約 2,540,545 件
https://w.atwiki.jp/tratrackers/pages/60.html
ロードオブキング (オデッセイ氏所有) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ロードオブキング.JPG) 獲得重賞 【GⅡ】 日経賞 短評 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/1028.html
キングオブキングス 機種:FC, PS 作曲者:高山ヒロヒコ(FC)、不明(PS) 開発元:アトラス(FC) 発売元:ナムコ 発売日: 1988年12月9日(FC)、1998年9月23日(PS) 概要 アトラス開発の戦略SLG。ユニット同士の相性のバランスがよく取れており、SLGとしては非常に優れた作品である。 『えりかとさとるの夢冒険』や『女神転生II』と同じく波形メモリ音源チップを使用しており、それによって重厚な渋みのあるBGMを聞かせてくれる。 1998年にプレイステーションで発売された『ナムコアンソロジー2』にオリジナル版・アレンジ版が収録された。 アレンジ版の曲は全て新規曲。オーケストラによる迫力のサウンドへと変わっている。 アレンジ版の曲を自由に聴くことが出来るサウンドシアターは、一度でもゲームをスタートすると開放される。 収録曲 曲名 補足 順位 ファミコン版 (仮曲名) タイトル タイトル・中間デモ・エンディングBGM アトラス213位 初期設定 初期設定(マップ選択など)・コンティニューBGM フィールド 戦場フィールドBGM 第1回ファミコン54位第2回ファミコン135位第2回掘り出し184位アトラス114位フィールド246位 城内 城内(ユニット生産)BGM サブコマンド サブコマンド(ユニット相性表など)BGM 戦闘 戦闘画面BGM ステージクリア ステージクリアジングル ゲームオーバー ゲームオーバーBGM 未使用曲 プレイステーション『ナムコアンソロジー2』収録のアレンジ版 王者争覇 オープニングムービー プロローグ 各章のプロローグ、エンディング、ゲームオーバー 立ち向かう青年 戦場フィールド(シナリオモード:エスパダ) 動き出す帝国 戦場フィールド(シナリオモード:コラズン) 選ばれし大陸 マップ選択 見つめる戦況 設定画面、情報画面 フェイズチェンジ エスパダのテーマ 戦場フィールド(マルチモード) コラズンのテーマ ホラリオのテーマ ヴァストのテーマ キャッスル 城内 戦場に向かうもの 城内で人を雇う 召喚 城内で妖精やドラゴンなどを召喚する バトルテーマ(乱戦) 通常時の戦闘 バトルテーマ(逆襲) 種族モード時の戦闘 バトル勝利 バトル敗北 占領 魔法 クラスチェンジ 敗北 キングが倒される、降伏 フィナーレ ステージクリア ひとときの休息 セーブ・ロード画面
https://w.atwiki.jp/mariokartvehicles/pages/346.html
ドライブキッズ 概要 初登場:『マリオカートツアー』 マリオのオーバーオールをイメージしたカワイイマシン。 ボタンがヘッドライトになっている。 歴代登場作品 マリオカートツアー 2020年2月「マリオブラザーズ」ツアーから登場。ノーマル。 スリップストリームのポイントが増加する。 入手条件 『マリオカート ツアー』 「今日のラインナップ」にランダムで出現する。 また「ツアーギフトドカン」や「マルチプレイドカン」からもランダムに入手できる。 小ネタ 排気口は土管になっている。 関連マシン キッズグリーン キッズゴールド
https://w.atwiki.jp/utapri_shininglive/pages/426.html
ステータス基本パラメータ 衣装 ボイス 入手方法 備考 コメント ステータス 基本パラメータ 変化前 変化後 【コトブキング】寿嶺二 No. 163 TOTAL DANCE VOCAL ACT 特技 JUST PERFECTのスコア2.5%上昇 レア度 SR Lv40 2960 740 1110 1110 サブ特技 LIFE60%以上でクリア時+12000スコア 属性 スター MAX 3750 950 1400 1400 メインスキル スターのACTパフォーマンス50%上昇 編集 衣装 ボイス 1 オドロキマンワールドが広がっていくのはすっごく嬉しいよ! 2 ぼくはコトブキング!天界を治める王様なんだっ☆ 入手方法 スペシャル撮影:スペシャルドラマ「オドロキマン」-太陽の章-(2017/11/24~2017/12/8) 備考 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3392.html
キングオブキングス 【きんぐおぶきんぐす】 ジャンル シミュレーション 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 ナムコ 開発元 アトラス 発売日 1988年12月9日 定価 5,900円(税別) 判定 良作 キングオブキングス 概要 ゲームモード システム 評価点 問題点 総評 その後の展開 概要 「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第48弾のファンタジーウォーシミュレーション。 拠点を制圧して資金を調達し、ユニットを雇って敵軍との戦闘を繰り返しながら、最終的に総大将であるキングを打ち倒す。 ゲームモード CPUプレイヤーと一対一で戦うキャンペーンモード「ルシファーとの戦い」(全4シナリオ+隠し1)と、自由にマップを選びCPUまたはプレイヤーから最大4人まで参加するフリー対戦の「マルチプレイモード」がある。 システム 主なルール マップには2つ以上の城があり、最初は各陣営の大将ユニット「キング」が1人につき1つ守っている。敵キングを全員倒す事が勝利条件である。 キャンペーンモードのCPU専用キャラクター「ルシファー」も、キング相当の存在として扱われる。 マルチプレイモードでは「同盟」を設定できる。設定した場合は同盟国同士のユニットは戦闘を行えず、同盟国以外の勢力を全て倒すと勝利となる。 地形や町の位置関係により、同じマップでも城ごとにそれぞれ攻略難度が異なる。同盟設定を交える事で、チーム戦やハンデ戦など、更に幅広い遊び方ができるようになる。 なお、同盟はターンごとに組み直すことが可能。ゲーム外の会話戦での共謀や裏切りに制限など設けようもない話だが、度を越した悪用はしないように。 キングが城にいる場合は、その城でお金を支払う事でユニットを雇う(召喚する)。 軍資金は毎ターン一定額の収入がある他、他の城やマップ上に点在する都市を制圧している数だけ増額される。 キャンペーンモードは、シナリオによって雇えるユニットに制限がかけられている。規模の小さいマップほど、強い制限の中で攻略しなければならない。 自軍に属する城や町にいるユニットは、ターン開始時にお金を支払って、減った部隊やFOOD(後述)を補給できる。 戦闘 戦闘は、縦横斜めを含む周囲8マスに隣接したユニット同士で行う。戦闘を仕掛けた側が先制攻撃し、仕掛けられた側が全滅していなかった場合は反撃をして戦闘終了。 ユニットは小型キャラの8部隊編成と、大型キャラの4部隊編成の2種類に分かれる。攻撃回数は生存している部隊数に応じる。なお、攻撃力はユニット同士の相性によって大きく変動し、中には意外な相手に高い攻撃力を発揮する組み合わせもある。 戦闘を行ったユニットは、倒した相手との相性に応じて内部パラメータである経験値がランダムで蓄積され、戦闘を繰り返すことでレベルが上がる。レベルの上がったユニットは攻撃力にプラス補正がかかる。また、人間に属する一部ユニットは、これによってクラスチェンジして能力が大幅に強化される。 相性が悪く高ダメージを被弾しやすい敵ほど戦闘後にレベルが上がりやすい仕様となっている。