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愛(まな)とは、歌ってみたカテゴリで活動している男性歌い手、生放送主である。 歌い手としての愛 20XX年XX月XX日に投稿された『アナザー：ワールドイズマイン』が初投稿動画である。 優しく爽やかな声が特徴の歌い手。 王子様を彷彿とさせるその魅惑のボイスに魅了されるファンは少なくない。 ボカロ曲のうちアナザー系を歌い上げ王子様っぷり全開の動画が多く見受けられるが、がくぽやKAITOの低音域も歌いこなすなど多機能な一面を見せる。 稀に動画内で弾幕を張られることがありその際には「お前らの愛で見えない」というタグが付けられる。(×：あいでみえない ○：まなでみえない) 生放送主としての愛 歌枠や実況枠での生放送を時折行なっている。(→co07070707) ゲームはモンハンやスーパーマリオなど、割とオールマイティに行う。 ゲーム枠にて毒舌であることが判明しており、その辛辣な物言いは当時王子様イメージを着々と作り上げていた女性ファンの心に大きな傷跡を残した。(かもしれない) だがしかし、今では「そこも愛いい所」と言う声が大多数を占めている様子。 コラボなど 実況主の宗と歌ってみたやホラゲ実況動画を上げている。(→ダブルM) 毒舌とドSが融合した結果、むしろゲーム内の敵がかわいそうになってくる程度には辛辣な動画となっている。 devilmentとの交流もあり、愛の歌ってみたでdevilmentが踊ってみた動画などを上げている。(→ラヴデビ) 生放送を一緒にすることもある所を見ると相当仲がいい様子。 主に1910とわいわい騒ぎながらdevilmentの他メンバーをいじり倒している。でも344さんは怖い。 1910と二人でお祭り騒ぎ(シャンパンコール)を始め、344に静かに止められるのはもはや定番。 .
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第三層：旧愛鳴藩国層 昔の愛鳴藩国そのもの 政庁や孤児院が第四層に移転されたため 観光地としての側面が強くなっている。 空港や港なども大規模に整備されているため 愛鳴之藩国の玄関として機能している。 宿泊区では多くの温泉宿が増設され、 日々の疲れを癒しに来る客が多くなった。 遊園地も大きくなり、 郊外ファーム型の特性を持たせつつ アトラクションなども充実されている。 藩国の重要施設として、 第四層へ移動した孤児院の跡地には 寺院が建造され、 観光客へ公開されている。 ＃２００９年６月９日追記 ゴミ問題解決のため、空き地（資源採掘地に接している端の方）にゴミ処理場を建設することが決定された。 建設にあたっては環境への配慮を十分に行い、また処理中に発生した熱を有効に活用出来ないか（例えば寒い地域の暖房に使えないだろうか、など）を考えられた。 ＃飛行場隣の空き地にある赤色の●印は「職業体験施設」
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マーク別カードリスト 愛 愛：恋愛感情、エロ ジョエル/私たちの英雄 Ｑ(９号)/Ｑさん大好き トメ/女帝と呼ばれた老婆 ジョーイ/黄金の風を纏う復讐者 佐藤/教師、佐藤 道祖土 林檎/家出お嬢様 シバミ/揺るがぬ者 ヒデエモン/デウス・エクス・マキナ 田中/弛まぬ努力 居酒屋/ソウル・オブ・テバサキ Ｑ(９号)/大切なものを守る為の強さ キル(４号)/私はそれを夢に描いた エース/脱力の応用 ザザキ・コーン/妹への献身 クレア/亡霊に見初められた女 佐藤/愛の鞭 Ｄ・Ｍ・Ｑ/廃マンションの地縛霊 杏子/私の運命の人 アルジス/ほっとけない 揚蝶 純/灰色の青春を謳歌する男 ベンジー/変わり始めた獣 エミリー・シャネル/愛の狩人 ケイ/未来を我が手に レッド/最強の陰陽師 ウェイ/臆病者の戦い ジャンケルビッチ/近距離通話 レベッカ/財団の協力者 バーレル/BARのマスター 揚蝶 純/偶然が起こる必然 シン/暴走する強大な力★ デュカ/コスプレヒロイン 広瀬 康一/窮地を乗り越える意思 アナスイ/祝福しろ エシディシ/炎の流法『怪焔王』 スピードワゴン/ＳＰＷ財団総帥 リサリサ/波紋の先生
