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能力者CO/価値観の不一致 ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 美神令子は空飛ぶホウキ・青きイナズマに乗って、空の旅を満喫していた。 地上よりも青空に近い位置で身体に風を受けるというのは、なかなかに清々しいものである。 下手に目立ってアシュタロスに見つかれば大変なので高度を上げられないのが、残念と言えば残念だった。 この間に自分が逃亡したせいで神社周辺で惨劇が繰り広げられているなど知るはずもないが、そういう可能性がないとも思っていなかった。 別に、彼女は他人が傷つこうが死のうがどうでもいいなどとは考えていない。 むしろそのような光景を目の当たりすれば虫酸が走るし、可能であれば助けてもやる。もちろん、その後お代はきっちり請求するが。 ともあれ、彼女は決して他人が殺されても知ったことでないといった冷血な人間ではない。 もしそうであれば、このプログラムでも率先して殺し合いに乗っているだろう。 しかし違う。他人の指示に従うのが気に喰わないというのもあるが、それ以上に人を殺すという行為自体への嫌悪感が大きい。 にもかかわらず先ほど逃亡を図った理由はというと、これは簡単な話である。 ただ、助ける余裕がなければ助けないだけだ。 そうなのだ。 ようは、彼女は自分が一番大事なのだ。 二番目がお金で、そこからしばらく二十番目くらいまではズラリと金目のものが並ぶのだが―― それ以降には、自分ではない他人の名前もランクインしている。 ただ、どうあっても、自分が一番なことに変わりはない。 そしてそれに対して、引け目を感じることもない。 心の底から正しいと思っている。 なぜなら――自分が死ねば楽しくないから、だ。 世界屈指のGS(ゴーストスイーパー)であるからこそ、彼女は霊というものを知り尽くしている。 生前の記憶や人格を失い、知性を感じさせぬ地縛霊として思うままに暴走する様子を数え切れぬほど目にしてきた。 また暴走などしておらず現世を漂うだけの浮遊霊でも、生前の記憶すべてを持ち合わせていることは少ない。 いまでは封印されていた肉体に戻っているが、かつて三百年あまりも漂い続けてきたおキヌだってそうだった。 記憶だけではない。 いかに金持ちであろうと、土地を所有していようと、高い地位についていようと、死ねばすべてパアになってしまう。 生前持ち合わせていたものは、死んでしまえば持ち越せない。 つまり――死んでしまえば、ほとんどなにも残らないのだ。 身体だけでなく所持品も失い、人格や理性を失う可能性さえあり、さらには記憶まで消えかねない。 それを知っているからこそ、美神令子は生にこだわる。 いざ死んで霊になってしまったら、そのときはそのときでどうするか考えるだろうが、ともかく。 こうして生きているうちは、死なずに稼ぐことに執着する。 死ねば残らないのだから、生きているうちに得られるだけ得ようとしているのだ。 この性分は、GSとして親の元に生まれ、かつ幼くしてその類稀なる霊能力に目覚めていたせいで、勝手に芽生えたものと言えよう。 何せ、幼き日から霊というものを目にしてきたのだ。 美神本人の意思なぞ関係なしに、否が応にも生と死について考えざるを得なかったのだ。 ――といった自分の価値観が形成された経緯について思い返してから、美神は置いてきた金髪を結った青年の姿を思い浮かべる。 (まあ、そういうワケだから。 こーゆーことで納得してもらうわよ。悪いわね、ジャン) ちなみに仮定の話になってしまうが、もし逆の立場で彼女がこんな謝罪をされたとしよう。 そのときはもちろんキレる。 お前の過去なんか知るかと罵りまくる。 理不尽だと思うかもしれないが、そうではない。 立場が変わっていたとしても、思考は何ら変わらない。 『自分が一番大事』という点だけは、いかなる状況であろうと揺らがないのだ。 「……ん、アレは」 地上に人影を発見し、美神は眉をひそめる。 目に入った人影は二つだ。金髪を長く伸ばした女性に、緑色の短髪が鮮やかな少年。 女性はなにやらうずくまっており、襲おうと思えばいつでも襲いかかれる。 にもかかわらず、少年はあたふたするばかりである。置いてどこかに行く素振りも見せない。 そんな様子からして、おそらく殺し合いに乗り気なワケではないのだろう。 そのように判断して、美神は二人に接触することにした。 ――その二人の価値観が美神とまったく異なっていることなど、現時点の彼女に知る由はない。 いかに殺し合いに乗っていないように思われるとしても、それだけで警戒を緩める美神ではない。 招雷兵器・ヴァジュラを取り出してから、ゆっくりと青いイナズマの高度を下ろしていく。 「ちょっとアンタたち、このプログラムについてなんか知ってることでもあったりしな――」 会話において優位に立つべくいきなり質問を浴びせようとした美神だったが、半ばで口ごもってしまう。 近づいていたことで、金髪の女性のほうがうずくまっている理由が分かったのだが、それがあまりに衝撃的だった。 彼女は、『吐いて』いるのだ。 なるほど、この警戒するに越したことがないはずの場所で隙だらけの体勢でいるはずである。 接近に気づいたらしい二人の視線を受けながら、美神は首を傾げた。 「…………二日酔い?」 この状況で吐くなど美神には原因は一つしか思い浮かばなかったのだが、どうやら的外れであったらしい。 女性のほうが真っ青な顔色でありながら、たしかに睨みつけてきたのだ。 その視線があまりにも雄弁であったので、美神はこう返すことにした。 「なんかごめん」 彼女だって謝るときは謝るのだ。 ◇ ◇ ◇ とりあえず水を飲ませて落ち着けているうちに、次第に吐き気は引いていったようだ。 その間に、すでに自己紹介は済ませている。 女性のほうがユーゴー・ギルバートで、少年が植木耕助ということを、すでに美神は知っている。 次にここにとどまっているのが秋葉流という男を待っているからだと聞いてから、さらにユーゴーが吐いていた理由も尋ねた。 なんでも天界人たる植木が使える『神器』とやらに振り回されたせいだという。 美神は当初さして信じていなかったのだが、実際に神器を見せられたので納得するしかなかった。 それから植木は彼が『神様を決める戦い』に巻き込まれているとのことを語りだしたが、この件については美神は疑わなかった。 あまりに素直に受け入れたので逆に驚かれたが、彼女にしてみれば『誰かが神になる』など大して珍しい話でもない。 山中を漂っていたワンダーフォーゲル部員の浮遊霊を、その山の土地神にしてやったことだってあるのだ。 素質さえあれば、神でないものを神にのし上げることなど別段難しくもない。 そうなるのに相応しい存在を選別するというのも、合点がいくといえばいく。 神族であれば、一時的に『能力』を中学生に授けることだって容易であろう。 植木が誇らしげに語る彼の仲間たちは、ずいぶんと授けられた能力に適応したのだろう。 霊力じみたものに適応したとあっては、GSの道に進めば大成するかもしれない。 そんなふうに思いながらも、美神はそれについては口にしなかった。 GS人工が増えれば仕事の取り合いになるのは避けられないので、収入が減りかねない。 それに、GSとして本当に大成するような輩ならば、誰かに促されずとも知らぬ間に足を踏み入れているものだ。 ――と、噛み合っているようだが、実は植木と美神の認識はすれ違っている。 本来いた世界自体が異なっているので一概に違うとは言いづらいのだが、認識のズレ自体はたしかに存在している。 ただ、植木の言う天界人が住む天界と、美神の知る神族が住む天界が必ずしもまったくの別物とは言い難い。 どちらの世界にも、同じように三つの世界がある。 人間たちが住んでいる『人間界』。 それより上層部に存在する『天界』。 人間界よりも下層部に存在する『地獄』、あるいは『魔界』。 そう考えた場合―― 植木の住む世界における天界=美神の住む世界における天界。 植木の住む世界における天界人=美神の住む世界における神族。 とは、言えるかもしれない。 しかし『三界』の認識が二つの世界で同一でも、そこに住む存在が同一とは限らない。 天界人のすべてが素質を秘めている『神器』は、神族がその力を解放するために纏う『神器』と根本から異なっている。 前者は才能次第で目覚めるか否かというのはあるし、個体によって外見や威力は異なるが、種類自体は遺伝子に組み込まれている以上変わりようがない。 一方、後者は神族の個体それぞれに適応する神器が異なる。他人の神器でも力を解放できるだろうが、それでは完全には力を解放できない。 天界に住んでいるというところは同一であるのだが、この点で天界人と神族は違っている。 また――神。 これの認識についても、植木と美神の間ではズレがある。 美神が考えている神とは単なる神族に過ぎないが、植木が言っているのは『さらに上の存在』だ。 