約 48,537 件
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/13975.html
ストーリー:アライズ ストーリー:アライズ本編 Beyond the Dawn 本編 隣り合うふたつの星、ダナとレナ。 300年前、自然あふれる世界であったダナは、高度な科学や魔法が発達したレナから突然の侵攻を受け、 以来、終わりなき隷属を強いられることとなった。 ある日、鉄仮面に顔を覆われたダナの青年と、同族から追われるレナの少女が出会った。 この思いがけない邂逅はふたつの星の運命を揺るがす物語の始まりに過ぎなかった―― Beyond the Dawn 双世界を巡る解放の戦いから一年。 世界がひとつになっても、未だ対立を続けるダナ人とレナ人。 かつての仲間たちと共に双世界の真の夜明けを目指し、 奮闘を続けるアルフェンたちはある時、 陰のある少女ナザミルと出会う。 ダナとレナどちらの血も引くがゆえに、 どちらにも居場所のないナザミルに対し、 そんな彼女の保護を申し出るが──。
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/501.html
「ハァ、ハァ、何で…なんでわかるのよ!?」 バーバラは森の中で逃げていた。背後から誰かが追ってくる音がする。 感覚でわかる。さっきお姉ちゃんを殺したアイツだ。 でも、なんで?さっき巻いたはず。それに森の中なのに…… 払いのけた枝から跳ねかえってきた白い粉を見て、バーバラは愕然とした。 (雪!足跡!アイツはコレを追ってるんだわ!) なんで気がつかなかったんだろう。さっきから雪を踏みしめる音を聞いているのに。 原因がわかったからといって、どうしろというのだ。解決案が浮かばない。 何かこんな時につかえる魔法があったはず。頭を急速に回転させていたバーバラは不意に走る事をやめた。 「…うそ…でしょ……?」 バーバラはその場に座りこみそうになるのをなんとか耐えた。森を抜けたそこには、 青空がひろがっている。さっき見たのは間違い無い。森を抜けたそこは、切り立った崖だったのだ。 迂回ルートは無い。飛び降りるにしては高すぎる。引き返す事もできない。アイツが近づいてくる。 「どうしよう……誰か、誰か助けてよぅ」 自分の仲間とレナの事を考えながらあたりを見まわす。 しかし、無常にも助けは来ず、替わりにソロが森の切れ目から姿をあらわした。 「…ここで足跡が途切れているな」 (え?どういう事?私はここにいるわよ?) バーバラは自分の手を見た。透けてない。月鏡の塔の時とは違う。 「…下に飛び降りたのか? ちっ。早く見つけ出して殺さないと…」 そう言い残してソロは森の中に戻っていった。 (どういう事?) バーバラは不思議そうにソロの消えていった森の入り口を見つめた。 確か、前にもこんな事が…。 そうだ。今日の夜明けに、お姉ちゃんがやった、あのコワイおじさんに鉢合わせそうになった時。 お姉ちゃんが何か呟いて、そうするとあの人達が気付かずにいっちゃったんだ。 (お姉ちゃん。助けてくれたの?) バーバラはやさしかったレナの姿を思い出し、次に雪の中で淋しそうなレナの事を思い出した。 バーバラは立ちあがり、もと来た道を引き返した。足跡と、レナの血痕を頼りに。 「…お姉ちゃん」 バーバラはレナの死体の前で座っていた。 「ゴメン。…私、何もできなかった。…私がヘンな事言ったから…」 バーバラの目に涙が浮かぶ。 「…ゴメン。…ゴメンね」 不意にバーバラの袋から、赤い光が漏れる。 「…これは……。町で拾った宝石……。」 宝石はゆっくり回転しながらレナの死体の上に浮かぶ。 「…一体なにが……」 そして宝石の光がレナの死体を照らし、頂点からレナの姿が浮かび上がった。 「お姉ちゃん…なんで……」 「ゴメンね、バーバラちゃん。わたし、死んじゃったみたい。 これは私が残せる、最後のメッセージ。一度しか言えないから、ちゃんと聞いて」 「あなたを助けてくれる人は、ここから北にいる。でも、決して北西には行ってはダメ。 あそこに行ったら、必ず良くないことが起きる。北東に行けば砂漠があるはずだから、そこを行きなさい」 「それと、これは私からのお願い。私のペンダントを、姉さんか、バッツという人に渡して。 この中に、手紙が入ってる。…でも、バーバラちゃんは見ちゃダメよ」 にっこりと微笑みかけるせいで、バーバラの涙腺が壊れた。胸が、すごく、くるしい。 「二人に、大好きだって、愛してるって伝えて」 「…うん。わかったよ。お姉ちゃん」 「もう、時間がないわね。最後に、私のことを埋葬してくれるなら、この子を使って」 さしだしたレナの右手から、小さな、炎の鳥がうかびあがる。 「このコが、あなたを護ってくれるはず。このコを、私だと思って。」 鳥が小さくいななき、バーバラの胸に跳びこむ。熱くは無かった。 「もう、これまで、かな?バー、バラ、ちゃん、死んじゃ、だめよ、絶対、生き残って」 もう、声が出ない。何度も、何度も首を振る。 「ありが、とう。あなた、に、会えて、よかっ、た……」 赤い宝石が静かに光を失い、ゆっくりレナの上におちる。 バーバラはその宝石を取り、首にかかっていたペンダントを取る。 「…絶対、絶対約束護るから。…私、ちゃんとやるから」 バーバラは涙を拭い、立ちあがり、魔法を紡ぐ。 「クリスタルに込められし風の記憶。翼を広げ死者を導く不死鳥の御名。出でよ、フェニックス!」 転生の炎とは違う、雪をも溶かさない真紅の炎と、暖かい光の羽がレナを包む。 バーバラはレナを包みこんだ炎を、消えるまで見つめていた。 【ソロ 所持品:エンハンスソード スーツケース核爆弾 イリーナの社員証 第一行動方針:バーバラを殺す(最優先) 最終行動方針:デスピサロを倒す】 【現在位置:ロンダルキア南の森】 【バーバラ 所持品:果物ナイフ ホイミンの核 ペンダント メイジマッシャー 第一行動方針:北へ向かう 第二行動方針:レナの遺言を果たす 第三行動方針:仲間の捜索】 【現在位置:ロンダルキア南の森】 ※ホイミンの核に特殊能力確認・バーバラがフェニックス(転生の炎無し)を仕様可能 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV レナ ←PREV ソロ NEXT→ ←PREV バーバラ NEXT→
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/485.html
「では、大変に申し訳ないのですが私はこれで・・・」 また少しの時間が経ったあと、レナは静かにこう言って再び背を向けた。 確かに助けてもらったバッツに感謝してるし、記憶喪失のガラフは心配である。 が、それよりもっと大事で大切なものがある。レナはその場を立ち去ろうとしていた。 「おい、ホントにひとりでいっちまうのかよ!」 バッツがさっきよりも強くレナを呼び止めようとする。 「ええ、どうしても風の神殿に行かなくてはならないの!」 「風の神殿!」 ガラフが閃いたかのように大きく声を上げた。 「そこに行かなければ!」 「ガラフ、記憶が戻ったのか?」 バッツは驚いたように聞いた。一体なんでこの2人が同じ所へ行く目的があるんだ・・・と。 「いや、そうではない。しかし、風の神殿とやらに行かなくてはならなかったような気がするのじゃ」 ガラフの瞳は鋭い。 「(さっきまでと別人みたいだ・・・)」 そのガラフの変化を感じ取ったバッツは少し表情が硬くなる。 ガラフはレナにゆっくり歩み寄る。 「一緒に行かせてくれないか?」 「で、でも・・・」 レナは予想外の展開に困っていた。 これは自分の問題で、赤の他人、しかも今出逢ったばかりの記憶喪失の老人を巻き込むなんてありえない。 「頼むっ!」 またしても大きな声。ガラフの瞳はもちろん真剣だ。 その瞳はレナに心境の変化をもたらす。 「・・・そうですね・・・。では一緒に行きましょう」 レナは『自分の問題に他人を巻き込みたくない』と同時にやはり『モンスターへの恐怖、不安』があった。 ひとりよりかはふたりの方がいい。そう感じたのである。 自分の父と再開する前に自分の命が失くなっては全くの意味が無いからだ。 そして今、レナは日常に当たり前に父が居るという事をとても尊く想っている。 それだけになんとしても父を助けたい。また逢いたい。『絶対に父は生きている』と、そう想っている。 一緒に付いて行くと言ったガラフにはガラフなりの事情があるのだろう。レナはそう悟った。 バッツ同様レナもガラフの表情の変化に気付いたからである。 とても強い、透き通った瞳。 バッツもレナもガラフの瞳の力にただならぬ何かを感じ取っていたのかもしれない。 「ではバッツさん、本当にありがとうございました、さようなら・・・」 「助けてもらって感謝する。さらばじゃ!」 こうして2人は風の神殿へ向かった。残されたのは自分と、馬鹿でかい岩のみ。 相変わらず風はない。森なのに木が揺れない。 バッツは少し自問自答した。 「(女の子とじいさん・・・大丈夫か?あのまま行かせてよかったのか?)」 心の中を不安が少し襲う。 「(どうする・・・どうする・・・どうする・・・)」 そう心の中で悩みながらも足は相棒のボコの方、つまりこの細道の入り口へ向かっていた。 「(結局あの隕石も謎だな・・・一体なんだったんだ・・・)」 そう悩みながら歩いているといつの間にか目の前に宝箱。そして行き止まり。 「あれっ?」 拍子抜けするバッツ。 そう、どうやらボコの居る場所とは反対方向の道に入ってしまったらしいのだ。 細い道は木々がたくさん生えていて非常に似たような景色が構成されている。 バッツは自問自答と不安な心のまま歩いてた為に、どうやら逆方向に来たのを気付かなかったらしい。 「はぁ・・・」 ため息ひとつ。 宝箱を調べたら『フェニックスの尾』と言う、結構高額なアイテムが手に入った。 「ま、アイテムひとつゲット。迷ったのもありかな・・・」 こうして不安が消えないまま、今度こそボコの居る場所へ戻るべく歩き始めた。
https://w.atwiki.jp/pokemon_lea/pages/455.html
ハーゲンVSレナ ハーゲンVSハンブラビ ゆうき❤VSレナ ゆうき❤VSハンブラビ レナVSハンブラビ
https://w.atwiki.jp/xrossrowa/pages/46.html
「……メトレーヤ、か」 「どうしたの? ジヴーニャさん」 鏡のように静かな湖面から、建物の群れが生えている――そんな、どこか幻想的な街並み。 水没した街に架かる橋となった高架道路の上を、背広姿の女が二人、肩を並べ歩いていた。 「いえ。間接的にですけど、少し縁のある場所なので」 答えたのは白金の長髪に翡翠の瞳、アルリアン人特有の長い耳をした美女――ジヴーニャ・ロレッツオだった。 「ふーん」とだけ呟いて、それ以上追及しようとしない赤色のタキシード姿の女は霧島レナ。バトルロワイアル開始直後に出会った彼女らは、共に殺し合いに乗っていないと言うことで、行動を共にしていた。 「それにしても、このメトレーヤってゾーンだけでも随分と広いよね。すぐ近くに居たボクらはともかく、他の参加者を探すだけで一日掛かっちゃいそうだよ」 何気ないレナの言葉に、二十四時間以内に一人も死者が出なければ、全員の首が飛ぶことになると言うバグラモンの宣告を思い出し、ジヴーニャは一瞬沈痛な面持ちとなった。 誰かが犠牲にならなければ、後一日もすればここに集められた皆が死んでしまう。主催者達は例外が存在するといったように説明していたが、咒式も使えない一般人であるジヴーニャがそれに当てはまるとは到底思えない。 時計の針が一秒進むのは、その分だけ己の命が削れていることではないかと――ある意味で当たり前のことであっても、こうして追い詰められて考えさせられると、気が狂いそうになる。 それでもジヴーニャは、自分が生きるために他人の命を啜るような――人間をやめるような真似はしたくなかった。 その考えに賛同してくれた相手に、ジヴーニャは確認しておかねばならない事項を思い出し、問うた。 「ねえ、レナさん。バグラモンの言っていたこと……あのエルシアって人と同じぐらいの力を持った参加者が複数いるっていうのは、やっぱり本当なの?」 「うん。食欲魔人みーこも、獄卒のほむら鬼も……殺し合いに乗るとも乗らないとも、気紛れ過ぎてわからないけどね。エルシアを見たならわかると思うけど、彼女達には一つのゾーンを破壊し尽くすのに、そんなに時間は必要ないと思うよ」 たった一撃で、半径数キロ圏内を焦土と化させる――ジヴーニャがこれまでに出会って来た、最上級の〈異貌のものども〉達さえも大きく上回る力を有した怪物と、同じ空気を吸っているかもしれないというだけで背筋に凍えるものを感じる。 敢えて複数の会場(ゾーン)などゲームの進行を妨げる状況を用意したのは、その非効率さを補うに足る参加者が存在するためか。彼らが一つ一つのゾーンを侵攻する間に、力なき者達が何らかの対抗策を練れるようにするためではないかと、二人は何となく思っていた。 「乗っているとは決まっていないけど、その可能性が無視できないなら……生き残るための策を何か練っておかないとね」 出会った時は――やはりこんな理不尽に巻き込まれてか、どこか取り乱した様子だったレナは、今はすっかりそんな気配を感じさせず、考えを述べて行く。頼もしいものを感じながら、彼女の言うことがどこまで本当なのか、今一歩信じ切れない自分がいることにもジヴーニャは気づいていた。 (……本当に、別の世界の人なのかしら?) 出会ってすぐ行った情報交換で、咒式のことをレナは知らないと言った。咒式は当たり前の物として世の中に広く浸透しているのに対し、本人曰く世界の裏側まである程度の事情に精通しているレナが知らないと言うのはどうもおかしい。さらに世界的にも高い知名度を持つはずの大国であるツェベルン龍皇国やラペトデス七都市同盟の名をレナは聞いたことがないと言い、またジヴーニャも、レナの言う経済大国日本を知らなかった。疑問に思って互いの知識を整合させて行った結果、レナは自分達が異なる世界の住人だと言い出したのだ。 彼女曰く、レナの世界には咒式などというものはなく――だが一方でジヴーニャは知らない異世界への回廊というものが、裏の事情を知る者達には当然の在るものとして知れ渡っているらしい。それ故に、そんな考えができたらしいのだが…… (でも、互いの言葉は通じているのに……?) そんな引っ掛かりを抱え、さらにそもそも悠長にしていられる状況でないとはわかっていても、ジヴーニャは他にも抱えた悩みに惑わされていた。 始まりの広場でバグラモンから名を呼ばれていた元恋人――ガユス・レヴィナ・ソレル。 自分を愛してくれて、国際事情や大国の陰謀を巡った結果ガユスと争うことになり、恋人を護るためにジヴーニャ自身が射ち殺したピエゾの勇者、ウォルロット・ウォルハーグ。 悲し過ぎる境遇に生まれ、悲し過ぎるままに死んでしまった……ジヴーニャとガユスの別離の原因となった少女、アナピヤ。 何故、死んでしまった者が名簿に載っているのか――主査者が死をも覆せるということ自体は実演していたが、それでもジヴーニャの内には疑問があった。 今更自分は、どんな顔をしてガユスに会えば良いのか。何故わざわざジヴーニャを参加者に選び、また縁のある故人を蘇生して殺し合いなどさせるのか。そんな疑問がジヴーニャの思考を鈍らせていた。 ――それ故に。正面から迫る悪意に気づくのに、ジヴーニャは遅れてしまった。 もっとも――気づいたところで、彼女にはどうしようもなかったことだろうが。 ◆ 「おや、レナさんじゃありませんか」 下り道の影から現れた男は、開口一番にそう、穏やかな歓喜を含んだ声を上げた。 「――パパ!」 「えっ?」 ぱぁっと顔を輝かせ、速足で男に駆け寄るレナの様子に、ジヴーニャは思わず声を漏らした。 知的な印象の縁なし眼鏡の男は、長い金髪こそレナと似た色をしていたが、顔立ちはあまり似ているとは言えない。もちろん家名が違うこともからも里親であるとは聞いていたし、咒式士のように老化への抵抗を持っているのかもしれないが、それでもまだ三十路前後と思われる若い男が成人した女性からパパと呼ばれている光景は、少しばかり奇異な眺めだった。 「その人が……アーチェスさん?」 「うん、そうだよ――会いたかったぁっ!」 ジヴーニャの問いかけに、レナは眼前にいるのが彼女の言う最も信頼できる相手――彼女の父であるという男だと肯定しながら、その胸に飛び込むように抱き着いていた。 「よかった……もしパパに何かあったらどうしようって、ボク……ずっと気が気じゃなかったんだよ……」 「そうですか。それは心配をかけてしまいましたね……あ、そちらの御嬢さん。お恥ずかしいところをお見せしてしまって申し訳ありません」 心底安堵した様子のレナと、柔和な笑顔で告げる男に、ジヴーニャも毒気を抜かれ、いえと緩く首を振った。それから自分も柔らかい笑顔を作って、自己紹介をすることにした。 「ジヴーニャ・ロレッツオです。