約 2,307,869 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1059.html
第5話 「歴史」 コイツが俺と同じで、左足がちょいと不自由だってのは今更な話。 フツーに歩く分には『少し違和感がある』程度らしいから、いいっちゃいいんだが……問題は例のデカブーツ。 何度も言うようだが、やたらとデカくてゴツい。 こんなモノくっつけたまま移動するってのは、コイツの足にかなりの負担が掛かるだろう。 かと言って外しちまうと、今度は背中の腕やら何やらが重すぎてロクすっぽ歩けやしない。 さてどうしようかとアレコレ考えていたが、ルーシーの『じゃあ右足にだけ装着しましょう』というヒトコトで解決した。 ……つっても、そう簡単に行くわけじゃない。 本来2本の足で支えるべき背中の装備+素体+他各種の重量を1本足で支えなきゃいけないってんで、オートバランサーの調整と一緒に補助シリンダーを装着しよう、という話になった。 細かい調整はコイツ自身が担当するらしいし、俺がやったのはシリンダーの注文くらいのもの。 ここでも俺に気を使っていたが、今や俺とコイツはパートナー。 気にすんなと頭を撫でてやったら赤くなって俯いた。 愛いヤツめ。 ま、部品の到着だ何だでしばらく先になりそうなんだけどな。それまではまったりしよう。 数日の間に改めて世間を見渡せば、武装神姫の話題はそこかしこに転がっていた。 TVで流れるCMに始まり、ネットには1日2日じゃ回りきれないほど大量の専門サイトが乱立し、新聞には取り扱いショップの折り込みチラシ。 外に出れば駅に貼られたポスターに電車内の吊り広告、トドメに街頭でコスプレしたお嬢さんらが笑顔でビラを配り、『武装神姫』のロゴやイラストがプリントされたTシャツだのジャケットだのハチマキだのをした連中が群がってるときた。 「いやはや猫も杓子もナンとやら……こんなんで大丈夫なのかね、世ン中ってのは」 「現在、『武装神姫』は株価市場に影響を与えるほどの大ヒット商品になっているんですよ」 どこか誇らしげなルーシーの言葉に、俺は学生時代に受けた歴史授業の事を思い浮かべた。 「1990年代後半から2000年初頭にかけて爆発的に肥大化した『オタク産業』の再燃ってか」 20世紀の時代から海外でも評判の高かった日本産のアニメ・マンガ・ゲームの3つが基本になってる『2次元産業』に、食玩ってのを中心に広がった『3次元産業』をまとめて『オタク産業』と呼ぶ。 1990年代初頭の『バブル崩壊』から日本経済は延々と停滞・下降を繰り返していたが、唯一と言っていいほど上昇を続けていたコレのおかげでなんとか持ち直したらしい。 当時はヨソの国から「かつての『黄金の国』は現代になって『夢物語』に救われた。 まさに夢のような国だ」なんて陰口を叩かれた事もあったらしいが……何しろ今から40年近く前の話。 俺たちの知った事じゃない。 たかだかオモチャが世界を動かす……武装神姫は、またそういう時代を運んできたのかも知れない。 ちなみに俺は、学生時代のテストで「当時の国内で最もオタク産業の盛んだった場所は?」って問題に「アキバハラ」と答え、めでたくでっかいバツをもらった。 ……いいじゃんか、どーせ『アキバ』で意味は通じるんだから。
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/136.html
公式サイト 武装神姫 公式サイト 武装神姫 公式Twitter 武装神姫 BATTLE RONDO 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 公式サイト 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR 公式サイト 武装神姫 アニメ 公式サイト wiki 機械仕掛けの姫のwiki 武装神姫 wiki 武装神姫 BATTLE RONDO wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 wiki 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION wiki 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR wiki 5ちゃんねる 2022-05-01 現行スレッド 武装神姫 PART 742 武装神姫 BATTLE RONDO PART 389 武装神姫 BATTLE MASTERS 総合 PART 189 ログ 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION PART 8 ログ 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR PART 20 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR カード交換 PART 1 神姫デザイナー 素体 [MMS] 浅井真紀氏eden plastics 第1弾 第8弾 ライト第1弾 島田フミカネ氏digital bs tuners 第2弾 第5弾EXウェポンセット カサハラテツロー氏カサハラテツローHP 第3弾 篠房六郎氏篠房六郎日記 第3弾EXウェポンセット GOLI氏GOLI OFFICIAL BLOG 第4弾 okama氏okama 第4弾 第8弾EXウェポンセット 柳瀬敬之氏WIND FALL 第5弾 第10弾 間垣亮太氏わんわんROOM ver1.5 第6弾 清水栄一氏・下口智裕氏ナデガタサーカス 第7弾 第11弾 CHOCO氏CHOCOLATE SHOP Float 第7弾EXウェポンセット ちびすけマシーン氏Candy Meteor labo. 第9弾 たにめそ氏TURNINGPOINT ※第2弾のBLADE氏と第6弾EXウェポンセットの鬼頭栄作氏はサイトなし
