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流星のロックマンおよび流星のロックマン トライブがインターネット配信開始しました.今までは円盤化されておらず,アニメ映像を見ることは不可能でしたが,今後は以下の配信サイトで視聴可能です. 流星のロックマンをもう一度見直してみると色々思い出すかもしれませんね! 配信サイト バンダイチャンネル あにてれ(テレビ東京) U-NEXT
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ロックマン 全169種類 全15台 カテゴリ名 種類 カテゴリアイコン ロックマン 122 ロックマン ロックマン バッジ2 47 メタルマン(ステージセレクト) 台の名前 数 バッジ名 備考 ロックマンコレクション1 7 「ロックマン」 ロックマンコレクション2 9 ロックマンコレクション3 9 ロックマンコレクション4 9 ロックマンコレクション5 9 ロックマンコレクション6 9 ロックマンコレクション7 15 ロックマンコレクション8 9 ロックマンコレクション9 8 ロックマンボスセレクト1 7 「ロックマン バッジ2」 ロックマンボスセレクト2 8 ロックマンボスセレクト3 8 ロックマンボスセレクト4 8 ロックマンボスセレクト5 8 ロックマンボスセレクト6 8
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暗号コードの使い方 BIGWAVEに行き、ウィザードに話しかけると、暗号コードの入力画面になる ↓ 暗号コードを入力する ↓ 暗号コードが正しければ、対応したカード/アイテムがもらえる 暗号コード一覧 暗号を入力するときは ・小さい時(「っ、ッ、ィ」などの促音) ・にごる音(「が、ば、バ」などの濁音) ・丸がついている音(「ぷ、パ」などの半濁音) ・記号(「!、?、・」など) という点に注意して、間違えずに入力してください。 種類 内容 暗号 バトルカード (スタンダードクラス) エアスプレッド3 デルタ86531 エドギリブレード3 ミュー13420 ドリルアーム3 カイ83559 ヘビードーン3 ラムダ09373 ムーテクノロジー3 ファイ24914 マシーンフレイム3 ニュー31121 アンガーファイア3 クサイ33819 アイススピニング3 パイ95941 イナズマヘッド3 ロー17385 フラッシュスピア3 シグマ66019 シュリシュリケン3 タウ78431 ローリングナッツ3 ユプシロン79755 ビーストスイング3 プサイ07280 ディバイドライン デルタ75148 ダブルイーター オメガ42348 インビジブル ベータ86425 バトルカード (メガクラス) スペードマグネッツV3 アルファ40352 ダイヤアイスバーンV3 ベータ20976 クラブストロングV3 ガンマ31412 クイーンヴァルゴV3 デルタ18946 ジャックコーヴァスV3 イプシロン71083 グレイブジョーカーV3 ゼータ11702 アシッドエースV3 イータ67300 キグナスウィングV3 シータ78108 ウルフフォレストV3 イオタ16196 ファントムブラックV3 カッパ34080 ブライV3 ラムダ72890 ムーンディザスターV3 ミュー66767 シリウスV3 ニュー73618 イリーガルカード (スタンダードクラス) ボボボンボム1 ゼータ78695 バブルフック3 オミクロン74574 ウォーロックブースト クサイ23308 イリーガルカード (メガクラス) ストロングスイングV3 オミクロン64221 イリーガルカード (ギガクラス) ペインヘルフレイム パイ62739 アビリティ HP+50/110 イプシロン07292 HP+500/450 ロー65958 エアシューズ/260 シグマ08312 メガクラス+1/270 タウ90338 ギガクラス+1/400 ユプシロン28454 カワリミ/250 ファイ40588 ウォーロック装備 バグライズクロー イータ28274 ギャクフウノツメ カイ78584 デンジャーリング プサイ09659 エグゼブラスターEX オメガ68805 サブカード プチエネルギー アルファ85072 プチエネルギー ベータ95104 プチエネルギー ガンマ19606 プチエネルギー デルタ51999 プチエネルギー アルファ53637 Dエネルギー シータ32596 オープンロック イオタ20404 サーチアイ シータ71782
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製品情報 製品情報 ver 発売日 税込定価 通販サイト PS2版 2005/3/10 6,090円 amazon windows版(スリムパッケージ) 2006/5/19 2,970円 amazon windows版 2005/3/10 6,090円 amazon *
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ロックマン ファミコン時代から続くカプコンが出した名作アクションゲーム。最近ではニコニコで火がついてVCとして新作が出るほどである。様々なシリーズがあり、数々のロックマン羅刹が見受けられる。(ウーロックマン フクロックマン よころっクマンなどの造語も生まれた) ロックマン 丫戊个堂 クリア(バスター縛り) リプトン クリア(バスター縛り) ルフ クリア(バスター縛り) うーろん クリア フクロウ クリア ハマー クリア よころ クリア だいち 攻略中 ロックマン2 ルフ クリア(バスター縛り) ハマー クリア よころ クリア ロックマン3 ハマー クリア ルフ 攻略中(バスター縛り) よころ 攻略中 ロックマン4 ハマー クリア ロックマン5 ハマー クリア ロックマン6 ロックマン7 ロックマン8 ロックマン9 ロックマン10 ロックマンワールド1 ルフ クリア ロックマンワールド2 ルフ クリア ロックマンワールド3 ルフ 攻略中 ロックマンX ルフ クリア(バスター縛り) ロックマンDASH かずぃ いつき(ジンジャエール) ロックマンDASH2 かずぃ
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ロックマン・モデルFX ロックマン・モデルFX 解説 武装ナックルバスター基本装備:ナックルバスター[二丁] 一段階・二段階チャージ攻撃「メガトンクラッシュ」 二段チャージ攻撃「グラウンドブレイク」 特殊能力バスターエディット(下画面) 耐性 解説 属性 炎 ライブメタルモデルFとモデルXのダブルロックオン。 イレギュラーの撃退でフィストレオを倒すと入手でき、 発掘部隊の襲撃でフランマールを倒すと強化される。 O.I.Sで炎属性付加。 炎属性を付加した攻撃は氷ブロックを破壊できる。(属性では無く拳で割ることもできるが。) エリアA1、A3にあるイバラも焼き払える。 ボスには火力が不足がちで中ボス相手に真価を発揮するモデル しかしO.I.Sピュンパ斬りやプラズマサイクロンという強力なライバルが存在する。 バスターエディットやダブルチャージ、吹き飛ばし等の能力を駆使して突き進む。 武装 ナックルバスター ふたつの攻撃ボタンで、左右別個ののナックルバスターを扱う。 片方をチャージ中でももう片方が有効。 これだけでロックマン・モデルX、ロックマン・モデルLX、ロックマン・モデルPXと比べ自由度が高く対応しやすく有利な場面が多い。 基本装備:ナックルバスター[二丁] 威力値4。 「メイン/サブ」で「左攻撃/右攻撃」を撃ち分け。 地上では横方向と上方向の計3方向に撃つことが可能。 