アーチェスさんでよろしいですか?」 「はい。名簿にあるアーチェス・アルエンテとは私のことです。どうやら娘がお世話になったようで、何とお礼を言って良いか……」 「いえ、こちらこそ。こんなことに巻き込まれて心細かったのを、彼女には随分救われました」 こんな時だろうと、いやだからこそ相手に自発的に協力する意志を抱かせるための社交辞令は大切だが、そればかりに時間を費やしてもいられない。最低限の礼儀を果たしたと判断して、ジヴーニャは本題を切り出した。 「娘さんから聞きました。アーチェスさんは、この殺し合いの首謀者の一人、あのマリーチという女性のことを御存じとか」 「ええ、よく知っていますよ。何しろ――」 一瞬、アーチェスの瞳が――陽光を照り返す眼鏡の乱反射で、ジヴーニャの視界から隠れた。 「――私も、主催者の一人ですからね」 ◆ 目の前で聖者のような笑顔を湛えた――自分達と同様首輪を嵌めた男の言葉が、ジヴーニャには一瞬理解できなかった。 「パ、パ――?」 それは彼の娘を名乗るレナも同じようだった。驚愕に両目を見開いた彼女に、アーチェスは少しだけ申し訳なさそうに目元を歪める。 「すみませんね、レナさん。伝えるのが遅れてしまって」 「――ッ!」 一拍の後、アーチェスの言葉が冗談でも何でもないと言うことに気づいたジヴーニャは、腰の後ろに隠しておいた支給品――回転式拳銃に手を伸ばした直後、アーチェスが手を翳したのを見たと同時に、猛烈なショックに襲われていた。 不可視の衝撃に全身を殴打され、天地がひっくり返る錯覚に陥る。かつてバスの横転事故に遭った経験から何とか意識は持ち堪えたが、身体は即座には動かせなかった。いつの間にか拳銃も取り零してしまっていることに愕然とするジヴーニャを、アーチェスは静かに見下ろしていた。 「ジヴーニャさんは、少し大人しくしておいてください」 「――パパ!? ねえどういうことっ!?」 驚愕と動揺のままアーチェスから数歩離れたレナが、そうヒステリックな叫びを上げる。 対するアーチェスは、そんな時だというのに変わらぬ笑顔のまま、彼女の方を向いた。 「落ち着いてくださいレナさん。何も私は、あなたを見捨てるつもりはありません」 「――えっ?」 父の言葉にきょとん、とした様子のレナへと、アーチェスは説明を始める。 「実はですね……気づかれてしまっていたのですよ。鈴蘭さん達に、私達の計画が」 「気づかれて……いた?」 「ええ、そうです。名簿でウィル子さんの名前を見たでしょう? 彼女を仕留め損ねていたのです……そして彼女から、私達の明確な立ち位置が、鈴蘭様達に発覚してしまっていた。それこそウィル子さんを仕留めたつもりだった、あの日の時点で、です」 完全にジヴーニャを部外者とした会話が繰り広げられる。この隙にできることは色々あっただろうに、未だ身体の痺れは取れやしない。焦燥に胸の内を塗り潰されるジヴーニャには一瞥もくれずに、アーチェスはレナに身の上を語り始めていた。 「それを知った私は本当に困りましたよ。何しろ聖魔王とその円卓に、いよいよ完全に敵だと認定されてしまったわけですから。私達程度ではどう足掻いても勝ち目がない……邪神召喚の準備も済んでいない以上、どうしようもなく手詰まりだと思ったその時、救世主として現れたのがマリーチ様でした。 彼女はバグラモン様と共にバトルロワイアルを計画していること、その実現のための協力を求めていることを話してくれました。元より彼女に逆らえる力など持ち合わせてなかった上、見返りとしてアルハザンを保護して貰えるとなれば、いよいよ選択の余地はありませんでした」 呆然と立ち尽くすレナへと、アーチェスが長話をしている隙に。身体に自由な感覚の戻って来たジヴーニャは、この窮地を脱する方法を考えていた。 長々と話をしているが――つまるところ要点は、アーチェスこそがあの時姿を見せなかった第四のジョーカーであり……少なくともジヴーニャの味方ではなく、その反対だということだ。 先程、ただ手を翳す動作の延長として、ジヴーニャの身体は吹き飛ばされた。宝珠の補助や咒弾の消費もなく咒式を発動できる超級の咒式士か、また別の超常的な怪物か。どちらにせよ、ただの拳銃で対処できる範疇に収まっている相手とは考え難い。 ならば打つべきは逃げの一手だが、いったい彼がレナをどうするつもりなのか、その意図がまだ見えない。……いや、殺し合いに乗っている男の下に、彼女一人を残して良いはずはないが、ジヴーニャ一人が逃げる算段もつかないのにどうすれば良いのか? 「しかも彼女達は、働き次第では私達の国を作る手助けまでしてくれると約束してくれました。私達の目指す魔人による統治は、かつてマリーチ様が真に目指されていた一切問題のない世界の、スペアプランとして機能し得ると……どこまで信じて良いのかはわかりかねましたが、私は承諾し、彼女達が隔離空間都市で活動するための手引きを行いました」 そこでアーチェスの笑顔が、若干曇る。彼は俯き気味になりながら続けた。 「しかし、彼女らの選んだ参加者の中にあなたの名前がありましてね……何とか除外して頂くように嘆願したのですが、聞き入れて貰えませんでした」 幾許かの悲哀や無念を滲ませた声で、アーチェスがレナに語り掛ける。 「そこで――私自身もジョーカーとしてバトルロワイアルに参加することを見返りに、二つの特権を付与して貰うことにしたのです」 「特……権?」 「ええ。一つは開始地点を、こうしてあなたの近くに設定するということ」 戸惑うレナに、アーチェスはいよいよ本題を切り出していた。 「もう一つは……主催者の配下ではなく、協力者として招かれていた私が参加者となることで――任意の参加者を、バトルロワイアル開始後に、ジョーカーとしてスカウトするという権利です」 「――ッ!」 驚愕の声は、レナとジヴーニャの口から同時に漏れていた。 その言葉の意味を二人が噛み締めている隙に、アーチェスはさらに続ける。 「バグラモン様が説明しておられましたが……ジョーカー同士が潰し合う必要はありません。例え何人だろうと、残った参加者がジョーカーのみとなれば、その時点でバトルロワイアルは終了することとなっています。つまり、私とあなたが傷つけ合う必要はなくなるのです」 アーチェスの言葉に、少なくとも外面からは嘘の様子は見受けられない。 そのことにジヴーニャは、思わず歯を軋らせていた。 アーチェスの申し出は、レナにとってはまたとないことだろう。何しろ愛する父と殺し合う事態を回避できる。またエルシアの攻撃にも動じなかったことから、それに比肩する力を持つと推測される三人のジョーカー達との協力体制をも築くことができる。そうなれば当然、彼女が生還できる可能性も一気に跳ね上がる。 故に彼女が、父に誘われるがままジョーカーになってしまうという展開は十分に考えられる。 それが現実の物となった場合、ジヴーニャは単身二人の危険人物と対面していることになる。その前に離脱した方が良いのは、最早火を見るより明らかだ。 「残念ながら、スカウトされれば今すぐジョーカー……というわけには行かず、マリーチ様やバグラモン様に認定して頂くための条件もありますけどね。当然その一つとして、あなた自身の合意も必要となります」 「――それ以上聞いてはダメです、レナさんっ!」 だが、逡巡の末にジヴーニャが実際に取った行動は、逃走ではなく警告だった。 ジヴーニャは思い出していた。出会った時、自分の言葉に頷いてくれたレナの姿を。 そんな彼女が、生きるために血で手を染めるところなど見たくはない。誰だって良心がある以上、そんなことを本心から望む者などいるわけがない。 それでも、狂ってしまった大切な父から強要されては――例え本心で忌避していようとも、愛を失わない為に他の愛を殺すことはあるのだと、ジヴーニャは身を以って知っていた。 だからまずは彼女をアーチェスから切り離し、冷静さを取り戻させるべきだ。 そう考えたジヴーニャは、声を張り上げたと同時に跳ねるように起き上がり、レナへと手を伸ばしていた。ちょうどアーチェスから見れば、彼の娘の背後に隠れるような位置を取ることで、攻撃を牽制する格好になる。 娘ごと撃てはしまい――そして撃って来たなら、その事実自体がレナを説得する材料となる。そんな打算を働かせた末に伸ばした掌は、しかしあっさりと叩き落とされた。 「あっ……!?」 「……黙っててくれないかな、ジヴーニャさん」 恐ろしく冷めた目をした、霧島レナの手によって。 同時、アーチェスから迸った力の奔流に、ジヴーニャは先程よりも一層強く打ちのめされる。 「――あぐっ!?」 「今、ボクはパパと話をしてるんだよねぇ。おまえの話なんか聞いてないんだよ」 一転、汚物を見るような目つきとなったレナがそう吐き捨てたのが、ジヴーニャにも見えた。 「レナ……さん?」 「――ねえパパ。わざわざ聞く意味なんかないよ。パパがなれって言うなら、ボクはなるよ。ジョーカーに」 「それを聞けて一安心です」 まるで進路志望で親の希望に応える学生のような笑顔のレナと、その返事に胸を撫で下ろすアーチェスと……幾つもの擦過傷を負い、血と埃で服を汚して倒れ込むジヴーニャは、同じ場所にいながらも、完全に別世界の住人だった。異常な親子から、女は完全に無視されていた。 「それで、パパ。正式に追加ジョーカーになるには、他にもまだやらなくちゃいけないことがあるんだよね?」 「ええ。とはいえ、そこまで無理難題でもありません。スカウトを受け、それを承諾した後、バトルロワイアルが終結するまでにジョーカー以外の参加者を三名以上殺害すること……中にはアウターやそれに比肩する実力者も確かにいますが、常識的な参加者も大勢いますからね」 「あのヒキコモリや……そこの奴、みたいな?」 ちらりと冷めた目線で見下されて、ジヴーニャは全身が悴むのを感じた。 未だ震えの取れない右腕を何とか動かし、唯一の武器である拳銃へと手を伸ばそうとするのを彼らは確かに見ているはずだが、蟻の行進のように無視して会話を続けていた。 「はい。しかしレナさんには、ガーベスくんほどの戦闘力もありませんから少々骨が折れるでしょう。そこでこれは、私からのプレゼントです」 そうアーチェスが虚空から取り出したのは、赤と黒と金で着色された携帯端末だった。 「レナさん、レンジャーキーという支給品はありませんでしたか?」 「えっ? あ、うん。あったけど……」 レナがごそごそとポケットを漁る隙に、ジヴーニャは後少しで拳銃に手が届くというところまで来ていた。 (……ガユスっ!) 絶望に押し潰されそうになる心を――今更恥知らずなのはわかっていても、優しい顔立ちをした赤毛に眼鏡の元恋人の姿を思い描くことで奮い立たせ、ジヴーニャは手を伸ばす。 「それをこうやって、こっちのモバイレーツもこう変形させて、こう……ゴーカイチェンジ! って掛け声で挿し込んでみてください」 「――っ、そこまでです!」 妙にノリノリでアーチェスが解説していた隙に、ジヴーニャは遂に銃を回収し、二人へ突き付けていた。 きょとんとした表情のアーチェスに、今更通用するとは思っていない。だが彼がまた衝撃波を放つ動作に入る前に、引き金を絞り切るぐらいならできる。 そして狙うのは――無駄弾になるとわかっているアーチェスではない。 「レナさん、もうやめてくださいっ!」 言いながら、ジヴーニャは構えを崩さずに立ち上がった。 「最初に会った時、殺し合いに乗らないとあなたは言いました。他人の命を犠牲にして、一人だけ生き残ろうなんて間違っているという言葉に、あなたは頷いてくれました! それを……っ」 「ごめん、それ嘘」 アーチェスから受け取ったモバイレーツと、自身の取り出した赤いレンジャーキーを両手に持って、レナはあっさりと言い放った。 「別に、この殺し合いに呼ばれた奴らなんて……元々ボクはパパ以外、どうでも良かったんだよね。知り合いだって、パパの邪魔をする敵ばっかりだし」 「なっ……それでも、あなたも見たでしょう!? ここには子供達だって何人も……!」 「ボクらはね、ジヴーニャさん。目的のためには、多少の犠牲は厭わないんだ」 「……ッ!」 同行者から完全な危険人物へと変貌した相手へと、ジヴーニャは引き金を振り絞る。 「――ゴーカイチェンジ」 そこから銃弾が放たれる寸前に、レナもまたレンジャーキーをモバイレーツに挿し込んだ。 《マァ――ジレンジャァーッ!!》 発砲音と重なった、妙に暑苦しい電子音声が朝焼けのメトレーヤに響き渡る。 そして届いたはずの銃弾の行方は、レナの全身を覆った赤い光によって掻き消された。 突然の発光にジヴーニャの視界が塗り潰された次の瞬間、彼女の首を強い圧迫が襲った。 「……正直さ、最初から気に食わなかったんだよね」 高位の前衛咒式士と同等以上の握力で首を絞められ、酸欠で視界を明滅させながら、ジヴーニャは眼下の敵手を視界に収めた。 レナは、全身をタイツのようなコスチュームに包み、それと同じ赤い色のマントを靡かせた奇妙な格好へと変わっていた。頭部を包んだ赤い仮面の、鳥を象ったような黒いバイザーからは、彼女の仄暗い憎悪すら覗かせる視線がジヴーニャを睨み返していた。 「自分が生きるために他人の命を啜るのは人間じゃない、だっけ……どう見ても富裕層の格好で言われても、全然説得力ないよね」 そう告げるレナの目は、ジヴーニャを通して、別の誰かを見ていた。 左手で自身を絞殺せんとする彼女の右腕を掴みながら、ジヴーニャは右に掴んだ拳銃を持ち上げ、レナの胸元目掛けて発砲した。 だが――二発連続で放たれた銃弾は、彼女の纏った薄っぺらなスーツの表面に弾き返されて、微動させることもできなかった。 至近距離から銃撃されたことをまるで意に介さず、レナは淡々と続ける。 「別に、ボクがそうだってわけじゃないよ? でもさ、多分ジヴーニャさんが良い服を着て、おいしいご飯を食べるために、毎日貧しい国や地域の人間が死んでるんじゃないかな」 「それ、は……っ!」 圧迫された声帯を震わせ、何とか絞り出した声はしかし、レナには届かなかった。 「ジヴーニャさん、ただの会社員だって言ってたよね? パパやボク達みたいに戦地や貧困地に赴いて、そこの人を助けようとはしてないよね? 自分達の娯楽ばっかり追い駆けておいて、よくそんなこと言えるなって感心したよ!」 叫びとして叩きつけられた激情に、己が知らぬまま相手の地雷を踏んでいたことを、ジヴーニャは今更気づいた。 そしてその弾劾を退ける資格がないことも――自分達の生活のために異国とそこに住む人々を犠牲にする決定打を、事実直接放った自分にはないことを、ジヴーニャは痛感していた。 「そういう口先ばっかりの嘘吐きがさ、パパの邪魔をして! 自分が楽しいからって見て見ぬフリしてさ! だからパパは! ボクらは! いつまで経っても苦しんでるんじゃないかっ!」 レナの左手が、拳を固めてジヴーニャの右腕に叩きつけられる。鉄槌に等しい一撃に視界が真紅に染まり、ありえない角度に曲がった腕から生じる、痛みを通り越した灼熱にジヴーニャは喉から声にならない悲鳴を漏らす。 レナの暴行は、そこで終わることはなかった。右手で掴んでいたジヴーニャの身体を、レナは路面へと力任せに叩きつける。堅い道路との激突し、息を詰まらせたジヴーニャに次の呼吸をさせる暇もなく、堅い爪先が身体の端から襲い掛かって来る。そのたび何かが砕ける鈍い音を聞きながら、ジヴーニャは痛みから逃れるように、必死に身を丸めようとしていた。 レナはそんな彼女の急所を敢えて外し、執拗な暴力を揮い続ける。 「そりゃこんな状況じゃ、そんな勘違い野郎でも盾には欲しいからね! 保身ばっかのクズに取り入ろうって頑張ってみたけどさ! まるで徒労だったよね、バカみたいだよ!」 残虐な愉悦に酔った哄笑が、急に途切れたのは――何か救いが訪れたわけではなく、単純にもう、自分の耳が聞こえなくなったためだということは、ジヴーニャにもすぐに理解できた。 片方が潰れた、蹴られるたびに揺れる視界の端には、こちらの様子を眺めているアーチェスがあの聖職者然とした笑顔を消して……意地の悪い笑顔で、上唇を舐めているのが映った。 そこでジヴーニャと目が合ったことに気づいた彼は、人差し指を唇の前に持ってくると――その顔を一瞬、金色の靄で覆った。 それが晴れた後の姿に、ジヴーニャを甚振るのに集中しているレナは気づかなかった。それを目にしていたジヴーニャは、既に声を出せる状態ではなかった。 レナが気づかないままに、再び金色の靄が男の姿を隠したと同時に。装甲されたレナの爪先が、唸りを上げてジヴーニャの顔面に迫っていた―― ◆ 大きく水の跳ねる音が、高架橋の下から聞こえて来る。 高く舞い上がった水飛沫が揃って落下を始めた辺りで、霧島レナはマジレッドへのゴーカイチェンジを解除した。 「お疲れ様です、レナさん」 労いの言葉と軽い拍手と共に、アーチェスが歩み寄って来る気配がわかった。 眼下には、周囲を赤く染めて行く、無惨な女性の死体が水面に浮いていた。 「単に殺すのであれば、最初に首を折ってしまうだけで十分でしたが、それでは身体にその力を揮う感覚を馴染ませることもできません。だから敢えて一息に殺さなかったのは正解でした。