約 2,912,773 件
https://w.atwiki.jp/jojo_haruhi/pages/83.html
第27話 「キング・クリムゾン V.S. スタープラチナ 1」 その日、その敵は突然にやってきた。私、空条承太郎が文化祭も明日に迫った日、残業を終え(文化祭とかは生徒だけでなく、先生も大変なのだ)職員室に一人でいた時だった。 「……あんたが……空条承太郎か………」 そんなセリフと共に職員室のドアが開く。ドアが開くとピンクの髪に緑の斑模様が入った網シャツの男が現れた。 「お前は……確か………」 ポルナレフの情報ではディアボロとかいうスタンド使いだ。 「………お前は死んだと聞いたが?」 「あぁ……そのとおりだ……あの下っぱのカス共のせいでな……このディアボロが………」 「……じゃあ、なんで生きている?」 「俺はあの時死んだわけじゃない……死のループに巻き込まれた……一言で言えばそういう事だ。 ところがそのループが突然解かれてな、何か分からんがこうやって自由に歩き回れるという事だ」 「………そうか、なら何故私を知っている?」 「あのポルナレフ……奴が俺の組織を潰してまわっていた時に奴の略歴は全て調べた。 だからお前の事も知っている……そういう事だ」 「……なるほど……なら、何故私を襲う?」 「俺は過去を消して生きてきた……俺の過去を知る者には消えてもらわないといけない……それだけだ」 ディアボロがそう言い放ち、二人で睨み合う。と、ほぼ同時に、 「スタープラチナッ!」 「キング・クリムゾンッ!」 戦いが始まった。 「オラァッ!」 右フックから左脇腹にフックを放ち、すかさず右ストレート、左ストレート、右のジャブから左のジャブ、 が、ディアボロのスタンドはその驚異的なスピードとパワーに押し負けず、くらいつき、さばききる。 「無敵のスタンドという呼び名はだてではないようだな……俺のキングクリムゾンとここまで渡り合うスタンドは初めてだ………」 「私もだ……DIO以来の相手だな………」 「だが、俺のキングクリムゾンの能力を相手にしたらどうだ?時よ消し………」 「スタープラチナ・ザ・ワールドッ!」 その瞬間、世界が止まった。 「時を消し飛ばす能力……聞いていなければマズかった……これで………!?」 ディアボロにトドメを刺そうと向き直ったらディアボロはそこにはいなかった。 「ま、まさかッ!あの時既に時をッ!」 咄嗟に飛びのく。 「時は再び動きだす………」 時が動きだすと、後ろにまわって手刀を繰り出そうとしていたディアボロがいた。 「運がいいな。時が消し飛び終わった瞬間に時を止めるとは……いや、狙ってやったのか? ………有り得んな、ならトドメをさしているだろう?」 「……………」 「返事はするつもりはないか……だが構わん。真実の頂点はこのディアボロにあるッ!」 「オラァッ!」 こうなれば相手に時を消し飛ばす暇など与えない。 スピードとパワーは互角だが、精密な動作ならスタープラチナの方が上だ。続けていけば押し勝てる。 「接近戦で俺に時を飛ばさせないつもりか?無駄だ……お前の攻撃は既にエピタフで予知しているッ!」 右のアッパーカットから左、左、右のコンビネーションパンチ、そのままフリッカーを繰り出す。が、全て紙一重でかわされる。 「………予知ってのは本物のようだな………」 「エピタフがある限りお前の攻撃は俺には当たらない……時を消し飛ばすまでもない」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」 「無駄だッ!お前のような便所のタンかすの攻撃など決してあたらんッ!」 「オラァッ!」 次々とパンチを繰り出すが、やはり全てよまれているようにかわされる。 「キングクリムゾンッ!」 と、一瞬の隙を突き、ディアボロが攻撃してくる。かわしたが、ギリギリだ。 「無敵のスタンドという割には苦戦しているようだな……次で終わりだッ!クラエッ!」 「オラァッ!」 手近にあったハサミを投げ付けるが、かわされる。 「わがキングクリムゾンの予知に見切れぬ物はない……無駄なあがきだッ!」 「そうか?今のは……凄く効果的に見えるがな………」 「……………?」 その瞬間、備え付けの水道から水が出て、勢いよくディアボロにかかる。 「ぐ……目が……さっきのハサミで……蛇口をひねったのか?」 「スタープラチナ・ザ・ワー………」 「キングクリムゾンッ!時よ消し飛べえええぇぇぇぇ!」 時が消し飛び終わり、私はあらぬ方向にパンチを繰り出していた。 「やれやれだ……トドメをさすチャンスだったんだがな………」 「俺は今までお前を格下だと思っていたようだ……だがもう思わん!帝王として全力でたたきつぶしてくれるッ!」 ―――その時 「これ……どうすんの?キョン?」 「どうって……編集するんだよ………」 「この大量のテープ……明日までに編集できんの?CGとかもいれるんでしょ?」 「………徐倫はどうなんだ?」 「SPW財団の人達に協力してもらったからもう映画は完成してるわよ」 「そうか……んじゃ、頼んだやつ、入れてくれたか?」 「入れたけど……こんな方法で大丈夫なの?」 「………多分な」 ―――場面は戻る 「……………」 「……………」 私とディアボロはさっきから睨み合ったまま動かない。私はエピタフのせいで迂闊に攻撃できず、ディアボロも時を飛ばし終えると同時に時を止められるのを警戒して動けない。互いに相手の出方を伺うしかない。 「……お前の予知は……数秒……だいたい10秒程しか読めないらしいな………」 「それがどうした……お前も一度時を止めると数秒は止められないんだろ?」 「……………」 「……………」 何とかしてこいつの“10秒”を上回らないと私は勝てない……一体……どうする………。 To Be Continued・・・
https://w.atwiki.jp/mashounen/pages/524.html
概要 22巻のアレッシー戦 製作者コメント 初投稿です あまり原作再現とは言えません・・・どのシーンがどの再現かかなり分かりにくいので答え合わせで解説させて頂きます ガチ挑戦ではなく原作再現を優先してもらえると楽しめるかもしれません、というか答え合わせを見ながらプレイするのが一番楽しめると思います 鈍足状態は子供にされて足が遅くなったと思って、中盤の水場は風呂、終盤の水場は水槽だと思ってください>< 2013 6/20 ほとんど変わってませんが配置を少し変えて再現度を高め、別解の量を最低限に抑えました 2013 6/26 またまた改良、納得いかないところもありますが妥協しました ヒント ↓下記反転↓ ・ポルナレフの行動を思い出すんだッ! ・装備DISCは全て発動用ッ! ・逃げるんだよォォォーッ! 答え合わせ ↓下記反転↓ 1.左に進みアイテムを回収していき一番左に進む前にスター・プラチナのDISCを発動する≪承太郎は幼児化したポルナレフは誰だか分かっていないのでポルナレフ(ディアボロ)のことはスルーしています。この時点でのシルバー・チャリオッツは幼児化し大人になったチャリオッツは使えない、ということで呪われています≫ 2.一番左に行き運命の車輪の攻撃を防御しアレッシーに向かってエコーズAct2のDISCを撃つ(原作では追い詰められたポルナレフに対しアレッシーは銃を撃ってきましたが本作のアレッシーは銃を使ってこないので運命の車輪を代用しました。Act2はチャリオッツの折れたレイピアの代理です。) 3.岩を破壊し進み、ジョナサンのDISCを拾い、すぐに発動し次の部屋に入る 4.バッド・カンパニーの罠を踏んでしまうが気にせず左下に3歩移動しながら乳母車とストレイ・キャットのDISCを拾い水場(原作では風呂)に入る(乳母車は胎児化されたお姉さんと思ってください) 5.アレッシーに向かってストレイ・キャットのDISCを発動する(ストレイ・キャットの空気弾は原作の中では言えないポルナレフの≪アレ≫) 6.足踏みや素振りで鈍足状態を解除してから岩を破壊し進み、次の部屋に入る 7.一直線に進みメタリカのDISCを拾い左上に1歩進みバッド・カンパニーの罠を踏む 8.メタリカのDISCを発動する 9.すぐさま水場(原作では水槽)を渡り奥に進みエコーズAct1のDISC、エコーズAct2のDISC、プッチ神父のDISCを拾いプッチ神父のDISCを発動しシルバー・チャリオッツのDISCの呪いを解除する≪ディアボロがこの行動をしている間、原作通りアレッシーはポルナレフ(ディアボロ)がどこに隠れたかを捜索しているように部屋中を荒らし回っています。≫ 10.水場から1マス上に行き素振りなどをしてディアボロの左下にアレッシーがいる隊形にする 11.アレッシーに向かいエコーズAct2のDISCを撃ち承太郎と遭遇させる(原作ではアレッシーがポルナレフの攻撃を喰らい悶絶し窓を突き破り飛び降りて承太郎と遭遇してしまうシーンです) 11.5≪ここは原作再現をしないで早く進みたいのならばしなくて大丈夫です。≫(原作通り承太郎にアレッシーをオラオラしてもらいたいのなら承太郎に向かってエコーズAct1を撃てば運も絡みますが高確率で原作再現になります。スゲーッ爽やかな気分だぜ!) 12.岩を破壊し進み次の部屋に1歩だけ入る 13.シルバー・チャリオッツのDISCを発動しアレッシーを倒す(アレッシーが承太郎にオラオラされ気絶し起きた時のダメ押しシーンです。アレッシーが気絶したので大人に戻れてちゃんとスタンドが使えるようになったぜーッやったーッ) 14.階段を下りて終了(右に居る山岸由花子は大人に戻ったお姉さんの代理です。その下には真実を言わずに去るポルナレフと承太郎がいます。ちなみに階段間近になるとマップの左辺りにTo Be Continued...←が出てきます) 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (2) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (0) ☆ (0) タグ アレッシー 原作再現系 感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/320.html
