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531 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(1/10) :2011/01/19(水) 02 56 45 ID ??? 464 書いてみたよ~。再び5話ずつ投下。 一応447-460の続きですが前後関係とか前提は無いから読んでなくても安心だよ ロラン「3日間お世話になります」 ハマーン「すまないな、客人を働かせてしまうとは……」 ロラン「とんでもないですよ」 ハマーン「しかし、まさかこんな事が起こるとはな」 ロラン「ええ、まさか学生組の野外学習(泊まり)に社会人組の出張と研修が重なるとは……」 ハマーン「しかもキャプテンはラー・カイラム社へのデータ還元と定期メンテ……」 ロラン「アルはクリスさんの家に、シュウトもハロ長官の家に泊まっちゃったし……」 ハマーン「残るはロラン、お前1人という訳か」 ロラン「あんな広い家に僕だけってのも嫌ですし、それに……」 ハマーン「分かっている。シャアとグエン卿はこちらで引き受けよう」 ロラン「お願いします」 シャア「ハマーンの家に行かれるとは……これでは手出しが出来んではないか」 グエン「何を仰るのです。ここは素直に、彼女に友好の意を示すべきです」 シャア「いや、「わざわざロランがいる時に来たのか。恥を知れ、俗物!」 というオチが見えるから止めておこう」 グエン「だが私は諦めな……ん?何故空が暗く」 どしーん グエン「サ……サイコガンダムMk-Ⅱが落ちてくるなんて……」 シャア「……(既にミンチになっている)」 プルツー「これで手伝いは終わり、と」 532 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(2/10) :2011/01/19(水) 03 01 50 ID ??? ロラン「~♪」パタパタ マシュマー「さすがはガンダム家の守り神。エプロンと三角巾は、君の為にある様だな」 キャラ「ちょっと、じゃあ私は似合ってないって言うのかい!?」 マシュマー「そうだ!私は風呂掃除の当番だったな!!」 グレミー「あれ?今日は僕じゃあ……」 マシュマー「2人でやった方が早く終わるというもの!さあ行くぞ!!」ダッ グレミー「わわっ!?」グイッ キャラ「まったく、いつもああだから気にしないで良いよ」 ロラン「はい。分かりました」 キャラ「あーもーかわいい!!」ギュー ロラン「(く……苦しい……)」 キャラ「へー、ここで醤油を使うのか」 ロラン「ええ、隠し味程度、ですけど」 キャラ「勉強になるよ」 ロラン「ふふ、僕も嬉しいです」 キャラ「あーもー可愛いな!」 ロラン「危ないから抱きつかないでくださいね」 キャラ「分かってるよ。その代わり後でたっぷり……ぐへへ」 ロラン「!?」 一同「「いただきまーす!!」」 プル「おいしー!ほら、プルツーも食べてみて!」 プルツー「こ、こら!差し出すな!」 プル「じゃあマリーダ、あーん」 マリーダ「むぐむぐ(既にいっぱいの口を指差す)」 プル「けちー!」パクッ ロラン「ふふ、なんだか良いですね、こういうの」 ハマーン「そういうものなのか?」 ロラン「ええ、うちは男所帯ですから。セレーネ姉さんだってその……気にしない方ですし」 ハマーン「そうだな。短い間だが、私達を家族と思ってくれ」 プル「よろしくねお兄ちゃん!はい、あーん」 ロラン「ええっ!?それはちょっと……」 一同「「あはははは……」」 533 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(3/10) :2011/01/19(水) 03 04 02 ID ??? ハマーン「狭いが、この部屋を使ってくれ」 ロラン「ありがとうございます」 ハマーン「内線電話に各部屋の番号があるから、もし何かあったら遠慮なく使ってくれ」 ロラン「は、はい……」 ハマーン「それじゃあな」ガチャ ロラン「……ふう。それにしても広いな。うちの居間と台所ぐらいある」 コンコン、ガチャ ロラン「はい。ってマシュマーさん」 マシュマー「さあ、風呂に入ろうではないか」 ロラン「ええ、分かりました。ちょっと待っててくださいね」 かぽーん マシュマー「この家は男手が足りないからな、ハマーン様も喜んでいたぞ」 ロラン「嬉しいです。ところで何をしているんですか?」 マシュマー「バラを洗っているのだ。コーティングしてあるとはいえ、美しさを保たねば」 ロラン「はあ…… ところでグレミーさんは?」 マシュマー「ああ、彼なら……」 庭にて グレミー「へっくしゅ!! まったく見張りなんてついてないよな」 シャア「ええい、マシュマーめ。ロラン君との入浴を果たすとは……」 グエン「唯一のポイントがグレミー君によって塞がれていますからね……」 シャア「石ころに似せた盗聴器を仕掛けたのに見えんではないか!」 マシュマー『さあ、体を洗ってやる』 ロラン『え!?いいですよそんな!』 マシュマー『遠慮するな、ここでは兄弟じゃないか』 シャア「何だと!」ガタッ グエン「シャア殿!」 グレミー「あ、曲者!」 シャア「しまった!?」 グレミー「お前達のせいで!バウ・ナッター・ミサイル!!」ドカーン ロラン『爆発音?』 マシュマー『まあ、あまり気にする事も無いだろう』 535 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(4/10) :2011/01/19(水) 03 06 49 ID ??? ロラン「ふう、いいお湯だった……」 マシュマー「やはり風呂上りは薔薇印の牛乳だな」 バラの模様がついたタオルを腰に巻き、手を腰に当てて牛乳を飲み干すマシュマー プル「プルプルプルプルプル~!!」タタタタタ… ロラン「!?」 プルツー「姉さん!服を着ろ!」ズダダダ… マリーダ「ごめんなさい!いつもこうなんです!」ペコペコ ロラン「はあ…そうなんですか…」 プル「別に良いじゃん! ロランは全裸組だから分かるよね!?」 プルツー「趣味か!?」 ロラン「違います!一人旅をしたら旅館に僕しか泊まってなくて、 露天風呂にのんびり浸かってただけですよ!」 マリーダ「嘘は無いな?」 ロラン「ファンネルを突きつけて言う台詞じゃないでしょ!?」 プル「いいから脱げー!」 ロラン「きゃあ!?」 プル「ふふふ、うい奴よのう……えいっ!」 プルツー「こ……これは……」チョットガッカリ マリーダ「貯金魚が完璧に隠している……」チョットガッカリ ロラン「G・F・R(ゴールド・フィッシュ・レクイエム)番組的に真実にたどり着く事は無い……」 プル「私が負けた……服を着るよ、お兄ちゃん……」 ロラン「ええ、そうしてください(服を着ながら)」 ハマーン「あのプルに服を着させるとは……流石だな。そうは思わんか?」 シャア「(;゚ Д゚)ガクガクルブルブルザクグフゲルググ」 グエン「(;゚ Д゚)ガクガクブルブルホワイトドール」 ハマーン「何とか答えたらどうだ?ロランの裸に反応した侵入者共?」 536 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(5/10) :2011/01/19(水) 03 09 17 ID ??? ハマーン「今日も天気が良いな……私は担当を外れたが、ジュドー達は元気なのだろうか。 いや、あいつらの事だ。きっと迷惑を掛けているに違いない」 ロラン「お早うございます」 ハマーン「ああ、おはよう。随分と早いんだな」 ロラン「そうですか?」 ハマーン「台所の様子を見れば分かるさ」 プルツー「頂きます。たまには、違う人の朝食も良いな」 マリーダ「おいしい!」 ロラン「ふふ、ありがとうございます」 ハマーン「プルはまだ寝ているのか?」 グレミー「そうみたいですね」 ハマーン「そうか、私は今日は早く出勤だ。じゃあな」 ロラン「いってらっしゃい」 ハマーン「この姿を見ていると、まるで私達が夫婦に見えるよ」 ロラン「そんな! 恐れ多いですよ」 ハマーン「冗談だ。では、よろしく頼むぞ」 ロラン「……まったくもう」 マシュマー「ハ…ハハHAハマーン様の夫だと!?貴様……決闘を申し込む!」 ロラン「ええっ!?」 マシュマー「ハマーン様の夫という事は、あんな事やこんな事を……ブハァ」 ロラン「うわあ、鼻血を出して倒れた!?」 ゴットン「ホームドラマの台詞を妄想して倒れるなんてマシュマー様くらいですよ……」 プル「……おはよー。チョコパフェある?」 プルツー「あるわけ無いだろ!ほら、早く食べないと遅刻するぞ。まだパジャマのままだし…… だからってここで脱ぐな!そのまま食べ始めるな!!服を着ろ!!!」 マリーダ「……ご馳走様」 ロラン「あはは……(なんかうちと似てるなあ)」 537 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/01/19(水) 03 13 37 ID ??? 兄弟家の突っ込み役、シンに比べるとボケが一人だけな分まだプルツーの方が負担は少ない のか? 538 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(6/10) :2011/01/19(水) 05 16 27 ID ??? ロラン「うーん、ここは広くて家事のしがいがあるなあ」 キャラ「私も手伝ってくれてうれしいよ」ガバッ ロラン「うわっと!」サッ キャラ「逃げる事ないじゃないか?」 ロラン「苦手なんですよこういうの……」 キャラ「ん?」 ロラン「どうしたんですか?」 キャラ「いや、何でもないよ(ふふ……必死で可愛いねえ)」 庭にて…… ソシエ「もう、なによあのオッパイオバケ。ロランにべったりじゃない!」 ハリー「まあまあ、落ち着いて」 ソシエ「あ、また抱きついた!ハリー、ちょっと手伝って!!」 ハリー「いけません、私はお嬢様の暴走を止めるために派遣されてきたのですよ」 ソシエ「役に立たないわねー。もういいわ、1人でやるから」 ハリー「ですから!(確かにこれは……難解な任務だ……)」 ハマーン「ただいま。 ……で、ソシエ嬢は何故いるのだ?」 ソシエ「ロランをは~な~し~な~さ~い~!!」 キャラ「たまには身内以外の若い男のエキスを吸わないと。ああ、いい匂い!!」 ロラン「お嬢様……腕がちぎれます……!」 ハリー「ハマーンさん、申し訳ございません!!」 プル「じゃあ私は右足を持って~」 プルツー「私は左足を引っ張ればいいのか?」 ハマーン「やめんか、ロランが苦しんでいる」 プル「ちぇっ」 キャラ「仕方ないね」 ソシエ「べー、だ。ロランを渡すものですか」 ハマーン「お前もだ、ソシエ・ハイム」 ソシエ「なんで!?」 ハマーン「自分の感情に素直なのは良い事だが、ロランの迷惑も考えないとな」 ソシエ「……分かりました」 539 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(7/10) :2011/01/19(水) 05 19 44 ID ??? 一同「「いただきまーす」」 ハリー「御相伴させて頂き申し訳ない……」 ハマーン「いや、こちらこそ夕食を手伝わせてすまないな」 グレミー「ひじき入りの卵焼きに黒豆と栗の煮物……」 マシュマー「かぼちゃと黒ごまの揚げ団子にデザートはレーズンの蒸しケーキ」 マリーダ「おまけにご飯はさつまいもと昆布の炊き込みご飯」 全員「「(阪神カラーだ!)」」 ロラン「(やっぱり中尉が作るとこの2色になるんだよなあ)」 プル「なんか和食ばっかで嫌~!」パクパク ソシエ「2人とももっと華やかなもの作りなさいよ」パクパク プルツー「そう言いながら誰よりも食べてるじゃないか……」 プル「だっておいしいんだもん!」 ソシエ「ねー?あ、ロランおかわり!」 ハマーン「自分でするんだ」 ソシエ「ちぇー」 同時刻、玄関にて シャア「……ナナイから、ハマーンに借りていたビデオを代わりに返して欲しいと頼まれた。 ……嫌な予感しかしないな」 ピンポーン グレミー「こんな時間に誰でしょうか?」 ハマーン「ん、この感覚は……」 シャア「出ないな。ポストに入れて帰ってしまおうか……」 ガチャ ハマーン「s」 シャア(早口)「ナナイからハマーンに借りていたビデオを返して欲しいと頼まれてな 私は本人が手渡しした方が言いといったんだがナナイは「早く返したいから」と いって聞かなくてな、いや、彼女の生真面目さにも困ったものだよ」 ハマーン「……私は何時でも良いと言っていたが、そうまでして口実を作るか。 わざわざロランがいる時に来て、恥を知れ、俗物!」 シャア「このファンネルの嵐は……ぎゃあああああ!!!」 