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BBCP-コンボ BBCP-コンボ 中央~どこでも基本 しゃがみ喰らい限定 カウンターヒット限定 画面端しゃがみ喰らい限定 投げ始動中央 端 パーツ補足始動 中継キャラ限定パーツ(調査中) 6C 〆 コメントフォーム(意見・要望・苦情・報告等) 略語一覧(クリックすると開きます) jc → ジャンプキャンセル ch → カウンターヒット rc → ラピッドキャンセル fc → フェイタルカウンター OD → オーバードライブ。後ろに数字が付く場合は体力減少量の目安 cOD → キャンセルオーバードライブ dlまたはディレイ → ディレイ 少し遅らせること 微ダ → 微量のダッシュ。少しダッシュすること スライド~ → ダッシュモーションを介さず、慣性を乗せて技を出すこと CT → クラッシュトリガー ● → ノーゲージコンボ ○ → ゲージ50%コンボ ◎ → ゲージ100%コンボ ★ → オーバードライブ+ゲージ50%コンボ ✩ → オーバードライブ+ゲージ100%コンボ ※必要ゲージアイコンは「最低限」必要なゲージ量。 ※ODを使用するものは価値的な面も考慮し、DDを組み込む前提にしている。 5D2、6D3等 → レバー方向、ボタン、派生順で表記。6D3なら3段目で出した6D(ランスモーション)の事 ピック → ピック・コンフィ アルク → アルク・グリエ マルトゥ → マルトゥ・フラン アッシュ → アッシュ・ロティル ランス → ランス・キッシュ BF → ランスの噴射部分を当てること ソルベ → アルミュール・ソルベ サーブル → サーブル・アングレイズ キャスク → キャスク・ヴルーテ AH → アストラルヒート 多段ヒットの通常技は 5C(1)等の表記がされていない限りはすべて当てる。 「エリアル」と書いてある部分の基本は【jcJB JC jcJC ピック】 [部分編集] 中央~どこでも 基本 ●(5Aor2A )5B 5C ランスorキャスク 基本コンボ。5Bが長いゆえに3Cが届かない状況は結構あるので割とお世話になる。 空中ヒット時もランスなら問題なく繋がる上に、5Cが多段ヒットなので確認は楽。 なるべく5Cは最終段まで当てダメージを伸ばしておきたい。 高い位置でヒットしている際はキャスクが空振りするのでおとなしくランスへ。 ●(5Aor2A )5B (5C )3C 6D 5Dor6D 6D 3Cが届く場合の基本コンボ。5Cはその後の3Cが届くなら挟めばダメージUP。 位置を入れ替える場合は派生2を5Dにする。以後のレシピも同様の要素。 中央ノーゲージコンボとしては全体で見ても低難易度の割に高火力なのでしっかり決めたい。 ●6B 2C jcJB JC jc JC ピック ●6B 5C 5D 5Dor6D 6D 対空6Bからの簡単コンボ。ダメージは2000ほど。 画面の位置関係で使い分けて行きたい。 ○5B 5C 3C 6D 2Drc (微ダ)6C 溜めランスBF 微ダ5B 6B 5C 5D 5D 6D ダメージは約4400。立ち喰らいでゲージを消費してでもダメージを伸ばしたい時に。 最速6Cでは噴射が当たらないことが多いため、ダッシュやディレイで調整できるとベスト。 拾い高度やキャラよっては噴射が当たらずにランスの突進自体がヒットしてしまう。 その場合はダッシュ2Dや端が近ければ3Cで拾うことができるので即座に対応しよう。 6C 溜めランスBFのパーツを使うコンボには常にこの要素がある。 ○6Aorマルトゥ rc (スライド)6C 溜めランスBF 5B 6B 5C 5D 5D 6D 中段始動コンボ。6Aで上のレシピでも3400と中々の威力。 6Aヒット後は間合いが結構離れているため、必ずスライド6Cに。 ✩6C 溜めランスBF rc OD3 【2D 6D 溜めランスBF】*2 3C 5D 5D 6D キャスク 8000越えと素敵なダメージを叩き出すが、6C「ノーマルヒット」かつ 「直6CからBFが当たるキャラ、位置関係」限定と実のところ結構制限のあるコンボ。 確定取れるけど被chではない硬直でなければならない。 しゃがみ喰らい限定 ●5B 5C 6C 溜めランスBF 微ダ5B 6B 5C 5D 5D 6D しゃがみ喰らい限定。ランス後の拾いは5Bや5Cを省いても繋がる。 5C 6Cの部分がしゃがみ限のためその前は5Bでなければいけないことはないが、 A始動等コンボ補正が多い状態や間合いが遠い状態では6Cが繋がらなくなる。 カウンターヒット限定 ●アッシュch (ダッシュ)6B 【5C 5D 5D 6D】or【2C jcJB JC jcJC ピック】 ●アッシュch (ダッシュ)6C 溜めランスBF 5B 6B 5C 5D 5D 6D 対空他でのアッシュchからのコンボ。端背負い気味の場合は派生2番目の5Dで位置を入れ替えよう。 ●5Bor5Cor2Cch(fc) 6C 溜めランスBF (微ダ)5B 6B 5C 5D 5D 6D 5Bch時は6Cに繋がるので被chへの反撃には逃さず決めていきたい。 6Cへのつなぎがch(fc)限定なだけで、その他のパーツはfc限定ではない。 ●2Cfc 6D 5D 2D スライド2B 5C 6C 溜めランスBF 5C ランスBF 3C 2D 6D 6D fcなら地上ヒット2D3から2Bで拾え、空中ヒット5Cから6Cが繋がるという示しレシピ。 端であれば2Bをスライドにする必要がなく簡単になる。 [部分編集] 画面端 ●5Aor2A 5B 3C 2D 6D 6D 5B 6B ランス ●5Aor2A 5B 3C 2D 6D 6D 5B 5C(1) 3Cスカ A始動では拾いから伸ばせないのでダメージ伸ばすなら拾い後の5C(1~2)からキャスクを。 ランス〆は相手が低空で復帰するので6Bで狩るなどへ移行。 ●5B 5C 3C 2D 6D 6D 5B 6B 2C ランスorエリアル ○5B 5C 3C 2D 6Drc 溜めランス 6C 溜めランスBF 裏周り3C 2D 6D 6D ★5B 5C 3C 2D 6D 6D 5B 6B 5C(1)or3C cOD2 3C 5D 5D 2D キャスク ✩5B 5C 3C 2D 6D 6Drc OD2 3C 2D 6D 溜めランス(BF) 6C 溜めランスBF 6B 5D 5D キャスク 端B攻撃以上始動のコンボ。5B始動で3500or3900/4400/5500/6300ほど。 基本的に5Bが2Bでも完走可能(なはず)だが、ダメージは大きく落ちる。 空中追撃への(裏周り)3C 2D 6D 6D〆は中央コンボが端に到達した時にも有効。 キャスクで締めるコンボは自ら端を背負ってしまう事も多いため位置関係に注意。 ○5B 5C ランスrc 3C 2D 6D 6D 5B 6B 2C エリアル 主に空中の相手へ5Cを入れ込んでしまった5Bを引っ掛けた時用。 3Cが届かない距離は2Dで直接拾う。 ●6A 2A 5C(1) 3C 2D 6D 6D 5B 6B 5C 5D 5D 2D 端であればゲージを使わずとも6Aから拾える。ダメージ2700ほど。 状況を取るなら締めは5Dへ行かずに5C(1) 3Cスカ、ランス〆などで。 ○マルトゥrc 6C 溜めランスBF 微ダ裏周り3C 2D 6D 6D 5B 6B 5C ランス 端マルトゥrc始動。結構なダメージが出せるので狙っていきたい。 ●JD 6D 6D 5A 5B 6B 5C 5D 5D 2D JD始動に限らず、派生6D3を地上ヒットさせた場合端ならA攻撃で拾える。 しゃがみ喰らい限定 ●5B 5C 6C 溜めランス 3C 2D 6D 6D 5B 6B 5C(1) 3Cスカ ●5B 5C 6C 溜めランスBF 裏周り3C 2D 6D 6D 5B 6B 5Cor2C ランス 溜めランスの突進があたってしまったら上レシピへ。 ランスも6D3も同技になってしまっているため。 [部分編集] 投げ始動 中央 ●投げ 溜めランスBF (微ダ)6C 溜めランスBF 6Bor3C 5D 5D 6D 4000近くを叩き出す主力のコンボ。 拾いは6Bが簡単で安定、3Cは多少難易度とダメージがUP 最初のランスバックファイア当てに若干のキャラor位置限が存在する。 端を背負って中央側に投げた場合はキャラ限定関係なしにうまく決まらないことが多い。 バックファイアが当たらず突進がヒットする場合、端が近ければダッシュから同様に6C、 遠ければダッシュ2Dで拾えるがダメージは落ちる。 ●投げ 溜めマルトゥ 5B 6B 5C 5D 2D 6D 上記BFコンボが入らないキャラ用。簡単な割りに3000オーバーなのでそこそこ。 ただし、端背負いから中央側に投げた場合はマルトゥが届かないため不可。 ●空中投げ (微ダ)5B 6B 【2C jcJB JC jcJC ピック】or【5D 5D 6D】 端を背負気味なら5D~へつなげば位置の入れ替えが可能。 端 ●投げ 溜めランス 6C 溜めランスBF 6Bor裏周り3C 5D 5D 6D 端の安定コンボ。2回目のランスで裏に回るのでD派生2を5Dにして戻ってくるか、 スライド3Cで裏周りながら拾って端を維持しよう。 ★投げ cOD2 溜めランス 6C 溜めランスBF 6Bor3C 5D 5D 6D キャスク cODを使ってダメージ上昇+バースト対策。 上記コンボの6Cの前にCTを挟むことができるが、キャラによってタイミングが違う上、 ダメージは500程度の差なので省いたものを掲載。 ODが途中で切れた場合も、6Dのモーション中であればキャンセルは可能。 ◎投げ AH 条件を満たしているなら問答無用で決めるべき。 ●空中投げ (微ダ)5B 6B 5D 5D 6D 端空中投げは中央側に落としてしまうため、5D 5Dを使って位置の入れ替えをしよう。 5Bが早すぎると端側を向いて出てしまい空振りするので注意。 ほんのすこし引きつけて2Aや2Bで拾うようにしても良い。 [部分編集] パーツ補足 始動 補正は概ねゲーム共通の仕様。 A攻撃、2B、中段技、無敵技は始動補正が重め。 JBも補正が結構強いため飛び込みからのコンボには注意。 確定反撃には被chなら2Cfc 6Cを狙いたいが、5B 6C始動でも十分。 中継 キャラ限定パーツ(調査中) 中央投げ 溜めランスBF直撃:ジン 空振り:ノエル、レイチェル ※それぞれディレイでなんとかならなくもないがシビアなので非推奨 端3C 2D 6D 6Dから空中拾い5B 5C:セリカは5Cが上手く当たらない 5B 6B 3C:ハザマ、μ、ν、λには3Cが当たらない 6C 高威力を出すならとにかく6C 溜めランスBFが必要になる。 投げ以外から繋がる状況を作りやすいのは以下 5B、2Cのch(fc)時 5Cしゃがみ喰らい時 ~3C 6D 2Dや6Aorマルトゥ等からrcを使用して 〆 上記レシピはあくまで概要のため、締めパーツは状況に応じて変えていきたい。 以下は締めパーツの例。 D技〆5D1or2D2:補正次第では空中復帰されないが、有利時間は短め 5D3:打ち上げてしまうが威力が群を抜いて高い 6D3:相手を大きく横へ吹き飛ばすもののおそらく一番状況がまとも。 2D3:ダウンを奪えるが自身の硬直が多く、状況の割に起き攻めがイマイチ。 レシピから見る端での〆方エリアル ピック:強制ダウンによる有利時間は長いが、位置関係が微妙。復帰で読み合いになりやすい。 6B 5C(1) 3Cスカ:有利時間は短いが、強制ダウンしないため展開が早い。ランス締めも6D3締めもパーツを使ってしまい使用不能な際などで活用。 6B 5D 5D 6D:低い位置で6D3が当たるものの有利時間・間合いはそこそこの状況。難易度が低く位置入れ替えもできるため、スライド裏周り3Cが難しい場合にも活用できる。 6B( 5Cor2C) ランス:6D3を既に中継している場合に同様の状況を作れる。 3C 2D 6D 6D:中継に使う事が多いパーツだが、端の〆で使うと垂直JBで詐欺飛び&前転狩り可能。繋ぎが空振りorディレイ必須のキャラがいるが、3Cではなく直接2Dで拾えば比較的楽に解決できる。 端空中追撃からキャスクが入る状況5B 5C(1~2)から 3C 2D 6D 6Dからノーキャンセルで OD中6D3や2D3からキャンセルで AHが決まる状況端~3C AH 端投げ AH コメントフォーム(意見・要望・苦情・報告等) ここにコンボ等の情報をコメントしてくれると助かります。 バックファイアのコツとかありますか? 教えてください -- (ぱわぽけ) 2016-03-24 16 16 19 名前 コメント すべてのコメントを見る
