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さて、中学生という時期が、一番勉強に悩みをもつ時期です 人生の中での中間地点と言ったところでしょう。 小学校というのは、勉強も大切ですが、あまり勉強に力を入れていません。 ですが、中学校になると、入学式で校長先生が「中学で一番大切なのは勉強です」とおっしゃるほどです。 中学では、年上の人を○○先輩と呼ばなくてはありません。しかも厄介な校則がたくさんあります。 それらもすべて、人間性を養うためのものです。 中学ではどんな勉強法を取ればいいの?というお子さんがたくさんいます。 それは簡単です。数学や、国語、社会、理科などの教科がありますね。それらの教科のその日にやったこと、内容を、その日までに別のノートに自分でまとめる事です。 それだけです。それだけでもテストでいい点が取れます。 それだけでは不安な人 定期テストってどんなもの? 5月は中間テストのある学校が多いです。 1年生にとっては初めての定期テストだから不安に思っている人も多いはず。 そこで、今回は定期テストの基本と対策について紹介します。 定期テストの結果は、通知表の成績に大きく影響します。 また、テスト勉強をしっかりやっておくと基礎が身に着き、後で習うことも理解しやすくなります。 まずは、定期テストの基礎情報を紹介します。 定期テスト基礎情報 ●時期と回数2学期制の場合は年に4回、3学期制の場合には年に5回、学期半ばに中間テスト、学期末に期末テストがあるのが一般的。 ●教科中間テストでは国語、数学、英語、理科、社会の5教科、期末テストではそれに加えて音楽、美術、保健体育、技術%家庭の実技4教科も行う中学校が多い。 ●出題範囲 前のテスト後から次のテストまでに習ったことが範囲になる。 1年生は、入学後に学習したことすべてだ。範囲はテストの1週間~10日前に発表される。内容は、授業で習ったことが中心だ。授業はきっちりと受けましょう ●テスト勉強法 1-計画を立てる 2-授業の内容を見直す 3-問題演習に取り組む というステップが効果的。 10日くらい前から始めましょう。 部活動との両立を心配する人も、大丈夫。部活動は1週間前から休みになることが多いです。
https://w.atwiki.jp/makaijinn/pages/17.html
さて、中学生という時期が、一番勉強に悩みをもつ時期です 人生の中での中間地点と言ったところでしょう。 小学校というのは、勉強も大切ですが、あまり勉強に力を入れていません。 ですが、中学校になると、入学式で校長先生が「中学で一番大切なのは勉強です」とおっしゃるほどです。 中学では、年上の人を○○先輩と呼ばなくてはありません。しかも厄介な校則がたくさんあります。 それらもすべて、人間性を養うためのものです。 中学ではどんな勉強法を取ればいいの?というお子さんがたくさんいます。 それは簡単です。数学や、国語、社会、理科などの教科がありますね。それらの教科のその日にやったこと、内容を、その日までに別のノートに自分でまとめる事です。 それだけです。それだけでもテストでいい点が取れます。 それだけでは不安な人 定期テストってどんなもの? 5月は中間テストのある学校が多いです。 1年生にとっては初めての定期テストだから不安に思っている人も多いはず。 そこで、今回は定期テストの基本と対策について紹介します。 定期テストの結果は、通知表の成績に大きく影響します。 また、テスト勉強をしっかりやっておくと基礎が身に着き、後で習うことも理解しやすくなります。 まずは、定期テストの基礎情報を紹介します。 定期テスト基礎情報 ●時期と回数2学期制の場合は年に4回、3学期制の場合には年に5回、学期半ばに中間テスト、学期末に期末テストがあるのが一般的。 ●教科中間テストでは国語、数学、英語、理科、社会の5教科、期末テストではそれに加えて音楽、美術、保健体育、技術%家庭の実技4教科も行う中学校が多い。 ●出題範囲 前のテスト後から次のテストまでに習ったことが範囲になる。 1年生は、入学後に学習したことすべてだ。範囲はテストの1週間~10日前に発表される。内容は、授業で習ったことが中心だ。授業はきっちりと受けましょう ●テスト勉強法 1-計画を立てる 2-授業の内容を見直す 3-問題演習に取り組む というステップが効果的。 10日くらい前から始めましょう。 部活動との両立を心配する人も、大丈夫。部活動は1週間前から休みになることが多いです。
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スレッド 書き込み 友達のいない18歳女が全レス 4 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/02/05(土) 00 54 42.19 ID 4YNWIPeg0 友達だろ? コメント もどる
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■名前・シリーズ名:非モテ大学生の食卓 ■通称: ■投稿: 特徴、傾向など 主なジャンル: タイトルキーワード: アイテム: 動画 公開マイリストなし back
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読み ちゅうがくせい 正式名称 別名 和了り飜 1飜 牌例 解説 中+1~3の順子 成分分析 中学生の61%は心の壁で出来ています。中学生の19%は歌で出来ています。中学生の11%はアルコールで出来ています。中学生の3%は宇宙の意思で出来ています。中学生の3%は果物で出来ています。中学生の2%は時間で出来ています。中学生の1%は鉛で出来ています。 下位役 上位役 複合の制限 採用状況
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小中学生のみなさん、コロナウイルス感染症対策による休校と休学と外出自粛お疲れ様です。 さて、まず言うとウィキペディアは素晴らしいが統治するユーザーが素晴らしくない。 なぜなら初心者イジメや管理者お気に入りのユーザーしか生き残らないからです。 活動するうえで間違った知識を蓄えないようにしてください。
