約 1,346,751 件
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/308.html
元ページ 微妙な総評ではあるけれど、公式サイトのメインヒロインって項目にいるミータが攻略できないのは問題かもね - 名無しさん 2012-09-10 00 26 28 ミータ攻略不可ではなく単独ルートなし、二股ルートのみが正しい - 名無しさん 2012-09-10 12 50 10 ゲームは予約が多すぎて製造出来ませんtte - 名無しさん 2012-09-10 19 11 19 ↑×2 ああ、攻略できないってわけではないのね。 なら別にいいんじゃね、主人公がうざい時点で俺的にはクソゲーで買う価値もないから中古買うのもやめるけど。 - 名無しさん 2012-09-10 22 28 07 この選評だとゲーム自体のクソさじゃなくてメーカーの不誠実な対応がメインになってるように見える.それはそれで問題なんだけどさ - 名無しさん 2012-09-11 06 37 44 西暦平成24年って… - 名無しさん 2012-09-11 13 00 10 文章力がないなら無理せず要点箇条書きにすりゃいいのに・・・ - 名無しさん 2012-09-11 17 53 37 纏めると,体験版時点で主人公がうざくて日常会話が退屈 製品版ではメインヒロインっぽいキャラが攻略不可 肝心要の中身にストーリーに触れてない - 名無しさん 2012-09-11 19 57 09 げきたまのほうが悪意のあるヒロイン詐欺だったから、インパクトが弱すぎるな。選評から悪意も感じるし - 名無しさん 2012-09-11 21 38 17 一応、核心については断片的な情報があるから十分に想像はつくがな。ヒロイン詐欺言ってるが、そもそも妹キャラじゃない時点で単独ルートないだろタイトル的に。 - 名無しさん 2012-09-12 00 42 38 サブで紹介しとけば何の問題もなかったことに変わりなし - 名無しさん 2012-09-12 22 07 23 ミータは別にタイトル画面にいないし、初めからサブだと思ってたんだが・・・ - 名無しさん 2012-09-13 06 49 48 主人公うざいかな?よくいる鈍感系に天然がプラスされてるくらいだけど - 名無しさん 2012-09-13 06 51 56 体験版がksだったから買わなかったけど本編が体験版以上につまらないって相当なモンだな - 名無しさん 2012-09-13 11 16 45 ミータは普通にタイトル画面にいるはずだが?攻略のことならネタバレになるがミータルートは3人攻略したら最後にできる+真結希ルートと一緒っていうことくらいでそれ以外は普通という印象を受けたんだが…。あえて挙げるならラストエピソードのあたりがよく分からんままだったぐらいか。しかし、俺からしてみたら相変わらずのレッツ背徳!だったがな。 - 名無しさん 2012-09-13 19 28 02 文章力もなく誤用も多くあり、推敲もまるでしていないであろう文章に説得力など無い。出直して来い。 - 名無しさん 2012-09-13 22 31 09 妹探し来ているはずなのになんか他人事というか観光に来ているようにしか見えない - 名無しさん 2012-09-13 23 39 06 ミ-タは一応ルートあるだろ?嘘の総評になってるじゃねえか - 名無しさん 2012-09-15 04 11 09 体験版時点のエ作板だと主人公の言動は賛否両論レベルだったぞ。発売後には擁護レスが無くなったけど - 名無しさん 2012-09-15 12 06 39 人から話を聞いて書きました。本編はやってませんという見本のような選評じゃないのか? - 名無し 2012-09-15 13 19 21 総評のときはいいけど、エントリー作品を紹介するならこのめんどくさい文章は逆効果。言うほど面白くもないしわかりづらい。 - 名無しさん 2012-09-17 02 36 35 西暦平成24年って何だよ・・・ - 名無しさん 2012-09-20 00 58 07 クソゲー要素より文章にツッコみたくなる。 - 名無しさん 2012-09-20 11 52 07 やはり悪意のある選評だと明示されたな。検討書いた人乙です - 名無しさん 2012-09-21 13 41 46 「西暦平成24年」とか…マジかよw - 名無しさん 2012-09-21 15 51 40 dakara - 名無しさん 2012-09-21 16 52 39 ミスった。だから検討文読めって… - 名無しさん 2012-09-21 16 53 02 証拠もない検討なんかに何の価値があるんだよ。 - 名無しさん 2012-09-21 17 15 33 ↑なら自分の目で製品を買って確かめろ屑。しかもそれいったら全ての選評も個人の主観で書かれているだけで証拠になるわけでもないんだぞ?それに選評自体に間違いがなければ検討なんてことが起きないはずだろうに。 - 名無しさん 2012-09-21 17 40 31 だったら検証嫁とか言わず万事「自分で買って確かめろ」で良い。信者なんて、自分が気に食わなかったら、捏造してでも間違いを指摘した」 - 名無しさん 2012-09-21 20 30 49 「間違いを指摘した」と言う体にして「クソゲーじゃない完全勝利」をやるのはいつものことじゃないか。選評がそうなら、検討だっておんなじだ。 - 名無しさん 2012-09-21 20 32 50 なんていうか、選評書いた奴が頭悪かったんだね。どのみちクソゲーというほどでも無いようだし、このページもそのうち削除されるんだろうか。 - 名無しさん 2012-09-21 22 55 33 ↑嘘100%ってわけでもなさそうだし、選評の出たものは全部エントリー扱い。但し総評で名前が出るかどうかは知らん。つまりはそういうことだろ? - 名無しさん 2012-09-21 23 13 20 なんか一人ファビョってる人がいるね。もしかして選評書いてふんぞり返ってたのに、検討でコテンパンにされてキレてる? - 名無しさん 2012-09-21 23 36 53 Q「○○はクソゲーじゃねー」 A - 名無しさん 2012-09-22 23 53 55 A「総評書け」 - 名無しさん 2012-09-22 23 54 03 また信者がぐだぐだ言って「クソゲーじゃない。ページ削除されるべき。」とか言ってんのか - 名無しさん 2012-09-23 01 50 19 ↑お前必死すぎwww検討によって「選評には悪意があるね」って明らかになっただけじゃん - 名無しさん 2012-09-23 09 41 14 「クソゲーじゃない。ページ削除されるべき。」なんて誰も言ってないやん。お前か、ファビョッてんのはw - 名無しさん 2012-09-23 09 44 07 西暦平成24年は、もっと評価されるべきww - 名無しさん 2012-09-23 09 56 09 検討文のほうがクソ具合がわかりやすいってのはどういうことなんだろうな。実際にプレイしたからこその検討文だからか? - 名無しさん 2012-09-23 11 25 18 クソ・選評・オブ・ザ・イヤー - 名無しさん 2012-09-23 11 35 23 あやかの兄貴クソうぜぇwww - 名無しさん 2012-09-30 06 44 02 明らかにゲームをやってない選評だなぁ 中古価格が下がるのは、特典買いで特典抜いたら中古に売るからたろ ヨスガもそうだったが、それだけ新品が売れたんだよ - 名無しさん 2012-09-30 14 36 21 KOTYに選出される程では無いと思うんだが・・・ - 名無しさん 2012-10-05 16 26 58 いっそ検討を選評として使っちゃえばいいんじゃね?ってくらい分かりやすい検討だったwKOTY出すほどじゃないって言ってるけどよくよく考えたら今までが酷すぎただけでこれも普通にクソゲーじゃね?w - 名無しさん 2012-10-06 14 40 41 検討文がダイレクトにそこ指摘してて糞ワロタ。中身の審議はいいことだわ - 名無しさん 2012-10-06 15 03 48 検討書くにも選評がないと始まらんわ。選評も暖かく迎えてやって・・・ - 名無しさん 2012-10-06 20 59 56 千毬ルートは苦行でしかなかったな。キャラが合わなかっただけかもしれんが・・・ - 名無しさん 2012-10-06 23 59 14 ルートにもよるが全体的に見れば、まぁそうなるわな - 名無しさん 2012-10-08 02 10 39 検討が的確やなぁ - 名無しさん 2012-11-12 13 14 20 検討が簡潔にまとまってていいね!しかしミータは攻略可能っていっても実質アバター扱いだよね… - 名無しさん 2012-11-30 16 20 27 いわゆるルート全滅ゲー。狂った孤児院出身コンビと可愛いキャラの萌え萌えゲームと割り切ればなんとか。 - 名無しさん 2013-01-04 13 25 48 Garden出したとこの姉妹ブランドだっけ - 名無しさん 2013-01-12 19 02 33 主人公がマジキチであることは変えがたい真実 - 名無しさん 2013-02-04 17 01 45 ミータは「個別ルートかつ個別エンド=攻略できる」ってのが選評書いた奴の中での前提なんだろ。その体を成してないなら「ミータは攻略出来る」とは言い難いと思う。 - 名無しさん 2013-02-21 23 58 40 ミータについては攻略できたからできてないか、個人の感覚によると思う。そこが問題じゃない。シナリオのぶん投げっぷりがメイン。 - 名無しさん 2013-04-17 05 12 37
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10594.html
べにいろおとめ【登録タグ へ ウタP 初音ミク 巡音ルカ 曲 鏡音リン】 作詞:ウタP 作曲:ウタP 編曲:ウタP 唄:初音ミク・巡音ルカ・鏡音リン 歌詞 (ピアプロより転載) 花の盛りは儚く過ぎる 光の如く 艶やかに咲き誇れ 薫る乙女たちよ 嗚呼 恋の花 開いた時には 君の笑顔が眩しく輝く 今 この胸に広がってゆく 甘く切ない気持ち 恋せよ 愛せよ 命の限り(乙女よ) 咲かせてみせよう 大輪の花 磨き抜かれた心と身体 貴方の為に いつの日か手に入れる 誰にもあげないわ(誰にも) 赤の紅ひき 頬 朱に染めて 貴方を狙う 獲物は逃がさない 花の乙女だもの (M)月よ 照らして 眠ってる恋花 (R)月よ 照らしたまえ 身体の奥に眠る恋花 (L)月明かりが 嗚呼 照らす身体の奥に眠る恋花 (M)抱き締めて 強く その腕で (R)貴方は私のもの 抱き締めて その腕で (L)抱き締めて 強く その腕で 恋せよ 愛せよ 命の限り(乙女よ) 降らせてみせよう 涙の雨を 女の武器は涙と笑顔 心射抜いて 骨抜きにしてあげる 紅色の唇(奪って) 花の盛りは儚く過ぎる 光の如く 艶やかに咲き誇れ 薫る乙女たちよ 紅の色薫らせる 花の乙女たちよ コメント 三人ともカワイーvV -- 蝶樺 (2010-07-09 16 53 03) 歌詞が好きだ! -- 煤猫 (2010-08-08 17 41 31) 良い曲なのにコメ数の少なさに怒り気味 -- 桜音ハル (2011-01-07 23 58 56) まさに隠れた名曲ですね -- 紫銀 (2011-01-22 12 57 11) マイナー曲なのか!?不思議だ・・・ -- みあ (2011-02-26 21 00 31) ハモり方に歌詞、音程・・・すべてをとって素敵です! -- 紅櫻姫 (2011-04-12 23 38 22) この曲一番好きです♪ -- 空雨 (2011-07-25 20 24 05) 全体的に綺麗な曲! -- イチゴ (2011-07-26 13 14 30) 和風な感じがグッド!!絵もかわいいし、リズムとか、ハモリもすっごい!!聞いた瞬間お気に入りいれましたww -- 名無しさん (2011-08-18 17 01 35) かっこいい -- nanoprazuma (2011-12-21 20 36 52) もっと人気出てもいいと思いますね! -- 雅音セイ (2011-12-28 07 12 38) 可愛すぎるだろぉぉぉぉぉ!!! -- 薄桜鬼大好き (2012-03-16 23 16 27) なかなか挑発的な歌詞がまだグッド -- ロンリィガイ (2012-03-17 00 14 28) 三味線かっこいい!! 歌詞も好き -- 鏡花 (2012-12-17 23 25 05) いい曲だと思うんだけどなぁ・・・コメ少な・・・ -- 烏龍 (2013-01-29 17 03 57) もっとhitしやがれ!ってなww -- 死神(雅音セイ) (2013-03-16 20 07 11) コメント増えないわね -- 死神 (2013-08-26 17 42 06) 笑って許して -- すさのお (2014-09-03 10 35 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/398san/pages/1288.html