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The Bodyguard The Musical【登録タグ 2020年 2022年 ロンドンミュージカル 作品:ほ】 上演概要 ロンドンミュージカル あらすじ(公式サイトより) 人気絶頂の歌手レイチェル・マロンは、謎のストーカーに付きまとわれ、ボディガードとしてフランク・ファーマーが雇われた。 姉と共にオスカー賞を目指すレイチェル。任務遂行に身を捧げるフランク。狂気を増していくストーカー。 家族が、仲間たちが、愛情、友情、恐怖、嫉妬、欲望がうずまく複雑な感情に揺り動かされていく。 上演情報 世界初演:2012年 日本初演:2020年 【初演】2020年 3月19日(木)〜3月29日(日):梅田芸術劇場メインホール 4月13日(月)〜4月26日(日):東急シアターオーブ(全公演中止)料金●S席:13,500円、A席:9,500円、B席:5,500円、U25チケット(25歳以下当日引換券) :3,500円、注釈付S席:13,500円(全席指定・税込) 【再演】2022年 1月21日(金)~1月31日(月):梅田芸術劇場メインホール(大阪府) 2月8日(火)~2月19日(土):東京国際フォーラム ホールC(東京都)料金●S席:13,500円、A席:9,500円、B席:5,500円(全席指定・税込) 登場人物 レイチェル・マロン 人気絶頂のスーパースター フランク・ファーマー レイチェルのボディガード ニッキー・マロン レイチェルの姉 ストーカー 正体不明のストーカー サイ・スペクター レイチェルの広報担当者 トニー・シベリ レイチェルの旧来ボディガード ビル・デヴァニー レイチェルのマネージャー フレッチャー レイチェルの息子 レイ・コート フランク・ファーマーの元仕事仲間で、現役FBI特別捜査官 配役 役柄 2020 2022 レイチェル・マロン 柚希礼音[未] 新妻聖子[未] - May J.[未] フランク・ファーマー 大谷亮平[未] ニッキー・マロン AKANE LIV[未] ストーカー 入野自由[未] 佐賀龍彦[未] 佐賀龍彦※ サイ・スペクター 水田航生[未] 猪塚健太[未] トニー・シベリ 大山真志[未] ビル・デヴァニー 内場勝則[未] フレッチャー 大河原爽介 福長里恩 大河原爽介 重松俊吾 レイ・コート 青山航士[未] ※病気療養のため降板 2020年アンサンブル 飯田一徳、小山銀次郎、宮垣祐也、加賀谷真聡、鹿糠友和、落合佑介 杉浦小百合、吉元美里衣、橋本由希子、HitoMin、杉原由梨乃、熊澤沙穂、斎藤葉月 2022年アンサンブル 飯田一徳、小山銀次郎、宮垣祐也、加賀谷真聡、鹿糠友和、落合佑介 杉浦小百合、吉元美里衣、橋本由希子、HitoMin、杉原由梨乃、原田真絢、斎藤葉月 スウィング 新井健太、江崎里紗 スタッフ 原作:ローレンス・カスダン作(ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」) 脚本:アレクサンダー・ディネラリス 訳詞:森雪之丞 翻訳:阿部のぞみ 編曲:クリス・イーガン 演出・振付:ジョシュア・ベルガッセ 2022年スタッフ ミュージカルスーパーバイザー:ヴォーカルアレンジメント、リチャード・ビードル 音楽監督:小澤時史 美術:二村周作 照明:勝柴次朗 音響:山本浩一 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:田中エミ 歌唱指導:満田恵子 アクション:西村陽一 演出補:伴・眞里子(22年) 振付助手(20年)/振付補(22年):飯作絵梨子 通訳:角田美知代 音楽監督助手:大隅一菜 美術助手:伊従珠乃 照明助手:小沢淳 衣裳助手:大西理子 稽古ドラム(20年):杉原正太 演出助手:伴・眞里子(20年)、玉置千砂子 舞台監督:山貫理恵 ミュージシャンコーディネート:新音楽協会 ロンドン・ウェストエンド・オリジナル版プロデューサー:マイケル ハリソン、エンタテイメント、デビッド イアン プロダクション 主催:関西テレビ放送(20年大阪公演)、フジテレビジョン(22年)、アミューズ、トリックスターエンターテインメント、読売新聞社 後援(20年):TBSラジオ(東京公演)/ABCラジオ、FM COCOLO(大阪公演) 協賛(20年):ALSOK 協力:TBSラジオ(東京公演)、ABCラジオ、FM802、FM COCOLO(大阪公演) 企画・制作・主催:梅田芸術劇場 ナンバー Original London production 第1幕 "Queen of the Night" - Rachel and Ensemble "I'm Your Baby Tonight" - Rachel, Fletcher and Ensemble "Oh Yes" - The Stalker and Rachel "Saving All My Love for You" - Nicki "Saving All My Love for You" (Reprise) - Nicki "So Emotional" - Rachel, DJ and Ensemble "Run to You" - Rachel and Nicki "How Will I Know" - Karaoke Girls "I Will Always Love You" (Dolly Parton Version) - Frank "I Have Nothing" - Rachel and Nicki 第2幕 "All the Man That I Need" - Rachel and Ensemble "I'm Every Woman" - Rachel and Ensemble "All at Once" - Nicki "Jesus Loves Me" - Nicki, Fletcher and Rachel "Jesus Loves Me" (Reprise) - Rachel and Ensemble "One Moment in Time" - Rachel "I Will Always Love You" (Whitney Houston Version) - Rachel "I Wanna Dance with Somebody" - Company ソフト化 外部リンク 公式HP2022 公式HP2020 ミュージカル『ボディガード』 (@BodyguardNIPPON)Twitter
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新作格ゲ 公式ページ ラグナ ジン ノエル テイガー タオカカ レイチェル アラクネ ライチ カルル バング ハザマ ヴァルケンハイン
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【住めば都の十津那荘】 「鬼! 悪魔! 人でなしー!」 「あんなぁ、何で俺が朝から人でなし呼ばわりされにゃーならんのだ!」 今日も今日とて朝からケンカの俺こと大下勇次と同居人のウツホ。 最早日課となりつつある二人のケンカも、こんな朝から繰り広げられる事は稀だ。一体何が原因なのかと言うと……。 「こんな……こんな残酷な物食べるなんて信じられない……悪魔の所業よ! 地球人は悪魔よ!」 「地球じゃ魚食べるのは普通の文化なのー! カルチャーギャップにいい加減慣れろ!」 「触らないで! 私の事も食べるつもりでしょう!? エロ同人みたいに!」 「そんな言葉どこで覚えた!? て言うかエロ同人みたいに食べるってどう言う」 「朝からセクハラだよこの地球人男子は。エルフと地球人は年中発情してるって言うけど本当だねぇ」 「いやお前から言い出した事だろう!?」 ド ン ! 『すいませーん!』 そう、事の発端は俺がちょっと豪勢にお頭付きの刺身を朝ごはんに用意した事に始まる。 ミズハミシマ出身の人魚であるウツホの故郷では、魚は大切な海の友達だったそうで、それを食べる種族も向こうには居たが生のまま刺身に捌くような料理は見た事がなかったらしい。 つまり頭が付いたまま体の形に盛り付けられたスーパーの刺身が、ウツホにとっては愛玩動物の残虐シーンに見えたと言う訳だ。 「お前の理屈で言ったらケンタウロスが居酒屋で馬刺しでも出された日にゃ大変な事になるな」 「うん。多分切れまくってお店一軒地図から消える事になるよ」 「異世界人恐えー!」 「そうなりたくなかったら明日のゴミ出し当番代われ~」 「お前にそんな力ないだろ!」 ド ン !! 『ごめんなさい!』 再び壁を叩かれ同時に謝る俺達。 これはそろそろ切れて乗り込んでくるか大家さんに相談される頃かもしれない。 ようやくウツホとは話を付けて低予算で住めていると言うのに、そんな事になれば全て水の泡だ。 「ユッコさん相当切れてるな」 「それにしたって沸点低すぎじゃない? こないだから一体何回壁バンしてる事やら」 「それは俺達が五月蝿いからだろ? ちゃんと謝りに行こう」 「お、台バンからリアルファイトの展開ね。ギャラリーとして応援してるわ」 そんな事情を分かっていないのか、こいつ俺だけ謝りに行かせるつもりらしい。 そうは問屋が卸さないぞコノヤロウ。喧嘩両成敗の原則に反する行為に俺は猛烈に抗議する! 「お前も来るんだよ!」 「痛たたたた! ダメ駄目ダメ、ユッコさん恐い~」 ウツホのマシュマロみたいな頬(ちょっと気持ち良い)を摘んで俺は部屋を出て行く。 その後、まさかあんな事態になるとは全く予想だにしないまま……。 ~第ニ話 幽霊のいた部屋~ コンコン 「すいませ~ん」 外は快晴、夏に向けて気温が上がって来たとは言え風と日陰はまだ涼しさを残す季節。透き通った太陽の陽射しがコンクリ造りの廊下にハッキリと陰影を描く中俺は202号室の前に来ていた。 こうして隣をノックするのは越してきた時以来二度目だが、今回も前回同様すぐ返事は返ってこない。 「ごめんくださーい。ユッコさん居ますかー?」 俺とウツホとユッコさんは同じ十津那学園高等部に通う学生だが、ユッコさんは学年が上なのでそれ程交流がない。 ただ風の噂で変わり者とか気難しい人とか言う話を聞くので、尚の事関わり辛いのだ。 「ねぇひょっとして今居ないんじゃないの? いや、居ないのよきっと。居ない事にしとこう」 「壁叩かれてるのに居ないわけないだろ。何をそんなにびびってるんだか」 俺には強気の癖にこんな時だけ弱気になりやがる。 最近分かった事だが、こいつは結構人見知りをするタイプらしく、あまり知らない人の前では猫を被ったように大人しくなる。 俺の前でもそうならもう少し上手くやって行けるのかも知れないが、素のこいつは我がままで口やかましい奴なのでそれは無理だ。 何故俺の場合だけ最初からあんな調子だったのか不思議に思った事もあったが、何だか今更聞くのも恥ずかしいので聞いていない。 とにかく今はユッコさんに謝る事が先決なのだが…… 「あれ? 開いてる」 「勝手に入るのは不味いって~。ねぇまた今度にしようよ。別に今日じゃなくたって良いじゃない。ね? ね? ねぇ?」 「もーうるさいなぁ……ユッコさーん。謝りに来ましたよー怒ってないで返事して下さーい」 例にドアノブを回してみるとドアは開いている。 取り敢えず中に居るらしい事は確かなようだが、返事も無しに踏み込むのは流石に失礼か。 と、思ったのだがウツホがあまりに止めよう止めようと言うので、俺は反発心からそんな常識も忘れどうしても今やろうと行く気持ちになってしまい、ドアを開けてしまった。 するとその先にあったのは……。 「ユッコさ――!?」 「止めなって、ねぇ、止め――!?」 「行けー! 零式今だ! 必殺零式貫通ドリル抜き手ー! ギュルルルー……」 ユッコさんはお人形遊びに興じていた。(それも男の子みたいな遊ばせ方で) 凍りつく202号室。そして静寂の中落ちたユッコさんのヘッドホンから流れる景山ヒロ○ブの燃えソング。 ユッコさんはオタクだった。 