約 3,874,637 件
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/358.html
ディラス 褒め会話釣りスキル 一緒に冒険しよう!誘い会話 仲間になった時の会話 異常状態 プレゼント台詞サプライズ レシピ お風呂上がり 主人公から誕生日に渡す ラブ飲みドリンク 好感度100台詞 ベッド 誕生日主人公 ディラス ダグ マーガレット ポコリーヌ 子供 占いへのリアクション 依頼か、感想とか…… ディラス:モンスターめ 釣竿の整備がしたい ルーンスフィア設置時 (パーティにいる場合)1つ目 2つ目 褒め会話 釣りスキル レベル10 「お前、釣りが好きなのか?」 「釣りスキルがなかなか上がってるじゃないか。」 レベル35 「釣りスキルが高くなったな。」 「……負けねーぞ。」 レベル50 「いつの間にそんな釣りスキルが上がったんだ!?」 「……ちょっと教えてくれよ。」 レベル99 「なんだその釣りスキルの高さは!?」 「まったく、お前にはかなわねーよ……。」 一緒に冒険しよう! 主「ディラス、一緒にどこか行かない?」 人見知り時 いい場合 「これからか?」 「…………。」 「少しくらいなら……構わんが。」 人見知り時 断られた場合 「これからか?」 「…………。」 「……他を当たってくれ。」 通常時 いい場合 「これからか?」 「…………。」 「ああ、いいぜ。」 通常時 断られた場合 「これからか?」 「…………。」 「悪いな……今は……。」 「また今度、声をかけてくれ……。」 恋人時 いい場合 「ああ、いいぜ。ちょうど俺もそんな気分だったんだ。」 既に二人連れている場合 「これからか?」 「…………。」 「お前、既に誰か連れているだろ。」 誘い会話 「なあ、主人公……。」 「これからどこか行かないか?」 いいよ・ごめん ▼いいよ 通常 「本当か?」 「それは良かった。それじゃあ行こう。」 恋人・結婚時 台詞無し ▼ごめん 「そ、そうか…。」 すでに2人いた場合 「なあレスト(フレイ)、これからどこか一緒に――」 「いや、先客がいたか。なら、また今度……。」 仲間になった時の会話 「どうした?」 話しかける・大丈夫?・ちょっと離れてて・動かないで・ここで別れる・なんでもない ▼大丈夫? HPが高いとき 「俺なら問題ない。」 HPが低いとき 「少し……暴れすぎたか。」 状態異常 「くっ……。この程度……。」 ▼ここで別れる 通常時・人見知り時 「ああ、じゃあな。」 恋人時・結婚時 「……もう少し、一緒にいたい気もするが……。」 「いや、何でもない。じゃあな。」 19時・ディラスが関係するサブイベント発生時 「もうこんな時間か。」 「明日の仕込みがあるんでな。悪いが、先に帰るぜ。」 異常状態 通常 「なんだ、調子悪そうにしてるな。」 「さっさと医者に行け。」 薬プレゼント 「なんだ、調子悪そうにしてるな。」 「これでも飲んでろ。少しは、楽になるだろう。」 プレゼント台詞 サプライズ 「これ、余ったからやるよ。」 レシピ 「」 お風呂上がり 通常時 「待ってたぜ。ほらよ、良い牛乳だ。」 恋人時・結婚後 「お、やっと来た――」 「んんっ。ああ……待ってたぜ。」 「風呂上りと言えば良い牛乳だ。ほらよ。」 主人公から 大好き(牛乳がゆ①) 「これは……!」 「く、くれるのか? 俺に?」 「ああ、ありがとう。俺、大好きなんだ。」 大好き(牛乳がゆ②) 「うおっ、本当にもらってもいいのか?」 「ありがとな。これ、大好きなんだよ。」 大好き(貴重なお刺身系①) 「おおっ、ウマそうな刺身だ!」 「悪いな。後でゆっくり楽しませてもらう。」 大好き(貴重なお刺身系②) 「おおっ、すげえウマそうな刺身だな!」 「もらっていいのか!?サンキュウ!」 大好き(貴重なお刺身系③) 「なっ なんだこの貴重な魚の刺身は!」 「お前、釣りの腕だけじゃなく料理も腕もあるんだな。」 大好き(貴重なお魚系①) 「この珍しい魚……、お前が釣ったのか?」 「すごいな……。」 「今度釣りに行く時、俺も連れて行ってくれよ。」 大好き(貴重なお魚系②) 「これ、お前が釣ったのか?」 「やるじゃないか。こいつは……驚いた。」 「今度、俺にもコツを教えてくれよ。」 大好き(貴重なお魚系③) 「これ……まさかお前が釣ったのか?」 「すげえな……。うん、いい腕だ……。」 「今度、一緒に釣りに行くか。お前の腕を、是非見てみたい。」 手作り(評価大好きで手作り時、上記メッセージに追加) 「しかも、手作りか。まったく、お前はすごいよ。」 好き(お刺身系) 「おおっ、刺身か!」 「……っと。」 「……も、もらっておく。ありがとよ。」 好き(魚) 「なんだ、これお前が釣ったのか?」 「ふ~ん、やるじゃねえか。今度その腕前を見せてみろよ。」 好き① 「(アイテム名)をくれるのか?」 「サンキュウ。これ、好きなんだ。」 好き② 「いいのか?」 「ああ、俺の好物だ。サンキュウ。」 手作り(評価好きで手作り時、上記メッセージに追加) 「しかも、手作りか。お前はすごいな……。」 普通(手作り以外①) 「(アイテム名)か。なら、もらっておく。」 普通(手作り以外②) 「(アイテム名)くれるのか。まぁ、ありがと……よ。」 普通(手作り以外③) 「俺に(アイテム名)?……まぁ、悪い気はしない。」 普通(手作り以外(追加メッセージ)) 「牛乳だったら、もっと持ってきても……何でもない。」 or 「刺身があったら……、いや、なんでもない」 or 「さて、魚でも釣りに行くか……。」 or 「ニンジンがあったら……、いや、いい。」 普通(手作り) 「これ……お前の手作りなのか?」 「悪いな……ありがたく受け取る。」 嫌い(ゴミ類) 「なんだ……こんなもの持ってきて。ケンカ売ってんのか?」 嫌い・大嫌い(ハチミツ・お菓子系) 「ぐ……。」 「俺はこれがキライなんだ……。」 嫌い・大嫌い(追加メッセージ) 「こんなものより、珍しい魚が見たかったぜ……。」 or 「持ってくるなら牛乳がゆにしてくれ……。」 or 「持ってくるなら刺身にしてくれ……。」 お返し 「いつも……あ、ありがとうな。これはその……お返しだよ。」 誕生日に渡す 大好き 「(アイテム名)をくれるのか!?」 「誕生日にもらえるとは思わなかった。これ、大好きなんだ。」 大好き・手作り時(追加メッセージ) 「……!これ、手作りなのか。」 「……もっと感謝の言葉を知っていたらな。」 好き 「た、誕生日プレゼント……なのか?」 「好きなものをもらえるのは……、うれ……悪くないな。」 好き・手作り時(追加メッセージ) 「……!これ、手作りなのか。」 「……サンキュウ。」 普通 「っ。」 「俺が……誕生日と知っていたのか?」 「サ……、サンキュウ……。」 普通・手作り以外(追加メッセージ) 「牛乳だったら、もっと持ってきても……何でもない。」 or 「刺身があったら……、いや、なんでもない」 or 「さて、魚でも釣りに行くか……。」 or 「ニンジンがあったら……、いや、いい。」 普通・手作り時(追加メッセージ) 「しかも手作りとは……。悪いな……。」 嫌い・大嫌い(ハチミツ・お菓子系) 「ほう……、俺の誕生日に嫌いなコレか……。」 「こんなものより、珍しい魚が見たかったぜ……。」 or 「持ってくるなら牛乳がゆにしてくれ……。」 or 「持ってくるなら刺身にしてくれ……。」 嫌い(ゴミ類) 通常時と同じ。 ラブ飲みドリンク 「なんだコレ……?」 「まぁ、くれるなら飲むけどよ。」 「………………!?」 「……ちっ。くそ、向こう……い、行けよ……。」 好感度100台詞 通常時 「フレイ。」 主人公「?」 「俺はお前と同じ世界にいられる事をとてもうれしく思ってるんだ。」 主人公「えっ。」 「いや……俺は何を言ってるんだろうな。」 「…………。」 「感謝してる。……ありがとう。」 「お前と言う人間を好きになれた事を、誇りに思う。」 「……そっ、それだけだ。じゃあな。」 恋人時・結婚時 「フレイ。」 「俺はお前と同じ世界にいられる事をとてもうれしく思ってるんだ。」 「いや……俺は何を言ってるんだろうな。」 「…………。」 「感謝してる。……ありがとう。」 「お前と言う人間を好きになれた事を、誇りに思う。」 「……そっ、それだけだ。じゃあな。」 ベッド 寝ても問題ない・問題ある ▼寝ても問題ない 通常時 「あるわ。帰れ。」 恋人時 「あるわ!帰れ!無防備に寝ようとすんな!」 結婚時 「家で寝ろよ。お前の寝顔を他の誰かになんて見せたくねーんだよ。」 誕生日 主人公 好感度5未満 「今日、お前の誕生日だったな。 …………。」 通常時 好感度5以上 「今日、お前の誕生日だったな。 …………。」 「ほ、ほらよ。」 主人公「これ……プレゼント?」 主人公「ありがとう!」 「……っ!」 「いいから……もう向こうへ行け!」 恋人時・結婚時 「今日、お前の誕生日だったな。…………。」 「こ、これ……やるよ。」 主「プレゼント?」 主「ありがとう!」 「…………別に。たまたま思い出したからな。」 主「……素直になったら?」 「う、うるせえ!」 ディラス 「……今日は俺の誕生日でな……。」 「食堂でポコリーヌさんやマーガレットに祝ってもらったよ。」 「そう言えば食堂にプレゼントが置いてあったんだが……誰からだ?」 ダグ 「明日はダグの野郎の誕生日か。」 「……別になんもしねーけどな。」 「……絶対にな!」 主人公「な、なにを念押ししてるの……?」 マーガレット 「明日はマーガレットの誕生日か。」 「……まあ、世話になってるしな。」 ポコリーヌ 「明日はポコリーヌさんの誕生日だ。」 「山ほどメシを作るぜ。腕がなる……。」 子供 「」 占いへのリアクション いまいち 「ふん。占いなんて信じてねーよ。」 ふつう 「ふつうか……。」 「まあ、どうせただの占いだしな。」 バッチリラブラブ 「そうなのか……?」 「……ま、まあ……。そんなに悪い気はしない……。」 「……かもな。」 バッチリラブラブ(100%) 「そうなのか……?」 「……ま、まあ……。そんなに悪い気はしない……。」 「……かもな。」 「それにしても、こんなに相性がいいとは……。」 「…………。」 「い、いや、別に占いなんて信じてねーから!!」 依頼 か、感想とか…… 「……ポコリーヌさんに教えてもらってよ……。」 「料理を作ってみたんだ。」 「……た、食べてっみっ……、みてくるぇろら……。」 フレイ「え?」 手帳:……いいから食ってみろ。話はそれからだ。 「ど、どうだ?食べてみたか……?」 うん・まだ ▼まだ 「そうか……。」 ▼うん 「そっ、それで……?どうだったんだっ!?」 おいしかったよ・見た目が良かった・香りが良かった・まだ食べてない ▼おいしかったよ 「ほっ、本当か!?」 「…………ぃよっし!」 「サンキュウ。また頼むな。」 ▼見た目が良かった 「……つまり味は良くなかったんだな。」 「悪かったな、へんなもん食わせて……。次は、うまいもんつくってやる……。」 ▼香りが良かった 「ダメか……。」 「くっそ。次に期待してろ!」 ▼まだ食べてない 「どっちだ!」 ディラス:モンスターめ ヤツらは釣りの邪魔になる。 少しでも減れば助かるんだが……。 「最近、(モンスター名)がやたらといるんだよな……。」 「釣りの邪魔になる。◯匹くらい減れば良いんだが……。」 「だいぶ釣りがしやすくなった。お前が退治してくれたんだろう。」 「助かったぜ。これを持っていきな。」 釣竿の整備がしたい 「たまにはバドに釣竿の整備を頼むか……。」 「確か、〇〇が必要だって言ってたな……。」 手帳:釣竿の整備がしたい。バドはアレが必要だって言ってたな……。 「……〇〇?まさか、くれるのか?」 主人公「うん。」 「……助かったぜ。ちょうど探してたんだ。」 「サンキュウ。」 依頼を達成しました! ルーンスフィア設置時 (パーティにいる場合) 1つ目 「なぜか……、なつかしい感じがする……。」 2つ目 「よくわからねえが」 「オレが寝てた場所に持っていくといい気がする。」 「なんとなくだけどな。」
https://w.atwiki.jp/pozisnow/pages/8.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/rf5words/pages/181.html
