約 1,209,912 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1116.html
780 名前:【SS】高坂京介の悩み事 1/3[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 02 22 14.68 ID QpPJMei/0 [4/6] 俺の名前は高坂京介。 ごくごく平凡な男子高校生だ。 あえて違うところと言えば、世界一可愛い妹を持っているってことだ。 そして、俺は今その妹について、非常に悩んでいることがある。 「・・・・・・」 想いを乗せて、ソファに座る桐乃を見る。 桐乃は非凡を形にしたような、才色兼備学業優秀な女子中学生だ。 夏休みの間は暇そうにしている姿を見たが、最近は読者モデルに復帰し、これからは忙しくなるだろう。 だから、その前に一つ確認しておきたいことがある。 「・・・・・・」 無言で桐乃を見つめていると、雑誌を見ていた桐乃が顔を上げた。 「・・・・・・なに?」 桐乃が怪訝そうな顔で聞いてくる。 「・・・・・・別に」 俺が答えると、桐乃は雑誌に視線を戻した。 その雑誌、確か桐乃が載ってるやつだよな。 その雑誌なら俺の助けにはなるんだが・・・・・・それでも足りない。 結局、これは俺と桐乃の問題なんだ。 「・・・・・・」 俺は携帯を取り出すと待ち受けを確認する。 待ち受けでは、不適に素敵な超可愛い桐乃が俺に向かってウィンクしている。 「はぁ・・・・・・」 思わず、ため息をついて、再度桐乃に視線を戻した。 「・・・・・・」 視線の先では、桐乃が顔を上げてこちらを見ていた。 俺はもう一度待ち受けを確認し、それから桐乃へと視線を戻す。 桐乃は変わらず、ジィーっと俺を見つめている。 なんだ?何か用なのか? よくわからんが、とりあえず桐乃を見つめ続ける。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 お互いに何も言わずに見詰め合う。 先に沈黙を破ったのは桐乃だった。 「・・・・・・そんな眼で見ても、しないかんね!」 桐乃は顔を赤く染めると、ふぃっと横へと顔を逸らした。 しないかんね?一体何のことだ? よくわからんが、そのまま桐乃を見続ける。 「・・・・・・なに? 違うの?」 見続ける俺の視線に気がついたのか、桐乃がこちらに向き直った。 「ああ。よくわからんが、そうじゃない」 真剣な顔で答えた。 781 名前:【SS】高坂京介の悩み事 2/3[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 02 22 42.32 ID QpPJMei/0 [5/6] 「じゃあ、さっきからなんなの?」 「それはだな・・・・・・」 俺は視線を逸らし、言いよどんだ。 「さっきから真剣な顔であたしを見てるじゃん。 何か言いたいことあるんでしょ?」 ある。あるんだが・・・・・・俺にはその勇気がない。 俺が何も言えないでいると、桐乃は雑誌を閉じテーブルの上に置き、真剣な表情で、俺の顔を真っ直ぐ見てきた。 「あたしさ、京介の力になりたいんだ。 だから、あたしが協力できることなら話してほしい」 「桐乃・・・・・・」 「あたしに話しづらいのはなんとなく分かる。 でもさ、あたしたちはまだまだ仲が悪いから、話してくれないとわかんない」 そうだよな・・・・・・見つめているだけで、分かるわけないもんな・・・・・・ 「たとえばさ、その・・・・・・」 桐乃は一度下を向き少しだけ言いよどんだが、すぐに顔を上げ、 「京介が黒猫ともう一度付き合いたいとか、そういうこと言ったらあたしも駄々こねちゃうと思うし、 認めることとかできないかもしれないけど! でも、怒ったりしないで、ちゃんと受け入れられるから・・・・・・ だから、あたしに話してくれると嬉しい」 「桐乃・・・・・・!」 俺が誰かと付き合うとか絶対に嫌だろうに、そこまで俺のことを考えてくれているんだな・・・・・・ 俺が確認したいことは、何も桐乃に直接尋ねなきゃいけないことじゃない。 他にも色々と手段は残されている。 だがそれらの方法だと、遺恨が残っちまう。 それらの方法で解決したとして、例え桐乃が後で知って俺を許したとしても、きっとおれ自身が俺を許せないから― だから、俺は覚悟を決めなくちゃいけない。 「なあ、桐乃・・・・・・ 俺は一つ桐乃に聴きたいことがあるんだ」 「・・・・・・なに?」 桐乃が緊張した面持ちで俺を見つめる。 さあ覚悟を決めろ高坂京介。 覚悟を決めて、桐乃に言うんだ! 「おまえのおっぱい何カップ?」 782 名前:【SS】高坂京介の悩み事 3/3[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 02 23 04.83 ID QpPJMei/0 [6/6] 俺の名前は高坂京介。 ごくごく平凡な男子高校生だ。 あえて違うところと言えば、世界一可愛い妹を持っているってことだ。 最近は少し妹と仲良くなってきたんだが、ことあるごとに桐乃のことを知らない自分を思い知らされている。 好きな衣服とか、好きな香水とか、持っている服の数とか、今まで何度雑誌に掲載されたかとか、 好きな男性のタイプとか、今現在のスリーサイズとか、好きな妹系エロゲの傾向とか、今後の進路とか、俺には知らないことだらけだ。 特に気になったのが桐乃の胸のサイズだ。 勘違いしてもらっちゃ困るが、これは赤城のせいだぞ? 赤城が「一年前の瀬菜ちゃんの胸はEカップ以上はあったね。今ならFカップ、いや、Gまでいっているかもな!」と言ったのが原因だ! と言うわけで桐乃の胸のサイズが知りたくなったんだが、見ただけじゃわかんねえし、 雑誌にスリーサイズは載っててもカップ数までは載ってなかったし、 ネットで調べるとどうやらDカップらしいんだが、BMIとか考慮されてなくて、しかも個人差があるし・・・・・・ 確かに洗濯に出されている桐乃のブラを調べれば、そこにはアンダーとトップ、そしてカップサイズが明記されているだろう。 しかし靴でもメーカーによって大き目のほうがいいこともあったりするし、正確な値は分からない。 ブラごとに記載されている値を何回か調べれば、大体の予想はつくんだろうが・・・・・・ 俺は桐乃の兄貴として、そんな桐乃に顔向けできないことはしたくなかった。 だから直接聞くしかなかったんだが・・・・・・ 「な、なによ、そんなにニヤニヤして・・・・・・!」 俺は!ついさっき!桐乃のサイズを知ることができたのだ!!!! 「なんでもねえよ」 俺はクールに答える。 ・・・・・・顔はニヤけているかも知れんが。 「・・・・・・キモ」 桐乃が見下したような視線でそう言う。 だが、それだけだ。 確かに桐乃に告白した直後に罵詈雑言は喚き散らされたが、 俺は蹴られることも、ビンタされることも、頭突きされることもなかったのだ! 俺たち、随分と仲良くなったんだなぁ・・・・・・ 「一年前と比べ、随分成長したな」 俺は桐乃(の胸)を見ながらそう呟いた。 「~~~~! なに!?あんた一年前と比べるとか! まさか、覚えてるの!? まじキモいんですけど!」 桐乃が顔を真っ赤にして言う。 一体なんだ? 覚えてる? 一年前どれだけ仲が悪かったか覚えてるのは当たり前だろ? 俺はわけがわからないまま桐乃をじっと見つめる。 「~~~~!~~~~!~~~~! そ、そんな眼で見ても確かめさせてあげないんだからね!!!」 桐乃はわけの分からないことを言うと、両腕で胸を隠しリビングから走り去ってしまった。 「おい、桐乃?」 聞こえてないみたいだな。 一体なんなんだ。 「まったく、成長しても、仲良くなっても相変わらずだな」 リビングに残された俺は、桐乃が置いていった雑誌を手に取りながら独りごちる。 「桐乃がなにを考えているのか、まったく分からん」 -------------
https://w.atwiki.jp/koghost/
MMORPG Knight Online サイファーサーバーのカルス族で活動中のクラン ゴーストバスターズ♪ のクランHPです .
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/516.html
―――――――――――― ―――――――― ―――― 「ん~……しょっ」 出入口まで戻ると加奈子は大きく伸びをして首やら肩やらほぐす。 帰りの混雑を避けるべく、閉会の時間より少し早めに会場をあとにして正解だったようだ。 「お疲れ。まぁ、あれだけ着替えこなせばくたびれもするか」 すぐそこで買ったジュースを渡してやる。 半分以上売り切れになってる自販機が、今日のイベントの人出を語っていた。 「サンキュ。ふう……案外楽しめたわ、うん」 「なに言ってやがる。俺が勧めた衣装よりも自分で選んで着たのが明らかに多かったじゃねえか」 「えー、そうだったっけ」 かわす言葉にも満足感がうかがえる。 加奈子は続けて靴を履き直し、爪先をトントンとリズミカルに鳴らした。 「つーかお前の選んだのはあれな、いっそ見事と言えるぐらいコスプレの基本を網羅してたもんな」 「普通に店に置いてないのばっかだったからさ。ついつい」 随分ノリノリの様子にちょっと笑えそうになった面もあったが、 加奈子自身がコスプレに次第に積極的になるにしたがって華やぎを増してもいた。 どれもハズレ無しだったのはモデルの面目躍如ってとこか。 「ウェイトレスだろ、チャイナ、ナース、ガンマンに、ゴスロリ、チアガール、サンタ……だったか?」 着てねーのって例の事情から魔法少女路線ぐらいじゃなかろうか。 とはいえ今日で(かなかな、ではなく)加奈子に新規のファンがついただろうことは疑いない。 結果からしたら取り越し苦労だったかもしれないと話していると 「それにしたって最初のコスプレで強烈に掴み成り立たせたのは京介のせいじゃん」 ああ…あの時のな。 「今更だけど、あんでよりによって『クマの着ぐるみ』とかリクすんの。しかも一発目に」 「あれもコスなんだって。ただ展示してた側も実際に着たいって人間が出るとは想定してなかったっぽいが」 「そりゃそうでしょ。とんでもない視界が狭いし、嵩張って歩きにくいし、おまけに蒸れるんだかんねアレ。 何より中の人間が見えないんじゃ似合うも似合わないもないし」 チッチッチッ あえて芝居がかったジェスチャーで、ぶーたれる加奈子を遮る。 「大変な格好させて悪かったが反響は大きかったろ。ほら、被り物とったとき」 「あ~、あんときの騒ぎ。耳がおかしくなるかと思った。狙ってたならあらかじめ話しとけっての、もう…」 「愛嬌はあってもシュールなフルフェイスの着ぐるみの中身が美少女。 一目見たとき、お前なら元ネタに合致するとピンと来たわけだ」 お前の可愛さあってこそだと力説したところ、 調子良いこと言って…と返す加奈子はまんざらでもない気色。 「そういや、あの直後のあれはよかったな。コアな連中に質問ぜめに囲まれかけて」 「う…そこは思い出さなくていいし」 「加奈子は元ネタ知らないからろくに応答できないで、終いには「京介たすけろー!」だもんなwwww」 思い出し笑いに襲われていると、腹を軽く小突かれる。 「こっちは状況が飲み込めなくてすげー焦ったんだかんね。あれで割り入って来なかったら今頃とっちめてるし」 「そこらへんは心得てるよ。事実、今日は久しぶりにお前のマネージャーこなせてたろ」 「言うわりには場当たり的だったけど」 ぉぅ、結構辛口な評価きた 「それで途中からグラサンだったんだ? マネージャーってよりSPみたいな服着たり」 「別に形から入るでもないが、偶々それっぽい衣装みかけたんでな」 髪もキメればより雰囲気を出せたものの、そこまで作れなかったぜ。 てゆーか誰も気付いてないだろ、あの…『電脳神』コス崩れ。 最初のインパクトがあんまり強かったため 自分に似合うコスを見立てたら人を集めてしまうと加奈子にしては早々に学んだらしい。 以降あいつ自身が選ぶ衣装はごっこ遊びの延長みたいなものにしぼっていたが、 あるいは特定キャラのコスが混じっていたかもしれない。 正直俺もカバーしてる範囲は広くないから、何気なく見過ごしてたもんがあってもおかしかない 「俺が勧めたのの合間に色々着て見せてくれて、周りの連中だけじゃなく俺も眼福ではあったな」 「(あたし、周りはどうでもよかったんだけど)」 「ん、何てった?」 「なんでも~」 「そぉいや京介、チャイナ服のときは他と反応違ってたじゃん。何か気になった?」 