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1388.html
天薙龍悪(てんち たつお) 19歳の大学二年生。 身長180センチ。 苦学生していてバイトしながら学校に通ってる結構な苦労人。 性格はぶっきら棒で喧嘩ぱやいが、根は優しく、結構人に好かれるタイプ。 元不良学生なので煙草を吸います。 趣味は多趣味なので色々な事をやってます。(主に物を作る事が多い) その中でも料理は結構な腕前で美味しい。(一人暮らしが長いせい) それと自作で武器を作るのもかなり腕前で、その腕前は武装神姫関係の会社で働く龍悪の姉さんに認めてもらっている。 何故か雨がかなり嫌い。 ある一部の過去の記憶が欠落している。 斉藤朱美(さいとう あけみ) 29歳の武装神姫関係の仕事をしている龍悪のお姉さん。 今は結婚してしまったので苗字が違う。 性格は常に元気ハツラツな人で、たまに抜けてる部分もある。(この性格のせいなのか、龍悪が結構面倒事に巻き込まれる) たまに実家に帰ってきたら龍悪が作った物を「あ、これいいね。仕事のデータに役立つかも。これ貰うねー」とか言って龍悪に有無言わさずパクる。 十六夜婪(いざよい りん) 17歳の高校三年生、龍悪の幼馴染にして後輩。 容姿は誰もが見ても可愛い女の子。 だが、性別は男。 子供の頃は仲良く龍悪と遊んでいた。(年齢が10歳ぐらいまでのこと) 婪は身体は男でも心は女の子そのものであるきっかけで龍悪の事が好きになってしまった。(婪の両親は女の子として育てせい) 中学三年生頃の龍悪に婪は思い切って、龍悪をベットに押し倒し襲った事で龍悪は婪の事を少し避けるようになってしまった。 それいらいからは龍悪は婪とは全然遊ばなくなり、婪は寂しい想いをしているらしい。 それでもめげずに龍悪に好かれるように頑張る婪。 性格は相当なエロい性格でその性癖は誰にも止められない。(龍悪限定) 他人や友達に対しては普通の可愛い女の子の性格。 武装神姫もやっていて、ランクは上位に入るらしい。 因みに学校では一番の可愛い子ナンバーワンらしい。 男性、女性にも大人気だそうだ。 日下部順平(くさかべ じゅんぺい) 通称オヤッさん。 『★BLACK・STAR★』の店長さんである。 筋肉ムキムキのオジサンでそこら辺にいるチンピラよりめちゃくちゃ強い。 龍悪はこの★BLACK・STAR★という店に自作の武器を渡し売っている。 オヤッさんと閃鎖(この時の龍悪は『閃鎖』で名が通ってる)の仲は結構深くお互いを信頼しあっている。(性的な意味じゃないよ) 武装神姫の修理もできて役立つ店だが、売れ行きはあんまり芳しくないらしい。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/893.html
「剣は紅い花の誇り」登場神姫 華墨 「かすみ」と読む このシリーズの主人公で、「紅緒」タイプ 田舎の電器屋で、ほぼ二年間売れ残っていた所を武士に買われる(その際の焼き付きか何かで、左大腿に痣の様なものがあったが、その話がその後出て来ない所を見ると、パーツ交換したと推測される) うじうじ考え込んでいたかと思うと、何も考えずに突っ込むバトルフリークの面も持つ、まさに主人公といった性格 最大の武器はその運動能力であり、驚異的な脚力から生み出される速度、跳躍力が自慢である 軽銃器と刀(後に大剣、長刀も使用)を手に、「槙縞ランキング」そして『クイントス』に挑戦してゆく ヌル 「咆凛」タイプ。ヒロインとして扱われるよりはヒーローでありたいと考えているようだが、その嫉妬深い性格は、ヒロインのそれとしか言い様が無い キャロやニビルの様な、実弾による銃撃戦に憧れているが、本人の資質はそれとは微妙に別の方向にある様で、華墨との闘いの中で、徐々にそれを見出してゆく事になるだろう 華墨へのライバル心は、どこか複雑な感情が多分に含まれるものであり、ニビルへの感情と共に、彼女の運命を彩ってゆく ニビル 「ストラーフ」タイプ。〈暗黒星〉を自称するガンマニア・・・かつてはスタンダードな白兵戦タイプの戦闘スタイルだった様だが、ある事情により現在は銃撃主体の戦闘スタイル。銃撃戦に対してはある種の美学があるらしい レズ気がある・・・というか、神姫を愛でる神姫。中位の槙縞ランカー 神姫であるよりは、人間として自立して闘いたいと望んでいる節があり、あくまで武装神姫として闘いたいクイントスとは、似ているが合わない(彼女の方が理由も判らずクイントスを嫌っている?) このシリーズのキーワードである「Gアーム」の一つを、後天性の「オーバーロード」として持つ すけべ・・・だが意外に純な面もあり、ヌルを散々やきもきさせる事になる 写真で「チーグル」の手首が付いていないのは単純な筆者の付け忘れで、深い意味は無い クイントス 「サイフォス」タイプ。槙縞ランキングの女王。 主力武器が何故か「コルヌ」では無く「為虎添翼」ライクな太刀(公式武装では彼女の技に耐え得ない故に、琥珀に打ってもらっていると思われる) その強さは他の槙縞ランカーからすれば圧倒的であり、〈完璧なる者〉(つまりは「クイントス」)とか呼ばれる。