約 2,184,068 件
https://w.atwiki.jp/index-log/pages/274.html
1:異能者たちの序列について 現在判明している限り、禁書世界において生まれたものは、 天然能力者「原石」、天然魔術師「聖人」もしくは「ワルキューレ」、開発を受けた「能力者」、魔術を学んだ「魔術師」、それ以外の「一般人」に分けられる。 それぞれの詳しい定義はwikiの該当項目を読んでいただくとして、 ここでは各異能者の関係をまとめる。 「聖人」:神の子に似た人間。資質は生まれに左右される。 「ワルキューレ」:十字教の聖人に相当する、北欧神話においての特別な存在。 「原石」:周囲の環境によって自然発現した能力者。(広義の意味で上条当麻のような)生まれつきも含むと思われる(同時に、6巻で超能力ではないという事・SS2で原石のカテゴリーに収めるな、とも書かれている) 「能力者」:学園都市で開発。 「魔術師」:各宗教勢力で学習。 よって、元からの資質によってある程度区分が決まる。 順序的には、 聖人orワルキューレとして生まれた/生まれない → 原石として覚醒/覚醒しない → 魔術or超能力を習得する/しない → 一般人 となる。 なお可能性としては「聖人(ワルキューレ)に生まれつき、環境で原石として発現する」かも知れないが、 拒絶反応が起こるのか、そもそも存在しうるのかは不明。 詳しくは下図参照。 略式図 生まれる ├(生まれつき)→聖人orワルキューレ ├(環境による偶然)→原石 │ ├┬(魔術を学ぶ)→魔術師 │└(能力開発)→超能力者 │ (特に何もなし) │ ↓ 一般人 おまけ 上条当麻などの例外達 詳細版 聖人またはワルキューレである Y ―――――――――――――――→ 聖人(神裂、アックア、シルビア)orワルキューレor聖人かつワルキューレ(ブリュンヒルド) N└原石である N├―魔術師である | Y├―魔力がある N――――――――→ インデックス | | Y└能力開発を行った N ―――→ 普通の魔術師 | | Y └―――――――――――→ 土御門、エリス | | | N└能力開発を行った N――――――→ 一般人 | | | Y└超能力の才能がある N――→ 無能力者(レベル0) | Y└―――――――――→ 人工能力者(レベル1~5) Y└―――――――――――――――――→ 天然能力者(姫神、軍覇、△当麻) 2:禁書世界における「才能」 禁書では「才能」という表現が多く出てくる。 だが違う資質すべてが「才能」の一語で括られて表現されるため、判りづらくなりがちである。 魔術の起源の話 「魔術は才能ある者(=超能力)に対抗するために作られた」 「才能のある/ない」は「超能力者(原石)/魔術師」。 一般の魔術師と聖人の話 「聖人は生まれ持った才能」 ここで言う「才能」は「聖人であるか否か」。 魔術師の腕前に関する話 「ステイルは14歳にして教皇級の魔術を修めた天才である」 この才能は「技術の行使や学習方面で優秀か、そうでないか」。 この「才能」は学力で例えると判りやすい。 能力者の優劣に関する話 「一方通行は学園都市最強の能力者である。それはつまり学園都市一の天才ということだ」 ここでの「才能」は「強度(レベル)の強弱」。 知力と能力者の強さは密接に関係しているため適切な例文ではないが、魔術の例とほぼ同じ。 話の流れ的には、 最初期 「原石」として覚醒している → 「才能のある」人間(=原石) 「原石」ではない → 「才能の無い」人間(一般人) の二種類の人種が存在。 「原石」ではない人間が、それでも使える異能(=魔術)法則を作り出す この後からは「原石/聖人/魔術師or一般人」の図式となる。 魔術誕生以降 生誕から体質として魔術理論「偶像の理論」の影響下にある → 聖人(生まれたときから高い能力を持つことが保証された、魔術的な『天賦の才』) 影響下には無い → 一般人(原石として目覚めるかどうかの可能性は省略) 魔術を学んだ人間(能力者であっても学ぶ事は可能) → 魔術師 ・魔術師の中でも、魔術の開発・行使等に対して高い能力を持つ → 『天才』(「魔術の才能がある」人間) 魔術を学ばない「才能の無い」人間 → 一般人 能力者の『開発術』が確立される この後からは「原石/能力者/聖人/魔術師or一般人」の、本編と同じ図式となる。 開発術誕生以降 学園都市で開発を受ける(魔術師であっても開発はできる) → 能力者(人工的に原石に近づけた人間) ・発現した能力のレアリティ・実力・演算能力等が最高クラス → レベル5(能力者内でのランク付けによる『天才』、ニュアンス的には『秀才』のほうが近いか) 開発を受けない「才能の無い」人間 → 一般人 となる。上の時代から順を追い、「才能」の部分が示すものは何かを考えれば大抵は理解できるはず。
https://w.atwiki.jp/aigistd/pages/142.html
入手方法プレミアム召喚、レア召喚、ベース召喚 のコンプリート報酬 概要 ユニットデータ レベル HP 攻撃力 防御力 ブロック数 コスト 好感度上限 ワルキューレLv1 953 300 198 1 ~17 攻撃力+防御力+ ワルキューレLv50 ユニコーンナイトLv1 1 ~ 攻撃力+防御力+ ユニコーンナイトLv50 攻撃力は好感度補正を含む レベルMAXでクラスチェンジした場合の数値 スキル ワルキューレ 回復Ⅲ レベル1 HPが最大値の41%回復 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 ユニコーンナイト レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 クラスチェンジ素材 寝室データ セリフ 0% クリッサだ!王子が必要なら、私は戦う! % % % 100% シーン 第1回 第2回 雑感 好感度テーブル的に数値で見ればシビラと同じか、自己回復がある上に基本ステータスがかなり高いから頼りにしてます。そしてかわいい。 -- 名無しさん (2013-12-05 12 30 44) 名前 コメント 合計: - 今日: -