って程のこともないが、うぅむ… 「しいて言うなら、スリットがえらい深いのはまだアリでも、胸元が大胆に開いてると逆にさびしいててててっ 痛いって。悪かったって。勘弁」 ……だから言わないでおいたってのによ。 この時は知らず、後で伝え聞いた。 加奈子は無い胸に去来するなにかがあったらしく、試着したチャイナ服から一着を見繕って買っといたそうな。 あまり心臓に悪い真似をしないでほしいもんだ、いやはや… 「ね、いちおう訊いとくけど」 「どうしたよ改まって」 「京介は、あたしにあれだけコスプレさせて、これは手元に置きたい、また着せたいってのは無かったわけ?」 ふむ。どれも想像通り、あるいはそれ以上に似合ってた。それは確かだが。 「例えばあのとり…『鳥居…なんとか』のレオタードっぽいのとヒラヒラした上着の組み合わせとか」 「おー。たまにはああいうのもありだろ。ちょっと際どいか、さすがに」 「さりげにエロいし、涼しげな感じと思ったけど。いいの、買わないで?」 「そこまで思い入れはねーかな。だいいち外出着にしづらいってんじゃ勿体無い」 「へぇ…舐めるように見てたわりには意外と割り切り」 誰が舐めるように見ただ。 健康美的なコスで、すこし見入ってたのは否定できないにせよ。 「じゃああれ。その後の、ヘソ出し短パンで『なんでか小道具にオレンジ持たされた』ボーイッシュな感じのは?」 「そうそう、事前に愛想悪くしていいぞって、お前マッチしすぎ。背格好といい…」 そんなこんなでコスプレ談義をしつつ帰途につく。 物珍しいのも新鮮だが、加奈子の魅力を引き立てるにはむしろカジュアルな普段着のが適当というのが俺の結論。 「で、どーすんの、このまま帰る? それともどっか寄ってく?」 「帰りでいいだろ。お前がどっか寄りたい所あるなら聞くけど」 特に無いなーと答え上着を羽織り直す加奈子に、俺からも念のため確認しとくことに。 「なあ、加奈子のほうこそ買いたい服はなかったか。あれば一着ぐらい、その…プレゼントするぞ」 プレゼント。 何でそんな表現が口をついて出たのか自分でもよくわからん。 買ってやる、なんて言うのはこの場の空気にそぐわない気がしたってとこだろうか。 らしくない単語に加奈子も面食らったようで、へ?ってな顔を浮かべてから、にへへ…と頬を弛ませる。 「なんだよー、気前良いこと言っちゃってー」 じゃれる加奈子を見ていて思う。 どんなコスプレが似合うとか以前に、素のこいつ自身がひどく愛らしいんだよな。 とはいえ流石にそんな歯の浮く台詞は……無理。沈黙のうちに飲み込む。 「あ、わかった。京介さっきは流してたけど、やっぱ“コスチュームプレイ”に未練あるんだろ。このすけべ」 「違えよっ」 もうやだこの子… この感想も何度目になるか。 てか、ンなもんどこで憶えやがったんだ。そりゃ本来はそっちの意味からきた言葉なのかもしれんが 「ホントかよ~。どの衣装の加奈子に興奮したって正直に言えば?」 「ハイハイ。要らんならいいんだ。よし帰るか」 「あ、待てって。ねー京介ー」 わざとらしいやり取りを挟んで数歩先に行くと、追い付いてきた加奈子がえいっと指を絡め取る。 あっさり捕まった俺へ向けられる、はにかんだ笑み。 なんだかなー。基本的にペース握ってるのは加奈子ばっかなんだよな……まぁ、いいか 「ちょっと思った」 「あぁ。どした?」 「コスプレ。楽しめたけど、もしかしてアタシにはあんまりむいてなかったかな、って」 藪から棒な言葉に意表をつかれて加奈子に向き直る。特に沈んでる様子はないが… 「急になに言ってんだ。どれも似合ってたぞ。お前目当ての奴らにあれだけ囲まれてたのがいい証拠じゃねぇか」 「そっかな? 似合ってたって言ってくれんのは嬉しいけどさ。話は最後まで聞く」 「…おぅ」 「で。自分に似合う格好を探すのも、それで褒められるのもファッション感覚で良い気分なのね」 なるほど、衣装を念入りに選んでたのはそういう自負あればこそと。 時々ドヤ顔してたのも頷ける。小憎らしい可愛さを醸し出してたりとかな。 「でもコスプレってアニメとかのキャラの成りきりがメインっしょ。メインってゆーか前提?みたいに聞いたし」 「聞いたっつーと、あぁ桐乃からか」 「んにゃ、瑠璃から」 「お前らいつの間にそんな仲良く……いや、続けてくれ」 瑠璃、ねぇ。 その呼び方、黒猫は押し切られたか。 「だから、成りきりに必要な思い入れがないアタシはコスプレにはむかないかなーなんて思ったわけ」 「つっても、今日俺がリクしたのはどれもお前知らなかったんだし、思い入れも持ちようがないだろ」 「あー、別にそこまでフォローしなくてもいいって。ちょっと勿体なかったかも、って程度」 ふむ……またそのうちこの手の遊びにくり出すときは、事前に打ち合わせもしたほうがよさげだ。 「ノープランその場任せってのは確かに勿体なかったかもな。 ただ、どれも似合ってたってのは本当だぞ。どうだ俺の彼女は可愛いだろ!って自慢したかったくらいだ」 ぶっちゃけてしまった。 あらぬ告白に加奈子は小さく俯いて、消え入りそうな声でアリガトと呟く 「コスプレってさ、つまり変身願望みたいなもんじゃん?」 「そう…なのかな、言われてみれば」 黒猫やあるいは沙織と違って、俺もその道に通じてるわけじゃないから滅多なことは言いにくい。 「それがアタシにはあんまし無いなーって。こうありたい姿ってのは、あるけど」 「そのありたい姿は普段のお前の延長で、それで変身願望とは違うと感じたってか」 「ん」 割とリアリストみたいだしな、こいつって。 「よければ教えてくれよ。そのありたい像ってのを。やっぱモデルか? それともタレントとか女優のほうか?」 軽いノリで訊ねた俺に、加奈子は短い躊躇いを見せてから答える 「えぇと、スタイリッシュで、出来るオンナって感じで」 「うんうん」 「それでいて可愛くて親しみが持てるような」 「うんうん?」 「……京介のお嫁さん」 ―――――――――――― ―――――――― ―――― 意識的に他愛ない雑談をしながら駅近くの商店街を流す。 服はまたいつか買いに行こうと結論、軍資金が手元に残ったから…だけが理由でもないが…雑貨屋に寄ってみた。 加奈子はリップのコーナーで迷っているらしい。その間にヘアピンをひとつ見繕っておく。 こればかりはセンスの合う合わないなんで、及第点を貰えるかどうか。 少しばかり落ち着かない時間を過ごす俺である さいわい、加奈子のお眼鏡にかなうセレクトだった。 胸を撫で下ろして会計を済ますと、加奈子はすぐに着けたいと言って近くの鏡の前でフードを脱ぐ。 途端に広がるざわめき。イベント会場でのそれに比べたら控えめなものだったが。 そりゃそうか、コスプレほどじゃないにしろ、猫耳フードは何気に人目を集めていたんだな。 被りものの下から美少女。シチュエーションは昼間と同じようなもんだ。 いつかの如くナンパやらに絡まれないか気が気でなくなり、加奈子を急かして離脱する。 「大して問題なくない? もし変なのに絡まれても、昼間だし、周りに人もいるし」 「まぁ気持ちの問題だ。今日みたいな日の終りにケチつけられなくねーからな」 「それもそっか」 第一あの時とは事情が違う。 今や加奈子は俺にとって「年長者として助けてやるべき知り合い」じゃない。 願わくばもうあんな目には遭いたくないもんだ。 しみじみそう言うと、心配性だな~と加奈子に笑われる。 「あー、やっと着いたか……何か妙に疲れたぜ」 「おつかれ。京介、まだ本調子に戻ってないんじゃね?」 そういや昨日から今朝までは体調崩してたんだっけ。 「すっかり忘れてた。もう随分前のことみたく思えるわ」 「そう感じるなら、回復してきてんでしょ」 加奈子は軽快な足取りで部屋に上がり、冷蔵庫から飲み物を持って来る。 「サンキュー、悪いな」 「いいって。昨夜は何もしてやれなかったし」 「ああ……昨夜な」 たぶん熱のせいで記憶にハッキリしない部分はあるが、昨夜の加奈子はかなり強引に泊まってくと決めてたような 「昨夜よりずっとよくなったっぽいけど、まだ弱ってんなら今夜もついててやるしかないかなー」 チラッチラッとこちらの顔を伺いながら、今日は幾分遠回しに言う。 風邪ならうつしちゃマズイと昨日は断ったんだが…… 最終的には食い下がって押し通されたしな、今日は平気だから帰れっつって素直に帰るとも考え難い。 「じゃあ、お言葉に甘えて面倒になるわ」 「マジで? やたっ!」 「…家にはちゃんと連絡入れろよ」 実のところ、断りきれないんじゃなく帰したくないってのが本音かもしれない。 …大丈夫だよな、俺の理性… 喉を潤して、ふと今朝スポーツドリンクを飲んだときの直感に思い当たる。 「あー、そうだ! そういうのか……」 閃きのあまり声が大きくなりすぎた。加奈子が胸を押さえている。 「ど…どったのいきなり」 「すまん。吃驚させたな」 「いいけど、何か重大事?」 「重大かって、どうだろう……説明しづれーな…」 俺の感覚的なつっかえは解消されだが、それを言葉にするとなると難しい。というか気恥ずかしい。 しばしば途切れがちになる話に加奈子は辛抱強く耳を傾けた 俺が加奈子に結びつけようとした、朝のあの感覚… あれってつまり俺が加奈子を、普段の生活の一部、日常に不可欠なピース、 要するに家族に準じるものとして受けとめたって現れなんじゃねーかな。 当然、可愛い彼女、大事な恋人って認識は以前からハッキリ持ってたけども。 それが今回、俺のことを案じて側についてると言い張った加奈子に対して ようやく「居て欲しい」じゃなく…だけじゃなく、だよなこれも…生活レベルで必要なんだって認めちまった。 その落差が、朝具合よくなって飲んだ水の染み渡る感じに重なったんだろう。 同じ必要でも「空気みたいに当たり前」って言うと扱い軽いようにとられる風潮あるけどさ。 それでかな。水みたいに、俺の日々を潤して、俺の人生を満たすもの、加奈子にはそうあってほしい、 てな感覚が自覚されたわけだ。実際にはこんなわかりやすく話せなかったが、そこは割愛。 たどたどしい話が一段落して。 長いこと聞き手に徹してくれた加奈子が口を開く。 「京介も、さ…加奈子のこと、潤して、満たしてくれるんだよね?」 「まさかこんな時にもエロい意味で言ってるんじゃないよな」 「バ、バカ! そういうんじゃないっての!うぅ~」 気恥ずかしさに耐えかねてついおどけたりしたが、許されたい。 だって、その、上目遣いで言われたらそう聞こえちまったんだもん。 「もちろん、誓って精一杯やるさ。お前が望む限りな」 「…一言多い」 「やれやれチェック厳しいな」 では改めて 「俺はいよいよお前が必要なんだ、加奈子、愛してる」 「アタシも愛してる…っ」 …なあ 「ん……なに?」 こんな調子だと、買ったばかりのリップすぐに使いきるんじゃねーの 「いいじゃん、すぐ使いきっちゃえば」 望むところ、ってか 「ん~……そ、望むところ」
https://w.atwiki.jp/game_memo/pages/284.html
