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「真のクソゲーを見せてやろう…」 解説 ぎりぎり格ゲーをしてる凶~狂下位によるチームトーナメント。 台パンレベルの18チーム全72人が出場。 各ブロックで4vs4のチーム戦を行い、勝利数の多い上位2チームが決勝リーグに進出。 またpartの最後にボス戦を行い、勝てば2勝分のポイントを得る事が出来る。 なお、「クソゲー」と題してはいるものの、 あくまで「ギリギリ格ゲーをやっているチート勢の集まり」といった意味合いなので、 くれぐれも、ぬーく氏への悪口やキャラ叩きはご法度である。 キャラを叩くな、台を叩け。 出場チーム・キャラクター Aブロック + ... 忍者オールスターチップ 服部半蔵 汚い忍者 ストライダー飛竜 人は刀で斬られると死ぬ壬無月斬紅郎 マスター守矢 嘉神慎之介 ジョニー 正統派ボス神人豪鬼 ゲーニッツ96 ルガール2002 ヨハン・カスパール 真っ黒ォ!オズワルド エディ グスタフ K 世紀末四兄弟ジャギ ケンシロウ ラオウ トキ 若さはパワー真田幸村 空条承太郎 Gアデル 緋雨閑丸 Bブロック + ... 神様ムラクモ ギル ミズチ ミルドレッド・アヴァロン 最強の動物ガロン ライオンくん まんぼう エルクゥ 無限STGバレッタ 禍忌 パチュリー・ノーレッジ サキエル おっさんボス黄龍 クラウザー 東方不敗 マスターギース 安心の吸引力大門五郎 ザンギエフ 四条雛子 ゴンザレス MVC四皇ストーム ケーブル マグニートー センチネル Cブロック + ... 筋肉100%アレックス ヴェノム ハルク ジャガーノート やかましい!キワミ 紗夢 プリンセス・シシー 天草四郎時貞 オリジナルDragonClaw 竜子2nd CLOUD AWE Psyqhical 軍人アカツキ ガイル ポチョムキン ジェネラル 血が大好き?レミリア・スカーレット モーラ 影ディオ アナザーブラッド 数の暴力春日舞織 レイセンズ エレクトロゾルダーテン カムラナート ボス + ... さいごのスターマン キラーマジンガ ハイパーブロリー上記三名のうちランセレで一名選択し、対戦 関連大会 ありえん!チームトーナメント 凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント 凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント2 コメント + ネタバレ注意 よくありそうな大会だがそれでも面白そうだ。 -- 名無しさん (2010-10-13 16 42 32) よく見ると下のマイリスが違ってるな -- 名無しさん (2010-10-13 16 45 31) 追加枠でもいいからぜひ64マリオを -- 名無しさん (2010-10-13 17 59 55) クソゲーと言いつつ今んとこ妙にいい勝負になってるのが面白い。 -- 名無しさん (2010-10-13 18 34 45) ゲップが出そうなくらい定番の面子ばっかなのと大将が実力的に抜けすぎてて大将ゲーにしかならんのが難だな -- 名無しさん (2010-10-13 19 19 49) 最近こういう大会見てなかったから楽しめたな、これは期待だ -- 名無しさん (2010-10-13 21 08 43) どうにもこうにも「クソ」という表現がいただけない。「クソキャラ集めました」という意味では勿論ないだろうが、そのクソゲーたる大会を開けているのは誰のおかげなのか考えてくれ。 -- 名無しさん (2010-10-13 21 24 40) 少なくとも君のお陰じゃないな。 -- 名無しさん (2010-10-13 22 16 51) しょうもない煽りはいらんのよ -- 名無しさん (2010-10-13 22 25 37) 定番中の定番だが、ポテチのうす塩が一番美味しい感覚でこれもまた良い。水戸黄門のような安心感があるな。 -- 名無しさん (2010-10-13 22 34 16) このタイミングでページ作成者自らがしゃしゃり出て来るってどんな展開なんだろうか -- 名無しさん (2010-10-13 22 48 32) ↑普通に応援しているだけだが、なにか気に障ったならすまん。 -- 名無しさん (2010-10-13 23 02 38) いや別に。直前に変なのに絡まれたからその流れかと勘ぐっただけだ。申し訳ない。 -- 名無しさん (2010-10-13 23 14 45) クラウドやセンチネルあたりはこの手の動画であんまり活躍してる印象ないから頑張ってほしいな -- 名無しさん (2010-10-14 00 55 38) あまり伸びなかったけど この人の前トナメは面白かったので今回も応援。 -- 名無しさん (2010-10-14 09 11 19) ↑このうp主は大会動画今回が初じゃね? -- 名無しさん (2010-10-14 11 32 08) センチがんばってたな。あれくらいの調整ならカマセになる事はなさそうだ -- 名無しさん (2010-10-14 12 17 15) 閑丸初めて見たけどやばいな、モヒカン氏AIトキがあっさり負けるとか -- 名無しさん (2010-10-14 12 28 51) うんこセンチは大会初出かね?スパイダーマンとかケンも見たかったな -- 名無しさん (2010-10-14 12 37 26) ↑×2 動画コメでも言われてるが、あの二人は最初に触った方が勝ちなんで実際は互角に近いよ。今回は閑丸に運があった。 -- 名無しさん (2010-10-14 13 06 37) Hブロがやけにミーティア撃つと思ったら、このうp主、Hブロの自重しないAI作ってた人っぽいな 道理でw -- 名無しさん (2010-10-14 13 58 15) センチ自重してなかったら勝ってたんだな -- 名無しさん (2010-10-14 18 15 06) 誰だよHブロが一番楽とか言ってたのは・・・ -- 名無しさん (2010-10-14 18 43 03) ↑実際ラクだろ、のけぞるし傘なら勝てるかも -- 名無しさん (2010-10-14 19 01 36) 傘はHブロリーにガン不利だぞ。開幕とび蹴り→運送コンボに以降されたら手も足も出ない。ブロリーがスローイングブラスターを出せば刺せるから大抵傘が勝つがな。ミーティアそこそこ使うとはいえあんまり瞬間移動使わんしスローイングブラスターがある分まだ有情ではある -- 名無しさん (2010-10-14 23 57 08) ↑「スローイングブラスターを出せば刺さるから、その場合は大抵傘が勝つがな」だな -- 名無しさん (2010-10-14 23 58 43) タッグだと傘側に有利がつくことが多いが、タイマンはさせてくれん……w -- 名無しさん (2010-10-15 00 39 50) サキエルェ……。マスギが弱体調整受けたのは副将が十分強かったからか -- 名無しさん (2010-10-15 11 51 40) 相性が良かったとはいえこのレベルで大将温存できるとは思わんかった。 -- 名無しさん (2010-10-15 19 34 51) 新作ktkr。オリチームは大将がやや不安だったがなんとかなるもんだな。そしてアナブラは何が起こったんだw -- 名無しさん (2010-10-16 19 29 04) part2動画コメのデフォセンチがHブロに勝った動画があるってコメがあるけど、なんの動画かわかる人いるかい?まさか真の凶のことを言ってるわけではないだろうし…あれは通常ブロリーだしセンチも違うやつだし -- 名無しさん (2010-10-16 21 20 26) いやー良いクソゲーだな。一瞬で勝負決まったりするのおもしれぇ -- 名無しさん (2010-10-17 08 57 02) 更新きたぜ -- 名無しさん (2010-10-20 11 59 26) ラオウ惜しかったな。 -- 名無しさん (2010-10-20 12 43 21) 更新きた、モーラどうなってんだよwwwwwwww -- 名無しさん (2010-10-30 03 47 42) ベノムすげえー、なんか感動した。 -- 名無しさん (2010-10-30 20 50 51) スターマンひっでぇwwww -- 名無しさん (2010-11-04 16 37 47) 適当にボス入れ替えてくんないかな。ブロリーはともかくマジンガとスターマンは動きなさすぎて -- 名無しさん (2010-11-04 20 29 20) いやぁ良いクソゲーだった -- 名無しさん (2010-11-07 01 53 06) 金グローブK'さすがだなあ、ただ強いだけじゃなく魅せるのがいいわ(ただ強いのもそれはそれで面白いよ、念のため -- 名無しさん (2010-11-07 02 33 14) K -- 名無しさん (2010-11-07 07 51 34) K'は技が派手だから見栄えはいいだろうが、他の部分は他の大将クラスのキャラと何も変わらんと思うけどな。AIに遊びがあるわけでもないし。 -- 名無しさん (2010-11-07 07 56 52) 金グロは魅せるんじゃなくて技が派手なだけ -- 名無しさん (2010-11-07 22 57 08) この動画が伸びない不思議。イイ大会なのにな。まあ荒れるよりましか -- 名無しさん (2010-11-08 17 08 55) 今のmugen動画の中では十分でしょ。変なコメも湧かないから快適 -- 名無しさん (2010-11-08 18 11 54) 上でも言われてるけど面子がありきたりすぎるし -- 名無しさん (2010-11-08 18 16 00) 先鋒、次鋒と副将、大将が実力近いから面白い試合が多いな。 -- 名無しさん (2010-11-08 18 22 45) ↑の続き、後は自重のゼットンみたいなキャッチ的なボスがいればもっと伸びると思う -- 名無しさん (2010-11-08 18 27 28) 更新キタ!なんと言うか、まさかの展開だったわ…w -- 名無しさん (2010-11-15 05 38 18) 凶チームは面白い取り合わせがたくさんある上に噛み合うから、次回以降も是非このクラス、こんな感じの企画で作って欲しいな。今から期待してる -- 名無しさん (2010-11-16 21 18 35) 今回の選抜戦のメンツを見てこの主は本当にバランス分かってるなと思ったわ -- 名無しさん (2010-12-02 05 26 42) バランス取れた凶トナメは派手さもあって最高だね。 -- 名無しさん (2010-12-02 16 33 28) 正直今まで見た凶大会で1番安心してみれるわ。 -- 名無しさん (2010-12-02 18 32 10) 普通に面白いwwwレベルが先鋒、次鋒、副将、大将がレベルがかなり近いせいか、連勝することもあるし。なにより爽快 -- 名無しさん (2010-12-17 03 22 26) 決勝まで実に凶キャラ大会らしい大会でした。お疲れ様ー -- 名無しさん (2010-12-23 18 52 25) 最後までバランス取れた良い大会だった、まさに驚異のバランス感覚でした -- 名無しさん (2010-12-23 21 17 12) いやー見応えあったわ。最後あのキャラが勝つとは正直思わんかったw面目躍如やね、乙です -- 名無しさん (2010-12-24 02 29 40) まだオマケはあるみたいだけど、一先、完走お疲れ様でした。見ごたえあったし、バランス調整も見事と言わざる得ない -- 名無しさん (2010-12-24 03 26 10) 更新速度、内容どちらも素晴らしい大会でした。次回もこの路線でやって欲しい -- 名無しさん (2010-12-24 11 13 37) おまけが始まったね こっちの方も良い感じだね。 -- 名無しさん (2011-01-04 06 59 36) おまけも凄くいいねー。また楽しみだw -- 名無しさん (2011-01-04 17 07 34) 神狂は何やってるかわからない、強並ではカオスが足りないから凶が一番好きだな。 -- 名無しさん (2011-01-04 23 05 51) 大将連中は凶じゃなく狂下位あたりがほとんどだよ -- 名無しさん (2011-01-04 23 59 21) 大将はマスギクラスだな -- 名無しさん (2011-01-07 00 25 55) 凶~狂下位ぐらいが見てて一番面白い、なにやってるかわかるし。狂中位以上は見てて理不尽すぎるw -- 名無しさん (2011-01-16 09 27 22) いやー面白かった。ぬーく氏、感動と笑いと良い意味のクソゲーを有難う御座いました。 -- 名無しさん (2011-01-26 21 31 47) 面白かったです。 -- 名無しさん (2011-01-26 22 37 18) お疲れ様です、面白かった。 やっぱこの辺のランクがMUGENの華だな、神~狂中位は格ゲーと言うよりはMUGENの限界テストで云わば学問みたいなもん、このランクが強さと魅せを両立するギリギリだと思う。 勿論、異論は認める。 -- 名無しさん (2011-01-27 01 55 04) 本編もオマケも面白かったです。今まで有難う!お疲れ様でした。 個人的にこれぐらいのランクが一番好きなのでもし次回があるなら また凶から狂下位くらいが良いなぁ -- 名無しさん (2011-01-27 11 09 13) 名前 コメント
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1 :ゲーム好き名無しさん :2006/04/29(土) 20 36 04 ID IwtOUMLj クソガキなので当然ファミコンもスーファミも持っていないが、エミュがあるから大丈夫 レビューにレゲーが多いのは、既に沢山の人が評論していて真似がラクだから 猿真似のフォント拡大 フォント色変えで、面白くも無い所を大げさに強調する クソゲー呼ばわりされたソフトがあれば、ちょろっと2、3分プレイしてレビュー けなす事だけに快感を覚えていて、ゲームに対する根本的な愛情はゼロ 馬鹿なので既に人が言った事をなぞるだけで深みが無い、良い点も探せない 人の真似、二番煎じばかりで文体も内容もオリジナリティが無い、口調まで似ている始末 内容の無さを臆面も無く使ったエミュ画像で誤魔化そうとする 言い捨て系、断言、乱暴な口調が多く無駄に人を不愉快にさせる(それもパクリ) レビューの内容が面白いと思ってるのは本人と馬鹿なクソガキだけで、全てのレゲーマーを不快にしながら生きている 自分がクリアできないゲームはすべてクソゲー呼ばわり 上記に該当するサイトについて考えるスレです。 また、レビューそのものについて考察するのもOKです。 前スレ ★ エミュ厨のガキが作成したクソゲーレビューサイトの特徴 ★ http //game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1146310564/ 解説 「エミュ厨のガキが作成したクソゲーレビューサイトの特徴」の続編スレッド。流石に前スレッドで出尽くしたのか、スレッドの進展具合はとても緩やか。また個々の持論を展開する賢者が時折現れ、その都度紛糾している。 次第に、「自分たちがやっていることは、(クソゲーレビューを書いている)連中と同じではないか」という考え方もされ始めており、現在はその在り方を模索する方向に向かっているような、そうでもないような。 番号は紹介されたときのレス番号です。番号は紹介されたページへ、「出典」はそのページのあるサイトのトップに飛びます。 リンク先で何があっても当方では責任を負えませんので、突撃などの荒らし行為はお勧めいたしません。生暖かく見守ることに徹したほうが吉です。 リンク先のサイト様(いくらかは閉鎖してますが)も、何か言われても華麗にスルーしてくださいませ。 厨房的クソゲーレビューサイトの特徴 2 http //game11.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1161482161/l50 紹介に挙がったサイト・ページ 021出典:阿部ラジヲ 107出典:REIN RIESE 148出典:がんもどきのホームページ 221出典:Jap in the Box 248出典:ハフダニプレジャーランド ※未掲載のものも、そのうち追加予定です。情報も募集中です。
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総評 ジョーカーの国のアリス 総評 断罪のマリア 総評 ジョーカーの国のアリス 2008年は、またしてもQuinRose作品、『クリムゾン・エンパイア』が栄冠を手にした。 二年続けてPC破壊という力技で大賞を奪われたショックからか、年明けのスレには、 生半可なクソでは候補に上ることすら許されないような緊張感が漂っていた。 だが、2009年は約束されたクソゲーのある年でもあった。 一昨年と昨年の2年に亘り、「強力すぎて他タイトルが対抗できない」と言われ、登場するなり 大賞を掻っ攫って不動の地位を確立したロゼから、今年は2タイトルの発売が予定されて いたのである。 発売から1年経過してもクロアリのバグを直せなかったロゼの実力を知る住人たちは、新作に 厳しい目を向けつつも、どこか緩んだ気分で日々を過ごしていた。 そんな中、ロゼの三冠を妨げるかのごとく踊り出たのが、花梨エンターテイメントが 送り込んだ『断罪のマリア THE EXORCISM OF MARIA』だった。 特筆すべきは、その余りの救いの少なさだろう。 メイン攻略キャラ7人のうち4人が悲恋エンドという、ユーザーの需要を無視した展開は プレイヤーを戦慄させ、「内容(シナリオ)だけならロゼの方が許せる」とまで言わしめた。 「恋愛すると天使の加護を失う」のを理由に、主人公を “トゥルーエンドで” 突然振る キャラがなんと複数。攻略できても心中エンドな敵キャラ。時には攻略キャラがバッドエンドで 惨殺死体となることもあり、キャラクターの様々な面を見ることができる構成だ。 キャラが被害者にも加害者にもなる、首切断を始めとする鬱グロ描写がふんだんに 盛り込まれ、憔悴するプレイヤーを気遣ってか、味方が「死ね」と連呼しながら自傷し、 敵を攻撃しようとするのだが全く効果が無いシーン、とても辛そうに敵を倒すがすぐに 忘れるキャラ、5行で終わる仲間の生還シーンなど、ささやかな笑いを誘うイベントが 時折挟まれるのも嬉しい仕様。 更には、「メイン攻略キャラの大半が、いずれ体中から羽が生え、繭になって死ぬ運命」 という設定で、辛うじてハッピーと呼べるエンディングを迎えたキャラからも妄想補完の 芽を摘み取る念の入りようは、ユーザーに何の恨みがあるのだろうかと深く考えさせられず にはいられない。 また、バックアップ不能というおまけの付いたセーブ消失バグがランダム発生、僅かな 萌えに背中を押され、有りもしないハッピーエンドを探し回るプレイヤーの無理をそっと 窘めてくれる親切設計も忘れてはならない。 閉鎖され、正規ユーザーにも見られないコンプ特典のおかげで、エンディングの余韻は いつまでも胸に残ることだろう。 さて、ここまで全くと言っていいほど乙女ゲーとしての本分を果たしていない断マリだが、 そのキャッチコピーに偽りなし。 「エクソシストは恋などしない」 ユーザーに一切媚びない独自路線を突き進んだ『断罪のマリア』の台頭により、年明け早々 住人の期待は高まるのだった。 昨年の大賞である「クリムゾン・エンパイア」の、アペンドディスク形式の続編、 『クリムゾン・ロワイヤル』。 インストール必須の前作「エンパイア」は、米国にて集団訴訟を起こされたプロテクトを搭載、 誤爆時にはOSごとふっ飛ばすほど強固に著作権を守ってくれる。 安くはないソフト2本分の代金にプラスして、自らの財産(PC)を脅かされるスリル。 特攻する者が現れるかどうかすらスレで長らく危ぶまれるほどだったが、勇者は現れた。 「57回目で数えるのをやめた」 「6ルート×15回の計90回ほどだった」 勇者たちのフリーズ報告は凄惨を極めた。 補足として付け足すまでもないが、勿論現在も完全パッチなど出ているはずも無い。 前作からのファンも、新規購入者も、プレイ環境に差を生まない。これがロゼ流の心遣い である。 クエストが更に無駄な難易度を増したことで恋愛イベントが遠ざかり、クエストの合間に 「そら、エサだぞ」と言わんばかりに始まるイベントはと言えば、全年齢の表示を裏切る 事後描写だけが増加。気合の入ったエロ厨以外お断りの内容であった。 ロゼは相変わらずの安定したポテンシャルを示したが、PCあぼん報告は出なかったため 前作の独走ぶりには届かず、断マリ派、ロワイヤル派、まだ見ぬジョーカーやその他の 新作に期待する派の間で議論百出、スレは大いに盛り上がっていった。 以降は少々小粒が続く。 攻略キャラの髪型を変えるために髪を燃やそうと企てる主人公など、笑えるクソゲーとして 注目が集まっていた『ルシアンビーズ』。 そういった広報が功を奏したと言っていいのか、下ネタ連発や判子シナリオなどのクソを 抱えつつも、プレイヤーは事前に覚悟完了。