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. 突然ですが皆さん、故郷は好きですか? 私は好きです。リュッセルの地は厳しい自然と翼竜たちの恐ろしさで知られていますが、私にとってはかけがえのない愛しい故郷です。 厳しくとも自然は美しく、人々はよい方ばかり。守りたい故郷。この命は故郷とその地に住む人々のためにあると心得ております。騎士の家にて、私は女に生まれました。いずれ当家のためによきお相手を見つけてもらい、嫁ぐことが私の役目と心得ておりました。ですが、あのお方が現れた。私をはじめ、それまで戦場に出ることはもちろん、騎士を名乗ることも許されなかった女性たちの中から若く志高き竜騎士たちが誕生しました。今、私はリューネ騎士団の末席を汚させていただいております。 兵を挙げられたというのに、アルティナ様は他の群雄の方々とは少し異なるお方でした。そのお考えは大きく、崇高で、浅学非才な私には思いつくようなものではなく、お恥ずかしながら衆目の前で私は涙を流してしまいました。騎士として取り立てて頂いた上に、アルティナ様のようなかつてない英雄に仕えられることは無上の喜びです。これより先は、リュッセルの地の守り手として誠心誠意尽くすのみです。 初陣は恐怖でした。実戦で翼竜を駆るのはもちろんこれがはじめて。さらに、下は見渡す限りの青一色。目前の敵はこの世のものではありませんでした。人はそれを悪魔と呼びます。繰り返します、私は恐怖しました。つい今朝まで私に剣と翼竜の御し方を教えてくださった方が一瞬にして落命されました。それを見たのみで、私は、自らの翼竜にしがみつき、戦う前から戦意を喪失していたといいます。その後、どのようにしてリュッセルへ帰ったのかははっきりとは覚えておりません。ですが、目を閉じ、意識も遠のく中で、あのお方の高い声が空に響いていたのを聞いたようでした。 「初陣はしくじる者の方が長生きする」 と、宿将のオーティ様から励ましの言葉をいただきました。末端の兵、それも役立たずの私にはなんと過分な。より一層の努力以外に報いるすべはないと知りました。 次なる戦地は沼でした。アルティナ様は同盟国のパーサの民を救援するために、沼地を越えよと仰せです。私もあれから修練を積みました。穹廬奴と呼ばれるその部族と、リュッセルの騎士たちは過去に少なからず衝突を繰り返しており、その獰猛さはこの耳にも届いております。しかしながら、私たちの後方にはアルティナ様がいらっしゃいます。大義を信じ、進むのみです。訓練のとおり、一定の距離を保ちつつ戦い、折を見て急降下して斬りかかる。私は一体のリザードマンをその戦で討ち取りました。 その時の確かな手ごたえ。同僚たちから賞賛を受けるも、私の心はどこか複雑でした。大義のためとはいえ、私はひとつの命を奪った。あのリザードマンは誰かの息子であり、誰かの夫、誰かの兄であったのかもしれない。私の様子を察してか、先輩の騎士様がこう仰いました。 「命を奪うのが戦争だ。だが、おまえが敵を倒したことで確実に味方は救われている」 迷いは自分のみならず味方も殺す。当たり前のことではありましたが、私は覚悟が足りのうございました。その日、神に赦しを請いました。次の日の戦いで私に声をかけてくださった方は旅立たれ、私は二体のリザードマンを討ち取りました。 騎士団がパーサにたどり着く前に、状況は大きく変わりました。東南の果て、聖地と呼ばれる場所から古代の力が這い出てきたといいます。エルフ族、ドリュアス族、それと外海の旅のお方はそれを大いなる力と呼んでおられました。大いなる力は全てを滅ぼす存在とのこと。にわかには信じ難い話。ですが、それが本当ならばそれを野放しにもできない、とアルティナ様は仰せです。私も戦に従軍いたしました。 初陣では悪魔たちを前に意識を失った私ですが、その戦いで私は思考を停止しました。常識の範囲内ではない、いえ、そもそもそれは戦と呼べるものではありませんでした。遠くからでも見えるその宙に浮かぶ巨像はこちらを向くと、強烈な光を発しました。光に包まれた者たちの多くは一瞬にして蒸発。