特技 TIPS NOTES 攻撃力上昇系 防御力上昇系 攻撃力減少系 防御力減少系 特殊系 攻撃力上昇系 名称 最大Lv 効果 所持クリーチャー 備考 イレイサー 自分の聖の攻撃力↑ スイエル+(C+),ラシエル+(C+),ギルガメシュ+(C+),子ミカエル(R)アトロポス+(R+),ディナ・シー+(R+),ツァドキエル++(R++),グリゴリ++(R++) エクリプス 自分の聖の攻撃力↑↑ オファニエル+(C+),パワー+(C+),アガメムノン+(C+),フレイヤ+(R+),オグマ+(R+),ドミニオン(R),ドミニオン+(R+),アラトロン+(R+),子ミカエル+(R+) グリッター 自分の聖の攻撃力↑↑↑ シャムシエル+(C+),キシャル+(C+),アーモン+(R+),ニヨルド+(R+),アルミサエル+(R+),ゲビエル+(R+),ドミニオン++(R++) ハイ・グリッター 自分の聖の攻撃力↑↑↑+α エリファマサイ+(R+),アブディエル++(R++) ネオエクリプス 自分の聖の攻撃力↑↑↑+α セアラフィエル(R),セアラフィエル+(R+),[ハロウィン]レリエル+(R+) パワーイレイサー 自分の聖の攻撃力↑↑↑+α ゲロン(R),ゲロン+(R+),[ハロウィン]ヴィクター+(R+),[ハロウィン]イオフィエル+(R+) No.12012 自分の聖の攻撃力↑↑↑↑ アナエル+(R+),メタトロン++(R+),ルシフェル+(SR+) コスモカッター 自分の聖の攻撃力↑↑↑↑+α ザドキエル(SR),ザドキエル+(SR+) ヴィズル 自分の聖の攻撃力↑5 カマエル+(SR+),アナフィエル+(SR+),ガブリエル++(SR++) コスモサイクロン 自分の聖の攻撃力↑5 [ヴィーナス]エルフ(SR),[ヴィーナス]エルフ+(SR+) グングニル 自分の聖の攻撃力Λ オーディン+(SR+),サンダルフォン++(R++),アムシャ・スプンタ(SR),アムシャ・スプンタ+(SR+) ミニオンストライク 自分の聖の攻撃力Λ+α [ヴィーナス]サラナナ(SR),[ヴィーナス]サラナナ+(SR+) ブレインストーム 聖の攻撃力を対象の必要召喚が高い程+ ガルガリエル+(R+) ホワイトハーモニー 聖の攻撃力を対象の必要召喚が高い程++ ハナエル+(R+),フル+(R+),ゲレイノン+(R+),アギエル+(R+) プライマル 攻撃時、自分の召喚師レベルが高いほど、聖の攻撃力を++ アドヴェキエル+(R+),ヨフィエル+(SR+) デスボイス 自分の魔の攻撃力↑ キメラ+(C+),ゴブリン+(C+),子プロセルピナ(R),ツァドキエル+(R+),ディアナ+(R+),パイモン++(R++),アングルボダ++(SR++) ザン 自分の魔の攻撃力↑↑ ウコバク+(C+),ガープ+(R+),アポリオン+(R+),子プロセルピナ+(R+),フェンリル++(R++),ガープ++(R++) キラーループ 自分の魔の攻撃力↑↑↑ ヴィーダル+(C+),アラディア+(C+),ケルブ+(R+),ラグエル+(R+),ガミジン+(R+),オリアス+(R+),サマエル++(R++),バルバドス++(R++) ハイ・キラーループ 自分の魔の攻撃力↑↑↑+α クロケル+(R+),ヘル++(R++) デスループ 自分の魔の攻撃力↑↑↑+α アロケル(R),アロケル+(R+),[ハロウィン]子プロセルピナ+(R+),[ハロウィン]グレモリー+(R+) No.666 自分の魔の攻撃力↑↑↑↑ アモン++(R++),ルシファー+(SR+) ソウルフレア 自分の魔の攻撃力↑↑↑↑+α アスモデウス(SR),アスモデウス+(SR+) ベルヴェルグ 自分の魔の攻撃力↑5 ベルゼブブ+(SR+),ハデス++(SR++) カオスストーム 自分の魔の攻撃力↑5 [ヴィーナス]サマエル(SR),[ヴィーナス]サマエル+(SR+) ザン・改 自分の魔の攻撃力↑5 ボティス(SR),ボティス+(SR+),[古代]ボティス(SR),[古代]ボティス+(SR+) アーマゲイ 自分の魔の攻撃力Λ イニアエス+(C+),アミー++(R++),ミカエル+(SR+),ドゥマ(SR),ドゥマ+(SR+) アーマゲイ・改 自分の魔の攻撃力Λ+α ブネ(SR),ブネ+(SR+) ヘルウィング 自分の魔の攻撃力Λ+α [ヴィーナス]ヘル(SR),[ヴィーナス]ヘル+(SR+) レッドデザイア 魔の攻撃力を対象の必要召喚が高い程+ ザガン+(R+) ダストペイン 魔の攻撃力を対象の必要召喚が高い程++ ブエル+(R+),グザファン+(R+) トリップビート 攻撃時、自分の召喚師レベルが高いほど、魔の攻撃力を++ ビューレイスト+(R+),ベルフェゴール+(SR+) ディザイア 自分の神の攻撃力↑ アラリエル+(R+),ヨルムンガンド+(R+),スクルド+(C+),クローソー+(R+) ミーティア 自分の神の攻撃力↑↑ アズラエル+(R+),フェンリル+(R+),ウルド+(C+),ヘズ+(C+) ブリューナク 自分の神の攻撃力↑↑↑ サマエル+(R+) ハイ・ブリューナク 自分の神の攻撃力↑↑↑+α レム 自分の神の攻撃力↑↑↑↑ 天の裁き 自分の神の攻撃力↑↑↑↑+α スヴィズニル 自分の神の攻撃力↑5 メイルストリーム 自分の神の攻撃力↑5 エペタム 自分の神の攻撃力Λ タイダルウェイブ 自分の神の攻撃力Λ+α ドリームボックス 神の攻撃力を対象の必要召喚が高い程+ ラジカル 神の攻撃力を対象の必要召喚が高い程++ チェリッシュ 攻撃時、自分の召喚師レベルが高いほど、神の攻撃力を++ ディスチャ 自分の聖神の攻撃力↑↑ 子サラマンダー(R),サハクィエル+(R+) ニル 自分の魔神の攻撃力↑↑ 子アリアンロッド(R),カリディケ+(R+) フィルス 自分の聖魔の攻撃力↑↑ ヴァサゴ+(R+) ロマンサー 自分の聖魔神の攻撃力↑↑ ライオット 自分の聖神の攻撃力↑↑↑ オク+(R+),レクイエル+(R+),子サラマンダー+(R+) バンキッシュ 自分の魔神の攻撃力↑↑↑ ガウェイン+(R+),子アリアンロッド+(R+) グリード 自分の聖魔の攻撃力↑↑↑ アリオーシュ+(R+),フルフル+(R+) ザッヘル 攻撃時、相手の聖の数だけ攻撃力を++ バルナ 攻撃時、相手の聖の数だけ攻撃力を+++ ブギー 攻撃時、相手の魔の数だけ攻撃力を++ リグレット 攻撃時、相手の魔の数だけ攻撃力を+++ アグリィ 攻撃時、相手の神の数だけ攻撃力を++ イロウド 攻撃時、相手の神の数だけ攻撃力を+++ 防御力上昇系 名称 最大Lv 効果 所持クリーチャー 備考 プレア 自分の聖の防御力↑ ティアードロップ 自分の聖の防御力↑↑ シャルギエル+(C+),ヴァーチャ-(R),ヴァーチャ-+(R+),アストレア+(R+),サーガ+(R+) インヴーク 自分の聖の防御力↑↑↑ ヘラ+(R+) ハイ・インヴーク 自分の聖の防御力↑↑↑+α ゲイン 自分の聖の防御力↑↑↑↑ ザカラエル+(R+) シルフィード 自分の聖の防御力↑5 ブラッティークロス 自分の聖の防御力Λ リロード 聖の防御力を対象の必要召喚が高い程+ トラジェディ 聖の防御力を対象の必要召喚が高い程++ クライシス 聖の防御力を対象の必要召喚が高い程+++ ギミック 防御時、自分の召喚師レベルが高いほど、聖の防御力を+++ デスアイズ 自分の魔の防御力↑ オブスキュア 自分の魔の防御力↑↑ サミエル+(C+),ロシエル(R),バルバトス(R),ロシエル+(R+),バルバトス+(R+) マゴッツ 自分の魔の防御力↑↑↑ サタネル+(R+) ハイ・マゴッツ 自分の魔の防御力↑↑↑+α グラッジ 自分の魔の防御力↑↑↑↑ デスウィンク 自分の魔の防御力↑↑↑↑+α プリズンブレイク 自分の魔の防御力↑5 アイギス 自分の魔の防御力Λ ガブリエル+(SR+) ディケイ 魔の防御力を対象の必要召喚が高い程+ フェロニー 魔の防御力を対象の必要召喚が高い程++ ディアボロス 魔の防御力を対象の必要召喚が高い程+++ クライモア 防御時、自分の召喚師レベルが高いほど、魔の防御力を+++ ファントム 自分の神の防御力↑ ヴェルダンディ+(C+),ラキシス+(R+) ジョイ 自分の神の防御力↑↑ エンキ+(C+),アテナ(R),アレス(R),アテナ+(R+),アレス+(R+) ヒルデグリム 自分の神の防御力↑↑↑ メタトロン+(R+),アモン+(R+) ハイ・ヒルデグリム 自分の神の防御力↑↑↑+α ファントムロード 自分の神の防御力↑↑↑+α ゼツ 自分の神の防御力↑↑↑↑ 生命波動 自分の神の防御力↑5 ジョイ改 自分の神の防御力↑5 オラクル 自分の神の防御力Λ オラクルツヴァイ 自分の神の防御力Λ+α サヴァイヴ 神の防御力を対象の必要召喚が高い程+ ヒステリア 神の防御力を対象の必要召喚が高い程++ カイロス 神の防御力を対象の必要召喚が高い程+++ ドットゼロ 防御時、自分の召喚師レベルが高いほど、神の防御力を+++ コールドブラッド 自分の聖神の防御力↑↑ キャンディードロップ 自分の魔神の防御力↑↑ ブラックパーティー 自分の聖魔の防御力↑↑ アウェイク 自分の聖神の防御力↑↑↑ リブラ 自分の魔神の防御力↑↑↑ ガリロン 自分の聖魔の防御力↑↑↑ ガーディアンハート 自分の聖魔神の防御力↑↑↑↑ 攻撃力減少系 名称 最大Lv 効果 所持クリーチャー 備考 ウィチクラフト 相手の聖の攻撃力↓ ナイトメア+(C+) ホワイトアウト 相手の聖の攻撃力↓↓ シギュン+(C+) チャーム 相手の聖の攻撃力↓↓↓ サキュバス+(C+),インキュバス+(C+),ヴァンパイア+(C+) コールドアウト 相手の聖の攻撃力↓↓↓+α 螺旋呪堕 相手の聖の攻撃力↓↓↓↓ 大陰+(C+),勾陣+(C+),聖大陰(R),真勾陣(R),聖大陰+(R+),真勾陣+(R+) 幻惑狂壊 相手の聖の攻撃力↓↓↓↓ 騰蛇+(C+),天空+(C+),闇騰蛇(R),真天空(R),闇騰蛇+(R+),真天空+(R+) ダークスフィア 相手の聖の攻撃力↓↓↓↓+α デヴィアンジャスティス 相手の聖の攻撃力∨ ジークフリート+(C+),エール+(SR+) ミズリー 相手の魔の攻撃力↓ ブラックスター 相手の魔の攻撃力↓↓ プリンシパリティ+(C+),シン+(R+) サク 相手の魔の攻撃力↓↓↓ ラティエル+(C+),イスラフィル+(C+),ヘルブリンディ+(C+) コズミックスター 相手の魔の攻撃力↓↓↓+α 燼滅呪堕 相手の魔の攻撃力↓↓↓↓ 六合+(C+),白虎+(C+),聖六合(R),闇白虎(R),聖六合+(R+),闇白虎+(R+) 羅刹狂壊 相手の魔の攻撃力↓↓↓↓ 青龍+(C+),天后+(C+),聖青龍(R),真天后(R),聖青龍+(R+),真天后+(R+) 大噴火 相手の魔の攻撃力↓↓↓↓+α エターナルピース 相手の魔の攻撃力∨ レイラ 相手の神の攻撃力↓ カルマ 相手の神の攻撃力↓↓ リリム+(C+) マキャヴェリズム 相手の神の攻撃力↓↓↓ セラフ+(R+) レイラウス 相手の神の攻撃力↓↓↓+α 紅蓮狂壊 相手の神の攻撃力↓↓↓↓ 大裳+(C+),玄武+(C+),聖大裳(R),闇玄武(R),聖大裳+(R+),闇玄武+(R+) 煉獄呪堕 相手の神の攻撃力↓↓↓↓ 朱雀+(C+),貴人+(C+),闇朱雀(R),真貴人(R),闇朱雀+(R+),真貴人+(R+) カーズ 相手の神の攻撃力∨ ベガ 相手の魔神の攻撃力↓↓↓ プレシャス 相手の聖魔の攻撃力↓↓↓ リスク 相手の聖神の攻撃力↓↓↓ 防御力減少系 名称 最大Lv 効果 所持クリーチャー 備考 ダズル 相手の聖の防御力↓ エンジェル+(C+) ケリュケイオン 相手の聖の防御力↓↓ アークエンジェル+(C+),アミー+(R+),ヘルメス+(R+) アケディア 相手の聖の防御力↓↓↓ ヴィーヴル+(R+),ズメイ+(R+) アルケミスト 相手の聖の防御力↓↓↓↓ デッドソール 相手の聖の防御力↓5 雷霆 相手の聖の防御力∨ アンキノエ+(C+),ゴウニュ+(R+),ゼウス+(SR+) シャイン 相手の魔の防御力↓ トゥインクル 相手の魔の防御力↓↓ ルヒエル+(C+),ジン+(C+),ブラギ+(C+) イノセンス 相手の魔の防御力↓↓↓ ウロボロス+(R+),クエレブレ+(R+) シャイナ 相手の魔の防御力↓↓↓+α ケル 相手の魔の防御力↓↓↓↓ ソウルブレード 相手の魔の防御力↓↓↓↓+α ピンクキラー 相手の魔の防御力↓5 シェキナー 相手の魔の防御力∨ デストラップ 相手の神の防御力↓ グリゴリ+(R+),ゴルゴン+(C+),ナリ+(R+) サイコキラー 相手の神の防御力↓↓ アルゴス+(C+),ダンタリオン+(R+) マカブラ 相手の神の防御力↓↓↓ エルリム+(R+),ニーズヘグ+(R+),ラドン+(R+) トリック・ムーン 相手の神の防御力↓↓↓+α ラヴァーズ 相手の神の防御力↓↓↓↓ 地鳴り 相手の神の防御力↓↓↓↓+α ラヴァーズソウル 相手の神の防御力↓↓↓↓+α マッドシップ 相手の神の防御力↓5 トリック・スター 相手の神の防御力∨ バカブー 相手の魔神の防御力↓↓↓ ヘイト 相手の聖神の防御力↓↓↓ カルト 相手の聖魔の防御力↓↓↓ 特殊系 名称 最大Lv 効果 所持クリーチャー 備考 シグナル 攻撃時、相手の魔の特技を1つ打ち消す イオフィエル(R),イオフィエル+(R+) デザイアー 攻撃時、相手の魔の特技を全て打ち消す サラマンダー+(SR+),プルトン+(SR+) ロータス 攻撃時、相手の神の特技を1つ打ち消す ウァレフォル(R),ウァレフォル+(R+) ドグマ 攻撃時、相手の神の特技を全て打ち消す プロセルピナ+(SR+),ペルセウス+(SR+) ハーミット 攻撃時、相手の聖の特技を1つ打ち消す エウプロシュネー(R),エウプロシュネー+(R+) ロスト 攻撃時、相手の聖の特技を全て打ち消す アリアンロッド+(SR+),ハニエル+(SR+) レジスト(魔) このクリーチャーは魔のクリーチャーの特技の対象にならない カガベル+(R+) レジスト(神) このクリーチャーは神のクリーチャーの特技の対象にならない - レジスト(聖) このクリーチャーは聖のクリーチャーの特技の対象にならない - ロックアップ 敗北の際に奪われるジュエルを↓↓↓ 子ルシファー(R)
