約 1,346,768 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2633.html
「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 ロストワード・オブ・ジェニー 失われたメッセージ 【ろすとわーど おぶ じぇにー うしなわれためっせーじ】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 1Mbit+64kRAMROMカートリッジ 発売元 タカラ 開発元 バースデイトーセ 発売日 1987年3月25日 定価 5,500円 判定 クソゲー ポイント ターゲット層とシナリオ・難易度のギャップスロットを占いと主張COW HEAD全面クリアしてもエンディングが見られない 概要 ストーリー ゲーム内容 変な点 問題点 評価点 総評 概要 同社の着せ替え人形「ジェニー」を主人公としたアクションゲーム。 『トランスフォーマー コンボイの謎』と並ぶ、タカラの自社クソキャラゲーとして有名だが、元キャラからの乖離・逸脱振りではこちらの方が上かもしれない。 ストーリー 今回のジェニーはミステリータウンの街で上演が迫り期待が高まっているミュージカルの主演女優。しかしミュージカルの台本が悪のBB教団に奪われてしまう。主催者はそのことを隠していたが、ジェニーは台本が奪われた事実を知り、一人で台本を取り戻す決意をする。勇んでジェニー・ショップ(*1)から出たジェニーの目の前に、主催者が台本を取り戻すため雇ったスパイの生き残りが現れ、黒封筒を突きつけて去って行ってしまった。黒封筒の中には鍵と一枚の紙きれだけが…。ジェニーは黒封筒を入手したことから教団に付け狙われるハメに。…はたしてジェニーは黒封筒の謎を解き、台本を取り返してミュージカルを無事に上演できるのでしょうか? (説明書より要約) ゲーム内容 変な点 ゲームを始めるとシンデレラよろしくジェニーがかぼちゃの馬車から降りるデモが挿入される。 ゲーム本編とはほぼ関係ないが、実はテーマとなっている「ロストワード」に関連しており全くの無関係というわけでもない。 デモのあとは見下ろし型のマップ画面「ミステリータウン」に放り出される。ここではジェニーを操作しステージの入り口を探す。 ステージは6つあるのだが、どのステージに入れるのかは完全にランダム。 入れない入り口の前に立つと「トゥ~ルゥトゥルゥ」と無情にもやかましいノイズが鳴り響く。 ステージはサイドビュー、アイテム回収型のアクション。 立っている最中Bでキック、↓でしゃがんでる最中にBでパンチの2種類の攻撃を使い分ける。 セレクトボタンを押すとBが攻撃力の高いスプレー攻撃に切り替わる。数秒使うと所持スプレー (Sで表示) が減っていき、0になれば当然使えない。スプレーはアイテムボックスから拾ったり、無限に沸くザコのドロップアイテム10個で補充できる。 ステージに隠された武器を見つけた場合、スプレーを消費せずに武器を撃てるようになる。10発以上殴らなければ倒せない強敵も2発で倒せる高威力。武器はカウヘッドステージに入ると消滅する。 クリア条件は12個あるアイテムボックス(箱やツボなどステージにより異なる)のうち10個以上を開ける→敵を倒して鍵を探す→出現した3つの扉のうち正しい扉に入ること。 入れない扉の前に立つとやはり「トゥ~ルゥトゥルゥ」ノイズが鳴り響く。 条件を満たせばステージクリアかと思いきや、画面に COW HEAD と表示され、「カウヘッドの魔宮」なる異世界へ飛ばされてしまう。 ここではカウヘッド= 牛の骸骨の化け物 (COWというくらいだから牝牛だろう…)を退治しなければならない。クリアステージ数が増えるごとにカウヘッドの数が最大4体まで増える。 カウヘッドの魔宮をクリアするとKKK団のような姿をした謎の中国人「フーマンチュン」による占いが始まる。 占いは高速で切り替わる4つの数字をボタンで止めるというもの(*2)。 それはスロットであり占いとは言わない。 しかも面クリアの度に強制参加させられるので、1プレイで何度も占いもどきをやる羽目に。 数字は説明書に掲載されている説明文に対応している。この中には「今すぐゲームをやめて働け」「ファミコンなんかしてないで外で遊べ」「愛は地球を救う」「特に何もない」などピント外れの物も多数。 終わりには「魔女はペロペロキャンディーが嫌い」「ドラキュラは十字架が苦手」など一応それらしい助言をくれるのだが、それ自体はゲーム攻略には全く役に立たない(「次に入れるステージの隠し武器の名前」を伝えるだけである)。 6ステージ目をクリアするとミュージカル劇場に入ることができる。 これでエンディング…と思ったら入り口にカギがかけられており、今までのプレイで知り得た6つの番号を入力しなければならない。 番号は特定の敵キャラクターを倒した際に出る数字とアルファベットの板でわかる。どこにも保存されないので自分でメモする必要がある。 番号が合えばいよいよエンディング。なのだが…。 + ネタバレ エンディングではミュージカルのタイトル、すなわち「ロストワード」が明らかにされる。 発売当時にはゲームクリアの証としてロストワードおよび説明書で名前の伏せられた敵キャラの名を応募券に書きタカラへ郵送すると文房具が当たる、というプレゼント企画が実施されており、応募券は説明書に印刷されている。このため説明書付きの中古品は応募券のページが切り抜かれているおそれがある。 敵キャラ全員の名前が紹介され、最後にジェニーと敵キャラが舞台で一堂に出てくること、さらにオープニングの演出とロストワードとの関連、ジェニーはミュージカル俳優という設定(*3)から 今までのお話はすべてお芝居でした というオチに見えなくもない。だとしてもシナリオ=ゲーム内容の酷さは擁護できないが…。 問題点 原作の内容とターゲット層ガン無視の殺伐としたシナリオや世界観、高い難易度。 海賊船やケーキの塔、花畑など、ファンシーなステージもあるにはあるのだが、いっちゃったような目つきで銃を乱射しまくるギャングやジェニーを襲う気満々で突っ走る車や野良犬などが徘徊する「ミステリータウン」や、グラフィックもBGMも寂れてて気持ち悪く、本当に女の子向けのソフトなんだろうかと疑いたくなる「カウヘッドの魔宮」など、本来のターゲット層を無視した殺伐とした雰囲気が目に付く。 ミステリータウンの敵キャラは一撃でかなりの量の体力を奪っていくため、ステージ攻略以前の段階で死亡なんてこともざらである。また、ミステリータウン内では攻撃できないため敵は避けるしかないのだが、敵とジェニーのX軸が異なってもどこかしら重なればダメージを食ってしまうため、画面下部の狭い通路では避けるのも難しい。 ステージ内の敵キャラクターはパンチやキックで応戦できるが、異様に硬いため攻撃を何度もぶちかます必要がある。 