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登場作品 / DRAGON BALL(?) 函館ステージをクリアすると出現するハーメルステージのボス。 特徴だけを言えば、あの大魔王と同じなのだが……。 かつて神宮球場を恐怖のどん底に陥れたらしい。 +ゲームネタバレ 自分の人形コレクションにローゼンメイデンを加えようとして、今回の事件を起こす。
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ジュンが見ているのに気付かない真紅と雛苺は鞄からノートを出すと、何やら互いの意見を言い合う。 「この詞は少し幼稚だわ、書き直しなさい」 「うゅぅ~、真紅の歌詞も変なの~、ダージリンとかとかミルクティーとか紅茶ばかり出てくるの~~」 「どこがオカシイの?紅茶の素晴らしさを綴った歌詞だわ、まだ貴女には難しすぎるようね」 「だって水銀燈も真紅の歌詞は変って言ってたの~」 「なんですって、水銀燈がそんな事を言っていたの?」 なんの話をしているんだ?紅茶、菓子、水銀灯、なんだろう? 意味が解らないな…まぁ、とにかくいつまでも隠れている訳にはいかないよな… リボンの子、雛苺って言うのか、あの子に聞きたいこともあるし 屈めていた体を伸ばし、立ち上がると、少し躊躇しながら2人に声をかけた。 誰もいないと思っていた真紅と雛苺は突然の声に驚き、肩をビクッと震わせた。 「こんにちは…」 「誰? 貴方は誰?」 「びっくしたのォォ~~」 「僕は桜田ジュン、今年入学した1年生です」 「そう、で、貴方はこんなところで何をしていたの?」 眉をキュッと吊り上げ気味にした真紅はジュンを睨みながら言う。 そんな視線を受けたジュンは少したじろぐが、すぐに愛想笑いを浮かべた。 「すみません、僕もサボッていたら、いきなりドアが開いたから先生かと思って隠れたんだ」 「そうなの、でもね、私と雛苺はサボッている訳じゃないわ、授業に出ずに休憩しているだけだわッ!」 「そうなの、そうなの~ヒナと真紅は休憩しているだけなのぉ~」 休憩か、物は言い様だな、でもそれがサボリだと思うけどな…… 真紅のセリフに頭をポリポリと掻いて苦笑いを浮かべる。 そんなジュンに向かって真紅は人差し指をクイックイッと動かす。 「ちょうど良いわ、そこの貴方、桜田…?」 「ジュン、僕の名前は桜田ジュン」 「そう、じゃ、ジュン、ちょっといらっしゃい」 なんて高飛車な態度なんだ、僕を召使か何かのように思っているぞ そう思いながらも真紅と雛苺の前まで近付く。 視線は真紅の顔を捉えつつも意識としては雛苺の顔を観察してみる。 うん、そうだ、この子だよ、間違いない、神社で会ったのはこの子だ。 名前は雛苺って言ったよな?翠星石とはどんな関係があったんだろう? 雛苺と関係があったとしたら、この真紅とか言う子とも関係があるのかな? 目線を左右に動かし真紅と雛苺に顔を交互に見る。 2人とも制服の胸に2年生を現すⅡマークが無ければジュンと同じか、もしくはもっと幼く感じられるほどの童顔である。 そんな2人の容姿にいつの間にか先輩に対する言葉遣いではなくなっていた。 「ジュン、今から貴方に率直な意見を求めるわ」 「意見?…何の?」 「いいから黙って聞きなさいッ 私の詞を見てどう思ったか言いなさい」 「詩、ポエムか?」 「違うの~歌詞なのよ~」 真紅はジュンの前にノートを広げた。 何の変哲もない普通のノート、そこに数行ほどの歌詞が書かれている。 「ダージリン」 作詞・真紅 ファーストフラッシュ 深みのある味わい みんなで楽しみましょう セカンドフラッシュはマスカットフレーバー ストレートが最高よ オータムナルは茶葉に厚みと苦味 ミルクティーで一息入れましょう Ah ダージリン ゴールデンチップは爽やかな味わい 赤みの薄いオレンジ色のダージリン 抽出時間は長めに 収穫シーズンは5~6月が最適よ なんだよ、これ?これって歌詞なのか?紅茶の説明じゃないのか? この詞にどんなメロディーがつくんだよ? つーか、この詞を読んで意見って言われてもなぁ~~どうしよう? ノートから視線を真紅の顔に移すと、自信満々な表情が見て取れる。 そんな真紅にどうコメントしていいのか解らないジュンは作り笑いを浮かべてつまり気味に言葉を選ぶ。 「う、うん…なかなか……ユニークで、こ、紅茶の素晴らしさが解る詞だと思うけど………」 「そう、ジュンって言ったわね、貴方はなかなかロックが解っているようだわ」 こ、これってロックの歌詞だったのか…… 困惑するジュンなど目に入らないのか、真紅は雛苺に勝ち誇った顔を向けている。 こんなロックの歌詞なんて見たことがないぞ、ん?でも歌詞を書いているってことは真紅や雛苺ってバンドとかしているのか?もしかして…… 入学当初の日に行った軽音楽部、そこで出会った銀髪の女性と翠星石の行動、そして、有栖神社で見た雛苺、そんな接点が目まぐるしく頭の中で回転する。 「ロックの歌詞って、2人ともバンドとかしているのか?」 「そうなの~ヒナと真紅はロックバンドのヴォーカルなの~」 「雛苺の言うとおり私たちはローゼンメイデンというバンドをしているわ、普段は軽音楽部で練習ばかりだけれど」 軽音楽部?いま軽音楽部って言ったよな? 真紅の言葉に少し興奮気味になったジュンは軽音楽部の部室で会った女性の事と入部したい事を告げるが、帰ってきたセリフは2人の深いため息交じりの言葉だった。 「ジュンが会ったのは水銀燈よ、私たちと同じローゼンメイデンのメンバーでギターを担当しているわ…それにジュンはドラムがやりたいのね?」 「ふゅ~、ドラムは…ちょっと難しいのよ~~」 「水銀燈って子も僕がドラムを触ろうとしたら凄く怒ったけど、何かあったのか?」 ジュンの質問に真紅と雛苺は黙り込んでしまった。 先ほどまでの雰囲気とは打って変わって重い空気が3人の周りを漂い始めた時、不意に授業終わりのチャイムが視聴覚室に鳴り響く。 その音を合図に真紅と雛苺はサッとイスから立ち上がる。 そして教室を出て行く際に、いったん立ち止まると、顔を向けずに言う。 「いま軽音楽部はあまり活動していないわ、ジュンがどうしてもって言うのなら土曜日に来なさい…土曜日ならみんな部室で練習しているから……」 そう小さく呟くように言った真紅と雛苺は教室を出て行くと、休み時間で廊下に出てきた他の生徒の中に紛れ、消えていった。 