「何勝手に入ってんだよーお前らーーー!! うわーーーーーん!」 「何も見てない! 俺何も見てないですから!」 「ユッコさんが男子児童みたいな遊びしてたなんて私見てませんから!」 「見てんじゃないかー! わーーーん! 記憶消えろ消えろ消えろー!」 『ユッコさんが壊れた!』 人の見てはならない姿を見てしまった俺は、やっぱり勝手に人様の部屋に入るのはいけない事なんだなと反省しながら、ユッコさん自作可動フィギュアの直撃を受け倒れた。 「いや、私はそんな事していないぞ?」 『へ?』 落ち着きを取り戻したユッコさんに五月蝿くしていた事を謝ると、意外な事にユッコさんはそんな事知らないと言った。 「いや、でも俺達が騒ぐ度確かにユッコさんの部屋の側の壁が叩かれてたんですけど」 「そうそう。こう、ドン! てな感じに」 ウツホは右拳で左手の平をぶつ様なジェスチャーをした。壁を叩くイメージらしい。 俺達が騒ぐ度度々聞こえていたあの音を、ユッコさんがやっていないとなると俺達が聞いていた音は幻聴だったとでも言うのか。 そんな訳が無い。俺もウツホも確かに何度も聞いているのだ。 「私はそんな狭量じゃない。音の方向を聞き間違えてるんじゃないのか?」 「そんな筈は……」 しかしあくまで知らないと言うユッコさん。 オタクだから内弁慶の外地蔵で知らばっくれているのか?などと俺が失礼な想像をしていると、ユッコさんは突然俯きながら上目遣いになって声を低くしてこう言った。 「もしかしたらそれはラップ音だったのかもしれないな」 「ラップ音?」 ラップ音、何処か出来た事のある言葉だ。確かテレビで聞いた事があるような気がする。 一体なんだったか……俺が思い出そうと考えるより早く、ユッコさんはその答えを出してきた。 「ラップ音。それは霊現象の中でも最たるもので、誰も何もしていないのに騒がしい音が出る現象なんだが、ひょっとすると……」 「や、止めて下さいよ幽霊なんてそんな!?」 思い出した。 そうだ、心霊特集でよく聞いた言葉だ。俺は幽霊なんて信じないけど霊現象の一種だ。 しかし……異世界なんてものが存在し、伝承の中の存在が現実に居た世界において、幽霊はまだ目撃されていない。そう、ゾンビや吸血鬼は居ても幽霊だけは絶対居ない筈なんだ! 「何? ユージびびってんの? 口では幽霊なんて居ない、恐くないって言ってたのにびびってるの~?」 「びびっちゃいねーし! エルフもノームも人魚もいるけど幽霊だけはいねーし!」 ド ン ! 『ひゃあ!』 俺がそう叫んだ瞬間、またしてもいつもの壁バンの音が聞こえた。 今度は203号室、俺の部屋の方から聞こえたのだ。ユッコさんの言っている事は嘘ではなかった。と言う事はやっぱり……。 「今のがお前達が言っていた音か。初めて聞いたぞ」 「こんな大きな音なのにユッコさんは聞こえてなかったなんて……やっぱり幽霊だよこれ」 「いやいやいや、幽霊の筈がない! 幽霊の訳がない! 幽霊なんて居ない!」 ドン! ドン! ドン! 「ひゃあ許して下さーい!!」 「ちょ! 何人の後ろに隠れてんのよこの男やっぱり最低――!?(ビクン!)」 俺が壁の方向から隠れるように盾にしたウツホの体が大きく揺れた。 そしてそのまま大きく背を反らせて行ってブリッジの体勢を取った。何で? 何で急にこいつブリッジなんてしてんの??? 「お、おい。どうしたんだよウツホ? 何してんだよそんな格好で、冗談きついぜホント止めろよ」 『うらめしや……』 ブリッジしながら白目むいてうらめしやなどと明らかに他人の声で喋り始めるウツホ。これはヤバイ。マジでヤバイ。 『リア充どもうらめしや……爆発しろうらめしや……裏飯屋ー!』 「こえーーーーー幽霊こえーーー!!」 「あ! 逃げた!」 俺は逃げた。 取り憑かれたウツホもユッコさんも置いて俺は逃げた。 だが勘違いしないで欲しい。俺は決して恐くてただ逃げた訳ではない。策があるのだ。 つまり戦略的撤退……そう戦略的撤退だ! 「うらめしやーあいつ……うらめしやー一人で逃げ……うらめしやー後でぶっ飛ばす……」 「お前ら人の部屋で凄い迷惑! 出てけーーー!」 ユッコさんの叫び声を背に受けて、俺はあの部屋まで走った。 あの部屋まで……あの部屋まで行きさえすれば……これが我が逃走経路だぁーーー! 「シルキーさーん! シルキーさーーーん!」 「なぁにぃ? 昼っぱらからぁ、騒々しいわぁ」 俺は201号室に来ていた。 目的はそう、この人だ。異世界にある死の国スラヴィアから来たと言うアンデッドの獣人。シルキー=ブランネルその人だ。 動く死者・アンデッドなら幽霊に対しきっと何か有効な手立てを持っているに違いない。 「幽霊が実在したんですよー! それでウツホが取り憑かれてエクソシストみたいな事になっちゃって! アンデッドのシルキーさんなら何とかならないかなってそれで――」 「ユーレイぃ? なぁにぃそれぇ?」 相変わらず眠そうで気だるそうなシルキーさんはどうやらユーレイと言う物を知らないようだ。 死者の国なのに幽霊って居ないのだろうか?いや、それともシルキーさんの翻訳精霊が上手い該当単語を知らないだけだろうか。 まぁそんな事はこの際どうでも良い。俺はともかく幽霊についてとユッコさんの部屋で起こった事を説明した。 「ふむふむぅ、それがぁユーレイなのねぇ」 シルキーさんは俺の説明を一通り聞き終えるとうんうんと頷いた。 「でもそれってぇ、うちの故郷のぉレイスにぃ似てるわねぇ」 「レイス?」 「そうよぉ、レイスよぉ。あたしがぁ一緒に行ってぇあげるわぁ」 こうして俺はレイスが何なのか説明も聞かないまま202号室にとって返す事となった。 シルキーさんの口振りから察するに、やはり何か手立てがありそうだ。 俺は逸る気持ちを抑えシルキーさんと一緒に202号室に飛び込んだ。 『あぁ~~~~~』 「こえーーーーー! 幽霊こえーーー!!」 「ウツホー!」 と、飛び込んだ先に居たのはブリッジのままガサガサ虫のように動き回るウツホと、腰を抜かして床に倒れこむユッコさんだった。 「今助け――ん? 何だこれ……水?」 「わーーーーー!! 触るな! その液体に触るな! 絶対触るんじゃないぞー!」 「げっ! まさかユッコさんあんた!?」 俺はウツホに駆け寄ろうと一歩踏み出しユッコさんの後ろを通ろうとしたのだが、そこで何か生暖かい液体を踏んだ事に気がついた。 良く見るとその液体は床に結構広がっていて、ユッコさんのジャージのズボンも濡れていて……。 「これは違うぞ! あいつが暴れたからお茶がこぼれてかかったんだからな! ホントだぞ!?」 「分かってる……全部分かってるから……」 「何だその生暖かく慈愛に満ちた目はー! そんな目で私を見るなー! うわーーーん!!」 最早何も問うまい……。人には聞かれたくない事の一つや二つあるものだ。 色々な意味で何だか少し大人になったような気がする俺は、早速ウツホに向き直った。 あいつもきっと俺の助けを一日千秋の思いで待っていた事だろう。だが俺は来た、ここ202号室に。 待たせたなウツホ!だが良いだろう?主役は遅れて登場するものだからな! 『あんたねーうらめしや……よくも逃げてくれたわねうらめしや……絶対殺すうらめしや……』 「シルキーさんやっちゃって下さい! あいつごと!」 俺の妄想は0.1秒で粉々に粉砕された。 ウツホの目は本気と書いてマジ状態だ。絶対害のある存在に違いない。 『ユージーーー! うらめし殺すぅ!』 「もう幽霊が言ってんのかウツホが言ってんのか分からんなこれ……」 再び俺は戦略的撤退を断行しシルキーさんの後ろに隠れた。だって仕方なかったんだ。こうするしか俺には出来なかったんだ。 みんな解ってくれるよね?俺の気持ち。 そんな弱気な俺を余所に、シルキーさんは一歩も引く事無くウツホに向かい合っている。 ブリッジで白目むきながらガサガサ動く、あんなキモイ生き物相手に良く平静で居られるなぁと感心していると、シルキーさんの口から驚くべき言葉が飛び出した。 『出て行け~~~ここから立ち去れ~~~』 「あれぇ~? あなたぁレイスのレイチェルじゃなぁいぃ?」 『あ、姐さん!? 何故こんな所に!?』 「姐さん~!?」 何か知り合いっぽいこの二人。 意外な展開に驚きながらも、俺はこれでもうこの幽霊も恐くないなと一安心したのだった。 「なるほど。つまりレイス、実体の無いスラヴィアンであるレイチェルさんは死出の旅で地球に来ていたと」 (そうなんですぅ) 203号室に戻った俺達は、シルキーさんも交えてこの幽霊、レイスのレイチェルさんの事情を聞いていた。 レイチェルさんは今はもうウツホの体から出て元の幽体≪アストラルボディ≫に戻っている。 そのレイチェルさんが言うには、彼女はスラヴィアン特有の最後『死出の旅』としてここ、地球に来ていたと言うのだ。 スラヴィアゲートは南極にあると聞くし、それでこの日本に来ていたのだろう。 「しかし大人しそうな顔して嫉妬で壁叩きまくってたなんて、見かけによらず荒っぽいなぁ」 (そ、それは……悲しいと勝手に音が出てしまって……) 俺が素直な感想を述べると元狗人のレイスであるレイチェルさんは耳をたたみ尻尾を下げてシュンとしてしまう。 あれ?もしかしてわざとじゃなかったのかな?と少し悪かったと言う気持ちになっていると、ウツホのビンタが飛んできた。 「あてっ」 「もー! あんたって相変わらずデリカシーが無いんだから! そんな事もうどうだって良いでしょー!」 「ご、ごめん」 今度は俺がシュンとなった。 そんなやり取りがあったけど、気を取り直して本題に入る。そう、レイチェルさんをどうするかと言う問題だ。 (ご迷惑おかけして申し訳ないですぅ……実は私には未練があって、こうして死に切れずここに残っているのですぅ) 「そのぉ未練ってぇ、一体何なのぉ?」 (それは……) 半透明に透けている顔をシルキーさんに近づけるレイチェルさん。その周りに顔を寄せる俺とウツホ。 レイチェルさんは一瞬うっ、と喋る事を躊躇ったが、俺達の真剣な顔を見て話す決心をしてくれたようだ。 小声でゴニョゴニョと話したその内容とは……。 『彼氏が欲しいぃ!?」 (やー! 大きな声で言っちゃ嫌ですぅ!) 生まれてからケンタロスに尽くし生きてきた狗人のレイチェルさん。 死んだ後も貴族の傍付きとして仕え続け、そして恋も知らぬまま戦いの日々を送りとうとうアンデッドの限界「精神の疲労」で戦線離脱したと言う事だった。 しかし無念を抱えたまま死出の旅は終わる事も無く、半ば幽鬼のようにこの部屋に漂う存在になっていたと言うのだ。 「つまりあんたの目にはあたしとこいつがイチャコラしているように見えたと」 そんな状態のレイスでも感情は残っているらしく、朧な意識の中入ってくる部屋の情報に反応していたのがあの音で、今こうしてハッキリと記憶や意識を取り戻したのはシルキーさんに力を分けられたからだとか。 もしそうしていなければ、レイスは殆どアンデッドの力を消費しない為、何年も何十年もあの場に漂い続ける羽目になっていただろうと。 哀れな話だがウツホはこの話の中の「入ってくる情報」の部分だけ注目して無意味な程反応・反論するのだった。 「あんねぇ、私はこいつとたまたま同じ部屋に住んでいると言うだけで、こいつの事なんかな~~~~~んとも! 思ってないんだから」 「俺だってお前みたいな奴好みじゃないわい!」 「あたしの方がもっとあんたの事なんか好みじゃないわよ!」 「なんだとぉ!?」 「なによぉ!」 可哀想な話で湿っぽくなっていた空気は一変、俺とウツホのいつものケンカによって折角の雰囲気は台無しとなった。 (そうなんですかぁ?) 「そうなんじゃぁないのぉ?」 困り顔のレイチェルさんと呆れ顔のシルキーさん。 だが不毛な言い争いをする俺とウツホに、シルキーさんは見捨てる事無く年上として事態を打開する秘策を授けてくれる事になるのだ。 「それよりぃあなた達ぃこのままでいいのぉ?」 「え? 何がですか?」 「あの部屋はぁ、もともとぉレイチェルがぁ契約したぁ部屋なのよぉ。つまりぃ、契約のぉ優先権はぁレイチェルにあるのよぉ」 『えぇー!?』 203号室に木霊する二人の声。 この後、まさかシルキーさんの案であんな展開になろうとは……この時の俺はまだ知るよしも無かった。 『へ、変な事したら後で殺すからね!』 「するか! そっちこそ今回は大人しくしてろよ!」 今、俺は淡路島ゲート付近の出店が出ている通りの入り口に来ていた。 時刻は六時半、夕暮れと共に気温も太陽も下がり始める時間。