約 1,318,966 件
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/625.html
しずく 【登場作品】 ザ・サード(星野(ほしの) 亮(りょう) / 富士見ファンタジア文庫) 【出典時期】 5巻後~ 【本名】 SHIZUKU-Figureモード 【異名】 しずく 【年齢/性別】 ? / 機械・女性的性質 【立場】 中枢統合府評議会常任議員浄眼機直轄機。 【人称】 一人称: わたし 二人称: あなた 三人称: あの人等 【身体的な特徴】 小柄な少女体、茶髪でセミロング、紫色の瞳。 【精神的な特徴】 頑張り屋さん、意外とお茶目。 【技術/特殊能力】 身体能力: Figureモード単独では飛行不能。頑丈で、優れた自己修復機能がある。 見た目の印象よりも筋力がある。 SHIZUKU: ロワ内では未登場の、戦術戦闘電子偵察機としての体。 神経ネットワークを書き換えることにより、ナノマシンを微弱変動させ、巡航形態から 戦闘形態へと移行できる。空を翔ぶ存在では他の追随を一切許さない。 低空飛行・超高高度飛行を可能とし、最高レベルの光学迷彩・ステルス機能を持つ。 銀の翼、白い羽根。 ザ・サードの最新技術を惜しげもなく投入した最新型「戦術戦闘電子偵察機」のオプションである 人型モード。緊急時や細かい作業などをする際に用いられる。 本来はFモード単独での自立稼動は不可。元々のしずくの存在は禁忌とされており、 ザ・サードの特殊部隊「イレイザー」によって抹殺されかけたが、火乃香とBBにより救われる。 事故により翼を失ったが、評議会常任議員の浄眼機の采配によってオーパーツを取り除かれ、 戦術戦闘電子偵察機を新たな体にするという形で再び翼を与えられた。 Fモードは、以前の体を改造することで端末として使えるようにしたもの。 【関連用語】 【天使の翼】 Out Of Place Artifacts、オーパーツの内の一つ。 周囲の気を糧にエネルギーを生み出す、理論上の上限は無限大。 しずくは飛行するために使っており、人型でも音速を超えることが可能。バード・ストライクが原因で破損。 【登場キャラとの関係】 【火乃香】 ザ・サードの特殊部隊「イレイザー」によって抹殺されそうになっていたとき、助けてもらった。 浄眼機が動向に注目している。 【パイフウ】 【蒼い殺戮者?(ブルー・ブレイカー)】 BB とても大切に想っている自動歩兵。己と共に浄眼機に仕えている。 ←023 パイフウ ↑参加者名簿 025 BB→ 以降ラノベ・ロワイアル本編のネタバレ注意 【追跡】 計21話 No. 題名 No. 題名 019 鳥と翼 432 平穏は続かず 110 鳥と翼② 433 メメント・モリ(死者の形見) 128 まれびと 444 架ける白、賭けぬ白、されど懸ける白 189 禁止エリアのもたらすもの 445 駆ける黒、欠ける黒、そして陰る黒 196 下手な嘘 474 クラヤミ 219 人によって嘘は真実を超える 478 姦客責(カンキャクセキ) 255 チャンス到来/戦友 264 赤い薔薇とのフェアウェル(別れ) 276 悪夢の前に 273 Howling! 307 Terrible Joker 309 Gia Corm Fillippo Dia 349 Drop&Dog 355 願い 393 なるように、なる 【現在状況】 【本編での動向】 ←023 パイフウ ↑参加者名簿 025 BB→
https://w.atwiki.jp/45kssos/pages/107.html
暗い暗い部屋。 灯りという灯りはなく並べられたモニターの薄暗い灯りのみ。 「ゲーム開始2時間の経過ね」 全ての参加者を映し出す100個のモニター。 その100個のモニターの内消えているモニターは9つ。 消えたモニターの順番は古河渚、霧島佳乃、上条当麻、直枝理樹、マリア、花村陽介、沢田綱吉、園崎魅音、ライダー。 このバトルロワイアルで散っていったゲームの駒。 この部屋で観察し、足立さんに情報を送っている。 それはともかく今、私はとても頭を悩まされている。 今は確かに順調に数は消えているが問題はマーダーである。 マーダーの数はむしろバランスが良い。 だが、質の問題だ。 せっかくシャルルが色々な世界から集めた駒の選りすぐりな中、人間じゃない超人枠も設けた。 サーヴァント、死神、破面、未確認生物、宇宙人。 