戦闘の試用は彼女程度では務められないので仕方ありませんが、それは追々で十分でしょう」 つまり自分は、父の意図を的確に読めていた。期待に応えられない要らない子じゃなかった。 そう安心に胸を撫で下ろすと、今度は自らが手を下した同行者の凄惨な姿に、今更ながらの罪悪感が湧き上がって来る。 「……彼女を殺したことを、気に病む必要はありません」 そんな胸の内を見透かしてか、アーチェスがレナに言葉を掛けた。 「あなたの指摘は、あなたが思っていた以上に正鵠を射ています。ジヴーニャ・ロレッツオは元居た世界にて、偶然ながら各国間での政治的な暗闘に関わりました。そして自国のために、ピエゾという小国と、そこに住む人々を犠牲にするという、その最終選択を担った人物なのです」 「……だから、死んで当然って言うこと?」 「いえ、そこまでは言いません……ただ、あなたが先程吐き出した憎しみが本心であるなら、その通りの相手だったということです。……いえ、今のは少し卑怯な言葉かもしれませんね。あなたは私の期待に応えて、彼女を殺害するため……それも一思いに殺すのではなく、甚振り続けるために。必死で彼女に対する憎しみを用意したのでしょうから」 そっと、優しく。アーチェスの掌がレナの肩に置かれる。 「ですが、あなたが揮ったのは今まで窘められてきたような、無意味な暴力ではありません。ジヴーニャ・ロレッツオの命は、私達家族の宿願を達成するために必要な犠牲だったのです。……そのためにあなたの手を汚させてしまったことは、いくら謝罪したところで足りないのかもしれませんが」 表情を曇らせたアーチェスに、咄嗟にレナは首を振った。 「……ううん、良いよ。ボクはパパが言うことを信じる。それでボク達の理想が叶うんだって」 レナの脳裏には、あの日自分を助け出してくれた父の姿が、その笑顔が蘇っていた。 この人こそが、ボクの現人神。この人の目指す理想の国こそが、ボク達のユートピア。 そこに辿り着くために、自分達を、未だ世界中で生まれ続けている不幸な子供達を導くために、どれほどこの人が苦労を重ねているのかを、レナはよく知っていた。 十分過ぎる力を持ち、哀しいことは嫌だと言いながらその根源を正そうともせず、そのくせ犠牲が出るのはダメだと父の邪魔をする聖魔王一派も……たかが騙りのヒキコモリの分際で父を最も困らせた、あの川村ヒデオのことも、レナは強く憎んでいる。彼らに通じる口先ばかりの正義を語るジヴーニャに対し、不快感を覚えていたのは事実だった。 「そういえば……結局、本当に別の世界の人間だったんだね。あの人」 己のBRデバイスに自身が殺害したジヴーニャがデバイス内に残していた支給品が届いたのを確認しながら、彼女は父に確認を求めた。 「ええ。この殺し合いの参加者は、複数の異世界から集められています。そもそもバグラモン様自身が、私達とは別世界の住人ですからね」 エルシアを屠るほどの力を持ちながら、道理で聞き覚えのない名前だったわけだと納得し、レナはジヴーニャの取り零していた拳銃を回収する。予備弾薬は既にデバイス内に届いた物を取り出しておいたので、消費分を補充しておく。 「先程口にした通り、その中にはアウターにも匹敵するような戦力を有する者もいます。レナさんの装備でも、さすがに彼らと争うのは無謀でしょう。遭遇してしまった際は、極力逃げるようにしてください」 「……ってことは、やっぱり?」 「ええ。私以外のジョーカー……バグラモン様直属である三元士の皆様は、アウター級の実力を持つ参加者です。みーこ様達との戦いは彼らに任せて、我々は露払いに専念しましょう」 その言葉に頷いて、共に出発しようとしたレナだったが……そこでアーチェスが首を振った。 「――残念ながら、しばらくは別行動を取ることになるでしょう」 そうアーチェスに告げられ、一瞬レナは取り乱しそうになった。 「序盤から同行していては、人数減らしの効率も下がってしまうとマリーチ様に釘を刺されていまして。先程も言いましたが、あの方の機嫌を損ねてしまうのは避けるべきです。あなたの首輪を解除しないのも、ステルスマーダーとしての戦術を阻害する恐れがあると言う以上に、そういった理由があるためです」 「そんな……でもじゃあ、パパがいない時に三元士に会ったら大変なんじゃ……」 「いえ、その点には私の名前を出して、ジョーカーにスカウトされた旨を伝えて貰えれば心配ありませんよ。そのためにわざわざ、彼らの姿を全参加者の前で紹介して貰って、あなたにも見分けがつくようにして貰ったのですから」 納得する一方、やはりまだ寂しさを拭え切れないレナの様子を見て、アーチェスは仕方ないとばかりに笑った。 「大丈夫ですよ。私は死にませんし、レナさんを見捨てることもありません」 「でも……アウターみたいなのが、何人もいるんでしょ?」 「そうですね……しかし、レナさんも見たでしょう。マリーチ様なら死者の蘇生も夢ではないということを。それこそバトルロワイアルで彼女の期待に応えれば、カムダニアで亡くした子供達……あなたの兄弟だって、生き返らせることができるかもしれません」 アーチェスの声が少しだけ、そこに込められた決意の分だけ強くなったのを、レナは微かに感じ取った。 カムダニアの紛争に介入した時――それまでで最も、夢の実現に近づいたあの時。結局全ては徒労に終わり、レナやガーベスよりも上の世代の子供達を皆喪ってしまったあの時から。父がそれまで以上に酷く疲れた表情を見せるようになったことに、レナも薄々気づいていた。 「私は犠牲を惜しみませんが、もうこれ以上家族を喪いたいとも思っていません。もしもの時があれば、必ずや私が手を尽くし、あなたを取り戻してみせます。また、逆の時があれば……まだ私が必要だと思ってくれるのなら、レナさん。あなたが私を蘇らせてください」 「っ! ……うん、わかったよ。パパ」 最愛の父から、そこまで想われていると言うこと。またそこまで期待されているということに満たされた気持ちになりながら、レナは笑顔で頷いた。 ◆ レナに要注意となる参加者やギミックを伝えた後、二人は別の方向に向けて歩き出した。 建物の影に隠れた後、レナと互いの姿が見えなくなったアーチェスは、それまでとは異なる、酷く冷たい笑みを浮かべた。 「まったく……簡単過ぎて拍子抜けするところですね」 口調はただ慇懃なだけでなく、嘲りの色を含んだ物へ。 同時にアーチェスの全身を金色の靄が覆い、それが晴れると全く別の姿へと変わっていた。 「スーパー戦隊の力を与えたところで、本人の実力から考えれば大したマーダーにはなれないでしょうが……頭数も大切だとでも思っておきましょうか」 アーチェスより短い代わりに、より黄金の色が凝集されたかのような小麦色の髪。中肉中背の身に纏うは東洋の、大陸風の赤と金を基調とした豪奢な服。派手な出で立ちに反比例するかのように、底なしに暗い黒瞳をした男が、独特の抑揚でそう呟いた。 その者は――かつて自らが招いてしまった人魔の争いを憂いた、魔人組織アルハザンの頭目、アーチェス・アルエンテ……などではない。 彼こそは、古来より人の子らを時に導き、時に惑わし、弄び続けて来た幻獣の長。 永劫の時を生きる己が退屈を紛らわせるために、邪な愉悦を求め続ける最悪の存在。 其の名を、無間龍ロンと言った。 ロンはコツコツと、わざとらしく靴を鳴らしながら、湖面を漂っているジヴーニャの遺体を目に収められる位置へと移動した。残虐な行為の痕を色濃く残した死体を眺めるロンの表情が歪んで、喜悦の滲んだ笑みを象った。 「さて、いよいよ始まりましたね。……黙示録の予言に繋がる終焉の宴が。そして私の、最高の暇潰しが」 まるでバトルロワイアルが行われることを、招かれる以前より知っていたかのような口ぶりも当然のことだろう。アーチェスではなく、名簿にはただ短くロンとだけ記されたこの無間龍こそが、バグラモンの言っていた四人目のジョーカーなのだから。 彼が自前の変身能力でアーチェスを騙りレナに接触した理由は、もはや説明する必要もないかもしれない。殺し合いを促進させるべく、扱い易そうな参加者に干渉したというわけだ。 また。アーチェスの姿で語った通り、無間龍はただのジョーカーではなく、バグラモンとマリーチと並ぶ三人目の主催者でもあった。その立場故に参加者の詳細情報をも知っていたため、元より精神に不安定な面を抱えるレナの依存する相手の姿に化けることで、彼女を都合の良い駒へと変貌させるのはロンにとって容易いことであった。 「――それにしても。彼女には少々、可哀想なことをしてしまいましたね」 実際には一切の憐みを感じることもなく、むしろ滑稽で仕方ないという口調で、ロンは新たに己の掌の上へと加わった人形とのやり取りを想起する。 ジョーカーのスカウト権は嘘ではない。それでも殺し合いに乗った結果、レナがアーチェスと共に生還するという目的を果たすはほぼ不可能だろう。 だが、ロンが口にしたのは、そういう意味ではなかった。 「もうとっくに……父から見捨てられているというのに。儚い夢を見せてしまいました」 目的の為には、多少の犠牲を厭わない――そう考えるアーチェスから切り捨てられる対象に、遥か以前から自身が選ばれているということを、レナが知ったら――? それに至った時、彼女が見せてくれる顔には、ロンもほんの少しだけ興味があった。きっと己を愉悦させるに足る、実に魅力的な表情をしてくれるのだろう、と。 やがて彼女は、自らの内に抱える憎しみのままに暴走してくれることだろう。彼女一人では大して意味はないだろうが、その結果一つ以上の救いが消えると言うことは、より多くの者達の心に暗い影を降ろすことだろう。そうして一つでも多くの悲劇を生むことで、一人でも多くの参加者の心を絶望に染めることが今のロンの目的であった。 それがただ暇潰しになるというだけではなく。ロンの思い描く未来に繋がる、たった一つの手段であるのだから。 (……私の願いを叶え得る者は、二人。一人は同志バグラモン。そしてもう一人は……) ……“彼女”にはバグラモンほどの確実性がないとはいえ、実に楽しみだ。 それこそ若獅子を黒く染める以上に、“彼女”を弄ぶのは愉しい作業となるに違いない。 遂に目前に迫った、趣味と実益を兼ねた素晴らしい時間に胸躍らせながら、ロンはフードで顔を隠した。それを合図に全身を黄金の煙に変化させると、無間龍は次の目的地へ、風のように飛び去って行く。 二つの悪意が去った後には、物言わぬまま澄み渡る青空を見上げる、ただ無惨な死を迎えた骸だけが残されていた。 【ジヴーニャ・ロレッツオ@されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons 死亡確認】 残り 62名 【一日目/朝/メトレーヤゾーンB-7・水没した市街地】 【霧島レナ@戦闘城塞マスラヲ】 [参戦時期]第五巻『噛み合わさる歯車』終了後 [状態]健康、若干の罪悪感、興奮 [装備]BRデバイス@オリジナル、モバイレーツ&レンジャーキーセット(マジレンジャー)@海賊戦隊ゴーカイジャー、マガバリー三三八&弾薬(残り117発)@されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons [道具]基本支給品一式×2、不明支給品×4(確認済み) [思考]基本行動方針:ジョーカーの資格を得て、アーチェスと共に生き残る。 1:ジョーカーとなるため、最低限後二人の参加者を殺す。 2:特にヒデオや鈴蘭は、これを機に殺してしまいたい。 3:三元士に遭遇した場合、アーチェスからジョーカーにスカウトされた事情を説明する。 4:アウターやロイヤルナイツと言った、アーチェスから忠告された強い参加者からは逃げる。 [備考] ※ジヴーニャの支給品を全て手に入れました。 ※自分が出会ったアーチェスが、ロンの化けた偽物だと気付いていません。そのため彼の話を全て真に受けています。 【ロン@獣拳戦隊ゲキレンジャー】 [参戦時期]最終回後、『海賊戦隊ゴーカイジャー』第七話以降からの参戦 [状態]健康、不死、呪煙吐状態で高速移動中 [装備]BRデバイス@オリジナル [道具]基本支給品一式×3、不明支給品×6(確認済み) [思考]基本行動方針:ジョーカーとして殺し合いを円滑に進め、バトルロワイアルを愉しむ。 [備考] ※ジョーカー参加者であると同時に、主催者でもあります。そのため今回のバトルロワイアルに関わる事柄について、他の主催者と同程度に知っています。また三元士より権限が上です。 ※主催者の一人であるため、主催者によって殺害された見せしめの参加者がBRデバイス内に残していたランダム支給品を手に入れています。 ※任意の参加者をジョーカーにスカウトする権利を持っています。ただし、スカウトしてから正式に任命するための条件は、レナに語った通りとは限りません。 ※首輪が起爆されてもまったく問題ありませんが、今は意図があって外していません。 【支給品解説】 モバイレーツ&レンジャーキーセット(マジレンジャー)@海賊戦隊ゴーカイジャー モバイレーツはロンに、レンジャーキーセット(マジレンジャー)はレナにそれぞれ支給。 海賊戦隊ゴーカイジャーの変身アイテム。見た目は大きな折り畳み式の携帯電話。ゴーカイチェンジの掛け声と共にレンジャーキーを挿し込むことで、モバイレーツからレンジャーキーに対応する戦隊名の電子音声が放たれ、エンブレム状のエネルギーを纏うことで各レンジャーキーの戦士へと変身することができる。モバイレーツは誰でも使用でき、またゴーカイジャーを経由しない、他の戦士への直接変身も可能である。 レンジャーキーセットは、対応する戦隊レンジャーキーの内追加戦士及び番外戦士以外の物を一纏めにしたもの。マジレンジャーだと、赤黄青桃緑のレンジャーキーが該当する。 マガバリー三三八@されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons ジヴーニャ・ロレッツオに本人支給。(多分)普通の回転式火薬拳銃。攻性咒式士同士の戦闘においては実用品ではないといった扱いだが、一応強力な咒式士を複数仕留めた実績を持つ。 弾薬は本来の参加者数の二倍である百二十発を支給。 001:聖魔王 時を越えた出会い 投下順 003:レッツ!! スイィ――ツッ!!! GAME START 霧島レナ ???: GAME START ロン ???: GAME START ジヴーニャ・ロレッツオ GAME OVER
https://w.atwiki.jp/103206/pages/49.html
ID MrQj3Tp0O 富竹「せんせー」 レナ「なぁに富竹さん」 富竹「ttp //www.uploda.org/uporg499585.jpg」 レナ「何言ってるか全然わかんないかな?かな?」 K1「と・・・・・・富竹さん!まさか!」 富竹「クックック・・・流石圭一君・・・・・・」 レナ「・・・・・・!もしかして!」 富竹「そう!僕は富竹ジロウではなく!」 ( ・3・)「みんな~。ばっちゃがオハギ作ったからみんなで食べようよ~」 K1「わーいわーい」 レナ「わーいわーい」
https://w.atwiki.jp/576323/pages/40.html