花屋ステージでは上下に移動する花リフトにずっと乗っているとパックンフラワー化して即死するトラップが仕込まれている(参考動画)。 前述の隠し武器の1つはなんと「投げナイフ」。さすがにこれはいかがなものか。 そもそも、シナリオからしていろいろカオス。「悪の宗教組織に奪われたミュージカル(題名不明)の台本を取り戻すため、モンスターや殺し屋の攻撃をはねのけジェニーが戦う」という内容自体がターゲット層ガン無視というか、自社キャラレイプもいいところである。開発元自体は外部とはいえ、自社キャラをこんな扱いされていながらOKを出すタカラも大概だが。 台本が奪われただけで上演できないミュージカル、何の理由かは知らないが台本を狙う宗教団体、公演間近なのに盗難を隠蔽しスパイで応戦する主催者とかツッコミどころ満載。 紹介文に「おてんばキックで敵を倒せ!」とあるが、ジェニーってそういう性格だろうか? 箱の裏には「キミはミュージカル劇場の扉を開けられるか!?」とやけに挑戦的な文もあり、本当に女の子向けを意識していたのか疑問に残る。 そもそものゲーム自体の目的は「ロストワードを突き止めること」であり、ストーリー上の目的である「奪われた台本探し」についてはゲーム中では一切触れられない。 操作性に難がある。 はしごの昇降中に左右キーの入力が効くため、十字ボタンの上と横を同時に押しながら動かしていると滑り落ちてしまいやすい。下が床ならいいが、穴に落ちれば当然即死。また、地下エリアに通じる階段を降りる場合も、階段のヘリに立ち止まってから下キーを押すというまどろっこしい方法でないと降りれず、そのまま前方に進むと階段下に落下してミスになってしまう。 カウヘッド世界へのドアはステージの右・中央・左に出るので、操作性の悪い中ステージ中を駆け巡って開くドアを探さないといけない。 キックとパンチはそれぞれ立ちとしゃがみで使い分けるのだが、連続でパンチを繰り返していると数発に一発の割合でキックが勝手に出る。このせいで隙が生じやすく、ダメージを受けやすい。 キック攻撃が使い難い パンチはリーチが長く当たり判定も広くて使い易い一方、キックはリーチが短い上に当たり判定がほ見た目通りにしかないため、必然的にパンチ主体の戦い方しか選択肢がなくなる。 回復手段が乏しい 敵を倒すとたまに体力回復アイテムが出るが数が少ない。ステージクリアしてもダメージは回復しないままミステリータウンに戻されるためそのまま敵と接触してミスになってしまいがち。 パスワード関連 上述の通り、キーワードは自分でメモする必要があるが、ゲーム内にも説明書にもヒントとなる言及は一切ない。 更に苦労してキーワードを集めても入力時に1度でも間違えると問答無用で最初からやり直しになる。 1UPアイテムの赤い鳥は、取得すると鳥が画面上部に向かって飛び去っていくのだが、鳥が完全に画面外に消えて初めて残機が加算されるようになっているため、取得後すぐに画面を切り替えてしまうと無効になってしまう。 コンテニューが不可 ゲームオーバー後は冒頭からやり直しなので、もう少しというところでミスすると厳しい。 評価点 ジェニー自体の移動速度はかなりスピーディーであり、攻撃アクションにもクソゲーにありがちな動きのトロさはないので、その点はストレスを感じさせない。 一定時間移動速度を上げるアイテム「ハイヒール」を取ると、速すぎて却って操作しづらくなるほど。 女児向けか否かを置いてみれば、探索要素を含んだアクションゲームとして、それなりに考えた上で作られている。 音楽の質もそれなりによい。 タイトル画面と「ミステリータウン」で流れるメインBGMは、ジェニーのイメージソング「すてきなジェニー」のアレンジ。アレンジ自体は簡素だが、クソゲーにありがちな耳障りな改悪アレンジではなく、ハーモニーも音色もきれいで質がよい。アクションステージのBGMは特定の面とステージ後半を除いて全て共通なのでさすがに単調ではあるが、明るく軽快な曲調になっている。 クソゲーにありがちなグラフィックの粗雑さもなく、各ステージ共にそれなりにキレイに描かれている。 タイトル画面のジェニーのバストアップ絵も原作をよく再現できており、ゲーム中のジェニーも少ないドットできちんと特徴を捉えて描かれている。 総評 ジェニーを題材にしたからには対象層はどう考えても女の子なのに、ゲーマーの男の子でさえ手こずる高難易度のアクションゲームとして作ってしまったのが問題。アクションが難しいだけならまだしも、劇場の鍵の番号が分からないと詰む仕様は男女問わずガッカリすること請け合いである。 本作の女の子向け要素は強制参加の占いと一部ステージの雰囲気くらいであり、元の玩具の特徴である着せ替えの要素もないため、ジェニーというキャラクターを活かしているとは言いがたい。しかも当時のファミコンユーザーは圧倒的に男の子が多かったため、需要の見えない誰得ゲーとなってしまった。 ただし、当時はまだゲームジャンルに幅がなく、今時の女の子向けゲームやキャラゲーによく見られるミニゲーム集などもなかった。 加えて、アクションゲームのトップスターである『スーパーマリオブラザーズ』が既に世を席巻していたこともあり、版権ゲームが猫も杓子もアクションゲーム化されてしまうのは、当時のゲーム業界の風潮でもあった。 ゆえに、女の子向け玩具であるジェニーがアクションゲームとして作られてしまったこともまた、必然だったのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/293.html
267 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2008/01/27(日) 22 59 39 ID ??? お前への愛は年中無休だぜ!そんなコンセプトのゲーム 【攻略キャラ】 セブン:持ち上げ上手、やたらと褒めてくれていい気分にしてくれる ローソン:癒し系、一緒にいるとホッとする(ローソン弟:癒し系、ローソン兄:高級志向) ファミリー:お笑い系お調子者キャラ、あなたとコンビになりたいと思っている サンクス:すぐそこに住んでいる幼馴染 スリーエフ:星より明るく貴女を照らすキャラ ミニストップ:大食いでよくしゃべるワンコ系。スチルは冬なのにアイスを食べている サークルK:夏でもおでん ナチュラル:超健康志向。ローソンと兄弟。 セイコーマート :料理上手な北海道からの転校生 新鮮組:ローソンの弟になる予定の年下の男の子。弁当作りが趣味。 ニューデイズは駅ですれ違う隠しキャラ ampm:都会の隙間に隠れてるスナイパー すんげー!w 268 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2008/01/27(日) 23 24 48 ID ??? サンクスとサークルKは経営統合されてるから 腹違いの兄弟…いや、親同士が再婚かな? 主人公はEdyちゃんとか?w セブンにはライバルのnanakoがべったりでなかなか近づけません><