部隊数が減って弱った苦手ユニットを相手に経験を積むのも有効な戦術である。 縄張り 2つ以上の自軍ユニットを1マス開けて配置すると、両者の間にはユニットを倒さないと自陣営以外のユニットが1歩ずつしか進めない、俗に言う「縄張り」が発生する。少数のユニットでも、地形と縄張りを活用すれば有効な防衛線を作ることができる。逆にその縄張りを突破するには、防衛線の弱点を的確に突かなければならない。 ユニットの移動 一般的なウォーSLG同様、ユニットの移動力から地形に応じたコストを差し引いて移動させる。地形によるロスコストの大小も、ユニットごとに様々である。 地形には、戦闘時に防御力に加算される地形効果が設定されている。なお飛行ユニットは地形効果を受けられない。 本作には各ユニットが個別に管理する「FOOD」というパラメータがある。移動するごとにこれを消費し、足りない場合はそれ以上動く事ができなくなる。 FOODを回復するには、占領した町で補給するか、ユニット「モンク」の回復魔法を使う。また、行動せずにターンを終えれば次のターンで1回フル移動できる分のFOODを獲得できる。 ユニットの種類 ユニットにはカテゴリがあり、城で雇用できる人間・妖精・ドラゴンの各種族と、位置づけの特殊なモンスターに分類される。お金で雇う基本のユニット13種に、クラスチェンジする一部ユニットの上位ユニットが6種、これにモンスター3種とキング、ルシファーを加えた、全24種類が登場する。 + 種族とユニット一覧 「人間」:初期状態では打たれ弱いが、成長すれば他では得られない大きなアドバンテージの生じる、将来性の高い種族。キングやファイターによる占領で軍資金の増加にも貢献する。 キング/ルシファー:城や町の占領と部隊の生産ができる総大将。 ルシファーはキャンペーンでCOMとしてのみ登場。 ファイター:能力は低戦闘力かつ最安値。キング以外では唯一、町の占領を行える。 ナイト→シルバーナイト→ドラゴンナイト:機動力を生かした前線向けユニット。 モンク→プリースト→ビショップ:回復魔法とゴーレム作成の魔法を使える。 ソーサラー→メイジ→ウィザード:攻撃魔法(反撃不能)とスケルトン作成の魔法を使える。 ファイターは実はキングに対して有利に戦えるユニットであり、それ以外の3種はレベルが上がるとクラスチェンジしてドラゴン族をも圧倒する攻撃力を持つようになる。中盤以降の主戦力。高位の魔法使い(ビショップ・ウィザード)は敵の縄張りを無視して通過できる。 「妖精」:中堅を固める奥の深いユニット群。 ゴブリン:山の種族。ファイターに対して強い。 ハーピー:空の種族。飛行能力を持ち、機動性が高い。 エルフ:森の種族。飛行ユニットに対して強い。 ゴブリン・ハーピー・エルフは互いに3すくみの関係にある。また比較的安価。 ジャイアント:そこそこのコストで高い防衛性能を持つ。 グリフォン:高速で飛行する。ナイトに対して強い。 「ドラゴン」:大部分が大型部隊。長所が顕著で強力なユニットが揃うが、一方で雇用・補給ともコストが高く、安易な運用は命取りとなる。 リザードマン:海や川の種族。ドラゴン族では最安値かつ唯一の小型部隊。 ワイバーン:最長移動距離を誇る飛行ユニット。 サーペント:陸ではろくに動けないが水上での戦いに長ける。 ドラゴン:一騎当千の歩く要塞。 ドラゴン・サーペント・ワイバーンは互いに3すくみの関係にある。 「モンスター」:魔法による召喚ユニットと、CPU専用ユニットが存在する。抜きん出た強さは無いものの、ノーコストで出現して進軍の邪魔をする面倒な存在。 ゴーレム:モンク系ユニットの魔法で召喚される。 スケルトン:ソーサラー系の魔法で召喚される。 コカトライス:キャンペーンモードの毒砂漠・毒沼地形でランダムに出現する。 評価点 ユニット間のバランスが良い。 例として第一に挙げられるのは、全てのマップで重用する事になるファイターと、それに対して有利に戦えるゴブリン、そのゴブリンを巻き込んで3すくみの関係にある安価ユニットのハーピー・エルフらの位置づけ。実際、ストーリーモード最初のシナリオで雇えるのはこの4種のみであり、これだけでゲームを構成しうる底力を持っている。 基本的に先手側圧倒有利な戦闘ルールなので、補給にもお金のかかる高コストユニットはそれだけ慎重に運用しなければならない。取り回しの良い小型部隊、それらに対して適度に強い中コストの大型部隊、中堅ごときなら蹴散らせる高コストの大型部隊、そんな高コスト群を足止めする小型部隊編隊…といった、大局的な意味での3すくみも成立する。 完全無欠のユニットも、死にユニットも存在しない。マップによっても活躍の幅に違いがあり、絶妙なバランスの上で様々なユニットを取り混ぜて戦う面白さがある。 SLGにおいて総ユニット種24・生産可能ユニット13は決して多い数字ではないが、バランスが取れているという前提に立つなら十二分にバリエーション豊かと言える。 高い戦略性。 必要に応じてその都度コストを支払いユニットを雇うシステムではあるが、レベル制やクラスチェンジといった成長要素があり、特定のユニットに軸を置き長期的な展望を持って立ち回る必要がある。 例えばどんなに戦線を圧倒しようとも、キングはほとんどのユニットに強く、ファイターかナイト・高レベルのユニットが複数居ないとキングを倒すことは難しい。ファイター・ナイト共に守備が弱く「天敵」が存在するため敵の城近くへ連れてくるのは難しく、ユニット育成も一筋縄でないので、単純な力押しが難しいシステムになっている。 ユニットの育成が一筋縄ではない理由は、レベルアップで上昇するのは攻撃力だけで、それ以外は(クラスチェンジしない限り)何も変化しない点にある。それゆえ敵の攻勢を許してしまえばどんなユニットも脆く崩れ去る。レベルの高いユニットを上手に守るのも重要な作戦の内である。「弱いユニットを強く育てて勝利」という勝ち筋のもつ達成感はかなりのもの。 逆に、生半可な攻撃を加えて討ちもらすような行動は控えなければならない。討ちもらしたユニットは相性の悪い敵との戦いを繰り返した結果、レベルが上がっていることが多い。戦闘相性をよく考慮し、攻めると決めたら徹底的に潰すべし。 たとえ最弱のファイターでも終盤の城落としのほかに都市の制圧・縄張り役など多方面に使える。ゆえに運用が確かであれば、弱ユニットを軸にした戦い方でも、高性能・高コストユニットの物量作戦を展開するよりも効率よく勝てる場合がある。 少数で防壁を作れる縄張りシステムによって、マップ上には同時に複数の交戦ポイントが作られる格好になりやすい。なおかつ、ユニットの雇用が城でしか行えない関係で、防戦側の方が戦力投入に対応しやすいバランスとなっている。 敵の対応力を落とすため、城攻めは領土の囲い込みとの同時進行を心がけたい。また強力なユニットを投入する際も、本来の性能を十分に発揮できるよう、派遣先も適切に選ばなければならない。FOODの概念も、その傾向を更に促進している。 つまり「安易には勝てない」。これもまた、ウォーSLGとしての十分な歯ごたえにつながっている。 操作性・ユーザーインターフェース 把握しなければならない情報が多くプレイ難度の高いゲームではあるが、ゲーム中にもフォローがあって遊びやすい。 例えば戦闘の相性については、メニューにアタック表が用意されている他、攻撃時に表示される記号(○や×などで表示)を目安にできる。 BGM ゲームで流れるBGMは繊細な音色の短調を中心に構成されている。高山ヒロヒコによる楽曲はアトラス製作ということもあり、どことなく女神転生シリーズを髣髴とさせるもの。 N106音源チップによるサウンドはファミコン離れした高音質で、耳に残るメロディアスな曲という訳ではないがプレイの邪魔にも一切ならず、加えてファミコンには珍しく1/fゆらぎを採用しており繰り返し長く聞き続けられる心地良さがある。 問題点 かなり長丁場の戦いであり、また収束性が無い。 