約 3,483,978 件
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/267.html
「ラーメン二郎」を580回食べたコラムニストが、はじめて二郎で「屈辱」を感じたワケ お知らせ:wikiのメニュー構成を変更しました 店舗に投票できるようにしました 1人一票です 各店舗にコメント欄を設けました 出典:「ラーメン二郎」を580回食べたコラムニストが、はじめて二郎で「屈辱」を感じたワケ ラーメン二郎を食べ続けていると、ときに、調子の悪い状態で食べることもある。 東京圏内の店だと調子悪いときは行かなければいいのだが、地方店の場合、わざわざラーメン二郎を食べるためだけに北海道や宮城や新潟や会津や京都に行っているので、本当に「ラーメン二郎を食べることだけが目的」で飛行機乗ったり新幹線に乗ったりして向かっているので、調子悪いってだけで中止にするわけにはいかない。 とりあえず食べに行く。 もちろん、その日、ラーメン二郎に行くまではほぼ何も食べず、腹をおもいっきり減らした状態で向かい、なるべく勢い良く食べられる準備はしている。 いつも食べ終わるまでの時間を計測しているので、だいたい同じコンディションになるように、可能なかぎり自分の身体を他者的に(機械的)に扱うようにしているだけである。 ただ、それでも万全ではないときがある。不調になる原因のひとつは寝不足である。 寝足りていないと、内蔵が起きてない感じがして、なかなか調子よく進まない。 また、移動時間が長いのもあまりよくなくて、移動してそのまま店に直行すると、ちょっと調子が上がらなかったりする。 そして地方のラーメン二郎のほうが(すべてではないけれど)、かなり「しっかりした量」を提供する傾向にあるとおもう。 旅をして、遠路はるばる地方の二郎へ行くと、想像を越えて多い、というのが何度も経験したことである。 先だって、まさにそういう瞬間があった。 ラーメン二郎を、時間を計りながら食べるようになって、580回余りになるのだが初めて15分を越えてしまったのだ。 15分は、ラーメン二郎のひとつの基準である。 「ラーメンが提供されてから15分以内に席を空けて欲しい」というのが店側が共通でおもっていることらしいのだ。荻窪店は明記しています。荻窪店は昼いくのと夜いくのとで量が全然ちがっていて、ちょっとおもしろいです。 15分で「席を空ける」こと。これが書かれてないけど二郎の掟。 「食べきる」ではないのが大事です。 食べきろうが食べきれまいが15分経ったら、席を空けて、客を回転させて欲しいというのが行列店としてのお店の願いってことですね。大盛頼んでもいちおう15分以内って感じですねえ。15分で食べきる自信のない量を頼んではいけないってことでもある。 計測して580余回、初めて15分を越えてしまったのだ。15分12秒。汁は飲まないがそれ以外を完食するのにそれだけかかってしまった。自分としてかなり衝撃の(屈辱的な)数値である。 ひたすら苦しかった。 この日はかつてないくらいの体調の悪さで15分であったが、でもかなりの量で、もし絶好調でむかってトップスピードで食べきっても8分切れるかどうかの量だっただろう。 ブタ2つがあまりに巨大であった。 ひさしぶりに「ラーメン二郎に負けた」とおもった瞬間である。 途中からはひたすらに苦しいだけだ。 いったい何をやっているんだという「初めてラーメン二郎に挑む心情」をリアルにおもいだしていた。 こんなに苦しんでんだから、あとでおもいだして書こうとおもって必死で心情を覚えておいた。人間、苦しくて死にそうなときの記憶は飛んでしまうことが多いので、記憶すると強くおもわないと、覚えていられないのだ。 ラーメン二郎を無理して食べて、どんどん苦しくなっていくときの心理変化をちょっと再現してみたい。 どーんと大きな丼が出される。 初めてラーメン二郎に向かったとき、これを見てまず驚く。 驚いてどうおもうかは性格の差が出るだろうけど「すごい!」とふつうに喜んで、そのまま食べ出すタイプと、いや、これは食べきれるのだろうかと不安が先に立つタイプがあって、私は後者である。 「これ、食べきれるのか」が、私個人のラーメン二郎初見のときの印象であり、いまでも、ときどきそうおもってしまうことがある。 麺とスープを口にしたとき、ここで「うまい!」とおもうかどうかも分かれる。 私は、心配性だからか(もともとかなり楽観的な性格ではあるのだが、こと二郎に向かうときはかなり慎重派になる)、うまいかどうかはあまり気にしていない。そもそも基本として、食事でうまいかどうかはあまり大きなポイントにおいていないってことでもある。 二郎はそういう人向けだとおもっている。 ラーメン二郎ってうまいんですかと聞かれることがあるが、うまいよと即答できない。 べつにそこが二郎を食べている理由ではないからだ。うまいとおもうことが多いが、いつもすべてそうだとはいえない。 はっきりいえば、ちょっとまずいとおもってることさえもある。でもそれは大した問題じゃないだろう。そうおもっている。 問題は、「これ、全部、食べきれるのか」ということである。それに比べると、うまいかどうかなんて問題ではない。 食べきれるかどうかは、人として(ないしはオスとして)の矜持の問題である。 自分で多いと知っていて頼んだものを、まさか残すわけにはいくまい、というプライドである。約束を守る人間かどうかの問題だ。 「約束」というのは、この、「二郎の小なるもの」を全部食べきるからおれに提供してくれないか、と店の人に頼んで、全部たべると約束するなら提供しようと言ってくれて、約束する、と力強く答えた。 というような気分のことである。 そんな少年漫画なやりとりは実際にはしない。 でもそういう約束をした気分になっているのだ。 書いていてバカじゃないかとおもうのだが、そのとおりだからどうしようもない。そしてそういうタイプの人間が(圧倒的にオスが多い)二郎に集いやすい。 