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☆S9☆ とどろく風の迷宮69(ダイの勇者S9) (4B)ダイ ☆S8☆ とどろく空の巣71(勇者S8) (7D)ダイ あらぶる風の巣73(勇者S8Ⅱ) (57)ダイ 残された岩の世界74(ダイブレ~クS8) (7F)ダイ・アイザック 見えざる魂の巣76(ダイの魂S8) (46)アイザック・ひまわり (73)ダイ
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概要 一時期話題になった仮説。 ダイとレオナの子孫が【主人公】(竜関係)、 ポップとマァムの子孫が【ゼシカ】(スケベでグラマー)、 ヒュンケルとエイミの子孫が【ククール】(銀髪でいい男)、 【ヤンガス】にいたってはクロコダインの子孫だというありがたくない説がある。 ちなみに、【ダイの剣】が【竜神王のつるぎ】に似てるという解釈もある。
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大器晩成型なんだろうが好きになる前に作品の方が終わってしまった… -- 名無しさん (2020-12-04 07 49 00) 正直こいつは最後まで好きになれなかった -- 名無しさん (2020-12-04 08 00 40) 「魔獣のような人間」のダイに対する、「人間のような魔獣」っていうアンチテーゼとしての存在なんだと思う。生まれではなく、自分がどうありたいかという心の持ちようこそが自分を決める、っていう意味では作品全体のテーマとしては結構重要なポジションにいるんじゃないかと。 -- 名無しさん (2020-12-04 08 51 26) ↑もう一つとして、ポップが成長してヘタレることが出来なくなった、コメディー要素が必要だったもあると思う。 -- 名無しさん (2020-12-04 09 25 42) 遊撃隊メンバーがゴメちゃん以外最後まで生き残れたのはチウの指揮能力の高さの賜物 -- 名無しさん (2020-12-04 09 44 14) ミスターサタンとは気が合いそうではある。対戦相手だったゴメスとも仲良くなってたしな -- 名無しさん (2020-12-04 11 07 09) ポップはライバル視してたせいかアタリが強かったが、ヒュンケルには割と親しい態度を取るんだよな。身を挺して庇ったこともあったし -- 名無しさん (2020-12-04 18 31 41) 怪傑大ねずみのオマージュ説がまことしやかに囁かれているが事実かは不明 -- 名無しさん (2020-12-04 18 42 38) 公式ひとしこのみの獣王の笛… -- 名無しさん (2020-12-04 18 55 07) 遊撃隊のメンバーって老師、ゴメちゃん、ヒムと言う別格クラス以外はグリズリーのクマチャくらいしか戦力にならなさそうだけど、それでも格上の魔界の魔物軍団や超魔ゾンビ相手にしてよく生き残れたと思う -- 名無しさん (2020-12-04 19 30 29) ↑あっパピラスのパピィも結構強いかな -- 名無しさん (2020-12-04 19 32 24) DQMJ3Pでも登場してたよな -- 名無しさん (2020-12-04 19 38 36) 『愛すべきバカ』と呼ぶには好感度が足りてない気がする -- 名無しさん (2020-12-04 19 49 11) 好感度が足りないというが挽回が足りてないのはDQ6のランドみたいな実はいい面もあるけどありゃなぁって奴を言うんだ。 -- 名無しさん (2020-12-04 20 23 11) 魔法の筆も重要な装備(道具)だと思うんだが… -- 名無しさん (2020-12-04 20 24 13) ブラスですら魔王の影響で凶暴化していたことを考えれば、破邪呪文もなしに自分の意識を保てているのはかなりスゴイと思う。 -- 名無しさん (2020-12-04 20 26 11) ↑9 三条氏のインタビュー記事で見た記憶がある -- 名無しさん (2020-12-04 20 27 12) そもそもダイって「人々に好かれる勇者」だから、怯えられるとか地上を去るとかのエピソードが全体的に不自然で浮いてるんだよね。人々に怯えられたの、取って付けたような1回だけじゃん。 だから、それに対する回答として出てきたチウも必然的に浮いちゃう。 -- 名無しさん (2020-12-04 22 08 19) 真バーン戦でこいつが同席してたせいでクロコダインは…ポップにわざわざフォローさせるくらいならどっちか地上にお留守番させとけよ… -- 名無しさん (2020-12-04 22 46 16) ↑2それは作中の状況が非常時だから。平和になったら一般人にとってはダイも恐怖の対象になり得るとバーンが言ってたやん。だからこそ、ダイも戦いを終えたら(=平和になったら)地上を去ると答えてるわけだし -- 名無しさん (2020-12-04 23 32 24) モブ兵士よりはよっぽど強そう -- 名無しさん (2020-12-05 00 20 45) 「体の一点に全パワーを集中させて敵の攻撃を耐える」というヒムがノヴァ戦でやっていた事を先んじて実践してたりするんだよな -- 名無しさん (2020-12-05 05 41 25) ↑3 それバーン戦で突然生えて来た要素だからやっぱ浮いてると思う。劇中のキャラに「平和だからダイ迫害しよ」って考えるような奴、デパート編の民衆ぐらいしかいないでしょ。少年漫画だし単純な嫌われ役を出しにくい、ってのも有るだろうけど、そもそも力があるから迫害されるなら、アバンがエンディングでカール王国に戻ってるのがおかしい。 -- 名無しさん (2020-12-05 05 51 43) 順当に全エピアニメ化するなら、中の人は水田わさびさんか星希成奏さん(デレマスの夢見りあむの中の人)にお願いしたい。昔なら山口勝平さんのイメージだったけど、現在はこっち。 -- 名無しさん (2020-12-05 07 05 21) ↑↑だからアバン先生がカール王国に戻れたのは、王女様の口添えとアバンをあらぬ罪でっち上げて追い出した無能大臣どもが失脚したからだって。その論争すること自体お門違いだよ。 -- 名無しさん (2020-12-05 07 07 36) 実際バランはアルキード王国で「人間ではない」とか噂たてられて疎まれてるしな。ダイとは違って世界を救った英雄と -- 名無しさん (2020-12-05 08 07 35) 途中送信してしまった。ダイとは違って世界を救った英雄と知られていないという事はあると思うが。 -- 名無しさん (2020-12-05 08 08 51) アバンの強さは基本的に「技術」であって才能の多寡はあれど他の人でも近づくことが叶うもの、生物としてそもそも違うモノであるダイやバランとは同視できんと思う -- 名無しさん (2020-12-05 10 32 18) バランとでは実際各国の王族と面識及びそのやばさが知られてるのはだいぶ差があると思う。 -- 名無しさん (2020-12-05 10 44 04) 滲み出るアニオリキャラ臭 -- 名無しさん (2020-12-05 11 16 53) 何気にゴメちゃんがダイのピンチではないのに願いを叶えた相手。純粋な相手だったからか、それともゴメちゃんがパーティーの一員としてなり切っていたからかは不明 -- 名無しさん (2020-12-05 12 16 33) 05 51 43 序盤の時点でマトリフが実際にハドラー討伐後にやっかみを受けて世捨て人になった描写があるのにバーン戦で突然生えてきた要素って…君は本当に作品を読んだのか? -- 名無しさん (2020-12-05 13 01 18) そういやマァムの母親も特に迫害されてる様子はなかったなぁ 父親も特に悪く言われてる様子は無いし 英雄のその後も結構いろいろあるもんだ -- 名無しさん (2020-12-05 13 11 29) ↑多分故郷の村の人たちが総出で守ったんだと思う。デルムリン島も最低でもロモスの王様が健在の限りは安全だと思いたい… -- 名無しさん (2020-12-05 13 21 07) ↑3 そこらへんこそまさに少年漫画の都合と言うか、「実際にキャラが出ない過去話」ではやたらとみんな迫害されるのに、実際作中にはそんなキャラが出て来ないんだよな。だから実感沸かない。 あとバランは普通にあれバランとソアラが悪い、あれやったら人間でも大問題だわ -- 名無しさん (2020-12-05 13 45 05) と言うか、ダイが自爆しなかったら実際に迫害されたか? と言うか、レオナ達がそれを許したか? って考えるのが一番かな。 -- 名無しさん (2020-12-05 13 50 54) チウの話と全然関係なくなってるからそろそろ止めといた方が無難かと… -- 名無しさん (2020-12-05 14 11 05) 遊撃隊のグリズリーってクロコダインのグレイトアックス(馬鹿でかい両手斧)を軽々と持てるんだよな… -- 名無しさん (2020-12-05 14 15 50) おおねずみという下級モンスターに岩をも砕く力を与えたブロキーナの恐ろしさよ 流石におおねずみがデフォで岩砕けるってことはないだろうし(もしそうならギガンテスとか平然とオリハルコン砕けそうなレベル) -- 名無しさん (2020-12-05 14 41 00) 鍛えてないデフォの人間は、そのおおねずみにさえ勝てない。人間と同等の知能があるなら、人間と同じように鍛えられないはずはないのだ。 -- 名無しさん (2020-12-05 14 48 02) 冷静に考えて人間サイズの巨大ネズミに普通の人間が勝てる道理が無いのだ -- 名無しさん (2020-12-05 14 55 09) DQ5のマウスも少しはこいつを見習ってほしい -- 名無しさん (2020-12-05 14 58 42) 最終的には少なくともさまようよろい相手にタイマンなら無傷で勝てるくらいにはなっているし、ズタズタヌンチャクで魔界のモンスターも打ち倒している。ダイたちに及ぶレベルではないが、かなり強いのは確かだと思う。 -- 名無しさん (2020-12-05 18 25 36) クロコダインもそうだが魔物は寿命が長い分成長が遅いのかも知れない。だからダイ達のインフレにもついて行けなかった -- 名無しさん (2020-12-05 18 48 05) 魔族は寿命長いだろうけど、チウみたいなのはむしろ人間より寿命みじかそーな気もするが……。 -- 名無しさん (2020-12-05 20 05 03) ↑実際のネズミのイメージあるからそう思えるよね。 -- 名無しさん (2020-12-06 07 17 10) チウやクロコダインは厳密に言うと魔族じゃなくモンスターに分類されるんじゃないかな。バランかラーハルトか忘れたけど「竜は今でこそモンスターの一種と思われているが、元来は人や魔族と同じく神々によって世界の支配するべく生み出された存在」って明らかに魔族とモンスターを別物として扱っているし。 -- 名無しさん (2020-12-06 07 40 53) クマチャがグレイトアックス持ってたのはもちろん力持ちなのもあるだろうけど、持ち方が武器として使うよりも負担のかからない持ち方ではあった(一番重い刃部分を抱えてた) -- 名無しさん (2020-12-07 11 21 53) DQプレイしてた頃は、大ネズミはしゃべれないと思ってたんだけどなぁ。ダイ大世界の大ネズミはみんな言葉しゃべれるのか、それともチウだけが突然変異でしゃべれるようになったのか…… -- 名無しさん (2020-12-07 12 01 33) ↑勉強して人間の言葉を喋れるようになったらしい -- 名無しさん (2020-12-07 12 06 03) やたら大口叩くのは、ビッグマウスと大ねずみを引っかけてるんだろうか。 -- 名無しさん (2020-12-08 21 54 52) 彼が出てくるところまでアニメやれるかなぁ…竜魔人と竜騎衆だけは前任のリベンジも兼ねて意地でもやるだろうけど。ベテランを充てるなら山口勝平辺り?(旧のソアラは角女こと蘭姉ちゃんだった) -- 名無しさん (2020-12-09 23 29 04) どたま金槌を装備させたら似合いそう。本人は絶対嫌がるだろうけど -- 名無しさん (2020-12-10 14 22 47) 確かにどたま金槌でのクルクル拳は強そうだw -- 名無しさん (2020-12-11 13 31 15) ↑5 うーん。だけど、普通のネズミに勉強教えたら人の言葉話せるかって言ったらそれは無理だし……。でも、体が大きければ、それだけ脳も大きいわけだから、ドラクエの大ネズミ族はみんな、勉強すればチウ並みの知性と言語能力を得られるポテンシャルはあるのかな? -- 名無しさん (2020-12-20 09 26 09) これでもさまようよろい程度は普通に倒せる -- 名無しさん (2020-12-24 22 11 39) 「愛すべきバカ」と言うには…えばりんぼ・自己顕示欲の強さ・慇懃無礼な態度が全編通して目立ち、実力が追いついてない。しかし、面倒見が良くて、部下にも何だかんだで慕われていて、そこだけには普段は白い目でみている先輩達も一目おく…このキャラ像どこかでみたことあると思ったら、「紅殻のパンドラ」のブリなんとかさんを髣髴とさせられた。 -- 名無しさん (2021-01-13 14 45 06) ↑2 あれさまようよろいなの?カラーページじゃないからわからんけど、せめてじごくのよろいじゃいかんかったのか…… 仮にも決戦前なのに -- 名無しさん (2021-01-13 22 47 33) ポップと違って改心までの期間が長いから苦手なんだよな。