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1767.html
332 名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/08(木) 19 27 17.02 ID k28hwEUD0 何かのSSであったけど、きりりんにこんな悪戯を仕掛けてみたいね 夕飯を早めに切り上げた京介 そして向かうのは桐乃の部屋 別にいかがしいことをするわけではない。桐乃のパソコンにある仕掛けを施す為だ。 京介「クックック、いつも桐乃の尻に敷かれてる俺だが、今日は俺がその幻想を打ち崩す!(ドヤッ」 練習通りの操作で桐乃のパソコンのデスクトップ画面に「高坂京介 秘蔵画像」というフォルダをコピーする 京介「早く、早く・・!よしできた!」 <ゴキソーサマー 階下から響く桐乃の声。階段を上がってくる前に素早く桐乃の部屋を後にし、自分の部屋に退避する京介。 京介「ほんとは桐乃の反応を間近で見たかったんだがな・・。さて、どうなるかな!」 >桐乃の部屋 桐乃「ふぅ~、さーって、今日はどの妹ちゃんを攻略しようかなぁ~、ふひひww」 桐乃「・・・!!! え!?な、なにこれ!?『高坂京介 秘蔵画像』!?い、いつのまに こんなのが!?む、無意識にダウンロードでもしちゃったのあたし!?」 桐乃「と、とりあえず中身の確認しないとね!・・・はぁ!?パスワード?? あたしが知るかっつーの! ってか、これもしかしてあいつの仕業?」 334 名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/08(木) 19 27 50.94 ID k28hwEUD0 続き >京介の部屋 京介「お?発見したみたいだな ふひひw 俺のパスワードを解けるかな?(ドヤァ」 >バァン! 桐乃「京介!」 京介「うひゃぁ!?な、ななななんだよ桐乃!?」 桐乃「あんたの好きな数字は!?さっさと答えろ!」 京介「え・・、4と8かな?(テキトー)」 桐乃「4と8ね!」バタン! 京介「・・どうしたんだあいつ?」 >ナニヨダメジャナイ!! >バァン!! 桐乃「あんたの好きな食べ物は!!!」 京介「ちょ!・・カレーかな?」 桐乃「カレーね!把握!!」 >コレモチガウ!!! 京介「パスワード解読してんのか、ったく・・ 次ヒントでも出してやるか」 >バタァン! 桐乃「あんたの好きなものは!?さっさと答えなさいよ!」 京介「桐乃」 桐乃「ふえ!?な、なにいってんの、このバカ!」バタン! >桐乃の部屋 桐乃「(あ、あいついきなり妹に向かって『愛してるよ、桐乃』とか!!?? マジでキモい!シスコンすぎ!!!ふひひww)」ゴロゴロ 桐乃「あ、そうだった!パスワード解かないと!」 桐乃「もしかして・・・」 桐乃「『アイラブキリノ』っと・・開いた!な、ななにやってんのあのシスコンめ!ふひひw」 桐乃「・・さっそく中身を・・・」 >京介の部屋 >フザケンナー!!!!! 京介「ふっ、かかったなw」 ----
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/507.html
一月某日。 正月休みも明けてセンター試験まで十日をきっている。 今頃になって最後の追い込みってんでもないが、 人並みに募らせた緊張感に駆られて、先日買い足した問題集と格闘する俺である。 そろそろ暗記もののチェックに移ろうかと考えた矢先、 時間的に今日は来ないらしく思われた加奈子が元気よく訪ねて来る。 「京介、根詰めすぎても良くないから気分転換に外出よーぜっ!」 言って加奈子は肩掛けのスポーツバッグを示して見せた―― あれよという間に近場の公園まで連行される。 まぁ気分転換するのは吝かでないので、べつに文句の一つもありはしないが。 「それでバッグの中には何を用意してるんだ。勿体つける程のもんじゃないだろ」 促すと加奈子は待ってましたと言わんばかりにそれをご開帳する。 ラケットとシャトル…? てっきり無難にキャッチボール用のグラブでも取り出すのかと思ったら 少しばかり想像の斜め上を行かれたようだ。 生憎バドミントンの競技ルールには明るくないものの、そこは加奈子も似たり寄ったりで ネットを張る準備も無かったため、地面に棒で線を引き仮装陣地の体裁をとる。 「どっちかってーと羽根つきに近いんじゃないか、コレは?」 「言われてみるとそうかも。細かいこたぁ気にすんな、ってね」 楽しげに素振りしてグリップの具合いをみる様子から、加奈子は腕に覚えありという事なのか。 いくら最近は体がなまってるとはいえ、これだけ体格差のあるちびっ子に負けてはやれん。 にわかに闘志がムラムラと、…もといメラメラと燃え上がる サーブは加奈子が取った。 ぱすん。と軽い響きとは裏腹に、えらい勢いで放たれるシャトル。 外したと思いきや空中で失速して俺の陣地の角を脅かす。 こいつ……出来る。どうやら歓談を挟みながら和やかにゲームさせてくれる気はないな? ゲームはしばらく一進一退の攻防が続いた。 しかしそれもいつまでもはもたない。当然だ。 加奈子が想像を上回る素早さと小癪な攻め手を見せても、 手足の長さと、それ以上にスタミナに勝る俺を圧倒するには至らない。 何度かデュースに食らい付かれつつ勝ちを拾えた時にはヨッシャ!などと叫んじまった。 今思うと恥ずいな 「なんだよぅ、年下の女子相手にマジで勝ちに来るなんて大人気なくない~」 「言ってろ。お前こそこっちが運動不足なのを見越して容赦なく振り回しやがって」 「ぶーぶーぶー」 本気で俺を倒すつもりだったのか、擬音を口に出して悔しさを表す様が微笑ましい。 日差しのよさもあってワンゲームでくたびれ果てた俺は、早々に水道へ向かう。 躊躇なく頭から水をかぶったあと水分補給もしようとすると 丁度そこへ横合いからタオルとドリンクを差し出された。 「サンキュー。今日はずいぶん気がきくじゃないか」 「これくらい普通。……でしょ、マネージャー?」 いつかの回想を引き合いにしてか加奈子はにへっと苦笑を浮かべる。 「でもさ。白状しちゃうとこれは、っていうか今日のは全部桐乃のお膳立てなんだよね」 「桐乃の?」 「うん。昨日一昨日から京介がちょっと息詰まってるぽいから、ガス抜きさせようって」 そんなんおくびにも出してなかったが、よく見てんだな妹様は。 気遣いに感謝しつつ、そうすると今この場にあいつが居ない事が気にかかる。 聞けば陸上部の用事が外せずこっちには参加できないらしい。俺にも伝えとけっての。 「そう言ってやるなよ。こっち来たがってたけど我慢しないとで、余裕無かったんじゃん?」 それは頷ける。葛藤があろうと、桐乃は公用を投げ出して私的な楽しみに走りはしない 「仕方ないか。あとで埋め合わせしてやらなきゃな。まったく……出来た妹様だ」 それにしても近頃はこうして桐乃に借りを作る事に抵抗の薄れてきた感がある。 互いを気遣えるごく普通の兄妹関係になって喜ばしいには違いないんだが 以前との落差があまりに大き過ぎて、どうもむず痒く落ち着かないのも本音である。 それアタシにも寄越せ、と言うが早いか横に置いたドリンクが奪われる。 ゴクゴクと美味そうに喉を鳴らし、ぷはぁ~と息をつく加奈子はフェミニンには程遠いが可愛かった。 ふと気付いた事実を指摘してやるか迷う。 お前、何気無く飲んでるけど……間接キスですよ? 若いこいつはその程度は気にしないんかしら。逆に俺が気にしすぎなのだろうか。 意を決して言ってみると、加奈子は平然としたもので 「こんなん大した事じゃないっしょ。思春期的な発想だねホント」 とまぁ、にべもない。 もう少し恥じらいがあってもいいと思うんだ。 それから更に2ゲームを終える。 俺に一泡ふかせたい加奈子は渋ったが、風が冷えてきたので帰る頃合いとした。 気が付けば、俺達と同じく遊びに来ていた子供らの姿も失せている。 健康的に汗を流したはいいが風邪を引いたら本末転倒だ。さっさと引き上げよう。 帰り支度といっても足元に引いた線を靴で踏み均し、道具一式をスポーツバッグにまとめるだけ。 来るときは加奈子が持ってきたので、帰りは俺がとそれを手に取る。 そういえば… 「なぁ、加奈子」 「ん~?」 「今更だけど今日は珍しくスカートじゃないんだな。そのスウェットも桐乃が?」 「そそ。汗吸ってべとべとになったら最悪だからって、勧めてくれてさ。だいぶ具合いいよコレ」 こいつにしては気合い入った格好だと思ったら、どおりで。 そうまで俺を負かせたかったのか。まぁ…らしいっちゃらしいな。 と、何とはなしに納得しかけていたところ 「なんだぁ、加奈子のスカート姿が見られなくてそんなに残念?ww」 「言ってねーし。こちとらそれほどフェチじゃございません」 「またまた。正直になれよ、京介が頼むってんなら着替えてきてやるぜ」 またも用意がいい奴。予め聞いてれば俺もアンダーの替えぐらい持ってきたものを。 チョコマカとまとわりつく加奈子を適当にいなしておく。 「変に色気づいたこと言うなって。だいたいお前相手にそういう感覚は湧かないっつの」 「…………」 突然の沈黙。まずい、ストレートに言い過ぎたか。 「……そりゃ、あんたがアタシの事そうゆうふうに見てないのはわかるけど。 正直にも程があるだろ。もうちょっとオブラートに包むとかさぁ」 すっかり拗ねてしまったご様子。どうフォローすべきか迷ううちに加奈子は続けた。 「桐乃には、あるくせに」 ちょ―― 「否定しないってことは、やっぱあるんだ。ちくしょ…へこむわ~」 呟いてすぐトイレの方へ駆けて行ってしまう。 俺は追えず、その場にぽつねんと残された。 何故ここで桐乃の名前が出てくる。 あいつはどれだけ俺と桐乃の関係を知ってるというのか。 近頃は以前にも増して仲良くなってるようだから、桐乃から色々聞かされてるとか… まとまらない思考の断片が頭の中でザリザリと音をたてる様な感覚に苛まれる しばらくして加奈子が戻ってきた。 着替えている。それはそうか、その為に持ってきたわけだし。 「わり。待たせちゃったか」 「大して待っちゃいないさ。それに俺のほうこそ悪かった、その……さっきはスマン」 他に言いようもなく、頭を下げるにとどめると 「いいって。あたしも何も桐乃を引き合いにする必要なかったって悔やんでたところ」 苦み走った表情を見せる加奈子に、申し訳ない気持ちが募る。 「あー、あの、だな」 「……?」 「さっきはああ言ったが、パンツルックよりスカートのが似合ってるな。普通に可愛いと思うぞ、うん」 気恥ずかしさをどうにか押し込め、口に出してみる。あれだ、まさに言わせんな恥ずかしいってやつだ 加奈子は一瞬キョトンとしたあと、何だよそれ~と破顔する。 「パンツルックとかいつの時代の言葉だっつの。それに『普通に可愛い』は誉め言葉じゃねぇし」 そ、そうなのか!? いちおう意味は伝わってるみたいで一安心しつつ、言葉は水物と思い知らされる。 「それにしても京介が可愛いだなんて言うのは久しぶりの気がする。へへ、嬉しいかも」 「そうだっけか。俺は常々お前のこと可愛いと思ってるけど。切っ掛けがないとなかなかな」 「止せやい、あんま連呼するもんじゃないだろ」 「…かね。ただ、さっきのフォローってんでもないが、スウェット穿いてきながら着替えのスカート選んで用意してきたのは俺の目を意識してなのかなって思うと、普段は見えにくいお前の女の子っぽさが愛らしく感じられるよ」 先刻より更にこっ恥ずかしい台詞と自覚するも、言わないと伝わらないものもあると思い切る。 当の加奈子は赤面して、うぅ…とかあぅ…とかひとしきり漏らすと「バカ」とこぼした 「あんたってたまに自然にキザなこと言うんだもん、タラシなの?天然?」 誰がタラシか。返すより早く腕を引かれ危うくつんのめりかける。 と、頬に柔らかい感触が触れた 「――好きだよ、京介」 こうして俺と加奈子は恋人になった。めでたしめでたし。 で終わるならグッドエンドなんだが。 仮にそんな帰結に至ったとしても、ゲームや小説の物語と違って変遷は止むことがない。 それを空しいと思うか素晴らしいと思うか……って田中氏は言った。 人生という冒険は続く。 