約 3,634,326 件
https://w.atwiki.jp/rukusanbura/pages/11.html
ジェノサイダーに転職できる。 ・スキル 憤怒 スキルLv 効果 備考 1 「怒りの一撃」のCD時間を0.4秒短縮 2 「怒りの一撃」のCD時間を0.8秒短縮 3 「怒りの一撃」のCD時間を1.2秒短縮 4 「怒りの一撃」のCD時間を1.6秒短縮 5 「怒りの一撃」のCD時間を2.0秒短縮 体質強化 スキルLv 効果 備考 1 力ステータス1PtにつきHPが1.5上がる 2 力ステータス1PtにつきHPが3.0上がる 3 力ステータス1PtにつきHPが4.5上がる 4 力ステータス1PtにつきHPが6.0上がる 5 力ステータス1PtにつきHPが7.5上がる バランス スキルLv 効果 備考 1 「クレイジーハリケーン」発動時、移動速度4%アップ、ダメージ12%アップ 2 「クレイジーハリケーン」発動時、移動速度8%アップ、ダメージ24%アップ 3 「クレイジーハリケーン」発動時、移動速度12%アップ、ダメージ36%アップ 4 「クレイジーハリケーン」発動時、移動速度16%アップ、ダメージ48%アップ 5 「クレイジーハリケーン」発動時、移動速度20%アップ、ダメージ60%アップ バーサク スキルLv 効果 備考 1 敵にダメージを与える度に「バーサク」になり、敵へのダメージが2%アップ、最高で1回まで重複。持続時間6秒 - 2 重複回数2回 - 3 重複回数3回 - 4 重複回数4回 - 5 重複回数5回 - 6 重複回数6回 - 7 重複回数7回 - 8 重複回数8回 - 9 重複回数9回 - 10 重複回数10回 - パワフルウェーブ スキルLv 効果 備考 1 詠唱0.5秒後、敵に突進し攻撃力の61%+121の物理ダメージを与える - 2 82%+168ダメージ - 3 103%+215ダメージ - 4 124%+262ダメージ - 5 145%+309ダメージ - 6 166%+356ダメージ - 7 187%+403ダメージ - 8 208%+450ダメージ - 9 229%+497ダメージ - 10 250%+544ダメージ - 凶暴 スキルLv 効果 備考 1 「パワフルウェーブ」発動時に物理クリ率が3%アップ。持続時間3秒 - 2 物理クリ率6%アップ - 3 物理クリ率9%アップ - 4 物理クリ率12%アップ - 5 物理クリ率15%アップ - 6 物理クリ率18%アップ - 7 物理クリ率21%アップ - 8 物理クリ率24%アップ - 9 物理クリ率27%アップ - 10 物理クリ率30%アップ - --- スキルLv 効果 備考 1 - - 2 - - 3 - - 4 - - 5 - - 6 - - 7 - - 8 - - 9 - - 10 - - ・コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/37017.html
登録日:2017/06/08 Thu 01 05 11 更新日:2024/09/07 Sat 14 42 57NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Fake Fate TYPE-MOON サーヴァント バーサーカー フラット・エスカルドス 伝説 分身 医者 堀内賢雄 変身 娼婦 悪魔 正体不明 狼 腕時計 苦労人 英国式ヘルスラッシャー 英霊ウォッチ 警察官 連続殺人鬼 私に名など存在しない CV:堀内賢雄 『Fate/strange Fake』にて、フラット・エスカルドスによって召喚されたサーヴァント。 真の聖杯戦争を開催するための呼び水として用意された偽りの聖杯戦争のバーサーカー。 その正体は不明であり、姿を自在に変化させられるという特性を持つ。 マスター:フラット・エスカルドス 生別:- 身長:- 体重:- 属性:中立・悪 ※性別・身長・体重は変身した対象によって変動する。 ◆ステータス 筋力:- 耐久:- 敏捷:- 魔力:- 幸運:- 宝具:B ※宝具以外は変身対象に応じて調整される。 ◆スキル ○クラス別スキル 狂化:- 基本属性が狂気の為に反転が起こり封印されている。 しかしその封印は非常に危ういものである。 ○保有スキル 千貌:A バーサーカーの『正体』であるとされた職種の人間や物質に己を変じさせることができる。 また、その対象が持つスキルをEランクまで弱体化した状態で使用できる。 霧夜の散歩者:B 他のクラスで顕現した場合に付随する『霧夜の殺人』スキルが変化したもの。 夜間に限り、同ランクの気配遮断の効果を得る。 以下ネタバレ 真名はジャック・ザ・リッパー。 英国における伝説的な連続殺人鬼である。 【概要】 ジャック・ザ・リッパーは「正体不明の連続殺人鬼」という伝説から、クラスによってその特性や本質を変える特殊なサーヴァントであり、 例えば アサシン として現界した場合はロンドンで生まれる事の出来なかった水子の怨念の集合体としての姿を取る。 そしてフラットが召喚した バーサーカー であるこのジャック・ザ・リッパーは、 人々が生み出した「狂気のジャック・ザ・リッパー伝説そのもの」とでも言うべき存在として現界した(*1)。 マスターであるフラットが触媒として使用したのは、 『ジャック・ザ・リッパー』と銘の入った禍々しいデザインのナイフ 。 アサシンの方で使われた触媒とは違って逸話があったりもせず、勿論本当に犯行で使われた物でもなく、エルメロイⅡ世がゲームのアンケートに答えて貰った景品であり、言ってしまえばただの玩具である。 当然ながらこのナイフは、本来ならばいかなる英霊も呼び出せないただのオモチャなのだが、このナイフもまた人の描くジャック・ザ・リッパー伝説の一部であるため、「ジャック・ザ・リッパー伝説そのもの」という存在を呼び寄せるための触媒として機能してしまったのである。 そこに、フラット自身が持つ並外れた魔術の才能が加わって『狂気の伝説(ジャック・ザ・リッパー)』の召喚に成功した。 + と、されていたが… 7巻ネタバレ 本当にジャックを呼び寄せたのは、フラットの内に眠るもう一人の存在、ティアであった。 ティアが持つ「殺人鬼も含めて何にでもなれる可能性」が後述するバーサーカーが持つ「何にでもなれる殺人鬼」という性質と引き合って、フラットの下に呼び出された。 と、ティアは推測している。なのでもう一度くらいちゃぶ台を返される可能性がある。 このジャック・ザ・リッパー自体が「狂気の象徴」であるため、バーサーカーのクラススキルである狂化と波長が合い、 効果を打ち消し合った結果、本来の効果とは逆にジャックに理性を付与する結果となっている。 そのため、マスターであるフラットも含めた各人とは普通に会話できるようになっており、フラットが見えない誰か(バーサーカー)と会話する様子を見た黒幕側の魔術師も、フラットがライダーを召喚したと勘違いしていた(*2)。 普段の性格、口調は落ち着いた紳士風であり、狂気を微塵も感じさせることはない。 むしろフラットの性格に振り回されており、電話越しで会話したロード・エルメロイⅡ世にはシンパシーを感じていた。 殺人鬼ではあるものの、フラットが基本的に人間を殺さないという方針を取っており、本人も特に殺人衝動も持っていないため、今のところ一人も殺していなかったりする。 ちなみにバーサーカー以外のクラスで「狂気の伝説」であるジャックが召喚された場合、マスターの体を乗っ取って周囲の人間の虐殺を始めるとの事(*3)。 「正体不明の殺人鬼」の伝説そのものであるため、ジャック自身も自分の正体(本当の殺人鬼の名前)は分かっておらず、その「誰でもない」という特性がスキル『千貌』の「誰でもないが故に誰にでもなれる」という能力として現れている。 『千貌』は基本的に娼婦や警官といった切り裂きジャックの正体とされた職種であればどんな人間にも変身する事が出来るスキル。 人間以外にも「正体は呪いのアイテムだった」「獣だった」という伝説から無機物や人間以外の生物に変身することも出来る。この能力を知ったフラットの提案により、普段は腕時計になってフラットの腕に巻き付いている。 極端な話、「正体である」という因果を無理やり繋ぐことさえできれば、サーヴァントや神にすら変身が可能。 対象の表層的な記憶や所持品まで完璧にコピーできるが、体に埋め込まれたICチップなど、一見して分からないものまでは流石にコピーしきれない。ただ、作中の口ぶりから存在さえ知っていればコピー出来るようだ。 ただし、切り裂きジャックの有力とされる正体に近い姿に変身しようとすると、自然と有力とされる正体の姿になってしまう。 例えば、10歳前後の子供に変身しようとするとやたら露出度の高い幼女になってしまう。 有力とされる正体の姿ではバーサーカー本人は落ち着いていられるが、その反面そちらの姿の欲求が強く出てしまい(*4)、 長時間その姿になっていると霊基が完全に塗り替わり、クラスや性質が変化してしまう恐れがある。 作中では幼女姿の他に、いかにもな英国紳士風の姿が落ち着く(=有力な正体ではないか)と語っている。 ちなみに、何の姿にもなっていない時はそもそも実体がなく、フラットの頭の中に響く声だけの存在となる 聖杯にかける願いは「切り裂きジャック――かつて倫敦で5人の娼婦を殺した人物の正体を知ること」 自分が何者かもわからぬまま、大衆が作り上げた伝承によって姿を変える事を恐ろしいと感じており、自分の正体を求めている。 そのため、他のクラスの霊基に塗り替わる事を良しとしておらず、そうなったら自分を令呪で自害させてくれとフラットに頼んでいる。 ◇宝具 ●『其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大補足:- 「切り裂きジャックは集団だった」という説に基づいた宝具。 マスターの魔力量に比例した数の分身を造ることができる。フラットの魔力量の場合、最大512体まで分身が可能。 『千貌』スキルや後述のもう一つの宝具との併用が可能で、通常の人間とは違った姿での分身もできる。 ただしその場合、変身している対象の『質』に応じて分身の『量』は数を減らしてしまう。 分身はどれもが本体であり、どれだけの分身が倒されようとも最後に残った1体が本体となる。 真アーチャー戦(2回目)の前には、キャスターの宝具によって千貌スキルとこの宝具に、フラットのエッセンス(*5)を混ぜ合わせたことで、 フラットに変身した時だけ、千貌のランク低下などは無い、ほぼ完ぺきなフラットへと変身できるようになった。 ●『悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)』 ランク:A+~E- 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:- 「切り裂きジャックは悪魔だった」という説に基づき、その姿を幻想種としての悪魔の姿に変じさせる。 切り裂きジャックは「地獄より(フロム・ヘル)」と書かれた手紙を被害者の臓器と共にホワイト・チャペル自警団代表ジョージ・ラスクへと送りつけたという。 その事から迷信深い地域では「切り裂きジャックは地獄からやってきた悪魔、あるいは悪魔憑き、悪魔崇拝者である」という俗説が広まった。 この宝具は「切り裂きジャックの所業を人間の仕業ではなく、悪魔の仕業にしたい」という、悪魔に責任を押し付ける人間の身勝手な欲望を形にしたもの。 その為、周囲の人々の持つ潜在的な恐怖や不安を基盤として肥大化し、強力になっていくという特性がある。 半径5kmの人口密度の高さによって威力が変わり、無人の荒野では大型の猛獣程度の強さにしかならない。 逆に都市部では武闘派サーヴァント並みの力を発揮する。 人が自らの天敵として想像した悪魔の姿を取るゆえに、人間に対して特攻ダメージが入る。 なお、宝具発動時には周囲に深い霧が立ち込め、「滑稽な人形劇」を思わせるリアリティに欠けた「地獄」の風景が浮かび上がる。 これもまた、切り裂きジャックが生まれた時代の人々が抱いていた欲望の具現化であるらしい。 二つの宝具を同時展開させた場合、フラットの魔力量であれば悪魔に変身した状態でも軽く200を超えるジャックを同時に存在させることが出来る。 そして「人間」への特攻という特性上、神々の奴隷から「人間」に成り上がった者である真アーチャーに対して相性的に有利を取れる。 更に人理を否定し、人間が作り出したすべての道具を無効化する「神獣の裘」もあくまで肉体を変化させているだけのジャックには意味を成さない。 