恋愛シナリオ 一日目 二日目 三日目 イベント関係者(ベアトリス、プリシラ、ルーシー、フーカ、リュカ、パルモ) 一日目 レストラン「気の向くまま」 ベアトリス「あら、アレス(アリス)さん。よいところにいらっしゃいました。」 フーカ「ガガガウガウ、ガウガウ!(ごちゅうもんの、やさいのシチュー!)」 ルーシー「おー、きたきた!」 プリシラ「今ね、ベアトリスさんとお話してたら ここのシチューが気になるっていうから…」 プリシラ「みんなで分けようって。アレスくん(アリスちゃん)もいっしょに食べよ?」 主人公「いいの? うれしいな。」 ベアトリス「おお、なんという…! これは湯気が出ているのですね?」 ルーシー「こんなに珍しそうにシチュー見るひと初めて見るよ。」 ベアトリス「ああ、アツアツのお野菜がこんなに…わたくしもこれに慣れなければ……!」 フーカ「ガウガガウ、ガウガウ!(アッチッチのうちに、めしあがれ!)」 ルーシー「うんうん、イモがよく煮えてるな♪ ニンジンもふっくら炊けてそう。」 主人公(ほんと、アツアツだ……。よく冷まさないと) 主人公(ふー、ふー) ルーシー(ふー、ふー) ベアトリス「………………ええと。」 ベアトリス(ぱくっ) フーカ「フギャッ!?(ああっ!?)」 ベアトリス「あふっ!? うあ…あつ……っ!」 プリシラ「ベアトリスさん! 大丈夫ですか!?」 ベアトリス「ラ、ライヒョーブ……ホ、ホイヒイ…デフ。」 プリシラ「はい、お水です! 舌がヤケドしちゃいますよ!」 ベアトリス(ごくごく) ベアトリス「はあっ、お、おどろきました……。こんなに熱いものだとは……。」 ルーシー「そのまま口に入れるんだもん! すこし冷まして食べるよ、『普通』は!」 ベアトリス「ふつうは……ですか。」 プリシラ「えっと……ふーふーして、食べるといいですよ。」 ベアトリス「ふーふー…ですか……みなさん、それであのように。」 フーカ「フーカガウ、フーフーガガウ!(フーカでも、フーフーするぞ!)」 ベアトリス「わたくし、はずかしいですわ。人肌以上に熱い料理など、初めてで……。」 ルーシー(人肌……ってけっこうぬるいよね? 熱いものが冷めた感じ……?) プリシラ(うん、不思議……ベアトリスさんってどんな暮らしをしてきたんだろう…) 主人公(ベアトリスさんの正体を探られるとよくないよね……) 主人公「ええと……ご両親が忙しくて食事は作り置きだった、とか…?」 ルーシー(あー! そういうことなのかな) プリシラ(ベアトリスさん、かわいそう……あまり聞かないようにしようね?) ベアトリス(ふー、ふー) ベアトリス(ぱくっ) ベアトリス「あつ! ハフハフ!」 ベアトリス「でも、おいしい! 熱くて、おいしいです♪」 プリシラ「よかった! たくさん食べてくださいね。」 主人公(熱い料理を食べたこともないなんて、王女さまなのに意外だな…) 二日目 パルモ工房 リュカ「アレス(アリス)、いいところに来た。ちょっと、このお嬢さまを止めてくれよ。」 パルモ「………………!」 リュカ「パルモさんも怒ってんのかなんなのかずっとこの調子だしさ、困ってんだよ。」 主人公「いったい、なにがあったんですか?」 ベアトリス「まあ、ステキな花瓶がありますわ! こちらのお花で飾って差し上げましょう♪」 リュカ「いやいや、水差しだから! 飲み水入れるモンだから!」 ベアトリス「このサボテンさんに赤色のマントを巻いたらまるでお店の衛兵さんに見えますね!」 リュカ「トゲでカーテンがダメになっちまうだろ! たしかに鳥や獣よけにはなりそうだけどさ!」 ベアトリス「まあ、この光る箱を何個も重ねれば、夜もお店を開いておけるのでは?」 リュカ「行燈を重ねて光るハシラにするのか……? そりゃスゲエ……って燃えちまうよあぶねーよ!」 リュカ「ってワケなんだよ。」 主人公「な、なるほど…。」 ベアトリス「この円い木のカタマリはなにでしょう…小さな入り口がありますから……」 リュカ「ああして見てもらうぶんにはかまわないんだけどさ。」 ベアトリス「わかりました! これはネズミさんとり機ですね!」 ベアトリス「さっそくネズミさんのいそうなところへお運びいたしましょう♪」 リュカ「待て待て! そりゃ香木でつくった化粧箱だ! むちゃくちゃ高いんだよ!」 ベアトリス「はあ、お高いものですか…それほどとは見えませんけど。」 リュカ「ったく、『普通』じゃねえよほんと。」 パルモ「………………。」 リュカ「あのな、これ以上勝手してると、パルモさんも怒っちまうから。」 リュカ「ほかの客のメイワクにならないうちに、出てってくれない…」 パルモ「おどろきデス、すばらしーデス! 極上のセンス! 目からウロコドロップ!」 リュカ「は!?」 パルモ「グレート……エクセレーーーーント! なんというアイデアガールなのデショウ!?」 パルモ「ワタシ、感動にスーパーパンチされてマース! コレなんてドー見えるデショー!?」 リュカ「ど、どしたのパルモさん!? それただのついたてだけど……?」 ベアトリス「これは……なんでしょう?」 ベアトリス「ああ……わかりました! ドレスを飾っておくのに便利ですね♪」 パルモ「スウィィィィィート! オープンなショーケースに!?」 リュカ「パルさんとテンションが合うなんてやっぱり『普通』じゃねえな……。」 主人公「あはは…。」 三日目 ベルファ遺跡 ベアトリスの部屋 ベアトリス「…………………はあ。」 ベアトリス「………………あ。」 ベアトリス「どうされましたか、アレス(アリス)さん?」 様子が気になって・たまたま通りかかったんです ▼様子が気になって ベアトリス「まあ、わざわざこんなところにまで……ありがとうございます。」 ▼たまたま通りかかったんです ベアトリス「うふふ……ウソがお下手ですね。たまたま通りかかる場所ではないでしょう?」 主人公「……なんだか元気、ないですね?」 主人公「僕(私)にできることがあればなんでも言ってくださいね。」 ベアトリス「それではすこし、お話を聞いてくださいますか。」 ベアトリス「わたくし、この町のかたにご迷惑ばかりかけている気がして…。」 主人公「パルモさんのお店のことなら、気にしなくても……」 ベアトリス「『普通ではない』『常識がない』と言われてしまうのです……。」 主人公「それは…王女さまですから仕方がないところもあるのでは……。」 ベアトリス「……そうですね。」 ベアトリス「わかってはいるのです。わたくしは王宮での生活しか知りません。」 ベアトリス「冷めた料理しか口にしたことがないのは、食事にかならず毒見がいたからです。」 主人公「ど、毒見……?」 ベアトリス「そう…毒が混ぜられていないか、担当の者が先に口をつけるのです。」 ベアトリス「日用品の知識がないのも、王宮のしつらえを自分が選ぶことなどありませんもの。」 ベアトリス「しかも、それらの多くは国宝のようなもので、勝手に触ってよいものではありませんでした。」 主人公「こ、国宝……!」 ベアトリス「だから、あのように自由に選び、触れられることがとてもうれしかったのです……。」 主人公「ベアトリスさん……。」 ベアトリス「ただ、今は出歩くたびに、皆さんに嫌われていくのではないかと」 ベアトリス「怖くなってしまったのです。」 主人公「……大丈夫ですよ。リグバースはやさしい人ばかりです。」 ベアトリス「アレス(アリス)さんも?」 主人公「もちろんですよ。」 主人公「ベアトリスさんには、目的があるのでしょう。そのために、この町に来たのではないですか。」 ベアトリス「そうです…そのとおりですね。」 ベアトリス「わたくしには、大事な使命があるのです。」 ベアトリス「姉や弟のため、ノーラッドのためにもそれを果たさねばなりません。」 主人公(ラインハルトさん、国事にかかわる重大事だって言ってたっけ……すこし怖い目をしてたな) 主人公「どんな使命かわかりませんけどベアトリスさんを応援しますよ。」 ベアトリス「ありがとう。」 ベアトリス「わたくしを頼りにしている者のためにも、勇気を持たなくてはなりませんね。」 主人公「そうですよ。」 ベアトリス「お言葉に甘えて、あなたのことも頼りにさせてもらいます。」 ベアトリス「今後ともよしなに。アレス(アリス)さん。」 主人公「よ、よしなに。」 ベアトリス「うふふ。」
https://w.atwiki.jp/rf4dialogue/pages/44.html
雑談 挨拶 朝 昼 夜 プレゼント 大好きなもの 好きなもの 普通のもの 嫌いなもの 大嫌いなもの
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/492.html
一日目 二日目 三日目 四日目 イベント関係者(キール、フォルテ、ビシュナル、マーガレット、アーサー、ヴォルカノン) 一日目 ヴィヴァージュ邸 執務室 ビシュナル「あ、姫……!」 ビシュナル「その、おち、おち着いて、き、きき、聞いてもらいたいんですけど……!」 フレイ「……まずはビシュナルくんがね。」 ビシュナル「え!?あ、そ、そっか……。」 ビシュナル「そ、それで、その……。」 ビシュナル「もしかしたら……。」 ビシュナル「……王子交代の件が、バレてしまったかもしれません。」 フレイ「え……!?」 ビシュナル「町にも王国からの調査員が送られてくるかもしれないとか……。」 ビシュナル「あ!あくまでウワサですよ?」 ビシュナル「ただ、アーサーさんの様子もおかしいみたいですから……。」 フレイ「アーサーさんが?」 ビシュナル「はい。」 ビシュナル「まとまりかけていた商談を、急に取りやめてしまったり、」 ビシュナル「そのせいか、色々なウワサも広まり始めてるみたいで……。」 フレイ「ウワサ?」 ビシュナル「アーサーさんが、実は側室の子だとか、」 ビシュナル「彼がセルフィアに来たのは、その母親とも関係があるだとか。」 フレイ「…………。」 ビシュナル「なにがどこまで本当なのかはサッパリですけど、」 ビシュナル「王都から調査員が来ている可能性も考えて、」 ビシュナル「しばらく、目立つ行動はひかえた方がよさそうですね!」 フレイ「……そうですね。」 ビシュナル「いまさっき、伝言は残しておきましたけど、」 ビシュナル「念のため姫からもアーサーさんにお伝え頂けますか?」 フレイ「分かりました。」 ビシュナル「助かります。」 ビシュナル「それでは、よろしくお願いしますね!」 ビシュナル「王子交代の件が王様の耳に入っていて、」 ビシュナル「ウワサ通り、調査員がこの町に来ているとしたら……。」 ビシュナル「…………。」 ビシュナル「とにかく、目立つ行動はひかえるようにしないとですね。」 ビシュナル「姫からも、アーサーさんにお伝え下さい。」 アーサーが執務室に移動後話しかける 「…………。」 フレイ「アーサーさん?」 「フレイさん?どうして……。」 フレイ「何を見てるんですか?」 「あ、これは……。」 フレイ「――メガネ?」 「……はい。」 「以前、あなたに見つけていただいたメガネですよ。」 フレイ「ああ、あのときの……。」 「…………。」 「今だから白状しますが、」 「実はあの時から、あなたのことが気になりはじめたんです。」 フレイ「え……?」 「ふふ。二度は言いません。」 「ところで、フレイさんはどうして私の部屋に?」 フレイ「あ……そうだった。ビシュナル君からの伝言があって。」 「ああ、ウワサの件ですね。それなら心配ありませんよ。」 フレイ「そう……なんですか?」 「はい。」 「それより、珍しいお茶が手に入ったんです。 「フレイさん。明日の予定はどうなっていますか?」 フレイ「え?えっと……。」 「よろしければ、私の家で、一緒にお茶でもしましょう。」 いいですね・明日は用事があるので ▼いいですね 「ふふ。よかった。」 「では、明日になったら、私の家に来てください。」 「楽しみにしていますから。」 ▼明日は用事があるので 「そうですか……。」 「では、またお時間が空いたときにご一緒しましょう。」 「明日は私の家でお茶をしましょう。」 「楽しみにしていますからね。」 二日目 ヴィヴァージュ邸 執務室 「ああ、フレイさん。お待ちしていましたよ。」 「では、こちらにどうぞ。」 フレイ「……ということがあったんです。」 「それは面白そうですね。」 (じーっ) フレイ「あと、他にはですね。」 「はい。」 (じーっ) フレイ「…………。」 「…………。」 (じーっ) フレイ「あの、アーサーさん?」 「はい?」 フレイ「あの、私の顔に、何か付いてますか……?」 「ああ、いえ、そんなことはないですよ。」 「ただ、ちょっと見とれていたみたいですね。」 フレイ「え……?」 「ところでフレイさん。このお茶、どう思いましたか?」 いい香りですね・独特の風味ですね ▼いい香りですね 「気に入っていただけたようで何よりです。」 ▼独特の風味ですね 「ええ、めずらしいものなんですよ。」 フレイ「でもなんだか落ちつきます。」 「そうですか。」 「気に入っていただけたようで何よりです。」 フレイ「はい。」 「では、その気持ちをもっと多くの人と共感できるとしたら、どう思います?」 フレイ「え?」 「自分がステキだと思うものを、より多くの人に広めること。」 「交易というのは、本来、そういうものだと思うんですよ。」 「実はこのお茶も、新しい取引先のものなんです。」 「親子二人で、たんせいこめて作った自慢の一品だそうで。」 「とても気に入ったので、ぜひ、あなたにもと思いまして。」 フレイ「そうだったんですか。」 「はい。」 「色々な人に、気持ちを共有させること。」 「より多くの人を想像すること。そして、より多くのものと出会うこと。」 「様々な国の、色々なものを見て、折々にその文化にふれ、」 「そうして私たちは、世界を想像するんです。」 「次は何を買おうか。どれを誰に売り出そうか。」 「私たちは、ものを通して、人の心に触れていく。」 「いや、自分の心に、世界を近づけているのかもしれません。」 フレイ「自分の心に、世界を……?」 「はい。」 「だから、どれだけ多くの人が、その商品を手に取ってくれるのか。」 「言葉や雰囲気を作り出して、相手の興味を引くことができるか。」 「それが、とても大事なことなんですよ。」 「興味を引くということは、それだけ魅力があるということですから。」 「興味があれば、もっと知りたいと思うはずです。」 「そうでしょう?」 フレイ「なるほど……。」 「だから、」 「私もあなたのことを、もっと知りたいと思うんです。」 フレイ「え……?」 「ダメですか?」 フレイ「あ、いえ……。」 「よかった。」 フレイ「…………。」 フレイ「じゃあ、私にも教えてもらえますか?」 フレイ「……アーサーさんのこと。」 「ええ、モチロンです。何でも聞いてください。」 フレイ「えっと、それじゃあ……。」 王子様ってどんな感じですか?・メガネについて教えてください ▼王子様ってどんな感じですか? 「王子、ですか?」 フレイ「はい。」 「そうですね……。」 「実は自分が王子だということはあまり意識したことがないんですよね。」 「この国のことも、あなたに任せてしまいましたしね。」 フレイ「あはは。そうでしたね……。」 「昔から、王子らしくないと、兄弟にもよくしかられていました。」 フレイ「兄弟というと、他の王子さまたちに?」 「はい。」 「みな、いい方ばかりですよ。」 フレイ「そうなんですか。」 「でも、私はたぶん、王子という立場がいとわしいのです。」 フレイ「え……?」 「とにかく、」 「私に王子らしさは期待できないということですよ。」 フレイ「えっと、自分で言っちゃうんですか?」 「はい。自分で言っちゃうんです。」 「さて、他に質問はありませんか?」 ▼メガネについて教えてください 「メガネがどうかしましたか?」 フレイ「いえ、どうしてそんなにメガネが好きなのかなって……。」 「それは……。」 「…………。」 フレイ「アーサーさん?」 「やめておきましょう。」 フレイ「え?」 「この理由を話したら、私がもだえ死んでしまいますので。」 フレイ「もだえ……え?」 「さて、他に質問はありませんか?」 選択肢追加 ▼家族のことを教えて下さい 「え……?」 フレイ「アーサーさんの、家族の話が聞きたいなって。」 フレイ「私には、その、そういう記憶がないので……。」 「…………。」 「知っての通り、父はノーラッドの国王ですよ。」 フレイ「あ、そうでしたね。じゃあお母上も……。」 