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名前 愛 種族 カエル 年齢 14 肌色 黄色 身長 148から165で可変 体重 45 スリーサイズ B 75 W 88 H 79 特徴 魔女の魔法で蛙だがスリーサイズ等は人の時のもの 歌が上手い 人型で妊婦（通常のウエストは54） 髪型 左右にお団子 髪色 ピンク 性格 自由奔放 口癖 愛だよ！愛！ 性癖 産卵プレイ ＣＶ 戸松遥 正体 行方不明になったシェリアの幼馴染 ランク B 作られたスレ 26(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490355318/) 27(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490359549/) 支援絵
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愛／ン 名詞愛 動詞愛する 形容詞愛しい
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平成１９年度 試合結果 平成１８年１２月 ☆１７日 竹永２０周年招待試合 大羽根球場 ②対 菰野 ９対３ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 菰 野 ９ 下 野 ３ 投手：山下－ ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対 神戸（津） ０対３ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ０ 神 戸 ３ 投手：日沖－ ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆ １０日 練習試合 八郷西小学校グラウンド ②対八郷西Ａ １７対０ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 １７ 八郷西 ０ 投手：日沖－中園、（日沖、ノーヒットノーラン（６回参考記録）達成） ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対八郷西Ａ ３対７ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 八郷西 ３ 下 野 ７ 投手：山下－中園、 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆ ２日 キクヤ・アボガド杯 北部野球場 ②対長島 ３対２ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 長 島 ０ ０ ０ ０ １ １ １ ３ 下 野 ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ２ 投手：日沖－位田亘、 ２塁打：位田亘 平成１８年１１月 ☆２６日 練習試合 けんけんパーク ②対 竹永 ３対９ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ３ 竹 永 ９Ｘ 投手：樋口・橋元－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対 あがた １４対３ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 あがた １４ 下 野 ３ 投手：山下・松岡－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆２３日 練習試合 朝日町営グラウンド ②対三重クラブ ６対５ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 三重クラブ ６ 下 野 ５ 投手：山下－樋口、ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対朝日 ５対６ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ５ 朝 日 ６Ｘ 投手：橋元－中園、ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆１８日 