自身について「吹けば飛ぶようなただの犯罪者」「ただの力持たぬ『殺人鬼』」と語り、実際直接的な戦闘能力はそう高くはない。 しかし条件を満たせば強力な効果を見せる宝具を所有している為、場合によっては大物食いを可能にするポテンシャルを秘めている。 1巻時点では、周りに居るのがギルガメッシュ、エンキドゥ、ペイルライダー等々、 まるで有利に立ち回れそうにない奴らに囲まれていたが、先述の通り真アーチャーが自身の神性を捨てて人間として行動し始めたことや、 (一応)人間らしき真キャスターや真バーサーカー等、自身の能力が有効に働きそうな相手が増えており、今後の活躍が期待される。 ……が、その秘めたポテンシャルと底力を真アーチャーが「奪う価値がある」と認めた事で宝具『天つ風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラ)』を発動。 『悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて』を真アーチャーに簒奪され、戦闘面における切り札を失ってしまった。 咄嗟にフラットが令呪で転移させた事で消滅は免れたが、弱者を見下す傾向があった真アーチャーに火を点けてしまい、 彼の侮りを消し去るという結果を招いてしまった。 しかしそこからただでは終わらず、奪われた宝具に繋がるパスを介してフラットが真アーチャーに魔力の流れを混乱させる魔術を仕掛け、それによって大ダメージを与えることに成功。 更に「二十八人の怪物」と協力し、遂に真アーチャー最大の弱点とも言えるヒュドラの毒で傷をつけることに成功した。 ……が、真アーチャーが聖杯の泥に侵されていたことで、泥がヒュドラの毒を食らいつくしてしまい、更に「ケイローンの不死性」によって肉体の崩壊を無理矢理押さえつけたことで再度窮地に陥ってしまう。 しかしそこでライダーがその場にいた者達の大半を椿の世界に取り込んでしまったため、ひとまず窮地から逃れることになるのだった。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 宝具コンボ決めた時、最初に思ったのが「200体もいたら20個くらいは心臓落とすな……」だったあたりだいぶ毒されてる -- 名無しさん (2017-06-08 07 38 11) ↑ 挿し絵の悪魔がどう見てもデーモンだからね・・・。 -- 名無しさん (2017-06-08 07 54 08) 心臓…よこせぇ! -- 名無しさん (2017-06-08 08 03 05) てかデーモン200体同時出現とかフラットの魔力どっから来てんだ -- 名無しさん (2017-06-08 12 07 04) 切り裂きジャックなのに心臓抜き取られる側…… -- 名無しさん (2017-06-08 13 00 56) フラット君がマスターで都市部で召喚したからかなりの武闘派サーヴァントだったけど、本来はマスター狙いの絡め手中心のスタイルで戦うタイプなんだろうな -- 名無しさん (2017-06-08 13 11 46) ↑ていうか半径5㎞の人口密度って言ったって基本的に5kmなんて本来のサーヴァント同士の闘いならあり得ないぐらい民間人に近すぎる位置だからね -- 名無しさん (2017-06-08 13 22 09) レオニダスさんの宝具に合わせて悪霧使ったらどうなるんだろうと、ふと思った -- 名無しさん (2017-06-08 16 14 20) ただの都市部で武闘派サーヴァント並みの強さなら、コミケ会場で召喚したら多分最強クラスのサーヴァントになれると思うわ -- 名無しさん (2017-06-08 16 36 43) コミケ会場だと時期が限られる。新宿駅にしよう -- 名無しさん (2017-06-08 17 47 49) コミケ会場で呼んだら最悪七つの大罪の名を冠したやたら露出度高い美少女出て来て終わりそう -- 名無しさん (2017-06-08 18 20 00) 近代の英霊の身でアルケイデスを追い詰めたのはすごいが本気を出した彼に畳みかけられるとは思わなかった、しかし主力の宝具も盗られてほぼ再起不能に近いけどどうするのか -- 名無しさん (2017-06-08 18 51 30) 上でも出てるが、召喚時に本人も言うように持ち味はむしろ千貌とかの対応力だろうし、署長サイドとも繋がっているからサポートで立ち回るとか? にしてもFGOやっていたら「心臓落とせ・・・」ッて思っちゃうよね -- 名無しさん (2017-06-08 22 02 59) アルケイデスが神から人になったことで殺人鬼であるジャックにプラス補正がかかるっていうのがいろんな相性を重要視する型月らしいなって思った -- 名無しさん (2017-06-09 02 08 00) 宝具名の「悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて」が無茶苦茶カッコよくて素晴らしい -- 名無しさん (2017-06-09 19 52 49) FGOに登場するとしたら、アリスみたいに腕時計したフラットの姿だろうか。それともT-1000よろしくポリスメンの姿で来るのか -- 名無しさん (2017-06-09 20 01 38) 本人の言が確かなら神々にもなれるらしいからフラットクラスの魔力で宝具発動したら200柱のバルバトスのバルバトスを顕現させられる可能性も? -- 名無しさん (2017-06-09 20 20 41) ↑ あれは「ジャック・ザ・リッパーは◯◯だった」の◯◯に入るもの(神、悪魔、呪物、職業その他)にカテゴライズされるものなら無理やり関係付けて変身可能ってことだから、むしろゲーティア(=悪魔)は格好の変身対象かと -- 名無しさん (2017-06-09 21 01 38) バーサーカーなのに最初に提案した戦略が変身能力を生かした暗殺。一方アサシンの幼女は夜の街で狂戦士のごとく大暴れ…… -- 名無しさん (2017-06-09 21 42 56) 偽物達の話だから仕方ないね! -- 名無しさん (2017-06-11 14 31 49) ↑ だが、それがいい。 -- 名無しさん (2017-06-11 14 45 37) FGO形式ならイリヤと同じようにフラットと一緒に出てほしい -- 名無しさん (2017-07-28 05 56 36) ↑ 孔明「や め ろ」 -- 名無しさん (2017-07-28 07 25 27) 孔明なら異世界での再会を喜んでから頭を抱えながらアイアンクローしてきそう -- 名無しさん (2017-07-28 10 58 15) フラットが来たらぐだ男が大喜びするな、中の人的な意味で…てのはともかく、第二魔法の使い手かその製作物の持ち主が契約したらとんでもない事になるよな、ジャックさん。勿論魔術回路の本数も重要だけど -- 名無しさん (2017-07-28 19 43 10) そういえば、幼女ジャックと紳士ジャックは、同時に召喚することできるんだろうか?(別の魔術師がそれぞれ別々に召喚する(Aが幼女、Bが紳士というように)のも含めて) -- 名無しさん (2018-05-12 15 59 17) つまり野獣先輩は「野獣先輩」というインターネットミームの集積が英霊と化した存在であり、唱えられた説に応じてスキルにより姿を変えていただけだった…? -- 名無しさん (2018-05-12 16 18 35) ↑2同一の存在ではないから可能。というより、狂ジャックの出現によってメタ抜きにすべてのクラスの「ジャック・ザ・リッパー」が出る可能性がある。 -- 名無しさん (2019-01-01 23 05 13) その気になればハーレムの術も使えるな -- 名無しさん (2019-02-04 07 27 29) セイバーのジャック・ザ・リッパーが喚ばれたらミスター・ライトニングボルトが出てきたりしねえかなw 時期にもよるけど上院議員戦後のジャックならかなり強そう -- 名無しさん (2020-10-08 21 49 16) 他のクラスで呼ばれるとマスターを「ジャック・ザ・リッパー」にする訳だから、ナチュラルボーンキラーズが変質して宝具の対象者をジャックにするみたいな能力に化けてる可能性もあるのよな…… -- 名無しさん (2021-06-14 12 03 50) ↑5 「れっきとした実在の証拠があり知名度も極めて高い反面、素性についてはその知名度に反して異様なほど謎が多く未だに正体不明」「その『極めて高い知名度と異様なほどの謎の多さによる正体不明』から今なお正体に関する数多の仮説が唱えられ続ける特性を逆手に取った“こじつけ次第ではなんにでもなり得る特性を持つ”とかどこぞの水泳部の先輩みてーだな」……と思ってたらやっぱりな……w -- 名無しさん (2021-12-12 09 58 57) ↑4 実際、“本物の”(摸倣犯も現れたことが捜査の混乱に拍車をかけたとか)ジャック・ザ・リッパーの犯行とされる被害者5人の共通点が「娼婦」だったことから「正体は『女性、または女装した人物など“女性に警戒心を抱かせにくい容姿の人物”』だった」とする説もある辺りや複数犯疑惑も併せれば「美男美女のハーレム」とかも割とイケそうなんだよなあ…… -- 名無しさん (2021-12-12 10 05 18) 歴代一、」 -- 名無しさん (2024-06-16 17 28 15) 歴代一、「アサシンのお手本」みたいなムーブしてるバーサーカー -- 名無しさん (2024-06-16 17 28 59) fakeコラボがもし来たらどんな外見で参戦するか気になる鯖 -- 名無しさん (2024-06-16 17 37 11) 7↑こっちのジャックかCV堀内賢雄だからワンチャンあり得る… 表向きは「雷電」の名で通していく感じで。 -- 名無しさん (2024-07-13 16 53 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/d-soromon/pages/271.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ジャック・ド・モレー 【レベル】:50 【アライメント】:秩序/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:60 【耐】:60 【敏】:40 【魔】:40 【運】:10 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:怨 【貯蔵魔力】160/160 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ | | | /} `‐ 、_ | |/| ,ィt‐┐ 〈\ ∧ \ ` ‐、__ |H‐|___ l〉゚./! !!Hl|.  ̄ / A 、 \ 、 ∧. |HコL工> 、 / | |l|0l| / ∧ 二丶 \へ、 ∧r‐ュ. |厂! 玉三ハ \_ri/ノ Ljj 〈  ̄|、  ̄\ ∠i二. ̄` ト姓7_|/ __ ̄ ∠>< ̄K /_| ハハ _rtへソ僉_- 〈 |`tソ 」|/二二エ Lコ/|> ‐ 、 く ハ \_/| Vハ V__ -  ̄  ̄ ゙ 二;r'ニ/ / , ム/ / {/ |_\/ / \/| Fi、| r≠米/ L .__{∠K. ̄ ̄/ /厂 / 〈 i| . |∧/ くム|0ム/∠糸ヽ \Z. /. /_ |ト 〈 ヽ | . | く| / ト、| |H|-く「 ̄\>「 ̄ | /´_(0) i  ̄ ̄| . .| 厂「 / ヽ| |||」_ 厂 ̄ヽ .、\ L../\\ Vハ。 L 」 / . ./ | ||L/ ̄> 、/ / ゙二>(二i\ ハ | ‐∧/ |_||| |  ̄>、 / / 〈___} | _V_〉 |,/‐/ ‐--.-y―;――`ニニイ  ̄> / ハヽ rヘL ノ¨〈_/ 、 」 | i{ 〈{ rfュ ∠ ̄| ̄ ̄f―'- 、V〈_〉  ̄  ̄ ̄\_`‐ 、二二 `| ̄ ̄ 、/L| ̄ ̄>L.二>' ̄厂| ` - 、二 >L イ / /二工イ _>'┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 〇狂化:C (種別:一般 タイミング:常時) 特定のパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。 このキャラクターのレベル、【筋】【耐】を「+20」する。