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1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 イベント関係者(フォルテ、キール、バド、ナンシー、ジョーンズ、ビシュナル、クローリカ) 1日目 レスト「フォルテさん?」 フォルテ「このままではいけませんよね……。」 フォルテ「でも、つい色々と考えてしまって……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「っは!!!いやいやいやこれはまだ早い!!!」 レスト「あの……?」 フォルテ「しかし……。……いや、でも……。」 レスト(一人で何かいそがしそうだ……。) フォルテ「……やはり、このままではいけませんよね……。」 フォルテ「この前はビシュナルさんにも心配されてしまいましたし……。」 ビシュナル「最近、フォルテさんの様子がちょっとおかしいんですよね。」 ビシュナル「どこか上の空というか……。」 ビシュナル「クローリカさんも心配してましたし、大丈夫かな……。」 クローリカ「あ、そうでした~。レストくん。」 クローリカ「最近、フォルテさんと何かありましたか?」 レスト「え?どうしてですか?」 クローリカ「お仕事中に、ぼうっとしてることが多いので、」 クローリカ「なにか悩み事でもあるんじゃないかな~って。」 クローリカ「……あれ?もしかして、それも夢だったのかも?」 クローリカ「フォルテさん、この頃、なにをしていても上の空なんです。」 クローリカ「……という夢を見てたんでしたっけ?」 フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん。」 フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん!」 フォルテ「レストさん!?」 フォルテ「す、すみません!その、ちょっと考え事をしてまして。」 レスト「考えごと?」 フォルテ「は、はい。その、なんと申しますか……。」 フォルテ「未来予想図というか、将来の展望といっても……いやいや。」 フォルテ「とにかく、料理くらいはできるようになっていたいなと……。」 フォルテ「いや!特に深い意味はなくて!?」 レスト「……?」 フォルテ「と、とにかく!そんなに大変なことではないので!」 フォルテ「とにかく、料理くらいはできるようになっていたい……、」 フォルテ「いや!だから!特に深い意味はないですから!?」 2日目 フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん?」 フォルテ「す、すみません!少し考えごとをしていました……。」 レスト「その……大丈夫ですか?」 レスト「最近ずっとなにか悩んでるって、クローリカも心配してましたよ?」 フォルテ「……たしかに、職務中にまでこんなことではダメだ。」 レスト「え?」 フォルテ「分かりました。」 レスト「あの……。な、なにがですか?」 フォルテ「しばらく町から離れて、修行することにします。」 レスト「ええ!?」 フォルテ「それでは!」 レスト「あの、フォルテさん?」 フォルテ「そうと決まれば色々と準備が……ブツブツ。」 レスト(聞こえてないみたいだ……。) 自室 フォルテ「し、失礼します。」 レスト「フォルテさん!?」 フォルテ「…………。」 レスト「ど、どうしたんですか?」 フォルテ「いえ、そ、その、実は……。」 フォルテ「今からしばらく、町を離れて修行することにしました。」 レスト「え!?……って、今からですか!?」 フォルテ「はい。雑念が消えるまで。」 レスト「雑念?」 フォルテ「と、とにかく!もう決めたことです!」 レスト「でも……。町の外に一人だなんて、危ないですよ。」 レスト「せめて僕も一緒に……。」 フォルテ「え……?」 フォルテ「そ、それは、夜の修行場で二人きりという……。」 フォルテ「って、なんだそれは!?」 フォルテ「何を考えてるんだ私のバカー!?」 レスト「ちょ、ちょっとフォルテさん!?」 フォルテ「と、とにかく!私は修行場に行ってきますので!」 レスト「だから、その修行場ってどこ――」 レスト「行っちゃった……。」 レスト(結局、修行場ってどこなんだろう……。) レスト(とりあえず、町の人に聞いてみようか……。) ヴォルカノン「フォルテが修行のために町を離れたいと言ってきましたぞ。」 ヴォルカノン「許可は出しましたが、騎士としての腕に申し分はないはず。」 ヴォルカノン「本人はただ、心の問題と申しておりましたが……。」 ヴォルカノン「ふむ……。」 ヴォルカノン「後でクローリカやビシュナルに事情を聞いてみるとしますかな。」 クローリカ「あ、レストくん。」 クローリカ「フォルテさん、修行先でちゃんと眠れてますかね~。」 クローリカ「キールくんに場所を聞いて、陣中見舞いに行ってみましょうかね~。」 ビシュナル「フォルテさんの行動力は、本当にすごいですね!」 ビシュナル「僕もあれくらい全力で、色々なことにいどめるようになりたいです!」 ビシュナル「あ、フォルテさんの行き先なら、キールくんに聞くといいですよ。」 キール「レストくん。お姉ちゃんを探してるの?」 キール「それなら……ええとね、黒曜館の近くに小屋があるでしょ?」 キール「きっと、その小屋の周辺にいると思うよ。」 キール「小さい頃、あそこでよくお父さんと修行してたから。」 修行場 レスト「フォルテさん。」 フォルテ「な!?レストさん!?」 フォルテ「どど、どうしてここに!?」 ここにいるって聞いたんだ ・ がんばって探したんだ ▼ここにいるって聞いたんだ ▼がんばって探したんだ フォルテ「え……?」 フォルテ「し、しかし、私はただいま修行中で……。」 レスト「うん。分かってる。」 レスト「でも、ちょっと顔を見に来るくらいならいいよね?」 フォルテ「それは、その……。」 フォルテ「――……困ります……。」 レスト「え……?」 フォルテ「いや、会いに来てもらえるのはうれしいんだけど!」 フォルテ「これはそもそも、そういう気持ちをどうにか制御するためというか!」 レスト「?」 フォルテ「つまり、うれしいけど困りますけどうれしいなあという二律背反が……!」 レスト「???」 フォルテ「う……。」 フォルテ「も、もういいです……。ちょっとだけですよ!」 レスト「うん。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「あ、あの……えーと。」 レスト「?」 フォルテ「あ、危ないので……、す、少し離れていてください。」 レスト「あ、はい。」 レスト(それにしても、本当になんにもない場所だなあ……。) レスト「あの、フォルテさん。」 フォルテ「ひゃ、ひゃい!」 レスト「え?」 フォルテ「す、すみません。ちょっと緊張してしまって……。」 レスト「緊張?何にですか?」 フォルテ「い、いえ!」 フォルテ「と、ところで、どうかしましたか?」 レスト「あ、うん。」 レスト「フォルテさんは、どうしてここを修行場所に選んだのかなって。」 レスト「静かな場所だったら、もう少し町に近くてもいいと思うんだけど……。」 フォルテ「それは……。」 フォルテ「……なんとなく、母の言葉を思い出してしまって。」 レスト「え?」 フォルテ「レストさん。」 フォルテ「その……少しだけ、昔話をしてもいいですか?」 はい ・ いいですよ ▼はい ▼いいですよ フォルテ「母がまだ生きていた頃。」 フォルテ「なにかあるたびに、自分の日記を読みかえしてたんです。」 フォルテ「気になった私は、今と同じようにたずねてみました。」 フォルテ「母は、いつものように私の頭をなでて、教えてくれました。」 フォルテ「『ここに、私の1番があるからだよ』って。」 レスト「1番……?」 フォルテ「はい。」 フォルテ「それから母は、私に教えてくれたんです。」 フォルテ「『何をするべきか迷ったら、まず振りだしに戻りなさい』」 フォルテ「『何かをはじめたきっかけは、いつも、一番最初にあるんだから』」 フォルテ「『人はその位置からしか、生きていかれないんだから』って。」 フォルテ「ここは私が、騎士を目指すと決めた場所です。」 フォルテ「だから、ここが私の「1」なんです。」 レスト「…………。」 「ガサ!」 フォルテ「なにやつ!」 レスト「モンスター!?」 フォルテ「……囲まれたか。」 フォルテ「レストさん!私から離れないでください!」 フォルテ「レストさん!私から離れないでください!」 他エリアで フォルテ「あの場所へ戻りましょう!」 はい ・ どこですか? ▼はい フォルテ「モンスターの群れを放っておくわけにはいきません!」 ▼どこですか? フォルテ「私の修行場です!」 フォルテ「黒曜館の近くの小屋の前です!」 フォルテ「……ふう。」 フォルテ「どうやら、撃退したようですね。」 フォルテ「大丈夫でしたか?」 レスト「フォルテさんこそ大丈夫?」 フォルテ「問題ありません。」 レスト「でも、こんなところに一人でいるのはやっぱり危ないよ。」 フォルテ「いえ、私なら大丈夫ですから。」 レスト「でも――」 フォルテ「やはり、帰ることはできません。」 レスト「どうして……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「私は、弱くなってしまいました。」 フォルテ「精神の集中が、うまくいかないのです。」 フォルテ「ある一つの事柄に、その……心を奪われて……。」 レスト「え?」 フォルテ「と、とにかく!このままではマズイのです!」 フォルテ「私は、もっともっと強くならなければいけないのに……!」 レスト「……どうしてそこまで強さにこだわるんですか?」 フォルテ「それは……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「『お前は何も守れない』と。」 レスト「え……?」 フォルテ「私が騎士として認められた日、父に言われた言葉です。」 フォルテ「それが間違いだと証明する前に、父は亡くなりました。」 フォルテ「だから……、私は強くならなければいけない。」 フォルテ「その言葉が間違いだったと、そう胸を張れるそのときまで。」 フォルテ「立ち止まるわけには、いかないのです。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「……それに、母との約束もありますから。」 レスト「え?」 フォルテ「いえ、こちらの話です。」 フォルテ「とにかく心配はいりませんよ。レストさん。」 フォルテ「私はすべてを守ってみせますから。」 レスト「…………。」 フォルテ「私はまだ、町に帰ることはできません。」 フォルテ「ささいなことで、心乱さぬ修行が必要ですから。」 城門前 バド「おお、レスト。」 レスト「バドさん。どうしてこんな所に?」 バド「いや、ちょっとフォルテを探しててナ。」 バド「そういえば、どうダ?アイツとは仲良くやってるのカ?」 はい ・ それなりに ▼はい ▼それなりに バド「そっかそっカ。」 バド「じゃあ、これからもよろしくたのむゾ。」 バド「ああ、ところで、フォルテがどこに行ったか知らないカ?」 レスト「今は町の外で修行中です。」 バド「ああ、いつもの修行場所カ。」 バド「じゃあ知らせに行かないとナ。」 レスト「なにかあったんですか?」 バド「キールが寝込んでるんダ。」 バド「まあ、ちょっと風邪をこじらせただけなんだけどナ。」 バド「今は病院で休んでるから、とりあえず知らせておこうと思っテ。」 レスト「そうですか。良かった……。」 バド「…………。」 レスト「バドさん?」 バド「なあ、レスト。」 バド「今の話、代わりにフォルテに伝えてきてくれないカ?」 レスト「え?あ、はい。それはかまいませんけど……。」 バド「じゃ、よろしくたのむゾ。」 バド「キールのこと、フォルテに伝えてくれたカ?」 バド「まだだったら、よろしく頼むヨ。」 ジョーンズ「キール君、よほど疲れていたんでしょうね。」 ジョーンズ「まったく……。この姉弟は無理をしすぎです。」 ナンシー「キールくんったら、倒れるまでムリしちゃなんて……。」 ナンシー「ツライときはツライって、口にしないとダメなんだから!」 キール「…………。」 レスト(ぐっすり眠ってるみたいだ……。) レスト「フォルテさん!」 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「い、言ったはずです。町にはまだ帰らないと――」 レスト「キールが倒れたんだ。」 フォルテ「え!?」 レスト「ちょっと風邪をこじらせただけらしいんだけど――」 レスト「あ、フォルテさん!?」 病院 レスト「…………。」 ナンシー「さっきからずっとああなのよ。」 ナンシー「でも、ちょっとなつかしいかもね。」 レスト「え?」 ナンシー「キール君がケガをしたり、病気をしたりすると、」 ナンシー「その隣にはフォルテちゃんがいたわ。」 ナンシー「私が看護師になる前から……、子供の頃から、ずっとらしいけど。」 ナンシー「立派なお姉ちゃんよね。」 レスト「…………。」 キール「う……ん。」 フォルテ「気がついたのか!?キール!!」 キール「おねえ……ちゃん?」 フォルテ「ああ、よかった……。」 キール「ただのカゼだよ。大げさだなあ……。」 フォルテ「大げさなものか!」 フォルテ「お前にもしものことがあったら……。」 キール「お姉ちゃん……。」 キール「ホントに、大したことないから……。」 フォルテ「でも――」 キール「それより、こんなところにいていいの?」 キール「町を守るのが、お姉ちゃんの仕事なんでしょ?」 フォルテ「……うん。」 キール「じゃあ、いつまでもこんなところにいたらダメだよ。」 キール「騎士になるのが、お姉ちゃんの夢だったんだから。」 フォルテ「…………。」 キール「ほら、はやく行かないと……。」 フォルテ「キール……。」 フォルテ「……分かりました。」 フォルテ「でも、あまり無理はしないように。」 キール「うん……。分かってる。」 フォルテ「すみません。お騒がせしました。」 ナンシー「いいのよ。気にしなくても。」 フォルテ「レストさんも、ご迷惑をおかけしました。」 レスト「いや、そんな……。」 フォルテ「それでは、私はお先に失礼します。」 フォルテ「弟のこと、よろしくお願いしますね。」 ナンシー「うん。任せておいて。」 ナンシー「フォルテちゃん、大丈夫かしらね……。」 レストレスト「え?」 ナンシー「昔から、キール君のことになるといつも以上に考えすぎちゃうから。」 ナンシー「あんまり背負い込みすぎないといいんだけど……。」 レスト「…………。」 ナンシー「キールくんのこと、ちょっと心配だわ。」 ナンシー「ほら、ツライこととかそういうこと、ぜんぜん口にしない子だから……。」 ナンシー「あの年の子だったら、もっと簡単に弱音を口にして当たり前なのにね。」 キール「あ、レストくん……。」 キール「ごめんね。色々めいわくかけちゃったみたいで……。」 レスト「ううん、気にしないで。それより大丈夫?」 キール「うん。大丈夫……。」 キール「……ありがとうね。」 レスト「…………。」 ジョーンズ「キールくんのこと、ナンシーが心配してましたよ。」 