何だろうな? ドラムの事を言い出したら真紅も雛苺も、あの水銀燈とかいう子も態度が明らかに変わったな… 少なくともロックバンド、ドラム繋がりで翠星石となんらかの関係はあるはずだよな…まさか翠星石は軽音楽部のローゼンメイデンのメンバーだったのか?でも学校の生徒で死んだって聞いたことないし…… 昼休み、屋上で寝そべるジュンは何かが繋がり始めた手がかりを懸命に考えている。 「ヒィ~ッヒッヒッ~、待ちやがれですぅ~~ッ」 そんなジュンをよそに翠星石は楽しそうに宙を舞いながら小鳥を追いかけて遊んでいる。 クソ~ッ、いい気なもんだな~、人がせっかく記憶に繋がる何かを考えているって言うのに… あいつを見ていたら成仏させるのがバカらしくなってきたよ、それに…ふぅわぁぁ~~っ、眠い…… 幽霊のためなのか、翠星石は夜になれば異常にテンションが上がる。 そのため、夜明け頃まで騒いでいる翠星石にジュンは極度の寝不足になっていた。 ふぅわぁぁ~~、あくびが止まらないよ、ちょっとだけなら寝ても大丈夫だよなッ、チャイムが鳴ったら…解るし……zzzzz ――――――星石ッ!! しっかりしてよ、翠星石ぃぃぃ~~ッ!! えっ?なんだ、誰か僕を呼んだか?あれ?違うな…誰だ、あの子…… ん?えぇッ…うっ、うわァァァァァ~~、ち、血だらけじゃないか、どうしたんだよ、何があったんだよ、いったい僕はどうしたんだよ? 急ブレーキの痕が残るアスファルト、その横に血塗れになって横たわる人物と、その壊れた人形のような遺体を抱きしめながら狂ったように大声を出して泣き叫ぶ人物がいる。 ど、どうなってるんだよ、確か横断歩道を渡ろうとして……ま、まさか僕は事故にあったのか?あの死体は僕なのか…うっ、うわぁぁぁぁ~ッ!! 「うわッ……はぁ、はぁ、はぁ」 「ジュン、ジュン、大丈夫ですかぁ~ッ」 いつの間にか眠りこけていたジュンは目をカッと見開きながら飛び起き、大きく肩で息をすると、額に滲み出た汗を拭う。 「どうしたのですぅ~、うなされてたですよぉ~」 ジュンの肩には心配そうな顔をした翠星石の手がある。 ただし昼間の翠星石は実現化できないため肩に置いた手は体の中に入っているように見えた。 「あれ?僕は……ゆ、夢だったのか」 先ほど見た光景が夢だと解ったジュンは大きくふぅ~っと深呼吸する。 そして目の前にある翠星石の顔を、髪型を改めて見直す。 ま、まさか、今見た夢って翠星石のことなんじゃないのか? 顔はよく見えなかったけど、確かに髪型は翠星石の髪型だったよ、それに髪の色も、体型も、そうだよ、間違いないッ!! でも、どうして翠星石の夢を見れたんだよ? マジマジと顔を見られている翠星石の頬はだんだんと赤みを差してくる。 そしてプイッと横を向きながらジュンの肩から手を抜く。 「あっ…まさか……」 ジュンは自分の体の中に溶け込むように入っていた翠星石の手を見てハッと気付く。 「なぁ、翠星石、寝ている時に僕の体に触っただろ?」 「なっ、な、な何を言うですかぁ、お前の体なんか触ってねぇですぅ~、変な事を言うなですぅ~ッ!!」 「本当か?」 「…う~、触ったと言うよりもぉ、チャイムが鳴っても起きないお前を起こそうとしただけですぅ~、それに触ろうにも昼間の翠星石は無理なのですぅ~通り抜けて触れねぇですよぉ~」 「でも触ったんだよな?」 「だぁ~から、触ろうにも翠星石の手はジュンの体を通り抜けたですぅぅ」 やっぱりそうか、翠星石の体の一部が僕の中に入ってきたから、それが原因であんな夢を見たのか… じゃ、夢の中で翠星石を抱きしめて泣いていた人って誰だ? 後ろからしか見てないから解らないな、真紅でもないし、雛苺でもない、水銀燈って子でもなかったな…誰なんだよ? 「ん?おい、翠星石、所でいま何時ごろだ?」 夢に出てきた人物を考えていたジュンはふと空の色が夕暮れ色に近いのを見て尋ねる。 「もう夕方の5時過ぎですよぉ~、お前はよく眠っていたですぅ~」 「なにぃ~、それは本当かッ?じゃ、僕は昼からの授業を思いっきりサボッていたのかよぉ~?」 「そーなりますねぇ~、って言うが翠星石が起こしてやってるのに起きなかったお前が悪いのですぅ~」 クッソ~、なんてことだよ。そもそも僕が寝ていた原因は真夜中から明け方まで寝ないで騒いでいる翠星石のせいじゃないかッ! そんな独り言をブツブツ言いながら、教師に見つからないように教室に戻り、鞄を手にすると急いで学校から出て行く。 そして後ろから話しかけてくる翠星石の声を無視するかのようにポケットに手を入れて。 あれ?なんだこれ? その手が1枚の紙切れを掴んだ。 ジュンは立ち止まり紙切れを広げて見る。 「あっ~、忘れていたよ」 「何ですぅ~、なにか忘れ物ですかぁ~?」 それは学校に来る前に姉から渡された買い物のメモであった。 ジャガイモとタマネギ、そしてニンジン、レタスとトマトが書いてある。 そのメモの内容からカレーライスとサラダを作ろうとしているのは簡単に想像できた。 「今夜はカレーみたいですねぇ~、翠星石はオムライスがいいですぅ~」 「うるさいな~、お前は食べれないだろ~」 「そんな事は無いですよぉ、お前が口にした物の味は伝わってくるですぅ~、翠星石はニンジンが嫌いですからぁ、ニンジンは食べるなですぅ!!」 「そうか、ニンジンが嫌いか…じゃ、今夜はニンジンを生で食べてやる」 「ひ、酷いですぅ~、呪ってやるですぅ~~うわぁぁ~~ん」 翠星石は泣きながらジュンの家の方角に向かって帰っていった。 それを見ながらヤレヤレと言った表情を浮かべ、ジュンは近所の八百屋に寄ってみる。 「こんにちはオジサン、えぇ~っとジャガイモとタマネギとニンジン、レタス、トマトください」 「おっ、ジュン君、高校生になったんだね、今日はお姉さんのお使いかい?」 「はい、そうです」 近所のため小さい頃から知っている八百屋の主人はジュンがいった品物を袋に入れながら他愛のない日常的な会話をする。 「今日はトマトが2割引だけど、ジュン君なら半額でいいよ、それに今日入荷したばかりの白菜もオマケで付けとくよ」 「はい、アリガトウございます、オジサン……」 えっ?トマトが2割引、白菜が入荷? それって薔薇水晶だったかな、あの神様が言っていた通りじゃないかッ!! 