(適用済み) ○黄金律:B (種別:一般 タイミング:常時) 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。 奇数ターンに1回、望む礼装を一つ入手する。 ○無辜の怪物:B (種別:一般 タイミング:常時) 異端者。敵対者から植え付けられたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。 能力・姿が変貌してしまう。ちなみに、このスキルは外せない。 レベルおよびステータスを除き、真名はもちろん、全てのスキルと宝具が非開示となる。 〇魔力放出(炎):A (種別:一般 タイミング:セットアップ 消費魔力:30) 宝具〇怨呪の業炎による能力。 バーサーカーの魔力は炎の形を取って彼の総身を覆い、武具に宿る。 自身の【筋】【耐】【敏】を「+20」強化する。 〇鬼化 (種別:特殊 タイミング:常時) 鬼舞辻無惨によって鬼となった存在。 サーヴァントであるため、影響は少ないが、行動にある程度の制限を受ける。 このキャラクターは鬼舞辻無惨に逆らうことができない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○怨呪の業炎(エグゼキュション・デ・タンプル) ランク:C 種別:対人宝具 タイミング:セットアップ 消費魔力:60 冤罪によって火刑に処される直前、モレーが教皇とフランス王を呪ったとされる逸話の具現。 モレーの身体を覆う炎は、彼が憤怒や憎悪、怨嗟といった負の感情を強く抱く程に燃え盛り、攻撃力を増す。 敵陣の「メイン」に存在するキャラクターの全ステータスを「-20」する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ + 鬼化治療後 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ジャック・ド・モレー 【レベル】:50 【アライメント】:秩序/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:60 【耐】:60 【敏】:40 【魔】:40 【運】:10 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:怨 【貯蔵魔力】 120/160 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ | | | /} `‐ 、_ | |/| ,ィt‐┐ 〈\ ∧ \ ` ‐、__ |H‐|___ l〉゚./! !!Hl|.  ̄ / A 、 \ 、 ∧. |HコL工> 、 / | |l|0l| / ∧ 二丶 \へ、 ∧r‐ュ. |厂! 玉三ハ \_ri/ノ Ljj 〈  ̄|、  ̄\ ∠i二. ̄` ト姓7_|/ __ ̄ ∠>< ̄K /_| ハハ _rtへソ僉_- 〈 |`tソ 」|/二二エ Lコ/|> ‐ 、 く ハ \_/| Vハ V__ -  ̄  ̄ ゙ 二;r'ニ/ / , ム/ / {/ |_\/ / \/| Fi、| r≠米/ L .__{∠K. ̄ ̄/ /厂 / 〈 i| . |∧/ くム|0ム/∠糸ヽ \Z. /. /_ |ト 〈 ヽ | . | く| / ト、| |H|-く「 ̄\>「 ̄ | /´_(0) i  ̄ ̄| . .| 厂「 / ヽ| |||」_ 厂 ̄ヽ .、\ L../\\ Vハ。 L 」 / . ./ | ||L/ ̄> 、/ / ゙二>(二i\ ハ | ‐∧/ |_||| |  ̄>、 / / 〈___} | _V_〉 |,/‐/ ‐--.-y―;――`ニニイ  ̄> / ハヽ rヘL ノ¨〈_/ 、 」 | i{ 〈{ rfュ ∠ ̄| ̄ ̄f―'- 、V〈_〉  ̄  ̄ ̄\_`‐ 、二二 `| ̄ ̄ 、/L| ̄ ̄>L.二>' ̄厂| ` - 、二 >L イ / /二工イ _>'┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 〇狂化:C (種別:一般 タイミング:常時) 特定のパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。 このキャラクターのレベル、【筋】【耐】を「+20」する。(適用済み) ○黄金律:B (種別:一般 タイミング:常時) 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。 奇数ターンに1回、望む礼装を一つ入手する。 ○無辜の怪物:B (種別:一般 タイミング:常時) 異端者。敵対者から植え付けられたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。 能力・姿が変貌してしまう。ちなみに、このスキルは外せない。 レベルおよびステータスを除き、真名はもちろん、全てのスキルと宝具が非開示となる。 〇魔力放出(炎):A (種別:一般 タイミング:セットアップ 消費魔力:30) 宝具〇怨呪の業炎による能力。 バーサーカーの魔力は炎の形を取って彼の総身を覆い、武具に宿る。 自身の【筋】【耐】【敏】を「+20」強化する。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○怨呪の業炎(エグゼキュション・デ・タンプル) ランク:C 種別:対人宝具 タイミング:セットアップ 消費魔力:60 冤罪によって火刑に処される直前、モレーが教皇とフランス王を呪ったとされる逸話の具現。 モレーの身体を覆う炎は、彼が憤怒や憎悪、怨嗟といった負の感情を強く抱く程に燃え盛り、攻撃力を増す。 敵陣の「メイン」に存在するキャラクターの全ステータスを「-20」する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/51.html
選定の空間。ここでもまた一人の参加候補者が 予選を突破するべく、シャドウと相対しようとしている最中であった。 「フンッ……!」 男性は、シャドウに向けて手を振り翳すと青い光弾が放たれ、シャドウの大半部分を削り取った。 振り翳した手は人間の物ではなく、怪人の物に変化しており、常人と違う存在を物語っている。 彼の名は、村上峡児。人類が進化した怪人種「オルフェノク」だ。 基本的に全身を怪人態するオルフェノクであるが、腕だけを怪人態にするという芸当は、 他のオルフェノクでもできる技ではなく、彼が怪人の性質に長けた相当の実力者であることを示唆していた。 「……少々、厄介な敵といったところでしょうか。」 近寄らせることすらなくシャドウを一蹴して倒したが、村上もこれで終わったなどとは思っていなかった。 シャドウは身体の欠けた部位を再構成させて復活すると、そのまま立ち向かってくる。 敵の性質を冷静に判断した村上は二度、三度と光弾を放ち、シャドウの身体を削り取っていった。 「お聴きしますが。そのサーヴァントとやらは、呼べば出てくる様なものなのですか?」 「『セイントグラフ』に己の意志を示すといい。収束した確たる意志にサーヴァントも召喚に応えるであろう。」 「ここに至って示す結論が精神論、というわけですか……。」 攻撃の片手間で聴いた返答に対し、村上は「下の下だな」と呆れた反応を見せた。 『セイントグラフ』とは召喚用の媒体である。意志を原動力として起動し、応えるサーヴァントを引き寄せるわけだ。 ただ、彼にとってはそれがよく理解ができないものであり、意味不能に感じていた。 そうこうしている間にも、受けるごとにシャドウの性能も徐々に強化されていき、再構成の速度も増してきている。 遂には衝撃波も対応できる様になり、攻撃を振り切って村上の下にまで迫ってきた。 だが、村上は冷静に怪人態へと変身。シャドウの剣を冷静にいなすと胴部に裏拳を叩きつけ、放った衝撃波で間合いを離した。 その怪人態は全体的に白に近い灰色の姿であり、表面は鎧を纏っている様にも見える甲殻部を持つ。 顔立ちは凶相で、頭部には覆われた透明な膜の先に、薔薇を模した脳が見える形となっている。 名前は「ローズオルフェノク」。それが、村上峡児の持つもう一つの名であった。 村上は間を離したシャドウを腕から発生させた蔦状で拘束すると、空中に浮遊させ、体の自由を奪う。 抵抗しているシャドウであるが、思う様に行動が出来ず、無力にも足掻いていた。 そんなシャドウの姿に目もくれることなく、セイレングラフを手に取ると、カードに念力を送り込む。 村上も念動力の使い手だけあるので、要領を得るのは容易かった。 やがて、カードから応答する力の波動を感じ取ると、村上はカードを放り投げた。 カードは念動力など使用していない関わらず一人でに動き出し、周囲一体に浮遊している。 所在もなく宙を舞ったカードから、やがて大きな光を発すると、それが周囲一帯へとは広がった。 サーヴァント(従者)というからには求めるのは忠実な下部だ。 主に逆らうことなく、目的のためにその命を捧げられる兵。村上は欲する相手はそういう者であった。 光が晴れ現れた先にいたのは、巨体。悠に五メートル弱もある図体で、大きな翼を羽ばたいて君臨する翼獣。 体色は禍々しい紫色で、獣から漂う空気は「闇」というものを感じさせるほど重い。 まさか、出てくるのが獣とは思わなかったものの、村上はさして驚きもしなかった。 翼獣よりもサイズが上なオルフェノクは知っているし、こんなことで動揺する程、小物でもない。 「■■■■■■■────!!!」 獣の咆哮が周囲一帯に響き渡る。 それだけで強風が生まれ、前方にいるシャドウにも振動が起こる。 これが常人なら目の前の獣に畏怖の念を感じたことであろう。サーヴァントからプレッシャーを放たれていた。 その間にも村上は蔦の拘束を解き放ち、シャドウは抗う様な真似を見せながら落下していった。 だが、地に着かせる暇は与えられない。獣はシャドウを目掛け、強烈な真空波を繰り出す。 何の拠り所もない空中でシャドウは跡形も残らず、ただ消失していった。 「…………中の下、といったところでしょうか。」 風に煽られるまま村上はサーヴァントに対して評価を下した。 それは即ち、「これぐらいは出来て当然であろう」という意味が込められている。 ただ、こちらにも風の余波を受けている分、過度な攻撃力を評して「下」の判定である。 村上はこれで終了したと判断し、腕を後ろに組むと、人間態へと姿を変えた。 しばらくすると、現在いる空間の明かりは消えていき、辺りは暗闇に覆われた。 徐々に光が構成されていき、風景らしきものが表示されていった。 晴れた先にあった施設は、素朴でありながらも広々とした礼拝堂であった。 室内にはサーヴァントはいない。背後のガラスの先には、召喚されたサーヴァントが見えている。 どうにも図体は礼拝堂に入りきらないと判断してか、外に分けられたということらしい。 「────ようこそ、試練を乗り越えた聖杯戦争のマスターよ。」 神父らしき人物が奥の間から姿を現すと、村上に歓迎の声をかけた。 対する村上は歓迎を受け取らず、あくまで様子見といった姿勢で神父を見据えている。 「私は、言峰綺礼。此度の聖杯戦争において監督役を務めている者だ。」 あくまで事務的といった拍子で、神父は自身の名前と立場を告げる。 その顔は愛想笑いにもなっていないほどの笑みを浮かべており、村上も言葉ほど歓迎はしていないと察した。 「解説に入りたいところだが……その前に、サーヴァントを霊体化してもらいたい。このまま立たされていても迷惑なのでな。」 「……霊体化とは一体どういうもので?」 「サーヴァントは実体を持った幽霊の類だ。意思によって物質的な肉体を分解し、物理的に消すことができる。」 言峰からの催促を受け、村上はバーサーカーを一瞥して霊体化の命令を下す。 獣は従順であり、主の命令を理解すると言葉も表情も無く、物理的に姿を消した。 「ここは聖杯が造り上げた都市『パラディウムシティ』であってな。聖杯の力により創られた者達も住んでいるということだ。」 さらっと現在居る世界の説明をしたが、暗に都市内で悪目立ちするのは避けたいという旨を感じさせた。 村上はバーサーカーから言峰に向き直ると、目で聖杯戦争への解説を煽った。 「では、改めて解説に入るとしようか。」 淡々とした口振りで村上に事の説明を行った。 星晶石という石が招待状となり、村上は参加者として召喚されたこと。 聖杯には平行世界・多元宇宙へと及ぶほどの膨大な力があり、手にすることで望む宇宙を創り上げられること。 