例えば、広いマップなどで一対一となった後、片方が優位に立って城攻めをしたが落としきれなかった場合。そこに至るまでに大抵は既に長時間が経過している事もあって、その後のゲーム展開がグダグダになりがちである。一定ターンでゲーム終了とし、国力を比較して順位付けするようなルールも無い。 人間が3人以上参加するマルチプレイでは、脱落したプレイヤーは残りの決着がつくまでヒマになる。SLG初心者を交えて気軽に遊ぶのにはあまり向かない。 「降伏」コマンドが用意されているので、元々長いゲームが更に長引くと感じた際は、劣勢を認めた側が潔くゲームを終わらせつつも互いの健闘を讃えあおう。 CPUの頭はさほど賢くない。 ルシファーは初期領土や地形の関係でプレイヤーよりも有利な条件で戦いが始まるが、その代わりユニットの雇用方針にムラがあり、戦術に安定感が欠けている。そこまでならCPU戦のバランスとしては丁度良いかもしれないが、コストを度外視する用兵により、マップ条件によっては自発的に金欠に陥って一人で困っている事も。 プログラムミスのためか、CPUユニットが戦線の反対側の画面端目掛けて突進したり、同じ所をグルグル移動する場合がある。 総評 ファンタジー世界で一国の主となったプレイヤーが騎士やドラゴンを雇いながら戦うという、硬派ながら魅力的な世界観を持つウォーシミュレーションである。互いに複雑な相性関係を持つユニットが、戦闘における強弱バランスを絶妙に保ちつつも数多く取り揃えられ、国同士の軍事行動を彩り豊かに飾っている。 ルールがシンプルでありながら奥行きも深く、容易に覇者とはなれない難易度で完成された本作は、SLGファンにとって心に強く残りうる一本だろう。 プレイ時間が長くなかなか気楽には手を出せないゲームではあるが、それ以外にSLGとしての目立った欠点が見当たらない事も、地味ながら評価すべき点である。 その後の展開 のちにPSの『ナムコアンソロージー2』にて移植。こちらはFC版そのままの移植に加え、PS版としてリメイクされたアレンジ版がある。 アレンジ版ではファイターが「剣ファイター」「斧ファイター」「槍ファイター」「弓ファイター」の4種類となり、それぞれ3すくみや妖精ユニットとの相性変動などが発生している。他にも「バーバリアン」や「ゾンビ」などの新ユニットが登場している。 他にも新マップが登場し、「ストーリーモード」も一新。CPUも超攻撃的思考になっている。 ただ、戦闘前後に使われるビジュアル表現がPS独自の演算技術を用いたものであり、残念ながらPS2以降のハードではアレンジ版のみフリーズが発生してプレイがほぼ不可能になってしまっている(故障覚悟でオープントレイを繰り返せば無理やりフリーズを解消することが可能との報告有り)。 2020年6月18日にNintendo Switchで配信されたオムニバスソフト『ナムコットコレクション』の第3弾DLCとして、2020年8月20日に配信された。 今作の続編としてGB『ポケットキング』が存在する。 さらにその血をひくSLG作品に『テイルズ オブ ザ ワールド ~サモナーズ リネージ~』が存在するが…(詳細は該当ページ参照)。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/5898.html
キングオブキングス ユニット一覧ドラゴン コメント ナムコが1988年12月9日に発売したファミリーコンピュータ用のゲームソフト。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第48弾。最大4人での同時プレイが可能なシミュレーションゲーム。開発はアトラスで、キャラクターイラスト担当は金子一馬。ソフトにN106音源チップを搭載する。 ユニット一覧 ドラゴン ジュカイン:リザードマン プテラ:ワイバーン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 ユニット 人間 ヤドキング:キング ダークライ:ルシファー ルカリオ:ファイター シュバルゴ:ナイト ギルガルド:シルバーナイト チャーレム:モンク フーディン:プリースト テールナー:ソーサラー マフォクシーorアマージョ:メイジ ムウマージ:ウィザード 妖精 トゲキッス:ハーピー コノハナ:ゴブリン エルフーン:エルフ レジギガス:ジャイアント ウィンディ:グリフォン ドラゴン リザードン:ドラゴン その他 ゴルーグ:ゴーレム ガラガラ:スケルトン バシャーモ:コカトリス ヘルガー:ケルベロス ベトベトン:ゾンビ -- (ユリス) 2016-12-25 13 28 22
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/731.html
【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ ゲスト登場人物) 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー響鬼(平成第6作) 【名前】 イブキ 【よみがな】 いぶき 【キャスト】 渋江譲二 (オリジナルキャスト) 【9つの世界】 響鬼の世界 【登場話】 第18話、第19話 【ディケイドの物語】 音撃道、イブキ流の若き師範で二枚目。仮面ライダー威吹鬼に変身して魔化魍たちと戦う。ザンキが師範を務める音撃道ザンキ流と対立しており、イブキ流を音撃道の頂点に立たせようとする。また、顔立ちの良い若者はイブキ流にふさわしいらしく、門矢士をイブキ流に入ることを進めた。「IBUKI LESSON STUDIO 威吹鬼」という女性向けの道場でイブキ流の修行をしており、弟子は女性ばかり。アキラはその弟子たちの中で威吹鬼のサポート役の秘書のような役割をしている。 当初は音撃道を一つにして魔化魍と戦おうとしようとは考えていなかったが、士によって音撃道の未来を弟子たちが必死に考えていることを教えられ、音撃道を一つにするため弟子のアキラに師匠の座を渡す。 【オリジナルの響鬼の物語】 本名は和泉伊織。20歳。次々と人間を捕食している謎の怪物たち「魔化魍」達と人知れず戦う組織「猛士」の一員であり、射撃戦を得意としている仮面ライダー「仮面ライダー威吹鬼」に変身する。「猛士」の中心・吉野の宗家の出身。関東に潜伏している魔化魍の退治を勤めるほか、「天美あきら」という戦鬼になることを目指している少女の師匠でもある。ただし、師匠と言う立場でありながら彼女が表面には出さない苦悩を理解することが出来ず、師匠の面としては少々未熟な点もある。しかし、あきらは彼を師匠として誰よりも慕っている。珍しい若い鬼ライダー。 とても心優しい性格ではあるが少々天然ボケな箇所が見られ、猛士に属している者たちが良く集う甘味屋「たちばな」でイブキと同じく猛士に所属している男性「ヒビキ」(本名は日高仁志)と知人である男子中学生(同年高校生となった)「安達明日夢」と初対面したときに彼が知人ということだけでヒビキの弟子だと思い込んでしまったこともあった。 未登場だが導鬼(ミチビキ)のコードネームの父親がいる。 【関連するページ】 アキラ アミキリ イッタンモメン ウブメ オオアリ オリジナルキャスト カッパ カメンライド カメンライド ザンキ カメンライド トドロキ ザンキ テング トドロキ バケガニ バケネコ ヒトツミ ヨブコ 仮面ライダー 仮面ライダーディエンド 仮面ライダー天鬼 仮面ライダー威吹鬼 仮面ライダー轟鬼 仮面ライダー電王 渋江譲二 登場人物・出演俳優 第18話 第19話 第19話登場ライダー 第29話登場ライダー 音撃射・疾風一閃 音撃道秘伝の巻物 響鬼の世界 魔化魍
https://w.atwiki.jp/horserace/pages/2985.html