540 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(8/10) :2011/01/19(水) 05 22 41 ID ??? ロラン「明日になればこの生活も終わる、か。ちょっと寂しいかも」 コンコン ロラン「はい、良いですよ?」 ガチャ ハマーン「もう、就寝の時間だったか?」 ロラン「いや、まだ起きてます」 ハマーン「さっきマリューから電話があってな、ジュドーが案の定こっぴどく叱られたらしい」 ロラン「よく言い聞かせておきます」 ハマーン「いや、貴様が謝る事ではない。ところで、家での様子はどうだ?」 ロラン「ええ、毎日楽しくやってますよ」 ハマーン「そういう事ではなくて……その、異性関係をな……」 ロラン「まだ興味ないみたいですよ。友達と遊ぶ方が大切って感じです」 ハマーン「……そうか」 ハマーン「……なあ、ロラン。確か貴様の家には、親はいないのだったな」 ロラン「ええ、揃って遠くへ出かけっぱなしで……年賀状くらいしか連絡が無いんですよ」 ハマーン「似ている、な」 ロラン「え?」 ハマーン「私も早くに親が遠くへ行ってしまった。幼いプル達を抱え、無茶もした」 ロラン「そうなんですか……」 ハマーン「こんな屋敷で暮らせてはいるが、それを嬉しいと思った事は無いな……」 ロラン「……」 ハマーン「だから、プルやジュドーみたいに自由を謳歌できる子が羨ましいのさ」 ロラン「そうだったんですか……(同じだ)」 ハマーン「……暗い話になってしまったな、今のは忘れてくれ」 ロラン「ええ、もう何の話だか覚えてませんよ(アムロ兄さんと同じだ)」 ハマーン「じゃあ、私は戻るとするよ。おやすみなさい」 ロラン「はい、お休みなさい」 ロラン「(……アムロ兄さんも人前では強い人間だ……だから僕たちの前では弱い部分も見せ付ける……) (でも、ハマーンさんにはそういう人がいないから、だから昔のシャアさんみたいな、自分よりも強い人間を求めるのかな……)」 541 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(9/10) :2011/01/19(水) 05 25 12 ID ??? ミネバ「遊びに来ました」 ロラン「いらっしゃい」 ミネバ「マリーダが、ロランのご飯をすごく美味しいって言ってた。……それで、私も食べたいなって」 ハマーン「ロランは今日の夕方には帰ってしまいますよ」 ドズル「もう昼過ぎだし、諦めるしかないな」 ミネバ「なら、ガンダム家に遊びに行く」 ハマーン「ミネバ。ロランを困らせてはいけないな」 ロラン「いや、構いませんよ。何なら僕が作りに行っても……」 ドズル「おいおい、それでハマーンの手伝いをする羽目になったのではないのか?」 ロラン「そうでした……」 ハマーン「危うく泥沼にはまる所だったな」 ミネバ「ところで、ロランたちは何をしているのだ?」 ロラン「パウンドケーキを焼いてるんです。すごく美味しいですよ」 ミネバ「私も食べて良いのか?」 ロラン「勿論ですよ。すぐ出来るからちょっと待っててくださいね」 ミネバ「うん、楽しみだな」 プルツー「量はこのくらいで良いのか?」 ロラン「目分量じゃなくてちゃんと量りに掛けないと。」 プル「じゃあ、投入~♪」 ロラン「小麦粉はふるいに掛けてください!」 プル「お菓子作りって難しいね」 プルツー「本当だな」 ロラン「簡単なお菓子のはずなのに……というか以前フロスト兄弟に習ってませんでしたか……?」 2人「「もう忘れた」」 ミネバ「不安だ……」 ソシエ「ぐぎぎ……あの小娘達……ギリギリ」 ハリー「落ち着いてください!」 ソシエ「これが落ち着いていられるの?も~~~~!!」 ハリー「だからってハンマーを振り回さないで……」 すぽっ ソシエ「あれ、すっぽ抜けちゃった?まあいっか。お屋敷とは違う方向だし」 ハリー「……はあ(後で取りに行こう)」 グエン(ミンチ)「急にハンマーが飛んできたが……なんなんだろう……」 シャア(ミンチ)「まさかアムロが……いや、そんな筈は……」 542 名前:ロラン、アクシズ家を手伝う(10/10) :2011/01/19(水) 05 28 09 ID ??? ピンポーン アムロ「迎えに来たぞ」 ハマーン「わざわざ済まないな」 アムロ「いや、構わないさ」 ミネバ「パウンドケーキ、美味しかった。 ……少し粉っぽいのもあったけど」 ロラン「プルちゃん達のおかげですよ(ああ、失敗してる……)」 プルツー「今度は別のお菓子も教えて欲しい」 ロラン「そうですね(大雑把でも大丈夫なもの……)」 キャラ「残念だね……悲しいよ(親戚のお姉さんっぽく)」 マシュマー「また遊びに来いよ(親戚のお兄さんっぽく)」 ロラン「はい。ありがとうございます」 グレミー「あんまり出番が無かった」 ロラン「ごめんなさいごめんなさい!」 マリーダ「またUN○で遊ぼうな」 ロラン「ええ、今度は負けませんよ」 マリーダ「(8割以上最下位だった気が……)」 ハマーン「短い間だが、本当に助かったよ」 ロラン「ええ、僕も凄く楽しかったです」 アムロ「おいおいなんだ?これじゃまるで俺が悪役だな」 ロラン「そんな事無いですよ。それじゃあ帰りましょう」 プル「えっと……ロランお兄ちゃん?」 ロラン「なんですか?」 プル「ありがとうね!」チュッ ロラン「え!?ええ!?」 プル「プルプルプルプルプル~~!!」ダッ ロラン「え……ちょ……!?」 ハマーン「あいつなりに恥ずかしかったんだろう」 ロラン「そうだったんですか……」 プル「プルプルプルプル~……ロランオニイチャン……」 プルツー「姉さん、外で脱ぎながら走るなー!!」 おわり 読んでくれた皆様方、ありがとうございました。 後半は連投規制に引っかかってしまい遅れてしまいました。ごめんなさい!
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支援会話集 リベラ×ロラン 親子支援C 支援B 支援A 親子 支援C 【ロラン】 父様。これ、父様の物ですよね? 向こうに落ちていましたよ。 持ち物の管理は きちんとしてくださいね。 【リベラ】 あ…ありがとうございます、ロランさん。 あなたは本当にミリエルさんそっくりですね。 【ロラン】 親子なのですから、当然です。 【リベラ】 ま…まぁそうなんですけど。 あまりにも母親似ですので…こう、 私に似ているところも探したくなりますね。 【ロラン】 ありますよ、父様に似ているところ。 【リベラ】 えっ、どこですか? 【ロラン】 髪の色です。 【リベラ】 あぁ…まぁそれは見ればわかりますが。 それ以外には何かないのですか? 古い教会を見るとつい入ってしまうとか… 【ロラン】 …そのようなことはありませんね。 というか、その点に関しては 似なくて良かったとさえ思いますよ。 【リベラ】 つ、冷たいですね、ロランさんは…。 もう少し子供らしくしてもいいのでは… 【ロラン】 …戦時に子供らしく振舞っても、 他人の邪魔になるだけでしょう。 それに…僕はおそらく、 ルキナよりも年上になっていますから。 もう子供のようにはしゃぐような 年齢ではないのですよ。 【リベラ】 ロランさんがルキナさんより…年上? それはあり得ませんよ。 ルキナさんはもう赤ん坊として 存在していますが、あなたはまだ… 【ロラン】 …少し話しすぎましたね。 すみません父様、僕はこれで失礼致します。 【リベラ】 あっ、ロランさん! …どういうことなのでしょう。 支援B 【リベラ】 ロランさん! 【ロラン】 あぁ父様、こんにちは。 僕に何か用でしょうか? 【リベラ】 この前の、あなたがルキナさんより 年上だとか言ってらした件… あれは、どういうことなのですか? 【ロラン】 …まったく父様は、こういうことだけ 記憶力が良いんですから。 簡単な話ですよ。 飛ばされる時間にズレがあったんです。 ルキナがこの時代に来たのは ペレジアとの戦争が始まった約二年前。 それに対して、僕がこの時代に来たのは もう五年ほど前になるでしょうか… 【リベラ】 そんなにズレがあったのですか!? 【ロラン】 …はい、ですから僕は… ルキナよりも三年、多くの時を ここで過ごしていることになります。 歳の差など、その間に すっかり追い越してしまっているでしょうね。 【リベラ】 ロランさん…五年間も… この時代に、たった一人で…? 【ロラン】 はい。だから言ったでしょう。 もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。 これで父様の疑問は解けましたよね。 それでは、僕はこれから用があるので… 【リベラ】 ちょっと待ってください! なぜ今まで言わなかったのですか… 五年間も仲間と離れ離れで… 寂しくなかったのですか…? 【ロラン】 …寂しくなんかありませんよ。 僕はもう、大人なんですから… 【リベラ】 ………… ロランさん… 支援A 【リベラ】 ロランさん。 【ロラン】 父様…どうしたのですか? まだ何か疑問でも残っているのですか? 【リベラ】 はい、今日はあなたに……。 ……こちょこちょこちょ… 【ロラン】 あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様! 何でいきなりくすぐるんですか…! 【リベラ】 ふふ。ロランさんは、やはり 笑っていらした方がいいですよ。 【ロラン】 …は!? 【リベラ】 あなたはずっと大人っぽく振舞っていますが、 何処か無理をしているように見えますので… そうやって笑っていらっしゃる方が、 子供らしくてずっといいですよ。 【ロラン】 …何を言うかと思えば…。 言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…! 【リベラ】 歳なんか関係ありませんよ。 ロランさんがルキナさんより… 例え私より年上でも…あなたは、 大事な…私の子供なのですから。 【ロラン】 …………!! 【リベラ】 私は、これでも男です。 愛する息子のためなら、 いつだって胸をお貸ししますよ… 【ロラン】 ………… …………父様。 僕、本当は…寂しかったんです。 何年も何年も、たった一人で… 知っている人も誰もいない時代で… 会えるのかどうかも分からない 仲間たちを待って……… だれにも頼れなくて、 弱音を吐ける相手もいなくて…… …辛くて死にそうだったんですよ! うっ…ううっ……! 【リベラ】 えぇ…そうですね…。見つけてあげられず、 申し訳ありませんでした… これからは、ずっといますから。 もう、一人には…させませんから…
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230 名前:カミーユとロランと晩御飯・1投稿日:2006/09/02(土) 00 26 47 ID ??? ~夜の食卓~ カミーユ「何だ、コレは!?」 ジュドー「何だって、何が?」 カミーユ「今日の夕食のおかずだ!」 ロラン「カジキのフライですけど、何かおかしいですか?」 カミーユ「ああ、おかしい!魚の味がするじゃないか!」 シロー「カジキは魚だろうが!」 カミーユ「違う!カジキのフライは魚の味なんかしない!出来損ないの豚カツのような味がするんだ!!」 ロラン「おいしくないんですか?」 カミーユ「ああ!こんなのはカジキのフライじゃない!」 アムロ「夕飯を作ってもらってその言い草は何だ!?」 ガロード「カミーユ兄ちゃん、変なトコで神経質だからな~」 シン「俺なんか自分の食べる分すらないんだぞ!こんな運命間違ってる!」 キラ「うまうま」←食ってるのはシンの分 ギンガナム「贅沢である!」←食ってるのはキラの分 ロラン「そうですか、食べたくないならいいですよ」 グエン「そうか、では彼の代わりに私が頂くとしよう」 シャア「母さん、ご飯をよそってもらえるかね」 アムロ「お前らにやる飯はないよ」 ヒイロ「目標補足、排除する」 グエン「ウィルゲム!!」 シャア「ゲルググ!!」 コウ「ニンジンならどうぞ」 アル「僕明日の夕飯にはハンバーグが食べたくなってきたよ」 シュウト「そうかな・・・」 顔真っ青 キャプテン「危険だ。シュウトは真似をしてはいけない」 カミーユ「ちょっと待てロラン!食べないなんて一言も・・・」 ロラン「いいじゃないですか。不味かったんでしょう?」 ギンガナム「カジキさんにも失礼である!」 ドモン「作ったロランにも悪いだろうが」 ウッソ「素直に謝った方がいいんじゃないの?」 ジュドー「そうそ、もうご飯作ってもらえなくなっちゃうぜ」 カミーユ「ムッ!別にロランの飯以外にだって食べ物はあるじゃないか!」 (ロラン以外の)全員『言っちゃった・・・』 ロラン「なら、カミーユ兄さんの分は金輪際作る必要はないですよね。