約 1,765,756 件
https://w.atwiki.jp/rozensenkiact1/pages/47.html
登場作品 / DRAGON BALL(?) 函館ステージをクリアすると出現するハーメルステージのボス。 特徴だけを言えば、あの大魔王と同じなのだが……。 かつて神宮球場を恐怖のどん底に陥れたらしい。 +ゲームネタバレ 自分の人形コレクションにローゼンメイデンを加えようとして、今回の事件を起こす。
https://w.atwiki.jp/lis-blogger/pages/17.html
まとめ時期:2008年4月~5月 まとめ記事リンク COMIC1 見本誌の明治大学図書館寄贈について - Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな新館 COMIC1準備会による同人誌寄贈問題のまとめ - Sweet Candy はてなダイアリー版
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/132.html
Story ID +akP02gI0 氏(18th take) 「天使が連れてく星の河」 Lyrics ID +akP02gI0 氏(18th take) ○月×日 デビューから三年目にして初めて参加する事になった夏の祭典『サマースラム』。 ローゼンメイデンはインディーズ時代からの馴染みのスタジオで練習を続けていた。 そんなある日―。 蒼「―ちょっと皆ストップして。」 翠「どーしたですか?」 雛「うゆ?そーせーせきどーしたの?」 紅「……水銀燈ね。」 銀「……あら、私?」 蒼「うん。水銀燈だね。今明らかに違う曲の部分弾いてたよ?」 銀「あ、あら?そうかしらぁ……ゴメンなさいねぇ。」 薔「…銀ちゃん大丈夫?」 蒼「水銀燈何かあったの?昨日と今日だけで八回もミスしてるよ?」 雛「すいぎんとうがこんなにまちがえるなんてはじめてみたのー……。」 翠「というか蒼星石、数え――『翠星石?なにかいった?』……役満がしたいです。」 「「……。」」 銀「ゴメンなさぁい……。次はちゃんと気をつけてやるわぁ。」 蒼「うんうん。もうすぐサマースラム本番なんだし、頑張って練習しよう。」 銀「了解よぉ。」 紅「……今日はもう終わりにしましょう。」 蒼「真紅、本気でいってるの?」 紅「ええ、勿論よ。水銀燈の調子も余り良くないみたいだし、無理しすぎる事も良くないわ。」 蒼「……わかった。」 紅「悪いわね蒼星石。今日の分も明日頑張りましょう。」 蒼「そうだね。明日も今日と同じ時間にここで。遅刻する場合は連絡してね。 「「了解。」」 蒼「じゃあ今日は片付けだけして解散かな。」 銀「上手くいかないわぁ……。」 紅「水銀燈。」 銀「あら、どーしたの真紅?お茶でもしていくのかしらぁ?」 紅「そうね。今日も暑かったし何か冷たいものでも食べにいきたいわ。」 銀「賛成ぃ。」 紅「じゃあ……、私と水銀燈は先に帰ってるわ。皆、また明日ね。」 翠「……にしても、最近の水銀燈はなーんかおかしいですねぇ。」 蒼「うん。今まであんなミス全くしてなかったのにね……。」 雛「すいぎんとうなにかあったのー?」 蒼「そろそろ本番なのに大丈夫かなぁ……。」 雛「そういえば、しんくとすいぎんとうはどこいったの?」 翠「なんかお茶とか冷たいものとかいってたですけど?」 蒼「いつもの喫茶店にいったんじゃない?」 翠「まぁ、きっと夏バテとかその程度ですよ!水銀燈の穴は翠星石が埋めてみせるです!」 蒼「だといいんだけど……。」 翠「蒼星石は心配しすぎです!今までなんとかなってきたし大丈夫ですよ!」 雛「ひなもがんばるの!」 そこに―― 薔「…銀ちゃんがおかしいのには思い当たる事があるよ。」 蒼「薔薇水晶、それは本当?」 薔「…うん。」 翠「どんな理由ですか?」 薔「…それは――。」 からんからん――。 練習を終えた真紅と水銀燈はスタジオ近くにある喫茶店に来ていた。 この喫茶店は多種多様な甘味ものを取り扱っており、近所での評判も頗る良好だ。 銀「はぁ、生き返るわぁ……。」 紅「貴女のその服、この時期だと何回みても暑そうね……。」 銀「好きできてるんだからいいでしょ……。」 そんな話をしている間に、二人が注文したものが運ばれてくる。 