ジョーンズ「私も、実は少し気になっているんです。」 ジョーンズ「最近のキール君は、どこか無理をしているように見えるので。」 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「キールのこと、知らせてくれてありがとうございました。」 フォルテ「ああ、バドさんにもお礼を言っておかないと……。」 バド「おお、レスト。」 バド「キールとフォルテのこと、ありがとうナ。」 バド「それで、どうだっタ?」 レスト「なにがですか?」 バド「フォルテのヤツ、キールのこと以外、なんにも見えなくなってただろウ?」 レスト「まあ、弟のことですからね……。」 バド「それだけじゃないヨ。」 レスト「え?」 バド「あの二人はサ、普通の姉弟じゃないんダ。」 バド「しばらく世話をしてみて、そう思ったヨ。」 レスト「どういうことですか……?」 バド「フォルテの母親はな、あの子が10歳の頃に亡くなっタ。」 バド「それから4年後に父親もナ。」 バド「オレはあの子らの父親と知り合いでサ。」 バド「二人の面倒を、しばらく見ることになったわけダ。」 バド「でも、いざ一緒に暮らしてみたら、驚いたヨ。」 バド「あいつらは、二人できちんと暮らしてたんダ。」 バド「二人きりだけど、ちゃんと家族としテ。」 バド「それぞれの役割をこなしてサ。」 レスト「…………。」 バド「親代わりなんていうのも、肩書きだけだヨ。」 バド「むしろオレなんて、フォルテに怒られてばっかだったしナ。」 レスト「バドさん…………。」 バド「それで、どうするんダ?」 レスト「え……?」 バド「キミにも分かっただろウ?」 バド「フォルテは、キールのことを一番に考えてル。」 バド「それでもレストは、フォルテを好きでいられるのカ?」 ………… ・ 当然です ▼………… ▼当然です バド「ああ、答えなくてもいいヨ。」 レスト「え……?」 バド「その答えは、オレじゃなくて、フォルテにちゃんと伝えてくレ。」 バド「オレはもうけ話を考えるのでいそがしいからサ。」 バド「それにしてもサ。」 バド「あの姉弟はどうしたもんかネ。」 バド「いつまでも今のままってわけにはいかないしナ……。」 レスト「…………。」 3日目 フォルテ「ああ、レストさん」 フォルテ「おかげさまでキールももうすっかり良くなりました。」 フォルテ「ありがとうございます。」 キール「あ、レストくん!」 キール「この前は色々とありがとうね!」 キール「おかげさまでもうこの通り元気いっぱいだよ♪」 4日目 フォルテ「あ、レストさん……。」 フォルテ「…………。」 レスト「……なんだか疲れてるみたいですね。」 フォルテ「い、いえ!そんなことは……。」 フォルテ「……というのは、少しウソですね……。」 レスト「やっぱり、なにがあったんですか?」 フォルテ「実は、キールが……。」 フォルテ「……その、私に何か、隠しごとをしているみたいなんです。」 レスト「え?」 フォルテ「でも、何を聞いても答えてくれなくて。」 フォルテ「それがどうにも気になってしまいまして……。」 レスト「なるほど……。」 フォルテ「ビシュナルさんも一枚かんでるようなんですが……。」 フォルテ「二人でいったい、何を隠しているのか……。」 フォルテ「キールが何か、隠しごとをしてるようなのです。」 フォルテ「ビシュナルさんも一枚かんでいるようなのですが……。」 キール「え?かくしごと?」 キール「うーん、ないっていったらウソになるけど……。」 キール「でも、大丈夫だよ!大したことじゃないから♪」 キール「かくしごとなら、もちろんあるよ!」 キール「でも、大丈夫。大したことじゃないからね♪」 ビシュナル「あ、王子。どうかしたんですか?」 ビシュナル「え?」 ビシュナル「隠しごと……ですか?キール君のことで?」 ビシュナル「と、とんでもない!何もかくしてませんよ!」 ビシュナル「ほ、本当ですよ!やだなあ、もう!」 ビシュナル「あ、王子。ど、どうかしましたか?」 ビシュナル「僕は隠しごとなんてしてませんよ。ええ、もちろん!」 5日目 フォルテ「だから、何をしてるんだと聞いてるんだ!」 キール「だから『言えない』って、言ってるでしょ!?」 フォルテ「ビシュナルさんと一緒に、なにかを隠してるんじゃないか!?」 キール「そうだよ!それがどうしたの!?」 フォルテ「この……っ!」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……いいですか、キール。」 フォルテ「ウソをつくということは、相手をだますということでしょう。」 キール「だからって……仕方のないウソもあるじゃないか!」 フォルテ「だとしても、それを誰かにも強いるというのは、」 フォルテ「その重荷を誰かにも背負わせるということです。」 フォルテ「それを申し訳ないとは思わないのですか?」 キール「それは……。」 キール「……でも、ウソはついてないよ。まだ言えないっていってるだけで……。」 フォルテ「そんなのはヘリクツです!」 キール「ヘリクツでも何でも、お姉ちゃんには関係ないよ!」 フォルテ「な……!」 キール「ボクだってもう子供じゃないんだ!」 キール「秘密の一つや二つ、あるに決まってるじゃないか!」 フォルテ「子供じゃないなんて口にする内は、まだまだ子供だ!!」 フォルテ「それに私には、騎士としてお前を守る責任が――」 キール「そんなの、お姉ちゃんの都合じゃないか!」 フォルテ「……っ!」 キール「もうたくさんだよ!」 キール「お姉ちゃんだって、お母さんとの約束があるから――」 フォルテ「キール……。」 キール「あ……。」 キール「とにかくもう、ボクのことはほっといてよ!」 フォルテ「キール!」 キール「あ、レストくん……。」 キール「…………。」 キール「あ、レストくん……。」 キール「……ごめんね。今はちょっと一人になりたいんだ……。」 レスト「あの……。」 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「情けないところをお見せしてしまいましたね……。」 フォルテ「あの子とこんな風にケンカするなんて、何年ぶりだろう……。」 レスト「フォルテさん……。」 僕に手伝えることはありませんか? ・ がんばってください ▼がんばってください フォルテ「そうですね……。」 フォルテ「こんなことで落ち込んでいては、騎士失格ですから……。」 無限ループ ▼僕に手伝えることはありませんか? フォルテ「え?」 レスト「フォルテさんの力になりたいんです。」 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「いや、でも、こんなこと相談するわけには……。」 レスト「そんなことないです。」 レスト「恋人が困ってるなら、何かしたいと思うのは当然じゃないですか?」 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「では……。」 フォルテ「そうですね。少し気分転換に付き合ってもらえますか?」 レスト「ええ、喜んで。」 フォルテ「それじゃあ、私が修行していた場所に行きませんか?」 レスト「え……?」 フォルテ「……ダメですか?」 レスト「いえ、そんなことは。」 フォルテ「そうですか。……良かった。」 フォルテ「なんというか、今ならちょっとだけ分かる気はするんです。」 レスト「え?」 フォルテ「昔の日記を読みかえしてたときの、母の気持ちが。」 フォルテ「母はきっと、そうやって気持ちを整理してたんだなって。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「付き合っていただけますか?レストさん。」 レスト「はい。もちろんです。」 城門前 バド「あレ?」 バド「おお、なんダ?今から二人でお出かけカ?」 フォルテ「ええ。ちょっと修行場まで。」 バド「ふーン……。」 レスト「バドさんは?」 バド「オレは見ての通り、町にもどるところダ。」 バド「とりあえず、手頃な材料は見つかったしナ。」 フォルテ「めずらしく働いていたんですね。」 バド「ははハ。本当にたまにだけどナ。」 フォルテ「胸を張らないでください!」 バド「それにしても、なるほどなア。うんうん、青春ダ。」 フォルテ「なんですか?その含みありげな笑顔は……。」 バド「そんなつもりはないけどなナ?」 フォルテ「ウソです。ふらちなモウソウは止めてください。」 バド「例えばどんなダ?」 フォルテ「そ、それは……。」 フォルテ「……って、何を言わせるつもりですか……!」 バド「ははハ。」 バド「まあ、ちょっとは元気が出てきたみたいで安心したヨ。」 フォルテ「え?」 バド「とにかくダ。」 バド「2人とも、羽目を外しすぎないようにナ!」 フォルテ「だから何の話ですか!」 バド「おおっと、こわいこわイ。それじゃあまたナ!」 フォルテ「まったく。逃げ足だけは速いんだから……。」 フォルテ「では、行きましょうか。」 レスト「はい。」 フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん?」 フォルテ「ああ、いえ。なんでもありません。」 フォルテ「……バドさんが変なことを言うから。」 レスト「え?」 フォルテ「い、いえ……。なんでも……。」 レスト「……?」 フォルテ「では、行きましょうか。」 フォルテ「目的地は黒曜館の近く。以前、私が修行をしていた場所です。」 キール「ボクはね、みんなが幸せになるなら、それが一番なんだ……。」 キール「だから……。」 キール「……大丈夫だよ。レストくん。」 レスト「着きましたよ。フォルテさん。」 フォルテ「はい。」 レスト「さてと。どうしましょうか?」 フォルテ「そうですね。」 フォルテ「とりあえず、叫んでもいいですか?」 レスト「え?」 フォルテ「キールのバカーーーーーーーっ!」 レスト「……!」 フォルテ「……よし。」 フォルテ「ちょっとスッキリしました。」 レスト「…………。」 フォルテ「レストさん?どうしました?」 レスト「えっと……。」 びっくりしました ・ ……その、大丈夫ですか? ▼びっくりしました フォルテ「すみません。つい……。」 レスト「そ、そうですか……。」 ▼……その、大丈夫ですか? フォルテ「え……!?」 フォルテ「だ、大丈夫です!おかしくなったわけじゃありませんから!」 レスト「でも、いきなり叫んだりして……。」 フォルテ「そ、そういう気分だったんです!」 レスト「はあ……。」 フォルテ「あ!まだ疑ってますね!?」 フォルテ「なんというか、これは子供の頃からのくせで……!」 フォルテ「こ、こう見えて、昔はちょっとやんちゃだったんですよ?」 レスト「フォルテさんが?」 フォルテ「はい。」 フォルテ「小さい頃は、キールの手を引っ張って色んなところを駆け回ったものです。」 フォルテ「今でも、無性に走り出したくなることがあるくらいで……。」 レスト「あ。」 フォルテ「え?」 レスト「もしかして、町を走り回ってるのも、見回りってわけじゃなくて……。」 フォルテ「…………。……そういう側面もなくはないです。」 レスト「じゃあ、今までは猫をかぶってたんですね?」 フォルテ「ね、猫って……。」 フォルテ「……まあ、そうですね。そうかもしれませんね。」 フォルテ「私だって普通の人間ですから?羽目をはずしたくなるときだってあります。」 レスト「なるほど……。」 フォルテ「さ、さすがに今みたいなことはしないですけど……。」 フォルテ「なんだかここに来たら、つい昔のことを思い出して。」 レスト「…………。」 フォルテ「小さいころは、ここでよく父とケイコをしたんです。」 フォルテ「ここに私が立って、向かいに父が剣を構えて、」 フォルテ「父にほめられたい一心で、がんばって練習を続けました。」 レスト「小さい頃のフォルテさんですか。」 レスト「……ふふ。」 フォルテ「なにがおかしいんですか?」 レスト「いや。想像したら、つい……。」 レスト「きっと、今と同じで、ガンコで聞き分けが悪かったんだろうなって。」 フォルテ「し、失礼なっ!」 レスト「でも、とても優しかったんでしょうね。」 フォルテ「うぐ……!」 フォルテ「ほ、ほめるかけなすか、どちらかにしてください……。」 レスト「あはは。」 フォルテ「もう……。」 フォルテ「でも、ガンコではありましたよ。父と同じくらいには。」 レスト「お父さんも?」 フォルテ「ええ。」 フォルテ「父は本当にガンコで厳しくて、おまけに無口な人でした。」 フォルテ「でも、必死でがんばって、ようやく目標を達成したとき、」 フォルテ「いつも、そっと頭をなでてくれたんです。」 フォルテ「ちょっと不器用に、岩のようにゴツゴツとした大きな手で。」 フォルテ「私はそれがうれしくて、もっともっと頑張ろうとはりきってました。」 レスト「…………。」 フォルテ「でも、それはキールが生まれるまでの話。」 レスト「え……。」 フォルテ「キールは長男ですからね。」 フォルテ「父はあの子を自分の跡取りにしたかったのだと思います。」 フォルテ「当然です。」 フォルテ「女性が神竜の騎士になるなんて前代未聞ですから。」 フォルテ「でも……。」 フォルテ「どうしても、納得はできなかった……。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「私はそのときに一度、剣を捨てようと思ったんです。」 フォルテ「でも――」 バド「フォルテ!」 レスト「バドさん?どうしたんですか?」 バド「キールがまた倒れタ!」 フォルテ「え……!?」 バド「早く町に帰ってやレ!」 フォルテ「は、はい!」 フォルテ「モンスター!?」 バド「ここはオレたちに任せロ!オマエは早く行ってやレ!」 フォルテ「でも――」 レスト「いいから行ってあげて!フォルテさん!」 フォルテ「……!」 フォルテ「……すみません!よろしくお願いします!」 バド「気を抜くなヨ、レスト!」 エリア移動後 バド「うまく引きつけてから逃げ出せたナ。」 バド「キールも心配だが、まずはフォルテに顔を見せよウ。」 バド「オレたちの無事を知らせてやらないとナ。」 戦闘後 バド「ふウ。片付いたナ。」 レスト「はい。ありがとうございました。」 バド「オレたちも町に戻ろうカ。」 レスト「はい。」 バド「キールも心配だが、まずはフォルテに顔を見せよウ。」 バド「オレたちの無事を知らせてやらないとナ。」 病院のベッド レスト「……眠っている。」 フォルテ「レストさん!」 フォルテ「よかった。無事でしたか……。」 レスト「はい。バドさんも手伝ってくれましたから。」 レスト「それで、キールの方は?」 フォルテ「こちらもたいしたことはありませんでした。」 フォルテ「疲労から熱が出たらしく、しばらく寝ていれば治るそうです。」 レスト「そうですか。よかった……。」 フォルテ「ご心配おかけしました。」 バド「ならオレはそろそろ帰るヨ。」 バド「キールが起きたら、よろしく伝えておいてくレ。」 フォルテ「はい。ありがとうございました。」 フォルテ「……。」 レスト「……フォルテさん?」 フォルテ「レストさん。」 フォルテ「私は、このままでいいのでしょうか?」 レスト「え?」 フォルテ「キールを守ると決めたのに、あの子の変化に気付いてやれず、」 フォルテ「あなたを守るといいながら、あなたを置いてキールの元へ……。」 