いまでも初めて連れていった連れが「あ、うまい」と最初に言ったりすることがあるが、その瞬間「そんなこと言ってる手間で食べ進めろ」とおもってしまうし、私は私のを食べ進めるので手一杯なので声にしないことが多いが、あまりにあまりなときは(手を止めて広げて味の感想をいってるやつがいたりする)実際に小声で忠告することはある。 うまいかどうか感じているより、もっと大事なことがあるはずだ、というニュアンスで言っているのだが、まあ、うまい、と即座に口にできる軽やかな若者には、あまりそういう言葉は届かない。 ただ、「うまい」を保持するには、急がないとダメだ。 最初、うまいとおもったものを最後まで記憶するには、だいたい5分で目処をつけないとむずかしい。 7分越え、10分越え、まだ食べ続けていると、最初のひとくちめの「うまい」という記憶は薄れていく。42歳厄年サラリーマンが2歳のときの記憶をたぐっているようなもので、そんなことをおもったことがあったかもしれないなあ、と遠い風景になってしまう。 ひとつの境目は食べ始めの5分にあり、次に7分、そして10分の壁があるようにおもう。 5分は、まず息を継がずにひたすら前に進める限度である。 何も考えずに5分たべて、ああ、スープってこんな色だったんだ、と見えてきていれば、これは大丈夫だ。 ただ、ほとんどの場合(店によりますが、三田本店を基本として、それよりも量の多い店設定です)、5分だと、何も減ってないように見えることがある。 「ずっと食べてすごく時間が経っているのに、全然、減っていない!」ということにショックを受けてしまう。もちろん減ってはいるのだけれど、食べ方がヘタだと(最初に上のヤサイを食べるのに2分かけたりしていると)、5分ではまったく減ったように見えない。ちょっとやられてるときは「増えてないか」とおもったりする。それは麺を動かしてるからそう見えるだけなのだけど、おかしな精神状態だから、増えてるように見えてしまう。 ここでくじける。 「これ、終わるのか?」という絶望にも似た気分に襲われる。 終わるのかという疑問形は、これ、食べ終わらないのじゃないか、という恐れを直接言わないようにしているだけで、すでに腹一杯なのに、いままでに倍するような量を食さねばならないかとおもうと、自分の未来がまったく見えなくなる。 「うまいとおもったはずなのに、うまいかどうかはどうでもいい状態になる」ポイントがまず5分。 これは逆にいうと「ラーメン二郎がうまいとおもった記憶は5分しか続かない」とも言える。 その時点で「食べきれない恐怖」を感じてしまうと、初期記憶が飛んでしまう。 5分を過ぎて、どうみてもまだ半分いっていない、四合目あたりだとおもったら、ひたすら作業に専念するしかない。 目の前にあるものを口に運んで、咀嚼していくばかりとなる。 その作業の連続になってしまう。 その作業は楽しいのか、口に入れたものはどういう味なのかって、そんなことに一切興味がなくなってしまうのが7分を過ぎたところから起こる。 そこから先は、「苦しいなかで息絶え絶えになって続けている作業」となっていく。 7分より先やっているのは、ただの「苦しい作業」でしかない。 「作業」が「苦しい作業」になってしまうのだ。 ラーメン二郎のラーメンはすごく熱い。アツアツで出してくれる。 だから、時間が経つとどんどん変わっていく。 溶けてアツアツでうまうまだった脂分が固まり始める。アブラは熱いほうがうまい。 時間がたって固まり始めたアブラは、いろんなものを巻き込んで同時に変質させていく。 最初たべていたラーメンとは違うものが目の前に出始める。 なんだろう、このドロドロした汁に、いろいろなものが入っているのは、なんだろう、と変なものに見えてくる。 こうなると最悪だ。 食べているのはラーメンには見えないし、うまいと感じられるわけがない。 煮込んだ濃い味のものをひたすら食べて苦しいだけだ。 作業だけは続けながら、頭はぼんやりしてきて、「おれは何をしているんだ」と考えてしまう。 これが顕著になるのが10分を過ぎたあたりだろう。10分も休まずものを食っていると、そろそろもう何も口にいれたくなくなる。 でもまだ終わらない。5分ころにくらべれば、いちおう進んでいるのはわかるし、目に見えて量は減っているのだが、でも、もう苦しくて、終わりそうにおもえない。 何をしてるんだと考える力もなくなっていき、ただ作業を繰り返す。 10分を越えたあたりだと、さすがに残りはかなり減っているはずだが、なかなかここで踏ん張れない。 逃げたくなる。 逃げたらだめだ。逃げたらだめだ。 スープを飲んでいるのが楽だから、麺をおいたままどんどんスープだけ飲んだり、まわりにあるコショウや七味などをかけてみたりするが、あまり効果はない。私は「味変によって再び食欲を出す」という効果をまったく信じてないので(私にはまったく効果はない。みんなも本当はないやつが多いんじゃないか)、苦しくなってから絶対にかけないようにしている。 手を動かす労力が無駄だ。逃げちゃだめだ。 終盤は、このまま吐くんじゃないかという恐怖を抱きつつ、手をとめずに食い続けるしかない。休むとダメなのだ。とにかくずっと動いてないと死ぬ。休んだら、もうそこで諦めてギブアップしたほうがいい。 うまいかどうかはもちろん、何をたべてるのかわからず、何のために苦しんでいるかもわからず、それでも食べきると、「ああ、食べきった」というものだけを得られる。 意味不明。 何の得にもなっていない。 勝ち負けでいえば、とても勝ったとは言えない。 わかりやすく負けなかっただけであり、挫けなかったというだけのことである。 でも「食べきると決めた矜持」は守った。 中学二年生男子がいちばん大事にしてそうなものを、でもそれを一人ひそかに守り切ったことに自分で満足して、ふらふら帰るしかない。 ブタの塊がまとまって残っていると、かなりの地獄を見るなあとぼんやり考えながら、クルマや人にぶつからないよう気をつけながら、帰るばかりだ。 やはり、うまいという記憶を保持したいなら、急いで食べたほうがいい。 ラーメン二郎はそういう食べ物だ。 もしそんな量をいけないとおもったら、「麺を三分の一で」か「麺を四分の一で」と頼んだほうがいい。