約 4,151,030 件
https://w.atwiki.jp/okieroparo/pages/303.html
1-723-726 アベチヨ 二人以外は誰もいない教室。 目の前にいる阿部くんの体は、結構しっかりしてて、私は右手で、彼の首から肩甲骨を撫でていた。 「篠岡、くすぐったい」 「……そう?」 だって、触りたかったんだもの。 と心の中で呟く。 一見細身なのに引き締まった体は、私を誘惑するのに充分だ。 「…ずりぃよ、篠岡。俺だけ脱がして、自分はそのまんまかよ?」 そう言って視線をそらす阿部くんが可愛くて、軽く口づける。 阿部くんは強く私を抱きしめて、深いキスをしてくれた。 長いキスを終えると、阿部くんが私の制服に手を伸ばす。 「脱がすの?」 「俺の楽しみだからな」 そう言って笑う阿部くんに、私は少し見惚れた。 壊れ物を扱うかのように優しく、それでいてどこか荒々しい愛撫に反応する私の体。 阿部くんの指が胸を撫で、主張を始めた突起を摘む。 生暖かい舌がそこを舐めあげて、軽く歯をたてられると、私の口から甘い声が洩れる。 「篠岡…すげぇエロい…」 「や…言わないで…」 恥ずかしくて、両手で顔を隠す。でも、すぐに阿部くんに外された。 「隠すなよ、篠岡が俺だけに見せる姿が見たいんだ」 阿部くんの愛撫が下半身に及ぶと、私は襲い来る快楽に身を委ねるしか出来なくなった。 阿部くんの舌が恥ずかしい所を舐めて、ゆっくりと指で中を掻き混ぜて、口が敏感な蕾を軽く吸いあげる。 「やだっ、それ…駄目ぇっ」 「何で?」 上目使いで私を見る。 「ふああっ、だって…おかしくなる…からぁ」 「だから、おかしくなっていいって」 激しくなるその動きが、更に私を気持よくさせる。 私、阿部くんに気持いいこと、してもらってるんだ。 そう思うと、余計に恥ずかしくなって、けれどもっと欲しくなって、気づいたら、阿部くんにおねだりをしていた。 「篠岡…」 阿部くん、変に思わなかったかな。はしたない女の子だと思ったかな。 でも、もう我慢できない。 阿部くんと、一つになりたい。 「お願い…阿部くん、きて…」 阿部くんの喉が動いた。 「…俺、加減出来ねぇから、な」 「…うん…」 頬に優しくキスをしてくれて、ゆっくりと阿部くんが私の中に入ってくる。 「ん…ああっ」 「中…きつ…っ」 阿部くんの洩らした声が、私を興奮させる。 阿部くんが私を滅茶苦茶に愛している間、私はずっと阿部くんにしがみついて、与えてくれる快楽を受け入れていた。 「阿部くん…っ、阿部くんっ、私、もう……!」 「あ…俺、も…!」 互いに昇りつめて、彼の体温を感じながら、私はこう思っていた。 阿部くんとなら、きっと、もっと気持よくなれるかもしれない、と。 終わり
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18255.html
急に自分の両肩から手を離した私を不審に思ったんだろう。 梓が首を傾げながら私に訊ねた。 優しい声で。 優しい瞳で。 優しい想いで……。 途端、私は自分がどうしようもなく汚らしい存在に思えた。 梓に心配される資格も、支えられる資格も私には無い……。 胸が張り裂けそうになるのを感じる。 少し気を抜けば、嗚咽が漏れ出してしまいそうだ。 自分で自分を殴り付けてやりたい衝動に駆られる。 だけど、私はそうはしなかった。 私が苦しむのは私のせいだ。私の自業自得だ。 私の胸の痛みなんて、重要じゃない。どうだっていい。 私なんて後で散々苦しんでしまえばいい。 でも、梓だけは……、 皆に翼をくれた梓だけは巻き添えにしちゃいけない。 私の卑しい下心で梓の未来と皆の未来を奪っちゃいけないんだ……! 私は何度か深呼吸してから、梓の頭に軽く手を置いた。 震える手のひらを隠して、精一杯の優しい声を出して言った。 出来る限りの偽物の笑顔を浮かべて。 「何でもないよ、梓。 ちょっとのぼせちゃったかなって思っただけだ。 でも、そうでもなかったみたいだから安心してくれ。 梓は……、何も心配しなくても大丈夫だよ」 梓はまだちょっと不思議そうな顔をしていたけど、すぐに頷いてくれた。 そうだよ、何でもない。 梓が心配する事なんて何も無い。 私が梓の未来を見つけ出すから。 安心して生きられるようにするから……。 だから……、梓は私なんかを心配せず、皆に笑顔を見せ続けてほしい。 私以外を、大切にしてほしい。 私も、絶対に大切にしてみせるから。 私以外の皆を、この身に代えても……。 ◎ ロンドンの夜、ホテルの屋上で人の生活の明かりがほとんど見えない街を見下ろす。 見える灯りは電力以外の動力で動いてるらしい灯りと、私達の灯してる物だけだった。 風呂から上がって、夕飯を食べると、皆はすぐに床に就いた。 毎日疲れてるし、電気があんまり使えない状態で夜更かし出来るほど、皆の神経は図太くなかった。 私だってそんなに図太い神経をしてるわけじゃない。 それでも、今日だけは一人で夜の風に吹かれていたかった。 だから、私は一人で屋上に上がったんだ。 秋なんだか冬なんだか分からないけど、ロンドンの夜の風は冷たかった。 大した冷たさじゃないけど、今の私なら心まで冷え込んじゃいそうだ。 念のため、ライブの衣装として身に着けてた高校の制服を着込んではいる。 体調を崩したり、風邪になったりするわけにはいかないからな。 これから進んでいくためにも、誰かに心配掛けるような事があっちゃいけないんだ。 今度こそ、皆の未来を守る決心を揺るがさないためにも。 ロンドンの街並みを見下ろしながら、思う。 私は……、どうしようもない奴だ。 見返りを求めて、皆を守ろうとしてた。 皆の事を守るんだから、少しは誰かに寄りかかったって問題無いって思ってた。 それくらい許されるって、甘えてた。 誰かの温もりを求めるために、皆に頼るために、 その代償行為として、皆の未来を守る気になってたんだ。 最低だって思う。 自分でも分かるくらい、最低だ。 ああ、認めるよ。 私は寂しかった。 ずっとずっと、寂しかった。 閉ざされた世界に来て以来、寂しさでどうにかなりそうだった。 大声で叫んでやりたいくらい、取り残された孤独に心が壊されそうだった。 和達三人が居てくれた時は、まだ耐えられた。 八人だけ取り残された世界だけど、皆、それだけなら耐えられたんだ。 これ以上失う物は無いはずだって思ってたから。 