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【名前】一等自営業 【出典】軍事(コテハン) 【人物】 『黒騎士物語』などのミリタリー漫画を書いている劇画家。2ちゃんねらーである。 仕事柄、武器や兵器に関して豊富な知識、そして深い愛情を持っている。 丁寧な口調で人柄の良い人だが、憤慨するとかなり荒々しい口調になる。 初対面の相手を兵隊の真似で驚かせるという茶目っ気も……。 【あだ名】 【能力と制限】 【解説】 主に戦記物を描く漫画家劇画家である小林源文氏のハンドルネームである。(一等自営業 ◇JYO8gZHKO) 新しいスレがたつと2getに現れるため、軍事板では 2に「一等自営業阻止」と書き込まれるの が恒例となっている。 以下、ネタバレを含む +開示する 本ロワにおける動向 【スタンス】 殺し合い反対 【勝利時の願い事】 なし 【本編での動向】 登場話数 タイトル 出来事 No.07 街道上のぐう畜 初登場 No.35 ちはやぶる たらちねの チハ、畜生マッマと出会う 【キャラとの関係(最新話時点)】 キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 やきうのお兄ちゃん 敵対 黄色い化物野郎 裏切られ、殺される 街道上のぐう畜 チハ 通りすがり チハ 看取られる ちはやぶる たらちねの 畜生マッマ 通りすがり 最後の思いを伝え、看取られる ちはやぶる たらちねの 【最終状態】 【座標/場所/日数/時刻】 F-1/路上/一日目/深夜 やきうのお兄ちゃんに銃で撃たれ、数時間後マッマに看取られ失血死
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ちはやぶる たらちねの ◆shCEdpbZWw 「ぐ……あぁ……」 一人の男の呻き声が、夜の街に空しくこだまする。 男の名は一等自営業。先刻、黄色い色をしたニートの男に、そのどてっ腹に風穴を開けられたところだ。 風穴から漏れ出した血は、彼の服の色を紅へと染め変えている。 銃声が響き渡ってからすでに小一時間が経とうとしていた。 一等自営業にとっては不運なことに、ごく近くに他の誰もいなかったらしい。 銃声を聞きつけ、駆けつけて助けてくれる者も、自らを襲った賊を追いかける者も、どちらもいなかった。 「実際に……銃で撃たれると……こう……なるんだな…… クソッ……身をもって……味わうとは……思わなかったぞ……」 誰にともなく呟きながら、一等自営業は立ち上がろうとその手と足に力を込めようとする。 だが、銃撃によるダメージは思いのほか大きく、彼が立ち上がることは叶わない。 体を引きずるようにして街道沿いに立ち並ぶ塀に這い寄り、その背中を預けるように座り込むのがやっとだった。 「血が……止まらない……動脈でも……やっちまったかな……?」 撃たれた場所から自分の居るところまで、ずぅっと赤い筋が伸びている。 傷口を抑えた掌からは、心臓の鼓動とシンクロするようにドクドクと血が溢れ出してた。 銃撃の直後に比べればその流れはずっと緩やかになったものの、既に彼は血を流しすぎていた。 出血性ショックの症状を引き起こしかけていた一等自営業の意識は、少しずつ薄れていく。 「……もう……ここまでか……? ち、畜生……」 自分の厚意を無碍にしたあの黄色いニートへの怒りが再び一等自営業の心中にこみ上げる。 グッとその拳に力を込めようとするが……やはり力が入らない。 少しずつ視界も霞み始めてきた彼が、いよいよ最期を覚悟したその時だった。 「……なん……だ……? この……音は……?」 薄れゆく意識の中で、一等自営業の耳は微かに物音を捉える。 だが、その物音というのが彼のいる街道の中にあっては明らかに異質なものであった。 キュラ……キュラキュラ…… 「キャ……キャタピラ……だと……?」 一等自営業が認識した音は、キャタピラがゆっくりと回転していく時に立てる独特の音。 トラクターかブルドーザーでもいるのか、そう一等自営業が考えた次の瞬間だった。 音の正体が、街道の四ツ辻からその姿を現した。 それを目にした一等自営業が、震える手で自分の目を擦る。 「げ……幻覚……か? なんで……こんなところに……」 徐々に口が回らなくなる状況、朦朧とする意識の中で一等自営業が声を漏らす。 彼の常識からすれば、"それ"がここに現れることなど到底あり得るものではなかったからだ。 迷彩柄を施し、重厚な砲身を携えた"それ"は――一言で言ってしまえば「戦車」であった。 並の人間なら、それがどんなものであっても十把一絡げにおなじ「戦車」として扱うところ。 だが、軍事に纏わる創作のプロたる一等自営業は、おぼろげな意識の中でもその戦車の正体を認識した。 ゆっくりと開かれたその口から戦車の正体が紡がれる。 =tニr====rtニ;===;ニ;= `_,, 、-'‐゙―゙゙―'‐, lニニニニ i i i ',iニニニ '  ̄ ̄i,i i_____',__ ,'´/ i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヘ ┌r;― ̄r;┐ll 二 llュ ,r‐=r ==r '====;― ――――― ‐== === === ==―'-、 ,. = 、=‐-‐r=ャ ‐--------‐, =、 ‐--------‐r=ャ‐--,,、‐= 、 i' ! ._ ゞ'' ,r;‐l 二二 ゞi' 二二 l= ュ ゞ'' _ i゙ o ゙ ヾ ‐ ' '´ ` . '´ ` . '´ ` . '´ ` . '´ ` . '´ ` ヽ、,,_,ノ ) ) ) `''‐ ヾ,._,,ソ,、ヾ,._,,ソ,、ヾ,._,,ソ,、ヾ,._,,ソ,、ヾ,._,,ソ,、ヾ,._,,ソ-''" キュラ キュラキュラ…… `~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ 「"チハ"が……いるんだ……?」 * * * 時刻は一時間少々前に遡る。 F-2エリア――そこは海岸に面する一角であった。 こういったところには得てしてこんなものが多く立ち並んでいる。 そう、そこは古ぼけた倉庫街であった。 真夜中の倉庫街、場所が場所ならこの時間であっても荷物の積み下ろしがあったのかもしれない。 だが、今の倉庫街は不気味なほどに静まり返っていた。 ……足音がコツ、コツと辺りに響き渡る音が鮮明に聞こえるほどに。 ベージュのスウェットに、青のジーンズ、そして薄汚れたスニーカー。 まるで近所のスーパーに買い物にでも行くような出で立ちの一人の女が辺りを見回しながら歩いていた。 彼女にももちろん真の名前は存在する……が、どうにも思い出せない。 システム上登録されているのは畜生マッマ――それが彼女の名前である。 J( ー`)し 「どういうことなのよ……いったい……」 訳も分からずに殺し合いを命じられたマッマが、デイバッグを抱きしめながら呟く。 一介の主婦でしかない彼女からすれば、何故殺し合いを命じられるのか、人気の無い倉庫街に放り出されるのか…… 今の自分を取り巻く状況全てにクエスチョンマークをつけざるをえなかった。 そんなマッマが意識を取り戻した時に佇んでいたのがこの倉庫街であった。 状況を理解できずにはいたが、ひとまずは安全な場所に行こうということだけは決めて動き出したのだ。 マッマが目をつけたのは手近なところに建っている倉庫であった。 壁の塗装もいくらか剥げかかったその倉庫は、シャッターこそ閉ざされてはいたものの通用口らしきドアが僅かに開いているのが見える。 時折吹き抜ける海風がそのドアを揺らし、錆びついた蝶番はギギギ、と悲鳴をあげていた。 「……とりあえず、あそこに行ってみようかしらね」 マッマはそう言ってゆっくりとドアに近づく。 