空中では横方向のみ。 左右あわせて画面中に最大四発まで同時発射可能。 地上で撃っている最中は歩きやダッシュが出来ないので、 移動しながら撃ちたい場合はダッシュジャンプを活用し空中で撃つことを推奨。 一応梯子から撃ってもエディットは反映されるが、 梯子は幅の狭い場所が多いので活躍の場は少ない。 ロックマン・モデルX・ロックマン・モデルZXの豆バスター(威力値2)より2倍の威力を誇る。 一段階・二段階チャージ攻撃「メガトンクラッシュ」 パンチ威力値:10 炎威力値:8 LM消費:2 二段階チャージでOISゲージを消費して炎をともなうパンチを出す。上方向にも攻撃できる。 OISゲージが無い場合・一段階チャージの場合は炎が出ずナックルバスター部分によるパンチのみ。 ナックルバスターのパンチ部分のみでも敵に直接当てれば吹っ飛ばすこともできる上に、ダメージを与えることもできる。 というか純威力はパンチの方が高い。(弱点属性をつけば話は別。) 炎部分とナックルバスター部分のどちらでも特定のブロックを破壊することが可能。 設置型の敵(メットールを含む)を吹き飛ばすことができる。 左右のナックルバスターで固有にチャージし、2回連続で使用することが可能。 エリアKサブタンク入手にはこのテクニックが必要。 二段チャージ攻撃「グラウンドブレイク」 (地上で↓キー+二段チャージ) 威力値:3 LM消費:4 地面を殴りつけ、火柱を生み出す火属性攻撃。 フランマールを倒すことで可能となる。 左右のナックルバスターで固有に使用することが可能。 コンテナや地に足のついた中ボスに対し極めて有効。 例:左右のナックルバスターを両チャージ→対象に近づいてO.I.Sオン →左(右)グラウンドブレイク→右(左)グラウンドブレイク 地に足のついた中ボス:メットールやローラーのついた戦車など 余談だがナックルバスター部分にも攻撃判定がある。 しかし、敵にめり込まないと当てられないのでほぼ無意味。 特殊能力 バスターエディット(下画面) 左右それぞれのバスターの軌道を変更することが出来る。 一部仕掛けを作動させるのに必要。 メニュー画面を開き、セレクトボタンを押すか下画面に触れることで設定できる。 (通常時の下画面では軌道の表示だけで、設定は不可能) エディットバスターの軌道の数はメタルのレベルの合計。 また、一度設定したあとに「ノーマル」を選んだ後でも、 エディットしたパターンが消えることは無い。 耐性 蝶型雑魚が降らせる氷による移動速度低下の影響を受けない。
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ゼロチェンジ ボスとその弱点 各種パワーアップパーツ ライフアップ(全8) サブタンク ライドアーマーおよびライドアーマーパーツ ビームサーベル 効率の良いステージ攻略の流れ ゼロチェンジ スタートボタンでメニュー画面を開いてセレクトボタン。 ゼロはやられるとどうりょくろにダメージを受けて使用不能になる。 以下ゼロチェンジ小ネタ ダッシュジャンプ飛距離を伸ばす エックスでダッシュジャンプ→頂点から降り始めるくらいでゼロチェンジ→方向キー押しっぱで一瞬進んでエックスチェンジ…で本来届かない所に届く。 呼び出した瞬間は、ダッシュジャンプの慣性そのままに少しキャラの位置が上にズレるため。 タイガードステージのアームパーツ、バッファリオステージのサブタンクなどが実用的な使いどころ。 ボス部屋に入れる 強制チェンジラインの寸前から最大チャージ→ダブルバスターの2発目を地上で発射→そのまま連続ジャンプすると、強制チェンジラインを飛び越えて侵入出来る。 入れるだけで、すぐエックスと強制チェンジしてしまうので戦えない。 ボスとその弱点 ボス 弱点武器 エクスプローズ・ホーネック バグホール、スピニングブレード フローズン・バッファリオ パラスティックボム グラビティー・ビートブード レイスプラッシャー、パラスティックボム アシッド・シーフォース フロストシールド エレキテル・ナマズロス トルネードファング シザーズ・シュリンプァー トライアードサンダー スクリュー・マサイダー アシッドラッシュ シャイニング・タイガード スピニングブレード ヴァジュリーラFF フロストシールド,トライアードサンダー マンダレーラBB トルネードファング,レイスプラッシャー ライドアーマー(VAVA Mk-II戦) スピニングブレード,レイスプラッシャー VAVA Mk-II スピニングブレード,レイスプラッシャー ゴッドカルマシーンO・イナリー(8ステージ中でナイトメアポリスを1人でも弱点で倒さなかった場合に出現) レイスプラッシャー、パラスティックボム プレス・ディスポーザー トルネードファング,レイスプラッシャー ボルト・クラゲール フロストシールド ブラウンベア(廃工場ステージでVAVA Mk-IIを弱点で倒さなかった場合に出現) トルネードファング,パラスティックボム VAVA Mk-II(2戦目) スピニングブレード,レイスプラッシャー ドップラー アシッドラッシュ セイントシグマ スピニングブレード、フロストシールド カイザーシグマ なし 各種パワーアップパーツ パーツチップ 能力 入手場所 入手方法 ヘッドパーツ アイテムレーダー(マップ) マサイダーst 吊ってある岩の2つめの奥。溜めトライアードサンダーを使う。 アームパーツ クロスチャージ特殊武器チャージ タイガードst 途中のトルネードファングを使って壊せる岩の奥、フットパーツ推奨。ダッシュジャンプでも難しいがギリギリ届く。もしくは左の壁から天井に頭ぶつけない程度にダッシュジャンプ→ゼロチェンジ→エックスチェンジで届く。 ボディパーツ ダメージ半減ディフェンスシールド ナマズロスst 3つ目のエレベーターを上がった所。溜めバグホールを使って装置を動かすorフットチップorアームパーツ+フットパーツで2段ジャンプ。 フットパーツ エアダッシュヴァリアブルエアダッシュ バッファリオ のボスの部屋に入る前の屋外の右上の方。一番上の足場からダッシュジャンプして取る。 ヘッドチップ 静止状態で自動回復 ホーネックst 途中の広いところの右上。ホークを使う。一応フットパーツだけでも取れる。 アームチップ ハイパーチャージ ビードブードst のライドアーマーで壊せる壁の奥。 ボディチップ ディフェンスシールド強化 シュリンプファーst 下に進める穴の中。ライドアーマーで壁を壊す。 フットチップ エアダッシュ回数+1 シーフォースst の水のエリアの右上の地上に出たところ。要フロッグorチャージフロストシールド(カンガルー入手後そのまま連続水面ダッシュジャンプでOK)。 ハイパーチップ 全チップ能力 ドップラー1 全てのパーツを入手し、上記4つのチップを取らずドップラーステージ1面に行く。ライフ満タンで後半の鉄球が落ちてくる手前の穴をつたっていくとある。 ライフアップ(全8) ホーネック ナイトメアポリスが出てくる部屋の前の右の壁を登った所。要フットパーツorライドアーマー乗り捨て。 バッファリオ 途中の氷が積んである所の下。ライドアーマーかトルネードファングで取る。 ビートブード 最初の広い所の左上。ホーネックステージをクリアするとコンテナが消えて取れるようになる。 シーフォース 最初の上に登っていく所の一番上。 ナマズロス 2つ目のエレベーターを登っていった所。 シュリンプファー 最初に降りていく所の右側の壁をライドアーマーで壊した先にある。 マサイダー 吊ってある岩の1つ目を溜めトライアードサンダーを使って取る。 タイガード 最後の方の一番右上。トンボートに乗って右にダッシュジャンプor坂からダッシュジャンプすると取れる。 サブタンク バッファリオ 最後の屋外の左。フットパーツ推奨。ダッシュジャンプでも難しいがギリギリ届く。