だけど……、三人を失って気付いた。 失う物が無いなんて事は幻想だった、自分勝手な希望だったんだって事に気付いた。 これ以上酷い事にはならないって思いたかっただけなんだ。 そう思わなきゃ、生きていけそうになかったんだ。 そして、その希望は壊された。 三人の姿が消えて、五人だけ取り残されて、思う。 次消えるのは私かもしれないって。 私じゃなくても、誰がまたすぐに消えてしまってもおかしくないって。 残された五人が、五人のままで居られるなんて、もう奇跡みたいなもんなんだって。 だから、誰かに頼りたかった。 だからこそ、誰かに縋りたかった。 自分の中の喪失感と絶望感を、誰かの体温で消したかった。 心を人肌の温もりで満たしたかった。 身体を求める事で、孤独から目を逸らそうとしてた。 身体だけでも誰かの温もりを感じ続けたかったんだよ、私は……。 もっと悪い事に、私はそれを梓に求めた。 梓なら私を拒絶しないはずだって、心の何処かで思ってた。 唯にいつも抱き着かれてて、人肌の温もりに弱い梓なら、 私達の事を気遣ってくれて梓なら、私を受け入れてくれるはずだって思ったんだ。 自分でも分かるくらい、ひどい打算だ。 最低な……、打算だ……。 長い長い溜息が私の口から漏れる。 自分はあんまり利口な方だとは思ってなかったけど、こんなに最低だとも思ってなかった。 見たくなかった自分の姿を自覚させられて、心底嫌になる。 こんな私が皆を守るだなんて、笑い話にしかならない。 溜息を漏らす以外、私に出来そうな事は無い。 でも……。 今度こそ、と私は思う。 私は梓の優しい顔を見て、どうにか思い留まれた。 梓の未来を私の甘えなんかで、絶望と後悔に塗り潰しちゃうわけにはいかないって思えた。 梓の事が大切なら、今度こそ本当の意味で梓を、皆を守らなきゃいけないんだ、私は。 今度こそ……、間違えちゃいけない。 もう絶対に溜息なんか吐かない。 溜息を吐いてる暇なんかあるんだったら、皆の未来について考えるべきなんだ。 その未来に私の姿が無くたって、絶対に皆だけは笑顔で居させてみせる……! そのためには……。 私は制服のポケットの中に手を突っ込む。 さっき、思い出したんだ。 私がこれを持ってるって事に。 ポケットに入れた手の中に固い感触を感じる。 それを握り込んでから、私は自分の顔の前で手のひらを開いた。 手のひらの中には三つの小さな三角形……、ピックがあった。 和がほうかごガールズのマークを描いてくれたピック……。 純ちゃんと憂ちゃんと梓に渡すつもりだった……、 私達のバンドのピックだ。 色んな思い出が頭の中に浮かんでくる。 「人間は心の中に翼を持てる生き物だって私は思うのよ」 普段の姿に似合わず、ロマンチックな事を言って梓を励ましてくれた和の顔。 「ここはアレですよ? 「頑張る」じゃなくて、「一緒に頑張ろう」って言う所ですよ?」 照れくさそうにしながらも、優しい微笑みを浮かべてた純ちゃんの顔。 「りっちゃんって呼んでも、いいんですか? いいんでしたら、私も嬉しいです……!」 予想外に私と仲良くなってくれた、憂ちゃんの甘い笑顔。 他にも多くの思い出が私の中に蘇って来る。 皆で頑張ったバンド練習、ライブ前の高揚感、大切な私の思い出達……。 だけど……。 それを抱えながらじゃ、私はきっと前に進めないから……。 思い出を見つめながら進めるほど、私は強くないから……。 皆の未来を守れそうにないから……。 ぎゅっ、とピックを握り締める。 強く強く、最後に握り締める。 これが私からの、三人へのお別れ……。 私は腕を振り上げると、 一つ大きな深呼吸をして、 屋上から三つのピックを放り投げた。 ピックは 放物線を描いて ロンドンの闇の中に 吸い込まれていった。 ありがとう。 さようなら、私の大切な……、思い出。 ピックを放り投げた後、私は長い間、放心していた。 大切な物を自分から切り捨てた罪悪感。 これでよかったんだっていう満足感。 二つの想いが複雑に混ざり合って、 どうしたらいいのか分からず、夜の風に吹かれる事しか出来なかった。 ふと、私はもう一つ、大切な物がある事を思い出した。 ピックを入れていたのとは逆の方のポケットを探ってみる。 ……あった。 写真。 純ちゃんが撮った私と梓の写真……。 灯りがほとんど無くて、夜目だったけど、 その写真の中の私達は月明りでよく見る事が出来た。 自分で言うのも変だけど、本当に幸せそうな私達の笑顔……。 迷わず笑えてた頃の私達……。 胸の痛みを感じる。 息苦しくなって、居ても立っても居られない焦りを感じる。 思わず写真を両手で掴む。 親指に力を入れて、破り捨てようとして……、 それは出来なくて、私は写真をもう一度ポケットの中に仕舞い込んだ。 違う。 思い出を捨てられなかったわけじゃない。 この写真は梓の思い出だから、捨てなかっただけなんだ。 三つのピックの事を知ってるのは私だけだけど、 この写真を私が持ってるって事は梓も憶えてるだろう。 だから、私は梓の思い出を捨てる事はしなかった。 今は未来だけに進もうとしてくれてる梓だけど、 いつかは思い出に目を向ける余裕が出来る日も来るはずだ。 その日のためにも、この思い出だけは残しておいてやりたい。 梓には思い出が必要なんだから。 ……破り捨てなかったのは、それだけの理由だ。 不意に。 「こんな所でどうしたの、りっちゃん?」 屋上の扉が開いたかと思うと、柔らかい声が聞こえた。 振り返って声の方に視線を向けてみると、 そこには普段の髪型の眼鏡を掛けてないパジャマ姿の唯が立っていた。 その髪型が気紛れなのかどうなのかは分からない。 憂ちゃんに似せた髪型の方こそ気紛れだったのかもしれない。 でも、どっちでもよかった。 唯がどんな選択をしたって、私はそれを支えてやるだけだ。 私は軽く笑ってから、唯に言ってやる。 「おまえこそこんな所でどうしたんだよ、唯。 風邪ひくぞ?」 「むー……、私だってそんなに風邪ばっかりひかないよ、りっちゃん……。 じゃなくて、私、ちょっと目が覚めちゃって、 気が付いたらりっちゃんが居ないから捜しに来たんだよ。 やめてよ、りっちゃん……。 一人で何処かに行くなんて……、心配になっちゃうよ……」 月明りに照らされた唯の表情はとても不安そうだった。 そうだな……。 私の身の安否はともかく、唯達を心配させるのは私の本意じゃない。 