約 48,537 件
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/425.html
前回 れなぱん!(3) SIDE レナ 『レナと一緒に寝て欲しいな…』 私にだって、この言葉が何を意味しているのかくらい分かっている。 それは今より一段階進んだ関係になる事。 「レナ…それって…さ」 隼一くんも立ち上がって、私の方を向きながら言った。 「女の子に全部言わせる気なのかな。かな…?」 ちょっと挑発する様な口調で問いを問いで返す。 「でも…さ。俺達まだ…その早く無いか?」 『もっと時間を掛けて、お互いの事を知ってから』 圭一くんは、そう言いたいのだろう。 私はそう思わない。だって好きな人に…圭一くんに、身体も心も愛されたいと想っているから。 私は川縁に向かってゆっくり歩いて行く。 「レナはね…圭一くんに線香花火みたいに綺麗に輝かせて貰いたいの」 夜空を見上げて続ける。 「もっとレナの事知って欲しい…私も圭一くんの事を、もっと沢山知りたいんだよ。だよ」 私は一呼吸置いて振り返る。 「別に背伸びしたくて言っている訳じゃないよ。今より圭一くんと仲良しになりたい…。それって駄目な事なのかな。かな?」 私は目を閉じて佇む。圭一くんが答えてくれるのを待っているのだ。 「俺はさ、まだガキだし…本当の意味で自分の考えってのも持ってねぇ」 しばらくして圭一くんが私に近付きながら話し始める。 「自分で言うのもアレだけど鈍感らしい。俺自身に自覚は無いけどさ」 私は目を閉じているから、勿論見えてはいない。でも音と気配で分かる。 「だからレナが勇気を振り絞って言ってくれるまで、まだそんな事考えて無かった」 確かに私から言うのは勇気が必要だった。 でもそれは私の想いを伝えるためだから、圭一くんが気にする事では無い。 「俺から言うべきだったんだよな。ゴメン」 圭一くんが私の頬を撫でながら謝る。 謝るべきなのは私の方。自分の事だけ考えて、圭一くんの都合を無視しているのだから。 「俺、レナの事が好きだから…レナと一つになりたい」 私をゆっくり目を開いて、圭一くんを見る。 真面目な顔の圭一くんは格好良くて、頼り甲斐があった…私は胸をドキドキさせながら圭一くんのタンクトップの端を指で摘む。 「嬉しいな…凄く嬉しくて、レナ泣いちゃそうなんだよ、だよ。圭一くん。ありがとう。ちゃんと考えてくれて…突然だったから驚いたよね?」 「まあ、そりゃあな。レナとは色々してるけど、まさか今日言われるとは思わなかったからな」 「うん。ごめんね…でも二人で一緒にお泊まりできるのは今日だけかも知れないから…。まだ付き合って短いけど…レナ、圭一くんと一緒に居たくて」 今さらだが緊張してきて上手く言えない。ただ単文を並べているだけ…。 それでも自分の言いたい事だけは分かって貰える様に、言葉を選びながら伝えた。 「分かってるから。ほら行こうぜ?」 圭一くんが私の頬から手を離して、手を繋いでくれる。私は指を絡ませて手を握って頷く。 「ふぅ…」 シャワーを浴び身体を綺麗にした私は、髪をタオルで拭きながら冷蔵庫の中から麦茶を取り出す。 圭一くんはお家に戻ってお風呂に入って来る。と言って私と一旦別れた。 私のお家で入れば良いのに『恥ずかしいから、今回は自分の家で入る』って言ってた。 コップに麦茶を入れて飲み干す。そろそろ圭一くんも来るだろうし、私も準備をしないと。 洗面所に行き歯を磨く。十分位時間を掛けて丁寧に磨いた後、部屋に向かってベッドから汚れたシーツを剥いで、新しい物と交換した。 その上に枕を二つ並べて、手が届く位置にティッシュを置く。 「はう…何だかHなお部屋になってきたんだよ、だよ」 何処をどう見たって、ヌイグルミやかぁぃぃ小物の置いてある自分の部屋。 でもベッド周りだけは、別世界になりかけている。ちょっとした変化だが、やっぱり違和感がある。 何と表現したら良いのか…露骨過ぎ?いや、やる気満々な感じ。うん、どっちも同じ意味だ。 何にせよ準備はできた。後はこのベッドの中で圭一くんに抱いてもらうだけ。 自分の身体を大人にしてもらう期待と不安。言い出しっぺは私だけど、やっぱり初めてだから本当は怖くて・・・。 初めての時は痛かったって詩ぃちゃんが言ってた。でも段々気持ち良くなってくるんだとも言ってた。 手や口でして貰うより気持ち良かったりして…ちょっと想像出来ないけど。 私は鏡の前に立って自分の格好がおかしく無いか確認する。 うん。大丈夫。お気に入りの寝間着と上下淡いピンク色の下着…特におかしい事は無い。 「圭一くん…早く来ないかな」 私は台所に戻り食卓に座って圭一くんが来るのをソワソワしながら待っている。 そういえば、誰かとお泊まりなんて小学生の時以来だ。 両親が離婚する前なんかは友達と自宅でお泊まり会をしていた…止めよう。 あの頃の事を思い出すと、あの人…母の事を思い出してしまう。 圭一くんと素敵な時間を過ごす前に、余計な事を考えたりしては駄目。 ピンポーン♪ 来た。 私は玄関まで圭一くんを迎えに行く。大きく深呼吸した後、私は引き戸を開けた。 「レナ、遅れてゴメン。待ったか?」 「ううん。レナも準備が終わったばかりだから、全然待って無いよ。 それより圭一くん入って…近所の人に見られたら大変なんだよ。だよ」 「ああ、そうだな。御邪魔します」 もう夜中と言っても良い時間だから見られる心配は無いだろうが、念の為である。 お隣の小母さんは噂好きだから、こんな所を見られたら…ね? 私達は無言で部屋に行く。お互い緊張しているのだろう、少なくとも私は緊張している。 部屋の中に入って、小さなガラステーブルを挟んで座った。 チラッと圭一くんの顔を見てみる。真っ先に血色の良い唇が目に入って、私は慌てて目を逸した。 何か話さないと…。 「圭一くん」 「レナ」 同時に私達は相手に話しかけてしまう。 「あ、あはは!な、何かな圭一くん?」 「は、ははは!レナこそ俺に話しかけてこようとしたろ?」 「え、えぇ~?レナより圭一くんの方が先じゃないかな。かな?」 「そ、そうか!そうかもな!ははは!」 顔を真っ赤にしてギクシャクしたやり取りをして、また私達は無言になる。 時計の音以外は無音。このままでは先に進まない。 私は圭一くんの隣に座る。緊張をほぐすにはお互いの距離が近い方が良いと思ったからだ。 「圭一くん」 「ん?」 「…お布団の中入ろ?」 私は圭一くんの手を握って一緒に立ち上がり、電灯のスイッチを切ってベッドの上に座った。 ギシッ…。 「圭一くんも来て」 圭一くんが私の横に座って言った。 「あのさ俺…凄く緊張してて、上手く出来るか分からないけど…ん」 私は圭一くんの唇をキスして塞ぐ。 重ね合わせるだけの軽いキス。 「上手いとか下手じゃなくて、レナは圭一くんとなら何時間掛かっても良いよ。 だから二人で一緒に頑張ろう?」 私は唇を離して圭一くんを抱き締めて、頭を撫でてあげた。 「レナ、いっぱい頑張るから…だから…」 私は圭一くんを抱き締めたまま押し倒す。 「Hしよう?」 圭一くんの唇に再び口付けて、親指と人差し指で顎を優しく持って少し口を開けさせる。 舌を口の中へ潜り込ませ、圭一くんの舌を自分の口の中に誘導する。 「ふぅ…んん…ふふ…」 オットセイ☆にしてあげる時みたいに、唇で舌を咥えて舐め回す。 「ちゅっ。はあ…んむ…ちゅっ」 軽く吸い、舌を絡め合ってから私を口を離した。 「レナ悪い子だから、圭一くんを押し倒してチュウしちゃったんだよ。だよ」 私はクスクスと笑いながら圭一くんと額同士を重ね合わせる。 「いや悪い猫の方がピッタリだな。いや子犬?」 圭一くんも笑いながら私の背中に手を回して呟く。 「何か緊張が少し和らいだよ。サンキューなレナ」 「えへへ…お礼なんて良いよ。レナも同じだから」 「じゃあ…さ。始めようか?」 「うん」 私は身体を起こして圭一くんの横に移動した。暗闇に目が慣れてきて、圭一の顔がボンヤリとだが見える。 圭一くんも起き上がって私の肩を抱いて抱き寄せる。 「っあ…う…」 私の首筋に圭一くんが優しくキスしてくれる。くすぐったい…。 「ふ…ふあ…」 でも…ゾクゾクする位気持ち良くて、私は圭一くんの胸元を握り締めて吐息を漏らす。 寝間着の上から胸を撫でられながら、一番上のボタンを外され、鎖骨を何度も舐められる。 「はぅ…んん…圭一くん。レナ身体がピクピクしちゃうんだよ…はあ…だよ」 七割のくすぐったさと、三割の気持ち良さって所だ。私は鎖骨を舐められるのは苦手かもしれない。 「そうか。そうだよな。レナはこっちの方が好きだもんな?」 もう一つボタンが外され胸元に手を滑り込ませて、手の平で優しく揉みほぐされる。 「あん…ん…ん」 「この格好だと揉み辛いな…」 そう言って圭一くんが私の後ろに移動して、寝間着の下から手を差し入れて愛撫を続ける。 ただ胸を揉まれているだけなのに、私の身体は熱を帯びて敏感になってくる。 下着越しに伝わる圭一くんの手の温かさと、胸の柔らかさを味わうかの様な指使い…私は圭一くんに溶かされていく。 「…はあっんっっ…あんっ…ふ…う」 「どうだレナ。気持ち良いか?」 「うん…圭一くん上手だから…気持ち良いよ……。でも、レナ…もう我慢できないんだよ?」 圭一くんの両手に自分の手を添えて私はおねだりする。 「レナのおっぱい…もっと圭一くんにイジメて欲しいの…お願い、コレ外して揉み揉みして?」 ブラの上をなぞる様に添えた手を動かして言うと、圭一くんが嬉しそうな声で叫ぶ。 「あ~もう!可愛いなレナは!よし任せろ!俺が存分に揉みしだいてやるぜっ!…って…あれ?」 私をギュッと抱き締めた後、圭一くんが手を背中に移動させて探る様に触り始める。ブラのホックを探しているのだろう。 「なあレナ。ブラジャーのホックが無いぞ、どこにあるんだ?」 「ここなんだよ。だよ」 私は圭一くんの手を胸の前に誘導してホックを外させる。 「おお…まさか前にあるとは…なんか大人っぽいな。うん」 「はう。何で大人っぽいんだろ。だろ?」 「いや、俺的に前側にホックがあるブラジャーって大人の女の人が着けるイメージなんだよ。だから大人っぽいなあって…」 私の寝間着のボタンを外しながら、圭一くんが問いに答えてくれる。 「あはは♪ じゃあ圭一くんにとってレナは大人の女の人なんだ?」 寝間着を脱がされた後、私は身体を圭一くんの方に向けて聞いてみる。 「どうかな?まあ、それは置いておくとして…」 私の問いを受け流して、圭一くんが胸に手を伸ばす。 