「ま! 人生の終わりってのはたいてーの場合 あっけない幕切れよのォー さよならの一言もなく死んでくのが普通なんだろーねえー ヒヒ…」 + 担当声優 難波圭一 CDカセットブック版 若本規夫 OVA版 安原義人 カプコン版 大塚芳忠 『オールスターバトル』 木内秀信 2014年アニメ版以降 安原氏は『特攻野郎Aチーム』のフェイスマンなど、色男役が多い御仁である。 大塚氏は洋画吹き替えで出番の多い声優であり、ホル・ホーチュウホル・ホースのイメージと合致している。 木内氏はPS2版『黄金の旋風』で暗殺チームの一人・メローネやサーレー、スコリッピを演じている。 『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場する、DIOが金で雇った刺客の一人。 弾丸の軌道を自由自在に制御できる拳銃型のスタンド「皇帝(エンペラー)」を持つ。 スピンオフ『クレイジー・D(ダイヤモンド)の悪霊的失恋』にもメインキャラクターの一人として登場する。 名前の由来は、アメリカのポップス・デュオ「ホール&オーツ」との事だが、 アメリカのヒップホップ/R Bグループの「フル・フォース」という説もある。 + キャラ設定 「一番よりNo.2!」の信条から必ず他のスタンド使いと行動を共にしており、 インドのデリーでは鏡などの映る物の中から攻撃する光のスタンド「吊られた男(ハングドマン)」のJ・ガイルと、 エジプトのカイロでは未来を予知する漫画のスタンド「トト神」のボインゴと、それぞれチームを組んでいた。 ポルナレフには「他人の才能を見抜く才能がある」と評された。 スーパーファミコン版(通称コブラジョジョ)では、ボインゴの代わりにマライヤとタッグを組んでジョースター達の前に現れた。 最後の1人の生き残りを賭けて戦うバトルロイヤルアクション『ラストサバイバー』の登場時に上述の人生哲学から、 ダービー兄に「あなたの人生哲学に反するのでは?」と当然の如く質問されたが、 「たまにはNo.1ってのも悪くねぇなぁ」と答えている。 ちなみにソロ戦モード以外にペア戦モードもあるので、原作よろしく協力して戦うことも可能。 また、かなりの女好きで、自称「世界一女に優しい男」。この人といい勝負である。 「美人だろうとブスだろうと女を尊敬しているから女は殴らない」という信念を持つ(その代わり、結構自分の仕事のために利用したりするが)。 + J・ガイルの旦那&旦那戦ネタバレ 「映るものを多くし、軌道がわからなくなれば!もはや弱点はないッ!」 + 担当声優 千葉繁 CDカセットブック版 麦人 OVA版 安原義人 カプコン版 立木文彦 『オールスターバトル』 桐本琢也(現・桐本拓哉) 2016年アニメ版 千葉繁氏は『オールスターバトル』ではイギー、TVアニメでは4部の吉良吉影の父・吉廣、 6部の(スタンド「ボヘミアン・ラプソディー」で出現した)ケンシロウとラオウの対決による新宿の壊滅を伝えたニュースキャスターの声と、 何かと出演機会を得ている。 またアニメ版6部では麦人氏もケンゾー役にて起用されている。 J・ガイルの旦那は、ポルナレフが探していた「妹の仇である、両右手の男」であり、 醜悪な外見で犯罪を繰り返す卑劣漢でもある(しかしエンヤ婆は溺愛していた)。 破壊力 - C スピード - A 射程距離 - A 持続力 - B 精密動作性 - D 成長性 - D 旦那のスタンドであるハングドマンは、鏡などの光を反射する物体の中に潜むスタンドである。 当初はポルナレフには鏡の世界の中にいると思われていたが、実際は光そのものに近い (イメージとして反射物をジャンプ台に動くスタンド、そのジャンプ台の鏡に映っている範囲には一方的に攻撃が可能)。 鏡に映った風景の中から一方的に攻撃できるため無敵と思われていたが、 鏡から鏡へ光速で移動する一瞬は完全無防備かつ一直線という唯一の弱点が存在する他、 花京院の策略にハマった場面を見る限り「反射と無関係な方向には動けない」「今いる所が反射しなくなると強制移動」などと、 移動関連に厳しいルールがあるため、それが見破られると一気に不利になるという弱点がある。 自身がポルナレフの妹の仇である事を利用して単独行動を誘い、彼を助けに来たアヴドゥルを倒す事に成功するが、 生きるために闘う事を決意したポルナレフに上記の弱点を見切られた上に、花京院の機転で移動の際の軌道を固定され敗北。 最後はポルナレフに「針串刺しの刑」にされ泣き喚きながら地獄に堕ちていき、その死体は文字通り「吊られた男」となった。 余談だが、ポルナレフが「鏡の中の世界」と言ったのに対し、 花京院は「鏡の中の世界なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」と答えたが、 後の第五部にて本当に鏡の中の世界を作り出すスタンドが登場したため、花京院の発言と合わせてよくネタにされる。 また、ポルナレフの妹を襲う時の回想シーンでは、妹の友人曰く、 「雨が降っていたのにドーム状の何かに守られて雨に濡れていなかった」らしいのだが、 この能力は後に明かされたハングドマンの能力と結び付くとは思えず、結局何だったのかは不明のままである。 実は、これは元ネタであるJ・ガイルズ・バンドのアルバムジャケットのパロディという説がある。 もうひとつ余談として、旦那の名前の由来はTVCMでお馴染み「堕ちた天使」の「J・ガイルズ・バンド」。 念のためだが「J・ガイル」のバンドではなく「J・ガイルズ」のバンド。 また、『ストリートファイター』シリーズのガイルの名前の由来としても有名なキャラである。 両手とも右手になっている作画ミスを「J・ガイル」と呼ぶのもこれが由来(女性の場合は「エンヤ婆」とも)。 他の金で雇われた刺客達同様、必ずしもDIOに絶対の忠誠を誓っているわけではない。 実際、劇中ではジョースター一行と戦うよりもDIOを暗殺する方が容易と判断し、一度は反逆を企てた。 しかし実行寸前になって、それを察したDIOによってその恐怖の片鱗を改めて見せ付けられ、これを断念。 服従を誓い直している。 ちなみに、作者のインタビューによるとホル・ホースは当初はジョースター一行の仲間になる予定があったらしい。 ホル・ホースは、仲間にしようかと思ったりもしました。でも、仲間になるヤツばっかりだと面白くないなと思い直して・・・ 仲間になりそうでならないやつがいてもいいんじゃないかと。ホル・ホースの性格を考えると、仲間にはならないんですよ。 けっこういいかげんな性格で、あっちへふらふらこっちへふらふら。コウモリみたいなヤツ。 でも、ホル・ホースは、もっと登場させたかったですね。ポルナレフと同じくらい、動かしやすいキャラだったし、描いてて面白かった。 あと何回か、登場させてあげたかったですね。 (※ソースは画集『JOJO A-GO!GO!』) 実際、J・ガイルの母親であるエンヤ婆との戦いでは、J・ガイルと違って逃げ延びたが故に逆恨みされ、 J・ガイルを倒して妹の仇を討ったポルナレフと一緒に襲われたために擬似的な共闘関係になったり、 単行本16巻の表紙ではまるで仲間になったかの様にジョースター一行と一緒に描かれている。 当時のジャンプ本誌の巻頭カラーでも、ジョースター一行とホル・ホースが一緒にダンスを踊るものが掲載された。 しかし、初登場時にアヴドゥルを殺したのは彼なので(実際には死んでいなかったが)、 やっぱりポルの心情的に共闘は難しかったとも言える。人が死んでも簡単に生き返る世界だったらまた別の話だったかもしれないが。 一見すると小物悪役のテンプレのような人間だが、小説『OVER THE HEAVEN』では、 DIOからはそのコウモリのような性格や悪運の強さを含め気に入られているという描写になっている。 一方で忠誠心の塊かつ懐刀であるはずの彼についてはあまり評価していないという設定だが、 これは第1部にてDIOが犬が嫌いと発言する場面(有名な「何をするだァーッ!ゆるさんッ!」の前後参照)があり、 (あくまで小説での設定だが)熱い忠義の持ち主よりも裏切る気満々な野心家な方を好ましく思う、という事だろう。 + スタンド「皇帝(エンペラー)」 「『銃は剣よりも強し』 ンッン~ 名言だな これは。」 破壊力 - B スピード - B 射程距離 - B 持続力 - C 精密動作性 - E 成長性 - E スタンド「皇帝(エンペラー)」は他のスタンドとは一風変わった、拳銃そのものの形をしたスタンド。 六連発リボルバーの形状をしているが、弾もスタンドなので弾切れは無い模様。 勘違いされやすいが、普通のスタンドと同じくスタンド使い以外の人間には見る事はできないため、 一般人への脅しなどには使えない(ドラマCDでやったように撃ってしまえば別だが)。 普通の拳銃のように扱える他、自在に出し入れできたり弾道を自在に操れたりと何かと便利だが、 銃弾そのものに誘導機能は無いのでホル・ホースが目視で調整する必要がある事、 そして銃弾は勝手に進む(少なくとも止めて方向転換できるような描写は無い)ため、 彼がよそ見をすると予想外の物に当たる危険がある事などからか、精密性が「E」評価である。 また、命中精度以外に距離が離れると威力が落ちるなど飛び道具のスタンドのわりに超遠距離戦向けではなく、 劇中においても少しトラックで逃げられただけで追撃を諦めたりしている。 また、発射された弾丸も含めたスタンドのため、何らかの方法で弾丸を破壊されてしまうとホル・ホースにもダメージがあると思われる。 弾道を変えられるため、インファイト型のスタンドには滅法強いが (ただし銃弾をつまめる素早さのスタープラチナなどが相手の場合どうなるのかは不明)、 あくまで弾丸そのものの軌道範囲に準じた攻撃力であるため、面での制圧力を持つモハメド・アヴドゥルなどとは相性が悪いと本人自ら明言。 実際に戦ってはいないが、第4部のバッド・カンパニー等あたりも、制圧力で劣る相手となるだろうか。 また、「弾丸を銃で撃つ」「銃弾は(一応軌道変更はできるものの)銃口から飛び出す」という普通の銃に近い動きなので、 本体を拘束する「正義」を相手にした際、腕の向きを変えられて自分に発砲してしまった(反射的に解除したのでに致命傷にはならず)。 「銃弾形状をした超小型の中~近距離パワー型」と考えると、その長所短所がイメージしやすい。 シンプルだが応用力も高く、サポートに回ると滅法強い、正にホル・ホースにぴったりのスタンドなのだ。 拳銃という共通点からグイード・ミスタのピストルズとどっちが強いのか議論になるが、 ミスタの銃と弾はスタンドではないため銃がないと真価を発揮できないが、ピストルズ自体に自我があるので発射後も臨機応変に対処してくれたり、 偵察に使えるなど使用目的がかなり違う。 最終的には皇帝のタロットカードがミスタの最も嫌う数字4番である事から精神的ダメージの方がヤバい、という説が王道となっている。 ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』でのホル・ホース アーケード版『ジョジョ』にも『未来への遺産』から登場。上記の設定の通り相棒のスタンドを上手く活用する事で初めて戦えるキャラ。 スタンドモードが無い代わりに、Sボタンで弾道を自在に操れる弾丸を発射する「皇帝ッ!」を使えるのが大きな特徴 (ボタン入力後にしばらく硬直があり、その間に弾道を入力する)。 他にも中段対空技の「J・ガイルのだんな!」や、地面からハングドマンを呼び出す拘束時間の長い「ハングドマン」、 上下の撃ち分けが可能な普通の弾丸を発射する「ハジキだッ」と、豊富な飛び道具を持つ。 これらを使って相手の動きを制限しつつ自分のターンを作っていく。後はホル・ホースらしく逃げるも良し、差し込みに行くも良し。 また、一定時間操作可能で突然急加速するガード不能の弾丸を発射するスパコン「弾丸の軌道」での起き攻めや対空が非常に強力。 だが色々と欠点も多いので中堅。まあホル・ホースらしいと言えばらしいかもしれない。 「J・ガイルのだんな!」 「フッフッフ…… 悔しいか?」 スーパーコンボ「最強のコンビ」ヒット時にJ・ガイルの台詞が入るが、声が籠もりまくっているため、 「悔しいか?」が「いわし」に聞こえてしまうプレイヤーも多い。 