約 1,346,886 件
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/802.html
愛していた…… 私は……間違いなくマスターを愛していた…… だから……他の人の手にかかってマスターを失うことが耐えられなかった…… 勇敢なマスターと優しい婦人と可愛らしい子供たち。 ほがらかな使用人さんたち。 目に見える全てが幸せに彩られていた。 でも…… 人の気持ちは移ろいやすく、勇敢だったマスターは傲慢になり……。 優しい婦人は嫉妬の炎に心を焼かれ……。 可愛らしかった子供達は成長し、親とは違う道を選び……離れていった……。 陽気で朗らかだった使用人さん達は、一人、また一人と去っていき…… 居残った数少ない使用人さんたちでさえ、いがみ合い、憎しみあっていった……。 領地の整然とした綺麗な街並みは死臭の漂う危険な街に姿を変え、 人々のフラストレーションは澱のように積み重なっていった。 外に出ることを禁じられ、城の中で過ごす毎日。 澱んだ空気の中で、息の詰まるような生活。 唯一の慰めだったマスターと二人で育んだ庭園は手入れされることも無く 荒れていくだけ。 もう、私の世界から全てが色を失っていった……。 そんな日々に嫌気が差し……姉妹と過ごした懐かしい庭園に帰ろうと思った矢先、 私の目に鮮やかな炎の色が飛び込んできた。 マスターと執事さんの怒声が聞こえる。 「レヴォルト(暴動)か!?」 「旦那様、レヴォルト(暴動)ではございません。レヴォリューション(革命)ですぞ!」 か く め い……? 領民が門を打ち破り場内へと流れ込んでくる。血に染まった農具をかかげ、 炎をまとってなだれ込んでくる。 死。 あまりにも明確な死が迫ってくる。 マスターっ! 略奪を行う領民から逃れ、マスターのもとへと走る。 いたっ! マ、スター? そこには、かつて領民に愛された勇敢なマスターはいなかった。 返り血を浴び、血脂で汚れた剣を振るい。 苦楽をともにした領民を切り伏せる男。 狂気に満ちた笑みを浮かべて殺戮を行う獣がいた。 マスターの目が私を捉える。怖い……でも、動けない……。 「ま、マスター?」 「無事だったか。大丈夫か? 酷い事されてないか?」 「私は大丈夫です。マスターは?」 「ああ、俺は大丈夫だ。血は全て返り血だ。まだ、腕は鈍ってない」 「でも、この人たち……」 「俺を殺そうとしたからな。しかたあるまい。殺さねば、殺されていた」 「でも……でも……」 「言うな。長年の恩を忘れて主人に噛み付く犬など必要ない。私が生きていれば再興など容易いことだ」 「私が嫁いだマスターは、優しいかたでした。慈悲深く、領民であれば誰であれ 分け隔てなく話しに耳を傾けるかたでした。紛争が起きれば戦うよりも先に 剣を治める方法を模索し、誰もが悲しむことの無い様に働くかたでした。 平和を愛し、家族を愛し、私を愛してくれるかたでした。 いまの貴方は、私のマスターじゃない! 返して下さい。 返して……私のマスターを返してっっ!!」 「お前……お前まで、そんなことを言うのか……。俺に逆らうと言うのか……。 残念だ……。残念だが、そんなお前を許しておくわけにはいかないのだ。 俺は……もう、戻れないんだ……」 マスターが剣を振り上げて向かってくる。 動けない私は目をそらすことなく彼を見つめていた。 彼は泣いていた。 彼の涙に気がついた刹那、視界を何かが通り過ぎた。 もんどりうって彼が倒れる。 胸に突き立つ矢。 暴徒が放った矢が、私の命をつないだ。 倒れた彼を見て沸き立つ暴徒たち。破壊と略奪に拍車がかかる。 彼の死を確かめようと何人かが向かってくる。 ああ……マスターっ! 気が付いた時には、私はマスターを引きずりながら歩いていた。 向かう先には、かつて私が育った庭園がある。 かすかに息のあるマスターを そこに連れて行き もう一度、この人とやり直すことができれば…… 痛みに呻くマスターが咳き込み、血を吐く。傷は……浅くない……。 「マスター、少し休みます。もう少しですから、頑張って下さいね」 「……なぜ助ける?」 「貴方は、私のマスターだからです。私たち宝石乙女はマスターが どのような人物であろうと、マスターを裏切ることは出来ません。 貴方は、私のマスターです」 「……全て失った……。なにもかも……。命まで尽きようとしている…… 俺は……終わった。もう、開放してくれないか?」 「いけません。貴方は、まだ生きています。全てを背負って、私と添い遂げてください。 どのような罪があっても、私も共に背負いますから……生きて……」 涙があふれてきた。止まることなく流れ落ちる。 「泣くな。お前の涙を見ると辛い……。なあ、覚えているか? 俺たち二人で作った花園……。プリムローズが綺麗だったなぁ。 水をやりすぎてご機嫌を損ねたこともあった……」 「夜通し火を燃やして霜を防いだこともありましたね……」 「ああ、お前によく似合う、綺麗な花だった……。俺は、あの花が好きだったなぁ……」 「私が生まれ育った庭園に向かいます。人里から離れたところですから、 傷を癒して余生を過ごすにはいいところです。二人で一緒に、花を育てましょ。ね、マスター」 再び、マスターを担いで庭園へと向かう。人目に触れないように山間を抜けて歩いているので、 思うように進めない。でも、早く行かなきゃ追っ手が迫ってくる。 「止まれ」 「どうしました?」 「これをやる。家宝の短剣だ。いざという時は使え」 「私に武具は扱えません。姉妹のなかには上手な者もいますけど……」 「そういえば、お前は結構な不器用だったなぁ」 「酷いですね……意地悪なマスターですことっ!」 「まあ、怒るな。この先、何があるか分からんからな。持ってみろ。 そう、両手でしっかり持て。腕や手首で使うな。非力なものは、それなりの扱い方をしなければならない。 いいか、相手の目を見据えて、呼吸をはかれ。そう、そうだ。 そして、相手に身体ごと飛び込む。こうやってっ!」 手に嫌な感触が伝わる……。ナニガオコッテイルノ? ますたー? 「がはっ! まったく……急所をはずしたな……不器用なやつだ……止めを刺せっ、早くっ!」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 「落ち着けっ、追っ手が迫っている……もう、時間がない。俺を……他の者の手にかけるつもりかっ お前が、俺の罪まで背負うと言うならば、全てを背負うと言うならば、殺れ…… お前の手で……。俺を……救ってくれ……」 頭の中は真っ白だった……ここに来るまでに何度、自我を失っていたのだろう…… 気が付けば私は、目的地だった庭園へとたどり着いていた……。 血で汚れた短剣を握りしめて……。 「最後まで……酷い人……。私はどうすればいいの……」 《二人で育てたプリムローズ、綺麗だったなぁ。俺は、お前によく似合うあの花が好きなんだ》 「いいわ。マスターの好きなお花は、私が育ててあげる。マスターをお花で囲んであげるわ。 時間はたっぷりあるしね。」 庭園に独り佇み、あたりを見渡した。誰もいない……私だけだった…… 姉妹もいない この庭園で、私はマスターの思い出と生きていく。 ただ独りで……いつまでも…… ~名も無き乙女の昔話~
https://w.atwiki.jp/risouotome/pages/179.html
587 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/07/25(日) 23 43 28 ID ??? この程度じゃ平気だと思うけど一応 【グロ表現が一文有り注意】 趣味悪いと思われるかもだけどいわゆる猟奇犯罪もの。 「羊たちの沈黙」とか「セブン」とかああいう系の映画とか 小説をdkdkしながらも好んで見てしまうタチなので。 舞台は海外。 主人公(ヒロイン)はカフェでアルバイトしてる大学生なんだけど 昔から不思議な力があって、物に触ることでその物にまつわる 過去を視ることができるいわゆるサイコメトラー。 本人的には好奇の視線を向けられるのが嫌なのであまり力を 使いたがらないのだけど、大学で盗難騒ぎがあった時に 冤罪をきせられた友人を助けたくて、犯人を特定しようと力を 使ったため他の人にも知られてしまい、一時噂になってしまった。 カフェの常連にも知ってる人がいて、面白がって 視させようとしたりする人もいる。 そんな中、世間を賑わせる事件がおきる。 それは通称ナイトザリッパーと呼ばれる犯人による連続猟奇殺人だった。 女性ばかりを狙い、暴行したあとに殺害。 体の一部を欠損させ、最後に「青い馬に乗った騎士」のカードを 口に加えさせる、というのがその特徴だった。 事件がおきているのは街からそう遠くなく、場所も点在しており ヒロインも恐怖を感じていた。早く捕まえてほしいと願っていたが、 派手な殺人のわりに犯人は決定的な証拠を残さず、捜査は難航していた。 そんな時、捜査官の一人がヒロインの噂を聞きつけ、藁をもすがる 思いで協力を要請してくる。 588 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/07/25(日) 23 44 09 ID ??? 