「んっ…」 「レナのスベスベでマシュマロみたいに柔らかいおっぱいの感触を楽しませてくれよ」 手の平で胸を包み込んで、優しく揉みながら圭一くんが私と共に布団の上に寝転がる。 「ふぁ…あっ」 人差し指を素早く動かして乳首を弾かれて、私は再び蕩けそうな甘い気持ち良さを貰う。 「あっ…あっ!けぇ、圭一くんっ!始めから、はあ…!そんなに強くしたら…ひうっ!」 少し強めの力で乳首を指で摘みグリグリと刺激され、私は身体を震わせて悶える。 「はぁんっ!んっ!あっ!あっ!んむっ!」 圭一くんが唇に吸い付いて、夕方の仕返しとばかりに口の中を舌で蹂躙し始める。 「は…うんんっ!…ちゅぷっ!んっ!んっ!ちゅっ!」 絶えず送り込まれる唾液を喉を鳴らして飲み込み、同じ様に私も圭一くんの口内に唾液を舌で運ぶ。 「んふぅっ!っ~!んはぁ……あふっ!!」 舌を吸われて甘噛みされる…もちろん胸への愛撫も忘れずに。 圭一くんは私が胸、特に乳首が敏感なのを知っている。だから執拗に責めてくるのだ。 「へへ…レナ。次は何をして欲しい?言ってみろよ」 唇を離して耳に舌を這わせながら圭一くんが言った。 「あうっ…お、おっぱい」 圭一くんは私に恥ずかしい事を言われるのが好きらしい。普段なら言いそうに無い事を私が口にすると萌えるんだとか。 「それじゃあ分かんねぇよ。昨日教えてやった言い方で言わなきゃ駄目だぜ」 蕩けきった頭で、私は圭一くんに昨日言われた事を思い出し、顔が熱くなってくる。 「は、恥ずかしいよ…言わなきゃ駄目なの?」 「ああ。ほら夕方レナがしてくれた気持ち良い事、俺もしてやるから恥ずかしがらずに言ってみ?」 そう言って、耳を口内に含まれ、いやらしい舌使いで舐め回される。 耳の奥の方まで舌が入り込んできて、舌先で舐められると身体がゾクゾクと反応してしまう。 「あっ!…うう…んうっ!」 身を捩らせて私は圭一くんの舌から逃れようとする。 耳を愛撫されるのが、こんなに気持ち良いなんて・・・反則だ。 私は圭一くんの身体に腕と足を絡ませて、責めに耐える。 「ほら…我慢するなって」 耳にダイレクトに聞こえる圭一くんの声、息を耳の奥に吹き掛けられながら舐められたら…私は降参するしか無い。 「ひうっ…んあっ!レナの…レナのおっぱいを…あっ!」 「レナのおっぱいを?」 「レ、レナおっぱいをいっぱいペロペロし…ながらっ!んんっ!!お…おまんこをイジメ…あんっ!てぇ…んうっ!!」 「へぇ…おまんこをどうイジメられたいんだよ」 「は、はうぅっ!!意地悪しちゃ嫌ぁ…!あ…お願い…なんだよ!だよ!」 「よく頑張ったな…御褒美に言った通りにしてやるよ」 耳への愛撫を止めて、私の口からこぼれた涎を舐め取って圭一くんが胸に舌を這わせる。 「口から涎を垂らす位気持ち良かったのか…レナってHだよな」 乳首の周りを舐めて焦らして私の返答を待っている。 言わなかったらずっと焦らされる、私は圭一くんの頭を抱き締め答える。 「んうっ…気持ち良くてレナのお耳おかしくなっちゃいそうだったんだよ。だよ…はあんっ!」 圭一くんが乳首に舌を這わせ、赤ん坊の様に力強く吸い付いてくる。 むず痒さと強い刺激、痛い位に硬くなった乳首を愛撫され私の身体は艶声をあげて悦ぶ。 「うっ…ん!あはっ♪け、圭一くんが赤ちゃんになっちゃったんだよ!んあっ!あっ!あっ!かぁぃぃよう…お持ち帰りしちゃおうかなっ!んうっ!」 ちゅっちゅっとかぁぃぃ音を出しながらおっぱいを吸う圭一くんの頭を撫でつつ、私の中で母性と女の喜びが燻る。 普段は頼り甲斐のある圭一くんも今は赤ん坊と一緒。私の胸を夢中で吸う姿がかぁぃぃ『大きな赤ちゃん』なのだ。 「もう俺はレナにお持ち帰りされてるだろ?色々な意味で」 そう言って舌先で乳首を転がされ唇で挟んでハムハムと甘噛みされる。 「ひあっ!う、うん!そうだったねっ!あっ!レナがっ…。もう圭一くんお持ち帰りしちゃってるんだよねっ・・・あんっ!」 残った寝間着のズボン越しに下腹部を擦られて、私は少しだけ身体をのけ反らせる。 五分かそこらの愛撫とは言え、熱くほてった身体は少しの刺激にも貪欲に反応する。 それに大好きな圭一くんに女にして貰える喜びと期待…つまりメンタル面も関係しているのだろうか? いや、している。確実に。 今、私は凄く興奮…欲情している。圭一くんがしてくれる愛撫全てに反応して、アソコの奥がキュッと締まる様な感覚がするのだ。 している事はいつもと変わらないのに、身体が敏感過ぎるくらい感じてしまう。 「はあ…はあっ!あっ!あんっ!」 「すげぇ…寝間着越しでも分かるくらい、もうトロットロに濡れてるぞ」 「いやぁ…!恥ずかしいよ…!んあ…はうっ!」 私は圭一くんに言われた事が恥ずかしくて、顔を左に背ける。すると圭一くんが右耳に舌を這わせてきた。 「くっくっく!隙あり…ってやつだ。別に恥ずかしがらなくても良いじゃねぇか」 秘部と耳を優しく愛撫しながら圭一くんが耳元で呟く。 「俺にだけ見せてくれるんだろ?レナのかぁぃぃ所を全部。俺も隠さず見せるよ。だからさ恥ずかしがらずに素直になっちゃおうぜ」 「はうっ…んっ。でも、でもレナの本当にHな所…全部見せちゃったら圭一くんに嫌われちゃう…」 耳への愛撫を止めて私の頭を撫でながら圭一くんが優しい声で言う。 「大丈夫。俺がレナを嫌うなんて有り得ないから。だから一緒に悪いネコさんになっちまおうぜ」 やっぱり口では圭一くんには敵わない。 そうだ。一緒に頑張ろうって私から言ったのに私が、あれは嫌、これは駄目。って言ったら駄目じゃないか。 「じゃあ…レナ、もう我慢しないよ。恥ずかしいけど…Hなレナ見せちゃうよ?」 顔を正面に向けて圭一くんの目を見ながら私は呟く。 「見せちまえよ。俺が全部受け止めるから…さ」 「んぅ…ふぁ…圭一くん…ならレナのHな女の子の部分…全部見て…う、んんっ」 中指で秘部を上下に擦る圭一くんの手を持って下着の中へ潜り込ませる。 そして空いている片手を使って、圭一くんのズボンのチャックを下げる。 「ふぁ…あ…」 中に手を差し入れてオットセイ☆を中から出そうと探るが、大きくなっていて引っ掛かって出て来ない。 だからズボンのボタンを外して下着と一緒に脱がせた。 こんにちはしたオットセイ☆は、おヘソに付くんじゃないかってくらい元気いっぱいで私の手の中でヒクヒクしている。 「あっ…あ…あっ!」 膣内に指が二本入ってくる。二本挿入されるのは初めてで、腰が砕けそうな快感に私は圭一くんに絡ませていた足を左右に広げて喘ぐ。 「っあ!ああっ!」 二本の指が私の膣内を揉みほぐす様に優しく少しづつ入ってくる。 幸い痛みは無く、異物感と強い刺激だけが私の身体を駆け巡っていく。 「あんっ!…ふぅ…あ」 そして私の舌に圭一君が舌を絡める。私は夢中で圭一くんと舌を絡め合い貪る。 「ふぅっ…ふぅ…!あむ…んんっ!」 膣口から少し入った所で圭一くんが指をくの字に曲げてゆっくり動かす。 私の意識は自分の秘部に集中する、頭が甘く痺れる気持ち良さに身体の力が抜けていった。 「ん。いっぱいほぐしておかないと痛いかもしれないからさ…。レナ、痛くないか?」 圭一くんは舌を絡ませるのを止めて、私の肩に頭を乗せて心配そうに聞いてくる。 「ふあ…大丈夫。すご…く気持ち良い。腰がガクガクしちゃうくらい気持ち良いんだよ。だよ」 オットセイ☆をゆっくり上下に擦りながら、私は息も絶え絶えに答える。 「じゃあこれは?」 そう言って、私の膣内を指で広げる様に少しずつ開いていく。 「んっ!ちょっと痛いかも…ゴメン。それ以上は無理だよ。だよ」 ピリッとした軽い痛みが私の秘部に走る、多分1cmも拡げられていないのに…。 「っと…悪い。大丈夫か?」 「う、うん。そこを拡げるのはオットセイ☆の役目なんだよ。だよ。だから今はいっぱい指でクチュクチュして欲しいかな」 「分かった。じゃあ…もっと柔らかくほぐれるまで指でしてやるから」 「はう…お願いなんだよ。だよ」 そう言うと、ゆっくり小さな円を描く様に指で愛撫してくれる。そして優しい指使いで抽出をしながら、親指でクリトリスを圧迫される。 「あふっ…あっ!…くぅ…!」 いつの間にか二人とも服を脱いで裸になっていた。夢中だったから今気付いた。 私は何分も同じスピードと動きで愛撫され、始め膣に感じていた異物感が薄れ、抽出する指の動きもスムーズになっていくのを感じる。 「はあ…レナ…っ!」 オットセイ☆を扱く私の手も徐々に力強くなっていく。射精しないギリギリの刺激で愛撫すると、圭一くんが気持ち良さそうに私の名を呼んで喘ぐ。 「あっ!けぇ…いちくぅん…レナの…レナのおまんこ蕩けちゃうよ…んあっ!」 生温い風が微かに吹く部屋の中で、私達は汗だくになって互いの性器を慰め合う。 「はあはあ…お、俺…そろそろ…」 「んっ。…うん」 圭一くんが身体を起こして、私の股間に腰を割り込ませる。 とうとう圭一くんと結ばれるのだ。嬉しい、そして怖い…。 でも、これでやっと圭一くんと本当の意味で『恋人』になれる。 「よ、よし…じゃあ入れるぞ?」 私は頷いて目を閉じ、身体の力を抜いた…。 「あ、あれ?」 そんな声が聞こえて、私は顔を上げて圭一くんを見る。 「どうしたの?」 「いや…そのさ、何か急に萎えちまったんだよ」 目線を下げてオットセイ☆を見ると、確かに小さくなってフニャフニャになっている。 「くそっ。こんな肝心な時に…このっ!」 焦った顔で圭一くんがオットセイ☆を大きくしようと色々しているのを見て、私は気付いた。 『緊張し過ぎてフニャフニャになってしまった』のだと。 私は身体を起こして、圭一くんの手に自分の手を添えて言った。 「大丈夫…レナが元気にしてあげるんだよ。だよ」 オットセイ☆を優しく持って扱いてみる。…ピクリとも反応しない。だったら…。 私は身体を動かして圭一くんの股間に顔を埋めて口の中にオットセイ☆を含む。 「んっ…」 唇でオットセイ☆の頭を咥えて小刻みに動かし、同時に舌先で転がす。 続いて、オットセイ☆の先っちょを舌で素早く上下に擦る。 「ぴちゅ…ちゅっ!」 微かに反応したのを見て、私は根元まで飲み込んで唇で締めて数回軽い力で吸う。もちろん舌は休めずに裏筋に這わせる。 「レナ…っ」 大きいオットセイ☆を根元まで咥える事は出来ないけど、小さくなっていたら話は別だ。 甘噛みしてみたり、普段は口の中で舐めてあげれない場所を刺激してみたりと、私は色々試してみた。 「ちゅぽんっ!ふ…じゅっ!」 しばらくすると、少しずつ硬さを取り戻していく。