辛うじて生き延びた私も力なく沼地に落下していくしかありませんでした。 アルティナ様は大いなる力との戦いに最強の竜騎士であらせられるセレン様と聖騎士・オルジン様を起用なさいました。その戦いは後に伝説となるほどのものであったといいます。リューネ騎士団の中にありながら伝説の瞬間に居合わせることができなかったのは残念な次第でありますが、私は別の任を承りました。リュッセルにて悪魔たちを防げと仰せです。これもまた、重要な使命。 悪魔たちと幾たびも戦ううちに、私も対悪魔戦でお役に立つことができました。瘴気を遠くへ打ち出す動作の間に瘴気に耐えつつ斬り込めば悪魔とて倒せない相手ではない。それが、私が実戦で学んだことです。 悪魔との戦い方も覚えてきた頃、その報せは訪れました。リュッセル城、陥落。私をはじめ、その場の全員が絶句しました。ですが、ただの絶句でなくガルダーム様は策を講じられていたようでした。リュッセル城を陥落せしめたのはリジャースドと名乗る流れの竜騎士だといいます。その悪名は聞いたことがありました。悪しき黒竜と結び、闇に落ちた竜騎士。驚いたことに、その悪名高い男の呼びかけになびく騎士たちがあまりにも多かったのです。これは、リュッセルに古くからある郷士と直参の対立を利用した策であることは明白でありました。さらにそこへパーサ方面から伝令でなく、情報が流れてきました。アルティナ様が亡くなられた。それが本当ならばこの事態も頷けてしまいます。ああ、主よ。 ガルダーム様はそのお考えを私たちにお話しくださいました。その策とは、ガルダーム様が一人で囮となり、私たちを逃がす――というものでございました。この状況ではいかにガルダーム様といえど、お一人では生き残れる見込みはありません。ですが、この場の全員で抗戦しても被害は増すばかりなのも事実。騎士たちの中から一人、また一人とガルダーム様と共にここに残ることを志願する者が出ました。私もその中に歩みでようとしたとき、 「そなたらの気持ち、嬉しく思う。その志あらばこそ、ここは生き延びよ。沼地を越えるという任も決して楽なものではない。私を守る剣あらば、それで他の者を守れ」 嗚呼、なんというお方だ。このような方をお守りできぬとはあまりにも無情。そして我が身の非力を呪わざるを得ません。ですが、ガルダーム様のお気持ちは受け取りました。いずれ、天にてお会い致しましょう。 沼地を越える騎士たちを率いられるのはルウェンダー様であられました。私はルウェンダー様のお側に侍りました。 「あなた、穹廬奴と戦ったことは?」 ふと、ルウェンダー様が私にお声をかけてくださいました。私は答えます。 「過去に6度の戦いに従軍し、11体の穹廬奴を討ち取りました。ここは彼らの庭。私たちは侵入者です。彼らは容赦なく襲ってくるでしょう」 少し気分を害されたのでしょうか。ルウェンダー様はうつむき加減になり、 「そ、そう。私、穹廬奴はもちろん、実戦らしい実戦なんてやったことなくて・・・・・・。でも、あなたすごいわね。私と同じくらいの歳でもうそんなに活躍してるなんて」 と仰いました。私はこう言いました。 「騎士として剣と竜を与えられれば1体の敵を屠るは当然。私の出た戦いで、私の未熟さゆえに亡くなられた英霊は私の知る限りでも20人を越えます。私は一人前の働きすらしてはおりません」 少し尊大な態度でありましたでしょうか? 私の言葉にさらにルウェンダー様は表情を翳らせてしまいます。 「はあ、やっぱり私ってだめね。もういっそ、あなたに指揮を執ってもらった方がいいかも」 「ルウェンダー様はその才知によって今の地位にまで上り詰めたお方。私のような凡百の者とは別格の方であられます」 その時の私の口は勝手に動いていたように思えます。加えて、 「ガルダーム様が指揮権を委ねられたこと、それがなによりの証拠。毅然としておられませ」 などと畏れ多いことを口走ってしまいました。 「そ、そう。ありがとう。えーっと、あなたの名前は――」 その時、敵が来襲した。敵はやはり穹廬奴。しかし、それまでに私が相手にした者とは違う。わずかばかりの時間で何騎もの騎士が討たれました。