さらに「悔しいか?」の後にヒット音と重なってしまうため、聞き取りづらいが「死ね!」とも言っている。 + with J・ガイル版 軽~く技説明 皇帝ッ S 空中可 撃った直後に硬直があり、この間にレバー入力をプログラムすると、硬直が解けてから入力の通りに弾が飛ぶ。 地上版は方向キーを押しながら入力すれば初めから任意の方向に銃身を向けて発射できるが、 空中版は前方(水平)のみ。 扱いは難しいが、上手く使われると敵としてはかなりやっかいな技。 ハジキだッ! ↓↘→+攻 ごく普通の銃弾を撃つ。強で出すとしゃがんで撃つ。 撃った後に上下キーを入力していると、若干軌道が上下に曲がる。 強版は下段なので状況によってはガー不連携も可能。 J・ガイルのだんな! →↓↘+攻 空中可 原作漫画での、ハングドマンの行動範囲拡大のためにガラスの破片を撒き散らす行動を元にしたらしい技。 「だんなァ」の声と共に弱で真上、強で斜め約45度、中はその間の角度に向けて弾丸を放つ。 空中版はどのボタンで出しても撃つ方向は斜め地上での強と同じ約45度になる。 この弾丸そのものにも攻撃判定があるが、弾丸が敵に当たらず画面上まで抜けるとガラスの割れる音がし、 破片が降ってくる。弾丸が画面外へ出るのが条件なため破片の位置は画面の拡大縮小に影響される。 よく見ると破片から破片へ黄色いラインが走っているのだが、これがハングドマンなのだろう。 だが、画面内に前の破片が残っていても出せるし「ハングドマン」との併用も可能。この辺、ちょっと謎である。 このガラスは中段判定で、多段ヒットする。 ちなみに、たまにガラスではなくボインゴが降ってくる。このボインゴが画面内から消えるまでは投げの威力が二倍になり、受け身不可能になる。 ハングドマン ↓↙←+攻 ハングドマンが地面から飛び出して攻撃する。現れる位置は弱、中、強の順に遠くなる。 空中ガード不能で当たると長く硬直するので、近くならスライディングで転倒させたり、「最強のコンビ」を当てる事ができる。 ぶちまけろッ! ↓↘→+攻×2 空中可 銃を10連射する。弱と中の同時押しで立ったまま、強を含む同時押しだとしゃがんで撃つ、こちらも下段。 当たりやすさとしてはしゃがみの方が確実。威力は結構高い。 空中版は斜め下方向に12連射する。銃弾は結構広範囲に散らばるが一発のダメージはしょぼいので、 精々牽制に使うぐらいしか使い道は無い。 最強のコンビ(吊られた男) ↓↙←+攻×2 画面手前3カ所に銃弾を撃ち込み、いずれかが当たると敵をロックして演出に移行する。 ハングドマンがゆっくりと歩み寄り、相手の首筋にナイフを突き刺す。 出は早くないのでぶっぱしてもしょうがないが、上記の通り「ハングドマン」から確定する。 弾丸の軌道 ←↓↙+攻×2 発射後一定時間、非常にゆっくり飛ぶ銃弾を撃つ。その間は自由に軌道を操作でき、時間切れになると一気に超高速で飛んでいく。 ボタンを押し続けると連続で撃てる(ゲージは消費する)。また、この追加射撃の暗転中、 チートダムのような感じで前の銃弾は動き続ける。ちなみにガー不。 このゲームはリバサが無い仕様なので起き上がりに重ねると強烈。また、動きの制限される空中の敵を狙うといい的になってくれる。 また、ポルナレフが相手の時と女性キャラが相手の時は、挑発時の台詞がそれぞれ変わる。 ちなみにPS版のスーパーストーリーモードでは、原作再現として隠しステージでホル・ホースを使用して影ディオと戦えるのだが、 この時は J・ガイル関連の技が一切使えないホル・ホース単独 で戦う事になる。 参考動画 ホル・ホース&ボインゴ 「ボインゴとこのホル・ホースは無敵のコンビだぜーーっ!!」 また、原作3部後期にボインゴと組んで再登場した時を再現した「ホル・ホース&ボインゴ」も隠しキャラとして登場している。 + ボインゴについて 「ト、トト神の漫画の予知は 100%です」 + 担当声優 高木早苗 カプコン版 菅沼久義 『オールスターバトル』 くまいもとこ 2016年アニメ版 白紙の本に近い未来を漫画として映す「トト神」のスタンド使いであり、兄以外とは話す事ができない陰気な少年。 「トト神」の予知は100%絶対に当たるが、本体の意思とは関係無しに自動で刻まれる上に描き換える事もできず、 さらには細かな過程が描かれないため「美女の背中を蹴ると宝石が貰える」など一見突拍子も無い展開になったり、 トンチのような解釈で想定していたのとは違う(それでいて予言とは矛盾しない)結果に辿り着く事もあるなど、非常に扱いづらい能力である。 当初は、自在に自分の姿を変えられるスタンド「クヌム神」を持つ兄オインゴと共にジョースター一行に襲い掛かるが、オインゴが自滅し再起不能に。 そこをJ・ガイルが居なくなってソロになっていたホル・ホースに目を付けられ、半ば誘拐に近い形で共に再度ジョースター一行に挑む。 劇中では箱に隠れた姿で登場する。 なおトト神にはホル・ホースのことを「とっても意地悪で嫌な奴だけど兄の仇を討つためなら仕方ない」と記されているのだが、 ホル・ホース自身はボインゴに乗り物酔いで胸元に嘔吐をぶちまけられても文句一つ言わず、 迷子になってしまった時のために小銭を渡しておくなど、割と丁寧に扱っている。 + ネタバレ ボインゴの予言通りの行動でホル・ホースはジョセフ、アブドゥル、ポルナレフを倒すが、 最終的にはトト神の予言が裏目に出て、自らのスタンドの弾丸を喰らって自滅。 幸い一命は取り留めたものの重傷を負い、病院送りとなってしまう。 ボインゴはこの自滅を見て改心し、 「攻撃よりも自分達兄弟の幸せや困っている人のために役立てた方が、もっと人からも好かれるし良い運命もやってくるような気がする」 と、自分のスタンドの真の使い道を悟る。 そして、「この戦いで大きく成長しました」と隠れるのに使っていた木箱を蹴飛ばして胸を張って帰ろうとする。 ……が、その木箱が偶々そこにいたイギーに当たってしまい、怒ったイギーに攻撃されて(お尻を噛まれたらしい)、 結局前以上に暗い性格のまま入院。そこで「人がそんな簡単に変われて成長できるなら、誰も苦労しない」というトト神のツッコミを受けた。 『人の性格がそんなに簡単に変えられ成長できるなら誰も苦労しません ボインゴは前以上に暗ーい性格のままホル・ホースと仲よく入院したのでした……!』 ちなみにこの時ホル・ホースは「弾丸が額に命中するも、眉間を抉っただけで幸運にも脳までは届かなかった」ために生き延びている。 これは奇しくも彼がインドでアヴドゥルを撃った際と同じであり、運命の皮肉を感じずにはいられない。 + ちなみに 小説『OVER HEAVEN』では、DIOの目線から見たボインゴが登場しており、 なんとDIOに「天国」についての示唆を与えた存在という重大な役回りを担っている。 トト神の能力を知ったDIOが「避けられない悲劇がそのスタンドに現れたらお前はどうするのか?」と問いかけた所、 「たとえ避けられない悲劇でもそれを知っていれば『覚悟』する事はできる」とボインゴは返している。 ……そして、DIOはその言葉をノートに記し、そして最終的にノートの記憶は第6部にてプッチ神父の手に渡る事になる。 プッチはそのノートを元に、「あらゆる生命が『覚悟』を決めた世界こそが天国である」と確信するに至り、 最終能力「メイドインヘブン」を発現する事に成功する。 つまり「第6部最終盤の激闘、そして世界を一巡させた遠因の一人」というとてつもないキーパーソンとなっているのである。 なお、DIO本人は「トト神で分かる程度の未来では天国に辿り着けない」と、「後に現れる他のスタンド」に可能性を託している。 + 未来のボインゴ 4部の開始直前を描いた『クレイジー・Dの悪霊的失恋』では再びホル・ホースの協力者として登場。 年代的には青年になっているはずだが、何故か殆ど見た目が変わっておらず、作中でも子供扱いのまま。小人症なのだろうか 兄弟揃ってマライヤとケニー・Gの元に居候していたが、トト神の予言に従いホル・ホースと共に杜王町に訪れる。 そして追加の予言に従い、なんとトト神(の宿った本)を手放し、本人は迷子として東方良平(仗助の祖父)の務める交番に保護された。 手放したトト神の漫画本は本作のオリジナルキャラである花京院の従妹「花京院涼子」の手に渡っており、 涼子が彼の死の秘密を探るための道具として利用されていく事になる。 本作では予言を映し出すのは上画像にも描かれている本でなければならないとされており、 また本を手放した後は、ボインゴではなく本を拾った涼子の未来を映している。 トト神は射程距離Eという設定だが、恐らく本作では「本体ではなく漫画本を中心とした能力の射程」と解釈されたものと思われる。 J・ガイルとのコンビネーション技が削除された代わりに、やたらと原作再現度の高い技が追加されているのだが……。 詳しくはコチラを参照。 + withボインゴ版 軽~く技説明 皇帝ッ S 空中可 J・ガイル版と基本的には同じだが、出が速い分軌道をプログラムする時間が短い。また、地上でも前にしか撃てなくなっている。 ハジキだッ! ↓↘→+攻 こちらも大体同じだが、硬直が長くなっている。 グラスシャワー →↓↘+攻 空中可 ハングドマンらしき黄色のラインは消えているが、ダメージ量も含め性能は「J・ガイルのだんな!」とほぼ同じ。 …という事は、実は旦那は何もしていなかったのだろうか? なお、流石にボインゴが落ちてくる事は無い。 ぶちまけろッ! ↓↘→+攻×2 空中可 ほぼ同じ。空中版の威力のばらつきはなくなった。 予知は絶対 1回転+攻 コマンド投げ超必。ホルボイの貴重な強み。 相手の鼻の穴に指を突っ込むと、突如トラックが突っ込んでくるという、シュールな演出の技。原作でポルナレフに仕掛けた技(?)である。 コマ投げなので当然崩しに使える上に、なんとガードさせてから確定。また、貴重な切り返し技としても機能する。 ただし、トラックの部分は打撃判定であり、相手の大きさによってヒット数にばらつきが出る。イギーや鳥だとカス当たりになりやすい。 パイプメイズ ←↓↙+攻×2 パイプに7発の銃弾を撃ち込み、それが時間差で襲ってくるという技。 同時押しのボタンの組み合わせで左下、右下、中央上の任意の場所から発射させる事ができる。 何気に撃ち込む時にも攻撃判定があり、必ずスタンドクラッシュさせる上に受け身不能だが、威力はゼロ。 撃ち込んでから発動まで4~5秒かかるが、その間に攻撃を受けるとキャンセルされてしまう。上手く弾幕を張るなりして守る必要がある。 しかもせっかく発動できても、パイプから飛び出す弾はガード不能だが威力は低い。挙げ句の果てには場所が悪いとそもそも当たらない可能性もある。 演出の原作再現度はかなりのものだが、ロマン技、ないしは死に技の類である。 MUGENにおけるホル・ホース + y.y氏製作 ホル・ホース/ホル・ホース&ボインゴ y.y氏製作 ホル・ホース/ホル・ホース&ボインゴ 現在は入手不能。 通常版とボインゴ版の両方がセットになっており、sff・air・sndは共通のファイルを使用したHDに優しい作り。 概ね原作再現だが、細部が異なる。 2007年末にJ・J氏やrei氏によるAIパッチが公開され、トーナメント動画でも中々の活躍をしている。 