セカンドでの評価でいえば、中の中くらいにランキングされていると推測され、田舎から出て来ない事も相俟って、地元以外では強さの割に無名 「戦士でありたい、武装神姫として戦い続けたい」という強い願望を持ち、マスターの意向さえ無視して行動してしまえるほどに自立した神姫である どうやら本名は「セロ」というらしいが、その名で彼女を呼ぶ者は、極めて少数で、事質上家族同然のヌルやニビルですらリングネームで呼んでいる(ニビルは皮肉、ヌルは尊敬からというのもあるが・・・) 外伝で主役を張る事もままある せめてコイツと闘う位迄は続けたいなぁ 衝撃波を伴った音速超過の剣撃と、余程変な装備でなければ大概の武装は標準以上に使いこなす錬度が武器 後に、琥珀の手による魔剣「鳳凰」を得、その恐るべき力を縦横無尽に発揮する事になる エルギール 「ジルダリア」タイプだが、派手な塗装を施したサイフォスの装甲を左半身のみ身に纏い、アイヴィーブレード様の「魔女の剣」を操る中位の槙縞ランカー 「天/人/地」「雪/月/花」等の三動作を基本とした投げや剣術を操る とても強い上に才能があるが、対「白兵戦特化タイプ」に特化した戦闘スタイルから、勝率は余り良くないようだ 非常に高飛車で、口を開くと他人の悪口ばかり言っている様な印象の神姫だが、その実態は・・・ 戦闘以外に、彫金という意外な特技を持つ ウインダム 「アーンヴァル」タイプの強豪神姫 寡黙な職人タイプである事、機械的である事が格好良いと考えているフシがあり、意図的に人形がましく振舞う(ルシフェルの真似のつもりなのか?) 本人が「マイティ」と「ルシフェル」のファンであり、装備はマイティのコピーである(マシーンズが装備されていないが) 自分の理想に近付く事を目標に黙々と研鑽を積む キャロ 「バッフェバニー」タイプ。ニビルの師匠で、ヌルの憧れの的。髪型をストレートロングに変更している ダルそうな師匠キャラで、咥え煙草と巨乳がチャームポイント(!?) 本名キャロライン。本来なら槙縞ランキング2位以上の腕前・・・なのだが、現在は何故か一線から退いている 過去に「クイントス」を唯一恐怖させた神姫で、クイントスが槙縞ランキングに拘る原因は彼女にある 斬黒 「ざくろ」と読む 第二部に登場が確定しているもう一人の「紅緒」 「魔王」と呼ばれる 剣は紅い花の誇り
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/80.html
藤丘遼平 年齢:25 通称:特になし 旅行帰りの交通事故で家族を亡くし、自分も左足を失った。 現在は仕事を辞め、新築一軒家で暮らしている。 遺産がらみのトラブルから少しだけ人間不信気味で素っ気ない態度だが、元々人にも物にもあまり執着しないタイプだった。 ルーシー Type:ストラーフ 通称:特になし 遼平の元に誤配されてきた悪魔型武装神姫。分類はグラップラー・アタッカー。 左股関節に初期不良が認められたため廃棄処分となるはずだったが、遼平の意見を受けて契約を結ぶ事になる。 基本的に真面目で冷静な性格だが、意外と熱くなりやすい所も。 趣味は読書。学術書から時代小説まで何でも読むが、実は絵本が好き。 ちなみに名前は貴き堕天使ルシファーから。 大佐和 軍治(おおさわ・ぐんじ) 年齢:22歳 通称:大佐(たいさ) 第8話から登場。 幼い頃から銃や軍隊に憧れを持ち、サバイバルゲームに傾倒し続けてきた2流大学生。 趣味が高じて同志6名と共にミリタリー研究会を設立。初代会長を務めるまでに至る…が、たまたま銃火器を使って戦う武装神姫のCMを見たのが運の尽き。以後すっかりハマる。 …最近ではミリ研そのものが神姫研究会になりつつあるとか。 バーニング・ブラック・バニー Type:ヴァッフェバニー 通称:B3(ビー・キューブ) 第8話から登場。 大佐和の所有する武装神姫で、分類はガンナー・ブラスター。 マスターである大佐和を「コマンダー」と呼び、絶対服従を貫く軍人気質な性格。 …とはいえ、派手好きで大鑑巨砲主義な大佐和の戦略のためにあまり勝率は高くなく、もっぱら草リーグやら3rdリーグやらをウロチョロしている。 ちなみに最初はバイオレント・ブラック・バニーという名前だったが、ルーシーの指摘を受けて改名した。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1711.html
「武装神姫」 武器・装甲を装備し、オーナーに従って戦いに赴く全高15cmのフィギュアロボ「神姫」たち。 今まで、武装神姫と呼ばれていたものは、神姫として作られたものに武装を施したものを指し示す言葉だった。 それがFrontLine、GroupeK2、そして来週にも参戦するKemotech、Vulcan Labの神姫たちによって一変する。 これから武装神姫とはこれら、「武装神姫」になるために生まれた神姫たちのことだけを指すことになるだろう。 その第一弾をいち早く調べることが僕の目的だったんだけど…… 「ねーねー暇だよ。ひーまー!! 相手しろー!」 「……うるさい」 ジェヴァーナを起動して二週間ほど、その作業はいまいち進んでいなかった。 武装神姫がこんなにうるさいものだとは知らなかった。 最新のコンピューターガジェット、人間のパートナーとなるべく開発された究極のフィギュアロボ。 ……どこが? 少なくとも僕の耳元でうるさくがなり立てるチビ人形はそんな上等なもんじゃない。 今までの僕の平穏な毎日を破壊する闖入者だ。 「それなりに高い買い物だったんだけどなあ……」 「なんの話?」 「お前の話だよ」 「お前って誰? ボクにはジェヴァーナって名前があるんだけど」 「僕がつけた名前だろうが、えらそうにするなよ……」 「そうだよ。マスターがボクにつけてくれた名前♪」 「はいはい……」 はぁ…… ああ言えばこう言うというのはこのことだな、と思わず深い溜め息をつく。 「なんだよお、わざとらしくため息なんかついてさ」 「誰のせいだと思ってるんだ……ほら、ちょっと腕、動かしてみて」 「はいはーい……よいしょっと」 僕の言葉を真似したのか、皮肉っぽいいいながらも言われるままにジェヴァーナが腕……というか、背中に繋がれたGA4アームを持ち上げる。 その鋼鉄の腕が戒めるように押さえつけている台がミシミシとたわむ。 「1056N……10㎏オーバーか、カタログスペックには偽りなし、と……」 自作のフォースゲージがパソコンに出力したデータを見て、つくづく感心する。 それ以外にも見たまんまリボルバーなモデルPHCハンドガン・ヴズルイフ、見たまんま怪しげな刀なアンクルブレードなどの装備も一通りチェックした。 