北部ブロック大会 川越町営Ｇ 対 大谷大 ３対１ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 大谷大 １ ０ １ ０ ０ １ ０ ３ 下 野 １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ 投手：森本・日沖－位田亘、 ３塁打：森本 ２塁打：山下、森本、位田亘 ☆１２日 練習試合 下野小学校グラウンド ②対 四郷 １対６ ● １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 １ 四 郷 ６ 投手：山下－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対 四郷 ３対８ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 四 郷 ３ 下 野 ８Ｘ 投手：山下・松岡－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆ ５日 練習試合 内部東小学校グラウンド ③対内部東Ａ ４対４ △ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 内部東 ４ 下 野 ４ 投手：日沖－樋口、ホームラン： ３塁打： ２塁打： ②対内部東Ａ ５対５ △ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ５ 朝 日 ５ 投手：山下－中園、ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対内部東Ｂ ７対６ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ７ 朝 日 ６ 投手：橋元－中園、ホームラン： ３塁打： ２塁打： ☆ ４日 練習試合 大矢知小学校グラウンド ②対 大矢知Ａ ５対０ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 ５ 大矢知 ０ 投手：日沖・山下－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打： ①対 大矢知Ｂ １６対１２ ○ １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ 計 下 野 １６ 大矢知 １２ 投手：樋口・平田・松岡・日沖－中園 ホームラン： ３塁打： ２塁打：
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こんにちは★初めまして、乃愛といいます！よろしくお願いします★
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愛さんはスタイルは良いです（胸はなし）が顔はやばいです。声もしゃがれています。 愛、足は綺麗だと思うがあとはきついな。
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茨城県牛久市、牛久の大仏の下、気が付けば愛乃はぁとはここにいた。 許せない。 はぁとが真っ先に抱いた感情は怒りであった。 無慈悲に次元意思の手により、この世を去る事になったラッキーと現実。直接の面識はない、それでも、あのような非道な行為をする者を許してはおけない。愛乃はぁとはそういう人間であった。 殺し合いをしろ、自身の命を握られた状態であっても彼女はすぐにNOと返すだろう。 「こんな殺し合いに進んで参加する人なんて早々いない……って言えない人がいるにはいるけど、そんなのは関係ない。こんな酷い事、早く止めなきゃいけないんだから。ね？パルちゃん」 「――！！」 強気に微笑むはぁとの傍らで、彼女のアルカナ、パルティニアスが微笑みながら首肯する。 殺すつもりも殺されるつもりもない、それは、この殺し合いにおいて、もっとも難しい行為。それでもはぁとはその困難な道を真っ先に選択する。 それがより多くの人を助ける事ができるというのであれば、彼女は躊躇せずにその方法を選ぶ。 曲がった事が嫌いな彼女の意思はぶれる事を知らない。一度こうだと決めれば梃でも動かない。 