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1 プロトニウムうめえぇええwwwwwwwwwwwwwwwwww 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/03/29(火) 00 45 45.09 ID Rncs9YVq0 マジいけるってwwwたくさん食べて汚染防ごうぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww イってみたいとおもいませんかー♪びゅびゅびゅー♪びゅびゅっぴゅー 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/03/11(金) 01 52 32.36 ID 0Xw1rcQS0 んあ”-あ”ぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ じっしーん 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/03/10(木) 03 18 19.50 ID m7VlZM8y0 わお アゲポヨーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/02/28(月) 23 30 35.69 ID +VOfDRPb0 死ね え?今日って女性からチョコ貰う日でしょ??wお前ら知らないの?? 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/02/14(月) 00 43 00.83 ID J/9SgjBb0 ばーか;; 俺はかっこいい、お前らはウンチ 1 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/02/20(日) 00 15 22.05 ID AAIq5Z3+0 かっこいいウンチ もどる
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100%中学生 ◆j1I31zelYA ――ちょっと寂しくっても、ちょっとカチンってきても ――ちょっとスベっちゃっても、ドンマイドンマイドンマイドンマイ! ☆ ☆ ☆ 学校でも見かけるような、折り畳み式の白い長テーブル。 それを二つくっつける形で、植木耕助と菊地善人は向かい合わせに座っている。 そして杉浦綾乃の席は、菊地の左隣に。 三人が、図書館の別室で情報交換の続きをしていた。 机と椅子、そしてキャスター付きのホワイトボード以外に何も無いコンファレンスルームは、ひどく殺風景でもあり、平和でもある。 ひとたび室外に踏み出せば、壁も半壊され本棚もぐちゃぐちゃになった図書閲覧室があるなど予想もできないだろう。 仲間がひとり欠けた。殺された。 それでも彼ら彼女らは、それまでと同じように机を囲んでいた。 それは『何も変わらない』という意味では冷たいし、『日常』があるという意味では優しい。 会話をして、休息をして、そして食べるための時間だった。 「つまり日野さんとやらの関わってた殺し合いにも『神様』が出て来たってことか」 「ああ。でも日向も、今回その『神様』が関係してるかまでは分かんねぇって言ってた」 主な話題は、植木耕助と碇シンジのこれまでについて、『補修授業』の一件で中断されていた続きだった。 失った仲間について語らせる過酷な行為でもあったが、しかし少しでも多くの情報を集めるために、ひいては皆が生き延びるために共有しておかければいけない。 植木もそれが分かっているから、学校に行きたい気持ちのはやりを堪えて真剣に話し合う。 菊地や綾乃も、碇シンジが綾波レイのことを気にかけていた以上、情報交換が終わったら合流に向かおうという案に依存はない。 「『神様』については、聞いた話だけじゃ判断しようがないな。 その『天野雪輝』と『我妻由乃』はまだ生きてるようだし、今はまだ保留にしとこう」 「二人をぶん殴ってバカな考えを止めさせてから、詳しく聞くってことだな」 「そうしたいところだな。まったく、事情を知ってそうなヤツが乗ってる可能性大ってのは困った話だぜ」 言葉を交わす合い間を利用して、少年たちはぱくりぱくりと支給食料をほおばっている。 菊地善人は、給食に出るようなコッペパンに直接かぶりつく。 植木耕輔は、一口サイズの乾パンをひとつずつ口に放り込む。 食欲旺盛な中学生にとっては粗食だったけれど、戦闘がもたらした心身の疲労を少しでも補おうとするようにもりもりと摂取する。 綾乃はファミレスで間食していたこともあってさほど空腹ではなかったけれど、食欲旺盛にしている少年たちを感心したように見ていた。 こんなことなら、もっと料理を覚えておくのだったかもしれないと思う。 事務室には冷蔵庫があったから、食材でもあれば調理できたかもしれないのに。 そこまで発想したところで、気づく。 突撃銃の他にもランダム支給品として、ちょっとした食べ物がディパックに入っていたことを。 あれを食べるとしたら、今のうちしかないだろう。 膝を打ち、明るい声で言った。 「そうだ、スイカがあったんだったわ。ちょっと切ってきますね」 ◆ 乾燥したパンの後にスイカというのもおかしな食べ合わせだったけれど、植木たちは十分にうれしそうな(そしてクーラーボックスごと支給されていたことに驚いたような)反応を見せた。 最初にスイカを見つけたときは困惑したけれど、あんな反応をされると心なしかいそいそとする。 「ん、しょ……っと」 バレーボールほどのそれを給湯室に運び込み、まな板の上にのせる。 料理はお母さんの手伝い程度にしか経験していないけれど、スイカを切り分けるくらいはできるはず。 包丁をあてがい、刃を差し込んで真下に押しこむよう思いっきり力をこめる。 『すだん!』と豪快な音を立てて、スイカを両断した包丁がまな板に激突した。 「で、できたっ……」 反動でしりもちをつきかけながらも、ぱっくりと二つに割れたスイカをほっとして落ちないよう支える。 スイカの赤い断面が、切り口を晒していた。 「あ……」 とても濃く赤かった。 黒い種が飛び散った、赤くて紅いスイカの果肉。 切断された衝撃で、まな板の各所に赤い果汁を飛び散らせている。 赤い色。 あんなものを見せられた後では、連想するのは、人間の血でしかなくて―― 違う。 しかしその連想は、すぐに塗り換えられた。 本物の血とは、ほど遠い。 碇シンジから流された血は、もっと赤黒くて、粘性があった。 こんな水彩絵の具みたいな色じゃなくて、もっとどろりとしていた。 そういえば内臓から吐き出された血は黒っぽい色をしているのだとか、家庭の医学に関する番組で見た覚えがある。 そして色々と気の付く菊地も、その違いは一目瞭然だったからこそスイカを食べることに賛成したのだろう。 「もう、びっくりさせないでよっ」 ひやりとしたことの責任をスイカに押し付けて、ほっと胸をなでおろす。 その『胸をなでおろす』という行為をする自分が、不思議だった。 そうか、私はもう血が流れるとか死ぬとかに立ち会ってしまったんだと、改めて自覚する。 知り合いが殺されるところを、見た。 だけでなく、その遺体を埋葬するところにさえ立ち会ったのだ。 さっきまで生きていた人間を地面の中に埋めてしまうなんて、そんな経験など日本に住んでいれば中学生どころか大人にだってほとんどありえない。 内臓をひどく損傷させたまま地面に埋もれていく碇シンジを見て、もっとどうにかしてあげられなかったのかと思った。 殺し合いの真っ最中でなければ、遺体をきれいにしてくれる大人だっていただろうに。 盛り土が完成したときは、こんなにあっさりしたものなのかと思った。 死んだ人を埋めるというのは、うまく表現できないけれど、もっと気が狂いそうになるような作業じゃないかという想像があったから。 もっとも、そのすぐ後には号泣することになったのだけれど。 友達が死んだときに泣かないでどうするんだ、と菊地は言った。 半分になったスイカを、まる一個は食べられないかとひとつ脇にどけ、ひとつをまな板の中央に戻した。 包丁をあてがって、悲しかったことを綾乃は反芻する。 友達が死んだ。 友達、でいいのだろうか。 どうしても、綾乃は首をかしげてしまう。 