「いいえ。私に母親はいません。」 フレイ「え……?」 「ジョウダンですよ。」 「ああ、すみません。そろそろ仕事に戻らないと。」 フレイ「あ……。」 「今日は本当に楽しかったです。」 「よろしければ、また付き合ってくださいね。」 「それでは。」 フレイ「アーサーさん……?」 「今日は本当に楽しかった。」 「よろしければ、また付き合ってくださいね。」 フレイ「あの、アーサーさん――」 「それでは。」 飛行船通り キール「え?アーサーさんのこと?」 怪しい旅人「ええ。教えてくんないッスかね?」 キール「いいけど、どうしてそんなこと聞くの?」 怪しい旅人「いや、どうしてって……。」 怪しい旅人「ほら、ここらじゃちょっと有名な人なんでしょう?」 怪しい旅人「『貿易商』として。」 キール「そりゃあ――」 フォルテ「キール!」 キール「あれ?お姉ちゃん。」 フォルテ(しばらくアーサーさんのことは、町の人以外の人に話したらダメだ。) キール(なんで?) フォルテ(いいから!たのむからたのむ!!) キール(お姉ちゃん、言葉がおかしいよ?) フォルテ(う、うるさい!) 怪しい旅人「あのー……。」 フォルテ「すみませんが、私たちはこれで失礼しますね。」 怪しい旅人「あ、ちょっと!」 怪しい旅人「あの、すんませんッス。」 怪しい旅人「貿易商会のアーサーさんって……。」 知らないです・わかりません ▼知らないです・わかりません 怪しい旅人「そうッスか……。」 フレイ「その人がどうかされたんですか?」 怪しい旅人「ああ、いや、知らないならいいッス。」 フレイ「…………。」 フレイ(アーサーさんに、しらせたほうがいいかな……。) キール「アーサーさん、なにかあったのかな?」 キール「お姉ちゃんは何か知ってるみたいだけど……。」 フォルテ「アーサーさんのことで、王都から調査員が来るという話は聞いています。」 フォルテ「おそらく、あの旅の男が……。」 フレイ「…………。」 フォルテ「なんとかこのまま、ごまかしきれるといいのですが……。」 ビシュナル「あ、姫。」 ビシュナル「そういえば、アーサーさんは、どうしてこの町に寄こされたんでしょうか。」 ビシュナル「本人も、王子の仕事には興味がないみたいですし……。」 ビシュナル「姫は、なにか聞いてますか?」 はい・いいえ ▼はい ビシュナル「そうなんですか!?」 うそだよ・だめだよ ▼うそだよ ビシュナル「…………。僕ってだまされやすいのかな……。」 ▼だめだよ ビシュナル「まだ聞いてもいないのに……。」 ▼いいえ ビシュナル「実は、僕たちも知らないんですよ。」 ビシュナル「セルザウィード様は、」 ビシュナル「『あいつのことじゃ、何かしら考えがあるんだろう』」 ビシュナル「って、理由も聞かずに受け入れちゃいましたから。」 ビシュナル「王様のこと、それだけ信頼してるんでしょうね。」 セルフィア広場 フレイ「アーサーさん。」 「フレイさん。どうしました?」 フレイ「町でアーサーさんのことを、聞き回ってる人を見たんですけど……。」 フレイ「もしかしたら、例の調査員の方かもしれません。」 「その方はどちらに?」 フレイ「もしかして、会いに行くつもりですか?」 「はい。少し聞きたいことがありますので。」 フレイ「じゃあ私も――」 「いえ、私一人で十分ですから。」 フレイ「でも……。」 「大丈夫ですよ。心配しないで下さい。」 フレイ「…………。」 フレイ「あの、アーサーさん。」 「はい。」 フレイ「その……。」 あなたのことを信じてますから・私の事を信じてますか? ▼あなたのことを信じてますから・私の事を信じてますか? 「え……?」 フレイ「あ……。ご、ごめんなさい。突然。」 フレイ「でも、アーサーさん、全部自分一人で解決しようとして、」 フレイ「私にはなにも相談してくれないから。」 フレイ「なんだか、それが、ちょっとモヤモヤして……。」 フレイ「だから、せめて私の気持ちを伝えておきたいなって。」 フレイ「……そう思ったんです。」 「…………。」 「『人間なんて信用するものじゃない』」 フレイ「え?」 「私の母が、私を捨てる時に言い残した言葉です。」 フレイ「捨てるって……。」 「くわしい話は、また今度にしましょう。」 「それより、フレイさん。一つ伝言をたのまれてくれますか?」 フレイ「伝言?」 「ビシュナル君に。作戦開始だと伝えてください。」 フレイ「へ……?」 「それでは、よろしくお願いします。」 「ビシュナル君に。作戦開始ですと伝えてください。」 「よろしくお願いします。」 ビシュナルに話しかける 主「ビシュナル君。」 ビシュナル「あ、姫!おっとっと……。」 忙しそうだね・アーサーさんから伝言なんだけど ▼忙しそうだね ビシュナル「はい。ちょっとお仕事が立て込んじゃってて……。」 ビシュナル「あ、すみません!急がないと!」 ビシュナル「それじゃあ、また!」 ▼アーサーさんから伝言なんだけど ビシュナル「アーサーさんから?」 主「はい。『作戦開始です』って。」 ビシュナル「あ、はい!分かりました。」 主「ねえ、作戦って……。」 ビシュナル「さあ?なんなんでしょう。」 主「え?」 ビシュナル「僕も詳しくは聞いてないんです。」 ビシュナル「ただ、この手紙をフォルテさんに届けるように頼まれてます。」 主「手紙?」 ビシュナル「はい。」 ビシュナル「でも、まだ仕事が残ってて……。」 主「じゃあ、私が代わりに届けてこようか?」 ビシュナル「本当ですか!?」 主「うん。」 ビシュナル「助かります!じゃあよろしくお願いしますね!」 ビシュナル「フォルテさんへの手紙、お任せしますね。」 うん・いや ▼うん ビシュナル「よろしくお願いします!」 ▼いや ビシュナル「ええ!?」 フレイ「ゴメン。ちょっとからかってみたかっただけ。」 ビシュナル「もう……。」 ビシュナル「それじゃあ、よろしくお願いしますね!」 ヴィヴァージュ邸 執務室 フォルテ「アーサーさん、どこへ行ったのだろう……?」 マーガレット「アーサーさーん。ポコさんのごはん持って来たよー。」 マーガレット「ダメだよ、アーサーさん。」 マーガレット「ポコさん鼻水吹き出しながら泣いてたよー?」 マーガレット「『たまにはみんなでゴハン食べたいデスーッ!』って。」 マーガレット「アーサーさんはただでさえ不規則な生活してるんだから――」 マーガレット「ってアレ?」 フォルテ「アーサーさんなら出かけてるみたいですよ、メグ。」 マーガレット「あ、そうなんだ。」 フォルテ(アーサーさんも大変だなあ……) マーガレット「……今、私に対して大変失礼な事を思ったね?」 フォルテ「えっ!?そ、そそそそんな事はないぞ!?」 マーガレット「ウソだっ!!」 マーガレット「フォルテの考えてる事なんて簡単に分かるもんね!」 フォルテ「いや、私は別にメグの小言がやや小姑じみてるなんてこれっぽっちも――」 マーガレット「あーっ、言ったな!!言ったな言ったなあ!!!」 フォルテ「しまった!?」 マーガレット「せっかくフォルテのために新曲を作ったのに、もういいもん!」 フォルテ「新曲?」 マーガレット「そう。今度作ったのはフォルテの歌なんだよ。」 フォルテ「私のですか?……なるほど、騎士の歌ですね。」 マーガレット「ううん、弟が好きでたまらないお姉さんの歌。」 フォルテ「おい。待てやめろ。」 フォルテに話しかける フレイ「フォルテさん。」 フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「どうしました?私になにか用事ですか?」 マーガレット「なに言ってるの、フォルテ……。」 フォルテ「ん?」 マーガレット(彼氏の家に彼女が来てるんだよ?なんでフォルテに用があるの?) フォルテ(? ……?? ……???) フォルテ「っは!!!?」 フォルテ「いや、その、メグはポコリーヌさんの料理を持ってきただけで……!」 フォルテ「わ、私は、例の調査員の件を伝えに来ただけですのでっ!」 マーガレット「きゅ、急にあわてなくてもいいよ!?」 フォルテ「だ、だって……。」 フレイ「あの―……。」 フォルテ「フレイさんっ!!」 フレイ「はい!?」 フォルテ「ちょ、調査員のことは、あなたから伝えておいてくださいっ!」 マーガレット「あ、そ、そっか!それがいいよね! 恋人だもんね!!」 フレイ「えーっと、それはもうアーサーさんに伝えました。」 フォルテ「え!?」 フレイ「でも、心配ないからって、何も教えてくれなくって……。」 フォルテ「そ、そうだったんですか……。」 マーガレット「そういうのって、ちょっと寂しい……よね。」 フレイ「…………。」 マーガレット「そっか。じゃあ、その文句を言いに来たんだ!」 マーガレット「フォルテ、協力してあげよ!!」 フォルテ「言うまでもありません。」 フレイ「え!?あ、そうじゃなくって!」 マーガレット「え?」 フレイ「私、フォルテさんに手紙を届けに来たんです。」 フォルテ「私に?」 フレイ「はい。アーサーさんから。」 フォルテ「え? あの……。」 マーガレット「読んでってことだよね?」 フレイ「はい。」 フォルテ「わ、分かりました。では……。」 フォルテさんへ 埋まった洞窟前まで、犯人を追いかけてきます。 フォルテさんも準備ができ次第、合流して下さい。 マーガレット「犯人って……。」 フォルテ「何を考えてるんだ!?」 マーガレット「うわあ!?」 フォルテ「犯人というからには、凶暴な相手に違いありません!!」 フォルテ「とにかく、すぐに後を追わないと!」 フレイ「ま、待って!」 フォルテ「なんでしょう?」 フレイ「私も連れて行ってください!」 フレイ「アーサーさんのこと、心配だから……。」 フォルテ「ですが……。」 マーガレット「恋人のことだもん。当たり前だよね……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「分かりました。」 フォルテ「ですが、私のそばを離れないようにお願いします。」 フレイ「うん、分かった!」 フォルテ「どうして埋まった洞窟前になんて……。 フォルテ「とにかく、急ぎましょう!城を出て、東に向かいます!」 マーガレット「そういえば……。」 マーガレット「従業員さんが、アーサーさんについて話してたなあ。」 聞かない・聞きたい ▼聞かない マーガレット「そんなの聞かなくても、信用してるって顔だね!」 フレイ「え!?そ、それは……。」 マーガレット「なんかいいなあ。そういうのって。」 フレイ「…………。」 ▼聞きたい マーガレット「すごく優秀な人で。」 マーガレット「でも鼻にかけてなくて、いつもおだやかで、」 マーガレット「けど甘いわけじゃなくて、すごくしっかりしてて頼りになるし、」 マーガレット「一緒に仕事ができるのが本当にほこらしいってさ!」 フレイ「そ、そっか……。」 マーガレット「でも、メガネに対する態度はちょっとどうかと思うって。」 フレイ「……そ、そっか。」 マーガレット「あ、そういえば……。」 マーガレット「アーサーさんと従業員さん、ちょっと前に言い合いになってたよ。」 マーガレット「せっかくまとまりかけた商談なのに、どうして中止なんですかって……。」 マーガレット「情報の調査がなんとかって聞こえたけど……。」 埋まった洞窟前 「く……っ!」 フレイ「アーサーさん!」 戦闘 怪しい旅人「あわわわ……!」 アーサー「すみません、この場をお願いします。」 アーサー「私はこの人を見張ってないといけないので。」 フレイ「大丈夫ですか!?アーサーさん。」 「はい。大丈夫です。」 「でも驚きました。フレイさんも一緒だなんて。」 フレイ「え?」 フォルテ「アーサーさん!」 フォルテ「どうしてこんなことになってるのか……。」 フォルテ「ご説明いただけますよね?」 「ええ。もちろんです。」 怪しい旅人「ひ!?」 「この人と少しお話したあと、町の前で別れたフリをして、」 「その後をつけてみたところ、この場所にたどりつきました。」 怪しい旅人「…………。」 「それから、彼は突然、ハンマーを取り出して、」 「どうくつのかべを思いっきりたたいたんです。」 フォルテ「……は?」 「その結果。」 「その音に驚いて出てきたモンスターに囲まれてしまって、」 「まあ、あとは見ての通りですね。」 怪しい旅人「…………。」 「フレイさんこそ、どうしてここに?」 フレイ「私は……、」 フレイ「……アーサーさんのことが心配で、何か少しでも手伝えることはないかなって。」 「私のために、ですか?」 フレイ「……はい。」 「どうして?」 当たり前じゃないですか・……分かってください ▼当たり前じゃないですか 「え?」 フレイ「大事な人の力になりたいって思うのは、」 フレイ「普通のことじゃないんですか?」 ▼……分かってください 「え?」 フレイ「恋人、なんですから、それくらい……。」 「……?」 フレイ「だ、だから……。」 フレイ「大事な人の力になりたいって思うのは、」 フレイ「普通のことじゃないんですか?」 「あ……。」 「なるほど。」 「言われてみれば、当たり前のことですね。」 「でも、なんででしょう。」 「あなたが私を心配してくれて、」 「……なんだか、とても嬉しいです。」 フレイ「アーサーさん……。」 「フレイさん……。」 フォルテ「……こ、こほん。」 フレイ・アーサー『あ……』 フォルテ「そ、それで、話を戻したいのですが……。」 「そ、そうですね。」 フレイ「あはは……。」 フォルテ「えーと、話をまとめますと……。」 フォルテ「その旅の方が、急にどうくつのかべをたたいたと。」 フォルテ「ハンマーで。後先考えずに。」 フォルテ「その結果、モンスターに囲まれていたということですね?」 「はい。」 怪しい旅人「うぐ……。」 「それで結局、あなたはなにをするつもりだったんですか?」 怪しい旅人「…………。」 怪しい旅人「ちょっとだけ、入り口をこわすつもりだったんス。」 「何のために?」 怪しい旅人「そ、それは……。」 「聞くまでもないですよね。」 「あなたが私に売った情報を、でっち上げるためだ。」 従業員「う……。」 フォルテ「どういうことですか?」 「彼の売り物は『情報』なんです。」 「私も、いまさっき、彼から情報を買いました。」 「このどうくつが、近いうちにくずれるかもしれないと。」 「その後、彼はなぜか、この場所に来たわけです。」 「ハンマーを片手に。」 フォルテ「まさか……。」 従業員「…………。」 