https://w.atwiki.jp/mamumisamon/pages/20.html
1 2 3 天界 A ワルキューレ 天界戦士 パラスアテネ 天界戦士 天界女戦士 天界戦士 パラスアテネ 天界女戦士 天上神 戦闘天使 ヴァルキリー 天界女戦士 パラスアテネ B 天界戦士 ワルキューレ 天界女戦士 天界戦士 戦闘天使 天界戦士 ヴァルキリー 天界女戦士
https://w.atwiki.jp/atlandata/pages/59.html
ヴァルキリー クラス:A 昇級:五色の霊魂の結晶系 特殊要素:盾装備可能 「オーディンの名の下に!」 ステータス A級の剣傭兵で、100レベルから雇用可能。雇用クエには国家ダンジョンの報酬が絡んでくる。物理攻撃封印・行動力アップ・強制スタンと、とても便利なスキルを覚える。狩りでは強制スタンで硬い敵も簡単に落とせるようにできるし、迅速で火力列の行動力を上げれてヒーローや火力傭兵をたくさん動かせるようになるので、手動狩りとの相性はいい。対人でもどのスキルも強力で、A級の名に恥じない性能となっている。現在は対人でほぼ必須傭兵となっている。盾を装備できるので壁役としても活躍できる。飛んでるように見えるが浮遊属性はない。しかし通常攻撃のときや被弾時に急上昇し、ミスクリックを招きやすいので注意。 実はこの傭兵は、日本サーバーでどこにもヴァルキリーという表記はなく、英雄名もモリアンとなっている。しかしこれは、C級剣傭兵のワルキューレ(従士)をヴァルキリーのドイツ語表記のワルキューレとしてしまったため、仕方なくこちらはヴァルキリーとできなかったと推測される。ちなみにグロ鯖では日本語訳するとワルキューレは女騎士(Lady knight)、ヴァルキリーはヴァルキリー(Valkyrie)となるので、この傭兵はヴァルキリーと呼んで問題ない。というかモリアンと言っても通じないことが多いし、モリアンでググってもほとんど検索に引っかからない。結論を言うと、C級の女騎士(従士)をワルキューレと日本語訳してしまったのが問題である。 狩り ヴァル剣で強制スタンさせていやな敵の行動を封じるor一気に落とすような使い方ができるので、手動狩りでも地味に便利。自動狩りで使う場合、行動順を早めにする(2、3番目あたりに割り当てる)と物理スタン→後続の攻撃でダメージ効率がよくなるので活用しよう。迅速も火力職のいる列にかければサクサクになる。封印の剣はDOTも高く、物理封印と同時に縦列の体力をガリガリ削ることができる。 一般TBS 迅速が移動距離+1になるのでそこそこ便利。毎週土曜のリデランのように、敵との距離が微妙な戦闘でもこれを使えば槍以外の近接でも初ターンから殴りに行けるようになる。魔力の塔でも重宝される。 リーグ 配置はよほどのことがない限り前衛になるだろう。オデほど硬くはないので、削られたりノーガードになって集中攻撃を受けそうならば他の傭兵と入れ替えたりしよう。 後列に迅速とドルバフをかけて後列の火力職でガンガン攻めるスタイルが強い。ドルバフを使わなくても早いうちに後列に迅速を使うのが基本。ただ相手にスパルタンやリーバがいて浄化書を使うならば、開幕迅速はやめておこう。とりあえず迅速の癖が付いている人は注意。爺1なら中列と後列の迅速2枚もありだが、ロロや卑弥呼がいるならば後列1枚だけのほうがいい。 その他にもヴァル剣で強制スタンや封印の剣で敵の強力な物理攻撃を封じたり、さらには壁としての性能も高く、とりあえず入れておいて間違いない傭兵となるだろう。 コロシアム 基本性能が高い上にコロでは剣傭兵が強い。つまり超高性能である。ヴァル剣が発動したら集中攻撃で落とすべし。相手の火力職に封印の剣も忘れずに。封印された龍の牙を装備することでさらに足止め効果がアップする。 スキル 封印の剣 行動力:150(リーグでは200) クール:3 持続:2 範囲:縦一列 射程:2 特殊:貫通ダメージ属性・通常攻撃使用不可 敵の縦列の物理攻撃を使用不可にする魔法。物理封印効果の他に高いDOTも与えられて強力。 ダメージはクリックした相手が一番大きく、前列指定と中列指定で他の傭兵へのダメージも変わる。前列指定した場合は前列>中列>後列、中列指定した場合は中列>前列=後列となり、総合的なダメージは中列指定にしたほうが大きくなる。このスキルを打ち込む列の傭兵のHP状況を見てどちらに打ち込むか考えて使おう。 対人ではドルバフのかかった強力な火力職の攻撃や被弾力の高い銃・砲傭兵の攻撃を封じることができ、相手の被弾撒きを大きく制限できる便利スキル。連発はできないがうまいタイミングで使えれば戦いを有利に進められる。このスキルと同時に呪術書も使うと呪術書が消されにくく、相手の行動をかなりコントロールできるので活用しよう。ちなみに沈黙系スキルなのでボスやスタン耐性のもつ雑魚敵には使用できない。 迅速の権能 行動力:75 クール:1 持続:最大で14(slv1で3。10増えるごとに持続+1?) 範囲:十字(100昇級から。未昇級で単体、80昇級まで縦1列) 味方の行動力を増加(厳密には追加)する魔法。狩りでは上昇力が高く、これを火力職に使えばほぼ毎ターン攻撃できるのでとても便利。対人でも行動力はとても重要なので、使うならば早めに使っておきたいところ。後列に迅速を入れて運用するのが基本(同時にドルバフも使えたらなおよい)。 ヴァルハラの剣 行動力:0(パッシブ) 範囲:単体 特殊:貫通ダメージ属性、使用解除不可 途中でヴァルキリーに追加されたスキル。通常攻撃をした相手に一定確率で物理スタン(被弾3のときのやつ)にする強力なスキル。これで嫌な敵を黙らせたり、物理スタン=防御力激減なので硬い敵も一気に落としたりと便利。80まで上げれば狩りでは発動率は100%となり、スタンする相手には無双状態。対人での発動率は40%程度。 スキル振り ○封印の剣:お好み 迅速の権能:お好み ヴァルハラの剣:MAX 狩り構成。ヴァル剣は発動確率の関係でMAXがいい。残りは迅速を使うならそちらを優先して上げよう。 ○封印の剣:MAX 迅速の権能:たくさん ヴァルハラの剣:MAX 対人構成。剣傭兵なので、ヴァルハラの剣をMAXにしておけば残り2つも簡単にMAXにできるはず。
