約 3,634,208 件
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1958.html
【CLASS】バーサーカー 【マスター】浦島太郎 【真名】赤鬼 【性別】男 【身長】 【体重】 【属性】 【ステータス】筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 【能力】 【保有S】 【宝具】 【特記事項】 平和を好む優しい鬼だが、マスターのせいで殺し合いをさらに強要されてしまうカワイソスな鬼。
https://w.atwiki.jp/infinityclock/pages/87.html
──人の命の重さは、平等ではないらしい。 ここにいる一人の高校生──遠野英治は、ある時、その事を実感した。 厳密にいえば、一人一人の命が平等ではないという事ではなく、一人の人間の命の量は、多数の纏まった人間の命の量には決して敵わないという事である。 つまり、たくさんの人間を救う為ならば、少数を犠牲にするのは致し方ないし、自分の命を守る為にも他者を犠牲にするのは仕方が無いという話だ。 きっと、多くの人は、それをやむを得ない事だと思うかもしれない。 ……そう、たとえば、有名なトロッコの倫理学の問題がある。 『線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。 この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。 しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?』 この場合、多くの人間は、トロッコを切り替え、一人の人間を能動的に殺害するという手段を「許す」らしいと聞いた。 答える人間の多くは、「何もしない」あるいは「何もできない」──つまり、「五人を見殺しにする」と答えるのだが、それでも、もし反対の行動を取る人間がいたら「許す」のだ。 しかし、平然とそのトロッコを一人の人間に向けて切り替えるような人間を見た時、そして、それを許す人間を見た時、きっと英治は全身に虫が這うような殺意を覚えるだろう。 英治はこれを考える度に全身を鳥肌が駆け巡る感覚とともに、奥歯を強く噛みしめた。 ……そいつは殺人鬼だ。 俺の──俺の大事な人間を殺した、殺人鬼だ。 ◆ 「螢子……」 英治は、かつて、最愛の女性と共に湖のほとりで撮った写真を眺めていた。 まだそこに彼女がいた時の事……。 まだ彼が純粋に笑えた日の事……。 しかし、それは遠い思い出に過ぎなかった。 「もうすぐだよ……」 世の中は、一人の命は、百人の命を守る為ならば当然犠牲になって良いものとしている。 周囲の連中は、それを当たり前だと思っている。 多数の人間が救われる為ならば、一人を犠牲にしても良い──それを日本の法律までもが「正当防衛」だの「緊急避難」だと言って、認めていると来た。 だが、そんな、尤もらしい理由をつけようが、それは殺人に違いない。 ふざけている……。 殺された一人の命には、カスども百人の命よりも大事な想いがあるのだ。 この世の誰かに奪われた彼女の命は、一口に「一人の命」などと呼び捨てるほど単純な物ではない。 彼女が持っていた喜びや、悲しみや、怒りや、愛や、やさしさを……英治は知っていた。 小泉螢子の持っていた──英治が愛した彼女の全てが、たかが何人かの為に、奪われたのだ。 「……もうすぐ、お前の為に……」 ◆ 英治と螢子は幼い頃から、寄り添うようにして育っていた。 二人とも同じように孤児であり、それからもずっと親しく、愛し合っていたのである。 やがて、二人は別々の家に引き取られる事になったが、それぞれの養父母は英治と螢子が会うのを快く思わなかった。 英治は遠野家で裕福に育ったが、螢子は小泉家でメイドのようにこき使われて、綺麗だった指をどんどん痛めていった。 そんな螢子の姿を見るのが、英治にはどうしようもなく耐えられない事だった。 螢子を不幸の中から救ってやりたかった。 何としても。 まずは、豪華客船オリエンタル号の処女航海に、一緒に行かないかと誘った。気晴らしになればと思ったのだ。 だが、結局は英治は養父母に発覚し、二人で行く事が出来ず、螢子だけがオリエンタル号に乗って遊びに行く事になった。 英治は寂しく思いながらも、螢子にツアーを楽しんでもらえればと、その姿を笑顔で見送った。 ……それが、螢子を見た最期だった。 沈没したオリエンタル号──。 不慮の事故。 満員の救命ボートに手をかけた螢子の命は、「誰かの為」に理不尽に奪われた。 誰かが螢子の手をはねのけ、螢子を広く深い海へと追いやったのだ……。 そして、螢子は、氷のように冷たくなって、英治の前に帰って来た……。 螢子一人の命を秤にかけ、奪った奴がこの世界にいる……。 その人間についてわかるのは、『S・K』というイニシャルのみだ……。 螢子を見殺しにしたオリエンタル号沈没事故の被害者たちで、『S・K』のイニシャルを持つ者は九人……。 九人もいた……。 ──螢子が死んだのに、『S・K』のイニシャルを持つ人間が、九人も生きのびていやがった……。 クソみたいな大学生。 尻の軽そうな女子高生。 死体ばかり描く気持ち悪い画家。 ワカメみたいな髪型の男。 成金のジジイと、どうせ金目的で引っ付いた成金の女。 ぱっと見は良い人そうな医者。 あからさまに性格の悪いフリーライター。 どいつもこいつも怪しい……。 どいつが螢子を殺したのだ……。 彼らの資料を見つめても、どいつもこいつも生きている価値のない人間に見えた。 こいつら百人の命が寄り集まっても、螢子一人の命の尊さに敵うとは思えなかった。 こいつらも結局、誰かを見殺しにのうのうと生きているわけだ。 あの事故で生き延びた人間は全員そうだ。誰かを蹴落としたクズに違いない。 九人の内、誰か一人が、螢子を殺した『S・K』だという。 そう。そいつは絶対に裁かれなければならない。 だが、警察は当てにならない。 法律で裁けないのだから、その人物を警察に突き出しても仕方が無いのだ。 ……つまり、英治がこの手で殺すしかない。 それでいい。 それで英治は満足するのだ。 螢子を殺してまで生き延びた人間が死んでくれれば、彼はそれでもう満足だった。 人を殺してまで生き延び、人を殺してまで誰かを救い、未だに生きている罪人を──この手で殺す。 奪われた側の人間にとって、そんなに簡単に、「カルネアデスの板」などというものを認められるわけがない。 罪なき螢子は、最後まで幸せになる事を許されなかったというのに、誰かを殺した人間が少なくとも『生きている』事を許されているというのが現実だ。 世界が敵に回ってもお前に味方すると言う口説き文句があるように、遠野は世界を犠牲にしても螢子を愛せた。 螢子は世界に犠牲にされたのなら、英治はそんな世界を許しはしない。 法律など関係はない。 螢子の命さえ守れない法律などに……。 ◆ そう、彼は、『大の為に小を犠牲にした』事が許せないのではないし、『自分の命の為に他者を犠牲にする』行為を許せないのでもない。 ──『最愛の螢子を殺し、それを正当化した理論』が許せないのだ。 それが彼の狂気の原動力だ。 助けを求めてもがいた螢子を、救命ボートから突き落とした人間……。 螢子が最後に求めた救いを、跳ねのけた最悪の奴……。 結局、九人の内、誰が螢子を殺したのかはわからなかった。 英治は、それを必死に探し、答えを求めた。 ◆ ──しかし。 そんな彼の前に現れたのは、仇を殺す以外の、もう一つの「手段」だった。 それがこの、聖杯戦争であった。 イニシャルが『S・K』の人間を殺すのではなく、くだらない願いの為に他を犠牲にしようとするカス共を殺す事で、螢子を生き返らせる事が出来る。 仇を殺すよりもずっと実になりそうなゲームだった。 何せ、仇を殺しても気が晴れるだけで螢子は帰って来ないが、このゲームに勝利すれば、螢子は生き返るのである。 ……まあ、勿論、全てが終わり、螢子が甦ったならば、仇探しをさせてもらうが、その人間を問い詰めこそすれ、殺すまでは至らないかもしれない。 「……」 どうせ敵は、英治ほど大事な願いを持っているわけでもない奴らである。 ──いや、相手が誰だろうと英治の信念は揺るがない。 螢子の為ならば、英治は螢子以外の全てを犠牲にできる。……そう、自分の命だって厭わない。 「バーサーカー……俺の命令はたった一つだ」 目の前に現れた、巨体の怪物の方に、彼は向き直した。 無口で、どこか威圧感のある恐ろしい怪物であったが、マスターである英治への殺意はないらしい。 いや、流石に英治との協力関係くらいはわかっているのだろう。 だとすれば、話が早い。 ……彼は、令呪こそ使わなかったが、この怪物に命じた。 「この俺以外のマスターとサーヴァントを──全員殺せ!!」 そして、皮肉にも──。 彼が呼び出した、この≪バーサーカー≫のサーヴァントは、本来、この後に英治が扮して、『S・K』たちを殺す為に利用する洋画の怪人と同じ名前だった。 ……バーサーカーの名は、殺人鬼ジェイソン。 彼は、頷く事もなく、自分のマスターに対してだけ、殺意も理性も抱くなく、ただ見下ろした。 ◆ 【クラス】 バーサーカー 【真名】 ジェイソン・ボーヒーズ 【パラメーター】 筋力B 耐久EX 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具B+ 【属性】 混沌・狂 【クラススキル】 狂化:A+ 全パラメーターを2ランクアップさせるが、マスターの制御さえ不可能になる。 【保有スキル】 怪力:B 魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。 一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は「怪力のランク」による。 単独行動:A+ マスター不在でも行動できる能力。 【宝具】 『13日の金曜日』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 バーサーカーの死後、マスターの魔力を消費するのと引き換えに、再び英霊として降臨する≪不死身≫の性質の宝具。 再臨後はパラメーターが上昇する可能性があるが、代わりにマスターの制御下を完全に逃れるリスクがある。 この場合、狂化スキルとは無関係に、バーサーカー自身の意思で行動する。 特に回数制限はないが、マスターの死亡後にバーサーカーが死亡した場合には、再臨する事は無い(この事はバーサーカー自身も知らない)。 『クリスタルレイク』 ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:? 最大捕捉:? バーサーカーの固有結界。 自らが溺死したクリスタル湖と、その周辺の鬱蒼とした森とキャンプ場。固有結界内は霧に囲われ、結界に捉われたマスターやサーヴァントの視界も曖昧になる。 結界内では、バーサーカーの気配は完全に遮断され、低級サーヴァントではバーサーカーの存在を感知する事が出来なくなる。 ここに誘い込まれたマスター、サーヴァントは言い知れぬ不安感に襲われ、いずれかのパラメーターが1~2ランク程度下がる場合があるという。 【weapon】 『アイスホッケーマスク』 『無銘・斧』 【人物背景】 虐めによってクリスタル湖で溺れさせられた11歳の少年、ジェイソン。 彼は先天的な障害によって、顔は奇形であり、脳が小さく、それが虐めの原因だったとされる。 溺死したかに思われたが、彼は実は生きていた。 巨大な怪物の殺人鬼ジェイソンへと変わり果てて…。 何度死亡しても、落雷や超能力、サイボーグ化などによって毎度のように復活。 死亡する度に人間離れした「不死の怪物」となっていく。 これは宝具となっており、 この怪物の弱点は、母親と同じ恰好や話し方をする女性や、幼い頃の自分と重なる相手と相対すると戦意を喪失する事がある事。 また、ある伝説においては、「水が苦手」とも言われているが、彼自身は「大嫌い」なだけで致命的な弱点とはなり得ない。 【マスター】 遠野英治@金田一少年の事件簿 悲恋湖伝説殺人事件 【マスターとしての願い】 螢子の蘇生。 【weapon】 S・Kのイニシャルが刻まれたキーホルダー 螢子と撮影した写真 【能力・技能】 イニシャルがS・Kだというだけの理由で猟奇的に人を殺す事ができる。 たとえば、「死体を木の上に乗っける」(一体どうやったんだ…)、「死体を冷蔵庫に詰め込む」など。 ボートを動かす技術くらいはあるらしい。 【人物背景】 不動高校の三年生で、元生徒会長。 現在の生徒会長である七瀬美雪によると優しい先輩だったらしく、ぱっと見は感じの良い好青年。美雪と付き合っているという噂もあった。 しかし、その正体は悲恋湖リゾートで起きた連続殺人の犯人・『殺人鬼ジェイソン』である。 彼の動機は、数年前に起きたオリエンタル号沈没事故の際に、最愛の女性・小泉螢子を満員の救命ボートから突き落とした人間への復讐だった。 ボートに乗っていた他の人間を助ける為の正当防衛とはいえ、螢子の命を奪った人間を結果的に殺したその人物を遠野は許さなかったのである。 そして、螢子の命を奪った人物の手がかりは、彼女自身が教えてくれた。 彼女は、最期に、自分を突き落とした人間がバッグにつけていたキーホルダーをむしり取ったのである。 そこには、その人物のイニシャル『S・K』が刻まれていた。 だが、遠野がどれだけ探しても、イニシャル以外の情報は結局つかめなかった……。 そこで彼は考えた。 だったら全員殺せばいいのだと。 【方針】 聖杯を必ず手に入れ、螢子を蘇生させる。 その後、螢子を殺した人間を探し出す。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/2957.html
