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その日、少女が召喚したのは、友達だった。 『フレンド』 幼き日、池の畔でなく少女にもたらされた奇跡。 それは、黄金色に輝く愛らしい瞳の小動物らしき謎のナマモノだった。 少女は友達に名前を上げた。 「ゴメちゃん」 ゴールデンでメタルっぽいからゴメ。皆が少女のネーミングセンスに恐怖した。 最初は得体が知れないと娘の身を案じた父親だったが、2人が無邪気に遊ぶ姿を見て警戒を解いた。 ついでにお抱えの絵師に20枚にもわたる連作を描かせて妻に怒られた。 自分にも他人にも厳しい母親だったが、誰も周囲にいない時には娘の友達を抱きかかえてゴロゴロと転がった。 「烈風」の二つ名を持つ彼女は、可愛いものに滅法弱かった。 時がたち、少女は魔法学院に入学する事になった。 全寮制の為、生き物は持ち込めない。 彼女の家の実力をもってすれば特例を認めてもらえただろうが、彼女はそれを断った。 少女は貴族の証たる魔法を成功させる事が出来ない。だからこそ、彼女は貴族の範となる事を誓っていた。 そして、召喚の日。扉をくぐってきたのは、実家に残した筈の友達だった。 友を使い魔にしていいのか。 躊躇する少女に友達は笑いかける。その笑顔を見て、少女も笑みを返した。 そうだ。例え何があっても、わたしたちは友達だ。 こうして2人は主と使い魔になった。 それからは色んな事があった。 愛らしい友達は、たちまち皆の人気者になる。 少女が同級生と決闘騒ぎを起こした時、友達は少女を守る為に広場に登場した。 その姿を見て同級生はあっさりと負けを認めた。 「いや無理だから! あんなちみっちゃいナマモノ攻撃するのムリだから!」 鼻血を出して言う事ではない、と少女は思った。 怪盗が宝物庫から宝を盗み出した。だがそれは囮。怪盗は何者かに依頼されゴメちゃんを攫おうとしていたのだ。 誘い出された少女たちに襲いかかるガーゴイル。だが土壇場で怪盗は少女に味方した。 「あんな可愛いナマモノを狙えるわけがないだろ! さっさと逃げな!」 幼馴染の姫の依頼で、婚約者と共に空飛ぶ城に向かう少女。 戦争の悲しさと王子の誇り、涙を流す少女に再び刺客が襲いかかった。 ガーゴイルの攻撃を、婚約者と王子が撥ね返す。 「ルイズの友達は僕の友でもある! お引き取り願おう!」 「おのれレコンキスタめ! こんな愛らしいナマモノを襲うとは人として許せん!」 「うわあ気が合うなあ王子! でもゴメちゃんは渡せないけど!」 「いやそもそも君のものでもないだろ子爵!」 少女は頭を抱えた。大丈夫かこの変態紳士たちは。 遠くガリアの王宮で、狂える王は命令する。 「余のミューズよ。一刻も早く彼の使い魔をここへ連れてくるのだ。 あのプニプニした体を想像するだけで心が震えるわ! 当社比シャルルの三倍くらい!」 命を下された女は思う。 ついうっかり捕獲に失敗してヤっちゃっても私悪くないよね、と。 てか私よりあんなナマモノのほうが上なんかい。 そして、燃え盛るタルブの村と空を覆う戦艦を前に、少女は叫ぶ。 己の系統たる虚無の呪文と、そして自分を支え続けてくれた友達の名を。 ダイの大冒険からゴメちゃん召喚。 近日未公開!
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イラスト 朽ち逝く魔王と白銀の女王 自分絵で描いたら色んな意味で大惨事に。ハドラーとアルビナス大好きです。 獣王クロコダイン ある意味AKINONAの嗜好というか属性を決定させてしまった最愛の御仁。
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登録日:2011/06/26 Sat 21 54 42 更新日:2023/07/17 Mon 02 16 00NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 1/2クロコダイン いいか!画像検索するなよ! かませトド かませ犬 ちょっと強いトドマン ガメゴンロード クロコダインもどき ダイの大冒険 トド トドゼルガ トドマン パワータイプ ボラホーン 何故か定期的に上がる項目 冷気属性 天下無双(笑) 怪力 杉村憲司 海の王者 海戦騎 獣人 竜騎衆 超竜軍団 錨 風評被害 海の王者、海戦騎ボラホーン! 参りました!! 漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場するキャラクター。 ●目次 【プロフィール】 【概要】 【人物】 【戦闘能力】◆装備 ◆使用技 【作中の動向】 【プロフィール】 種族:トドマン 年齢:人間換算で30歳前後 異名:海戦騎 CV 杉村憲司(2020年版) 【概要】 魔王軍の超竜軍団長・竜騎将バランの直属の配下である『竜騎衆』の一人で、『海戦騎』の異名を持つ。 トドマンと呼ばれる獣人系の種族で、外見はまんま人型のセイウチ。トドなのかセイウチなのか…… 相方としてガメゴンロードを従えている。 【人物】 竜騎衆は魔王軍の所属ではなく『竜の騎士』であるバランのためだけに存在する部隊であり、ボラホーンもバランに不滅の忠誠を誓っている。 また軽口を叩くガルダンディーを諌めたり、抵抗できない相手を嬲り殺す行為に嫌悪感を示すなど戦士として一定のプライドはある様子。 しかし、本性は傲慢かつ卑怯であり、勝利の為なら背後からの不意打ちや人質をとるなどの行為も平気で行うなど、真の戦士には程遠い。 相棒として海竜ガメゴンロードを従えるが、相棒との絆は特に無かったようで、倒されてもだらしないと一蹴したのみで、 残忍ながらも相棒に対する愛情は強かったガルダンディーと違い、相方のガメゴンロードに対しても辛辣。 さらには上司の顔に泥を塗ってでも勝とうとするなど、あまり救いようがなかった。 またガルダンディーの仇であるポップの命についてどうでも良いと断言し、自分に重傷を負わせたヒュンケルを始末することに執着している事から、(*1)ガルダンディーが倒されたことに憤ってはいたものの、実際は仲間の死よりも自分のプライドを傷つけられたことの方が許せなかったようだ。 初見で武人タイプ・外道タイプなどはっきり分かりやすい本作においては、一見正統派の戦士のようで意外と卑劣という点では珍しい存在。 とは言え敵を倒そうとしたことには変わりないし真面目に仕事はしていたのに同僚に後ろから殺されるというひどい目にあった彼に対して同情の声もある。 ただ主のバランも部下に対して甘いところがある一方で、正々堂々や誇りを尊ぶ武人でもあった(*2)ので一概にラーハルトが間違っていたとも言い難い。 そもそもバランは人間を薄汚い存在と思いこむことで人間と戦っていたのだから、やり返しているだけとも取れるが自分たちが薄汚い真似をしていたら元も子もない。 【戦闘能力】 獣王クロコダインと似た典型的なパワーファイターで、ドラゴン数匹を圧殺するポップのベタンにも無傷という圧倒的な防御力が自慢。 またクロコダインとはブラッディースクライドで腹をブチ抜かれたり人質を取ったり(後述)、共通点が多い。 しかし防御力はさておき、自慢の腕力はヒュンケルに余裕で拳を受け止められる程度。 アークデーモン達に鎖で捕縛されても全く苦にしない化け物が相手なので仕方ないのかもしれないが…。 また、この時ヒュンケルは自分の仲間にこの倍は腕力のある奴がいるとも述べており、おそらくクロコダインを指していると思われる。 たまにネタでマァムのことだとも言われる(*3) ちなみに終盤で公開されたクロコダインの力が158なので、ヒュンケルの言葉通りだとするとボラホーンの力はどう高く見積もっても80未満となる。(*4) もっともヒュンケル以下であることは間違いないが、この件は言葉通りではない可能性も高い。 なお、後年発表された前日譚において、海の実力者として一目置かれる魔物オトギリ姫が登場した。 その彼女は電撃を帯びた毛髪等多芸な魔物であり、その奥の手としてボラホーンと同じく凍てつく息を放てるのだが、その威力は精々ヒャド止まり。 この描写からして、気軽に強烈な凍てつく息を放てるボラホーンは、口先だけのトドマンではなく海の王者を名乗るに足る実力者ではあったのだろう。 ◆装備 鋼鉄(はがね)の錨 鎖付きの巨大な錨。 ドラクエ本編には登場しない本作のオリジナル武器。 形状としては鎖鎌やモーニングスターに近く、ボラホーンは鎖分銅のように扱っている。 ◆使用技 ブン回し→叩きつけ 「この程度の力量で我ら竜騎衆と本気で戦おうとは…笑わせるにもほどがあるぞォッ!!!」 相手に絡みつけた鋼鉄(はがね)の錨を振り回し、地面に叩きつける技。ルーラで飛翔しようとしたポップを捕らえて放った。 ボラホーンの怪力も相俟ってその破壊力はポップを一撃でダウンさせるほど。 え?魔法使いで旅人の服しか装備してない紙装甲のポップをダウンさせる程度? パンチ(右ストレート) 「よくも、このワシの自慢の牙を!!! 粉みじんにしてくれるぞ…!」 「悪あがきならさっさとしろ。先を急ぐんでな」 ガメゴンロードを軽々と持ち上げるほどの怪力を用いたパンチ。 天下無双と謳われるパワーを誇るものの、ヒュンケルには通用しなかった。 「これで天下無双の力とは笑わせる。オレの仲間には、おまえの倍は腕力の強いやつがいるぞ」 竜騎衆、クロコダインも参戦すると知ってビビるくらいの実力者だったはずなんだが 凍てつく息(コールドブレス) 「プハァッ!!!」 「…フッ!そいつは…これからよ!」 マヒャド級の威力を持ち、ポップのメラゾーマをも一瞬で粉雪に変える吹雪を吐く。 その威力は、ラーハルトをして「これで決まりだろう」と思わせる程。 怒りの旋風(アンカーブロウ)/粉砕コールドブレス 凍てつく息(コールドブレス)によってガチガチに相手を凍結させ、 その後も油断せず息を吐き続けながら鋼鉄(はがね)の錨を投げつけ粉砕する、ボラホーンの必勝戦法。 尚、劇中では名称はない(前者はソシャゲの『星のドラゴンクエスト』、後者はアーケードゲーム『クロスブレイド』で命名)。 かなり理に適った戦法でこれに関しては自信を持つのも分かる話で、上記の通りラーハルトもブレスが決まった段階で勝利と予想していた。 しかし鎧の魔剣の前にはブレス系も通用しないらしく、意にも介さず平然と鋼鉄(はがね)の錨を受け止められぶん投げられた。 逆に言うと鎧の魔剣がなかったら油断したヒュンケルは粉みじんにされていたに違い…うん、違いな…………ヒュンケルの事だからピンピンしていそうと思った君の気持ちも分かる。 ヒュンケルが鎧化(アムド)を使ったのはこれを喰らっている最中である…ただし、実際は喰らう直前に鎧化(アムド)したと思われる。 【作中の動向】 初戦で息子であるダイの記憶を消去したバランは、確実にダイを奪い取るために竜騎衆全員を呼び出した。 その後、万全の布陣でバランと共に進軍する道中、単身現れたポップと交戦。 「身のほどをわきまえぬガキめ!! 貴様なんぞがバランさまに手を出そうなどとは百年早いわ!!」 足止めを喰うものの、重圧呪文(ベタン)をものともせずポップを瞬殺しかけるボラホーン…しかし止めを刺す寸前にガルダンディーに横取りされる。 ガルダンディーは弟分だった相棒を殺したポップに怒り心頭になっており、獲物を譲る形になった。 その後はガルダンディーがポップを嬲り物にするのを冷ややかに見ていたのだが、突如襲来したヒュンケルの助太刀とポップの一撃によりガルダンディーは殺されてしまう。 『おっ…おのれいッ! よくもガルダンディーを…ただではすまさんぞ!!』 同僚ガルダンディーの死に怒ったボラホーンはそのままヒュンケルと戦闘。 奮戦するが一方的に牙をヘシ折られ殴り飛ばされ、止めにブラッディースクライドで腹を刔られたことで敗北。 かませ犬同然に死亡した……かに見えたのだが……! 『ポップ!!!』 『さぁ武器を捨てろ。さもないとこの小僧の頭を握りつぶすぞ!』 『おのれ…卑怯な…!』 流石はクロコダインの系譜、なんと腹から湯水の如く血を垂れ流しながらもタフネスで生き残っていた(*5)。 そして動けないポップを人質にとり、再びヒュンケルと対峙する(*6)。 『グフフフッ…いい心がまえだ!動くなよ!』 ポップを盾にされ手も足も出せなくなり、ポップの命と引き換えに死を受け入れるヒュンケル。 そして勝利を確信したボラホーンが止めの一撃を振り降ろそうとした…その時…… ドガッ 口から喉へ貫通した槍、飛び散る鮮血……人質という竜騎衆の名を汚す戦法を取ったボラホーンはなんとラーハルトの放った槍によって絶命、倒れてしまう。 まさか同僚に殺されるとは夢にも思わなかったに違いない(*7)。 その後、遺体はバランによって森に運ばれ、バランの生き血を与えられていたことが判明。 竜の騎士の血は強靭な精神力を持つ生物を蘇生する効果を持つのだが、残念ながらボラホーンが生き返ることはなかった。 ってか、バランにも「ラーハルト以外は無理だろう」と思われていた。うん、お前は泣いていい。 なお、ボラホーンの人質作戦は後にマキシマムによって再利用されたが、結果は…。 アニヲタがあッ!どこまでも項目をなめおって!! 天下無双とうたわれたこの海戦騎ボラホーンさまの追記・修正!!うけてみるがいいわあッ!!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ボラホーンとクロコダインのホモ本を見たときは絶句した。無駄に絵が上手かったし。 -- 名無しさん (2013-10-31 09 28 52) ↑やーめーろーよー -- 名無しさん (2013-10-31 09 37 39) ワロタww どこに需要があんだよ -- 名無しさん (2013-10-31 09 49 43) 泣いていいも何も追い詰められたら人質とるような精神じゃ無理に決まってるやん。 -- 名無しさん (2013-10-31 10 36 52) ああ、俺も見たわ…やっぱり男がいれば腐女子って食いつくんだな… -- 名無しさん (2014-01-22 21 52 55) ぶっちゃけパンチの威力は技術の比重が強いから、単純に腕力が半分とは言えない。 -- 名無しさん (2014-01-22 22 08 30) 腐じゃないだろ…作者もホモだよ -- 名無しさん (2014-01-25 11 54 16) くろこだいいいいいいいいん! -- 名無しさん (2014-01-25 12 18 09) 見た目の割にやってることセコイ -- 名無しさん (2014-03-02 19 27 33) ていうか何故項目作ったwww -- 名無しさん (2014-04-03 00 25 52) 実際生き返ってたらどうするつもりだったのか。自分を殺したのはラーハルトだし、主には「どうせ生き返らない」って言われてるし。 -- 名無し (2014-04-03 07 58 39) ↑バランは情深いから自分の直属の部下には情けはかけるだろ、鳥と違ってボラホーンは勤務態度は真面目だったようだし -- 名無し (2014-04-03 11 51 58) 「 -- 名無しさん (2014-12-14 20 21 22) 「抵抗できない相手を嬲り殺す行為に嫌悪感を示す」……ほんとに? -- 名無しさん (2014-12-14 20 21 46) 改心して最後に復活してれば黒のコア凍結作戦に参加できたのに。「ガチガチに凍りついたところを攻撃すればどんな相手でも粉々・・・!これがワシの必勝戦法よ!」→その瞬間、世界が輝いた! -- 名無しさん (2014-12-14 20 41 19) ↑折角凍らせた爆弾を叩くなww -- 名無しさん (2015-02-20 17 30 05) まあ、仮に生き返ってもクロコダインとキャラ被るし、噛ませ犬にしかならないだろうから仕方ないよね… -- 名無しさん (2016-05-11 16 40 40) 瀕死の重傷を負いながら己のプライドを捨ててでも主のために敵を倒そうとした漢 -- 名無しさん (2016-09-28 19 37 48) ↑2 クロコがヒュンケル以上に頑丈だったのが良くなかったな。 -- 名無しさん (2016-09-28 22 25 29) 生き返ったボラホーンとクロコのおっさんコンビが盾となってダイたちを守る展開も悪くない -- 名無しさん (2016-10-14 20 38 12) トドマンがレベルどんくらい上げたらこうなれるんだろうか -- 名無しさん (2016-10-14 20 57 24) ボラホーンとクロコダインの -- 名無しさん (2016-12-23 12 28 55) 薄い本は意外と絵がきれいで純愛だったりするから見てどうぞ -- 名無しさん (2016-12-23 12 29 48) ボラホーンでググッたら画像の上のほうに例のクロコダインとの同人誌の画像が出てきた。起訴 -- 名無しさん (2017-01-07 19 52 28) アシベのゴマちゃん風のAAがあった。 -- 名無しさん (2017-05-06 10 22 12) お前の倍は~でクロコダインじゃない人が思い浮かんだ奴は俺だけじゃあるまい -- 名無しさん (2017-05-24 17 37 03) 小物臭いけど、普通に龍騎衆で一番真面目な人だと思う。言っちゃ悪いがラーハルトの行動は利敵行為だし -- 名無しさん (2019-02-10 12 45 10) 2chの連載中スレでフェンブレンと一緒にマスコットになってたのを思い出す -- 名無しさん (2019-02-22 19 08 57) クロコダインの焼けつく息(ヒートブレス)とついをなす凍てつく息(コールドブレス)。これはラーハルトの代わりに生き返っていたらクロコダインと口内メドローアを放って敵を消滅させていた可能性 -- 名無しさん (2019-11-22 17 10 06) 再アニメ化に関連して、コメ一発目の件がまた話題になってて草 -- 名無しさん (2019-12-23 00 12 35) 再アニメ化でクロコダインと一切接点がないのがバレそうな男 -- 名無しさん (2019-12-23 00 20 44) メンタルではひよっこからようやく脱皮しかかっていた頃のポップ以下なのねこいつと鳥 -- 名無しさん (2019-12-23 00 45 02) いやぁポップはあの頃相当にメンタル強いでしょ。憎まれ役を引き受けられる上、死ぬのが怖くて仕方ないはずなのにメガンテ敢行、ゴメちゃんが語り掛けたのもあるだろうが死にながら呪文を放つとメンタル面はくそやばい -- 名無しさん (2019-12-30 15 11 18) ↑2 ボラホーンの敗北にメンタル云々は関係ない。私情で利敵行為に走ったラーハルトが悪い -- 名無しさん (2019-12-30 17 53 15) ↑バランの血で復活できなかったことに関してでしょ -- 名無しさん (2019-12-30 18 17 18) 六大団長相手だと、ザボエラになら小細工なしの正面対決では勝てるかもってくらいか。 -- 名無しさん (2020-04-18 09 30 35) 最初例の画像を見たときは「なんでよりによってこんなドマイナーなキャラで薄い本書いたんだ…」って思ったけど改めて見ると筋肉質でありながら程よく柔らかそうな野太いおっさん(獣人)ってそっち方向にウケる要素てんこ盛りなんだなこいつ・・・ -- 名無しさん (2020-04-18 09 50 53) たとえ復活しても人間側のダイには付かなかったと思う。ガルダンディーに至っては兄弟分の仇(ポップ)がいるし。 -- 名無しさん (2020-04-18 12 01 08) 自分のプライドや評価を全て捨ててバランの勝利のためだけに人質作戦するような男だったら復活できたかも。正面から戦って瞬殺された強者を無抵抗にして殺す喜びに震えながら人質取るようなゲスな性根じゃムリムリ -- 名無しさん (2020-10-04 19 17 08) 名前が出る度に例の同人誌ネタが語られるという地獄絵図 -- 名無しさん (2020-10-04 19 40 18) メラゾーマを相殺した凍てつく息だけは評価されていいと思う 他は、うん、まあ・・・・・・ -- 名無しさん (2020-10-20 19 27 42) 種族:トドマン(人型のセイウチ?) とか書いてあるけど、DQにトドマンってそのものズバリなモンスターが居るからそれだろう -- 名無しさん (2020-10-22 07 01 22) グフフ・・・ -- 名無しさん (2020-11-20 10 28 22) サジェスト汚染というのかミーム汚染というのか知らんがボラボーンで検索すると後ろにクロコダインが付くだけで吹いてしまう -- 名無しさん (2020-11-20 16 29 52) ↑何事かと思いググっちまったよ…でも画力高いなあの漫画 -- 名無しさん (2021-02-14 11 29 11) デストドマン -- 名無しさん (2021-02-26 20 37 26) 竜騎衆で1人だけ声優がよく知らない人だった -- 名無しさん (2021-02-27 14 13 04) ツイッターとか見てると完全にクロコダインとセット扱いになってるな… -- 名無しさん (2021-03-27 12 55 42) 面構えが凶悪度増し増しで愛されてるなあとなった ダイ大世界のマヒャドは対策技無かったら行動不能になっちゃうし割と強いかもしれない… -- 名無しさん (2021-04-04 08 07 10) 生き延びたとしても上司に顔向け出来なくなる覚悟の上でも敵を始末しようとした忠臣…ではなかったね、残念ながら -- 名無しさん (2021-04-08 22 07 38) 令和アニメではガルダンディーの亡骸を抱きかかえるアニオリ描写が追加、さり気ない友情が描かれた……がAパートで早々に始末されるちょっぱや展開で、小物感に拍車がさらにかかってしまった -- 名無しさん (2021-04-11 20 49 11) アニメを見る限りガルダンディーよりは強い感じはした、メラゾーマ消し飛ばすし -- 名無しさん (2021-04-15 11 41 03) ↑攻撃力が取りざたされるけどベタンに耐えてブラッディスクライドでも即死しない耐久力も強いなあ、それとがるだんでぃーは魔法メタと飛行能力もあるから一概にどっちが上と言いがたいとも思う -- 名無しさん (2021-04-22 12 48 25) アニメ見たら何故か元気に復活しとるし、ポップ殺そうと思えば殺せたし、 卑怯な敵にありがちって感じで言うほど噛ませじゃないな、むしろ同士討ちしたラーハルトがはぁ?だった こいつが裏切らなかったらヒュンケル殺した後ポップも始末していただろう、 イオで死んだっきりの焼鳥よりは明らかに格上 -- 名無しさん (2021-04-26 22 21 27) ↑むしろそうなるって分かってたからラーハルトが倒れたタイミングでポップを人質に取ったんだと思うのでまぁ、運がなかったですねとしか。あと焼鳥との比較は何のフォローにもならないと思うの -- 名無しさん (2021-05-03 19 26 20) せっかくの即死コンボはメタ装備で無効化されるわ同僚に謀反されるわ…悲惨すぎる -- 名無しさん (2021-05-17 15 06 32) 「ボラホーン」で検索しようとするだけで「ボラホーン クロコダイン」のサジェストがすぐに出るのはまぁわからんでもない。「クロコダイン」で検索しようとしても「クロコダイン ボラホーン」のサジェストがすぐに出るのは流石に笑ってしまう -- 名無しさん (2021-07-07 14 47 09) 何故か定期的に上がってくる項目 -- 名無しさん (2021-07-08 14 46 10) ラーハルトの利敵行為が取りざたされて擁護されてるけどこいつもガルダンディーに任せず、特に人質に取った時なんかペッシ的に絶望目当てでポップの頭を砕いておくべき。どうせヒュンケルじゃバランには勝てんしな -- 名無しさん (2021-07-22 18 14 20) 原作者いわく「この人はとにかくヒュンケルに爽快にやられてほしかったキャラ」 -- 名無しさん (2021-08-20 15 04 01) 「抵抗できない相手をなぶり殺す行為に嫌悪感を示す」焼き鳥に捕まる前のポップのことなら歯ごたえがなさすぎるからだろ。ラーハルトの方が優しく殺してやろうというつもりがある。 -- 名無しさん (2022-05-01 01 49 33) アニメで幼少期から一緒に居たのに容赦なく串刺しにしたラーハルトさんクズじゃね -- 名無しさん (2022-07-10 11 52 31) ↑×9 はぁ? も何も、そういう信念で動いてんだから当然だろwラーハルトがいなくても、そんな卑劣な手段で勝ったと知ったらバランに始末されてるわ。お前はザボエラでも見てろ -- 名無しさん (2022-07-14 17 23 12) 上司が私情で動くタイプだと理解していないとは思えないし、バランの部下じゃなければもう少し活躍してそう -- 名無しさん (2022-07-23 19 44 34) 味方を助けたら味方に殺されたお方 -- 名無しさん (2022-08-20 23 07 40) ラーハルトと一緒に復活していたら最後で黒の核晶をガチガチに固めてダイを守る必勝戦法で役に立ったのに -- 名無しさん (2022-11-12 01 01 48) ↑必勝戦法に一手足らなくないか? -- 名無しさん (2023-05-29 12 09 16) 名前 コメント
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登録日:2014/02/25 (火) 23 59 10 更新日:2024/05/27 Mon 07 03 03NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 こんな奴でも既婚者 クズ コウモリ ザボエラ ジジイ ダイの大冒険 ダニ テクニシャン ドブネズミ 全く!憧れない…! 六大団長 卑怯 卑怯者 団長 外道 妖怪 妖魔司教 妖魔司教→魔軍司令補佐 妖魔士団 姦計 嫌われ者 岩田光央 幹部 意外な救世主 戦犯 戦略派 毒 毒親 油断も隙もない男 煮ても焼いても食えぬ奴 科学者 老人 自業自得 超魔ゾンビ 超魔生物 軍団長 顔芸 魔族 魔法使い 魔王軍 魔王軍で最も狡猾で残酷な頭脳の持ち主 魔軍司令補佐 鼻水 龍田直樹 キィ~~~~~ッヒヒヒ!! しっかしこいつら人間もちょろいのぉ… 殺されるとわかっとるのにくだらん愛などにこだわってなすがままとは… こいつらの赤い血にもマヌケのエキスかなんかが入っとるんじゃないのか? ザボエラとは『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の登場キャラクター。 CV.龍田直樹(1991年版)/岩田光央(2020年版) 【もくじ】 【概要】 【人物】 【戦闘能力】装備 呪文 特技など 【科学者としてのザボエラ】超魔生物 超魔ゾンビ 【作中での活躍】 【評価】 【勇者アバンと獄炎の魔王】 【主な人間関係】 【余談】 【概要】 魔王軍の幹部である六大団長の一人。 魔法使い系や悪魔系から構成される『妖魔士団』の軍団長で、肩書は『妖魔司教』。 チビな体躯の890歳の魔族の妖怪ジジイ。 【人物】 魔王軍の中では珍しく自分の保身を何より第一に考える卑劣漢の狸爺。 智謀と出世欲を買われて六大団長に選ばれたらしく、強大な魔法力と陰湿な策謀を使って相手を追い詰め、自分の功績と出世を狙っていく合理的で狡猾な人物。 劇中では ダイとクロコダインの再戦時には前もってブラスを誘拐し魔法の筒に封じておき、人質として使うようにクロコダインに渡した(*1)。 バランの離反による失態で追い詰められていたハドラーに助力し、戦いで疲れ切ったダイたち一行を魔香で眠らせ色仕掛けまで使って彼らを無力化した(ハドラーも承知の上である)。 超魔生物となった後初のハドラーとダイとの戦いの後、超魔生物ハドラーはべた褒めされるが彼を改造したザボエラのことに上司が誰も触れずスルーされた焦りから弱ったダイを探して倒し功績を立てようとする。 といった策謀を巡らせていた。 しかし、敵を陥れるだけならまだしも、味方を非常に軽視していることも特徴。 上記のクロコダインへの策については友情などではなく、ハドラーに仮にまぐれだとしても手傷を負わせた相手なので保身を第一に考え、危険な役はクロコダインに任せて自身は策略で役に立ったとアピールする腹積もりだった バルジ島決戦では部下をザボエラの姿にモシャスして影武者にし、クロコダインの斧に殺させている ハドラーとともにダイたちを闇討ちして失敗した際には見捨てて逃走し、そしてハドラーが死んだと思った際に「役立たず」と零す(*2) 超魔ゾンビを作り出すため、大魔宮最終決戦では部下たちの体に本人たちには秘密で細工をし、瀕死の部下はわざわざ自分でとどめを刺す。 加えて他人に取り入る事ばかり考えている割に相手の心情や場の空気を読み取る能力が致命的に欠けており、機嫌を取ろうとして余計な事を言っては相手を怒らせる事もしばしば。 こんな性格なので人望も壊滅的で、同じ軍団長でも半数名は彼を毛嫌いしている。 比較的問題なく付き合えていた連中も戦死したり魔王軍から離脱したり性格が変わったりで、終盤はほぼ孤立していた。 またハドラー及び他の軍団長に取り入ることや勇者一行を倒して手っ取り早く手柄を挙げることを優先したため、本来の任務であるベンガーナ王国侵攻を疎かにしていたようだ。 恐らく配下の妖魔士団も小競り合い程度の戦闘はしたようだが、戦車隊にあっさり撃退される程度であり、超竜軍団や魔影軍団の方が遥かに被害を与えていただろう。 そのせいかベンガーナ王は魔王軍を舐めプしており、結果的に世界サミットでベンガーナが協調路線を取るのを遅らせたと言えなくもない。 まぁ、直後にミストバーンの大暴れとダイの活躍で考えを改めたので全体からすれば秒の差だろうけど 死の大地の近くの小島に魔王軍にも秘密のアジトがあり、そこで息子のザムザと共に超魔生物の研究を行っていた。 もっとも、ハドラーやミストバーンには情報が筒抜けだったようだ。 【戦闘能力】 老体かつ小柄な肉体相応に身体能力はとても低いようで、魔法・魔力や体内に流れる毒素を使って戦う。 近接戦ではノヴァの剣を躱すのが精一杯で反撃もおぼつかない姿を見ても、後衛や暗殺者向けの能力だろう。 