約 568,696 件
https://w.atwiki.jp/brave21/pages/156.html
「……」 疲れ果て、目が虚ろになっているユウキが大浴場の湯舟につかっている。 「(…そう…だ……中のを…出さないと………)」 半ば意識がない状態で、鉛のような身体を引きずりながら湯舟から出た。 ユウキの身体のあちこちに、男達に蹂躙された痕が朱く残っている。 「……」 ユウキは床に膝を立てて股を広げ、後孔に手を伸ばした。 「いっ…!」 ユウキの後孔は何人もの男達に乱暴に犯されせいで赤く腫れている。 「くっ、う…」 歯を噛み締め、痛みを堪えながら指を2本ゆっくりと挿入させる。 「はっ、んっ…」 指を広げ、体内に吐き出された男達の欲望を外に出す。 「奥…も…」 指を奥に入れ、関節を曲げて奥に出されたものを掻き出す。 「はっ、あ…」 ユウキの後孔から溢れた欲望は内股を白く汚し、床に滴り落ちていった。 「…っ…」 ユウキの顔が歪んだ。 体内に吐き出された欲望を外に出すという行為にすら敏感に反応し、ユウキのそれは勃ち上がっている。 「くっ、う…」 ユウキは脱力して座り込んだ。 「ううっ、うっ…」 身体を震わせながら涙を流す。 「うっ、くっ……?」 何者かの足音が近付いてくる。 次のページへ
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1726.html
ウルトラマンコスモスとジャスティス、そして2人の合体した伝説の戦士・ウルトラマンレジェンドの力により、地球の全生命をリセットせんとする宇宙予言司デラシオンの脅威は去った。 朝焼けの照らす林に、ムサシとジュリ(ジャスティスの人間態)が降り立つ。 ジュリの手のひらには飴玉。 地上で触れ合った幼い少女からのプレゼントである。 その一つを口に含み、目を閉じ、静かに息をつく。 自分に微笑みかけているムサシに気づいたジュリは、もう一つの飴玉を差し出す。 ジュリ「どうだ? 甘いぞ」 ムサシがそれに手を伸ばしかけるが、手を引っ込める。 ムサシ「やめとこう。君にとって、大事な物らしいから」 アヤノや仲間たちが大きく手を振り、ムサシを迎える。 アヤノたち「おぉい!」「お──い!」「ムサシ──っ!」「ムサシ──っ!」 ムサシ「アヤノ、みんな……! ジュリ、その味でまた地球を、僕の仲間たちを思い出してくれ」 ムサシがアヤノたちのもとへ駆けて行く。 アヤノ「ムサシ──っ!」 ムサシ「アヤノ! みんなぁ!」 ジュリ「『信じれば、夢は叶う』──か」 アヤノたち「お──い!」「お──い!」 空にはフブキのテックライガーが舞っている。 フブキ「ありがとう…… ムサシ」 彼方でムサシたちを見守っていたギャシー星人のジーンとシャウが、朝もやの中に姿を消す。 シャウ「さようなら、ムサシ……」 ドイガキ「ムサシ、良かったぁ!」 アヤノ「ムサシ──っ!」 ムサシ「アヤノ! イェ──イ!」 アヤノ「イェ──イ!」 ムサシがアヤノとハイタッチ。 他の仲間たちともハイタッチをかわし、揉みくちゃの手荒な大歓迎を受ける。 立ち去ろうとしていたジュリがムサシたちの様子を振り返り、初めての笑顔を見せる。 エンディングテーマに乗せてのエピローグ。 ついにムサシと怪獣たちの、宇宙への出発のときが来た。 宇宙船コスモ・ノアの操縦席にムサシが座し、操縦桿を握っている。 音声『コスモ・ノア、各システム異常なし、順調です』 ムサシ「了解」 音声『各コスモ・ノア、シェルター内の怪獣は現在、低温睡眠中。リドリアス、ゴルメデ、ボルギルス、ともに良好です。呑龍(ドンロン)は無事、遺跡公園に戻されました』 ムサシ「ありがとう」 宇宙を行くコスモ・ノアの隣に、コスモスが並ぶ。 ムサシ「コスモス……!」 真っ直ぐ行き先を見据えるムサシに、幼い頃のムサシが初めてコスモスに出逢ったときの言葉が重なる。 「嘘じゃないんだ! ほんとにウルトラマンに逢ったんだって!」 ムサシとコスモスが共に、宇宙の彼方へと突き進んでゆく。 (終)
https://w.atwiki.jp/alicero/pages/87.html
斎香・S・ファルネーゼ 【人称】 一人称→「」 二人称基本→「」 【関連人物への呼称】 【能力】 戦士志望。種族はヒューマン。 ユウキと同じクラス。 大陸一の武器メーカー「ファルネーゼ」の一人娘。 元ファルネーゼASの学生で、ユウキが密かに憧れていた先輩。 リカルドとは祖父同士が決めた許婚の関係。 名門良家の息女で厳しく躾けられており、日常の会話は淑やかで礼儀正しく、 努力を惜しまず日々の鍛錬を怠らない真面目な性格だが、 社会常識に疎い所があり、ナツミの口車に乗せられたり、 言葉のあやを真に受けたりすることがしばしばあった。 また、ユウキに教えられてから、とんこつラーメンが好物。 典型的年上キャラらしく、数値は不明なもののかなりの巨乳である。 婚約者リカルドに支配されているも同然のファルネーゼASを 自分では如何する事も出来ない事に失望して退学し消息不明となっていたが、 光綾学園で 1学年下げて復学していたので、ユウキと再会する。 そのため、ユウキは同じクラスになっても「先輩」と呼んでいる。 当初、ユウキ達とは違うクラスだったが、ある事情によりユウキ達のクラスに編入される。
https://w.atwiki.jp/ml37/pages/195.html