フォルテ「結局のところ、私は何も守れていない……。」 レスト「そんなこと――」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……すみません。つまらないグチでしたね。」 フォルテ「では、私は仕事が残っているので、お先に失礼します。」 レスト「あ――」 レスト「フォルテさん……。」 バド「いやいヤ。キミがいてくれて助かったゾ。」 バド「あの場でアイツを説得できるのは、キミくらいのものだからナ。」 レスト「え?」 バド「アイツは騎士だなんだと、肩書きにこだわりすぎるんダ。」 バド「なんでそこまで、あんなものにこだわるのカ……。」 バド「そんなめんどくさそうなモノ、オレなら頼まれたって嫌だけどナ。」 バド「やっぱり、父親のことを意識してるのかネ。」 レスト「…………。」 バド「こういう時、オレは親じゃないんだって実感するナ。」 レスト「え?」 バド「ほら、子供のころって、自分の周りが世界のすべてだっただろウ?」 バド「だから、その親にほめてもらいたくて、子どもは頑張るわけダ。」 バド「でも、オレがもう充分だって言っても、今のアイツらには届かなイ。」 レスト「バドさん……。」 バド「まあ、難しい話はこのくらいにしておこうカ。」 バド「とにかく、今日は助かったヨ。あちがとうナ。」 フォルテ「キールもしばらくしたら目を覚ますと思います。」 フォルテ「よかったら、顔を見にいってやってください。」 ジョーンズ「心配ですね……。」 ジョーンズ「キールくんはもちろんですが、フォルテさんも。」 ジョーンズ「キールくんは、無理に元気にふるまおうとしていますし、」 ジョーンズ「フォルテさんは、そんなキールくんを過保護なほどに心配している。」 ジョーンズ「二人のかみ合わない姿を見ていると、まるで呪いでもかけられているようだ。」 ジョーンズ「私は、二人の体より、心の方が心配ですよ……。」 ナンシー「キールくんとフォルテちゃん、心配よね……。」 ナンシー「大丈夫かしら……。」 病院 レスト「ビシュナルくん。」 レスト「キールのお見舞い?」 ビシュナル「王子……。」 ビシュナル「…………。」 レスト「ビシュナルくん?」 ビシュナル「あの……!」 ビシュナル「……………………ごめんなさい。」 レスト「え?」 ビシュナル「……っ!」 レスト「……?」 キール「ん……。」 ビシュナル「秘密を守ることは執事として重要なことです。」 ビシュナル「ですから、今日1日は喋らない特訓です!」 ビシュナル「……………………。(今日1日は喋らない特訓です!)」 ビシュナル「……………………。(絶対しゃべりません!)」 レスト「キール。」 キール「レストくん……。」 キール「そっか、ボク……。」 レスト「大丈夫?」 キール「……うん。もう大丈夫。」 レスト「良かった。じゃあ、フォルテさんに――」 キール「あのね、レストくん……。」 キール「ありがとう……。お姉ちゃんのこと。」 レスト「キール……?」 キール「お姉ちゃん、最近よく笑うようになったんだ……。」 キール「決まってレストくんの話をしてるときにさ……。」 レスト「僕の前では、キールの話ばっかりしてるよ。」 キール「そうなの……?」 レスト「うん。」 キール「……そっか。」 キール「ボクのことは……、心配ないって言ってるのに……。」 キール「……くやしいな。」 レスト「キール……?」 キール「……やっぱりうれしいんだ。」 キール「もう一人で平気だって……。大丈夫だって言ったのに。」 キール「ボクはやっぱり、お姉ちゃんの弟なんだ……。」 キール「……いつまでも、ボクのお姉ちゃんなんだ。」 レスト「キール……。」 キール「…………。」 レスト「……ごめんね。」 キール「え……?」 レスト「ごめん。」 キール「……変なの。」 キール「なんでレストくんが謝るのさ……。」 レスト「キミのお姉ちゃんを、僕が取っちゃったから。」 キール「…………。」 キール「……じゃあ、ボクに返してくれるの……?」 返せない ・ 返すよ ▼返せない レスト「……ううん。それもできない。」 レスト「ボクも、お姉ちゃんのことが大好きだから。」 レスト「だから、ごめん。」 ▼返すよ キール「……ダメだよ、レストくん……。」 キール「いまさらなかったことになんてできないでしょ?」 キール「もう、お姉ちゃんの中には、レストくんがいるんだから。」 キール「レストくんの中にも、お姉ちゃんがいるんじゃないの?」 レスト「…………。」 キール「あーあ!もう、やけちゃうなあ!」 レスト「…………。」 キール「やっぱり病院は苦手だよ。弱気になっちゃうからさ……。」 キール「……昔のことを思い出しちゃうんだ。」 キール「ボク、あんまり体が丈夫じゃなくって……。」 キール「小さいころも、よくこうやって病院に運ばれたんだよね。」 キール「そのたびに、家族みんなにメイワクかけちゃって……。」 キール「あのころから、ボクはお姉ちゃんに守られてばかりでさ……。」 キール「泣いてるボクを、いつもお姉ちゃんがなぐさめてくれたんだ……。」 キール「いつも、いつも……。」 キール「お母さんが亡くなった、あのときだって……。」 レスト「キール……。」 キール「本当は、お姉ちゃんだって泣きたかったはずなのにね……。」 キール「お母さんがいなくなるって知って悲しかったのは、」 キール「ボクだけじゃなかったはずなのにね……。」 レスト「…………。」 キール「あのね……レストくん……。」 キール「お姉ちゃんが騎士になったのは、ボクのためなんだよ……。」 レスト「え……?」 キール「ボク、見ちゃったんだ……。」 キール「ここでお母さんとお姉ちゃんが約束するのをさ……。」 キール「お姉ちゃんが、騎士になるのをやめようとしたとき……。」 キール「お母さんが、お姉ちゃんの手をにぎって、たのんだんだよ……。」 キール「『キールの騎士になってほしい』って。」 キール「ボクを守るために、お姉ちゃんに騎士になってくれって……。」 レスト「…………。」 キール「ボクもね、二人が喜ぶなら、そうしようって決めたんだ……。」 キール「誰かが悲しむのは、もうたくさんだから。」 キール「だから、いつも……どんなときでも笑ってようって。」 キール「そう、決めたんだ。」 キール「だから――」 キール「大丈夫だよ。レストくん。」 キール「ボクはね、みんなが幸せになるなら、それが一番なんだ……。」 キール「ずーっと……そのためにがんばってきたんだから……。」 キール「大丈夫……。」 レスト「キール……。」 キール「ボクはね、みんなが幸せになるなら、それが一番なんだ……。」 キール「だから……。」 キール「……大丈夫だよ。レストくん。」 フォルテの家 フォルテ「レストさん……。」 フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん……?」 フォルテ「私は……キールを守らないといけないんです。」 フォルテ「母とそう約束して、あの場所で、父にそう約束したんです。」 レスト「……うん。」 フォルテ「だから私は、あの子を守らなければなりません。」 フォルテ「たとえ、他の何をギセイにしても……。」 フォルテ「……それであなたを、失ったとしても。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……失礼します。」 レスト「ビシュナルくん?」 フォルテ「どうされました?もしや……何か事件でも?」 ビシュナル「いえ、その……。」 ビシュナル「――すみませんでした!」 レスト「え?」 フォルテ「なにを……。」 ビシュナル「僕が……僕が悪かったんです!」 ビシュナル「僕が、キールくんのことをお二人にだまっていたから……!」 レスト「それって……。」 ビシュナル「……。」 フォルテ「ビシュナルさん。くわしく聞かせていただけますか?」 ビシュナル「……はい。」 ビシュナル「はじまりは、王都からの手紙でした。」 ビシュナル「その内容は、神竜の騎士の働きを問うもの……。」 ビシュナル「つまり、フォルテさんの騎士としての素質を問うものでした。」 レスト「それって……。」 フォルテ「……続けてください。」 ビシュナル「僕たちは、きちんと理由をそえて、問題はないと返信しました。」 ビシュナル「しかし、そこでキール君の話が持ち上がったのです。」 レスト「キールの?どういうことですか?」 フォルテ「キールは、もう騎士の地位を継承するのにふさわしい年齢ではないのか。」 フォルテ「そう問われたのですね?」 ビシュナル「……はい。」 レスト「ちょっと待ってください!」 レスト「それじゃあフォルテさんが、キールの代わりみたいな……。」 フォルテ「その通りです。」 レスト「え……?」 フォルテ「私が騎士の役目を果たせるのは、キールが一人前になるまでの間。」 フォルテ「そういう約束で、私は神竜の騎士になることを許されたのです。」 レスト「どうしてそんな……。」 フォルテ「私が女性だったからです。」 レスト「え?」 フォルテ「女性である私は、事実、男性よりも騎士には向いていない。」 フォルテ「だから、同じ条件や待遇では騎士になれないのは仕方がありません。」 レスト「そんな……。」 フォルテ「父が亡くなったとき、この地には別の騎士が遣わされる予定でした。」 フォルテ「しかし、私がそれに待ったをかけた。」 フォルテ「それを、セルザウィード様と、お城の方々が支援してくれたのです。」 フォルテ「家の格式と、キールの存在を盾にして。」 フォルテ「ですから、相手の言い分は間違っていません。」 フォルテ「私が父の位を継ぐことができたのは、キールがいたおかげですから。」 レスト「…………。」 ビシュナル「それでも、今までは黙認されてきました。」 ビシュナル「ただ、最近のフォルテさんのことで、よくないウワサが流れてるんです。」 ビシュナル「町の中でゾウを暴れさせたとか、職務に集中できていないだとか……。」 ビシュナル「神竜の騎士は名誉ある仕事ですから、そこに目を付ける人間も多い。」 ビシュナル「だから、これを機に、未熟なキール君をまつりあげて……。」 レスト「その地位を奪おうとしている?」 ビシュナル「……かもしれません。」 フォルテ「……なんにせよ、スキを見せた私の責任です。」 フォルテ「それで、ビシュナルさん。」 ビシュナル「はい。」 フォルテ「その手紙にはどう答えたのですか?」 ビシュナル「それが……。」 ビシュナル「キール君に話したら、なんとかすると言って、」 ビシュナル「それからフォルテさんには内緒にするようにたのまれていました。」 ビシュナル「そんなことを知ったら、フォルテさんが悲しむからって……。」 レスト「じゃあ、キールがかくしてたことって……。」 ビシュナル「そのことなんです……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……どうして、相談してくれなかったんだ。」 フォルテ「どうして……!」 レスト「フォルテさん……。」 ビシュナル「キール君は……。」 ビシュナル「……キール君は、一人でずっと戦っていたんです……!」 フォルテ「え……?」 ビシュナル「とにかく色々な文献を集めて、寝る間も惜しんでまとめあげて、」 ビシュナル「相手が納得するだけの資料を作ろうと、1人で必死に頑張っていたんです!」 ビシュナル「今回のことは、自分がふがいないせいでもあるから……。」 ビシュナル「だからどうしても、自分1人でやらせてほしいんだって……!」 フォルテ「キールが……そんなことを……?」 ビシュナル「……はい。」 ビシュナル「ネイティブドラゴンとは何か。それを守る騎士の役目とはどういうものか。」 ビシュナル「いかに自分の姉が、騎士として資質を備えているか。」 ビシュナル「そして、それを自分が、どのように支えていけるのか。」 ビシュナル「僕らもできあがった資料を見て、これなら問題ないと思いました。」 ビシュナル「でも、王都から返信が届いて……。」 フォルテ「……なんて書いてあったのですか?」 ビシュナル「『主張は理解した。』」 ビシュナル「『ならば、それを御前試合にて証明してみせよ』と。」 レスト「……ゴゼンジアイ?」 フォルテ「裁定者の見守る前で、戦って証明しろということです。」 レスト「戦うって、誰と誰が……?」 フォルテ「……私とキールが、ですね?」 ビシュナル「……はい。」 レスト「そんな……!」 フォルテ「キールはこのことを?」 ビシュナル「ええ。」 ビシュナル「それを知ったとたんに、気を失ってしまったんです。」 ビシュナル「きっと、今までの疲れが、一気に出てしまったんだと思います。」 フォルテ「そうだったんですか。」 ビシュナル「……すみません。」 ビシュナル「僕が、もっと早くこのことを伝えていたら……!」 フォルテ「いえ、ビシュナルさんが謝ることではありません。」 ビシュナル「でも……!」 フォルテ「……もういいんです!!」 フォルテ「あ……。」 フォルテ「……申し訳ありません。どうやら私も疲れているみたいですね……。」 フォルテ「少し、風に当たってきます。」 ビシュナル「…………。」 レスト「ビシュナルくん……。」 レスト「フォルテさんは、自分を責めてるんだと思う。」 ビシュナル「……はい。」 ビシュナル「……でも…………。」 レスト「……僕たちも、ひとまず帰ろうか。」 ビシュナル「そう、ですね……。」 ビシュナル「では、試合の日程は、また追ってお知らせします。」 ビシュナル「フォルテさんにも、そうお伝えいただけますか?」 ビシュナル「僕が伝えるより、きっとその方がいいと思いますから……。」 レスト「……分かった。」 ビシュナル「すみませんが、よろしくお願いします。」 ビシュナル「フォルテさんに、言づけをお願いします。」 ビシュナル「試合の日程は、また追ってお知らせしますと。」 ビシュナル「……すみません。」 クローリカ「フォルテさん……。キールくん……。」 クローリカ「さすがに心配で、眠れませんね~……。」 ヴォルカノン「御前試合ですか……。」 ヴォルカノン「……力及ばず、申し訳ありませぬ。」 竜の湖 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「修行場に行きたいのですが、少し付き合ってもらえますか?」 レスト「え?」 フォルテ「お話ならそこで。」 フォルテ「……お願いします。」 レスト「……分かりました。」 修行場 レスト「フォルテさん。」 フォルテ「…………。」 レスト「ビシュナルくんからことづけです。」 レスト「試合の日程は、また追って知らせるって。」 フォルテ「……試合、ですか。」 フォルテ「いくら試合とはいえ、弟に剣を向けることに変わりないですよね。」 レスト「…………。」 レスト「キールから聞きましたよ。」 レスト「キールの騎士になってくれって、お母さんに言われたんですよね。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「やはり、あの子は知っていましたか……。」 フォルテ「以前もお話しましたよね。」 フォルテ「父がキールを跡継ぎにするつもりだと気付いたとき、」 フォルテ「私は一度、剣を捨てたんです。」 フォルテ「でも、母はそんな私の手をとり、言いました。」 フォルテ「『キールを守って欲しい』と。」 フォルテ「何かを守ることが、騎士の仕事なんだから――」 フォルテ「どうか、あなたの弟を守って欲しいと。」 