紅「で、水銀燈。何かあったの?」 銀「……別になんでもないけど?」 紅「貴女は何時までたっても嘘をつくのが下手ね。」 銀「素直なだけよ。」 紅「――あれからもう七年ね。」 紅「まあ、去年までの貴女でも感慨に浸る事はあったけれど。」 銀「たまたまよ、たまたま。」 紅「水銀燈!!」 銀「そ、そんな大声出さなくてもいいじゃない……。」 紅「またあの時みたいに何も言ってくれないの?」 銀「話せばいいんでしょう、話せば……。」 紅「何年貴女と一緒にいると思っているのかしら?」 銀「――めぐのご両親から手紙がきたのよ。」 蒼「柿崎めぐ?」 薔「…うん。」 翠「それって誰なんですか?」 薔「…昔の銀ちゃんの友達。今はもういないけど。」 翠「なんでですか?」 蒼「ちょっと翠星石」 薔「…七年前に心臓の病気で亡くなったの。」 翠「そうなんですか……。」 薔「…その人のご両親と銀ちゃんはあまり仲が良くなかったの。」 私も聞いた話だけどね、と最後に付け加えて話をする薔薇水晶。 蒼「そうなんだ……。」 翠「全然知らなかったですね……。」 蒼「知らなかったとは言っても僕は水銀燈に酷い事を言っちゃったかな……。」 薔「…それは大丈夫だと思う。銀ちゃんも気にしてないよ。」 薔「…今の時点で私が二人に話せるのはここまで。」 薔「…ここから先は銀ちゃん本人から近いうちに話をしてくれると思う。」 そこで話は終わりなのかその場を離れる薔薇水晶。 残された三人はその後ろ姿を黙って見送った。 紅「手紙?」 銀「ええ。先週あたりにね。」 紅「今更なんていってきたの?」 銀「別に悪い内容じゃ無かったわぁ。ただあの時はごめんなさいねって話。」 紅「都合のいい話だわ。」 銀「そんなに怒る事ないじゃないのよぉ。」 紅「私から言わせて貰えば、何故あの時貴女が黙ってたかの方が不思議よ。」 銀「まぁねぇ。」 そういって笑いながら少し大きめの封筒を取り出す水銀燈。 その大きさから結構な量の便箋が入っているようだ。 紅「随分と長くてご丁寧な謝罪文のようね。」 銀「ええ、それと手紙の他に――。」 封筒から一枚の便箋を取り出し真紅に手渡す。 それを見た瞬間、真紅の顔色が変わる。 紅「これは?」 銀「めぐから私達に。」 紅「そんな……。」 銀「あの子が作った最初で最後の歌よ。渡すのが少し遅くなってしまったけれど。」 銀「――私達に歌ってほしいって。」 そして迎えた祭典当日。 その日はあいにくの空模様であったが全国から駆けつけた大勢のファンで、 会場はある種独特の熱気に包まれていた。 我らがローゼンメイデンは既に三曲を歌い終え、残るはあと一曲。 彼女達が披露する最後の曲はどのような曲なのか。 会場を訪れた大勢のファンが固唾を呑んで見守る中、水銀燈がマイクを持った。 銀「みんなぁ、今日はこんな雨の中来てくれて本当にありがとぉ。」 水銀燈の言葉一つで会場のボルテージは一気に跳ね上がる。 銀「次に歌う曲が今日のラストねぇ。ホント、もっと歌ってたいわぁ。」 水銀燈がマイクで喋っている間、後ろでは大急ぎでセットが作りかえられている。 どうやらかなり大規模な準備をしているようだ。恐らく次に歌う曲で使うものだろう。 銀「そろそろ準備も大丈夫なようね。」 そういって自分のギターを持つ水銀燈。 他のメンバー達もそれぞれがスタンバイを終えている。 そして後ろからの合図で現れたのは紫色の透明なグランドピアノ。 銀「これまで私達は、自分達で歌う曲は全て自分達で作ってきたわ。」 銀「でも次に歌う曲は初めて私達以外の人が作ってくれた歌。」 銀「今はもういない、私の最初の親友が作ってくれた歌よ――。」 「天使が連れてく星の河 」 Lyrics meg Music 水銀燈・薔薇水晶 暗い空の夜 かすかに流れて行く雲 満ちて行く月に 小さな願いを 貴女は旅立ち 私は1人で今夜も 星の河の果て 貴女を待っている 人は誰でも夢を抱いて 悲しみに耐えているの あの日翼をなくしてしまった私は いつまでも貴女を見ている あふれる悲しみを抱いて 私の心は月夜に濡れているわ この思いは果てしなく 遠く離れた貴女へ届けたい あの空の向こう 何があるとも知らずに 消えて行く壊れた子の 儚い命よ やがて天使が風を運び 私の翼も攫っていくわ 貴女と私 二人の空に浮かんだこの思い 黒い天使は見ていた あの日の貴女の思い出 私の心に今も生きているから 強く前を向いて歩いていく いつか貴女と一つになるまで あふれる悲しみを抱いて 私の心は月夜に濡れているわ この思いは果てしなく 遠く離れた貴女へ届けたい 強く前を向いて歩いていく いつか貴女と一つになるまで 祭典も終わり遅めのお盆休みを取る事が出来た真紅達はめぐのお墓参りに来ていた。 