アニメは良改変多いからチウもウザさをマイルドにしてくれると良いんだけど -- 名無しさん (2021-01-16 05 47 41) 正直DQMJ3Pではもっと他に出すべき奴がいただろうと思わざるを得ない -- 名無しさん (2021-01-16 11 39 21) ここじゃやたら低評価なんだな・・・命懸けで戦ったりしてるしそこまでウザさは感じないけど -- 名無しさん (2021-03-06 13 22 37) 「言うなれば運命共同体。互いに頼り、互いに庇い合い、互いに助け合う。15人が1人のために、1人が15人のために。だからこそ戦場で生き延びられる。遊撃隊は兄弟、遊撃隊は家族」嘘は言っていない。 -- 名無しさん (2021-06-27 19 06 12) ↑ホントの事さ。 -- 名無しさん (2021-06-27 19 29 52) 新アニメだとドルやす、バタコ、だいご辺りは別のモンスターに変わってそう、最近の子には元ネタのモンスターわからんだろうし -- 名無しさん (2021-06-30 17 05 18) 誰だ、ねずみ男のタグ付けたのw -- 名無しさん (2021-07-06 03 05 08) ランカークスの時でも予知で怯えるメルル心配したりしてるし改心までが長いってのもズレてると思うが -- 名無しさん (2021-08-22 13 44 49) 回復系呪文覚えられないから閃華烈光拳は絶対習得できないよ -- 名無しさん (2021-08-22 14 03 08) 中の人を調べたらMマスのピエールの人なんだ。 -- 名無しさん (2021-08-31 07 48 23) 改心っていうのはなんか違和感、最初は世間知らずで高望みしがちなガキではあったけど根っこの性格はずっと同じで正義感とか他人への気遣いそのものはちゃんとしてたしそんな悪い印象なかったけどな。戦いを通して成長して、更に伸びしろを感じるいいキャラだと思うけど -- 名無しさん (2021-09-08 11 54 32) 山口勝平氏にやって欲しかったって声が多いのは、ラットルのイメージから? -- 名無しさん (2021-09-23 16 00 11) ダイの大冒険がモンストとパズドラでコラボしたけど、このネズミが登場出来たのは後者の方なんだよね。前者には代わりというかブラスがいる -- 名無しさん (2021-09-23 18 09 32) チウ=初期ポップのソースはどこ? オフィシャルファンブックだと、強くヘタレじゃなくなったポップの代わりに弱さを勇気で乗り越えていくキャラで、実力はあるのにヘタレだったのがポップで精神力に実力が追いついてないのがチウとあるから真逆じゃない? -- 名無しさん (2022-01-30 04 05 40) ブラスじいちゃんでもどうにもできない魔王の瘴気に、影響を受けない正義の心は実はすごい精神力の高さ。 -- 名無しさん (2022-02-03 21 04 24) ↑、遊撃隊員はボコって服従させられてるから、おとなしくさせるのは思ったほど難しくないのかもしれない、と最近思い始めました。ブラスじいちゃんは魔王に近しい地位にいたから影響を受けやすいのかも、とも。 -- 名無しさん (2022-02-03 23 46 55) コメント欄が長くなったので、コメント欄をログ化したいと考えています。 -- 名無しさん (2022-02-08 14 59 32) 大ねずみというモンスターはすごく逃げやすい。逃げ癖のある種族があれだけの根性者に育った意味でも彼の精神力の高さがうかがわれる。 -- 名無しさん (2022-02-24 00 00 02) コメント欄をログ化仕様にしました -- (名無しさん) 2022-03-29 02 49 13 ロロイの谷でのインプ達とのやり取りアニメでは何でカットされたんだろ?敵であるインプ達を理不尽な死から守ったり敵だった過去を水に流し遊撃隊に受け入れたりチウの器のでかさを表現させてくれたキャラなのに。 -- (名無しさん) 2022-09-14 18 47 20 ↑シンプルに尺の都合じゃないかな。チウだけじゃなくロンベルクとジャンクの会話とかも多少カットされてるし -- (名無しさん) 2022-12-29 20 42 51 獄炎の魔王に同種でもいいからちらっとでて欲しいな(無理そうだけど) -- (名無しさん) 2023-07-29 09 49 22 ブロキーナな師事してた数年間で全然強くなれなかったのに、作中の多分一か月くらいの期間でグリズリーや鎧系モンスターを倒せるようになった辺り、実戦で一気に伸びるタイプのようだ -- (名無しさん) 2024-02-10 19 06 50 ↑武術が(主に手足の長さのせいで)身につかなかっただけで下地は出来てたんやろ。 -- (名無しさん) 2024-04-07 21 29 36
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けだかき空の巣55 9Fメタルキングオンリー (52)ダイ 呪われし闇の墓場77 9F敵無からメタルキングオンリー (07)ダイ けだかき魂の世界79 9Fメタルキングオンリー (52)ひまわり 見えざる魔神の道87 15Fメタルキングオンリー (54)ダイ 放たれし星々の世界94(ダイの灼熱メタル球) 15Fメタルキングオンリー (68)ダイ 呪われし運命の迷宮54 14F敵無からはぐれメタルオンリー (2A)ひまわり けだかき夢の道62 10F敵無からはぐれメタルオンリー (41)アイザック 残された大地の道62 9F敵無からはぐれメタルオンリー (5C)コハル 呪われし光のアジト63 10F敵無からはぐれメタルオンリー (46)コハル 残された運命世界の66 11F敵無からはぐれメタルオンリー (37)コハル 呪われし夢の遺跡72 12Fゴールデントーテムオンリー (20)ダイ 呪われし星々の墓場83 9F敵無からゴールデントーテムオンリー (8B)ダイ 残された魔神の遺跡92 15Fゴールデントーテムオンリー (5C)ダイ 大いなる空のアジト59 13Fゴールデンスライムオンリー (4C)ひまわり とどろく夢の迷宮74 12Fゴールデンスライムオンリー (04)ダイ けだかき夢の遺跡80 15Fゴールデンスライムオンリー (65)ダイ あらぶる闇の雪原81 10Fゴールデンスライムオンリー (2F)ダイ 残された魂の遺跡83 16F敵無からゴールデンスライムオンリー (2D)ひまわり (5A)アイザック 大いなる大地の迷宮86 12F敵無からゴールデンスライムオンリー (47)アイザック 見えざる星々の世界89 9F敵無からゴールデンスライムオンリー (74)アイザック
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『ゼロの大魔王』 前ページゼロの大魔王 ルイズは身を震わせていた。 召喚に成功したことはとても嬉しい。相手が強そうなのも実に喜ばしい。 問題は、相手がルイズを主と認めていないことだった。それどころかルイズを見る目つきは下僕に対するもの――否、視界に入ってすらいないかもしれない。 バーンはコルベールにいくつか質問している。年長者かつ統率者の彼に情報を求めるのは当然と言えたが、それもルイズには面白くない。 バーンは驚くほどあっさりと現実を受け入れていた。ここが地上ではなく別の世界であり、魔法を教える学院であること。彼は儀式によって呼び出され――その影響で言語を理解できるのだろう――この場に現れたこと。 コルベールには目の前の男の強さが理解できた。この場の全員の力を足しても到底届かないことも。言葉に気を配りつつ説明するが、暴れ出す様子は無いためほっと胸をなでおろした。 いくら大魔王と言えども狂った破壊神でもなければ血に飢えた殺人鬼でもない。目的のためならば冷酷になるが、見境なしに暴れまわるような真似はしない。 バーンは未知の世界に興味を覚えていた。新たな力や知識は魅力的だ。何より彼は優秀な人材を欲していた。最大の目的を遂げるためだけでなく、その後も見据えて。 帰る手段が無いことに関してはそこまで心配していない。計画の成就までには気の遠くなるような年月が必要となるため少々戻るのが遅くなってもそう変わらない。 だが、もちろん引っかかることはある。 「余が使い魔となるのか?」 視線の先にはぷるぷる震えているルイズ。この機会に失った主導権を取り戻そうと――そもそも最初から彼女には存在していないが――ビシッと指差す。 「そ、そうよ。私が呼び出したんだから」 コルベールは真っ青になった。胃が引き絞られるように痛むがぐっとこらえる。 予想に反してバーンは怒ってはいないようだ。面白いというように唇をゆがめている。 「……従っても良いぞ」 顔を輝かせたルイズは心の中で勢いよくガッツポーズを決めた。 いくら偉そうなオーラを漂わせていても、大魔王と名乗っていても、客としてこちらの流儀を尊重するつもりのようだ――甘い幻想は続く言葉で木っ端微塵に粉砕された。 「余を力で屈服させることができれば、の話だが」 天地が逆転してもありえないと確信しているからこその発言だ。どうせ恐ろしくて何も行動しないに決まっている、と言いたげな口調にルイズの中で何かが弾けた。 今までの屈辱を晴らせるという歓喜、その期待が裏切られた反動による深い深い衝撃と失望、目の前の男の重圧と、それに怯えている己への怒りと悔しさ。それらがバーンの発言によって一気に爆発し、感情の波が押し寄せ、あふれた。 ――後に目撃者はまるで武人の魂が乗り移ったようだったと語る。 「私をなめるなァッ! 大魔王ォッ!」 爆弾が仕込まれた相手に剣で思い切り攻撃するような危険極まりない行為に、その場の全員が鼻水を垂らしつつ呻いた。周囲の者が石化するなかルイズの声が響き渡る。 「この私ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは誇り高き貴族! その目的はゼロのルイズの汚名返上だけよっ! 目的のために死を恐れる気持ちなど私の心には一片もないわっ! ……バーン! 屈するのはあんたの方よ!」 言った。言ってやった。 たとえ超全力チョップが叩き込まれようと、超高速ビンタが炸裂しようと、爪ほどの大きさでありながら巨大な火柱を立ち上らせる火球が飛んでこようと、一矢報いることができた。 誇りを踏みにじられた怒りに一度はあなたと呼んだことも忘れ、あんた呼ばわりしてしまった。 痛いほどの沈黙の中、紡がれたのは謝罪の言葉だった。 「済まなかったな」 ルイズが目を見開く。この私は天下の大魔王を言い負かした世界最強の女の子よ、と言いたげに。 だが、バーンはどこまでも涼しい顔をしている。 「少々考え事をしていたものでな……もう一度言ってくれないか?」 さすが大魔王、どこまでもマイペースである。 「この――!」 脳の血管が切れそうなルイズが杖を構えようとするのを周囲が必死に止める。 ここで暴れさせたら確実に全員が怪我する。ルイズの爆発によるものが半分、バーンの反撃によるものが半分。後者だと怪我どころか命を落とす可能性が高い。 ようやく我に返ったルイズは唇を噛みしめた。このままでは終われない。 「私と勝負なさい」 「ほう……」 「これから私が一回だけ、杖なしで攻撃するわ。お強い大魔王様なら脆弱な私の腕や足が当たったところで痛くもかゆくもないでしょう? だから防ぎもかわしもしないで受けなさい」 その後はどうなるのか。 「何も起こらなければ……そうね、同じ攻撃で反撃なさい」 どうやら状況が変わらなければ彼女の負けということらしい。条件が曖昧だが今の彼女に論理的な解答を求めても無駄だろう。 バーンは手を垂らし、唇を吊り上げた。 「よかろう。受けて立ってやる」 単に挑発に乗ったのではなくルイズの意思を見極めようとしている。逆上して頭に血が上っているだけなのか、状況を切り拓く策があるのか、何らかの意図があるのか。 ルイズが杖を捨て、疾走した。バーンの頭部に手を伸ばす。 「この一瞬に、私のすべてをこめてぇぇっ!」 (目を潰す気か?) 流石に目は鍛えようがないため効率よくダメージを与えるのに適しているが、まさか実戦経験のなさそうな少女にそんな覚悟があるとは思っていなかった。反射的に振り払おうと手を動かしかけ、踏み止まる。 押し付けられたルールでも、受け入れた以上、ひ弱な人間の少女一人を相手に前言を翻す真似はできない。 だが、彼の予想は外れた。ルイズの手が頭を抱くように動く。両者の顔が接近し、唇が触れた。バーンは訝しげに目を細め、ルイズは興奮に顔を赤くした。 「こ、これで成功よ!」 バーンが目でコルベールに説明を促した。口づけによって契約が完了することを知り彼女の意図を理解する。 彼女が今できることはゼロから一歩でも進むこと。 (踏み出すための挑戦、か) バーンが勝負にのらず反撃する可能性もあった。当然迷いや恐怖があったはずだが気迫によって一撃を受けさせ、結果を出した。 それは彼女自身の力。追い詰められて絞り出した一時的なものであっても、覚悟に嘘はない。 誇りにかけて、理不尽な状況を受け入れるのをよしとせず、力を手に入れはねかえそうとしている。 バーンの視線が空の彼方へと動くが、その時左手に熱が集った。全身に焼かれるような痛みが走る。 動揺を表に出さずわずかに顔をしかめただけだったがコルベールは気づいたらしい。気の毒なくらい顔を白くしつつ使い魔のルーンが刻みこまれたことを説明する。 一瞬眼光が鋭くなったが、コルベールが必死で客人として丁重にもてなすことを力説した。使い魔扱いなどしようものなら高笑いと共に学院が破壊されそうだ。しかも素手で。 ルイズの覇気――果たして本当にそう言えるかは甚だ疑問だが――を好ましく思ったこともあり、情報収集と人材探しのため大魔王は客として学院に滞在することを決めたのだった。 前ページゼロの大魔王