三界の秩序を守り、その気になれば三界を壊滅させることとて可能なほどの力を持つ。 すなわち、美神の住む世界における『最高神』のポジションである。 互いにそんなすれ違いには気付かない。 テレパシストたるユーゴーには彼女の意志に関係なく二人の思考が流れ込んでいるが、二人の細かい知識までは読み取れていない。 読み取ろうと思えば可能であるが、それを行うには多大な精神力を要する。 認識の違いなど知るはずもないユーゴーは、わざわざ疲弊する必要性もまた知るはずがない。 そうしているうちに植木の話は終わり、美神が自身の持つ情報を告げる。 訊かれたワケではないが、自分だけ情報を得るというのは気に入らないし、心証を悪くしかねないと考えたのだ。 とは言っても、なにもかも話してしまう美神ではない。当然、伏せるところは伏せた。 伝えたのは、最低限の情報に過ぎない。 『自分はGSをやっている。おキヌ、横島、ドクターカオスは仕事の関係者で、カオスの知識は役立つかもしれない。アシュタロスとルシオラは魔族で超ヤバい』といったところだ。 実際のところ、魔神・アシュタロスとその配下・ルシオラについては機密事項と定められているのだが、この異常事態である。 二人の能力を考慮すればあまりに狭すぎる舞台に放り込まれている以上、教えておくに越したことはないだろう。 もはや混乱を恐れている場合ではなく、混乱した上で生き抜いてもらわねばならぬ事態なのだ。 これについても、あっさりと受け入れられた。 ユーゴーも植木も霊的なものについての知識があったため、GSという職業にも疑問を抱かなかったのだ。 それに加えて、二人は秋葉流の存在を知っている。 彼も美神と同じく、霊や妖(バケモノ)を退治して生計を立てていると言っていた。 ならばそれとよく似たGSという職業について、いまさら驚くはずもなかった。 最後に残ったのはユーゴーである。 吐き気も収まり体調も回復してきたので、話すのに一切の障害はない。 秘密結社・エグリゴリ、マッドサイエンティストの遺伝子を元に作られたクローン集団・キース・シリーズ、高槻涼らオリジナルARMS、そして――そのすべての母たる少女・アリス。 それらについての情報を話すと、美神はほんの少し眉根を寄せた。 疑念を抱いているということは明白であるし、また当然でもある。 テレパシストのユーゴーには疑念の原因が分かるため、こう告げることにした。 「どうしてこれらの情報をなぜ知っているのかが疑問でしょうが、それは私がエグリゴリの研究対象であったからです。 私は……いえ。私といまは亡き兄は、通常の人間が持ち得ない能力を持ってこの世に生を受けました」 ここまでは真実だが、一つだけ嘘を紛れ込ませる。 「その能力は――『細胞の活性化』。 たとえ心臓を貫かれても、死ぬことはありません……本来は。 おそらく、キース・ブラックにより何らかの措置を取られたのでしょう」 嘘を吐いたのは、二人にテレパシストと知られてしまうリスクゆえではない。 人の心を読む自身へ向けられる奇異な視線には、とうに慣れている。 受け入れてくれる仲間も見つけたいま、他人に迫害されたところで以前ほどの恐怖はない。 ただ――秋葉流。 彼の思考を読んだという事実がバレるのはまずい。 自分がテレパシストだという事実が知られれば、咄嗟になんらかの強硬手段に出かねない。 そんな考えからの発言だったのだが、美神は釈然としない表情のままだ。 訝しむ理由が直接伝わり、ユーゴーはハッとなる。 しかし美神のほうは思考が読まれているとも知らず、疑問に思った箇所を口に出す。 目を光らせつつ、ヴァジュラを握る力を強くしながら。 「……それっておかしくない? だって見てみなさいよ」 美神に指を指されて、植木は首を傾げる。 「そこの植木くん、傷治ってんじゃない」 ユーゴーは言葉を返せない。 その通りであった。 木蓮という男との戦闘で大した傷は負っていないようだが、それでも植木の身体には多少ながらかすり傷が刻まれていた。 しかしそのすべてが、いまでは塞がっている。 本来ではありえぬ回復速度で、である。 「ていうかまあ、アンタたちに会うより前にも見てたんだけどね。 ジャン・ジャックモンドっていう名前の獣人(ライカンスロープ)に。 アイツなんか植木くんとは比べ物にならないくらい傷だらけだったのに、見る見る回復してたわよ」 ここまで淡々としていた口調が、僅かに低くなる。 いつの間にか、美神の視線はひどく冷え切ったものに変わっていた。 「だったら、おかしいわよねー。 『回復されてしまえば殺し合いにならないから、なんらかの措置をした』ってゆーんなら、アンタ以外にもその措置するでしょ」 ユーゴーの反論を待たず、美神は畳み掛けていく。 「というか、そもそも前提がおかしいんだけどね。 植木くん、ジャン、さっき言ったアシュタロスにルシオラ、アンタの話に出てきたARMS適正者たち。 これだけ回復能力持ったヤツらを参加者にしておいて、『回復されたら困るから』なんてどういうことなのよ。 なら最初から呼ぶなって話じゃない。それなのに呼び出してるってことは、『別に回復されても構わない』ってことじゃないの?」 美神はヴァジュラを前に出した。 一拍置いてから、静かに、しかし重い声音で結論を告げる。 「アンタ――嘘吐いてるでしょ」 ヴァジュラが青白い電撃を帯びる。 いままで眺めるばかりだった植木が焦って割って入ろうとするが、ユーゴーはそれを遮った。 「……はい、そうです。申し訳ありませんでした」 そう言って、ユーゴーは深々と頭を下げる。 嘘を吐き通すことなど、到底不可能だった。 困惑している植木とは異なり、美神には驚いた素振りは見て取れない。 ヴァジュラに電撃を纏わせたまま、鋭い口調で問い質す。 「ん、やっぱね。じゃあ、理由と真実を話しなさい。 一応言っとくけど、『本当は能力なんてありません』なんて通らないわよ。 なんにもない人間が、エグリゴリとやらの情報なんか持ってるワケないんだから。 そんなこと言われたら、その時点でアンタがさっき提供した情報は信用するに値しなくなるワケ。それくらい分かってるだろうけど」 まさしく、その通りであった。 先ほど告げた情報を信用してもらうには、もはや真実を明かすしかないのだ。 エグリゴリを打倒する意思を持つユーゴーには、手段は一つしか残されていない。 『私は、本当は――【テレパシスト】です』 ユーゴーが意識を集中させると、美神と植木の脳内に彼女の声が響いた。 またしても植木は驚き、美神は驚かなかった。 ◇ ◇ ◇ 流の件だけを伏せ、ユーゴーは真実を明かした。 テレパシストである事実を隠したのは、それを知られたら拒絶されかねないから――としておいた。 この期に及んですべてを話していないことにユーゴーは罪悪感を抱いたが、流の心中を読んだからとはとても言えない。 いざテレパス能力を隠す必要がなくなると、情報の共有は非常に楽であった。 何せ、先ほど口頭で伝えた内容を、映像や音声付きで脳内に直接転送することができるのだ。 あまりに膨大な情報を流されたため、美神とてユーゴーの話を信じるしかなかった。 脳内に流れ込んできた情報すべてが捏造であるとすれば、大した妄想家ではすまない。 「とりあえず納得したわ。 語りたくないことだったみたいだけど、この状況だから許してもらうわよ」 ヴァジュラを下ろしつつ、美神が何気なく続けた発言がユーゴーを絶句させる。 「でもたぶん、アンタたちが待ってる秋葉流だっけ? そいつにも、嘘なんかとうの昔にバレてると思うわよ?」 しばし、静寂が広がる。 思考が流れ込んできているというのに、ユーゴーには美神の言わんとすることが理解できなかった。 だいぶ間を置いてようやく漏れたのは、間の抜けた声だけ。 「…………え?」 「だって、そいつも植木くんが回復してるとこ見てたんでしょ? それに知り合いの魔族がいたとあっちゃねえ。よっぽどバカじゃなきゃ気付くでしょ」 言われてみれば、その通りであった。 なぜ、流は分かり切った嘘に触れなかったのか。 嘘だと分かったならば、その思考はユーゴーに流れてくるはずなのに。 「流兄ちゃん、いいヤツだからなぁ。 自分から言い出すのを待ってるんじゃねえのか?」 「まあ嘘と分かってて一緒にいるくらいだし、よほどの善人なのかもしれないわねぇ……」 植木と美神の仮説が外れていることを、ユーゴーは知っている。 流はユーゴーに一切の興味を抱いていない。 この殺し合いにおいて、流の感情を揺らしたのはたった二人。 鉄刃と植木耕助だけなのだ。 決して、ユーゴー・ギルバートではない。 流がその他の遭遇者に対して抱いていた思いは、常に『無関心』の三文字だ。 そこまで思い返して、ようやくユーゴーは勘付いた。 (流さんは……私が嘘を吐いていると知ってなお、それでも――『どうでもよかった』の? 自分が騙されているというのに、嘘吐きが横にいるというのに、知ったことではなかったというの……?) ユーゴーの背筋に、冷たいものが走る。 