https://w.atwiki.jp/summonmate/pages/215.html
+ヴァルキリー ヴァルキリー 情報 属性 光1 入手方法 女神の城(天上神を倒さないと仲間にならない) サイズ 1 成長速度 タイプB 系統 天界系女系剣系人型 覚える魔法 習得Lv 魔法名 消費MP 7 ミワクル 5 11 五月雨斬り 4 野生のステータス LV 属性 MHP MMP ATK DEF AGL MGC SPR 47 光1 113 78 131 128 100 72 62 無吸収LV99のステータス(装備抜き) MHP MMP ATK DEF AGL MGC SPR 230 160 255 250 210 150 130 成長率(Lv1~Lv21小数点第2位まで) MHP MMP ATK DEF AGL MGC SPR 2,20 1,55 2,50 2,45 2,10 1,50 1,30 初期装備 鋼の剣 鉄の鎧 鉄の盾 成長率はMHP2.20、MMP1.55、ATK2.35、DEF2.30、AGL2.10、MGC1.50,SPR1.30で、合計276でした。 -- DIO (2010-11-21 20 07 43) こう見ると魔法関係のステータスが低いです。まだ吸収による変化は分かっていないというよりはないようですが・・・。 -- DIO (2010-11-21 20 09 03) 女性型ながら攻撃力に優れている。魔法面を捨てれば、なかなか強いのか? -- DIO (2010-11-21 20 18 20) おっと、もう既に成長率出ていましたか。失礼しました。 -- DIO (2010-11-21 20 22 02) これも吸収するメリットが・・・ミワクーラが欲しい -- 名無しさん (2010-11-24 16 44 34) 無吸収でレベル99まで育成したときのステータスは左から230、160、233、229、210、150,130でした。 -- DIO (2010-11-24 17 15 37) ヴァルキリー+ ?でワルキューレ 。ヴァルキリー+ワルキューレでパラスアテネとか。 -- 大魔王 (2010-11-24 17 56 36) 次はパラスアテネが出てくるでしょうな。今は変化なしですがな。 -- DIO (2010-11-30 16 41 47) 合計は266です。 -- マック (2010-12-17 22 28 19) こいつの名前多分変わる。変わったらほかのモンスターの名前になる。 -- 名無しさん (2010-12-18 16 35 21) ↑句読点を入れておきました。 -- マック (2010-12-18 16 37 17) 五月雨切りではなく五月雨斬りです。 -- 名無しさん (2010-12-19 14 33 03) 五月雨斬りって日本ごでなんていうの 書けたのはコピーしたから -- 名無しさん (2010-12-19 14 34 36) さみだれぎりと読みます。 -- kkk (2010-12-19 14 38 33) ごつきあめきりってよんでった -- 名無しさん (2010-12-19 14 41 11) ↑↑ありがとうございます -- 名無しさん (2010-12-19 14 41 42) 五月雨斬り>修正しておきました。ご報告ありがとうございます。 -- マック (2010-12-19 17 23 08) 俺の嫁 -- 名無しさん (2010-12-23 21 35 45) 4つのステは高め。SPRでトータルは足を引っ張ってしまっているか。他の天界系が出たらどうなるか。 -- DIO (2010-12-24 15 32 30) ワルキューレちゃんちゅっちゅ -- 名無しさん (2011-01-04 13 26 39) ステに変更が。ATKが2.50、DEFが2.45になり、これで合計は272に。 -- DIO (2011-01-08 09 55 37) ATKは剣系モンスターの中では高い方になった。SPRはかなり低いけども。 -- DIO (2011-01-09 10 24 12) AGLは天界系の中ではトップ。ATKも優秀なので、スタメン起用の価値はそこそこあるか。 -- DIO (2011-03-10 15 56 07) gggglkンM:dxmhxlcemx絵dxarnfc hんwふぁf、ぉw -- jjj (2012-03-29 21 07 08) 吸収してあげてください DIOさん 女にモテないよ -- ggg (2012-03-29 21 09 47) ミワクル使うとっても使えるけど、使われるととっても大変。 -- 桜+パイナップル (2012-05-15 17 38 19) かわいい -- 柴野桃子 (2012-09-27 19 28 24) 可愛いは正義 -- 名無しさん (2016-11-08 01 11 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/35.html