過ごした時間は、短かった。 しかし植木にも菊地にも、泣く理由はあった。 たとえば、植木が泣かないのは嘘だと思う。 植木は人の善意を強く信じているし、誰とでも仲良くなろうとする。 綾乃のことも、大切な仲間として認めてくれている。 出会ったばかりなのに、バロウという襲撃者から守ろうとしてくれた。 同行することになったから。碇シンジとの口論をとりなしてくれたから。 たったそれだけのことでも、菊地と綾乃をも『仲間』として守るには充分な理由となるようだった。 そんな情のあつい植木が、最も長くともに過ごし、果てには互いの信念をぶつけ合った友達の死に涙を流さないはずがない。 菊地にとっても、植木との交流はあった。 中学生としては抜きんでて聡明な菊地にとって、教師はともかく同年代の男子に、それも技能ではなく精神に、『敵わない』と思わされたことなどあまりなかったのだろう。 碇シンジは『植木を置いて逃げる』という合理的な判断に一石を投じ、どこかお気楽だった菊地の根っこを叩き直していった。 きっとその印象は強烈だった。 植木や菊地と碇の間には、時間では測れない絆が育つに足るものがあった。 半分になったスイカをさらに半分に切り分ける。 四分の一になったスイカを真横に90度回して、右から左へと包丁をいれていった。 種を取りやすく切る方法もあるらしいけれど、料理に詳しくない綾乃はそこまでは知らない。 そんな2人に比べて、綾乃とシンジの関係はあまりにも薄い。 たった数十分ばかり、情報交換をしただけの関係である。 もし綾波レイに会って、あなたと碇くんはどんな友達だったのかと聞かれたりしたら、答えられないだろう。 よくも悪くも馴れ馴れしい歳納京子と違って、一度や二度の会話を交わした段階で友情を抱けるほど綾乃の『友達』の基準は軽くない。 と言うかたいていの中学生の基準はそうだろう。 穏便に出会った。自己紹介をした。 綾波レイについて(主に菊地が)説明した。これまでの経緯を少し聞いた。 シンジと綾乃の交流は、ほぼこれだけに終始してしまう。 彼と植木との間にうまれた剣呑さを見てつい口をはさんだりもしたけれど、そのきっかけも注目も、植木の歪みに向いていた。 もちろん、殺し合いに巻き込まれた同士の連帯感とか、アスカ・ラングレーが殺し合いに乗ったことを心配する気持ちはあったけれど。 例えば、シンジと植木が本当にこじれそうになった時も、植木に対して複雑な感情を抱くだけで、仲裁はすっかり菊地を頼みにしていた。 例えば、菊地とシンジの間で植木を助けに戻るかどうか議論になった時も、黙ってことのなりゆきを見ていただけだった。 例えばシンジたちが心配で戻った時も銃は構えていたけれど、それを撃って救援ができたかは怪しく、場に流されていただけだった。 これだけ傍観者に徹していたような薄さで『共にいた時間は短かったけれど、固い友情がありました』などと言えば、シンジの元からの友達に怒りを買ってもおかしくない。 でも、綾乃は悲しいと思った。 その気持ちに嘘はない。 それは、植木から最後に交わしたシンジとのやり取りについて聞いたから。 シンジが植木に教えたことについて、知ったからだった。 何も、植木とシンジの友情にもらい泣きをしたわけじゃない。 ただ、そんなことを人に教えられる碇シンジという少年が、永久に失われたことが悲しかった。 そんな少年に対して綾乃は傍観者の立場しか果たせず、そしてもっと彼のことを知ろうとしても、死んでしまってはそれがかなわないことが悲しかった。 もうその距離を埋めようとしても埋められない、そんなありえた『これから』が失われたことが悲しかった。 シンジにとってはただの知り合いでしかなかっただろう自分がこうなのだから、元からのシンジの友達とか、家族とか、綾波レイという少女はもっと辛い想いをするのだろう。 だから、だれかが死ぬことは悲しい。 だから、人を殺さないですむ方法がほしい。 大きな深皿を探し出し、ひんやりと冷たそうな果肉をみせるスイカをすとんと並べる。 きれいに並べられてこれから胃袋の中に入るスイカは、さっきとは真逆に、生きているという実感を与えた。 ◆ 『だーかーらっ!! 未来日記とゲームのルールに関する質問以外は受け付けんと、何度も言っておるじゃろうがっ!』 「いや、こいつは未来日記に関する質問だぜ? だってそうだろ? 具体的にどうすれば首輪が爆発するか知ってなきゃ、前触れも無しに『DEAD END』が出たりして日記の信頼性を損なうかもしれないんだから――」 『こ、じ、つ、け、る、なっ!』 激しい苛立ちのこもった電話越しの少女の声が、拡声ボタンでも押したかのように閲覧室に響いた。 『契約するつもりのない冷やかし電話はお断りじゃっっ!! お主はしばらく電話をかけてくるなぁっ!』 「おいおい誰も契約しないとは言ってな――」 ――ブツン。 質問責めにあって我慢の限界に達したムルムルが、とうとう通話を切る。 ためしに再び電話をかけてみたが、ワン切りで済まされる。 別の携帯電話からかけてみても、菊地が「もしもし」と一声しゃべるだけで、通話主は警戒したようにブチっと切ってきた。 どうやら『しばらくかけてくるな』という罰則はただの脅しではなかったらしい。この『しばらく』がいつまでを指すかは不明瞭だが。 「ちっ、我慢の短いヤツだなぁ。こちとら勝手に殺し合いに呼ばれてるんだから、クレームつけられるぐらい予想しとけってんだ」 愚痴をこぼして携帯電話をテーブルに置くと、向かいの席には目を点にした植木耕助がいる。 「すごいな菊地。しつこいクレーマーのおばちゃんみたいだった」 「……褒め言葉だと受け取るよ」 「それで、色々聞いてたけど、なんか分かったのか?」 「ゲームの裏側に関することは口が固かったよ。でも、この『日記』に関することは色々と分かったぜ」 ちら、と目を落としたテーブルにあるのは、碇シンジの残した探偵日記(が登録された携帯電話)と植木の契約した友情日記、そして菊地自身の携帯電話だった。 「おお! たとえばどんなだ?」 「そうだな、まず、俺の携帯にも『友情日記』を同時契約できるか聞いてみたんだが……これはアウトだった。 ゲーム中に動かしていい未来日記は、一種類につき一台のみ。特殊な例外をのぞいて、複数の携帯電話で同じ日記を動かすことはできないんだとさ」 「そういやシンジが、契約できる日記は一つの携帯に一種類までだって言ってたな。その逆もそうってことなのか」 「ああ。『特殊な例外』ってのは今のところ不明だが、もしかしたら予知するために二台以上の携帯が必要な日記があるのかもしれないな」 「あれ? でも待てよ。そうなると『友情日記』の番号を知ってるヤツが、俺の知らないところで電話して契約したらどうなるんだ。 契約は上書きされるんだから、携帯がいつの間にか契約切れてるってこともあるのか?」 「それについても聞いてみた。上書きの契約が可能な条件は、ふたつあるんだそうだ。 ひとつは前の所有者が亡くなってしまった場合。 もう一つは『その時点で契約している携帯電話』から電話をかけて契約した場合」 「……ってことは。所有者から携帯を奪い取って、契約するのはアリ。 でも、番号を知ってるだけじゃ、すでに所有者がいると契約できないってことか。 あ、そういえば! 俺とシンジが友情日記を交代で契約してた時も、携帯を交換してから電話してたな。だから上書きで契約できたのか」 「そういうことだな。