必要、というか需要、というか… リレー小説の設定がごっちゃごっちゃになってきた気がするから、なんかまとめてみた。 +キャラクター 梶岡 ユウキ 本編主人公。 日本大手時計メーカー、ミムラクロック社(愛称MC時計、エムシー)、の社長の息子。 性格はマジで特筆する事が無い。今後キーワードとなる言葉を誰かが書いてくれると期待してみたりする(もしかしてクール? むっつり?) 父親が交通事故に会って以来、人の胸の部分に 時計 が見えるようになる。本人はそれを鬱陶しく思っている様子。 彩菜に弱みを握られ、言う事は何でも聞かないといけない状態に。 新聞に自信の書いた小説が連載されている。即興狂歌を作る事が得意。 朝に弱い。 彩菜のユウキの呼び方が「ユウ君」と「ユウキ君」の二つあるんだが、この際「ユウ君」に統一しちまおうぜ。 彩菜、霜月-「ユウ君」 瑞乃-「カジキ」 一-「ヒロキ」 小日向 彩菜 どっかの麻薬さんのせいで豹変したメインヒロイン。 「俺の幼馴染で、小学校、中学校、そして今のこの高校までずっと同じ学校だった。高校2年生とは思えないほどのしっかり者で、当然生徒会長、成績も学年トップは当たり前、そのうえスタイルいいし顔もいいしといったパーフェクトな女の子―――つまり、小説で書いた七星神奈と同じだ。 ただ…人見知りではなく、人懐っこく誰からも好かれるタイプである。 特に、俺とは幼馴染ということもあり結構仲がよいと周りは言っている」 (1ページ目3人目(鍵氏)の文章から転載) どうやら、ユウキが好き。っつか、言っちゃった。 本人曰く、 決定者 らしい。 決定者 、 具現者 の設定は後々決まるんじゃない? ユウキ-「彩菜」 霜月-「彩ちゃん」 瑞乃-「みずっち」 一-「小日向」 霜月 梶岡家に仕えるメイド。ところで、梶岡家に仕えているメイドって霜月オンリー? 非常に癖がある性格をしている。主人であるユウキには敬意を示さないし、彩菜とは無駄に息が合う。 なにか特殊な能力を秘めている模様? よくわかんないけど。 ユウキ-「霜月」 彩菜-「霜月さん」 宮ヶ崎 瑞乃 死にました(ぇ 復活するか否かは今後の展開次第。だからリレー小説は面白い。 元ユウキの恋人。明るい女の子。以上(ぇ ユウキ、彩菜-「瑞乃」 幾嶋 一 悪友。以上(ぉぃ ユウキ-「一」 +用語 時計 ユウキと彩菜が人の胸の位置に見えている物。っつか、時計。 予定(未来)が実行される時間を知ることが出来る。何の予定かは分からない。 その時計の表示者にとって、その出来事がどういう感情をもたらすか、ということも把握可能。 の二つが明示されているけど、他はあいまい。 決定者 ノーデーター 具現者 ノーデータ
https://w.atwiki.jp/lilyan/pages/187.html
Ideon(イデオン)是出自《传说巨神伊迪安(伝説巨神イデオン)》的巨大人形兵器、合体机器人、超兵器。 设定 伊迪安剑 伊迪安炮 设定 合体情况:A机器+B机器+C机器 尺寸:合体状态长轴105米,LL 重量:合体状态5650吨 动力:核融合炉(功率120000t/df)、持有自我意志的无限力“伊迪”(功率不明) 移动类型:空·陆·宇,可以飞行。 装甲:イデオナイト(具体性质不明的架空物质) 武器: 格斗——撞击、拳击、脚踢 能量炮(グレンキャノン)——多座 导弹——发射器549座 备弹16000发 可以全方位射击 伊迪安剑(イデオンソード)——发射器16座 伊迪安炮(イデオンガン)——外接炮1座 伊迪护罩 伊迪发动——发动伊迪的真正力量,将作为目标的所有智慧生命打到因果地平的彼方(可观测宇宙的尽头,例如事件视界的内部)而消灭。 设定的开发者:第六文明人(具体情况不明) 驾驶员: A机器——ユウキ・コスモ、アフタ・デク B机器——ジョーダン・ベス→ファトム・モエラ→ギジェ・ザラル→マルス・ベント C机器——イムホフ・カーシャ→アフタ・デク 暴走状态——伊迪 现实中的外观设计:樋口雄一 在登场作品中是主角机。具备压倒的攻防能力和极为微妙的伊迪系统,在结尾(剧集被腰斩)伊迪发动、把人类和敌对文明同时打到因果地平的彼方而消灭,达成了全灭结局。剧场版把伊迪发动前的矛盾冲突更详细地展现,并依然达成了全灭结局。登场作品因而成为黑富野由悠季的代表作。 伊迪安剑 从两手腕各8座的发射口中伸出巨大的能量刃,可以进行穿刺和斩击,可把行星劈成两半。剧中没有东西能抵挡其威力,属于战略兵器。 在SRW里登场时一般是做成双射线·射程无限·攻击力9999的地图炮,在第三次阿尔法中也有通常武器版(攻击力记做9999,内部12000)。 是高达00的巨大能量刃的原典。 伊迪安炮 发射超重力能量涡动的外接炮,炮身具有一定的动力,可以自己飞到伊迪安附近。在与伊迪安连接后发射,一击就能摧毁彗星、行星、小行星群、舰队等各种东西,剧中没有东西能抵挡其威力,属于战略兵器、波动炮。在动画版中称为“波导炮”、“伊迪安波导炮”,在小说版发动篇中将其射出的漩涡称作黑洞风。 在SRW里登场时一般是做成扇形·射程无限·攻击力9999(第三次阿尔法中内部12000)的地图炮,在第三次阿尔法中也有全体攻击版(攻击力记做9999,内部15000)。OG系列将其原理表现为以伊迪之力产生黑洞放出重力漩涡。
https://w.atwiki.jp/brave21/pages/32.html
「……っ…!」 細い触手が、ユウキ自身の尖端の割れ目に入り込んだ。 まだ吐精させようというのだろうか。 尿道を刺激し、ユウキを追い込む。 「あ、あ…」 何度もイかされたユウキは、触手の愛撫にほとんど反応しなくなった。 「あ…」 ほとんど透明に近い白濁の液体が尖端から滲み出た。 体内の精液を出し尽くしてしまったのだろう。 ユウキ自身がびくびくと脈打っても、尖端からは何も出なくなった。 ワタルもユウキと同じ状態で、ただ茫然と触手から開放されるのを待っている。 「ユウ…キ……」 虚ろな目でユウキを見つめ、腕を延ばす。 「…ワタ…ル」 最後の力を振り絞って腕を伸ばし、もう少しでワタルの手を掴めるというその時だった。 今までじっと二人を見ていた怪物が唸った。 口の中から舌を伸ばし、二人の身体を舐め上げる。 巨大な舌でねっとりと舐められ、大量の唾液が付着し、滴り落ちた。 「…!!」 ユウキは目を大きく見開いた。 今までの触手と違い、ぬめぬめとした粘液を纏った触手が怪物の体から数本伸びてきた。 男性器に似たそれは、びくびくと脈打っている。 これがこの怪物の生殖器なのだろうか。 「や、やだ…」 ユウキは体をがたがたと震わせている。 まさか…この怪物は、これで二人の身体を犯そうというのだろうか。 勃起した大人の男性器を見た事がないワタルは、その触手の形を不思議そうに見つめている。 次のページへ