「ハハハハハッ!いつまでもつのかな?」 左右から人形が迫る 「くっ」 エピタフで予知していたので一体を右腕で殴り破壊。二体目の攻撃を回避 「エピタフ!」 次の予知、その予知は 「後ろ三体!」 右腕のチョップで一気に三体倒す。だがこのままだと 「・・・消耗戦になってしまう・・エピタフ!」 事実、本体であるギーシュに詰め寄れない。詰め寄ろうとしても何体もの人形が邪魔をするのだ 「右二体前一体・・ここ!」 左後ろに下がり瞬時に 「エピタフ!」 未来予知を使う。その結果 「・・・囲まれた?!」 「こうも簡単にその敷地に来るとはね。今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動さ」 「まずい・・・!」 周囲の土から現れた人形、数にして八体 ドッピオは右腕を使い回転して周囲の八体を薙ぎ払う様に倒す 「エピタフ!」 次の予知を行うが 「・・くっ」 さっき倒さずにいた三体の人形の攻撃、前、右、左 ドッピオは右腕を地面に打ち後方に下がろうとするも ドガッ! 「ぐっ・・・?!」 後ろの何か・・・いや、青銅の鎧人形にぶつかってしまった 「言っただろう?今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動と その三体は今までのワルキューレじゃないかな?」 「しまっ・・」 ドゴォッ! しまったと言い切る前に殴り飛ばされる それは計算されたのかギーシュ手前の二、三メートルまで飛ばされた 「・・・ゲホッ」 「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」 「・・・れが」 「・・・よく聞こえなかったなーもう一度言ってくれないかな?」 「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」 ドッピオは少しギーシュに対して不満を持っていました。二股もさることながらルイズを小ばかにした態度が気に入らなかったのです 「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」 ドッピオに杖を突きつけギーシュは 「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」 ドッピオは瞬時にエピタフを使い対応しようとしますが 「やめて!!」 その声にさえぎられたのです 午前の授業を終えたルイズは一度部屋に戻りました ドッピオに昼ごはんを与えるためドッピオを探していたのです ですが 「部屋にもいないなんて・・掃除は綺麗にやってるみたいね まったく主人をほったらかして何をやってるのかしら。あの使い魔は」 少々ルイズは怒っていました。自分の使い魔が自分にまったく干渉しようとしないのですから 「本当にどこに行ったのかしら」 「お困りのようね。ゼロのルイズ」 と、急に自分のあだ名で呼ばれたルイズ。ルイズ自身は分かっている。この声の主が 「何の用かしら?ミス・ツェルプストー」 「いえ、貴女が一度使い魔に脱走されたなんて聞いたので 今回もまたそういうことになってるんじゃないかと思って」 「余計なお世話よ。大体実際に脱走はしていないし今回だって違うわ」 「そうかしら?あんないかにも体力より頭脳って感じの・・ドッピオだっけ? そんなのに掃除洗濯任せてたらいやになるのも当然よ」 「う・・・」 その事に関してはルイズも同意見でした。まだ上手くやっていますがいつ放り出してしまうか 少しルイズも不安でした 「だ、だからってここ以外に住めるところなんてこの辺には無いし 野生のクリフォンやドラゴンが出てくるのよ?無用心に出て行くなんて」 「それを貴女の使い魔は知っているのかしら?もしかしたら」 ルイズは少し冷静になり考えたら恐ろしいことが浮かびました 「・・・ドッピオが死んじゃうかもしれない?」 「そうなるかもしれないわね」 「だったら急いで探さないと!」 ルイズは自分の家名に泥がとか使い魔が脱走した上に見殺しで自分の評価が下がるとか言うのは考えませんでした 二日とは言えど自分の世話をしてくれた彼が見殺しになるのがなぜか嫌でした 「そう、じゃ頑張ってね」 「ちょっとアンタも手伝いなさいよ」 「嫌よ、何で人の使い魔の問題を抱えないといけないのよ」 「こうして話をしてロスした分の時間そのくらい手伝ってもらわないといけないわ」 「・・・ハア、仕方ないわね」 こうしてドッピオを探すために廊下を走り回るルイズとキュルケですが一人の生徒と会いました 「ゼロのルイズとミス・ツェルプストーではないですか。どうかしたんですか?」 少々ルイズはムッとしましたが今は気にしてられません 「丁度いいわ。コイツの使い魔がどこにいるか知らない?」 「ゼロのルイズのですか?そういえば今すごいことになってますよ 何でもギーシュと決闘をするだとか」 「何ですって?!」 「・・それはどこでやっているのかしら」 「確か中庭だったと思いますよ」 「急ぐわよ!ルイズ!」 「ええ!」 予想していたことより厄介なことになりました たとえドッピオが勝ったとしても貴族を侮辱した罪などで起訴されれば死刑になってしまう それにドッピオのような平民が貴族・・魔法を使えるものに敵うわけが無い そう思って中庭に来たルイズとキュルケでしたが 「嘘・・・」 「・・すごい」 予想していたようにはなっていませんでした ドッピオはギーシュ相手に戦えていました ギーシュのワルキューレがどこから来るのか分かっているかのように攻撃を回避し 自分たちに視えないなにかでワルキューレたちを倒していきます 「嘘・・・貴女の使い魔って平民よね」 「ええ・・魔法は使っていないはずよ。杖持ってないし」 魔法使いには必須の杖を持たずに不可視の何かでワルキューレを倒していくドッピオ 「・・・でも、もう終わりのようね」 「え?」 