お小遣いで外食なりコンビ弁当なり彼女の手料理でやりくりして下さいね」 カミーユ「えっ・・・」 ロラン「シン、カミーユの分食べていいですよ」 シン「じゃ、遠慮なく」 ギンガナム「小生も遠慮なく」 横からカミーユの分を掻っ攫っていく シン「アンタって人はーーーー!!!」 コウ「ニンジンもどうぞ」 呆然とするカミーユを置き去りに黙々と食事を続ける一同 カミーユ「う、クソッ!」 居た堪れずダイニングから駆け出していくカミーユ 玄関の扉が勢い良く開閉する音が廊下から追ってくる カミーユの去った方向を複雑な表情で見つめるロラン アムロ「ほっとけ。身から出た錆だ」 ロラン「・・・・」 アル「何で素直にごめんなさいって言えないんだろ」 シーブック「坊やだからさ」 ダイニングを重い空気が満たした 続く 232 名前:カミーユとロランと晩御飯・2投稿日:2006/09/02(土) 18 16 55 ID ??? 夜の町内をトボトボとうろつくカミーユ カミーユ(クソッ、まずいことを言ってしまった。ロランがあんなに怒るとは・・・。 だが、あんなのはカジキのフライじゃないんだ。それだけは譲らないぞ。 しかし夕飯はどうしよう。今からファのところに行くのもな~。 フォウ・・・フォウの料理は食えたものじゃない。ロザミアもだな。 エマさんとはこの前ゴム付けなかったからって、冷戦状態だし。 やはりここはコンビニで何か買うか・・・) ごそごそとポケットを探ってみて、あることに気付く カミーユ「財布がない・・・」 カミーユ(ああ、そうだ。通学鞄のポケットに入れたままなんだからあるわけないじゃないか) 家に戻るのは気が引けたが、空腹には勝てそうもないので、カミーユは仕方なく元来た道を引き返していく ~自宅~ シロー「カミーユの奴どうしたかな」 ジュドー「まあ、カミーユ兄さんのことだし、そうすぐに反省するとは思えないな~」 シーブック「いや、反省はしてるだろうが修正はしないと思うぞ」 ガロード「意地っ張りだからな~」 そこへ家に入ってきたカミーユ。話し声になんとなく廊下で立ち聞きをしてみる。 アムロ「まあ、明日になればロランの怒りも冷めるだろう」 ロラン「(後片付けをしながら)そんなことあるわけないじゃないですか」 一同・驚愕 ロラン「言ったじゃないですか。僕は金輪際カミーユ兄さんのご飯は作らないって。 明日になっても明後日になっても一年経っても変わりませんよ」 一同・沈黙 アムロ「ロ・・ロラン、何もそこまでs」 カミーユ「上等だ!!」 一同、声のした方向に一斉に振り向く カミーユ「そっちがそういうつもりなら、俺だって二度とお前の飯なんか口にするものか!!」 シーブック「なんとぉー!」 シロー「こら、カミーユ!お前またそんな意地を張って!」 コウ「いつからそこに居たんだ!?」 ロラン「こちらからもお願いしますよ。 僕だって美味しく食べてくれる人達のために作っているんですから。 大体、前々からカミーユ兄さんは味にうるさかったですし、贅沢で偏食家だし、文句ばかり言って!」 アムロ「ロラン!お前も少し頭を冷やせ!」 カミーユ「言わせておけば!俺だってお前には迷惑していたんだ! 毎夜毎夜、お前のストーカーを退治して、おかげでこっちは毎日寝不足気味なんだぞ!」 ロラン「誰も頼んでないじゃないですか!」 カミーユ「なにぃ!?」 アムロ「おい!落ち着けってば!」 カミーユ「もういい!こんな家、飯を食いに帰ってたモンなんだから、出て行ってやる!!」 家から飛び出すカミーユ シーブック「なんとぉー!」 アムロ「待て!そこ!」 コウ「誰の家に泊まるつもりなんだ!?」 ダイニングは冷たい空気と重い沈黙に包まれた アムロ「まったく!どうしてこうなる!」 イライラ 直後、扉の開閉音とどかどかという足音 ジュドー「あれ、帰ってきた?」 カミーユ「財布を取りに戻っただけだ!」 どかどか階段を上っていき、部屋から財布等を持ち出してくると、またさっさと家を出て行くカミーユ シロー「格好の付かない奴だな。それよりほっといていいのか?」 アムロ「まあ、あいつも子供じゃなんだから。行くならどうせ女のところだろうし」 シーブック「経験者は語る、か」 233 名前:カミーユとロランと晩御飯・3投稿日:2006/09/02(土) 18 19 33 ID ??? ~ガンダム宅周辺~ シャア「カミーユが出て行ったり帰ってきたり出て行ったりしたが、家出か?」 グエン「これで夜の邪魔者は消えましたね」 シャア「ああ、思う存分ロラン君の寝顔にハァハァできる」 グエン「寝顔のベストショットも頂ですな」 カミーユ「歯ぁ食いしばれ!!」 シャア・グエン「ザクレロ!!」 シャア「イキナリ何をするのだね、カミーユ!」 グエン「家出と見せかけて巡回とは卑怯な!」 カミーユ「そんなにロランの寝顔を撮りたいのならこれをあげますよ」 二人にロランの寝姿の写真を突き出す シャア「これは!!」 グエン「なんと無防備な!」 写真に飛びつく二人 それをヒラリトかわすカミーユ カミーユ「だが、条件がある」 シャア「条件とな?」 カミーユ「何日間かお前らの屋敷に泊めろ。泊めてくれた分、ロランの写真の量も際どいショットのものもくれてやる」 シャア「素晴らしい!しかし、本当に家出だったのか。アムロと喧嘩でもしたのか」 カミーユ「別に。ただ、とにかく家には今帰りたくないんですよ」 グエン「しかし、我々のところに来なくとも君の贔屓にしている女性の中に泊めてくれる者はいないのか?」 カミーユ「そりゃあ何人かはいますけど、寝泊りしていたとなると、他のコにバレたとき面倒じゃないですか」 シャア「何だ、この不愉快さは」←同族嫌悪 グエン「理解できないな。ローラと同室ならローラでハァハァすればいいじゃないか」←ホモ シャア「しかし、その条件、私はのむぞ」 グエン「私も問題ない。さあ、早くローラの写真を寄越すのだ」 鼻息荒くして迫る二人に引きつつ、写真を二人に差し出す カミーユ(ロランなんかこれで痴態を晒せばいい!) シャア「待て、グエン氏!私が先だ!」 グエン「ローラ!私は・・・私はッ!」 カミーユ(だが、何だ?この不快感は) ロランの恥ずかしい写真を変態共に提供することで、ロランへの怒りが少しでも収まるかと思ったが、逆だった。 変態共への嫌悪感も然ることながら、ロランへの妙な罪悪感を感じていた。しかし、そんな自分が最も腹立たしく、どうにも説明しがたい歯痒い気持ちになった。 その説明の付かない胸のザラつきが変にノドにつかえて、カミーユはそれをたまらなく不快に感じた。 グエン「ところでカミーユ君、君は何故こんな写真を持っているんだ?」 カミーユ「こ・・これはウッソが隠し撮りしたのを修正のために没収しただけだ!」 シャア「君も我々の同志だったのか!」 カミーユ「ふざけるなぁぁぁーーーー!!!」 グエン「オオ、なんと見事なミンチ!」 234 名前:カミーユとロランと晩御飯・4投稿日:2006/09/02(土) 18 22 23 ID ??? ~仮面屋敷~ シャアとグエンが用意した部屋でコンビニ弁当を食べようとしているカミーユ カミーユ(コンビニ弁当なんて初めて食べるな。それにしてもこの梅干、すごい色だ。 赤紫?なんというか、どれも色も形もおもちゃみたいじゃないか。 本当に食えるのか?合成着色料とかふんだんに使ってそうだし、 この卵焼きなんか機械で切ったんじゃないか。本当に食えるのか?) 意を決して一口食べてみる カミーユ「・・・噛み応えが無さ過ぎる。しかもなんだ、 この舌にねっとりと残る後味は。くどい・・・」 これなら、今日のあの魚の味がしたカジキのフライの方が百倍美味しかった、とカミーユは不味いコンビニ弁当を食べながら少し後悔した。 しかし、だからといって家に帰る気など毛頭なかった。 ~ガンダム宅~ ロラン「お休みなさい、兄さん」 アムロ「待て、ロラン。カミーユのこと、今日は少し言い過ぎじゃないか。 お前らしくないぞ」 ロラン「それは・・・」 アムロ「何か嫌なことでもあったのか?」 ロラン「いえ、むしろ良いことだったはずなんですけど・・・」 アムロ「は?」 ロラン「僕は間違ってしまったんでしょうか・・・うう(泣)」 ふらふらと自室に向かってしまう アムロ「ロラン!ちょ、何があったの!?おい!」 235 名前:カミーユとロランと晩御飯・5投稿日:2006/09/02(土) 18 24 55 ID ??? ~翌日~ 朝食中のガンダム兄弟 ギンガナム「今日は質素な朝食である」 ジュドー「野菜ばっか・・・」 ロラン「そうですか?」 アル「卵焼きが食べたかったよー」 シロー「まあ、ヘルシー志向でいいじゃないか」 ドモン「たまには、な」 コウ「ニンジン・・・」 ギンガナム「ウム、好き嫌いはいかん。コウ・ウラキもニンジンをがんばって食べるのである」 シン「人の分を食べるのもいけないのである」 キラ「本当、人のもの食べるなんて最低だよね」 シン「そう言うアナタのご飯は誰のだ!?」 ドモン「隙あり!」 ドモンが今日の朝食の中で唯一のたんぱく質・ミートボールをコウの皿から奪っていく コウ「ああ!ドモン兄さん貴様ーーーーー!」 アムロ「そこ!朝から止めないか!」 コウ「でも、俺の・・・俺のミートボールが!!」 ドモン「・・・・何だか、調子が出ないな」 ウッソ「ミートボール獲る調子ですか?」 ドモン「違う。こういうことをするといつもカミーユが」 シーブック「そんなことをする大人は修正してやるー!」 ドモン「ノブッシ!」 シーブックにぶん殴られる シロー「お茶が零れるだろ!」 心なしか、今日の朝食はいつもより温度が低いように感じた兄弟達だった。 236 名前:カミーユとロランと晩御飯・6投稿日:2006/09/02(土) 18 27 42 ID ??? 各自朝食を終えて、弁当を持って登校・出勤 ガロード「やっぱ、カミーユの分作ってなかったな、弁当も朝食も」 ジュドー「ロラン兄さんもアレで結構意地っ張りだったのかな?」 シン「でも、昨日はあのカジキ事件の前はすごい機嫌良かった気がしたんだけどな~」 キラ「まあ、夕飯作ってる時もルンルンしてたよね」 ~学校~ ガロード「あっ!カミーユ兄さんだ!」 カミーユ「ああ、おはよう」 シン「昨日は夕飯、何食べたの?」 カミーユ「コンビニ弁当だ」 ジュドー「あの偏食家の兄さんがコンビニ弁当・・・。食べられたの?」 カミーユ「当然だ。まあ、カジキのフライよりはうまかったな」 キラ「その割に血色悪いね。朝食は抜いたとみた」 カミーユ「!」 ガロード「しかも夕飯がコンビニ弁当ということは、女の家じゃないな。どこ泊まったんだよ」 カミーユ「どこだっていいじゃないか」 ジュドー「ってゆーかさ、いつまで意地張ってるわけ。そーいうの女々しい!」 カミーユ「女じゃぁないぃぃぃ!!」 ジュドーに殴りかかろうとする シーブック「暴力はいけない!」 カミーユを羽交い絞めにして止める その時、カミーユの鞄が落ちて、その拍子に鞄の中のものが床にばら撒かれた その中にはロランの盗撮写真が数枚混じっていた シン「カミーユ兄さん!あいつらの同志になったのか!?」 カミーユ「違う!これは、あいつらをてなづけるためのエサであって・・・は!」 ガロード「え?なに、それ。どゆこと?」 カミーユ「だから・・・」 ジュドー「そーいえばキャプテンが昨日巡回してても、 変態共現れなかったって言ってたな」 キラ「もしかして、カミーユ兄さんが手名付けたおかげだったの?」 カミーユ「は?」(いや、夜アイツらがロランの部屋に忍び込む算段を聞いて、 無性に腹が立ったからミンチにはしたけど) シーブック「へ~」 カミーユ「!?」 シーブック「みんな、どうやらカミーユがあいつらの家に住み込んでまで、 動向を探って成敗してるらしいぞ」 一同「そうなの!?」 カミーユ「貴様、勝手に人の心の中読むなぁ!」 ガロード「家出の裏にはそんな奇策があったんだ」 ジュドー「だからって昨日のカジキ事件はまずかったけどね。 でも、このこと話せばロラン兄さんも許してくれるんじゃないの?」 シーブック「あんな合成着色飲料まみれの弁当を毎日食うなんて、お前に耐えられるのか?」 カミーユ「うぐっ・・・」 キラ「お弁当分けてあげるから帰っておいで」 シン「カジキぐらいで怒るなよ。心広く持てよ」 カミーユ(コイツにだけは言われたくなかった・・・orz) 237 名前:カミーユとロランと晩御飯・7投稿日:2006/09/02(土) 18 34 14 ID ??? ~ガンダム宅~ 朝食の皿を片付け始めるロラン ロラン「あれ?」(いつも食べ終わった後のお茶碗やお皿、 重ねてあるんだけど・・・今日は誰もやってくれなかったのかな) そこで、ふとロランの頭に浮かんできたのがカミーユの顔だった。 