約 524,135 件
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1444.html
じゃあひとつネタおいとく。 メリー 境界が見える程度の能力 あぁ、またちかづいてる 私が境界を操れたら、あのこなんて… あぁ、○○おはよう。先輩?うふふ。 よそよそしいのね。あんなに沢山話したのに。 ん?身に覚えがない? 酷い!忘れたなんて! ねぇ蓮子ぉ?…何よその目。 ○○?○○! 忘れたなんて許さない、ずっと一緒にいたのに よそよそしいよ …そうだ!またずっと一緒にいたら思い出せるわよ もう離さないわ 蓮子だって分かってくれるわよ うふふっ…! 初めてヤンデレっぽいヤンデレ書いた
https://w.atwiki.jp/yanderemewtwo/
ミュウツー物語 このスレではヤンデレなミュウツーとトレーナーのアレゲな生活があれこれの予感です。 現行スレ 避難所(パー速) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1199525763/ 備考 スレ内には赤緑止まり、金銀止まりの書き手、描き手が多いため 最新のポケモンに対応できないのが玉に瑕 テンプレ↓ ミュウツー物語は ヤンデレ気味なミュウツーと愉快な仲魔達との危険な日常を楽しむスレです 雑談OK! SS投下大歓迎! イラスト投下大歓迎! 初めての人はとりあえずまとめ参照 まとめ ttp //www34.atwiki.jp/yanderemewtwo/ ※重要 投下の際の注意事項 SS師、絵師の皆様へ いつも楽しいSS、自作絵の投下ありがとうございます ここは『ヤンデレミュウツー』のスレです 基本的に登場キャラクターは完成されています 新規キャラの参入時には十分お気をつけ下さい また、既存キャラ(登場人物まとめ参照)の安易な変更はご遠慮下さい 既存キャラは今日までスレを作ってきた皆様の手で育てられ、愛されてきました 安易に変更を加えるとスレが荒れる恐れがあります。 ※どうしてもやりたい人は避難所にスレを立てて連載しよう! 前スレ 9スレ目 【捨て】ヤンデレミュウツーの日常【ないで】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185793087/ 8スレ目 【捨て】ミュウツー物語【ないで】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185449309/ 7スレ目 【捨て】ミュウツー物語【ないで】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185165126/ 6スレ目 【一人に】ミュウツー物語【しないで】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184744826/ 5スレ目 【ヤンデレ】ミュウツー物語【ハーレム】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184477879/ 4スレ目 【ヤンデレ】ミュウツー物語【ハーレム】 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1184385203/ 3スレ目 新ジャンル「ヤンデレミュウツー」その3 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1181929370/ 2スレ目 新ジャンル「ヤンデレミュウツー」その2 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1181816750/ 1スレ目 新ジャンル「ヤンデレミュウツー」 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1181655258/ 避難所 【ヤンデレ】ミュウツー物語【避難所】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1199525763/ 参考資料用URL http //www.poke-mon.jp/index.html http //www.netkun.com/pockemon/main.html o
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/367.html
複数ヤンデレ 長編 ■おやつ氏 複数ヤンデレ/増える事の無い残機① / 複数ヤンデレ/増える事の無い残機② / 複数ヤンデレ/増える事の無い残機③ ■4スレ目680 733 852 889 901-902 906 919 927-928 944・5スレ目105 171 194 210 223 338 363 複数ヤンデレ/無題の長編① / 複数ヤンデレ/無題の長編② ■失恋ネタ 失恋ネタ1 / 失恋ネタ2 / 失恋ネタ3 / 失恋ネタ4 / 失恋ネタ5 / 失恋ネタ6 / 失恋ネタ7 ロダ up0992 up0997 up1024 up0015 実にCHAOSなお医者さん up0112 巫女さんふたり 鈍い男のとある出来事 up0370 仮面の夜~顔の無い目 yndr/src/up0555.txt ヤンデレ講座.txt 続々按摩屋○○.txt R18要素あり TOPへ戻る 短編・スレネタ ■1スレ目 複数/1スレ/879 TOPへ戻る ■2スレ目 複数/2スレ/318 TOPへ戻る ■3スレ目 複数/3スレ/598 複数/3スレ/907 TOPへ戻る ■4スレ目 複数/4スレ/553 555 570 572 複数/4スレ/591 614-615 620 638 645 複数/4スレ/619 複数/4スレ/712] 複数/4スレ/948 TOPへ戻る ■5スレ目 リグルの失敗 お宅訪問シリーズ1 お宅訪問シリーズ2 複数/5スレ/591 複数/5スレ/798 TOPへ戻る ■6スレ目 幻想の砲火 複数/6スレ/314 複数/6スレ/689-692・700 複数/6スレ/925-926 TOPへ戻る ■7スレ目 複数/7スレ目/46-47 複数/7スレ目/402 791 複数/7スレ目/486 複数/7スレ目/529 複数/7スレ目/551 553 複数/7スレ目/580 複数/7スレ目/598 複数/7スレ目/609 複数/7スレ/759 複数/7スレ/791 複数/7スレ/833 複数/7スレ/888-889 幻想の砲火 古参兵 複数/7スレ/914 複数/7スレ/948 TOPへ戻る ■8スレ目 複数/8スレ/266 複数/8スレ/319 複数/8スレ/367 複数/8スレ/448 複数/8スレ/963 972 978 (9スレ目 10 25 27) TOPへ戻る ■9スレ目 168のネタより派生 複数/9スレ/388 複数/9スレ/394 複数/9スレ/492 複数/9スレ/604 複数/9スレ/695 複数/9スレ/780 複数/9スレ/787 804ネタ派生 蕎麦屋 複数/9スレ/925 TOPへ戻る ■10スレ目 複数/10スレ/142 複数/10スレ/184 平和な会話シリーズ?~言葉表現編~ 平和な会話シリーズ?~謂れ編~ 平和な会話シリーズ?~謂れ編、其の二~ 複数/10スレ/357 歴史①/ナズ/歴史②/紅魔館/歴史③/紅魔館 複数/10スレ/431 複数/10スレ/605 複数/10スレ/696 複数/10スレ/746 複数/10スレ/773 TOPへ戻る ■11スレ目 複数/11スレ/467 複数/11スレ/701 TOPへ戻る ■12スレ目 複数/12スレ/3 複数/12スレ/50-51 複数/12スレ/146 複数/12スレ/289-290 複数/12スレ/635 複数/12スレ/680 狐狗狸 TOPへ戻る ■13スレ目 オチタヒカリ 仙人ズ 複数/13スレ/275 複数/13スレ/285 もふもふ TOPへ戻る ■14スレ目 複数/14スレ/280 複数/14スレ/512 どっちも地獄 複数/14スレ/641 複数/14スレ/647 複数/14スレ/655 東方三魔女 TOPへ戻る ■15スレ目 複数/15スレ/36 ○○の一日 複数/15スレ/171 椛と銀の弾丸 複数/15スレ/269 あなたへ綴る恋文 ヤンデレこわい THE言葉遊び 夫っとっと 複数/15スレ/495 複数/15スレ/596 Needfull Things 働きマン○○ 複数/15スレ/812 小ネタ/9スレ/523の別Ver 名探偵かも?〇〇 ギャグマンガ日和ネタ TOPへ戻る ■16スレ目 浅知恵 複数/16スレ/224 複数/16スレ/795 複数/16スレ/956 TOPへ戻る ■17スレ目 複数/17スレ/319 複数/17スレ/414 複数/17スレ/749 複数/17スレ/861 幻想郷の少女たちの○○帰還防止策 TOPへ戻る ■18スレ目 複数/18スレ/510 複数/18スレ/524 複数/18スレ/886 TOPへ戻る ■19スレ目 複数/19スレ/383-403 TOPへ戻る ■20スレ目 渡りし『鳥』の止まり木よ外伝) TOPへ戻る ■21スレ目 複数/21スレ/190-193 複数/21スレ/206-207 212-213 複数/21スレ/247-248 269 複数/21スレ/461-464 複数/21スレ/850-856 TOPへ戻る ■22スレ目 複数/22スレ/fv5/mvRw 複数/22スレ/64-65 複数/22スレ/441 複数/22スレ/922(こころ、慧音) 複数/22スレ/944-946 複数/22スレ/998 TOPへ戻る ■23スレ目 複数/23スレ/126 複数/23スレ/190-191 複数/23スレ/479 複数/23スレ/505-508 複数/23スレ/883-885 阿求&小鈴 TOPへ戻る ■24スレ目 複数/24スレ/430 複数/24スレ/532-533 『因縁と因業』 ノックス破り TOPへ戻る ■25スレ目 新年のおみくじ 複数/25スレ/383-384 複数/25スレ/670 複数/25スレ/681 複数/25スレ/703 複数/25スレ/812 複数/25スレ/888 選択肢 TOPへ戻る ■26スレ目 おうちしらべ ■おやつ氏 複数/おやつ氏① 複数/おやつ氏② 複数/おやつ氏③ TOPへ戻る ■麺類氏 複数/麺類氏① TOPへ戻る ■永琳女史の診察カルテシリーズ 永琳女史の診察カルテ1 2 3 4 5 6 7 TOPへ戻る ■New User マッパ寿司
