約 4,150,759 件
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2617.html
196 名前:ほんわか名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 20 39 42.44 0 まだVIPにいた時に(今も週末はいるけど)途中まで投下してた、ツンデレ会長さんとのデートの話の続きを 久々に投下します。 前回分はこちら http //tunder.ktkr.net/up/log/tun2632.txt 197 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その7 1/4[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 20 42 16.58 0 『……ここって、随分海が近いのね』 窓から見える海を眺めつつ、私は呟いた。海岸線は少し離れた所だが、遮る建物が何 も無い為、一面に水平線が広がっている。 「ああ。海を眺めながら新鮮な海産物をたっぷり食べられるって、かなり贅沢じゃね?」 私の言葉に気を取り直したのか、ちょっとワザとらしく自信ありげに別府君が言った。 ここで今までの失点分――と言っても、私の難癖に近いようなものだが――を取り返そ うという気なのだろう。そんな彼に、私はちょっと意地悪な気分になって答える。 『ええ。確かに景色はいいわね。景色は』 敢えて二度、同じ言葉を言って強調しつつ、彼をチラリと見やる。すると、私が言わ んとしている事に気付いたのか、彼がグッと渋い顔をした。 「な、何だよ。料理はまだ美味いかどうかわからないってんだろ? 大丈夫だって。多 分……だけど」 強気に答えようとしつつも、やはり最後に少し、弱気な言葉を付け足してしまう。そ れが彼の限界なのだろう。もっとも、そういう所も、私は欠点とは思わないが。 『そうね。もちろん、料理も美味しければそれに越した事はないわ。ただ……後は、ね……』 チラリと思わせぶりな言葉を言いつつ、私は別府君に視線を向ける。それから、また すぐに海へと目を走らせつつ、小さくため息をついた。 「な、何だよ。俺が不満だってのかよ?」 『……別に、そんな事は言ってないけど?』 不満気な彼の顔が可愛らしくて、思わず笑みが零れ落ちそうな気分になる。その気分 を落ち着かせるためにも、私は彼の顔は見ずに言葉を付け足した。 『ただ、食事をするのには、海を眺めながらという訳には行かないのよね。せっかくの 景色ももったいないわ』 彼がグッと言葉を飲み込むのが、音になって聞こえたような気がした。ややあって、 呟くように彼が文句を言うのが聞こえた。 「仕方ないだろ。ご褒美なんだからさ。それくらい、我慢してくれたって……」 『あら? 私は何も言ってないけど?』 198 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その7 2/4[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 20 42 47.61 0 ついつい声が明るくなるのを抑え切れず、私が言うと、別府君は私を睨み付けるよう な目付きで見て答えた。 「具体的に言わなくたって、分かるんだよ。全く……」 もちろん、わざとミスリードを誘っているんだから仕方ないけれど、彼は完全に間違 っているのだ。私の本当の気持ちは、せっかく海が綺麗でも、貴方の顔に夢中になって しまうから、見ている暇がないという事なのだが。 『海鮮丼二つ、お待たせしましたーっ!!』 店員さんの声に振り向くと、ちょうど彼女が、別府君と私の前に海鮮丼を置くところ だった。それから、お水を継ぎ足してから、笑顔でお辞儀をする。 『それじゃあ、ごゆっくりどうぞー』 彼女からすれば別に何とも無い、お客に対する挨拶に過ぎないのだろう。しかし、別 府君と二人きりだと、なんだか彼氏とごゆっくりと言われてしまったかのようで、ちょ っと胸がドキドキしてしまった。 「さて、と。へえ。豪華じゃん」 別府君が出された海鮮丼を見て、感嘆の声を上げる。大きめのどんぶりには、うにや いくら。海老にマグロ、いか、たこ、ぶり、玉子焼きがこれでもかと乗せられている。 『……確かに豪華だけど、随分と、量が多いわね』 別段、特盛とかを頼んだ記憶はないのだが、どんぶりそのものの大きさも、恐らくそ こいらの牛丼店で特盛を頼んだ時に出てくる大きさよりも、なお大きいと思う。もっと も、牛丼チェーン店に入る事など滅多に無いから比較のしようもないが。 「いや。だってこれ、1300円もするんだぜ? これくらい無きゃ、食いでがないじゃん」 現物を目にして、別府君は嬉しそうにそう言うと、箸を手に取った。 『……食べ切れるかしら』 さすがにちょっと不安で私は呟く。すると別府君が、顔を上げて私を見て言った。 「食べ切れなかったら、残してもいいぜ。何なら俺が食ってやるし」 『そうやって、私の分まで食べる気満々なんでしょう? どれだけ食べる気なのよ。こ の食いしん坊』 別府君の言い草に、何となく自分の分が狙われているような気がして、私は少し不機 嫌そうに答えた。すると別府君が慌てて言い訳を取り繕う。 「い、いや。そんな事ないって。あくまで会長が食べ切れなかったらの話だしさ」 199 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その7 3/4[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 20 43 20.82 0 そう言ってから、自分の丼を引き寄せて言った。 「そ、それより早く食べようぜ」 『待って』 別府君が箸を動かそうとするのを、私は制止した。ふと、ある事を思いついたからだ。 「何だよ。せっかく来たってのに。俺、大分腹減って来たんだけど」 私は箸を取らず、両肘をテーブルの上に乗せて二の腕を立て、中央で重ねた手の甲に あごを乗せて言った。 『この店は、貴方が薦めた店なんだから、まずは貴方が味見をして、どのくらい美味し いかを私に伝える義務があると思うんだけど』 「いや。実物が目の前にあるんだし、食ってみた方が早くね?」 私の言葉に、別府君が反論する。しかし私は、首を横に振ってそれを退けた。 『人が食べてるのを見た方が、より食欲が湧くという事もあるでしょう? それでね。 貴方は私にそれを伝える為に、グルメ番組のリポーターみたいに食べてくれない?』 「はぁ? 何でいちいち、そこまでしなきゃいけないんだよ?」 怪訝な顔をしつつ、彼は素っ頓狂な声を上げて聞き返してくる。しかし、私は真顔で 頷いて答えた。 『私が見たいから頼んでいるんだけど、ダメかしら?』 これは咄嗟の思い付きだった。この大振りの海鮮丼が、ちょうどよく旅番組なんかで 紹介される食べ物を思い起こさせたのだ。別府君がそんな感じで食べてる姿をチラリと 想像したら、何かすごく見たくなってしまって、それで慌ててお願いする事にしたのだ。 「いや。