《恋する乙女》によって乗るカウンター 恋する乙女を殴ったモンスターはこのカウンターによって惚れる。 ドSな恋の始まり方だと思う。 ―乙女カウンターを乗せる効果を持つカード 《恋する乙女》 ―乙女カウンターを乗せることはできないが、乙女カウンターを必要とするカード 《キューピッド・キス》 《ハッピー・マリッジ》 《恋色マジック》
https://w.atwiki.jp/touma/pages/344.html
その身に刻め!神技!ニーベルン・ヴァレスティ! 名前 「戦乙女」「Lenneth(打つ時は主にこっちです、Pacheさんに頂いた大事なIDです)」 好きな場 東風 好きな役 トイトイかしら 一番最初に覚えた役というのもあるからかしら・・・ スタイル 自分のスタイルっていうのかしら?まだ分からないので基本手なりね 麻雀暦等 約半年ってところね 上司(フレイ)に教わったわ 登場時間 夜中~深夜が多いわね その他等 キャラはヴァルキリープロファイルのレナスよ あと、東方で好きなキャラは諏訪子ね こんな感じでwiki作成っていいのかしら? 一番乗り!これからもよろしくね~! -- Pache (2010-04-15 00 21 43) ええ こちらこそよろしくね あなたから頂いたアーティファクト大切にするわ -- 戦乙女 (2010-04-15 00 30 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/koty/pages/13.html
2008-総評 2008年の携帯機クソゲーオブザイヤーは、ゲーム市場の主流が携帯機へ移行したことを強く印象づけるような、勢いのあるスタートを切った。 尖兵をつとめたのは1/31発売『梅沢由香里のやさしい囲碁』(毎日コミュニケーションズ)である。 「やさしさ」を微塵も感じさせない、CPU戦の99 59秒(カウンターストップ)以上の長考。 対人戦はダウンロードはおろかワイヤレス対戦すら実装しておらず、1つの本体を交互に使って対戦するしかない。 問題集を解こうとすれば開発者への指示と思われる文章が出てフリーズする。 梅沢先生の色っぽい声だけが救いであったが、多くのプレイヤーは囲碁をすること自体が手詰まりとなり、ゲームごと投了した。 同日発売の、『SIMPLE DSシリーズ Vol.32 THE ゾンビクライシス』(D3パブリッシャー)もSIMPLEというハンデを乗り越えノミネートされた。 「貧弱なエフェクト」「シビアすぎる当たり判定」「無駄に長く単調なステージ」等とプレイ意欲を削ぎ落とすというクソゲーの基本をしっかり抑えており、 選択ルートを間違えると無限ループに陥る等というバグも完備。 ゾンビの動きが少なく、同種のゾンビが出ると「死霊の盆踊り」としか言いようがないシンクロ率100%のダンスを披露するネタ要素まである。 携帯機に於いても、クソゲーマイスターの呼び声高い開発会社ドリームファクトリーの面目躍如と言った出来であった。 とあるSIMPLEシリーズ愛好家のユーザーの「ドリフは太陽系から出て行け!」という叫びが印象深い。 次のノミネートは、3/27発売のPSPソフト『海腹川背Portable』(マーベラスエンターテイメント)である。 本作は発売前から「発売延期を繰り返す」「スクリーンショットの出来の悪さ」「公式サイトの『海原川背』というタイトルの間違い」 「過去作の開発者が不参加」「開発会社は、据え置き機ノミネート作『カルドセプトサーガ』のロケットスタジオ」 など不安要素が満載だったが、体験版の配信でそれは杞憂では無いことが判明した。 壁を貫通したりべったりはりついたりするロープ、ぶら下がっているだけなのに突如謎の振動を始めるキャラ等など、 旧作ではあり得なかった謎の挙動が続出。 ファンの不買運動や修正の嘆願があったものの、何ら対応されることなく発売され、見事ノミネートされることとなった。 据え置き機での実績を持つ会社が次々とノミネートする中、絢爛舞踏の如く旧作ファンを撃滅した芝村裕吏氏もここで電撃参戦。 初弾の3/20発売『ぷちえゔぁ』(バンダイ)はそこらのwebに転がってそうなflashゲーの詰め合わせ的内容。 よく訓練された信者にさえ、 「4500円のカレンダーを買ったらDSのソフトがついてきてラッキーだった」 とまで言われる出来であり、発売から2週間足らずで特典付き新品がワゴンに並ぶという前代未聞の戦歴を残した。 続けて発射された5/1発売『エンブレムオブガンダム』(バンダイ)もやればやるほど作業感の増すSLGパートだけならいざしらず、 ガンダムに対する知識が足りないにも関わらずストーリーや設定を独自解釈し、 内容的にも日本語的にも高周波の電波を発生させ、多くのガンダムファンを失笑させた。 両作品とも、「原作ファンしかわからないネタだらけ」なのに「原作ファンからは失笑を買う」という どの層を狙ったのかがサッパリわからない内容であり、氏の撃墜数がまた伸びたであろうことは疑う余地がない。 対戦格闘ゲームという、一度ブームの頂点を迎え、熟成されたジャンルからのノミネートもあった。 7/31発売の『ウィンディ×ウィンダム』(サクセス)である。 無限コンボの実装に始め、ノックバックなど基本の調整がまるでできていないこと、 演出のショボさ、とどめのトレース(パクリ)疑惑まで、文句なしにノミネートクラス。 このデキの酷さに選評者やプレイヤーがKOされてしまったが、おそらく精神的ダメージによるものだろう。 同日発売の『メジャーDS ドリームベースボール』(タカラトミー)も忘れてはいけない。 アニメのストーリーをなぞって野球やミニゲームをクリアしていくという内容だが、 「スチールできない」「内野ゴロが存在しない」「打球はフィールド内に飛んだら100%グラブに触れる」という謎仕様。 1アウト3塁で外野フライでもタッチアップしないCPU。 「ポーズ不可能」「キャラゲーなのにキャラ判別不可能」とファミコン時代を感じさせるシステム。 更にミニゲームでは走って一輪車で土を運ぶとミートが上がり、バッティング演習ではカーブが習得できると、もはや意味が分からない。 こんな内容だがクリアに1時間半もかからないため、Wiiの『メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!』の長さにイライラした人には安心の設計であった。 8/7発売の『みてはいけない』(ディンプル)は、心霊写真に現れた霊を塗りつぶして除霊するという、異端のゲーム。 しかし、その内容は「かってはいけない」ものであった。 1問目ですぐに「あからさまな合成写真」であると分かる。 おまけにタッチパネルの認識が非常に厳しく、わかっているのに答えられず次の写真へと移ってしまい 時間切れになるとやり直すことができず、二周目に行くかデータを消すしかないのだ。 さらにグッドエンディングを見るにはノーヒントで異常な条件をこなさなければならないこともポイントである。 二周前提で、一周目にとある失敗をしておくというクリア願望の裏をかいた高度なトリックが仕込まれており、 そのうえで特定の手順を踏まなけばならない。 このような理不尽な内容であるにも関わらず、途中で間違ったらやはりデータを消す以外にやり直せないのは、 まさに心霊現象さながらの理不尽さである。 9/25発売の『逆境無頼カイジ Death or Survival』(コンパイルハート)は、ギャンブル漫画原作にしてギャンブル要素皆無のミニゲーム集。 シナリオは辛うじて原作をなぞっているものの、原作にあった熱い駆け引きは皆無である。 当たりが見えているという、もはやクジの意味がない「ティッシュクジ」。 原作の印象的なシーンの「焼き土下座」は時間を測るだけ。 タッチペンでなぞるだけの「鉄骨渡り」。 原作のストーリーさえなぞっていればいい、というIFやコンパイルハートの姿勢がうかがえる作品であった。 これ以外にも、調べるだけの呪文に大ダメージバグをつけてしまった『タクティカルギルド』(サクセス)や、 同社発売の「THE歩兵」に勝る点が価格しかなく購入者自身が咆哮した『UNKNOWN SOLDIER ~木馬の咆哮~』(D3パブリッシャー)、 「永遠に居残りクイズ」を体験できる『マジカル頭脳パワー!!DS』(D3パブリッシャー)など、 年内を通してクソゲーの話が尽きることが無い大豊作の年となったのであった。 さて、今年の大賞を発表しよう。 高校野球育成アクションゲーム、『めざせ!甲子園』(タスケ)である。 夏の暑さが本格的になり、甲子園のシーズンになると思い出すゲームがある。 3年前、2005年に発売された「めざせ!甲子園」である。 GBAで発売されたこのゲームは、 「恐ろしく稚拙なグラフィック」「単調で場面が変わるたびに途切れ、最初から再生されるBGM」「背景と同化してしまう忍者のような選手達がいる」などのシステム面。 二年生がいるのに一年生が何故かキャプテンに指名される無理のあるストーリー。 「一定確率でバットを振ってくるためボール球を投げていれば勝ててしまうCPU」「スライディング中は塁に触れていてもアウト」 「デッドボールがない」「フライをキャッチしてもフェアになることがある」等のルールの解釈。 「セカンドが一二塁間ではなく二塁上にいる」「打率が五割なら『.050』と表示される」「ランナーがいる時ゴロを打ち、ランナーがアウトになっても打った本人が塁にいれば打率が上がる」「アウトカウント関係なく一番進んでるランナーを刺そうとするCPU」 といった制作者の野球に対する理解度。 このように、多方面で大物っぷりを発揮しており、甲子園から連想される「逸材」「怪物」「魔物が棲んでいる」などのキーワードにふさわしい出来を見せつけてくれた。 ここで語るべくは2008年のKOTY総評であり、3年前のゲームを語られても困るかもしれないが、 もっと困るのは上記の内容をほぼそのままで、今年7/31にDSで発売されてしまったという事実である。 タイトルまでそのままであり「DS」や「2」などは付いていない。 変わったのはイベント時のキャラデザ、音楽の質の向上、2画面・タッチパネルに対応、といった些細なところで上記の問題点は完全に放置されている。 前作の選手パスワードもそのまま使えるという徹底振りだ。 本来移植というものはインパクトが弱くなりがちであるが、3年前の時点でクソゲー評価が固まっていたものを完璧な移植度で再現したという点が高く評価された。 世に言う「誰が得するんだ?」という文言がこれほど似合うゲームもないだろう。 製作会社であるタスケが、何故これを移植したのかは未だ謎である。 発売日当日に公式サイトすらなかったので、売る気があったのかも謎であったが。 『海腹川背Portable』の「移植」、『メジャーDS ドリームベースボール』の「野球」、『梅沢由香里のやさしい囲碁』の「いわゆる安牌のジャンルをクソゲー化」 と、多くのポイントを抑えていることも2008年を代表するクソゲーとして相応しい。 2008年を振り返って見ると、どのジャンルにも多種多様なクソゲーが登場し、市場の大きいDSには特にその傾向が強く見られた。 野球、囲碁など余程の事がない限りノミネートすらない、と楽観されていたジャンルにももはや安住の地は無い。 来年に向け、次の言葉をもって2008年KOTYを締めくくりたいと思う。 ク ソ ゲ ー の 熱 い 物 語 が 今 始 ま る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2696.html