タイガードステージのアームパーツ入手の要領でゼロチェンジ→エックスチェンジで飛距離を伸ばしても届く。飛ぶ足場はサブタンクの高さの一段上のやや狭いところ。 ナマズロス ライドアーマーで落ちると床が崩れて進めるエリアの奥。 マサイダー ステージ途中の下に降りていく所の右上にある。 タイガード ステージ前半の広いところの右の方にある。トンボートに乗って取ると楽 ライドアーマーおよびライドアーマーパーツ 本体であるキメラがなければパーツだけがあっても機能しない。 機能 入手場所 必須要素 入手方法 キメラ 本体。 ホーネックst トルネードファング 屋外の建物の壁をトルネードファングで壊して進むとある。 カンガルー ドリル シーフォースst フットパーツ 水の中で溜めフロストシールドを使ってそれに乗ると左上にある。溜めフロを使う場所は水中に入って少し進むとある落とし穴の右。フットパーツがない場合は水面からかなりギリギリ飛ばないと届かない。 ホーク ホバリング シュリンプファーst アームパーツトライアードサンダー 溜めトライアードサンダーで壊せる床の下。 フロッグ 水中用 ビードブードst なし フットパーツ推奨。ダッシュジャンプでもやや難しいが届く。アームパーツやバッファリオステージのサブタンクほどシビアではない。戦艦から外に出た所の上。 ビームサーベル 8ステージ中でVAVAMk-IIを弱点武器を使って倒し、後でドップラーステージ2面に行く。 ゼロで中ボスを倒すとイベントが発生し、どうりょくろをやられてビームサーベルを貰い受ける。 中ボス戦になるまえにゼロにチェンジしておくこと。 上級技 X2にもあったアームパーツ+フットパーツで多段ジャンプ。当然縦のエアダッシュ中も可能。そこから更にエアダッシュ出来る。 ビームサーベルもジャンプ中にジャンプボタンと攻撃ボタンを同時押しするとサーベルを振ると同時にジャンプする(要するに二段ジャンプ) 更に二段ジャンプ後、武器チェンジをすぐに行うと上ダッシュ横ダッシュがもう一度出来る。 効率の良いステージ攻略の流れ 【100%RTAルート】 マサイダー→バッファリオ→タイガード→ビートブード→シーフォース→ホーネック→ナマズロス→シュリンプァー 比較的弱点も突けるし初心者向け。 再回収はマサイダー、ビートブードステージ。 難しければシュリンプァー、マサイダー、バッファリオあたりを起点に弱点順。 【周回少ないルート】 マサイダー→(ホーネック→バッファリオ)→タイガード→(ビートブード→シーフォース)→ナマズロス→シュリンプァー ()内は逆でもOK。 再回収は全ボス撃破後マサイダーステージのみでOK、ナマズロスステージかシュリンプァーステージでVAVAを弱点撃破すればセイバーも取れる。 ホーネックステージのコンテナを壊すより、ビートブードステージのライフアップ再回収の方が時間が短いため、RTAルートの方が時間は短い。 【Any%RTAルート】 バッファリオ→シーフォース→マサイダー→タイガード→ナマズロス→シュリンプァー→ビートブード→ホーネック ビームサーベルの取得条件にアイテム回収は関係ないため、アイテムを無視して時間短縮するルート。腕に自信のある人向け。 ホーネックはスピニングブレードの方が早い。
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第一話 Z-Y13地点 蒼い閃光と共に降り立ったセイア。 その身体には、燃えるような真っ赤なア-マ-が搭載されている。 そう・・烈火を思わせる赤い紅いア-マ-。 「ここ・・か・・。」 そう呟き、辺りを見回す。 辺り一面森林地帯だ。 木々の間から見える太陽が、暖かい輝きを放っている。 「・・・・!」 セイアの眼に、一際異様なモノが映った。 なんと、目の前の岩場に、いかにも人工的な洞窟が掘られているのだ。 恐らく・・敵は中にいるのだろう。 そう判断したセイアは、走り出そうとしたが・・。 「ガ・・カガ・・イア・・?セイア聞える?」 突然、ヘルメットに搭載されている通信機から、女性オペレ-タの声が響いた。 「こちらロックマン・セイヴァ-。エイリアさんですか?」 「ガ・・ふぅ~・・やっと繋がったわ。電波障害が酷くて。 それより大変。エックスが・・。」 「さらわれてしまったの」その台詞は、セイアの言葉によって遮られた。 「分かっています。今・・敵の本拠地と思われる場所の前にいます。」 「目の前?でも・・あなた一人じゃ・・。」 「いえ・・ここは僕一人で行きます。」 セイアは言い切った。 何故か分からないが、”ここは一人で行かなくてはいけない”と言う感覚があったのだ。 エイリアは知っているのだ。 そう言った、エックス、ゼロ・・そしてセイアは、絶対にその意見を曲げないことを。 その様子に、エイリアはとうとう折れた。 「・・・・わかったわ。でも・・これだけは持って行って頂戴。」 「えっ?」 パァァァァ セイアの身体を、蒼い光が包む。 そして・・光が晴れると共に、姿を現したのは、 純白の鎧。 「これは・・?」 見慣れない鎧に、疑問の声を上げる。 すると 「それはね、エックスがナイトメア事件の時に使った”ブレ-ド・アーマー”よ。 セイア・・あなたが寝ている間に、転送チップを取りつけておいたの。」 心なしか、自慢げに聞えてくるエイリアの声。 ユ-ラシア事件の際には考えられないことだった。 必要最低限のこと以外は話さない・・夢を見ることを知らない・・。 しかし、そんな彼女の心を溶かしたのは、紛れもない・・エックスとゼロだった。 「ブレ-ド・・ア-マ-・・か。エイリアさん、ありがとうございます。 でも・・僕もう行きますので・・切ります・・!」 「わかったわ。頑張ってね。」 エイリアは、そう言うと、静かに通信を切った。 第二話 「良し・・行くか。」 セイアは、そう決意を固めると、ゆっくりと・・慎重に洞窟に足を進めていった。 「暗い・・。」 歩くこと五分。既に光は見えなくなっている。 それでも、セイアの高性能アイ・カメラは、 辛うじて半径二m程度なら把握することが出来た。 そして、イザとなった場合、照明代わりになる特種武器又はラ-ニング技を発動すれば良い事なのだ。 そんな事を考えている間に、 一瞬にして辺りが照らされた。 敵の攻撃? ちがう・・。 松明だ。 いつの間にか四角い部屋に入っていたのだろう、 四隅に、赤い炎を灯した松明が備わっている。 そして・・セイアは、自分の真っ正面から感じられる、 凄まじいまでの殺気を認識した。 左腕をバスタ-にチェンジし、右手を肩のサ-ベルにかける。 立っていたのは・・真紅のモノアイ・・紫色のア-マ-。 そう、セイアをここに呼び出した張本人。 「ククク・・そう焦るな。 待っていたぞ?ロックマン・セイヴァ-。」 地獄の底から響くような低い声。 レプリロイドのモノアイがギョロリと動いた。 「貴様・・・兄さんはどこだ!」 セイアは、自らかけられた殺気を振りほどくかのように怒鳴ってみせるが、 レプリロイドは、怯む様子は無い。 それどころか、殺気は更にその鋭さを増していく。 「知りたければ・・オレを倒してみるんだ・・なっ!!」 !? レプリロイドは、声と共に素早く突進してきた。 その余りのスピ-ドに、セイアの反応速度は、ついていくことが出来なかった。 ドガァと言う衝撃が、セイアの身体を走る。 「ぐっ・・・。」 だが、それでもなんとか右手で受け止めることが出来た。 「ほぉ・・少しは出来るようだな・・。」 拳を離し、再び間合を取ったレプリロイド。 「・・何者だ・・!!」 痺れる右腕をプラプラと振り、 セイアは言った。 第三話 セイアは、右手を肩のサ-ベルにかけ・・。 ヴァイン 一気に引き抜いた。 エネルギ-収束時の独特の音と共に、 手にしたサ-ベルの柄に、蛍光色の光が宿る。 「クックック・・いい目だ・・。 いいだろう。教えてやる。俺の名は”VAVA”。」 