約 20,489 件
https://w.atwiki.jp/zakuaku/pages/2076.html
*五月雨切り 雨のように鋭く優雅に切りつけます(連続物理) 癖が少なくて、誰にでも使える[[スキル]]です。
https://w.atwiki.jp/dimensionzero/pages/1195.html
投影戦鬼五月雨(とうえいせんきさみだれ) 投影戦鬼五月雨 ユニット- サラマンダー 使用コスト:赤1無2 移動コスト:赤1無1 パワー:2500 スマッシュ:1 クイック 進撃 -[黒1無1] (あなたは、このカードの移動コストを支払うにあたり、追加コストとして[黒1無1]を支払ってよい。そうした場合、その移動でこのカードがスクエアに置かれたとき、以下の効果を誘発する。) 『相手は自分の手札にあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。』 ハンデスの進撃能力を持つユニット。 自軍エリアで反復横とびを繰り返し、1枚でも多くもぎとってやろう。 合成材料としての利用価値もあり、スーパーロボット軍団のお助けメカに適している。 収録セット サード・センチュリー ベーシックパック(007/200 アンコモン) イラストレーター 前河 悠一? 関連カード 種族 「サラマンダー」 能力 「進撃」
https://w.atwiki.jp/jyakiganmatome/pages/585.html
名前: 五月雨 菫(さみだれ すみれ) 眼: 極斬眼 (人は斬れない刀、人しか斬れない刀のどちらか片方を呼び出す能力。 刀を鞘に収めると能力が逆転する。 斬れない物が定められ使い勝手は悪いが、斬れるものであれば切れ味はものを選ばない。) 種族:人 性別:女 中の人:あり・・・す・・・? 年齢: 16 一人称:私 二人称:不定 三人称:不定 口調:尊敬する相手、親しい相手に対してはとても丁寧、それ以外は暴言ばりばりで喋る 口癖:斬り捨て御免 容姿1:きっちり整えられた黒髪、紺色の着物、背中には刀 容姿2:身長155cm、体重は聞くと衣服を切り刻まれます 装備:質斬刀(人以外の全てを切断出来る刀)命斬刀(人のみを傷つけることが出来る刀)見た目は鍔の形以外はほぼ同じ(質斬刀は□に近い形、命斬刀は○に近い形) 使用技: [物質を斬る技] 質斬 巳睨(大きな物質を蛇が這うように切断する技) 質斬 丑沈(地を削り、相手の攻撃が地面に当たるように受け流す技) 質斬 子取(相手の装備品を破壊するように斬撃を放つ) 質斬 酉弾(飛び道具を自分に届くまでに可能な限り粉々にする技) [人を斬る技] 命斬 卯追(遠くまで届く斬撃を放つ 威力は低め) 命斬 亥刺(相手の急所を狙い済まし、迅速に刀で突き刺す) 命斬 寅狩(亥刺が突きなのに対し、こちらは相手の急所を斬りつける技) 命斬 午挫(相手の移動手段、つまり足を斬り飛ばす) [裏剣(物質でも人でもない違うものを斬る剣、それぞれ効果が強力なので、長く持たない)] 皇剣 暴鬼ノ杖 (何者も触れることの出来ない刀身を持つ剣、刀身が全ての物質を強く跳ね返すため、一振りすれば空気を衝撃波として飛ばし、人に振れば肉と骨を粉々にできる。しかし反動が大きいので長い時間振ってられないうえ、眼の力をとても使う。) ??? ??? その他全15種類 職業:レジスタンス、護衛剣士 戦術:2種類の刀で相手を翻弄 タイプ:清純な方 設定: 剣術で有名な家の子供だったが、眼の能力の所為で人が斬れず、剣道もまともに出来なかったので12歳の時家を追い出された。 その後自分の眼をコントロール出来るように修行し、この力を誰かを守る為に使おうと、七束島にやって来た。 しかし、島から出れなくなった事を知ってレジスタンスの護衛をしてる内にレイスと出会い、とある事柄から彼女を主と慕う。 剣士と戦って彼女は負けたことは無い。 相手の剣が先にばらばらになってしまうからである。 レイスや親しい人間に対してはおしとやかな印象を与えるような落ち着いた喋りだが、それ以外の人間と話すときは口調が悪い。 特に敵や異教徒。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/51542.html