涼宮ハルヒの激動 【すずみやはるひのげきどう】 ジャンル 非日常系学園振り付けアクション 対応機種 Wii メディア 12cm光ディスク 1枚 発売元 角川書店 開発元 ドロップウェーブ 発売日 2009年1月22日 定価 通常版 7,140円超DXパック 9,240円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 クソゲー ポイント ただの人間にはクリアさせません!劣悪な操作性と薄いボリュームダンスCGのクオリティは高いかみまえあきら 涼宮ハルヒシリーズ 概要 特徴 ストーリー ゲームシステム 収録楽曲 問題点 評価点 総評 余談 概要 人気ライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズを原作とする、テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を題材としたゲーム。 「ダンスの特訓」という設定のもと、アイコンに応じてWiiリモコンを動かして、リアルタイムで振り付けを指示していく。 画面には3DCGでキャラクターたちのダンスが描かれ、大きな魅力となっている。 「ダンス体感ゲーム」とは呼べない内容であり、「入力をWiiリモコンの動きで行う音ゲー」と考えたほうがよい。 特徴 ストーリー 商店街主催のダンス大会のチラシを見たハルヒは、優勝してSOS団を世に知らしめるために、団員たちにダンスの猛特訓を命じる。 ダンサーは涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希のメインヒロイン3名。主人公のキョンは振り付けの指示担当となり、これをプレイヤーが操作することになる 古泉一樹はレフ板持ち係などを担当。ゲーム内では、チュートリアルでの説明役を担当する。もちろんADVモードにも登場する。 ゲームシステム 操作は全てWiiリモコンで行う。曲に合わせて、画面下部のレーンに、右から左へと人型のシルエットが次々と流れてくる。これが判定ポイントに達するよりも先に、シルエットのポーズが示している方向にWiiリモコンを動かす。 指示される方向は、上下左右ナナメの8方向+ニュートラル。後半の章(ステージ)では、WiiリモコンのABボタンも操作に加わる。 ストーリーモード 本作のメインとなる一人用モード。全12章で構成され、各章の開始前には物語を展開するADVモードが、終了後にはキョンとハルヒによる「次回予告」が挟まれる(*1)。また「ボーナスゲーム」が発生する場合もある。ミスによるライフ減少が規定値に達するとゲームオーバー。また第十章終了時に総スコアが30万点に達していなかった場合は「ダンス大会中止」という結末を迎えてしまう。 フリーモード ストーリーモードでクリアした章の楽曲を、自在な難易度、衣装、背景設定でプレイできる。全クリア後はオートプレイ(PV鑑賞)も可能。 対戦プレイ 2~6人用の対戦モード。ルールや難易度を細かく設定可能。 収録楽曲 『涼宮ハルヒの憂鬱』(TVアニメ第一期)のテーマ曲、挿入歌、イメージソング、そして本作のための新曲などが収録されている。既存曲の音源はCDに収録されているものをそのまま使用。 恋のミクル伝説(第一章) 冒険でしょでしょ?(第二章) 雪、無音、窓辺にて。(第四章) ◎みらくるアンコール(第五章) ◎Greed s accident(第六章) ◎空前未満は見せないで(第八章) 最強パレパレード(第九章) ◎とろでん(第十章) ハレ晴レユカイ(第十二章) ハレ晴レユカイ TVサイズ(クリア後にフリーモードで使用可能) ()内はストーリーモードにおける章。 ◎付きの曲は本作オリジナルの新曲。他にプレイ対象外の新曲(EDテーマ曲)として「BE BE BEAT!!」を収録。第三、七、十一章の使用曲はインストBGM。 問題点 Wiiリモコンによる操作が難しい。 このたったひとつの理由により、本作はクソゲーと呼ばれている。 そもそもWiiリモコンは、あまり精密な動きを感知できるデバイスではないのだが、本作はそれを無謀にも音ゲーの入力に用いている。そのせいで操作難易度が極めて高く、多大なストレスを招くゲームとなってしまっている。 単に難しいというだけでなく「正しく入力したはず(つもり)なのにミスと判定される」「自分のプレイのどこが悪いのか全くわからない」という理不尽さを感じさせることが多い。 「ハルヒと一緒にレッツダンシング!」というキャッチコピーやPVなどを見ると、Wiiリモコンを手に画面に合わせて踊る体感ゲームのような印象を受ける。だがそれは大きな間違い。そんなことをするとミスの連発となり、ゲームオーバーが待っている。 本作では常にWiiリモコンを垂直に保持することが要求されるので、画面に合わせて踊るようなことができるはずもない。垂直を崩さないように注意しながら、迅速かつ正確に、無駄のない動きでキビキビとWiiリモコンを動かさなくてはならない。その姿は「まるでロボット」「ライトセーバーで敵の攻撃を防御する動き」「祈祷」等に喩えられた。 3DCGで描かれた女の子たちが、画面の中で楽しそうに踊っているのを見ていると、ついこちらも気分がノってきてダンス的な動きをしてしまいがちだが、そこは心を平静に保ち、機械のような動きに徹する必要がある。 さらに、どうやら一度でもミスをすると、その動きを基準に判定が狂っていくようで、以後は正確に操作してもミス判定が頻発するようになる。動きをあれこれ変えてみても状況は一向に好転せず、もはや訳のわからない状態に陥ってしまう。 Wiiリモコンの操作性の悪さは、ボーナスゲームにも及んでいる。 「あっちむいてホイ」と「ホームラン対決」(野球のバッティング)の2種類があるのだが、後者の操作性は劣悪で、ほとんどプレイ不可能に近い。前者もWiiリモコンの指した反対方向に判定されることが多く、またそれ以前に何度もジャンケンを繰り返す必要があるため精神的な徒労感が大きい。 開発関係者の証言によればボーナスゲームは当初は存在せず、本来の発売日が過ぎた時期(マスターアップの1ヶ月前)に、企画側の要望でいきなり追加することになったという。 譜面の質が低い。 コマンドを入力するタイミング(拍)が、ボーカルや特定の楽器に合わせたものではない。ダンスの振り付けの指示タイミングなのだと言われても、デタラメに決められているとしか思えない。そしてWiiリモコンを動かす方向も、ダンスの動きを反映していない。 効果音のセンスが悪い。 入力に成功した際のSEが「ファッ」という間抜け音であり、気分が削がれること著しい。ダンスの特訓なのだから手拍子にするか、あるいはタンバリンの音にでもしておけば雰囲気が保たれただろうに。 ボリュームが乏しい。 ストーリーモードはADVパートを飛ばすと小一時間ほど、ADVパートをちゃんと観ても二時間程度で終わってしまう程度の分量である。もっとも操作性の悪さに悪戦苦闘することになるので、よほど慣れた人でなければ、実際にはもっと時間がかかるのだが。 「対戦プレイ」ではレーンが縮小表示されるため、一人プレイ時以上にシルエットの見分けがつきにくい。 ダンスCGのクオリティは高いが、次のような問題点もある。 衣装の一つ「学校制服」のスカートが不自然に横に広がっている。腿の動きと干渉することを避けるための措置なのだろうが、最も頻繁に目にする衣装なだけに違和感が大きい。 これがPVなどで広く公開されたため、本作のビジュアル面までも過小評価される一因となってしまった。 キャラの身長差がほとんどない。本来であれば、ハルヒとみくるは約6センチの差があるはずなのだが。 胸サイズや骨盤の大きさなど「横」の体格差はちゃんと再現しているのに、なぜ「縦」がおざなりなのか。おそらくこれも技術上の問題なのだろう。 振り付けのクオリティが均一ではない。「冒険でしょでしょ?」「ハレ晴レユカイ」などの有名曲には質の高いダンスが用意されている一方で、最初から最後まで3人の動きが全く同じという、ちょっと手抜きっぽさを感じるダンスも多い。 ADVモードの問題点として、立ち絵CGの枚数が少ないことがあげられる。そのせいで休日や深夜でも全員が制服を着用しているなど、違和感を覚える箇所がちらほら。また、音声と口パクが大きくずれるというミスが目立つ。 よりにもよって、あの名曲「God knows...」が収録されていない。 元々ダンスのない曲だという事情はある(*2)が、似た境遇の曲が数曲収録されているため、未収録であることを惜しむ声がある。 評価点 先に述べた難点こそあれども、3DCGで描かれたキャラクターたちのダンスは非常にクオリティが高く、好評を得ている。 各ダンスは専門家に振り付けを依頼し、ダンサーに踊らせてモーションキャプチャーしたもの。躍動感にあふれ、とても楽しく可愛らしい。 全体的にステージングを強く意識しており、各人の立ち位置が動的に変化していく、見所たっぷりのダンスとなっている。ただし、互いに手がぶつかるはずの距離に立っているのはご愛嬌。 全員が同じ振り付けで踊っているシーンでも、よく見ると長門は脚の開き幅が小さく、みくるは時々ステップがもつれるなど、それぞれのキャラクター性までもが動きの中に盛り込まれている。 「曲のサビで花びらや雪が舞う」「見せ場で指先から光の五線譜のようなものが出る」など、各種の美しいエフェクトも雰囲気を盛り上げてくれる。 新曲の多くは既存曲と同じ作詞家・作曲家によるもの。いずれも隠れた名曲として、ファンから高く評価されている ただしハードコアテクノの曲調を取り入れた電波曲「とろでん」は賛否両論。音ゲーとして考えれば、多彩なジャンルの曲を収録することは決して間違いではないのだが。 多彩な着せ替えが可能。制服、私服、体操服、チア服、メイド服(*3)、「激奏」衣装、さらには水着やバニーといった眼福なものまで、全12種の衣装が用意されている。 アニメでは見られなかった「長門バニー」も登場。イラスト等では白で描かれることが多いが、本作では青色である。 クリア後のフリーモードではSOS団員だけでなく、鶴屋さん、朝倉涼子、喜緑江美里、そして朝比奈みくる(大)などにダンスを踊らせることもできる。 原作ファンには嬉しいおまけモード。 占いモード「涼宮ハルヒのお告げ」、読書する長門をただ見守るだけの「長門ビューワー」、WiiリモコンのABボタンに音声を割り当て、ゲーム進行とは無関係にリモコン側のスピーカーから声が出る「みくるリモコン」など、馬鹿馬鹿しくも楽しいおまけを実装。さらに「お告げ」と「リモコン」は、条件を満たせは他のキャラも使用可能。 ADVモードは全員フルボイス。絵のクオリティも標準レベル。 ただし、ADVに関しては上記の「音声と口パクが大きくずれるというミスが目立つ」という問題点があるので…。 + 参考動画 総評 Wiiリモコンによる操作性の悪さが全てを台無しにしてしまった、一点突破型のクソゲー。 他の部分、特にダンスシーンのCGは優れているだけに、残念なことこの上ない。 もし操作性が良ければ良作とまではいかずとも、評価が大きく変わってた可能性もあり得る作品である。 余談 「超DXパック」には「海洋堂フロイラインリボルテック 涼宮ハルヒ 制服ver」 「平野綾 Premiumムービーディスク from 涼宮ハルヒの激動」がついてくる。 一応、知らない人の為に言うと、平野綾氏は涼宮ハルヒ役の声優であり、当時は様々なアニメ・ゲーム作品に出演していた人気声優だった。 ちなみに、現在の平野綾氏は舞台女優として活躍しており、アニメ等に声優として出演するのは稀である。 「このソフトが悪いというよりも、Wiiリモコンというデバイスに問題があるのでは?」などと言われることもあるが、本作より以前に発売された『ハッピーダンスコレクション』(2008年10月23日)では、Wiiリモコンを手に持って画面に合わせて踊るというコンセプトを(多くの制約つきではあるが)ほぼ実現させている。また『メジャマジ・マーチ』(2009年4月23日)では、Wiiリモコンの動きを単調な往復運動に限定し、その運動速度を検知することで、ゲームとして成立させている。それらと比較すると、本作のコンセプトやプログラミング技術には、稚拙な部分が目立つと言わざるをえない。 クソゲーオブザイヤー2009(据え置き部門)のスレッドに選評が投下され、審議の対象となった。しかし「難しすぎる操作性も、そういうものと思って対処すれば遊べないことはない」「キャラゲーとしてのポイントは押さえられており、満足している購入者も多い」ということで、選外となっている。 原作やアニメに出ている「SOS団」が「そう簡単に お前らに サービスはしない涼宮ハルヒの団」の略ではないのか と言われた(*4)。 その他原作のセリフになぞらえて「ただの人間にはクリアできません」などと揶揄された事も(*5)。 「長門のスカートが“消失”する」という再現性の高いバグが発覚し、多くの紳士淑女たちが色めきたった。しかしその下には、パンツや尻も存在しない無の空間が成立しており、落胆の声が挙がったという…。 ダンスの背景をグリーンバック(緑単色)にする裏技が発覚。MAD素材として喜ばれた。 エンディングテロップにおいて、作曲家である神前暁(こうさきさとる)氏の名前に「かみまえあきら」というふりがなが振られている。難読であることは確かだが、一文字たりとも合っていないというのは残念すぎである。 書籍「超クソゲー3」(2011年)に本作の開発関係者のインタビューが掲載されている。プログラマーは新卒とWii未経験者の2名だけで、はっきりした仕様も固まらないまま開発をすることになって相当苦労したらしい(*6)。 同じWiiソフトに『涼宮ハルヒの並列』があるが、こちらは良作である。しかし『激動』の影響で売り上げが思うように伸びなかったため、良ゲーなのにワゴンセールになるという、とんだとばっちりを受けている。 涼宮ハルヒシリーズの楽曲で構成された音ゲーという触れ込みの本作だが、『太鼓の達人』や『Dance Dance Revolution』といった他社の音楽ゲームでも同作出身の楽曲をプレー出来るので、ハルヒの楽曲目当てに本作をプレーする意義は殆ど無いだろう。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7078.html