初めて思考を読んでしまったときより、ずっと恐ろしい。 常に浮かべた軽薄な笑みが仮面であることは、とうに知っていた。 それでも、ここまで他者に興味を示さぬ冷え切った表情があったとは思わなかった。 (そんな人を……私は止められるのかしら……?) つい自問してしまう。 刃や植木と違って、関心すら寄せられていないのだ。 そんな相手の声が、あの胸中に止まない風が吹き荒れている男に――はたして届くのであろうか。 「大丈夫か、姉ちゃん?」 ユーゴーの視界に、いきなり植木の顔が飛び込んでくる。 俯いていたのを心配に思い、覗き込んできたらしい。 そんな善意までも流れ込んでくるのが、ユーゴーは少しいやだった。 「なんつーか……能力を知られたくないっていう気持ちは、俺にはよく分かんねー。 でも能力バレたせいでみんなにイジメられたってヤツは知ってるから、無理に嘘吐くななんて言わねえ」 悩んでいる理由を勘違いしているのは、記憶を読まずとも明白だった。 それを指摘できないユーゴーの前で、植木はさらに続ける。 「だから、言いたくなるまで待てばいいんじゃねえか? 流兄ちゃんなら許してくれるだろ、たぶん。流兄ちゃんだし」 なんとも的外れな慰めであった。 植木がこうして無条件で信じている流の実状に、ユーゴーは頭を捻っていたのだ。 だというのに、ユーゴーは不思議と微笑んでしまっていた。 「そう……ですね。ありがとう」 流が人生を楽しんだことがないというのは、分かっているのだ。 ユーゴーも、ほんの少し前まではそうだった。 そんなユーゴーに楽しいという感情を教えてくれたのは、はたして誰であったのか。 辛い境遇に置かれながら、精一杯楽しい未来を目指して歩む男だ。 さながら殺し合いの場でも前に進もうとしている――流の感情を揺らした二人のように。 彼らを知っているというのに、悩んでいる場合ではないだろう。 ユーゴーがそう思っていると、植木は遠くを眺めながら呟く。 「それにしても、流兄ちゃんおせーな。なにかあったんじゃねえだろうな」 反射的に、ユーゴーの肩が微かに跳ねた。 実は、先ほどから気にかかっていたことがあるのだ。 六時に行われた放送で、『とら』という名が呼ばれた。 あの流が表面上を取り繕うだけでなく、内面でも語った二つの名前の片方だ。 妖であるとのことだった彼が、命を落としたのだという。 こうも遅いと、たしかに『なにかあった』のかもしれなかった。 より正確に言えば、『なにか起こしている』――可能性がある。 「…………見に行きますか?」 ユーゴーの提案に、植木は首を傾げた。 当然だろう。見に行くとなれば、移動用の神器を使わねばならない。 しかしその速度や揺れに、ユーゴーは耐え切れないのだ。 「流さんが気になります……放っておけません」 困惑していた植木だったが、ユーゴーに見つめられ納得したようだ。 両脚に、六ツ星神器『電光石火(ライカ)』を発現させる。 「精一杯力をセーブするけど、気持ち悪くなったら行ってくれよ」 そう忠告すると、ユーゴーは深く頷いた。 笑みを返してから、植木は美神に視線を飛ばす。 「そっちの……美神姉ちゃんはどうすんだ? 一緒にくるか?」 顎に手を置いて考え込んでから、美神はきっぱりと答えた。 「んー。私はいいわ。 植木くんの言ってたエリアの端の結界とやらも気になるけど、どうしても端っことなると人いなそうだしね。 だいたい道具もない私が行ってちゃっちゃーっと解除できるようなヤワな結界じゃないっしょ、常識的に考えれば。 北上して仕事仲間探しつつ情報手に入れてるから、アンタたちの知り合いに会ったら場所伝えとくわね。そっちもよろしく」 「そっか。俺の知り合いは四人いて、まず佐野ってのは手拭いをデコに巻いた――」 「いやいや。ユーゴーから直接テレパスで送ってもらってるから、特徴くらい分かってるわよ」 「あ、そだな。じゃあ、ここで話してても意味ねーな」 それだけ言い残すと、植木はユーゴーを担いでライカを発動させた。 ほんの数秒足らずで最高速に到達しそうになるが、天界力で強引に速度をセーブする。 セーブしたところで十分速いのだから、今度こそユーゴーを吐かせないというのが目標だった。 ◇ ◇ ◇ 「はーすごいわ、ありゃ。さすがに神族だけあるわね」 もうすでに豆粒ほどのサイズになってしまった植木を眺めながら、美神は誰にともなく呟く。 その背中がすっかり見えなくなるのを待って、美神は視線を鋭くする。 「…………さて、さてさて、もういいでしょ」 これは先ほどと異なり、誰にも向けていない言葉ではない。 ならば、誰に対する言葉であるのか。 この場には、誰もいないというのに――違う。 他にも、いる。 美神一人取り残されたようだが、この場には美神以外にも人がいる。 ただ――現時点においては、もはや『ある』と言ったほうが正しいかもしれないが。 「ナゾナゾ博士さんだっけ? 悪いわね――貰えるもの、いただくわよ。 化けて出るとかやめてよね。植木くんが言ってたんだから、アナタはこのプログラムを止めようとしていたって。 その遺志を受け継ぐためなんだから、面倒かけさせるのはやめてよね。いくら私ほどのGSでも、除霊には多少手間かかっちゃうんだから」 ざくざく――と。 うずたかく盛られた土山に、美神はシャベルを突き立ていく。 そのシャベルは、ナゾナゾ博士を埋葬するために植木が使ったものだ。 それを知っていながら、美神は土山を掘り返す。 ほどなくして、お目当ての亡骸は見つかった。 死んでから数時間経過しているだけあり、腐臭が辺りに広がる。 表情をしかめながら、美神はスコップをナゾナゾ博士の首筋に振り下ろす。 一度、二度、三度―― 肉が抉れ、骨が砕ける音こそ響くが、それだけだ。 首があらぬ方向に曲がるばかりで、一向に望む展開にはならない 一度呼吸を落ち着けて、思い切りシャベルを振りかぶる。 「こ……のォ!」 そのまま重力の勢いを乗せて振り落とすと、ようやくナゾナゾ博士の首が切断された。 死後時間が経過しているからであろう、血が噴出することはない。 じわりと滲んで、垂れ落ちるだけだ。 赤黒く染まった首輪を手に取って、美神はリュックサックに放り込む。 「……ま、言えないわよね。あの二人には」 ひとりごちて、美神は自ら切断したナゾナゾ博士の死体に土を被せていく。 用は済んだので放置しても構わないはずなのだが、さすがに気が引けた。 しばらくすれば、また元通りだ。 傍目には、一度掘り返したなどと分からないだろう。 「それにしても……」 植木の話によれば、ナゾナゾ博士は思いを残して逝ったらしい。 このような理不尽な殺し合いに巻き込まれて殺されたのだから、当ぜんんと言えば当然だ。 にもかかわらず、霊体が現れないというのはいかなることか。 GSたる美神にしてみれば、不自然にもほどがあった。 本来、死体を傷つけられるより前に霊となって辺りに漂っていてもおかしくないのだ。 「……これも結界の能力かしら」 一応結論を出すとなれば、これ以外に見当たらなかった。 強制的な成仏なのか、霊体が現世をうろつけぬようにしているのか、はたまた人間側が確認できなくなっているのか。 そのいずれか、あるいはまた別のどれかであるのかは定かではないが。 ともあれ、現状では結界のせいと見る他ない。 「別に、いまから植木くんたちのほうに合流してもいいんだけど……ねえ」 北上すると言ったものの、実際美神はどちらでもよかった。 結界を見たところで意味はないと言ったが、アレはでまかせだ。 結界を確認した上で、同業者らしい秋葉流とともに対処方を考えるのも手ではあった。 なのにそれをしなかったのは、植木とユーゴーの二人があまりに美神と違いすぎていたからだ。 情報交換の際に、二人とも似たようなことを言っていたのだ。 ――仲間/思い人のために死んでも構わない、と。 それは、美神からはどう頑張っても出てこない発想だった。 価値観が正反対すぎた。真逆と言ってもいい。 にもかかわらず行動を共にすれば――美神自身だけでなく、二人も苛立ちを募らせるばかりだろう。 そんな未来があまりにも見え見えで、同行を断ったのだ。 テレパシストたるユーゴーは気付いていたであろうに触れなかった辺り、彼女も似たようなことを思っていたのかもしれない。 「あー、やっぱ周りも自分一番なヤツらじゃなきゃやりづらいわ。 アシュタロスとか横島くんほどとは言わないけど、他人なんか知るかって相手は気分が楽よね。なんでもできて」 最上位魔族・アシュタロスも。よもや時給二五五円と同列に扱われるとは思っていなかっただろう。 「その点、ジャンなんかアレで結構リアリストっぽくて楽だったわ。まったく、いったいどうしたのかしら」 どうしたのかしらもなにも、彼を置き去りにしたのは美神自身だった。 【A-5 東部/一日目 午前】 【植木耕介】 [時間軸]:十ツ星神器・魔王習得後 [状態]:健康 [装備]:『電光石火(ライカ)』 [道具]:基本支給品一式、ブルーの車椅子@ARMS、ビニール一杯のゴミ@現実 [基本方針]:協力者を探して首輪を外すというナゾナゾ博士の考えを無碍にしない。