なかなか頭の回転が早いじゃないか。 実際問題、そういう制限をつけたのは懸命だと思うぜ? 電話番号を教えるだけで契約できたり、同じ日記を複数の携帯で動かせるなら所有者が増やし放題だからな。 みんながバンバン日記を増やしてるようじゃ、ゲームを管理運営してる側だって把握が面倒になるだろうさ」 「じゃあ、これから日記で知り合いを探すときも、携帯を交換してから予知し合ったほうがいいんだな」 「そういうことだな。俺はしばらく電話禁止みたいだから、お前と杉浦に交代で使ってもらおう。あと、その予知できる知り合いについても詳しく聞いたよ」 「?」 「この『友情日記』の『友情』の定義についてだが。 まず、『お互いに協力できると信頼し合ってる関係』ぐらいになれば、予知ができるってことだ。 つまり、厳密な意味での『友情』じゃなくてもいいってことだな。 ただし、それでもある程度の深い関係は必要らしい。ちょっと会話をした程度じゃアウトなんだと。 ある程度は関係を深めた参加者でないと予知できないそうだ。 こんなことなら、綾波さんたちとはもっとじっくり時間を取って付き合っておくんだったよ」 「気にすんなって。合流場所が決まってるってだけでも安心してるんだからさ」 「ありがとよ、植木……それで、もうひとつの前提だが。 『友情』については『双方向』じゃなきゃいけない。そうでなきゃ『信頼関係』とは呼べないから当然だな。 一方が、『アイツなら大丈夫だ』と思ってるだけの片思いじゃ足りないってことだ。 ムルムルは『参戦時期による』のがどーたらとぼやいてたけど、この言葉の意味はよく分からない。 ただ、この条件だと、俺の知り合いでは『渋谷翔』はアウト。『相沢雅』と『常盤愛』は微妙になっちまうな。 相沢は付き合い長いけど、最近は向こうから距離を取ってるところがあるし。 常盤とは和解したけど、『仲良くなった』かって言うと……あんなことやらされちまったしなぁ」 「どうした菊地、顔が赤いぞ?」 「なんでもない。とにかく常盤との関係は、ちょっと特殊なんだ」 「ふーん? でもその条件だと、俺のチームの仲間は、まず大丈夫だな」 「元からのチームメイトって意味じゃ植木たちは盤石だろうな。 そうだ、ここまでは『友情』の定義の最低ラインについてだけど、上限についても確認しておいた」 「上限?」 「関係がさらに発展しちまった場合、たとえば男女で恋愛関係に突入した場合だな。 これも普通は『友情』と言いにくいだろうけど、こっちも問題なく予知されるそうだ」 「恋愛感情になったらって。菊地、もしかしてお前、綾乃のことが……」 「い、一般論としてだっつーの。『吊り橋効果』って言葉もあるぐらいだし、こんな状況じゃそういう関係の連中が生まれてもおかしくないだろ? ……って、そう言えば杉浦のやつ、遅いな」 ◆ スイカだけじゃ物足りないかと、飲み物を探そうとしたのがよくなかった。 冷蔵庫を開けたところで、見つけてしまったのだ。 それが、綾乃を猛烈に悩ませていた。 「うぅ~…………」 杉浦綾乃は、プリンが好物だった。 人からはツンデレと言われる綾乃でも、プリンに対する好意だけは隠そうとしないぐらい好きだった。 しかもフルーツプリンだった。 ちょっと高そうなケーキ屋さんの、おしゃれなデザインのカップに入っていた。 普段食べているプリンの、倍の値段はする高級プリンだった。 一個しかなかった。 これがもし三個あれば『せっかく見つけたからついでに持ってきました。ついでですから』とよそおい、スイカに添えて三人一緒に食べただろうに。 しかし、一個しかないのである。 これを綾乃だけが食べるということは『一人じめしちゃうぐらい、私はプリンが食べたいんですよー』とアピールすることであって。 これがいつもの生徒会の冷蔵庫ならば、ラッキーとばかりに素直に誰の目もはばからず食べていただろうに。 しかしここにいるのは、仲間とはいえ知り合ったばかりの男の子二人なのだ。 しかもうち一人は、年上なのだ。 なんだ、杉浦ってそんなにプリンが好きなんだな。子どもっぽいところもあるじゃないか。 呆れたような、もしかすると微笑ましいものを見るような目でそう言われることを予想して、ぐっと気恥かしさがこみ上げてきた。 女子校に通う綾乃にとって、『男子中学生』とは事前データのない種族である。 歳納京子に馴れ馴れしくされるのとは、また別種の緊張感がある。 こんなこと、気にするのもいちいち大げさなのかもしれない。 別にプリンが好きだなんて恥ずかしいことじゃないんだし、好きなんですとひとつことわっていただいてしまえばいいだけのこと。 そうは言い聞かせてみたけれど、いざ『実はプリン大好きなんですよー、えへ』とか言ってみて、 『実はオレも好きだったんだー』『なに、植木もなのか。よし、じゃんけんだな』なんて展開が起こってしまったらどうしよう。 ほかの2人にこのプリンを取られてしまったら、ちょっと泣ける。 意地汚い。こんな時に。さっきまで死を悼んでいたのに。 そうは思ってみても、美味しそうなものは美味しそうに見えてしまう。 ……ちょっと考えすぎだろうか。 世の中には『ドーナツが大好き』という一点だけでキャラ立てをしているアイドルもいるらしいけれど、さすがに綾乃はそこまで極端な方向性を進みたくはない。 そう言えば。 最近もこんな風に、冷蔵庫の中をずっと覗き込んで、悩んでいたことがあった。 もっともあのときは、食べたいんじゃなくて、食べられなくて悩んでいた。 歳納京子からプレゼントされた、アイスクリーム。 冷凍庫を開けて、そこにあるのを見つめるだけで頬が『にへら』と緩んで顔が紅潮して。 けれど、食べることは絶対にできなかった。食べてしまったら、なくなっちゃうから。 歳納京子。 自称『杉浦綾乃のライバル』。 あいつは今頃、どうしているだろうか。 痛い目にあってないだろうか。人に迷惑をかけてないだろうか。 最初は後者の心配ばかりしていたけれど、今では前者のほうが気がかりだった。 さっきの綾乃たちみたいに殺し合いに乗った人に襲われたらひとたまりもないし……それに今となっては、後者はあまり心配いらないとも思える。 確かに歳納京子にはお調子者で空気を読まないところがあったけれど、たとえば生徒会の大室櫻子のように真の意味で空気が読めないわけじゃなかった。 決してバカではなかったし、不思議な安定感みたいなものがあった。 ライバルと呼んでくれたことは嬉しかったけれど……いや、変な意味じゃなくて。 実のところ綾乃は、ずっと負け越しのままだった。(一度だけ同人活動の締め切りのせいでおじゃんになったけれど) それは、数値化される成績だけに限らない、あえて言葉にすれば強烈な『個性』のようなものだった。 歳納京子にも杉浦綾乃にも、植木のような戦闘力や菊地のような考察力はない。 戦いとは縁のない日常を過ごしているという点ではいずれも等しく『一般人』に過ぎない。 それでも、歳納京子は『一般人』ではあっても『普通』ではなかった。 歳納京子ほど強烈な女子中学生は、(綾乃の贔屓目を差し引いても)日本中探したところでそうそう見つからないだろう。 ひとたび口を開けばぶっとんだ発想を次々と思いつき、自由奔放かつ意味不明な言動で、絶えず周囲をツッコミに忙しくさせるようなトラブルメーカーかつ企画立案者。 『恋人ごっこやろーぜ!』とか、そんな突飛なことを次々に言って、みんなを引っ張る。 