驚きを感じながらも心の中では トマトや白菜が当たったからって別に有難くも何ともないぞ…… と思いながら、美味しそうに見える苺に何気なく手を伸ばす。 そのパックに入った苺を取ろうとした時、横から伸びてきた手がジュンの指先に触れる。 「あっ、ゴメンなさい」 「あっ、いや、こちらこそ」 謝りながら、その手の先にある顔を見たジュンは自分の目を疑った。 それは髪型さえ違えど、顔立ち、表情、背の高さまで翠星石と見間違うほどよく似た女性が立っていたからだ。 す、翠星石…か? いや、そんな訳ないよなッ でも凄く似ているな、まるで双子みたいじゃないか、 えっ、双子、姉妹、まさかこの子と翠星石って…… 蒼星石を目の当たりにし、驚きと共に何やら確信めいた思いがジュンの頭を駆け巡っていく。 そうだよ、きっと翠星石とこの子は姉妹とか、そんな関係だよ、 でもどうしよう? いきなり初対面で「幽霊になった翠星石が僕の家にいます」なんて言って信じてもらえる訳ないし…… 下手に何か言うと危ないヤツって思われるだろうな、くそ~、せめてこの子に霊感とかあったら話は早いんだけどな…… 蒼星石の顔を見つめたまま考えこんでしまう。 そんなジュンに蒼星石は少し怪訝な顔立ちで声をかける。 「どうしたの?」 「えっ、い、いや、何でもないよ」 蒼星石の声に我に返ったジュンは少しだけ視線を外す。 だが、余りにも翠星石に似ている顔から完全に目を外すことなどできない。 そのため、ズラした視線は蒼星石の右肩辺りに向けられている。 その時、蒼星石の肩にギターケースがかけられているのに気付く。 「それはギター?」 突然の質問に蒼星石は戸惑いつつもニコッと笑って小さく肯く。 「ふふ、よくギターと間違われるけど、この中身はベースなんだよ」 「へぇ~、ベース弾いているんですね」 「うん、中学の頃からロックが好きでね、同級生とバンドを組んでいるんだよ、それで僕のパートはベースなんだ」 バンド、この子もバンドを組んでいるのか…あっ、よく見たら同じ高校の制服じゃないか、それも2年生だし、軽音楽部の真紅と雛苺だっけ、あの子達の事も知っているかも? そう思ったジュンは今朝、視聴覚室で真紅の歌詞を見て意見を求められた事を交えながら軽音楽部のことを聞いてみた。 すると、蒼星石は目を細め、口元に柔らかい笑みを作る。 「ふふふ、そうなんだ、君も真紅の詞を見たんだね、ふふふ」 「あぁ、実際あの歌詞の感想を言えっていわれて困ったよ~」 「うん、僕も同じことを聞かれたよ、それで君は軽音楽部に入るつもりなのかい?」 「うん、僕も中学の頃からロックが好きだったし、高校に行ったらバンドとかやりたいな~って思っていたから…でも……」 そう言いながらジュンは視線を落とし気味になり、言葉を濁らせた。 そんな態度に、おそらくジュンは入部を遠まわしに断られたのだろうと思った蒼星石は小さくポツリと呟く。 「ゴメンね…みんな、まだあの事を引きずっているんだ…僕も忘れようと努力しているんだけど……」 あの事? そう言いかけたジュンだが、潤んだ瞳からこぼれ落ちようとする涙を我慢するかのように空を見上げている蒼星石を見ていると、何もいえない。そしてグスンッと鼻をならした蒼星石は先ほど取ろうとした苺のパックを手にする。 「あっ、あの~、ちょっと」 あわてて支払いを済ませようとしたのか、蒼星石がサイフを出した時にポケットから白いハンカチがヒラリと落ちた。 ジュンはそれをひらって声をかけたのだが、蒼星石は唇をギュッと噛み締めたまま足早に去っていった。 (4)へ戻る/長編SS保管庫へ/(6)へ続く
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金糸雀ファイルのテーマ UMA・UFO編 ※クリックで演奏開始 Music ピコピコ 氏 オーストラリア、グレートバリアリーフ。 そこは世界最大規模のサンゴ群で覆われた美しい海岸線。 超人気ロックバンド、ローゼンメイデンは数少ない休暇を メンバーと共に冬の日本を飛び出して、この楽園に来ていた。 「綺麗な海ですぅ、最高ですぅ~、なんだか大物が釣れる予感がする ですよッ!!」 「また釣りに行くのぉ、翠星石?」 「そーですよッ、翠星石は80キロくらいのGT(ジャイアント・トレバリー) を仕留めるのですぅ~、水銀燈も一緒に行くですかぁ?」 「まぁ、私はコアラやカンガルーなんて興味ないからぁ、一緒にいっても イイわよぉ~。でも私はGTなんて訳の解らない魚にも興味ないわ」 「だったらサメでも釣るですかぁ?」 「私が狙うのは一つ、ウ・ナ・ギよぉ~♡」 釣りの用意をしながら翠星石と水銀燈は他のメンバーにも声を掛けるが 帰ってくる答えは決まったように 「イヤっ!!」 の一言であった。 真紅はとにかく乗り物に弱い、雛苺と蒼星石、薔薇水晶はコアラを見に行くらしい。 金糸雀にいたってはオーストラリアの自然に触れたいと言い残して カメラなど撮影機材を車に積み込み朝早くから出かけていた。 「オーストラリアはUFOやUMAの目撃報告がたくさんあるかしらぁ~、 カナは絶対にヨーウィかタスマニアタイガーを探し出してやるかしら~!!」 決意を口に出した金糸雀はハンドルをオーストラリアの原生林が広がる山に向けて ハンドルを切るとアクセルを踏み込んだ。 その頃、翠星石と水銀燈は小さなボートを借りると、波静かなリーフ内で釣り糸を垂れている。 飽きないほどに小魚が糸を引っ張る程度で翠星石が期待しているような大物の姿は見れない。 水銀燈は南半球の太陽に心地よさを感じ、わざわざ日本から大量に持ち込んだヤクルトを飲みながら約20mほど離れた場所に浮かぶ翠星石のボートを見ていた。 松形弘樹を心の師匠としている翠星石は頻繁に竿を振っている。 「翠星石は釣りになると頑張るわねぇ~、普段もあれくらい頑張って くれたら助かるのにぃ~……えっ?……なぁにアレ?」 翠星石のボートの下、黒く長い影がこちら向かって泳いでくる。 「なぁに?ウナギぃ?それとも海ヘビなのぉ?」 水銀燈は手に持つヤクルトの存在すら忘れて海面下をこちらに向かってくる 影を凝視している。そしてその謎の影は水銀燈の目の前まで接近してくる。 「きゃあぁぁぁぁぁ~qあsうぇdfrftgygふじこlp;@」 (NGワードUMAだが、これは……) 水面下から姿を現した謎の生物に水銀燈は悲鳴を出して気を失い、 次に目を覚ますと心配そうに顔を覗き込んでいる翠星石の顔が見えた。 