【検索用 うきさみたれにて 登録タグ IA VOCALOID v flower う スズナリネコ 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 本人歌唱版 コメント 作詞:スズナリネコ 作曲:スズナリネコ 編曲:スズナリネコ イラスト・動画:スズナリネコ 唄:flower コーラス:IA 曲紹介 オトナ?こども? …五月蠅いわ 曲名:『憂き、五月雨にて』(うき、さみだれにて) スズナリネコ氏の2作目。 Youtubeには本人歌唱版が投稿されている。 歌詞 (piaproより転載) 閉じた瞼に 問いかけてみる 晴れ間 水平線 どこまで? 弾けて消えた その表情は ○○○で ほら 確率論で夢を語るな 賭けた 敗けた もういいよ僕は 莫迦みたいな喧噪 ハズレくじ 大切に仕舞って 儚い夢にようこそ 燈をつけて さあもつと スピーカー流れるHzで 君を憶い出した 子供じゃないんだよ 分かってんだよ あぁほらもう 五月蠅いわ 赤い実だってさ今更もう とうに要らないよ 碌でもないんだよ 判ってんだよ あゝほらもう 五月雨は 機械仕掛けの夢の果て いつかまた逢いましょう 朽ちた心に そう諭していく 枯れた 水源へと そこまで ×××の悪さと 罪の重さは ○○○で ほら 格率論で 敷居を立てた 善と 悪を もういいよ僕は 莫迦みたいな幻想 揺らぐ水面 独り揺蕩(たゆた)って あの日の夢へようこそ 罪を重ねて さあもつと スピーカー流れるHzで 君を誘った 子供でいたいんだよ 分かってんだよ あゝ ほらもう 五月蠅いわ 赤い絵本に印された 罪は消えないよ 救えやしないんだよ 解ってんだよ あゝ ほらもう 五月雨に 口に運べばさようなら いつかまた逢いましょう 降される 諚の声 羞恥纏う 無花果の花よ 地を這い呪われてまだ 人は其処へ 届いた 儚い夢にようこそ 燈をつけて さあもっと 二人背負うその運命の 原罪と過去は消えず スピーカー流れるHzで 君と歩きだした 子供じゃないんだよ 分かってるんだよ あゝ ほらもう 五月蠅いわ 赤い実だってさ今更もう とうに要らないよ 碌でもないんだよ 別(わか)ったんだよ あゝ ほらもう 五月雨と 機械仕掛けの夢は果て いつかまた逢いましょう 本人歌唱版 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/674.html
152 五月雨 sage New! 2009/02/22(日) 04 29 20 ID EdYkNp+2 「馬鹿。ほんっとに馬鹿。」 ベッドに座りながら彼女のさつきが言った。 前髪を綺麗に切り揃えショートカットの黒髪が指を指しながら非難の目を浴びせる。 「何度もうるさいな。わかってるよ。馬鹿な事したってさ。」 壁は一面真っ白。横の棚には少し色褪せた2色のガーベラが花瓶に添えられている。 ベッドの柵には自分の名前【鳴海祐一さん】とタグがつけられていた。 両足首骨折。 前日は雨が降り事故当日も小雨という日に朝の通学時間帯に遅刻しそうになり原付バイクで飛ばした結果である。 裏道を飛ばしている最中に猫が飛び出してきて避けようとしたがスリップしたまま投げ出され歩道の柵にぶつかった。 身体は全身打撲ですんだが転がったバイクがそのまま足に激突。 悶絶するような痛みに耐えてポケットから携帯を取り出し救急車を呼んだ。 通学に使ってはいけない原付バイクを使用したのと事故を起こしたため2週間停学。 スピード違反で2点減点。手術後入院2週間、全治2ヶ月となった。 手術後3日はカテーテルの痛みに苦しみ1週間は看護婦さんに無理を言って尿瓶で済ませていた。 なんとかその後は車椅子での移動を許してもらい障害者用のトイレでいたすことになった。 退院後もリハビリ、抗生剤等の処方箋の支給もあるので完治するまでは入院していた方がいいのだが何せやる事もないのでとても暇なのである。 部屋は大部屋であり携帯電話も使えないしやる事といったら毎日テレビを見るだけ。 なんとか主治医に「全然痛くありません」と嘘をついて仮退院の話に持っていき1週間ほど仮退院となった。 ちなみに今日がその仮退院の日である。 両親は週に1度しか来てくれないし何せ再婚して2年目なので、 父親は事故を起こした馬鹿な息子より義母との時間の方を優先しお見舞いに来てくれた時などは義母にかまいっきりでまるでデートのようだった。 妹の香奈は流石に学校の方が忙しいのだろう。 入院後は初日の一度きりでそれ以降来てくれなかった。 来てくれるのは同級生の彼女のさつきだけだった。 もちろんさつきも高校生なので授業が終わった後に所属クラブの水泳部を無理言って休み、お見舞いに来てくれるのだ。 「はい、3日分の授業範囲。写すだけじゃ勉強にならないよ。」 コピーされた紙の束を渡される。 授業内容は全てさつきに任せているためノートは彼女が写した物だ。 153 五月雨 sage New! 2009/02/22(日) 04 32 23 ID EdYkNp+2 「ありがとう。でもコピーしたのはサツキじゃないな、また友達にノート借りただろ?」 彼女は一瞬ギョッとした表情になり、次にどうしてわかったという表情になる。 「まずサツキはノートに絵を描かない」 コピーされたノートを見ると所々【ポイント】と書かれてその隣にかわいらしい猫のマークが描かれていた。 もし彼女が描くとしたらかわいい猫に矢が刺さっている絵を描くだろう。 手を口元に当てしまったという表情になり真っ赤になりながらプリントを取り上げ見直す。 彼女自体ズボラな性格なのでコピーされたプリントを確認しないままカバンに詰め込んだのだろう。 