クロコダイン曰く「かつて六団長が集結した際には絶大な魔力で一目置かれていた」とのこと。 しかし、後述のように他人の力を利用することで成り上がろうとする場面のほうが多い。 初登場ではアバンの残したマホカトールに音も立てず、ダメージを受けずに自在に出入りするという離れ業を披露した。 地味ではあるが、このマホカトール、ハドラーでさえ通るために苦心した代物である。 魔力に関しては少なくとも初期ハドラー以上のようだが、極大呪文に関しては作中で披露していないため習得しているかは不明。 肉体への負担を嫌って使っていないのかもしれない。 装備 妖魔の杖 ザボエラが常に持っている杖。先端にクモの意匠が施されている。 一応他の魔法使いキャラ同様、魔法の媒介として用いることができる模様。 もっとも、ザボエラ自身前線に立つタイプではなかったので、使われたのは後述のマホプラウスが唯一。 本人がジジイということもあり、本来の杖として用いられていることの方が多い。 脱獄後はなぜか所持していなかったので、収監された際没収されたか、脱獄の際に失ったものと思われるが、それで別に困っている様子もなかった。 魔法の球 モンスターを収納して自在に出し入れできるアイテム。 魔法の筒の改良型で、一度に何十匹ものモンスターを詰め込むことができ、「デルパ」の号令で球が破裂し大量のモンスターが飛び出て来る。 使い捨てかつ手持ちサイズで繰り返し使える魔法の筒と比べると運用には手間のかかる装置であるが、部隊を組める数の魔物を小スペースで移動、潜伏させられるため軍事的な輸送装置やトラップとして見るとかなり有効。 作中でも処刑場の周囲に多数隠していたこの球の中から魔界のモンスターを大量に解き放ち、伏兵とすることでダイ達を奇襲した。 毒牙の鎖 ……こいつでくたばってもらおうかのォ… このワシの…洋々たる未来のためにな…!!! ザボエラの魔力と数百種類の毒素を染み込ませた禍々しい刃が備わったペンダント型アイテム。 これを雁殺しのように振り回したあと目標に向かって投げつけると、光弾となって対象に襲い掛かる。 毒の威力は凄まじく、掠っただけでも相手は死に至るほど。 呪文 ザラキ 死の言葉。 パプニカの老剣士バダックに対して使用。 ただこの漫画のザラキは「相手を死に誘う不気味な声が聞こえ、その声に負けた時に絶命する」という遅効性のものらしく、即死系呪文ではない。 即死でなくとも耳を塞いで耐えている間も相手を無力化できるので、使う状況次第では恐らく戦士系であるクロコダインやヒュンケルなどにかなり有効だったと思われるが、結局バダック爺さん以外に使うことはなく殺すことも出来なかったためパッとしない結果に終わった。 ぶっちゃけバダック程度ならベギラマ一発撃ってれば瞬殺だったろうに モシャス 変身呪文。 自分だけでなく他人も変身させられるようで、バルジ島の戦いでは祈祷師を自分の姿に化けさせてクロコダインの攻撃から逃れるための身代わりにした。 テラン王国ではマァムに化け、ポップを騙す際に使用。 ポップも修行を唐突に切り上げて帰ってきたマァムの態度を彼女らしくないと怪しんだものの、未熟さと惚れた弱みでまんまと騙されてしまう。 これにより後述の毒素を注入され動けなくなってしまった。 ザボエラらしい卑怯なやり方とも言えるが、この作戦の立案にはハドラーも関わっている可能性が高い。(*3) ベギラマ 閃熱中位呪文。 マトリフとベギラゴンを撃ち合っていたハドラーに加勢すべく使用した。 ベギラゴンを習得しているのかは不明だが、作中のベギラゴンとイオナズンは両手でなければ使えないためにどのみち使うことはできなかった。 メラゾーマ マホプラウスを使用する時に「ワシとサタンパピー全員分のメラゾーマ」と発言している。 そもそもこの作品のメラゾーマはある程度実力のある魔法使いにとっては常識レベルの呪文なので、仮にも妖魔士団長のザボエラが使えないということはないと思われる。 明言はしていないが、ヒムに捕まった時に抵抗して放った呪文もこれであろう。 イオ 爆裂系呪文。 ロロイの谷に隠していた魔法の球を岩肌から露出させるために使用。原作では一度に8発ほど放っていたが、アニメ版では地道に1発ずつ放った。 マホプラウス 集束呪文。 敵味方の呪文を受け、それを自らの力として取り込み、自分の魔力と合わせて放つ大技で、彼の使用する技としては最強のものらしい。 作中ではメラゾーマ十数発をぶっ放そうとしていたが、割って入ったヒムのオリハルコンのボディには当然の如くノーダメ―ジ。そしてこれ1回だけの出番だったので凄さがあまり伝わらなかった。バルジ島の戦いあたりで使ってたら有効だっただろうに。 魔法の威力はほぼ手下の雑魚モンスターのメラゾーマによるものとは言え数が数だけに、メドローアすら弾く伝説の武器『シャハルの鏡』を一撃で粉砕したカイザーフェニックスを除けば本作最強のメラ系呪文に値する威力があったはずである。 ポップもこれを見て禁呪と戒められているフィンガーフレア・ボムズを撃ったとしてもハドラー親衛騎団に効かないと確信し、メドローア習得の切っ掛けとなる。 前述の威力を誇示したものの、ほとんど他人任せだというのにさも自分自身の大技であるかのような形に仕立てるためか単行本の必殺技辞典では卑怯な技扱い。 発想自体は勇者の呪文であるミナデインに似ている(*4)が、MPだけを供給する(デイン系呪文を使える必要はない)ミナデインと異なり、 協力者自身が攻撃呪文を使えるのだから「マホプラウスで集めなくても集団で攻撃呪文の弾幕を張ればよくね?」という別案が通るのが問題。 特に本編の局面だと、ヒム1体では面制圧射撃には対処しきれなかっただろうし、後に大魔王バーンもこの通りに「質より量」の戦術転換を行っている。 そして、ドラクエの世界だと武器攻撃は「攻撃力を上げて敵の守備力を超える」必要があるが、呪文攻撃は守備力を無視するのでマホプラウスで単発の威力を上げること自体意味が薄い。 意味があるとすれば、爆弾岩のような一撃で仕留めきれなかった敵からの反撃が怖い時くらいのものである。 また、取り込める呪文は術者自身が使えるものに限られるが、性質上敵からの呪文であっても吸収して打ち返すことが出来たと思われる。 しかしその場合、「メドローアに見せかけたベギラマ」などというものを作れる世界なので、例えば「見た目はメラゾーマそっくりの不安定な魔力の塊」を作って取り込ませ、 異物混入で制御不能に陥り、メラゾーマ十数発分の盛大な自爆という策士策に溺れる末路をザボエラが迎えていた可能性もある。最後の相手がクロコダインでなくマトリフあたりだったらそういう形で出番を得ていたかもしれない。 拡散魔法弾(名称不明) 瀕死の部下のモンスターを超魔ゾンビの部品とするためにこの技で皆殺しにした。爆裂系呪文とは違うようだが、ノヴァが呪文と口にしていたことから呪文の一種のようである(既に瀕死とはいえ数百匹のモンスターに狙い撃ちできるのは地味にすごかったりする) 特技など 光の環(名称不明) ハドラーが大魔王バーンを追い詰めた際、ザボエラが乱入してハドラーをこの技で縛り付けた。 このときのハドラーは、死の淵から甦って(舐めプしてたらしいとはいえ)あのバーンさえも追いつめるほどの強さだったが、その彼の力をもってしてもすぐには外せず、ブロックが隠された力を発動させて救出しなければ成すすべなくそのままバーンに倒されていた。 新アニメ版でも正式名称は不明のままだったが、「自分も動けないが相手も動けない」という味方のサポート専用の能力だと明らかになった。 体内を流れる毒素 体に数百種に及ぶ多種多様な毒素が流れており、それを体内で調合。混乱や麻痺、催眠、即死など、様々な効果を持つ毒薬を作り出して爪から注入する。 この毒は大魔道士が扱うキアリー(解毒呪文)でもなかなか治癒できなかった。 そして彼の扱う最上級の毒ともなると、ザオリク級のエネルギーで回復を行わないと解毒出来ない。 上述のようにポップを行動不能にしたほか、最終盤ではクロコダインを操るために用いようとしたが…。 魔香気 ザボエラが体内に持っている毒素から作り出した瘴気。 バランとの戦いで疲弊しているダイ達に眠りの魔香気を放ち、より深い眠りに落とした。 効力は高く、ベギラゴンのぶつかり合いによって大地が抉れる程の大きな物音が生じても起きる事がないほどだが、竜の血の影響で強い耐性を得ていたポップには効き目が薄かった為、上述のようにモシャスでマァムに化け爪から直接体内に毒素を注入した。 アニメではなぜかアイキャッチとして採用、ザボエラ(及びザムザ)の活動しているシーンでは最初から最後まで登場し印象に残る。 超魔合成 超魔ゾンビの生成に使用。 大量のモンスターの死体を宙に浮かせ、ザボエラのもとに結集。そこから粘土をこねるように超魔ゾンビを作り上げていく様は中々グロい。 【科学者としてのザボエラ】 超魔生物となったハドラーがダイたち一行にとってどれほど脅威になったかは、ハドラーの項目を参照して頂こう。 超魔ゾンビも、ロン・ベルクの必殺技がなければ止めることはほぼ不可能だったと言ってよく(後述)、科学者としての彼の頭脳は、最終決戦付近に至るまで存在感のあるものだったのだ。 前回の課題をすべてクリアして初めて“改良”と言う…!! という彼の言葉、およびその行動から明白な彼の価値観から推して、科学者としては基礎理論研究よりは実利的・実用的な面を重んじるタイプの人物のようである。 また、科学技術に関しては妙な秘匿癖のようなものを持っていて、あまり自分からは明かしたがらない。 超魔生物や超魔ゾンビの研究では、ハドラーやミストバーンに対し隠れて独自研究しているのにそれが当のハドラー等には見抜かれていて出せと脅されうろたえると言う形になっていて、 これは言うなれば軍団長の職務と合わせると「仕事をせずプライベートで学術的に意味のあるテーマを執筆し、当人はそれを隠せているつもりだったが上官に筒抜けで見透かされている軍人」のようなものである。 そりゃいくら研究が凄くても組織の気風や性質に関係なくその姿勢は評価されないだろう。 研究者としては凄いのに研究職ではなく表舞台の策謀家としての評価を望むザボエラの能力と技術と願望のズレが起こした事態とも。 他作品のマッドサイエンティストキャラは、「自分の研究さえ邪魔されなければ他はどうでもいい」「良好な研究環境を与えてくれる組織には感謝するが、別に出世欲はない」というキャラクター設定であることが多いことを考えると、「マッドサイエンティストなのに出世欲の塊」というザボエラはなかなか異色なキャラであると言えなくもない。 その辺の「妙な人間臭さ」も悪役でありながら一種の魅力に繋がっているのかもしれない。 超魔生物 「魔力の扱いには長けるが、代わりに肉体面が貧弱」という妖魔士団全体の悩みと欠点を克服すべく考案された技術。 本編で初めて超魔生物として登場したのはザボエラの息子ザムザ。 魔族の体に様々なモンスターの長所のみを取り入れ、移植することで作るある種のキメラで、ザボエラの研究の集大成である。 作品が違うが、ドラゴンボールのセルが近いだろうか。 ザムザ曰く、その最終目標は竜魔人に変身したバランにも匹敵する力を得ること。 戦闘中に受けた傷が高速再生したり、防御力、攻撃力も変身前とは比較にならないほど上昇する。 欠点は「超魔生物化すると呪文が使えないこと」と「生命力を著しく消費し、寿命を縮めること」の2つ。 だが、ザボエラは変身能力として一時的に超魔生物化するのではなく、 体そのものを完全に超魔生物にすれば、魔族に戻れなくなるものの超魔生物になりながら呪文を使用できることを発見し、魔族であることを捨てる覚悟をしたハドラーを強化することに成功した。 2020年版アニメではダイと超魔生物ハドラーの初対決を悪魔の目玉を通して見ているアニオリシーンが追加。その際、神が作った竜の騎士を自分が改造した超魔生物が超えた=ワシ自身が神を超えた=ワシこそが神!! …という発言をしている。何言ってんだコイツ ちなみにその戦いの後、ハドラーが大魔王バーンにお目通りに行く際、アニメでは原作と違いザボエラが後ろからついて来るが、自分が入る前に部屋の扉を閉められたため外からバーンとの会話を盗み聞きするシーンに変更されている(なお水晶玉は懐から出して原作通り八つ当たりで破壊された。「解せぬ。」) 超魔ゾンビ 超魔!! 合成〜〜ッ!!! ザボエラが部下の魔物達の死体を魔法で合体させて作り上げた怪物。 屍肉の集合体故に超魔ゾンビ自体には自我はなく、ザボエラ自身がゾンビ内に入って操作する一種のパワードスーツである。 ザボエラ曰く「究極のパワーアップ」。 超魔生物への改造は、ザムザやハドラーの例を見ても分かる通り寿命を削るほど凄まじい肉体への負荷を伴う上、閃華裂光拳などの有効な攻撃方法が存在している。 しかし、閃華裂光拳は回復呪文を攻撃に転用する技。それなら「既に死んでいるゆえに生体活動が存在せず回復魔法を受け付けない死体を自分が操るならば通じない」と言う逆転の発想から生まれた。 また、超魔生物の強さこそ認めるものの「他人を改造するならともかく自分がなりたくはない!!」と考えていたのも開発の動機に含まれている。 操作はあくまでも(武術的に素人な)ザボエラ本人が行うため、ロン・ベルクのような達人の動きにはついていけず機動力や反応性に劣り、また呪文も使えず武器のボーンスキュルも星皇剣に斬り付ければ折れてしまうなど、火力も高いとは言えない。 そのため、防御面はいざ知らず総合力で見れば明らかに超魔生物には劣るが、「自身は武術の達人ではないが、それでも強い肉体を得たい」「自分の体に負担をかけたり寿命を縮めたり、危険を冒したりはしたくない」というザボエラ本人の理想にはより適合したものだと言える。 そのスペックは腕力勝負でもクロコダインを圧倒しており、並大抵の呪文も効かない。 数百体のモンスターの屍肉が固まったことで脅威的な物理耐久力を持つのが大きな特徴。 痛覚を持たずあらゆる衝撃を吸収するゴムのような弾力ある肉質。 屍肉の毒素が凝縮した結果武器の刃が肉体に食い込むと武器が腐食し、ゾンビに食い込むだけで打ち抜く事ができず、そればかりか武器が抜けなくなって手放さざるを得なくなる。 という二重の防御によって桁違いのタフさを発揮する。 更に作中実際に作った超魔ゾンビの体積が大きく、ノヴァの生命の剣のような、多少はダメージを与えられる武器でもそうそうザボエラ本体までは攻撃が届かないという極悪仕様。 ただ、超魔ゾンビの体に邪魔されるからか操作に忙しいからか、呪文を使えないという超魔生物の問題点が復活している。 仮に呪文の使用も可能だったとしても、超魔ゾンビ破壊後にはザボエラですらルーラも使えない程に衰弱していたので、まだまだ改良の余地があった模様。 もっともミストバーンに見捨てられたため、事態を打開するためにやむを得ず見切り発車的に使った感が強かったので、弱点そのものは分かっていた可能性がある。 それに、魔法が使えないという欠点を補って余りある猛威を振るっていた。 死肉でできているため再生能力はなく、武器が食い込んだり貫通したりしている描写もあるため、時間をかけてダメージを蓄積させれば倒せそうだが、作中ではミナカトールの魔法陣を守らねばならないためにそのような持久戦に持ち込む余裕はなかった。 「あの古狸め 叩かれてやっと手の内をみせおったわ」 超魔ゾンビはザボエラの理想である「自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせてなおかつ一方的に敵をいたぶれる能力」を体現したもので、ノヴァは「最低の発想」と戦慄している。 雑魚を数だけ集めても勇者の必殺技や呪文などでまとめてなぎ倒されるような世界なので合理的ではある(*5)が、 そのために自分の部下に細工をした上に部下が全滅するか、生きている部下を皆殺しにして盾にして使いつぶすことが大前提であるため、ノヴァの言った通り下衆の所業でしかない。ノヴァが批判したのはこの欠点であろう。 仮に超魔ゾンビで勝てたとしても、ザボエラは部下たちの信用も失ってしまった可能性が高い。 さらに言えば、超魔ゾンビを作れるほど程の死体がある=自軍が実質壊滅している状況でないと発動出来ないという事でもあるので、窮地を打開する切り札とも言い難い。 この点は敵兵の死体でも再利用できる不死騎団のアンデッド軍団のほうが汎用性に勝るか。 ……ぶっちゃけ「閃華裂光拳対策に全振りしすぎじゃね?」とも評価されがち。 状況が状況だったので猛威を振るったが、仮にポップかマトリフ、あるいはヒュンケルがいたら鈍重な肉鎧などメドローアやグランドクルスの格好の的なので一瞬で消し飛んでいただろう。 まぁ状況を読んで的確な手札を切るのも策略のうちと言えばその通りであるし、上記の通り単にまだ試作段階で完成していなかった可能性も有り得る。 まぁ、グランドクルスはともかくメドローアはザボエラ幽閉後に初めて使われ、バーンとの初戦で使ったのを目撃されたかも不明なので対策できてないとしてもやむを得ない点はある 【作中での活躍】 初登場時はハドラーすら凄まじい衝撃と共に打ち破ったデルムリン島の光の魔法結界を音も立てずに通り抜けるというなかなかのインパクトを見せた。 デルムリン島へ侵入後、ダイの養父であるブラスを攫い、初戦でダイに撃退されたクロコダインに対して「このままでは魔王軍に居場所がなくなるぞ」と脅しつけ、誘拐したブラスを人質にする作戦に協力させる等、序盤から下劣な策を取った。 表舞台に立つのはクロコダインだが、策を授けたのは自分であるため地位の向上に繋がると部下と共に笑っていた。 しかし、彼は戦士としての誇りに迷いを生じた末に敗北。密かにその遺体を回収し、復活させるために蘇生液に浸からせたが、再び見に来た時にその姿はなくなっていた。 ……後にヒュンケルも指摘しているが、もしクロコダインが迷いも何もなく正面きってダイ達との再戦に挑んでいたとしたら、間違いなくクロコダインが勝っていた。 結果論で言えば、ザボエラの策がダイ達の成長とクロコダインの離反を招いてしまったのだ。 ハドラーと共に地底魔城を訪れた際は、「ヒュンケルがバーン様に気に入られている」という話を聞き、取り入ろうと目論む。 手始めに捕虜としていたマァムを弄べるようにする事をほのめかすが、かえってヒュンケルの逆鱗に触れ「六団長の恥」と一蹴され逃げ帰る。 この時点から「他人に取り入ろうとする癖に他人の心情を推し測ろうとしない」性格が端的に示唆されていた。 バルジ島の戦いではミストバーンと共に自ら出撃し、初めてダイと対面。バダックにザラキを放って苦しめる。 しかしダイに合流したクロコダインの加勢により劣勢を覆される。 クロコダインから卑劣者として殺意を向けられるが、部下の妖術師をモシャスで自分の姿そっくりに変身させ身代わりにして逃げ去った。 その後、ダイの額に謎の紋章が浮き出たことについてバランに話したため、バランにダイの正体を気づかせる要因となった。 そのバランがダイたちに撃退された後、休息中のダイ一行をハドラーと共に襲撃。 マァムに化けてポップに近づくと不意打ちで戦闘不能にした。 ポップにトドメを刺そうとするが、駆けつけたマトリフによって片腕を切断されて阻止される(*6)。 マトリフと戦うハドラーに加勢して優位に立つも、ダイによって呪文を跳ね返され撃退される。 ハドラーが死んだと思って「力添えを続けてきたのに役立たずが!」と吐き捨て、今度はミストバーン辺りに取り入ろうとするが、直後に生きていたハドラーから「オレとお前は最早一蓮托生。切り捨てるなら命はない」「超魔生物の研究をオレのために使え」と脅しつけられる。 以降は「魔王軍の科学者」というポジションが強調されるようになる。 しかし、自らが超魔生物へと改造・強化したハドラーがバーンへの謁見を許された場面で、誰一人改造を行ったザボエラ及び妖魔師団の功績について一言も触れなかったことに焦り、自らの手で直接ダイを仕留めて功績を立てようとする。 元同僚であったクロコダインにも居場所がなくなったのだろうと看破されるも、優位に立ちダイを仕留めようとして放った魔法がヒムに止められて失敗。許可なく独断で軍を動かしたということで処罰されてしまう。 それでも、ハドラーは自身を超魔生物に改造した功績と、そのために息子を亡くしたことを踏まえ、頭が冷えるまでの幽閉処分にとどめている。 一皮剥けたハドラーにとってもはやザボエラは重要な存在ではなくなったが、超魔生物改造前に「もはやおまえとオレは一蓮托生」と言っただけあり、温情をかけられている。 ハドラーとバーンの戦いの際、バーンを一瞬追いつめたハドラーを背後から魔法で拘束し、(*7) バーンを救出するという特進ものの功績を挙げ、「魔軍司令補佐」の肩書を得てミストバーンの部下になった(*8)。 しかし、その後でさえ、「どうせ捨て石にされてくたばる奴」とハドラーを貶したことが原因で当のミストバーンにマジギレの末罵倒されている。 バーンを何より優先するミストバーンが、曲がりなりにもバーンの命の恩人を、バーンに逆らったハドラーを貶したという理由でマジギレするのだから、ミストバーンのザボエラに対する評価はこの時点でマイナスに振りきれていた可能性が高い。 まあそれまでの所業が、自身の保身ばかり考え、行動についても敵どころか味方すらも食いものにするものばかりだったので、その評価も当然と言えるだろう(*9)。 そして最終決戦。 ミナカトールを発動しようとするポップに猛毒の鎖を打ち込もうとするが、メルルの妨害を受け、ポップ覚醒のきっかけを作ってしまった。 更に、その後地上に集まったアバンの使徒抜きの軍団に魔王軍の強力な魔物たちが大苦戦してしまう。 旗色が悪くなったと見たザボエラは「バーンパレスに戻ってバーン様をお守りする」とミストバーンをぶつけて自分だけ逃げようとする。 しかしとっくに愛想を尽かしていたミストバーンにそんな詭弁が通じるはずもなく、逆に「この場の人間どもにすら敵わないお前が今バーンパレスにいるダイ達相手に何が出来る」と言い負かされてしまう。 言葉に詰まるザボエラに、ミストバーンは淡々と「人生のツケというヤツは自分にとって最も苦しい時に必ず回ってくるものらしい」と告げる。つまり今がその「最も苦しい時」なのだと。 上にも下にも絶対に勝てない相手がいて、そして味方の筈のミストバーンは自分を全く信用していないというこの状況さえザボエラは理解できていなかった。 「自分のために他人を利用してきたザボエラだったが、既に逃げられる場所などない上に魔王軍の中でもっとも自分を信用していない味方」を利用しようとして逆に魂胆を見破られたザボエラは何も言い返せない。 それでも情けない声で自分を呼び止めるザボエラにミストバーンは …たまには自分の手足を動かせ…! とこれまで楽をして出世することしか考えなかったザボエラの性根への侮蔑をこの上ない正論で論破。「何の成果も無いまま逃げ帰れば処刑されるだけだ」と冷笑と共に突き放される。 そして言うに事欠いて「共に戦ってきた仲間を見捨てるのか!」などという、全く以て似合わない「正義の使徒どもの金看板」のような台詞まで持ち出して縋るが… 仲間か…それほど付き合いの長い「仲間」ならば…こういう時に私が何と答えるのかも十分承知している筈だが…? !!!…だっ…「大魔王様のお言葉は」っ… …そう、「全てに優先する」のだ…! 今度こそ完全に論破され、ダイ達迎撃のためにバーンパレスに戻ったミストバーンに戦場に置き去りにされた。 これまで他者を踏み台にしては保身ばかり図って来た男が、自分の所業が巡り巡った形となって最後の最後で切り捨てられる側となったのだ。 しかも、ハドラーを侮辱した後のミストバーンからの死刑宣告も「強者とは強い奴ではなく、最後まで戦いの場に残っていた奴」と内心で軽んじていたザボエラだが、「今、自分が置かれている状況はまさに持論が最も最悪の形で覆された」瞬間でもあった。 たった一人になったかつての同僚を流石に憐れむクロコダインは、ザボエラに降伏するよう勧告。 ザボエラ、こうなればもう他に手はない。降伏しろ このままバーンパレスに帰っても処刑される。かといってこの人数を相手に勝てると思うほどお前もバカではあるまい …バカ?バカか……くっ…くくくっ……クヒャ~ッハッハッハッ!!! 笑わせおる!笑わせおるわ!よりによってバカの代表みたいなお前に、このワシがバカ呼ばわりされるとはなぁ!! しかしザボエラはそんなクロコダインの最後の情けを哄笑ともに一蹴。その場に倒れていたモンスター達の死骸を、自身の奥の手たる超魔ゾンビへと超魔合成する。 そのパワーと毒素で暴れ回る超魔ゾンビであったが、ロン・ベルクの捨て身の一撃の前に超魔ゾンビも敗れ去った。 一応、ミストバーンと互角に渡り合うロンを戦力として使えなくしたこと自体は、かなりの戦果ともいえるのだが…それでも切り札を潰されたという意味では精々相討ちも良いところ。 尚もギリギリ生き残っていたザボエラだったが、もはや逃げる魔力も策もなく這って逃げるのが精一杯。そんな彼を見つけたのはかつての同僚クロコダイン。 ザボエラはまだ策があると揺さぶるが、クロコダインは「何があろうとも保身だけは欠かさない筈のお前がここに居る時点で、もう万策尽きている」と、ハッタリだとあっさり見抜く。 バカの代表にハッタリを見破られながらも、ザボエラはまだ諦めていなかった。自分が知恵比べで負けるはずがないと考え、ついに惨めな命乞いをする。 流石のクロコダインも、戦う力のないザボエラには手を差し伸べ許すことにした… (クロコダイン!やっぱりおまえは底なしの愚か者よっ!!) (ウドの大木!!いやっ…ワシの人生の踏み台を作るための…材木じゃああっ!!) ザボエラの体内には何百種類もの毒素が流れている。 カスっただけでもクロコダインの意識を奪い意のままに操る猛毒を爪に入れ、ザボエラは最後の反撃を狙っていたのだった。 勝利を確信したザボエラは本性を露わにしてクロコダインに襲いかかった! そおらああっ!!!! しかし、クロコダインには読まれていた!! さっと手を引かれてザボエラの手はあえなく空を切り、更には上に準備してあった斧の柄を腕の上からドシンと落とされ、身動きもとれなくなった。 そして… 頭の悪いオレだがだまされ続けたおかげで、一つ物を知った… それは……! この世には、本当に煮ても焼いても喰えぬヤツがいる! …という事だ!! まっ…待ってくれェッ!!!クロコダイッ… 演技ではない本気の命乞いも最早通じず。 闘気弾を食らい、ザボエラは服を残して煙を出しながら溶けて消えてしまったのだった。おそらくは体内の大量の毒素が術者の死で暴走し、自分自身が溶けてしまったのだと思われる。 自身が手掛けた超魔生物と同様、死体さえ残らない末路をたどったのである。 材木は材木でも、「踏み台」ではなく自らの「処刑台」を作ってしまったと言えよう。 正に、ミストバーンが言ったように「己のために他人を利用してきたザボエラの人生のツケが一番バカにしていた相手に逆にだまし合いで負けて殺されるという形で回ってきた」瞬間であった。 六大軍団長に選ばれる実力を備え、その頭脳で敵はおろか味方さえも翻弄し続けたザボエラ。 だがその最期は散々侮り利用し続けた「頭の悪い」相手(*10)に得意の謀略で負けるという哀れなもので、最初にハッタリが見破られた時点で既に負けていたことさえ分からない有様だった。 クロコダインは彼を正真正銘のクズと評し、一度は甘言に乗せられた自身のことを顧みつつも、 かつては魔王軍内で一目置かれるほどの強大な魔力を持ちながら、こうして堕落に至ったことには憐れみさえ感じたのであった。 【評価】 作中でも卑怯なキャラとして味方の魔王軍から「ダニ」「煮ても焼いても喰えぬ奴」「ドブネズミ」などなど軽蔑的な扱いをされていたのが目立ち、いい扱いは全くされていない。 魔王軍における卑怯者と言えば、ザボエラの他にフレイザードやキルバーンも当てはまるが、 フレイザードは出世欲のために自らの命を削る事も厭わなかったし、出世とは無縁で目的も異なるキルバーンは基本的に裏方に徹していて魔王軍の邪魔をすることはなかった。 それに対しザボエラは、自らが傷ついてでも結果を出そうとする覚悟を持たず、出世欲から裏方に徹するということもなかった。 その中途半端さも、彼の評価を貶めた要因と言える。 ただ、あまりにも作中での評価が低かったせいか、一部の読者で評価しようという声もなくもない。 ザボエラの能力は、先述した通り決して低くなかった。 特に超魔生物や超魔ゾンビを作り出した科学力は、序盤どころか終盤に至るまで脅威であった。 「自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせ、なおかつ一方的に敵をいたぶれる能力」という彼の理想はその工程と相まってノヴァから最低の発想だと誹りを受けたが、長所だけ見れば兵器開発のコンセプトとしては至極真っ当かつ王道的なものであり、更にザボエラは明らかに体力などに劣るということもあり、最低だが合理的な発想ではある。 他人を利用することを重視しすぎたあまり前線で戦う機会が無かったせいか、実戦における勘が欠落している節が垣間見え、呪文が得意なことは間違いないが実戦は得意ではない様子がうかがえる。 いかんせん肉体が貧弱すぎるのは確かだが、その呪文能力をもっと真っ当に活用する意識を持って努めていれば、もう少し実戦でも活躍できていそうな感はある。 また、魔王軍が結成された当初はその強大な魔力で一目置かれていたとクロコダインも述べている。 ハドラーもダイとの決戦時に「思えば魔王軍六大団長は最強のメンバーだった」とザボエラを含めて省みて、その敗北の原因を「指揮官であるオレの心に野望と保身以外の感情がなかったからだ」と分析している。 何かが違えばその末路は違ったかもしれないと思わせるだけの能力はあったのだろう。 散々ザボエラを罵倒したミストバーンでさえ、超魔ゾンビを出したザボエラを見て「これで地上は何とかなる」と言っていた点からしても、能力面についての信頼だけは最後まで持っていた節がある。 ザボエラは数少ない、離反しなかった軍団長と言う点は評価はしても良いだろう。 最後にクロコダインに見つかった時にも、本気で降伏しようとは全く考えていなかった。 人格面を評価されたキャラは信念に基づいた決断とは言え、基本的に魔王軍を裏切っている。 …とは言え、どう見ても裏切らなかったのは忠義などではなく、保身を第一に考えていただけ(*11)なので、強いて評価すべき点とまでは言い難い。 