J・J氏のAIは「ハジキだッ!」弾幕から「最強のコンビ」への連携がメインとなっている。 「最強のコンビ」による締めは中々見栄えが良い。 弾幕とジョジョらしい高火力を持つ通常版はもちろん、原作では最弱候補のボインゴ版も中々の強さを誇っている。 ただし、AIは「弾丸の軌道」を使わない。そのため決定力に欠け、対空も強くない。 しかしそれを差し引いても弾幕は強く格闘戦もそれなりにこなすため、 タッグではある程度どんなキャラと組んでも中々の強さを発揮してくれる。 MUGENでも「一番よりNo.2」を実践してくれる事請け合いだろう。 rei氏のAIは対人用AIになっており、J・J氏のAIとは打って変わって、弾幕を張らずに慎重に立ち回る。 「皇帝ッ」や「弾丸の軌道」をそつなく使いこなすスマートなホル・ホースになっている。 一部の技のバグや不具合の修正、及び性能をDC版に近付ける改変パッチも兼ねているため、 原作に近い再現度のものを使用したいという方はぜひ適用しておこう。 なおかつボインゴ版にはボインゴが入った箱を蹴り飛ばすオリジナル技「ウリヤヤヤアアアァァ!!」が搭載されるので、新しい戦法もできるだろう。 こちらは本体の入手が不可能になるのと同時に公開停止された。 2013年12月、新たにじゅかい氏のAIが公開された。通常版オンリーで動作するAIなので注意。 J・J氏のAIをベースに製作されており、10段階でのレベル調整が可能。 最大レベルでは強上位クラスとなり、ガー不連携から壁当てコンボで体力をごっそりと削り取るアグレッシブな彼を拝める。 また、J・ガイルを使わなくなるソロ・ホーススイッチや、ゲジマユ化カラーが追加されており、幅広いランクで戦う事が出来る。 ゲジマユカラーでは凶ランクに足を踏み入れる事も可能。 この他に、朔丸2nd氏によってOVA版の若本ボイスにするボイスパッチが公開されている。 このボイスパッチを導入するとOVA同様J・ガイルの声も麦人氏に変更される。 また、がんま氏によってホル・ホースの声を『オールスターバトル』の大塚ボイスに、 J・ガイルの声を立木文彦氏に変更するパッチも存在する。 がんま氏ボイスパッチ(DLリンクは古いものなので注意) + お家氏製作 『ASB』仕様 お家氏製作 『ASB』仕様 2014年6月、お家氏により公開された『ASB』仕様のホル・ホース。 「ゴゴゴモード」や「プッツンキャンセル」など原作のシステムを一通り搭載しており、ボイスも大塚芳忠氏のものになっている。 挑発時や勝利時のセリフやモーションも選択可能(デフォルトだと全てランダム)で、女相手だと性能が変化する。 ボスモードも搭載しており、イントロ中にSボタンを押し続けた後終了直前(エンペラーを消す辺り)で離す特殊コマンドで起動する他、 コンフィグで常時ON・OFFを選択可能。 ボスモード状態だとパイプメイズや、無敵状態になりつつマーカーを出現させボタン入力でガー不射撃を撃つオリジナル技などが使用可能になる。 AIもデフォルト搭載済み。 また、がんま氏により声を冴羽獠(神谷明氏)にするボイスパッチも製作されている。 + JtheSaltyy氏製作 CVS2風アレンジ仕様 JtheSaltyy氏製作 CVS2風アレンジ仕様 2020年8月に公開された、MUGEN1.0以降専用のホル・ホース。 システムは『CVS2』風で、EX技やブロッキングにゲージ溜め、オリコンなどが使用可能。 さらにスタートボタンを押しながら選択する事でホル・ホース&ボインゴを使用できるという、一粒で二度美味しい仕様である。 このボインゴモードには専用のゲージが備わっており、これを消費して当身や強力な技を使用する事ができるのが特徴。 ほぼ全ての技が搭載されているが、最強のコンビが原作とは全く違う演出の3ゲージ技になっていたり、 ボインゴモードではグラスシャワーが削除されているのをはじめ、パイプメイズが発動前に攻撃を受けても中断されなくなっていたり、 予知は絶対が弱体化していたりと、性能面も一部アレンジされている。 なお、従来の最強のコンビは「Hanged Man Combination」という2ゲージ技として健在なので、例の「いわし」が聞きたい貴方も安心。 AIはデフォルトで搭載済み。 両モード共にアドバンシングガードやブロッキングを巧みに使いこなすため、中々手強い。 DLは下記の動画から プレイヤー操作 + DrKelexo氏製作 HOL FUNTIMES DrKelexo氏製作 HOL FUNTIMES TroublemanやBootleg Ryu等で知られる氏が製作した、妙に毒々しい色合いのホル・ホース。 というか大ポトレの時点でおかしい。 その異様な外見に違わず凄まじいネタキャラであり、各種動作がバグったような動きなのをはじめ、 イントロで謎の音楽を流しながら降ってきたり、トランクを設置して爆破したり、 「ポォンジュゥゥゥス!!」とシャウトしながら皇帝から謎の飲み物を発射したりと色んな意味でやりたい放題である。 + 配管工赤親父氏製作 あらゆる場面においてNo.1よりNo.2を目指す男ホル・ホース 配管工赤親父氏製作 あらゆる場面においてNo.1よりNo.2を目指す男ホル・ホース どないやを基にした愛を滅ぼす聖帝サウザーを基にした北斗神拳伝承者ジャギ様を改変したホル・ホース。要するにのりもの。 象に乗っており、当たり判定がホル・ホースにしか無いため、AI殺しの仕様となっている。 公開場所であったニコロダ消失後は、弾丸マックス氏によって代理公開されている。 世界一女に優しい男である彼だが、無論MUGENではそんな事お構い無しに攻撃する。まぁ原作ゲーでもミドラーとかマライヤを普通にやっつける事はできるしね。 ニコニコMUGENでの愛称は「ホル」。相方として登場する事の多いJ・ガイルはもっぱら「旦那」と呼ばれ親しまれており、 二人揃ってストーリー動画などに出演する事もしばしば。なお念のために言っておくと、 「最強のコンビ」などで出てくるのは旦那のスタンド「ハングドマン」でありJ・ガイル本人ではない。 出場大会 + 一覧 【ホル・ホース】 シングル 第4回トーナメント AI付きシングル戦 ゲージMAXトーナメント【ゲジマユ】 弾幕グランプリ 源流斎マキトーナメント 夢幻界統一トーナメント【実況】 続・新弾幕グランプリ ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 弾幕グランプリHARD オールスターゲージ増々トーナメント ちょwおまwwみなwぎりwすwぎwwトーナメント 弾幕グランプリ次代の鳥杯 人は銃で撃たれると死ぬトーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 普通!凶~狂の狭間大会 理不尽押し付けランセレバトル!! MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント 刹那の早撃ちトーナメント 銀侍前後 凶上位ランセレバトル 凶上位付近シングルバトル ピカ様主催!凶チュウ位シングルランセレバトル 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 新弾幕グランプリ タッグ 他力本願タッグトーナメント 第2回同人キャラ混合タッグ選手権 ルガール運送(株)主催!男女タッグトーナメント 【直感とネタで】タッグ戦するよー ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 新生タッググランプリ【並と、強と、時々凶】 源流斎マキタッグトーナメント 第2回いつかの敵は今日の相棒大会 良タッグ発掘男女タッグバトル大会 アンノーン主催FINALバトルロワイアル MUGEN FANTASY タッグトーナメント 再び男女タッグトーナメント-ニトロワ杯- タタリフェスティバルッ!! ふたたびのりものたいかい 強肉弱食 味方殺しランダムタッグバトル 統劇!MUGEN オールスタータッグトーナメント2010 第一回MUGENバスターズ!タッグトーナメント ゲージ増々タッグトーナメント 目指せ名勝負!スーパー連携タッグリーグ 地獄のサバイバルレース30里 mugenオールスター?タッグファイト 19XX年!4大勢力対抗!セルハラっぽいランダムタッグバトル!! オールスター男女ペア大戦2011~MUGEN戦士は二度死ぬ~ 第4回遊撃祭 巡り会う運命よ再び!高性能タッグ大会【ステラ杯2】 友情の属性タッグトーナメント2 超お神杯凶上位前後タッグバトル 凶者繚乱タッグバトル 傭兵&隠者たぶん前後ランセレタッグバトル MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント 大お神杯凶上位付近タッグバトル 友情の属性タッグサバイバル 武装派vs肉体派 交代式タッグ大会 ヨハン&ゲーニッツ中心凶タッグバトル 大乱闘!!MUGENタッグマッチ2 宇宙丸ごと大決戦!! 弾幕タッググランプリ チーム はい、二人組み作ってトーナメント 第2回 漢だらけの格闘大会 作品別頂上決定戦 特殊イントロで始まるトーナメント はい、三人組作ってトーナメント 4人チームトーナメント オロチフルボッコ杯 3on3 Battle Arms(武器)トーナメント MUGENカテゴリトーナメント King Of Mugen Fighters Anime VS. トーナメント エロゲBGMでリーグ戦するよー 4人チームトーナメント ポルポルフルボッコ杯 高性能チームトーナメント【最終鬼畜全部大将】 あの日の俺に会いに行く mugen懐古厨大会 3on3 強キャラリーグトーナメント【1万件記念】 ネタかリアルか?作品別本気80%トーナメント 好きなキャラだけでトーナメント 正統派作品別トーナメント 俺の独断と偏見による自己満足トーナメント 大富豪でランセレバトル 弾幕グランプリX 男女対抗チームトーナメント 作品別「オレ、主人公だから大将なっ!」トーナメント 作品別グランプリ 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 一文字テーマ別 3on3チームトーナメント 素数杯 危険な町!サウスタウントーナメント 陣取り合戦TAG 無縁塚トーナメント 大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 頂上対決チームトーナメントII 凶上位前後 新世代VS歴戦バトル 作品別10人組お祭りトーナメント 新春テーマ別チームバトルF トリオ・ザ・クラッシャーズ その他 MUGEN聖杯戦争大会 はい、X人組作って運動会 アンノーン主催第1回男女バトルロワイアル はい、○人組作って運動会 作品別味方殺しタッグチームバトル 銀河帝国軍vs自由惑星同盟軍 無限旗争奪選抜団体対抗トーナメント 力こそ正義(笑)グランプリ 男女タッグでチームバトルロワイアル 全員集合ランセレパーティバトル 霊夢争奪戦第二幕 サイズが変わるよ!MUGENランセレバトル 第2回俺と俺の嫁が最強だトーナメント【嫁自慢トナメ】 不良行為反道徳的行動撲滅推進トーナメント (うp主が)地獄リーグ 生存確率1%!?