ロラン(もしかして、それをいつもしてたのって、カミーユ兄さんだった? そういえば、そういう細かい気配り、よくする人だったな。 ・・・もしかしてこのまま、ずっと帰ってこないつもりなんだろうか。あ、その原因は僕だったんだ。 ちゃんとご飯は食べたのだろうか。偏食してないだろうか。 思えば、僕もすごく理不尽な理由で怒ってしまった。僕からも謝らなきゃな) キャプテン「ロラン。手が止まっているぞ。具合でも悪いのか?」 ロラン「えっ?いえ、少しボーっとしていました」 キャプテン「カミーユのことが心配なんだな」 ロラン「へぇ?なに言ってるんですか」 キャプテン「ロランは優しいから。昨晩もベランダに何度も出て外を気にしていたじゃないか」 ロラン「・・・・キャプテンはすごいな」 キャプテン「巡回中にたまたま目に入っただけだ」 239 名前:カミーユとロランと晩御飯・8投稿日:2006/09/02(土) 18 45 14 ID ??? ~時間は過ぎて夕方近く~ ロラン「さて、夕飯の買い物にでも行こうかな」 シャア「エプロン姿に手作りお買い物袋!それもまたイイ!」 グエン「よし、私が夫として君をエスコートしてあげよう」 キャプテン「速やかに撤収せよ!」 シャア「おや、そんなことを言っていいのかな?」 グエン「我々は君の家出兄さんの為に寝床の用意をしてあげたのだよ」 ロラン「カミーユ兄さん、お二人のところに居たんですか?」 シャア「そうとも!我々は君に感謝されていい立場なんだよ」 ロラン(そっか。グエン様のお屋敷なら僕の作った料理よりずっと美味しいもの食べられるからな) キャプテン「どうして家に帰るように言ってくれなかったんだ」 シャア「家出の理由すら知らない我々がとやかく言える立場でもないだろうに」 ロラン「ほっとけばいいですよ。カミーユだってその方がいいって思っているんですよ」 キャプテン「カミーユは意地を張っているだけだ。 きっと君に悪いことを言ったと反省している。 それに私には君も意地を張っているように見える。本当はカミーユのことを心配していたんだろう」 ロラン「・・・・」 グエン「何だ、もしかしてカミーユはローラと喧嘩をしたのか」 シャア「いかんな。この一家の兄弟は15人居なければ成り立たんぞ!」 グエン「では、私がカミーユの代理として兄弟に仲間入りさせてもらおうかな」 シャア「何故お前なんだ!主人公でもないくせに!ここは歴代ライバルを代表して私が・・・」 グエン「ライバルは兄弟じゃない!カエレ!」 キャプテン「カミーユの代理など誰にもなれはしない! チェンジ!ガンビークルモード!ソウルドライブマックスモード、獅子の牙!」 シャア「パプア!」 グエン「アグリッパ!」 二人がボロ雑巾になる際、二人の懐から写真が落ちてきた。 続く 241 名前:カミーユとロランと晩御飯・9投稿日:2006/09/02(土) 18 51 36 ID ??? キャプテン「ロランの写真だ」 ロラン「またこんなものを・・・」 シャア「隠し撮りなどしてないぞ!それはカミーユがくれたものだぞ!」 ロラン「え?」 キャプテン「嘘を言うな」 グエン「嘘ではない!この写真と引き換えに我々は彼に部屋を提供したのだ!」 ロラン「・・・・カミーユ兄さん・・・」 グエン「!!殺気!!?」 シャア「ぬおっ!プレッシャー!!」 キャプテン「!?」 ロランの放ったプレッシャーによりミンチになるグエンとシャア ロランは無表情のまま床に散らばった自分の写真を拾って、これでもかという程細かく千切り、ゴミ箱に捨てる。 そして、そのまま台所から出て行こうとする キャプテン「待て、ロラン!どこへ行くんだ?」 ロラン「どこって、買い物に決まっているじゃないですか。もう5時ですよ。 早く行かなくちゃタイムサービス終わっちゃいますよ」 キャプテン「そ・・そうなのか?」 ロラン「ええ。他にどこへ行くって言うんです?」 満面の笑み その笑顔に何か末恐ろしいものを感じ、キャプテンはそれ以上詮索するのはやめたが、 なんとなく色々心配なので、護衛と称してロランの買い物に付いて行くことにした。 そして、タイムサービスでロランは手強い主婦勢を月光蝶並に蹴散らし、 瞬く間にタームサービスは阿鼻叫喚の巷と化したのだった。 キャプテン(カミーユ!しばらく家には帰ってこない方がいいぞ!) 続く 242 名前:カミーユとロランと晩御飯・10投稿日:2006/09/02(土) 18 54 36 ID ??? ~ガンダム宅~ ロラン・キャプテン「ただいま」 シュウト「ロラン兄ちゃん、キャプテン!お帰り!」 アル「ミンチが散らかっていたから片付けておいたよ」 ロラン「ありがとう、アル」 アル「・・・ロラン兄さん、何か嫌なことでもあったの?」 ロラン「え?」 アル「何だか、元気が無いよ」 ロラン「・・・買い物で疲れちゃったんだよ」 シュウト「じゃあ、ちょっと休んでなよ!夕飯の支度ちょっとなら僕、手伝うよ!」 アル「僕が先に言おうと思ってたんだぞ、シュウト!」 シュウト「へへーん!行ったモン勝ちだよー!」 ロラン「二人とも、ありがとう。でも大丈夫。二人だってお腹空いてるだろ。すぐ作るから」 アル「やだ、手伝うよ!」 ロラン「そう?じゃあ、ちょっとお願いしていいかな」 シュウト「もっちろん!」 アムロ「ただいま!」 ロラン「兄さん早いですね。どうしたんです?」 アムロ「いや、家の方からとてつもないプレッシャーを感じたから胸騒ぎがして・・・。 だが何事も無かったみたいで安心したぞ」 キャプテン「・・・・」 その後、ウッソ、シロー、ドモン、コウ、ヒイロまでもが「胸騒ぎ」を感じたらしく次々と帰宅。 ロラン「今日は早く夕飯に出来そうですね」 ギンガナム「今日もご馳走様に来たのであーる!」 アムロ「帰れ、無駄飯食い!」 ロラン「いいじゃないですか。一人減った所だしギンガナムさんが来ても何も問題ないんじゃないですか」 ロランの一言で急に静まり返るダイニング 続く 243 名前:カミーユとロランと晩御飯・10投稿日:2006/09/02(土) 18 57 25 ID ??? 「たっだいまー!」 場違いなほど明るい声がダイニングに響き、シーブック、キラ、シン、ガロードが帰宅 ジュドー「何かさっき家のほうからものすごい威圧感を感じたけど・・・何だったの?」 ロラン「もう、みんなして何のことなんですか?」 ガロード「それよりロラン兄さん!お客だよ、お客!」 ロラン「へ?誰ですか、こんな時間に・・・」 ダイニングの入り口に立っているカミーユをみて、ロランは表情を無くす キャプテン「カミーユ!!」 ドモン「おう!よく帰ってきた!」 コウ「誰の家に泊まったんだ?」 カミーユ「(気まずそうな表情)・・・・」 ジュドー「カミーユ兄さんってばな、昨日あの変態屋敷に泊まったんだゼ!」 アムロ「ん何!お前もあいつらの同志だったのか!」 ガロード「違う違う!そこに張り込んでグエンやシャアの動向を見張ってたんだって」 シロー「そうだったのか」 ジュドー「それとカジキのことは話が別なんだけど、まあでも、これに免じてカミーユ兄さんを許してあげようじゃないか!」 アムロ「まあ、その話が本当なr」 ロラン「許しません」 続く 244 名前:カミーユとロランと晩御飯・12投稿日:2006/09/02(土) 19 05 59 ID ??? 上のは10のままだが、実際は11だった。ミスが多くてスマン 一同・沈黙 シーブック「な・・・なんとぉー!」 ロラン「だって、カミーユ兄さんはシャアさんやグエン様を僕の恥ずかしい写真で買収してたんですよ。 許せるわけ無いじゃないですか」 シーブック「なんとぉーー!!」 アムロ「な・・・カミーユお前なんて事を!!」 コウ「どんな写真だったんだ!?」 ジュドー「そんなの聞いてないぞ!」 ウッソ「僕から没収したやつですか!おかしいですよ!」 ヒイロ「死ぬほど痛いぞ」 ジュドー「そんなの聞いてないぞ!」 カミーユ「いや、その・・・っていうか、ジュドーたちが勝手に勘違いしただけで」 アムロ「じゃあロランの言った事が正しいのか?」 カミーユ「・・・うん。ロランの写真と引き換えに泊めてもらったんだ」 アムロ「他にも泊まれるところはあっただろう! なのに何故そんなロランが傷付くようなことをしたんだ!」 カミーユ「ムッ!むしゃくしゃしてやったんだ!!」 アムロ「お前・・・!」 キャプテン「キャプテン、パーンチ!」 カミーユ「いでっ!!」 カミーユの横っ面に飛ぶ右ストレート キャプテン「お前はそんなことを言うためにここへ帰ってきたのか!」 カミーユ「何だと!?」 キャプテン「ロランと仲直りがしたかったのなら、言うことが違うだろう!」 カミーユ「五月蝿い、この木偶人形め!大体、たかがカジキを不味いと いったくらいで怒るロランの方がおかしいんだよ!」 ロラン「たかが?たかがカジキですって!?」 カミーユ「カジキはカジキじゃないか!」 シーブック(そのたかがカジキが「不味い」って、最初に本気でキレタ奴はどこのどいつだ・・・) ロラン「もう僕は我慢できそうにない・・・。 あのカジキはね、カジキは2切れで460円だったんですよーーーー!!」 アムロ・シロー・ドモン・シーブック・カミーユ・ウッソ「なんとぉーーーーーー!!!!」 シン「それって高いの?」 ギンガナム「いつものカジキは2切れで210円の格安のカジキである」 コウ「何であなたがそんなこと知っているんだ!?」 続く 245 名前:カミーユとロランと晩御飯・13投稿日:2006/09/02(土) 19 08 25 ID ??? ロランの話を聞いてショックを受けた一同。特にカミーユのショックは強く、精神が抜け落ちてしまったかのように 目の焦点は合わず、居間の隅でぼぉーっと膝を抱えて座っている。 ロランはロランで告白したことで、罪悪感が増したのか、通帳に向かって必死に謝罪している。 アムロ「そうか、奮発して高いカジキを買ったのにカミーユに不味いって、言われちゃあな~」 ギンガナム「しかも切り身が厚かったから、それを半分の厚さに裂いて量を増やしていたである」 シロー「そこまでしていたのか・・・」 ジュドー「もしかして今日の朝ご飯が滅茶苦茶質素だったのも、カジキ奮発した分の倹約のため、か」 アムロ「カミーユもカミーユなら、ロランもロランだ!」 イライラ シーブック「ご飯できましたよー」←ロランがスランプなのでピンチヒッターで夕飯作り シュウト「わーい!コロッケコロッケ!」 アル「ミンチたっぷりだよ」 アムロ「何のミンチだ?」 ジュドー「ほら、ロラン兄さんもカミーユ兄さんもご飯だよ」 ロラン「ううっ、すみません。シーブック兄さん」 シーブック「気にしなくていいさ。ほら、カミーユも早く来いって」 カミーユ「でも、俺は・・・」 チラッとロランの方を伺い見る ドモン「お前が食わないって言ったのはロランの飯だろ。これはシーブックの作った飯なんだから、気にするな」 カミーユは渋々席に着いて、みんなと食事を始めるが食卓には終始重たい空気が流れていた 食べ慣れないシーブックの夕食は、昨日食べたコンビニ弁当よりは格段にマシな味だったが、 やはりロランの作ったご飯が食べたいとカミーユは思った。決して口に出すことは無かったけれども。 シン「シーブック兄さん、ご飯まだ~?」 二階からシンの声が聞こえたような気がしたが、誰も聞こうとしなかった ギンガナム「早く仲直りするのだ、兄弟!」 続く 246 名前:カミーユとロランと晩御飯・14投稿日:2006/09/02(土) 19 13 12 ID ??? ~SIDE ロラン~ 居間に面した縁側でぼんやり座って夜空を仰いでいるロラン キャプテン「ロラン」 ロラン「あ、キャプテン・・・」 キャプテン「まだ、カミーユの事を怒っているのか?」 ロラン「・・・・怒っていないと言うと、嘘になるかもしれません」 キャプテン「でも、カミーユはきっとお前に謝りに来たのだと思うぞ」 ロラン「そうなんだと思います。僕だって、カミーユ兄さんと仲直りしたいです。 でも僕はカミーユ兄さんに酷いことをしてしまいました。 お金を無駄遣いしたのは僕なのに八つ当たりしてしまって」 キャプテン「その意志を全てカミーユに伝えればいい」 ロラン「謝って許してもらえるでしょうか・・・」 キャプテン「ロラン、君はカミーユに謝るきっかけも与えてやらないのか」 ロラン「えっ?」 キャプテン「カミーユは強情だ。だから、君からきっかけを与えてやらなければ、仲直りは難しいぞ」 ロラン「僕が・・・」 キャプテン「それに、君達は兄弟じゃないか。兄弟を許せないで、一体誰を許せるんだ」 ロラン「・・・うん。そうですよね。僕もカミーユ兄さんのこと言えないや。 変にこだわって意地を張っていたのは僕の方だったんだ。 ありがとう、キャプテン。何だか、お父さんみたいだよキャプテンって」 キャプテン「私は君達兄弟が好きだ。