ニシノラブキングをお気に入りに追加 ニシノラブキングの情報をまとめています。リンク先には学生・未成年の方には不適切な表現内容が含まれる場合があります。またリンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。 ニシノラブキング <保存課> 使い方 サイト名 URL ニシノラブキング <情報1課> #bf ニシノラブキング <情報2課> #blogsearch2 ニシノラブキング <情報3課> #technorati ニシノラブキング <報道課> 【次走】ユーバーレーベンは京都記念(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Prime Videoの12月の豪華ラインナップ!『えんとつ町のプペル』『ドキュメンタル』シーズン10など - RBB TODAY 西野亮廣『えんとつ町のプペル』が“歌舞伎”に 主人公は市川海老蔵、ぼたん&勸玄と親子共演へ(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 英ダービー馬アダイヤーがキングジョージ参戦プラン 勝敗によって凱旋門賞挑戦も - スポーツ報知 ニシノラブキング <成分解析課> ニシノラブキングの78%は心の壁で出来ています。ニシノラブキングの12%は波動で出来ています。ニシノラブキングの4%は夢で出来ています。ニシノラブキングの2%は知恵で出来ています。ニシノラブキングの2%は株で出来ています。ニシノラブキングの2%は希望で出来ています。 ページ先頭へ version3.1
https://w.atwiki.jp/grandguardbase/pages/94.html
出現場所:ゴブリンキャンプ(第13区画) レベル:27 体力:851 マナ: 種族:ゴブリン 技:サンダーボルト、魔弾、ヒール 怒:パイロ 備考 高い魔攻でどんどんこちらの体力を削る・・・が止まる 魔防は恐ろしいほど高く魔法ではほぼダメージを与えられない 防御も結構高く削りずらい しかし回りにいるのはボディガード、本人も止まる、結局時間がかかるだけである ドロップアイテム「キングオーブ」と「ゴブペンダント」 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8080.html
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第八話 がんばれ!未来の三ツ星シェフ (後編) 再生怪獣 ライブキング 登場! 『ワハハハハ、ハークション! ウハハハハ、イーックション!』 残暑の日差しも厳しい魔法学院に、場違いで巨大な笑い声とくしゃみが何度もこだまする。 才人は声の主に向かって、自分のために与えられたGUYSメモリーディスプレイを向けた。 カメラに映し出された映像から、内部に記録された膨大な怪獣データと照合がおこなわれて、 やがてドキュメントZATの中に該当するものが現れる。 地底から現れた、この人間の笑い声とそっくりの鳴き声を発する巨大怪獣は、その名も 再生怪獣ライブキング。かつて多摩川の地底に潜んで鼻の穴だけを露出し、落ちてくる 生き物を無差別に平らげていた悪食の大怪獣だ。 こいつは巨大な腕で腹を叩きながら、鼻の穴から才人の放り込んだコショウを撒き散らし、 学院の中庭を足をじたばたともだえさせながら笑い転げている。 その一方で、白昼の大怪獣の出現は、否応なく平穏な人間生活を破壊する。 「き、きゃーっ! か、怪獣ーっ!」 「あ、あわ、あわわわ」 目の前に突如出現した巨大怪獣にシエスタは悲鳴をあげて、モンモランシーも以前の タブラの恐怖を思い出して腰を抜かした。 「あ、あの穴は、あいつの鼻の穴だったのか」 不用意に飛び込もうとしていたギーシュも地面にへたりこむと、才人は止めるのが間に合って よかったと、ほっと胸をなでおろした。地底に潜伏しているときのあいつの鼻の穴はまるで 落とし穴のようなもので、かつて地球でも防衛チームZATの東光太郎隊員が知らずに近寄って 落ちてしまって、救出するのに一苦労したのだ。 戦いに慣れている才人とルイズ、キュルケとタバサは即座に臨戦態勢をとって武器を取り出す。 だが、ライブキングは人間たちなどまるで目に入らないようで、鼻の穴に放り込まれた コショウのせいで笑いながらクシャミを連発して、おまけに人間ならば呼吸困難に陥りそうな 状態になりながらも、元気に学院の中庭を転がって、ときたま城壁に体をぶっつけたり、 馬小屋に足をひっかけて壊したりしていた。 そのせいで、つながれていた馬が悲鳴をあげて逃げ出し、奴のとんでもなく大きな笑い声と あいまって、騒ぎは小さな街ほどもある魔法学院に、一瞬にして拡大した。 「うわっ! なんだこいつは」 「か、怪獣!?」 「あっはっはは! なんだありゃあ」 「あ、あばばばばばば」 「せ、先生ぇー!」 走ってきたり、フライで窓から飛んで来たりと方法は様々だが、続々と生徒たちが集まってきて、 現場はあっというまに数百人に囲まれてしまった。 「あちゃあ、まさかこんなに人が集まってくるとは」 才人はライブキングを追い出すのに夢中になって、うっかりここが魔法学院の中であることを忘れていた。 みんな、腹が減って部屋にこもっていたはずなのに、どうやらライブキングの笑い声が天の岩戸開きの 役を果たしてしまったらしい。 見渡せば、ダウンしていたはずの全校生徒がほぼ勢ぞろいして、教師の方々もちらほらと見られる。 このときばかりは空腹を好奇心が上回ったらしい。それに、ライブキングの見た目が他者に警戒心を 与えにくいものなのも理由だろう。大笑いしながら転がりまわるカモノハシ頭の出っ腹怪獣は、 早くも生徒たちの失笑を買っている。 そのとき、ライブキングのすぐ前にいた才人たちに向かって、コルベール先生が汗を噴き出しながら 慌ててやってきた。 「君たちなにをしてるんですか! こんなところにいちゃあ危険です。はやく下がりなさい」 普段は影の薄い、頭頂部が地上の太陽になりかかっているこの先生は、ほかの教師たちが どんな指示をだしていいか分からず戸惑っている中で唯一、生徒たちの身を案じてやってきてくれて、 壮齢に達していそうな老けた容貌からは想像もできないほど強い力で、有無を言わさず彼らを 数十メイル引きずっていった。 「ミスタ・コルベール、待ってください。怪獣が出たんですよ、退治しないと」 「なにを言ってるんです。あなたたちはまだ子供ですよ。そんな危ないことに手を出してはいけません」 引っ張られていく途中でルイズが抗議してもコルベールは聞く耳を持たなかった。この先生は、 ほかの学院の教師と違って生徒に親密だが、反面過保護な一面がある。もっとも、以前にホタルンガと 戦ったときはコルベールのその性格のおかげでルイズたちは助けられている。 ほかの面々はといえば、キュルケとタバサはギャラリーも増え、せっかくこれから派手にやろうかと 思った矢先に腰を折られてしまって、とりあえずシルフィードを呼んでシエスタを避難させてから、 自分たちも下がった。モンモランシーはまだ腰が抜けたままで、うれしがっているのか拒否しているのか わからない様子でギーシュにおんぶしてもらっている。 『ウハハハ、ヒーハッハハハハ、イヒヒヒ!』 ルイズたちが校舎脇に下げられてからも、ライブキングは相変わらず笑い転げていた。 生徒や教師たちは、怪獣を見るのは初めてではないし、ドラゴンやグリフォンなどの恐ろしげな 幻獣を使い魔にしているものもいるので、最初は物珍しげに見ていた。だが、その先はとなると、 こんなふざけた姿で、しかもひたすら笑うだけの怪獣をどうしたらいいのかわからずに、 最初の興奮が冷めやって空腹感が戻ってくると、つぶされないように五〇メートルばかり 距離をとって、遠巻きに眺めていた。 そんな中で、ルイズたちは校舎の影で少々涼しさを感じながら、コルベールからお説教を受けている。 「まったく、本当に君たちは危ないことばかりして、怪我でもしたらどうするんですか」 「申し訳ありませんミスタ・コルベール、でも」 「でももかかしもありません! どんな理由があろうとも、あなた方は子供です。