結果として「バカゲーとしても突き抜けたものが 無く、ネタゲー止まり」という寂しい評価となった。 他社の手による移植ということもあり、システム面での減点無く凡ゲーに収まるかと思われた PSP移植版『ハートの国のアリス』だが、ネガティブな主人公の独白まみれのテキスト、 数行のシーンで同じ単語を23回繰り返す、流されエロと殺人描写満載、ランダム要素に 振り回されてのロード地獄など、なかなかに錚々たるクソが揃っている。 良い点と言えば、バグに心を削られることなく、ひどい内容に集中できること。ロゼスクリプト の評判に怯えつつも好奇心を抑えきれない方には、安心して遊べるロゼゲーとしてお勧めしたい。 戦争中の戦艦が舞台で主人公は艦長、という設定の『リトルアンカー』は緩い作りであった。 「作戦中だけどお見舞いの千羽鶴皆で作って」を筆頭とする数々の脳内お花畑な言動で プレイヤーに頭を抱えさせた正規軍人主人公と、そんな主人公を容認する「優秀なクルー」 である攻略キャラたちが、設定に惹かれた購入者を果てしないツッコミ作業に送り込む。 「本格SF」や「シリアス戦争物」という単語が、「乙女ゲー」と結びつくことは今後も難しい だろうと再確認させてくれる悲しい証人だった。 前作「白き翼の章」が「W主人公でやってはいけないこと」を網羅した作りだったために、 このスレでも期待が寄せられていた『カヌチ 黒き翼の章』は、意外にも後編での修正を 図ってきた。辻褄無視の強引な恋愛展開をねじ込むことにより、サブ主人公マンセーで メイン主人公が放置されるという事態が無くなったのである。 物欲剥き出しの攻略対象、打ち切りマンガのような伏線放棄、キャラの理不尽な死亡展開、 面倒な鍛冶システムをやり込んでも努力が結末に何ら良い変化をもたらさない仕様、 フリーズバグなど問題点はあったが、白の章で生み出された累々たる屍を乗り越えて 『黒の章』を購入したユーザーにとっては微笑ましいようなクソさだったのだろう。見事、 「愛せるクソゲー」としての地位を獲得し、住人たちを和ませた。 『誰にでも裏がある』。カヌチに引き続き、乙女ゲーでWヒロイン作品を作り出すことは難しく、 そういう設定の時点で見えている地雷と判断すべきと教えてくれる一作。 売りである「攻略キャラの裏の顔」は発売前の予想そのままで、盛大に名前負け。 両主人公で攻略しないとキャラクリア後のおまけが見られない仕様で、両主人公で続けて プレイすると、片方に思い入れがあるプレイヤーは彼氏が浮気しているような感覚が味わえる。 更には無駄に厳しいフラグ制限、シナリオの矛盾がプレイヤーのMPを地味に削っていく。 残念ゲーと呼ぶに相応しい出来と言えるだろう。 奇妙なポーズの攻略キャラ画像で、バカゲーとして期待された『暗闇の果てで君を待つ』は、 発売前のネタ臭に反して地味な出来だった。 探索や会話を繰り返すゲームなのに、4回タッチしてようやく行動決定というインターフェース の悪さ、ぬるい謎解き、ほぼ全てのルートで同一内容のトリックには飛躍があるなど、 ミステリテイストに期待した者を悉く裏切る体たらくで、「乙女ゲーならこんなものか……」と プレイヤーを落胆させた。 レビュー投下の波も過ぎ、スレが過疎気味になりかけた頃だった。 10月末、年末の魔物にはやや早く、一昨年の大賞である「クローバーの国のアリス」の続編 『ジョーカーの国のアリス ~wonderful Wonder World~』が襲来した。 毎度バグの大漁旗を掲げてKOTYに登場し、バグゲクリエーターとして今や板外にまで 名を馳せつつあるロゼだが、ジョーカーではシステムが改善されている。 ……ロゼに倣っての誤字ではない。 『 改 善 』 されているのだ。 フリーズ激減、コンプ可能、ブルースクリーン報告は未だ無し、という異常事態。 飛ぶ鳥を落とし、魚を水面に浮かせるロゼの勢いにもついに翳りが見えたか。 ――……いいや、これが坂道の頂点だった。 まずは、乙女ゲ業界で初めて採用されたオンライン認証システムが、ユーザーに直撃する。 普通の企業なら複数回に設定する認証回数を、一回。将来的な認証解除の予定無し。 再認証手続きに必要な往復葉書はユーザー購入。記入不備があれば連絡も対応もされない。 要するに、ロゼに個人情報を渡したくない人間は再認証不可、サポート終了後の保証は無し。 さすがは企業対応に定評のあるロゼ、ネット社会では薄れがちな「画面の向こうに居る“人”」 の存在を感じられるサポート体制だ。 ジョーカーと名がつくだけあって、大変なババを掴まされてしまった感が否めない。 このゲーム一本で、デジタルデータがいかにコピーへの耐久性が高いものであるかを 実感すると同時に、プレイヤー自身の耐久性をも知ることができるだろう。 同時攻略不可にも関わらず、ルート中の恋愛イベントのおよそ5割が他キャラルートと 同じ内容。二種類の内容を二分割し、ツギハギで三種類に増やしたエンディング。 CGに関しても同様で、攻略対象の双子キャラがコピペで並ぶのに始まり、角度を変えて コピペを誤魔化し、他キャラルートに流用するのは当たり前。果ては内容の被ってない イベントにまで同じスチルを使い回し、画像を重ねる検証を行わなければどれが初見CG なのかもわからない。 ボリュームを売りの一つとした、フルプライスのファンディスク。腱鞘炎必至のクリック作業、 198ターンの中身がこれであった。 公式アナウンス無しの攻略対象詐欺。攻略キャラの一人と主人公の姉の殺害シーンを 通過しなければ見られない恋愛エンディングは、クリア時の後味を確実に悪くしてくれる。 公式でじっとり、いや「しっかりした性格」と紹介される主人公は、各ルートで音だけは 竹を割ったようにパカンパカンと足を開く、18禁ヒロイン顔負けの流されキャラ。 更には、笑顔で死体遺棄する攻略キャラや、殺される所を救われたと思ったら今度は助けに 来たキャラに殺されるなど、手抜き問題以外も重症だ。 これまでは「プレイできないゲーム」というインパクトの裏に隠れてしまっていたが、 フリーズ無しでも、生身一つでこれほどに強いということを、ロゼはこのジョーカーで 見せ付けた。 まさに女王の貫禄であった。 さて、候補作が出揃った所で、2009年のKOTY発表に移ろう。 鬱グロ失恋ゲーで、乙女ゲーの目的である恋愛を否定し、プレイヤーにハートブレイク ショットを打ち込んだ『断罪のマリア』。 フリーズ多発のクエスト地獄で、平和な日本にいながらにして地雷原を歩き回るような 体験ができる『クリムゾン・ロワイヤル』。 リサイクルを繰り返し過ぎて、トイレットペーパーにすら生まれ変われなくなった残骸 『ジョーカーの国のアリス』。 審査機関を通さない自称「全年齢」でのグロ&エロ、低国語力が存分に発揮された シナリオ、キャラのDQN行動、目を疑う企業対応と、画力のせいで全身が歪んだキャラで プレイヤーの顔を歪ませる点は、全て上記の3タイトルに共通する。 いずれ劣らぬ際立ったクソを備えたタイトル同士が激突し、議論は踊るに踊った。 「恋愛できない恋愛ゲーは乙女ゲ失格。後味が悪くても最後は結ばれるジョーカーより、 断マリの罪は明らかに重い」 「鬱グロはパッケージでも想像がつくし、少数でも切な萌えの需要はある。買わなければ コピペ祭りなんてわからない。この内容をフルプライスで売りつけたジョーカーの方が悪質」 それぞれの価値観により意見は対立。事態の解決を図り、W受賞や殿堂入り、 ハーフイヤー大賞などの例外的措置の案が出るものの、紛糾は激しさを増す一方だった。 そして、いつの間にか、大賞押しの総評すら出ないままロワイヤルの存在は忘れられた。 断マリとジョーカー、それぞれが抱えた病根は共に悪質で、どちらがより下であるかを 論理的に証明するのは、非常に困難を極める。 それでも、ここは一年間の大賞一つを決めるスレだ。 これから、上に書いた共通項以外の要素での対決を見てみよう。 前後の繋がらない健忘症シナリオと、同じ内容を何度も繰り返すアルツシナリオ。 乙女ゲーマーに唾を吐きつける総バッドエンドと、購入者を馬鹿にしきった水増し作業ゲー。 ここまで互角。 対策不能のセーブ消去バグと、凶悪な設定により限界まで上がった認証という名のハードル。 ――認証。これが、断マリとジョーカーを、これ以上無く明確に分ける要素だった。 断マリの「風のように気ままに姿を消すセーブデータ」「非恋愛ゲー」という点も凄まじい。 だが、絶望に苛まれても、再度立ち上がり、売って金銭的被害を減らすことは可能だ。 認証のあるゲームは、中古売買不可能なのである。 更にジョーカーには、昨日まで普通に起動できていたのに、いきなり認証情報が消える サプライズがあることが判明し、この先、往復葉書を何通買えばいいかもわからない。 フリーズが解消されてPCへの負荷が無くなったところで、何のことは無い。 「PCが壊れてプレイできないゲーム」が、「いつプレイできなくなるかわからないゲーム」に 変化しただけだったのだ。 熾烈な女王争いは、最後の最後に、ジョーカーが一歩上回った。 僅差とも呼べる一歩だが、一位のみを大賞とするKOTYでは絶対の差であった。 こうして、2009年の「乙女的クソゲーオブザイヤー」は、『ジョーカーの国のアリス』に決定した。 三たびの君臨。 それも、断マリとロワイヤルの猛追を振り切っての受賞だった。 『ジョーカーの国のアリス』、『断罪のマリア』、そしてフリーズ頻度だけを取って見れば 歴代最凶なのに、なぜか存在感の薄い『クリムゾン・ロワイヤル』。 クソ乙女ゲ御三家が繰り広げた三つ巴の戦いと、本家、分家のKOTYでも前人未到の 三年連続王者を生み出したロゼの伝説は、きっと長く人々の記憶に残ることだろう。 2009年。振り返って見れば、クソゲーそのものは豊作だった。 乙女ゲ界に新しいクソゲーの形を知らしめた断マリの登場で、滑り出しは快調。 予想通りの状態のロワイヤルが発売され、「今年はいい勝負が出来そうだ」という期待に 満ちていたスレは、ジョーカーが発売されてから場外乱闘の舞台となってしまった。 激しい戦いにより、スレはボロボロ。ゲーム内容は戦いの前からボロボロ。 ロゼや花梨に乙女ゲームを作らせることは、シロアリに家を建てさせるに等しい行為 だったのだろうか。 来年以降の両者の戦いがこのスレにどんな状況をもたらすか、半ば恐怖を伴う期待と 祈りを込めつつ、最後に、今年も体を張って乙女ゲ界の最底辺であり続けてくれたロゼに 以下の言葉を贈ることで、2009年の乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーを締めくくりたい。 「アリスパロも、大ボリュームも、大量CG、FD商法、大歓迎! 個性派主人公、シビアな展開、厨二病だって、気にしない! ※ただし良ゲーに限る」 総評 断罪のマリア 2009年―――振り返れば、まだ歴史浅いこのスレにとってかつて無い豊作の年であったといえよう 毎年QuinRoseの一人勝ちかと思われていたこのスレに今年は大賞レベルのクソが3つも降り注いだ 明確なセーブ領域を持たず容量の都合でセーブデータが吹っ飛ぶ可能性を秘め バックアップもままならぬ、何処までも報われない恋愛しない鬱グロゲー「断罪のマリア」 インスコ不良・フリーズの嵐、昨年度の大賞である本編無しでは起動しない見渡す限りの剥き出し地雷 何が悲しゅうてひたすら罵られるのか、孤独な誰得クエストゲー「クリムゾン・ロワイヤル」 まさかのライセンス認証、ありえないコピペCG祭り、あまつさえイベントすらコピペ 自称すぎる全年齢で双子√は3P確定です本当に(ry、人生を無駄にするクリック作業ゲー「ジョーカーの国のアリス」 新作を出すたびに更なるクソの極みを目指すロゼとそれに待ったをかけた花梨 いずれ劣らぬクソっぷりにスレは大いに賑わった 2月。2009年早々、乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーに期待の新星が現れた 花梨エンターテイメントが贈る「断罪のマリア」である いつのまにか惚れられている主人公、見る度に顔が違い身体は複雑骨折中の立ち絵 選択肢を一つ間違えたら愛すべき攻略対象が目玉を抉られ滅多刺し死体に。 攻略対象が自身を鞭打ちながらひたすらに数十回「死ね」を連呼し続ける、ユーザーへの精神攻撃 飛ばしても飛ばさなくても話の繋がらない健忘症キャラ達によるぶつ切りイベント フルコンプボーナスはweb上に「スタッフコメント」、しかも閉鎖中 数々のクソ要素に加え、バグではなく攻略出来ないというまさかの展開が待っていた 「エクソシストは恋などしない―――」パッケージに書かれているとはいえ 攻略対象7名各1EDで振られED悲恋ED心中ED生殺し状態ED かろうじて恋愛っぽいEDにはもれなく将来確実に不幸になる死亡フラグが立っている 眠る主人公の頬にキスを落とし、ようやく萌えターンかと見せかけて叩き落すどんでん返しな振られEDには ほとんどのユーザーが本気でどこかフラグを立て忘れたのだと思ったことだろう いつのまに恋愛フラグが立ったのか分からないサブキャラとさえ 一緒に窓から飛び降り自殺EDやハサミで刺し合う心中EDなどが用意されており フルコンプ後もひょっとしてと恋愛ENDを探してしまうほどの素晴らしい鬱っぷり 致命的バグやフリーズ無しにシナリオのみのクソさで大賞を狙うというかつてない挑戦 乙女ゲー的クソゲーに新たな可能性を生み出した作品であった 断マリの激しすぎるスタートダッシュに、以後のレビューがやや及び腰になったのは言うまでも無い 2作に分けてまで壮絶なストーリーが繰り広げられると思いきや 無茶なときめき展開や物欲まみれの攻略対象達、終局に死亡ED乱発 「愛し合うだけがすべてではない」―――が、製作者は完全に何かを見誤っている「カヌチ 黒き翼の章」 ボタンを押すたびに誰かのため息SEが聞こえてくる「蒼天の彼方」 いっそバカゲーとして突き抜けて欲しかった、判子展開・下ネタにウヘァな「ルシアンビーズ」 お花畑な発言を繰り返す正規軍人な艦長に突っ込み疲れる「リトルアンカー」など クソ要素を含むガッカリゲーがいくつか姿を見せるも、断マリを超えることなく散っていった 8月。覇王は’08年度大賞のアペンドディスク「クリムゾン・ロワイヤル」をまさかのフルプライス7,245円で発売した インスコ2時間、本編EDの再録、当然の如く頻発するフリーズの嵐、無駄すぎるターン数 加熱し異音を発するPC、ユーザーの日本語能力を試すかのような誤字誤用の連続 アペンドディスクにも関わらず単独行動で孤独かつ苦痛・苦行以外の何者でもないクエストをひたすら強要され、 プレイ時間の大半は攻略対象ではなくモンスターとの逢瀬 ようやくイベントに入ったかと思えば「甘さ」を勘違いした萌えない無駄エロとアルツ文の洗礼 目に痛いCG、噛み合わない視線、複雑怪奇なポーズ メイン5名を攻略してようやく攻略できる悪魔はヒロインに対し「醜い」「愚か」「大嫌い」を連呼 「愚か」を112回までカウントしてくれた勇者に、今はただ心安らかに眠ってくれと願う 前年度大賞の正統なる後継者として見事なクソゲーであった さらに10月、ロゼは今年2発目の核弾頭「ジョーカーの国のアリス」を打ち込んできた まさかのライセンス認証、しかもチャンスは1度きりという高すぎるハードルに レビュー無しの選考除外を狙ったかと思われたが、我等がクソゲーハンター達はそれでも特攻した シナリオのみのクソさで猛威を振るう断マリに対抗するかの如く、 フルコンプ可能・フリーズ無しという至極当然のシステムが初めて搭載され、ユーザー達を驚愕させた かつてない大ボリュームのコピペイベント、相手を変えただけの切り張りコピペCG、 全ルートで当然の如く肉体関係、ピー音多用、さくさくかさかさでろでろの反復擬音祭り 新キャラを殺害しない限り恋愛ENDに辿りつけないという斬新なフラグ キャラ殺害を回避すれば死亡ENDという殺すか死ぬかの2択 フルスキップで1ルートに4~5時間かかるクリック作業ゲー 致命的バグ無しでもここまでのクソゲーを作れるのだとロゼの底力を見せてくれた だがしかし―――判子かつ事後感漂う展開ではあっても恋愛脳なエンディングが用意されていたのである かつてない接戦となったが、2009年の覇者と呼ぶなら 乙女ゲーの最大目的といえる「恋愛」を真っ向から全否定し 乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーに新風を吹き込んだ「断罪のマリア」こそがふさわしいといえよう ユーザーに一切媚ないその姿勢に敬意を表し、 最後に大賞「断罪のマリア」からエンディングの歌詞を引用し悲痛なるユーザーの声を代弁して 2009年度を締め括ろうと思う 「あのひとの そばに いさせて」
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B s-LOG パーティー♪ 制作:オトメイト 公式サイト 製品概要 タイトル B s-LOG パーティー♪ ジャンル 女性向けボードゲーム 対応機種 PSP 定価 5,800円(税込み6,090円) 発売日 2010年5月20日 選評 最初はレビュー投下してやるぜwというノリだったのですが、 値段は6,090円。薄桜鬼通常版と同価格なのにスチルなしストーリーなし。立ち絵とミニキャラのみ。ボイスもおまけ程度 2名のキャラで声優被り。 すごろくの面は12面(一周平均50~60分) ミニゲームの難易度1~5をフルコンプは少し難しいのは難しいがコンプで出てくる隠しキャラはオリジナルなので原作ファンが「あのキャラが出せない裏切られた!」とはなりにくい ミニゲームは単純ではあるが逆に言うと定番なもの個人的に、以前乙女ジャンル外だがミニゲー集形式のクソキャラゲーを買ったことがあるのでと比較すると本当にクソと思えるミニゲー集は3種類のルールと操作のみで20種類のミニゲがあったりするので、定番・ベタは良ゲーではないがクソゲーとも言いがたいと思う 難易度変化も1つを除き、ただ単調にクリア回数を重ねろなどという難易度変化といえないようなクソではない。一応まともな範囲内 Amazonレビューにあったように競演の醍醐味というものは皆無だが、コラボに期待するのではなく元々見るからに寄せ集めだったのでただのガッカリゲー 通信とゲームシェアリング(すごろく)の対応で「パーティゲームだから」と乙女ゲーム要素の薄さに対して言い訳か デフォで灰色のウレタンだし、ビニ袋から出した瞬間ビニ面に張り付いてプリントが剥がれた予約特典。正直10円出してもイラネ というような感想を総合して、価格を差し引いても 「決して良ゲーではないが致命的なものがないのでクソとは言いきれないガッカリゲー」 だと思いましたので大賞に推すレベルにはないと判断しました。 甘いボイスが少しあるだけで乙女ゲーと言えるのか悩みましたが、 公式を見る限り誇張はない(というかサイトの内容が10ならゲーム内容も10)ので 乙女系キャラパーティゲー(?)と見ればただのガッカリゲーかと。 内容が薄いとの誉れ高い薄桜鬼遊戯録の直後に登場したB sLOGパーティ。 「オトメイトのフルプライス商法」を定着させるクソのゾロ目を出してくれるのだろうかと、 スレ住民は期待をこめてサイコロを振った。 まず断っておく。 このゲームにおいての「コラボ」とは、持ち寄ったそれぞれのキャラクターを 同じ盤上に乗せる だ け のことを意味する。 それ だ け である。それ以上でもそれ以下でもない。 過度な期待を抱くのは禁物である。 しかし一般ユーザーが抱いた薄い期待をも裏切ったこのゲーム、 裏切るだけではなく、どこをとってもユーザーの期待の逆をゆく親切さで満ち満ちている。 どのキャラを選択しても平等に何ら変化のないすごろく遊びは、 愛着あるキャラがプレイヤーの敵となることで生じる心痛を予防してくれるという過保護さ。 さらには会社の異なる4作品の間に矛盾が生じることを避けるためであろう、 矛盾の元となるストーリーそのものを存在させないという愛情満ちた設計となっている。 また、1人で乙女ゲームに没頭するユーザーを気遣ったに違いない。 甘くはないが恥ずかしい台詞が搭載されたすごろくを、 パーティなどで友人とPSPを持ち寄って遊ぶよう、通信やゲームシェアリング機能を備えたのだ。 勿論友人と一緒に鑑賞したりするものではないと思われている新規スチルはカット。 おまけボイスは本当のおまけレベルに抑えてくれている。 そんなゲームを6090円というフルプライスで世に出したのは、 気軽に手を出してしまう購入者が減ることを狙った、IF最大の思いやりであろう。 だがそんな思いやりが、小さくまとまってしまったベタな定番のミニゲーム集を生み、 クソゲー大作を渇望するKOTYスレ住民の期待を裏切る結果となったのは言うまでもない。