DQⅦ Ⅶに登場する初級モンスター職の一つ。 「バーサーカーの心」を所持していると転職できるようになる。 理性を捨てて戦いに生きる【バーサーカー】の職業だ。 心は【アボンのトンネル】で入手できるので、ルーメン以前に転職できる。ドロップを狙うならこちらを参考。 職補正 ステータス 補正 力 +10% 素早さ +10% 身の守り -30% 賢さ -40% かっこよさ -20% 最大HP ±0% 最大MP ±0% 習得特技と必要戦闘回数 熟練度 称号 習得特技 累計戦闘回数(ここまで) 1 アタッカー - -(-) 2 ボンバー 【しっぷう突き】 15(15) 3 バスター - 34(19) 4 スラッシャー 【かえん斬り】 52(18) 5 ブレイカー - 72(20) 6 クラッシャー 【さみだれ剣】 100(28) 7 イレイザー - 135(35) 8 デストロイヤー 【みなごろし】 150(15) 職業特性 職業レベルに比例して回避率が上昇する。 転職条件 【バーサーカーの心】を所持している。 上級職 バーサーカー + ミミック → いどまじん バーサーカー + ばくだん岩 → ゴーレム 耐性 ★7以下の時の耐性 完全耐性 メダパニ、ニフラム 強耐性 ザキ、ラリホー、マヌーサ、マホトーン、毒、麻痺 弱耐性 デイン 無耐性 メラ、ギラ、イオ、ヒャド、バギ、炎、吹雪、岩石、ルカニ、マホトラ マスター時の耐性 完全耐性 マヌーサ、メダパニ、ニフラム 強耐性 ザキ、ラリホー、マホトーン、毒、麻痺 弱耐性 無耐性 メラ、ギラ、イオ、ヒャド、バギ、デイン、炎、吹雪、岩石、ルカニ、マホトラ ※黒字はモンスター職共通の標準耐性。 ※青字はそのモンスター職固有の耐性。 ※1ターン休み系、軍隊系への耐性については不明。 解説 ステータス補正は全体的に見れば悪くはなく、意外なことにMPは下がらない。 身の守りの減少は少々痛いが、職業レベルが上がるにつれて回避率が上がるので、多少はカバーできるだろう。 初級モンスター職の中では若干成長が遅めだが、習得できる特技はまあまあ実用的なほうのはず。 固有の耐性では狂戦士ゆえに混乱する余地がないのか、最初からメダパニ系に完全耐性を持っているのが特徴。デイン系にも弱耐性がある。 マスター時にはデイン系耐性を失う代わりに、マヌーサ系にも完全耐性が備わり、幻惑にも惑わされなくなる。 いどまじんやゴーレムなどの中級モンスター職に転職するためにはほぼ必須な職業。 とりわけ【ゴーレムの心】は入手しくいので、デスマシーンやその先を目指すなら特に重要な職業だ。 どうにかして【ばくだん岩の心】を確保して、更なる上を目指そう。 なんというか、称号が破茶滅茶というか滅茶苦茶というか、そんな感じの単語が勢揃いしている。 これ、途中がいくつか入れ替わっていても気付く人は少ないんじゃないだろうか……。 バーサーカーらしいといえば、いかにもバーサーカーといった感じなのだが。 でも「デストロイヤー」で「皆殺し」はちょっとマズイ気がする。
https://w.atwiki.jp/taka0604/pages/19.html
サーヴァントクラス:バーサーカー 真名:ミシェル・ディアンヌ AA:ジャンヌ・ダルク(Fate/Apocrypha) 性別:女性 属性:秩序・狂 参戦時のマスター:言峰 綺礼(第四次) ステータス: 筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:E スキル: 狂化C:幸運と魔力を除く全てのステータスを一ランクアップ 直感A+:戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力、Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。暗殺判定時に生存コンマ+3等。 聖人(偽):自らを聖人ジャンヌ・ダルクの後継と思うバーサーカーのスキル、そう信じる限りHP自動回復。一ターンに付き相手のポイントを一減らす。 信仰の加護A+++:一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。 高すぎると、人格に異変をきたす。一戦闘に付き三回まで相手が勝利した場合、9まで戻す。(戦闘続行と同等) 宝具: 侵略者の首を狩りし長剣 常時発動型宝具、戦闘時+2コンマ。8以上を出した場合、コンマ判定で一撃死。 我が主よ、この剣は主人の遺志か? ジャンヌ・ダルクの剣、使用時に『紅蓮の聖女』を疑似再現
https://w.atwiki.jp/quatropiliastro/pages/23.html
引き金を引くたびに、少しずつ、少しずつ。心から、あるいは魂というべきものから、少しずつ汚れ、寄れ歪んでいく。 飛ばされる礫は、運動エネルギーを消費しつくすまで、行き先にあるもの、無機物だろうが、有機物だろうが、引き裂いて進む。 当然、使用者に加わる反動は相当の物だろう。その人が一本通ったどうにもできない芯によって支えられているか、 無効化できるほどの柔軟性に恵まれていなければ、反動は身体を伝わり、恐らく、大切な物を摩耗させ、最後には折損させる。 忠誠心の下、恩への奉公から、放った弾丸は結局誰一人の命も奪わずに止まった。……放たれた鉄砲玉の反動は、 大恩ある、風雨から守っていた竹林を根絶やしにし、兄弟の契りを結んだ友を窮地に追いやり、宝物のように大切な妹をは弾丸となった。 人を殺すのはとても恐ろしいことだ。周囲が伝説ともてはやしたとしても、抱いた罪悪感も、向けられる憤怒もいつまでも消えないのだ。 そして、妹は誘導的に他人に対して放たれ、幾人もの命を奪い、そのまま止まって消えてしまった。 ――だから、冴島大河が、真実の記憶を自覚するのはとてもはやかった。 冴島大河、47歳。高校の教師として勤めており、強面ではあるが、その面倒見の良さと頼りがいのある人柄から生徒たちに慕われている。 私生活は心優しき妹と二人暮らしで――そんなに裕福ではないが、つつましやかに二人助け合って暮らしている。 時には、近くに住んでいる大恩ある隠居老人の下を訪れ杯を交わし合い、近所の子供たちの少年野球チームの指導を行い、 近所からの評判も上々だ。この小さくも充実した生活の中、彼は日々を過ごしているのだ。 それは、もはや、決してかなわない夢だった。幼き日の頃、あまりに過酷な現実に打ちのめされるまで夢見たことだった。 焼かれ続けていた。彼は生まれた日から、同国の常人よりも過酷で残酷な世界から、困難によって、ずっと、焼かれ、焼かれ続けている。 彼にとっての現実は、苦境と転換が繰り返しやって来るものだった。馴染んでいた生活をどうにもならない天災に変化を余儀なくされる。 けれども、またしても突然切り替えられた生活は、今までの人生を覆ってしあうほど、心地よいぬるま湯で。 その安穏とした仮想/現実は、違和感に塗れたものであり、何よりも――苦しいものだった。 「なあ、どないしたらいいんやろな……」 こじんまりとしたアパートの一室で、冴島はどっかりと胡坐をかいてちゃぶ台の前に腰をおろす。 時刻は逢魔が時、夕暮れの刻、外からは学校を終えた子供たちの和気あいあいとした声が橙色の陽光とともに部屋にやって来る。 けれども冴島の表情は、かもすれば悠然さを感じ取るだろう辺りの雰囲気とは異なり、深い皺が眦に刻まれ、苦悩が漂っていた。 彼は、箪笥の上にのっている銀の燭台を見つめる。質素な生活には不釣り合いな燭台、今の彼の苦悩の一篇を成すものである。 冴島がしばらくそうしていると、ちゃぶ台の反対側にぼんやりとした靄が集まり、そのまま像を結んでいく。 形成されたのは、冴島同様、背の高い大柄な男性、まるで気高き獅子のようなな印象を受ける人であった。 この人物こそは、この聖杯戦争において冴島に召ばれたサーヴァント――クラスはバーサーカー。 冴島に流れ込んだ聖杯の知識からは、バーサーカーとは理性なき獣のようだと伝えられ、少し狼狽した物だったが、 平素穏やかな様子から、冴島は胸をなでおろし、そして今、バーサーカーに問いただすように言葉を漏らしている。 「口が、きけんのやったな」 如何に、表面的には上品な様子でもやはりバーサーカーはバーサーカー。冴島の問いに答えてくれる素振りは見せない。 ただ、彫像のように立って、穏やかに見つめつづけるのみ。その眼に見据えられた冴島は、思考の海に沈んでいく。 突然このような場所に連れて来られて、突きつけられたのは、魔術、儀式、そして、聖杯。 冴島の人生経験からしたらまったく常識の埒外にある事柄であったが、 彼は目の前に起こったことを受け入れられないほど意固地な男ではない。何とか、葛藤の後受け入れた。 そして、受け入れた彼の前には三つの選択肢が示された。絶対に選ばなければいけない三択である。 一つは、戦争を勝ち抜き、聖杯を得ることにより、このかなわぬ生活を、よりよい生活を求める道。 一つは、聖杯戦争から脱出し、失ってきた現実と再び戦い続ける道。 そして―― 全てを見て見ぬふりをし、この安らぎの中、虚数の海に沈む道。 彼は思考に沈む。取るべき道は分かっている。征かなければならない道も! しかし、しかし、 どうしても彼を惑わせるのは、妹の、靖子が生きていること、安穏とした日々を過ごしていること! 彼の思考は混迷を極める。真に選ばなければならない物は何か、捨てていかねばならないものは何か。 思い浮かんだのは―― 「兄さん、」 「おう、どないかしたか、靖子」 「最近、大丈夫? 何だか調子が良くないみたいだけれど……」 「ああ、大丈夫や、すまんな、心配かけて」 「本当に、気をつけて……」 「……なあ、靖子、お前、今の生活に満足しとるか?」 「どうしたの兄さん? そんなこと聞いて」 「いや、変なこと聞いた。忘れてくれ」 「……満足してる。こんなに暖かい日々を過ごして、私は、十分に、幸せ」 「そう、か……」 (すまん、靖子、すまん……!) 選んだのは、脱出への道。思い浮かべたのは、杯を酌み交わした兄弟、死んでいった友、刻んできた罪。 誓ってきた道をたがえることなど、冴島にはできなかった。東城会を守る。果たさなければいけないのはそれなのだ。 仁義と義理を、筋を通さずにはいられない、彼の身体に、心に、魂に刻まれた、性だった。 背中に刻まれた笹と虎。模様に沿った令呪がチリリ、と疼いた。 【クラス】バーサーカー 【真名】ジャン・ヴァルジャン@レ・ミゼラブル 新井隆弘版 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具D 【属性】 中庸・善 【クラススキル】 狂化:B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われるが、 後述の宝具によりバーサーカーは無軌道に暴れまわることはない。 【保有スキル】 怪力:C 一時的に筋力を増幅させる。本来ならば魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性だが、 天性の怪力により起重機とも称されたバーサーカーは例外的にこのスキルを持つ。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 人徳 B 人間としての魅力。狂化されていても感じられる彼の高い倫理観。 交渉をある程度有利にする。 仕切り直し:C 窮地から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 【宝具】 『銀の燭台(セルメント・ピヤンヴニュ)』 ランク:D 種別 ―― レンジ:―― 最大捕捉:―― 教会で祝福された銀製の燭台。 それ以外何の変哲もない品であるが、バーサーカーにとっては暗闇の人生に差し込んだ光であり 先を照らしていく灯である。ミリエル神父との約束の証であるこれがある限り、彼は与えられた光に背くようなことは 絶対にしないだろう。すべての精神汚染を無効化する。 【weapon】 素手 【人物背景】 かつてパン一つを盗み投獄されたレ・ミゼラブル(哀れな男)。出所した後、人間不信に陥り世界と神を憎み切っていたが、 ミリエル神父と出会ったことで優しさを知る。その後、マドレーヌとして市長を任ぜられるまでになるが、 娼婦フォンテーヌとの出会い、かつての罪により別人が逮捕されたことにより、正体を明らかにする。 そして、フォンテーヌとの約束のため、彼は生涯にわたって彼女の娘のコゼットを守り続けた。 【サーヴァントとしての願い】 ??? 【マスター】 冴島大河@龍が如く 【マスターとしての願い】 聖杯戦争からの脱出 【weapon】 素手 【能力・技能】 喧嘩の経験と人並み外れた怪力。それは配電盤を引っこ抜き、手負いの熊を素手で葬るほど。 地面を叩き衝撃を伝えることもできる。 【人物背景】 かつて、敵対組織18人を一度に葬ったとされる伝説のヒットマン。 恩のある笹井組長のために親友 真島と襲撃を実行したが、真島は妨害され加われず、直前に和平が結ばれていたことから、 襲撃の責任は笹井に振りかかり自身は死刑囚として収監された。 そののち、25年後、伝えられた情報から真実を掴むため、脱獄。そこで、襲撃時の拳銃の弾がゴム弾であり、自身は誰も殺していないこと、 妹の靖子が利用され人を殺していることを知る。その後敵からの銃撃から冴島をかばった靖子が死亡し、一度は意気消沈するも 桐生からの言伝により奮起、見事真相を明らかにした。 現在は真島とともに東城会を支えることを誓うも、罪を濯ぐため自ら傷害罪で刑務所に入っている。
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/92.html