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「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ」 土煙の中へと杖が振り下ろされると同時に爆発が起こった。 爆発で巻き上がる土煙の中から出てきた生徒の姿を確認して頭の天辺が禿げ上がった男は何度目かわからぬ安堵の息を吐き出した。 その風采が上がらない男が、薄い頭髪が更に抜け落ちる事になりそうなこの仕事を命じられたのは能力を認められて…でもあったが、何より彼自身の評判のせいだった。 教師を務める傍ら男は夢を追っていた。 夢を叶えるために長年研究を続け、その内に男は元々几帳面だった性格を更に正確さを求める性質に変えた。 だが、同僚の教師達からはその『客観的な事実を求める』性質は、『些細な事にもうるさい気の小さな男』としか捉えられなかった。 そこへ研究のために先祖代々の財産を全て売り払ったという事実が合わさって、男は変人扱いを受けていた。 売る物がなくなって平民のカツラ用に髪の毛まで売り払った変人なのだと陰口も叩かれるようになり、 教同僚はおろか生徒からすらも軽んじられるようになり、 面倒な仕事は彼に回す、というのが男が教鞭をとるトリスティン魔法学院のここ何年かで定着した慣習だった。 「コルベール先生、コントラクト・サーヴァントに成功しました」 そんな男の下に、たった今土煙の中から出てきた女生徒がやってくる。 長い髪を縦に巻いた少女は彼の前にやってくると、嬉しそうにカエルを掲げて契約の印である『使い魔のルーン』を見せた。 彼は、貴族の子女が通う長い歴史を誇る由緒正しい魔法学校で教鞭をとるジャン・コルベールは精神的な疲労を慌てて隠し、生徒に祝いの言葉を述べた。 女生徒は礼を言ってマントを翻すと、先に契約を終えてモグラに抱きついている金髪の男子生徒の下へと飛んでいった。 微笑ましさを感じて笑顔でそれを見送るコルベールの笑顔を新たに起きた爆発と巻き上がった土煙が吹き飛ばす。 眉根を寄せて、コルベールは先ほどから爆発を何度も起こしている桃色がかった髪の女生徒へと目を向けた。 制服であるマント。その下はある程度自由が許されているが、殆どの生徒がそうであるようにその女生徒も学院で指定された白いブラウスとグレーのプリーツスカートを着ている。 が、制服は何度か爆発に晒されてぼろ布になりつつあった。 貴族の子女がなんともはしたないとコルベールは胸中で嘆いた。 王都トリスタニアからは馬で二時間ほどの位置に作られたこのトリスティン学院では生徒が二年に上がると使い魔を召喚し、契約する儀式を行っている。 今日はその儀式を行う日であった。 通年この儀式は面倒ではあるが、手をかければ終わる仕事だった。 だが今年は、彼の太陽の光を受けて光輝く頭を悩ませる者がい…また爆発が起こった。 この広大なハルケギニア大陸では魔法が発達している。 魔法を使える者は貴族として敬われ、多くの人々は平民として暮らしている…のだが、極々稀に目の前で泣きそうな顔で召喚の魔法を唱える女生徒のような者が現れる。 由緒正しい貴族の中に、魔法が使えない者が生まれるのだ。 魔法が使えない貴族など貴族ではないという認識がある為、家名を汚すだけの無能者をこの学院に入れることも学院が入学を許すこともない。 だが彼女は運が良いと言うべきか悪かったと言うべきか、昨年この学院に入学を果たした。 彼女の実家、ヴァリエール公爵家はこの国でも最も古い家柄の一つに数えられる大貴族であり、順位は低いが王位継承権すら持っている。 娘可愛さで入学させたのか周りが勝手に配慮して許可を与えてしまったのか経緯は知らなかったが、コルベールは表情には出さずにため息をついた。 (これは、私もいよいよ首かも知れんな) メイジの実力を知るには使い魔を見ろ、と言う言葉がある。 一年で魔法を使えるよう教育を施すことが出来ず、使い魔を召喚させられなかったとなれば公爵家は黙っていないかもしれない。 皆が契約を終えるまで何度でも…回数をこなせば奇跡的にどうにかなるのではと、一番最初からやらせて見たが浅はかな考えだったようである。 諦めはじめたコルベールの視線の先で、彼女は十五回目になる召喚の呪文を唱えようとしていた。 今度は今までになく大きな爆発が起きたがもうコルベールは何の反応も見せなかった。 短時間に何度も何度も爆発を見せられてしまったせいで、もうすっかり慣れてしまったのだ。 最初は風を起こして土煙を吹き飛ばしたりしていたが、コルベールは杖を持ち振り上げた手を止めた。 後何度やることになるかわからないのに一々魔法を使っていてはコルベール自身の魔力を使い切ってしまうかもしれない。 それに、どうせもう少しすれば風に吹かれて消えてしまうだろうと、そう思ったのだ。 生徒の方もそんなコルベールの態度に不満を表す所か同情するような眼差しを向けた。 もしいればの話だが、自分の子供でもおかしくないような年齢の生徒達に向けられる眼差しにコルベールは気恥ずかしげに咳払いを一つして、意図的に後に回していた生徒を呼んだ。 「では次は…ミス・タバサ」 生徒の輪から離れ、本を読んでいた小柄な少女が自分の背よりも長い杖を立ち上がった。 『タバサ』という名は、ハルケギニアでは人名として奇妙な部類に入る。 事実偽名であり、隣国ガリアからの留学生である彼女の詳しい素性はコルベールも知らされていない。 だが、15歳になるはずだが4つも5つも下に見える小柄な少女の髪と目は青…コルベールの記憶が確かなら、青い髪と目はガリア王族の証だ。 6千年もの歴史を持つ国家であるが故にガリアでは稀にこの髪色を持った子供が生まれるとも聞いていたし、もう一つの特徴である涼やかな美貌は眼鏡に隠れて確認できないのでこれだけで王族という事は出来ない。 だが、それらとタバサが入学してから一年の間にコルベールが気付いた幾つかの行動は、コルベールが警戒するのには十分な材料であることに間違いなかった。 その為コルベールは何かあれば国際問題になりかねないと、ミス・ヴァリエールと重ならないように後の方に回していたのだが、その甲斐なくタバサは無言で煙の向こう側へと消えていった。 「我が名は………、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ」 二人の声が重なった。 祈りを込めて晴れていく土煙を見つめるコルベール…今度は、爆発は起きない。 「おおっ!」 思わずコルベールは喝采を挙げた。 ついにサモン・サーヴァントに成功したのでは!?とコルベールは今度は喜びで笑みを浮かべた。 晴れていく煙の中から、全長は6メイルはありそうな美しい青色の鱗を持ったドラゴンの姿が見える。 恐らくはミス・タバサの使い魔となるべく召喚されたものだろう。翼や頭部の形から、コルベールは高い機動力を持つ風竜だとわかった。 竜は、使い魔召喚の儀式の記憶を辿っても最上級の生物の一つである。 コルベールはそれを引き当てたミス・タバサのメイジとしての才覚に感嘆しながら、きょろきょろと目を左右にやり同時に呼び出されたはずのもう一匹を探す。 未だ立ち上る土煙に隠れてミス・ヴァリエールが召喚した生物は見えない…まぁ、なにを呼んだにしろ成功しただけで素晴らしいとコルベールは安堵した。 そう考える間に、恐らくはコントラクト・サーヴァントの魔法が成功したのだろう。風竜が頭を垂れる。 サモン・サーヴァントで呼び出した使い魔にキスをすることで契約を行うこの呪文が成功すると、召喚された生き物の体に使い魔のルーンが刻まれ特別な能力が与えられる。 サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァント。 二つを終えて使い魔召喚の儀式は完了となるのだが…はて、とコルベールは首を捻った。 トリスティンでは、契約のキスは使い魔となる生き物の唇にするものだがミス・タバサは今行っただろうか? 他の場所に行って契約が完了した例はコルベールは知らないが隣国ガリアではそんな方法があるのだろうか? このトリスティンと同じく、始祖ブリミルの子孫を王として戴く大国だが… 土煙を抜けて―嫌な予感に禿げ上がった頭皮を無意識に引っかくコルベールの前へとミス・タバサが歩いてくる。 だが、その後ろを風竜はついて来ていなかった。 代わりに…タバサの魔法で宙に浮かべられた少年の姿が見えた。 意識はないらしく、その瞼は閉じられている。 タバサとほぼ同じ位の背丈の子供の体手には使い魔のルーンが刻まれていた。 既に契約を終えていた生徒達の間にどよめきがあがる。 タバサの属性は風だ。しかも、優秀なメイジでもある。 だからこそ風竜が現れた時即座にコルベールはタバサが召喚したのだろうなと考えたのだ。 使い魔のルーンが刻まれた少年は、殆ど全裸に近い状態でコルベール達の目にはどう見ても人間にしか見えなかった。 風の属性になど全く関係ないだろう。 (まさか『取り違え』が起こったのかッ!?) 青ざめたコルベールは、タバサの元へと駆け出した。 『取り違え』は前記した『メイジの実力を知るには使い魔を見ろ』という言葉があるせいで生まれた忌むべき行為だ。 やり方はこうだ。 まず同じ属性の貴族を集めて纏めて『サモン・サーヴァント』を使わせ、使い魔となる生物を呼び出させる。 次に力が…序列が上の貴族から使い魔との契約を行う。 これによって上位にある貴族が優秀な使い魔を手に入れ、下の者はどれだけ優秀であろうと余りものの使い魔を選ばせるのだ。 実生活で強力な魔法を使う機会など早々無いため、うまくやれば優秀な使い魔を得た貴族は実力以上の評価を得る事が出来る。 神聖な行為として、魔法学院など誰の目にも明らかな公正な場で行われるようにしてからはおおっぴらに行われる事はなくなったが、古くは王族の中にも家臣に呼び出させた使い魔と契約をした疑いのある者がいるという。 それが今、起きてしまったのか!? もし…もし、ルイズが風竜と契約をしていたら大問題となる。 ヴァリエール公爵家の末娘が、隣国でありこのトリスティン王国の何倍もの国力を持つ大国ガリア貴族から使い魔を掠め取ったなどとガリアが知れば… あるいは、ヴァリエール公爵家の末娘の使い魔をガリア貴族が奪ったと知れれば… 青褪めたコルベールはタバサから話を聞くために声をかけようとする。 だがその感情の窺えない碧眼の中……吹きすさぶ冷たい雪風に気付き、息を呑んだ。 少女は浮遊の魔法で宙に浮かせた少年をコルベールに差し出した。 少年の手に刻まれているルーンが目に入る。 使い魔と主人たるメイジは一心同体。 使い魔として呼び出された生物を元の場所に返す魔法はコルベールの知る限りでは存在しない。 メイジもどんな生き物を呼び出したとしても、新しい使い魔を呼び出すことは出来ない。 再び別の生き物を呼び出すには、使い魔が死ぬしかないのだ。 今ならまだ、まだ! この少年を殺して再召喚させれば…! コルベールの頭が危険な考えに染まろうとするのを制するように、タバサは抑揚の無い声で言った。 「この子が私の使い魔。ヴァリエールはまだ契約を行っていない」 震える手で杖を持ち上げようとしたコルベールの手が、力を失い下へと落ちる。 使い魔だと言うタバサの顔を見れば、(たとえ少女が表情を殆ど表に出さないとしても)彼女がこの契約をなかったことにするつもりなど更々ないことくらいはコルベールにもわかった。 コルベールは、少なくとも彼に与えられた権限においては、連れてきた少年を使い魔と認めるほかなかった。 こうなっては残された風竜とミス・ヴァリエールも契約させるしかないのか? コルベールの頭から残り少ない頭髪が、何本か風に吹かれて消えていった。 無二の親友、タバサと同じくトリスティン王国の隣国ゲルマニアからの留学生、キュルケが空を飛んでくるのが見えた。 タバサは呼びかけてくるキュルケに背を向けて、自分の部屋へと逃げるように戻っていった。 無口で幼児体型の自分とは正反対の体型、性格の彼女がこの判断にどんな反応を示すかわからなかったが、まだタバサ自身心の整理が付いていなかった。 タバサの本名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。 ガリア王国の王族で、謀殺された王弟オルレアン公の娘だった。 父シャルルを殺した現王ジョゼフ一世によって母親もまた毒で心を狂わされた。 「タバサ」と言う名は、母がまだ心を狂わされる前にシャルロットにくれた人形の名前。 心を狂わされた母が人形を『シャルロット』と思い込んでしまい、タバサは自分の名を『タバサ』と名乗り… 優しかった父を殺し、母を毒で狂わせた叔父を殺す為に、叔父の命令に従いながら魔法の腕を磨いてきた。 だが…タバサはある日気付いてしまった。 このまま魔法の腕を磨いても父の仇を討つことは叶わないことに。 大国ガリアの王である叔父を討つなど容易になし得ることではない。 それが分からぬほどタバサは愚かではなかった。むしろそれを承知で、牙を研ぎ続けてきた。 その為真正面から戦うことを避け、相手の隙に乗じて一瞬で勝負を決める暗殺者のような戦い方をタバサは得意としているし、自らの手で達成することを決めていた為に人の手を借りたりはしなかった。 人を募ろうと思えば、恐らくかなりの戦力を集めることは出来るだろう。 例えば無能王とあだ名される叔父を排除し、自分を王位に付かせようとする『シャルル派』がいる。 だがタバサは彼らの協力の申し出を断っていた。いや応えようとしていなかった。 ただ復讐の念に凝り固まった自分に王位を継ぐ資格はないし、能力的にも、王たる資質は自分にはない。 自分の手でという気持ちがあり、最悪で命を賭してでも叔父を暗殺出来ればそれでよいとさえ考えている自分にはと考えていたが。 何より、彼らを復讐に巻き込み捨て駒とすることなどタバサにはできなかった。 目的の為に彼らを利用しきれる程冷酷にはなれなかったし、見た目と同様に幼い自分に心を閉ざした少女には彼らの気持ちや彼らに対する責任を背負う強さがなかった。 そんなタバサの考えが甘いことを突きつけられたのは、実家に残された父の遺品の中から数冊の本を発見した時だった。 父の輝かしい記録に混じって、叔父の記録が記されていた。