約 2,307,763 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1272.html
クラブハンドVS双子神姫 ~真夏の大決戦!ポロリはないよ!!~ {テスト} 「はぁ~あ、武装神姫達のチームバトルだと?本気でそんな事をやるつもりか??」 「えぇぇ。本気と書いてマジよ」 リビングに置かれているテーブルで煙草を吸いながら俺がダルそうに言う。 姉貴は何時もの調子で俺の断りも無く、また変なイベントに参加させる気満々だった。 「それにこの企画はうちの会社がやっているのよ。そしてうちの会社でバイトをやってるタッちゃん。出ないわけにはいかなのよ」 「なっ…まぁバイトの仕事ならしょうがないか。日取りはいつだ?」 「明日」 「ちょっ!おま!?何で明日なんだよ!!こっちの予定を完全に無視じゃねぇーか!!!」 「何か予定でもあったの?」 「いや、特に何も無いけど。暇があれば寝てるか、あいつ等の遊びに付き合うぐらいか、婪のショッピングに付き合わされるぐらい かな」 「ならいいじゃん。はい、決定。明日、ここに書かれている神姫センターに来てね。時間には気をつけてよ。それじゃまたねぇ~」 紙ぺら一枚を俺に渡し、元気よく笑顔で家から出て行く姉貴。 俺は紙に書かれている内容をそれなりに読み、煙草を灰皿に入れ二階に上がった。 「お~い、お前等全員机に集合ー」 「「「「はーい」」」」 四人の神姫達が同時に返事をし、机に集合する。 俺は椅子に座り、紙をアンジェラスに渡した。 「武装神姫タッグチームバトル運用テスト?ご主人様のお姉さんの会社が提供していますね」 「実際の所、提供と言うより姉貴の会社の計画らしいと睨んでるけどね。俺は」 「そうですね」 「でだ、お前等は意見を聞きたい。無理にやれとは俺は言わない。ただ一応バイト身であり、お前等のオーナーとしてこのバトルに 参加して欲しい」 礼儀として頭を下げる。 すると、四人の神姫達は。 「あわわ、頭を上げてください。ご主人様らしくないですよ」 「そうだよう。いつも通りに『行け!』て、言ってくれればいいんだぜ、ボクは」 「ホント、こいう事だけにはダーリンの律儀さが難儀ですわね」 「お兄ちゃん。お兄ちゃんはいつもお兄ちゃんでいてください」 「お前等…サンキュー」 微笑しながら四人の神姫達の言葉を受け入れる。 やっぱ、こいつ等は好きだ。 普通な人間よりよっぽどいい。 「よし!明日に備えるために今日はゆっくり休めよー」 「「「「はい!」」」」 …。 ……。 ………。 試合当日。 神姫センター集合の前に俺は良く利用す…する程でもない本屋に向かって愛車のスカイライン運転していた。 勿論、俺の神姫達も一緒だ。 ん? クリナーレが俺の頭によじ登って来て、天辺あたりで仰向けで寝る。 おぉ仰向けの状態だからクリナーレの柔らかい胸の感触が…無い。 そうだった。 クリナーレは貧乳だったんだ。 あぁ~残念。 「アニキー。神姫センターに行くには、この道じゃないぞ」 「ちょっとした寄り道。本屋に用事があるんだ」 「本屋?あぁ~、あの誰も店に入らない本屋か」 「…あんまりそう言う事、言わない方がいいぞクリナーレ。…まぁ、確かに客は来なさそうだな」 運転に集中して愛車を走らせる。 それから数十分後…店の前まで来たので愛車を止め窓を開けた。 「ゲッ!シャッターが閉まってやがる!!」 「あらあら、ダーリンったら運が無いですね」 「オカシイなぁ。今日の曜日で今の時間帯なら店を開いてる筈なんだけどなぁー」 「臨時休業じゃないんですか?」 「臨時休業…まぁ仕方ねぇーか。姉貴が言ってた運用テストを終わらせてから出直すとしよう」 窓を閉め再び愛車を走らせる。 にしても、少し気がかりだ。 あそこの店は臨時休業なんて一回もした事ない店なのに…。 そういえば、店長の女は武装神姫を持っていたなぁ。 確かストラーフとハウリン、二人の神姫だったな。 前に来た時、ハウリンの方は健気で真面目そうで、ストラーフの方はダルそうに見えた。 ハウリンはあんな感じなのは解るが、ストラーフの方は俺のクリナーレとはまったく性格違うような気がする。 まぁ、ああいうストラーフもありか。 「あの、お兄ちゃん」 さて、あの女の武装神姫はいいとして。 今は自分の神姫達の事を考えないとな。 「お、お兄ちゃん」 装備はどうしようか? その前に筐体の中はどのようなステージなんだろう。 それに相手が解らない以上、対策もままらないし。 「お兄ちゃん」 ノーマルの武装で行くべきか…いや、もしかしたらコッソリと違法改造武器を使えるかもしれない。 丁度いいテストになるかも。 「お兄ちゃん!」 「うを!?なんだよパルカ。驚かしやがって」 「お兄ちゃんが全然私に気づいてくれなかったのが悪いです」 「そうなのか?いやー、ワリィワリィ。で、いったいなんなんだい??」 「神姫センター、通り過ぎちゃいましたよ」 「…はいぃ?」 チラッと目玉だけ動かし辺りを見ると。 「Noooooooooo!!!!」 ヤッベー、あまりにも考え込みすぎ周りを見てなかったから神姫センターを通り過ぎてしまったー! 俺とした事が…こんなクダラナイ事でミスるとは。 「サンキュー、パルカ」 「いえ、お兄ちゃんのためですから」 パルカに礼を言った後、俺は再び神姫センターに向けて愛車を走らせた。 …ちょっとぐらい遅れてもいいよな。 …。 ……。 ………。 「このバカ弟がー!」 「うぅ、ワリィ」 神姫センターの駐車場に着いて、ドアの入り口前で仁王立ちしてる姉貴に捕まり今の俺は姉貴に説教をクラってる。 ちょっと遅刻したぐらいで叫ぶこともないだろう。 はぁ~、損な役回りだ。 因みに俺の神姫達、アンジェラスとルーナは右肩、クリナーレとパルカは左肩に座っている。 「っで、何で遅刻したの?」 「だから本屋に少し寄り道したのと考え事しながら運転していたら神姫センターを通り過ぎてしまった、てさっきも言っただろう が」 「言い訳無用!」 「…だぁ~、理由を言わせておいてそりゃないだろ。まぁいいや」 「良くない。ほらこれ以上対戦相手を待てせるのは悪いですから行きますよ」 待たせるって…散々俺に愚痴を言っといてそれはねーだろが。 まったく姉貴という人は、やれやれ。 まぁ、そんなそうこうしているうちに俺と姉貴は神姫センターに入りオフィシャルバトル室に入った。 そこには人間が四人と通常の筐体より数倍デカイ筐体がいた。 一人目は長身のオカマ野郎。 二人目はどっからどうみても中学三年生の男。 三人目は二人目の男と同じくらいの中学生の女。 四人目は…。 「あぁー!お前は!!」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/493.html