攻略対象は以下の二人。ただ話が話だけに糖度はかなり低そうだと思ってる。 ■捜査官A ヒロインに協力を頼んだ捜査官。わずかにクセのある亜麻色の髪にグレーの瞳。 落ち着いた物腰に冷静沈着な性格。普段は優しげだが犯罪、特に弱者に対する 暴力犯罪に対して憎悪に近い怒りを持っており、熱い感情をみせることもある。 昔ラグビーをやっていたため、背が高くがっしりしている。 ヘビースモーカーだったがヒロインの場合、煙が透視の邪魔になると 遠まわしに言われて煙草を一時的に絶っている。 「……未来の被害者を救えるかもしれないのは君だけなんだ……! 君の事はわたしが必ず守る。だから頼む、力を貸してくれ……」 「触れれば考えていることが大体分かると言っていたな。 (手を差し出して)触れてみてくれないか。 君に、伝えたいことがあったんだ……」 ■捜査官B 濃い茶色の髪に同色の瞳。中肉中背。やや目付きが鋭い。 捜査官Aの相棒。サイコメトリーを含める超能力を全く信じていない。 ヒロインの事を暇をもてあました女子大生が注目を集めたくて 嘘をついてるのだと思っており相棒に対しても、そんな小娘に 関わってる暇があるならまともな捜査に戻れ、と怒っている。 だが、ヒロインの力を知るにつれ考えを改める。 甘党でドーナツ大好き。苦いものは苦手でコーヒーをブラックで飲めない。 署のコーヒーはクソだと公言している。 「お嬢さん、アンタのお遊びに付き合ってやるほどこっちは暇じゃ ないんだよ。何が楽しいんだか知らないが、幽霊だとかUFOだとか 超能力だとか、そんなのはハイスクールまでに卒業しとくんだな!」 「俺は正直超能力とか全く信じてなかった。今も全部信じてる訳じゃない。 それでもアンタが今、すごく恐がって、怯えてるのは分かる。 でもな良く聞け、アンタの力が視せたというそれは、アンタのじゃない。 被害者の過去だ。だから大丈夫だ。 今ここにアンタの傍にいるのは犯人じゃない、俺だ。 落ち着くまで傍にいてやるから、恐くなくなるまで俺に掴まってろ」 せっせと話の内容とか犯人の正体とか妄想してたら8レス分を 超えるとかあまりに長くなっちゃったので、思い切ってばっさり切ったよ。 それでもこの長さwwwバカwwwなんだけど。 701 :1/5[sage]:2010/09/10(金) 00 31 14 ID ??? すごく今さらなんですが、 587-588のサイコメトラー乙女ゲーの続きです。 自分の妄想の後、 591 597のレス見てさらに妄想が広がって [ホットドッグ刑事(デカ)]や[カフェの常連の赤毛青年〕など 他にも登場人物が増えました。 ※ 前述の通り( 587-588)捜査官ABがヒロインの元にやって来る所から ゲームはスタート。ストーリーは≪ヒロインサイド≫≪捜査官サイド≫が 交互に切り替わって話が進む。 ≪ヒロインサイド≫ 捜査官たちの持ってくる遺留品・証拠品、被害者の持ち物などなどを 選択してサイコメトリーする。その成功具合で≪捜査官サイド≫での 捜査の範囲が決まる。また登場人物たちとの会話ややり取りなどで それぞれの好感度が変化。その結果で恋愛EDの種類が決まる。 (妄想するのはタダだから言うけど、いわゆる脳波トイと繋げて遊びたい。 サイコメトリーは付属のヘッドギアをつけて集中するって風に。 その集中度合い(脳波レベル)で成功具合が決まる感じで) ≪捜査官サイド≫ ヒロインが透視した場所や物を探し出し、透視した内容の裏を取る。 新たな証拠品や証言が得られれば得られるほど犯人逮捕が近づく。 限られた時間内に決まった数の証拠品・証言が得られなければ 犯人を捕まえられず、健闘空しく…なBADエンディング。 捜査官ABは犯人を逮捕しなければ恋愛EDにはたどり着かない。 赤毛の青年(後述)は犯人の逮捕に限らず恋愛EDがあるが逮捕してないと ちょっと後味が悪い(被害者が増えるので)。 【真犯人】は捜査官ABのどちらかのEDを見た後に隠しとして EDがある。証拠品や証言を集められないタイムオーバー直前に 犯人に接触するとルート分岐。みたいな……。 702 :2/5[sage]:2010/09/10(金) 00 32 27 ID ??? Hはヒロインサイドでの登場人物、Iは捜査官サイドでの登場人物。 基本サイドを越えて交流はない。(ヒロインやその友人たちは 捜査官ABたち以外の捜査官とお互い面識も交流もなし) H■友人 ヒロインの大学の友人。ダークオレンジの髪(染めてる)に緑の目。 そばかすがチャームポイントな女の子。ミーハーで明るい性格で、内向的に なりがちなヒロインをよく連れ出して遊んでる。 いつもはフランクな付き合いをしているが、大学で盗難事件が起きた時 周りから泥棒扱いされてる時にただ一人自分を信じてくれて、なおかつ 助けてくれたヒロインにすごく感謝してる。そのためヒロインの力に肯定的。 隠さないでもっと能力を高める練習とかすればいいのに~などと軽く考えてる。 ただ本人(ヒロイン)が嫌がるので最近はあまり言わないように心がけている。 「あたし達お年頃なのよ! あーんなイケメンが二人も転がってくるなんて 二度とないチャンスよ! アッピールしなくてどーすんのよっ」 「あたしはさぁ、なんつーか自分でも分かってるんだけどキツイからさぁ……。 すぐ人と衝突しちゃうんだけど、あんたとは違うんだよね。一緒にいると ほっとするっていうか。言わなくても分かってくれるっていうか……。 あ、別にあんたが心読んでるって言ってるわけじゃないよ! 違うの、ああもうバカ あたしのバカ。上手く言えないけど……あんたが好きよって言いたいの」 H■カフェの店主 濃い茶色の髪と瞳。眼鏡とヒゲを大事にしてるナイスミドル。 豆の焙煎に一家言ありやや頑固。怒ると超恐い。ヒロインも仕事に慣れないうちは 良く怒られた。亡くなった奥さんの写真を棚に飾っている。 ヒロインの噂を聞いて店にやってきて「ほら、やってみせろYO!」 みたいに、一方的に見世物扱いするような失礼な客には 「お客さん、うちはコーヒーの味と香りを楽しむ店なんですよ。は? どういう意味かって? 頭から淹れたてのコーヒーぶっかけられたくなかったら さっさと失せろって意味だよ!」と怒鳴って追い出すくらい強い。 妙な客もやって来るようになってしまい責任を感じて辞めようとする ヒロインを、この店が嫌になったわけじゃないならと引き止めた事がある。 703 :3/5[sage]:2010/09/10(金) 00 33 47 ID ??? H■赤毛の青年(攻略可) 学部は違うが大学の同期生。学内の噂でヒロインの力を知って面白いから 見に来たとカフェにやって来る。「噂のちょーのーりょくしゃ、ってキミなの?」 サイコメトリーを誤解しており、色々ずれた要求をしてくる。 「ねーねー、俺の運勢みてよ! 恋愛運とかさぁ」など。 前記の店主にガツンと言われてもなかなかめげない。 ルートに入らないとチャラくてちょっと迷惑な客なだけだが ルートに入ると彼がヒロインの力じゃなくて、ヒロイン自身が目当てで 店に通っていたことが分かる。前からヒロインのことが気になってて でも学部も違うしどうすれば…、と悩んだあげく自分の友達に相談したら 「ああ、あの子ね」みたいな感じでバイトしてる事とか教えてもらってきたらしい。 どうにかお近づきになりたくて記憶に残るにはどうすればと思ってこういう事をした。 店主に「アホか! 逆効果だとわからんのかこのバカチン! 好きな女にはまっとうにアプローチしろ!」と怒られ反省、以降は普通の客になる。 ただヒロインを事あるごとにちらちら見てきたり、気になる事をするので ちょっと迷惑なのはあまり変わらない。 ルート後半ヒロインの周囲に不穏な影が見え始めると帰りに送ってくれるようになる。 「べつに送り狼なんかしないから! 大丈夫だから! 俺、安心、安全、良心的!」 「え。最初にどこで会ったかって? ……いや、うーん、会ったっていうか こっちが一方的に見かけたってだけの話だし……。あっ、引かないでよ? つーか覚えてないと思うなー。だって、何があったって訳でもないし、うーん……。 雨……、が降ってた日でさ。俺、元々雨キライだから。あーじめじめする、 ウゼェなって思ってて。それで軽くムカつきながら外に出たんだよ。 そしたらなんか聞こえてきて。なに? とか思ってたら歌でさ。 君が歌ってたの。ちっちゃい声でさ。かすかに聞こえるか聞こえないかの メロディにあわせて傘くるくる回してて。楽しそうで……見てたら、傘から 落ちてく水滴がキラキラしててさ。俺も、なんかいつの間にか気持ちが変わってた。 ……それ以来、君のこと……ずっと気になってたんだ」 704 :4/5[sage]:2010/09/10(金) 00 35 04 ID ??? I■捜査官C 黒髪に黒い目の捜査官ABの同僚。ホットドッグが好きでちょいメタボ気味に なってきたのが悩みの種。(ホットドッグならいくらでも食える、 ホットドッグはこの国が生んだ神の食い物だ、考えついた奴を表彰したい など、数々の語録を残し捜査官Bに「狂ってる」と馬鹿にされるが 逆に「ドーナツ教信者には言われたくない」と反発している。) 