砂のエンブレイス ~エディンの里のネーブル~ 【すなのえんぶれいす えでぃんのさとのねーぶる】 ジャンル 穴掘りRPG 対応機種 プレイステーション 発売元 アイディアファクトリー 発売日 2000年7月27日 定価 5,800円(税抜) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象)※ゲームアーカイブスで付与されたレーティングを記載 廉価版 IFコレクション2001年9月6日/2,800円(税抜) 配信 ゲームアーカイブス2007年5月31日/617円 判定 なし ポイント 通常プレイでコンプ不可能な収集要素申し訳程度の乙女ゲー要素一応遊べなくはない ネバーランドシリーズリンク 概要 ストーリー メインキャラクター 特徴・システム 問題点 おバカな点 評価点 総評 余談 概要 アイディアファクトリーから発売された『ネバーランドシリーズ』の作品。 同シリーズとしてはプレイステーションで発売された最後のゲーム。 穴を掘ってアイテムを発掘したり、異性のキャラと恋愛模様を繰り広げていくシステムが特徴。 その後のIFの乙女ゲーの走りとも言えなくもない。 ストーリー ネバーランドのどこかにある島、エディン。乾いた大地が広がる不毛の地である。 そこに住む少女ネーブルは長く連れ添った祖母を失い悲しみの底にあったが、アイテム収集家であった祖母の遺品の中から「なんでも願いが叶う石」の記述を見つける。 もし本当にそれが存在するならもう一度祖母に会えるかもしれない。 一縷の望みをかけてネーブルはその石を探すために旅立つのであった… メインキャラクター ネーブル 主人公。エディンの民の末裔だがエディンで育った数少ない人間。掘れそうな地面があるととにかく穴を掘って発掘したがる穴掘り魔。 後の『ジェネレーションオブカオス』ではイベントで仲間になる武将として登場。 アンクロワイヤー エディン開拓の拠点作りのために派遣されたシンバ帝国の騎士。腕前はあるが性格がやや堅物。騎士階級と一般兵の身分差に悩み、それを改善したいと思っている。 後の『ジェネレーションオブカオス』では新生シンバ帝国の君主として登場。 ミロク エディンに布教のためにやってきた神父。相談者に親身になって対応する一方で、時に人の話を聞かずに周囲を困らせることもある。戦争で傷つく被災者を守るために武器を手にするようになった。 マイケル 女性の美しさに憧れる青年。外見や言動が女性っぽいので奇異の目で見られているが本人は特に気にしていない。楽しいことを好み、陽気なモリュラ族と暮らしている。 イフ 人間と魔族のハーフ。自分と母親を捨てた父に復讐するための力を求めてエディンにやってきた。 後の『ジェネレーションオブカオス』では魔皇軍の武将として登場。 ミュール 戦災孤児のトレジャーハンター。口の悪さから悪人に見られがちだが、むしろ困っている相手を見過ごせないお人よしである。 後の『ジェネレーションオブカオス』ではイベントで仲間になる武将として登場。 特徴・システム 「水」に関連する要素 エディンは乾燥地帯のため、水の確保が重要という設定になっている。それを反映してか今作では水は行動力であり、MPでもあり、通貨でもある。 集落などの水の確保されている場所以外は移動していると水の量が徐々に減少していき、0になってしまうとHPが減っていってしまう。 フィールドにいる行商人は水と引き換えにアイテムを提供してくれるシステムである。 戦闘中はキャラクターごとに固有の特技を使用可能だが、特技を発動すると規定量の水を消費するシステムになっている。 穴掘りシステム ネーブルは土が露出しているところで□ボタンを押すとその場で穴を掘る。 何も見つからないこともあるが、場所によって様々なアイテムを発掘することができる。 ゲームの進行に必要なアイテムの一部やレアアイテムなども主にこの穴掘りで入手することになる。 風の噂 フィールドにある光る玉を調べると風の精霊たちのあいだの噂を聞くことができる。 多くはゲームを進める上でのヒントであるため、聞いていくほうがゲーム進行の手助けになる。 問題点 迷いやすい・移動に不便なマップ 設定上マップのほぼすべてが砂地や荒野であるため、同じような風景が連続し非常に迷いやすい。 ゲーム中のヒントでは自力でマッピングしろと突き放される。RPG黎明期ならともかく2000年にもなってそのような対処をプレイヤーに求めるのは時代錯誤といっても十分だろう。 全体のマップはそれなりに広いのだが、ドラクエで言うところのルーラに該当する移動手段がないため別の拠点に移動しようと思ったらいちいち律儀に移動しなければいけない。 わかりにくい・薄いシナリオ ゲーム開始直後は目的がわかりやすく示されているが、その後新たな拠点に達するころになると次に何をすればいいのかよくわからなくなる。 一応説明らしき内容はあるのだが、あまりに抽象的なので何のヒントにもなっていないのが実情。攻略情報がなければ次に何をするのかわからず詰まる可能性が高い。 好みのキャラとの恋愛を進めていくという意味でフリーシナリオと言えなくもないが、全体のボリューム自体も薄め。 薄い恋愛要素 男性キャラとの恋愛を進める方法は「特定のアイテムを持っていく」「ステータスを一定以上に上げる」「特定のボスを倒す」といったもので、恋愛をしているという印象がほぼない。 会話の内容はそれっぽさを出しているのだが、条件があまりにRPGすぎるため恋愛をしている感じは希薄。 コンプリートさせる気のないレアアイテム ゲーム中で全72種類のレアアイテムがあるのだが、このうちのいくつかはパートナーとなる男性キャラが持っている。 入手のためにはその相手と恋愛関係になる必要があるのだが、二股などできないため通常のプレイではどうやってもコンプリートできない。 抜け穴として「戦闘で逃げるなどを繰り返すと男性キャラの好感度が下がる」ことを利用して恋愛しては別れるという悪女プレイをやっていけばコンプリートできるが、無垢な少女の主人公にまったくふさわしくないことを強いられてしまうのはやはり問題。 おバカな点 レアアイテムの説明欄 入手したレアアイテムはアルバムに登録され、アイテムごとの説明を見ることができる。 しかし、その項目が「重さ」や「特徴」に加えて「味」「匂い」というものがある。 各アイテムとも「味.甘酸っぱい」やら「匂い.けっこう生臭い」など妙にこだわって設定されており、どことなく同社の『スペクトラルタワーII』と感覚が似ている。 評価点 易しめのゲームバランス 水を補給できるアイテムや他の回復アイテムは穴掘りを繰り返せばどんどん入手できる。 シナリオ進行に必要なレアアイテムの多くは、隠し場所がゲーム中に明確な形で示されるため詰まることがない。 レベルアップの速度も速く、強敵の撃破のために長々と経験値稼ぎする必要はない。 総評 問題点はそれなりにあるが、決して遊べないほどのクソゲーではない。 穴掘りや「水」に関するシステムなどの単なるDQ・FF模倣路線からは少し外れた新しさもあるためIFゲーとしてもそれなりの一作である。 余談 今作のマップグラフィックは一部が前年発売の『スペクトラルブレイド』からの流用である。 今作の「死神の洞窟」は『ブレイド』の「エヴォルタワー」のものが、「失われし聖域」は『ブレイド』の隠しダンジョン「ルミナ」のものが配色だけ変更されて使われている。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3359.html
わがまま☆フェアリー ミルモでポン! どきどきメモリアルパニック 【わがままふぇありーみるもでぽん どきどきめもりあるぱにっく】 ジャンル ムービーアドベンチャー 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売・開発元 コナミ 発売日 2005年9月8日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント ひたすら薄く短いボリューム矛盾している設定簡単すぎるミニゲーム集ムービーに全特化コンセプトは良好 概要 問題点 評価点 総評 余談 概要 篠塚ひろむ氏原作の少女向け漫画『ミルモでポン!』のアニメ版『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』の、「黄金マラカスの伝説」より続くGBA作品第5弾。 本作の大きな売りとなっている、容量や環境の限られたGBAにおける「フルボイス アニメーション」というシステムが特徴。 おおまかなコンセプトは、人間や妖精の記憶を吸い取り、負の感情を植え付ける「メモリービーズ」を、「フェアリーバングル」というアイテムで 取り除きながらゲームを進めていく。要所要所でミニゲームもある。手に入れたメモリービーズ内の「記憶」は、アニメ版の一部分のシーンとして見ることが出来る。 問題点 このゲームを単刀直入一言でいえば、「薄い」。 ストーリーの全長は1時間くらいしかない。しかもゲーム内でやれることの殆どはほぼそれだけである。 とにかく簡単すぎる上にやりがい無しのミニゲーム集。おまけにかなり単調。 1.ゲーム名は「~でポン」で統一されていて、プレイするキャラ別に難易度が設定されている。……のはいいのだが、クリアに必要なノルマが一律20で、どのゲームでも普通にプレイしていれば余裕でクリアすることのできるボーダーラインである。 ミルモでポン!のゲームシリーズはターゲットを低年齢向けに絞っている為か難易度は低めに抑えられている。……のだが同作の過去作と比べても群を抜いて低すぎるため存在感が薄く感じられる。 2.ミニゲームの話の続きだが、なんと最高得点が100点である。つまり時間が余っていても100点で頭打ちになり、得点を取り続けることが出来ない。 これは子供サイドの立場で見ると「100点満点」という意味にも捉える事が出来るが、先述した難易度の選択次第ではどう頑張っても100点に到達できないゲームが殆どなので、結局最高点を100にした意義が感じられない。前のゲームではそうでなかったのに…… また、ゲームの中では群を抜いて100点を取るのが難しいゲームがあったり、難易度を上げるほど100点を取るのが簡単になるゲームがあるなど、ゲームバランスも良いわけではない。 その他 本格的に旅が始まるまでが長く、そこのストーリースキップ不可。 キャラが多数登場するが、洗脳されないためビーズ攻略できないキャラがとても多く、友情出演だけのキャラも結構な数なので、人によっては「攻略したいキャラのビーズが無い」事もあるかも。 最終ステージとも見て取れる人間の女の子「かえで」のシーンだが、かえでには一度に4つのメモリービーズが植え付けられており、いかにもラストな感じを見せつけているが、肝心のプレイヤーはただメッセージを読み進めるだけなのでラストという感じがとても薄い。舞台が「ちゃあみんぐ」の時のものなので、「ミルモ」のラスボス的存在である「ダアク」がいないのはしょうがないが、ラストなのだからせめてミニゲームにしても良かった気が…。 ミニゲームとしてプレイできる最後の部分はそれより遥か前の「ワルモ団とのダンスバトル」である。これの難易度は非常に低く、クリア出来ない事は殆ど無い。 ストーリーを何周もしないとビーズをコンプリート出来ないキャラがいる。 その代表格が女の子妖精「リルム」。彼女のメモリービーズはキャラの中でも多い9種類。……だがストーリー内で手に入る箇所はたった1ヶ所しかないので、コンプには何周もしないとならなくなる。他のキャラはビーズ数が少なかったり一度に複数のビーズを手に入れられる為このバランスの差異はキツイものがある。 男の子妖精「ペータ」の記憶の中に明らかにミルモの記憶らしきものが混ざっている。 ペータエスパー説浮上。ペータの姿ははっきりと写っている。 評価点 先述したようにメモリービーズ内に挿入される「フルボイス アニメーション」。これはありそうでなかった、紛れもない評価点の1つであろう。 GBA末期ということもありグラフィックやサウンドは良好。 全部で85シーン。アニメ版の1シーンがいくつもあるので、知っているシーンや好きなシーンが出てきた時はニヤリとさせられる事だろう。もちろん釘宮ボイスのムr(ry 本作オリジナルのアニメも挿入されている。ここも当時大きな売りとされていた。たった1つしかないが。 所々で出るメモリービーズを取り除く時に必要な「魔法」シーンや、ビーズ内の記憶再生シーンはBボタンでキッチリ飛ばすことが出来る。 ならばストーリーもスキップできるようにしてほしかった所である。 通信によるビーズの交換が可能。どうしても手に入らないビーズがあった時は便利である。 「ちゃあみんぐ」準拠の為ようせいずかんは一番ボリュームがある。しかも今回はなぜか人間まで載っている。 最初は「ミルモ」、最後は人間の女の子「はるか」まで説明つきでビッシリと載っている。 ビーズ攻略できるキャラは獲得ビーズも記載される。 総評 売り部分やコンセプトは良好。 だが、ミニゲームも含めてゲーム性が薄すぎるためクソゲーとなってしまった。 余談 ご丁寧にゲーム公式サイトで攻略情報が細かく載っている。攻略本いらず。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6123.html