戦うことを忘れた武装神姫・番外編 ちっちゃい物研・商品案内-7 ・・・武装神姫向けクレイドル・品薄のお詫び・・・ 先日の発売以降、大変にご好評を頂いております当社の各種武装神姫 向けクレイドルシリーズは、現在当社では全力を挙げて増産しており ます。しかしながら、当社の生産能力の関係上、皆様のご希望に添え ない市場在庫の状況となっており、御迷惑をおかけしております事、 深くお詫び申し上げます。 当社は品質を何よりも重視する方針でありますので、現在の生産数が 限界となっております。生産ライン等の見直しにより、来月後半には まとまった数の出荷が出来る見込みです。 何卒、今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <東杜田技研・新製品のご案内-8> このたび、弊社の小型ロボット向け機器ブランド「HT-NEK」では、 ご要望が多く寄せられました「ぬくぬくこたつ」の4体用を、新たに ラインナップいたしました。 〜武装神姫簡易クレイドル・「おっきいぬくぬくこたつ」主な特徴〜 ■データ通信機能等を一切省き、「充電機能のみ」とした、簡易型の クレイドル。 ■電源には、USB3.1のみならず、ACアダプタ(付属)や、専用電池 ボックス(別売)、シガーソケットアダプタ(別売)を用いる事が 可能。いつでもどこでも、充電が出来ます。 ■デザインは、シンプルで、かつ飽きの来ない、ごく一般的な4人用 こたつ」そのもの。こたつ布団の柄は、5種類から選べます。 ■内部には遠赤外線装置が組み込まれており、実際に「暖かく」する ことができます。(寒がりの神姫に最適です。) ■本製品は、完全な充電専用クレイドルとすることで、よりお求め やすい価格に設定。 また、夏場には布団を取り外し、座卓型の クレイドルとしての使用も出来るようなデザインとしました。 ※本製品は完全な充電専用クレイドルです。オプションを用いても、 データ通信を行うことは出来ません。ご了承下さい。 ※初回生産分には、こたつ布団と同じ柄の「こたつ敷き布団」が付属 する予定です。 詳細は、下記を参照して下さい。また、新たな情報は随時公開いたし ますので、HPにてご確認下さい。 <武装神姫・簡易(充電専用)クレイドル「おっきいぬくぬくこたつ」> ・対応武装神姫 現在発売中の全武装神姫(純正クレイドルが使用可能である神姫に 限ります。) ・対応電源 USB3.1(同梱専用ケーブル)・ACアダプタ(同梱) 乾電池(別売専用電池ケース)・シガーソケット(別売専用ケーブル) ・対応オプションパーツ 弊社発売予定品 「神姫みかん」(食べられませんが、アロマ効果があります) 「おっきいこたつ布団」(色柄違い・各種) 「おっきいこたつ敷きふとん」(色柄違い・各種) 「おっきいこたつケース」(愛媛みかんの段ボール柄・1段仕様) (そのほかに付きましては、順次調査の上HPにて公開する予定です。) ・付属装置・付属品 マニュアル、USB3.1充電専用ケーブル、専用ACアダプタ、 おっきいこたつ布団(1枚) ・付属ソフトはありません。 ・動作条件(USB充電時) USB3.1を搭載し、Windows2037・MacOS12が動作可能なPC。 ・発売予定価格 (現在未定)13,820円(税込) ・発売予定時期 (来夏予定) 以上 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/661.html
●ISI… 違法神姫調査官(IllegalShinki Investigator)の略称。 神姫BMAは警察機関ではない為、直接的に違法神姫を取り締まる勇敢なオーナーを求めた。その結果、ISIと呼ばれる特殊なオーナーが生まれた。 神姫BMAの調査課の中か、『High』クラス以上の神姫を持つオーナーから厳選され、基本的には警察機関への協力を義務付けている。だが、過激に活動するISIが多いのも事実である。 州によってはISIを選定しないところもあるが、ISIの権限は基本的に国内全土にて適用される。 例外としては国外への長期滞在時に、滞在国の神姫BMAに許可を得られることがある。 ●AIES… 『違法神姫対策神姫(Anti-Illegality Executioner-Shinki)』の略称。 ISIが所有する、違法神姫対策用にカスタマイズされた神姫を指す。 その武装は多岐に亘り、神姫BMAが用意してくれるものから、違法武装の改造品などがある。 AIESに認定された神姫は神姫BMAより非合法神姫対策武装が特別に配布されるが、オフィシャルバトルへの参加は禁じられ、フリーバトルは相手からの強い要望を受けないかぎりは自粛し、オープンバトルのみ自由とされる。また、違法神姫以外の相手に非合法神姫対策武装を使用することを禁じている。 ●HDC… CSCの違法品で『HyperDriveChip』の略称。これを付けた神姫は大きく戦闘力を高めるが、戦闘力向上だけしかない為、神姫は感情や意思が失われ完全な戦闘マシンとなる。 また、高い戦闘力の代償に電力の消耗が激しくなると言う欠点がある。また、HDCを三つ埋め込めば、神姫の限界以上の能力を引き出せるが、パワーに耐え切れず自壊してしまう事もある。様々な亜種が発見されているが、最初にミラが押収したものは割と入手しやすいものらしい。 一時的に能力を増進させるがAIに異常をきたしやすい『narcotic』タイプ、能力の増進時間が長いがバッテリーの消耗が特に激しい『booster』タイプなどがある。 一度でもHDCを取り付けて稼動させられた神姫は素体やコアユニットの精密部品に酷い悪影響を及ぼす為、一度機能停止させ正規のCSCに交換しても正常な神姫には戻れない。 神姫BMAではHDCが付けられた神姫は破壊すべき対象と定められている。 ●武装闘士… 女性に対する差別、ジェンダーフリーを主張する人物・団体の反発や意見・経済的圧力により、武装神姫とは異なる少年型MMS(タイプは武装神姫とほぼ同じ)としてアメリカで独自に開発された。 但し、既に生産停止されており、武装神姫とのバトルを問題視する意見も多く出ていた(神姫BMAでは、武装闘士がオフィシャルバトルに参加することを禁じている)。また、主張団体の意見を強く押し出しすぎた結果、武装神姫との汎用性が無くなってしまった。 武装神姫発売から3年後にようやく発売されたが素体・コアユニット・CSCの製造に武装神姫よりも多くの種類を求められた事で生産面に於けるコストが非常に掛かり、一般的な武装神姫の1.5倍以上の価格で発売せざるを得なかった。 その上、リサーチによると武装闘士のオーナーは同性愛者が半数以上を占め、世間的な目から見て大きなマイナスとなった。その為、生産数は50万体程度に過ぎず、僅か1年で生産停止となった。 本末転倒とは正しくこのことだ。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1305.html