VAVA・・一度だけエックスから聞いた名前。 伝説のROCKMANに対して、異常なまでの執着心があるという。 「過去・・貴様の兄・・エックスに二度・・二度葬られたことがある。 だが・・今のオレは違う。とある人物に復活してもらったのさ! オレは喜びに打ち震えたね・・。」 両手を広げ、見えない何かを掴むように、 空気中で両手を絡ませる。 「っ・・!」 「さぁな・・。だが・・オレはロックマン・セイヴァ-・・ 貴様に興味がある・・エックス以上にな!!」 先手を斬ったのは、VAVAの方だった。 肩のキャノンがセイアを狙う。 「くっ!」 避けられない。 右手で握りしめているサ-ベルで、 エネルギ-弾を斬り裂いた。 そして、予めチャ-ジしておいた左手のバスタ-を、 VAVAに向かって解放する。 ドッと、軽い衝撃と共に、蒼い閃光が、 一片の狂いも無くVAVAに向かう。 だが、本当ならば回避できるはずのVAVAは、一向に避けようとはしない。 ? 「甘いな・・。」 呟き、直進してくる閃光に向かい、右手の人指し指を突き出した。 そして・・弾いた。 「!?」 セイアは驚愕を覚えた。 自分の兄・・エックスでさえ、フルチャ-ジ・ショットならば、 避けることしか出来ない。 それを、エネルギ-で強化すらしていない人指し指で弾き返すなど・・。 「くそっ・・。」 これならどうだ!と言わんばかりに、大量にバスタ-を放つ。 大量に弾を散蒔いて、命中力・翻弄性を高めようというわけだ。 第四話 VAVAのモノアイが怪しい光る。 目の前には大量のエネルギ-弾が飛来しているのにも関わらず、 その眼は笑っているようにも見えた。 そしてバッと右手を突きだし、 キンキンキンキンキン その全てを弾き返した。 しかし、VAVAはいささか驚いた様にも見えた。 そして、セイアも少々の笑みを浮かべている。 「ほぉ・・。弾ききれなかったか・・。」 そう言うVAVAの左肩には、一発被弾した形跡が残っていた。 通常弾と言えど、威力が高かったのだろう、 肩ア-マ-は多少溶解してしまっている。 「だが・・今度はこっちから行くぞ!!」 VAVAの叫びと共に、セイアの視界から彼の姿が掻き消えた。 「なにっ?・・うぁぁぁ!」 対応しようとしたが既に遅かった。 背中に激痛が走り、前につんのめる形でバランスを崩してしまった。 だが、なんとか受け身を取り、直ぐ様突き出した左腕を軸に回転し、 後方へ向かってバスタ-を放った。 当てるつもりは無い、あくまで追撃を防ぐためだ。 案の定追撃は防ぎきった。 VAVAと言えど、途轍も無い速度で繰り出されるセイアのバスタ-を切り抜けながら、 更に攻撃を加えるというのは無理な話しだ。 そして、その間にバック転で直立の体制を整えたセイア。 準備は・・万全だ。 一瞬の沈黙・・そして。 「っ・・うぉぉぉ!!」 先に動いたのはセイア。 サ-ベルを引き抜き、凄まじい速度で突撃していった。 そして、大きく振りかぶる、一気に振り下ろす。 外れた。 しかしセイアは諦めていない。 そのままの状態で更に横斬りを繰り出した。 VAVAは後方に跳躍し、それを躱したが、 サ-ベルの先端がVAVAのア-マ-を少々だが削り取った。 ドォォン 至近距離からの発砲。 VAVAが肩のキャノンを発射したのだ。 「っ!」 サ-ベルで叩き落とそうと試みたが、いかんせん速度が凄まじいため、 ヘルメットに掠り、その部分が溶解してしまった。 第五話 サ-ベルの柄を放り捨て、右手の拳を握った。 セイア得意の肉弾戦・・だ。 ドガガガガガ 途轍も無いスピ-ドで繰り出されるセイアのラッシュ。 それを残像すら残しながら回避していくVAVA。 「どうした!?貴様エックスと同等・・いやそれ以上だと思っていたがな! エックスならば、後三発は多く入れているぞ!」 ドガァ 回し蹴り。 見事にクリ-ンヒットし、セイアの身体は後方へ押し戻された。 「ハァ・・ハァ・・くそぉ・・。」 荒い息を整えながら、近くに落ちているサ-ベルを拾い上げる。 そしてエネルギ-を収束させ、構える。 「ふん・・そんな実力でエックスを助けられると思っているのか?」 ドクッ 「今のお前はエックスにもゼロにもなれない。」 ドクン 「所詮お前は紛い物だ!」 「・・けるな・・。」 「ぬ・・?」 「ふざけるなぁぁ!!」 セイアはサ-ベルを掲げ、猛スピ-ドで突進していった。 違う・・! 自分はコピ-なんかじゃない! それは・・自分が生まれてまだ一週間の時だった・・。 ズバァ トレ-ニング兼ハンタ-ランク測定マシンのホログラフを、 いとも簡単に真っ二つにしたセイア。 ビ- ハンタ-ランク・・SA 「ふぅ・・疲れた・・。」 トレ-ニング室から出、ア-マ-を外す。 すると、十七部隊の隊員の一人が走り寄ってきた。 「あの・・エックス隊長の弟さんの・・セイヴァ-さんですよね?」 「えっ?・・あっ・・うん。」 突然尋ねられ、しどろもどろになりながらもそう返した。 「凄いですね!生まれて一週間なのに、ランクSAだなんて。」 少々興奮気味に話す隊員。 セイアはポリポリと鼻の頭を掻いている。 すると、もう一人身体の大きいレプリロイドが歩み寄ってきた。 戦闘スタイルは恐らく接近型だろう。 強化のため大型化された両腕と、防御力の強さを物語る鎧。 「やめとけやめとけ!ソイツはエックス隊長とゼロ隊長のDNAで創られたんだ。 強くて当たり前だろ?」 「っ!?」 「良いよな?何の苦労もしないで最初から強いヤ・ツ・は。 まっ・・所詮エックス隊長とゼロ隊長のコピ-なんだから、 せいぜい平和を護ってくれや!」 そう言い残し、レプリロイドは去って行ってしまった。 そう・・セイアは一部のハンタ-達から、 異様なまでに忌み嫌われている。 エックスとゼロのDNAを持っているから・・。 強くて当たり前・・。 コピ-・・。 「あの・・セイヴァ-さん?・・あんなの気にしない方がいいですよ?」 「・・。」 「幾らエックス隊長とゼロ隊長のDNAを持っているからと言って、 それイコール強いとは限りませんよ。 それに・・セイヴァーさんはコピ-なんかじゃありませんよ。 エックス隊長・・ゼロ隊長よりも良い所は、セイヴァ-さん・・ 一杯持っている筈ですよ?」 「・・ありがとう・・。」 セイアはそう言い・・笑った。 そうか・・自分はコピ-なんかじゃないんだ・・。 自分は・・”自分”なんだ。 第六話 セイアの剣撃は、虚しくも空を裂いた。 VAVAは瞬間的に跳躍し、回避していたからだ。 しかし・・セイアの勢いは止まっていない。 突進の勢いをそのまま利用し、サ-ベルを上に向かって斬り上げ、 大きく跳躍する。 すると・・セイアのサ-ベルを灼熱の焔が包み込んだ。 「龍炎刃!!」 「なに!?」 空中では方向回避することが出来ない。 当然のごとく、VAVAの身体をサ-ベルの刃と、 灼熱の焔が襲った。 「ぐっ・・!」 怯み、落下していくVAVA。 セイアはその隙を逃さなかった。 「落綱刃!!」 サ-ベルをそのまま下に向かって構える。 一瞬の発光。 そして、セイアのサ-ベルは、鋼鉄の刃へと姿を変えた。 「ふん!」 しかし、着地すると同時に、VAVAは咄嗟に身体を横にそらした。 これでサ-ベルを突き立てられることは無い。 しかし・・甘かった。 「!?」 セイアの剣撃は、地面に突き立てられた。 その筈だ・・。 しかし、突然、VAVAの目の前に、鋼鉄のイカリが出現したのだ。 突然の出来事に、回避が間に合わず、 イカリによって、VAVAのア-マ-は削り取られた。 「メタル・アンカ-・・。」 サ-ベルを構え、セイアは呟いた。 VAVAは、削り取られた箇所を抑えながらも・・ 「ふっ・・フハハハハ!待ってたぜROCKMAN!!」 そう叫び、歓喜の笑い声を上げた。 ROCKMAN・・? セイアは何を言っているのか理解できなかった。 ROCKMAN? 自分の名前であるあの「ロックマン」の事だろうか・・? それとも・・? 「フハハハハ!!」 