まあ……ダメって事はないけどさ。別に美味さを伝えるのに、そこまでする必 要なくね? それに、食った方が手っ取り早いと思うんだが……」 何かと理由を付けて回避しようとする彼を、私はジーッと、ただひたすらに見つめた。 その視線に押し負けたのか、彼が言葉を切ったのを見定めてから、私は一言、言った。 『デートだったら、彼女を楽しませるのが男性の役目だと思うんだけど?』 その言葉に、彼が苦々しい顔をした。 「クソッ。何かさっきから、都合のいい時だけデートって言葉を使われてる気がするぞ」 それに私は、勝利を確信してちょっと微笑を浮かべつつ、首を横に振って否定する。 200 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その7 4/4[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 20 44 21.57 0 『そんな事ないわ。私がどう言葉を使おうが、今日の貴方との一日が、デートである事 には変わりないんだもの。もし、そう感じるんだとしたら、それは貴方自身が、エスコー ト役として不足していると認めているからじゃないの?』 私の言葉に、彼はますます顔をしかめる。まるで、ぐぬぬ、という擬音まで聞こえて きそうだ。やがて彼は、舌打ちして言った。 「分かったよ。やるよ。やってみせりゃいいんだろ?」 私は、コクリと頷いた。 『ええ。でも、投げ遣りはダメよ。ちゃんとしっかり、真面目にやってみせてよね』 「分かってるよ。会長が、どんな事でも手抜きは許さない性格だって事はな」 私の注文にそう答えてから、彼は一つ咳払いをして、表情を消した。どうやら、それ が彼が覚悟を決めた事の合図だったらしい。 「それじゃ、始めるけど…… 下手くそでも文句言ったりするなよ? これって結構無 茶ぶりなんだからな」 『前置きはいいわ。それよりさっさと始めてちょうだい』 無茶ぶりだなんて、そんな事は自分だって分かってる。だから、文句なんて言うはず なかった。いかにも手を抜いている素振りさえなければ、だが。 「よし。それじゃあ……」 一つ前置きをして、彼はどんぶりを両手で持ち、私の方に見せるように傾けて言った。 続く
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18252.html
そういや、それも気になってた事だ。 さっき私は妙な事を言ったつもりはないのに、何故か梓は嬉しそうに微笑んでいた。 その理由が分からない。 普段ふざけてる時ならともかく、今回ばかりは笑える所は無かったはずなんだが……。 私が首を傾げていると、梓が少し肩をすくめながら、頬を少し赤く染めて続けた。 肩をすくめて頬を染めるなんて、 何だか矛盾した行動のように見えるけど、多分、その二つが両立出来る理由があるんだろう。 「気付いてなかったんですか? 律先輩、さっき唯先輩の事、 「皆のために一生懸命になり過ぎるのはあいつのいい所だけど」って言ってましたよね?」 「……言ったな。ああ、確かに言った気がする。 それがどうしたんだよ?」 「それ、唯先輩だけじゃなくて、律先輩もですよ? ご自分じゃ気付いてないかもしれませんけど」 「えっ……」 思わず言葉に詰まった。 私が皆のために一生懸命になり過ぎてる? そりゃ何度か言われた事はあるけど、自分でそう思った事は一度も無い。 私はただ、皆で笑って遊びたいだけで……。 私は自分の顔が熱くなるのを感じる。 自分の言った言葉がそのまま自分に返って来るなんて、そんなに恥ずかしい事無いじゃんか……。 梓はその私の表情に気付いてないのか、いや、多分気付いててそのまま言葉を続ける。 「それに「ずっとそんな調子じゃ、あっという間に疲れちゃう」って所もですね。 律先輩、頑張り過ぎだと思います。 今だけじゃありません。 今回の風が吹く前、学校に住んでた時もですよ。 律先輩、ほうかごガールズでの活動以外に家事も頑張って下さってましたし、 私達の練習を秘密にするために、澪先輩達と会議もしててくれたみたいじゃないですか。 頑張り過ぎですよ、律先輩……。 私達も嬉しいですけど、そんなに頑張り過ぎちゃ潰れちゃいますよ……。 だから……」 「でも……、でも、私は……。 私は私達が生きていくために、憂ちゃん達を……!」 言った後で後悔した。 言ってしまった、と思った。 言わなきゃいけない事だったけど、まだもう少し後で言うべき事だった。 少なくとも、こんな精神状態で言っちゃう事じゃない。 もっと梓の辛い気持ちを知ってから、それを受け止めてから、謝りたかったのに……! って……、謝る……? 私は謝りたかったのか? 自分の選択の是非の判断より何より先に、自分のした事を謝りたかったのか? 自分で自分の気持ちが分からなくなった。 自分の事なのに、自分の気持ちが遠くにあり過ぎて理解出来ない。 と。 笑顔を真剣な表情に変えて、梓が私の両手を胸の前に持って来て握った。 包み込むように握ってから言ってくれた。 「頑張らないで下さい、とは言いません。 皆、頑張ってるんです。 唯先輩も、澪先輩も、ムギ先輩も、……私だって。 でも、頑張り過ぎないで下さいよ……。 頑張り過ぎて、潰れてしまう律先輩なんて、見たくないです。 見たくないんですよ……」 「だけど、私は和を……。 おまえの親友まで……」 「私……、律先輩の選択が間違ってたとは思ってません。 昨日、律先輩が選んでくれた道は、最善だったって……、私、思います。 純達の事を考えると悲しいし、辛いですけど、でも……。 それでよかったんだと……、思います……」 意外な言葉だった。 梓がそこまで考えてくれているなんて思わなかった。 私の選択肢は最善だったんだろうか? 勿論、最善だと思ったから昨日はそうしたわけだけど、 今日になって不安と喪失感が増して来たのも確かだったんだ。 自分の選んだ道に自信が持てなくなってしまったんだ。 だから、凄く……、凄く怖かったんだ……。 私は三人を見捨てたんじゃないかって。 見殺しにしちゃったんじゃないか……って……。 私が三人を殺……し……。 考えるだけで震えが止まらない。 梓の目の前だってのに、色んな感情が混じっちゃって頭痛や吐き気が私を襲って……。 でも、その震えは梓が私の手を強く握る事で止めてくれた。 まっすぐな視線と、まっすぐな言葉で止めてくれたんだ。 「律先輩が選んだ事……、後悔しないでほしいんですよ……。 それを信じた澪先輩達のためにも、私のためにも……。 唯先輩も……、律先輩の事を悪く言ってませんでしたよ? 「昨日はりっちゃんに迷惑掛けちゃったね」って言ってました。 だから……、私のお願いを聞くって意味でも、後悔はしないでほしいんです……。 純、憂、和先輩じゃなくて、皆で生きていく事を選んだんですから。 律先輩も、私も……、それを選んだんですから……!」 後悔をしちゃいけない。 前に進まなきゃいけない。 私はそれを選んだ。 皆にそれを選んでもらった。 だったら……、迷ってちゃ、駄目なんだよな……。 残された物を……、残された仲間を……、全力で守らなきゃいけないんだ……。 