フォルテ「骨張った手が、びっくりするほど強く私の手を包み込んで。」 フォルテ「……そして、それが母との最後の約束になりました。」 レスト「…………。」 フォルテ「私はその約束を守るために、ここで父と約束をしました。」 フォルテ「弟の騎士になることを。」 フォルテ「それが、私の一番だったんです……。」 フォルテ「一番、大切なものだったのに……!」 フォルテ「……おかしいですよね。」 フォルテ「私は、キールを守るために騎士になったはずなのに。」 フォルテ「その立場を守るために、キールはあんなになるまで頑張って……。」 フォルテ「弟を守るために騎士になったのに、」 フォルテ「それが弟を傷つけていただなんて。」 フォルテ「そのうえ……、」 フォルテ「騎士であり続けるためには、キールと戦えだって?」 フォルテ「大切なものを守るために!」 フォルテ「その大切なものを、私に切り伏せろというのか……!」 フォルテ「そんなの、バカげてるじゃないか!」 フォルテ「理不尽すぎるじゃないか……!」 フォルテ「そんなことのために、私は騎士になったわけじゃない……。」 フォルテ「私はキールを守りたくて!」 フォルテ「町のみんなを!」 フォルテ「あなたを守りたくて!」 フォルテ「私の大切なものを守りたくて、この剣を取ったのに!」 フォルテ「私は……!」 フォルテ「私は……。」 フォルテ「…………もう、どうしたらいいのよ……。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「……結局、父の言った通りだ。」 レスト「え……?」 フォルテ「本当に、私は何も守れない……。」 フォルテ「……っ。」 フォルテ「…………。」 レスト「あの、バドさん……。」 バド「あア。」 レスト「その……。…………。」 バド「どうしタ?何か話があるんじゃないのカ?」 世間話をする ・ フォルテとキールのこと ▼世間話をする 通常会話 無限ループ ▼フォルテとキールのこと バド「まあ、そうだろうナ。」 バド「こうなることは、最初から分かってたしナ。」 レスト「え……?」 バド「前にも言ったロ?あの2人はただの姉弟じゃないっテ。」 レスト「…………。」 バド「二人の両親の話は聞いたカ?」 レスト「……はい。」 バド「オレは二人の父親と、ちょっとした縁があってナ。」 バド「二人の子供の話も、アイツからよく聞いてたんダ。」 バド「とことん気マジメで、本当につまらないヤツだったけド、」 バド「子供のことを話してるときだけは、にあわない顔をしてたなア。」 レスト「……いいお父さんだったんですね。」 バド「あア。いい父親だっタ。」 バド「しばらくして、アイツの嫁さんが亡くなってサ。」 バド「……今でもよく覚えてるヨ。」 バド「真っ白な顔をしたアイツが、そこのドアをくぐってきて、」 バド「それから、くたっとここに腰かけて言ったんダ。」 バド「『一日だけ、ここを貸してくれ』ってナ。」 バド「朝まで、二人で酒を飲んダ。」 バド「アイツが酔っ払うところを見たのは、後にも先にもその時だけダ。」 レスト「…………。」 バド「その時に、アイツからたのまれたものがあル。」 色あせた手紙を受け取った。 レスト「僕に……?」 バド「いつか、フォルテとキールの関係が、お互いを苦しめる時がくるかラ、」 バド「そのとき、二人のそばにいる人に、どうかこれを渡してくれってサ。」 バド「親友のたのみダ。受け取ってくレ。」 レスト「……はい。」 バド「……で、なんて書いてあるんダ?」 レスト「え!?読むんですか!?」 バド「読んでほしくなけりゃ、アイツはそう言って渡すだろウ。」 レスト「……じゃあ、あけますよ。」 バド「あア。」 「この手紙を君が読むとき、娘と息子は苦悩していることだろう。」 「それは、私の妻が、私の子供にかけた呪いのせいだ。」 「そして、それを解くことをためらったおろかなこと父親のせいでもある。」 レスト「呪いって……。」 バド「……とりあえず、続きを読んでみないカ?」 レスト「……はい。」 「この手紙を読む君へ。」 「どうか、二人を助けてやってほしい。」 「今の君たちなら、全てを受け入れられると信じている。」 バド「それと、このカギも一緒に預かっタ。」 レスト「これは……。」 バド「なんのカギかは聞いてなイ。けど、家のカギにしては小さすぎるナ。」 レスト「なにかもっとちいさいもののカギなのかな……。」 バド「まあ、持ち主はあの家の人間だったんダ。」 バド「とりあえず、あの二人に聞いてみたらいいんじゃないカ?」 バド「呪いネ……。」 レスト「どうして自分の子供に、そんなものを……?」 バド「……答えを知るには、カギの使い道を調べないとナ。」 バド「とりあえず、フォルテとキールに聞いてみるしかないんじゃないカ?」 キール「あ、レストくん……。」 カギのことを聞く ・ なんでもない ▼なんでもない キール「そう……。」 キール「ゴメン。今はあんまり、話をする気分じゃないから……。」 無限ループ ▼カギのことを聞く キール「このカギ、お母さんのオルゴールの……!」 キール「こ、これ、どこにあったの!?」 レスト「えっと、バドさんが持ってたんだ。」 レスト「キールのお父さんから預かったものだって……。」 キール「……そっか。」 キール「このカギはね、オルゴールのカギだったんだ。」 キール「お母さんは、そこにいつも日記を入れてて、」 キール「そのカギをお父さんに預けてた。」 キール「大人になったら、ボクがそのカギをもらえる約束だったんだけど……。」 キール「……結局、もらいそびれちゃったんだ。」 レスト「そう……。」 キール「オルゴールもね、気がついたら家から消えちゃってたよ。」 キール「でも、そのカギをお父さんが持ってたのなら、」 キール「オルゴールも、お父さんが持ってたのかもしれない。」 レスト「じゃあ、このカギ……。」 キール「いいよ、今さらだもん。もらっちゃって。」 キール「……ボクが持ってても、つらくなるだけだからさ……。」 レスト「キール……。」 キール「そのカギは、お母さんが持ってたオルゴールのカギだよ。」 キール「でも、オルゴールは、もうウチにはないんだ。」 キール「もしかしたら、カギと一緒にお父さんが持ち出したのかもね。」 二人に話を聞いた後 レスト(……とりあえず、バドさんに話してみようかな。) フォルテ「…………。」 レスト「フォルテさん?」 フォルテ「あ……。」 フォルテ「すみません。ぼんやりしてしまって。」 フォルテ「どうかしましたか?」 カギのことを聞く ・ なんでもない ▼なんでもない フォルテ「そうですか。」 フォルテ「では……私は少し考えたいことがありますので……。」 無限ループ ▼カギのことを聞く フォルテ「え?このカギですか?」 フォルテ「あ、これ……秘密基地のカギじゃないですか。どこでこれを?」 レスト「え……?」 フォルテ「あれ?違いましたか?」 レスト「いえ……えっと、知ってるんですか?」 フォルテ「はい。いつも父が持っていたカギです。」 フォルテ「それは父が持っていた、秘密基地のカギですね。」 フォルテ「そういえば、どこでこの話を聞いたんでしょう……。」 フォルテ「それに、なにか忘れているような……。」 二人に話を聞いた後 レスト(……とりあえず、バドさんに話してみようかな。) レスト(秘密基地のカギ。オルゴールのカギ……。) レスト(普通のカギにしては小さすぎるけど……。) レスト(……とりあえず、バドさんに話してみようかな。) バド「秘密基地?」 バド「あア。それなら心当たりがあるゾ。」 レスト「本当ですか!?」 バド「ほら、黒曜館近くに小屋があるだろウ?」 バド「あの辺りに、アイツがよく使ってた修行場があるんダ。」 バド「そこら一体が秘密基地だったって聞いたことがあるゾ。」 レスト「修行場……。」 バド「ああ、間違いないヨ。」 バド「その秘密基地に宝物を埋めて、宝の地図を作ったりしたとか話してタ。」 バド「キールの言ってるオルゴールも、もしかしてそこに埋まってるんじゃないカ?」 レスト「…………。」 バド「黒曜館近くに小屋があるだろウ?」 バド「あの辺りに、アイツがよく使ってた修行場があるんダ。」 バド「秘密基地っていうのは、そこら一体のことだろウ。」 バド「その秘密基地に宝物を埋めて、宝の地図を作ったとか話してたし、」 バド「キールの言ってるオルゴールも、もしかしてそこに埋まってるんじゃないカ?」 修行場 レスト「ん?」 レスト「なにか埋まってる……。」 レスト「これは……オルゴール?」 レスト(もしかして、これってキールの言ってた……。) レスト「このオルゴール、小さな引き出しとカギ穴がついてる。」 カギを入れる ・ そっとしておく ▼そっとしておく 無限ループ ▼カギを入れる 「――カチャ。」 レスト「開いた……。」 レスト「これは……。」 春の月 26日 病院にて、私の命があとわずかだと知らされる。 しばらく言葉を失ってると、岩のような手がそっと頭をなでた。 涙は、出なかった。 春の月 27日 今日は雨だった。 お見舞いにきた子供たちが、部屋の中を走り回っている。 夫が、そんな子供たちを、厳しい顔でしかりつける。 昨日までと、何一つ変わらない風景だった。 こんな毎日が、ずっと続けばいいのにと思った。 フォルテの家 フォルテ「これは、母の日記……?」 レスト「このオルゴールの中にあったんです。」 レスト「修行場の地面に埋まってました。」 フォルテ「え……?」 レスト「見つけるキッカケをくれたのは、お父さんからのお手紙です。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「先を読ませてもらってもいいですか?」 レスト「……はい。」 夏の月 1日 夫が子供たちを連れてきた。 これから水浴びに行くんだって。 うらやましいというと、子供たちは顔を見合わせて笑った。 早く元気になって、それから一緒に行こうって。 ほほ笑んでうなずいてから、ふと考えてしまった。 私の「それから」は、あとどれくらい残されてるんだろう。 春の月 30日 その日は、夕暮れの空が綺麗だった。 時間を見つけて、夫が会いに来てくれた。 私たちはしばらく無言で、窓の外の夕暮れをながめていた。 日が落ちきる前に、私はポツリとつぶやいた。 あの子たちにも伝えなきゃね、と。 不器用なあの人は何も言わず、ただ無言で肩を抱いてくれた。 その温もりが、なんだか無性に悲しくて。 私は彼の胸にすがりついて、しばらく泣いた。 すまない、と。 一言だけ、かすれた声が聞こえた。 夏の月 1日 子供たちにも、私の病気のことを話す。 その後のことは、あまりよく覚えていない。 ただ、想像していたよりもずっと静かな反応で、 私は……知らない間に、忘れてたみたいだ。 悲しみというのは、こんなにも静かで深いものだったなんて。 忘れてしまうほど、私は幸せだった。 フォルテ「…………。」 フォルテ「……母も怖かったんでしょうか。」 レスト「え……?」 フォルテ「思い出したんです。」 フォルテ「小さい頃、父によく、あの洋館に連れて行かれました。」 フォルテ「父が子供のころ、秘密基地にして遊んでいたからと。」 フォルテ「そこで怖い話をたくさん聞かされて、変な目にもあって……。」 フォルテ「それから私は、そういうものが苦手になったんですよ。」 フォルテ「……そんな臆病な自分が、今日までずっとキライだったのに……。」 フォルテ「……でも、そっか。」 フォルテ「母も怖かったんだ。」 フォルテ「そんな素振り、1つも見せなかったのに……。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……続きを読みます。」 夏の月 13日 今日、フォルテが、暗い顔で病院に来た。 話を聞くと、騎士になるのをあきらめるという。 理由は、なんとなく、見当がついていた。 夏の月 14日 夫にフォルテの話をする。 騎士をつがせるのは、キールじゃなければいけないのか。 たずねると、彼はひどく苦しそうな顔をした。 悩んでいるのはフォルテだけじゃない。 それを知っても、私には何もできそうにない。 私には、残された時間があまりになかった。 夏の月 15日 また夕暮れに目覚める。 お見舞いに来てくれたフォルテに、私は1つお願いをした。 ――キールの騎士になってほしい、と。 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「この手記を隠したのが父なら、 母との約束は知られていたのですね。」 フォルテ「その上で、騎士になると言い出した私を止めなかったのは……。」 フォルテ「私が……その約束の中に、母の姿を見ていたことを……、」 フォルテ「母との約束を守ることで……本当は母に守られていたことを……、」 フォルテ「その悲しみを……忘れようとしていたことを……。」 フォルテ「父は……分かっていたから……っ。」 レスト「…………。」 フォルテ「……情けないな。」 フォルテ「私はずっと、守られていたのか……。」 フォルテ「それに、思っていよりもずっと……っ。」 フォルテ「ずっと……愛されていたんだ……!」 フォルテ「愛されて……っ。」 フォルテ「…………っ!」 フォルテ「ありがとうございました。レストさん。」 フォルテ「父の言葉の意味が、今になってようやく分かりました。」 フォルテ「私は、約束を守ろうとするばかりで、守られていることに気付かなかった。」 フォルテ「そんなことにも気付けない人間に、誰かを守れるはずがない……。」 フォルテ「それを知っていながら、」 フォルテ「父は私に、それを伝えることができなかった。」 フォルテ「あのときの私がそれを知ったら、生きがいをなくしてしまったから。」 レスト「…………。」 フォルテ「でも、もう大丈夫です。」 フォルテ「私にはこの町の人がいる。」 フォルテ「キールがいる。」 フォルテ「そして、レストさんがいる。」 フォルテ「私はもう、守るべきものを間違えません。」 ビシュナル「失礼します。」 ビシュナル「御前試合の日程ですが、明日に決まりました。」 レスト「明日って……。」 ビシュナル「今まで結論を先送りにしたせいで、向こうも警戒しているようです。」 ビシュナル「交渉次第でいくらか遅らせることはできるでしょうが――」 フォルテ「いえ。明日で大丈夫です。」 レスト「フォルテさん……。」 フォルテ「大丈夫です。」 フォルテ「私の守るべきものは、もう決まってますから。」 フォルテ「明日の御前試合、ぜひ見に来てください。」 フォルテ「大丈夫ですよ。もう、守るべきものは見間違えません。」 ビシュナル「……すみません。結局、こんな形になってしまって……。」 ビシュナル「……キールくん、大丈夫かな」 キール「明日かあ……。」 キール「……大丈夫だよ、レストくん。」 キール「どうせボクには、勝てっこないんだから……。」 ヴォルカノン「いよいよ明日ですな……。」 ヴォルカノン「……今日はきちんと休んむよう、フォルテとキールに伝えて頂けますかな?」 クローリカ「ビシュナルくんも、ヴォルカノンさんも、とってもつらそうです……。」 クローリカ「どうにかならないものなんでしょうか……。」 6日目 フォルテ「御前試合は竜の間で行われます。」 フォルテ「私は少し準備がありますので、先に向かっていてもらえますか?」 フォルテ「……大丈夫です。