でもそれだけ騒がしいのをなぜか許してしまうというか、かく言う綾乃もそういう騒がしいところを見ているのが何だか安心するというか、ときめくところもあって……違う、今のは無し。 とにかく、ごらく部でもクラスの友人同士の交流でも、常に輪の中心にいるような少女だった。 そしてほとんど勉強しないのに成績学年トップを維持するような不可思議なおつむの持ち主であり。 趣味として打ちこんでいる同人誌の方面ではイベントの完売必須な売れっ子作家だと聞く。 そんな女の子が、杉浦綾乃のライバルだった。 とても尖っている。際立っている。 その一方で、杉浦綾乃は『普通』なのだと気付く。 周囲からは、ツンデレだと言われる。 親友からは、純情で一途で可愛いと言われることがある。 生徒会の後輩からは、しっかりした人だと言ってもらえる。 ツンデレや純情呼ばわりには言い返したいこともあるけれど、その『ツンデレ』も『純情』もつまるところ、特定の人物に対する反応でしかないものであって。 『そいつ』がいなければ成り立たない。 それに、『しっかり』しているのだって別に綾乃に限ったことじゃない。 中学生にして1人暮らしなんかしていて、お泊まり会にごらく部や綾乃たちをしょっちゅう自宅に招いて面倒をみてくれて、 家事全般も余裕でこなしてしまう船見結衣なんかの方が、ずっとしっかりしているし中学生離れしている。 よく影が薄いとか普通のいい子という扱いを受けている赤座あかりにしても、実は普通じゃない。 あれだけ『特徴を言ってみて』と言われても『いい子』と『普通』しか浮かんでこない女の子なんて、逆にぜんぜん普通じゃない。 それを長所と解釈するかは人によるだろうけど、とにかく彼女も別の方向に尖っている。 ごらく部の彼女らだけじゃない。 池田千歳の想像している独特の発想(エッチなこと含む)と鼻血も。そしていつも綾乃を助けてくれるという絶妙なフォローの神がかりも。 大室櫻子の突拍子もないおバカさも、古谷向日葵が持つ13歳とは思えないほどの母性も。 松本生徒会長のミステリアスな存在感も、西垣先生のマッドサイエンティストっぷりも。 みんな『普通』ばなれしたところを持っていた。 みんなが、そういうのが無い杉浦綾乃を友人として認めてくれていることは知っている。 菊地や植木だって、綾乃のことを仲間として認めてくれている。 おかげでちょっとぐらいは自信も持てるようになったし、『宿題』を成し遂げるという決意だって揺るがない。 だから、この悩みは、ぜいたくな無いものねだり。 心配はノンノンノートルダムと言ってばっさり切り落とせるような、ちょっとしたトゲでしかない。 それでも、とびっきり感傷的な言い方をするなら、こういうことだ。 綾乃ができることは、他の人にだってできる。 綾乃にしかできないことは、何もない。 そして綾乃に提示された『宿題』は、はっきりした模範解答の無い、たくさんの人が確たる答えを持てないような考えごとだ。 それはつまり、皆が考えてもわからないことなら、綾乃にもわからないということにならないか。 「……って、たかがプリンひとつで、私はなんでそこまで考えてるのよ!」 深く考えたところで自分を客観視して、ついセルフ突っ込みをいれた。 いや、そもそも、こんな冷蔵庫の前でプリンを凝視して考え込むことなんてなかったんだ。 二人の前で食べるのが恥ずかしいなら、給湯室でこっそり食べてさっさと戻ればよかったんだから。 「ちょ、ちょっと食べて戻るだけ……ばれなきゃいいのよ。ばれなきゃ……」 我に返り、いそいそとフルーツプリンを手に取る。 さて、スプーンはどこだったかしらと給湯室を見回し、 給湯室の入り口で、菊地と植木がじっと見つめているのと目があった。 !? 杉浦綾乃。 生徒会副会長なのに、人から注目されるのには弱い。 ずっと見られていた。もしかすると、独り言をつぶやいたところまで見られていた。 そんなシチュエーションに遭遇すれば、言葉を返すこともできずに固まるしかない。 菊地と植木は、形容しがたい表情をしていた。 しかしやがて、植木耕助がその状況を理解する。 納得したという顔をして、手をぽんと叩き、言った。 「なんだ、綾乃はプリンが食べたかったのか」 悪意のない、しかし『かいしんのいちげき』に匹敵する攻撃。 ぼっと、首から上で火事が起こったように顔が熱く紅潮した。 菊地が『あちゃー』と声には出さずに、心中でつぶやく。 「……っ!」 プリンを持ったまま、窓の方へと、走った。 カーテンを体にぐるぐると巻きつけて、隠れる。 「綾乃?」 「おい、杉浦、大丈夫だ、大丈夫だって!」 「……………さがさないでください」 逃避に走った綾乃をカーテンのうらから呼び戻すのに、菊地たちはずいぶんと労力を要した。 ◆ どうにか三人仲良くスイカを(そして綾乃はプリンを)食べて。 情報の共有もすべて終わって、植木は『探偵日記』の契約を、綾乃は『友情日記』の契約を済ませる。 そして、図書館を出発するときがやってきた。 色々な出来事が起こった建物を、がれきを踏み越えて抜け出していく。 桜の木を一度だけ振り返る、三人の表情は静かだった。 「さて、これから仕事は山積みだな」 「ああ、殺し合いに乗ったヤツから、オレも含めてみんなを守る。 それにシンジから頼まれた、二人の女の子も護る」 「はい、海洋研究所に行って、その前に学校で綾波さんたちと合流して、碇くんのことを教えてあげなきゃ。 そして、私は宿題の答えを見つけるんです、絶対に」 綾乃はもう一度「絶対に」と繰り返した。 そんな綾乃を見て、菊地がふっと真剣な表情を崩す。 「なぁ杉浦。真剣なのはいいけど、あんまり難しく考えることないんだぞ? ここに来てからお前だってずいぶん特殊な経験をしてるんだから、そのうち自然と答えが出ることだってあるさ」 「え……?」 どきりと、綾乃の心臓が不穏な音をたてる。 まさに不安に思っていたことを、見抜かれたような気がしたからだ。 「な、なんで分かったんですか…?」 「いや、さっきから宿題宿題って繰り返してたから、気負ってるのかと思ってさ」 菊地は表情をくずして、にやりと笑ってみせた。 その気遣いに感嘆していた綾乃も、あれ、と首をかしげた。 それは、いつものニヒルな笑い方ではなかった。 どちらかと言えば――そう、魔女っ子ミラクるんのコスプレを人に勧めたりする歳納京子の、いたずらっぽい笑みに似ていた。 「例えばいっそのこと、『戦いをやめてくれるたびに一枚脱ぎます』ってのはどうだ? 男子連中は全員、それで止まるかもしれないぜ?」 !? 綾乃の表情が凍りつき――赤面に転じる。 菊地善人にとっては、『いつもの悪ふざけ』の延長線上だった。 言っていいことと悪いこともわきまえているし、杉浦綾乃が初心なことも把握している。 しかし彼もまた健全な男子中学生であり、『あの3年4組』の一員だったのだ。 純粋無垢な野村朋子に『鬼塚先生にサービスしたいなら下着を脱げ』と提案する(そして実行までさせてしまう)ぐらいには悪ノリするし、クラスの女子もそんな男子たちにけっこう寛容だったりする。 例えば文化祭で『きわどい服』を着たコスプレ喫茶が出し物に提案されるぐらいにはフランクである。 しかし、ゆる(い)ゆり時空の住人に、GTO(グレートティーチャー鬼塚)時空のジョークは刺激が強すぎた。 「へ……へっ……へんたあああああぁぁぁぁぁぁぁいぃっっっ!!」 