黄昏のオード ‐ODE TO THE SUNSET ERA‐ 【たそがれのおーど おーど とぅ ざ さんせっと えら】 ジャンル シンフォニックRPG 対応機種 プレイステーション 発売・開発元 トンキンハウス 発売日 1996年12月27日 定価 5,800円(税別) 廉価版 BEST PRICE2000年8月3日/2,500円(税別) 判定 クソゲー ポイント 前世代的なグラフィックシナリオはお使いの繰り返しとにかく不便なシステムひたすら太鼓が響く戦闘シーン純粋な評価点はイラストだけ黄昏のオードロイド 概要 特徴 キャラクター 強制加入キャラ ギルドキャラ 問題点 評価点 総評 余談 参考動画 概要 『ライトファンタジー』で 悪くも有名 なトンキンハウスが世に送り出した「シンフォニックRPG」を自称するゲーム。 イラストレーターの弘司氏を起用した美麗なキャラクターデザイン、プレイヤーが呪文を設定できる「ルーンソングシステム(歌魔法自動作曲システム)」など音楽を前面に押し出したシステムや世界観が魅力の作品。 …となるはずが、その実態はPSのRPGとしては『里見の謎』『アンシャントロマン』に匹敵するネタクソゲーであった。 OPからして文字がびっしりのプロローグとひどく不気味なポリゴンのムービー、そして予想の遥か斜め上を行く超展開を見せつけ、(クソゲー愛好家としての)期待を感じさせてくれる迷作である。 特徴 「ルーンソングシステム(歌魔法自動作曲システム)」 魔法の呪文の内容を最大7文字までプレイヤー自身が決めることができ、実際にボイスつきで詠唱してくれる。 「ギルドシステム」 パーティメンバーを4人まで任意に雇用することができる。 必殺技 仲間キャラにはそれぞれ固有の必殺技が存在し、戦闘中にランダムで指定した行動をキャンセルして発動する。 キャラクター 強制加入キャラ リュッケルト(主人公) ただの人間の吟遊詩人。 力の歌い手としての能力を偶然継ぐことになり、世界の運命をかけた戦いに繰り出されることになった。 主人公なのに重要な場面でシャキっとした発言をしていることがあまりない。 全キャラ中唯一プレイヤーの意思で魔法を出すことができるが必ずターンの最後に回され、通常攻撃は武器の弱さも相まって与えるダメージが1桁ということもよくある。 アイリス ヒロイン。 血の薄い龍族で、ほとんど人間の姿をしている。 恋のライバル出現、元彼との再会など物語の恋愛面を担っており、最終的に主人公といい感じになって終わるもののいまいち盛り上がりに欠ける。 主人公に対してしか使わない回復技を持っている(その段階で贔屓がひどい)が絶対ではないので彼女をあてにしていると死ぬ。 絶対に逃走せず、攻撃力、素早さも高く使いやすいが重要な場面を前に離脱してしまう。 ホイヒュー ボビン(後述)の部下で、お調子者。 一人称がボクだったりあっしだったり安定しない。 ボビンとの信頼や忠誠や主従といった仲間同士のイベントもなく、シナリオ、戦闘面どちらを見てもいいところがない。 効果が3ターンある防御魔法を毎ターンのように使い、攻撃してくれない。彼は最初に仲間になるためこの段階では主人公も弱く、パーティも2人で、貴重なアタッカーであるにもかかわらず、だ。 クイクイ 男の子。 女友達(彼女?)が崖で立ち往生しており、助けるために森の中で木にくくりつけてあったいかにも怪しいロープを勝手に外して使った。 そのせいで部族に捕まり、下手するとパーティ全員殺されていたかもしれないのに一度も謝らず、悪びれない。 仲間になる理由も「探している人のところに案内するから森で行方不明になった友達を探してという交換条件」で、典型的なお使いイベントの主。 ライオネル 反乱軍の重鎮。 登場した理由は、反乱軍首領から「監獄に捕まっているライオネルを助けてくれたら楽譜探しに付き合う」という典型的なお使い(ry 裏からこっそり侵入して独房から助け出したのに「ここの正面扉ぐらいなら俺が難なく開けられる!ははは…」とか言いながら1人で正面から帰っていく。 ちなみに独房送りにされた理由は、監獄からの脱走に失敗したから。一度失敗したのに何故慎重にならないのか 離脱時に「また会うこともあるだろう」と再加入を匂わせてくるが、加入どころか以降一切の出番が無い。 戦闘でも問題児で、一目惚れしたショウコを必ずかばう。自分のHPが1、ショウコのHPがMAXの時でも必ずかばいに行き、戦闘不能になる。 命をかけて惚れた女を守る漢というならまだ許せるが、残念ながら彼女を置き去りにして逃げる。 全キャラ中必殺技の威力が最も高いので攻撃面に関しては頼れる仲間。 ショウコ 王様の許嫁。 王宮への侵入に協力してくれる。 問題はシステム面で、彼女が加入するときパーティが固定メンバー4人で埋まってしまうのでそれまで育てていた大事なギルドキャラを強制的に解雇しなければいけない。 トラビス 猟師。 楽譜が眠るとされる島の内奥の地までの案内を名目に仲間になるが、立ち寄った町の町長から言われた頼みごとを勝手に受け、長大なお使いの引き金になる。 しかも、依頼を受けた理由が報酬。 その後知り合いの女の子と「遊びたくなった」という理由で目的地まで案内することなく離脱する。 戦闘面でも弱さが目立ち、彼と入れ違いに離脱するライオネルは必殺技の威力が3倍なのに対しこちらは2倍なので目に見えてパーティが弱体化する。 フィデレ 魔術師。 ただし出来は悪い。「陽キャ」という言葉が似合う女の子で、「えへへ★」といった感じで全く自分の失敗を悪びれない。 何を失敗したのかというと、場所を尋ねた主人公を全く関係のないダンジョンへ2回も案内する。 ボスに対する封じの呪文も最初の1回目は失敗し、そのせいで手下を呼ばれてしまう。 戦闘では炎の魔法を使用するが、炎に耐性のある相手にも連発し、当然のごとくミス。運良く当たっても耐性によってかなり低いダメージしか与えられない。 マキバ 牧場の主。 動物と会話ができる。 シナリオ、戦闘、システム、どこにも問題がない奇跡のような人。ビジュアルも好青年。強いて言うなら加入期間が短くて愛着がわかない。 アロン 家族を城主に殺され、復讐に燃えている青年。 城主(エド)を殺すか殺さないかで最終的に踏みとどまり、その結果2人は共闘してラスボス戦に挑むことになるがいまいちシナリオが盛り上がらない。 加入のきっかけは情報の提供と復讐の協力を交換条件(ry ラスボス戦に強制参加メンバーだが、貰えるEXPが1になるまでレベル上げをし、最強装備を与えてもラスボスに与えられるダメージがたった2桁しか出ない。 エド 岩の島の城主。 ラスボスの手下(のような怪物)に操られて村民を虐殺した。 非常に反省しており根っからの悪人ではなかった 問題はシステムで、ショウコ同様、育てたギルドキャラを強制解雇に追い込む。 それだけではなく、パーティ平均レベルに比べて明らかに低いレベルで加入する。 ボビン 港町の顔役。龍族。物語根幹に関わるネタバレあり。 + ... 序盤、悪神の名前に「様」をつけて呼び、中盤には主人公たちの見つけた楽譜を盗んでいく。 意外性のある行動でシナリオを盛り上げる重要なキャラクター。 龍族とはラスボス側についている種族であり、彼もまたそうだった(と思われる)。ところが、人間と共に仕事をしているうちに情が移り、人間側についてラスボスと戦う。 その流れ自体は非常に良いのだが、この話の最中に「詳しい話はあとで」というセリフがあり、その後詳しく語られることはない。 誰が、何がきっかけで龍族を裏切ることにしたのか、あるいは守りたい人間ができたのか、そういった部分は何もないまま終わる。 部下のホイヒューも、彼が人間を敵として見ていたなど露知らずのままに終わってしまう。 シナリオの根幹の部分は良くできているが、表現が薄いせいで重厚なストーリーを作り損なった印象。 ギルドキャラ スリム 口調がオカマっぽいがビジュアルは口ひげ。 ホイヒューと面識があるようだが詳細は不明。 HPがMAXでも逃走する。 ドムカ 無口。会話でも「…。」というセリフがよく出る。 「敵全体に通常攻撃と同威力のダメージ、自分にも20ダメージ」という諸刃の剣の必殺技を持っているのだが、敵が1匹しかいないのに使うので無意味に傷つく。 ジョーイ 活発な女の子。 「旅芸人の兄を探している」というサブクエ感を漂わせてくるが、そんな人物は登場しなかった。 ギルドキャラの中で唯一回復呪文を持っている ただし発動はランダムなのでHP1の仲間がいても、使ってくれない時は使ってくれない。 絶対逃走しないのでそこは頼れる。 エニクラウド スカイヘッド(部族)の男。 村の外に出たことがなく、外に連れ出してほしくて仲間を探している。 村の外で様々なものを見るたびに細かくメモを取り、逆に本で読んだという情報(攻略とは無関係)をよく喋る。 アンデッドモンスターを一撃で倒せる呪文を持っていて非常に役立つ 町3つ先まで上位武器が売っていないせいで通常攻撃の弱さがだんだん際立ってくる。 ヴェラ パッケージ左に写っている黒髪の女性。よく喋る。 さぞ重要な人物かと思いきや、宿屋に泊まるとお金を持ち逃げしてパーティから離脱してしまう。 その後詐欺師として指名手配される。 全ギルドキャラ中唯一の「サブクエ」だが、感動的なシナリオであるわけがない。 トリリア 若い女性。 女性であることを軽視されたくないと言っている。加入時にしかセリフが無い。趣味思考経歴など一切不明。 ヘンケン 貴族っぽい服装の男。 ドット絵の顔色が目に見えて悪く、「はぁ…」というセリフが目立つ。とはいえ喋るのは加入時の数行だけ。趣味思考経歴など一切不明。 グラム 裸に鎧を付けている筋肉質な男。 「オレ強い!雇え!」とのことだがここしかセリフが無いので(ry ピックマン 絵描きの男。 芸を高めるためのさすらいの仲間を探している。 初会話の一行目で「灰色の絶望の景色は至上の美味」と言い、いかにもヤバそうな雰囲気を匂わせているが何もイベントは起きない。 パストラン 冒険詩人。 相変わらず加入時にしか喋らないが、詩的な言い回しが特徴的。 「死によって生を体験す」「我輩を死出の旅に誘え」「生と死の輝きを体にて詠む」と、少ない文章の中で生死に関する話題が多いが、例外なく逃げる。死出の旅とは ドロシー 無口な女性。 句読点が多く、後に登場する泥族の話し方とよく似ているが彼女がそうなのかどうかは一切不明。何のサブクエも無かった。 必殺技を持っていないが絶対に逃げない。 ドンキー=レインフォース 会話時にフルネームを名乗る。 「極めて紳士的」「女性に優しく」「優雅華麗、勇猛果敢な騎士」と言っているだけあってアイリスを必ずかばう。ただし逃げる。 「オールライト」や「ミ・レディ」といったカタカナをよく使う。 後半のギルドキャラはシナリオに絡まないせいで、アイリスが石になってしまった時も無言(無視?)を貫く。 サザシイ 立って歩いて人間の言葉を喋るかわうそ。 「サザシイはサザシイ かわうその魂」と言うが特に何のサブクエも無し。分家のかわうそであり、シナリオで本家の場所に立ち寄った際にほんの少しだけ喋る。それだけ。 彼(?)が登場した段階で「かわうその懐」という地名が登場しており、関連があるかもしれないと思って期待を込めてこれまで育ててきたキャラを解雇してまで雇った人も多いのでは。 