私は小さく微笑んでみせてから、唯の方に駆け寄って口を開く。 「悪い悪い。 ちょっと夜風に当たりたくなってさ。 心配掛けて悪かった。もうしないよ、唯」 「本当……?」 「ああ、本当だ。約束する。 だから、そんな悲しそうな顔すんな。」 言いながら、手を伸ばして唯の頭を撫でる。 約束だ。唯が、皆が悲しむ事はもうしない。 悲しくて辛いのは私だけで十分だ。 唯の手を引いて、「戻ろうぜ」と耳元で囁く。 屋上の扉の中に入って、ゆっくり扉を閉める。 私の心の扉を閉める。 和、憂ちゃん、純ちゃんの思い出が入ってる心の扉に鍵を掛ける。 「……ごめん」 気が付けば私はそう呟いてしまっていたけど、 その言葉が唯の耳に聞こえてしまったかどうかは、分からない。 ◎ 澪と二人きりでロンドンの街を歩く。 ロンドンに転移させられてから七日目。 ここ三日連続くらい、私は澪と一緒にロンドンの街を探索している。 本当は唯とロンドンを回りたかった。 今まで避け続けてた唯の支えになってやりたかった。 だけど、それは出来なかった。 私が唯を避けてるからじゃない。 今度こそ、それは嘘じゃない。 唯が私を避けているからだ。 どうして避けられてるのかは分からない。 あの夜、ホテルの屋上で話をして以来、唯は私と視線を合わせようとはしなかった。 落ち着いて話をしようとしても、ムギか梓を連れていつの間にか何処かに行ってるんだ。 嫌われてしまったんだろうか……。 いや、唯はそう簡単に人を嫌うような奴じゃないはずだ。 人を嫌える奴じゃない。 色んな人を好きになっちゃう奴なんだ。 少なくとも、私の中では唯はそういう奴だった。 だったら……、どうして唯は私を避けるんだろう。 今の所、思い当たる事は何も無い。 避けられる憶えは無いんだよな……。 でも、多分、何かの理由があるはずだ。 私はそれを深く踏み込んで聞いちゃいけない気がしてる。 私だって澪とどうしても視線を合わせられない時があった。 誰だって何かの事情を抱えてる時があるんだ。 だから、唯が私と話したい時が来る時まで、待とうと思う。 それもあいつを支えてやるって事のはずだから。 ロンドンの外回りについては、 まだ心配してくれてるのか、何度か梓が私を誘いに来てくれた。 一緒に風呂に入った時、私の様子が変だった事に気付いてるのかもしれない。 気を遣ってくれるのは嬉しかったけど、それは断った。 梓の傍に居てまた自分が抑えられなくなるのが怖かったからだ。 梓の未来を私の勝手な行動で無茶苦茶にしたくない。 でも、それと同じくらい大きな理由がもう一つある。 梓の優しさを皆にも分けてあげてほしい。 私に前に進む翼をくれたみたいに、ムギや唯にも翼をあげてほしい。 梓の優しさを感じさせてあげてほしい。 そう思ったから、私は梓の誘いを断ったんだ。 誘いを断った時、梓は少し寂しそうな表情を浮かべたけど、 「最近、澪と二人っきりになる事も少なかったからな」って言うと、納得してくれた。 「仲の良い幼馴染みですよね。 正反対なお二人が仲良しだなんて、未だに不思議です。 それにしても、律先輩ったら意外と寂しがり屋だったんですね」って生意気な事も言いながら。 少し不本意だけど、それでもよかった。 澪と一緒にロンドンを歩いてみたいってのも、私の本音には違いなかったから。 「卒業旅行の時は時間が全然足りないって思ったもんだけど、 流石に一週間も回ってると、回る所も無くなってくるよなー……」 自転車に乗って、隣を走る澪に声を掛けてみる。 澪は少し苦笑して応じてくれた。 「そうだな、もう回り切ったって感じだよ。 それも仕方無いとは思うけどさ。 観光してるわけじゃないし、回るのはデパートやスーパーばっかりだし。 しかも、交通手段が自転車しかないから、回れる所も限られてくるからな……」 「交通手段が自転車だけってのは痛いよなー……。 ……いっそ、誰かの自動車を借りてみるか?」 「む、無理無理無理! 大体、誰が運転するんだよ! 誰も運転免許なんか持ってないだろっ!」 「いやいや、ムギは結構、運転出来るみたいだぞ? 教習所には通ってないみたいだけどさ、 執事の人に少しずつ教えてもらってるらしい。 私達とさ……、車で遠出するのが夢だって言ってた。 楽しそうだよな、車の遠出……」 「いや、確かに楽しそうだし、ムギの夢は叶えてやりたいけど……」 「それに私の運転だってかなりの腕前だぜ? おまえだって私のレースゲームの腕、知ってるだろ?」 「甲羅投げたり、ジャンプしたりするレースゲームと現実の運転を一緒にするなっ!」 「ごめん、冗談だよ、冗談」 自転車に乗りながらでも澪の拳骨が飛んで来そうだったから、先に謝っておいた。 こいつ……、どんな所でも反射的に私を殴って来るからなあ……。 それこそ吊り橋の上でも殴って来た事あるぞ、こいつ……。 まあ、その時、悪かったのは、 吊り橋の上で怖がる澪をからかった私だったわけだけどさ。 でも、私は自転車を停めて、真剣な表情を澪に向けた。 少しだけ先に行った澪も自転車を停め、私の方に振り返って言った。 「どうしたんだ、律?」 「車を運転するってのは半分冗談だったけどさ、半分は本気なんだよ、澪。 そろそろ本気で考えなきゃいけないって思うんだ。 このままロンドンに居るのか、他の街に行ってみるのか……ってさ。 それでもし他の街に行ってみるんだったら、必然的に車は必要になってくるもんな……」 私が言うと、澪も真剣な表情になって頷いた。 長い髪を横に流すと、口を開き始める。 やっぱり、澪だって考えてなかったわけじゃないんだ。 「そうだな、律。確かにそうだよ。 私もずっと考えてた。 このままロンドンに居ていいのか、違う街に行くべきなんじゃないかって。 それこそ、日本を目指すべきなんじゃないかってさ。 日本に戻ればさ……、確証は無いけど……、ひょっとしたら……」 それ以上の言葉を澪は言わなかった。 確証の無い言葉を続けられるほど、私達は希望を持ててない。 でも、澪が何を言おうとしてるのかは分かった。 日本に戻れば、私達の街に戻れば、和達が待っててくれてるんじゃないかって。 今も和達はそこに居るんじゃないかって。 そうだったら、どんなにいいだろう。 もう一度、三人と会えるんだったら、どんなにいいだろう。 唯達はどれだけ喜んでくれるだろう……。 勿論、確証なんて一つも無い。 和達が日本で待ってくれてる可能性は、きっと相当低い。 そんな気がする。 大体、日本までどうやって戻るってんだよ。 日本は島国だぞ? 自動車だけじゃどうやったって辿り着けない。 韓国辺りまで行って、船か飛行機でも操縦するか? それこそどうやって操縦するってんだよ。 いくら何でもムギだって船と飛行機を操縦するのは無理だろう。 どうやって戻れってんだ……。 それでも、このままロンドンに滞在する事が得策だとも思えなかった。 ずっとロンドンに居たって、少しずつ精神を擦り減らしていくだけだ。 永住する決心が出来ない限り、 いっそ当ての無い旅に出た方がマシな気もしてくる。 当てが無くても、少しでも前に進めるなら、そっちの方が安心は出来る。 だから、考えなきゃいけない。 私達は考えなきゃいけないんだ。 これからの自分達の生きていく道を……。 40