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クソゲーオブザイヤー大賞・次点ソフト一覧リスト 2chスレッド「クソゲーオブザイヤー(KOTY)」の各部門で、大賞及び次点となった作品のリストです。 左からそれぞれ暦年・評定・ゲーム名(作品名)・対応機種・発売元・解説・判定です。 対象ゲームを執筆された方は、このページにリンクと判定を入れて下さい。 KOTYスレで話題になった全作品についての詳細を知りたい場合は、KOTYまとめWikiを参照してください。2ch本スレのリンクもあります。 クソゲーオブザイヤーWiki 家庭用ゲーム版 クソゲーオブザイヤーWiki 携帯ゲーム版 乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーwiki クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 まとめwiki 【注意】 右端の表記は本サイトにおける判定です。KOTYでの取り扱いとは直接関係がありません。 執筆されていないゲームには判定を入れないでください。 判定は管理人及び有志の相談の上で変更される可能性があります。勝手に判定改変するのは絶対にやめましょう。 次点は発売日順に並べています。 『華麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~』 『学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~』 上記タイトルは過去に記事作成されましたが、@Wikiにページを凍結されたのでこのWikiでの作成は禁止です。 『SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~』 『孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~』 『懺悔島 純潔~処女の血をもって償え!~』 『まごかつ~可愛い孫のためなら中出しOK…~』 『オレは姫武将を孕ませたい!』 『ぶっかけ陰陽師絵巻 ~Hなお祓いいたします~』 上記タイトルも凍結される可能性が高いためこのWikiでの作成は禁止です。 参考 運営議論スレ10レス313、レス828、スレ11レス347。 据え置き機部門 携帯機部門 乙女ゲー部門 エロゲー部門 [部分編集] 据え置き機部門 据え置き機部門 暦年 評定 ゲーム名(作品名) 対応機種 発売元 解説 判定 2022 大賞 該当作品無し 次点 RPGolf Legends Switch/PS5/PS4(*1) ケムコ 2名のスタッフによって開発されたアクション・ゴルフRPG。ゴルフ要素もRPG要素も微妙なクオリティに。 2021 大賞 バランワンダーワールド Switch/PS5/XSX/PS4/One(*2) スクウェア・エニックス 『ソニック』シリーズを手掛けた元セガ所属のスタッフによる新規IP。しかし、3Dアクションとしてあまりにもシステム面の不備が多すぎるためストレスの溜まる内容に。 クソゲー 次点 Pacific Wings Switch Sprakelsoft ボリュームも難易度も無きに等しく、シューティングとして全く楽しめない。 クソゲー パチ・パチ! ON・A・ROLL Switch/PS4(*3) eastasiasoft ヒロインの脱衣要素を含むパチンコ風アクションゲーム。スコアアタックなのに運依存が高すぎるゲームバランスと微妙な脱衣要素が残念。 クソゲー Urban Street Fighting Switch Pix Arts 全6キャラの内半数がコンパチ、 操作説明もトレモも無し。 サンプルゲームをそのまま流用したアセットフリップの格闘ゲーム。 クソゲー Super Arcade Soccer 2021 PS4(*4) eastasiasoft 2019年に発売された『スーパー アーケード サッカー』の続編。前作にあったバグは多少改善されているが、それ以外は2年前から何一つ改善されていない。 2020 大賞 ファイナルソード(*5) Switch HUP Games Inc. 理不尽さと珍妙さを併せ持つ数奇なゲームが令和の世に爆誕。クソゲーとは何たるかを再認識させた「感情を共有したくなる迷作」。 クソゲー 次点 Kentucky Route Zero TV Edition Switch/PS4/One Annapurna Interactive 劣悪極まりないローカライズが原語版にあった良さを台無しに。 Dreaming Canvas PS4 Playstige Interactive 絵を描くゲームなのに絵が描けない。やれることがなさ過ぎるゲー無。 クソゲー 爆丸 チャンピオンズ・オブ・ヴェストロイア Switch ワーナー ブラザース ジャパン 薄いキャラゲー要素に、大味な戦闘システムが単調さに拍車をかけた。 テニス オープン 2020 Switch Forever Entertainment 下手クソな選手に指示を出すだけのテニスゲーム。 2019 大賞 サマースウィートハート Switch 風雲→Funalter Games 意味不明な翻訳に低品質なエピソード。ADVとして致命的な一品。 次点 YIIK ポストモダンRPG Switch/PS4 Ysbryd Games 無精髭のニートが主人公。人を選びすぎるシナリオはKOTYでの選考を難航させた。 怪作 ROBOX Switch Sabec 単調さと薄さが目立つボクシングゲー。 Total Jigsaw PS4 Hooded Gaming Ltd. 操作性とバグのせいでストレスフルな仕様のハズルゲー。 8ボールポケット Switch スターサイン 挙動のおかしい球に、やたら強い敵AIと、何もかもがおかしいビリヤードゲー。 スーパー アーケード サッカー Switch スターサイン 操作性の悪さにポンコツなCPU、破綻したルールと、何もかもダメダメなサッカーゲー。 2018 大賞 RPGツクールMV Trinity Switch/PS4 角川ゲームス 14年ぶりのコンシューマー機移植ツクールは、史上最悪レベルのRPGツクーレナイだった。 クソゲー 次点 New ガンダムブレイカー PS4 バンダイナムコエンターテインメント ガンプラバトルの良さを悉く潰し、誰得要素ばかりを追加した、通称「ガンプラ運動会」。スマホゲー移行に向け従来層に後足で砂をかけるがごとく、シリーズの評判をブレイクしてしまった。 クソゲー Horse Racing 2016 PS4 YASH FUTURE TECH SOLUTIONS PVT LTD Steamで配信されている同名のPCゲームの移植版。 猛烈に連打しないと走らない馬で、3種類のレースを繰り返す親指殺し。 クソゲー リトルドラゴンズカフェ -ひみつの竜とふしぎな島- Switch/PS4 マーベラス サボりまくるスタッフやクレーマー、操作性の悪い食材集め等で、気分はブラック企業の雇われ店長。 クソゲー GEM CRASH Switch ダブルドライブ ブロック崩しとしてのつまらなさに加え、周回必須のレベル上げ作業でプレイヤーに多大な苦痛を与えた。 クソゲー 2017 大賞 RXN -雷神- Switch カヤック 「新しいシューティングのカタチ」を目指し様々な要素を取り入れたはずが、逆に盛り込み過ぎてしまった。 次点 SHOOT THE BALL WiiU 賈船 粗製濫造ゲームにおける「アセットフリップ」問題の家庭機筆頭格。ただでさえ薄っぺらい無料サンプルプログラムを、有料で劣化移植とか正気? クソゲー 現代大戦略2017~変貌する軍事均衡!戦慄のパワーゲーム~ PS4 システムソフト・アルファー バグもクラッシュも、相変わらず改善が見られない現代大戦略。 Operation7 Revolution PS4 PARK ESM 難のある命中精度に、前時代的で露骨なPay2Win振りが批判の的となったシューティングゲーム。 Tear ー終わりとはじまりの雫ー PS4 ロッキンハート 全てにおいて低品質さの目立つノベルゲー。 2016 大賞 古き良き時代の冒険譚(*6) PS4 有限会社だいだい 「1つ、ルールはわかりやすくシンプルに。2つ、小難しい話や鬱展開にはならず。 3つ、誰でも満足感を持ってクリアできる難易度で」以上を追及した結果、SRPGの良さが完全に失われてしまった。 クソゲー 次点 RAMBO THE VIDEO GAME PS3 Teyon Japan プレイヤーが怒りに駆られるマゾゲー。ランボーもTeyonの手にかかれば「裸ん坊」と化してしまう。 TORO -牛との戦い- PS4 Recotechnology S.L. 理不尽な判定とスコア、奇天烈なカメラワーク…これは闘牛じゃない。「TOGYU」だ。 2015 大賞 アジト×タツノコレジェンズ One ハムスター ゲーム終了の度にユニットデータが初期化される「賽の河原バグ」と言ったバグの嵐と隙の無い手抜き。キャラゲーとしてもシリーズとしても褒められる所がほぼゼロ。 クソゲー 次点 テトリス アルティメット PS4/One ユービーアイソフト オフライン・オンラインともにバグ塗れのブロックパズルゲーム。 2014 大賞 仮面ライダー サモンライド! PS3/WiiU バンダイナムコゲームス 「 多々買わなければ生き残れない 」と揶揄される程の重課金を強いられる凶悪難易度を軸にそれ以外の部分でも子供の夢をブチ壊しにした年末のダークヒーロー。 クソゲー 次点 大戦略PERFECT ~戦場の覇者~ PS3 システムソフト・アルファー 10回もの延期を繰り返して出てきたのは、いつも通りのシステムソフト・アルファークオリティ。 Takedown Red Sabre 360/Win 505 Games 通称「赤サブレ」と呼ばれる、味方はドアホで敵は超人のリアル理不尽FPS。 クソゲー 2013 大賞 ビビッドレッド・オペレーション -Hyper Intimate Power- PS3 バンダイナムコゲームス 空翔けるビビッドアクション?「空みたいな所をローラースケートで滑るゴミ掃除アクション」の間違いだろ? クソゲー 次点 ヘビーファイア シャッタードスピア PS3/360 ハムスター 前作から変な所にリアリティを見出した結果、単なる鬼畜ゲーに鞍替え。 エア コンフリクト ベトナム PS3/360 ユービーアイソフト おバカな操作性と陰鬱なシナリオ、得られる物は何も無い。 ダブルドラゴンII - ワンダーオブザドラゴン 360 サイバーフロント かつての名作の無残なリメイクは、袋叩きのリンチゲーの在り様に。 ガイアブレイカー WiiU ユビキタスエンターテインメント 徹底したプレイヤー虐めが涙を誘う、人間ストレステストSTG。 クソゲー 特記 ビビッドレッド・オペレーション あかねとマヨっとオペレーション! PS3 バンダイナムコゲームス 左スティックを使い、料理の上にマヨネーズをトグロ状に乗せる。それだけ。 クソゲー 2012 大賞 太平洋の嵐 ~戦艦大和、暁に出撃す!~ PS3 システムソフト・アルファー 複雑すぎるUIや、バグなのか仕様なのか区別が付かない挙動により、数多のKOTYスレ住人を遭難させた。「ゲー霧」と呼ばれ恐怖された、まさに名状しがたい一作。 クソゲー 次点 Duke Nukem Forever PS3/360 テイクツー・インタラクティブ・ジャパン 14年以上も発売延期の末、『Duke Nukem』シリーズを終わらせた"クソ"ゲー。これじゃ世界は救えない。 クソゲー ヘビーファイア アフガニスタン PS3 ハムスター 米国でも酷評された薄っぺらいクソFPSを、クソローカライズした上で3倍の値段で販売。 時と永遠~トキトワ~ PS3 バンダイナムコゲームス システムもシナリオも壊滅的。消費者センターに訴えたくなるであろう「ひ、ひどすぎるよー!」な一作。 クソゲー 2011 大賞 人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ Wii タカラトミー 前年度の次点作を、お値段も問題点もそのままにご当地(貶し)要素を追加。 クソゲー 次点 code_18 360 サイバーフロント フラグ管理の雑さから何もかもがおかしな結果に。(スタッフの)『infinity』シリーズ(製作)入門編。 クソゲー 街ingメーカー4 PS3/360 D3パブリッシャー これは「街」ゲーに非ず。「待ち」ゲーなり。 クソゲー グラディエーターバーサス PS3 アクワイア キャラクリと駆け引き要素が劣化し、味方NPCは妨害要員に。 ドラゴンボール アルティメットブラスト PS3/360 バンダイナムコゲームス あまりにも冗長すぎる戦闘、事あるごとに挟まれるQTE。これらのせいで「ドラゴンボールの皮を被ったジャンケンゲー」に。 クソゲー Wizardry 囚われし亡霊の街 PS3 アクワイア バランス調整を放棄した恐ろしい難易度。忍耐力の高さで知られる古参『Wiz』プレイヤーまでもが灰と化した。 Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の恋活~ 360 PIACCI 唯のエロゲーから、エロで抜くのでは無く、エロを抜くという暴挙。 2010 大賞 ラストリベリオン PS3 日本一ソフトウェア 様々な作り込みが尽く滑った作品。その有様は「レベルを上げて物理で殴ればいい」の一文に集約される。 クソゲー 次点 ラブルートゼロ Kisskiss☆ラビリンス PS2 ディンプル 敵は1種類、RPG性は文字通りゼロ、ADVとしても落第級。会社は倒産、原作者まで謝罪。 クソゲー 戦極姫2 ~葉隠の乙女、風雲に乗ず~ 360 システムソフト・アルファー 前作のマイナーチェンジだが、バグの酷さは相変わらず。 人生ゲーム ハッピーファミリー Wii タカラトミー こちらはフルプライスにもかかわらず機能制限版とほとんど差異が無いという、前年に輪をかけた悪質さ。家族でプレイすればアンハッピー間違い無し。 クソゲー 2009 大賞 戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~ PS2 システムソフト・アルファー 携帯版と同時受賞。「ブラックホール城」を初めとした、移植元に無かった進行不可能レベルのバグが続発。 クソゲー 次点 人生ゲーム Wii タカラトミー 機能制限版という名の手抜き。「人生ゲーム」から「人生」と「ゲーム」を取ったら、一体何が残るというのか。 クソゲー 戦国天下統一 PS2 システムソフト・アルファー モ武将顔面統一。戦国SLGの常識を覆す各種仕様の数々。 クソゲー Let s 全力ヒッチハイク!!!!!!!!! Wii 日本一ソフトウェア こんなバカゲーを馬鹿にしたゲームを売り込もうなんて、冗談はよし子ちゃんだわ! クソゲー 黄金の絆 Wii ジャレコ 黄金と冠するが、大金を掛けただけで良い作品が生まれることはなかった。「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ん゙」 クソゲー 2008 大賞 MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー Wii タカラトミー ダメジャー3部作の抑えにして、バグゲーならぬバグ芸。「首反転」「亜空間打法」など衝撃的すぎる絵面で一躍有名となった。 クソゲー 次点 MAJORDREAM メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!! Wii タカラトミー ダメジャー3部作の先発。リアル野球並みに長い試合時間。(このゲームを)投げろ! 奈落の城 一柳和、2度目の受難 PS2 日本一ソフトウェア 七英雄の中では一番マシな出来だが…。「テキストがまだない」? なし 大奥記 PS2 グローバル・A・エンタテインメント 題材とシナリオは面白いが、それ以外の全部が滑ってしまった。ゲーム業界の闇が垣間見える一作。 クソゲー ジャンライン 360 レコム 修正パッチ(強制配布)を当てれば当てるほどバグが増えていく異次元麻雀、ここに爆誕。 クソゲー 神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア PS2 アイディアファクトリー 「コレを買う位なら実際に金をドブに捨てた方がまだマシ」とあの冥界住人達に言わしめた全方位的クソゲー。「ゆゆうじょうぱぱわー!!」 クソゲー プロゴルファー猿 Wii バンダイナムコゲームス どこに打っても同じ位置に飛ぶゴルフ風すごろく。使用キャラは僅か5人、開始10分で即ED。「ワイは詐欺や! プロモーション詐欺や!!」 クソゲー 2007 大賞 四八(仮) PS2 バンプレスト 10年に1度のクソゲー。「ヒバゴン」等の手抜きシナリオに、ゲーム進行を不可能にする致命的バグの数々。以降のKOTYを変革する「四八ショック」を引き起こした、全方位に渡って擁護困難な1枚。 クソゲー 次点 オレたちゲーセン族シリーズ PS2 ハムスター 80~90年代のアーケードゲームの移植作。ゲーム外でも暗い話題を呼んだ。 APPLESEED EX PS2 セガ 伝説の映像作品「APPLESEED」は他社作品のソースを無断流用したあんまりな有様に。 エルヴァンディアストーリー PS2 スパイク イカれたシナリオに低レベルな難易度、そしてありきたりな演出。見えている地雷。まぁ慣れれば楽しい? クソゲー 戦闘国家・改LEGEND PS2 角川書店 2年前の次点をさらに改悪して移植。まさしくLEGEND級のクソ? 一騎当千 Shining Dragon PS2 マーベラスエンターテイメント もともと悪かった他社のゲームをパクっていっそうパーにした一品。「こーきん、これ作ったスタッフきっとあたしよりバカだよ」 クソゲー ゾイドオルタナティブ 360 タカラトミー ゾイドというコンテンツに終焉を齎した一筋の荷電粒子砲。参戦機体は爪も牙も無い5種類のみ、限定特典キットも無くオマケ程度の価値すら見出せない。 クソゲー 2006 大賞 ファンタシースターユニバース PS2/Win セガ オンラインゲームなのにオンライン要素がカス、中身も劣化。過去にしたのはシリーズの栄光だった。 クソゲー 次点 ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII PS2 スクウェア・エニックス 『FFVII』ファン・STGファン・新規ユーザーの全てから総スカンを喰らった大シリーズの汚点。「ヴィンセンとーーー!!!」 クソゲー ガンパレード・オーケストラ 白の章 ~青森ペンギン伝説~ 緑の章 ~狼と彼の少年~ 青の章 ~光の海から手紙を送ります~ PS2 ソニー・コンピュータエンタテインメント 戦闘バランス崩壊、苦行でしかないイベント収集。そして「名もなき騒動」への開発者対応がトドメを刺した。 クソゲー 宇宙刑事魂 PS2 バンダイナムコゲームス 限りなく原作を勘違いして悪乗りした一品。曽我町子氏の遺作を駄作にしたスタッフの罪は極めて重い。 クソゲー SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座 PS2 D3パブリッシャー SIMPLEシリーズ100作目なのに、ゲームとしては全てが論外。誇張抜きに声優しか褒める所が無い。 クソゲー カルドセプト サーガ 360 バンダイナムコゲームス サイコロすらまともに作れていないとまで評された。パッチでバグ修正はなされたがそれでも出来に疑問が残る。 改善 縁日の達人 Wii バンダイナムコゲームス ローンチタイトルのふたを開ければ、Flashゲーレベルのミニゲームがたった10個で5040円…。なお「太鼓の達人」シリーズとは一切無関係。 クソゲー 聖剣伝説4 PS2 スクウェア・エニックス 原点回帰どころか、全てが間違ったシステムや描写不足のシナリオで、シリーズの人気を失墜させてしまった。「クソゲーすぎる、どうなってんだ…」 クソゲー 2005 大賞 ローグギャラクシー PS2 ソニー・コンピュータエンタテインメント 『イナズマイレブン』『妖怪ウォッチ』でヒットを飛ばした日野さんにも黒歴史はありました。「さ ぁ ふ る え る が い い」 クソゲー 次点 ラジアータ ストーリーズ PS2 スクウェア・エニックス 説明不足な鬱展開や絶妙に不便なUI、仲間の扱い等々。クソゲーというほどでは無いが、色々と「惜しい」作品。 なし 戦闘国家-改- NEW OPERATIONS PS2 角川書店 戦闘国家の名を騙った何か。角川による原作レイプゲー。 機動戦士ガンダム 一年戦争 PS2 バンダイ 「ミリオン! ミリオン! ミリオン!」…過大広告も良い所の内容。FPS的な操作性や意外な機体の選出等他のガンダムゲーには無い要素もある。 なし 天外魔境III NAMIDA PS2 ハドソン とにかくロードがあまりにも多く、そして長い。 ドラッグ オン ドラグーン2 封印の紅、背徳の黒 PS2 スクウェア・エニックス 前作の様なブッ飛んだシナリオは鳴りを潜めた。システムに一部改悪があるが、遊べないほどでは無い。 なし 絢爛舞踏祭 PS2 ソニー・コンピュータエンタテインメント 裏設定の魔境「無名世界観」をストーリーの中枢に据えた結果がご覧の有様。システムの独創性を評価する声も無い訳ではないが…。 クソゲー SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー PS2 D3パブリッシャー カメラワークやモーション等、全てにおいて手抜き。雑魚敵はたったの2種類。 クソゲー グランディアIII PS2 スクウェア・エニックス ゲームアーツ凋落の象徴。