犬子さんの土下座ライフ。 武装神姫の呼称は"犬子さん"、オーナーの呼称は"マスターさん"。 ごく普通のオーナーと武装神姫は、ごく普通に購入され、 ごく普通にオーナー登録されました。 でも、ただひとつ違っていたのは、オーナーは機械オンチだったのです。 ヤマもなく、オチもなく、でも多分、意味はあるんじゃないかなーといった、ヌルめな武装神姫SSをどうぞ。 Web拍手 お気に入りいただけたら押していただけると喜びます。 更新情報 【本編】(2008-12-31) ○土下座その17 -二年参り編-を追加しました。 【その他】(2009-1-4) ○第七スレの6さまに頂き物をしたので、飾らせて頂きました。 第七スレの6さまどうもありがとうございます(深々) あわせて、TOPを少しいじってみました。 (画:第七スレの6さま。) ○登場人物および舞台設定 本編 土下座その17 -二年参り編- (2008-12-31) ○無存在 VS 同時存在……あるいは、コドモの思いつき VS コドモの屁理屈。 土下座その16 -神姫三本勝負編・結- (2008-2-4) ○マスターさんのターン → 犬子さんさんのターン。 *鋼の心 ~Eisen Herz~より、どっかで見たような方が 通りがかっています。 土下座その15 -神姫三本勝負編・転- (2008-2-4) ○佐藤君のターン → マスターさんのターン。 土下座その14 -神姫三本勝負編・承- (2008-2-3) ○そして土下座ハウリンの伝説が今、幕を開ける。 *「クラブハンド・フォートブラッグ」より、どっかで見たような方を 噂させていただいております。 土下座その13 -神姫三本勝負編・起- (2008-2-3) ○負け犬たちの作戦会議。 *「鋼の心 ~Eisen Herz~」より、どっかで見たような方を 噂させていただいております。 土下座その12 -卓袱台@楽屋裏編- (2007-10-10) ○ハウリン芸に隠された、真実に迫る! 土下座その11 -卓袱台・オン・ステージ編- (2007-10-10) ○今、新たなるハウリン48の宴会芸が明らかに! 土下座そのじゅう -初陣編・後- (2007-9-26) ○楽しかったか、否か。 土下座そのきゅう -初陣編・前- (2007-9-26) ○勝てるか、否か。 土下座そのはち -お出かけ編・後- (2007-9-21) ○されど土下座魂は消えず。 *「魔女っ子神姫 ドキドキ☆ハウリン」、「妄想神姫」、 「神姫ちゃんは何歳ですか?」「Gene Less」より、 設定を流用させていただいております。 土下座そのなな -お出かけ編・前- (2007-9-21) ○初の土下座なしエピソード。 土下座そのろく -購入秘話編- (2007-9-16) ○わりとノンフィクション。 土下座そのご -約束編- (2007-9-16) ○誰かを真剣に心配することは、美しいこと……だよね? 土下座そのよん -武装編・後- (2007-9-15) ○人と武装神姫は、違うモノ。 でも、相容れないモノってワケでもない。 土下座そのさん -武装編・前- (2007-9-15) ○戦うだけが、武装神姫じゃない。 でも、戦うことだって武装神姫。 土下座そのに -ご挨拶編- (2007-9-13) ○第一印象は大切です。 土下座そのいち -起動編- (2007-9-13) ○なにごとにも最初はあるもので。 コラボ 土下座コラボ その3 -展覧編- ○メール開通記念小ネタその3 神姫愛好者さま宛。 土下座コラボ その2 -輝魔編- ○メール開通記念小ネタその2 妄想の人さま宛。 土下座コラボその1 -遠征編- ○メール開通記念小ネタその1 ALCさま宛。 (リンクは鋼の心 ~Eisen Herz~内のページに通じています) 3Sが斬る! ……は、こちらに移動しました。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1745.html
今日の授業も、MMSを使った犯罪がテーマとなった。 社会問題となっているMMSによる犯罪。 MMSはそのサイズと価格から、犯罪に使われやすいようだ。 そんなことはどうでもいい。それよか今の僕は懸案事項を抱えているのだ。 「形人、弁当食わないなら俺が頂いちゃうぞ?」 見た時、風間はすでにダシ巻き卵をつまんでた。 「おいこら! 人の楽しみを盗るな!」 僕は風間の手を叩いた。 懸案事項とは、この間の大会で入手した武装神姫一式を指す。 それのセットアップをしなければならない。 ちなみに風間の賞品はグレースと同じVulcan Lab製のイルカ型神姫「ヴァッフェドルフィン」だとか。 このパターンでいくと、僕の賞品はヒカルと同じMagic Market製のマーメイド型神姫「イーアネイラ」のはずなんだが…。 目の前にあるのは、武装神姫の有力メーカーの一つである「Kemotech(ケモテック)」の武装神姫。 猫型神姫の「マオチャオ(漢字で『猫爪』と書くらしい)」であり、 受注生産モデルの、リペイントバージョンでもある。 ……… くぅぅぅぅぅぅぅぅうっ! 欲しかったんだよなぁ…これ! 「武装神姫2036」というタイトルの漫画がある。 それの主役神姫、マオチャオの「まお」が海のエピソードで披露した水着リペイントを再現した物である。 これと、ハウリンの「凛」を再現したリペイントモデルの人気は、尋常じゃない物がある。 何しろKemotechのサーバがダウンするほどの予約が来たのだ。 