのガーリーワンピ(5000P) 変装セット(5000P) あでやか和服(15000P) ヴェール付ピンクのフリルドレス(30000P) 隼人 マリンカラーの丸襟ジャケット(5000P) 鮮やかオレンジのシフォンワンピ(5500P) スタイリッシュオフコーデ(10000P) 恋する森ガールコーデ(30000P) 一磨 ピンクジャージのレッスン着(5000P) ノスタルジックワンピ(5500P) 日焼け防止ハット&カーデ(10000P) 赤ベレーとベルト付の花柄ワンピ(30000P) 慎之介 さわやか花柄ワンピ(5000P) ゆるふわ編みこみロング(5500P) 女子会ショッピングコーデ(10000P) 収録用ピンキードールコーデ(30000P) 義人 ローズシフォンワンピ(5000P) ロングジレ&中折れハット(5500P) 大人カワイイ♪リボンワンピコーデ(10000P) クラシックトラベルコーデ(30000P) <ラブジョブ 必要アイテム> ぶーや フォックスファーマフラー 6000pt モノトーンのチュニック 10000pt ベルトワンピのスペシャルコーデ 35000pt 江口 ローズモチーフのクラッチバッグ 6000pt スタンドカラーコート 10000pt グレーカーディガンのスペシャルコーデ 35000pt 宝条 ペタンコ豹柄パンプス 6000pt 花柄切替ワンピ 10000pt キャメルジャケットのスペシャルコーデ 35000pt 元彼 ロングカーデ(赤) 6000pt ゆるパーマボブ 10000pt 花柄オールインワンのスペシャルコーデ 35000pt 宮元 エナメルパンプス(白) 6000pt フレアスカート 10000pt シンプルワンピのスペシャルコーデ 35000pt <王子様のプロポーズ 必要アイテム> 【共通ルート】 [sweet]ビジュー付キラキラカチューシャ・1000クルス [sweet]シフォントップス 大きめレザーバッグのセット・7200クルス [normal]カッチリ系大きめレザーバッグ・2400クルス 【ウィル】 [sweet]ドットワンピのシンプルデートコーデ・18000クルス [normal]ピンヒールのストラップサンダル・4800クルス [sweet]マキシ丈ワンピと女優帽のリゾートコーデ・27000クルス [normal]ツバ広めの女優風ハット・7200クルス [sweet]ハイウエストマークの勝負デートコーデ・36000クルス [normal]キルティングのピンククラッチ・18000クルス 【キース】 [sweet]ベアトップドレスのセットコーデ・18000クルス [normal]花コサージュ付パンプス・4800クルス [sweet]フリルワンピの南国コーデ・27000クルス [normal]お花付ストローハット・7200クルス [sweet]ベレー帽 トレンチコートのデートコーデ・36000クルス [normal]女優風トレンチコート・18000クルス 【ロベルト】 [sweet]ラベンダーカラーのパーティコーデ・18000クルス [normal]大きなお花とリボンのヘッドドレス・4800クルス [sweet]ストール ブーツの大人めワンピコーデ・27000クルス [normal]ヴィンテージのバイカラーストール・7200クルス [sweet]上品ブラックのデザイナードレス・36000クルス [normal]シンプルブラックのミニ丈ワンピ・18000クルス 【グレン】 [sweet]旅行用サロペット・18000クルス [normal]旅行用お気に入りトランク・4800クルス [sweet]ワンショルドレスのパーティーコーデ・27000クルス [normal]お花のパーティーアクセ・7200クルス [sweet]華やかデートコーデ・36000クルス [normal]ハイウェストの花柄ショートパンツ・18000クルス 【エドワード】 [sweet]レースコンビネゾンのよそ行きコーデ・18000クルス [normal]レトロスカーフのバンダナ・4800クルス [sweet]カシュクール裾のミニ丈ドレスコーデ・27000クルス [normal]レースタイツ&ストラップパンプスのセット・7200クルス [sweet]バラ色ストールのあったかコーデ・36000クルス [normal]ドルマンスリーブのあったかコーデ・18000クルス 【ジョシュア】 [sweet]リボンタイのお嬢様コーデ・18000クルス [normal]上品ベルベットのクラッチ・4800クルス [sweet]花の都訪問コーデ・27000クルス [normal]レースアップブーツ・7200クルス [sweet]ビーズ刺繍ドレスのパーティーコーデ・36000クルス [normal]ゴージャス揺れピアス・18000クルス ▽エミックチケット定期配布日リスト 日曜 :12時 MEMORIES/LOVE&PEACE/騎士 月曜 :12時 三国志/メビウス :夕方 守ってナイト 水曜 :12時 西遊記 木曜 :夕方 源平/男子寮/ヴァンパイア 金曜 :夕方 幕末/エステ/家庭教師 土曜 :12時 保健室/フォーリンラブ/うたプリ :夕方 戦国 ※12時は昼12時(PM0:00)表記と12時のみのものあり エミックのチケットは消費した時から新たに上書きされるシステムなので 無料配布後にすぐ使わずに次の通常配布を待って使うと1枚お得(・∀・) 通常配布分を消費した日: 手持ち0枚 ↓ ↓無料配布日(+1枚): 手持ち1枚(←これを使わない) ↓ 48時間後(24時間後):通常配布(+1枚) 手持ち2枚 ※無料配布分のみためることができます Q 理人ってだれ? A 『恋愛オーディション』という終了した恋愛アプリに居た攻略キャラクター ミュージシャンでありモデルまでやってのけるが服ははだけてだらしない 深夜に以前所属していた事務所に入り浸って映画を見ていたり イベントの立ち絵で着ていた浴衣の襟部分を残したまま次のイベントに出てしまったりとプレイヤーを脱帽させる要素が多く ネタキャラとしてスレのアイドルとなり顔文字まで作られた→(ζ`*) 特技は食べ物の差し入れ また、代官山シークレットLOVE(別アプリ)に出てくるストーカーな元彼とは 同じ苗字やチャラチャラぶら下げているターコイズアクセなど共通点が見られるが関係性は依然不明
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/505.html
年の瀬も押し迫り……なんて常套句が毎日のように浮かぶ12月末。 沙織が「京介氏の慰問会を開きませう」とか言って、控えめながらクリパの場を設けてくれたり、 (アイツの心遣いには頭が下がるぜ本当) 黒猫が「邪魔にならないといいけれど」と腕の通しやすい上着を拵えてくれたり、ゲー研の連中は、冬コミは申し訳程度しか参加できないと伝えたんだが、暖かい励ましで迎えてくれた。 (代わりとばかりに武勇伝をせがまれもした。ないから、そんなん) 麻奈実やあやせたんも「手伝える事があれば気兼ねなく言って(ください)」と宣う。 俺ってば思ったより愛されてんのかしら…と感慨も大きい。 そんなこんなで早30日。 親父もようやく休みに入ったかと思えば、年末年始の警ら体制がどうこうと助力を請われたようで、完全にリラックスする訳に行かない様子だ。 そんなこんなを配慮してか、お袋はさっさと正月休みに要ると思われる買い物をリストアップ、俺に渡して自分は夫婦水入らずと決め込んでいる。 車も無しに面倒な任務だが…まあ、たまにはいいだろう。 二人とももう今年中にすべきつとめは果たしたんだし。 かくして俺はカートを引き摺り出して玄関に立つ。 