信じて待っていて下さい。」 キール「今日、ボクが負ければ、全て解決だよね?」 キール「……それでいいんだよね?」 ヴォルカノン「…………。」 ヴォルカノン「判断は公平に行わせていただきますぞ。」 ヴォルカノン「……でなければ、誰に対しても失礼ですからな。」 ビシュナル「いよいよですね……。」 ビシュナル「……なにも出来ない自分が、……もどかしいです……。」 クローリカ「どうなってしまうんでしょうね~……。」 竜の間 夏の月 16日 深夜に目が覚める。 不思議と、体が軽い気がした。 きっと、これが最後の日記になると思う。 夢の中で、大人になった子供たちを思い描いた。 ヴォルカノン「はじめ!」 二人はこれから、あんな風に大きくなっていくのだろう。 でも、忘れないでほしい。 何をするべきか迷ったら、まず、振りだしに戻ること。 何かをはじめたきっかけは、いつも一番最初にあるんだから。 それにね。 一番最初に願ったことは、心の真ん中につながってるの。 そこがあなたの心の位置。 人はその位置からしか、生きていかれないんだから。 だから、 それが全部正しいとは限らないけれど、 私たちはいつも、そこから生きてくしかないのよ。 だから―― キール「う……。」 ヴォルカノン「……しょ、勝負あり!」 フォルテ「キール。」 キール「お姉ちゃん……。」 フォルテ「受け取ってくれ。」 キール「え……?」 フォルテ「父さんと母さんの手紙だ。」 キール「手紙……?」 キール「え?どういう……こと……?」 フォルテ「すまない。今まで隠してて。」 フォルテ「これを読んだら、きっとお前は、私と戦ってくれないと思った。」 フォルテ「でも、私はお前と、きちんと決着を付けたかったから。」 キール「お姉ちゃん……。」 フォルテ「……ごめんね。」 キール「…………。」 キール「……読んでも、いいかな?」 フォルテ「……うん。」 ――キールの騎士になってほしい。 もしも、この約束が、二人を苦しめる呪いとなったとき。 二人がまだ、自分たちの気持ちを見失っているときは、 どうか、私のこの言葉を、二人に届けてください。 フォルテ、キール。 生まれてきてくれて、ありがとう。 あなたたちのおかげで、お母さんは幸せでした。 ……ありがとうね。 私の一番の子供たちへ 母より キール「…………。」 キール「……お父さん、お母さん。」 フォルテ「…………。」 キール「ボク、ずっと怖かったんだ。」 キール「お父さんも、お母さんも、お姉ちゃんばかり見ている気がして。」 キール「ボクは、本当は誰からも愛されてないんじゃないかって、」 キール「そんな風に、勝手に、思い込んでてさ……。」 キール「もう、誰にも嫌われたくないから、笑ってようって……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「キール。」 フォルテ「もう一度、1から始めよう。」 キール「え……?」 フォルテ「父さんのためでも、母さんのためでもなく、」 フォルテ「私たちがいま、一番に守りたいと思うもののために。」 フォルテ「心から、守りたいと思うもののために。」 フォルテ「1から――」 フォルテ「この位置から、もう一度。」 キール「…………。」 キール「……うん。」 バド「呪いはすっかり解けたみたいだナ。」 バド「あの二人には、もう必要ないってことカ。」 キール「レストくん。」 キール「……お姉ちゃんのこと、よろしくね!」 ヴォルカノン「よもや、このような美しい姉弟愛がこの世に存在していたとは……。」 ヴォルカノン「…う………。」 ヴォルカノン「うおおぉぉーーーーんっ!!」 ビシュナル「お二人の決意に……ひぐ……、僕、感動しました……っ!」 ビシュナル「僕も1から出直す気持ちで、頑張ろうと思います!!」 クローリカ「本当によかったです~。」 クローリカ「安心したら、ちょっと眠たくなってきちゃいました……。」 フォルテ「レストさん。ありがとうございました。」 フォルテ「今回の事件で、私は色々なことに気づかされました。」 フォルテ「でも、それを乗り越えられたのは、」 フォルテ「あなたが、私の隣にいてくれたおかげです。」 フォルテ「……ありがとう。」 レスト「どういたしまして。」 フォルテ「最後に1つだけ、訂正させてもらえますか?」 レスト「え?」 フォルテ「たとえ、あなたを失ったとしても、私はキールを守る。」 フォルテ「以前、私はそう言いましたよね?」 レスト「……はい。」 フォルテ「ですが……。」 レスト「あの、フォルテさん?」 フォルテ「あれは真っ赤なウソです。単なる強がりでした。」 レスト「え……?」 フォルテ「で、ですから、ここで訂正します。」 フォルテ「私は……あなたを失ってまで、何かを守ろうと思えないかも知れません。」 フォルテ「だから……。」 フォルテ「もう、何があっても、私からあなたを手放そうとは思いません。」 フォルテ「……い、以上です。」 レスト「…………。」 レスト「あの、今のって……。」 フォルテ「に、二度は言いません……。」 レスト「え?いや、あの……。」 フォルテ「そ、それでは!」 レスト「あ……。」 レスト「あの、フォルテさん――」 フォルテ「に、二度は言いませんから!」 レスト「あ……。」 結婚式
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リスト サブイベント イベント関係者(クローリカ、コハク、ダグ、フォルテ、アーサー、マーガレット) ドルチェ解放後(ドルチェ、ビシュナル) セルフィア:広場 2日目 3日目 4日目 5日目 翌日 セルフィア:広場 主人公「クローリカ!?」 主人公「だ、大丈夫!?」 主人公「寝てる……だけ……。」 主人公「はぁ……。」 主人公「クローリカ!起きて!」 クローリカ「ふぁっぁ!」 クローリカ「ビックリした……。」 主人公「ビックリしたのはこっちだよ!こんなところで寝ないでよ!」 主人公「倒れてるのかと思ったじゃない!」 クローリカ「広間の掃除が早く終わったからつい……。」 主人公「もう……しっかりしてよ……。」 クローリカ「むっ~……。」 クローリカ「……私だってしっかりしたいもん……。」 主人公「ん、どうしたの?」 クローリカ「なんでもありませ~ん。」 クローリカ「あっ……。」 クローリカ「そうだ……。」 主人公「どうしたの?」 クローリカ「いーだ。」 クローリカ「しっかりしてるレストくん(フレイちゃん)には内緒ですよ~~。」 クローリカ「私、しっかり……っとっと……。」 クローリカ「あぶない、あぶない。」 クローリカ「レストくん(フレイちゃん)には何も教えませ~んよ♪」 2日目 セルフィア:広場 到着前 ダグ「おう、レスト(フレイ)カ。悪ぃな、今日は用事があるんダ。」 クローリカ「ん~んふんふん~♪」 主人公「ずいぶん機嫌がいいなあ。」 コハク「今日はレストくん(フレイちゃん)も一緒なの~?」 主人公「??」 コハク「早く行こ~よ~。」 主人公「ど、どこに……?」 到着後 ダグ「さっ、はやく行こうぜ!」 コハク「はやく行こ~よ~~。」 主人公「みんなで集まって何してるの?」 クローリカ「『しっかり講習』に行くんです!」 主人公「『しっかり講習』??」 クローリカ「はい!」 クローリカ「私たち日頃ダメダメな生活を送っているので、」 クローリカ「どうやったらしっかりできるのかを聞きに行くんですよ~。」 主人公「3人で?」 クローリカ「ええ、私たち3人です。」 クローリカ「名付けて『しっかりトリオ』です!」 コハク「あたしは~クローリカちゃんと遊べるからだよ~。」 主人公「ダグは?」 ダグ「レディがオレを頼ってるのに断るわけにはいかねえじゃン。」 主人公「…………。」 クローリカ「まずはフォルテのところに向かいます!」 ダグ「フォルテのところだナ!よぉし! 行くゼ!!」 クローリカ「さ~、みなさん!フォルテのところへ行きましょ~♪」 コハク「わぁーーい♪フォルテちゃんのところに行くー♪」 フォルテの家の前 フォルテ「クローリカさんから家の前で待っててくれと言われたのですが……。」 フォルテ「何かあったのでしょうか?」 フォルテ「しっかりしたい……。」 フォルテ「なるほど。」 フォルテ「それでしたら運動がいいでしょう。」 フォルテ「体を鍛えれば自ずとしっかりしていきます。」 フォルテ「では、今からランニングに行きましょう!」 フォルテ「みなさん、私についてきてください!」 主人公(あれが『しっかり講習』?) フォルテ「私に出来る事なら何でも協力したいと思います。」 ダグ「ははは、結構楽しいゾ。この『しっかり講習』。」 クローリカ「はぁっ……はぁっ……。疲れました~。」 コハク「みんなでしっかりするの、楽しいね~♪」 セルフィア:広場 フォルテ「まだまだぁ!」 フォルテ「一振り一振りに魂をこめて!」 フォルテ「そこっ!わきが甘い!」 フォルテ「てやぁ!! とぉっ!」 ダグ「よっ! ほっ!」 ダグ「どうだ、オレの腕前なかなかだロ!」 クローリカ「えいっ! えいっ!」 コハク「えいっ♪とぉりゃー! あははー。」 3日目 セルフィア:広場 ダグ「おまえも案外抜けてるし、一緒に『しっかり講習』やったほうがいいゾ。」 クローリカ「あ、レストくん(フレイちゃん)。」 クローリカ「今日も『しっかり講習』やりますよ~。」 コハク「またみんなで遊ぶの~。」 クローリカ「今日も気合を入れていきましょ~。」 コハク「『しっかり講習』~。」 ダグ「どこ行くんダ?」 クローリカ「今日はアーサーさんのところに行きましょう。」 ダグ「おーヨ。」 コハク「いこー、いこー。」 ダグ「次はアーサーのとこカ。何すんのかネ?」 クローリカ「今日はアーサーさんのとこへ行きましょ~♪」 コハク「今日はアーサーさんのところ?何するのかな~。」 フォルテ「先日のクローリカさんたちには気迫がこもってましたね。」 フォルテ「あの様子ならすぐにしっかりするでしょう。」 フォルテ「あっ、別に、今しっかりしてないとかそういうことを言ってる訳じゃないですので。」 アーサーの執務室 アーサー「クローリカさんからお願いしたいことがあると言われたのですが、」 アーサー「私にできることだといいですね。」 アーサー「話はわかりました。」 アーサー「私の仕事を手伝ってみますか?」 アーサー「しっかりしてないとできない仕事だと思いますよ。」 ダグ「仕事すんノ!?」 クローリカ「手伝います。」 ダグ「まじデ!?」 クローリカ「まじです。」 コハク「おっしごと、おっしごと~♪」 アーサー「では書類をお持ちしますので少しお待ちください。」 アーサー「今配った資料にハンコを押してください。」 アーサー「簡単なお仕事ですが、大事なことです。」 アーサー「よろしくお願いしますね。」 主人公「みんな何してるんですか?」 アーサー「私の仕事を手伝ってもらっているんですよ。」 主人公「…………。」 コハク「あはは~♪」 主人公「…………。」 主人公「ダグは?」 アーサー「さっき外に出て行きましたよ。」 主人公「…………。」 主人公「本当に手伝ってるんですか……?」 アーサー「みなさんなりにがんばってるじゃないですか。」 アーサー「いいことです。」 クローリカ「今日はありがとうございました~。」 アーサー「こちらこそ仕事を手伝っていただき、ありがとうございます!」 クローリカ「一度、外にでましょうか。」 クローリカ「ダグ君、コハクちゃん、外に集合ですよ~。」 コハク「はーい。お外、お外~~♪」 ダグ「外で話すノ?ここでもいいんじゃねーノ?」 アーサー「クローリカさんたちのお役に立てたようでなによりです。」 アーサー「それに手伝っていただけて、私も助かりましたよ。」 クローリカ「うん、私たちしっかりやれてますね~。」 コハク「やれてる、やれてる!」 クローリカ「また次もよろしくお願いします。」 ダグ「なぁ~、もっと楽しいことしようゼー。」 クローリカ「私は楽しいですけど??」 ダグ「そうですカ……。」 主人公「最近がんばってるね。」 クローリカ「そんなことありません。」 クローリカ「……私はもっとがんばらないと。そのためにこの町に来たんです。」 主人公「何かあったの?」 クローリカ「……なんにもありませんよ。」 主人公「でも、どこか思い詰めた顔してるよ。」 クローリカ「そんなことないですよ。」 クローリカ「この性格を直さないといけないって話ですし。」 クローリカ「だってそうじゃないと……。」 クローリカ「…………。」 クローリカ「……だらしないじゃないですか。」 クローリカ「もっとしっかりしないと。」 クローリカ「…………。」 クローリカ「うん、しっかりしますよ~。」 コハク「毎日クローリカちゃんとダグくんと遊べて楽しいな~。」 コハク「レストくん(フレイちゃん)も一緒に遊べばいいのに。」 ダグ「いよいよ大詰めって感じだナ。どうだ、オレも変わったロ?」 変わった!・全然・次は何するの? ▼変わった ダグ「だっロー!よくわかってんじゃねーカ!」 ▼全然 ダグ「……全然……だト……。」 ダグ「お、おまえ、いったい、どこに目つけてんダ……。」 ▼次は何するの? ダグ「おい、人の話を聞けヨ。」 4日目 セルフィア:広場 アーサー「クローリカさんたち、今日もがんばってるみたいですね。」 アーサー「私もたまには仕事が早く終わるようにがんばらないといけませんね。」 ダグ「これで3回目、カ?早いもんだナ。」 クローリカ「『しっかり講習』も板についてきましたね~。」 コハク「今日もみんなで遊ぶんだよ~。毎日楽しいな~。」 コハク「今日はどこ行くの?」 クローリカ「メグのところに行きますよ~。」 ダグ「あいヨ。」 コハク「いこー、いこー。」 ダグ「マーガレットの家で何すんダ?まさか……勉強じゃないよナ……。」 クローリカ「メグのレッスンでしっかりものになりますよ~。」 コハク「メグちゃん家に遊びに行くんだ~。」 マーガレット「クローリカたちのウワサ聞いた?なんでもしっかりしたいんだって。」 マーガレット「何を教えたらいいかな。」 マーガレットの家 主人公(クローリカたちはここにいるって言ってたかな。) マーガレット「ウワサは聞いてるよ。」 マーガレット「色んなとこで勉強してるみたいだね。」 コハク「は~い!」 クローリカ「私たち、しっかりしたいんです!」 マーガレット「うん、私に任せて!」 マーガレット「じゃあさっそく、リズム感覚を養うレッスンをするよ。」 コハク「リズム?」 マーガレット「うん。」 マーガレット「リズムはね、音楽にも必要だけど生活においても重要なんだ。」 マーガレット「規則正しく寝るとか、朝昼晩きちんとご飯食べるとか。」 マーガレット「そういった正しいリズムを見につければしっかりできるんだよ。」 コハク「よくわかんないけど、メグちゃんすご~い!」 マーガレット「よし、それじゃあさっそくレッスン開始!」 マーガレット「ミュージック、スタート!!」 マーガレット「私のあとについてきてね♪」 マーガレット「はい!」 マーガレット「ん~いいよ~。」 マーガレット「次は難しいから、ちゃんとついて来てね。」 マーガレット「はい!」 マーガレット「ブーラボォーーーー!!」 マーガレット「まだまだいくよーー!」 主人公(これが……しっかりするための講習なの……?) マーガレット「うんうん!」 マーガレット「みんなすごくよくなったよ。」 コハク「楽しかった~♪」 ダグ「つっかれター。」 