問題点 システム面 戦闘が非常に冗長かつ退屈 攻撃力と防御力の計算方式が甘く、攻撃失敗の頻度を高くすることでゲームバランスを調整している節がある。そのため物理攻撃の命中率がとにかく低く設定されており、敵も味方も攻撃を外してばかりで無駄に戦闘が長引きがち。 回復や特殊攻撃のエフェクトも全体的に長いためテンポが悪く、そもそものエフェクト自体もショボい。特殊攻撃をミス連発した時の時間を無駄にした感は相当なものである。 必殺技も基本的に戦闘の邪魔。 プレイヤーの任意のタイミングで使用することができない。しかも発動する場合は、直前のプレイヤーの指示がキャンセルされて無理やり発動する。 また効果も攻撃技とは限らず、効果の薄い補助魔法であったり、自爆技であったりするためなおさら厄介。 敵の素早さが軒並み高く設定されており、自然な育成をしている場合は普通に探索しているだけでも先手を取られて消耗しやすい。そのため、小まめに宿屋で回復する必要がある。 その他戦闘システムの問題 仲間は残りHPが少なくなると戦闘から勝手に逃亡してしまう事がある。 しかも主人公(*1)が戦闘不能になった時点でゲームオーバーとなるため、事故率を上げる要因になっている。ゲームオーバーの場合、セーブ地点からやり直しとなるため、テンポの悪さに拍車をかけている。 キャラごとの性能差も酷い。 エンカウント率が両極端。 出るときはほんの少し足を踏み出すだけで出るのに、出ないときはいくら歩いても出ない。 ギルドシステムに反する強制加入 ストーリー上強制加入するキャラでパーティー枠4人が埋まってしまうと、雇った仲間は問答無用で解雇されてしまう。 加えてそうして加入したキャラも頻繁に入れ替わるため、育成も感情移入もしにくい。 シナリオは一本道かつ一方通行なので、プレイヤーの任意のタイミングで街を訪れることは出来ない。したがってイベント後に仲間にしたいキャラを再加入させることも出来ない。 仲間がくだらない理由で加入・離脱を繰り返すシステムは『里見の謎』等、この時代のクソゲーとしては珍しくない。だが本作の場合、任意で加入できる仲間がいるにもかかわらずそれを強制的に離脱させられるというのがかなり厄介。しかもそこまでして加入しておいてあっさり離脱することが多いので、新たな仲間を得た喜びよりも以前の仲間を失う喪失感の方が大きくなりがちで、キャラの育成要素すら楽しむことが出来ない。加入・離脱の回数もそれらのゲームよりも圧倒的に多いので、ストレスが溜まる仕様となっている。こんな有様なら最初からギルドシステムがない方がマシだっただろう。 なんと最終決戦ですら強制加入するキャラで埋まってしまう。それぞれのキャラ自体は悪くないのだが、ギルドでスカウトしたキャラを育てたプレイヤーは泣きを見ることになる。 インターフェース面も不便 アイテムのまとめ買いができない、パラメーターを参照しにくい等、不便さが目立つシーンが散見される。 演出面 貧相なグラフィック 前述の通り、OPのムービーは船に乗った主人公が登場し、突然沈むだけの意味不明且つシュールな内容。それも低品質かつ不気味なポリゴンで描かれた主人公がどんどんズームアップしていく場面があるため、見るに堪えない。このムービーにおける主人公はその見た目を揶揄して「顔面バイオハザード」と呼ばれている。 服や船の書き込みが浅く、海でさえゼリーのような質感で、貧相さが際立っている。 ドットは特別出来が悪いという訳ではないが、当時発売されたゲームの中でも色数が少なく、SFCかMD並。 戦闘画面などは正に前時代的…というかどう見てもスーパーマリオRPGの戦闘画面を左右反転させただけにしか見えない。 後述するように本作唯一の評価点と言えるキャラデザインだが、ステータス画面の全身画はゲーム内のドット絵で打ち直されたというより、イラストをそのまま取り込んだような感じであり、ステータス画面内で浮いて見える。 また、顔グラフィックは解像度やコントラストにばらつきがあったりなど、せっかくのイラストを台無しにしている部分もある。男性キャラが特に顕著。 音楽を題材にしながら出来の悪い歌魔法 ボイスは指定された文字をそれぞれ予め決まった音階で読んで繋げるだけという仕様のため、ハッキリ言って出来は酷い。 せめて文字ごとに音階を設定できれば、ゲームの出来の悪さを置いても音楽(ネタ)ツールとして少しは使えただろうが…。 主人公のグラフィックは若いイケメンなのに、やたら野太い声なのも合っていない。 ただ、本作が発売されたのは、「VOCALOID(ボーカロイド)」などの歌声合成やフリーの「SofTalk(ソフトーク、いわゆる「ゆっくりボイス」)」といった音声読み上げの個人向けソフトが世に出るよりも前のこと(*2)。合成音声技術のゲームへの実装はほぼ無い頃であり、この点は致し方ないと言える。 歌魔法もさることながら、仮にも音をテーマにしたゲームにもかかわらず音楽もひどい。 特に戦闘曲はエンカウント音、通常戦闘、勝利のテーマ、そしてボス戦ともにティンパニとスネアドラムの音だけ(*3)。おそらく歌魔法がメインであるため戦闘BGMは控えめになったと思われるが、音質がチープ&構成が単調という二重苦がただでさえ苦痛な戦闘に拍車をかける。主人公の歌が流れる時だけBGMのボリュームを一時的に下げる等、色々とやりようはあっただろう。 唯一の例外はラスボス戦である。曲自体は単調だが、打楽器のみに比べれば…。 シナリオ面 ツッコミ所ありありなストーリー。 主人公の乗っていた船が難破する所から始まるのだが、最初の村で「悪神が復活した」という話を聞いて特に根拠もなく「船が沈んだのはその悪神の所為では?」と決めつけるなど、ラスボスへの因縁付けが安易過ぎて、結果超展開と化してしまっている。 その後も異変がある度に「悪神が復活した影響では?」として片づけられるため、主人公一行と悪神ガリハアクとの間に直接的な因縁は無いまま、旅の目的がガリハアク討伐へと仕向けられていく。とにもかくにも「だいたいガリハアクのせい」でシナリオが進んでいくため、「このゲームがクソゲーなのはガリハアクのせい」というネタが囁かれることも。 酒場で酔っぱらいを止めに入れば即外の海に放り出される。かと思ったら流れ着いた先で拾ったオールの破片を武器に再び挑み、今度は逆に酔っぱらいを海に放り投げるという、まるでコント番組のような展開が続く。バカゲーのつもりか? ひょっとしてバカゲーと割り切れと言う事なのか!? 台詞回しも独特、悪く言えば変なものが多く、口調が安定しなかったり、おかしな事を口走るキャラが多い。これは主人公とて例外ではなく、最後まで一人称が安定しなかったり、キャラクターが定まらなかったりするままストーリーが終わってしまう。 悪神、善神と呼ばれている存在が絶対的な善悪ではなかったりと、単純な勧善懲悪では終わらず物語を奥深くできそうな背景は存在するのだが、正直活かされているとは言い難い。 最終決戦にて「(リュッケルトが持っていたであろう)タクトが避雷針になったおかげで悪神の放つ雷を回避できた」という突っ込み所満載の展開が出てくる。 まず曲がりなりにもファンタジー世界において唐突に出て来る「避雷針」と言う科学ワードもどうかと思うが、避雷針になるものを持っていたが故にその人物に雷が落ちた、と言う描写は古来よりギャグ漫画でも描かれるほど一般的な描写であり、むしろ「タクトが避雷針になったせいでリュッケルトが感電した」が正しい描写であろう(*4)。多分名前から「針さえ持っていれば雷を避けられる」と脚本家が勘違いしていたのだろうが、スタッフは誰一人としておかしさに気づかなかったのであろうか? 最終決戦ではまずラスボスに挑むも全く歯が立たないという展開になる。それ自体はRPGでよくある展開であり、この場合は仲間たちの力が集結する等の展開でラスボスに攻撃が通るようになるというのが一般的。だが本作の場合は仲間の1人が反動ダメージ有りの捨て身攻撃をした程度で攻撃が通るようになってしまう。 お使いイベントが無駄に多い。 というかストーリーのほとんどがアレを取ってこい、アレを探して来いという内容ばかり。しかもつまらない理由(*5)で延々と歩かされるケースばかりで、本筋のストーリーがなかなか進まない。 ダンジョンに進んで結局入れなかったため、一度戻ってから再度挑戦するという水増し感漂う場面も非常に多い。エンカウント率の高さから来るストレスフルな戦闘システムと重なり、途中で投げ出したくなるほどイライラさせられる。 お使いの途中に別のお使いが挟まれることも珍しくなく、何が目的だったかを見失いやすい。 タイトルにもありお使いの主軸となるオードだが、集めた後はほとんどシナリオに絡まなくなる。 キャラクター自体は薄い訳ではないのだが、トラブルメーカーがやたらと多く、プレイヤーをたびたび困惑させる(イラつかせる)イベントが発生する。 中には適当な事を言って無駄なダンジョン探索を2回も行わせるとんでもない輩まで居る始末。しかも3回目も当たり前のように嘘をつこうとしており、非常にタチが悪い。 加えて前述したような仲間の入れ替わりの激しさも相俟って、キャラに感情移入しにくい。 評価点 弘司氏によるイラストは好評。主人公は(イラストで見る限りは)イケメンで、女性キャラもヒロインのアイリスを始めとして美女揃いである。 ドットではいまいち魅力が伝わってこないが、(前述した問題はあれど)メニューや戦闘では顔グラフィックが表示されており、ステータス画面では全身画が見られる。 これでキャラの個性がもっといい方向に働いていて、思い入れも湧きやすい作りだったのなら、キャラクター面は純粋に評価されたかもしれないが…。 任意加入の仲間キャラでもストーリー中に固有の台詞が用意されており、誰を仲間にしているかに応じて会話内容に変化が生じる事がある。 最終決戦で戦う仲間に限っては比較的良キャラで固まっている。本作にしては珍しく旅の目的が終わったはずなのに最後までついて来てくれる仲間(*6)、その人物と因縁があったがその後共通の敵と戦う目的で和解する仲間、長年暮らしていくうちに情が湧いて悪党から寝返った仲間と、ここだけはキャラづくりはしっかりしている。 本来の意味での評価点ではないが、任意に声を設定できる歌魔法はネタとしてなら存分に笑える。 決まった音階で読んで繋げるだけという仕様のせいで酷い物が出来るのは前述の通りだが、それが突き抜けすぎていてもはや笑えるレベルになっている。 1音ごとに「ぼ~ん♪」というリュートの音色が混ざるのもシュールさに拍車を掛ける。 デフォルトの呪文も「おおいわおちろ」「こおりのや」「なぞなぞふしぎ」「どくどくあめだ」等々小学生が考えたような変なものばかり。 本作を代表するネタであることもあって、黄昏のオード関連の動画ではこのシステムを使ってテキストを読み上げているものもある。通称「黄昏のオードロイド」。 ちなみに、とあるダンジョンでヒロインが主人公の歌にツッコミを入れるシーンがあるのだが、その時の主人公の反応は「…ふん。もともとヘンな歌なのさ!歌がヘタなわけでは決してないぞ」である。どうやら自覚は無いようだ。 独特の台詞回しやおかしい掛け合い、なんでもガリハアクのせいという超展開も、バカゲーとして見ていれば妙な愛嬌を感じるかもしれない。(恐らく)狙ってバカゲーとして作られている訳ではないので、これも本来の評価点とは言い難いが。 キャラが安定しない、矛盾、超展開、誤字脱字と言ったものに目を瞑れば、文章が稚拙で読みにくい『里見の謎』や、台詞が悉くスベっている『アンシャントロマン』よりはテキスト自体は整っている為、(広い心を以ってすれば)バカゲーとして楽しみやすい。 とはいえ無駄に冗長な展開や、プレイしていくうえで非常にストレスが溜まる仕様があるので、その苦痛に耐えられる人でなければプレイすることはお勧めできない。 前述のとおり戦闘曲はドラムスの音だけだが、ストリングスを生かしたクラシカルなBGMもあり、それらは聞きごたえがある。 街のBGMはアカペラ曲「Now is the month of Maying(邦題:今や五月の季節)」のアレンジで親しみやすいメロディー。 総評 キャラクターデザインを除けば、ほぼクソ要素で塗り固められた紛れも無いクソゲーであり、今も尚『里見の謎』と並んでPS屈指のクソRPGと名高い迷作である。 作業ゲーの極致たる作品であり、クリアを目指す上での苦痛度ではPS1作品において頂点を争うものとなっている。 ストーリー・システム共に不便で不可解ではあるが、一方でどことなく憎みきれない絶妙な愛嬌(=クソさ加減)を誇る要素も多く、逆に熱狂的なファンを生み出すまでにも至っている。 単なる駄作では終わらず、(ネタとして)愛される側面も持ち合わせており、RPGとして最低限の体裁が取れているあたり、クソゲーとしては充分恵まれた立場にある作品と言えなくもない。 余談 「黄昏のオードをプレイする奴は悪の手先」という2chのスレタイから、本作のプレイヤーを「悪の手先」と呼ぶネタが存在する。 最後まで遊ぶと実はこの表現が正しいことが分かる。 こんなクソゲーだが、2000年8月3日には『ベストプライス 黄昏のオード』としてベスト版が発売されている。 本作のプレイ動画について弘司氏がTwitterでコメントを残している。 ネタ扱いされている事を楽しんでいる様子。以下、原文まま。 「悪い気はしていない(笑)。ある意味ボーカロイド超えたのでは。この仕事やって良かったなぁ。続きはよ。」(コメントその1) 「続き来てた。その昔キャラデザインで参加したゲームです。今になってもこうしてネタにして貰えるのは、ある意味愛されてるなーと(笑)。」(コメントその2) 有志が作製したオードロイドの音声シミュレータが存在する。 2020年末にFlash Playerがサポート終了となった為、利用できなくなってしまった…。 と思いきや、2021年9月頃に簡易かつ暫定的であるが、JavaScript版が公開された。 参考動画 + プロローグとOPムービー http //www.nicovideo.jp/watch/sm463991