なるべく音を立てないように気をつけてドアを開けたが、それでもドアは軋む音を辺りに響かせる。 ようやく無理なく通れる程度にドアを開けた彼女は、その体を倉庫の中へと滑り込ませた。 そして、もう一度慎重にノブを握り締めてドアを閉める。 もう一度嫌な音が辺りに響き渡るが、最早自分の手ではどうしようもないと、彼女は諦めた。 ようやくドアを閉めて一息ついたマッマが倉庫の中を見回す――が、当然ながら視界は闇に包まれている。 月明かりすらロクに差し込まないこの場所では何も見ることが出来ない。 仕方なく、彼女は抱きかかえていたデイバッグをゴソゴソと漁り、中からランタンを取り出す。 手探りでスイッチを見つけ出し、パチッとスイッチを入れた次の瞬間だった。 「うわっ!?」 マッマは思わず悲鳴をあげてしまった。 無理もない、ランタンの光が照らし出したものとは…… __ __ _l\ \―――― _'\_ `,,_ `ヽ l´ ̄、、 `lヘ,rl´、,, _,,゙l‐'-/ヽ /ヽ、\ ヾll ,/゙ト 、`,,_ ‐'' _,,'ソ l l;;ヽ、ヽ,,/\ l ` ‐ ̄ r_―_,、'l' \ ヽ ' ,. 、,,!、,\ \、,,_ ll_(,ヽ、llノ ―' \ ヾ,l |;l、、ヽ \ \,,_  ̄_ヽo_`_‐ ,,ヽ ヾ,'l |;l、、,,!、,\/,_ ` '' ‐.‐_‐ "l (( 、) i_',、 ヾ,'l |;l、、ヽ、,\゙' ‐、'ー‐'"  ̄ `' 、 \ ヾ,'l |;l 、、,,!、,ヽ、、\ _ 'O,_ \ ヽ ヾ,'l |;l、、,,ヾ‐ ` ''l  ̄ヽ ´=ヽ ヾ,'l |;l| |;;三;;l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /,l l;;三;;l ヾ,'_,,、ノ爰;;/‐' ̄ ̄ ̄ ̄ヾ,‐',ノ爰;;/  ̄´  ̄´ どう見ても戦車です、本当にありがとうございました。 「……な、何コレ……こんなものまであるっていうの……?」 驚きながらもマッマは戦車を照らしながら一歩ずつ歩みを進めていく。 まさか、乗り回すことも出来るのかしら、そんなことを思いながら近づいていったその時だった。 (……誰?) いきなり聞こえた自分以外の声に、マッマは慌ててキョロキョロと辺りを見回す。 ランタンの光が倉庫中をあちこち照らすが、人影は見当たらない。 (ここだよ、ここ) マッマは、耳をそばだてて声の聞こえる方を特定しようとして……そして息を飲んだ。 どう考えても声の正体は先程照らした戦車の方から聞こえてくるからだ。 「誰、って……それはこっちのセリフよ……その中に誰かいるの?」 (中に? ……だれもいないけど……) 「……どういうことよ?」 殺し合いをさせられているだけでも訳が分からないというのに、さらに目の前で起こっていることもよく分からない。 まさか、戦車が喋るわけでもあるまいし、と思ったマッマが思わず口調を強める。 「変な冗談は言わないでちょうだい……これじゃ話にならないの、早く出ていらっしゃいよ」 (いや……だから……) 声の主はなおも出てくる気配を見せないのに、徐々にマッマの苛立ちは募っていく。 「だから、何だって言うの? 出てこられないわけないでしょ、どこかの誰かさんみたいな引きこもりとかじゃあるまいし」 マッマは自分の不出来な息子を思い浮かべながら、ついつい口調が強くなりかける。 対する声の主は責められていることで少しずつしどろもどろになる。 (だ、だって……本当に、誰もいないんだもん……う、嘘じゃないもん……) その返事を聞いたマッマは大きくため息をついた。 そして、キッと戦車を見据えながら言い放つ。 「分かったわ。アンタがその気なら、こっちだって実力行使よ。 引きこもりの部屋への突入ならお手の物なんだからね」 言うが早いが、マッマはキャタピラに手をかけてよいしょ、と声を出しながら戦車を登り始めた。 (えっ!? ちょ、ちょっと待っ……) 困惑するチハを尻目に、マッマは肩で息をしながらも一番上まで登りつめた。 そして、砲塔の上にあるハッチを乱暴に開け放つ。 「さぁ、出ていらっしゃい!」 そのまま顔を突っ込んで、戦車の中を見渡すが……そこには誰の姿もない。 「……え?」 色んなレバーやボタン、ハンドルの類はあるが、生物の姿はどこにも見当たらないのだ。 お世辞にも広いとはいえない空間だけに、隠れられるスペースだってほとんどない。 「じゃ、じゃあ……こっちかしら」 そう言うとマッマは砲塔を諦めて、一段下にある機銃担当が入るハッチをこじ開ける。 ……が、そこにも人っ子一人見当たらない。 「……そ、それならスピーカーか何か使ってどこか物陰から見てるんでしょ! 大人をバカにするのもいい加減にしなさいよっ!!」 マッマが一喝するが、その声は空しく倉庫内に響き渡るだけだ。 (……どうすれば信じてくれるのかなぁ……) 戦車から発せられる不安げな声を無視し、マッマはしばらくの間ランタンを片手に倉庫の中をあちこち探し回る。 ……が、倉庫には人の姿はおろか、スピーカーのような装置の類さえ見つからなかった。 家捜しに疲れたマッマが肩で息をしながら、再び戦車の下へと近づいてきた。 「ほ……本当に出て来られないみたいね……」 (……だから言ったじゃない) 「マンガや映画じゃあるまいし、喋る戦車……? そんなものが本当にいるって言うのかしら……? 本当に訳が分からないわね……」 (ボクにだってよく分からないよ……) そこまで呟いてマッマは自分の首元に手を当てた。 そこにひんやりした金属の首輪の感触を感じ取って、再び大きくため息をつく。 「まぁ、この首輪も本物っぽいし、こんなに疲れるのも本物っぽいし…… 信じなくちゃいけないのかしらねぇ……」 首輪、という単語に謎の声の主が敏感に反応する。 (ね、ねえ……その首輪ってボクにも付いてたりするの……?) 「はぁ? なんで戦車なんかに首輪が……」 そこまで言葉を発したマッマだったが、よくよく目を凝らしてみると迷彩柄の戦車の中にあって異質な輝きを放つ一点があるのに気付く。 主砲の根元の部分に指を入れる隙間もなくピッタリと嵌っている輪っかは、見ようによってはかなり滑稽に見えた。 「……なんなのよこれ……うわ、しっかりと溶接されてるじゃない、ビクともしないわよ」 そのまま、首(?)輪をマッマがチョンチョンとつっつく。 一方で、戦車から発せられる声はたちまち震えを伴ったものとなる。 (じゃ……じゃあ、アレって夢じゃなかったの……!? ボク……こんなことで死にたくないよ!?) アレ、というのは恐らくさっきどこだか分からない場所で3人ほどが殺されてしまったことだろう。 有名なスポーツ選手もその中にいたかしらね、とマッマは思い出す。 「死にたくないのはこっちだって同じよ……戦車の癖にメソメソ泣いてんじゃないわよ……」 (だ、だって……) そこまで言ってしばらく口ごもる戦車。 もし戦車に表情というものがあるとするならば、きっと俯き加減だったのかもしれない。 (お、おばさんには分からないんだよ……) 「だぁれがおばさん、ですって!?」 マッマが敏感に反応し、戦車の車体を思いっきりひっぱたく。 謎の声が思わず(痛っ!?)と悲鳴を上げた。 「見ず知らずのレディーに向かっておばさん、とはずいぶんね。 ……で? 何が分からないっていうの?」 (それは……) 戦車は口ごもる。 この戦車――その通称をチハというのだが、1930年代に登場し太平洋戦争でも日本軍の主力となった戦車だ。 チハの触れてきた世界はそれこそ死屍累々の戦場だ。 鉛玉が飛び交うその地では、まだ年端も行かない若者が次々とその命を投げ出していった。 人間ばかりではない、チハの仲間達もまた戦場に飛び出しては、次々と破壊されていったのだ。 戦車の無い相手ならいくらでも無双することが出来たチハだが、対戦車となるとそうはいかなかった。 