敵を知る為にとタバサはその記録に軽い気持ちで目を通した。 無能と呼ばれ偏見を持ってしか語られない叔父の優秀さをタバサはその時初めて知った。 父シャルルと打ち合ったチェスの記録は全て名勝負であった。 タバサが思いも寄らぬ手を二人は打ち合っていた。 議事録や、父が書き残した日記に残る叔父の言動は才覚に溢れていた。 一見無謀に思えることや突拍子もない発言も後の出来事を踏まえて考えれば、合理的で学問においても(幼年期の記録しか見つけることができなかったが)目を見張るほどの理解力を示していた。 そうした記録から作り出される叔父の姿は、魔法に関して無能であることなど何の好材料にもならないほどの天才の姿だった。 更に、その天才は使い魔として東方の女性を召喚したということが書き記されていた。 これにガリア王としての権力をつけた男を暗殺することなど、それこそ伝説の始祖でなければできないのではないか? メイジ一人では、例えそれが父シャルルや、トリスティンのメイジの中でも歴代最強と言われるメイジ『カリン』であろうとも…返り討ちにあってしまうだろう。 だがタバサはそれでも父の愛した祖国や祖国の人々を利用して復讐を成し遂げる覚悟は出来なかった。 かといって、復讐の炎は消えるどころかタバサの中でますます燃え盛っていた。 どうすれば復讐を遂げることができるのか? 一心同体たる使い魔の召喚は、思い悩むタバサを落胆させるものだった。 タバサが召喚したのは風竜…使い魔としては最上に近い生物だった。 この時契約を行っていれば、後に更に希少な風韻竜であることもわかるのだが、どちらにせよタバサには物足りない生き物に過ぎなかった。 彼女が求めているのは、彼女の想像の上を行く存在。 容易く自分を掌の上で弄ぶことが出来る叔父ジョゼフの鬼謀の上を行く為の手段だった。 落胆していたタバサは、土煙の中その手段を見つけてしまったのだ。 自室に逃げ込み、詰問しようとする親友を拒絶するタバサの瞳は陰り、燃える水のように黒く光るそれにはベッドに下ろされた勇者ダイだけが映っていた。 親友が自分の名を呼ぶ声を無視するタバサの耳には、ドクンッ、とあの瞬間から鳴り続けている心臓の音だけが聞こえていた。 ドクンッ。 そう、彼を一目見た瞬間に。これから犯す罪の重さに体が悲鳴を挙げるかのように心臓が大きく鳴りだしたのだ。 他人の使い魔として召喚された者を横取りするなど許される行為ではない。 その上自分の想像通りの人物ならこの少年は復讐に手を貸すような存在ではなく、故郷に帰りたがるだろう。 だが、それらを考慮して尚…目の前に現れた少年は喉から手が出るほど欲しかった。 ドクンッ。 本能的に何か察知したのか風竜が思わず頭を垂れた――それを見て自分の想像は間違っていないのだという実感が湧き上がり、タバサの背中を後押しした。 その時考えていたのは『もうルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとコントラクト・サーヴァントは行ったの?』だった。 (いいえ、まだだった。だから私が) ドクンッ。一見人間の少年にしか見えない生物は、胸の内で復讐に燃えるタバサには途方もなく魅力的だった。 タバサは自分が召喚した竜、使い魔を奪われ風竜と契約しているであろうルイズや、使い魔にするこの少年。 父祖や学院の関係者や…思いつく限りの相手に心の中で謝罪し、罪の重さを感じながら…唇を、少年のそれに重ねた。 ズキュゥゥンッ。 全裸に近い少年の体に刻まれたルーンを見つめながらタバサは無意識に唇に触れ、まだ喜ぶのは早いと唇を噛み締める。 まだ確証もないのだ。 だがもし、自分の直感が正しかったなら使い魔としたこの少年を利用する。 タバサの父が所蔵していた異世界の書物『ダイの大冒険』に記されていた勇者。大魔王バーンを倒した化け物を。 確かめたなら、後は――少年の純粋さを犠牲にしたとしても、何年かけてでも、洗脳を施し叔父ジョゼフを殺せばいい。 父に読み聞かせてもらった通りの、自分でも読み返したあの通りの強さなら…例えガリアの全軍を相手にしても目的は果たせるだろう。 微かに暗い笑みを浮かべる少女に見つめられながら勇者はまだ穏やかな表情のまま眠りについていた。
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キルバーン(ダイの大冒険) 余談に感心した。偶然ならなお数奇で面白いな -- 名無しさん (2013-11-11 16 36 43) こいつのせいでダイが・・・・・・・。 -- 名無しさん (2013-11-11 17 41 11) キルバーンの方が機械人形と知った時 前に二人で新しい仮面を選んでいたシーンは誰もいない部屋で人形相手に独り言を言っていたのかと思った -- 名無しさん (2013-11-11 17 42 53) 再アニメ化するなら中の人は遊佐浩二辺りでお願いしたい -- 名無しさん (2013-11-11 17 55 53) ↑アニメ版では田中さんだったので「まさかアバン先生が!?」といううわさが流れた(本当)。 -- 名無しさん (2013-11-11 18 12 16) ↑それ言ったらミストバーンなんてポップと同じ声だったんだぜ -- 名無しさん (2013-11-11 21 09 53) CVは中尾隆聖さんで -- 名無しさん (2014-01-22 22 52 07) ↑×2 そういや、アバンもポップも一度キルバーンやミストバーンに殺されたと思われていた事がw -- 名無しさん (2014-01-26 20 20 46) 大魔王様は理想の上司と見なしたり 冥竜王様の性格を把握したり 上司を見る目はあったな -- 名無しさん (2014-01-26 20 50 49) それどころか、こいつは作中でも最高の観察眼をもってるぞ。ダイよりポップを警戒したり、PTメンバーの役割を把握して弱点をついたり、キルバーンが小物に見えないのはそういう所が大きいと思ってる。 -- 名無しさん (2014-01-31 18 37 19) キルバーンとの決着後にアバンがピロロを殺していれば・・・。アバンの性格考えたら見逃すのはしょうがないんだけどね。 -- 名無しさん (2014-06-28 14 10 50) 因みにファントムレイザーは元々キルバーンにも見えていない。あくまで「自分で設置したから何処にあるか分かる(知っている)」ってだけ -- 名無しさん (2014-06-28 14 16 27) ↑2もしピロロ殺してたら大魔宮が落ちた時にコアが誘爆してたと思う -- 名無しさん (2014-08-25 21 19 53) バーン様とミストはピロロが本当のキルバーンだって事に気づいてたのかな? -- 名無しさん (2014-09-11 01 24 36) バーン「お前らハドラーに大苦戦してたけどミストもキルも同じくらいかそれ以上に強いぞ?」←ミストはともかくキルバーンは罠ありきでも万全のハドラーより強いとは… -- 名無しさん (2014-09-11 02 14 11) ミストとの間に友情は本当にあった派と本当は無かった派の争いが結構大きいんだよな -- 名無しさん (2014-09-11 02 28 43) 確かに奇妙な友情はあったんだろ 性格こそ反対だが性質は割と同類だしな -- 名無しさん (2014-11-10 18 10 51) 性格はともかく、戦法は戦争としてはありでしょ 罠や策略を使いこなすのも実力のうち こいつの場合、罠の内容が残虐すぎたのとそれにおぼれた精神の甘さがいけなかった -- 名無しさん (2014-11-10 21 11 14) 知恵者が悪く描かれ過ぎてるって指摘は連載中からチラホラあった。 -- 名無しさん (2014-11-10 21 34 00) だよねえ なんか世界の存亡かかってるのにあまりにも正々堂々にこだわりすぎてるっていうか 生き残るためにはある程度汚い手段でも仕方ないと思うんだけど 戦いかたに拘って助けられた命を助けられなかったら本末転倒じゃん キルの様になるのはそりゃ駄目だけど -- 名無しさん (2014-11-12 00 12 04) ザボエラが再評価されてるのと同じか。 -- 名無しさん (2014-11-12 22 13 35) いや、やっぱりザボエラのやり方は仲間や部下にまず信用されないからダメだと思う・・・ -- 名無しさん (2014-11-13 02 05 12) 残念だがキルは殺されたぞとか言ってるから多分バーンも正体知らないんだろうけど 不意に爆発されたら流石のバーンも死ぬんだろうか -- 名無しさん (2015-02-19 01 59 20) コイツをラスボスって呼んでもいいんだろうか? -- 名無しさん (2015-02-19 02 15 52) 黒の結晶爆発したら地上で凍らせた他の結晶全部誘爆して地上消し飛ぶのでは……ウェルザーは地上も征服しようとしてたならなんで最後に出て来たんだろ -- 名無しさん (2015-02-19 02 24 55) ↑5,6勝つだけなら汚い手結構だが、勝った後を考えると正義の味方やってた方が得とも言えるんだよなあ。ダイ大世界って割と民度低い民間人もいるし。 -- 名無しさん (2015-03-15 20 42 58) ↑↑それは認識してて誘爆しても地上が平らになる程度で済むだろうって言ってたはず -- 名無しさん (2015-03-26 13 53 51) ↑×3 機会があれば倒せ。と言う程度の話で、石になったヴェルザーを軽んじるような口調だったから、身命を賭す程の忠誠心でもない。下手にのこのこ出て行ったらバーンに殺される -- 名無しさん (2015-05-06 01 58 46) ぶっちゃけ本格的に登場した時からずっと「小さい方が本体なんだろうなあ」って思ってたわ -- 名無しさん (2015-07-31 22 40 04) ↑推理ドラマで犯人わかった後で『コイツ 最初から怪しかったもんね~』って言いだすウチの母ちゃんみてぇだぞ -- 名無しさん (2015-08-01 04 40 39) 初期の頃ポップを誘き出して嵌めた時にピロロが同じポーズとってたり、一部目の所に光が灯ってないとかも秀逸な伏線だと思う -- 名無しさん (2015-09-25 19 25 35) このキルバーン人形って黒のコアなんて物騒なもの積んでるのにマグマの血液なんて一歩間違えれば誘爆するものを流してんだ。事実、アバン戦で燃えて爆発しそうだったし。 -- 名無しさん (2015-11-17 09 37 35) 誰も暗殺できてないのはひとえに「少年ジャンプだったから」なんだよなあ。これが虚淵作品や北方謙三作品だったら数知れないメインキャラの血をその鎌や罠に吸わせていた器のはず。 -- 名無しさん (2015-12-01 23 33 42) 誰も殺せていないのと、機械じかけの死神の欄には思わず感心した -- 名無しさん (2016-01-19 21 19 44) ↑2 逆にその2人の作品だとキルバーン以外もガンガン殺してて目立たなくなってる気もする -- 名無しさん (2016-04-09 03 24 43) ピロロ単独なら、たぶんクロコと戦ったころのダイにも勝てない。にもかかわらず、最後の最後まで正体を隠しきって地上破壊寸前まで持ち込んだ彼は、ザボエラやアバンを上回る知略の持ち主なのかもしれない。最後、あんな堂々と現れずに隠れた場所でコアを爆発させていれば完全勝利だった。最後の最後で自分の存在を明かしたて笑い転げたいという欲求を抑えられなかったか。 -- 名無しさん (2016-07-19 12 00 30) ミストもピロロも性格が違うだけで魔王の側近で人形使いって点では同じなんだよな。不思議なほど気があうってのは当人たちも気付かない同類だったってことなんだろう -- 名無しさん (2016-07-23 03 01 19) はっきり言ってこいつ、ヴェルザーには忠誠心持ってないどころか内心では小馬鹿にしている印象さえある。「あの方は欲深いんだ。竜らしくないんだよ。人間みたいだよね…」の言葉はヴェルザーの本質を的確に突いていた。 -- 名無しさん (2016-09-20 16 41 27) ↑上にも書かれているけど、その点も含めて屈指の観察眼の持ち主といえるだろうね。あと明言はされていないけど、ヴェルザー自身を裏切りは許さないだろうから義理立てはしている。 -- 名無しさん (2016-11-05 19 26 39) 自分は小さいほうが本体だって最初から気づいてたんです!信じてください! -- 名無しさん (2017-02-14 18 16 44) ↑痴漢で捕まった男の言い訳みたいだな -- 名無しさん (2017-02-14 18 52 40) ↑2 推理ドラマ見終わった、かーちゃんみたいな事言いなさんなよ -- 名無しさん (2017-02-14 20 24 58) 僕は声が同じだからアバン先生だと思ってたんです!信じてください! -- 名無しさん (2017-03-13 21 33 50) 「もう直らない」って言ったのにそのあと平気で動いてたよな。「動けるくらいまでは直ったけど戦ったり喋ったりは無理」ってことか? -- 名無しさん (2017-03-13 21 46 16) ↑どこかに隠しておいたスペアのキルバーン二号ではないのか? -- 名無しさん (2017-05-06 22 29 56) こいつがラスボスなら、ラスボスを倒したのはマァムって事になるのか。 -- 名無しさん (2017-05-06 22 48 17) ↑15 そんな物騒な設計になってるからこそ、罠を使って極力安全に敵を仕留めるようにしていたし、滅多に前線に出ないようにしていたとも考えられるか。あるいはそうできるという自信があったからそんな設計にしたのか。 -- 名無しさん (2017-07-01 19 07 28) 死神で道化という点がサイコマンと似てるけど、性格はまさに真逆。