https://w.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1111.html
用語集/シリーズ3(た~な行) あ~か行 / さ行 / た~な行 / は行 / ま~わ行 ダライアスシリーズ Days(デイズ)シリーズ 18禁 テイルズオブシリーズ デスクリムゾンシリーズ デビルメイクライシリーズ ドラゴンクエストシリーズ ドラゴンボールシリーズ ダライアスシリーズ タイトーの看板STGシリーズ。三画面を切れ目なく連結した大型筐体に一画面を埋め尽くすほどの超巨大なボス(魚介類をモチーフ)が出てくるなど、美麗にして大迫力のグラフィックがゲーマーの度肝を抜いた。 またZUNTATAによるサウンドがボディソニックによる重低音で響いてくるのも大きな話題となった。 続編のIIも同様の三(二)画面連結筐となったが、場所を取り過ぎることやメンテナンスが大変なことからこの作品を最後に一画面の作品のみとなった。 …が、最新作の『ダライアスバースト アナザークロニクル』にて突如横長大画面が復活した。 家庭用移植の際には多画面筐体が再現出来るはずもなく移植は不可能だと思われていたが、PCEのCD-ROM2で開発された『スーパーダライアス』は画面を一画面にダウンサイズしながらもオリジナルのエッセンスを最大限に盛り込み、 その完成度の驚異的な高さで各方面に衝撃を与えた。サウンドもオリジナル版をそのまま収録しつつドルビーサラウンドに対応させており、こちらの評価も非常に高い。 しかし以降の移植ではあまり評価が高くないものも多く、PS互換基板で開発されながらPS版の出来が非常に悪かった『Gダライアス』のような作品もある。 項目のあるソフト…スーパーダライアスII/ダライアスR Days(デイズ)シリーズ 18禁 Overflowの出世作となった『School Days』を筆頭とするシリーズ。ちなみに関連商品等にも『○○Days』という名が付く事もある。 アダルトゲームとしては非常に珍しいフルアニメーションを売りとしており、他にも秀逸なボーカル曲、癖があるが優れたシナリオ、キャラクターが人気である。 第1作『School Days(以下スクイズ)』では上記の部分に加えて強烈なBADENDが話題となり、中小規模のメーカーであったOverflowを一躍有名ブランドへと押し上げているが、その一方で、総作画監督ごとうじゅんじ氏の修正が加えられていない部分のアニメーション(俗に言う大陸動画、三文字作画)や、大小様々なバグ、そして没ルートの数々が問題視されている。 第2作『Summer Days(以下サマイズ)』では前代未聞のギガパッチ騒動を起こしてしまい、ゲームの出来を論ずる以前の問題となってしまったが、バグ騒動の終結後は改めてシナリオが評価されており、キャラクターの扱いも一部を除いて概ね好評である。 更にアニメ版『スクイズ』は“Nice boat.騒動”を起こしながらも結果から言えば大成功を収めたのだが、『スクイズ』のPS2移植版『L×H』は追加要素が悉くクソであった為にユーザーどころかメーカーまでもが事実上の黒歴史認定する事態に発展してしまい、ここで一気に勢いを落としてしまう。 続く『Cross Days(以下クロイズ)』は1年以上の延期を繰り返した挙句、ようやく発売されたその内容は同性愛が3分の1を占めていると言っても過言ではない物であり、肝心のシナリオやアニメーションも一部を除いて悉く劣化、更にはOverflow側の非常に拙い対応も相まって大顰蹙を買ってしまい、同ブランドの信頼が著しく失墜する結果となっている。 少なくとも『スクイズ』『サマイズ』についてはバグを除けば評価は高く、特に前者はバグと没さえ無ければ良作Wikiに載せる事も不可能とは言えない作品である。 また、Overflowの他作品と比べると人気が突出している事に加えて、キャラ人気の面においても『スクイズ』メインヒロインの1人“桂 言葉(かつら ことのは)”の人気が多数の新キャラを加えた『クロイズ』発売後であっても他のキャラを圧倒しているという事もあり、製作側もこのシリーズを優先せざるを得ないという問題が発生している。 その為一部では第二の曲芸商法を危惧する声もあったが、『クロイズ』で悪評が祟ったためかOverflowは2012年4月の『Shiny Days』を最後にブランド解散となり、アダルトゲーム市場から撤退したためシリーズ自体も事実上終焉を迎えた。 項目のあるソフト School Days School Days L×H Cross Days テイルズオブシリーズ バンダイナムコゲームス(旧・ナムコ)の看板RPGシリーズの1つ。 ボイスをふんだんに用いた演出、アクション要素の強いリニアモーションバトルシステム(LMBS)、アニメムービーの挿入、藤島康介・いのまたむつみによるキャラクター、有名アーティストによる主題歌の収録で人気を博す。 第1作『テイルズ オブ ファンタジア』はSFCでボーカル曲を流す・王道的でありながら善悪のはっきりしないシナリオなどといった衝撃的な内容で隠れた名作として知られていたが、その後シリーズはPSに展開。人気を集めていく。 『テイルズ オブ エターニア』の発売後開発チームは分離。大きく分けて「シンフォニアチーム」(藤島デザイン・3D・シンボルエンカウント・難易度は低め)と「デスティニー2チーム」(いのまたデザイン・2D・ランダムエンカウント・難易度はやや高め)に作風が分かれている。 そのため、好きな作品の次に出た作品は(作風の違いなどの理由で)全く面白くなかったということも起こりうる。 しかし、最近では作風の違いではなく、スタッフの暴走による影響で作品ファン同士がいがみ合っている状態になってしまっている。 その引き金となっているのが、 最近の予約特典・外伝(シリーズ内ではエスコートタイトルと称される)などにおける度を超えたキャラクター崩壊 、 シリーズ特定作品への優遇である 。 最近では所謂お祭りゲーなどのクロスオーバー作品だけでなく、作品単体のスピンオフ(ドラマCD、小説など)でもキャラ崩壊、キャラ優遇が過剰になっていると指摘されている。 + キャラクター崩壊 妹思いのキャラクターが危険極まりないロリコンにされていたり、過去の事件が原因で幼馴染みをとても気に掛けている設定のキャラクターが、その幼馴染みの事しか見ていない(口を開けばその幼馴染みの名前を連呼してばかり、等)危ないキャラクターになっていたり、本編内でちょっとダジャレを言っただけ(*1)で以降の作品では氷点下レベルの寒いダジャレを特技(と当人が思い込んでるだけ)とする空気の読めないダジャレ好きにされていたり等々、崩壊したキャラクター設定を挙げればきりがない。しかも2番目と3番目に例を挙げたキャラクターは、よりにもよって出演作品の主人公である。 流石に声優陣もこのようなキャラ崩壊に苦い思いをしているようで、例に挙げた2番目のキャラクターの声優などは表立ってその不満を明かしている。 しかし、スタッフはその次の予約特典などでそれさえもネタにしてしまう有様で、もはや声優イジ「リ」という可愛いレベルではなく、声優イジ「メ」という表現が適切な酷い有様となっている。2009年に開催されたあるイベントで人気投票1位を獲得したキャラクターの声優がキャラクターごとメイドの格好をさせられるという事態も起きている。 このようなスタッフを非難するプレイヤーは少なくなく、「オタッフ(*2)」の蔑称で忌み嫌う人間も居る。 もっとも、最近では下記のアビス関連を抜きにしてもリメイク版『デスティニー』などで見られたキャラクター設定の改変や、新作のテイルズに顕著な「特定層に媚びたキャラ付け・ゲーム設定」も見られるために、外伝だけに限らずリメイクへの反発意見もよく見られる。 大元の作品でのキャラクターイメージを壊されたり、ストーリーが崩壊してしまう位なら出さないでくれた方がいいと言うファン心理から来ており、リメイクが発表された際、該当する作品のファンからは反発や絶望の声が上がる程であったりする(歓迎する者も勿論いるのだが…)。 なお、前提として念頭に置いておくべきこととして、メーカーの商品展開・作品の登場キャラクターの個性付けなどからも明らかにキャラクターを前面に売りに出している所が見受けられる「キャラゲー」としての要素が強いシリーズであると言うことがあげられる。しかしそのキャラクターも大事に扱っているとは言いがたい。 それ故に作品は勿論、特定のキャラクターのファンというのもいるために外伝作品やリメイクでそれらを踏みにじるようなことをすると大きく問題視されるのである。 そのため、記事によってはキャラクターや作品の扱いに大きく触れられているものもあるが、それらはあくまでそう言った「キャラゲー」としての商品展開をしているからこそ問題にされる点であると言える(勿論そう言う理由で無いものもあるが)。 もちろん戦闘システムのファンも多い。 + 優遇冷遇 お祭りゲームや各種メディア、予約特典におけるタイトルごとの優遇冷遇の扱いの差が激しく、特に『アビス』『ヴェスペリア』贔屓が露骨すぎるという指摘もある。 タイトルに限らず、『ファンダムVol.2』で藤島康介氏がキャラクターデザインを手がけたテイルズ(以下藤島テイルズと表記)3作品(『ファンタジア』『シンフォニア』『アビス』)しか出てこない事や、その後の『マイソロ2』や『バーサス』諸々での藤島テイルズ(これまた『アビス』『ヴェスペリア』が顕著)への過剰優遇などがあるため、キャラデザイナーごとに優遇不遇があると指摘する者もいる。 特にかつての『アビス』贔屓はすさまじいものがあり、制作陣はクロスオーバー作品や予約特典において他タイトルのキャラを巻き込んで作品愛を表現していた。見方によっては、『アビス』を持ち上げるために都合の良いように他作品のキャラクター・設定を作り替えていると取ることが可能なほどである。 そのため、『アビス』以外のシリーズファンの中にはシリーズのクロスオーバー作品にお気に入りのキャラクターが登場しないことを本気で願う者まで現れるほどであった。その理由は言うまでもなく、出てしまえば『アビス』を持ち上げるために好きなキャラがイジくり回され、結果キャラクターイメージが崩壊してしまう可能性が極めて高いからである。 最近では「作品」ではなく「特定キャラ」の贔屓が酷いという指摘も存在する。最近よく聞かれるのは『アビス』の「ティア」・「ジェイド」、『ヴェスペリア』の「ユーリ」、『グレイセス』の「シェリア」などである。 この他、主に『アビス』・『ヴェスペリア』・『グレイセス』などでは制作に関わったスタッフおよびメーカーの言動が強く非難されることが多い。 その内容も多種多様故、とても詳細を書ききれないのでここでは割愛する。逆に言えばそれ程に異常と言わざるを得ない言動が見られると言うことである。 それに加え、近年は「質より量」を地で行っているとしか思えない発売間隔の短さと、シリーズ一のロードの長さや原因不明のバグが有名な『アビス』やバグが原因で回収される事態がおきた『グレイセス』をはじめ一部の作品では品質管理力の低下が問題になっている。 出されている作品は基本的には良作あるいはそこまで行かないにしてもクソゲーまで言われるようなものではないことが多い。 しかしながら、一長一短型になったりあからさまに特定層に媚びていたりなどの意見が目立つようになっている。 