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ロマンシングサガリユニバースのプチ攻略ページです。 最強ランキング リセマラランキング ガチャのポイント よくある質問 とくめい(管理人)のガチャ報告 動画撮ってみました。 オート周回動画 裏道場動画 おすすめ攻略サイト ロマサガRS(リユニバース)攻略Wikiさん(ゲーマチさん) ロマサガRS攻略ガイドさん(ゲームウィズさん)
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かつて巷で噂になった競技。 太田雄貴選手がでオリンピックで銀メダルを獲得した事により、ワイドショーの話題を独占した競技でもある。 そのプレイ人口は多いとは言えないが、老若男女が参加できる生涯スポーツとしての注目も集めている。 また、種目も多彩であり、クラブチームがあれば丁寧に指導を受ける事が出来るのも特徴。その事から、熟練者から初心者まで幅広い層で親しまれている。 だが、想像以上に激しいスポーツであり、怪我などで後々の人生を左右するほどの結果をもたらす事もあるので、十分に準備体操を行なっておく必要がある。 主な技術として マルシェ・ロンペ ファント ドゥゼーム リポスト 等がある。 夜のフェンシング? 何を寝ぼけた事を言っているんですか? そんなものある訳ないじゃないですか。
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今日の西太洋は、実に平和そのものであった。 空は青く晴れ渡り、海上を吹き抜ける風も穏やかそのもの。四方見渡す限りが海ばかりという景色には少々飽き飽きしてきた頃合いではあるが、まだ暫くはこのままの予定だ。 その日、愛用の曲刀の代わりに釣竿を装備したハリードは、整備点検と休憩を兼ねて停止中のバンガードの縁から、釣り糸を海原に垂らしてぼけっとしていた。 四魔貴族の一柱である魔海侯フォルネウスを激闘の末に打ち破ったカタリナら一行を乗せたバンガードが陸に辿り着くまで、あと一週間程度はかかるらしい。 「釣れているか?」 特に何を考えるでもなく海を見つめていたハリードに、ふと声がかかる。 それに気がついてハリードが声のした方を見やると、そこには彼と同じく釣竿を装着した状態のシャールがいた。 ハリードは彼の言葉に対し、自分の脇に置かれた木製の桶を視線で指し示す。そこには、澄んだ水だけが揺蕩っているのみだった。 「ボウズか。猛将トルネードも、釣りは不得手なのだな」 「砂漠の民に釣りスキルまで求めるなんて、そりゃいくらなんでも無茶振りってもんだ」 ハリードがそういうと、シャールはそれもそうだなと微かに笑いながら近くに腰を下ろし、彼とは違う方角へ向けて、徐に釣り針を放った。 「まぁ、そういう俺も血筋はナジュも混じっているから、釣りは得意とは言い難いがな」 「・・・だろうな。しかし食料が心許ないって話らしいから、このままボウズってわけにもいくまい。なんとか釣り上げんとな」 流石に釣果無しでは帰れまいと、二人はしばらくそこから無言で釣りに集中することにした。 ところで話は変わるが、ハリードはこのシャールという男に対し、どこか自分と近しいものを感じているのだった。 名前や風体から生まれの地域が近いのだろうということは無論予測できたのだが、単にそういうことではない。どちらかと言えば姿形というよりは、その行動や生き様、とでもいうのだろうか。そういった部分に、どこか共感を覚える部分が多いように感じるのだ。 だが、ハリード自身はこの十年は半ば世捨て人みたいな生活を送ってきた身分であるので、そんな自分に共感を覚えられるのも迷惑なものだろうなと考えて、結果一人で皮肉めいた笑みを浮かべる。 「なんだ、何か面白いことでもあったか?」 どうやら、表情をみられていたらしい。シャールにそう問いかけられ、ハリードは肩を竦めた。 「いや、別になんでもない。気にしないでくれ」 「そうか」 短く言葉を交わすと、また暫く二人の間には沈黙が舞い降りる。 元がそこまで口数の多くない男であるシャールは、こうして一緒にいても静かで、面倒ではないのがいい。ハリードは昔っから、男女問わず姦しいのは苦手であった。 だがその割にロアーヌの一件に端を発するこの一年の生活の変貌の中では、とびきり煩いエレンとの二人旅から始まり、随分と賑やかだったな、等と思い返す。そしてそんな賑やかさにも慣れてきている自分を思うと、なんだかんだ騒がしいのにも抗体が出来てきたのかもしれない。 そんなことを考えながら、一向に反応を示してくれない釣竿を弄んでいると、またしても背後からハリードに近づくものの気配があった。 「お二人とも、釣れてますか?」 そこに現れたのは、昼食が入っていると思しき籠を持ったミューズだった。 籠を持つ彼女の両腕には合成術の反動の影響でまだ包帯が巻かれているが、もう傷は殆ど塞がっているらしい。 シャールの主人である彼女もまたフォルネウス討伐を成した一人であるが、改めてこうして見る限りではとてもそうは思えないほど、清廉でお淑やかなだけの令嬢である。 「お昼、持ってきました。キリのいいところで休憩にしませんか?」 「ありがとうございます、ミューズ様」 「・・・キリもなにも、今も休憩しているようなもんだ」 それでは、とミューズが持ってきた籠から大きめのサンドイッチを取り出して二人に差し出すと、二人はそれぞれサンドイッチを受け取って一気に頬張る。 炙られた薄切りのベーコンを挟んだサンドイッチに舌鼓を打ちながら、三人は口数少ないながらに昼食のひとときを楽しんでいた。 「・・・ハリードさんとシャールさんって、案外、仲いいですよね」 「あー、そういえば確かにそうね。年も近いらしいし気が合うんじゃない?」 たまたまそんな様子を見回りで目撃しながら、フェアリーとカタリナはそんな会話を繰り広げる。 「男同士の友情モノって、胸が熱くなりますよね。どこか別の世界では彼らが親友同士だったとか・・・そんな設定だったりしたら、なおいいですね」 「そんな後だし設定あっても、こっちが困っちゃうだけなのよね・・・」 何が困るのかはさておき、昼食を続ける彼らを遠目に見ながら、二人はそんなことをいいつつ見回りを続けるために歩き去っていったのだった。 「なぁボストンよ。お前、陸に着いたらどうすんだ?」 海面に接する部分に設けられた船着場付近でバンガードの向かう先を見つめていたブラックは、丁度海の中から顔を出したロブスター族の戦士、ボストンに向かってそう問いかけてみた。 現在のバンガードは、直前のフォルネウス討伐の際に備蓄の術酒が完全に切れたことにより、玄武術士の力だけで動かすことが困難になっていた。そこで、ロブスター族であるボストンの持つ玄武の加護によって、動力の補助を受けている状態なのだ。 