『コスプレしろ』ならばまだともかく、『脱げ』は完全にアウト。 悲鳴をあげて全力でダッシュし、図書館の建物の陰に隠れる綾乃。 さっきと既視感のある反応だった 前回と違うのは、前回は味方だったもう一人が、そうじゃないということだった。 「菊地……お前、それは無いんじゃ……」 植木耕助も好意を持つ女の子だっている(らしい)健全な男子中学生とはいえ、数か月前までは小学生だった身分である。 この年代で二歳の違いは大きいし、しかも植木自身もそうとうに品行方正な学生だった。 よって菊地に対しても、例えば道で会った男から『どうかぼくを眼鏡好きにしてください』と泣いて頼まれたような、そんな性癖の相手を見るような目になっている。 「いや、その…………謝ってくるよ」 植木のフォローは期待できないぞと、観念して建物の裏手へと向かった。 どうなだめたものかと考えあぐねて、足が重たくなる己に気づく。 (もしかしてオレ、この手の反応をする女子には慣れてないのか? 相沢や飯島は、もっとキャンキャン噛みついてくるタイプだったし) 鬼塚や村井国男たちクラスの三バカともよくつるんでいるのだから、女子からバカだスケベだと言われることに耐性はあった。 しかしギャーギャー騒ぐのではなく、いちいち初心な反応で恥じらうような女子は新鮮だった。 ……もし己が自室ではエロ本を片手に女体の合成写真を作っているとばれたら、もう口をきいてもらえないかもしれない。 そんなことを想像して苦笑すると、建物の角を曲がる。 「えいっ!」 すぱん、と警戒な音がして、菊地の頭頂部が叩かれた。 「うおっ――」 角を曲がったとたんの不意打ちだった。 菊地は驚き、鈍痛に額を抑える。 その右手にハリセンを高々と掲げた綾乃が、くすりと笑う。 「杉浦……もしかして、わざとか?」 「わ、私だって十二時間も一緒にいれば、ちょっとは慣れますよ! でも、次からはほどほどにしてくださいね!」 どこか勝ち誇ったような顔でびしっとハリセンを向ける綾乃に、菊地も『いっぱい食わされた』と嬉しいくやしさがこみ上げる。 「あーあ。一本取られたな」 「綾乃……なんか、たくましくなったなぁ」 二人のやり取りを感心したようにつぶやく植木に、綾乃も得意げに言い放った。 「もちろん! もう心配ないないナイアガラの、余裕ありまくり有馬温泉だから!」 ひくっと。 菊地の頬が、反応にこまって引きつる。 (だ、ダジャレか? でも『ないないナイアガラ』って、洒落って言うよりただ韻を踏んでるだけなんじゃ……) 「ぶっ……!」 しかし、もう一人の聞き手である植木は噴出した。 綾乃にとっては幸運なことに、ツボにはまってしまったらしい。 両こぶしをぐっと握って、綾乃流の景気づけに同調するように言う。 「その意気だぞ綾乃! ファイトファイト、ファイファイビーチだ!」 「ぶっ……!」 返されたダジャレはこれまた綾乃のツボを刺激したらしい。 顔を横に向けて、笑いをこらえるように口元を抑える。 (え、ちょっと待て。これってダジャレネタの流れか……?) とっさに上手い返しの出ない菊地だったが、ほかの2人が元気を出したというのに1人で白けているわけにもいかない。 あわてて『それっぽいセンス』のダジャレをひねり出す。 「ダ、ダジャレかー。そう言えば、授業でもよく暗記に使ってたよなー。メソメソメソポタミア、とか……」 しかし2人は、これに青い顔をした。 「メソメソ……?」 「それはちょっと……」 「待て! お前らがその反応は理不尽じゃないか?」 ショックを受けた菊地に、綾乃と植木がはっとする。 「な、なかなかいいセンスだったぞ。どんどんぼけロンドンだ!」 「そ、そう、もっと聞きたいですよ! お笑い推奨、水晶浜海水浴場です!」 (き、気を使われたのか……?) 相変わらずよく分からないセンスのダジャレによる畳みかけだったけれど、必死そうにフォローしようとする2人はおかしかった。 気づけば「ぷっ」と小さな笑いが漏れる。 まだ、目に涙の跡を残しながらも。 三人ともが笑っていた。 【G-7/図書館付近/一日目 昼】 【杉浦綾乃@ゆるゆり】 [状態] 健康 [装備] ハリセン@ゆるゆり、友情日記@未来日記 [道具] 基本支給品一式、AK-47@現実、図書館の書籍数冊、加地リョウジのスイカ(残り半玉)@エヴァンゲリオン新劇場版 基本行動方針 みんなと協力して生きて帰る 1:誰も殺さずにみんなで生き残る方法を見つけたい。 2:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 3:と、歳納京子のことなんて全然気になってなんかないんだからねっ! [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※『友情日記』の予知の範囲は自身がいるエリアと周囲8エリア内にいる計9エリア内に限定されています。 【菊地善人@GTO】 [状態] 健康 [装備] デリンジャー@バトルロワイアル [道具] 基本支給品一式、ヴァージニア・スリム・メンソール@バトルロワイアル 、図書館の書籍数冊 基本行動方針 生きて帰る 1:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※ムルムルの怒りを買ったために、しばらく未来日記の契約ができなくなりました。(いつまで続くかは任せます) 【植木耕助@うえきの法則】 [状態]:全身打撲 [装備]:探偵日記@未来日記 [道具]:基本支給品一式×3、遠山金太郎のラケット@テニスの王子様、よっちゃんが入っていた着ぐるみ@うえきの法則、目印留@幽☆遊☆白書 ニューナンブM60@GTO、乾汁セットB@テニスの王子様 基本行動方針:絶対に殺し合いをやめさせる 1:自分自身を含めて、全員を救ってみせる。 2:学校へ向かい、綾波レイを保護する。 3:皆と協力して殺し合いを止める。 4:日記を使って佐野とヒデヨシとテンコも探す。 [備考] ※参戦時期は、第三次選考最終日の、バロウVS佐野戦の直前。 ※日野日向から、7月21日(参戦時期)時点で彼女の知っていた情報を、かなり詳しく教わりました。 ※碇シンジから、エヴァンゲリオンや使徒について大まかに教わりました。 ※レベル2の能力に目覚めました。 【加持リョウジのスイカ@エヴァンゲリオン新劇場版】 杉浦綾乃に支給。 特務機関NERV所属の加持リョウジが、任務の片手間にジオフロント内の畑で栽培していたスイカ。ほどよく冷やされた状態で支給。 碇シンジも収穫を手伝わされている。 【ハリセン@ゆるゆり】 杉浦綾乃に支給。 歳納京子の人格転換をもとに戻すために、『頭部に衝撃をあたえるもの』として用意したうちの道具のひとつ。 Back 探偵と探偵のパラドックス 投下順 救われぬものに救いの手を Back 探偵と探偵のパラドックス 時系列順 救われぬものに救いの手を 1st Priority 植木耕助 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 菊地善人 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 杉浦綾乃 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime-
https://w.atwiki.jp/vipkotei-j/pages/1541.html