足を使う捜査が基本だ、が信念で隣町まで聞き込みにいっては 犯人逮捕のための不審者の目撃情報を集めている。 「俺はうだうだ悩んだり考えたりが苦手でね。 迷ってる暇があるなら足を動かせってんだ」 I■捜査官D ブロンドに青い瞳の女性捜査官。正義感が強く潔癖。 今回の事件の被害者の女性たちに深く同情し、犯人を許せないと憤っている。 性犯罪の過去の容疑者たちをリストアップして彼らに的を絞って捜査している。 捜査官Cの事が好き。捜査官Eにそれを指摘される度に強く否定しているが 周囲にはバレている。当のCにも馬鹿言うなと否定されるので、向こうは 自分に全く気がないんだなぁと内心がっくりしてる。だがそれはDが ゴージャス美人なのでCはまさかメタボな自分を?いやいやない、と思っているから。 「……最近できたハンバーガ屋だけどね、ホットドックもメニューに あるらしいわよ。なんかソースが新しいんですって。も、もし食べに行きたいなら 店の場所分からないでしょうし、いっしょに行ってあげてもいいけどっ」 705 :5/5[sage]:2010/09/10(金) 00 36 26 ID ??? I■捜査官E アッシュグレーの髪に灰色の瞳。やや小柄で童顔。捜査官ABCDの後輩格。 坊っちゃんぽい容姿と言動で捜査官CDから「頼りない」とか言われつつも ちょっとかじったというプロファイリングで犯人像を想定し捜査する。 『犯人は20~30歳代の男。切断箇所は違うものの毎回同じ手口で殺害しており 几帳面な性格。おそらくは定職、固い職業についている。 女性ばかりを狙うことから、おそらくは女性に対して激しい憎しみ及び 執着を持っている。死体にカードを加えさせるなど第三者へのアピールを 繰り返しており非常に自己顕示欲が強い。また、そのカードのモチーフは 聖書からの引用であることも踏まえると犯人は一定の教養を備えている』 「先輩がた、僕だって捜査官なんですからねっ。これくらいはできますよ!」 「僕らはさしずめ猟犬ですかね。犯人という狐を徹底的に追い詰める。 ……どうやって犯人の尻尾を掴もうか。ゾクゾクしますよ」 捜査官ABが隠れて何をやってるんだろうと気にしている。 ■真犯人 事件の真犯人。案の定暗い過去を持っておりそれが連続殺人犯になった きっかけの一つではあるが結局のところ異常性格者。 ※ ttp //www1.axfc.net/uploader/File/so/50770.txt ↑〔真犯人ED〕、〔捜査官ABのED〕とそれに至るまでの 基本ストーリー等も加えた妄想集txt。長いです。収拾がwwwつwかwねwえwwwと 書き直したので前の書き込みのBの台詞を展開に回収できなかった。 どうせtxtと開き直ってこれまでの書き込みの分とか入れちゃってます。長いです。 〔真犯人ED〕は 597がぶっ飛んでるのが良いと言ってたから ぶっ飛んだものにしようと心がけたけど、そうなってれば幸い。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2970.html
「修正依頼」が出されています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「ゲームシステムの説明の追加」「通信プレイでの作成ハンターの使い方の記載」です。 ハンター×ハンター ハンターの系譜 【はんたーはんたー はんたーのけいふ】 ジャンル RPG 対応機種 ゲームボーイカラー(専用) 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(EAST) 発売日 2000年6月15日 定価 4,500円(税別) 判定 クソゲー ポイント 上にのんびり進むだけの一次試験野探しするだけの二次試験罠を避けて進むだけの三次試験無抵抗のトイレマークをリンチするだけの四次試験と最終試験(クソゲー)ハンター試験 少年ジャンプシリーズリンク 概要 問題点 システム面 ゲーム面 評価点 総評 余談 概要 週刊少年ジャンプ誌の人気漫画『HUNTER×HUNTER』のゲームの1作目。 内容は原作の序盤「ハンター試験編」をゲーム化したもので、主人公はハンター試験を受ける為、試験会場に向かうところから物語は始まる。ストーリーは原作を踏襲している。 なお、題字にアニメ初期のものをそのまま使用しているため、タイトルはカタカナの『ハンター×ハンター』表記となっている。 問題点 システム面 キャラクターがマスに沿って移動する事が大部分を占めているゲームだが、その移動がとにかく遅い。『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』や『星をみるひと』に匹敵するほど。 また、他のキャラクターもほぼ同じスピード(主人公よりちょっとだけ速い)で歩くのだが通路で詰まってプレイヤーの移動を遮ることがある。 さらにキャラクターは話してかけても同じ台詞ばかり返し、無機質な印象を与える。 相手が無防備で、こちらが攻撃してもまったく反撃してこない。戦闘と言うより単なる暴行で、駆け引きも何もない。 アイテムが無駄に多いものの、そのほとんどはハンターの称号に関係するだけでゲーム上役に立たないものばかり。 また、「○○ポイントのダメージ!」などと表示されるが、基準となる数値が出てくるわけではないので、敵味方のHPが把握できない。 ゲーム面 ゲーム開始時に名前性別や体型、師匠などを選択するがほとんど意味がない。 試験会場に行く過程もサウンドノベル形式で原作通りに進む。いくつか選択肢がでるが、短くどれを選んでも結局あっという間に会場にたどり着くので意味がない。 一次試験はただ上に進むだけ。探索に時間をかけてもペナルティは無し。 周りのキャラクターに攻撃しても反撃されない。たとえ攻撃相手が原作屈指の超危険人物だったヒソカであろうと、こちらの攻撃に無抵抗・無反応で黙々と上に進む。 その次の二次試験が 最大の鬼門。 食材を探して作った料理を試験官に提出すればクリアなのだが…… 原作ファンならばスシ(寿司)を作りたくなる所だが、スシを作ることはまずできない。このせいで二次試験で詰まったプレイヤーも多いようである。 正確に言うと、スシを作れそうな組み合わせ(米+魚)を試しても高確率で失敗する。 フィールドに落ちている米、魚、肉、各種野菜などのアイテムの内の2つを合成して料理を作るのだが、作れる料理(正解の組み合わせ)はプレイする度にランダムで決定する一品のみ。正解ではない料理は合成自体ができない。つまりは運任せの総当り。 またバグにより合成したアイテムが消えることがある。 確かに原作でも、料理の試験は受験生達も手こずっていたが、ゲームにまで入れてくると非常に面倒である。 三次試験は一次試験と同様、ゴール地点まで進むだけ。 途中にトラップがあるがはっきり言ってたいしたものではなく、「さがす」を使えば楽に避けられる。 この試験でトラップを3回踏むとゲームオーバーになるが、敢えてゲームオーバーの可能性があるポイントを挙げれば本当にココだけである。 四次試験は敵を倒してプレートを奪ったらクリア。 前述の通り、敵が一切襲ってこないのでフルボッコにしてしまえば簡単にクリアできる。 その戦闘シーンというものが、右から左に向かって動く照準が、トイレマーク(標的)の上に来たらボタンを押すという驚天動地のシンプルっぷり。 武器は攻撃力8の近接武器と攻撃力4の遠距離武器の2種類に分かれており、近接武器は攻撃力こそ高いものの攻撃できるのは前後左右1マスだけなので、攻撃できる確率は決して高くない。遠距離武器は攻撃範囲が数マスあるものの攻撃力は低い。いずれにせよ、相手の進行方向に突っ立っていればあとはただのサンドバッグである。 最終試験も同じく敵が襲ってこないのでボコるだけ。むしろ、四次試験をクリアできて最終試験をクリアできない方がおかしい。 また、失格者も原作通りになっており、if要素はない。 一直線に進めばクリアまで1時間というペラペラボリューム。 しかもゲームオーバーが実質存在しないため、攻略する楽しみは皆無に等しい。 評価点 原作のキャラクターと会話して好感度を上げることができる。 好感度はエンディングの会話などに影響する。 オープニング及び幕間のサウンドノベルパートの原作キャラのグラフィックは概ね再現率が高い。 試験会場に向かうサウンドノベルパートでは原作通り「ドキドキ2択クイズ」が行われる。 前述したとおり何を選んでも進めるのだが、原作を読んでいるプレイヤーが選ぶであろう回答の場合には専用の会話が発生するなど、その点の原作再現はしっかりしている。 総評 メインとなる試験本編は操作性も悪く、移動速度が遅く快適も無い作業ばかりを強いられるゲーム……のような何か。 原作に沿って試験を進めるだけで肝心の内容は酷い有様。 結局、メインを抜いたらキャラクターと会話して好感度を上げるだけの馴れ合いをするゲームになってしまった。 キャラゲーとしてもGBC作品に限らない全ゲーム中トップクラスのクソゲーと言えよう よほど原作愛が強い人なら上記の苦痛な作業を乗り切れるかもしれないが…… 余談 本ゲームで出てくるアイテムのユウギカードは遊戯王カードの事。 開発元が遊戯王デュエルモンスターズシリーズを担当している。 遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記を所持していれば隠しキャラクターのオーギュが出現し、隠しシナリオが遊べる。 オーギュは次回作の『HUNTER×HUNTER 禁断の秘宝』では隠しキャラではなく、ゲーム内でプレイヤーにキーアイテムを与えてくれるキャラとして普通に出てくる。