それにより、術士の魔力回復とボストンの術力回復のために、こうして一日のうち数時間を停船しながら陸に戻っている最中であったのだ。 「まぁ、こうして島の外に出ることになったのも何かの縁だ。陸に行ってからはこのバンガードを拠点に、見聞を広めようと思っている」 「はぁん・・・しかしお前、その風体だと魔物と間違われるんじゃねぇか?」 ブラックがそう指摘すると、ボストンはブラックの足のすぐ近くに置いてあった木の桶に、ハサミで捕らえた魚を入れながら唸った。 このバンガードではボストンは既に住人からは歴とした「ロブスター族」として認識されており、少ないながら町民との会話や交流もできている。だがそれはカタリナらと行動を共にしていたからであって、これと同じ状況がバンガード以外でも通用するとは、彼自身も思ってはいなかった。 「そうだな・・・まぁ、ここ以外で人里に寄りつこうとは思わんよ。それに水竜には遅れを取ったが、こう見えて並大抵の海棲の妖魔風情ならば遅れを取らない程度には腕に自信もある。自衛はできるさ」 海から上がって軽く伸びをしたボストンは、触覚部分を髭のようにハサミで弄びながらそういった。 「なるほどな。ならよ、お前、海賊やらねぇか?」 そんなボストンを見ながら、ブラックは唐突にそういった。ボストンが首を傾げる仕草をすると、ブラックは腕を組んでボストンに向き直り、不敵に笑って見せた。 「こうして力を取り戻せた恩もあるからここの連中には暫く手を貸そうと思っているが、それが終われば俺は海賊稼業に戻る。そん時には、航海士が欲しくてな」 「海賊というのも航海士というのもどういうモノなのかよくわからないから、なんとも言えないな」 ボストンがそう言いながらハサミをカチカチと鳴らすと、ブラックは豪快に笑い飛ばしながら腰に手を回した。 「なぁに、面白おかしく海で生きていくのが海賊さ。お前みたいに玄武の加護を持った奴がいれば、海に生きるものにとっては何よりもありがたいしな」 「成る程、海に生きるものを海賊というのか。だが、それならば私は既に海賊ではないのか?」 「はっ、そりゃロブスターとしての生き方だろうが。人間の、それもこのブラック様流の海賊生活は、スリル満点でめちゃくちゃ面白いぜ?」 ブラックのその自信たっぷりの言いように、ボストンは暫し考える仕草をする。 ボストンが知っているこのブラックという男は、海底宮でのフォルネウス討伐を終えてこのバンガードに戻ってきた時からの、極々短い間だけの付き合いだ。討伐に向かった際の、彼が知っていたハーマンという男は、ブラック曰く、死んだらしい。その代わりに、このブラックという男が現れたのだ。 つまりは左足と共に生命力を取り戻したハーマンの本当の姿がこのブラックなのだが、ただやはり、この男に関してボストンは殆ど何も知らないと言っていい。 ハーマンというのは、失った己の左足や仲間の仇を取ることしか考えていない、復讐心に駆られた男だった。それが、ボストンの知るハーマンの全てだった。 だがこのブラックという男は、そうではない。もう彼には復讐する相手もいないし、取り戻すべき左足などもない。だから、そういう意味ではハーマンとは全くの別人なのだ。 このブラックという男がハーマンの願いを成就した存在であるならば、ではこの男は、一体何をしようというのだろうか。 「ブラックは、その海賊というものになって何をするつもりなのだ?」 知らないのならば、聞くのが手っ取り早い。だからボストンは、そのまま聞いてみた。 するとブラックは待ってましたとばかりにニヤリと笑うと、いつものように懐から取り出した煙草に火をつけ、美味そうに吸い込んだ煙を長く細く吐き出しながら海へと視線を移す。 「そりゃあお前、やることは一つよ」 「・・・やっぱり、海賊王になるんですかね?」 「え、うーん・・・でも麦わら帽子が似合う感じじゃないし・・・」 見回り途中に今度はブラックとボストンを見かけたフェアリーとカタリナは、彼らの会話の一部始終を小耳に挟みながらそんな会話を繰り広げていた。 「しかし不思議です。どうして人間の海賊というのは、相棒に人間以外を選びたがるんでしょうね」 「あー、それゲッコ族的な話? まぁ別に好んで選んでいるわけじゃないと思うけれど・・・確かにボストンもやたら紳士な感じだし、キャラ的にもバッチリよね」 残念ながらブラックがその後に何をいったのかは波の音でかき消されてしまったので聞こえなかったが、故に二人は無責任に色々と憶測を交えながら話しつつ、巡回を続けていくのであった。 「・・・入るぞ」 ノックの後にガチャリと扉を開けてボルカノが部屋に入ると、その中にいたのは、ベッドの上で上半身だけ起き上がり、包帯でぐるぐる巻きにされた両腕で不便そうに本を捲っているウンディーネだった。 彼女の両腕の怪我は今回のフォルネウス討伐における被害の中で最も酷く、また魔術士としての活動にも大きく制限がかかるほどに、魔力の一時的な減少も見て取れていた。なので他の面子がある程度回復している今も、彼女だけは両腕をほとんど自由に動かせずにいる日々が続いている。 「ディー姉、また本を読んでいるのか・・・。あまり無理はしないでくれよ」 「・・・仕方ないじゃない。ベッドの上ばかりでは、やることもないんだもの」 彼女の両腕は肘から先が骨までズタズタになっている状態だったらしく、ミューズらの懸命の治療の結果、なんとか後遺症の心配がなさそうな程度までは治すことができた。だがそれでも、医者の見立てでは回復まであと二ヶ月近くは費やすだろうとのことで、その間は思うように両腕を使えない状態が続くのだそうだ。 「それは、自業自得だ。ぶっつけ本番で解明しきっていない古代の合成術を試すなんて、無謀にも程がある。大体ディー姉は・・・」 「その説教なら、何度も聞いたわ。いい加減にして頂戴よ」 数日に一回は、ボルカノからこの説教を耳にする。それがとても鬱陶しく感じられて、ウンディーネは心底嫌そうな顔をしながら彼の言葉を遮った。 無論自分が軽率な行動をしたことは十分解っているのだが、それでも彼にここまで執拗に言われる筋合いはないと思うのだ。というかあれがなければ今ここに生きて帰ることもなかったと思えば、それが最善の選択であったとも言える。だからこそ、ここまで彼に言われるのもおかしな話ではないかとウンディーネは不満に思っていた。 「とういか、なんで毎度毎度貴方が食事を運んでくるのよ。貴方あれでしょ、魔導技師・・・だっけ、あれなんでしょう。ならこんなところに来てないで、ちゃんと艦橋で仕事していなさいよ」 繰り返すが両腕が使えないウンディーネは、食事をするのも一苦労なのだ。なので毎度の食事は運んできてくれた人に食べさせてもらうことになるわけだが、なぜか毎日の昼食に関しては、必ずボルカノが運んでくるのである。彼自身はこのバンガードを動かす要の役割を果たしているので、その身は忙しいはずだ。