唾液を絡めて舌でオットセイ☆全体を舐め回しながら頭を上下させる。 「じゅっぽ!じゅるっ!んう…ちゅぱっ!ふう…んん」 口内で上顎や頬にオットセイ☆を擦り付けて愛撫すると、オットセイ☆がヒクヒクして元気に跳ねる。 「あっ!うぅ…それ凄い…」 ちょっと苦しいけど喉に少しだけオットセイ☆を当てて顔を左右に動かすと圭一くんが気持ち良さそうな声で鳴く。 それを聞いて私は嬉しくなって、強い力で吸いながら顔を何度も上下させる。 「じゅっ!んっ!んっ!んっ!」 私の頭を圭一くんは手を震わせて撫でてくれる。 私はオットセイ☆から口を離して、手で撫でてあげる。頑張って元気になったオットセイ☆を褒めてあげたのだ。 「圭一くん…もう大丈夫だよね。だから…ねっ?」 私は再び寝転がり、圭一くんに秘部が良く見える様に足を広げる。 恥ずかしい…でも圭一くんが失敗しない様に私もリードしなくてはいけない。 「レナを…圭一くんの物にして…」 両手で秘部を拡げておねだりすると、圭一くんが生唾を飲み込む音がした。 「おう…。じゃあ改めて」 そう言って圭一くんが私の秘部の前に割って入る。 「痛かったら言ってくれよ」 「うん」 秘部にあてがわれたオットセイ☆が少しづつ膣内に挿入される。 「んん…う…」 指とは比べ物にならない太くて硬い物が私の中に入ってくる。ちょっと苦しいけど気持ち良い。 そして純潔の証にオットセイ☆の先が当たって動きを止めた。 「よ、よし…じゃあ本当に良いんだな?」 「良いよ…来て」 私がそう言うと、圭一くんが腰を進め、膣を押し拡げて進入する。 微かな痛みを感じて私は身体をちぢこませる。でも痛みより……気持ち良さの方が大きい。 「はあ…あ……んあ…」 上手く言葉で言い表せ無いけど、硬いオットセイ☆が私の膣壁をゴリゴリと拡張しながら入ってくる感じ。 私は初めて味わう『男の味』に身体を震わせて悶える。話に聞いていた『痛み』なんて感じる事も無く、私は圭一くんと融けていく…。 やがて私の膣がオットセイ☆を根元まで飲み込んで圭一くんが口を開く。 「レナ…っ。大丈夫か。痛くないか?」 「はあ…あ。痛くないよ…凄いんだ…よ」 ボーッとする頭で圭一くんの問いに答える。言葉足らずに言ってしまったけど、今の私の状態を見れば圭一くんも分かってくれる筈。 「レナの中…すげぇ。暖くて、トロトロで、くふぅっ、キュウキュウに締まってるけど柔らけぇ…気持ち良過ぎて、今、動いたら、で、出ちまうぅっ、くぅ」 「ん。レナのおまんこ、すぐにミルクピュッピュッしちゃいそうな、んぅ、くらい気持ち良いの?」 「ああ…っだ、から、少し落ち着くまで、っはぁ、待ってくれ」 圭一くんが身体を倒し、私の顔に近付く。 どちらからともなく口付けして私達はお互いの身体の温もりを感じ合う。 膣内でトクントクンと微かに脈打つオットセイ☆と口内を愛撫する圭一くんが愛しくて、私は圭一くんの背中に手を回して抱き付く。 「んう…あっ…うんん」 射精感が収まったのだろう、圭一くんがゆっくりと腰を引いて、またゆっくりと進める。口内で蠢く舌も動きを止めずウネウネと動き回る。 それらが凄く気持ち良くて身体の奥がほてって甘く疼く。 「はあ…けぇいちくぅん…レ、レナの…おま、おまんこがジンジンしちゃってる…んあっ!」 オットセイ☆が抜けるギリギリまで引き抜かれた後、根元まで一気に叩きこまれた私は身体を大きく震わせて鳴く。 「はあっ!気持ち良い…もっと強く動くぞ」 「はうぅっ!あっ!あっ!ら、らめぇっ!」 圭一くんが力強く腰を何度も秘部に打ち付ける。その度に私は圭一くんの下で身体を跳ねさせ強い快感の虜になっていく。 「あんっ!はあっ!あんっ!す、凄いよぉ!オットセイ☆がレナの中で暴れてるっ!ふああっ!!」 私が快楽から逃れようと腰を捻るとオットセイ☆が色々と違う場所に擦れて、新たな刺激が加わる。 また膣の奥、多分子宮口にオットセイ☆の頭がゴツゴツと当たって痛い。 それでいて脳天が痺れる刺激に私は圭一くんの腰を絡ませて首筋に吸い付く。 「あっん!んうっ!はあっ…ちゅっ!あっ!あっ!」 「はっ!この奥の、コリコリしたとこ、ろを突いたら、キュッて締まってチンポが揉まれるっ!すげぇよ!レナ!すっすげぇな!セックスって!」 「う、うんっ!せっくす凄いよぉっ!んあうっ!レナ…レナ!バカになっちゃう!おまんこが気持ち良過ぎてバカになっちゃうよぉ!」 「一緒にバカになっちまおうぜ!はあっ!またっ、また締まる!おまんこが吸い付いてくる!堪らねぇ!」 腰を小刻みに振りながら、圭一くんが気持ち良さそうに私の膣の『具合』を叫ぶ。 「やぁっ…!あうっ!んんっ!あっ!もっとコツコツしてぇっ!」 頭を左右に振って嫌々しながら、圭一くんに子宮を小突いてとおねだりする。 「お、おう!こうか?!」 「あくっ!うんっ!それ!良い!オットセイ☆がっ、はぁっ…、レナの大事な所にキスしてるんだよ。だよ!気持ち良いよっ! はあっ!」 圭一くんがオットセイ☆を深々と膣内に沈めて円を描く様に捻る。身体が溶かされてしまいそうな甘い刺激が何度も私を襲う。 「あっ!あっ!駄目っ!駄目っ!腰が勝手に動いちゃうよぅ!け、圭一くん!あふっ!気持ち良い?レナの中気持ち良い?」 「最高だぜ…うう…!」 「あんっ!あっ!あっ!」 「くぅっ…ゴメン!おれっ、俺イッちまいそうっ!」 「あんっ!良いよ!圭一くんのミルク中に出してぇ!あっ!あっ!」 圭一くんが腰を激しく打ち付け始め、私も絶頂を迎えそうになる。 「レナもイッちゃう…!け、圭一くん一緒に…!」 「はあっはあ…!んっ!くぅっ!」 「んうっ!」 私の膣奥にオットセイ☆が精液を吐き出す。熱くて、ちょっぴりくすぐったくて…でも気持ち良くて。 「っ~~!!はあっ!あ…あ」 膣内に射精された刺激で私も絶頂を迎える。 一瞬息が詰まり目の前がチカチカして、フワフワ飛んでいる様な心地良さ。全身の筋肉が弛緩して、すぐに強張る。 「んぁ…ま、まだ出てるんだよ。だよ…はうぅ」 私の膣内でオットセイ☆がビクビクと大きく跳ねて、何度も何度も射精する。 そして吐き出す物が無くなってもオットセイ☆がヒクヒクしている。 「ふう…気持ち、良かった……はぁぁぁぁぁっ……」 そう圭一くんが私の胸元に顔を埋めて呟く。 「レナもだよ…癖になっちゃいそう」 私達は汗だくで余韻に浸る。 しばらくして圭一くんが私の身体から離れようとする。でも私はもう少し圭一くんの温もりを感じていたい。 だから私は腰に絡み付かせている足を強く締めて離れれない様にする。 「駄目…まだ離れちゃヤダなんだよ。だよ」 ギュッと抱き付いて、圭一くんの頬に口付けする。 「レナは、本当に甘えん坊だな。よしよし」 圭一くんが私の額に張り付いた髪の毛を手で直して、頭を優しく撫でてくれる。 数分そのままの状態でいた後、私は足を解いて圭一くんを解放する。 「よいしょ…っと」 圭一くんが私の足元に座ってティッシュでオットセイ☆を拭くのを見ながら、私も横に座る。 肩に頭を乗せて熱っぽくなった身体を冷やしながら口を開く。 「ねぇ…圭一くん。レナ…今幸せだよ…ありがとう」 「俺も…何つ~か…うん。幸せだな。それ以外の言葉が思い付かねぇや」 「その一言だけで嬉しいんだよ。だよ」 こうして私達は結ばれた。 人生でたった一回の『初めて』 それを圭一くんにあげれて、又、私も圭一くんの『初めて』を貰った。 嬉しくて、ちょっと照れくさい。 蒸し熱い夏の夜、大好きな圭一くんの身体は大きくて暖かった…。 <続く> れなぱん!(5)
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/538.html
宿に戻ったバッツ達はこれからの事を話しながら夕食をとっていた。 その中で、レナは一人沈黙を守っていた。 「・・・・・・・・・・・・」 その様子を訝しげに見ていたファリスが、レナに聞いた。 「なあレナ、さっきから黙ってどうしたんだよ。何か知ってることがあるなら少しでも話してくれ」 「・・・・・・・・・うん」 カチャ、とフォークを置くと、観念したように話し出した。 「あの山にはね、『飛竜草』という草が生えているの」 三人の視線がレナに集まった。 「飛竜は、傷を負ったり病気になるとその草を食べて治すの。飛竜草は飛竜にとってあらゆる 病気・怪我の特効薬なのよ。でもその代わり、飛竜の治療はその草でしか出来ない・・・」 「飛竜がその飛竜草が生えてる北の山に向かったってことは・・・」 「怪我か病気、ともかく治療が必要な状態ってことだな」 こくり、とレナが頷いた。皆の顔がわずかに曇る。 レナは、飛竜が四人も人を乗せて飛べないかもしれない、という事実を、皆の為に敢えて 隠していたのだった。 「明日は、出来るだけ早く出発しよう。飛竜草ってのがあるらしいから大丈夫だとは思うが、 早く行って看てやったほうがいいだろう」 しかし彼らにこれ以外の手立てはもはや無い。 ならば五分五分の可能性に賭けて、飛竜を探しに行くしかなかった。 その後彼らは翌日に備えてすぐにベッドに入った。 様々な疲れからか、四人の意識はすぐに夜の闇に溶けていった。
https://w.atwiki.jp/higurasi_zissya/pages/25.html
Q.おはぎの中に針は入っていなかったの? A.魅音が悪戯で『タバスコ』を入れていました。被害妄想に陥っていた圭一は その刺激がトリガーになり、針が入っていたと思い込んでしまったのです。 Q.レナが両親の不在やカップ麺の種類を当てたのはどうして? A.レナと圭一の母親は交流がありました。家を出る前に、圭一の母親がレナに「留守の間、圭一のことをよろしく」などと話していたのです。 Q.魅音が「大石の野郎殺してやる」と言っていたのはどうして?あれも妄想? A.隠したかった過去を好きな男の子にバラされたら、誰だって怒ります。 もちろん、本当に大石を殺す気なんかありませんでした。 Q.レナはどうして圭一を追いかけてきたの? A.去年、虐待という問題に苦しんでいた悟史は、圭一と同じように奇妙な振る舞いをし、素振りをするようになりました。 そんな悟史を、結局レナは助けてあげることが出来ませんでした。だからこそ、今年は圭一の相談に乗って助けてあげようと考えたのです。 Q.鬼隠し編ラストの注射器は何? A.レナと魅音が、これから病気の治療を受けなければならないと思われる 圭一とのお別れに、マジックで寄せ書きをしようとしたのです。しかし疑心暗鬼に陥った圭一には、もはやそのマジックが怪しげな注射器にしか見えませんでした。 Q.圭一のメモを切り取ったのは誰? A.園崎家が黒幕だという証拠を欲した大石の仕業という説が有力です。