私と、古くからの顔なじみの騎士たちは無言でうなずき合い、陣形を変えてルウェンダー様を守りながら戦いました。敵は強い。このまま逃げ切るのは不可能。私と何騎かの戦友が、特攻を仕掛けることで、ルウェンダー様と味方の多くを逃がすことに決めました。なぜか、胸がすっきりしました。ああ、きっとあの方も同じような気持ちだったのかもしれません。 「あなたの名前は――」 味方の騎士の竜に乗せられたルウェンダー様が私に向かっていま一度そう聞かれます。 「お逃げください」 名乗らずに私はそう答るのが精一杯でした。 何体かのリザードマンを倒した後に、私の胸は剣で貫かれる。天地が逆転し、自分が落下していくのがわかる。沼に落ちるのは何度目でしょう。できれば地獄には落ちたくないものです。きっと地獄にはアルティナ様もガルダーム様もいらっしゃらないでしょうし。 アルティナ様、お赦しください。私が大義のために剣を振るえるのは、ここまでのようです。そして、主よ、どうか地に生きる人々に幸あらんことを。この流血が最後のものであらんことを。 一気に読むほど面白かったです -- 名無しさん (2011-02-27 23 49 10) 問題は長いということだな -- 名無しさん (2011-03-20 00 15 39) 短い文章の中で起承転結がありイメージもしやすい、よい作品だと思う 目をとおすだけのつもりが本気で読んでしまった -- 名無しさん (2011-03-22 13 36 29) アルティマイトとか実際あったら超怖いわ -- 名無しさん (2012-08-04 11 58 46) ↑↑↑これで「長い」って、なろう小説すら読めないじゃん 普通に面白いSSだと思う -- 名無しさん (2020-09-13 17 11 52) 名前 コメント
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下級悪魔。魔界放浪の末、古き神に出会う。最強の力を欲すると、魂を得るごとに体が変容・強化する体を与えられる。神に「名は呼ばれるな、呼んだ者に従うことになる」と戒められる。その後人間界に転生し、名を隠し魂を狩り続け、ついに完全体となる。その矢先、ある人間に叫びにも似た声で「クウォード」と呼ばれてしまった。するとクウォードは頭を垂れ、その人間に従ったという。 ヤヌークが雇用できた理由はそれかwww -- 名無しさん (2010-02-10 15 57 49) うまい -- 名無しさん (2010-02-10 23 08 52) 何故名前知ってたと思ったら偶然の一致かw -- 名無しさん (2010-02-11 18 12 57) 偶然「クウォード」と言ってしまうヤヌークさんのセンスに乾杯。 -- 名無しさん (2010-02-11 19 18 43) うーん微妙 -- 名無しさん (2023-04-21 18 33 26) 名前 コメント
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元レオーム朝の水軍将校。様々な武器を使いこなす強力な武人だが、その性格は強欲かつ粗暴。 ロイタス近海の海賊と結託して物資の横流しや海賊行為を行い、莫大な利益を挙げていた。 ムクガイヤの謀叛に乗じて、ローイス海の権益を独占しようとロイタスの海賊団を乗っ取り、ナース水軍と勢力を争うが破れ軍門に下る。 ナース水軍が弱体化してレオーム軍に投降した際には、過去の犯罪を糾弾されることを恐れて逃亡。 王都攻略戦後に再起をかけてヒューマック率いるロイタス・ブリガードに合流するも、死霊軍団の攻撃に歯が立たず再び逃亡し、以後はリュッセル王国軍で傭兵として働いた。 無難だが前の完全上位互換という感じでいいんじゃないかな -- 名無しさん (2010-08-28 08 12 44) 名前 コメント