「麺少なめ」って頼んでもまあ、まず何も少なくないから。 苦しいけど、そこを抜けると気持ち良くなる。そういう世界でもある。 苦しんで苦しんで食べ終わったところで、いっさい何も整わず、とっちらかった状態になるばかり、というのが、私はとても好きだ。 整えてどうする。 さてひさしぶりに群馬にでも向かうか。 コメント欄 名前 結構読ませる文章で草 - 名無しさん (2024-05-05 14 49 44) 面白かったっすね〜!! - 名無しさん (2023-10-22 21 03 44) いや〜 - 名無しさん (2023-10-22 21 03 21) 絶妙に解像度の高い食事〜作業のレポ - 名無しさん (2023-01-28 20 14 29) 長い - 名無しさん (2023-03-22 19 12 22) きらいじゃない - 名無しさん (2022-10-21 20 08 12)
https://w.atwiki.jp/kei032054/pages/46.html
ラーメン二郎 2008 9月17日 10月23日 2009 3月18日 3月24日
https://w.atwiki.jp/nicoten/pages/1063.html
ラーメン二郎 らーめんじろう 【その他の単語】 11-04-24最終更新 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 こちらへ移りました http //nicoten.web.fc2.com/2/3s/3295zirou.html ら行の単語一覧にもどる トップページにもどる - -
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/208.html
ラーメン二郎営業審査委員会 山田拓美総帥と連名で暖簾分けの認定書を発行している謎の組織。 委員長が弁護士である事以外は謎に包まれている。 直系のほか、NS系にこの委員会が発行した認定書と、丸い二郎シールが掲示されている。
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/217.html
ラーメン富士丸 富士○とも。 旧ラーメン二郎赤羽店(2017年に閉店した方ではなく、その前に存在した方)が二郎から独立して立ち上げたラーメン店。 2018年現在、北区神谷の本店を含め四店舗を展開している。 元直系のため、インスパイア系というよりは亜流にカテゴライズされる事が多い。 ゴワゴワの太麺、茹で野菜、煮豚トッピングと、基本要素こそ二郎だが、独自進化を遂げており、二郎に比べて見た目はエグい。 店名は「二郎よしぐま」→「まるじろう」→「ラーメン○二郎」→「富士丸(富士○)」と変遷している。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5589.html
登録日:2010/06/27(日) 00 24 21 更新日:2024/09/11 Wed 08 22 00NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1300kcal ←小のカロリー ちいかわ ギルティ ゲリリアン ゲロリアン ジログ ジロリアン ネタ項目 ピザ増幅食 マキシマム・ザ・フケンコウ マジキチ ラーメン ラーメン二郎 ラーメン屋 ラーメン? ←二郎という食べ物だ ←いやスポーツだ ロットの中の戦争 以上レポっす 四条貴音 ←常連客 攻略法必須 爆食ワイルド系 約2600Kcal ←大のカロリー 以下、ネタが含まれています。 苦手な人はブラウザバック推奨。 ニンニク入れますか? ラーメン二郎(じろう)とは、東京都港区三田(慶應大の近く)に本店を構えるラーメン屋であり、関東近辺にのれん分けした二郎店が33店舗ある。 全国にはラーメン二郎に触発されたラーメン店も多く存在し、「二郎系」や「二郎インスパイア」等と呼ばれる 味は醤油豚骨、麺は自家製の太麺。 店舗にもよるが、夏期限定でつけ麺があったりなかったりする。 味並びと量は各店舗で微妙に違いがある。あまりに違いがあると本店から追放されるとかされないとか。 コンセプトは「如何に安く、早く、大量のラーメンを客に提供するか」である。 エリートとして知られる慶應大だが、運動部としても名門なのは有名な話。 ちなみに、小麦粉の値段が高騰したことでやむなく50円値上した話がYahoo!ニュースに掲載された。 そして、二郎の最大の特徴として挙げられるのが 量が多い。 本当に多い。「小」でも、普通のラーメン屋の大盛りより多い。 かてて加えて、トッピング(モヤシやキャベツなど)も多い。 その分量たるや、器の縁から5センチは盛り上がっているほどである。 このため、まずはトッピングを片付けないと麺を拝むことすらできない。 山盛りモヤシを食べきったところで出てくるのは、濃ゆいスープと極太の麺。 分量もさることながら、そのインパクトと脂分で胸やけがしてしまい、食いきれなくなる人は多い。 二郎を知らない大食い自慢が、最初に大を頼んで轟沈する、といった話は珍しくもなかった(現在は情報の普及により、そこまで無謀な人はほとんどいない)。 近年の健康ブームに中指をおっ立てるかのようなレシピ、分量が一部の好事家のハートをがっちりつかみ、「ジロリアン」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出した。 その人気と知名度に便乗ないし影響された、いわゆる「二郎系ラーメン」「二郎インスパイア」の店も増えてきた。 具体的にはトッピングのマシマシ云々や麺の太さとかそこらへんは大体共通してる。 二郎本店が近場に無かったり、以前まであったのに店がつぶれてしまったという人にはありがたい……かも? これらジロリアンが面白半分本気半分で二郎を賛美するうち、独自のルール・文化が築かれて行った。 これらのルールがコミュニティ内で誇張された挙句にネットにばら撒かれる…というスパイラルに陥り、 虚実入り混じったイメージができてしまっている。 