多分彼女のカバンにも同じ内容のコピーされた用紙が1組入ってるはずだ。 「写すだけじゃ勉強にならないよ」 努めてにこやかに言うとパンチが飛んできたので慌ててよける。 「危ないだろっ!こっちは怪我人だぞ!」 「う、うるさいっ!文句言うならあげないぞ!」 「わかったよ。とりあえずコピー元の友達にもありがとうって伝えといてくれ。」 「う、善処する」 真っ赤になりながらも拳を引いてくれた。許してくれたか。 「あと帰ったらキチンとこれをノートに写すこと。」 「それは保証はできません」 彼女の勉強嫌いにも困ったものだ。 ほんとにお見舞い行かなくてもいいの?なんでもするよ?」 「ああ大丈夫だよ。それにいくら冬っていっても室内トレーニングはするだろ? ここ最近休んでるんだし部活だって忙しいだろ。次期キャプテン候補にこれ以上迷惑はかけられません」 彼女は1年生ながらも去年の夏の大会でいい成績を残し一躍水泳部のホープとして扱われている。 そんな彼女が2週間もの間、男が理由で部活を休むなんてできるわけがなくコーチの評価を下げてまでお見舞いに来てくれるのは嬉しかったが、 こっちとしてはこれ以上彼女に迷惑をかけたくなかったので退院後のお見舞いは断っていた。 「部活終わったら祐一の家にお見舞いに行くよ。今度はキチンとした花もって行くからさ」 今花瓶にあるガーベラは義母が持ってきた物であり彼女が持ってきた菊の花は即座に自分が投げ捨てた。 彼女はプリプリ怒っていたが理由を説明するとゲンナリして帰っていったが。 そういう勘違いで古風なセンスもさつきの魅力的だが。 「来るとしても1週間に1度でいいよ。ここ3日間はずっと通い詰めただろ?部活で絞られるぞ」 「アタシは平気だよ。祐一に会えない方が嫌だよ」 頬を染めながら言う。 その一言にまたドキッとする。 154 五月雨 sage New! 2009/02/22(日) 04 34 24 ID EdYkNp+2 大部屋は患者が3人おり今は全員外出しているようだった。つまり、 「今二人だね。」 手と手が重なる。 彼女の手からに直に温度が伝わる。とても温かい。 心臓の鼓動が伝わり手が汗ばむ。 「…キス…していい?」 彼女が目を瞑りすぅっと顔を寄せてくる。 俺もゆっくりと顔を近づけキスしようとする。 コンコン。ガラッ 「鳴海さーん。鳴海祐一さーん。お電話ですよー。あら鳴海さんの彼女ですか?」 二人とも即座に身体を引き離し真っ赤な顔で俯いてしまった。 そのまま看護婦さんが車椅子を持って入ってくる。 「どうしました?顔真っ赤ですよ!?熱があるんですかっ!?」 看護婦さんがさつきの額に手を当てようとした。 「そっそれじゃっアタシ部活に行ってくるっ!」 顔を真っ赤にして立ち上がり急ぎ足で部屋を出て行った。 「あらっ!?ちょっと貴女!?鳴海さん彼女は大丈夫なんですかっ?」 慌てた顔で問う看護婦さんを尻目に俺は背中を向けてクックックッと笑っていた。 これなら3日ほど顔を合わせられないだろう。 155 五月雨 sage New! 2009/02/22(日) 04 36 16 ID EdYkNp+2 そのまま車椅子でナースステーション近くのレクリエーションルームまで運ばれる。 そこの公衆電話から自宅に折り返し電話をかけた。 「はい。鳴海ですが。」 凛とした鈴のような声が聞こえる。 「もしもし。俺」 「お兄ちゃん?」 いつも聞いてる義妹の香奈の声だ。 「ん、久しぶり。」 「今日退院するんだよね?」 「そうそう。もう荷物はまとめてるから今すぐにでも出れるよ」 「そう。それじゃあ今すぐタクシーを呼ぶね」 「タクシー?あれ、父さんが車で来るんじゃないのか?」 「義父さんと母さんは今日から旅行に行った。3泊4日の温泉旅行。」 確か見舞いに来た時に父が旅行のパンフレットを一生懸命見ていた気がする。 わざわざ息子の退院日に合わせて旅行に行くか糞親父め。 「それじゃあ直ぐに呼んでくれ。暇すぎて死にそうなんだよ」 「わかった。準備は出来てるからすぐに行くね。15分ほど待ってて。」 「ありがとうな。それじゃ切るよ」 受話器を置いて車椅子を動かし部屋で待つ事にした。
https://w.atwiki.jp/zerohouse/pages/255.html
投影戦鬼五月雨 赤1無2/赤1無1 ユニット/サラマンダー クイック 進撃- [黒1無1] (あなたは、このカードの移動コストを支払う にあたり、追加コストとして[黒1無1]を支払ってよい。そうした 場合、その移動でこのカードがスクエアに置かれた時、以下の効果 を誘発する。) 『相手は自分の手札にあるカードを1枚選び、 持ち主の墓地に置く。』 2500/1 Ⅲ-1 C 007/200 イラスト 前河 悠一
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/17171.html