限定の予定だったにもかかわらず、受注生産となり、なおかつ現在も入手できなくて泣きを見る武装紳士もいるとか。 個人的には凛の方が良かったが、実質どっちでもいい。 クラスでも持ってる奴はいない、自慢できるしなお且つ通常のマオチャオより「萌える」! 「形人!!」 はっ!? しまった、嬉しさのあまり別の世界に逝ってたようだ。 「すまん、ヒカル」 「もう…!」 えっ…と。 もしかしてヤキモチ妬いてますか? ヒカルさん。 …んな訳ないか。 ~・~・~・~・~・~・~ … …… ……… 大きな目を開き、欠伸をかくリペマオチャオ。 そしてこちらを見つつ一言。 「あなたがボクのマスター…ですよね?」 …… うそっ!? 「まお」の口調じゃないだろ! これって! つーかボクっ娘!? 「うわはぁ…」 ヒカルも「2036」を読んでいるので、呆気にとられている。 確かに、これじゃ「ステキバグ」で中身が「凛」と入れ替わった時と同じデハナイデスカッ!? 「あの、「個体差」がありますから…」 「つっても正反対ってどうよっ!?」 「そんな事言われても…」 …… 落ち着け、クールになれ彩聞形人。 ~・~・~・~・~・~・~ 「あ、ペットネームはどうしましょうか?」 パニックが収まると、洞察力が戻ってくる。 こんなに素直で、なおかつ凛々しくて、ついでに高確率でオドオドしちゃうまおって… 萌える! …自重しろ、僕。 ペットネーム(実質その個体の名前)か…。 外見まおだけど中身は凛ぽくって、それでいて……。 「あのぅ」 「そうだなぁ…」 ちょっと深く考え、リペチャオにビシッと人差し指を向け 「ジーナス、でどうだ?」 ジーナス、とは。 英語で「天才」を指す単語らしい。 ついでに、「超時空要塞マクロス」の登場人物の姓でもある。 天才そうな印象と、少し天然ボケだとゆう電波を受信し「形人!」 …はうっ!? また少し向こうに逝ってたようだ、自重せねば。 単純に、ヒカルと元ネタを合わせただけだから、安心して欲しい。 「『ジーナス』、ですね?。ペットネームとして登録しても宜しいでしょうか?」 「オーケーだ」 登録完了、今からこのリペチャオは「ジーナス」だ 「それでは、よろしくお願いします。隊長」 「へっ?」 ちょっと待て。 そう言えばオーナー呼称を決めていない。 「本社の神姫は、名前の元ネタ…もといその名前に合わせた呼称を、自動で決定します」 はぁ…? 「『ジーナス』と言う単語は『隊長』に分類されるので、この呼称に決定しました。ご了承を、隊長」 …さすがKemotech、ネタ仕込みを忘れない企業だ…。 「あら、新しい神姫(こ)?」 「そ。この前の賞品」 買い物に行っていた母が帰ってきたので、顔通ししとく。 「ジーナスといいます、よろしく」 「ご丁寧にどうも。私は彩聞令佳(さいもん れいか)。形人のお母さんよ」 「あ、こちらこそ。どうぞよろしくお願いします、お母さん」 どっちも丁寧同士だ。 この二人って、何か息が合いそうだ…。 「んー。ところで…、ジーナスちゃんに夕飯のお手伝いをさせていいかな?」 ~・~・~・~・~・~・~ その後の話を一つ。 その日の夕食は煮込みハンバーグだったのだが 「中身の玉ねぎ、刻んでくれたのジーナスちゃんなのよ」 機械にでも掛けたかのごとく均等に切り刻まれた玉ねぎ。 言っとくが、うちには包丁しかないぞ。 ていうか待て、危なっかしい発言をしないでくれお母さん。 「ついでに、味を決めたのもジーナスちゃんで…」 皿に乗ってるハンバーグを見る。 「悔しいけど、私より美味しいわ…」 ハンバーグを咀嚼しながら、母が言う。 主婦歴22年のお母さんが、起動後数時間のジーナスに負けるとは思えないのだが。 しかし、ここである事に気付く。 「お母さん、肝心ジーナスは何所に?」 ~・~・~・~・~・~・~ 「め、目がぁぁぁ…目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 目を抑えつつ悶えるジーナス、お前はムスカ大佐か。 玉ねぎが目にしみるって…、無駄に精巧だ。 「治りません…、痛いです…」 安心しろジーナス、明日には治ってると思うぞ。 ジーナスが料理の天才だと言う事は判ったが、新たな懸案事項を抱える事になった。 ジーナス用のゴーグルを買ってやらんといかんなぁ…。 まあ、明日という事で。 流れ流れて神姫無頼に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2510.html
MMS戦記 外伝「敗北の代価」 「敗北の代価 9」 注意 ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。 未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。 大阪港の端、貨物船やフェリーが静かに停泊している。その一角に真っ黒の巨大な豪華客船が停泊していた。 豪華客船には明々とまばゆい光が窓から零れ落ち、桟橋をうっすらと照らす。 桟橋に数台の観光バスが到着する。 バスからは数十人の取りまとめのない老若男女、スーツ姿のサラリーマン風の男や、杖をついた老人、制服を着た高校生、ガタイのいいスポーツマン風の男、ギャル、はてには小学生としか思えないような女の子などなど・・・ぞろぞろとバスから降りてくる。 年齢も服装も性別もまったく何一つ共通点がない集団であったが、一つだけ共通しているある物をみんな持っていた、アルミ製のカバンである。 海原「おーーーおーー今日もぎょうさんきよったな!見てみ、グロリア」 海原は最上階のスィートルームのべランダから桟橋を覗き込む。 グロリア「あそこにいる集団はすべて武装神姫オーナーですね」 スクルド「目でわかります」 青い武装を纏った2体の神姫が桟橋を覗く。 海原「ああ、そうや!ジジイやババア、サラリーマンのお兄ちゃんも折れば、女子高生もおる、熟した団地妻もおんな!!おっ!!!みてみい、あそこにおるんの小学生のガキやで!」 グロリア「ふふふ、神姫のオーナーになるのは年齢や性別は関係ありませんからね」 海原「そうや、武装神姫は平等や、差別はせえへん!大事なのは強かったらいい・・・ただそれだけのことだな、なあ!!瑠璃よ」 海原はベランダのテーブルで、酒を飲む瑠璃に話題を降る。 瑠璃「・・・・ああ、そうね」 。 