魔術師やペルソナ使い、能力者などではなく、完全に人間ではない者達を。 だがその超人マーダーが不足している。 キャスターはゲームに乗っているが延々と更木剣八と戦っている。 バーサーカー、長門有希は取り逃がし。 まともな成果を上げたのはアーチャーのみ。 「そういえば真アサシンもライダーを殺したけど聖杯戦争と勘違いしているバカでしたわね。バトルロワイアルと何回も言ったのに。むしろ真アサシンがサーヴァントを殺し過ぎると進行に困るし…… 役に経たない英雄達ですね。もう真アサシンは首輪爆発させたいぐらいですわ」 未確認生物のニンフとアストレアに至ってはただ遊んでいるだけ。 ウルキオラとイカロスは動きなし。 「いつもみたいに私が動くしかないのかしらね」 いつもは参加者に混ざってジョーカーを務めているけど、その役割は足立さんが務めている。 「本当は早朝か1回目放送ぐらいに使いたかったんだけど、まぁいっか。シャルルさんに止められてないし、好きに使えって言われたし質の高いマーダー作り♪」 いや、質が高いところが最強のマーダー作りね。 私は2つのモニターに目をやる。 そこには少女の騎士と片腕の戦士の姿が見えていた。 ――――― セイバーとグリムジョー。 そもそもこの2人には交渉の余地はない。 セイバー 秩序が善のイングランドの伝説的英雄。 ――アルトリア・ペンドラゴン。 グリムジョー 『破壊』の死を司る破面であり元・第6十刃。 ――グリムジョー・ジャガージャック。 セイバーは人間の正の英雄であるなら、グリムジョーは死の負の英雄。 それは言わば永遠に平行線の混ざり込む事自体有り得ない。 分かり合えるはずなどない。 いや、分かり合おうとも両者はしない事であろう。 「お前……、人間の女の分際でこの俺を殺せると思ってんのか?」 グリムジョーはセイバーがサーヴァントという存在など知るはずがない。 知らない人が見ればセイバーは身長154cm、体重42kgの小柄な女性でしかない。 グリムジョーは身長186cmと約30cmというものさし1本以上高く、体重は約2倍の80kg。 筋肉もグリムジョーは鍛えられたガチガチの胸板で対し、セイバーは見るからに一般人。 いくら左腕がなかろうと普通はグリムジョーに軍配が上がるであろう。 そう、普通なら。 「――風王結界」 「何!?なんだそれは?」 セイバーの宝具『風王結界(インビジブル・エア)』が惜しみなく使われる。 本来は自分の有名過ぎる武器の宝具、光の剣『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の姿を隠す為に使う能力。 だがそれ以外にも使われる意味はある。 武器を不可視に能力である。 武器全体に風を纏い光の屈折率を上げ、元の武器の形状を見せなくするのだ そんな光景を見てグリムジョーが顔を変える。 刀身が見えなくなる斬魄刀の能力か? いや、彼女の持つ斬魄刀は階級の低い死神に渡される解放も何もない、名もなき斬魄刀『浅打』なのはグリムジョーは知っている。 だが彼女は死神ですらないのに斬魄刀を握っている。 これが制限や未知の力ってか。 虚閃はもう撃てなくなっちまっている。 だが見えないだけで能力が強くなる様なのは皆無だ。 「ははっ、そんなんで勝てるかよ!」 グリムジョーがセイバーに走り翔る。 ――ザクッ。 グリムジョーの鼻近くに斬られた感触が走った。 斬られ口から勢い弱く血が放出され、下に垂れ落ち口元を赤く汚した。 「ぐっ……」 「油断しただろ男、普通剣や刀は見えて当たり前だ。だが刀身が見えないと自分で長さを考えて当たりにいかなくてはいけない。 見えない刀を元の長さより短過ぎず長過ぎずの距離を把握しながら戦うなんてのは誰にも出来ないさ」 「こ、このガキがぁ!」 グリムジョーの目に映るのは片腕を切り落とした憎き男、黒崎一護。 今のセイバーの戦う目があの男と同じ目に見える錯覚に陥った。 「刀が見えなくなったからか、目が変だな」 それにグリムジョーにはもう1つ油断していた事がある。 あのセイバーの武器『浅打』。 本来ならグリムジョーの高すぎる霊圧から触れる事すら出来ない棒切れみたいなあってもないみたいな刀であったから。 だが霊圧も制限されていたらしく、本来は卍解すら耐えられるグリムジョーの体は『浅打』如きに出血すら許したのだ。 「制限、制限ってうんざりなんだよっ!カスが消えやがれ」 八つ当たりの力がグリムジョーの動きを早めた。 霊圧がグリムジョーの右腕に溜まっていく。 