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/661.html
2015年総評案3 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ 64 :総評3 ◆Ra9j1sVq3.:2016/02/16(火) 01 30 53 HOST ZV247241.ppp.dion.ne.jp 2014年のKOTYeは圧倒的戦力を持つクソゲー同士の頂上決戦であった。 課金オンラインゲームという異次元から姿を表した「カスオ」、そしてあらゆる面が弩級のクソさを誇る「チーズ」の激突は記憶に新しい。 結果はオンラインゲームという不確定さに対し、確実なクソさを誇るチーズが大賞に輝きクソゲーとは何かという原点に立ち返る接戦となったのである。 年が明けて2015年、「いかなるデスマーチが待っていようと、我々はクソゲーをなかったことになどしない。かかってきなさい」との決意の下、 修羅の国の住人達は来るべき新たな好敵手に立ち向かうべく万全の態勢を整えていたのであった。 戦いの火蓋は1月から切られる事となった。 真っ先に前線に現れたのは新規ブランドのRegulusが送り込んだ「1/7の魔法使い」(通称 1/7)であった。 本作は魔法学園に通う落ちこぼれの主人公が協力、不屈の意志で世界の危機に立ち向かうというアツい王道な展開…となるはずであった。 グラフィック、音楽、UI等は問題無いにも関わらず本作がクソゲーとされる理由はただ1つ。 「文章力とシナリオが致命的に低レベル」な事である。 魔法の力が劣っている事を戦術で補うとされている主人公は主人公補正による不死属性頼みの猪突猛進脳筋スタイルに終始する。 戦闘は全編「強化魔法で加速して突撃で殴れば良い。」の一点だけで相手と渡り合う。例え描写的にどんなにレベルが上の相手でもこれだけで進んでしまう。 時系列が狂うのは朝飯前で、そのルートで行っていない実績を評価されて昇進する、訓練の日程がコロコロ変わる等なんでも有りだ。 個別ルートの戦闘はどのヒロインと組んでも「大技ドカーン→やったか?→駄目でした」のワンパターン、そもそもヒロインを組む過程もコピペばりのワンパターンと引き出し不足が深刻である。 クソゲー特有の個別ルートに入ると突然性獣と化す変貌っぷりもバッチリである。 シナリオも超展開を連発しラスボスも瞬殺でアッサリ世界を救ってしまい伏線や設定はバッサリ忘れ去られる。 これらを彩るのは「何だって…!?」「つまり……どういうこと?」を乱発する圧倒的に貧弱な語彙力である。当然没入など不可能である。 シナリオライターの技量一発でクソゲー化してしまった典型例とも言える存在であった。 しかしこんな1/7も哨戒部隊に過ぎなかった。 年明けのKOTYeを席巻すべく登場したのはかつての王者、アーベルソフトウェアの「不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~」(通称 不条理探偵)だ。 2011年大賞の「ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-」以来の新作で有るが、お得意のミステリー物と言う事もあり大した惨事にはならないと見込まれていた。 しかし修羅の国という不条理な世界は本作を大惨事へと変貌させてしまったのである。 流しプレイで約5時間のシナリオはエロパート、バトルパート、推理パートと分かれているが揃いも揃ってダメダメである。 エロパートは「女の重要人物から情報を得よう→セックスで素直にさせよう→セックス」のループ。 それで得る情報もどうでも良い事や隠し事でも無い事ばかりで何の意味が有ったのか頭が痛くなる。 バトルパートはKOTYeでも屈指の盛り上がらなさを披露する。 探偵たるもの時には格闘もこなすのがお決まりであるが、本作のバトルは演出というものが殆ど無い為驚くほど盛り上がらない。 敵が攻撃をしても「シュッ」「ボカッ」という軽いチープな音が鳴るばかり。地の文で「避けた」「回り込んだ」と淡々と解説。BGMも全く合っていない。 特に致命的なのは絵に動きが全く無い事だろう。差分がほぼ無い上に絵事態に躍動感という物がまるで無い。画面が揺れたり特殊効果がかかる事もない。 その為銃を蹴り飛ばすシーンや刃物で襲ってくる相手と対峙するシーンでも全く緊張感が欠けている。 さて、本作のメインとされている推理パートだが実際にプレイヤーが推理する事は無い。 と言うのも推理に関わる選択肢は殆ど無く、有っても二択で死ぬか正解かの両極端な投げやり感溢れる物だ。 だからと言って一本道の推理が見事な訳ではなく、絶頂する事で能力が向上するメインヒロインが弾き出す推理はお子様レベルの発想に過ぎない。 物的証拠無し、単純な消去法で詰めて行ったら勝手に犯人が自爆して判明するだけとミステリーとは何かという不条理極まる結末になってしまう。 さてミステリーの癖にシナリオがクソな本作だが、他の要素も勿論低級である。 立ち絵は一部衣装差分を除き一種類づつの為、レイプされた後だろうとニコニコなヒロインは序の口に過ぎない。 一枚絵には差分が少ないのでバトルパートの貧相化を招き、エロシーンでは状況と全く合わない。 特にシュールなのは死んだ魚の目をしてると称されるヤル気0な主人公のグラフィックであった。 その他低機能なUI、打ち切りEND、水増しCGモード等クソゲーに必須な要素も兼ね備えた珠玉の一作となっている。 本作はアーベルは時間が経ってもやっぱりアーベルであったと王者の帰還を象徴するかの如き物であった。 2月に入ると4作のクソゲーが名乗りを上げた。 まずはぱれっとの陵辱物ブランドLamiaの「エロ本を捨ててから兄の様子がおかしい」(通称 エロ本)。 妹にエロ本を捨てられ激怒した主人公が復讐の為に妹を盗撮したり陵辱するのが骨子である。 シナリオ自体は和姦ルートが有る等陵辱ゲーとして難が有るものの致命的にぶっ壊れてはいない。 しかし問題なのはCGが異常な事である。 キャラクターの顔はまともなものの、その他の骨格や立体感が破綻をきたしており化物と化している。 アニメーション効果も一部を引き伸ばしてるだけなので「軟体動物」「スライム」と呼ばれる不気味な動きとなってしまっている。 当然陵辱ゲーとして使える訳もないので、ユーザーはエロ本よりこのクソゲーを捨てる事となるであろう。 いてぷちうさが送る「キシ×カノ」がエントリー。 騎士物という昨年ジュウシキーショックを筆頭に暴れた系列である事から住人の注目を集めていたが、やはり騎士物のジンクスは克服出来なかった。 「騎士の祭典で優勝して名誉騎士となる」という目的が有るにも関わらず全く活かされておらず、ヒロインと一日中セックスした後なので疲労で負けた等とふざけた展開が繰り広げられる。 その他総じて変態なヒロインと流れ作業の如くデート&セックスをし、取ってつけたようなハーレムルートが有ると全体的に適当感漂う一作となった。 