あっちは自己評価が低くて忠義の塊なのに対して、キルはちょうどその逆なんだよね。 -- 名無しさん (2017-07-01 22 42 21) ↑5 「もう直らない」はアバンを追っ払うためのハッタリだったんじゃないかな?アバンの性格ならピロロまでは殺さないと予測したうえで、黒のコアの誘爆は止められたからあれ以上足掻く必要もないって感じで。 -- 名無しさん (2017-08-25 18 51 28) 最期、出てきたとき最初首くっついてなかったし、もうキルバーンとしての機能は直らなかったんじゃないかな?なんとか動くまでは直ったけど戦闘機能はダメだったとか…。 -- 名無しさん (2017-10-26 18 06 50) 思うんだけどさ。もし地上を壊滅させて、ダイたちの絶望した顔を見たいのなら、キル人形を別の場所に安置したうえで、映像かなんかでそのことを教えて、そのうえで起爆させたほうがよかったんじゃ……。やはり離れていると相手の顔が見えないし、かといって人形から離れると起爆させられないから、一緒にのこのこ出てきたのかな? -- 名無しさん (2017-10-26 18 19 14) 人形を失った時点でキルバーンとしては終わってたんじゃないかな。死なばもろとも。 -- 名無しさん (2018-01-07 10 44 28) ロボットだから胴体切断されても大丈夫、というなら結局あの粉は何だったんだよ、という謎が -- 名無しさん (2018-04-14 18 00 27) ↑動力回復のための機能を持っていたか、あるいは生物っぽさを強調するための小道具だったんじゃない? -- 名無しさん (2018-05-23 07 19 01) そういえば、ダイはどうやって自爆から助かったんだろう? バラン(の魂)の親の愛で、一瞬だけ竜魔人としての耐久力が復活したか、それとも、爆発の一瞬で高速離脱したか? -- 名無しさん (2018-08-16 07 46 50) 無理やり軍団朝の地位を与えるならキラーマシンとか機械系の長かな -- 名無しさん (2018-12-30 18 03 18) ↑2爆発の瞬間ドラゴニックオーラを全開にして爆発を押さえ込んだとかかなぁ -- 名無しさん (2019-06-23 02 43 00) そう言えばバーンがヴェルザーにキルの死を告げたシーンだけど、ヴェルザーはキルが死んでない事は当然分かっていた筈なのに特にツッコむ事はなかったな。主である以上、彼の本体が人形じゃなくピロロだって事も最初から承知だろうし -- 名無しさん (2019-10-05 17 31 42) もしあのままバーンの地上破壊計画が進んでいたらどのタイミングで黒の核晶を使うつもりだったのだろう 他にアストロンかけて封印しちゃう手もあるか -- 名無しさん (2019-12-27 02 00 30) ↑3 でもよくよく考えたらあの時点でヴェルザーがキルの生存をバーンに知らせる意味はないか。元々バーンへの刺客も兼ねた協力者として派遣しているんだしバーンがアバンとの対決でキルが死んだと思い込んでいるなら却って好都合ではあるからな -- 名無しさん (2020-02-09 20 28 26) ミストも正体を隠してたしそういう点でも似てたからキルと仲良かったんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2020-02-09 20 48 45) ログ化を提案します -- 名無しさん (2020-04-02 04 14 56) 最期から考えてみると「必殺の気迫が感じられない=(暗殺任務でさえ)真剣に臨んだことがない」とも受け止められる、か? -- 名無しさん (2020-04-05 17 26 19) そういえば、一人称『僕』なのも伏線だったのかも。あの死神の姿で『僕』ってかけ離れてると思うし。まぁ、ギャップを狙ってのものかもしれんが。 -- 名無しさん (2020-04-05 18 18 48) 基本的に「僕」ってへり下った言い方だから(下僕とか公僕みたいに)一種慇懃無礼ってか道化気取りって意味ではおかしくはない -- 名無しさん (2020-04-05 18 47 14) ↑3まあ、そもそも常にトラップを仕掛けるか人形に戦わせるかで自分は矢面から隠れてたわけだし、いつしか本人は真剣なつもりでも気迫に欠けるようになってしまったのかもな -- (名無しさん) 2020-04-08 00 21 35 秀逸な造形だと感じる。立体化されてないのか -- (名無しさん) 2020-04-08 10 13 15 ↑2そもそもロボットに殺気や必殺の気迫とかあるのかな? -- (名無しさん) 2020-04-15 19 31 44 『直らない』ってちゃんと原作者も意図してるものなのに、文庫版だと『治らない』に変えられちゃったんだよな……。 -- (名無しさん) 2020-06-01 22 03 40 旧アニメ版はアバン先生と同じ声だからもしも続いたら同じ声優で真逆の1人二役の大芝居になったと言う再アニメでわ誰がキルを演じるのかな -- (名無しさん) 2020-06-12 22 18 12 よくよく考えるとダイヤの9がなかったらヒュンケルがグランドクルス無駄撃ちしないのでヒムに自爆グランドクルスがクリーンヒットしてヒュンケルとヒムが諸共ダウンする可能性があったり、アバンが到着前にハドラーが死ぬ可能性あるのでアバンが灰被らないかもしれなかったりと地味にダイヤの9、その後の展開に貢献してるな…w -- (名無しさん) 2020-06-19 21 06 47 友人知人は誰も賛同してくれないが、怪物くんに出てきた人形使いの悪魔がこいつの元ネタではないかと思っている -- (名無しさん) 2020-10-14 20 40 34 ↑ロボットをモビルトレースシステムに近い形で遠隔操縦してるのだからパイロットであるピロロの気迫や殺気は影響するだろ -- (名無しさん) 2020-10-14 20 59 49 バーン「おまえたち二人にしか見せた事のない余の素顔」だから知ってたと思うんだけどなあ。書こうとすると正体には気付かなかったと思われる。と伏線の二段落分になるんで良い感じの修正が思いつかん -- (名無しさん) 2020-11-02 22 26 33 まあでも後付けだけどバランやロン・ベルクとかもあの時点で既にバーンの素顔を見てるし。それにバーンにしてみればピロロなんてキルバーンのオマケみたいなもんだからそもそも眼中に無たかったんじゃないか -- (名無しさん) 2020-11-26 09 41 27 偶にあの時ピロロを倒していれば……とは聞くが、あの時先生が火を消せなかったらとはあんまり聞かない。まあ消す手段、ないし逃げる手段位はあったんだろうけど、あそこで爆発したらバーンパレスにまだ残ってたのも含めてえらい事に -- (名無しさん) 2020-12-05 12 42 49 単純だけど審判がグルっていうのは恐ろしい罠だよな -- (名無しさん) 2020-12-06 07 24 10 アバンがピロロ倒そうとすると詰むってのが本当にいやらしい。もしそうならなりふり構わず爆発させるだろうし… -- (名無しさん) 2020-12-11 17 30 52 新アニメ版だとなんか、過去回想でいなかった? -- (名無しさん) 2020-12-11 17 36 53 キルの声は決まったけど、ピロロはどうするのかな。初見の人のこと考えてキャスト発表に載せなかったようだけど。 -- (名無しさん) 2021-01-01 03 10 00 ピロロの声優さんはEDでも表記されず不明!一体誰なんだろうなぁ(すっとぼけ) -- (名無しさん) 2021-02-27 12 33 30 旧CVは「死神」、新CVは「道化or狂言廻し」をイメージする声質だから賛否はあるでしょうけど、仮面を割られた時の変貌を吉野氏がどう表現するか少し楽しみ。 -- (名無しさん) 2021-02-28 14 01 06 新アニメの声、個人的にすんごいピッタリだった -- (名無しさん) 2021-03-01 13 05 06 ヴェルザーを評して「人間みたい」と言ってたの伏線だったりして。ヴェルザーの正体は元人間とか -- (名無しさん) 2021-05-01 16 46 17 ↑ダイの大冒険の世界にもフォーセリアみたいに竜語魔法とか有るのかな? -- (名無しさん) 2021-05-01 18 16 35 あれ?ピロロの本来の声ってキルバーンの方じゃなかったっけ?自分は声色を高くして使い魔のフリしてるって言ってたし。↑↑有り得る。連載が続いてたら考えられてた「魔界編」の黒幕に姿を変えられたのかもしれない。 -- (名無しさん) 2021-05-01 20 16 03 10秒じゃ無理なたらればの疑問なんだが…人形の首を切り落として凍結ってマグマの血が残ってるからやっぱ無理なのかな? -- (名無しさん) 2021-05-30 15 48 47 ロカの死因がこいつという予想を聞いて割と納得しそうになった。 -- (名無しさん) 2021-07-06 19 07 50 旧作の声(田中秀幸ver)は違和感バリバリだった。ノリが軽いとも得体の知れないとも取れる声をイメージしていたのに、ただただ不気味かつ無機質だった -- (名無しさん) 2021-08-06 08 41 03 自分は中村悠一さんが担当すると予想してたけど、吉野裕行さんに決定してビックリ。そして自分が知ってる吉野さんの声と違いすぎてまたビックリ(でもイメージに近い声だったからヨシ) -- (名無しさん) 2021-08-21 13 33 18 あれだけ散々バーンに「人間を舐めるな」って進言してたのに、最後は人間を舐めてかかって失敗したのがすごい皮肉だよね。多分「最悪自分が死ぬかもしれない」ことは覚悟の上だった(それでも人間の絶望する顔を見たかった)んだろうけど、「まさか爆発までのごく短時間で絶望から立ち直って自己犠牲を伴う最善手を打てる人間なんているわけがない」と舐めてかかったのが致命的なミスだった。 -- (名無しさん) 2021-09-16 16 03 13 ↑7ドラゴラム -- (名無しさん) 2021-09-30 06 59 15 もし、真魔剛竜剣の腐食がなくハドラーの首を落とすことができたとしても、同様にミストバーン出現から黒の核晶起動となり、バランの運命は変わらなかったのではないだろうか。逆に、ハドラーや親衛騎団が生き延びたことが、バーン撃破の遠因になったようにも思えます。 -- (名無しさん) 2021-10-24 12 40 34 単行本読んでてラストの展開に度肝ぬかれた。 -- (名無しさん) 2021-11-02 11 51 37 まあキル人形も壊れているので、直接接触してないと動かすのも核晶起動するのもままならないのかもしれないし、爆発までの時間稼がないといけなかったのかもしれない。ダイ一行はもう帰るだけだし、何も知らなきゃ10秒あればルーラで爆発圏外に出ちゃってるかも(現にピロロはそうやって逃げるつもりだったし) <ラストわざわざネタバレに出てきたの -- (名無しさん) 2021-11-14 08 45 37 ヴェルザーのことは見下してるわけでもないと思う。忠誠って感じじゃないけど、やれやれ系というか、言い回しが道化なだけで、ちゃんと主君としては立ててる感ある。 -- (名無しさん) 2021-11-14 09 17 44 見下してたら石化した途端に見限ってただろうし、何らかの呪法で強制されてたとしたらもっと酷く愚痴ってただろうし、わりと忠臣ぽいよね。案外、ミストと似たような感じで弱いけど呪法や技法を見出されてスカウトされたのかも知れない -- (名無しさん) 2022-01-04 04 34 54 ミストは、それぞれ本体(しかも大して強い訳ではない)が別という所も共通点があって、互いはその事に気付いていなくてもシンパシー的なものは感じてたのかな? -- (名無しさん) 2022-01-06 09 16 29 暗殺者でありながらオタワ条約を順守するぐう聖 -- (名無しさん) 2022-05-01 12 07 39 トリックスター的なキャラが好きなので死神もかなり好きなキャラ。○○にはビックリさせられたけど -- (名無しさん) 2022-08-21 10 31 49 「機械仕掛けの死神」の部分だが、あのまま終わるとダイが迫害される未来しかない(少なくともその可能性は示唆される……でないとバーンの問いかけとダイの決意が茶番になってしまうから。しかしそれ示唆しちゃうと胸糞エンドになっちゃう)のを無理やり登場して、ヘイト全部自分に集めてダイもろとも不可抗力的に退場かつ生存だけは確定させるという、本来の意味でもデウス・エクス・マキナしてるのよね。ドラクエⅢがそうであったように。 -- (名無しさん) 2022-08-28 11 01 18 ベンガーナにヒドラ連れてきたのって、バランがダイに接触するのを見越してダイを人間不信にさせてバランが懐柔しやすいようにしようとしてたのかな? -- (名無しさん) 2022-09-17 08 49 37 わざわざボクサーで例えなくても、「ステータスは高いがMPやHPを消費して繰り出す『技』の類いがない」で伝わるんじゃないかな……ドラクエなんだし -- (名無しさん) 2022-10-03 21 55 57 ピロロを名乗っていた真のキルバーンの声はなんと………吉野裕行さんでした。ピロロの見た目でキルバーンの演技とは異質さがすごい。 -- (名無しさん) 2022-10-22 10 44 59 アバン先生、キルバーンを倒した後にピロロを見逃したことを最終回で後悔してそう -- (名無しさん) 2022-10-22 23 40 04 ピロロ→キルバーンの声の変化に鳥肌立った -- (名無しさん) 2022-10-24 08 54 02 ↑2 でもピロロにトドメ刺したらキルバーンの死体放置→そのままパレスごと落下→衝撃で起爆…という可能性もあるしなあ どっちにしろアバン先生の心には傷が残ってしまう -- (名無しさん) 2022-10-25 12 32 13 アニメの死体が消える描写で、実は逃走した説がでてきたな その後すぐに死んだかもしれないけど -- (名無しさん) 2022-11-01 07 53 06 自身を囮として物事を進めるってのはバーンもピラァの件でやってたからね。それと一緒のことしたのかも。 -- (名無しさん) 2022-11-01 11 05 50 声優ってすごい -- (名無しさん) 2022-11-07 20 42 58 ↑3 ダイ!感謝祭で生存が確定(消えた時の音がリリルーラのもの) 原作者指示によるもののためアニオリではない。 -- (名無しさん) 2022-11-21 19 01 40 魔界に逃げた説が有力だけど、ミラドシアに逃げたも辻褄は合うんだよなあ。こいつだけやってきた経緯がダイ達と違うし、ゼパロにポップの危険性語ってなきゃああ言う事にはなるまいて -- (名無しさん) 2022-12-20 07 13 46 なぜかバーン様やハドラーよりキルバーンが敵サイドで一番好き(バラン除く) -- (名無しさん) 2022-12-22 18 49 00 キルバーンはキルバーンで搦め手の使い手としては一流なんだよ。アバンには見破られたが勝つためならどんな汚い手でも使う。味方サイドならたとえ卑怯と罵られようと、どんな手を使ってでも味方を勝たせようとするキャラって扱いだったろう。ってか観察眼も優秀過ぎてな。ポップの成長率を看破してアバンも絶対に見逃してはならない存在と真っ先に始末に走っていたし。バーンやら実力者ぞろいの魔王軍でも少し違った視点で物事を見ることができるタイプ。そりゃ魅力的である。 -- (名無しさん) 2023-01-04 01 37 07 ↑魔王軍の軍団長って割と脳筋や自己現実優先なタイプが多いから、キルバーンみたいに俯瞰的・複合的に物事を観察できるキャラは珍しいよね。卑怯戦法一辺倒なのも反って筋が通ってるしw -- (名無しさん) 2023-01-04 09 31 25 あの気取ったような態度も、死神の笛をクルクル回したりすることの違和感消しにはなってるのよね。 -- (名無しさん) 2023-04-06 21 30 36 ↑2 敵も味方も小細工なしの真っ向勝負大好きな脳筋(誉め言葉)ばっかりだからな。だからこそキルバーンのトリックスター振りやその卑劣な戦い方、所作が際立つのよなあ。↑の胡散臭い動作で死神の笛に意識が行きにくいようにしているのもその一つだと思う -- (名無しさん) 2023-07-15 01 16 44 生存確定ということは、漫画では終ぞ実現出来なかった魔界編をアニメでやるのかな -- (名無しさん) 2023-07-15 01 31 11 多分バーン側にいる間、仕事はともかく本当に楽しかったんだろうなって -- ( ) 2023-10-28 11 47 45 真っ向勝負が多い中、罠に嵌めて○すのが他のキャラと差別化されてて善き -- (名無しさん) 2023-11-11 20 24 00 龍賀時貞と並んで続編も決まらないうちに復活が明言されてる迷惑系鬼畜外道キャラ -- (名無しさん) 2024-06-18 20 57 47 ボクサーで例えるにしても木村はちょっと違うかな…「勝ちのチャンスが見えても、捨て身で斬り込むより自己保守を優先してしまう」という点では、一歩戦での島袋が近い。 -- (名無しさん) 2024-06-18 21 11 49 ダイヤの9が攻略された時点で隙をついて奇襲するスタンスを見ると保守的とも言い難いな -- (名無しさん) 2024-06-22 20 27 38
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登録日:2022/03/28 Mon 15 24 49 更新日:2024/06/29 Sat 14 49 56NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 グレイトアックス ダイの剣 ダイの大冒険 ドラクエ ドラクエアイテム項目 ドラゴンクエスト ブラックロッド ロン・ベルク 一覧項目 傑作 光魔の杖 星皇剣 架空の武器 武器 鎧の魔剣 鎧の魔槍 防具 魔甲拳 本項目では、『ダイの大冒険』に登場した武器職人、ロン・ベルクが作成した武具について取り扱う。 ▽目次 総説 武具 総説 ロン・ベルクは作中でも最高峰の魔族の武器職人である。(ロン個人の項目も参照) 作中で他に登場しためぼしい武器職人はせいぜいポップの父ジャンクやバダックくらいであった。 かつてベンガーナ王宮随一の鍛冶屋であったジャンクの腕は人間としてはかなりよい部類であったと思われるが、それも「田舎にしてはそれなりの品揃えの武器屋」程度でしかなかった。 バダックも真空の斧を修理するのが精一杯であり、新たに強力な武器を作る力としては不足していたと言わざるを得ない。 バダックには全く直せなかった魔弾銃を作ったアバンは一廉の職人であったと思われるが、彼は終盤まで離脱していた。 また、アバンは武器職人と言うよりは、様々な道具類を作るアイテム職人であり、魔弾銃も様々な魔法の効果を打ち出すことができる万能アイテムで武器としての用法はその1つに過ぎなかった。 そして、市販品としては最高クラスの攻撃力を持つドラゴンキラーも、キルバーンを刺してすぐに溶けてしまっている。 パプニカの国宝であるパプニカのナイフも、竜の騎士として覚醒したダイの力には耐えきれず、バラン戦にて砕け散ってしまった。 このように、市販されている武器では例え高級品であっても特に中盤以降のダイのパーティーの戦いには力不足であることは明らかであった。(*1) そんな中で、ロンに制作された武具の多くは、既存の武器・防具と一線を画する非常に高性能なものであり、ダイの戦いに不可欠の役割を果たしていた。 また、それぞれの武具はある程度の自己再生能力が実装されているほか、ある程度の意思がある様であり、自らの強化を求めてロンの下に飛んできたり、明らかに武器に頼らなくて済む場合には自ら出撃を拒否すると言ったシーンが見られる。 なお、個別の武具の性能は非常に高いが、恐るべきことにロンは製作そのものにはあまり時間をかけていない。 最終決戦直前にはダイの剣と鎧の魔槍の修復をしつつ、ダイの剣の鞘と魔甲拳とブラックロッドとグレイトアックスも同時製作するというわけのわからない事をやってのけている。 アイデアそのものは元々温めていたのかもしれないが、何の前触れもなく非常に高性能な武器を量産するロンの腕前は恐るべきものと言うほかない。 またロンが言うには「俺の武器は多少の傷なら、放っておいても勝手に再生する」との事。 武具 鎧の魔剣 使用者:ヒュンケル→ダイ 禍々しい形の鞘がセットになった両刃剣。 比較的細い刀身に対して明らかにゴツい鞘は「鎧化(アムド)」と唱えることで全身を覆う鎧に変化し、電撃呪文(ライデインなど)以外にはほぼ完璧な魔法防御を誇る。 鎧化中に剣を収める場合、剣を兜に装着して刀身が蛇腹状の兜飾りにする。 刀身が消滅しない限りは鎧も含めて自己修復する「不死身の武具」である。 魔剣の金属はオリハルコン以外では最強の金属であるという。 90年以上前にロンからバーンに献上されたものが後にヒュンケルに与えられ、魔剣戦士の象徴として猛威を振るった。ハドラーを一度倒すなど戦果も折り紙付き。 防御力重視の割にはバッカンバッカン鎧が壊されるが、ヒュンケルの顔を出す要請のためだろう… しかし、バラン戦にて武器を失ったダイに剣部分のみヒュンケルから貸し与えられたが、さしもの鎧の魔剣もバランの真魔剛竜剣とダイの力との激突に耐えることは厳しかった。 何とかバラン戦が終わるまでは乗り切ったものの、そこで刀身が完全に崩壊し、その生涯を終えた。 とはいえ、明らかに格下の金属ながら真魔剛竜剣の刀身を折ることには成功しており、ロン・ベルクがダイ達に味方する大きなきっかけとなった。 鎧の魔槍 使用者:ラーハルト→ヒュンケル→ラーハルト→アバン(一時的に借用)→ラーハルト 竜騎将バランの配下、陸戦騎ラーハルトが持つ槍。ロンから鎧の魔剣と共にバーンに献上された一品であり、ラーハルトの手に渡った詳しい経緯は不明。ラーハルトは魔王軍と言うよりバラン個人の臣下だが、バランがラーハルトの為に譲り受けたのだろうか。 こちらも鎧化が可能で、槍は短くして左手の手甲の中に収納できる。 防具としては魔剣に比べ若干軽装で、防御力と引き換えに機動力と攻撃性に特化している割には事あるごとに鎧が破壊されていた魔剣とは違い、鎧が全損した事は一度もない。 見えないほどの速度を誇るラーハルトの機動力を殺さない装備だと言える。 高い魔法防御と修復機能を持つ点は魔剣と同じ。材質も魔剣と同じ金属だと思われる。 ラーハルトが息絶える際にヒュンケルに託され、魔剣が失われてからはこちらがヒュンケルの正式な後継武装となった。 主武装にして装備の核である槍の他に、鎧の各部にはナイフやブーメランといった武器も10個ほど内蔵されている。 作中では幾つかが実際に用いられており、特にラーハルトはそれらを使いこなしていたとのことだが、ヒュンケルはそこまででもない様子。 これについてヒュンケルは「オレは不器用」だからと本編外で語っているが、ヒュンケルが魔槍を手にした期間の長さを考えれば、例えヒュンケルが器用でも性能を全て活かすのは困難であったと思われる。 最終決戦前にロン・ベルクの手によって強化され、攻防共に性能が向上。 鎧は全体に大型化、槍は真っ直ぐだった1本刃から、柄も合わせると矢印のように見える三枚刃に。 最終的に途中で戦闘不能となったヒュンケルの手を離れ、蘇り現れたラーハルトの手に戻った。 自らヒュンケルに鎧化したり、魔槍も一度はエイミによって余所に捨てられたにもかかわらずヒュンケルの元に飛んでくるなど、魔槍の側もヒュンケルに強い信頼を示していた。 ヒュンケル自身ラーハルトの形見として思い入れもあり、武器としての強さ以外の点でもダイの剣に勝るとも劣らない存在感を示した名武器と言える。 バーンパレスでの決戦ではミストに取り憑かれたマァムを救う為、アバンがラーハルトから一時的に借用。 虚空閃でマァムの身体からミストを追い出す活躍を見せた。 魔甲拳 使用者:マァム 通常時は少し大きめの手甲として、利き手と逆の左手に装備。 こちらも鎧化が可能で、手甲をつけた側の半身に偏った鎧に変化する。武闘家のスピードを損ねない軽装仕様だが強力な対魔力防御は健在で、敵の魔法を蹴って弾くような芸当も可能。 その左半身を盾にしつつ、利き腕であり身軽な右の拳で攻撃を行うのが鎧化時の戦闘スタイルとなる。 マァムは基本的に徒手空拳が武器の武闘家であるため「あまりに強力な攻撃技を使うと自分の肉体が保たない」という難点を抱えていたが、この装備により防御面が大分解消され、アルビナス撃破に貢献した。 左肩に内蔵されたメタルフィストを右拳に装備すれば攻撃力も向上し、使い手次第ではオリハルコンすら砕く。 あまりに強すぎるためマァムもアルビナスに追い詰められるまで使おうとはしなかった。 その後も鎧は(一部損傷したものの)装備しっ放しであったにもかかわらずメタルフィストは使っていない。直接触れないと効果がない閃華裂光拳の邪魔になるからだろうか。(アルビナスには閃華裂光拳が元々効かないのでその点気にする必要がなかった) ミストバーンに憑依された状態で使われていたらどうなったことやら… グレイトアックス 使用者:クロコダイン 真空の斧に代わるクロコダインの新たな武器。 彼の体躯では真空の斧も小さく見えていたが、こちらはその体躯に合わせた長大な柄と刃を持つ両手斧。 “唸れ”の後に続ける言葉によって、振るった際に2種の呪文が発動する。 “轟火”→メラ系呪文 “爆音”→イオ系呪文 なお、「バギ系だけでなく」と言っていたことからバギ系も出せるらしい。「真空」とか「竜巻」とかだろうか? ちなみにこの時、クロコダインは擬似アバンストラッシュ気分を味わえてご満悦の様子だった。 …が、クロコダイン自身が二軍落ちっぽくなってしまったためか、猛威を振るったのは雑魚モンスター相手のみ。 長柄なのでザボエラの腕を潰すには便利だったかもしれないし、ミナカトールの魔法陣を狙う魔物の撃退に貢献したと考えれば戦略的な意義は十分大きいが。 ロンとクロコダインの付き合いが終盤までほぼ皆無だったためか、これまでのクロコダインの戦闘スタイル(片手斧メインで拳を使った肉弾戦もこなす)と微妙に噛み合っていないのも痛い。 ロンと言えど、全く付き合いのない相手に噛み合った武器を作るのは難しいようだ。片手斧使ってましたよくらい教えてやれよ周囲 大魔宮の戦いでいつの間にかクロコダインも所持しない状態になっており、扱いも不遇。 ちなみに新アニメの後期OPでは老バーンと対峙した時点でこの斧を持っている。 ブラックロッド 使用者:ポップ 通常時は肘から手先ほどの長さの黒い杖。 ポップの意思に応じて変形し、伸びたり先っぽを槍状にしたりなど自由自在。 後述の光魔の杖に似た仕様だが、リミッターはついているはずだし変形自在な分、通常の使い手ならば上位互換といえる。 非力なポップでも少し魔法力をこめた程度で軽々岩を砕くほどの威力を発揮し、全身オリハルコンで重たいシグマを吹き飛ばしたりもしており、 全開で魔法力を込めた際はバーンも「それなりの威力を持っているとしよう」と上から目線ではあるものの一定の評価をしている。 数字上は威力は攻撃力+60らしく、理力の杖を少し上回る程度らしい(魔法力の消費量を変化させられるのかは不明)。 対シグマ戦やバーン戦で大活躍したが、ポップ自身は本当にここぞと言うときでしか使っていなかった。 ポップ自身ブラックロッドを入手してから大魔宮戦まで時間がほとんどなく、魔力切れを起こさないペースの見極めができていなかったことや、彼自身が武術では劣るため、警戒・対策されるとほとんど使えなくなってしまうためだろう。 