流の向かったほうへ。 ※美神、ユーゴーとテレパスで情報を共有しました。 【ユーゴー・ギルバート】 [時間軸]:カリヨンタワーのキース・シルバー戦直後 [状態]:健康 [装備]:防弾チョッキ@現実 [道具]:カマキリジョーの着ぐるみ@金色のガッシュ、ヒーローババーンの着ぐるみ@うしおととら、基本支給品一式 [基本方針]:殺し合いを止める。どうにかして秋葉流を説得する。流の向かったほうへ。 ※制限によりテレパシー能力は相手の所在が分かる場合のみにしか発動できません。 ※美神、植木とテレパスで情報を共有しました。 【美神令子】 [時間軸]:ルシオラを敵だと認識している時期。 [状態]:疲労(小)、雷撃のダメージ、すり傷。 [装備]:青き稲妻@GS美神極楽大作戦!! [道具]:ヴァジュラ@スプリガン、鍋@現実、土手鍋(説明書未読)@金剛番長、基本支給品一式、首輪(ナゾナゾ博士) [基本方針]:殺し合いには乗らない。脱出するべく首輪を調べる。アシュタロスには関わらない。 ※ジャンと少しばかり情報を交換しました。 ※『才賀正二』を危険人物と認識しました。 ※植木、ユーゴーと情報をテレパスで共有しました。 投下順で読む 前へ:死んだらおわり 戻る 次へ:選択 時系列順で読む 前へ:死んだらおわり 戻る 次へ:非戦闘生命 キャラを追って読む 084:らでぃかる・ぐっど・すぴーど ユーゴー・ギルバート 108:選択 植木耕助 085:撤収――天秤にかけた結果 美神令子 120:普通の子ども ▲
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スレ77まとめへ戻る 211 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 18 09 ID 3IU7zDeLO 30 科学で幽霊自体をとらえられない(いかなる計測機器にもかからない)としても、「見える人達」がいるわけだから、まず「見える人達」を複数人集める。 お互いが意志疎通できない状態で「確かに同じ何かを見ている」事が証明できれば、「幽霊だかなんだかわからんが不思議な何か」の証明はできる。 簡単でお金もかからない実験だ。 「見る人によって見え方が様々なんだよ」 これもよく聞く。では特定の個人にしか見えない者がどうして錯覚や幻覚ではないと言い切れるのか? 実験した訳ではありませんが、 友達が憑かれた時に友達、霊能者、霊感のある人の3人が、「憑いているのは女の霊で、髪が長い」と意見が一致したことがあります。 友達は夢で頻繁に見ることで自覚し、霊能者、霊感のある人はそれを聞くことなく一方的に告げる形です。 幽霊には男、おばあさん、子供、武士、はたまた狐など、色んなものが言える中で、意見が一致したのは自分が霊を肯定する根拠のひとつです。 ググれば他にも事例が見つかるかと。 218 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 36 56 ID 3IU7zDeLO え~ 211はシカト~? これ是非科学的に解明してほしいお。 できたら肯定する根拠ひとつ消えるし。 222 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 42 29 ID nRk9EZ7O0 218 仕事で初めて知り合った人間同士6人で、昼食をとることになった。近くのファミレスに入り注文したんだけど、 なんと驚いたことに、数あるメニューの中から全員同じ料理を注文したんだ。 それにデザートも同じ。打ち合わせなんてしてないのに、全て同じ。 普通なら考えられない確率だと思います。これは霊の仕業なのでしょうか? 223 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 42 48 ID vr+saJIB0 218 どんな状況で「憑いているのは女の霊で、髪が長い」という証言が一致したかもわからないし そもそも、その2つの証言だけで「確かに同じ何かを見ている」事にはならない 229 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 47 39 ID B+18VS/W0 211 それが真実だとして、三人の霊能者の固定概念が一致したってだけでしょ? 一般的な幽霊は、「やせ形色白黒髪で長い女」ってのは相場が決まってる。 試しに、「デブで色黒短髪で茶髪のおっさん」の写真を見せたらなんていうと思う? 大抵は893かDQNって言うと思うよ(笑) 231 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 48 31 ID jbTHb5360 211 218 「憑いているのは女の霊で、髪が長い」 一番多い幽霊のタイプなんじゃない? 統計を取ったわけじゃないが、「幽霊と聞いて連想するのは男か女か」と聞かれたら「女」の方がずっと多そうだし、 少なくともTVなんかの幽霊ドラマに出てくる女の幽霊の髪はみんな長い気がする。 それぞれが最も一般的なイメージの幽霊を述べた結果、見事に一致しただけって感じがするぞ。断言はしないが。 236 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 54 59 ID 3IU7zDeLO 222 例え話として説得力が弱いと思う。 霊の仕業と思える伏線が全くない。 友達は心霊スポットに行った後に夢を見るようになった。 それまで霊に憑かれたなんて話はしたことなかった。 お祓いに近づく度に吐き気がひどくなる。 霊能者は霊じゃないものは違うとはっきり言える人である。 長くなるから書かないけど色々と伏線がありました。 237 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 55 08 ID Tq7EMEVb0 229 それはわからないけどここが日本だからかな? 241 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 00 58 56 ID 3IU7zDeLO 223 確かにそうですね。長くなりそうなので後でちゃんと書きます。 243 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 01 02 45 ID jbTHb5360 ちゃんと書く前に、今まで出たレスに対して、何かコメントは? みんなそれなりに説明を試みてくれたんだから。 244 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 01 03 37 ID nRk9EZ7O0 236 話に伏線がないと表現力に掛けるのは、物語性や演出の意味合いで、 どんな複線を孕んでいようが事実は事実だよ。目の前に空からジュースの缶が落ちてきても それを落としたのが幽霊であれば心霊現象。伏線なんてない。 逆に言うと、人間は伏線にだまされる。 叙述トリックなんてのはまさにそれを利用しての演出方法。 人間は関係ないことに関連性を持たせて、一連の流れを想像し思い込み意味を作り出すってこと。 そして君が体験した現象は、霊と言うキーワードがなければ、確率としては日常的に起こりえること 少なくとも文章だけ読んでも、注目に値する奇異な部分は見当たらないと思うけど? 245 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 01 06 26 ID 3IU7zDeLO 229 231 「憑いているのは女の霊で、髪が長い」 一番多い幽霊のタイプなんじゃない? TVや映画で多く使われるからそう思われているだけでは? 実際に幽霊が見えないならそれは予想に過ぎません。 デブの幽霊は自分も聞いたことないです 321 :211:2009/09/12(土) 18 53 27 ID 9+uz5CxA0 なるほど。いわゆる怪奇現象と同じようなことが起こったんですね。 自分も霊の仕業だと思い込んでしまいそうです。 霊感のある方に従って先祖の供養をしても良かったと思いますよ それで収まるならラッキーじゃないですか。 しかし配電盤が故障しているなら修理をする限り何も変わらないので、 結局霊の仕業ではなかったと気ずくことになりますよね。 323 :211:2009/09/12(土) 19 22 15 ID 9+uz5CxA0 265 自分はや知り合いは何度か浮幽霊(蛇・武士・おばあさん・狐・蛇・女の子供)を払ってもらっており、 貞子に似た女の霊を聞いたのはそのときだけなので、多い訳ではないと思います。 