「おぃ、なに呆けてんだよ。目ぇ覚ませって」 加奈子のツッコミを受け、ようやく我に帰る。 「いや、いきなりだったから、ついな…」 「ったく。驚いたのはわかるけどリアクション薄くない? 感動した!とか、俺も好きだ愛してる!!とかさぁ、何かあるでしょ」 捲し立てる加奈子は自分の行為に少し浮き立っているらしい。当然か。 いくらこいつが俺を好いてくれてても、付き合ってもない男にキスするのは思い切りが要るだろう。 もちろん、当事者たる俺はこの愛情表現に何らかの答えを返さないとなわけで。 せっつく加奈子を不安がらせないうちにと、軽く抱き寄せた。 「サンキュ。みっともないとこ見せちまった…感動したし、嬉しかった」 「最初から素直に言えっての。ヤキモキしちゃったじゃん」 加奈子は清々しそうな顔を見せる。 見上げるその笑顔に、胸を締め付けられるような感覚がよぎる。 これだけ純粋な好意を向けられながら、どうしてか俺は加奈子と付き合おうと思い定められずにいる。 いま一番欲されている言葉は十分わかっているのに。 次の言葉に迷っていると、まるで見透かしているかのように加奈子は続けた。 「いいよ京介、そんな悩まなくても。別に今日ここで彼氏になれとか無理は言わないって」 「あぁ、悪い」 「むしろ悩んでくれたならそんな簡単に謝るな。怒るぞ?」 脇腹をつねられる。 大して痛くもないが、痛みを感じてるのは加奈子の方じゃないかと思うと居たたまれない。 「ま、受験生なんだから彼女だ彼氏だ言ってられないのは仕方ないね。春になって進学する頃にはアタシも晴れて高校生、今の『中学生と付き合うのは……』って抵抗も解消するし、それまではこのままでいーや」 「おまえ、見た目に反して随分男前だよな…」 年不相応な器量を覗かせる加奈子に改めて感嘆していると 「そう言う京介は、優しげなキャラに反して結構粗雑だよな~。 3つも年下の加奈子とやり取りが対等になりがちって時点で、考えたほうが良いと思うww」 諭されてしまった。面目次第もない。 「けど、これで加奈子のこと前よりかは女の子って意識してくれたみたいだし、よしとしとくか」 そんな風に結んで、加奈子は俺の背に回した腕を解いた。 ええっと、俺達ってばつい今まで抱き合いっぱなしだった、のか? まだ陽の高い公園で? 衆目を憚ることもなく?? とんだバカップルだ。付き合ってるとかないとか以前の問題である。 羞恥のあまり頭痛に襲われる俺にお構いなく、追撃が飛んでくる。 「それで、どうよ。アタシへの気持ちに変化はあったワケ? ほらほら白状しなさいよー」 未だにこいつに恋愛感情を持ててないのは違いないが、 楽しげかつ執拗に絡む加奈子に根負けして、嘘にならない程度に一言だけ歩み寄る 「そうだな……好意に値するよ」 「『好きってことさ』? やりぃ!それが聞きたかったんだぁ」 お、通じた。意外だ。 上機嫌の加奈子と連れ添って今日も我が家への道を辿る。 もう馴染みのパターンと化しているが、傍目からは知れないだろう昨日までとは少し違った俺達二人である 「あーあ、ほっとした。勢いでキスなんかして身構えられたらどうしようかって思ったもん」 「そんな心配してたようには見えなかったがな」 「こう見えて乙女心は繊細なの。自分の気持ち押してばっかで重い女って思われるかも、ってのも恐かったし」 そんなようには…って、同じ台詞を繰り返すのは流石に気が咎め、自重した。 知り合った当初はともかく今であれば、こいつが乙女心を語ってもおかしかない。 ここで下手にからかいを挟むほど野暮じゃないつもりだ。 「重いってこたぁないんじゃないか。お前がそれだけ恋愛に入れ込むタイプだとは思ってなかったにしろ」 「…あんがと。そう言ってもらえると助かる」 そうして加奈子は一拍置いてから、事も無げに重大な話を告げた。 「そうそう。アタシ今日はあんたの家に泊まってくから」 どうしてこうなった。 前門のトラ後門のオオカミじゃないが、 加奈子と桐乃との板挟みでまんじりとも出来ない俺がいる。物理的な意味で。 可愛い女子と部屋を同じくして且つ一緒に寝るって状況ともなれば、 健全な男子としてはこう……来るものがあって然るべきなのかもしれないものの… 妹の部屋で、自分を慕ってくれる子を目の前にして、それでいて妹からも引っ付かれているのだ。しかも三人が一つの布団の中で。 おかしいですよカテジナさんと言いたいのは山々ながら、浅い眠りにあるらしい加奈子を起こしてしまうおそれがあり何とか堪える。 この困った状態に対するある種の緊張を逸らしたくて、ここへ至る経緯を思い返してみた。 そうだ、加奈子が昼間いきなり俺の家に泊まると宣言して―― 「泊まってくだぁ? なに言っちゃってんのお前、藪から棒に?」 驚きのあまり思わず文語表現が口をつく。これも受験生のサガか 「そんなおかしな事もないっしょ。桐乃とたまにはゆっくり話するのもいいねって。 京介、動揺しすぎ。別にあんたの部屋で寝かせてほしいとか言ってるわけじゃないし」 聞けば、お泊まり会の企画は以前からあったらしく。 どうせなら俺には秘密のまま当日まで引っ張って吃驚させようという、ちょっとしたサプライズを狙ったようだ。 してやったりの顔で「なーなー今どんな気持ち?」と絡む加奈子に苦々しさを覚えつつも、 こんな害のない悪戯心くらいは笑って負けておくかとも思える。 あんなことの後だから慌てちまったが、予め決まってた話ってんならこいつに他意は無いのだろう。 落ち着くんだ、俺…… 家に着く。 桐乃は今回の件を自分が明かしたかったようで「なんだもう話しちゃったの」と拍子抜けしていた。 改めて考えると…桐乃に話されたならさっきみたいに激しい動揺はなかったかもな。 加奈子本人の口から「あんたの家に泊まる」はインパクトがあり過ぎた。認めるのは癪だが。 ウチに随分馴染んだ様子で自然に振る舞う加奈子を見てると、二人が姉妹であるかのような錯覚すらある。 そりゃこれだけ一緒にいれば、お互いの性格やら仕草やらにも影響を受けるってもんか。 …なにかもう一つ忘れてる気がしたが、それも思考から汲み上げる前に霧消した 女三人寄れば何とかいう諺がある。 こいつらの場合二人で充分で、お袋は賑やかでいいわとホクホクしている。 構わねーけど、二人を(特に桐乃を)夕飯作りに関わらせるなら念入りな監視と手解きを願わずにいられない。 不安もものかは、出てきた夕飯はまったくいつも通りで胸を撫で下ろす。 一瞬だけ親父も似たような安堵を浮かべたのを俺は見逃さなかった。そうだよな…! お袋は二人を味付けに携わらないよう上手いこと誘導したようだ。今日のお袋はやけに眩しいぜ 桐乃がこの和え物は自信作だと言えば、加奈子が野菜炒めとの奮闘を熱弁する。 普段なら静かに食えとたしなめる親父も来客のお陰で一歩引いてくれたようで 終始和気藹々と食事は進み、おかしな話だが家族四人揃ってるとき以上に団欒を実感できた。 加奈子効果、侮りがたし。 「兄貴、お風呂沸いてるから入っちゃえば?」 「いいのか。先に入っていいなんて珍しいな。じゃあ一応親父にも聞いて…」 「お父さんも兄貴先でいいって。今日は外で汗流してきたんでしょ。さっさと行ってこいっての」 言われてようやく気付く。そんなでもないと思って着替えなかったが…汗臭かったろうか。 そそくさと用意をして風呂場へ向かった。 入浴を済ませてしばらくまったりする。 何か飲み物でもと部屋を出ると、ちょうど桐乃と加奈子が階下から来るのに遭遇。 「よ、風呂上がりか。結構長湯だったな」 何の気なしに声をかけたところ 「妹の入浴時間を一々気にかけてるわけ? シスコン通り越してちょっと変態的じゃない?」 などと笑われてしまう。 「特に気にかけちゃいない。ただ二人で盛り上がってのぼせてないかって思っただけだ」 「やっぱり気にしてんじゃんww」 「ほっとけ。にしても、大して広くもないウチの風呂場によく二人で入るなんて考えたな」 「こんな機会めったに無いからさぁ、勢い任せで行っちゃえーみたいな」 加奈子がお得意のニヒヒ顔でのたまった。 話を長引かせるとマイサンが反応しかねない予感がして、まだ湯気を漂わす二人に道を譲る。 すれ違いざま香るシャンプーの匂いにつられ、ふと目で追ってしまう。 すると二人はクスクスと肩を震わせ 「兄貴、見とれすぎ。アタシたちが魅力的だからって露骨に欲情すんなwwww」 「そうだそうだ~」 「誰が欲情したってか。いいから早く髪乾かしてこい、風邪ひくぞ」 示しあわせたようにキャーと黄色い声を響かせて部屋へ駆け込む妹たち。まったく…… そういやあ加奈子が髪下ろしたのを見るのは初めてだった。 欲情云々はともかく、見とれたってのはあながち間違いでもないか? 当人が耳にすると調子づきそうなので、心中に留めおくとしよう ふぅ… まだ0時ではあるが、今夜分の進捗を確かめて問題集を閉じ、デスクライトをおとした。 薄い壁越しに隣室の会話がチラチラ漏れ聞こえるのがどうもいただけない。 何度か釘をさしてやろうかと思うものの、せっかく楽しげにしているのを妨げるに忍びなく、 まして話題が度々俺のことになってるのでは下手な横槍は薮蛇と察するに難くない。 少し冷えてきた。 相変わらずこの部屋にはエアコンが備わってないため、ガスストーブを置いている。 だが空気の乾燥した感じが嫌で、それもさっき消してしまった。 「このストーブ旧型だからタイマーセットして寝られないのが最大の欠点だよなー」 冬の相棒に愚痴のひとつもこぼしておいて、寝支度にかかる。 と、その時。ドアが控え目にノックされた。何だ? 「はいよ、いま行く」 隣室のメンツ、たぶん桐乃だろうか。 用向きに心当たりは無いが、シカトする理由もないので脱ぎかけのズボンをはいて急ぎドアを開ける。 「あ、着替え中だったんだ。ゴメンゴメン」 「いや気にすんな。覗かれたわけじゃないし謝んなくていいぞ」 「あんたね、妹相手にセクハラ…まぁいいや。単刀直入に言うけど、あたしの部屋に来ない」 唐突な召集に、つい疑問符を浮かべる俺。桐乃は続けた。 「ほら今夜はだいぶ冷え込むし。ストーブつけっぱに出来ないこの部屋じゃ辛いんじゃない?」 「そりゃ、正直ありがたいお誘いだが……。一体どういう風の吹き回しだ」 「か勘違いしないでよね、加奈子があんまし兄貴のこと心配するから。今日は特別。いい?」 念を押す桐乃の提案を謹んで拝領、布団一式を持ち込んでお邪魔する運びとなった。 夜半。 温温と心地好い眠りに浸っていたところ、後ろ側から揺さぶり起こされる。 なんだよぅ桐乃…寝かしとけって… (ちょっと、あんた何してんのよっ) 「うるへーまだ夜中だろ」 (声が大きいのは兄貴のほうだっつの。静かに目ぇ覚ましなさいよね) (ホント何だってんだ…ったく……) 不承不承目を開けると、胸元に加奈子の顔が。道理で暖かいわけだ。 ってオイ 俺はいつの間に寝惚けて二人の眠るベッドに闖入してしまったのか。 記憶を引っくり返すが手応えはない。 それもそのはず、寝ついた時と同じ床に敷いた布団に俺は…俺と加奈子は横になっている。 闖入者はコイツだったか。人騒がせな。 (加奈子のやつ、いつからこっちに潜り込んできたんだろうな?) (だろうなって、あんたがそっちの布団に連れ込んだんじゃないの) 割と本気で疑わしい視線を送ってくる桐乃。俺の信用ってこんなもんだったのか。 「なワケねーだろっ」 (こらぁ、声大きい!) すかさず諌められてしまった(´・ω・`) (言われてみたら、兄貴が加奈子を自分の布団に誘うとか、キャラじゃないわね。早とちりか) (トイレに起きた時にでも寝惚けてこっちに来たとか、せいぜいそんなオチでねーの) (あー、トイレに…行ってたかも。寝惚けてかどうかはわかんないけど) 気のせいか機嫌悪そうなトーンの妹様である。 (こっち一人ぶん空いちゃって寒いんだケド。あたしもそっち移るかんね) (……はぁ?) 許可を得るまでもなく、モゾモゾと気配を感じたかと思うと背後に桐乃の体温が。 またこんな展開かよ、これなんてエロゲっ (なんか言った?) (いや…それよりも近いよお前…) (仕方ないじゃん。こっちのが暖かそうだし、くっつかないと布団からはみ出ちゃうんだし) (それはわかったが、なら俺を抱え込むように腕を回してるのはなんでなんだぜ…) (抱き枕もってくるには狭いの。兄貴が代わりになってよね) もうヤダこの妹、どうして俺をこうも窮地に追い込んでくれるの。性的な意味で。 そんなやり取りも知らずに、加奈子のやつは安らかな寝顔のまま丸まっていた。 犬か猫かとツッコミたいが、起きずにいてくれて助かる。これ以上のカオスは御免だ。 