それがきっと私のしなきゃいけない事なんだ……! 私はまっすぐに梓に視線を向ける。 真正面から見つめ合う。 そして、私の手を握ってくれていた梓の手を離してもらうと、 梓の頭を抱えて、あくまで日焼けが痛まないように私の胸の中に軽く飛び込ませる。 軽く梓の肩に手を置いて、なけなしの力を振り絞って言ってみせる。 「ああ……、分かったよ、梓……。 やってやる……。やってやりたい……って思う。 私が選んだんだもんな。 弱音なんか吐いてても、どうしようもないよな。 そんな事してる方が、和、憂ちゃん、純ちゃんに悪いよな……。 ……守るよ、絶対。 何があったって、おまえ達だけは絶対に守ってやる……。 それだけが私が和達に出来るたった一つの事なんだな……!」 「……はいっ! でも、無理だけはしないで下さいよ? 私だって、皆さんを守りたいんですからね!」 私の胸の中で梓が頷いて言った。 守ろう、と思った。 せめて残された四人だけは全力で守らなきゃ、消えてしまった三人に申し訳なさ過ぎる。 ムギだって、唯だって、澪だって、梓だって、私がこの身に代えても守るんだ。 選んだ道を貫いて、前に進む事だけが私に出来る事なんだ。 もう……、迷っちゃいけないんだ……! そうやって、私はその使命感に持てた。 使命感を持たせてくれたのが嬉しかった。 梓は私の選択肢を最善だと言ってくれた。 その道を進む事こそが私に出来る事なんだって自覚させてくれた。 今言うのも変だけど、私は幸せだった。 驚くくらい成長した梓に支えられて、一緒に歩いていけるのが。 同じ道を進んでいけるのが、幸せで泣き出したいくらいに。 きっと梓と一緒なら、これからも突き進んでいけるはずだ。 安心。 だけど、同時に不安感。 梓と一緒に居るのは幸せだ。 梓と一緒に居れば、どんな困難でも笑顔で乗り越えていけそうな気だってする。 何だって乗り越えられる。 それは私だけが感じてる事じゃない。 梓だってそう感じてるんだって、私には確信出来る。 梓と……、皆と一緒に居る。 その気持ちとその想いとその願いには嘘は無い。 ずっと皆と一緒に居たい。 また一陣の風が吹いたって、皆で一緒に居てみせる。 そのために私達は前に進むんだ! なのに……。 どうして私はその事に不安を感じちゃうんだろう……。 こんなに幸せなのに、こんなに安心出来てるのに、どうして……。 ◎ 食糧と調理器具、あとカチューシャを何個か鞄に詰めて、私と梓は帰路に着いた。 最初の頃は店から何かを取って行くのに罪悪感があったはずなのに、 今じゃ何の躊躇いもなく手に取って、簡単に持ち帰れるようになって来た。 正直、自分のこの変化はよろしくないなって思う。 まあ、仕方が無いっちゃ仕方が無いんだけどさ。 もしこの世界が夢じゃなくて現実で、 人の姿が戻って来たら、その時は何も言わずにレジにお金を置いて店から出て行こう……。 うん……、他に説明しようも無いし……。 人の姿と言えば、この世界について、梓が興味深い事を言っていた。 今日の午前、唯が言った事らしいんだけど、 唯はこの世界が現実の世界じゃなくて、誰かの夢なんじゃないかって話をしてたらしい。 私は唯とその話をした事は無い。 この世界が誰かの夢だって疑ってるのは、私と澪と和だけのはずだ。 和は唯にはそれを伝えてないみたいだったし、 澪も私以外にそんな曖昧な話をする事は無いはずだ。 となると、唯は自分の力だけでその推論に辿り着いたってわけか? 唯ってそんなに物事を深く考える奴だったっけ? 私がそう考えてるのが丸分かりだったんだろう。 梓が苦笑しながら私の疑問に答えてくれた。 唯が言うには、この世界は今まで生き物が存在していた世界とは音が違うらしい。 反響……、空気の振動……、音波……、とにかく、音。 上手く説明出来ないけど、その音が全然違うんだそうだ。 絶対音感を持ってるからなのか、 人と違う感性を持ってるからなのか、唯はその違和感に気付いてるんだそうだ。 澪辺りの言葉なら笑っちゃう所だけど、唯の言葉なら無視は出来ない。 唯には間違いなく人と違う感性と耳を持ってる。 その唯が言うんだから、この閉ざされた世界の音は元の世界と全然違うんだろう。 それが何を意味するのか? 当然だけど、この世界が生き物が消えたってだけの世界なら、音の質その物が変わる事なんて無い。 それでも、音の質が現実には変わってる、 って事は、世界自体が元の世界とは全然違ってるって事になるよな。 だから、唯はこの世界が現実の世界じゃないって気付いたんだろう。 その正体が夢か、妄想か、仮想世界なのかはともかくとして、 この世界は単に生き物の姿が消えたってだけの世界じゃないのは確かなんだ。 それが何を意味してるのかは、私にはまだ分からない。 大体、この閉ざされた世界の謎が解けた所で、元の世界に戻れるかどうかも分かってないしな。 でも、私達と全く違う方向性から唯は一つの仮定を組み立てた……。 凄いな、と思う。 当然だけど、私が考えてるのと同じ様に、唯だって考えてる。 誰だって、これからの自分達がマシになるように、精一杯考えてる。 私と梓は未来に向かって突き進んでいく事を考えた。 唯とムギは過去を大切にする事を考えてると思う。 そして、澪は現在、自分に出来る事を精一杯やるって事を考えてる。 選択肢はバラバラだ。 だけど、皆、幸せになるために生きてる事だけは間違いない。 唯達の選択肢は大切にしたいと思う。 私は私達の生き方を強要したいとは考えてない。 そんな事はしちゃいけない。 でも、私は私の生き方を貫く。 誰に何を言われたって、それがこれからに大切な事だって思うから。 ホテルの部屋に戻った時、残っていた三人は私達を笑顔で迎えてくれた。 勿論、完全な笑顔じゃない。 不安や怯えの色も大きい曖昧な笑顔。 だけど、とにもかくにも、私達は笑顔だった。 これからどうなるのか、どう出来るのかは分からなくて、不安ばかりだ。 でも、笑う事だけはやめちゃいけない。 それだけは確かなはずだ。 そうして笑顔のままで居たかったけど、 それより先に私は真面目な顔になって、唯とムギに謝った。 泣いている二人を慰められなかった事。 気を回してあげられなかった事。 和、憂ちゃん、純ちゃんよりも、残された皆を大切にしてしまった事。 色んな事を謝った。謝らなきゃ前に進めないと思った。 これから前に進むために、それはしなきゃいけない事だった。 皆を守り切るために……。 唯達から責められるのを覚悟してたけど、二人とも私を責めなかった。 悲しそうな表情だったけど、二人で頷いてくれた。 色々悩んで、納得いかない事も多いはずだけど、私の想いを感じ取ってくれたんだと思う。 部員に恵まれてるよな、私は……。 こんな私なのに……。 唯達が責めなかった代わりに、澪が私を責める事になった。 いや、責めるってのは言い過ぎか。 諭す……って感じで、澪は苦笑しながら私の頭を軽く小突いた。 「そういう言葉を昨日言えてれば、立派な部長だったんだけどな」って。 それは確かにそうだった。 私は昨日、この想いを正直に皆の前で伝えるべきだったんだ。 突然の事に動揺してるくらいだったら、まっすぐに答えを届けりゃよかったんだ。 そうすれば、唯とムギをこんなに悲しませる事も無かったんだから……。 