そのお墓はとても綺麗に磨かれておりきちんと手入れをされている事が伺える。 翠「ここがあのめぐさんのお墓ですか?」 薔「…うん。」 雛「お供え物にうにゅーがあるの!」 紅「雛苺、お墓ではちゃんと静かにするのものだわ。」 蒼「そういえば今日は金糸雀は?」 紅「あの歌の取材を捌くのに必死みたいよ。暫く休みが無いと泣いていたわ。」 翠「まあ静かでいいんですけどねぇ。」 紅「あら、金糸雀のおかげで今静かにここにいられるのよ?」 翠「それはちゃーんとわかってますよぅ。」 翠「あれ、水銀燈はどこにいったですか?」 紅「――友人に会いにいってるわ。」 銀「ねぇめぐ。貴女には見えているかしら?」 銀「私は今も頑張ってるわよ。めぐとした約束、ちゃんと守ってるわ。」 銀「貴女が私達のために作ってくれたあの歌。」 銀「いつか一緒に歌いましょうね――。」 コラボ作品保管庫へ
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/962.html
P「小鳥さんの同人誌がヤバい」 執筆開始日時 2012/10/06 元スレURL ログ速URL 概要 小鳥「え? プロデューサーさん、私おかしいですか?」 P「いえ、そんなことありませんよ」 小鳥「そうですか? 良かった」 P「あの……それ面白いですか?」 小鳥「ええ、とっても面白いんですよ。プロデューサーさんもどうですか? 初心者には……」 P「いや、俺はそういうのは……」 小鳥「そうですか。すみません。私の周りにはこういうのに好きな人がいなくて……」 P「申し訳ないです」 P(我楽多文庫にホトトギスって……アイドル達には貴音以外合わないだろ) タグ ^音無小鳥 まとめサイト えすえすMIX SS森きのこ!
https://w.atwiki.jp/airmys-dj/pages/20.html
ダウンロード エアミス研同人誌 デジタル版プレ創刊号『零號』 PDF版 エアミス研同人誌『非実在探偵小説研究 会 ~AIRM Y S~』 -目次- ・『彼女が眼鏡を外すとき』 深川拓 ・解決編 麻里邑圭人 ・座敷牢の中には 紫藤陽花 ・「告発」 方功鉄文 ・刹那 麻里邑圭人 ・風が吹いたら 二丁 ・エアミス研ってなんだ タイガー田中 ・サクラサクミライ 麻里邑圭人 ダウンロードは『此方』から (PDF 4.7Mb) ファイルサイズが大きいため、ダウンロードの際はご注意下さい。 更新履歴> 2011/2/25 第二版に差し替え。変更点は、バグフィックスが主です。 各種バナー リンクや、ご紹介などにお使いください ・エアミス研バナー 大きいサイズの素材も、用意しております。 必要な場合は、お問い合わせ先に御連絡ください。
https://w.atwiki.jp/irosuma_doujinshi/pages/1558.html
田スマのキャラクター。 トイレ掃除を生業とするトイレの神。 主人公的な立ち位置。よく死にかける。 ※ご挨拶 田スマキャラクター紹介【イロスマ同人誌】より 技 ◇すっぽん投げ すっぽんを投げる。遠くのアイテムを取ることもできる。 ◇水入りバケツ 頭からぶん殴る。水は当然こぼれる。 秘伝奥義 ◇巨大水入りバケツ落とし 小ネタ ▪ハローピーの服装はボロ切れに見えるが実はそう言うファッションなだけである。 ▪見かけに反し筋肉は割とあり体重は平均的。筋力も強く、軽く小突いた程度でも超痛い。
https://w.atwiki.jp/irosuma_doujinshi/pages/756.html
忍達が舞う!戦う!新世代型イロスマ同人誌!! ……予定! 忍びだらけのスマッシュブラザーズ通称 忍スマ は黒之助によって制作されたイロスマ同人誌である。 今までなかった忍者という存在を組み込んで制作している為NARUTOのパクリと呼ばれそうなことにヒヤヒヤしている。 日本で人間やカービィ体型の球間が忍びの力を手にし、謎の忍者組織、濡鴉ノ衆と戦う物語である。