「では、もう一つ確認させてください。」 「数年前、ここで起きたラクバン事故。あれもあなたのしわざですか?」 従業員「そ、そんなわけないッス!」 従業員「オレはただ、情報を売ろうとして、それで……。」 「ウソの情報を売りつけた後、真実をでっちあげていたと。」 従業員「うぐ……。」 フォルテ「……許せませんね。」 従業員「あ、アンタら交易商人だって、同じじゃないッスか!」 フレイ「え……?」 従業員「アンタらは、商品のウワサを、金とコネで流しまくって、」 従業員「とにかく自分に都合の良い商品だけを売りつけようとしやがる!!」 従業員「オレのやったことと、アンタら交易商人のしてることと、」 従業員「どこが違うっていうんッスか!?」 「…………。」 従業員「どんだけ良いものをつくっても、話題にならなきゃ売れやしない……。」 従業員「けど、その話題ってヤツを、商人がにぎっちまってる!!」 従業員「そうやって目先の利益ばかり考えるバカどものせいで……!」 従業員「オレの親父は……。」 従業員「オレの親父の畑は、すっかり荒れ果てちまったんだ!!」 従業員「だからオレは……。」 「……なるほど。」 従業員「今はもう、より良いものが売れるんじゃない!」 従業員「話題性を金で買ったものが売れる。そんな世の中になっちまった!!」 従業員「それをいいことに……。」 従業員「あんな値段で買いたたかれたら、生きてけるわけがねえッス!!」 「…………。」 従業員「どこが違うっていうんスか……。」 従業員「金とコネの力で、話題性ばっかり売ってるコイツらと……。」 従業員「そうやって情報をねじ曲げているコイツらと!どこが違うって言うんッスか!?」 フォルテ「そ、それは……。」 「まったく違いますよ。」 従業員「な……。」 「一番の違いは、買い手が満足しているかどうかでしょう。」 「少なくとも、今の私は、あなたの情報に満足していない。」 従業員「…………。」 「それに、一つ訂正させてもらいますが。」 「私は目先の利益のために、情報をねじ曲げたりはしません。」 従業員「え……?」 「商品はすべて、作る人間と買う人間が存在します。」 「その間に立って商売をするのが、私たち売る人間です。」 「ものを作れる人がいて、それをほしいと思う人がいて、」 「初めて商売は成り立つんです。片方だけでは意味がない。」 「だからこそ、」 「より多くの人に、その商品の価値を広めること、」 「ほしいと思った人に、適切な価値でその商品を渡すこと。」 「それこそが、私の考える交易のありかたです。」 フレイ「アーサーさん……。」 「それと、もう1つ。」 「このお茶の葉、ご存じですよね?」 従業員「コイツは……。」 従業員「オレと親父が、あの畑で作ってた……。」 「すばらしい出来でした。今後、ウチでも取り扱わせてもらいます。」 従業員「でも、親父はもう、こんなもの作らないって……。」 「その取引相手から、伝言も預かっていますよ。」 従業員「え?」 「『もし、俺のバカ息子にあったら、どうか伝えてやってくれ』」 「『人出が足りないんだ。早く帰ってこい』――と。」 従業員「……!」 従業員「なんで……。」 従業員「あの時は、気づいてほしくても、誰も見向きもしなかったのに……。」 従業員「だからすべてを捨てて、こんなこと始めちまったっていうのに!」 従業員「なんで、今さらになって、こんなもの……。」 「良かったじゃないですか。」 従業員「え……?」 「過去のあなたが、今のあなたを止めてくれた。」 「あなたの努力はムダではなかった。」 「つまり、そういうことでしょう?」 従業員「…………。」 従業員「変わってるッスね、アンタ。」 「そうですか?」 従業員「…………。」 フォルテ「……さて。」 フォルテ「それでは、そろそろ町にもどりましょう。」 フォルテ「そこのあなたは城まで来て下さい。色々と説明してもらいますから。」 従業員「……はい。」 「私たちも行きましょう。」 フレイ「はい。」 「せっかくですから、手をつないで。」 フレイ「はい。」 フレイ「…………。……え?」 「ダメですか?」 フレイ「あ、いえ……。」 「じゃあ、はい。」 フレイ「…………。」 セルフィア:広場 フレイ「……あの、アーサーさん。」 「なんでしょうか?」 フレイ「どうしてビシュナルくんに、あんな手紙を渡したんですか?」 「先ほどの話ですね。」 フレイ「はい。」 「あれは単なる時間かせぎです。」 フレイ「え?」 「ビシュナル君は真面目ですから。」 「彼にお願いしておけば、絶対に届けてくれるだろうと思いまして。」 「手紙の内容も同じです。」 「フォルテさんなら、アレを見たらかけつけてくれると考えていました。」 「私が彼の犯行をおさえた、ちょうどいい頃にね。」 フレイ「それって……。」 フレイ「最初から全部、計画通りだったということですか?」 「はい。」 「あとは、彼がすぐに犯行に及ぶようにうまく誘導しただけです。」 フレイ「どうしてそんな回りくどいこと……。」 「…………。」 「私はただ、直接、確かめたかったんです。」 「あの日、あの時、なぜ、ラクバン事故が起きたのか。」 「私が母との思い出を確かめようとしたあの時に限って。」 フレイ「え……?」 「ウワサには聞いているかもしれませんが、」 「私は正妻の子ではなく、側室の子供なんです。」 フレイ「そくしつ……?」 「兄弟の王子たちとは、別の母親の子供ということです。」 「そして母は、私を置いて姿を消した。」 「『人間なんて信用するものじゃない』」 「そんな言葉を残してね。」 フレイ「そんな……。」 「もちろん、あんな人を母親だとは思っていませんが、」 「あの人が、どんなつもりで、そんな言葉を残したのか、」 「それだけは、ずっと気になっています。」 フレイ「…………。」 「だから、今回の事件は、自分の目と耳で確かめたかった。」 「あのどうくつにあったかもしれない真実を閉ざしてしまったあの事故に、」 「あのラクバン事故に、何か関係しているかもしれないと思ったから……。」 「いや、あるいは……。」 「ただ、本当の親子のキズナというものを、思いしりたかったのかもしれません。」 フレイ「…………。」 「ともかく、色々とご心配をおかけしました。」 「でも、これで事件は解決です。」 フレイ「え?」 「どうしました?」 フレイ「いや、まだ王子交代の件が――」 「ああ。」 「町に調査員が入っているという、あのウワサの件ですね。」 フレイ「はい。」 「気づきませんでしたか?」 フレイ「何がですか?」 「彼が名乗ってた職業。情報を売っているお仕事の名前です。」 フレイ「はい?」 「彼の仕事は『情報調査員』なんですよ。」 「王子のことではなく、その地域のことを調べる人。」 「だから、彼も同じ『調査員』なんです。」 フレイ「じゃあ、あのウワサって……。」 「ふふふ。」 フレイ「もうっ。心配して損しちゃいました。」 フレイ「交代の件が原因で、アーサーさんが連れ戻されちゃったらって……。」 「あはは。すみませんでした。」 「でも……。」 「……もしそうなったら、あなたは悲しんでくれますか?」 フレイ「え……?」 「なんて、ちょっと聞いてみただけです。」 フレイ「アーサーさんっ!」 「ふふ。」 フレイ「本当に心配してたんですからね!」 「ええ。心配させてたんですね。」 「……ありがとう。」 フレイ「そこは『ごめんなさい』です。」 「そうでしたね。うれしかったので、つい。」 フレイ「もう……。」 「すみません。でも……。」 「…………。」 フレイ「どうしました?」 「いえ。」 「ありがとう。フレイさん。」 フレイ「どういたしまして。」 「ありがとう、フレイさん。」 「こんな気持ちになれたのは、あなたのおかげです。」 三日目 3日後 執事の部屋 「あれから、父からの手紙は届きましたか?」 ヴォルカノン「いえ……。」 「そうですか。」 「みなさんにだまっているのも、さすがに限界ですよね。」 ヴォルカノン「……そうですな。」 ヴォルカノン「ですが、本当にいいのですかな?」 「なにがですか?」 ヴォルカノン「王都に帰られるという話です。」 フレイ「え……。」 「私には、どうしてもやりとげたいことがあるんです。」 ヴォルカノン「お母君のことですな。」 「…………。」 「あの人は関係ありません。」 ヴォルカノン「そうでしたな。」 ヴォルカノン「ですが、姫のことは、どうするおつもりですかな?」 「それは……。」 「フレイさん……。」 ヴォルカノン「なんと……。」 「…………。」 フレイ「あの、アーサーさん――」 「……すみません。仕事がありますので、これで。」 フレイ「あ……。」 フレイ「…………。」 フレイ「あの、ヴォルカノンさん……。」 ヴォルカノン「…………。」 フレイ「ヴォルカノンさん!」 ヴォルカノン「………………申し訳ありませぬ。」 ヴォルカノン「ただ、フレイ殿には、どうしても自分の口から伝えたいと、」 ヴォルカノン「アーサー殿は、ずっと、そう申しておられましたぞ。」 フレイ「…………。」 フレイ「どうして……。」 ヴォルカノン「…………。」 ヴォルカノン「……町の皆にも、伝えませんとな……。」 執務室 ムービー フレイ「アーサーさん……。」 「…………。」 「……あなたが見つけてくれた、このメガネ。」 フレイ「え?」 「実はこのメガネ、一度もかけたことがないんですよ。」 フレイ「そう……なんですか……。」 「でも、こんなボロボロのメガネを、捨てる気にもなれない。」 「……どうしてだか分かりますか?」 メガネが好きだから・特別なものだから・分かりません ▼メガネが好きだから 「レンズの壊れたメガネは、もうメガネではありませんよ。」 「でも……、このメガネは捨てられない。」 「なぜなら、」 「このメガネが、私の母のものだからです。」 ▼特別なものだから 「そうです。」 「特別な物なんです。……残念なことに。」 フレイ「え?」 「なぜかと言えば、」 「このメガネが、私の母のものだからです。」 ▼分かりません 「このメガネが、私の母のものだからです。」 フレイ「あ……。」 フレイ「…………。」 「もちろん、私は今でも、あの人のことが大キライです。」 「私には、あの人に抱きしめられた記憶がありませんから。」 「それどころか、にくまれていたと言ってもいい。」 フレイ「そんな……。」 「事実ですよ。」 「あの人は、いつも苦しそうな顔で、私を見つめていました。」 「その理由が分かったのは、何年か後のことですが。」 「側室だった母には、城の生活が苦痛だったようで、」 「『ここには私の居場所がない』と、よくこぼしていたそうです。」 「でも、何も知らなかった私は、城の生活に簡単に溶け込んで、」 「そして、私たちは、別々の場所で暮らすことになった。」 「母は城の外。私は城の中。」 「それが私たちの、親子の距離だったのです。」 フレイ「…………。」 「父は私に言いました。」 「それでも母は、私のことを愛しているのだと。」 「けれど、」 「しばらくして、私は母の本心を痛感することになった。」 回想 その日は、朝から雪が降っていました。 鉄格子の大きな門の外。 一台の馬車が止まって、そこから母が現れました。 母が呼んでいると聞いて、私は息を切らして石段を降りた。 はきだした息は白く、吸い込んだ空気は冷たくて、 それでも私は、雪景色の中を駆け抜けていった。 ただ、あの人に会いたくて。 鉄格子の内と外。 向かい合ったあの人は、ふと、つぶやいた。 「ああ、よく見えない・・・」と。 そして、鉄格子の間からのびた細い手が、私の顔に触れたとき。 呼気にかすむ景色の向こう。 メガネを外した彼女が、なぜか。 ひどく苦しそうな顔で、私をにらみつけていたから。 降りしきる雪の中。 その手の冷たさと、 その心にすむ、闇の深さを。 私は、思い知った。 「それからも、母は私の元に、たびたび顔を出しました。」 「いつも、どんなときでも、このメガネを外してね。」 「よほど私の顔が見たくないのだろうと城の誰もがうわさしていましたよ。」 「そして、」 「ついにあの人は、私の前から姿を消しました。」 「『人間なんて、簡単に信用するものじゃない』」 「そんな言葉を残してね。」 フレイ「…………。」 「それが、私の中にある母との記憶です。」 「そんな人が、私を愛していたと思えますか?」 「そんな人を、愛していたなんて言えると思いますか?」 「……言えるはずがないじゃないですか。」 フレイ「アーサーさん……。」 「でも……、」 「そんな仕打ちを記憶していてなお、」 「あの母親のモノを、私は捨てられずにいる……。」 「……交易に興味を持ったのも、メガネを集め始めたことも。」 「全ては母の手がかりを追い求めてのことでした。」 「そして、今もまた、」 「私はそのために、城に戻りたいと思っている。」 「……あなたをこの町に残してでも。」 フレイ「…………。」 「……あとの話はヴォルカノンさんに聞いて下さい。」 「私は……少し、頭を冷やしてきます。」 フレイ「あ……。」 フレイ「アーサーさん――」 「あとの話はヴォルカノンさんに聞いて下さい。」 「私は……少し、頭を冷やしてきます。」 町の人に話しかける キール「アーサーさんが、王都に帰るかもって……。」 キール「ねえ、フレイさん、本当なの?」 フレイ「…………。」 ダグ「誰かが国に帰るとかって話題になってるみたいだナ。」 ダグ「どこの旅人の話だヨ?」 ブロッサム「お城のおふれが出ていたねえ。」 ブロッサム「……大丈夫かい?フレイ。」 ナンシー「あきらめるしかないことって、やっぱりあるのよね。」 ナンシー「子供でも大人でも、それぞれに、それぞれの理由で。」 ナンシー「でも……。やっぱり、つらいわ。」 ジョーンズ「ナンシーから聞きましたよ。アーサーさんのこと。」 ジョーンズ「……大丈夫ですか?」 エルミナータ「事件よっ!」 エルミナータ「何か分からないけど、町で何かあったわね!!」 エルミナータ「……で、なにがあったの?」 ポコリーヌ「気持ちがしずんだときは、まずはお腹いっぱい食べることデス。」 ポコリーヌ「ネ?」 バド「なんか色々とバタバタしてるみたいだなア。」 バド「もうけ話だったらいいけど、そんな感じでもないみたいだシ。」 フレイ「…………。」 ヴォルカノンに話しかける フレイ「ヴォルカノンさん。」 ヴォルカノン「フレイ殿……。」 フレイ「アーサーさんのこと、教えて下さい。」 ヴォルカノン「それは……。」 フレイ「アーサーさんも、ヴォルカノンさんに教えてもらえって言ってました。」 