更に笑い声を強め、VAVAは肩のキャノンの乱射し始めた。 「うぁ!!」 激しい轟音と共に、辺り一面が煙で満たされていく。 「フ・・ハハ・・伝説も砕けちまったか・・?」 ピタリ・・と乱射を止め、静かに呟くVAVA。 しかし・・VAVAのアイカメラは、 何者かの途轍も無いエネルギ-を感知していた。 「うぉぉぉぉ!!」 一気に煙が晴れた。 それと同時に、右手に蒼い光を宿したセイアが、大きく飛びかかってきた。 「滅閃光!!」 第七話 セイアは、エネルギ-を帯びた右腕で、VAVAを殴り飛ばした。 本来、滅閃光は地面にエネルギ-を叩き付け、噴出させる技だが、 直接相手の身体に拳ごと叩き込むことにより、 より巨大なダメ-ジを与えることが出来るのだ。 「ハァ・・ハァ・・。」 先程から、ラ-ニング技を連発しているため、 当然疲労はある。 必然的に息は荒い。 しかし、それに反するかのように、VAVAはユラリと立ち上がった。 「ふっ・・なかなかの戦闘力だ。 前言撤回だセイヴァ-。だが・・まだオレには勝てない。」 身体にかかった埃を払い落としながら、VAVAは言った。 「まぁいい・・そろそろ殺すか・・。」 ヴァイン VAVAは、肩部から一本の筒を取り出した。 セイバ-の柄だ。 血のような真紅のエネルギ-が収束していく。 「ハァ・・ハァ・・疾風牙!!」 セイアはダッシュで突進し、サ-ベルを振った。 しかし、先程までのスピ-ドは無い。 剣撃は、いとも簡単に受け止められていた。 「くっ・・ぅぅ・・。」 思いきり押し込む・・が、 腕力ではあちらの方が上の様だ。 「ハァ!」 「うぁ!」 VAVAがサ-ベルを翻し、セイアを宙に放った。 そして自らも宙に飛び、蹴りを叩き込み、落下させた。 受け身はとったものの、今のダメ-ジは見た目以上に大きい。 「くっ・・・そぉ・・。」 (駄目だ・・バスタ-じゃ当たらない・・サ-ベルも無理だ・・。 なんとかして・・なんとかしてアイツの防御を崩さないと・・。 例えば・・アイツよりも出力の大きいサ-ベルでも作らないと・・。 ん?・・そうか!) 激痛が走っているというのに、セイアは冷静に思考を巡らしていた。 「いいのか?集中切らして・・隙だらけだぜ?」 見下すように歩み寄り、再び蹴りを打ち込む。 その威力に、数メートル吹き飛ばされたセイアだったが、 後方の壁に張りつき、受け身を取った。 ダメ-ジは・・浅い。 「ハァ・・ハァ・・うぉぉぉ!!」 地面に降り立ち、バスターを乱射する。 「そうだ!立ち上がってこい!!俺を満足させろ!!」 バスタ-の雨を余裕で躱し続けながら、VAVAは声を上げる。 そう・・まるで・・鬼。 「フハハハ!!」 サ-ベルを構え、突進してくるVAVA。 だが、セイアはこの時を待っていた。 相手から接近戦をしかけてくるこの時を・・。 「っ!!」 バスタ-を解除し、右手を前に突き出す。 その手には、しっかりとサ-ベルの筒が握られている。 ガシュ 再びセイアの右腕がバスタ-に変形した。 そして、握られていたサ-ベルの柄が、 バスタ-の銃口内に収納された。 「死ねぇぇぇ!!」 VAVAはサ-ベルを大きく振りかぶった。 「勝つのは・・僕だぁぁぁぁ!!」 その瞬間・・二つの影が交差した。 第八話 次の瞬間・・その場に立っていたのは、 純白のア-マ-に身を包んだ少年・・ロックマン・セイヴァ-だった。 そして、対するVAVAは・・。 「バ・・カ・・な・・。」 上半身と下半身は無残に生き別れになり、地面に散まかれていた。 VAVAを斬り裂いたものは・・。 ヴゥゥゥンと、独特のエネルギ-収束音を響かせながら、 セイアの銃口から発生している蒼い閃光・・。 レ-ザ-・ブレ-ドだった。 元々、ブレ-ド・ア-マ-はナイトメア事件時に、 ゼット・セイバ-を使用していたエックスに合わせ、 謎の老人が開発したものだ。 ビ-ム・サ-ベル自体をバスタ-と同化させ、 出力自体を共同体にする事により、より出力の高い光剣を作り出せるのだ。 「RO・・CKMA・・Nは・・オレ・・が・・。」 VAVAは先程から同じことを繰り返し呟いていた。 まるで何かに取り憑かれた様に・・。 「死ぬ前に言え!!兄さんはどこだ!!」 ブレ-ドを消し去ったバスタ-を向け、叫ぶ。 「クッ・・クク・・オレを倒しても・・もう・・遅い・・。 貴様も・・エックスも・・。」 しかし、その最後の言葉を口にする前に、 VAVAのモノアイの光は消えうせていた。 「っ・・くそ・・。」 小さく舌打ちをし、立ち上がると、あることに気がついた。 先程まで、戦闘に夢中で気がつかなかったが、 セイアの目の前には、巨大な扉があった。 扉には、掠れた文字で”W”とペイントされていた。 W・・なぜかはわからないが嫌な感じがする。 「まさか・・。」 この先だ。 妙な確信感を抱いたセイアは、ゆっくりと扉に歩み寄った。 軽く手で押してみる。 当然ながら開くことはない。 ある意味、この扉は最強の門番だろう。 知恵や勇気だけでは絶対に潜り抜けられない。 特殊合金製と思われるこの扉。 しかしセイアには、知恵と勇気・・そして、 この扉を開くだけの力がある。 ズバァ 瞬間的にレ-ザ-・ブレ-ドを発生させ、 左から右に掛けて、真っ二つに斬り裂いた。 パカァァンと乾いた音がした。 「よしっ!」 セイアは、フッと笑みを浮かべると、 ゆっくりと足を進めていった。 第九話 真っ暗な空間に、カツカツと足音だけが響き渡る。 あの扉を潜ってから、どれだけ時間が経ったのだろうか? 数時間? 数日? ひょっとしたら、まだ数分も経っていないのかもしれない。 それだけ、目の前の闇は、セイアに多大なプレッシャ-をかけている。 「ん?」 セイアは足に違和感を覚えた。 まるで金属を蹴り飛ばした様な、堅い感触がする。 「なんだろ?んっ!?」 疑問符を浮かべると、辺り一面がライトに照らされた。 暗闇に慣れた目ではキツイ。 反射的に目を伏せてしまった。 「・・・・?」 程なくして目が慣れたのか、セイアは顔を上げた。 すると、目の前には・・ 「セ・・イア・・?」 「・・兄さん・・!!」 目の前には、色取り取りのコ-ドで雁字搦めにされた、 セイアの兄、エックスの姿があった。 恐らく、エックスを縛りつけているコ-ドは、 レプリロイドのア-マ-の運動プログラムに侵入し、 本人の意思では動くことすらままならなくされる、 特殊型のコ-ドだろう。 「良かった・・今助けるから!」 「待てセイア・・来ちゃ・・駄目だ・・!」 エックスの言葉を尻目に、セイアは小走りでエックスに走り寄った。 しかし、ガシャと言う音がし、 セイアの足元から、トラップと思われる柱が出現した。 「なに?うぁぁぁぁ!!」 高圧電流だ。 しかも、あのセイアを動けなくさせるほどの電流・・ 300万Vは下らないだろう。 「セ・・イア・・!!」 目の前で悲鳴を上げる弟を助けようと、エックスは必死になってもがくが、 特殊型コ-ドの前では、あのエックスですらただのレプリロイドに過ぎなかった。 「うぁぁぁぁぁ!!」 VAVAとの闘いで、かなり体力が落ちているセイアにとって、 この電流は途轍も無い強敵だった。 第十話 「くそぉ・・セイアぁ・・。」 「ぁぁぁぁ!!」 どうすればいいんだ・・。 エックスはそう思い・・俯いた。 ヒュンと言う、ワ-プ装置の音が聞こえた。 顔を上げると、目の前には、黒い閃光が差し込んでいた。 そして、それと共に現れたのは、 漆黒のア-マ-に、沈んだ金長髪の青年型レプリロイド。 「・・ゼ・・・ロ・・?」 そう、エックスには見覚えがあった。 色彩などは大幅に変わっているが、 その怖いくらいの美貌、肩に刺さったビ-ム・セイバ-は、 間違いなくユ-ラシア墜落事件時に行方不明となった、 彼の親友”ゼロ”のものだった。 「・・・・・。」 ゼロと呼ばれた青年は、ゆっくりと肩のセイバ-を抜いた。 そして、小さくだが口を開いた。 「貴様か・・ロックマン・エックス・・貴様を・・殺す!」 静かな圧力。 