一部作品は戦闘バランスの調整を全部鋼体(*3)に丸投げしているとしか思えない大味な調整になってしまっているものもあり、該当作品ではボスはおろか雑魚でも鋼体をつけてごり押ししてくるため、アクション性の高い戦闘システムに必要不可欠な爽快感とテンポの良さを大きく損ねているとファンからは大きく非難されている。 『シンフォニア』『ヴェスペリア』『グレイセス』の短期間での他機種上位移植や近年の作品にもれなくついてくる阿漕なDLC商法なども相まって、本シリーズはゲーム内容とは別の所で批判をされることが多い。 また、吉積信がプロデュースした『デスティニー2』以降、スタッフの言動やシリーズ展開などのメーカーの異常な姿勢が顕著になっていったと言われている。 最近ではやたら2chネタを入れる癖があり、この点も賛否が割れる所である。他にも、別作品とのコラボも多く、PS3版『ヴェスペリア』ではケロロ軍曹のコスチューム、『グレイセス』ではアイドルマスターや初音ミクのコスチュームを登場させた。 またPSPに移植された『ヴィーナス ブレイブス 魔女と女神と滅びの予言』にテイルズオブシリーズのキャラクターが20人も登場する事となり、強い反発を招いている。といってもたいていスキルをもらったりする程度の登場であるが。 マザーシップ(本編)タイトル テイルズ オブ ファンタジア (GBA) テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション- エスコート(外伝)タイトル テイルズ オブ ザ ワールド サモナーズ リネージ テイルズ オブ ザ テンペスト テイルズ オブ ファンダム Vol.2 テイルズ オブ バーサス テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン X(クロス) デスクリムゾンシリーズ 1996年にセガサターン用ソフトとしてエコールソフトウェアから発売されたソフト、及びその関連作を示す。 デスクリムゾンはそのあまりにも外見も中身もぶっちぎりの低完成度で別の意味で有名となった。当時のセガサターンマガジン(現ゲーマガ)の読者ランキング最下位だった 『大冒険 セントエルモスの奇跡』をも下回る点数を記録、サターン史上最悪のソフトとして多くの読者の注目を集め、その後も最下位クラスを独走していた。 通常なら忌み嫌われるはずのクソゲーなのだが、デス様に至っては嫌われるどころか、その独特の芸術性やエコールの誠意ある対応も相まって、愛すべきクソゲーとして人気を博してしまった。 その後、ドリームキャストにて『デスクリムゾン2 メラニートの祭壇』、アーケードにて『デスクリムゾンOX』がリリースされ、一部の「クリムゾナー」と呼ばれるファンを中心に支持される事となる。 項目のあるソフト デスクリムゾン デスクリムゾン2 メラニートの祭壇 デビルメイクライシリーズ 通称『デビクラ』『デビル』『DMC』シリーズ。カプコンから発売されているアクションゲーム群。自称「スタイリッシュアクション(*4)」。 同社作品『バイオハザード』から派生した作品で、当初同作の4作目として作られていたが「らしくない」と言う事で急遽別の作品として作り直したのがシリーズ1作目『デビルメイクライ(PS2)』以下『1』である。 自称するジャンルが示す通り「如何に敵をかっこ良く倒せるか」をコンセプトに作られ、何れかと言うとヘビーユーザー向けではあるが、格闘ゲームのように複雑なコマンド入力をせずとも簡単に派手な技を出してコンボを決められたり、魅力的な世界観やキャラクターなどが受けシリーズ化された。 が、『デビルメイクライ2(PS2)』は開発チームを一新しシリーズの産みの親である神谷英樹氏が開発に関わらずに製作された事が災いしてか、出来はあまり良くなく黒歴史作品に認定され公式内でもほぼ無かった事にされている。 また、暫らくしてカプコン×ギャガ・コミュニケーションズによる実写映画が発表されたが、『2』が足を引っ張ったのか公開されなかった。 しかし、『デビルメイクライ3(PS2)』は『1』を正当進化させた爽快かつスピード感のあるアクションでシリーズでも評価は高く、のちにアップグレードした『デビルメイクライ3スペシャルエディション(PS2・Win)』以下『3SE』を低価格で発売。名誉挽回しファンからの評価も一層高くなった。 ちなみに『3』以前から順次発売された漫画版『3』は当初全3巻を謳っていたが、3巻は発売されず未完に終った。何があったのか? 更に人気の甲斐あってテレビアニメ化。概ね好評となった。 その後『デビルメイクライ4(PS3・360・Win)』を発売。『3SE』のアクション性を引き継ぎつつ、新主人公や美麗なグラフィックなどでファンの注目を集めた。 で、PS3と360で『DmCデビルメイクライ』が発売。発表当初『3(SE)』以前の最も若い頃のダンテの話を描く事がスタッフから明かされたが、ダンテの外見も行動もまるで別人(*5)な事に加え、ダンテの“天使と悪魔のハーフ”設定や外注作品である事などがファンから反感を買い、遂には計画凍結の為の署名運動にまで発展。実際に提出されたようで、その影響もあってかTGS(東京ゲームショウ)2011にて公式が「続編では無い」と発言、「全く別の作品として製作している」と語った。それでも「『デビクラ』である必要が無い」「こんなのを楽しみにしてる奴はにわかファンか従来の『デビクラ』に余程の不満を持ってる奴の何れかだろ」「外注なんてつまらないに決まってる」と前評判が非常に悪い状態となった。そんなこんなで何とか発売され、アクションゲームとしてはまあまあな出来にはなってはいたが、やはり古参、特に日本のファンからの評価は低い物となりのちのPS4版が日本未発売となる結果に終わった。 因みに実写映画『DmC』が発表されているがほんとに公開するか怪しい所である。 ところで、PSPでも関連作が開発されていたのだが何故か中止となった。もしかして『DmC』を制作するが為に開発中止したのだろうか?真相は謎に包まれている。 また、『1』『2』『3SE』3作のHDリマスター版を1つに纏めた『デビルメイクライHDコレクション』もPS3と360で発売されたがバグなどが原因でこちらの評価も悪い物となった。 2015年にもPS4にてゲームが発売されたが続編ではなくまさかの『デビルメイクライ4スペシャルエディション』。概ね好評だがなんで今更?と思ったファンも多かった。やはり『DmC』や『HD』が足を引っ張ったのか? 尚、本家シリーズのストーリーは1本で繋がっており、明確となっている時系列は『3』→『1』→『アニメ』→『2』→『4』→『5』である。 ドラゴンクエストシリーズ ファイナルファンタジーと並ぶ「国民的2大RPG」の一つ。初代『ドラゴンクエスト』は主人公が世界の様々な謎を解いて魔王を倒すというスタイルやウインドウを使ってコマンドを表示する方法、ターン制を導入した戦闘方式など、日本における「ロールプレイングゲーム(RPG)」の基本概念を形成した歴史的な作品である。 致命的なレベルのクソゲーはもちろん存在しないが、意外なことに『IV』以降は発売直後に批判されることが多かった。 その理由の一つには、ファイナルファンタジーがグラフィックやシステムに新要素を導入し続ける「革新」であるのに対し、DQは「保守」であるということが挙げられる。「ターン制」「主人公が喋らない」「鳥山明・すぎやまこういち・堀井雄二による制作」などの骨組みを頑固に守り続け「DQらしさ」を貫く姿勢が支持される一方で、グラフィックやシステムが格段に優れているわけではないため、マンネリと捉えられていたのである。 近年はこの点がよく工夫されており「飽きやすい」という意見は昔ほど見かけなくなったが、今度は「変わらないDQ」を求める古参プレイヤーや懐古層からの不満が漏れるようになっており、なかなか難しいところではある。 『X』ではついにオンラインゲーム化することが決定し、開発もこれまでのように外注ではなくスクウェア・エニックス内製となり(*6)、プレイヤーの種族を選択できるなど初の試みが行われることになった。 また、ナンバリングタイトルの新作は「最も売れているハードで出す」と言われており、特に『IX』の発表時はDSで出すことへの不満が見られたり(結果的には大成功ではあったが)、DSでリメイクされた『VI』の出来が微妙だったりとゲーム内容とは直接関わらないところでの批判も見られるようになっている。 長寿シリーズでありプレイヤーの絶対数も大きいため、特定の作品(やキャラクター、魔王など)に思い入れが強いプレイヤーが多いことも評価の割れやすい一因である。 例えばgooで行われたアンケートでは、『I』から『IX』の中で最も人気が高いのは『III』、次が『V』であった。一方、下位の『VI』『VII』『IX』は賛否両論があり、一時期は3作とも本Wikiに記事が作られていた(『VI』『IX』は現在はカタログに移動している)。 Yahoo!ゲーム・DQMBVコンテンツ内で2010年8月から9月に行なわれた「一番思い入れのある(ナンバリング限定)主人公は?」というアンケートでは1位が『III』、2位が『V』、3位が『IX』。最下位は『VII』でその次が『VI』。同日に行なわれた「お気に入りの(ナンバリング限定でDQMBVやDQIXに登場のボス限定)大魔王は?」というアンケートでは1位が『III』、2位が『I』、3位が『VI』の裏ボス。最下位は『VII』でその次が『V』のラスボスという結果になっている。 ちなみに、上のアンケートにもあるように歴代の中でも『III』の人気は非常に高く、発売当時はさまざまな社会現象を巻き起こした。発売日には大行列を作る姿がワイドショーで取り上げられるという当時としては異例の事態が起こり、『IV』の発売日には各局のワイドショー番組がこぞって特集を組むほどであった。その一方で、「ゲームショップの抱き合わせ商法」「購入した客の恐喝被害」「児童が学校を無断欠席して行列に並ぶ(*7)」「兄弟喧嘩をした挙句に凶器に火を使った(*8)ために家が全焼」といった問題も多く起きるなど、良くも悪くも多大な影響力を有していることが窺える。 著名人の中にもとんでもない固定ファンがおり、さまざまなエピソードが存在することも有名である。例えば5代目中村勘九郎(現・18代目中村勘三郎)はFC版『III』の発売時に「芸能人で唯一発売日に買えた有名人」としてワイドショーに出演している(*9)し、加山雄三は「PlayStation Awards 2001」で全シリーズを遊んでいることを明かし、すぎやまこういちの曲を絶賛している。また、女優の淡路恵子がラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」で『IX』のセーブデータが1つしかないためもう1本購入したという話を披露していたり、元首相の鳩山由紀夫が身内とのコミュニケーションツールにしていたり、兄貴こと照英が『IX』に大ハマリしていたりする。 項目のあるソフト ドラゴンクエストVI 幻の大地 (DS)(劣化移植) ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(賛否両論) ドラゴンボールシリーズ 今更説明するまでもない、鳥山明の漫画及びそれを原作としたテレビアニメを基にしたゲーム作品。主にバンダイナムコゲームス(旧バンダイ(*10))から発売されている。 アクション、カードバトルRPG、格ゲーとジャンルも多種多様で売り上げでもミリオンセラーを多数輩出している。しかし、ゲーマーからの評価は(作品にも因るが)「所詮バンダイ製のキャラゲー」とまでは言わないものの、あまり芳しいものではない。 格ゲー作品を一例にすると、同作のファンと純粋な格闘ゲーマーとの間で求めているものが乖離しているためだと思われる。 しかし、何やかんやで豊富なキャラクターと良好なゲームバランスを両立させた未だにドラゴンボール格ゲー最高傑作と名高いSparking! METEORを始め良作も多くキャラゲーにしてはコアゲーマーでもプレイ者は多い作品で評価されるべき作品は良い評価を受けていたが、ドラゴンボール アルティメットブラストでついにやらかしてしまう… 一般的な格闘ゲーマーは、「対人戦のゲームバランス」を重視しておりプレイヤーの腕前が互角ならどちらにも勝機があることを好むが、DBファンは概ね「原作どおりのパワーバランス(*11)」を好んでいる。 項目のあるソフト ドラゴンボール 神龍の謎 ドラゴンボール3 悟空伝 ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説 ドラゴンボール アルティメットブラスト