なのに一々こうしてここに来ることが非常に不可解なのである。 「今は停船中だ。やることはない」 「だったら・・・休んでいなさいよ。動いている間、忙しいんでしょう?」 ウンディーネがそういうと、ボルカノはそれにはすぐには答えず、手元の野菜スープをスプーンで掬った。 「ちゃんと休んでいる。俺よりも、実際に魔力供給を行ってくれている術士たちの方が大変さ。この時間は彼らを休ませてやりたい。はい、あーん」 「・・・・・・・」 なにやら不機嫌そうな顔でボルカノを睨み付けるウンディーネに、ボルカノは困ったように笑みを浮かべる。 「給仕をしてくれる女性もいるんだが、他の皆の昼食を作るのに忙しい。俺では嫌かもしれないが、勘弁してくれディー姉」 「べ・・・別に、嫌だとは言っていないわよ」 差し出されたスプーンに口をつけると、ボルカノは慣れた手つきでウンディーネにスープを飲ませ、パンを千切っては食べさせていく。 「そうか、てっきり嫌がられているのかと思っていたけれど」 「・・・違うわよ。ただ、なんか悔しいだけ」 そういってそっぽを向くウンディーネに、ボルカノはうっすらと微笑んだ。 「そう言えば昔、俺が風邪ひいた時にこうしてディー姉に食べさせてもらったことがあったな。あの時と、逆だな」 「・・・そんな昔のこと、もう覚えていないわ」 嘘だ。しっかりと覚えている。 まだ自分も十代だった頃だ。生意気盛りだったボルカノが風邪をひいて寝込んだというので揶揄いがてらに見舞いに行ったのだが、思ったより熱があって苦しそうだったので、内心とても心配したのを今もはっきりと覚えている。 結局心配でその場をすぐに離れることができず、術で氷枕を作ってやって額にも冷たい水を滞留させ、熱が落ち着くまでそばにいたのだ。その途中で、彼の親が作った食事を引き受け、彼に食べさせてやった。 「・・・あの時は可愛いものだったのにね」 「・・・何か言ったか?」 ふと口に出たことに対し、ボルカノがパンを差し出しながら首を傾げる。 「・・・なんでもないわよ」 それをパクリと咥えながら、ウンディーネは話をはぐらかす。ボルカノも何度か聞き直してみたが結局教えてくれず、そのまま食事は終了となった。 「じゃあ、俺は戻るよ」 「・・・」 すっかり平らげられたお皿を重ねると、ボルカノはベッド脇の椅子から立ち上がった。そしてベッド脇に置いてあったウンディーネの読みかけの本を、また彼女の足の上あたりに戻してやる。 「本を読むなとも言わないが・・・あまり無理はしないでくれよ、ディー姉」 そう言って部屋を去ろうとするボルカノに、ウンディーネは視線を投げかける。 「・・・ありがと」 そして短くそれだけいうと、聞き取れなかったのかボルカノが振り返って首を傾げる。 「何かいったか?」 「・・・なんでもないわよ!早く貴方も休憩しなさい!」 相変わらずの調子のウンディーネに苦笑しながら、ボルカノは了解と返して部屋を後にしていったのだった。 「・・・あれでは、ツンディーネさんですね」 「あ、上手いじゃないフェアリー」 彼らの様子を丁度見かけていた見回り中のフェアリーとカタリナは、去っていくボルカノの背中を見送りながらそんなことを話していた。 「というかウンディーネさん、もう液体くらいなら操れるから水とかスープとかは自分で摂れちゃうんですよね」 「へー、術って便利なのね。でも、なら何故大人しく食べさせられているのかしら・・・って、その手の疑問は野暮ってものよね」 そうですね、と言って微笑むフェアリーにカタリナも笑みを返しながら、二人は見回りを続けるためにその場を後にした。 間も無く、バンガードは再始動して大陸へと再度進行を開始する予定だ。 番外編一覧に戻る TOPに戻る
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ロマンシング サ・ガ(SFC) 2010/11/29 水竜までのお使いが終了。 でも戦ってぶっ倒したほうがよかったかも、と思いました。 とはいってもそんなに強くなかったりします(´・ω・`) HP600越えがちらほらいるくらいですから。 さて今後の展開としてはアサシンギルドの調査、 それからアロン島のピラミッド探索となりそうです。 2010/11/27 またもや半年振りにプレイ再開。 初めて悪事をせずにアイスソード手に入れた気がしますw とりあえずタイニーフェザーまでのお使いは終了。 2010/05/05 約半年振りに遊んでみました。 たしか騎士団領へ行くんだったよなーと思い出しながらプレイ。 コンスタンツを救出したまではいいんですが、 次にやることが思い浮かびません。 2009/11/28 フレイムタイラントさんから アイスソードを持ってこいと言われました。 さぁどうしようかな?( ・ω・) 2009/11/27 プレイ時間は約8時間弱。 クローディアを仲間にしました。 どうやらタイニーフェザーに会いにいくようですよ( ・ω・) 2009/11/25 本日はガッツリプレイしました。 アイシャ、ジャミル、バーバラを仲間に加え、 現在水竜の神殿にいます。 2009/11/24 キタ━━(゜Д(○=(゚∀゚)=○)Д゜)━━!!! 久々に心待ちにしていたVCソフトです。 早速ダウンロードし、プレイ開始。 選んだキャラはキャプテン・ホークです。 さてゲーム上は丁度1時間遊んだんですが リセットしまくりで実際は倍近くプレイしてます。 シルバーの洞窟で金貯めて脱出するところですね。 気になったのはソフトリセットがないこと。 HOMEからリセットを選択しないとダメなんですよ。 はっきり言って不満ですね( ・ω・)
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:ラスボスに勝利してEDを見る 開始時間: 終了時間: 参加人数: 発売元 スクウェア 発売日 1995/11/11 価格 11,400円 容量 32Mbit その他 ハイレゾ ロマサガシリーズ3作目。 ロマサガ1とロマサガ2のシステムのいいとこ取りをしたような作品。 本編と関係ないミニゲームに「施政(マスコンバット)」と「トレード」があるが、単独で売り出しても 問題ないくらいの良ゲーに仕上がっている。 トレードはバグ(仕様?)によりクリアできなくなる可能性があるのが残念。 イベントの進め方によってはアビスゲートの情報を聞けなくなりクリア不能に陥ることがある。 アビスゲートを一つ閉じた後、すぐにパブで情報を聞けば回避可能。 ラスボスに敗北してもEDは流れるが、さすがにバッドエンドということで。 主人公作成 8人いるが、「宿星」と「得意武器」によってパラメータが若干変化する。 得意武器を変更すると得意な閃きも変わる。 得意武器「なし」にすると最初から術を覚えてスタートする。 施政(マスコンバット)をするならミカエルを主人公にしなければならない。 