しかし、自分も幽霊は見れないので、もしかすると女の幽霊は多い可能性もありますね。 267 ここに書くとわかっていたら、もう少しくわしい特徴を聞いたと思います。 出会った霊能者は皆さん簡単な表現をする方しかいなかったのですが、説明が止まらないとはどういうことですか? 324 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 19 23 38 ID 9+uz5CxA0 321は 263宛てですOrz 関連 本物の霊能者は本当にいるのか(いないのか) 330 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 20 11 25 ID 3IU7zDeLO 276 何か科学的なものにつながるなら答えたいと思いますが、正直件数は無理ですw 件数は実際に行動を起こすしかないのでは…。 一県だけでもわかれば予想を算出出来そうですが。 なので関連のあることを書きますね。 今後の議論の叩き台にしたいんで、肯定派の考える数字でいいから 1:日本に存在する霊能者数(肯定派が「本物」と考える人数)。 霊能者として仕事をしている人もいるし、口コミで知った人だけに副業をしながら、または自宅で行う人もいるので予想がつきません。 2:1年間に霊能者に相談をもちかける人のユニーク数。 週に一人、一日に10人など様々です。 3と4はうまくまとまらなかったのでごめんなさい。 337 :に:2009/09/12(土) 23 17 55 ID Sa5KZzOv0 330 と、いうことは「複数の霊能者が同じ事を言った」などの場合でも、 「複数の霊能者が違う事を言った回数」との比較ができないわけです。 「複数の霊能者が同じ事を言うというのは偶然ではあり得ない」というようなことは 言えないということでよろしいでしょうか。 349 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 23 57 35 ID 3IU7zDeLO 337 と、いうことは「複数の霊能者が同じ事を言った」などの場合でも、 「複数の霊能者が違う事を言った回数」との比較ができないわけです。 確かに比較ができません。 件数を調べるのは大変ですが、視聴率のように無作為に被験者を選んで調べるとやりやすいのでは。 「複数の霊能者が同じ事を言うというのは偶然ではあり得ない」というようなことは 言えないということでよろしいでしょうか。 自分は221で書いた霊感がある人と話す中で、自分が確かめられる範囲でどの位当たるか試してたのですが、大体70~80%の確率でしたw だから自分にとって説得力があるんです。 人によって当たる確率は違うと思いますが。 他の二人も実際に話して、自分にしかわからないこと、自分さえ知らないが親が知っていたことなど、色々と当ててきたことが、偶然では片づけられない根拠になってます。 「複数の霊能者が違う事を言った回数」で比較ができなくても、霊能者の当てる確率で偶然ではないと言えないのでしょうか… 351 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 06 57 ID 3IU7zDeLO 349は Χ221〇211でしたorz 352 :に:2009/09/13(日) 00 11 53 ID 7AXjron40 349 「複数の霊能者が違う事を言った回数」で比較ができなくても、霊能者の当てる確率で偶然ではないと言えないのでしょうか… 言えないです。 「当てる確率」というのは、「当たった回数÷(当たった回数+外れた回数)」で求められます。 当たった回数がいくら多くても、外れた回数も多ければ「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」に過ぎません。 当りが多く、はずれが少なかった場合に、はじめて意味があると言えます。 353 :に:2009/09/13(日) 00 13 57 ID 7AXjron40 また「個人的に何度も当てられており、はずれもほとんどない」と感じている場合には コールドリーディング、ホットリーディング、確証バイアスなどの可能性も否めません。 355 :に:2009/09/13(日) 00 20 17 ID 7AXjron40 349 あと、こういうことはあまり書きたくはありませんが、世の中の詐欺師的な偽霊能者であっても、その顧客は 「あの人は、私や家族しか知り得ない事を当てたんです」と言ってるわけです。 こういう人の事はどう思われますか? 356 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 28 38 ID R5spw5bDO 352 当たった回数がいくら多くても、外れた回数も多ければ「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」に過ぎません。 当りが多く、はずれが少なかった場合に、はじめて意味があると言えます。 ? 当たりが多く、はずれが少ない場合が、当たるのが高い確率ってことですよね? 仮に100%の霊能者2人が同じ幽霊の特徴を言えば、偶然とは言えないのでは? 358 :に:2009/09/13(日) 00 33 21 ID 7AXjron40 356 ? 当たりが多く、はずれが少ない場合が、当たるのが高い確率ってことですよね? 仮に100%の霊能者2人が同じ幽霊の特徴を言えば、偶然とは言えないのでは? そりゃ「はずれたことがない霊能者2人」(「100%の霊能者」って、そういう意味ですよね?)なら 必ず一致するでしょう。 もし「100%はずれたことがない霊能者」が存在するとしたら、もう心霊云々ではなく、 「その霊能者そのもの」を研究した方が有用です。 心霊とは全く無関係に、超能力の存在が証明できることでしょう。 359 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 33 59 ID R5spw5bDO 353 また「個人的に何度も当てられており、はずれもほとんどない」と感じている場合には コールドリーディング、ホットリーディング、確証バイアスなどの可能性も否めません。 コールドリーディングしかわかりませんがwそれが使えない体験もしてます。 361 :に:2009/09/13(日) 00 34 55 ID 7AXjron40 そもそも、どうして「自分や家族しか知り得ないことを当てた」というのが心霊に結びつくのでしょう? もしかしたら、「霊能力など存在しないが、人間の脳内情報を読み取る超能力を持っている」だけかもしれませんよね? 362 :に:2009/09/13(日) 00 39 47 ID 7AXjron40 359 コールドリーディングしかわかりませんがwそれが使えない体験もしてます。 これも前スレや前々スレでも何度も書いているんですが そういうことがあるのであれば、そのことを最初から書いておいてください。 コールドリーディングを知っているのであれば、そういう体験談においてまず疑われるのが コールドリーディングであることもおわかりだと思います。 それなら「これこれこういう状況だったので、コールドリーディングではない」と 最初に書くべきでしょう。 突っ込まれてから「コールドリーディングができない状況でした」と言われても、 後出しジャンケンのように思われ、信憑性が低まります。 364 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 40 41 ID 7eOj1mYk0 358 仮に100%の霊能者2人が同じ幽霊の特徴を言えば、偶然とは言えないのでは? 霊能者2人が幽霊を霊視したとき、100%の確率で二人の言う事が一致するなら、 それは偶然とは言えないのでは? って言いたかったんじゃない? 358の日本語が怪しいので断言できんけど。 366 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 47 00 ID R5spw5bDO 355 あと、こういうことはあまり書きたくはありませんが、世の中の詐欺師的な偽霊能者であっても、その顧客は 「あの人は、私や家族しか知り得ない事を当てたんです」と言ってるわけです。 こういう人の事はどう思われますか? そのレスだと、「詐欺師的な偽霊能力者」の詐欺師的と偽が具体的にどんな事柄なのかわからないです。 あと、どう思われますか?とは良いか悪いかと聞かれてるのですか? 370 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 00 54 49 ID R5spw5bDO 361 そもそも、どうして「自分や家族しか知り得ないことを当てた」というのが心霊に結びつくのでしょう? 