「クレイグさーん…」 彼女は学生としての日常を送る裏で今まで共にいた仲間を探していた。 「アイシャさーん…」 しかし、彼女の知る人物は1人としていなかった。 「ネギ先生ー?ゆえー?ハルナー?」 魔法世界の遺跡で出会ってから冒険者として共に旅をした仲間も、魔法世界に来る前からのクラスメートも、想い人の先生も、大切な友人も。 宮崎のどかが 新宿 のあちこちを探しても、彼女を知る人物は見つからない。 「どうしてこんなことにー…」 のどかは公園のベンチに力なく腰掛けて、溜め息を吐いた。 長い前髪の奥に隠れている目には陰鬱さが浮かんでおり、とても心細そうだった。 魔法世界に来た途端、謎の敵から襲撃を受けたと思ったら転移魔法で飛ばされ、気付けばのどかは遺跡の中に独りぼっちになっていた。 傍にはネギ先生も夕映もハルナもおらず、現状を嘆くしかなかったが、 幸いなことにクレイグが率いる冒険者集団に拾ってもらい、なんとか生きながらえることができた。 冒険する遺跡の先々で「鬼神の童謡」と「読み上げ耳」も手に入れ、図書館探検部でいつしか身に着けたスキルを生かしてチームに貢献できたこともあって順調だった。 しかしオスティアでネギ先生と合流するための旅費を稼ぐべく、新たに入った遺跡で見つけた宝の中に『それ』はあった。 「契約者の鍵」。今現在ものどかが所有しているそれを、財宝の山から初めて拾い上げるまでの瞬間で記憶は途切れている。 のどかはまた飛ばされ、この 新宿 で独りぼっちになってしまった。 「ウジウジしてたって何も進まないわよ、ノドカ」 不意にのどかは背中を何者かに叩かれ、「ひゃー」と間の抜けた声を出しながら前のめりにこけた。 地面に手をついて振り向くと、そこには緑色の肌をした長身の女性が立っていた。その背丈は2mを超えている。 女性は背中をポンと軽く叩いたつもりだったが、のどかにとってはかなりの強打となったようで、痛そうに背中を撫でている。 厳密には 新宿 に来たのどかは最初から独りぼっちではない。 サーヴァントを従えて聖杯という万能の願望機を巡って殺し合う戦争――聖杯戦争で共に戦うこととなったサーヴァントが傍にいた。 バーサーカーのサーヴァント、シーハルクが現界していた。 「で、でも、聖杯戦争なんてー…私、人殺したくないしー…でもここから出ようとしても出られないしー…」 服に付いた塵を払いながらのどかはこぼした。 のどかは仲間を探す過程で新宿の外に出ようともしたのだが、橋を渡ることはできても 亀裂 の向こう側へ行くことは透明な壁に阻まれてできなかった。 そもそも、新宿が20年程前に 魔震 が起きて 亀裂 によって外と隔絶された街になってしまったなど聞いたことがない。 のどかは今いる 新宿 も、魔法世界のように別世界なのではないか、と考えていた。 「あなたを見てると昔の私を思い出すわ」 のどかを見ていたシーハルクはため息交じりに言う。 シーハルク――ジェニファー・ウォルターズはブルースから輸血を受けてシーハルクに変身できるようになるまではおどおどした性格だった。 しかし、後に変身自体を楽しむようになって自分に自信が持てるようになり、明るく奔放な女性になったという経緯がある。 「けどー、バーサーカーさん――」 「けど、じゃない!」 弱音を吐こうとするのどかを遮ってシーハルクは強い口調で言う。 その巨大な体躯に圧倒され、のどかは思わず一歩後ずさってしまう。 腰に手を当て、真剣な目でのどかと向き合っていた。 「あなたはこれから何をしなくちゃいけないの?」 「えっとー、ネギ先生やみんな…クレイグさん達と合流することですー…」 「その人達と合流するにはどうしたらいいと思う?」 「この世界から誰とも戦わずに魔法世界に帰るのが一番平和かなーって…」 「じゃあどうやったらその魔法世界とかに帰れると思う?」 「で、できないですよそんなのー…私はネギ先生やゆえみたいに魔法上手じゃないですしー…」 「甘い!!」 再度のどかに対してシーハルクは喝を入れた。 「できるできないじゃなくて、やるのよ!手段が見つからなかったら探せばいい! 裁判だって証拠がないと勝てないから、弁護士は必死にそれを見つけようと努力するのよ! それとも、ノドカの戦いは裁判が始まる前から敗訴してるのかしら?」 「私はー…」 「私はもう一度…ネギ先生やみんなに会いたいです!」 ネギ・スプリングフィールド。もはやただの担任の子供先生ではなく、魔法使いであり、自分の想い人。 辛い過去を背負いながらも偉大な父を追ってめげずに頑張る姿を見て、のどかは何度も勇気をもらった。 引っ込み思案な自分でも、できることがあるかもしれない。 今も魔法世界でネギも、夕映も、皆も頑張っているはずなのに、こんなところで弱音を吐いて立ち止まってなんていられない。 「バーサーカーさん…あなたの力を貸してくれますかー…?」 「もっちろん!私は弁護士でアメリカンヒロインだからね!前衛は任せといて!」 シーハルクはウィンクをしながら、筋肉の詰まった腕をみせつけるように親指を上に突き立てた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 シーハルク@ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 【パラメータ】 筋力A+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力D 幸運B 宝具A 【属性】 秩序・善 【クラス別スキル】 狂化:E 通常時は狂化の恩恵を受けない。 その代わり、正常な思考力を保つ。 外交的で激しい性格が表に出ている。 【保有スキル】 怪力:A+ 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 筋力のランクが上がり、持続時間は「怪力のランク」による。 真名解放すると強化され、筋力の上昇量2倍かつ効果が永続するようになる。 弁護人:A 依頼を受けて法律事務を処理する弁護士。弁論、口述に長けている。 交渉・コネクション形成から口論・罪科の回避まで幅広く有利な補正が与えられる。 さらに、敵に異議を申し立てることで敵の直前の行動を低確率でキャンセルすることがある。 フォースウォール・スマッシュ:E- たまにバーサーカーの言動がとある次元を認識したものになる。 能力の詳細は不明であるが、知ってはならない次元への干渉、 世界のあらゆる存在にとってのタブーとされるものらしい。 似たような能力を持つ者にデッドプール@X-MENがいるが、 こちらは重度の精神汚染の結果として発現して宝具『第四の壁の破壊』として扱われている。 シーハルクのそれは宝具ではなくスキルでランクも低く、運命干渉、現実改変といった効果もないためほぼ死にスキルである。 知り得ぬ情報の知覚こそできるが役に立たないものが殆ど。 【宝具】 『不慮の事故にご注意(テリブルアクシデント)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:? 最大捕捉:? 敵が不慮の事故に遭いやすくなる、いわば敵に降りかかる不幸。 戦闘時に自動で発動する。 戦闘中、敵は幸運をE-ランクにまで下げられ、市街地での戦闘中において不慮の事故(主に交通事故)に低確率で巻き込まれる。 道路上に立っていれば、そこに車が突っ込んでくるかもしれない。 過信は禁物だが、下手をすれば逆転への糸口となる可能性も秘める宝具。 『これが新しいわたし(センセーショナル・シーハルク)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 従兄弟のブルース(ハルク)からの輸血を受け、シーハルクへ変身した自分をエンジョイする様になったジェニファー・ウォルターズの肉体そのものが宝具。 ハルクに匹敵し得る非常に高い筋力と耐久を持ち、ウルヴァリンほどではないがダメージ回復が速い。 さらに、真名解放することでその身体能力をさらに強化することができ、 筋力耐久敏捷にプラス補正がかかる上に怪力の筋力上昇効果が倍増して永続するようになる。 その分、魔力消費量も倍増するのでマスターへの負担を念頭に置かなければならない。 『巨人血液γ型(インクレディブル・ブラッド-TYPEγ)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1 ブルースから輸血を受けた結果、シーハルクへ変身できるようになった逸話からくる宝具。 バーサーカーの体内を流れる血液そのものが宝具。 輸血などでバーサーカーの血が体内入った人間は、バーサーカーと同じように肌が変色して超人的な腕力、強靭な皮膚と回復力を持つ身体へと変身できるようになる。 理論上バーサーカーを利用すれば超人を量産できるが、聖杯戦争による制限で変身している間はその人間から魔力が消費されていくという難点がある。 乱用すればその人間は命の危機に直面するだろう。 【weapon】 たまに街灯などの公共物を鈍器に扱うことがある 【人物背景】 本名ジェニファー・ウォルターズ。 重症を負った際に従兄弟のブルース(ハルク)から輸血を受け、その影響で変身できるようになった弁護士。 ハルクと同様に、超人的な怪力や回復力を持つ。 ハルクと違い、変身後も理性を持つことが出来るが、その反面、抑圧されていた彼女本来の外向的で激しい性格が表に出るようになった。 変化は体だけでなく性格にも及び、以前のおどおどした所はなくなって自分に自信を持てるようになった。 シーハルクになった時の自分が好きらしく、平時もシーハルクのままでいる事が多い。明るく奔放な、力と知性を兼ね備えたヒロイン。 【サーヴァントとしての願い】 基本的にはノドカの力になりたいけど、せっかく現界したんだからエンジョイしたい 【マスター】 宮崎のどか@魔法先生ネギま!(漫画) 【マスターとしての願い】 魔法世界へ帰還し、ネギ先生やクレイグさんと合流する 【weapon】 鬼神の童謡(コンプティーナ・ダエモニア) 相手の名前を見破る魔法具。 名前を見破るときは相手が自分の存在を認識した状態で「我 汝の真名を問う(アナタノオナマエナンデスカ)」と言う必要がある。 ただし聖杯からの制限により、サーヴァントの真名まで看破することはできない。あくまでマスターに向けて使うべき。 『いどのえにっき』の名前が判らない相手には使えない弱点を補っている。 読み上げ耳(アウリス・レキタンス) 文字を読み上げる魔法具。 『いどのえにっき』の内容を自動で持ち主に伝え、絵日記を見るために相手から視線を外す必要がある弱点を補っている。 仮契約カード ネギと仮契約を結んでおり、「アデアット」と唱えるとアーティファクト『いどのえにっき』が顕現する。 『いどのえにっき』は本のアーティファクトで、対象となる人物の名前を呼んでから開くとその人物の表層意識を読むことができる。 有効範囲は半径約7.4m。 対象者に質問するとその質問に対する回答が現れる。 また名前を呼ばずに開くと使用者本人の表層意識が現れることになる。 複数の相手に縮刷版を一冊ずつ割り当て、リアルタイムで思考をトレースすることも可能。 戦闘支援や尋問においては、名前さえ判れば敵の思考や情報を引き出す事が出来る。 【能力・技能】 罠発見能力 図書館探検部で培った能力。 クレイグ達からも一目置かれていた。 読心能力 「いどのえにっき」「鬼神の童謡」「読み上げ耳」を駆使して相手の心を読む。 それぞれのアイテムのシナジーは抜群で、一瞬で周囲の人間関係が把握できるほど強力。 今回の聖杯戦争では、バーサーカーに前衛を任せるとともに敵の思考や情報を引き出して援護するのが主な戦法。 鬼神の童謡の制限の関係上、敵サーヴァントの真名を知ることができれば優位に立てる。 【人物背景】 ヒロインの一人で、主人公ネギ・スプリングフィールドのパートナーの一人である。 前髪で目を隠しているのが特徴。 過度の恥ずかしがり屋であり、男が苦手なので最初にネギに抱かれたときは抵抗感があったのだが、 ネギの優しさに触れることがきっかけで、ネギのことが好きになる。その想いはクラスでトップになるほど。 同じ図書館探検部に所属する綾瀬夕映とは親友であり、ネギ先生との仲を応援し合う仲。 また、本好きからみんなからは「本屋」の愛称で呼ばれている。勉強が得意なのだが運動が苦手で、よく転ぶ。 参戦時期は、魔法世界にてネギと合流する前(24巻)。 遺跡の探検で見つけた宝の中に契約者の鍵があった。 【方針】 脱出の糸口を探す
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1364.html
登録日:2011/11/21(月) 06 34 20 更新日:2023/07/25 Tue 13 59 23 所要時間:約 26 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero お願い!アインツベルン相談室 だいたいこいつのせい めんどくさい男 アーサー王燃え派 サクランスロット サーヴァント ストーカー セイバー ダメ人間 バーサーカー ヒトヅマニア ヒトヅマンスロット 不遇 傍迷惑 円卓 円卓の騎士 女好き 完璧なる騎士→裏切りの騎士 寝取り 慇懃無礼 最狂 根暗 残念なイケメン 毒舌 湖の騎士 父親 狂戦士 狂犬 現代兵器万歳 真面目 神聖円卓領域キャメロット 穀潰し 縛鎖全断・過重湖光 置鮎龍太郎 裏切りの騎士 逆ギレ 鎧 間男 駄目人間 騎士 騎士は徒手にて死せず 黒騎士 Aーーurrrrrrッ!! 『Fate/Zero』にて初登場した『第四次聖杯戦争』におけるバーサーカークラスのサーヴァント。 マスターは間桐雁夜。 CV:置鮎龍太郎 ●目次 【Fate/Zero】◆データ ◇キャラクター概要 ◆宝具 ◆人物 ◆戦闘力 ◆活躍 ◆余談(Zero)セイバーとの関係 人物や作中描写について 【Fate/Grand Order】◆バーサーカー ◆セイバー物語での活躍 【Fate/EXTELLA LINK】 【余談】◆過去 【Fate/Zero】 ◆データ 身長:191cm 体重:81kg 属性:秩序・狂 特技:武芸と乗馬 好きなもの:礼節と伝統 苦手なもの:本音トーク 天敵:イスカンダル パラメーター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 A A A+ C B A ◆クラス別スキル 狂化:C 幸運・魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い複雑な思考ができなくなる。 ◆保有スキル 対魔力:E 魔除けの指輪により対魔力を保有するも狂化によってランクダウンしている。 無効化は出来ず、ダメージを多少削減させる程度。 精霊の加護:A 精霊からの祝福により危機的な局面で優先的に幸運を呼び寄せる能力。発動は戦場限定。 無窮の武練:A+ 一つの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 ◇キャラクター概要 傷だらけの黒いフルプレートを纏い、ステータスすら隠蔽する黒い霧によってその姿を常に滲ませた謎の騎士。 バーサーカー故に理性を失っており、「狂化」スキルにより言語能力が失われ、発する言葉は常に雄叫びのみ。 「ベテラン声優の置鮎氏に叫び声だけやらせてどうすんだ」という声もチラホラあったんだとか。 マスターの指示した相手に遮二無二襲いかかる、ギルガメッシュ曰く「狂犬」のようなサーヴァントだが、 生前に因縁でもあったのか、アルトリアに対して異様な執着心と敵愾心を持っており、 アルトリアが視界に入ると、今の今まで刃を交わしていた相手が目の前にいてもその戦闘を放棄して彼女に襲いかかる。 狂化してはいるがスキル「無窮の武練」により卓越した武芸を保ち、ギルガメッシュが『王の財宝』から射出した16の宝具のうち一つを掴み取り、 それをまるで長年使い慣れた武器のように扱って残りの武具を捌き、躱して、無傷のままにアーチャーの猛攻を凌ぐ神業を見せている。 ◆宝具 ○『騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)』 自身が手にしたものの所有権を一時的に奪い、自身の武器とする宝具。 掴んだものが例えその辺のポールであってもこの宝具によって一時的にDランク相当の宝具に昇華されるため、掴めばなんであれサーヴァントに通用するようになる他、 相手の宝具を掴めば一時的に自分の宝具にしてしまえるというトンデモ宝具。なお、真名解放できるのかは不明。 詳しくは個別項目にて。 ○『己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)』 ランク:B 種別:対人宝具 本来は他人に変装する能力。だが、狂化している事より劣化し、自分の姿を滲ませ隠す黒い霧による視覚妨害と、マスターの透視能力を妨害する「隠蔽」に留まる。 但し令呪を使えば本来の能力を一時的に使用できる。 ○『魔剣』 漆黒の剣。『騎士は徒手にて死せず』と『己が栄光の為でなく』の二つの宝具を破棄することで本来の宝具としての能力を解放できる。 項目参照。 ◆人物 以下、激しくネタバレ ……Ar(アー)……thur(サー)……!! 彼の正体はかつてのセイバー(アーサー王)の盟友であり、円卓の騎士の中でも最強と謳われた『湖の騎士』サー・ランスロット。 彼がセイバーを見かけた途端にいつも叫んでいた謎の咆哮の意味とは、狂化して言語能力を失ってもなお忘れなかった自分の王の名前だった。 優雅な立ち居振る舞い、礼節溢れる姿から『完璧なる騎士』の異名を持つが、 主君アルトリアの妻である王妃ギネヴィアとの姦通をきっかけに王を裏切り、国を崩壊させる一因を作った事から『裏切りの騎士』という悪名を持つ。 まさしく中世以降のアーサー王伝説の負の象徴たる人物でもある。 王であるアルトリアに尊敬の念を抱いていたが、 国の為に形式だけの結婚をさせられたギネヴィアと彼女の心配をしたランスロットはやがて愛し合うようになってしまう。 アルトリアはその事実に気付いていたが2人を信頼し、 また、ギネヴィアに関しては『男ですらない王の妃にさせてしまった』ことに負い目を感じていた事からそれを黙認し続けた。 しかし、その事が明るみに出たことでアルトリアは国の為に2人を処刑しなければならなくなり、 ランスロットはギネヴィアの処刑を許せず、円卓の騎士数名を斬り殺し彼女を強奪し、母国フランスに逃亡したという。 こうした蛮行に及んだものの、アルトリア本人が『清廉潔白な王』であり、彼も王に忠誠を誓っていたことから、 ギネヴィアが苦しむ原因になったアルトリアに対して、ランスロットは彼女を恨むことも、憎むことも出来なかった。 むしろ、その忠誠心から偉大な王に反逆を起こしたことを後悔し、自己嫌悪を深めていった。 ランスロットの離脱を切っ掛けに円卓の騎士は瓦解し始めるが、アルトリアはギネヴィアへの罪悪感からランスロットを責める事はなかった。 だが弟達を殺された上に敬愛するアルトリアを裏切った事に激怒したガウェインはランスロットへの怒りを抑えきれず決闘する事となり、彼を打ち破る。 その後、アルトリアは改めてランスロットに和解交渉の申し出を出すものの、王不在の間にモードレッドの叛乱が勃発。 ランスロットはアルトリアの窮地を知り救援に向かおうとするも、憎しみからランスロットを受け入れられないガウェインに拒まれてしまい、断念。 結局、アルトリアは戦死し、ブリテンは崩壊。 ランスロットとギネヴィアは国を崩壊に導いた元凶の一人として汚名を被る事になる。 ギネヴィアはランスロットが汚名を着せられ国を滅ぼす原因となった自身の罪に苦しみ、 ランスロットもギネヴィアと同じ自身の罪に苦しみ、また愛する女を救えなかった事にも苦悩し続けた。 死後「英霊の座」に渡ってもその苦悩は消えず、ランスロットは文字通り永遠に、アルトリアを裏切ったこととブリテンを滅ぼしたことを悔やみ続ける事になった。 こうした経緯を経て、第四次聖杯戦争で狂戦士として呼ぶ声に応じ召喚された。 なお、原作では触媒の存在を示唆されていないがアニメでは触媒を使った事になっている。 召喚に応じた理由は、「騎士ではなく獣として畜生として生きれたなら、救いがあったのではないか?」という思いから。 そして、偶然の再会を果たしたアルトリアに正気では出来ない理不尽な怒りと罪人である自身を裁いて欲しいという願いを抱き、彼女に襲いかかる。 色んな意味で無理して頑張り過ぎた人と言えるだろう。 なお、劇中の素顔は狂戦士として召喚されている為、酷く歪んでいるが本来は黒い長髪と彫りの深い顔立ちの美丈夫。 狂化前がトキなら、狂化後はアミバとか…… サウンドイラストのアルトリアの横にいる騎士の一人はランスロットだったりする。 ◆戦闘力 原典でアーサー王を上回る騎士とされるだけにその技量は超一流。 Fate/EXTRAで登場する円卓の騎士の一人、『太陽の騎士』ガウェインとは生前にギネヴィアの処刑を防ぐために彼の弟たちを殺した因縁があり、 2度の決闘を行い彼に勝利している。 彼にはユリウスと似て堅物と、またチェスの腕前も相当のようで円卓上位に位置する彼をして思い出したくない戦法と評されている。 因みにその戦略は「慇懃無礼」なものらしい。……実は揉め事が起きる前から仲が悪かったんじゃ…… 数々の才能と素質により、ハイスペックを通り越してチートの域に達する厨スペックになっている。 そして上記2つの宝具を封印することで使用可能になる3つ目の宝具として、 『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』と同じ神造兵装である『無毀なる湖光(アロンダイト)』を携える、まさに最強クラスの英霊である。 ◆活躍 その圧倒的なスペックでギルガメッシュを相手に『王の財宝』の宝具を分捕ったり、F-15をパクって小林じゃない方のパイロットを犠牲に空中戦を繰り広げたりと大暴れした。 セイバーとの最後の戦いでは、とうとう自らの素顔を晒し宝具化した銃器やアロンダイトを使い、戦意喪失した彼女を圧倒したもののマスターの魔力が枯渇し自滅。 行動不能になった所をセイバーに無意識に突かれ、致命傷を受け敗北。 消滅の寸前に狂化の呪いは解ける為、正気に戻り自身の心情を語り終え、アルトリアの腕の中で安らかに眠った。 本人としてはセイバーに一切恨みはなく絆も本物であり、彼女に罪人である自分を裁いて欲しかっただけなのだが、 セイバーはコレが原因で自分の「王」としての在り方が間違っていたと結論づけてしまう。 ◆余談(Zero) 起源 因みに作者曰く彼の起源は『傍迷惑』との事。 ネタみたいな言い回しだが、『Zero』中の彼の行動を総括すると生前を含めて実にその通りだったり……。 相性 上記の通り、作中で最強のサーヴァントであるギルガメッシュ相手に初戦、2戦目共に善戦したが、それは狂化による能力増幅があったればこそ。 またディルムッド相手だと『破魔の紅薔薇』で『騎士は徒手にて死せず』の擬似宝具が破壊されるため、相性が非常に悪く分が悪いとされている。 更にディルムッドの逸話はランスロットの逸話の原典とされ、そういう意味でも相性が悪いとか… 最強はどのクラス? 「どのクラスが最強(最適)」かで意見が分かれ、度々ファンの間で議論が交わされていた。 狂化による能力上昇の代償である技量喪失をスキルで打ち消せるバーサーカー 知性があり真っ当な剣士であるセイバー FGOによると本来の姿に近いセイバーこそが彼に最も相応しいクラスであるとされている。 とはいえ『Zero』において、ギルガメッシュにあそこまで対抗できたのは狂化による能力上昇があったからこそ。 未熟なマスターである雁夜では例え別のクラスで呼び出したとしてもこれ程の善戦は出来ないと言われているので、結果オーライとも言える。 だが狂化の状態による理性喪失や『己が栄光のためでなく』の変身能力が令呪なしでは使えないデメリットもあるので、戦略の幅を狭めるのは間違いないだろう。 ちなみに、当の本人はバーサーカーこそが裏切り者である自分にふさわしいクラスと(自嘲込みで)考えているようだ。 同時に奥の手である筈のアロンダイトがショボい戦果しか挙げられなかった為に不遇ぶりがよくネタにされている。 2015年エイプリルフール企画にてモードレッドにビームを出せない事を馬鹿にされた。公式にまでしっかりとネタにされる始末。 但し同時に、「アレ?でも確か……ま、いっか、今のうちにあのフランス野郎を馬鹿にしておこう」と意味深な発言がされており、 ファンの間では「ひょっとして救済フラグでは?」と推測する声もあった。 そしてFGO第6章にてその真の力が明かされることとなる。 『お願い!アインツベルン相談室』 本編において絡みが殆どなかったが、DVD特典映像の『お願い!アインツベルン相談室』によるとマスターである雁夜については、 「あれほど困った御方はそうはいませんよ」「不審者、ストーカー、ロリコン、思い込み、犯罪者」と散々な評価であり、相性はあまり良くない模様。 花札においてもマスターに対する扱いは大して変わらない。 ただしFGOで明かされた彼の性格を見る限り完全にお前が言うな状態であり、ある意味似たもの同士お似合いとも言える。 あくまで相談室はネタの倉庫でギャグ寄りではあるが、きのこの脚本ということは……? 花札で正気の状態で相対した際も駄目な人扱いをしている。また魔力供給がショボすぎ、小兵のような姑息な戦略など評している。 セイバーとの関係 『お願い!アインツベルン相談室』でランスロットが発言した「正直言ってギネヴィア様より王の方が―――」という台詞についてはかなり物議を醸している。 これは敬愛的な意味なのか、それとも… ギャグ寄りの相談室の発言なので真偽は定かでは無い。 相談室では「誰かが彼女(セイバー)を救わなければいけなかったのです。」と発言しているが、 花札では「集団の中で孤立しているのを生暖かく見守るのが通なんだ」と発言していたりと、 全てを本設定と考えると明らかに矛盾が生じる為、(他のキャラに対しても言える事だが)ギャグ寄り時空のネタで批判するのもほどほどに。 尚、奈須きのこはアインツベルン相談室の件については、後に公式ブログである「竹箒日記(2012年10月3日分)」にて補足しており、 この本文中に「虚淵ランス」と自分の描くランスロットは別として分けている旨の記述がある。 (実際、ランスロットがギネヴィアに対し想いを抱いた経緯等が『Zero』(原作)とで異なっている) この為、セイバーが『Stay night』と『Zero』とで解釈が異なるのに対し、 ランスロットも『Stay night』と『Zero』とで異なるのではないかと考察する視聴者も居る。 因みに本編でセイバーは「アーサー王は、人の気持ちが分からない」と言って離反した騎士がいると語っており、 またFate/Zero materialには武内氏が描いたランスロットが「王は人の気持ちがわからない……」と言っているラフに近いイラストが掲載されているが(*1)、 実際にこのセリフを言ったのはトリスタンである。 寧ろ、彼本人は王の気持ちを理解しない者達に憤りを感じたとか後のZeroに関する解説で言及されている。 人物や作中描写について 燃える戦闘描写がある一方で、その内面はかなりどうしようもない人のために色々と批判を受けがちなキャラでもある。 TYPE-MOON設定で明かされている限りでも 「不義密通の現場をモードレッドらに押さえられた際には、潔く投降するでもなく逃走」 「ガウェインの弟等かつての仲間を斬殺」 「王妃を巡る葛藤で度々発狂」 等の凶行・奇行に及んでいるのは確かである。 因みに公式上も「王妃を巡る葛藤で度々発狂」した事が「バーサーカーのクラスとはそれなりに相性がいい(=狂化ランクC)」とされる理由。 スキルや宝具等にも批判的意見はある(*2)が、 それらの詳細な条件については後発の作品やインタビュー等で一切触れられていない為、あまり深く考えず作者(物語)の都合と割り切るのが無難か。 実際作者から 「『あらゆる武器を侵食して自分のものにする』という能力も、 すべては『王の財宝』に対抗しうる空中戦のスペックを発揮するために、でっち上げたようなもんですよ」 と言われている為、『Zero』という作品とランスロットというキャラクター、いずれを中心に語るかでその辺を考慮に入れた方が良いだろう。 また、実際の戦闘描写も作者の趣味が大いに反映されている為に主に使用した武器が近代兵器ばかりで、 本来の円卓最強とされる彼の本領たる剣を用いての戦闘は殆どなく、 最大の切り札たる『無毀なる湖光』が最後のセイバー苛めくらいにしか役に立っていないことも含めてフォローを望む声も少なくはなかった。 その為か最近ではFGOやモードレッドの発言などで彼の救済処置が行われている。 この様に、生前起こした事が事であり、召喚されてからも基本的にやっていることは八つ当たりの為に批判が噴出するのは当然ではある為か、 後の特典である「お願い!アインツベルン相談室」や「Garden of Avalon」などで彼の背景や苦悩を見せたり、彼の心境をある程度フォローしている。 【Fate/Grand Order】 ◆バーサーカー ◆ランスロット(狂) ☆4(SR)のバーサーカーのうちの一人として登場。2015年8月末にガチャに恒常枠として追加された。 スキルは「精霊の加護」(スター発生率強化)と「無窮の武練」(スター集中)で、クリティカルを活かした火力が特徴である。 特に「無窮の武練」のスター集中倍率は異常なまでに高く、素のスター集中の低いバーサーカーでありながらもスターをほぼ回収でき、 スターさえ発生させられればクリティカル連打で大火力を叩き出せる。 宝具「騎士は徒手にて死せず」はQ属性の全体攻撃であり、雑魚を殲滅しつつスターを発生させられる。 ブレイブチェインに宝具を組み込めば中ボスクラスならボスもまとめて殲滅できる。 ボスキラーとしては同じ☆4狂戦士のヘラクレスに敵わないが、汎用性では☆4バーサーカーの中ではトップクラスと言えよう。 ちなみに「狂」属性持ちはヘラクレスとランスロットだけという地味にレアな属性。とある敵と戦う際の耐性を貫通できるので地味にありがたい。 しかし、自身のカード構成はスター発生にはあまり向かないB3枚型で、スターを出すには宝具か、PTメンバー・礼装頼みが実情。 加えてランスロットはNPが非常に貯まりにくく、宝具を使うのであれば「カレイドスコープ」などのNPチャージ礼装はほぼ必須である。 強化クエストにより「魔力逆流」(NP獲得量UP+クリティカル威力UP)のスキルが追加されたことで、NP獲得量の低さには若干フォローが入ったが、 元々の打たれ弱さもあってやはり宝具を使うには礼装やPTのカバーは必要。 なお魔力逆流の効果量自体はかなり高く、宝具に合わせて使えばそれなりのNPは戻ってくるので、PTで補助してやれば2連射くらいは可能。 2018年7月に実装されQ属性の救世主となったスカサハ=スカディを自前とフレンドで運用する通称「Wスカディシステム」(*3)の恩恵を受け、 凸カレスコや魔術礼装が縛られるなど他の3連射が容易なQ宝具持ちに比べれば難易度が上がるものの3連射が可能になった。 2018年9月時点では凸カレスコにレベル10「2004年の断片」が理想(*4)とされているが一部NP回収率の悪い属性(*5)には50に満たないこともあるため過信は禁物。 