セイバーはさっき少年を殺した光線を警戒する。 「さっきの虚閃(セロ)を警戒してんのか?この攻撃は威力は落ちるが速さは20倍だ」 バラ ―――虚弾!! 「ぐぅ……」 警戒はしていたが直接くらったわけではない。20倍なんて予想出来ないし、しかも攻撃の瞬間に攻撃はセイバーの体に命中していた。 「まだ耐えられるのか?」 「私は王だ。こんな攻撃に耐えられないわけがないだろう」 グリムジョーの怒りが溜まっていく。 今の一言がグリムジョーの戦闘意欲を見せはじめる。 「さっきのガキみたいに普通は消し飛ぶんだがな。名を名乗れ女」 「セイバーのサーヴァント、アーサー・ペンドラゴン」 普通は名乗るはずのない真名。 だがセイバーが名乗った理由は1つ。 この男の力をセイバーが認めたからであった。 「俺は元6番十刃(エスパーダ)、グリムジョー・ジャガージャック ――そして 俺が王だ!」 ダンッ! ダンッ! ダンッ! 衝撃波の様な光弾が放たれる。 それは先程の攻撃の虚弾。一度に3連発のそれがセイバーを襲う。 「クソッ……」 既に一度見て、命中を許してしまった攻撃。 アーサー王に二度の同じ攻撃の命中は許されない。 「はぁ!」 風王結界を纏った浅打で虚弾を1度、2度と斬られる。 そして最後の虚弾も一閃。 セイバーの握る刀は見えない。 まるでセイバーの目の前で虚弾が消滅させられた様に見える。 ――美しき正義の青い騎士・セイバー。 「ふはは……ふはははははは!おもしれぇ!おもしれぇぜセイバー! 黒崎一護にセイバー。殺したい奴が増えるから戦い(破壊)はやめられないぜ」 セイバーとグリムジョーの力は互角。 どちらが勝ってもおかしくない。 このロワイアルの名試合と挙げられても不思議ではない拮抗した戦いになるだろう。 だが主催側の進行役兼調整役の郷田真弓がそう問屋を降ろさなかった。 ――――― 「いくら名試合だからって戦いが伸びて良い理由にはしないわ それは両者共ゲーム終盤の参加者が居なくなったらやってなさい」 元々セイバーが対主催になるのは火を見るより明らかであった。 参加者の意志を曲げ、殺し合いを強制させる。 卑怯な方法。 「事故って事にしておこうかしらね」 今、全参加者にとってイレギュラーな最悪なシナリオがSTART(開始)する。 ――――― 「オイ、セイバー」 「どうしたグリムジョー」 「なんだぁ、それは?」 異変に気付いたのはグリムジョーからであった。 最初にセイバーの足元に黒い何かが広がっていた。 それを彼は風王結界の様な特殊な能力だと思った。 だか黒い何かは浸食を徐々にセイバーの足元から膝辺りまで伸びていた。 そこでようやくセイバーと黒い何かは別々の存在である事を察知した。 「こ、これは……わからない。けど、逃げろグリムジョー!これは危険な物だ!」 「あぁ!?セイバー、貴様今更になって俺にびびったか?何かはわからんが試合続行だ!」 「貴様も危険な物だぞこれは!?」 「危険にびびって逃げる?バカか貴様!」 ライバルと認めたからこそ逃げてほしいセイバー。 ライバルと認めたからこそ戦い抜きたいグリムジョー。 話し合いは終わらない。 「私はこんな状況では動けない。万全を期して貴方と戦いたい」 「何!?そんな効果があったのか!?」 だがもう遅かった。 グリムジョーの指摘が遅く、逃げる時間をグリムジョーと言い合うのに使ってしまうという2つの不幸があった。 「今からの脱出はもう無理だ!でも、私の勘だが死にはしないだろう。でもそんな状況で戦いたいのかグリムジョー?」 「ちっ!?」 グリムジョーはセイバーに背中を向ける。 今戦って勝っても嬉しくもなく自慢にすらならない。 「絶対私は死なないからな!だからグリムジョー!貴様も生きて必ず決着するぞ!そして貴様の虚閃とかいう技で私を殺してみろ」 「虚閃だと?俺にはまだ『王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)』っていう切り札が残ってる。虚閃で死ぬ方が情けないぜ」 グリムジョーは教会から一歩踏み出す。 もう後ろは振り向かない。 「死ぬんじゃあねぇセイバー。殺して良いのは俺だけだ」 ライバルにのみ許される言葉を残しグリムジョーは跳んで消えていった。 「ごめんグリムジョー……。本当は死ぬかもしれない……」 全身が黒く覆われたセイバーに自分の意志はもうない。 【C-2 教会周辺/黎明】 【グリムジョー・ジャガージャック@BLEACH】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:セイバーと決着をつける。 