そもそもザボエラが徹底的に不遇な感じに陥ったのは、前述の通り、あらゆる点で、周囲を利用して自分だけ甘い汁を吸おうとしたという精神性が周囲にバレバレであったことが最大の原因であり、 多少見るべきところがあったとしても、敵も味方も彼を軽蔑するのは当然の話である。 また結果だけ見るとザボエラの策略はハドラーを強化したことでバーンを危機に陥らせたり、メルルを傷つけたことでポップの覚醒を促すなど裏目に出てしまったことが殆ど。 特にクロコダインに卑怯な人質作戦を実行させた結果、それを悔いてダイ側につくきっかけを与えてしまったのが致命的である。 クロコダインがザボエラの策に頼らず正々堂々と戦えば勝っていた、というのはヒュンケルのみならず作者も認めている設定だったりする。 ただし、彼にとって不幸だったと言える出来事もいくつかある。 最も意気投合出来そうで、連携も取れそうなフレイザードをはじめ、取り入ろうとした軍団長などが次々離反・戦死し、取り入り先を乗り換えることが必要になってしまった。乗り換えが不要ならば、ザボエラの性格もここまで露呈しなかった可能性はある。 そもそもフレイザード以外の軍団長は武人系の人物ばかりだったので策を受け入れてもらえなかった。さらに知らなかったとはいえ、よりにもよって魔王軍の事実上のNo2であるミストバーンのコンプレックスを土足で踏み躙っていた。 策そのものは感情面を配慮しなかったり、味方のことを気にしなければいずれも効果的ではあったが、いずれも想定以上の実力を相手が発揮して失敗してしまい、それどころか怒りを煽った結果、敵の強化や味方の裏切りに繋がった。 功を焦った独断専行とは言え、ハドラーと戦って消耗したダイを襲ったことを、ハドラーの武人としての拘りから軍規違反ということで握りつぶされた(*12) 常に保身を考えていて既に評価は落ちる所まで落ちていた状態だったため、マホプラウスが評価されなかった。 ……同情できる点もあるものの、ここらもよくよく考えれば大体は味方のことを気にしないゲスいことばかり考えたことが巡り巡った自業自得と言える。 信頼を損なうのは簡単だが、取り戻すのは難しいのである。 成功していれば、結果オーライでザボエラが評価された可能性もあっただろうが、不成功に終わってしまえば、例えその原因が不運であろうと「人間関係が破壊される」という最大級のリスクを負わなければならないのがこの手の策謀なのだ。 優れた科学力・魔法力・智謀があったことは確実であるし、周囲の力を借りるという基本戦略も方法によっては十分有りだろう。 例えば力を借りた相手に感謝の念を持って立てることを忘れず、魔王軍のために尽くす姿勢を見せていれば、同じ策を使って失敗しても評価はだいぶ変わっていたはずである。 ザボエラは他者に感謝をしないどころか、味方の神経を逆撫でする言動で味方を怒らせることすらしょっちゅう。 作戦のためやむを得ず他人を怒らせても仕方ない…というのならばともかく、明らかに作戦に関係のない言動でも他人を怒らせまくっており、場の空気が致命的に読めない。 ミストバーンに黒の核晶について問い詰められた時など、「ハドラーに埋めたのはバーン様と思ったので、自分の一存で取り外すことはできない」とでも言えばバーンへの忠誠第一のミストバーンのこと、ザボエラを軽蔑したくてもできなかったはずである。 せめて表面だけでも出世欲を抑えて自身だけでなく味方のことも考えていけばもっとまともな過程・結末を迎えていたことは想像に難しくない。 内部のごたごたが原因で敵が十分に力を発揮できず自滅というのは少年向け作品の王道というか勝利補正として不可欠な存在でもあるのだが というか、実際の所、自分の立場を本当に把握できていたか怪しい部分がある。 ハドラーと戦って消耗したダイを襲った時の事を思い返してもらいたい。この時ザボエラは自分の居場所がなくなっていると思って独断専行に出たが、 そもそもダイを追い詰めるほどハドラーをパワーアップさせたのは誰だっただろうか?ザボエラである。 そう、この時点でザボエラは魔王軍の最高幹部のパワーアップに貢献したという立派な功績があるのである。 ハドラーもその事をしっかり評価していたし、ザボエラ嫌いのミストバーンにしても、この時点ではハドラーの体内の黒の核晶を知らない為、ザボエラの功績を否定する理由が何もない。 つまりその点をきちんと主張すればここで功を焦る必要などなかったはずである。(*13) 何故いつもは甘い汁を吸おうとするのにこういう時だけそれをしないのか… また、最終決戦の際に魔軍司令補佐に出世した事を自慢する一幕があるのだが 前述の通りハドラーや他の軍団長が居なくなったことによる単なる繰上り 魔軍司令補佐という事は魔軍司令のすぐ下な訳で以前の軍団長時代とほぼ同じ(*14) 同格だった筈のミストバーンが上司になったので相対的にはむしろ降格 と、何だか単に肩書に誤魔化されているようにも見える。それとも最終的に生き残っていればもうどうでもいいのだろうか…。 また、後述のスピンオフにおける描写を見る限り、そもそも魔王軍に所属する前は単なる在野の科学者であり、軍人として人を使った経験も人に使われた経験も致命的に不足していた疑いすらある(*15)。 基本的な頭は良いので、恐らく書物などから戦略などは学んでいたのだろうが、それは現場での体験が伴っていないまさしく「机上の空論」でしかなかった… と考えると、割と辻褄が合う部分が多い。 ザボエラの策略は軍事的には妥当だったり効果的な部分は多いのだが、それはあくまで「敵も味方も全てが事前の計算通りに動いた場合」にしか有効ではない。「こう動いてくれれば勝てる」とだけ押し付けても、現実に存在する人材はチェスの駒と違ってその通りには動いてくれない。 言うなれば、「駒の動かし方」はわかっていたが、「人の動かし方」がわかっていなかったことがザボエラの策略家としての大きな欠陥だったのかもしれない。 しかし出世欲が強いとは言え、自分自身が魔王になるくらいの野心もないのに何故?という感じがしないでもない。 クロコダインに命乞いした時の ……でも… 怖かったんじゃよワシは! 他の六大団長に比べ、ワシだけがあまりにも非力! こうして、策を弄する事以外に、ワシが生きていく道などなかったんじゃっ…!!! という言葉も、まるっきりの嘘という訳でもなく、本音も混じっていたのかもしれない。 超魔ゾンビの巨体でクロコダインを圧倒した時には「きっと以前のワシはお前から見るとこんな風に見えたんじゃろう」「いい気分じゃぞいっ!巨人の気分というのはなァッ!!」とも発言している。 正統派の戦士たちを「マヌケ」「頭が悪い」と見下すような態度はコンプレックスの裏返しだったのかもしれない。 後に電ファミの記事でも作者から「深層心理的に自分に自信がないため、息子すら手駒にするような自己中心的な生き方をしてしまう」と明言された。 とはいえ、肉体的には非力でもザボエラほどの多才ぶりなら他の面で仲間や軍のために貢献する道はいくらでもあったのだし、他人を踏み台としか考えていない時点で同情の余地はないが。 ミストバーンによるとバーンからはフレイザードと共に出世欲と智謀を評価されて六大団長として選ばれたとのことで、その点については最後までブレることはなかった。 しかしこれは魔王軍の目的である「最強の軍団を作るというバーンの戯れ」のために「強い軍団を作るにはこうした様々な個性が揉み合うことが必要不可欠だったから」であり、要するに切磋琢磨を目的とするものであった。 そのコンセプトを見誤り、自分以外の個性を軽んじ利用し、最後まで生き残ればいいと考えてしまったのがザボエラの最大の過ちなのかもしれない。 もっとも彼がどうしようもなく小物で、とんでもない下劣で非道な敵だったために、 ダイの大冒険が上手く回った部分も多いので(クロコダインの蘇生などもしかり)、悪役としては彼も重要なキャラだったと言えるだろう。 【勇者アバンと獄炎の魔王】 この頃はザムザと人間界の辺境で暮らしていたらしく、当時は在野の研究者だった。 ハドラー率いる旧魔王軍に自らが作り出したモンスターを提供しており、ハドラーから『俺の部下になれば、世界の四分の一を与えてやる』と勧誘を受けていたが、「自分は隠居がお似合い」と何度も断っており、魔力で威圧されてもより強い魔力で跳ねのける気骨も見せた。 こうした過去を踏まえると、やはり「魔力ではなく策謀を頼りにするようになったのは他の六大団長の強さに気圧されたから」というのは事実かもしれない。 しかし下劣な性格はこの時から健在で、何度も断ったのも「後々安く見られないよう自分の価値を釣り上げる」為の根回しだとザムザに嘯き、息子の研究成果も平然と自分の物にしているという相も変わらずのダニっぷり。 しかもこの時ザムザの額にグラスを投げつけており、この頃からすでに毒親だったようだ。 ハドラーが凍れる時間の秘法によって封印されてからしばらくして、サババに隠匿されているのを発見、魔力を封じる結界が張られていた為、クロコダインに依頼して特に被害も出さずにハドラーを奪還する活躍を見せた。 …と、そこまでは見事な知略で良かったのだが、 協力を要請し引き受けてくれたクロコダインを乏す発言 ハドラーを助けたのは自分だと恩着せがましく主張する ハドラーにかけられた呪法について、「解き方がわからなければいつでも頼りに来い」と上から目線(*16) と、わずかな期間で旧魔王軍に(旧魔王軍をけなしていないにもかかわらず)悪印象をこれでもかというほどにまき散らす。 これには仲間内には温和なバルトスも不快な顔を隠せず、知性を何よりも貴んでいたガンガディアに至っては ……全く!憧れない…………! と酷評した。 強いてプラスな点を言うならば、ガンガディアに「知力が高ければ良いというものでもない」ということを反面教師として学ばせることが出来たことくらいか。 そうした経緯もあってか、正式に配下入りしたのは大魔王バーンの台頭後であった模様。 【主な人間関係】 ザムザ 息子。 実の息子であるが親としての愛情は持ち合わせておらず道具としか見ていない。 ザムザからも「オレが死んでも涙も流さないだろう」と断言されている。 しかし、能力に関しては認めており、切り札である超魔生物の研究を任せていた。 ザボエラの奥さん、つまりザムザの母親についてはそもそも存在するのかどうかも怪しいと読者に色々な可能性を予想されていた長年の謎だったが、YouTubeで配信されているダイ好きTVにおいて、作者の三条陸は夫の命を狙いかねない極悪な美女魔族で、ザムザは母の事をほとんど覚えてないだろうと答えている。 やっぱり真っ当な関係性では無かったが、夫婦仲はともかく、一応ザボエラがちゃんと結婚して子どもを作ってた事に安堵した者もいるだろう。「絶対試験管ベビーだろお前」とか思ってすまない、ザムザ…。 ザボエラがブラスを人質として使う作戦を思いついたのも「ダイがブラスの身を案じて攻撃できないだろうから」よりも「子は親に逆らえないから」という理由が先に来ている。 ザボエラは「親子」そのものについて「強固な主従関係」といった解釈をしているのかもしれない。 ハドラー 上司。 物語中では太鼓持ちの如く持ち上げる姿がよく見られたが、それは彼の歓心を買って手っ取り早く出世したいからであって忠誠心はサラサラない。 ハドラー本人からは智謀と技術を高く評価されている一方で、「魔王軍で最も狡猾で残酷な頭脳の持ち主」「油断も隙もない男」と称されている。つまり上司にすら信用されていない。 なお軍団長への登用はハドラーから脅しつけられたことによる強制徴用だったことが『勇者アバンと獄炎の魔王』で判明した。 そしてハドラーが死んだと思った際は「役立たず」と吐き捨てるが、直後に生きていたハドラーから「オレとお前は最早一蓮托生。切り捨てるなら命はない」と脅しつけられ、彼の命令でハドラーを超魔生物に改造した。 ザボエラの命令無視等の勝手な行動に対して処刑ではなく魔牢への一時幽閉に留めてくれたが、ザボエラは逆恨みした上に彼を裏切っている。 クロコダイン 同僚。 上述の通り、凍れる時間の秘法で封じられたハドラーの救出を依頼された時に一度会っている。 謀略や卑劣な行いを好むザボエラとは反りが合わなかったものの、その魔力と智謀には一目置いていた。 後にザボエラを討ち果たした際も敵も味方も含めてただ一人その死を惜しんでいた。 クロコダイン自身は特に頭が悪いわけではない(ポップ等には及ばないという描写が時々ある程度)のだが、 ザボエラが唆した卑劣な手段にクロコダインが乗ったことがあるのが余程印象に残ったのか、以降もザボエラは一貫してクロコダインの頭は悪いものとして侮っている。 ミストバーン 同僚。後に上司。 当初はこれといった絡みはなかったが、物語後半でミストバーンがハドラーの後任として魔軍司令になると様相は一変。 「自分の成り上がりだけを目指してうろつくドブネズミ」「私はお前のような奴を絶対に信じない」とボロクソに扱き下ろされ、その後も溝は埋まらないまま最終決戦でとうとう実質的に見捨てられるに至った。 前述のハドラーの件が決定的にザボエラへの不信と嫌悪に繋がったのは間違いないだろうが、例えそうでなくとも自力で強くなれないなりに戦闘センスを磨き続けて来たミストバーンにとって、強大な魔力と高い頭脳を持つにも拘らず他人に取り入って功績を掠め取る事ばかり考えているザボエラの態度は正しく地雷ド真ん中だったと思われる しかしザボエラもザボエラで、いくら自分より上の地位に出世したとはいえ元同格の同僚によくあそこまで媚び諂えるものだ。 ただ、尻に火がついたザボエラが超魔ゾンビを引っ張り出した際には「これで地上はなんとかなる」と安堵した様子も見せていたので、人格評価は別として戦力としては一定の評価はしていた模様。 【余談】 息子のザムザが生まれた約200年前は人間に換算すれば60歳前後。 別作品のじじい並みのお盛んじじいである。 この時はハドラーもまだ人間でいえば10代の小僧っ子。バーンの地上支配計画も準備段階で、科学者としてならば比較的穏やかな日々を過ごせていた筈である。 そこから約200年後、魔族とはいえ老い先短い身で、若い五人に囲まれた中いきなり六大団長に抜擢されたのだから、焦る気持ちも分からなくはない。 ……まぁ息子のザムザからすらも「オレが死んでも涙も流さないだろう」と断言されていて実際その通りっぽいので、ザムザが生まれる前からああいう性格だった可能性の方が高い。 肩書きの「妖魔司教」の立ち位置は作中では全く説明されなかったので、どういう意味合いなのかは不明。 少なくとも作中での振る舞いは科学者・魔道士・策謀家としての側面がほとんどで、宗教家らしい面は皆無である。 ひょっとすると、魔王軍にスカウトされる前に所属していた組織での役職名をそのまま引っ張ってきているのかもしれない。 あるいはもっと単純に「悪魔神官」の上司だから「妖魔司教」ぐらいのあまり深い意味合いのない肩書きなのかもしれないが。 そもそも「一度口を閉じれば数十年は喋らない」とされていたミストバーンが「魔影参謀」なくらいだし 一応、(科学技術的な手法だが)味方の蘇生を担当してはいるので、ドラクエ的な意味での「神父」に近い立ち位置ではある。ザオリクとかは使えないが、まぁ本作では失われた古代呪文なので致し方なし。 2020年版を演じる岩田氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』にてクバルを演じているが一応の目的(出世)を果たし、敵に傷跡を残せたザボエラとは違いあちらは目的は愚か敵に傷跡を残すことが出来ず一人惨めに散るというザボエラ以上に悲惨な末路を辿った。 ただ破滅を導いた一番の理由はザボエラと同様自身の目的の為に他者を踏みにじって来たことだろう。 えらくあの記事が気になっとるようじゃが、ええっ? …なんだったらワシの呪文で追記・修正してやろうか? アニヲタどのは腕は立つが 項目編集にはまるっきり奥手じゃからのぉ… ギェッヘッヘッヘッ…!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 自分の価値を吊り上げるために、勧誘を散々断った。まではいいが、「地位は自分と同格」かつ「性格が全く相いれない武人気質」の同僚がぞろぞろ出てくるのまでは予想外だったろうな -- (名無しさん) 2022-03-04 22 44 44 ハドラー謁見のアニオリだけど、あれ一応名目は先延ばしになっていたハドラーの処罰で、ハドラーとミストは処刑も覚悟していたから、褒められると思ってウキウキで着いてきていたザボエラは本当に空気が読めていないような -- (名無しさん) 2022-05-07 14 54 55 ↑2「あのハドラーが三顧の礼を持って迎えた人物」で諸葛亮を演じたいなら野心は隠さなきゃいかんかったよな。もし孔明が地位に固執する野心家だったらどれだけ頭良かろうが評価されなかったわけで。 -- (名無しさん) 2022-05-07 16 07 39 他人に取り入る事で成り上がろうとしてる癖に「他人の心情を推し測れない」「場の空気が読めてない」ってのは本当に致命的に過ぎる。これなら周りにどう思われようが策謀と研究にだけ打ち込んでるほうがマシという -- (名無しさん) 2022-05-07 16 15 49 人間のマトリフが使うことにハドラーも驚いた極大呪文は当然負担も強そうだから、マスターしてるかどうかも疑問 -- (名無しさん) 2022-05-07 20 06 02 ザボエラも魔力の潜在力は高かったんだから、呪文の習得を頑張れば良かったんだろうけど頭が良すぎるから自身の才能を早々に見限っちゃったんだろうな……息子ザムザは努力家だったっぽいが -- (名無しさん) 2022-05-19 18 36 34 才能を見限ったというか、前線に出て命を張る気が全く無い性格だから。攻撃呪文を覚えるよりは、できるだけ自分の身が安全なまま敵をいたぶる方法を模索しただけかと -- (名無しさん) 2022-05-26 20 49 53 何というかアバン先生の外伝で珍しく更に株が下がったキャラだわw合成魔獣とか合作ですら無くて息子の成果奪ってただけかよw -- (名無しさん) 2022-06-04 20 53 58 他人にかけるモシャス、上で出てるバダックにかけるみたいな活用をしてたら、レブレサックの神父みたいなことになってたかも。作中変身させられた味方が完全に不本意だったところを見るに、おそらく同意のない敵に対して発動できるはずだし… -- (名無しさん) 2022-10-22 07 40 12 「自分は傷つかず一方的に敵を甚振れる能力」ってそれ自体は兵器開発のコンセプトとして間違ってないんだけど、ザボエラの最大の問題点って「自分が傷つかなければ味方がどれだけ犠牲になっても構わない」って思考そのもの(加えてそれが周囲にバレバレ)だから結局孤立を深める結果にしかなってないっていう。策謀家も科学者も結構だけど、せめて自軍の被害を減らす方向に舵を取ってたらマシだったろうに -- (名無しさん) 2022-10-26 18 20 31 努力家の代表だったクロコダインが最終的に戦力外になってしまった事実を考えると、周りがすごい奴ばかりで真面目に頑張る気が失せてしまったザボエラの気持ちもわからなくはない。だからといって味方を踏み台にするのはあれだが。 -- (名無しさん) 2022-10-26 18 45 07 クロコダインって努力家かね? 明確に修行してたのは激烈掌習得時だけのような気がするけど。いやもちろん怠け者ではないだろうけど、他の面子と比べて特別努力家って印象でもないような。修行するのはアバンもダイもポップもみんなやってることだし、ザボエラにしても自分の体を鍛えてはいないけど、超魔生物研究とかで努力はしてるだろ。 -- (名無しさん) 2022-11-03 00 49 42 敵の死体をゾンビに再利用出来るなら…と思ったけどそれは不死騎団で既にやってた -- (名無しさん) 2022-11-21 19 00 32 獄炎の魔王でクロコダインのおっさんがザボエラの手引きで凍ったハドラーを救出していたことが発覚。結界内のハドラーの位置把握と、呪文を使わない=探知されない救助法(ブレスで床を溶かす)をやる辺り、手口をそろえさせれば本気で有能なんだよな。 -- (名無しさん) 2022-11-26 22 52 07 でも全く憧れない -- (名無しさん) 2022-11-28 01 28 07 考えてみれば上官にすら「油断も隙も無い奴」と見られてる時点でね…前日譚での言動見るとそれも納得行ってしまうという -- (名無しさん) 2022-11-28 19 03 07 敵対者に残酷だったり卑怯だったりするのは軍として間違ってないけど、仲間さえも利用する道具という考え方がこいつの破滅を招いた部分だな。 -- (名無しさん) 2022-12-18 02 16 12 何とか評価しようとしても結局性格で全部台無し、に戻るループ -- (名無しさん) 2023-01-11 19 03 08 仮にザボエラが大人しくしていたら勝てなかったという意味ではダイたちの勝因の一つではあるか…? -- (名無しさん) 2023-04-26 17 10 07 フレイザードにしても卑劣な点を責めることはなくても、危険を冒さずに手柄を掻っ攫うというやり方はめちゃくちゃ嫌ってそうではある。 -- (名無しさん) 2023-05-28 15 56 23 ↑×3 息子の遺言が殆ど負け惜しみに終わってしまった原因もその1点に尽きるんだよなぁ…。 -- (名無しさん) 2023-09-18 22 52 38 超魔ゾンビ、炎耐性はあるっぽいけどニフラムは材質的に効きそうだよね。偶々使い手いなかった(ルーラ未収得の例とか鑑みるとニフラム未収得もあり得そう)けど、ザボエラの性格的に盲点になってる可能性も無きにしも非ずなのが。ボスに効く呪文でもないけど。 -- (名無しさん) 2023-09-19 05 03 56 ハリケンジャーのサンダールみたいに仲間を自分が成り上がる・野望を達成するための道具としか見てない系の悪役は他作品にもいるけど、ザボエラの場合そういう本心を隠そうともしないのが大きな特徴になってるよね。普通はもっと愛想良くする -- (名無しさん) 2023-10-05 20 07 22 原作の三条陸はザボエラは敵として倒されるために嫌われるよう逆算して作ったそうだが、「実際ある程度実力はあったが、深層心理的に自分に自信がなく、ああいうふうに生きるしかなかったのではないか」とも評している。 -- (名無しさん) 2023-10-16 19 40 03 ザボエラの嫁って相当な悪女で、しかもかなり歳をとってから結婚&子供を作ったんだよな ……ちょっと思ったんだけど、捻くれたのって嫁の影響だったりしたら面白いな、性格の割に技術開発とか魔力とか長年の積み重ねが必要なブツを相当なレベルで習得してるし -- (名無しさん) 2023-10-17 10 03 02 超魔生物の研究がザムザのものだったってのは、むしろ勘違いしてた奴が多いのが驚きだわ。最初からザボエラ発案で研究してたのはザムザって明確に言われてるし。むしろ息子の研究を即座に理解して超魔ゾンビとか即作れるのが化け物なんだろうに -- (名無しさん) 2023-10-22 13 49 42 ザボエラ自身の魔力からしてどう考えてもベギラゴンが使える、ってあるけど呪文契約の設定があるから無理な可能性普通にあると思う -- (名無しさん) 2023-12-03 08 00 31 ↑↑↑↑魅力的な敵組織を作るうえで徹底して嫌われるキャラに造形するのはよくあることだけど、深層心理部分とか実力とかの部分って、連載初期に危うく編集さんに殺されそうになったポップと同じじゃないか。それでこの落差も上手いが、魔族と人間じゃ寿命も価値観も違うからこれだけ差がついたって点でも説得力あるしやっぱ上手いなぁ三条先生 -- (名無しさん) 2023-12-03 20 01 32 能力はあるけど性格で自分の首締めてるんだよな -- (名無しさん) 2024-04-30 06 17 04 悲報:ザボエラ、まさかの強制徴用。でも本編でもハドラーとの関係って大体こんな感じだったな… -- (名無しさん) 2024-05-21 02 08 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
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メインは原作終了後のモンスター側予定(未定) 自称「獣王様の嫁になりたい委員会」会長なので、クロコダイン率が高そうです。 獣王と遊撃隊長とオリハルコン兵士と占い師の少女、パプニカの勇猛な姫様あたりが主力になりそうです。 思いつくままに書くので時間軸がめちゃくちゃになること請け合いです。 魔王軍サイドも書きたいけれど、一次創作を10年以上書き続けた結果、悪役の描写力に乏しいことがわかっているので……。 原作終了後ベース 終わりとはじまり 最終巻で黒の核晶が爆発した直後の話。 他サイトで滅多にみかけない(?)チウの視点で。
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―――ずっと受け継がれてきた、おれの使命なんだよ。こうして大好きなものをかばって、いのちをかけることが。 黒の結晶(コア)――なんの比喩でもなく、文字通りに地上を滅ぼす爆弾。それを内蔵した人形を抱えて、少年は天空を翔ける。 もっと高く、もっと遠くへ。爆発から、世界を守るために。 それは勇者としての使命感でもなくて、みんなのための自己犠牲でもなくて。だから、隣でいっしょに飛んでくれていた親友を蹴り落とした。 なぜなんだと彼は叫んだ。きみといっしょにいくことはできない。きみを地上に置いていく。大切なものすべてを、この地上に置いていく。 醜い一面もひっくるめて、人間たちのことが大好きだから。自分を育ててくれた、地上の生物すべてが大好きだから。 だからおれは、他でもない自分自身のためにみんなをかばうんだ。 大魔王がいない世界で、もう、勇者を不要とする世界の中で、 自分が、ただの冒険好きな子供に戻って、再び、ときめく気持ちで大好きな世界を駆けめぐれるその日のために――― そして上空高く、爆発。閃光が、空を埋め尽くし――― 手応えはあったと言っていい。ルイズは、そう思う。 サモン・サーヴァントを行使した。「ゼロのルイズ」が、魔法を行使した。そして、爆発は起こらなかった。つまり、成功したということだ。 魔法を成功させた経験などないけれど、名門出の令嬢として、メイジとしてのプライドがあった。 詠唱を唱えてもなんらの現象も起きなかっただけ、などとは思わない。思ってはならない。 裡にある不安から目を背けるように杖を振り下ろした前方を睨みつければ、しかしそこには、想い描いていたどんな獣も存在せず。 「は……?」 疑問の声を漏らしたその先には、眠っているのか気絶しているのか、見知らぬ子供が仰向けに倒れていた。 平民を喚びだしてどうする。周りの人垣の嘲笑の声。 そう、まるっきり、平民のガキだ。クセっ毛の黒髪。上半身は裸、ズボンもボロボロ。服がボロボロになった結果、上半身部分が完全に破れ去ったよう。 顔を覗きこめば、あどけない寝顔の頬に小さな傷をみとめることができた。 どこをどうひいきして見ても、使い魔には見えない。どこからきた平民――いや、貧民かもしれない。 儀式が成功したことへの期待は一瞬で裏切られたことも加えて、ルイズは沸騰する。 「ちょっと間違っただけよ!」 人垣を怒鳴りつければ、返ってくるのは「ゼロのルイズ」への揶揄と、それを受けた爆笑。 生徒に弁解しても話にならない、教師のコルベールに召喚のやり直しを要求するも、却下された。 春の使い魔召喚は伝統ある儀式であり、学院の重要な教育課程である。ルイズひとりにだけやり直しを認めることなどできはしない。 ルイズが願った形でないだけで、魔法の発動は成功し、儀式の手順を踏んでしまっているのだ。 肩を落とすルイズに、コルベールが儀式の続きを促す。 「さあ、早く契約を続けなさい。次はコントラクト・サーヴァントだ」 口吻による契約である。わたしのファーストキスの相手はこんなのか――と倒れた子供の顔を睨みつけたそのとき、そいつと目があった。 タイミングが悪い。とルイズは少年へ心の中で毒づく。眠ったままならばまだ少しは楽にキスを済ませられたのに。 「起きたのね。で、あんた、誰?」 「おれは……ダイ。きみは……? あ、いや、ここは!?」 覚醒した途端に、ルイズの苛ついた声の問いを投げつけられ、目をぱちくりさせながらダイと名乗った少年は答え、問いを投げ返す。 自分のいる場所に戸惑った様子で周囲を見わたしている。 「どこの平民?」 「へ、平民!? どこのって……」 やっぱり子供ね、問いを重ねたルイズは思う。飲み込みが悪い、とさらに苛立った。平民という言葉すら聞き慣れていない様子だ。 早く儀式を済ませろという、コルベールや周囲の視線がただでさえうるさいのに、ここで時間をとられるのはごめんだった。 「ああ! もういいわ、後で説明するからいまは黙ってじっとしてなさい!」 「ぶっ!?」 突然唇をふさがれた驚きで、子供が間抜けな声をあげた。 状況についていけず、されるがままの少年からルイズは唇を離す。 「終わりました」 自分の頬が赤くなっているのがわかる。こんなガキに異性などこれっぽっちも意識していないが、それでも公衆の面前で男とのキスを披露してしまったことにはかわりはない。 しかし子供の方にはそんな意識はないらしい。あろうことか、ただ唇に物を押しつけられた感触が不快だとばかりに、手の甲で唇を拭ったあと、舌で自分の唇をぺろりと舐めやがった。 子供のやることだと思いつつも、ファーストキスをぞんざいに扱われ、さらにルイズの機嫌は悪くなる。 「うん、これで契約は完了だ、スムーズにできたね」 嬉しそうなコルベールの誉め言葉も、慰めにはならない。子供との契約など出来て当然だと、またルイズを馬鹿にする声が飛ぶ。 ルイズがそれに応戦しようとしたそのとき、 「つぅっ!?」 小さく、痛がる声。少年の身体中に熱が走る。 「使い魔のルーンが刻まれてるだけよ、すぐ終わるからわめかないでよ」 しかしルイズは首をかしげた。わめくなとは言ったものの、それ以上にこの子供が声をあげる様子はない。けっこう根性のある子なのかしら。 「な、なんだいまの熱は!?」 熱よりも、戸惑いと驚きのほうが少年を多く占めているらしい。身体のあちこちを不思議そうに確かめる。 コルベールは彼に近づいて、左手の甲をとった。「珍しいルーンだな」とつぶやいた。 「あ、あの! なんなんですかこれは!? あなたたちはいったい!?」 少し声を張り上げて子供が問うも、誰も相手にしない。コルベールに促され、生徒たちはみな学園に飛びたっていく。 「みんな、飛んでる……。全員が魔法使いなのか?」 そうして広場には、ずっと疑問を解消されないまま放っておかれたダイという子供と、ルイズのふたりだけになった。 なんの教育も受けてなさそうな平民の子供にしては目上に対する口の利き方を知ってるわね、とルイズは珍しがる。 どう見ても育ちがよいようには見えないが。どこかの家に奉公でもしていたのだろうかと思いながら、彼女は問うた。 「で、あんた、どこの子供よ?」 ―――ぜんっぜん要領を得ない。なんなのよコイツ。 学院までの道のり、歩きながら、互いのことを尋ねあいながら、ルイズの苛立ちはさらに増していく。 このダイという子供はしきりに状況確認にしつこく、その割には言っていることがわけがわからなかった。 デルムリン? 知らない、どこの島? トリステインの領土? なに? トリステインも知らないの? 魔法学院っていうのも聞いたことないですって? それにしては魔法のことそのものは知っているみたいだけど。 パプニカ? 聞いたこともない。勇者アバン? 勇者だなんておとぎ話のことなんてどうでもいいわよ はぁ!? 魔王? それこそなによそれ、よ、あのね、わたしは真面目に聞いてるのよ? そうしてルイズの自室、結局、ルイズはこのダイという子供はおとぎ話にのめり込んでいるのではなく、彼自身、真剣にルイズと会話をしていることを認めざるを得なかった。 別世界。別の大陸の住人ではなく、別世界の住人。勇者を先頭に、人類が一致団結して巨悪と戦い続けてきた世界。それこそ、おとぎ話のよう。 「魔法」という互いの世界で共通している言葉があることが、かえってややこしい。 「……アンタも、その、魔王軍とやらの戦争に参加してたの?」 「いや……、その、おれは、ずっと島で暮らしてたから」 逡巡し、うつむいて、ダイは答える 「あっそ」 ルイズは軽く落胆した。なんだ、少年兵とかだったら、ひょっとしたら見た目よりも強いのかと期待したのに。 「なんだよ?」 その態度にムッとする――というよりいぶかしんだ様子でダイは尋ねた。 別に。とルイズは答えた。 「アンタはわたしの使い魔だから。ひょっとしたら役に立つかも、って期待しただけよ―――」 ―――夜も更けて。 使い魔のルーンのこと、ダイを帰す方法はないこと。これからダイがどうするにせよ、この世界ではしばらくはルイズに頼るほかないこと。 そこまで話をまとめて、ルイズは会話を打ち切った。 「―――しゃべったら眠くなっちゃった。もう寝るわ。じゃあ、アンタ明日から掃除洗濯雑用ちゃんとやってね」 「おれ、どこで寝たらいいのかな?」 「床。……まあ、あんた服ないし、毛布くらいはやるわ」 下着を放り投げ、寝床に着こうとするルイズに、ダイは問いかけた。 「……最後に、ひとついいかな」 「なによ?」 「この、るーん、っていうやつ、できれば、左手以外の場所に移せないかな? 右手でも、額でも。……左手は、特別なんだ」 「―――無理よ、どんなこだわりがあるんだか知らないけど。紋章を同じ人間の別な場所に移すだなんて聞いたこともないわ」 「……そっか、わかった」 にべもないルイズの返事。ダイは静かに受け入れた。 そうしてルイズが指が鳴り、ランプの明かりが消える。ふたりの一日が、ようやく終わるのだった。