瑠璃は真っ赤なミニチャイナを着ており、長い足をえらそうにXに組んで興味なさそうに酒をあおる。 海原「どーした、瑠璃?なにか不満か」 海原は瑠璃のとなりの椅子に座り、瑠璃のスラッとした生足をスリスリとさする。 さも当然のように、まるで挨拶でもするかのように海原は瑠璃の豊満な胸を揉み、体を舐めるように触る。 瑠璃「・・・・」 もう慣れた。3日前にこの男と交わってから毎日、隙があればこうやって私の体を触り弄ぶ。 最初は悪寒が走るほど嫌だったが、人間慣れると恐ろしいもので三日も毎日、昼夜を問わずされると何にも感じなくなってきた。 瑠璃はそっぽを向く。 瑠璃「別に・・・」 海原「へっへへ、また今夜も激しくやろうぜ、瑠璃ちゃん」 海原はそういうと瑠璃の顎をくいっと上げると深くキスを行う。 瑠璃「ん・・ちゅ・・・んん・・・・く・・・」 自分のマスターが好きでもない男に蹂躙されるのをみてスクルドは顔を背ける。 グロリア「スクルド、下にいこうか・・・さっきの連中の下見に行こう」 スクルド「ええ、そうですね」 海原「グロリア!今日は一日、好きに遊んできていいぞ、喧嘩売られたら全部買って分捕っちまえ!」 海原が叫ぶ。 グロリア「イエス、マイマスター」 海原「ふへっへ、その方が瑠璃ちゃんも喜ぶだろう?お金をいっぱい稼がないとな・・・俺のグロリアと瑠璃ちゃんのスクルドがいれば無敵だ。怖いものなんかねえ・・・・2人で頑張ってゆうすけ君を助けようぜ、へへっへ」 海原はそう言ってニヤつくと、瑠璃の股間に手を沿わす。 瑠璃「ん・・・く・・・」 瑠璃の口から甘い吐息が漏れ出す。 グロリア「・・・・では、行ってきます」 スクルドは海原に嬲られる瑠璃をただ呆然と眺めている。 スクルド「・・・・・」 グロリア「・・・行こう、スクルド」 グロリアは軽く敬礼すると、スクルドの手を優しく引いて部屋から出て行く。 海原「・・・ふっ・・・すいぶんとご執心だな・・・」 海原は瑠璃の体を揉み解しながらそっと瑠璃の耳元で囁く。 瑠璃「はあはあ・・・ん・・・何が・・・」 瑠璃が荒い息を吐いて聞き返す。 海原「グロリアだよ、アイツはどうやら俺以上にやり手だな」 瑠璃「ぐっ・・・・なにが・・・あっ・・・」 海原は野太い指を瑠璃の蜜の滴る秘所に這わす。 海原「寂しがりやでな、一緒にそばにいてくれる『誰か』がほしかったんだよ」 瑠璃「ん・・・あ・・・・なんのこと・・・」 海原「アイツは強い、恵まれている。だが、それだけだ・・・強い奴は多いが、孤独に耐えれる奴はそうそういない、己の寂しい心を紛らわせてくれる『誰か』がほしかったんだよ・・・アイツは」 瑠璃「・・・・・ふっ・・・・あっははは!!」 瑠璃は突然、笑い出す。 海原「・・・・何がおかしいんだ瑠璃?」 瑠璃「それってあなたのことでしょう?・・・・お金持ちで、権力もあって強くてやりたい放題、でも孤独、だから『お金』で私を縛って一緒にいたいってことでしょう?」 海原「・・・・」 海原の手がぴたりと止まる。 瑠璃「グロリアもあなたも一緒よ・・・お互いそっくりだわ・・・」 海原「ふっふ・・・ふは・・・そうだな、結局は奴も一緒だ・・・言われて始めて気がついたよ」 瑠璃が自分から海原の首に手をかけてキスをする。 海原「んぐ!?」 瑠璃「そんなに・・・そんなに寂しいなら・・・一緒にそばにいて欲しいなら・・・そばにいてあげるわよ・・・」 海原「・・・・瑠璃」 海原は瑠璃の細い腰をぎゅっと抱きしめるとベッドに倒れこんだ。 アヴァロンの一階ロビーで受付を行うオーナーたち、老若男女のオーナーたちはアルミケースを空けて自慢の神姫たちを見せて登録を済ませる。 ルカ「24、25、26・・・うわァ・・・まだまだいっぱい来ますねマスター」 天使型のルカはロビーの横にあるテーブルの上で、受付に訪れる神姫たちを確認して騒ぐ。 神代は腕を組んで、アヴァロンに乗船するオーナーたちをじっと確認する。 アヴァロンに乗り込んだ新たな乗客は全部で60人、大型の観光バスが一台あたり30人を乗せてそれが2台来たのだから、けっこうな数だ。 そして、最後の乗客の姿に神代は顔をしかめる。 アヴァロンに最後に乗船したのは、神代と同じ若い女だった。 濃い紫色の胸元が大体に開いたタイトな女性用スーツ。スカートは酷く短く、スラッとした長い足がカツカツとタラップに音を立てる。 受付には若いスーツ姿のボーイが名簿を見て女の登録を行う。 ボーイA「いらっしゃいませ、ようこそアヴァロンへ」 若い女はさっと、携帯のパスワードを見せる。 □ 重邀撃戦闘機型MMS「リカルダ」 SSSランク 二つ名「ミョルニル」 オーナー名「春日 凪」♀ 20歳 職業 神姫マスター ボーイは名簿と女のパスワードを照会する。 ボーイA「確認しました。春日様であられますね」 春日「そうだ、しばらくここで稼がせてもらうよ」 春日と名乗る女はにやっと笑う。 神代「・・・・春日!」 神代は椅子から立ち、叫ぶ。 春日「麗・・・あは♪なんでこんな所に?2年ぶりかな?生に会うのは?」 テーブルの上でルカが目をぱちくりさせる。 ルカ「あれれ?マスターのお知り合いですか?」 春日「おやおや、これが麗の新しい神姫かい、アンヴァールの初期型か・・・これまたクラシックだね」 神代「ルカだ。私の新しいパートナーさ・・・」 春日「そうかいそうかい、いいね。素敵な神姫じゃないか」 春日はルカをまじまじと見る。 神代「案内しよう。私は4日前に乗船しているんだ」 春日「まさかこんなところで昔の友達にあえるなんて思ってもいなかったよ、麗」 神代「・・・私はなんとなく春日がきそうな気はしていたけどね・・・」 春日「・・・ふふふ・・・・」 神代は船内の中央にあるバトルロンドの観客席に春日を案内する。 シャンデリアがきらびやかに光輝き、赤い絨毯が敷かれ、何十人もの神姫やオーナーでごった返していた。 いかにも怪しい風体をしたオーナーたちはテーブルを囲み、立食をしたり神姫の話をしたりして騒いでいる。 春日「なるほど、これがアヴァロンか・・・噂には聞いていたが、なんともまあ贅沢な非公式のバトルロンドの会場だな」 神代「考えたものよ、豪華客船をまるまる一隻使って裏の非公式バトルロンドの会場にするなんて・・・」 春日「これだけ派手に豪勢にやってるってことは、スポンサーと主催者はさぞかし羽振りがいいんでしょうね・・・神代」 春日の目がキラリと光る。 神代「・・・・」 ルカがくすりと笑う。 