ややあって興奮状態のナニがおさまった頃、まだ眠れずにいたらしい桐乃が話しかけてくる。 (ねえ、ちょっと訊いていい) (……なんだよ改まって) (兄貴はこれだけ好かれてて、それでも加奈子と付き合おうとしないのはどうして?って) 来たか、この問いが。いずれはと予想していたものの、返す答えに困るには違いない。 (自分でもよくわからん。試しに付き合うかって軽いノリで応えてやれればいいんだが) (ふーん…) (桐乃はどう思う。加奈子の気持ちを汲んで、形からでも彼氏役をやってやるべきと思うか?) (それこそわかんない。あたしに聞くな。あたしは、当事者じゃないんだから) そうだろうか。台詞の後半に若干の引っ掛かりをおぼえる。 (でもさ、加奈子とくっついた方がいいって言うんじゃないけど。年が離れてるからとか、妹…みたいに見てるからとか、本人にどうしようもない部分でそういう対象になれないんだとしたら、それってメチャクチャ悔しいし、悲しいことだよね) 所々言葉を詰まらせつつ桐乃は言った。 悲恋を語る桐乃に加奈子のイメージが重なる。 違うか? 逆かもしれない。 加奈子に桐乃をダブらせてしまって、それが俺を躊躇わせている? 片や恋愛、片や家族愛と異なりはあれ、こいつらが俺を慕ってくれてるのは共通で、 どちらかに寂しい思いをさせたくない俺のエゴが今みたいな現状を作ってるのは疑いの余地もない。 (加奈子は、だけど、そうやって悩んじゃうのが兄貴らしい優しさだって言ってた。そんな兄貴に惚れちゃったんだからしょうがないって。物好きもいたもんだと思うわ) (……) (そんな健気な子は何人も居ないんだから。あんまりつれない態度で悲しませたらダメよ?) (ああ、わかってる) そしてその言葉が額面通りの友人と兄との恋へのエールではないことも、わかっていた。 俺を抱え込む手に少し力が加わり、まるで桐乃の言う枕のように抱き締められる (オヤスミ、兄貴) 心にもない事を平気で言う。お前、俺を寝かす気なんてないだろう。 (おやすみ桐乃……)
https://w.atwiki.jp/otome-gamecatalog/pages/223.html
1月発売 2月発売 3月発売 4月発売 5月発売 6月発売予定 1月発売 1/29 PS2 遙かなる時空の中で 夢浮橋 Special KOEI カテゴリー 恋愛アドベンチャー CERO『B』 1/29 DS ヴァンパイア騎士 D3PUBLISHER カテゴリー ブラッディーラブSLG CERO『B』 1/29 CD Starry☆Sky ~Capricorn~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;緑川光) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 2月発売 2/13 Win 断罪のマリア~THE EXORCISM OF MARIA~ 花梨エンターテインメント カテゴリー 乙女向けゴシックバトルアドベンチャーゲーム 全年齢対象 2/26 PSP 金色のコルダ2 f KOEI カテゴリー 恋愛シミュレーションゲーム CERO『A』 2/26 PSP ユア・メモリーズオフ~Girl s Style~ 5pb. カテゴリー 恋愛アドベンチャー CERO『B』 2/27 CD Starry☆Sky ~Aquarius~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;鈴村建一) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 3月発売 3/5 DS テニスの王子様 ダブルスの王子様 GIRLS, BE GRACIOUS! KONAMI カテゴリー コミュニケーションテニスADV CERO『A』 3/12 DS アニーノアトリエ ~セラ島の錬金術師~ ガスト カテゴリー 新感覚RPG CERO『A』 3/12 DS ときめきメモリアル Girl s Side 1st Love Plus KONAMI カテゴリー 学園恋愛シミュレーション CERO『B』 3/13 Win すみれの蕾 美蕾 カテゴリー 恋愛アドベンチャー 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 3/19 DS 桜蘭高校ホスト部DS オトメイト カテゴリー AVG CERO『B』 3/19 DS 黒執事 Phantom & Ghost SQUARE ENIX カテゴリー 主と執事の冒険ゲーム CERO『A』 3/19 PSP 遙かなる時空の中で3 with 十六夜記 愛蔵版 KOEI カテゴリー 恋愛アドベンチャー CERO『B』 3/26 DS/PSP ウィル・オ・ウィスプ オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 3/26 DS テニスの王子様 ダブルスの王子様 BOYS, BE GLORIOUS! KONAMI カテゴリー コミュニケーションテニスADV CERO『A』 3/26 PS2 VitaminZ D3PUBLISHER カテゴリー コミカル恋愛ADV CERO『B』 3/27 CD Starry☆Sky ~Pisces~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;杉田智和) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 3/27 CD/win Starry☆Sky ~in Spring~ honeybee カテゴリー ドラマCD&ゲーム 全年齢対象 (CV;小野大輔 杉田智和 緑川光) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 3/27 Win 鬼畜眼鏡R 鬼畜眼鏡ファンディスク Spray カテゴリー ■BL■ AVG+PC用デスクトップアクセサリ、タイピングゲーム 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 4月発売 4/23 PS2 カヌチ 黒き翼の章 オトメイト カテゴリー ADV(女性向けアドベンチャー) CERO『B』 4/23 PS2 リトルアンカー D3PUBLISHER カテゴリー 女性向けSF恋愛アドベンチャー CERO『B』 4/24 CD Starry☆Sky ~ Aries~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;中村悠一) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 4/30 PS2 伯爵と妖精 夢と絆に想いを馳せて 5pb. カテゴリー 恋愛&ファンタジーアドベンチャー CERO『B』 5月発売 5/1 WIn GARNET CRADLE SPICA カテゴリー 恋する乙女活劇 ADV 全年齢対象 5/14 PS2 アルコバレーノ! オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO未定 5/21 DS 俺がオマエを守る オトメイト フォルテ カテゴリー 3D横スクロールアクション CERO『A』 5/28 PSP ソラユメ portable TAKUYO カテゴリー ミスティックラブ・アドベンチャー CERO『B』 5/28 PS2 風色サーフ Russell.pure カテゴリー 乙女向け恋愛アドベンチャー CERO『B』 5/28 PS2 スキップ・ビート! 5pb. カテゴリー 恋愛&コミカルアドベンチャー CERO『B』 5/29 Win 銀の冠 碧の涙 aromarie カテゴリー ADV18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 5/29 CD Starry☆Sky ~Taurus~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;保志総一朗) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 6月発売予定 6/10 Win ラッキードッグ1 Tennenouiji カテゴリー ■BL■ ADV 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 取り扱い店はTennenouiji様のHP、又はコチラでご確認ください 6/25 PS2 Under the Moon ~クレセント~ dimple カテゴリー AVG CERO『D』 6/25 PS2 ひめひび ─New Princess Days!!─ 続!二学期 TAKUYO カテゴリー 学園ラブコメアドベンチャー CERO『B』 6/25 DS ふしぎ遊戯DS オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛ADV CERO『B』 6/25 PS3 ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術師~ ガスト カテゴリー 新約錬金術RPG CERO『A』 6/25 PS2 ワンド オブ フォーチュン オトメイト カテゴリー 恋と魔法の学園AVG CERO『B』 6/26 CD Starry☆Sky ~Gemini~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;遊佐浩二) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 6/26 CD/win Starry☆Sky ~in Summer~ honeybee カテゴリー ドラマCD&ゲーム 全年齢対象 (CV;保志総一朗 神谷浩史 福山潤) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 7月発売 8月発売 9月発売 10月発売予定 11月発売予定 12月発売予定 7月発売 7/24 Win 蒼天の彼方 澪 カテゴリー 大河ロマン中華ファンタジーADV 全年齢対象 7/24 Win プリティー☆ウィッチ☆アカデミー! Strawberry*Maiden カテゴリー 魔法学園恋愛ADV 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 7/24 CD Starry☆Sky ~Cancer~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;小野大輔) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 7/30 DS サイキン恋シテル? D3PUBLISHER カテゴリー サイキン恋愛アドベンチャー CERO『B』 7/30 PS2 LucianBee s -RESURRECTION SUPERNOVA- 5pb. カテゴリー ダメ男ダサ男改造AVG CERO『B』 8月発売 8/8 Win クリムゾン・ロワイヤル~「クリムゾン・エンパイア」アペンドディスク~ QuinRose カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャー 全年齢対象 備考 このディスクは、クリムゾン・エンパイアがないとプレイすることが出来ません。 8/20 PS2 L2 Love×Loop オトメイト カテゴリー 女性向恋愛ADV CERO『B』 8/20 PS2 S.Y.K ~新説西遊記~ オトメイト カテゴリー 天竺道中恋愛AVG CERO『B』 8/20 PSP 金色のコルダ2f(フォルテ)アンコール KOEI カテゴリー 恋愛シミュレーションゲーム CERO『B』 8/20 PSP ハートの国のアリス PROTOTYPE カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャー CERO『C』 8/27 PS2 薄桜鬼 随想録 オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 ツインパックは、本編(PS2版)と「随想録」のセットです。 