2:黒崎一護と決着をつける。 3:死なない様にはする。ザコ(一般人)には興味自体無くなった。 【備考】 ※片手が無い時期からの参戦です。 ※虚閃(セロ)は半日に一発と言う制限です。 ※虚弾(バラ)は五発撃って半日回復制限。一般人を大怪我させるくらいの威力で無傷の一般人相手には、最低三発喰らわせないと死には至らないくらい威力制限されています。 ――――― 1人の騎士王の記憶。 アルトリアという少女が選定の剣を抜き、男と偽った王が生まれた。 国の為、身を粉にして誰もが理想とする王であり続けた。 だがあまりに私情を殺した王に騎士から『アーサー王は人の気持ちがわからない』と疑問を抱かれ、1人1人忠誠心のあった名のある騎士が王から離れ、孤立し、最後は部下の騎士達に裏切られ、護りたかった国に裏切られその生涯を終える。 ――そんな自分は『王国の救済』を聖杯に願い、死の寸前で聖杯を手にする条件に世界と契約しサーヴァントとなった。 だがライダー(イスカンダル)とアーチャー(ギルガメッシュ)とに王同士の宴で『王としてのあり方』を説かれ、やがて彼女は『選定の剣は自分を間違って選定したのではないか?』と疑問を持ち、王の選定のやり直しの為聖杯を求める事を誓い、聖杯へ託す願いを変えた。 そしてサーヴァントとして、 衛宮切嗣から召喚され女だとびっくりさせられた事。 アーチャー(ギルガメッシュ)と聖杯を巡って死闘を繰り広げた事。 切嗣の命令で聖杯を破壊した事。 前マスター切嗣の息子の士郎に召喚されすぐにランサー(クー・フーリン)とアーチャー(エミヤ)と戦った事。 凛と協力しバーサーカー(ヘラクレス)と戦うと決めた事。 アーチャー(ギルガメッシュ)と因縁の再戦。 ――そしてだんだん正義の味方の衛宮士郎に惹かれていった事。 グリムジョーと敵同士交わした約束。 全ての過去が闇に消え、黒に消え、力に消え―― やがて『 』になった。 「これは予想以上に素晴らしい出来ね」 郷田は100個のモニターの1個、セイバーのモニターをまるでドラマを見る感じで監視をしている。 郷田がセイバーに気付かれないまま画面越しに放射した『この世全ての悪(アンリマユ)』に全体を覆われたセイバー。 これの入手はとても難しかったらしい。 とある世界の聖杯『間桐桜』から入手したとてつもない『悪』。 これの入手など1つの世界の技術では不可能。 だから色々な世界の技術を総出でようやく入手。 それをこんな1人の参加者の為に使われるのだ。 ゲームが盛り上がるという理由だけで使用される。 どうにかしている。 「このバトルロワイアルに参加しているサーヴァントにマスターは居ないわ。それはセイバーにも例外ではない」 セイバーを抑えつける事はもはや誰にも不可能。 セイバーの全てが反転し、礼儀正しい性格も暴君となり、属性の秩序も善から悪に変わるであろう。 能力は制限されているがそれでもトップクラスの参加者、トップクラスのマーダーになるであろう。 「すごい……。あんな少量でセイバーをこんなにも変えてしまうなんて……」 画面に移ったセイバーの目は全てを見下す目、禍々しく形状の変化した鎧、青白くなった肌。 先程のセイバーと同一人物であるのが見た目でもわかるのにも関わらず、今のセイバーは本当に別人であった。 ――バトルロワイアルの参加者の全ての役者は出揃った。 ――――― To be continued
https://w.atwiki.jp/45kssos/pages/149.html
学園都市には7人の超能力者(レベル5)が存在する。 その超能力者の集う学園都市内にて最強である超能力者。 未だ存在していない絶対能力(レベル6)に到達出来る者は1人。 その唯一絶対能力に辿り着ける者を『一方通行』と呼ぶ。 「くだらねェ」 漆黒の暗闇を染める建物、どうやら学校らしき施設で目を覚ました細身で髪は全てを白に染まった青年の一言であった。 「殺し合いねェ。まさか連中がこんな最終手段を使うなんてなァ」 妹達。 一方通行が虐殺を続けて自分が無敵(レベル6)になる為の進化実験が続けられていた。 だが彼は今年の夏、最弱(レベル0)である上条当麻との戦いにて負けたのである。 やがて一方通行の敗北により絶対能力進化実験は凍結したのであった。 彼自身、もう実験が進められる事はないだろうと思った矢先にこの殺し合いに参加をさせられた。 