怪獣を相手に 戦うなんてこと、許しませんよ」 にべもなかった。コルベールは自分の生徒に危険を冒させはしまいと、場合によっては実力で 阻止するように、杖をもって立ちふさがっている。しかし、その気持ちはありがたかったが ルイズにも意地があった。 「……確かに子供かもしれません。でも、貴族として! いいえ、あいつはわたしたち全員の 家であるこの学院を荒らしてるんです。家を荒らされたら平民だって、動物だって戦うでしょう!?」 「それは大人の論理です。どこの世界に子供より家が大事な親がいますか。あなたたちは、 まだ戦場の恐ろしさを、傷つくことの恐怖を知らないから……」 この、注意しなければ景色に埋もれていきそうな中年教師のどこにこれだけの力強さが 眠っていたのか。かたくななまでに、コルベールはルイズたちの前に立ちはだかり続けた。 ルイズがなにを言ってもまったく聞き入れてくれる様子はない。 けれど、命より名誉を重んじる貴族たちの教師としては、臆病にすぎるとも見えるコルベールの 態度に、キュルケなどは少々いらだちをみせはじめた。 「ちょっとミスタ、わたしたちの身を案じてくださるお気持ちはうれしいですけど、わたしたちは すでに一度ならず実戦を潜り抜けています。大人ではないといいますが、ただの子供でも ありませんわ」 「私は、君たちが戦いに行くことはずっと反対してました。一度や二度勝てたからといって 調子に乗ると、いつか取り返しのつかないことになりますよ」 確かに、言っていることは正論なのだが、すでに多くの戦いを潜り抜けてきた自負を 持っているキュルケには納得しがたいものだった。 「もういいです。自分の家に野良犬が入り込んできても平然としているような臆病者の 言うことなど聞いてられませんわ。タバサ、行きましょう」 キュルケはタバサを連れて憤慨したように行ってしまい、ギーシュはモンモランシーを 守らねばということで残っているが、ルイズと才人はまだ足止めを受けていた。 「あちゃあ、先生、こりゃもうただですみはしないですよ。みんな気が立ってるし、止まれと 言って止まるもんじゃないです」 「だからといって犠牲者が出てからでは遅いでしょう。君たちこそ、敵と見ればどうしてそうすぐに 好戦的になるんですか? 怪獣になんの恨みがあるというんです」 「だって、あいつが学院の食料を食べちゃったんですよ!」 そのルイズの一言が、地雷のスイッチであった。 ただでさえ空腹で我慢の限界に来ていた生徒たちはその言葉を聞くなり、憎しみを込めて杖を握る。 中にはゼロのルイズの言うことだからと、疑いを見せたものも少数いても、ライブキングの大きく 突き出した腹と、人を馬鹿にしているような笑い声が無意識に彼らの憎悪を喚起した。 「ウォォォッ! やっちまえぇ!」 激発した生徒たちは憎しみと怒りを込めて、ライブキングに魔法を打ち込んだ。 炎、風、水、氷、土、雷、系統も威力もバラバラで、戦闘を得意としないものも多くいたが、それよりも 怒りのほうが強く、男女問わず、教師まで含めた数百人ぶんの魔法の総攻撃が一匹の怪獣に 集中して、激しく火花を散らせた。 「うわあっ! さ、さすがにすげえっ!」 才人はかなり離れていたのに吹き付けてきた爆風を、手で顔を覆ってなんとか避けた。 さすがにみんな魔法学院の生徒たちである。玉石混合ではあっても、人数が三桁だけに爆風だけでも その威力はキュルケやタバサの魔法すら軽くしのいでおり、弱い者の中には自分で放った魔法で 吹き飛ばされてしまったものもいたくらいだ。 だが、軍隊だったら一千人、小さな山なら吹き飛ばすくらいの威力をもっていたはずのその攻撃の 爆風が晴れたとき、そこから聞こえてきたのは怪獣の断末魔などではなかった。 『ウッハハハ! ウフフハハハ……』 なんとライブキングは多少焦げてはいるものの、まるで痛さなど感じていないように続けて 笑い転げているではないか。 「そ、そんな馬鹿な……」 まさかこれで生きているはずがないと、全力で攻撃を仕掛けた生徒たちは意気消沈して ひざを突いた。なにせ、消耗しきっていた体力を怒りだけでカバーしていたのであるから、 それを吐き出してしまった後では、後には虚無感のみが残った。 「なんて頑丈な……っていうか、信じられないくらいニブい怪獣ね」 「やっぱりな、噂に違わない不死身っぷりだ」 あいた口がふさがらないといったルイズの隣で、才人は体についた煙の灰を払い落としながらつぶやいた。 ライブキングは再生怪獣という別名のとおりに、たとえ体を木っ端微塵にされても復活する 恐るべき生命力を秘めている上に、タフネスさやスタミナも他の怪獣を大きくしのぐ。 過去に出現した個体も、防衛チームZATの攻撃を受け、同時に出現した液体大怪獣コスモリキッドと 長時間にわたって交戦しながらもまるで弱らず、コスモリキッドと二対一の状況でありながらも ウルトラマンタロウの腕を折るほどの暴れっぷりを見せている。 それでも、数百人もいればあきらめの悪いものもいるもので、続いての攻撃をかけようと呪文を 唱え始める。しかも悪いことに、負けん気が強いキュルケがその先頭に立って、男子生徒が いいところを見せようと続いているから始末に負えそうもない。ルイズは明らかに冷静さを 失っている様子のキュルケに呆れて叫んだ。 「馬鹿ね! 全員でやってダメだったのに、ほんの数十人で効くわけないでしょう」 キュルケは友人としては最上の部類に入るが、欠点もまた多い。男癖が悪いことがその最たる ものだが、自分の実力に絶対の自信を持っているだけに引くことを知らない。今回はそれが悪い 方向に発揮されていた。 「ありゃ完全に頭に血が上ってるな。しょうがない、いくぞルイズ」 ライブキングは凶暴性は少なく、かつてもコスモリキッドに散々殴られながらもほとんど反撃して いないことや、ウルトラマンタロウの戦いも幼児がおもちゃにじゃれつくようなものだったことから、 才人もあまり危機感はもっていなかったのだけれど、このまま攻撃を続けたら万一にも怒らせて しまうかもしれない。 犠牲者が出る前にウルトラマンAに変身して、一気にライブキングを片付ける。 二人はうなずきあうと、人目を避けるために人ごみに背を向けて、校舎の裏へと駆けていった。 だが、ウルトラタッチを決めようとしたとき、突然二人は肩を叩かれて止められた。 「待て、二人とも」 「あっ、セリザワさん!」 いつのまにか二人の後ろには、警備兵の服に身を包んだセリザワが立っていた。 「今はまだ、ウルトラマンAにはなるな」 「えっ!?」 二人は予想もしていなかったセリザワ=ウルトラマンヒカリの言葉に戸惑った。怪獣がいると いうのに変身するなとはどういうことか? あの血気にはやった生徒たちが馬鹿なことをする前に 止めなくては、本当に犠牲者が出るかもしれないのに。 そんな二人の抗議を、セリザワはGUYS隊長であったころと同じように表情を変えずに聞いていた。 けれども、少しすると今度は急に「ならば変身してみろ」と言って二人を驚かせた。 「えっ……じゃあ」 才人もルイズも、セリザワの真意を理解できないままだったが、最初から変身するつもりだったので、 怪訝な表情をしながらも、向かい合って互いに右手を差し出しあって重ねた。 「ウルトラ・ターッチ!」 しかし……変身の光は起こらず、つなぎあった手はそのままだった。 「えっ!? な、なんで」 「なんで変身できないのよぉ!?」 いったいどうしてと、才人とルイズはうろたえながらセリザワを見た。 「やはり、エースも同じ気持ちか。そのリングをよく見てみろ」 えっ、と二人は言われたとおりにそれぞれの右中指にはめられた、銀色のウルトラリングを 覗き込んで、そしてなぜ変身できなかったのか理解した。これまでは、変身のタイミングの度に まばゆい光を放っていたリングが、今は鈍い銀色のままを保っている。 「人間と肉体を共有しているウルトラマンは、その人間とウルトラマンの意思が一体になったときにしか 変身することはできない。