https://w.atwiki.jp/menyandere/pages/13.html
x*乙女ゲ ほぼ全員主人公にヤンデレ 全年齢-15禁 山本勘助「二世の契り」 ラドウ・ドラクレア「プリンセスナイトメア」 プリンス「プリンセスナイトメア」 トゥイードル・ディー&ダム「ハートの国のアリス」 エース「ハートの国のアリス」 ピアス「クローバーの国のアリス」 ペーター・ホワイト「ハートの国のアリス」 加地葵「金色のコルダ2」 南雲薫「薄桜鬼」 有川譲「遙かなる時空の中で3」 宮ノ杜進「華ヤカ哉、我ガ一族」 オーギュスト「エーデルブルーメ」 宝生ともゑ 七瀬瞬「Vitamin X」 御月佐和人「妖ノ宮」 直村琉耶「ひめひび New Princess Days!! 続!二学期」 朝峰涼志「ソラユメ」 兼田侘助「月華繚乱ROMANCE」 逆巻カナト「DIABOLIC LOVERS」 18禁 セイジュ「under the moon」 天宮瀬名「unde the moon」 エヴァンス「いじわるMy Master」 甲斐 聡「月ノ光太陽ノ影」 春日雪斗「ブラザーズ~恋するお兄さま~」 佐倉智哉「らぶどろ」 園村郁人「黒と金の開かない鍵」 須藤透央「黒と金の開かない鍵」 紺野千紘「黒と金の開かない鍵」 蓮井智臣「黒と金の開かない鍵」 小峰竜樹「黒と金の開かない鍵」 谷村慎一郎「銀の冠碧の涙」 日下部ハル「すみれの蕾」 きつねさん「赤ずきんと迷いの森」 斯波純一「蝶の毒華の鎖」 真島芳樹「蝶の毒華の鎖」 オペラ座の怪人「PersonA ~オペラ座の怪人~」 同人ゲーム ジン「the second reproduction」 絢仁「雪割草」 火群「雪割草」 戒人「雪割草」
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2722.html
大奥記 【おおおくき】 ジャンル 権謀術策アドベンチャーゲーム 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 発売元 グローバル・A・エンタテインメント 開発元 ダフト 発売日 2008年6月5日 定価 6,090円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO C(15歳以上対象) 判定 クソゲー ポイント 2008年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点 しょぼいグラフィックにぎこちない動き時代を無視した言葉や誤字の多さ頻繁で長いロードと無駄に多い空き部屋ストレスゲーだがシナリオの大筋は面白いファミ通クロスレビュー 13点 度重なる発売延期でブームに乗り遅れた クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 概要 ストーリー 問題点 ゲームシステム 演出 シナリオ その他 評価点 総評 余談 参考動画 概要 大奥を題材としたゲーム。情報収集や証拠集めを行う探索パートと悪役を追い詰める申し開きパートを繰り返し、身に降りかかる事件・陰謀を解決して出世することが目的。 プロデューサーは悪代官シリーズのAndy山本。良くも悪くも変なゲームの数々を手掛けてきた氏の作品には珍しく、正当派のリアル路線となっているが…。 ストーリー 幕府の不興を蒙り切腹となった小椋修康の一子「時子」。美しく成長した主人公「時子」は女の幸せを捨て、復讐を果たすべく大奥へ出仕。 密告・裏切りが横行する大奥。時には己の身にも降りかかる。己の潔白を証明し、地位を確立していくのが目的。 大奥の女中と会話、覗き見・聞き耳し証拠を集める。時子は復讐を果たす事が出来るのか? 問題点 ゲームシステム 情報収集と証拠集めのために、とにかくロードと待ち時間がつきまとう仕様。 各人物に聞き込みを行うために宮中を歩き回る必要があり、各部屋は障子などの扉で区切られているのだが、それらの出入りの度にロードが出る上に、フリーズを疑ってしまうほど読み込み時間が長い。 部屋自体も無駄に多く、下記の人物配置もあいまって無人部屋をやたらと見回ることになる。とある人物に会って話を聞くためだけなのに複数の部屋を通過させられる場面も多々ある。 ロードにかかる時間を計測したRTAではなんとクリアタイムの1/3近く(2時間半以上)がロードに使われていることが判明した。当然通常プレイでは更にかかることになるので恐ろしい。 証拠獲得条件も厳しい。偶数・奇数日で配置の違う女中達の証言を規定期間内に得る必要がある。登場人物はしょっちゅう移動する為、目的の人物を見つけるのが困難。 フラグ管理も分かりにくく、一見どうでもよさそうなやり取りが次の話に進むフラグになっていることも多い。そもそもフラグ設定が間違っていて、進め方次第で微妙にシナリオが破綻する箇所もある。 ヒントも一部を除けばあってないようなもので、結果として無数の無人部屋を総当たりで回る必要がある。ロードの長さも相まって苦痛。 KOTYでは「ドラクエに例えるなら延々とサマルトリアの王子を探し続ける作業ゲー」などと言われた。 エリア切り替えの度に見張りに話しかける必要があるが、立ち位置の判定がおかしい。一歩引いた位置でないと反応せず、微調整が面倒である。 日付を変える時などはゲーム内で陽が落ちるのを待たねばならない。これは基本的に任意でスキップするといった省略はできないため、その日の内に集められる証拠を全て揃えた後は日が変わるのをただ待つだけになる。 しかもゲームが進むと起床時間が早まるため、陽が落ちるのにかかる時間も長くなる。証拠集めも複雑化するのでそれに合わせたとも言えるが、ロード以外の部分でもとにかく退屈な時間が続く。 上記のロード問題も含め、ゲームの根幹部分に大問題を抱えているということである。 演出 移動モーションが余りにもお粗末。 一応すり足のつもりなのだろうが、足先以外ろくに動かないせいでホバリングにしか見えない。また、良く見ると頭が左右に揺れており不気味。おまけにダッシュしても姿勢が変わらず、付いたあだ名は「おドム」「MS-09 TOKIKO」。 足音もすり足にしては大きく、ダッシュすると『ドスドスドス』とリズム良く鳴る。 グラフィックにも難あり。 部屋を出入りする際に障子が自動ドアの如く開閉する(*1)、床に映った障子が常に閉まっている(実物の動きと連動していない)、一部の部屋において畳が妙に大きかったり障子の格納スペースが無い(開く際に柱を貫通する)など、一目で分かるような粗が多い。 また、主人公を部屋「長局七」の机へ移動させると貫通する。当たり判定を付け忘れたようだ。 登場人物がやけに多く、主人公を含め35人もの女中がいるのだが、主人公以外は人面魚のようなのっぺり顔ばかり。瞬き・口パク・表情変化なども一切なく、誰が誰だか分かりにくい上に不気味。 効果音が全体的に派手で、台詞送りやメニュー選択のひとつひとつに「キキン」「ジャキン」などと拍子木のような鋭い音が入る。盛り上げるべき申し開きパートはともかく、落ち着いたBGMの会話場面でも同様なので少々うっとうしい。 前述した障子の開け閉めも、まるで襖に車輪でも付いているかのような効果音が鳴るため見た目と合っていない。すり足の足音もそうだが、細かい部分のSEにも違和感がある有様。 登場人物に話しかけるとたまにボイスが流れるが、台詞通りではなく「時子様、ご機嫌麗しゅうございます」「何か?」といった短いもの。それらを無理やり使い回した結果、語気すら一致しないケースが多々ある。 また、女中「お瑠璃」と「おみさ」のボイスが使い回し。 シナリオ シナリオの大筋はなかなか面白いのだが、「主人公が毎月のように濡れ衣を着せられつつスピード出世」「悪事を暴かれた者の大半が謹慎などの軽い刑で済む(*2)」といった強引な部分も目立つ。 1年という短いシナリオの弊害なのか、誰も彼もが主人公を裏切っていく。終盤ともなれば、主人公に対して潔白なキャラは数名しか残らない。 シナリオ分岐は「5ヶ月目に存在する、失敗するとバッドエンド直行の分岐」と「最終月に存在する、3つのEDのどれになるか選択される分岐」の2つだけ。 時代考証が不十分。 物語当初、御台所と側室は出身地の京に帰っている。本来、お手付きとなった女性は城から出られない。 主人公や周囲の女性たちの言葉遣いが「してみちゃう」「やばい」「アッタマきた」などと現代的で、「デマ」「アリバイ」といった単語まで飛び出す。 他にも「*ピクッ*」「(バカバカバカバカッ!お瑠璃のバカッ!!)」「待てい、小娘ッ!!」「ブッ飛ばしていくわよぉー!!」など、もはやギャグにしか見えないものすらある。 