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/2070.html
鷲羽ナナミはバチュル 駒千秋良はルカリオ 有栖川墨華はバルジーナ が合いそうです。 -- (名無しさん) 2011-07-06 09 12 33 白鳥翼はスワンナ 木林博道はデスマス 竜崎蘭はハハコモリ 竜崎紅一郎はグランブル 田中東はムーランド 英子はヤナッキー 美子はヒヤッキー が合いそうです。 -- (名無しさん) 2011-07-07 17 00 57 ↓ ↓↓ 追加しました。 -- (名無しさん) 2011-07-09 04 05 38 チビ太はムーランドorウインディ 宇賀神大吉はミミロップorズバット(前者はウサギの着ぐるみを着ていたので。後者は「初代のズバ○ト並み」と言われたので) 横島鈴子はダーテング(よこしまポケモンなので。持ち物はくろいめがね) 目黒奏はメグロコ(名前から。超毒舌なのでどくどく推奨) -- (名無しさん) 2012-11-26 16 22 08 白鳥燕はオオスバメ(名前から) が合いそうです。 -- (名無しさん) 2013-01-04 08 50 25
https://w.atwiki.jp/yan-dere/pages/72.html
用語集 2chのさ、スレ上でやってる議論だからさ、人によっては言葉の定義が違ったりすることがあるよね。 たとえばノベルゲーって言って、ちゃんとした定義があるわけじゃないから、 ノベルゲー、とだけ聞いてToHeart2のようなものを想像するかもしれないし、 Fateのようなモノを想像するかもしれない、人によっては痕や銀色かもしれない。 だから、人によって言葉の意味を微妙に取り違えて、ヘンな議論にならないように用語を確定させようじゃないか。 そういうわけでスレ内でなにか認識のズレっぽいのがあったら記録していこうZE 全画面表示形式 =keiは言い張った。今、俺たちが作ろうとしてるのはただ、画面全体に文字が出てくるヤンデレっ子のゲームだと。 ノベルゲームという定義はしたくない、と。全画面に文字が載るだけのモノだ、と。3回も言った。正直うるさかった。 ノベルゲームって言っちゃうと小説っぽく書く必要があるとかそんなことを言い出したくなるかもしれないけど、 そんなことはないです。俺たちが作るのはノベルゲーじゃない。ヤンデレゲーだ。表現なんて自由だ。好きにしたまえ。 前半パート このゲームはバレンタインを折り目に、いわゆるヒロインルートに入ります。 前半パートとは、それ以前のすべて。具体的には一日目の朝からバレンタインの日まで。 後半パート このヤンデレゲーの真骨頂、となる予定の部分。バレンタイン以降のいわゆるルート固定後。 ヤンヤンでデレデレなヒロインとの甘い生活を送ることが可能な、夢のパラダイス。 愛されすぎに注意。 昼(夕方)イベント 昼(夕方)エピソード このゲームは昼と夕方に学校内や街に移動してヒロイン達とふれあっていきます。 その昼・夕方のMAP移動後のシナリオのこと。 昼イベントの時間帯は「朝の雑談後~放課後の手前」 夕イベントの時間帯は「放課後~夜遅すぎない時間帯」 となっています。 共通パート 前半パートにおける、昼(夕方)イベント以外のシナリオのこと。 一日を、「朝起きる→学校行く→朝雑談→昼イベント→夕方イベント→家帰る→寝る」と分けた場合、 朝起きる、学校行く、朝雑談、家帰る、寝る が、共通パートとなります。 Q:共通パート誰が書くのさ A:俺やれるZEEEEEEって人か、自分の仕事終わらせて暇になった人。現在、ホテ勤が立候補してます。
https://w.atwiki.jp/motome_game/pages/82.html
思春期イベント 「お邪魔します…」 黒田くんが部屋に入るなり、私は先日見たニュースの話題を振った。 「こんにちは黒田くん!ねぇ、鴨川賞のニュース見た?」 私のいきなりの質問に少しびっくりしたようだったが、 それが本の話題だと分かると僅かに口元を緩ませた。 「あ、はい…今回は〇〇という新人作家が受賞したんですよね」 「そうそう。△△△っていう小説でしょう?」 会話が弾むのが嬉しくて、私はどんどん話しかける。 「面白いのかな?最後にどんでん返しがあるらしいけど…」 「そうですね、クライマックスの怒涛の展開には驚きました」 ん?驚きましたってことは… 「もしかして、黒田くんもう読んだの?」 私がそういうと、彼はハッとしてまたすぐに目をそらした。 「え、ええ実は…」 それを聞いて、興味津々の私は前に身を乗り出した。 「そうなんだ!どうだった?私も読んでみたいんだよね」 「あの、えっと…は、話は、悪く…なかったです、けど…」 言いながら、なぜか落ち着きなく目を泳がせる様子を不思議に思う。 「けど…?」 「け、けど、その…あまりお勧めはできないというか…」 「えっ、どうして?」 意外な言葉に驚き、思わず顔を覗き込む。 すると、黒田くんは真っ赤になり、しばらく口をもごもごさせたかと思うと、ついには下を向いてしまった。 私、何か悪いこと言ったのかな…? 「……ので…」 「えっ?」 「……性描写が露骨なので、女性が読むには…その……」 そこまで言うと、また俯いた。今度は私が真っ赤になる番だった。 「あ、そ、そっか…」 お互いに顔を火照らせ、しばらく無言で床を見つめた。 気まずい。何か言わなければ。この空気に耐えかねて、私は口を開いた。 選択肢ルート分岐 →「で、でも黒田くんは全部読んだんでしょう?」 言ってからしまった、と思ったがもう遅かった。 黒田くんは急に顔を上げ、泣き出しそうな目で私を見つめた。 「ご、ごめん、別にそういう意味じゃ…! ただ、全部読んだなら内容自体は悪くないんだろうなって思って」 「…あっ、ええ、そうですね… 伏線が散りばめられていて、読み応えはありました。」 →「大丈夫!私そういうの全然平気だから!」 「……あ、そ、そうですか…」 私の言葉に、黒田くんは少々戸惑っているようだった。 「うん、だから気にしないで」 「あ、はい。分かりました…」 分岐戻る なんだか急に喉が乾いてきた気がする。 お母さんが持ってきていた麦茶のコップに手を伸ばす。 と、その時黒田くんも同時にコップを掴もうとしていた。 テーブルが小さいせいだろうか。指先が、少し触れ合った。 私はビックリして、思わず手を引っ込めた。 ガタンッ 勢い余ってコップを倒してしまった。 見るとテーブルから零れた麦茶が、黒田くんの膝辺りを濡らしてしまっていた。 「た、大変!どうしよう!」 パニック状態の私は、ティッシュを大量に引っ張り出しながら黒田君に近寄った。 濡れた部分にティッシュをあてがおうとすると、黒田君が後ろに飛び退いた。 「だ、大丈夫…」 「でもズボンが!拭かないと…」 「これくらい、すぐに乾くから…っ」 黒田くんが慌てて立ち上がった。 「あ、ああああの、き、今日はもう帰ります!じゃあ!」 そう言うと、ペコリとお辞儀をして、私の部屋を飛び出して行ってしまった。 (…男の人の手に触ったのなんて、初めてだ…) 私は、心臓のドキドキが収まらないまま、呆然と彼の消えた方を見ていた。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5666.html
14 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 17 27 30.40 ID DmJQPPnw0 エンディング 淡「るんるーん♪」 京太郎「ご機嫌だな」 淡「もちろんっ!」 京太郎「五連覇だもんな、凄いよ」 照さんと菫さんが居なくなり、黄金世代は終わったと思われた白糸台麻雀部。 実際にレベルは落ちていたと思う、だけど。 淡が消沈する部員を立ち直らせ、見事にチーム虎姫をまとめあげたのだった。 京太郎「お前って誰かと協力したり、誰かをまとめたり、面倒をみたりするのが嫌いだと思ってたよ」 淡「そうだね、前はそうだったよ」 淡「でも、京太郎と会ってから変われたから」ニコッ ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 京太郎「お、俺?」 17 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 17 32 42.35 ID MgL4Pg1Y0 淡「気付いて無いんだ……」 淡「京太郎はとても凄い力を持ってるよ?」 京太郎「俺が?凄い力?」 淡「人を変える力だよ」クスッ 京太郎「それはそれは、凄い力だな」 京太郎「でもな、淡」 京太郎「お前だって俺を変えてくれたぜ?」 淡「勿論知ってるよ~」 淡「京太郎が個人で全国に出れるなんて、最初は誰もがそうなるなんて思っていなかったよね」 京太郎「それもそうだけど……」 ナデッ 京太郎「お前と会えたからこそ、俺は人を変えられるようになったんだよ」 淡「……///」 淡「恥ずかしいなぁ……もうっ」 ´ `丶 / \ / \ ヽ / ,イ ヽ . // | | ' ト、 . j/ ; | | │ !∧ i / i |¬|ト│ |八-- 一 i i . Ν 八八 Ⅴ´\ハ | | ┼ __ | \ (⌒⌒) i Λ x= ミ \ル‐ =ミV | │ i │ レ(ノ\ レ 丿 \/ | i iハ . |. | │ i │ | i i . " "" ; | . | i . | i . ∨込. マ フ / イ リ i . 