でも、とりあえずは、どうにか私の想いを皆に届けられた。 梓に後押ししてもらって、何とか前に進む事が出来た。 この世界で生きていく事も、これで出来る……はずだ。 結局、唯達が憂ちゃん達を捜す事を、私は止めなかった。 この世界で生きていくための準備だけ優先してくれれば、 後は各自の自由に過ごすべきだってのも、私の正直な気持ちだった。 私は皆を守るための準備をする。 何の問題も無く生きていけるために、出来る限りの準備をしておく。 唯やムギは消えてしまった三人を捜す。 梓と澪も自分に出来る何かをするだろう。 てんでバラバラだけど、それが私の選んだ道なんだ。 でこぼこな私達が、上手く噛み合って生きてくってのはそういう事だと思う。 そうして、私達はどうにか笑顔になった。 誰からともなく、手を繋ぎ、皆の体温を感じ合った。 強く強く、皆と一緒に居られる事を感じる。 せめて残されたこの五人だけはずっと一緒に居たい。 居るんだ、何が起こったって……。 皆でずっと一緒に居る事。 それが私が一番やりたい事なんだ。 何があったって、絶対に……。 私はそう思ってた。 心の底からそう思ってたんだ。 梓と話をして以来、どんどん膨らむ不安からずっと目を逸らしながら。 皆と離れ離れになる事だけは絶対にしちゃいけないんだって思いながら。 多分……、偽りの笑顔を浮かべて。 ◎ 「ロンドンってやっぱり日本より寒いね」 少しだけ厚着をしたムギと一緒に、私はロンドンの街に繰り出していた。 ホテルに置いてあった誰かの自転車を借りて、肩を並べて二人で走る。 ちなみにロープが絡まないよう気を付けてゆっくり走ってる。 ロンドンに転移して三日、事態は何も変わってなかった。 まあ、変わりようが無いとも言うけど。 生き物が居ない事以外、ロンドンの街には何の変哲も無いわけだしな。 結局、私達に出来るのは今日もロンドンの街を探索して回る事だけだ。 「確かにちょっと寒いかもなー。 冬ってほど寒いわけじゃないけどさ。 半袖だと寒い、長袖だと暑い。ぴったりなのは七分袖ってか? あー、中途半端でイライラするよなー!」 私が軽く叫ぶとムギが楽しそうに笑った。 理由はどうであれ、ムギの笑顔が見られるのは嬉しい。 私が自分の想いを皆に告げて以来、私は意識してムギと一緒に行動するようになっていた。 これまでムギを不安させちゃってたのは、私が原因なんだ。 その不安をどうにか少しでも和らげてあげたかった。 ムギを不安させてたってのは、ロンドンに来てからって話じゃない。 日本で人が消えてからって話でもない。 もっともっと前……、ムギと出会ってから、私はムギを不安させてたんだと思う。 出会ってから、ムギは変わったと思う。 最初は取っつきにくかったけど、そんなムギも今じゃ人懐っこい可愛らしい子になった。 どっちがムギの本当の姿なのかは分かんないけど、いい方に変わったんだって私は思いたい。 とにかく、そうして、ムギは私達の大切な仲間になった。 大切な仲間になったけど、まだまだ私の想いが足りなかった気がする。 ムギは控え目で、私達がはしゃいでるのを楽しそうに見てる子だけど、 たまには私達と一緒にはしゃぎたい事も多かったんだと思う。 でも、性格からそれも上手く出来なくて、 一人だけ自分が残されてるんじゃないかって思ってしまった事も、一度や二度じゃないはずだ。 だから、少しでもムギの傍に居ようって思った。 不安を振り払ってあげられるかは分からない。 ただ、ムギだって私達の大切な仲間なんだって事は、どうにか伝えたかったんだ。 ムギは今、笑ってくれてる。 不安の色も混ざってる笑顔だけど、笑ってくれてる。 とりあえず、今はそれでいい。 でも、最終的には不安が一つも無い笑顔を浮かべさせてあげたい。 「あっ……、ほら、りっちゃん、見て見て!」 不意にムギが自転車を停めて、顔を上げて視線を向ける。 私も自転車を停め、ムギの視線を辿ってみる。 ムギの視線の先には、回転寿司屋があった。 複雑で単純な事情から、私達が演奏する事になったあの回転寿司屋だ。 色んな意味で懐かしい……。 何であんな事になったんだろうな、あの時……。 つか、澪も英語で何言ってるのか分かってるんだったら、 どうにかあのデカい店員さんに説明してくれりゃいいのに……。 まあ、もういい思い出だけどな。 そういや、本当はマキちゃん達が演奏やるんだったんだよな。 あの時は深く考えなかったけど、マキちゃん、英語出来るって事か? スゲーな……。 ワールドワイドだぜ、ラブクライシス……。 「大変だったよなー、あの時……」 苦笑しながらムギに言うと、ムギも困った顔して笑った。 でも、楽しそうな笑顔でもあった。 「そうだね……、大変だったよね……。 でも、私は楽しかったな……。 りっちゃんは楽しくなかった……?」 「私か? うん……、私も楽しかった……かな?」 「ふふっ、どうして疑問系なの?」 「いや、楽しかったんだけどさー……、 もう一度あの雰囲気で演奏しろってのは勘弁なんだよなー……。 怖かったもん、あのデカい店員さん……。 勿論、それ以外は楽しかったんだけどな」 私が肩をすくめると、ムギが口元に手を当ててまた笑った。 釣られて私も一緒になって笑う。 うん、楽しかったよな、あの時は……。 思い出すと楽しくてつい笑っちゃうよ。 37
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/500.html
ぽこぽこ軍将 棚からこぼれたストーリー 426 名前: sage 投稿日: 03/06/29 22 15 ID 41v6Tn9w 今更ながらに、ぽこぽこ軍将やったけど大好きです。 アニメしてる手コキは最高!宝物増えました。 68 名前: 名無したちの午後 投稿日: 01/10/24 00 20 ID jZi4C4pR 軍将には前作(?)のヒロインのゆりえたんの手コキもあったね モザイクでかいのが珠にキズだよなぁ 関連レス
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1689.html
「うわああああ遅刻だ!!」 朝起きてびっくりした。完璧に遅刻じゃん。こんなことってあるんだね。 最近してなかったから油断したクソー!てかゆかちゃんいつも一緒に行くのに!起こしてくれてもよかったのに! 漫画みたいにパンはくわえず、水だけ飲んでダッシュで学校に向かう。 もう1限始まっちゃってるよ…ああやだなー遅れて入るのやだなー皆見るんだもん。 やっとの思いでついた校門の前で深呼吸を繰り返す。 よし、後戻りはできない。いざ教室へ!! ガラガラっ!と大きな音は極力立てないように、最小限の力で教室のドアをカラカラ開ける こんだけ目立たんかったら皆注目せんよね 後ろのドアからこそこそ入る。廊下側1番後ろの男子に少し見られたけど、よし、他は大丈夫だ。 「大本遅い!!」 バカでかい先生の声が教室中に響いた。その声に釣られて一斉に視線が集まる…ちょっ、何してくれるんですか。台なしじゃないですか。 「あ…すみません」 「早く席につきなさい」 「あ…すみません」 あ、あ〜ちゃんが見てる、恥ずかしいよ…皆も見てるしくすくす笑ってるよ…。 途中、ゆかちゃんの前を通った時口パクであほって言われた。でもゆかちゃんにあほって言われるの好きだからちょっとニヤけた。 自分の席につく一歩前であ〜ちゃんと目が合う。 あーあ今日はおはようって言うって決めてたのに。ついてないなーなんて考えながら席につこうとしたらぞくに言う、ウィスパーボイスでちっさくおはよって聞こえた。 声の正体はあ〜ちゃんで、なんだか知らないけど一気にテンションが上がる。えっのっちに言った?のっちに言ったよね?マジで? 後ろを振り向いて少し上目使いのあ〜ちゃが小さく微笑んだ。それだけでなんだか息がつまった。 ニヤけてなんかいられなかった。 つづく