「ギーシュのほう、よく見なさい」 「・・まさか」 ギーシュは笑っていた 自分の魔法が平民であるはずのドッピオに敗れているはずなのに笑っていた 「ギーシュの奴、何か罠を張ってるわよ」 「あ?!」 突如ドッピオに現れる八体のワルキューレ、だがドッピオはそれを薙ぎ倒す 「積みね」 そこからさらに前進して来たワルキューレから離脱しようとして後ろのワルキューレにぶつかってしまった ドゴォッ! 「あ?!」 鈍い音が響きました。それを周りの人は笑いながらや見ていられないように見ています 「・・・ギーシュ、加減をしてないわね。骨までイったんじゃないかしら」 「そんな・・・!」 「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」 ギーシュの言葉でした。ルイズは (もうドッピオは戦わない。何が目的でやったか知らないけどこれだけひどい傷を負えば) そう考えていました。いや、だれもがそう考えていたでしょう 「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」 ですが、その考えはもろくも打ち破られました 周囲の人は静かでした。笑いや同情もなく、ただその場で立ち上がろうとするドッピオを見て・・見守っていました 「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」 ドッピオに杖を突きつけギーシュは 「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」 と言いました。その一言で 「あ、ちょっとルイズ?!」 ルイズのスイッチが入りました 6へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7258.html
前ページ次ページアノンの法則 ケーキが乗った大きな銀のトレイをアノンが持ち、シエスタがはさみでケーキをつまんで、貴族たちに配っていく。 アノンの方から、シチューのお礼に何か手伝いたい、と言い出したのだった。 貴族が支配する異世界で、純朴な少女の優しさに触れ、アノンの心境にも何か変化があったのかもしれない。 あるいは、植木耕介の影響だろうか。 二人でテーブルを回っていると、フリルのついたシャツを着た、金髪のメイジが目についた。 彼の名はギーシュ・ド・グラモン。 元帥を父に持つ、名門グラモン伯爵家の四男で、学院では女好きで知られる、少々気障な少年だった。 ギーシュは困った表情で、辺りを見回したり、テーブルの下を覗き込んだりしている。 アノンは、トレイをシエスタに預けて、彼に近づいた。 「どうしたの?」 「ん? 君は…」 ギーシュはアノンを見た。 学院では見ない顔だ。制服を着ているが、マントはしていない。 そこでギーシュは、彼が昨日ルイズの召喚した平民だということに気づいた。 「ああ、ルイズの平民か。いや、大切な香水の小壜を落してしまってね」 「香水……。へえ……。こっちの人は、そんな物が大切なのかぁ……。じゃあ僕も探してあげる」 そう言って、アノンはギーシュと一緒に、香水の小壜を探し始めた。 「いい人だなあ」 シエスタは、他人の落し物を四つん這いになって、真剣に探すアノンを見て微笑んだ。 「小壜小壜……」 そう呟きながら探すこと、数分。 アノンは椅子の影に、何かを見つけた。 「あったーーーー!」 立ち上がったアノンの手には、ガラスでできた小壜が握られていた。 中には、紫の液体が揺れている。 「本当かい!?」 アノンの声を聞いて、ギーシュが駆けてきた。 「……? 本当になんでもない小壜だよ? なんでコレが大切なの?」 アノンは、見つけた小壜を不思議そうに眺めて、ギーシュに尋ねた。 「それは、あるレディが先日、僕にプレゼントしてくれたモノでね。まあ、言ってみれば、彼女から僕への愛の証なのだよ」 ギーシュは、芝居がかった仕草で髪をかき上げる。 「愛? こっちの人間ってそんなもので生きてるのか…」 へぇーと、アノンは感心したように呟いて、ギーシュを見た。 「じゃあもしコレが……。もしコレが壊れたら……」 アノンはどこまでも純粋で、好奇心に満ちた、悪魔の笑みを浮かべた。 「…キミ、死んじゃう?」 「え?」 アノンの手から、香水の小壜がすべり落ちる。 思わずギーシュは声を上げそうになったが、すぐにあの壜には『固定化』の魔法を施してあることを思い出した。 落としたくらいで、割れることはない。 だが、地面に落ちた壜はアノンに踏みつけられ、派手に砕け散った。 「ああ!?」 綺麗な紫色の液体がぶちまけられ、辺りにきつい香水の匂いが立ち込める。 「あ、アノンさん……!?」 探し物が見つかったのを見届け、給仕に戻ろうとしていたシエスタが、青い顔で震える。 「決闘だ!!!」 ギーシュの声が、辺りに響いた。 一時間後のヴェストリの広場。 そこにはすでに、黒山の人だかりができていた。 「ギーシュが決闘するぞ! 相手はルイズの平民だ!」 「何でも、ギーシュがモンモランシーからもらった香水の壜を、あの平民が踏み砕いたらしいぞ!」 「なに? ギーシュはモンモランシーとつきあっているのか?」 好き勝手に騒ぐ野次馬たちに囲まれて、アノンとギーシュが向かい合っていた。 ギーシュは黙って、薔薇の杖を手に、殺気の篭った目でアノンを睨みつけた。 いつものギーシュなら、野次馬たちに手でも振って、悦に入るところだが、今回ばかりは違う。 確かに、彼には軽薄なところがあり、浮気癖もあった。今も恋人のモンモランシーの他に、一年生の女の子に手を出している。 だが、女性をぞんざいに扱うことは決してなかったし、女性からの贈り物には必ず『固定化』を施し、大切にしていた。 それを目の前で、しかも平民に踏み潰されたのだから、その怒り推して知るべしである。 