https://w.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/143.html
………めぐも……… ・ベットを起こして窓を見ながら歌を歌っているめぐ ・看護士がめぐに郵便袋を渡す 看護士「めぐちゃんに宅配便よ」 めぐ「ありがとう」 ・看護士が立ち去り ・水銀燈が姿を表す ・宅配袋から2冊の本を取り出すめぐ 水銀燈「珍しい。外の世界に興味をもったの」 めぐ「ううん。新装版ローゼンメイデンがでるって聞いたから、お父様に頼んだの」 水銀燈「新装版、ローゼン、メイデン?」 めぐ「ええ、だって私は水銀燈のミーディアムだもの」 水銀燈「全く、私は貴方をミーディアムだなんて認めたわけじゃ…」 めぐ「見て!一巻は天使さんが表紙よ」 水銀燈「えっ、どれどれ?やだぁ、二巻は金糸雀じゃないのよぉ」 ・二人とも読み続ける めぐ「私も少し載ってるわ!水銀燈のミーディアムですものね!」 水銀燈「だから、私は認めてないんだから」 めぐ「額装イラスト、欲しいなぁ(ボソッ)」 ・その場を何も言わず立ち去る水銀燈 水銀燈の心情「めぐのためなら」 めぐ「水銀燈おぉぉぉぉ愛してるうぅぅぅぅ!」 水銀燈「ひいっ!」 めぐ「どうして逃げるのおぉぉぉ!?」 水銀燈「勢いがありすぎるのよぉ!」 めぐ「それは、私が、あなたを、愛しているからよ!」 水銀燈「もう少し抑えて欲しいわぁ」 めぐ「このほとばしる思いは止まらない! さあ水銀燈! 寝ましょう!」 水銀燈「鼻血を、鼻血を止めなさ、いやあぁぁぁ!」 めぐは素直ヒート? 「死んだら、星になってキラキラ輝くのかな」 白いシーツに足をいれ、めぐがそんなことを呟く。 「そうしたら、ずっと綺麗なままね」 本当にバカなことを言う。 頭のネジどころか、体中のネジが抜けているんじゃないだろうか、と思ってしまう。 「ねぇ水銀燈……私の命、早く使ってね」 「…………おバカさぁん…あなたの命なんて使わなくても大丈夫よぉ」 全く調子が狂う。 始めは無理矢理にでも使ってやろうと思っていたが、こうも素直に差し出されると、さすがに躊躇してしまう。 「おいで水銀燈……」 めぐが手招きをし、ニコリと笑う。 「ほら……私の天使さん」 スッと、めぐは両腕を軽く広げる。 無視をしても、そのまま続けていそうなので、私は仕方なくめぐに近づく。 私の顔が、めぐの胸にあと少しで触れそうになる位まで近づくと、めぐは私をそっと抱きしめた。 ――温かい 1番の感想はそれだった。 顔を少し上げ、めぐの顔を見る。 笑顔だ。 でも、嬉しそうな感じはなく、ただ寂しさだけがその笑顔にはあった。 何故だか、その表情に私は不思議な感情を覚える。 死にとりつかれた少女。 私はそんな少女と抱き返す。 あなたにはもう少し生きて欲しい。 そんな願いを込めて…… ある晴れた夜に 月が出ていた。 昨日までの記録的な豪雨は都会上空に蔓延する塵を一掃したようで、 普段では考えられないような数の星々が夜空一杯に煌めいていた。 めぐは顔を窓の方に向け、瞬きを忘れてしまったかのようにその光景に釘付けになっていた。 かれこれ一時間になるだろうか。 それでも水銀燈は話しかけようとはしなかった。 こうしているめぐの姿を眺めているのは嫌いではないし、 何より水銀燈自身わざわざ自分から話しかけようという気が無かったからだ。 めぐ「ねえ、水銀燈?」 顔は横を向いたまま、不意にめぐが問いかけてくる。 水銀燈「なぁに?めぐ。」 めぐ「今ここで死んだら、あの星たちに仲間入りできるのかな?」 水銀燈は答えなかった。 返答に窮していた訳ではない。 これは様々に形を変えて繰り返される定型文だ。 めぐも答えを求めてなどいない。 だからめぐは何事も無かったかのように言葉を続けた。 めぐ「ねぇ水銀燈、この星空は私を呼んでいるような気がするわ。 こっちに来れば地上に縛られること無くいつまでもこの煌めきを自分のものに出来るって。 あなたもいっしょになって光り輝くことができるって。ねぇ?水銀燈。」 水銀燈は小さな溜め息を一つついた。 今日はいつにも増してひどいようだ。 水銀燈「ねぇめぐ。あなたどうしてそんなに死に拘るの? あなたなら、いやあなただからこそ分かっているでしょう。 生と死はいつでも背中合わせ。 