ルカ「最初、ここに来たときもオーナーは同じこと言いましたよね」 神代「羽振りがいいのは、スポンサーと主催者じゃない、参加するオーナーよ」 春日「なるほど、なるほど・・・ここでは一日に何億って金が動くって聞いたけど」 神代「ここは他の非公式のバトルロンドの会場とはわけが違う、ホンモノの金持ちとMMSマスターが来る場所よ」 春日「なるほど、なるほど・・・で・・・私はホンモノのMMSマスターかしら?」 神代「・・・・さあ?それはこの会場で生き残れたら、ホンモノってことじゃないかしら?」 春日「あはッ!!そうねその通りだわ」 神代と春日は二階の観客席に座る。 神代がボーイを呼ぶ。 神代「ワインと軽い食事を・・・」 ボーイB「かしこまりました」 春日「羽振りがいいのは、麗・・・あなたもいっしょみたいだね」 神代「そうかな?」 ボーイが上物のワインとサンドイッチ、スープやパン、クリームの乗ったデザートを持ってくる。 神代「では、頂ましょうか?」 春日「ああ、美味そうだ。さすがは豪華客船贅沢だな」 神代と春日はバトルを観戦しながら食事を楽しむ。 ルカは春日が大事そうに持っているアルミケースをチラチラと見る。 神代「そのアルミケースの中には、アイツがいるのかい?」 春日「っと・・・そうだった・・・改めて御紹介しないとね・・・」 春日はテーブルの上にアルミの頑丈なスーツケースを置く。 鍵を開けて、ゆっくりとフタを開ける。 ケースの中にはドライアイスが詰められ、一体の完全武装の神姫が静かに眠っていた。 ルカ「ふわああ・・・すごい武装ですね・・・・」 ルカが感嘆の吐息を漏らす。 神代「・・・さすがだな、春日、見事な武装だ」 春日は自慢げに自分の神姫を語る。 春日「そうだろう!!ほら、私の神姫をぜひもっとよく見てくれ、また新しい機構のエンジンを仕上げてみたんだ。非常に精密で複雑なんだが・・・動作も精度も確実でね、すばらしいだろうまるで芸術品のようだろう美しい・・・ここまで実用段階に仕上げるのには、大変な労力がかかったんだ」 たいていの一般的なレベルのMMSオーナーは、既存のMMSの装備を改造するのが関の山で、精密な素粒子エンジンを工作できる腕前を持ったMMSオーナーは極めて稀である。 春日は軽い外見に寄らず、天才的な才能と頭脳と腕前を持っている一流のMMS職人である。 春日「一般人が精製できる素材といえば、たかが知れているが、私の工廠には業務用の射出生成機があるし、より複雑な加工が可能なマルチベンダー(サル○ニーニ、超高級加工機械)も数台ある。樹脂や軽合金、複合素材やクチクラなども扱える。それにかのカタリナ社のバックアップもある。私の「リカルダ」は一級の素材と最先端技術で作られた最高級の武装神姫だ」 神代「・・・カタリナ社製の次世代型の最新鋭MMSか・・・前にまして凄みが増したな」 春日は興奮しつつ、そして冷静に話しを続ける。 春日「私は武装神姫が大好きだ。武装神姫を愛しているし、それらが動いて戦う姿を見るのは無上の喜びだ。愛する神姫には活動の機会を与えてやりたい。それが武装神姫の存在を証明するものだと私は思っているからね」 神代「戦うための、純粋な武装神姫か」 春日はうなずく。 春日「そうだ純粋な武装神姫だ・・・麗、武装神姫の本懐とはなにか?考えてみたことがあるかね?」 神代は肩をすくめる。 春日「武装神姫の本懐とはなにか?いろいろとそれについて考えを持っている奴はいるだろう。だが私にとってそれは一つしかない!!正しいのは一つだ!!」 ルカ「・・・・」 春日は興奮して机を叩く 春日「武装神姫にとって本懐はなんだ? 武装神姫に武装を施させずに、可愛らしいドレスやお洋服を着せて着せ替え人形をさせることかね? 下種な男共の慰み者として、性欲処理をさせるための自慰の道具か? それとも、神姫同士でリアルで戦うのは危険だからといってバーチャルの仮想空間でピュンピュンピコッピコと電子音とCGで出来た弾丸で戦うことかね? お店で店番をしてレジ打ちをさせて、バイトでもやらすことか? 可愛いエプロンでも着せて飯でも菓子でも作らせることか? 歌でも歌わせて踊ってアイドルの真似事でもやらせるか? 近所の公園で空き瓶を並べて射的でもやるか? それとも家にいるネズミやゴキブリを駆除でもするか? 冗談じゃない。そんな連中は武装神姫じゃない、絶対に武装神姫とは呼ばせない。ぶっ殺してやる!!! 武装神姫は獲物を仕留めるハンターでなければいけない。 それも己の全てを賭けた本当の戦いだ。 私の武装神姫が仕留めるべき獲物とはね、もっと危険で狡猾で、倒すべき価値のある獲物でなければならない。 では武装神姫にとってもっとも恐ろしく強大な天敵とは何か? それは同じ武装神姫以外、他ならない、武装神姫の敵は武装神姫以外にはありえないのだよ 私はこの非公式のバトルロンドこそが武装神姫によって与えられた最高の舞台だと思っている。 ここではなんでもが「自由」だ!!! 下らない武装神姫を縛るようなルールもなければ、制限もない!! 持てる力を全て出し切って戦う場所だ!!」 ダン!!と机に拳を振り上げて叩きつける春日。 春日「ハァハァ・・・んく・・・」 春日はワインを掴むとゴクゴクと流し込む。 春日「麗!!!私の言っていることが何か間違えているかね?」 神代はやれやれといった感じで春日に手を振る。 神代「ああそうかもな、そうかもしれないな」 ルカが小声で神代に囁く。 ルカ「こ、この人・・・なんか怖いです」 神代「昔からだ・・・気にすんな」 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>「敗北の代価 10」 前に戻る>「敗北の代価 8」 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8372.html
このページはこちらに移転しました オレのすね毛はラビリンス 作詞/321スレ362 オレのすね毛はラビリンス 今日も変な虫(迷い子)がやってくる 二度と出られぬラビリンス 今日も変な虫(迷い子)が死んでゆく ラビリンスって言われても よく分かんないだろ? 見たらわかる 見たらわかるさ! モジャってるの! モジャちゃってるのココが! 見てごらんほら 迷い込んだら出られないでしょ! ラビリンスって言ったけど よく分かんないんだよ! 迷宮だっけ 多分そうだろ! モジャってるの! モジャちゃってるのココが! 見てごらんほら 迷い込んだら出られないでしょ!