「桐乃、もうそろそろ出掛けるぞ?」 「いま行くからちょっと待ってってば~」 なんてやり取りを数回経て、小綺麗なジャケットを羽織った妹が下りてくる。 少し軽装な印象なんだが、昼間だし、あんなんでも足りるのかな。行ってきますの一声をかけ、買い出し行の始まりだ。 「なぁ桐乃」 「うん?」 「昨日にも言おうとしたんだけどな。お前、冬コミのほうはいいのか」 筋金入りのオタである妹にとって一大イベントなのは確かだし、それ以外に黒猫のサークルの件もある。 俺が参加を見合わせるのはともかく、今回桐乃には俺のぶんまで遺憾無く楽しんで来てもらうか……という想定はあっさりスカされた。 「別に問題ないって。店舗で委託販売するとこは抑えてあるし、何ヵ所かは沙織に頼んだし」 「そりゃ…あとでキチンと礼しとけよ?」 「もちろん。当たり前じゃん。 黒いのの方は、朝から付き合えないのはゴメンだけど、陣中見舞いに顔出すつもり」 なるほどね。ちゃんと話をつけてあるならいらん心配だったか。 おそらく現場主義に見える桐乃がこうして残ったのは俺を気遣ってなのだろう。 こうも気にかけられると何ともこそばゆい心境だよ全く。 関東でもことに千葉は暖かいほうだ。この時期なのに10℃以上になるくらいだもん。 ただ、今日はやや風が冷たい。首にかけたマフラーを気持ち内側に巻き直す。 「……結構使ってくれてんだね、それ」 チラッと視線を寄越して妹は言う。 去年麻奈実にもらったのは、それはそれで重宝していて。今年も早くに箪笥から出したところ、桐乃のやつが「こっちの柄のが合う」と渡してきたのが今巻いている物なのだった。 以来は交互に着回している。 「ああ。突然『兄貴に受け取ってほしいものがある』なんて言われた時は何かと身構えちまったけど桐乃にしては実用的だよな、これ。ありがとよ」 「桐乃にしては、が余計だっての」 クスリと笑う俺の妹様である。 コイツ、ここしばらくで随分態度が軟化したんじゃね? 理由はわからないが、喜ばしくもあり、反面どうも落ち着かない感じもある。 世にある普通の仲が良い兄妹という枠に収まるには、俺たちの間にはこう…しこりのようなものが残っていたはず、なんだが……? いつかの偽装デートの時のように、あるいはあのとき以上に自然に俺と妹は隣り合った距離を保ち、歓談しながら街路を行くのだった。 買出しと言っても、任されたのは嵩張らないものだけだ。 そごうの中だけで大抵の用は足りるっぽい。 ほかダイソーやパルコにも寄る予定だが、さして時間も食わないだろ。 入口前の椅子に、一足先に来ていた彼女がケータイと睨めっこしているのが見えた。 皆まで言うこたないよな。加奈子だ。 「よう、待たせたか」 遠めから声を投げかければ、ハッとこちらに向き直り、トテテ……と駆け寄ってくる。 何とも子犬ちっくなヤツである。 マネージャーやってた頃とは随分な態度の違いだ、そう思うと苦笑も浮かんだ。 「桐乃も来るなら言ってくれりゃよかったのによ。 てゆーかぁ、お前ら兄妹なのにソレは無くない」 ??? ソレとは? 今日はいつかみたいに手を繋いだり、まして腕を組んだりもしてない。 はて…と桐乃を見やると、小さい子がするように指先で俺の上着を摘まんでいた。 「いつの間に、ってか何やってんのお前?」 「い、いいじゃん別に、兄妹だって、これくらい」 心なしか照れた様子で裾から手を離す。 何でそんなと訊きたくはあったが、加奈子がからかうでもなくへぇ~と呆れてたので、いつもこうじゃないのよとフォローせざるを得なかった。 「それより加奈子、見ちまったぜ、お前なにまたタバコくわえてんだよ」 そう、待ってるあいだ手持ち無沙汰だったのか、それらしきモノを口にしてるのが伺えた。 あやせも俺も口を酸っぱくして止めるよう言ってたのにな。 火は着けてなかったから口寂しさを紛らわしてただけにせよ、体面ってもんがある。 