第94話「Z爆誕! カロスに潜む者!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ オンバット:寺崎裕香 ファイアロー:井之上潤 ヤンチャム:下屋則子 ホルビー:赤﨑千夏 ハリマロン:生天目仁美 レントラー:斎藤寛仁 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 バラ:大西沙織 アケビ:潘めぐみ コレア:奈波果林 モミジ:原紗友里 ナレーション:石塚運昇 第95話「熱血ハリボーグ! 狙われたプニちゃん!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ハリボーグ:愛河里花子 オンバット:寺崎裕香 ファイアロー:井之上潤 ヤンチャム:下屋則子 ホルビー:赤﨑千夏 ハリマロン:生天目仁美 マーイーカ:三宅健太 パンプジン:伊東みやこ プラターヌ:土田大 ナレーション:石塚運昇 第96話「メガタブンネVSギガギガニャース!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ プラターヌ:土田大 ジョーイ:赤﨑千夏 ツトム:朝井彩加 師長:伊東みやこ ナレーション:石塚運昇 第97話「シシコとカエンジシ! 炎の旅立ち!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ハリマロン:生天目仁美 シシコ:寺崎裕香 カエンジシ:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 第98話「ピカチュウ、プニちゃんの夢を見る! 」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ゲコガシラ:うえだゆうじ ヤンチャム:下屋則子 ホルビー:赤﨑千夏 ハリマロン:生天目仁美 ナレーション:石塚運昇 第99話「ようこそ忍者村へ! 英雄ゲッコウガの伝説!! 」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ゲッコウガ:松本健太 フシギバナ:三宅健太 アリアドス:最上嗣生 サンペイ:三瓶由布子 イッペイ:鈴木達央 ニヘイ:西墻由香 ハンゾー:高岡瓶々 シノブ:東條加那子 カゲトモ:小山力也 ヘイダユウ:金光宣明 ナレーション:石塚運昇 第100話「忍者村決戦! ゲコガシラ対キリキザン!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:かないみか デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ゲッコウガ:松本健太 フシギバナ:三宅健太 マニューラ:最上嗣生 レパルダス:生天目仁美 サンペイ:三瓶由布子 イッペイ:鈴木達央 ニヘイ:西墻由香 ハンゾー:高岡瓶々 サイゾー:鳥海浩輔 シノブ:東條加那子 カゲトモ:小山力也 ヘイダユウ:金光宣明 ナレーション:石塚運昇 第101話「踊れイーブイ! トライポカロン・デビュー!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ヤンチャム:下屋則子 イーブイ:かないみか ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ ムチュール:寺崎裕香 ネネ:くまいもとこ ヤシオ:佐久間レイ ピエール:三宅健太 ナレーション:石塚運昇 第102話「ついの洞窟! 動き出したZの謎!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ オンバット:寺崎裕香 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ ライボルト:三宅健太 ヤンチャム:下屋則子 ハリマロン:生天目仁美 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 バラ:大西沙織 アケビ:潘めぐみ コレア:奈波果林 モミジ:原紗友里 ナレーション:石塚運昇 第103話「ユリーカとプニちゃん!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ホルビー:赤﨑千夏 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 バラ:大西沙織 コレア:奈波果林 部下:生天目仁美 部下:中村和正 ナレーション:石塚運昇 第104話「オンバットとフラエッテ! 風の中のめぐりあい!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ オンバット:寺崎裕香 ファイアロー:井之上潤 ヤンチャム:下屋則子 イーブイ:かないみか ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤﨑千夏 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 ナレーション:石塚運昇 第105話「サトシとセレナ! ダンスパーティでゲットだぜ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ イーブイ:かないみか ヤンチャム:下屋則子 ホルビー:赤﨑千夏 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 ペロリーム:生天目仁美 マフォクシー:寺崎裕香 ヤシオ:佐久間レイ エル:井上麻里奈 ミルフィ:真堂圭 ナレーション:石塚運昇 第106話「最強メガバトル! ゲッコウガVSメガリザードン!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ リザードン:手塚ヒロミチ パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 アラン:小野賢章 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 ジョーイ:赤﨑千夏 ナレーション:石塚運昇 107話「爆裂グランドフォース!ジガルデ捕獲作戦!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ヤンチャム:下屋則子 ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 アラン:小野賢章 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 モミジ:原紗友里 アケビ:潘めぐみ マトリ:浅井清己 リザードン:手塚ヒロミチ マニューラ:小林裕介 ナレーション:石塚運昇 108話「荒野のブリガロン!木を植えるロボン!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ヒロ:渡辺明乃 イチガヤ:梅津秀行 オンバット:寺崎裕香 ニンフィア:かないみか ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 ナレーション:石塚運昇 109話「マスタークラスへの試練!どうするセレナ!?」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ヤシオ:佐久間レイ アメリア:日笠陽子 サナ:小堀友里絵 ピエール:三宅健太 テールナー:林原めぐみ ヤンチャム:下屋則子 ニンフィア:かないみか ホルビー:赤崎千夏 ハリマロン:生天目仁美 クレッフィ:うえだゆうじ 大会役員:各務立基 ナレーション:石塚運昇 110話「サンダーとオンバーン!怒りの雷撃!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ オンバット:寺崎裕香 オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 スタン:早志勇紀 ナレーション:石塚運昇 111話「レフトとライト!揺れる心のカメテテ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ コブシ:村田太志 クセロシキ:最上嗣生 ジュンサー:石松千恵美 ジョーイ:赤崎千夏 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 ナレーション:石塚運昇 112話「マスタークラス開幕!火花散る乙女の激闘!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ニンフィア:かないみか ホルビー:赤崎千夏 ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ ヤシオ:佐久間レイ ピエール:三宅健太 エル:井上麻里奈 マフォクシー:寺崎裕香 サナ:小堀友里絵 ミルフィ:真堂圭 ネネ:くまいもとこ ティエルノ:勝杏里 ナレーション:石塚運昇 113話「エルVSセレナ!開け未来への扉!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ エル:井上麻里奈 ヤシオ:佐久間レイ サナ:小堀友里絵 ミルフィ:真堂圭 ネネ:くまいもとこ ピエール:三宅健太 ニンフィア:かないみか ホルビー:赤崎千夏 ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ マフォクシー:寺崎裕香 ナレーション:石塚運昇 114話「シトロンの花嫁!?ユリーカのシルブプレパニック!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 ヤンチャム:寺崎裕香 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ、マーイーカ:三宅健太 リリア:原紗友里 ナレーション:石塚運昇 115話「セレナ、サトシになる!最強ピカチュウ対決!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ジミー:下野紘 トンガリ:小桜エツコ ヤンチャム:寺崎裕香 ニンフィア:かないみか パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 店員:佐々健太 ナレーション:石塚運昇 116話「サトシとアラン!ゲッコウガVSメガリザードン再び」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也、デデンネ:雨宮天 ゲッコウガ:うえだゆうじ オンバーン:三宅健太 レントラー:斎藤寛仁 アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 ゴジカ:勝生真沙子 ジョーイ;赤崎千夏 ナレーション:石塚運昇 117話「森の呪いと白いボクレー!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 ボクレー:寺崎裕香 エリキテル:赤崎千夏 ピッパ:永塚拓馬 ナレーション:石塚運昇 118話「サトシ対チャンピオン・カルネ!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ、コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ カルネ:折笠富美子 ゴジカ:勝生真沙子 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 ミナミ:赤崎千夏 ナレーション:石塚運昇 119話「ライバル対決!サトシVSショータ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也、デデンネ:雨宮天 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 ゲッコウガ:うえだゆうじ ルチャブル:三木眞一郎 オンバーン:三宅健太 ライボルト:新田英人 ジュンサー:石松千恵美 トレーナー:鳴海崇志 女幹部:赤崎千夏 ナレーション:石塚運昇 120話「エイセツジム戦!氷のバトルフィールド!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ウルップ:石井康嗣 ゲッコウガ:うえだゆうじ ルチャブル:三木眞一郎 ファイアロー:井之上潤 ジョーイ:赤崎千夏 弟子:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 121話「迷いの森…進化の夜明け!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ ジョーイ:赤崎千夏 ナレーション:石塚運昇 122話「サトシゲッコウガVSメガユキノオー!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ファイアロー:井之上潤 ゲッコウガ:うえだゆうじ ルチャブル:三木眞一郎 オンバーン:三宅健太 ウルップ:石井康嗣 弟子:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 123話「メレシーを探せ!ヌメルゴンとデデンネ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ゲッコウガ:うえだゆうじ ファイアロー:井之上潤 ホルビー:赤崎千夏 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 アラン:小野賢章 コルニ:寺崎裕香 ゲンゾー:相沢まさき リザードン:手塚ヒロミチ フラージェス:生天目仁美 メレシー:下屋則子 ナレーション:石塚運昇 124話「爆熱の機巧フェスティバル!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ヤンチャム:下屋則子 ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ マーイーカ:三宅健太 係員:笠間淳 少年:田村睦心 少女:橋本ちなみ 125話「カロスリーグ開幕!メガリザードン対決・X対Y!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 カルネ:折笠富美子 パキラ:渡辺明乃 タケル:石川界人 トモ:米内佑希 アナウンサー:菊池康弘 審判:最上嗣生 プテラ:三宅健太 ナレーション:石塚運昇 126話「メガジュカイン対ライチュウ!経験値いただきます」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 パキラ:渡辺明乃 ケンゾウ:相沢まさき アヤカ:内山夕実 ゲッコウガ:うえだゆうじ オンバーン:三宅健太 ペロリーム:生天目仁美 アナウンサー:菊池康弘 審判:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 127話「準決勝フルバトル!サトシ対ショータ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ アラン:小野賢章 ルイ:山寺宏一 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 カルネ:折笠富美子 プラターヌ:土田大 パキラ:渡辺明乃 ゲッコウガ:うえだゆうじ ファイアロー:井之上潤 オンバーン:三宅健太 ハリマロン:生天目仁美 リザードン:手塚ヒロミチ ドサイドン:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 128話「ライバル決戦!サトシゲッコウガVSメガジュカイン」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ゲッコウガ:うえだゆうじ オンバーン:三宅健太 ハリマロン:生天目仁美 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 プラターヌ:土田大 カルネ:折笠富美子 アナウンサー:菊池康弘 審判:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 129話「激闘カロスリーグ!集え、すべての熱き想いよ」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 パキラ:渡辺明乃 クセロシキ:最上嗣生 オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 レントラー:斎藤寛仁 ナレーション:石塚運昇 130話「決勝戦!サトシ対アラン!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 カルネ:折笠富美子 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 パキラ:渡辺明乃 オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 リザードン:手塚ヒロミチ マニューラ:生天目仁美 審判:最上嗣生 ナレーション:石塚運昇 131話「カロスリーグ優勝!サトシ頂上決戦!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江、 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也、デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 カルネ:折笠富美子 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 パキラ:渡辺明乃 オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 リザードン:手塚ヒロミチ ナレーション:石塚運昇 132話「襲撃フレア団!プリズムタワーのジガルデ!