悪い意味で歴史に残るRPG(笑)監督やスタッフなどの間違った方向性でシリーズを零落させた元凶。しかし小説版だけは高評価である。 クソゲー コード・エイジ コマンダーズ ~継ぐ者 継がれる者~ PS2 スクウェア・エニックス RPGとは名ばかりのACG。システムは劣悪、ストーリーもボリューム不足が目立つ。 クソゲー 高速機動隊 PS2 ジャレコ 限りなくおバカなカーチェイスシューティング。一番怖いのは犯罪者ではなく後援の誤射。「砲法の裁きを受けろ!!」 ソウルキャリバーIII PS2 ナムコ メモリーカード内のデータを破損させる商品失格級バグを搭載。希望者に修正版が配布されたが、メーカーの杜撰な対応に非難が殺到した。 改善 2004 大賞 ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸 PS2 ナムコ ゲームその物もアレだが、邪神モッコスが悪い方向で有名になってしまった。 シリ不 次点 ダービースタリオン04 PS2 エンターブレイン 調教シーンの長さや操作性の悪さで評価を落とす。レースシーンの大幅な強化や種牡馬登録システムなど見所も。 転生學園幻蒼録 PS2 アスミック・エース エンタテインメント 空気な主人公に電波なシナリオと、色々とツッコミ所満載。転生要素はありません…。 クソゲー 幻想水滸伝IV PS2 コナミ シリーズ恒例の108人の仲間がほとんど水増し。だが、それ以外のシリーズらしさは健在。 なし 重装機兵ヴァルケン PS2 クロスノーツ PS2なのにSFCから何もかも劣化したクソリメイクに原作ファンが絶望した「ヴァルクソ」…どうしてこうなった? クソゲー アーマード・コア ナインブレイカー PS2 フロム・ソフトウェア トレーニングとアリーナだけのAC。NICE JOKE。しかし 対人戦のツールとして見ればバランスは良好 。 シリ不 [部分編集] 携帯機部門 携帯機部門 暦年 評定 ゲーム名(作品名) 対応機種 発売元 解説 判定 2017 大賞 該当作品無し 次点 該当作品無し 2016 大賞 Wizardry 囚われし亡霊の街 PSV アクワイア 据置版の問題点を全く改善せずに移植。何を考えているんだ。 次点 太平洋の嵐 ~皇国の興廃ここにあり、1942戦艦大和反攻の號砲~ PSV システムソフト・アルファー チュートリアルやタッチ操作の実装など改善点が無い訳では無いが、それでもゲー霧脱出はならず。 2015 大賞 機動戦士ガンダム バトルフォートレス PSV バンダイナムコエンターテインメント 「C2エラーに次ぐC2エラーでプレイすることすらできない」というゲームアプリの新境地を開拓。 次点 パズルボトル 3DS レイニーフロッグ 決まった場所に決まった色のパネルを落とす。それだけ。 なし ラングリッサー リインカーネーション -転生- 3DS エクストリーム 名作の看板を借りただけの何か。改善アプデである程度マシにはなったが、それでもSLGとしては底辺級。 クソゲー アトリエ デコ ラ ドール コレクション 3DS スターフィッシュ・エスディ 「収録されている5本をバラで買った方がはるかに安上がり」なほどの薄っぺらさ。 クソゲー Rear pheles -Red of Another- PSV ワークマン 3Dパートの操作性が最悪の一言。 エアシップ Q PSV Cygames サンドボックスゲーにあるまじきストレスゲー。RPGとしても低質。 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド 3DS アルケミスト \デデーン/「このゲーム買った人、全員アウトー!!」 クソゲー 2014 大賞 インフィニタ・ストラーダ PSV おふぃす5656 「待ちガイルvs10割即死コンボ」と例えられたクソバランスのカードゲーム。無料でも遊ぶ価値の無い作品。 クソゲー 次点 超人ウルトラベースボール アクションカードバトル 3DS カルチャーブレーン 野球ゲームとしてもカードゲームとしても最底辺。こんなのを楽しめる方が超人である。 ゲームセンターCX 3丁目の有野 3DS バンダイナムコゲームス 有野課長でなくとも「こんなん僕の知ってる80年代とちゃうわ!」と漏らしたくなる。 シリ不 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3DS 角川ゲームス 長き延期の末に生まれた、低ボリューム・低クオリティな一作。 2013 大賞 ホームタウンストーリー 3DS トイボックス お使いゲーにあるまじき運要素と鬱要素。Heartfulと言うよりむしろHurtfulな一作。 クソゲー 次点 みんなでオートレース3D 3DS インターグロー レースゲームっぽい音ゲーっぽい何か。ゲー無の究極形態とも評される程のスカスカな内容。 Megpoid the music♯ PSP Para Phray 『Megpoid』初の主役作品なのに、題名の「♯」が怒りで浮き出た血管に思えてくる悲惨な出来。 2012 大賞 ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー 3DS ハムスター 5ドルの作品をフルプライス化。内容は1ドルにも満たない。 次点 パシャットバシット~Whack A Friend~ DSi アイシーエムジャパン ひたすらトラップ無しのモグラ叩きをするだけの作業ゲー無。現在はiOS版(無料)共々配信終了。 クソゲー みんなの縁日 3DS バンダイナムコゲームス 実際に金払って縁日に行った方が10倍は楽しめる、薄っぺらすぎるミニゲーム集。 Piaキャロットへようこそ!!4~夏の記憶~ PSP PIACCI クソエロゲーからエロを抜く暴挙、再び。 2011 大賞 対戦チンチロリン PSP ベストメディア 2と5ばかり出る「二五賽」と呼ばれるイカサマサイコロ。「百均でサイコロとお椀を買うほうがマシ」となる事請け合い。 クソゲー 次点 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 3nd Impact PSP バンダイナムコゲームス リズムゲーなのにリズムに乗ると詰む。そして異常なまでのキャラ弁推し。 クソゲー 2010 大賞 ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!! PSP ドラス 「覇王鬼帝」の異名を持つ、「セルフ賽の河原」と揶揄される極悪難易度のストロングスタイル。 クソゲー 次点 ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period DS ブロッコリー ゲームブックとは名ばかりのADV、不親切なUIに大量のバグ。「プロモカードのおまけ」と言われても過言ではない出来。 クソゲー 現代大戦略DS ~一触即発・軍事バランス崩壊~ DS システムソフト・アルファー 崩壊しているのは軍事バランスではなくゲームバランス。 大戦略PERFECT ~戦場の覇者~ PSP システムソフト・アルファー SSαのお家芸、パーフェクトにダメな仕様やバグの数々に加え、PSP強制終了バグまで… 天下一★戦国LOVERS DS DS ロケットカンパニー 携帯電話版でのシステムを丸ごと移植。さらに大部分の結末が携帯電話版でDLしなければ見られないという泣き別れ仕様。 どんだけスポーツ101 DS スターフィッシュ・エスディ スポーツを題材にしたミニゲームを101種類も収録したが、その内容は1つの例外も無くお粗末。しかも一部にルールの誤解あり。 クソゲー プーペガールDS2 DS アルヴィオン 家から出ることすら困難な着せ替えごっこ。致死率100%バグはクソゲーハンターの度肝を抜いた。 2009 大賞 戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~ PSP システムソフト・アルファー 据置版と同時受賞。「ブラックホール城」を初めとした、移植元に無かった進行不可能レベルのバグが続発。 クソゲー 次点 北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 PSP インターチャネル ダッシュ弱攻撃さえ使えば、原作通りどんな相手も「あべし」間違いなし。実にストロング過ぎる覇王ゲー。 クソゲー 戦国天下統一 PSP システムソフト・アルファー モ武将顔面統一。戦国SLGの常識を覆す各種仕様の数々。 クソゲー ラストバレット DS フリュー フリュー三銃士の先鋒。ハードボイルド(笑)な軽薄スナイパー奇譚。 超名作推理アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ DS フリュー フリュー三銃士の次鋒。原作小説を買う方がよっぽど楽しめる。 クソゲー 世界ふしぎ発見!DS 伝説のヒトシ君人形を探せ! DS フリュー フリュー三銃士最後の砦。あの人気クイズ番組が原作なのに、博物館の無料ビデオにすら劣る内容。 クソゲー 2008 大賞 めざせ!甲子園 DS タスケ GBA版の問題点を大量のバグも含めて完全移植。間違った方向の仕事ぶりには脱帽するしかない。 クソゲー 次点 梅沢由香里のやさしい囲碁 DS 毎日コミュニケーションズ フリーズ連発の苦行。梅沢先生は優しくても相手AIがやさしくないんですけどォ! クソゲー SIMPLE DSシリーズ Vol.32 THE ゾンビクライシス DS D3パブリッシャー ドリームファクトリーがまたやらかした。FPSどころか、SIMPLEシリーズ作品としても失格級。 クソゲー ぷちえゔぁ DS バンダイナムコゲームス 訓練されたエヴァファンをして「4,500円のカレンダーのオマケ」と言わしめたFlashゲー作品集。 クソゲー 海腹川背Portable PSP マーベラスエンターテイメント ファースト直々に「愛の無いリメイク」と切り捨てられた駄作。通称「なんとか Portable(笑)」 クソゲー エンブレム オブ ガンダム DS バンダイナムコゲームス ガノタ失笑の絢爛舞踏電波解釈全開。「こんな文章、修正してやる!」 クソゲー ウィンディ×ウィンダム DS サクセス 楽々無限コンボが楽しめるお手軽格闘ゲーム…嘘は書いてない。 MAJORDREAM メジャーDS ドリームベースボール DS タカラトミー ダメジャー3部作の中継ぎ。悪夢のミニゲーム集。 クソゲー みてはいけない DS ディンプル 「みてはいけない」というより「かってはいけない」。 逆境無頼カイジ Death or Survival DS コンパイルハート 中学生が授業中に書いた落書きのような内容。「金は命より重いっ…!」という利根川の言葉が身に染みる。 クソゲー 2007 大賞 ONI零 ~戦国乱世百花繚乱~ DS コンパイルハート 同人誌そのままのシナリオ、戦闘とは名ばかりのルーレット方式、グラフィックもクソ。良い所が全く見当たら無い『ONI』シリーズの面汚し。 クソゲー アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~ DS アークシステムワークス 「続きは同人で!」…だったら最初から商業作品で出すな!! クソゲー 次点 リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~ DS ガスト 誰が言ったか、「フリーズのアトリエ」。 クソゲー SDガンダム Gジェネレーション CROSS DRIVE DS バンダイナムコゲームス 究極のGomiを体感せよ!過去の作品の短所を受け継ぎ長所をかなぐり捨てた凄まじい内容。 クソゲー ドラグナーズアリア ~竜が眠るまで~ PSP 日本一ソフトウェア 後の悲劇に繋がるであろう、薄いシナリオと異常なバランス。 クソゲー [部分編集] 乙女ゲー部門 乙女ゲー部門 暦年 評定 ゲーム名(作品名) 対応機種 発売元 解説 判定 2015 大賞 新テニスの王子様~Go to the top~ 3DS フリュー ファンブックを流し読みしたかの如きテキトーな設定のゲーム。 なるほどKOTYじゃねーの。 次点 POSSESSION MAGENTA PSV COMFORT 典型的なライターしか楽しめないタイプの電波ゲー。超展開どころの騒ぎでは無い。 RearPheles -Red of Another- PSV Matatabi ワープしてくる狼に虐殺される鈍足主人公。最大の魅力のシステムが一番辛い。 2014 大賞 クローバー図書館の住人たち Win 澪(MIO) 「クローバー図書館は2部作」と言い訳すれば、薄っぺらさや伏線丸投げが許されるとでも? 次点 うた☆プリアイランド 携帯 アートディンク、スタジオアートディンク、サイバーズ、M2K 課金→バグ発生→サービス停止→返金の繰り返し。まともに遊べぬまま無人島と化してしまった。 執筆禁止 Double Score ~Marguerite×Tulip~ Win BlueMoon 1年5ヶ月に渡って延期を繰り返した挙句に出てきた、詐欺も同然なゲーム内容。 2013 大賞 該当作品無し 次点 NORN9 ノルン+ノネット PSP オトメイト 空気な主人公に、設定・伏線投げっぱなしなシナリオ、無駄なエロ展開。「黒焦げのフォアグラ」に例えられる散々な出来映え。 しらつゆの怪 PSP オトメイト 恋愛要素皆無かつ酷い文章力とホラー要素が台無しになるシナリオで「味のない肉じゃが」と例えられた。 ボーイフレンド(仮) 携帯 サイバーエージェント 「立ち絵バグ」で強烈なインパクトをさらったが、その他にも面倒くさいゲームシステムやシナリオの整合性のなさで顰蹙を買うハメに。 執筆禁止 2012 大賞 キミカレ ~新学期~ PSP ウインライト×オトメイト 電波なシナリオに粗いシステム、大量のバグと褒められる所が一つもない。 次点 TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS Win Rejet 「新しい7日間」とは名ばかりの実質3日分しかないシナリオ。 うたの☆プリンスさまっ♪ Debut PSP ブロッコリー 主人公の存在意義が完全に無くなっており、誤字脱字やキャラ改変等も目立つ。 再会 ~あなたともう一度~ 携帯 アクセーラ 「甘く切ない物語」と紹介しておきながら、その実態は 主人公が徹底的に虐げられる昼ドラばりの胸糞シナリオ であった。 執筆禁止 2011 大賞 遙かなる時空の中で5 PSP コーエーテクモゲームス 超絶無反応な主人公・蓮水ゆきの存在が全てをぶち壊しに。恋愛ゲーなのに恋愛できないとはこれいかに。 次点 AMNESIA PSP オトメイト 記憶を取り戻していく主人公に比例し、ゲーム意欲を失っていくプレイヤー…。 文明開華葵座異聞録 PSP フリュー 「つまらん! このゲームも主人公のギャグもつまらん!」 オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン DS バンダイナムコゲームス 選択肢すらほぼ与えられない、あまりに薄い内容。いくら子供向けだからってこれは無い。 2010 大賞 天下一★戦国LOVERS DS DS ロケットカンパニー 携帯電話版でのシステムを丸ごと移植。さらに、大部分の結末が携帯電話版でDLしなければ見られないという泣き別れ仕様。 次点 ラブルートゼロ Kisskiss☆ラビリンス PS2 ディンプル 敵は1種類、RPG性は文字通りゼロ、ADVとしても落第級。会社は倒産、原作者まで謝罪。 クソゲー 大和彼氏 携帯 アニメロ Dear Girl ご当地という設定があまり生かされておらず、話が進むとなぜか 彼氏がヤンデレ化。 執筆禁止 湘南★初カレDiary 携帯 VOLTAGE バグ多発で ゲームを始めることすら不可。 修正報告を受けても続行不可。 執筆禁止 2009 大賞 断罪のマリア THE EXORCISM OF MARIA Win 花梨エンターテイメント 攻略対象のほとんどが悲恋・鬱EDという、乙女ゲーの主目的を全否定した問題児。 ジョーカーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~ Win QuinRose 文字通りのババ。ハードは壊さないよ、ハードは。 次点 クリムゾン・ロワイヤル ~Circumstance to serve a noble~ Win QuinRose 前年度大賞作品のアペンドディスクにもかかわらず、ゲームの不親切度は更に上昇。 2008 大賞 クリムゾン・エンパイア ~Circumstance to serve a noble~ Win QuinRose 不親切すぎるゲーム内容に、特典がプロテクトに弾かれる前代未聞の仕様が話題に。 次点 DUEL LOVE ~恋する乙女は勝利の女神~ DS バンダイナムコゲームス 半日でコンプできてしまうほど内容が薄く、変態的なミニゲームがプレイヤーの意欲をそぎ落とす。 エーデルブルーメ PS2 オトメイト シナリオがごっそり抜けており、明らかに未完成としか言い様がない。 プリンセスナイトメア Win 花梨エンターテイメント シナリオの整合性がめちゃくちゃ、システムも粗が目立つ。 遙かなる時空の中で4 PS2/Wii コーエー 前時代的なポリゴンに正史以外は全部死亡ルートなど、悪い意味で「原点回帰」した作品。 カヌチ 白き翼の章 PS2 オトメイト W主人公制にした結果、一方の主人公に描写が偏るはめに。 2007 大賞 クローバーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~ Win QuinRose まさかのハード破壊バグで乙ゲー版KOTYの門戸を開いた異端児。 次点 該当作品無し [部分編集] エロゲー部門 エロゲー部門 暦年 評定 ゲーム名(作品名) 対応機種 発売元 解説 判定 2023 大賞 JINKI -Unlimited- Win 戯画 戯画マイン、渾身の最後っ屁をかまし玉砕す。 全方位的にアウトな上、fps暴走バグまで完備とまさに Unlimited な逸品。 次点 星と乙女が占う未来 Win Rosetta 表向きはライトな百合ゲーなのに、追加シーンで突如竿役をぶち込む空前絶後の暴挙。 エルフェンキング Win ルネ 「エルフ」「凌辱」「調教」とルネお得意の要素は揃っているのに、どうしてこうなった。 モラトリアム ~ブルーアワー幸せの時間~ Win WendyBell 前年度の反省が何一つ生かされておらず、作画もシナリオも余計に悪化。そして驚愕のオチ。 「ああ…民主化しそう」 2022 大賞 悪魔と夜と異世界と Win WendyBell 全てにおいて陳腐。その上「ご都合主義」を開き直ったように濫用しひたすら薄ら寒い。 なぜか公式サイトのサンプルボイスはやたら豊富。 次点 ゆまほろめ 時を停めた館で明日を探す迷子たち Win Lump of Sugar フルプライス作品でありながら、数年前のラノベアニメのような薄っぺらい話がダラダラと垂れ流される。 ホームメイドスイートピー Win しるきーずこねくと 登場人物の頭が軒並みおかしく、話が全く噛み合わない。挙句 タイトルの意味が最後まで不明。 2021 大賞 Cuteness is justice Win Vanille Macaron 商業レベルに満たないCGや不便なUI等、全体的に同人ゲー並と揶揄されるほど低品質。そんな作品を税込8,580円で出すなんて、強気どころか完全に無謀である。 次点 下戸勇者~酒は飲まねど酒池肉林!~ Win キャラメルBOXいちご味 システム面の粗が目立つ他、乱発されるパロネタやギャグなどやりたい放題。しかもHシーンまでネタが満載で抜きゲーとしての実用性もイマイチ。 ぶっかけ陰陽師絵巻 ~Hなお祓いいたします~ Win ももいろPocket CGを流用しまくった上でフルプライス。個別ルートのフラグ消しなど嫌がらせも完備。 執筆禁止 2020 大賞 LOVE・デスティネーション Win ジェイド シナリオゲーの根底たる「読む」行為に終始負担を強いる新境地を開いたまさかのゲーム。 次点 ジンキ・リザレクション Win 戯画 薄っぺらいシナリオのループによる極端な水増しに尻切れトンボな結末、不親切なUIなどが期待を裏切る結果に。 天冥のコンキスタ Win エウシュリー 全てにおいてシンプルを通り越して薄すぎる出来映えに…。 オレは姫武将を孕ませたい! Win ももいろPocket 致命的なタイトル詐欺。歴史リスペクトの欠如やストーリーのバランスの悪さも目立つ。 執筆禁止 まごかつ~可愛い孫のためなら中出しOK…~ Win アパタイト 「老婆がショタを逆売春」という人を選ぶ内容でありながら、CGなどがそのコンセプトを徹底していない。 執筆禁止 2019 大賞 崩壊天使アストレイア Win Digital Cute 売りのカードバトルは粗末な代物。おまけにアプデで全てを投げ捨てることに。 次点 ギルドマスター Win アストロノーツ・シリウス 手間がかかり自由度の低いゲー無かつ変則的なシナリオがプレイヤーを苦しめる。 