さみだれろすとがーる【登録タグ さ 初音ミク 星奏P 曲】 作詞:星奏P 作曲:星奏P 編曲:星奏P 唄:初音ミク 歌詞 (ピアプロより転載) 揺れる街角で刻む 雨音のリズムシーケンス つづいてく つづいてく 黒塗りの壁に沈むような体で 引き金のない銃を握りしめていた 都合のいい解釈でまだ続ける? 嘘泣きペテンにあたしは何を願えばよかったかな? 「誰か」なんてお気楽な他力本願でも あたしを見つけて あたしずっと勘違い 見えてたものは実は見えてなくて ホラ矛盾 止まないよ この耳鳴りはまだ 「真夜中パンクスに隠れたロストガール」なんてちょっと カッコつけてもいいでしょ? 一人きり辿り着いたの午前二時 誰もいないフロアには音の出ないスピーカー モノクロの風景には今の自分 過去の自分 おんなじ顔してる あたしずっと勘違い 雨に打たれ一人考えてたのは 世界は案外シンプルだってこと ジレンマの秘め事 雨濡れてロストガールは言った 「サヨナラ」フラフラと一人交差点でポツリ 見つめたその唇 つづけて言った 「これあたし?」「ドレアタシ?」「つづいてく」「×××」 あたしずっと勘違い 五月雨は今日も止まないみたいだ どうやら耳鳴りがまだあたしを苦しめているけど そろそろ朝が来る 今日はどの空間に紛れようか? あぁ 声出してもロストガールは今日も一人 つづいてく つづいてく コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/3029.html
五月雨(さみだれ) 概要 五月雨とは、雨のように絶え間なく敵を切り刻む技のこと。 初出はファンタジアのすず。 「五月雨」とは陰暦五月ごろに降る長雨。今で言う「梅雨」のこと。 北米版の表記は「Hell Rush」。 登場作品 + 目次 ファンタジア(PS) ファンタジア(ドラマCD) テンペスト TOPなりきりダンジョン TOWなりきりダンジョン2 TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 レイズ クレストリア 関連リンク派生技 関連技 ネタ ファンタジア(PS) 習得者 藤林すず 分類 タイプB特技 属性 武器依存 HIT数 8 消費TP 30 威力 詠唱時間 - 習得条件 未来モーリア坑道下層地下21階の忍者から470000ガルドで買う 忍術の一種。未来モーリア坑道下層地下21階の忍者から470000ガルドで買った巻物から習得できる。 両手に持った刀で何度も何度も斬り付けて行く技。4発めの攻撃がヒットすると敵は浮くが、画面中央だと連打からぬけられてその後の攻撃が空振りしやすい。 左端に押し込んでから使うのをお勧めする。 台詞 忍法、五月雨! ▲ ファンタジア(ドラマCD) ダオス(3戦目)にて初手ですずが使用した。 余談だがシナリオワークスには「川田妙子氏が『さつきあめっ!』とかわゆく叫んでいて、楽しかったです」と書かれていた。「さみだれ」が正解。 ▲ テンペスト 習得者 カイウス・クオールズ 散沙雨の連続突きのあと弧月斬で斬り上げる 分類 必殺技 属性 - HIT数 2(10) 消費TP 16 威力 詠唱時間 - 習得条件 Lv12 発動条件 散沙雨に連携して弧月斬を使用 必殺技の一種。カイウスがLv12になると習得できる。 すずの技とは名前が同じだけの別物であり、こちらは散沙雨の連続突きのあと弧月斬で斬り上げる技。トータルで10hitする。 ここから飛天翔駆に連携すると斬光時雨、裂空斬に連携すると時雨散花に派生する。 なおマイソロシリーズでは何故か秋沙雨に差し替えられている。確かにモーションは似ているが…。すずとの被りを避けたのだろうか。 ▲ TOPなりきりダンジョン 習得者 すず 分類 属性 - HIT数 - 消費TP 対象 係数 - 習得条件 CP ▲ TOWなりきりダンジョン2 習得者 すず 分類 技 属性 - HIT数 消費TP 威力 詠唱時間 - 習得条件 Lv 台詞 キャロ「」 ▲ TOWレディアントマイソロジー2 習得者 藤林すず 分類 特技 属性 - HIT数 消費TP 威力 () 詠唱時間 - 習得条件 両手に持った刀で何度も何度も斬り付けて行く技。 4発めの攻撃がヒットすると敵は浮くが、連打からぬけられてその後の攻撃が空振りしやすい。 その上、直線的な攻撃なので横から邪魔されやすい。 はっきり言うと、3D世界ではあまり使えない技。 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 習得者 藤林すず 分類 属性 - HIT数 消費TP 威力 () 詠唱時間 - 習得条件 Lv 両手に持った刀で何度も何度も斬り付けて行く技。 欠点などはほぼ前作そのままなのだが、児雷也が秘奥義に格上げされたため、唯一の奥義に。 そのため、秘奥義を発動するためにはこれを使うしかない。 オーバーリミッツ時に使いたい。 ▲ レイズ 習得者 カイウス・クオールズ 雨のような連続突きの後斬り下ろしから斬り上げに繋げる 分類 鏡装 属性 水 HIT数 9 消費CC 5 性質 斬 基礎威力 315→346 詠唱時間 - 習得条件 鏡装「一筆入魂 カイウス」を入手 秘技 6連携目以降で発動すると「時雨散花」に変化 強化1 敵の鋼体を2発分追加で削る 強化2 ダメージが10%上昇 強化3 敵の鋼体を2発分追加で削る 強化4 浮かした敵の落下速度が減少する 強化5 敵の鋼体を2発分追加で削る 強化6 術技発動時、残HPに応じてHP回復 カイウスの第二鏡装。本作では水属性。 原作同様散沙雨から弧月斬に繋ぐ技。 hit数が多く術技強化で6発分の鋼体削りが付くので鋼体を剥がすのに向く。 ただしのけぞり延長の強化がないためか、のけぞり時間の短い強敵相手では最後の弧月斬部分が繋がらずコンボが途切れてしまう。通用する相手かを見極め、場合によっては秘技専用にしていく必要がある。 秘技は原作での派生技時雨散花。 余談だが、すずの五月雨は忍法・五月雨名義となっている。 台詞 五月雨…!やぁっ!! ▲ クレストリア 習得者 すず【その忍び神速怒涛】 分類 技 属性 無 HIT数 8→14 範囲 敵単体 ATK 60%→80% リキャスト 1 台詞 忍法、五月雨!はぁぁぁぁ! ▲ 関連リンク 派生技 斬光時雨 時雨散花 ▲ 関連技 散沙雨 弧月斬 秋沙雨 忍法・五月雨 ▲ ネタ ▲
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/685.html
442 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 09 34 ID yUD6ownZ 「…ばんわ。時…は丁度12…時となります。…本に上陸した台風は…勢いを増して太平洋側に進んでおります。」 うっすらと聞こえる誰かの声。 「現場…原さん。中継の方を…なぎします。どうぞ」 ゆらゆらと覚醒する意識、聞こえてくる声はいつも聞く声。 テレビのニュースキャスターの声だと気づくのにさほど時間はかからなかった。 「こちら…海側、今現在若狭湾が港の…港に来ております。現場は見ての通り、波が荒れて非常に危険な状態となっております。」 目を開けると目の前に置かれたテレビからニュースが流れていた。 どうも昨日の夜から上陸した台風について放送しているようだ。 上体を起こそうとして自分が車椅子に座っていること、両腕が荷造り用の紐で車椅子の手すりに縛りつけられている事に気がついた。 「今日のお昼頃から各地に暴風・波浪警報が出されております。皆さんも外出にはお気をつけください。それでは次の…」 腕を動かそうと、もがくがどうにも力づくでは外れそうに無かった。 辺りをを見回すと背後にはベッドがあり、目の前には白い棚がある。 その棚の上に今聞こえるニュース放送が流れる中型テレビが置かれている。 部屋は茶色い絨毯が敷かれ向かいにある扉の右隅には背の高い本棚が4つ敷き詰められていて、本棚の向かいには大きな茶色い木製の机があった。 広さにして十畳程度の部屋。 今の自分の状況を上手く把握できないために、 「おーーーーい!!!誰かっ!!!」 と大声で叫んでしまった。 「香奈っ!父さんっ!義母さんっ!誰もいないのかっ!!!」 喉がカラカラになるまで必死に叫ぶ。 しかし返事はなく聞こえるのは自分の声の反響のみだった。 「誰かっ!助けてくれ!動けないんだっ!!!」 10分ぐらいは叫んだが部屋の外からは物音がしなく、放送されているテレビキャスターの声に紛れて只管孤独な声が響く。 そうしているうちに自分が今どんな状況に陥っているかを気づき考える。 両足は骨折している。 両腕は座った椅子に固定されている。 まったく身動きがとれない、つまり誰かに拉致・監禁されたのか? でもどうして? 自分にはまるで価値もない。 身代金を掛けようにもこの家の規模からして自分はお金持ちの子供には見えない。 帰ってきた時に襲われたのなら暴漢は家の中にいたのか? あの時の事を足りない頭で必死に考える。 運転手にお金を渡した後に香奈と一緒に家に入った。 そこから先は…突然首をブン殴られた? 首の付け根の辺りに痛みが走る。先ほどからどうもヒリヒリするのだ。 しかし治療はされているみたいで首筋にはガーゼ状の包帯が巻かれているように感じた。 つまり家に入った時には暴漢は既に入り込んでいて帰宅した瞬間に襲われた事になる。 そして気絶していたのだ。 その事に気がついて瞬時に青ざめ 「香ーーー!!!」 香奈の身の安否を確認しようと名前を大声で叫ぼうとしたが、即座に自分の愚行に気がつき思いとどまった。 443 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 11 12 ID yUD6ownZ 暴漢、あるいは強盗は、まだ自分が目覚めている事に気がついていないのではないかと。 先程あれだけ叫んだのだ。 暴漢が気がついているのなら既に大慌てで口を塞ぎに来るだろう。 