一方、アノンは怒る貴族を前に、わくわくする気持ちを抑えられなかった。 この世界ではメイジが、魔法という力で持って、平民を支配しているらしい。 魔法というものを知ってから、アノンはそれに強く興味を持っていた。 目の前のギーシュというメイジは、激しい怒りを持って自分に対峙している。 これなら、全力の魔法を見せてくれるだろう。 「フフ、魔法使いと闘うのは初めてだよ」 「……平民ごときが、たいした自信だな」 まるで、この状況を楽しんでいるかのようなアノンに、ギーシュは苛立ちを覚えた。 それを声に滲ませるギーシュに、アノンは驚いたように言葉を返した。 「自信なんてあるわけないじゃないか」 「なに?」 「勝負なんて、どんな弱そうな相手とでも、やってみなきゃわかんないよ」 「弱そう…だと?」 「それに自信なんて持ってても、無意味でしょ? 必要なのは勝つために、ただ努力を惜しまないコトだよ」 メイジを相手に、対等に争うつもりでいるアノンに、ギーシュの苛立ちは頂点を迎えた。 「なら、お前のその努力とやらを見せてもらおうか!」 ギーシュが、薔薇を構える。 お互いの距離は、大股で十歩ほど。 アノンなら、一瞬でギーシュに接近できる距離だが、あえて動かず、ギーシュが魔法を使うのを待った。 ギーシュが、薔薇を振ると、花びらが一枚、宙に舞い、甲冑を着た女戦士の形をした人形が現れた。 「へぇ、花びらから人形を造ったのか」 「言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』が貴様の相手をするぞ」 低い声で、ギーシュが宣言した。 「行け!」 ギーシュの命令で、ワルキューレがアノンに向かって突進し、青銅の拳を繰り出す。 しかし、その拳が命中する瞬間、アノンの姿が消えた。 「なに!?」 「上だ!」 野次馬の誰かが叫んだ。 アノンは高く跳躍して、ワルキューレの攻撃をかわしていた。 落下の勢いそのままに、ワルキューレの頭を両脚で踏みつける。 金属の割れる音。 前のめりに、顔面から地面に叩きつけられ、ワルキューレ頭がひしゃげ、首がへし折れた。 「ば、馬鹿な……」 胴体から離れ、地面を転がるワルキューレの頭。 人間離れした動きを見せたアノンに、ギーシュを含め、周囲の者達は驚きを隠せない。 そんな周りをよそに、アノンは転がるワルキューレの頭を拾い上げ、断面を覗き込んだ。 「中は空洞なんだね」 アノンはワルキューレの頭部を、ぽいと投げ捨て、動かなくなった胴体を思い切り踏みつけた。 青銅のゴーレムが、嫌な金属音を立てて、割れ砕ける。 「あ、ああ……」 あっという間に破壊されたワルキューレを見て、ギーシュが後ずさる。 「使い手の意志どおりに動くって以外は、ただの人形だね」 そう言って、アノンは一歩踏み出した。 「コレで終わりじゃないだろう? まだなにかあるなら、早く見せてよ」 ゆっくりと距離を詰めていくアノン。 「ひっ!」 ギーシュの喉から、引きつった声が漏れる。 先ほどまでの怒りなど、どこかに消し飛んでしまっていた。 無残に破壊されたワルキューレ。 同じように、ぐしゃぐしゃになって地面に転がる自分の姿が頭に浮かび、ギーシュは悲鳴のような声を上げた。 「う、うわああああああ!!!」 薔薇の杖を振り、限界まで精神力を行使する。花びらが舞い、新たに六体のゴーレムが現れた。 今度は素手ではなく、それぞれが槍や長剣で武装している。 ワルキューレたちは一斉に武器を振りかざし、アノンに襲い掛かかった。 アノンは残酷な笑みを浮かべて、ワルキューレの群れに飛び込んだ。 前ページ次ページアノンの法則
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/349.html
まだ近くにいたギーシュの友人にヴェストリの広場の場所を聞き、向かう。 すでに広場には騒ぎを聞きつけた貴族達でいっぱいだった。 広場の中心にギーシュとルイズがいた。 ギーシュとルイズは口論しているようだったが、 やがて渋々と言った感じでルイズが引き下がる。 そして形兆がやってきた。 広場の真ん中で形兆とギーシュがにらみあう。距離はおよそ三メイル。 「諸君!決闘だ!」 ギーシュが薔薇の造花を掲げる(あれが杖らしい)。その途端歓声が巻き起こる。 「さて、今回決闘をするのは、ぼくことギーシュ・ド・グラモンとミス・ヴァリエールの使い魔だッ!」 またもや巻き起こる歓声。それを満足そうに聞きながら、ギーシュは形兆に話しかける。 「逃げずに来たことは褒めてやろう」 「……」 形兆は答えない。 そして、決闘が始まった。 場所は変わって学院長室。 その部屋の主、オスマンは難しい顔をしていた。何かを考えているらしい。 考えがまとまったらしく口を開く。 「ワシがトリステイン魔法学院学長、オスマンであーる!…コレ面白いと思わない?」 「思いません」 彼の考えたキメ台詞は秘書のロングビルには不評だった。 そんな平和な学院長室に男が慌ただしく入ってくる 「大変です!オールド・オスマン!」 コルベールだった。 「大変です!コレを見てください!」 そういって手に持った本を見せる。 「ム!?……スマンが席をはずしてくれんかの。ミス・ロングビル」 「はい」 ロングビルが部屋を出て行ったのを確認し、コルベールが話しだす。 「ミス・ヴァリエールの使い魔の少年のルーンが珍しいので調べてみたら 『ガンダールヴ』のものと同じだったんです!」 「つまりその少年はガンダールヴじゃと言いたいのか?」 「そうです。正確にはガンダールヴの力を手に入れたということですが……」 「フーム……」 二人が黙り込む、その静寂を破ったのは第三者だった。 「大変です!オスマン氏!」 飛び込んで来たシュヴルーズはそのまましゃべり続ける。 「きょ、教室が、教室が!」 「落ち着きなさい。