そしてホテルに帰ると水銀燈は狂ったように大ウナギを目撃したことを 言ってまわる。 「ほんとうなのよぉ~、ねぇ信じてぇ~。本当に大ウナギが私を見て ニコッて笑ったんだからぁ~」 「翠星石はそんなの見てねぇですよぉ~」 「ほぇ~、水銀燈は何かヤバイ薬でもキメたの~」 「僕が思うにたぶん夢でも見たんじゃないかな?」 「そうね、夢なのだわ」 「きっと夢かしらぁ……と、ところで話があるから後でカナの部屋に きてほしいかしら」 UMAだ!!きっと水銀燈はUMAを見たに違いない。 そう思った金糸雀は水銀燈から目撃した謎の生物について聞いた感想を 日記にしるした。 水銀燈が目撃したのは間違いなくシーサーペント(大海蛇)とされる 海洋未確認大型生物のたぐいだろう。 私は山でヨーウィ、タスマニアタイガーの痕跡を探しにいくのを優先させたのが 失敗であった。すなおに翠星石と水銀燈の誘いをうけて私も釣りに行くべきだった。 そうすれば私もシーサーペントの姿を目撃できたのに…。 早速あすは私もボートに乗り込み水銀燈が目撃した海域を調査したいと思う。 注・ヨーウィ(オーストラリア版ビックフッドの呼び名) タスマニアタイガー(和名ではフクロオオカミと呼ばれるイヌ科の動物で 実際には20世紀初頭までは生息していたが今は絶滅した種とされている。 ただ現在も目撃報告がなされており一部の動物学者などはまだ生存している 可能性があると言われている。日本で言えばニホンオオカミやニホンカワウソ みたいな感じかな?) 短編連作SS保管庫へ
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その後、ラプラスのレコーディングに戻ったメグはいつものようにギターを 手にし、オディール達に向かって笑顔で言う。 「さぁ、薔薇乙女に負けないように私達もガンバリましょ~。ねっ、巴」 「そうね、彼女達の曲に負けないようにねッ」 薔薇乙女のアルバム曲に興味津々のミチコはソワソワしながらメグに質問する。 「ねぇ、ねぇ、前に約束した薔薇乙女とのコラボ曲ってもう出来てるの?」 「もうね、凄くイイ感じで出来てるわよ。もうすぐお呼びが掛かると思うわ」 その話にノリは興奮した表情で入ってくる。 「そうなの、もうすぐ出来るのね。もう真紅ちゃん達ってカワイイから 早く会いたいわ」 そんなノリの浮かれた笑顔に巴は冷静な声を出す。 「でも私達のアルバム発売のすぐ後に薔薇乙女のアルバムが出るってことは アルバム対決になりそうね」 「そうデスネ。さぁ、ワタシ達もレコーディングを始めましょう」 オディールの声で各ポジションにつくラプラス達。楽器を前にすると彼女達の 目付きは変わり先程の笑みは消えプロの表情になっている。 イヤホン越しにメロディーがそれぞれに伝わる。オディールが感情を込めて 唄い、そこにギターソロに入る。 メグ得意の細く突き刺さるようなトーンが滑るように展開していくが、突然 そのメロディーが途切れた。 「えッ?」 普段から極端にミスの少ないメグのギターが途切れたのを信じられない顔付で 見るオディール達。 メグは手首を握りかすかに震える左手を見つめる。 (な、何? これは何?) 震える手首に視線を落とすメグに巴が近寄る。 「どうしたの、メグ? ケガでもしてるの?」 「う、うん。昨日ね、ちょっと部屋の片付けしてて手首をヒネッたの。 ゴメンねェ~。ちょっと休憩いいかなぁ?」 作り笑いを浮かべたメグはそのままドアを開け出て行くと、小走りでトイレ に駆け込む。 震える左手首から指先にかけて水をかけながらカガミに映るメグの顔には 不安の色が濃く浮かんでいた。 * その頃、薔薇乙女は真紅がラジオ放送中に勝手に決めたアルバム発売日に 向けて急ピッチの作業が続いていた。 「ここで・・・メグさんのギターが・・・入ってきたらイイと思う」 「そうねェ、イイ感じになって来たじゃないィ~」 水銀燈と薔薇水晶が作るラプラスとのコラボ曲は完成されつつあり、 翠星石と蒼星石も普段から暖めていたアイデアをメロディーにし、それを 雛苺が鼻歌雑じりで曲のイメージを広げていく。 「フンフンフン~♪~ラッララッラァ~♪~。こんな感じなの~?」 「チビ苺にしては察しがイイですぅ。その調子で完成させるですぅ」 真紅はほぼ出来上がっている金糸雀が作った曲に歌詞を付けるため イヤホンで繰り返しメロディーを聴き、自分の中にある世界観を探っていく。 そんな薔薇乙女のアルバム製作作業は明け方まで続いた。 「できたわぁ~。これで後はメグ達を呼んで音入れよォ~」 水銀燈の嬉しそうな声にイスに座り居眠りしていた金糸雀は目を 覚まし、水銀燈を見る 「いま何時かしらぁ~?」 「あ~ら、眠っていたのぉ? 今ちょうど曲ができたトコなのよ~。 ホラ、聴いてみてぇ」 水銀燈はそう言って寝ぼけ眼でイスに座る金糸雀にイヤホンを投げて渡す。 緩やかな放物線を描いたイヤホンはキャッチしそこねた金糸雀の オデコに当たる。 「痛いかしら~。もう、ちゃんと渡すかしらッ」 そう言いながらイヤホンを耳にあてると、薔薇水晶が曲を流す。 静かに流れるアルペジオ、そこに教会の鐘の音色に似た単音が印象的に 響く。風が草花を揺らし彼方から吹き付ける。見上げる夜空から降り注ぐ 月明かり。そんな風景がスローモーションのように金糸雀の脳裏を流れて 埋め尽くしていく。 そこに水銀燈のギターがいつもと違うトーンで入ってくると曲の持つ雰囲気 は、まるで無くした時間を嘆く人々の涙声のように切なく展開されていく。 言葉を無くし曲の持つ世界に入り込む金糸雀はいつしかまばたきすら忘れて いた。 曲が終わってもしばらく曲の世界の中に居る金糸雀に水銀燈が声をかける。 「ねぇ、どうだったァ~? ちょっと金糸雀、聞いてるのォ?」 水銀燈の声で我に返る金糸雀は唖然とした表情で水銀燈と薔薇水晶を交互に 見返す。 「貴女達って、なんて曲を作ったのかしらァァ!!」 その金糸雀の反応に顔を見合わせニコリと笑う水銀燈と薔薇水晶。 「フフフ、その曲は夢見るようにって感じで作ったわァ~」 「そう・・・曲名は・・・トロイメントって言うわ」 ここに薔薇乙女とラプラス、2つのバンドが参加する最初で最後の 曲が誕生した。 * ラプラスのスケジュールになかなか空きがなく薔薇乙女のレコーディング に参加したのはラプラスのアルバムが店頭に並びミリオンを難なく 達成した、そんな時であった。 