「ちょっ、誤解すんな! あれはタバコじゃないって。これこれ」 ん……前に言ってた電子タバコか? 甘ったるくて嫌だと言ってたから、てっきり習慣に抗えず…と思い込んでしまった。 果たして加奈子が懐から取り出したのは、 「チョコシガレットだぁ!?」 「そそ。結構イケんだよコレが」 あまりの意外性に吹き出しかけた。 隣で成り行きを見ていた桐乃も呆然としている。そりゃそうだろう。 「大体さ。いくら今は外れたからって、あんたがマネージャーのころクドクド言ったろ。 アイドルするなら務めのうちだの、あと、ヤニの臭いが残ってたら好印象も台無しだの…」 確かに言った。たぶん一言一句違わなかった。一応頭に置いてたのね。 「京介があんまりしつけーから、やめてやった。見直したか」 へへんと無い胸を張る。 「あれ、兄貴、京介って……?」 そういえば、加奈子が俺を名前呼びしてるのは、桐乃には初耳だったか。 ほんのちょっと前まで糞マネ糞マネ言ってたんだから、急な違いに面食らうのも無理ない。 俺自身ですら初めはそうだったもの。 「こないだの件から妙に仲良いみたいとは思ってたけど……加奈子、どんな心境の変化?」 桐乃のやつが珍しい戸惑いの面持ちで問う。 「ん~、そもそもコイツが加奈子のマネージャー外れるって言い出すからさぁ」 本来ならあの日…俺は加奈子にそう伝えて、我侭娘と雑用係の関係は円満終了。 ひいては二人の繋がりも希薄になり……という流れが当然だったんだろうが。 今となっちゃそんなアッサリとした幕切れは全然現実味が無い。不思議なもんだ。 その辺りの経緯に軽く触れてから、 「マネージャーはもう止めになっちゃったんだし、じゃあ京介でいいっしょって」 「じゃあ、ってのがコイツらしいよな。いきなり呼捨てかよ? とツッコミ入れるか迷ったぜ」 まぁ、実のところ加奈子が俺を呼ぶ時は未だに「なあ」とか「おい」とかが多いんだけどさ。 うん、これと似たケースを既に身近で経験してたな。 「ふーん……うちの兄貴が加奈子のメガネにかなうなんて、思わなかったケド」 そ、その言い草はないんじゃないかマイシスター。 確かにあんな劇的なイベントが無ければ、加奈子が俺への接し方を改める事もなかったろう。 あの件を切っ掛けに、以前と比べて険の取れた加奈子は、そのちんまい容姿とも相まって、ときに可愛らしく見えるのだった。 恥ずかしいから本人には言ってやらないが。 「桐乃は辛口だねー。普段は冴えない男だけど、やるときゃやってくれんよ、お前の兄貴」 なぁ? と俺に振られても。 ニシシと歯を覗かせて笑う加奈子。頼むから、あまり過大評価はしてくれるな。 桐乃は一瞬こちらへ目を向け、かと思ったらすぐに逸らし「そんなこと……」とかゴニョゴニョ呟いた。 たぶん、助けられたって贔屓目が一時的に俺を頼りになる男に見せてるだけだの、そんな風に言いかけたのかと察するが。さすがに飲み込んでくれた。兄さん喜んでいいんかしら。 いつまでも入口でダベってちゃ埒があかない。 他の買い物客の邪魔にもなるしと、三人で連れ立って移動する。 適度に暖房の効いた店内では防寒具が余計になり、俺もマフラーを畳もうとしていると、 「なかなか洒落たマフラーだよな、それ。あんたのセンスにしてはさぁ」 加奈子が興味を示してきた。言葉ほどに皮肉は込めてないんだろうが、 「俺にしては、が一言余計だっつーの」 そりゃ、俺じゃなく桐乃が見繕ってくれたものだから、指摘は正しいんだが。 と、隣でその桐乃が吹き出した。 あぁ……そうだ。意識してなかったとはいえ、ついさっき同じやり取りをしてたっけ? ツボにはまったらしい妹様は放っといて、怪訝そうな顔の加奈子に説明をしてやる。 「そっか、桐乃が選んだなら納得。あんたならもっと凡骨なチョイスしそうだもんね~」 待て待て。最近やっと口の悪さがなりを潜めてきたと安堵してたら、それかい。 