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/396.html
wiki版キャラクター相関図最新投稿対応状況 2007年4月5日時点で、以下の話までは確認しています。 主に相関図の進度確認用のメモ。 もどる Mighty Magic インターバル6 神姫たちの舞う空 コンタクトイエロー CROSS LO[A=R]D 14話 神姫狩人 第五話 武装神姫のリン 3章第20話 凪さん家シリーズ 凪さん家の十兵衛さん第十二話 真・凪さん家の弁慶ちゃん 第一話 凪さん家の弁慶ちゃん/0 TR-2 凪さん家の弁慶ちゃん 3話 ねここの飼い方 そのじゅうよん 劇場版~十一章・終焉~ ねここの飼い方・光と影 ~十章~ 岡島士郎と愉快な神姫達 第十三話 外伝第一話 『不良品』 師匠と弟子 明日の為に、其の11! 閑話休題:其の8、後日譚 マリナニタSOS!(仮) 第6話「初陣」 SOS番外編その2 せつなの武装神姫 僕とティキ そのじゅうろく Y.E.N.N 第5幕 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン ドキドキ☆エピローグ 外伝☆エピローグ コードネーム『G』 コラム1 HOBBYLIFE,HOBBYSHOP 第8話 SUB STANCE その6 いつか光り輝く 4.0 幸せな神姫を戦場に立たせる会 アルファ 春夏秋冬 三日目午前 休日 一日目 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 日記その十四 おまけ 出会いは雨の日 鳳凰カップ 2日目 アールとエルと 12話 TwinSword's クラウ・ソナス(第2話) BattleAnima Show No Mercy - なさけ むよう - 後編 おまかせ♪ホーリーベル 妖精コンビあらわる 外伝 その名はシュートレイ エピローグ 戦う神姫は好きですか 九話 戦うことを忘れた武装神姫 第4部第28話 番外-10 エルガのにっき 0403 シンメイのにっき 0310 徒然続く、そんな話。 第七節。 番外編 そのに 俺とティアナの場合 プロローグ 第2日目 ツガル戦術論-副題 シルヴィア奮闘記 鏡の試練 7 妄想神姫 本編 第二十三章 外伝 その十六 2036の風 第七間幕 短章2「野生の力」 幻の物語 幻・其の三 弾丸神姫 4 きしぶし! 第4話 流れ星シィル-銀河流星伝説- 2話 神姫ちゃんは何歳ですか? 第二十一話 過去編 1日だけの恋人 番外編 デモンストレーション 神姫ガーダーシリーズ エピソード1 二アー・トゥ・ユー Phase01-7 ユメノカガヤキ 剣は紅い花の誇り 第拾陸幕 幕間三 鳳凰杯編V sister G princess 9話 番外―sweet sweet chocolate ― EXECUTION Phase-4 鳳凰カップ編04 Phase-X01-Second Volumes Column02 武装神姫~ストライカーズ・ソウル~ 第1話 Gene Less Gene8おまけ Les lunes 第1話後半 Second Place -Howling- 第四話2 単発作品用トップページ 音声ファイル2036 三十路の独身男性、自営業の場合 第五弾発表 ある天使型の場合 弾丸神姫 騎士子のヴァレンタイン大作戦 目覚めればそこは 花は咲き乱れて※注意!18禁です 花種きてから数日後・・・ R18指定
https://w.atwiki.jp/purecurecard/pages/33.html
《ラビリンス幹部 イース》 ラビリンス幹部 イース UC (4) キャラクター:ラビリンス 3000 G・ゼロ-自分のバトルゾーンに、名前に《キュアピーチ》または《桃園ラブ》を含むキャラクターがいる場合、このキャラクターをコストを支払わずに召喚しても良い。 このキャラクターがバトルゾーンから墓地に置かれたとき、バトルゾーンに存在する相手のキャラクターを、パワーの合計が4000となるように破壊する。 なんとも可愛らしいG・ゼロを持つイース。 フレーバーテキスト 第一弾 基本セット「我が名はイース。総統メビウス様が下僕!」---イース
https://w.atwiki.jp/figbr/pages/31.html
イントロダクション―武装神姫・異説― ◆ACT//GA03c 全高15cmのミクロウォーズ、始まる。 西暦20XX年。 第三次世界大戦も、宇宙人の襲来も、悪の秘密結社の暗躍も、 巨大怪獣の出現も、異能力者の台頭もなかった、ごく当たり前の世界。 その時代では、日常的に人を支えるロボットが存在し、様々な場面で活躍していた。 『神姫』。 それは全高15cmのフィギュアロボである。 「心と感情」を持ち、最も人の近くにいる存在。 多様な道具・機構を換装し、オーナーを補佐するパートナー。 その神姫に人々は、思い思いの武器・装甲を装備させ、戦わせた。 名誉のために、強さの証明のために、あるいはただ勝利のために。 オーナーに従い、武装し戦いに赴く彼女らを、人は『武装神姫』と呼ぶ。 ▼ ▼ ▼ ――何もないところで、「私」は目を覚ましました。 正確には、単純なパターンが無限にペーストされたような床と、空間に格子状のワイヤーフレームだけが浮かぶだけの世界。 無機質というよりほとんど現実味がなくて、すぐに私はここが電脳空間のようなものなのだと思い当たりました。 それにしても、私はどうしてこんなところで目覚めたのでしょうか。 直前の記憶を検索してみましたが、どういう訳か該当するものがありませんでした。 該当するメモリーがないのではなく、過去のメモリー自体がうまく検索出来ないことに、私は首を傾げました。 もしかしたら、私はたった今はじめて「目覚めた」のかもしれない。 そうだとしたら、何も知らないままの状態でいるのもおかしくないですから。 目を落とすと自分の、人間の少女を模した……でも、人間ではあり得ない姿が視界に入りました。 だって本物の人間の手は、手首のところでパーツが分割されていたりしないでしょう。 手足にネジ穴もないでしょうし、ボディはペイントではなく、ちゃんとした服を着ているはずです。 そう、私は人間ではありません。 私は神姫。 人間のパートナーとして生み出された、身長15センチのフィギュアロボット。 形式番号はFL016、天使型MMS「アーンヴァルMk.2」。 そして名前は……。 「……あれ?」 やっぱりメモリー障害なのでしょうか。自分の名前が、思い出せない。 神姫は起動時に、マスターによって個体名を登録されるはずなのに。 なんだか、嫌な感じがします。 まるで何か大変なことが私の身に起こっているのに、私自身がそれに気付いてないような―― 『お目覚めですね、アーンヴァルMk.2』 「ひゃあっ!?」 突然の呼びかけに声が裏返ってしまい、とっさに私は両手で口を塞ぎました。 そして、自分の目の前に当たり前のように立っているもう一人の存在に気がつきました。 さっきまではいなかったはずなのに。ここは電脳空間だからなんでもありなんでしょうか。 だけど、最初の驚きの波が退いた後で私の目を惹いたのは、彼女の外見でした。 「あなたは……ネイキッド素体? ううん、パーツの分割が神姫と違う……あなたはいったい……」 彼女は……体つきからして女性型なのは間違いないと思うのですが、目も口もなく、最低限の凹凸だけしか持たない姿をしていました。 加えて全身は半透明で成形されていて、内部のメカニックがうっすらと見えています。 ただ、ボディの構造とか、関節の繋がり方とか、明らかに神姫の素体じゃない。ネジ穴もありません。 神姫じゃない、別のフィギュア。私が知らない、別のなにか。あなたは、だれ? 私の疑問を察したのでしょうか。彼女は、自分から口を開いて(実際に口が動いたわけではないですけど)、自己紹介を始めました。 