「ゴメンねぇ、けっこう前から曲は出来てたんでしょ~」 「それよりも流石にラプラスね。いきなりのミリオンでビックリ したのだわ」 「まぁね、これが私達の実力よ~」 メグはニコッと笑いながらギターを取り出し、手首にリストバンドを巻く。 「あれぇ~、メグいつからリストバンドなんてしてるの~?」 「えっ、あぁ、これはね。そう、トレードマークにしようかなってね」 「そおぅ~。それよりもォ、この曲は自分でもイイ曲ってェ~感じぃ?」 そう言いながら水銀燈はボタンを押し、曲を流す。 スピーカーから流れる曲に吸い込まれるラプラス達。 「凄いですネ、イイ感じの曲です。早く歌ってみたいです」 「そうね、早く音を入れちゃいましょう。ねぇ水銀燈、私のパートを 説明して」 真紅、水銀燈、薔薇水晶がラプラスからメインゲストで参加するオディール とメグに曲のイメージと入るパートを説明する。 主にコーラスで入る巴、ノリ、ミチコは雛苺と一緒に曲が持つ世界観に 沿いながら声を合わせる練習をしている。 * 金糸雀、翠星石、蒼星石は薔薇乙女のファーストアルバムの取材に来た 記者の質問に答えている。 「薔薇乙女にとって初のアルバムですが、コンセプトとか聞かせてもらえ ないでしょうか?」 テーブルの向こうに座る金糸雀は得意気に答える。 「コンセプトはアルバムのタイトルどおりトロイメント、日本語で言えば 夢見るように、かしらッ」 「トロイメントとは夢見るようにって意味なんですか。それじゃ、このアル バムに込められたメッセージは夢を追いかける人達への応援って感じですか?」 その記者の言葉に蒼星石はコーヒーを口に運びながら答える。 「そう、僕たちがバンドを組んでからデビューするまでに色んな事があった。 でも諦めずにここまで来れたのは、夢を見続けていたからなんだ」 そこまで言うと蒼星石は目を閉じ思い出すように語る。 「悲しいことや辛いことがあっても夢を見るのを忘れたら全てはそこで途切れ てしまうと思うんだ。だからどんな小さな夢でもいいから望んでいたら きっとチャンスはやってくる。そんな想いをアルバムに込めたつもりだよ」 「そうですか。所で今回はそのアルバムタイトルになっている曲はラプラス が参加するそうですが?」 その質問には翠星石が答える。 「今、となりの部屋でラプラスと真紅達が曲とパートの確認をしてるですよッ。 この後すぐにレコーディングですぅ~」 「そうなんですか!それじゃぁ、取材のシメとして最後に薔薇乙女とラプラス の写真を撮りたいのですが、イイでしょうか?」 「イイかしら~!!」 カメラのレンズ越しに見ると薔薇乙女とラプラスは笑顔でメンバーが入り 混じっている。 オディールと真紅は並び、人差し指を立てている。 水銀燈とメグは肩を抱き合い笑顔で拳を前に突き出している。 巴と雛苺は頬が付くくらい寄り添いカメラに向かってピースサインをしている。 ミチコは後ろから金糸雀の肩に腕を回している。 真ん中にノリを置き、その左右に翠星石と蒼星石、その前に薔薇水晶が笑っている。 眩しいフラッシュの中で薔薇乙女とラプラスはフイルムの中に 終わらない一瞬を焼き付けた。 * 3週間ほど1位をキープしていたラプラスのアルバムが2位に下がり、 変わってトップの座には発売されたばかりのトロイメントが入った。 「さぁて、これで来月からカナ達もツアーが始まるかしら~」 「ツアーが決まったですかッ、まずはどこからですぅ~?」 「ここ、東京から始まって16ヶ所かしらッ」 「私の故郷、大阪は入ってるのね、楽しみなのだわ」 「大阪と言えばたこ焼きですぅ、楽しみですぅ~」 「ヒナの神戸もあるの~」 「神戸と言えば神戸牛ですぅ、楽しみですぅ~」 「食べ物ばかりじゃないィ、だからァ翠星石はすぐに体重が増えるのよォ~。 そのうちドラムセットからハミ出すわよぉ~」 最近また体重が気になりだした翠星石は顔を真っ赤になる。 「なッ、何を言いやがるですかァ~!」 水銀燈と翠星石とのやり取りを聞き微笑する真紅達。 その時、ツアー中のラプラスのマネージャーから金糸雀に 連絡が入る。 金糸雀は電話の内容を聞きながらチラッと水銀燈の顔を見る。 そして電話を終えた金糸雀はポツリと小さく言う。 「メグが倒れたかしら・・・」 つい先ほどの軽い会話が途切れる。 (8)へ戻る/長編SS保管庫へ/(10)へ続く
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原曲・ALI PROJECT 作詞・宝野アリカ、作曲編曲・片倉三起也 TVアニメ「ローゼンメイデントロイメント」OP曲。 【登録タグ 2005年の楽曲 ALI PROJECT J-POP アニソン ローゼンメイデン】 カバーした声優 山崎エリイ
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登録日:2009/07/29(水) 20 44 27 更新日:2022/02/04 Fri 22 24 39NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 functioncode みっくすJUICE ボクっ娘 ボク少女 マウスプロモーション 元コスプレイヤー 声優 声優項目 東京都 森永理科 歌手 1980年4月25日生まれ。 東京都出身。 マウスプロモーション所属。 血液型はO型。 身長149cm。 体重37kg。 月蝕歌劇団・日本ナレーション演技研究所・アイムエンタープライズBSQR489で放送していたラジオ『ヒヤマ・クラタの声優パソ☆コン』に応募し、 5週連続勝ち抜き、それが声優の道へ進むきっかけとなる。ちなみに森永理科という名前は月蝕歌劇団に入団した時に付けられた芸名である。 2002年、植田佳奈、斎藤千和、中原麻衣と声優ユニット「みっくすJUICE」を結成。 翌年、ユニットメンバーらと出演した『ワンダバスタイル』にアニメ初出演。 音楽活動との両立などを理由に、2007年6月30日付けでアイムエンタープライズを退社、フリー、エクセレックスを経て、マウスプロモーションに所属。 大学時代は哲学を専攻、元コスプレイヤー。 その道を歩み出したのは姉の影響が大きく、コミックマーケットの事も「コスプレの為の場」と思っていたと語る。 