またハリードを主人公にしないと行けない場所がある。 トレードをするならトーマス、コマンダーモードを使いたいならサラがいいかも。 技 武器系統はロマサガ2と全く同じで、素手を含み8種類。 閃いた技を使い続けていると「極意」を習得し、技リストに載る。 載った技はいつでも再装備可能で、閃いたキャラ以外にも覚えさせることができる。 極意を得ていない技を封印すると、また閃き直さなければ習得できない。 今回も技を8つ覚えていると閃かないので注意。 術法 基本的に1と同じ。新しい術法は店で買う。 「天術」と「地術」の2系統あり、同じ系統の術は1種類までしか覚えられない。 何か術を覚えると、その系統の「基本術」も一緒に覚える。 系統 術 基本術 天 太陽 サンシャイン 月 シャドウボルト 地 朱鳥 エアスラッシュ 玄武 スコール 蒼龍 ウインドダート 白虎 ストーンバレット オーラム(お金)について 手持ちの財布10000オーラムから支出する。 10000オーラムを超えたぶんは自動的に銀行に入り、銀行に行けば引き出せる。 しかしミカエルが主人公の場合は銀行を利用できないため、お金は計画的に使う必要がある。 陣形 ロマサガ2と同じ。今回はキャラを仲間にするだけで新たな陣形を覚えることができる。 また2人、3人、4人用の陣形も追加された。 コマンダーモード 陣形画面で主人公を戦闘メンバーから外すとコマンダーモードになる。 コマンダーモードでは作戦を指示するだけで各自勝手に戦ってくれる。 ターン終了時にHPが少し回復し、ステータス異常は完全回復する。 「陣形技」「合成術」はこのモードでないと使えない。 バーチャルコンソール版説明書(PDF)
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■ロマンシング サガ -ミンストレルソング- ロマンシングサガ ミンストレルソング 真サルーイン 6ターン撃破 【作品の傾向】やりこみプレイ 【状況】完結(07/11/26) 【全動画数】1 【マイリスト】なし 【備考】 この動画情報を編集 【ミンサガ】連携解禁で真サルーイン単独撃破 【作品の傾向】やりこみプレイ 【状況】完結(07/04/12~07/04/14) 【全動画数】9 【マイリスト】なし(うp主コメから辿れる) 【備考】プレイヤーはうp主とは別人と思われます。 この動画情報を編集 このページの一番上へ タグ:PS2 RPG ろ このページを編集
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日中であるというのに何処か薄暗いその家屋の中には、数時間前に飛び散ったばかりであろうと思われる生々しい血痕が幾つも床や壁、そして家具にまで付着していた。 室内に充満した血の匂いと外から運ばれてくる潮風が最悪な割合で混ざり合い、その不快指数はよもや瘴気の渦の中にいるのではないかと思うくらいにも感じられ、思わずカタリナは顔を顰める。 かくして、海上都市バンガードの街を一夜にして恐怖のどん底に叩き落とした「新婚夫婦殺人事件」の現場を目の当たりにしたカタリナは、本件の調査の仕事を市から易々と引き受けたハリードに対し脳内で己の知る限りの呪詛を送りつけつつ、しかしそこは生真面目に現場検証を行っていた。 (・・・しかし、これは・・・) 一通り部屋の中を慎重に観察したカタリナはどこか思い悩むように腕を組み、右手を顎に軽く触れさせながら思考する。 モニカの専属護衛兼侍女になる以前、まだ彼女がロアーヌ騎士団候補生に所属していた時代。当時のカタリナは候補生としての鍛錬に励むとともに、訓練生に課せられた市街地の警護巡回等も積極的に行なっていた。 彼女が騎士団候補生に所属していた頃は、奇しくも世界中が死蝕による混乱の真っ只中であった。史上最悪の天災にて失われた多くの命に心あるすべての者が嘆き、そしてアビスの瘴気の増加による妖魔の活性化に慄き、それらに乗じて人々の荒んだ心は治安の悪化という形で具現し、世界に蔓延っていたのだ。 その中では歴史上でも類を見ないほどいち早く治安回復に努めた当時のロアーヌ侯フランツの元でさえ、城下町での傷害事件は当時、ままあることであった。そしてそれら事件の対処には、警護巡回を行なっていた騎士団候補生も人手不足を理由によく駆り出されたものだったのだ。 その時に自分が対応した幾つもの事件の記憶を通して、彼女は今回の事件を見つめていた。 (なにかが、引っかかるのよね。今回の犯人の目的は、通常考えられるものとは違うように感じる・・・) 殺害されたのは、この家に住んでいた男女の夫婦だそうだ。 犯行現場は二箇所。家のすぐ外と、そして今彼女がいる寝室。夫婦の何方かが用を足したかなにかの瞬間に外で襲われたと見られる血痕があり、恐ろしいことにそこで襲われた被害者をわざわざ寝室まで引き摺っていき、そのままもう一人にも手を掛けたと見られる状況だった。 犯行時間は深夜と見られ、特に現場の寝具周辺はかなり損壊が激しい状態だった。しかしそれ以外の箇所には特段荒らされた形跡がなく、化粧台や棚の類はまるで新しい一日の準備が始まるのを今か今かと待ち望んでいるようにも見えるほど、普段と変わりのない様相なのである。つまりは、金品の強盗が目的の犯行ではないであろう、という事が窺えるのだ。 カタリナは、現場周囲の血痕へと視線を移した。 (・・・寝具周辺には、壁にまで派手に飛び散った血痕。そして、重量のある鋭利な刃物か何かで切り裂かれ砕けたと思われる寝具・・・。犯行に使われた凶器は、短剣とかそんな類のものではない。これは斧や戟、或いはもっと直接的な、そう、まるで大型の獣の爪のような・・・) 彼女がその被害状況から予測を立てたその何れの凶器も、何しろ全く強盗に向くようなものではない。 大抵の場合で強盗の使う凶器の定石は、短剣かそれに準ずる大きさの刃物だ。特に市街地での犯行となると、周囲の建物や障害物に太刀筋を阻害されない大きさであるということは、かなり重要である。彼女自身も、狭い空間では得意の大剣ではなくロングソードか、小回りのきくレイピアを用いた戦闘を心掛けている。 対して重量のある武器はどうしても攻撃の初動で振りかぶる必要性があり、その威力と引き換えに素早さや隠密性を損ねる。軌道も大きく、何かにぶつかればその威力を大きく落とすことにもなる。それらの対価として、純粋な攻撃力に特化しているのだ。 人間相手に犯行時間を短くしたい、そして極力隠密にしたいという行動には、全く以ってそぐわないわけである。 (強盗目的の線は、恐らくない。となると、殺すこと自体が目的だった・・・か。しかもこの凶器のチョイスは、かなり明確な殺意。その夫婦のどちらか、若しくは両方が、誰かに恨まれていた・・・色恋沙汰の私怨とかかしら・・・?) 