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登録日:2011/05/05 Thu 06 23 21 更新日:2024/03/21 Thu 18 30 50NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 2段階変身 ある意味最強 コメント欄ログ化項目 シャドー ダイの大冒険 ネタバレ項目 ハドラー推し ミスト ミストバーン 側近 六大団長 凍れる時間の秘法 古川登志夫 同担拒否 同担禁止 名悪役 団長 子安武人 幹部 影 忠臣 最強 最強候補 正体不明 無口 軍団長 闇の師 闇の衣 難波圭一 霧 魔影参謀 魔影軍団 魔王軍 魔軍司令 魔霧 ……命令する。 ……死ね。 お前たちには一片の存在価値もない。大魔王バーン様の大望の花を汚す害虫だ… 降伏すら許さん… 死ね! 漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場するキャラクター。 CV 難波圭一(1991年版)/子安武人(2020年版) ●目次 【概要】 【人物】◆人間関係・キルバーン ・ハドラー ・クロコダイン、バラン ・ザボエラ ・マキシマム ・フレイザード ・ヒュンケル 【活躍】《過去》 《フレイザード編》 《鬼岩城・ダイの剣編》 《超魔生物ハドラー編》 《最終決戦》 【形態】・真・ミストバーン ・ミスト 【戦闘能力】◆装備 ◆技 【考察】 【余談】 【概要】 魔軍司令ハドラーが率いる魔王軍が誇る六大団長の一人。 肩書きは『魔影参謀』で、暗黒闘気の影響を受けたモンスターから構成される『魔影軍団』を指揮する。 大魔王バーンの側近中の側近であり、全身を覆い隠す水色のローブ(通称「闇の衣」)の中身を知るのはバーンのみ。 ふわふわと幽霊染みた風貌に反して腕力は異常に高く、強力な暗黒闘気の技も相まって登場するたびに勇者一行を苦しめる。 どこと無くイカっぽいシルエットはともかく、闇の奥で光る目はカッコいい。999の車掌さんやFFの黒魔導士とか言ってはいけない。 初登場時は足がなかったが、フレイザードの残骸を踏み潰す際にはどこからともなく出現していた。任意で闇の中に出し入れできるのだろうか。 バーンと袂を分かち、バーンの下を去っていった魔界の名工、ロン・ベルクとは浅からぬ因縁がある。 やがて人間側に付いた彼と再会したときには衝突し、剣を交えることに。 そして不死騎団長ヒュンケルにとっては暗黒闘気を用いた「闇の闘法」の師であり、ヒュンケルに扱えるものはミストバーンにも当然使用可能。 とはいっても、お互いに暖かい感情など持ち合わせていない。 【人物】 滅多に口を開かないので周囲との関係は希薄だが、本来の性格はクール系とは程遠い饒舌で感情豊か。 ハドラーが覚醒した中盤以降、軍団長があらかた居なくなったのもあるが結構口数が増えており非常に口達者。台詞の切れ味もなかなかのもの。 割と口を滑らせる場面もあるので「自分がお喋りなことを自覚して、秘密を漏らさぬように無口を装っているのでは?」と読者から疑惑をもたれている。 また、ダイとバーンの最終決戦時を除き、バーンとはテレパシーで常に意思疎通していた。 そもそも会話をする必要が無かったのも一因らしい。 そして独特の価値観を持ち、自身を磨いて戦士たろうとする者には、その実力や立場がどうであれ敬意を抱いている。 一方で自身の生まれやコンプレックスの関係から、禁呪法生命体などの非生物や人造生物に対しては相手の性格がどうあれ態度が露骨に塩対応化するのもミストバーンの大きな特徴。 フレイザードに対しても割と辛辣だったが、特に闘気に目覚めたヒムに対する態度が顕著。 「ヒムがハドラーの魂を受け継いだのではないか」という話を聞いただけでマジギレしており、当初はヒムが闘気を操ったことに激しいショックを受けただけでなく、最終的に普段のクールな仮面を投げ捨て 笑わせるなっ!!!人形風情がハドラーの生まれ変わりのような顔をするのはっ…身のほどを知らぬにも限度があるっ…!!!このミストバーンの渾身の力を込めて…粉々に打ち砕いてやるぞっ!!! とヒムをボロクソに貶した上で感情任せにブチ殺そうとしていた。 冷静・冷酷・冷徹な印象が強いが、物静かを装っているだけで本性はけっこうな激情家。感情や個人的な好き嫌いに任せて振る舞っている部分も強い。 ハドラーへ温情をかけた一件からその素顔を知った親友のキルバーンは「…けっこう人情家なんだねぇ」と意外そうに評していた。 だが、そういった本人の性格・嗜好を無条件に超越した先にバーンへの忠誠心がある。 大魔王様のお言葉はすべてに優先する この台詞が、ミストバーンの信念と思考回路を何よりも的確に示す。 「幾千年も1人でバーン様を守りぬいてきた」という自負がそのまま己への誇りと忠誠心に繋がっており、バーンが命じれば終盤のハドラーだろうと誰であろうと躊躇なく処断する。 そのため内心ではハドラーが率いた六大団長というシステムを見下しており、終盤では「本来私一人がいれば地上殲滅などたやすく済む事」「魔王軍などしょせんはこのわずか十数年のうたかたの夢」と吐き捨てている。 だが時にその忠誠故に暴走しやすく、キルバーンに止められることも。 ◆人間関係 ・キルバーン 真逆の性格ながら不思議と気が合い、数少ない友人と認めている。 ちなみにキルバーンとは、 無口で寡黙 ⇄ 饒舌で冗談好き 主人への絶対的忠誠心 ⇄ 本来の主人すら舐めきり仮の主であるバーンにも軽口を叩く 敵であっても武人へは敬意を抱く ⇄ 敵の危険度は正確に評価するが敵に敬意を抱くことはない 理由がない限り敵でも無意味にいたぶることはない ⇄ 敵をいたぶるのが大好き ……と、あらゆる面が対照的である。 ・ハドラー 物語序盤はさほど思い入れもなかったが、中盤から漢となったハドラーには態度が一変。 命すら顧みないハドラーの覚悟に感嘆し、超魔生物に生まれ変わるまでの時間稼ぎとして陽動役を快く請け負ったりもした。 バーンに処断される覚悟を決めたハドラーから「六団長で一番忠義を尽くしてくれた」「お前の衣の奥にある熱い心を感じずにはいられん」と感謝された際には思わず感動していた節もある。 以降はハドラーに対し安否を気にかけ続けるなど、義理堅い面がうかがえる。 ハドラーの方も漢になってからはミストバーンを強く信頼しており、良き同僚の関係になっていた。 この頃からハドラーへの好感情が露骨になり、ハドラーが窮地になる度内心とんでもなく動揺するようになる。そのせいで「ハドラーの事になると急に早口になる面倒臭いファン」だの「ハドラーの事になると語彙力が低下する男」とかいう酷い評価もされた この事もあって、後に敵対する事になったハドラーの忠臣であるヒムからも「あんたを殴るのは少々気が引ける」と言われている。 ・クロコダイン、バラン 元同僚で敵に寝返った彼らに対しても、武人として敬意を表する点は変わらなかった。 ・ザボエラ いつまでも他力本願なため冷遇し、バーンが埋め込んだハドラーの体内にあった黒の核晶の存在を把握しながらも黙認した上でハドラーを小馬鹿にするような言動をした際には「カスがっ!!おまえごときがハドラーを卑下する資格はない…!!」と怒り、最後にはあっさり見捨てる扱い。 まあザボエラのそれまでの行いが魔王軍にとっても悪かった上に、その時のザボエラの魂胆に気づいていたことと、切り札を出させる目論みがあったためなのだが。 ただし、ミストバーン自身もビーストくんを「自分」の盾に使う程度は(不本意そうであったが)している。 しかし、その際はミストバーン自身かなり追い詰められていた場面であり、味方を陥れるということはしないし、手柄の主張などもしない。 前述の通り強者には敬意を払っているところはザボエラとは異なる。 同じく敵を盾にする戦法だけを比較しても、 ザボエラはブラスじいさんの誘拐という下準備をして、クロコダインの意思に任せるとは言え事前に状況を利用して言葉巧みに弱気にさせておき、あとは放置して安全に手柄を主張する目論みだった。 ミストバーンからすると、卑怯なことをするにしても自分の盾にするなりして自分で戦えとか内心思っていただろう。 ザボエラは破邪呪文への対策ができるため、それでは物語がバッドエンドで終わりかねないが… ・マキシマム リスクを犯さずに手柄だけをさらおうとするので「掃除屋」と呼び露骨に見下していた。 ・フレイザード 協力はしているが、最後は助命の嘆願を無視して踏み潰してとどめを刺している。 こちらは「自らを磨く」よりも「目先の結果」を重視する性格に加え、デッドアーマーと言う「与えられる力で手っ取り早く強くなる事」に躊躇いもなく飛びついたせいか。 元々ダイの完成されたアバンストラッシュの威力を見るための当て馬として扱っている節があったようだし。 そうならざるを得ない生まれであるという点を差し引いたのかザボエラほど冷遇はしていなかったが、信頼もしていなかった。 とはいえ、フレイザードの方も助けてもらっておきながらミストバーンの寝首を掻く事を考えていたので、ミストバーンの対応も当然っちゃ当然ではある。 ・ヒュンケル 自分の抱える個人的諸事情の結果、己の今後の存在意義を維持できるか否かの命綱的存在でありつつも、成長を見守ることとなった最強級の戦士という、あまりにも近くに存在したが故の妬ましい存在でもあったと思われる。 ゆえに個人的感情に任せて自らの手で惨殺しようとし、それも一度ならずの事だった発言まであるが、同時に自分の所有物としての偏執的な執着を繰り返す。 つまり、理由のある、例外の中のさらなる例外的存在であった。(*1)でもミストのメンタルこわい なお、「ヘタレだったが覚醒した仲間を内心無茶苦茶推している」という点では実は師弟で一致していたりする。 【活躍】 《過去》 過去、アバンを殺そうとして川に落下した少年時代のヒュンケルを拾い、彼に暗黒闘気の使い方を教えた。 《フレイザード編》 不死騎団長ヒュンケルがダイに敗れた後、魔軍司令ハドラーの命令でパプニカ王国バルジ島でのダイ一党殲滅作戦に、ザボエラと共に参加しダイを追い詰める。 しかし助太刀にクロコダインが現れると、特に交戦せず一時撤退。 フレイザードがダイに核を破壊されて炎の体のみになった大ピンチの際に再び現れ、フレイザードに魔炎気になること・自分の部下になることを条件として魔影軍団最強の鎧「デッド・アーマー」を与える。 鎧を着たフレイザードがダイのアバンストラッシュに敗れたのを見届けると、砕け散ったフレイザードにトドメを刺し、ダイと交戦することなくその場を去った。 この時点ではまだ初登場から間もないのだが「バーンへの忠誠心が高い」「喋ったら驚かれるほど無口」という描写が既にある…にもかかわらず フレイザードを切り裂いたダイのアバンストラッシュを見て「素晴らしい…」とバーンに逆らう人間達の中で最大戦力のダイを 讃えている。 しかも 独り言で。 敵であっても技と力を高めた強者は尊敬するというスタンスをこの時点で見せていることがわかる。 《鬼岩城・ダイの剣編》 バランがダイとの戦いを経て魔王軍を離れ、ハドラーもダイ襲撃に失敗した後、ハドラーを粛清しようと現れるが、 驕りを捨てたハドラーは余生も不死の魔族の体も捨てて超魔生物に改造中であり、まだ動けないハドラーから逆にその間、パプニカで主要国による対魔王軍サミットを叩き潰してほしいと懇願される。 ハドラーが驕りや慢心を捨てたことを理解したミストバーンはその申し出を受諾し、『鬼岩城』と魔影軍団でパプニカ王国の港を襲撃。 バーン様に盾突こうとするアリ共め…!!いぶりだし…踏み潰してくれるわ…!!! 魔影軍団の総力を挙げてその場にいた勇者一行と対決。最初は暗黒闘気によって戦力が補充される性質で有利に戦闘を進めていたがヒュンケルが参戦。 ヒュンケルは雑兵は愚かデッドアーマーをも蹴散らし、闇の師弟による因縁の戦いが始まった。 当初はヒュンケルの暗黒闘気が以前より弱まっていたため有利に戦いを進めており、闘魔傀儡掌で鬼岩城から地上に落とす。ヒュンケルはマァムによって助けられたが、闘魔滅砕陣でその場にいた一同全員を縛ることに成功。 ヒュンケルを「お前の暗黒の力でこの闘気の流れを打ち破ってみせろ」と煽るも、ヒュンケルはマァムの呼びかけによって暗黒闘気を捨て去る事を決意。無我夢中で「虚空閃」を繰り出したヒュンケルによって滅砕陣の一部をかき消され、更にはそれがローブの右頬を掠めたことにより「素顔」を見られかけるミスを犯してしまう。 今までの振る舞いが噓のように激昂しながらも一同を追い詰めるが、『ダイの剣』を得て駆けつけたダイによって滅砕陣を完全にかき消され、鬼岩城をも破壊される。 怒りと負い目のあまり闇の衣を脱ぎ捨ててヒュンケル達全員を抹殺しようとしたが、キルバーンに制止されて撤退を選択した。 《超魔生物ハドラー編》 …待たせたなミストバーン今度はオレがおまえを助ける!! …… ……ハドラー!! 死の大地まで追いかけてきたダイとポップとこう着状態になるが、超魔生物となったハドラーに助けられた。 その後、バーンの元へ、ダイの抹殺に失敗した責任を問われての死を覚悟で謁見に向かうハドラーから感謝の言葉を伝えられて感慨に耽っている。 その後はバラン+ダイvsハドラーの戦いの決着間際に出現するとバーンの命令を受け初めて他者の前で素顔を晒して黒の核晶起爆の役目に従事した。 《最終決戦》 バーンパレスの最終決戦でバーンは勇者ダイに、別の場所ではミストバーンも、ポップ達の仲間に加わったヒムに追い詰められていた。 持てる手段を尽くしても勝てず、遂にミストバーンは独自の判断で闇の衣を脱ぎ素顔を晒す。 …お許しくださいバーン様…! はじめて… あなた様のお言葉を聞かずしてこの姿を見せる私を…!!! 現れたのは若々しい魔族の男。 予想外の優男であったことに拍子抜けしかけた一行だったが、あり得ないほどの戦力差に愕然とさせられる。 異常なほどの力もそうだが、何よりも攻撃が当たろうとも全く効かないからである。 闇の衣の中身は大魔王バーン本来の肉体。 詳細はバーンの項目に譲るが、凍れる時間の秘法によって不滅となったそれに、「ミスト」という魔物が宿り動かしていたのが「ミストバーン」という人物の正体だった。 「ミスト」という特異な魔物はどんな運命のイタズラか、時間凍結したバーンの肉体に入り込み、そのパワーもほぼ全盛の状態で操作&行使できる性質があったのだ。 またこの身体もバーンであるため、本来術者(この場合はバーン)でなければ起爆できないはずの『黒の核晶』の起爆も可能。 ハドラーに『黒の核晶』が埋め込まれていると知ったとき、バーンから「おまえにあんな物騒なものはついていない」と言われていたが、要は自分の肉体に爆弾を埋め込むバカはいないということである。 命中すれば唯一状況を打破できるメドローアも弾き返してポップとビーストくんを消滅させ(アバンに助けられていたが)、一行を絶望させる中、別の場所でダイと戦っていたバーンの呼び声に応じてその肉体を返還するミストバーン。 その後に、ミストの本体が姿を現す。 その圧倒的なパワーでポップ達を追い詰めるも、ブロ…ビーストくんの活躍により思わぬ苦戦を強いられる。 『フェニックスウイング』を使ったことで辛くもポップとビーストくんを撃破し、バーンへ肉体を返した彼は一時的にマァムを乗っ取って戦い、最終的にヒュンケルへの侵入を果たす。 ミストは本来このために幼少のヒュンケルを拾い上げ、暗黒闘気の技を教え込んだのである。 バーンに肉体を返した後の究極のスぺアボディとして奪い取り、それを以て主に仕え続ける為に。 そして最凶の戦士に生まれ変わる―――はずだったのだが、それを予測し、魂に光の闘気を蓄積・集中させていたヒュンケルによって計画は瓦解。 し…しかし!これだけのパワー…一瞬で蓄えられるわけがない…! 最初から…私がおまえに乗りうつる事を知ってでもいない限りはっ…!!! なぜっ… なぜそれに気付いたっ…!!? ……なぜか… そんな気がした……… …おまえは必ずオレを選ぶ…と…! オオオオオッ!!! ヒュンケル~~~ッ!!!! そのまま内部に蓄積された光の闘気に耐え切れず、自分の理想の肉体であった筈のヒュンケルの体内で逆に消滅させられる事となった。 ヒュンケルの体は既にボロボロだったが、ミスト自身は痛みが伝わらないので問題ないとしている。 痛みを感じなくても身体が動いて、戦えるかどうかは別の話な気がするが、 光と闇の闘気やら作中でのヒュンケルの不死身っぷり(それだけでなく何故か戦えている)から多分いけるのだろう。 【形態】 ・真・ミストバーン ……そう…私はバーン様より強い…!! 私が魔王軍最強なのだ!!! 中の肉体を覆い隠す闇の衣を脱ぎ去ったミストバーンの形態。 外見はミストバーンが憑依した証である黒い小さなミストの顔がある以外は真・大魔王バーンと瓜二つ。 常に目を閉じ無機質な表情を浮かべているため、イケメン度は若干こっちのほうが上。 ただしミスト本人はこの姿を晒して戦うこと自体に強い忌諱感を抱いており、最終決戦時に独断で衣を脱ぎ去った際は「罪深い」「この姿で戦う事自体がすでに禁断の行為」と悔いていた。 因みに闇の衣を纏っている時とこの形態では、声帯もバーンの肉体のものを利用している。 「全盛期の大魔王バーンの肉体」という天地魔界において最強の肉体を借りているだけあり、 オリハルコンの体を持つヒムの腕を無造作にただ力任せでねじ切れる程の超怪力を持つ正真正銘の怪物。 単純なフィジカルの強さだけなら老人態のバーンを上回っており、パワーだけでなくスピード面もヒムとラーハルトの猛攻をいなし続けるなど一級品。 それどころか、時間凍結されたまま動いているため(メドローア以外の)あらゆる物理・呪文攻撃が無効。 おまけに只無効化するのではなく、捥げたヒムの腕を叩きつけると逆にヒムのオリハルコンの腕が粉々に砕けてしまう。物理無効に物理攻撃した結果反作用ダメージだけ食らったという事らしい。 事前知識があったブロキーナ老師はその無敵のカラクリを「鋼鉄変化呪文(アストロン)がかかったまま襲いかかってくる敵」と喩え、 アバンも「不死身の肉体を持つ超戦士」と評し、ポップは「そんなやつがいたら絶対勝てねえ」と恐怖しきっていた。 これをチートと言わずして何という。 ミストバーンによると数百年間に何度かこの姿で戦ったことがあるらしい。 つまりロン・ベルクやヒム、ラーハルトと同等かそれ以上の手練れが何度か魔王軍の前に立ち塞がったようだ。 そりゃマキシマム程度じゃハイエナ戦法しかできんわな ・ミスト 私はバーン様の真のお姿を覆いつくす黒い霧……!! 即ちミストバーンだっ!!! CV 古川登志夫(2020年版) 大魔王バーンの肉体を返却した後に残ったミストバーン本来の姿。 その真の正体は、魔界に溜まった戦いの思念や暗黒闘気の集合体。 戦い続ける魔族や竜族の残留闘気や残留思念が、流れ、集まってガストのようなガス生命体に近い生き物として独立を得た存在である。 魔王軍の中でも一際異質な存在だったミストバーンが、回り回ってついに明かした真の姿が、 シャドーや怪しい影のような実体を持たないモンスター達で構成された『魔影軍団の長』として、 この上なくストレートで真っ当な存在だというのが何とも皮肉が効いている。 実体が無いために痛みを感じることもなければ物理攻撃も意味をなさず、さらに他者に侵入して肉体を乗っ取る能力を持つ。 このため迂闊に近接戦を仕掛ければたちまち相手は肉体を乗っ取られてしまい、ミストは肉体が壊れるのも厭わずにその肉体の力を極限まで引き出すので普段の本人より強くなってしまう。 バーンの肉体に憑依していた頃の方が強そうなイメージの強いミストバーンだが、この真の形態も大概反則的な特性を持つ恐るべき化け物である。 しかし強者の身体を奪って強くなることには何ら達成感を味わえず、生まれてよりずっと自身を嫌悪し続けてきた。(*2) 冒頭の自らを鍛える戦士に抱く敬意は、肉体を持たない自分には決して出来ないことへの、憧れと羨望(或いは嫉妬)の裏返しであり、肉体を持ちながらそれを鍛えようとしないものには侮蔑の念すら向ける。 強くあろうとする者たちの残留思念が集まって生まれたのに、自らを鍛えることが叶わない身体しか持てなかったのだから、無理もない話である。 ヒムに対する態度も、ハドラーの生まれ変わりを気取ることへのおこがましさを感じている以外に、自分が求めてやまなかった「成長することができる自分自身の肉体」を手に入れたことへの妬みがあったのかもしれない… ミストが自身の存在意義を獲得するのは、バーンという主の出会いによる。 バーンはミストの能力を、ミストは自らの価値を認めてくれる主を欲した。 この2人の出会いから、現在の『ミストバーン』が生まれたのだった。 この忌しい身体のおかげでバーン様に出会えた! バーン様は言われた!『おまえは余に仕える天命をもって生まれてきた』と!! バーン様には私の能力が!私にはバーン様のような偉大な主が必要だったのだ! 私はまだまだバーン様のために働かねばならん……!! バーンへの忠誠が最早狂信の域に達していたのはこのような経歴があってのこと。(*3) 基本的に無口だったのは、声から秘密に感づかれる危険を避けるためである。(*4) その為、ヒュンケルからは実は老人のバーンは影武者で、ミストバーンの方が本物の大魔王バーンなのではないか、と推理された。 バランもハドラーに埋め込まれた黒の核晶をミストバーンが起爆した事に何かを感づいていたが、おそらくヒュンケルと同じ認識だったと思われる。 読者の間でも同様の予想はあったようだが、それだけだとバーンに対する忠誠心の強さやシャドーを「我が分身」と呼んだことの説明がつかないという問題があった。 【戦闘能力】 …にわか仕込みの槍などで私の必殺の一撃には太刀打ちできんぞ…!! 自分から戦闘に直接赴く機会は少な目。目先の勝利より「己の正体」が露見するリスクを下げるためか。 指を棘や刃に変形させての直接攻撃と高度な暗黒闘気の操作技術で敵の動きを封じる技を得意とするが、戦法はかなり力押し。極端に言えば脳筋。 闇の衣を解放せずとも、クロコダインに勝るとも劣らぬらしき怪力(*5)だけでなく、後述の通り魔界随一の剣士ロンベルクと互角の剣戟戦を繰り広げたり魔法の雨を素手で器用に弾いたり、技巧や身体能力も卓越している。 ただし、借りている肉体のスペックが凄まじすぎるからか、特に闇の衣を解放した後には技巧に頼らないパワーファイターみたいな戦法が目立つようになる。 全力で身体能力を使うと正体がバレかねない上にミストの特性上敗死の可能性が低いため、戦法も隠蔽を優先しているのかもしれない。 この状態は暗黒闘気ガスの身体で「中身」を覆っている状態であり、体表面にミストが現れている(衣の間に見える闇の部分)ので光に近い闘気で暗黒闘気を吹き散らせば弱体化できる。ヒムが打撃と同時に打ち込む光の闘気で体を削られていた。だが、中身を開放した際にはその体内にミストが入り込んでしまう為、天地魔界に最強の肉体の芯に闘気を届かせないと効果がない。無理ゲー。 額にあるミストの顔は表情も変化しており、ミスト本体がこの部位のみ露出して弱点になっているとも解釈出来るが、これについては作中において明言はされていない(*6)。 ◆装備 闇の衣 自身が借り受けている大魔王バーンの肉体を覆い隠し、ミストバーンとして行動するための外装…と思われていたが実際は上述の通りミストがバーンの肉体を操るための術。 バーンの命令無くては解除することは許されない。 ただし、元々直情的気味な性格だったためか、怒りに任せて衣を捨て去ろうとしてしまうことも度々あった。 ◆技 ミストバーンの技にはいずれも強力な暗黒闘気が篭っているため、血肉を持つ生物は回復呪文では治癒せず、一部の魔族のような再生力でもない限りは自然治癒を待つ他に回復の術は無い。 また、素材が一切不明な彼の指は、切断されようとも瞬く間に幾度でも再生する。 ビュートデストリンガー バカめ!!この技は左右の指を問わぬのだっ!! 腕を覆う手甲から、ロンベルク製の鎧すら貫く高硬度の爪を一瞬で伸ばし敵を刺し貫く。 よく判らないなら某13kmをイメージ。 間合いは広く、両手のどの指でも使用可能な上に柔軟性もあり、地中を掘り進ませて奇襲をしたり敵を縛って握り潰すといった使い方もできる。 デストリンガー・ブレード このミストバーンの渾身の力を込めて…粉々に打ち砕いてやるぞっ!!! ビュートデストリンガーの応用。 手刀のように揃えた五指から爪を伸ばして固定し、剣として振るう。 硬度はかなりの物であり、これを振るって魔界でも屈指の剣士であるロン・ベルクと互角に戦った。 闘魔傀儡掌(とうまくぐつしょう) …壊れた玩具(おもちゃ)はこうなるのが運命だ… 手から放った暗黒闘気の糸で対象を縛り操る。 ミストバーンの力量であれば対象の手指を操り細かい魔法円を作図させるなど、精緻な遠隔操作も造作もない。 片手でこれを使って敵の動きを封じつつ、他の技で仕留めるのが常套手段(*7)。 一旦捕まると、暗黒闘気に長けるか強い光の闘気を持つ者しか抜け出せない。 闘魔滅砕陣(とうまめっさいじん) 愚かな虫共は網にかかったことすら気付かぬと見えるわ!! 闘魔傀儡掌の上位版で、複数・広範囲の敵に有効。 自身を中心に蜘蛛の巣じみた闘魔傀儡掌の陣が広がり、そこに踏み込むとアウト。 この技の回避は至極困難で、作中随一のスピードと反応速度を誇るラーハルトですら、ミストバーンから数十メートル離れた場所に居たにも拘わらず捕捉されてしまった。 ゴメちゃんのように空中に浮かぶ対象も捕捉するので、空中に避難するにしてもかなりの高度を稼がないといけない模様。 傀儡掌を重ねたりさらに力を高めることで、対象の体をねじ切って殺傷することも可能。 これを限界まで受けた時のヒュンケルは血管から血が噴き出て目玉は飛び出し、結構グロかった。 闘魔最終掌(とうまさいしゅうしょう) 回避は不能!!!粉々に握りつぶしてくれる!!! ヒムに追い詰められて使用した闇の衣を纏っている時のミストバーンの最大技。 全暗黒闘気を左手に集中・凝縮し巨大な暗黒闘気の手を具現化、桁違いの威力の掌圧で敵を粉々に削るように握り潰す豪快な技。 最高の強度を誇る金属・オリハルコンが光の闘気で補強された状態であっても粉砕する。 呪文反射 暗黒闘気の応用らしい、原理不明な技。 マントの奥で本体を覆う魔影の体で呪文を受け止めて、吸収するようなエフェクトと共に魔法を増幅した上で敵目掛けて放つ。 下位呪文程度であれば素手で軽々叩き落せるミストが一度だけ披露し、その際にはポップのベギラマをベギラゴンに近い威力にまで増幅してポップ達を蹴散らした。 フェニックスウィング ……奴の健闘は尊敬に値するものだったよ この私にフェニックスウィングまでも使わせたのだからな…… 闇の衣を解放して初めて扱える技。 超高速の掌圧によってメドローアを含めたあらゆる呪文を弾き返す究極のガード。 極端に言えば力技で行い物理防御も兼ねるマホカンタ。空気との摩擦で手に炎が伴う様からこの名が付いている。 