ハーレム繋がりとしてPeasSoftの「毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ! 」もエントリー。 十把一絡げなラノベの如きタイトルは完全に詐欺であり、本作にハーレムは無い。 ヒロインが主人公に好意を持つのも個別ルート後な上、複数人プレイも無くサブヒロインのルート等も無い。 せいぜい見どころは肉汁たっぷりのショコラケーキで笑いを誘った程度である。 2月組を締めたのは最早おなじみとなったPotageの「超・秘湯めぐり」(通称 秘湯)であった。 昨年の「ヤリ友ペット欲情生活」から続けてエントリーとなる本作は同じく意図的に作られたクソゲーなのではと思わせる冷気を放っていた。 冷気の源は薄さと相変わらずのパロまみれである。 旅館の中と周辺という限られた舞台で展開する本作は非エロシーンの描写は2~20クリックで一日が終了。エロシーンもコピペパターンで30クリック程度しか無い。 その為2時間足らずでフルコンプ可能というフルプライス作品としては犯罪的な薄さである。 その薄さの中にもライター好みの極寒パロネタを詰め込んでいる。と言うよりそれ以外の文は無いと言って良い。 もっともパロというレベルでも無く単にネットで見かけた表現を徹底的になぞっただけの様な物だが。 選択肢一回分の文章が丸々同社製品の宣伝で有ったりと並の人間が作れる程度の寒さでは無い。 システムもかつての部室の完全流用で不便な上、例の名前入力バグも使える等全く改善が見られない。 同ブランド系列で毎回名前を変えるライターの謎と合わせてPotageの闇の深さには背筋が凍る思いである。 3月に入ると昨年の「Knight&Princess」に続き、縁 -yukari-の「影狼」がエントリーした。 最近やたらと見かける人狼ゲーム物の本作だが、人狼ゲームの肝である巧妙な駆け引きは完全カット。 人狼サイドの主人公に対し馬鹿な村人達が勝手に自爆して勝ち確と緊張感の欠片もない。 7日後に発売されたアトリエさくら Team.NTRの「繋がらない携帯電話 ~ただいま他の男とめちゃめちゃセックス中~」もあえなくエントリー。 作中のエロシーンの殆どが主人公の妄想かただのレイプとNTR要素を完全放棄。 終いには寝とり要因と思われたイケメン友人が実は主人公のケツを狙うゲイであったと一体何を狙って作ったのか全く分からない物となっていた。 3月はこんな物かと一息つく住人であったが、春の風に乗ってやって来る見覚えの有る黒船が襲来し平穏は崩れ去る。 その黒船こそげーせん18の「戦極姫6」(通称;姫6)である。 時は2008年、KOTYe初年度に膨大なバグ、低質なグラフィック、壊滅的なSLGパートを引っさげかのアイ惨と対峙したがあえなく敗れ去ったあの「戦極姫」の6代目当主である。 敗れたものの遠征先の本家KOTY、携帯ゲーム版KOTYに移植作で参戦し、コンシューマとの格の違いを見せつけ二冠王に輝いた伝説のクソゲーだ。 しかし初代こそ伝説級のクソゲーであったが、シリーズを重ねる毎に着実に進歩を重ね、5に至る頃には名作級扱いされるまで丸くなった。 その為もう二度とKOTYeの土を踏む事は無いであろうと既に修羅の国では過去の人となっていたが、何を思ったのかその末裔が再び乱世に舞い降りたのである。 何故?と訝しむ住人であったが、ある一人の男こそが全ての元凶であった。 その名も「榊 月冴」(さつき つかさ)。彼こそが再び姫を修羅の国へと堕落させたのである。 戦極姫シリーズは初代より「天城 颯馬」(あまぎ そうま)が歴代主人公を務めており、知略を活かした軍師として姫武将に仕える事でシナリオが展開されていた。 しかし流石に6代目ともなると製作陣もマンネリ化を感じたのか、ダブル主人公として別なタイプの主人公を投入したのである。それこそが月冴であった。 彼は颯馬とは逆に武術が売りのタイプとされており、見かけも常識人的な颯馬と対照的に風来坊的な意匠にする等マンネリ打破の手段としては頷ける物があった。 では何故それが問題なのか。結論から言えば彼がゲスの極みだからである。 まず余りにも性欲が強すぎるのだ。ヒロインを見ればセックスする事しか考えず、ヤってしまえば後は使い捨て。抱いたヒロインの顔も忘れる始末。 口八丁手八丁で相手の無知にや隙に付け込み次々とヒロインを食い荒らす様は質の悪いホストの様である。 これだけでも十分致命的なのだが、更なる悲劇はヒロイン達の知能レベルが彼と同等に引き下げられてしまった事であった。 具体的な理由を明示せず「不思議な魅力がある」という説明だけでベタ惚れし、その理由が棒姉妹のヒロイン同士で納得されてしまう。 惚れ込むトドメが殆どの場合「月冴の作る飯がうまい→素敵!抱いて!」というワンパターンで統一されている為、「月冴が媚薬を盛っているのでは?」「媚薬飯」等と揶揄された。 この結果招いたのはシリーズ通して出ているヒロイン達が過去作で身持ちが固かろうとなんだろうと喜々として股を開いていく対シリーズファン向けの指向性NTR地雷であった。 こうなると常識人の颯馬に救いを求めたくなるが、ダブル主人公にも関わらず颯馬で攻略出来るヒロインはごく僅かしか無く、殆どが月冴専用という追撃が待ち構えている。 結果的に月冴専用のヒロインは大きく株を下げ、颯馬専用ヒロインは相対的に株が上がるという珍妙な事態となったのである。 エロ以外でも月冴のヘイトは留まる事を知らない。 武が自慢との売りであるのにいつの間にか知略もバッチリなチート性能になり、颯馬との合戦では突如舞空術を披露し本陣に殴りこんでアッサリ勝利と所謂「最低オリ主SS」のテンプレを なぞるかの如きやりたい放題さも嫌悪感に一層の拍車をかけた。 当然ながらシリーズファンを含むユーザーは激怒、メーカーに多くの苦情が舞い込む事となった。 その証左として公式で「月冴については否の意見が多かった」と明言、更にパワーアップキットとなる遊戯強化版では月冴は無かった事にして颯馬の新シナリオだけ追加される事となった。 この時点でシリーズを重ねる毎に良くなる法則は崩れているが、本作は肝であるSLG部分も大幅劣化されていた。 そもそも天下統一を目指すのが目的であるのに殆どのルートでは途中で打ち切りENDとなる。 ゲームバランスもパッチで多少の改善が見られた物の、率いる武将の能力が強いと兵数差がアッサリ覆される仕様で「レベルを上げて物理で殴ればいい」のスベリオン理論を実装。 本家への遠征で多くの事を学んできたようである。 かように実に7年越しの姫は先祖の無念を晴らそうと修羅の国統一へと乗り出した。姫6とそれを操る月冴の恐怖は瞬く間に住人に広まり、通年で話題となるのであった。 このまま姫6の天下統一事業が進むかと思われたが、そうは行かない。5月にはなんと9つの群雄が姫6に負けじと覇を唱えるべく出陣する。 まずはWHITESOFTの「猫撫ディストーション恋愛事象のデッドエンド」(通称 猫撫)が戦端を開く。 