一体どうしたというんじゃ」 「教室がとても綺麗になっているんです!普通じゃないくらい!」 それがどうした。そう言いたいが言えない二人。 さっきとは意味の違う沈黙を破ったのはまたもや第三者だった。 「大変です。学院長」 ノックの後に聞こえてくる声。 「今度は何じゃ?」 入ってきたのはさっき出て行ったロングビルだった。 流石にウンザリしながら聞くオスマン。 「広場で決闘騒ぎです。教師たちが『眠りの鐘』の使用許可を求めています」 「ダメじゃ、子供のケンカに秘宝を使える分けなかろう。ほっとけば良いのじゃ」 そういって窓の外を見る。 (全く…騒ぎが多いのう) オスマンは知らない、その騒ぎは全部形兆が関っていることを。 形兆はどうしても決闘に勝ちたい訳ではない。(負けるつもりもないが) 二つの目的のためにこの決闘を受けた。 一つ目はもう達成した。 決闘が始まった時点でシエスタの安全は保障される。 そして二つ目。 メイジの戦闘力を肌で知ることだ。 脱走の際に自分はメイジと戦って勝てるのかどうか、 それ次第で自分の脱走法も変わってくる。 これはまだ結論がでてなかった。 ギーシュが錬金で作ったワルキューレの攻撃を後ろに下がり避ける。 さっきからコレの繰り返しのため距離は九メイルほどまでに開いていた。 「避けてばかりかい?」 そういいながらワルキューレを操るギーシュ。 ワルキューレは何も持っていない。だが青銅でできている拳の威力が高いだろうことは予測できる。 それでもスピードはたいしたことない。クレイジーダイヤモンドに比べれば全然遅い。 情報集めを終え、本格的な戦闘体勢にはいる。 ワルキューレが間合いギリギリの攻撃を仕掛けてきた瞬間、それをギリギリで避け、 右脚でワルキューレの左の腹を蹴り『飛ばす』。 もちろん青銅をそのまま蹴りつけるほどバカじゃあない。相手を転ばすための蹴りだ。 膝を使って衝撃をやわらげ、力を込める。 そしてそれは成功。 ワルキューレが左に倒れこむ、形兆はそのまま右脚を下ろすと同時に地面を蹴り、 ギーシュに向かって走り出す。 「ふん、突っ込んでくるとは単純だね」 自分の方に突っ込んでくる形兆を見てそう言う。 形兆が残り二メイルまで迫ってきたところで杖を振る。 ―――スタンドが倒せないなら本体を狙う。それはスタンド使い同士の戦いでは基本だ。 ―――それもスタンド使い同士『なら』の話だが。 二体目のワルキューレが現れる。 「何ィッ!?」 スタンドは一人一体。(形兆自身のように例外はあるが)原則的にはそうなっている。 スタンド使いとの戦いが長かったため二体目があるかもしれないことを考えもしなかった。 そのまま自分の勢いを止められず、カウンター気味に二体目のワルキューレの拳を腹に受け、 形兆は意識を手放した。 To Be Continued ↓↓
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/435.html
ポルナレフはワルキューレに吹っ飛ばされた時、 スタンド無しでナイフだけだとやはりこれが限界か、と思った。 しかし、飛ばされた瞬間、亀の中で矢がまるで『そうなると決まっていたかのように』床の上に落ちた。 そして…その矢はポルナレフの右手に刺さった。 ポルナレフは『これ』を運命が自分にもう一度闘えと命令したのだと受け取った。 そして誓った。この『二度蘇った魂』がまた死ぬまで、運命に導かれるまま、闘い続けると。 「『運命に選ばれた』だって? な、何を言い出すんだい?さっぱり分からないな。」 ギーシュは嘲笑した。 しかし、顔は明らかに強張っている。 ポルナレフから感じる、先程とは全く違う新たな威圧感に、これまた異質の恐怖を感じていたのだ。 「た、ただ、君はまだやるみたいだね。それだけは理解したよ。」 そういうと震えながら、薔薇をポルナレフの方に向け 「い、いいだろう。もう眠っておけ。この平民がッ!」 恐怖を振り払う様に言い放った。 するとワルキューレ達の足元から槍が出現した。 それぞれがそれを手に取ると、再度六体のワルキューレがポルナレフに向かって突進した。 (素手ですら勝てなかったのに、今度は槍!ナイフと槍じゃリーチが違いすぎる! ますます勝ち目は無いッ!) ポルナレフとワルキューレが衝突する瞬間、ルイズは思わず目を背けた。 …しかし槍が刺さる音もナイフと当たる音も聞こえてこなかった。 不思議に思い、恐る恐る目を開けようとした瞬間! 「ルイズー!上、上!」 誰かが叫んだのが聞こえた。 「は!?」 思わず上を見た瞬間! ボギャアッ! 上から何か金属のような物が降って来た。 「タコスッ!」 「おっぱァアアーッ」 「デッ」 ルイズとその他ギャラリーはそれぞれ顔面に何かが直撃し、思い思いの意味不明な叫びを揚げつつ気絶していった。 一方ギーシュは前方の光景に自分の目を疑った。 ポルナレフを中心とし、その周りに空から降り注ぐ鈍い光沢を持つ物体。 それは自分のワルキューレが『あるはずの無い何か鋭利な物』にスライスされたものだった。 「ぼ、僕のワルキューレが…!?」 ギーシュは完全に恐怖に飲み込まれていた。 (青銅は確かに柔らかいが、あんなチャチなナイフじゃ… い、いや、違う!あいつは微動だにしちゃいないッ!杖も持っていない! ま、まさか先住魔法を使えるのか!?) 有り得ない事だが、そう思わざるをえなかった。 「さて、もう六体目まで斬ったが…そろそろ死ぬか?」 ポルナレフは六体目のワルキューレを斬り倒すと言った。 「降伏してもいいんだぞ? まあ、貴様の美学や家柄がどうだか知らんが… 俺から言わせてもらうと自殺したり降伏するより、 相手の力で死ぬ方がずっと気高い死に方だと思うな…」 「な…何を言いたいんだい?」 「貴様には選ぶべき『二つの道』があるということだ。 名を憂いこのまま闘うか。それとも、命を惜しみ降伏するか、だ。」 ギーシュは悩んだ。 