知っているはずだろう?」 二人は無言のうちにうなずいた。人間によって、ウルトラマンの強すぎる力が乱用されないために、 ウルトラマンは自分の力を意思によって制限している。かつて、タッコングとの戦いのときに利己心から ウルトラマンジャックの力を使おうとした郷秀樹は、その心のために変身を許されず、人間として 限界まで戦い抜いたとき、はじめてウルトラマンは力を貸してくれるのだと知った。また、エースも 地獄星人ヒッポリト星人の巨大な幻影にエースになって立ち向かおうとした北斗と南を制している。 「じゃあ、今はウルトラマンの力はいらないってことですか? なんで!?」 「それは、君たち自身の目でこれから見極めるんだ。力だけでは物事は解決しない。私はそれを かつてメビウスたちから教わった」 そこまで言うとセリザワは校舎の上の尖塔を見上げた。そこには肩に小さな白い鳥をとまらせて、 ブロンドの髪をなびかせた麗人が立っていた。 「そろそろ……ね」 風の流れを敏感に感じ取り、マントの中から取り出された杖が陽光を反射して鋭く光った。 ライブキングは学院生たちの攻撃も、心地よいマッサージくらいにしか感じないのか、 地面に腰を下ろして、学院の城壁に背を預けながらなおも笑っている。 「ぜえ……ぜえ。な、なんて奴だ」 息も絶え絶えになり、どうにか魔法を撃っていた生徒たちは、もう数人を残してみんな体力の 限界に達して、地面の上に倒れこんでいた。 「くそぉ、ぼくたちの魔法が全然効かないなんて」 「やろう、なにがそんなにおかしいんだよ。ああ、ムカつくなあ!」 レイナールやギムリも、完全に魔法が打ち止めで、役に立たなくなった杖を地面に叩きつけて 悔しがった。彼らも、何度も怪獣や宇宙人と戦って自分の実力に自信を深めていたのだが、 この怪獣は文字通り彼らのそんな自信をあざ笑うように、傷一つない体をのんびりと横たえている。 「ちきしょう……この泥棒やろう!」 「なんでこんな奴が学院に出るんだ。腹減った、もうだめだ」 「おなかすいた……ごはん返してよお」 虚勢を張っていた男子生徒たちは悪態をつくしかなく、女子生徒たちには泣き出すものまで 現れ始めている。彼らは皆、飢えに苦しんだ目で、出べその飛び出た出っ腹をポンポンと 太鼓のように鳴らして笑い続けてるライブキングを憎しみを込めて睨みつけた。 そして、体力を残していたキュルケとタバサも、あまりにもタフな怪獣に打つ手をなくしていた。 『アハハハ! ウッヒャッヒャッハ!』 「くぁーっ! もう、なんて腹の立つ怪獣なのかしら」 ただ強い怪獣なら、相手の強さに戦う高揚感というものが湧いてくるが、こいつにはそういった 戦闘する快感というものが微塵もなかった。とにかく、美的センスの欠片もないブサイクさと、 人を馬鹿にした笑い声が神経を逆なでする。プライドの高い貴族の子弟たちにとって、これほどの 屈辱を感じたことはなかった。 だが、ライブキングの声に冷静さを失ったキュルケが怒りのままに、特大のファイヤーボールを ライブキングの顔に向けて打ち込んだときだった。それまで一方的に攻撃を受けるだけだった ライブキングが突然カモノハシのようなくちばしを開き、猛烈な火炎を吐き出してきたのである。 「っ! しまった」 一瞬でファイヤーボールを飲み込んで、火炎熱線は一直線にキュルケに向かった。もうフライで 回避する余裕はない。タバサがアイス・ストームで防壁を張ろうとしてるが、火炎が大きすぎて とても無理だ。 油断した。いくら間抜けな姿をしていても怪獣は怪獣だった。いつもならこのぐらいの火炎を 避けるくらいなんでもないのに。自分のうかつさを呪って、キュルケが目を閉じたそのとき、 火炎と彼女たちのあいだに割り込むように、渦を巻く突風が飛び込み、炎を巻き込んでいった。 「な、なに!?」 「カッター……トルネード?」 二人の見ている前で、真空渦巻きは火炎放射を飲み込んで上空へと舞い上がり、誰にも 被害の出ない高度まで達すると拡散して消滅し、続いて峻烈な女性の声が響き渡った。 「全員引け! これ以上の戦いはまかりならん!」 鋭く、よく通る声で発せられたその命令が頭上から場を駆け抜けたとき、生徒たちは校舎の 上に立つ一人の教師の姿を見つけていた。 「か、カリーヌ先生……」 「下がれ、お前たちの力ではどのみちそいつは倒せん」 彼らは正体を知るよしもないが、『烈風』カリンの迫力は声からだけで生徒たちを圧倒して、 対抗するだけの胆力のない彼らは、ほぼ言われるままにライブキングから離れていった。 一方のライブキングは自分の吐き出した火炎が無力化されたというのに特に次の攻撃をするでもなく、 もう二言三言笑い声をあげると、ごろりと横になってまぶたを閉じ、大きないびきをかき始めた。 どうやら今の火炎は別にキュルケたちを攻撃したわけではなく、奴にとってゲップかあくびの ようなものだったらしい。 つくづくふざけた怪獣……しかしそのふざけた怪獣に勝てないことは、生徒たちの自尊心を 大きく傷つけていた。 「ちくしょう……」 誰か一人の生徒がもらしたつぶやきが、全員の思いを代弁していた。 自分の魔法の威力に自信を持っていた生徒も、生徒に自分の系統の自慢ばかりしている教師も、 もう体力も気力も戦えるだけ残ってはいない。キュルケとタバサも、高いびきをかきつづける ライブキングを憎らしげに見上げるしかできず、ギーシュやモンモランシーなど、戦いに参加しなかったり、 途中で離脱した生徒たちも、精魂尽き果てた様子で呆然としており、それらの人々を見回した カリーヌは軽く息を吐いた。 「情けないものだな。これだけの頭数がいて、なにもできずに終わるか……噂の魔法学院の レベルも、たいしたものではなかったな」 無数の歯軋りの音が連鎖した。反論のできない現実が目の前に横たわっていることが、 昨日今日学院にやってきたばかりの新任教師の酷評に、抵抗する術をなくさせていた。 それでも、誰かが負け惜しみのようにつぶやくと、カリーヌは即座にそれを聞きとがめた。 「くそ……こんなに腹減ってなきゃ、こんな奴」 「ほお……万全だったら勝てたと……では聞くが、この中に朝昼晩と、まともに食事をとっていた ものがいるか?」 ルイズや才人など、一部が手を上げただけであとは大半が口ごもった。才人にしても、 学校に遅刻しそうで味噌汁を残したりした経験はあるので、手の上げ方は控えめである。 「ふん、けっきょくは全員口だけか。そんなことでは勝てる戦いも勝てんよ」 「じ、じゃああんたは。い、いや先生はあの怪獣に勝てるっていうんですか?」 「そ、そうだ! おれたちに偉そうなことを言うからには、先生はそれができるんでしょうね!」 一人の生徒が、昨日のラルゲユウスの圧倒感を思い出しながら恐る恐る言うと、 ほかの生徒たちも釣られるように、口々にカリーヌをなじりはじめた。 カリーヌは、それらの悪口を無表情で聞き、やがて軽く杖を振って彼らを黙らせると、 熟睡しているライブキングを見下ろして言った。 「倒せんな」 「な、なんだって、それじゃあ」 「情が移った」 「はぁっ!?」 想像もしていなかった答えに、生徒たちは罵声を浴びせることも忘れてあっけにとられてしまった。 怪獣に情が移るとはどういうことか? だがカリーヌは口元に皮肉な笑みを浮かべると、喉から 乾いた笑いを短くあげて言い放った。 「ふふふ……見てみるがいい。その怪獣、食って、遊んで、あとは寝る。まるでどこかの誰かたちと そっくりではないか」 「うっ……ぐっ」 怒りと、羞恥心と、屈辱感が全員を駆け巡った。もちろん、全員が全員そうではないし、 勤勉な生徒だって大勢いるが、人生の一切を怠惰に生きたことのないものなど、まずいない。 日本の普通の学生として生きてきた才人だって、漫画やゲームが身近に氾濫していたし、 ルイズやキュルケだって授業をサボったことはある。 いわば、目の前で高いびきをかいている怪獣は、自分たちの同類なのだ。人は、自分の顔を 鏡に映して見ることはできるが、鏡には醜い心までは映らない。