「大丈夫！愛があればできない事はないんだから。だから皆と一緒に首輪を外して、次元意思さんをこらしめないと！」 今、自分がすべき事を改めて確認したはぁとは改めて一歩踏み出そうとする。 その時、周囲の空気が凍り付いた。 「！！」 明確な殺気、はぁとが身構えながら視線を向けると、少し離れた茂みから、のそりとその殺気の主が姿を現した。 ホッケーマスクを被り、片手に鉈を持った筋骨隆々とした大男、リック。表情は見えないと言うのに、彼からは有り余る殺意が見て取れた。 物騒な容姿、溢れ出る穏やかではない気、その全てがはぁとの警鐘を 鳴らすに足りる存在だ。 「あ、あの、私……」 「……ッ！！」 はぁとが全てを言い切るよりも早く、リックがその手にある鉈を片手に駆け出した。 リックは問答無用に斬り掛かりにいく 「ま、待って！」 止めようとするはぁとの声に耳も貸さずに、リックが鉈を振り下ろす。 はぁとは自身のアホ毛を犠牲にしつつも、風切り音とともに振るわれた凶刃を寸での所で交わす。聖女とはいえ耐久力はどこにでもいる高校生とほぼ同じはぁとにとって、当たれば即死はほぼ免れない。 慌ててバックステップで後退するはぁとに対し、リックは追撃を仕掛けようとするが、はぁとから放たれたピンク色の光弾が彼の行く手を阻む。 そして、はぁとはいつでもパルティニアスの力を借りた攻撃を放てる様に構える。ショットガンが手元にないリックにとって、ほぼ完全に攻め手を封じられた状態になってしまった。 「……！！」 「これで、お話できるね」 はぁとから出た言葉に、リックは一瞬耳を疑った。 『お話』、戦闘が起きているこの現状で、話し合いを持ちかけてくるはぁとを、リックは信じられない物を見る様な目で見つめる。 「……正気か？」 「あ、よかった。話は通じるんだね。私、愛乃はぁと、都立御苑女学院中学２年生。あなたは？」 「……リック」 「リック……、じゃあリっくんだね！」 「変なあだ名をつけないでくれ」 毒気が抜かれる。 正直やりづらい相手だと、リックは対峙しているはぁとを見る。不意に、こんな少女も殺さねばならないのかという思いが脳裏に浮かび、リックの良心が痛めつけられる。 だが、それでも自身は帰らねばならぬと、リックは思い直す。 「それより、こんな状況で話し合おうなんてどういうつもりだ？ 日本の教育の賜物か？」 「む、なんか馬鹿にされてる気がする。……別に、日本人だからって訳じゃないよ。ただ、あなたがどうしてこんな事をするのか知りたいだけ」 「知ってどうする？」 「もちろん、私の出来る限りで力になるよ。もっとも人殺しとかは駄目だけどね。１人よりも２人なら、いい考えが浮かぶんじゃないかな？」 「浮かぶと思うのか？」 「うん、思うよ」 一切の迷いのない、はぁとの即答。自身を射抜く様な真っすぐな、そして真摯な眼差しを受け、リックは彼女が本気で言っているのだと悟る。 「だって考える人が２人になるんだよ？ それなら見方だって変わるし、考え方や捉え方も違う。新しい発見があるかもしれない。 それでもし駄目だったとしたら、他の人にも頼んで一緒に考えてもらおうよ！ １人より２人、２人より３人。大丈夫！ 愛があれば出来ない事なんて何もないんだから」 「……愛、か」 黙って話を聞いていたリックから返された愛という単語。 はぁとの信条であるその単語を呟いたリックの口調には自嘲の色が混ざっていた。 「……はぁと、一つ、昔話をしよう。愛する人の為に戦った一人の男の話だ」 「……それが、リっくんの戦う理由？」 はぁとの問いに、リックは答えない。それは肯定を意味する沈黙。 はぁとは口を噤み、真剣な表情でリックに話を促す。 「ある所に大学で超心理学を学んでいたカップルがいた。二人は好奇心から、超心理学の権威のかつての実験室、スプラッターハウスへと向かった。 だが、そこは化け物共の巣窟と化し、化け物に襲われた男はなす術もなく倒れ、そして、愛する彼女を奪われた。 なんとしてでも彼女を助けなければ。無力な男は愛する人を助けようと足掻き、一人の邪神に助けられた。 邪神の力を得た彼は、彼女を助けたい一心で館のクリーチャー共を殺して回った」 忌まわしげに、自嘲気味に、憎らしげに。訥々と語るリックをはぁとは黙って見つめる。いや、見つめる事しかできなかった。 彼女にもわかっていた。これは作り話なんかではない、実際に起きた事なのだと。 