本来は大魔王バーンの得意技でありながら虎の威を借るが如く自分が使ってしまうことへの後ろめたさと、正体が露見する危険性があることから使用を避けており、ミストバーンは「禁断のこの技」と嘯く。 後述の本家の使用シーンと比較すると余裕のある状況だったため、見事にまっすぐ弾き返している。 【考察】 ミストバーンという存在自体は結局最後まで倒されることがなかったとも言える。 凍れる時間の秘法に対しては作中でメドローア以外に対抗手段が示されておらず、そのメドローアにさえ自前で防御手段を持っている。 作中で明言されている限りでは、理論上竜魔人となったバランやダイですらもミストバーンを倒す術はない、ということになる。 このため本人の弁の通り、作中の最強キャラはミストバーンとの声もある。 だがシナリオ・戦闘の両面で圧倒的な存在感を見せつけながらも、最期は意外と呆気なく終わってしまった。 その最期もあって小物化とも言われることもあるが、彼自身が認めるコンプレックスが故に大魔王に至る最大の壁・大魔王の腹心であり続けたという筋の通った彼独特の人間性のあるキャラクターであったと言えよう。 実際、最後まで敵であった彼であるが、生まれの哀れもあって、中々憎みきれないところがある。 ……そうだ 他人の身体を奪えば簡単に強くなれる私にはできない事… 自らを鍛え強くなる事…! それができる者は皆尊敬に値した!! ……………… ……うらやましかった…… 何よりも消滅して以後、バーンから1度も労いの言葉が無いことが不憫でならない。 そのせいでただでさえ敗因がマキシマムと大体同じなのに「ミストバーンもまた、マキシマムと同様にバーンに一番買われていると思い上がっているに過ぎなかった」と見る事も出来てしまうのがまた何とも言えない。(*8) ただ作中でヒムが語るように、自ら鍛え上げた理想の身体で最期を迎えられたことだけは本望だったのかもしれない。 ヒュンケルを道具と言い切り、ヒュンケルもまた因縁と語る、そこに嘘は無かっただろうが、ヒュンケルも最後に自分がミストの標的となることを予測していたことに闇の師弟としてのつながりはあったと見ることもできる。 前述の強者への敬意の元である独白を踏まえれば多少異なる解釈を垣間見ることも出来るのではないだろうか。 なお、バーンの肉体に入った姿を見た者は生かして返さないと言いつつ、 ハドラーだけは姿を見て生き延びたにもかかわらず、その後は見逃している。(*9)これは描写や状況の問題ではない。 ハドラーを切り捨てた後もザボエラがハドラーを嘲笑しただけでブチギレるなど彼への敬意や情をみせるシーンはあり、本心では積極的ではなかった表れだと思われる。 己の感情自身に揺らぎが無いうえで 大魔王さまのお言葉はすべてに優先する…!! なのだ。 ハドラーもまた信頼していたミストバーンのバーンを最優先する態度に落胆しつつも「それがお前の答えか…」とある意味納得もしている。 しかし、バーンがハドラーの中にある黒の核晶を起爆させると決めた時は驚いており、 またハドラーに「すべてに優先する」と告げる直前にハドラーから「お前にとっても…オレはやはり駒に過ぎなかったのかッ!?」と問い詰められた際は黒一色の背景の中で悲しげに俯く一コマが挟まっている。 天秤の片方がバーンでさえなければそれこそ躊躇なくハドラーを救っていたのは間違いなく、ミストバーンとしてもこう言うしかなかったのだろう。 逆に、ミストバーンのザボエラに対する評価の低さは、皮肉にもザボエラの理想である「自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせてなおかつ一方的に敵をいたぶれる能力」をミストバーンが持っていることに由来するのだろう。 形は違えど他人に寄生して生き延びようとする在り方も一致しているため、ミストバーンがザボエラがあそこまで嫌ったのはザボエラの性格もさることながらザボエラの在り方に自己嫌悪を深めたためかもしれない。 しかし、そんな自分の在り方に自己嫌悪していたミストバーンにハドラーは事情は知らずとも「お前は熱い心を持ち忠義を尽くす漢」と能力ではなくその人格を何より絶賛してくれたのである。 ミストバーンがハドラーに絆されたのも当然と言えよう。 バーンの誘いを蹴飛ばしたロン・ベルクの粛清には、バーンへの忠誠心はもちろんだが、それ以外の背景を読み取ることもできる。 バーンはロンの態度に憤慨するミストを制止し、 「ロンを是非とも部下にしたい、今は断られても将来は変心の見込みがあるから好意的な関係を維持して送り出せ」という 充分に合理的な理由を付して命令を出している のだが「バーンの言葉は全てに優先」を信念としていながら 作中ではこの時に限って 真っ向からそれに反している。 単に忠誠心だけが原因ならむしろ手出しはできないはずである。 この時のロンは、バーンから「お前の作った光魔の杖は最高の武器だ」という評価をされたことに対して「傑作でもない武器にこんな評価をされては自分が腐る」と反感を抱いて魔王軍を去った。 ミストは自己嫌悪の対象であった能力を評価されたことでバーンに絶対の忠誠を抱いた。 両者の対応は見事なまでに対極であり、ミストの対応はロンのこうした価値観が理解不能なものに映ったのかもしれない。 または、向上しようにもできないミストにとってバーンの誘いすら断るほどのロンの向上心に嫉妬心を抱いた…とも取れる。そうまで言って出ていったロンがその後やる気を無くして飲んだくれてたのを、ミストは知っていたのだろうか? 【余談】 顔が隠れるほどのフードから二つの光る眼が覗かせるという外見の為表情はわかりにくい。 …と思いきや感情が高ぶると目の光も大きくなり、逆に躊躇したりすると目の光が小さくなるなどよく観察すると意外と表情がコロコロ変わっている。 他にもバーンの発言にいちいち「!!」とか「!?」とか返したり、躊躇を感じる際は無言の一コマが挟まっていたりと、わかりにくい表情なのにわかりやすい感情と言う特異な書き方がなされている。 コンビニコミックスのおまけコーナーでは、「もしミストがマァム以外のメンバーの体を借りていたら?」という予想コーナーがあったが、 ヒュンケルやハドラー、ゴメちゃん(!)を高く評価していた一方で、ポップの体を借りた際はそのスケベ心にミスト自身も振り回されてしまったという、なんとも情けない(そして人間くさい)姿を見せていた。 だがこれは、逆に言えば強い精神力を持ってすれば、ミストの精神支配からは逃れられるという事にも他ならない。 もしも彼に、強い精神力を持ち、時折肉体を借りて共に戦えるような「友」と出会えていたなら…。 そう言った心を許せる「友」に出会うことが出来なかった、あるいは心から信頼していたキルバーンやハドラーのような友と出会えたのがバーンに忠義を誓った後だった事が、彼の最大の不幸だったのかもしれない…。 しかしハドラーと友になるにはまずハドラーがヘタレる必要があるので、順番が逆だと絶対に友になれないであろう皮肉 最後に一つ。 マァムがミストに乗っ取られる際にあげる苦悶の声と表情、また乗っ取られた後の悪堕ちしたかの様な姿は、 非 常 に エ ロ い という事を挙げておく。 フッフッフッフ、 項目の追記・修正は 全てに優先する…! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ↑6~8 憑り依いた体を操りながら声帯は自分のものを使うって、結構難しいのかも。もちろん作中でやってる以上意識すればできないわけではないんだけど、意識しない時は常に憑依先の肉体を使うように習慣づけておかないと、不意の奇襲にとっさにミスト本体の腕の方でフェニックスウィング撃っちゃうなんてことになりかねない、とか。 -- (名無しさん) 2022-02-27 15 11 46 ザボエラの超魔ゾンビの研究がもっと進んでいたら、ミストバーンのスペアボディは専用の超魔ゾンビになってたかも。 -- (名無しさん) 2022-06-22 01 58 40 ミスト本体の声ピッコロさんかよ。マキシマムに玄田哲章あてるといいこのアニメは………(笑) -- (名無しさん) 2022-08-20 19 18 25 真ミストバーンある意味では真大魔王バーン様より恐ろしい。 -- (名無しさん) 2022-08-21 08 10 46 ミストは「ドラゴンボールGT」のベビーの様な寄生生命体だな -- (名無しさん) 2022-08-21 22 20 16 ↑3 冒険王 ビィトでは強敵ヴァンデルのフラウスキーさんの声をやっていました....ミスト「おぉぉぉヒュンケル~!!腹立たしいぃぃ~っ!!」...なんてね。 -- (名無しさん) 2022-10-18 22 22 53 ハドラーへの敬意があるからハドラーの命が宿ったと思いたいヒムと、ハドラーへの敬意があるからそれを認められないミストの対比が残酷。敬意にも正負があるというか、自分の中に一本芯があれば憤ったりしなかっただろうに。 -- (名無しさん) 2022-10-22 20 14 59 いや、むしろ自分の力で何かを為した経験が欠如してるから芯がないのが必然なのか。 -- (名無しさん) 2022-10-22 20 29 41 活躍(的なのに活躍って違和感あるけど)の項目に、ロンベルクとの死闘を入れてほすぃけどだめなのかな… -- (名無しさん) 2022-10-24 22 57 40 バーン様の口調や発音など -- (名無しさん) 2022-10-25 00 48 25 途中で書き込んじゃった、バーン様の口調や発音などほぼ同じだとヒュンケルが言ってるのに、マァムの口調にはならなかったミスト -- (名無しさん) 2022-10-25 00 50 54 マァムの声で喋ってるところからしてミスト本体は喋りにくいんかも -- (名無しさん) 2022-11-13 17 55 52 口調とかは長いこと近くにいたバーンの影響か、バーンと出会ってから言葉を覚えたとか? もしくはザボエラがやったようにモシャスで仕立て上げた影武者に乗り移ることもあったりとか? 想像してみました。 -- (名無しさん) 2022-11-14 01 28 20 寄生しないと生きられない生態なのに、いやだからこそか自我がけっこう強いのよね。バーン様に対しても思うところはあるシーンはあるけど、それを踏まえた上でも忠義を選んでるし -- (名無しさん) 2022-12-29 12 47 29 肉体がない以上、自分というものが何かとなれば忠義だとかそういう目に見えないもので自身を証明するしかないからね。フレイザードなりそういう悩みを抱えてるのが多いなぁ -- (名無しさん) 2022-12-29 13 26 33 能力的にキル同様“修行しても無意味じゃね?”思考に陥りそうなのにむしろ修行で強くなれるの裏山と思えるとかすごく謙虚よね。絶対キルと気が合わんわ。 -- (名無しさん) 2022-12-29 18 09 20 キルバーンみたいに生きるのもミストとしてはもう一つの生き方だったろうな。トラップみたいな搦め手でひたすら戦う道を選ぶっていうのも、肉体以外で自分を証明できる戦い方だから必然的にミストポイントが50点加点されてしまうんだ。というかザボエラと違ってアバンの危険性を察知したら真っ先にアバンの暗殺に飛んでいくキルバーンだから、トラップ野郎でもミストポイントが高いのはやや納得できる。 -- (名無しさん) 2023-01-08 21 32 48 「うらやましかった」この一言がミストのコンプレックスが全て詰まっている… -- (名無しさん) 2023-02-07 16 24 21 いい項目だった。文章自体もうまくて色々参考になる -- (名無しさん) 2023-02-17 03 08 47 個人的にヒムへの態度は妬みを感じた -- (名無しさん) 2023-02-17 09 47 59 クロコダインってミストに余程気に入られてたんだな…ほかの奴にあんなの指摘されたら即殺してるよ -- (名無しさん) 2023-06-03 00 54 44 物理無効で魔法は反射 触れたら憑依で実質即死 光の闘気や空の技が弱点と言いつつもヒムに光の闘気叩き込まれまくっても死なずアバンの空の技は弾き飛ばす 雑魚モンスター扱いされがちだけど1モンスターとしては頂点の中の頂点みたいなガチの怪物よな -- (名無しさん) 2023-07-17 23 56 15 立ち位置はともかく考え方はヴァニラ・アイスとは正反対だろ、ヴァニラは盲信神格化タイプだけどミストは主に絶対の忠義誓いながらも認めた相手なら敵でも尊敬すると言える器の持ち主だし -- (名無しさん) 2023-08-17 05 28 37 そもそも生い立ちが暗黒闘気の集合体なのに考え方が光寄りなんだよな、友情に篤いし敵の肉体奪って強くなるなんてチート能力を持ちながら地道にコツコツ強くなる事を凄いと思う感性何より自分が欲しくても得られない物を持つ相手に対して妬むよりも尊敬すると言える器のデカさ -- (名無しさん) 2023-08-17 05 37 04 もしもバーン様よりも先にダイ達に出会ってたら友になれたかも知れない(ゴメちゃんとの出会いミストに変えても問題無さそう)だし -- (名無しさん) 2023-08-17 05 42 45 旧魔王軍の戦いも観察してたろうから数々の名勝負に感動しっぱなしだったろうな -- (名無しさん) 2023-10-05 20 42 18 最悪の場合肉体借りパクしたミストにとんずらされたらバーン様はだいぶ詰みなので、めっちゃ信用されてるよね。バーン様なのでミスト知らない対策してそうではあるけれど。 -- (名無しさん) 2024-01-20 13 32 28 バーンは困るだろうがミストは二百数十年したら凍れる時の秘宝が溶けて劣化していくだけの最強の肉体しか残らんからなあ -- (名無しさん) 2024-01-20 14 31 07 つくづく魅力的な敵の描き方が上手い。忠誠心の高さも、敬意の向け方と侮蔑の向け方も、それらの切り捨て方も筋が通ってる。 -- (名無しさん) 2024-02-22 11 34 00 死に際に男の名前を叫んで消滅した人(?)。 一番欲しかった肉体だろうから、あの断末魔はピッタリではあるのだが。 -- (名無しさん) 2024-03-12 12 52 55 名前 コメント すべてのコメントを見る
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DRAGON QUEST -ダイの大冒険- アバンの使徒 その他の人物 魔王軍 ハドラー親衛騎団 コメント テレビゲームの『ドラゴンクエスト』の世界観・設定を元にした漫画作品。ストーリー自体は本作オリジナルであり、ゲーム作品との接点はない。 ドラゴンクエストシリーズを常にバックアップしていたジャンプは、『ドラゴンクエストIII』から2年越しの新作『ドラゴンクエストIV』のために様々なイベントを企画した。 それが、誌面でのバックアップを中心としたアニメ・漫画などのメディアミックス作戦である。稲田浩司先生とライターだった三条陸先生が漫画担当を行った。 アバンの使徒 キモリ:ダイ 名前の由来が「dinosaur(恐竜)」なので。 たたきつける(アバントラッシュ)・つるぎのまい(ライデインストラッシュ)・ソーラービーム(ギガブレイク) エルレイドorギャラドス:ポップ ほのおのパンチ(火炎呪文)・きあいだま(閃熱呪文)・はかいこうせん(天候呪文) コジョンド:マァム ダブルチョップ(閃華裂光拳)・かわらわり(猛虎破砕拳) サーナイトorレントラー:レオナ 後者は名前の由来が「leo(獅子)」なので。 きあいだまorかみなりのキバ(破邪呪文)・さいみんじゅつorでんじは(ラリホー) ストライクorハッサム:ヒュンケル 後者は鎧化後。 つじぎり(ブラッディースクライド)・ラスターカノン(グランドクルス)・シザークロス(アバン流究極奥義無刀陣)T-BOLAN:イメージソング その他の人物 オ二ゴーリ:ブラス オーダイルorワルビアルorオノノクス:クロコダイン 後者は武器が斧。 ばかぢからorげきりん(獣王痛恨撃)・かみくだくorシザークロス(真空の斧)・ほえる シュバルゴ:バルトス ハクリューorジュカイン:ソアラ ルカリオorドサイドン:アバン メタモン ゴメちゃん へんしん(「僕の友達になってよ!」) ニドキング:ロカ 色違いサーナイト:レイラ 魔王軍 ダークライ:ハドラー カイリューorバンギラスorサザンドラ:バラン りゅうのはどう(ドルオーラ)・かみなりパンチorかみなりのキバorりゅうせいぐん(ギガブレイク) ミカルゲ:ザボエラ ゲンガーorヒヒダルマ(ガラルのすがた):フレイザード ほのおのパンチ・れいとうパンチ・トリックルーム(氷炎結界呪法)・だいばくはつ(氷炎爆花散)。後者の特性はダルマモード必須 ヨノワール ミストバーン じゅうりょくorあくのはどう(闘魔滅砕陣)・かなしばりorしめつける(闘魔傀儡掌) シャドーパンチ(闘魔最終掌)・ほのおのパンチ(フェニックスウィング) アブソルorバリヤード:キルバーン グラエナorヤドキング:マキシアム 別名ハイエナ野郎から 後者は、王なので フーディン 大魔王バーン きあいだま(カイザーフェニックス)・リフレクターorひかりのかべ(カラミティーウォールorマホカンタ) かわらわり(カラミティーエンド)・じこさいせい エルレイド 真・大魔王バーン リーフブレードあたり(カラミティーエンド)・ほのおのパンチ(フェニックスウィング)・かなしばりorくろいまなざし(“瞳”) ハドラー親衛騎団 ボーマンダ アルビナス コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ニャイキング;ハドラー -- (名無しさん) 2021-02-11 19 22 22 草案 その他の人物 ニドキング:ロカ 色違いサーナイト:レイラ エーフィ:メルル ポケモン4コマ大百科ネタ アマージョ:フローラ ドラゴンクエスト5のヒロインではない方。 アバンの使徒 捕獲日・孵化日 ダイ:4月5日 ポップ:8月26日 ヒュンケル:3月23日 マァム:4月3日 レオナ:11月12日 アバンの使徒 推奨オシャボ ダイ:ネストボール ポップ:フレンドボール ヒュンケル:ネットボール マァム:レベルボール レオナ:ヒールボール -- (ユリス) 2020-07-24 13 24 03 アバンの使徒 ギャラドス:ホップ 最初の頃のコイキングは情けなく弱かったが進化することで強くなっていたので→話が進むにつれ強くなり頼りになる存在になっていくので 魔王軍 バリヤードorアブソルorゲノセクト キルバーン マネネorジュペッタ ピロロ グラエナorヤドキング マキシマム 仲間からハイエナと呼ばれていたので 後者は王繋がり -- (名無しさん) 2020-07-20 19 01 46 草案 アバンの使徒 ギャラドス:ホップ 最初の頃のコイキングは情けなく弱かったが進化することで強くなっていたので→話が進むにつれ強くなり頼りになる存在になっていくので 魔王軍 バリヤードorアブソルorゲノセクト キルバーン(ロボット) マネネorジュペッタ ピロロ(本物のキルバーン) -- (名無しさん) 2020-04-04 15 10 00 草案 アバンの使徒 フライゴン:ホップ ディアンシー レオナ 姫繋がり その他 カイリキー バルトス 魔王軍 マニューラ ハドラー 地獄の爪から レシラム ミストバーン バリヤードorアブソルorゼクロム キルバーン 性格なまいき お供にマネネ(ピロロ)を グラエナorヤドキング マキシマム 仲間からハイエナと呼ばれていたので 後者は王繋がり -- (名無しさん) 2020-03-30 18 28 41 魔王軍 バリヤード:キルバーン グラエナorヤドキング マキシマム -- (名無しさん) 2020-03-27 11 39 54 アバンの使徒 フライゴン:ホップ 緑で不遇 メタグロスorボスゴドラ:ヒュンケル 魔王軍 バリヤード:キルバーン -- ( ) 2018-07-29 10 19 16
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登録日:2011/03/03(木) 22 43 15 更新日:2024/04/02 Tue 11 16 19 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 アロー オムド・ロレス ダイの大冒険 ドラクエ ドラゴンクエスト ヒャド フレイザード ヘルアンドヘブン ポップ マトリフ メドローア メヒャド メラ メラ+ヒャド 一撃必殺 危険性も極大 反作用ボム 喰らいボム 弓矢 必殺技 必殺技項目 最強呪文 極大消滅呪文 氷炎属性 漢のロマンとカリスマの塊 相手は死ぬ 逆輸入 極大消滅呪文だ その名をメドローアという ドラゴンクエスト ダイの大冒険に登場し、後にゲームに逆輸入された呪文。 ●目次 ■概要●勇者アバンと獄炎の魔王 ■術の特性●発動工程 ●習得方法 ●性質 ●系統 ●欠点 ■実際の活躍 ■逆輸入●ゲームシリーズ ●漫画作品 ■余談 ■概要 炎熱の「メラ」系統と冷気の「ヒャド」系統という相反する呪文のエネルギーを融合させ、触れた全ての物体を消し去る消滅エネルギーを生み出して射出する「極大消滅呪文」。 呪文でありながら「必殺技」と認識されており、必殺技人気投票においてアバンストラッシュ、ブラッディースクライド、グランドクルス、獣王会心撃など多くの有名な技を押しのけて見事1位に輝いた。 …実際に(ポーズを)やってみたことのある人もいるのでは? 過去に大魔道士マトリフが生み出したマトリフ最強の呪文であり、終盤戦に臨むポップに伝授された。 その期間はたったの5日足らず。こんな短期間でマスターしたポップマジパネェ…。 意外にも、マトリフがこの呪文を実用レベルまで開発したのはアバンが凍れる時間の秘法でアバン自身も凍ってしまった後。 一時的に世界が平和になっていた時期であり、比較的最近作られた呪文である。 ブロキーナによれば、マトリフはアバンを犠牲にしてしまったことを悔いて開発したとのことで、ブロキーナはこの呪文が凍れる時間の秘法をかけられた無敵の肉体にも有効だと知っていた。 ●勇者アバンと獄炎の魔王 開発経緯の詳細が明かされた。 理論自体はマトリフの師匠バルゴートから伝えられており、ウロド荒野での決闘(凍れる時間の秘法の戦い)の際、ハドラー魔王軍幹部ガンガディアとの戦いでは、ルーラと腕力を組み合わせたガンガディアに追い詰められた際に使用。 魔法の達人マトリフへの敬意から撲殺ではなく炎呪文で葬ろうとするガンガディアに対し、ガンガディアを挑発してより燃やさせた炎呪文にマトリフは氷呪文をぶつけ、不完全ながらもメドローアの消滅力場を大規模発生させて魔物達の大半を壊滅させた。 さすがにガンガディアは何が起きたのかすぐに理解し死を避けるため即座にルーラで脱出したが、それでも自分だけ離脱するのが精一杯で、地底魔城に戻ったときにはボロボロになっていた。 マトリフはアバンを助けられなかった自身の無力さを悔い、最終決戦用にこの呪文を開発したとの事だが、ブロキーナによれば天才的な格闘センスを持ち高い再生力も持つハドラーに大呪文を直撃させて丸ごと消し飛ばすことは難しいだろうとの判断で、地底魔城の決戦ではアバンをハドラーの元に向かわせるためのサポートに回った。 ハドラーがマトリフがベギラゴンを使っただけで驚いていた様子からもわかるように、結局ハドラーとは対峙することはなかったため使われなかった模様。 「時間が凍った存在をも消滅させることができる」という特性上、本来の運用意図は時間が凍ったハドラーだけを消滅させる事(*1)のつもりだったのだが、メドローアが完成する前にハドラーの封印場所を探し当てたザボエラの依頼を受けたクロコダインにハドラーを奪還されてしまった。 ■術の特性 ●発動工程 まず右手にヒャド(氷)、左手にメラ(火炎)の魔力を同時に、同威力で発生させる。 これを両手を打ち合わせるように衝突させ、スパークさせる メラとヒャドの魔法力が対消滅し、「消滅」のエネルギーが生成される。 これを手元で暴発しないようにまとめて弓矢を引き絞るように構える 任意のタイミングで解き放つ ●習得方法 作中では「マトリフがポップに向けてメドローアを放ち、ポップがそれを相殺する」という、一歩間違えれば間違いなく死ぬ修行法を採った。 尤も、この修行法はメドローアが反射された際の対処方法も身を以て学ばせる事も出来るので習得できる力量があるなら極めて実用的とも言える。(*2) 伝授の場面ではマトリフのメドローアから逃げようとしたポップが、マトリフが文字通り血を吐きながら伝授を行おうとする姿に 「これを避けたらあの人を師匠と呼べない」 と受け止める覚悟と、 覚悟を察したマトリフの「ありがとよ…!!」と返す場面も印象的である。 マトリフ自身の『勇者アバンと獄炎の魔王』における実戦初の使用は敵の炎呪文に氷呪文をぶつけるというメチャクチャなものであり、使用後はさすがのマトリフも自分の指が吹っ飛んでいないかビビっていた。 魔法の特性を理解したガンガディアさえもこの魔法を習得しようとしたが1年間練習しても一度も発動に至ることはできず、「2つの呪文の威力を正確に一致させなければ成功しない」と評した。 「マトリフが生涯唯一の好敵手と認めたガンガディアがどれだけ努力しても習得できなかった」という設定が追加された事で、 「センスの無ぇヤツには一生できねぇ」というマトリフの言葉の重みと、それをマトリフのアドバイス込みとはいえ初見でメドローア相殺まで持って行ったポップの異常性が際立ったと専らの評判である。 そら自分のライバルが1年間頑張っても無理だった呪文を5日間で習得して見せればマトリフも「今日ほどお前が大したヤツだと思った事はない」とビビるよ ●性質 メラとヒャドを混ぜてぶっ放す…という、原理自体は非常にシンプルだがすごく危ない術。 あくまで炎呪文と氷呪文の必要があり、ドラゴラム等ドラゴンの炎ブレスではこの魔法を生み出せない。 命中すれば、普通の呪文が効かないオリハルコンであろうが時間が動かなくなった物体であろうが物理強度/法則を無視して問答無用で消滅させる、正に「最強の魔法力」。 ただし、恐らくは消滅させる「エネルギー」の強さには限界が無いものの、一度に消し去る対象の「量」には限界が存在する。(*3) とはいえ、一撃で崖や島を抉り取るほどなので一度に消去可能な質量限界も膨大と見て間違いはない。 シーンによって消滅範囲がまちまちなのは、元となる魔法の出力によって消滅力場の規模が変化するため。 ある程度は術者が消し去る対象や限界を感覚で絞ったり調整も出来る。 極小規模のメラとヒャドでも臨界反応は起こるので、消滅力場を発生させるだけなら僅かなMPでも可能ではある。 ただし規模を問わずメドローアとして行使する場合は莫大なMPを消費するので、MP消費は主に臨界反応を制御し指向性を持たせる調整に費やす模様。 習得方法の項で分かる通り、メドローア同士をぶつけると相殺することが可能。 メドローアを扱えるものならば命中する前に相殺すれば防御することができるほか、作中でもポップがマホカンタで反射された際、咄嗟に二発目のメドローアを放って相殺している。 ただしメドローア自体消費が激しいうえ、消費されるMP×2となるため反射されれば厄介であることに変わりはないし、 ミストバーン戦ではブロキーナを抱えた状態で背中から反射を食らった(ように見せかけてアバンに助けられていた)ためか、相殺も懐に仕込んだシャハルの鏡を使った再反射もできなかった。それにしても、本当に食らっていたら、シャハルの鏡まで一緒に消滅するとは思えないのだが。 なお、この性質に関しては「世界中で使えるものがマトリフしかいなかった呪文なのに、なんでマトリフはメドローア同士で相殺できることを知っていたのか?」という疑問点が存在する。一応この世界では「同じ呪文同士は原則的に相殺し合う」という性質はあるものの、色々な意味で規格外な存在であるメドローアにまでこの原則が通用するとマトリフが確信していた根拠は不明だが、マホカンタを使えるモンスターを相手に検証した可能性は高い。切り札として編み出した以上その特性を把握しておくことは必須だろう。 また同じくマトリフが教えポップが使った呪文に重圧呪文の「ベタン」があるが、このような力場をメドローアで消せるかどうかは不明。(*4) ポップ独自の工夫かは不明だが、ベギラマを調整して見た目をメドローアそっくりに見せかけることが可能。 ポップはマホカンタの力を持つ盾『シャハルの鏡』を所有するオリハルコン生命体・シグマと1対1での勝負をするにあたり、反射させたこのベギラマをわざと受け、勝利を確信して油断したシグマに本命のメドローアを命中させた。 凍れる時の秘法で時間が凍結した物体を消し去れる攻撃であるため、バーンパレスの真の姿を見せたミストバーン戦では唯一の望み(*5)となった。 逆に言うなら、ポップ(とマトリフ)はメドローアを反射する手段を持つキャラ以外なら誰にでも勝てる可能性があるキャラと言える。 ●系統 火炎系統/氷結系統双方の最上位呪文として扱われる。 メラゾーマ(火炎系の最上級呪文)、マヒャド(氷系の最上級呪文)は「熱」を操るという意味で同類であり、これらの呪文に ベギラゴン(極大閃熱呪文) イオナズン(極大爆裂呪文) のように極大の名が付かないのは、このメドローアの存在がある為だとか。 作中ではベギラゴンなどの呪文に極大とつくのは、それが種類や原理が異なる各系統の呪文において最上位であるため。 使い手の力量によって威力に差が生じようとも、威力によってその魔法の形態や名称が変化することは無い。 大魔王等突出した使い手が、イオナズン級の威力を持つ球状のイオラを乱射する神業も披露した事例もあったが、それもあくまで「(他の一流魔道士が扱う)極大呪文級の威力を持つ下~中級呪文」として扱われる。 マトリフ曰く、メラ系とヒャド系の呪文はどちらも他の系統とは異なり、魔力によってエントロピー制御を行いエネルギーのベクトルとスカラーを変化させるもので、エネルギーの正負のどちらにベクトルを傾けるかの違いでしかないとのこと。 また、極大呪文には「特定の型と両手を用いて放つ」というルールがある。 