その結果わかったのはこの大きさにするくらいなら、別の仕組みにした方が合理的なんじゃないかってあきれるくらい、『本物』のミニチュアだっていうこと。 実物をそのままスケールを1/10、体積を1/1000したものが武装神姫の武器だ。 つまりさっきのジェヴァーナの外腕……GA4アームの出力は人間に換算すると、ちょうど1000kg、1トンに相当する。 神姫たちにとっては、1トンの力で殴られる……車に突っ込まれるのと大体おんなじダメージになるということだ。 他の武器だって本物よりも威力は落ちているけど、使い方次第では十分人間に害を与えることができる。 18歳未満のオーナーには保護者の許可が必要なことくらいで、基本的には申請さえ出せば犯罪暦でもない限り、誰でもオーナーになれる。 その代わりというわけでもないだろうけど、武装神姫のオーナーにはオーナーカードという電磁発信機能のついたカード状の集積回路の携帯が義務付けられている。 これにはGPS機能が取り付けられていて、おおよその所在地はMMS管理局に通達されつづけていて……つまり監視されつづけているっていう事になるんだけど、それも仕方が無いことだと思う。 むしろその程度のことでいいんだろうかっていう心配の方が先だよな…… 「こんな所かな……」 なんて、そんな毒にもクスリにもならないことを考えながら、かけていた眼鏡を外す。 「やっと終わり? なんでこんな退屈なことしてるのさ?」 僕が外した眼鏡を覗き込みながら、大して興味もなさそうに、ジェヴァーナが聞いてくる。 「おまえは退屈かも知れないけど、僕は楽しいの」 「……くらい趣味だねぇ……って、おまえって言うな! ボクにはジェヴァーナって名前があるんだよ!」 「……はいはい……」 そんな何度目になるかわからないやりとりをしつつ、入力したデータを整理していく。 もう一度かけなおした眼鏡越しに、ディスプレイの反射をうっとうしく思いながら、数字の羅列を見つめる。 そのデータ自体は色々と興味深いところもあるんだけれど…… 肝心のCSCについてはほとんど調べることができなかった。 組み込む前に自前の顕微鏡やらなにやらで片っ端から調べてみたけれど、予想通り完全にブラックボックスで、大学レベルの研究設備でもその中身を調べることは不可能っていうのは、多分、デマでもなんでもないんだろう。 ……そんなものがどうやってこんな風に市場流通してるのかってのは、ますます謎だけど。 「ねえねえ、マスター!」 「……なに?」 相変わらずテンションの高いジェヴァーナに億劫さを隠しもしないで答える僕。 「そんなにボクの体を隅々まで調べて、どうするつもりなの……?」 武装をはずしたジェヴァーナが、わざとらしく、よよよと打ちひしがれた風に体を横たえて流し目をくれる。 ……こいつのプログラマーはなにを考えていたんだろう。 「別にどうもしないよ。ただ機械を調べてそれを解析したり、分解したり組み立てたりするのが好きなだけ」 「ええっ!? ボク、分解されちゃうの!?」 「……………」 それもいいな、とちょっと思ったけど…… 「しないしない。CSCとコアの連結状態を解除すると神姫は死ぬんだろ?」 「う、うん、そうだよ! だから絶対に分解なんてしちゃ駄目だからね!」 「はいはい……」 一度接続したコア、ボディ、CSCを分解するとそれまでのデータは「例えバックアップしていたとしても」失われる。 「データ以外の何か」が失われるその現象を、神姫の心が失われる……神姫の死として一般のユーザーは認識しているし、メーカーもそう喧伝している。 馬鹿馬鹿しい。 機械に「死」なんてない。 ただ壊れるだけだ。 こいつがおびえているのだって、それに対して「おびえているかのような反応」を示すよう、プログラムされているだけだ。 「でも、調べられるところはもう大体調べたかな……」 「ええっ!?」 「ああ、いや、別に調べ終わったら分解するっていうわけじゃなくて……」 思わず言いつくろうように続けてしまう。 「ホント?」 「ホントだって……別に僕だってなんでもかんでも分解するバラバラマンってわけじゃないんだからな」 「……違うの?」 「違うっ! ……多分」 「なんかいまいち信用できなてけど……よかった♪」 「………………」 心底ほっとした、というように胸をなでおろすジェヴァーナに、自分もなぜか少しだけほっとしてしまう。 「あ、でもでも、武装神姫のことを調べたいっていうんだったら、ボクの体を調べるだけじゃなくて、もっといい手があると思うよ?」 「? いい手……って?」 話題を変えたいのか、手を打ってジェヴァーナが僕へと目を向ける。 「バトルだよ。バ・ト・ル♪」 「バトルって……神姫バトル?」 「あったりまえでしょ」 「……神姫バトル……ね」 明らかに会話の矛先を変えようとしての発言だけど、いちいち時間と手間と精神的苦痛を強いられてこいつのデータを取るよりも、好きにさせた方が楽かも知れない。 「まあ……少しぐらいはつきあってやってもいいさ」 「ふふっ、素直じゃないマスターだなぁ♪」 「な、なんだよそれっ!」 「べぇっつにぃ? 言葉どおりの意味だって♪」 「……武装神姫っていうのは、みんなおまえみたいに生意気なのか?」 「さあ? 引きこもりのマスターのせいで、ほかの武装神姫がどんなのか、なんてボクは知らないよ」 「ほんっとに口が減らないやつだなおまえは……」 さっきまでのどこか不安そうな様子はなりを潜めて、途端にいつもの調子を取り戻すジェヴァーナ。 そんなこいつの様子に、少しだけほっとしている自分を感じる。 「明日にでも神姫センターに行って……バトル登録したら誰か相手してくれるって♪ それでいいよね?」 「う、うん……」 「よしよし♪ そうと決まれば、今日はしっかり休まないとね」 「あ、ああ……」 「おやすみ、マスターまた、明日ね」 「………………」 僕が答えるより先にクレイドルに横たわったジェヴァーナは、そのまま本当に人間が眠るかのように瞳を閉じて、全身の力を抜いていく。 この二週間毎日目にしていた光景を、僕は見るともなしに見つめていた。 「なにを気にしてるんだ、僕は……」 こいつは機械なのに。 人間みたいな行動をするよう、ただ、プログラムされているだけなのに。 人間の心さえ信じていない僕が、人間でさえない、ただのプログラムにしか過ぎない、人間の心があるように「見える」だけの、ジェヴァーナに気を使うなんて…… 「ばかばかしい……」 もう一度言葉に出して、僕はジェヴァーナに習って……というわけではないけれど、計測機器やパソコンを放り出したままベッドにもぐりこむ。 まどろみに逃げ込んで、何かを認めたくないような気持ちが……僕の中に生まれていた。 「トップへ」/「戻る」/「次へ」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/246.html