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偽りの楽園に血は流れる Download 作者:陽輝満月(ヨウキノミツツキ) 作者紹介文:第一次中東戦争、それはイスラエルという国が生まれた戦い、しかし、このワールドにおけるイスラエルは失敗に失敗を重ねた入手出来たのは小火器ぐらい…戦車や車両、航空機の入手はほとんどが失敗となった兵隊を教育するヒマも無く、独立宣言を強行、周辺国全てを敵に回し全てが欠けていた、そこに、ジア・ガーディアン(JIA Gurdian)社なる傭兵が救援を申し出たなんと武器弾薬費用のみであらゆる任務をこなすと…ユダヤ人国家を認めないアメリカ西部軍派閥、ソビエト連邦反財閥派閥はそれを潰すために、あらゆる策謀を仕掛けジア・ガーディアン社(とそれを支援する三日月協会)はそれを打ち砕く為に凄まじい犠牲を出し、戦争に臨む………全ては日本が、世界が滅びの時を迎えないように、己の力を列強に指し示す為に 初期領地数 - 初期勢力数 - 初期クラス数(召喚除く) - 主な種族 - 訓練上昇値 - 備考 ver.2.0 Title画像元: Map画像元: 新シナリオ? -- 名無しさん (2020-09-19 14 28 00) イベント戦闘が主な内容の、ちょっと変わったシナリオ。 個人的にはもう少し通常の戦闘にスポットを当ててほしい -- 名無しさん (2020-09-19 19 17 51) 「英雄は日の旗本に」とか「ArtifactExplorer」の人やん。期待 -- 名無しさん (2020-09-20 14 53 46) ↑どっちもwikiに載ってないんだけどVTじゃないゲームってことかな メインのVTがあくまで世界観づくりでイベント戦闘重視なのは戦記物系(ハルスベとか光の目とか)の系統ってことかな 1.0ということはもうプレイできるんだよね、やってみよ -- 名無しさん (2020-09-20 20 05 01) ↑どっちもVT系統。単にwikiにないだけじゃないかな。 イベント戦闘というのは、ななあしさんの「スバリアの傭兵」とかの方が近いんだろうか・・・? 戦略<<(越えられない壁)<<戦術という意味では、ハルスベや光の目とは異なる。 とりあえず全て実績解放したけど、一番下の実績が前作の実績前提(?)できつかった(ギリギリの時間設定で評価はしている)。 世界観の把握や実績引継ぎの関係から「英雄は日の旗本に」のプレイをまずお薦めします。 -- 名無しさん (2020-09-22 20 54 00) ↑作者さんかな?ありがとうございます -- 名無しさん (2020-09-24 08 49 46) 一応、言っておくけど作者じゃないぞ。 -- 名無しさん (2020-09-24 19 06 26) じゃあ単なる熱烈なファンなんですね(「英雄は~」をwikiに追加してくれたみたいだし) 情報感謝です -- 名無しさん (2020-09-25 17 49 00) Ver2.0に更新しました、主な内容は日本本土決戦ストーリーの追加です -- 名無しさん (2020-11-18 13 50 06) シェムハに近い -- 名無しさん (2023-05-23 23 16 44) 中東シナ珍しいよね -- 名無しさん (2023-09-22 11 02 41) シェムハー -- 名無しさん (2024-01-20 12 06 25) 名前 コメント
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WAR Download 作者: 作者紹介文 初期領地数 - 初期勢力数 - 初期クラス数(召喚除く) - 主な種族 - 訓練上昇値 - 備考 - Title画像元: Map画像元: ゲーム単体としては明らかに機能していないが、ページの体裁だけ整えました 現状オリシナとは呼べないレベルかつ十年以上更新もないため、存在自体削除しても良い気はします -- 名無しさん (2023-10-01 22 30 05) ↑以外で10年書き込みが無くて草 -- 名無しさん (2023-10-05 03 51 29) 作者さんかわいそう -- 名無しさん (2023-10-05 08 21 26) 実際問題ただのスキルテストだよこれ -- 名無しさん (2023-10-05 09 16 35) N順で整頓するとNが?なWARが一番最初に出てくるのは正直邪魔ではある -- 名無しさん (2023-10-11 19 37 41) 誰も幸せにならないのでコメントアウトしたわ 異議あるなら適当に戻して -- 名無しさん (2023-10-14 15 05 22) 名前 コメント