自分には縁のなさそうな犯行理由だな、等と思考が脇道に逸れつつもカタリナが事件のあらましについて想像を巡らせていると、いつの間にかその家屋の入り口に立つ人影があった。 カタリナがその気配に直ぐに気づいて振り向くと、そこに居たのはこの調査を引き受けた張本人であり、そして肝心の現場をカタリナに任せて周辺の聞き込みを担当していた無責任の化身トルネードこと、ハリードであった。 「・・・何か手掛かりはあったの?」 あからさまに不機嫌を匂わせる声色でカタリナが声をかけるが、数々の修羅場を潜り抜けてきたであろうハリードは、流石のどこ吹く風といった様子で応える。 「いや、今のところは特にないな。ここの夫婦は仲が良い事で評判でもあったようだが、特段それを恨む奴がいたという話も聞かない。そして似たような事件も直近にはなし。一応ギルドにも問い合わせてみたが、付近で強盗や野盗が出ているような情報もないな」 ハリードが持ち帰ってきた情報は、残念ながら即座の解決につながるようなものではないようだ。 カタリナは今の内容を元に、無言でもう少し推論を進めることにする。 (強盗でもなく、どうやら個人的な恨みの線もなし・・・。となれば、『殺人行為そのもの』が目的の可能性が高いか・・・) カタリナは改めて破壊された寝具をじっくりと見入るようにしゃがみ込み、その砕かれた断面を指先でなぞる。 相当な殺意を持っていたのか、いくつもの断裂が刻まれた大小の木片がそこら中に散らばっている。 しかし周囲を見渡せば、何度確認しようとも他の何処にも荒らされた形跡はない。 (・・・得物の選択は兎も角、犯行時間は極めて短時間。この威力で振り下ろされたら、即死だったでしょうね・・・) 稀にある様な、所謂快楽殺人の可能性もあまり無いように彼女には感じられた。何故なら、この現場の様相を見る限りでは殺人行為そのものを楽しむにはあまりに呆気なく、そして彼女が感じるように凶器の選択は兎も角として、的確に最短で命を奪うための行動を行なっているようにしか思えないからだ。 (・・・仮に無差別に殺人そのものを目的とするなら、なお厄介ね。次の犯行場所を特定するのがかなり困難になるわ。殺せれば何処でも、誰でもいいって事だものね・・・。逆に付け入るなら、そこか・・・) ハリードがカタリナと同じく顔を顰めながら部屋の中を確認している横で、組んだ腕を小気味好く指でリズミカルに叩きながら今後の方策を考えていたカタリナは、一通り考えを煮詰めると、家屋の外へと出た。 「うん・・・試してみるかしらね」 「お、なにをするつもりなんだ?」 カタリナに続いて出てきたハリードが彼女の呟きに反応すると、カタリナは腰に手を当てて姿勢を崩しながら肩を竦めた。 「次は、私達を殺しに来てもらうのよ」 事件現場を出た足でそのまま調査の結果による推論を市長へと伝えたカタリナ達は、その夜、普通の宿では無く街離れの独立したコテージに泊まることとした。 その上で南北にある街の出入り口には数人の衛兵を配備させ、日中に市民へ向けて夜間の戸締り厳重化も通達してもらい、街の中の警備を厳重にする。 そして市街地には夜警巡回も行ってもらい、しかしその巡回経路には彼女らの泊まるコテージは含まれてはいないのだった。 「確かにこの状況で狙うのなら、このコテージが一番狙いやすいですね」 皆で一つの部屋で寝ることが普段と違い楽しいようで、ミューズはどこか上機嫌な様子でベッドに腰掛けながらそう言った。 「まあ、昨日の今日で来るとは限らないですから、あまり期待もできないのですけれどね。というか、もう来ないならそれに越したことも無いのですが」 カタリナもミューズの隣のベッドに腰掛けながら、談笑している。そして彼女らの間には、フラワースカーフを脱いでくつろいだ様子のフェアリーがふわふわと浮かびながら、二人の会話に耳を傾けていた。 そして部屋を申し訳程度に二分する布製のパーテーションの向こうでは、ハリードとシャールが彼女らの会話をあえて聞かない様にと振舞いつつも、何やらどこか居心地悪げにしていた。 「・・・なぁ、一杯やるか?」 不意にハリードが、腕を組んでベッドの上に坐禅を組みながら隣のベッドのシャールに声をかける。すると銀の手を乾いた布で丁寧に磨いていたシャールは、数秒ほど考える仕草を見せた。 「・・・いや、やめておこう」 普段ならば即答しそうなものだが、どうやら居心地が悪いのは彼もそうらしく、珍しく躊躇しての回答だ。 「そうか・・・。しかし、あのジジイは何処に行ってんだろうなぁ」 シャールに断りを入れられ少々残念そうにしたハリードだったが、ふと思い出したようにシャールのさらに隣にある、主のいないベッドを見つめながらそう呟いた。 そこに本来いるはずなのは、モウゼスでの騒動の直後、このバンガードへ再び戻ることを強引に提案して推し進めた張本人である、ハーマンだ。 無事に古代魔術書の解読をウンディーネに依頼出来たが矢張り時間がかかるとの事で、その間は構わないだろうと一行はハーマンの提案に添ってバンガードへと戻ってきていた。 だがバンガードへと着いた途端、ハーマンは「用事がある」とだけ言い残し集団行動を離れ、それから既に三日ほど合流していないのだ。 その間にこの様な事件が起き、戦慄するバンガード市内でハリードが調査依頼を引き受けてきた、という流れなのであった。 「さあな。まあ、彼が昔船乗りだったというのならばこのバンガードは聖地だ。恐らく昔馴染みでもいるのだろうさ」 シャールはそこまで興味がない様子で、そうとだけ答えた。 彼の言う聖地の由来は、この街が持つ伝説によるものだ。 三百年の昔にバンガードと名付けられたこの都市は、かつて聖王とその仲間によって造られた、『対魔海侯用の決戦兵器』であったのだという。 世界中の海を支配する魔海侯に対し七度船を作り七度挑むも悉く敗れた聖王は、七度目の遠征によって勇士チャールズ=フルブライトの戦死というあまりに大きな犠牲を払った後、偉大なる玄武術師ヴァッサールの助言によって島を沈まぬ船とする事にした。 冒険の末に聖王は神器オリハルコーンを得、玄武術師の協力を得てついに島を動かすことに成功。その島をバンガードと名付け、魔海侯の住まう海底宮へと突入し、遂に魔海侯をアビスへと追い返すことに成功したのだ。 これが、聖王記に語り継がれる「魔海侯フォルネウス討伐の編」である。 それ故にこのバンガードは古今東西に於ける『世界最大の船』であるとされ、また広大なる西太洋と内海を結ぶ重要な流通拠点であることも手伝い、世界中の船乗りからは聖地として崇められているというわけなのだ。 だがこの伝説から三百年が経った今、陸続きでルーブ地方とガーター半島を結ぶバンガードが元は「島」であり、その上「動く要塞」であるなどと言う突飛な伝説を信じるものは、現地住民の中でさえ殆ど居なかった。 「ったく、昔馴染みに会うために俺たちまでここに連れてきたってか。御大層な身分だぜ。