「これから」となる部分を「これkら」と表示するという、明らかなタイピングミスが見られる。これ以外にも漢字の間違いが散見されるなど、会話劇を主軸にしたゲームでありながら誤字が目立つ。前述の時代に合わない言葉もそうだが、雰囲気台無しである。 その他 設定で変更できる項目が音声関連の3つしかない。 同じくクソゲーとして有名な『デスクリムゾン』になぞらえて「充実した設定」と揶揄された。クロスレビュー13点といい、何かと因縁を感じさせる。 バグもあり、上記の誤字やグラフィックミスのような小さなものから、見張りの姿が消える現象が起きたりと大小様々なバグが確認されている。 評価点 申し開きパートは、月を追うごとに盛り上がりつつ難易度も上昇していくので、それなりにやりごたえがある。特に10月・11月の申し開きパートはかなり完成度が高い。 証拠不十分な状況で推理を連鎖させて立ち向かう回や、逆に 最初から半ば戦意喪失している相手を充実した証拠で公開処刑する 回など一風変わった戦いもあり、申し開きパートに限って言えばなかなかプレイヤーを飽きさせない構成になっている。 ただ最初の4月分が(チュートリアルにしても)流石に単調な構成で、それが悪評として広まってしまった部分がある。 移動中の尻の動きだけは「2年も時間をかけたのはこの為か」と言われる程にリアルである。 主人公「時子」の声優は瑞沢渓氏。本作でボイスが流れるシーンは少ないが、どことなく艶やかな演技が素晴らしい。水風呂に驚く声は特にエロい。 種類は少ないものの、和調のBGMは高く評価されており、特に申し開きBGMは人気が高い。 シナリオの大筋は(突っ込みどころも多いが)秀逸との評判。 お約束のいじめや陥れから幕府の闇まで取り揃え、徐々に謎が明らかになるシナリオは実に壮大である。 たまに思い出したかのようにボイスや一枚絵が入る…が、この一枚絵、怖いシーンばっかりである。特に女中「茜」のものは必見。 総評 大奥版「逆転裁判」とでも言うような申し開きパートに関しては、意外にも完成度はなかなか高い。 終盤にかけて盛り上がりを見せるシナリオ、秀逸なBGMなど、光る点は決して少なくない。 だが、証拠集めパートの単調さと、その面倒さを助長するロードの長さ、さらには全体的に漂うチープさは如何ともしがたく、そうした評価点も台無しになってしまっている。 褒められる点が無いわけではないが、残念ながら 「ドラマに便乗し(ようとし)たクソゲー」 と切り捨てられても仕方のない作品と言えるだろう。 余談 本作は、2003~05年頃に放送していたドラマ『大奥』ブームに便乗した企画であったと思われる。 しかし度重なる発売延期が発生し、当初は2006年9月14日発売だったのが2008年6月5日と約1年9ヶ月も伸びた。 一応、この時期は大河ドラマで大奥を中心にストーリー展開していた『篤姫』が放送されており、タイミングには恵まれていたのだが…。 開発会社であるダフトの公式サイトでは、「プログラム以外には一切関わっていない」との声明が出され、この様は「リアル申し開き」などと言われた。もっとも、そのプログラムにも問題はあるのだが。 声明後しばらくしたのちダフトのホームページにアクセス出来なくなり、現在消息不明となっている。会社に何かあったのだろうか? とあるやる夫作品にて本作のプロデューサーに取材が行われ、さらにスレに本人が降臨、開発の裏事情などが明かされた。 詳しくはココ。本人降臨の様子はココで。 ただ、コメント欄でも指摘されているように、当時から実情と照らし合わせると明らかに誤った、おかしな部分が多いと言う指摘があった。にもかかわらず「ネットで本人登場の内部告発」と言う事で持て囃され、本記事でも「貴重な内容」「ゲーム業界を志す人は特に必見」と持ち上げられていた。 だがその後2019年に、今度は元ダフト社長が「リアル申し開き」をする動画がアップされる。内容はその元社長視点での大奥記の顛末と、上記にあるプロデューサー側の申し開きに対する反論というか苦言といったもの。端的に纏めると「やる夫スレに降臨した開発者こそが、実は戦犯」と言う内容である。 真っ向から対立するためどちらの意見が正しいかは不明だが、上にある通り開発者の発言にいろいろとおかしな部分が多い点から、現在では元社長の方が信憑性が高い、と言う説が主流。 + 該当動画はこちら タイトルロゴが大「臭」記に見えると言われる事もある。 通称「OOK」「大奥」。2008年KOTY七英雄の一つ。ファミ通クロスレビューで1996年8月の『デスクリムゾン』(SS/エコール)に並ぶ3/3/4/3の計13点の低得点を叩きだしたことで話題になった。 ファミ通クロスレビューで同じ総合13点を記録した事で『デスクリムゾン』がしばしば引き合いに出されるが、『デスクリムゾン』と本作の間には他にも13点を記録したソフトが存在する。例を挙げると『THE MASTERS FIGHTER』(PS/1997年11月/シネマサプライ)、『バトルマスター』(PS/1998年1月/たき工房)、『サッカーやろう! ~チャレンジ・ザ・ワールド~』(WS/1999年8月/ココナッツジャパンエンターテイメント)、『SIMPLE 1500 シリーズ Vol.33 THE 卓球』(PS/2000年8月/ディースリー・パブリッシャー)がそれに該当する。 ちなみに2018年10月現在、クロスレビューで13点を記録した据置機ソフトは、『サッカーやろう!』を除くこれらに『港のトレイジア』(MD/1992年2月/RIOT・日本テレネット)を加えた6本のみである。 発売直後はKOTY大賞もう決まりと言われていたが、結局大賞にはならなかった。この後に強敵が続々と登場するとは誰が想像しただろうか… 前年にも似たような話があったが。 KOTYで挙げられていた問題点も「自動ドア」「当たり判定」「誤字」など他のゲームにも当てはまる要素が多かったのが落選理由だろうか。とはいえ、ロードと待ち時間の苦痛さは如何ともしがたいが…。 一応、マイナーなゲーム故に粗探しをされてしまった感はある。実際、グラフィックに関しては同社の1年前に出した『悪代官3』と大して変わらず、自動ドアもほぼ同じであった。もっとも、『悪代官』シリーズが「史実を無視しまくったリアルタイムアクション」だったからこそ問題なかったとも言えるのだが。 「グラフィック面の悪さからKOTYに持ち込まれた」「シナリオ部分は好評」「ネタ要素が多い」といった点ではこれとかこれに近いものがある。 しかし本作がクソゲーとしての誹りを逃れられなかったのは、やはり根本的なゲームとしての単調さ、作りの雑さが原因だろう。 クソゲーとバカゲーは紙一重 と言われることがあるが、本作はその好例と言えるかもしれない。 参考動画 + ... http //www.nicovideo.jp/watch/sm3618067
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2852.html
SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむはちじゅうに ざ かんふー】 ジャンル アクション 対応機種 プレイステーション2 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ヴァンテアン・システムズ 発売日 2005年7月28日 定価 2,000円(税別) レーティング CERO 全年齢対象 判定 クソゲー ポイント 2005年クソゲーオブザイヤー次点 カメラ・当たり判定・モーションと、何もかも手抜き雑魚は無視、ボスだけフルボッコで万事OK打って変わって凶悪な修行 KOTYゲーム一覧 SIMPLE2000シリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 概要 カンフー映画をテーマにした、SIMPLE2000シリーズ後期の3Dアクション作品。 開発のヴァンテアンシステムズはSIMPLE的には『THE スプラッターアクション』のような 良作 を作ったり『THE 戦車』みたいな クソゲー を作ったりと出来不出来の激しいメーカーであるが、本作は完全に 後者の系譜。 通称『THEカンフー』。 特徴 メインとなるストーリーモードにて、4ステージ1セットのシナリオを4種類クリアすることでゲームクリアとなる。 最後のシナリオ「カンフーマスター」のみ、他の3つをクリアしないと出現しない。 それ以外の各シナリオの攻略順は任意だが、ストーリー的にも難易度的にも上から順番にやっていくのが無難。 各ステージの前後には3Dでの一枚絵とボイスによるストーリーが展開される。 ストーリーは全編 広東語のフルボイス である(日本語字幕付き)。 各ステージは共通して、雑魚を倒しつつボスのところに辿り着いてイベントを発生させ、倒せば勝利。 攻撃は○ボタンのみで、最初はパンチ一発しか打てない。ゲームを進めるとコンボの回数が増える。 敵が持っている刀や棍といった武器をドロップすることがあり、拾うと攻撃力が微増、攻撃のモーションも変化する。 