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長年の悲願であるブレア地方への進出を成し遂げたアルナス汗国であったが、北部戦線の指揮を執っていた宿老クルトームの急死によって事態は急変する。 彼の力によって抑えられていた保守派勢力の動きが再び活発化し、後ろ盾を失った大汗ナルディアに対して一斉に反旗を翻したのだ。 「アルナスの梟雄」として畏れられるスネアは、その恐るべき智謀を以って反乱勢力をまとめ上げ、氏族連合「アルナス・ウルス」を結成して自ら可汗(ハーン)の座に就いた。 彼はガルガンダを追われたドワーフ族やホラガスの隠密衆を味方につけて陣容を強化すると、その支配を確かなものにすべくナルディアの抹殺に向けて動き出した。 これコメント内の謎 めっちゃいいじゃん ななあしさん採用して! -- 名無しさん (2024-01-24 12 26 48) 名前 コメント
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オステア港に住まう魔術師の少女。星幽体投射の研究者だが、魔術師としても類い希なる才能を持つ。少女でありながら、その実力はムクガイヤ魔術師団幹部に匹敵すると言われている。ムクガイヤの謀反から始まった戦乱には一切興味を持たず、ラムソンやムクガイヤが直々に出仕を求めた時も一切応じなかった。ルートガルド崩壊後は、師ピコックの誘いを受けて聖騎士ラファエルと共に新たなる脅威に対抗すべく、オステア国の第二執政となる。ラファエルが戦死した後も後継者としてオステアを率い、ラザムの使徒やグリーンウルスと共同して敵に当たった。 シナリオを見る限り x第二執政→o第三執政 -- 名無しさん (2012-10-09 23 04 19) ワルジュナという悪い妹がいる -- 名無しさん (2020-05-01 08 24 44) ワルジュナは姉だよ -- 名無しさん (2022-06-19 02 01 04) 注意!ワルジュナなんてキャラはゲームにはいません! -- mititdoll (2023-05-27 20 07 15) 名前 コメント
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英雄になることを望む土王。誰よりも力強く誰よりも豪胆、豪放磊落のウォーラックには一つの不安があった。それは使い切れないほど採掘されていた鉱石の採掘量が年々低下していることだった。今はともかく将来は充分な量の鉱石が取れることはないと確信したウォーラックは、ドワーフの将来のため、何よりも英雄になるという野心を満たすためモンスターで溢れる周囲の山々を支配する事を決意した。ゼグスらと共に順調に山々を支配していったウォーラックであったが、リステム山地の平定をしていたところを魔王軍に奇襲された。奮戦するも疲労困憊したところをルーゼルに襲われ戦死。親友の証としてゼグスよりもらった斧は、死の瞬間まで刃こぼれ一つしなかった。 いちいちかっこいいな、最終行。 -- 名無しさん (2010-02-08 20 44 20) この設定は裏設定としてアナザーのウォールラックのエンディングに活かされた -- 名無しさん (2023-10-30 09 11 56) 名前 コメント