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/3558.html
「サジタリウス様の為にも、私がフォーゼを倒す!」 【名前】 ジェミニ・ゾディアーツ 【読み方】 じぇみに・ぞでぃあーつ 【声/俳優】 今野宏美/清水富美加 【スーツアクター】 不明 【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ 【登場話】 第43話「双・子・明・暗」第44話「星・雲・儀・式」 【分類】 ゾディアーツ/ホロスコープス 【スイッチ】 ジェミニスイッチ 【最輝星】 ポルックス? 【スイッチャー】 闇ユウキ(城島ユウキ) 【特色/力】 爆発性の高エネルギーを操る力、爆発性の分身体を生み出す 【星座モチーフ】 ふたご座 【その他モチーフ】 ジョーカー、道化師 【詳細】 「ジェミニ」のゾディアーツスイッチで城島ユウキの別人格・闇ユウキが変身するふたご座のパワーを宿すホロスコープスの一員。 爆発性のある高エネルギーを操る力を持ち、ピエロのように飄々とした予測不能な攻撃を行う。 触れた瞬間に爆発する赤いカード「リュンケウス」、任意のタイミングで爆発させる青いカード「イーダス」を使い分ける。 キグナスのように特殊な星座となっており、変身した瞬間にスイッチャーが2つの人格に分裂する特異性を持つ。 ふたご座の「星の運命(さだめ)」を持っていたユウキがレオとリブラに強制的に変身させられた結果、彼女の深層心理に潜んでいた(と本人が自称している)「闇」が本来の人格の「光」から分離し、闇の方がジェミニのスイッチャーとなる(ユウキはこの前後の記憶が欠落していた)。 更に2つの存在は互いに淘汰する性質を持ち、「弱い方が消える」という力を持つ。 存在が「弱い方」は白いデスマスクをしており、当初はこちらの「闇ユウキ」がつけていた。 宇宙に執着した彼女の本性を曝け出すかのように学園で悪戯を重ね、それが徐々にエスカレートしていく。 当初は驚かしたりする程度だったが、美羽を建物から突き落とそうとするなどと徐々に凶悪化していき、彼女を救出したフォーゼの前で変身し、「ユウキが変身した」と思い込んで愕然とするフォーゼを前に逃走する。 その後、ライダー部は監視カメラで「仮面を付けた闇ユウキ」という事を見抜いたが、闇ユウキはユウキの部屋に侵入する。 彼女に自分達のどちらかが消滅する事実を告げ、彼女の危機を察知して家に上がり込んだ弦太朗達の目の前で変身して逃走する。 「光」を淘汰して消し去ろうと意志が強かった為、短時間で得た超新星によって分身に覚醒する。 分身体の大爆発でメテオに重傷を負わせ、超新星を得た事で力が強くなった為、戦いの最中にユウキの存在が薄くなり、顔が白いデスマスクになる。 遂にユウキの顔を手に入れたのをいい事に自身を偽って彼女の家に居座り、ユウキを追い出す。 更に「ここは私の居場所」だと食って掛かってきた彼女を更に精神的に追い詰め、自身が所有するジェミニスイッチを取られるが、逆にそれが偽物を追い詰める結果となってしまい、変身してもまともに戦えないジェミニを不審に思った賢吾が気付いた為に逃走する。 その後、ユウキは無意識の内に幼い頃に弦太朗のある一言で宇宙飛行士になろうと決心した「大切な思い出の地」へやって来る。 そこでリブラとレオが彼女を拉致し、真のジェミニを誕生させる「星の儀式」の生贄とする為に連れ去り、バガミールでその光景を見ていたライダー部のメンバーは彼女の救出に向かう。 儀式は既に始まっており、ますます存在が希薄になった彼女にはほとんど記憶もなかった。 駆け付けたライダー部のメンバーの言葉も届かないが、「有効期限、一生の宇宙行きチケット」を探し出した弦太郎が幼い時の大切な約束(ユウキが宇宙に行く事になった際には弦太朗を宇宙に連れて行ってもらう)を忘れていた事を詫び、彼との固い絆を取り戻したユウキは元に戻る。 その反動から闇ユウキの存在が一気に希薄になった為に元に戻ってしまい、最後の足掻きとして変身する。 フォーゼコズミックステイツを分身体の力で倒そうとするが、流星から受け取ったメテオストームスイッチで爆破エネルギーを吸収された為に失敗し、コズミックステイツのワープドライブで宇宙へ運ばれ、ライダー超銀河フィニッシュを受け爆散した(闇ユウキは不気味な顔を浮かびながら消え去った)。 敗北後、スイッチは立神によって回収された。 【余談】 ふたご座がモチーフとなっている為、左右でカラーリングの異なるデザインをし、頭部の左右に小さな顔の意匠がある。 カードを使って攻撃する点からトランプの中でも唯一2枚存在するカード・ジョーカーをモチーフにしていると思われる。 デザイナー・麻宮騎亜氏によれば、「ピエロではなく、クラウン(道化師)をモチーフにした」らしい。 「2つの分裂した存在が互いに自我を持つ」怪人は前作にも登場している。 占星術で「双子座(双児宮)」は「恋人」と位置付け、実際に闇ユウキは我望を溺愛している。 