それらは日常的に一続きになっていて、いつ逆転するか分からない。 その程度のもの。」 めぐ「そうね。でもあなたには分からないわ。 どこまでも自由なあなたには… 生きる理由すら失って、停止した時間の中で生命の灯火が消え行くのを見守るだけの私の気持ちは。」 全く。どうしてここまで卑屈になれるのだろうか。 水銀燈「めぐ。私はアリスゲームを勝ち抜くために、闘って生き残る為だけに生まれてきたわ。 だけど今、ゲームは大して進んでいない。 自らの存在理由を自分で放棄しているの。 でもそれによって享受した日常ってものをそれなりに楽しんでる自分もいるのよ。 意味だけを追求しなくてもいいんじゃないかしら? 勿論あなたの今を安易に肯定するつもりも否定するつもりもないけれど。 それにめぐ、ここでの日々全てを否定するということは、 私と出会い、過ごした時間を否定するということよ。 …あまり、いい気はしないわ。」 めぐは困ったように微笑んだ。 めぐ「水銀燈は…水銀燈は後悔していないの? 私と出会ってしまったこと。 私と同じ時間を過ごしてしまったこと。」 水銀燈「だからそんな事は関係無いのよ。全ての事に意味を求める方が傲慢なの。 そんなに自分の生きた証が欲しいなら、死ぬことに意味を見出すよりも、 これからの自分の生に如何に価値を作り出せるかを考えたほうがいいんじゃないかしら?」 めぐ「………」 水銀燈「めぐが生き続ける意志を持つのなら、私も再び闘争の中に身を置くことに抵抗はないわ。 アリスになって、あなたが自分に課した鎖を解き放ってあげる。 あなたが望むなら、ね。」 めぐはしばらく俯いて黙っていたが、何かに考えが行き着いた様子で顔を上げ、頬を膨らませた。 めぐ「卑怯よ水銀燈。 それってあなたがこの先生き続けることに対する責任全てをあたしが負うってことじゃない。」 水銀燈は微笑むと窓から広がる夜空を見上げた。 水銀燈「自己満足だけでなく世に自分というものを残したいなら、他人の業の一つや二つ背負ってみせなさい。 それに私の時間だって今は止まっているのに等しいもの。 少しぐらい誰かに肩代わりしてもらわないとまた動き出すのは辛いわ。」 めぐ「水銀燈…」 水銀燈「何にせよ、少しは気晴らしになったようね?」 めぐは驚いたような表情をしたあと、すぐに満面の笑みを見せた。 めぐ「…また私を導いてくれる?私の天使様。」 水銀燈は答えず、しばらく目を瞑ると、思い立ったように窓から飛び立っていった。 空では月が輝いていた。 (了) 病室に歌声が響く。どこか寂しいその音色は、 黒色の天使の腰掛ける窓から出ていき、やがて空へと消える。 「ねえ、水銀燈」 歌っていた少女が薄く微笑んで、窓の方へと声をかける。 声をかけられた天使は、表面上―――少女にはそれが彼女の本質でないことはわかっていた―――気怠そうに返事をする。 「……何?」 「こっちへ来て。」 人形の天使は音も立てずに窓枠から少女のベッドに移り、そっとその身を寄せた。 少女はそんな彼女を決して強くない力で抱きしめる。彼女が抵抗することは、無かった。 「私ね」 そこで少女は少し止まった。次の言葉を言いかねているかのように。 「……少し、少しだけね?私、生きてて良かったって思っているの。」 天使は目を見開き、少女の方を見た。少女は相変わらず微笑んでいた。 「―――だってこんな素敵な天使に出会えて、命を取って貰えるんだもの。」 少女はクスクスと笑い、天使を見つめる。天使は呆れたとでも言うようにため息をつき、少女の手にそっと自分の手を重ねた。 「温かい」 少女は、驚いたように天使の顔を見つめた。天使もまた、微笑んでいた。 「めぐの手は、温かいわ」 少女は何も言わなかった。天使も何も言わなかった。 「傍にいたい」という思いが互いにわかったから、だかり、言葉を発する意味が無かった。 め「ねぇ水銀燈、今日って何の日だか知ってる?」 銀「知らないわぁ。何か特別な事でもあるの?」 め「うふふ。そうね、私たちにとっては、ちょっと特別な日かもしれないわ」 銀「何よぉ、もったいぶった言い方して…。早く教えなさいよ」 め「ヒント:10月4日」 銀「10と4?」 め「そうよ、10(てん)と4(し)で天使の日なの。 つまり、私の天使さんの水銀燈――。貴女の日なのよ」 銀「何よ、それ?つまんないカンジィ…」 め「そんな事はないわ!