兄弟の誰かが一人でも欠けたらダメだ。それに何よりシュウトが悲しむ」 ロラン「優しいですね」 キャプテン「・・・・」 ロラン「照れてます?」 キャプテン「私は・・・照れてなどいない!」 その様子を廊下でそっと見守る人物が一人。 アムロ「お父さんの座も危ういな、これは」 続く 247 名前:カミーユとロランと晩御飯・15投稿日:2006/09/02(土) 19 15 36 ID ??? ~SIDE カミーユ~ 居間とは反対側のお座敷で犇めき合う兄弟達 シーブック「すまなかったな、カミーユ。俺が勘違いしたばっかりに」 カミーユ「まったくだ。人の心読むなよ」 シーブック「いや、電波がきたもんだから」 ガロード「それよか、いつ謝るんだよ!」 ジュドー「そうだよー。せっかく俺達が場を設けようとしたのにさー」 ウッソ「僕から没収した盗撮写真で何やってるんです?」 キラ「もう、フォローの仕様がないって」 シーブック「まあ、ロランの写真を横流ししたのはいただけないな」 カミーユ「あの時はむしゃくしゃしてて・・・つい」 シーブック「それも含めてロランには言わなきゃいけないことがあるだろ」 ヒイロ「感情のままに行動することは悪ではない。だが、そのせいで傷付く人間もいる」 ジュドー「だから、謝罪の言葉ってモンがあんじゃないの」 ウッソ「自分の行いくらい、自分で修正しなよ」 ドモン「そうだ、自分の気持ちを全身全霊をこめてロランにぶつけるんだ!」 ガロード「それでも許してもらえなかったら飯くらい自分で作れ!」 シーブック「まあ、その時は俺も手伝うよ」 シン「ついでに俺の分も余分に作ってよ」 キラ「だめだよ、君は食いっぱぐれ要員だから」 コウ「ニンジンならいくらでもやるから安心しろよ」 カミーユ「お前ら・・・言いたい放題言って・・・」 悪態をつきながらも、カミーユは悪くない気分だった。 その様子を廊下からシローは静かに見守っていた。 お馬鹿でどうしようもなく世話の焼ける弟達だが、それでも彼らが兄弟でよかったと、シローは改めて感じていた。 続く 248 名前:カミーユとロランと晩御飯・16投稿日:2006/09/02(土) 19 17 49 ID ??? ~ダイニング~ アムロ「どうだった、カミーユたちの様子は」 シロー「心配なさそうだ。ロランは?」 アムロ「いや、なんと言うかキャプテンにお株を持っていかれそうだ」 シロー「何だ、そりゃ」 アル「アムロ兄さん、シロー兄さん」 シロー「アル、シュウト。まだ起きていたのか」 シュウト「何だか眠れなくて」 アル「カミーユ兄さんとロラン兄さんは仲直りできたの?」 アムロ「大丈夫さ、すぐに出来るさ」 アル「本当に?」 シュウト「また、カミーユ兄さんどっかに行っちゃうなんてことないよね」 キャプテン「心配ない」 シュウト「キャプテン!」 ジュドー「そうそう!今に仲直りするって」 ドタバタとダイニングに面した居間に雪崩れ込んでくる兄弟達 アムロ「お前ら、何の騒ぎだ?」 キラ「静かに!」 アル「あ、あれロラン兄さんとカミーユ兄さん!」 あるの指差した方向―居間の縁側に通じるサッシの向こうに佇む、ロランとカミーユの姿 ドタバタと二人の視界に入らないように移動し、サッシの両サイドから外の成り行きを見守る兄弟達 続く 249 名前:カミーユとロランと晩御飯・17投稿日:2006/09/02(土) 19 19 13 ID ??? (アムロ「こら、ジュドーよく見えないじゃないか!もっと頭下げろ!」) (シロー「アル!そんなに顔出しちゃダメだろ」) (コウ「何も聞こえないぞ」) (シーブック「何もしゃべってないから」) 無言のまま向き合って動かない二人 カミーユ・ロラン「・・・・・・・・あの」 声が重なる カミーユ「何だ」 ロラン「そっちこそ何ですか」 カミーユ「そっちが先に声を掛けたじゃないか」 ロラン「ほとんど同時だったじゃないですか」 カミ・ロラ「・・・・・・・」 (ジュドー「何だか気まずい空気じゃないか?」) (ドモン「いつまで黙っているつもりなんだ」) ロラン「じゃあ、いっせーので同時に言いましょう」 カミーユ「分かった」 ロラン「いっせーのーで・・・」 続く 250 名前:カミーユとロランと晩御飯・18投稿日:2006/09/02(土) 19 21 02 ID ???カミ・ロラ「・・・・・」 カミーユ「いっせーので言うんじゃなかったのか」 ロラン「そっちこそ」 カミ・ロラ「・・・・・」 カミーユ「ロラン」 ロラン「はい?」 カミーユ「また、カジキのフライ作ってくれるか」 ロラン「ええ。210円のカジキですけどね。カミーユにはもう高いカジキは食べさせてあげません」 (キラ「笑ってる・・・」) (アル「仲直り?仲直りしたの?」) (コウ「何も聞こえなかったぞ」) (シュウト「カミーユ兄さん、ゴメンって言えたんだね」) (キャプテン「いや、二人は何も言ってない」) (シュウト「どうゆうこと?」) (キャプテン「強い絆の前に言葉は不要ということだ」) カミーユとロランが家に入ってくるまで見届けて、兄弟一同は慌てて居間から散っていった。 続く 251 名前:カミーユとロランと晩御飯・19投稿日:2006/09/02(土) 19 28 58 ID ??? ~数週間後~ ロラン「夕ご飯が出来ましたよ」 ジュドー「おお!因縁のカジキだ!!」 アムロ「モチロン210円の方だよな」 ロラン「はい。今日はちゃんと売れ残っていましたよ」 ガロード「久しぶりに人並みのものが食べれる!」 シーブック「最近は節約レシピばっかりだったからな」 ドモン「腕が鳴るぜ・・・」 コウ「フライは死守する!」 ヒイロ「ゼロ(愛用の箸)、俺をフライに導いてくれ」 ウッソ「僕の席、ドモン兄さんとギンガナムさんに挟まれてるじゃないですか!おかしいですよ!」 ギンガナム「絶好調である!」 キラ「それでも守りたいフライがある!」 シン「って、最初から俺の分ないじゃないか!」 キャプテン「今日はカミーユも手伝ったのだ。カミーユの分は獲らないであげてくれ」 ガロード「ああ、カミーユ兄ちゃんはカジキには負い目があるもんね」 ギンガナム「戦場に情けは無用!」 シロー「でもそのカミーユはどこに行ったんだ?」 ロラン「衣つける時に手が汚れちゃったので、神経質に洗ってますよ」 ドモン「そうか!じゃあ今のうちにレディー・ゴォォォ!」 ギンガナム「不意打ちとは卑怯な!」 コウ「獲った!!って、ニンジン!?」 シーブック「「変わり身の術だ!」」 ジュドー「分身まで!?ずるいぞ、シーブック兄さん!」 ガロード「秘儀・二刀流!」 ロラン「ちょっと!落ち着いてくださいよ!」 シャア「シャア兄さんにもカジキを分けておくれ」 グエン「私はいずれ君達のお義兄さんになる存在だぞ」 シュウト「カミーユ兄さんの分食べてるし!」 アル「わーー!カミーユ兄さん、早く来てーー!!」 アムロ「お前らにやる飯はない!!行け!フィンファンネル!」 シャア「ああ!ファンネルを使うとは卑怯な!」 カミーユ「ふー、やっとぬめぬめが落ちた・・・って、俺のカジキが!!」 グエン「一足遅かったようだね」 シャア「君のカジキは私達が美味しくいただいたよ。ついでに君の五男の座も頂いた」 カミーユ「うわぁぁあぁあああ!!ここからいなくなれぇぇええーーー!!!」 シャア・グエン「ギャン!」 アル「おじさんたち、ミンチ好きなんだね」 カミーユが変態を追い払った時には、兄弟達がカジキのフライを食べ終わってしまった後だった。 カミーユ「ああ、光だけが広がっていく・・・」 ロラン「こっちに戻ってきてください、カミーユ」 キャプテン「安心しろ、カミーユ。こんなこともあろうかと君の分はしっかり確保しておいたのだ」 カミーユ「え?」 ロラン「今日、手伝ってくれたお礼ですよ。でも、みんなには気付かれないように食べて下さいね」 カミーユ「ロラン、キャプテン・・・(涙」 ロラン「今日は美味しいって言ってくれると嬉しいんですけどね」 一口食べて、やっぱりロランの作ったご飯が一番だと感じたカミーユだった。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ カミーユ・ビダン ガンダム一家 グエン・サード・ラインフォード シャア・アズナブル ロラン・セアック 中編
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447 名前:ロランの怠惰な生活!?(1/10) :2011/01/15(土) 03 12 34 ID ??? 長いので分けます。全10話、5話ずつ投稿します。 題名通りロランがある意味ひどい目にあうので気をつけてください ガロード「ウノあがり!」 シーブック「なんとおお!?」 ある日、兄弟達はUN○をしていた。 といっても、最下位だとアムロ考案の罰ゲーム「一週間○○する」があるのでみんな真剣である。 はたして結果は…… ロラン「そんな……ユニバァァァァァス!!」 シロー「あ、ロランが真っ白になった」 キラ「危ない危ない、それじゃあ上がり」 コウ「って事は……」 アムロ「ああ、罰ゲームはロランだな」 ジュドー「で、どんな事するの?」 グエン「ここは一週間ローラで生kガンダムハンマー アムロ「ああ、それなんだが……」 ロラン「一週間家事禁止!?」 アムロ「ああ、掃除洗濯買い物料理……自分の事以外は一切禁止だ」 ドモン「その間の家事は……」 アムロ「俺達で分担してやる」 ウッソ「罰ゲームになってませんよ?」 ロラン「本当にいいんですか?」 アムロ「そうか?結構な罰ゲームだと思うぜ……」 450 名前:ロランの怠惰な生活!?(2/10) :2011/01/15(土) 03 15 33 ID ??? 1日目、早朝 ロラン「さて、朝ごはんを……あれ、誰かいる?」 アムロ「お早う、ロラン」 グラハム「朝の挨拶を言わせて頂こう、ヒゲの少年!」 ロラン「お早うございます、ってグラハムさん!?なんでここに……」 グラハム「シロー警部の罰ゲームが「一週間ブシドーStyle」だったからな。 君が負けて叶わなかったので、代わりにお邪魔している」 ロラン「は、はあ……(ちょっと見てみたかったかも)」 アムロ「それより、たまには2度寝でもしてこいよ。なんたって「家事禁止」だからな」 ロラン「そうですね。でも眼が覚めてしまったのでテレビでも見てますよ」 ギンガナム「朝から絶好調である!だがローラの味付けとは違うようだ!!」 キラ「実はかくかくしかじかで…」 シン「説明しながら俺の朝飯を奪うアンタは何なんだ!?」 ギンガナム「そういう事か、ならばこのギム・ギンガナムが手を貸してやろうではないか!」 アムロ「ああ、助かるよ。」 セレーネ「ふふふ、これで家事当番が増えて アムロ「おっと、そういうわけにはいかないぞ」 ロラン「(朝の様子だといろんな人に協力してもらってたみたいだけど…ギンガナムさんは違うみたいだ) ん、おいしい!」 1日目、午前 ロラン「なんかほかの人の罰ゲームみたいになっちゃったけど、いいのかなあ?」 キャプテン「全員乗り気な様だ。問題は無い。」 ギンガナム「このターンX凄いよお!さすが∀のお兄さん!すすぎから脱水まで全て行っている。 洗濯専用MSの様にな!分かっているのかフロスト兄弟!」 シャギア「まさか洗濯物干しを手伝わされるとは思わなかったな、オルバよ。」 オルバ「ああ。でもここでも僕らのコンビネーションは完璧だね、兄さん。」 ロラン「まあ、負けるが勝ち、でいいのかな?でもちょっと物足りないや。」 キャプテン「マスターは外出を推奨していた。家の事は任せて、行ってきたらどうだ?」 ロラン「そうだね。昼食も僕しかいないし…夕方には戻ってくるから、頼みます。」 キャプテン「いってらっしゃい。」 キャプテン「…マスターの思惑通りに進む確立87.654%」 451 名前:ロランの怠惰な生活!?(3/10) :2011/01/15(土) 03 17 40 ID ??? 1日目、昼 ロラン「晴れてるし気持ちがいいなあ。そろそろお昼だけど、ご飯どうしよう」 シャア「やあ、ロラン君ではないか。この場所で会うとは、珍しい」 ロラン「シャアさんじゃないですか」 シャア「昼飯はもう食べたのかね?まだならご馳走しよう。 ……やましい考えは無いからハンマーを降ろしたまえ」 シャア「……ほう、そんな事が」 ロラン「ええ、ですけど、なんでこれが罰ゲームなのでしょうか?」 シャア「流石はアムロだな。実害の無い罰を考えていると言ったが、まさかこういう事とは」 ロラン「知っているんですか?」 シャア「なにせアル君の罰ゲームが「グフマニア」だからな、ザクを勧めないで欲しいと頼まれたよ。 確か、マイ君の罰ゲームは「空中分解できない」だったかな?」 