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20話 ある意味恐ろしいこの男 『うわぁ、これは、ひどいなぁ』 C-3の八十神学園に球磨川禊は来ていた。 そして、骨川スネ夫の死体を見つけたのである。 『まぁ、僕がどうこうできる訳じゃないしね!』 その死体を見捨て、階段を上っていく。 位置的に、この階段が怪しいであろう。 『しかし、急に暗くなったなぁ…気味わりぃ』 階段を上っていく。 そして昇っても何もない。 『あーあ、期待はずれかよ…』 階段を降りようとしたところで、音が聞こえた。 球磨川は笑って振り向いた。 そして、そこにいたのは…。 骨川スネ夫を殺した、ブリッジの女であった。 『おいおい、女の子がそんな肌を見せるもんじゃないぜ…と、僕が言えるセリフじゃないか』 ブリッジ女は気にせず球磨川に近寄ってくる。 球磨川はやっとここであることに気付く。 ああ、この女に殺されたのか…あの子。 『とりあえず、いきますか』 大螺子を構え、女に向かう。 彼女への対処法は違う。 しかし、その常識を螺子曲げるのが球磨川禊だ。 大螺子が女に刺さり、存在が消え去ってしまった。 そう、『無かったことになった』かのように。 『まったく…僕と戦うなんて…』 この男の勝利に見えた。 しかし、これは決して勝利ではない。 相手はすぐに消えた。 屈服したわけではない。 『あーあ、また負けっちゃったなぁ…』 球磨川禊は、大螺子をしまい歩き始めた。 【ブリッジ女 封印】 【残りの七不思議…六つ】 ◆ ◇ 「…おや、客人かい?」 『やぁ、初めまして!僕は球磨川禊だよ!』 「……僕は遠藤清丸だ、ちょっとある事をしているから相手は出来ないよ」 『ふーん…でも、別にここにいても問題ないでしょ?』 「それは問題ないよ」 遠藤清丸は、再び何かに戻った。 球磨川はその作業を見ていた。 【真昼/C-3八十神学園図書室】 【球磨川禊】 [状態]健康 [装備]大螺子 [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:『あの男をぶっ殺そう☆』 1:『めだかちゃん達を探そう』 2:『清丸ちゃんがある事を終わらせるまで待っていようかな…?』 [備考] ※願いは不明です。 ※参戦時期は生徒会戦挙編終了後からの参戦です。 【遠藤清丸】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本支給品、不明支給品(1~2) [思考・行動] 基本:??? 1:今の作業が終わったら佐々木君と鈴木君を探す。 2:球磨川君は一旦保留。 [備考] ※願いは不明です。 ※参戦時期は本編終了後からの参戦です。
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名前系変更方法 ・名前変更方法 ・コードネーム変更方法 名前変更方法 ①セレクトボタン長押しでcwcheatを起動する。 ②一番上の Select Cheatsでxボタン押す。 ③コード一覧画面になるので、ここでR+□を押す。 ④ADDRの下に自分で「0x00315650」と入力し、xボタン押す。 ⑤コード一覧画面に「NEW CHEAT 1」というのが出来ているので そこにカーソルを合わせ□ボタン→△ボタンと押し、メモリエディタ画面に進む。 ⑥そこにUTF-8で今の自分の名前が表示されてるはずなので 十字キーとxボタンを駆使し、UTF-8で新しい名前に変更する。 (文字コードは下記参照) 変更できたら○ボタンを数回押しゲームに戻る。 ⑦後はセーブ ロードでコードネーム変更完了 コードネーム変更方法 ①セレクトボタン長押しでcwcheatを起動する。 ②一番上の Select Cheatsでxボタン押す。 ③コード一覧画面になるので、ここでR+□を押す。 ④ADDRの下に自分で「0x00315670」と入力し、xボタン押す。 ⑤コード一覧画面に「NEW CHEAT 1」というのが出来ているので、 そこにカーソルを合わせ□ボタン→△ボタンと押し、メモリエディタ画面に進む。 ⑥右側のASCIIという所に今の自分のコードネームが表示されてるはずなので、 十字キーとxボタンを駆使し、JISコードで新しいコードネームに変更する。 (文字コードは下記参照) 変更できたら○ボタンを数回押しゲームに戻る。 ⑦後はセーブ ロードでコードネーム変更完了。 文字コード>Unicode対応 文字コード表 ※コードネーム変更の文字コードはJISの最初の23を抜いた文字で入力する 名前 コメント