つまりこの部屋の音は外部に漏れてはいない。おそらく部屋の壁が防音壁なのだろう。 それならば、この部屋に気絶しているかを確認をしに来た時に奇襲できないかと? しかし手足を含め身動きが取れそうにもない。今もし、侵入者がやって来ても奇襲しようがないのだ。 出来る事と言えばせいぜい口で悪態をつくぐらい。 それでは駄目だ。 一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、混乱した頭を切り替える。 まずは情報を収集する事。 外部の情報は外からの物音が無いので知りようがないため、内部の情報のみで想像する。 まず監禁されている場所だが、これはまず自宅であろう。 車椅子でありかつ体重が60キロ程度の男を運ぶにはかなり労力がいる。 それにもし車椅子を降ろされ運ばれているのなら骨折している足に多少の負担はかかっているはず。 足に負荷がかかっている場合、目が覚めた時に苦痛は必ずあるはずだ。今は特に痛みは伴っていない。 どうも車椅子に乗ったまま玄関から移動させられたみたいだ。 ということはここは自宅の1階、今まであまり入ったことがない父の書斎だろう。 父は読書中に人が入ってくるのを極端に嫌うのでいつも書斎に鍵を掛けていた、そのため父の書斎がどうなっているかよく知らないのだ。 1階の部屋数は5室。玄関を通り抜けて右手に洋室があり、左手にリビングルーム、和室がある。 リビングルームからは1部屋洋室に通じる扉があり、父の書斎はリビングとは逆、リビング向かいの洋室を通り抜けて一部屋間を置いた位置にある。 もし暴漢がいるとしたらリビングルームではなくこの部屋の向こうの6畳の洋室、父の部屋にいる可能性が高い。 庭に通じる大窓があるリビングルームに潜伏する可能性は低い。 首を無理やり回し背後を確認する。 余り期待はしていなかったが…窓はないな。 部屋には小型の換気扇があり、暖房には石油ヒーターが焚かれていた。 窓が無いため窓から叫んで助けを呼ぶことはできないし、換気口から叫んでも回転している換気ファンの音に負け、外には聞こえはしないだろう。 とりあえず今すぐにでもこの位置を移動して扉越しに耳をつけたい所だが、車椅子を動かそうにも腕が動かない。 しかし縛られている荷造り用の紐はビニール製のため強引にもがけばビニールが伸びて僅かながら隙間ができそうだ。 そのためには多少腕に欝血ができそうだが仕方ない。 腕の拘束を解こうとした時、向かい合っているドアのノブが音を立てた。 444 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 13 15 ID yUD6ownZ 「…ええ。こちらは完璧。」 …女?誰かと話しをているのかしきりに相槌をうっている。 「まだ気絶したままだわ。そっちはどう?」 放送されていたテレビの音が消され、キビキビとした冷たい声が響く。 ドアのノブが回った瞬間に気がつき即座に背もたれに倒れ顔を上げた。 目を瞑っているので相手の声だけで判断する。 暴漢は女? 誰かに電話で連絡しているようだ。 「今は押さえつけているわ。少しうるさいから頭を痛めているの。」 やはり香奈は拘束されているのか。 相手が女ならば香奈には乱暴しないだろう、香奈の身が少しでも助かった事に内心ホッとしたが、 「あんまり口が過ぎるのなら消してもいいわよね?」 動揺した。 消す?その女は香奈を殺すとハッキリと口にした。 足音がこちらに向かってきたので慌てて気を落ち着かせる。 「ふふ、それにしてもスタンガンってすごいのね。首筋に5秒ほどあてると気絶するって聞いてたけど本当よ。麻痺させるだけでよかったのにね。」 目元を生暖かい物で遮られる。多分女の手だ。 「目を覚ましてから行動するつもりだけど、携帯電話には今のところ何も来ていないわ。今日の通話履歴は2時間前のタクシー会社のみね。頻繁に連絡を取っている奴が一人いるけどそっちは平気よ。…ええ、わかったわ。それじゃ」 そこまで言うと女は話をやめた。 目元にあった手が頬に回され、そのまま撫で上げられる。 心音が下がらない。心臓がドキドキと脈を打つ。 今自分を監禁している人物が目の前にいて、頬をなでられているのだ。 まるでナイフを首筋に突き立てられているような感覚に陥って叫び出したくなった。 「よく…眠っているわね。…ふふ、目が覚めたらたっぷりと調教してあげる。その時まで眠りなさい。お姫様のようにね。…ふふふ、あはは、アハハハハ」 そう呟きながら女は2,3度頬を撫でた後、乾いた笑いと共に手を引いた。 肌の表面に浮き出た冷や汗がいつばれるかは時間の問題だったが、女が手を引いたのでなんとか事無きを得た。 扉を開ける音がしたので薄目を開けて様子を見る。 見えたのは扉を開けて出て行く女の後姿。 黒いロングシャツの上にチューブトップのセーター、デニムジーンズ、そして長い黒髪を後ろで括りポニーテールを結んだ細身の女だった。 