では、「ラーメン二郎に興味があるが怖い」という人に向けて簡単にマニュアルを書いてみたので、参考にして頂けると幸い。 <食べるまでの流れ> ラーメン二郎は行列が出来ている事が多いが故に、客の協力・独自のマナーによってスムーズなラーメンの提供が成立する…と言っても過言ではナッシング。 1、行く予定の店の開店時間を調べる 知名度の高さもあり、時間帯によっては行列が出来ている。 とはいえ、開店前に行くと案外あっさり行けたりする(それでも30分待つこともある)。 2、待つ 近くに自販機が置いてあるので黒烏龍茶を買うなりして待つ。 あまりに行列が長い為回転を早めるべく店があらかじめラーメンを作ることがあるので、店員が量を聞いてくる場合がある。 3、食券を買う 小か大かチャーシューの枚数しか違わないけど!店によっては、漬け麺や「汁なし」などの変わり種や、玉子、魚粉などの有料トッピングがある。 また、並ぶ前に買うルールの場所もあったり。 4、座る カウンターに食券を速やかに出す。 麺の少な目・固めの注文はこの段階で言う。 ありがちなミスとしてこの時にトッピングを言う人がいるが、トッピングを聞いてくるのはラーメンが出てくる直前。注意! やらかすとかなり恥ずかしい…とされるがぶっちゃけ、普通は気にしない。 「インスパイア系」と呼ばれる、「二郎じゃないけど二郎っぽいラーメンを出す店」だと、食券と同時にトッピングを伝えるシステムのところもある。他の客を見て判断しよう。 水はセルフサービスが基本なので、ラーメンを待つ間にくんでおくこと。 5、ニンニク入れますか? 二郎といえばコレ 店員が聞いてくるので、トッピングの希望はここで言う。 野菜、刻みニンニク、醤油だれ、背脂を入れるか入れないか、またその量を頼む。面倒なら全マシでok。 ニンニクは基本的に入れるべきだろうが、電車で来た場合は臭い(主に口臭や体臭)が化学テロ級になるので、敢えて無しと言う判断もあり(店にいるだけで服などに臭いがしみつくので無意味だという説もある)。 6、喰う 小で普通のラーメン屋の大盛りはあるので少食の人は前述の麺少な目を推奨。 列が出来ている時は、可能な限り早く食べるべきだろう。 30分以上掛けてかつ喋りながら食べてる輩に店主が注意したという話もある。 なお、ここを利用するのは主に独身男性、アニヲタ、ハガンコンゴウだからカップルや家族で行かない方が吉。 あと、三田本店のラーメン大を必死になりながら、20分かけて食べたら店長が必死っぷりに笑ってくれた。 やったねジロリアン! ラーメン(主に麺)が増えるよ! 7、帰る 食したら、テーブルを拭いて店員に挨拶して速やかに退出しよう。 なんのことはない、 きちんと並んで待ちましょう 食べられる量を頼みましょう 早く食べて席を空けましょう という、外食におけるごくごく普通のマナーと、量が多いということに気を付けさえすれば、恐れる必要はないのである。 常連面に噛みつかれたら?ヤンキーに絡まれたと思って諦めましょう。 <スープ> 飲まなくてよし。これは三田本店の店長もはっきり言っている。 ラーメン二郎はスープではなく麺で勝負の店(これも昨今のラーメン界の流れと逆行している)であり、麺に合わせてあのスープを作ったようなものである。カックイイ ラーメンは、濃いスープに太麺はセオリーである。だが、スープが色々と濃すぎて麺の味が分からないのは本末転倒である。 意識的に飲もうとしなくても、大量の麺・野菜とともにスープも口に運ばれるので、食べ終わる頃には結構減っているものである。 <ロット> ラーメン二郎では店の回転率を上げるため、一度にラーメンを4~5杯作っている。その同時に作られたラーメンのグループ枠のことをロットと呼ぶ。 このため、同一ロットはできるだけ同時に食べ終わるのが望ましいとされる。 仮に、1ロット4杯とする。 この時、1人だけ食べるのが遅くて、次の3人が席についたとしよう。 本来なら4人分作れるのに、席が空かないがために3人分だけ作ることになるのだ。 さらに、遅れていた1人が、後の3人より早く食べ終えると、また1席空いたので次の人を案内せざるを得ない。 こうなると最悪である。 本来なら4人分作れるはずなのに、1人分だけ余分に作ることになり、3人分の時間が宙に浮いてしまうのだ。 このように、同一ロット内で食べ終えるのが極端に遅い人は「ロット乱し」として忌み嫌われる。 とはいえ、よほど行列が出来ている店舗でもない限り、無理に早く食べ終える必要はない。 ここから派生して、ロット内でのリーダーを「ロットマスター」と呼んだり、 同一ロットで誰が早く食べ終えるかを競う「ロットファイト(デュエル)」なる競争も生まれた。 <トッピング> 前述の通り、二郎では無料でトッピングをしてもらえる。 麺が茹で上がり、器に入れて、あとは出すだけとなった時、店員さんが「ニンニク入れますか」or「トッピングはどうしますか」と聞いてくるので、 ここで二郎流の作法に従って注文をする。 この時の注文の仕方を「コール」といい、これが一見さんお断りの雰囲気を醸し出す一因となっている。 店によっては店員の質問がはっきり聞こえず、「店員が何かつぶやきながらこっちをあごでしゃくってくる」のを察知して注文を述べる、という阿吽の呼吸が求められる場合もある。小川悦司(『中華一番!』の作者、慶大卒)の漫画によると、昔の三田本店では「次!」としか言われなかったらしい(当時は食券制ではなかったので、大小からトッピングまでいっぺんに注文していた)。 トッピングは全部で四種類 ヤサイ - 野菜。キャベツとモヤシを追加する。 ニンニク - 刻みにんにくを追加する。 カラメ - 辛め。味濃いめの意。醤油ダレを追加する。 アブラ - 脂。背脂を追加する。 これらの後に、分量を指す用語を付け加える。 ヌキ(ナシっていうと聞き間違えられることもあるから注意) 半分(店舗によってはこれで一般的なラーメン並の事も) 少なめ ふつう マシ(増し) マシマシ(増し増し) チョモランマ 麺やトッピング分量や用語は店舗によっても違うことがあるので、初めて行く店舗では「全部普通でお願いします」が無難。 