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 カルネ:折笠富美子 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 パキラ:渡辺明乃 ゴジカ:勝生真沙子 ジュンサー:石松千恵美 コレア:奈波果林 アケビ:潘めぐみ バラ:大西沙織 リザードン:手塚ヒロミチ オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 ナレーション:石塚運昇 133話「衝撃ジガルデ対ジガルデ!壊れゆく世界!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也、デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 カルネ:折笠富美子 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 ゲッコウガ:うえだゆうじ リザードン:手塚ヒロミチ オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 ホルビー:赤崎千夏 ハリマロン:生天目仁美 コレア:奈波果林 アケビ:潘めぐみ バラ:大西沙織 モミジ:原紗友里 ナレーション:石塚運昇 134話「突撃ミアレジム!シトロイドよ永遠に!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 クセロシキ:最上嗣生 カルネ:折笠富美子 ダイゴ:鈴村健一 パキラ:渡辺明乃 リザードン:手塚ヒロミチ オンバーン:三宅健太 ファイアロー:井之上潤 ヤンチャム:下屋則子 ニンフィア:かないみか ホルビー:赤崎千夏 ハリマロン:生天目仁美 パンプジン:伊東みやこ コレア:奈波果林 モミジ:原紗友里 ナレーション:石塚運昇 135話「進撃する巨石!カロス防衛線!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 フラダリ:手塚秀彰 パキラ:渡辺明乃 ダイゴ:鈴村健一 カルネ:折笠富美子 ビオラ:下屋則子 ザクロ:野島裕史 コルニ:寺崎裕香 フクジ:緒方賢一 マーシュ:ゆきのさつき ゴジカ:勝生真沙子 ウルップ:石井康嗣 ジュンサー:石松千恵美 コレア:奈波果林 アケビ:潘めぐみ ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 リザードン:手塚ヒロミチ ヘルガー:西谷修一 ビビヨン:遠藤綾 ナレーション:石塚運昇 136話「反撃のジガルデ!カロス最終決戦!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 リモーネ:金光宣明 フラダリ:手塚秀彰 パキラ:渡辺明乃 ダイゴ:鈴村健一 カルネ:折笠富美子 ビオラ:下屋則子 ザクロ:野島裕史 コルニ:寺崎裕香 フクジ:緒方賢一 マーシュ:ゆきのさつき ゴジカ:勝生真沙子 ウルップ:石井康嗣 ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 マーイーカ:三宅健太 パンプジン:伊東みやこ ビビヨン:遠藤綾 ナレーション:石塚運昇 137話「はじまりはゼロ!シトロンの決断!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 アルバ:赤崎千夏 ヤンチャム:下屋則子 ハリマロン:生天目仁美 レントラー:斎藤寛仁 マーイーカ:三宅健太 パンプジン:伊東みやこ ハリさん:寺崎裕香 エレザード:田丸篤志 ナレーション:石塚運昇 138話「サトシとラストバトル!セレナの選択!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 ヤシオ:佐久間レイ プラターヌ:土田大 リモーネ:金光宣明 ティエルノ:勝杏里 トロバ:代永翼 サナ:小堀友里絵 ヤンチャム:下屋則子 ニンフィア:かないみか ハリマロン:生天目仁美 マーイーカ:三宅健太 パンプジン:伊東みやこ ハリさん:寺崎裕香 ナレーション:石塚運昇 139話「さらばサトシゲッコウガ!クセロシキの逆襲!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ ファイアロー:井之上潤 オンバーン:三宅健太 ハリマロン:生天目仁美 クセロシキ:最上嗣生 ジュンサー:石松千恵美 ナレーション:石塚運昇 140話「終わりなきゼロ!また逢う日まで!!」 サトシ:松本梨香 ピカチュウ:大谷育江 セレナ:花澤香菜 シトロン:梶裕貴 ユリーカ:伊瀬茉莉也 デデンネ:雨宮天 ムサシ:林原めぐみ コジロウ:三木眞一郎 ニャース:犬山イヌコ ソーナンス:うえだゆうじ アラン:小野賢章 マノン:小松未可子 プラターヌ:土田大 ハナコ:豊島まさみ ファイアロー:井之上潤 オンバーン:三宅健太 ヤンチャム:下屋則子 ニンフィア:かないみか ハリマロン:生天目仁美 ホルビー:赤崎千夏 レントラー:斎藤寛仁 パンプジン:伊東みやこ ハリさん:寺崎裕香 ナレーション:石塚運昇
https://w.atwiki.jp/aniwikigalaxystar/pages/108.html
前原 圭一(まえばら けいいち) 前原圭一とは「07th Expansion」制作の同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」およびその関連作品、メディアミックス作品に登場する主人公である。 声優は「保志 総一郎」 家族構成 父親「伊知郎」 母親「藍子」の3人家族。 学校では、普通のカッターシャツと黒ズボンで、中に赤のシャツ。 私服は、えんじゅ色っぽいベストに黒のアンダーウェア、モスグリーンの半ズボンを着ている。 身長は原作では魅音より低い(アニメ版では魅音より高い) 主人公らしくさっぱりとした外見。 ひょうきんで、ちょっと意地悪な少年といった面持ち。 お調子者で熱血漢な少年。 行動力はあるが暴走し出すと考え足らずになりがちで、一度信じた価値観に短絡的になる部分もある。 そういった行動が裏目に出たり、足元をすくわれる事もしばしばであるが、それもまた彼の彼の魅力であろう。 彼自身は、何物も恐れず熱く行動し、周囲をも巻き込む役割を「赤い炎」と呼んだ。 デリカシーにかける一面もあり、女性の気持ちには疎い。 また、ふとしたことから色々な触れてはならない事に触れてしまう間の悪さも……。 一見不可能だと思われる様な困難な状況にあっても諦める事を知らず『運命なんて金魚すくいの紙より簡単に打ち破れる』と言ってのける。 また、都会を離れ雛見沢に来て初めて得た本気で信頼し合う仲間を、何があっても信じ続けると言う熱い男である。 見た目に似合わず勉強はよく出来、小ささな村の学校では教わる側よりむしろ教える側に回る事も多い。 それは、受験生であり、自分より年上の魅音に対しても同様であった。 かつて、都会に居た頃は周囲を見下せる程の優等生だったらしいが、本人はそんな時間を『灰色の日々』と振り返っており、毎日に新たな刺激が待っている今の活き活きと生活を、はるかに価値あるものと認識しているようである。 出題編では3編にわたって主人公としてプレイヤー視点で、謎おおき雛見沢で惨劇に巻き込まれていく。 口先の魔術師 口先の魔術師とは梨花の評価。 彼は口先だけで物事を自分の思う方向に持っていく特技を持っている「相手が人で耳がついている限り(中略)思いのままに操ってやるぜ」と豪語する。 その話術が買われ、皆殺し編では村祭りではオークションの司会に抜擢された事もある。 少年野球に参加した際は、相手のプロも注目する甲子園出場投手、亀田に対して、園崎家からもたらされた情報をもとにこの話術を展開。 スポーツマンとして小学生にも手を抜かず、全力で勝利を勝ち取るという亀田幸一のポリシーをいとも簡単に翻させ、亀田の八百長による沙都子の逆転サヨナラホームランを見事におぜん立てした。 さらに声による演技にも長けており、祭囃し編では梨花から「将来、圭一は声優になるといいのです」と評されている。 話術は、わかった様なわからない様な事を並べ立ててけむに巻く程度のものから、マシンガンの様にまくしたて聴く者を圧倒し、自らの意ののままに操ってしまう程の威力を発揮する場合もある。 これは、周囲の世界を自分の世界に内包し、まさに問答無用の独壇場となることから、固有結界とも呼ばれる。 これは特に、彼が『萌え』論等に関して持論を述べる際に展開される。 その時、まさに彼は昭は昭和に降臨した『萌えの伝導師・K』となり、これを聴く男達全てを素晴らしき新世界の価値観、萌えに開眼させるのである。 この力は、父親のそれを受け継ぎ、さらに増幅した物と考えられている。 入江京介・富竹ジロウ・大石蔵人とは、萌えの求道者・ソウルブラザーとして、K・イリー・トミー・クラウドと呼び合う仲である。 各エピソード 鬼隠し編 ・1日目 6/11(土) 東京での法事から雛見沢に戻る。 ・2日目 6/12(日) 雛見沢ピクニック、ゴミ山で富竹と会う。 ・3日目 6/13(月) 部活入部。 ダム工事現場にて宝探し中に週刊誌を拾う。 ・4日目 6/14(火) ゾンビ鬼、富竹に再会。 ・5日目 6/15(水) 罰ゲーム姿のまま帰宅。 魅音、レナと一緒に富竹に会う。 ・9日目 6/19(日) 綿流しのお祭り。 奉納演舞→鷹野・富竹と祟りの話を聞く。 罰ゲームで富竹のTシャツに寄せ書きをする。 ・10日目 6/20(月) 犯人当てゲームの途中でレナと抜け出す。 レナと別れた後、大石と接触。 富竹死亡を聞く、鷹野は行方不明。 ・11日目 6/21(火) 教室で魅音とレナの会話を盗み聞き、失踪者(鷹野)の話を聞く。 帰り道レナに大石との事を聞き返される「嘘だッ!」 夜大石から電話、レナが訪問していた事を父親かから聞く。 ・12日目 6/22(水) 学校休んで診療所へ、大石とエンジェルモートで昼食、事件の一部を聞く。 レナ・魅音がお見舞い、おはぎを渡される。 大石との接触を詰問。 ・13日目 6/23(木) レナと登校、部活を休む。 メモを作成、両親にメモを仄めかす。 ・14日目 6/24(金) 一人で登校。 白いワゴンに当て逃げされる。 悟史の金属バット入手、素振りを始める。 部活を休み、帰り道レナから「転校」を聞く。 自宅の下駄箱破壊、両親不在。 大石から電話、おはぎに混入された異物は見つからず、メモ「針がなかった?」をのこす。 夜、レナ訪問。 ・15日目 6/25(土) 徹夜のまま登校。 素振りを魅音から警告される。 おはぎに異物混入は魅音が自供。 帰り道、鉈レナに遭遇。 ダム現場にて2人組の男に襲われ昏倒させられる。 自室でレナが看病、魅音訪問、記憶が空白。 自室にてレナ・魅音の撲殺死体発見(生死の確認はなし) 医者・数人の男が前原家を訪問。 白いワゴンをメモに追記し時計裏にメモを隠し逃走。 雛見沢電話ボックスから大石に通報、前原圭一を発見24時間後に死亡。 ・事件概要 富竹ジロウ、喉を掻き毟って自殺? 鷹野三四(行方不明) 竜宮礼奈(竜宮レナ) 園崎魅音、前原圭一によって撲殺される。 前原圭一、喉を掻き毟って自殺未遂。 収容先の病院で死亡。 綿流し編 ・1日目 6/12(日) レナ・魅音と散歩、午後賞金5万円かけておもちゃ屋で部活。 賞品の人形をレナに渡す。 ・2日目 6/13(月) 部活シンパシー。 メイド服で下校、父親とエンジェルモートで夕食。 魅音(詩音?)に会う。 ・3日目 6/14(火) 学校でカレー大会、昼食抜きで帰宅。 詩音(魅音)が弁当を持ってきてくれる。 ・4日目 6/15(水) 梨花、綿流し演舞練習の為部活中止。 エンジェルモートに向かう途中で不良に絡まれる も詩音と雛見沢の人達に助けてもらう。 夜詩音から電話、デザートフェスタの約束。 ・5日目 6/16(木) レナ「魅音は最近誰かに傷つけられた」と聞かされる。 デザートフフェスタ当日部活メンバー集結。 詩音とおもちゃ屋に人形を買いに魅音に会う。 詩音、魅音が明らかになる。 ・6日目 6/17(金) 魅音に避けられ、しばらく休部。 ・7日目 6/18(土) 梨花演舞練習、部活中止。 綿流し準備の手伝いに行き過去の祟りの話を聞く 。 ・8日目 6/19(日) 綿流し当日。 五凶爆闘、祭りをまわる。 演舞中詩音と富竹、鷹野を祭具殿前で発見。 圭一、詩音、鷹野に唆され祭具殿侵入。 富竹、詩音、異音を耳にする? 魅音「詩音に会ってないよね?」と尋問。 ・9日目 6/20(月) 魅音から再度「詩音に会わなかった?」と尋問。 魅音早退、詩音と図書館へ行き大石に遭遇。 夜詩音から電話、富竹・鷹野が綿流し当日の晩に死亡した事を聞く。 ・10日目 6/21(火) 公由喜一郎が昨夜から行方不明。 梨花に祭具殿に侵入した事を打ち明ける。 詩音から電話、「公由に相談したことを打ち明ける>行方不明?」 梨花・沙都子行方不明。 捜索するが見つからず。 ・11日目 6/22(水) レナと登校。 魅音、学校を休む。 レナの推理、大石から公由の話を聞く。 夜、詩音からの電話。 ・12日目 6/23(木) レナと共に園崎本家へ大石に送ってもらう。 魅音の供述。 圭一、魅音に連れられ地下拷問室で詩音と再会。 魅音に襲われる。 大石、詩音・圭一保護。 魅音逃走。 ・6/28(火) 圭一、魅音に刺され重体。 詩音、自宅マンションから転落死。 後日、大石が圭一の見舞いにくる。 魅音・鷹野の死亡時刻を聞く。 圭一、ベッド下から現れた魅音の幻を見る。 ・事件概要 富竹ジロウ(本名不明)喉を掻き毟って自殺? 鷹野三四、焼死体で発見される。 園崎お魎、公由喜一朗、古手梨花、北条沙都子「園崎魅音」に殺害される 。 祟殺し編 ・1日目 6/9(木) ドブ川にて間宮律子(リナ)の遺体を発見。 両親不在、自炊に失敗。 沙都子・梨花訪問、夕食を手伝ってもらう。 ・2日目 6/10(金) 弁当勝負、沙都子と夕飯の買出し。 ・3日目 6/11(土) 父親のホームパーティ、野球の助っ人に呼ばれる。 入江初出。 圭一の策により亀田を破る。 亀田と共にエンジェルモートへ。 ・4日目 6/12(日) 祝勝会バーベキュー。 詩音から悟史の話を聞く。 ・5日目 6/13(月) 沙都子、学校を欠席。 大石、学校に現れる。 入江から沙都子の両親の話を聞く。 ・6日目 6/14(火) 沙都子休み。 ・7日目 6/15(水) 沙都子休み、沙都子豆腐を買う所が目撃される。 ・8日目 6/16(木) 沙都子、3日ぶりの登校。 叔父から虐待? 圭一、魅音を泣かす。 圭一、レナに怒鳴られる。 帰り道、入江と沙都子に会う。 沙都子の実家へ。 叔父、鉄平に会う。 ・9日目 6/17(金) 富竹・鷹野に会う。 祟りは園崎本家が関与しているとの話を聞く。 下校途中、魅音の家へ。 祟りに鉄平をと頼み込む。 ・10日目 6/18(土) 学校、沙都子に異変、泣き出す。 鉄平殺害計画。 魅音に電話「沙都子を祭りで遊ばせてあげてほしい」 「私、約束守ってない…」と、魅音取り乱す。 ・11日目 6/19(日) 穴を掘る。 学校に侵入、電話で鉄平を誘き出し山林で撲殺。 バットとバイクを沼に沈める。 別の穴に鉄平の遺体を埋める。 帰り道、鷹野に会う。 家まで車に乗せてもらう。 車内に富竹の自転車(?)が後部座席にある。 足音が余計に聞こえる。 鷹野「私たちは今夜出会わなかった」と言われる。 ・12日目 6/20(月) レナ達、祭りに圭一がいたと話し出す。 沙都子、鉄平は生きていると証言。 魅音・レナに詰問される。 宝捜しを断り診療所へ、入江に鉄平殺害を告白。 鷹野が焼死? リサも鷹野より前に死亡? 診療所から逃走。 鉄平の死体確認とランタンの回収。 大石に見つかるも鉄平の遺体は見つからない。 ・13日目 6/21(火) 鉄平を再度殺害しようと北条家へ、浴槽で沙都子を発見。 意識混濁、家屋内を探すも鉄平は見つからず、沙都子を入江診療所へ連れて行くも入江、服毒自殺。 大石車両が行方不明。 古手神社境内にて古手梨花の惨殺体を発見。 圭一、沙都子に吊り橋から突き落とされる。 14日目 6/22(水) 圭一、意識を取り戻し村内へ戻る。 自衛隊に保護される。 ガス発生により雛見沢全滅。 ・事件概要 鷹野三四、絞殺され岐阜県山中にて焼死体で発見される。 大石蔵人、熊谷勝也「行方不明」 昭和58年6月22日 入江京介「入江診療所で睡眠薬を大量に飲み自殺?」 古手梨花「腹部を裂かれ殺害される」 北条鉄平、北条沙都子「行方不明」 竜宮礼奈、園崎魅音、園崎お魎、前原伊知郎、前原藍子、富田大樹、岡村傑、公由喜一郎「雛見沢大災害にて死亡」 知恵留美子、亀田幸一「大災害避難中に事故死」 昭和58年8月11日 葛西辰由「収容先の病院で死亡」 昭和58年8月27日 園崎詩音「収容先の病院で自殺」 昭和58年8月29日 前原圭一「収容先の病院にて自殺未遂」 同年11/28(月) 記者が圭一を取材。 11/30(水) 前原圭一、高熱により死亡。 