445 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 14 52 ID yUD6ownZ 「おはようさっちゃん。調子はどう?」 校内プールの脇に設置されている水泳部部室、大葉さつきはそこで室内用のトレーニングウェアに着替えていた。 背が低い短髪ショートカットの女性に話かけられる。 「おはようございます、部長。調子は…中々ですね。余り気分は良くないですけど」 「そっか。最近休みが多いけど生理中?つらいのなら保健室で寝ててもいいよ。」 部長は眉ひとつ変えず下話をする。 所属する部活が体育系ならではのコミュニケーションだ。 私は少し頬を染めながら適当に、ええそうです、と嘘をついた。 祐一からは部活の出席と評価に関して釘は刺されたが、やはり祐一の事が心配だ。 ここで恥ずかしがって違いますと答えては最近の休んだ口実が仮病だとばれてしまうし、これから数日部活を抜けるのにも言い訳を考えなきゃいけない。 「室内練習だけど活動中に倒れられても部長の立場としては困るよ。それに彼氏さんの骨折も深刻そうだしね?」 そう言うと部長は私の顔を見上げてニカッと笑った。 突然の言葉に私は冷や汗をかく。 祐一と付き合っている事は、まだ学内では誰にも教えていないのだ。 それにここ数日は嘘をついて部活を休んでいたので、理由関して言及されると私はいつも口を渋るだけだった。 この人はオチャらけていそうで、こう鋭い所がある。 部長はそういった部分で他の人とは違い人が寄り付く人間だ。 「いつから知っていたんですか?」 「2ヶ月前かな?さっちゃんが妙にしおらしくてかわいい女の子に変わった瞬間だよ。さぁ洗いざらい吐いてもらおうか?」 部長は簡単に私と祐一が付き合い始めた時期を言い当てる。 「彼氏さんが心配なのはわかるけど嘘をついて部活を休むのは関心しないなぁ。さて、嘘つきの1年生にどうやって制裁を加えましょうかなぁ。練習が終わった後に更衣室でストリップショーでも開催しましょうかぁ」 「わ、わかりました!言いますから、それは勘弁してください!」 手をワキワキ動かしながら私の胸に手を伸ばす部長から胸を隠しながら距離をとる。 「よろしい。まずは馴れ初めから肉体関係に至るまでさっちゃんの赤裸々なエマニエル性活を語ってもらおうか」 446 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 16 42 ID yUD6ownZ そこから部長には私と祐一が中学からの同級生からでお互いの意見が合い付き合ったと所々省いて曖昧な説明をしておいた。 本当はもっと色々あるのだが。 断じて言い直すが私と祐一にはまだ肉体関係なんてない。 SEXどころかキスさえ昨日の未遂事件で2度目なのだ。 1度目は好きな人と口を合わせるのがとっても気持ちがよくて再度病院でキスしようと雰囲気をだしたがいきなり入ってきた看護婦に阻止されるし。 昨日の事を思い出すとまた熱が上がる。 あの後すぐに家に帰り布団に包まり一日中悶々として眠れなかったのである。 「…というわけです。」 「ふむ。消化不良の点が色々あるけどそこはさっちゃんと祐一の淫らな思い出として受け取っておくよ。」 「ち、違いますっ!私達はまだそんな事してません」 「んん?昨日練習に来なかった事といい、今日は彼氏さんのお見舞いに行かない事からキスはしたんだろうね。そうしてキスした後にこう病室でいやらしい事をしようとして止められてそこから家に帰って一人オナニーにふけって…ああさっちゃん!!!かわいいよ!」 オ…オナ…って、この人はどうしてこう下品な話になると饒舌になるのだろうか。 言いえて的を得ている部分がさらにタチが悪い。 …オナニーは確かに少しはしたけど。 部長は一人で両腕を抱きしめて悶えている。 「そっ、それじゃあ私はアップしてきますので!」 伝える事は伝えたのでそそくさと部室を出て行こうとした。 「さっちゃん。部活を休みたくなった時はいつでも私に言って。コーチには私から話をしておくよ。」 部長から出た言葉に驚き振り返ると彼女はいつも通りニカッっと八重歯を出し笑った。 「いいんですか、部長がコーチに嘘をついて?」 「部員の悩みを解決するのも部長の仕事だからね。あとはさっちゃん次第だよ。その代わり休む時には家で自主練習をすること。」 その言葉を受けて、ここ数日の疲れがフッと抜けた。 これで私が休む口実を伝える時のコーチの苦い顔を見ずに済むんだ。 「ありがとうございます。部長。あと半月ほど我慢してもらえますか?」 「うん、いい顔になったよ。ここ2週間は映画の俳優みたいな顔してたからね。女の子はスマイルスマイル。」 そう言って私の肩をポンポンと叩く。 私はただ頭を下げてもう一度お礼を言った後、部室を出て行く。 「それでは先に練習に行ってきます」 そう言った私の顔を笑顔だったのだろう。 447 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 21 23 ID yUD6ownZ 「ーーーーッンンン!!!」 