そもそも、戦車との戦いを想定して作られたわけではなく、火力も装甲も明らかに敵国の戦車からすれば一枚格落ちしている。 自前の物資に乏しい国で作られたからという状況はあるにせよ、チハにのしかかる運命は悲哀なものである。 明日はわが身、それを誰よりも実感しているのがチハだ。 国を、国にいる女子供を護るがために戦うのが使命とは分かってはいる。 だが……やはり死ぬのは怖い。チハは覚悟が出来ていないまま新たな戦場へと放り出されたのだった。 何も言い出せないチハを前にマッマはまた一つため息をついた。 「ま、いいわ……どういうわけかしらないけれど、とにかく戦車があれば百人力ね」 (……へ? どういう、こと……?) 困惑気味のを声を出すチハに対し、マッマがピシャリと言い放つ。 「どういうこと、って……こんな馬鹿みたいな殺し合いやめさせる、ってことよ。 あのひろゆき……だっけ? 見つけ出してたっぷりおしおきしてあげるんだから」 (……それはいいけど、どうやってやるの?) 「どうやって、って……そんなことはおいおい考えればいいでしょ。 とにかく、こんなじめじめして暗いところなんてさっさと出て、殺し合いに乗っかった人を止めないと。 最初は安全なところに隠れようかとも思ったけど、やっぱり引きこもりなんてバカなことはやってられないの」 何を言っても聞かないどら息子の顔がちらついて、少しばかり苦々しげな表情をマッマが見せる。 (でも、おば……) マッマがチハを蹴り上げ、ゴン、と鈍い音が倉庫に響いた。 (お、お姉さんは大丈夫だったけど……外には殺し合いに乗った人がいるかもしれないんだよ……? もしも何かとんでもない武器でも振り回していたら……) 「戦車の図体していて情けないわねぇ」 (いくら戦車だからってボクは……) 呆れた顔になりながらマッマが続ける。 「だいたい引きこもっていてどうする気なの? あのひろゆきってのが言ってた……禁止エリア? ここがそれに指定されちゃったらどうするの?」 (それは……) 「遅かれ早かれここは出なきゃいけなくなるんじゃない? それに、グズグズしている間に誰か死んじゃうかもしれないのよ?」 (うぅ……) マッマの強力な押しについにチハが折れた。 (わ、分かったよぉ……ボクみたいなのがうろついてみんながビックリするかもしれないけど……それでもいいなら……) 「その時は私がなんとかしたげるから」 (そ、それじゃおb……お姉さん……?) 「何?」と返事をするマッマに対してチハは主砲を動かしてシャッターの方角を指す。 (倉庫のシャッター、開けてくれない? 体当たりなんかしたらすごい音が出ちゃうし……) 「世話が焼けるわねぇ……ま、ドア開けたら外に出てくれるだけ、誰かさんに比べたらずっとマシかしらね」 マッマはぶつくさ呟きながらチハから降りたち、ランタンで辺りを照らしながらシャッターのスイッチを探し当てる。 電気は通っているらしく、「開」のボタンを押すとギシギシと音を立てながらシャッターが開かれた。 月明かりが差し込み、海からの潮風が吹き込んでくる。 シャッターが全開になったのを見計らって、キュラキュラとキャタピラを鳴らしながらゆっくりとチハが前進する。 誰もいないのに勝手に動く戦車に奇妙な思いを抱きながら、マッマがチハの下へと駆け寄る。 「ちょっとちょっと!」 (……何?) 眼下のマッマがキャタピラの音にかき消されないように大声を張り上げる。 「何?、じゃないわよ。乗せていきなさいよ」 (え、そ、それは……) 「アンタにさえ乗せてもらえれば私はひとまず安全なんだからね……よいしょっと」 呼びかけに応答してその動きを止めていたキャタピラを踏み台にし、再びマッマがチハに登り始める。 最上部のハッチを開け、マッマはその体を車内へと滑り込ませる。 「……うわぁ、チハの中ってあったかいのね」 (……あんまりあちこち触らないでね) 「分かってるわよ、変なとこ押して自爆でもされたらたまったもんじゃないわ」 (そんな機能は無いと思うけど……) ぶつくさ言いながら、チハが再びその巨躯をゆっくりと進め始めた。 その振動が多少なりとも中にいるマッマの下へと伝わってくる。 (どこに行くつもりなの?) 「そうねえ……とりあえずこのまま海岸線沿いに行ってもらおうかしら」 そう言いながらマッマは自分のデイバッグの中身を適当に探る。 そして、取り出したPDAとしばしにらめっこをした後、付属の説明書と格闘し始めたのだった。 * * * 周囲を警戒しながらの行軍とあって、本来の速度とは程遠い歩みのチハであった。 そんなこんなで小一時間が経とうとしていた。 (……誰もいないね) 「そうねぇ」 張り詰めた緊張の糸もそろそろ切れかかったその時だった。 四ツ辻の角の先に、壁に背を預けて座り込む男の姿を見つけたのは。 チハの存在に気づいた男と同様に、チハもまた男に気づいて思わず声を上げる。 (おb……お、お姉さんっ!! ひ、人がいるよ!) 「え?」 チハの声に反応したマッマがハッチを開けて辺りを見回す。 程無くして、力なく座り込む男の姿を見つけると、一目散に飛び出していった。 (あっ、ちょっとお姉さん!!) 慌ててチハが角を曲がろうとする。 だが、街道とはいえ決して十分に広い道路というわけではない。 車体を擦らぬように慎重に転回しようとするために、チハはしばらくてこずることとなった。 そんなチハを尻目にマッマは一等自営業の下へと駆け寄る。 辺りのアスファルトに広がる血溜まりに一瞬言葉を詰まらせたが、まずは救命と声をかける。 「ちょ、ちょっと大丈夫!?」 マッマの呼びかけに対し、一等自営業は力なく首を横に振るだけだった。 呼吸も大分弱くなっているらしく、視線も焦点が合っていないのかかなり虚ろなものになっている。 「と、とりあえずどこかで手当てをしないと……」 逡巡するマッマの背後から、チハのキャタピラが近づいてくる音がした。 振り返ったマッマが声を張る。 「この人も乗せて行くわよ! どこかで包帯とか、何か……そういうもの見つけないと!」 (の、乗せるっていったってどうやって……) 初老とはいえ、男一人を女性一人で戦車に担ぎ上げるのは相当に困難なことだ。 一等自営業の両肩を抱えるようにしてなんとかマッマは運ぼうとするが、ずるずるとその体を引きずるのが精一杯。 とてもではないが、持ち上げて戦車へと引き上げることなど出来そうになかった。 「も、もういいですよ……どうやら……そんなに体がもちそうに……ない……」 途切れ途切れに一等自営業が呟く。 が、それをマッマは叱責する。 「そんな簡単に物事を諦めるんじゃないの! そんなのはウチのバカ息子でもうウンザリしてるんだから!」 マッマは気勢を上げる……が、現実はあまりに残酷だ。 どれだけ頭を回転させても、怪我を負った男を戦車へと乗せる手段が思いつかないのだ。 「そ、そうだ! あのバッグの中に何かあれば……」 一度一等自営業を放り出してマッマはチハの中へと舞い戻る。 そして、ひとしきり自分のデイバッグを漁るのだが……その中にケガの治療に使えるような物は無い。 「そんな……それなら……!」 そういうと今度は下部のハッチを開ける。 中にはもう一つ――チハのデイバッグが無造作に置かれている。 (あっ! それはボクの……) 「緊急事態よ! これくらい大目にみなさい!」 どうせ自分の手じゃ開けられないんだから、と毒づきながらマッマはチハのデイバッグも検める。 ……が、こちらにもまた目当ての品は見当たらなかった。 思わずチハのなかでマッマはうなだれてしまった。 落ち込みを隠せないまま、再びマッマが外に出る。 アスファルトに横たわる一等自営業の息遣いは、先程よりもいっそう弱くなっていた。 「……ゴメンね、アンタを助けられそうなものが無いのよ」 その声に対し、一等自営業は首を力なく横に振った。 そして、マッマを小さく手招きする。 「……私はもうダメそうです……」 「だからっ! そう簡単に諦め……!」 もう一度叱責しようとするマッマを一等自営業が手で制する。 