特別設定 この設定を作品中に影響させていただけるなら大歓迎の所存でして、 「しょうがないので使ってやるか」と思っていただけるなら幸いです (レスティクラム系は本作以外では無き物とお考えいただいたほうが…) -神姫の父- 『鳳条院グループ』 情報化社会の波に乗り急成長を遂げた技術会社 神姫関連だけではなく、分野的には幅広く扱っている 都内某所に四十階建ての本社ビルを設けている 武装神姫開発においてもKONAMIと技術協力を結ぶなど メーカーに対して多少のコネクションがある 初代総帥は鳳条院 兼房、本社社長は鳳条院 伊織である 『鳳凰カップ』 2035年から始まった鳳条院グループ主催の武装神姫バトルカップ 春と秋の年二回開催される 各企業とも協定されており企業ごとのブースも設けられる 上位優勝者に送られる賞金と豪華副賞はさることながらメディアからの注目を受けることからランカーとして名声を受けることに憧れる者にとっては登龍門となっている 詳しくは鳳凰カップ編、プロローグを参照の事 『レスティクラム』 擬人体感戦闘プログラム、通称『レスティクラム』 人がネット世界とつながりを持てるまでに技術が発展した2024年ごろからの根強い人気を誇る、当時のネットゲームの新境地 ネットゲームなのだが、知識や経験だけでなく、実際の体力や戦術論を駆使しながら戦う競技で世界大会やオリンピック競技としても認定された世界初の二次元方公式スポーツである 現在は神姫とマスターが操るナノロット同士のタッグマッチN&S(ナノロット・神姫共同戦)なども広く行われ。ネット社会の貢献に大きな役割を果たしている しかし、ネット犯罪にも多く使われ社会問題になっていることから治安維持のため『レスティクラム特別治安部隊』も結成されている 武装神姫開発により現在の人気は以前に比べ少々下降気味だとか 『ナノロット』 レスティクラム競技で使われる擬人戦闘プログラムユニット、通称『ナノロット』 レスティクラムの発達と技術進歩と平行して開発されてきた 専用コンソールに座りアイマスク型のプレイビュアーから意識レベルでの操作を可能としたいわゆるネット世界の『もうひとりの自分』になれる『SAシステム』を導入しているなど近現代の技術の結晶ともいえる高性能プログラムである 基本的にカスタマイズは自由なのだが、2024年の初回公式サービス開始当初からガンダムファンのユーザーが多く、ナノロットも自然とガンダム関係の機体が増えている(暗黙の了解でガンダムとは言わず、〈Gタイプ〉と呼称されることが多い) 一流ハッカーでも国家機密の方がいくらかマシといわせるほどのデータ保管制度があるため、もしナノロットのデータ改竄などしようものなら違法行為で厳重な取調べと処罰の対象となる レスティクラムは公式な手続きと違法行為なきカスタマイズによって成り立っている 『八相』 かつてレスティクラム世界大会でアキース・ミッドナイトこと、死の恐怖-スケイス-を筆頭に、他のものを寄せ付けない力を示した上位ベスト8の異名 それぞれの戦闘パターンが数十年前の某RPGゲームのボスキャラに似ていることが由来となっている 『レスティクラム特別治安部隊』 公平なネット社会の手本となるべく組織された国家特別公式部隊 ネット社会の軍事力的存在 主に治安維持やイベント会場の警備、要人警護などにあたっている 最近では各所で相次ぐ武装神姫の犯罪問題に対処すべく違法神姫取締り部隊との連係も実施されている メインページへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/259.html
2つ名 辞典 各作者様の登場人物紹介から抜粋させていただきました。 なお、Wikiに登録及び出演しているキャラクターのみです。 また、新キャラや新たな2つ名誕生の際は各作者様ご自由に更新OKです。 [非]= 非公式バトル [ロ]= ローカル(一部地域でのみ通用) [自]= 自称 《マスター編》 あ行 か行 《外道》[ロ] 猪刈 久夫 妄想神姫 《コンダクター》 長月 スバル Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ さ行 《G》 日暮 夏彦 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《屍ケン》[非] ケン Mighty Magic 《Executioner》《死刑執行人》[非・ロ] ミラ・ツクモ EXECUTION 《死の恐怖-スケイス-》 橘 明人 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《双姫主》 『俺』 深み填りと這上姫 《ソードマイスター》 浅見 秋人 春夏秋冬 た行 《Dコマンダー》《破壊大帝》 日暮 秋奈 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《鳥の主》 長瀬 祁音 流れ流れて神姫無頼 な行 《ナイヴス・ロッテ(剣の姫君)》[ロ] 神浦 琥珀 剣は紅い花の誇り 