腕に痕が残るのも構わずに紐を千切る勢いで腕を動かす。 だがいつもビニールが伸びる手前で何重にも巻かれた紐の拘束と腕の痛みに負けて力を解いてしまう。 紐を伸ばそうとすればするほどほど腕の痛みは増していくので時間と共に疲弊していくばかりである。 「…っ痛ぇ。」 もう何度も力を入れて拘束を解こうとした結果、腕は筋肉痛、額には薄っすらと汗を掻いていた。 糞ったれ、全然切れねぇよ…これ。 今ではとても荷造り用の紐が只管恨めしく思える。 どうして自分がこんなに頑張っているのに、こいつは素直に切れてくれないのか。 手は何度も圧迫されたためか少し紫色になっていた。 腕には多数のミミズ腫れのような痣が残っているだろう。 でも止める訳にはいかない。女が部屋を留守にしている今この時こそがチャンスなのだ。 それにしてもあの女は誰だろう。電話で会話していた内容からしてこの家に対しての脅迫云々ではなく自分に対して用があるみたいだった。 …ストーカー?まさか。どう考え直しても自分をそこまで昇華する事なんてできない。 意識を取り戻したら調教とか言ってたな、という事は起きた事が判ったら何かされるんだろう。 女の去り際に聞こえた笑い声に少し恐怖して、紐を伸ばす作業を続ける。 あの笑い声はなんというか、常人の笑い声ではなかった。 気が狂っている人間の声、何をされるか判ったものじゃない。 下手をすればここでこのまま殺されるのではないかと錯覚をしたほどである。 とにかくあの女に目覚めている事をバレるのは自殺行為、次に来た時も狸寝入りを決め込む事とした。 声質からして今まで会った事なんてないはずだ。あんな女、見た事もない。 香奈はまだ囚われているのだろうか。自分とは対称に自己主張をしない妹、人目から見たら無愛想な子だ。 あの女に抵抗して悪態を吐いていないだろうか、態度が気に食わないと暴行を受けていないだろうか、刃物等で脅迫されてはいないだろうか?…それとも既に。 想像される香奈の姿はどれも最悪のパターン、行き着く先は床に蹲っている香奈の姿だった。 その光景を想像する度に焦りが涌き出る。直ぐにここから抜け出さないといけない使命感のような物が生まれる。 さつきは今どうしているだろうか。いつも通りの生活をしているのだろうか。 何時間前かのやり取りがまるで蜃気楼のようだ。これほど切実に普段の生活を欲した事なんてなかった。 …さつき。助けに来てくれ。お願いだ。 天井を見上げ神に祈るようにさつきへの言葉を頭の中で繰り返す。 その時、再び扉が音を立て開いた。 448 五月雨 3話 sage 2009/03/03(火) 10 21 47 ID yUD6ownZ 「…ッチ、まだ気絶しているか。準備は全部整ったんだけどね。本人がこの状態じゃどうしようもないか。」 舌打ちと同時に先程聞いた声が聞こえる。 再び足音が聞こえ、すぐ近くに人の息遣いを感じる。 また女がやってきた。気づかれないように息を潜めて気絶したフリを続ける。 「無理に起こしてもいいんだけどね。時間は限られてるし、出来る限り先手はとっておきたいもの、でも嫌がられるのも心外だわ。」 予想外の言葉に心臓が鳴る。近づく吐息を避ける事ができず、ただ無心を頭で唱え続ける。 女性特有の香りが眼前に広がり頬を髪の毛で撫ぜられる。 …何をするつもりだ。 頭だけでも噛み付く事ぐらいはできる。迎撃を決心した瞬間、 トゥルルルルルル。 携帯電話が鳴り、眼前に迫る気配が消えた。 「…どうしたの。あら、うまくやったのね。おめでとう。」 そのまま足音は離れていく。 危なかった。あと1秒でも遅ければ飛び出してしまう所だった。 でも女はまだ部屋に居座っているため、油断はできない。 背筋は汗まみれだが、呼吸は最小限、目を自然に閉じ、気絶を演技する。 「…ええ。…え?…ったわ。」 女は声を押さえ離れていく。扉が開けられ人の気配がなくなり、静寂が訪れた。 5分ほどたっただろうか?女がいなくなったことを確信し、 ふぅっ息を吐き一息をつく。これは精神が持ちそうにないな。 そんな事を考えた瞬間、首を何者かに思い切り捻り掴まれた。 「どういうつもりかしら?」
https://w.atwiki.jp/fn_trpg/pages/26.html
「五月雨滴る杜若」 論理メガネ作のシノビガミシナリオ 巡り月華シリーズ あらすじ 杜若(カキツバタ)家は裏の世界や政界にも影響力のある一族である。 杜若家には頭が上がらない政治家もいるという話だ。 その影響力を疎む輩は少なくはない。 プライズ「皐月札」、シノビの世界に伝わる神器、その力を宿すとされる四枚の札。それは杜若家の当主が所持し、代々これを守護している。このプライズこそが杜若家が影響力をもつ所以である。 最近、どうやらその権威の象徴たる「皐月札」を狙う者がいるという噂が立った。 杜若家当主、杜若早苗は「皐月札」を守るため、使用人兼護衛として新たに数名を雇った。