「自分の体のことは……自分が一番分かります。 ただ……ここで会ったのも……何かの縁……。 見ず知らずではありますが、あなたに言い遺したい事が……」 もうマッマは何も言うことが出来なかった。 目の前の男が最期を覚悟したこと、そして何も出来ない自分の無力さがそうさせていた。 「わ……私をこんな目に遭わせたのは……若い男です……」 「若い……男……?」 その返事に一等自営業は小さく頷く。 「人の厚意を……踏みにじっていった……畜生のような奴でした……。 出来るなら……私がその手でぶち殺してやりたいが……そうもいきそうにない……」 「そいつは……どんな……どんな奴なの……?」 マッマの問いかけに対し、一等自営業はその視線を虚空へと彷徨わせる。 忌まわしきあの男の姿をもう一度思い出してから、吐き捨てるようにポツリと呟く。 「目が……ギョロリと飛び出したような奴でした……。 体の色は黄色で……」 一等自営業が告げる下手人の特徴を聞いて、思わずマッマは顔を強張らせる。 そんなマッマの表情の変化も、最早しっかりと見ることが出来ないのか、一等自営業はさらに続ける。 「関西弁を話す……そうだ……確かニート、だと……」 マッマは思わずゴクリと生唾を飲み込む。 頭の中に、まさか……という思いがよぎった。 「こんなことを頼むのも……筋違いかもしれない……ですが……どうか……お願いします。 あの黄色い化け物に……どうか天誅をくだしていただきたい……!」 そんな力も残っていないが、一等自営業はもう一度その拳を握り締める。 瞳からは悔しさのあまりうっすらと涙が滲みかけていた。 そして、ゆっくりと首を傾けてチハの方へと視線を向ける。 「アレが……あなたの武器、ですか……?」 マッマは「いや、アレは……」と口にしかけて……その言葉を飲み込んだ。 こんな切羽詰った状況で実はあの戦車が生きていて言葉を話すだなんてことを説明するわけにはいかなかった。 「アレは……九七式中戦車……通称を"チハ"と言いましてね……。 第二次大戦の時の日本の主力戦車のひとつ……だったんですよ……。 まぁ、負け戦だったわけですから……アレの性能も推して知るべし……なんですが」 軍事の類にかけては一日の長がある一等自営業が、まるで玩具を前にした子供のように目を僅かに輝かせる。 本当ならば、滔々と喋り続けるのかもしれないが……命の灯火が尽きかかった今は、その声さえもか細い。 「……戦車相手なら……分が悪いかもしれませんが……。 普通の人間相手ならどうとでもなるでしょう……。 どうか……アレで……奴を……!」 再びマッマの方を向き直って、視線と合わせて訴えかけた。 マッマは、ただただ頷くことしか出来なかった。 (おじさん……) 一部始終を見ていたチハが小さく呟くと、一等自営業は微かに反応を見せた。 「はは……死に際の幻聴……って奴かな……。 なんだかチハの声が聞こえてくるような……そんな気がしましたよ……」 そして、もう一度虚空に視線を彷徨わせた後で、一等自営業は呟いた。 「せっかくの……機会だ……ここはチハのいた戦争で散った若者たちのように…… ひとつ辞世の句でも……詠んでみましょうか……」 そう言うと、目をしっかり見開いて、弱々しい声ではあるが……噛み締めるように詠み上げた。 ちはやぶる 神の車は たらちねの 母を守りし 武器となるかな 意味も分からず呆然とするマッマを尻目に一等自営業は続けた。 「枕詞を二つ使うのも……本当ならよろしくないようですが……最期くらい構わないでしょう」 そう言って、スッと目を閉じた。 「軍事ものを……扱う人間からすれば……戦車に見守られて逝くのも……悪くない」 ……それきり、一等自営業が再び瞳を開くことは無かった。 * * * しばらく無言だった。 再び引きずるように街道の端へと亡骸を動かしたマッマは、両手を合わせて黙祷した。 そして、踵を返すと血に汚れた一等自営業のデイバッグも拾い上げた。 そして中身に一通り目を通すと、武器の類が残らず奪われているのを確かめた。 無言のままマッマはチハの中へと戻った。 沈黙を先に破ったのはチハだった。 (お姉さん……? これから……どうするの?) 殺し合いが行われているという現実を、一人の死を看取ることで目の当たりにした。 そのことに対する恐怖感もあったが……チハにはそれ以上にやるせなさも感じていたのだった。 「……ここはどこだっけね」 マッマが小さくポツリと呟く。 そして、手元のPDAから地図を読み出す。 「F-1……全体の端っこも端っこね」 (どこに行くの……?) チハの問いにしばし地図とにらめっこしながら考え込んだマッマが、結論を出す。 「とりあえず……ずぅっと北に向かってちょうだい。 また誰かに会えるようなら……その時にまた考えましょ」 (……分かったよ) チハがゆっくりとキャタピラを動かし始めた。 乗用車とは比べ物にならないほどの大きな音を立ててチハは北上し始めた。 車内には再び沈黙が訪れた。 耐え切れずに、今度はマッマが沈黙を破る。 「あの人の……最後の短歌、だっけ……? あれはどういう意味……なのかしらね……」 マッマは独り言のように小さく呟いた。 (枕詞……ってあの人も言っていたけど) やるせなさを紛らわすようにチハが語り始めた。 (「ちはやぶる」っていうのは、その後に神とかそういう言葉を繋げて情緒を加えるためのものなんだ) 「……なんだか、大昔に国語の授業で聞いたような気もするわね」 マッマの言葉を受け取って、チハが続ける。 (「たらちねの」もそう。これはその後に母とか親とか……そういうのが続く言葉なの) 「その枕詞がどういうことなの?」 マッマの投げかけた疑問に、チハが「たぶん……」と前置きする。 (ボクたち二人のことを詠もうとしたんじゃないのかな? あの人の悔しさとか、無念とかを……ボクたちに託すために) 「私……母親だとかそんなこと言ったかしら?」 (確か一度「バカ息子」がどうこう、って口走ったよね? 多分そのせいじゃないかな……) チハの推測にマッマが「ふーん」と相槌を打つ。 「……で? アンタは自分のことを神だとでも言うの?」 (い、いやそんなつもりじゃ……ただ、ボクの名前と"ちはやぶる"をかけただけだと思うんだけど……) そこまで言って再び沈黙が訪れた。 チハは気が重かった。 殺し合いは止めたい……でも、自分には荷が重いのではないかと。 チハの装甲は「神」……いや、「紙」と言った方が近い。 紙とは大袈裟かもしれないが、実際に戦時にあっては敵国から「ブリキ」と揶揄されたほどだ。 あえて自嘲するならば「神の車」とは程遠い「紙の車」である自分が、どれほどこの女性を守れるのか、チハは不安であった。 少なくとも、あの初老のおじさんを殺した誰かがこの先にいるのかもしれない。 それを思うと、チハは怖くて仕方なかった。 虚勢を張ってバンザイと叫ぶことが出来れば、精神的にはいくらかマシだっただろうが…… 先程看取った死は、とてもではないがチハをそんな気分にはさせてくれそうにも無かった。 一方でマッマもまた気分が重かった。 今わの際にあの男性が伝えた、犯人の正体。 それにあまりにも心当たりがありすぎたからだ。 アイツには社会に出て行く度胸も無いくせに人を殺す度胸なんてあるわけが……と必死にそれを否定しようとする。 が、現実と非現実の区別もついていないようなところもあるだけに、ソイツがあっさり一線を越えてしまう可能性も否めなかったのだ。 彼女は針路を北に取った。それは闇雲に選んだ道筋ではない。 はるか北方に存在する一つの施設――野球場に彼女は目をつけたのだった。 もし、殺人犯の正体が息子だとしたのなら……その行動原理は至極単純だ、母親からすれば先読みは容易い。 (……バカバカしい、まだあのバカがここに来ているとも決まったわけじゃないのに) いくらなんでも……という思いと、もしかすると……という相反する二つの思い。 それを胸に抱えながら、マッマは一路北を目指すのだった。 