しかし連射ができれば弱点であるフォーリナー以外にはバーサーカーゆえに幅広く運用でき、 Wスカディの強力なバフにプラスして自身の宝具攻撃前に乗るバフが3ターン持続しそれが3回重ねがけ出来る3wave目などではボス級相手に宝具だけで落とすことも容易になる。 同じく幅広く使えるスカスカ要因には巌窟王がいるが、星4故にコストが安い点と入手性で差別化は容易。 絆レベルを考えて両方使うマスターも珍しくない。 マイルームでは狂化されている為に会話は奇声だらけだが、好きなものと嫌いなものにアーサー王の名を呟き、聖杯に付いて尋ねると息子であるギャラハッドの名を洩らす。 シナリオでは1章に登場するが、バーサーカーなのでほとんど理性がなく、自軍にいるジャンヌを見てくれは似ていないもののその魂が良く似ているとして騎士王と誤解して暴走。 敵方には「どうせ制御できないしほっとこう(意訳)」と放任され、通り魔的に主人公たちに襲い掛かってやられるというちょっと可哀想な扱いをされた。 この戦いで、マシュの宝具を見るや否や、唐突に反応して襲い掛かる場面があり、アーサー王と同じくマシュに同化した英霊と面識があることが示唆されている。 なお、ランスロットにはアルトリア系列のサーヴァントに優先的に攻撃するというAIがあるため、 1章で戦う際はNPCサポートとして参加しているジャンヌを入れていれば彼女が倒れるまで彼女にしか攻撃しない。 キャラクエでは何故かマシュと主人公のピクニックに同行。マシュが呼んだのだろうか? エネミーの襲撃に対し、お弁当の割り箸やその辺にあった丸太を宝具化させて敵をなぎ倒したが、丸太が駄目になる度に次々と追加の丸太を投げ渡され、 マシュが通訳するに「そろそろまともな武器がほしい」とでも言いたそうな、不満げな態度を取っていた。キャラクエの舞台は彼岸島じゃないしね! バトルでは霊基再臨第二段階までは「騎士は徒手にて死せず」で宝具化した鉄パイプのようなものを武器として振り回しているが、 第三段階ではアロンダイトを使用する(*6)。 ようやくアロンダイトさんにも日の目が…!と思いきや、宝具は「騎士は徒手にて死せず」なのでただの武器であり、宝具もどこからともなく降ってきたJM61A1をぶっぱなすというモーション上、 アロンダイトはその辺にポイ捨てされる。(後で拾われるけど) アロンダイトさんェ… 2018年9月にはFate/zero復刻イベントのピックアップに合わせて予告なしでモーション変更が行われ、鉄パイプであってもZeroのように巧みに扱い、 アロンダイトを使う第三段階時はEXTELLA LINKで披露したような『縛鎖全断・過重湖光』のような攻撃が追加され、バーサーカー時でも宝具としての勇姿は拝めるようになった。 さらに駐車場戦で使用したH&K MP5やバレットM82A1をぶっ放すようになり、 極めつけに宝具はF-15Jを召喚・飛び乗りミサイルを発射、そして機体の上からJM61A1をぶっ放すド派手なものに変更された。LINKでもF-15を持ち出していたし気に入ったのだろうか? なお等速での場合や機種によっては読み込みにより時間が長くなったが、倍速ではアンジョ=サンの周回愛用者への気遣いでむしろ短くなっている。繰り返し殉職する仰木一尉と酷使される[[F-15]]ェ… ◆セイバー ◆ランスロット(剣) サーヴァント、セイバー。ランスロット、参上いたしました。 ひとときではありますが、我が剣はマスターに捧げましょう サービス開始当初からイラストが発表されていたが、稼働開始から約1年後の第6章配信と同時にセイバークラスのランスロットも参戦を果たした。 こちらもレアリティは☆4(SR)。 ちなみに2021年7月にパーシヴァルが追加されるまでは円卓の騎士の中で唯一の恒常枠であった。 『Zero』と変わらず真面目で自虐的な性格だが、容姿は短髪になっている。 実はバーサーカーの姿は森で彷徨っていた時のもので、こちらが騎士としての本来の姿とのこと。 もっとも、本人は自分のような男には、騎士であるセイバークラスなどよりバーサーカークラスの方が己には相応しいと自嘲している。 ◆パラメーター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B A B C B+ A++ 狂化分もあったバーサーカー時に比べてやや低下しているが、幸運が上昇している。 単純なステータス自体は他の円卓に比べ抜きん出ている訳ではないものの、特筆した技量に加えて宝具とスキルを併用時は円卓筆頭の名は伊達ではない屈指のステータスに変貌する。 ◆クラススキル 対魔力 B 騎乗 B どちらもセイバークラスのサーヴァントとしては平均的な数値。 ◆保有スキル 湖の騎士 A 生前に湖の乙女に育てられたことから得た祝福。 使用すると幸運以外のステータスのいずれか一つの数値を一時的に倍増させられるという破格の強化をもたらす。 無窮の試練 A+ 上記参照。 騎士は徒手にて死せず A+ 同上。 精霊の加護 A 同上。 ◆宝具 〇『無毀なる湖光(アロンダイト)』 エクスカリバーの姉妹剣。 使用時に全ステータスを1ランク上昇させ、ST判定を二倍にする。 加えて、竜殺しの聖剣なので竜種に対して追加ダメージ効果がある。 バーサーカー時は漆黒の魔剣と化しているが、霊器再臨を行うと聖剣としての格を取り戻すのか純白の剣になる。 〇『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』。 決して折れることはないという「無毀なる湖光」の特性を生かしたランスロットの秘技。 本来アロンダイトはエクスカリバー同様に極光の斬撃……即ちビームを放てるが、ランスロットはビーム用の魔力を敢えて剣に留めて斬り付ける事で、 切り口から湖を連想させる澄んだ水色の魔力を発生、炸裂させる事で強烈なダメージを与える。 要するに切り付けた箇所を爆発させる宝具である。 本来は過剰に込められた魔力による負担に剣が耐えられずに砕け散るが、折れる事はないアロンダイトの特性によって実現させ、円卓随一の剣技とされる彼の技量を活かした宝具といえよう。 ゲームでの性能はアーツ属性の単体宝具。攻撃前に1ターンアーツの性能が上がり、攻撃対象に『被ダメージ増』のデバフを与えるという効果を持つ。 宝具そのもののダメージもそれなりにあるが、他の攻撃と合わせればかなりのダメージを稼げる。 アーツ宝具であること、クリティカルを稼ぎやすいことから宝具の連発も容易。 この『被ダメージ増』のデバフは地味に貴重な状態異常であり、次に付与できるキャラが実装されたのは5年後である。 性能面では★4でも屈指の強サーヴァント。実質レアリティは★4.5とも。 カード構成はB2A2Q1のセイバーの典型だが、アルトリアやモードレッドなどの「Buster」の火力で押すタイプではなく、スターを稼いでクリティカルを決める、どちらかといえばテクニカルなタイプ。 なのだが、実際はそんな皮を被ったクリティカルお化けである。こいつに限っては比較対象に★5セイバーが出てくるレベル。 本編に実装された円卓の騎士の中でも随一のスペックである。円卓最強は伊達じゃなかった。 ちなみに現在ではかなり古いほうな実装時期(2016年)かつ、一切の強化が行われていないながら未だに現役であり、 後の単体セイバーは星5だろうがコイツが引き合いに出され、比べられる辺り、如何に彼のスキル性能及び構成・カード構成が完成度が高いかうかがわせる。 スキルは「湖の騎士」(NPチャージ+スター獲得)、「無窮の武練」(スター集中状態を自身に付与)、 「騎士は徒手にて死せず」(毎ターンスター獲得+クリティカル威力UP)の3つで、 ランスロットの性能ともカード構成とも噛み合った無駄のないスキル構成。 自身のスキルによってスターを生成し、そのスターをスキルで自身に集める、そしてスキルで火力の上がったクリティカルを叩き込む…というクリティカルアタッカーに求められる性能の全てが備わっている。 しかも、「無窮の武練」はバーサーカー時と、狂ったスター集中倍率も含めて全く同じなので、他のクリティカルアタッカーと組み合わせる場合はスターを根こそぎ奪ってしまうという徹底した自己完結ぶり。 運用方法は至極単純。 スキルを使ってランスロットで殴る。相手は死ぬ。以上。 瞬間火力は申し分ない反面、防御スキルを持たないため、集中攻撃を受けると沈みやすいのが難点。 また、スキルが全てともいえる性能の為、効果が切れると途端に大人しくなってしまうのも難点か。 パートナーとしては彼の防御面を補いつつ火力アップが可能で同じアーツ宝具を持つ孔明やマシュ(特に第6章の強化イベントクリア後)、 アーツパのエンジンの玉藻の前やアルトリア・キャスター、火力と継戦力ならマーリン、レディ・アヴァロン辺り。 他にはスターを稼ぎやすいセイバーである沖田さんやアサシンと組ませてクリティカル連打というのも面白い。 また、彼以上に数ターンに渡ってスターの生成が可能なスキルは殆ど存在しないため、(*7)スター供給役として使うのもあり。 惜しむらくはその使い方の場合、彼で殴ったほうが早いのが多々あることだが。 物語での活躍 シナリオには6章「神聖円卓領域キャメロット」で登場。獅子王と化したアルトリアに従う円卓の騎士の一人として姿を現わす。 セイバーとして登場している為にバーサーカーでは真価を発揮出来なかった『己が栄光の為でなく』を使用して優秀な千里眼を持つアーラシュでも察知出来ない奇襲を行い、 上記の宝具で一撃で致命傷を叩き込むなど、円卓の筆頭に相応しい力量を見せつけた。 その力量と人柄から獅子王からの信頼は厚いが、同僚であるアグラヴェインとは生前から互いに忌み嫌う犬猿の仲であり、内心では王を利用とする卑劣者と見ていた。 実は自らが選んだ民のみを救い、他は見捨てるという獅子王の方針には否定的な考えを抱いていたのだが、 かつての後悔と忠誠心から反抗の道を選ぶ事が出来ずに苦悩していた(因みに序盤から「騎士王に」忠誠を誓ったと洩らしている)。 迷いながらも主人公達に立ち塞がるも…… 「おーこーりーまーしーたー!」 「!?」 「サー・ランスロット!それでもアーサー王が最も敬愛した騎士なのですか!?」 「待て、待つんだ。待ちなさい!親を親とも思わない口ぶり、片目を隠す髪……君は、もしや――!」 息子ギャラハッドが宿るマシュ・キリエライトによる説得(物理)によって心を改め、主人公達の味方になる。 実は獅子王に狙われた民をキャンプに匿っており、また彼と同じく獅子王に疑問を抱く騎士達をまとめ上げ、彼独自の軍勢として密かに保持していた。 これにより、主人公たち一行は太陽王オジマンディアスや獅子王と戦う兵力を手に入れることになった。 シナリオで戦う際は獅子王から「凄烈」のギフトを与えられたことにより、耐性がルーラーと同じになり、弱体状態をほぼ無効にする。 が、ぶっちゃけそれだけであり、さらに「現在体力の一番多い敵を優先的に攻撃する」というAIがあるため、宝具以外の攻撃は簡単に誘導できる。 そのため、ルーラーに対して弱点を付けるアヴェンジャー・バーサーカーを連れて行けば簡単に倒せるため、 超耐久力のゴリラ、毎ターン宝具連発する叛逆の騎士、初見殺し力の高い弓兵といった他の円卓メンバーに比べて簡単だったという声が多い。 なお、味方になると同時に美人の女性に対して、ついついプレイボーイな言動を行うという悪癖が明らかになる。 ダ・ヴィンチちゃんを格好良く助けた理由が「いやぁ、美人だったから、体が勝手に」などといけしゃあしゃあと言ったりしている。 尚、本人としてはあくまでもフランス騎士の「女性を尊び、困っているようならば騎士として力になるべき」という風習に準じているだけであり、意識して女性を口説いているつもりは一切ない。 ……が、明らかに度を越しているので周囲には完全に見境なし扱いされている。 そんなナンパじみた言動を行うランスロットに対し、宿ったギャラハッドの残留意識が影響しているのか、 全サーヴァント中でランスロット(セイバー)にだけ態度が厳しい『娘』のマシュから、 「穀潰し」「頭の病気ですか?」と辛辣なコメントを述べられてショックを受け、とどめの「お父さん」発言に愕然とし、 「すまない、その呼び方は心臓に悪い。心の準備ができていないとショック死しかねない……」とボロっと発言したりと、 かつてないコミカルな一面も見せた。 とはいえ、ランスロットとしても父親としての親心は持ち合わせていたようでギャラハッドと仲良くしていきたいとは思っていたものの、 複雑な家庭事情(と、ランスロットの女に対する言動)から彼から敬遠されていたようで「親が相手とは思えない態度」で接しられたようで不仲だったという。 本心では「お父さん」と呼ばれる事を渇望していたらしく、生前叶わなかった夢が叶った事については喜んでいるかもしれない。 カルデアに召喚されて以降はマシュのことが心配でたまらないらしく、若干親バカ気味。 マシュからの評価をいちいち気にしたり、マシュの教育上よくないこと(主にはスーパーケルトビッチの宝具とか)に関しては、ロマンに文句を言ったりしている。 肝心の娘からの対応は塩対応だが、マシュもマシュで父親を知らない身なので、周りから見てる分には微笑ましい。 2016年のハロウィンイベントではトリスタンとともにクレオパトラの配下として登場。 奇行を繰り返すトリスタンに絶句しつつ真面目に働いていたが、トリスタンが「酒場の美女」について口にした途端に猛烈に食いついたりと相変わらず女性絡みで問題がある男。 エリちゃんにはトリスタンと合わせて「ヒトヅマニア」、クレオパトラには「ヒトヅマンスロット」という凄まじいアダ名を付けられている。 終盤主人公パーティを2人で強襲する際には『己が栄光の為でなく』を使ってバーサーカー時の鎧を纏い謎の黒騎士として現れるが、普通に喋っている上にクラスはセイバーのまま。 マシュも理由は分からないが怒りを感じると述べていた。 メタ的に言えば6章のネタバレ防止のためだろうが、娘(息子?)と真正面から対面するのが恥ずかしすぎて姿を偽装することで逃げたようにしか見えない。己が名誉の為である マイルーム会話では好きなことについては燃えるような恋と剣術を挙げ、嫌いなものに自分、聖杯について尋ねると王に裁いて欲しいと語り出す。 特殊会話はセイバーオルタ(乳上含む)やモードレッドといった円卓組に反応する。 アルトリアorマシュに対しては「合わせる顔がない」と会うのも拒否したり、 オルタには「なんたる邪悪」と戦慄しつつも「王をここまで追い詰めたのは我々か…」と悔恨の念を募らせる。 モードレッドには「誰だ?」と困惑し、その名前を聞いて「待て待て待て、貴様……モードレッド?