メラゾーマ・マヒャドはどちらも片手で放つことができるためこの定義に当てはまらず、 ポップも「それらを極大呪文とは言わないな」とはっきり答えている。 エネルギーを0にするメドローアは、エネルギーの変換倍率の桁が何億はおろか那由他や不可思議に及ぼうが、エネルギーを0にする際の対消滅を利用して対象を問答無用で消滅させる。 発動条件に「両手を用いる特定の型を必要とする」という点も極大呪文の定義に正しく則っており、 よって、如何なる火炎・氷結呪文ともランクの異なるメドローアこそが、この二系統の「極大」なのである。 これは作品の世界観としてベギラゴンを一般的な攻撃呪文の頂点として扱っていることとも無関係ではないだろう。 (魔王時代からイオナズンを使えたハドラーは本編序盤にアバン討伐の褒賞として授かり、開始時点で既にメラゾーマ使えたポップに至っては最後まで習得できていない) ●欠点 ・魔法対策に弱い メドローア自体は一つの「呪文」に過ぎないため、通常の魔法力対策が効いてしまうという弱点がある。 特に、マホカンタなどの反射能力は致命的で、絶大な威力を反射される分、下手をすれば一瞬で味方が全滅する恐れがある(*6)。 大魔王バーンをこれで倒して決着、という誰でも思いつく戦法が取れないのもこのため(しかも莫大な魔法力を持つバーンは呪文の詠唱に「溜め」がなく、「見てからマホカンタ」ができる。あろうことか、全盛期の身体になろうものなら「見てからフェニックススウィング(*7)」も可能)。 魔法力そのものを吸収する効果があるバーンパレス心臓部にも無効化されていたので、恐らくマホステや「あやしいきり」でもかき消されるはず。 マトリフがどこまでも純粋な呪文使いだった故の壁、という所か。 もちろんマホトーンを喰らえば使用自体が封じられる。ダイ大のマホトーンは「口が聞けなくなる」という効果なので、発動の一言が出せなくなる。 ・消耗が激しい 消費魔法力が異様に多く、消費MPは70前後の模様(*8)。 終盤の成長したポップ(レベル51時のMPは325。並の魔法使い3人分を優に超える)でも数発しか使用できない。 このMPなら漫画の元ネタになっているドラクエ3基準でもメラゾーマが27発は撃てる計算になるはずである。 かのマトリフですら本編時点の衰えた状態では1発撃っただけ(*9)で魔法力が尽きてしまうほどなので、ポップのMPが相当なものだという事がうかがえる(*10)。 ちなみに、コミックス21巻巻末の「キャラクターQ Aコーナー」では、ポップは「メドローアは2~3発、ベタンで5~6発。メラゾーマなら20発以上は軽い」とコメントしている。 これほど燃費が悪いとなると、術者の力量次第では下手に他の呪文を使えばメドローアの使用に差し支える可能性も出てくる。 敵に向けて撃つなら反射の可能性を考えて2発撃てる状態を保っておくのが理想なので消費MP70程度とした際のレベル34のポップは迂闊に他の魔法を連発できたものではない。 フィンガー・フレア・ボムズほどではないが術者に対する負荷も強く、体調を崩してしまっているマトリフが使うとよくても吐血してしまうほど。 ポップも終盤ではメドローアを撃った後に立ち眩みを起こしており、負荷が顕在化し始めている可能性がある。 ・習得が難しい 大前提として使用者には「2つの呪文を同時に、バランスよく扱えるセンス」が要求されるので、原理を教わったからといって誰でも扱える訳では無い。 上記した通り、「センスの無ぇヤツには一生できねぇ」とはマトリフの談。 二つの異なる呪文を、全く同時に、全く同じ威力で発動させなければならないため、非常に難易度が高い。 ウロド荒野でその原理を見せられ、命からがら脱出したガンガディアもマトリフとは別に習得に挑んだが、1年間、何百回もチャレンジし続けたにも関わらず、一度たりとも反応を起こさなかったそうだ。 ポップは習得したばかりの頃、元々メラ系の方が得意だったために、左のメラが強く、撃つたびに右手が炎上して火傷を負っていたが、 一度も発動に至れなかったガンガディアの事を考えるとむしろメラの方が強いはずなのに反応を起こせていた事の方が異常とすら言える。 さらに原作終了から時を経た「蒼天のソウラ」でメドローアの規格外過ぎる難易度が描写される事に(後述)。 勇者アバンと獄炎の魔王ではメラ系とヒャド系を合わせることで消滅のエネルギーが弾ける描写があり、下手をしたら術者が自滅する可能性もあり得たかもしれない。そんなやべー呪文をぶっつけ本番でやらせるのか…(*11) 逆に、この呪文を習得できる者は、メドローア以外でも異なる2つの呪文を左右の手でそれぞれ同時に発生させる事が可能でもある。 マトリフはハドラーとベギラマの撃ち合いをしながら脇のポップにキアリーをかけている場面があり、ポップも呪文そのものではないが右手でブラックロッドに魔力を込めながら左手でイオ系の呪文を出している。 ただし、ポップがこれを披露したのは最終盤の大魔王バーン戦というメドローアを習得してからかなり後になっており、「今のおれならできると思った」と大魔道士に覚醒するまではできると思っていなかった節があるため、 全く系統の異なる2つの呪文を左右の手で同時に発生させることはメドローアを使うためにメラとヒャドを発動させるよりもさらに高等技術である模様。 ■実際の活躍 本編においてネームド相手に命中したのは2回、狙い通りに決まったのはそのうち1回と、ぶっちゃけ成功率は低い。 というのも、この呪文は当たれば防具や闘気圏のレジストを無視して、まるで空間ごと削ったかのように対象を削り消す。 結果として事実上の即死攻撃になってしまい、作劇上扱いが非常にデリケートになったのである。 とはいえ、終盤は呪文に耐性を持つ敵だらけだったためあるとないとではポップの脅威度が大違いであり、 また敵方にも対応必須の技として意識されることで、切り札としての存在感は保たれていた。 特に真の力を解放したミストバーンは呪文どころか全ての攻撃手段の中でメドローア以外に倒す手段が示されていない。 ドルオーラですら成し得ないかもしれないことを可能にする呪文と考えると、その凄まじさがわかるだろう (ただ、作中では試される機会はなかったが、のちのマァムにアバンがやったように、アバン流「空」の技で取り付いているミストにだけダメージを与える、という手が通用する可能性も、無いわけではない)。 本作のラスボスである大魔王バーンですらあわやフェニックスウィングが間に合わないかと思えた際には冷や汗をかいて明らかに焦っていたほどである。 結果、メドローアは「敵の受け技系秘技を引きずり出す」という形で用いられ、勇者ダイが突っ込む道を切り拓く穴開け役を担当する事になった(大魔道士ポップ自身がまさにそうだったように)。 vsハドラー親衛騎団虚を突いて完全な命中コースで放たれたが、ブロックの捨て身の行動によりギリギリで回避され、ブロックの背中を削り取って戦闘不能に追い込むに留まった。 vs老バーンマホカンタで普通に跳ね返された(咄嗟に相殺したため全滅は免れた)。 vsシグマベギラマを囮に使った高度な頭脳戦の末、胴体の中心を見事消し飛ばして勝利。 vs(?)◇の9罠からの脱出手段として使用。目論見通り炎の壁に風穴を空けることができた。 vsミストバーンフェニックスウイングで跳ね返される。 vs真バーン天地魔闘の構えの弱点を狙って放たれたがすんでの所でフェニックスウイングが間に合い弾かれる(正確に跳ね返されはしなかった)。 vsジャミラス(マトリフ)「おめえが消えな」の一言でアッサリ消滅。 vsフューレ(マトリフ)勇者アバンと獄炎の魔王にて。魔法を跳ね返す効果を持つ『暗黒のマント』を装備していたが、マトリフの機転で引き剥がされたところを突かれて他の幽霊騎士団(ゴーストナイツ)諸共消し飛ばされた。ちなみに呪文を跳ね返すアイテムがマントではなく盾や鎧だった場合はもっと苦労したと語っており、後に上位互換のようなスペックのシグマを倒したポップは本当に高い実力を身に着けていることがわかる。 vsガンガディア(マトリフ)同じく勇者アバンと獄炎の魔王にて。ドラゴラムによる身体能力の高さによるゴリ押しに苦戦する中、自分の放ったメラの残り火に対してヒャドを放ち小規模の消滅力場を発生。これによってガンガディアが戦慄して距離を取ろうとしたところを本命のメドローアで狙い撃ちに。直撃こそしなかったものの、喉のブレスを吐く器官を削ったことにより体内の炎が暴発し決め手となった。 なお、メラとヒャドを合成する呪文である関係上、マトリフ曰くフレイザードももっと成長していたらこの呪文を使えていた可能性があったとのこと。 成長したハドラーがヒムらを生み出す前に知っていたら、もしかしたら使えるようにしてた可能性は…ない。ていうかやられたら詰む。 さらに言えば、魔法力においてポップのはるか上を行くバーンならば、この呪文をより強大に扱える可能性もある。 だが本編のバーンは「10の相手に、それを上回る100の超威力単発や20の力の乱射」という形で対処している。 「パワーで圧倒しているのだから、「紛れ」でつけ込まれないように堅実に立ち回るべき」という戦術理解は実に彼らしい。 繊細さや緻密さを要する方向は、むしろバーンのやり方と対極にあり、上述のように呪文に長けている筈のガンガディアでさえ習得に至らなかったことから見ても、バーンといえども習得は厳しいと思われる(ポップが1人で天地魔闘の構えに挑む時に両手で別々の魔法力を使用する事に「器用」と評している)。 バーンの場合は普通の呪文ですら異常な威力を出せて溜めなしで連発が効くため、あえてメドローアに拘る理由が無かったというのもあるのだろう。 ■逆輸入 ●ゲームシリーズ ゲームではDQM2で連携攻撃として初登場、以降モンスターズシリーズの常連となっている。 DQM2ではメラゾーマとマヒャドの組み合わせで発動し、敵1体に700~900のダメージを与える。 DQMJ2以降はメラ系+ヒャド系の複合属性ダメージを与える設定。無属性ではない。 原作に沿ってか消費MPが80or100とバカ高く、マホカンタにも反射されるがDQMJ2P以降は消費相応の火力を誇る。 テリワン以降はメドローアをメドローアで相殺することも可能。 ただしアストロンで普通にはじかれる。 DQMJ2Pでブレス版にあたるオーロラブレスも登場。 「ドラゴンクエストソード」でも主人公とディーンの合体必殺剣として登場。 ディーンの投げた炎と氷を、リモコンを∞形に振って融合、突きで放ち、敵全体にダメージを与える。 「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」では光属性の究極必殺技という扱いになっている。 こちらは光の矢ではなく、光が降り注ぐ演出である。 本編ではⅪで主人公とベロニカの連携技として初登場。 原典どおり、主人公のメラゾーマとベロニカのマヒャドとの連携攻撃となっている。 モーションとしては主人公とベロニカが二人で魔力球を作って撃ち放つといった内容で、あまり原作再現度は高くない。 威力が最大で700台に達する無属性の全体攻撃であり、耐性の異なる複数の強敵を相手にする時などに重宝する。 その後、オンライン作品のⅩにおいてもVer6.3から実装された。 本作では呪文ではなく魔法使いの「必殺技」扱いであり、自身の前方の直線上にいる敵全員に超特大のダメージを与える。 条件の関係上、ストーリーを最低限Ver3までは終わらせていないと習得できない。 Ⅺの時とは違い、モーションは原典たるダイの大冒険を忠実に再現したものとなっており、ダイ大ファンであれば熱くなれること請け合い。 一方性能面で言うならば、必殺技であるがゆえに「マホカンタ等の呪文に関係した状態変化の影響は一切受けない」など原典とは一部設定が異なっている。 プレイヤーに有利な仕様でありながら、「原作再現でマホカンタでちゃんと反射して欲しかった」等の声を敢えて上げる人も少なくなかった様子。 連発できない分その威力は絶大であり、なんと攻撃魔力がどれだけ低い魔法使いであっても9000前後のダメージは保証されている。 攻撃魔力1000以上になると徐々に威力は上がっていき、テンションシステムとの複合などで1万以上のダメージを簡単に叩き出すようになる。 なおVer6.4のボスであるジア・クルヴィダも、よく似た必殺攻撃「ジア・メドローア」を使用してくる。 ●漫画作品 ドラゴンクエストXのコミカライズである「蒼天のソウラ」でも登場。この時点ではまだゲーム本編には実装されておらず、先行登場であった。 敵に対してではなく城壁を破壊するために使用され、複数の城壁にまとめて大穴を開けてその威力を遺憾なく発揮した。 なお、作中では「古代の英雄譚に語られた合成魔法の究極奥義の一つ」とされており、 優秀な魔法使い二人がそれぞれメラ系の魔法力とヒャド系の魔法力を調整担当の魔法使いに供給 調整担当の魔法使いが2つのエネルギーを収束・合成 調整が完了したところで狙撃担当が撃ち出す という四人がかりでようやく撃てる超高難度の呪文となっている。 ただし狙撃役は調整担当のバウムが「魔法を当てるのが苦手」という理由で招いたので3人でも運用は一応可能。 その際にメラ系とヒャド系の担当の二人は肩で息をして「干からびるかと思った」と言うほど消耗し、 調整担当の魔法使いは二つの魔法力を均等に調整する際の知恵熱で眼と鼻から血を流すなど、四人がかりですら負担が大きくなっている。 作中では撃つまでも時間がかかっているので跳ね返されたりしたらまず相殺など不可能と思われるため、戦略的な運用は出来ても戦術的な運用は不可能に近い。 しかしながら城壁の守りとそこの戦力丸ごとを消し飛ばす威力は凄まじく、国家戦力級の手続きと結果を持つ、戦略級のブツとして表現された。 調整担当の魔法使いの口から「古代の英雄譚に語られた大魔導士(*12)は自分達がやった作業を一人でこなして単独でメドローアを撃った」 としてポップやマトリフの存在が示唆されているが、同時に「さすがに創作」「軍記物に誇張はつきもの」と仲間と共に語っており、「蒼天のソウラ」の時代からするとポップやマトリフがどれだけ規格外だったのかが解る。 一方で、マトリフに「センスの無ぇヤツには一生できねぇ」と言わしめる超常的な個人が操る必殺技を、それ以下の常人でも分担して行使出来るように分析できたという世界的なスケールでは技術向上という表現にもなっていた。 この他、運用における危険・弱点についても 炎熱や冷気のような物理現象になる前の純粋魔法力そのものを射出しているので、反射呪文(マホカンタ)や吸収呪文(マホキテ)などの対魔法障壁(アンチ・マジック・シェル)の影響をモロに受ける。対策を講じた相手に撃っていたらこっちが全滅していた。 ……と、マトリフの忠告やバーンパレス心臓部での展開を踏まえた内容でしっかり言及されている。 なお、この「メドローアを1人で撃てるヤツなんて創作(意訳)」発言を受けて、読者達からは「何度死にかけてもその度に復活してるヤツも創作」と思わぬところへ飛び火したのはまた別の話 上記のように後にゲーム本編では結局一人で行使できる必殺技として登場したワケだが、そもそもDQXの主人公はいろいろあって血統も実績も経歴も超一流どころのレベルではなく、ポップやマトリフにすら匹敵すると言ってもおかしくない規格外の人物となっている。 一人で使えたとしても何ら不思議ではないだろう。 ■余談 名前の由来は、「メラ」、「ヒャド」とアロー(矢)のアナグラム。 なお「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ」では下位技の「メヒャド」が登場している(モーション的にもそのまんま) 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 原理的には相転移使ってるのかな?蒸発と凝固の概念を連続させた一撃だったら当たった対象を消滅できそう -- 名無しさん (2013-11-11 18 01 02) 俺は一番好きだった -- 名無しさん (2013-12-01 23 41 10) マトリフが旧魔王軍時代に使ったのは、罠にはめられて土砂崩れによる生き埋めとか津波によるパーティー全滅の危機とかのピンチの時に使ったんじゃないかな? -- 名無しさん (2014-01-02 19 31 05) 対抗技2種類もってるバーン様ですら ラーハルト&ヒムが特攻→天地魔闘で撃墜・・・した直後にメドローア・・・の流れでガチで焦ってたからな。 -- 名無しさん (2014-01-02 20 43 59) ふと思ったが、魔王軍があと数年本格的な侵攻遅らせてたらメドローア覚えたフレイザード(ついでに既に超魔生物の研究を終えたザボエラ)が居て勇者パーティ詰んでた可能性高いんだよな -- 名無しさん (2014-01-02 21 25 43) しかしフレイザードがメドローア覚えたら、調子に乗ってバーンにメドローア使って、跳ね返されて消滅する羽目になりそうだな -- 名無しさん (2014-02-03 23 28 56) そういえば、二次創作でエイミがメドローアを使えるようになる小説があったけ -- 名無しさん (2014-02-08 08 53 58) ポップの魔力でだいたい何発撃てるんだ? -- 名無しさん (2014-02-08 09 39 35) マホカンタで返ってきた分を防いですっからかんとか言ってたし、2発、多くても3発くらいかな -- 名無しさん (2014-02-08 10 56 31) 二発。ミストバーン戦の後に回復せずバーン戦に突入したなら三発。 -- 名無しさん (2014-02-08 11 15 15) メラ+ヒャド+アローでメドローア -- 名無しさん (2014-02-08 11 39 07) 決まれば一撃で相手を殺せる技の中でもここまで切り札としてフル活用された技はそうそうないと思う -- 名無しさん (2014-02-08 19 53 14) キラーマシーンあたりじゃね?>旧魔王軍戦で使った状況 -- 名無しさん (2014-02-08 21 59 54) 魔弾銃の併用できたら・・・・ -- 名無しさん (2014-02-26 00 54 18) ↑良く言われるけど、メドローアみたいなトンデモ呪文じゃ一発撃っただけで魔弾銃が耐えられずに壊れると思う -- 名無しさん (2014-02-26 06 36 15) 実際にマトリフはメドローアにたどり着く可能性があったから、早めにフレイザードを倒したことが暁光だったって褒めてたな。あの時点での魔王軍で言えば、突出した戦力になったろうね。 -- 名無しさん (2014-02-27 10 12 58) 記憶違いかも知れないけど、メドローアってドラクエシリーズに逆輸入されてなかったか? -- 名無しさん (2014-04-28 19 16 33) ガンガンもそうだけどオリジナル魔法や合体魔法のバリエーションが多くて羨ましかった。 -- 名無しさん (2014-06-06 21 37 00) ↑2 DQM2から合体技として使えるね。魔法系特技の最強技。因みに剣技系がギガクロスブレイク(ギガブレイク) -- 名無しさん (2014-07-28 13 13 28) 普通に考えれば+と-のエネルギーの対消滅エネルギー「0」をぶち込んでるんだろうが…反物質でも生成してんだろうか…。 -- 名無しさん (2014-07-28 13 41 59) ポップの最大MPは並の魔法使い3人を超えるくらいだろ、300で5人分とかMP60が並の魔法使いかよどんな初級者だよ -- 名無しさん (2015-01-23 05 38 32) ↑3 でも、はぐれメタルには効かないんですよね? -- 名無しさん (2015-01-23 08 54 41) ↑×3急冷と急加熱を繰り返したら、大抵の物質には歪みや相転移が発生し、最悪割れてしまう。メドローアを剣で受けようとすると、刃が変質し、機能不全を起こすだろう。 -- 名無しさん (2015-01-23 09 33 13) 上の方に合った生き埋め回避などの罠を消滅させるって使い方がメインだとすると、TRPGのSWとかにあった 分解消去(ディスインテグレート) に相当するのかな。少なくとも、人に向っては間違っても使っちゃいけない呪文だわな…… -- 名無しさん (2015-04-02 10 30 37) スペシウム光線の原理思い出した -- 名無しさん (2015-04-30 21 10 24) 某読本では世代が違うのか扱われていない。 -- 名無しさん (2015-04-30 21 12 26) 作中でまともに当たったのは2回、うちトドメになったのは1回だけだったりと強力な割には結果はパッとしない -- 名無しさん (2015-04-30 22 12 43) ↑いわゆる即死技の宿命だからしゃーない、あとシグマのほかにもオーザムのピラァオブバーンにいたジャミラス型モンスターも倒してるからトドメになったのは2回だね -- 名無しさん (2015-04-30 22 34 38) 便利過ぎる武器や技は、テレビやマンガでは扱いにくくて、結局使われなくなったり、対策取られてなかなか成功しなかったりするからな -- 名無しさん (2015-04-30 22 37 34) おっと使われまくって対策取られまくった挙げ句クリーンヒットしても大した成果を上げられなくなったカイザーフェニックスの悪口はそこまでだ -- 名無しさん (2015-05-10 18 54 51) ふと思ったんだが、メラガイアーとマヒャドデスでやったらどうなるんだろう。元々、威力云々は関係ない術だから、あまり変わらないのだろうか。 -- 名無しさん (2015-05-10 18 59 06) ↑メラゾーマとマヒャドを合成させてるわけじゃなくメラ系とヒャド系の魔力を同威力で合成させているわけだから出力調整することで射程とか効果範囲とかに違いが出るくらいじゃないだろうか? -- 名無しさん (2015-05-10 20 07 24) イルルカだと消費MP100で、MP10のメラゾーマのちょうど10倍になってるという地味な原作再現。ダイ大はほんとスクエニに愛されてるなぁ -- 名無しさん (2015-06-08 18 26 12) ↑×13 アバン曰く並の魔法使い5人くらいは全快させるフェザーでもポップ(Lv51,MP325)を全快させるのは無理だったから、記事が正しい -- 名無しさん (2015-07-18 22 46 07) ↑ 改めて読み返したら並の魔法使い3人分だったな。悪い -- 名無しさん (2015-07-18 22 45 19) ↑10 「ウルトラマンマックス」で同じ原理の技がでている(脚本は三条先生じゃないけど)。詳しくは某読本10巻を参照 -- 名無しさん (2016-01-25 21 23 04) ↑1 ガオガイガーFINALのスーパーノヴァもそうだな。 -- 名無しさん (2016-03-17 23 08 27) これが出た時、ポップにようやくボスキャラとガチで張り合える呪文が出来たのが嬉しかった。初期の最強技メラゾーマはクロコダインに通じず、やっと覚えたベタンはバラン登場であっさり引退、フィンガーフレアボムズは一発で息上がっちゃう上にオリハルコン製の敵なんてものまで出てきて、ポップが活躍できる場がどれだけ残るか不安だったから、それだけに初使用回は燃えたな。 -- 名無しさん (2016-04-08 21 04 05) ロト紋のポロンは使えないのだろうか。合体魔法は彼の方が得意のようだが…… -- 名無しさん (2016-04-30 21 32 26) ポロンだとそれこそメヒャドになるんだろうな…ネーミングセンス的に -- 名無しさん (2016-04-30 21 53 53) ↑ マダンテは最高クラスの魔法5発同時撃ちだもんなぁ…相互干渉はさせてないようなのでそれができるのかどうかがカギか? 出来るけどやってないのか出来ないのか。まぁできそうではある -- 名無しさん (2016-07-27 11 33 44) 単に同時に混ぜるだけと均等にスパークさせるの差はデカイんじゃね。 -- 名無しさん (2016-07-27 12 41 28) 消費MPはIIIのベホマズンと同じくらいで60と妄想してた -- 名無しさん (2016-07-27 12 56 59) フェアリーテイルのナツとグレイに合体魔法が用意されたら、メドローアを連想する人がいそう。 -- 名無しさん (2016-09-14 00 07 29) 炎と氷を融合させたら「魔法が消滅する」んじゃなく「消滅の魔法になる」って発想がすごい -- 名無しさん (2016-10-01 17 56 16) ゴルディオンハンマーや相転移砲みたいに命中後爆発したりせず問答無用に消し飛ばす一撃必殺の技のパイオニア的存在になるのかな。 -- 名無しさん (2016-12-18 20 59 53) DQ11で遂にナンバリングにも登場したか。ギガブレイク以外でナンバリングにまで逆輸入されたのはこれだけか? -- 名無しさん (2017-08-02 14 22 37) ↑それでもなおれんけい技なところで単独で撃てるポップのすごさが損なわれてないな -- 名無しさん (2017-09-25 12 34 03) バラン、というか竜の騎士やアバンなら、修練すれば使えるのかな? -- 名無しさん (2018-07-29 05 27 44) ドラクエ外だとグラブルの蘭子がメドローア使ってたな… -- 名無しさん (2018-09-03 14 18 13) ↑あれはメドローアと言っていいのか いや炎と氷の合体攻撃ではあるんだけど -- 名無しさん (2018-09-03 22 26 24) 老師が「メドローアなら凍れる時の秘法も撃ち抜ける」と断言していた辺り、本来の開発意図としては最終決戦用というよりは凍れる時の秘法状態のハドラーをふっ飛ばすためだったんじゃないかという気がする。となると、アバンが凍れる時の秘法から復活した時点で理論はともかく魔法としては完成していなかったのかも。 -- 名無しさん (2019-02-14 23 32 59) 2人ともども1年たらずで時間解凍しちまったからねぇ -- 名無しさん (2019-02-15 00 41 18) 明らかに固有名詞だし本家ゲームシリーズにも出てるから項目名「メドローア」でも良かったかもしれん -- 名無しさん (2019-02-15 00 52 35) DQ11では御世話になり申した。主人公とベロニカの連携技という事で他よりメッチャ使ったわw -- 名無しさん (2019-02-15 01 27 35) ある意味、「デス」「ザラキ」のような即死魔法の頂点 -- 名無しさん (2019-07-31 11 14 27) 即死呪文じゃ死体は残るだろうし蘇生も出来るだろうが、こっちは消滅させるから蘇生も不可能だろうな…そういう面も含めるとドルオーラすら足元に及ばないのではなかろうか -- 名無しさん (2019-07-31 18 00 45) 強力だけど弱点もそれなりにあるっていう部分もロマンがあって好きな技 -- 名無しさん (2019-12-10 21 21 28) 燃費や速射性も考慮されてカイザーフェニックスが公式で最強認定されたのは意外だったが、今思い返すと頷けるな -- 名無しさん (2020-04-18 21 39 55) ライバルズだと、「ユニットの蘇生を無効にする消滅効果を持つ必殺技」になってる -- 名無しさん (2020-05-30 16 43 45) ベギラマバリバリ食らいながらメドローア作って当てるってサラリと言ってるけどそんな高等技術マトリフでも不可能じゃなかろうか -- 名無しさん (2020-05-30 17 10 53) 修行でやったメドローアを受け止める奴、うまくやればあらゆる攻撃を消滅させる極大消滅防御呪文にならないかな -- 名無しさん (2020-07-08 04 50 31) ↑微妙だろうなぁ。対魔法ならマホカンタもあるし、ダイ大には出なかったがマホステ・マホキテもある。対物理だと攻めてくる相手に対してスパーク部分を自在に動かせるのか、そもそも素早さに差がありすぎると防御すらさせてもらえずにぶっ刺されそう。(ラーハルトなんかは特に) -- 名無しさん (2020-07-08 11 28 06) ↑2 瞬間的にメドローアの消滅効果を「暴発」させる事はできるんじゃないかな。使い手の両腕も消し飛ぶけど、相打ち技としては悪くない。 -- 名無しさん (2020-07-15 00 17 18) 弱ってる師匠が使えばともかく、メドローアはMP消費がひどいものの禁呪ほどの身体負荷は無いんじゃなかったっけ?ポップがフィンガーフレアボムズ使った後は苦しげに胸を押さえたけど、メドローアで立ちくらみしてるのはMPが枯渇した(しかけた)時だけのようだし -- 名無しさん (2020-07-15 00 51 32) ↑そのマトリフが吐血した事でポップが「あんな身体に負担がかかる呪文を」と言っているのでメドローアも普通の呪文に比べれば負荷のデカい呪文なのは間違いない。禁呪級に比べれば遥かに負荷が安いのは間違いないけど、そもそもメドローアを短時間で撃ちまくったのはポップしかいないので知らない内に負担が溜まった可能性もあると思う -- 名無しさん (2020-07-15 01 48 07) マトリフは老化による衰えがあるからな。 -- 名無しさん (2020-07-15 02 58 09) まさかのソウラ登場。メラ系・ヒャド系・合成・発射の4人がかりでも全員ヘロヘロになっていた。 -- 名無しさん (2020-07-21 20 48 35) 収束・狙撃をこなす古の大魔道士という誇張された話だろうって最高の誉め言葉だなポップ! -- 名無しさん (2020-08-05 05 53 28) やっぱりマホカンタは怖い… -- 名無しさん (2020-08-23 09 50 26) メラ系・ヒャド系・合成・発射を全部1人でやってのける人間が、まして初見でできる大魔導師がいるわけないって -- 名無しさん (2020-08-28 14 28 28) ソウラの作者はデジモンの時もそうだったが過去作の使い方が本当に上手だわ -- 名無しさん (2020-08-28 15 22 55) 「ベギラゴンとイオナズンには極大が付くのにメラゾーマには付かない」「ベギラゴンとイオナズンは両手が無いと撃てないのにメラゾーマは片手で(指一本でも)撃てる」というのが、メドローアの伏線になっていたのには驚いた -- 名無しさん (2020-11-06 12 55 49) 「バーンなら頑張ればできる」って書いてあるけど、無理じゃね?