ヴォルカノン「アーサー殿が……。」 ヴォルカノン「…………。」 ヴォルカノン「そうですか。分かりました。」 ヴォルカノン「吾輩に答えられることでしたら、すべてお答えいたしましょう。」 ヴォルカノン「して、なにをお聞きになりたいのですかな?」 アーサーさん、王都に帰るの?・アーサーさんの母親ってどんな人? ▼アーサーさん、王都に帰るの? ヴォルカノン「今のところは、まだそうなると決まったわけではありません。」 ヴォルカノン「ただ、ご本人も、迷ってらっしゃるご様子ですな……。」 フレイ「…………。」 ヴォルカノン「アーサー殿の考えは分りませんが、」 ヴォルカノン「国王様からの言葉なら、預かっておりますぞ。」 ヴォルカノン「なぜ、アーサー殿を、王子として寄こしたのか。」 フレイ「え……?」 ヴォルカノン「『人を率いる者として、人を信用できる人間とするため』」 ヴォルカノン「『アレは母との過去にずっととらわれている』――と。」 フレイ「それって……。」 ヴォルカノン「国王陛下は、気づいておられたようですな。」 ヴォルカノン「アーサー殿が、お母君の記憶にとらわれていたこと。」 ヴォルカノン「そのせいで、人を信用できないということに。」 フレイ「…………。」 ヴォルカノン「しかし、王子交代の件が知れてしまい……。」 ヴォルカノン「……いや、過ぎたことは、もう仕方がありませんな。」 ヴォルカノン「他に聞きたいことはございますかな?」 ▼アーサーさんの母親ってどんな人? ヴォルカノン「吾輩も、詳しくは存じませんが……。」 ヴォルカノン「お姿を目にしたことなら、一度だけございますぞ。」 ヴォルカノン「たしか、流行のおまじないに興味を持たれてご来訪されたときでしたな。」 ヴォルカノン「陛下や、まだ幼いアーサー殿と一緒にいらっしゃいましてな。」 ヴォルカノン「その時のお姿は、幸せなご家族にしか見えませんでしたぞ。」 ヴォルカノン「しかし……、それから数年後のことでしたか。」 ヴォルカノン「アーサー様のお母君は、お一人で城を出られたと聞きました。」 ヴォルカノン「なんでも、自分の子供につらく当たり城を追いやられたとか。」 ヴォルカノン「イヤなうわさばかりが、耳に入ってきたのを覚えております。」 ヴォルカノン「吾輩には、とてもそのような方には見受けられませんでしたが……。」 ヴォルカノン「……実際のところは、吾輩には分かりませんな。」 ヴォルカノン「他に聞きたいことはございますかな?」 選択肢追加 ▼おまじないって? ヴォルカノン「ああ、家族円満とか、恋愛成就とか、確かそんなおまじないですぞ。」 ヴォルカノン「この地域に昔からあるもので、何年かに一度、流行するのです。」 ヴォルカノン「たしか、アーサー殿のお母上が来られた後、十数年後にも流行っておりましたぞ、」 ヴォルカノン「あれはたしか……。」 ヴォルカノン「ああ、そうです。あのラクバン事故の時でしたな。」 フレイ「……!」 ヴォルカノン「あの時も同じようなおまじないが流行っておりましてな。」 ヴォルカノン「まぁ、そのウワサについてなら、我輩よりもキールの方が詳しいでしょう。」 フレイ「……なるほど。」 ヴォルカノン「我輩の知っていることといえば、大体これくらいですが……。」 ヴォルカノン「……ううむ。」 フレイ「……?」 ヴォルカノン「……主が困っているのに、この程度しかお手伝いできないとは……。」 ヴォルカノン「……いやしかし、若者の問題に年寄りが口うるさく言うのも……。」 ヴォルカノン「……うぅぅうむ……っ!」 フレイ「あの、ヴォルカノンさん……?」 ヴォルカノン「フレイ殿っ!」 フレイ「は、はい!」 ヴォルカノン「このヴォルカノン!フレイ殿の執事として……。」 ヴォルカノン「今はとにかく、色々とうまくいくように心から願っておりますぞ!!」 フレイ「え、えっと……。」 ヴォルカノン「それではっ!ご武運をお祈りします!!」 ヴォルカノン「我輩の知っていることといえば、大体これくらいですな。」 ヴォルカノン「おまじないのことでしたら、町の人に聞いてみるのがいいでしょう。」 ヴォルカノン「ウワサについてなら、キールの方が詳しいでしょうしな。」 ヴォルカノン「まあ、なにはともあれ……。」 ヴォルカノン「うまくいくことを願っておりますぞ!フレイ殿!!」 町の人に話しかける クローリカ「えっと……。」 クローリカ「アーサーさんのこと、本当なんでしょうか……?」 クローリカ「起きたら夢だったりとか……。」 ▼おまじないについて聞いてみる クローリカ「おまじないですか?」 クローリカ「えっと……。」 クローリカ「フレイちゃんとアーサーさんが……、」 クローリカ「これからも、一緒にこの町にいてほしいです。」 クローリカ「……あれ?そういうことじゃなくて?」 フォルテ「あ、フレイさん。」 フォルテ「そそ、その、アーサーさんのこと、ええと……。」 フォルテ「……すみません。もう何がなにやら……。」 ▼おまじないについて聞いてみる フォルテ「え?おまじない?」 フォルテ「そういうことなら、キールが詳しいかと思います。」 フォルテ「しかし……。」 フォルテ「……誰かを守ってこその騎士なのに、ふがいないです。」 マーガレット「なんだか、みんなの心の音が沈んでるよ。」 マーガレット「特に、キミの音……。」 マーガレット「ねえ、大丈夫?」 ▼おまじないについて聞いてみる マーガレット「おまじない?」 マーガレット「ああ、うん。ポコさんが連れてってくれたよ。」 マーガレット「家族だからって……、一緒に、名前も書いたりして……。」 マーガレット「あ、でも、ラクバン事故よりもずっと前だよ?」 マーガレット「たしか……、」 マーガレット「あ、そうそう!どこかのえらい人がウチに来たとき!」 マーガレット「ポコさん、料理をほめられて、すっごい喜んでたんだから!」 シャオパイ「アーサーさんの件、聞いたが。」 フレイ「…………。」 シャオパイ「キミの顔からするに、本当のようだな。」 ▼おまじないについて聞いてみる シャオパイ「おまじない?」 シャオパイ「ああ、確かに流行っていたぞ。」 シャオパイ「ワタシはそういうのに見離されてるから行ってないが……。」 シャオパイ「そういうものにでもすがりたくなる気持ちは分かるようだ。」 ビシュナル「その、ヴォルカノンさんから、話は聞きました……。」 ビシュナル「あの、何とか……!何とか、ならないんでしょうか……?」 ▼おまじないについて聞いてみる ビシュナル「おまじないですか?」 ビシュナル「僕はちょっと聞いたことがないですね……。」 フレイ「そうですか……。」 ビシュナル「すみません。お役に立てなくて……。」 キール「あ、フレイさん。」 キール「どうしたの?」 ▼おまじないについて聞いてみる キール「町で流行ってたおまじない?」 キール「えっと、流行ってたのは、ラクバン事故が起きたころだね。」 キール「だったら、家庭円満のおまじないだと思うよ。」 キール「そこに名前を書いた人たちは、幸せな家族になれる――」 キール「そんなウワサが広まってて、当時はちょっと有名だったんだよね。」 キール「ボクは行ってないから、実物は見てないんだけど……。」 キール「たしか、ポコリーヌさんは言ったことあるって聞いたよ。」 ダグ「おウ。フレイ。」 ダグ「……なんか、顔色わるいナ。大丈夫なのカ?」 ▼おまじないについて聞いてみる ダグ「おまじないって……。いや、オレに聞かれてもしらねえヨ。」 ダグ「そんなことより、アーサーのヤツ、国に帰っちまうって本当なのカ?」 ダグ「オマエ、それでいいのかヨ?」 ダグ「いや、いいわけねえカ……。」 ブロッサム「お城のおふれが出ていたねえ。」 ブロッサム「なんでも、アーサーが王都に帰るかもしれないとか。」 ブロッサム「大丈夫かい?フレイ。」 ナンシー「私は、あなたとアーサーさんの味方だから。」 ナンシー「きっと、町のみんなも同じ気持ちよ。」 ナンシー「……忘れないでね。」 ジョーンズ「あのラクバン事故のとき……。」 ジョーンズ「あの時のアーサーさんは、本当にひどいケガでしたよ。」 ジョーンズ「ギリギリまでどうくつに残っていて逃げ遅れたと聞きましたが……。」 ジョーンズ「そこまでして、見つけたいものがあったのかもしれませんね。」 エルミナータ「これは大事件ね……。」 エルミナータ「町の人のほとんどが、ものすご~く暗い顔をしてるわっ!」 エルミナータ「……で、なにがあったの?」 リンファ「あらあら。なんだか町がさわがしいですね。」 リンファ「シャオちゃん、道の真ん中で倒れたりしてないですよね?」 ▼おまじないについて聞いてみる リンファ「おまじない?ラクバン事故の時に流行ってた?」 リンファ「そんなこともあったような、なかったような……。」 リンファ「でも、そういうお話は、バドさんが好きそうですよね?」 ポコリーヌ「おまじない?」 ポコリーヌ「ああ、メグと一緒にいきマシタ。なつかしいデスね。」 ポコリーヌ「あの頃にフレイさんもいたら……。」 フレイ「なにも変わらないと思いますけど。」 ポコリーヌ「アレ?」 ポコリーヌ「そういえば、王様がワタシのキッチンを訪ねてくれたのも、」 ポコリーヌ「そのおまじないのウワサを聞いたからデシタね。」 フレイ「え?」 ポコリーヌ「よーーく覚えていマス。」 ポコリーヌ「どこからか、例のおまじないのウワサを聞いたらしく、」 ポコリーヌ「家族で一緒に、ワタシのお店にいらっしゃいマシタ。」 ポコリーヌ「王サマと奥方サマ、それと和子(わこ)サマが一人。」 どんな感じでした?・和子(わこ)って? ▼和子(わこ)って? ポコリーヌ「エライ人の子供は、そう呼ぶのデス。」 ポコリーヌ「ワタシもきのう知りマシタ。」 フレイ「…………。」 ▼どんな感じでした? ポコリーヌ「奥方様は、和子サマと、楽しそうにおしゃべりをして、」 ポコリーヌ「奥のタルに書かれた小さな文字を、どちらが多く読めるか競ったり、」 ポコリーヌ「遠くにあるピアノのふめんを和子様に読み聞かせたりと、」 ポコリーヌ「ワタシに負けないくらい、お茶目な方だったと記憶してマス。」 ポコリーヌ「そして、料理を食べ終えたお二人はワタシにこう言ったのデス。」 ポコリーヌ「『最後に素晴らしい食事が食べられて本当に良かった』と。」 フレイ「最後……?」 ポコリーヌ「ハイ。旅行の最後ということデショウ。」 フレイ「…………。」 ポコリーヌ「それにしても、本当に仲の良さそうなご家族デシタね。」 ポコリーヌ「もう、思い出すだけで胸キュンなのデス!」 フレイ「…………。」 バド「王都の知り合いどもに、お茶に誘われてるんだよなア。」 バド「もののついでだし、アーサーの話を聞いてきてやるカ。」 フレイ「え?」 バド「昔の知り合いの集まりでナ。」 バド「城で働いてるヤツも多いし、ちょっとは話も聞けるだろウ。」 バド「ま、アーサーのおかげで、前より楽に働けてるしなア。」 フレイ「バドさん……。」 バド「そんなわけだかラ。」 バド「あんまり期待せずに待っててくレ。」 フレイ「……はい。ありがとうございます。」 フレイ「……地震?」 バド「みたいだナ。」 バド「大丈夫だったカ?フレイ。」 フレイ「あ、はい。」 バド「まあ、こっちの地方は、たまに大きいのがあるんだヨ。」 バド「とりあえず、商品に防災グッズでも追加するかア。」 フレイ「…………」 アーサーに話しかける フレイ「アーサーさん……。」 「…………。」 フレイ「ヴォルカノンさんから、話を聞いてきました。」 フレイ「小さい頃、アーサーさんたちが、みんなでここに来てたって。」 フレイ「とても、仲がよさそうに見えたって。」 「…………。」 「……そうですか。」 フレイ「アーサーさん。もしかして、アーサーさんのお母さんは……。」 「……私も昔、あなたと同じことを考えました。」 フレイ「え?」 「だから、思い違いをしたんです。」 「もしかしたら母は、私のことを嫌いではなかったのかもしれないと。」 「それでも、あの人は私を愛していると。」 「私は信じていた。」 「……信じていたかったんでしょうね。」 フレイ「アーサーさん……。」 「ラクバン事故の後、」 「あの暗闇の中に、真実がうもれてしまってから。」 「私は、どこかホッとしていました。」 「もう、真実を知る術はない。」 「もう、無理して確かめる必要はないと。」 「そして、」 「あの日から、見えなくなりました。」 「見えると信じていた、何もかもが。」 「……ずっと。」 フレイ「…………。」 「でも……。」 「あなたを見ていると、なぜか思い出してしまう。」 「あの日に忘れてきた、昔の自分のことを。」 フレイ「え……?」 「さて、と。」 「すみませんが、今日はもう休みます。」 「明日は早朝から仕事が入っていますので。」 フレイ「あ……。」 自室 ヴォルカノン「フレイ殿ぉ~~!」 ヴォルカノン「して、どうなりましたかな?」 フレイ「え?」 ヴォルカノン「アーサー殿のことですぞ!」 ヴォルカノン「若いお二人のことですから、老いぼれは口をはさまぬようにと、」 ヴォルカノン「とにかく、とにか~~く、ガマンしておりましたが……。」 ヴォルカノン「もうっ!」 ヴォルカノン「もうっっっ!!」 ヴォルカノン「しんぼうたまりませんぞおおぉぉぉっ!」 フレイ「ヴォルカノンさん……。」 ヴォルカノン「我輩、やはり、お二人のことが心配で心配で……。」 フレイ「…………。」 ヴォルカノン「フレイ殿?」 フレイ「……なにもできませんでした。」 ヴォルカノン「ほ?」 フレイ「アーサーさんのために、何かしてあげたいって思ったのに。」 フレイ「何をしてあげたらいいのか、分からないんです……。」 ヴォルカノン「フレイ殿……。」 フレイ「…………。」 ヴォルカノン「……ふむ。」 ヴォルカノン「では、フレイ殿は、どうされたいのですかな?」 フレイ「え……?」 ヴォルカノン「誰かのために、何かをしてあげたいと思うのなら、」 ヴォルカノン「まずは自分がどうしたいのか、それを考えるといいですぞ。」 フレイ「私が、どうしたいか……?」 ヴォルカノン「そうです。」 フレイ「私は……。」 アーサーさんと一緒に居たい・アーサーさんの笑顔を見ていたい ▼アーサーさんと一緒に居たい・アーサーさんの笑顔を見ていたい ヴォルカノン「なるほど。」 ヴォルカノン「言いづらいことですが、それはかなわぬ願いかもしれませんぞ?」 フレイ「それでも、あきらめたくないです。」 