https://w.atwiki.jp/zeturin/pages/1139.html
目次 【分類】ジャンル シナリオイントロダクション 登場人物主人公 ヒロイングループ知り合いグループA 知り合いグループB 知り合いグループC 知り合いグループD 知り合いグループE 学院Aグループ 学院Bグループ 学院Cグループ 学院Dグループ お嬢グループ エンドパターングッドエンド バッドエンド その他 システム 【参考】関連項目 タグ 最終更新日時 【分類】 構成 エピソード 思い付き ジャンル ベリーロング ロング ボブカット ショートカット ツインテ ツーサイドアップ ピッグテール ツインドリル ポニテ 二つわけ ドリル 三つ編み サイドテール お下げ お団子 ストレート ソバージュ カール パーマ 黒髪 茶髪 金髪 白髪 銀髪 ピンク 青 緑 紫 赤 おっぱい 横乳 谷間 下乳 谷間ホール ネクパイ 巨乳 貧乳 腋 鎖骨 うなじ 尻 脚 ふくらはぎ ふともも 体臭 よだれ 涙目 鼻水 方言 声 おもらし 汗 ヤンデレ ツンデレ クーデレ 不思議 電波 厨二病 邪気眼 世間知らず 天然 お嬢様 熱血 脳筋 堅物 真面目 律儀 潔癖 家庭的 地味 おっとり 引っ込み思案 クズ ゲス 腹黒 毒婦 肉食 草食 コミュ障 耳年増 ドヤ顔 ゲス顔 ☓ アヘ顔 ☓ ラリ顔 トロ顔 泣き顔 号泣 ☓ 男泣き 嘘泣き ジブリ泣き 上目使い ジト目 見下し ☓ 白目 仁王立ち ☓ ガイナ立ち ☓ ジョジョ立ち ☓ カトキ立ち ☓ 安彦立ち ☓ Wピース ☓ ガワラ立ち ☓ 勇者パース 雌豹のポーズ めがね マスク 帽子 カチューシャ ネコ耳 イヌ耳 ウサ耳 ヘルメット 兜 マフラー 靴 軍靴 サンダル パンスト 靴下 ガーターベルト ニーソ パンツ 女児パンツ 縞パン くまパン 白パンツ 黒パンツ ふんどし ブラジャー シミーズ ネグリジェ さらし 水着 スク水 ローレグワンピ ハイレグワンピ パレオ ビキニ レオタード ブルマ ジャージ ジーンズ ホットパンツ スパッツ(レギンス) スカート ミニスカート ロングスカート タートルネック セーター Yシャツ Tシャツ ポロシャツ アロハシャツ 和服 浴衣 袴 ラバー(革フェチ) ビキニアーマー 剃毛 生理用品 〇 処女 生理中 妊婦 搾乳 母乳 百合 ホモ 性転換 女装 男装 ふたなり 障害(知的) 障害(身体) 乳幼児 ロリータ ショタ 熟女 老婆 合法ロリ 童顔 ロリ巨乳 オネショタ ホモショタ ロリショタ 女性少女愛 ケモショタ ケモロリ 家族 夫婦 実母/息子 娘/実父 妹/兄 姉/弟 双子 祖父/孫娘 〇 幼馴染 △ 義母 義父 △ 義姉/義弟 △ 義妹/義兄 叔母/甥 叔父/姪 従兄妹 従姉弟 セーラー服 ブレザー ミッション系 ジャンバースカート 看護学生 〇 見習い 幼稚園児 小学生(低学年) 小学生(高学年) 中学生 高校生 大学生 女子校生 女教師 チアリーダー 社交ダンス 新体操 スケート 応援団 陸上 水泳 馬術 登山 剣道 弓道 フェンシング プロレス 薙刀 射撃 柔道 テニス ラクロス ゴルフ バレーボール ソフトボール バスケ サッカー 卓球 ビーチバレー 放送 新聞 写真 演劇 漫画 文芸 美術 合唱 軽音 ブラスバンド ロックバンド 茶道 料理 科学 風紀委員 図書委員 保険委員 生徒会 厚生委員 国語 数学 理科 社会 英語 体育 美術 音楽 巫女 尼(女僧) シスター アイドル ナース 女医 博士 主婦 人妻 団地妻 未亡人 家事手伝い メイド ウェイトレス コンビニ店員 OL 秘書 女社長 SP 婦警 刑事 保安官 怪盗 スパイ ◎ くノ一 侍 変身ヒロイン 魔法少女 魔法使い 僧侶 賢者 戦士 狂戦士 騎士 聖騎士 黒騎士 天馬騎士 竜騎士 狩人 格闘家 ネズミ ネコ イヌ キツネ ヒツジ ウシ ウマ ヒョウ ウサギ 触手 植物 虫 人魚 天使 悪魔 女神 天女 仙女 妖怪 雪女 九尾狐 座敷童 精霊 妖精 エルフ 幽霊 英霊 未来人 宇宙人 古代人 異界人 メカ少女 サイボーグ アンドロイド サンタガール カウガール バニーガール △ 剣 銃 魔法 セクハラ イチャイチャ 〇 ハーレム ストリップ のぞき 盗撮 見てるだけ 視姦 ☓ SM ソフトSM ☓ 鼻フック スパンキング 拘束 ☓ 拷問 ☓ 内臓系 ☓ 切断 ☓ 眼球 ☓ 食人 言葉責め 罵倒 洗脳 催眠 ☓ 薬物 ☓ 麻薬 睡眠薬 自白剤 媚薬 精力剤 避妊薬 排卵誘発剤 ☓ デブ専 ペイント 軟体 露出 寝取り 寝取られ チラリズム パンチラ ブラチラ スカート捲り たくしあげ セルフスカート捲り 誘惑 挑発 咥えゴム 掴みシーツ だいしゅきホールド 股に手 手コキ 足コキ 素股 腋コキ 髪コキ ペッティング アナルセックス 浣腸 ☓ スカトロ大(食べる) ☓ スカトロ大(見る) ☓ スカトロ小(飲む) スカトロ小(見る) ぶっかけ 顔射 オーラルセックス ☓ セルフフェラ イラマチオ ☓ 食ザー フェラチオ 口内射精 精飲 ごっくん クンニスリング 69 パイズリ 潮吹き 射精管理 逆レイプ 尿道責め 多人数 ☓ 3P(男2・女1) 3P(男1・女2) ☓ 輪姦 ☓ スワッピング ☓ 乱交 獣姦 ピグマリオンコンプレックス 異物挿入 青姦 カーセックス 強姦 ☓ 産卵 ☓ 脳姦 ☓ 死姦 オナホール オナニー バイブ ローター 亀甲縛り ☓ 三角木馬 正常位 後背位 