「両手で別々の魔法を使う」ってマジでマトリフオリジナルの魔界には存在しない技術っぽいし。 -- 名無しさん (2020-11-13 21 32 44) ↑その技術を身に着けることも可能、って意味じゃない? -- 名無しさん (2020-11-13 21 45 56) ↑凍れる時の秘法を実現できるくらいですから、できないことはないと思います。ただ大概の敵は強大な魔力で力押しできるから必要ないでしょうね。カイザーフェニックスも最後の最後で破れたくらいです。 -- 名無しさん (2020-11-13 21 53 02) 某所では「トラップや障害物を消滅させるのに使っていたのではないか」と考察されていました。おそらくマトリフが数回した使ったことがないといったのはそのためでしょう。そして戦闘で使ったのはポップが唯一になると思います。 -- 名無しさん (2020-11-23 11 45 44) ↑ マトリフがピラーの魔物を倒すのに使ってましたね…。 -- 名無しさん (2020-11-23 11 56 28) ドラゴンクエストビルダーズには「ほのおの弾丸」と「こおりの弾丸」を使って作れるレシピがあるけど、できるのは「イオナズンの弾丸」…まあビルダー魔法使えないしね -- 名無しさん (2020-12-04 02 05 55) アトリエシリーズにN/Aという爆弾が登場するんだけど、これも炎属性のフラムと水属性のレヘルンの調合なんだよね、やっぱりメドローアが元ネタなのかな -- 名無しさん (2020-12-05 13 50 41) ↑初出は爆弾カテゴリ×2だから多分違う。知らんけど -- 名無しさん (2020-12-06 19 42 06) バーン様が使える可能性はあったかもだけど燃費が悪いからフェニックスとか連射した方が強そう -- 名無しさん (2020-12-08 13 40 55) フィンガー・カイザー・フェニックスズ…すまん、ふざけ過ぎた -- 名無しさん (2020-12-08 19 15 47) 仮にバーンがプライドを捨ててメドローア砲台に徹していたらダイたちに勝利は無かったでしょうね。そもそもそこまでしなくてもポップの挑発に乗らず、天地魔闘構えを解かなかったら負けなかった。とはいえ、その誇り高さが魅力でもあるのですが・・・。まぁカイザー・フェニックス級のメドローアなんて考えたくもありませんが。 -- 名無しさん (2020-12-08 20 12 54) ↑4初出は確かリリーで、レヘルン系とフラム系を素材とする。うろ覚えだが、なんかブラックホールみたいな演出だった気がする。 -- 名無しさん (2021-03-07 21 08 19) ゲーム内ではDQMにしろ、普通のダメージ魔法として扱われてるのは違和感がある、もっとも真面目に原作再現すると必中耐性貫通のザキみたいになってバランス壊れるが・・・ -- 名無しさん (2021-08-27 17 12 00) アニメではメラゾーマやマヒャドは極大呪文と言わねぇってセリフはカットされてたな。極大○系呪文なんて当て字は漫画ならではの表現だし今じゃメラガイアーやマヒャドデスとさらに上位の呪文があるし… -- 名無しさん (2021-08-28 16 53 12) バーンってヒャド系、使えるのかな? 使えないことはないだろうけど、同威力で合成なんて繊細なことはできなさそう。きっと、そんな技術を必要、習得する前に、相手は力で捻じ伏せられているだろうから。 -- 名無しさん (2021-08-28 22 30 54) ↑メラゾーマで事足りるわけだしな。単純に二倍のMPかかる過剰攻撃なんて、ロンベルク的な魔法探求者でもなけりゃ思いつきもしないだろうな。いやー、しっかしアニメよかった!!!! -- 名無しさん (2021-08-29 01 07 51) ↑2 やる気になればやれたでしょう。あの小さな火の粉に超威力を集中できるくらい「魔法力の取り扱い」に習熟してるんだから。やる必要がなかったのだと思われ。 -- 名無しさん (2021-09-13 03 18 55) 威力が強すぎてなかなか決まらない不遇な呪文、当たればその時点で勝利だし...。 -- 名無しさん (2021-12-07 21 46 34) 発射までのシークエンスが長く簡略不可、というのも欠点 -- 名無しさん (2021-12-07 21 52 38) ほとんどのキャラには覚えられない前提の元、これを取得できる可能性のあるほどの魔物ならもっとローリスクで使えるとくぎを持ってるケースがほとんどでわざわざ取得する意味がないので、まさしく人間ならではの必殺って感じで好きだわ。 -- 名無しさん (2021-12-23 07 53 57) 感覚的には素の魔法力が高いから力押しで十分な魔族vsいろいろ工夫(小細工)しないと対抗できない人間ってイメージかな。余のメラはどちらかというと力押しの部類で、同時発動(≒溜めなしの連続発動)みたいな器用な使い方は、バーン様むしろ苦手な気がする……そもそも物理攻撃もあるから、片手空けときたいだろうし。 -- 名無しさん (2022-02-27 08 46 11) ソウラの方の反射対応不可って問題点は、2チーム用意して発射タイミングをずらす(反射されたら2発目を相殺に充てる)って運用でカバーできるかなぁ……それだけで魔法使い8人体制って、コスパはさらに悪くなるけど。 -- 名無しさん (2022-02-27 09 14 10) バーン様は魔法のコントロールがポップより上とは限らないんだよな。違う魔法の同時使用もそうだし、カイザーフェニックス分解にドン引きしてたし。ヒャド使えるか実は怪しいしメラが得意過ぎて失敗したりもあり得そう。 -- 名無しさん (2022-03-08 18 13 38) ↑6明確な見せ場が何度かある分全くと言っていいほど出番がなかった閃華裂光拳さんよりはマシ… -- 名無しさん (2022-03-10 17 44 55) 知恵熱で眼と鼻から血を流す状態で狙撃しろって不得意とかの問題でなく、基本3人じゃ理論上は可能レベルじゃね? -- 名無しさん (2022-06-03 18 35 04) 後世に天才魔法使い(大魔導師師弟2人のみ)がぶっ放す切り札から複数の魔法使いで運用する戦略魔法に変化していったのが面白い。不死身の魔剣戦士の逸話も。 -- 名無しさん (2022-08-23 14 55 18) 当たったら終わりな以上主要なキャラには決まらないけど、回避するか何かしらの方法を取らなきゃいけないから相手の手の内を明かすためには最適な呪文と化してる -- 名無しさん (2022-08-31 13 29 50) メドローアの起源、まさに「失敗は成功の母」か。 -- 名無しさん (2022-09-21 02 00 14) 師匠に「全く同じ出力で重ねてみろ」って言われて一発で成功させるわメラとヒャドの合成に対する忠告が「やるな」じゃなくて「気を付けろ」だわと細々とした描写からわかる若マトリフが天才過ぎてヤバい -- 名無しさん (2022-10-05 02 30 16) ドラゴン10に遂に実装。動作もダイ大完全再現ときた -- 名無しさん (2022-10-05 05 37 31) メドローアだけダメージ限界突破の特別仕様なのは熱い、呪文じゃなく必殺技扱いなのでマホカンタ貫通する不可思議現象も起きてしまったが -- 名無しさん (2022-10-05 08 55 58) 恐ろしい呪文なのは間違いないけどその特性にしか目がいってないファンが多い -- 名無しさん (2022-10-09 18 29 17) ガンガディアも生きてたら使えるようになってたかもしれない…。改めて思うと敵のメドローア使いとか脅威以外の何者でもないな… -- 名無しさん (2022-10-11 06 55 36) ハドラーが知ってたらフレイザードに使えるようにした可能性十分あるだろ。やられたら詰むとかメタ的な思考でないとか言い切んなよ。 -- 名無しさん (2022-10-11 09 24 27) 実際の活躍欄、バーンパレスの心臓部に向かって射ってなかったっけ? -- 名無しさん (2022-10-25 10 58 19) ↑x2 フレイザードが裏切る可能性を考慮するとできないって事じゃないかな。まぁ、フレイザード自身はハドラーに忠誠を誓ってたから実際裏切るかは微妙だけど、ハドラーがそれを信用できたかというと…ね? -- 名無しさん (2022-10-25 11 41 16) フレイザードが試したらメラとヒャドを合成する際に両腕が消し飛びそうな気もする。 -- 名無しさん (2022-12-25 15 08 20) バーンのカイザーフェニックスを分解したのはメドローアの応用だったりするのかな。さらに極めればギラでやったように集束できたりもするのだろうか。 -- 名無しさん (2023-01-03 00 28 40) 魔族にも該当するかは別だが、ダイ大の呪文は「呪文の契約」したうえで「使える資質」も必要なんだよな。ポップはマトリフに言われて予めすべての呪文の契約をさせられてたから賢者になった時に使えるようになった。逆に言うと、どれだけレベルや魔力が高くてもメラヒャド両方の資質を持ってるかは別だし、どちらかが欠けても使えないという技術と資質と能力すべてがないとダメな呪文。 -- 名無しさん (2023-01-26 10 11 00) マトリフとポップは後世の人間からするとリアルチートを越えた御伽の国の住人か天才・鬼才すら裸足で逃げ出す変態的な領域に至った魔導士に見える訳か… -- 名無しさん (2023-04-06 13 06 32) 勇者アバンで最終決戦に挑む前にメドローアは完成しているから、ハドラーは決戦でこの呪文を目の当たりにするはず。その後にフレイザードを造るわけだから、両半身を繋いで維持しているフレイザードの核にはメドローアの原理の逆(意味わからん表現だけど)が施されているんじゃないか?"使えるようにしなかった"んじゃなく、"いずれ習得することを期待しつつも造った時点では封じるしかなかった"んじゃないだろうか。フレイザード自身、「核を失ったら"消滅"する」ことを認識していたわけだし。 -- 名無しさん (2023-04-26 16 57 11) ソウラでやばい設定がついたのをDQX本編でバカスカ余裕で打てるのがいるけど、あいつ大魔王だしなぁ。しかもマホカンタで跳ね返らないように魔改造までしてるという。 -- 名無しさん (2023-04-30 20 25 25) 要はTRPGのディスインテグレイト、いわゆる分子分解呪文をドラクエ風に落とし込んだ呪文。大抵は触れないとダメとか分解可能な大きさが設定されてるけど、そういうのを取っ払って最強の攻撃呪文として相手の方に対抗策を持たせて万能無敵の呪文にしていない -- 名無しさん (2023-07-03 04 16 27) ダイ大のマホトーンって、確かに発声はできなくなるけど、極大呪文の予備動作というかタメの部分(メドローアならスパーク状態、ベギラゴンなら炎のアーチ)の発動も封じられるんかな?作中で描写がないから何とも言えんけど・・・ -- 名無しさん (2023-07-04 01 01 33) 後の作品で設定が後付けされる度に相対的にポップヤバいになるの草なんだわ -- 名無しさん (2023-07-19 02 30 37) ↑相棒にして「進化する小さな魔神」と死神に評された勇者ダイをしておまえは昔から『天才』だよと言われた男だからね。 -- 名無しさん (2023-08-06 20 01 07) 他作品でも単体で撃てそうなのは普段から複合魔法を扱ってるロト紋のポロンとか位しか思いつかねえな…… -- 名無しさん (2023-08-06 20 27 39) 上でも言われてるDQXの大魔王こと主人公が魔法使いの必殺技として単品で使える。あとは敵ボスも使ってくるけどあっちは二人一組だな -- 名無しさん (2023-09-26 01 57 50) ネトゲでソロで使えない呪文とかストレスだろうからな…ギガブレイクはとっくに解禁されてるし、いつまでもメドローアだけ特別扱いするわけにもいかんのかね。 -- 名無しさん (2023-09-26 02 01 47) ダイ大やポップにそこまで思い入れが無ければ「なんでイチ脇役の呪文を聖域扱いしなきゃならんの?」とも言えてしまうか。 -- 名無しさん (2023-09-26 02 07 30) ここまでウォークのメドローアなし、全体版はメタルにもダメージ与えるわ残りHPが僅かになったら問答無用で消滅させる(流石にメガモンとかは対象外)わ、消費MPの設定と相まって原作再現が(武器を除けば)かなり凄い。逆に言えば原作通りの武器に搭載されてるギガブレイクやグランドクルスと違ってダイコラボ関係なくメドローア入手できるって事か、理論上は -- 名無しさん (2023-09-26 03 14 12) ↑2 イチ脇役とか......言い方もっとあるだろ -- 名無しさん (2023-09-30 15 59 25) ↑ごめん。準主役、だな。でもまぁシリーズが進むと必殺技が他に流用されることはよくあるよね。 -- 名無しさん (2023-09-30 16 08 15) 「そこまで思い入れが無い」人なら、イチ脇役って認識でいいんじゃないかな……それは違うって言いだすのは思い入れある人間だと思う。 -- 名無しさん (2023-10-15 17 07 48) ポップやマトリフにすら匹敵すると言ってもおかしくない 匹敵どころか完全に凌駕してるだろ設定的に -- 名無しさん (2023-11-05 13 18 44) 獄炎の置きメドローア無法過ぎる。臨界→射出の工程を手元から離して発動可能なのはポップがほんへで気づいたらナーフされるやつ。 -- 名無しさん (2023-11-26 07 19 41) そこには同じ出力のメラとヒャドを両手でグミ撃ちするポップの姿が! -- 名無しさん (2023-12-10 10 10 51) ↑2 Ver6時点で同世界内の神クラスと同格だしな。ちなみにこの大魔王、魔力傾向的に時空系なんで凍れる時間の秘法では対処できない。神クラスの毒で毒殺はできるけど。 -- 名無しさん (2024-01-21 21 32 13) 名前 コメント
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登録日:2012/06/22 Fri 14 36 09 更新日:2024/06/14 Fri 16 19 27NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 キル キルバーン クズ ケヴィン・キルバーン コメント欄ログ化項目 コードネーム サディスト スパイ ダイの大冒険 トリックスター バーンを殺せ ピエロ リアリスト 不死身 人形 人形使い 仮面 伏線 使い魔 冥竜王ヴェルザー 卑劣漢 合理主義者 吉野裕行 吉野裕行の本気 声優の本気 外道 客将 怒りの仮面 所要時間30分以上の項目 暗殺者 機械仕掛けの死神 死の決闘(笑) 死神 死神の笛 殺しのバーン 江森浩子 煽り耐性ゼロ 狡猾 田中秀幸 監視役 笑いの仮面 罠 羽川さんのお気に入り 腹話術 超音波 道化師 鎌 魔王軍 魔王軍の死神 魔界一残酷な男 ウフフフフッ!!ボクの名はキルバーン クチの悪い友達は“死神”なんて呼ぶけどね・・ 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の登場キャラクター。 CV 田中秀幸(1991年版)/吉野裕行(2020年版) 【概要】 【人物】 【作中の活躍】大魔宮編 【戦闘能力】装備 殺しの罠(キル・トラップ) 技 【主な人間関係】 【余談】 【概要】 『魔王軍の死神』の異名を取る大魔王バーンの側近中の側近。 道化のような仮面を被っており、年齢・種族ともに不明。 9巻の初登場まではハドラーすら会った事がなく、「大魔王の意にそぐわぬ者を葬る」との噂だけが知られていた暗殺者。 魔王軍の一員ではあるもののハドラーの指揮下になく、独自に行動を取る自由気ままなトリックスターとして描かれるのがコイツ、キルバーンである。 作中誰一人として殺害できていないのは秘密 時にはそのフットワークの軽さを生かしてバーンからの命令を直々に聞いて魔王軍幹部陣に伝達する伝令役を任されることも多々あった。 「死神」の異名に相応しく大鎌を携えるが、見た目からは“不気味な道化”のような印象も受ける。 素顔を隠す“笑い”を象った仮面もその印象を強めている。 ちなみにこの仮面、バリエーションは結構あるようで、彼の部屋には今まで集めた仮面のコレクションが並んでいる。 コンビニコミックスでは、この仮面を使った占いを披露していた。 【人物】 見たいでしょう!!? 目の前で仲間が燃え尽きていくのに手も足も出せない…!!そんな時の彼らの… 絶望と!苦悩と!悲しみに満ちた表情をっ…!!! …ねぇ〜っ!?いい表情(カオ)するでしょう?人間って…!!! 大魔王相手であろうと物怖じしないキザな態度とブラックジョーク、人を喰った陰気かつ軽薄な台詞回しが特徴で、その軽いノリ故にユーモラスさが目立つが、その実態はザボエラやフレイザードを大きく突き放すほどのド外道。 その徹底振りは半端ではなく、罠に嵌めた相手が絶望する様を眺めて娯楽感覚で心底喜ぶ悪趣味極まりないサディスト。 特に死に瀕した人間の絶望する表情を好んでおり、他者を罠に嵌めた上で「面白いですよォ死に瀕した時の人間の表情は…!!寿命が短いから魔族とかよりもさらに深刻ですもんねェ…!」という理由で相手を嘲笑うその姿勢は、 バーンをして「魔界一残酷」「さしもの余も残酷さだけはお前には及ばん」と言わしめる。 このように自由気ままかつ軽薄な言動と狡猾・残酷な性格から戦士としての誇りを持たないが、反面権力や地位への執着も希薄という特徴も持つ。 そして暗殺者として暗躍してきた経験から根は合理主義のリアリストであり、それゆえに種族を問わず他者の資質・能力を客観視して見極め評価できる冷徹さこそがキルバーンを厄介たらしめる点。 作中屈指の強者でありながら「人間をナメちゃあいけません」という独特の考えを持つなど魔王軍の中で最も人間を軽んじずに潜在能力と脅威度を認識していたであろう人物。 ダイの潜在能力を察して「進化する小さな魔神」と例えて「もうわずかな戦いをも 経験させない方が得策」と真っ先に諫言したのはキルバーンであり、魔王軍の中では誰よりも先にポップの潜在能力を見切って終始最大限に警戒していたことからも人を見る目は確かなもの。 実際ポップの存在はバーンよりも高く評価しており、幾度か罠に嵌めて殺害寸前まで追い込んだ際は「勇者の一味(パーティ)の中でも真っ先に死んでいただきたい奴」「あのボウヤが死んでくれたほうがありがたい」「成長度で言ったらダイ以上ですよ」と物語の各所で賛辞を送っている。 ただ悪趣味で残酷な卑怯者なだけでは大魔王の側近は務まらないのである。 だが軽薄な言動の割には自尊心が高く、これを傷つけた相手には怒りをむき出しに殺害に執着する面もある。 これがキルバーン最大の欠点と言える。 魔王軍における本編以前からの知り合いは、バーン、ミストバーン、そして相棒のピロロ(後述)のみ。 ミストバーンとは性格は正反対ながら不思議と気が合ったようで、互いを『キル』『ミスト』と呼ぶ友人関係が続いている。 バーンに対しては一応は敬語を交えつつ、どこか一物を抱え込んだ態度で接しているが…… 【作中の活躍】 「…グッドイブニーング!鬼岩城のみなさん…!!」 死神の笛を吹きながらハドラーたちのいる鬼岩城に登場。 ハドラーからは戦績がすぐれていなかったこともあり自分を処刑しに来たのかと恐れられたが、実際は鬼岩城の居場所を知る裏切り者がいるので移転を促すようバーンから命じられただけであった。 当然ハドラーが失敗続きなのは知っており、ハドラーに「バーンさまは寛大なお方だが限度がある」と警告している。 ダイに興味をもったキルバーンは、ダイの実力を試す為に超竜軍団からヒドラとドラゴン数体を借り受け、ダイたちが訪れていたベンガーナ王国を襲撃。 ダイによってドラゴン達は倒されるが、救われた人々はダイに感謝せず逆に恐れて敬遠していた。 そんな人間たちを醜い生き物と軽蔑しながらダイの前に姿を現す。 この経緯と投げつけられたドラゴンキラーを軽く触っただけで溶解させた不気味さもあり、当初は超竜軍団の軍団長と勘違いされた。 その後はバーンにダイが竜の騎士であるだけでなくバランの息子である事実も伝え魔王軍に寝返るよう誘導、結果的にハドラーを窮地に追い込んだ。 ハドラーがダイに敗れ前線を離脱した後は、鬼岩城を壊されて逆上したミストバーンが、自らの闇の衣をとり払い真の力を見せようとした際に背後から大鎌をギラつかせて制しする。 はいスト~~~ップ そこまでにしておきたまえミスト… キミのホントの姿は、いついかなる場合においても、バーン様のお許しがなくては、見せちゃいけなんじゃなかったっけ? それを破ったら…いくら親友のキミでもただじゃすませられない… その後は当初から目を付けていたポップを挑発。 逆上して追ってくるポップをわざと魔王軍の本拠地である死の大地におびき寄せ、忘れがちであった本来の仕事を実行。 その仕事とは フフフフフ…キミもうすうす気付いているだろう? ボクのこのファッション…"死神"という異名。そして今までの言動を見ていれば… ア・ン・サ・ツだよ…!! 死神の笛でじわじわと痛み付けてポップを窮地に追い込むが、とどめを刺す寸前でポップを追って来たダイに阻止されてしまう。 そのダイが超魔生物として復活したハドラーに敗れた後、今度こそポップを仕留めようとするが、クロコダインに邪魔されて失敗。 死神としてのプライドが傷付けられた事で、以後もポップを徹底的に狙うようになる。 バーンの命令で魔王軍を離反した竜騎将バランに刺客として差し向けられたが、一瞬で胴体を切り捨てられ返り討ちに遭う。 あっさり倒されたものの、そもそもバーンですら「お前でも殺せるかわからん」とバランの方がキルバーンよりも実力が上と承知の上で下した命令だったのでやむを得ない点もある。 しかし、この際にキルバーンの血液が付着したことで真魔剛竜剣の切れ味が落ちたことがバランの死の遠因にはなっているので、その点で面目を保てるかもしれない。 キルバーンもこれをバランを確実に殺す「呪い」と表現している。 ちなみにキルバーン本人は胴体を真っ二つにされたにもかかわらず、ピロロが使用した不思議な粉の効果で瞬く間に復活した。 ハドラーが離反した際は、加勢しようとしたアルビナスの背後を取り動きを封じたが、「妙な真似をすればあなたも黒焦げになる」と相討ち覚悟の脅しを受け「人形ごときが」と毒づきながらも静観に徹する。 大魔宮編 フッフッフッ… 諸君 気に入ってくれたかなァ… この曲はボクからの鎮魂曲(レクイエム)だ 互いの死力を尽くして名勝負を見せてくれた2人に対する…ね…!! 最終決戦ではハドラーとダイの戦いが決着した瞬間を狙い、両者を『ダイヤの9』(後述)に閉じ込める。 ポップの妨害にあい、ダイだけは脱出されてしまうも、完全に力尽きたポップを始末できると確信すると、勝利を確信してポップの死を肴にしながら、ピロロと勝利の美酒に酔いしれるというゲスそのものの所業を見せる。 これには「暗殺、大いに結構」と言っていた流石のバーンも密かにドン引きし、呆れ果てていた様子。 そもそもバーンが暗殺などの方法も辞さないのは無駄な犠牲や労力を極力出さないための合理主義によるものであり、自身が戦う際は正面から正々堂々受けて立っているし、実際の所キルバーンの卑劣な手段を推奨したりした事はただの1度も無い。 だが、そこに復活したアバンの手により『ダイヤの9』を解除されてしまう。 直後に対峙する両者。 死神の笛を首元に突きつけられたままでもアバンは余裕綽々。 キルバーンは饒舌にダイやアバンのピンチを説明するが、アバンはキルバーンを引きつけて魔宮までの罠を作動させないようにしていたのだった。 …切れるね 中々… 想像以上に危険な男のようだ …つまらん雑談はやめにするよ 今すぐ死んでもらう…!! そしてすぐさま新たな死の罠(キル・トラップ)でダイくんたちをも全滅させる!! 死の罠(キル・トラップ)の過半数は城の中にあるんだからね…!! …ほう それはいい事を聞きました 今後の参考にさせていただきますよ!! ……黙れッ!!!! 綺麗な煽りに耐えかねて死神の笛を引く…いや引こうとしたキルバーンの体は震えるようにしか動かず、鎌の先端はアバンの顎を擦る程度に。 アバンが自身の胸にフェザーが刺して動きを封じていた事に気付いたキルバーンだったが、アバンは悠々と距離を取ると見せつけるように剣を抜いた。 愕然としたキルバーンは慌ててフェザーを引き抜こうとするも聖なる力に弾かれてしまう。 そのままキルバーンの外道ぶりに、戦士としての誇りとハドラーの怒りを込めたアバンの一撃が振り下ろされる。何とか直撃を避けるもトレードマークの"笑い"の仮面を割られ、シルエットの素顔が露出してしまう… プライドをズタズタにされたキルバーンは、底冷の怒りをアバンへ向けて姿を消した。 ブチ切れたキルバーンは割られたいつもの“笑い”の仮面に代わって“怒り”の仮面を付け、魔界の機械人形『ジャッジ』を用いてアバンを異空間に招き、一対一の決闘に及んだ。 ハドラーが超魔生物化した後に、大魔王が「ミストバーンと同様、ハドラーにも劣らない強者」と評しただけあり、その戦いでは最初のうちは真っ当に戦ってアバンを追い詰めていた。 しかし、アバンは魔軍司令時代のハドラーに打ちのめされた頃よりも己を鍛え直してレベルアップしていた上に、 キルバーンは長いこと罠で弱らせて止めを刺す手法ばかりとってきた所為で、相手に渾身の一撃を叩き込む呼吸が掴めなくなっていた。 それ故に、ある程度素早く動く達者相手では圧倒出来ても仕留めきれない、という弱点を抱えていることをアバンに看破され、勝負は一転持久戦の様相を呈した。 人間に例えるならば、技術は高いが決定打に欠けて判定勝ちしか出来ないボクサーみたいなものである。 そうして膠着状態になったことを認めるや、キルバーンは真っ当な戦いを放棄。 "決闘"という言葉から程遠い不可視の刃の罠ファントムレイザーでアバンをいたぶる。 このままでは負けると判断したアバンは無駄死にするわけにいかないとメガンテをかけようとするが、静観していたジャッジに拘束されてしまった。 彼を異空間に置き去りにしてのジャッジのメガンテで勝利を確信する。 ……復讐完了…!!! ……が、一人現実空間で余裕を扱いている所に自力脱出を果たしたアバンが現れ、その場で第二ラウンドが開幕。 予期せぬ事態に精神的に追い詰められ、切り札の『バーニングクリメイション』を発動。 それに対抗するため、アバンストラッシュの構えを見せるアバンを嘲笑うキルバーン。 キレッキレのアバン流口殺法に逆上して大火球を放つが、アバンは真正面から飛び込んだ。 だがアバンは炎を纏いながらも豪炎の中からキルバーンへ突進していた。 まっ… まさっ… かァッ!!! …やはりやりなれない事はするものではなかったな!! さらばだ死神!! アバンストラッシュ!!!!! 研鑽に研鑽を重ねた必殺技の直撃を食らうキルバーン。 彼が倒れる寸前に見たものは、アバンの身体から幻影のように現れた… アバンの腕の中で灰となったハドラーの姿だった。 アバンはハドラーの奇蹟によってジャッジのメガンテやバーニングクリメイションに守られたと解釈するが、瀕死のキルバーンは奇蹟など存在せずあくまで超魔生物細胞のせいだと否定する。 アバンストラッシュの時に纏っていた炎がキルバーンの体内に流れるマグマの血に引火。 キルバーンは火だるまになってしまう。 うわぁあっ!!! 大変だ 大変だよぉ〜〜っ!!! ピロロが血相を変えて飛び出し、ヒャド系呪文を連発するも使い魔程度の魔力では消しようもない。 ピロロはアバンを見ると、懇願し、跪き、手を組んで、涙を流した。 ねえ お願いだよ!!! 力を貸して!!! ……………… このままじゃキルバーンが灰になっちゃうよ〜〜〜っ!! もう悪い事はしないように頼むから…!! お願い!! お願いだよォ〜〜っ!!! …アバンは目を伏せると、燃え盛るキルバーンへフェザーを投擲して鎮火させ、その場を後にする。 九死に一生を得たキルバーンだったが…不可視の刃を射出し、アバンの周囲へ配置してしまう。 正に外道なムーブを見せつける主従だったが… …言ったはずだ。100%こうなる事はわかっていた、と。 だから私は、もうすでに、おまえにひとつの罠をしかけてある。 なっ…!!? せっかく拾った生命を失いたくなかったら…その場を動かない事だ ハ…ハッタリだぁっ!!おどしに決まってるよ!! ………まったくだ…! このボクに逆に、罠だと……!!? 笑わせるなぁぁ!! 次の瞬間―… 首を撥ねられたのはキルバーンの方であった。 ファ…ントム… レイザー……… ………なぜ… こんな位置に……!!? 実は最初に使った『ファントムレイザー』の一本は“アバンの身体に刺さったまま”空間を越えたせいで、本人の認識していない“14本目の見えざる刃”となっており、 火を消し止めた際にキルバーンが動けば首を刎ねるよう配置されていたのであった。 慌てて魔法の粉を振りかけるピロロだったが… …もう二度と、キルバーンが立ち上がることは無かった…。 ………ダメだ。もう……、直らないっ… いかに、不死身でも首がちぎれて生きていられる生物はいない。 "敗者は首をはねられる"………か。 ………残酷だが…、彼が決めたルールの通りだ……!! 自らが最も得意としている罠にはまり、14本目の刃…トランプ14番目の存在であるジョーカーによって敗れ去った。 『策士策に溺れる』を体現したかの様な皮肉な最期であった。 あとには一人情けを掛けられたピロロの、切ない慟哭が木霊していた…。 【戦闘能力】 ひたすら正面から戦わず罠や小細工を駆使して相手を嵌める戦術を得意とするが、罠に依らない素の技量や戦闘の才能自体も実は超一流という才気に溢れた人物。 ただし上述したような趣味趣向が災いして同格相手との直接戦闘はかなり不得手でもある。 体内に流れる血は、魔界のマグマと同じ成分でできており、かなりの高熱と酸性、可燃性を持つ。 