『自己紹介が遅れましたね。私は、figma(フィグマ)シリーズの女性型素体です。 個体名はございませんので、呼称が必要な際は便宜上"Archetype she(アーキタイプ・シー)"とお呼びください』 「figma……?」 私のメモリーには存在しない単語です。武装神姫とは別のフィギュアロボットのシリーズなのでしょうか。 ううん、そんなことよりも、今は彼女が私のことを知ってるってことの方が大事です。 意を決して、私は質問を投げかけました。 「それで、えーと……Archetype sheさんでしたっけ。私、どうしてこんなところにいるんでしょう? なんだか記憶がぼんやりしてて……」 「良い質問です。率直に申し上げましょう」 良かった、彼女は事情を知っているようです。 私は安心の吐息を漏らしました。そして、彼女の次の言葉を聞いて――そのままの姿勢で、固まりました。 『おめでとうございます。あなたは、この特殊状況自律総合戦闘実験、プロジェクト名"BATTLE ROYALE"の被検体に選出されました』 ……彼女は何を言っているのでしょうか。 戦闘実験? バトルロワイアル? 神姫バトルとは、違う? いったい何を、何のために……。 私が思考を纏められないでいるうちに、彼女は淡々と言葉を繋いでいきました。 『この世界に存在するアクションフィギュアは、武装神姫だけではありません』 彼女の言葉と共に、単調なワイヤーフレームだけの空間に次々と立体映像が浮かび上がっていきます。 神姫もいる……だけどそれだけじゃない。 男性タイプもいます。それどころか、変身ヒーローも、ロボットも、怪獣も。 私自身も含めて、全部で60体。 どれも姿がぼんやりとしか分からないけれど、私と同じくらいの大きさの、きっと同じ境遇のフィギュア。 そして一人だけ別の場所に立っている彼女――Archetype sheの言葉が、冷徹なほど静かに続きます。 『関節部に特殊機構リボルバージョイントを採用し、堅牢な構造と安定性を獲得した"リボルテック"。 癖のない構造と広い可動範囲、そして豊富な拡張性による高水準の性能を備えた"figma"。 変身ヒーローの立体化シリーズをルーツに持ち、互換性に欠ける反面戦闘向けのモデルが揃う"S.H.シリーズ"。 リアルタイプの巨大ロボットを中心に多彩なバリエーションを有する"ROBOT魂"。 その名の通り構成材に超合金を採用し、他のフィギュアとは一線を画す強固なボディを持つ"スーパーロボット超合金"。 武装神姫とは別の角度から、少女型素体の外部装甲メカニックによる拡張を試みた"アーマーガールズプロジェクト"。 それから――』 「ちょ、ちょっと待ってください! それが今の私が置かれてる状況と、何の関係があるんですか!?」 叫ばざるを得ませんでした。 全く話が見えなくて、それなのに嫌な予感だけが膨らんで、今にも押し潰されてしまいそうで。 すると彼女の目が――正確には目があるはずの部分にあるくぼみが、真っ直ぐに私の方へ向いて、私は思わずたじろぎました。 そしてその後に続く言葉を聞いて、私は彼女に本質を尋ねたことを後悔したのです。 『単刀直入に言いましょう。私のマスター、正確にはマスターを含む人間たちは、貴女達60体のフィギュアによる殺し合いを望んでいます。 多種多様なアクションフィギュアによる総合的な戦闘実験データ。貴方達はそれを得るために用意された被験体です。 ああ、命を持たない貴女方に殺し合いという表現は不適当ですね。とにかく、貴女がすべきことはただひとつ。 貴女自身の自我を保存したいのであれば、持てる武装の限りをもって、速やかに自分以外の59体の自我を消去するだけです』 その意味を理解するのに掛かった時間はほんの僅かでしたが、それを受け入れるのには数倍の時間を要しました。 自分以外を皆殺しにして生き残る。それが、この実験の、意味。 彼女、いえ、その背後にいる人間達の実験材料として、私や他のフィギュア達は、互いに殺し合わなければならない……? そんなのおかしいと、そう言おうとしました。 何で殺し合う必要があるのかと、そう言おうとしました。 いくら作り物だからって私達には心があるんだと、そう言おうとしたんです。 だけど思考が絡まって、うまく言葉にならなくて、どう伝えたらいいのかも分からなくて。 ようやく私の口から出てきたのは、ひどく自分本位な、自己嫌悪さえ覚えるような一言でした。 「……私のマスターも、それを望んでいるんですか?」 もしかしたら、そうだと言ってほしかったのかもしれません。 マスターが望んでいるのだとしたら、どんなに辛くても、どんなに理不尽でも、戦えるはずだと、そう思ったから。 だけどArchetype sheは、何を馬鹿なことを言っているんだと言わんばかりの口調で、こう告げました。 『貴女にマスターなんていませんよ。この実験のためだけに起動された、名無しの神姫さん』 その一言を最後に私の意識は遠のいて、彼女も、ワイヤーフレームの世界も、59体のフィギュア達の映像も、見えなくなりました。 ▼ ▼ ▼ 「う、ううん……」 今度こそ、私は現実の空間で目覚めました。 時刻は深夜零時。室内に照明は灯っていないので、視界を暗視モードに切り替えて見渡します。 ここは民家の一室……子供部屋でしょうか。勉強机の上に横たわっていた体を起こすと、徐々に自分自身の状態が認識出来てきました。 私は、アーンヴァルMk.2。個体名、無し。マスター登録――無し。 武装チェック。戦闘用パーツは問題なく使用可能。ただ……武装のリミッターが解除されてるみたい。 この状態なら、壊せる。他の神姫も、あるいはそれ以外のフィギュアも。何の問題もなく、コアやチップごと壊してしまえる。 それから……記録領域に複数のデータファイルを確認。実験の詳細ルールと補助アプリケーションがインストールされてる。 もう、疑いようはありません。 「夢じゃなかったんだ……本当に、私、これから殺し合いを……」 私は、交差させた腕で自分自身の両肩を抱いて、震えました。 これから、恐ろしいことが始まる。私ひとりでは逃れられないような、恐ろしいことが。 その予感が実感に変わるのが、ただ怖くて。 その時、あのサイバースペースで聞いた「彼女」の声が、直接電脳内に響いたのです。 《おはようございます、皆様。現時刻を持って戦闘実験『BATTLE ROYALE』を開始します。 申し遅れましたが、今後のオペレーションは私、Archetype sheが行います。 改めて確認するまでもありませんが、皆様は人間によって管理された機械人形に過ぎません。 くれぐれも反抗などという身の程を知らない行動は謹んでくださいますようにお願い致します。 願わくばこの実験で、各々が自分の存在をつまらないオモチャでないと証明してくれますよう。 それでは、健闘を祈ります。六時間後にまたお会いいたしましょう》 声はそれっきり途絶えて、再び夜の静寂が帰ってきました。 電子頭脳へと直接情報を送り込んできたのは、やろうと思えばそれ以上のことも出来るという警告なのかもしれません。 私はおぼつかない足取りで勉強机の端まで歩みを進め、それから身投げするように宙へと体を投げ出しました。 直後、全身を光が包み――転送された武装を纏い、開いていた窓の隙間から、私は真っ暗な夜空へと飛び立ちました。 まだ頭の中はごちゃごちゃです。誰かを壊してしまうなんて嫌です。 だけど……何も分からないまま壊されるのも、嫌だったから。 こんな時、私にマスターがいてくれたら……ありもしない仮定を首を振って打ち払うと、私は風を切って加速しました。 闇の中へ……あるいはもしかしたら、絶望の運命の中へと。 【総合自律戦闘実験"BATTLE ROYALE"――開始】 【残り60体】 投下順に読む 次:THE BEGINNING 時系列順に読む 次:THE BEGINNING アーンヴァルMk.2 次:教皇からの挑戦状!一角獣を狩猟せよ! Archetype she 次: ▲上へ戻る