昨年「ギャングスタ・アルカディア」で壮大な原画詐欺とペラペラボリュームで多くのユーザーを釣ったWHITESOFTだが、再び調略せんとの企みを抱いていた。 本作は同メーカーの「猫撫ディストーション」のファンディスクである…が生まれが特殊であり、修羅の国でも珍しいクラウドファンディングで集めた資金を元に作製されている。 2014年1月に最初の発表があり、最終的には2015年5月に目標金額120万円の300%強を達成した事でめでたくリリースされた。 投資したユーザー達は早速成果物を確認するが、そこに待ち構えていたのはCG5枚、合計20クリック以下のエロシーン2回という損失確定報告であった。 挙句の果てにはスタッフロールで流れる投資者の名前を間違えるとうチョンボもやらかす。 記念碑として残るはずのスタッフロールが薄さと合わせてとんだ公開処刑となってしまい、あえなくWHITESOFTの謀略は2年連続で成功してしまったのであった。 続いて到着したのはくらむちゃうだーの「裏技スペクトラム 」である。 フルプライスなのにインストール容量1GB未満と掴みはバッチリ。 「このテンションと内容に君はついて来れるか!?」との煽り文句でお送りするシナリオは秘湯ばりの薄ら寒いパロとギャグテイストで、きっちり読んでも10時間足らずだ。 「深夜のテンションで書いた作品」と称されるバカバカしさには住人も付いて行く事は不可能であった。 住人に折檻を加えるべく現れたアーベル系列のRed Rebelによる「JK聖女淫罰~穢れし肢体への裁き~」だ。 本作は学園と魔女裁判の要素を組み合わせ、魔女の疑いがかかっているヒロインを残虐な拷問を加えるリョナゲーチックな宣伝であった。 しかし実際には制度がハッキリせず、魔女だと何なのかもよく分からないまま手足を切断されるヒロイン、快楽を与える拷問の内容がイマラチオ、 特に動き回っている訳でも無いのにすぐに疲れ果てて動けなくなる拷問官の主人公と何もかもが中途半端。 同じくニッチ層狙いのいちゃらぶ堂による「女の子はドSな変態でできている」(通称 ドS)もやはり爆死。 ドSとは何かを全くライターが理解しておらず、「クズ」「ゴミ」「強姦魔」と言葉責めにもならない低級な暴言を繰り返すヒロイン、 しかもそのヒロインの好感度が何の説明もなく最初からMAXでエロシーンともなればすぐにデレデレしだす。 逆に主人公はエロシーンではAV男優並の言葉責めと変態プレイで猛烈にヒロインを責める。 結果、ヒロインが「私よりあなたの方がドS」と認める完全なタイトル詐欺、ジャンル詐欺となった。 ユーザーが見たい物は変態でドSなヒロインであって、変態でドSな野郎では断じて無い。 グラフィックも低質な塗りや変な構図、ただのサラリーマンにしか見えない主人公と何もかもが低質である。 先のJK聖女淫罰と合わせ、やはりニッチ層向けエロゲーはクソゲー率が高い事を再確認させるのであった。 5月のクソゲーラッシュはまだまだ続く。 2013年にエントリーしたGLaceの新作「恋魂」もエントリー。 リアル中学生の妄想の様な痛々しいネーミングの設定だらけでユーザーの気力をゴリゴリ削る。 その設定の元繰り広げられる厨二バトルは絶対服従のギアス、メイド・イン・ヘブン、超パワーを相手にチート性能と卑怯な手で主人公が乗り切る脱力クォリティ。 その主人公も言動がただの馬鹿ヤンキーで不快感の塊と何もいい所は無い。その様は「キルラキルを真似て失敗した」と揶揄された。 加えて初期バージョンでは半分のルートが進行不可であり、その分のエロシーンで使う画像が未収録であった為、回想モードでかのアイ惨を思い出す真っ黒背景エロシーンが蘇った。 その他回想シーンで見れる内容が本編で見られない、絵のクォリティも適当と2年越しのエントリーでも変わらず未成長である事を魅せつけた。 同じく2年越しの参戦となったのは「淫獄痴漢列車」を放ったBLACKRAINBOWの「麻雀バトルヒロインズ 」である。 高性能バトルスーツでの格闘大会が舞台なのに何故か戦いは麻雀で進行、エロシーン以外の描写が殆ど無い為何の話なのかも把握困難な出来となっている。 2年どころか3ヶ月だと続いたのは2月にエントリーを果たしたPeasSoft の「中二病な彼女の恋愛方程式(ラブイクエイション) 」だ。 某中二病アニメのモロパクリである事を隠す様子も無い態度は天晴れであるが、その品質はさっぱりであった。 絵は非常に高クォリティで、シナリオも短めではあるが中二病ヒロインの魅力を引き出せている。では何が問題なのか。 答えはバグである。 本作は吉里吉里という枯れた技術と言ってもいい実績あるエンジンを使用しているにも関わらず、しょっちゅうバグって強制終了してしまうのである。 しかも落ちるとセーブデータが破損しロード不可になったり、共通セーブデータも破損して削除しないと起動不能になる重篤な物である。 その為安全に進めるにはバックアップを取りながらのプレイを強いられる。 当初は環境依存のバグと言い張っていたメーカーであったが、後にエンジン毎更新するギガパッチを配布。しかしそれでも細かいバグは多数残り、 有志開発のパッチ(数十KB)の方がちゃんと動くという何とも情けない結末となった。 スタッフロールの「デバッグ Peassoft all staff」とは一体何だったのかと問い詰めたい所である。 他にも盗撮がテーマのくろにゃんによる「妹盗撮~自宅ストーカー~」は殆ど中身の無いシナリオとエロ描写が足りない事でエントリーを果たした。 しかし5月発売組の中で最も注目を集めていたのはなんと言ってもコイツである。 Insyncの「妄想コンプリート! 」(通称 毛根)だ。 Insyncは一応新規メーカーとの触れ込みであるが、その正体こそはかつてイラッシャイマセーで一世を風靡した「逃避行」、年末の問題作「雛遺書」を生み出したEx-iTが名前を変えただけである。 当初は2014年秋の発売予定であったが、当然の如く延期を繰り返した。このままではいつ発売に漕ぎ着けるのかとの疑念が広がる中、急展開で起きた。 なんとしびれを切らした流通サイドが強行介入し、製作を仕切り始めたのである。 その様子は定期的に進捗状況報告書というpdfファイルで公開され、Ex-iTは首輪を繋がれる事となってしまった。 進捗状況報告書に踊る「シナリオは未完成」「デバッグ進捗0%」という衝撃的な字面はEx-iTの脅威を思い出させ、住人は期待に震えた。 その甲斐もあり5月末に一応発売された本作だったが、このような製作体制でまともな内容を望めるべくも無く、やはりズタズタであった。 本作は主人公がヒロインと共有する夢についての話が主軸のはずなのだが、突貫工事のせいでちぐはぐで意味不明な物となっている。 ヒロインの出自等の設定は場面毎にコロコロ変わり、夢の謎を追う為に結成した未来予知部なる部活は個別ルートに入ると解散となるので1、2日しか存続しない。 夢の内容も伏線的な物が含まれるにも関わらず最後までぶん投げのままと明らかに発売に間に合わせる為カットした事がうかがい知れる。 