そんじゃあこっちも精々、稼がせてもらわないとな」 ハリードは投げやりな様子でそういうと、両手を頭の後ろに回してベッドに寝転がった。 するとそのタイミングで、パーテーションの向こうから声が掛かる。 「そろそろ寝ましょう。其方も明かりを消して頂戴」 「あぁ、わかった」 カタリナの声にシャールが応え、程なくして蝋燭の火が吹き消される。 僅かな星明かりもコテージの中へは差し込んで来ず、室内はすっかり暗闇だ。 その中にあって夜目が利くハリードは、矢張り眠れぬ様子で頭の後ろに両手を回したまま、ぼんやりと暗がりに浮かぶ屋根の梁を見つめていた。 (昔馴染みに会いに・・・ねぇ。どうにも、あれがそんなタマだとは思えねぇな。あいつは間違いなく、もっと何か明確な目的があってこのバンガードに来ている。モウゼスでの魔術師との話しぶりも、元からそうするつもりだったとしか思えないしな。あのイルカの像・・・オリハルコーンといったか。あれはそもそも、あの爺さんが俺らを連れていった洞窟にあった代物だ。あれが今回の行動の鍵なのは間違い無い様だが・・・) モウゼスでウンディーネに何らかの協力を取り付けたハーマンの行動がどのような意味を持つのか、ハリードはしばらく考えた。 だが、彼の目から見てもあの老人の魂胆は全く底が知れない。というかむしろ、今だにハリードは疑問に思う時があるのだ。あの老人は本当に見たままの老人なのだろうか、と。 なにしろその根拠は、ハーマンのあの眼だ。 戦場に生き様々な人の生き死にを見て来たハリードは、その瞳にその人物の生命力・・・言い換えれば「生きる意思」のようなものが映し出されるということを本能で理解していた。 キラキラした瞳の子供と、霞んだ瞳の老人。今にも息絶えんとする人の虚ろな眼光や、どの様な傷を負おうとも戦場から生きて帰る猛者の爛々たる瞳。生きているのにその意味を見出していないかのうような愚民の霞んだ瞳に、例え貧しくとも希望を抱く民の眩い瞳。 それらの瞳を識るハリードからすれば、あのハーマンという男の瞳は、まるで老人のそれではないのだ。その生命力が凝縮されたかの様な瞳には、ともすれば自分と同じ様な匂いすら感じる。 それは何かを失い、それを取り戻すために生き続ける者の匂いだ。 (あの爺さん、あの洞窟で「自分の左足はまだある」といっていた。そしてそれを回収するために恐らく必要だ、といっていたのが、あのイルカ像だ。オリハルコーンには、玄武の力を増幅する力があるらしい。そのためにウンディーネと協力関係を結び、そして次に向かったのがこのバンガード・・・。嘗て聖王三傑のヴァッサールが作り上げたという伝説の残るこの都市で、一体何をしようっていうんだかな・・・) そうして考えを巡らせていたハリードは、やがて不意にゆっくりと起き上がった。なんのことはない、用を足したくなっただけだ。周囲に迷惑をかけぬ様なるべく音を立てず気配を消しながら、コテージの外へと出ようとする。 だが、扉の手前で少々傷んでいたらしい床板を踏みつけてしまい、ギシリと木材の軋む音がする。 瞬間、準備していたかの様に朱鳥の炎で部屋中が照らされ、武器を構えたカタリナとシャールとフェアリー、そして詠唱に入らんとするミューズにハリードは囲まれた。 「・・・あー、すまん。トイレ」 「トイレなら寝る前に行ってよ、もう!」 両手を上げながら戯けて言ってみせるハリードにカタリナが呆れた顔で武器を仕舞いながら悪態を吐き、再び明かりを消してそれぞれのベッドに戻ろうとする。 だが全員がベッドに戻った直後、コテージの外からまるで突き刺す様な殺気が流れ込んでくるのをその場の全員が感じた。 そして静まり返った中では異様に大きく響く水が滴る様な足音が、徐々に徐々にコテージへと近づいてくるのだ。 それがいよいよ扉を開け中に入って来たと思われた瞬間、再びカタリナたちはシャールの明かりを合図に侵入者を武装して取り囲んだ。 「あまいわね!・・・って、こいつら・・・!?」 そこに居たのは、人ではなかった。 全身に帯びた水気。両腕の先に生えた巨大で鋭利な爪。全身を守るように生え揃った鱗。そして元は魚類と思われる、醜悪な顔。その様な姿の魔物が、三体その場にいた。 カタリナは、この魔物と同じようなものを以前にも見たことがあった。 それは嘗て彼女がピドナからグレートアーチに向かった際に船の上で遭遇した、フェアリーを襲おうとしていた魔物だ。だが、明らかにその時に出会ったものよりも目の前の魔物は凶悪さが増しているように見える。 カタリナがその様な感想を抱くが、目の前の魔物はその様なことには無論全く構うことなく、それぞれが最も近い人物に襲い掛かった。 だがそれぞれの魔物が振り下ろした爪はハリードの曲刀、シャールの銀の手、そしてカタリナのロングソードに阻まれた。 「外に押し出すぞ!」 シャールの合図でカタリナとハリードが二匹を押し返すと、シャールは炎の障壁を展開しコテージの扉面ごと三匹の魔物を外へと吹き飛ばした。 見た目通り熱属性は苦手なのか魔物が苦しんでいるところに、半壊したコテージから飛び出したハリードとカタリナ、フェアリーが一気に魔物へと距離を詰める。 三者がそれぞれ勢いをつけて手持ちの得物を振り下ろすが、思いの外素早い魔物は後方に飛び退ることで三人の攻撃を回避する。 だがその直後、魔物たちにとっては全く予期せぬことが起こった。 突如として魔物の後方から吹き荒れた強烈な突風に、魔物はまるで巻き戻されるかの様にカタリナたちの前へと吹き飛ばされる。それを好機と見た三人が得物を振るうと、三匹の魔物はそれが致命傷となり思いの外呆気なく絶命した。 「・・・ハーマン!」 魔物を切り捨てたカタリナが見つめるその先には、術式展開を行った直後と思われるハーマンが佇んでいた。 だがハーマンはカタリナの声に反応するでもなく、そのまま彼女らに近づいて来たかのと思うとその数歩手前で足を止めた。 そして目の前で絶命した魔物を見下ろし、何故か壮絶な笑みを浮かべる。 「・・・ハーマン、一体どうしたというの。此奴らのことを、なにか知っているの?」 ハーマンのその様子を訝しんだカタリナがそういうと、ハーマンはお馴染みの仕草で煙草を取り出し火を付け、深々と煙を吸い込む。そして深呼吸の後の様にゆっくりと煙を細く長く中空へと吐き出した後、漸く口を開いた。 「あぁ、此奴らのことは・・・よく知っているぜ。此奴らは・・・フォルネウスの兵隊だ」 「フォルネウスの・・・兵隊・・・?」 唐突に出て来たその単語を、カタリナは繰り返す。フォルネウスとは即ち、四魔貴族の一柱、魔海侯フォルネウスのことだろうか。いや、此の期に及んでそれ以外を意味することなどあるはずもなかろうとは思うが、しかしあまりに突拍子も無いものだから、俄かには信じられないといった様子で彼女は言葉にしたのだ。 「そう、フォルネウス兵だ。殺人事件だのと街中じゃあ騒がれていたようだが、こりゃ威力偵察だろうな。