もどる デート行ったり手を繋いだりした女の子いるんだけど付き合ってるの? 3 名前:クリトリスムチムチ ◆.EWz1tCLso [] 投稿日:2011/04/02(土) 00 51 53.40 ID eVrMLNsd0 1かたおもいだとおもってた///
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僕が中学生の時に父が再婚した。 ずっと前妻を忘れられずに引きずっていた父親が再婚を決めたのは いい兆候だと思っていた。 他の男に走った女の事など早く忘れた方が言いに決まっている。 僕は冷めた中学生で、男側の視点からそんな風に考えていた。 僕が再婚に賛成する最大のメリットは何と言って家事を一切しなくて済むように なることだった。旨そうな弁当も作ってもらえそうだ。 母親と言うよりお手伝いさんが来たと思えばいいだけだ。 それだけのことだ。 しかしこの再婚にはもう一つ僕が気に掛かる事があった。 新しい母親は小さい女の子を連れてきた。連れ子だ。 血の繋がらないこの小さな妹は美しかった。 初めて見たときそのかわいらしさに心奪われて、みとれてしまった。 だが、僕の恋愛対象になるには彼女は幼すぎた。 彼女はまだ小学生だった。 可愛い女の子が家の中をうろついている生活は刺激的な日々だった。 「お兄ちゃん」と呼ばれるとくすぐったい。でもなんだか嬉しい。 僕は幼い妹を膝に乗せたり誰も見ていない時に密かに抱きしめたりして その柔らかさを楽しんだ。 彼女は僕の腕の中でくすくす笑っていた。 彼女に僕が恋をするには充分だったが、余りにも小さすぎた。 彼女の小ささが僕の理性を確立させていた。 一線は越えられそうにないので、僕は彼女にキスしたり 抱きしめたりしただけでその思いを遂げていた。 彼女が優しく接する僕に心を緩めるにしたがい、優しく抱きしめ 最初は頬にキスをするところから始めた。 何度もキスを重ねていくうち突然唇にキスをすると 彼女も僕にキスしてきた。 上出来だ。 ぼくはキスだけで満足していた。 親の目を盗み、彼女を膝に乗せると抱きしめてキスをした。毎日。 そのあと彼女は僕に抱きついて来るので、僕も抱き返して 彼女の体の柔らかさを堪能した。 女の子はいい匂いがする。 多分シャンプーの匂いだったりするのだろうが 僕にはそんな風に感じられた。 健康な男子中学生が性に目覚めないわけが無かったが 僕を慕う妹に手を出すわけにはいかないと 毎日理性と戦った。 やがてその戦いに疲れてしまい、僕は他県の全寮制の高校に入る事にした。 賢明な選択だ、 このままだったら僕は妹に何をするかわからない。 僕は自分を戒めた。 やがて僕は高校生になる 妹は別れに泣いていたが内心「お前の為だ」と思っていた。 僕は妹を犯す野獣になる前に、自らの姿を妹の前から消した。 夏休みも部活に専念した。 妹の顔を見るのが辛かったからだ。 それほど僕は妹に恋していた。 血は繋がっていなかったが、でも妹には違いない。 理性との闘いだ。 だが、一人になると僕は時々彼女の体の抱き心地を思い出していた。 彼女とのキスを思い出して体を熱くしていた。 それだけで耐えていた。 やがて僕は妹を忘れていく。 忙しい高校生活に没頭していった。 3年間はあっというまに過ぎ去り やがて高校も卒業となり僕は自宅に戻る。 春から大学生だ。 年月が過ぎて、余り自宅に戻らなかった僕は少しずつ妹を忘れて行く事に 成功した。 まもなくはじまる新生活にワクワクしながら大荷物を抱えて 自宅にもどった。 自宅に戻ると・・・・・ まずい・・・・・ * o + # * o 美しく成長した妹がいた。 妹は春から6年生になる。 可愛いい妹を見ると昔の恋心が再燃してきた。 彼女は昔のとうりに美しく、可愛かった。しかも 幼いといえども僕を惹き付ける魅力を身にまとっていた。 しかしそうはいっても6年生だ。 もうキスはさせてくれないだろうし、抱きしめさせてもくれないだろう。 昔にもっとやっておけばよかったとほんの少し後悔した。 僕は自宅から大学に通うことになっていたので 入学すると積極的に合コンに出席して早く本物の彼女が出来るように専念した。 妹を抱きしめてキスをしたい衝動を他の女で癒す為だ。 春の浮かれた大学生活は僕に彼女をもたらした。 そして僕はとても自然にすんなりと・・・・童貞を喪失した。 これで妹は卒業できると思っていた。 思っていたのだ。 僕の大学には春にも大学祭があった。 「お兄ちゃんの大学に行ってみたい」と妹が言うので 連れて行くことになった。 連れ立って歩くと僕に腕を回した。 愛する妹と腕組みをしながら歩く僕は浮き足立っていた。 なんだか本物の自分の彼女とデートするときより嬉しい。 僕は内心「いけない・・これは妹だ」と自分に言い聞かせながら歩いていた 大学構内で友人に会う。 「これ妹」と紹介した。 3人で店にむかい、妹はジュースを、僕と奴はビールを飲んだ。 青空の下スカートをはいて化粧をした柔道部のイカツイ兄さんが運んでくる、 あのよく大学祭で見るような店だ。 僕らの会話に飽きた妹はしばらくするとノラ猫を見つけて撫でにいった。 友人が言った「ぜんぜん似てねぇな」 「そりゃそうだろ。血繋がってないから」 「え、そうなの?」 「二度目の母親の連れ子だよ」 「へぇ、そうなんだ」 ーーーーー沈黙ーーーーーーーーーーーーーーー 友人が気まずそうに言う 「あんな可愛い子が家にいて・・・・お前大丈夫なのかよ」 「・・・・」 「お前の今の彼女より可愛いよな?」 確かにそうだ。彼女より妹の方がずっと可愛い。 仕方なく口を開く「でも・・・妹だぜ」 「血は繋がっていないんだろ?」 「まぁな・・・でもガキだし妹だぜ」「・・・・・そっか・・・」 * o + # みんな考える事は一緒なようだ。 ポツリと友が洩らす。 「小学生にも色気っつーのがあるんだなぁ・・・」 夕方まで遊んで家に帰ろうとすると 妹が腕を掴み「まだ帰りたくない」と言った。 「どこにいきたいの?」「どこでもいいからまだ帰りたくない」と言う。 妹の思惑がイマイチよくわからなかった。 でも小学生を夜遅くまで連れ歩くのも気がひける。 「お母さんが心配するだろ?」となだめて帰宅した。 家の前に着くと妹は僕の腕をぎゅっと掴んだ。 もっと遊びたいのかな?と思ったがそうもいかない。 僕らは帰宅し、母の作った夕飯を4人で食べた。 食事中の妹の顔が暗かった。 内心「もうちょっと遊んでやればよかったかな・・」と後悔した。 次の日、大学から帰ると妹が 「お兄ちゃん、彼女から電話がきたよ。携帯が繋がらないって」 「あ・・・」携帯の電源をきったままだった。 「わかった。ありがとう」 「・・・おにいちゃんさぁ・・・」 「なに?・・」 「やっぱ、彼女とキスするの?」僕はギョッとした。 「なんだよ、急に・・・」 「むかし私にしたように彼女にもキスするの?」 「え・・・あ・・・・」僕はしどろもどろだ。 「お兄ちゃんはもう私にキスをしてくれないんだよね? 彼女がいるからでしょ?」 思いがけない妹の言葉に僕は絶句した。 「昔はよく膝に乗っけて抱きしめてキスしてくれたじゃないの」 「あぁ・・・あれは・・・・」と言いかけてから「キスしてほしい?」と 聞いてみた。「うん」と答える。・・・ほんとかよ・・・。 僕は内心飛び上がって喜んだ。 