ロラン「はあ……」 シャア「それより、今度のパーティーにローラとして来て欲しいのだがガンダムハンマー ロラン「やっぱり!」 1日目、夕方 ロラン「ただいまー」 シーブック「お帰り。今日はハンバーグと温野菜のサラダだぞ」 ガロード「ほとんど2人がやってるけどな!」 ウッソ「野菜は任せてください」 キラ「レシピ通りに作れないわけないだろ。面倒くさいけど」(料理本を見ながら) ジュドー「俺達はハンバーグのタネ作りくらいだな」 アル「ザク型だって!」 シュウト「ハロ型!」 刹那「ガンダムだ!」 ヒイロ「刹那兄さん、その形はミスに繋がるとゼロは言っている」 カミーユ「こんなハンバーグ、修正してやる!(ネタをへこませながら)」 シン(玉ねぎ切ってて悶絶中) コウ「ニンジンいらないよ」 全員「「ウッソ、ニンジンサラダ追加!!」」 ウッソ「大盛りですね分かります」 コウ「このキッチンは……地獄だ……」 ロラン「たまにはこんな日も良いかもな……」 452 名前:ロランの怠惰な生活!?(4/10) :2011/01/15(土) 03 20 15 ID ??? 2日目、朝 ロラン「おはようございます」 ドモン「ロランか、まだ寝ててもいいんだぞ?」 ロラン「やっぱり起きちゃいますよ。今日の担当はドモン兄さんとマイ兄さんですか?」 ドモン「あと、ヒイロとガロードと刹那だ。新鮮なイノシシを取ってきた」 ロラン「(サバイバル組なのか……)」 マイ「おかしいですね、ヅダシールド人間サイズでつついただけで分解するなんて……」 ロラン「えっと……」 ヒイロ「問題無い」 ガロード「俺達が」 刹那「ガンダムだ!」 ヒ・ガ・マ「「違う!」」 ドモン「ま、まあ出来るのは豚汁みたいなものだから気にしないでくれ」 ロラン「(不安だなあ……)」 2日目、昼 ロラン「体を動かしてないと嫌なのかな、今日も出かけてきちゃった」 セルゲイ「おお、ロラン君か。罰ゲーム中と聞いたが、残念だったな」 ロラン「セルゲイさんも何か頼まれたんですか?」コロッケモライマス セルゲイ「ああ。刹那君が「俺がティエレンだ」になる」マイドアリ ロラン「あはは……(タオツーを見て「乙女だ」とか言うんだろうか)」 2日目、夕方 ロラン「うーん、ちょっと退屈になってきたかな」 ジュドー「どいたどいた!」 ガロード「炎の掃除機乗り、ガロード・ラン様のお通りだ!」 ロラン「はいはい」パタパタ ロラン「(でも、みんな積極的に手伝ってくれてる)」 セレーネ「いい傾向ね。姉として鼻が高いわ」 ロラン「それで、姉さんは何の当番なんです?」 セレーネ「……さーて、お仕事お仕事」 ロラン「姉さん!?」 453 名前:ロランの怠惰な生活!?(5/10) :2011/01/15(土) 03 25 17 ID ??? 3日目、昼 シロー(非番)「~♪」 ロラン「シロー兄さんの手料理なんて久しぶりだなあ」 シロー「昼飯だし、そんな大したものじゃないけどな」 ロラン「……」ウズウズ シロー「ちょっと手伝いたい、って思っただろ」 ロラン「少し……」 シロー「罰ゲームだからな、我慢しろよ」 3日目、夕方 ロラン「手伝いたいけど……みんなゲームだからって家事に手を抜かないし……」 アル「ロラン兄ちゃん大丈夫?」 シュウト「今からここ掃除するよ!」 ロラン「あ、うん、分かった」 アル「そうそう、アムロ兄ちゃんはロラン兄ちゃんを退屈させる罰ゲームだってさ」 ロラン「やっぱり、そういう目的でしたか……あ、そこはこうやって」 シュウト「ダメダメ、全部僕達だけでやるんだから!」 ドカーン ロラン「!?」 アル「ちょっと見てくる!ロラン兄ちゃんはそこにいて!!」 ロラン「え、はい……(台所で爆発音……不安だなあ)」 3日目 夜 アムロ「さて、3日間終えてどうだ?」 ロラン「うーん、思った以上に辛いですね……ちょっと暇になってきました」 アムロ「ははは、こういう罰ゲームも悪くないだろう?」 ロラン「強制されてる、ってだけでなんか嫌ですもんね」 シロー「俺達も意図を聞くまでは疑問だったしな」 ロラン「シロー兄さん、夜ご飯とってもおいしかったです」 セレーネ「私も手伝ったわ!」 ジュドー「盛り付けだけだけどな」 セレーネ「食は見た目から。盛り付けも立派な料理よ!」 ジュドー「お、一度台所を爆発させたのによく言うぜ」 ロラン「あの爆発音はそれだったんですか……」 456 名前:ロランの怠惰な生活!?(6/10) :2011/01/15(土) 04 08 13 ID ??? 4日目、昼 ロラン「よし、今日は家に僕1人、自分だけの分を作るなら問題ありませんよね」 キャプテン「ルールには抵触しない」 ロラン「そうと決まればちょっと手の込んだ創作料理を……」 ガチャ コウ「いやあ、大学が早く終わったから……」 シーマ「コウが負けてたらウチで寝泊りだったからね。勝った腹いせにたっぷり手料理をご馳走しようじゃないか」 ↓ロラン _, ._ (;゚ Д゚)ユニバァス… 4日目 夕方 ロラン「……という事があってですね」 カミーユ「微笑ましくて良いじゃないか」 ロラン「みんな意地悪ですよ」 カミーユ「それだけ、俺達の遊びに付き合ってくれてるって事じゃないか」 ロラン「それはそうですけど……ちなみにカミーユ兄さんは自分の罰ゲーム聞きました?」 カミーユ「うーん、そういえばシロッコが「劇場版がどうの」って言ってたような……何の事なんだ?」 ロラン「さあ、何の事でしょうね?(そういう罰ゲーム!?もし負けてたらジュドーは……)」 ヒイロ「晩飯だ」 ロラン「わあ、美味しそう。えっと……羊料理?」 ドモン「サイサイシーから中国内陸の料理を教えてもらった、今日は安心しろよ」 刹那「それに、アレルヤからタジク料理のレシピを貰った」 ロラン「楽しみですね。後でレシピを教えてもらおっと」 ヒイロ「ちなみに、チャップマンとロックオンから料理をご馳走したいと強く勧められたが、 丁寧に断っておいた」 刹那「一度食べた事があるが……あれはガンダムではない」 ロラン「あはは……(本場のイギリス家庭料理……恐ろしいですね)」 457 名前:ロランの怠惰な生活!?(7/10) :2011/01/15(土) 04 12 04 ID ??? 5日目、朝 ロラン「働きたいー!」 マイ「禁断症状が出始めていますね」 ギンガナム「ローラよ、それにはあと少し待たねばならんぞ」 キラ「働いたら負けかなと思ってる」 シン「くそ、今日も取られた!」 アムロ「ちなみに今日から3連休だ。社会人組は今日は仕事だけどな」 ロラン「僕は甘く見ていました、本当に罰ゲームですよ……」 アムロ「俺としては、みんなが手伝うようになって嬉しいんだがな」 ジュドー「アムロ兄はそういうとこ抜け目ないよな、おかわり!」 カロッゾ「ふははは、朝パン主義啓蒙の為、幾らでも振舞おう」 コウ「あ、どうも」 ロラン「ところで……他の人の罰ゲームって……」 カロッゾ「シーブック君は「私の仮面をかぶってアルバイトしてもらう」という事になっていたな」 全員「(うわあ)」 5日目、昼過ぎ ロラン「ちょっと出かけてきます。さすがに家の中じゃ退屈ですよ」 リボンズ「行ってらっしゃい。晩御飯までには戻って来るんだぞ」 ロラン「……なんでいるんですか?」 リボンズ「良いじゃないか。どうせ未来の僕が負けたら「家族を交換」だったんだし」 ロラン「せめて体を動かしてないと……あれは、ハマーンさん」 ハマーン「ロランか、災難だったな」 ロラン「(ハマーンさんの家に行けば手伝えるかも!) そうだ、久しぶりにお邪魔しても良いですか?ジュドーの事とか、少し話をしたいし」 ハマーン「だが、家事は手伝わせないぞ」 ロラン「ばれてましたか……」 ハマーン「アムロからくれぐれもと聞いている。それに、貴様がジュドーに負けたおかげで……」 ロラン「あはは(すごいプレッシャーだ)」 ハマーン「まあ、私個人としてはぜひともお願いしたいのだがな」 ロラン「なら、なんでも無い時にまたお邪魔します」 ハマーン「ふふ、いつでも歓迎するぞ……」 458 名前:ロランの怠惰な生活!?(8/10) :2011/01/15(土) 04 16 38 ID ??? 6日目、昼 ロラン「家事がしたい家事がしたい家事がしたい……」 アル「ロラン兄ちゃんが体操座りで白目に!?」 アムロ「7日目にすると思っていたが……」 シン「するのは予想済みかよ!?」 カミーユ「部屋のロランのスペースはもう塵1つ落ちていないしな」 シャア「うむ、高級ホテルも真っ青の出来dツインバスターライフル ジュドー「さすがにちょっと可哀想になってきた……」 キラ「でもルールはルールだよ」 ガロード「ああ、なにせ俺達の罰ゲームは」 キラ「パソコン禁止」 ガロード「テクノカット!」 キラ「やめてよね!」 ガロード「アイデンティfティが無くなっちまう!」 ロラン「僕は……主夫なんですよおおおお!!」 シーブック「ついに壊れた!?」 ロラン「ふう、叫んだら少し楽になりました」 グエン「よく言ったローラ、では私の家nライザーソード アムロ「はは、その調子で何とか耐えてくれよ」 6日目、夜 ロラン「ダメでした」 ウッソ「ロラン兄さん、着色忘れてますよ!」 刹那「ロラン兄さんはやはりホワイトドールのガンダムだったのか」 シャア「色白のローラもいいmシュウセイシテヤル ロラン「あと10万4千654秒、あと10万4千650秒、あと……」 コウ「秒数を数えるな!よけい長く感じるぞ!」 カガリ「ロランが白くなったと聞いた!ここはこのチリソースで色を」 シン「やめてくれ!」 アムロ「それなら、そこに赤い彗星と呼ばれた男がいる。彼に赤色を足してやってくれ」 カガリ「分かった」グビッ シャア「ぬおおおお!?」 キラ「あとアスランが「赤の似合う男になりたい」って言ってたよ」 カガリ「そうか」ダッ シン「アンタ、鬼だな……」 キラ「僕たちまで被害が加わるのは許せないじゃない?」 459 名前:ロランの怠惰な生活!?(9/10) :2011/01/15(土) 04 20 38 ID ??? 7日目、朝 ギンガナム「最終日であーる!」 ロラン「今日をたえれば家事ができるんですね」 アル「ロラン兄ちゃんがラフ画に……」 マイ「興味深いですね」メモメモ ガロード「そういえば今日の朝飯は?」 ドモン「俺達の予定だったんだが……」 セレーネ「せっかくだし手間ひまかけて」 アムロ「やろうとしたら凄い事になるのは分かってたからな。援軍を呼んだ」 ディアナ「よしなに」 ロラン「ディアナさま!?」 ディアナ「ロラン、良いではないですか」 ハリー「ヒソヒソ(この前テレビで「ドキュメント 寮母の食卓」を見て影響されたのだ)」 ロラン「(そうだったのか……)」 ディアナ「ふふ、内緒話は気になりますね」 ロラン「いえ、何でもないです!」 シャア「ふむ、やはりソーセージにはケチャップだな」 ハリー「何を言う、マヨネーズに決まっているだろう!」 シャア「このマヨラーめ!伝統が何故分からん!」 ハリー「ケチャラーの戯言など!」 ディアナ「2人ともおよしなさい」 シャア「む……料理者に言われては、止めるしか無いな」 ハリー「そうだな、私も悪かった……シャア殿、友好の証に調味料を交換しないか?」 シャア「私も同じ事を考えていた」 2人「「ははははは……」」 ディアナ「よしなに(ペッパー派なのは黙っておきましょう)」 ロラン「(なんなんだろう、このおしばいみたいなの……)」 アムロ「というか何故貴様が普通に食卓にいるのだ、シャア!」 460 名前:ロランの怠惰な生活!?(10/10) :2011/01/15(土) 04 24 55 ID ??? 7日目、夜 アムロ「ようやく終わりだ。がんばれロラン」 ロラン「エエ、明日ノ朝ニハイツモ通リノ生活ガ……」 ウッソ「既に落書き未満になってますよ!」 シャア「ライフワークが出来ないとなれば、こうもなるさ」 ヒイロ「兄さん、今日は良いのか?」 アムロ「ああ、最高級のディナーを奴の自腹で作ってくれと言ってある」 シャア「この私がご馳走しようというのだよ。 たまには他人の為の料理も良いものだな。ロラン君の為となれば尚更だ」 アムロ「ははは、最後の言葉だけは取り消してもらおうか」 シャア「ならば、今すぐ兄弟達全てに同じ料理を授けてみせろ」 ララァ『そうだわ、それができないから……』 アムロ「くっ、ララァまで俺をからかうのか……!」 シャア「何だと!?貴様だけがララァの、クェスの台詞を聞いたというのか!?」 アムロ「しっかり聞こえてるじゃないか、シャア!」 カミーユ「(なんだかんだで仲良いなあ……)」 シュウト「うわあ、テレビでしか見たことの無い料理がどんどん出てくる」 シャア「冷めないうちに食べたまえ。コース料理とはそういうものだ」 ロラン「イタダキマス……あ、美味しい」 シロー「お、ロランが戻った」 シャア「喜んでもらえたかね?」 ロラン「このスープも、何か入れてるんですか?」 シャア「ああ、それはだね……」 アムロ「(日頃の家事から解放したいと思っていたが、ロランは心から楽しんでやってたみたいだな ……ちょっと反省したよ)」 シャア「私のローラになったら教えてあげよう」 アムロ「……ガンダムハンマー!」 おわり 読んでくれた皆様方、ありがとうございました。 表記ゆれとか誤字脱字とか…キャラの偏りだとか… 温かい目で許してくれたらありがたいです! 462 名前:ロランの怠惰な生活 :2011/01/15(土) 05 05 43 ID ??? おまけ、翌朝の風景 シロー「凄い豪華な朝食じゃないか! どうしたんだ?」 ロラン「おはようございます!今日はちょっと時間があったので一手間加えてみました」キラッ☆ キラ「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 ガロード「ロラン兄が輝いてる……」 マイ「一手間……というレベルじゃないですね」 ドモン「俺が朝連に出たときには既に起きていたな」 ギンガナム「家事をすると元気になるなあ、ローラ!余暇を意識するから働く事を実感できる!」 ロラン「その通りですよ、ギンガナムさん。さあ、たくさんあるからおかわりして下さいね!」 ギンガナム「む……小生もう4杯目(キラ分含まず)なのである。さすがに食べすぎであるなあ」 グエン「ローラが復活したと聞いて」 シャア「やってきたぞ!」 ロラン「ユニバアァァァァァァァス!!」ミンチヨリヒデエヤ ジュドー「……なんかキャラ変わってない?」 キャプテン「熱血キャラ化の確立、76.985%」 ロラン「さあ、洗濯掃除にお買い物、がんばるぞー!」 その後1週間、こんな状態が続いたそうです。 ロラン「そういえば、あとの皆の罰ゲームってなんだったんだろう?」 おわり