暇潰し編 未登場。 昭和58、6月下旬、未曽有の大災害が発生し村人全員死亡。 目明し編 ・昭和57年 詩音の過去 ・昭和58年、初日 3人組に絡まれる詩音を助ける。 数日後魅音が人形を貰えず詩音に泣きつく。 ・6/19(日) 綿流し当日、お祭り。 演舞中、詩音に捕まり祭具殿へ。 富竹と鷹野を発見、祭具殿内に侵入。 詩音、謎の音を聞く、悟史の気配消えた? ・6/20(月)深夜3時過ぎ、魅音とお魎の会話。 富竹と鷹野の死を知る。 電話が鳴り、魅音に捕まる。 魅音・お魎スタンガンで気絶。 地下拷問室へ運ぶ。 魅音に詰問。 お魎の遺体を井戸に捨てる。 朝、公由から役員会の連絡。 葛西から電話。 魅音に変装して学校へ、園崎本家のお手伝いを帰す。 詩音と図書館へ。 大石に邪魔される。 夕方、魅音に変装し役員会に出席。 公由を本家へ誘う。 悟史への罵りに逆上、スタンガンで気絶させる。 夜、圭一に電話。 地下拷問室の公由に詰問。 公由捜索のため古手神社へ。 圭一への電話。 ・6/21(火) 校舎裏で梨花に詰問。 夜梨花が醤油を貰いに園崎本家を訪ねる。 梨花の襲撃。 梨花自殺。 魅音と詩音を交換。 沙都子を監禁。 圭一へ電話。 梨花・沙都子を捜索。 拷問室にて公由死亡。 沙都子を刺殺。 悟史の約束を思い出す。 鬼を宿す。 圭一に詩音として電話。 詩音じゃないと看破される。「くけけけけ」 ・6/22(水) 圭一とレナの訪問。 圭一を地下祭具殿へ誘い込み襲う。 詩音(魅音)を牢から出す 。 魅音を井戸に落とし殺害。 大石突入、圭一保護される。 ・6/30(木) 魅音の亡霊と喧嘩。 圭一の家へ行き、圭一を刺す。 マンションから転落死 ・7/3(日) 前原圭一、急性心不全で死亡。 ・犠牲者 S57-6/20 北条玉枝 何者かによって撲殺される(北条悟史に撲殺される) S57-6/24 北条悟史「失踪」 S58-6/19 富竹ジロウ(本名不明) 喉を掻き毟り自殺? 鷹野三四「岐阜県山中で絞殺され、焼死体で発見される」 園崎お魎「園崎詩音に殺害される。スタンガンによるショック死」 S58-6/21 古手梨花「園崎詩音に殺害される? 咽喉部に殺傷による出血死」 S58-6/21 公由喜一郎「園崎詩音に殺害される。拘束具による絞殺」 S58_6_21 北条沙都子「園崎詩音に殺害される。全身刺傷による出血性ショック死」 S58-6/22 園崎魅音「園崎詩音に殺害される。垂直トンネルから転落死」 罪滅し編 ・初日(土) 部活、水鉄砲合戦。 レナと圭一が勝利(引き分け) レナの回想。 ・翌日(日)デザートフェスタ。 部活メンバーの罰ゲーム、大食い勝負。 途中レナがリナと会う。 皆で帰る。 レナはそのままダム現場の隠れ家へ、雨の中11時過ぎまで留まる。 ・翌日(月) 魅音のバイトで部活ナシ。 レナ、帰宅すると父親が居間を模様替え。 父の取り寄せたジャケットを受け取りに興宮へ行き、喫茶店で待つ。 そこで詩音と葛西に出くわし、リナ・鉄平の美人局の話を聞く。 自宅の通帳を確認。 ・翌日(火) 葛西に会う約束を魅音に取り付ける。 帰宅すると自宅にリナがおり逃げるように外出。 後を付け隠れ家に来たリナと口論。 リナに頸を絞められる。 鉛管でリナ殺害。 ・翌日(水)深夜 鉄平が竜宮家を訪問し父親に詰問・暴行。 隠れ家に誘き寄せ斧で鉄平を殺害。 帰宅後、父からリナの馴れ初めを聞く。 翌日(木) 父が朝食を作る。 放課後、レナは先に帰り4人で部活。 ダム現場の宝探しに向かう。 ダム現場でレナの犯行発覚。 皆で死体を遺棄。 帰宅すると父が創作料理 。 数日後、図書館で鷹野に会いスクラップ帳を渡される。 それと並行して夏風邪をこじらせる。 ・6/19(日)綿流し当日 富竹死亡。 鷹野焼死。 レナの帰宅中の回想。 ・6/21(火)犯人当てゲームの途中でレナが大石に呼ばれる。 帰宅後に鷹野のスクラップ帳を読む。 夜大石から電話。 レナと電話。 ・6/22(水) レナ休み。 部活なし。 圭一、帰りにレナに出会う。 不審なワゴンを見つける 。 夜、圭一がレナに電話。 鷹野の寄生虫説を聞く。 ・6/23(木) 圭一、レナの話を魅音に問い質す。 鷹野の作り話だと魅音に一笑される。 レナは小此木造園のワゴンを見て早退。 自宅の現金を持ち去り隠れ家へ身を隠す。 死体の穴を掘り返したが遺体は見つからず(魅音が主導で園崎組が移動させた) 大石に連絡しスクラップ帳について打ち明ける。 鷹野の死のズレから鷹野説を裏付け。 葛西の忘れ物の件で園崎組がレナを探している。 魅音はレナを殺害嫌疑から庇うため本家から確保を手配。 穀倉でのアリバイも手配 園崎を敵視すする大石はそれを見てレナの保護を急ぐ。 レナは穀倉の件で疑心を深める。 隠れ家に梨花が一人やって来る。 別れ文句を言われる。 圭一と会う。 圭一が魅音のしたことを伝えるも誤解を解けず、 レナは圭一の過去のことを持ち出す。 仲違いしてその場を去る 。 ・6/24(金) 圭一が皆に自分の過去を話す。 鬼隠し編での自分を思い出す。 大石と園崎家の会談、鷹野のスクラップ帳に関する誤解を解く。 夜、圭一がレナと会う。 圭一は魅音に電話。 ・6/25(土) 知恵先生がレナに電話で呼ばれ学校を離れる。 レナの学校籠城事件発生。 大高、機動隊らを集結させ犯人制圧の準備。 圭一、起爆解除。 屋上にてレナVS圭一の一騎打ち。 圭一の敗北。 レナの投降。 竜宮礼奈、逮捕。 ・犠牲者 間宮律子、北条鉄平(リナ)行方不明 (レナに殺害され遺体を園崎組に隠蔽される) S58-6/19 富竹ジロウ(喉を掻き毟り自殺?) 鷹野三四(絞殺され、焼死体で発見される) ・6/26(日) 神社境内で腹部を裂かれた梨花の遺体を発見(TIPS悪魔の脚本) 6/27(月)未明 ガス発生により雛見沢村村民全滅。 皆殺し編 ・6/4(土) 梨花が古手神社境内裏から転落、診療所へ。 ・6/5(日) 診療所にて沙都子の新薬のテスト。 玩具屋で部活、圭一が魅音に人形を渡す。 ・6/6(月) 圭一が綿流し祭の叩き売り役を引き受ける。 古手神社で寄付品を吟味。 ・6/7(火) 梨花、鷹野と富竹を祭具殿へ招き入れる。 彼らの死を予告し注意を促す。 梨花に山狗の警備がつく。 ・6/8(水) 玩具屋で叩き売りの寄付品集め。 麻雀牌で大石と燕返しの練習。 赤坂、雛見沢に来る。 ・6/12(日) 間宮律子(リナ)の死体発見。 沙都子は鉄平に連れられ北条家へ。 梨花は赤坂に連絡を試みるが失敗。 鷹野に助けを請うが失敗。 ・6/13(月) 沙都子休み。 知恵先生に状況を説明。 部活メンバー沙都子救出に議論。 知恵は北条家を訪問。 詩音が圭一を椅子で殴る。 校長が児童相談所へ連絡 相談所が北条家を訪問。 様子見。 圭一は魅音・レナと電話。 圭一、両親に相談してみる。 ・6/14(火) 沙都子休み。 部活メンバーで児童相談所に直談判。 空振り→興宮の公園へ。 ・6/15(水)沙都子休み 圭一が昼休みにクラスを煽動。 知恵含むクラス全員で児童相談所へ。 空振りだが皆で陳情継続を決意。 圭一はエンジェルモートで亀田・常連客らを誘引。 夕方、綿流し実行委員会の会合に出席。 帰りに大石に陳情への忠告と応援を受ける。 ・6/16(木) 沙都子登校。 校長を鉄平と思い込む発作を起こす。 入江が呼ばれ、60人近くを集めて相談所へ陳情。 圭一・梨花・入江が代表陳情。 平行線の一途。 夕方、綿流し実行委員会の会合に出席。 魅音・知恵らが圧力を受け陳情中止を促す。 圭一らは村の重鎮らを説得。 お魎説得を条件に町会を味方につける。 6/17(金) 夜、園崎家で御三家会議。 圭一らがお魎を説得。 町会の支持が認められる。 6/18(土) 公由の申し出を相談所が拒否。 200人以上が相談所前へ。 大石、体面上での制止。 県議、市議員、弁護士が大石を退ける。 お魎、本庁舎にかけあう。 所長が市長と通話し陳情受け入れる。 鉄平が沙都子に暴力を振るう。 沙都子を説得。 警察が沙都子を保護。 鉄平逮捕。 ・6/19(日) 綿流し祭当日。 鷹野、富竹にH-173を注射、 富竹、雛見沢症候群を発症し死亡。 終末作戦開始、岐阜県山中にて偽装焼死体。 ・6/20(月) 大石、来校。 梨花に富竹・鷹野について訊く。 夕方診療所へ。 ・6/21(火) 梨花は圭一に詩を詠む。 悩みを打ち明けず。 ・6/22(水) 梨花休む。 小此木から電話。 大石に連絡し身辺警護を依頼。 岐阜出張後訪問を約束。 放課後、部活メンバーが訪問。 東京について打ち明ける 。 20時過ぎ、大石・熊谷、不審車への職質中に射殺される。 23時過ぎ、興宮署の小宮山から電話。 小宮山らが警備に訪問。 部活メンバー帰る。 6/23(木)1時頃 山狗、梨花宅に侵入。 小宮山ら殺害。 梨花・沙都子、逃走。 待ち伏せた部活メンバーと合流。 鷹野、梨花除く全員を射殺。 梨花は神社境内の賽銭箱前で腹部を切開され死亡。 総理大臣が滅菌作戦の適用を許可。 間宮律子(リナ) 腹を裂かれ拷問死(園崎組みに殺害される) 富竹ジロウ(本名不明) 喉を掻き毟り自殺(三四によりH173を投与されL5発症) S58/6-19 鷹野三四 絞殺され岐阜山中にてドラム缶で焼かれる(偽装) S58/6-22 大石蔵人、熊谷勝也 行方不明(山狗の鶯により射殺され遺体を隠蔽される) S58/6-23 前原圭一、園崎魅音、園崎詩音、竜宮礼奈、北条沙都子 行方不明(鷹野三四に射殺され山狗に遺体を隠蔽される) 古手梨花 鷹野三四に腹部を裂かれ拷問死。 入江京介 睡眠薬服用により死亡(山狗に謀殺される?) 雛見沢村民 雛見沢大災害にて死亡(滅菌作戦により殺害)
https://w.atwiki.jp/shineoflife/pages/147.html
翔平「さて・・・やろうかフレイ」 フレイ「何年ぶりだ・・・こうして戦うの」 翔平「お互い蹴りなんだ・・・大怪我にはならねえんだから本気で行くぞ」 フレイ「構わん」 ヒュッ 竜「ち・・・光った‼‼‼?」 シュキ「いきなり発光とは・・・あの男、それほど強いって事か?」 ユウ「そういうことなんだろうな」 エレン「あいつ・・・既にサングラスかけてる‼‼」 レナ「発光するって分かってたのね‼‼‼‼」 バッ 翔平「行くぞ‼‼‼」 シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼ フレイ「‼‼‼‼」 バッ アイ「避けた・・・今ガードして反撃すりゃ優勢になったんじゃ・・・」 シュキ「ただの蹴りだぞ・・・なぜ避けた・・・」 竜「向こうも・・・翔平の蹴りの事を知ってるらしいな」 フレイ「あの頃も強力だったが・・・今はもっとらしいな」 翔平「ま、この数年で俺も強くなったしな」 フレイ「そいつは・・・お互い様だぜ」 翔平「あぁ・・・光の純度上げてきやがったな」 バッ フレイ「くらえ翔平」 フラッシュ・バズーカ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 翔平「嫌だね」 ヒュッ アイ「‼‼‼‼‼」 ユウ「やばいな・・・ちょっと下がっとこ」 エレン「それがいいな」 竜「練習試合で生光使ったマジ戦闘かよ‼‼‼」 コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ フレイ「んげ‼‼‼‼‼」 翔平「俺の・・・勝ち‼‼‼‼‼‼‼‼‼」 インパクト・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ レナ「な・・・」 シュキ「ち・・・」 ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン 翔平「ハァ・・・ハァ・・・」 フレイ「今のが蹴りとは到底思えんよ・・・腕・・・じゃなくて足上げたな」 翔平「そんな・・・言葉は・・・ねぇよ」 レナ「確かに」 フレイ「だが、この状況じゃどちらの勝ちか・・・一目瞭然だな」 翔平「あぁ・・・分かってるよ・・・俺の負けだ」 エレン「へぇ、やるじゃん」 アイ「・・・凄い蹴りだったな・・・」 ユウ「ふぅ、長旅の凝りも取れたし・・・ありがとな」 竜「いやいや、気にすんな」 アイ「じゃーねー」 エレン「おう‼‼‼‼」 クロの部屋 竜「何だかんだ言ってお前、すぐ負けたよな」 クロ「うっせー」 竜「お前からは全く闘志を感じなかった、どういうつもりだ」 クロ「決闘かなんかと勘違いしてんのか?さっきのはあいつらのリハビリだろ」 翔平「だから・・・手を抜いたと?」 クロ「手を抜いたわけじゃねえ、あいつらを泳がせただけ、それがあいつらの望みだったろ?」 エレン「違いないな」 レナ「あんた達もちょっとは見習いなさいよ」 竜「うっせー弱虫が」 レナ「誰が弱虫だ‼‼‼‼」 翔平「ま、普通あそこは戦闘するよな」 レナ「いやいやいや、普通しないから・・・」 ブーブーブーブーブーブーブー・・・ クロ「‼‼‼‼‼‼‼‼‼」 翔平「なんだ・・・この音・・・」 竜「まぁ・・・いい予感はしないわな」 クロ「これは・・・避難指示の暗号だ」 エレン「避難‼‼‼‼‼?」 こちら海上警備隊‼‼‼‼‼国連海軍が襲ってくるので避難をお願いします‼‼‼‼‼ レナ「国連海軍って・・・まずいじゃん‼‼‼‼‼」 エレン「まずい・・・うちの船、まだ港にあるじゃねえか‼‼‼‼‼」 竜「ち・・・どうする?」 翔平「国連海軍がなんで・・・この島に襲って来るんだ?」 クロ「恐らく「書」を狙ってんだろう、いくら国連でもこっちは渡す気は無いんで、実力行使して来たわけだ」 レナ「ま・・・まずいじゃん‼‼‼‼‼」 クロ「お前ら船でさっさと島を出な」 エレン「お前どうすんだよ」 クロ「書は絶対渡さねえ・・・俺は王宮へ向かう」 翔平「待て」 クロ「・・・なんだよ」 竜「?」 翔平「俺も行く」 レナ「は‼‼‼‼?」 翔平「SEASの次期ボスの非常任幹部を見捨てちゃ・・・まずいだろ?」 竜「・・・なるほど」 エレン「とりあえず俺は船が心配だ」 レナ「そうね・・・」 翔平「俺は王宮へ行くぞ」 竜「じゃあ翔平はクロと一緒に王宮へ行け、俺ら三人は船を確保し次第そっちへ向かう」 クロ「本気で言ってるのか・・・」 竜「冗談でこんな長くお前を引きとめたりしない」 翔平「当然だ・・・行くぞクロ」 クロ「・・・お前ら・・・変わってんなぁ」 エレン「だよな・・・」 レナ「ホントよね・・・あ、でも変わってんのはこいつらだけだからね」 竜「そいつは聞き捨てならねえな、お前らも参加するんだろ?」 エレン「・・・まぁな」 翔平「よっしゃ‼‼‼行くぞ‼‼‼‼」 クロ「すまんな」 レナ「で・・・どうすんの?」 竜「クロから船の倉庫の鍵を貰って来た、ここに入れておこう」 エレン「・・・そうだな」 海兵「いたぞーーーー‼‼‼‼‼‼」 竜「海兵じゃねえか・・・何でこっちに来るんだよ‼‼‼‼‼」 エレン「お前が賞金首だからだろ‼‼‼‼‼」 レナ「めちゃくちゃいっぱいいるじゃん‼‼‼‼‼」 エレン「仕方ねえなぁ・・・お前ら先行け」 竜「どうする気だ‼‼‼‼‼?」 エレン「足止めだよ・・・剣士よりは相性いいだろ?」 レナ「そうだけど相手は多いよ‼‼‼?」 エレン「三流兵士が何人いようが一緒だ」 竜「・・・行くぞレナ、ここはこいつに任せよう」 レナ「でも・・・」 竜「ここで三人で戦ってる間に船が狙われる可能性があるんだぞ」 エレン「俺も不安だが、お前らに託すよ」 レナ「・・・分かった・・・行こう」 港 兵「メリー少将‼‼‼第二軍艦全兵準備できました‼‼‼‼‼‼」 メリー「よし・・・全兵聞け‼‼‼‼‼」 兵「は‼‼‼‼‼」 メリー「先に第一軍艦の水月中将とその部隊が「十式の書」を奪いに王宮へ向かった」 メリー「そこで我らも中将殿の後を追い・・・」 兵「メリー少将‼‼‼」 メリー「どうした‼‼‼‼?」 兵「港の端の方に海賊旗を掲げる船があります‼‼‼‼‼」 メリー「なに・・・・・・・・・少し待機‼‼‼‼‼」 プルルルルルルルルル 水月「メリーか・・・今移動中だぞ」 メリー「申し訳ございません、港に海賊船と思われる船を発見致しました、どういたしましょう」 水月「・・・・・・そうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 メリー「かしこまりました・・・では・・・おっしゃる通りに」
https://w.atwiki.jp/maruno-mu/pages/48.html