第44話で艶めかしいように我望に寄り添う姿まで描かれ、彼自身もこの使徒に他のホロスコープスにも見せない愛着を持っている(劇中で彼は「一緒に宇宙へ行くパートナー」、「同じ星からの声を聞いた(プレゼンターの声を聴いた)」など意味深な事を口にしている)。 京都のザ・ホールが消えた為なのか、ゾディアーツスイッチを1度押しただけでホロスコープスになっている。 その為に通常(前身)のゾディアーツの描写はない。 東映公式サイトによれば、「デスマスクは視聴する子供に恐怖心を与えない為、あまり怖くない物にした」らしい。 同エピソードで『仮面ライダーオーズ/OOO』の真木清人役の神尾佑氏がユウキの父親役としてゲスト出演している。 声を演じる今野氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演は今作が初となり、『百獣戦隊ガオレンジャー』のピヨちゃんやヨーちゃん以来、11年振りに特撮作品に出演している。
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/474.html
『絶剣 蛇の道を往く』-2 作者・ティアラロイド 70 霊界・蛇の道入り口近くの広場*** ユウキ「えーっと、次に対戦する人、いませんかー!?」 その女の子の声は、高く可愛らしい響きだった。 たぶんその娘も、この場にいる他の大勢の死者の霊たちと同じく、 生前は歴戦の勇士だったんだろうけど、外見だけではとてもそうは 思えない明るさと無邪気さがそこにはあったんだ。 周囲からは「お前行けよ」「ヤダ、即死だよ」 「もう死んでるんだから死なねえよ」って声が聞こえて来て、 みんな尻込みしてるみたいだった。 コエンマ「ほら、次はお前が行ったらどうだ?」 煌「コエンマさま!?」 いきなり背後に現れたコエンマさまの姿に、僕はびっくりした。 煌「…そ、そんな急に言われても」 コエンマ「え~い! お前も男なら、うじうじ考えずに 正面から突っ込まんか! さ、行った行った!」 煌「わっ!?」 コエンマさまにどすん!と背中を押された僕は、 危うく転びそうになるところを、なんとか体勢を立て直して 顔を上げたところで、その"絶剣"の二つ名を持つ女の子と 眼が合ってしまったんだ。 ユウキ「あ、お兄さん、やる?」 煌「え、えーと、じゃあ…お願いします」 観念した僕は彼女の相手をすることにした。 強面のダークノイドじゃなくて、女の子が相手だったから 調子も狂ってたし、正直油断してたよ。でも実際に手合わせをして、 すぐにその先入観も吹き飛ぶことになった…。 僕は額にエターナルストーンをかざして、 戦士リュートの白銀の甲冑に身を包んだ。 戦士煌「あっ…!」 ここで今になって思い出したんだけど、 リュートの斧「天空」は生前の世界に置いてきちゃったから、 その時の僕は何も武器は持っていなかったんだ。 戦士煌「ど、どうしよう…!」 コエンマ「素手で戦う訳にもいかんだろ。ジョルジュよ」 ジョルジュ「煌さん、これをお使いください」 戦士煌「あ、ありがとうございます!」 コエンマさまとジョルジュさんが、 困っている僕に一振りのバトルアックスを貸してくれた。 受け取った僕は、それを何回か大きく振って 自分の腕に軽く慣らす。 戦士煌「お待たせしました」 ユウキ「おっけー! ルールはありありでいいよ。 魔法も必殺技もアイテムもバンバン使って構わないよ。 ボクは"これ"だけだけどね」 「ボク」という一人称が似合う元気そうな女の子は、 無邪気な自信を見せつけながら、左手で剣の柄を軽く叩く。 期間が短かったとはいえ、僕にも生前は桃矢くんたちと一緒に ダークノイドの侵略と戦ってきたという自負もプライドもあったから、 そんな"絶剣"の態度に、僕の戦士としての自尊心はいたく刺激されたよ。 71 "絶剣"は長剣を中段に構え、自然な半身の姿勢を取る。 対する僕もバトルアックスを垂直に構える。 周囲の観客も自然と息を呑み静かになる。 コエンマ「それでは、始めッ!!」 コエンマさまの試合開始の合図と同時に、僕は全力で地を蹴った 長距離を瞬時に駆け抜け、"絶剣"の身体めがけて突き崩しにかかる。 "絶剣"は僕の思惑通り、身体を右に振って最初の一撃目と二撃目を避けた。 その動きが止まったところに、僕の三撃目の斬撃が振り下ろされるはずだった。 だけどその直前、"絶剣"の右手が煙るように動いた。 僕のバトルアックスの刃に小さな火花が弾け、斬撃の軌道が微妙にズレた。 戦士煌「――!!」 僕のバトルアックスの刃は、"絶剣"の鎧を僅かに掠めて宙に舞った。 ユウキ「―――ッ!!」 まるで雷みたいな速さと衝撃の剣速が、 僕の首元めがけて跳ね上がって来た。 鋭い戦慄が僕の全身を駆け抜けた。 僕は大きく右に回避して間一髪で攻撃を回避する。 "絶剣"はまだまだ余裕の表情だ。 そんな激しい切り合いが数分は続いた。 右斜め上段から、"絶剣"の黒曜石の剣が轟然と襲いかかって来た。 僕のバトルアックスが左からの切り払いで受ける。 金属音と共に凄い衝撃が、斧を握る僕の両手に伝わった。 撥ね戻された剣を、"絶剣"は猛烈なスピードで切り返して 次々と僕めがけて打ち込んでくる。 戦士煌「このままやられるものかァァーッ!!」 "絶剣"の剣技は、どれもとてつもない威力、スピードで、 そして何よりも奇麗だった。一度大きく引き戻された"絶剣"の剣が、 僕の心臓にぴたりと照準した。 ―― 十一連撃。 巨大な閃光と衝撃音が周囲に放射する。 戦士煌「――!?」 唖然として両眼を見開く僕の前で、"絶剣"は武器を下ろした。 その時ようやく僕は自身に何が起こったのかを理解したんだ。 戦士煌「参りました」 僕は変身を解除した。不思議と悔しくはなかったけど、 でもやっぱりショックではあったかな…。 "絶剣"は何を思ったのか、すたすたと僕に近づいて来た。 