とても意味のある日よ。 だからね、水銀燈、今日こそ私たちは結ばれるべきだと思うの」 銀「何言ってるのよ…。本気でバカじゃなぁい?」 め「いいでしょう、水銀燈?今日が私たちの記念日よ!」ジリジリ 銀「ちょっと待ちなさい、めぐ!落ち着い……アッ━━!!」 この後、水銀燈はめぐに美味しく頂かれました…。 アルコールよりぎゅっとして 最近、夜になると独りの時間を放棄し、めぐの病室へ行くようになった。だいたいめぐは愚痴やら不満やらを話し、私は黙ってそれを聞いていた。 「ねぇ、水銀燈。そういえば昔、体温計は水銀を使っていたらしいわよ?」 水銀中毒などの危険を考慮して今はほとんど使われていないという。 「ふぅん。それが何よ」 「だから、水銀燈も私の体温計れるんじゃない?」 「はぁ?」 めぐ曰く、私の名前が“水銀”燈だかららしい。全くよくそんな変なことを思い付くものだ。 「ほら、お願い」 髪をかき上げ、額をあらわにする。仕方なく手を当てようとするとめぐはそれを制止する。 「熱を計るんならおでこくっつけてよ」 「え~」 髪をかき上げたまま目をつぶっている。私はゆっくりとめぐの顔へ近付く。口紅がひかれていないにも関わらずやけに唇が色っぽい。 「んっ」 ぴたと額と額が合わさる。めぐ熱がじんわりと伝わって来る。 「どう? 熱ある?」 急にぱちりと目が開き、どぎまぎする。めぐとの距離は零。まるでめぐとくっついてしまったみたいだ。 「わ、分かんないわよぉ」 本当はさほど熱はなかったが、なぜか熱く感じた。私が熱くなっているという錯覚にさえ陥った。 「分かんないの? 仕方ないわね……」 めぐは上からパジャマのボタンに手をかけ外していく。その光景をただ見ているしかなく、その間私の時は止まっていたかのようだった。 はらりと上着はベッドの上に脱ぎ捨てられ、めぐの白い肌と膨らんだ乳房があらわになる。その段になって私はようやく反応することが出来た。 「な、何してんよぉ……」 「ふふ、水銀燈がちゃんと計らないからよ」 ばっと腕を回し私を抱き締める。不意の出来事に反応することが出来なかった。 「どう……」 「うん。めぐ、すごく熱いわ」 服越しでも伝わるめぐの体温。とても優しい。そこには確かに“生命”を感じた。 「あら、風邪かしら」 私を放し、いたずらに笑う。めぐの感触がもうすでに恋しい。 「そうねぇ、そんな格好してたら風邪ひくわよぉ」 私はそう言ってはっとする。知らない内に口元が笑みを作っていた。たまにはこういうのもアリかも知れない。 めぐはやがて服を着て、布団でうずくまるように寝てしまう。 ……病なのは私かも知れない。身体のほてりを冷ますために闇夜に飛び出した。今はそれくらいしか思い付かない。 了 水銀燈「水銀燈のぉ、今宵もアンニュ~イ」 水銀燈「始まりましたぁ水銀燈の今宵もアンニュイ。この番組は・・・」 ガタン!がばぁぁッ! 水銀燈「きゃあっ!ちょっとめぐ!いきなり抱きついて!やめなさいっ!番組始まってるのよっ!」 めぐ「うふふっ///真剣に原稿読んでる水銀燈見てたら、ムラムラしちゃった///」 水銀燈「だからって・・・あんっ!やめっ!ちょっとスタッフ!!なんとかしなさいよぉっっ!」 スタッフ達「wktkwktkwww」 水銀燈「なっ・・・!スタッフぅ!あ、後で覚えてなさぁい!!!」 めぐ「怒った顔の水銀燈も・・可愛い///」 水銀燈「めぐ!あんたもいい加減にしなさいよっ!本番中よお!!」 めぐ「本番?いいよ、水銀燈となら///どうせ死ぬんだもの。初めては水銀燈に・・・してもらいたい///」 水銀燈「めぐ・・・・///。はっ!その本番じゃなくって!ああもう一瞬でも心動かされた自分が呪わしいわよ・・・」 めぐ「うふふ・・・放送事故って、きっとこういうことを言うのね。これから私と水銀燈のめくるめく快楽のドラマが全国に流れるのよ?これって素敵なことじゃない?」 水銀燈「めぐって前々からおかしい子だって思ってたけど・・・きゃっ!めぐ!抱きついたまま体中撫で回さないでっ!」 めぐ「そう!私、おかしいの(スリスリ)。水銀燈の事を思うと、おかしくなるの///(ナデリナデリ)」 水銀燈「やあっ!もう!放しなさいよお!!ああんっ!」 めぐ「全国のリスナーに、届け!天使さんの喘ぎ声!」 水銀燈「あ~~もう!どんだけ~~~!」 ~水銀燈の二人でアンニュ~イ~完