若干ヒクついてる俺を気にとめることなく、加奈子はマフラーを手に取りしげしげと観察する。 「ん~、柄はカッケーけど編み方は割りと荒いんじゃねーのコレ」 おぃ、褒めてんのか貶してんのかハッキリしないな。 ていうか編みがラフなのはそういう意匠なんじゃないか? 決してみすぼらしい印象は無いし、むしろハンドメイド感ただよう所が気に入ってるんだ。 そう言って返すと、 「めんご、別に貶すとかじゃなくて。これぐらいなら頑張ればアタシにも編めるかなぁ……って」 加奈子は言外に含みを持たせて俺を見やる。 それは、アレですか。感謝の気持ちを込めて俺に贈りたいという……いやぁ参るぜ。 二人して場を弁えずに固まりかけていると、横合いから桐乃が控えめに割って入る。 「あのさ、チャレンジ精神に燃えてるところ言いにくいんだけどね。 いまから編み始めると今シーズンは間に合わないんじゃないかなー、たぶん」 「そうでもなくない? 一月ぐらいかければどうにか形には出来そうじゃん」 「あたしもそう思ったんだけど。考えるのと実際やってみるのとじゃ大違いで」 そこまで喋って、桐乃はしまったという顔で口をつぐんだ。 えー……ちょっとした重大発言に出くわしちまったぞ。 「ブラコン」 しばし間を置いて口を開いた加奈子いわく。 「何だかんだ言って、そっちこそ仲良いよねー。 さっきのといい、よっぽど兄貴のこと離したくないんだ? 可愛い妹にこんだけ慕われて、あんたも悪い気はしないだろ。この果報者。うりうり~」 や、ちょ、やめれって。 まくし立てられた桐乃は、黒猫にからかわれた時のように反発するかと思いきや、否定の言葉のひとつもなくモジモジとしていた。 ……これなんてエロゲ? そんな様子を見て拍子抜けしたのか、加奈子も一歩引き、 「ちょっと前から何となく思ってた。やっぱ桐乃も京介のこと好きなんだぁ」 も? 今『も』って言ったのお前? 急展開に俺の脳が着いて行けずにいるうちに、 「こいつのことだからきっと妹のピンチを見かねて体当たりでどうにかして…ってとこでしょ。 聞かなくても大体想像つくわ。そういう男だよ、こいつってば。 それがただ善意や責任感からやってるってのがタチ悪ぃし。 そんなされたらさ、他意は無くてもさ、ときめいちゃうじゃんね?」 連帯感か共感かを滲ませて、加奈子は桐乃の手を取った。 聞き間違えでなければ、三角カンケイ的なものが俺たちの間には成立している?? のか? 「何すっとぼけた面してんのよ。二枚目半が台無しだぜー」 「……半とか、ひでぇな。好いた相手にそゆこと言うか?」 「言うね。ほれほれ、買い物済まさないとだろ」 まるでいつも通りのように、空いたもう片方の手で俺を引っ張りながら加奈子は快活に笑った。 すっかり後延ばしになっちまった、当初の頼まれごとである買い出しをこなしていく。 加奈子と桐乃は普段の調子で雑談に興じていて、やれ某が可愛いだの面白いだのといったやり取りに花を咲かせる。 年も性別も違う俺は正直ついていけず、若干茅の外感をおぼえたりしつつ…… 休みに入ってからこっち、やっと心置きなく友達と盛り上がれている二人を微笑ましく見守った。 一通りの買い物を済ませた頃には昼を回っていて、いい時間なんで飯を食っていく事にする。 「それにしてもお前ら、店冷やかすのもいいけどさ。 いちおう一緒に買い出しするって建前なんだから、ちっとは手伝わんかね?」 オーダーを伝えて席に腰を落ち着けたところで、少しばかり釘を刺しておく。 別に話に加われなくて寂しかったとかじゃあない、勘違いしないでくれ。 「えー。だって兄貴だけでもテキパキこなしてたでしょ。買うものだって多くはないんだし。ねー?」 「ねー」 ねー、じゃないよ。こいつらときたら…… 「そんな露骨にガッカリすんなって。荷物運びは交代でもってやるから。 桐乃も、そんなんでいいよな?」 