【一等自営業 死亡】 【残り 59人】 【F-1・街道/一日目・黎明】 【畜生マッマ】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:基本支給品一式×2、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~3(治療に使えそうなものは無いようです) [思考・状況] 基本:殺し合いを止める 1:野球場方面へと向かう 2:もしバカ息子がいたら……どうする? 【チハ】 [状態]:損傷無し、燃料残り97% [装備]:一式四十七耗戦車砲(残弾無し)、九七式車載重機関銃(7.7mm口径)×2(0/20) [道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~3(治療に使えそうなものは無いようです) [思考・状況] 基本:死にたくない 1:とりあえず北へ 2:殺しに乗った人に遭ったら……どうしよう ※チハは大戦中に改良が施された、所謂「新砲塔チハ」での参戦です。 ※チハは自分の武器の弾薬が無い事にまだ気づいていません。 ※一等自営業のデイバッグ(基本支給品とPDA)は畜生マッマが回収しました。 ※やきうのお兄ちゃんの忍法帖のレベルが上がりました。 支給品紹介 【一式四十七耗戦車砲@現実】 新砲塔チハの主砲。 一式徹甲弾を使った場合、1キロの距離から5センチの防弾鋼板(第一種)を貫通するというデータが出ている。 元々の主砲では、チハより一回り小さい軽戦車すら貫通できなかったために換装されたものである。 これでどうにか対戦車でもそれなりには戦いになるようになったというもの。 というのも、当初チハは対戦車を想定して作られたものではなかったからである。 【九七式車載重機関銃@現実】 チハのいわゆるサブウエポンにあたる武器。 機関銃にしては装弾数が少ないが、これは弾幕による制圧を想定していないためである。 あくまで、当時の日本では戦車での車載機関銃は自衛のための精密射撃が出来るものがよしとされたためである。 なお、地上戦の際は付属の二脚にセッティングして取り外して外で使うことも出来る。 最大射程は3420m、有効射程は540mとなっている。 No.34:こんな加賀は嫌だ! ~安価でトランスフォームする~ 時系列順 No.36:すべては、セカイ動かすために。 No.34:こんな加賀は嫌だ! ~安価でトランスフォームする~ 投下順 No.36:すべては、セカイ動かすために。 No.07 街道上のぐう畜 一等自営業 死亡 畜生マッマ No.52:おっぱいなんて、ただの脂肪の塊だろ チハ No.52:おっぱいなんて、ただの脂肪の塊だろ
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街道上のぐう畜 ◆m8iVFhkTec J( ー`)し「あなたが壁殴り代行さんね」 J( ー`)し「私の息子の胃腸壁を殴って欲しいんだけど…」 代行「かしこまりました」 (゚)(゚)ミ ( ´・ω) ノ ミ γ/ γ⌒ヽ つ ( ウッ… / | 、 イ(⌒ ⌒ヽ.l | l } )ヽ 、_、_, \ \{ | l、 ´⌒ヽ-'巛( / /.\ | T ''' ――‐‐'^ (、_ノ | | / // / 「ファッキューマッマ!!!」 やきうのお兄ちゃんは怒りの言葉を吐きながら飛び起きた 彡(゚)(゚)「な、なんや…夢か…」 今の母親の畜生発言が現実でないことを知り、胸を撫で下ろした ここ最近、マッマが自分に対して尋常ではないほど辛辣であることを思い出す 以前は、「ご近所に住んでた○○君、課長に昇進したらしいわよ、一方アンタは…」だとか、 「○○さん、もうすぐ二人目が産まれるそうよ。…まぁ、うちは孫の顔は見れなさそうね」とか、 心に突き刺さる嫌みをネチネチと言ってくる程度だった しかし、今年に入ってからは、食事中に「おい、嫌なやつがメシ食ってるぞ!」とか罵ってきたり、 「母監督は息子選手に戦力外通告しましたwwwwww」とか言って家から追い出そうとしたりと日に日に過激さが増している まあ、マッマも自分に働いて欲しいからそういう散々な事をやってるだけであって、 まさか、今の悪夢のように本気で息子を殺しに来たりはしないだろう…多分 それにしても悪夢なんて久しぶりに見たものだ おそらく自分のストレスもマッハなのかもしれないな…まだ働きたくはないが せっかくだし、スレでも立ててこれをネタとして消費しようかな…と思い、パソコンに向かおうと起き上がった 「…ん? ていうかワイ、なんで外にいるんや」 そこはいつもの自分の部屋ではなく、街頭が照らす道路の真ん中であった 一瞬、寝てる間に母親に外へ放り出されたかと思った いや待て、悪夢を見たせいで忘れていたが、よく考えれば何か変なことに巻き込まれてなかったか? 確か自分は変な広い場所にいて、ひろゆきがヘラヘラと現れて、そして… ―――皆さんには最後の一人になるまで殺し合いをしてもらいます。 そうだった…!今自分はひろゆきが言う『殺し合い』に巻き込まれたのだ! …といきなりそんな事言われても、あまり実感が湧かなかった もしかすると、何かの冗談かもしれない …いやでも、現にひろゆきは何人かを目の前で爆殺していたが…では本当なのか? …寝起きのせいか頭が働かない…ていうか、普段からあんまり頭を働かせて無かっ… 「お前は殺し合いに乗るつもりはあるか?」 突然耳元で聞こえたドスの効いた低い声と共に、やきう兄の思考は停止した 続けて首を腕で押さえ込まれ、カチリと自分の頭に重い鉄のような物を当てられた、 寝起きでぼんやりとしたやきう兄の頭は一瞬で覚醒せざるを得なかった そう、ぼーっとしている間に、背後から軍人か誰かに押さえられて銃を向けられているのだ 自分の命が相手に握られている…その状況は『殺し合い』の場であることを痛感するのに充分だった 「乗るつもりかと聞いている!? さっさと答えろ!!」 「ま、待て! 殺さんといてくれ! ワイは乗るつもりないで!」 「この状態なら誰でも同じことを言う、信用出来ん!」 「ホンマ、ホンマや!ワイはただのしがないニートやからホンマ!助けてくれ!」 やきう兄は必死に命乞いをする 相手に有害だと判断されればそこでジ・エンド、絶体絶命の危機なのだ 自分は無害で、ついでに無学で…といったいらないことまで言う やがて、やきう兄の必死の思いが通じたのだろう チャキッと音がして銃が下ろされ、拘束も解かれた 「いいだろう、信用しよう」 恐怖で激しくなった動悸を押さえながら、自分を拘束した相手の姿を見る そこにいたのは軍人ではなく、ごく普通の初老の男性だった 「いやぁ、驚かせてすみません。でも貴方が殺し合いに乗っているか確かめたかったものでね」 先ほどの威圧感を微塵も感じさせない、人の良さそうな声 おそらくさっきのは声色を作っていたのだろう 「なんや…ひどいやっちゃなぁ…」 「ははは、こう見えても私はミリタリー系には詳しいものでね、稚拙ながら軍人の真似事をさせていただきました 普段は軍事系漫画を書いてるんですよ。私のことは、一等自営業と呼んでください 貴方は妙な容姿ですが、話を聞く限り信用出来そうでなによりですよ」 そう言って手際よく拳銃の安全装置を付け、ズボンのポケットに納める 慣れた手つきだ。おそらく、普段からモデルガンなどで練習していたに違いない それにしてもこの男、どうしてそんな拳銃を持っているのだろうか? 「なぁ一等自営業さん、あんたのその拳銃はモデルガンちゃうよな?どこで手にしたんや?」 「おや、貴方にも鞄が支給されてるはずですよ。ほら、そこにあるじゃないですか」 一等自営業が指差す方を見ると、確かにそこには鞄が転がっていた よく見たら、さっき自分が枕にして寝ていたものだった これは灯台もと暗しってやつだろうな、うん。