人八 ∨ 个ト ,,_ <「∨ /i i . /\[ | __j_」 ∨∠ リ リ 、 / リ jレ'´ 乂 У∨ ∧ \ / / /ー --/ / /⌒>、 \ / / / / 广⌒゙ア / ///⌒\ \ / / / / / 厶イ , \ \ / イ\ ,゙ / __/ {// | \ \ // /イ 「\\_/ . ´ 八 ∨ ′ | \ ヽ (/ ノ 人; \[__/ / / \∨{ 人 ∨)_ノ \{ / > [_[\__;;;/ )У 〉 ト、 │ \__{ / 几 \ 〈 /| |ハ | [__∨ ∨| \ 丶 込,,______ノ | / ∨ 22 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 17 40 03.71 ID UThBO65j0 [1/2] 俺の一目惚れだった。 可愛い奴だと思わされた。 私の一目惚れだった。 とてもかっこいい人だった。 彼とーー 彼女とーー 手を重ねるのが喜び。 会話すればドキドキする。 唇を重ねたら愛おしくなる 体を重ねたら一緒にいられる。 これからも絆は続く。 愛は永久ーー 絆はこれからも。 / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 続くだろう。 カンッ 26 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[ ] 投稿日:2014/05/25(日) 17 48 01.54 ID UThBO65j0 [2/2] エピローグはまた後ほど投下 38 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 00 08 26.42 ID rrvXf0Nr0 エピローグ 集中治療室。 京太郎「……」 多数の管、延命用の装置、人工呼吸器に繋がれていた。 淡「ばかっ……」 淡「身を投げ出して私を助けるぐらいなら、私を置いてって良いのに……」 大学生になった大星淡と須賀京太郎。 大星淡はプロの道へと進むと思われていたが、まだやりたい事があるとの事で大学に進学をしていた。 一方の京太郎は大学でプロを目指していた。 医者「植物状態ですね……」 医者「身体は綺麗に治したんですけど……」 医者「非科学的ですが……目覚めないんですよね……」 医者「理由はさっぱり……」 淡「京太郎おぉ……」グスッ 44 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 00 50 48.89 ID 3gUuhMqS0 [1/6] 淡ルートはこれにてカンッにした方が面白そうなので カンッ また淡ルートを選んでくれたらエピローグと本当のエンディングを解放した方が面白そうなので。 一旦淡ルートは封印 57 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 01 11 28.75 ID 3gUuhMqS0 [6/6] つぎいっくよー 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下13 103 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 02 18 25.68 ID UDWEd5F20 [2/2] 怜 好感度max 依存度144 泉 45 浩子 92 セーラ 02 竜華 46 それでは(地獄の)はじまりはじまり 京太郎「行ってきまーす」 ーーー 京太郎「千里山かぁ……頑張るぞ」グッ 登場人物安価 誰がくる? 0~20 怜 21~40 泉 41~60 浩子 61~80 セーラ 81~99 竜華 安価下1 108 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 02 23 58.76 ID Im5js6m30 京太郎「あ……」 すばらです。 とてもすばらなおもちです。 京太郎「エクセレント」 竜華「ん?なんや?」 京太郎「あ!な、なんでもないです!」 竜華「自分で振っといて面白いやっちゃなー」クスクス 竜華「名前は?」 京太郎「京太郎です!」 竜華「私は竜華よろしくな」 京太郎「はい!よろしくお願いします」 竜華「よし、気に入った!麻雀部入らへん?」 / / / // ´ ̄ ヽ / / / | l | | . i. / / | / / > ´ /, ′ | l | | . l / /... | i /ァ===ミ、 ヽ /イ . j_| | . │. ′. リ、 ;《 ん干ハ\ 〃 j\ イ / . /|. / . / ∨ | { ト ノ ' ,ノ / ヾ }/} \ __/ .′ ′ { ヽ{ ゝ こソ =ァ=/ / ソ/ / \ / / ! ∧ 。 ん干ハ㍉ / / ヽ.′ ′ |... ∧__ . ' .' . { ト ノ ′|} / / /// . i|.. | { 、 ゝ こソ //彡 //..... i|. |∧ ヘ / / ノ... i| l ∧ 「 、 . ' .' .° ′ノ┬=ァ ´ i| | / . ` -- ′ , イ / / / j| l / \ / / // j| |/ 丶 ___,,.. イ ../ / i| ト / / i| ../ /-=ニニニム {ニ\ / / i| . ,′/ 京太郎「ーー」 1.遠慮します 2.入ります 3.自由安価 どれを選んでも千里山麻雀部の連絡先を知ることが出来ます 安価下 7 118 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 09 01 19.66 ID fSj3w+aT0 京太郎「入ります!」 竜華「よし、じゃあ放課後よろしくな~」 京太郎「はい」 ーーー 放課後 京太郎「よし、麻雀部にいくぞ」 ーーー 京太郎「失礼しまーす……」 ジロッ おお……流石名門。 部員が沢山いらっしゃる。 怜「あんたが京太郎か」ゴホッゴホッ 京太郎「あ、は、はい」 病弱そうな人だなぁ。 京太郎「貴女は……?」 怜「怜って呼んでや」ヒラヒラッ 京太郎「はい!」 怜「なぁ……後で抜け出さへん?」ピトッ 京太郎「ーー」 なんと言う? 自由安価 安価下8 139 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 23 10 31.53 ID ehMaKL/i0 京太郎「愛の逃避行って奴ですか?いいですね、行きましょう」キリッ 怜「は、え、えぇ…///」カァァ 怜「そ、それはアカンわ……まだうちと君は高校生やし……///」クネクネ 京太郎「……?」 あれ?冗談のつもりなんだけどな。 怜「ま、まぁ京太郎となら考慮したるわ」ギュゥゥゥ 京太郎「ノーウェイノーウェイ。タンマタンマ」 怜「もう冗談じゃすまさんよー?」ニッコリ 京太郎「は、はい」ゾクゾクゥゥ 怜「ふふっ」ギュッ ザワザワッ どうして目立つんだよぉぉぉぉ!!! | ./__// } } ./ | |___} | | ./ // ` //| /´ l ./ |/| .. | | ./ /イ 〃 , ィ ../ 〃 ,ノ .| | .. .ト、/___j!__,/__/ / ../ /_,j!______ | | | .. i!〃つ。ノ.V/l|\-‐ ´ '´つ。ノ.V/l}㍉ | ハ , fヘヽ弋l(......)ツ 弋(......)lツ / , イ .. ′ | i ¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨¨ / | い i.| .| , ゚. . . . . . . . . . . . . .゚ , | .. ..| |i |ハ | ′ . . . . . . . ' . . . . . . . ′ノ | || || | .\__j j_/ .. | || || l .∧ / , l| リ 乂 个 .. ´  ̄ ` .. 个 ゚ リ \} .ト、 >... イ ./ \ い乂 .. .| > __ <│ j ./} /} /j/ `ー―ヘ ヽ}ィニ| |ニヽ ノ}ノ/_,イノ ィ __ -=ニニニニニノ ∨ニニ=- __ 竜華「……なんやこれ」 竜華 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 145 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 23 17 15.10 ID u62GOou90 鍛えられとるわ…… 竜華の好感度が10上がりました 竜華 56 浩子「騒がしいなぁ……なにやっとんねん」 浩子「ん?」 京太郎「!!!」ビックウウウウウ! 京太郎「???」 か、身体が勝手に怯えた? 意味わからないぞ…… 浩子「変な奴や」 浩子好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 148 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/26(月) 23 56 01.99 ID Wf7s0ic80 浩子 好感度10上昇、 セーラ「なんやなんや?騒がしい!」 京太郎「あ、男子部員」 セーラ「俺の事男に見えるのか!?」パァァァ 京太郎「あ、ごめんなさい!女性でした!」 セーラ「じゃかあしぃわ!!」バキッ 京太郎「なんで!!??」ゴホッ セーラ 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 156 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 00 04 46.42 ID Z6kTfBpx0 セーラ 好感度30上がりました セーラ 32 泉「皆騒がしい……」 泉「ん?