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/4210.html
471 巴「さてと、そろそろこたつしまおうかな…」 雛「えぇー、やーなの!ヒナはまだまだおこたで寝たいのよ」 巴「もう…風邪ひくからダメって言ってるでしょう?」 雛「ひかないもん!おこたで眠るとすっごく気持ちいいのー」 巴「風邪ひいたら、辛いのは雛苺なのよ」 雛「だいじょーぶだもん。それに寝ちゃったら、ジュンが部屋まで運んでくれるし…」 巴「え?そうなの?」 雛「そうなの、ヒナのこと抱っこしてお布団までつれてってくれるのよ!」 巴「へぇ……桜田くん……そうなんだ……」 ~~次の日~~ 巴「……」ヘクシュン! ジ「あー、柏葉、昨日こたつで寝てたろ?風邪ひいちゃって……あはは、柏葉でもそんなことあるんだなー」 巴「ギロッ」 ジ「え……な、なんか怒ってる?」 472 巴「お昼……」 「……面倒くさいな」 「……お昼ご飯くらい食べなくても、死ぬわけじゃないしね……」 「……」ウダウダ ジ「ただいまー」 巴「お帰りなさい。お昼ごはんなにがいい?」 ジ「あんまりお腹すいてないんだけど…」 巴「だめよ、食べなきゃ。じゃあ、何かあっさりしたもの作るね」 ジ「ああ……ほんっと柏葉はしっかりしてるよ」 473 ギャーキャー←スプラッタ系B級ホラー映画 ジ「くくっ……このバカバカしさがたまらないんだよなぁ~」 紅「……あっ……う……」 ジ「……お前は見るなよ。夜寝られなくなるぞ」 紅「ぜ、全然平気なのだわ……こんなの……」 キャアァァァ ジ「おおっ!?これはグロい…」 紅「……」 ジ「し、真紅!?い、意識が飛んでる……まぁいいか」 キャーギャーウワー ジ「あはは……ありえないっての、そこまでやるかぁ?」 キャーキャー ジ「くくく……」 『もうやめて…』 ジ「!?その声は柏葉……!?ど、どこにいるんだ?」 『そんなに怖い映画見ないで……』 ジ「だから怖いなら見るなよ!?っていうかどこにいるんだよ!?」 『ちゃんとカメラに映ってるんだからね…』 ジ「カメラ!?くそっ、また撮ってたのか、そのうえ音声通信まで、いったいどうやって…」 イヤアアア!!ウワアアアア 『ひっ……さ、桜田くん、はやく消して……怖いよ……』 「ああああああああ」 474 金「はぁ~、乙女のファーストキス!憧れるかしら~」 巴「金糸雀でもそんなこと思うんだ」 金「むむっ、失礼かしら、カナだって素敵な殿方とのロマンスを夢見たりするわ」 巴「へぇ…意外」 金「そういう巴はどうなの?」 巴「私?わ、私は……」 み「ふっふ~、カナ、それは愚問というものよ! 巴ちゃんとて乙女、憧れてないはずがないじゃない!」 巴「……」カァッ 金「わぁ、巴が赤くなってるかしら!」 巴「そ、そういう草笛さんはどうなんですか?憧れたりするんですか?」 み「それはもちろんみっちゃんだって乙女、ファーストキスへの憧れはあるわ。 あぁ、いつか白馬の王子様が……」 巴・金「……”憧れ”、か……」 み「ハッ!?」 475 の「ファーストキス?ロマンチックねぇ~」 巴「ありますか?」 の「ないわよぅ、全然! の「え?巴ちゃんそんなの幼稚園時代にジュンくんともう…」 巴「……」フルフル の「ノーカンなの?」 巴「コクン」 み「ああああああああああああ」 476 雛「今年のお花見だけど…」 巴「?」 雛「お花見はみんなでやるものだから、ジュンとふたりっきりはめーよ?」 巴「べ、別に二人きりでなんて…元から考えてなんて…」 雛「でもだいじょうぶ、トモエのためにヒナが代案考えてきたから!」 巴「代案?」 雛「まず1つは、改めて別の日付に二人だけでお花見するのよー」 巴「え、や、そんなの、無理っていうか……」 雛「そしてもう1つが本命なんだけど…夜桜よ」 巴「夜桜…?」 雛「宴もたけなわ、いよいよ日も暮れてきたっていう頃に、こっそりジュンと二人で抜け出すの」 巴「それって…」 雛「その後は二人きりの夜桜鑑賞会よ、喧騒を背景にしてただ二人肩寄せ合いながら 花びらと静寂に包まれる……ぜったいぜぇったい、いい雰囲気になるのー!」 巴「いい雰囲気……じゃあその後は……!!」