《公式武装主義者(ノーマリズマー)》[口] マイティのマスター Mighty Magic 《乗り換えの本田》[ロ] 本田 清張 おまかせ♪ホーリーベル は行 《プリンセス・オブ・ワイトドリーム》[非] [ロ] 斎藤 香子 Les lunes ま行 《マイスター》 槇野 晶 妄想神姫 《神姫編》 あ行 《アイアン》 スーザン MMS戦記 《蒼》 スクルド MMS戦記 《蒼きサンタ》 テイル 双子神姫 《紅きサンタ》 メイル 双子神姫 《紅羽の鷹千代》 鷹千代 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《朝霧の紅眼》 十兵衛(真・十兵衛) 凪さん家の十兵衛さん 《紅き目の狙撃手》 十兵衛(銃兵衛) c凪さん家の十兵衛さん 《アタックキャリア》 ツラギ MMS戦記 《風を纏いし神の猫(ウィンディー・プロステットキャット)》 香鈴 Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《うさ大明神様》 ジェニー(ジェネシス) HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《Encount Striker》《見敵必殺の神姫 》 ジェネシス(ジェニー) HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《天空の白き刃(エアリアル・ホワイトエッジ)》 アカツキ The Armed Princess-武装神姫- 《演算》 ナターリャ MMS戦記 《All in one》 ユーノワ Report vanish archetype 《オケアノスの伴侶》 ティテュス 妄想神姫 《オールド・レディ》 ウォース・パイト MMS戦記 か行 《Chaos Storm》 アルト Battle Anima 《銃剣士(ガンブレイダー)》 ミコ 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《狂犬神》 藍(らん) 双子神姫 《キャノン・ワールド》 ドセットシャア MMS戦記 《狂猫神》 錬(れん) 双子神姫 《銀を操る者》[ロ] PARCA(パルカ) 双子神姫 《クイントス》《ナイヴス・ロッテ(剣の姫君)》 セロ(クイントス) 剣は紅い花の誇り 《クリムゾンヘッド》[非] シエン Mighty Magic 《紅の牙》 アリア ねここの飼い方 《紅の剣客》 十兵衛(真・十兵衛) 凪さん家の十兵衛さん 《黒き狼》 冥夜 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《玄武》《防壁砕き(イージスブレイカー)》 ブラスター HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《黒衣の戦乙女》 リン 武装神姫のリン 《黒鳥の戦鬼》 ミラ/イリン/ティニア 妄想神姫 さ行 《雷鳴の戦略者(サンダー・タクティクス)》 彩里 Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《サンドワーム》 プル軍曹 妄想神姫 《翠月の穿姫(ジェイダイト・ヴァルキュリア)》 クララ 妄想神姫 《疾風の牙(しっぷうのきば)》 無頼The Armed Princess-武装神姫- 《影無き暗殺者(シャドー・アサシン)》 神無月 Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《十兵衛ちゃん》 十兵衛 凪さん家の十兵衛さん 《女郎蜘蛛》 アラクネー 妄想神姫 《白い翼の悪魔》 ミチル 神姫ちゃんは何歳ですか? 《神速の紅眼》 十兵衛 凪さん家の十兵衛さん 《朱雀》《炎の領域(フレイムレイヤー)》 ブレイザー HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《重力を操る者》[ロ] CRINALE(クリナーレ) 双子神姫 《スピード・エンジェル》 ルカ MMS戦記 《スピットファイア》 アガサ ねここの飼い方 《青龍》《雷龍剣(サンダーソード)》 ベルセルク HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《隻眼の悪魔》 十兵衛 凪さん家の十兵衛さん 《隻腕》 ティール 妄想神姫 《全てを束ねる者》[ロ]《タナトス》[ロ]《メサイア》[非] ANGELUS(アンジェラス) 双子神姫 《絶空》 フォトン Gene Less 《刹那を操る者》[ロ] LUNA(ルーナ) 双子神姫 《蒼天の旋姫(セレスタイン・ヴァルキュリア)》 ロッテ 妄想神姫 《蒼穹の猟犬》 零牙 流れ流れて神姫無頼 た行 《大剣士》 フリッグ 妄想神姫 《タイフーン》 アマルテマ MMS戦記 《戦うメイドさんズ》 ティナ&フィーナ 戦うことを忘れた武装神姫 《弾丸神姫》 リュミエ 弾丸神姫 《ちるちる》[ロ] ミチル 神姫ちゃんは何歳ですか? 《剣の舞姫》 エル アールとエルと 《デザートスコーピオン》 サラ クラブハンド・フォートブラッグ 《土下座ハウリン》 犬子さん 犬子さんの土下座ライフ。 