チャンスは向こうから飛び込んできた。 僕は妹の顔に自分の顔を近づけるとチュッと唇にキスをした。 そしてそのまますぐ二階にあがった。 経験をそれなりに積んだ僕はキスぐらいではたじろがない。 しかし、複雑な気分だった。 これから先どうしたものか…と、たった今、妹と重ねたばかりの唇を指で 触りながら考えていた。 そんな兄としての僕の心配はよそに妹は積極的だった 僕らは親の目を盗み頻繁にキスをするようになった。 ある日友人が言った。 「あの妹元気か?」「ああ」 「・・・妹かぁ・・・残念だよなぁ絶対に手ぇ出せねぇもんなぁ」 「・・・」 「そういうのってどうよ?」「どうって?」 「あの可愛い妹もいつかは他の男のものになるんだぜ」「・・・」 「いつかは男に股開くんだぜ」 一番聞きたくない言葉だった。 帰宅して妹とキスをしていると、友人の言葉が頭に浮かんだ。 妹が僕を慕っているのをいい事に いっそのこと僕が犯してしまおうかと思ったが それではあの3年間はなんだったのだろうと、とどまった。 しかし、ある日洗面所に入ろうとして偶然風呂からでてきた妹に出くわして しまった。 全裸だった。 妹の胸はそれなりに膨らんでいた。 陰毛はまだ生えていなかった。 「あ・・ごめ・・」あわててドアを閉めて二階に駆け上がった。 僕はいっきに・・・・・・・・勃った。 妹に欲情した自分が恨めしかった。 いつまでも妹の裸体が脳裏から離れなかった。 無理も無い。美しい妹はずっと僕の憧れだったんだから。 今となっては父親の再婚が恨めしかった。 僕は依然として兄の理性を保っていた。 だから、理性を捨てる日がこんなに早く来るとは思わなかった。 ある日、両親が用事で出かけていた。 電車の事故で地方に出かけていた両親が帰宅できなくなった。 突然僕は妹と二人で家で一晩過ごす事になった。 それでも僕は妹と一線を越えるつもりなど無かった。 しかし、おやすみのキスをすると妹が抱きついてきた。 「お兄ちゃん、怖いよ」 夜になって雨が降り出し、小さくカミナリが鳴っていたからだ。 「でも・・・」と言葉に詰まると「お兄ちゃんと一緒に寝たい」と言った。 正直自分でもどうしたらいいのかよくわからなかったが、 もうどうにでもなれ!と思っていたのは確かだ。 僕は自室の電気を消した。 暗がりの中で妹が聞いて来た 「お兄ちゃんはなんであんな遠くの高校にいったの?」 「なんでって・・・・いい学校だと思ったからだよ」 「私は悲しかったよ」「・・・」 「私はずっとお兄ちゃんに会いたかったよ」 僕はたまらず妹にキスをした。 妹が僕に抱きついてきて更に激しいキスをすると 「ずっとずっとお兄ちゃんに会いたかったよ」と言った。 もう理性など・・・・無くなっていた。 感情を我慢していたあの3年間も積もり積もって僕の中で爆発した。 僕はキスをしながら妹のパジャマの中に手を入れた ちいさな膨らみの感触が僕を勃たせた。 妹は嫌がらなかった。僕が下着の上から触った時も 下着を脱がせようとした時も嫌がらないで大人しかった。 僕は妹に受け入れてもらったと嬉しくなった。 妹の体は大学生の彼女のものとは違っていた。 ちいさい体が僕に理性を完全に失わせていた。 小さな体から発せられる魅力は大学生にはかもし出せない美しいものだった。 そうして僕達二人は自然に一つになってしまった。 妹が言った。「お兄ちゃんだったら・・・」 そのあとも何か言っていたが聞き取れなかった。 後悔は怒涛のようにやってきた。 次の朝目覚めるともう妹は既に起きているようだった。 多分朝ごはんを作っているのだろう。 昨夜のことを考えると気が重かった。 血が繋がらないとはいえ妹を犯して処女を奪った後ろめたさに気が滅入った。 しかし、妹の方はあっけらかんとしたものだった。 今時の子供はこんなものなんだろうか、と悩んだが 妹がたいして気にしてないというのが気になったが 彼女が気にならないのならまぁ、いいかと考えながら 妹を学校に送り出し、自分も大学に出掛けた。 大学に出かけたものの講義は全く頭に入らなかった。 気が重いと体も重い。 僕は「具合が悪い」と友に告げると帰宅することにした。 心身ともに疲れていた。 何もする気がせず一人で憂鬱な気分で店で時間を潰していたら あっという間に夕方になってしまった。 重い足取りで家に帰ると玄関に父親の靴があった。 今日は会社を休んだようだ。 昨日は動かない電車の中で寝る事になったとメールが来ていたので、 休んだのだろう。 居間には誰もいなかった。 僕は二階の自室にあがった。 ある部屋の前にくると中から声がした 「あッ・・あっ・・んっ・・んっ・・・」ギシギシ・・・・。 両親は仲良くヤッているようだ。 僕は内心「こんな時間からいい歳してよくヤッてくれるよな~」と 思いながら、ふと足を止めた。 声がするのは両親の寝室からではなく妹の部屋からだった。 「なんだ?」と思った。 別に両親の夫婦の営みが見たかったわけじゃない。 両親が妹の部屋で何をしているのかが知りたかっただけだ。 僕はそうっと妹の部屋のドアノブに手をかけた。 妹のベッドの上で二つの裸体が絡み合っていた。 僕は目を凝らして、息を呑んだ。 父親が全裸で懸命に腰を振っていた。 女性の足が二本開かれて、そこに父が腰をあてがい振っていた。 何かが違う・・・・。 あれは・・・母親の足じゃない。どうみても子供の足だ・・・・。 僕は血の気が引いた。 絡み合っていたのは父と母ではなく・・・・・・・父と妹だった。 父の腰の動きにあわせたかのように妹が声を出す。 「んっ・・んっ・・・あっ・・・あっ・・あぁっ・・・・」 僕が昨夜聞いた声と同じ声だった。 父親が腰を振りながら、妹の小さな胸の膨らみを手の平で包み、 もう一つの膨らみを口にふくんでいた。妹が激しく喘ぐ。 180㌢近い父親が小さな妹に覆いかぶさり、妹の体をもてあそんでいた。 僕はそうっとドアを閉めた。 そうして全てを理解した。 僕はそのまま、そっと玄関を出て、ふらふらと外に出る。 歩きながらいろいろな事を考えていた。 今までの疑問が解かれていく なぜ父親がいとも簡単にあっさり再婚を決めたのか。 (はじめからそのつもりだったのだ。 父は母に惚れたんじゃない、幼い娘の方に惚れたんだろう) ゆうべ妹は痛がらなかった (既に処女ではないからだ) セックスをしたのにあまりにもあっけらかんとしていた (既に頻繁にセックスの経験があるからだ) 友人が言っていた妹の色気 (あたりまえだ、既に男を知っていたんだから) しかし考えれば考えるほど疑問が湧いてきた。 妹はどう考えているのだろうか? 僕に言ったように父にも甘えているのではないのだろうか? 強姦なのか、和姦なのか・・・。 「あぁ・・そうか・・」 あの時(大学祭の時だ)家の前で僕の腕をぎゅっと掴んだのは、 もっと遊びたいという訳じゃなかったんだろう。 あれはきっと家に帰りたくないという意思表示だったんだ。 実際彼女は家に帰りたがらなかった。 あの時の食事中の妹の暗い顔はそのあと父親にもてあそばれるのがわかって いたからなのだろう 深いしじまの中で昨夜妹がつぶやいた言葉が思い出された。 あの時妹はこう言ったんだ・・・・・。 「お兄ちゃんだったら・・・よかったのに」と。 幼い妹が不憫だった。 しかし既に僕も父親と同じケモノだった。 ケモノの息子はケモノというわけか・・・・・。 僕は消えてしまいたかった。