白恋サクラ*グラム Win NanaWind フルプライスにもかかわらずスカスカの内容で発売。それを無料アペンドディスクの分割配布で補おうという、未完成商法の極み。 カスタムcute ~俺と彼女の育成バトル!~ Win ももいろPocket 矛盾まみれなシナリオにヒロインの支離滅裂な行動原理、古臭いUIなど…「ずっぷ」からまるで成長していない。 勇者と踊れ! ~ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女達と学園最強パーティーを組みました~ Win catwalk RPGとして必要な要素が何一つ無く、ダンジョンは探索との相性が悪いパズル風、ストーリーも低質。 2018 大賞 孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~ Win みるきーポコ 「妨害キャラを事前に潰しておかないと最悪詰む」理不尽難易度や、理解不能なシナリオ等々。スワンアイが悪い意味での原点回帰してしまった一作。 執筆禁止 次点 懺悔島 純潔 ~処女の血をもって償え!~ Win TRYSET Break エロシーンは描写不足が目立ち、誤植だらけのテキストや低質なCGなど、売り文句通り倫理観を投げ捨てた作品。 執筆禁止 悪魔聖女~デーモンガール・ステップ~ Win ソフトハウスキャラ パズルと評される自由度の少ない戦闘。ヒロインと紐付けされた特殊コマンドやランダムコマンドなどによるプレイ時間の水増しが目立つ。 2017 大賞 ママとの甘い性活II Win コンプリーツ あの「わくプリ」をも下回る、トラウマ級のダメCG。シナリオの短さがむしろ有難がられる。 クソゲー 次点 恋愛教室 Win UnN/A 追加ルートパッチが頓挫した事で、攻略キャラはわずか2人。さらに他の女性キャラは完全に脇役という、狭く浅い出来となってしまった。 クソゲー お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2 Win Galette ライターも原画も声優も違うのに同一キャラクターを使った続編。咳払いや言い直しまで完全収録。 2016 大賞 グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ Win しろいぱんつ 「2ページで終わる地獄先生ぬ~べ~」「 四八(仮)の方が良心的 」と評された超常現象モノ。 次点 戦御村正 -剣の凱歌- Win げーせん18 圧倒的物量のバグで進める事すらままならず、半年間の修正も功を奏さず新規商品として作り直しに…。 なないろ*クリップ~最後のステージ~ Win D.O. あまりに古臭い内容、手抜きを超越して怖いライブシーン。これが最後のステージ…? なないろ*クリップ~星空にメリークリスマス~ Win 上記『最後のステージ』のファンディスク。同作初回特典の内容を使い回した薄っぺらいクリスマス。 LAMUNATION!-ラムネーション!- Win WhitePowder エロゲーの皮を被ったコロコロコミック。バタ臭いギャグが受け入れられるかどうかで評価が分かれた。 バカゲー 2015 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ Win unicorn-a / げーせん18 超絶ゲスなチート新主人公・榊月冴が、良い方向に向かっていたシリーズを再び修羅の国へ叩き落とした。 次点 不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~ Win アーベルソフトウェア 推理と言うか消去法なヘボすぎる内容。そしてあまりにやる気の無い主人公。 猫撫ディストーション ~恋愛事象のデッドエンド~ Win WHITESOFT クラウドファンディングにもかかわらず極薄ボリューム。タイトル通り出資者をデッドエンドさせた。 Love and Peace Win ミンク 通称「1しか出ない人生ゲーム」と呼ばれる、ド畜生なゲームバランス。 2014 大賞 新世黙示録 ―Death March― Win ザウス【本醸造】 通称「チーズ」と呼ばれる、不快な登場人物達による苦行のゲー務。 クソゲー 次点 銃騎士 Cutie☆Bullet Win エフォルダムソフト フルプライスの割に「絵フォルダ無」と表現され、終いには絵数の単位にまでされた低ボリュームが全て。未完成状態のまま会社が散り、親会社も巻き込んだ大騒動に発展した。 クソゲー カスタムメイドオンライン Win KISS いつまでも未実装な項目が余りにも多く、オンラインでやる意味が全く感じられない。 シリ不 俺がヤマタノオロチなら Win ソフトハウスSORA タイトルで盛大なネタバレを果たす拍子抜けの一本。発売年を疑うレベルの古臭さと完成度の低さが目立つ。 クソゲー ストリップバトルデイズ Win/Mac Overflow エイプリルフール企画のゲーム化作品だが、内容は薄い。 2013 大賞 明日もこの部室で会いましょう Win ミルクプリン 何故か裸族に覚醒、全裸で引き籠もり生活をした挙句、街が細菌汚染で荒廃するという超展開のオンパレード。 「(イチモツを)血流捜査してパンプアップ(原文ママ)」 クソゲー 次点 リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~ Win スワンアイ 「全部『ずっぷ! ずっぷ! ずっぷ! ずっぷ! ずっぷ! ああ…もう出そう』ですぐ終わるのですが」「むしろ何故この有様で質問が無いと思うのか」 クソゲー 逃避行GAME Win Ex-iT 「イラッシャイマセー」が鳴り響く世界。このゲームから逃避行したい。 Qualiaffordance -クオリアフォーダンス- Win Shelf 余りにもシナリオが斜め上すぎて抜ける物も抜けやしない。奇を衒えば良いという物では無いという好例。 雛といっしょ Win Ex-iT プレイ開始後10分で強制終了。最早「ゲー無」ですらない「 ー (マイナス) 」な駄作。 2012 大賞 SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~ Win スワンアイ 復活する処女膜バグなどキャラ設定もフラグ管理もストーリーも支離滅裂。抜きゲーとしても極薄で擁護不能。 執筆禁止 次点 華麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~ Win softhouse-seal 同人エロゲーからのパクリ疑惑がある。そのくせエロが無く、アクションパートもジャンプし続けるだけでクリア可能な程に歯ごたえが無い。 記事凍結 いたずらっ娘 ~うちの娘にかぎって~ Win REAL パッチを当てれば当てる程新たなバグが増える惨状に、ついにはメーカーがバグ修正を放棄。 パジャマさんこんにちわ Win EMU 10年前のエロゲーと称された超絶薄っぺらい内容。そして驚愕のオチ。 2011 大賞 ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ- Win アーベルソフトウェア 探偵ゲーの体を全く無していない雑な内容。そしてまさかのブン投げエンド。 クソゲー 学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~ Win softhouse-seal 「完成度1%のロマサガ」と揶揄される程、全て破綻しまくったRPG。ゲームでやってはいけないバグやミスを完全網羅。 記事凍結 次点 令嬢の秘蜜 Win muscadet 秘蜜って紅茶に入れる媚薬の事? 修羅恋 ~SeeYouLover~ Win TEATIME 「RPGで例えるなら、宿屋と街とヒロインの家だけ入れる」…3Dにした意味あるの? 勇者と彼女に花束を Win KLEIN 修正パッチを体験版に当てたら、最後までプレイできたぜ!!…商品としてそれで良いのか? 恋愛+H Win TEATIME 某ゲームのパクリにしても明らかに劣化していないか。これではラブマイナスだ。 2010 大賞 色に出でにけり わが恋は Win ういんどみる 「前後、前後、前後おおおおおん!」…抜かせる気ねぇだろ。 クソゲー 次点 恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~ Win アーベルソフトウェア 滅茶苦茶厄介なシステム。こんなゲーム守らなくていい。 Cross Days Win Overflow 1年以上に渡る発売延期の末に出されたのは、ブランドに止めを差すホモゲーだった。 クソゲー Floating Material -The hill where the star born- Win biscotti パクリを隠そうともしない男らしすぎる内容。よく発売出来たものだ。 クソゲー 2009 大賞 りんかねーしょん☆新撰組っ! Win りぷる ニュータイプじゃなきゃ理解出来ない破綻シナリオのみでKOTYeの大賞を掴み取る。エロゲ界の『マインドシーカー』と呼ばれた迷作。 クソゲー 次点 MQ ~時空の覇者~ Win アーベルソフトウェア 打ち切り漫画を無理矢理ゲーム化したような内容。mqとはm9 (嘲笑する指を表すAA)と見つけたり。 クソゲー タイムリープぱらだいす Win フロントウイング 画面がリープしているんですが。検証動画を即座に権利者削除する、別方向の仕事ぶりには只々呆れるばかり。 ひしょ×ひしょ Win ゆ~かりそふと アイ参を彷彿させる完成度の低さもさる事ながら、メーカーの対応も最悪の一言。「ごらんの生首だよ!!!」 クソゲー 2008 大賞 魔法少女アイ参 Win GPミュージアムソフト CGなしのエロシーン・体験版以下のボリュームにも拘らずフルプライスという、詐欺同然の暗黒爆弾。「ごらんの有様だよ!!!」 クソゲー 次点 ToHeart2 AnotherDays Win Leaf 前作メインスタッフが全員揃っているのに、何故この惨状を放置したのか。 なし つよきす2学期 Win きゃんでぃそふと 前作メインスタッフが全員抜けているのに、何故この作品を世に出したのか。 戦極姫 ~戦乱の世に焔立つ~ Win げーせん18 翌年のKOTY据置版・携帯版の大賞を総なめにした「戦極姫」の移植元。PC版に限っては、進行不可能なバグはパッチで改善されている。
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遙かなる時空の中で5 制作:コーエーテクモゲームス 公式サイト 製品概要 タイトル 遙かなる時空の中で5 ジャンル 恋愛アドベンチャー 対応機種 PSP 定価 通常版:5,800円(税込6,090円)、トレジャーBOX:12,800円(税込13,440円) 発売日 2011年2月24日 要点 本作は乙女ゲーにも関わらず、リアルにいる男性に受けしやすい女主人公設定にしたらしい 発売当初は特に目立った選評も来ず、せいぜいがっかりゲー止まりだと判断され一度は選外へ送られたが、トンデモ要素を集めたwikiが作られたり、葬式スレが2桁を超える等の反響を見て再度検証が行われ、めでたくエントリーとなった。 戦闘やシステム詳細は遙かなる時空の中で5 補足へ 選評 選評1 選評2 選評3 選評4 選評5 選評6 選評7 選評1 システムは快適 悪い意味でいつもの遥か つまり溢れんばかりの昭和臭、主人公に対する失笑を誘う為か?と思わせる時代錯誤な美辞麗句は満載 導入部が冗長すぎて投げそうになる 全体的に3を意識した感じというか、ドラマチックに盛り上げるから泣いてね!!って感じだが 新味がなく陳腐で安っぽさに拍車がかかって、ここで盛り上がって!って部分になればなるほどウヘア感 悪い意味での韓流っぽさも感じた キャラ造形は 主人公は色んな属性ぶっこみ過ぎて破綻してる 行き過ぎた天然にイラッ☆っとするが、乙女ゲーでは良くあること…かも…? 攻略キャラは上にも書いた、時代錯誤な美辞麗句でおだて上げて欲しい人には向いてるかも 問題は弟キャラ ストーリー上の問題になるけど、この子の扱いがちょっと酷すぎると思う 敵対する理由がすごいまっとうだし、一応の救済ルートがあるけどあれって救済になってるか? ああ、いつもの肥商法で半年位したらボイス追加版がでて、一年位で攻略可能キャラ増やした 完全版が出るんですね、分かってますよ 3人くらいやってこんな印象 本当に悪い意味でいつもの遥かとしか言い様がなく感じました 今のところシステム面は問題ないし、あくまでも好みの問題って話になるんじゃないかな 声優変更とか延命に必死だけどシリーズとして限界なんだと思う 主人公含めキャラ被りしないように頑張りすぎてキャラ崩壊or既存のキャラの劣化コピーだし 自分はうんざりしちゃったんで値崩れ起こす前に売ってきます 選評2 2008年、4作目がノミネートされたことは記憶に新しい。 それから3年後、満を持して発売され幕末を舞台にした『遙かなる時空の中で5』は、またも乙女ゲーマー達を 阿鼻叫喚の渦に叩き込んだ。 キャッチテーマは「大切なものを、この命で守る」。 しかし当の主人公はフェンシングの心得があるにもかかわらず、刀を持った相手に対して丸腰で前に出る。 守りたいと思う割には努力もしなければ不用意に立ち回り周りを巻き込む。おまけに反省もせず同じことの繰り返し。 仲間を傷つけたり殺したりした黒幕に向かって、自分には優しくしてくれたから信じたいと言い出す。 大した理由もないのにあらゆる人から雪やら蝶やら花やらと賞賛されるが、それをさも当然のことのように受け流し、 攻略キャラクターが迫って来ても照れも恐縮もしない。 十代後半にして「お家」「お花」「お散歩」「妖精さん」といった言葉遣い。 年相応の常識が欠けている。 突然自室の前に置かれていた差し出し人不明の花束を見て、「妖精さんがくれたみたいで、何だかうれしい」と 言い出す。 選択肢の意味が無い。例えば、序盤で →「もう寝る」 →「まだ起きてる」 という二つの選択肢が出てくる場面がある。イベントを回避するために 「もう寝る」を選んでも、 「…やっぱり眠れない。ちょっと起きてお外に出てみよう」 と主人公が勝手に動き出す。 選択肢を選ぶ場面の多くが、この例のようにプレイヤーがどの選択肢を選んでも同じ展開を迎える。 一部の攻略キャラクターは、選択肢を選ばずとも勝手に好感度が上がって行くお手軽仕様。 国の存亡を懸けた重要な会談では主人公の腰に手を回し、告白し、周りの歴史人物もナンパしてくる。 志を持つ攘夷志士がいながら、現代図書館に行かなければ政を上手く運べない。 史実の人物を攻略キャラクターにしたことが全く活かされていない。 一度クリアした章をやり直せるシステムを搭載しているにもかかわらず、6章までクリアするとそれ以前の章 には戻れない。 以降は7~10章を延々とやり直すだけ。見逃したイベントがある場合はまた最初からレベルを上げ、長った らしい章をやり直さなければならない。 個別ルートに入ると突然深い仲、フラグもクソもない。共通章がひどく長い割に、個別ルートは短い。 EDでは、その時代に大きな使命を背負ってるはずのキャラが簡単に主人公と一緒に現代に来てしまったり、 何の説明も無くいきなりEDでは現代に攻略キャラが主人公の前に現れ、勝手に感動の再会になっていたりと プレイヤー置いてきぼり状態。 一部攻略キャラの展開が、以前の同シリーズ内の展開と酷似しておりテジャブを感じる。 ボイスは従来の仕様通り、このご時世にフルボイスではなくパートボイス。 場面が切り替わらないのに突然ボイスがなくなるということもしばしば。決してバグではない。 ボイスがない場面とある場面の比率は約8:2といったところか。 主要人物が死ぬ場面でもボイスがない手抜きっぷり。 あまりのひどさに途中で中古店に走るプレイヤーが続出。 また、敵方に主人公と親しい人物がいるにもかかわらず、どのEDでもその人物がどうなったのかは放置プレイ。 しかも一万円以上する限定版にはその謎が解けるCDが付属されている始末。 通常版を買ったプレイヤーは怒りを覚えたに違いない。 目立ったバグがあるわけではない。絵や音楽やシステムは及第点である。 しかしこの破綻したシナリオとキャラクター造形、 そしてユーザーをなめきった商法、 いかにユーザーを驚かせるか、楽しませるかでは無く、いかに安く作るか、手を抜くかに心血を注いでいるかが 分かる仕様、発売日当日に説明書が引き裂かれた中古が1700円で売られていたことは大手社の没落として 乙女ゲー史に残ることとなるだろう。 これら全てを加味した上で、“クソゲー”の称号を心から贈りたい。 選評3 2008年、乙女ゲームの老舗 コーエーから「遙かなる時空の中で4」がまさかのクソゲーオブザイヤーに参戦した 当時の衝撃は記憶に新しい。 それから3年たった2011年2月24日 再び、コーエーからたくさんの乙女ゲーマーを阿鼻叫喚の渦におとし入れる作品が遙かシリーズから生み出されて しまった。 その名も「遙かなる時空の中で5」 乙女ゲームとは、プレイヤーの分身でもある主人公を通じて選択肢やコマンドで行動を選び目当ての男性キャラと 恋愛をするといったものが基本だが、この作品にはその主人公がプレイヤーに反旗を翻すという信じられない事実が プレイヤーを待っていた。 まず、「選択肢」というものが機能しないのだ。 つまり、ほとんどの選択肢がどれを選んでも同じ結果となり、行動に反映されないのである。 プレイヤーが「もう寝る」という選択肢を選んでも、「やっぱり眠れない、起きてお外に出てみよう」と全く違う 方向へと勝手に主人公が動き出す。 18歳にもなって「お家」「お城」「お散歩」「お花」「妖精さん」と幼稚園児のような言葉を使ったり、 自室の前に置かれた差出人不明の花束を見て「妖精さんがくれたみたいで、なんだか嬉しい」と思うようなプレイヤーは いるのだろうか。 キャラからたくさんのプレゼントを「一つだけでも受け取って」と言われた際、邪魔にならないかもという理由で 手鏡を選んだり、「この話は内緒にしてください」と言われて「嫌だと言ったら?」と返したり…主人公の極悪っぷりに 唖然とするプレイヤーも多数だった。 このようにプレイヤーにもキャラにも失礼なことを主人公がしていても、キャラから何故か褒められ、好感度はあがって いくのだ。 さらに、非攻略対象キャラですら初対面で「恋仲にならないか?」とナンパまがいのことを言ってきて、エサに群がる コイのように主人公に男たちが言い寄ってくるのである。 そして、勝手に好感度があがっていったキャラ達にささやかれたり、迫られても、主人公は照れることなどなく、 どこで鍛えたのか分からないスルースキルを発揮する。 彼女は人ではなくただのフェロモン発生機なのかもしれない。 これだけでも「主人公とは何なのか」「これは恋愛なのか」と深く考えさせられる出来なのだが、驚くことにこの作品は、 「主人公の物語」と称される共通ルートが全体の3分の2を占める。 時間に直すと、10時間~15時間ほどは共通ルートなのだ。 他のゲームならばキャラとエンディングを迎えていてもおかしくない量を使って異世界と言う世界観を説明してくれる 丁寧さに飽きたプレイヤーも多発した。 ちなみに、この共通ルート内で起きる恋愛イベントには失敗はなく、どう転んでもキャラの好感度はあがっていき、 考えなくても男がおちる易しい難易度に設定されている。 ここまでくると、神子を守る八葉というよりは、フェロモンに充てられた信者と言っても過言ではない。 そして、共通ルートを終えた後、ゲームのメインであるはずの恋愛ルートにいたるのだが、とても短いので、どうして 主人公を好きになったのかが描かれておらず、分からない。 今までフラグが立ったそぶりの無かったキャラからも、ルートに入った途端いきなり腰に手を回されたりと、超展開に 発展するのだ。 もちろん、主人公はいきなりそんなことをされても嫌がったり、照れたりもせず、「きょとん」としているだけなのである。 挙句の果てに、とあるキャラからに至っては「どうして落ちないの?」とすら言われてしまう始末。 さらに、エンディングまでいっても、主人公の口からキャラに対する想いが伝えられることがない哀れなキャラもいた。 キャラ達の独り相撲を見ているようで、だんだん悲しくなっていく切ない作品である。 遙かシリーズと言えば、和風ファンタジーを売りにしていて、歴史的に有名なイベントがシナリオに取りこまれている こともある。 遙か5も舞台は幕末、八葉にも歴史上の有名人物がたくさんおり、思想の違いなどを売りにもしていた。 さらに、マイナーな歴史人物も登場していたため、期待した歴史好きもいただろう。 しかし、いざ、蓋をあけてみると主人公のためなら葛藤することなく簡単に志を捨てれるような信者ばかりだった。 局中法度を破った者を裁こうとしない新撰組、薩長同盟という歴史的多舞台でナンパ大会を繰り広げる攘夷志士なんて 数ある作品の中でも稀なことこの上無い。 しかも、政を成功させるために、現代の図書館に歴史を調べにいくイベントまで発生する始末で、歴史好きは大いに 涙を流したことだろう。 