いや、断じて自分が抜けているわけではない やきう兄はデイバックを拾い上げるとそのままひっくり返し、中身をドサドサと全て取り出した 携帯食糧や地図、PDAなどの他に、きのこの山、たけのこの山、PSPが入っていた 「えっ…、ワイのには武器入っとらんぞ…」 「んー…? 説明書にはこのゲーム機が武器だって書かれてますね」 『PSP 私はこのPSPのおかげで、女の子を襲う三人のチンピラを撃退しました 四つの血だるまを見て思う、持っててよかったPSP』 「なんやこの説明! 人をバカにしてるやろ!」 「どうやらハズレ引いちゃったようですね まぁ、私が拳銃持ってますし、これから協力して生きて帰りましょうよ」 気さくに慰める一等自営業だが、やきう兄は内心穏やかではなかった (なんでこんなおっちゃんが立派な拳銃を手に入れて、ワイがおもちゃなんや… 欲しいわぁ拳銃…自分の身を自分で守れんのがこんなに不安だとはな…) この殺し合いに呼ばれた者はみんな凶器を持っているに違いない そんな中で、自分が丸腰なのは耐えられない 拳銃が欲しい…、こいつが持つ拳銃がどうしても欲しい… やきう兄は羨ましそうに、一等自営業の拳銃を見ていた 「なぁ一等自営業さん、せっかくやし、ワイにその拳銃の使い方とか伝授してくれへんか?」 黄色い変なニート君はそう言ってきた その言葉に僕は内心、心踊っていた 自分の軍事知識を披露できるとなれば、誰でもウキウキするだろう 「よく聞いてくれましたねぇ、それじゃあ説明しましょう! この拳銃はH K USPって言って、ドイツ軍によって開発されたハンドガンでね…」 この拳銃にまつわる話や、使い方を説明する ニート君はとても興味深そうな目をして僕の話を聞いてくれた 生きて帰れたら、ぜひとも僕の漫画も読んで欲しいものだ きっと彼にも兵器のカッコよさや魅力を知って貰えるだろう 安全装置のかけ方、弾の込め方、そして拳銃の正しい構え方…一通りの説明が終わった 結構詳しく話したし、これでいざという時は彼にも扱えるだろう 「いやーホンマに勉強になるわー。拳銃ってやっぱり、男のロマンやな」 「おお、貴方にもこのカッコよさをわかって貰えましたか!」 「せやな、ワイもその方面にハマりそうやで。 …そんなわけで一度ワイにそれ貸してくれんか? やっぱり実際に手で持って練習してみたいわ」 「もちろんいいとも! モデルガンじゃなく、いきなり本物に触れられるとは、貴方は幸せもんですよ!」 「ホンマか、ほな試してみるわ」 拳銃を渡すと、彼は僕が教えた通りに弾倉に弾を込めていった その手付きはなかなかのものだった これは僕の教え方が良かったようだ 「ほんで、こうやって安全装置を外して、こう構えるんやな」 「そうそう、いやぁ覚えが良くて素晴らしいですね 他にも知りたいことがあれば何でもお話ししますよ!」 「いや、もうその必要はないわ」 「えっ、どういう意味で…」 呆気に取られた直後、彼はクルリと銃口をこちらに向けてきた そして、引き金が引かれ、 強烈な爆発音と、それと共に腹部に感じる強い衝撃… そして想像を絶する激痛が走った… 血反吐を吐き、一等自営業は膝をついてそのまま倒れ込んだ 「なっ…何を…?」 「いやーホンマ助かるで。正しい武器の使い方を学んだし、強力な武器も手に入ったしなー」 「そんな…最初からこのために僕の話を聞いていたのか? 僕は軍事系の素晴らしさを君に伝えようと思ったというのに…」 「正直使い方だけでよかったわ ワイは野球以外にはそれほど興味ないんでね まぁ、これで生き残れる可能性もぐんと上がったんやし、感謝しとるわ(ニッコリ」 「僕は…君を信用していたというのに…最低なやつだよ!お前は!」 僕の意識が遠ざかっていく 許せない…許せない野郎だ…ふざけるな…! 「ち…ちくしょう!!いつか殺してやる!!!」 「畜生やて? ハハ、よう言われますわ」 僕は黄色い化け物野郎のニヤニヤした憎らしい顔を睨み付けた しかし、徐々にその腹立たしい顔もぼやけていった… ふざけやがって…チクショウ……畜生………… 彡(^)(^)「やったぜ。」 そう呟いて、手際よく拳銃に安全装置をかける 撃つ瞬間こそ、大きな緊張と恐怖があったものの、終わってしまえばスカッとしたものである そう、自分が生き残るために誰かが犠牲になるのは自然の摂理…つまり仕方ないこと そうして、一等自営業のデイバックを拾い上げ、ひっくり返す 拳銃以外にも何か役立つ物が入っていればいいのだが… 中から出てきたのは木製のバット、そしてキラキラと輝く粉だった 言わずもがなやきう好きの彼は、思いがけない品に笑みがこぼれる そして粉の方には『ひかりのこな』と書かれていた 説明によると『キラキラ光る粉。光の反射で相手の目を惑わせる』だそうだ 要は体にふりかければ、闇討ちで死ぬ危険性を減らせるってことか 早速粉を浴びる。「強く強く輝けるタマになれ」なんて言葉を思い出す …さぁ、さっさとここから離れてしまおう 地図によればこの付近に野球場があるらしい 他の目処も立ってないし、とりあえずそこへ向かうことにした 【F-1/一日目・深夜】 【やきうのお兄ちゃん@なんJ】 [状態] 健康 [装備] H K USP@現実 [道具] 基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、きのこの山@現実、たけのこの山@現実、PSP@現実、木製のバット@現実、ひかりのこな@ポケットモンスター [思考・状況] 基本 生き残り最優先 1 やったぜ 2 野球場へ向かう 3 マッマは流石におらんよな…? やきう兄が立ち去ってから数分後、小さなうめき声が聞こえた 一等自営業は腹部を撃ち抜かれたものの、すぐには息絶えていなかった しかし依然として出血は止まっていないため、このままでは力尽きるのは明らかだ 苦痛に耐えながらも一等自営業は、アスファルトに血文字で「黄色 化け物」と書き記す このまま死んでたまるものか…!絶対にあのクソッタレ野郎に報いを与えてやる…! 僕は甘かったんだ…この場で簡単に人を信用するなんて愚かな行為だったようだ… あぁ、僕の命が続いているあいだに、誰か『お人好し』が通りがかって助けてくれればいいのだが… もし一命を取り留めることが出来たならば、必ず…必ず復讐してやる…! 今彼に出来ることは誰かに助けを求めることだけであった だが、信用することを愚かだと判断した彼の思考は、少しだけ歪み出したと言える 【一等自営業@軍事】 [状態] 瀕死、怒り、精神不安定 [装備] [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】) [思考・状況] 基本 殺し合いから生きて帰る 1 誰かの救いに期待する 2 黄色い化け物(やきうのお兄ちゃん)を殺す ※数時間このままだと力尽きます ※死んだ時のためにダイイングメッセージを書き記しました 「黄色 化け物」 《支給品紹介》 【H K USP@現実】 ドイツの銃器メーカー、ヘッケラーアンドコッホ社によって作られたセミオートハンドガン 汎用性が高く、ドイツ連邦軍や、日本警察のSATで採用している 【きのこの山@現実、たけのこの山@現実】 きのこ厨とたけのこ厨によって日々行われている戦争 この戦争によって数多くのきのこたけのこが犠牲になってきたという… なお、両者の争点は「どちらが美味しいか」である 【PSP@PSPコピペ】 日々の生活に潤いをもたらしてくれる、と言う内容のコピペが主だが、 特に有名なのが「女の子に絡むチンピラを倒す」ネタだろう PSPキックやPSP裏拳、PSPエルボーにPSPチョップ…どれもPSPを使ってないのがミソ 【木製のバット@現実】 やきうで使うバット。一般的にはスポーツで使うが、こういう場ではやっぱり手頃な鈍器に 【ひかりのこな@ポケットモンスター】 キラキラと光を反射して相手の目をくらます粉 ポケモンでは様々な対戦理論があるが、一部では「光の粉を持たせて攻撃を全部回避すれば絶対勝てるwwwwwwササッwww」と言う、 回避論理が提唱されているとかいないとか No.06 Across the――――/お断りします 時系列順 No.08 川越シェフがバトルロワイアル中に料理をしている画像下さい No.06 Across the――――/お断りします 投下順 No.08 川越シェフがバトルロワイアル中に料理をしている画像下さい やきうのお兄ちゃん No.41 それでも人ですか? 一等自営業 No.35 ちはやぶる たらちねの