強制的にである。 「参加者は100人なァ」 一方通行の握る薄っぺらい紙の参加者名簿。 『超電磁砲』と『最弱』の名前が刻まれていた。 「これなら確かに有り得ない話じゃねェなァ……」 一方通行は1つの推測をたてていた。 この殺し合いは『絶対能力進化実験の再開』なのではないかと。 考えられない話ではない。 見せしめとして殺された少女は決め手に欠けるが3番目に殺された青年の事であった。 彼には肉体変化の能力があった。 それなりに強そうな能力であったし、最低でも妹達よりは強かったであろう。 それで彼は思ったのだ。 もしかしたらここのバトルロワイアルは別世界の強い能力者達を集めさせ、最終的に無敵に進化させる為のバトルロワイアル実験なのではないのかと。 その絶対能力に進化出来る者を判断したのは自分だけか、もしくは別に判断したのかはわからない。 もしかしたら御坂美琴、上条当麻も絶対能力に成れる見込みがあるから呼ばれたのかもしれないし、他何十人も集めたのかもしれない。 「能力制限とやらでデフォにしている反射は無くなっているしなァ」 銃の弾丸すら跳ね返す『向き』変換も多用出来なくなっている。 この制限も彼にとって、力を大幅に下げる事による経験の向上として100人殺すだけで絶対能力に成れる計算結果だと思い至った。 「まァ、それは連中が絡んだらの話。一般人のみのバトルロワイアルなら俺は進化なんか出来ねぇだろうしなァ」 だから一方通行は参加者を待つ。 もし能力者集いのバトルロワイアルなら自分はその実験に従う。 もし一般人集いのバトルロワイアルならむかつく主催者共を叩きのめす。 やがて、一方通行の前に参加者が現れる。 左肩を銃かなにかで撃たれた様な怪我をしていて、つらそうに顔を歪める青年。 その青年の名前は古泉一樹である。 ●●● 「なんですか、あなた……?僕の邪魔をしないで、いただきたい」 古泉は一方通行に話かける。 が、一方通行はなんの反応を見せない。 互いと互いが睨み合う。 一方通行は出方を伺う為。 古泉は今はあまり戦いたくない為。 無言のままただ時間が流れる。 「(このままじゃ拉致があかねェなァ)」 一方通行が先に見せた退屈の表情が始まった。 その表情の変化に古泉が一層警戒心を強める。 「お前、……能力者か?」 はじめて古泉に発した言葉であった。 古泉は顔を強張る。 Noという強張りか? Yesという強張りか? 「さっき僕は青年と少女と争いました。その戦いをあなたは見ていましたか?」 「見てねェ」 古泉は普段通りの丁寧語のままその答えを一方通行に見せた。 「ならあなたもその類の人間なのですね」 彼の所属する機関にこの様な男は居ない。 おそらく涼宮ハルヒを狙う勢力だろうと古泉は敵と判断する。 「涼宮さんに手は出させませんよ」 古泉の手に光球が浮かび上がる。 本来は閉鎖空間内でしか扱えない超能力。 疑問を持っていた古泉であったがその能力を古泉は使用する。 「はぁっ!」 一方通行に向かう光球。 先ほどの2人は逃がしたが今回は命中させられる。 逃げようともしない相手に古泉は勝ちを確信していた。 「確かにつえェ能力かもしれんがレベル4止まりだろォが!」 演算能力をほぼ一瞬で終えた一方通行は命中の寸前光球を反射させた。 その反射された光球は当然古泉に跳ね返ってくる。 「なにぃ!?」 このまま何もしないと命中する。 だが逃げる瞬間に命中にするかもしれない。 古泉もほぼ反射的にもう一発の光球を右手から放って相殺させた。 辺りに煙が上がる。 古泉と一方通行の視界が見えなくなり、その間にお互いがこのバトルロワイアルの考察をするのであった。 「(涼宮さんを狙う奴らまでバトルロワイアルに参加しているのかっ!?)」 「(やっぱりこいつは絶対能力進化実験!?)」 お互いが大きな誤解をしながら、煙はゆっくりと晴れていくのであった。 ●●● 「はァン!」 一方通行は廊下に設置されていた消火器を手にし、それを下に落として地面落下の直前に蹴り出し、古泉目掛けて消火器が変に曲がりながら襲う。 「その程度まだまだですっ!」 光球を放ち消火器を破壊する。 すると辺り一面に消火器の粉が散らばる。 「はははははァァァァ!」 一方通行は狙っていたとばかりにその粉が散らばったところに駆けつける。 あとは彼に触れて血の向きを逆流させればそれで終わりであった。 「ァン?消えただァ?」 だがそこには人影らしき人影がない。 そんな一方通行の目をすり抜ける様に一粒の光球がこの場を離れていた。 ●●● 「上手くいきましたね……」 古泉の予想通り一方通行は粉が舞い散った瞬間攻撃を仕掛けてきた。 古泉はその間に自ら光球となり逃げ出したのだった。 「まさか神人を倒す為に使われる能力が逃走用に使われるとは皮肉ですね」 古泉は目的地の保健室に辿り着く。 そこで自分の怪我やこれからの怪我の事を考えてたくさんの量の薬や包帯をデイパックに仕舞い込む。 「ここでは敵が多すぎます。この学校から逃げましょう」 棗恭介、伊吹風子、一方通行。 名も知らない3人と既に敵対しては逃がしてばかりいるのだから。 古泉はこの学校から逃げ出す為、そして誰も居ない民家に隠れる為、また自ら光球になって窓から飛び出したのであった。 【G-5 中学校、保健室付近/黎明】 【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】 【装備:なし】 【所持品:支給品一式、ランダム支給品×2】 【状態:疲労(小)、左肩に銃創】 【思考・行動】 1:涼宮さんを優勝させる。 2:対主催思想持ちの強者は上手く利用していきたい。 3:民家に逃げる。 【備考】 ※『涼宮ハルヒの暴走』終了後からの参加です。 ※超能力は使えますが、威力が抑えられています。 「ちィッ、まァつまんねェ間引きだがしゃァねェなぁ……」 頭をボリボリと掻きながらつまらなそうに呟く最強。 まるでいつだって殺せるという様な余裕が彼からは見える。 「まずは、この建物を出てから参加者を殺していくか」 自らが最強のレベル5から無敵のレベル6になる為。 一方通行は実験を続けるのであった。 【一方通行@とある魔術の禁書目録】 【装備:なし】 【所持品:支給品一式、ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:不本意だがこの実験に付き合う。 2:レベル6になる? 【備考】 ※このバトルロワイアルを絶対能力進化実験だと思い込んでおります。 ※能力は制限されています。反射はデフォルトは出来ません。また向きの変化能力も制限されていますが、どのくらい制限されているかは次以降の書き手さんにお任せします。 終わりのクロニクル 時系列 ぼくらの 悠久の旅人〜Dear boys 投下順 1人の逃走劇/暴走劇/復讐劇 LIttle Busters! 一方通行 白色 の 最強 LIttle Busters! 古泉一樹 [[]]
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1182.html
作者・◆ymCx/I3enU氏 私、◆UwuX8yY6RQ改め◆ymCx/I3enUの個人ロワ第5弾。 10/10/24完結! ありがとうございました! 俺得ロワ3rd本編 俺得ロワ3rd本編SS目次・時系列順 俺得ロワ3rd本編SS目次・投下順 俺得ロワ3rd追跡表 俺得ロワ3rd参加者名簿 俺得ロワ3rd参加者名簿(ネタバレ) 俺得ロワ3rd支給品一覧 俺得ロワ3rd死亡者リスト 俺得ロワ3rdルール・マップ
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/2425.html
作者・◆ymCx/I3enU氏 私、◆UwuX8yY6RQ改め◆ymCx/I3enUの個人ロワ第12弾。 11/7/21完結。ありがとうございました! 俺得ロワ5th本編 俺得ロワ5th本編SS目次 俺得ロワ5th追跡表 俺得ロワ5th参加者名簿 俺得ロワ5th参加者名簿(ネタバレ) 俺得ロワ5th死亡者情報 俺得ロワ5th支給品 俺得ロワ5thルール・マップ
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1003.html
作者・◆ymCx/I3enU氏 私、◆UwuX8yY6RQ改め◆ymCx/I3enUの個人ロワ第4弾。 10/7/8 話が思うように進まないのでリスタートしました。 参加者、主催者、マップを変更。 リスタート前のSSに感想を下さった皆様、 ありがとうございました。 10/8/22 gdgdながら完結しました。ありがとうございました。 俺得ロワ2nd本編 俺得ロワ2nd本編SS目次・時系列順 俺得ロワ2nd本編SS目次・投下順 俺得ロワ2nd追跡表 俺得ロワ2nd参加者名簿 俺得ロワ2nd参加者名簿(ネタバレ) 俺得ロワ2nd支給品一覧 俺得ロワ2nd死亡者リスト 俺得ロワ2ndルール