やがてすぐ訪れるであろう一瞬の黄昏時と夕闇を待ち、周囲の人々もどこか浮き足立ってきているようだ。 そんな俺の隣に居るのは着物を着たウツホ。いや、ウツホの中に入ったレイチェルさんと言った方が正しいだろう。そう、レイチェルさんは今ウツホの体を借りているのだ。 事の次第はこうだ。まずシルキーさんが言ったこの言葉に始まる。「方法はぁただ一つねぇ。レイチェルのぉ未練をぉ晴らしてぇあげる事よぉ」 この時俺とウツホはまだ頭の上に?を浮かべた状態だった。そんな俺達を見てシルキーさんは言ったのだ。「ウツホちゃんがぁ、体をぉ貸してあげてぇユージくんとぉレイチェルでぇ、デートするのよぉ」 勿論俺もウツホも反対した。そりゃあもう反対した。猛反対した。だが「勿論ん、本当にぃ付き合う事は無いわぁ。でもぉ、ちゃんとぉ満足させてぇあげられなかったらぁ、意味無いわねぇ」と言われ。 確かにこのまま一部屋に三人同居内一人幽霊と言う状況は嫌だったので渋々シルキーさんの案を了承したのだ。それに何より、このままではレイチェルさんが可哀想と言う意見が一致した事が大きかった。 「いま丁度ぉ、大ゲート祭りがぁ開催されているわぁ。そこでぇデートすればぁ良いんじゃないかしらぁ」と言ったシルキーさんの言葉が決め手となり、今に至るのである。チャンチャン。 「あのぉ、本当に良いんですか? 私なんかと……」 遠慮しがちに訪ねてくるレイチェル。その顔は自信の欠片も無い、怯えた子犬のようだった。 今まで見た事がないしおらしい態度のウツホの顔に俺は一瞬ドキッとして頭を振った。今はウツホじゃない、レイチェルさんなんだ。レイチェルさんに対して失礼だ。 俺は頭を切り替えて、今夜この時はレイチェルさんを楽しませる事だけ考えようと決意した。 「あ、あぁ勿論さ。それよりレイチェルさん、そのリボン良く似合ってますね。可愛いですよ」 「そ、そんな可愛いだなんて……ユージさん口がお上手ですぅ」 「あはは、本当ですって」 いつもは長い髪を垂らしているだけと言う髪型のウツホ。だが今日はレイチェルさんが入っていると言う事で、レイチェルさんの髪形を再現してもらう事にした。 それはリボンで結んだポニーテールの髪型。正直な話、本当に可愛いと思った。これから俺は、この可愛い女の子とデートなるものをすると思うと緊張した。 (ユージの奴、私には一度も可愛いなんて言ってくれた事無いのに中身が変わっただけでぇ~~~) 今、私は何処か暗く捉え所の無い空間にいた。 いや、そこが空間といって良いのか解らないが、兎に角真っ暗空間のような感じだ。そこで私は自分の体も見えないまま、目の前に映るスクリーンのような外の光景をただ見ている事しか出来ないのだ。 それにしてもユージの奴、普段から私にもこのくらい気の利いた事言えないのかしら。私は少し不機嫌になった。 (って、何考えてるんだろ私。別に……ユージが誰に何言おうと関係ないし) 「地球のお祭りは初めてですか?」 「はい、故郷のスラヴィアは風雲モルテ城って言うイベントだったんですけど、こんな賑やかなお祭りは初めてですぅ」 大ゲート祭りが開催されるようになってから暫く経つけれど、地球の祭りに参加するのは初めてだった。 私の国ミズハミシマは盛大に出店が立ち並ぶ祭りなのだけれど、ここ地球の日本と言う国も似たように出店が沢山出るお祭りのようだ。 そう言えば乙姫様は遥か昔、地球の日本から来られたと聞いた事があったけど、ミズハミシマと日本の文化に似た点が多いのはその為なのだろうか。 などと私が一人真面目な事を考えている間に、二人は出店の立ち並ぶ通りへと入っていたようだった。 「夜なのにこんなに明るくて人も多いなんて、地球ってすごいんですね」 「俺は異世界の方がすごいって思ったけど、こう言うのって知らない国の方がすごいと感じるものなのかもしれませんね」 何かもう仲良さそうに談笑してるし……私とはケンカばかりなのに他の娘相手にはこんなに優しいって酷くない? いやまぁ、別にユージと仲良くしたくなんか無いからどうでも良いけど。 「何か美味しそうな臭いがしますぅ」 「あぁ、ヤキソバですよ。食べてみますか?」 「良いんですか? わぁ、普通の食べ物を食べるなんて百年ぶりですぅ」 「ハハハッ……」 ちょっと、笑いが引き攣ってるわよユージ。 女の子の歳を知ってその態度は無いでしょう?ほんと~~~にデリカシーの無い男ねこいつは。 「ヤキソバとっても美味しいですぅ。あ、あの雲みたいな食べ物は何て言うんですか?」 「綿アメですよ」 「じゃああっちの、赤くて艶々してる宝玉みたいな食べ物は何ですか?」 「リンゴアメですよ」 「じゃあじゃあ、あの子が食べてる棒状の茶色と黄色の食べ物は?」 「チョ、チョコバナナですよ」 「じゃあじゃあじゃあ、あの人が飲んでる飲み物は」 「ラムネです」 「すっご~~~~いですぅ! 地球は美味しそうな物で一杯ですぅ!」 喜んでる喜んでる。何よユージ、少しは女の子の喜ぶような事も出来るんじゃない。 と思った私だったけど、すぐにある恐ろしい事実に気が付き青ざめる。暗いから分からないけどリアルだったら多分絶対青ざめてたと思う。だって……。 (ああああぁ、止めてユージそんなにいっぱい買い与えないで! 私の体が太っちゃう! 太っちゃうからぁ!) 折角間食も我慢して維持してる私のナイスバディがぁ~~~!これは大変由々しき事態だわ。すぐにでも止めて貰わなきゃ! と思ったけれどやっぱり考え直す私。ここで出て行ったら全ては水の泡だ……でもしかし……ぐお~~~。 「その、失礼だったら謝りますが、レイチェルさんはスラヴィアンなのに普通の食べ物もお好きなんですか?」 「レイスはこうして体を借りている間、ある程度感覚を共有できるですよ」 私が本気で悩んでいる間にもこいつらイチャコラしやがって! でも確かにこれはレイチェルさんが壁バンてしたくなっちゃう気持ちも理解できるわ。だって普通にムカつくし。 そう、そうよ!これは羨ましいって気持ちよ!いわばリア充への嫉妬。断じてユージだからとかそんな事関係なかったんだわ! 私はやっと果たした大発見に暗闇の中小躍りする。 あ~あ、これで安心して見てられる。心が少しだけ軽くなったような気がした。 「でも食べ物からエネルギーを得てる訳じゃないんですぅ。エネルギーを得ているのは宿主から……だから本当の意味では食べれてないんですぅ」 「そう……なんだ」 その言葉を聞いて私は更に安心した。アンデッドのエネルギー源は生命力。そして生者の生命エネルギーの源は食物。 つまりここに「私食べる→エネルギー溜まる→レイスさんがそのエネルギーを食べる→エネルギー溜まらない→私太らない」と言う勝利の方程式が完成するのだ。 何と言う事でしょう。まさかこんなカラクリに成っているなんて……さ○まさんもビックリよ。 そうして私が一人で浮かれている時、二人は何だか悲しそうな雰囲気になっている事に私は気付かなかった。 「こうしているとまだ生きてた頃を思い出しますぅ。あの頃は自分の本当の体で見て、聞いて、感じてたですのに……」 「レイチェルさん……」 ユージが悲しそうな顔をしてる。 レイチェルさんの笑顔も曇ってしまった。 今日は折角の祭りだと言うのにこんなのはいけない。 「レイチェルさん遊ぼう! 今日はお祭りなんだ。地球のお祭り、もっと教えてあげますよ」 「ユージさん……はいっ。よろしくお願いしますぅ」 ズ キ ン (何だろう? 心が……痛い?) この時、何故か私の胸がちくりと痛んだ。 ユージは良い事をしている。初めてのデートなのに良くやっていると思う。私としても文句の付けようがない。 なのに何故私は……。 この後、ユージは私の体を借りたレイチェルさんと射的や金魚すくい、輪投げ、くじ引き、スーパーボールすくい等と言ったゲームを次々やっていった。 ミズハミシマに無い出店が多い。何とも無い……といえば嘘になる。本当は私も遊びたかった。でも今日はレイチェルさんに譲ると決めた以上出て行くわけには行かない。 今まで見た事のない楽しそうなユージの顔を、私はただ見ているだけしか出来なかった。 (私って……嫌な娘だ……) 私はある目的の為に地球に来た。海の魔女に人化の秘薬まで貰って。なのに私は……。 「キャア!」 「レイチェルさん!?」 出店を回っている中、レイチェルさんは誤ってミズフーセンを落として足に水がかかってしまった。 私は魔女の秘薬で魚の尾を足に変えているのだけれど、足が水に濡れるとこの変身が解けてしまうのだ。 「あう……足が……」 「水かかっちゃったんですね。……はい」 「え?」 そう言ってユージはこっちに背を向けてしゃがみ込んだ。この背中を見たのはこれで二度目。でもこの背中は私に向けられたものじゃない。 ズ キ ン 「そのままじゃ歩けないでしょ? 向こうで乾かしましょう」 「は、はいですぅ」 ここ最近気づいた事だけど、ユージは口は悪いしぶっきらぼうだけど結構優しい所がある。 でもそれは誰にでも優しい博愛主義的な優しさだ。そう言う優しさは女の子を不幸にする。でもユージはそんな事解っていないし、そんなつもりも無い。 だから不幸にする。 レイチェルさんの視線がユージに近づき、やがて視界はユージの頭で一杯になった。 ユージ、あなたレイチェルさんにそんなに優しくして、もし好きになられたらどうするつもりなの?責任取れるの? 誰彼構わず優しくして、優しくされた女の子達は何て思って優しくされれば良いの? 視線はやがて道の外れ、人気の少ない方へ向かって行く。レイチェルさんは抵抗……しないんだ。 「ウツホが持たせてくれた薬です。これ飲めば足に変わるそうですよ」 「ありがとうございますぅ」 ねぇ、ユージ知ってる?その薬は私が歌声と引き換えにしてまで手に入れた大切な薬なんだよ? 海の魔女と恐ろしい契約までして貰った、命より大切な薬なんだよ? ……分かってる。ユージがそんな事知る筈が無い。だって私はまだ誰にも話していないから。話せないよ……こんな事。 その時、海の方から盛大な破裂音が響いた。 音の方を見ると夜空に咲いた大輪の花。 「綺麗……」 「花火だ」 ハナビ……って言うんだ。この綺麗な火花。こんな綺麗な火の花だから花火なのかな。夜空に火で花を咲かせるから花火なのかな。 「地球には、本当に素敵な物がいっぱいあるんですね」 「そう言ってもらえると光栄です」 レイチェルさんが言った事、私の言いたかった事と同じだ。 そうだよね。きっと、誰でもそう思うよね。私だって、ここに来る前と来た後で、知らなかった物色々知ったから。 「……」 「……」 二人は静かに次々と順番に上がっては咲いて散る夜空の花を見ていた。 正直羨ましい、と思った。 私もいつか、あの人とこうしたい。そう思って地球に来たのに、まだ何も進んでいない。 「……ユージさん」 「はい、なんですか?」 「あの……その……」 レイチェルがユージの瞳を覗き込んだ。ユージの瞳もレイチェルを見ている。 その瞳には私の赤くなった顔が映っていて、でもその瞳が見ているのは私じゃないんだ。 「ユーレイの女の子って……どうですか?」 「え?」 レイチェルの唇が動いた。 「私、実体が無いから男の人が喜ぶ事あまりして上げられませんけど……でも、それでも私」 ユージ。あんたはしっかり勤めを果たせたみたいだよ。おめでとうユージ。 私はもう何も言うつもりはなかった。自分の気持ちも何もかも解らなかったから。 私の王子様はきっと何処かにいる。それはきっとユージじゃないんだ。だから良いんだ。そう思おうとした。 「あなたのお役にきっと立ちます。だから……あなたのお傍に置いて欲しいですぅ」 「レイチェル……さん……」 そう言ってユージの顔が映りこんでいた視界が閉じられた。 (ダメ……そんなの……絶対……) 「ユージさん……好き……」 肩の辺りに熱い手の感触が伝わってきた。 私はユージを好きじゃない。だから例え意識が別の所にあっても、これだけは絶対ダメなんだ。 「……」 肩に感じる手の感触以外まだ何も伝わってこない。その沈黙が私の記憶を呼び起こす。 小さい頃誓い合った、あの約束を……。 (ダメーーーーー!!!!) 私の心がそう叫んだ時、閉じられていた視界が再び光を取り戻した。 「え?」 ユージは……深々と頭を下げていた。 「ごめんレイチェルさん。やっぱり、こんなのダメだ」 レイチェルさんの気持ちが伝わってくる。 さっきまで熱いくらいだった気持ちが急速に冷めて行くのが感じられる。 あぁ、そっか。こう言う気持ちなんだ。 自然と私まで涙が出てきた。 「俺、ずっと想ってる人が居て……その人のこと忘れられなくて……こんな気持ちのまま、あなたを騙すような事出来ません」 ユージはバカだ。 