家族しか知らない事柄が幽霊を指すからです。 372 :に:2009/09/13(日) 00 59 23 ID 7AXjron40 364 仮に100%の霊能者2人が同じ幽霊の特徴を言えば、偶然とは言えないのでは? 霊能者2人が幽霊を霊視したとき、100%の確率で二人の言う事が一致するなら、 それは偶然とは言えないのでは? って言いたかったんじゃない? そうだとすると 「ある1件では2人の意見が100%合致したが、他の99件では2人の意見は合致しなかった」 という可能性も考えられるわけで、その場合「一致した率は1%」ということで、 おそらく偶然だろうなということになる。 373 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 03 51 ID M50YFdy30 伝家の宝刀の「偶然」がでましたか。 374 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 04 42 ID 1F4hRWfMO 100%の霊能力者が2人いて、互いに違うことを言った場合 ①どちらかが正解 ②両方正解 ③両方間違い の3通りの結果が考えられる さて、①③の場合は100%の霊能力者という前提が崩れる また、②の場合は存在しない なぜなら②の場合に考えられるのは互いに部分点獲得のケースだが 100%の霊能力者なら、部分点ではなく満点回答にならねばならない 従って、100%の霊能力者が2人いれば、その話は必ず一致しないとおかしい 375 :に:2009/09/13(日) 01 05 03 ID 7AXjron40 370 家族しか知らない事柄が幽霊を指すからです。 例えば「私の父親は、私が生まれる前に交通事故で死んだのだが、私は母に「父は病死だった」と教えられていた」 なんていう客観的事実があり、霊能者が「あなたの父親は交通事故で死にましたね」と言った場合に 「私が知らない「父の交通事故死」という客観的事実を霊能者が当てた」ということになります。 しかし、あなたのいう「幽霊について当てた」ということになると話は変わってきます。 幽霊そのものが「客観的に確認できないもの」である以上、「霊能者が幽霊について当てた」と言っても、 それが本当に当たってるのかどうかは検証できません。 376 :に:2009/09/13(日) 01 07 53 ID 7AXjron40 373 A:「1の目が出ろ!」と念じてサイコロを振ったら6回目に1の目が出ました!すごいでしょ! B:そりゃ偶然だろ。 A:伝家の宝刀「偶然」が出ましたか。 377 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 09 22 ID i5PM77h20 370 家族しか知らない事柄が幽霊を指すからです。 肯定・否定以前に、あなたは情報を小出しにしすぎる とりあえず 211の状況といきさつを 詳しく、出し惜しみしないで全部話してくださいませんかね 381 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 22 22 ID M50YFdy30 375 あんた霊能者におなりよ、もしここの肯定的な人の一人でもあんたを信用してるとしたら 大儲けできるんじゃない。 383 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 24 57 ID R5spw5bDO 362 コールドリーディングのことと家族しか知らない事柄を言われた体験談が同じなので一緒に書きます。 377 出し惜しみしますw というか本当に長くなりそうだし、書き忘れた部分が出て後から付け加えたら嘘だと言われそうだから、迷ってました。 だから質問されたら答えるように(小出し?)してました。 嘘は書いてませんよ。信じてもらいたいので。後から嘘だとバレたら否定派が増えてしまう。 384 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 01 31 06 ID i5PM77h20 383 出し惜しみしますw そう、じゃあ信用できないので俺は一抜けです 乙でした。 386 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 02 29 58 ID R5spw5bDO 375 211に書いた友達(以下 T)に憑いていた霊が払われた後、その霊を払った霊能者(以下 R)が、 「元々Tには強い霊感がある。霊能者の素質があるからTもなりなさい」と勧誘した。 Tはそれから浮遊霊を払う修行を始めた。 あるときTと私と友達2人で遊んだ。 は友達に憑いていた霊を払った後、私にも「女の霊が憑いているから払いたい。」と言った。 私はTが払うことでTの体力が消耗されると思っていたので断りました。 友達二人が帰った後、Tの具合が悪化した。友達の霊を上へ還せず、Tに乗り移られただけだったらしい 。 Rの元へ連れて行き、Tの霊を払ってもらった後、TはRに、私に女の霊が憑いてるはずだから見てやって 欲しいと言った。 387 :本当にあった怖い名無し:2009/09/13(日) 02 31 21 ID R5spw5bDO 386の続き ↓ Rは目を閉じて、「確かに憑いてる」と言った。初めは私に「あなたに双子はいる?」と聞いてきたが私 には兄しかいない。 Rは30秒位目を閉じた後「間違いない。あなた、妹がいたから上へ送っておいたわ。あなたが成長する姿 をずっと見守ってたと言ってたわよ。」と言った。 妹がいた(?)なんて初耳だった。 家に帰った後、親に話したら親が泣いた。確かに一人おろしたことがあったらしい。 文章下手でごめんなさい。体験談ってこんな書き方で良いですか?; ↓から下がコールドリーディングを使ってないこと・家族しか知らない事柄を指す内容です。 今日はこれで失礼します。 395 :に:2009/09/13(日) 02 53 26 ID 7AXjron40 まず、TとRの言ってることが一致しているとは判断できない。 一致しているのは「女性」ということだけであり、これなら当てずっぽうでも50%の確率で一致する。 Tが「387とソックリの女性の霊」と言い、Rが「387の双子の妹の霊」などと言ったのであるなら ある程度一致したと言えなくもないとは思うが。 また、死産や堕胎などで子供を亡くしている女性は世の中に多くいるわけで、 「自分に堕胎で亡くなった妹がいることを当てた」だけでは、何らかの能力の裏付けとはならない。 396 :に:2009/09/13(日) 03 01 12 ID 7AXjron40 また、「私には亡くなった妹がいた?」ときいたときに母親がそれを否定したとします。 その場合、あなたはそれを完全に信じるでしょうか? もしも私が霊能力というものを信じていれば 「ああ、母親は俺に何か隠しているな。例えば、父親と結婚する前につきあってた 男の子供を堕ろしているとか、そういう言えない事もあるかもな」なんて考えます。 つまり「子供をおろしている」というリーディングは 母親がそれを肯定すれば「当り」になりますが、 母親がそれを否定しても、必ずしも「はずれ」にはならないんです。 411 :に:2009/09/13(日) 03 28 44 ID 7AXjron40 さてゴミクズであるqs8bIrXv0のせいで幽霊に関する議論が途切れてしまって非常に迷惑しているわけだが、 387の件に戻る。 ●RとTが一致しているのは「女性の霊である」という、あてずっぽうでも50%の確率で当たる部分でしかない。 ●たまたま母親が堕胎経験を認めたが、認めなかったとしても本当にハズレかどうかは断定できない。 この2点において、偶然ではあり得ないとは言い切れないと私は思いますがどうか。 511 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 00 30 56 ID Mw6WLjpZO 411 422が読みにくく理解しづらかったと思います。すみませんでした。 後、やはり書いてない部分がでてきているので付け加えながら答えます。 ●RとTが一致しているのは「女性の霊である」という、あてずっぽうでも50%の確率で当たる部分でしかない。 Tは修業中です。お祓いで上へ送れず自分に移らせてしまったり、それをやることさえ1時間以上かかってます。 女性さえ当たらなかった可能性が高いので、自分はこの件の一致はあまり重要視しなくて良いと思います。 ●たまたま母親が堕胎経験を認めたが、認めなかったとしても本当にハズレかどうかは断定できない。 自分のそばにいたのは「妹」です。 妹とは自分が生まれた後にできた子を表すでしょう?。 