8/27 PSP 薄桜鬼 ポータブル オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『C』 8/28 CD Starry☆Sky ~Leo~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;岸尾だいすけ) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 9月発売 9/10 PSP アラビアンズロスト PROTOTYPE カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャー CERO『B』 9/25 CD Starry☆Sky ~Virgo~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;平川大輔) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 9/25 CD/win Starry☆Sky ~in Autumn~ honeybee カテゴリー ドラマCD&ゲーム 全年齢対象 (CV;石田彰 岸尾だいすけ 遊佐浩二) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 10月発売予定 10/1 PS2 緋色の欠片 愛蔵版 オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 10/1 PS2 真・翡翠の雫 緋色の欠片2 オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 10/1 PS2 緋色の欠片 愛蔵版 / 真・翡翠の雫 ツインパック オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 10/1 PS2 ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 10/2 Win 君の中のパラディアーム chaterrant カテゴリー ■BL■ BLG 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 10/15 DS 君に届け ~育てる想い~ バンダイナムコ カテゴリー 想いを届けるピュアAVG CERO『A』 10/22 DS 暗闇の果てで君を待つ D3PUBLISHER カテゴリー サバイバル・ラブADV CERO『B』 10/22 PSP 遙かなる時空の中で3 運命の迷宮 愛蔵版 KOEI カテゴリー 恋愛シミュレーションゲーム CERO未定 10/23 Win CRAZY★RABBITS 別れさせ業の兎桐事務所 Tiaramode カテゴリー 恋愛アドベンチャー 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 10/23 Win 花陰 ~堕ちた蜜華~ VividColor カテゴリー ■BL■ レトロ浪漫アドベンチャーゲーム 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 10/29 DS ダテにガメついわけじゃねェ! ~ダンジョンメーカー ガールズタイプ~ オトメイトフォルテ カテゴリー ダンジョンメイクRPG CERO『A』 10/29 PS2 ナデプロ!! ~キサマも声優やってみろ!~ ガンホー・ワークス カテゴリー 声優体験アドベンチャー CERO『A』 10/30 CD Starry☆Sky ~Libra~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;石田彰) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 10/31 Win ジョーカーの国のアリス QuinRose カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャー 全年齢対象 備考 11月発売予定 11/26 PSP 学園ヘヴン BOY S LOVE SCRAMBLE! PSP版 プロトタイプ カテゴリー ■BL■ ボーイズラブAVG CERO『C』 備考 11/27 Win STEAL! spray カテゴリー ■BL■ ボーイズラブAVG18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 11/27 PS2/PSP 金色のコルダ 廉価版 KOEI カテゴリー 恋愛シミュレーションゲーム CERO『A』 11/27 Win Bloody Call 初回版 icing Candy カテゴリー 全年齢向け乙女ADV 全年齢対象 備考 11/27 CD Starry☆Sky ~Scorpio~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;神谷浩史) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 12月発売予定 12/3 DS シグナル D3PUBLISHER カテゴリー 恋愛ADV CERO『D』 12/4 Win 誰にでも裏がある ~True or Lie?~ AMEDEO カテゴリー 学園ディープラブロマンスADV 全年齢対象 12/17 DS Dear Girl~Stories~ 響 響特訓大作戦! アスキー・メディアワークス カテゴリー 響育成アドベンチャー CERO『A』 12/17 PS2 デス・コネクション オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『C』 12/18 Win Bloody Call通常版icing Candy カテゴリー 全年齢向け乙女ADV 全年齢対象 備考 12/24 PSP 水の旋律 PSP版 サイバーフロント カテゴリー ゴシックロマンスアドベンチャー CERO『B』 12/25 CD Starry☆Sky ~Sagittarius~ honeybee カテゴリー ドラマCD (CV;福山潤) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 12/25 CD/win Starry☆Sky ~in Winter~ honeybee カテゴリー ドラマCD&ゲーム 全年齢対象 (CV;中村悠一 平川大輔 鈴村健一) 備考 このシリーズは3ヶ月毎に「ゲーム付きドラマCD(ドラマCD&ゲーム)」を発売予定 12/29 Win すみれの蕾 fan disc ~ウェディング大作戦~ 美蕾 カテゴリー 恋愛アドベンチャー 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆
https://w.atwiki.jp/bk_ucp/pages/97.html
黒騎士団外伝 第一章⑦ 黒騎士『………うっ…』 黒騎士『気を失ってたのか………』 黒騎士『右腕が動かないか………』 黒騎士『それに脇の傷が………クッ……』 黒騎士『あと少し右に逸れていたら心臓を打ち抜かれていたな(笑)』 黒騎士『………ふぅ…医務室を探すか……』 …カツーン…カツーン…カツーン 黒騎士『ん?』 …カツーン…カツーン…カツーン 黒騎士『誰だ?』 カツーン…カツーン……… 黒騎士『誰だ!?』 ?『例外ですよ』 黒騎士『なにっ!?』 ?『例外の一人不視体(インビジブル)です』 黒騎士『んなっ!?一瞬で!?』 不視体『パルフェさんに私達のためにくれた瞬間移動能力は劣化品だとお伝えください。十分に一度しか使えないうえに光から目立ち過ぎますと。』 黒騎士『つまり……それは瞬間移動ではないと?』 不視体『そうです。ところで黒騎士さん大変負傷しているようですが医務室までおつれしましょうか?時間はいくらでもありますし戦闘はまたあとでもできます。』 黒騎士『貴方がお面を付けているので誰かわからないけど……このゲームは貴方と戦うためのゲームみたいだよ』 不視体『とは言っても負傷してる顔見知りと戦うのは気が引けるんですが?』 黒騎士『ゲーム上貴方は敵みたいだからね……敵に背を向ける騎士道は持ち合わせていない!』 不視体『避けるもまた騎士道ですよ。』 黒騎士『名乗りあげたものに背を向けるのは騎士道ではない!うぉぉぉ!!』 不視体『その傷で立ち上がりなおそこまでのプレッシャー、見事ですよ』 黒騎士『流星蹴りっ!!』 シュンッ 黒騎士『なっ!?き…消えた……』 不視体『[刹那主義者の真紅色](ローズメモリー)は何人も認識することのできない[スキル]です。動くことも見ることも、感じることさえも』 シュン 黒騎士『不視体……次は負けない…かならず』 不視体『今度は怪我のないフェアな勝負を。できれば貴方も[スキル]持ちでね』 不視体『グレンカイナ』 ピピピッ 腕時計『黒騎士医務室送還』 黒騎士団外伝 (2012/01/27) 文章:yasu 前へ トップ 第二章へ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/721.html
307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 53 59.43 ID Fk6raj470 【SS/大学生京介の同棲疑惑】 桐乃スレ45-140様および145様の構成を元に、勝手ながらSSを作成いたしました。 妄想主の希望に近い展開であったら幸いです。 ――――――――オープニング―――――――――― 高校を卒業し、東京都(とっても23区外だけどよ)にある○○大学に通う大学生となった俺、1年半前までは平凡な人生を歩んできた高坂京介。 今、季節は初夏。新生活にも馴染み初め、徐々に勉強漬けだった1年前の生活と180度違う環境を楽しめるようになってきた。 そう、当初、入学するはずだった地元の国立大学を蹴り、更にワンランク上の東京の大学を受験し、見事現役で合格した。 こういう風に現状に甘んじず、上を目指そうと思ったのは、一番身近な頑張り屋の影響であることは否定しない。 でも、合格しても浮かれてばっかりにはいかなかった。 それはそれは深刻な二つの問題点があって、その一つが通学するのに1時間半位かかることだ。 通えない距離でもないので、サラリーマンよろしく長距離通学を覚悟した矢先、両親から薦めてもらい自由な一人暮らしすることが許された。 よし、オーケィ、一つ目の問題点はクリアできた。だが、もう一つの問題点である『桐乃』はどうか。 もう自認しているが、重度のシスコン野郎である俺は、桐乃と離ればなれになる事を恐れたわけだ。 しかーし、決して桐乃と毎日逢えなくなるのが淋しくて辛いわけじゃない。あいつに近づく男がいてもブン殴れないのが悔しいのである!! チクショウ!!こんな事なら麻奈実と一緒の地元大学に入学するんだった!! 桐乃は、そんな俺の気持ちを察してか、大学合格し、一人暮らしをすることが決まった後、こう言ってきた。 「京介、あんたは病的なシスコンだから、あんまり逢えない時間が長いと、久々に帰った来た時に、あたしが襲われるかも知れないし…。だから、毎週そっちに行ってあげるから感謝しなさいね!!」 「ふぇ!!」 「キモい声出すな!!あたしが居ないと寂しくて死んじゃうんでしょ!?あたしも襲われないし、京介も死なないし良いこと尽くめじゃん!!」 顔を焼きリンゴみたいに真っ赤にして俺を励ます桐乃が可愛くて愛おしくて死にそうになった。 「…、桐乃?やっぱり、お前が一番だな!!俺は、桐乃の一番傍に居れて本当に嬉しいぞ!!」 「!!!!!!!!!!!」 不意に抱き着こうとしたら、俺の胸を両手で突き飛ばし、急いでリビングから出て、ドタドタと自室まで戻っていった。 その後、なぜか桐乃主導で、俺の住む場所を相当こだわった条件のもと決め (オートロック、間取りは絶対に1LDK、宅配ボックス付、脱衣所付、と社会人並のスペックを要求され、相当難儀したんだが…) いざ、大学に入学したものの、知ってるやつは一人も居ないし、当初は不安だらけだった。 