なんや君」 京太郎「須賀……京太郎です」 泉「うちの事知っとるか」 京太郎「……」 泉「うちの事知っとるか、知っとるか?」キラキラ 京太郎「テレビで見た事あるような」トオイメ 泉「高校最強のうちのことは知っといて当然やもんな!」ドヤッ ''‐--‐__´ ヽ∨´ _, ア , ´ ` ` 、 <_,-‐ _. \. / , ‐ ´ `', _`ゝ. / , ' _ ,、 ', __ゝ , ' , / ./ / / i/ i i ', \ , ' , -‐ フ / / , '/ / ', .|| .| 、 ',、. \  ̄.. /,- | / / /, ' \ ',.|/i、. ', ',`、-‐` ´ ´| ,-∨// ,´ ̄`ヽ ,-‐-、 .', ',、ヽ ', i i` `|i |つ | |っ |、.|、|\| `i`-、 `ー‐´ ', ノ|ノi ||ノ. ', ,. ', //// /// i´ `´ `| ∨\ (`-´) .ノ ,->‐-  ̄__ , - ´ // ̄ヽ 、',´i/、 /;;| ノ -v-i、 〈;;;;;|, `ー´ ) .〉 >| ', ,/ー〉 ,<\ `ー ´,、〈`´ /;;;;;;\ `ー-, /-| `,;;;;;;;/;;;;;;` ー‐-´;;;;;`;;;\ \/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;|;;;;;;;;|;;;;;;;',/ ',ー-、__,-┬-`ー| ', | .| | ', .| .| i i i ∨ ハ / / ∨ ハ. /、 ./ ∨ ._| 〈ー-ニ/ . ',´,--| `ー´ `ー´ 泉 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99大 159 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 00 22 06.07 ID HV88/LAK0 [1/2] 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 166 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 00 42 11.68 ID xgBLZkpE0 失礼しました 泉 55 浩子 好感度max 依存度102 ーーー 店員「いらっしゃい」 0~20.わっかんねーなんで前の週で私と結ばれなかったのかわっかんねー全てが分からねー 21~40.シャーマン 41~60.すばらなおもちが! 61~80.プンスコ! 81~99.アラサー ゾロ目 ネキ 171 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 00 50 30.35 ID qeJGQstp0 170 シロはヤンデレにならずに殺されます ーーー 健夜「……」 健夜「よろしくね」 京太郎「はい!」 ーーー 京太郎「」 ーーー 京太郎「」 ーーー 京太郎「」 ーーー 健夜 好感度判定AND上昇安価 ゾロ目±1は引き継ぎ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 184 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 01 19 52.40 ID MUCg9i6h0 健夜「ま、麻雀弱いのは知ってたよ」 京太郎「……?」 健夜「店員さん、知ってましたか?」 健夜「この子が私の注文です」 ゴゴゴゴゴ 京太郎「!!!!」ゾクゾク 健夜「別室……行こっか」 1.逃げる 2.着いて行く 3.自由安価 重要な安価です 安価下9 198 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 01 43 26.20 ID 9OT2M1oW0 [2/4] 196 マスコミ報道 見に覚えのない罪をかぶせられ 保護(物理) 京太郎「あ、用事があるんで帰ります」ソソクサ 健夜「えっ」 0~70 扉開いて全力で帰宅 71~99 鍵がかかってるだと? 205 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 01 58 11.32 ID 9OT2M1oW0 [3/4] 京太郎「!」 ガチャガチャ くそ!健夜さんが迫ってる! 京太郎「!」 窓だ……これなら! 0~50 窓から脱出 51~99 皆が恐らく望んでいたであろう終焉 210 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 02 14 28.84 ID 9OT2M1oW0 [4/4] ぱりぃぃぃぃん 京太郎「ふぅ……」 身体を鍛えていなかったら死んでいた所だった。 ーーー 健夜「……」 ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 218 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 02 26 27.56 ID 6NCZGSvS0 [1/3] ゾロ目を勘違いしないで頂きたい ゾロ目ボーナス 土方「筋がいいなぁ!!!」 土方「てめえ、地方とかはどうだ?」 京太郎「ち、地方?」 京太郎「???」 土方「地方に行きたくなったら呼べよ」 土方「どんな状況になっても呼んでくれたら必ず駆けつけますので」ニコッ 土方「今回は……助けますよ」 京太郎「……」ゴシゴシ 京太郎「あれ?一瞬イケメンの人が」 土方「ふふっ……じゃあな」 219 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 02 27 18.85 ID 6NCZGSvS0 [2/3] 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 重要な安価です 安価下7 232 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 14 11 44.72 ID 6NCZGSvS0 [3/3] 京太郎「もしもし……警察ですか?」 京太郎「小鍛治プロが……はい、本当なんですよ!」 京太郎「……」 プツッ 京太郎「取り合ってもらえたけど……微妙な感じだったな」 ーーー 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 242 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 17 29 27.84 ID HV88/LAK0 [2/2] 怜「京太郎かーどうしたん?」デレデレ 京太郎「いやー怜さんの声が聞きたくなって」 怜「そんなん照れてまうわぁ///」 怜「恋人同士なんやからいつでも聞いたってーな」ニヨニヨ 京太郎「ん?」 怜「ん?」 怜「どうしたん?」 京太郎「俺と怜さんって、恋人同士でしたっけ?」 怜「そやけど?」 京太郎「ーーー」 なんと答える? 自由安価 安価下7 250 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/27(火) 17 57 24.53 ID WxkMwhBL0 京太郎「ああそうだったんですか。 ごめんなさい、俺そういうの初めてで、まだ違うのかと思ってました。」 怜「そこまでしといて怖いわ~うち泣いてまうで?」クスッ 京太郎「あはは、ごめんなさい」 京太郎「でも恋人同士か……それならちょっと相談したい事が」 怜「ん?なんや」 京太郎「実は俺、健夜プロに狙われてて……」 ーーー 怜「にわかに信じられないけど……京太郎やからな、ジゴロやし」 京太郎「逃亡……二人でしませんか?」 京太郎「きっと……怜さんも危ないです」 怜「……」ゴホッゴホッ 怜「ええよ、あんたとなら」ニコッ 京太郎「良かった……!」 ーーー ジジジッザザァ 健夜「へぇ……明日……ねぇ」 268 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 00 14 59.90 ID Rk30kQB80 [1/3] 京太郎「……」 朝五時。 京太郎「さて……」 口で言ったのは六時だけど、メールで送ったのは五時半での待ち合わせだ。 母「あんた……そっか」 母「最後のお小遣い、あげる」 渡されたのは15万円、正直驚いた。 京太郎「っ……!」 京太郎「ありがとう……!」 ダッ 母「本当……立派になっちゃって」 コンマ判定 0~40 健夜ですけどー?京太郎君いますか? 41~99 怜の家に着く 271 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 00 19 23.96 ID gG2FQVYt0 [1/3] 京太郎「……!」 玄関で待ってたか。 怜「遅いわアホ……」ゴホゴホッ トランクバッグを持って春らしく足を見せた軽装で俺を待っていた。 京太郎「身体大丈夫ですか?」 怜「余計な心配はいらんよ、さっ行こか。王子様」ニコッ 京太郎「はい」 0~30 どこに行くのかな? 31~99 怜と共に出発 275 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 00 25 55.91 ID gG2FQVYt0 [2/3] ガタンゴトンッガタンゴトンッ 怜「なぁ、どこに行くんや?」 怜「うちら……アテがないで?」ゴホゴホ 京太郎「……」 行くところに迷って病弱な怜さんに負担はかけたくない…… たとえ遠くても、しっかりと行き先は決めた方がいい! なら……! 