騎乗位 座位 立位 駅弁 まんぐり返し 松葉崩し 孕ませ 種付け ◎ 子作り 腹ボテ ◎ 着衣H 股布ずらし ずらし挿入 パンツ下ろし 片足パンツ ◎ 処女狩り 断面描写 ハメ撮り キスハメ 正月 初詣 餅つき 成人式 節分 バレンタイン 雛祭り ホワイトデー 春一番 卒業式 春休み お花見 入学式 オリエンテーリング 身体測定 GW 母の日 父の日 梅雨 夏休み 海水浴 夏合宿 夕立 お盆 肝試し 縁日 敬老の日 運動会 学校見学 文化祭 ハロウィン 大掃除 冬休み クリスマス 修学旅行 林間学校 臨海学校 スキー教室 お泊り 勉強会 △ 現代 △ 異世界 未来 異星 △ 過去 昭和(戦後) 昭和(戦中) 昭和(戦前) 大正 明治 △ 幕末 △ 江戸(後期) △ 江戸(中期) △ 江戸(初期) △ 戦国時代 △ 室町時代 △ 鎌倉時代 平安時代 古墳時代 弥生時代 縄文時代 原始時代 古代文明 アメリカ 中国 ヨーロッパ オリエント アラブ インド 一軒家 アパート マンション 団地 自室 居間 風呂 トイレ 台所 寝室 納戸 玄関 蔵 庭 校舎 校庭 下駄箱 ロッカー 更衣室 プール 体育館倉庫 体育館 道場 屋上 教室 廊下 階段 踊り場 図書館 保健室 職員室 準備室 ホテル 公園 海岸 電車 バス タクシー 戦車 船舶 航空機 宇宙船 ヘリコプター 展望台 教会 神社 病院 診察室 病室 手術室 宿屋 酒場 荒野 早朝 朝食 朝練 登校 昼 昼食 昼下がり お茶会 夕方 下校 夕食 夜 夜食 深夜 小説 ラノベ エッセイ 絵本 漫画 アニメ 特撮 実写 舞台 漫才 コント 落語 ミュージカル 歌舞伎 狂言 能 人形劇 人形浄瑠璃 クレイアニメ 3Dアニメ ジャズ ロック ポップス キャラソン ラジオドラマ RPG ARPG SRPG TRPG シューティング アクションシューティング 弾幕シューティング 横スクロールシューティング 格闘 対戦格闘 無双 △ 育成シミレーション △ 恋愛シミレーション 経営シミレーション 戦略シミレーション アドベンチャー 推理アドベンチャー ボードゲーム カードゲーム ◎ 抜きゲー 〇 シーン回想 〇 CG鑑賞 〇 BGM鑑賞 〇 セーブ 〇 ロード 〇 クイックセーブ 〇 クイックロード 〇 文章スキップ ボイス付 イラスト カード ポスター 抱き枕 クッション シーツ おっぱいマウスパッド 缶バッチ タペストリー クリアファイル マウスパッド フィギュア ねんどロイド アクションドール 着せ替え人形 プラモデル 模型 ジオラマ 〇 和風 洋風 中華 アメリカン エスニック クラシック モダン エキセントリック サイケデリック 萌え △ コミカル コメディー ホラー スリラー ミステリー パンキッシュ エレガント ラブラブ シリアス シナリオ イントロダクション 40人の美処女くノ一達とHして童貞を卒業する。 毎日筋トレ感覚で子作りHするようになる。 登場人物 主人公 くノ一好き。 忍者。 絶倫。 脳筋。世の中に戦争が絶えないのは筋肉が足らないからだと思っている。 筆記テストの点数が悪い理由は筋肉が足らないからだと考えている。 処女厨 童貞卒業は40人の美処女くノ一達。 人体のことに詳しく、すぐにセックスのコツを掴み、初Hでイカせまくる。 ヒロイングループ 知り合いグループA 主人公の幼馴染。 4人 知り合いグループB 主人公の義理の家族たち。 4人 知り合いグループC 主人公の習い事仲間。 4人 知り合いグループD 主人公の仕事仲間。 4人 知り合いグループE 主人公の遊び仲間。 4人 学院Aグループ 4人 学院Bグループ 4人 学院Cグループ 4人 学院Dグループ 4人 お嬢グループ 姫1人 付き人2人 友人1人 エンドパターン グッドエンド 一定以上筋肉が付くこと。 バッドエンド 筋肉がおちること。 その他 歴史でも現代劇でも両方行けると思う。 現代劇の場合、滅亡寸前の忍者文化や里の再興のためとか。 システム 選択肢はすべて筋トレメニュー。 筋トレの内容によって話や攻略対象が変化する。 【参考】 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/シリーズF ★★ ファンタジー系 創作/シリーズG ★★ 現代系 創作/シリーズJ ★★ 歴史系 創作/もし脳筋怪人が40人の美処女で童貞を卒業したら ★★★ エピソード 脳筋 創作/もし脳筋淫獣が40人の美処女で童貞を卒業したら ★★★ 創作/もし脳筋神主が40人の美処女で童貞を卒業したら ★★★ 創作/寝取り商法でくノ一をハメてハメてハメまくっちゃえ♪ ★★★ くノ一 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム拷問になった。 ★★★ 創作/みてみて -肛門と陰嚢が目に入らぬか!- ★★ 創作/学院A ★★★ 登場組織 創作/学院B ★★★ 創作/学院C ★★★ 創作/学院D ★★★ 創作/モテキスター ★★★★ アイテム 創作/霊酒・鬼孕ませ ★★★★ 創作/竿姉妹の契り ★★★★ 創作/ハーレム工作員 ★★★★ 職業・種族 創作/ハーレム大臣 ★★★★ 創作/ハーレムエンジェル ★★★★ 創作/ハーレム星人 ★★★★ 創作/ハーレム妖精 ★★★★ 創作/ハーレムゲーのシナリオ案 ★★★ タグ 構成 最終更新日時 2013-05-22 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/24.html