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第一回放送までの死者 逝 か れ た メ ン バ ー を 紹 介 す る ぜ ! 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 場所 深夜 S県月宮 ひろゆき 00 オープニング 首輪爆破 ? ? 荒巻スカルチノフ ? ? 室伏広治 ? ? MSKK モララー 03 MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 射殺(頭) モシン・ナガンM28 B-4 ショボーン お断りします 06 Across the――――/お断りします 射殺(頭) ボウガン C-1 オエー 川越達也 08 川越シェフがバトルロワイアル中に料理をしている画像下さい 屠られて食材に利用される 包丁 D-3 ウララー カーチャン 11 ワッフルワッフル 刺殺(胸・腹・喉) 匕首 F-6 エルメス クマー 20 ( ^ω^)と嵐を呼ぶクマーのようです 捕食 鍛えぬかれた肉体 D-1 黎明 寺生まれのTさん クマー 26 寺生まれはスゴかった 失血死 鍛え抜かれた肉体 D-2 一等自営業 やきうのお兄ちゃん 35 ちはやぶる たらちねの 失血死(≒射殺) H K USP F-1 モッピー 一条三位 38 Bump of Belgianeso 刺殺(頭) 日本刀 B-3 レベル男 モララー 斬殺(首) 赤い刃 エルメェス やきうのお兄ちゃん 41 それでも人ですか? 射殺(胴?) H K USP D-1 原住民 やきうのお兄ちゃん 射殺(頭) H K USP 早朝 ドクオ クタタン 50 心の闇 斬殺 ネメア B-2 麦茶ばあちゃん クタタン 圧死 ネメア 壁殴り代行 お断りします 59 意思が混ざり合う時、事件は起こる 射殺(頭) ボウガン B-4 ゆうすけ モララー 66 Moral Hazard 失血死 ガラスの破片 C-3 以上、18名(うち3名見せしめ) 【残り52人】 おまけ 名前 最期の言葉 S県月宮 (なし) 荒巻スカルチノフ 室伏広治 「ウォォォォォォォォォ!!!」 MSKK 「いや、ていうか個人的にライバル社の製品は使いたくないお」 ショボーン (――――ショボーン) オエー (なし) ウララー 「ま、待て……!」 エルメス 「た…助けて…。助け―---ッ!」 寺生まれのTさん 「…………破ァ――――――ッ!!!」 一等自営業 「軍事ものを……扱う人間からすれば……戦車に見守られて逝くのも……悪くない」 モッピー 「あれ…?」 レベル男 「クゾッ!グゾッ!グッゾオオオオオォォォォォ!!!うざげやがってえええええぇぇぇぇ!!!」 エルメェス 「チ、チクショウ……!」 原住民 「僕たちの秘密基地、返してよぉっ!!!!!」 ドクオ 「あー…………マンドクセ…………」 麦茶ばあちゃん 「ドクオ殿!」 壁殴り代行 「いっ……?」 ゆうすけ 「な……んで……なんで……俺はぁっ……」 殺害数 順位 名前 人数 被害者 生存状況 スタンス 1位T やきうのお兄ちゃん 3人 一等自営業、エルメェス、原住民 生存 生き残り優先(畜生) モララー MSKK、レベル男、ゆうすけ 生存 マーダー(優勝狙い) 3位T クマー 2人 エルメス、寺生まれのTさん 生存 バーサーカー クタタン ドクオ、麦茶ばあちゃん 生存 マーダー(優勝狙い) お断りします ショボーン、壁殴り代行 生存 マーダー(お断り) 6位T 川越達也 1人 オエー 生存 殺し合い反対(料理人) カーチャン ウララー 生存 マーダーキラー(奉仕・タケシ) 一条三位 モッピー 生存 マーダー(優勝狙い)
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【名前】やきうのお兄ちゃん 【出典】なんでも実況J 【AA】 i⌒i | | (゚)(゚) | | 彡 と | | _ノ ー、 (ミ)、 !フ / ¢\二二二__ノ | / / ソ⌒ 、ヽ ( ヽ ) ⊂_) (_つ 【人物】 広島東洋カープのマスコットキャラ「スラィリー」に酷似した、なんでも実況Jの開拓者。元野球ch民 黄色い肌に飛び出た目玉が特徴。口調は基本的に猛虎弁(エセ関西弁)。ファッキュー○○という暴言も飛び出す 性格は「ぐうの音も出ないほどの畜生」で、時おり原住民を虐げてはニッコリと笑う 母親が大の苦手。時に吹っ切れて母を惨殺…なんてことも。「やったぜ。」 【特徴的な口調など】 猛虎弁(エセ関西弁) ファッキュー○○、サンキュー○○ やったぜ。 【あだ名】 【能力と制限】 【解説】 昔は過疎板だったなんでも実況J(なんJ)を開拓した野球ch民のことを「やきうのお兄ちゃん」と呼ぶ。「やきう」とは野球のことである。 黄色い肌と上に飛び出た目が特徴であり、1行AAでは「彡(゚)(゚)」で表現される。それまでのなんJ民は原住民と呼ばれる。 以下、ネタバレを含む +開示する 本ロワにおける動向 【スタンス】 生き残り最優先(畜生) 【勝利時の願い事】 【本編での動向】 登場話数 タイトル 出来事 No.07 街道上のぐう畜 初登場 No.42 それでも人ですか? エルメェス、原住民を殺害。菌に感染 No.60 うーんこの球場微妙や! 荷物の整理 No.70 【悲報】やきう兄ついに出会う マッマと対面 No.75 アクシデントは突然に "ええもの"を奪われる。離散する No.89 どうしてこうなった エルメェス菌発症 【キャラとの関係(最新話時点)】 キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 畜生マッマ 母親 マッマ 恐れ 【悲報】やきう兄ついに出会う 原住民 敵対 原住民ちゃん 殺害する それでも人ですか? 一等自営業 敵対 一等自営業さん 裏切る 街道上のぐう畜 エルメェス 通りすがり 殺害する それでも人ですか? やる夫 仲間 親近感が…… 【悲報】やきう兄ついに出会う チハ 仲間 シャベッタアアァァ 【悲報】やきう兄ついに出会う グンマー 敵対 捕虜にする 【悲報】やきう兄ついに出会う いわっち 通りすがり アクシデントは突然に しぃ 通りすがり アクシデントは突然に 【最終状態】 【座標/場所/日数/時刻】 E-2 テレビ局・地下駐車場/1日目・午前
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キャラ別追跡表 追跡表1(11) モナー、モララー、ギコ猫、しぃ、ウラー、ウララー、内藤ホライゾン、ミルコ・クロコップ、キバヤシ、サバンナ、オエー 追跡表2(10) お断りします、ショボーン、一条三位、夜神月、ダディクール、クマー、ポルナレフ、ゆっくりしていってね!!、八頭身、ドクオ 追跡表3(9) やる夫、やらない夫、カーチャン、タケシ、麦茶ばあちゃん、壁殴り代行、田代まさし、川越達也、照英 追跡表4(11) スターリン、T-72神、A-10神、チハ、一等自営業、加賀、クタタン、いわっち、MSKK、イズン様、クラウドさん 追跡表5(11) ノリさん、やきうのお兄ちゃん、原住民、畜生マッマ、髪の子ファヌソ、竹安佐和記、ZUN、レベル男、寺生まれのTさん、マウンテンバイク、八尺様 追跡表6(14) キユ、エルメェス、電車男、エルメス、ぼっさん、ゆうすけ、ハルトシュラー閣下、日本鬼子、ブロントさん、モッピー、孔明、801の姐さん、鬼女、グンマー 追跡表 その他 ひろゆき