知らぬが仏とは地球の言葉なのに、地球人のこいつはどこまで不器用なんだろう。それじゃ逆に女の子を傷つけるだけって解らないのだろうか。 (ユージ……) でも、それより私は自分が許せなかった。 「本当にごめんなさい」 だって安心している自分がそこにいたから。 私はこの時、最低な私が許せなかった。 「ユージさん、真面目すぎますぅ」 レイチェルは涙を拭ってユージの手を取った。本当はそれど頃じゃない筈なのに、裏切った相手をもう許そうとしてる。 どうしてそんなに優しくなれるの?強くなれるの?狗人だから?それともあなただからなの? 気持ちの整理が付かないまま、私にはきっとそんな事一生無理だと思った。 「嘘でもキスしてくれてれば、私、簡単に落ちたんですよぅ?」 冗談めかしてそんな事を言うレイチェルさんだけど、体を貸しているから解る。レイチェルさんは無理をしてる。 私とユージに感謝して、失望を乗り越えようとしてる。 「でも……ありがとですぅ。今日一日、本当に楽しかったですぅ」 強いなぁ……大人って。 私はレイチェルさんの事を自分と同い年くらいの女の子と思っていた。でも違った。 百年を生きたレイチェルさんは、その間にもう大人になっていたんだ。私はまだ全然子供なのに。 すると突然、視界がぼやけて光が見え始めた。 「レイチェルさん、その光」 「あれ? 私、無念が晴れたみたいですぅ」 そんな。こんな事で良いの?もう満足なの?これで我慢できるの? 狗人は根っからの奉仕種族だと聞く。己の事など何も望まず、ただ主人に仕える事を良しとする、と。 昔から望みなんか何も叶わなくて、いつしかそれに慣れてしまったレイチェルさん。そんな彼女の最後の願いはこんな中途半端な形で終わったと言うのに、それでも……。 「私、一度死んだ後アンデッドとして甦って……その事を後悔した時もありましたけど……でも、やっぱりアンデッドになって良かったですぅ」 私にはレイチェルさんの気持ちが理解できなかった。でもとても悲しかった。 だってこんなの、悲しすぎるから。 「最後に素敵な国で素敵な男の子と出逢えましたから」 私はレイチェルさんの役に立ったのだろうか?本当に望みを叶えてあげられたのだろうか? 「姐さんにも宜しく言って欲しいですぅ。本当にありがとうございました、って」 後から入ってきた私達が、レイチェルさんを追い出す為の事だったのに。 ――ありがとう、ユージさん……ウツホさん―― 私は、あなたに感謝される資格なんて無いのに。 「ウツホ!」 こうして私の体は倒れこみ、私の意識も遠のいていくのだった。 「ちょっと残念だったんじゃないの? この美少女の体とキス出来なくて」 「ちっとも残念じゃないよ。っつか、普通自分で言うか? 美少女とかって」 あの後、すぐに目を覚ましたウツホは体からレイチェルさんの気配が消えたと言った。 俺が見たレイチェルさんの幽体≪アストラルボディ≫が光となって天に消える光景は、きっとそう言う事だったんだろう。 あんな悲しい場面だったと言うのに、ウツホは中で何も見ていなかったのだろうか? 見ていたならとても信じられない態度だ。 「じゃあユージは私の事ブスだって言うの?」 「別に。普通なんじゃね? 普通」 「む、ホントに? 本当に私普通? 普通だって思う? 普通~?」 「あー分かった分かった可愛いよ! 結構可愛い方だって。見た目はな」 「一言余計だけど許す」 「へいへい。戻った途端これだ……やれやれ」 感動の別れも束の間、こいつが戻った途端いつもの調子に戻ってしまった俺達。 全くこいつのガサツっぷりにはほとほと呆れるぜ。 「ユージ、女の子には嘘でも可愛いって言ってあげなくちゃダメだよ? ユージにも大切な人……いるんでしょ?」 ウツホの言葉に俺はドキっとする。 そうか、やっぱりこいつ……。 「聞こえてたんだな。全部」 「うん」 そう分かると逆にすっきりした。知られたんだったらそれも良い、こいつはそれをバカにしなかった。 とは言え、俺も自分の気持ちがハッキリ分かる訳じゃない。上手く言おうにも説明できない。 「いや、好きってか何て言うか……ん~~~思い出の中の娘、て言うか、忘れられない娘、て言うか。う~ん、上手く言えねぇ」 こんな事こいつに言っても意味ないのに、そう思った時ウツホから意外な言葉が返ってきた。 「解るよ。その気持ち」 「え?」 俺は聞き返した。 しかしその時何となく俺は、ウツホが何と言うか分かっていたような気がする。こいつももしかして俺と同じなんじゃないかって。 「私も居るもん、そう言う人。だからユージの気持ち解る気がする」 「そっ……か……」 不思議な気持ちだった。 あんなに反目しあってきたのに、こんなに同じ所があったなんて。 今なら素直にこいつの言う事も聞ける気がする。 「その人にも可愛いって言ってあげなくちゃダメだよ。女の子は喜ばせてあげなくちゃ、ユージも振られちゃうぞ」 「そっちこそ、可愛くしてないと振られるぞ」 前言撤回。 やっぱりまだお互い、素直にはなれそうも無いみたいだ。 「あ、花火終わった」 その時丁度、最後の花火が夜空に咲いて散った。 「今日の祭りも終わりかぁ。帰ろ、ユージ。私疲れちゃったよ」 「あぁ帰るか」 そうして俺達は来た道を戻るように歩き始めた。 今度は手を繋いだりしない。今隣にいるのはウツホなのだ。 十津那荘への帰り道、街灯に照らされた道を歩きながら思った。こいつの探してる人って一体どんな奴なんだろう、と。 俺の探している人は、子供の頃ここから転校する前、夏休みの間一緒に遊んだミズハミシマの人魚の女の子だ。 最近は記憶も朧気でどんな顔だったかも思い出せないけど、その子と俺は来年もまた遊ぶ約束をしたんだ。 今度は地球に来てくれって。そしたらこっちの遊びを沢山教えてあげるって。短い間にとても仲良くなった記憶がある。 俺はその子の事が好きで、多分それが俺の初恋だったんだと思う。でも子供の俺には親の都合で転校するとなったら、どうしようもなかった。 考えればあの子に酷い事をしてしまったんだなと思う。あの子はきっと俺の居ない町で俺を探した思うから。 もう逢える訳がないと、合わせる顔が無いと諦めていた。けど、俺は十津那学園に来てしまった。もしかしたら、あの子のここに来ているかもしれないと思ったから。 都合の良い話だ。そして不毛でもある。彼女の顔すら思い出せない俺は彼女を見つける術を持ってない上に、きっと向こうは俺の事なんか憶えちゃ居ない。 運良く憶えていたとしても、きっと嫌な記憶だろうから……。 そんな事を考えていると、突然ウツホが俺の手を握ってきた。 女のこっぽ握り方じゃない。男同士が握るみたいに、力強くがっしりとだ。 そしてウツホはこんな事を言うのだ。 「お互い頑張ろうね」 「あぁ、お互いな」 色気もへったくれも無い女だけど、人魚のこいつがもしあの時の女の子だったら――いや、きっと違う。世の中そんなに上手く出来ている筈がない。 でももしこいつがあの子だったら……俺はその時どうすれば良いんだ。 繋いだ手はすぐ解かれ元の様に並んで部屋の前に着いた俺達は、いつものように俺が鍵を開けウツホが扉を開けるのだった。 「今ぁ……サミュラ様のぉお力がぁ一つ消えたわぁ」 部屋の中――窓辺で月と花火を見ていたシルキー=ブランネルがそう呟いた。 手にはウィスキーのボトルが握られ、コンビニで買ってきた大きな氷が入れられたカップには黄金の液体がまだ残っている。 「レイチェルぅ、あなたはぁ見つけたのねぇ。あなたのぉ探し物をぉ」 そう言って残りの液体をグイと飲み干すシルキーだったが、些かも酔った素振りは見受けられない。 それもその筈、彼女は動く死体、アンデッドなのだから。 「私も早くぅ、見つけたいわぁ」 それでも彼女が酒をあおるのは、生前の習慣への未練だろうか。それとも……。 「この旅をぉ……終わらせる為にぃ……」 シルキー=ブランネル、三百年を生きるアンデッド。彼女は自分の旅の終着駅を探し、今日も星空を眺めるのだった。 ―終わり― いいね。俺好み。 -- (名無しのとしあき) 2012-06-11 11 49 32 なぁに一年も地球で暮らせば食事に違和感なんて感じなくなるよ! -- (名無しさん) 2012-06-20 00 19 29 ドタバタコメディにほんのりラブという何とも読んでてニヤニヤしてしまう。 楽しい騒がしい住人の一挙一投足だが意外と無駄な行動が無くてワンアクション毎の間延びが感じないのは上手いと思った。 地球側でも祭りがやっているのを思い出させてくれた -- (名無しさん) 2013-06-01 00 39 13 祭りの間に異世界から地球へやってくる異種族というのも言われて見ればいて当然だね -- (名無しさん) 2014-06-03 22 45 39 ユッコさん可愛いですね。うらめしドタバタから複雑な状況でお祭りと異世界の色を上手く地球で混ぜていました。シルキーの旅はまだまだ終わりそうにないですね -- (名無しさん) 2014-08-10 17 53 11 名前 コメント すべてのコメントを見る
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作者:わんこ ざらりとした、皮膚の毛が逆立つ感覚。 それを追っていると、赤目の若い女に出会った。 悪魔だ。 瓦礫の中で対峙する。 お互いの距離はおおよそ十メートル。 「何」 用がないなら関わるな、といった感じの女。淡い紫色のポニーテールが、埃っぽい風を受けてかすかに揺れた。 「俺はロイド。ロイド・カワードだ。あんた、フェンリルだな? 俺は」 「エクソシスト」 「……。そうだ」 話を途中で遮られ、ロイドと名乗った男の口元がひきつった。人の話は最後まで聞け、悪魔が。 一呼吸おいて軽い苛立ちを抑えると、ロイドはニヤリと笑って、言った。 「そこまで分かってたら話は早いな」 「……。引け、ここは場所が良くない」 「ふぅん。場所が良くない……なァ。まぁ、確かに」 左手で顎を撫でながら灰色の空を見上げ、考え込む仕草のロイド。 しかしポケットに突っ込んだ右手には、小さな瓶がしっかりと握られていた。 「死ぬには少々、殺風景かも、なァ!!」 叫びながら腕を振り上げ、小瓶を投げつけた。 「ッ!?」 とっさに顔をかばうフェンリル。しかし腕に当たって粉々に砕け、同時に中の透明な液体が飛び散る。 「ッぐ! あぁあ!!」 液体が肌に触れたのか、叫び声を上げるフェンリル。 「痛ってぇだろ? 純品の聖水だ」 凶悪な笑みを浮かべるロイド。すぐに傍らのカバンを無造作に開いて、ロウソクやチョーク、魔術書を地面にばらまく。 「う、ぐ……ッ! はぁ、はぁ……!」 肩で息をしながら体勢を立て直すフェンリル。だらりと下げられた両腕にはぶすぶすと水ぶくれができ、蒸気のような煙を上げていた。 「おいおいマジかよ! 雑魚なら今ので即昇天すんのによ、面倒くせぇなぁ!!」 ロイドが叫んだのとほぼ同時にフェンリルが飛び退る。直後、足元に出現した赤黒い光の球体が地面をえぐった。 あれに触れると不味い。直感的に判断し、近くの廃墟に頭から飛び込むフェンリル。 「おら、逃げてんじゃねぇ! まだまだ行くぞォ!」 「くッ!」 現れては消える光の塊。慌てて立ち上がり、障害物を足場に避けるが、しつこく迫ってくる。 「鬼ごっこか? あぁ!? 暇つぶしにもならんなぁ!! 狼さんよォ!!」 「くそっ!」 遠くから聞こえるロイドの罵声。距離から察するに、最初の位置から一歩も動いていない。 「あの男自体を叩かなければ駄目か……ッ!」 疾走しながらつぶやくと、フェンリルは奥歯を噛み締め、目を閉じた。 「ふっ……!」 魔力が体外に分泌され、陽炎のような火になって全身にまとわりつくのを感じる。同時に体中の筋肉がうねりをあげ、血管が膨張する。 「うぅう、ぐぐ……アァァ」 「ほぉ、この感じは。やっとやる気になったか! いいぞ!」 「ウオオオォオオォォアァ!!!」 ロイドの声に応えるように叫ぶフェンリル。机をなぎ倒し、降りかかるコンクリートの塊を砕き、狭い廃ビルの中を駆け回る。両腕が焼けるように熱いが、気になどしていられない。目指すは奴に一番近い壁。 「やけに元気じゃねぇか! 俺も本腰入れてやるとするかァ!」 光球が勢いを増す。数は数十にも膨れ上がり、頭ほどだったものが今やフェンリルとほぼ同じ大きさになっている。本来魔力を吸収するはずのフェンリルの力が、赤黒い塊が背中に肉薄するたびにわずかに弱まっていくのを感じた。 急がねば。