前へ その瞬間、この部屋の空気が変わった……。 魅音さんの景気の良い木槌の音が部屋中に響き渡った。開廷の合図だ。 魅音「これより前原圭一の裁判を開廷します」 圭一「え?」 魅音「準備はよろしいですか?」 レナ「弁護側。準備完了しています……」 沙都子「検察側……。もちろんですわ……」 魅音「いいでしょう……。 今回の事件は至ってシンプルです。被告人の前原圭一が おふざけ半分で風変わりなマントとマスクを着用し、場を乱した……。 間違いありませんね?」 沙都子「その通りでございますわ。 検察側は被告人前原圭一は有罪であると考えていますわ」 魅音「分かりました……。弁護側の考えはいかがでしょうか?」 レナ「弁護側は圭一く……。いえ……。K被告は無罪であると考えます。 被告人の正体が圭一くん……? そんなの言いがかりだと思うな、思うな」 魅音「分かりました……。それでは証人を……」 圭一「ちょっと待てぇぇぇぇッ!」 そこで圭一さんが突然絶叫して裁判の流れを止めてしまった。 魅音「なんですか被告人?」 圭一「なんですかはこっちのセリフだ! これはどーゆーつもりだ!?」 魅音「どーゆーつもりって……。もちろん圭ちゃんの裁判をしてるんだよ。 そのマントとマスクについてのね……」 圭一「な……!?」 沙都子「無傷で帰れるとは思わないことですわね。圭一さん……。 既にあなたはカゴの中の鳥……。この法廷から逃げ出すことはかないませんわ!」 圭一「お……おのれぇ……」 沙都子「をーっほっほっほ! その悔しそうな顔……。とっても痛快ですわ!」 圭一「いいだろう……。受けて立とうじゃねぇか……」 魅音「へぇ……」 圭一「この俺を甘く見ていたらどうなるか……。 その体にしっかりと刻みつけてやるぜぇぇぇぇ!」 さすが圭一さん。ノリが良いですわ。 魅音「それでは被告人も納得したところで裁判の続きを……」 コロナ「ちょっと待ちなさいよッ!」 今度はツインテールが裁判の流れを止めてしまった。 魅音「なんですか? 傍聴人は静かにして下さい」 コロナ「誰が傍聴人よ! ここは私の部屋なのよ! 冗談じゃないわ!」 沙都子「たしかにこの部屋はあなたのモノ……。 しかしこの世界に存在する以上、全ての生物のモノという考え方も出来ますわ」 コロナ「意味わかんないわよ! だいたいさっきから流れてるこの音楽はなに!?」 魅音「某裁判ゲームのサントラ。あの良く逆転する法廷の……」 コロナ「なに勝手なことしてんのよ! しかも私んちのCDラジカセ使ってるし!」 魅音「後でちゃんと返すって」 コロナ「そーゆー問題じゃない!」 魅音「それでは気を取り直して、前原圭一の裁判を……」 コロナ「人の話しを聞けーッ!」 ここからが本番だ……。この裁判……、必ず勝利しなければならない……。 いよいよ始まる……。私の法廷が! 魅音「それではまず、被告人前原圭一の口から 自分の正体について証言していただきましょう」 圭一「俺の口からか……。まぁ、いいだろう……」 沙都子「圭一さんのことですから、すぐにボロを出すに決まってますわね」 圭一「そいつはどうかな沙都子。今の俺には最強の弁護士レナがついているんだ。 お前ごときで俺の証言を崩せるかな?」 沙都子「なんとでも言いなさいませ……。 すぐに証言ごとその余裕の表情を崩して差し上げますわ」 魅音「それでは前原被告。証言をお願いします。 それにしても、被告人の正体は分かってるってのに……。私も律儀だよねぇ……」 レナ「魅ぃちゃんは裁判長だからね。やっぱり公平じゃないと!」 ピッピ人形に釣られたレナさんの口からそんな言葉が出るなんて……。 世も末だ……。 証言開始 自分の正体について 圭一「何度も言うが俺は前原圭一なんて名前じゃない……。 ただのしがないエンジェルモートの常連……。K……。そう呼んでくれ……。 そこにいる俺の弁護士……。竜宮レナだってそれを認めてるんだぜ? それで十分だろう? これ以上証言することは無いな……」 魅音「ふーん……。被告人はあくまで圭ちゃんでは無いと言い張る気だね?」 圭一「当然だろ魅音……。ここまで来て引き下がれると思うか……?」 沙都子「まったくもって往生際の悪いことですわね……」 圭一「ふっふっふ……。俺は生まれた時から不屈の心を持ち合わせてるからな」 なにが不屈の心だか……。勘違いもはなはだしい。 既に圭一さんは自分から正体を明かしているというのに……。 魅音「それでは尋問を始めて下さい」 この戦い……。私の勝利は確定したようなものかな……。 いや……。そう簡単にはいかないのかもしれない……。 弁護席のレナさんが……、笑っている……。 尋問開始 沙都子「異議ありですわ!」 魅音「おぉ! 早いね沙都子。今の圭ちゃんの証言になにかムジュンが?」 沙都子「えぇ……。もちろんですわ……」 圭一「ふん……。どうせハッタリだろう……?」 沙都子「ハッタリかどうかは 私が今から話す証言の内容を知れば分かることですわ!」 レナ「どういうことかな……? 沙都子ちゃん」 沙都子「皆さん。ヤマブキシティの診療所前でかわした会話を覚えていまして?」 魅音「ヤマブキシティの診療所前……。 それってギンガ団に協力を求めるか否かで話し合った場所だよね」 沙都子「そのとおりですわ……。実はその時に圭一さんが ある重要な証言をしていますの……」 圭一「じゅ……重要な証言だと……?」 沙都子「えぇ……。とても致命的な証言でしたわね……」 魅音「い……一体その証言ってなんなの沙都子!?」 レナさんの余裕の表情はいまだに崩れる様子は無い……。 しかしここでこれを言わなければ先には進めないだろう……。 沙都子「その証言とは……。これですわ!」 圭一「俺と沙都子は甲板で大石さんと戦っただけなんだが……。 顔を見られてる可能性は十分にあるな……」 魅音「こ……これは……」 沙都子「お分かりになりまして……?」 圭一「う……ぬぬぬ……」 圭一さんは明らかに動揺している……。今がチャンスだ! 沙都子「ふふふ……。もしあなたが圭一さんでは無いのならば……」 そこで私は力強くちゃぶ台を叩いた。 沙都子「なぜ一年前のサントアンヌ号での戦いを知っていますの!?」 圭一「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」 圭一さんは痛いところをつかれたらしく、頭を抱えて取り乱す。 魅音「これはたしかに致命的だよ! 圭ちゃんの油断が招いた凡ミスだね!」 沙都子「凡人の圭一さんには凡ミスがお似合いですわね……」 圭一さんの動揺を目の当たりにして 明らかに検察側の勝利が確定したようなムード……。 しかしここで弁護側のレナさんが黙っているはずが無かった。 レナ「異議あり!」 私に向かってレナさんが勇ましく人差し指を突きつける。 もちろん気合いの入った「異議あり!」と共にだ……。 魅音「レ……レナ……?」 レナ「沙都子ちゃん……。その証言はたしかにKくんの証言なのかな、かな?」 沙都子「当然ですわ……。レナさんもあの場にいましたわよね……?」 レナ「たしかにレナもあの場にいたよね……。でも……。 Kくんがそんなセリフを言ったのを聞いた覚えは無いよ」 沙都子「え……?」 レナ「もしKくんがそんな証言をしていたとして……。 その証拠はあるのかな、かな?」 沙都子「しょ……証拠!? な……なにを言ってますの!? 証拠なんか無くったって圭一さんが自分の口でしっかりと……」 レナ「法廷では証拠が全て……。そうだよね魅ぃちゃん?」 魅音「え……? ああ……うん……。たしかにそうだけど……」 レナ「それならKくんに対する尋問はこれで終了だね」 沙都子「そ……そんな! 卑怯ですわよレナさん!」 レナ「言ったよね沙都子ちゃん。法廷では証拠が全て……。 なにかムジュンがあるなら証拠品で示してほしいな!」 沙都子「そ……そんな……」 なんという気迫……。いつものレナさんとは一味も二味も違う! これが凶暴な野生ポケモンでさえ、我を忘れて夢中になってしまうという ピッピ人形の力なのか! 魅音「さ……沙都子! なにか……なにかこの証言を覆す証拠品は無いの!?」 証拠品……。そんな物あるわけが無い……。 レナ「証拠品……。そんな物あるわけが無い……。 沙都子ちゃん……。今そう思ってるんだよね?」 沙都子「く……」 レナさんには全部お見通しか……。 魅音「証拠品を提出できないのであれば 被告人に対する尋問は終了です……。その場合……」 レナ「この審理も終了だね……。Kくんの無罪というカタチで……」 レナさんが相変わらずの余裕の表情で判決を促す……。 そ……それだけはさせない! させるものか! なにか……なにか審理を続ける方法は無いの!? レナ「考えても無駄だよ沙都子ちゃん。尋問しようにもKくん意外の証人はいない。 沙都子ちゃんは検事。魅ぃちゃんは裁判長だからね……」 魅音「じゃ……じゃあ私としても残念なんだけどこの審理は終了と言うことで……」 沙都子「お待ちになって!」 私は木槌を振り下ろそうとした魅音さんをすんでのところで制止した。 魅音「な……なに? 沙都子……? もしかして提出する証拠品が見つかったとか!?」 沙都子「証拠品……? 残念ながらそんなものはございませんわ……」 レナ「それなら早く判決を……」 沙都子「急ぐことはありませんわよレナさん……。 夜はまだまだこれからですわ……」 私はレナさんを挑発するように不敵な笑みを浮かべて見せた。 沙都子「レナさん……。あなた……。買収されていますわね?」 レナ「っ……!? な……な、な、な、な、なんのこと……! なんのことかな!? レ……レナ。わからないよ? わからないよ!?」 あまりにもわかりやすい動揺っぷり……。 圭一さんがレナさんにピッピ人形を渡したところを 直接見たわけでは無いけれど、買収は確定かな……。 沙都子「レナさん……。そのピッピ人形素敵ですわね……」 レナ「はぅ!? さ……沙都子ちゃんもそう思うの?」 沙都子「えぇ……。とても……。 そのピッピ人形をどこで手に入れたのか、私にも教えて下さいませんこと?」 レナ「はぅ~! 嬉しいな、嬉しいな! こ……この人形はね! そこにいる被告人のけい……」 圭一「レナ!」 その瞬間、圭一さんが明らかに狼狽した様子でレナさんの名前を呼んだ。 圭一「お……俺がどうしたって……? レナ……?」 その瞬間レナさんはなにかを思い出したように口に手を当てた。 これはもうピッピ人形が口止め料であることは明白だ……。 沙都子「圭一さん。レナさん! 明らかに動揺してますわね!?」 圭一「ど……動揺なんてしてない! してないぞッ!」 レナ「はぅ~! レ、レ、レ、レナだってしてないよ、してないよ!?」 沙都子「お二人共これ以上の抵抗は無駄ですわよ! レナさん! 法廷では証拠品が全てでしたわね!?」 レナ「はぅ!? そ……そうなんだよ!? 法廷では証拠品が全て……」 沙都子「それならばそのピッピ人形のタグを見て見ることですわね!」 レナ「タグ……? はぅッ!?」 沙都子「気づいたようですわね……」 圭一「な……なんだよ!? なにが書いてあるんだよ!?」 圭一さんは慌ててピッピ人形のタグを覗き込む。 その瞬間、顔色がみるみるうちに青ざめて行った……。 沙都子「そう……。そのタグには……。 「圭一くんへ。ポケモン大好き倶楽部会長より」と書いてありますのッ! 油性マジックでッ! しっかりとッ!」 圭一「ば……、馬ぁ鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」 魅音「どうやら……。決着が着いたようですね……」 圭一さんはちゃぶ台に突っ伏したまま動かない。 レナさんも弁護席でうつむいている……。勝った……。私の勝利だ……。 魅音「それでは異議も無いようなので被告人に判決を言い渡したいと思います……。 被告人前原圭一は……」 圭一「異議あり!」 魅音さんがまさに判決を言い渡そうとしたその瞬間。 圭一さんの力強い「異議あり」が部屋中に響き渡った。 コロナ「ちょっと! さっきから声が大きいわよ! 大家に怒られるじゃない!」 圭一「ふっふっふ……。沙都子……。お前は一つ、大きな見落としをしている……」 沙都子「見落とし……?」 コロナ「無視すんな!」 この後に及んで圭一さんはまだ悪あがきをするつもりなの……? 圭一「このタグの文章……。 ポケモン大好き倶楽部の会長が書いたとなぜわかるんだ?」 沙都子「え……? だ……だって 「圭一くんへ。ポケモン大好き倶楽部会長より」とはっきり書いて……」 圭一「これはな……、俺が書いたんだよ……。気まぐれで……」 沙都子「な……!?」 な……なんなのその意味不明な証言は……? 沙都子「き……気まぐれで書いたですって!? そんなワケのわからない証言で言い逃れが出来るとでも……」 圭一「じゃあ証拠品で証明してみろよ……。 このタグの文章がポケモン大好き倶楽部の会長のものであるという証明をなぁ!」 沙都子「うぐ……! け……圭一さん……。あなたという人はぁぁ……」 圭一「どうした沙都子? 証拠品はあるのか? それとも無いのか?」 魅音「沙都子! どうなの!?」 証拠品……。さっきと同じだ……。そんなものは無い……。 レナ「残念だったね沙都子ちゃん。私は自分の依頼人のためなら全力を尽くすよ。 なぜならそれが弁護士っていうものだからッ!」 レナさんはいつから弁護士になったの! だいたい買収されてるし! 魅音「ここまで追い詰めたのに……。沙都子……。本当に終わりなの……?」 終わり……? そんなことはあってはいけない……。 あっていいはずが無い……。だけどこれ以上はもう……。 私が諦めかけたその瞬間……。誰かの声が聞こえたような気がした……。 なんだろう……。とても懐かしくて……、とても暖かい……。 その声は私にある助言をしてくれた……。そしてその助言……。 私の聞き間違いで無ければ、この審理での勝利を約束してくれるものだ! 圭一「筆跡鑑定っていう手もあるよな。これからクチバシティの ポケモン大好き倶楽部に行って確認すれば確実だろうけど……。 今から戻ってみるか? ん?」 魅音「う……。わ……わかったよ……」 圭一「まぁ、俺が自分でこの文章を書いたのはちょっとしたシャレというか……」 魅音「そ……それでは今度こそ判決を……」 沙都子「異議ありですわ!」 本日二度目の異議あり……。そしてこれは……、本日最後の異議ありだ! 魅音「さ……沙都子……?」 沙都子「準備……、ありますわよ……」 圭一「は……?」 沙都子「実は私、提出できる証拠品を持っていますの……」 魅音「な……なんだってぇぇぇぇ!?」 レナ「嘘だッ! この状況で提出できる証拠品なんて……」 沙都子「嘘じゃありませんわ……。私は証拠品を提出できますのよ……。 それも……。これ一つ出すだけで逆転できる決定的な証拠品がッ!」 圭一「馬鹿を言うなッ! たった一つの証拠品で逆転だとッ? そんなこと……。 不可能だッ!」 沙都子「不可能かどうか……。それは今からわかることですわ!」 圭一「ぐゥッ!」 魅音「と……とにかくその証拠品を提出して! 沙都子!」 これで決着が着く……。今聞こえた何者かの助言が正しければ……。 私の勝利は確定だ! 魅音「それではこれが本日最後の証拠品の受理になります。 北条検事。証拠品を提出して下さい!」 これが最後の証拠品……。 勝機があるとすればレナさんが買収の事実を認めることだ。 そしてそれを可能にするのは……。 この証拠品しかない! 私は急いでちゃぶ台の下に身を伏せた。 魅音「さ……沙都子……?」 圭一「ど……どうした沙都子! 怖くなって隠れたのか? そ……そりゃそうだよな! やっぱり提出できる証拠品なんて……」 沙都子「ではお見せしますわ……」 圭一「え……?」 沙都子「これが……、最後の証拠品ですわッ!」 そういって私は勢いよくちゃぶ台の下から飛び出した。 そしてその場にいる全員がちゃぶ台の下から出て来た私を見て目を丸くする。 圭一「な……!?」 魅音「沙都子……。それは……!」 ちゃぶ台の下から出て来てきた私……。私は最後の証拠品を……。 レナ「は……、はぅぅぅぅぅぅぅぅッ! め……め、め、め 眼鏡っ娘沙都子ちゃん。お持ち帰りィィィィィィィィィィッ!」 そう! あの日監督から貰った眼鏡をかけていたのだッ! 沙都子「さぁ皆さん! これが最後の証拠品ですわ!」 魅音「あ……あ……」 圭一「こ……こんなことが……」 レナ「はぅ~! 沙都子ちゃんかぁいいよ~!」 私は興奮さめやらぬといった感じのレナさんに問い掛ける。 沙都子「レナさん……」 レナ「はぅ!? な……なにかな、なにかな!?」 息づかいの荒くなったレナさんが私のほうに身を乗り出してくる。ちょっと怖い。 しかしなんとか気を取り直した私は レナさんを上目使いで見つつ、さらに瞳を潤ませてみる。 沙都子「あの……。そのピッピ人形をどこで貰ったのか……。 私に教えて下さいませんこと……?」 わざともじもじしながらそんなセリフを言ってみた……。その結果……。 コロナ「わ……私の部屋が一瞬で血の池地獄に……!?」 大きな音をたててレナさんの鼻から大量の血液が吹き出した。 私は間一髪でそれをかわすことに成功する。 レナ「はぅぅぅぅぅぅぅぅッ! お持ち帰りィィィィィィィィッ!」 レナさんは勢いよく私に抱きついてきた。 レナ「沙都子ちゃぁん……」 そのままレナさんの両腕が万力のように私を締め付けてくる。 ほ……骨が軋む……。い……急がないと……。 沙都子「レ……レナさん……。それでピッピ人形は誰から……」 レナ「はぅ!? そ……そうだったね! あのねピッピ人形はね……」 圭一「待てッ!」 そこで突然圭一さんがレナさんを制止する。 