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9 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 16 34 43 ID ??? 結構前にリディアって少女の依頼でセシルとカインって名前の盗賊に村を 焼かれた復讐をしてほしいっていうのをやった。 裏もないしそのまんまのシナリオで名前はアドバンスでやってたから 借りただけなのにPL達が勝手に何か事情があったとか深読みして、 依頼人をセシルとカインの前になんの対策もせずに差し出した。 メタで何回か止めたし、本当にやるのかもわざわざ確認したのにやったので、 容赦なくリディアを殺したらPL全員からムギャオーされた。 そもそもセシルとカインがどんな奴なのかは少し調べればわかるのに、 名前の元ネタのゲームの設定なんてシナリオには関係ないものを根拠に ろくな情報収集もせずにそんな事をしたPL達が悪いと説明しても 聞く耳を持たず本当に困った。 最終的に時間を巻き戻して三人の和解をやる羽目になった。 10 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 16 38 09 ID ??? 9 上2行と最後の1行で一応状況は判るが、 間がさっぱり何言ってるのか分からない……。 11 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 16 45 50 ID ??? 9 そのまんまの名前でやるなよ。 うちの鳥取で明らかに名前のネタ元のわかるキャラが 悪役として出た(元ネタでは味方役)時に、 元ネタのキャラを好きなPLが拒否反応を起こして 「このNPCの名前を変えてくれないなら、もうこのキャンペーンは続けたくない」 と言い出して大層困ったことがあった(GMに言って名前を変えさせた) そのままの名前を使って、しかも元とは立ち居地をずらすってのは、 9みたいな勘違いをやら、うちとこみたいな反発やらを招いたりする 可能性があるから、事故の素になりがちだと思う。 13 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 16 49 57 ID ??? 9ではないが暇なので解説する。 セシルとカインとリディアってのはFF4のキャラ。 セシルとカインは王様に騙されてリディアの村を焼き払うのを手助けしてしまう。 そして燃える村からリディアを助け出した後に和解している。 だからPL達はセシルとカインが村を焼いたのには何か訳があって、 リディアにそれを話す事で和解だきると予想した。 15 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 16 55 05 ID ??? 10だが、元ネタは知ってるんだが文章が分かりにくいという愚痴。 添削始める俺困ったちゃん。 リディアって少女の依頼で、セシルとカインって名前の盗賊に、 村を焼かれた復讐をしてほしい、っていうシナリオのGMを結構前にやった。 たまたまFF4をやった直後だったのでNPCの名前を借りただけで、 そのまんま悪い盗賊を倒すシナリオだった。 だが何か事情があるのかとPL達が勝手に深読みして、 少女を盗賊達の前に差し出した。 メタで何回か止めたのに実行したので容赦なくリディアを殺したら、 PL全員からムギャオーされた。 セシルとカインが悪い盗賊だって事は情報収集すれば分かるのにそれをせず、 シナリオに関係無いFF4の設定を持ち出してそんな事をしたPL達が悪いのだが、 そう説明しても聞く耳を持たず本当に困った。 最終的に時間を巻き戻し、シナリオを変更して三人の和解をやる羽目になった。 こいつらみんな困ったちゃん。 36 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 18 12 07 ID ??? 裏読みはPLの希望だったりするもんでして。 そんで、裏読みに固執する奴はたいてい人の話なんざ聞いてないもんだ。 吟遊詩人のPL版だから諦めるしかない。 