「あたしは最初からそのつもりで来てるし」 とまぁ、何とも頼もしいお言葉をいただいた。 へーへー、お嬢様がたにおかれましては寛大なるお気遣い有り難く…… 「でもよ加奈子、お前んちの方はいいのか。買い物とか大掃除とか」 「いいのいいの。ウチはあんたらの家ほど気合い入れて新年迎えるでもないし。 そういうのは姉貴がどうにかしてくれるから。全面的に任せてきた」 そうなんか。見も知らぬ来栖姉に、労いの一言も送りたい気がした。 「そういう訳だからさぁ、あんたの家に行ったらこのまま何か手伝ってってやるよ」 邪魔でなければだけど? と付け足して加奈子は申し出た。 我が家もあらかた片付いていることだし、普通に桐乃のとこに遊びに来るノリで構わないんだが。 昼飯を食らって一息ついてから、大通りへ出て我が家への帰途を辿る。 俺たちのような買い出しを終えた人間を目当てにしてか、通りにはタクシーが長蛇の列を作っていた。 「ぷは~、食った食ったぁ~」 いっそ清々しいくらい開けっ広げに、加奈子が爪楊枝で食べ滓をつつきながら言う。 「お前ね……言っちゃ悪いが豪快すぎだって。食い方といい、それといい……」 「あ、あたしも同感かな……いかにも加奈子らしいんだけど、ちょっと……親父入ってると思う」 あれだけ旺盛な食欲を見せておきながら、それが体型に反映されてないのは驚嘆に値するってのもある。 珍しく兄妹一致した意見を受けて、さしものちんちくりんも多少たじろぎ、 「いーじゃんかこれぐらい、見逃せよー。 こう見えて仕事関係じゃどうこう言われないように自重してんだ」 要するにその反動でプライベートでは、特に飯時に完全に地が出てしまうらしい。 そういうことなら、直すべきと強くは言えないものの。 初見の奴には外見とのギャップが大きすぎて、損しちまうんじゃなかろうか。 そう指摘してやったところ、 「ばっか、アタシだってそこまで迂闊じゃねーっての。 よそさまの目があるとこなら、ちゃんと年相応の大人しく振る舞いも出来る……わよ」 言葉尻が不自然に浮いちゃってんじゃん!? 心配だこいつ…… 俺は既にマネージャーならぬ身ながら、一抹どころでない不安を禁じ得ないんだぜ。 常人離れした集中力を持つ加奈子のことだ、体裁を繕うくらいわけないって自負があるのかもだが、取り繕う以前に、そのがさつな面を少しは改めていこうな? と、前々から妹に向けていたのと同じ感覚が胸に去来するのだった。 家へ帰る途中で加奈子がケーキ屋に寄りたいと切り出して、いまは桐乃とやいのやいのとブツを選んでいる。 この上ケーキまで食うとは……女子の言う「甘いものは別腹」の恐ろしさの片鱗を味わったぜ。 まぁ、あいつら二人とも、片や生活習慣、片や体質で、脂肪が付きにくいみたいだけどよ。 加奈子はもうちょい脂肪もつけたほうが良いと思われる。 いや、ほら、寒そうじゃん。あの体型だと。他意は無い…… 帰宅。 やけに長い時間が経った気がしたが、実際にはまだ三時ぐらいだった。 荷物を手分けして運び入れて行くと、お袋がキッチンに立っている。 夕飯の支度を始めるには早いし、コーヒーでも淹れてるのだろう。 「「ただいま」」「お邪魔します」 「お帰んなさい。あら加奈子ちゃん、今日も来てくれたのね~」 お袋がにこやかに応対する。 この数日の訪問で以前にも増して加奈子への心証は良くなったと見える。 実際そこまでしなくても……ってほど連日見舞いに通って来てたし、俺たちと違って親に対しては最低限の礼儀は保って接してもいたし。 「寒かったでしょ、ご苦労さま。ちょうどコーヒーにするところだから、こっち来なさいな」 お誘いに応えて、三人とも上着を脱いでリビングへ。 親父がまた無愛想に「ゆっくりしていきなさい」と声をかける。 その厳つさは娘と同じ中学生にゃ怖かろうよ……と思うも、肝の太い加奈子は動じてないようだ。あぁ、初対面でもないしな。 「お忙しい中、今日もお邪魔します。