そして聖杯のアクセス権を担うために令呪の存在が必要となり、願望を実現させるためには確固たる理が必要となること。 「…………荒唐無稽、というものですね。」 長椅子に腰をかけて一部始終を聴いていた村上は、息を吐くと感想を答えた。 「勝利者は望む宇宙を創り上げられる」と言われ、村上もあまり信じる気にはなれなかった。 論理を淡々と説明された所で実際にそうであると裏付ける根拠はなく、故に荒唐無稽だと捉えたのだ。 当の言峰も、その言葉に「納得できなくて無理もない」という反応を示している。 「だが、現に死者となった私を召喚したということであれば、それほどの力があるのも確かということですか……。」 「さようだ。天の聖杯を以てすれば、死者を参加者として喚び寄せることも容易いことだろう。」 村上の解釈に、言峰はその現状は聖杯の力の一端にあると伝えた。 そう、村上峡児が既に元の世界で亡くなっている。かつて短命の定めにあるオルフェノクの繁栄を願い、 不死の恩恵を齎す「オルフェノクの王」復活のために自らの命を捧げることとして、生涯を終えたのであった。 創世に繋がる根拠に及ばないにしても、聖杯というものに生死に影響を及ぼす力があるのは確かである。 村上はその力を王の齎す力とは別にオルフェノクの繁栄、そして邪魔となる人間の絶滅にも役立てるものとして判断した。 「……わかりました。この聖杯戦争というもの、私が乗ってやるとしましょう。」 「そうか。────では汝、自らの力を以って最強を証明せよ。奇跡を欲するならばな。」 村上はその言葉に不敵な笑みで返すと、席を立ち、礼拝堂を後にする。 扉を開くと、敷地外の車道には既に一台の高級車と、ドアを開いて迎える社員らしき黒服の男性が待機していた。 車のドアには世界での社名を表すものとして、「SMART BRAIN」というロゴが施されている。 「────上の中、ですね。」 周到な迎えと自らに相応しい適職に村上は高く評し、慣れた動作で車へと乗り込んでいく。 車は段取りを終えると教会を去り、機敏な運転でスクール街に本社ビルを置く「スマートブレイン社」へと向かっていった。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 ダーク・ルギア@ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア 【出典】 ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア 【性別】 オス 【ステータス】 筋力A+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力B+ 幸運D+ 宝具B+ 【属性】 混沌・狂 【クラス別能力】 狂化:A パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【保有スキル】 ダークポケモン:A 心を閉ざされてしまい、戦闘マシンと化したポケモン達の総称。 その在り方故に、外部から受ける精神干渉を無効にし、マスターの命令に忠実に従う。 バーサーカーはダークポケモンの中でも(ほぼ)完成形に位置する。 プレッシャー:A バーサーカーとの敵対者はスキル・宝具等を使用する度に、必要な魔力の消費量を増加させる。 対ポケモンである場合は、使用する技のわざポイント(PP)を多く減少させる形となる。 なお、精神耐性に関係するスキルを持つ場合、この効力を受けない。 神性:D その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。 これはルギア自身、海の神として崇められていることに端を発している。 しかし、ダークポケモンとしてのバーサーカーではランクが低下している。 【宝具】 『XD001 - Dark Lugia』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 究極のダークポケモンとして製造されたバーサーカーそのものを指す宝具。 人間によって利用される形で生まれた存在であるバーサーカーは、狂戦士の獣兵として在り続け、 精神を解放することができない様になっている。 ダークポケモンには「ダークわざ」と呼ばれる固有の戦闘技能を有しており、 これはダークポケモン以外の相手に攻撃すると常に「こうかはばつぐん(与ダメージ量の増加)」となる。 使用する「ダークわざ」には「わざポイント(PP)という概念が存在しない」という性質を持ち、 わざに限っては回復することなく実質無限に行使することが可能となっている。 ただし、これは実体化している限りは常時魔力消費している状態になるので、マスターへの負担は大きい。 また、「ダークわざ」を多用に行使し続けると、ダークオーラが逆流してしまい、 自身へのダメージの発生と確率で短時間のスタン状態に入ることもある「リバース状態」に陥る。 この場合、令呪といったより高度な干渉で修復する他ない。 使用わざ 「ダークブラスト」 ランク:B レンジ:1〜30 最大捕捉:1人 ダークオーラによる真空波を放ち、敵対者一体に攻撃を与える。 特性によるものとして、敵対者の急所に当たりやすい。 ルギアの代名詞、エアロブラストが元となったものと思われる。 「ダークダウン」 ランク:B レンジ:1〜30 最大捕捉:100人 周囲に放たれたダークオーラを浴びせることで、敵対者全員の耐久を1ランク&値の"-"分の低下状態にする。 (つまり、BランクならC-。値が+の場合、1つ+が差し引かれ、E-ランク以下は低下されない。)。 効果範囲は戦闘時に限り、終了時は効果から解放される。 「ダークリムーブ」 ランク:C レンジ:1〜30 最大捕捉:- ダークオーラの渦に巻き込むことで、敵対者が使用するバリアなどの類を消滅させる。 結界宝具に対しても、有利な効果を発揮する。 「ダークストーム」 ランク:B+ レンジ:1〜40 最大捕捉:200人 ダークオーラで発生させた竜巻で周囲の敵を一掃する。 【weapon】 なし 【人物背景】 「ダークポケモン計画」によりリライブ不可能を想定して科学者ラブリナが作りだした、究極のダークポケモン。 通常のルギアよりも紫色がベースで、暗い紫色のボディと薄い紫色のヒレとなっている。 また足や頭の角も鋭く尖り、全体的に禍々しい外見に変貌している。 世界征服を目論む組織「シャドー」によって計画され、 「自分の命令しか従わないダークポケモン軍団」の中心核として組み込まれる存在であった。 長らくの調整期間を経て、シャドー総帥たるデスゴルドによって実戦運用されることとなった。 しかし、シャドーの最終決戦にて真っ直ぐな心を持ったある少年にスナッチ(ダークポケモン専用の捕獲)されてしまい、 デスゴルドは戦いでも敗北したために、シャドーの野望は潰えることとなった。 なお、バーサーカーの元となったダーク・ルギア自身は、その後の経歴こそ不明であるが、 少なくとも引き取られた先でリライブを受け、ルギアとしての一生を送ったものと思われる。 【サーヴァントとしての願い】 自己の判断ができないため、願いは存在しない。 【方針】 マスターに従順するのみ。 【把握作品】 ゲーム「ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア」をご参照ください。 某動画サイトにプレイ動画が上がっていると思います。 【マスター】 村上峡児@仮面ライダー555 【出典】 仮面ライダー555 【性別】 男性 【能力・技能】 『ローズオルフェノク』 死んだ人間が生き返り、急激な進化を遂げた怪人「オルフェノク」。名前の通り、バラをモチーフとした怪人である。 彼の場合、腕だけでも怪人態に変身させることも可能。 オルフェノクの特徴として銃弾を通用しない程の肉体を持ち、オルフェノクの姿で話す際に影に裸の人間態の姿が映る。 また、「オルフェノクエネルギー」と呼ぶ蒼炎状のエネルギーを注入し、心臓などを灰化させる「使徒再生」なる能力を持つ。 ローズオルフェノクはオルフェノクの中でもトップクラスの実力者だけある上級オルフェノクで、 その実力はファイズ・カイザ・デルタといった仮面ライダー三人を相手にしても互角以上に渡り合うほど。 基本的には徒手空拳による格闘を主体とするが、発した蔦を使った拘束や念動力・衝撃波といった超能力が使え、 距離は遠くに及ばないが瞬間移動も可能。 また、バラの花弁による遠距離攻撃を行うなど遠近共に問題ない実力を有している。 【weapon】 「バラの蔓状の鞭」 オルフェノク状態で持つ武器。設定上存在するが、使用されることはなかった。 【人物背景】 オルフェノクに深く関与する巨大企業スマートブレインで2代目に就任していた社長。 会社の実益を重んじる合理性や、かつての敵対者を迎え入れる度量の広さでオルフェノク達を取り仕切る実力者である。 最大の目的は、肉体の寿命が短いであるオルフェノクを 不死にするオルフェノクの王を迎えることであり、彼によって齎される繁栄を求めて暗躍していた。 冷静沈着で紳士的な物腰で接する人物であるが、本性は自尊心の高い性格。 他者に独自の評価基準から「上の上」〜「下の下」(稀に「それ以下」)と言い回しで表現するのが口癖。 オルフェノクの中でも強大な力を持つが傲慢的思想はなく、同族であるオルフェノクに対する仲間意識は強さもあってか、 どんな相手であれ受け入れる程に寛容的である。 一方で、侮辱や期待の裏切りに対しては例えオルフェノクでも容赦しない。 人間に対しては激しく嫌悪している様な考えを持っており、派生作品では人類の大半に灰化、 または使徒再生を行ってオルフェノク化に及ぶなど冷酷非情な面を見せていた。 終盤、木場勇治によって社長の座を奪われて地位を失うが、それでもオルフェノクを繁栄させるべく自ら行動し続けていた。 ファイズ・カイザ・デルタとの死闘を辛くも逃げ延びたところで、オルフェノクの王「アークオルフェノク」を見つけ出し、 王復活の礎となるために、その理想に殉じ、命と生涯を王に捧げることとなった。 だが、その後オルフェノクの王はファイズ・カイザ・デルタ達によって倒されたことは知る由もない。 【マスターとしての願い】 オルフェノクの繁栄とオルフェノク外の種族(人間)の絶滅。 【方針】 序盤は会社の権力を有利に使い、情報収集と対象への接近を行う。 だが、不要と判断すれば地位を切り捨て、独力で勝利を狙っていく。 バーサーカーは利用できる者として利用するつもり。 序盤は問題ないので魔力喰い(使徒再生)は行わないが、魔力に問題が出始めるならば密かに魔力喰いは行う。 【ロール】 月海原学園の経営に関与する企業「スマートブレイン社」の社長 【把握作品】 特撮ドラマ「仮面ライダー555」をご参照ください。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/181.html