道中の壺などに坊主の人形(→少林寺拳法)、徳利(→酔拳)といった武術のモチーフがアイテムとして隠れており、拾うことで一定時間攻撃をその武術のものに変えることが可能。 その他、ジャンプとガードが可能。ジャンプは敵の回避などに割と使う。ガードは……存在意義があまり感じられない。 クリアすると、「(敵を)倒した数」「残り時間」「残り体力」「スーパーモンキー」の各項目をもとに評価点が貰える。 評価点は裏でこれまで全てのものが累計されており、計得点が一定に達する毎に、主人公の基本コンボ数が最大3回まで強化される。 各ステージをクリアすると「修行」としてミニゲームが挟まれる。 ミニゲームは連打系、タイミング系、リズム系など全部で10種類。 結果次第で、主人公の体力/攻撃力/防御力/ZEN力(後述)が増える。 修行はストーリーで行うもののほか、専用の「修行モード」にて個別に実施することも可能。 「スーパーモンキーモード」について 体力ゲージとは別に「ZENゲージ」と呼ばれるゲージが存在しており、各ステージ満タンから始まる。一定量消費することで「スーパーモンキーモード」を発動できる。 ゲージの最大値は前述の修行で増やすことが可能。初期値はスーパーモンキーモード5回分。 発動すると身体が光り、一定時間 無敵+移動速度大幅上昇+攻撃力1.5倍 という非常に強力な効果を得られる。 使用回数を多く残したほうが、前述の「スーパーモンキー」の評価は高くなる。 問題点 最初に名前入力が行われる(デフォ名は「陳港星」)が、 主人公の名前は「成雷」で固定。 どこに反映されているのか分からない。 実はエンドクレジットが映画風で「主人公役=プレーヤー」とやるためだけのもの。 たまにある演出ではあるが、あまりに芸が無く陳腐すぎである。 ストーリーは質・量・演出の3拍子全てが低質。 折角の広東語のボイスだが、大半が明らかに棒読み。 そんなに気にならないキャラもいるが、 肝心の主人公・成雷がダメ。 当たり判定がおかしい。 近づきすぎると当たらなかったり、横にずれていたりする。 結果、明らかに 正面から殴っているのに当たらない ことがザラにある。 雑魚キャラは、持っている武器の違いを除くとたった2種類。 全ての敵は、人民服を来た武道家と僧兵のどちらか。 ボスキャラも16面あるにもかかわらず5種類しかいない。名有りのボスは「鳳龍」1人のみ。 ストーリーモードのオートセーブがデフォルトでONになっている。 にもかかわらず、1シナリオを終わらせないと、たとえ修業後にオートセーブされたとしてもストーリーの進行状態そのものはセーブされない。 各ストーリーで5種類しかないマップが使い回し。 カメラワークも大問題で、プレイを大きく阻害する。 主人公の位置や視点に応じて自動的に移動するのだが、プレイヤーの意図しないようなタイミングで切り替わって混乱することが多い。 マップが切り替わると移動方向が大きく変わることもしばしばある。 方向キーを同じ方向に倒し続けても、マップ切り替えの部分でウロウロしていたり行き止まりに突っ込んだりする。 「修行して強くなる」というコンセプトなので、初期のプレーヤーはコンボすらない。 最終的にコンボは三段まで増えるものの、モーションはカクカク。 「蛇拳」「少林拳」といった技もなぜかアイテム扱いで、一定時間しか使えない。修行で会得して自由に使える、という形では無い。 敵の持っている棍・剣・鉄扇、道端の長椅子を拾って戦えるが、拾うものによってはモーションや当たり判定が変化、かえって不利になることもある。 特に、コンボが無い初期に剣を拾っても攻撃力は上がるものの突きが一段しか出ないので、余計に敵に攻撃が当たらなくなる。 パッケージ裏では 「注目すべきは『長椅子』!」 とやたら長椅子で攻撃ができることを推しているが、見た目的にも威力的にも目を見張るものは全く無い。 スーパーモンキーモードが凶悪すぎる。 攻撃力アップだけでも充分なくらいなのに、凄まじいほどの移動速度UP、 挙句の果てには無敵 と、無条件で使えるパワーアップとしては完全にバランス崩壊した性能。 これが同ステージで最低5回は使えるというのだからたまったものではない。修行を積めば使用可能回数も増大する。 ボスまでたどり着けば、ボスもモンキーモードでフルボッコ。さくっとクリア可能。 雑魚敵と戦う意味がない。 本作の成長要素はほぼ全面的にクリア後の修行(ミニゲーム)の結果に依存しているため、 敵を倒しても時間や体力を消耗するだけで全くメリットを得られない。 「雑魚敵を倒し終わらないと先へ進めない」ということも本作にはない。完全に障害物止まりで、避けて進むことに何の問題も生じない存在である。 狭いところに沢山いることも多いために全くノーリスクで通過できる訳ではないが、スーパーモンキーモードを使えば無敵+移動速度UPによって悠々と抜けられる。 使わなくても、ジャンプでピョンピョンしながら無理矢理通れば律儀に戦うより明らかにリスクは少ない。 「敵を倒した数」の評価があるため、それでも戦って進んだ方が良い気もするが、代わりに「残り時間」「残り体力」の評価が上がるため全くリスクになっていない。 そもそも、「敵を倒した数」の評価はボスを倒すだけで大幅に上がるため、わざわざ雑魚を倒して増やす意味は殆どない。 もっと言えば、計30万点取ってコンボ数を解放した後は、根本的に高い評価を得る必要自体が無くなってしまう。 結果、本作は 「敵を全部スルーして、ボスはスーパーモンキーモードでゴリ押し」が最適解 であり、なおかつちょっと遊べばこのことには早い段階で気付けてしまう。 修行(ミニゲーム)の難度差が激しい。 連打系は連打だけなので簡単。向かってくる雑魚敵を倒し続ける「ザコ敵を倒せ!」も飛び蹴り中心に動けば割と楽。 それ以外は大体難しい。特に、六方向に左スティックを動かして飛んで来るたまごをキャッチする「たまごキャッチ!」、障害物を避けつつダッシュで目的地に時間内に到達する「森を抜けろ!」が難しい。ここだけ難易度の高い音ゲーをやらされている気分になる。 特に後者は、クリアするだけでギリギリの難易度であり、とてもじゃないが高評価なんて狙っていられない。 評価点 音楽はそれなりにカンフー映画っぽさがあり、まともな出来。 ミニゲームは難易度のばらつきを除けば普通。 どれも単純かつオリジナリティーも無いが、本作において 数少ない「ちゃんと遊べる」部分 である。 非常に簡単にクリアできるため、いわゆる「進めなくてストレスの溜まる」部類のクソゲーではない。 律儀に雑魚を全部倒して進んでいたプレイヤーが、全部スルーするのが最適解だと気付いたタイミングでは 別のストレスが溜まりそう ではあるが。 総評 とにかくゲームデザインが根本的に間違っており、 アクションゲームとして成立していない と言われても文句の言えない作品。 雑魚敵全スルーが可能かつ最適解、ボスもモンキーモードで無敵突破が基本というあんまりなゲーム進行を筆頭に、 当たり判定やカメラワークも雑、爽快感も皆無と率直に言って褒めるところが見当たらない。 SIMPLEシリーズらしく「カンフーっぽさ」でバカゲー的な趣を出したところが唯一の特長だが、 そちらもシナリオは適当、台詞は棒読みと投げやりで、まともに作っているのは音楽とデザインぐらいである。 負のインパクトでは『THE 男たちの機銃砲座』には劣るものの、純粋な出来としては(マイナス方向に)勝るとも劣らないシリーズ最底辺クラスの作品と言えよう。 余談 キャラクターの動きは、大阪にある道場「大阪武術文化研究会」(*1)の武道家からキャプチャーをしている……らしい。 だが、有効に働いたとは全く言えず、リアル感も無く、かと言って迫力・爽快感も無いという何とも微妙なものに仕上がってしまっている。 よりによって、発売日がSIMPLEシリーズの代表作のひとつ『THE 地球防衛軍2』と一緒である。 名作地球防衛軍シリーズの2作とも SIMPLEシリーズを代表するクソゲーと同日発売 というのも不思議な話である。 SIMPLEシリーズだから大目に見られる……ということもなく、KOTY2005の次点となった。 PCエンジン最初期のソフトに『THE 功夫』というゲームがあるが、無関係。 なお、そちらは「ザ クンフー」と読む。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5605.html