その台詞は、エックスの心に衝撃を与えには充分すぎるほどだった。 「ゼロ・・どうして・・?」 ゼロはセイバ-を振りかぶった。 そして・・蛍光色の刃が振り下ろされた。 ? 反射的に目を瞑ってしまったのだろうか? エックスの視界は闇しか映していない。 それとも・・頭部を一撃でやられたから・・? もう自分は死んでいるのだろうか? エックスは、生きていようがいまいが、 とりあえずだが、眼を開いてみた。 辺り一面白い金属の戦闘室。 そこは、天国や地獄などと言う、飾られた場所ではなかった。 そして、目の前には、純白の鎧を来た少年が、 荒い息遣いで、黒い鎧を着た青年と対峙していた。 自力で抜け出したのだろうか? 先程までセイアが捕まっていたトラップは、粉々に粉砕されていた。 「ハァ・・ハァ・・あなたが・・ゼロ・・兄さん? どうして・・?どうして兄さんを殺そうとするんですか!!」 ブレ-ドに力を込め、強引にゼロを後方へ押し戻した。 「ふっ・・まぁいい。ロックマン・セイヴァ-。 まずは貴様からだ・・!!」 ゼロはそう叫び、猛スピ-ドで突進してきた。 「疾風!!」 第十一話 辺り一面にビ-ム同士が擦れ合うイオン臭が漂う。 なんとか疾風を天空覇で受け止める事が出来た。 しかし、今のセイアにはそれが精一杯だった。 「く・・くぅ・・。」 バッと、ブレ-ドを横に流し、体制を整えるが、 「ちっ!雷神撃!!」 ゼロはすかさず電気の突きを放ってきた。 素早く屈み、突きを躱す。 そして、そのままブレ-ドを押し上げ、バックステップで間合を取った。 「うぉぉ!!」 ドドドドと、バスタ-を乱射していく。 遠距離なら分がある。 「なかなかやるな。だがっ!!」 ゼロは、バスタ-の雨を潜り抜けつつ、セイバ-を上から下に掛けて大きく振った。 すると、セイバ-の刃から、蛍光色のエネルギ-波が放たれた。 そう”電刃零” 「うぁ!!」 正面から受け止めてしまったセイアのア-マ-に、 無残な傷跡が残った。 なんとかエネルギ-の余波を地面に叩きつけ、消滅させたが。 もう一度あれを受けるようなことがあれば、ただでは済まないだろう。 「くそ・・喰らえぇ!!」 瞬間的チャ-ジし、放った。 「電刃零!」 再びエネルギ-波が放たれた。 蒼い閃光と、蛍光色のエネルギ-波が空中で激突した。 ギリギリと押し合う二つのエネルギ-。 しかし、数秒後、電刃零がバスタ-を突き破り、再びセイアにその牙を剥いた。 出力的には同等だったであろうが、 鋭利に収束された電刃零と、ただのエネルギ-の塊のバスタ-では、 出力が同じだろうと、実戦では差がでてしまうのだ。 「っ!!」 素早く躱したつもりだったが、 左肩ア-マ-に掠ってしまい、カラァンと言う乾いた音と共に、 ア-マ-の一部が斬り裂かれた。 「ふっ・・もう終わりか?」 セイバ-を構え、一つ鼻を鳴らすゼロ。 「くそ・・。」 (どうすればいい?電刃零に打ち勝つには・・。 バスタ-じゃ押し合っても勝てないし・・きっとブレ-ドも届かない。 なんか電刃零にそっくりな技でも出せれば・・!) 「来ないのか?ならば喰らえ!!」 三撃目の電刃零が放たれた。 どうする? バスタ-で迎撃する事は不可能だ。 ブレ-ドで受け止めたとしても追撃が来る。 ならばどうする? 答えは簡単・・自分も電刃零を撃てばいい。 しかし出来るのか? 「ちっくしょぉぉぉ!!」 セイアは半ばヤケになりながらも、 レ-ザ-・ブレ-ドを左から右へ掛けて大きく振った。 第十二話 同時刻 ハンタ-ベ-ス ベ-スの総司令室では、総監であるシグナス、 オペレ-タのエイリア、そしてゲイトが集まっていた。 「・・・と言うわけ・・。セイアはたった一人でエックスの救出に向かったわ。」 エイリアは、今までの全ての報告をシグナスに伝えていた。 数時間前のイレギュラ-との戦闘。 その直後のエックスの捕獲。 フロンティア学園への謎の敵の襲来。 たった一人で救出に向かったセイア。 「うむ・・。で?セイヴァ-からの報告は?」 「無いわ。・・ねぇゲイト?セイア・・たった一人で大丈夫かしら?」 エイリアは、心配そうな眼差しをゲイトに送った。 大丈夫かしら? それは、ユ-ラシア墜落事件時の彼女からは考えられない台詞だった。 考えは全てデ-タで割りきり、”夢”と言う感情を知らなかった彼女。 しかし、彼女が変わり始めたのはナイトメア事件の時からだ。 最終決戦を終え、ボロボロになったエックス。 彼は、この事件の元凶であり、シグマを蘇らせた張本人であるゲイトを、 その持ち前の優しさで許し、連れ帰った。 その行動がなぜだか嬉しかった気がした。 ゲイトの創ったレプリロイド達を、命令のまま処理し、命を絶った。 その報告を聞いたときのゲイトの顔が忘れられなかった。 それと同時に、彼に対する罪悪感も・・。 だが、エックスがゲイトを連れて帰ってきてくれた事によって、 彼に対する罪が許された気がした。 だから・・今まで必死に封じ込めていた感情を、 表に出すことが出来るようにもなっていた、 「はは。大丈夫だよ。セイヴァ-・・いやセイアはそんなに弱い奴じゃない。 なんせ・・あのエックスとゼロの弟だよ? それに・・。」 「それに?」 自身ありげに話す彼に、エイリアは問いかけた。 「あの子には、あの子も知らない能力《ちから》がある。」 「・・ゲイト君・・それはなんだ?」 シグナスは問う。 「・・”X・ラ-ニングシステム”だよ。」 「「X・ラ-ニングシステム?」」 エイリアとシグナスの声が重なった。 「そう・・ゼロが持ってる、ゼロ・ラ-ニングシステムを知ってるだろう? それにエックス君の特種武器システムを上乗せしたんだ。 その理論は研究員時代から必死になって解析して、 完璧とまでは行かないけど、解析することが出来たんだ。」 「それで・・その能力って?」 「うん・・ゼロは闘った相手の技を修得して使用する。 エックス君は倒した相手の武器ユニットチップを使って、特種武器を使う。 それを上乗せしてみたら、 どう言う効果が働いたのかは知らないけど、 一目見た相手の技を即座に修得する事が出来るようになったんだ。」 第十三話 ゼロは信じられない・・と言った表情を作った。 先程自分が放った電刃零。 それに対する回避手段が無いセイアは、成す術もなく斬り裂かれたと思っていた。 しかし・・違った。 セイアは、半ばヤケになりながら、ブレ-ドを横に振った。 するとどうだ? レ-ザ-・ブレ-ドから、電刃零そっくりのエネルギ-波が放たれ、 自分が放った電刃零を掻き消し、自分のメットを吹き飛ばしたのだ。 そう・・これこそ、ゲイトが開発した”Ⅹ・ラ-ニングシステム”だ。 「ハァ・・ハァ・・出来た・・!!」 ブレ-ドを構えたまま、セイアは呟いた。 どうやったかなんて覚えていない。 ただなんとなくやったら出来てしまったのだ。 しかも、まぐれではない。 まぐれで出たと言うよりも、自分で出した感覚がしっかりとあったからだ。 「セイ・・ア・・ゼロ・・どうして・・?」 朦朧とする意識のなか、エックスは二人の闘いを見守っていた。 なぜ、弟と親友が闘わなくてはならないのだろうか? 目からはいつの間にか涙が流れていた。 「電刃Ⅹ!!」 叫び、再びエネルバ-波を放つ。 「調子に乗るなよ?真月輪!!」 ゼロの声は怒気を孕んでいる。 構えた左腕のバスタ-から、月型のエネルギ-波が三発。 そのエネルギ-波は、いつも簡単に電刃Ⅹを掻き消した。 「うぉぉぉ!!」 打ち消そうと、バスタ-を連続的に打ち込むが、 やはり全て弾かれてしまう。 完全に間合に入ってしまった真月輪を、なんとかレ-ザ-・ブレ-ドで斬り裂き、 消滅させた。 しかし、ゼロがこの隙を逃すわけなど無かった。 「真・滅閃光!!」 「なっ!?うぁぁぁぁ!!」 ゼロは、エネルギ-を帯びた拳を、思いきり地面に叩きつけた。 それと同時に、セイアの足元から、強力なエネルギ-波が噴出し、 セイアを包み込んだ。 「ふっ・・終わった・・。」 