小学生のときだと言ってました。 母も父も認めてます。 外堀なんてとっくに埋まってるwその中で否定できないこと、客観的な証拠を一つでも見つけてやりたいw 科学的な解明、ヒントでもいいから見つかったらいいなと思ってます。 逆に 211か 386を偶然を使わない再現はできますか? 512 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 00 36 30 ID Mw6WLjpZO Χ 422〇 387 Χ 386〇 387です。orz 513 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 00 45 46 ID DzeqgZw/0 511 予め身辺調査しとけばいいだけじゃない? 517 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 03 27 ID 0Tb71t9t0 511 死んだ子供はね。作れるんだよ。 本当に死んだ妹が居た→ラッキー ↓ 父親か母親が再婚→別れた片親に死んだ妹が居たはず ↓ 妹のように慕っていた近所の子→お兄ちゃんって呼んでたから妹だと ↓ 両親が避妊したため、生まれる運命だったのに生まれなかった→親にゴムつけてるかまで聞けまい ↓ 過去世で妹だった→彼女は因縁のお陰で成仏も転生もできてない まあ、大抵どこかで当たります。元占い師の人に聞いたテクニックね。 前世占いやってた人だけど、大抵来る人は何か理由をほしがってるからどこかで納得するらしい。 まあ、見たらわかるが兄だろうが弟だろうが、言い方しだいで幾らでも変更可能なんだよね。 519 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 07 07 ID Mw6WLjpZO 513 身辺調査をすれば、10年以上前におろした子供がわかるものなんですか?w お金も受け取らず時間も割かなきゃいけないのに、どんなメリットがあるんでしょうね。 あと、前のレスで霊能者の一致は「確かに同じものを見ている証拠にならない」とありましたが、 387は霊能者と事実なので、「同じものを見ている」証明になるのでは…と思います。 522 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 18 17 ID Mw6WLjpZO 517 今回は親も認めているし事実としてでています。 確かに偶然と片付けられれば反論できないけれど、 自分は偶然で片付けられることを10回近く体験してます。 普通に考えてすべて偶然で済ませるほうが無理があるかと。 523 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 23 27 ID DzeqgZw/0 522 でも、「偶然で済ませるほうが無理がある」という 統計的データは上がってこない不思議。 525 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 30 30 ID Mw6WLjpZO 523 でも、「偶然で済ませるほうが無理がある」という 統計的データは上がってこない不思議。 恐らく、科学的ではないからでしょうね。 529 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 39 17 ID DzeqgZw/0 525 科学的に仕組みがわからないから統計にデータが出てこないって理屈はおかしい。 針治療とか漢方はなぜ効くのか解かっていないけれど、プラセボ効果以上の 効果が出ることを示したデータが存在するよ。 同じように「本当に」偶然で済ませるほうが無理があるのなら、 統計を取ってそれを拾い上げることは出来る。 532 :本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 01 51 50 ID Mw6WLjpZO 529 統計だと、霊感さえ持っていないのに偽る人も含まれてくるのでは。 関連 本物の霊能者は本当にいるのか(いないのか) 「家業が霊能者」の証言
https://w.atwiki.jp/kouteieki2010joho/pages/240.html
西日本新聞社の記事へ飛ぶ (魚拓) 2010年5月10日 12 10 宮崎県で流行している牛や豚の口蹄疫のウイルスの塩基配列が、香港で今年確認されたものと99・22%一致していることが、10日までに明らかになった。 農林水産省が英国の家畜衛生研究所にウイルスの解析を要請していた。香港のほか、韓国のウイルスとも98・59%一致することも判明した。 農水省は「ウイルスの一致率だけでは、感染源や感染経路については何も言えない」としているが、一致率の高さは、口蹄疫がこれらの地域から何らかの経路で日本に入ってきた疑いをあらためて強める結果となった。 農水省は今月2日にも、宮崎で見つかったウイルスが香港やミャンマーのものと類似していると発表していたが、塩基配列の一致率や、韓国の型とも近いことが分かったのは初めて。 ウイルスは感染を繰り返すうちに少しずつ塩基配列を変えていくため、配列が近ければ近いほど共通の感染源から枝分かれした可能性が高いことを示す。 5月 農水省発表 防疫関係
https://w.atwiki.jp/business-ethics/pages/39.html
2009年5月22日23時28分 地方自治体職員らでつくる労働組合の連合組織「全日本自治団体労働組合」(自治労)は22日、10年に予定していた日本都市交通労働組合(都市交)と全日本水道労働組合(全水道)との統合を断念したことを明らかにした。すでに一本化している連合への加盟も、各産別単位に戻す方針だ。 3産別の統合協議は01年から始まり、10年の統合についてはそれぞれが組織決定を済ませている。懸念材料の一つだった名称問題も、自治労が昨年8月の定期大会で「自治労以外の名称を選択する」ことを決定。統合への準備が加速するものと思われた。 新組織に関する議論で、「交通」「水関連」などの部門を設置することは合意。一方で、役員の配置など意見のずれが目立つ問題が解消されず、最終的には今月10日の統一組織委員会で統合断念を確認した。自治労関係者は「認識の違いを一致させることが難しかった」と振り返る。 ソース:asahi.com http //www.asahi.com/national/update/0522/TKY200905220358.html 名前 コメント
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http //sankei.jp.msn.com/politics/policy/100201/plc1002010321006-n1.htm 【主張】日中歴史共同研究 「南京虐殺」一致は問題だ 2010.2.1 03 21 日中の有識者による歴史共同研究の報告書が発表された。両国の歴史に対する考え方の違いが一段と明確になった。 この共同研究は、平成18年10月の安倍晋三首相(当時)と胡錦濤国家主席の合意に基づき、3年がかりで行われた。両国の認識の隔たりが大きく、両論併記の形がとられたのは当然である。 近現代史の部分を読むと、日本側の記述はおおむね客観的な資料に沿って書かれている。これに対し、中国側の記述は中国共産党史観の域をほとんど出ていない。 ただ、南京事件(昭和12~13年)のくだりで、中国側の主張に引きずられているのは問題だ。 日本側の記述は「日本軍による捕虜、敗残兵、便衣兵、及び一部の市民に対して集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦(ごうかん)、略奪や放火も頻発した」と「虐殺」を認めている。その数は、東京裁判で認定された「20万人以上」、中国が主張する「30万人以上」などの数字を挙げ、「日本側の研究では20万人を上限として、4万人、2万人などさまざまな推計がなされている」としている。 しかし、「南京虐殺」や「南京大虐殺」は当時の中国国民党が宣伝したものであることが最近の実証的な研究で分かってきた。日本軍による集団的な虐殺の有無も、はっきりしていない。こうした日本側の研究状況を過不足なく正確に記述すべきだった。 「南京虐殺」で認識が一致したといっても、共同研究に参加した学者間でのことだ。それがあたかも歴史の真実であるかのように、日本の教科書などで独り歩きするようなことは避けたい。 今回、中国側が戦後史の部分の発表を拒否し、それに日本側が同調したことも問題である。このため、日本側の研究論文まで非公開にされてしまった。中国当局は天安門事件(1989年)に関する厳しい言論統制を行っており、日本側の論文が公表されることで当局への批判が誘発されることを恐れたためとみられる。 日中両国の共同研究の成果は、等しく両国民に公開されるのが筋だ。日本政府は改めて中国側に公表を求めるべきである。 共同研究は今後も続けられる。そもそも、独裁国家の中国と学問の自由がある日本との間で、大きな成果は期待できない。日本側の学者はこのことをよくわきまえて共同研究に臨む必要がある。 日中歴史共同研究