バーン戦では天地魔闘の構えを崩す際に、全開で魔法力を込め、カラミティエンド(手刀技)を受け流すのに用いられたが、それでもなお砕かれた。 作中時間では無茶苦茶短命である。再生してるかもしれないけど。 ダイの剣(つるぎ) 使用者:ダイ ダイが鎧の魔剣で真魔剛竜剣を折った事に感動したロンが、覚醒したダイでも振るえる様にと鍛え上げた、ダイの為にだけ存在する剣。 ロン自身、この剣を作成した事にすこぶる満足しており、これ以上強い剣はできないという自信作であった。 材質はオリハルコン。さすがにロンの手元にも材料は無く、ダイ達が持ち込んだ「覇者の冠」を鋳潰して用いている。 会話はしないが意思を持ち、真に必要とされる場面でのみ自らを鞘から開放する。 また、多少ながら熱を発し、竜闘気をほとんどなくしてしまった状態で氷山に閉じ込められたダイを低温から守った。 ダイが死ぬようなことがもしあれば、埋め込まれた宝玉も力を失い、ただの武器に成り下がるという。 ドラムーンのゴロアがどさくさに紛れてダイの剣を拾ってダイに打ちかかったが、その際には片手で白刃取りされて取り返されており、ダイが使ってこその武器であることが明らかになっている。 最終決戦前に強化されるが、本体の攻撃力はロンをもってしてももう上げられないので、鞘の方が強化された。 魔法剣の増幅機能が付加され、鞘に収めてチャージすることで魔法の威力を最上級にまで高めることが可能に。 例)メラ→メラゾーマ ライデイン→ギガデイン …ただ、鞘はハドラー戦では最後の決め技となったが、真・大魔王バーン戦ではフェニックスウイングの前に弾かれてしまい、「個人+武器の能力では最高峰クラスの技であってもバーンは倒せない」ことを示されてしまった。 また、魔力をためる際には剣を鞘に収めて10秒のチャージが必要であり、乱戦向きとは言いがたい。 ハドラーもバーンも、あえてダイに全力を出させるべくチャージを見逃すという対応を取ったからこそ出番があった武器ともいえる。 攻撃力は150と、本家シリーズに登場した伝説の武器の数々にも劣らぬ数値。 (6の「ラミアスのつるぎ」が最大145、リメイク4の「まかいのつるぎ」が150) 居眠りしながら作ったような手抜きの剣 ジャンクの店に卸していた剣。他の剣にはない凄みを発する一線を画する逸品だが、「居眠りしながら作ったような手抜きの剣」とはロン本人の弁。 実際ダイの力に耐えられる水準の武器ではないが、ロンが言うには「並の人間には丁度いい武器」との事。 メルルの占いによってランカークス村を訪れたダイの目にとまり、ジャンクがダイをロン・ベルクに紹介する切っ掛けになった。 自前の剣 使用者:ロン・ベルク 90年前から所持している愛刀。厳密には制作者は明言されていないが、↑の居眠りしながら作ったような手抜きの剣とデザインが似ているので恐らく自前。 ダイとヒュンケルを鍛える際に使われている。更にミストバーンのビュートデストリンガーと切り結ぶ活躍を見せており、決してナマクラ刀等ではないと思われるが、ロンの力と超魔ゾンビの肉体の衝突には耐えられず折られてしまった。 光魔の杖 使用者:バーン 90年前にロンがバーンに対して献上した多数の武具の一つで、バーンが自身の武装にと選んだ品。 基本コンセプトは「理力の杖」と同じく、付属の鎖から使用者の魔法力を吸い上げて光の刃に変え、打撃力に変換するというもの。 但し一般的な理力の杖と違い安全装置が設置されておらず、魔力消費の上限が無いため無尽蔵に魔力を消耗し、使い手の魔法力に比例して無限に威力が上がるという代物。 メタ的な言い方をしてしまえば「理力の杖から安全装置を取っ払っただけの代物」だとも言える。 それ故に並の魔法使いではあっという間に魔力が枯渇して使い物にならなくなってしまうが、圧倒的な魔力量を持つバーンが手にした事により、オリハルコン製のダイの剣さえもへし折るという前代未聞の攻撃力に膨れ上がった。 また魔法力を更に光の障壁「カラミティウォール」に変換し、ほぼ全ての攻撃を防ぐ事も可能。反射などが難しい闘気系の攻撃をも防いで見せている。 バーンにしてみれば「非常に高性能であり、なおかつ奪われたり盗まれたりしても他人にはマトモに運用できない」という意味で優れた武器と言えるだろう。 しかしながら、バーンの最強クラスの魔法力があるからこそ最強武器になっているだけで、言ってしまえば『安全装置を外し高出力にも耐える様にしただけの理力の杖』である。 ロンからすれば別に傑作でも何でもなく、他の数々の献上品を差し置いてこの武器が選ばれた事は心底意外であったらしい。 この一件をもってロンはバーンの事を「ナイフ一本握っても強くなる、武器屋にとってこんな白ける客がいるか」と評した。彼がバーンの下を去った原因の1つでもある。 しかもロンは知らなかったが、彼の真の最強の武器は若い肉体を戻した上での全力の手刀。 …確たる理由があったとは言え、武器を要求しておいてこれでは名工でなくとも白けて当然だろう。 ちなみにその特性上、使用中は無尽蔵に魔法力を吸い続けるため燃費は最悪で、長期戦には不向き。 バーンですら長時間使い続けると消耗し攻撃力が低下していく。 本気を出して魔力を全開放した後には消耗する様子は見られなくなったが、神をも凌駕する魔力の彼がそこまでせねばならない時点で、ロンの求める「持ち主を支え高め合う武器」としては論外であろう。 前述のブラックロッドは理力の杖を上回る威力と変形機構を兼ね備えながらも、魔法力消費量も相応に抑えられる工夫が凝らされている。 更に、ポップが普段より多めに魔法力を込めた時には光魔の杖に似た光刃までもが現れており、光魔の杖と同じ芸当さえ可能なことが窺える。 つまり光魔の杖は、一週間そこそこの期間で拵えられるブラックロッドの下位互換であり、ロンにとっては改良方法が分かり切っていた武具でもあったと言える。 ここらの致命的な完成度の低さもロンからの評価が悪い要因だと思われる。 バーンが使うことで恐るべき威力を発揮したが、ドルオーラを障壁で防ごうとしたところ、ドルオーラを連発されてしまい、2発分のドルオーラに耐えきれずに破壊されてしまった。 ちなみにバーンは若い肉体に戻った際、用済みとばかりに踏み砕いている。 とはいえ、踏み砕くに当たって「傑作」「十分に役割を果たしてくれた」とねぎらいとも取れる言葉を向けており、尊大な態度を崩さないバーンでさえその働きには一定の評価をしていたようである。 星皇剣(せいおうけん) 使用者:ロン・ベルク 来いッ!!! 我が生涯をかけた…究極の兵器!!! ロンが100年以上の時間をかけて自分専用に作製した2本組の長剣。 普段は特殊なペンダント内の異空間にある巨大な岩の中に封じられており、ペンダントを宙に投げることでペンダントが砕け、異空間から岩が召喚。 岩をこじあける事で初めて取り出せる代物だが、超魔ゾンビに乗っているザボエラが自分から砕いたので取り出しには苦労しなかった。 ロン自身は「究極の兵器」と豪語したものの、実はまだ未完成。 剣としての体裁は整っているものの、ロンが予定していた強化はまだまだ施されていなかった様で、ロンが必殺技である星皇十字剣を一回放っただけで砕けた上、その反動を吸収できずロンの腕を守ることもできなかった。 素材は不明だが、技の反動で砕けてしまったことを考えるとオリハルコンではない可能性が高い。 ……ダイの大冒険においてオリハルコンは戦闘力上位陣なら普通に壊せる(*2)のでオリハルコンかもしれないが。 星皇剣が完成しなかったのはダイ達の武具の製作にかまけていたためと本人は言っているが、それ以前は作る時間がいくらでもあったはずで、実際「こんな事があるなら完成させておけばよかった」とこぼしていた。 ダイと出会うまで本人のモチベーションが著しく低下していたのが最大の要因と思われる。 ロンの性格からして、モチベーションの下がった状態でとりあえず手をつける位なら放っておいてしまうことだろう。 ノヴァは、いつかこの剣を作ることを申し出てロンの弟子となった。 ロンが何十年以上もかけてできなかった水準の武器を、ノヴァが生きている間に作成できるか。前途は多難であろうがノヴァがそう簡単に諦めることもないと思われ、一つの物語後の楽しみでもある。 項目と追記・修正人はひとつだった… 追記・修正人は良き項目に恥じぬよう努力した… すぐれた追記・修正人がいるからこそ 項目も日々進歩した… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] だから、項目の分割は相談必須だってば…確かにルールが分かりづらいけどさ -- 名無しさん (2022-03-28 16 33 34) 相談したことは新規作成申請にも書いたはずなのですが。そちらに目を通すことなくそのように言われたのであれば流石に不愉快極まります。 -- 名無しさん (2022-03-28 16 42 34) ↑ 「また、相談は1項目ごとに毎回必ず行い、相談所での許可が出てから1ヶ月以内に立てるようにして下さい。 もし1ヶ月以内に項目を作成できなかった場合は、改めて許可を取り直すことが必要となります。」確認ミスは謝罪しますが、ルールにもこう明記されているので、昨年の12月の提案は無効となります。 -- 名無しさん (2022-03-28 16 51 25) 仕方がない部分もあるとはいえ、内容がほぼ所持キャラの解説と完全に重複しているし、この形にするメリットは正直あまり感じない。同じ解説を各キャラの個別ページとここでわざわざ2箇所で別々に書いているだけに見える。 -- 名無しさん (2022-03-28 21 06 39) 違反しておいて不愉快極まりないとか…… -- 名無しさん (2022-03-30 01 31 21) 不愉快発言の元になった指摘はミスだったんだし、ヤジ飛ばすなよ -- 名無しさん (2022-03-30 09 26 32) 項目の作成から一月以上経っておりまたスレッドの議論も現状停止しているため問題ないと判断し項目名から(削除審議中・提案期限切れの要相談項目)を削除しました -- 名無しさん (2022-05-14 01 19 32) 名前 コメント
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残された夢のアジト55 13Fレジェンドホースオンリー (61)ダイ 残された夢の道61 13Fレジェンドホースオンリー (61)アイザック (8E)アイザック とどろく岩の墓場63 15Fレジェンドホースオンリー (8F)ダイ 見えざる風の世界68 14Fレジェンドホースオンリー (54)ダイ あらぶる影の世界73 16Fレジェンドホースオンリー (4E)ダイ 見えざる運命の世界77 14Fレジェンドホースオンリー (72)ダイ 大いなる闇の奈落82 13Fレジェンドホースオンリー (24)ダイ・アイザック (51)ダイ 見えざる光の世界90 15F敵無からレジェンドホースオンリー (3B)ひまわり 見えざる獣の巣56 10Fアンドレアルオンリー (4C)アイザック 残された空の巣59 13F無無無からアンドレアルオンリー (10)アイザック (3D)アイザック 大いなる獣の巣62 11Fアンドレアルオンリー (88)ダイ けだかき影の巣79 16Fアンドレアルオンリー (18)ダイ 見えざる大地のじごく85 (5F)アイザック 大いなる獣の世界62 14Fゴールドマジンガオンリー (2D)ダイ 見えざる岩の墓場63 (84)アイザック 見えざる影の迷宮65 13Fゴールドマジンガオンリー (02)アイザック 見えざる空の迷宮69 16Fゴールドマジンガオンリー (3B)ダイ・アイザック とどろく大地の迷宮77 13Fゴールドマジンガオンリー (27)ダイ 残された魂の遺跡86 16Fゴールドマジンガオンリー (43)ダイ 怒れる影の巣73 無無無から16Fマポレーナオンリー (2C)ダイ