マーガレット「明日からはリズムよく生活してね。」 クローリカ「は~い。」 クローリカ「ありがと~ございました~。」 マーガレット「私の教えたことがクローリカたちの役に立つといいな。」 ダグ「目が……回ル……。」 クローリカ「リズムにのって、ワン、ツー。ワン、ツー……。」 コハク「あはは~♪クルクル~~~♪」 雑貨屋前 ダグ「まだ続けるのカ?」 ドルチェ解放前 《講習終了へ飛ぶ》 ドルチェ解放後 クローリカ「はい。」 クローリカ「次で最後です。」 ダグ「次が最後、カ。」 ダグ「よくわからん講習だったけど、次で最後となると結構さみしいナ。」 クローリカ「そうですね。」 クローリカ「私たちしっかりしてきてますよね?」 ダグ「おオ! そりゃもちろン。」 コハク「そうだよ~。」 コハク「クローリカちゃんしっかりしてるよー♪」 クローリカ「……ありがと~ございます。」 クローリカ「いよいよ最後です……。」 クローリカ「フレイちゃん。しっかりした私を見てくださいね。」 コハク「さいごかあ~。ちょっとさびしいな~。」 ダグ「次で最後かア。長いようで短かったナ。」 ダグ「たぶん、今のオレはおまえよりしっかりしてるゼ。」 5日目 ドルチェ「クローリカたちのこと話には聞いてるけど、私が教えるのは……。」 ドルチェ「今からでも断ろうかな。」 ダグ「最後だからいつも以上に気合いをいれてくゼ!!」 ダグ「おっしゃああアアア!!!」 クローリカ「今回で最後です。」 クローリカ「なごりおしいですが、精一杯がんばりますよ~。」 コハク「今回でお終いなの……。」 コハク「でもでも!」 コハク「みんなと遊べてすーっごく楽しかったの!」 コハク「最後はどこ行くの~?」 クローリカ「ドルチェのところに行きます。」 ダグ「ほいほイ。」 クローリカ「みなさん……これで最後です。気を引き締めて臨んでください~!」 ダグ「おウ!」 コハク「はーい!」 クローリカ「では、出発!」 コハク「しんこー♪」 ダグ「うおおおおおおおおオオオ!!」 コハク「ルーちゃんのところへ行くのー。」 クローリカ「最後だからこそ――」 クローリカ「私、がんばります~!」 住宅街 クローリカ「ドルチェ、教えてください!!」 ドルチェ「でも……私に教えられることはないよ。」 クローリカ「そんなことありません!」 クローリカ「お願いします!ドルチェ……いえ――」 クローリカ「ドルチェ先生!」 ドルチェ「先……生……?」 コハク「先生ー!」 ダグ「お願いしまス!」 クローリカ「どうしたらしっかりできるか、教えてください!」 ドルチェ「…………。」 ドルチェ「先生……。」 ドルチェ「ふうん……。」 ドルチェ「わかったわ……。」 ドルチェ「先生が教えてあげる。」 ダグ「おオ。」 コハク「わーい。」 クローリカ「ありがと~ございます!」 ドルチェ「しっかりするには何事にも冷静に対処できなきゃダメ。」 ドルチェ「例えば――」 ピコ『ルーちゃーーーん!!』 ピコ『ここにいたのね!!』 ピコ『探しました…………―― ピコ――わぁぁーーーー!!!!』 ドルチェ「こんな風に。」 ドルチェ「さ、やってみて。」 ダグ「やってみてって、誰にすりゃいいんダ?」 クローリカ「ビシュナルくん!」 クローリカ「ちょっと来てくれませんか?」 ビシュナル「?」 ビシュナル「はぁーい。」 ビシュナル「なんでしょう?」 ドルチェ「みんなの練習相手になって。」 ビシュナル「練習相手って?」 ドルチェ「やられて。」 ビシュナル「やらっ!?」 クローリカ「よろしくお願いします~。」 ビシュナル「ええっ!!!」 ドルチェ「みんなしっかりしてきたわ。」 クローリカ「ありがとうございます。ドルチェ先生のおかげです。」 コハク「先生、ありがとね~。」 ドルチェ「お礼はいいわ。」 ドルチェ「……わたしも楽しかったから。」 ビシュナル「僕は大変でした……。」 ドルチェ「ご苦労様。病院に行きましょう。」 ビシュナル「トホホ……。」 講習終了 クローリカ「これで……『しっかり講習』はお終いです。」 ダグ「……ついにやり終えたのカ。」 クローリカ「ええ……。」 ダグ「ひゃっホー!」 コハク「あたしたちがんばったね!」 クローリカ「はい……。」 ダグ「なんか普通だナ?」 ダグ「ここまでやったんダ!もっと喜ぼうゼ!!」 クローリカ「……私、ほんとにしっかりしたのでしょうか。」 ダグ「オイオイ、なに言ってんダ。」 ダグ「胸を張れよ、クローリカ!」 ダグ「おまえはオレたちのリーダーだロ!」 コハク「大丈夫だよ!」 コハク「クローリカちゃんはしっかりものだよ!」 コハク「前とオーラが違うもん!」 クローリカ「私……成長できたんですね。」 ダグ「あア。」 クローリカ「ふふ……よかった~。」 コハク「うん! うん!」 ダグ「当然、オレたちも成長したゼ。」 クローリカ「2人とも付き合ってくれて、ありがとうございます~。」 クローリカ「3人だからここまで来ることが出来ました!」 ダグ「テレるナー。」 コハク「クローリカちゃんにホメられた~。」 クローリカ「しっかりトリオは解散してしまいますが……。」 クローリカ「私たちは永遠に不滅です!!」 ダグ「オー!」 コハク「フメツー!」 クローリカ「お互い、これからももっとがんばりましょう。」 ダグ「ああ、楽しかったゼ。」 コハク「まった、遊ぼうね~♪」 ドルチェ解放後 クローリカ「ドルチェ先生のところで勉強してきましたよ~。」 クローリカ「なんだか自分をまとうオーラが違うような感じがします~。」 クローリカ「レストくん(フレイちゃん)にもわかりますか?」 わかる・わからない・オーラ……? ▼わかる クローリカ「レストくん(フレイちゃん)にもわかりますか……。」 ▼わからない クローリカ「レストくん(フレイちゃん)にはちょっと早かったですかね~。」 クローリカ「一緒に講習を受けた方がよかったんじゃないですか?」 ▼オーラ……? クローリカ「ええ、オーラです。」 クローリカ「見えませんか~?この輝きが。」 主人公「おおぉ……。」 主人公「……いや、見えません。」 クローリカ「あら~?」 ドルチェ解放後 ビシュナル「なんで殴られたんでしょう……。」 主人公「災難だったね。」 ビシュナル「はっ!?」 ビシュナル「実はこれって執事にとって重要なことなんじゃないですか?」 ビシュナル「どんなことがあっても堪え忍ぶ……。」 ビシュナル「執事にとって重要なことですよ!」 ビシュナル「クローリカさん!ありがとうございます!!」 主人公「え、ええ……。」 ドルチェ「私が指導したからクローリカ、しっかりしたはず。」 共通 コハク「どうどう?しっかりしたでしょ~♪」 してるね・してないよ・私のほうが…… ▼してるね コハク「えへへ~。みんなで講習したからだよ~。」 ▼してないよ コハク「えー!しっかりしたもん!」 ▼僕のほうが…… コハク「レストくん(フレイちゃん)もしっかりしてるの?」 主人公「うん!」 コハク「すごーい! すごーい!フレイちゃん、すごーい!」 ダグ「昨日とは違う世界が見えル……。これは『しっかり講習』の成果なのカ……?」 主人公「ダグ、しっかりして。」 翌日 クローリカ「ふぁあああ……。」 クローリカ「はっ!?」 クローリカ「あ、あああ、あくびなんてしませんよ!?」 クローリカ「私、しっかりしたんですから、あくびなんてしませんよ~。」 セルフィア:広場 主人公「クローリカ!?」 主人公「寝てる……だけ……。」 主人公「はぁ……。」 主人公「講習したけど、結局変わってないのね。」 クローリカ「ふふ……zzz……。」 クローリカ「私~……しっかりしましたよ~……。」 クローリカ「zzz……。」 主人公「まっ、クローリカらしくていいよね。」 クローリカ「ふふん、どう~ですか?」 クローリカ「私、しっかりしたでしょう。」 クローリカ「もうしっかりしてないなんて言わせませんから~。」 コハク「3人で遊ぶの楽しかったな~。」 コハク「今度はフレイちゃんも一緒に遊ぼうよ。」 ダグ「しっかりして、オレのすばらしさにみがきがかかったワ。」
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登録日:2011/02/24(木) 23 52 03 更新日:2024/06/15 Sat 03 25 40NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2011年 PS3 RF Wii オーシャンズ ゲーム スタイリッシュ弾幕農夫アクション ネバーランドカンパニー マーベラス ルーンファクトリー 十股 声優 新牧場物語 牧場物語 私、精霊魔法って好きだよ 大海原と自然に満ちた牧場生活―― 2011年2月24日にマーベラスエンターテイメントにより発売された、ルーンファクトリーシリーズの5作目。 PS3とWiiのマルチだが、内容にほとんど差はない。(Wiiに合わせてあるので、PS3版の方がグラフィックが綺麗とかそういうのはない)。 Wiiではフロンティアに次いで2作目、PS3では唯一のRFシリーズである。 また、4SPがPS4に移植されるまで、唯一のソニーハード製RFでもあった。 フロンティアのようなグラフィックで、3のようなアクションをする。 ノーラッド王国やゼークス帝国を離れた大海原が舞台となっており、農業要素も簡略化されているなど、シリーズ全体としては外伝的な色が強い。 また、シリーズ初の女性主人公を採用しているが、選択可能になるのはメインストーリー終了後であったり、ヒーロー候補が3人しかいない(ヒロイン候補は10人)など、まだ試験的な段階。 最初から女性主人公を選べ、扱いの男女差がないのは4になってからである。 ★あらすじ フィーニス島に住むアースマイトの少年アゼルと、その幼馴染の少女ソニア。 ある日二人は光に巻き込まれ、見知らぬ場所へと転移してしまう。その際、ソニアは身体を失い精神がアゼルの身体に同居してしまう。 しかもそこは、フィーニス島であったが自分達の知るそれとは違う異世界であった。 ★大きく変わったシステム 立ち絵 └2Dのキャライラスト(バストアップグラフィック)ではなく、3Dのモデルが直接動く。ファンからは賛否両論である。 ジャンプ └読んで字の通り、ジャンプが可能になった。二段ジャンプも可能。そのためダンジョンではジャンプを使わないと越えられない部分もある。 カメラ視点切替 └従来のは固定であったが、今回は切り替えられる。左下のレーダーも合間って、手前からの敵にも気付けるようになった。 農業 └今作では自分で作物を育てる農業はなく、サルベージした島に精霊魔法を使って作物が芽吹くようにする(管理はモンスターに任せられる)…と簡略化された形になっている。 他の作品が農家ならさしずめ地主といったところか。 巨人ユミル └巨人に乗って海上を冒険できる。島を海中からサルベージし、海図を広げていくのが今作のメインとなる。 また、巨人に乗っている間に巨大なモンスターと戦闘になる場合も。 武器 └3より双剣が引き続き登場。冒頭のイベントでアゼルが装備していることもあり、今作では初期装備のイメージが強い。 3では盾が使えなくなるのが欠点であったが、今回は元々盾なんてないので結構強い。 また、片手剣に代わり『居合刀』が登場。素早くて癖もなく、非常に使いやすい日本風味の武器である。 ★登場人物(青は男、赤は女) 主人公 ●アゼル(CV.沢城みゆき) 記憶喪失ではない初の主人公。歴代の主人公が優男ばかりだったのに対し、やけに男らしい。 口調は荒いが、年上や目上の人に丁寧語が使える程度の分別はある。 「諦めてたまるかぁッ!」 ●ソニア(CV.清水愛) シリーズ初の女主人公。ではあるが先述の通り選べるようになるのは相当後。それまではアゼルの身体に同居しており色々と呟いてくれる。 ちょっと感性にズレが…… 「そろそろお昼だねー」「3時だよー」「私、精霊魔法って好きだよ」 ヒロイン ●リリ(CV.井上喜久子) 宿屋兼酒場『シスターズ』の長女。おっぱいが大きいほんわかおねいさん。永遠の17歳(中の人的な意味で)。どっかで聴いた事のある曲を演奏してくれる。 よく何もないところで転ぶドジッ娘で料理の腕が壊滅的。 ●オデット(CV.浅野真澄) 『シスターズ』次女。一番初めに会う人物で、珍しき常識人。アゼルとソニアに家を提供してくれる。姉とは違い料理はプロフェッショナル。 顔と腕に大きな傷があるが…? ●アイリス(CV.花澤香菜) 『シスターズ』三女。内気で照れ屋なナースで教会に務めている。出会った直後からアゼルに一目ぼれしているチョロイン。 ●エレクトラ・ハッタイン・ヴィヴィアージュ(CV.丹下桜) おなじみヴィヴィアージュ家のお嬢様。なのだが家が没落しておりアルバイトで家計を支えている。 元々掃除好きでもあり、見た目もあって傍目にはメイドさんにしか見えない。 ●メルプリン(CV.広橋涼) ハッタインに仕えるメイド。シリーズ初登場のダークエルフでもある。冷たい口調だが根は優しい典型的ツンデレ。 エレクトラがメイドの仕事を取ってしまうせいでやることが無くなるのが悩みの種。 ●セーラ(CV.水沢史絵) 雑貨屋の女の子。ボーイッシュでサバサバ系。よく店番をビスマルクに任せて自分は遊んでいる。 「にゃはは♪」 ●エレナ(CV.伊藤かな恵) 鍛治屋のゴーレム職人。こちらもサバサバ系。ロリ体型で身長が小さいことを気にしている。 ゴーレム職人としての腕は相当だが、ユミルに対しては異様に執着しており、何かと分解したがっている。 シスコンな兄にうんざりしているようだが、兄の方のイベントではなんだかんだこっちもブラコン気味な面を見せる。 ●パンドラ(CV.田村ゆかり) 世界征服を目論む魔王…だったが石化魔法に失敗して海中に沈んでいたところをアゼル(とソニア)にサルベージされ復活した。 未だに世界征服を考えてはいるものの、可愛い物やおもちゃが好きなロリババア。精神的にはキルトやニットと同レベル。 ●命(みこと)(CV.小林ゆう) 島の平和を守る侍であり、侍とは何かを常に模索している。剣の腕も一級品。 島の住人からは男性だと思われているが…というより本気で男性だと思っていたプレイヤーがいるのだろうか? ヒーロー ●ジョー(CV.小西克幸) トレジャーハンターを目指すアフロ野郎。心身共に中々のナイスガイではある…のだが楽しいことが大好きでガキっぽい面も見られる。 ●ジェームス(CV.吉野浩行) 貿易商でエレナの兄。普段はいい奴だが妹の事になると暴走しがち。 ●ビスマルク(CV.速水秀之) 内気メガネの少年。姉のセーラが店番をサボるので困っている。 その他の登場人物 ●バッカス(CV.宮崎寛務) ジョーの祖父で元冒険者。大の酒好き。 ●ボナパルト・ハッタイン・ヴィヴィアージュ(CV.藤本たかひろ) ヴィヴィアージュ家の党首で島の代表。財宝を求めて裏庭を掘り続けている。 ●グレー(CV.山中真尋) 教会の神父さん。身体は男性だが心は乙女。要するにオカマである。 ●キルト(CV.藤田咲) 教会に住む孤児の一人。元気っ娘でニットに対しては姉ぶっている。 ●ニット(CV.水沢史絵) 教会に住む孤児の一人。大人しい男の子。 ●ジャスリン(CV.斎藤楓子) 考古学者の女性。木曜日と祝日の2回だけ島を訪れる。 残念ながら人妻(かつ2児の母)なので攻略しようがない…。 ●ゴブリン隊長(CV.かぬか光明) 自称「新鋭気鋭の海賊団」ゴブリン海賊団の隊長。小悪党だが、子分からの信頼は厚い。 ●仮面の男(CV.斎藤楓子) アゼル(とソニア)の前に現れる謎の男。その正体は…? ゲストキャラクター いずれもフロンティアからの出演となっている。 ●アネット(CV.阿澄佳奈) 毎月4日にやってきて郵便を配達してくれる。 ●タバサ(CV.佐藤朱) ヴィヴィアージュ家絡みのイベントで登場。 ●キャンディ(CV.今野宏美) スピリットの研究のために現れる。 追記・修正は「諦めてたまるかぁッ!」と叫びながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 なんて愛のない項目だ -- 名無しさん (2014-06-04 20 52 47) 内容が薄いというか、勢いで書きなぐったって感じだな なんとか編集したいところだけど自分も内容はもうあんまり覚えてないんだよな…… -- 名無しさん (2016-10-09 15 57 29) 5前の予習で過去作やってるからとりあえずレベルで書き直したよ。 -- 名無しさん (2021-05-02 11 09 02) 名前 コメント