内面も問題だらけだが、坂本龍馬が土佐弁をしゃべらない、英国人がアメリカ英語を話す、あなた平安時代の左近衛府少将 ですよねと外見的特徴にも違和感を抱くことだらけで、歴史上の人物を取り上げる必要はあったのだろうかと疑問に感じる。 シリーズものといえど、時代のニーズに合わせてキャラを作り、システムを向上させていくが、流石老舗、昔ながらを そのまま踏襲している。 なんとフルボイスが多いこのご時世でも、未だにパートボイスで、全体の2割ほどしか声が収録されていない。 また、恋愛イベントの際にボイスが入るわけでもなかったり、突然ボイスが消えたりすることもある。 加えて、口をパクパクさせているのにボイスがない仕様なため、バグだと勘違いした新規ユーザーも多数いたようだ。 残念ながら、ボイスがないのはバグではなく仕様である。 キャラデザやシナリオ展開も過去のシリーズをプレイした人なら昔を思い出させてくれることだろう。 簡単に言うと、手抜きである。 シナリオも完結している、絵も骨折なんてしていないし、音楽も雰囲気を壊すようなものはない。 PCが壊れるといったパンチをきかせたバグもない。 しかし、選択肢に全く従わず恋愛をしない主人公、勝手にあがる好感度、図書館に歴史を調べに行く歴史上の人物…、 デジャブを感じる…と、シナリオとキャラクターの積み重ねでここまでプレイヤーをガッカリさせたこの作品を 『正統派クソゲー』と評したい。 乙女ゲームの祖であり老舗のコーエーの新作が、発売日当日に説明書が破かれた状態の中古で1700円で売られていたという 乙女ゲーマーの叫びから目をそむけてはいけない。 選評4 2011年2月、10年度のksg大賞の選考が揺れる中 新たなスレが登場した「遙かなる時空の中で5 葬式会場」である。 板創設以来の盛大な葬祭に、嘲笑する者も純粋に悲嘆する者も並んだ。 もはや信者もアンチも常駐するksgハンターたちも楽しかった日々を振り返る他なかった。 そのように多くの乙女ゲーユーザーを巻き込んだ一大悲劇「遙かなる時空の中で5」は、 「いのちの儚さ」を見事に表現した。盛者必衰の理をあらわす。 本作の攻略対象よりも誠に武士らしい老舗の貫禄であった。 シリーズ共通の要素である怨霊との戦闘は、簡略化が計られた。 画面が90年代に跳躍したかと錯覚するようなMAPを歩き、 顔絵が描かれた板に守られながら戦闘を繰り返す。 武器レベルを上げるためには、ある程度戦闘の数をこなさなければならないが、 上記の条件に加えて、未攻略対象の武器レベルがカンストする仕様や 特性であった陰陽五行も一人三種類まで宿せるようになった仕様により、 ターン制戦闘は簡略化もとい形骸化した。 いや、しかし、それは今に始まったことでもなかったか。 ましてや「遙かなる時空の中で」は純粋なRPGではない、乙女ゲームである。 その乙女ゲー的要素に関しては、 プレイヤーや主人公の意とは他所に、花が咲いたようにハーレムが広がる。 落とそうという気概は必要ない。恋とは落ちるものではなかったのか? 残念ながら「遙かなる時空の中で5」においては周りが勝手に恋に落ちる仕様である。 パラレルと言え歴史上の傑物たちが春爛漫とした齢十六の娘に踊らされる。 幕末の志士と手を携えて、世界を救うと勇んだプレイヤーたちは撃沈していった。 いや、恋愛だけが乙女ゲーではない。 シリーズ10周年のテーマである「大切なものを、この命で守る。」重厚なテーマだ。 しかし大切なものを守った結果、八割方のEDでは後ろめたい終わり方をする。 長時間プレイした末に、この有り様である。それを悲劇と呼ぶか、 命を掛けても守れないものがあると悟るか、中古屋に持って行くか、 まさしくプレイヤー次第であった。 思い返せば十年を経て得たものはシリーズへの愛と憎しみ、そして自嘲するスキルだった。 『あの頃はすべて良かった‥』 ダウナー系クソゲーとして「遙かなる時空の中で5」が語り継がれても何ら不思議はないだろう。 選評5 そのジャンルのパイオニアがクソゲーを作るわけがない。 そんな風に多くの人が無意識のうちに信じていた常識が崩れかかったのは 何年前のことであっただろうか? 乙女ゲームの金字塔として、かつてこの業界の揺るぎない大手・古参ブランドとして その名を轟かせてきたコーエーの看板に陰りが差してきた。 「遙かなる時空の中で4」 「金色のコルダ3」 これらのタイトルはクソゲーかどうかはともかくとして、シリーズファンの間では 賛否両論、様々な議論を呼んだ最新タイトルである。 そしてネオロマファンの間でその議論の嵐がようやく去りかけ、ファンも疲労を隠せない中、 ついに発売されたゲーム「遙かなる時空の中で5」……それは“仏の顔も三度まで”という言葉通り、 ファンを三度目の地獄へと叩き落とすタイトルとなった。 頭の中が幼児レベルの主人公、過去作品の使い回しグラフィック、PS時代を彷彿させる陳腐なマップ、 簡略化されすぎて動かない怨霊と、動かないキャラの立ち絵が並べてあるだけの戦闘画面、 過去作品との既視感を感じさせるキャラデザ、過去作品を焼き直したシナリオ、意味のない設定の数々… 挙げればキリのないクソ要素の中でもとりわけ目立つのが主人公の奇行である。 主人公と言えばプレイヤーの操作キャラクターとして最も身近な存在なのは周知の事実だが この遙か5はその身近な存在を、「今の僕には理解できない」謎の存在として昇華させた。 選択肢に従わず勝手に行動し、それで危機に陥れば他力本願、叱られても反省しない。 更にその主人公のウザさを更に引き立てる黒龍の神子。彼女はこの電波と呼んでも差し支えない主人公を 「私の天使」と本気で信じており、主人公に対して男が近寄ろうとすれば怒り、軽率な行動を注意すれば怒り、 いわゆる神子同士の爽やかな友情を望んでいた層や百合好き層にも「これは違うだろう」と背を向けられる まったく誰得な存在と化してしまった。 では男性キャラクターはどうなのかというと、彼らはほとんど主人公に一目惚れをしていたり プレイヤーの預かり知らぬところでフラグを成立させ、「大切なのは過程ではなく結果」という 恋に落ちるまでの過程を楽しみたい層をことごとく蹴散らす仕様となっている。 それは過程の見えないプレイヤーからはさながら新興宗教のようにも見え、うすら寒さすら感じる 軸となるストーリーも幕末が舞台であるにも関わらず、大胆すぎるアレンジによって歴史上の 人物を攻略キャラとして登場させたわりに薩長同盟などの重要なイベントは「神子がいたから解決した」という 神子無双状態であり、なぜ幕末なのかという疑問ばかりが残る。 更にキャラクターも一部、歴史上の人物に申し訳がないと思わないのかと考えさせるようなキャラもいて 子孫の方々にも申し訳が立たないとファンに言わしめるほどである。 高名な自分の先祖がストーカー気質やら小娘一人のために易々と局中法度を投げ捨てるキャラにされて 不快な気持にならないだろうか…という配慮は一切なかったということだろう。 さて、ここまでクソゲー要素を色々と並べてきたが、一番いただけないのは主人公の唯我独尊っぷりだと 最後に紹介しておきたい。 まず主人公の弟だが、彼は時空の神によって作られた世界に生まれた存在で主人公のせいで 自分の存在が消えることを知って主人公と対峙することになる。しかし主人公は別に弟を救いたいとか そういうことはほとんど考えずに「そこをどいて!」と言い放ち、大抵はどのルートでも消えた弟について 特にフォローはなしである。そして攻略キャラである時空の神は、本来戦国末期に主人公が神子として 召喚される予定だったのに、召喚途中に時空の狭間を通った主人公がその神に助けて助けてと連呼したせいで 主人公を助けてしまい、神自らが戦国時代へと飛ばされ、そこで呪詛にかけられ幕府のために働かされることになる。 そんな時空の神も主人公と対峙しラスボスとなっているのだが、主人公のためにそんなハズレクジを引かされた相手に 「あなたに消えてもらうしかない」という選択肢を選ぶと、当然ながら相手も「君を消すしかない」と 戦いを決意するのだが、それに対する返答は「…ひどい…」である。自分で相手に消えてほしいと言っておいて 相手も同じことを言えば「ひどい」という主人公はなかなかお目にかかれないだろう。 ついでに言うと、この神とフラグを立てた場合、彼が他の攻略キャラの兄を殺したにも関わらず、 「あいつは俺の兄を殺した」「でも私を助けてくれたもん」と肉親を殺されたキャラに対する心遣いは一切ない。 これで心優しい龍神の神子という設定なのだからもう笑うしかない。 かつて乙女ゲームの一時代を築いたコーエーだが、このゲームをプレイしたファンはどう思ったのだろうか。 度重なるグラフィックの使い回しや、再三言われてなお実装されないフルボイス。 薄いと言われればお得意の追加ディスク商法で何とかなると思っているのかもしれないが、 このゲームはそんなちゃちな方法で改善できるような単純なものではなかった。 主人公はもうマイナス要素の塊であり、これにどんなものを掛け合わせようが、所詮マイナスにしかならないのだ。 しかも主人公の存在があまりに大きすぎて忘れがちだが、攻略キャラの薄っぺらさ、奇を衒いすぎたキャラのキモさ、 選択肢の意味のなさ、幕末ゲーとしての意味の無さ、戦闘のつまらなさ、個別ルートの短さと隙のないクソゲー要素は 逆に主人公一人をどうにかしたところでどうにもならないという事実も暗に示している。 選評6 『遙かなる時空の中で』…このタイトルを知らない人は、乙女ゲー板には少ないはずだ。 乙女ゲーの先駆者であるコーエーが看板にしている、和風乙女ゲーシリーズである。 思い起こせば、クソゲーの予兆は随所にあった。 遙か5体験版は『遙か4愛蔵版』の購入者のみしか体験できないという、斬新な殿様商売。 体験版とは購入を迷っている人がお試しでプレイする物だと思っていたが、そんな常識はコーエーには通用しない。 そして迎えた発売日。ユーザーの前に現れたのは、『遙か5』という名のクソゲーであった。 まず特筆すべきは主人公『蓮水ゆき(通称ゆき様)』の存在である。 資産家の娘として育ったゆき様は、プレイヤーたちとははっきり一線を画した存在である。 躾が厳しかったはずなのに、一方で自由に育っていたらしいゆき様。 フェンシングの達人のはずなのに、ほっそりとして小柄な体格なゆき様。 相反する特長を無理やり詰め込んだキャラ、それがゆき様なのである。 八葉と歴史上の偉人はもちろん、神ですら一目惚れする。 プレイヤーが「行く」を選ぼうが「行かない」を選ぼうが、「やっぱり放っとけないよ」と走り出す、それが聖女たる ゆき様の選択。 さらにはほとんど全てのスチルに登場。しかもゆき様中心のスチルばかり。 ゆき様はプレイヤーたちが自己投影することなど畏れ多いような、完璧ヒロインなのである。 しかもゆき様は、カプ萌派にも大変厳しい。 ほとんどの恋愛イベントを真顔でやり過ごすスルースキル。 愛の告白にも初キスにも気がつかない不自然なほどの鈍感さ。 仲間を殺した相手を「本当は良い人なの」と言い張る頑固さ。 切り捨てられそうな人を見ると、「やめて!」と言い放ち棒立ちに立ちはだかる考えの足りなさ。 「お家」「お花」など、何にでも『お』をつける言葉遣い。 「誰も犠牲にしない」と言いながら、兄弟同然に育ってきた者たちを犠牲にする傲慢さ。 書き連ねれば切りがないほど、正に「女性に嫌われる女性」を体現したかのようなキャラなのだ。 現に、発売から一月足らずで嫌いなヒロインスレのトップに躍り出ている。 攻略対象と個別シナリオも悲惨の限りを尽くしている。 本来一番有名な坂本龍馬は空気。史実エピは全てゆき様の偉業扱い。 年上従者の瞬はゆき様のためなら実の弟を「始末しておけば良かった」と言い出す下僕。 沖田は新撰組から脱走した同志を処刑しておいて、自分は「ゆき様が好きだから」と新撰組を抜ける。 チナミは記憶喪失→いつの間にか治ってました。 福地は史実の人物である必要性皆無の変態ストーカー。 小松は恋愛脳な最年長。 サブキャラの桂と西郷まで、薩長同盟の場面でゆき様をナンパし出す始末。 アヘン戦争を、ウイットに富んだ話題と勘違いしているKYなサトウ。ゆき様もその会話を楽しんでいらっしゃるご様子。 国の行く末を決める重要な会合にて、ゆき様の腰に手を回し「ご覧の通り(今はラブラブ)だ」と言い出す高杉。 この他、ガチレズ都、頭から鎖が生えた宰相天海、前作までの声優を姑息にあてがわれているが存在する意味が わからない四神と、一人としてまともな者などいない。 更に色を添えるのが、パートボイスならぬポイントボイス。 声付き恋愛イベントが始まっても、突然イベント中に声がなくなるという不思議設計。 口パクは継続するので新規ユーザーは混乱する。 バクではありません。これがコーエーの仕様です。 もっとも、恋愛イベントが始まる頃には、ゆき様も攻略対象もシナリオも苦行となり、 「早く終わらせたい」という気持ちで一杯なので、それほど不満は感じない。 どう足掻いても絶望…これをクソゲーと言わずして何と呼べば良いのか。 アンチの工作と決めつける前に、現実を直視するべきだ。 大きなバグはない。システムに大きな不備もない。 ただ、主人公・攻略対象・シナリオ全てがクソなのだ。 本体破壊やシステムバグだけがクソではないことを私たちに思い出させてくれた『正当派クソゲー』、 それが『遙かなる時空の中で5』である。 選評7 「遙かなる時空の中で」シリーズ 乙女ゲームの元祖、老舗であるコーエーが発売した、乙女ゲーの中ではトップを争う知名度の高い作品である。 2008年KOTYに、そのシリーズの4作目「遙かなる時空の中で4」がノミネートしたのは記憶に新しい。 そして、老舗に恥ずべき失敗は1度で終わることは無かった。 乙女ゲームの発売がほとんどなく暇な状態が続いた、2011年2月、遙かシリーズ最新作「遙かなる時空の中で5」が 発売された。 これは、前作遙か4ですら楽しめた信者をアンチに変貌させるぐらいの問題作だった。 この作品がクソゲーだと思われる要素を以下に挙げる。 主人公 選択肢の言うことをきかないことが頻発(選択直後の文ですら、「でも…」「やっぱり…」と選択肢と真逆の行動をとる) 男性キャラに褒められたり、迫られたり、キスされたりしても、決して照れたりせず何事もなかったかのように受け流す 主人公が攻略キャラに対して想いを伝えることが無い(攻略キャラに対して「好き」とはエンディングでも言わない) 「皆を守りたい」といったことは口にするが、飛び出すだけで、途中で躊躇うなど結局は守られてばかり 主人公を慕わないものは助けない(弟分にはどのルートでも最期まで手を差し伸べることはなかった) 幼稚な話し方(オウム返し、お外、お城、お花など何かにつけ「お」をつける等) 電波、お花畑思考(部屋前に置かれていた差出人不明の花を見て「妖精さんがくれたようで嬉しい」等) こういったプレイヤーが共感できない、嫌いになってしまう要素がたくさん主人公に見られた。 その上、サブキャラも含め、過剰かつ不自然に主人公を持ちあげるシーンが目立つ(初対面でナンパ、普通の提案を しただけで真の志士だと褒めちぎる等)ため、余計に主人公に対する嫌悪感、作品に対する置いてけぼり感を プレイヤーは感じることとなってしまった。 乙女ゲームにおいて主人公はプレイヤーの分身にも近い存在なのに、主人公の言動とプレイヤーの言動が著しく かけ離れているのは十分クソだといえる。 攻略キャラ 攻略キャラの一人がストーカーで、終始、鼻息の荒い(主人公に声をかけられただけでハァハァ状態) 主人公に絡む男に片っ端から噛みつく女キャラ 実の弟が敵になっても全く動揺しないどころか「早く消しておくべきだった」とすら言ってしまう冷血な兄 お茶会の話題に、アヘン戦争を持ち出す男 攻略キャラ単体でも性格の悪さ、プレイヤーが好きになれない要素が目立った。 さらに、この板のキモメンスレにて攻略キャラ全員がキモメンとしてあげられるという快挙を成した。 乙女ゲームにおいて一番魅力的に見せないといけない攻略キャラに魅力を感じない人が多いというのは問題だ。 土佐弁を話さない坂本龍馬 沖田の結核といった病弱設定→作中ではただの風邪扱い また、このように、幕末モノとしてお約束とも言える定番設定を理由もなく全て削ってしまったので、幕末好きは涙を呑んだ。 八葉は8人中7キャラ、過去作あるいは、同社他作のキャラと似たデザインと、キャラデザ面でも手抜きかつ、シリーズファンほど受け入れにくい見た目でもあった。 シナリオ 共通ルートが全体の3分の2(プレイ時間10~15時間)と大変長い上に半分はお使いシナリオと冗長気味 個別ルートに入った途端、攻略キャラの態度がカップルのように変化、恋愛過程が描かれていない 主人公に惚れた理由も描かれていない、描かれていても一目惚れや最初から好きだったといったもの 攻略キャラが死ぬ→ループして話をやり直す→生存 といった話の金太郎飴化 一部の個別ルートのシナリオは過去作のシナリオと似ていて新鮮味がない 乙女ゲームのメインである恋愛要素が薄っぺらく金太郎飴、使い回しかつ、無駄が多いシナリオで退屈してしまう プレイヤーが続出した。 女キャラとの百合展開シナリオ 男性キャラを攻略するのが目的の、乙女ゲームとして地雷と言えるのではないだろうか。 また、この女キャラを攻略しないと攻略制限が解除されないキャラがいるので悪質である。 共通章から物語そのものにかなり食い込んだキーキャラについては、ほとんどのルートで完全スルー エンディングを迎えると、主人公にとって都合の悪い設定(力を使うことで削られた命など)が理由もなく帳消しになる 「命を削って大切な人を守る」がテーマだが、上記より削った命は理由もなく帳消しになる上に、大切な人を守らず守られてばかりな矛盾したシナリオ これまでに起きたことと矛盾し意味をなくすようなご都合主義展開も多く、設定の管理が出来ていないのではと 思わせるシナリオだった 乙女ゲームの核である恋愛部分は少ないのに、無駄が多く、金太郎飴、設定も破綻したシナリオでどの方面から 見ても、褒められる点が全くない。 シナリオが最重要な乙女ゲームとして、シナリオが褒められないなんて、作品としてダメだろう。 さらに、 幕末での歴史的イベントを成功させるために現代の図書館に歴史を調べに行くなど歴史上の偉人を軽視 薩長同盟という重大な場で偉人の名前を冠したキャラ達が主人公へのナンパ大会を繰り広げるなど歴史的イベントすらも軽視 と、幕末好きになればなるほど怒り狂うシナリオだった。 幕末モノが舞台の作品なのに、歴史ファンすら支持しないとは、誰に宛てたシナリオなのか疑問に感じる。 スチル、グラフィック 攻略キャラのスチルに置ける主人公の登場率は8割以上な上に、目測でスチル面積の6割は主人公 主人公の顔が攻略キャラの顔に被ること多数 と、キャラよりも主人公が目立ってしまっている。 プレイヤーは主人公目当てでプレイしているのではないのをメーカーは分かっていないのだろう。 背景の書き込みがないものが全体の8割 戦闘画面に現れる怨霊は全て過去作の使い回し あるサブキャラのエンディングスチルは別スチルの主人公とキャラの部分を切り抜き と、手抜きも目立った。 スチルですら良い要素をあげることができず、クソな部分ばかりが目立つ。 戦闘 全5種類の陰陽五行による各キャラの特性が、一人三つの特性をもつことが出来るため各キャラの特徴が薄い。(過去作では当然、一 人一つである) 特にレベル上げに力を注いでいない未攻略対象の武器レベルですら楽にカンストするぬるい仕様 とゲームバランスも悪く、レベルなどは全部引き継がれるため周回すればするほど退屈になっていく仕様だった。 過去作にあったモーションが無くなった 過去作にあった戦闘用立ち絵もなくなり、今作の戦闘カットインは通常立ち絵の使い回し 武器強化は無双(同会社別作品)の使い回し と、5年以上前の過去作ですら出来ていたことも出来ておらず、使い回しが目立つというスチルに引き続き手抜きが目立った。 システム 共通ルート内のキャラ攻略に関わる恋愛イベントは強制発生強制成功 何もしなくてもイベントが強制発生かつ強制成功で勝手に好感度が上がる仕様は、乙女ゲームとして破綻している。 全体の2割以下しか声が入っていない 無駄な演出が多い(マップ移動のたびに主人公の足元のカットイン+SE、声がないのに口パクなど) 必要なものには力をいれず、必要のない演出のみ力を入れているのがよく分かる。 また、無駄な演出のせいでテンポも悪くなってしまっている。 6章以前には戻れない制限がある 公式サイトでは「一度出現した章は章選択画面で何度でもプレイし直す事が可能です。」と書いてあるが、実際は出現した章でも戻れない章があると嘘表記 シナリオの最初から1キャラだけを追いかける一途プレイは非推奨(一途プレイだけでは攻略制限が解除されないキャラがいる) 一途プレイは非推奨なため、逆ハーよりになる中、主人公が照れたりせずに受け流すだけなので、主人公と 攻略キャラが「教祖と信者」化してしまっているのも、プレイヤーに気持ち悪さを感じさせる要因となっている テンポも悪く自由度が低い、何よりも乙女ゲームとして破綻している部分もあるため、バグは無くても十分クソ要素と言えるだろう。 一つ一つを見ればクソさとしてはたいしたことない要素でも、まさに塵も積もれば山となる。 また、小さなクソ要素が互いに高めあってクソさを倍増させてしまっている これだけクソさが大量に集まっていれば、耐えきれる人なんていないだろう。 むしろ、プレイすればするほど、小さなイライラが大きなイライラに変わっていってしまう。 その結果、本スレは葬式状態、その上、葬式会場(現遙か5アンチスレ)も出来るという、 シリーズファンですら受け入れられずそっぽを向かれる作品となってしまった。 ファンですら阿鼻叫喚の渦に陥れた、遙か5はありとあらゆる面でクソさを発揮した正統派クソゲーと間違いなく いえるだろう。