どうやら奴ら、ついに動き出したらしい」 「動き出したって・・・一体・・・。貴方は、何を知っているの・・・?」 ハーマンの訳知り顔の様子にカタリナが首をかしげると、ハーマンは勿体振る様に煙草を燻らせながら、フォルネウス兵の死骸を踏みつける。 「此奴らはな、このバンガードを攻めるつもりなのさ」 「なんですって・・・!?」 事も無げに言い放つハーマンに、その場の一同は一様に驚きを隠せずにいた。 その反応が何処か可笑しく感じるのか、ハーマンはけらけらと笑いながら踏み付けていた死骸を蹴り飛ばす。 「お前たちはこれっぽっちも信じていやしねぇだろうがな、このバンガードってのは、伝説の通り船なのさ。それも唯一、魔海侯フォルネウスに対抗することができる史上最強の軍船だ。だから此奴らがこのバンガードを攻めるのは、当たり前なんだよ。こいつさえぶっ壊しちまえば、自分らに対抗出来る船はないんだからな」 突如としてハーマンが言い放ったその内容は、言葉だけならば余りに現実離れしている様にしか聞こえない。だが、それを事実たらしめていると思わせる証拠が、彼の足元に転がっている魔物の死骸だ。 魔物は間違いなく、海から現れた。その形状、様相、そしてカタリナが過去に見た同種の魔物の状態から考えても、それは間違いないだろう。そして海に生きる魔物がこうして陸地にまで徘徊することなど、今まで前例を聞いたことがない。全く彼らの生活圏から外れる行動なのだ。つまりそれは何らかの目的があって行われた事であるのは間違いない。 「此奴らは尖兵だろうな。此奴をぶっ殺したからには、いずれは帰ってこない此奴らを訝しんでもっと大量のフォルネウス兵が来るぞ。この街は、このままにしておけば一月も待たずに魔物に蹂躙されて終わりってわけだ」 「・・・内容の割に、随分とあんたは冷静だな。つまりあんたはこれが分かっていてここに来た、というわけだ。一体、これからここで何をしようっつーんだ?」 彼がモウゼスからここへとまっすぐ向かって来た事を訝しんでいたハリードが問いかけると、しかしハーマンはハリードではなくカタリナの方を見ながらニヤリと笑った。 「・・・なぁロアーヌの騎士様よ、アンタはどうする。今なら別に、この街を見捨てて去る事も出来るぞ」 ハーマンにそう問いかけられたカタリナは、手にしていたロングソードを血振りして仕舞うと、腰に手を当ててため息をついた。 「分かりきったことを聞かないで頂戴。それにどうせ貴方が最初に四魔貴族の話を私に振った時に見据えていたのは、これなのでしょう?」 「けっ、面白くねぇ女だ」 カタリナがハーマンとグレートアーチで初めて会った時のことを思い出しながら応えると、存外ハーマンは言葉と裏腹に何やら満足したような表情で煙草を踏み潰した。 「粗方の調べはついている。明日、ここのキャプテンのところに行くぞ」 「キャプテン・・・あぁ、市長のことね」 フォルネウス討伐の伝説に準えてここバンガードの市長は、自らのことを伝統的にキャプテンと呼称するのだそうだ。カタリナはあまり気にしていなかったが、ハーマンは意外とそういうところは律儀に呼ぶのだなと意外に思いながら、壁が崩れたコテージへと歩いていくハーマンをカタリナは視線で追った。 戦闘により半壊したおかげで野宿の様な有様となってしまったが、まぁ星空を見上げながらベッドで眠るというのも案外乙なものかもしれないな等と思いながらカタリナもベッドへと向かっていった。 「フォルネウス兵に襲われた?! 何て事だ、どうやって街を守ったらいいんだ・・・!」 昨夜の事件のあらましを伝えると、バンガードの市長もといキャプテンはすっかり頭を抱え込む様にしながら唸り始めてしまった。彼にとってこの報告は、単なる殺人事件などとは比べ物にならないほどに衝撃的な展開であることだろう。彼はこのバンガードが過去に巨大な船であったことを信じて疑わない希少な住民の一人であるが、だからこそフォルネウス兵が襲ってくるという話をすんなり信じ、そして嘆いたのだ。 それに対し、カタリナは項垂れるキャプテンに視線を合わせる様にしゃがみ込みながら、彼の瞳を見つめて言った。 「キャプテン・・・動かしましょう、バンガードを。聖王様はフォルネウスと戦うためにバンガードを作ったのよ」 カタリナも今は、このバンガードが船であるということを不思議と疑うことはなかった。ハリードもどうやら同じ様子であるし、フェアリーは既にこの街の様々な生命から情報を得ているようだ。ミューズとシャールは、二人もまた聖王遺物に関わったものとして特に疑う様子もなく佇んでいる。ハーマンはそんな彼らを一番後方から、黙って見つめていた。 それら一同に会した面々を前に、キャプテンは先程までの絶望に塗り固められた表情から若干生気を取り戻したように瞳に僅かな光を取り戻した。 「うむ・・・出来るだろうか・・・君は、勿論協力してくれるよね?」 キャプテンが半ば縋り付く様にカタリナにそう問いかけると、カタリナは即座に肯定と答えようとした。だが、そこで彼女とキャプテンの前に空かさず割り込んだのは、無論のことハリードであった。 「おっとキャプテン。手伝うのは勿論吝かじゃあないんだが、こいつは昨日の殺人事件の調査とは完全に別口だぜ。それは、勿論分かってくれているよな?」 「む・・・そうだな。では、事件の調査料と合わせて、三千出そう」 急に現実に引き戻されたキャプテンは、しかしハリードのそれも当然の要求だと理解し答えた。そしてその様子を見ていたカタリナは、このキャプテンの即答の反応にハリードが大層邪悪な笑みを浮かべたのを、見逃さなかった。 「おいおいキャプテン、これはそんじょそこらの調査や討伐とは段違いの仕事だ。もう一声ないと、割に合わないぜ・・・?」 その瞬間、キャプテンの表情が固まる。そして彼が小さく「足元を見おって・・・」と呟いたのを聞いてカタリナが我が事の様に恥ずかしく思い顔に手を当てたのと同時に、キャプテンはハリードに対して五千オーラムを提示してきた。 その提示額に、ハリードは満足げに頷く。 「それくらいでいいだろう。で、何をすればいいんだ?」 後半は、後ろを振り返ってハーマンに対して聞いたものだ。 その言葉を受けてハーマンは、煙草に火をつけながらいつの間にか手にしていた古い文献を開いた。 「まず、バンガードの内部へ入らなきゃならねぇ。おいキャプテン、この代々の市長の住まいである『船長室』は、その名の通り過去の艦長室の名残ってぇ伝説なんだよな?」 「あ、あぁ・・・そうだ」 キャプテンがハーマンの言葉を肯定すると、ハーマンは何やら周囲を観察する様にゆっくりと部屋の中を歩き回りながら、手にした杖で何かを調べる様にコツコツと床を突いて回った。 その様子をカタリナ達が不思議に思いながら見ていると、ハーマンはその視線に応える様に口を開く。 「この街はな、実際観察すればするほど、馬鹿でかい船の上に作られた様な形状をした街なのさ。東西に延びた横長の地形を全て囲う様にある外壁跡と、そこからこの『船長室』に至るまでに丘陵上に盛り上がった地形。まるでここだけ、船みてぇな形なんだよな。んでな、大型軍船ってのは大抵操舵室・・・まぁ艦橋っつーのがあるんだが、船の長がいる場所と艦橋ってのは、大抵の場合、直通通路があるはずなんだよ・・・」 カツン、とそれまでの音とは違う音が、室内に響く。それは丁度キャプテンが居るあたりの床一面だ。 ハーマンは無言でキャプテンに退く様に視線で訴える。そしてキャプテンがそれを感じ取ってそのまま退くと、彼は躊躇なく腰に備え付けたバイキングアクスをその床に叩きつけた。 「・・・ほらな」 派手な衝撃音とともに板張りの床が砕け散ったその下には、なんと急角度で下へと向かう階段が現れたのであった。 前へ 次へ 第七章・目次