特に意味不明なのがトゥルールートで、何の伏線も無いのに突如「主人公が実は主人公では無い別人」「実はループ物で主人公はぬいぐるみに転生」と全く理解が追いつかずユーザーのヒューズは吹っ飛んでしまう。 シナリオ以外もボイスと文が合っていない、選択肢が1つしか無い選択画面、サブヒロインルートが本来有った事を匂わせる無意味な選択肢、女の子の顔以外のグラフィックが適当で 男の顔はベタ塗り、トラックはホバー移動しているとあらゆる面が適当クォリティに仕上がっている。 しかし幸い逃避行や雛遺書の様な重篤なバグは発生しない為、流通による首輪は一定の効果が有った事は間違いない。 フリーザ級の襲来に住人は備えていたが、実際に襲来したのはナッパ級であったと住人達は安堵の表情を浮かべるのであった。 合計9作のエントリーラッシュに流石の住民達もくたびれ果てたが、その後夏の間は新たに2作がエントリーするにとどまった。 7月にインターハートの「淫らな魔法使いと救性主」(通称 救性)が調教SLGと銘打ち登場。 しかしSLGパートはテキストのみでの進行でゲーム性は皆無、調教もヒロインへの魔力供給の名義で行われるほのぼの調教、時には立場逆転でヒロインが責めると調教物としては失格であった。 CGと回想の多くがリプレイ出来無いという致命的な欠陥も有り、抜きゲーにもならず消え去る事となった。 8月にはMieiから「人妻公然恥辱電車~携帯一つでお触り即ハメし放題他人の妻を粘着種付け寝とり~」が登場。 256MBの容量に詰まっている物は強制わいせつと痴漢の区別が付かない適当シナリオ、差分が少ない微妙クォリティの残念な結果だった。 ただしヒロインの見た目と声は良いとされ一応見どころも有る駄ゲー程度に落ち着いた。 夏も終わりを迎える9月になると今年2作目の騎士物が現れた。 あかべぇそふとすりぃの「聖騎士Melty☆Lovers」(通称 聖騎士)である。 昨年ジュウキシーショックを引き起こした「銃騎士」のお詫び補填作品として製作された本作は通常販売の他、銃騎士のソフトを送りつける事で交換でも貰える珍しい事情を抱えている。 さて、内容は勿論クソである。 相変わらず騎士設定の意義が見いだせない超展開シナリオではあるものの、銃騎士の寒い文体はオミットに成功している。 絵は良いという本来銃騎士に課せられていた最低限のハードルのみはクリアした為、幸か不幸か銃騎士の再来とは成らなかった。 10月発売のシミュレーションRPGであるETERNALの「剣聖機アルファライド」も登場。 10ヶ月の延期、ライターの実績に疑問、ダブル主人公というなにやら不吉な様子に住民からそこそこ注目を集めていた。 蓋を開けると売り文句であったユニット同士に合体による強化要素も実際には合体しない方が強いという仕様、Unity使用のせいでフリーズ発生とやはり駄目な子であったが 飛び抜けたクソさに欠けていた為住人の期待には応えられなかった。 さて2015年の年内エントリーは以上である。今年は年末の魔物が現れる事は無かった。 しかし検証が進まぬ為未だにエントリーが果たされていない注目作もあり住人達の間には燻りが残っていた。 年明けの1月にこれらの検証は進み、3作が追加でエントリーを果たした。 まずはTRYSET MAD「ANOTHER POSSIBILITY」(通称 アナポ)。 主人公が記憶喪失から36時間で回復する合間に初対面のヒロインが突如オナニーを始める等の苦笑物のバカバカしいシナリオが展開する。 攻略対象ヒロインの内3人が実妹、実母、実の娘と倫理観など何処吹く風である。 エロシーンもかの「ずっぷ」リスペクトのコピペであり「う゛ッ!」で射精するパターンを「う゛ッ!?」「う゛ッ!!?」「う゛ッ!!」とアレンジする様子は 「絶対に笑ってはいけないエロシーン」と呼ばれた。 Empressが6月に発売していた「ClosedGAME」も2011年以来のエントリーとして参戦。 SF風な世界を舞台に上級市民が下級市民をデスゲームへと参加させるという骨子、安心クォリティの原画とテキストと上辺は良かったのだがシナリオが全てを台無しにした。 厳密なルールに則った運営が要求されるのがデスゲームの醍醐味であるが、本作ではその設定やギミックの意義がコロコロ変わり完全に破綻している。 ゲームマスターもこっそりヒントを与えたりとデスゲームとは一体何だったのか感がえさせられる。 ヒロイン毎のルートも単にセックスする相手が違うだけ程度のコピペにしか過ぎない。 相変わらず糞ゲー兼クソゲーな内容で人を選ぶのもお馴染みだ。 さてそんな中最も注目度が高く、そのクソ度が注目されて大作がようやくエントリーを果たす。ミンクが放った「Love and Peace」(通称 LaP)だ。 処女しか感染しない凶暴化の病気が蔓延している学園に、唯一その病気を治せる精液を持つ主人公が殴りこみ浄化を図るSLGな本作。 エロゲー的には有りな設定ではあるが、不味かったのがこれを書くライターがなんと13人も居た事であろう。 当然の如く担当箇所毎にちぐはぐな設定が織り成すシナリオはユーザーの理解を困難にさせてしまっている。 もっともご大層な話を望める設定では無いので流せると諦め、肝心のSLGパートに以降するユーザーが多数であったが、そここそが本当の地獄であった。 学園内のマップをボス目指してマスを移動していくのが基本的な目的だが、これが基本ノーヒントで虱潰しを強要される。 しかも動けば殆どの場合戦闘が発生しその度に戦闘をこなさなければならない超作業ゲーと化している。「1しか出ない人生ゲーム」と揶揄されるのも納得である。 では戦闘は面白いのか?宣伝では属性、攻撃レンジ、キャラクター毎の長所短所がある戦術的な物がアピールされているものの、見事に全ての要素が死んでいる。 ではどうするか。答えは「回復役を潰して正面から殴ればいい」となる。 しかし場合によっては 与ダメージ 回復量 となり延々と戦闘が続く事もまま有る為、単純作業とも行かないのが何とも心憎い。 エロシーンの閲覧には敵ヒロインの捕獲というイベントが必要であるが、コレが実に低確率であり上記の苦行戦闘を100回しても発生しない時はしない。 本作のCGボリュームは素晴らしく、差分無しで271枚と力が入っているものの皮肉にもこの捕獲の難易度のせいで苦行具合に拍車がかかっている。 一周ではフルコンプが出来無い仕様も相まって、ヒロインよりもユーザーが先に凶暴化する事は避けられないだろう。 さて以上が2015年のエントリー作品の全てである。早速大賞及び次点の発表に移りたい。 次点は 不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~ 猫撫ディストーション恋愛事象のデッドエンド 妄想コンプリート! Love and Peace 大賞は 戦極姫6 とする。 2015年は昨年のチーズや一昨年の部室の様にずば抜けた弩級クソゲーが不在であった事は否定出来ない。 