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未来神話ジャ-ヴァス改めクソゲー神話JAR TAS 【作品の傾向】TAS 【状況】完結(08/01/27) 【全動画数】4 【マイリスト】mylist/4882204 【備考】 この動画情報を編集
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乙女ゲーム的クソゲーとは何か。 2014年大賞『クローバー図書館の住人たち』は、我々乙女にそんなテーマを投げかけてくる作品だった。 度重なる議論を経ても、答えを見いだせないまま時は過ぎ2015年。 果たしてこの、哲学的とも言える問いかけに、答えは見つかるのか。 我先に、と門を叩いたのは、静かなる幕開けに反するかのように巨大な地雷であった。 『新テニスの王子様~Go to the top~』(以下、テニヌ) 許斐剛氏の大人気テニス(?)漫画「新テニスの王子様」を原作とした乙女ゲーである。 数年ぶりとなる「テニスの王子様シリーズ」の乙女ゲー。普通であれば、歓喜に沸くところではあるが。 発売元が「KONAMI」からクソゲー量産メーカーとして名高い「フリュー」に変わったことや、 主人公が従来の中学生ではなく社会人であること、公式サイトのキャラ名間違いや作画崩壊…… 以上の事から今作は、発売前から「見えてる地雷」と称され、今回見事に大爆発を遂げた。 『テニヌ』をプレイする上で目に付くのが、明らかに原作とはかけ離れたキャラクター達の姿である。 ムードメーカーである菊丸に笑顔の立ち絵がない、糸目キャラの不二は常に開眼状態などなど 作画の時点で「そのキャラらしさ」というものを感じることが出来ず、さらには 女性である主人公をパシリ扱いする跡部 年上である主人公を「あんた」呼ばわりする菊丸 空腹だと言うのでガムをあげたら、「余計に腹が減った」と激怒し怒鳴り散らす桃城 敗北した真田を「腑抜け」呼ばわりする幸村 等、作中至る所にキャラ崩壊が見られる。そもそも 「皆学校を休んでまで参加しているテニスの合宿という舞台で、テニスの実力とは全く関係のない、 一般人からのネット人気投票のトップを取るために、わざわざ練習時間を割いてまで積極的に取材に協力するキャラ達」 という設定そのものが、テニスのために生死さえかけかねないテニプリキャラ達にとってはキャラ崩壊とも言える。 この企画の発案者は例に倣って跡部なのだが、その理由も 「どうせお前たちは俺様には敵わない烏合の衆だから、俺様と張り合うチャンスを与えてやろうと思ってな」 などと言うもの。原作では高圧的ながらも仲間想いである跡部の盛大なキャラ崩壊である。 この時点で原作付き乙女ゲーにあるまじき失態なのだが、唯一のオリジナルである主人公も、キャラ設定とはかけ離れている。 言動や思考回路が社会人とは思えないほどに幼稚で、基本的にパシリであり、帰りをキャラに送らせたり野犬から守ってもらったり。 更には、仕事である取材のアイデアすら自分で出せず、未成年に相談してくるような成人女性相手に、12~15歳の男子達は、 それらしいきっかけになるような大きなイベントは一切ないまま、いつのまにか許可も得ず名前で呼んでくるほどの好意を持つ。 2,3言で終了する一日の会話を数回繰り返し、辿り着いたのはCGも何もなくただ「大人になるまで待ってて」とだけ言って 主人公も何の葛藤も疑念も抱かずに受け入れて終了→エンドロールという味気ないにもほどがあるED。 おそらく、主人公が成人済みであることから、未成年であるキャラとの深い描写が出来なかったのだろう。 ならば、なぜ主人公を社会人にしたのか。従来のシリーズのように中学生にしなかったのか。不満が尽きない。 その他、ファンブックを見て答えるだけのクイズ式ミニゲームや、ストーリー的に意味があるのか不明な上、 台本探しという作業を演者全員分揃えないと見ることのできないPV撮影など 周回を重ねるごとに選評者を以てして「ストレスがGo to the top」と言わしめ、攻略キャラ30人のうち二桁も攻略しないままゲームを投げる乙女が続出。 乙女ゲーだけでなく、原作付きのキャラゲーとしてもあるまじき作品となった。 叩けば叩くほど埃が出てくる「テニヌショック」。この甚大な衝撃によって、今年度の門番が誕生した。 強すぎる門番を前に、あくまで「可能性」に過ぎない小粒なクソゲーたちは門を叩くことすら出来ないまま涙を呑んで去っていく。 ……だが、その間にも確実に次なるクソゲーは息づいていたのである。 そして、年を跨ぎ1月。ついに2つの勇者が門番の前に立ちはだかった。 一作目は『POSSESSION MAGENTA』(以下、ポゼマゼ) 「愛と狂気のミステリーAVG」と銘打っており、その名の通り学園内で起こった事件を主人公と攻略対象たちが推理していくというサスペンスストーリーである。 プロローグにて、突然発狂した男子生徒が次の日、磔遺体となって発見された時は「これから何が始まるのだろうか」とわくわくしたものだ。 しかし、今作の盛り上がりはこのプロローグのみで、後はサスペンスとしても恋愛ものとしても非常にお粗末な出来となっていた。 高校生特有のノリとテンションで行われる軽~い推理。続きが全く気にならない事件展開。 冒頭で「あっ…(察し)」となる犯人。初登場の時点で「あっ…(察し)」となる黒幕。最後まで死の真相が明かされない被害者たち。 推理が幼稚なため、ミスリードがミスリードになっていない。そんなこんなで明かされた真相はミステリーというよりはファンタジーであり、そのくせ大したことない。 終盤になると突然、真犯人=ラスボスVS主人公たちのガチバトル(物理)が始まる超展開。そして、最終的な解決策はなんと「ネット」。 これらを構成しているのは誤字脱字に塗れた厨二病極まりない文章であり、選評者に「選れし私が失筆した狂気の恋愛奇譚‐アドベンチャー‐」と表現された。 「ポゼる」「ピュリる」などと言った謎の言語が説明もなしに繰り出されることも、文章の読みにくさに拍車をかけている。 恋愛部分も皆無に等しく、ストーリーが始まった時点で全キャラクターの好感度がMAX状態という文字通り「つよくてニューゲーム」状態。 各章ごとに一人、攻略対象がメインとなるシナリオが用意されているのだが、仲良くなるのがその章だけしかなく、他キャラがメインとなる章では完全な脇役に徹する。 そのメインシナリオの内容もあっさりとし過ぎており、基本的に 主人公「事件解決しなきゃ(使命感)」 攻略対象「そこに痺れる、憧れるぅ!」 といった感じの内容。 このように恋愛部分が薄いどころか「無」の状態であるにもかかわらず、エロ展開だけは一丁前に搭載されている。 このゲームでは攻略対象が個別ではなくメインシナリオで一人ずつポゼる(発狂する)展開があるのだが、ポゼってしまった攻略対象たちはほぼ同じ展開で性的に迫り、殺そうとする。 ポゼってしまった理由は主人公への恋心。壁ドン、無理やりキス…くらいならば許容範囲だが、服をひん剥いたり押し倒したり、その他CEROギリギリアウトな行為を働き、主人公も毎回「仕方がない」と受け入れる。 尻軽ビッチ感が拭えないのだが、この主人公は才色兼備という設定である。だったら、説得くらいしてみたらどうなのか。 エロ展開は当然ながら未遂で終わるのだが、それ以降主人公が攻略対象を異性として認識することはなく、最初から最後まで一貫して事件 恋愛と比重を置いていたのに、 個別ルートに入った途端に恋愛スイッチがONになる。この個別ルートも例に倣ってあっという間に終わってしまい、やはり恋愛してる感が無い。 こんなお粗末なシナリオ、恋愛パートでも、その向こうにはライターのドヤ顔が透けて見え、「困ったらエロ入れとけ」といった浅はかな考えまでもがひしひしと伝わってくる。 選評者曰く「今作の救いはキャラクター」とのことだったが、前述の主人公に加えもう一人最大の地雷が埋め込まれている。親友の「綾女」である。 彼女も主人公への好感度がMAXどころか限界突破しており、主人公を「ハニー」と呼び、攻略対象以上に「好き」を連呼してくる。 ここまでであれば単なる百合キャラに留まっていただろうに、これに男嫌いという設定が加わったことで最大限の地雷キャラへと変貌してしまった。 男であれば攻略対象だけでなくサブキャラにまでもオラついては悪態を突き、主人公と攻略対象が絡んでいる姿を見かけようものならば電光石火のごとく割って入り邪魔をしてくる。 プレイヤーや攻略対象にとっては邪魔極まりない存在なのだが、主人公はまんざらでもないらしく強く諫めることをしない。 更には攻略対象が彼女の態度を注意しても「仕方ないでしょ」などと言って率先して庇うため、彼女は反省せずに妨害を繰り返す。非常に質が悪い。 恋愛すべき主人公が恋愛をせず、主人公の恋を応援するべき親友が邪魔をしてくる。 シナリオ中で上がっていくはずの好感度は最初からMAXな上、共通ルートが8割を占めているため恋愛している感が薄く、作品のメインテーマである「ミステリー」も不必要。 更に真相ルートで主人公は特定の攻略対象と「正史」として結ばれるため、他のキャラクターが空気かつ無駄な存在となり果ててしまっている。 今作はまさに「乙女ゲー無」と呼ぶにふさわしい出来であった。 二作目の名は『RearPheles -Red of Another-』(以下、リアフェレス) 今作を以て乙女ゲー業界に参戦したニューフェイスの手がけた、童話「赤ずきん」をテーマとした新感覚AVGである。 ノベル形式のゲームが多い乙女ゲー界隈において、3Dを使用した探索型鬼ごっこゲーを導入した今作は非常に斬新かつ購買意欲をそそるものだったに違いない。 だが、蓋を開けてみると、赤ずきんどころか猟師や狼ですらも脱兎のごとく逃げ失せるであろう、凶悪な鬼ごっこが待ち受けていた。 プロローグで突如見知らぬ赤ずきんに「狼が来てるから逃げろ」と言われ、「移動はスティックで」といった程度の基本中の基本の操作のみを教えられ、 体感時間にして最大2分ほどかかってしまう読み込み時間の果てに放り出された3Dパートの操作性は、初代バイオハザード+初代クロックタワー÷2と表現されている。 スティックを動かしても直進しかできず、マップを歩き回るにはRスティックでの方向転換→Lスティックで進むといった作業をこなしていかなければならない。 主人公は、狼から逃げなければならないというのに異常なほど鈍足で、走っていても徒歩と同程度の速さしかない。 当然すぐに狼に捕まり、無駄にえぐいSE付きで食べられすぐにゲームオーバーとなる。 この操作にさえ慣れてしまえば、後はどうにでもなる……と思ったら大間違いである。 マップは似たような景色が続く割に不思議のダンジョン形式に地形が変化し、鍵の位置や脱出ポイントが毎回違う。 さらに狼はテレポート能力を有しており、後ろから追いかけてきているはずなのに、なんの脈絡もなく主人公の進行方向側から現れる。 狼が目の前に立ちふさがっても、横をすり抜けるなどと言った運動神経を鈍足の主人公が有しているはずもなく、逃げるために後ろを向いた瞬間にぐちゃり、というのはもはや常。 救済措置のつもりであろう難易度選択も、上記の操作性の悪さから全く意味のないものとなり果てている。 あまりの操作性の悪さに、興味を惹かれた購入者の大半が恋愛を楽しむ前に売却してしまうという事態に陥ってしまった。 この3Dパートは後に配布されたパッチによって飛ばすことが可能になったのだが、安堵したのも束の間。 3Dパートの恐怖から逃れた先にあったのは、新たなる脅威であった。 「○○を××したから□□になった。」「パクパクと食べた。」といった幼稚極まりない文章に、プレイヤーと作中とで話の内容がかみ合わない箇所が多いため、整合性が迷子状態。 通常ならば一言で済む日常会話を、週刊少年漫画のように無駄にだらだらと引き延ばしてあるため、なかなか話が進まない。 だのに長く尺を取るべき重要な場面での説明や推理を端折って、当人たちだけで勝手に話を展開するため、プレイヤーは置いてけぼりを食らう羽目に。 その為、謎が謎のまま作中の誰も疑念を懐くことなく終了してしまうという、ホラーにあるまじき失態がちらほら存在する。 更に今作の主人公は、ホラー作品の主役とは思えないほど、とんでもない性格をしている。 「お部屋」「おうち」「お料理」等、どこぞの清らかな神子様を彷彿とさせる言葉を操り、口調は「○○だよねぇ」「○○だけどなぁ」と間延びしていて緊張感が皆無。 狼に狙われているという自覚も無く単独行動をしたがり、 すぐそこに狼が迫っているという危機的状況でも危機感を持たずに「お花がきれい」と呟く文字通りのお花畑思考。 自分の好き勝手に行動した結果、命の危険に晒されたというのに、次の瞬間にはそのことを忘れ、何度も何度も同じことを繰り返す。無限ループって怖くね? 人の忠告や警告を悉く無視するどころか「わかってる!」と逆ギレしてくる某記憶喪失さんのような唯我独尊ぶりに、 鈍感という設定上、あからさまな好意にも全く気付かないどころか、近くにいたキャラにいちいちその言動の意味を尋ねるという圧倒的な空気の読めなさ。 何ともデジャブを感じさせるこの主人公、一言で評してしまえばただの馬鹿である。 そんな主人公の馬鹿さ加減が最もいかんなく発揮されるのは、なんと真相ルート。 シナリオ中に伏線がこれでもかと言わんばかりに散りばめられている上、ラスボスの口から限りなく正解に近い発言が出ているにも拘らず、事の顛末について全く理解していないのだ。 しかも、最終的にはラスボス側が自己解決してしまうため、真相ルートでの主人公は馬鹿さと鈍さを露呈しただけで終わってしまう。 こんな主人公が作中では「予言の子」などと持て囃されるのだから、プレイヤーは釈然としないだろう。 今作は当初、その操作性の悪さが携帯ゲー版KOTY民の目に留まり、話題となっていた。 しかし、公式側が良かれと思って導入したパッチによって、今まで成りを潜めていたシナリオ部分の悪さが露呈してしまう羽目となった。 結果、今作は乙女ゲームとしてもクソゲーであることが日の下に晒され、無事ノミネートを果たしたのである。 以上、個性豊かな上記3作をノミネートとする。 大賞を決定する前に、今一度前年度のテーマを問いたい。 『乙女ゲー的KOTYとはなんだろうか』。 乙女ゲームもあくまでゲームの一種だ。それが故「システム」や「バグ」といった根本的な部分にどうしても目が向きがちなのも、致し方無い。 2007年より始まった歴史の中で選ばれたKOTYの大半が「ゲームとして」の問題児ばかりだ。 だが、そういった部分ばかりに注目が行き、その果てに選ばれた作品は本当に「乙女ゲー的」KOTYなのか。 「システム」「バグ」などの根源ばかりが評価されて大賞になるのであれば、他の該当KOTYスレで十分のはずだ。 「太陽」に隠されて見えなかった「月」―――我々乙女が最も目を向けるべきはそこではないだろうか。 以上を踏まえ、2015年度の大賞を発表しよう。 真の「乙女ゲー的KOTY」に相応しい作品―――それは『新テニスの王子様~Go to the top~』である。 「ゲーム」という大きく広い視野で見れば、システム周りや操作性に難のある『リアフェレス』が大賞に相応しいかもしれない。 しかしここはあくまで「乙女ゲー的」KOTYスレ。前述のとおり、比重を置くべきは「システム」ではない。 それに、ゲーム性という意味で決定打となる3Dパートは、後にパッチによりスキップ可能となった。 昨今、致命的なバグですら「仕様だ」と言い切り売り逃げを果たすクソゲーメーカーが多い中で、 即刻ユーザーの意見を反映し、パッチ適用を果たした後もなお公式サイトにユーザーアンケートを設けている製作元のMatatabiはとても良心的だと言えよう。 また、このMatatabiは乙女ゲーどころかゲーム業界としても新参者の部類であり、数々の失態も「圧倒的経験不足」と言ってしまえば収まりがつく。 着眼点は悪くない、むしろいい目の付け所だ。この失敗を踏まえ、Matatabiにはぜひ今後も乙女の国の支えとなっていただきたいものだ。 『リアフェレス』のゲーム性が議論対象外となったことにより、目が向くのは「シナリオ」。 この事実により導き出される答え―――乙女ゲー的KOTYにおいて最も重視されるべき点は「シナリオ」である。 「好みの範疇」という茨多き道であろうともじっと耐え忍び、あくまで冷静に見定めて初めて、真の「乙女ゲー的KOTY」に君臨するのではないだろうか。 今年度ノミネートした3作は、好みの範疇以前に読み物の基本である「起承転結」が全く成立していない。 「承」「転」の部分が迷子なのは、もはやこの3作にとっては当たり前。この時点でノミネートは確約されたようなものだ。 が、残された「起」「結」の部分に、『ポゼマゼ』『リアフェレス』と『テニヌ』の相違点がはっきりと浮かび上がってくる。 まずは掴みである「起」の部分。 「起」の部分が一番の盛り上がりと言わしめるほどプロローグで高揚感を煽ってくる『ポゼマゼ』。 欠点だと思われた解像度の低さが逆に効果的となり、そこに雰囲気満点のBGMが加わることで及第点となっている『リアフェレス』。 「起の」部分だけを取り上げれば及第点である2作に対し、『テニヌ』はどうだ。 シリーズ累計発行部数実に5000万部を超える立派な原作がついていながらも、その設定をまるっと無視して始まる「起」。 これは購入者の大半を占めている原作ファンのみならず、乙女ゲー化することを快く了承してくださった原作者許斐剛氏への冒涜行為と言えるだろう。 次にクライマックスである「結」の部分。 真相ルートの押し付けがましさを除けばどのルートもしっかりと結べている『ポゼマゼ』。 整合性は取れていないが、物語的にはめでたしめでたしで終了する『リアフェレス』。 2作に対し『テニヌ』は、攻略キャラが多いが故に複数のEDパターンが作れず、唯一のEDも2人だけが盛り上がって終了と、なんとも言えない尻切れトンボ状態。 この2つの相違点が、3作の「読み物としての」差を物語った。 だが、これだけではまだ決定打に欠けている。 シナリオが悪くても、恋愛部分の描写がしっかりしていればそれでよし! と豪語する乙女もいることだろう。 安心してほしい。乙女ゲーにおいて最重要の恋愛部分においてもやはり途方もない差が生まれているのだ。 最初から好感度MAXではあるが、恋愛関係になってからの描写はしっかりしている『ポゼマゼ』、 幼稚過ぎる主人公と言えど、攻略対象のと心の交流や惹かれていく過程は描けている『リアフェレス』に対し、 『テニヌ』はただキャラのパシリとなるだけで、恋愛といえるだけの恋愛要素など探しても見つからない。 その最大の原因は「主人公」の「設定」にある。 『ポゼマゼ』『リアフェレス』双方も、主人公のキャラクター性を問題視されていた。 しかし、それはあくまで「物語上」での問題に過ぎない。肝心な恋愛描写は「出来ている」のだから。 『テニヌ』の主人公は、記者という設定を踏まえると若くても20代前半~アラサーということになる。 きちんとした職に就いた立派な社会人ならば、成人と未成年の恋愛がリアルでいかに問題となるかがわかるはずだ。 この「社会人主人公」こそがゲーム製作上でも完全に足枷となり、恋愛部分だけでなく物語においても深い描写が「出来なかった」のである。 この事実こそが、今作を大賞たらしめる最大の原因となったことは疑いようがない。 更に、駄目押しとしてもう一点。 美麗なイラストに個性的なキャラクター達、声優陣の圧巻の演技力といった乙女ゲーならではの萌えがある2作。 特に声優陣のキャラへの入り込み度は、選評者をもってして「救い」だと言わしめたほどだ。 だが『テニヌ』に至ってはいくら探しても乙女的に萌えられる要素が見当たらない。 原作無視という愚行により、良要素になって当たり前のはずのイラスト・キャラ・声優陣の演技力が悉く無駄となってしまっている。 挙句の果てに、本スレにて称賛を浴びたのが3D機能が効果的に働いた「ラーメンの湯切り」や「飛び散るご飯粒」といった 乙女的にどころか恋愛ゲームとしても感じるもののないスチルのみ。 乙女ゲーが誕生して21年。乙女ゲー的KOTYが発足してから早8年。 シナリオ型クソゲーに常に伴っていた憤怒や阿鼻叫喚といった負の感情が一切沸かず、「好みの範疇」という単語すら適用できる要素のない作品。 アンチの沸きやすいこの乙女の国で、アンチの沸く隙すら与えず、代わりに笑いを届けたクソゲーが未だかつて存在しただろうか? 『テニヌ』が名実ともに「Go to the top」となった歴史的瞬間である。 こうして新たなる歴史が誕生した裏で、2つの歴史が幕を閉じた。 9月25日、乙女ゲー的KOTYの偉大な始祖である「QuinRose-クインロゼ-」ブランドを展開していた(株)アートムーヴが事業を停止。 そして、「恋愛要素のない乙女ゲー」として昨年話題となった「うたプリアイランド」が結局恋愛を実装することのないままサービスを終了した。 始まりがあれば終わりがある。諸行無常。それは、乙女の国においても同じことなのである。 最後に、「乙女ゲー的KOTY」の歴史に真新しい球痕を残したフリューの『新テニスの王子様~Go to the top~』に、 跡部王国‐キングダム‐君主、跡部景吾より祝辞を賜り、今年度を締めさせて戴こう。 「なるほど、K O T Y じゃねーの。」