おじさま、おばさま」 加奈子は居住まいを正して挨拶する。 こういう姿勢を、見てくれだけじゃなく、明らかに気持ちを込めて出来るのがコイツのすげぇところだ。 この親父をして「齢15にしてよく出来た娘さんだ。桐乃は良い友を持った」と言わしめていた。 無論桐乃も同感で「意外だけど、ああいうところちゃんとしてんだよね……あの子」と。 買ってきたケーキは年末の挨拶に、ということらしい。 ご迷惑をかけて勝手ですけど今後も変わらないお付き合いをお願いします云々。 定型とすらとれる文言ではあったが、台詞臭さを感じさせない語りで加奈子は締めくくった。 「うへ~……緊張したわぁ…」 茶会を終え、二階の部屋に上がるなり、ヘナヘナと脱力する加奈子。 いや大したもんだったから気を張ってたのは当然なんだろうな。 もっと楽にしてくれて構わないと親は言ってた。 全くだ。例の件で責任を感じて、ってのが拭えないのは仕方無いにしろ、もうそろそろ……そういった面は抜きで、俺ら兄妹共通の友達として家に上がって欲しい。 前のように「オバサンお邪魔しまーす」「んだよ桐乃、兄貴はまた冴えねーツラしてんな」ぐらいでいい。 やや大袈裟だが、そのほうが望ましいのは本音なんだ。 うまい具合に言葉を選べたかイマイチ自信のないまま、俺の思いを伝えようと試みる。 「言いたい事は解ってっけど、ついこんなんなっちまうのは責任だけが理由じゃないってゆーか……」 あれだけ凛とした姿を示したのとは一変、加奈子の様子はしどろもどろだ。 「わからないな、そういう自然な付き合いに戻ったら親父もお袋も喜びこそすれだ。俺だってさ」 「察しろよ、バカ……お前ホントに気が付かねーヤツな……」 「無理無理、兄貴にそんなデリカシー期待するだけムダなんだから」 呆れ果てたと言わんばかりのふいんきを漂わせ、見計らったようなタイミングで妹様がやって来た。 なんだ、その言い様だと加奈子が今みたいなかしこまった対応を続けちまう理由がわかるのか? 「悪いがニブチンな俺にも納得いくように説明してくんないか。頼むぜ」 「兄貴が思ってるように申し訳なさ一杯で徹底的に丁寧な対応してるんじゃなくてさ。 加奈子はさ、兄貴のこと好きなわけじゃん? あたしがこんなん説明する義理は無いけど。 よーするにこの子ってば……お父さんお母さんに、ふつつか者ですが」 「あー! あー!! やめぇ――――!!!!!」 そ……そういう含みだったの? 桐乃はヤレヤレとジェスチャーし、加奈子は突っ伏すような格好で固まっちまった。 俺が今更ながら自分の不明を恥じ入っていると、 「話は聞かせてもらったわ!」 意気揚々と、お袋が満面の笑みを湛えて部屋の扉を開いた。 終
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1221.html
563 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 14 15 13.83 ID W7+wQCIY0 [2/7] 第一巻で桐乃が玄関に落としていったのがメルルのDVDwithエロゲじゃなくて、 京介の写真集とかだったらどうなっていたのだろうか…… 569 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 16 02 02.55 ID W7+wQCIY0 [3/7] ・・・夕食中・・・ 京介(俺の写真なんて、一体誰が持ってたんだ? 桐乃とは考えられねえし、親父かお袋か…… とりあえずカマをかけてみるか) 京介「なあ親父、俺の写真てどこにあるんだ?」 大介「おまえの写真などない」 佳乃「そうよ。京介の写真なんかとって何が楽しいの?」 