拡張の需要 科学の進歩にともなって、人間を知能、感覚、身体能力で拡張しようという動きは大きくなりました。 いかに道具が進歩しても、インタフェースの工夫によって簡便に扱える機能はどうしても制限があるためです。 つまり、高度な道具を使いこなすには高い能力が必要です。けれど、高度な道具を完璧に使うためには人間の限界が立ちはだかります。これはインタフェースで乗り越えるのが困難な障壁です。 そして、人間を拡張すればより高度な仕事ができると考える人間は少なくなく、人間の拡張は大きなテーマであり続けたのです。 この人間の拡張には、「外部機器によるアシスト」と、いわゆるサイボーグである「機器の埋め込み」、そして「薬物的強化」という、3種類の方法が用いられています。 22世紀における人間拡張の基盤は、医療技術です。これは、人体に手を加えることが技術指摘に医療カテゴリに属する技術であるためです。 そして、人間拡張の倫理も医療に基づいています。これは、不必要な改造を行わないとう一般倫理の下に行われているということでもあります。 埋め込みによる身体拡張は、21世紀日本人の値段感覚としては、大きいものなら入院費と予後の経過観察込みで、臓器ひとつで50万円~100万円くらいです。全身義体ともなれば家一件より高額になります。(※) 全身義体は高額ですが、メンテナンスさえ行っておけば基本的に脳以外の病気から解放されるため、100歳まで生きる換算なら医療費と比べて無茶な値段とは言えません。この値段も、埋め込み機器や全身義体が少ない理由になります。 (※)ただし、いずれも新品の値段。中古機器を安価に施術するケースもあります。中古機器は、需要と供給のバランス次第ですが、臓器は半額程度、全身義体は30%程度まで値引きされます。ただし、全身義体の中古は譲渡契約が存在しない限り100%誰かを殺して奪ったということなので、普通の国では使用が発覚すると取り調べを受けます。 身体拡張の需要として、もうひとつ大きいのは、特に埋め込み機器を扱っている場合、パスワードを埋め込み機器に持っておくことにより、入力の手間を省けることです。情報や道具へアクセスする手間が下がることでよって、ユーザーは自由を感じることが出来ます。 ただし、埋め込み機器に保存したパスワードを狙って、強盗が被害者から、頭蓋内に埋設する副脳のような機器をえぐり出す事件も起こっています。途上国の合同が埋め込みの人工臓器を狙うような事例もあり、致命的な機器を奪われて死亡するユーザーは後を絶ちません。 感覚の拡張 人間性に身体拡張は大きな影響をおよぼします。 これは、身体拡張自体の力というよりは、人間の精神がそれほど揺れやすいものであることに起因します。 もっともよく扱われる、携帯端末のハンズフリー化は、「さまざままなかたちでの視覚への端末画面の重ね合わせ」と「通話などの音声情報の無線化」によって行われます。 22世紀には、携帯端末自体が非常に多機能になり、情報や機器に接続できるようになっているため、これだけで生活感覚は大きく変わります。 また、扱われる比率は下がりますが、暗視などの純粋な感覚強化も行われています。 感覚拡張は、基本的には、仕事や趣味などで必要なユーザーが、用途に合わせて行うものです。たとえば、野鳥観察が趣味であるユーザーが暗視と望遠能力を入手するといったかたちです。 あくまで用途があって身体拡張を行うという順番であるため、22世紀人類が身体改造によって人間観自体を変容させているということはありません。 感覚の拡張とは、人間性をかたちづくる要素の拡張が行われているということでもあります。 本来そうあるものによって、なぜ社会などの変容が出ていないかといえば、拡張した身体が接するものが進歩した地球の道具やインフラであるためです。 拡張した身体をもって、人生を全力で切り開くような環境が、そもそも人間社会には存在しないのです。 この例外となるのは宇宙です。宇宙には地球のように進んだインフラに簡単に触れられるわけではなく、開拓の余地が多くあります。 ただし、「身体拡張というコスト」に見合ったリターンを、宇宙で手に入れることはできません。純粋に経済が回っていないためです。 宇宙尺度まで大きくなってしまうと、身体拡張しようがそれほど効力が変わらないのです。 人間性はインフラによって大きな影響を受けますが、便利であることによって人間性が大きく変容するわけではありません。 神経反応を加速して、アスリートに人間以上の動きをさせるようなことも可能です。ですが、脳と加速している機器の間のなかだちは人工知能がおこなっています。(参考「人体補助機器と人工知能」) このため、こうした神経加速を行ったとき、100%身体がイメージ通りに動くわけではありません。イメージ通りであると感じて人間以上になった感覚すら覚えるのは、単純に意識が行為を追認するように動いているためです。 つまり、脳処理能力を上げても、「人間の脳が、身体の行為を追認するようにその意識を作るのは変わらない」のです。 これはあらゆる感覚拡張にも同じで、「拡張した感覚を追認するように、人間の脳は意識を作ってしまう」という働きがあります。暗視などの感覚増強を行った場合、純粋拡張機器によって人体にない感覚を追加した場合も同様です。 人体改造による万能感や拡張感の根底にあるものはこれであると考えられています。 オーバーマン 高度AIと人間の脳を接続することで、人間以上のものになろうという試みは何度も行われています。ただ、これは2105年現在では成功例がありません。つまり、高度AI単体で運用したほうがよほど性能がよいということです。 高度AIと人間の脳の間のインタフェースがボトルネックになって、ある一定以上では人間の脳を増強すればするほどギャップが深刻になって性能を落とします。 これは、人間の脳が増強することによって、高度AIに細かい指示を出し始めるためです。このとき、高度AIが元々持っているタスクコントローラーとバッティングして、機械のタスクコントローラーに任せているほうが良好なスコアを出すことになるのです。 これは、高度AIを道具として完全にコントロールすることに成功した人間がまだいないということでもあります。 そして、そこに挑戦する人間が現れ続けるということでもあります。 そして、それすらも超える手段として、人間の人格をデータ化して高度コンピュータに実装するという行為が行われました。つまり、人間の脳が持っているボトルネックと、機器との間で埋めなければならないギャップを、脳自体を機械化することで乗り越えようとしたのです。 脳を機械化するとは、つまり、脳から人格として機能するデータを取り出して、コンピュータに実装することでした。 超高度AI 《ベスム(BESM)2066》が、人格の完全データ化技術を開発したことで、これが実行されました。 IAIAはこの開発を直ちに察知、警告を送りました。 けれど、当時のロシアの富豪達を中心としたオーバーマン主義者たちはこれを受け入れようとしませんでした。 その後、IAIAによる過酷な攻撃が起こりました。