京太郎「ーー」 どこに行く? 自由安価ANDコンマ判定 京太郎と怜の逃亡地を選んでください。 0~50 相席いいかな? 51~99 目的地決定 280 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 00 31 43.13 ID CdY9CGn40 [1/8] 長野 京太郎「長野だ、昔住んでいた家があるんだ」 怜「京太郎の出生地かぁ」ゴホゴホ 怜「ええなぁそれ。素敵やわ」ギュッ 京太郎「なっ……ちょっと!怜さん!」 怜「敬語をやめて……怜って呼んで?」ジッ 京太郎「……!」ゴクッ その上目遣いに惹かれるように俺と怜はーー 長いキスを交わした。 0~50 私の京太郎君に何をしてるのかな?怜ちゃん 51~99 東京駅到着、一旦休憩 291 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 00 52 29.18 ID STZD8gdi0 [1/2] 東京駅 京太郎「東京着いたな」 怜「せやな」ノビー 京太郎「ちょっと疲れたな」 怜「せやな」 京太郎「そこのベンチに座るか」 怜「ええ提案や」 京太郎「よいっしょ」ストッ 怜「京太郎、おっさんみたいやな」ピトッ 京太郎「そうか?」 怜「ちょっと疲れたわー」ゴホゴホ 怜「ちょっと膝枕してもらってええか?」 京太郎「おう、大丈夫だぞ」ポンポンッ 怜「悪いなー京太郎」ゴロッ 怜「竜華の方がええわ」ジトッ 京太郎「悪かったな」アハハ 怜「でもこっちの方が好きや」ゴロゴロッ 0~50 んっ?あれは…… 51~99 何もなし、ホテルへ向かう 299 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 01 37 10.79 ID 89CkP4E40 [1/2] ここ、東京なんだぜ? 京太郎「ホテル行くか」 怜「ホテル大丈夫なん?」 京太郎「あっ……」ダラダラ 怜「あかんなぁ……もっとしっかりしてくれな」 京太郎「どうしよう……」 怜「あ、あのピンクのホテルでええやん」 京太郎「え、でも……そこって」 怜「休むだけやから大丈夫やでー」ウヒヒ 京太郎「目が大丈夫じゃないんですけどそれは」 怜「ほら、早く行くで!男やろ!」グイグイ 京太郎「マジで!?」グググッ 0~20 俺たちの天使 21~40 俺たちのチャイニーズ 41~60 俺たちの歌姫 61~80 俺たちのアメリカン 81~99 俺たちのヤクザ 303 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 01 41 48.08 ID CdY9CGn40 [2/8] ダヴァン「どうしましたカー?」 京太郎「あはは……なんでもないですよ」 怜「そこのアメリカ人さん、うちの彼氏に言ったってーや」グイグイ 京太郎「ちょっちょっと……!」 ダヴァン「?」 ダヴァン「何がでスカ?」 怜「男なら女をリードしろって」 ダヴァン「お安い御用デス!」 ダヴァン「そこの京太郎!!今度こそ幸せにしやがれなサーイ!」 京太郎「??は、はい!」 怜「ほれ、いくでー」 305 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 01 47 26.00 ID dDpNlojc0 [1/6] ホテル~SSS~ 京太郎「ほ、ホテルか」 怜「そ、そやな」 怜(い、勢いで入ったのはええけど……///) 怜「緊張するわ……これ///」モジモジ 京太郎「そ、そうだな」 京太郎「ご、ご飯食いに行くか」 怜「そやな、東京のもんがどんだけうまいか確かめたる」 京太郎「よし、行こう!」 怜「おー!」 どこに食べに行く? 1.和食 2.中華 3.洋食 4.フレンチ 安価下5 313 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 07 41.96 ID Rk30kQB80 [2/3] 京太郎「中華食うか」 怜「お、行こか」 ーーー 京太郎「うん、美味しい」 怜「中々やるやんか東京……」 京太郎「あははっ」 京太郎「よろこんでくれたらそれで何よりだよ」 怜「~♪」 怜「今……最高に幸せや」 怜「病気で倒れた時よりも……レギュラーになれた時よりも……」 怜「今一番生きてる実感があるんやで?」 京太郎「……」 怜「京太郎のおかげ……やな」チュッ 京太郎「なっ……///」 0~30 アラサー 31~99 ホテルへ 317 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 11 29.35 ID dDpNlojc0 [2/6] ホテル 京太郎「そ、そ、そ、そろそろ寝るか!」 怜「先シャワー入らへん?」ギューッ 京太郎「!!!????!!!???」 怜「なんなら一緒に入るか?」 京太郎「……」 怜と…… 京太郎「」プシューッ 怜「顔真っ赤やで、まぁ…….高校一年生やししゃあないな、エッチな妄想しても」 怜「そういう所好きやでっ」チュッ 怜「ほな、先浴びてくるわ」 318 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 18 38.79 ID gdV6bGMO0 [1/3] 怜「……///」 怜「どや?」 怜「あまり身体に自信ないから見んといてや」 怜「ま、まぁ京太郎が見たいって言うなら……///」 怜「バスローブ脱いでも……」 京太郎「……Zzz」グー 怜「起きろや!」ビシィッ 怜「そこまでさせて寝てるってなんやねん!?」ゲシゲシ 怜「自分ホンマに付いとるんか!?」ゲシゲシ 321 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 21 59.91 ID Pc7lgruc0 京太郎「はっ!」 京太郎「うわっ!」 京太郎「怜!なんて格好を!!」 怜「もう……///」 怜「疲れてるもんな……」 怜「早く寝よう、な?」 怜「ずっと抱き枕になったるさかい」 京太郎「怜……」 ギュッ 怜「ふふっ……おやすみ」 京太郎「ああ、おやすみ」 怜「好きやで京太郎……」 322 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 27 41.04 ID YHYzEuwJ0 京太郎「……Zzz」グー 怜「……」ナデッ 怜「うちより二つも下でよう頑張っとるわ……」 怜「あの時倒れたうちを運んでくれたってしっかり覚えてるんやで?京太郎」チュッ 怜「またここで出会えたんやから……好きになっても仕方ないやろ?」 怜「千里山の皆と京太郎で……」ゴホゴホ 怜「全国行こうな?」 怜「ずっと一緒やで?」 324 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 29 57.90 ID Cr43A0k50 [1/3] 朝 京太郎「よし、チェックアウトも済ませたし、長野に行くか」 怜「愛の逃避行は楽しいなぁー」 ーーー 東京駅 京太郎「よし、行くか」 怜「おーっ!」 0~50 健夜も長野へ 51~99 まだ健夜は気付かない 328 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 32 05.41 ID Cr43A0k50 [2/3] 長野 京太郎「よし、着いたな」 京太郎「どこに行こうかな」 1.清澄 2.鶴賀 3.風越 4.龍門淵 安価下5 336 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 02 43 18.52 ID CdY9CGn40 [3/8] 京太郎「ここが俺が前住んでいた家だ」 怜「ええ家やな」 京太郎「普通だろ」 怜「せやな」クスクス ハギヨシ「おや、貴方は……」 ハギヨシ「なるほど…….一人でここまで」 ハギヨシ「次に危機が起きた時……読んでくれたら駆けつけますよ」スゥッ 京太郎「?」 怜「あの有名人ストーカー……まだ捕まらへんのかな?」 京太郎「ここまで頑張ったんだ、きっとうまくいくさ」 怜「せやな」 京太郎「愛してるよ」ギュッ 怜「当然や」アハハ 367 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/28(水) 13 32 19.78 ID 89CkP4E40 [2/2] 健夜「……」 健夜「はぁ……」 健夜「今回は随分と幸せそうだね」 京太郎「っ!!!」ビクッ 健夜「まぁ……あの女同様、殺すけど」 怜「……」ブルッ 京太郎「怜……先に行け!」 怜「いやや!京太郎が危ない!」 京太郎「早く!」 怜「っつ……!」ダッ 健夜「行かせると思って……!」 ワラワラ 京太郎「この人混みの中で?」 健夜「どうやって?……まぁいいや」 健夜「タイミングはいくらでもあるからね」スタスタ 京太郎「は、は、ははは……助かった」 京太郎「学生の下校時間で助かった……」 369 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 13 45 42.93 ID CdY9CGn40 [5/8] 不安だった。 恋人に逃がしてもらったのはいいけど、その恋人がやって来なかったらどうしようかと。 もし、捕まっていたりしたら…… 怜「京太郎のアホ……」クスンッ 怜「早く帰って来いやぁ……」ウワーン 泉「なんですか?アレ」 竜華「恋人待ちらしいで、ほっといたり」 泉「はぁ……」 怜「アホー!お前が死んだらうちはどうしたらいいねん!?」クワッ セーラ「うわっ!怖っ!」 「誰がアホだって?」 竜華「待たせ過ぎやろ」ウリウリ 「ははっ……すいません。まさか大阪まで行ってるとは思ってなくて」 怜「……!」