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じしん タイプ:じめん 威力:100 説明不要、四世代から六世代に至るまでこの技を採用していないガブリアスは一部のすながくれ型を除けば基本的に存在しない。 強い技ではあるが、基本的に持ち物と性格補正のブーストのかからない地震の火力は足らないものであるということを忘れないようにすること。 具体的にはバンギラス、メタグロスを倒しきれない、耐久振りのハッサムを確定二発にできない、オボンマリルリはオボン込みで二耐えする、などという点である。 ゲッコウガ等の高速紙耐久ポケモンは地震は耐えるが逆鱗は耐えないなどという場合が多いのでダメージ計算を忘れないように。 げきりん タイプ:ドラゴン 威力:120 2~3ターン技が固定され、終わると自分が「混乱」状態になる。 こちらも説明不要、四世代から物理技になり威力も上昇した。 六世代からドラゴン無効のフェアリーが登場したが、鋼タイプと違い無効化されるとロックされないのでかえって起点にならないという利点も存在する。 当然のことではあるが、後ろの鋼及びフェアリーの処理ルートがない場面でげきりんを撃つのは非常に危険である。また、げきりん後の混乱の隙に積まれるリスクも存在する。 そのため、げきりんを撃つのであれば後ろにそれらの状況を対処できるポケモンを入れるかげきりんの2ターンで試合が終わる状況で撃つのが好ましい。最も混乱の五割を突破すれば起点を回避できるので、不利な局面では危ない賭けをすることもひとつの方法である。 ドラゴンクロー タイプ:ドラゴン 威力:80 命中安定の龍技、ただし威力は足らない。 ロックされずに相手のドラゴンタイプを殴るための技という以外の役割はほとんど存在しない。 肝心の相手のドラゴンへの削りであるが、安定して落ちるのはラティオス、オンバーン程度である。ラティアスは性格補正込みなら落ちるが、耐久振りも多く安定しない。ガブリアスミラーは性格補正があっても倒しきれない。ボーマンダもいわずもがなである。 よって、シングルにおいてスカーフ型以外でドラゴンクローを採用することはまずあり得ない。
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心甲一致"武者"「湊斗 景明」 「三世村正」 読み:しんこういっち"むしゃ"「みなと かげあき」 「さんせいむらまさ」 カテゴリー:Extra/男性 女性 作品:装甲悪鬼村正 属性:地闇 ATK:7(+1) DEF:6(+1) 【エクストラ】〔「湊斗 景明」 「三世村正」〕 【登場】自分のアリーナに「湊斗 景明」と「三世村正」が登場している。 [自動]このキャラが相手にダメージを与えた場合、自分のキャラ1体を【表】から【裏】にする。 Battle 〔自分の手札1枚を控え室に置く〕バトル終了時まで、このキャラの受けるダメージが4減少する。この能力はこのキャラがバトルに参加している場合にのみ発動できる。 蒐窮開闢 終焉執行 虚無発現 illust:ポリゴン番長 NP-154 R 収録:ブースターパック 「OS:ニトロプラス2.00」 バトル中に受けるダメージを減少する能力を持つエクストラキャラ。 デメリットや補正値の違いを考慮しても、装甲悪鬼 武者 「湊斗 景明」&「三世村正」の上位互換と思って問題ないだろう。 あちらが手札2枚で耐久力を5増やすのに対し、こちらは手札1枚でダメージを4軽減できる。 効果ダメージへの耐性も付くが、バトルに参加しなければ使えないという制約もできたため過信はできないか。 デメリットは相手にダメージを与えた際に裏にする対象が「フレンド1体」から「キャラ1体」へ変更された。 パートナーも対象にできることで選択の幅が広がったため、少々軽くなったと言える。
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部隊を鼓舞する台詞に困り、ジェイスは自問した。「ギデオンならば何と言うだろう。」 Faced with the nobel problem of inspiring an army, Jace asked himself "What would Gideon say?" ゲートウォッチの誓い 【M TG Wiki】 名前
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http //www.afpbb.com/article/war-unrest/2689506/5263813 日中の歴史共同研究が報告書を発表、南京虐殺めぐり不一致 2010年02月01日 12 07 発信地 東京 クリッピングする 拡大写真を見る 写真をブログに利用する 中国・江蘇(Jiangsu)省南京(Nanjing)にある「南京大虐殺記念館(Nanjing Massacre Memorial Hall)」で、各国語で記された中国側の主張による犠牲者数(2008年12月13日撮影)(c)AFP/XTRA 【2月1日 AFP】日中の歴史共同研究委員会は31日、2006年から行ってきた共同研究の結果をまとめた報告書を発表した。報告書は日中両政府の合意のもとで、両国の歴史学者各10人が約2000年にわたる日中史を検証したもの。 549ページにおよぶ報告書は、日中戦争(1937-45年)を日本の侵略行為と認めた。一方、南京大虐殺の犠牲者数については中国側が1947年の南京戦犯裁判の判決を根拠に「30万人以上」と主張。日本側は「様々な説がある」として「最大で20万人」とし、共通認識は得られなかった。(c)AFP 日中歴史共同研究
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http //news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010 d=0201 f=politics_0201_005.shtml 日中歴史研究「中間~右」の学者と認識一致は大成果―中国メディア 2010/02/01(月) 11 51 1月31日、先日発表された「日中歴史共同研究報告書」に関するNHKの海外向けニュース放送が数秒間中国国内で視聴できなくなるという状況が発生したことが伝えられ、注目を集めている。中国国内メディアでは報じられていないが、「日中歴史共同研究報告書」発表についての記事は中国国内でも多く掲載されている。 もっとも多くの中国国内サイトに転載された北京のメディア・新京報の記事では、「報告書」を「近年で初めて日中双方の学者が共同で日中関係史で未確定の問題を探る学術活動」「古代・近代の2部に分かれている」と説明している。また、南京虐殺について事件の性質において「判断が一致した」として、「注目すべきは単に被害者数の問題だけでなく、最も重要なのは大規模な残虐行為という認識を持つことである」という中国側の首席委員で中国社会科学院近代史研究所長の歩平氏のコメントを紹介するなど、成果があったことを伝えている。 中国青年報では、この成果を「大同小異」と表現した中共中央党史研究室の章百家氏のコメントを引用した。「小異」については、日本の学者は具体的な事件研究に重点を置いて「偶然性」を強調したのに対して中国側は事件発生の「必然性と計画性」を強調するという観点の違いによるものだとしている。 そのうえで、「中国側の主な参加者は歴史学者だが、日本側にはほとんど歴史学者がおらず、おもに政治学、法学の専門家で組織されている。彼らの大部分は自由主義史観の影響を受けた、日本の中間派を代表する学者である。中にはやや『右』に偏っている学者もおり、その中で侵略問題などに関して大枠で共通認識が持てたことは大変素晴らしいことである」という華東師範大学歴史学部の楊奎松教授のコメントを掲載、さらに「学術上の意見の食い違いは正常であり、メディアは食い違いを拡大させてはならない」という歩平氏の指摘も紹介した。 戦後史に関しては「資料の不足」「政治的要素を考慮の上」次の段階の協議へ先回しすることで合意に達している。「ドイツやフランスだって2006年になってようやく協同の歴史教科書を出したのだから」(歩平氏)と長期的な取り組みを期待する中国側に対して、日本側は今後どのような姿勢で共同研究に取り組んでいくべきか。(編集担当:柳川俊之) 日中歴史共同研究