錠前のついた鉄のドアを体当たりでぶち破る。 「……あった!」 フェンリルの目の前に飛び込んできた分厚い灰色の壁。この向こうにあの男がいる。拳を固く握り締め、狙いを定めた。 「オォォオオオオオ!!」 渾身の雄叫びと共に腕を突き出す。 「なっ、何!?」 ロイドのうろたえる声。直後に響く、地響きにも似た爆音。崩れ落ちる大量の瓦礫と、舞い上がる土埃が視界を遮る。 「うが……ッ! ゲホッ!!」 しばしの間を置いて、男の咳き込む音がした。 フェンリルの拳は厚さ数十センチもの壁を穿ち、ロイドの首を掴んでいた。 ――はずだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ニヤリ。 壁越しで見えないが、ロイドが薄く笑うのをフェンリルは確かに感じた。 「くっ!」 背筋を撫でる悪寒に押され、喉を潰そうと力を入れる。 しかし、手応えがない。骨のない、ゴムのような感触が指を押し返すだけだ。 「何っ!?」 「くくく、引っかかったなバァカ! はっはーァ!」 響き渡る高笑い。その時、掴んでいた首が消えた。慌てて壁から手を引き抜き、距離を取るフェンリル。しかしすぐに、見えない壁によって動きを阻まれる。 「接近戦タイプの悪魔に最初から姿晒すわけねぇだろ! お前が掴んでたのはダミーだよ!」 周囲が暗くなり、地面が紫色に輝き始める。フェンリルの足元には、ルーン文字で綴られた大きな五芒星(ペンタクル)が描かれていた。 「くそッ、抜かった……あがッ!?」 唇を噛み締める間もなく、見えない力で手首と足首を掴まれ、空中で無理やり大の字に固定される。 「へ、やっと捕まえた」 身動きの取れないフェンリルの前に、どこからかロイドが姿を現した。分厚い魔術書を片手に、茶色の帽子とトレンチコートをなびかせながらゆっくりと近づいてくる。 「貴様あッ!」 叫びながら思い切りもがくが、手足を掴む万力のような力はびくともしない。『炎』も封じられている。 「おっと、卑怯者呼ばわりは無しにしてくれよ? 俺のいた所じゃな、お前ぐらいの悪魔を倒せば、一年は余裕で遊んで暮らせる金がもらえるんだぜ。手段なんて選ぶわけねぇだろ」 「ぐっ、この、うおおおおォォオ!!」 ロイドの言葉に激昂して滅茶苦茶に暴れる。 「……ふん。待ってろ、すぐに楽にしてやる」 フェンリルと目を合わさないよう、帽子を深くかぶりなおすと、ロイドはコートの内側から分厚い魔術書を取り出して開き、ブツブツと呪文を読み始めた。 「あぁぁああ!!! いやァァあああァァアアァア!!」 紡がれる呪詛の言葉が聞こえないように、頭を激しく打ち振りながら絶叫する。 それなのに、ロイドの口から紡がれる『死刑宣告』はしっかりと鼓膜に焼きついてくる。 「あっぁああ……! ぐぅぅぁぁあ……やめ……あ……」 全身を濡れた手で撫で上げられるような感覚が襲う。 心臓が不規則なリズムを刻み始めた。 「待ちなさい」 不意に、声が響いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 続いて起こる地響き。 「ぐぅっ」 「なッ!? おい誰だッ!」 腕で顔を隠しながら、慌てて周辺を見渡すロイド。 「ここよ」 天井にまで大きな穴が空いた廃ビルの天辺。 そこに、コウモリの羽を持ち、白いワンピースに身を包んだ赤髪の少女がいた。 「ふふっ」 少女は笑うと、巨大な羽を広げて飛び降りる。日の光を背に浴びながら優雅にはばたく姿は、神々しくさえもあった。 「吸血鬼だと……ッ!」 突如現れた少女に、己の目を疑うロイド。彼自身、若い頃に一度、年老いた吸血鬼を仕留めたことはあった。その異常な強さから、もう戦いたくないと思っていたのだが。 「まさか“こっち”にもいやがったとは……!」 思わず首から下げた十字架を握り締めた。 「よっ……と」 少女が地面に降り立つ。ちょうどフェンリルを挟んだ、ロイドの向かい側。 「さて、フェンリル? 生きてるかしら?」 やれやれといった様子で動かないフェンリルに近づく少女。 「……レイチェ、ル……か……」 「ええ。たまたま通りかかったことに感謝なさいな」 レイチェルと呼ばれた少女はそう言うと、パチン、と指を鳴らした。途端にフェンリルの足元にヒビが入り、ペンタクルから光が失われる。そして人形の糸が切れたようにフェンリルの体は地面に投げ出された。 「うぐっぅ」 「あら、なぁに? 受け身も取れないほどやられちゃったの?」 無様に地面に落ちる姿を笑いながら、手を差し出すレイチェル。 「す、済まない……」 「ふふ、いいのよ。だって私の大切なペットですもの」 「それは……お前が勝手に……」 「いいからいいから。それにしても貴女がここまでやられるとはね」 フェンリルが上半身を起こすのを見届けると、レイチェルの目は地面の魔法陣に向けられた。 「ふぅん、なかなか古風な魔方陣ね。触媒の錬成、結界、呪文の詠唱が発動要件……めんどくさいタイプね。だけど、その分効果は絶大、捕まれば例え大悪魔でもただじゃ済まないわー。ってところかしら」 そして、レイチェルが初めてロイドの方を向いた。 「でしょう?」 「……ああ」 ロイドは静かに頷いた。彼の魔法は総じて強力だが、発動する条件を整えるまでに時間がかかる。 「さて、私の可愛い犬を半殺しにしたツケはどう返そっかなぁ?」 ゆっくりと近づくレイチェル。人形のように白い肌が、真紅の髪と瞳をより一層目立たせる。 「出来ればツケのまま踏み倒して頂きたいね」 軽口を叩きながらゆっくりと後ずさる。もう罠は張った。あとはこの悪魔がもう五歩、こっちに来てくれればいい。 「あらあら、それは駄目よ。利子とチップまで、しっかり払わせてもらうわ」 楽しそうに笑いながら、こちらに近づいてくる。あと三歩……二歩……。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「今だッ!」 「今? 何かしら?」 “ポイント”にレイチェルが立った瞬間、魔術書を開き、手をかざす。 「危ないッ! レイチェル!!」 「っ!」 フェンリルが慌てて叫ぶのと同時に、地面から何本もの鎖が飛び出し、レイチェルの両足に絡みついた。 「……ふん、こんなので私を捕まえた気になって? 」 それでも不敵な表情のレイチェルに、ロイドも笑って応じた。 「そういう口をいつまで叩けるか、楽しみだな!」 そう言うと魔術書をめくり、読み上げ始め…………られなかった。 世界が回っている。 「っぐぁ!!」 理解する間もなく、ロイドの体は地面に叩きつけられた。さらに吹っ飛んだ衝撃を殺しきれず、地面に何度も打ち付けられる。 壁に背中を打ち付け、ようやく止まる。 「う、うが……! ぐッ……おぉあ……っは、あ゛ぁ……がはッ!!」 喉元に血がこみ上げ、大きくえづいた。全身に火が付いたような痛みが駆け回る。とりわけ大きい、腹部の猛烈な痛み。 この時初めて、ロイドはレイチェルに殴られたことを理解した。 馬鹿な、先ほどの鎖を解いたというのか。あれは魔法でどうこうできるものではない。考えられるとすれば……。 「ごほッ、ゲホッ……まさ、か……素手、で……!?」 「貴方、あまり悪魔を舐めない方が良いわよ?」 耳元にレイチェルの声。 不味い、逃げねばと頭が警告を発するが、体がまるで言う事を聞かない。 「ふふふ……」 真紅の髪。透き通った瞳。大きく裂けた口元から覗く、尖った歯。 華奢な手で胸ぐらを捕まれ、ロイドの体は軽々と浮かんだ。 「それじゃ、いただきます」 「く、そ……ぉ」 舌なめずりをするレイチェルを見て、ロイドが観念した時だった。 こつん。 「あ痛っ」 レイチェルの後頭部に小さな石が当たった。 「もう、一体何よ?」 満身創痍のロイドを手放し、ゆっくり振り向くレイチェル。 そこには、スーツ姿の男と、赤髪を束ねた少女が立っていた。 「貴方たち、誰?」 邪魔をするなとばかりに高圧的な口調で尋ねる。スーツ男が口を開いた。 「俺か? 俺はまぁ、通りすがりの人であってだな……えーと」 「山田のおじちゃんだよ! 私は緒都!」 「おまバカヤロ、普通名乗るか!」 「えーでもー」 「デモもストもありません!」 「本当に何なのよ、貴方たち……」 興を削がれて肩の力が抜ける。 「とにかく、私は今忙しいから。それじゃあね」 そう言って二人に背を向けたレイチェルであったが、ロイドがいた場所には誰もいなくなっていた。 「な、どこに……?」 「へっへーん、おじちゃん二号救出ー。お兄ちゃんさすがー!」 慌てて向き直ると、いつの間に現れたのか、緒都の隣で白い狐がボロボロのロイドを乗せて立っていた。 「……あの、そいつ返してくれないかしら?」 「やーだよ、べぇー」 大きくあっかんべをする緒都。 「んだコラァ!! ミンチにされたいようね! あぁ!?」 「うーわぁー。怒った怒った! 山田のおじちゃん怖いよー」 「ウェイ!? 俺に振るの!? いや、その、まぁ……ここは双方手を引きましょう、ということで……」 「いきなり現れて無茶苦茶言ってんじゃないわよ!」 「まぁまぁ、まぁまぁ。ほらコレ、飴ちゃんあげるから……あヤベ、一回溶けて変形してら。まいっか……どう?」 「ぶっ殺す!!」 「ひいっ」 鼻息も荒く、レイチェルが飛び出そうとした時だった。 「やめろ、レイチェル」 レイチェルの後ろにやってきたフェンリルが、静かに肩に手を置いた。 「でも……!」 「私は大丈夫だ、傷も大したことはない。それにお前、もう魔力をだいぶ消耗してるだろう」 「くっ」 静かに諭され、目を伏せるレイチェルだったが、やがてゆっくり顔を上げ、言った。 「……ふん。その男を連れてさっさと消えなさい。次会ったときは容赦しないわよ」 そして、身を翻して二人は瓦礫の山に消えていった。 「ねぇ」 「何だ」 「あー……と、やっぱりなんでもない」 「飴なら後で私の家にあるから、その時好きなだけ食べればいい」 「いや別に飴が欲しいとかじゃ……ま、まぁしょうがないから貰いに行ってあげるわ!」 「そうか」 そんな会話を、埃っぽい風の中に残しながら。
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アーケードモードお約束 固定対戦相手ラグナ ジン ノエル レイチェル テイガー タオカカ ライチ アラクネ バング カルル ハクメン ニュー ツバキ ハザマ ミュー マコト ヴァルケンハイン プラチナ レリウス アマネ バレット アズラエル イザヨイ カグラ テルミ(DLC) ココノエ(DLC) アーケードモード お約束 今作は全8戦となっており、戦闘前や戦闘後の会話イベントがある3・6・7試合目と最終8試合目はお互いに関係・縁のあるキャラが務める。