https://w.atwiki.jp/dq10_dictionary/pages/2154.html
ガタラ外伝【動き出した時間】 【いにしえの皇子】? - 【憎しみは時を越えて】? - 【カルサドラの赤き計略】? - 【終わりを告げる者】? - 【託された希望】 クエストNo. 受注地 受注条件 初回報酬 リプレイ報酬 名声値 経験値(2.0~) 91 岳都ガタラ-ガラクタ城 【終わりを告げる者】?をクリアしている イエローアイ 1個 イエローアイ 5個 103/0 ?/? ガタラ外伝クエスト第5話にあたるクエスト。 【グルヤンラシュ】は最早この世にいないことを知り愕然とした【ビャン・ダオ】が、自分の生まれ育ったガテリア皇国へ連れて行ってほしいと頼み入れる。そのガテリア皇国とは、【ボロヌス溶岩流】の東にある【最果ての地下遺跡】のことだった。 そして忘れられし王の間に到着したビャン・ダオの目的、そして目の当たりにしたものとは… クエスト内容は完結編としては申し分ない出来となっており、これまでの複線回収も合わせて感動的なシナリオに仕上がっている。ボス【スカラベーダー】戦があるので、しっかりとパーティを組んでおきたい。 なお、神話編エピローグの方は「 残 」された希望である。紛らわしい。 ついでに言うとこの前のクエスト「終わりを告げる者」は【神話篇】に必要なクエストだが、神話篇予兆に【終を告げる姫】なるクエストがある。ホントに紛らわしい。 問題点 未プレイ・プレイ済に関わらず、上記の表を見て「あれ?」「逆じゃね?」と思った人は多いのではないだろうか。 初回報酬が【イエローアイ】?1個でリプレイ報酬が5個である。これは間違いではなく真実である。 当然のごとく提案広場でもこれはおかしいという書き込みがなされたが、その際に藤澤ディレクター(当時)は、 「リプレイ報酬を見直しているうちに逆転してしまった、 すでにクリア済みの人もいるので(初回の報酬の)修正はしない 」とコメントした。 これから初回のプレイをする人にとっては明らかにおかしい内容であるが、だからといって初回報酬も変えてしまうと既にクリアした人にとって不公平である、不具合ではないので補填する必要もない、といった意図なのである。 なお、後に【セット装備に酔いしれろ】もリプレイ報酬の方が多くなっているが、こちらは繰り返しクリアすることを前提に設計された(またクリアが困難であることにも配慮した)ものである為、当クエストとは意義が異なる点に注意されたい。
https://w.atwiki.jp/shinjukuop18/pages/22.html
1章 2章 3章 4章 1章 神宮寺探偵事務所 Speak 藤木美佳×2 Look キッチン Speak 藤木美佳×2 依頼について 父親について 事件について 父親について 事件につおて 犯人について 依頼内容の確認 調査について Speak 藤木美佳 Look 棚 Move ハウス三崎 ハウス三崎 前 Look アパート Push 102号室 Speak 隣人 事件当時について 隆司について 母親について 被害者について 「不幸」について 目撃前の事について Speak 熊野×3 樋口宅 中 Speak 熊野 事件の流れ 凶器について 現場について 湯飲みについて Search ゴミ箱 テーブル フック 窓 タンス×2 写真 Speak 熊野 約束をして来た ゴミ箱のメモ Speak 熊野 響子について 動機について 放火 Speak 熊野 放火について ハウス三崎 前 Item 携帯電話 写真 Move 他の場所へ 藤木宅 藤木宅 前 Push Speak 男 吉住 藤木美佳 吉住について 1人暮らしの事 藤木美佳 藤木宅 居間 Speak 藤木美佳 隆司達との関係 答える Speak 藤木美佳 隆司達との関係 写真について 関係の破綻 犯人について ノイズについて Look 室内 Speak 藤木美佳 由紀 Item 名刺 使う Speak 由紀 藤木美佳 由紀について ノイズについて Look モジュラージャック 藤木宅 前 Speak 藤木美佳×2 Move 中に入る 藤木宅 居間 Search コンセント タップ コードレス子機 Move 書斎 藤木家 書斎 Search 照明 傘の上 キャビネット 引き出し 手帳 藤木宅 前 Speak 藤木美佳 知人 1ヶ月前 藤木を調べるため Look 2階の窓 2章 藤木宅 2階 Speak 樋口隆司 藤木美佳 樋口隆司 事件当日の事 インターホンの事 母親について 盗聴について 藤木の来訪について 死体について 現場について 犯人について Move 外に出る 神宮寺探偵事務所 Speak 洋子×2 母親をかばう (Speak) 洋子 藤木宅の書斎 Move 藤木宅 藤木宅 前 Speak 藤木美佳 Move 中に入る 藤木宅 居間 Speak 藤木美佳 仕掛けた人物の事 手帳について 藤木について 隆司について Move 書斎 藤木宅 書斎 Look キャビネット Item 携帯電話 Move リビング 藤木宅 居間 Speak 加納由紀 藤木について 来訪について Speak 藤木美佳 Move 隆司の部屋 藤木宅 2階 Speak 樋口隆司 エイセイについて 1年前の事について 放火について 母親の事 Speak 藤木美佳 Move リビング 藤木宅 居間 Move 外に出る 藤木宅 前 Move 他の場所へ 喫茶店跡地 喫茶店跡地 Speak 藤木美佳×2 Look 辺り Speak 通行人 土地について 響子達について 放火 Speak 藤木美佳 追い出し Speak 通行人 地上げ行為について 不動産会社について×2 Look 看板 Move 立共ハウジング 立共ハウジング Speak 受付嬢 鈴森×2 藤木美佳 鈴森の事 他の社内の人の事 Speak 受付嬢 受付嬢について 会社の事について エイセイについて Move 応接室 立共ハウジング 応接室 Item 名刺 Speak 大山 喫茶店跡地の事 響子達について 放火について×2 Move 受付 立共ハウジング Move Speak 吉住 藤木美佳 Move 藤木宅 前 Speak 藤木美佳 Move 中に入る 藤木宅 居間 Move 隆司の部屋 藤木宅 2階 Look 室内 Move リビング 藤木宅 居間 Speak 藤木美佳 Move 書斎 藤木宅 書斎 Look 机 