37 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 18 12 11 ID ??? たまさかキャラの名前が似てる(同じ)だけで 一人合点してパクリ認定するやつもいるからなー。 ひどいのになると、 「この片手武器って形状なんでもいいんだっけ? じゃあ出自が小作農だし、鉈あたりにしとこうかな」って言っただけで 「レナたんですかwwンヌwwメフw」だもん。マジかんべん。 50 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 20 10 03 ID ??? 名前のイメージは公式でやられると扱いに困るよな。 ソードワールド2.0に盗賊団デスクリムゾンという記載があるんだけど、 変なイメージしか浮かばなくて困惑しちまったよ。 52 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 20 18 30 ID ??? 50 まあ、知ってる奴はコンバット越前を連想するよなw 56 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/17(日) 20 42 54 ID ??? 52 くやしい・・でも・・ の方を連想した スレ195
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スレ番号 この技どんな技? 質問番号 432 レス番号 468 参考 セントーン 「セントーン」ってどう言う意味? 英語なのかな? セントーンとは背中から落ちる。簡単に言うとスッころぶという意味 編者注 一般的には「尻もち」と説明される。 関連するリンク 名前 連絡事項
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/1761.html
《名前の無い石》 No.1116 Command <第十二弾> NODE(5)/COST(2) 効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果 発動期間:瞬間 【自分ターン1枚制限】 このゲームの間、あなたの「名前の無い石」のテキストは以下に変更される。その後、〔このカード〕をゲームから除外する。 「抵抗(5) このカードは相手プレイヤーのコマンドカードのプレイに対する直接の干渉でのみプレイ出来る。〔あなたのデッキ〕を全て見て、「龍神」1枚を抜き出し、あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。その後、デッキをシャッフルする。」 「龍は、海の中で復活し雷雨の中、空へ登り、そして天を翔る。その証拠に、海も雨も天もすべて龍が名前を付けた物である事が挙げられる」 Illustration:道井祐輝 コメント 龍神/12弾を呼び出す石。 幻視の系譜や『永夜返し -世明け-』と同じく、2枚目にようやく効果が発揮されるカード。 このカードを使ってマエリベリー・ハーン/7弾と宇佐見 蓮子/7弾で回収したのち2回目のプレイをする流れが理想的か。 アクティブ状態で場に出るため、龍神/12弾の防御されない効果が即座に活かせ、そのターンのうちに相手プレイヤーに15ダメージを与えることが出来るのが魅力。 しかし、このカードを2回プレイするとコストが4かかるという欠点がある。その15ダメージが決定打になるとしてもイリュージョナリィブラストや森羅結界を防ぐ是非曲直庁の威令などをプレイするノードがなくなってしまう可能性もあるため、2回目のプレイ後でも対策が出来る状況を整えることが重要である。 神秘の卵や未来『高天原』などの他のサーチカードよりも確実に出すことができる反面、コストが高く速攻性に欠けるので、どの方法で龍神/12弾を出すかはデッキ次第といえよう。 関連 第十二弾 龍神/12弾
https://w.atwiki.jp/porepole3/pages/129.html
こちらにて募集された犬士の名前が、一周年記念と同時に発表されました。 これが一覧になります。 同時に紋章も付与されます。街中で見かけたら、よろしくお願いします。 より良い国づくりを。 文責:ポレポレ・キブルゥ
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/11129.html