いつか、どこかで、そうであったかもしれない私。 人を斬り、肉を千切り、骨を砕き、すり潰し、バラ撒いて、バラ撒いて。 真っ赤な絨毯、真っ赤なお手々。 怖くて、辛くて、笑えなかった。笑うことができなくなった。 そして私は逃げ出した。 あの子の前で笑うのを我慢できそうになかったから。 だって、気持ち良かったもの。 正直、スカッとした。 嫌いなヒトを虐めるのも。憎いカタキを殺すのも。 だから私は逃げ出した。 きっと、愛するヒトたちを壊すのも楽しかったと思うから。 これはそうであったかもしれないというお話。 実際はそうならなかったのだから、それで良いんです。 だから、私に触れないで。 少年は、大いなる意思に選ばれた。 そして与えられた役割をこなし、定められた道を進まされた。 決められた大きな流れの前には、自分が掴み取ったと思った答えさえも路傍の石ころのようなものだった。 しかし少年は進むと決めた。 たとえそれが、与えられた役割で、定められた道だとしても。 物語の犠牲になった者達の命は無駄にはできない。 「この戦いの先ににあるのが万能の願望機だというなら…… ビッグ・ファイアを止められるかもしれない!」 かくして、彼、草間 大作少年は聖杯戦争の舞台に降り立った。 しかし、この大作少年に殺し合いという舞台で何ができるというのか。 彼自身は何の能力も持たないただの少年なのだ。 おまけに、彼の父親の遺産である強力無比なジャイアント・ロボもいない。 「万里の壁がここまで来れるかは賭けだったけど……上手く行ったみたいだな」 しかし、彼にはまだ九大天王達が憑いていた。 九大天王・万里の壁。 大作少年の生きた世界の中でも突出した実力を持つ英傑達がその身を捨て、魂となり大作少年を守護しているのだ。 先の戦いで失われた魂もいるとは言えその守りはいまだ堅牢。 ならば、大作少年の魂の記憶封じる隙などあろうはずもない。予選などというものは無いにも等しい。 そして、能力者の力の源はこの世界でいうならば魔術回路。 「九大天王達の力なら、どんなサーヴァントも! いけ、バーサーカ―!」 「し■死■■ネ死ネア■■あァ■ァ■■■ーー■ーッ!!!」 大作少年は命じる。ただ、己の世界を救わんがために。 彼女は、魔剣の意思に選ばれた。 魔剣を振るい、仲間を助け、彼女はそれで良かった。 だが、魔剣の与えた役割は違った。魔剣の定めた道は、彼女の望むものでは無かった。 己の意思を体現させるため、魔剣は彼女を蝕んだ。 しかし、彼女は乗り越えた。 全てを守るために、犠牲を出さない為に、魔剣さえ打ち直した。 だから、これはもしもの話。 もしも、彼女が何かを取り零し、与えられた役割から抜け出せなかったら。 名も無きサーヴァントを討ち果たし、笑えないはずの彼女は笑う。 碧眼の双眸鈍く光りは宙をうつろう。 ―――ツギハだレを殺セばいイのダろウ? 彼女に与えられた称号は伐剣者。聖者は狂者に成り果てた。 【クラス】バーサーカー 【真名】アティ 【パラメーター】 筋力A 耐久B 敏捷A 魔力A++ 幸運D 宝具A 【属性】 中立・狂 【クラススキル】 狂化:A 負の感情に汚染された魂がクラススキルによりさらに狂わされている。 理性と言語能力の喪失の代わりに全てのパラメーターがワンランクアップし、魔力はさらにワンランクアップしている。 【保有スキル】 魔力暴走:A 魔力を使う行動の威力がワンランクアップする。 戦闘続行:A 致命傷を受けても、宝具の影響で戦闘を続行できる。 たとえ霊核を傷付けられようともマスターの魔力が枯渇しない限りは消滅しない。 召喚:-- 本来は触媒さえ得られれば高度な召喚魔術を行使できたが、狂化により失われている。 【宝具】 『碧の賢帝』(シャルトス) ランク A 種別 対人宝具 レンジ -- 最大補足 1人 疑似的に作られた界(エルゴ)を介し、使用者を強化する緑光の剣。 ただし界の代用試作品の研究実験の際に多大な犠牲者が生み出されたため、 使用者を犠牲者達の負の感情で汚染する魔剣となってしまっている。 解放と同時に抜(伐)剣者の疲労・損傷を全快させるとともに、パラメーターをワンランクアップさせる。 ムーンセルに遺跡は無いが、廃棄された虚数部分から類似データを集積し逸話と合わせ疑似的に効果が再現されている(超理論) 【weapon】 『無銘の剣』 バーサーカーの意識が混濁しているため判別ができない。 それなりに切れ味のある剣である。 【人物背景】 アティ先生はこんなこと言わない。 【サーヴァントとしての願い】 負の感情をばら撒く。 【基本戦術、方針、運用法】 九大天王達の魔力? は多分スゴいので狂化したままガンガン攻めよう。 理性を失いせっかくの魔力が腐っているけど。 物理でも原作のルートボス軍団を単身で斬り殺せるくらいには強い。 【マスター】 草間 大作(くさま だいさく) 【参加方法】 燃え尽きる世界の果てに聖杯戦争を見つけ出し、ゴフェルの木片を探し出し参加した。 【マスターとしての願い】 ビッグ・ファイア及びGR計画を止める。 【weapon】 『棺の右手』 すべての超能力を封じる右手。 型月的には超能力も魔術回路によるものっぽいので、魔術もこの右手で触れられている限り行使できない。 サーヴァントも消滅まではいかずとも実体化はキャンセルされるだろうが、大作自体はただの子供のため触れるのは難しいだろう。 【能力・技能】 『九大天王・万里の壁』 九大天王及び村雨一家の命使ったバリアー。 九大天王及び村雨一家の長、竜作が作中最高レベルの能力者だったため、大概の攻撃は無効化される。 また、最終手段として九大天王と村雨一家は一時的に万里の壁から抜け出し戦うことができる。 その場合、能力が尽きると抜け出たものは消え去る。サーヴァント風に言えば単独行動スキルE-を得て現界する。 現在残っているのは韓信元帥、静かなる中条、神行太保戴宗、大塚署長、九紋竜史進、村雨竜作以下村雨一家全員。 大作は魔力を持っていないため、バーサーカーの維持は万里の壁の魂達の魔力回路により行われている。 【人物背景】 原作:横山光輝・脚本:今川泰宏・漫画:戸田泰成による漫画版『ジャイアントロボ』の主人公。 ジャイアントロボに命令ができる選ばれた少年だが、ジャイアントロボは聖杯戦争に出てないので割愛する。 彼なりに頑張っているが彼が動くとなぜか死人が続出する。雑魚も強者もみんな死ぬ。災厄スキルでも持ってんのか。 この度めでたく完結したが、伏線もストーリーも投げっぱなしで終わった。 果たして大作少年に未来(次回作)はあるだろうのか。 【方針】 『幸せは不幸なしに得ることはできないのか 時代は犠牲なしに越えることはできないのか』 だが、自分の世界を救うために犠牲はやむを得ないので優勝する。
https://w.atwiki.jp/inhureika/pages/31.html
【原作式ステータス:筋力A+ 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具C】┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:アムフィシーン 【レベル】:60+10 【アライメント】:混沌/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50+10 【耐】:40+10 【敏】:40+10 【魔】:40 【運】:10 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】: 【貯蔵魔力】10/100 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ -‐=7,ト.、__ / . // .\ /i { { ` / I}i{i ∧ / }}_}}_rx } } ir气x____ ≧x } v /I{`7‐=='`ー'ⅵ刈 ∨ {___.ノ / } Ⅵ I〔" ./ ,.Ⅵ´ ..>xzz‐=ニニ .イ { /r='''¨" { i 人,ィ } \r ^~7__ __{ \,イ ./`ーミ、__ /i .{ { I irく ̄≧x___ _____乂__i`ーⅵ'" 八 .}x‐''¨I>''"<ト==-x ,イ __x≦rく¨ ̄㍉ { { I_}__≧x .ゝ-..彳 /__ )r-、 .≧x \__/ i} ⅵ廴i弋 >-く/゛ ̄ 7\ ..i/ }‐- } >x./,イ ≧x \ノ \ィ{ト==‐‐ .{ ` ,、 } .}‐- ≧=‐ \\ ` ミx ./ / `ー‐‐^.i /{ ≧=‐㍉x \ .イ .ト ,,x ⅵ-ィ} `トミx ` 、{ `ー==ミ、/ i} .Ⅵi∧ \ \ } ,′ `ト i∧ / { `杉{ { I } } } ,イ I { { 八 ヒ弍〔____/_.ノ /r=ri} ^ ̄ ̄ ,彳.㍉. ト、 ゛Ⅵ¨¬′┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○対魔力:A (種別:一般 タイミング:常時) 「Aランク以下」の「種別:魔術」のスキルを無効化する。 Aランク以下の魔術は全てキャンセル。竜種であるアーチャーは極めて高い対魔力を持つ。 ○狂化:C (種別:一般 タイミング:常時) 常時、レベルと【筋】、【耐】、【敏】に「+10」する。 但し、敵味方問わずレベル「30」以下のキャラクターは、 「サブ」参戦してもステータスを戦力値に足すことができない。 戦闘終了時の「消費魔力」に「+20点」の補正が加えられる。(レベルも合わせて消費に+30) 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。 ―――そもそも、バーサーカーにそんなモノは無きに等しいが。 ○怪力:B (種別:一般 タイミング:メイン) 戦闘時、自身の【筋】ステータスに「+15」する。 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 ○魔眼:A+ (種別:異能 タイミング:メイン・サブ決定前) メイン・サブの決定前に使用を宣言する。 敵陣に参戦している【魔】が「30未満」のキャラクター全てを「石化状態」にし除外する。 ※つまり、「自分の場合は、石化するので戦闘に加わらないという選択が可能」 石化状態を免れたキャラクターは全ステータスに「-10」のペナルティを受ける。 このスキルについての情報を誰も知らなかった場合、もう一度上記の効果を処理する。 この時、基準となる【魔】はペナルティ計算後の数値を参照すること。 このキャラクターが行う「石化」は令呪を1画を消費する事で1名だけは回避可能。 石化の魔眼バジリコックの所持。見た者を石に変え、免れた者も重圧を受ける。 双頭それぞれが持つため、重ねがけされれば強力な魔術師であっても抗することは難しい。 ○竜の息吹:B (種別:異能 タイミング:セットアップ) 敵陣メインの任意ステータス一つに「-20」のペナルティを与える。 このペナルティは休息を取るまで継続する。 最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。 バーサーカーのそれは毒と炎の混成魔力であり、浴びたものの心魂を蝕む。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 【雄鶏喰らい(アムフィシーン) ランク:C 種別:対魔(人)宝具 タイミング:常時 消費魔力:30(魔力消費に常に加算)】 バーサーカーの近くにいる全ての霊的・魔的存在のステータスとレベルは、通常より「10」低くなる。 この宝具はペナルティ無効などで防ぐ事はできない。 Dランク以上の神性を持つ者は効果の対象外となる。 また”バーサーカーは”あらゆる魔眼の効果を受け付けず、必ず敵対接触となる。 バーサーカーの存在そのもの。あらゆる魔を睥睨し追い散らす最強の魔獣としての威圧。 ただ在るだけで周囲の魔力を制圧してしまうため、 サーヴァントたちは本来の実力を発揮できなくなってしまう。 ―――だが、その性質故に常時魔力消費が増大してしまっている。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/2081.html
autolink() FH/SE03-042 カード名:破城槌 イリヤ&バーサーカー カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:8000 ソウル:2 特徴:《マスター》?・《サーヴァント》? 【自】アンコール[あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 【起】[手札を1枚控え室に置く]そのターン中、このカードのパワーを+2500。 ノーマル イリヤ「辿り着けるかどうかは分からないけど、 リンにばかり任せておけないもの」 パラレル イリヤ「突撃(ロース)―――――――蹴散らしなさい、バーサーカー!」 レアリティ:C illust.末弥純 エクストラパックで追加されたキャラクター。 “神話の英雄”バーサーカーと同じく、デッキの上からクロック置場へカードを置くことでアンコールする。 手札やストックを使わずにアンコールできるため、キャラの登場やイベントを使う際の邪魔になりにくいのは評価できる。 しかし、クロックが増えること=敗北に近付くことなので、引き際を見極めて舞台から退場させるのが吉か。 青というカラーを活かし、クロック回復カードと合わせてデメリットを幾許か緩和するといいだろう。 起動効果は舞-HiMEでみられた手札1枚で2500パンプするというもの。 一度使用するとパワーは10500、同レベルのバニラ程度の相手にはパワー負けしないだろう。 惜しむべきは起動効果の為、自分のターンにしか使えないことか。 相手ターン中はレベル2コスト1のバニラ以下のパワーになってしまうので注意。 結城 奈緒と違い手札アンコールではないためパンプが使いやすくなったが、それでも手札1枚は軽くはないため、ハンドアドが取れるデッキ構成にする必要があるだろう。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 水着のイリヤ 0/0 500/1/0 青 絆 ・関連ページ 「&」? 「バーサーカー」?