このまま戦えば間違いなく勝ち目は無い。 命を失うかもしれない。 しかし、この男の言っている事は正にグラモン家の家訓である。 名か、命か。二者択一。 ギーシュは考えた。 …………… ギーシュは覚悟を決めると、ポルナレフを見た。 「メイジは杖を失う時、初めて負ける! 僕はそれまで降伏しない!」 ギーシュはポルナレフに対してそう叫んだ。 「それが『答え』か…それでいい… 貴様が選んだ道が『正しい道』かどうかはこれから分かる。」 ポルナレフは微笑んだ。 ギーシュは残ったワルキューレを全力で突っ込ませ、自身は「フライ」で空に舞い上がった。 ポルナレフは『誰にも見えない騎士』が右腕に持つレイピアを振るい、最後のワルキューレを先程と同様バラバラにした。 空を見るとギーシュは何かを唱え、杖をこちらに向けると大量の石が突っ込んできた。 ギーシュが唱えたもの、それは石礫だった。 だが当然全て弾き飛ばされた。 (ワルキューレはもう作れない… だがあいつの攻撃は近くにまで来ないと使えないらしい。 なら、石礫で闘えばいい!当たらないのなら当たるまでやり続ける…!) ギーシュはまた石礫を唱えた。 ポルナレフには呪文が何を指すのか分からない。 だが、先程から石ばかり飛ばしてくるのをみるともうあのゴーレムは作れないらしい、と理解した。 ならば、とポルナレフは『狙う』ことにした。 (近寄れないなら…『近寄らずに』攻撃すればいい。) ポルナレフは少し横に移動した。 ギーシュはポルナレフが移動したので、それに照準を合わせようとした、正にその時である。 ぺキィ! 「え?」 ギーシュは何かが折れる音と同時に落下するのを感じた。 まさか、と薔薇を見ると真っ二つに折れている。 「い、いつの間にィィイィ!?」 ポルナレフが最後の一つだけを打ち返し、移動によって相手に一瞬の隙を作らせたのだ。 (あいつが打ち返したのか?まさかそんなことがッ! それより死ぬ死ぬッ!) フライが仇となってしまった。 地面に向かって落下するギーシュ。 (さよならヴェルダンデ…僕の愛しい巨大モグラ…) ギーシュは目をつぶった。 「はッ!?」 ギーシュは目を覚ました。 まだ視界はぼんやりしているが、どうやらここは医務室らしいことが分かった。ベッドの脇にはモンモランシーやマリコルヌがいた。 「あ…えっと…ど、どうしたんだい?」 とりあえずギーシュは彼等に話しかけた。 「どうしたんだ、て…負けたんじゃないか。君が。」 「負けた?何の事?」 「『ゼロ』のルイズの使い魔と決闘したんじゃない!忘れたの!?右腕怪我したっていうのに!」 ギーシュは右腕に巻かれている包帯を見てようやく思い出した。ああ、自分の杖が折られて、それで墜落して… 「あの後ギリギリの所で私が『レビテーション』を唱えたの。」 「君が助けてくれたのか。ありがとうモンモ…「御礼より二股したことを謝って欲しいわ。」 そう言うと部屋から出て行った。 「待ってくれよ!愛しのモンモランシー!」 ギーシュがベッドの上で悲痛な悲鳴をあげた。 「相変わらずだな。」 マリコルヌは笑った。 ガチャリ 「ギーシュ!」 「やっと目が覚めたか、小僧。」 ドアが開き、ルイズとポルナレフ(と亀)が入って来た。 「お蔭様でね。」 ギーシュは皮肉っぽく答えたが、ポルナレフは気にする事なく後ろを向き、亀の中から『一輪の花』を取り出した。 「何だい?その花は?」 「これは月桂樹の花だ。俺のいた国では昔、誇り高い男にそれの冠を送る習慣があってな、それに乗っ取ってみた。そういう礼儀もまた趣深いと思ってな。」 そういうと月桂樹の花をギーシュに差し出した。 「薔薇よりこっちの方が今のお前にはずっと似合うと思うぞ。」 「…ありがとう。」ギーシュは少し笑ってそれを受け取った。 To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/memoria30/pages/18.html
ヒストリー ※過去作品の再公開はありません。 2009 女兵士30(分) 誘拐された王国の姫さまたちの救出に向かうお話。 魔王との戦いで命を落としたウルフは、改心した魔王によって生き返った。 2009 女兵士さん奮闘記 忘却の少女 世界征服を企むアンデッドナイ軍と、裏で暗躍するワルキューレたち神族との戦いのお話。 クトゥルフ神話がベース。ウリエルとワルキューレは改心した。 2009 女兵士さん奮闘記外伝 夢見る王国 勇者リナックスとワルキューレたちの成長のお話。 星の意識が具現化した存在ナイトメアの試練に打ち克ち人類の可能性を示した。 2010 女兵士さん奮闘記外伝第二部 暗黒竜と光の戦士 夢見る王国のその後のお話し。大昔に封印された暗黒竜シルヴァが復活を遂げようと あちこちで悪さしてるんでそれを止めようとしたんだけど結局復活しちゃって 世界はめちゃくちゃになるわ星は喰われるわであーもーうんこせーやっつー感じ。 2010 女兵士さん奮闘記えとせとら 外伝第二部のその後のちょっとしたエピソード。 女兵士30(秒)に登場したやさぐれ女兵士のサヤが、王国で勤務することになった。 2011 三馬鹿道中記 女兵士は夢見る人。寝ている間に色んな夢を見ます。 これはその内のひとつを描いたもの。三馬鹿たちが様々な事件の解決に奮闘します。 2011 続・三馬鹿道中記 女兵士は夢見る人。寝ている間に様々な夢を見ます。これもその内のひとつを描いたもの。 またも三馬鹿たちが道中関わった事件に立ち向かいます。 2012 創造のメモリア 女兵士さん奮闘記完結編。今回は女兵士とワルキューレ、ふたりの戦乙女の戦いを 描いたものなので、一個人に当てはまらないという理由で奮闘記はタイトルから外しました。 世界改変で崩れた日常を取り戻そうと、世界創造のために奮闘するお話。 最後ということもあり、主人公へ重点的に焦点を置いた作品。