《名前の無い家畜》 装備魔法 装備モンスターの名前は存在しないものとする。 part20-747 コメント 名前 コメント
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《名前の無い石》 No.1116 Command <第十二弾> NODE(5)/COST(2) 効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果 発動期間:瞬間 【自分ターン1枚制限】 このゲームの間、あなたの「名前の無い石」のテキストは以下に変更される。その後、〔このカード〕をゲームから除外する。 「抵抗(5) このカードは相手プレイヤーのコマンドカードのプレイに対する直接の干渉でのみプレイ出来る。〔あなたのデッキ〕を全て見て、「龍神」1枚を抜き出し、あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。その後、デッキをシャッフルする。」 「龍は、海の中で復活し雷雨の中、空へ登り、そして天を翔る。その証拠に、海も雨も天もすべて龍が名前を付けた物である事が挙げられる」 Illustration:道井祐輝 コメント 龍神/12弾を呼び出す石。 幻視の系譜や「永夜返し -世明け-」と同じく、2枚目にようやく効果が発揮されるカード。 このカードを使ってマエリベリー・ハーン/7弾と宇佐見 蓮子/7弾で回収したのち2回目のプレイをする流れが理想的か。 アクティブ状態で場に出るため、龍神/12弾の防御されない効果が即座に活かせ、そのターンのうちに相手プレイヤーに15ダメージを与えることが出来るのが魅力。 しかし、このカードを2回プレイするとコストが4かかるという欠点がある。その15ダメージが決定打になるとしてもイリュージョナリィブラストや森羅結界を防ぐ是非曲直庁の威令などをプレイするノードがなくなってしまう可能性もあるため、2回目のプレイ後でも対策が出来る状況を整えることが重要である。 神秘の卵や未来「高天原」などの他のサーチカードよりも確実に出すことができる反面、コストが高く速攻性に欠けるので、どの方法で龍神/12弾を出すかはデッキ次第といえよう。 収録 第十二弾 関連 「龍神」 龍神/12弾
https://w.atwiki.jp/yuzuriha_mansion/pages/153.html
火葬 難易度:☆ 怖い度:☆ 原文 「もうすぐご出棺なんだからじっとしてなさい!」 おじいちゃんのお葬式が退屈だったから 同い年ぐらいの親戚の子たちとかくれんぼしてたら お母さんにひどく怒られた。 親戚の子と言っても大勢いて 何回か会った子もいたけど全然知らない子もいた。 他の子も怒られてる。 みんなでしゅんとしてたらバスがやってきた。 「うちは兄弟だけで10人もいる大家族だからね。バスで火葬場までいくんだよ」 ってお母さんは言う。また怒られるといやだから素直にバスに乗った。 一人だけバスに乗らないおばさんがいる。 なんかあわてたように誰かの名前呼びながらそこら中走り回ってた。 でもバスは出発しちゃった。 お葬式っていっつもこんななのかなぁ? 僕らにはじっとしてろと言うくせに 大人は大騒ぎするから嫌いだ。 なんでお葬式にでただけなのにお巡りさんにいろいろ聞かれるんだろう。 火葬になったおじいちゃんの遺骨が2人分あったとか、 そんなことボクに言われても分けわかんないよ。 ※場合によっては最後の3行カット。難易度が上昇する。 ヒント 子供はどこに隠れた? 解説 一般論 子供が棺の中に隠れて一緒に火葬されてしまった。 かくれんぼをしていて見つけた絶対に見つからない場所、 そう考えた子の一人がおじいちゃんの眠る棺おけの中に忍びこんだのだ。 温度が上昇し熱に耐えられなくなった頃にはもう遅い、 出てきた遺骨が2人分になり、事情聴取のため警察がやってきた。 反対論 葬式から火葬までの間、子供一人が棺の中に隠れられる時間的余裕はあっただろうか? また、一体どのようにしてもぐり込んだのだろうか? もしかしたら子供は自分から入ったのでは無かったのかも知れない。 例えば、第3者の大人に、遺体を焼く竈に閉じ込められていたとか…。