しかしその分様々な特徴をもつクソゲーの百花繚乱であった。 その中でどう優劣を付けるか。それはクソゲー本来の感想であろう「どれほど購入しプレイする事を後悔させるか。」に着目するのが良いのでは無いだろうか。 不条理探偵はお得意のミステリーを謳いながら全く推理も無く全編脱力仕様でジャンル好きを一掃した。 猫撫はクラウドファンディングという新手法を用い、投資には大いなる損失を抱えるリスクが有る事を教えこんだ。 毛根は上辺だけ取り繕った急造品を強行発売し、そのスカスカぶりに購入者を呆れさせた。 LaPは金だけでは無く時間までも無残に収奪し、その苦行にユーザーに大いなる後悔を植えつけた。 しかしこれらは上から順に「ある種シュールギャグ的な面白さ」「投資という都合上基準が一定で無い」「事情からある程度察せられる」「時間はかかるが膨大なCGには一見の価値有り」と それぞれにある程度の情状酌量の余地も有る。 それに比べて姫6は完全にやった事を後悔するしかない。 月冴の存在によりほぼ常時不快指数MAX、定価1万クラス、なまじ前作が良作、時間かけても見れるのは月冴と次点作品には通用した言い訳は全く通用しない。 特に姫は初代の惨状に関わらず支え続けた購入者を礎に良作まで漕ぎ着けた稀有な例でもあり、歴代のキャラクターには思い入れも強いだろう。 それを尽く蹂躙するかの如き月冴の侵略劇は「見なければよかった」「知りたくなかった」という事象の典型例であろう。 何故こんな物を購入してしまったのか、プレイしてしまったのかこの落胆こそがクソゲー本来の姿ではなかろうか。 勿論単体として評価した場合でも同じである。シリーズ未見でも月冴の言動が居て面白かった等と思うユーザーは殆ど居ないであろう。 このように2015年の次点、大賞はクソゲー本来のユーザーに与える影響を鑑みた結果「戦極姫6」を大賞として選出したい。 先に述べた通り2015年のKOTYeは比較的落ち着いていた。 連続エントリーを果たしていたSealやスワンと言った常連も姿を見せなかった事からもその様子が伺えるだろう。 しかしそんな中でもそれぞれ特徴有るクソゲーが産まれ、エントリーを果たしていた事も事実であり、決してクソゲーが撲滅されたという訳ではない。 2016年のKOTYeも既に始まっており、今年も新たな出会いを期待せざるを得ない。 クソゲーという谷が有るからこそ、良作に出会った時に山から見える景色が映える。 この奇妙とも言える関係を愛する場所こそKOTYeなのである。だから何回後悔を重ねてもきっとクソゲーを求める事を辞めはしないだろう。 先祖伝来の土地に舞い戻り天下統一事業を達成した戦極姫6に賞賛を送ると共に、 最後に良しも悪しも選り好みせず食らう精神の体現として次の言葉を送り2015年を締めたい。 「クソゲーも喰らう 良ゲーも喰らう。両方を共に美味いと感じ―――― 選評に変える度量こそがエロゲーマーには肝要だ」
https://w.atwiki.jp/ksgmatome/pages/528.html
Wiki統合に伴い、ページがカタログに移転しました。
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/16.html
19 :名無しって呼んでいいか?:2011/01/20(木) 23 05 42 ID ??? 元男子校の辺鄙な田舎の全寮制の学校に入学した女子生徒2人 明朗快活怖がりスレンダー体育系と喋るの苦手で小動物グラマー文学系がW主人公 元々友達でも同じクラスでもないからこれからも無視しようとすれば出来る、自分以外の只1人の同性 でもやっぱり気になる、むしろ私の知らないところであの男の子と仲良くしてるんじゃないの?!と プレイヤーが疑心暗鬼になりつつ男を落し、もう一人の主人公と友達になったり引きずり降ろしたりするゲーム 自分が操作していないときのもう一人の主人公は勝手に動くのでその時狙っている人と いつの間にか仲良くなっていたりする、その辺イージーからハードまで選べる お互い性格のいい子がどうしてこうなった…なWの悲劇がやりたい 20 :名無しって呼んでいいか?:2011/01/21(金) 09 15 01 ID ??? アンジェのような気がした(どっちも選択できるならデュエットか) アンジェリーク初代と2が好きだったなー自分 プレイ自体は単調になりがちだけど 21 :名無しって呼んでいいか?:2011/01/21(金) 22 01 47 ID ??? 20 ロザリア可愛いよロザリア 元々(体育派か文学派か)片方の主人公の評価が高い男たちを評価の低い方でパラメーターを駆使して 好感度を上げていき、全く好みじゃなかった方の主人公に惚れさせていくっていうのがしたいのもある デート選択肢普段会話だけじゃもう1人の存在強いから男は落とせないんだよ
https://w.atwiki.jp/dankatsu/pages/200.html
剣乙女(つるぎのおとめ) 概要 魔剣士の上級転職ツリーの一つで女性限定の職業。 下級職時代よりも単騎能力が向上した職業であるが、『魔装共鳴』を持つメンバーと組ませるとさらに強力になる。 職業特性 SUP:? 制限:? 役割適正 :物理アタッカー・サブタンク 武器適性 :片手剣・小盾 防具適性 :軽装 特殊装備適性:— 発現条件 ①魔剣士LV75まで育成している。 ②「女」である。 ③ スキル 現状全て不明。 上級転職元 魔剣士 主な覚職キャラ なし
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/103.html
99 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2009/12/11(金) 00 19 44 ID ??? ワンルームマンションに一人寂しく住んでいると、部屋にある家電その他が攻略対象の妄想をしてしまう。 本体は普通の家電で、人間の姿した化身みたいのがたまに現れる設定で。 もちろん本体は動かないけど、化身Verは部屋の中なら動き回れる ○冷蔵庫:一人暮らし用サイズ。部屋の中でも古株。主人公の食生活に対して口うるさい。 栄養バランスよく食べろとか、野菜室には野菜を入れろとか、目薬入れるなとか。 喧嘩をするとミニサイズになって自分の本体の中に立てこもり、内側からひっぱって開かなくしてしまう。 暑さと熱さが苦手。猫舌。口では色々いいながら、実は主人公の手料理が一番好き。 ○テレビ:アナログテレビ。冷蔵庫と並んで古株。お喋りで話題も豊富。明るい。 主人公の隣に座って一緒にテレビ(自分の本体)を見るのが好き。 喧嘩をすると、リモコン操作をボイコット。株価ニュースしか映さなくなる。 ひそかに、2011年までに訪れるであろう主人公との別れに怯えている。 ○携帯電話:生意気。小さい癖に多機能で、完全に使いこなせない主人公も小馬鹿にした態度をとる。 