密告中!サバイバル 作品別総力戦大会するよー 逃走中サバイバル FMN 第2回最終鬼畜作品別全部全画面判定トーナメント 閣下主催!クロス×フェスティバル 戦国ランス 東西対抗戦 16x5 ~凶強戦線 戦々恐々~ 凶下位~凶最上位付近ランセレタッグ&チームバトル【門番杯】 ろくろ回しトーナメント 凶&狂オールスターバトル 超乱闘世紀末ランセレ杯 凶の宴 ザ・ファイナルステージ 凶上位ランセレバトル! 総力戦!四大勢力対抗試合 削除済み 守ったら負ける-倍返しタッグトーナメント ARM大好き!G.O.Dリーグトーナメント 思いつきでコンビを組んでトーナメント 成長疲労で大貧民ランセレバトル MUGEN学園部対抗トーナメント 国内 VS 国外 アニメチームバトル 自分の作ったストーリー動画出演キャラでトーナメント。 作品別 主役不在トーナメント 勢力対抗ドッジボール【竜鳴館風】 紅白対抗オールスター大会【年忘れ杯】 正義VS悪【ランセレ】勝ち抜き戦 【良曲で贈る】強・珍・良キャラの宴【核林檎杯2】 修羅級 作品別+共通点チームトーナメント 【モヒカン杯】 新春小規模ランセレチームバトル【ボス戦もあるよ!】 超弩級作品別Big Bangトーナメント Re 超弩級作品別Big Bangトーナメント CAPキャラ大集合 成績別ランセレバトル 凶下位付近でも格ゲーしたかった杯 Border Line Carnival 続 世紀末台パン杯 200円も投げ捨てるものトーナメント ジョジョの奇妙な冒険 男女タッグトーナメント 更新停止中 無限に続く(?)リーグ戦をやってみる 第2回作品別Ultimateトーナメント 男女ペア頂上対決!バトルシティトーナメント ヤムチャが強い凶悪タッグトーナメント 他人任せ大会 [作品別対抗]成長タッグリレー 6on6!クラスチェンジ杯 出身作品別「主人公だから大将」ZERO MUGENの迷宮 強~凶最上位付近「男VS女」対抗バトル! 多分台パン時間厳守!!ルーズな奴はカエレ!バトル 非表示 題名の無い作品別トーナメント 【ホル・ホース&ボインゴ】 ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 作品別スイスドロー風トーナメント オールスターゲージ増々トーナメント ゲージ増々タッグトーナメント mugenオールスター?タッグファイト なにが論外・神・狂だよ!!!弱キャラ大会しろオラァァ!!! MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 第4回遊撃祭 新春テーマ別チームバトル2013 更新停止中 伏兵リーグ 5対5団体戦 タタリフェスティバルッ!!-II 非表示 タッグタッグリーグ 【あらゆる場面においてNo.1よりNo.2を目指す男ホル・ホース】 ふたたびのりものたいかい 地獄のサバイバルレース30里 MUGENモーターショー 出演ストーリー + 一覧 KING OF FIGHTERS X MUGEN STORIES INFINITY(警察官保安官) MUGEN館に住まうもの アリスさん姉妹・R ヴァニラと奇妙な世界 影気ままなストーリー 家電量販店DIODIO 黒真珠物語(ジャギ様と黒真珠) 志貴と無限市物語 銃は剣よりも強し!(主人公) 紳士と少女 人造生物03RIA-紅 戦国無限 デッドマンズ ブランドー一家 ホル・ホースの銃喫茶(主人公) むげコン! (第0回)└ きら雪姫と七人の触手 (変態) 無限の果てに。 ユウ☆キ☆オウ ロック魔理沙の探偵物語 プレイヤー操作 R-9cで色々と戦う動画(part50、JtheSaltyy氏製・通常モード)
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2216.html
ゆっくりと亀が歩いていく。 いつも誰かに抱えられ移動する亀だったが、今夜は森の中におかれ誰も彼を持とうとはしなかった。 緩慢な動きで数歩進んだ亀に、重なった枝葉の隙間から二つの月灯りが降り注ぐ。 甲羅に埋め込まれた鍵が、一時光を反射して輝いた。 偶然それを見た梟の心臓に氷が突き刺さる。 使い魔の断末魔を感じて、会場のテーブルに並んだ料理に舌鼓を打っていたマリコルヌがワインの入ったグラスを取り落とした。 とまっていた枝から落下していく梟の首の付け根にペットショップの爪が食い込む。 雑草が伸び放題の湿った地面を鮮血で染め上げながら、ペットショップは遅い晩餐を始めた。 その傍ら、月明かりから出て行こうとする亀の中は沈黙に包まれていた。 降り注ぐ月光が照明が点けられた部屋を更に明るくし、ジョルノを睨みつけるマチルダを照らしていた。 「ま、待ってくれマチルダお姉さ「カメナレフッ! アンタに姉さん呼ばわりされる筋合いはないよ!!」…お、おう」 口を挟もうとしたポルナレフは一回り近く年下のマチルダにちょっぴりビビったが、顔色を窺いながらもう一度口を開く。 マチルダが怒るのもわかるが、こちらの事情も説明しておくべきだと思うからだ。 テファ自身が言うべきなのだろうが、もうポルナレフも無関係ではなかった。 「マチルダさん、ジョルノの奴はテファと距離を置くつもりなんだ。それに反抗してテファがこうしてアンタを助けに…」 何も言わないマチルダに、ポルナレフの言葉は尻すぼみになる。 だが一応耳には入れたらしいマチルダは、鼻を鳴らした。 「ジョルノ、私が怒ってるのがなんでかわかるかい?」 「穏やかに暮らしていたテファを連れ出して取り返しの付かない事をさせた。テファを大事にしてきたアンタはそれが許せないと思っている」 亀の中に置かれたソファに腰掛ながらジョルノは答えた。 マチルダ達にも座るよう手振りで促すが、マチルダは落ち着き払った態度が気に入らずジョルノの胸倉を掴みあげた。 「姉さん、乱暴は止めもがっ…!」 「テファ…っ。だから、アンタはちょっと黙ってな」 止めようとするテファの口を杖を一振り、土で塞いだマチルダはジョルノと額をぶつけた。 「ハズレだよ。そりゃテファを連れ出したんだ。当然怒ってるさ。でもね、私が怒ってるのはそんなことじゃない!今更テファを遠くに置こうとしたことさ!」 「言葉を返すようですが」 「黙りな」 有無を言わせぬ口調でマチルダは言う。 荒々しい口調が、テファのことになるなりなりを顰め、ひどく悲しい色を見せる。 「テファがこんなことを言うようになったのはアンタのせいさ。この子はね、親の仇を討つのだって拒否してたんだ。そのテファが、銃を持って私を助けに来た。アンタなんかの組織に入るのにね…!」 胸倉を掴むマチルダの手を解きながら、ジョルノはテファを一瞥する。 内乱に巻き込まれる危険があったとはいえ、ジョルノが連れ出してしまった混血の少女は自分を援護してくれる姉とジョルノを見ていた。 思わぬ援護を受けて希望に満ちた目、頬を薄く赤らめる彼女を見据えるジョルノの体をマチルダは掴みなおして言い聞かせるように言う。 「アンタがこの子に村にいちゃできないような経験をさせたんだ。さっさと別れりゃまだ良かったってのに…貧乏人が花壇の下に金が埋まってるって知って、そこに花を植えるかい?」 髪をかき上げて妙な例えを言うマチルダは、自分が貴族でなくなってからのことを思い出していた。 テファがここに来るまでに出合ったものとは全く違うだろうが、良くも悪くもマチルダも変わった。 痛んだ指先、手入れを出来ずに割れたこともある爪や新たな暮らしにあわせて変化した服装の趣味…挙げていけばきりが無い。 それ程ではないだろうが、テファだって変わってしまったことをマチルダは腹を立てながらも少しずつ受け入れようとしていた。 「責任を持ちな、それが筋ってもんじゃないかい? それとも、ギャングにはそんな甲斐性は無いかい?」 安い挑発に、ため息をつくジョルノが返事をするのを緊張した表情でテファは待った。 どうにかマジシャンズ・レッドで拘束から抜け出したポルナレフも心配そうにジョルノを見ていた。 視線を集めながらジョルノが考えていたのはジョルノ自身の過去だった。 自分もギャングの背中を追い、関わらせないようにした彼の態度を、矜持を踏みにじってギャングになった… ブチャラティもナランチャを止める事に失敗したという。 暫し時間を置いて、黙考していたジョルノはぐったりと体から力を抜いて頷いた。 結局は、やり方を間違えたということだ。 テファの情に甘えすぎた。 頷いた事が信じられない様子のテファを眺めながら、ジョルノは力の抜けた顔を引き締めた。 「いいでしょう。僕の仕事を幾つか手伝ってもらいましょう」 「幾つか? 言っておくけど、私は危険な仕事をさせるのまでは許可して無いよ!」 「特別扱いはしません。ですが、今のテファには表の仕事しかできないでしょう」 今度こそマチルダの手を振り解き、服を直すジョルノの言い草にテファはちょっぴり不満だった。 だが、その仕事の内容は想像がつかなかったし、何より共にいることを認めたかどうかが、気になっていた。 「じゃあ、これからも一緒に旅をしていいの?」 「旅をするかどうかはわかりませんが…貴方に覚悟があるのなら構いません、貴方にも行動を決める自由がある」 「あ、ありがとう…私、頑張るわ。まだ無理だっていう仕事だってきっとできるようになるわ…!」 表情を輝かせて物騒な事を言うテファにジョルノ達は揃って首を横に振った。 やれやれと苦笑しながらジョルノは弱点を抱える事になったのか、それともより強くなるきっかけを得たのか。 夢を自分の手で貶めたのか、夢により広がりや重みが加わったのかわからないままテファ達に背を向ける。 「これ以上はまた後で話しましょう。先に会場に戻っておいてください。僕は用事を済ませてから戻ります」 「用事? こんな時間にか?」 「はい。ポルナレフさん、テファとマチルダさんを頼みましたよ」 詳しく尋ねられる前にテファ達の事を頼んで、ジョルノは亀の外へ出て行く。 首を動かし周囲を見渡せば、幸い人影などは見えなかったがペットショップが微かに見覚えのあるフクロウの肉を啄ばんでいるのが見えた。 肉を飲み込みながら、得意げにジョルノに戦果を見せつけてくるペットショップから血生臭い風が吹いた。 亀の中から聞こえる、「所でポルナレフ…アンタ、亀じゃなかったんだね?」とドスの効いたマチルダの声を無視する。 もしかしたら学院の生徒の使い魔かもしれない。 そういう考えも浮かんだが…ジョルノはペットショップにもうすぐ来る者を襲わないようにと、無駄な殺しはするなと強い口調で言いつける。 ペットショップは、それに違和感を感じたが一先ず様子見と頷いてみせる。 エジプトにいた頃の主人も昼は屋敷の奥に閉じこもっていたからだ。 最後に、だが一撃で仕留めた腕などを褒めてから、ジョルノは用意しておいたポルナレフの亀とは別の亀に入っていく。 その短い間、思い通りに動いているわけではない。 だがしかし、ペットショップの目がジョルノを通して誰かを見ているのを感じる…狂信的な、黒い輝き。 肉を貪るペットショップから漂う際限の無い暴力の臭い。 全てがジョルノの思い通りに言っているわけではないということだった。 この、出会ってからのほんの少しの時間のうちにさえ、ひしひしと感じる邪悪さ、それを従わせ使っている己を。 