左手で僕の肩をポンと叩き、にっこりと輝くような笑みを浮かべる。 ユウキ「そんなに落ち込まないでよ、お兄さん」 煌「君、本当に強いんだね。僕は地球という星の日本という国から来た 金剛煌と言います。よろしく」 これほどの強さの剣士ならば、さぞ出身の世界では名のある戦士だったに 違いないと思ったんだけど、"絶剣"は僕の自己紹介を聞いて、最初に不思議そうに きょとんとした表情をしていたけど、その後すぐにクスクスッと笑いだしたんだ。 72 煌「あ、あのー、僕…何か変なこと言ったかなぁ…?」 ユウキ「(^∇^)アハハハハ!…ゴメンゴメン! ボクも地球人で日本人だからさ。 その自己紹介の仕方ってなんだか可笑しくって… 」 煌「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!…だって、キミのその尖った耳とか 背中の羽根とか……。あっ、もしかして改造人間!?」 ユウキ「違う違う。これはね、神様に頼んで特別に アバターの方を基本の姿にしてもらったんだよ」 煌「アバター…??」 "絶剣"の話によると、彼女の今の姿は本来の現実空間(リアル)での 生まれ持った肉体の姿ではなく、VRMMORPGにおけるアバター(分身)として の姿であるとの事だった。てっきり僕は"絶剣"のことを、その見た目から どこかの異世界の妖精族か何かだと思い込んでいたんだ。 煌「でもVRMMORPGって、以前に大勢のプレイヤーがゲームの世界から 出られなくなったって確か大きな事件になったんじゃ…」 ユウキ「それはソードアート・オンライン(SAO)のことでしょ? ボクはアルヴヘイム・オンライン(ALO)にいたんだ。知らないの?」 煌「ごめん。僕はあんまりゲームとかはやらなかったから…」 ユウキ「そうなんだ。改めまして、ボクは紺野木綿季と言います。 ユウキでいいよ♪」 煌「よろしく、ユウキちゃん」 僕とユウキは固い握手を交わした。 ◇ ◇ ◇ エメル「それで、ちなみにそのユウキちゃんは 何が理由で亡くなったの?」 煌「それは……」 エメルの問いに、煌はどう答えたらよいものか戸惑う。 いかに死者の霊とはいえ、個人のプライバシーにも関わる事柄なので、 果たして口外してよいものかどうか暫しためらったが、この部分に触れるのを 避けては話を先に進められないため、重たい口を開く…。 煌「ユウキはね、後天性免疫不全症候群―AIDS(エイズ)だったんだよ…」 クレイト「ねえビークウッド、エイズってなあに?」 クレイトは、すぐ隣に座っているビークウッドに質問を口にする。 ビークウッド「アースサイドにあるウィルス性の難病の一種です。 感染経路にさえ注意し、仮に万一感染してしまっても発症前に 早期発見すれば、決して恐ろしい病気ではないのですが…」 クレイト「煌、話を続けて」 煌「うん」 ◇ ◇ ◇ 煌「それで、ユウキちゃんは生前に現世でどんな巨大な悪と戦って 地球の危機を救ったの?」 ユウキ「えーっ!? ボクはそんな大それたことはしてないよぉ!!」 ユウキの話では、別に力尽くで悪者成敗をしたとかではなく、 生前での自ら被験者となって医療用メディキュボイドの研究に 大きく寄与したなどの様々な点が閻魔大王に高く評価されらしい。 本来なら天国で先に待っていた家族と一緒に静かに暮らせるはずなのに、 ましてや彼女は僕や桃矢くんのように戦乱の渦中に身を置いていた訳でもないのに、 なんでわざわざ危険な蛇の道の試練に挑むのか、僕はユウキに尋ねてみた。 ユウキ「もっといろんな場所をこの目で見てみたいんだ」 煌「いろんな場所…?」 ユウキ「ボクはね、死ぬ前の事だけど、たくさんの仲間や友達のおかげで 仮想世界も現実世界もたくさんの場所を飛び回る事ができたんだ」 煌「でも君は現実世界では…」 生前のユウキは、病気が発症してからはずっと長い年月を 病室の中で医療用ナーヴギアに接続されて暮らしていたはずだった。 だけど……。 ユウキ「ボクが現実世界でいろいろなところを見て回って、 いろんな楽しい体験ができたのはアスナのおかげなんだよ」 煌「アスナ…?」 その「アスナ」さんという人は、きっと生前でのユウキの大切な親友であり、 また恩人だったのだろうと僕は直感した。だからそれ以上詳しくは聞かなかった。 ユウキ「だからアスナや、昔ボクがいたギルドの仲間たちの思いに 応えるためにも、ボクはまだ行ってない場所、まだ見ていない場所に もっともっと直接足を運んでみたいんだ。天国にいる両親や姉ちゃんにも この話をしたら、みんなボクの背中を押してくれたよ!」 ユウキの瞳は、とても死者の魂とは思えぬほど 活き活きと輝いていた。僕にはそんな彼女の姿が とても眩しく覚えた。 73 コエンマ「ちょうどいい。お前ら二人でペアを組め」 コエンマさまの鶴の一声に、僕はたじろいだ。 煌「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!…で、でもぉ、 女の子と二人きりでペアだなんて…(///)」 コエンマ「何を赤くなって恥ずかしがっとるんだ、お前は?」 コエンマさまは、ジト目で僕を見つめる。 ユウキ「ボクは別に構わないよ」 煌「せめてもう少し考える時間を…」 コエンマ「え~い! こっちは後がつかえておるんだ! 男ならさっさと決断せい!!」 煌「は、はい…! よろしくお願いします!」 ユウキ「へへっ、よろしくね煌ちゃん♪」 煌「こ、こちらこそよろしく…(汗」 こうして僕はユウキとペアを組んで、 蛇の道に挑む事になった。 ジョルジュ「お待たせしました。こちらが蛇の道の入り口である 頭の部分になります。正直に言って蛇の道は辛いですよ。 お身体の方はお元気でいらっしゃいますか?」 