Speak 樋口隆司 出ていく理由 地上げ 立共ハウジング Speak 樋口隆司 地上げについて 藤木 Speak 樋口隆司 藤木について 引越しについて 藤木殺害について 響子について 3章 藤木宅 書斎 Speak 藤木美佳 樋口隆司 買い取り契約の事 Item パンフレット Speak 樋口隆司 大山について 目撃者 Speak 樋口隆司 大山のいた場所 大山と会った時間 運転手について 響子について 拉致 犯人に仕立てる Speak 樋口隆司 神宮寺探偵事務所 Think Item 携帯電話 Speak 熊野 ワゴンについて 不動産会社の事×2 Speak 洋子 永勢について 傷のある男の事 Move 藤木宅 藤木宅 前 Move 中に入る 藤木宅 居間 Speak 藤木美佳 大山との関係 大山について 盗聴について 藤木美佳 Look 室内 Speak 吉住×2 Look 吉住 Speak 吉住 Speak 藤木美佳×2 Move 外に出る 藤木宅 前 Move 他の場所 永勢コンサルタント 永勢コンサルタント Look ビル 辺り Speak ビルの関係者 Look ビル 男 眉 Look 男 スナック Look 店 男達×2 Speak 女 1ヶ月前の事 ネックレスについて Look 店 樋口響子 Speak 女 ネックレスについて 男の仕事について Move 藤木宅 藤木宅 前 Look 加納由紀 Speak 加納由紀 美佳について 吉住について 考えている事 Move 中に入る 藤木宅 居間 Speak 藤木美佳 藤木美佳 Move 隆司の部屋 藤木宅 2階 Speak 樋口隆司 Item ネックレス Speak 樋口隆司 響子が拉致された 永勢コンサルタント 藤木を殺害した Speak 藤木美佳 Move リビング 藤木宅 居間 Move 外に出る 藤木宅 前 Move 他の場所へ 立共ハウジング 立共ハウジング Speak 受付嬢 事件当日の事 大山について 放火について 鈴森 Move 応接室 立共ハウジング 応接室 Speak 鈴森 書類について 永勢コンサルタントについて 書類について×2 書類の内容 鈴森 Move 藤木宅 前 Speak 樋口隆司 Move 中に入る 藤木宅 居間 Speak 樋口隆司 藤木美佳 Move 書斎 藤木宅 書斎 Search 本棚 山 Search 本棚 右中央 写真集 Search 本棚 写真集 棚に入れる 左中央 左下 右中央 右下 奥行 棚の裏 Search 本棚 金庫 机 引き出し 金庫 Item 金庫の鍵 Search金庫 回す メモ 右 6 右 左 Look 樋口隆司 Speak 樋口隆司×2 藤木美佳 Look 箱 指輪 Speak 藤木美佳×2 4章 藤木宅 2階 Speak 藤木美佳 Search キャビネット 電話機 ゴミ箱 本 Think 電話を使った 吉住 内線を使った Move 立共ハウジング 立共ハウジング Speak 受付 Speak 吉住 隆司達の居場所 発信履歴 Move Look 吉住 Speak 鈴森 Speak 鈴森 Look 吉住 Speak 吉住 立共ハウジング 応接室 Speak 鈴森 吉住について 大山について 書類について Item 携帯電話 永勢コンサルタント Speak 熊野 Move 中に入る ビルの倉庫 Look 室内 倒れている人物 Speak 樋口響子 隆司について 藤木について 事件当日について 熊野 Look 落ちている携帯電話 メールをする エンディング トロフィー【依頼完了:託された指輪】獲得
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18247.html
「いい考えね、純ちゃん。 私もそれは完全に失念してたわ。 そうよね。折角のほうかごガールズの初ライブだもの。 しっかり写真で残したいわよね……。 思い付いてくれてありがとう、純ちゃん」 まさか元生徒会長の和に褒められるとは思ってなかったんだろう。 純ちゃんはモコモコを軽く揺らしながら、ちょっと顔を赤くして笑った。 「えへへ、どういたしまして。 記念日ですもん。形としても残したいじゃないですか。 あ、そうだ。 これ、そろそろ現像が終わったはずなんですけど……」 言って、純ちゃんはさっき撮った写真を憂ちゃん達と一緒に覗き込む。 私と梓の方からは角度的に見えない。 どんな写真になっているのかは、純ちゃん達の反応から想像するしかなかった。 「あら」 「わあっ」 「いい写真でしょー?」 和と憂ちゃんの感嘆の声が上がり、純ちゃんが鼻高々に腰に手を当てる。 何だよ……、どんな写真が撮れてるってんだ……? すっげー気になる……! そもそも被写体は私達じゃんか。 勝手に撮られて、勝手に感心されるのは恥ずかし過ぎる。 「ちょっとちょっと……! 私にも写真見せてくれって……!」 「私にも見せなさいよ、純ー!」 私達が口を尖らせて言うと、 純ちゃんが笑顔のままでその写真を差し出してくれた。 梓のツインテールを離して写真を受け取ろうとして……、 途中で思い直して右手だけを離し、左手で梓の頭を鷲掴みにした。 「ちょっ……! 何するんですか、律先輩……! 離してくださいよー……!」 梓が頬を膨らませて抵抗したけど、 私はその言葉を聞いてやるわけにはいかなかった。 はい、非常に嫌な予感がします。 いや、もう確信って言ってやってもいいんじゃないかな。 純ちゃんが急に私達の写真を撮った理由……。 その写真を見た和と憂ちゃんの反応……。 その二点から導かれる答えは一つ……! 「すまん、梓。 写真は私が先に見させてもらう。 それで問題が無ければおまえにも見せてやるから、ちょっと待っててくれ」 「何なんですか、それー……!」 まだ抵抗してる梓の頭を左手で掴んだまま、 私は右手を伸ばして、純ちゃんから写真を受け取る。 返って来たテストの点数をチェックする時みたいに、ちょっと薄目で確認してみる。 ほとんど確定してるけど、どうか変な写真になってませんように……! 「うげっ!」 一目見た途端、思わず変な声が漏れた。 分かってはいた事だけど、私の願いは音を立てて崩れ去ってしまったみたいだ。 何なんだよ、この写真は……。 私は一瞬にして制服のポケットの中にその写真を入れると、掴んでいた梓の頭を解放してやった。 吹けもしない口笛を吹く振りをして、梓から視線を逸らしてやる。 「吹けないのに口笛っぽい声出さないで下さいよ……、じゃなくて! 一体、どんな写真だったんですかっ? 私にも見せて下さいよー!」 「この写真は封印します」 「それ前言った私の台詞じゃないですかー!」 そう叫びはしたけど、梓は無理矢理私のポケットに手を突っ込んだりはしなかった。 その辺、常識があって、私の気持ちを尊重してくれる後輩で助かる。 本当はそんな梓の願いを叶えてやりたくはある。 でも、悪いとは思うんだけど、そうするわけにはいかなかった。 いくら何でも、この写真を梓に見せてやるわけにはいかない。 思い出すだけで恥ずかしくなる。 私の予感通り、写真には嬉しそうな表情の梓が写ってた。 