けど、体育会、文化会、サークル合同の新入生歓迎会(各々が自分たちはどういう事をやっているか説明するプレゼンの場だ) の後にふと目についた『写真』サークルへの入会が俺の大きな転機となった。 「写真」なんてこれっぽっちも興味はなかったが、桐乃の笑顔を向けているその先にカメラマンがいることを考えると心中穏やかじゃなくなる自分がいた。 水着やミニスカ、その他、露出が多い写真を撮るときに、撮影者はどんな気持なのか? 勿論、プロだし、中学生ごときに欲情するはずもないと思うが、実の兄か異性としても意識せざるおえない魅力を持っている桐乃ならば…? と、写真サークルの案内版の前で悶々と考えていると、超絶イケメンが声を掛けてきた。 「君、写真を撮ることに興味があるのかい?」 「いえ、身近な奴がモデルでして…。そんで、撮影する側はどんな気持ちなのかと思っていたんですが…」 「へぇ、奇遇だね。実は僕の弟がモデルでさ。でも、普通の雑誌だけじゃなく、こすぷれ?ってやつも嗜むんだよ」 「そうなん…、すか」 「どうかな。もし時間が空いているなら、我がサークルの説明をちょっとだけ聞いていかないかい?」 こうして俺は写真サークルへ入ることになった。 この事を家族や友人たちに話をした時の周りの反応は、親父以外、酷いものばかりだった。 お袋には親子そろって桐乃の写真を撮るのかと冷やかされた。(←将来的にはそうなると思う) あやせには犯罪者と断定されたうえで通報されかけた。(←思い出しただけでも泣きそう) 黒猫や沙織には桐乃が居るにも関わらず『独占欲が天元突破したシスコン兄貴』と罵られた。(←否定できなかった) 肝心の桐乃は顔を下に向け表情を伺い知ることはできなかったが…、全身をワナワナと震わせていたから怒ってたのかも知れねーな。 …、とまぁ、そんなこんなで今に至るわけだ。 ―――――――――本編――――――――――― 今日は金曜日、サークルで仲良くなった同期2名を初めてウチに招待し、とある疑惑を晴らす日だ。 実は、頑なに俺が部屋に誰も入れないせいで、彼女との同棲疑惑が持ち上がってしまったわけだ。 勿論、あの約束がある以上、俺には彼女なんていない。 それでも部屋に入れられない原因は押しかけ女房みたいに毎週やってくる桐乃だ。 仕方ねーだろ、桐乃のやつが自分の荷物をどんどん持ち込みやがってよ…。 可愛らしい小物入れ、インテリア、クッション、スリッパ、歯ブラシセット、食器…。と、この位はまぁ良いとしよう。 他にも、入浴なんかしたことねーのに入浴セット、泊まったことなんてねーのに、枕とかブランケット等々、いつ使うんだよっていう代物まであるんだぜ。 正直、俺の私物より多い気がする…。 まぁ、俺も俺で冷蔵庫にプリクラ貼ったり、机の上にツーショット写真を飾ったりしているもだからよ、 傍から見たら彼女とラブラブ同棲しているとしか思えない状況。 てなわけで、あらぬ疑いを掛けられぬよう昨日の夜、桐乃グッズを一通り風呂場に格納し、女のニオイを消し去り、男一人の生活に見せる工作を施し今日を迎えた。 「へぇ、良いとこに住んでるんだな、高坂」 「それほどでもねーよ」 オートロックのエントランスを通り、エレベーターで4階にある我が部屋の前にたどり着き、扉の鍵を開けて部屋の中に入ると…。 「…?」 おかしい、週に2日だけ漂う女の子の部屋って感じの凄く良いニオイがする。 「あれ、あいつの靴があるぞ…」 足元を見ると女物の可愛らしいミュールが行儀よく2足並んでいた。 「ねぇ京介、勝手にあたしの荷物片づけたでしょ!?」 俺が返ってきたことを察したのかリビングの扉が開き、露出の多いミニスカ姿で魅力的な太ももが露わな恰好をしたモデル様がこちらに近づいてきた。 「桐乃!?お前、なんで今日来てんの!?」 「それは…、今日あたしの学校が創立記念日で休みだからだケド…」 俺が突っ込むと、視線を逸らし、ちょっと気まずそうにしている桐乃。 やべぇ、くぁわいいじゃねーか、俺死ぬぞ!! 「すんげー、美人!!高坂、お前やっぱり彼女と同棲してんじゃん!!」 「こんな超可愛い子が居たら、お前がサークルで女子にがっつかないのも分るわ」 そうだろ、絶美人だろ、超可愛いだろ!? 俺の彼女だったらどれだけ良いか。だがな、現実は非情なんだよ!! 「お前ら、落ち付け。こいつは俺の『妹』だ!!」 「ちょ…。んな…、キッパリ…、…ないじゃん…」 桐乃は小声でボソボソと呟いている。ちょっと前まで機嫌良かったのに、拗ねちまったのか? もしかして、俺たちの部屋に勝手に野郎2名を呼んだことを怒ってんのか? すまん、桐乃。どうしてもサークルメンバーに俺の同棲疑惑を晴らす必要があってよ…。 「そんな下手な嘘つくんじゃねーよ、全然似てねーじゃねーか」 「どう見ても他人です。本当にありがとうございました」 何度言われたかその『似てない』って科白。いい加減、聞き飽きたぜ!! 「嘘じゃねーし。なぁ、桐乃。この2人に説明してくれよ」 「あれぇ、京介どうしたの?あぁ、そっか~。今日は『兄妹』ってことにするって話だったね」 不意に、腕を絡めて胸を俺の肘に押し付けてくる桐乃。 「ねっ、おにいちゃん!!」 「…おま!?」 満面の笑顔で俺を『お兄ちゃん』と呼んだ桐乃。演技だと判っているのに、くやしい、嬉しくて顔が歪んじゃう!! 「兄妹プレイかよ!!マニアックすぎるぜ高坂!!」 「…、プププ。ごめんなさい。兄貴をからかいたくって少し意地悪をしてしまいました」 桐乃は俺をからかって満足したのか、絡めていた腕を解き、同期2名に向かってペコリと頭を下げた。 「初めまして、あたしは『高坂桐乃』。京介の一応、『妹』です」 「こちらこそ、どうも。へぇー、良かったな高坂。そういう事にしてもらえてよ」 「だーから、違うっての!!」 「それにしてもマジでカワイイな。もし本当にお前の妹なら俺に紹介してくれよ」 「ダメだ!!」 俺はクワッと、あんまりデカくない目を見開いて猛獣2匹を威圧してやった。 「即答かよ!!」 「おまえら、さっきから俺の妹を厭らしい目で見やがって」 俺の目は誤魔化せねーからな!!おまえらが桐乃の太ももをチラチラ見てやがるのはよ!! 「おいおい、チラっと見ただけだろ」 「少しでもダメだ!!」 「もう、あたしは気にしないって。そんなの、いつもの事だし」 いつもだとー!!ぬがぁー、許せん。世の男共は俺の大切な桐乃を何だと思ってんだ!! 「桐乃ちゃんは心が広いねー。まぁ、こいつも普段は寛大なヤツなんだけど。」 「桐乃ちゃんとか言うな。馴れ馴れしく近づくな、話しかけんな!!桐乃がよくても俺がダメだ!!いいか、てめぇら、よーく聞け!!桐乃に近づいていい『男』は俺だけだ、桐乃は俺だけのもんだ!!!」 「…、京介?」 「ハッ…!?」 耳まで真っ赤にして恥ずかしかがる桐乃を見て俺は我に返った。 「分った、分った。俺たち、もう帰るわ。すまんね、カップルの時間を邪魔しちまって」 「お前ら…、何度言わせるつもりだ!!」 「だから、分ってるって!!サークルのみんなにはこう言っておくよ。現在、妹?と同棲中。そんで、シスコンだから妹?以外に興味がないって!!」 「待てーぃ!!」 我が同期2名はこっちを厭らしい目で覗き見るようにゆっくりと玄関ドアを閉めて帰っていった。 聞き耳を立てているような予感がして玄関ドアを開いてみたが素直に帰ってくれたようだ…。 「ああああああああああああ!!!!」 玄関ドアを閉め、リビングにあるクッションに顔をうずめ、思わず叫んでみたが過去は何も変わらねー!! 終わった、俺の大学生活オワタ\(^o^)/ 完全に誤解された。彼女と同棲していることは間違いだと証明されたが、妹と同棲しているというトンデモナイ誤解が生まれた。 しかも、桐乃は俺のものなんて超はずかしい科白をはいちゃったよ、俺!? もう駄目だ、明日からあだ名がシスコンになっちまう…。 「もしかして、あたしが彼女だって思われて落ち込んでるの?それともシスコンってバレたから?」 「………」 「そっか、同棲してるってこともかぁ…」 「………」 「フヒヒ。もう、そんなに落ち込むなっつーの。『全部本当の事』でしょ?」 「シスコン以外は違うだろ?」 俺に追い打ちを仕掛ける桐乃の口撃を無視してたが、『全部本当』なんて冗談は流石に聞き逃せなかった。 「やっと口聞いたね。でも、これで判ったでしょ?あんたが授業参観に来た一年前、あたしがクラスメイトの前でどんだけ恥掻いたかって」 「ぐす…、そうだな。全力で逃げ出したくなるぜ…」 ちきしょう、俺が大恥かいてやたら嬉しそうじゃねーか。 また一つ、桐乃に弱みを握られちまった…。 今すぐ桐乃とあいつらの記憶を消し去りたい!!そんで俺の記憶も消し去りたい!! ああああ、どうにもならんが、どうにかしたい…。 「桐乃!?」 気が付くと、桐乃は後ろからあの時と同じように暖かく優しく抱擁をしてくれていた。 「京介、こうされるのは嫌、かな…?」 「もうちょっとだけこうしていただけると助かります、桐乃さん」 「しょーがないな、この甘えん坊は」 「なぁ…、桐乃?」 「なーぁに、京介?」 「お前、9か月前よりおっぱいでかくなった?」 「エロ、バカ、変態!!妹にセクハラ発言すんな!!」 「バカ、兄に向ってセクハラとは何だ!!こういう風に後ろから抱き着かれると、どうしても体がくっついてる場所を意識しちまうんだよ!!」 「あたしは、あんたが落ち込んでるから慰めてあげようって思っただけなのに、そういうエロい感想しか言えないワケ!!」 「グッ…」 「さっきは、友達のまえで『俺の妹を厭らしい目で見るな』って叫んでたのに!!京介が一番そういう目であたしを見てるじゃん!!」 「反論の余地もございません。申し訳ございませんでした」 「でも…。ちょっと恥ずかしいけど、京介なら良いよ。それに、あたしも、ちょっと嬉しいし…」 「んっ…、何でだよ…!?」 「それは…、言わせんな、察しろっての!!」 「ぐぇ、アームロックは止めて、じぬ…」 その後、普通の仲のいい兄妹なら当然の流れで、腕を組みつつ買い物に出かけ、お袋直伝のカレーを二人で作って食べたり、 桐乃がアマゾンで発注してココに届いた新作エロゲを肘をくっ付けながらプレイしたりして夕方まで過ごした。 FIN? -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1281.html
707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 14 29 36.50 ID ljIVffZJO [1/4] きりりんが京介に試乗 709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 15 01 24.11 ID IlsMnnl10 [2/6] 京介がきりりんに試乗なら 京介「ちょっと癖が強いけど乗り心地抜群だな…」 桐乃「・・・今なら特別に安くしとくケド」 京介「そうか…。じゃあ決めるか」 桐乃「ひひっ。このシスコン」 京介「うっせ。支払いは分割一生払いでいいな?」 710 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 15 10 50.42 ID dwF5WA3r0 [4/7] きりりんが京介に試乗 「ちょっとコレ、チョー乗り心地悪いんですケド」 「ダサいしカッコ悪いし情けないし?」 「てゆうかあたしに釣り合ってなくない?」 ディーラー「他にもいい車はたくさんありますのでそちr「でもまあこれでいいや」」 「え?でも…」 「これでいい」 「他にも…」 「これがいい」 「ですがもっといい…」 「これじゃなきゃイヤなの!」 711 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 15 17 13.72 ID /eM02UDI0 [3/5] きりりんが京介に試乗、だと 京介を椅子代わりにして座りながらエロゲするきりりん リヴァイアサンを制御しようと汗だくだくの京介 が容易に想像できてしまう 712 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 15 18 22.88 ID KZxegCkt0 [4/8] かなかながあやせたんに試乗 713 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 15 18 51.97 ID IlsMnnl10 [3/6] 先輩がお兄ちゃんに騎乗 -------------