フレイ「私があきらめたら、」 フレイ「きっと、なにもかも、終わってしまうような気がするから。」 ヴォルカノン「……そうですか。」 ヴォルカノン「では、もう大丈夫そうですな。」 フレイ「え?」 ヴォルカノン「今日は早く休むといいですぞ。」 ヴォルカノン「いざというときに戦えなくては、意味がありませんからな!」 フレイ「ヴォルカノンさん……。」 ヴォルカノン「それでは!!」 ヴォルカノン「うおおお~~~~っ!!!」 フレイ「なんで走っていったんだろう……。」 フレイ「でも……、そうだよね。」 フレイ「あせったり不安になっても、なんにもできないんだ。」 フレイ「今はとにかく、きちんと体を休めよう。」 四日目 バドに話しかける バド「おお、フレイ。」 バド「アーサーの話、王都の知り合いから聞いてきたゾ。」 フレイ「え!?」 バド「まあ、ここじゃあなんだし、場所を変えようカ。」 バド「付いてきてくレ。」 フレイ「あ、はい。」 ヴィヴァージュ邸 執務室 フレイ「え……?」 バド「さて、連れてきたゾ。」 フレイ「え?あの……。」 ヴォルカノン「まあ、混乱するのも無理はありませんな。」 フレイ「あの、ええと、これは……。」 ナンシー「みんな心配してたのよ。」 ナンシー「フレイちゃんとアーサーさんのこと。」 ジョーンズ「それで、バドさんが王都に行くと聞いたので、たのんでおいたのです。」 ジョーンズ「なにか役に立ちそうな情報があれば、集めてきて欲しいと。」 フォルテ「キールは夜遅くまでおまじないについて調べていましたよ。」 バド「まあ、そういうことダ。」 フレイ「みんな……。」 ヴォルカノン「それで、バド殿。結果はどうだったのですかな?」 バド「ああ、それハ……。」 バド「で、アーサーの母親だガ……。」 バド「なんでも、すごく穏やかで優しくて、センサイな人だったらしイ。」 フレイ「……え?」 バド「まあ、そんな人だったからこそだろウ。」 バド「他の誰よりも、側室という立場を気にしてたらしいゾ。」 バド「この城に自分がいていいのかって、ずっと悩んでたそうダ。」 リンファ「……なんだか、さみしい話ですね。」 シャオパイ「ああ。」 シャオパイ「……だが、その気持ちは、なんとなく分かるようだ。」 バド「自分の子供をさけてたのも、そういう理由かもナ。」 フレイ「どういうことですか?」 バド「アーサーと自分は、違う立場の人間だと思わせるためニ。」 バド「わざとそれを見せつけようとしたんじゃないカ?」 バド「子供には、自分と同じ思いをさせないためにサ。」 フレイ「…………。」 ドルチェ「でも、確証はないのよね?」 ドルチェ「つまり、本当にそうとは限らない。」 ピコ『ルーちゃんは夢がないですわねえ』 ドルチェ「……そんなんじゃあ、信じたくても信じられないって言ってるだけよ。」 バド「まあ、簡単には信じられないカ。」 バド「じゃあ、アーサーの母親が、本当は目なんて悪くなかったとしたら、」 バド「どうダ?」 フレイ「え……?」 バド「彼女、アーサーが生まれるまでは、眼鏡をかけてなかったんだってサ。」 バド「アーサーが大きくなり始めた頃、急にメガネをかけ始めたそうダ。」 ポコリーヌ「そういえば……。」 ポコリーヌ「ワタシのキッチンに来たときは、メガネなんてしてませんデシタ!」 バド「モチロン、その後に目が悪くなったこともありうるし、」 バド「そこら辺は具体的な証拠でもない限り、やっぱり想像でしかないけどナ。」 フレイ「証拠……。」 バド「アーサーの母親が、本当は目が悪くなかっタ。」 バド「例えば、そう言える証拠があればナ。」 証拠はある・証拠はない ▼証拠はない バド「まあ、そうだよなア。」 バド「当時かけていたメガネでもあれば、なんとかなるんだろうけド。」 バド「そんなもの、誰かが持ってるはずもないシ……。」 ▼証拠はある バド「どこにダ?」 フレイ「すぐ近くです!」 フレイ(たしか、あのメガネはあそこに……!) フレイ「ちょっと待ってて下さい。すぐ持ってきますから!」 アーサーの部屋 フレイ「同じ場所にしまってあるなら、たぶんここに……。」 フレイ「……あった!」 ヴィヴァージュ邸 執務室 フレイ「……やっぱり、度は入っていませんでした……。」 バド「アーサーが大事にしてたメガネ……。」 バド「まさかこれが、母親の形見だったなんてナ……。」 クローリカ「でも、アーサーさんは、どうして気づかなかったんでしょう?」 クローリカ「このメガネに、度が入ってなかったってこと。」 フレイ「たぶん、一度もコレをかけてないからだと思う……。」 クローリカ「どうして……。」 レオン「捨てられもしなければ、掛けられもしなかった、か。」 レオン「……アイツの気持ちを考えれば、分からないでもないな。」 エルミナータ「その気持ち、とてつもなくミステリーね!!」 コハク「難事件なの?」 ディラス「いや、男のロマンだ。」 エルミナータ「え?」 ディラス「……な、なんでもない」 ダグ「なに自分で言って赤くなってんだよ、オマエ。」 ディラス「うるさいだまれ。」 ダグ「な……!テメエ、やるかコラァ!?」 バド「まあ、それはともかくダ。」 バド「アーサーの母親は、目が悪いフリをしてたわけだヨ。」 バド「メガネなしには前も見えないって、わざわざ触れ回ってまでサ。」 バド「どうしてだと思ウ?」 ダグ「あー、周りくどいゼ!」 ダグ「つまりどーいうことなんだヨ!?」 フレイ「……そっか。」 ダグ「オ?」 フレイ「アーサーさんのお母さんは、」 フレイ「目が悪いのに、いつもメガネを取って子供に会いに来てた。」 フレイ「そんないやがらせをしてると、みんなに思い込ませたかったんだ。」 フレイ「彼女としては、そうするしかなかったから……。」 フレイ「子供をねたんだ母親のいやがらせっていう建前を演じることでしか、」 フレイ「彼女は、アーサーさんに近づけなかったから。」 ヴォルカノン「なるほど……。」 ヴォルカノン「『メガネがなくて見えないから』と子供を近くに呼んでいたのは、」 ヴォルカノン「より近くで、子供の顔を見るためだったんですな。」 ナンシー「自分の子供の幸せを願いながらも、」 ナンシー「その子供に近づけない母親が、それでも、子供の顔をより近くで見るために。」 ナンシー「それで、その息子にうらまれることも覚悟の上で……。」 リンファ「……なんて、……切ない願いでしょうね……。」 フレイ「…………。」 ダグ「なんだよそレ……。」 ダグ「相手のためにやったことで、その相手にうらまれるなんテ……。」 ダグ「フツウ、ガマンできねえだロ!?」 ダグ「そんなんでいーのかヨ!?納得できるのかヨ!?」 フレイ「ダグ……。」 ブロッサム「……仕方がないんだよ。」 ブロッサム「子供の幸せを一番に願うのが、親っていうものなんだから。」 ブロッサム「あたしだって、同じ立場なら、同じコトをしたかもしれないよ。」 ダグ「ばあさン……。」 ダグ「……クソッ!」 ダグ「そろいもそろって、バカばっかりだナ!!」 ディラス「おい!」 ダグ「そんなの、悲しすぎるじゃねえカ……!」 ダグ「そんなの結局、誰1人、むくわれてねェじゃんかヨ……。」 ディラス「オマエ……。」 ディラス「…………。」 マーガレット「……どんな気持ちだったんだろうね。」 フレイ「え……?」 マーガレット「アーサーさんのお母さん。」 マーガレット「このメガネ越しに、なにを見てたのかな。」 マーガレット「どんな気持ちで、子供の顔を見つめてたんだろう……。」 ヴォルカノン「……それで。です。」 ヴォルカノン「フレイ殿はどうされるおつもりですかな?」 フレイ「え?」 ヴォルカノン「これからのことですぞ。フレイ殿。」 ヴォルカノン「アーサー殿のこと。あきらめるつもりはないのでしょう?」 はい・もちろんです ▼はい・もちろんです ヴォルカノン「うむ!良い返事ですな!」 ヴォルカノン「では、ご命令くだされ。」 フレイ「え?」 ヴォルカノン「我輩は、セルザウィード様と、この王国に仕える身。」 ヴォルカノン「ですから、姫のご命令とあれば、」 ヴォルカノン「その願いをかなえるため、全力で働きましょうぞ!」 フレイ「ヴォルカノンさん……。」 ヴォルカノン「さあ!」 ヴォルカノン「姫としてご命令下され!フレイ殿!」 フレイ「…………。」 ▼命令しない ヴォルカノン「な……!?なんですとおおお!?」 フレイ「だって、これは私の願いだから。」 フレイ「この国のためじゃなくて、」 フレイ「ただ私が、そうしたいと思ってるだけだから。」 フレイ「だから、」 フレイ「姫として、そんな自分勝手な命令はできません。」 ヴォルカノン「うっ。」 ヴォルカノン「うおおおぉぉぉ~~~~んっ!!!」 フレイ「えええ!?ちょ、ヴォルカノンさん!?」 ヴォルカノン「我輩は…………我輩は…………。」 ヴォルカノン「モ――――レツにっ、感激しましたぞおおぉぉぉっっ!!!」 フレイ「あ、あのー……。」 ヴォルカノン「思えば、あなたが空より参ってから、色々とありましたな……。」 ヴォルカノン「最初は、本当にこの方で大丈夫かと不安にもなりましたが……。」 ヴォルカノン「いつの間にか、こんなにもご立派になられて……。」 フレイ「ちょっと、ヴォルカノンさん……?」 ヴォルカノン「分かりましたぞ!もはやご命令など必要ありません!」 ヴォルカノン「このヴォルカノン、フレイ殿の執事として、」 ヴォルカノン「姫のために、微力ながら、お力ぞえさせていただきますぞおぉぉ!!」 フレイ「え!?いや、えっと……。」 ヴォルカノン「フレイ殿!!」 フレイ「は、はい!?」 ヴォルカノン「もう一度だけ、確認させていただきますぞ!」 ヴォルカノン「あなたの願いは何ですかな!?」 フレイ「…………。」 フレイ「私の願いは……。」 フレイ「アーサーさんの笑顔を見ていたい。」 フレイ「ただ、それだけです。」 ヴォルカノン「かしこまりました!!」 ヴォルカノン「このヴォルカノン、フレイ殿の執事として、」 ヴォルカノン「全力でアーサー殿を見つけて参りますぞ!!」 ヴォルカノン「うおおおお~~~っ!!!」 フレイ「あ……。」 ビシュナル「行っちゃいましたね……。」 フレイ「う、うん……。」 キール「あれ?みんなポカーンとして、どうしたの?」 フォルテ「キール。調べ物は終わったのか?」 キール「うん。バッチリ!」 キール「それで、何かあったの?」 フォルテ「ああ、いや。ヴォルカノンさんがな……。」 クローリカ「アーサーさんを探しに行くって、すごい勢いで出て行っちゃったんですよ~。」 キール「え?アーサーさんなら、さっきそこで会ったよ?」 フォルテ「なに!?」 キール「これから埋まった洞窟前に行くって言ってたけど……。」 フレイ「えーと……。」 フォルテ「じゃあ、ヴォルカノンさんは……。」 クローリカ「まったくのムダ足ですね~。」 ビシュナル「……ヴォルカノンさん。」 フレイ「…………。」 キール「あれ?ボク、何か悪いことした?」 バド「気にするなナ。まあ、そういうこともあるサ。」 キール「???」 バド「ヴォルカノンさんはアツイ人だよナ~。」 キール「え? アーサーさんなら、さっきそこで会ったよ?」「これから埋まった洞窟前に行くって言ってたけど……。」 ヨクミール森 入口 地震 フレイ「うわっ!」 フレイ「すごい揺れたなあ……。」 フレイ「昨日の地震は、この前兆だったのかも……。」 フレイ「っと。とにかく今は、アーサーさんのところに急がないと!」 埋まった洞窟前 フレイ「アーサーさん!」 地震 フレイ「また地震……?さっきの余震かな……。」 フレイ「それにしても、アーサーさん、どこに行ったんだろう?」 洞窟を調べる フレイ「あれ……?」 フレイ「ここ。よく見ると、人が通れそうなスキマがある……。」 フレイ「この前の事件と、最近の地震で出来たのかな……。」 とりあえず呼びかける・先に進んでみる ▼とりあえず呼びかける フレイ「おーい!」 フレイ「誰かいませんか――!?」 フレイ「…………。」 フレイ「アーサーさん!中にいるんじゃないですか!?」 フレイ「…………。」 フレイ「返事はないけど……。」 地震 フレイ「こんな状態じゃあ、いつまたくずれるか……。」 フレイ「…………。」 ▼先に進んでみる フレイ「中を確認してみよう。」 フレイ「きっと、アーサーさんと、お母さんの名前があるはずだもん!」 洞窟 フレイ「アーサーさん!」 「う……。」 「……ああ、フレイさん。」 「……っ。」 フレイ「大丈夫ですか!?アーサーさん!」 「ええ……。」 「……そうか。中に入ってから、また地震が起きて……。」 「それから……。」 フレイ「名前の確認はしたんですか?」 「名前……?」 フレイ「お母さんとアーサーさんの名前です!」 フレイ「それを確かめに入ったんでしょう!?」 「……いえ、まだです。」 フレイ「それじゃあ――」 地震 「く……。」 「もう、もちそうにありませんね……!」 フレイ「……!」 「フレイさん!?」 フレイ「くずれる前に、名前を確認しないと――」 地震 「……!」 「いいから、すぐにココを出ましょう!このままだと危ない!!」 フレイ「……ぜんぜん、よくないです!」 「え……?」 フレイ「せっかく真実が見つけられそうなのに……!」 フレイ「あなたが、何十年も探してたものが、やっと手に入るかも知れないのに!」 フレイ「そんな簡単に、あきらめないでください!!」 「フレイさん……。」 地震 「……!」 「……やはりダメだ!すぐに出ましょう!!」 フレイ「でも――」 「いいんです!もう昔の話は!」 フレイ「え……?」 「今の私は、過去を失うことより――」 「あなたを失うことの方が、ずっと怖い……!!」 フレイ「アーサーさん……。」 「行きましょう!」 埋まった洞窟前 フレイ・アーサー「はあ……。はあ……。」 フレイ「アーサーさん、ケガは!?」 「フレイさん、ケガは!?」 フレイ・アーサー『「あ……」』 「どうやら、大丈夫みたいですね。」 フレイ「は、はい……。」 「ああ、でも、おでこにキズが……!」 「……ん?」 「ああ、良かった。ドロがついてただけですね。」 フレイ「そ、そうですか……。」 「フレイさん?どうしました?」 フレイ「ええと、その、顔が近い……です。」 「ああ、すみません。メガネが壊れてしまったみたいで。」 フレイ「ああ。そ、それで……。」 「ところで、どうしてここにいると分かったんですか?」 フレイ「えっと、キールくんにアーサーさんのことを聞いて……。」 「ああ。なるほど。」 フレイ「アーサーさんは……。」 