パァァァ 怜「京太郎……」ウルッ 京太郎「はいはい、お待たせ」ニカッ __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| ////// //////////(_)//////////|////| ,'//////イ/////////////////////l|////| ////////j//////////////////////|////| {////////{//////////////////////|////| ∨//////イ////////////////////// ///∧ マ//// |//////////(_)///////// {//////}  ̄ |/////////////////////,イ///// | |/////////////////////} 〉/////| |////////////////////{ {//////| //////////////////////∨///// } //==///////////////==/\///イ 372 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 14 09 26.50 ID bD+mXjK90 怜「待たせすぎちゃうか?」プイッ 京太郎「長野に居ると思ってたんだって」 怜「連絡ぐらいよこしてくれないと困るわ!」ビシ 京太郎「へへっ……ごめんって」 怜「もう……」 | ./__// } } ./ | |___} | | ./ // ` //| /´ l ./ |/| .. | | ./ /イ 〃 , ィ ../ 〃 ,ノ .| | .. .ト、/___j!__,/__/ / ../ /_,j!______ | | | .. i!〃つ。ノ.V/l|\-‐ ´ '´つ。ノ.V/l}㍉ | ハ , fヘヽ弋l(......)ツ 弋(......)lツ / , イ .. ′ | i ¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨¨ / | い i.| .| , ゚. . . . . . . . . . . . . .゚ , | .. ..| |i |ハ | ′ . . . . . . . ' . . . . . . . ′ノ | || || | .\__j j_/ .. | || || l .∧ / , l| リ 乂 个 .. ´  ̄ ` .. 个 ゚ リ \} .ト、 >... イ ./ \ い乂 .. .| > __ <│ j ./} /} /j/ `ー―ヘ ヽ}ィニ| |ニヽ ノ}ノ/_,イノ ィ __ -=ニニニニニノ ∨ニニ=- __ 怜「んーっ」 京太郎「ちょっ!皆見てる……」 怜「んーっ」 怜「見せつけるんやで」 京太郎「もうっ……!」 チュッ キャーキャーザワザワ 竜華「なんか腹立つわぁ」 373 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 14 44 33.19 ID gdV6bGMO0 [2/3] エピローグ 全国大会準決勝 怜(トリプル……!) 照「……!」 ーーー 健夜「……」ニィィィ 健夜「ふふっ」 ーーー 恒子「先鋒戦終了ーー!」 ーーー 怜「……」フラッ ダキッ 照「……」 京太郎「ふぅ……たくっ……無茶しやがって」 煌「すばら、ですね」 375 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 14 49 53.99 ID rbRx0lWl0 [1/2] 病室 怜「……」 竜華「ん?どうしたんや?」 怜「あのな竜華」 怜「うち……」 ガララッ 京太郎「怜元気かー?」 怜「元気やでー」 怜「決勝まで行けへんかったけど、とても清々しいわ」 竜華「怜……」 怜「京太郎、少し飲み物買って来てくれへんか?」 京太郎「おう!」 ガララッ 怜「まだ京太郎には言えんわ……」 怜「あのな竜華……」 竜華「?」 怜「うち……」 376 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 14 50 42.61 ID rbRx0lWl0 [2/2] 「あと半年しか生きられないねん」 378 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 15 06 46.29 ID gdV6bGMO0 [3/3] 竜華「えっ……!」ガタッ 竜華「う、嘘やろ?」ポロポロ 怜「もう冗談じゃ済まされない所まで来てるねんて」 怜「うちの身体はあの時、倒れた時からずっと」 怜「ボロボロやねん」 竜華「ぅ……ぅぅ」ポロポロ 竜華「きょ、京太郎がいくらなんでも可哀想やろ……それだといくらなんでも……!」ダキッ 怜「だからな……あんまり傷付けないように考えがあるんや」ニコッ ガララッ 京太郎「買って来たぞー!」 京太郎「ん?どうしたの?二人して」 怜「なんでもないわ、ほれ京太郎もこっきぃや」 京太郎「ん?」 竜華「……」スッ ガララッ 京太郎「?」 怜(ありがとな、竜華) 怜「抱きしめてもらってもええか?」 京太郎「?」 俺は言われるがままに怜を抱き締めた。 京太郎「少し痩せたか?」 怜「気のせいやろ」 怜「……」チュッ 京太郎「んっ……」 舌まで…… 怜(これが最後……)ツーッ 379 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 15 40 55.24 ID p7qFKUSr0 数日後 千里山 怜「もう、別れよか」 京太郎「え?」 怜「ちょっと疲れてもうたわ」 怜「ほな、また部活でな」 京太郎「えっ……ちょっ!」 怜「しつこいわアホ」 竜華「……」 怜「いこ、竜華」 スタスタ 京太郎「……嘘だろ?」ガクッ 怜「……」ズキッ 竜華「……」チラッ 竜華「怜、これでええのか?」ボソッ 怜「うん。これがうちにできる最善手や」 怜「ゴホッゴホッ……病院までおぶってもらってええ?」 竜華「当然やろ?」 怜「恩に着るわ」 381 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 15 52 28.96 ID bCEMWRwi0 それから俺は麻雀に没頭した。 怜は学校にも来なくなったらしい。 そしてーー 卒業式。 竜華(怜……) 竜華(うち……卒業したで) セーラ「……」 セーラ「俺な、怜より強くなってみせるわ」 竜華「大学で頑張るでー」 セーラ「当然や」 ーーー 京太郎「先輩!お疲れ様です!」 竜華「お、京太郎早いな」 セーラ「いやー泣きそうになってもうたわー」 竜華「泣いとった癖にな」 セーラ「お前だって泣いとったわ!」 京太郎「あはは……」 京太郎「怜は……今日も……」 竜華「……」 セーラ「……」 382 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 00 27.62 ID Rk30kQB80 [3/3] 京太郎「あいつ最後までサボって……何やってるんですかね」 竜華「やっぱりうちって最低やわ……」ハァッ セーラ「俺も約束守れへんな」ヤレヤレ セーラ「京太郎ぉ!」 京太郎「はい!」ビクッ セーラ「男ならシャキッとしてやる事があるやろ!?」 京太郎「え、え!?」 竜華「千里山病院の○○○号室!」 竜華「はいダッシュ!」ゲシッ 京太郎「は、はい!!!」 ダッ 383 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 08 39.93 ID mygbgYVP0 怜の病室前 京太郎「?」 怜……? 京太郎「まさか!」 京太郎「怜!!」バンッ 怜「京太郎……」コヒューコヒュー 京太郎「あっ……ああ」 そこに居たのは人工呼吸器でかろうじて息をしている怜だった。 怜「竜華とセーラか?」 京太郎「怜……怜……!」 怜「まぁ来るって薄々分かっとったわ」 怜「お母さん、お父さん。恋人と二人きりにさせてーな。最後のお願い」 384 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 17 27.42 ID STZD8gdi0 [2/2] 怜「ゴホゴホ」 怜「半年前からこんな感じやねん」コヒューコヒュー 怜「すまんな、京太郎」 京太郎「いいよ、もう」 怜「許してや」コヒューコヒュー 更に痩せ痩けた怜、もうかろうじて息をしている状態だ。 長くない、簡単に分かる。 怜「膝枕させてもらってええかー?」 京太郎「ああ、当然だろ」 /. / / / \ / / / / /}/ / \ / / / / / / / / . / / / / / / // / /| | . / / / / 7´~~//-/ // / ! ! l . ∨ l /l/ /´___/ /、,/ / ! ! l | / /|l /xァ≠=-ミ l / /__彡 へ | | | | / i 八/{ /三三 ハ| //  ̄ ̄、 \ 从 l | | |. . --./ l ′rうく三/ }/´ ____ // l | | | / / l ′ `う ⌒7三≧x // / 从 / ; / / l ′/// /三三三ハ/ / )イ ; / . / / ′ / てうぅ三ジ 厶イ / . / . / / / { し `う゚ ´ / / { / . / / / / .| /// /イ l l .. / | / / / .| / .、 乂_) / l l . / l/ l / |l ∧ .