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320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 20 53 35.31 ID w7Po/tI20 [2/2] SS『名前』 とある日曜日のこと 久しぶりに沙織と黒猫が遊びに来ると言う事で、 俺たちはその準備をしていたのだが・・・ 「そういえばさ、子供出来たら名前どうする?」 「ブッ!?」 い、いきなり何を言い出しやがる!?こいつは!? 何の脈絡もねーだろ!? 「お、お前な、いくらなんでも気が早すぎるだろっ!」 「って事は、あんたも子供を作る気が有るって事じゃん」 「ぐっ・・・だ、だけどよ・・・」 ま、まぁ、桐乃とは彼氏彼女の関係を長く続けてるしよ、 彼氏彼女ならやりそうな事は一通り済ませちまってるのも事実なんだけどよ? だからよ、当然っつーか、その先の事まで考えちまうんだよな、これが。 想像してみろよ。桐乃の子供だぜ? 女の子なら超絶美人だろうし、男の子でもぜってーイケメンだろ? そのうえ努力家で器量良し。そのうえ可愛らしい! ・・・ところで、俺の血が混ざる事については触れないでくれ。 何にしても、愛する人の子供だぜ?欲しくないわけねーだろ? でもよ、まだ俺たち学生だぜ? いつかは子供を作るにしても、まださすがに気が早すぎるだろ? 「わかってる。あたしたち、まだ何も出来ないから、子供は作れないって事くらい」 「そうだな。わかってるなら―――」 「でも、名前くらい今のうちに決めててもいいじゃん?」 な、なるほど、今子供が欲しいんじゃなくて、子供の名前を決めたいって事か。 ・・・まあ、無駄ってわけじゃないよな。 将来を見据えていくためには、そういった事も考えてみると、現実味が増すよな。 「わかったぜ。名前、考えてみようぜ?」 「うんっ!」 桐乃は直視することすら難しいくらいの笑顔を俺に見せてくれる。 そんなに嬉しいことなのか?・・・いや・・・ そうだな、具体的に将来を一緒に考えていけるんだ。とても嬉しいことだよな。 「で、何か考えてみたのかよ?」 「え、えっと・・・」 「思いつきだったのかよ・・・」 「う、うっさい!あんたも考える!」 ま、まぁ、しゃーねーな。 可愛い妹様の頼みだ。考えてやろうじゃないか。 名前名前っと・・・・・・・・・!? 「ぜ、全然かんがえつかねー・・・」 「でしょ?」 「い、いや、一応頭の中に名前は出てくるんだけどよ、 知り合いの名前とか有名人の名前とか、顔まで一緒に出てくるじゃねーか・・・」 「うん。あたしも・・・つい、あやせとか加奈子とか沙織とか、 知り合いの名前ばっかり浮かんじゃう」 い、意外と難しいのな、名前付けるのって・・・ あー、名前を紙に何度も書いては捨てるって、アニメかドラマで見たっけか? 今までギャグにしか思ってなかったけどよ・・・難しいよな・・・ 「そういや、俺たちの名前、親父達はどうやって付けたんだろうな?」 「う~ん・・・聞いてみる?」 「いや・・・」 聞いてみたい気もするけどよ、あの親父の事だ、早とちりして暴走する危険があるのがな。 つか、お袋なら大丈夫かなー・・・ 「そういえばさ、京介とお父さん。二人とも『介』の字がついてるよね」 「そうだな・・・桐乃とお袋も『乃』が共通だよな」 「そうだね。・・・それじゃ、そういう名前から考えてみる?」 「よし、そうしてみるか」 確かに、いい着目点かもしれない。 親の・・・俺たちの名前から一文字取ってみるってのも。 「それじゃ、女の子は・・・『理乃』・・・とか?」 「いや、それ、おまえの小説の主人公」 「そっか、そだよね・・・」 いや、悪くはねーよ?だけどなんつーか・・・ ああ、とりあえず男も考えてみっか。 『介』が付く名前だよな? 「男の子は、『龍之介』とかか?」 「あんた、それエロゲーの主人公じゃん」 「う・・・」 まさかのエロゲー主人公かよっ! ・・・俺も相当に毒されてるよな? 「じゃあ、逆に、あたしたちの名前を使って、『桐花』と『京一』とかはどう?」 「んー、悪くないんじゃね」 「何よ、その中途半端な態度」 「いや、良いと思うんだけどよ、何かしっくりこねーっつーか」 「そっか・・・実はあたしも・・・」 うーん、何でだ?特に悪い気もしないし、 俺たちの名前から普通に取っただけなのによ? 「・・・違うな。」 「えっ?」 「名前が悪いんじゃない。つーか、どんな名前でもしっくりこねー気がする」 「あたしも今、色々考えてさ、それこそ大好きなエロゲーの妹の名前も考えたんだけどさ」 考えたのかよ! 「やっぱり、どこか違うなーって気がするんだよね・・・何でだろ?」 