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/736.html
第384話:Rogue 「あ……あぁ……うう……」 エリアが重傷を負った事故から少しだけ時間が経った頃。 レナは未だ何かに怯える様に隠れていた。 ここはウルの村から北に位置する森。 彼女はそこにある1本の大樹に体を預け、隠れていた。 最早あの村にいた人間の事はどうでも良い。 今はただ逃げたいだけだ。罪からも、人からも。 ふと彼女は、ある音に気が付いた。 草を踏みしめて歩く人間が出す、その音。 2人ほどの人間がこちらに確実に近づいている。 「……い、嫌……来ない……で……」 レナはその現実から逃げるように目を閉じ耳を塞ぐが、確実に気配は近づいてくる。 そして、現れた人間は――――― 「ったく、ライブラだかラブラブだか知らねぇけど……やっぱちょっと信用できそうにねぇな」 「まだ言ってるのか?大丈夫だって、普通に話しかけてくれたじゃないか」 「んな事言ったってよ……」 話は数十分前に遡る。 2人の人間――――バッツとローグは祭壇の洞窟から少しずつ南下していた。 地図によるとどうやらウルという村があるという事を知り、 『じゃ、そこで手がかりゲットと行きますか』 というローグの意見にバッツが賛成、そしてウルの村へと2人は向かい始めたのだ。 それが数十分前。 そしてしばしの時間が経ち、2人が暫く歩いていると1つの気配に気が付いた。 「ローグ」 「わかってる、盗賊なめんな」 「なめてない」 「わかってる、盗賊なめんな」 「いや、だから」 「わかってる、盗賊なめんな」 「………」 どうやらローグは気配の方に意識を集中しているらしく、人の話をあまり聞いていない。 だが気づいているという事はなんらかの対処が出来るという事だ。 そして恐らく、彼の頭の中ではいくつかの戦術や遁走方法などが浮かんでいるのだろう。 「コンタクト取ってみよう。やけに大人しすぎる」 ローグのその提案を聞き、バッツは小さく頷いた。 そして、彼らが見た気配の主は――――― そして3人は出会った。 レナは怯えながら、かつての仲間がいることに気づき、 ローグは彼女が非常に怯えていることに気づき、 バッツは彼女の姿を見るや否や、その状況の意外性に頭が一杯一杯になってしまった。 そして、静寂が辺りを包んだ。 レナは酷く怯えていた。 ローグは現状を理解する努力をしていた。 バッツはレナが何故ここまで怯えているのかと考えていた。 「バ……ッツ……?」 「レナ!レナだろ!?」 そしてバッツは彼女とお互いに見つめあった後、1歩踏み出した。 そして彼女に今の状況を尋ねるつもりだったのだが――――― 「嫌っ!近づかないで……っ!」 「レナ……?なんでそんな……」 「嫌だ…嫌だ!バッツでも嫌ぁ!!」 レナが拒絶していた。その様子を見て、バッツは足を止めた。止めざるを得なかった。 「おいバッツ、こいつマジで仲間なのかよ?失礼だけど俺にはとてもそうには見えねぇ」 ローグが隣で冷静に客観的な意見を放つ。その声には彼女に対する猜疑心が篭っていた。 しかしバッツはまたレナに少しずつ近づいていった。 混乱しているかつての仲間を、バッツは放っておけなかったのだった。 だがレナはそんな彼の思いなど知らず、恐怖に押し潰されかけていた。 そしてついに、彼女の恐怖は許容量を超えてしまい、 「……フレア!!」 爆発呪文を紡ぎ、バッツに至近距離で爆風での攻撃を与えたのだ。 「レナっ!?」 「んな……っ!」 小規模ではあるが、爆発を喰らったバッツはかなりの勢いで吹き飛ばされた。 そしてその勢いは殺される事は無く、バッツは後ろにあった木の幹に体を勢いよく打ち付けてしまった。 ローグもローグで彼女を警戒し少し離れていたものの、やはりフレアの爆風に吹き飛ばされていた。 こちらは運良く怪我を負う事は無かったものの、少々混乱している。 「バッツ……バッツ!おい!」 ローグが必死に叫ぶものの、返事が無い。 爆風によって起こった砂埃が晴れていくと、気を失っているバッツの姿を目にすることが出来た。 彼は気絶しているだけではなかった。左足に火傷を負っている。 ローグは急いで自分の飲料水を、バッツの左足にかける。 だがそれだけで当然上手く行くはずもない。しかもローグには回復呪文というものが使えない。 不味い、不味い不味い不味い。どうする、どうすればいい。ローグは焦る。 とその時、レナの名を叫ぶ声が突如響いた。そしてその刹那、脇からある人物が現れた。 「いた!……おい、お前!さっきは……」 脇から姿を現した人物、それはロックだった。 ロックは先程の騒ぎを目にし、仲間に自分でレナを探すよう頼んだのだ。 人の治療が出来る人間が減ることに抵抗を感じたソロだったが、ロックの申し出を断る事は出来なかった。 ソロ自身、レナの事が気になっていた。そこで出たロックの申し出はありがたくもあったのだった。 そしてロックは今レナを見つけ、ここにいる。 辺りを見回すとレナの他には気絶している男と、自分を奇異の目で見つめる男がいる。 「おい、なんだか知らねぇけど……こいつの知り合い?」 「ああ、近くの村でこいつが知り合いを負傷させた。そっちは?」 「こいつに自衛のようでそうでない攻撃されました。今も困ってます、そんだけ」 ロックはその言葉を聞いて大きな溜息をついた。 そして視線をもう一度レナに向けると、レナは奇妙な剣と支給品袋を持っていた。 こちらに構え、混乱しているものの臨戦態勢を取っている。刺激を与えれば襲い掛かってくるだろう。 「マズったな……爆風で連れの袋が盗られた」 「爆風?あいつ、そんな事まで……」 「で、そのアイテム盗られた連れはあの女の知り合いらしい」 「何?」 「それを踏まえた上でちょっとお願いがある」 ローグの「お願い」はこうだった。 単純明快、バッツをウルの村に連れて行き手当てをしてやって欲しいという趣旨だった。 「その間俺はこいつを退けたり陽動したり、臨機応変にするさ。囮作戦ってやつだ」 「大丈夫なのか?俺を信用するかどうかとか、お前が独りになることとか」 「大丈夫だ。俺は確かにまずは初対面の人間を疑う生き方をしてきた。でも今はそんなんじゃ無理らしいし、な。それに俺は丸くなった」 ロックは彼のその言葉を聞きながら、バッツの体を背負った。そしてローグを見つめる。 「行けッッ!!」 ローグの叫びを合図に、ロックはウルへと走り出した。 それを確認すると、ローグはアイスブランドを取り出して構える。 そしてそれから数秒も経たぬうちに、レナは早速ローグに肉薄した。 レナのその奇襲にローグは素早く対応したが、レナの攻撃はまだ終わらない。 それは彼女に眠る戦闘の経験がさせた業だろうか。彼の防御を鍔迫り合いへと発展させる。 ローグは主導権を握られかけたことを確認すると、すぐに後退した。そして考える。 フルートの様な単純な力ではない。状況に応じた「知恵」を働かせる。 次の行動は、ローグが先だった。 袋から取り出したのは数本のダーツ。そう、アリアハンで受け取ったアルスの支給品だ。 それをまずは1本、器用にもナイフを投げる要領で投げたのだ。普通に投げるよりも勢い良く矢は飛んだ。 レナはそれを見てすぐさま回避した。そしてローグの元いた場所を見る。 彼はいなかった。元いたところには何も無い。強いて言えば後ろで樹が無造作に生えている。 突然、彼女の顔をまたも1本のダーツが掠めた。見ると右頬に細い線が出来ている。 それは確実に斜めの軌道を描いていた。矢が地面にほぼ垂直に刺さっていることからも、上からの襲撃だという事を決定付けた。 「相手はいつの間にか木の上に潜伏した」という事を確信して、頭上を見る。 するとまたも葉の影から次は2本のダーツの矢が飛び出した。 今度は左腕に刺さった。血が流れ、激痛が襲う。 だがそれを耐え、先程の葉の影をじっと見つめた。しかしやはり、何もいない。またどこかへ移動したようだ。 「どうしてもってんなら、仕方ないよな」 「ひ……っ!」 どこからともなくローグの声が聞こえた。その不気味さにレナは思わず声を上げた。 そして怯えている彼女目掛け、今度は3本を一気に投げた。これで彼の持つダーツの矢は全て無くなった。 だがレナは、それを避けた。3本のダーツの矢を一気に避け、そして今度はどこから来るのかと上を見ていた。 だがローグはいつの間にか下に、しかもレナのすぐ傍にいた。 そう、今までのダーツでの攻撃は彼女の注意を上へ上へと惹き付ける為の行動だった。 そしてレナはその罠にはまり、すぐさま起こったアイスブランドによる斬撃を喰らってしまった。 ライオンハートがアイスブランドの衝撃で吹き飛ばされ、そして同時にレナの右胸も切り裂かれた。 服が裂けた場所からは、傷が見える。血が流れ、激しい痛みを呼び覚ます。 「あ……嫌!…痛い……痛い痛い痛い!」 そう叫ぶレナの目の前で、ローグは意外にもアイスブランドを鞘にしまった。 そして今度はローグが、先程のバッツのように静かにレナに近づいていった。 「今のお前は……ガキん頃の俺みたいに、全部に怯えて……全部信用しようとしない、そんな目をしてる」 「え……?」 「だから助けたい。お前と同じ眼をした俺の仲間も、いつか救ってやろうと思ってるしな。だから、お前も助ける」 「嫌!……私は……私は……っ」 「大丈夫だっつーの……俺だって、お前をボコってはいそれまでなんて考えてないしな。バッツの仲間ならなおさらだ」 ローグはそう言うと、また彼女にそっと近づいた。そう、村に連れて行くためにだ。 彼女は重度の混乱状態にあっただけだ。バッツの仲間なのだから、話せばきっと判る。 だがレナは、またもローグの知らぬ内に恐怖に囚われていた。 ―――――エリアは自分と同じように右胸に傷を負った。 そうだ、エリアと同じ。そして彼女を傷つけた人間は自分。目の前にいるのは自分を傷つけた人間。自分を写した鏡の様な存在。 目の前の男は自分自身の罪の形だと思えて。そう、自分自身の罪は人となって自分を追っていた様に思えて。 それが、今、目の前で自分をどこかへ連れて行こうと―――――― 彼女の思考は、そこで止まった。 そして袋の中で輝いた様にも思える1本のナイフを取り出した。 そう、恐怖に囚われるほど強くなる、チキンナイフと呼ばれる短剣。 それを、 「嫌ぁああぁあぁああぁぁあぁあぁぁ!!!!」 