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/8989.html
バイス・バーサーカー(アニメ) 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000 このカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、 自分は2000ポイントダメージを受ける。 このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターの攻撃力は、 このターン2000ポイントアップする。 また、そのシンクロモンスターは攻撃表示モンスター以外を攻撃対象に選択する事ができない。 シンクロモンスター補助 下級モンスター 悪魔族 能力強化 闇属性 同名カード バイス・バーサーカー(OCG)
https://w.atwiki.jp/quatropiliastro/pages/69.html
夜更けの公園を、男女の2人連れが手に手を取って歩いている。 行く手には園内に設置された公衆トイレが存在しており、内部を照らす電灯の光を周囲に吐きだして、ぼんやりと佇んでいる。 闇の中に白っぽく浮かぶ姿は幽霊屋敷の様だ。誰ともすれ違うことなく、2人は公衆トイレに入り込む。 便所内は良く手入れされており、タイル張りの床や壁に目立った汚れはない。 しかし、経過した年月を洗い流すことは叶わず、全体的にくすんだ印象がある。また、落しきれなかったアンモニア臭や脂っぽい汗の匂いがミックスされ、雑巾のような臭いが全体に立ち込めている。 疑念を抑えきれない男が眉を顰めると、気付いたように振り返り、女が笑い掛けた。 「……あぁ、かおりちゃん?ほんとに……ここで…?」 かおり、と呼ばれた女はサポ希望…援助交際を求めている旨を掲示板に書き込み、返信の中からもっとも真面そうな相手に連絡を着けた。 二人は会う日時や待ち合わせ場所などを決めて、今日一日限りの恋人となった。 選ばれた男は平凡な顔立ちをしていたが、夜道を歩いている間も襲い掛かるようなことはなく、あくまで紳士的な態度を崩さない。 身嗜みにも気を遣っている事が窺え、かおりが躊躇いなく手を握る事が出来る清潔感の持ち主だ。 「ハイ♡……あの、マズかったですか…?」 かおりは申し訳なさそうに上目で男を見ている。視線を受けた男の均衡が崩れて思わず彼女から顔を逸らし、かおりの言を歯切れ悪く否定した。 屈託なく笑うと、かおりは先導するように歩き、ある個室の前で立ち止まる。わずかなスペースにするりと身を滑らせると、男に入ってくるよう目線で促す。 雑踏は遠く、周囲に2人以外の気配はしない。 「……」 唾を飲み込んだ男がぎこちない足取りで個室に入ると、かおりの退路が断たれた。 かおりが扉を閉めるよう促すと、男は気づいたように背中を向ける。 ―! 背後から、かおりの腕が首に回される。細い腕の冷たさにぎょっとした男が声を上げる間も無く、首筋に注射針のような物が突き立てられた。 ちくりと痛みが走ったが、直後に酔いが回った様な陶然とした心地よさが身体を支配する。振り解こうとする前に力が抜けていく。 徐々に見ている景色が現実感を失っていき、絡まった腕の冷たさ、押し当てられた乳房の柔らかさ、首筋に接した唇の感触が男の知覚する全てになる。 やがて男はだらしなく口を開けたまま、個室の床に座り込まされた。 ☆ 「いい、あなたは私と会ってない。私のことは全部忘れるの」 かおりと名乗った女、清水恵は短く言った。男は小さく頷く。 「あなたは街でお酒を飲んで、酔っぱらった。次に気が付いたらここにいた」 恵の言に聞き入っている男の表情は虚ろだ。目を床に向けているが焦点はあっていない。だらしなく開いた口元には唾液が溜まっている。 「かおりって女の子が電話するから、その時はかおりの言う事を必ず聞いて」 頽れた男は瞬き、そして億劫そうに頷いた。 それを見た恵は安心した様子で絡めた腕を解き、脇目も振らずに公衆トイレから走り去る。 その間、男は出ていく恵には気づかず、タイル模様の一点に視線を向けていた。 ≪バーサーカー?霊体化してこっちに来て≫ 宛がわれたサーヴァントに念話を飛ばしつつ、恵は遊歩道を無視して公園を突っ切る。 近くのオフィスビルの前まで走り、公園が見えなくなったことを確認して速度を緩めた。 恵はいま、それなりに上手くやっている。忌まわしい村―狩人が待ち構えている―から抜け出し憧れの都会にやってこれた。 口煩い母親もいない、堅苦しい父親もいないマンションで悠々自適の一人暮らし。 両親―おそらくNPC―に学費と家賃を立て替えてもらいながら、人間のような顔で定時制学校に通っている。 バイトの収入で贅沢は出来ないが、当面の暮らしには困らない。 思わず笑いが漏れる。恵としては、ここでずっと暮らしていても良かったのだが、そうはいかないらしい。 「■■■■――――」 唸り声と共に怪物が姿を現す。全身を緑色の装甲で覆った異形の人型が、怒りを湛える赤い眼で恵を見据えている。 恵が陰となっており、通行人からその姿は見えない。 「マスターはいた?」 戦わねばならないなら、戦って生き残ってやろう。 なんでも願いを叶えてもらえるなら、都会の暮らしを望む。村に囚われていた分、年頃の女の子の楽しみを目一杯満喫するのだ。 だが、優勝しても村に帰らなくていいのなら……。 (……結城君) 下らないあの村で唯一下らなくない存在であった、愛しいあの人を蘇生させよう。 華の大都会で二人きりの生活…。聖杯戦争に勝利した後の生活を思い描き、恵は胸を弾ませる。 「■■■■」 バーサーカーは調子の変わらない唸り声を上げた。水を差される思いがした恵は眉間に皺を寄せる。 「あんた、喋れたらよかったんだけどね」 溜息をついた恵の鼻が異臭をとらえた。バーサーカーから距離を取り、二の腕をゆっくり顔に近づけると……臭い。 先刻まで居た公衆トイレの匂いが、身体や衣服に染みついてしまったらしい。 戦慄に襲われた恵はバーサーカーに霊体化するよう指示を飛ばすと、自宅に向かって駆け出した。 まだ夜明けまでだいぶ時間があったし、村と違って都会には遊ぶ場所がたくさんある。 今から寝に入るのはもったいない。 (誰にも会いませんように!!) 便所の匂いが染みついた今の自分は人に見られたくない。特にこちらで出来た友人達には。 祈るような気持ちで、恵は自宅を目指す。 ☆ 小汚いトイレの個室内で、男は我に返った。立ち上がると目眩がして、思わず座り込んだ。 朦朧としていた最中に何かあった様な気がして、男は自分の身に起こったことを整理する。 (…たしか、) 俺は飲みに繰り出していたのだ。酔って…それで……そこで記憶が途切れている。 まさか泥酔した挙句、こんなところで寝るなんてな。男から自嘲の笑みが漏れた。 誰と飲みに行ったのか、どこの店で飲んでいたのか、どんなルートでここまで来たのか、という疑問が男の思考に引っかかる事はない。 欠伸を一つすると、男は頼りない足取りで家路についた。 【クラス】バーサーカー 【真名】葦原涼 【出典作品】仮面ライダーアギト 【ステータス】筋力A 耐久B+ 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具A 【属性】 中立・狂 【クラススキル】 狂化:B 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【保有スキル】 戦闘続行:A 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 生存能力というより、宝具によってもたらされる生命力・再生力。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 勇猛:-(C) 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 ただし狂化によって効果が発揮されていない。 【宝具】 『忌むべき光の子(ギルス)』ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 仮面ライダーギルスに変身する。身体能力が上昇するほか、腕から出現する金色の刃、腕から出現する触手、踵から伸びる刃、口腔部の牙によって敵を攻撃できる。クラス補正によって常時発動している。 「光の力」を受けた人間が進化した姿「アギト」の不完全体、あるいは変異体と思われる異形の戦士。 アギトには耐久力で劣るが、再生力・筋力・俊敏性において勝る。ワイズマンモノリスというパワー制御器官を持たず、アギトと違い変身中はパワーを制御できていない。 そのため生前、変身する度に極度の負担が肉体に掛かり、変身解除後には後遺症として老化現象・幻聴が葦原を襲った。 【weapon】 変身中に生成できる殺傷部位。 【人物背景】 城北大学水泳部に所属する学生。水泳選手として、将来を有望視されていた。バイク事故を機に不完全な変身能力に覚醒、アギトの変異体・ギルスに変身できるようになってしまう。 能力と変身後の老化現象が原因で水泳部のコーチや恋人から敬遠され、大学を自主退学。夢を諦めて孤独な日々を過ごす。 アンノウンと戦う日々の中で、アギト・翔一と邂逅。似通った境遇から共闘するようになる。 幾度となく死線を潜り、関わった人々との悲しい別れを経験しながらも、逃げることなく戦い続けた彼は全てが終わった後に「普通の生活」を手にすることが出来た。 【聖杯にかける願い】 ? 【マスター名】清水恵 【出典】屍鬼 【性別】女 【Weapon】 なし。 【能力・技能】 「屍鬼」 死亡した人間が蘇生することで誕生する、血を吸う怪物。 外見は人間と同様だが血液以外は死亡直後の状態であり、人間の生き血のみを生存に必要とする。 規格外の治癒力を持ち、夜目が利き、老化しない事に加えて血を吸った相手に暗示を掛けることが出来る。 ただし、日中は強制的に眠りに落ちる、日光に当たると皮膚が焼け爛れる、十字架や光背など呪物を恐怖する、招かれなければ他人の管理する建物に侵入できないといった弱点を抱えており、人間を超越した存在とは呼び難い。 【ロール】 夜間定時制学校に通う、夜勤のウェイトレス。 【人物背景】 溝辺町外場、通称「外場村」に暮らす高校1年生。 生まれ育った村での生活を嫌っており、都会から来た転校生・結城夏野に対して一方的な好意を抱く。 都会に対して強い憧れを抱き、夏野と同じく都会の学校に進学することを希望するが、口先だけで村から出ることはない…と夏野からは見られている。 村の者を見下している一方、村外からやってきた桐敷家に対しては強い関心を寄せる。 実は桐敷家は人ならざる屍鬼の集団であり、屋敷に招かれたところを襲撃され、外場村の住人のなかで最初期に起き上がった。 復活した後は嫉妬心から夏野と共闘していた幼馴染・田中かおりの父親、夏野と親しい武藤徹を襲撃する。 起き上がった事実を受け容れており、人間を躊躇なく襲うが桐敷家からの扱いに不満があるため、叶うなら今からでも人間に戻りたいと願っていた。 屍鬼の存在が村人に発覚した後から参戦。 【備考】 NPCを一人、暗示にかけました。 襲撃が重なれば、操り人形の様になって最終的に死亡します。襲撃が止めば、いずれ正常に回復します。 【聖杯にかける願い】 都会に行く。村に帰らなくても良いなら、結城夏野の蘇生を願う
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/68.html
美樹さやか&バーサーカー ◆FFa.GfzI16 ◆ 不可思議な空間があった。 それはいかなる科学的、及び物理的手段によっては観測されない『異常』であった。 しかし、魔術の素養に長けた者ならば気づけたかもしれない。 ある小さな市街を覆うようにして生まれた空間の歪。 歪みは砂時計のように∞の形を描きながら、くるくると回り続けている。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 くるくる、と。 延々と。 永遠と。 刹那的な感情によって小さな宇宙が回転し続けている。 誰もそれに気づかない。 ある偶然によって観測された瞬間から、僅か数瞬だけ巻き戻され、観測の間違いを探す。 気の遠くなるような時間の中で、世界は穏やかに進み続けていた。 誰もが気づかぬまま、悪魔の偽千年王国は今日もまた動き続ける。 ◆ 美樹さやかは、そんな『誰もが』のうちに含まれ一人の人間だった。 この世界での生に心の奥底で違和感を覚えつつも、その違和感を気の遠くなるような一瞬の中で薄められていく。 今日もまた、その違和感を消化できないまま学園へと向かっていた。 何をすることも出来ない。 この宇宙は、この宇宙を作った悪魔そのものなのだ。 「うーっす、さやか」 友人、佐倉杏子が語りかけてくる。 眠そうにまぶたを擦り、呑気な犬のような表情を浮かべている。 違和感。 「おはよう、美樹さん」 先輩、巴マミが語りかけてくる。 後ろにくっついてくる少女を穏やかに撫でながら、幸福に満ちた顔で校内へと向かっている。 違和感。 「おっはよー!」 さやかはすっかり慣れてしまった違和感を噛み殺し、必要以上に明るい声を発する。 笑いながら、校内へと向かう。 違和感を覚えつつも、その違和感が薄れていることに気づきつつあった。 いつかはこれが淀みのない喜びへと変わる。 そこに言いようのない恐怖を感じつつも、その恐怖の理由がわからない。 さやかはそんな気持ちから逃げるように視線を虚空へ移した。 「あっ……」 すると、ベンチに一人の影を見つけた。 桃色の髪をした小柄な少女。 隣にはやつれたように細い体をした黒髪の少女がいる。 小柄な少女はどこか困ったように笑い、黒髪の少女がからかうように笑う。 仲睦まじい二人の友人、といったところだろう。 言いようのない怒りと哀しみと―――――嫉妬がこみ上げる。 