カァッ 雛「いや別にそこまでは」 477 の「今年はいいお天気の日が多くてよかったわぁ」 巴「桜も満開ですね」 雛「おっは~なみ~♪おっは~なみ~♪」 翠「バカ面さげて音痴晒してんじゃねーですよ、チビ苺は能天気ですねぇ」 紅「そういうあなただって楽しみなんでしょう?翠星石」 翠「うっ、そ、そんなわけじゃ……だいたいどうせお弁当作りは私なんですから、面倒くさいったらありゃしないですよ!」 巴「……私が作ってもいいけど」 翠「!?で、でも、翠星石が作らないとお花見が始まらないとでもいえばいいですかね…えぇっと」 雛「そうでもないのよ」 紅「誰が作ったっていいのだわ」 翠「むむぅ~……別にいいんですが……お弁当はジュンにアピールする絶好のチャンスだとか思ってないですが……」 巴「……あぴーる……?」 の「そうねぇ、女の子としては一大アピールポイントになるかもしれないわねぇ」 翠「……べっつにアピールなんて……でも……でも……」 巴「あぴーる……」 紅「……そうかしら。そんなことであの子が心動かされたりはしないと思うけど。 ……私には作れないから僻んでるわけじゃないのよ?」 翠「そ、そうですよね、そんなことで……」 巴「……」ドサッ 翠「巴っ!?その料理本の山は……」 紅「な、なんていう気合……これはもしかすると……でも私には……くっ」 の「はいはい、それじゃあみんなでつくろーかっ!」 翠「……そ、そうですね、それなら負担も分散されるし公平ですね」 巴「……そうね」 雛「ヒナもヒナも、一緒につくっていい!?なんだか楽しそうなの!」 紅「……仕方ないわね、ちょっとくらいなら手伝ってあげるわ」 ジ「っていう会話を目の前でされたんだけど」 蒼「まず外に出たがらない君にプレッシャーかけてるんだよ。春なんだから外出しようよ」 478 巴「……」パラパラ ジ「……」 巴「……」パラパラ ジ「……」 巴「はぁ……」 ジ「…ああもぅっ!わかったよ!」 巴「わかったって?」 ジ「し、白々しい……そんなお花見特集読みながら溜息なんてついてさぁ……」 巴「あ……気になった?ごめんね……」 ジ「もういいって!わかったよ、行くよ……行けばいいんだろ!?」 巴「え」 の・紅・翠・雛「本当?」 ジ「なにこのトラップ」 479 お花見当日 ザーザーザーザー 巴「……」 ジ「あーあ、これは無理だな」 巴「……」 ジ「残念だけど、仕方ないな」 巴「……」 ジ「そんなにしょげるなよ、また日を改めて……」 巴「……」ゴソゴソ ジ「……なにしてる?」 巴「……」ゴソゴソキョロキョロ ジ「何か探してる……?」 雛「あれはジュンが逆さてるてるを仕掛けてなかったかチェックしてるのよ」 ジ「えぇー僕信用ないっていうかそうだとしてもなんかいろいろひどくない?」 480 ちゃかちゃんちゃんちゃん♪←お花見な感じ ジ「適当に過ぎる」 巴「え…なにが…?」 ジ「いやなんでも。……にしても、騒ぎすぎだろ」 雛「あーっ!翠星石がヒナのえびとったのー!」 翠「ふーんだ、ケチくさいこと言うなですチビチビ、お子様は卵焼きでも食べてろですぅ」 蒼「卵焼きは金糸雀が速攻で全部食べちゃったよ」 ワイワイガヤガヤ 巴「クスッ……桜田くんは、こういうの嫌い?」 ジ「……好きじゃない……けど……別に…たまになら、そんなに嫌じゃない……かな」 巴「うん……私も」 ジ・巴「……」 紅「じゅんっ!あにをともえなんかとべたべたしてるのっ!こっちにきらさい!」 銀「そぉ~よねぇ、真紅もたまにはいいこと言うわぁ、ね、ジュンも一緒に飲みましょう♪」 ジ「え…や、お前ら、うわっ、酒くさっ!?」 巴「……はい、二人とも、お酒」 ジ「おい、柏葉っ!?」 銀「あらぁ、気がきくわねぇ」 紅「ひくっ、じゅ、ジュンも飲むのらわ……」 ジ「いや、いいよ……っていうか大丈夫かお前……」 銀・紅「zzz……」 巴「……よし」 め「なるほど、邪魔者を酔い潰して、その後ジュンくんと二人きり、と…うまいけれど、その作戦には穴があるわ」 巴「!か、柿崎さん、いつのまに…穴っていったい…?ハッ、桜田くんは……」 め「とっくに酔っ払って、翠星石と蒼星石に介抱されて帰っちゃったわよ」 巴「!!?」 め「水銀燈が酔っ払うくらいなのにジュンくんが大丈夫なはずないでしょ」 戻る
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/3623.html