やっぱそうだよな。 他にも色々良さそうな名前も思いついたけどよ、 何かがおかしいというか・・・ 「そういえばさ、そもそも、名前ってなんで付けるのかな・・・?」 「は?・・・そりゃ、おまえ・・・」 言い出したものの、その先が続かなかった。 そうだ、そもそも何で、子供に名前をつけるのだろうか? 単純に識別のため?そりゃ、勿論、そういった意味もあるだろう。でも・・・ 「あたしたち、さ、色々名前を考えたけど、 生まれてくる子供のこと、何も考えてなかったよね」 「そうだな・・・そうだったな」 名前はただの記号じゃない。 例えば俺が『桐乃』と言うとき、その名前には、 俺の妹で、生意気で、可愛くて、オタクで、意外とエッチな体をしていて、 そして・・・俺が世界で一番好きで、俺の事を世界で一番愛していてくれてる女。 という意味が込められてる。 子供に付けられた名前も、多分同じなんだろう。 その子がどうなるかはまだ分からない。 でも、その子がどう成長していくのか。どんな大人になっていくのか。 そういった、親の・・・俺たちの期待と希望を、この『名前』に込めるのだろうな・・・ 「今、考えた事、言っても良いか?」 「ううん。言わなくていい・・・多分、同じ事考えたから・・・」 俺たちは、お互い向き合わず、だけど同じ所を見据えている。 見えないけれどもわかる。 そして、俺も・・・桐乃も、多分微笑んでいるんだろう。 「男の子だったらさ・・・」 桐乃が言う。 「たぶん、京介に似て、みんなのことを大事にする、優しい子になるね」 「そうだな」 「でも、ちょっとエッチで、すぐ女の子にデレデレして・・・」 「だけど、お前に似て努力家で、俺よりちょっとイケメンだな」 「うん・・・」 ああ、そうだな。 俺は、俺の子供が、こんなになってくれたら良いなって考えてるんだな。 その輪郭がはっきりするに従って、今まで考えてきた一つ一つの名前を、 これまでとは異なった感触でとらえる事が出来る。 今なら、子供につける名前が、しっかりと決められそうな気がする。 それに――― 「もし、女の子ならさ・・・」 「うん」 「おまえに似てもの凄く可愛くて、友達や家族をとても大切にして・・・」 「う、うん」 桐乃と、どっちが可愛いんだろうな・・・ 「少し寂しがりやで、でも、誰にも負けない強い気持ちをもって・・・」 「そして、京介みたいなエロゲーマーかもっ!」 「エロゲーマーかよっ!」 おいおい、そもそもそれは、おまえに似てるところだろ? ・・・ってのも無粋だよな。 「ふふっ」 「はははっ」 お互い、なんとなく笑みがこぼれてしまう。 兄妹の間の空気とも、恋人間の空気とも違う。 「やっぱり、あたしたちに似るんだね」 「そうだな。俺とおまえの子供たちだろ?絶対に良い子に育ってくれるさ」 「うん、京介・・・愛してる・・・」 俺たちは、どちらからともなく近づき――― 「そ、その~・・・非常に良い雰囲気の所申し訳ないのでござるが~・・・」 !!!? 「さ、沙織っ!?」 「黒猫もっ!?」 み、見られてたっ!?つか、いつからだよっ!? 「んっふ、さすがビッチ兄妹ね。空間全部がピンク色に染まっているのが観えたわ」 「だいぶ前から見ておりましたが、いやはや・・・魔眼の力をもたぬ拙者にも、 ピンク色のオーラがそこかしこから吹き上がっているのが見えましたぞ?」 だ、だいぶ前・・・だと・・・!? 「ぐ、具体的には・・・?」 「『子供を作る気が有るって事じゃん』あたりからね」 「だ、だれか、あたしを殺してっ!今すぐっ!!!」 桐乃は恥ずかしさのあまり、悶え苦しんでしまっている。 「つーか、ほとんど始めからじゃねーか!」 「いやー、お二人ともお互いに夢中でして、拙者たちの事に全然気が付かないでござったよ」 「ククク・・・子作り相談まで進んでるとはね。兄さんの事見直したわ♪」 ギャーーーーーーー!!! お、俺も死にてーーーーっ!!! 結局、その後もずっとからかわれ続けて、解放された時には、 俺も桐乃も半死半生の体たらくだったのさっ! でも・・・ この日の会話のおかげで、また一歩、未来に向かって踏み出せた気がしている。 桐乃と・・・また一歩、夫婦に近づいている気がしている。 そして、これからも桐乃と二人、周囲の人の助けも借りながら一歩一歩進んでいくんだろう。 何しろ、俺はこう思ってしまっているんだからな ―――俺の妹はこんなに愛しい――― ってな! End. -------------