大介「わざわざフィルムの無駄遣いすることもあるまい」 京介「(´・ω・`)」ショボーン 桐乃(まさか京介が拾ったの!? でも、お父さんもお母さんも、そんなこと言わなくていいじゃない……)シューン ・・・京介の罠・・・ 京介「おまえだって勝手に部屋に入られたらイヤだろ?」 桐乃「~~~!」 桐乃(……あれ?問題なのは勝手に部屋に入ったことだけ? 盗撮の件はいいんだ……) 京介「ほらよ」ポス 桐乃「え?」 京介「俺の勘違いだった。 こいつはおまえが捨てておいてくれ。 ……でも、できるなら捨てないでくれ。 自分の写真を捨てられるのは悲しくなる」 桐乃「うん。わかった。 ……ねえ、あたしがあんたの写真を持ってるのおかしいと思う?」 京介「おかしくなんかねえよ。 むしろ、俺の写真を一枚も撮った事の無い親父たちの方がおかしい。 ありがとうな。おまえだけでも俺の写真を撮ってくれて……」グス 桐乃(自分の写真が一枚も無い事知って、ショックだったんだね……) ・・・桐乃の部屋にて・・・ 京介「なんで俺の写真なんだ?」 桐乃「その……無視しあってるはずなのに、一々あたしのこと気にしてる京介とか、可愛いと思わない?」 京介「……何時からなんだ?」 桐乃「わかんない。 気がついたら無意識のうちにあんたのこと目で追うようになってた」 京介「…………おまえ、もしかして俺のこと好きなの?」 桐乃「はぁ!?あたしがあんたのこと好きとか、そんなことあるはずないじゃない!」 京介「でも、俺の写真」 桐乃「あたしは兄貴が気になるから写真を撮ったり、パンツ盗んだり、10分毎に日記つけたりしてるだけ。 あんたのこと好きになるなんてありえないし!!」 京介(そうだよなー。 桐乃が俺のこと好きになるはずないか) 桐乃(あれ?納得しちゃった?) 桐乃「とにかく、これからは色々協力してよね!」 578 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 18 47 02.49 ID W7+wQCIY0 [4/7] 573 京介「ところで、何で俺の写真集なんて持ち歩いてたんだ? やっぱり、いつでも俺の姿を見たいと思うほど俺のこと……」 桐乃「違うから。 素人用の写真投稿雑誌があって、そこに投稿する写真を選ぼうと思ってたの。 ほら、今までも何回か投稿してるんだよ」 審査員特別賞:「頑張る兄貴」 投稿者:きりりん コメント:写真からきりりんさんのお兄さんへの愛情がヒシヒシと伝わってきます! 桐乃「まだ金賞とかは取った事ないんだよね」 京介「このコメント……やっぱり俺のこと」 桐乃「審査した人が勝手にそう感じただけだから!」 京介「それで、俺は何を手伝えばいいんだ?」 桐乃「う~ん。 今まで通りにしてくれたらいいよ。 変に格好つけられると悪くなりそうだし。 あ、でもあんたのこともっと知りたいから、今度どこかに連れてってよ」 京介「そうか。おまえと一緒にどこかに遊びにいくなんて久し振りだから緊張するが、変なことをお願いされるよりはマシか。 ヌードを撮らせてくれとか言われたらどうしようかと思ったぜ」 桐乃「あんたのハダカなんて何度も撮ってるし」 京介「え?」 -------------
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/5716.html
《ルゥ=ベオウルフ(084)》 キャラクターカード 使用コスト2/発生コスト2/黄/AP30/DP10 このカードは、自分のメインフェイズ以外でも登場させることができる。 (どっちにしろミンチだから、気にしても仕方がないよね?) 魔法使いの夜で登場した黄色を持ち、特徴を持たないルゥ=ベオウルフ。 自由登場効果を持つ。 相手ターンに登場させれば妨害に回すことができ、万が一の時も安心できる。 カードイラストは描き下ろし。 関連項目 自由登場 収録 魔法使いの夜 01-084 魔法使いの夜スターターデッキ 01-084 編集