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乙女ゲーム的クソゲーとは何か。 2014年大賞『クローバー図書館の住人たち』は、我々乙女にそんなテーマを投げかけてくる作品だった。 度重なる議論を経ても、答えを見いだせないまま時は過ぎ2015年。 果たしてこの、哲学的とも言える問いかけに、答えは見つかるのか。 我先に、と門を叩いたのは、静かなる幕開けに反するかのように巨大な地雷であった。 『新テニスの王子様~Go to the top~』(以下、テニヌ) 許斐剛氏の大人気テニス(?)漫画「新テニスの王子様」を原作とした乙女ゲーである。 数年ぶりとなる「テニスの王子様シリーズ」の乙女ゲー。普通であれば、歓喜に沸くところではあるが。 発売元が「KONAMI」からクソゲー量産メーカーとして名高い「フリュー」に変わったことや、 主人公が従来の中学生ではなく社会人であること、公式サイトのキャラ名間違いや作画崩壊…… 以上の事から今作は、発売前から「見えてる地雷」と称され、今回見事に大爆発を遂げた。 『テニヌ』をプレイする上で目に付くのが、明らかに原作とはかけ離れたキャラクター達の姿である。 ムードメーカーである菊丸に笑顔の立ち絵がない、糸目キャラの不二は常に開眼状態などなど 作画の時点で「そのキャラらしさ」というものを感じることが出来ず、さらには 女性である主人公をパシリ扱いする跡部 年上である主人公を「あんた」呼ばわりする菊丸 空腹だと言うのでガムをあげたら、「余計に腹が減った」と激怒し怒鳴り散らす桃城 敗北した真田を「腑抜け」呼ばわりする幸村 等、作中至る所にキャラ崩壊が見られる。そもそも 「皆学校を休んでまで参加しているテニスの合宿という舞台で、テニスの実力とは全く関係のない、 一般人からのネット人気投票のトップを取るために、わざわざ練習時間を割いてまで積極的に取材に協力するキャラ達」 という設定そのものが、テニスのために生死さえかけかねないテニプリキャラ達にとってはキャラ崩壊とも言える。 この企画の発案者は例に倣って跡部なのだが、その理由も 「どうせお前たちは俺様には敵わない烏合の衆だから、俺様と張り合うチャンスを与えてやろうと思ってな」 などと言うもの。原作では高圧的ながらも仲間想いである跡部の盛大なキャラ崩壊である。 この時点で原作付き乙女ゲーにあるまじき失態なのだが、唯一のオリジナルである主人公も、キャラ設定とはかけ離れている。 言動や思考回路が社会人とは思えないほどに幼稚で、基本的にパシリであり、帰りをキャラに送らせたり野犬から守ってもらったり。 更には、仕事である取材のアイデアすら自分で出せず、未成年に相談してくるような成人女性相手に、12~15歳の男子達は、 それらしいきっかけになるような大きなイベントは一切ないまま、いつのまにか許可も得ず名前で呼んでくるほどの好意を持つ。 2,3言で終了する一日の会話を数回繰り返し、辿り着いたのはCGも何もなくただ「大人になるまで待ってて」とだけ言って 主人公も何の葛藤も疑念も抱かずに受け入れて終了→エンドロールという味気ないにもほどがあるED。 おそらく、主人公が成人済みであることから、未成年であるキャラとの深い描写が出来なかったのだろう。 ならば、なぜ主人公を社会人にしたのか。従来のシリーズのように中学生にしなかったのか。不満が尽きない。 その他、ファンブックを見て答えるだけのクイズ式ミニゲームや、ストーリー的に意味があるのか不明な上、 台本探しという作業を演者全員分揃えないと見ることのできないPV撮影など 周回を重ねるごとに選評者を以てして「ストレスがGo to the top」と言わしめ、攻略キャラ30人のうち二桁も攻略しないままゲームを投げる乙女が続出。 乙女ゲーだけでなく、原作付きのキャラゲーとしてもあるまじき作品となった。 叩けば叩くほど埃が出てくる「テニヌショック」。この甚大な衝撃によって、今年度の門番が誕生した。 強すぎる門番を前に、あくまで「可能性」に過ぎない小粒なクソゲーたちは門を叩くことすら出来ないまま涙を呑んで去っていく。 ……だが、その間にも確実に次なるクソゲーは息づいていたのである。 そして、年を跨ぎ1月。ついに2つの勇者が門番の前に立ちはだかった。 一作目は『POSSESSION MAGENTA』(以下、ポゼマゼ) 「愛と狂気のミステリーAVG」と銘打っており、その名の通り学園内で起こった事件を主人公と攻略対象たちが推理していくというサスペンスストーリーである。 プロローグにて、突然発狂した男子生徒が次の日、磔遺体となって発見された時は「これから何が始まるのだろうか」とわくわくしたものだ。 しかし、今作の盛り上がりはこのプロローグのみで、後はサスペンスとしても恋愛ものとしても非常にお粗末な出来となっていた。 高校生特有のノリとテンションで行われる軽~い推理。続きが全く気にならない事件展開。 冒頭で「あっ…(察し)」となる犯人。初登場の時点で「あっ…(察し)」となる黒幕。最後まで死の真相が明かされない被害者たち。 推理が幼稚なため、ミスリードがミスリードになっていない。そんなこんなで明かされた真相はミステリーというよりはファンタジーであり、そのくせ大したことない。 終盤になると突然、真犯人=ラスボスVS主人公たちのガチバトル(物理)が始まる超展開。そして、最終的な解決策はなんと「ネット」。 これらを構成しているのは誤字脱字に塗れた厨二病極まりない文章であり、選評者に「選れし私が失筆した狂気の恋愛奇譚‐アドベンチャー‐」と表現された。 「ポゼる」「ピュリる」などと言った謎の言語が説明もなしに繰り出されることも、文章の読みにくさに拍車をかけている。 恋愛部分も皆無に等しく、ストーリーが始まった時点で全キャラクターの好感度がMAX状態という文字通り「つよくてニューゲーム」状態。 各章ごとに一人、攻略対象がメインとなるシナリオが用意されているのだが、仲良くなるのがその章だけしかなく、他キャラがメインとなる章では完全な脇役に徹する。 そのメインシナリオの内容もあっさりとし過ぎており、基本的に 主人公「事件解決しなきゃ(使命感)」 攻略対象「そこに痺れる、憧れるぅ!」 といった感じの内容。 このように恋愛部分が薄いどころか「無」の状態であるにもかかわらず、エロ展開だけは一丁前に搭載されている。 このゲームでは攻略対象が個別ではなくメインシナリオで一人ずつポゼる(発狂する)展開があるのだが、ポゼってしまった攻略対象たちはほぼ同じ展開で性的に迫り、殺そうとする。 ポゼってしまった理由は主人公への恋心。壁ドン、無理やりキス…くらいならば許容範囲だが、服をひん剥いたり押し倒したり、その他CEROギリギリアウトな行為を働き、主人公も毎回「仕方がない」と受け入れる。 尻軽ビッチ感が拭えないのだが、この主人公は才色兼備という設定である。だったら、説得くらいしてみたらどうなのか。 エロ展開は当然ながら未遂で終わるのだが、それ以降主人公が攻略対象を異性として認識することはなく、最初から最後まで一貫して事件 恋愛と比重を置いていたのに、 個別ルートに入った途端に恋愛スイッチがONになる。この個別ルートも例に倣ってあっという間に終わってしまい、やはり恋愛してる感が無い。 こんなお粗末なシナリオ、恋愛パートでも、その向こうにはライターのドヤ顔が透けて見え、「困ったらエロ入れとけ」といった浅はかな考えまでもがひしひしと伝わってくる。 選評者曰く「今作の救いはキャラクター」とのことだったが、前述の主人公に加えもう一人最大の地雷が埋め込まれている。親友の「綾女」である。 彼女も主人公への好感度がMAXどころか限界突破しており、主人公を「ハニー」と呼び、攻略対象以上に「好き」を連呼してくる。 ここまでであれば単なる百合キャラに留まっていただろうに、これに男嫌いという設定が加わったことで最大限の地雷キャラへと変貌してしまった。 男であれば攻略対象だけでなくサブキャラにまでもオラついては悪態を突き、主人公と攻略対象が絡んでいる姿を見かけようものならば電光石火のごとく割って入り邪魔をしてくる。 プレイヤーや攻略対象にとっては邪魔極まりない存在なのだが、主人公はまんざらでもないらしく強く諫めることをしない。 更には攻略対象が彼女の態度を注意しても「仕方ないでしょ」などと言って率先して庇うため、彼女は反省せずに妨害を繰り返す。非常に質が悪い。 恋愛すべき主人公が恋愛をせず、主人公の恋を応援するべき親友が邪魔をしてくる。 シナリオ中で上がっていくはずの好感度は最初からMAXな上、共通ルートが8割を占めているため恋愛している感が薄く、作品のメインテーマである「ミステリー」も不必要。 更に真相ルートで主人公は特定の攻略対象と「正史」として結ばれるため、他のキャラクターが空気かつ無駄な存在となり果ててしまっている。 今作はまさに「乙女ゲー無」と呼ぶにふさわしい出来であった。 二作目の名は『RearPheles -Red of Another-』(以下、リアフェレス) 今作を以て乙女ゲー業界に参戦したニューフェイスの手がけた、童話「赤ずきん」をテーマとした新感覚AVGである。 ノベル形式のゲームが多い乙女ゲー界隈において、3Dを使用した探索型鬼ごっこゲーを導入した今作は非常に斬新かつ購買意欲をそそるものだったに違いない。 だが、蓋を開けてみると、赤ずきんどころか猟師や狼ですらも脱兎のごとく逃げ失せるであろう、凶悪な鬼ごっこが待ち受けていた。 プロローグで突如見知らぬ赤ずきんに「狼が来てるから逃げろ」と言われ、「移動はスティックで」といった程度の基本中の基本の操作のみを教えられ、 体感時間にして最大2分ほどかかってしまう読み込み時間の果てに放り出された3Dパートの操作性は、初代バイオハザード+初代クロックタワー÷2と表現されている。 スティックを動かしても直進しかできず、マップを歩き回るにはRスティックでの方向転換→Lスティックで進むといった作業をこなしていかなければならない。 主人公は、狼から逃げなければならないというのに異常なほど鈍足で、走っていても徒歩と同程度の速さしかない。 当然すぐに狼に捕まり、無駄にえぐいSE付きで食べられすぐにゲームオーバーとなる。 この操作にさえ慣れてしまえば、後はどうにでもなる……と思ったら大間違いである。 マップは似たような景色が続く割に不思議のダンジョン形式に地形が変化し、鍵の位置や脱出ポイントが毎回違う。 さらに狼はテレポート能力を有しており、後ろから追いかけてきているはずなのに、なんの脈絡もなく主人公の進行方向側から現れる。 狼が目の前に立ちふさがっても、横をすり抜けるなどと言った運動神経を鈍足の主人公が有しているはずもなく、逃げるために後ろを向いた瞬間にぐちゃり、というのはもはや常。 救済措置のつもりであろう難易度選択も、上記の操作性の悪さから全く意味のないものとなり果てている。 あまりの操作性の悪さに、興味を惹かれた購入者の大半が恋愛を楽しむ前に売却してしまうという事態に陥ってしまった。 この3Dパートは後に配布されたパッチによって飛ばすことが可能になったのだが、安堵したのも束の間。 3Dパートの恐怖から逃れた先にあったのは、新たなる脅威であった。 「○○を××したから□□になった。」「パクパクと食べた。」といった幼稚極まりない文章に、プレイヤーと作中とで話の内容がかみ合わない箇所が多いため、整合性が迷子状態。 通常ならば一言で済む日常会話を、週刊少年漫画のように無駄にだらだらと引き延ばしてあるため、なかなか話が進まない。 だのに長く尺を取るべき重要な場面での説明や推理を端折って、当人たちだけで勝手に話を展開するため、プレイヤーは置いてけぼりを食らう羽目に。 その為、謎が謎のまま作中の誰も疑念を懐くことなく終了してしまうという、ホラーにあるまじき失態がちらほら存在する。 更に今作の主人公は、ホラー作品の主役とは思えないほど、とんでもない性格をしている。 「お部屋」「おうち」「お料理」等、どこぞの清らかな神子様を彷彿とさせる言葉を操り、口調は「○○だよねぇ」「○○だけどなぁ」と間延びしていて緊張感が皆無。 狼に狙われているという自覚も無く単独行動をしたがり、 すぐそこに狼が迫っているという危機的状況でも危機感を持たずに「お花がきれい」と呟く文字通りのお花畑思考。 自分の好き勝手に行動した結果、命の危険に晒されたというのに、次の瞬間にはそのことを忘れ、何度も何度も同じことを繰り返す。無限ループって怖くね? 人の忠告や警告を悉く無視するどころか「わかってる!」と逆ギレしてくる某記憶喪失さんのような唯我独尊ぶりに、 鈍感という設定上、あからさまな好意にも全く気付かないどころか、近くにいたキャラにいちいちその言動の意味を尋ねるという圧倒的な空気の読めなさ。 何ともデジャブを感じさせるこの主人公、一言で評してしまえばただの馬鹿である。 そんな主人公の馬鹿さ加減が最もいかんなく発揮されるのは、なんと真相ルート。 シナリオ中に伏線がこれでもかと言わんばかりに散りばめられている上、ラスボスの口から限りなく正解に近い発言が出ているにも拘らず、事の顛末について全く理解していないのだ。 しかも、最終的にはラスボス側が自己解決してしまうため、真相ルートでの主人公は馬鹿さと鈍さを露呈しただけで終わってしまう。 こんな主人公が作中では「予言の子」などと持て囃されるのだから、プレイヤーは釈然としないだろう。 今作は当初、その操作性の悪さが携帯ゲー版KOTY民の目に留まり、話題となっていた。 しかし、公式側が良かれと思って導入したパッチによって、今まで成りを潜めていたシナリオ部分の悪さが露呈してしまう羽目となった。 結果、今作は乙女ゲームとしてもクソゲーであることが日の下に晒され、無事ノミネートを果たしたのである。 以上、個性豊かな上記3作をノミネートとする。 大賞を決定する前に、今一度前年度のテーマを問いたい。 『乙女ゲー的KOTYとはなんだろうか』。 乙女ゲームもあくまでゲームの一種だ。それが故「システム」や「バグ」といった根本的な部分にどうしても目が向きがちなのも、致し方無い。 2007年より始まった歴史の中で選ばれたKOTYの大半が「ゲームとして」の問題児ばかりだ。 だが、そういった部分ばかりに注目が行き、その果てに選ばれた作品は本当に「乙女ゲー的」KOTYなのか。 「システム」「バグ」などの根源ばかりが評価されて大賞になるのであれば、他の該当KOTYスレで十分のはずだ。 「太陽」に隠されて見えなかった「月」―――我々乙女が最も目を向けるべきはそこではないだろうか。 以上を踏まえ、2015年度の大賞を発表しよう。 真の「乙女ゲー的KOTY」に相応しい作品―――それは『新テニスの王子様~Go to the top~』である。 「ゲーム」という大きく広い視野で見れば、システム周りや操作性に難のある『リアフェレス』が大賞に相応しいかもしれない。 しかしここはあくまで「乙女ゲー的」KOTYスレ。前述のとおり、比重を置くべきは「システム」ではない。 それに、ゲーム性という意味で決定打となる3Dパートは、後にパッチによりスキップ可能となった。 昨今、致命的なバグですら「仕様だ」と言い切り売り逃げを果たすクソゲーメーカーが多い中で、 即刻ユーザーの意見を反映し、パッチ適用を果たした後もなお公式サイトにユーザーアンケートを設けている製作元のMatatabiはとても良心的だと言えよう。 また、このMatatabiは乙女ゲーどころかゲーム業界としても新参者の部類であり、数々の失態も「圧倒的経験不足」と言ってしまえば収まりがつく。 着眼点は悪くない、むしろいい目の付け所だ。この失敗を踏まえ、Matatabiにはぜひ今後も乙女の国の支えとなっていただきたいものだ。 『リアフェレス』のゲーム性が議論対象外となったことにより、目が向くのは「シナリオ」。 この事実により導き出される答え―――乙女ゲー的KOTYにおいて最も重視されるべき点は「シナリオ」である。 「好みの範疇」という茨多き道であろうともじっと耐え忍び、あくまで冷静に見定めて初めて、真の「乙女ゲー的KOTY」に君臨するのではないだろうか。 今年度ノミネートした3作は、好みの範疇以前に読み物の基本である「起承転結」が全く成立していない。 「承」「転」の部分が迷子なのは、もはやこの3作にとっては当たり前。この時点でノミネートは確約されたようなものだ。 が、残された「起」「結」の部分に、『ポゼマゼ』『リアフェレス』と『テニヌ』の相違点がはっきりと浮かび上がってくる。 まずは掴みである「起」の部分。 「起」の部分が一番の盛り上がりと言わしめるほどプロローグで高揚感を煽ってくる『ポゼマゼ』。 欠点だと思われた解像度の低さが逆に効果的となり、そこに雰囲気満点のBGMが加わることで及第点となっている『リアフェレス』。 「起の」部分だけを取り上げれば及第点である2作に対し、『テニヌ』はどうだ。 シリーズ累計発行部数実に5000万部を超える立派な原作がついていながらも、その設定をまるっと無視して始まる「起」。 これは購入者の大半を占めている原作ファンのみならず、乙女ゲー化することを快く了承してくださった原作者許斐剛氏への冒涜行為と言えるだろう。 次にクライマックスである「結」の部分。 真相ルートの押し付けがましさを除けばどのルートもしっかりと結べている『ポゼマゼ』。 整合性は取れていないが、物語的にはめでたしめでたしで終了する『リアフェレス』。 2作に対し『テニヌ』は、攻略キャラが多いが故に複数のEDパターンが作れず、唯一のEDも2人だけが盛り上がって終了と、なんとも言えない尻切れトンボ状態。 この2つの相違点が、3作の「読み物としての」差を物語った。 だが、これだけではまだ決定打に欠けている。 シナリオが悪くても、恋愛部分の描写がしっかりしていればそれでよし! と豪語する乙女もいることだろう。 安心してほしい。乙女ゲーにおいて最重要の恋愛部分においてもやはり途方もない差が生まれているのだ。 最初から好感度MAXではあるが、恋愛関係になってからの描写はしっかりしている『ポゼマゼ』、 幼稚過ぎる主人公と言えど、攻略対象のと心の交流や惹かれていく過程は描けている『リアフェレス』に対し、 『テニヌ』はただキャラのパシリとなるだけで、恋愛といえるだけの恋愛要素など探しても見つからない。 その最大の原因は「主人公」の「設定」にある。 『ポゼマゼ』『リアフェレス』双方も、主人公のキャラクター性を問題視されていた。 しかし、それはあくまで「物語上」での問題に過ぎない。肝心な恋愛描写は「出来ている」のだから。 『テニヌ』の主人公は、記者という設定を踏まえると若くても20代前半~アラサーということになる。 きちんとした職に就いた立派な社会人ならば、成人と未成年の恋愛がリアルでいかに問題となるかがわかるはずだ。 この「社会人主人公」こそがゲーム製作上でも完全に足枷となり、恋愛部分だけでなく物語においても深い描写が「出来なかった」のである。 この事実こそが、今作を大賞たらしめる最大の原因となったことは疑いようがない。 更に、駄目押しとしてもう一点。 美麗なイラストに個性的なキャラクター達、声優陣の圧巻の演技力といった乙女ゲーならではの萌えがある2作。 特に声優陣のキャラへの入り込み度は、選評者をもってして「救い」だと言わしめたほどだ。 だが『テニヌ』に至ってはいくら探しても乙女的に萌えられる要素が見当たらない。 原作無視という愚行により、良要素になって当たり前のはずのイラスト・キャラ・声優陣の演技力が悉く無駄となってしまっている。 挙句の果てに、本スレにて称賛を浴びたのが3D機能が効果的に働いた「ラーメンの湯切り」や「飛び散るご飯粒」といった 乙女的にどころか恋愛ゲームとしても感じるもののないスチルのみ。 乙女ゲーが誕生して21年。乙女ゲー的KOTYが発足してから早8年。 シナリオ型クソゲーに常に伴っていた憤怒や阿鼻叫喚といった負の感情が一切沸かず、「好みの範疇」という単語すら適用できる要素のない作品。 アンチの沸きやすいこの乙女の国で、アンチの沸く隙すら与えず、代わりに笑いを届けたクソゲーが未だかつて存在しただろうか? 『テニヌ』が名実ともに「Go to the top」となった歴史的瞬間である。 こうして新たなる歴史が誕生した裏で、2つの歴史が幕を閉じた。 9月25日、乙女ゲー的KOTYの偉大な始祖である「QuinRose-クインロゼ-」ブランドを展開していた(株)アートムーヴが事業を停止。 そして、「恋愛要素のない乙女ゲー」として昨年話題となった「うたプリアイランド」が結局恋愛を実装することのないままサービスを終了した。 始まりがあれば終わりがある。諸行無常。それは、乙女の国においても同じことなのである。 最後に、「乙女ゲー的KOTY」の歴史に真新しい球痕を残したフリューの『新テニスの王子様~Go to the top~』に、 跡部王国‐キングダム‐君主、跡部景吾より祝辞を賜り、今年度を締めさせて戴こう。 「なるほど、K O T Y じゃねーの。」
https://w.atwiki.jp/taiko-difficulty/pages/60.html
紅 初音ミクの消失(死) 千本桜(死)