店舗によっては麺やトッピングの量を少なめにする事対応していたり、小ラーメンを用意している店舗もある。 なので、小食の人も恐れずにチャレンジしてみてほしい。 <用語> ギルティ いわゆるマナー違反。 店内での私語や、食事中に携帯をいじったり本を読んだり、食べ残したり。 その他、二郎では店の回転率を上げるために素早く食すこと(約1.8ロット)が求められるので遅いテンポで食べるのもギルティとなる。 ロットマスター いわゆるロット内でのリーダー。 初心者さんに二郎での立ち振る舞いを示したり、ロット荒らしを注意(主にジェスチャーで)したりして二郎の秩序を守っている。 ロットファイト(デュエル) いわゆる早食い対決。同じロット内で誰が早くラーメンを完食するかを競う。 勝負の申込みは自己申告だったり、ロット内の相手に睨みをきかせたり。 基本的に大ブタで勝負をするのが通例。 ブレ 日ごとの味の違い。 鍋二郎 金欠貧乏学生の為に存在する裏メニュー。裏口から鍋を持っていって、1000円を渡すと鍋にてんこ盛りの二郎が作られる。 これがあるのは三田本店(慶應大)と品川(東京海洋大)。 ただ三田本店は最近やめた。 他店にもあると思うので、追記願う。 某スタバと同様、独特の注文方法や雰囲気等からコピペも沢山ある。ロットバトルと呼ばれる系統のコピペは爆笑必至。 ここを見ているジロリアンはニンニクマシマシマシマシマシにしてから追記修正を オナ射ス! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 依頼によりコメント欄をリセットしました -- 名無しさん (2017-12-02 19 41 40) 始めて行く人は神保町二郎おススメ、並ぶけど味は1番良いし秋葉原も近い。麺量は小でも他店の大相当だがそれでも助手さんに申し出れば4分の1にまで減らせる -- 名無しさん (2018-11-06 18 26 24) ランディ・メッセンジャー曰く「客に提供する形でアレはどうかと思う。好きな外人はいないんじゃないか」 実際日本人からしても見た目はアレなのである種高度に進み過ぎた食文化故に起こした先祖返りなのかも -- 名無しさん (2019-07-09 21 09 39) 二郎の店員さんの客捌きは他店も見習うべき -- 名無しさん (2020-02-17 22 18 36) 相模大野二郎が時折鍋二郎やってるね -- 名無しさん (2021-01-26 02 04 07) つまり割と場の空気を読む事を要求されるのでまったりラーメン食いたい場合には向いてないと -- 名無しさん (2021-04-22 03 23 44) ロットとかいう概念がある時点でどうやっても人を選ぶ -- 名無しさん (2021-06-09 16 41 48) にわかが『ヤサイチョモランマニンニクチョモランマカラメチョモランマアブラチョモランマ』とか抜かした事例ってあるの? -- 名無しさん (2021-09-07 22 11 59) トッピングわからなければ全マシとかいう鬼畜やめろよwww -- 名無しさん (2021-11-18 19 50 30) 三田の本店で、始祖の人が作っている時間に行きたいがなかなか行けない。川崎の二郎は普通に食べれる味です -- 名無しさん (2021-11-28 15 25 11) 鍋二郎とやらは、ロットには関係ないのか? -- 名無しさん (2023-04-30 11 46 42) はまって一時期週に二回位行ってたがロット絡みだけは見た事も体験した事も無いなあ。さすがにネタじゃないのか? -- 名無しさん (2024-05-22 08 53 19) 昔若かりし頃、友達に連れられて三田は何度か行ったけど結構殺伐としてる感じで馴染めなかった。でも味濃いから好きな人は好きなんだろうなぁ -- 名無しさん (2024-08-28 13 48 14) 簡単にまとめたマニュアルですらこのめんどくささならやっぱ無理だわ -- 名無しさん (2024-09-10 15 37 02) 怖すぎてコンビニの二郎もどきで済ませてる -- 名無しさん (2024-09-11 08 05 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bambohe/pages/302.html
概要 三田の慶応大学前で営業するドカ盛り系ラーメン店。 およびその暖簾分けの店舗。首都圏にけっこうな店舗数がある。 特徴 ラーメン二郎のラーメンは醤油ラーメンに分類されるスープであるが他の一般的なラーメンとは味・量・ビジュアルが一線を画するものである。 ラーメン二郎はラーメンではなくラーメン二郎という別の食べ物であると言われるくらい独創的なのである。 脂の塊のみならず液状の脂の層を形成したスープ。 常識はずれの太麺。 チャーシューとは言わず豚と呼ばれる煮豚の巨大な塊。 そしてそれをすべて覆い尽してそびえ立つもやしとキャベツの山脈。 初めてこれを目の当たりにした純朴なラーメンファンは腰を抜かすのである。 しかし最近では二郎系のブームによって全国的にもこうしたタイプのラーメンが認知てきた。 よってそれほどインパクトはないかもね。テヘペロッ ただし普通の大盛りラーメンを小ラーメンなどと謙遜するのがラーメン二郎共通のやり口である。 最初に訪れた店で大ラーメンなどと注文しようものなら処理しきれぬ量の麺が巨大どんぶりぎちぎちにつまったものを渡されて目を白黒させるハメに陥るかもしれないのでよほどの胃袋自慢でない限り小ラーメンに留めておくべきである。 ラーメン二郎の小ラーメンは他店の大盛り! ラーメン二郎の大ラーメンは他店の大盛り三杯ぶん! これを肝に銘じておこう。(ただし小ラーメンで他店の普通くらいしか盛らない店舗も存在する) メニュー 小ラーメン 小豚ラーメン 大ラーメン 大豚ラーメン 呪文 ラーメン二郎といえば大盛りと豚と太麺が三本柱であるが、呪文も大切な要素である。 ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ。 何を言ってるのかわかりますか? ラーメン二郎の食べれる範囲 栃木、千葉、神奈川の範囲外にはラーメン二郎の看板を掲げる店舗がないのが特徴… …だったが仙台店が出来たことによってかなり遠方でも二郎直系が食べれるようになった。 しかし依然として西方面へはまったく進出していない。 もしあるとしたらそれはすべて二郎系または二郎インスパイヤとよばれる独立店であって直系ではない。 暖簾分けをする条件に、本店のオヤジ(ラーメン二郎総帥)が店のオープンに立ち会う、というのがあるせいだと思われる。 傍流店舗 暖簾分け店舗からさらに暖簾分けした店。 暖簾分けから反乱を起こして独立した店。 縁もゆかりもないがブームに乗っかって似たようなラーメンを作る店。(二郎インスパイア) これらの二郎的なラーメンを出すラーメン店を総称して二郎系と呼ぶ。 ニセモノといってしまえばそれまでだが、直系よりも本物っぽい味を出すところもあるので侮れない。 またニセモノならではの自由なアレンジや気軽さを楽しめるという見方も出来る。 麺の量なども二郎直系に比較すると総じて常識的な分量である傾向にある。 二郎系が認知されていない地域に出店するケースが多いためであろうか。 小ラーメンや普通ラーメンといったメニューは食べやすく設定されがちである。 中には「大でもこんなもの?」という店も少なくないがそこんところに本家のような破壊力を求めてはいけない。 ビジュアル こんな感じのラーメンを出される(写真は京都の一乗寺にある二郎インスパイア系「ラーメン荘夢を語れ」の小豚ラーメン) 関連項目 ラーメン 大二郎 ジロリアン 外部リンク ラーメン二郎PC店
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/239.html
ラーメンこじろう かつて直系だった武蔵小杉店が破門されて独立した亜流。 破門の経緯は三田本店で修行した店主が修行していない息子に武蔵小杉店を任せ、自分はロイヤリティを納める必要が無いインスパイア系の別店舗を運営していたためとされる。 そうして晴れて破門された元店主は開き直って「ラーメンこじろう526」として再スタートし、長期休業からそのまま閉店したラーメン二郎鶴見店跡地に支店まで出している。
https://w.atwiki.jp/musacyclo/pages/72.html
ラーメン二郎(-じろう)とは、関東地方を中心に展開しているラーメン屋である。 概要 ↑二郎のラーメン 三田に本店をもち、関東地方1都5県に現在35店舗を構える。濃厚な豚骨醤油味が特徴。その特徴的な味付けや量の多さから好みが分かれるとされる。 当大学近くにも桜台駅前店が存在し、当部員のごく一部にも熱狂的な二郎のラーメンファン(=ジロリアン)がいる。彼らはあまりの熱狂ぶりに青山ホール?にて二郎風ラーメンを自作してしまったほどである。 ※二郎を宣伝しているわけではありません トッピング 食券を買って着席し、ラーメンの完成前になると、店員からトッピングを聞かれるのが他のラーメン店と大きく異なる点である。「トッピングは?」もしくは「ニンニク入れますか?」という質問がそれにあたる。客はそれに対し、トッピングして欲しいものを答える。トッピングは以下の4種類ある。 ヤサイ もやしやキャベツなどが追加される。「ヤサイ」は言わなくても相応の量が盛られて出てくる。 ニンニク 刻みニンニクが追加される。言わなかった場合は入っていない。 アブラ 背脂が追加される。言わなかった場合は入っていない。 カラメ ラーメンのタレが追加でかけられる。言わなかった場合は入っていない。 例えば、ヤサイとニンニクを多く入れて欲しいならば「ヤサイニンニクで」などと答える。すると野菜とにんにくが通常よりも多めに盛られたラーメンが出てくる。背脂や追加のタレ(カラメ)は入っていない。ニンニクをより多く入れて欲しいならば「ニンニクマシで」とか「ニンニクマシマシで」などと答える。他のトッピングも同様である。全部を大量に盛って欲しいならば「全マシで」などと言う。少なめや無しも可能。特に増やさない場合は「普通で」などと答える。 一部の店舗ではマシマシが出来ないほか、「ニラキムチ」や「粉チーズ」などがトッピングできる店舗もある。 また、食券を渡す前に、店員に直接言うことで麺かためや麺半分の注文もできる。 ※二郎を宣伝しているわけではありません 二郎会 部内のジロリアンによって結成された二郎同好会。会長を中心に各学年に会員がおり、いつの間にやら部内でそれなりの人数を占めるまでに成長した。毎期末に桜台店で「二郎納会」を実施し、新入部員にも積極的に勧誘するなど、部内のアンチ二郎派からは白い眼で見られている。 ツール・ド・二郎 二郎愛の過熱は収まらず、一部のつわものどもによって、自転車で各地のラーメン二郎をハシゴし、その量と食べる速さを競うという「ツール・ド・二郎(Tour de Jiro)」も開催された。 マイヨ・ジョーヌと同じ色の看板、ヤサイの超級山岳など、本家のツールと負けず劣らずの過酷な競技であった。 第1回(2012年4月7日開催) 1stStage 茨城守谷店→(神田神保町店(休業))→2ndStage 歌舞伎町店→3rdStage 環七新代田店 第2回(2014年10月19日開催) 1stStage 大宮店→→2ndStage 亀戸店→3rdStage 目黒店 ※二郎会への加入は任意です。強要されることはありません。 注意事項 二郎を宣伝しているわけではありません。 この項目を見て二郎に行き、ジロリアンになってしまっても筆者は一切責任を負いません。 関連項目 用語集 2014年10月20日 (月) 19時37分11秒H
https://w.atwiki.jp/2rou/pages/273.html
ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ お知らせ:wikiのメニュー構成を変更しました 店舗に投票できるようにしました 1人一票です 各店舗にコメント欄を設けました 出典:ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ ラーメン二郎で巨大ブタに遭遇すると、いろんなことを考えさせられてしまう。 「ブタ」というのもまた二郎独特の用語で、ふつうのラーメンでいえばチャーシューのことである。 ただふつうのラーメンのふつうの「チャーシュー」は豚肉の塊を薄く切ったもの2枚ほど、というのが定番であるのに対して、ラーメン二郎の「ブタ」は、その名に負けぬように豚肉の塊がのっているのだ。まさに肉塊である。 いや、すべてのラーメン二郎で塊がのっているわけではない。 池袋東口や、新宿歌舞伎町にはのってない。この2店のブタはチャーシューと呼んでいいとおもう薄さである。たぶん、それはこの2店が背負わされている「ラーメン二郎の一種のアンテナ店」としての宿命なのだとおもわれるが、その話はいまは措く。 ほかにも塊とは呼べない店も少々ある。 ただ、もう、暴力的だともいえる「ブタブタ」した塊を出す店も多い。 亀戸店や川越店は、きれいに脂身と肉塊がロールになった美しい肉塊が乗ってくる。 もっと、暴力的にどがどがどがと入ってくる店もある。 塊が3個4個入ってくることがあって、あれ、おれ、ブタ増し(ふつうのラーメン店でいうならチャーシュー麺にあたるが、まあ、ブタ増しと呼ぶ以外にその実情を反映しきれない)なんか頼んでないんだけど、とおもったが黙って食べて、次に行っても同じで、その次に行っても同じで、ああ、これがここのふつうなんだと、やっと気づくというありさまで、でも次いくとそんなに入っていなかったりして、ラーメン二郎はいつも混沌のさなかにいる。 そうだ。 そこがおもしろい、と気づかされる。 一定ではない。つねにぐるんぐるんと変わっていく。 行くたんびになにかちがう、とそこをおもしろがれると、二郎はいろいろ楽しめる。 かといって40余店の中には、わりと一定をキープしている店もあって、そのへんは各店の店長の気質を反映しているようである。 ラーメン二郎で、ブタが巨大すぎるんだ、という話を、ラーメン二郎に行ったことがない若者に話していたら「いいじゃないですか」と答える。 二郎を食べたことがないから、つまり自分が知っているラーメンで想像するだけであって、ラーメン頼んだらチャーシューが巨大すぎるととらえて、それはいいじゃないですか、と答えているようだ。 たしかにふつうのラーメンなのにチャーシューが巨大だと、とてもお得そうである。 ラーメン二郎でブタに苦しんだことがなければ、そうおもうのがふつうだろう。 ラーメン二郎の特徴として、「いつもブレる」というのがある。 味が少々ブレるのは毎度のことであるので、さほど驚きもしないところで(と言いたいが、なんじゃこりゃあと、叫ぶのをぎりぎり止めるくらいに奇妙な味になっていることがあるからときには驚いているのだが)、困るのは量がブレるところである。 行くたびに、量が違う。 ときに二人で行って、並んで座らせてもらって、同じ「小ラーメン、トッピングはニンニクだけ」を頼んだけれど、二人の量が決定的に違っていることがあって、いまここで同じもの二つ作ってもブレるわけで、まあ、それがラーメン二郎である。 麺の量が気まぐれだし、ブタの量も気まぐれなのだ。 よくわからないけど、余ってるんで入れちゃえって感覚で入れているのか、今日はたまたまみんなに同等にこれぐらい多く入れているのか、なんかのはずみか、ひょっとしたら離れた席で頼んだ見知らぬ人の「ブタ増し」がおれのところに間違ってまわされているのか、いや、こんなに肉の塊がごろごろ入っているのは頼んだ覚えがないんだけど、というものが出てきたりして、それを黙って食べるばかりである。 シェフの気まぐれブタ増しである。 調子のいいときはいい。 楽しく嬉しくいただける。 でもいつもそう調子いいわけじゃない。 週に2回か3回行っているんだから、何かの拍子で、何も食わずに来たのにいっこうに腹減った気配がしないという絶望的なときがあるわけで、そこにいきなりブタのブタブタのブタブタが出てきたらとても困るばかりだ。 ふつうのお店で、チャーシューが予想より多いラーメンが出てきたら、それは嬉しいだろう。 でもラーメン二郎で、もともと麺の量がかなり多いのに(ふつうの店のラーメンの3杯ぶんくらいの麺量なのに)、それを食べきるのが今日はたぶんギリギリだろうと予想されるときに、そこに「シェフの気まぐれブタ増し増し」が提供されると、決定的に分水嶺を超えてしまうわけで、もともとは、広く平たいブタ1枚に赤ちゃんの握りこぶしくらいのブタの塊が1つ乗っているのが出てくる想定だったのに、そこへプラスブタの塊が2つ半追加されていると、嬉しいとはまったくおもえず、いやいやいや、いや、やめてやめてやめて、いやー、でもうまそうーうまそうやんけー、うまそーと叫びたくなるばかりである。 ぶ厚いサービスが、ぶ厚くのしかかってくる。 いちど、自分でもう10分超えているなあと自覚できる完全な「二郎での負け戦」のとき、まだ巨大なブタ塊2つが残っていたので(すでに平たいの1枚と小塊ひとつは処理しおわったのだが)はたして、この残りの肉塊を処理するのに(口の中に全部入れ込むまでに)どれぐらいかかるのか、心のなかで秒数を数えたことがあった。 夏の京都店なんだけど(京都店のブタもかなり殺人的に巨大なことがあります。京都の夏は暑おすなあ)1塊を食べるのに70ほど数える必要があるのがわかって、つまり1塊の処理に1分と少々かかるくらいだということで、2塊だと2分半、3塊で3分半と少しということになって、肉塊を詰め込むだけの処理にそれぐらいの時間を取られる計算になる。 ラーメン二郎でのラーメンはだいたい10分を目安に食べ終わらないといろんなものが悪化してどんどん苦しくなっていくのだが、そのうちブタを口に詰め込むだけでも3分以上かかったら、いろいろと苦しい戦いになって、負け戦に近づいていってしまう。 