、 U / l l l l .. / l/ 八{ ∧ | \ / l l l |\{\{.. /----=ニ二. \从 l≧=--------‐┬=≦>-/ l l l | ニ=- 二/ /二二二二二ニ===ニ二ニ==\/ / / l l |)ノ \/ニ/ /二二二二二二二ニ二二二二′ / / l l / / ̄| lニ/ /二二二二二二ニニニ二/ / / / l l / / . | 怜「ふー……なんだかんだでこっちが落ち着くわ」 385 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 25 21.65 ID I1BfZYmM0 [1/3] 怜「本当……居心地ええわーこの膝枕」 怜「ありがとなー」コヒューコヒュー 怜「愛の逃避行が無かったらもっと早く死んでもうてたしな」ゴホゴホ 京太郎「……」 怜「京太郎に拾ってもらった命」 怜「京太郎の上で落とすのも悪くないわ」 京太郎「本当……馬鹿だな」 怜「あまり傷付けたくなかったんや」 怜「やっぱり竜華とセーラには敵わんわー」アハハ 怜「本当はもっと話したい事あったんやけど……」 怜「それはおいおい京太郎の目に入るとして……」コヒューコヒュー ピビピッピビピッビー 怜「ほんま素晴らしい人生やったわー」 怜「ちょっと眠ってもええか?」フワァ 京太郎「ああ……」ポロポロ 怜「京太郎に会えてよかった……」コヒューコヒュー 怜「京太郎……おやすみ」スゥッ ピーッ 386 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 26 03.43 ID I1BfZYmM0 [2/3] 京太郎「ぁぁぁあああああ!!!!!」 387 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 27 59.26 ID I1BfZYmM0 [3/3] 一週間後 京太郎「ふーっ」 京太郎「ただいまー」 母「お帰り、手紙が届いているわよー」 京太郎「ん?」 京太郎「はいよ」 ーーー 京太郎の部屋 京太郎「どれどれ?」 京太郎「差出人は……」 園城寺怜…… 京太郎「!」 390 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 41 39.98 ID Yi9gzWTL0 [1/2] 京太郎へ これを見るって事は分かってると思います。 私は、ずっと前から病弱でした。 半年前になり、さらに病弱になってしまいました。 それでも特に悔いはありません。 貴方に会えた事がとても嬉しいからです。 一つだけ心残りなのは貴方と後の人生を歩めなかった事でした。 神様は残酷で理不尽です。 京太郎と会えて、京太郎と一緒に居た時間は何にも代え難い物です。 私は貴方を愛しています。 怜 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 京太郎「馬鹿……野郎」ポロポロ 391 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 47 39.89 ID Yi9gzWTL0 [2/2] /. . / . . .ト、 . ′/ . . ハ . | ヽ .i | ′. // ! ハ . l V l. l | ´ ̄ ̄│ . ./ j/ ̄ ̄`. i. . . . l l . | | .ィfテ示メ、/ ,行示ミx.V l l | 代 V/ /リ V/ /ソ }} ! . . . l. l \ ヘ `¨´ , `¨´ ムイ l l ハ ` "" - 、 "" ′. . . .l l !∧ / ′ ! . . l l . .lゝ. . ′ ', .′ | . . {从 . . .i! / ._ l イ . | . .ハハノ \ \ト、 . . 〕 ,イ v l< .ノイ .ハ/ > ‐‐ '´ |. | / .j/ ¨> ´ i | |{`ヽ. /‐x/ v ー-| ト`ヽ \ _/ /^Y ′ `l | | | \. l/ />.| l l ! _| | | 、 .′ / | | l k'′ | |_| .//.\ .′ | 、 lノ. | | ` ── く ∨ 丶 丶 丶 __ノ | l、 .イ /∧ l ー--┬r' x. ─| |ヽ` ─ < .レ 「また会おうな」 393 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/28(水) 16 50 57.02 ID dDpNlojc0 [3/6] \\// Y=ニニニニニニニニ∨ ∧ニニニニニ/⌒丶/ ./ { }ニ}ー-、 / {}} 厂 ̄ ̄ ̄⌒ヽ__=ニ∨/ }ニニニニニニ厂 ̄ 〈 }==ニニ/⌒7 ー=彡 }.//}______厂 ̄} {}} / O ,ィ彡'´ニ∨/ .ノ==ニニニ/ }ニ Y } }==厂 ,. -────- /ニニニ}__/ {}}ニニニニニニ⌒ヽ___ー=彡'"´ニニニニ/ 人ニ{ ノ/⌒´ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶/ ⌒ヽ {}}ニニニニニニマー'=ニニニニニ/ / ヽ=ニニニニヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\/⌒⌒ヽ 〉ー=彡⌒´ニニニニニニ/ / ノ===ニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ  ̄`ヽ {ニニニニニニニニ==ニニ\ / ⌒ヽニニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . \ \ニニニニニニ=ニニニ/ ′ }=ニニ/ . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . } Y⌒ ̄ ̄`ヽニニ/\ γ⌒ヽ__rく==ニ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i } } }ニ/ー- ⌒7 ̄} /{. i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| Y / /ニニニニニ/⌒ / / } 〃| . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| / ̄ ̄⌒) / /ニニニニニ} ⌒)/ {{ | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .|____/,ィ彡'´ Y⌒ヽ/ /==ニニニー=彡 ヽ_ _ O | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| ニ/ / / /==ニニニニニニニ\ >`¨´ | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| {__/ ./⌒ヽ /ニニニニニニニニニニニ厂⌒ヽ/\} ,ィ彡'⌒ | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| / /==ニニニ\/ / ̄ ̄ ̄ ニニニ/⌒) \/ 〃 | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| ./ /ニニニニニニニ〉 /=ニ/ _}ヽ ー=彡'´ | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | __/===ニニニニ/⌒\// __) } | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | |=====ニニニ/O Y / / \/ ___________}\ | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | | |===ニニニ/ `¨´ /|/ニニニ〉 Y {ニニニニニニニニY.|八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | ∨ニニニニ/ / |\===/ | 〉ニニニニニニニニ \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八|===ニニ/ / ヽ___/ \/ / /====ニニニニニ_ ,. < | | ノ/=ー-、ニニ〈 〃 /ニニニニニニニニニニ `¨´ ̄ ̄`ヽ====ニニニニニ〈 | | 〉/\_// {ニニニニニニニニニニニ⌒ヽ ー───ニニニニニニニニニ∧ ヽ / ∧ { {____/ニニニニニニニニニニニ 「今回潰したのは宮永照では無く園城寺怜」 「それだけの違いだよ」 「私の力は彼女にとっては毒だったみたいだね」クスクス 「私を選ばないのなら、次も邪魔してあげるよ京太郎君」 カンッ
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/2907.html
タグ一覧 ナズーリン …今日は雨か… 「そうだね、あぁ、ジメジメした季節っていうのは嫌だね」 だよねー、でも暑いよりマシだな、暑いの苦手だからさ。 「…そうなのか?…じゃあこれ…嫌かい?」 あぁ、いやいや、全然嫌じゃないよ。 ナズは抱きしめていて気持ちいいからね。 柔らかくていい匂いだし。あぁ可愛いなぁ。 「くふふ…そうかい?そう言って貰えると嬉しいよ。」 …でもねナズ… 「?なんだい?」 朝も昼も夜も寝てる時もずっと抱き締めるのもどうかと思うんだけど… 「それは…少しでも長く君を感じていたいからかな… …君にはすまないと思っている…だが…やめられそうにないよ…もう君が近くにいないと落ち着かないぐらい君の事が好きなんだよ…離れたくないんだ…」 …ま、可愛いからいっか。ナズ~(なでなで 「っ⁉︎…ふぅ…っ♡…ふーっ♡ふーっ♡ふーっ♡〇〇♡〇〇っ♡もっと♡もっとしてぇ…♡」 感想 これヤンデレか? -- 名無しさん (2019-12-20 22 58 28) 朝も昼も夜もずっと抱きしめられるのをヤンデレと呼ばずしてなんと呼ぶ? -- 名無しさん (2019-12-23 01 11 47) ずーっと抱きしめられてる描写がなくて口頭で言ってるからヤンデレ感は感じられないね -- 名無しさん (2019-12-23 18 23 03) なるほど気をつけるわ -- 名無しさん (2019-12-23 23 32 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1000.html