そこでの姿が雑誌カメラマンの目に止まり、コスパのモデルとしても活躍していた時期があった。 高校一年生の時、某雑誌の『新世紀エヴァンゲリオン』のコスプレオーディションで読者投票が好評で賞をもらう。 アイム所属初期に、テレビアニメ『ぷちぷり*ユーシィ』のオープニングテーマを歌う先輩声優達に対して、 自身が全くの新人であるにもかかわらず振付の指導を行っていた。 病弱気味で、血圧上昇剤を打ちながら仕事をしている。 その為か、デビュー後は暫く声優としての仕事はさほど多くは無かったが、 『ローゼンメイデン』において、それまで少女キャラが多かった森永としては初めて低めの演技のキャラとなった蒼星石役を演じた事がきっかけで、 徐々に活躍の場を広げている。 ボク少女や少年役などが多いせいか、ブログやレギュラーのラジオ番組では一人称に「ボク」や「オイラ」などを使う場合が多い。 しかし、ゲスト出演等では「わたし」を使うこともある。 元みっくすJUICEの植田佳奈と親しい事で知られ、 ローゼンメイデンのアフレコ現場を通じて、田中理恵や野川さくら、志村由美や後藤沙緒里などと親交を深めつつある。 最近では瀬戸の花嫁やみなみけで共演しており、嗜好も近い喜多村英梨とも仲を深めつつある。 ローゼンメイデン・トロイメント、テイルズ オブ ヴェスペリア、風の聖痕、瀬戸の花嫁、みなみけ、咲-Saki-と小野大輔との共演が多い。 また、小林ゆうを安全に取り扱うという類い希な能力を有している。 大波乱となった第52回有馬記念で馬連22,190円を的中。 さらに翌年の第53回有馬記念も馬連29,490円を的中させ、2年連続有馬記念で2万馬券を的中させた。 出演作品 蒼星石(ローゼンメイデンシリーズ) 池田華菜(咲-Saki-) マコちゃん(みなみけシリーズ) 銭形巡(瀬戸の花嫁) 八坂こう(らき☆すた) 死神三番(狂乱家族日記) リタ・モルディオ(テイルズ オブ ヴェスペリア) 冬川こころ(Remember11) フレリア(アルトネリコ2) 雛水(Monochrome) 五十嵐夏音(FRAGMENTS BLUE) 三枝祀(かみちゅ!) たゆね(いぬかみっ!) 朝倉タヱ(葛葉ライドウ対隻眼化神(ドラマCD)) 神凪煉(風の聖痕) フェルナンディア・マルヴェッツィ(ストライクウィッチーズ) 東(境界線上のホライゾン) 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 嘘だろ…。あの小林ゆうを安全に取り扱うなんて -- 名無しさん (2015-07-29 19 20 03) 咲とヴェスペリアで知ったからか猫声優ってイメージがある -- 名無しさん (2020-03-05 17 14 06) マコちゃんやマリッジロワイヤルの三条朝日といい、女装男子や僕っ子とかが多い印象。 -- 名無しさん (2020-04-10 14 12 50) 37kgってすげーなガタイも小さいとはいえ -- 名無しさん (2020-08-15 20 32 14) 小林ゆうを安全に取り扱う?ちょっと何いってるかわかんないッス -- 名無しさん (2022-02-04 22 24 39) 名前 コメント
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Story ID xsU6Q6q90 氏(290th take) 人気ロックバンド、ローゼンメイデンは多くの曲をCMなどに提供している。 今回は、ある映画の主題歌およびサントラの一部を引き受けた。 「こういう感じのほうがより怖さを出せると思うですぅ~」 「ヒナはこの部分に不協和音を入れたらいいと思うの~」 「さすが雛苺だね、不気味さを作らせたら凄いものがあるね」 「へへっ、ヒナ、誉められたの~」 そう、今回の曲はホラー映画。特に人気のジャパニーズホラーと呼ばれるジャンルであった。 いかに濃厚な怖さが出せるか?そのテーマに彼女達はいろんな意見を出し合っていた。 しかし、そんな中で水銀燈だけはシラケタ表情のままソファーに腰をかけて滅多に吸わないタバコを吹かせていた。 「そんな辛気臭い音楽よりもっとロックっぽい曲がいいわぁ~。 そうねぇ~ブラックサバスみたいなぁ~洋風がいいわぁ」 「洋風はどうかしら?これは日本のホラー映画だもの」 「はぁ?そんなの関係ないわ。それに何これ?」 フゥ~っと煙を天井にむけてはきながら水銀燈はスタジオの隅に設置された小さな神棚を指差した。 「これは厄除けと言うか魔除けかしら。こういう仕事をする際には必要かしら~」 「はぁ?魔除けぇ?バッカみたい」 「でもこう言うのは決まりかしら。ハリウッド版の呪怨でも撮影時にお払いをしていたかしら~」 「ふふふ、私にそんなの関係ないわ~。うふふふふ」 金糸雀の説明にも耳を貸さない水銀燈は笑いながら神棚に向けてタバコの煙を吹きかけてしまった。 そして次の日、彼女達はいつものように曲作りのためスタジオに来ていた。 「おはよう真紅」 「おはよう、今日は早いわね蒼星石、翠星石」 「おはようですぅ~」 「おはようかしら~」 「おはようなの~」 「……モーニン……」 「みんな揃った、あれ?水銀燈がまだね」 「おはよぉ~、今朝は寝坊したでござるぅ~、かたじけないでござるぅ~」 少し遅れて入ってきた水銀燈に彼女達は耳を疑った。 姿はいつもどおり、声も普段と変わらない。 しかし言葉がおかしいのである。 「す、水銀燈?」 「なぁに?」 「い、いや、何でもないわ。それより今日は寒いわね。ちょっと雛苺、私に紅茶を煎れて頂戴」 「じゃ、拙者はぁ~、いつものヤクルトがぁ、頂きたいでそうろぉ~」 「ちょ、ちょっと水銀燈?いま何て言ったの?」 「はぁ?いつもの如くぅ~申しただけでござるわぁ~」 真紅の問いに水銀燈はいつもの調子で答えているつもりなのだろうが、明らかに言葉使いが違いすぎる。しかもソファーに座らずに床に正座しているのだ。 これを見た彼女達は昨日のことを思い出した。 …神棚にタバコの煙をふきかけたですぅ …あぁ、きっとバチが当たったんだね …これは何かに取り憑かれたかしら~ …きっとサムライだわ …水銀燈おもしろいの~ …ござる…? まるで茶道のようにヤクルトを両手に持ち、口に運ぶ水銀燈を見た彼女たちの意見はおおむね一致していた。それは「水銀燈が面白すぎる」と。 ニヤニヤした顔で見られている水銀燈は少しムッとした。 「皆のものでぇ~何を見ておるのでござるかぁぁ~?」 「な、なんでもねぇですぅ~。ちょっと水銀燈が可愛いと思っただけですぅ~」 「な、なに世迷言を云うでござるかぁ~、左様なことを云われたらぁ、照れるでござるわぁ~」 翠星石の言葉に顔をプイッと横に向けると飲みかけのヤクルトを一口で飲み干した。 そんな水銀燈を見て真紅たちは声を殺して笑っている。しかし溜まりきらず声に出して笑い出した。 「何ぃ?何がそんなに面白いのでござるかぁ?もしかして、それがしをうつけ者にしておるでござるかぁぁ~?おぬし達ぃ、許しませぬぞぉぉ~~」 真紅たちに笑われて怒り狂った水銀燈だが、もう水銀燈の言葉に迫力の2文字はありませんでした>< 短編連作SS保管庫へ