(参照「IAIA-《アストライア》によるオーバーマン審判」) その後も人間の完全機械化を夢見る人々はいますが、それを達成した者は公式には生き残っていません。 全身義体 全身義体の運用者は、法的には全身義体運用者とカテゴリされます。一般的に「義体運用者」と呼ばれるときは、半身以上を義体化している人間を指します。 これは運用している部品が機械である場合も、生体由来のものである場合も同じです。ただ、人間の臓器や組織を移植したケースでは義体のカテゴリには入りません。 自律型アンドロイドの制御系を、人間の脳と神経系に置換したくらいの性能になります。 感覚の拡張を行っていない場合、速度や反応としては生身の人間よりも少し良好である程度です。 ただ、感覚の拡張を行った全身義体の運用者は、幻覚にさいなまれたり精神を病んだりするケースが多くなります。脳へのアプローチによってこれを強引に取り除くことも可能です。 それでも、生身であったときと同じ感覚にはなりません。失ったという事実だけは、機械によって補うことができないためです。 これは本人の意識の持ちようで改善することで、カウンセラーは義体と義体運用に対してポジティブになるよう勧める傾向があります。 このこともあり、全身義体の運用者は、陽気であったり、物事に頓着しなかったりするむしろ陽性な気質を持っていることが多くなっています。義体運用者もそれぞれの人生を生きるよりなく、気にしていても何も改善しないためです。 人体補助機器と人工知能 人体を補助する機器にとって、人工知能はなくてはならない存在です。なぜなら、曖昧な指示を受け取って実際に接続された機器を動かし、あるいは機能を立ち上げているのは、機器に搭載された人工知能だからです。 特に脳強化機器である外部脳については、人工知能に頼る割合が顕著です。神経信号や脳は、筋肉の緊張を人工知能が間に入って判断しています。 アシスト機器としての外部脳だけではなく、埋め込み機器としての副脳も、やはり人工知能に頼っています。そうでなければ、機器の取扱習熟に莫大な時間をかけることになってしまうためです。 生体からの信号を精密に読み取り、ユーザー個々人の求めるように機器を起動し操作することは、人工知能なしでは達成不可能です。(※) つまり、機械による人体の補助とは、高度になるほど「機械と人間の仲立ちをする人工知能」による人体補助の色合いが強くなるのです。外部脳くらい高度なものになると、補助機器を動かしているのは、実質的に人間の神経信号ではなく、それを解釈する人工知能になります。 (※)個人の技倆習熟によって、人工知能サポート以上の能力を個人が得ようという流れは、熟練兵などの間には存在します。これは一定の効果を上げています。ただ、軍などの機器を配備し運営する側にとっては、再現不能な個人のタレントに頼るより、それでも勝てる戦術とそれを支える武器性能、そして物量を揃えるほうが圧倒的に優位であることは変わりありません。どれほど個人が習熟しても、人間の脳に可能な仕事には生態的な限界があるのです。 これが意味するところは、人間は「高度な道具をより有効に使うため」に身体を強化しますが、実質的には人工知能にまかせているということです。 身体埋め込みよりもアシスト機器の需要が多いのは、埋め込み機器での判断も人工知能が行っているためでもあります。 埋め込み機器によって身体感覚が大きく拡張されるように変わります。ですが、その万能感は相当部分まで錯覚なのです。 結局機器を動かすのが人工知能であるなら、無理をして危険でランニングコストがかかる埋め込み機器を使うことはないという判断が、埋め込み機器の一般化を止めています。 「人間が高度な道具を使って行いたい仕事」のために、人間の拡張に高額のコストをユーザーは支払います。けれど、それを〝拡張した人間が行うこと〟と、〝人間が命じて仕事まるごとhIEや人工知能に投げてしまうこと〟とには、タスクのどの時点から人工知能が介在するかの差しかないとも言えるからです。 人間の拡張は、人工知能の進化の爆発によって、人類にとって軌道修正を強いられた夢ではあるのです。
https://w.atwiki.jp/tsukiusa/pages/744.html
スキル名 等級 凝縮された力 エピック CT 無 発動効果(レベルによって変動) Lv.1 ボスへの与ダメージが20%増加する。 Lv.100 ボスへの与ダメージが50%増加する。 100レベルボーナス ボスへの与ダメージ増加量の30%だけ追加で増加する。 習得に必要なスキル 荒々しい気勢 スキルレベル50達成
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/3829.html
賞賛された街 土地 賛美 いちおつ ――- 道に刻まれた言葉 38版の 13 [部分編集] イラスト | | _,. -''" \ / _,. -''" \ ./ ̄ ̄\ / _,. -''" ./ ヽ __,,,,..... ----―― _ _ _____| |______ _ _ _ _____ 「| __ ./三三三\ |-_.__=_ __=| /_二三\ |FF|ニ| |!_____i| /⌒\ | ̄同 ̄同 ̄| |= |+| |+| |+| | | []_[]_| /二二ニ,ハ /=‐ ∧ ]皿皿[ |==/\==\_ | _ ‐=‐ =-| /[Atelier.C]ヽ |E E E|日| | ̄田 ̄田 ̄| | /≡≡≡ ____ / ̄ ̄∧ ̄ ̄ ̄ ̄∧ ̄\ /_____ヽ i|三三三三三三三三|i |二二二二二! / | | 田|「| 田 田 |「|[[[!| | ロ ロ ロ ロ ロ | .| [] | | [] | | [] | | [] | |. |ロ ロ ロ ロ ロ ロ| |
https://w.atwiki.jp/catan/pages/166.html