フレイ「お母さんの名前を、確かめに来たんですよね?」 「私は……。」 「そうですね。確かめにきたんです。」 「あの人が、私をどう思ってたのかではなく、」 「私が、あの人のことを、どう思ってたのか。」 フレイ「アーサーさんが……?」 「…………。」 「フレイさん。」 フレイ「はい?」 「今朝、例の彼から、新しいお茶が届いたんです。」 あの『調査員』さん?・例の彼って? ▼あの『調査員』さん? 「はい。」 ▼例の彼って? 「この前、ここでラクバン事故を起こそうとした、調査員の彼です。」 「『大切な人と楽しむティータイム』だそうですよ。」 フレイ「え?」 「送られてきたお茶のイメージです。」 「ぜひ、大切な人との時間を、ゆっくり楽しんで下さいと。」 フレイ「そうですか……。」 「私の頭には、真っ先にあなたの顔が浮かびました。」 フレイ「……!」 「そのときにね、気が付いたんですよ。」 「今の私は、母のことを追いかけていたかったわけじゃない。」 「それを追いかけている自分を、失うことが怖かったんだって。」 「私が交易を始めた理由も、それを続けている理由も、」 「メガネが好きなことさえも。」 「すべて、あの人のせいだったから。」 「だから、」 「今さら母を追うことを止めたら、」 「それと一緒に、すべてを失いそうで、怖かったんです。」 「……怖かったらしい。」 フレイ「…………。」 「ここに来たのは、そんな自分と決別するためでした。」 「でも、あのどうくつに続く切れ目を見つけてしまったとき、」 「……やはり、どうしても、確かめずにはいられなかった。」 フレイ「…………。」 「結局、なにを見つけたかったんでしょうね。」 「あの人も、私も。」 フレイ「アーサーさん……。」 フレイ「私は、何となく分かる気がします。」 「え……?」 フレイ「あのメガネ、度が入ってなかったんです。」 「お母さんの形見のメガネ。」 「どういう……ことですか?」 フレイ「本当に目の悪い人が、あんなものを掛けてるはずがない。」 フレイ「アーサーさんのお母さんは、目が悪くなんてなかったんです。」 「そんな……。」 「ありえない。じゃあ、どうして目の悪いフリなんて……。」 フレイ「『メガネがなくて見えないから』と子供を近くに呼んでいたのは、」 フレイ「より近くで、子供の顔を見るためです。」 フレイ「きっと、あなたの顔を、より近くで見るためだったんですよ。」 フレイ「お母さんは、アーサーさんと、あまり親しくはできなかったから。」 フレイ「立場上、そうした方が良いと思ってたから。」 「それは……どういう……?」 フレイ「側室という立場から、居場所がないと苦しんでいたその人が、」 フレイ「母親として、子供のためを想いながら、」 フレイ「一番近くで子供を見るためには、」 フレイ「それが、たった一つの方法だったから……。」 「…………。」 「……それじゃあ、あの人は……。」 フレイ「嫌ってなんかいなかったんです。」 フレイ「愛していたんです。アーサーさんのこと。」 「…………。」 「……私の方だったのか。」 フレイ「え…?」 「いつも、私に会いに来るあの人を、ひどい顔でにらみつけていたのは。」 「私の顔をはさんで離さなかった、あの人の手を、」 「こちらをじっと見つめていた、あの人の顔を――」 「にらみつけることしかできなかったのは。」 「……私の方だった。」 フレイ「アーサーさん……。」 「あの人じゃない……。」 「何もかも見えているつもりで……っ!」 「そのせいで、何一つ見えていなかったのは!」 「全部……!」 「全部、私の方だったのに……っ!」 フレイ「…………。」 「ボロボロのメガネだから、かけたことがなかったんじゃない……。」 「本当は、かけようとしても、かけられなかったんです……。」 「あの人とどう向き合ったらいいか、分からなかったから……。」 「でも……、」 「…………。」 「……何を見ていたんでしょうね、私は。」 「あのメガネは、いつも真実を映してたのに。」 「なんて……、……ムダな遠回りをしてきたのか。」 フレイ「ムダなんかじゃないですよ。」 「え……?」 フレイ「その遠回りがあったから、アーサーさんはここにいるんだもん。」 フレイ「過去のあなたが、」 フレイ「今のあなたを、ここに連れてきてくれたんです。」 「フレイさん……。」 フレイ「ありがとうございます。」 フレイ「私に出会ってくれて、ありがとう。」 フレイ「私は、これからも、アーサーさんの笑顔を見ていたいです。」 「フレイさん……。」 「その言葉、信じても良いんですか……?」 フレイ「もちろんです。」 フレイ「あなたが信じてくれるのなら。」 「…………。」 「……いま、分かりました。」 フレイ「え?」 「『人を簡単に信じるな』という言葉の意味です。」 「信じるということは、相手に誓うことじゃない。」 「その相手なら信じていいと、自分の心に誓うことなんです。」 「だから、その心を大切にしろと。」 「そういう意味だったんだと。」 「……今は、そう信じたい。」 フレイ「アーサーさん……。」 フレイ「……はい。」 「しかし、どうせ信用するなと言うのなら、」 「その方法を教えてくれたらよかったのに。」 フレイ「え……?」 「人間なんて、こんなにも簡単に、相手を信用してしまうのに。」 「君にならだまされてもいいと、」 「こんなにもたやすく、思えてしまうのに……。」 フレイ「…………。」 「フレイさん。」 「ありがとう。」 フレイ「え……?」 「今までは、ずっと見えていなかったんです。」 「母の気持ちが、自分の気持ちも、」 「あなたを誰よりも大切だと思う、このどうしようもない気持ちも。」 「でも、」 「見えないだけで、全部そばにありました。」 「それが私にも、ようやく見えた……。」 フレイ「……よかったですね。」 「……はい。」 「あなたと出会えて。」 「あなたを信じられて、本当によかった……。」 「これから、父に手紙を書こうと思います。」 「王子のこと。交易のこと。」 「それから、母のことについて。」 「それに……。」 「フレイさん。」 フレイ「はい。」 「もっと近くで、顔を良く見せてくれますか?」 フレイ「え……?」 「メガネが壊れていて、よく見えないんです。」 「お願いします。」 フレイ「えっと……、こうですか?」 「いえ、もう少し。」 フレイ「じゃあ、このくらい……?」 「いえ、このくらいです。」 フレイ「あ、アーサーさん……?」 「フレイさん。」 「私と結婚してください。」 フレイ「え……?」 「これが私の答えです。」 「あなたが望んでくれるのなら、」 「私はずっと、あなたのそばに居ます。」 「だから、今度はあなたの答えを聞かせてください。」 フレイ「アーサーさん……。」 そ、その……・……はい。結婚しましょう ▼そ、その…… 「……私ではダメですか?」 フレイ「いえ、その……。」 お願いします・……少し考えさせてください ▼お願いします・……はい。結婚しましょう 「…………。」 「……良かった。」 フレイ「え……?」 「私にも、ようやく見えましたよ。」 「一つだけ、大切なことが。」 「あなたのことを、どうしようもなく好きだっていう自分の気持ちが。」 フレイ「……よかったですね。」 「はい。」 「幸せにします。フレイさん。」 「……絶対に。」 フレイ「…………。」 フレイ「……はい。」 →手紙へ ▼……少し考えさせてください 「そう……ですか。」 「…………。……分かりました。」 セルフィア:広場 「では、これからも、今まで通りということで。」 フレイ「……はい。すみません。」 「いえ……。」 手紙 前略、父上殿―― 王都へ帰る件につきまして、ご連絡いたします。 ただ、結論を述べる前に、1つ話を聞いていただけますか? 私は、たいそう目が悪いのです。 この手紙も、メガネを掛けて書いております。 最初にメガネを掛けたときのことは、今でも記憶に新しく思えます。 全てのものがキレイに映り、なんでも見えるような気がしました。 しかし私は、いささかこのメガネに頼りすぎていたようです。 このメガネがこわれて、私はようやく気がつきました。 この目には、見えないものがあると。 特に、人の心というものは見えづらい。 とても複雑で、あいまいで、心もとないものです。 でも、だからこそ、信じることに価値がある。 信じると決めることが、その人への証となる。 メガネを外した景色の中で、私はようやくそれを見つけました。 私はやはり、交易という仕事が好きです。 色々なものを通して、世界を見ることが楽しくてたまらない。 色々な場所を旅して、色々なものを見てみたいとも思います。 だからこそ、 私には、帰る場所が必要なのです。 そして、その場所を、私はようやく見つけました。 ですから、王都に帰ることはできません。 私の帰る場所は、この町の、この人の中にこそあるのですから。 願わくば、 私の母もまた、その場所を見つけられたのだと、 今は、心から信じたく存じます。 ――草々 →結婚式
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/418.html
サブイベント メロディストリート キール「あ、フレイさん。」 フレイ「キールくん。どうしたの?」 キール「うん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」 キール「フレイさんは、なに色が好き?」 フレイ「え?どうしていきなりそんなこと?」 キール「ほら、コレ!」 『色々占い ~あなたとわたし~』 キール「今の質問をすれば、自分との相性が分かるんだって。」 フレイ「へえ~。」 キール「それで、どんな色が好きなの?」 赤色かな・青色だよ・イエローだね・レインボ~ ▼赤色かな キール「情熱の赤だね!」 ▼青色だよ 「なるほどねー。クールビューティーな感じ?」 ▼イエローだね 「明るくて楽しい色だよね!」 ▼レインボ~ 「それって色なのかなあ……。」 フレイ「うん。単なるジョウダン。」 「あ、でも、この本には書いてあるや。」 フレイ「ウソ!?」 フレイ「それで、キールくんと私の相性はどうなの?」 キール「えっとね……。」 キール「…………。」 キール「(パタン)」 フレイ「あれ?なんで閉じちゃったの?」 キール「だって……。」 キール「……ボクたち、あんまり相性良くないみたいだったから……。」 フレイ「そうなんだ……。」 フレイ「けど、単なる占いなんだから、そんなに気にすることないよ。」 キール「むー。」 キール「でも、誰かにきらわれるのはイヤだし……、」 キール「フレイさんにきらわれるのは、もっとイヤだなあって。」 キール「なんかね、変な気持ちなんだ。」 キール「なんだろうね、この気持ち。」 フレイ「…………。」 変だね・恋だね ▼変だね キール「そうだよねえ……。」 フレイ「あ、ゴメン。まちがえた。」 フレイ「それ、恋なんじゃない?」 ▼恋だね キール「ああ、そっか。」 キール「…………。」 キール「…………。」 キール「ち、ちがうよ!」 キール「いや、ちがわないかもしれないけど、やっぱりちがうくて……。」 キール「も、もーっ!バカーーー!!」 フレイ(行っちゃった……。) キール「あーっ、なんだか体があつくなっちゃった。」
https://w.atwiki.jp/runefactory2/pages/108.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1202559712.png) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/runefactory2/pages/119.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1202711559.png) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/209.html
ドルチェ 優勝時 お料理大会 豆まき大会 大漁釣り大会 モコモコ感謝祭 春の野菜大会 湖開き せまるカブ祭り 大物釣り大会 ほたるび祭り ペット大会 夏の野菜大会 大食い大会 バレンタイン 色々釣り大会 鍛冶と装飾大会 ホワイトデー 秋の野菜大会 カブ合戦 クイズ大会 イカ釣り大会 聖夜祭 冬の野菜大会 大晦日 元旦 優勝時 「まさか 優勝できるなんて思ってなかったわ。」 ピコ『私は予想通りでしたわよ?』 「まあ、こういうお祭りも、 悪くないわね。」 お料理大会 前日 「明日はお料理大会よね。」 負けないよ・ポコリーヌさんの優勝かな・クローリカは強敵かも ▼負けないよ ピコ『それはこっちのセリフですわ!』 「出るの? あんた。」 ピコ『あの……いまのこっちは、ルーちゃんも含んでますのよ?』 ▼ポコリーヌさんの優勝かな 「そうね。」 「……でも、ジョーンズさんもなかなか強敵よ。」 ▼クローリカは強敵かも 「……ナンシーさんも、料理は得意なのよね。」 当日 「ジョーンズさんとナンシーさん。どっちも料理が上手なのよね。」 そうなんだ・どっちがおいしいの? ▼そうなんだ 「ええ。」 ピコ『自慢げですわね、ルーちゃん』 「そんなこと……ないわよ。」 ▼どっちがおいしいの? 「それは……。…………。」 ピコ『どっちも大好きだそうですわ。料理を作ってる人も含めて』 「ちょ……!?」 当日(お祭り終了後) 「料理ね……。」 「おいしいものが食べたいなら、誰かに作ってもらえばいいじゃない。」 豆まき大会 前日 ピコ『ルーちゃん。 明日は豆まき大会ですわよ』 「ああ、そうだったわね。」 当日 「今日のお祭りは、 豆をぶつけられるんでしょ?」 「えりとかに入ったら、 大変そうね……。」 そのときは取ってあげる・じゃあ出ないの? ▼そのときは取ってあげる 「ええ。 おねが……。」 「…………やっぱりいいわ。」 ▼じゃあ出ないの? ピコ『それは無理ですわよね?』 ピコ『ナンシーさんたちが、 あんなに楽しみにしているんですもの』 「それとこれとは、 関係ないわよ……。」 当日(お祭り終了後) パターン1 ピコ『あらまあ、ルーちゃん。 こんな豆だらけになって……』 「この鬼。」 フレイ「私!?」 パターン2 ピコ『ルーちゃん、投げる方ではとても楽しそうでしたわね……』 「そうかしら?」 大漁釣り大会 前日 「明日は大漁釣り大会ね。 楽しみだわ。」 