ローグの胸へと、突き刺した。 「………マジ……かよ……」 ローグはそう呟くと、静かに地面へと倒れた。 彼の背から、刃が姿を現していた。そしてその貫通していたナイフを、レナは無理矢理引き抜く。 「わ……たしは……あ…ぁ……あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 そしてまた自分の新たな罪に怯えるようにそこから逃げていった。刺さったダーツを抜く事すら忘れて。 「………救えなかったのか……俺には……」 誰もいなくなった森の中で、ローグは自嘲気味に呟いた。 眼が霞む。もう助からない事は明白だ。 だが、酷く頭は冷静で。最早諦めにも似た感情が支配していた。 だからこそ、彼は考え始めた。 何もすることが無く、何もすることが出来なくなったからだ。 そして彼女のあの眼を思い出し、色々な事も思い出していた――――― ―――俺も、ガキの頃はあんな嫌な眼をしたガキだったんだろうか。 独りになって……道行く人に物を乞い、そして遂に人から物を盗むことを覚えたあの頃。 あの頃の俺は、さっきのレナって奴みたいな眼をしていた。何も信じようとしない、あの眼。 でも俺はアルスと旅をする内に……そんな眼は忘れてしまった気がする。 だからあのレナって奴も……きっと混乱してるだけで、あんな嫌な眼はすぐに消えてしまうと思ったのによ。 まぁ囮作戦を決行した時点で俺は死を予感してたけどな。それで予感が当たったから嫌な話だぜ。 だが、そういや凶暴な人格の方のフルートはずっと変わらなかった気がする。 俺たちのことをずっと仲間だと思っていなかった。自分でもそう言っていたな、アイツは。 そんで……セージに言われたっけな。「似たもの同士だ」って。あん時は反論したけど……今はそう思うぜ、悔しいけど。 だから、守ってやらないとって思ったのに……フルートと再会する前に甘さを見せてこのザマだ。 アイツは今良い仲間を見つけられただろうか。良い仲間に守ってもらえているだろうか。 そして、アイツ自身が仲間を仲間として認めただろうか。 『大丈夫だ、馬鹿』 ぁ?なんか今フルートの声が聞こえたような……。 って、お前こんな所で何してんだ?……いや、幻覚か。 俺もヤキが回ったな……まぁいいや。で、何が大丈夫なんだ? 『今はてめぇらも、今あたしの周りにいる奴も、皆……仲間だよ』 ……そうか、そりゃ何よりだ。良かった良かった……ってオイ!消えんのかよ! おいおい、なんだったんだあの幻は。俺の自己満足?自己満足か、自己満足なら仕方ないな。 でも、もしかしたら……なんかテレパシーみたいなので俺にあいつが伝えに来てくれたのかもな。 もしあのフルートが言った事が正しかったのなら……俺は満足して眠れるぜ。さっきのは心残りだけどな……バッツの仲間だし。 満足……か。本当に満足してるだろうか。でも、俺と同じ眼をしてたフルートやレナを救えたら……俺も同時に救われる気がしてたんだ。 打算っぽくて嫌な奴だな、俺。それでも仲間はこんな俺を救ってくれたのに。ごめん皆……俺、死ぬ。 「フルート……皆…死ぬなよ………」 こうしてローグは、静かに命を落とした。 そして同時刻、ロックはバッツを背負ったままウルの村へと到着した。 銀髪の盗賊は、皮肉にも最後に人を救おうとして足元を掬われた。 だが彼のフルートを守り、救いたいという思いは彼女に届いたかもしれない。 これは、皮肉な物語。 【バッツ(気絶 左足火傷有)】 所持品:なし 第一行動方針:気絶中(ロックに運ばれている) 基本行動方針:レナ、ファリスとの合流】 【ロック 所持品:キューソネコカミ クリスタルソード 第一行動方針:バッツをソロ達の元へ連れて行く 基本行動方針:生き抜いて、このゲームの目的を知る】 【現在地:ウルの村入り口付近】 【レナ(重度の混乱状態 左腕負傷 右胸負傷) 所持品:チキンナイフ 薬草や毒消し草一式 第一行動方針:どこかへ逃げる】 【現在地:ウルの村周辺のどこか?】 ※ライオンハートとローグの支給品が落ちています 【ローグ 死亡】 【残り 66名】
https://w.atwiki.jp/103206/pages/43.html
ID CdzAcDQHO 富竹「せんせー」 レナ「なぁに富竹さん」 富竹「レナせんせえ・・・鷹野さんとセクッスしたらおちんちんにブツブツが出来たんですけど・・・」 レナ「ふぇ!私たちはまだ子供だから・・・・・・そんなこと話しちゃいけないと思うの・・・・」 富竹「僕はもう就職してるんだけどな」 レナ「だから、富竹さんが大人になったら話してあげる☆」 富竹「はーい」 ( ・3・)「その夜富竹さんはちんちんかきむしって死んだらしいよー」
https://w.atwiki.jp/so2se/pages/20.html
パーティ編成仲間加入条件(暫定) 仲間加入条件のまとめ 全メンバー使用例 全メンバー使用例 その2 パーティ編成 パーティ枠は8名強制加入はクロードとレナの2人 どのキャラも使おうと思ったらクロード編とレナ編で最低1周ずつはやることになる。 仲間加入条件(暫定) ⇔は同時に仲間にならないキャラ 一時的にパーティに加入するキャラは最後に必ず正式に仲間にするかの選択肢が出ます パーティーに空きがない場合(既に8人いる)は当然仲間にならない クロード どちらを主人公にしても強制加入(イベントで一時離脱することはある) レナ 各主人公で限定 レオン 正式加入はクロード編のみホフマン遺跡探索中一時的に仲間に(クロード編・レナ編共通)エル大陸到着後選択肢で仲間に(クロード編のみ) ディアス 正式加入はレナ編のみ(クロード編では一時加入すらしない)紋章の森で一時的に仲間に(レナ編のみ)前線基地で選択肢で仲間に(レナ編のみ) セリーヌ クロス王と謁見後城下町で一時的に加入クロス洞穴探索後選択肢で仲間に 二択 プリシス リンガに着いた時のイベントで登場(出るだけで一時加入はしない)ボーマンがいない状態でリンガでPAを起こしプリシスと会い、選択肢で仲間に ボーマン リンガのイベントに登場(出るだけで一時加入はしない)プリシスがいない場合のみリンガの聖地クリア後、選択肢で仲間に 二択 アシュトン オペラが仲間にいない時のみ加入1)紋章の森クリア後ハーリーで双頭龍の噂話を聞く2)サルバ坑道奥で龍と戦うアシュトンを目撃3)その後選択肢で仲間になる仲間にするだけなら上記の手順のみで十分。龍祓いイベントについては別項で。 オペラ アシュトンがいない時だけ加入1)クロスでPAを起こし三つ目の男とすれ違っておく2)武具大会終了後ヒルトンの酒場でオペラと会う3)山岳宮殿奥へ向かいオペラを目撃4)その後選択肢で仲間になる エルネスト オペラが仲間にいる時だけ加入1)オペラを仲間にする2)以下をホフマン遺跡に向かうまでに実行する├a)山岳宮殿のさらに奥に進みエルネストの痕跡を確認する├b)アーリアでPAを起こしオペラから墜落した宇宙船の話を聞く└c)神護の森の奥で宇宙船を確認する3)ホフマン遺跡でエルネスト登場。選択肢で仲間に ウェルチ 期間)武具大会終了後~ホフマン遺跡クリアまで条件)PTが4人以上(レオン除く)方法)ラクール城下町でPAを起こし、選択肢で仲間に ノエル サイナードの洞窟クリア後選択肢で仲間に チサト 1)セントラルシティ到着時にチサトと会っておく2)1.を実行するとノースシティのイベントでチサトが登場する3)その後サイナードの洞窟である通路を通った時に登場4)3.の時チサトが転んだ場所を調べると「チサトの名刺」を入手5)その後セントラルシティの新聞社にいるチサトのところへ行くと仲間になる※PTに空きがなくても一連のイベントは実行可能(当然仲間にはならないが、やっておくと一部のPAが見られるようになる) 仲間加入条件のまとめ アシュトンとオペラ・エルネストはどちらかしか入れられない プリシスとボーマンはどちらかしか入れられない クロード編でないとレオンは入れられない レナ編でないとディアスは入れられない エルネストはオペラがいないと入れられない 補足プリシスの「ほろほろグラフ」修得にはアシュトンが必要 ウェルチの「大地の怒り」修得にはプリシスが必要 バトルスーツはクロードを主人公に選択して+1、エルネストを仲間にすることで+2。それぞれピックポケットで追加入手可能 アシュトンは武具大会終了後フラグ消滅 プリシスはラクール国民が避難するとフラグ消滅 全メンバー使用例 2回のプレイで全メンバーを使うという前提 クロード・レナの各主人公でしか選択できないレオン・ディアスは確定残りの5人は各プレイヤーが自由に割り振れる 確定 A:2択 B:2択 [アシュトン]選択なら3人[オペラ+エルネスト]選択なら2人選ぶ クロード編 レオン [プリシス]or[ボーマン] [アシュトン]or[オペラ+エルネスト] [セリーヌ] [ウェルチ] [ノエル] [チサト] レナ編 ディアス 組み合わせ例:1クロード編:レオン・アシュトン・プリシス・ウェルチ・(セリーヌ・ノエル・チサトから二人)レナ編:ディアス・オペラ・エルネスト・ボーマン・(セリーヌ・ノエル・チサト・ウェルチから二人) 剣士であるアシュトンをディアスのいないクロード編に。 アシュトンとのPAで技習得できるプリシスを同PTに。さらにプリシスとのPAで技取得のあるウェルチも同PTに。 ただし、このPTでは不治の病の少女に関するPAを、両方の主人公で見ることが出来ない 組み合わせ例:2クロード編:レオン・オペラ・エルネスト・ボーマン・(セリーヌ・ノエル・チサト・ウェルチから二人)レナ編:ディアス・アシュトン・プリシス・ウェルチ・(セリーヌ・ノエル・チサトから二人) 組み合わせ例1を不治の病の少女に関するPAを両方の主人公で見れるように入れ替えたもの。 セリーヌはクリスのPAがあるのでレナ編に振り分けると良いかも。 クロード編でセリーヌを入れない場合、武具大会終了まで2人旅になる。 全メンバー使用例 その2 全145プライベートアクションを見るためのやり込み繰り返しプレイ用編成最低でもクロード3回・レナ3回は必要 組み合わせ例:クロード編1:セリーヌ・アシュトン・プリシス・ウェルチ・レオン・チサト クロード編2:オペラ・ボーマン・ウェルチ・レオン・ノエル・チサト クロード編3:プリシス・オペラ・エルネスト・レオン・ウェルチ・(ノエルorチサト) レナ編1:オペラ・ボーマン・ウェルチ・エルネスト・ディアス・ノエル レナ編2:セリーヌ・アシュトン・プリシス・(ウェルチ・ディアス・ノエル・チサトから3人) レナ編3:オペラ・(エルネスト以外で5人) ただし一部のPAはイベント終了後のリアクションまで楽しめるようになっていてそのリアクションまで全パターン見ようとするとさらに回数が増える数パターン必要なPAファンシティ・思春期のレオン:女性キャラ全部入れればセーブ&ロードで簡単に全パターン見れる派生PAのアームロック・モテ男への道も続けて見るためには誰かを犠牲にしてエルネストを入れなければならない ギヴァウェイ・トライア学園:編成によって内容が変わるわけではないので2回のプレイで見れる ヒルトン・秘密の花園:トライア学園と同じく全キャラが絡むPAで女性陣と男性陣それぞれの反応が見ものなので女性陣の反応用:セリーヌ・プリシス・ウェルチ・オペラ・チサト・エルネスト男性陣の反応用1:セリーヌ・アシュトン・ボーマン・レオン・ノエル+ウェルチ男性陣の反応用2:セリーヌ・アシュトン・ボーマン・ディアス・ノエル+ウェルチの3回必要