貴様が……!?」とさらに困惑する。 伝承において、ランスロットはモードレッドの反乱前に円卓から離脱しており、その素顔を知らない。 後に追加されたモードレッドの対ランスロット宛の会話を見る限り、この反応は「おまえ女だったの!?」「おまえ騎士王に似過ぎじゃないの?」のいずれかだと思われる。 ガウェインにはチェス勝負を持ち掛けている。 なお、ガウェイン本人はランスロットとのチェス勝負は思い出したくないと語るほどに彼の打ち筋に苦手意識を持っている。 ガレスに対しては、彼女を殺めた自責の念に苛まれており、「私のようにはなるな」と助言している。 逆にランスロットに反応するメンバーはトリスタンとガウェイン。 トリスタンは昔のようにまた禁断の恋について語り合おうと持ち掛けられ、 ガウェインには共に王を救えなかった者同士として、非があったのはランスロットを憎み続けた自分として謝罪される。 【Fate/EXTELLA LINK】 EXTRAシリーズの一作にも登場。 今回はバーサーカーで登場している。 アルトリアへの執着を今回も持ち合わせているようで、彼女の名を叫んでいる他、因縁あるガウェインとの絡みが期待されている。 なお、公開されたプレイ画面では『縛鎖全断・過重湖光』らしきものや、『己が栄光の為でなく』を使って征服王に化ける姿が確認できる。 【余談】 ◆過去 特典小説『Garden of Avalon』によると若い頃はかなりの自信家だったようで理想の騎士の呼び名に相応しいのは自分だけだと自認していたが、 丁度その頃に名を広げ始めていたアーサー王の噂を聞き、 自分とアーサー王の何方かより優れた騎士か比較される事を不愉快に感じていた模様。 当初は騎士王だがなんだか知らんが自分こそが真の騎士だと自負していて気にしないフリをしていたが、周囲の風評が大きくなるにつれて段々気になってきたようで、 そこまで噂される騎士ならどれ程のものか自分の目で確かめに赴いたという。 そこで異民族を相手に剣を振るうアーサー王の有り様に心を奪われ、助太刀に入り以後友人として招き入れられた。 当初は自信家であった彼も、友人であるトリスタンが王の苦悩を察しない事を嘆いたり、若い頃のようにいかない自分も老いたと語ったりと年月と共に自信を失っていったようだ。 色々とネタにされていたギネヴィアへの問題発言もやっぱりギャグ時空故だったらしく、 彼女を侮辱するアグラヴェインに対して「ほざいたな、アグラヴェイン……!」と普段の口調が崩れる程の怒りを見せている。 元々出身地であるフランスにおける騎士とは国よりも個人に比重がおくのが習わしであり、女性を尊び尊重するのが彼の有り様であった。 しかし、ブリテンにおける騎士とは個より国に忠を置くのが常であり、彼自身の人柄で周囲には慕われていたもののその点でいざこざが多かったという。 またアーサー王に対して深い敬愛と尊敬を抱いている一方で、 普通なら憎悪するであろう自分の暴挙すらも許すと言う彼女の余りにも清廉な在り方に対して、常人とは違いすぎると恐怖心を抱いていた様子。 「―――■■■■■■■■■■■■!!(追記・修正お願いします)」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ↑2仕方ないとはいえ子供産めてないからな……そら周りからの扱いも悪くはなるよ……関係発覚後のブチ切れアっくんは置いとくが。 -- 名無しさん (2016-12-28 21 26 38) ↑そしてそれはギネヴィアの責任じゃないからな。アルトリアとギネヴィアの結婚にギネヴィアのメリットはなにもなかったからな。だからアルトリアはランスロに感謝すらしてたんだよね -- 名無しさん (2016-12-29 18 30 00) NPチャージと礼装次第でアロンダイト即ぶっぱ出来るのですごく使いやすい -- 名無しさん (2017-01-05 23 08 48) ↑ それだけでも優秀だけどチャージスキルの即宝具ブッパは剣スロットの長所の中では強力な部類ではないのが恐ろしいところ。コイツの最大の長所は星出し、スター集中、自分で出して集めたスターによるクリティカルダメージ+アーツクリティカルでNPチャージによる宝具回転率。 -- 名無しさん (2017-01-06 00 51 36) コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-01-06 23 52 31) ↑4 ↑5 マーリンの魔術で男体化してアルトリアもギネヴィアとヤってたし、子供が出来なかったのはギネヴィア側の問題じゃ。…まあ、ストレスで不妊だったらどうしようもないけど。 -- 名無しさん (2017-01-07 00 07 26) ↑そんな設定あんの? -- 名無しさん (2017-01-07 20 15 50) その辺アルトリアさんも躊躇してたからな子供まで作っていいのか、って -- 名無しさん (2017-01-07 21 18 03) ↑×2ないないあんたの上の人の妄想だから気にしなくていい -- 名無しさん (2017-01-12 22 11 45) ヤッたのはギネヴィアじゃなくてモルガン(アルトリアの姉)だぞ、妄想もほどほどにな -- 名無しさん (2017-01-12 22 15 40) ↑いや、型月wikiのモルガンの項目にあったわ。確かにマーリンの魔術で男体化させて夫婦生活成立させてたってある。 まあ、そんなのでガキできるわけねーし作っていいわけねえとも思うが。 やはりマーリンには人の心が分からない(確信) -- 名無しさん (2017-01-14 09 37 10) マリーレベルの奉仕精神があれば、ランスとも適度な距離を保ったままブリテンの王妃としてやってけたかもしれないけど、あれはもう女神に例えられるレベルで、一人の女性として考えれば境遇がいくらなんでも辛すぎる -- 名無しさん (2017-01-25 16 10 05) 正直アッ君にぶちギレて斬りにいったの割りと分かるな アッ君もあの時冷静じゃなかったんだろうけど………… -- 名無しさん (2017-02-06 18 19 54) ↑2 マリーは普通に男と結婚出来てたしなー、正直比べられるものではないかと。極論アルトリアさんとの結婚ってギネヴィアに何も得ないんだよな -- 名無しさん (2017-02-23 04 11 46) マシュもといギャラハッドは父の女癖を敬遠してたがだからと言ってあっ君みたいに無礼になれじゃないだろうな、そこはもーさんと似た心情か。というか円卓の子勢は反抗期多いよな。 -- 名無しさん (2017-04-29 22 43 01) マシュやアッ君の件は動揺した隙をつけたからだが逆に生前のギネヴィアを侮辱された際にキレた時はアッ君を瞬殺するレベルだから怒らすと怖いタイプだな。 -- 名無しさん (2017-05-25 19 31 48) VSアグラヴェインに関してはキレた側が毎回勝利してんね。まぁアグラヴェインはドーピングして満身創痍、ランスロットは無傷で瞬殺だけど -- 名無しさん (2017-05-25 20 57 15) ウィークポイントはメンタル面 -- 名無しさん (2017-06-02 21 10 03) 花のみやこを読み返していたら、ランスロットが眼鏡してた······。 -- 名無しさん (2017-11-06 18 17 20) アルトリアは不義にブチギレる程度のギネヴィアへの執着心とかは無かったのか?それを許容できてしまうような人間との結婚には確かに同情するのも無理はないかも -- 名無しさん (2017-12-07 18 41 30) ↑ 何言ってんだ? -- 名無しさん (2018-01-02 01 07 32) NPさえなんとかできれば全体宝具持ちのバーサーカーとして種火周回に便利…とはいかないのが悲しい所(天地人の影響で天属性の腕には弱い) -- 名無しさん (2018-01-02 08 42 24) 花札世界とはいえ、アルトリアに略奪愛云々と詰め寄らせたのもなんだかなあ。 -- 名無しさん (2018-01-02 11 35 00) なぜかやたらバーサーカーばかり召喚に応じてくれる我がカルデアではなかなか育成素材を狂スロットに回してあげられず心苦しい思いをしている -- 名無しさん (2018-02-12 21 03 36) もし不倫バレずに上手くやれてれば次代の王の父になったのか? ランスロ。 ・・・あれ、大問題? -- 名無しさん (2018-02-24 17 35 57) ↑どっちにしろモードレッドに恨まれる運命だな -- 名無しさん (2018-02-24 17 59 25) モーさんはもう、どうあがいても反乱するからね…フェイトだとどうか知らないけど、原点じゃ反乱する為にランスロットの不義を利用した話もあるし -- 名無しさん (2018-03-08 11 03 27) 正直原典(マロリー版)の理想の騎士(失笑)ランスロットよりよほど好感持てると思うんだけど -- 名無しさん (2018-03-08 11 14 28) ↑7とはいえある程度重なっていれば種火を吹き飛ばしてくれるのも事実。宝具Lv3のフレ狂ランスにはいつもお世話になってます。 -- 名無しさん (2018-03-08 14 51 39) ガレスとか斬ったときどんな顔してたんだろうな。こいつくらいの腕あれば殺さなくても無力化できたろうに -- 名無しさん (2018-03-24 20 13 15) 武器を振り回すだけだった前よりも格段にモーションがかっこよくなったな。FGOで。 -- 名無しさん (2018-09-11 00 30 05) ↑4そりゃ原典ではただの尻軽女だったギネも「ノンケなのに女と結婚させられた」っていう同情できる部分あるしNTRもある程度納得いくものになるからな。というかマロリー版が不倫カップルの分際でデカイ顔しすぎ -- 名無しさん (2018-09-20 11 56 46) 実は理性があるが、喋ったりすると面倒だから狂化されてるフリしてる説すこ -- 名無しさん (2019-09-10 12 08 14) 剣スロはスキル2をレベル6までしか上げなくて済むから嬉しい。 -- 名無しさん (2020-06-29 13 42 55) ランスロットがRealta nuaのラストエピソードを見たらどうなるんだろうか。王が救われた事を安堵するのか士郎に嫉妬するのか -- 名無しさん (2020-09-04 01 18 02) シナリオライターの都合でエリザにヒトヅマニアとか言わせてんじゃねえと思う こういうところ殺意わくわ ランスロットやガウェインにキャラの口を通して変なあだ名付けんな -- 名無しさん (2021-05-04 15 43 43) 映画後編では正に最強の実力を発揮、完成されたスキルセットで聖杯戦線大暴れ、マイルームでは我が王としっかり向き合えるように…今月になって株の上がり方が凄い -- 名無しさん (2021-05-19 17 45 07) 記事で 捨てゲーに触媒を使用~ は触媒は召喚で失われるわけじゃないので、文の意義がなさそうなのでそこだけ削除しました -- 名無しさん (2021-05-19 18 49 07) 改正されたモーションもかっこいいの一言。あの枝は卑怯。 -- 名無しさん (2021-05-19 19 21 58) 全体的に重苦しい空気の強い6章、その中で時間的制約の多い映画の中でマシュとのやり取りは貴重なコミカルシーンである。というか、映画見てこの人ちょっと可愛いなと思った。 -- 名無しさん (2021-05-23 06 32 22) アッくんと致命的に相性が悪い。逆にトリスタンとは話が合うみたい。 -- 名無しさん (2022-06-26 18 43 58) 見た目からして暗黒騎士なものだから、ニコ動で牙狼の呀のテーマ曲でMADが投稿されていた。 -- 名無しさん (2022-07-24 23 01 07) 謎丸での嘆きが切実。アニメに出る度ネタ扱いされるなこの人。キャメロットでもマシュにボコられたし。 -- 名無しさん (2023-07-25 13 59 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/44.html
「おーい、アパチャイ。メシだぞ。めずらしいな、お前がメシ時に送れるなんて。」 沈みかける夕陽が映る林。 アーカードという青年がアパチャイという少年の下に、晩飯の呼びかけに来た。 「あ、アーカード。」 「どうした、手ばかり見つめて。まさか痛めたのか。」 「ううん。大丈夫、ちがうよ。」 アパチャイはロープで巻かれた自身の手を見ていた。 アーカードはそれを見て負傷かと思ったが、アパチャイはそれを否定する。 「ねぇアーカード、アパチャイたちのこの“力”って、ぶっこわすことにしか役立たないのかな。」 「ん?まぁムエタイは敵を仕留めるための技術だからな。」 アパチャイは投げかけた。自らが使う力と技「ムエタイ」の使い道は破壊しかないのかと。 アーカードは疑いもなく答えた。「ムエタイ」とは、戦いのために使われる武術であると。 「……でも。」 アパチャイは少し言いよどみ、そして思いを口にする。 「アパチャイはいつかこの力を人助けに使えたらいいな~っていつも思うよ。」 これから先に歩む力の道を感じさせる眼差しで輝かしい思いを明かした。 それからアパチャイという少年は、立派に成長し、ムエタイは「活人の武術」へと昇華した。 ☆ ☆ ☆ 「────この、起きんかぁぁぁぁぁ!!」 「ぐはぁ!?」 鈍い音が教室一帯に響き渡った。鉛色のポスターが女の子の頭部を直撃したのである。 ポスターには似つかわしくない破壊音であるが、これは鉄板仕様であるが故。 頭を打たれた女の子は痙攣すると、しばらくして起き上がった。 「…………いっ、たぁぁぁい~~!!なにすんのよ、タイガー!」 「タイガーって言うな────っ!」 二度目の頭部直撃。こうかはばつぐんだ。 「もぅ!チルノちゃんったら、授業中に寝たりしちゃダメなんだからね! それに!先生のことは藤村先生って言わなきゃダメ。次に名前で呼んだら怒るから。」 「……もう怒ってんじゃん。」 「なんか言った?」 「いや、なんでもないわ。」 先生に怒られ、それに連れて女の子も素直に従った。 女の子の名はチルノ。彼女も聖杯戦争のために集められたマスターだ。 本当は幻想郷と呼ばれる辺境で暮らしていた妖精であるが、今は一介の小学生である。 「罰として、放課後の掃除はチルノちゃん一人でやること!」 「えぇ~~!?」 「えぇ~~、じゃありません!」 先生から理不尽な罰を受けられ、クラスからは笑いが起こった。 チルノは笑い事じゃないと、不平の表情を浮かべる。 (なんか変な夢見てた気がするんだけど何だっけ?