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【151~200】・SSタイトル元ネタリスト 【000~050】 【051~100】 【101~150】 【151~200】 ※SS作者本人の確認を取っていないものもあるので、間違っている可能性もあります。 NO. タイトル 元ネタ 151 doll dependence syndrome 上田次郎オフィシャルブログの記事に記載されている症例『次郎人形依存症』(Jiro doll dependence syndrome) 152 SAMURAI X 北米版『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のタイトル「SAMURAI X」 153 Painful Return カードゲーム『遊戯王OCG』のカードの一種「苦渋の転生」の英名(運命の分かれ道とストーリー的に繋がっている) 154 世界を支配する者 155 Switch(Choice[Player]){...} 156 再会検分推測準備 157 Re:寄り添い生きる獣たち メールなどで返信を表す語「Re 」+寄り添い生きる獣たち 158 太陽と月 アニメ『ハーメルンのヴァイオリン弾き』後期ED「太陽と月に背いて」 159 魔人 が 生まれた 日(前編)魔人 が 生まれた 日(後編)ひぐらしのなく頃に アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1話サブタイトル「魔神 が 生まれた 日」+ゲーム『ひぐらしのなく頃に』 160 因果応報―終わりの始まり―(前編)因果応報―終わりの始まり―(中編)因果応報―終わりの始まり―(後編)因果応報―世紀王 シャドームーンが1体出た!―因果応報―薔薇乙女 翠星石が1体出た!―因果応報―始まりの終わり― 過去の行動によって善悪の結果がもたらされるという意味の四字熟語「因果応報」+女神転生シリーズで悪魔が出現した時の定型文 161 第四回放送 元ネタなし 162 永すぎた悲劇に結末を――Please hold on to small children.永すぎた悲劇に結末を――彼女の名を知らず ゲーム『イストワール』の楽曲「永すぎた悲劇に結末を」+アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第15話に登場した標識、訳は「お子様の手を離さないでください」+アニメ『鋼の錬金術師』の第42話サブタイトル「彼の名を知らず」 163 聖少女領域/贖罪か、断罪か聖少女領域/黒龍見参聖少女領域/薔薇獄乙女 アニメ『ローゼンメイデン トロイメント』OP「聖少女領域」+アニメ『ガン・ソード』の登場人物の一人であるガドヴェドの台詞「贖罪か、断罪か」+特撮『仮面ライダードラゴンナイト』の第32話タイトル「黒龍見参」+アニメ『ローゼンメイデン オーベルテューレ』OP「薔薇獄乙女」 164 Marching Ever Onward To Tomorrow3/5 アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場するKMFランスロットの起動画面に表示される文、訳は「明日に向かって前進あるのみ」+漫画『るろうに剣心』において志々雄真実が煉獄を購入するために失った財力の割合 165 HELL ON EARTH(前編)HELL ON EARTH(中編)HELL ON EARTH(後編) 直訳すると「生き地獄」 166 package h.GRY.ed アニメ「スクライド」(s.CRY.ed) 167 CODE GEASS――鋼のレジスタンス]CODE GEASS――BLACK REBELLIONCODE GEASS――ZERO REQUIEM アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』+JAM Projectの楽曲「鋼のレジスタンス」+アニメDVD「コードギアス 反逆のルルーシュ SPECIAL EDITION ‘BLACK REBELLION’」+アニメDVD「コードギアス 反逆のルルーシュ R2 SPECIAL EDITION ‘ZERO REQUIEM’」 168 メギド――断罪の炎――(前編)メギド――断罪の炎――(後編) 女神転生シリーズに登場する魔法「メギド」 169 第五回放送 元ネタなし 170 ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅰハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅱハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅲ アニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』 171 Re turn真・魔神転生if... ゲーム『真・女神転生if...』 