本体が小さいので化身もミニサイズ。肩とかに乗っちゃう。外にもついてくる。 喧嘩をすると、「メモリ消すぞ!」と脅してくる。(でも本当に消すことは絶対ない) 自分を部屋に置いて主人公が出かけてしまうと半泣きになってしまう。 100 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2009/12/11(金) 00 21 11 ID ??? ○目覚まし時計:毎朝起こしてくれる。人間の姿ではけっこうイイ声。 最初は普通に鳴っているが、あまりに起きないと化身Ver.になって耳元で囁いてくる。 喧嘩をすると、表面上は怒ってなさそうだが、鳴らなくなる。地味に困る。 叩かれても喜ぶため、M疑惑あり。電池はアルカリが好みらしい。 ○こたつ:偉大な包容力を持つあったか癒し系。のんびりしている。 冬専用かと思いきや、夏場も(テーブルとして)主人公の部屋にいる。 喧嘩をすると、こたつ布団が少し捲れて常にすきま風が吹くようになってしまう。 自分のところで主人公が寝てしまったら、風邪をひくからとベッドまで連れていってくれる。 ○電話:固定電話。最近は携帯電話に主人公を取られてしまった気分で、ため息が多い。 主人公の実家からかかってくる電話が好きで、会話しているのを横でニコニコしながら眺めている。 喧嘩しても、向こうから折れることが多い。自分の留守電機能に「ごめんね」とメッセージを吹き込んでいる。 たまにかかってくる変な電話(勧誘、いたずら)には毅然と対応。 ○ルータ:何を考えているのかよくわからない。部屋の中ではかなり新しく、仲間にあまり馴染めていない。 職務に忠実で、黙々と自分の役割をこなしている。 喧嘩らしい喧嘩も起こらないが、機嫌を損ねるとネットに繋げなくしてしまう。 雷が怖いらしく、ゴロゴロ鳴りはじめると自分の本体を放り出して主人公の横に来て黙っている。 基本、部屋の中でドタバタできればいいじゃないか。引きこもりって言うなー
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/216.html
76 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2008/11/14(金) 00 10 57 ID ??? 前回のは石器時代とか混じったので、真面目に弥生時代くらいで考えてみる 目標は、数十に分かれて争っている部族らを平定し、 統一国の女王として君臨すること 他国の説得や衝突、交流のあいだに、主人公にはまた別の出会いが… 主人公 集落から外れた山の中でひっそりと暮らしていた少女 巫女体質を生かして、占いなどで生計を立てていたが そこを王に見出され、「数十の国を統一する女王に!」と 世の中へ引っ張り出される 自国の王 真面目キャラ担当 心優しき文人王。数十に分かれた近隣の国々を 和を以ってまとめあげられないかと思案する そこで、「主人公が次代の王になれないか」と思いつく 西国の覇王 俺様担当 西の国々をまとめあげ、東へやってきた武人王 夢は「ドでかい古墳を作ること!」 彼とのイベントは、上手くこなさないと討伐戦争シナリオに突入する 土雲の青年 無口担当 古い習慣を保ち、辺境に住む蛮族の青年 最初は土偶のような面を被っているが 好感度が上がると、面を脱ぐイベントが発生 まじない師 腹黒担当 主人公に、占いの方法を教えた師匠 神出鬼没で、時折あらわれては主人公に助言を与える その一方で、武人王を戦争に焚きつけるなど怪しげな行動も… 大陸からの使者 キレ者担当 数国をまとめあげ、大陸の国への朝貢イベントを行うと、 返礼の使者としてやってくる 都会的・詩的なセリフ回しが特徴的 特定のイベントを満たすと、「鏡」など特殊アイテムを入手することが可能 大陸から移ってきた少年 動乱の多い大陸の端からやってきた少年 すばしっこく器用な悪戯っ子 彼と仲良くなると、焼物や鋳物の技術を入手できる 漂着したおっさん 隠しキャラ。憂いを秘めたおっさん 西の海辺の国を併合し、台風の季節に海岸に出ると遭遇 一切の記憶を無くし、髭の一部が切られ、手足の爪を抜かれていたところから どこかの国の罪人だと推定されるが…… あと何かというとすぐ脱ぐ巫女とか 古墳内壁の幻獣を描く絵師とか 弟とか参謀とかでかい猫とか考えた 83 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2008/11/14(金) 19 21 55 ID ??? 76 やりてぇぇええ 便乗理想させてもらう。 主人公が次代の王ってのもいいけど個人的な好みだと 力目当てに利用される、てのがいいな。 利用されてるけど、その立場を自分でも活用できる、みたいな。 若き王は真面目でそれなりに良い王だけど、大陸やら東方の新勢力の台頭に不安を感じていて、 先行きの見えない情勢に頭を抱えている。 だもんだから先見の力をもつ娘(主人公)の噂を聞いて召し抱えると。 主人公は若き王の力になるも、うっかり簒奪しちゃうのも、出奔して他国に力を貸すのも自由。
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/218.html
118 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2008/11/22(土) 17 15 32 ID ??? 芸能界物 ときメモのようにレッスン(ボイトレ・ダンスなど)でパラメーターを上げ 定期的に営業やオーディションなどを受けてお仕事をゲット ライバルを蹴落とす工作もできるが余りやり過ぎると 悪い噂が流れたり、ネット上で叩かれたりで攻略キャラの好感度が下がる パラメーターや営業先、オーディションの内容によって 歌手・女優・グラドル・マルチタレント、果てはお笑い芸人にまで活動の方向性が分岐 それによって攻略相手の反応やイベントが変化 攻略キャラ 1:人気絶頂のアイドル 2:幼馴染みの一般人 3:気難しい音楽プロデューサー 4:バツ2くらいの大御所俳優 5:売り出し中の若手お笑い芸人 6:所属事務所の社員(マネージャー) 隠しで主人公の熱狂的ファン(ストーカー)など フライデーされるのもよし、普通の女の子に戻るのもよし 誰ともくっつかず芸能界に伝説を残すのもよし みたいなの希望
https://w.atwiki.jp/dankatsu/pages/202.html
弓乙女(ゆみのおとめ) 概要 魔弓士の上級転職ツリーの一つで女性限定の職業。 下級職時代よりも単騎能力が向上した職業であるが、『魔装共鳴』を持つメンバーと組ませるとさらに強力になる。 職業特性 SUP:? 制限:? 役割適正 :遠距離アタッカー・斥候 武器適性 :弓 防具適性 :軽装 特殊装備適性:— 発現条件 ①魔弓士LV75まで育成している。 ②「女」である。 ③ スキル 現状全て不明。 上級転職元 魔弓士 主な覚職キャラ なし