な行 《にゃんこ侍》 マオ いつか光り輝く は行 《破壊王》 シビル Gene Less 《白銀の騎士》 ヨツンヘイム おまかせ♪ホーリーベル 《破滅の神姫》 SHADOW=ANGELUS(シャドウ=アンジェラス) 双子神姫 《精神(こころ)を壊す者達(ハートブレイカーズ)》 ソウ&コフィン Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《仮面の白百合(ヴァイザード・リリィ)》[ロ] ヒルデガルド デュアル・マインド 《光と闇の騎士》 リュミエール 妄想神姫 《B3(ビーキューブ)》 バーニング・ブラック・バニー 『不良品』 《白虎》《吹き荒れる嵐(ビッグストーム)》 バンカー HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《ブラッディ・ワルキューレ(血塗られし女戦士)》 モルドレッドThe Armed Princess-武装神姫- 《砲狗》 狛恵 妄想神姫 《砲女神》 ヴィクトリア MMS戦記 ま行 《魔女っ子神姫ドキドキハウリン》 ココ 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 《緑色のケルベロス》 ノアール 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《ミョルニル》 リカルダ MMS戦記 《ミラー・オブ・オーデアル(鏡の試練)》 マスターミラー ツガル戦術論 《まるかじり猫子》[ロ] マオ 流れ流れて神姫無頼 や行 《ヤーヴォ》 グロリア MMS戦記 《夜帝》 シュヴァル MMS戦記 ら行 《ラプラス・キャット》 にゃーの助 Gene Less 《ラーレ・ザ・トライアンフ》 ラーレ Les lunes 《乱射魔(トリガーハッピー)》 コニー 岡島士郎と愉快な神姫達 《天使の踊り手(ルシフェル・タンツァー)》 春姫 Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《レイヴン》 KARASU Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 《レッド・ホット・クリスマス》 シルヴィア ツガル戦術論 《紅星の閃姫(ロードナイト・ヴァルキュリア)》 アルマ 妄想神姫 わ行 《ワンマン・アーミー(一人軍隊)》 メリッサ The Armed Princess-武装神姫- 《ワルキューレ》 マキシマ MMS戦記
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1597.html
{Vier} 前は何にもデータの中身を見る事が出来なかったが、今回は違う。 セキュリティ解除に時間と俺の精神力を犠牲にしながら頑張った結果、『Vier』のセキュリティを突破し閲覧する事が出来たのだから。 「さてさて、中身はどんな事が書かれているのかな?」 注意深く見ながら次々に色々な項目を見ていく。 …なるほど、これは製造の日記みたいなモノだな。 西暦2027年12月×日 我が社が武装神姫というプロジェクトに参加するになった日。 そこで我が社はオリジナル、つまり試作型MMS(Multi Movable System)を開発する事になった。 試作型の数は四体。 西暦2029年5月1×日 この時はまだ武装神姫は一般に公開されていなかった。 『Vier』は『Drei』と一緒に誕生したMMS。 『Vier』の識別はDevil Type Version Two。 西暦2030年6月2×日 攻防システムでトレーニングした結果。 近距離能力: ○ 中距離能力: △ 遠距離能力: ◎ 攻撃能力: ○ 防御能力: △ 加速能力: ○ 最高速度能力:◎ いずれかは遠距離関係に特化したMMSになると予定される。 西暦2030年10月×日 『Drei』と平行に製作された『Vier』は遠距離攻撃に特化したMMSに決定された。 暴走の危険も検知されず安定している。 危険度は0%。 このまま更なる研究が続ければ、通常のMMSよりも数十倍の能力を引き出されると肯定した。 西暦2031年5月1×日 『Eins』が原因不明の暴走。 研究員14人、機動隊32人を惨殺。 『Eins』の暴走を停止するため『Zwei』に迎撃させたが、残念ながらいまひとつ成果は得られなかった。 こうなってしまったら『Drei』『Vier』も同じ結果になると推定され試作型MMSによる迎撃は不可能と判断。 暴走してから数十分が経過した時、『Eins』近くに居た一人の少年によって『Eins』の暴走を止める事に成功した。 少年の名は…ある研究員の保護により記載されていない。 西暦2031年5月1×日 突如の『Eins』の暴走事故により、試作型MMSの研究は一時的に凍結。 研究の中断は余儀なくされ、確定は確実。 『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』はこの日をもって完全凍結された。 西暦2040年5月1×日 武装神姫が稼動、発売されてから9年。 ※神姫タイプ以外のMMSはこの限りではない。 武装神姫のシステムが総合的にバージョンアップし、ある程度安定してきた。 しかも武装神姫の人気は徐々に上がっていくのを見て我が社は試作型MMS研究を再開されるが決定した。 しかし、いくらバージョンアップしたとはいえ、9年前同様に暴走してしまったら危険。 我が社は試行錯誤を繰り返し結果、試しに人間と生活させる事にした。 人間と一緒に生活させれば、我々人間がどのように生きているのか生活面の知識が増えるだろうと予測。 そうする事によって我が社の四体の試作型MMSはこの世の中の知識を身につける。 そうすれば、人間がMMSをどのように使役してるか自分達がどのような存在か知る事になる。 結果、試作型MMSは自分達がどのような存在か理解し、無駄な抵抗をしないまま研究できる。 しかし、ここで少し問題が発生した。 この四体の試作型MMSと一緒に生活する人間を決めなければならないという問題。 我が社の人員から選んでもよかったのだが、9年前の事故によって誰もが拒否した。 だが、斉藤朱美研究員のスカウトによって一般人がこの大役を受け持つ事になった。 現在は 斉藤朱美研究員の弟、天薙龍悪に四体の試作型『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』を監視、今に致る。 ここで文章が終わっていた。 「なっ!?なんなだよ!これは!!」 