「どうしたの、美樹さん」 「えっと、あの子なんですけど……」 「おー、転校生じゃん」 さやかの様子を奇妙に思ったマミが話しかけ、それに応えたさやかの声に対して杏子が反応を示す。 二人ともあの少女のことを詳しくは知らないようだ。 さやかも知らない。 ただ、同学年の帰国子女であることしか、知らない。 ふと、胸が傷んだ。 正確に言えば、常に持ち歩いているアクセサリーが傷んだ。 「どこかで会った、ような……」 「はー? なんだそれ? さやか、不思議ちゃんか?」 「あぁん?」 小馬鹿にするような杏子の声に対して、さやかは眉をぴくぴくと動かせて敵意のようなものを示す。 取っ組み合いを始める。 いつものことだと、マミはただ愉快に笑っているだけだ。 ふと、さやかは視線をもう一度桃色の少女へと移した。 黒髪の少女が、妖艶に笑っていた。 ――――怒りを超えた、殺意が胸に芽生えた。 「……さやか?」 その表情の変化に気づいた杏子が、どこか怯えたような声で語りかける。 ハッ、と我に返り、いつものにこやかな顔を浮かべる。 どこか、不自然な笑みであったことはさやかも気づいていた。 理解しようのない怒りを覚えながら、さやかはもう一度だけ、桃色の少女と黒髪の少女へと視線を移した。 やつれた少女が優しげに笑い、豊かな表情の少女が苦笑した。 歪な、二人だった。 ◆ 「……」 さやかは、不自然な気持ちを整理するために一人で屋上に佇んでいた。 杏子はマミとともに食事を取っているのだろう。 ソウルジェムを眺める。 魔法少女である証。 濁りが見えた。 さやかは、中庭へと視線を移す。 上条恭介と志筑仁美が居る。 仲の良さそうに、二人は話し込んでいた。 吹っ切れたとは言え、どこか陰鬱な気分のまま、次は天空を眺めた。 そこには雲ひとつない空の中に、砂時計が回るように◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆には◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆まるで時を戻すように◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆円環の理の穂先に狙われた◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆いつか来る終わり◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆鹿目まどか◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆私の友達◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ そこには雲ひとつない空が広がっていた。 不可思議な気持ちのまま、さやかは呟いた。 「なーんか、アンニュイさやかちゃんって感じー?」 うーん、と大きく伸びをする。 理解が出来ない違和感と焦燥感。 しかし、理解が出来ない以上、解決が出来ない。 もやもやとした胸のうちのまま、さやかは教室へと引き返す。 すると、脚元に奇妙な生き物が居た。 「やあ、さやか」 「ん?」 うさぎのようにも見えるが、間違いなくうさぎではない。 少なくとも、うさぎは言葉を喋らない。 薄汚れたうさぎのような存在はインキュベーター。 外宇宙からやってきた地球外生◆◆◆◆◆◆あり◆◆◆◆魔法少女の生みの親◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆憎むべき◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆奴隷と化した◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「キュップイ」 奇妙な魔力が走ったその瞬間、インキュベーターが奇妙な行動を取った。 それは外面から察することではなく、宇宙そのものにクラッキングするような不正行為だった。 短い間、世界から切り離される。 世界の奴隷と化したインキュベーターが残した、最後の切り札。 世界そのものを改竄する力。 それは世界の何処かで観測されている以上、宇宙を飛び回っているインキュベーターもまた解析している。 負荷が大きく利に合わないために普段は使わないだけだ。 「やあ、さやか。なんだか、久し振りだね」 「…………………あ」 インキュベーターの声にさやかは、急激な衝撃に襲われる。 ガツンとハンマーが頭に直撃したような衝撃。 そこから芋づる式に記憶が掘り起こされていく。 鹿目まどか。 私の友達。 私を救ってくれた友達。 絶望の行き着く先。 魔女。 救い。 円環の理。 暁美ほむら。 世界の敵。 悪魔。 鹿目まどかの、友達。 全てを思いだした。 「あああああああああ!!!!!!」 「思い出したようで何よりだよ」 さやかは絶叫を上げ、地面に膝をつき片手で顔を覆う。 荒い息を吐きながら、状況を想い出す。 世界そのものである暁美ほむらによって、さやかの記憶は改竄された。 それを世界にクラッキングを仕掛けたインキュベーター、キュウべえが直した。 しかし、それもすぐに世界の修正が入る。 ならば、こんなことをしている暇はない。 「あの、転校生……! くそっ!」 さやかは一瞬で魔法少女へと変わり、駆け出す。 しかし、ここはインキュベーターが世界から切り離した空間。 当然出口など見つからない。 「待ちなよ、相手は因果を塗り替えた相手だよ。 『斬れば斬れる』、なんて当たり前のことを覆すのが因果律の操作さ。 君じゃ勝てない」 「キュウべえ!早くここから出しなさい! というか、アンタもよく私の前に顔を―――――!」 「ちょっと待ってよ、さやか。今日はその暁美ほむらについての相談なんだ」 一拍遅れて、キュウべえもまたさやかの敵であることを想い出す。 希望を与えて絶望を取り出す、感情を持たない外宇宙の生命体。 彼らは統一の存在であり、全てがキュウべえである。 宇宙を救うために、さやかのささやかな幸福を傷つける、彼らもまた定義通りの悪魔。 「暁美ほむらを殺して欲しい、それが僕らの相談事だよ」 悪魔と悪魔の対立――――いや、それは暁美ほむらの勝利に終わっている。 インキュベーターはもはや世界の、暁美ほむらの奴隷だ。 抗うことは出来ない。 インキュベーターは徐々にインキュベーターでなくなっていく。 正しく世界の奴隷へと成り果てるのだ。 だからこそ、暁美ほむらを殺そうというキュウべえの発言は理解できた。 しかし、感情が許しはしない。 「私は忘れてない。アンタが、まどかの願いを踏みにじろうとしていたことを」 「円環の理についてはいいだろう、失敗したんだから。 それに、今は時間がない。手短に話すよ」 キュウべえはしっぽを動かした。 世界に、虚ろな『穴』が空いた。 『穴』は空を写していた。 『黒』ではなく『蒼』に見えるほどに美しい夜空だった。 その中に、『紅い月』が輝いていた。 魔法少女となり、一時は円環の理の一部でもあったさやかにはわかった。 紅い月は、ただの異常現象ではない。 何か奇妙な力がある。 それこそ、円環の理と同じく概念そのものであるようにも思えた。 「全時間軸に突然現れた月さ。 僕らは、全てを観測していたはずの僕らですら、紅い月が何時現れたのか『覚えていない』んだ」 「……手短に済ますんでしょう? 余計なことばかり言ってていいの?」 「あれは全ての願いを叶える月、万能の願望器なのさ。 その名も聖杯、聖杯伝説のことは知ってるかな?」 「知らない」 「なら、いいよ。ただの奇跡の一つさ」 キュウべえは尻尾をくるくると回しながら、紅い月を背負ってさやかへと語りかける。 言葉とは裏腹に、それほど『紅い月』に執着を抱いていない様子だった。 さやかはキュウべえの話の内容に対する不信感が高まる。 「紅い月は自らが見初めた者を聖杯をめぐる争い、『聖杯戦争』の舞台へと誘う。 願いを持った人間ならば、それこそ距離や概念なんて関係なくね。 そこでは多時限にわたる全ての世界の出来事を観測した『ムーンセル』が蓄えたデータを元に、パートナーのサーヴァントが召喚される。 マスターとサーヴァントの二人一組で聖杯の所有権を争うのさ」 「………………アンタの話はわかりづらいのよ!」 「英霊、つまりは過去に偉業を成した英雄たちをパートナーにして殺し合うのさ。 舞台は作り物の電子空間。 最後の一人だけが願いを叶えられる。 詳しくは僕も知らないんだ、僕らじゃ行けないからね」 キュウべえは話を要約する。 理解は出来た。 つまり、願いを叶えるために他の人間を殺さなければいけないということだ。 願いを叶えるために、他人を踏みにじらなければいけないのだ。 「……願いが叶う? また、そんな話で釣ろうっていうの?」 「嘘はつかないよ、僕は。 実際、願いは叶えてみせたじゃないか。 それに騙すのなら何も知らない子を騙せばいいじゃないか。 暁美ほむらに対する敵意を抱いているのが、全てを知っている君しかいないから君に頼んでいるんだ」 円環の理。 その存在を知っているのは、かつて円環の理の一部であった美樹さやかと百江なぎさぐらいなもの。 そして、円環の理の『基』である鹿目まどかと親交があったのはさやかだけ。 暁美ほむらと同じく、鹿目まどかに執着しているのは、さやかだけ。 それでも、さやかの心から疑心の念を消えなかった。 「アンタが行けばいいじゃない」 「さっきも言っただろう、僕達じゃ行けないんだ。 僕たちはこれを、それこそ君たちが理解できないほどの時間、観測できた。 『紅い月』は時間軸を超越した概念だからね、それこそ古からある月なんだ。 でも、未だに紅い月は僕達を導こうとしない。 恐らく、『願い』というものへの執着っていうのが足りないんだろうね」 キュウべえは抑揚のない声で応える。 暁美ほむらを排除しようとしていることはわかるが、人間ほどの強い願いを持てないのだろう。 さやかは吟味する。 何度も、苦手とも言える頭脳労働を繰り返す。 しかし、出てくる答えは一つだけだった。 「……わかったわ」 溺れる者は藁をも掴む。 奇跡による解決以外の道は、残念ながら若すぎるさやかは知らなかった。 「助かるよ、さやか」 「インキュベーター、アンタもいつかは倒す。 円環の理を、私の友達を踏みにじる奴は、私の敵だ」 さやかはキュウべえに、インキュベーターに対する敵意を剥き出しにする。 キュウべえは困ったような動作で肩をすくめてみせた。 その動作が苛立つが、想いを抑える。 さやかがキュウべえが背負う紅い月へと強い視線を向けた、その時だった。 『紅い月に誘われる前に、もう一度だけ、よく考えたほうが良い』 どこからか、質量というものに干渉しないアストラルな声がさやかに届く。 すでに肉体というものが偽りに過ぎない魔法少女の魂に語りかける声。 その声は剥き出しの刃のような危険に溢れた声だった。 『紅い月の大地に足を踏み入れたが最後、お前は二度とそこに戻れなくなる』 忠告のような。 激励のような。 悪魔の誘いのような。 不可思議な、思惑を掴み取れない声だった。 『死して消えるか、生きて溶けるか。 魔法少女となった時点でお前は元より救われぬ身、唯一の救いが円環の理へと導かれること。 今いる場所へは、お前という意識は二度と戻ることが出来なくなる』 今いる場所。 佐倉杏子が居て。 巴マミが居て。 志筑仁美が居て。 上条恭介が居て。 ――――鹿目まどかが居る世界。 虚像だが、優しい世界。 『お前が願いを抱き、紅い月が願いを感じ取った時、お前はお前でなくなるのだ』 巴マミに憧れた想いを。 佐倉杏子が差し伸べた手を振り払った想いを。 鹿目まどかが願わないものを。 人を犠牲にして、自分のために聖杯を手に入れる。 そんな行動は、美樹さやかではないのかもしれない。 「まどかが泣いているんだ」 「さやか?」 その声に対して、さやかは応えてみせた。 声が聞こえていなかったインキュベーターは突然のさやかの語りに疑問の声を挙げる。 しかし、さやかはそれを意に介さない。 「まどかは無意識の内に、何度も考えてたんだと思う。 魔女へと変わる自分達、冷たい仮面の奥で苦しんでいる知らないはずの友達。 どうすれば救われるのか、ずっとずっと考えてたんだと思う。 その結果が、円環の理なんだ」 「…………? 君は何を言っているんだい?」 想いを願えば、己でなくなる。 想いを願うだけで、人が犠牲になる。 人が苦しんでる中で、自身だけが奇跡を手にする。 そんな重圧に、所詮は奇跡を願っただけの少女であるさやかが耐えられるわけがない。 すなわち、負の重圧はソウルジェムの濁りを加速させる。 願えば、魔女へと急降下。 今度は、種を理解している。 ただ利益だけを信じた、魔法少女への願いとは違う。 それでも、美樹さやかは前へと進んでみせる。 「アイツの考えもわかる、アイツの気持ちもわかる。 アレでまどかが救われただなんて思わない……いや、結局のところ、円環の理なんて全てまどかの単なる欲望なんだ。 苦しんでいる人を見たくない。 絶望を跳ね除けたくて魔法少女になった奴が、絶望に沈んで絶望をまき散らして欲しくないなんて。 全部まどかの優しい欲望だ。 いつか、それも失われたかもしれない。 それを奪おうとしたインキュベーターを許せなかったのも、わかる。 でも、私はまどかに救われたんだ。 そして、まどかの願いが消えてしまったんだ。 まどかが、また苦しんでるんだ。 何も解決しない、アイツに比べたらなんの展望もない願いだ。 でも――――」 インキュベーターの背に輝く、紅い月を眺める。 奇跡への片道切符。 美樹さやかをもはや違う場所へと誘う船。 「今度は、私が助ける番だ」 美樹さやかの蒼い瞳が、紅い月を見据える。 紅い月の妖しい光が、美樹さやかの蒼い影を捉える。 ――――紅い月は、当然のように、奇跡の願い手を月へと導いた。 ◆ 不可思議な『月』があった。 