それを認識させられたとき、 生徒たちは完全にカリーヌに対しての反抗心を失っていた。 「はっは、だがそう見ると可愛くもあるだろう。食べさせて、遊ばせておけばあとは無害だ。 いやあ、この学院の仕事は楽そうだ。そう思わないか?」 生徒たちは怒っても、同時に否定することはできなかった。まったくの真実であるからだ。 これまで学院の教師たちが、自分たちがなにをしてもほうっておいたのは、捨てておいても なにも問題ないから、つまり自分たちはその程度の存在なのだと。 けれど、生徒たちがぶつけようのない屈辱感でうなだれているとき、真っ向からカリーヌに 対抗する声があった。コルベールである。 「デジレ教諭、それは違います。彼らは確かに、まだまだ心身ともに未熟ですが、悪いところ ばかりではありません」 彼の、カリーヌに対して一歩も引かない強い口調に、普段彼を見下している生徒や同僚の 教師たちは、驚いた目で、その禿頭の冴えない中年教師を見つめた。 「コルベール教諭、しかしあなたがどう言おうと、今こうして彼らは自分の身の程も理解せずに 自分の命を危険にさらしていたではないか」 「それは、彼らがまだ未熟だからです。ですが、未熟による失敗は誰でも経験していくもので、 決して重い罪ではありません。彼らはまだ若い。過ちは、正していけばいいのです」 「だが、あなたは教職の身でありながら、ほとんどここの生徒たちは放置に等しい状態では なかったではないか」 「う……た、確かにわたしは生徒たちが過ちを犯していても、ろくに注意することもできない だめな教師でした。でも、それでも……見捨てることはできません!」 コルベールのその発言は、深海の水圧に抗うように、勇気を振り絞ったものであったろう。 コルベールの額に浮かぶ汗は、暑さや空腹による疲労だけではない。 「見捨てない、か……なら、これからあなたはどうするつもりですか?」 「それは……」 見捨てないだけなら誰でもできる。行動に示すことができなければ、ダメ教師のままだ。 コルベールははあっと息を吸うと、全員に向かって大きな声で述べた。 「皆さん! 昨日からまる一日、何も食べられてなくてさぞ苦しいことと思います。ですが、 見てのとおり、あの怪獣は恐らく食べ物を求めてここにやってきたのでしょう。ここでは、 毎日のように大量の食物が捨てられています。いわば、あいつを呼んでしまったのは 私たち全員に責任があるのです」 突飛な話だったが、説得力は強くあった。ヘドロが生んだザザーンや、汚水が生んだ ムルチ、騒音に引かれてやってきたサウンドギラーやノイズラーなど、人間が原因で 現れた怪獣は多いが、飽食が大食いの怪獣を呼んでしまうとは。 「皆さん、私たちは毎朝食事の前に、始祖ブリミルと女王陛下に感謝の祈りを捧げますが、 いままではそれを実現してはいませんでした。これからは、自分の言ったことには 責任を持つようにしようではありませんか」 必死に生徒たちを教えただそうとコルベールは声をしぼった。だが、その呼びかけに生徒たちの 何割かは、自分のおこないを悔いる姿勢を見せたけれど、別の生徒が反論の言葉をあげた。 「でもミスタ・コルベール、あの怪獣をなんとかしないと、それどころじゃないでしょう?」 「いいえ、怪獣を追い払い、また食料が届くようになったとしても、わたしたちが自分の過ちを 改めない限り、何度でも同じことは起こるでしょう。あの怪獣はまだおとなしいからいいですが、 次に来るのが丸々と太った人間が大好物な、そんな凶悪怪獣だったらどうします?」 生徒たちのあいだに戦慄が走った。そうだ、次に来る怪獣もこの怪獣のように間抜けな 奴とは限らない。むしろ、うじゃうじゃいる人間を好んでエサにしようとする奴が来るほうが、 圧倒的に確率としては高いのだ。 「わかりますな? 今回私たちは、まだ運がよかったのです。さあ皆さん、今ならまだ 間に合います。あんな怪獣が二度と来ないようにするにはどうすればいいか、もう 理解していますね? 朝、昼、晩、それぞれ出されたものは残さずいただく。いいですね!」 「はい!」 生徒たちのほとんどと、才人の唱和が学院にこだました。 恐らく、貴族として育ってきた生徒たちにとって、それはいままで教えられてきたことの 中で最小のことに違いないし、才人にとっても小学一年生の学級目標のレベルのことだ。 でも、大人になるほど、食物を作ってくれたお百姓さんや漁師さんに感謝して「いただきます」 と言い、食べられた魚や肉の命に感謝して「ごちそうさま」と言うような、そんな素朴な気持ちを 忘れていくものだ。 カリーヌは、生徒たちをまとめあげたコルベールの手腕に感心すると、屋上から飛び降りて 彼の前に立った。 「お見事な手腕、どうやら私はあなたを見損なっていたようですね」 「いえ、私に教師としての義務を思い出させてくれたのはあなたです。私は臆病で、あなたの ような厳しさをもてなかった。おかげで生徒にもなめられて……活を入れてくれて、ありがとう ございました」 「なあに、こちらもなかなかよいものが見れました。あなたの言うとおり、彼らもまだ捨てたものでは ないようです」 二人の教師は、互いを認め合うと口元に軽く笑みを浮かべて、固く握手をかわした。 「さて、それはともかく怪獣をどうしましょうか? 目を覚ます前になんとかしないと」 「この大きさでは私の使い魔でも厳しいわね……レビテーションで運び出すにしても全校生徒の 倍はいるか……」 昔からベッドにしがみついて起きない子供をどかすのは大変なものだ。コルベールとカリーヌは、 さてどうしたものかと、残った課題に頭を抱えた。 けれど、ここでようやくヒーローに出番が回ってきた。 「さて、もうそろそろいいですよねセリザワさん」 「ああ、さっさと後始末をやってしまおう」 「まったく、久々の出番がこれだなんて、さえないわねえ」 「そう言うな。ウルトラマンは殺し屋じゃないんだ。さあ、久しぶりにいくぞ!」 「ウルトラ・ターッチ!」 才人とルイズのリングが光を放ち、セリザワのナイトブレスにナイトブレードが仕込まれる。 ダブル変身! ウルトラマンA&ウルトラマンヒカリ。 姿を現したエースとヒカリは、二人のウルトラマンだと驚く生徒たちを踏み潰さないようにゆっくりと 歩くと、ライブキングをはさんでしゃがみこみ、奴の腹の下に手を突っ込んで、思い切り持ち上げた。 「デャァァッ!」 「トァァッ!」 ライブキングは再生能力を持っているので、始末するには宇宙空間に運ぶしかない。二人の ウルトラマンのウルトラ筋肉が収縮し、ライブキングの巨体がじわじわと持ち上がっていく。 が、二人のウルトラマンの力をもってしても、こいつはなかなか持ち上がらない。 (と、とんでもない重さだ) (タ、タロウが苦労したというものもわかるな……これはきつい) ウルトラマンらしくもなく弱音を吐きながら、ヒカリとエースはよろめきそうになるのをこらえながら なんとかライブキングを持ち上げていく。こいつの基本重量は六万五千トンと、ただでさえ 戦艦大和と同等の重さがあるのに、食べた食物の分も加わればメガトン怪獣スカイドンに 匹敵するのではないかと思うくらいに重い。 それでも、二人のウルトラマンは、頑張れと応援してくれる生徒たちの声援を受けて、 どうにかライブキングを持ち上げて飛び上がった。 「ショワッチ!」 飛行をはじめたら、みるみるうちに学院が小さくなり、やがて雲を突き抜けて成層圏を超え、 銀河の星々が渦巻く宇宙空間へとやってきた。 (ふぅ、ここまで来たらもう大丈夫だな) 無重力であれば奴がいくら重くても関係ない。二人のウルトラマンは、運んできただけなのに 激しく明滅しているカラータイマーの光に照らされながらも、なおも爆睡しているライブキングを ようやく手放した。 (さて、これから奴をどうする?) (……殺すのは、かわいそうなんじゃない) エースからライブキングの処遇を問われたルイズは、ぽつりとそうつぶやいた。 確かに、憎たらしいやつには違いないが、カリーヌの言ったとおり、奴は自分たちの心の 一部が具現化したようなものなのだ。