「相手を引っかけるのは、 割と好きなのよね。」 当日 「竿とエサを用意して、と。」 「コレに魚たちが むらがってくるわけね。……ふふ。」 当日(お祭り中) 「目の前に大好物をたらしておいて、」 「ギリギリのところで引く。 ……とことんジラしてからね。」 主人公(すごい楽しそう……。) 当日(お祭り終了後) 「…………。 ……楽しかったわ。とても。」 モコモコ感謝祭 前日 「モコモコ感謝祭。」 「ふふ。 楽しそうじゃない。」 当日 「シャオの話だと、今日のモコモコは たたかれるほど喜ぶみたいね。」 ピコ『ライバル出現!?』 「これと同じ人種かしら?」 主人公「……違うんじゃないかな。」 当日(お祭り終了後) 「……ふう。」 「悪くない祭りだったわね。」 春の野菜大会 前日 「春の野菜大会?」 「まあ、一応準備はしてあるけど。」 当日 「生野菜って、どうしても好きになれないわ。」 「ま、わたしが食べるわけじゃないし、どうでもいいけど。」 当日(お祭り終了後) 「終わったわね。勝てなかったけど、なに?」 主人公「き、キゲン悪いね……。」 ピコ『あの野菜、なんだかんだでかわいがってましたものね……』 湖開き 前日 「湖開きみたいね。明日。」 ピコ『フレイさん!なに期待してますの!?』 ピコ『ハア……ハア……』 「あんたがね。」 当日 「水着、どうしようかしらね。」 ピコ『スケスケのきわどいやつを!是非!!』 「ふうん。そんなの着たいんだ。」 ピコ『……あれ?』 せまるカブ祭り 前日 「明日はせまるカブ祭りか……。」 ピコ『ルーちゃん、なんだか楽しそうですわね』 当日 「今日の祭りって、要は、ねらい撃ちができればいいのよね?」 主人公「そうだと思うけど……、どうして?」 「……得意なのよ。相手の急所を突くのわね。」 当日(お祭り終了後) 「イメージしてたのと、少し違ったわ。」 つまらなかった?・楽しかった? ▼つまらなかった? 「別に。そこまでじゃなかったけど。」 ▼楽しかった? 「…………。まあ、そこそこね。」 大物釣り大会 前日 「大物釣り大会か。」 「タフな相手との戦いも、悪くないわね……。」 当日 「大物を釣るには、大きなエサが必要よね。」 「ピコ。ちょっと来て。」 ピコ『あら、なんのご用ですの?』 当日(お祭り中) 「イマイチ、ねらい通りに行かないわ。」 「ピコ。ちゃんとエサ揺らしてる?」 ピコ『も、もちろんですわ!こっちは常にガクブルですわよ!』 当日(お祭り終了後) 「…………。まあ、これはこれで楽しかったわね。」 ピコ『す、水中戦は、もう二度とゴメンですわ……』 ほたるび祭り 前日 「ホタルが飛んでられる時間って、長くはないのよ。」 「……だからなんだって話かもしれないけど。」 当日 「今日の祭り、あんたはどうするの?」 ピコ『ホタルはどうも苦手ですの。あの光を見てると、ちょっと……』 ピコ『というわけで、今日は適当に時間をつぶしますわ』 当日(18時以降) 「……悪くない景色だわ。」 当日(21時以降) 「さて、そろそろピコを迎えに行こうかしら。」 「ホタルの光は苦手だからって、どこかの屋根の上にでもいるんでしょうし。」 ペット大会 前日 「ペット大会か……。」 「幽霊って、ペットに含まれるのかしら?」 ピコ『呼びまして!?』 主人公「…………。」 当日 「ペット大会か。」 ピコ『呼びまして!?』 主人公「…………。」 当日(お祭り終了後) 「派手なお祭りだったわね。」 「キライじゃないわよ、こういうの。」 夏の野菜大会 前日 「夏の野菜大会か。」 「何種類か用意してあるけど、どれにしようかしらね。」 当日 「トマトね。」 「たしか、シャオもジョーンズさんも苦手なのよね。」 「……ふふ。悪くないわね。」 当日(お祭り終了後) 「相手の苦手なものを食べさせられるお祭りってなかなか素敵よね。」 ピコ『とか言ってますけど、実際はいじめられるのが大好きな相手しかいじめませんわよね』 ピコ『例えば私とか!』 主人公「…………。」 大食い大会 前日 「明日は大食い大会だっけ?」 「ふーん。そっか……。」 当日 「大食いなんて、優雅じゃないわね。」 ピコ『そんなこと言って、ケーキも食べ放題だって昨日モゴモゴ』 「……なによ?」 当日(お祭り終了後) 「ごちそうさまでした。」 ピコ『いくら上品にしても、ケーキをどか食いした事実は消えませんわよ?』 バレンタイン 前日 「バレンタインか……。」 ピコ『ジョーンズさんの分は、もう用意しましたの?』 「…………まあ、一応ね。」 当日 仲良し度5 「あんたにもあげるわ。作りすぎて余ったから。」 「いらなかったら捨てていいわよ。」 仲良し度8 「クッキー。 ほら、あげるわ。」 ありがとう・義理でもうれしいよ ▼ありがとう 「どういたしまして。」 「その……。」 主人公「ん?」 「……やっぱり何でもないわよ。」 主人公「……?」 ピコ『ぐぬぬ……』 話しかける 「ジョーンズさんに 義理クッキーは渡したけど……。」 「まあ、いらなかったら 捨ててくれたらいいわよね。」 ピコ『ええ。 私が拾い食いしますので』 「…………。」 ピコ『あれ? ドン引き?』 レスト(フレイ)でクッキーを渡す 「クッキー? あんたもくれるの?」 ピコ『ややこしい日に、 ややこしいものをプレゼントしますわね』 「まあ、深くは考えずもらっておくわ。 ありがとう。」 色々釣り大会 前日 「この町のお祭りに感謝しないとね。」 「釣りがあんなに楽しいモノだなんて、思ってもみなかったわ。」 当日 「色々釣り大会ね。」 「相手がなにをほしかっているか。」 「的確に判断して、うまくエサをぶらさげないとね。」 当日(お祭り中) 「ほら。あなたの欲しいエサはここよ。」 「……あらあら、残念。また食べられなかったわね。」 ピコ『ルーちゃん、心から楽しそうですわね……』 当日(お祭り終了後) 「……残念。あまり釣れなかったわ。」 ピコ『満ち足りた笑顔で言うことじゃありませんわよ?』 鍛冶と装飾大会 前日 「明日は鍛冶と装飾大会らしいわね。」 ピコ『ルーちゃんの優勝間違いなし!ですわね!』 「どうかしらね。別に意識してないし。」 当日 「…………。」 主人公「あの、ドルチェ――」 「話しかけないで。気が散るわ。」 ピコ『今日の優勝に向けて、ラストスパート中ですの』 主人公「そ、そうなんだ……。」 当日(お祭り終了後) 「…………。」 どうしたの? ・ 機嫌わるそうだね ▼どうしたの? ピコ『ルーちゃん、負けず嫌いですから。特に得意なことで負けると……。』 主人公「ああ……」 「なに?」 ピコ『いえいえ、なんでもありませんわよ』 ▼機嫌わるそうだね 「別に。」 ピコ『……今はそっとしておいた方がいいですわよ』 ホワイトデー 前日 「ホワイトデーね……。」 「お菓子を作ってる人間は、こうやって商売をもりあげるのね。」 「勉強になるわ。」 当日 「今日はお菓子屋の陰謀にみんなで荷担する日ね。」 ピコ『で、ジョーンズさんからもらったソレを、大事に大事に抱えてるわけですわよね』 「…………。」 レストでクッキーを渡す 「クッキー?アンタもくれるの?」 ピコ『良かったですわね。ルーちゃん』 「……まあ、うれしくなくはないけど。」 いらなかった? ・ ピコにだよ ▼いらなかった? 「そ、そんなことないわよ!」 普通にうれしいし……。」 ピコ『ですわよねー』 「あ……。」 主人公「良かったよ。喜んでもらえて。」 「う……。」 ピコ「ほら、ルーちゃん。他になにかいう事はありませんの?』 「ええと、その……。」 「……ありがと。」 ▼ピコにだよ ピコ『え?』 「は?」 主人公「えーっと……。」 ピコ『えっと、これは……。 ええと……どう反応したら……』 「……それは私のセリフなんだけど。」 ピコ『え!?あ、たしかに……』 「はあ……。」 「とりあえず、お礼をいいなさい。」 ピコ『あ、ありがとうございますの』 「それと、素直な気持ちを伝えなさい。」 ピコ『う、うれしかったですわ。 とっても……。』 「あとは、愛の告白で終わりね。」 ピコ『えっと……私、実はずっと、あなたのことが……す、す……』 ピコ『って、なんでそうなりますの!?何を言わせようとしてますの!?』 ドルチェ『…………』 主人公「えっと、喜んでもらえたみたいで良かった……かな。」 フレイでクッキーを渡す 「クッキー?」 ピコ『ややこしいものを、ややこしい日にもらいましたわね』 「あんたのそのセリフも十分ややこしいけどね。」 「とにかく、ありがと。あとでお茶と一緒にいただくわ。」 秋の野菜大会 前日 「秋の野菜大会?」 「ああ、明日のお祭りね。せいぜい頑張りなさい。」 当日 「おいしい野菜を作るって、そもそも野菜がマズイんだけど。」 「どうすればいいのかしら?」 当日(お祭り終了後) 「おいしくはないけど、カワイイとは思うわよ。」 ピコ『ルーちゃんの野菜嫌いは筋金入りですわねー』 「……なによ。なにか文句あるの?」 カブ合戦 前日 「明日は、カブ合戦だっけ?」 ピコ『変わった風習ですわよね。なにがどこで、どうなったのか……』 当日 「今日はカブ合戦だってね。」 「あんな重たいモノ、何が楽しくて投げたりするの?」 当日(お祭り終了後) 「ああ。思いし痛いし、まいっちゃうわね。」 ピコ『満面の笑顔で、相手にカブをぶつけてましたわよね?』 「あら、そうだったかしら?」 クイズ大会 前日 「明日はクイズ大会か。」 ピコ『私とルーちゃんが力を合わせれば、ぶっちぎりの優勝ですわね!』 「注意事項に、故人も個人として参加することってあるわよ。」 ピコ『ダジャレですの!?』 当日 ピコ『ジョーンズさんとナンシーさん、クイズが得意みたいですわね』 ピコ『まあ、ルーちゃんのことについてなら私も負ける気はしませんけど』 へえ……・例えば? ▼へえ…… 「きもちわるい。」 主人公(率直だ……。) ▼例えば? ピコ『ホントは優しい実は傷つきやすい。さみしがりやで不器用で泣き虫で、』 ピコ『人形に全部名前をつけてる。ヌイグルミを抱かないと眠れない』 ピコ『あと、片付けがちょっと苦手、本は嫌いじゃないタンスの2段目に下着をしまってる、それから』 「……っ。」 主人公「ドルチェ、落ち着いて!」 当日(お祭り終了後) 「やっぱり、この時代は分からないことが多いわね。」 ピコ『でもルーちゃん、楽しそうでしたわよ?』 「……まあ、それなりにね。」 イカ釣り大会 前日 「明日はイカ釣り大会ね。」 ピコ『ルーちゃん。この前の釣り大会、手伝ってさしあげましたわよね?』 「ああ。そういえば、そうだったわね。」 当日 ピコ『ルーちゃん。今日は私のお願いを聞いてもらいますわよ』 「まあ……しょうがないわね。」 当日(お祭り中) 「え!?調子はどうって……。」 ピコ『ルーちゃん』 「……まあ、いいんじゃなイカ?」 無言で見つめる・生暖かくほほえむ ▼無言で見つめる・生暖かくほほえむ 「……恥ずかしいじゃなイカ。」 当日(お祭り終了後) 「はずかしい思いをさせられたわ。……ピコのヤツ、変なお願いして。」 ピコ『まあまあ。たまにはよかったんじゃなイカ?』 「くっ……。」 聖夜祭 前日 「そういえば、明日は……。」 主人公「聖夜祭だよね。」 「そうみたいね。」 当日 「願いがかなう日ね……。」 「そうやって願った人の気持ちは、少しなら分かるかもね。」 当日(19時以降) 「あら、フレイ。」 「ピコのバカは、今ごろ空の上かしらね。」 「空に一番近いところで、誰よりも早く願ってみせますわって。」 「……なにを張り切ってるんだか。」 当日(21時半以降) 「お祭りも終わりね。」 「それで、ピコ。あんたの方はどうだったの?」 ピコ『空の上で目一杯お願いしてきましたから、きっとかなうと思いますわ!』 「そう。」 冬の野菜大会 前日 「冬の野菜大会ね……。」 「まあ、これでも出しておけばいいんじゃないかしら。」 当日 「みんなそんなに、自分の野菜がカワイイのかしら?」 ピコ『自分だって、毎日コソコソはち植えに向かっては ピコ モゴモゴ』 「……別に、あれは独りごとだから。」 当日(お祭り終了後) 「…………。ああ、おつかれさま。」 ピコ『ルーちゃん。お祭りで勝てなくて、実は落ち込んでますわよね?』 「……別に、そんなことないわよ。」 大晦日 前日 「明日は大晦日ね。」 ピコ『今年は、一人で来年を迎えずに済みそうですわね』 「そうね。」 「……いままで、悪かったわね。」 ピコ『なーんてしおらしく謝る、かわいいルーちゃんを、来年もよろしくですわ』 当日 「一年の終わりだもの。色々とキレイにしないとね。」 ピコ『来年もよろしくルーちゃーーーん ピコ いだだだっ!』 「はい。一つ巨大なぼん悩が消えたっと。」 元旦 「あけましておめでとう。」 ピコ『おめでとうございますの。今年も、私たちをよろしくですわ』
https://w.atwiki.jp/runefactory2/pages/120.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1202713659.png) あれ?これ投稿できなくなってますね。 -- しの (2008-02-11 16 08 48) ドロシーって、素顔ヤバいらしいですね! -- あ (2008-02-11 16 21 21) 結婚式の時に素顔見れますよ。 -- 霜月 (2008-02-11 20 32 02) すみません、知ってたみたいですね;偉そうに言ってすみませんでした -- 霜月 (2008-02-11 20 34 10) そんな。。。ありがとうございます! ファイル2で、プレイする時わ、ドロシーと結婚したいと思うので、とっても楽しみです!!! -- あ (2008-02-12 17 24 54) ドロシーの素顔がむっちゃ気になるのはなぜだろうか・・・ -- 百合 (2008-02-15 20 39 49) わたしは、迷わずドロシーさんと結婚しました。。(突然すみません。) -- ミクロ (2008-03-08 19 35 29) ドロシー最強ww -- ラス (2008-03-15 12 54 49) ドロシーの顔見たことない・・・ -- 慶 (2008-03-28 19 21 05) ドロシーの目ってルビー色・・・ですよねかわぃぃです♪ -- 雫 (2008-04-05 19 24 05) ドロシーの素顔は萌えるですよ! -- 結城 (2008-07-20 22 29 13) 名前 コメント