- カラオケってゲームするところだよね というわけで、カラオケでゲームがまたありましたw 僕がいったときには、もうじょしゅくんがかえってましたが。 参加者は、灘ちゃん、じょしゅくん、もじゃちゃん、ふぇりあんさん、ばにくん、僕、ろんりーうるふ…か。 ばにくんが、カタン部に顔出すのははじめてか? いらっしゃいばにくーん。 会場は、上野のカラオケ館。 目的は、就職活動にきてる灘ちゃんが、シャドハンに挑戦! など。 (どうも今回のトコとは別の会社のほーの社長が、ボドゲが趣味らし) 最初は、上野でリアルケイドロなんて話も出てたけど、それは辛いって意見もあって却下。 カタン部にとって、カラオケとはゲームをするところ。 歌は負けたときに歌うものっぽいです。 まぁ、このあたりの罰ゲームは、僕は参加してなくて知らないので、各自面白いの報告してください。 僕が知ってるのは、もじゃちゃんに電話したときに出たじょっしゅの女ばりに高い声。 某所でガチホモと言われるくらいダンディズムな声も出せるのに、あの声たぁ守備範囲広いな。 普通にじょしゅくんだと思わなかった。キメェとか言っちゃったけど、凄いと思うよ! うん。 で、シャドハン。 なんか状況推理誤認をして、ふぇりあんさんを一人がちさせてしまったり… ろんうると珍しく、一緒に勝ったけど、あやうくアンノウンに騙されそうになったり… そんなプレイでした。 灘ちゃんは、普通に堅実なプレイ。 もじゃちゃんは、不思議な殴り方をするプレイ。 ばにくんは、カタン部わろすw 的な空気を出してるプレイでしたなー。 それから、上野駅のレストランでご飯して、灘ちゃんをホテルまで送って、解散。 解散前、みんなでホテルのホールでだべってたんだけど、もじゃちゃんがエキセントリックな絵を描いてました。 うぷがくるかもしれないので、きたら載せるといいよ。 そういや、灘ちゃんの、ビジホ選定眼はけっこう確かだったなー。 安いビジホがやたらある地域でしたが、価格と雰囲気のかねあいが素敵そうな場所を予約してました。 今度、ビジホ探すコツとか教えてもらおうかしらw 旅したいよ、旅。 ていうか、面接、超がんがれ。 つ【受かれ電波】 そうそう。解散後、帰りの経路を、ばにあすくんに任せまくりました。 カタン部の添乗員は、ばにーちゃんです。って言うと、えろくていいですね。 【報告者:しるば】 戻る コメント えー、ごめんなさい。もじゃたんの書いてくれた絵、この前銚子に行ったときに雨でだいぶぬれてしまいました。その代わりというのもアレですが、犬吠駅の旅ノートに新作が書いてあるからみんな見に行くといいよ!w -- Vanias (2007-10-02 22 56 08) あー、忘れてました。罰ゲーム報告。二人仲良く2連敗した俺とふぇりあんさんが罰ゲームとなりました。俺はもじゃたんのリクエストで「名古屋はええよ!やっとかめ!」を。ふぇりあんさんは「あんたが大将」(だっけな?)を歌いました。 -- Vanias (2007-10-02 23 44 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/932.html
交された約束 月下の戦塵 COMMAND C-57 白 1-5-0 U (敵軍配備フェイズ):手札を全て表にする。その場合、表にしたカードの指定国力の合計値だけ、自軍本国を回復する。さらに、資源コストの合計値だけ、敵軍本国を回復する。 白が比較的に指定国力の高い色であるとはいえ、10点も回復すればいいほうである。 その上敵軍まで(大抵同程度に)回復してしまう。 回復量の少なさ、デメリットの大きさ、と、まず採用されることの無いカードである。 ただ、指定国力の合計値が高めのダブルオーカードの充実が進む昨今では少し事情も変わってきている。 手札が全て公開されてしまう辺りは注意。換装を初めとする、奇襲性が重視されるプレイングに多少の不都合が出てくる為だ。
https://w.atwiki.jp/takumas72/pages/43.html
作品解説 制作者:P名未定(ユーザーページ) GM 咲耶P PL(私的セッション) 名前のみ登場 貴音以外のメンバーは不明 四条貴音 PL(業務セッション) 小鳥以外は名前のみ登場 春香チームと千早チームの2PT制の予定 天海春香 如月千早 秋月律子 日高愛 水谷絵理 秋月涼 日高舞 鈴木彩音 桜井夢子 音無小鳥(?)
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/50.html
ハードスキャンダル~淫欲の女教師~ 203 :誤爆マン:2006/01/31(火) 01 01 31 ID RWw5QvDr0 ここで紹介されてるのを見ると、手コキ・足コキと言っても「奉仕」的な意味合いが強い手コキが多くて・・・。 授業中に隣の席の子が机の影で突然手コキのようないたずら的な要素、 Hシーンでもオマエにはこれで十分だ的な見下し足コキといった屈辱感、 こういうのが満載な作品を教えていただけたら嬉しい。 219 :Mゲマニア:2006/02/03(金) 00 03 01 ID o7qCdGrx0 203 「ハードスキャンダル~淫欲の女教師~」が正しくその通り。 オマケで綾香先生のオナホこきまで付いてくる。 基本的には女教師を陵辱するのが目的。 でも「授業中に隣の席の子が机の影で突然手コキ」のシチュにちゃんと射精まで付いてるから、結構珍しいソフトかも・・・ 「おかあさんとな・い・しょ」も母・妹のダブルで責められて結構面白かったので、一緒にプレイするのが吉。 関連レス 170 :名無したちの午後:2010/09/21(火) 20 25 39 ID 4e73Anxu0 性欲を処理してあげる とかそんな名目でセックスの前戯としてじゃなくてする手コキとかなんかありませんか? 前戯としてだと、どうしてもメインがセックスになっちゃうけど 仕方なく手コキだけならしてやる、みたいな感じの 173 :名無したちの午後:2010/09/21(火) 22 20 28 ID fgiQholy0 170 ちょっと正式名称わすれちゃったけど スキャンダルみたいなタイトルの女教師もの メーカーは覇王だったかな 漢字違うかもしれん 主人公が性欲魔人でオナニーしまくるんだが、まじめな姉がそれを注意するとだったら姉貴で抜かせてよっていっておかずになってくれと頼む 姉が怒るとレイプ犯罪に走りそうだとか吹いて結局姉が折れる ヌードになったり手コキしたりするけど本番やりたければバイトして風俗行って相手してもらいなさいとかそんな感じ 担任の教師にいいよるけど子供扱いされてオナホで抜かれてもう十分でしょって追い返されるとか