(アーケードでのタイムリリースキャラ(ニュー・ミュー・イザヨイ)には3試合目と6試合目はない模様) 固定対戦相手 ラグナ 3試合目:テイガー 6試合目:ツバキ 7試合目:ハクメン 8試合目:ニュー ジン 3試合目:ラグナ 6試合目:ハクメン 7試合目:ツバキ 8試合目:イザヨイ ノエル 3試合目:アマネ 6試合目:レイチェル 7試合目:ニュー 8試合目:ミュー レイチェル 3試合目:ヴァルケンハイン 6試合目:アズラエル 7試合目:ジン 8試合目:イザヨイ テイガー 3試合目:ライチ 6試合目:アラクネ 7試合目:マコト 8試合目:レリウス タオカカ 3試合目:バング 6試合目:プラチナ 7試合目:ノエル 8試合目:ハザマ ライチ 3試合目:タオカカ 6試合目:バレット 7試合目:バング 8試合目:レイチェル アラクネ 3試合目:カルル 6試合目:テイガー 7試合目:バング 8試合目:ハクメン バング 3試合目:アラクネ 6試合目:アズラエル 7試合目:ライチ 8試合目:レリウス カルル 3試合目:アマネ 6試合目:タオカカ 7試合目:ライチ 8試合目:レリウス ハクメン 3試合目:ヴァルケンハイン 6試合目:アズラエル 7試合目:レリウス 8試合目:ハザマ ニュー 3試合目:なし 6試合目:なし 7試合目:ラグナ 8試合目:ミュー ツバキ 3試合目:バレット 6試合目:マコト 7試合目:ハクメン 8試合目:ジン ハザマ 3試合目:マコト 6試合目:プラチナ 7試合目:ジン 8試合目:ラグナ ミュー 3試合目:なし 6試合目:なし 7試合目:ラグナ 8試合目:ニュー マコト 3試合目:タオカカ 6試合目:テイガー 7試合目:ツバキ 8試合目:イザヨイ ヴァルケンハイン 3試合目:プラチナ 6試合目:ラグナ 7試合目:アズラエル 8試合目:レリウス プラチナ 3試合目:アラクネ 6試合目:ノエル 7試合目:ハクメン 8試合目:ハザマ レリウス 3試合目:バレット 6試合目:マコト 7試合目:カルル 8試合目:ハクメン アマネ 3試合目:バング 6試合目:ジン 7試合目:カルル 8試合目:レイチェル バレット 3試合目:アマネ 6試合目:ヴァルケンハイン 7試合目:テイガー 8試合目:ニュー アズラエル 3試合目:ヴァルケンハイン 6試合目:テイガー 7試合目:ジン 8試合目:ラグナ イザヨイ 3試合目:なし 6試合目:なし 7試合目:ハクメン 8試合目:ミュー カグラ 3試合目:ジン 6試合目:イザヨイ 7試合目:バング 8試合目:ミュー テルミ(DLC) 3試合目:バング 6試合目:ラグナ 7試合目:テルミ 8試合目:ハクメン ココノエ(DLC) 3試合目:アラクネ 6試合目:バレット 7試合目:テイガー 8試合目:テルミ カグラ 3試合目:ジン 6試合目:イザヨイ 7試合目:バング 8試合目:μ-12 テルミ 3試合目:バング 6試合目:ラグナ 7試合目:テルミ(同キャラ) 8試合目:ハクメン ココノエ 3試合目:アラクネ 6試合目:バレット 7試合目:テイガー 8試合目:テルミ カグラはDLC購入しなくてもストーリーモードのEDを見れば使用出来るから(DLC)の記述を消しておいて欲しいな -- (名無しさん) 2013-11-12 22 48 51 ノエル 3試合目:アマネ 6試合目:レイチェル 7試合目:ニュー 8試合目:ミュー レイチェル 3試合目:ヴァルケンハイン 6試合目:アズラエル 7試合目:ジン 8試合目:イザヨイ -- (名無しさん) 2013-11-12 23 29 35 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2011/01/23 Sun 19 08 57 更新日:2020/06/06 Sat 17 43 29 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ボーダー・ガロア 万年準優勝 何が彼を豹変せたのか 優勝するボーダーさんはボーダーさんじゃない 女好き 漢 親父 闘神都市 アダルトPCゲーム闘神都市のⅡとⅢの登場人物のひとり。 かなり鍛え上げられた肉体と良い感じに焼けた肌 そして素晴らしいほどのハゲ頭が特徴である。 闘神大会に毎年、出場し かなり良いとこまで行くが何故か負けてしまう。 パートナーはⅡ、Ⅲ共に恋人のレイチェル・ママレーラ。 ただしレイチェルはⅡとⅢでは見た目も性格も180度異なる。 以下…ネタバレ 闘神都市Ⅱ 主人公のシードとは闘神都市の酒場で出会う。 シードのパートナーのセレーナに惚れてシードと戦うようになるのを望む。 と出会い方はあまり良いものでは無かったが 見た目に反して親切なボーダーさんは酒場でシードに話しかけられるとアドバイスや料理をおごったりしてくれる。 ダンジョンで困った時はボーダーに頼むと何とかしてくれる事もある。 闘神大会では順調に準決勝まで進むがシードのライバルであるビルナスに敗北する。 その後は酒場でやけ酒をしており シードが話しかけると悔しさを語ると共にシードに「お前は勝てよ」と応援してくれる。 闘神大会で優勝した後は酒場に入れないためにボーダーに会う事は出来ない。 Ⅱはまだ闘神になったとこまでしてないので足らんとこあったら追記頼む。 闘神都市Ⅲ 前作とはパラレルワールドな為にUとは同一人物ではない。 Ⅲでも酒場で出会う。 ダンジョンで道を塞いでいる通せんぼハニーをなんとかする為に主人公のナクトから頼まれて通せんぼハニーを力づくで退かす。 その後は町やダンジョンでパートナーのレイチェル共々と出会いナクトのパートナーである羽純に優しくしてくれる。 幼なじみで恋人のレイチェルを大事にしていて彼女がキレた時は彼女の為にナクトと思い出の花を取りに行くなど男気溢れる。 一年目は順調に準決勝まで進むが対戦相手のナクトにとって憧れの女性のレメディア・カラーに惜しくも敗れる。 二年目にも出場するが とある試合の後に性格が急変しレイチェルに暴力を振るったり。 好みじゃない対戦相手のパートナーにレ○プするなど悪人のような性格になる。 彼の性格の急変はその対戦相手のパートナーの少女が仕組んだ事であり。 それを知ったナクトは決勝戦でボーダーを倒した後に二年目のパートナーである虫使いのアザミによってボーダーに寄生したいた謎の鉱石を取り除く事で彼は元の性格に戻る。 元の性格に戻った後は自分の未熟さを嘆くと共にナクトを認め。 ボウズからナクトと彼を呼ぶようになった。 ナクトが闘神になったのを祝った後はレイチェルと修行に旅立った。 追記・修正を頼みます。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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お前は魔女だと言われた。 私は魔女じゃないと答えた。 ☆ 「……」 少女が一人、家の鍵を開けて扉を開けるが、誰も「おかえり」と歓迎しない所か。 奥の方で男女が口論する音が耳につく。 無論。怒鳴り合いは外まで聞こえるが、二人はお構いなし。近所の人々もヒソヒソ噂をする程度で、警察に通報したり。 変に関わるのを意図的に避けてるようだった。 不思議だな、と少女は思う。 この――『日本』なる国の京都。どうやら海外から数多の観光客を集める有名な土地らしい。 日本人じゃあない。金髪碧眼の容姿であるせいか、少女を迷子の観光客と勘違いする者が多い。 だから親切に声をかけたり、わざわざ英語で意志疎通を試みる者も。 奇妙な話、少女は異国で言語に不便はなかった。言葉は通じるし、文字も読める。 ……けれど。何故か家の問題で心配される事はないのだ。 本当に不思議である。 一応、少女の身分設定は『日本に移住してきた外国人一家』。 ここには少女の他に、父親母親も居る。 便宜上の。 少女はこの『両親』が本物ではないと既に理解していた。偽物である、と。何故なら…… 【おい、レイチェル。とっとと部屋、行けよ】 「うん」 脳裏に響いた声に返事すると、少女――レイチェル・ガードナーは平静に自室へ移動した。 扉を施錠。大分、騒音は収まって、僅かだが静寂にも思えた。 音もなくレイチェルの前に、一人の男性が現れた。 目を痛めるような紅マントに西洋騎士っぽい簡易な鎧、赤系統の旗を暴走族みたいに肩で支え持つ。 京都の町並みには不釣り合いな時代遅れのフランス人だ。 ベリーショートヘアの金髪と炎の如く輝く赤眼が、更に野蛮さ……不良っぽさだろうか。 悪印象を加速させている。 レイチェルは死んだ、淀んだ瞳でしげしげと男性を眺めてから言う。 「ごめんなさい。よく分からない」 「はあ?」 「だって……あなたはサーヴァント。英霊。歴史上に実在した人物……それで――『ジャンヌ・ダルク』?」 「そうだっつってんだろ」 「聖女じゃない?」 「俺は魔女で異端のジャンヌ・ダルクだって説明しただろーが」 「男だったの?」 「戦場じゃ男装してたんだよ。『ジャンヌ・ダルク』は」 「……女?」 「だーかーら! 俺は男だ!!」 レイチェルが眉を潜めるのは当然であろう。彼女の知識とは異なる。 少女でも『ジャンヌ・ダルク』の逸話を耳にした。そう、彼女のサーヴァント。 この男性はなんと――真名を『ジャンヌ・ダルク』と言うのだそう。 魔女の側面?のジャンヌ・ダルク……と説明されても訳が分からない。 まだ、オルタとか。サンタ・リリィとか。考えないで感じられる方がマシに思える。 やれやれな『男のジャンヌ・ダルク』は溜息を長々とつく。 「そもそも俺はジャンヌ本人じゃねーよ。お前さんの知ってる通り、聖女で女性で魔女じゃないのが本物のジャンヌ・ダルク」 「あなたは、偽物?」 「まーややこしいよな。ガキには更に理解できねえ。一から説明すんのがメンドくせーんだが…… 大昔。結局、ジャンヌ・ダルクってよ。魔女扱いされて処刑にされただろ」 「うん」 「要するに―――昔はガチでジャンヌが魔女だって風評被害があった」 「……」 「んで。そーいう噂つーの。イメージ? 過大解釈とか風評被害で『無辜の怪物』ってので、別の姿に捩じらげ曲げちまう」 「それがあなた?」 「やーと分かったか」 魔法使い的な魔女だけではない、異性装や野蛮さを含めた異端の側面。無辜の怪物の集合体。 最も、ジャンヌ・ダルクが既に魔女ではなく聖女として認定された事で。 通常の――英霊として観測されているジャンヌ・ダルクにも無辜の怪物は付与されていない。 ひょっとすれば、この男性のジャンヌが、基本的なサーヴァントのジャンヌとされる世界もあるかも。 即ち。 彼はジャンヌ・ダルクから削ぎ落された『異端』。つまるところ 「あと。俺をジャンヌと呼ぶなよ。サーヴァントのクラス名……『アルターエゴ』で呼べ」 「わかった」 エクストラクラス・アルターエゴのジャンヌ。 それが、レイチェルが召喚したサーヴァントの正体。 ……元より。アルターエゴの存在すら、聖杯戦争において通常召喚出来るか危ういにも関わらず。 『既に失われた無辜の怪物』たるジャンヌが召喚されたのは、この聖杯戦争そのものが異常であるからか…… ふと、ジャンヌが尋ねる。 「そーいや。お前の願いを聞いちゃいなかったな」 「願い……」 「まだ聖杯戦争の事、受け入れてねーのか?」 「それは大丈夫。……願い………………ザックを」 「あ? 誰」 「ザックが……死刑になるって。だから」 「はぁぁ!? んだよそれ。しゃーねえな。助ける」 えっ、と死んだ目だったにも関わらず、突拍子も無いことに驚きを隠せないレイチェル。 顔をしかめてジャンヌが確認した。 「知り合いが処刑されそーだから助けてえって願いじゃねーの、違うか」 「間違ってない。でも」 「でも、ってんだよ。処刑なんてたまんねーだろうが。火炙り体験した俺が保証するぜ」 「本当に……助けてくれるの?」 「どんだけ疑心暗鬼なんだよ、お前」 レイチェルが動揺したのは、躊躇なく「助ける」とジャンヌが宣言した事。 普通。前提として、レイチェルの言うザックがどのような人物か問いただすべきではないのか。 疑いもせず。考えもせず。 聖女じゃなくとも。善良に人を救う英霊たる姿勢があった。 「ザックが悪い事をしてても、助けてくれる」 「……ああ、そ。別に」 「どうして」 「死刑の時点で悪い事してるかもな考えてたわ」 「違う」 「違う? ザックってのがお前にとって必要なんだろ。助けてえんだろ。なら別に何とも」 「思わないの」 「ソイツがまた悪い事するとか? そーいう正論? 興味ねー。言っておくが俺は『聖女』じゃねえぞ。 正義の味方とか。悪を淘汰するとか。第一、ジャンヌ・ダルク本人も戦場で殺しまくってっからな?」 「………あなたは本当に『魔女』なの?」 少し視線を逸らしてからジャンヌが言う。 「世間体で言う『悪』だろ。フツーは極悪人助けねーからな」 きっと違った。 間違いなく善人だった。 法には背くし、躊躇なく戦争を招き、宗教において異端と魔女の具現化だったとしても。 だからこそ。レイチェルは動揺してしまう。 彼女の周囲は実に歪んでいた。十分ロクでもない人間ばっかりだし、普通に生きてる人間だって。 レイチェルの家庭内事情を心配しない。 レイチェルに――ザックの処刑を教えた者だって、ザックを死んでしまえば良いと思っていたに違いない。 故に、ジャンヌは間違いほど善であったのだ。そう目に映った。 ガチャン! 雰囲気を破壊するかの如く、ガラス製の何かが割れる音。 ドタドタと誰かが移動する音。 一瞬、レイチェルの部屋に向かっているのかと緊迫が醸しだされたが、やがて玄関が乱雑に開閉される騒音だけが響く。 恐らく『父親』の方だ。京都の町で飲みふらしに往くのだろう。 ジャンヌが舌打った。 「おい。レイチェル。ここから出んぞ」 「何故?」 「ここに居たところで聖杯戦争のアドバンテージにならねえからだ」 「住む場所も食べ物も。ここにいなくちゃ手に入らない」 「んなの。俺の魔女パワーでどーにかできんだよ。あとイライラする」 「アルターエゴが嫌なら……そうする」 まだ家に残っているであろう『母親』の様子を伺う必要などない。 何故なら 「あの人達は『偽物』だから」 痕跡も残さず、声もかけず、音も立たずにレイチェルとジャンヌは立ち去った。 