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第二話 奇妙な関係誕生!の巻 前ページ次ページゼロの竜騎衆 (ここは…どこだ) この状況下で、誰もがつぶやく言葉だ。 勇者ダイの行方を掴むため、友であるヒュンケルと旅をして、途中で一人加わったが、早一年が経った。 行けども行けども、手がかり一つつかめない。誰も口には出さなかったが、それは不毛な旅であった。 ラーハルトは、先ほどの奇妙な出来事を反芻する。 山の中で食料を採取していたら、目の前に光が現れた。突然すぎる現象に彼は反射的に動くことすらできなかった。 そして、光が消え失せ、むしろ光の中を通過した感じがしたが、彼は草原の上に座り込んでいた。 心ここに在らず、とラーハルトが周囲を見渡したのは一瞬だった。すぐさま、持てる知識を総動員し、己の置かれた状況を分析する。 真っ先に考えたのは冥竜王ヴェルザーの仕業か、ということだ。 まずあの光。森から草原に飛ばされたことから見て、あれは空間同士を繋ぐ、言わば、扉のようなものではないか。 彼はヴェルザーの部下にそんな真似ができる卑怯者を知っている。だが、そいつは既に死んでいる。なら、別の誰かが… これが事実だとしたら、状況はかなり悪い。何せ自身の武器である鎧の魔槍は食料採集の際にヒュンケルに預けたままだ。 ただ、自身を別の空間に転移するならともかく、第三者をそうする術は見たことがない。 もし、そんなことができるなら…、ヴェルザーが敵対する勢力の戦力を殺ぐために行動を起こしたのなら、場所は地上ではないはずだ。 魔界のマグマの上空にでも招待して、出迎えには魔族の大群を遣すだろう。 あえて地上に落とし油断を誘うため、とも考えられる。結局いずれの可能性も、肯定も否定もできなかった。 とりあえず分かったことは、自身がこの場にいるのは、偶然か必然か、何者かが作り出した光の扉に突っ込んだのが原因ということになる。 となると、次は現在地の確認だ。場所さえ特定できれば、いくらでも対処できる。 自身の周辺は青々と草原が広がっている。何もないかと思いきや、目印になりそうな建造物があった。 ここから少々距離があるが、城の様な大型の建造物がある。だが、城ではないだろう。眼前にはその建物しかない。 ならば修道院や協会と踏んだが、それと特定できるものは発見できなかった。 次に、先ほどから自分を見ている人間だ。服装は、多少の差異はあるものの、白い服に黒いマント、皆が同じものを着ている。 仕立てが良いように見えるので、それなりの身分の人間だろうか。 ラーハルトが、己の目で得た情報はその程度だった。後は、先ほどの出来事と整合して、現在の場所のめどをつけるだけだ。 さらに、思考をめぐらせようとした時、目の前に立っている少女から声が届いた。 「あんた、誰?」 何者か問われたラーハルトはどう返答するべきか迷った。そして… 「俺はラーハルトだ。お前は?」 名を名乗ることにした。 初めは隠そうとも考えたが、もし、ここにいる理由が敵の陰謀の場合、隠し事をしても意味はない。自分の名はすでに知れている。 偶発的にここにいるのなら、主の名前を出せば素性を伝えることはできる。この場合はいかに信じさせるかに心血を注がなくてはいけないのだが 「わ、私はルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエールよ。あんた、どこの亜人?」 ラーハルトは、長い名前なのでルイズと覚えることにした。 ルイズの表情をうかがうと、自分の名前は知らないように見える。亜人という言葉は気になったが、人型の魔族の通称なのだろう。 敵意にはなさそうに見える。だが、油断はできない。素性を明かして反応を見る。 「陸戦騎を知っているか?勇者ダイ様の忠実なる部下の一人。それが俺だ」 ラーハルトは、何が起きても即座に反応できる体制を整えながら、この後起こる騒ぎをどう落ち着けようか頭を働かせていた。 「勇者ダイ?誰よ、それ」 どんな生き物でも、予測を大きく外れる事態に遭遇したら、思考と体がフリーズする。 「な…に…」 かろうじて声を出すことはできた。しかし、目の前の、存在するはずがない人間から目が離せないでいる。 「それに、リクセンキって何?」 ルイズの問いかけも、今のラーハルトの耳には入らなかった。 彼の頭を巡ることは、非常にまずい、それこそ最悪と言えるほど酷い状況に遭遇してるということ。 それが更に、彼の心を不安という暗がりに引きずり込む。 だが、ここでパニックを起こすほど、やわな人生は歩んでいない。すぐさま冷静さを取り戻すことに努める。 「知らないのか…勇者ダイ様のことを…」 もう一度確認する。今度は周りにも聞こえるくらいの声で。 「知らないわよ」 周囲の声にも気を配る。しかし、主の名を知る声、驚く声はなかった。 ラーハルトは、今、自身がいる場所の見当がついてしまった。 勇者ダイを知らない者は存在しない。例外である、物心がついていない子供もいない。 勇者を知らない世界が存在するのなら、そこは勇者がいない世界だ。 つまり…ここは自分が本来いるべき世界ではない場所。人はそれを異世界と呼んでいる。 理由は不明だが、ラーハルトは冥竜王ヴェルザーの顔を拝みたくなった。 ラーハルトの心が泥沼にはまりかけている原因であるルイズは、召喚した亜人を使い魔にすべきか逡巡していた。 ハルケギニアの亜人は、たいてい人間を大きく上回る能力を持っている。例えば、あの忌まわしき存在、エルフのように。 このラーハルトという名の亜人、体格はなかなかいい。 人の体は良くわからないルイズだが、しなやかな筋肉を持っていると感じた。 結構強そうに見え、ルイズは使い魔としては上出来かもしれないと分析した。 しかし、ルイズには許せぬことがあった。先ほど二言三言程度会話した時の言葉遣いが問題だった。 貴族に対する礼儀が感じられないのだ。これは彼女にとっては重要である。もし、使い魔に舐められたらお終いだからだ。 ただ、礼儀などは教育することが可能である。そこで自分が主人であることを叩き込んでやろう、と考えたルイズは『契約』を決心した。 「ミス・ヴァリエール、早く召喚した使い魔と契約を済ませなさい」 考え込んでいたせいで、コルベール先生に催促された。 さっさと契約を済ませよう、と腰を下ろした近づいたルイズの方をラーハルトが鷲掴みにした。 「女!俺を元の世界に帰せ!今すぐにだ!!」 いきなりシェイクされたルイズは、使い魔の印象を改めなくてはいけなくなった。 前言撤回。最悪だ、こいつ! 「い、痛!ちょっ、や、やめて…」 ルイズの悲痛な声も、ラーハルトの耳には入らない。 彼は、先ほど現れた黒いローブの男の言葉で全てを理解した。 召喚…使い魔…、そう、自分がここにいる理由は、状況から類推するにルイズという少女に召喚されたからだ。使い魔として。 “その程度”のことで異世界に飛ばされた、それは彼の逆鱗を揺さぶるには十分だった。 「やめて…やめっ…いい加減にして!!!」 ルイズも激昂するが、身に降りかかった事が重大すぎるラーハルトはそれで止まるわけがなかった。 「なんだ~。ルイズの奴、使い魔に食って掛かられてるぜ~」 「やっぱ『ゼロ』か」 「ルイズ~。契約の仕方教えてやろうか~」 こんな状況にもかかわらず、ルイズの耳には、周りの罵りがどんどん入ってく。 聞きたくないと強く思えば思うほど。それはルイズの心を削っていった。今まで感じたことがないほどに… (何で…なんで…、なんでいつもこんな目に遭わなきゃいけないの…) 絶対に成功させなければならないと、強く心に誓い挑んだ召喚の儀。結果は大失敗だった。 一瞬でも、成功を信じた分、裏切られた。ルイズの心が徐々に絶望に染まっていく。 召喚した亜人、ラーハルトはまだ大声で叫びながら体を揺すっている。もう限界だった。 ルイズは己の心を奈落に落とした分の怒りを目の前の犬にぶつけようとした時、黒い影が横切るのを見た。 「ミスタ!落ち着きなさい!」 コルベール先生だった。ルイズの身の危険を感じ、助けに入ったのだ。 「放せ!落ち着いていられる状況ではないのだ!」 それでもラーハルトは止まらない。 生半可なことでは止まらないと理解したコルベールは、自身が捨てたものを再び拾い上げることになってしまった。 「ミスタ!!!」 ありったけの殺気を込めて、ラーハルトに叩きつける。 ラーハルトは動きを止めた。というより、止めさせられた。黒ローブの男の殺気が尋常ならざるものだったからだ。 「ミスタ。落ち着きましょう。冷静さを欠いては、進むものも進みませぬぞ」 ラーハルトは、予想外の男の登場に感情の高ぶりが徐々に沈静化し、冷静な頭が戻ってきた。 「すまない。だが、こちらも事情があるのでな」 「なにが…事情よ…」 コルベールがラーハルトに事情とは何かを問おうとしたら、奈落の底から声が出てきた。 「ミスタ・コルベール。もう一度召喚させてください…」 並の人間ならその場から逃げたくなるほど暗い声だ。 「それはダメだ。ミス・ヴァリエール」 「どうして…」 「現れた『使い魔』で今後の属性を固定し、それにより専門課程へと進むんだ。一度呼び出した『使い魔』は変更する事はできない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。好むと好まざるに関らず、彼等を使い魔にするしかない」 コルベールはルイズの心を少しでも楽にするように優しく諭す。 「こんな…こんな奴…使い魔になんかしたくない!!」 ルイズは今まで溜まりに溜まったものをぶちまけた。しかし、それでも心が晴れることはない。 「ミス・ヴァリエール。例外は認められないんだよ」 「悪いが俺もこの少女と同じ意見だ」 ラーハルトが割って入ってきた。 「ミスタ…」 「気が合うじゃない…」 ルイズからヒステリックな声が発せられる。 状況の解決がしばらく見られないと考えたコルベールは、他の生徒を学院に戻すことにした。 「ミス・ヴァリエールの契約はしばらく終わらない。皆、先に学院に戻りなさい」 周辺の生徒たちは、喜劇に無理矢理幕を下ろされたようながっかりした表情で、空に飛び立っていった。 「ルイズ!ちゃんと契約しろよ」 「ハハ。俺応援しちゃうぜ」 「学院の恥にならないようにな~」 彼らは、余計な一言を忘れるような真似はしなかった。 その場には、ルイズ・ラーハルト・コルベールが残された。 ラーハルトは周りの人間が空を飛んだことに驚いた。彼の知識でいえば、あれは飛翔呪文・トベルーラ。 使い手はそう多くない魔法だ。それを十数人のほどの人間がいっせいに使用したのだ。 先ほどのコルベールの一喝といい、彼は相当厄介な世界に召喚されたと警戒を強める。 「いいかい、二人とも、いがみ合っていないで、契約を済ませてくれないか」 何とかこの場を収めて、契約まで漕ぎ着けようとするコルベールだが… 「「無理だ(よ)」」 見事に否定された。 「こんな礼儀知らずを使い魔に?なら平民を使い魔にしたほうがましよ」 「俺は今すぐ、元の世界に戻らねばならない。それに、人間に従うなど御免蒙る」 コルベールは頭を抱えたくなった。両者の溝を埋めるのは不可能に近いかもしれない。 だが、諦めてしまっては両者のためにはならない、言葉を拾いながら、何とか説得できないか模索する。 「ミスタ…元の場所に戻ることはできませぬ」 「なぜだ?」 「使い魔として召喚されたのなら、その変更はできません。あなたが死なない限りは…」 コルベール自身、こんなことは言いたくなかったが、背に腹は変えられない。 「なんだと…」 ラーハルトの感情がまた熱くなりだしたが、自重する。さっきのことの繰り返しになるからだ。 「ふざけるな。何とかしてもらいた」 「そう言われましても」 ラーハルトの期待に副えるようなものはこのハルケギニアにはない。 「あるわよ…」 ルイズが地獄の底の悪魔のような声で話しかけてきた。 「あるのなら、教えてもらおう。その方法を」 返ってきた返事は… 「あんたが死ねばいいのよ」 ようなではなかった。そこに悪魔がいた。 杖を振り下ろすのを、ラーハルトとコルベールが大慌てで止めた。 「放しなさい!ラーハルト、あんたの望みをかなえてやるのよ!!」 二人の男、しかも片方は強大な力を持っているのだが、ルイズは体を目一杯使ってばたばたと暴れる。 しばらくしたら、疲れたのかルイズの動きが止まった。同時にルイズの口から嗚咽が漏れ始めた。 「なんで…なんで私はいつもこうなの…なんでなのよぉ…」 今まで、魔法が使えないことで馬鹿にされ続けたルイズ。今日こそはそれを覆そうと挑んだ召喚の儀。 でも、結果は馬鹿にされるネタを増やすだけだった。 ルイズはこの先、考えたくもない未来を想像する。また、いや、今度はもっとひどく馬鹿にされ続ける日々が続くのか。それがずっと… 悪夢のような日々がやってこようとしている。果たして自分はそれに耐えられることはできるのか? 今のルイズには、これからどころか、今ここに在ることがすでに地獄のように思えた。 (もうやだ…こんな思い…) 涙を止めることができないルイズを二人の男はただ見つめるしかできないでいる。 「ミスタ。提案があるのですが」 「なんだ?」 コルベールは納得してもらえるか自信がないものの、今できる最大限の譲歩をした。 コルベールは、まず、召喚の儀の詳細を説明した。 「つまり俺は、召喚はされたが、完全にこの少女の使い魔とはなっていないのか」 「そうです。ミスタ・ラーハルト。しかし…」 「元の世界に戻る方法はない」 「そうです」 「では、お前の提案とはなんだ」 コルベールは恐る恐る尋ねる。 「あなたはミス・ヴァリエールの使い魔になる気はありますか?」 「ないな。それに俺には仕える主がいる」 「そうですか。では、使い魔にならず、あちらに見えるトリステイン魔法学院に滞在するというのはどうでしょうか」 ラーハルトが怪訝な顔をする。 「どういうことだ?」 「ミスタ、あなたが帰る方法を見つけるには時間が掛かるでしょう。よって、風雨をしのげる場所が必要です」 「そうだな」 「そして、魔法学院には、各魔法の資料があります。それで、帰還の方法を見つけるのです。悪い案ではないでしょう?」 ラーハルトが迷ったのはほんのわずかな時だった。 「考えられる上で、最良の案だろう。応じてやる」 コルベールは胸を撫で下ろしかけたが、まだ難関が待っているので堪える。 「その間、ミス・ヴァリエールの使い魔の振りをして頂けませんか。何分、使い魔がいないとなると、弊害が大きいので…」 ラーハルトの眼光が鋭くなる。当然だった。 「あくまで形式上です。他の生徒にはそう見せなければいけないのです。なにとぞご理解いただきたい」 コルベールは断られるか不安で仕方がなかったが、返答はそれをかき消すものだった。 「それくらいならいいだろう」 納得しない気持ちもあったものの、これ以上我侭は言えない。あくまで形だけなら大丈夫だろうとラーハルトは判断した。 それに…目の前で悲しみにくれるルイズを見て、よくわからないが罪悪感を感じてしまったのだ。 コルベールは今度こそ安堵…できなかった。了承を取る人物がもう一人いる。 「ミス・ヴァリエール…これでよろしいでしょうか…?」 地面に突っ伏したまま動かないルイズがYesという可能性は限りなく低いように思えた。 「もう…勝手にしなさいよ…」 しかし、ルイズにはもう反論するほどの元気は消えうせていた。心身ともに限界を超えたのだ。 コルベールはやっと大きく息を吐くことができた。だが、これからを思うときが重い。 「ミスタ・ラーハルト、私もできる限り協力します。聞きたいことなどがあるなら、私の研究室を訪ねてください」 「協力感謝する。俺もやれるだけのことはやろう。名は?」 「コルベールです。ミスタ・ラーハルト」 「世話になるぞ、コルベール」 二人の男は熱い握手を交わした。ルイズはいまだに顔すら上げられないでいる。 ここに、奇妙な主従関係と協力関係が誕生したのだ。 前ページ次ページゼロの竜騎衆