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今日は日曜日、家族が皆家に居るのでお昼の支度も大変です。 成長期の男の子は良く食べますからね。 何を作ろうかなぁ、面倒くさいしお餅の残り焼いて…あ、お餅もう無いんだ。 じゃあ冷蔵庫の残り物で…ああっ、冷蔵庫がカラッポだ!お買い物行かなきゃ…。 ロラン「僕ちょっとお昼のためのお買い物行って来ます。」 アムロ「(経済新聞から顔を上げて)今からか?えっと…はい、財布。いつも済まないな。」 アル「あーロラン兄ちゃん買い物行くの?僕もついてくー。」 ロラン「ええ、じゃあ一緒に行きましょう。ついでにおやつも買ってあげまs…。」 居間に居る兄弟達の視線がロランに突き刺さる。 ロラン「(しまった!どうせトイレ掃除はいつも僕だけどたまには楽したい!!)え~っとぉ…。」 アル「どうしたの。」 ロラン「アル、ごめんね。僕やらなきゃいけないことがあるから、アルにお買い物頼んでもいいかな。」 アル「え~ぼくひとりで買い物するの?」 ロラン「そうだよ、お買い物くらいひとりで出来るようにならなくちゃ、アルも。(買い物メモを渡す)」 アル「はぁーい…。え~、こんなにぃ?重そう~。」 シーブック「じゃあ俺がアルと買い物いってk…」 兄弟達の視線が今度はシーブックに突き刺さる。 シーブック「アル、その程度1人で持てるだろ、行ってこい。」 アル「ちぇー。じゃ…いってきまぁす…。」(トボトボ) ロラン「い、急いでねアル!」 シーブック「思ってたよりつらいな…ごめんよアルぅ。」 ロラン「ふぅ…って!なんですか、アムロ兄さん。その責めるような顔は。」 シーブック「そうだよ、アムロ兄さんがアルに厳しくしろって言ったんじゃないか。」 アムロ「え、そんな顔してたかい?最近株の価値が下がるばかりだから、ちょっと悩んでたけだよ。はは。」 アムロ兄さんでさえこうなんだから、前途は多難そうです。僕、ちゃんと厳しく出来るかしら? link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アルフレッド・イズルハ シリーズ ロラン・セアック 末っ子騒動
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912 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/26(木) 16 20 06 ID ??? マリナ「でもアルバイト先は本当に大丈夫なのかしら。心配だわ………あら、貴女」 ネーナ「……」 マリナ「ネーナさんでしたか。どうかされましたか?」 ネーナ「こ、これっ!」 マリナ「これは……く、果物?!」 ネーナ「べべっ、別にアンタなんかどうでも良いんだけどね! あ、アンタはあたしとせっちゃんを奪い合う恋敵だからね! だ、だから塩を 送ってあげるだけなんだから! それだけなんだから!」 マリナ「ままま、まさか! たたっ、食べて良いんですかこの果物!?」 ネーナ「すすっ、好きにしたら良いじゃない! もう渡したからね! あたし帰るからね!」 マリナ「果物……こんな沢山の果物を食べれるなんて……! 感謝してもしきれないわ! ネーナさん本当にありがとう!」 ネーナ「ふ、ふんっだ! さっさと良くしなさいよね! ばいばい!」 シャギア「見事なまでにツンデレだな、オルバよ」 オルバ「そうだね兄さん、中の人とあいまってツンデレの極みだよ」 テクス「点滴を受けるのは構わんが、お前達向こうでちゃんと食事を摂ってないのか?」 シャギア「ここ最近は日登町でも後日談でもまったくだったよドクター」 オルバ「出番がなかったからね。何も食べずじまいで餓死しかけてたのさ」 914 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/26(木) 18 18 36 ID ??? ギンガナム「むぅ…悪役としての永遠のライバルがそのざまでは、小生も張り合いが無い! ロランが作ったスープを飲んで元気を出すのである!」 シャギア「こ、これは…」 オルバ「まさか、あの、伝説の…」 ギンガナム「うむ。 かの『ロラン・セアック愛情たっぷりスープ』である! 本来は隣人たるマリナ嬢のための愛情であるが、美味であること変わりなし! かのご婦人は小食ゆえ、さすがにこの寸胴いっぱいのスープは持て余すとの事だ」 テクス「あきらかにこの展開を判った上での量だな。 …うむ、旨い」 シャギア「…ああ、確かに、旨い」 オルバ「心に染み入る、とはこのことだね、兄さん。 おいし♪」 マリナ「はう~~~、おいしいです~~♪」 シーリン「がっつくとみっともないですよ、お姫様」 マリナ「一気飲みで片付けたあなたに言われたくありません」 ネーナ「んまんま♪」 ティファ「…おいし♪」 922 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/26(木) 23 42 31 ID ??? 914 カクリコン「こいつらにもそのスープを飲ませてやりたいんだが構わないな!」 ↓ 目が死んでるアスラン「ボスケテキラタン」 目が死んでるジェリド「アンキモアンキモ」 シャギア「拒否だなオルバ、こんな美味いスープはわれら二人で片付けねばもったいない」ガツガツ オルバ「そうだね兄さん」ガツガツ ギンガナム「残念だったなあ、誰も許可しないようだ」 カクリコン(ガスマスク装備)「ただとは言わん、こっちも手土産に『カガリ・アスハ愛情たっぷりスープ』を持ってきた」 オルバ「グエェェ何だこの寸胴から漂う臭いは!鼻が曲がるよ兄さん!」 シャギア「チリソース、いやただのチリソースではないぞオルバ!」 カクリコン「そうだ、これはアスハ家代々が継ぎ足しながら作り出した秘伝のチリソースだ」 ギンガナム「継ぎ足しながらってまるでウナギ屋のたれではないかぁぁ」 カクリコン「そしてこれが、具にカキをふんだんに使いながら、 煮込み過ぎてカキから出るダシも全部蒸発させてしまい、 仕方が無いので秘伝のチリソースを溶かした湯というか、 秘伝のチリソースを湯で延ばしてそのダシも味も抜けたカキのガラにぶちまけただけの! スープというのもおこがましい代物だ!コイツをお前らのスープに混ぜるぞ!いいのか!」 シャギア「わかったわかった!こっちの寸胴に残っているので良ければすぐに持って行け!」 オルバ「ついでにそっちのは持って帰ってね!」 カクリコン「取引成立だな」 そしてロランのスープで元気になったアスランとジェリドの姿が! アスラン「ああ生き返るー地獄から天国に引き上げられるような気持ちになる味だ見て父さん、母さんが向こうで手を振ってるよーアハハハハ」 ギンガナム「別の意味で昇天しそうではないか」 ジェリド「助かったぜカクリコン。こいつのハゲ仲間がまずそうなスープを飲まされていてな」 カクリコン「ハゲ仲間じゃない、猛魂仲間だ!」 ジェリド「ブイヤベースだと言われて出されたというから、俺が本当のブイヤベースを見せてやると言って味見したんだ。 …もう二度と味見気分で毒物には手は出さないよHAHAHAHAHA」
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支援会話集 グレゴ×ロラン 親子支援C 支援B 支援A 親子 支援C 【ロラン】 父様。これ、父様の物ですよね? 向こうに落ちていましたよ。 持ち物の管理は きちんとしてくださいね。 【グレゴ】 すまんな、ロラン。 しかしお前…本当にミリエルそっくりだな。 【ロラン】 親子なのですから、当然です。 【グレゴ】 まぁそうなんだけどよ。 あーんまりにも母親似だから、こう… 俺に似てるところも探したくなるよな。 【ロラン】 ありますよ、父様に似ているところ。 【グレゴ】 おっ、どこだどこだ? 【ロラン】 髪の色です。 【グレゴ】 あぁ…まぁそれは見りゃわかるけど。 それ以外は何かないのか? 俺に似て、金に汚いとかよ! 【ロラン】 …そのようなことはありませんね。 というか、その点に関しては 似なくて良かったとさえ思いますよ。 【グレゴ】 冷たいねぇー、お前は。 もーうちょっと子供らしくできないのか? 【ロラン】 …戦時に子供らしく振舞っても、 他人の邪魔になるだけでしょう。 それに…僕はおそらく、 ルキナよりも年上になっていますから。 もう子供のようにはしゃぐような 年齢ではないのですよ。 【グレゴ】 …ん? お前がルキナより…年上? そーれはあり得ないだろう。 ルキナはもう赤ん坊として 存在してるけど、お前はまだ… 【ロラン】 …少し話しすぎましたね。 すみません父様、僕はこれで失礼致します。 【グレゴ】 おいおい、ロラン! …どーいうことだぁ? 支援B 【グレゴ】 ロラン! 【ロラン】 あぁ父様、こんにちは。 僕に何か用でしょうか? 【グレゴ】 この前のよ、お前がルキナより 年上だとか言ってた件… あれ、どういうことなんだ? 【ロラン】 …まったく父様は、こういうことだけ 記憶力が良いんですから。 簡単な話ですよ。 飛ばされる時間にズレがあったんです。 ルキナがこの時代に来たのは ペレジアとの戦争が始まった約二年前。 それに対して、僕がこの時代に来たのは もう五年ほど前になるでしょうか… 【グレゴ】 そんなにズレがあったのか!? 【ロラン】 …はい、ですから僕は… ルキナよりも三年、多くの時を ここで過ごしていることになります。 歳の差など、その間に すっかり追い越してしまっているでしょうね。 【グレゴ】 お前…五年間も… この時代に、たった一人で…? 【ロラン】 はい。だから言ったでしょう。 もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。 これで父様の疑問は解けましたよね。 それでは、僕はこれから用があるので… 【グレゴ】 ちょっと待て! お前…どうして今まで言わなかった。 五年間も仲間と離れて… 寂しくなかったのか? 【ロラン】 …寂しくなんかありませんよ。 僕はもう、大人なんですから… 【グレゴ】 ………… ロラン… 支援A 【グレゴ】 ロラン。 【ロラン】 父様…どうしたのですか? まだ何か疑問でも残っているのですか? 【グレゴ】 あぁ。今日はお前に……。 ……こちょこちょこちょ! 【ロラン】 あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様! 何でいきなりくすぐるんですか…! 【グレゴ】 ははは! お前、やーっぱ 笑ってた方がいいぜ! 【ロラン】 …は!? 【グレゴ】 お前、ずっと大人ぶってるけど、 なーんか無理してないか? そうやって笑ってる方が、 子供らしくてずっといいぜ。 【ロラン】 …何を言うかと思えば…。 言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…! 【グレゴ】 歳なんか関係ねぇよ。 ロランがルキナより…俺より年上でも、 どんだけ歳を取っていようとも…、 お前は大事な…俺の子供なんだ。 【ロラン】 …………!! 【グレゴ】 それに、お前はもう一人じゃない。 仲間も…父さんもいる。 少しぐらい甘えたって、 誰もお前のことを咎めたりしねぇよ。 【ロラン】 ………… …………父様。 僕、本当は…寂しかったんです。 何年も何年も、たった一人で… 知っている人も誰もいない時代で… 会えるのかどうかも分からない 仲間たちを待って……… だれにも頼れなくて、 弱音を吐ける相手もいなくて…… …辛くて死にそうだったんですよ! うっ…ううっ……! 【グレゴ】 あぁ…そうだな…。 見つけてやれなくて、悪かった… これからは、ずっといるから。 もう、一人には…させねぇから…