ここの『両親』がレイチェルの捜索など警察に依頼するだろうか。 『どこかの誰か』を演じているなら、レイチェルがいなくなった所で、嘆く事すらしない。 レイチェルは不気味に冷静な思考をした。 確かに『偽物』と付き合っている場合じゃない。ザックを助けるために、聖杯を手に入れたい。 死刑どころか。自分たちの障害となるもの全てを取り除けるかもしれない。 ザックに殺される為ならば。 【クラス】アルターエゴ 【真名】ジャンヌ・ダルク@史実 【属性】混沌・善 【性別】男 【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:E 宝具:B 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【保有スキル】 無辜の怪物:EX 生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。 本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。 本来、ジャンヌ・ダルクは異端たる魔女の称号は『削がれた』。 しかし。過去、例えばジャンヌ・ダルクが異端として処刑された当時。 魔女としての風評被害を受けていただろう。 つまり、かつて失われた怪物の称号。アルターエゴの正体。 ジャンヌ・ダルクが戦場で男装していた事や、常識に捕らわれないゲリラじみた戦法等、野蛮性。 異端とされた側面を核とした存在の為、巡り巡って最終的に性別が『男』になった。 拳で殴り、足で蹴る。タイマン勝負バッチコイ。 異端のカリスマ:A+ 人々を、フランスを、魅了的なカリスマによって引導し、戦争を激化させた。 悪魔との交信を経て得た能力とも噂されている。 士気向上効果は受けた錯覚でしかなく、真価は洗脳・記憶・感情操作である。 精神耐性が無ければ自らの意志で行動していると勘違いするレベル。 魔力放出(炎):C 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 火炙りを攻撃的に解釈したスキル。 勇猛:B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 【宝具】 『紅蓮爆走御旗』(ライディング・ラ・ピュセル号) ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~500 最大補足:1~1000人 生前、ジャンヌ(本物)が振るっていた聖旗……を赤系統のカラーリングに変化したもの。 魔女ならぬ魔法使いの箒みたいに、旗にスノーボードっぽく立ち乗りして飛行する。 微粒子レベルで残った魔女要素をつぎ込んだ感じの宝具。 飛行速度は魔力消費次第。当然、飛行した際の周囲の風圧や衝撃だけで建造物が破壊される事も。 軍隊に突撃すれば、特攻じみた強力な全体宝具と化す。 アルターエゴ本人は、宝具の速度を利用し、強力な一撃必殺の拳とか頭突きを噛ます為に使う。 【人物背景】 ジャンヌ・ダルクより削がれた魔女・異端の側面。失われた無辜の怪物。 本人の一面を抽出した存在、切り離された存在の為。クラスはアルターエゴとなる。 本物とは全く異なり、男で不良で、善良だが聖女でも聖人ですらない為、神の信仰心は皆無である。 気に食わない事は気に食わないで、あれこれ言い訳せず。 ムカつく、赦さねえなど否定し、嫌悪する。相手が善であれ悪であれ、構わずに。 戦闘スタイルは殴る蹴る。拳が通用しなければ旗をぶっ刺す。それすら通用しなかったら。 躊躇せず他サーヴァントに協力を脅迫して、徹底的倒す。手段は選ばない。 【容姿・特徴】 fate原作のジャンヌのマントを赤くしたものと西洋騎士っぽい簡易な鎧を着る。 ベリーショートヘアの金髪と赤眼のフランス人男性。 異端と称された野蛮性を体現した存在の為、不良な雰囲気が捨てきれない。 【聖杯にかける願い】 自分は得になし。マスターの願いを叶える。 【マスター】 レイチェル・ガードナー@殺戮の天使 【聖杯にかける願い】 ザックを助ける 【人物背景】 死んだ目をした金髪碧眼、13歳の少女。 殺人鬼が住まうビルに閉じ込められ、住人であった殺人鬼とビルからの脱出を図り。 あらゆる邪魔なものを打ち倒し。結果として生き残った。 しかし、自分を殺すと約束した殺人鬼に死刑判決が下され……その後からの参戦。 【能力・技能】 悪い意味で一般人。保護された施設で無記名霊基を手にした事でマスターになっただけで 魔力は皆無。ジャンヌが長期戦をするほど、不利になるだろう。 良い意味で一般人より精神力が強く。悪い意味で精神がイカれている。 【捕捉】 京都の舞台において日本に移住してきた外国人一家の一員の設定だが ジャンヌが機嫌をそこねて、自宅から離れる。もう戻る事は無い。 多分、両親とされている者達もレイチェルを捜索などしないだろう。 また、レイチェルもその両親が『偽物』だと分かっている。
https://w.atwiki.jp/noeruvamirion/pages/38.html
ノエルwikiへようこそ ここでは格闘ゲームをほとんどやったことがないという人、やり始めたけどわからないことがある、そういう人たちの質問に答えるページです。 ノエルwikiへようこそ格闘ゲーム自体が始めての方向け質問集Q.格闘ゲームをやるのが初めてなんだけど何をすればいいの? Q.用語はわかった、じゃあ何を練習すればいいの? Q.コマンド入力は完璧だよ、次は? 初心者からよくある質問Q.わからないこと、できないことがある Q.コンボの種類がありすぎてどれから覚えればいいのかわからない Q.応用コンボがたくさんあるんだけど、最終的にどれを使えばいいの?うまい人はどれを使ってるの? Q.6Cループって何? Q.6Cループがアラクネ、カルルに対して受身が取られる Q.6C→投げ→ダッシュ6Cが安定しない Q.具体的にどう練習すればいいの? Q.チェーンの6B 5C 6B 5C 236Dが繋がらない Q.ハイダーループってなに? Q.ハイダーループ中に相手が高く浮きすぎる Q.コンボに出てくる2369C(低空リボブラ)てどうやるの? Q.このキャラってどうやって使えばいいの? 格闘ゲーム自体が始めての方向け質問集 Q.格闘ゲームをやるのが初めてなんだけど何をすればいいの? A.まずは格闘ゲームの用語を覚えましょう。このノエルwikiのトップページやブレイブルーの総合wiki を見ればすぐに見つかります。これがわからないとコンボ表とかの意味もわからないので絶対に覚えてくだ さい。 Q.用語はわかった、じゃあ何を練習すればいいの? A.まずはコマンドがきちんと出せるか確認してみましょう。5A、2Aなどの通常技は簡単に出せると思いま す。ついでにどんな技なのかも軽くチェック。 そしたら236A、214Aといった必殺技系のちょっと複雑なコマンドを入力してみましょう。コツはゆっ くり落ち着いて決められたコマンドを1回だけ入力すること。タイミングがわからないからって236AAAと かやるのはご法度。後々自分の首を絞めることになります。 Q.コマンド入力は完璧だよ、次は? A.格闘ゲームの醍醐味であるコンボを練習しましょう。 最初から全部つなげようとはせず、自分がつなげられる範囲を少しずつ広げて行き、最終的に全部つながる ようにしましょう。また、コンボ中も無駄なボタンの連打は絶対に避けること。1つの技につきボタンを押 すのは1回、これを守らないと難しいコンボをやろうとしたときに挫折します。 初心者コンボの欄が出来るようになったらあなたも立派な格闘ゲームプレイヤーの仲間入りです。 次の段階へ進みましょう。 レシピはここの連続技を参照。 初心者からよくある質問 Q.わからないこと、できないことがある A.まずは自分でこのwikiを熟読し、ノエルスレの過去スレを漁り、上手い人の動画をニコ動やyoutubeなど で見てみましょう。コンボのコツなどは人に聞くよりも自分でやりこんで自分なりのコツを掴むしかありませ ん。わからないことが出来たからといってすぐにノエルスレで質問するのはご法度。板が荒れる原因ともな り、誰も相手にしてくれないです。どうしてもコンボや基本的なことで聞きたいことがあるのならば、ノエル スレではなく初心者スレで聞きましょう。 Q.コンボの種類がありすぎてどれから覚えればいいのかわからない A.基本的にこのwikiで紹介されている順番に覚えればいいです。中でも主な始動技である6A、(6B)3C 、5D、地上投げ始動の4種類のコンボは優先的に覚えたほうが良いでしょう。応用コンボは初心者コンボと 基礎コンボをすべて実戦で9割近く成功させられるぐらいまでは無視していいです。 Q.応用コンボがたくさんあるんだけど、最終的にどれを使えばいいの?うまい人はどれを使ってるの? A.自分がコンボミスをしない範囲のコンボを使うのが一番妥当です。ハイダーループ、ネオハイダーは成 すれば強いですが、かなりやりこまなければ安定させるのは無理です。上級者でも基本コンボ(6Cルー> ブルームトリガー)を使い続けている人はいますし、ブルコンにはダウンを奪うという利点があります。最 低限ブルコンが使えればノエル使いとして十分にやっていけて、それ+αで応用コンボが使えれば使っても いぐらいの感覚でいて大丈夫です。 Q.6Cループって何? A.6C→投げ入力(B+C)~投げ空振り→6C~の繰り返しのこと。最初は難しいですが、コツをつかめば簡 単に出来ます。 Q.6Cループがアラクネ、カルルに対して受身が取られる A.この2キャラは当たり判定が後ろにあるためダッシュ6Cでないと拾えません。 Q.6C→投げ→ダッシュ6Cが安定しない A.ダッシュ6Cを入力する際に66Cにすること。 投げ空振りの硬直中に6をいれ、硬直後に6Cを入力する様な感じです。 出来るまではひたすら練習あるのみ。 Q.具体的にどう練習すればいいの? A.まずはボタン連打、レバガチャプレイはしないこと前提。 1.何もないところで投げスカリ>ダッシュのタイミングをつかむ練習 投げスカリのモーションのどのタイミングで66を入力すれば走れるか、 このタイミングだと走れない、このタイミングなら走れる、というのをつかむ 2.走り出すと同時にCを押してみる練習 ちょっとだけ滑りながら6Cが出たら成功 これも何度もやって手に覚えさせる 3.6A>6C>投げスカリとCPUにヒットさせて、ダッシュ6Cが当てられるか練習 ここで指がぐちゃぐちゃになったら2に戻ってみるのがポイント 4.ダッシュ6Cの後に投げキャンを素早く入れる練習 ここでもぐちゃぐちゃになったら3や2に戻って思い出す Q.チェーンの6B 5C 6B 5C 236Dが繋がらない A.6Bは最速でそれ以降はディレイをかけてゆっくりと入力しましょう。 特に2回目の6Bはよく見る事。 また、空中相手に5D拾いをする場合は高度とヒット数に注意。 Q.ハイダーループってなに? A.相手がダウン状態になった場合、受身行動を取るまでハイダーの使用許可が下ります。 そのため3C、マズルフリッター、JD(空中HITのみ)後のコンボでハイダーで拾いなおすコンボ。 Q.ハイダーループ中に相手が高く浮きすぎる A.ディレイをかけて落下中に当てるようにしましょう。 Q.コンボに出てくる2369C(低空リボブラ)てどうやるの? A.そのまま2369Cと入力してください。そうすると技の先行入力が可能な仕様上、前ジャンプ(入力9)し てすぐに236Cが出せるようになります。見た目はジャンプしてすぐにリボブラが出る感じ。 Q.このキャラってどうやって使えばいいの? A. レイチェル、ν、アラクネには攻めに行き、それ以外のキャラには待ちの姿勢をとるというのが一般的 です。強力な対空や空対空で相手を捕まえて、一度捕まえたら強力な崩しで大ダメージを奪うという非常に わかりやすいキャラです。技の性能も良好なものがそろっているので自分の思ったように素直に動いてくれ るはずです。 基本の動かし方
https://w.atwiki.jp/cs2-relius/pages/19.html
9/5 試験的に参考動画ページの作成、動画貼り付け・参考動画の項目を追加しました。 -- (*1) 2011-09-05 04 41 04 11/8 基礎コンボ動画掲載 -- (管理人) 2011-11-08 01 15 42