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参加者名簿 【AA】21/21 ○モナー/○モララー/○ギコ猫/○しぃ/○ウラー/○ウララー/○内藤ホライゾン/○ミルコ・クロコップ/○キバヤシ/○サバンナ/○オエー/○お断りします ○ショボーン/○一条三位/○夜神月/○ダディクール/○クマー/○ポルナレフ/○ゆっくりしていってね!!/○八頭身/○ドクオ 【ニュー速VIP】9/9 ○やる夫/○やらない夫/○カーチャン/○タケシ/○麦茶ばあちゃん/○壁殴り代行/○田代まさし/○川越達也/○照英 【軍事】6/6 ○スターリン/○T-72神/○A-10神/○チハ/○一等自営業/○加賀 【ゲームハード】5/5 ○クタタン/○いわっち/○MSKK/○イズン様/○クラウドさん 【なんでも実況J】4/4 ○ノリさん/○やきうのお兄ちゃん/○原住民/○畜生マッマ 【ゲームサロン】4/4 ○髪の子ファヌソ/○竹安佐和記/○ZUN/○レベル男 【オカルト】3/3 ○寺生まれのTさん/○マウンテンバイク/○八尺様 【週刊少年漫画】2/2 ○キユ/○エルメェス 【モテない男性】2/2 ○電車男/○エルメス 【ニュース速報】2/2 ○ぼっさん/○ゆうすけ 【創作発表】2/2 ○ハルトシュラー閣下/○日本鬼子 【ネトゲ実況】1/1 ○ブロントさん 【アニメサロン】1/1 ○モッピー 【三国志・戦国】1/1 ○孔明 【801】1/1 ○801の姐さん 【既婚女性】1/1 ○鬼女 【まちBBS】1/1 ○グンマー 66/66
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スターリン・・・4 28 権力に飢えた扇動家 47 同志スターリンと語らい合う軍師孔明 58 地面に寝そべる獅子を見た 87 試される…… T-72神・・・4 10 【戦車攻め?】喪男×戦車×腐女子【喪男受け?】 31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム 50 心の闇 72 戦争を知らない大人たち A-10神・・・4 23 バカとノートと機関銃 55 暇を持て余した神々の馬鹿騒ぎ 67 feeling of love 86 神々の戦い チハ・・・5 35 ちはやぶる たらちねの 51 おっぱいなんて、ただの脂肪の塊だろ 70 【悲報】やきう兄ついに出会う 75 アクシデントは突然に 92 答えのない自問自答 一等自営業・・・2 07 街道上のぐう畜 35 ちはやぶる たらちねの 加賀・・・4 17 やっぱ母艦かな 34 こんな加賀は嫌だ! ~安価でトランスフォームする~ 59 意思が混ざり合う時、事件は起こる 81 迷える心 クタタン・・・3 36 すべては、セカイ動かすために。 50 心の闇 76 さー、新展開。 いわっち・・・6 12 とうとう11月が来てしまった! 36 すべては、セカイ動かすために。 57 Knight of Nights 75 アクシデントは突然に 85 茶鬼 89 どうしてこうなったfate of the blood MSKK・・・1 03 MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 イズン様・・・4 15 ヤバイ。最近の若者ヤバイ。マジでヤバイよ。 54 夢で逢えたら 77 emotion 101 悲しみの弔鐘はもう―― クラウドさん・・・4 03 MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 40 If you were here 63 良識を持って行動してきた結果www 79 涙の中にかすかな灯りがともったら
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◆shCEdpbZWw 投下作品 09 リア充爆発しろ 11 ワッフルワッフル 22 ステマ ~Stealth Murder~ 35 ちはやぶる たらちねの 37 僕らはいずれ誰かを疑っちまうから 39 汚いなさすがひろゆききたない 41 それでも人ですか? 45 カルネアデスの板 48 一つ星シェフ 54 夢で逢えたら 57 Knight of Nights 58 地面に寝そべる獅子を見た 61 最高に『廃!』ってヤツだ! 65 人間の証明 ~ A place in the sun~ 66 Moral Hazard 72 戦争を知らない大人たち 79 涙の中にかすかな灯りがともったら 86 神々の戦い 登場させたキャラ 1回 壁殴り代行、ZUN、カーチャン、ウララー、ノリさん、ぼっさん、ハルトシュラー閣下、一等自営業、畜生マッマ、チハ、キユ、タケシ、ゆっくりしていってね!!、ブロントさん エルメェス、原住民、やきうのお兄ちゃん、やる夫、ウラー、ミルコ・クロコップ、モナー、川越達也、ポルナレフ、マウンテンバイク、イズン様、電車男 いわっち、しぃ、ギコ猫、サバンナ、孔明、スターリン、ダディクール、夜神月、田代まさし、モララー、ゆうすけ、801の姐さん、照英、T-72神 鬼女、日本鬼子、クラウドさん、一条三位、A-10神、髪の子ファヌソ 作品に寄せられた感想 キャラクター達の過去や、本家2chでの扱いを絡めた作品が多い書き手さん。それは、それだけ豊富な知識を持ち合わせている事の裏付けであり、それを絶妙かつスマートに紡ぎ出す技術は美しさをも覚えるだろう。タイトルもハイセンス。 -- 名無しさん (2013-02-19 12 40 14) 名前 コメント
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参加者名簿(ネタバレあり) ※●のついたキャラクターの名前をクリックするとそのキャラクターが退場してしまった話にジャンプします。 黒幕:俺ら(創作板パロロワスレ住人) 主催:ひろゆき、FOX 【AA】12/21 ●モナー/○モララー/○ギコ猫/○しぃ/○ウラー/●ウララー/○内藤ホライゾン/●ミルコ・クロコップ/○キバヤシ/●サバンナ/●オエー/○お断りします/●ショボーン ○一条三位/●夜神月/●ダディクール/○クマー/○ポルナレフ/○ゆっくりしていってね!!/○八頭身/●ドクオ 【ニュー速VIP】5/9 ○やる夫/○やらない夫/○カーチャン/○タケシ/●麦茶ばあちゃん/●壁殴り代行/●田代まさし/●川越達也/○照英 【軍事】4/6 ○スターリン/○T-72神/●A-10神/○チハ/●一等自営業/○加賀 【ゲームハード】4/5 ○クタタン/○いわっち/●MSKK/○イズン様/○クラウドさん 【なんでも実況J】1/4 ●ノリさん/○やきうのお兄ちゃん/●原住民/●畜生マッマ 【ゲームサロン】2/4 ○髪の子ファヌソ/●竹安佐和記/○ZUN/●レベル男 【オカルト】2/3 ●寺生まれのTさん/○マウンテンバイク/○八尺様 【週刊少年漫画】0/2 ●キユ/●エルメェス 【モテない男性】1/2 ○電車男/●エルメス 【ニュース速報】0/2 ●ぼっさん/●ゆうすけ 【創作発表】2/2 ○ハルトシュラー閣下/○日本鬼子 【ネトゲ実況】1/1 ○ブロントさん 【アニメサロン】0/1 ●モッピー 【三国志・戦国】1/1 ○孔明 【801】1/1 ○801の姐さん 【既婚女性】1/1 ○鬼女 【まちBBS】1/1 ○グンマー 38/66 みせしめ ●S県月宮@ネットゲーム板 ●荒巻スカルチノフ@AA ●室伏広治@ウエイトトレ板