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お祭り:夏の野菜大会 ヒロイン候補全員 ヒーロー候補全員 ルール説明 コンテスト ヒロイン候補全員 プリシラ「毎日暑いね〜。みんな、体調壊してない?」 フーカ「エルシェ、ガウガウガガウ。(エルシェ、あんまりゴハンたべない)」 ベアトリス「まあ、それは大変です。」 フーカ「ガウガガウガウ、ガウガウガウ。(ゴハンつくるの、めんどくさいって)」 ルーシー「それはいつものような……!」 スカーレット「暑い時には、あえて熱いものを食べるのもオススメですよ。」 スカーレット「例えば熱い天ぷらなど……。」 ルドミラ「ふわあ〜! じゃあじゃあ、アツアツの焼きドクニジマスとかがイイのね!?」 スカーレット「いえ、毒があるものは……。」 ルドミラ「煮えたぎったカレーとかぐつぐつの寄せ鍋とか!」 スカーレット「寄せ鍋!?」 プリシラ「あ、寄せ鍋なら今ウチに材料あるよ!」 ルーシー「よーし、じゃあ今日は寄せ鍋パーティーだ!」 スカーレット(い、言えない……! 寄せ鍋はニガテだなんて……!) ヒーロー候補全員 ルール説明 「夏の野菜大会の、作品を受付中だ。」 「夏の野菜大会の、ルールを確認するか?」 ルールを教えてください・優勝候補は?・大丈夫です ▼ルールを教えてください 「夏の野菜大会のルールを説明するぞ。」 「それぞえが、作物を作って、出来ばえを競うんだ。」 「審査の基準は、作物のレベルや、育てた日数、その作物が旬のものかを見る。」 「参加したかったら、私に、作物か、草花を渡してくれ。」 「以上だ。」 コンテスト 「この作品で、大会に参加するんだな?」 -参加できないものを渡した場合 「これでは、大会に参加できないぞ。」 「大会に出たいなら、作物か、草花を私に渡してくれ。」 はい・いいえ ▼いいえ 「そうか。気が変わったら、作品を渡してくれ。」 ▼はい 「それでは、これより、夏の野菜大会を開始する。」 「それでは、いよいよ最後の作品だ。」 「アレス(アリス)の〇〇!」 「どれどれ……。」 野菜大会評価 「コホン。では本日のメインディッシュ、アピールタイムの始まりだ!」 「アレス(アリス)、準備はいいか?」 もちろん!・アピールって? ▼アピールって? 「ん?言ってなかったか。」 「では簡単に説明しよう。」 「これから観客のみんなに向けて自分の作品をアピールするんだ。」 「相手の質問に合わせてうまくアピールするんだぞ。」 「わかったかな?」 ▼もちろん! 「良い返事だ!」 「ではアレス(アリス)から何か一言!」 気合い十分です!・優勝目指します!・が、がんばります 野菜大会のアピール 「よーし、質問はそこまで!」 「これで全員の審査が終わったな。結果を集計するから、少し待っていてくれ。」 「結果が出たようだな。それでは、発表する!」 「まず、第3位!」 「続いて、第2位!」 「では、最後。みんな待ちかねているだろう。」 「今回の夏の野菜大会の、優勝者は……」 入賞コメント 歓声 入賞しなかった場合 「ちなみに、アレス(アリス)は、〇〇票だったぞ。」 「皆、よくがんばったな。賞品は忘れずに持って帰るように。」 「それでは、解散だ。お疲れ様。」
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コハク 優勝した時 お料理大会 豆まき大会 大漁釣り大会 モコモコ感謝祭 春の野菜大会 湖開き せまるカブ祭り 大物釣り大会 ほたるび祭り ペット大会 夏の野菜大会 大食い大会 バレンタイン 色々釣り大会 鍛治と装飾大会 ホワイトデー 秋の野菜大会 カブ合戦 クイズ大会 イカ釣り大会 聖夜祭 冬の野菜大会 大晦日 元日 優勝した時 「お祭りで優勝したの!」 おめでとう・ありがとう ▼おめでとう 「どういたしまして♪」 「あ、じゃなくって、ありがとうなの♪」 ▼ありがとう 「どういたしまして♪」 「……あれ?」 お料理大会 前日 「お料理大会があるの!」 「明日だって!楽しみだねえ。」 当日 「今日はお料理大会なの。」 「あたしはピンクキャットが好きなの♪」 主人公「それ、料理じゃないよ……?」 当日(お祭り終了後) 「今日、旅人さんが言ってたの。」 「お花をおいしいって言ってる人に会ったことがあるって。」 「コハクも会ってみたいなあ。ちょっと話があいそうなの♪」 豆まき大会 前日 「明日は豆まき大会だってー。」 「うん。たのしみなの♪」 当日 「今日は豆まき大会なの(ぼりぼり)」 「おいしいよ?」 当日(お祭り終了後) 「うーん……。ちょっと食べ過ぎたの。」 主人公「……何を?」 大漁釣り大会 前日 「明日は大漁釣り大会だよねえ。」 「……はあ。」 当日 「お魚は苦手なの。」 「……おっかないの。」 当日(お祭り中) 「あのにごった目がコワイ、ぬるっとした感触がコワイ……。」 「や、やられるまえに、やらないと!?」 当日(お祭り終了後) 「あー……。」 主人公「た、魂ぬけてるね……。」 モコモコ感謝祭 前日 「明日は、モコモコ感謝祭ですってー。」 「……エっちゃんのマネ。似ないの。」 当日 「あのモコモコの毛は、ソフトクリームになるんだよ。」 「……という願望なの。」 当日(お祭り終了後) 「いっぱいたたかれて、モコモコさん幸せそうだったねー。」 「……あのモコモコさんは、変態さんなの。」 春の野菜大会 前日 「明日は春の野菜大会だね。」 「……でも、春先はオナカがすくよねえ。」 当日 「ぐんぐんグリーン。」 「ぐんぐんグリーン。」 「ぐんぐん――」 主人公「もう止めてあげて!」 当日(お祭り終了後) 「やさいって、食べられる植物のことかなあ。」 「だったら、お花も含まれるはずだよねえ。」 湖開き 前日 「空を飛ぶのも好きだけど、水の中を泳ぐのも得意なの。」 「水陸両用なの。」 主人公「どこで覚えたの、その言葉……?」 当日 「ねえ、レストくん(フレイちゃん)。みずみずしい?」 「エっちゃんがね、今日のあたしがそうなんだって。」 せまるカブ祭り 前日 「レストくん(フレイちゃん)は、マトです。」 主人公「え?」 「どーんっ!」 主人公「うわあ!?な、なに!?」 当日 「まと当たり~!」 主人公「うわあ!?」 「ん? これは当たってるんじゃなくて、しがみついてるの……。」 当日(お祭り終了後) 「じゃじゃん。(もぐもぐ)」 「あたしは何をしてるでしょう?(もぐもぐ)」 なんか食べてる・なぜか寝てる ▼なんか食べてる 「大当たり~。で、優勝なのー。」 主人公「わ、分かったから、頭をなでるのはちょっと……。」 ▼なぜか寝てる 「あー、まったく的外れだったねえ……。」 主人公(なんて残念そうな目……。) 大物釣り大会 前日 「大物釣り大会……。」 「おっきな……おさかな……?」 当日 「おっきな魚を釣った方が勝ちなんて……。」 「ゆーうつなの。考えた人間をゆるしがたいの。」 当日(お祭り中) 「くるなー!」 主人公「ええ!?」 当日(終了後) 「はー、こわかった……。」 「…………。来年もがんばろう。」 ほたるび祭り 前日 「明日はホタルちゃんのお祭りなの。」 「たのしみだねえ。」 当日 「ホタルちゃん、たのしみだねえ。」 「早く夜にならないかなあ。」 当日(18時以降) 「ホタルちゃんって、光でおしゃべりしてるみたいなの。」 「一緒にあそぼうって。ね?」 当日(21時以降) 「ホタルちゃんたちと たくさん遊べて楽しかったの。」 「また来年だね。」 ペット大会 前日 「森のお友達にお手紙を出しておいたの。」 「明日はペット大会だからねぇ。」 当日 「ペットって仲良しのことだよね?」 ドルチェ解放後 「ルーちゃんも「ピコのことよ」って言ってたの。」 当日(お祭り終了後) 「今日はまたお友達がたくさん増えたの♪」 「みんなかわいかったねえ。」 夏の野菜大会 前日 「夏のやさい。夏の食べられる植物……。」 「…………。」 当日 「この時期は鉄千輪が痛いの。」 「ものすっごく痛い!とてつもない!」 当日(お祭り終了後) 「熱が入ると、言ってることがおかしくなるの。」 「自覚はしてるけど、なおす気はないよ?」 大食い大会 前日 「明日のために、おなか、あけておくの。」 「パカっとねー。」 主人公(……空ける違いだ。) 当日 「今日は大食い大会だよ!ウデがなるの。」 「あ、でも、使うのはオナカだから、オナカがなるなあって言うべきかも。」 「......まあ、めんどうだから、どっちでもいいの。」 当日(終了後) 「おつかれさまー。そういえば、胃はムカついてるの?」 ぜんぜん ・ 少し…… ▼ぜんぜん 「そっかー。」 ▼少し…… 「ホントに!?どこがどんな風にムカついたの!?」 バレンタイン バレンタインデートはこちら 前日 「明日はバレンタインなの。」 「主人公くん(フレイちゃん)は、なにか用意してそうなの。」 主人公「え?」 「なんとなくだけどねー。」 恋人時・結婚時 当日 仲良し度低 「あ、レストくん(フレイちゃん)にもあげるの。」 「はい。クッキー。」 「お世話になってる人、みんなにプレゼントしてるの♪」 仲良し度高 「あ。 レストくん(フレイちゃん)発見なの。」 「はい、プレゼント。」 主人公「え? あ、ありがとう。」 主人公「これ、クッキー?」 「うん。 本命? だよ。」 主人公「え? どっち……?」 「それじゃあまた、なの♪」 話しかける 「今日は作ったクッキーを、 いろんな人にばらまく日だって聞いたの。」 「みんな、 おいしく食べてくれるといいねえ。」 レスト(フレイ)でクッキーを渡す 「これ、 クッキーなの。」 「くれるの? バレンタインだから?」 うん・バレンタインだからじゃないけどね ▼うん 「ありがとう! うれしいの♪」 ▼バレンタインだからじゃないけどね 「そっかあ。」 「でも、うれしいの。ありがとう!」 色々釣り大会 前日 「明日は色々釣り大会。」 「明日は色々釣り大会。」 主人公(なんで2回言ったんだろう……) 当日 「目もつぶって釣れば、魚も怖くないの。」 「……分かってるの。そんなこと無理だって。」 当日(祭り中) 「きゃっち!」 主人公「わあ!?」 どうしたの? ・ 魚ほしいの? ▼どうしたの? 「……フィ、フィッシュ!?」 主人公「……?」 ▼魚ほしいの? 「りりーすっ!!」 当日(終了後) 「お魚はコワイけど、」 「でも、みんなが楽しそうにしてるのは好きなんだよねえ。」 「……中間管理職的な板ばさみなの。」 鍛治と装飾大会 前日 「明日は鍛治と装飾大会だねえ。」 「なにを作ろうかなあ……。」 エルミナータ「助手としてふさわしいものを期待するわよ、コハク君!」 エルミナータ「たとえば難事件とかね!」 当日 「今日は鍛治と装飾大会。作ったものを発表する日なの。」 「あ、そういえば。」 「真実は探偵が作り出すものよ、ってエっちゃんがいってたよ?」 当日(お祭り終了後) 「いい発表会だったねえ。」 エルミナータ「これで優勝作品が消えてたら、最高だったわね!!」 主人公「…………。」 ホワイトデー ホワイトデーデートはこちら 前日 「明日はホワイトデーで、男の人は準備に忙しいって聞いたの。」 「そうなの?」 当日 「今日は男の人に、何かもらえるかもしれない日みたいなの。」 「あたしも何かもらえるかなあ。」 レスト(フレイ)でクッキーを渡す 「あ、クッキーだ!」 「どうしたの?これ?」 単なるプレゼントだよ・ホワイトデーだから…… ▼単なるプレゼントだよ 「そっかあ。」 「うん。ありがとー。」 ▼ホワイトデーだから…… 「そっかあ……。」 「……にへへ。ありがと!」 秋の野菜大会 前日 「秋の野菜大会。」 「…………。答えは明日でるの。」 当日 「トウモロコシ!キミに決めたの!!」 「……いただきます!」 当日(お祭り終了後) 「……ごっくん。」 「くいはないの。」 主人公「食べたの?」 カブ合戦 前日 「明日はウデがなるの。」 「昨日はカタ、コシもなったの。」 主人公「え……?」 当日 「ふふふ……。今日はあたしの、ウデの見せどころなの。」 「ごうそっきゅうっ!」 主人公(……チェンジアップ。) or 主人公(……スローカーブだ!?) or 主人公(……ナックルボール!?) 当日(お祭り終了後) 「ごうそっきゅうっ!」 主人公(……チェンジアップ。) or 主人公(……スローカーブだ!?) or 主人公(……ナックルボール!?) クイズ大会 前日 「明日はクイズ大会なの。」 「正解は探偵が作るものだってエっちゃんが言ってたの。」 当日 「クイズ大会は、助手さんが正解してもいいの?」 「……むずかしいもんだいなの。」 当日(終了後) 「世界的に有名な助手さんは、正答率ほぼ0パーセントってウワサがあるの。」 「ある意味すごいの。」 イカ釣り大会 前日 「明日はイカ釣り大会ですね。」 「とっても楽しみです。」 主人公「……誰!?」 当日 「イカ釣り大会だねえ。」 どうしたの?・イカは平気なの? ▼どうしたの? 「明鏡止水なの。」 ▼イカは平気なの? 「平気じゃないねえ。」 主人公「……あれ?」 当日(お祭り中) 「今日は心が穏やかです。」 「……ね?」 主人公「……だ、大丈夫?」 当日(お祭り終了後) 「メグちゃんが同志だったの。」 主人公「え?」 「でも、苦手なのはイカだけだったの。短いつきあいだったの……。」 聖夜祭 前日 「明日は聖夜祭なの。」 「冬は空気がすんでるから、星もきっとよく見えるの。」 「…………。……でも、寒いのは勘弁なの。」 当日 「ううう……。ささ、さささ寒いの……。」 当日(19時以降) 「おおお星サマにお願いに行こうととおもってたたのに……!」 「ささすがにこの寒さはげげ限界なのの……!」 当日(21時半以降) 「冬が終わりますように冬が終わりますように 冬が終わりますように冬が終わりますように」 冬の野菜大会 前日 「明日はなにを持っていこうかなあ。」 当日 「大根を見て、足みたいだって言ったら、」 「エっちゃんが激怒したの。なんで?」 当日(お祭り終了後) 「大根を見ると、やっぱり足を思い出すの。」 「オークさんとかの。」 大晦日 前日 「昔から、思ってたことがあるんだけどね。」 「終わりって、とまることじゃないの?」 「じゃあ、一年の終わりにはなにがとまるんだろうねえ。」 当日 「とまるってことは、戻れないってことだよねえ。」 「じゃあ、時間はいつも、流れてるのにとまってるの?」 「今年一番のナゾなの。」 元日 当日 「昨日はご飯を食べたらいけない日だったみたいなの。」 「……ハチミツは、飲み物だからノーカウントかな?」