ドラえもんカート 【どらえもんかーと】 ジャンル レース 対応機種 ゲームボーイ 発売元 エポック社 開発元 エム・ティー・オー 夏システム 発売日 1998年3月20日 価格 3,980円(税別) 書換 ニンテンドウパワー2000年11月1日/1,000円/F×2・B×1 プレイ人数 1人(対戦時2人) セーブデータ 1個(バッテリーバックアップ) 周辺機器 通信ケーブル、スーパーゲームボーイ対応 判定 クソゲー ポイント 敵は画面のチラつき難しいコースほど簡単になる狂ったバランスアクセルベタ踏み推奨原作要素は割と反映されている ドラえもんシリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 概要 ドラえもんゲーの中でも珍しいレースゲーム。簡単に言えば『マリオカート』のドラえもん版。 のび太たちがひみつ道具「はこにわカート」で作ったコースを使い、カートとひみつ道具を駆使して1位を目指す。 特徴 ゲームは「シナリオモード」「VSモード」「タイムアタック」の3つのゲームが遊べる。 シナリオモードは最初に5人の中から好きなキャラを選び、5つのコースを好きな順番でクリアしていくモード。 コースにはレベルが設定されており、そのレベルのコース全てで1位になると次のレベルに進める。レベルが上がるごとにコースが複雑になっていくのだが…。 レベル3をクリアするとエンディング。クリア後はドラミちゃんが使える2周目が遊べ、新コースが追加される。 VSモードは通信ケーブルで対戦が出来る。CPUとの対戦は不可。 タイムアタックは好きなキャラで好きなコースのタイムアタックが出来る。選べるコースはシナリオモードで出現したコースのみ。 問題点 頻発するちらつき。 本作最大の問題点。近くに他のキャラクターがいるだけで激しく画面がちらつくため非常に見づらい。 タイムアタックではちらつかないので、純粋に複数キャラの処理が重いだけの模様。 SEがほとんど存在しない。 カートのエンジン音や妨害を受けた時の音もないため、気づいたら妨害されていたという事が起きやすい。 レース開始時のシグナルの音すらない。レース中は自分がアイテムを使った時くらいしかSEは鳴らないため非常に地味。 セーブデータが1つで完全固定。 1度データを作ってしまうとキャラクター選択も不可能になってしまう。別のキャラでプレイする場合は最初からプレイするかEDに到達する必要がある。 コースのレベルなどもリセットされてしまう。ドラミちゃんを使う場合も「つづきから」を選ばないと使えなくなってしまう。 なお、クリア後に遊べる2周目もやはりレベルがリセットされて最初からになってしまう。 2周目でエンディングをみた後はレベル、キャラクターを自由に選べるようになるが、なぜ最初からこうしなかったと言わざるをえない。 レースゲームとしてみても不満点が多い。 コースは平坦であり、形以外の違いは背景か使用カートのみ。 簡素過ぎて別のコースを走っている感じがあまりせず、作業ゲーム感を助長させてしまっている。 コースのレベルとクリア難易度がかみ合っていない。 一見ジャイアンのぐねぐねとしたコースが一番難しそうに見えるのだが、本作のCPUはコーナリングが苦手なためカーブが多いコースほど簡単にクリアできてしまう傾向にある。そのため、シンプルで走りやすいのび太のコースが一番難しい、という矛盾が発生してしまっている。 ゲームが進むと必然的に複雑なコースが増えていくが、その分難易度は下がっていく。 基本的に減速するメリットはなく、アクセルは常に踏み続けていれば良い。むしろ減速するとあっという間に抜かれる。 一応、上記の複雑なコースなら減速もアリだが、そんな事をしなくてもCPUが勝手に遅れていくためほぼ意味はない。 キャラごとの性能差は存在する…が、正直実感できないレベル。 シナリオモードではCPUに異常なほどの加速補正があり、レーススタートと同時にプレイヤーを置いて全員スタートダッシュして後ろから抜いていく展開になるので、余計性能差など感じられるはずがない。 ただし、ドラえもんとドラミちゃんはキャラ性能が低い代わりにひみつ道具を無制限に使えるというとんでもないキャラ。攻撃アイテム使い放題なのでヌルゲーがさらにヌルゲー化する。 レベルが上がると下がる難易度、どれも同じに見えるコースなどにより、後半になるほど作業感が強くなっていく。 「シナリオモード」というモード名だが、特にシナリオはない。 冒頭でレースをする事になった経緯が語られるくらい。 一応エンディングは1周目と2周目で別々のものが用意されている。 パッケージやポスターでは「みんなの作ったコースでレースをたのしもう!」と書かれているが、コースを作成するモードは存在しない。 「みんなの作った」というのは「のび太たちが作った」という意味なのだが、非常に紛らわしい。ある意味広告詐欺。 評価点 ひみつ道具による効果は特徴的なものも存在する。 左右の操作が逆転する「アベコンベ」、一定時間空を飛んで一部の妨害やコース際の減速効果などを受けない「タケコプター」など。ドラえもんらしい点は再現出来ている。 クソゲーのお約束通りBGMは良い。 意外とグラフィックも悪くない。 コース背景はキャラごとの特色が出ており、コースによってカートのデザインが変わるなど意外と凝っている。 キャラクターの表情やアクションが豊富。 操作キャラが下に表示され、抜いたり抜かれたりする度に一喜一憂する様は見ていて楽しい。 CPUキャラが妨害を仕掛ける際、仕掛けてきたキャラが笑顔で表示されるため、誰がアイテムで妨害してきたかわかる。 ただし、置きアイテムを置くだけでも妨害行動扱いされるのでその場合何が起きたかわかりづらい。 アイテム攻撃を受けた際も受けたアイテムによりカートが固有のアクションを起こす。 ころばしやで攻撃されるとちゃんとすっころぶ。アタールガンに至っては専用のやられグラフィック付きである。なぜ用意したのかさっぱりわからないが…。 総評 レースゲームとしては正直不出来である。GBという機種の中で何とかしようとした結果、様々な問題点が出てしまった。 ドラえもんを題材としたゲームの中でも屈指の低評価を得ているクソゲー。 プレイヤーからの評価は散々だったが、そこそこ売れたのか続編が製作された。
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/684.html
2015年総評案4 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ これをもって主要なエントリー作品の紹介を終了し、大賞及び次点と受賞理由の発表に移る。 2015年の大賞争いは、隙の無い絶対強者が現れず混戦となった。 最多勢力は粗製濫造された量産型クソゲーである。 品質向上に要する様々な力が足りず完成度が低い、ただそれだけの粗悪品。 そんな矮小な枠からいかに脱却するかが、さらなる低みへと至る鍵となる。 好例として、新たな資金調達法と並外れた薄さのコンボで詐欺寸前にまで迫った『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』と、頭の痛くなる文章を徹底することで笑うしかない領域へと踏み込んだ『ANOTHER POSSIBILITY』を挙げておきたい。 しかし更なる存在感を示したのは、どれも一長一短がある曲者達であった。 新主人公によってシナリオの大部分がヒロイン達の魅力ごと壊滅させられたものの、SLG部分には遊べる余地がある『戦極姫6』。 総じて拙く笑いに転じた部分も多いが、ボリューム不足が祟って小柄感が払拭しきれない『不条理世界の探偵令嬢』。 そして、ゲーム部分が単純作業すぎて娯楽になっていない一方で、特に量においてエロCGが充実している『Love and Peace』。 エロゲー及びクソゲーに何を求めるのかによって、これら3作への評価には個人差が大きい。 果たして支持は分かれ、議論はさながらジャンケンで最も強い手を決めようとしたかのように堂々巡りとなる。 追検証と再三の意見調整も解決の決め手にはならず、こじれにこじれた膠着状態は2ヶ月以上に及んだ。 総評案執筆者のみによる合議という特別措置の発動を経て、ようやく見出された判断基準が「クソゲーを語るスレたるKOTYeとの親和性」である。 クソゲーベクトルの大きさを比較しても決着がつかないなら、向きすなわち性質の差に着目して勝敗を決するよりほかはない。 この視点に立って3作のクソさの核を見てみると、全面的に稚拙ながら小型な『不条理世界の探偵令嬢』と、長いがワンパターンな『Love and Peace』は、クソゲーとしても語るネタとしても広がりに欠ける傾向が否めない。 対して『戦極姫6』は、ダメ主人公というありがちな核にもかかわらず独創的とまで評された。 徹頭徹尾やり捨てという一点の狂いが広範囲に波及し、テンプレ王道ハーレムがまったくの別物へと変貌した、空前の劇的暗転ゆえである。 力不足や手抜きから生じる縮こまったつまらなさと、要点を履き違えた挑戦が創り上げた伸びやかな負のオリジナリティ。 今回は、クソゲーを語るスレにとって比較的望ましい方向性として後者に重きを置き、その傾向が最も強いものを勝者としたい。 そしてそれを、「クソエロゲーとは?」という永遠の命題に対して現時点で出せる答えのひとつと信ずる。 以上を踏まえ、 次点は 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』 『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』 『ANOTHER POSSIBILITY』 『Love and Peace』 とし、 そして栄えある大賞は 『戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~』 に授与することで、修羅の国の新たな地平を切り拓いた猪武者への手向けとする。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2922.html