戦士煌「いやあ…僕、死んでますから あんまり元気じゃないかも…」 ジョルジュ「この蛇の上をひたすら進んでください。 界王さまのところに通じております」 ユウキ「長そうだねえ…」 ユウキはずっと遠い先の向こうを見渡している。 ジョルジュ「およそ百万キロになります」 戦士煌「ひゃ、ひゃくまんキロ…!?」 ユウキ「そ、そんなの辿りついた人なんているの!?」 ジョルジュ「ここ一億年の間では閻魔大王ただお一人だったのですが、 何年か前に孫悟空という人間が踏破に成功して以来、 他にも数十人ほど辿りついた人間がおります」 戦士煌「その孫悟空ってどんな人なんですか?」 ジョルジュ「さあ、私も直接会った事はありませんので、 どんな方なのか詳しくは存じませんが…」 ユウキ「まあ、でも辿りついた人が他にいるんなら、 ボクたちもきっとなんとかなるよ」 ユウキはひょいっと、蛇の道の先端の頭の部分に飛び乗った。 コエンマ「引き返すなら今のうちだぞ?」 ユウキ「ううん、ボクやるよ! もっと強くなりたいからね♪」 戦士煌「コエンマさま、ジョルジュさん、ここまでお見送り どうもありがとうございました」 ジョルジュ「道の両脇に広がる雲には絶対に落ちないようにしてください。 雲の下は地獄ですから二度と戻れませんよ」 戦士煌「わかりました。じゃあ、行ってきます!」 ユウキは背中の羽根を広げて、あっという間に 猛スピードで上空に飛び立つ。 ユウキ「へっへ~ん♪ それじゃあ、おっ先にぃ~!!」 戦士煌「ええーっ!? 待ってよぉ~! ちょっとぉ~!!」 多難な感じのスタートだったけど、 こんな風に僕とユウキの二人旅が始まったんだ。 コエンマ「大丈夫かな、あの二人…(汗」 74 ○金剛煌→ユウキとペアを組み、蛇の道に挑む。(回想) ○ユウキ→金剛煌とペアを組み、蛇の道に挑む。(回想) ○コエンマ→金剛煌とユウキにペアを組ませ、その出発を見送る。(回想) ○ジョルジュ早乙女→金剛煌とユウキに蛇の道での注意事項を説明し、その出発を見送る。(回想)
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/499.html
『絶剣 蛇の道を往く』-2 作者・ティアラロイド 70 霊界・蛇の道入り口近くの広場*** ユウキ「えーっと、次に対戦する人、いませんかー!?」 その女の子の声は、高く可愛らしい響きだった。 たぶんその娘も、この場にいる他の大勢の死者の霊たちと同じく、 生前は歴戦の勇士だったんだろうけど、外見だけではとてもそうは 思えない明るさと無邪気さがそこにはあったんだ。 周囲からは「お前行けよ」「ヤダ、即死だよ」 「もう死んでるんだから死なねえよ」って声が聞こえて来て、 みんな尻込みしてるみたいだった。 コエンマ「ほら、次はお前が行ったらどうだ?」 煌「コエンマさま!?」 いきなり背後に現れたコエンマさまの姿に、僕はびっくりした。 煌「…そ、そんな急に言われても」 コエンマ「え~い! お前も男なら、うじうじ考えずに 正面から突っ込まんか! さ、行った行った!」 煌「わっ!?」 コエンマさまにどすん!と背中を押された僕は、 危うく転びそうになるところを、なんとか体勢を立て直して 顔を上げたところで、その"絶剣"の二つ名を持つ女の子と 眼が合ってしまったんだ。 ユウキ「あ、お兄さん、やる?」 煌「え、えーと、じゃあ…お願いします」 観念した僕は彼女の相手をすることにした。 強面のダークノイドじゃなくて、女の子が相手だったから 調子も狂ってたし、正直油断してたよ。でも実際に手合わせをして、 すぐにその先入観も吹き飛ぶことになった…。 僕は額にエターナルストーンをかざして、 戦士リュートの白銀の甲冑に身を包んだ。 戦士煌「あっ…!」 ここで今になって思い出したんだけど、 リュートの斧「天空」は生前の世界に置いてきちゃったから、 その時の僕は何も武器は持っていなかったんだ。 戦士煌「ど、どうしよう…!」 コエンマ「素手で戦う訳にもいかんだろ。ジョルジュよ」 ジョルジュ「煌さん、これをお使いください」 戦士煌「あ、ありがとうございます!」 コエンマさまとジョルジュさんが、 困っている僕に一振りのバトルアックスを貸してくれた。 受け取った僕は、それを何回か大きく振って 自分の腕に軽く慣らす。 戦士煌「お待たせしました」 ユウキ「おっけー! ルールはありありでいいよ。 魔法も必殺技もアイテムもバンバン使って構わないよ。 ボクは"これ"だけだけどね」 「ボク」という一人称が似合う元気そうな女の子は、 無邪気な自信を見せつけながら、左手で剣の柄を軽く叩く。 期間が短かったとはいえ、僕にも生前は桃矢くんたちと一緒に ダークノイドの侵略と戦ってきたという自負もプライドもあったから、 そんな"絶剣"の態度に、僕の戦士としての自尊心はいたく刺激されたよ。 71 "絶剣"は長剣を中段に構え、自然な半身の姿勢を取る。 対する僕もバトルアックスを垂直に構える。 周囲の観客も自然と息を呑み静かになる。 コエンマ「それでは、始めッ!!」 コエンマさまの試合開始の合図と同時に、僕は全力で地を蹴った 長距離を瞬時に駆け抜け、"絶剣"の身体めがけて突き崩しにかかる。 "絶剣"は僕の思惑通り、身体を右に振って最初の一撃目と二撃目を避けた。 その動きが止まったところに、僕の三撃目の斬撃が振り下ろされるはずだった。 だけどその直前、"絶剣"の右手が煙るように動いた。 僕のバトルアックスの刃に小さな火花が弾け、斬撃の軌道が微妙にズレた。 戦士煌「――!!」 僕のバトルアックスの刃は、"絶剣"の鎧を僅かに掠めて宙に舞った。 ユウキ「―――ッ!!」 まるで雷みたいな速さと衝撃の剣速が、 僕の首元めがけて跳ね上がって来た。 