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3636.html
作者:◆3dJJoWCaXAbr 俺ニコロワとは違いシリアス重視のロワとなります。とはいえパロロワなのでキャラの崩壊やカオス展開が発生する可能性もあります。そこらへんは暖かく見守ってやって下さい。 よろしくお願いします 信念追及ロワ:投下順 信念追及ロワ:追跡表 信念追及ロワ:支給品一覧 信念追及ロワ:参加者一覧 信念追及ロワ:参加者一覧(ネタバレ) 信念追及ロワ:死亡者リスト
https://w.atwiki.jp/rowarowa/pages/130.html
女の世界 ◆1yqnHVqBO6 途方に暮れたような顔で住宅街の中を歩いていると 二人の女が近くの路地から飛び出してきた。 「助けて!」 縋るような声と共に制服を着ている少女か女か区別がつかない方が是方昭吾 に抱きついてきた。 もう一人の女はどんな目にあったのだろうか。 さして高価ではなさそうであるがそれでも 彼女の年頃ではまず普段着に選ばないであろう着物が乱れ、 乱れた髪は彼女の顔にかかり、 俯いた顔とともに表情を判断するのを困難にさせていた。 「私達、襲われていたの。後ろの彼女は私と一緒に逃げてきたのだけれど 女だけじゃどうしても怖くて……ねえ、おじ様。一緒に行動してくださらない?」 「お、お前さん達も殺し合いの参加者か?」 保護を求め、拠り所にするかのように老人である是方の腰に手を回した彼女は首を振る。 むむ、それもそうかと是方は思った。 これは恐らくシルバーバトルの一環。 それなら老人とは程遠い目の前の二人が選ばれるわけもなしいうことだ。 二人の女が発する強烈な色気に知らず知らずのうちに欲情を滾らせていた是方は、 無関係な若い女性を暴力の矛先に選んだまだ見ぬ参加者への闘志を燃やす。 「よし、お前さん達はここで待っていろ。おれがそいつをとっちめてきてやる」 制服を着た少女が無意識のうちに押し付けているであろう腰や脚。 それらに反応する下半身を特に隠そうともせず まだ顔を上げない着物を着た方の女性へ少し下品な視線を向けながら是方は言う。 襲われたのは飛び出してきた路地の先だろう。 女を襲うような不届き者に 銃を支給された元自衛官の自分が負けるはずがないと是方は思う。 「ダメ、行かないで。おじ様がいなくなったら私達、怖くて死んじゃう」 腰に回した手を胸元へ移動させ、目を潤ませ上目遣いに少女は懇願する。 「ね、私達おじ様に従うから。何でも好きなようにしていいから」 その言葉で老人は吸い寄せられるかのように女性へと顔を近づけ、貪るような接吻をする。 これは目の前の女を安心させるため。 そう自分に言いながら唇を離し、少女の細い首に巻きつけられたマフラーを外し 服を脱がそうとする。 マフラーの下にあった首輪を見ておや? と一瞬思ったが場に充満する女の匂いが 是方から判断能力を奪う。 急速に抜け行く理性を尻目に精力家はいざ、性欲を暴走させんとする。 しかし、唐突にもう一人の着物を着た女が是方に接吻をした。 粘体動物のような動きをする色気の権化のような女。 横取りされ、不満の声を揚げる隣の女。 二人同時は体力的にどうなんだと思う冷静な自分は何処かへと消え、 そして―― 【是方昭吾@銀齢の果て 死亡】 【残り 52名】 「あらぁ、もっと愉しんでからの方が良かったんじゃない?」 「黙れ」 【C-4/1日目/深夜】 【相馬光子@バトルロワイアル】 [状態]:健康、マフラー着用 [装備]: [道具]:基本支給品×2、不明支給品×3~5(是方1~2、相馬2~3)、レミントンM700@現実 [思考・状況] 基本行動方針:優勝する 1:陽炎と協力して殺す方に回る。 【陽炎@バジリスク~甲賀忍法帖~】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、不明支給品×3 [思考・状況] 基本行動方針:甲賀弦之介を優勝させる 1:相馬光子と協力して(弦之介、霞刑部以外を)殺す方に回る。 2:頃合いを見て相馬を殺す 今日より明日は 投下順 スイートポイズン 今日より明日は 時系列順 スイートポイズン GAME START 相馬光子 雷帝の調教 GAME START 陽炎 GAME START 是方昭吾 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3233.html