セイアが”呑み込まれた”事を確認し、ニヤリと笑ったゼロ。 しかし・・ヴィィィンと言うエネルギ-充填時独特の音が響いた。 ドォォン 「わけがないか・・。」 後方から放たれたバスタ-を躱し、ゼロは笑った。 「ハァ・・まだ勝負は・・終わっちゃいない!!」 セイアのア-マ-は大破していた。 所々に斬り裂かれた跡があり、 今の攻撃によって、ほぼ全てが溶解してしまっている。 もはやブレ-ド・ア-マ-は、レ-ザ-・ブレ-ドを発生させることしか出来ない、 鉄クズと化していた。 第十四話 「ハァ・・ハァ・・喰らえぇ!!」 ヴァィン セイアのバスタ-から、蒼い閃光が剣状に発生した。 思いきり地面を蹴り、ゼロに斬り掛かっていく。 しかし、ゼロはこんな単調な技を受けるほど甘くはなかった。 上から押さえつける形のレ-ザ-・ブレ-ドと、下から斬り上げる形のゼット・セイバ-が、 ギリギリと音を立てて押し合っている。 「っ・・・ぅぅ・・。っ!!」 「ちっ!!」 これ以上押し合っても無駄。 そう悟った二人は、同時に後方へ跳んだ。 「電刃零!!」 「電刃Ⅹ!!」 ドォォン 同時に放たれたエネルギ-波。 空中で激突したそれは、全くの同威力だった。 凄まじい余波を残しながら、その場で砕け散った。 「お次はコイツだ!真月輪!!」 ゼロが吠えた。 セイアに向けたバスタ-から、月型のエネルギ-波が数発発射された。 これではバスタ-で迎撃することも、電刃Ⅹで打ち消すことも出来ない。 しかし、セイアの目は決心を抱いていた。 「はぁぁ!!フルム-ンⅩ!!」 叫びと共に、既にチャ-ジしていたバスタ-を、 ゼロに向けて発射した。 だが、発射されたのは、いつものエネルギ-の塊では無かった。 そう・・放たれたのは、真月輪を思わせる月型のエネルギ-だったのだ。 相殺・・相殺・・フルム-ンⅩが真月輪を突き破った。 「うぉぉぉ!!」 間髪入れずにバスタ-を乱射する。 完全に互角だ。 このまま戦い続ければ、恐らく共倒れになるのが落ちだろう。 なんとかして、必殺の一撃を打ち込まなければ、 お互いに勝ち目は無い。 第十五話 「ハァ・・ハァ・・くっ・・。」 「はぁ・・はぁ・・。」 お互いに息が荒い。 どうすればいい? セイアは必死に思考を巡らせた。 どうする? チャ-ジ・ショットでも到底威力が足りない。 だからと言い、レ-ザ-・ブレ-ドでの接近戦は、 ゼロの思う壺だ。 どうする? どうすればいい? 「フッ・・ハッハッハッハ!!」 ゼロは笑い声を上げながらセイバ-を頭上に掲げた。 ヴィィン すると、ゼロのセイバ-が、その出力を大幅に上げ始めた。 「幻夢零・改・・受け止められるかな?セイヴァ-・・。」 「っ!!」 幻夢零・・一度だけエックスから聞いたことのある技。 ゼロの総てのエネルギ-を込めた最大奥義だと聞く。 そして、それを受ければ、例えアルティメット・ア-マ-装備時の自分でも、 ただでは済まないと・・。 「喰らえ!!」 セイバ-は振り下ろされた。 と、同時に電刃零の数十倍の出力を誇るであろう、 巨大なエネルギ-波が放たれた。 逃げ道は・・無い。 (頼む・・残ってる総ての力・・出しきらせてくれ!) 「っ・・おぉぉぉぉぉ!!」 セイアは叫んだ。 まるで総ての力を絞りきるかのように。 すると、セイアの身体を蒼いオ-ラが包み込んだ。 そう・・セイアは、知らず知らずの内に、ブレ-ド・ア-マ-のリミッタ-を解除し、 真の力を引き出したのだ。 「くぅぅぅぅ!!」 燃え上がるオ-ラを携え、 セイアはレ-ザ-・ブレ-ドを発生させた。 「なに!?」 スバァ そして、自身に向けて放たれた巨大なエネルギ-波を、 左から右へ掛けて斬り裂いた。 「ゼロ兄さん・・いや・・ゼロ!! 兄さんを殺そうとするなんて・・貴様なんか・・ゼロじゃない!! 許さねぇぇぇぇ!!」 そして、そのまま最大出力の電刃Ⅹを放った。 「なにぃぃぃ!!?」 そして、その凄まじい弾速に反応すら出来ず、 ゼロは電刃Ⅹによって、真っ二つに斬り裂かれた。 「おぉぉぉぉぉ!!」 だが、セイアはこのままでは済まさなかった。 予めチャ-ジしておいた左腕のバスタ-を向け、 思いきり解放した。 第十六話 「ハァ・・ハァ・・勝った・・!!」 ガクッと膝を突く。 すると、今までセイアを包んでいたオ-ラと共に、 レ-ザ-・ブレ-ドはその姿を消した。 だが、休んでなどいられないことは、 セイア自身がよく分かっている。 ヨロヨロと立ち上がり、 未だコ-ドに捕らわれているエックスに歩み寄っていく。 「兄さ・・今・・助け・・。」 「セイア・・すまない・・。」 セイアは、多少乱暴にコ-ドを素手で引きちぎった。 転げ落ちたエックスは、ハァハァと息を整えながら、 ゆっくりと立ち上がった。 「ハァ・・ハァ・・セイア・・すまない。ありがとう。 助かった。」 エックスはそう言ってニッコリと笑った。 「う・・ん・・ぅ・・。」 エックスの笑みを見て、何故だか涙が溢れてしまう。 そして、流れる涙を拭おうともせず、 エックスの胸に顔を埋めた。 「う・・兄さ・・僕・・。」 涙のせいで声が掠れ、うまく喋ることが出来ない。 「あぁ・・わかった・・。怖かったろ? ごめんな・・。」 エックスは、泣きじゃくる弟をただただ抱き締めるだけだった。 数分後 ようやくセイアは落ち着きを取り戻した。 エックスにVAVAとの戦闘の一部始終を話すと、 「そうか・・やっぱりVAVAだったか・・。 そして黒いゼロ・・やっぱり何かあるな・・。」 「うん・・。」 「セイア。お前は帰れ・・俺は全てのケリをつけてから帰る。」 そう言い、部屋の隅にある扉を指さしたエックス。 その扉には、先程のモノと同じ、 ”W”の文字が無造作にペイントされている。 「なっ・・また兄さん一人で行くって言うの? 嫌だ!そんなの・・。嫌だよ・・ また・・一人になるなんて・・。」 そう言ってセイアは俯いた。 やはり寂しかったのだろうか? それを見たエックスの表情は、一瞬だけ緩んだ。 しかし、 「ありがとな?セイア。 けど駄目だ。さっきまでの闘いで随分ダメ-ジがあるだろう? そんな身体で何が出来る?おとなしく帰るんだ。」 困ったような表情で、セイアの肩に手を置くエックス。 これ以上弟を巻き込むわけにはいかない。 エックスの目は、そう言っているような気がした。 「ガ・・カガ・・・セイア?聞える・・?」 「えっ?」 突然のノイズ混じりの通信。 そりれは紛れなく、エイリアからの通信だった。 セイアは、通信機が搭載されているメットの耳部を、 軽く手で抑えた。 「あっ・・はい。こちらロックマン・セイヴァ-。 エイリアさんですか?」 「ガ・・良かった。通信繋げるの苦労したのよ? それで?エックスは救出出来たの?」 「こちらエックス。エイリアか? 大丈夫。俺は無事だ。セイアのお蔭でな。」 大分焦っているエイリアの様子に、苦笑しながらエックスは答えた。 「良かった・・さ、早く帰還して?みんな心配してるわよ?」 それを聞いたエックスは、フッと寂しそうな笑みを浮かべた。 「エイリア・・すまない。俺にはまだ任務が残ってる。 先らセイアを還すから・・。こいつ、大分ダメ-ジが大きい。」 「まだ闘うつもりなの?」 「あぁ。」 「だったら、セイアの連れていけばいいじゃない。 この子、あなたが思っている以上に強い子だから。」 それを聞いたセイアは、エックスに「してやったり」と言ったような笑みを向けた。 「でも・・ダメ-ジがデカい。」 「あら?それなら心配無いわよ。」 笑ったようなエイリアの声。 それと同時に、セイアの身体を蒼い光が包み込んだ。 そして、光が晴れると、そこには大破したブレ-ド・ア-マ-に代わって、 新たに純白のア-マ-が搭載されていた。 「フォ-ス・ア-マ-・・?」 「そう。壊れたなら換えればいいでしょ? 感じはどう?セイア。」 「わぁ・・なんだか凄くしっくりきてます。」 見慣れないア-マ-に、目を輝かせながら、 セイアは笑顔でそう返した。 「そう?これでも駄目かしら?エックス。」 「う・・ん・・仕方ないな・・。」 「・・クスッv。だって、セイア。」 「うん!」 エックスはやれやれと両手を上げた。 この頑固さは・・どっちに似たんだろう? 「よし!行くぞ、セイア・・ いや・・第十七精鋭部隊隊員、ロックマン・セイヴァ-!」 「了解!隊長!!」 エイリアは、その会話をきき、 再びクスリと笑うと、ゆっくり通信を切断した。 次回予告 ついに兄さんを助けることに成功した。 でも・・本当の闘いはこれからだ! 一体、この先で、何が僕達を待ってるんだろう? いや・・何が待ってたって、僕達は負けないぞ! 次回「ロックマンXセイヴァ-第参章~過去~」 「必ず・・帰ってくるさ・・。」