172 C MON STRANGE POWER 上田次郎の名言「どんと来い、超常現象」の英訳 173 叶えたい願い-柊つかさ叶えたい願い-志々雄真実叶えたい願い-ストレイト・クーガー叶えたい願い-翠星石叶えたい願い-ヴァン叶えたい願い-北岡秀一 特撮「仮面ライダー龍騎」の第49話サブタイトル「叶えたい願い」 174 終幕――死せる英雄達の戦い Sound Horizonの楽曲「死せる英雄達の戦い」 175 終幕――月は出ているか? アニメ『機動新世紀ガンダムX』第1話サブタイトル「月は出ているか」 176 終幕――その旋律は夢見るように終幕――鋼の救世主終幕――果ての果て終幕――見えない未来終幕――誰も知らない物語 アニメ『ローゼンメイデン トロイメント』次回予告の台詞+JAM Projectの楽曲「鋼の救世主」+RPF『レッドドラゴン』第六夜サブタイトル「果ての果て」+ゲーム『イストワール』の楽曲「見えない未来」+アニメ『化物語』テーマソング「君の知らない物語」をロワ書き手達がオフ会のカラオケで歌うと、女性ボーカルの曲なのに男性が原曲キーで歌ったり叫ぶような曲じゃないのに叫ぶように歌ったりで原型を留めなくなり「これは私の知っている君の知らない物語じゃない」「誰も知らない物語だね」が由来 177 IF 178 蒼穹 179 新世界交響曲 アニメ『キルラキル』二期ED「新世界交響曲」 ▲
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Q.ハーフ、クォーターですか? A.どこの血も混ざってない日本人です。 Q.義眼って本当ですか? A.はい。左目が義眼です。 義眼の虹彩の色が茶色っぽいので、それに合わせて右目にカラコン入れてます。 Q.どうして義眼になったんですか? A.生まれつき片目だけ先天性白内障でした。 それは手術で治ったんですが、白内障が原因で緑内障になり、 何度も手術を繰り返したせいで目に負担がかかったのか 目が萎んで小さくなったので、それを隠すために義眼を装着しています。 Q.カメラは何を使ってるの? 主にCANON 60Dを使用しています ボディだけで675gあるので、気軽に散歩に出るときは 475gのCANON KissX2を持ち歩いています。 レンズはこの4本を主に使っています。 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS EF50mm F1.8 II EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM Q.普段からその喋り方なの? A.くつろいでる時、友達と喋る時など スイッチが「OFF」になってるときは素が出るのでこういう喋り方です。 職場などで「ON」になってる時はハキハキ喋ります。 Q.好きなアニメは? (好きなアニメ≠観たことあるアニメ) 攻殻機動隊 S.A.C / 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG / 攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society / GHOST IN THE SHELL / 機動武闘伝Gガンダム / 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 / ∀ガンダム / 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 / 機動戦士ガンダムF91 / 苺ましまろ / SHUFFLE! / 新世紀エヴァンゲリオン / 天元突破グレンラガン / 宇宙のステルヴィア / 交響詩篇 エウレカセブン / ストロベリーパニック / 宇宙戦艦ナデシコ / パプリカ / 妄想代理人 / シティーハンター2 / シティーハンター3 / シティーハンター 91 / 蟲師 / NHKにようこそ! / 大魔法峠 / 地獄少女 / 地獄少女 二籠 / はぴねす! コードギアス 反逆のルルーシュ / コードギアス 反逆のルルーシュR2 / フルメタル・パニックTSR / フルメタル・パニック?ふもっふ フルメタルパニック! わりとヒマな戦隊長の一日 / バーテンダー / 鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 / 宇宙戦艦ナデシコ / げんしけん ニニンがシノブ伝 / ローゼンメイデン / ローゼンメイデン トロイメント / ローゼンメイデン オーベルテューレ / 宇宙のステルヴィア まほらば / くじびきアンバランス / ちょこッとSister / 最終兵器彼女 / BLOOD+ / ちょびっツ / おるちゅばんエビちゅ / キャッツアイ AIR / 奥さまは魔法少女 / ノエイン もうひとりの君へ / ギャグマンガ日和 / 人造昆虫カブトボーグ V×V / Fate/stay night / XXXHOLiC 味楽る!ミミカ / MUSASHI -GUN道- / 錬金3級 まじかる?ぽか~ん / School Days / CLANNAD / CLANNAD AFTERSTORY / モノノ怪 / 青い花 青の6号 / ストライクウィッチーズ / ストライクウィッチーズ2 / ラブひな / サウスパーク / 老人Z / パーフェクトブルー / 千年女優 東京ゴッドファーザーズ / ぺとぺとさん / 秒速5センチメートル / うたわれるもの / もやしもん / 彼氏彼女の事情 / ベルサイユのばら 化物語 / 迷い猫オーバーラン! / セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん / さよなら絶望先生 / エンジェル・ハート / GIRLSブラボー はぴねす! / 灰羽連盟 / Panty Stocking with Garterbelt / 魔法少女まどか☆マギカ / 探偵オペラ ミルキィホームズ / 放課後のプレアデス / 放浪息子 花咲くいろは / あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 / 電波女と青春男 / STEINS;GATE / THE IDOLM@STER / 僕は友達が少ない / 未来日記 インフィニット・ストラトス / 仮面のメイドガイ / あの夏で待ってる / Another / LUPIN the Third -峰不二子という女-