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162ロランの商店街巡り-6 1/42017/10/30(月) 10 02 37.35ID qX1P3hXB0 148 個人的にはどんどん指摘してくれると助かります。指摘されれば次から直せますし 満足に視聴できてないシリーズも多いので。 ――露店の話 次の店にむけて車を走らせていると、ソシエは窓の外に見知った顔を見つけた。 「…あら。ロラン、ちょっと車止めて」 「あ、はい。――どうしたんです?」 「ソシエさんナイス。いい取材対象がいたわ」 同じものをフランも見ていたようで、取材用のバッグを手に取って車から降りて行く。 置いて行かれそうになったロランも二人の後を追った。 ヤコップとブルーノ。最初は敵対していたが、なんだかんだで友人のような関係になったムーンレィスの二人組である。 「らっしゃいらっしゃい!」 屋台を出し、高らかに声をあげて客を呼び込んでいるのはブルーノだった。 その隣でヤコップが客の応対をしている。来ていた客の対応を終えて、二人はロラン達に気が付いた。 「ロランにお嬢さんたちじゃないか。どうしたんだ?」 「ヤコップさんにブルーノさん。そっちこそ、なんでこんなところに…」 「副業だよ、副業」 「ジャンク屋連合に店を任されてんのさ」 「へぇ…」 「古き良き人形劇も悪くないんだけど、そこはそこ。ってね」 二人は町を練り歩いて糸繰人形の劇もやっている。ターンエーとターンXの戦いを題材にしたその劇は子供たちにも人気だった。 「…これ、ハリー大尉のサングラス?」 商品を物色していたソシエが見つけたのは、どこかで見たような色と形のサングラスだった。 「うちの名物さ。ハリー印の暗視ゴーグル。一個どう?」 「なんだったら、試着したっていいぜ」 「…だってさ、ロラン」 「ぼ、僕が?」 「ディアナ様への忠誠心はハリー大尉にも劣らないロラン・セアックなら、付ける資格はあると思うけど?」 「だからってこれを付ける理由には…」 言外にお前が付けろと言ってきているフラン。自分には似合わないだろうと思っているロランは断ろうとしたが。 「いいから、つけなさい!」 ご主人であるソシエの鶴の一声で、しぶしぶサングラスを装着する事と相成った。 163ロランの商店街巡り-6 2/42017/10/30(月) 10 03 44.44ID qX1P3hXB0 「…どう?」 「………スモーに乗りたくなってきますね」 フランの問いにロランが答える。その姿を見て、ブルーノ達が一斉に吹き出した。 「笑っちゃ悪いよ、ブルーノ!」 「ヤコップだって笑ってるじゃないか!」 「いいじゃない、ロラン! 着けながら仕事してもいいわよ!」 「…行く先々で笑われるのはごめんです」 「そんなことないわ。よく似合ってるわよ、ロラン」 大笑いするヤコップとブルーノとソシエ。フランも笑いをこらえながらカメラをロランに向けて、カシャリ。 「写真撮らないでよ! もう、似合わないのわかってるくせに…」 「…目の前がまっかっか。ハリー大尉、よくこんなのつけて戦えるわよね」 今度はソシエが付けて感想を述べる。意外と似合ってる気がしてロランは微笑した。 「中身までそっくり同じってわけにはいかなかったんだ。本物はもっと性能がいいと思うよ」 「ふーん…」 「そうだ、ロラン。一つ言っておくことがあったんだ」 説明を終えたヤコップが、そういえばとロランに向き直った。 「なんです?」 「コレン軍曹、地球に来てるらしいぜ」 「コレン軍曹が?」 コレン・ナンダー。謎多きムーンレィスで、黒歴史の生き証人とされる男。ガンダムに異常なまでの敵意と執着を持ち その乱暴な性格も伴って、行く先々で何度もトラブルを起こしてきた。 「ああ。ハリー大尉が探しに来てさ」 「見なかったって言ったらまた飛んで行ったけど、ディアナ・カウンターもご苦労だよなぁ」 「また面倒起こすかもしれないから、気を付けろよ」 コレンの元部下でよく振り回された二人としては、他人事のように思えないらしい。 「ハリー大尉、地球にいるんだ」 「ハイム家でお茶会があるんだってさ。そんで、ディアナ様の護衛に来てるらしい」 「え!?」 ディアナが地球に来ている。しかもハイム家に居ると聞いてロランが驚いた。 「なんだ、知らなかったのか?」 「ソシエお嬢さん連れてるから知ってるもんとばかり…」 「…お嬢さん、ヒマじゃなかったんですか?」 164ロランの商店街巡り-6 3/42017/10/30(月) 10 07 00.97ID qX1P3hXB0 一同にじろりと視線を向けられると、ソシエはそっぽを向いた。 「………知らないわよ、お茶会なんて全然知らない。ディアナさんやお姉さま、リリ・ボルジャーノにボードウィンの娘と談笑なんて…」 口笛など吹きながら言うソシエ。参加メンバーを喋っている時点で、知っていると言っているようなものだ。 「知ってるじゃないか…」 「それで家に帰るの嫌がってたわけね…」 どうしてもお茶会が嫌だったので、無理やり用事を作ったのだろう。 唐突に連絡が来た理由はこれだったというわけだ。納得したロランは大きなため息をついた。 「ところで、普通にお店出してますけど。ちゃんと許可とってるんですよね?」 「え?」 「あー…どうだっけ」 「ガロードもジュドーもいい加減だからなぁ」 「…そのお話、もっとよく聞かせてもらいたいんだが?」 「だってこの店、もとはガロードとジュドーが…って、うわ!?」 話の途中で聞きなれぬ声が割り込んできた。誰だろうと振り向くと、ロランの兄のシローが怒りの形相で腕を組んでいた。 「シロー・アマダ警部殿!?」 「まったくあいつらは…! 無許可での営業は禁止だと何度言ったらわかるんだ! 店、引き揚げて!」 「は、はいぃ!」 ヤコップ達に指示したシローはロラン達に向き直った。 「それで、君たち…ロラン?」 シローはロランに気付いていなかったらしい。ロランを見て表情が少し変わった。 「知り合い…なのよね、やっぱり」 ロランのことを知らない人がいるのか。フランが呆れ混じりに言った。 「フランも知ってる人だよ。シロー兄さん、覚えてない?」 「あー…ああ! シローさん!」 顎に手をあて、そういえばロランの兄にそんな人がいたと思い当たる。ソシエは元から気付いていたようだった。 「すみません、すっかり忘れてて…!」 「気にしてないさ。家族が多いんだ、忘れても仕方ないさ」 笑いながら言うシローに、ひたすら恐縮するフラン。たまに取材もしているというのに思い出せなかったとは。 「それで、こんなところで何してるんだ? 昼間とはいえ、治安がいいとは言えない場所だぞ」 「それがですね…」 ロランがことのあらましを説明する。 165ロランの商店街巡り-6 4/42017/10/30(月) 10 09 43.47ID qX1P3hXB0 「…なるほどなぁ。でも、今は裏通りの奥のほうに行くのは控えておいたほうが良い」 「なんでですか?」 「最近、あちこちで悪質なイタズラの被害が増えてるんだ。人的な被害はまだ出てないんだが、危ないからな」 「イタズラ…具体的には?」 「会社の庭にあるガンダムの銅像を壊したとか…いろいろさ。」 「ガンダムの銅像…」 ロランはその犯人に心当たりがあったが、確定しているわけでもなし。言うのはやめておいた。 「あ、刹那には内緒にしといてくれよ。たかがイタズラでソレスタルビーイングに出られても困るからな」 「わかりました」 刹那ならやりかねない。苦笑しながらロランは了解した。 「残念。奥の方の店も回る予定だったんですけど…」 「どこを回るつもりだったんだ?」 「えーっとですね…」 フランは回る予定だった店のリストを取り出した。 「スペースウルフっていうバー…」 その名前を聞いた途端、シローが真顔になった。 「行くな」 「え」 「そこは行っちゃいけないところだ。いいな。絶対に行っちゃいけない」 「わ、わかりました…」 底知れないオーラをまといながら言うシローに気圧され、一同はついつい頷いた。 「どうする?」 車に戻り、ロランがフランに聞く。 「…警察の人に言われちゃ、仕方ないわね。言われた通り、裏通りの奥にある店は諦めましょ」 「ところで、あと何件くらい見る予定なの?」 「全部で10件くらいかしらね」 「そんなに!」 「今日だけで回りきれるかな…」 少し心配しながら、ロランの運転する車は裏通りを抜けていった。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ シリーズ ソシエ・ハイム フラン・ドール ブルーノ ヤコップ ロランの商店街巡り ロラン・セアック 長編
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元ネタの候補 ローランの歌 ローラン【Roland】 古フランス語 中世フランスの武勲詩『ローランの歌』の主人公。愛用の剣はデュランダル。 フランク王カール(シャルルマーニュ)に仕えるパラディンの一人で、類稀な猛将。パラディンの一員オリヴィエ〔オリヴァー〕と特に仲が良い。 異教徒(ムスリム)討伐のためにイベリア半島への遠征に随行するが、伯父のガヌロンが敵と内通したため帰途に奇襲を受ける。殿として奮戦するも名誉に固執するあまりパラディンを全滅させ、自らも討ち死にした。 カール大帝伝 フロウドランドゥス【Hruodlandus】 ラテン語 9世紀前半に書かれた歴史書『カール大帝伝』に登場する、8世紀後半のブルターニュ地方の領主。上述のローランのモデルとなった人物である。 778年、カールのカタルーニャ遠征中に随行するが、ロンセスバーリェス(ロンスヴォー)の戦いでバスク人の奇襲を受け、戦死した。 注釈 Rolandはローランと読まれることもある。 ロンセスバーリェスはスペインのナバラ〔ナバール〕州北部に相当する。 名前 コメント
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∀ガンダム ロラン [部分編集] 双極の閃光 ACE A-11 茶 2-3-0 IR (敵軍ターン):《[2]》手札、または自軍ハンガーにある、G、またはユニット1枚を、通常のコストを支払って自軍配備エリア、またはユニットのいる戦闘エリアにリロール状態で出す。 (自軍ターン/敵軍ターン):《[4]/[5]》このカードは、ターン終了時まで地形適性「宇宙」「地球」を得る。 (戦闘フェイズ):《[3]》自軍ユニット1枚は、カット終了時まで、敵軍ユニットの効果の対象にならない。 [5][1][5] 双極の閃光収録の茶のACE。 第3テキストは、ユニットに対してのアンタッチャブル化。 茶は兎角優れたアンタッチャブルに乏しいので、ユニット限定とはいえこの効果は中々有り難いテキストである。 只、茶の宿命かディアナ帰還等でGをロールする事が多く、このカードのロールコストも「3」と決して少なくない。また、戦闘フェイズに限定されているので、ガンダム(ティターンズ仕様)の様に配備フェイズ中に効果を解決するユニットには対処出来ない点も注意。 それでも、茶には貴重な能力である点と、ユニットパワーが際限ない上昇傾向にあるガンダムウォーにおいては優秀なテキストである。使い所を見極めて運用したい。 各色共通の第1テキストも、バルチャーやMFを多く有する勢力という事で強い意味を持つ。 ガンダムエアマスター・バーストを除去される事無くダメージ判定ステップに出す事ができたり、MFをクイック持ち同然に奇襲させたりと、優位に立ち回り易くなる。 破滅の終幕等のリセットを早められるという意味でも、全体的な相性の良さが光る。 「双極の閃光」のACE一覧 ガンダム&アムロ シャア専用ザクII&シャア サイコガンダム&フォウ クシャトリヤ&マリーダ ∀ガンダム ロラン ウィングガンダムゼロ&ヒイロ