私にツインテールを引っ張られながらも、幸せな表情の梓が……。 いや、それだけならいい。 それだけなら梓に見せても問題無いし、 「嬉しそうな顔しやがって」ってからかってやる事も出来た。 問題なのは写真に写ってるもう一人の人物……、 つまり、私の表情だった。 写真の中で、私は笑顔で梓のツインテールを引っ張っていたんだ。 それも単なる笑顔じゃなくて、 私にもこんな表情が出来るんだ、って思えるくらいの幸せそうな笑顔で……。 こんな写真見せられるかよ……。 他の誰かに見せられたって、梓にだけは絶対に見せられない……。 うわあああああ! 何か私、今すっごく恥ずかしい! 私ってひょっとして自分で思ってる以上に梓の事が大切なのか? いや、一人しか居ない後輩だから、 楽しい部活動くらいは経験させてやりたいって思ってたけどさあ……! ……うん、今は深く考えるのはやめよう。 とりあえず、この写真だけは厳重に封印しとかなきゃな……。 「律先輩……?」 写真より私の様子が変な事の方が気になったらしい。 梓が首を傾げながら、心配そうな表情で私の顔を覗き込んで来る。 うっ……、そんな顔されると何か罪悪感が……。 私はわざとらしく咳払いすると、何とか話題を変えてみせる。 「それより純ちゃん、カメラ持って来るなんていい判断だよ! 澪の奴も写真が好きだからさ、 あいつにでも渡してライブの様子を撮りまくってもらおうぜ!」 「あ、律先輩、誤魔化しましたね。 まあ……、いいですけどね……」 梓が呟きながら苦笑する。 どうやら写真を気にするのもやめてくれたみたいだ。 ごめん、梓。 いつか……、いつかは分かんないけど……、 おまえに見せられるって思えたら、この写真、見せるからさ……。 「そうですね!」 嬉しそうな顔で純ちゃんが私の方に駆けて来る。 その後から和と憂ちゃんも続いた。 純ちゃんが首から掛けていたカメラを外して、私に手渡してくれた。 「私達の勇姿、澪先輩にしっかり写してもらっちゃいましょう! 先輩達を泣かせちゃうくらいのライブにしちゃいましょうよ! あ、澪先輩には律先輩からカメラ渡して下さいね。 私からカメラ渡すのって、ちょっと恥ずかしくて……」 純ちゃんが可愛らしい照れ笑いを浮かべる。 澪の素の姿を知ってても、まだ澪に憧れてるんだろう。 あいつの何処に憧れてるのかはよく分かんないけど、幼馴染みとしてはちょっと嬉しいかもな。 私は軽く笑って、純ちゃんの頭に軽く手を置いた。 「了解だ。澪には私からカメラを渡しとくよ。 あ、でも、それより先に……」 言い様、私は皆の身体を自分の方に引き寄せた。 引き寄せられながら、和が首を傾げて私に訊ねる。 「どうしたのよ、律?」 「集合写真だよ、集合写真! 私達、ほうかごガールズの記念すべき最初の集合写真だ! 撮った後は和もほうかごガールズのマーク書くのを頼むぜ! こりゃ将来的に高く売れるぞー!」 「売る気なんですかっ?」 梓が呆れた表情で突っ込んでから、すぐに笑顔になった。 売るかどうかはともかく、集合写真ってアイディアは悪くないと思ってくれたんだろう。 視線を向けてみると、和達も嬉しそうな表情で笑ってくれていた。 本当なら組めるはずもなかったドリームバンド、ほうかごガールズ。 実力としてはまだまだだと思うけど、いい曲を皆に、自分達に届けてやりたい。 「よっしゃあっ!」 教室が揺れるくらいの大声を出してから、皆をフレームの中に入るよう集める。 腕を精一杯伸ばして、出来る限りの笑顔を浮かべてみせる。 「ほうかごガールズーッ! ファイッ! オーッ!」 「ファイ、オーッ!」 「声が小さーい!」 「ファイッ! オーッ!」 皆の声が揃う。 そして、笑い出す。 それは新しい門出への決意と覚悟の顔。 元の世界には戻りたい。 でも、戻れなくたって、八人でなら乗り越えていけるはずだ。 それは形こそ変だけど、映画のハッピーエンドに相応しいシーンに思えた。 未来に進む決心を持てた私達のハッピーエンドだ。 映画だったら、いい終わり方だったと思う。 希望に満ちたいいラストじゃないか。 まあ、勿論、まだまだ現実は続いていくんだけどな。 ライブはこれから始まるんだし、 この世界がどう転ぶか分かったもんじゃない。 でも、この時、私達が笑顔を浮かべられた事だけは確かなはずだ。 そのはずなんだ。 そう思いながら、私はカメラのシャッターを押した。 夢みたいなバンド……、 ほうかごガールズの姿を写真に収めるために。 ◎ 集合写真を撮り終え、 ほうかごガールズのマークを和に書いてもらった後、 写真は梓に渡してから、私以外の四人で澪達を呼びに行ってもらった。 澪達は部室で待ってるはずだから、帰ってくるまで十分くらいは掛かるだろう。 私は急いで最後の準備を始める。 私だけ残ったのはそのためだ。 最後の準備……って言っても、大した事をするわけじゃない。 ポケットに入れておいたマジックを取り出し、私は自分のスティックにマークを書いた。 わかばマークとコーヒーカップを合体させた変なマーク……。 勿論、ほうかごガールズのマークだ。 実は和の書いたマークを見ながら、隠れて書く練習をしてたんだよな。 うん、我ながら中々いい出来だ。 頷いてから、次に梓達の置いて行ったピックにもマークを書いていく。 勝手に書くのは悪い気もするけど、皆、怒ったりはしないはずだ。 全部のピックに書き終えると、私はそのピックを自分のポケットの中に入れた。 帰って来た後、自分のピックを探す三人に渡そう。 どんな反応をするんだろうな……。 憂ちゃんは喜んで、純ちゃんが苦笑して、 梓が「勝手な事しないで下さい」って頬を膨らませるかな。 それを和が傍から見ていてくれる……って所だろう。 その時がちょっと楽しみだ。 澪達が来たら、ひとまずMCを始めてやるかな。 MCの担当は梓だ。 あいつのMCはどんな感じになるんだろう。 何度か見た事はあるけど、あいつがメインでMCをやった事は無い。 現部長として練習もしてるだろうから、どんな語りを見せてくれるか楽しみだな。 演奏する曲は『天使にふれたよ!』と『U I』だ。 二曲しかないけど、二曲だけに絞ったからこそ、いい感じの曲に仕上げられたはずだ。 和のピアノ……、じゃなくて、 キーボードのレベルもかなりのものになったし、 梓の歌だってかなり聴けるレベルになってきたと思う。 『天使にふれたよ!』は五人で分担して歌うし、 『U I』でもコーラスでフォローするつもりだから、梓の歌も何とかなるだろう。 まあ、もしアンコールがあったら、『翼をください』を演奏するのも悪くないかな。 ……にしても、だ。 ピックにマーク書くだけなら、何も一人だけ残る必要は無かったよな……。 所要時間、二分も経ってねーよ……。 残り八分は待たなきゃいけねーのか……。 携帯も無い状態で八分も待つのは結構辛い。 最後の練習をするってのもいいけど、 八分じゃちょっと中途半端だしなあ……。 ま、いいか。 教室でゆっくりしてりゃ、すぐ皆も来るだろ。 私達の元教室ってのも結構懐かしいしな。 閉ざされた世界に迷い込んで以来、実は意図的にこの教室に来るのを私は避けてた。 深い理由があるわけじゃない。 もう私達の物じゃない教室を見るのが何となく嫌だっただけだ。 