https://w.atwiki.jp/shineoflife/pages/158.html
一週間後 翔平「おー、島が見えたぞー」 レナ「一週間で完治するあんたら何なのよ・・・」 エレン「何か・・・何も無いジャングルみたいな島だな」 竜「つまらん」 クロ「自然の幸の料理を出来るとは・・・非常に光栄だ」 レナ「この島は船番必要無さそうね」 夏希「・・・」 竜「さて、俺も上陸すっかな」 エレン「何だかんだ言って行くんじゃん」 竜「まぁな」 クロ「おい筋肉剣士・・・ちょっと話がある」 竜「あ?・・・なんだよ」 クロ「ちょっと来い・・・お前ら上陸していいぞ」 カチャ エレン「・・・何じゃありゃ・・・」 翔平「珍しいな・・・あいつら」 レナ「まぁ・・・そうね」 夏希「大丈夫なんですか・・・あの・・・私この船にいて」 エレン「言ったろ、あいつらにはデマ情報を流してある、俺らは別の島で療養中って事になってんだ」 レナ「あいつらを迎え撃つ為にも、時間を稼いでるんだから大丈夫よ・・・短くても一週間は持つ」 夏希「あの・・・そうじゃなくて」 翔平「心配無い・・・俺らはもう負けねえから」 ピカッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼ レナ「く・・・何‼‼‼‼?」 エレン「さぁな・・・物凄い光ったぞ」 翔平「この光・・・」 フレイ「よお翔平、また会ったな」 翔平「やっぱお前か」 エレン「光炎組の・・・」 フレイ「ちょっと来い、渡したい物がある」 翔平「ここじゃまずいのか?」 フレイ「まぁな・・・」 翔平「じゃあ俺はフレイと一緒にいるわ」 エレン「了解」 レナ「私達はどうする?」 エレン「レナのシナリオ通りなら、俺は大量のダイナマイトを用意しなきゃならない」 エレン「だから俺はその制作にあたる・・・お前は体休めとけよ」 レナ「でも・・・それだけってわけには・・・」 エレン「じゃあ、あの子が勝手な事しない様に相手しといてくれよ・・・」 タッ レナ「船で作るんじゃないの?」 エレン「何やらお取り込み中だろ、どーせ木の皮とか必要だし」 夏希「あの・・・勝手な事って・・・」 レナ「さぁね・・・でも船の中は取り込んでるから、散歩でもしよっか」 竜「何だよ・・・俺に話って」 クロ「いやぁ・・・その・・・・・・・・・・・・・・・頼みが・・・あってな」 竜「言い辛そうだな」 クロ「そりゃそうだ・・・男に・・・しかもお前に頼みなんて言い辛いに決まってる」 竜「・・・頼まれる前から既に断る気満々だぞ」 クロ「いや、別に面倒な事じゃない・・・いやぁ、俺はほら、筋トレ馬鹿じゃねえからさぁ」 竜「ったく・・・そんで?」 クロ「だから筋トレの仕方とか・・・分かんないんだわ・・・教えて欲しいなぁと思って」 竜「なるほどね、お前今さら筋トレすんの?」 クロ「あぁ・・・この間の戦闘で確信した・・・俺の技術に・・・体が追い付いて無い」 竜「なるほど、技術には絶対の自信があるわけか」 クロ「ま、否定しないけどな・・・頼む・・・俺に筋トレ教えてくれ」 竜「・・・悪いが、俺のやり方でやって貰う以上、本気でやって貰う・・・フライパン握れなくなるくらいやってやるよ」 クロ「恩に着るよ・・・」 竜「ただし、その小奇麗な格好じゃ運動は出来ねえな・・・ジャージ持ってねえの?」 クロ「まぁ・・・俺が持ってると思うか?」 竜「いや、思わないな・・・Tシャツくらいあんだろ、下だけなら貸してやるよ」 クロ「どうも」 フレイ「お前と会ったのが懐かしくてさ、衝動的に師匠に会いに行ったんだ」 翔平「あの山に入ったのか・・・凄いな」 フレイ「そんでさ、会ったんだけど・・・これ預かって来た」 翔平「ノート・・・なんだこれ」 フレイ「さぁ、中身は見るなって言われたから見て無いが、師匠から伝言もあるぞ」 翔平「なに?」 フレイ「お前ならもしかしたら・・・これが出来るかも・・・いや、既に出来ているかもしれない」 翔平「何だそりゃ」 フレイ「さぁな、まぁ用はそれだけだ、邪魔したな」 翔平「そっか・・・ありがとなフレイ」 フレイ「おう、何だか知らねえが頑張れよ」 船 レナ「あれ、何してんの?」 竜「筋トレ中だ、あぁ・・・そういやコックから伝言だ」 夏希「・・・?」 竜「暇なら全員分の夕飯調達を頼みたいそうだ」 レナ「分かったけど・・・クロどこ行ったの?」 竜「中だ、ほら、釣り竿と餌」 夏希「ありがとう・・・ございます」 竜「・・・じゃあ俺も中にいるからな」 カチャ レナ「さーてっと・・・釣ろうか」 夏希「はい」 船内 クロ「ハァ・・・ハァ・・・自分に筋肉が無いのが身にしみて分かるよ・・・」 竜「普段からやってねえからだ」 クロ「へっへへ・・・」 森 翔平「身体強化術・・・「豹真」か・・・」 エレン「あれ、フレイどーしたんだ?」 翔平「帰ったよ・・・これ置いて」 エレン「ノートだな・・・何かの戦闘書か?」 翔平「そんなトコだな・・・面白い事は書いてある・・・ちょっとやってみるか」 エレン「へぇ・・・どんなのを見せてくれんのかな」 翔平「ここに力を入れて・・・こうかな」 ドクンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 翔平「う・・・」 エレン「おい・・・翔平?」 ドサ エレン「おい翔平‼‼‼‼‼大丈夫か‼‼‼‼‼?」 夜、船 エレン「ふぅ・・・迷っちまったが・・・やっと着いた」 レナ「遅かったわね・・・あれ、背負ってるのって・・・翔平‼‼‼‼‼‼?」 竜「何かあったのか?」 エレン「翔平が急に新しい技試すって言うから見てたら倒れたんだ」 レナ「そう、ごくろうさま」 エレン「あれ・・・クロは?」 クロ「ここだ、夏希に飯は頼んだ」 エレン「・・・何で?」 クロ「腕に全く力が入らなくてな・・・」 竜「初日であのメニューをこなすとは、充分だ」 エレン「え、クロは竜の弟子になったのか?」 クロ「その言い方はやめろ‼‼‼‼‼」 レナ「でもそんな風に見えるわよ」 クロ「うっせ」 カチャ 夏希「出来ました・・・あの・・・」 レナ「ありがと、はいみんな、食べるよ」 竜「俺はいらない、さっき森へ入って猛獣食って来た」 クロ「ったく・・・」 レナ「ごめんね」 夏希「いや、私はいいんですけど・・・それより・・・船長さん診て来ます」 エレン「おう、頼むよ・・・いただきまーす」 夏希「足に凄い圧力がかかったみたいです・・・それが心臓まで伝って意識を失ったんだと思います」 クロ「んん・・・うまいな、さすが店で働いていただけの事はある」 エレン「んん・・・ん・・・そーだな・・・翔平は大丈夫なのか?」 夏希「はい、船長さんの体力でしたら、一晩寝れば完治すると思います」 レナ「そりゃよかった、夏希も食べましょ」 夏希「・・・はい」 翌朝 翔平「いやー・・・昨日はあのまま寝ちゃった」 エレン「ったく・・・いきなり倒れるからビビったよ」 翔平「悪い悪い、そのままやったんじゃダメか・・・」 竜「新たな戦闘法か?」 翔平「あぁ」 クロ「そーかい・・・じゃあ俺は今日の分やって来るよ」 翔平「俺は今日も森へ行く」 エレン「俺も同行するわ、また倒れられたらまずいしな」 レナ「私達は今日も釣りね」 夏希「・・・はい」 竜「さて・・・俺もやるか」 クロ「なぁ剣士」 竜「人を役職で呼ぶな・・・なんだよ」 クロ「スポーツ選手は、試合の前々日までは体をイジメ抜き、前日は体を休めるという」 クロ「ついた筋肉を程良くリラックスさせることで最も良好な状態で試合に臨めるらしい」 竜「それが?」 クロ「お前は今まで筋トレしかしてないんだからさ・・・一週間休んだら・・・どれほどの力になるんだろうな」 竜「へぇ・・・お前が俺に筋肉のアドバイスか?」 クロ「まぁな」
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/393.html