元気爆発ガンバルガー 【げんきばくはつがんばるがー】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイ 発売元 トミー 開発元 さんえる 発売日 1992年11月27日 定価 3,800円(税別) 判定 クソゲー ポイント 前作からまるで成長なしジャンプキックが全てファミ通クロスレビュー13点「何が面白いのか全く分からん」 概要 問題点 評価点 総評 余談 概要 当時放送されていた人気アニメ『元気爆発ガンバルガー』をゲーム化したもの。 横スクロールアクションに対戦格闘風タイマンバトルをミックスしたようなゲーム内容。全3面+ラスボスステージ。 使用する機体はガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーの3体から選ぶことができる。 通信対戦も可能。 問題点 入力に対する反応が鈍く、動作はもっさりもさもさ。オブジェクトが少ないのに処理落ちも起こす。 ゲームバランスも劣悪で、ひたすらジャンプキックを繰り返すだけでクリア可能。 通常攻撃は敵に当てにくく、飛び道具は隙が大きいので使いにくい。結局ジャンプキックしか使えない。 特殊攻撃で飛び道具が使え、意味はあまり無いが変形も可能なリボルガーやゲキリュウガーに比べ、変形も飛び道具も無いガンバルガーは選択するメリットが皆無。いずれにしろジャンプキッ(r ゲキリュウガーの特殊攻撃はロケットパンチだが、そんな武装は原作に無い。玩具にも無い。 難易度は3段階だが、どの難易度でもジャンプキックなら楽勝、それ以外だと困難なのは不変。 ステージ4に入ると機体がグレートガンバルガーにパワーアップするが、何が変わったのかさっぱり分からないレベル。 特殊攻撃も全然使えない。やっぱりジャンプキッ(ry ステージはたったの5面しかない。1時間もあればクリアできるボリュームである。 ステージ1~3はただの一本道で、穴やダメージ床はおろか、ジャンプで飛び越すべき障害物すらない。そのうえ短い。 ザコ敵は1体ずつしか登場せず、倒さなくてもジャンプしまくってればスルーできてしまう。またほっておいても勝手に逃げ出し、次のザコに交代する。 そうしてザコが5体ほど登場した後にボス戦となり、すぐ終了する。 ステージ4と5にいたっては、始まった瞬間ボス敵と一騎打ちするだけ。 実はガンバルガー自体も元は3体のロボットが合体したものだが、ゲーム中その合体前の3体の姿は登場しない。 ゲーム中でもガンバルガーが変形しないのは、合体後の別形態がないためである。これは原作通りなので問題はない。 番組中盤以降でも、リボルガー、ゲキリュウガーが登場してからは合体後のガンバルガーが主力となっており、他2体とも能力やスケールを合わせるためにも仕方ないとも言えるが…。 イベントグラフィックは微妙に下手で、原作アニメと比べて違和感がぬぐえない代物。 評価点 BGMは前作よりはまともなものが多い。 致命的なバグは特に存在せず、その点に関する心配は必要はない。 総評 ゲームボーイということを考慮してもなお薄すぎるボリューム、崩壊したゲームバランスはクソゲー以外の何者でもない。 そりゃあ13点にもなろうというものである。トミーは『絶対無敵ライジンオー』に続いてまたやらかしてしまった。 翌年、エルドラン3部作の最後を締めくくるような形で『熱血最強ゴウザウラー』が放送されたが、この番組のゲームが出なかったのは幸と言うべきか、不幸と言うべきか。 余談 ファミ通クロスレビューでは貫禄の13点(4/3/4/2)を獲得。その文面も「なにが(どこが)おもしろいのかまったくわからん」「主人公たちの攻撃方法が地味すぎ」「なんていうかこう、作業的な感じがするんだよね」という悲惨極まりないものであった。こちらのサイトでレビュー内容が見られる→「れとろげーむまにあ(跡地)」 余談だがこの週のクロスレビュー担当者には歴代レビュアーの中でも屈指の辛口として有名だったTACOX氏がいる。 ちなみに、『修羅の門 (PS)』が12点、『デスクリムゾン』が13点である。
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/675.html
「どうしたの? あらたまって話がしたいなんて。珍しいこともあるものね」 ペリドットのマスター君が訪ねてきた。相変らず、からかいがいのある可愛い顔をしている。 こういう顔を見るとウズウズするのは年増女の性癖なのだろうか? いやいや、年増なんて思っちゃダメよ真珠。年月を重ねた真珠は大きさも輝きも増すのだから……。 「あの……」 「ああ、ごめんなさい。あがってちょうだいな」 居間へ彼を通す。私のプライベートな場所だけど、彼ならいいだろう。 「で、何の話かしら?」 「実は、ペリドットの誕生日がいつなのか知りたいんです」 「あら、そんなことなの。なんだ……私はもっとドロドロした相談かと思って期待してたのに」 「そんな期待されても……昼メロじゃないんですから……」 「残念ね……」 本当に残念だわ。私の知識と教養、そして美貌を生かせないなんて……まあ、しかたないわね。 「ペリドットの誕生日ねぇ。ねえ、それを聞いてどうするのかしら?」 「いやぁ、実はふだんのお礼も兼ねてプレゼントを贈りたいなぁ……なんてことを思いついたものですから」 「プレゼントねぇ。いいわねぇ。こんなにも想ってもらって。我が妹ながら嫉妬するわ」 「あ、あの、真珠姐さんの誕生日も教えていただければ……」 「いいのよ、気をつかわなくても」 貴方が欲しいって誘惑したら困るでしょ。困った顔も見てみたい気もするけどね。 いけないお姉様っていうのも、面白いかしらね。 ま、あの娘が悲しむ顔は見たくないし、妄想だけで止めとくわ。 「誕生日ねぇ……正直言って記憶がはっきりしないのよね。なんせ昔のことだから」 「そこをなんとか。本人には聞きずらいことなもので」 「そうねぇ……日差しが穏やかな季節だったわ。草木が芽吹くころだったかしら。ちょうど今ごろね。木蓮の白い花に囲まれたなかで、ふっくらとした柔らかそうな頬と唇で、小さな女の子が眠っていたわ。私の膝の上で目を覚まして、オリーブグリーンの瞳をキラキラさせて、私を見上げてにっこり微笑んだのよ。『はじめまして、姉様』って、言ったわ。とても愛らしい声でね。いまの天河石より少し幼いくらいだったかしら……」 「そんなことが……」 「あったのよ……昔々の話だけどね。だから、正直なことを言うとね、いつ生まれたのかは私にもわからないのよ。ただ、私がベリドットのことを知ったのはそのとき。それからは姉妹で仲よくやってきたわ。ときどき、喧嘩もしたけどね」 「そうなんですか……」 「でもね、私たち宝石乙女には誕生日なんていう概念はないのよ。私たちは人に必要とされたから存在している。これはわかるわね? だから、必要としてくれるマスターと出合ったとき、それが私たちの誕生日だと言えるわ。貴方とあの娘が出会ってから半年が過ぎたわね。二人の関係も進展しているようで安心しているわ。これからも頼むわね」 「それはもちろんです」 お酒を勧めたが丁寧に辞された。まっすぐに家に帰るなんて、愛妻家かしら? 「あまり役に立てなくて悪いわね」 「いえ、ペリドットの子供のころの話が聞けただけでも収穫ですよ」 「あ、そうそう。物を贈るのもいいけれど、時間を贈るっていうのはどうかしら?」 「時間ですか?」 「そう。たとえば、あの娘の庭園の仕事を手伝うとか。一緒に植物を育てるのもいいわね。野菜を収穫したり、木の実を拾ったり。私なら、自分のプライベートな時間と価値観を共有できる人がいると嬉しいわ。忙しい貴方でも、頑張ればなんとかできるでしょ? 女ってね、自分のために頑張ってくれる姿がたまらなく嬉しいものなのよ」 「なるほど……どうも僕は女心に疎いようでして……」 「本当にねぇ……」 「真珠さん、それフォローになってません……」 「あら、ごめんなさい」 身支度を済ませて玄関へ向かう彼。いい男ね。 「最後に質問してもいいかしら?」 「なんですか?」 「貴方の目には、私はどう見えるかしら?」 「……綺麗ですよ。とてもね」 「……そう。ありがと」 「それがなにか?」 「いいのよ。こっちのこと」 ふう……。 「今日はありがとうございました」 「いいのよ。またいらっしゃい。ペリドットといっしょでも、一人でも。お酒につき合ってくれる相手が欲しいのよね」 「か、考えておきます。それでは、失礼します」 ふふっ、逃げられたか……そっか……見えないか……残念ね……。 ◇ ◇ ◇ ◇ 真珠さんにも困ったね。あんなに色っぽく艶然と『貴方の目には、私はどう見えるかしら?』なんて聞かれたら言葉に詰まるじゃないか……しかし、おっそろしく綺麗な人だよな。マリリン・モンローが天国で歯軋りしてるよ。まったく。お酒が入ったら……見てみたいかも……。 さて、家に帰ろうか。彼女が待ってるから。