……まぁ、いっか。) ふと、先程まで見ていた夢の内容を振り返ろうとしたが、 よく思い出せず、そのまま忘れることにした。 そして、チルノもまた再開した授業に入っていった。 ☆ ☆ ☆ 「……ったく、なんで掃除なんかやんなきゃならなかったのよぉ。」 「チルノちゃんが寝たりするからだよ……。」 下校中、同級生達と帰りながらぼやいていた。 結局、チルノ一人で掃除ができるわけもなく、友達に手伝ってもらう破目になった。 「結局、今日もまた“しゅーだんげっこう”ってヤツなのね。堅苦しくてつまらないわ。」 「それを言うなら、集団下校。まぁ、最近何かと危ないみたいだからね。」 最近はテロ被害が多い故にか、特にチルノの様な小学生は集団下校させられるケースが多い。 もっとも、それでなくともチルノは好き放題動くので、家にまで辿り着けなかったわけだが。 「ねぇ~帰ったら何する?また、てれびでげーむとかやる?」 「やるのかー?」 「じゃあ、帰ったらまたボクん家に集合ね。」 チルノがよく知っている幻想郷の友達もNPCとして再現されていた。 全く変わらない存在でチルノも当初は疑いもしなかったが、 あれだけやってきた弾幕ごっこも知らなければ、能力も使えず、それどころか飛ぶことすらできなかった。 本当なら妖怪や妖精に分類される女の子達だが、普通の人間の子として生活に溶け込んでいる。 流石のチルノも違いに気付いたが、今は変わらず接することにしている。 そんな会話をしていると、いつの間にか2mを越える巨人の男が並歩していた。 巨体から想定される存在感に反して、全くの気配もなく現れたのだが、 チルノ達も含め、周囲の人はもう慣れたと言わんばかりにスルーしていた。 「あっ、アパチャイさん。」 「やぁ!アパチャイ、みんな迎えに来たよ。」 巨人の男はチルノ達に迎えに来たと言う。 彼は女の子達にとっても面識のある人物であった。 彼の名前は、アパチャイ・ポパチャイ。 バーサーカーとして召喚されたサーヴァントである。 タイの武術「ムエタイ」において最高峰と謳われる武術家の一人であり、 自身の気配を隠して動く技術はお手の物であったわけだ。 「ああ、アパチャイ!ちょうどよかったわ!アタイを乗せなさい!」 「アパ!いいよ。」 チルノは当たり前と言わんばかりの勢いでアパチャイの肩に乗っかり、肩車の形を取った。 チルノの動作は急であったために危うさもあったが、 アパチャイの微細な肉体運動から来る安定感は凄まじく、歩いても全く落ちそうにない。 その姿に威圧感は微塵にもなく、むしろ心和らぐ様な優しさが現れていた。 なお、チルノは“コイツは、あたいの弟子なのよ!”と言い張っている。 そこで“師匠の間違いでは?”という至極真っ当な疑問が周囲の疑問は生まれたが、触れないことにした。 「さて、出発出発!」 かなり異様な光景だが、そのまま集団下校は再開する。 担当の先生や上級生は毎度毎度のことともう慣れており、 むしろ保護者がいるなら、それはそれで安心と割り切ることにしていた。 これが、今のチルノ達の日常であった。 この日常が、争いによって乱されていくかどうかはわからない。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 アパチャイ・ホパチャイ@史上最強の弟子ケンイチ 【出典】 史上最強の弟子ケンイチ 【性別】 男性 【属性】 混沌・善 【ステータス】 筋力A 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具- 【クラス別能力】 狂化:E 正常な思考力を保っている、ステータス上昇の恩恵を受けない。 【保有スキル】 ムエタイ:A+++ タイ王国において伝統な国技として語り継がれている武術の総称。 修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。 A+++ともなれば達人の中の達人。 気の掌握:A ある世界における独自の武術体系から生まれた基礎、気の運用技術。 気の掌握とは最高段階に当たり、自分の気を完全に支配し、相手の気の流れをも操るにまで至る。 これにより気配遮断と同様な隠密化や、強大な気・精神干渉を受け流す事も可能で、 いかなる精神的制約下の状態でも自我を保ち、十全の技術を発揮することができる。 不殺の誓い:C+ 魂に深く刻まれた「殺めず」という活人の誓約。 どんな状態下でも、バーサーカーは「殺す」ことをしない。 ただし、「生かさず」なので完膚無きまでに打ちのめすし、サーヴァントの現界も保証されない。 戦闘続行:A 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 動物会話:B 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。 動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。 テレパシーレベルで意志疎通が行うことができる。 【宝具】 『死神の極基(アパンチ/チャイキック)』 ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:1/1~2 最大捕捉:1人 兄弟子により伝授されたパンチとキックの要訣を究極にまで突き詰め、宝具に至るまで昇華させた技。 達人中の達人である兄弟子さえも理解しきれない“何か”であり、バーサーカーの技の中では最高の威力を誇る。 アパンチは遥か先にまで殴り飛ばし、チャイキックは跡形もなく砕け散るなど効果を見せるが、いずれも殺傷力はない。 『絶対なる秘技(ボーリスッド・ルークマイ)』 ランク:- 種別:対人奥義 レンジ:1~20 最大捕捉:1人 バーサーカーが受け継ぐ古式ムエタイの流派に存在する、ルークマイ(隠し技)の先にある秘技。 複数の秘技による連撃は破壊を齎し、周囲一帯に広がる余波で破壊を起こすほどの衝撃を誇る。 どう使うかは自身の一生をかけて見つけ出すものと伝えられ、使用者によって活人にも殺人にも変わる。 【weapon】 なし 【人物背景】 「裏ムエタイ界の死神」という異名を持つムエタイ(古式ムエタイ)の達人。 かつては年端もいかない身で金稼ぎの道具として裏ムエタイを仕込まれた孤児であったが ロムタイフンジムの会長であるソムバットに引き取られ、順調に鍛えられることになる。 手加減ができなかった彼は、「死神」という異名の通り、対戦相手がいなくなる程に強くなっていくが、 兄弟子「アーガード・ジャム・サイ」が旅で自分の道をみつけたことを機に、自身も道をみつける旅に出る。 ある時に用心棒として海賊に就いていたところ、無敵超人「風林寺隼人」と孫の「風林寺美羽」に出会い、 紆余曲折を経て、活人拳の象徴とまで言われる「梁山泊」に住み、活人拳に至ることになった。 「遺伝子レベルにまで達している」とまで言われるほど子供のように純真かつ無邪気な性格で、 相手の心を和ませる様な気の優しさから子供や動物達から懐かれる人物。 「白浜兼一」を弟子に取ることになり、当初は手加減が苦手なため、何度か心停止になる事態もあったが、 指導の甲斐もあって手加減を極める様になり、自身のムエタイを活人拳として昇華させることになった。 殺人派の武術「闇」の拠点にてアーガードと対峙し、繰り広げた闘いの末、一時は死亡してしまうが、 居合わせた同じ梁山泊の者達の甲斐もあって一命を取り留めることになった。 その後も梁山泊の一員としての生活を送っており、久遠の落日の阻止などにも関わっている。 【サーヴァントとしての願い】 アパチャイ、チルノやみんなを守るよ! 【方針】 人を守るために戦う。でも戦略とか長期的に考えることはあまりしない。 同盟を組めるなら素直に組んだ方がいいと思っている。 【把握媒体】 原作漫画およびアニメ版をご参照ください。 原作版は、42巻~43巻がオススメです。 【マスター】 チルノ@東方Project 【出典】 東方Project 【性別】 女性 【能力・技能】 「妖精」 自然現象が具現化したもの。 氷の羽を持ち、それによるものか飛行ができる。 チルノは妖精の中でも格別に力が強いとされる稀有な存在。 「冷気を操る程度の能力」 小さな物なら瞬間で凍らせられるほどの冷気操作能力。 武器ごと凍結する力もあるが、氷で剣や矢を造形できる器用さもあり、 液体の一部を氷として凍結し、冷やして飲むといった芸当も出来る。 【weapon】 「弾幕&スペルカード」 幻想郷の出身なら基本的な戦術・戦法。 多くは自身の魔力やそれに類する力で飛び道具を形成し、発射する。 スペルカードとは、元は揉め事や紛争を公平に解決するための手段として編み出されたルールによるもの。 それを宣言してから技を発動することがルールであるが、個人の能力によるものなのでカードは関係ない。 【人物背景】 幻想郷という世界にある「霧の湖」に住む妖精の子。 「主な遭遇場所:どこでも」「主な遭遇時間:いつでも」と書かれるなど、自由奔放に生きている。 あらゆる作品に出ているが、異変を起こす様な大事や背景は(今のところ)ない。 子供っぽくて無鉄砲でいたずら好きな性格で、「頭はあまり良くない」と言われている。 喧嘩っ早くて好戦的であり、妖精の中では強い部類に入ることもあってか「最強」を自称している。 危険な目に遭うこともあるが、基本的に懲ることはなく、反省する様子はないのが性分。 【マスターとしての願い】 あたいが最強だってことを知らしめる(聖杯について理解していない)。 【方針】 とりあえず戦いを仕掛けていき、戦いがあるなら加わる。 というか、それ以外は思いつかない。 【ロール】 月海原学園の初等部に在籍する小学生 【把握媒体】 東方projectシリーズをご参照ください。
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/34.html
取り返しの付かないことをしたと気付いた時には、もう何もかも手遅れだった。 信頼を裏切って海へ突き落とした。 好意を利用して罠に陥れた。 悪意を好都合だと嗤って踏み潰した。 狂愛を攻防の末に引き裂いた。 自分の潔白を偽るために更に二人、消した。 犬だと思っていた少女は自分にとって初めての友達だった。 それに気付いてから何かがおかしくなって―― 少女が自分を守って死んだ時、自分の中の大事な部品が何か一つ、音を立てて壊れたのを聞いた。 「……界聖杯。願いを叶える、奇跡の器……か」 それでも。罪を自覚したところで、今更何かを変えられはしなかった。 初めて自分の意思で結末を変えようとした結果は、自分が釈迦の掌で踊る猿だったと知るだけに終わった。 守ろうとした"敵"は目の前で撃ち殺されて。 そして。柊ナナは、自分のすべてを失った。 真実とは時にどんな猛毒にも勝るのだと、ナナは初めてそう知った。 「は、ははははは」 その矢先に舞い降りた、一つの巨大な運命。 それはナナを有無を言わさず連れ去って、願いの犇めく箱庭へと放り込んだ。 聖杯戦争。万能の願望器。集められた"可能性の器(マスター)"達。 「……好機だ。私は、ツイている」 万能の願望器を争奪する戦いなのだから、当然勝者への恩恵は決まっている。 その身に抱く願いを一つ、何であれ叶えられる権利。 それは幾千兆の財産にも勝る、この世において間違いなく最上位の報酬だった。 曰く、界聖杯に叶えられない願いは無いという。 ならば当然、出来るのだろう。柊ナナがその頭で考え、その手で犯してきた数多の罪を――すべて無かったことにすることも。 中島ナナオを殺さず。渋沢ヨウヘイを殺さず。葉多平ツネキチを殺さず。 佐々木ユウカを殺さず。羽生キララを殺さず。高梨カオリを殺さず。 そこに至る罪が存在しないのだから、三島コハルが死ぬこともない。 ……そして。犬飼ミチルが――ナナの初めての友達が、死ぬことも。ない。 いやそもそももっと前から世界を書き換えることだって出来るかもしれない。 両親の死の回避。否、能力者そのものが生まれず、彼らが全員只人だった世界を実現させることとて不可能ではないだろう。 「そうだ、それがいい。それなら……」 委員会なんてものは存在しなくて。 能力者が存在しないのだから、当然それを巡る陰謀も政争もない。 自分の両親は殺されなくて、いつも通り次の朝が来て、部屋を散らかしっぱなしで眠ったことを叱られて。 家族と一緒に歳を重ねて、進学して……そしてある時、どこか犬っぽい心優しい女の子と友達になって。 そうして、一緒に大人になっていく。そんな夢みたいな世界だって。界聖杯の力があれば、きっと叶えられるのだ。 「それなら、っ……」 頭の中に再生される、血塗られた記憶。 殺した。たくさん、たくさん殺した。 それが正しいと信じていたからだ。 実際彼らの中には、人間社会にとって有害な業を抱えた人間も居たとは思う。 でも――それを間引いた自分は正義を成したのだと誇るには、ナナという凶器(どうぐ)は壊れすぎてしまった。 「それなら、人類の敵なんて、生まれないんだ」 彼らは、人類の敵だと聞いていた。 そしてナナ自身、それを疑うことなどしなかった。 けれど実際は違った。あの島には、人類の敵なんて大仰な存在は一人だって居なかった。 いや。もし、あの島にそんな存在が居たとすれば。それは、きっと。 「――――」 ……界聖杯を手に入れる。自分にそれ以外の選択肢はないし、許されない。 ナナは決意した。幸い、自分が召喚したサーヴァントはとても偉大な人物だ。 並び立つ敵を蹴散らして、他の願いを踏み潰して、地平線の果てに待つ界聖杯を掴むこともきっと出来る。 いや、掴まねばならない。それが自分に課せられた責任であると、今のナナは理解している。 「勝とう。勝つんだ。そうすれば、私は世界を変えられる。 大勢救える、皆を幸せにすることが出来る……!」 それさえ出来れば。 きっともう、自分はこんな気持ちにならなくて済むのだ。 夜だってゆっくり眠れる。クラスメイトにだって心から笑いかけられる。 もういない友達の面影を虚空に幻視することだって、なくなる。 聖杯戦争にさえ勝てれば。界聖杯さえ、手に入れられれば。 全て、すべて、丸く収まるのだ――そう。 「キミはそれでいいの? また、大勢殺すことになるけど」 「――ッ!!」 全ての願いを、"人類の敵"として、踏み潰せば。 「キミは頭の良い子だ。なら、もう分かってるでしょ。ただ見ないフリをしてるだけ」 「言うな……」 「聖杯戦争は正々堂々ヨーイドンで始める競技(スポーツ)じゃない。 サーヴァントを倒すだけで終わりなんて綺麗事は、きっとずっとは続かないよ」 「言うな! バーサーカーッ!!」 狂戦士(バーサーカー)のクラスに当て嵌められていながら。 その青年の放つ雰囲気は、驚くほど穏やかだった。 