ポルナレフやテファに見せていない姿を考え、自らの邪悪さをジョルノは実感する。 怯みはない。 ただその実感をどう処理するか今はまだ決めかねたまま、音を立てずに亀の中へと入ったジョルノを一人の女が待っていた。 ポルナレフの亀と全く同じ照明に照らされた女は純真そうなテファとは逆に、妖艶さを漂わせる美貌の持ち主だった。 ラルカスがこの場にいたなら気付いただろうが、彼女は先日ジョルノが共に食事をした組織の人間だった。 「ボス…! なんだいこんな」 髪をかきあげながらジョルノに近寄った女が黙り込む。 ジョルノは笑みを浮かべていなかった。 養豚場の豚を見る酷薄な目で、女を見ていた。 知らず下がる女に向けて冷たい声を出した。 「貴方、僕に言うことがありますよね?」 「…何の話だい? 夜の相手でもしろっての?」 冗談半分に女が軽くしなを作ってジョルノに擦り寄る。 ジョルノの返事は、スタンドによる攻撃だった。 女が反応する暇は全く無く、瞬きする間に砕けた自分の手を見て、一瞬遅れてやってきた痛みに叫び声が上がる。 砕けた手を押さえて膝を突く女に歩みよりながら、ジョルノは表情一つ変えずにポケットから包みを取り出す。 パッショーネが売り出している麻薬の包み。 それが女の手から流れ大きくなる血溜まりに落とされ、スタンドの攻撃を受けなすすべも無く絨毯の上に蹲っていた女の表情に驚きが走る。 「僕の麻薬は、この世界で僕が最初に作った規格統一品です。ブランドの一つと言ってもいい」 言いながら、ジョルノはほぼ同じ包みを取り出し、中身の粉を見る。 女の前に落とした包みの中身との合致は9割といった所だ。 最初ジョルノが気付いた時は9割五分だった…それは許しがたいことだ。 誤魔化す自信があるのか、開き直ったのか涙を浮かべた顔に強気な笑みを浮かべ、女が顔を上げた。 「だ、だから…何」 女の無事な手がゴールド・エクスペリエンスの力で砕かれ、ミンチになる。 血が新たに噴出し、叫びだす女の頭が殴られたように横に弾かれ黙らせられる。 「貴方、僕に言う事がありますよね?」 歩み寄っていたジョルノは、叫ぶだけで女は答えない女の隣を通り過ぎソファに腰掛けながら、また逆の手を砕く。 既に、ゴールドエクスペリエンスの能力で生み出された手をつけられ、再生しようとしていた手はまた潰れる。 「何度も同じ事を言わせないでくれ。無駄なことは嫌いなんだ。貴方のお友達とかのことも含めて、色々話してください」 言う間にも、ゴールド・エクスペリエンスの能力が生み出した手が潰れた手に接着されようとしている。 血液さえ補充したが痛みは残る。それを高度な水魔法と勘違いした女は、ジョルノが見たことも無いほど強力な水のメイジだと勘違いすると共に、女が言うまでやる気だと察した。 ポルナレフがこの場にいれば、残虐な行為に耐え切れず止めていただろう。 だがジョルノのストッパーになるような者はこの場にはいなかった。 本当はテファにこの光景を見せ、退かせようとも考えていたが…心の中で嘆息し、マチルダ達のせいにしてジョルノは女を見下ろす。 離反を決めた者から既に殆どの情報は聞いてある。 子供にも麻薬を売ろうとしていた女を見て、その者は離反を決めたらしい…それから数分で女を自白させ、学院に戻った。 先に戻ったポルナレフ達が通った道を通り学院の敷地内へと戻るその足は、敷地の端にある小屋へと向かう。 本塔と火の塔に挟まれた掘っ立て小屋からは妙な鼻に付く異臭が漂っていた。 ジョルノはそこへと足を踏み入れ、壁一面の本棚をはじめ雑然と秘薬をかき混ぜるつぼや薬品の瓶、試験管。 書物や天体儀などにザッと目をやり、これまた散らかった作業机に置かれたものへと目を止めた。 窓の外で、太った影がジョルノが来た森の方へとレビテーションで飛んでいくのが見えたが、無視して置かれた物を理解することに努める。 車輪に繋がったクランクを頂上につけた長い円筒状の金属の筒。 そこには金属パイプが繋がっている。 それを見て、ジョルノは目を見開きながら迷っていた事を一つ決めた。 パイプはふいごのようなものも繋がっており…その物体に注目するその隙に、ジョルノの背後に誰かが立った。 「そこにいるのは誰だね?」 「勝手にお邪魔して申し訳ありません。ミスタ・コルベール」 「いやいや、むしろよく入ってきたね。大抵の人はこの匂いを嗅ぐと逃げていってしまうんだが。ネアポリス伯爵…だったかな。」 コルベールは勝手に部屋に入っていたジョルノを怒るどころか、少し嬉しげに笑顔を浮かべた。 おどけた調子で会場からくすねてきたというワインの瓶を見せながら、さりげなく構えていた杖を隠すのをジョルノは見逃さなかった。 「貴方が興味深い研究を行っていると聞きました。よろしければお時間を頂きたい」 「おお! それは勿論構わないが…今夜はせっかくの舞踏会だ。また後日、明日でも明後日でも」 頭同様に輝くような笑顔を浮かべ、コルベールは窓から見える会場の方を眺めて言った。 「いや明後日は授業があるから…明後日なら夕方からならいつでもかまわんが」 「わかりました。明日また伺わせていただきます」 「そ、そうかね!」 余り研究を理解してくれる相手がいないのか、待っているからねと何度も言うコルベールに送り出され、今度こそジョルノは会場へと戻っていく。 ほろ酔い気分で授業用の発明品を作るコルベールが辞表を出すのは、それから暫くしての事になる… だが今夜はそんな先の事を気にする者はおらず、牛がうっかりフェイスチェンジがばれそうになったり、 ポルナレフが亀の中で妹を取られた自棄酒に酔ったマチルダに過去を問い詰められたり… ジョルノは何事も無かったかのようにテファやイザベラ達と一曲踊り、一夜を楽しんだ。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1899.html
「ク……クソ! なんなんだあの能力は!? 超スピードとか、催眠術じゃあだんじてねー! 新手の『スタンド能力』か!?」 「『超スピード』……?『催眠術』……?『スタンド能力』……? 否、否、否ッ! 我[オレ]の能力は、そのような矮小な力と同列では無い」 「な……いつの間にッ!?」 「背後に回られたことすら、知覚できぬ羽虫よ……我[オレ]に能力を使わせた、その栄光を胸に抱きながら逝け!」 個性的な髪型をしたその男は、直ぐ様その身を守る為に自らのスタンド――シルバー・チャリオッツを展開しようとする。 だが、その行動――我[オレ]の前では、致命的過ぎるほどに、遅すぎる! 「シルバー・チャリオッ――」 「遅いッ! 刮目し、そしてその瞳に焼き付けよ! これが我[オレ]の能力、残響死滅【エコー・オブ・デス】だッ!!!」 何が起きたのか――それすら、男は認識できなかっただろう。 否――例えこの光景を何処からか見ていた者がいたとしても、他の誰にも、認識できた筈は無い。 一瞬、一刹那にも満たぬ時間で、男――J・P・ポルナレフが、この世界より《消失》したことなど。 闘いの終焉を確認し、我[オレ]は踵を返してその場を去る。 向かう先は無論唯一つ――我[オレ]がこの世界で唯一愛し、我[オレ]をこの世界で唯一愛してくれた、無二の存在――弟の元へだ。 そう――我[オレ]の名は、残響死滅【エコー・オブ・デス】。 愛する弟――杉崎鍵、唯一人を護る為に闘う、漆黒の闇より出でし、最も強く、最も凶なる騎士。 「我[オレ]が着くまで、無事でいるのだぞ、鍵……。ふ……。あの能力、逃亡群鶏【チキン・チキン】を持つお前だ。云うまでも無い事かもしれんがな……」 【J・P・ポルナレフ@ジョジョの奇妙な冒険――死亡】 【午前零時二十分/日本・渋谷】 【残響死滅《エコー・オブ・デス》@生徒会の一存】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:弟を護り、織田信長も他の人間も世界より消し去る。
https://w.atwiki.jp/jojobr2/pages/440.html
「……以上だ。君が眠っている間の事は、第三回放送も含めて」 「そう。その、ポルナレフ……さん、は?アタシを直接助けたのは彼なんでしょう?」 「ああ、彼なら今話した事を含めて俺と情報交換をしたあと、『次も“間に合う”ように』と言い残して出て行った。 具体的な場所は聞いてないが、南西の方に行くと聞いた。ああ、君が起きたらよろしく伝えてくれと」 「そう。確かに今の情報を聞いた限りじゃあアタシ達の向かっていないコロッセオだとか研究所だとかの方にも人がいる可能性は捨てきれないって訳ね」 「ああ――また出会えるといいなと思うよ。彼も君の事をひどく心配していた」 一通りの状況確認が終わったのち、暫くの沈黙が部屋を包む。 第三回放送が終了してからおよそ十分後。空条徐倫が目覚めた時の反応は怒りでも悲しみでもなく、驚くほど淡々としていた。しかし、下を向いている彼女の目には光り輝く星が映っているはずである。 ナルシソ・アナスイはこれが彼女の精神の強さなのだろうと理解していたし、その強さが誤った方向に歩きだすことのないよう、自分が傍で見守る事こそ己の使命だと感じていた。 そんなアナスイの想いがこもった瞳を見る事無く、ベッドの上でうつむいたままの徐倫がふと沈黙を破る。 「プッチも死に……いよいよ大詰めと言ったところね。先の情報によれば危険人物は――」 「ポルナレフの話によれば、彼の仇でもあるJ・ガイルと、君が向かった館にいた人間の数名。いや、大半と言った方が良いかな」 徐倫の口調が荒ぶる前にアナスイが答えを挟む。 徐倫が今までどのような戦いを繰り広げてきたか、それは多少なりポルナレフから聞いている。 それゆえに、彼女がこの事を口にし、再び行動を起こしそうになった時、自分はどう対処すればいいのか。その事ばかりがこの十分間、アナスイの脳内を駆け巡っていた。 そして、その答えを示す時が来た……否、示さなければならない時が来てしまった。 「大事な二人を忘れているわよ、アナスイ。ディオ……そして、全ての元凶である荒木をね。 そして、そこまで分かっているなら話は早いわ。このアタシ、空条徐倫がこういうシチュエーションの時どう言った行動をとるか……知ってるでしょう?」 ベッドからゆっくりと、しかし力強く降りる徐倫。その目は見つめる、と言うよりは睨みつけるような鋭さでアナスイのそれとかちあった。 一方のアナスイも、こちらはどちらかと言うと力強さの中に戸惑いや悲しみの色が見え隠れする濁った瞳で――徐倫を見据える。 「もちろんだ。だが、俺は君が死んでしまうような真似を見過ごす事は出来ない。共に行き、君を守ろう」 「アタシは死にに行くんじゃあない。ディオが生きていると分かった以上、再びあの館に殴りこみに行き、この血統の因縁にケリをつける。 そして――何が何でも荒木のところに辿り着いて見せる。これはアタシの目的よ。あなたが口を挟む事じゃあない」 「いや、口を挟ませて貰うよ。俺だって君の強さはよく知っている。だが、この一日の間に何があった?君だって無事では済まない。 俺はそれを何も知らないところで黙って見ている事は出来ない。君を荒木のもとに導く事は俺だって賛成だ。だが、その時に君の体力はどうなってる?」 決して一触即発と言ったムードではないが、重苦しく耐えがたい空気が部屋に充満する。 