圭一「レナ!」 魅音「圭ちゃん。いくらなんでもこれ以上は……」 圭一「つ……次はキモリドールがいいか? それともアチャモドールか? ミ……ミズゴロウドールもつけるぞ? だから……、ピッピ人形のことは……。ピッピ人形のことだけは……。 絶対に言わないでくれぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇェェェェェェぇぇぇえぇぇぇッ!!」 沙都子「今のを……、自白と捉えてよろしいですわね……?」 圭一「…………」 圭一さんはちゃぶ台に突っ伏したま、今度こそ判決を受け入れたのであった……。 ついに……。ついに圭一さんがマスクとマントを外した……。 この法廷での勝利がもたらした、私の望み通りの結果だ……。 圭一さんの話しによると今までの変装には深い意味があったのだという……。 一年前の世界崩壊の日……。あの日、圭一さんは全てを諦めた……。 世界崩壊という災厄に絶望し、全てがどうでもよくなってしまったらしい。 しかし圭一さんは立ち上がったのだ……。 全てを諦めた自分を捨て、新たにKという名の人物に生まれ変わって……。 そのためのマントとマスクだったのだ……。 私はそんな不屈の心を持った圭一さんにこの言葉を贈りたい……。 迷惑。 視点 カツラ タマムシゲットー 生体兵器研究所 カツラ「これは……。そうか……。もうすぐなのだな……」 私は目の前のカプセル内で鼓動する実験体を凝視する。 ついに完成の兆候が現れたのだ……。私が研究を続けてきた実験体……。 ミュウツーの細胞をその身に宿し ミュウツーと同じ遺伝子を持つ最強のトレーナー……。 それがついに完成する……。 この実験体ならばミュウツーを完璧に使いこなすことが出来る……。 私はもうすぐ歴史的な瞬間に立ち会うことになるだろう。 世界初のミュウツーの遺伝子を持った最強のトレーナー誕生に……。 そう考えただけで気持ちが高ぶってくる……。 私の飽くこと無き探求心。それを埋めてくれる存在が今、目の前に存在する。 しかしこの実験体が目覚めたとして、次に私が取る行動とはなんだろうか? おそらく既に答えは決まっている……。 次の研究対象を探すのだろう……。 私の探求心は底無し……。それ故に終わりは存在しないのだ……。 命尽き果てるその日まで……。永遠に……。 視点 ナツメ タマムシゲットー 第3総合病院 第1病棟 7階 エリカの病室 エリカ「ナツメさん……?」 ベッドから上体を起こしたエリカが 窓の外をぼんやりと眺め続ける私に向かって話しかけてきた。 ナツメ「ん……? なんだ……?」 明日はいよいよエリカの退院予定日……。 明日の検査でエリカの体に異常が無ければそのまま退院になる手はずだ……。 本来ならもう少し喜んでもいい状況……。 にも関わらず私の心は穏やかではなかった……。 私の能力が警告しているのだ……。 明日このタマムシゲットーでなにかが起こる……。 なにが起こるのかまでははっきりしていない……。 しかしとても不吉な感じがする……。 あの世界崩壊の前日に感じたものと同じような重い感覚……。 それが私の体を包み込み、気分を滅入らせてくる……。 エリカ「どうしたんですか。顔色が良くないですよ?」 ナツメ「いや……。別になんでも無い……」 私は無理に余裕の表情を作って見せるが、エリカはあまり納得していない様子だ。 こんなことなら笑顔の練習でもしとくんだったかな……。 今さら手遅れかもしれないが……。 エリカ「なにか悩み事があるのでしたら相談に乗りますよ?」 エリカが心配そうに私の顔を覗き込んでくる。 ナツメ「な……なんでも無いから気にするな……」 エリカ「本当ですか……?」 ナツメ「くどいぞ……」 エリカ「す……すみません……」 それっきりエリカは黙り込んでしまう。 今のは少々キツい言い方だったかもしれない。 しかしこの場で私が先程から感じている不吉な予感について話せば エリカは病み上がりにも関わらず何かしらの行動を起こそうとするだろう。 この街にはエリカのジムがあり そこでは今もメンバー達がエリカの帰りを待っている。 そのことを考えれば エリカがこの街の危機に立ち上がろうとするのは当然の流れだろう……。 それゆえ私は不吉な予感については伏せておこうと決心した。 エリカの身に何かがあってからでは遅いのだ。 ナツメ「そろそろ帰るか……。面会時間もとっくに過ぎてることだしな……」 そういって私は足早に病室を出て行こうとする。 エリカ「ナツメさん……」 エリカに呼び止められた私はピタリと足を止めた。 このまま聞こえないフリをして病室から出て行ってもよかった筈なのに……。 何をしているんだ私は……。 エリカ「気が変わったら話して下さいね? 私、待ってますから……」 超能力なんて持っていなくてもお見通し……。 私はそれ程までに動揺をあらわにしていたのか……。 ナツメ「本当になんでも無いんだ……」 私はこの後に及んで本当のことを言うつもりはなかった。 言ってしまえばエリカの負担になる。それだけは嫌だった。 この問題は私が解決する。そう心に誓い、今度こそ私は病室を後にした。 視点 ハヤト タマムシゲットー 第4住宅地区 路地裏 この一年で市民の警察に対する信頼は地に落ちた。 ロケット団残党を野放しにしている件。警察官の職務怠慢。 ギンガ団の力の前に屈することへの不信感。 様々な事象の組み合わせにより 警察機構は役立たずのレッテルを貼られてしまった。 そして俺が最も心を痛めている出来事が くさった職員達による押収品の横流しだ。 犯罪者が不法所持していた凶器や薬物などのたぐいを 同僚が秘密裏にゴロツキやチンピラに売りつけていたのだ。 俺がそのことを知ったのは些細な出来事からだった。 共に飲みに入った酒場で アルコールが入ったために油断した同僚が口を滑らせたのだ。 同僚とはその場で口論となり、後日、俺はその話しを署長の耳に入れた。 当然同僚は懲戒免職となったが その時の同僚の憎悪に満ちた言葉は、今でも頭から離れることは無い。 「いつも俺より高い評価を得ているお前のことが以前から気に入らなかったんだ!」 仕事での仲を超えて 親友とまで思っていた同僚の口からこの言葉が発せられたのだ。 俺のショックはとても大きなものだった。 しかしそれでも俺は諦めたいとは思わない。 必ず俺が今の警察を内側から変えてみせる。その固い決意が俺を突き動かすのだ。 ハヤト「この自転車は手掛かりになるな……」 北条沙都子が使用していた自転車を路地裏で発見した俺はそれを回収する。 一体、北条沙都子達はどこへ消えてしまったのだろうか……? 考えても答えは浮かんできそうにはなかった……。 視点 集積所職員A タマムシゲットー集積所 集積所職員A「あ~あ……。今日も残業か……」 目の前に広がるゴミの山を眺めながら俺は呟いた。 集積所職員B「俺、今日子供の誕生日だったんだぜ……。 勘弁してほしいよなまったく……」 隣にいる同僚も同じように愚痴をこぼす。 来る日も来る日も残業残業……。上の連中は人使いが荒すぎる……。 集積所職員B「おい。あれ!」 集積所職員A「あん?」 同僚が突然大声をあげてゴミの山を指し示した。なんなんだよ一体……。 俺は同僚が指し示した場所に目を凝らしてみる……。あれは……。 集積所職員A「ひ……人がいるじゃねぇか!」 なんと集積所内の大量のゴミの山の中に人の姿を発見した。 集積所職員B「おい! 機械を止めろ! 人がいるぞ!」 同僚の呼び掛けで別の職員が急いで機械を止めた。 危なかった……。あと一歩遅ければミンチにするところだったぞ……。 それにしてもなぜあんなところに人間が……? 集積所職員B「とにかくあいつを助けに行くぞ!」 俺達は急いでその場から駆け出した。 視点マーズ タマムシゲットー ギンガ団カントー支部 マーズの部屋 マーズ「一体どういうつもりよ! こんな夜中に叩き起こして!」 睡眠中に突然部下の訪問を受けた私は怒りのあまり大声で怒鳴りつける。 ギンガ団員「も……申し訳ありません……。しかし緊急のお話しですので……」 マーズ「緊急……?」 ギンガ団「は……はい……。先程集積所内で人が発見されまして……」 マーズ「集積所内に人? 酔っ払いがダスターにでも飛び込んだの?」 ギンガ団「いえ……。そういう訳では無いそうです……。 問題はその人物の話しの内容なのですが……。 これがとてつもなく緊急性のある内容でして……」 マーズ「で……、なんなのよ? 話しの内容って……」 ギンガ団「えぇ……。それが、タマムシゲットーの危機だとかなんとか……」 その瞬間辺りを静寂が包み込む……。 そんな意味不明な話しを伝えるために私を起こしたのかコイツは……。 マーズ「どう考えても酔っ払いでしょ!」 ギンガ団「しかし……」 マーズ「うるさいわね! そんなに気になるなら、ボスの所に直接行けば!?」 ギンガ団「はぁ……。そうしてみます……」 そういって部下はトボトボと立ち去って行く。 まったく。人騒がせもいいところだ。 どうせボスのところに行ったって、すぐに追い返されるに決まっている。 私は再び眠りの世界に戻るために、勢いよく扉を閉めた。 視点 沙都子 沙都子「う~ん……」 私は朝の日差しの眩しさによって目を覚ました。 私が眠っていたのは畳の上だったようだ。おかげで少し体が痛い。 沙都子「ふぁ~あ……」 部屋の中を見渡すとそこかしこに仲間達が転がっていた。 どうやら昨夜の裁判の後、そのまま疲れ果てて全員眠ってしまったらしい。 レナ「あ……。沙都子ちゃんおはよう!」 沙都子「あら……。レナさん……」 よく見るとレナさんは既に起床していて、テレビを観ているようだった。 私はテレビの前に座っているレナさんの隣まで移動して行く。 沙都子「なんの番組を観ていますの?」 レナ「ヤドキングのブランチだよ~。 もうすぐクルミちゃんのコーナーが始まるんだよ~。はぅ~。楽しみ~」 ヤドキングのブランチか……。私はあまり観たことは無いけれど レナさんいわく、かなり面白いらしい。せっかくだから私も観てみようかな。 私は改めてテレビの前に座り直した。 クルミ「皆さんおはようございます! 私、クルミのコーナーがやってまいりました!」 レナ「はぅ~。クルミちゃんかぁいいよ~」 クルミ……。たしかコガネラジオで番組を持ってる人だったかな……? テレビ出演もするんだ……。 クルミ「私は今、今日のジムリサーチの舞台であるニビシティにやって来ています! 早速ニビジムのリーダー タケシさんにお話しをうかがってみましょう! おはようございます。タケシさん!」 タケシ「どうも。ニビジムのタケシです」 クルミ「初めましてタケシさん! お会い出来て嬉しいですぅ!」 タケシ「いえいえこちらこそ!」 クルミ「早速質問なんですけどタケシさんはアニメとはだいぶ感じが違いますね?」 タケシ「たしかにアニメではナンパなキャラを演じているからね」 クルミ「じゃあ普段のタケシさんはナンパとかしないんですか?」 タケシ「もちろんだよ。なにせ俺は強くて固い意志の男で通ってるからね。 硬派な男はむやみやたらと女の子にデレデレしたりしないのさ!」 クルミ「なるほど~! タケシさんは女の子より男の子に興味があるということですね!」 タケシ「いや……。そういう言い方は語弊があると思うんだけど……」 クルミ「それでは自分のジムについてなにか一言コメントをお願いします!」 タケシ「ニビシティに立ち寄った暁には、ぜひ俺のジムに挑戦してほしいね。 丹誠込めて育てた俺の岩ポケモン達が相手をするよ」 クルミ「なるほど~! しかもタケシさんのおかげでガチムチ好きの人達も沢山集まりそうですね!」 カメラマン「ク……クルミちゃん! 生放送だからあんまりそういう発言は……」 クルミ「あぁん? 随分エラソーじゃないのキャメラマン? この番組は私の人気に支えられてると言っても過言じゃないのよ? それを……」 AD「ちょ……、クルミちゃん。落ち着いて……」 クルミ「だいたいねぇ。 あんな安いギャラでこんなショボい番組に出てやってるだけでもありがたいと……」 カメラマン「ク……クルミちゃん!」 クルミ「……っさいわねぇ! とにかくこのジムに来るときは「穴を掘る」を覚えたポケモンを連れてきてね~。 そこの細目のニィさんが相手してくれっからさぁ!」 タケシ「やめてくれぇぇぇぇッ!」 クルミ「そしたら……で、………で、……もガンガン……」 カメラマン「わぁぁぁぁっ! ク……クルミちゃん! 放送禁止用語は止めて!」 AD「い……いったんスタジオにお返ししまーす!」 そして映像は再びスタジオ内へと切り替わった。 沙都子「…………」 レナ「はぅ~。クルミちゃんかぁいかったねぇ~!」 以前からわかっていたことだけど、レナさんはやっぱりおかしいと思う……。 視点 コロナ レナ「次はグルメガイドだよ~」 沙都子「これは参考になりそうですわね」 レーコ「今のおいしそう……」 圭一「お前らもう起きてたのかよ!」 魅音「私達はすっかり寝坊しちゃったね」 私が目を覚ますと、あろうことか昨日の連中がテレビの前に陣取っていた。 こいつらここが人の家だってことを忘れてるんじゃないだろうか。 おまけに五の首まで一緒になってテレビ観てるし……。 コロナ「ちょっとあんたたち! いつまで私の家にいるつもりなの!?」 私の怒声に驚いたのか全員がこちらに振り返る。 魅音「あ……ご……ごめん! 居心地が良いもんだからつい……」 コロナ「あんた謝ってばっかりね……」 レナ「さすがにそろそろお邪魔したほうがいいよね」 コロナ「昨夜のうちにお邪魔してほしかったんだけどね」 圭一「気にすんなよレナ、魅音」 コロナ「それは私のセリフでしょ!」 沙都子「それでは朝食を頂いたらおいとますることにしますわ」 コロナ「誰が出すか!」 まったく、なんて図々しいヤツらだろう……。 私はこいつらが早々に立ち去ってくれることを切に願う……。 レナ「ところで魅ぃちゃん。 おいとまする前にあのことを伝えておいたほうがいいんじゃないかな、かな?」 魅音「それもそうだね。この人達とは腐れ縁だし……」 コロナ「なによ……。もう帰るんじゃないの?」 沙都子「その前に一つ、とても大切なお話しがありますの」 コロナ「大切な話し……?」 圭一「ああ……。これは命に関わる問題だ……」 コロナ「命に関わる……? また適当に理由をつけてここに居座る気じゃ……」 魅音「いや……。これは真剣な話しなんだ。心して聞いてほしい……」 先程とは打って変わって真剣な目つきで話し始める不法侵入者達……。 一体これからどんな話しを聞かされるっていうの……? 魅音「じゃあ説明するよ……。 現在このタマムシゲットーに迫っている……、危機について……」 視点 カリン ポケモンリーグ本部 正面ゲート カリン「我がポケモンリーグ本部の精鋭達よ! 時は来た! 今こそ我々が世界へはばたく時だ!」 トレーナー軍団「ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」 私の宣言に大勢のトレーナー達が気合いの入った雄叫びをあげる。 私とイツキとキクコは士気を高めるために正面ゲートにトレーナー達を集めていた。 今日はついにタマムシゲットー総攻撃の日。私達のテンションは今や最高潮だ。 進軍の実行部隊は私とイツキ。そしてこの大勢のトレーナー達だ。 我がポケモンリーグ本部の誇るエリートトレーナー軍団。 そこに各地の自治体のメンバーを加え、合計およそ1万人! これだけの大部隊であれば、さしものギンガ団とてかなうはずが無い。 しかもギンガ団は総攻撃があることなど予想すらしていないはず。 ギンガ団は私達の接近に土壇場で気づくも 既に手遅れであり、なすすべも無く壊滅するだろう……。 もはや私達の勝利は確定したようなもの……。 そう考えると笑いを堪えることができなくなりそうだ。 イツキ「それにしてもよくこれだけの人数が集まったよね」 キクコ「まぁ、私の人望の賜物かねぇ」 キクコが偉そうにふんぞり返る。キクコに人望なんてあるとは思えないが 自治体のメンバー達に召集をかけたことは事実だ。 その点は評価しなければならないだろう。 カリン「今日我々はギンガ団を滅ぼし覇者となる!」 そういって私はモンスターボールからフリーザーを繰り出した。 伝説の鳥ポケモンを目の当たりにしたトレーナー達はその美しさに釘付けになる。 キクコ「これが昨日、あんた達が言ってた強力なポケモンかい?」 カリン「その通りです。 このフリーザーさえいればギンガ団の兵器など恐れるに足りません!」 キクコ「なるほどね……。たしかにこのポケモンなら……」 私はそのままフリーザーの背中に飛び乗る。 イツキも自分のネイティオに飛び乗った。 キクコはポケモンリーグ本部に留まるのでその必要は無い。 カリン「進軍開始!」 私の出発を合図に他のトレーナー達も次々と飛行ポケモンに飛び乗り 大空へと舞い上がってきた。 今日の戦いは私達ポケモンリーグ本部の歴史に 新たな1ページを残すことになるだろう……。 私達は最高まで上がった士気の中、タマムシゲットーへ向けて進軍を開始した。 リンク名