鋭い戦慄が僕の全身を駆け抜けた。 僕は大きく右に回避して間一髪で攻撃を回避する。 "絶剣"はまだまだ余裕の表情だ。 そんな激しい切り合いが数分は続いた。 右斜め上段から、"絶剣"の黒曜石の剣が轟然と襲いかかって来た。 僕のバトルアックスが左からの切り払いで受ける。 金属音と共に凄い衝撃が、斧を握る僕の両手に伝わった。 撥ね戻された剣を、"絶剣"は猛烈なスピードで切り返して 次々と僕めがけて打ち込んでくる。 戦士煌「このままやられるものかァァーッ!!」 "絶剣"の剣技は、どれもとてつもない威力、スピードで、 そして何よりも奇麗だった。一度大きく引き戻された"絶剣"の剣が、 僕の心臓にぴたりと照準した。 ―― 十一連撃。 巨大な閃光と衝撃音が周囲に放射する。 戦士煌「――!?」 唖然として両眼を見開く僕の前で、"絶剣"は武器を下ろした。 その時ようやく僕は自身に何が起こったのかを理解したんだ。 戦士煌「参りました」 僕は変身を解除した。不思議と悔しくはなかったけど、 でもやっぱりショックではあったかな…。 "絶剣"は何を思ったのか、すたすたと僕に近づいて来た。 左手で僕の肩をポンと叩き、にっこりと輝くような笑みを浮かべる。 ユウキ「そんなに落ち込まないでよ、お兄さん」 煌「君、本当に強いんだね。僕は地球という星の日本という国から来た 金剛煌と言います。よろしく」 これほどの強さの剣士ならば、さぞ出身の世界では名のある戦士だったに 違いないと思ったんだけど、"絶剣"は僕の自己紹介を聞いて、最初に不思議そうに きょとんとした表情をしていたけど、その後すぐにクスクスッと笑いだしたんだ。 72 煌「あ、あのー、僕…何か変なこと言ったかなぁ…?」 ユウキ「(^∇^)アハハハハ!…ゴメンゴメン! ボクも地球人で日本人だからさ。 その自己紹介の仕方ってなんだか可笑しくって… 」 煌「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!…だって、キミのその尖った耳とか 背中の羽根とか……。あっ、もしかして改造人間!?」 ユウキ「違う違う。これはね、神様に頼んで特別に アバターの方を基本の姿にしてもらったんだよ」 煌「アバター…??」 "絶剣"の話によると、彼女の今の姿は本来の現実空間(リアル)での 生まれ持った肉体の姿ではなく、VRMMORPGにおけるアバター(分身)として の姿であるとの事だった。てっきり僕は"絶剣"のことを、その見た目から どこかの異世界の妖精族か何かだと思い込んでいたんだ。 煌「でもVRMMORPGって、以前に大勢のプレイヤーがゲームの世界から 出られなくなったって確か大きな事件になったんじゃ…」 ユウキ「それはソードアート・オンライン(SAO)のことでしょ? ボクはアルヴヘイム・オンライン(ALO)にいたんだ。知らないの?」 煌「ごめん。僕はあんまりゲームとかはやらなかったから…」 ユウキ「そうなんだ。改めまして、ボクは紺野木綿季と言います。 ユウキでいいよ♪」 煌「よろしく、ユウキちゃん」 僕とユウキは固い握手を交わした。 ◇ ◇ ◇ エメル「それで、ちなみにそのユウキちゃんは 何が理由で亡くなったの?」 煌「それは……」 エメルの問いに、煌はどう答えたらよいものか戸惑う。 いかに死者の霊とはいえ、個人のプライバシーにも関わる事柄なので、 果たして口外してよいものかどうか暫しためらったが、この部分に触れるのを 避けては話を先に進められないため、重たい口を開く…。 煌「ユウキはね、後天性免疫不全症候群―AIDS(エイズ)だったんだよ…」 クレイト「ねえビークウッド、エイズってなあに?」 クレイトは、すぐ隣に座っているビークウッドに質問を口にする。 ビークウッド「アースサイドにあるウィルス性の難病の一種です。 感染経路にさえ注意し、仮に万一感染してしまっても発症前に 早期発見すれば、決して恐ろしい病気ではないのですが…」 クレイト「煌、話を続けて」 煌「うん」 ◇ ◇ ◇ 煌「それで、ユウキちゃんは生前に現世でどんな巨大な悪と戦って 地球の危機を救ったの?」 ユウキ「えーっ!? ボクはそんな大それたことはしてないよぉ!!」 ユウキの話では、別に力尽くで悪者成敗をしたとかではなく、 生前での自ら被験者となって医療用メディキュボイドの研究に 大きく寄与したなどの様々な点が閻魔大王に高く評価されらしい。 本来なら天国で先に待っていた家族と一緒に静かに暮らせるはずなのに、 ましてや彼女は僕や桃矢くんのように戦乱の渦中に身を置いていた訳でもないのに、 なんでわざわざ危険な蛇の道の試練に挑むのか、僕はユウキに尋ねてみた。 ユウキ「もっといろんな場所をこの目で見てみたいんだ」 煌「いろんな場所…?」 ユウキ「ボクはね、死ぬ前の事だけど、たくさんの仲間や友達のおかげで 仮想世界も現実世界もたくさんの場所を飛び回る事ができたんだ」 煌「でも君は現実世界では…」 生前のユウキは、病気が発症してからはずっと長い年月を 病室の中で医療用ナーヴギアに接続されて暮らしていたはずだった。 だけど……。 ユウキ「ボクが現実世界でいろいろなところを見て回って、 いろんな楽しい体験ができたのはアスナのおかげなんだよ」 煌「アスナ…?」 その「アスナ」さんという人は、きっと生前でのユウキの大切な親友であり、 また恩人だったのだろうと僕は直感した。だからそれ以上詳しくは聞かなかった。 ユウキ「だからアスナや、昔ボクがいたギルドの仲間たちの思いに 応えるためにも、ボクはまだ行ってない場所、まだ見ていない場所に もっともっと直接足を運んでみたいんだ。天国にいる両親や姉ちゃんにも この話をしたら、みんなボクの背中を押してくれたよ!」 ユウキの瞳は、とても死者の魂とは思えぬほど 活き活きと輝いていた。