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ノエル ノエル(ルーナ) 通常会話でっかいドラゴンさん せなかに ヒコウセンがほしい 昨日ね、パパといっしょに ベンキョウ パパ(ママ)はなにしてる人 つり セイギの味方(ノエル限定) おヒメさまに(ルーナ限定) あれ 毎日ありがと おしごと? どうしてケッコン おおきくなったら ごキゲン はやく バドおじさんに 空って おなか おばあちゃんのお手伝い いっしょに なにして 湖/お風呂水に どれくらいおよげるの はいらないの? 通常会話 でっかいドラゴンさん 「でっかいドラゴンさん、あってみたいなあ。」 せなかに 「ドラゴンさん、かえってくるってホント?」 「せなかにのせてほしいな~。」 ヒコウセンがほしい 「パパ(ママ)ー、ぼく(わたし)ヒコウセンがほしい!」 主人公「あれは買えないの!」 「やだぁ!」 「ほしい!ほしい!ほしい!」 主人公「わかまま言うんじゃありません!」 「やだぁ……。」 昨日ね、パパといっしょに 「昨日ね、ママ(パパ)といっしょにね。」 「パパ(ママ)にあげるドーナツをつくったの!」 「たべてたべて~!」 ドーナツを受け取った。 「どう?」 「おいしい?」 ベンキョウ 「今日はね、ヴォルじーじにベンキョウをおしえてもらうの。」 「えらい?」 パパ(ママ)はなにしてる人 「(ママ)はなにしてる人なの?」 勇者だよ・王子(姫)なんだよ・なんにもしてないよ ▼勇者だよ 「なにそれ?」 主人公「悪いやつを倒すんだよ。」 「かっこいー!」 主人公「だからね……。」 主人公「ノエル(ルーナ)も悪いことしたら倒されちゃうぞ~~。」 「ひ~~~~~!!」 ▼王子(姫)なんだよ 「えらいの?」 「えらい人なの!?」 「すごーーーい!!」 ▼なんにもしてないよ 「なんにもしてないの?」 「ママ(パパ)に怒られない?」 「ダイジョブ?」 つり 「ディラスおにいちゃんとつりしたんだよ。」 「ぼく(わたし)、3びきもつったの!」 「すごいでしょー!」 セイギの味方(ノエル限定) 「ぼくね、おおきくなったらセイギの味方になるんだ!」 二部クリア後? 「それでパパ(ママ)みたくわるいヤツをやっつけるの!!」 おヒメさまに(ルーナ限定) 「おおきくなったら、おヒメさまになるの♪」 「わたしなら、なれるよね!」 あれ 「あれでね、これがそうで、あれなんだ!」 毎日ありがと 「ママ、毎日ありがとね。」 おしごと? 「ママは今日もおしごと?」 どうしてケッコン 「パパ(ママ)はどうしてママ(パパ)とケッコンしたの?」 主人公「そ。それは……。」 「ねえねえ、どうしてケッコンしたのー?」 好きだからだよ ・ 頼まれたからだよ ・ なんとなく ▼好きだからだよ 「にへへ~。」 「ぼく(わたし)もパパ(ママ)とママ(パパ)がだいスキだよ!」 ▼頼まれたからだよ 「たのまれたの?」 主人公「うん。」 「ママ(パパ)がどうしても ケッコンしたいって言ったんだよ。」 「へぇー、そうなんだー!」 ▼なんとなく 「なんとなくなの?」 主人公「う、うん……。」 「そっかー。」 「ママ(パパ)に教えてあげよう!」 おおきくなったら 「おおきくなったら、ママとケッコンするの!」 ごキゲン 「ふんふん~♪」 主人公「ご機嫌だね。」 「ごキゲン?」 「ごキゲンってなあに?」 主人公「気分がいいってことだよ。」 「ふ~ん。」 「キブンってなあに?」 主人公「な、なんだろうね……。」 はやく 「はやくかえってきてね♪」 バドおじさんに 「バドおじさんにアメもらったよ。」 主人公「ちゃんとお礼言った?」 「うん!」 空って 「空ってなんで青いの?」 おなか 「おなかすいたぁ~。」 おばあちゃんのお手伝い 「昨日、おばあちゃんのお手伝いしてきたんだよ。」 「えらいでしょ?」 いっしょに 「パパといっしょにあそぶんだ♪」 なにして 「なにしてあそぼうかな。」 湖/お風呂 水に 「水にかおつけられるようになったよ!」 「すごいでしょ。」 どれくらいおよげるの 「パパ(ママ)はどれくらいおよげるの?」 はいらないの? 「水つめたいね~。」 「パパ(ママ)は はいらないの?」
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掲示板 リヴィア『アレス(アリス)へ』 リヴィア『このいらいしょをよんだら、しょないにいるイライザに話しかけてくれ。』 リヴィア『いらいのないようはイライザがせつめいしてくれるはずだ。』 主人公「はずだ……って。」 イライザ「ふん。リヴィアちゃんの例の依頼を引き受けたのね?」 うん。なんとなく・え?もしかしてキケンな仕事? ▼うん。なんとなく イライザ「なんとなく……。パッとしないヤツね。」 ▼え?もしかしてキケンな仕事? イライザ「そうね。それはキミ次第だと思うわ。」 イライザ「まぁ、リヴィアちゃんがキミを選んだって事なら仕方ないわね。」 イライザ「キミを【メイキング】の資格者として認めるわ、とりあえずね。」 主人公「メイキング……? 資格者?」 イライザ「メイキングって言うのは、その名の通りこの町のルールを作っていくの。」 イライザ「実際にやってもらった方が早いわね。」 イライザ「じゃあ、レッツ・メイキングよ!」 イライザ「まあいいんじゃない。けっこうサマになってたと思うわ。」 イライザ「今みたいな感じでSeedポイントを使ってどんどん町の発展のために、ルールを作っていって。」 主人公「Seedポイントって?」 イライザ「さっきメイキングしたときに右上に表示されてたでしょ。」 イライザ「キミへの信頼度を数値化したものよ。」 イライザ「Seedポイントは町の人の困りごとを解決したり、モンスターを懲らしめたりすることで増えていくの。」 イライザ「他にもキミが手に入れたものを出荷したり、そうね、なんなら毎日町の人と会話するだけでもいいわ。」 イライザ「……あとは、お祭りなんかでキミが活躍しても増えていくの。」 主人公「お祭り?」 イライザ「なんでも聞けば良いってものじゃないわよ。次はお祭りをメイキングしてみるわよ。」 イライザ「その前に……、仕方ないから、Seedポイントをプレゼントしてあげる。」 Seedポイントを1000ポイント手に入れた。 イライザ「あんまり手を焼かせないでよね。じゃあ、レッツ・メイキング!」 イライザ「まあ、いいんじゃない。しばらくはキミの行動を仕方ないから注目してあげるわ。」 イライザ「今はまだメイキングできるルールは少ないけれど、」 イライザ「キミが大きな事件を解決したり、」 イライザ「町の住人とコミュニケーションしたり、」 イライザ「いろんな家具を手に入れたりすることで増えていくと思うわ。」 主人公「あの、なんとなくなんだけど……。」 主人公「このメイキングって、結構重要なコトじゃないのかな?」 主人公「それこそ、町長さんとか、エライ人がやるような……。」 主人公「……ハッ!? まさか!?」 イライザ「……そうね。本来はリヴィアちゃんのお仕事よ。」 主人公「仕事よ って……。」 主人公「無理! 無理! 無理! 無理! そんな仕事なんて絶対無理だよ!!」 イライザ「なに、焦ってるのよ。」 イライザ「メイキングは確かにすごい力を持ってるし、」 イライザ「使い方次第で、みんなを幸せにも、そうじゃないようにもできるの。」 イライザ「とはいえメイキングも決して万能なワケじゃない。さっき言ったとおり、最初はできることも少ないもの。」 主人公「だからって……。」 イライザ「だから、言ってるじゃない。全てはキミ次第だって。」 イライザ「この力を使うのも、使わないのもキミの自由。」 イライザ「やる気がないなら、何もしなくていいと思うわ。こっちだって、面倒だもの。」 イライザ「でもね。あたしの声が聞こえたキミなら……。リヴィアちゃんが選んだキミなら……。」 イライザ「面白いコトができるんじゃないかって思ってるわ。」 主人公「……。」 イライザ「……なによ、張り合いないわね。」 イライザ「依頼は無事に果たされたって、リヴィアちゃんに伝えておくわ。」 リヴィア『うむ。ごくろう。』 リヴィア『イライザともうまくいっているようでなによりだ。これからもなかよくやってくれ。』
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コハク お弁当(ランダム) ポップコーン 天どん ミックス・オ・レ ハチミツ フルーツサンド お弁当セリフ(ランダム) 「はい、○○。お弁当だよ♪」 「はい、○○。いっぱいいっぱい愛をつめこんだの♪」 「はい。今日のお弁当。がんばって○○を作ってみたの♪」 「今日のお弁当は○○なの!おいしくたべてね?」 「○○を作ってみたの。お昼ごはんにきっとピッタリなの♪」 いってらっしゃい(ランダム) 「いってらっしゃい。危ないことはしたらイヤだよ?」 「いってらっしゃい。今日もいろいろがんばってねー♪」 「いってらっしゃい。はやく帰ってきたね?」 「いってらっしゃい!今日も帰りを待ってるの♪」 「いってらっしゃいー。」
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クローリカ 一緒にぼ~っと どこが好き? ケガには なにをすれば フォルテさんに聞いた エっちゃんさんに聞いた コハクちゃんに聞かれた いつ好きに 好きですよ ずっと一緒 寝グセ 好きですか しっかりしてきた 顔が 好きですよ? 好きって言っても ずっと一緒に さみしいから 夢の中でも 好きですか? 信じられる人 ぎゅーって 一緒にぼ~っと (恋人かぁ~。) レスト「またぼ~っとしてるね。」 「あ、ごめんなさい。」 レスト「ううん、僕も付き合うよ。」 「じゃあ、一緒にぼ~っとしましょうか。」 どこが好き? 「私のどこが好きですか?」 ふわふわしてるところ ・ よく寝るところ ・ 顔 ▼ふわふわしてるところ 「そんなふわふわしてますか~?」 レスト「風船みたいだよ。」 「あ~、それはかわいいですね~。」 レスト「そんな感じでふわふわしてるんだよ。」 ▼よく寝るところ 「そんなことないですよ。」 レスト「いやいや、よく寝てるよ。」 「そんなことないですって。」 「寝てる記憶なんてないですもん。」 ▼顔 「私、そんなにかわいくないですよ?」 レスト「そんなことないよ。」 レスト「僕はかわいいと思うな。」 「……ハズかしい。」 ケガには 「外に行くのはいいですけど、ケガには注意してください。」 レスト「大丈夫!」 レスト「こうみえても鍛えてるから!」 「そういうこと……、言ってるんじゃないですよ~。」 「もぉ~……いいですっ。」 なにをすれば 「付き合うって具体的になにをすればいいんでしょう~?」 レスト「う~ん……なんだろうね。」 「わかりました~!」 「じゃあ、私がみんなに聞いてみます!」 「まかせてください。」 フォルテさんに聞いた 「付き合うってなにをするのか、フォルテさんに聞いてみましたよ~。」 レスト「どうだった?」 「一目散に逃げていきました。」 エっちゃんさんに聞いた 「エっちゃんさんにも付き合うってなにか聞いてみました~。」 レスト「どうだった?」 「「チューすればいいのよ!」って言ってました……。」 レスト「ええっ!?」 レスト「いくらなんでも――」 レスト「あっ――」 「ほっぺだけどがまんしてくださいね……。」 コハクちゃんに聞かれた 「コハクちゃんに付き合うってなにかって聞かれました……。」 「うまく答えられなかったです……。」 「はずかしくて……。」 いつ好きに 「私のことは.いつ好きになったんですか~?」 ひとめぼれだよ ・ だんだんとかな ・ 急に ▼ひとめぼれだよ 「そうなんですか~。」 「全然気づかなかったですね~。」 ▼だんだんとかな 「そっかぁ~。」 (私のこと見ててくれたんだ~。) ▼急に 「急に?」 「ビビっときたんですかね?」 「人を好きになるってわからないものですね~。」 好きですよ 「レストくん、好きですよ~。」 え? ・ 僕もです。 ▼え? 「聞こえなかったんですか?2度も言わせないでください……。」 「…………好きです。」 レスト「……僕もだよ。」 ▼僕もです。 「私たち、両思いですね~。」 ずっと一緒 「レストくんとずっと一緒にいたいです。」 「彼女だから……許されますよね。」 寝グセ 「後ろの寝グセが直らないんです~。直してもらえませんか?」 まかせて・僕でいいの? ▼まかせて 「お願いします。」 レスト「……はい、直ったよ。」 「ありがとうございます。」 ▼僕でいいの? 「レストにお願いしたいんです。」 レスト「わかった。」 レスト「……はい、直ったよ。」 「ありがとうございます。」 好きですか 「私のこと、好きですか~?」 好きですよ・いやぁ…… ▼好きですよ 「…………!」 レスト「どうしたの?」 「はっきり言われたのでドキっとしてしまって~。」 レスト「聞いてきたのはクローリカなのに。」 「そうでしたね~。」 (うれしい……。) ▼いやぁ…… レスト「そう聞かれるとはずかしいね。」 「キライですか~?」 レスト「キライじゃないよ。」 レスト「す、好きだよ……。」 「私もですよ~。」 しっかりしてきた 「私、だいぶしっかりしてきたと思いません~?」 してきたね・どこが? ▼してきたね 「ですよね~。」 「レストくんのおかげですよ~。」 ▼どこが? 「えぇ~~、ひど~い。」 顔が 「…………。」 レスト「どうしたの?」 「レストくんの顔見たくないんです……。」 レスト「!!」 レスト「僕、なにかした……?」 「ち、違います!」 「そうじゃないんです……!」 「ド、ドキドキして顔がまともに見られないんです~。」 好きですよ? 「レストくんのこと 好きですよ~?」 レスト「なんで疑問系なの?」 「う~ん……。」 「ハズかしい……からかな~。」 好きって言っても 「好き……って言ってもいいですか?」 言って ・ ここじゃはずかしいよ ▼言って 「好きです♪」 ▼ここじゃはずかしいよ 「もう……それくらい いいじゃないですか。」 ずっと一緒に 「ずっと一緒に居てね、ダーリン♪」 さみしいから 「さみしいから…… 今日は一緒に居て欲しいな……。」 夢の中でも 「夢の中でもレストくんが出てくるんです……。」 「もう~私、レストくんから離れられないじゃないですか。」 好きですか? 「ねえ、私のこと……好きですか?」 好きだよ ・ 愛してるよ ・ ううん ▼好きだよ 「私も……好きですよ♪」 ▼愛してるよ 「私も……愛してます……。」 ▼ううん 「なにそれ………………。」 信じられる人 「信じられる人がいるって安心しますね。」 「レストくんのことだってわかってます?」 ぎゅーって 「ぎゅーって……抱きしめて欲しい……かも。」 抱きしめる ・ ここじゃはずかしいよ ・ めんどくさい ▼抱きしめる 「わあー……♡」 ▼ここじゃはずかしいよ 「もう……それくらいいいじゃないですか。」 ▼めんどくさい 「なにそれ!ちょっとどういうことですか!」