「はぁと、その男は彼女を助ける事ができたと思うか」 「……うん」 リックの問いを、はぁとは肯定する。 だが、それは予想ではなく願望。 そんな目にあってまで男は愛する人を助けようとしたのだ、ならば、彼女には助かって欲しい。だが、そうであったなら、何故目の前の男は悲しげにその話をするのだろうか。 答えは決まっている、どんな事が起きたか漠然とながら予想もできる。それでも、はぁとはそうであって欲しかった。 「男はやっと彼女を見つける事ができた」 はぁとの答えに対しては何も答えず、リックは続ける。 「……やっと見つけた彼女は男の前で化け物へと変貌し、男へと襲いかかってきた」 「……ッ！？」 リックの口から告げられたのは、解りきっていた答え、そして予想よりも酷い事実。 化け物へと改造され、愛していた男性と殺し合う。それは死よりも辛い生き地獄。 「どちらかが死なねばならない状況。……男は、彼女を手にかけた。 最後に人に戻れた彼女は、『ありがとう、さようなら』と残して塵になって消えた。 ……これで、昔話は終わりだ。もう、とっくに気付いているだろうけど、俺自身のな。 はぁと、君は愛があれば大丈夫と言った。だが、駄目なんだ。愛があっても、それを貫く力があっても、必ず上手く行く事なんてこの世には存在しない」 「……」 はぁとは言い返す事ができなかった。自分と同じ様に愛の為に戦い、絶望を知った男。彼を前にして、かけられる言葉が彼女には見当たらない。 無力感が、容赦なくはぁとの心を打ちのめす。 「そうしてこのMUGENという場所に来て、俺は信じられない者を見た。俺の傍らに彼女、ジェニファーがいた。化け物に姿を変えてもそれでも俺と共に居てくれるジェニファーが。もっとも、あの館の化け物達まで力を貸してくれるとは思わなかったけどな。 はぁと、俺はもう、ジェニファーを失いたくない。離れたくない。この場にジェニファーはいない、あいつらもいない。だから俺はこの殺し合いに優勝して、ジェニファーの元へ帰る」 仮面越しの視線に、はぁとの目が合った。悲壮な漆黒の決意を込めた瞳が、はぁとを見据え。思わず、はぁとは顔を伏せた 痛い程の沈黙。 「……駄目だよ」 はぁとが沈黙を破った。 今の自分がリックに何を出来るのか。わからない。ともすれば何も出来ないのかもしれない。 それでも、リックを止めなければいけない、あんな目をした人に人殺しをさせてはいけない。それだけはわかっていた。 今、彼と対峙している自分が止めなければいけないのだ。手遅れになる前に、皆を守る為に、リックとも共に生還する為に。 「そんな事したってジェニファーさん喜ばないと思う、ううん、きっと悲しむと思う」 「だろうな、だが、死ねば彼女の悲しむ顔すら見る事はできない」 「協力してあいつを倒そうよそうすれば」 「俺達には首輪が付けられている。外せる人間に宛てはあるのか？ 無いのなら元より殺し合う以外の道はない」 「でも、それでもっ！」 「何を言っても俺の決意は揺るがない。俺は帰るんだ。手始めに君を殺す」 「……っ！！ この分からず屋ぁっ！」 決裂の言葉と同時に、リックが鉈を投函する。だが、それはパルティニアスの放った光弾と相殺し、鉈は弾かれ、一瞬、淡いピンクの光が辺りを照らす。 そして、その光に乗じるかの様にリックが駆け出す。 「パルちゃんっビィィィィィィムッッッ！！！」 駆け寄るリックの動きを止めようと、パルティニアスから三条の光線が放たれる。 だがその光線がリックに当たる刹那、不意に、リックが急激にその体勢を低くした。彼の十八番であるスライディング攻撃へと移行したのだ。 加速で勢いつけたスライディングは頭上を走る光線を尻目に、はぁとの両足を刈り取らんと滑り込む。が、リックの攻撃も、当たる寸前に躱される。はぁとがジャンプでリックを飛び越えたのだ。 「絶対にリっくんに人殺しなんてさせない！ そんなの、ジェニファーさんだって望んでなんかいない！！」 昂るはぁとに応えるかの様に無数の光線と光弾がバラまく様に放たれる。 リックは両手で顔を多いガードするが、光線と光弾は、そのガードの上からどんどん体力を奪って行く。 鉈を投函してしまった今飛び道具への対応が出来ないリックは、防戦一方となり遂には膝をついてしまった。 そこに、はぁとが飛び込んだ。 「鉄拳――」 勢い良く拳を握り、振りかぶる。 弾幕のダメージですぐには反応できないリックに向かい、放つは愛と想いを込めた鉄拳。通称『とにかくすっごい愛の鉄拳パンチ』 「制裁！！」 