まるで凪の水面を見ているような、小鳥のさえずる森の中で寝転んでいるような。 そんな安息感を覚えるはずだ。彼を見る者が、彼と同じ人間であるならば。 「勝つなら、また誰か殺すことになる。 キミの前に現れるのは、新しい"人類の敵"だ」 少年のようにさえ見える顔を微塵も揺らがさずに言う、バーサーカー。 人類の敵、というナナにとっては聞き慣れた言葉も、彼が口にすると重みが違った。 その理由を、彼の真名を知るナナは知っている。 「それでも聖杯を求めるってんなら、俺はキミに従うよ」 「……なんで。なんでそんなことを言うんですか、バーサーカー」 「キミも、キミの世界の人類も――みんな俺と妻(イヴ)の子だ。 そのために戦うと言うのなら、俺はそれを否定しない」 そう言って、バーサーカーはナナの目を見た。 その目は一見すると無感動に見えるが、人類ならば誰であれ、そこに宿るあまりに深い愛を見取るだろう。 「けど。キミが泣きながら戦うんなら、俺にはそれを止める義務がある」 「……っ」 「答えてごらん、ナナ。キミは、本当はどうしたいのか」 「わ、たしは……」 「キミは――世界を救いたい?」 聖杯を手に入れて世界を書き換えることは、バーサーカーの言う通り世界の救済に繋がる。それはまず間違いない。 能力者という存在は、端的に言って社会の一員としておくには角が立ちすぎるのだ。 だから何をどうしても陰謀が出る。悪が出る。彼らが悪いのではなく、単に社会というシステムそのものに、彼らを受容するキャパシティがないのだ。 界聖杯を手に入れれば、その破綻を"なかったこと"に出来る。 それはナナにしか出来ないことだ。人類のために行える紛うことなき善行だ。 けれど。ナナは、眼前の"父"の優しさと愛に触れて。 大きな瞳からぼろ、ぼろと涙を流しながら――吐露する。 「私は、もう、誰も……誰も、殺したくない」 「分かった」 "人類の敵"を淡々と殺せた柊ナナはもういない。 今此処に居るのは、人を殺したくないという当たり前の感情を持った少女だ。 だからこそ、バーサーカーはその想いを受諾する。 他ならぬ、己の子の想い。真の願い。涙を流して打ち明けてくれた、祈り。 それを無碍にする親ではないのだ、彼は。 この世において、彼だけは。 絶対に――その愚を犯さない。 「帰ろう、ナナ。キミはもう誰も殺さなくていい」 「あ、ぁ……」 ずっと、その言葉を聞きたかった気がする。 でも、誰かに打ち明けられることではなくて。 打ち明けられる相手に対して話したとして、聞き入れられる訳はなくて。 だからずっと聞けなかった、その言葉。 そうだ、自分は。 ずっと―― 「あ、あ───あぁああぁあぁああああああ……!!!!」 ――足を止めたかったのだと、思った。 泣きじゃくる少女を胸に抱き、父(アダム)は地平線の果てを見据える。 この地には願いを抱く子どもたちが溢れている。 多くの血が流れるだろう。多くの涙が流れるだろう。 故にこそ彼は、自分が此処に喚ばれた意味を理解していた。 自分はきっと、泣く子を抱きしめてあげるために――ただそれだけのために、此処に喚ばれたのだ。 【クラス】バーサーカー 【真名】アダム 【出典】終末のワルキューレ 【性別】男性 【属性】中立・善 【パラメーター】 筋力:B 耐久:A 敏捷:A 魔力:E 幸運:B 宝具:B+ 【クラススキル】 狂化:EX 全ての人類(子)に対する、狂おしいほどに大きな愛。 それはもはや人の器には過ぎた愛情だが、およそ人である限り、誰もがその愛に感服する。 【保有スキル】 原初の人:EX 神により創造された、最初の人間。 全ての"人"から敬愛され、礼賛される"人類の父"。 アダムが人間を守る目的で人外の存在と戦闘を行う場合、全てのステータスが1ランクアップする。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 霊核が破壊された後でも、最大5ターンは戦闘行為を可能とする。 天性の肉体:B 生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。 このスキルの所有者は、一時的に筋力のパラメーターをランクアップさせることが出来る。 鍛えなくても筋骨隆々の体躯を保つ上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。 【宝具】 『神虚視(かみうつし)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人 アダムの両眼。神の模倣体として生み出されたアダムは、目視した神の技能を全てコピーすることができる。 視力さえ残っていれば流星群の如き拳打はおろか、時間を超越して放たれる認識不可能の拳にすら対応が可能。 神経回路に過負荷が掛かり、やがて目から出血。それでも使い続ければ失明してしまう。 【weapon】 メリケンサック 【人物背景】 「全人類の父」。股間を木の葉一枚で隠しているのみの、ややあどけなさの残った童顔で引き締まった筋肉質の美青年。 かつては楽園で不自由なく過ごしていたが、蛇神の姦計で無実の罪を着せられ追放処分となったイヴを守るべく、神々の目前で善悪の実を喰らった上で彼女を貶めた蛇神に報復し、楽園を去った。 人類で最も神を憎んでいると言われていたが、当の本人は神への憎悪など一切なく、あるのは己の子どもである全人類への深い愛情のみである。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯を獲るつもりはないが、強いて言うなら愛する子供たちの幸福。 【マスター】 柊ナナ@無能なナナ 【マスターとしての願い】 元の世界に帰還し、自分の責任を果たす 【能力・技能】 無能力。特殊な能力は一切持たない。 だが厳しい訓練を受けており、近接戦の技能から毒物の調合などまで各方面で極めて高いスキルを持つ。 【人物背景】 一切の異能力を持たない無能力者で、委員会の命である「能力者たちの抹殺」のために能力者の隔離された島に転入生として潜入。 その後は"人類の敵"の仕業と偽って、次々と能力者を排除していった。 幼少期に両親を能力者に惨殺されて以来能力者のことを強く憎んでいたが、初めての友人である犬飼ミチルとのふれあいとその死をきっかけに「能力者が善人だった場合」を仮定して物事を考えるようになるなど人間らしい感情が芽生え始める。 参戦時期は鶴岡により、両親の死の真実を知らされた直後。 【方針】 界聖杯内界からの脱出を目指して協力者を探したい。 敵には応戦するつもりだが、もう人は殺したくない。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/146.html
立花ユズヒコ。 どこにでもいる平凡な中学生 でもなんか今は違った。具体的には今日から。 彼の手に刺青みたいなのが浮き出てきた。 ……聖杯戦争、サーヴァント、ゴフェルの木。ぜんぜん覚えがない。 いや、そういえばなんか父が出張のお土産に変な木片を買ってきたな。あぁそれかと愕然とした。 「こうなった以上、とりあえず、サーヴァントを召喚するしかないのか?」 とりあえず、サーヴァントという相方を召喚?しなければ命が危ないことをユズヒコは理解した。さすが納豆奉行。 別にユズヒコに殺しあってまで叶えたい願いは無いので、聖杯戦争に参加する必要はないのだけれども…… 時間は深夜。ムーンセルの再現した立花家の自室で召喚を行う。 閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。 繰り返すつどに五度 ただ、満たされる刻を破却する 汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――― ……見よう見まねで召喚っぽいことを言ってみたが、とても恥ずかしい。クラスメートにこんなの見られたら恥ずかしくて死ねる。 しっかし、何も起きないのは…… ブッシャー!! 「問おう」 「貴方がふなっしーのマスターなっしぃぃぃー!!」 お、遅れてきた!? なんか巨大な梨がでてきたー!! 「そ、そうだけど……お前がサーヴァントって奴か?」 「そうなっしぃぃぃぃ!! ふなっしーのクラスはバーサーカーなっしぃぃぃぃぃぃ!!」 バ、バーサーカー?狂戦士だと なんかゲーム的にはとても強そうに感じるけど…… でも、バーサーカーってよりは、その、どっかのゆるキャラに見えるけど。 そもそも、どう見ても戦えるようには見えないんだけど 「バ、バーサーカー。お前って強いのか?」 「馬鹿にしないでほしいなっしぃぃぃぃぃぃ!!!」 恐る恐る訪ねたら、裏声で怒鳴られた。 どうやら怒らせてしまったようだ。 「ふなっしー相撲得意なっしぃぃ!他のサーヴァントなんて千切っては投げ千切っては投げ…」 「血飛沫ブシャーするなっしぃぃぃぃ!!」ビョーン 皆殺しなっしー!虐殺なっしー!物騒な事を叫びながらぴょんぴょん跳び跳ねるバーサーカー。ユズヒコはその異様な迫力にドン引きする。 「ご、ごめん。変なこと聞いて悪かったよ」 「わかればいいなっしー」 ……うん、確かにテンションは狂戦士っぽいな。バーサーカーのサーヴァントなんてよく知らないけど。 まあ、なにはともわれ、サーヴァントを呼び出したんだ。大抵のことはこいつに任せればなんとかなるだろう。オレのことも守ってくれるだろうし。 ……でも気になるな。 「なあ、バーサーカー」 「なになっしー?」 「バーサーカーの願い事って何だ?」 このメルヘンな梨?が殺しあってまで叶えたい願いは何なんだろう。 訪ねてきたユズヒコにバーサーカーは、よくぞ聞いてくれました!とばかりに己の野望を語った 「願い事なっしか!?ふなっしーは橋市の公認ゆるキャラになりたいって思ってるなっしぃぃぃぃぃ!!」 「」 ユズヒコは耳を疑った。 ……やっぱりこいつゆるキャラなのかよ。しかも非公認って。 「マスターの願い事は何なっしー?」 「え、願いごと?オレの?」 「マスター以外に誰がいるなっしー」 願いごとと言われても思い付かない。そもそもユズヒコがバーサーカーを召喚したのは、他の参加者から見を守るためだ。聖杯戦争に乗ったからって訳ではない。 しかし、興味津々な視線を向けてくるバーサーカーに、願いがないと答えるのは気が引けた。 「別に無いけど、強いて言えば家に帰りたいかな」 「へーそうなっしかー」 いや別にそこまで興味は無かったようだ。バーサーカーはユズヒコの部屋を勝手にあさりだした。ユズヒコは少しイラッとした。 「よーしわかったなっしーー!!マスターのためにふなっしーがんばるなっしいぃぃぃぃ!!」 かと思えば突然トリッキーな動きで暴れ始めた。いや、それは困るとユズヒコ。今は深夜で普通にご近所迷惑だ。 止めようとするユズヒコの目の前に、バーサーカーは一冊の本を突きつけた。 「この本のアイドルとふなっしーはどっちが可愛いなっしー?」 「ぎゃあああああああああああ!!返せ!返せよ!」 我を忘れて叫ぶユズヒコ それはユズヒコのお気に入りのアイドル。丸野丸美の水着写真集だった。 なぜバーサーカーが!机に鍵をかけて隠していたのに!? 「ヒャハャーーー!!」 「バーサーカー!おい!」 「五月蝿いわね!!今何時だと思ってんのよ!!とっとと寝なさーーーい!!」 ……その後、怒った母が部屋に乱入 バーサーカーと取っ組み合っているユズヒコをみて一悶着あったのだが、それはまた別のお話 【マスター】 立花ゆずひこ@あたしンち 【参加方法】 父の出張土産がゴフェルの木の木片だった 【マスターとしての願い】 地球に帰りたい 【能力・技能】 『納豆奉行』 納豆の食べ方にこだわりがある 【人物背景】 立花家の長男で中2。暗黒面に堕ちたりとかはしてない。 キノコヘアーの縁をギザギザにしたような髪型で、細目。驚いたときなどは開く。 結構モテる。 シャイで繊細なためか、基本的にあまり喋らないタチで、大人びている。姉のみかんより常識的で生活能力ならユズヒコの方が上。 【方針】 聖杯戦争には消極的。バーサーカー(ふなっしー)に守ってもらう 覚醒前は普段通りの立花家の生活を過ごしていたため、再現されたNPCの立花家の面々に情がある。(彼らは実は……的な設定は他の書き手さんに任せます) 【クラス】 バーサーカー 【真名】 フナディウス4世(ふなっしー)@現実 【パラメーター】 筋力B 耐久B(C) 敏捷A 魔力E 幸運D 宝具B 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 狂化:-(B) 精神汚染スキルを持つため、狂化スキルは機能していない。 しかしその言動はぶっちゃけバーサーカーのそれと変わらない。 【保有スキル】 打たれ強さ:A 例え非公認でもへこたれずに地道にアピールし続けるメンタルの持ち主 話術撹乱:D トリッキーな言論にて相手を混乱させる 精神汚染:C 独特なテンションが高い 虚言癖:B 言っていることの27.4%が嘘 【宝具】 『梨汁ブシュー(ナシジルブッシュュュ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2 最大補足:1人 梨汁と呼ばれる謎の液体を噴出し、触れた相手に何らかの状態以上を起こす。効果は完全にランダム 稀に対象のテンションや言動をふなっしーっぽくすることがある。 『梨の妖精郷(ふなっしーだいしゅうごう)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:60 ふなっしーの兄弟274体を召喚する宝具。因みにふなっしーは4男 兄弟のステータスはふなっしーとほぼ同じ。 【weapon】 ふなっしーは己の肉体のみで生き残ってやるなっしーー!! 【人物背景】 ふなっしーは千葉県船橋市に舞い降りた梨の妖精なっしー! ふなっしーは2000年に一度現れる奇跡の梨の妖精だけど、両親は普通の梨の木なっしー! 兄弟は全部で274本でふなっしーは四男なっしー! ちょっと口が悪くて虚言癖があるけど案外素直なっしー! ……2000年に1度だけ現れる奇跡の「梨の妖精」。両親は普通の梨の木 ハードロック・ヘヴィメタルを好んでおり、初めて買ったCDはディープ・パープルの『マシン・ヘッド』、好きな歌手はオジー・オズボーン、車の中でよく聴く音楽はエアロスミス、ライバルにはロブ・ハルフォードの名を挙げている。好物は桃。 ただし、ふなっしー曰く「虚言癖があり、言っていることの27.4%が嘘」とのことなので、いずれも本当かどうかは不明である 【サーヴァントとしての願い】 船橋市の公認になりたいなっしぃぃ!! 【基本戦術】 ゆるキャラなため戦闘はあまり得意ではないが、その奇抜な言動とトリッキーでアクロバティックな動きで敵を翻弄する……かもしれない