二郎でずっとブタ塊を咀嚼しないといけない時間、そのとき、いったいおれは何をしているのだろうと、そういうおもいがめぐることがある。 まずいわけではないが、べつだん特別においしいものを食べている至福の時間というわけでもない。ただの作業となる。 ふっと、ふだんはラーメンを食べているときにチャーシューはとても旨いものに感じているが、あれは本当に味として旨さをしっかり認識しているのだろうか、はなはだ疑問であるぞと余計なことまで考え出してしまう。 まあ、もともと私はあまり旨みだけを求めて食事するほうではなく、だからこれだけラーメン二郎を食べ続けられているのかもしれないが、それは放っておいてくれ、でもうまいとおもうチャーシューはしっかりある。うまいチャーシューとふつうのチャーシューとおいしくないチャーシューの区別もつく。チャーシューばかりに力を入れすぎてほかのものが見えなくなっている本末転倒なラーメン店にも行ったことがある。 そこを踏まえておきながらも、ふだんラーメンを食べているときに、チャーシューをとてもうまく感じるのは、それは味ではなく「量の少なさ」に起因しているのではないか、と、この人生では気づく必要がなかったことまで、おもいついてしまう。 ふつうのラーメンにおいて求めている肉は想像よりも多く、それをはるかに下回るふつうのラーメンのチャーシューでは、味よりもまずその稀少さをありがたがっており、5枚ほどのっかっているチャーシューメンでもまだまだ足りずにその少なさゆえに感動しているばかりであって、本来の肉の旨みとは少しかけ離れたところにラーメンのチャーシューはポジショニングしているのではないか、少ししっかり味がついていれば、それだけでありがたがっているのではないかと不思議な観念につかまってしまい、老人しかいない国のごく少数の若者のような存在みたいだなあと意味不明な夢想までもしてしまう。 若さばかりに目が眩んで期待だけを持ってその中身が吟味されていないということだと自分で説明しながら、まあ、ブタが多すぎると、その処理作業中に余計なことばかり考えてしまうのはたしかである。 ラーメン二郎ではその巨大さゆえに、ブタ塊は本来のラーメンでのチャーシューの位置にはあらず、かえって「苦しみのもと」となることがあり、苦しみに直面してただの咀嚼作業を数分間延々と繰り返しているときには、あまり味を感じられない。 ラーメン二郎では「麺を食べきる」ことに集中するのが本道であると私はおもっている。 ヤサイもブタも「合間に」食べられているぶんには、おいしく幸せである。 麺が減っていく作業のなかで、ヤサイもブタもどんどん減っていき、やがてほぼ見えなくなると、それは幸せな二郎人生だったと感じられる。 麺をほぼ食べ終わったのに、ブタが残っており、最後にブタに立ち向かうとなると、とても苦しい。 ブタの塊だけが2つ3つスープに浮かんでる状態にしてしまったとき、ああ、おれのこの二郎人生は失敗だったのだ、と小さく叫んでしまう。なぜあのときもっと肉塊に立ち向かわなかったのだ、もっと真剣に二郎人生の後半を見据えて、若いうちにきちんと立ち向かうべきだった、ばかだった、と強烈な慚愧の念に襲われるのだ。 過剰を経験して、初めて本質に触れられるのかもしれない。 ブタ肉は、はたしてラーメンに本当に必要なのだろうか。 そういえばブタの位置が店によってちがう。 かならずブタが一番上にのってる店もあれば(つまりヤサイの上にブタがのっかっていて、ブタの全容をすぐさま目視確認できるタイプ)、ブタはヤサイの下にある隠れている店もある。つまり麺のすぐうえにブタをおいて、その上ににヤサイをのっけている店で、たぶん、少しのあいだでも、ブタが濃いスープに漬かってうまくなるようにという配慮にもおもえるが、ブタが見当たらないと不安になる。 わたしは手でヤサイを押しのけて、下からブタをサルベージしてきて、上にのっけなおして写真を撮るようにしているが、ただ、全ブタを引っ張り出せたかどうかが、その時点では定かではない。 2塊(ないしは1平べったいのと1塊)がふつうではあるが、店によっては3塊や4塊、細かく5塊ってこともあって、それはあとで進んでいくと海中(スープの中ってことです)で残りの部分が発見されることになり、ふつう規模のラーメンを食べているときだとひたすら嬉しい豚肉残りの発見であるが、ラーメン二郎の場合は、え、まだあったのと、ちょっと驚きになってしまう。 ラーメン二郎では、ブタにあまり主役ぶりを感じられない。 それはどんなに盛られようとヤサイが主役ではないのと同じだ。 わざとそう感じさせるためにいっぱいいれてるのかもしれない。 ラーメンにのっているブタ肉の存在は、ひょっとして旨さを加えるためではなく、いまいるところとはどこか別の場所を想像させるためだけの装置になっているだけかもしれず、それが旨さを感じるきっかけになっているのにすぎないのではないか。 などという意味不明な想念に取り憑かれてしまう。 ラーメン二郎高田馬場店があったときは、あそこの肉はいつもほぐしてあって、そのほぐしブタがめっちゃうまくて、ときどきにたようなのが出るところもあるが、かならず1塊ぶんをほぐしていた高田馬場店ほどのほぐしはなくて、ああ、なつかしいなあ、と言ったところでどうしようもない。 ラーメン二郎で、ラーメンに立ち向かっている時間が長くなると、ときにさまざまなことを想像してしまう。 ふつうの風景が違って見え始め、それはラーメン二郎のラーメンそのものが、いろんなものに疑問を投げかけるパワーに満ちているからだろう。 人生に不必要ないろんなことまで考えてしまうのは、それがラーメン二郎が持つ不思議な力ゆえだとおもわれ、また、何かしらのパワーをもらうために、今日もまた何も考えずにラーメン二郎へと向かうのであった。ラーメン二郎へは頭からっぽで向かうのがよい。 コメント欄 名前 定期的に見に来てるけどこれ今になって新しく追加された? - 名無しさん (2023-10-21 13 15 53) 哲学的ですき - 名無しさん (2022-10-21 20 13 27)