青い炎vs月の頭脳(後編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第170話 「っ! ハルにゃん!!」 妹が声をかけるが、ハルヒは振り向かずただ走り去る。 慌て、キョンの妹はデイパックを担ぎ直して立ち上がりハルヒが向かったと思われる先へと走り出した。 続いて、キバもキョンの妹の後ろからハルヒを追おうと駆け出す。 「おっ、おい、どないしたんど?」 唯一、目が見えない為に何が起こっているのかわからない博之は狼狽したように問いかけるが誰も答えない。 レナはただ冷たい視線をハルヒの去った方向に向けている。 水銀燈はレナの言葉とハルヒが起こした行動とをじっくり照らし合わせ真実を知ろうとするように思案をしている様子だ。 誰も追おうとしない。 ピッピは自分は追うべきか否か決めあぐねている様子でまごまごし――その手をこなたに掴まれた。 「ピッ!?」 「行こう、ピッピ……早くハルヒ達追わなきゃ離れ離れになっちゃう!」 言うが早く、珍しく顔を強張らせ真剣な面持ちをしていたこなたはピッピを連れて走り出そうとしたが――。 すぐに立ち止まり振り向いた。 「……レナちゃんの事だから、多分考えがあってああいう事を言ったっていう事はわかる。 でもやっぱり……もう少し、言い方ってものがあると思う」 「……こなちゃん」 悲しそうに呟くこなたに、レナもその顔を悲壮の色に染める。 こなたはレナを信頼している……レナの考えが、自分達常人の理解の範疇を超えている事も知っている。 そして、それが的確である事も信頼に値するものである事も知っている。 だが、それでも……こなたの中にある感情がそれを否定した。 レナの言葉を……ハルヒの言う事を信じないという冷たい言葉を否定した。 「レナちゃんは頭がいいから追う事が正しくないと思ってるんだと思う。 でも、私はただのオタクだから、馬鹿だからきっとそれがわかんない……」 今のこなたにとっては、レナの言葉よりもハルヒの涙の方が重要だった。 人の感情が、抑えきれない保護欲がレナの言葉に勝っていた。 だからレナの言葉が正しいと思っていても体が言う事を利かない。 助けを求めている人がいるのなら、救いを求めている人がいるのならその人の力になりたいと思うから。 「ハルヒの言葉の中に何があったのか知らない……でも、私はハルヒが嘘をついてるなんて思わない。 ハルヒは萃香に襲われて萃香の話になると混乱してたみたいだけど、それは仕方ない事だもん。 だから私はハルヒを否定しない……今のレナちゃんの言葉じゃ、否定出来ない。 ……ちゃんと追ってきてね、こんな所で離れ離れなんて嫌だから」 それだけの言葉を残すと、こなたとピッピもキバ達を追って闇の中へと消えていった。 後に残ったのは、その後ろ姿を見つめるレナと、博之を起き上がらせようと手を取っている水銀燈。 まだ博之は何が起こったのか説明しろと喚いているが、水銀燈はそれをとりあえず黙らせて立たせ、少しずつ歩き出す。 「追うわよレナ、あいつらだけを放っておく訳にはいかないわぁ。 いつ殺し合いに乗った奴が襲ってくるのかわからないんだからねぇ」 「……わかってるよ」 「どうでもいいけど、あんたも馬鹿よぉ。 ここにいるのは馬鹿ばっかりなんだから、事実だけ突きつけても否定されるに決まってるじゃなぁい」 「……銀ちゃんは信じてくれるの?」 「信じるも信じないも話を聞かない事には、ねぇ? それと、銀ちゃんはやめなさい」 歩き出した水銀燈の横に並び、レナは口を開く。 「そうだね……もう、話していいかな。 それじゃあ……私がどうしてハルヒちゃんを疑うような事をあの場で言ったか……話すよ」 歩きながら、レナは語りだす。 「まず……私はハルヒちゃんを最初から完全に疑ってた訳じゃない。 彼女の言葉には嘘も矛盾も無かったと思うし、そういう素振りは全く見えなかった。 だから、言ってた言葉は本当なんだよ……でも、そこには足りないものがあったんだ」 「足りないもの?」 「うん……彼女の言葉の中には、『かつての仲間』に対する配慮が全く欠けてたんだ」 ハルヒは萃香に襲われ、仲間と散り散りになった。 恐らく事実なのだろうが、だとしたらそこに矛盾が生じる。 それは、彼女が全くニートやロールちゃんの安否を気遣わず……また、助けようと呼びかける声が無かった事だ。 一日、或いは半日とはいえ苦境を共にした仲間……。 放送でその名を呼ばれなかった以上、彼らの無事を願う声が一つくらい入っていてもいいはずだ。 むしろ自分達に呼びかけてニートやロールちゃんを助けようとしてもいいくらいだ。 なのに、彼女の言葉の中にはそれらが抜けていた。 いや、それは抜けていたというよりも意図的に抜いていたようにすら感じられた。 「萃香ちゃんの力を恐れていたとしても、助けるよう提案だけでもしていいはずだよ。 でも、ハルヒちゃんはそれをしなかった……彼らには全く触れず、ただ萃香ちゃんの脅威だけを話していた。 どう考えても、これは不自然だと……私は思う」 「……確かに不自然だわぁ、でも、それだけじゃあまだ確証が持てない」 「うん、確証が持てない……だから、私は試した」 「試す?」 水銀燈の疑問に、レナは頷きながら続ける。 そう、まだこの程度の不自然さだけではハルヒの言う事を信じないと言い張る事は出来ない。 あくまでも不自然さは不自然さであって、それ以上のものではない。 ニートやロールちゃんの話が出なかった事だって言い訳をしようとすれば幾らでも言い訳が出来るのだ。 故に……レナはあえて、その不自然さを指摘せず、ただ単刀直入に事実だけを述べた。 「私は『ハルヒちゃんの言う事を信じない』……そう言った。 彼女がもし、私たちに危険な目に合ってほしくないと……ただそれだけを願うのなら、もっとヒステリックに怒鳴り私に問い詰めるはずだよ。 萃香ちゃんの危険性を知り、そのせいで狂気的になってるんだとしたらそうするに決まってるのに」 しかし、彼女はそうしなかった。 途中までヒステリックになりレナに詰め寄ったものの……すぐにそれを止めたのだ。 まるでスイッチのオン/オフのように、切り替えよくヒステリックなものを止めてただレナを見つめていた。 それは、冷静になり萃香の危険性をもう一度理論詰めして説く為? いや、それではおかしい。 「それなら最初から冷静に話をしていなきゃ矛盾が生じる。 ヒステリーよりは理知的に話す方が信憑性はあるもの。 最初から後者に徹する事が出来るのなら最初に狂気的になってた理由が不明瞭になる。 そもそも、理知的に話せるのなら最初のヒステリックな話し方の方がおかしいんだよ」 「……耳が痛いわねぇ」 かつては何かと狂気的になり色々とおイタをしていた水銀燈は顔を渋らせる。 だが、レナの言う言葉は道理にかなっているものと思えた。 言われてみれば確かにあのハルヒの態度はおかしいものがある。 狂っている人間は、そう簡単に冷静になる事が出来ないという事は身をもって知っているのだ。 「それで、そこから何がわかるのかしらぁ?」 「つまりハルヒちゃんは狂気に満ちている訳じゃない、まだ理性が残っている。 そしてその狂気の向いている先は萃香ちゃんじゃないって事。 ……後は、萃香ちゃんと今塔にいる人たちを私たちと合流させたくないって事くらいかな」 萃香の話をしている時に冷静になる事が出来たという事は、即ちその矛先が萃香へと向いていないという事だ。 つまり、ハルヒは萃香を危険視はしていてもそこに脅威は感じていない。 ならば何故萃香の事になればあれほどヒステリックになり、加入に否定的になったのか? もし仮に萃香が仲間になるとすればニートとロールちゃんも仲間になる。 そうすれば、ハルヒは萃香の事を恨みつつではあるかもしれないがかつての仲間と合流出来るというのに。 萃香にそこまで脅威を感じていない以上、危険だと思いながらでも合流してもおかしくない。 合流しなくても、そこまで否定的にならなくてもいいはずだ。 だというのに半狂乱的になってまで萃香の加入に反対したという事は、そこに何かの理由があるはずだ。 萃香と絶対に合流したくはない……正確に言えば『レナ達』を萃香と合流させたくない理由が。 「そうでなければ、あそこまで反対した理由がわからないよ」 「ちょ、ちょい待てやレナ! 合流させたない理由て……どういう事ぞ!?」 「少しは自分の頭を使いなさいよ博之ぃ、ここまでヒントがあればわかるでしょぉ?」 「水銀燈はわかるんか!? なんかさっきから難しい話ばっかで、俺もう訳がわからんがぁ……」 頭を抑えて項垂れるようにしながら博之の手を引きながら、水銀燈は僅かに笑みを浮かべて博之に告げる。 「答えは単純、あの女は殺し合いに乗っていない人間を一つに集めたくないのよぉ」 「……? どういう事ど」 「お馬鹿さぁん。 殺し合いに乗っていない人間を一つに集めたくない理由なんて決まってるでしょぉ? つまりあの女は、殺し合いに乗ってしまってるのよ」 「……なァッ!?」 突然告げられた事実に、博之は盛大に狼狽して思わずこけた。 水銀燈はその様子を見ながらくすくすと笑い、倒れた博之を再び起こす。 「んなっ、なんでど!? だ、だってあいつ、あれやろが!? 妹の兄貴の友達なんやろ? ええ奴なんと違うんか……!?」 「人が良すぎねぇ博之。 その妹の兄の友達である古泉一樹だって殺し合いには乗ってるのよぉ? いまさらそんな理屈は通用しないわよぉ」 「やっ……やけど!」 「落ち着いてください博之さん……これはあくまで、推察でしかありません」 まだ混乱している様子の博之にレナは優しく告げる。 そう、これはまだただの推理……推察に過ぎない。 「でもその可能性は高い……でしょう? あの女が逃げたのだって、私達を離散させる為でしょうしねぇ」 「うん……多分、ハルヒちゃんは自分を追って妹ちゃん達が来る事を予想してたんだと思う。 だから逃げて私に説明する機会を与えなかった……」 「……って、ちょい待て! それやったらキバらぁが危ないん違うんか!? あいつが乗っとるいうんなら襲われるかもしれんが! はよ追わんと!!」 「そんな事言ってもあんたは走れないでしょうが……それに、その心配は無いわぁ」 「私達は七人……ハルヒちゃんは一人。 誰か一人にでも刃を向ければ、それだけでハルヒちゃんは袋叩きにされちゃうからね。 だから、キバさん達が襲われている可能性は低い」 「……なるほどのぅ」 レナと水銀燈の間で交わされる言葉に博之は息を深く吐いて感心する。 二人の言葉は頭を使うのが今ひとつ苦手な博之にとって難しい事ばかりだが……。 博之の心中にあった不安を取り除かせる分には十分な効果があったらしい。 「でも、ハルヒはいいとしても他の奴らが襲ってくるかもしれないわぁ。 レナ……博之はこの通り走れないし、私もこいつの面倒見なきゃいけないから後から行くわ。 あんたは先にキバ達の所に行ってなさぁい?」 「……そうだね、それがいいかもしれない。 銀ちゃんも博之さんも、今ここで話した事はハルヒちゃんの前では絶対に言わないでね?」 「お、おう。 わかっとるが」 「それじゃあ……二人とも、気をつけてね」 それだけを言い残すと、レナもこなた達から大幅に遅れて走り出した。 辺りは闇に包まれており、しばらく走ると水銀燈達も見えなくなる。 そして、一人になった事により頭が静かになり――また、何事かを考え込みはじめた。 ハルヒは逃げ出した――それは当然、レナの説明をキョンの妹達に聞かせない為だ。 だが……ただ逃げ出しただけというのなら、しばらく捜索すればそれで終わりだ。 ここは平原……特に隠れられるような場所も無いし、あるとしても少ない。 レナは、走りながら思考を深めてゆく。 ……自分達をニート達と合流させたくない、それがハルヒの目的に違いない。 だが、だとすると一つ矛盾が生じる。 それは、何故自分達と萃香とが『知り合い』なのだと知っていたのか――そこに謎が残る。 