お互いがお互いの思う、正しい事を口にしており、それが間違った意見ではない。となればこの状況にも納得がいく。 ポルナレフは――この場にいなくて正解だったかもしれない。あの情熱はここでは空回りし、行き場のない苛立ちを抱えたまま……今後誰かの命の際に間に合う事は決してなくなるだろう。 「アタシはあなたが思うほど弱くない。女だからって守られてばっかりなんてのはゴメンよ」 「それはよく知っている。だがこれから無傷で勝ち残る事が出来るほど甘い世界ではないだろう。今ここに残っている連中が全員ラッキーで生き延びているのか?」 「そうは言ってない。むしろ強者ばかりが残っているならアタシが荒木に辿り着くための障害ばかりだという事。それを乗り越えてこそ辿り着けるものが荒木」 「話がループしてるぞ徐倫。障害が多いという事は君が負う傷はその数以上だってことを言いたいんだ」 重苦しかった空気が今度は一気に膨れ上がる。まるで徐倫の怒りが部屋全体を震わせているかのようだった。 「アタシが戦う事を望んでいないようね」 「厳密に言えば君が傷を負わなければ構わない。そして、それが不可能だと言ってるんだ」 「最強のスタンド使いである父さえもこの世界で死んでいった。傷を負わない戦いなどもう存在しないわ」 「そうして君が傷を負う事を俺は望んでいないし、傷を負えば君自身だって荒木に辿り着く事が不可能に近付くとわかるだろう?」 そして……アナスイが最も望んでいなかった事が徐倫の口から放たれた。 「だったら――力ずくでアタシを止めてみなさいよッ!」 同時に繰り出されるスタンド。その両拳をアナスイは寂しげな目で見つめていた。 「君に殺されるのなら本望だ」 自らの化身とともに唸り声をあげながら突っ込む彼女にアナスイの声は届かない。 もっとも、届いたところで拳を止める気などさらさらなかった。今の彼女にとってアナスイは『荒木打倒への障害物』でしかない。 「……とは、とても言えないな」 徐倫の怒号にかき消されるアナスイの唇が、そう動いた。 「徐倫―――」 迫りくるストーン・フリーの左拳をダイバー・ダウンが右肘を使って受け流す。 同時に、突進力に物を言わせ繰り出される右拳を左掌で抑える。 そして――空いた右手をストーン・フリーの左腿へ、能力を発動。 体内の構造を変えられてしまったストーン・フリーがぐらりと傾く。 それでもなおアッパー気味の左。彼女の精神は肉体がどうなろうとも留まらない。 「いつまでも―――」 彼女の事を想っていた。彼女の強い意志と聖母のような優しさがとても好きだった。 自分の闇が彼女によって晴れていく、そんな気持ちが彼を動かしていた。 バランスが崩れたアッパーカットは空を切り、その拳の慣性によってアナスイに背を向ける体勢となる徐倫。 背後からの攻撃はいささか気が引けたが――今度は右膝に対して能力を。 この時、回転力を利用した裏拳が胴を揺さぶるも、下半身がまともに機能しない今の彼女ではアナスイを昏倒させるほどの力はなかった。 「絶える事無く―――」 彼女の事を想い続けていた。だからこそF・Fと共に懲罰房に向かって彼女を救ったのだし、大金はたいて指輪も買った。 それが彼女に届く事はないと知ってなお、アナスイという男は徐倫という女を愛し続けたのだ。 下半身が利かなくなったと判断した瞬間、徐倫は天井に向けて左手から糸を繰り出し、ターザンロープの要領でなおもアナスイに攻撃を繰り出す。 だがそれもアナスイには届かない。徐倫本人はこの瞬間に気付くのだが、アナスイが変えたのは徐倫の骨格ではなくあくまでもスタンドの骨格。 糸を繰り出せば繰り出すほど、お互いが絡み合い解く事は困難となる。そして、スタンドのダメージは本体に影響する、という訳である。 しかしそれでも、それでもなお、空条徐倫は攻撃を止めなかった。残された右手をブンブンと振りまわし必死にアナスイを狙う。 だがそれも今やハエを叩き落とせるかどうかの頼りないもの。ゆっくりと徐倫のもとへ歩み寄るアナスイ。原形をほとんどとどめなくなった彼女を抱き上げる。 「―――友達で、いよう」 愛している、とは言えなかった。共に歩み続けよう、とも言えなかった。結婚なんて単語はこれっぽっちも出てこなかった。 だが、お互いがお互いを信頼しあい、尊敬しあいっていた。だがきっと、それは恋や愛とは別の何かである。 そしてその正体は、何物にも代えがたい友情であると、アナスイはこの時に確信できた。アナスイの中に浮かんだひとつの答えであった。 徐倫をゆっくりと抱きしめる。決して長い時間ではないが、しっかりと。 その手は彼女を守るための手。そのためには能力の発動を忘れない。徐倫の最後の腕さえもバラバラにし――アナスイが徐倫の身体を引き離した時、彼女は傍目には糸の塊のようにしか映っていなかった。 「今日の日は―――さようなら」 恋人同士とか、親と子でもなく……友人同士でも、教師と生徒とも違う。そんな奇妙な信頼関係が生まれる事はあるのだろうか。 いや、いつの時代とは分らないが、きっとそういう関係も生まれるのだろう。それはどんなに素晴らしい事か。その関係には愛を超えた何かがあるはずである。 徐倫を愛し続けるだけであったこれまでのアナスイには見えなかった道がひとつ浮かび上がったのだ。晴れ晴れとしている訳ではないが、どことなくスッキリした、そんな気分だった。 言葉を発する事さえなくなった徐倫の肉体をそっと抱え、ベッドに向かう。 そして己の分身、ダイバー・ダウンを呼び出しベッドに向けて一発。ぽっかりと空いた穴の中にゆっくりと徐倫を降ろし、そして再度ベッドを……今度は触れた。 もはや肉眼では確認できないが、空条徐倫の身体はベッドの木々にすっぽりとはまり、布団の繊維とも絡み合っており、動く事は出来なくなっていた。 「―――また、会う日まで」 荷物を拾い上げて部屋を出る。徐倫の荷物は『徐倫の下』に隠しておいた。 寂しげな狭い廊下の果て、ドアノブを握ったアナスイは振り返る事無く家を出る。もちろん鍵はスタンドを利用してかけておく。 彼の決意。それはあくまでも『徐倫を守る』事である。 現在の彼女は再起不能だが……決して死ぬ事はない。誰に見つかる事もなく、この殺し合いを『無事に生き延びる』のだ。 彼女が負う傷はかわりに自分が負えば良いだけの話。自分が障害を取り除いていけば彼女が拳を振るう必要も無し。何事も無事に済むのである。 最後まで自分が生き延びて徐倫を救いだし、自決。それで彼女は荒木との決着に全力を注げるという訳だ。 ここで考えられる問題は大きく分けて二つ。この忌々しい首輪が爆発する要因、すなわち禁止エリアの問題。そして、彼女を守る己の死の可能性、である。 前者についてはアナスイ一人ではどうしようもない。首輪をはずす能力のある人間がひょいと目の前に現れるなんて事はまずない。現実は非常である。 さらに言うならば、彼が戦闘中、あるいは負傷又は死亡によって禁止エリアの情報を得られないという事も重々承知できる。 要するに何が必要か、考えるまでもないだろう。仲間、と言うほどの贅沢は出来ないがとにかく人手が欲しいという事である。 一方の後者についても同様。人手があればどうにか間に合わせは出来る。 本体が死んだ場合は同時にスタンドの能力も消滅するという事はスタンド使いなら誰でも知っている。徐倫とて動けずとも能力の消滅はその身体で感じ取れるだろう。 そうなれば、実際には関節が極まっている程度のあの状態から抜け出すのは容易いし、仮にストーン・フリーが糸を伸ばす事無く精密な動作で絡まった糸を解けるのならば一応の復活は可能。 ここまではその気になれば彼女一人でも可能であるものの、アナスイがこれまで治すことを前提に能力を発動した事がないため、どう転ぶかは分からない。 そのための保険に『解き役』の人員が居ればいい、という結論である。 いずれにしても『人間』が必要である。共闘までする気はない。空条徐倫はこれまで孤独にこの殺し合いを乗り越えてきたに違いないからだ。 デイパックから方位磁針を取りだして数秒。彼の足は南を指す。一瞬DIOの館に行くべきか否かと思ったが、第一は彼女の生存確率を上げる事である。 彼には『ここを対荒木飛呂彦戦のために使う拠点とする。何があってもここを『帰る場所』として守っておいてくれ』 ……とでも言えば良いだろう。具体的な理由や行動の動機を聞かれた際にどう弁解するかはまだ考えていない。 だが彼とは約束をしてあるし、何より足の回収もある。 意見が対立した時に戦闘にでもなったら厄介だ、それが唯一の心配だったがここで行かない訳にもいかない。 たとえそこで何が起ころうと――向かうべきは、特別懲罰房。 【D-4 南部 民家の玄関先/1日目 夜】 【空条徐倫】 【時間軸】:「水族館」脱獄後 【状態】:これまでの負傷は応急手当済、全身が絡まっている(肉体的には関節が極まっている程度)、気絶中 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、メローネのバイクはガレージに駐車してある 【思考・状況】 基本行動方針:荒木と決着ゥ!をつける 0:気絶中 1:DIOの館に向かい、DIOと決着ゥ!つける [備考] ※ホルマジオは顔しかわかっていません。名前も知りません。 ※最終的な目標はあくまでも荒木の打倒なので、積極的に殺すという考えではありません。 加害者は(どんな事情があろうとも)問答無用で殺害、足手まといは見殺し、といった感じです。 ※アナスイから『アナスイが持っていた情報』と『ポルナレフが持っていた情報』を聞きました。 【ナルシソ・アナスイ】 [時間軸]:「水族館」脱獄後 [状態]:右足欠損(膝から下・ダイバーダウンの右足が義足になっている)、それ以外は健康 [装備]:なし [道具]:支給品一式(食料、水2人分)、点滴、クマちゃん人形、双眼鏡、ラング・ラングラーの首輪、トランシーバー(スイッチOFF) [思考・状況] 基本行動方針:徐倫を守り抜き、ゲームに乗った参加者の無力化、荒木の打倒 0.以下の1~5を全うするためにも特別懲罰房へ行く 1.マウンテン・ティムに右足を返してもらい、D-4民家を『拠点』として守っておいてもらう。徐倫の事を言うかは未定 2.徐倫の敵は俺の敵。徐倫の障害となるものはすべて排除する 3.徐倫の目的、荒木のもとに彼女(と自分)が辿り着くためなら何でもする 4.殺し合いに乗った奴ら、襲ってくる奴らには容赦しない 5.徐倫に会った時のために、首輪を解析して外せるようにしておきたかったが出来なかった(大して後悔はしてない) [備考] ※マウンテン・ティム、ティッツァーノと情報交換しました。 ブチャラティ、フーゴ、ジョルノの姿とスタンド能力を把握しました。 ベンジャミン・ブンブーン、ブラックモア、オエコモバ、ミスタ、アバッキオ、、チョコラータの姿と能力も把握しましたが彼等は死亡したため重要視はしていません。 ※ティッツァーノとの情報交換で得た情報は↓ (自分はパッショーネという組織のギャングである。この場に仲間はいない。ブチャラティ一派と敵対している。 暗殺チームと敵対している。チョコラータは「乗っている」可能性が高い。 2001年に体に銃弾をくらった状態でここに来た。『トーキングヘッド』の軽い説明。) 親衛隊の事とか、ボスの娘とかの細かい事は聞いていません。 ※以上の事もティッツァーノが死亡し、誰かに伝えるといった目的があまりないため重要視はしていません。 ※ラバーソールとヴェルサスのスタンド能力と容姿を知りました。 ※首輪は『装着者が死亡すれば機能が停止する』ことを知りました。 ダイバー・ダウンを首輪に潜行させた際確認したのは『機能の停止』のみで、盗聴機能、GPS機能が搭載されていることは知りません。 ※ヴェルサスの首筋に星型の痣があることに気が付いていません。 ※ダイバーダウンが義足になっています。他の細かい制限は後の書き手さんにお任せします。 ※F・Fが殺し合いに乗っていることを把握しました。 ※以上の事を放送前後にポルナレフに情報として提供し、ポルナレフが得た情報について知りました。 なお、ポルナレフと荷物の交換等は行っていません。 ※以前の思考にあった、 6.万が一アラキに勝てないと分かればその時は……? 7.徐倫に会えたら特別懲罰房へ行く…のか? に関して、6に関しては完全に思考の外。7に関しては『向かう』と結論付けて思考から除外しました。 [備考] ※【C-4 DIOの館 門前】にヨーロッパ・エクスプレスが、 【C-4 DIOの館】にラバーソールのデイパック(支給品一式 ×5(内一食分食料と方位磁石消費)、 ギャンブルチップ20枚、ランダム支給品×1、サブマシンガン(消費 小)、 巨大なアイアンボールボーガン(弦は張ってある。鉄球は2個)、二分間睡眠薬×1、剃刀&釘セット(約20個))が放置されています。 ※ホル・ホースのデイバッグ一式がD-4 中央に放置されてます。 ※アナスイは拾っていないようです(発見していないようです)。 ※ダイアーの生首はE-5の繁華街の少し東の民家に放置されてます。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 173 For no one - 誰がために? 空条徐倫 190 夜の三者会談SOS 173 For no one - 誰がために? ナルシソ・アナスイ 190 夜の三者会談SOS
https://w.atwiki.jp/standbattle/
スタンドバトル@wikiへようこそ このwikiは『スタンド板』の非公式応援wikiです。 スタンド板とは、「スタンド使いなりきり掲示板」の略であり、オリジナルのスタンドを用いてTRPGを行う掲示板の総称です。 基本操作 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 ヘルプ @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/acjojo/pages/210.html
てs
https://w.atwiki.jp/ogt-utage/pages/609.html
1.#関西ノ宴で@スタンドと入力すると反応する式 第3部から第6部まで全てのスタンドが入っている。 2、関西ノ宴メンバーがそれぞれ持っている能力。 能力は各人によって様々。 本体名:後輩 スタンド:ノイズィキャンセラー 【破壊力 - E / スピード - D / 持続力 - A / 射程距離 - D / 精密動作性 - B / 成長性 - B】 この世に存在する『音』を放つモノの動きを停止させることができる。 車や電車などはもちろんのこと人の心臓まで停止させることができるので使い方によれば強力なスタンドだ。 本体名:藤堂 鳳 スタンド:トゥードゥーホゥ 【破壊力 - A / スピード - E / 持続力 - A / 射程距離 - E / 精密動作性 - D / 成長性 - C】 自分に触れた相手の水分を操ることができる。 また自らの流した汗を武器にしたりすることや、相手を脱水症状で死に追いやることができる。 非常に匂うスタンド。 本体名:アゲ スタンド:キングオブキング 【破壊力 - A / スピード - A / 持続力 - A / 射程距離 - C / 精密動作性 - B / 成長性 - D】 時間操作系のスタンドで時間を「なかったことに」できる。 攻撃を喰らった後にそれを「なかったことに」できる協力無比なスタンド。 スタンド本来の力も相当で死角のないほぼ無敵のスタンドである。 本体名:華徒 スタンド名:チャイナオブサタケ 【破壊力 - B / スピード - D / 持続力 - C / 射程距離 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - B】 自らの生命エネルギーとを気として放射することができる。 射程は目視できる範囲。 自らの生命エネルギーを放射するので寿命を減らして戦うことになる。 気は通常攻撃の利かないアンデットにも有効。 本体名:あやき スタンド名:ラフ・メイカー 【破壊力 - E / スピード - C / 持続力 - A / 射程距離 - C / 精密動作性 - B / 成長性 - D】 スタンドで攻撃に成功した場合相手の笑いの「ツボ」を刺激して、笑い続けさせることができる。 能力の解除はあやきの意思でそうさできる。 本体名:きざみ海苔 スタンド名:ラディカル・グッドスピード 【破壊力 - C / スピード - A / 持続力 - C / 射程距離 - C / 精密動作性 - A / 成長性 - B】 スタンドに触れた物体を速く走らせることができる。 当然自分に触れれば自身を加速させることもできるが、肉体の限界を超えたスピードを出すと肉体がそれに耐え切れずに瓦解する。 お前に足りないモノは!それは! 情熱思想理念気品優雅さ勤勉さ そして何よりも-ッ 速さが足りない! 本体名:ポコ吉 スタンド名:ヴィ・スタ 【破壊力 - C / スピード - C / 持続力 - A / 射程距離 - C / 精密動作性 - D / 成長性 - A】 白い帽子型のスタンド。 本体が死亡しても帽子が脳を支配して動き回る。 数少ない本体が死亡してから発動するタイプのスタンド。(ヴィ・スタ以外ではノトーリアス・B・I・Gのみ) 本体名:??? スタンド名:ホモファイアー 【破壊力 - B / スピード - C / 持続力 - D/ 射程距離 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - D】 近接~中距離型スタンド。対象の周囲の温度を急激に上げ、熱による攻撃を与える。また、使用時に対象者に恐ろしいトラウマを植え付けるというが・・・詳細は不明である。 ROBOT魂 -ロボット魂-〈SIDE KMF〉コードギアス 反逆のルルーシュR2 ランスロット・アルビオン の最安値情報 2709円~で購入できます http //atprice.jp/hikaku/ROBOT魂-ロボット魂-〈SIDE-KMF〉コ-ドギアス-反逆のルル-シュR2-ランスロット・アルビオン/18975/ ワンコイングランデフィギュアコレクション 戦国BASARA 第壱陣 の最安値情報 670円~で購入できます http //atprice.jp/hikaku/ワンコイングランデフィギュアコレクション-戦国BASARA-第壱陣/18774/ Wii [ウィー] クロ の最安値情報 22400円~で購入できます http //atprice.jp/hikaku/Wii-ウィ-クロ/13250/ ウィキ関連単語 時間 成長 反応 電車 破壊 関西 生命 動作 寿命 放射
https://w.atwiki.jp/staba/pages/73.html
『護衛』 スレッド スタンドバトルスレッド『護衛』 http //salad.2ch.net/ymag/kako/995/995121179.html スタンドバトルスレッド『続・護衛』 http //salad.2ch.net/ymag/kako/996/996339805.html 『護衛』第三のスレッド http //salad.2ch.net/ymag/kako/997/997023666.html 募集:『側に立つ』『スタンド』 (67レス目〜) http //salad.2ch.net/ymag/kako/994/994519911.html 実行期間 2001年07月15日〜2001年08月28日 参加者 評価 PL 本体 スタンド 能力 パ ス 射 持 精 成 - 『ポリス』 『ポリス』 建物内部にある無生物を自由に操れる『建物型のスタンド』。 A A - A A E - JC(∠丸) 『イン・シンク』 殴った物体に『人格』を植え付ける。 B A C A C B - イド 『デス・ディバイス』 ストローを突き刺し、『死を植え付ける』。 D C B B C C - 泡 泡 『スマッシング・パンプキンズ』 物体に付着すると『蛇口』に変化する泡を飛ばし、水分を奪う。 E B B B C D - 『グリマー・グローブ』 殴った物体に『バネ』を作る、纏うタイプのスタンド。 C A ∞ A D A - I・ゼン 『ホール・アンド・オーツ』 殴った物体に『目』を作る。 B B B A C C - 『パブリック・エネミー』 取り憑いた物体は全生物からの『敵意の対象』となる。 E E ∞ ∞ E C - ファンキー・D 『アン・ヴォーグ』 殴った物体に『粘着性』を与える。 C B C A C C 内容 登場人物 本体 スタンド 人物紹介 三井幸隆 『エアプレイ』 空港への車上で襲い掛かって来た敵スタンド使い。『アン・ヴォーグ』の粘着攻撃でハンドル操作を誤り事故死。 マーチン楠原 『ソルジャー・ウォーク』 空港で一行を待っていたVIP専用機の機長。SPW財団所属。敵前逃亡しようとしたため、『ステイシス』に押される。 三谷敦彦 『ザ・パワーステーション』 一行の乗った飛行機を異次元へ送った敵スタンド使い。戦いに敗れ、『ステイシス』に押される。 海老名順治郎 『ハード・ナイト・ランナー』 『ザ・パワーステーション』と共に襲撃してきた敵スタンド使い。死を賭した『ポリス』の銃撃を受け、再起不能に。 コーン・パウダー 『メモリアル』 『ザ・パワーステーション』と共に襲撃してきた敵スタンド使い。『イン・シンク』との死闘の末、再起不能に。 シラノ 『バンクウェット』 『男』が連れてきた猫。いつの間にか死んでいた。 『ザ・キーパー・オブ・トーチ』 非NPC。反ステイシス組織『S 』の一員。『男』を抹殺しようと試みるが失敗、自身の能力発動のため死亡。 『アッシュ』 非NPC。『男』の暗殺を狙い『グリマー・グローブ』の皮を被って近づくが、『男』に見破られ消失。 カウボーイ 『サンドイッチ・バンク』 『護衛』の旅最後の敵スタンド使い。味方の盾にされ、味方と敵からサンドイッチ状態のラッシュを喰らい、再起不能。 『ザ・フロッグマン』 『サンドイッチ・バンク』とコンビを組んでいた敵スタンド使い。『ステイシス』たちに囲まれラッシュ責めに遭い、再起不能に。 REX 『ザウルス・ポンプ』 ファンキー・Dが『護衛』の旅帰還後に『男』から与えられたイグアナ。倉庫の雑談スレ2[692]にてファンキー・Dが命名。 伊達征次 『ステイシス』 『男』。 トリーシャ 『インサイド・アウト』 『男』の部下。『男』の命により『男』と成り代わり、囮となっていた。