椅子から立ち上がり、怒号する。 西暦2027年12月×日から武装神姫に関わっていただと!? そんな馬鹿な話があるか! それより俺が一番気になって詳しく知りたいのは、西暦2031年5月1×日の『Eins』が原因不明の暴走による事故だ! ここら辺の情報をいくら探しても全然見つからない。 畜生! 折角、『Vier』の情報閲覧する事に成功したのに…。 これは他の『Eins』『Zwei』『Drei』のデータを閲覧するための浪費がハンパじゃないが…しかたない。 それに元から全部調べるつもりだったし。 でもこのデータおかげで三割ぐらいの事が解った。 今まで解らずじまいだった事が解ったのだから大きな前進だ。 今日はこれで引こう、だが俺は諦めないぞ、アンジェラスが言っていた9年前の自分の記憶のために、そしてあいつ等ために! 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1696.html
{Drei} 前回はパルカ…『Vier』を調べた。 中身はとんでもない経歴が書かれていた事に驚愕した。 でも肝心の俺の記憶に関する事が全然書かれていなかった…。 まぁ、そりゃあそうだよな『Vier』に関するデータだったのだからな。 で、今日は『Eins』『Zwei』『Drei』の三個中の一個、『Drei』のセキュリティーを突破する事に成功した。 どうやら数字が低くなるにつれてセキュリティーレベルが高くなっていくみたい。 「ドライ…どんな事が書かれているかな?」 注意深く見ながら次々に色々な項目を見ていく。 『Vier』と同じく製造の日記みたいな感じに書かれていた。 西暦2027年12月×日 我が社が武装神姫というプロジェクトに参加するになった日。 そこで我が社はオリジナル、つまり試作型MMS(Multi Movable System)を開発する事になった。 試作型の数は四体。 西暦2029年5月1×日 この時はまだ武装神姫は一般に公開されていなかった。 『Drei』は『Vier』と一緒に誕生したMMS。 『Drei』の識別はDevil Type Version One。 西暦2030年6月2×日 攻防システムでトレーニングした結果。 近距離能力: ◎ 中距離能力: ○ 遠距離能力: △ 攻撃能力: ◎ 防御能力: ◎ 加速能力: △ 最高速度能力:△ いずれかは近距離関係に特化したMMSになると予定される。 西暦2030年10月×日 『Vier』と平行に製作された『Drei』は近距離攻撃に特化したMMSに決定された。 暴走の危険は多少検知され危険度は50%。 だが暴走の危険に注意し、このまま更なる研究が続ければ、通常のMMSよりも数十倍の能力を引き出されると肯定。 他の武装神姫に比べ、体重が重い。 西暦2031年5月1×日 『Eins』が原因不明の暴走。 研究員14人、機動隊32人を惨殺。 『Eins』の暴走を停止するため『Zwei』に迎撃させたが、残念ながらいまひとつ成果は得られなかった。 こうなってしまったら『Drei』『Vier』も同じ結果になると推定され試作型MMSによる迎撃は不可能と判断。 暴走してから数十分が経過した時、『Eins』近くに居た一人の少年によって『Eins』の暴走を止める事に成功した。 少年の名は…ある研究員の保護により記載されていない。 西暦2031年5月1×日 突如の『Eins』の暴走事故により、試作型MMSの研究は一時的に凍結。 研究の中断は余儀なくされ、確定は確実。 『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』はこの日をもって完全凍結された。 西暦2040年5月1×日 武装神姫が稼動、発売されてから9年。 ※神姫タイプ以外のMMSはこの限りではない。 武装神姫のシステムが総合的にバージョンアップし、ある程度安定してきた。 しかも武装神姫の人気は徐々に上がっていくのを見て我が社は試作型MMS研究を再開されるが決定した。 しかし、いくらバージョンアップしたとはいえ、9年前同様に暴走してしまったら危険。 我が社は試行錯誤を繰り返し結果、試しに人間と生活させる事にした。 人間と一緒に生活させれば、我々人間がどのように生きているのか生活面の知識が増えるだろうと予測。 そうする事によって我が社の四体の試作型MMSはこの世の中の知識を身につける。 そうすれば、人間がMMSをどのように使役してるか自分達がどのような存在か知る事になる。 結果、試作型MMSは自分達がどのような存在か理解し、無駄な抵抗をしないまま研究できる。 しかし、ここで少し問題が発生した。 この四体の試作型MMSと一緒に生活する人間を決めなければならないという問題。 我が社の人員から選んでもよかったのだが、9年前の事故によって誰もが拒否した。 だが、斉藤朱美研究員のスカウトによって一般人がこの大役を受け持つ事になった。 現在は 斉藤朱美研究員の弟、天薙龍悪に四体の試作型『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』を監視、今に致る。 ここで文章が終わっていた。 「ん~。あんまりたいした事は書かれてなかったな」 西暦2031年5月1×日からは殆どが『Vier』と同じ。 あんまり良い成果とは言えない。 でもまぁ、解ったといえば『Drei』の正体はクリナーレという事だ。 ある意味これだけで十分に等しい。 目的はあいつ等の事と俺の9年前の記憶を探す事なのだから。 次はセキュリティーが低いといえば『Zwei』だ。 だが、ただでさぇ『Vier』や『Drei』のセキュリティーに一苦労、いや二苦労はしたな。 兎に角、セキュリティーが硬いので根気よく解除するしかない。 こんな所で負けてたまるか。 まだまだ、知りたい事はたくさんあるんだからよ! 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」