知り合いなのだと知らなければ、態々仲違いさせるような事はしないはずだ。 元々合流するつもりなのだと知らなければ、ハルヒが接触するはずがない。 もしかしたら……とレナは先ごろに感知した違和感を思い出した。 ハルヒと出会う直前に誰かに監視されていると感じたあの感覚……。 あれがもしハルヒによるものなのだとしたら……。 いや、とレナは首を振る。 あれはハルヒなどよりもっと強大な力を持っている者の視線に違いない。 証拠は無いが……レナは自分の直感を信じる。 だとするならば、あの時覗いていた者がハルヒに教えた? ……それなら在り得る線だ、自分でも納得が出来る。 そうすると、その者はハルヒを使って自分達を内部から撹乱しようとしているのだろう。 実際に、今現在自分達は散り散りになっているのだから相手の策は功をなしたと言っていい。 「でも……そう簡単に、策に乗ってあげるもんか」 レナがあえてキョンの妹達を追わなかったのは、その策に陥ってしまったと相手に思い込ませる為だ。 冷たくハルヒにあたったのも、あえてそう見えるようにしたからだ。 きっとハルヒはこう思っているだろう。 これで、レナはキョンの妹達からの信用を失った……情に疎い人間だと思われたと。 それでいい、思わせるだけ思わせておけばいいのだ。 今、ハルヒは逃げ去っている……しばらくは隠れているはずだ。 その隙に妹、キバ、こなた、ピッピにどうにか真実を伝える。 その前にハルヒが見つかってしまっても……何の事はない、二人きりになった時に手短に伝えればいいのだ。 ハルヒだって七人全員を監視出来ている訳ではない、隙なら幾らでもある。 「だから利用する、私達を離間させようとしたその策を……逆に利用して欺いてやる」 あえて仲違いをしているように見せかけ、ハルヒに計は為ったと錯覚させる。 「本当ならハルヒちゃんに言う前に、ハルヒちゃんが殺し合いに乗ってる可能性が高いと判断出来れば良かったんだけど……。 でも、今更言っても仕方ない……かな」 それならば、単に全員が萃香を否定すると同調したように見せかければいいだけなのだから苦労はしない。 しかし、それが今更言っても仕方ない事なのは重々承知だ。 むしろ今から出来る事を探して挽回しなければならない。 ……今から離間の計を逆用するなら、勿論それは皆の反感がレナに向けられている事を利用するより他ない。 つまりは、レナを中心として仲間の心がバラバラになったと――そう思い込ませる。 ハルヒに自分達の存在を教えた者――仲間がいるというのならばハルヒは何れそれを仲間に伝えるだろう。 或いは、その前にハルヒの仲間が接触を図り、ハルヒと同じように内部から分裂工作をしてくるかもしれない。 自分達を見て即効で襲ってこないという事は、相手も慎重派である事に違いない。 だから、少なくとも中途半端な時期に自分達をいきなり襲ってくる事は無い、必ずこちらの内部の情報を手に入れてから動く――レナはそう予想する。 「なら、その人にも私達は仲違いされていると伝えられるはず……。 相手の心には油断が生まれ、慢心が生まれ、隙が生まれる……そこを突く」 大丈夫、必ず上手くいくとレナは自分に言い聞かせる。 本来作戦立案などは自分の役目ではなく魅音の役目だ……だから、自分の計が敵の知恵者相手にどこまで通用するのかわからない。 だが、それでも自分は自分に出来るだけの事はしたと思う。 その為に、キバ達を危険に晒してまでわざとすぐに追いかけず冷血な人間だと思わせるようにしたのだから。 「大丈夫……私は竜宮レナ。 どんな敵だって必ず打ち倒して、このゲームをスクラップ&スクラップしてみせる……」 ふと、レナは夜空を見上げる。 そこにはたった一つ、仄かな明かりをくれている満月が存在するだけだった。 sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 時系列順 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 投下順 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) エアーマン sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 友人 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 涼宮ハルヒ sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) TASさん sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) クラモンC sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 泉こなた sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) ピッピ sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 竜宮レナ sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 水銀燈 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) キョンの妹 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編) sm170:青い炎vs月の頭脳(前編) 永井博之 sm170:D-2ブリッヂの死々闘(前編)
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/453.html
ジーネの爪 アシュトン専用の双剣。 基本攻撃力は0だが、パラメータ上の攻撃力はゲーム内のアシュトンのステータスに影響する。 装備すると、攻撃力=STR値の2分の1、命中力=DEX値の4分の1、魔力=INT値の2分の1の値がそれぞれ加算される。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] レナ [所有者] レナ(4話、59話、66話、87話) ↓ レオン(93話、102話、107話、111話、123話、126話(前)(後)) ↓ クロード(128話、133話) ↓ アシュトン(138話) [メモ] レナ本人は確認済み。 レナが気絶してレオンに運ばれる際に(93話)レオンの手に渡る。 以降、何気にレナに返しておらず、レオンが所持。 128話でレオンのデイパックごとクロードが回収。 138話で道具分配を行いアシュトンの手に渡る。 支給品一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2331.html
「メタナイト殿!」 「どうした、幸村?」 八頭身の男・真田幸村が一頭身の男・メタナイトに問いかける。 この二人がKAITOを追いかけ、遂に東京までやって来たのだが… 「このカラクリはメタナイト殿のものでござるか?」 「ああ、そうだ!」 メタナイトは途中、秋葉原に置いてある自分の戦艦ハルバードを取りに行きたいと言ったので、 秋葉原に寄って、ハルバードに乗り込んだのだが… 「はぅ~♪巨大戦艦かぁいいかぁいいよ~お持ち帰りィィィィ!!」 先客がいたようである。 「私はメタナイトだ」 「某は真田源次郎幸村!」 「私の名前は竜宮レナだよ」 メタナイトと幸村はレナと名乗る少女と接触した。 メタナイトはこの戦艦がないと自分の真の力が発揮できないとレナに伝えたのだが、 「はぁう~。メタナイトさんかぁいいよ~おっもちかえりぃー♪」 メタナイトを見たレナはかぁいいモードに入ってしまった。 「よ、よさんか!」 必死で抵抗するメタナイトだがかぁいいモードに入ったレナに光速で抱きつかれた。 「レナ殿、破廉恥でござる!」 それを幸村は顔を真っ赤にして見ている。 その時だ、事件が起きたのは! ポロッ! なんと、メタナイトの仮面が取れた。 「はぁう~♪仮面のないメタナイトさんもかぁいいよ~おっもちかえりぃー♪」 メタナイトに更に強く抱きつき、頬擦りをしながら全身をがっちりホールドするレナ。 この状態では流石のメタナイトでも逃げられない。 「幸村、見てないで早く仮面を取ってくれ」 「御意!」 幸村はメタナイトの指示に従い仮面を拾いメタナイトに付けようとしたが、 「なっ!」 光速の何かが幸村に直撃した。 後方に大きく吹っ飛ばされる幸村。 「妹紅殿といい、レナ殿といい、近頃の女子は皆強いのか?」 壁と激突した幸村はそう言った。 そして、気付いた。 自分の手に持っていたはずのメタナイトの仮面が二つに増えていることに。 「ああ、私の仮面がーーー!」 否、二つに増えたのではなく、真っ二つに割れたのだ、 ありえないほど動揺するメタナイト。 メタナイトの仮面を割ったもの、それはレナの光速の拳。 れなぱんである。 あの一瞬でメタナイトの仮面にヒット。 そして、仮面ごと幸村を吹っ飛ばしたのである。 その衝撃で仮面が割れてしまったのである。 「私の仮面………orz」 「申し訳ない、メタナイト殿、某が未熟なばかりに…」 メタナイトはハルバードを取り戻したものの大切なものを失った。 「はぁう~♪落ち込んだメタナイトさんもかぁいいよ~おっもちかえりぃー♪」 【一日目21時00分/金星・秋葉原】 【メタナイト@星のカービィ】(クラス・ライダー) 【状態】健康 精神的ダメージ(大)仮面無し 【装備】巨大戦艦ハルバード搭乗 【道具】支給品一式 【宝具】“銀河の聖剣(ギャラクシア)” 【思考】 1;私の仮面………orz 2:幸村とともに KAITOを追いかける 3:マスターに絶対の忠誠 【真田幸村@戦国BASARA】 【状態】健康 熱血 【装備】棲羽亜陀 巨大戦艦ハルバード搭乗 【道具】支給品一式 不明支給品 【思考】 1:メタナイト殿、すまない 2:メタナイトとともに、KAITOを追いかける 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 【状態】かぁいいモード 【装備】 巨大戦艦ハルバード搭乗 【道具】支給品一式、不明支給品、 【思考】 1:メタナイトさんかぁいいよ~ 2:かぁいいものを集める 3:できれば仲間も探したい