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ロックマン ロックマンデータ 概要 VCへのシリーズ配信と最新作について 人気について 小ネタ初ランクインの時 ストーリー 関連商品(サウンドトラックなど) 操作方法 アイテムなど 敵ボスキャラクター CM 他作品との関連 ネタバレ関係攻略 裏技 データ カプコン:2008年07月29日配信(Wii) カプコン:2012年07月18日配信(3DS) カプコン:1987年12月17日発売 ジャンル:ACT プレイ人数 1人 コントローラ:リモコン・GC・クラコン 販売ポイント:500Wiiポイント 使用ブロック数:17ブロック(Wii) 公式ページVC公式(Wii) VC公式(3DS) 紹介ページwikipedia レビューサイトレビュー投稿サイト Wii mk2 Wii・アー・バーチャルコンソーラー amazon 関連ページCAPCOM ロックマン シリーズ 公式ポータルサイト 攻略ページロックマン 攻略・解析 ロックマン1攻略 概要 カプコンの人気シリーズの一つであるロックマンの1作目。 小気味よい操作性と、理不尽スレスレだが何度もトライしたくなる絶妙なステージ構成、個性的なボスキャラなどが特徴のアクションゲームである。 ステージは選択制となっており、最初は6つのステージを選択することが出来る。ステージの最後にはボスキャラが登場し、倒すとボスが使用していた特殊武器を次のステージから使用出来るようになる。 各ボスには「弱点武器」が設定されており、奪った特殊武器を特定のボスに使用すると大ダメージを与える事が出来る。このためステージをどの順番でクリアしていくかが、攻略の大きなカギとなっている。 6つのステージをクリアすると、Dr.ワイリー(本作の悪の親玉)ステージが選択出来るようになる。ワイリーステージをすべてクリアし、最後に登場するDr.ワイリーを倒すとエンディングとなる。 VCへのシリーズ配信と最新作について 8月にVCで「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」が、9月にWiiウェアで最新作「ロックマン9 野望の復活」が配信された。最新作はなんとグラフィックも音楽もファミコン風という原点回帰が行われている。 人気について 本作の好評を受けて、後にファミコンでは第6作まで制作された。更にプラットフォームを変えながら、ロックマンX、ロックマンDASH、ロックマンエグゼ、ロックマンゼロなど派生作品が次々に作られていった。 近年シリーズの売り上げは低下の一途をたどっていたが、最近になって、一般ユーザーによる動画サイトへのプレイ動画投稿や、ロックマンをテーマにした二次創作楽曲「エアーマンが倒せない」、「想い出はおっくせんまん!(ロックマン2・ワイリーステージ前半の楽曲に一般ユーザーが歌を入れたもの)」などにより、懐古ユーザーのみならず若いゲーマーにも本シリーズが認知され、人気が再燃しつつある。 小ネタ 最初はアーケードで出す予定だったがFCに移行したらしい。スコア表示がその名残だとか。 最初は「鉄腕アトム」のゲーム化企画だったらしい。言われてみれば設定に似てるところが… 初ランクインの時 配信日にいきなりランクインした。 ちなみに7月31日に1位へ昇格。 161 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2008/07/29(火) 22 16 03 ID vjze5bIK0 今日の人気ソフト 22 15現在 01 --- ファイアーエムブレム トラキア776 02 --- スーパーマリオブラザーズ 03 --- スーパーマリオRPG 04 --- スーパーマリオブラザーズ3 05 --- 熱血高校ドッジボール部 06 新- ロックマン 07 △2 真・サムライスピリッツ 08 ▼1 星のカービィ64 09 ▼1 ぷよぷよ通 10 --- スーパーマリオワールド 11 ▼5 ダライアスプラス 12 ▼1 アイスクライマー 13 --- ボンバーマン 94 14 --- ダウンタウン熱血行進曲 15 --- スーパーマリオブラザーズ2 16 --- ゼルダの伝説 時のオカリナ 17 --- 星のカービィ 夢の泉の物語 18 --- マリオカート64 19 ▼7 シャイニング・フォースII 20 --- がんばれゴエモン2 ロックマンが初登場6位とここ最近で一番人気の新作ゲームに そしてなぜかランクが急落したダラプラとSFII。いったい何があったのか (【VC】バーチャルコンソール総合スレッド 176本目より) ストーリー 関連商品(サウンドトラックなど) 操作方法 アイテムなど 敵 ボスキャラクター CM 「スーパーアドベンチャーゲーム ファミコンソフト ロックマン」 他作品との関連 VCで配信されているソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(FC) ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(FC) ロックマン4 新たなる野望!!(FC) ロックマン5 ブルースの罠!?(FC) ロックマンXシリーズロックマンX(SFC) ロックマンX2(SFC) VC配信が期待されるソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン6 史上最大の戦い!!(FC) ロックマン7 宿命の対決!(SFC) ロックマン メガワールド(MD)(1・2・3の移植) ※7と9の間の8はPSかSSの作品なのでカプコンに移植してもらうかオリジナル版を買うしかない。 ロックマンシリーズ(その他)ロックマン&フォルテ(SFC) ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス(FC) ロックマンズサッカー(SFC) ロックマンXシリーズロックマンX3(SFC) その他ロックマンロックマンDASH 鋼の冒険心(N64) 現在入手できる中でお勧めソフトロックマン9 野望の復活!!(wii:wiiware) ロックマン10 宇宙からの脅威!!(wii:wiiware) ロックマンゼクスシリーズ(DS) 流星のロックマンシリーズ(DS) タツノコvsカプコン CROSS GENERATION OF HEROES(wii) TATSUNOKOvsCAPCOM ULTIMATE ALL-STARS(wii)本作のヒロイン(?)にあたる「ロール」がプレイヤーキャラとして登場する。その他には「ロックマンDASH」の主人公ロックも登場。 ロックマンロックマン(PSP) イレギュラーハンターX(PSP) ネタバレ関係 攻略 裏技
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第壱章~誕生~ 第弐章~突入~ 第参章~過去~ 最終章~別離・・そして・・~前編 最終章~別離・・そして・・~後編