始末して終わりでは、なにか負けたような、そんな 気持ちがする。それに……あんなに気持ちよさそうに眠っているやつを撃つのは、後ろめたい。 (わかった。それでは、あとは成り行きにまかせようか) エースとヒカリはうなずきあうと、しだいに小さくなっていくライブキングを見送った。 なんとも、はた迷惑この上ない怪獣だったが、いなくなると寂しい気がするのはなぜであろうか。 そういえば、ライブキングはもともと宇宙怪獣だったという説がある。次に行くのはどんな星か、 せいぜいのんびり食べて寝てられる星であればよいのだが…… やっと一人暮らしを始めた馬鹿息子を見送った母親のような気持ちで、二人のウルトラマンと 二人の少年少女は、再び青い星へと帰っていった。 こうして、大迷惑な怪獣によって引き起こされた事件は一応の解決を見た。 新人教師カリーヌ・デジレは、生徒たちから畏怖されながらも頼られる存在になり、影の薄かった ベテラン教師のコルベールは生徒たちから見直された……のだが、根本的な問題はまだ 解決していなかった。 「腹……減った」 そう、ただでさえ丸一日食事を抜いて、なおかつ怪獣相手に精神力の限度を振り絞って 戦った生徒たちにはもはや動く力もろくに残されておらず、才人たちなど一部の例外を除けば 校舎の日陰にはいずっていって、なかば死体のように寝こけているありさまであった。 しかし、反省して心を入れ替えたご褒美か、日が暮れはじめるころになって天使がやってきた。 「みなさーん! お食事の材料をいただいてきましたよーっ!」 底抜けに明るい声が、腹の虫の鳴る音しかしない学院の庭に響き渡ったとき、死体たちは フランケンシュタインとなって蘇り、我を争って正門前へと集合した。 「遅れてすみません。どうにか、皆さん全員にいきわたるだけの食材を集めてきました」 そこには、リュリュやマルトーをはじめとした食堂のコックたちが、荷車にいっぱいの 小麦粉や野菜を積んで、息を切らせて立っていた。 みんな、朝からあちこちを駆け回り、重い荷物を運んできて服は薄汚く汚れている。 けれども、先頭に立ってにんじんを振っているリュリュをはじめ、マルトーや今のコックたち からは後光さえ生徒たちには感じられた。 「なんだなんだ。どいつもこいつも死人みたいな顔色しやがって、いつもの威勢のよさは どこいった? ええ」 「まあそう言わないで、こっちもいろいろ大変だったんです」 マルトーは才人からそこでようやくこの学院で、怪獣をからめた大騒動があったことを 聞かされた。 「ふん、飢えてようやく食い物のありがたさが身に染みたか。馬鹿どもにはいい薬だ」 空腹の苦しさは体験してみないとわからない。いつもは居丈高な態度をとる生徒たちも 力を失って目の前の食べ物の山に目が釘付けになっている今になって、やっと食べられる ことのありがたさを知っていた。 でも、今のマルトーの貴族の子弟たちを見る目には憎しみはない。いや、そもそも本当に 彼らが憎いのならばとっくに学院のコックなどやめているだろう。なんだかんだで、子供が 可愛いのは親心か……彼らも空腹で苦しいだろうに、早朝からあちこちの村々をめぐり、 頭を下げて、下げて、下げて、ようやく集めてきた食材が、彼らコックたちの心を雄弁に象徴していた。 「さあて、それじゃあさっそくメシにするとするか。お前ら、道あけろ! どけどけどけい」 すると生徒の波が、さあっとまるで赤じゅうたんをひいたように割れていった。 マルトーたちが集めてきたのは、小麦粉二〇袋、野菜荷車一台分、肉は牛一頭分、 牛乳荷車一台分と、けして裕福ではない近隣の村々から集めてきたにしては上出来 すぎるくらいの収穫だった。これだけを集めるのに、マルトーたちがした苦労は計り知れない。 実は、これを集めるのに彼らは自分たちの私財の一部まで使っていた。プライドの高い 彼らだからこそ、自分たちの仕事がどれだけ重要なものなのか、それを証明したかった。 リュリュはそんな彼らと行動をともにする中で、遊びではなく、本気で仕事に命を 懸ける職人の心意気というものに触れられた気がした。 けれど、荷台に山積みになっている食材を見れば大量に見えるだろうが、数百人で 分配する上に、次の食料がトリスタニアから届くのは明日の昼過ぎなので、あと二食分に 分割せねばならず、一人当たりに回るのはわずかスープ一杯分でしかなかった。 「申し訳ありません。本当はみなさんにおなかいっぱいめしあがっていただきたいのですが……」 誰にも食の満足を味わってほしいと夢見るリュリュは、いつもの十分の一もないメニューに、 すまなそうな顔をして、スープの皿をテーブルに並べていった。 ”みなさん、怒るだろうな” いつも贅をつくした豪華な料理でも満足してもらえないのに、これではとても…… だが、食事がはじまったとき、彼女が見たのは、彼女がずっと見たいと願っていた光景だった。 「うまい! こりゃうまい」 「うめえ、うまいぜ」 「おいしい! なんで? こんな粗末なスープなのに」 男女問わずに、作法もろくに守らずにスープをかきこんでいく。 才人もルイズも、ギーシュやモンモランシーも同様だ。 リュリュは、なぜ塩とコショウで味付けしただけの粗末な野菜スープがなぜこんなに 喜ばれているのか、すぐにはわからなかったが、ぼんやりしているところをマルトーに 肩を叩かれた。 「連中はこれまで、一番大切な調味料が欠けたものしか食ってなかったからな。 それに、うますぎる料理ってのは、飽きられやすいもんだ」 その一言でリュリュは、以前タブラに追い詰められて飢えに苦しんだとき、いままで ずっとできなかった食物の錬金に成功したときのことを思い出した。 体だけでなく、心が求めるからこそ味覚が普段に倍して応える。たとえば、一日中 走り回った後では、豪勢な料理よりも塩をふっただけの握り飯がやたらとうまく感じたり するようなものだ。 「味だけじゃないんですね。料理というものは」 うまければみんな喜んで食べてくれると思っていたリュリュは、また一つ身をもって 大切なことを学んだ。 むろん、他者の苦労を想像することのできない浅慮な生徒や教師の中からは、 「こんなもので足りるか!」と、罵声が出たが、そういった者たちはカリーヌによって 石壁にめり込まされて土の味を噛み締めることになった。 「いやなら食べなくてけっこうです」 好き嫌いをする子供に食わせる飯はない。食卓において母親より強いものはいない。 ほかの生徒たちは、飯抜きにされてはかなわないと、慌てて自分のスープを確保する。 その様子を、オスマン学院長は秘書のロングビルといっしょにスープをすすりながら、のんびりと 眺めていた。 「ふむ、さすがカリーヌくんじゃのう。惰眠をむさぼっていた者たちの目を一気に覚まさせて くれたわい。彼女に全部をまかせて正解じゃった」 「学院長、まさか全部こうなるって予想されてたんですか?」 「馬鹿言っちゃ困る。わしゃ神様じゃないから千里眼なんかないわい。ただ、歳をとると多少は 人の扱いというものもうまくなるでのう。おかげで、これから学院の食堂の予算を削ると 言っても誰も文句はつけるまい。ひっひっ」 口元に人の悪い笑みを浮かべるオスマンを見て、ロングビルはこの事件が最初からオスマンの 手のひらの上で踊らされていたような、そんな不気味さを感じた。さすが腐っても齢三〇〇歳、 年の功はキングトータスの甲羅より厚いようだ。 「抜け目ない人ですね。ただ、笑いながら人のお尻に手を伸ばすのはやめてください。 フォークで刺しますよ」 「ちぇっ、ミス・ロングビルは相変わらず隙がないのう」 そんなたわむれを続けながらも、夕食会は静騒とりまぜながら続き、やがて空には幾兆の 星々が瞬き始めた。 あそこに光る一番星はライブキングか? それともウルトラの星か。今日が過ぎたら明日が来る。 明日もいいことありますように。あーした天気になーあれ。 続く 前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