作者・◆ymCx/I3enU 12/2/26 完結! ありがとうございました! 俺得ロワ6th本編 俺得ロワ6th本編SS目次 俺得ロワ6th追跡表 俺得ロワ6th参加者名簿 俺得ロワ6th参加者名簿(ネタバレ) 俺得ロワ6th死亡者情報 俺得ロワ6th支給品 俺得ロワ6thルール・マップ
https://w.atwiki.jp/higumaroyale/pages/67.html
参加者名簿 【ポケットモンスター】 デデンネ サトシ タケシ 【魔法少女まどか☆マギカ】 巴マミ 暁美ほむら 佐倉杏子 【彼岸島】 宮本明 西山正一 忍者 【艦隊これくしょん】 球磨 天龍 島風 【とある科学の超電磁砲】 佐天涙子 初春飾利 【進撃の巨人】 ジャン・キルシュタイン エレン・イェーガー 【ジョジョの奇妙な冒険】 ウィルソン・フィリップス上院議員 ストーンオーシャンのグリーンドルフィン刑務所で豚の反対は鮭だぜとイカしたことを言った黒人調理師のおばさん 【キルミーベイベー】 ソーニャ 折部やすな 【ヒグマ・ロワイアル・オリジナル】 迷い込んだ突然変異の巨大ツキノワグマ 白人男性 【パシフィック・リム】 ハーク・ハンセン チャック・ハンセン 【実写版デビルマン】 不動明 【ゆるきゃら】 ふなっしー 【怪物王女】 フランドル 【ウルトラマンタロウ】 暴君怪獣タイラント 【HELLSING】 アーカード 【ドキプリ】 円亜久里 【D-LIVE!!】 ベン 【ニンジャスレイヤー】 バンディット 【テイルズオブエターニア】 リッド・ハーシェル 【コロッケ!】 コロッケ 【平成ノブシコブシ】 吉村崇 【キン肉マン】 ウォーズマン 【スーパーロボット大戦K】 ミスト・レックス 【Fate/zero】 バーサーカー 【ラブライブ!】 星空凛 【東方project】 古明地さとり 【ドラえもん】 源静香 【グラップラー刃牙】 範馬勇次郎に勝利したハンター 【銀魂】 坂田銀時 【流れ星銀】 銀 【コピペ】 イチロー 【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】 黒木智子 【キルラキル】 纏流子 【fateのどれか】 ギルガメッシュ 【仮面ライダー龍騎】 浅倉威 【ちびまる子ちゃん】 永沢君男 【ポケットモンスターSPECIAL】 カツラ 【るろうに剣心】 武田観柳 【からくりサーカス】 阿紫花英良 【SASUKE】 古館伊知郎 【ダブルブリッド】 高橋幸児 【フリーゲーム?】 なんか7が三つ並んでる名前の外人 【HUNTER×HUNTER】 一流のロッククライマー 【プーさんのホームランダービー】 クリストファー・ロビン 【テニスの王子様】 跡部景吾 【モンスターハンター】 ブラキディオス 【北斗の拳】 フォックス 【荒野に獣慟哭す】 アニラ(皇魁) 【遊☆戯☆王】 武藤遊戯 【スクライド】 カズマ 【魁!!男塾】 江田島平八 【仮面ライダー鎧武】 駆紋戒斗 【ブレイブルーシリーズ】 ハザマ(ユウキ=テルミ) 【クッキークリッカー】 クッキーババア 【Yes!プリキュア5】 夢原のぞみ 【魔法少女おりこ☆マギカ】 呉キリカ 【シャドウゲイト】} しんのゆうしゃ 【最終痴漢電車3】 鷹取迅 【人造昆虫カブトボーグV×V】 天野河リュウセイ 【GetBackers-奪還屋-】 赤屍蔵人 【Dies irae】 ラインハルト・ハイドリヒ 【ムダヅモ無き改革】 杉村タイゾー 【麻雀飛竜伝説天牌】 伊藤芳一 【咲-Saki-】 愛宕洋榎 【ビビッドレッド・オペレーション】 黒騎れい 【新世紀エヴァンゲリオン】 碇シンジ 【めだかボックス】 球磨川禊 【ガン×ソード】 ヴァン 【スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園】 狛枝凪斗 + その他外部勢力・主催関係者 【秘密結社鷹の爪】 総統 吉田君 菩薩峠君 レオナルド博士 フィリップ 【とある科学の超電磁砲】 御坂美琴 白井黒子 布束砥信 【Fate/ZERO】 言峰綺礼 ウェイバー・ベルベット ライダー(イスカンダル) 【スクライド】 劉鳳 【相棒】 右京 【獣電戦隊キョウリュウジャー】 Dr.ウルシェード 【羆嵐】 山岡銀四郎 【ドキドキ!プリキュア】 相田マナ 【食戟のソーマ】 田所恵 【アカギ】 鷲巣巌