僕にはそんな彼女の姿が とても眩しく覚えた。 73 コエンマ「ちょうどいい。お前ら二人でペアを組め」 コエンマさまの鶴の一声に、僕はたじろいだ。 煌「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!…で、でもぉ、 女の子と二人きりでペアだなんて…(///)」 コエンマ「何を赤くなって恥ずかしがっとるんだ、お前は?」 コエンマさまは、ジト目で僕を見つめる。 ユウキ「ボクは別に構わないよ」 煌「せめてもう少し考える時間を…」 コエンマ「え~い! こっちは後がつかえておるんだ! 男ならさっさと決断せい!!」 煌「は、はい…! よろしくお願いします!」 ユウキ「へへっ、よろしくね煌ちゃん♪」 煌「こ、こちらこそよろしく…(汗」 こうして僕はユウキとペアを組んで、 蛇の道に挑む事になった。 ジョルジュ「お待たせしました。こちらが蛇の道の入り口である 頭の部分になります。正直に言って蛇の道は辛いですよ。 お身体の方はお元気でいらっしゃいますか?」 戦士煌「いやあ…僕、死んでますから あんまり元気じゃないかも…」 ジョルジュ「この蛇の上をひたすら進んでください。 界王さまのところに通じております」 ユウキ「長そうだねえ…」 ユウキはずっと遠い先の向こうを見渡している。 ジョルジュ「およそ百万キロになります」 戦士煌「ひゃ、ひゃくまんキロ…!?」 ユウキ「そ、そんなの辿りついた人なんているの!?」 ジョルジュ「ここ一億年の間では閻魔大王ただお一人だったのですが、 何年か前に孫悟空という人間が踏破に成功して以来、 他にも数十人ほど辿りついた人間がおります」 戦士煌「その孫悟空ってどんな人なんですか?」 ジョルジュ「さあ、私も直接会った事はありませんので、 どんな方なのか詳しくは存じませんが…」 ユウキ「まあ、でも辿りついた人が他にいるんなら、 ボクたちもきっとなんとかなるよ」 ユウキはひょいっと、蛇の道の先端の頭の部分に飛び乗った。 コエンマ「引き返すなら今のうちだぞ?」 ユウキ「ううん、ボクやるよ! もっと強くなりたいからね♪」 戦士煌「コエンマさま、ジョルジュさん、ここまでお見送り どうもありがとうございました」 ジョルジュ「道の両脇に広がる雲には絶対に落ちないようにしてください。 雲の下は地獄ですから二度と戻れませんよ」 戦士煌「わかりました。じゃあ、行ってきます!」 ユウキは背中の羽根を広げて、あっという間に 猛スピードで上空に飛び立つ。 ユウキ「へっへ~ん♪ それじゃあ、おっ先にぃ~!!」 戦士煌「ええーっ!? 待ってよぉ~! ちょっとぉ~!!」 多難な感じのスタートだったけど、 こんな風に僕とユウキの二人旅が始まったんだ。 コエンマ「大丈夫かな、あの二人…(汗」 74 ○金剛煌→ユウキとペアを組み、蛇の道に挑む。(回想) ○ユウキ→金剛煌とペアを組み、蛇の道に挑む。(回想) ○コエンマ→金剛煌とユウキにペアを組ませ、その出発を見送る。(回想) ○ジョルジュ早乙女→金剛煌とユウキに蛇の道での注意事項を説明し、その出発を見送る。(回想)
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1138.html
上の作品見てて突発的に思いついたので書いてみる。 ザラ社 パトリック「……以上が今回の企画ですか。」 クルーゼ「開発部も、それなりの考えがあって提出をしてきたのでしょう。」 ユウキ「しかし、これはあまりにも露骨過ぎでは……?」 クルーゼ「何を言う?あれはダイクン社の商品だが、特許をとった登録商標ではない。」 ユウキ「ですが、スペックや性能は確かに優れていますし、 うちはエコ(核ではなくバッテリーを使っているってことでw)に 気を使っているので、そこで差別化は出来ると思いますが……」 パトリック「ゲイツで失敗した今の我が社が、今のところこれに変わる商品を用意できるのかね? アレはザラ社期待の新型と触れ込んでいたのだが、 アズラエル社のダガーに同じような性能でコストで大きく差をつけられ、 知っての通り、今我が社は存亡の危機だ。」 ユウキ「しかし……だからと言って、何もダイクン社の製品を真似た商品を出すのは……」 クルーゼ「では、一つ聞かせて頂きたい。 現状、フリーダムのコストを大きく下げ、エコをうたい文句として 売り出そうとしていると聞きますが、如何せん乗り手を選ぶフリーダムに どれだけの収益率が見込めるとお考えなのでしょうか?」 ユウキ「ですが……。」 パトリック「もう良い。ユウキ、お前の心配も判らないではない。 だが、最終的に商品の価値はお客様が決める事だ。」 クルーゼ「私達のお客様は常連(コーディネイター)が多い。 ゲイツやフリーダムで失った信頼だ、今度はパクリかと蔑み、失望する者もいるだろう。 その言葉攻めはあえて受け入れよう、だが、その雪辱は商品の質で払拭するのだ。 確かな品質と出来うる限りの安定した価格で提供し、そのよさが分かれば、 口コミから自然と悪評は消えていくはずだ。」 パトリック「……クルーゼの言うとおりだ。商品の質で勝負しよう。」 ユウキ「分かりました、社長。」 こうしてザラ社は、新型MS、ザクウォーリアの発売に踏み切った。 シャア「ええい、ヨーツンヘイム社の事でかなり足元が緩んだと言うのに!」 ナナイ「ヅダでだいぶ信用を失いましたからね、 エコロジーで品質も確かなザクウォーリアは、 若者向けの我が社の主力とは購買層こそ違いますが、 些か軽視できるものではないかと。」 シャア「だが、それを打開する手段がまるで思いつかん。」 リボンズ「人の英知は、そんなものだって乗り越えられる!」 シャア「だったら、今すぐ私に英知を授けて見せろ!」