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ローイス水軍の頭。女性でありながら豪勇を持ち、ローイス海を荒らしまわった。過去にクラーケンの群れ からルーネンを救出した事がある。剣腕はブレッド・ババラッカスと対等以上であり、「海の女帝」と 呼ばれていた。一方で読書を趣味とし、たまたま彼女の蔵書の一部を見たブレッドから、「剣腕は男以上 でも心は婦女子。」とからかわれた可愛らしい一面も持つ。 なんかニーナナスがへんたい化する前に先手を打って真面目にしてみた。 今は反省している。 -- 書いた奴 (2010-01-04 01 05 52) 現Verではブレッディはブレッドになっています。 -- 名無しさん (2010-01-04 01 17 21) ㌧、修正しました。 -- 書いた奴 (2010-01-04 01 22 42) ローイス水軍の旗揚げまでの動向が少し気になる。 -- 名無しさん (2010-01-04 01 35 34) ルーネンを助けた設定はこの頃(ブレッドがブレッディの頃)からあったのか! -- 名無しさん (2023-10-15 12 52 17) 名前 コメント
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一人の鬼畜 「うわああっ!」 森のはずれまで薬草採りにやってきたヒュンターはサーペントたちと遭遇してしまう。 驚いて腰を抜かしている彼に血に飢えた毒蛇たちは容赦なく襲い掛かる。 「先生! 危ない!!」 暗い森を駆け抜ける少女の声。それに続いて、火の魔法が投射され、サーペントたちを 焼く。死に至るほどの威力ではなかったが、サーペントたちは苦手とする火を見て一目散に逃げ出した。 「エルアート? こんな森のはずれまで、危ないですよ」 「先生。まずは自分の心配をしてください。モンスター相手に腰を抜かすなんて、情けない」 「いやはや。愛弟子に叱られるとは、私もまだまだですねぇ」 しばし、二人は笑い合う。森の枝葉の間から暖かな光が、二人の間に差し込んでくる。 日溜り。幸せなひとときであった。 「……エルアート。先ほどの火の魔法は、誰に習いましたか?」 「ん~? 自己流ですよ。新しい魔法を開発してたら、火が出たんで、もっとすごいのにできないか 研究してみたんです!」 「…………。エルアート。火の魔法は今後使ってはいけません。いいですね? エルフの身で火の魔法を使えば呪われてしまいます」 いつになく、真剣な面持ちの師に、少女は首をかしげる。呪われる。その言葉の意味が その時の彼女にはよく理解できなかった。 それから数ヶ月後、ゲルドの一派によるパーサの森への襲撃があった。 「女子供は、高い建物へ! 守り人たちよ、我に続け!」 「エルアート、いけません。貴女は、ここにいなさい」 「だめです! みんな必死に戦ってるのに。私だって魔法を覚えました。足手まといにはなりません!」 事実、彼女はよく戦った。だが、襲撃を予期できなかったせいで、守り人の数が集まらず衆寡敵せぬ 状況となっていく。押し寄せる緑色の戦鬼たちの群れ! 「くっ、私ひとりが呪われたっていい。みんなを守らなきゃ! 火の精霊よ、力を貸して!」 少女の手から火の魔法が放たれる。一発の火球で十人近くもの敵兵が焼死した。 思わぬ使い手に、ゲルドの攻勢が一瞬止まる。その隙を突いて、守り人たちは戦況を巻き返した。 後日、エルアートは族長の下へと呼び出された。 「貴女の働きは見事なものでした。ですが、貴女は禁忌を犯しました。 よって、貴女を追放しなければなりません」 「!」 「族長。それは余りにも。エルアートはまだ子供。火の魔法が禁忌であることを よく教えられなかった私に責任があります!」 「……先生」 結局、族長の下した裁きは覆らず、エルアートは追放された。 故郷を追われ、絶望に打ちひしがれる。 「どうして……。みんなのために私、がんばって戦ったのに……。 あ、あはははは……。正しいことをすると、こうなるんだ。 だったら、いっぱいいっぱい悪いことをしよう。あはははは、アヒャヒャヒャヒャヒャ!! 火が怖いと言うたエルフどもを残らず焼き殺してやるかのう! いや、殺すのは男でも だけでよい。女どもは妾の下僕にしてくれる! アヒャヒャ! アヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 その日、一人の鬼畜が生まれた。 火魔法がトリガーだったのか -- 名無しさん (2023-11-30 12 09 33) 名前 コメント