その拳がリックの顔をしたたかに捉え、ホッケーマスクの巨体が宙を舞い、少し離れた地面へと落下した。 仰向けに寝転がったまま、リックは動かない。打ち所が悪かったのではないか？ と、はぁとの頬を冷や汗が垂れる。 恐る恐る近づき、リックの傍らに座り込み、胸に耳を当ててみる。 鼓動が聞こえる。とりあえず最悪の事態は免れたらしい。 「良かったぁ、やりすぎちゃったのかと思った」 「――、――」 「え、リっくんをどうするのかって、このまま放っておけないしね。説得してみるつもりだよ」 座ったまま、ほっ、と胸を撫で下ろしたはぁとは、話しかけて来たパルティニアスのいる後ろへと振り返り、自分の考えを答える。 お人好しの彼女にとって、それ以外の方法は存在しないらしい。 「リっくんは愛があっても駄目って言ってた。確かにどうにも出来ない事はあるかもしれない。でもね、私は私のやり方で頑張る」 太陽を連想させる快活な笑顔、それはどんな苦難を受けてもへこたれない、彼女らしい笑顔。 「愛があれば大丈夫！ 皆と一緒にかなら――」 不意に、衝撃が走った。 腹部に焼ける様な熱さを感じる。何事かと顔と視線を腹部へと移すと、深々と刺さる腕、ブレザーを染めていく紅。 更に視線を移すと、その腕の主であるリックがはぁとを見据えているのが見えた。何かがのど元からこみ上げる感覚。 「言った通りだろ？ 愛があっても駄目なんだ」 「――――！！！！！」 「こ、ふっ」 底冷えのする様なリックの声が響く パルティニアスの悲痛な叫びを聞きながら、吐血したはぁとはその場に崩れる様に倒れた。 リックはゆっくりと、はぁとの腹部へ貫手を放った腕を引き抜く。クリーチャーすら殺害してのける膂力なのだ、人間１人の腹部を貫く事など容易い。 弱々しくも、はぁとはリックを見上げる。 「リ……ん、……駄目、こんな……と、しちゃ……」 死にいくはぁとの口から出たのは、罵倒でも、悔恨でも、恨み言でも、疑問でも、泣き言でもなく、リックへの説得。 命の灯火は残り僅か、しかし、はぁとはリックの説得を諦めない。 血を吐きながらも、息も絶え絶えになりながらも、はぁとは言葉を紡ぐ。 「皆で……一緒……頑張……」 「もう、遅いんだ、はぁと。俺はお前を殺した。もう、どうしようもない」 説得を諦めないはぁとを見かね、リックが、はぁとへ話かけるが、それを聞いても、はぁとは首を横に振り、拒絶する。 「大……夫、やり……せるよ、諦……いで。必ず、……ず、最後に愛は、勝……つん、だか、ら……」 その言葉を最後にはぁとの意識は闇に呑まれていく。その最後に浮かんだのは彼女が今までに出会って来た。大切な人達。 今更ながらも、この人達全員を悲しませるのは嫌だな、と、はぁとは思った。 （皆、ごめんね） こうして、愛に生き、最後まで愛を貫いた聖女は、その短い生涯を終えた。 雑木林の前で、泥に汚れたリックが立っている。彼の目の前にある、石の乗った盛り上がった土の山は、一人の少女の墓。 最後まで自分を説得しようとしていた少女を、まだ未来もあったであろう少女を殺害した罪悪感からか、リックは、はぁとの死体を野ざらしにしておく事に抵抗があった。 「すまないな、はぁと。最後の最後まで諦めていなかったみたいだが、俺は俺を変えるつもりはない」 そう言って、リックははぁとのデイパックを片手に踵を返し、はぁとの墓に背を向け、停止する。 「恨んでくれて構わない」 それは、はぁとの墓に悲しげに佇むパルティニアスに向けられた言葉。 「殺したい程憎ければ、襲って来ても構わない。あんないい子を殺した俺が外道だってのもわかっている。だが、俺も死ぬつもりはない。来るなら殺す気で来い」 そう言ってリックは墓を後にする。最愛の彼女の元に戻る為。 あの時と同じ、ジェニファーと再会する為に彼は動く。一つだけ過去と違いがあるとするならば。今回の敵は、彼と同じ人間だという事。 【愛乃はぁと＠アルカナハート 死亡】 【茨城県/牛久大仏前/１日目深夜】 【リック＠スプラッターハウス】 [状態]：全身に軽度の打撲、顔面に腫れ [服装]：原作同様 [装備]：鉈 [道具]：基本支給品一式ｘ２、ランダム支給品ｘ１ [思考] １：優勝し、ジェニファーの元へ帰る [備考] ※スプラッターハウスのクリーチャー及びジェニファーは呼べません [共通備考] ※牛久大仏前に愛乃はぁとの簡易的な墓があります。もしかしたらパルティニアスに会えるかもしれません。