あるはずのない『月』があった。 人を、楽園へと誘う『月』。 人を、地獄へと堕とす『月』。 それはもう一つの月、真なる世界へと至らせるための、人の血に彩られたかのような『紅い月』。 美樹さやかは、そんな紅い月の大地を踏みしめていた。 謝りたかった。 最後まで一緒にいてくれたのはまどかだったのに、さやかはひどいことを言ってしまった。 助けたかった。 本当に狙われているのはまどかだったのに、さやかは傷つけてしまうだけだった。 抱きしめたかった。 さやかの怒りを撒き散らかされるだけのまどかは、それでもずっとさやかと一緒に居てくれた。 ――――まどかは私を救ってくれたのに、私はまどかを救えなかった。 さやかは自身のソウルジェムを眺めた。 かつて『円環の理』という宇宙そのものの一部だったさやか。 濁りが見える、魔女への道が近づいている。 身体が震える。 魔女とは、すなわち絶望だ。 暗く、冷たく、残酷で、辛い。 そこには光などない。 あんなもの、二度となりたくない。 「でも……」 だからこそ、覚えている。 絶望に包まれようとしたその瞬間、優しさに包まれた記憶を。 正しく、最後の最後で救われた記憶を。 その救いが、ここにはあるのだろうか。 もしも、自身が魔女になろうとすればどうなるのだろうか。 「まどか……」 円環の理は、大事なものを奪われて本当に概念へと成り果てたまどかは、聖杯戦争に加入できるだろうか。 全ての願いを叶える究極の願望器、『聖杯』。 その聖杯が願いを叶えるためだけに創りあげた宇宙。 その宇宙に、円環の理は介入し得るのだろうか。 万能の願望機である『聖杯』と究極の救いである『円環の理』。 この二つのどちらが勝るかなんて、正しくさやかの枠中を超えた神秘の対決であるため想像もできない。 「……」 さやかは意を決した。 美樹さやかのまま、聖杯を手にしてみせる。 自分に残されていた、大事な友達を。 その友達を守ろうとした、一人の敵を。 悪魔の根幹は愛という名の欲望である。 その欲望を、自分も抱こうとしている。 「だから、なんだ」 痛みを感じた。 暁美ほむらへの念は――――正直なところ、さやか自身すら理解できない。 もっと言ってしまえば、ほむらが何故あそこまでまどかに入れ込むのかも、実のところさやかには曖昧にしか理解できない。 初めての友達。 自身という存在に意味をくれた感謝。 まどかという存在の在り方への尊敬。 当てはまりそうな言葉になど、幾らでも出来る。 ただ、そのどれもが正しくてどれもが間違っていることは理解できた。 言葉になど出来ないし、言葉になどしてはならないのだろう。 きっと、暁美ほむらという人生で初めて出会った光が、鹿目まどかというものなのだろう。 だからこそ、まどかが救われずにいる世界を我慢できなかった。 それこそがまどかの願いであることがわかっていたとしても。 それが恐怖すらも覚悟した、まどかの一世の願いを踏みにじるものだと知っていても。 ほむらには、我慢出来なかったのだろう。 「……」 さやかは静かに眼を瞑った。 さやかは今から人ではなくなる。 人を踏みしめる人となる。 願いのために、全てを殺すと決めた。 願いのために、他の願いを踏みにじると決めた。 鹿目まどかなら、きっとしない。 そんなまどかが尊いのではない。 結局、まどかは他人を犠牲にする代わりに自分を犠牲にしているだけだから。 その想いに、暁美ほむらが心の奥では納得できなかったように、ただの考え方の違いだ。 だから、美樹さやかにとって暁美ほむらは理解し難い敵あり、同時に隣人でもあったのだ。 さやかは、仇敵であり、隣人のことを想った。 ただ、それで終わり。 其れ以上の感傷は、少なくとも今はなかった。 眼を開く。 すると、そこには魔法のように一人の巨人が存在していた。 巨大な威圧感を持つ巨人であった。 筋肉は大猩猩(ゴリラ)。 牙は狼。 燃える瞳は原始の炎。 二メートル五十センチの全身には、闘争エネルギーが充満していた。 狂戦士の名に相応しい巨体と獣の如き瞳を持ったバーサーカーのサーヴァント。 それがさやかの召喚に応じ、『紅い月』が選び出した多次元世界の英霊であった。 バーサーカーの獣の瞳は、美樹さやかだけを捉えていた。 獣の瞳の奥には、確かに値踏みをする色が秘められていた。 さやかはその名も知らない英霊に気圧されるように後ずさった。 しかし、ふぅ、と軽く息を吐き、天空を仰ぐ。 そして、意を決したように獣の瞳へと向き合った。 「アンタが、私のサーヴァント?」 「――――」 さやかの問いに、バーサーカーは応えなかった。 バーサーカーからはすでに言語能力は失われ、理性の大半を奪われていた。 このバーサーカーは存在そのものが狂気であり、一度は敵の誘導に遭い、理性のないまま罪のない人々へと襲いかかった。 狂化ランクはC。 ただでさえ無双を誇るその腕力がさらに強化されている。 何本もの綱を編み上げたような腕につながる手には、一本の刃物が握られていた。 折りたたみ式の大型ナイフ、いわゆるジャックナイフである。 しかし、それはジャックナイフと呼ぶにはあまりにも巨大すぎた。 刃渡り四十センチ、幅八センチ、峰の厚さ一センチ。 もはやジャックナイフというよりも鉈や手斧と呼ぶべきものだった。 この異形のジャックナイフこそが、この英霊の全てであった。 この英霊に、もはや名前はない。 ただ、知るものは皆、この英霊をこう呼ぶ。 ――――暴力の化身、バイオレンスジャック(凶暴なジャックナイフ)と。 語るべき過去もなく、言葉も失われた。 しかし、獣の瞳はさやかを見つめ続ける。 クラススキルによって思考を失ったはずの眼だというのに。 全てを見透かすような瞳をしていた。 「……」 「……」 さやかとバーサーカーは、睨み合うように視線を交わす。 ふと、不思議な感覚に襲われた。 この威圧感を、さやかは知っていた。 奇妙な違和感であり、その理解できない違和感は暁美ほむらという悪魔が創りあげた宇宙を連想させて不快の念を覚えた。 さやかは気づいていない。 バーサーカーが放つ威圧感はすなわち、さやかが『紅い月』に誘われる直前に語りかけた声であることに。 「やるわよ、バーサーカー。 優勝……いえ、違うわね。やっちゃいけないことを、やるのよ。 全員殺して、まどかを円環の理に還す」 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」 さやかの言葉に応えるように、バーサーカーは天を仰いで人のものではない咆哮が響き渡らせる。 言葉などと到底呼ぶことの出来ない、耳をつんざく爆音の集合。 強大な肉食獣があげる、相手を威嚇するものとも違う。 自身の存在を知らしめる、威嚇を超えた挑発。 ――――その挑発に呼応するように、大地が揺れた。 比喩ではない。 バーサーカーの雄叫びとともに、巨大な地震が起こったのだ。 街で暮らす者達は、正体不明の恐怖におののく。 地震への恐怖ではなく、バーサーカーの起こした空気の振動が覚えるはずのない恐怖を覚えさせた。 バーサーカーが持ち、発することの出来る世界が破滅する記憶。 かつて、魔神が世界を修復し、それでも魔神自身の記憶から消すことのできなかった『終末の記憶』。 バーサーカーの超能力によって、その終末の記憶を呼び覚ませ、地震という概念を引き起こしてみせたのだ。 想像(イマジネーション)で世界を創造する力。 魔神の眷属とも直系とも呼べるバーサーカーは、その力によって自身の記憶の底にある破滅の記憶を引き起こす。 バーサーカーは全ての破滅を起こす。 バーサーカーは全ての救いを守る。 ――――友人が求めた世界を守るために、その力を振るい続けていたのだから。 【CLASS】 バーサーカー 【真名】 バイオレンスジャック@バイオレンスジャック 【パラメーター】 筋力A 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具B 【属性】 混沌・狂 【クラススキル】 狂化:C 敏捷と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。 【保有スキル】 怪力:A 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は"怪力"のランクによる。 神性:C ある世界で、魔神である『サタン』によって『不動明』が産み落とされた。 それはサタンの分身とサタンの分身によって産み落とされた子であり、神そのものとも言える。 その『不動明』は突き詰めるとジャックではないが、限りなくジャックそのものでもあるため、ジャックは神性を有している。 創世:E+ 『無』から『有』を生み出す力であり、規模が大きければ大きいほど多大な魔力を必要とされる。 ジャックが扱う念動力、瞬間移動、念話なども全てはこのスキルによるものである。 このスキルはランクが一つ違うだけで文字通り天と地ほどの差があり、ランクAともなると宇宙創造の逸話を持つ者しか所有できない。 自己再生:A 上記のスキル『創世』によって生まれる力。 瀕死に近い傷であろうとも、通常必要とされる魔力・時間とは比べ物にならないほどの魔力・時間で再生してしまう。 このスキルは魔力供給主である美樹さやかとの相性が抜群に良いため、上位のランクを所有している。 【宝具】 『叛逆の刃(バイオレンス・ジャック)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 バイオレンスジャックの象徴であり、鉈のように巨大なジャックナイフ。 ジャックが超能力で創りだしたナイフであり、ジャックの魔力が存在する限り無限に生み出すことが出来る。 『狂宴は終焉のために幕を開ける(デビルマン・グリモワール)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- かつてデーモン族の勇者であった『アモン』。 そのアモンの力を乗っ取った強い精神力で巨大な力を操る『デビルマン』。 どちらをも大きく上回る力を持つ、宇宙を開闢した『神』と同種の力を持った真の『悪魔人間』へと変身する。 全てのパラメータが1ランク上昇し、同時に『創世』と『神性』のスキルが強化される。 【weapon】 ジャックナイフ ジャックが創造の力によって生み出したジャックナイフを扱う。 刃渡り四十センチ、幅八センチ、峰の厚さ一センチ。 もはや鉈や斧と呼ぶにふさわしい規格外のジャックナイフである。 ジャックの魔力が存在する限り、無数に生み出すことが出来る。 超能力 念動力や念話、瞬間移動などを扱うことが出来る。 念動力はジャック自身の腕力には劣るものの射程距離が長く、ジャックはこれを扱って遠方の敵を倒す。 念話は言語能力を失い、思考能力も奪われているために念話としての体を成していない。 瞬間移動はすなわちムーンセルの演算を塗り替える必要があるため、移動距離が増えれば増えるほど魔力消費が大きくなる。 【人物背景】 関東地獄地震によって物理的に孤立した関東の荒野に現れた謎の巨人。 身の丈は二メートル五十、ゴリラのように隆起した筋肉と狼のような牙を持っている。 「バイオレンスジャックと出会った人間は破滅する」という逸話を持った死神であり、彼の側には常に戦乱が存在する。 その正体は創世神の力を持った悪魔サタン『飛鳥了』が愛した悪魔人間デビルマン『不動明』である。 悪魔と悪魔人間の最終戦争によって明は死に、その後現れた『神の軍団』によって地球は『無』へと変えられた。 サタンはその『無』となった地球を、『無』から『有』を生み出す『創世』の力によってかつての姿へと再生させた。 その際に復活した不動明は、サタンの『愛した人間を殺した』という無意識のうちの哀しみからサタンからサタンと同じく『創世』の力を与えられた。 明はサタンの、いや、親友であった『飛鳥了』が生み出した世界を守るように、バイオレンス・ジャックとなって世界を放浪していたのだ。 【マスター】 美樹さやか@劇場版魔法少女まどか☆マギカ [新篇]叛逆の物語 【マスターとしての願い】 悪魔を殺し、神を還す。 【weapon】 剣 さやかが魔力によって生み出す剣。 特別な力は持たないが、さやかの魔力が存在する限り無数に生成が可能。 【能力・技能】 自己再生 魔法少女となる際の願いである『上条恭介の怪我の完治』から生み出されたさやかの魔法。 強力な治癒能力であり、ほとんど防御を無視して戦っても問題がないほど。 オクタヴィア召喚 円環の理から切り離された現在では使用が不可能な技 自身の魔女形態を召喚する技。 ムーンセルの生み出した電子空間に別の宇宙そのものである円環の理を招かねばならないため莫大と呼ぶのも馬鹿らしい魔力を必要とする。 そのため、たとえ円環の理とのリンクが存在しても実質使用不可能。 魔女化 技能とも呼べない、魔法少女の末路。 円環の理から切り離されてただの魔法少女へと戻ったさやかは、同時に魔女という絶望の結末を用意されている。 魂であるソウルジェムが濁りきった時、さやかはさやかではなく『オクタヴィア』という人魚へと永遠に姿を変える。 【人物背景】 見滝原中学校に通う中学二年生。 ある日魔法少女である巴マミと知り合い、その生き方に尊敬の念を抱く。 マミ死亡後、マミの遺志と己の欲望である上条恭介の怪我の完治のために魔法少女となる。 潔癖な癖があり、マミとは違った理念で動いていた暁美ほむらと佐倉杏子に嫌悪感を抱いていた。 紆余曲折の末、絶望し、魔女となり、死亡する――――が、親友である鹿目まどかが『魔法少女を救う』概念と化したために救われる。 その後、円環の理の一部となり、インキュベーダーに囚われ、円環の理に導かれなかったほむらへの救出へと向かった。 ほむらはインキュベーターから救いだすものの、ほむらの欲望によって切り取られた円環の理の一部であったため、さやかもまた円環の理から切り離された。 一人の魔法少女へと戻り、また、かつての記憶を失いつつある。 【方針】 聖杯を手に入れる。