オリハルコン製かつ自己再生能力持ちの『真魔剛竜剣』でさえ、この血に触れると切れ味を落とし短期間では再生しないほど。 更に「死神が死んでちゃお話にならない」と豪語するように、上半身と下半身を両断されようが、それをくっつけていとも簡単に復活する不死性を持つだけでなく、肉体を透明化して暗躍することもできる。 装備 死神の笛 先述した大鎌。ラスト手前までのメインウェポン。 持ち手部分にフルートの様な小さな穴が複数開いており、振るうことで聞いた者の五感を奪い、最終的に身体の動きすら封じる高周波の超音波を放つことができる。 「暗殺には最適」と嘯くキルバーンお気に入りの武装で殺傷力も高いのだが、繊細な作り故に耐久性に難があり、微細な破損だけでも超音波が出せなくなる。 素材については特に明言されてはいないが、耐久力の低さからオリハルコン製ではないようだ。その一方でミストバーンに警告を出した際には脅しとしてだが突きつけており、ミストバーンにすら何かしらのダメージを与えられる効果はある様子(単なる警告なので、そのまま処刑するつもりはなかったのかもしれないが)。 また超音波による麻痺も長時間続くような物では無いので、長期戦にも不向き。あくまで暗殺用の武器といったところ。 ちなみにバランに使った際にはバランは何か異変に気づいたような反応をした後に速攻で斬撃を繰り出しているため 事前にわかっている場合はある程度は対応できると思われる。 (バランは特性的に同種の攻撃について知っている可能性が高いし、作中ではザキ系呪文も「死の言葉を聴かないように抵抗する」ことでそのままよりは耐えられる) ジャッジ 魔界製の機械人形。骸骨のような頭部を持つ上半身だけの不気味な姿をしており、キルバーンもその見た目が気に入って手に入れていた。 標的を異空間に引きずり込む鎌を振るい、使用者との一対一の決闘を強いる。 そして決闘が終わると勝者だけを異空間から逃がし、敗者の首を撥ねる……というまでが一連の機能。 本来は完全に中立な審判役なのだが、今回の物は使用者(キルバーン)が不利になると標的(アバン)を捕まえて自爆呪文『メガンテ』を唱えるよう改造されていた。 ちなみに決闘の様子を本家ドラクエのゲームのごとく「○○のダメージ!」などと実況する機能も持つ。 余談ではあるが、キルバーンに致命傷を与えたアバンストラッシュに使用した武器は、このジャッジの鎌の残骸。 『死神』に裁きを下したのが『ジャッジ』の鎌だったのだから、業の深い話である。 あの一撃には、ハドラーだけでなく、望まぬ魔改造をされて「審判」の名を汚されたジャッジの怨念も篭っていたのかもしれない…。 レイピア アバンとの決闘の際に使用した細身の片手剣。 素材や性能については言及されていないが、自らの腕を容易く切断したり、その後も崩れ落ちず形を保っていたことから、かなり高品位の素材を使った業物であることが窺える。 ファントムレイザー 見えざる13本の刀身による刃の檻!!! これがキルバーン最後の罠(トラップ)!!! ファントムレイザー!!!!! キルバーンの頭部に計13本収納された不可視の刃。 射出して空間に設置して使う。 この刃はキルバーン自身は位置を把握できるが、視える訳ではなく、あくまで「自分で置いたものは位置を覚えている」だけであり、設置後に他人に回収され再設置されたりしたものは見えず、分からないのが弱点。 異空間の戦いではこれを用いた“不可視の刃の檻”でアバンを切り刻んだ。 一度射出してしまうと空になるが、ピロロがいれば補充できる。 キルバーンが死んだ後、アバンは悠々とその場を立ち去っているのでキルバーンが死ぬと消滅すると思われる(*1)。 黒の核晶(コア) 悪名高い伝説の超爆弾。 魔界の奥地に存在する黒魔晶(こくましょう)という魔力を無尽蔵に吸収する石を呪術で加工して作られた爆弾。 あまりの破壊力に禁呪法を平気で使う悪人すら恐れて使わない程の代物。 バーン暗殺のために冥竜王ヴェルザーから与えられた物で、本作のラストで重要な働きをする事になる。 殺しの罠(キル・トラップ) バーンの居城である『大魔宮』の各所に張り巡らされた、トランプの枚数と同じだけ存在する大小様々なキルバーン特製のトラップ群。 キルバーンの魔力をスイッチとして起動しどれも凶悪な性能を誇るが、キルバーンが手振りによって魔力を送らなければ作動しない任意式であるため、交戦中等で手が塞がった状態では発動させられないという欠点を抱える。 キルバーン曰く「いずれの罠も高い魔力が無ければ対処出来ない代物ばかり」。 そのため、彼は闘気を主体とする戦士に対してはさしたる警戒心を抱いておらず、ポップを警戒していたのも、知恵に長けた魔法使いであれば自身の罠を万が一にでも攻略できる可能性を引き出せるためであった。『うんのよさ』が限界突破しているのも多分一因 もしも、破邪の秘法と呪法に関する知識を兼ね備えたアバンがいなかったら、ダイ達は間違いなくキルバーンの『死の罠』で皆殺しにされていた事だろう。 作中で登場したのは後述の♢の9(ダイヤ・ナイン)のみで他の罠は全てアバンとレオナによって破壊されたが、どんな内容だったのかちょっと気になるところではある。 ハートのクイーンとか、スペードのエースとか… ♢の9(ダイヤ・ナイン) 花火みたいに最後は切ないのがいいんだ… …ジンとくるよね! 「殺しの罠」の1つにしてキルバーン自身が「究極の呪法」「最高の自信作」と豪語した罠。 キルバーンの魔力を込めることで瞬時に発動し、罠が召喚した8本の「魔界の劫火の火柱」がドーム状結界に変化し相手を完全包囲。火柱の熱量で内部の標的を焼き尽くす代物。 最終段階になると最高限にまで高まった火柱が中央部の♢に目掛けて一気にが収束していき縮小、最後は炎そのものが魔界に帰還するという工程を経て標的の灰すらも残さない。 炎そのものが魔法力以外のエネルギーを完全に弾いてしまう性質を持ち、ヒュンケルのグランドクルスでも削れさえしなかった。 この性質故に、竜闘気の使い手であるダイを確実に仕留める為にこの呪法を選んだと推測される。 有効打であるはずのヒャド系呪文でも、レオナレベルのヒャダルコではまるで効果が無く、ポップクラスの魔法力でのヒャダルコで何とか勢いを抑えるのが限度… というチートなんてもんじゃなく、キルバーンの腐った性根を写したかのような最早インチキに等しいレベルの罠。 唯一の正攻法での解除方法は術者であるキルバーンを倒すことのみだが、キルバーンはそれを見越して発動後にさっさと安全圏の大魔宮最深部に撤退するガチムーブを見せ、ダイパーティを一時は完全に絶望させた。 だが、地面を基点として作動するトラップであるためかトラマナの呪文の効果の対象であり、アバンの破邪の秘法によって極大化されたトラマナで消し去られた。 技 バーニングクリメイション 自分のマグマの血を利用したキルバーン最後の切り札。 身体の一部を千切って点火し、出来上がった巨大な火球を相手にぶつける豪快な技。 これの使用で勝ちを確信するも、ハドラーの遺灰の加護を受けたアバンにはジャッジのメガンテ共々通用しなかった。 【主な人間関係】 ピロロ ね!ね!だから言ったでしょ!!ハドラーの軍団はガタガタだって・・!! CV 江森浩子(1991年版)/???(2020年版) キルバーンの相棒で、キルバーンの肩に常に連れ立つ腰巾着みたいな小柄な一つ目ピエロ。 終始他者を小馬鹿にしたような癇に障る言動を取る魔族で、キルバーンと合わさると余計に人を苛立たせる典型的な悪戯小僧。 それなりに呪文を扱えるようだが、戦闘はあくまでキルバーンが担い、その間は援護もせずどこかに隠れている。 キルバーンとは視界を共有しており、例え異空間に居ようともピロロが見たモノはキルバーンも認識する事が可能。 またキルバーンが戦闘不能になると、彼が懐にある魔法の粉(?)を振りかけることで復活する。 実はヒャダインを使える。 ミストバーン 性格や嗜好などが正反対だが、不思議と馬が合うのかお互いに「ミスト」「キル」と呼び合う仲。 本来キルバーンのような性格は、ミストバーンが嫌うタイプの人物像のはずではあるが、バーンに対して臆さぬばかりか堂々と「キルバーン(=バーンを殺せ)」と名乗る度胸を気に入り友人関係になった。 キルバーンが本心でミストバーンの事をどう思っていたのかは謎のまま終わったが、ミストバーンが危うく正体をバラしそうになった時はその場に駆け付けて「正体明かしたら自分がミストを処断しなきゃいけなくなるからやめろ」と止めに入り、 ハドラーがバーンに処断されるのではと内心ハラハラしていたらしいミストバーンの前にハドラーが立ち去るや否や姿を現し(*2)、「心配いらないって、きっとお褒めの言葉貰って終わりだよ」と気遣ったりと友人らしさを見せる事も多々あった。 ただし、お互いに相手の正体を探ることだけは禁じている。 大魔王バーン バーンの指示で動くのが主だが、部下と言うと少し語弊がある。 というのも、実はキルバーンは魔王軍の所属どころかバーンの配下ですらなく、その正体は本来の主である『冥竜王ヴェルザー』により差し向けられた、大魔王バーンを標的とした刺客。 「キルバーン」という名も『殺しのバーン』ではなく本当は「バーンを殺せ」という意味であり、過去、初めてバーンの前に現れた時に適当に名乗ったものである。 このことは初対面時にバーンに打ち明けており、同時に「地上侵略に協力するが、失敗すれば自分があなたを殺す」と提案してもいる。 この提案をバーンが面白がって受け入れたため、現在のキルバーンの立ち位置が形成された。 また、バーンはこれを機に、当時から自身に仕えていた『ミスト』を『ミストバーン』と名乗らせるようになった。 そしてこの際「どちら様が(・・・・・)…、バーン様で?」と言っている事から、バーンの「秘密」についても既に知っていた模様。 なお、この場面はミストバーンの回想という形で描かれたが、回想後にミストバーンは「バーンの部下だと騙していた」と詰め寄るキルバーンに変装したアバンに対して必死に弁解している事からキルバーンがバーンの「秘密」を知っていた事に気付いていなかったようである。 暗殺の標的ではあるが、バーンに対しては、その器の大きさから好意を持っており、義理程度ではあるが一応の忠誠心はある模様。 一方で大魔王に対しポップの危険性を説いたりと「地上侵略の協力」自体はキルバーンなりに真摯に向き合っていた。 傍から見ていても互いに悪趣味で気の利いたジョークを飛ばし合うなど、パッと見は気の合う部下と上司っぽく見える。 ハドラー 当初は失敗続きである事を小馬鹿にしており、また終盤も度々ハドラーの武人の心を踏み躙ったため怨敵扱いになってしまったが、 超魔生物となったハドラーに対してはミストが気を許していた事もあってか、 「ダイと一対一で決着を付けたいというハドラーの顔を立てる」という名目でポップに休戦を申し込む。 「ハドラーはダイとの決着を付けるために魔族に戻れなくなったのだからハドラーの決闘を受ける義務がある」と指摘する。 ハドラーが今生の別れを覚悟してミストにこれまでの忠誠の感謝を伝えた際には邪魔しないように姿を消している。 …など、ハドラー本人の知らないところでハドラーに配慮を見せている。 まぁ、こういった配慮をハドラー本人の前では一切見せず、結局上記の通りハドラーの心を踏み躙ったがために、後にアバンとの対決で助力されてしまう事になったのだが。 ポップ 魔王軍陣営の中で最もポップへの警戒心が強く、その殺害には早くから意欲的だった。 その理由として 「ムードメーカーになりやすいタイプで、成長すると厄介」なことを挙げているが、その指摘は後の展開を見れば実に的を射ている。 アバン=デ=ジニュアール3世 自らの罠を見破り、逆に罠を仕掛けてくるという最も腹立たしい相手。 前述通り、キルバーンは当初ポップに執心していたが、アバンに一杯食わされてからは「師匠の方のムカつき加減はそれ以上」として彼に標的を変更した。 原作者によればこの対立は意図したものであり、「ジョーカーに対抗できる者はジョーカーのみ」と、キルバーンの搦め手に対抗できる者としてアバンの復活を決めたという。 冥竜王ヴェルザー 本当の主君。 「監視役をしつつ、隙あらばバーンを暗殺せよ」という主からの密命を帯びて友好の証と称してバーンに送り込まれた。 もっとも、ヴェルザー本人もあくまで「ダメで元々」くらいの心算だったらしく、作中でキルバーンがバーン暗殺に積極的に動いている描写はない。 余談だがバラン編でダイたちに「軍団長?…ボクはそんなには偉くないよ。ただの使い魔さ。」と名乗っているが確かにヴェルザーの使い魔である。 ヴェルザー本人の事は「あの方はドラゴンらしくないんだ。人間みたいだよねぇ」と揶揄ったような言い回しで評しているが、それでも単身危険な任務に臨んでいる辺り忠誠心は間違いなくあると思われる。 …尤もトリックスターを気取りながら意外と他人を気遣ったり、自らのプライドを傷つけられたら激昂したりと、そういうキルバーンもまた「人間っぽい」のだが。 ある意味では似た者同士と言えるだろうか。 【余談】 「ハドラー」というプロ野球選手がいることは原作者にも知られているが、実は「ケヴィン・キルバーン」というアイルランド出身のサッカー選手が実在していたりする。 他のキャラ同様、2度のアニメ化でそれぞれ担当声優が異なるが、キルバーンはその中でも特に印象がガラっと違う事で有名。 田中秀幸氏が担当していた91年版は、抑揚の少ない無機質な喋り方で、物静かな中にも冷酷さを湛えた演技である。ちなみに田中氏はアバンと兼役なので、物語後半までアニメ化されていたら「田中秀幸VS田中秀幸」の対決も見られたかも知れない。 一方、吉野裕行氏担当の20年版はそれとは打って変わって、陽気で胡散臭い、正しく相手を煽る事に長けた「道化」のような演技となっている。普段の吉野氏の声質とはかけ離れた声色であり、原作未見・既読者双方から「事前にキャストを知っていても混乱する」と評判。 彼がその存在を警戒し「真っ先に死んで頂きたい相手」と評したポップは登場当初編集部の偉い人に嫌われ、死亡退場を強く望まれていたエピソードが知られているが、その編集者こそが実は何としてでもポップを殺したかったキルバーンの変装であったという珍説でネタにされることがある。 じゃあ みなさん そういうことでボクたちはお先に失敬させてもらうよ! 項目を追記・修正するとはキミたちも中々たいしたもんだ アニヲタにも“記事の完成オメデトウ”ってつたえておいてくれ では・・・シー・ユー・アゲイン! △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 【以下、本編の結末に関わるネタバレ】 バーンが倒れ、ダイ達が戦いの終わりを満喫している最中のこと。 ダイの無事と帰還を皆が喜ぶ大団円の中…地上の戦士達に近付く影があった。 …ボクにも一声…… 祝福の言葉を言わせて下さいよ…! 千切られた頭を抱えたキルバーンである。 いつものようにピロロを肩に乗せると、平然とした様子で頭部を首に接合して元通りとなってしまう。 確実に絶命させたにもかかわらず生きていた事に驚きを隠せないアバンは「本当に不死身なのか…貴様…!!」と問いかける。 "首がちぎれて生きていられる生物はいない"…か… 君のセリフだったねえ たしかにそうかもしれない 生物だったら……ね この時、アバンの中である違和感が生まれた。 バーンパレスにてたしかに発した自身のセリフ、しかしあれは死神に向けて語ったものではない。 あの場にいたのは自分と、死んでいたはずの死神と、そして……… 今の言葉をっ…あの時聞いていたのはっ…!!! …………そう…! ……ボクが…本当のキルバーンだ……!! ピロロ/キルバーン CV:吉野裕行(2020年版) ●目次 【本当の概要】 【正体の伏線】 【作中の活躍】 【本当の余談】 【本当の概要】 キルバーンの正体、それは使い魔だと思われていたピロロが腹話術の要領で操っていた機械人形。(*3) 謎の不死性の実態も、人形なので単に「元から生きていない」というだけだった。 前述の「もう直らない」も、誤字ではなく伏線だった事に気付いて度肝を抜かれた読者も多かろう。 あれから急いで修理したのか、動かせる迄はなったが、操って戦わせたりする事は流石に無理だった様である。 操る方法は、劇中での描写を見るに、どうやら「痛覚以外の五感を人形と共有する」というモビルトレースシステムみたいな方法の模様。 人形を操って戦わせている間は、ピロロはその場から動けないようで、自身は安全な場所に隠れる必要がある。 読み返すとお分かり頂けると思うが、キルバーンはピロロと一緒にいる時は一切戦おうとせず、単純な動作しかしていない。 自分を使い魔だと思わせたのは、自身の身を守る為でもあったのだ。 また、ミストバーンの前にアバンがキルバーンに化けて現れた際、ピロロと一緒にいないことに不信感を抱かなかったこと、バーンがヴェルザーに対して「キルバーンは死んだ」と伝えていることから、彼らもキルバーンの正体には気付いていなかったと思われる。 厳密には、キルバーンには一つだけ弱点があった。 それは頭を破壊する事。 だが、その頭部には小さいとは言え、動力源も兼ねた魔界の超強力爆弾『黒の核晶』が…!! そして氷系呪文で核晶を封じようとしても、動力エネルギーである魔界のマグマが弾いてしまう為、事実上弱点は存在しないと言っても良い(*4)。 【正体の伏線】 なお、伏線は「直らない」以外にも巧妙に張られており、 劇中キルバーンとピロロの意思が異なったことが一度もない(*5) 仮面が割られた時キルバーン本人よりピロロの方が明らかに慌てていた 新しい仮面を選んでいる時、感情を表しているのがピロロだけでキルバーンは無感情(*6) わざわざファントムレイザーの有無を頭部のランプの明暗で外部に知らせる機能。また、ファントムレイザーはピロロの手で補充が可能 「自分が傷つくこと」を非常に嫌っておりそのためなら卑怯な手を辞さない割には、自らの身体の一部を犠牲にするバーニングクリメイションを一切の躊躇なく使っている(*7) といった描写が随所に盛り込まれていた。 また、新アニメでは連載が終了している事もあって正体を踏まえた上での演出が取り入れられており、ピロロの声優が伏せられているのもつまりはそういう事である。 キルバーンとピロロが同時に喋るシーンは1つもないのは、シリーズディレクターの唐沢氏曰く腹話術なので意図的にとのことらしい。 最終回にて満を持して正体を現した際の、ピロロからキルバーンのグラデーションがかった声の変化は吉野裕行の怪演が輝るアニメならではの名シーンだろう。 【作中の活躍】 全てが終わった後のダイ達に背後から話しかけ、帽子を脱ぎつつ真のキルバーンとして名乗りを挙げた。 続いて人形に仮面を外させると、その内部にあったのは忌まわしき『黒の核晶』。 それを見せつけ、得意満面の笑みと共に「爆発まで10秒♪」と告げ、自分は魔界へとワープしようとする……が、瞬時に反応したアバンとマァムの連携で仕留められ、情けない終わりを迎えてしまった。 ち…ちくしょう… …だが…もう……アウト…だ… しかし、ピロロの死とは無関係に時間は進む。 ダイとポップは命と引き換えにしても地上への被害を避けるため、キルバーンを抱えて空へと飛び立って行く…… 普通に考えるとダイ達に隠れて事を進めた方が確実目的を達成できると思える一連の行動だが、 ヴェルザーが黒の核晶を用いてのバラン抹殺に失敗している それでも超至近距離で爆破させればバランでも死ぬ ダイがバーンに向かって「地上が自分を拒んでも地上を愛している、いざとなったら去る」という発言を聞いている ということを鑑みると実はダイを確実に抹殺する手段としては案外理にかなっており、実際殺すこと叶わずとも消息を絶つことに成功している。 しかし、起爆直前の凍結できない核晶の存在を知らせてそそくさと退散すればいいのに、人形を介して「罠にかかって絶望する表情を見るのが何よりも好き」と発言するような悪趣味ゆえに絶望顔見たさにわざわざ自分から正体を明かし、そのせいで呆気ない最期を迎えたのは自業自得としか言い様が無い。 ちなみにマグマに引火して消せなかった際に慌てていたのは演技ではなく、あのままだと黒の核晶が起爆してヤバイことになったため、ガチであると思われる。 また、真実を踏まえてピロロ(本当のキルバーン)の性格を見ると、保身よりも騙すこと・陥れることを優先しているような傾向が見える。 そもそも大魔王バーンへの最初の謁見自体が『爆弾人形に死神のコーディネートをさせながら自分はその隣で腹話術をして「あなたを殺せ」という名と名乗りつつ参上する』 と言う行為をしていたことになり、もはやその言動は客観的に見ると諧謔のために合理性を度外視した狂気そのもの。 魔王や竜の騎士さえ殺し得る爆弾を傍に置いてギリギリまで演技を続けたり、戦闘をさせたりしている思考回路はむしろ豪胆と言って良い。 ミストバーンの抱いた度胸に対する感服の印象は、ある意味では彼の正体が判らぬまま本質を捉えていたと言える。 また「正体を隠しながら主のために身体を張る」「直接戦闘力に乏しい本体の代わりの戦闘手段を備えている」という点も、奇しくも似た者同士だったと言えよう。 が、身の安全や合理性よりも騙すことや陥れること、煽ることを優先するその狂気が数々の切れ者に対しても最後の最後まで正体を隠し通せた反面、ラストで足を引っ張ったとも言える末路であった。 しかし2020年版アニメでは、力尽きる際に服を残して消え去るような描写に変更されており、後のトークイベント「ダイ!感謝祭」でリリルーラで魔界に逃げ帰ったと明言されており、生存していることが判明した。 【本当の余談】 舞台や物語の用語として、「作中の人物ではどうしようもなくなった事態に対し、何の脈絡もなく現れた人物を使って問題を解決させる手法」などを 『機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』 と皮肉って呼ぶことがある。 それに対してピロロの最期を見ると、こちらは「ダイ達が自力で大団円を迎えた所にしっかり伏線を張った上で現れ、最後の最後で全てをぶち壊し」にしようとしたのである。 これは上述の“機械仕掛けの神”とはあらゆる意味で対極といえる。 しかもこのシーンの中核をなす小道具としてキルバーン、つまり文字通りの『機械仕掛けの“死”神』が使われているという事実。 原作者が意図していたかはともかく、なかなかに洒落の効いた言葉遊びではないだろうか さあ お別れだ ボクは一足早く荒らして帰るよ アニヲタたちはとても危険だ 記事とともに消えてくれたまえ あと10秒…!もう荒らしを防ぐ手はない!! さよならみなさん そして愛しい項目よ! 追記・修正されたら…また遊びに来るよ…!! ドゥッ!! ち…ちきしょう… …だが…もう…ログアウト…だ… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ あれだけ散々バーンに「人間を舐めるな」って進言してたのに、最後は人間を舐めてかかって失敗したのがすごい皮肉だよね。多分「最悪自分が死ぬかもしれない」ことは覚悟の上だった(それでも人間の絶望する顔を見たかった)んだろうけど、「まさか爆発までのごく短時間で絶望から立ち直って自己犠牲を伴う最善手を打てる人間なんているわけがない」と舐めてかかったのが致命的なミスだった。 -- (名無しさん) 2021-09-16 16 03 13 ↑7ドラゴラム -- (名無しさん) 2021-09-30 06 59 15 もし、真魔剛竜剣の腐食がなくハドラーの首を落とすことができたとしても、同様にミストバーン出現から黒の核晶起動となり、バランの運命は変わらなかったのではないだろうか。逆に、ハドラーや親衛騎団が生き延びたことが、バーン撃破の遠因になったようにも思えます。 -- (名無しさん) 2021-10-24 12 40 34 単行本読んでてラストの展開に度肝ぬかれた。 -- (名無しさん) 2021-11-02 11 51 37 まあキル人形も壊れているので、直接接触してないと動かすのも核晶起動するのもままならないのかもしれないし、爆発までの時間稼がないといけなかったのかもしれない。ダイ一行はもう帰るだけだし、何も知らなきゃ10秒あればルーラで爆発圏外に出ちゃってるかも(現にピロロはそうやって逃げるつもりだったし) <ラストわざわざネタバレに出てきたの -- (名無しさん) 2021-11-14 08 45 37 ヴェルザーのことは見下してるわけでもないと思う。忠誠って感じじゃないけど、やれやれ系というか、言い回しが道化なだけで、ちゃんと主君としては立ててる感ある。 -- (名無しさん) 2021-11-14 09 17 44 見下してたら石化した途端に見限ってただろうし、何らかの呪法で強制されてたとしたらもっと酷く愚痴ってただろうし、わりと忠臣ぽいよね。案外、ミストと似たような感じで弱いけど呪法や技法を見出されてスカウトされたのかも知れない -- (名無しさん) 2022-01-04 04 34 54 ミストは、それぞれ本体(しかも大して強い訳ではない)が別という所も共通点があって、互いはその事に気付いていなくてもシンパシー的なものは感じてたのかな? -- (名無しさん) 2022-01-06 09 16 29 暗殺者でありながらオタワ条約を順守するぐう聖 -- (名無しさん) 2022-05-01 12 07 39 トリックスター的なキャラが好きなので死神もかなり好きなキャラ。○○にはビックリさせられたけど -- (名無しさん) 2022-08-21 10 31 49 「機械仕掛けの死神」の部分だが、あのまま終わるとダイが迫害される未来しかない(少なくともその可能性は示唆される……でないとバーンの問いかけとダイの決意が茶番になってしまうから。しかしそれ示唆しちゃうと胸糞エンドになっちゃう)のを無理やり登場して、ヘイト全部自分に集めてダイもろとも不可抗力的に退場かつ生存だけは確定させるという、本来の意味でもデウス・エクス・マキナしてるのよね。ドラクエⅢがそうであったように。 -- (名無しさん) 2022-08-28 11 01 18 ベンガーナにヒドラ連れてきたのって、バランがダイに接触するのを見越してダイを人間不信にさせてバランが懐柔しやすいようにしようとしてたのかな? -- (名無しさん) 2022-09-17 08 49 37 わざわざボクサーで例えなくても、「ステータスは高いがMPやHPを消費して繰り出す『技』の類いがない」で伝わるんじゃないかな……ドラクエなんだし -- (名無しさん) 2022-10-03 21 55 57 ピロロを名乗っていた真のキルバーンの声はなんと………吉野裕行さんでした。ピロロの見た目でキルバーンの演技とは異質さがすごい。 -- (名無しさん) 2022-10-22 10 44 59 アバン先生、キルバーンを倒した後にピロロを見逃したことを最終回で後悔してそう -- (名無しさん) 2022-10-22 23 40 04 ピロロ→キルバーンの声の変化に鳥肌立った -- (名無しさん) 2022-10-24 08 54 02 ↑2 でもピロロにトドメ刺したらキルバーンの死体放置→そのままパレスごと落下→衝撃で起爆…という可能性もあるしなあ どっちにしろアバン先生の心には傷が残ってしまう -- (名無しさん) 2022-10-25 12 32 13 アニメの死体が消える描写で、実は逃走した説がでてきたな その後すぐに死んだかもしれないけど -- (名無しさん) 2022-11-01 07 53 06 自身を囮として物事を進めるってのはバーンもピラァの件でやってたからね。それと一緒のことしたのかも。 -- (名無しさん) 2022-11-01 11 05 50 声優ってすごい -- (名無しさん) 2022-11-07 20 42 58 ↑3 ダイ!感謝祭で生存が確定(消えた時の音がリリルーラのもの) 原作者指示によるもののためアニオリではない。 -- (名無しさん) 2022-11-21 19 01 40 魔界に逃げた説が有力だけど、ミラドシアに逃げたも辻褄は合うんだよなあ。こいつだけやってきた経緯がダイ達と違うし、ゼパロにポップの危険性語ってなきゃああ言う事にはなるまいて -- (名無しさん) 2022-12-20 07 13 46 なぜかバーン様やハドラーよりキルバーンが敵サイドで一番好き(バラン除く) -- (名無しさん) 2022-12-22 18 49 00 キルバーンはキルバーンで搦め手の使い手としては一流なんだよ。アバンには見破られたが勝つためならどんな汚い手でも使う。味方サイドならたとえ卑怯と罵られようと、どんな手を使ってでも味方を勝たせようとするキャラって扱いだったろう。ってか観察眼も優秀過ぎてな。ポップの成長率を看破してアバンも絶対に見逃してはならない存在と真っ先に始末に走っていたし。バーンやら実力者ぞろいの魔王軍でも少し違った視点で物事を見ることができるタイプ。そりゃ魅力的である。 -- (名無しさん) 2023-01-04 01 37 07 ↑魔王軍の軍団長って割と脳筋や自己現実優先なタイプが多いから、キルバーンみたいに俯瞰的・複合的に物事を観察できるキャラは珍しいよね。卑怯戦法一辺倒なのも反って筋が通ってるしw -- (名無しさん) 2023-01-04 09 31 25 あの気取ったような態度も、死神の笛をクルクル回したりすることの違和感消しにはなってるのよね。 -- (名無しさん) 2023-04-06 21 30 36 ↑2 敵も味方も小細工なしの真っ向勝負大好きな脳筋(誉め言葉)ばっかりだからな。だからこそキルバーンのトリックスター振りやその卑劣な戦い方、所作が際立つのよなあ。↑の胡散臭い動作で死神の笛に意識が行きにくいようにしているのもその一つだと思う -- (名無しさん) 2023-07-15 01 16 44 生存確定ということは、漫画では終ぞ実現出来なかった魔界編をアニメでやるのかな -- (名無しさん) 2023-07-15 01 31 11 多分バーン側にいる間、仕事はともかく本当に楽しかったんだろうなって -- ( ) 2023-10-28 11 47 45 真っ向勝負が多い中、罠に嵌めて○すのが他のキャラと差別化されてて善き -- (名無しさん) 2023-11-11 20 24 00 名前 コメント すべてのコメントを見る