知らない生徒達の物になった教室を見て、昔を思い出しちゃうのが怖かっただけだ。 でも、久々に勇気を出して来てみて、ちょっと安心したかな。 教室自体はあんまり変わってないみたいだし、 切なさとかより懐かしい気持ちの方が大きい気がする。 半年前の事なのに、もう懐かしいよな……。 そうそう、唯と授業中によく手紙を回してたっけ。 何となく思い付いて、私は前に唯が使ってた机に手を入れてみる。 唯の机は窓際の一番後ろだから、 机を寄せて舞台にしているとは言え、すぐに見つけられたからだ。 お、夏休みだってのに、机の中に教科書と何かの紙が入ってるじゃねーか。 前の持ち主と同じく、結構適当な生徒が使ってんのかな? 苦笑しながら、手に触れた紙を適当に机の上に出してみる。 途端、息を呑んだ。 紙には見覚えのある絵と癖のある文字が書かれていた。 『おまえのうしろに真っ白いイルカの親子が』という文字と。 我ながら下手糞なイルカの絵。 我ながら、だ。 そう、それは間違いなく、私がずっと前に唯に回した手紙だった。 こんな事があるか、と思った。 この机を使ってるのはもう別の生徒のはずだし、 大体、私が唯に回した手紙はムギが全部家に持って帰ってる。 じゃあ、これはどういう事だ? 誰かが私と全く同じ手紙を書いたってか? そんなのあるかよ、どんな偶然だよ、それは。 だったら、ムギがわざわざ自宅から手紙を持って来て、 何の意味も無く唯の机に私の手紙を入れたってのかよ? それだって有り得るもんか。 考えられる可能性はただ一つだけ。 やっぱりこの世界は誰かの夢の中だって事だ。 夢の中ってだけなら、澪や和と何度も話し合った事だし、別に驚く事じゃない。 驚くべき点は一つ。 中途半端なくせに、この夢の世界が私達の事に妙に詳しいって事だ。 そうでなきゃ、こんな私の書いた手紙なんて再現出来るもんか。 つまり、それは、やっぱり……。 そうだ。 考えてないわけじゃなかった。 一番不自然だと思ってたのは、何でこの世界に迷い込んだのが私達なのかって事だ。 他の誰でもいいじゃないか。 それこそ私達だけじゃなく、 菫ちゃんやさわちゃんや信代やいちご……、 そんな私達の知り合いの誰かが居たっておかしくなかった。 でも、この世界には選ばれたみたいに私達八人しか居ない。 選ばれたみたいに、じゃない。 誰かに選ばれたんだ。 いや、誰かに、でもない。 私達八人の中の誰かに選ばれたんだ。 そりゃそうだ。 これだけ所々中途半端に、 でも、妙な所だけ詳しい世界を造り上げるなんて、私達以外の誰かに出来るわけがない。 この閉ざされた世界は私達の中の誰かの心の中の世界なんだ、きっと。 原因は分からない。理由も分からない。 でも、多分、そうなんだろうなって思う。 謎が解決した昂揚感は沸いて来なかった。 分かって、どうなる? 分かって、どうするんだ? この夢を見てる誰かを探り出して、問い詰めるか? そんな事したって、現状がどうにかなるとは思えない。 急に。 「りっちゃん、おいっす!」 能天気な声を上げて、唯が教室に入って来た。 どうやら唯達を連れて、梓達が戻って来たらしい。 私は手紙を机の中に戻して、どうにか笑顔を浮かべてみせる。 「おいっす、唯。んじゃ、ライブ始めるぞー」 言いながら、唯の後に続いて来た澪にポラロイドカメラを手渡す。 澪の顔は見れなかった。 私の顔をもう少しは見られたくなかったからだ。 「写真頼むぜ!」とそれだけ言って、机の上に登ってドラムの椅子に腰掛ける。 やめよう。 今は余計な事を考えるな。 今はライブを開催して、未来に進む決心をしてやる時なんだ。 犯人捜しなんかしたって、何の解決にもならないんだから。 三回、深呼吸。 「あー、りっちゃん、和ちゃんと一緒で制服着てるー。 二人とも女子大生なのに変なんだー」 そう無邪気に言う唯の言葉には逆に救われた。 普段通りでいいんだ、今は。 見回してみると、澪だけ少し首を傾げてたけど、ムギは私の制服姿を見て微笑んでいた。 澪はちょっとおかしかった私の様子を疑問に思ってるんだろう。 大丈夫だよ、澪……。 もうちょっとしたら、胸の鼓動も落ち着くと思うからさ……。 「それじゃあ、私達のライブを始めますね!」 嬉しそうな表情で梓が宣言してから机の上に登る。 純ちゃん、憂ちゃん、和がそれに続く。 四人の嬉しそうな視線が私に集まる。 皆、これからのライブを楽しみにしてるんだ。 だったら、私も余計な事は考えずに楽しまないとな。 この世界の事は、後でいくらでも考えられるんだから。 「これから私達が演奏する曲は、先輩達もよく知ってる曲なんですけど……。 あれ……? おかしいな……?」 梓の言葉が途中で止まる。 どうやら自分のピックを探しているらしい。 「おっと……」 私は立ち上がって、梓に近付いていく。 やばいやばい、すっかり忘れてた。 ちゃんと梓達三人にピックを渡しとかなきゃな。 ピックを渡し終わったら、いよいよライブの始まりだ。 そういやまだ澪達にはバンドの名前も教えてなかったしな。 梓が恥ずかしがりながらバンド名を伝える姿が目に浮かぶ。 ははっ、何か面白い。 「悪い悪い、梓。 ピックなら私が持ってるんだよな。 純も憂もすぐに行くから待って……」 32
https://w.atwiki.jp/dimensionzero/pages/1214.html
強制された進化(きょうせいされたしんか) 強制された進化 ストラテジー 使用コスト:緑1無1 タイミング クイック あなたは自分のエネルギーゾーンにあるカードを4枚まで選び、リリースする。 エネルギーをリリースさせる、小さくて大きな力の亜種。 大地の歌?に繋がる。 進化を強制されているのはおそらく小さな牙ガロン フレーバーテキスト 獣王は自分を強くする遺伝子を求めて、素質を認めた者たちに魔力による進化を強制した。 収録セット サード・センチュリー ベーシックパック(143/200 コモン) イラストレーター 塚本陽子
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1988.html
元スレURL せつ菜「スクールアイドルは恋愛禁止です!」侑「え?でも歩夢に告白されたら付き合うよね?」 概要 しずくちゃんに告白されても付き合うよね? タグ ^高咲侑 ^優木せつ菜 ^桜坂しずく ^短編 ^コメディ ^しずせつ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/semavatarheroes/pages/181.html
加工された原木 レア度 2 合成に使う素材アイテム 入手先 合成 加工された原木を合成する 合成ランク1 さびた釘×1+大自然の原木×1+加工薬×1 加工された原木から合成する ≪右手≫ 合成ランク3 ファンタスティック 合成ランク5 ファンタスティック(秘術の杖入り) 合成ランク6 祈り子の精霊杖 ≪左手≫ 合成ランク1 ウッドセットシールド 合成ランク1 ウッドセットシールド(魔竜の鱗入り) 合成ランク2 オークシールド 合成ランク2 オークシールド(魔竜の鱗入り) 情報お願いします 名前 コメント すべてのコメントを見る