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マザー・バンガードMOTHER VANGUARD 登場作品 機動戦士クロスボーン・ガンダム 艦種 バビロニア・バンガード級宇宙戦艦 全高 UNKNOWN 重量 UNKNOWN 所属 クロスボーン・バンガード 艦長 ベラ・ロナ 艦載機 クロスボーン・ガンダムX1改クロスボーン・ガンダムX2 武装 対空機銃ミサイル・ランチャーメガ粒子砲ビーム・シールド 【設定】 宇宙海賊クロスボーン・バンガードの母艦。 大航海時代の帆船をモチーフとした美しい外観を持ち、艦首部分には巨大な黄金の女神像が彫られている。 内部は当時の最新技術が惜しみなく投入されており、帆の部分にはミノフスキー・ドライブ・ユニットを搭載する事で推進剤を使わず、惑星間レベルの長期航海を短期間・無補給で行えるようになっている。 【武装】 対空機銃 艦体の各部に設置されている。 ミサイル・ランチャー 帆の部分に装備されている実弾兵器。 メガ粒子砲 艦体側面や帆の部分に装備されたビーム兵器。 ビーム・シールド 船体全てを覆う事で高い防御力を得ているが、20分程度しか維持する事ができない。 【原作内での活躍】 コスモ貴族主義者国家「コスモ・バビロニア」の建国を目論んだクロスボーン・バンガードの旗艦「バビロニア・バンガード」として運用される予定であったが、完成したのはコスモ・バビロニア建国戦争から5年後のU.C.0128年であった。 その後は、ベラ・ロナら反貴族主義者の手に渡り処女航海が行われるが、謎の爆発事故により沈んだ。 爆発事故は木星帝国のテロ攻撃によるものであり、バビロニア・バンガードは実際は沈んではおらずに健在であった。 バビロニア・バンガードは宇宙海賊クロスボーン・バンガードの母艦「マザー・バンガード」として、木星帝国を討つ為の海賊船となった。 【艦長】 ベラ・ロナ CV:冬馬 由美 宇宙海賊クロスボーン・バンガードのリーダー。 かつてコスモ貴族主義を唱えたマイッツァー・ロナの孫娘であり、ロナ家の血を引く彼女が貴族主義を否定した事により、コスモ・バビロニアは崩壊した。 バビロニア・バンガードの処女航海中に木星帝国の襲撃を受け、新たな脅威の存在を知ったベラはクロスボーン・バンガードを結成し、木星帝国との戦いに身を投じる。 【ゲーム内での活躍】 EXVS.シリーズ 「機動戦士クロスボーン・ガンダム」系の機体を選択した時の出撃ムービーに登場。 また、ステージ「衛星イオ」で横たわる本艦の姿が確認できる。 【その他の活躍】 スーパーロボット大戦 クロスボーン・ガンダムが初参戦となった「第2次α」で登場。 他の戦艦とは異なりサブパイロットはいないが、艦長のベラがニュータイプなので意外と当てて避ける姿から「戦艦というよりはベラ専用モビルアーマー」と評されている。 物語の序盤では旧クロスボーン・バンガード残党軍の旗艦「バビロニア・バンガード」として登場するが、宇宙海賊に奪取されて「マザー・バンガード」として運用される。
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タイトル(コピペ用) ロマンシング サ・ガ3 ジャンル RPG このページを編集 海外タイトル 発売日 1995/11/11 動画を追加 シリーズ サガシリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 国内版 ここを編集 記録 21 59.65 追記回数 2960 Player knbnitkr TASVideosページ http //tasvideos.org/2839S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク part2 マイリスト mylist/3220744 備考 Movieファイル 解説 国内版 ここを編集 記録 1 32 07 追記回数 20853 Player knbnitkr TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク part2,part3,part4,part5 マイリスト mylist/3220744 備考 Movieファイル バグなし 解説 その他 -表示 国内版 ここを編集 記録 6期 追記回数 2395 Player knbnitkr TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク マイリスト mylist/3220744 備考 Movieファイル ミニゲーム 解説 国内版 ここを編集 記録 追記回数 8000 Player sparky TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク マイリスト mylist/18582227 備考 Movieファイル ミニゲーム 解説 国内版 ここを編集 記録 追記回数 4500 Player sparky TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク マイリスト mylist/18582227 備考 Movieファイル ミニゲーム 解説 過去最速 +表示 国内版 ここを編集 記録 22 30.45 追記回数 18118 Player knbnitkr TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク part2 マイリスト mylist/3220744 備考 Movieファイル 解説
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そもそもフェンシングってどんなスポーツなの?そんな疑問にお答えします 広大フェンシング用語 そして、それを取り巻く道具たち