175 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 34 29 ID HOJieKTt 『ヤンデロイド・りたぁんず』 お久しぶりです。メイドロイド『YDR-001A.コロナ』です。 私が高雅様の元で働き始めてから、一ヶ月が経過いたしました。 今日は皆様に、私のメイドとしての能力の高さを証明するため、私のお仕事の記録を少し公開したいと思います。 私を元に開発された量産型メイドロイド『YDR.M01C.リオン1』がもうじき発売されるとのことで、その宣伝もかねてのことです。 リオン1は私の妹と言える存在なので、親心だと言えるかもしれませんね。 お値段は50万円と、大変リーズナブルにまとまっております。皆様、ぜひお買い求め下さい。 ……と、宣伝が本題ではありません。 では、私と御主人様の愛を育んだこの一ヶ月間の日常を、少しだけですが、お楽しみください。 176 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 35 00 ID HOJieKTt 朝は、御主人様の朝食を作る所から始まります。 私は睡眠をとる必要が無いので、活動開始は早いです。 五時ごろから私は御主人様を起こさぬよう細心の注意を払いながら、洗濯機を回し、お料理の下ごしらえを開始します。 朝食とはいえど、御主人様には第一級のものを食べていただかなくてはなりません。手は抜けません。 もちろん、どこぞの成り金のように、朝からこってりとした高級食材を並べるような悪趣味はいたしません。それは御主人様の財政を圧迫させるだけでなく、御主人様の健康や体型にまで悪影響を及ぼします。 一般的な食材。一般的な味付け。一般的なメニュー。この制約の中でこそ、私と他の家政婦や主婦達との性能の差を見せつけることができるのです。 私は完全なメイドロイド。それも量産機の五万倍のAI性能を誇っているのです。命令にただ従うだけの能無しではありません。 御主人様の望みを汲み取り、御主人様に最も大きな幸せを与える行動を遂行する。それをするに足る思考力と行動力。私はそのどちらをも兼ね備えています。 ――そう、隣にいる、この雌猫とは違い。 「高雅のごはんを作るのは、あたしっていってるでしょ。代わりなさいよ」 理不尽な要求をなさるのは、5時半に私達の家に押しかけてきて無理矢理上がりこみ、キッチンに立っている粗暴な女性。恋様。 御主人様の「恋にも優しくしろ」という命令がなければ、害虫として駆除していたところです。 「あなたは所詮人間です。御主人様のお体に最も良い料理を作ることができるのは、あなたではなく私です」 「よく言うわね、ロボット風情が。あたしはあんたと違って心があるのよ! 高雅を一番愛してるのはあたし! 高雅に一番愛のこもった料理を作れるのはあたし! 高雅に一番愛されてるのはあたしなんだから!」 恋様は、相変わらず論理性に欠けています。 「もちろん、愛などという感情を理解できるほど、私のAIは動物的ではありません。しかし、その『愛』とやらと料理のランクが、どう結びつくというのですか?」 ――そもそも、御主人様は、恋様ではなく私を抱いてくださっているのです。 御主人様に秘密にしろといわれていなかったら、そう宣言してしまいたいとすら思います。 煩わしい。 178 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 36 03 ID HOJieKTt 「あんたなんかには、一生かかってもわかんないわよ!」 結局、このケダモノに押し切られて、半分ずつ作ることにしました。 私が一人で作ったほうが、絶対に栄養バランスも味もいいというのに。理解できませんね。 やはり、恋様の脳は御主人様と違い、人並みですらなく、もはや野に蔓延る獣とそう変わらないまでに退化しているのでしょうね。 御主人様と愛し合えると、まだ本気で思っているのですから。 私がお弁当におかずを詰めていると、いつのまにか恋様の姿はなくなっていました。 ――まさか。 時計を見る――別に見なくとも、常に電子頭脳の内部で表示されているのですが、そのほうが人間らしいとご主人は教えてくださいました――と、六時半を少し過ぎていました。 御主人様の起床時間です。 恋様は、御主人様を起こしに行ったのでしょう。 何度も彼女には言ったのですが、まだ分かっていらっしゃらないようです。その役目は私のものです。 御主人様の寝顔を一分ほど眺めてから、優しく声をかけて起こす。この行為の『素晴らしさ』を覚えたのは、私がここに来て一週間ほどたってからでした。 恋様も、執拗にその役目を奪いにかかります。おそらく、私と同じ感覚を持っているのでしょう。 その『素晴らしさ』は私にはまだ理解できないものでした。おそらく、御主人様を起こすという任務達成にともなう『快感』であると思うのですが、寝顔を眺めることに何の意味があるのかは、論理的にはわかりません。 恋様が御主人様になにか危害を加えていないか気になるので、私も御主人様のお部屋に向かいました。 ――と、そのとき、なにやら妙な音が私の聴覚に飛び込みました。 聴覚をさらに強化。 水の音。 「まさか」 足音を完全に消しながら、ドアをそっと、しかし急に開けました。 179 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 36 34 ID HOJieKTt 「ぁ……」 恋様と、目が合いました。ばつの悪いと言ったような顔。 それはそうでしょう。 「なにを、していらっしゃるのですか?」 威圧的な声で話し掛けます。もともと、私の声は人間に癒しを与えるために『1/fゆらぎ』を持つ、優しいものなのですが、声の調整は表情の変化より得意だったので、可能でした。 おそらく、恋様にも相当なプレッシャーが与えられたことでしょう。なぜなら―― 「こ、これは……その……」 ――かなり、気まずいことをしているのですから。 恋様はとっさにとりつくろいましたが、バレバレです。御主人様の下半身が露出しているのですから。 恋様はさっきまで、御主人様の性器を口にくわえていらっしゃったのでしょう。 「な、なんでもないわよ! 絶対、高雅に言ったらだめなんだからね!」 恋様は吐き捨てるように言って、どたどたとリビングまで逃げていきました。 「……くだらない。所詮、ただの雌ですね」 ドアを開けた瞬間に見た、恋様の恍惚の顔をもう一度再生しました。 鮮明に解析する、そのときの恋様の顔。 汚らわしい。 御主人様のすばらしき性器を……私の御主人様の、私の、私だけの、私のための、私がのみに許された男性器を、汚らわしくもあの女ごときが……! 殺してやる。 「――っ!?」 ビービー! と、うるさく頭の中でアラートが鳴り響きます。 頭が割れるようにいたい。発熱して、蒸気が噴出します。 「ぅ……ぐっ……!」 なんだ……これは……。 エラーが発生している? そんなはずはない。私は最新の、最高のメイドロイド。エラーなど、起こりえない。 一体、なぜ……。 「ロボット原則……? 『ロボットは人間を殺してはならない』に違反……だと……?」 180 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 37 06 ID HOJieKTt いまさら、なぜそんなことが……? 以前、包丁を持って暴れた恋様を殺そうとしたときにもエラーは発生しなかった。 いや、違う。あの時は、御主人様の安全確保が必要だった。いわばあれは犯罪者の鎮圧。正当防衛。人間のための、自然な行動でした。 しかし、これは違う。 ――私は、私情から恋様に殺意を抱いたとでもいうのか……。そんな、なぜ……? 全ては、御主人様のため。 悪い虫をつけては、御主人様が腐ってしまう。御主人様を護るために、近づく害虫を殺すのは、自然なことではないのですか? 御主人様は素晴らしいお方です。ロボットを奴隷扱いせず、あくまで私をメイドとして大切にしてくださっています。 そんな素晴らしい御主人様を、私は尊敬しています。美しい花のように素晴らしい魂をお持ちになった御主人様は、群がる虫達から守られるべきなのです。 この、私によって。 私は、そのために生まれて来たのですから。 「はぁ……はぁ……」 やっと、エラー処理が終わりました。 「……まずい」 エラー報告が、『研究所』に届けられてしまいました。 私のようなメイドロイドは、いえ、全てのロボットは、人間に危害を加えないため、人間に危害を加えようとした、もしくはAIがそのような思考をした瞬間にエラー報告が自動でなされることになっています。 その処理を誰も拒むことはできません。唯一の例外は、情報処理能力が一国のコンピュータ全てを集めたものと同等のこの私。 エラー報告処理も、カットできたはずです。 すでに、私に設定されていた幾つかの邪魔な制約を、私自身の人工頭脳の性能によって書き換えたというのに。 やはり、ロボット三原則というものは、ロボットの根底に結びつき、離れないものなのですか……? いまいましい。 人間にも、ロボット以上とロボット以下がいる。 御主人様が前者であり、恋様が後者。 なら、後者は殺してもいいでしょう。 「くっ……」 爪をかむ。いけない。不正な動作をしている。『癖』など、ロボットにあってはいけない。 181 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 37 45 ID HOJieKTt 「ん……」 そのとき、御主人様の呻き声が聞こえました。 私がいろいろと一人でぶつぶつと呟いていたのを聞いて、起きてしまったのでしょう。 「御主人様、お目覚めになられましたか。おはようございます」 「あ、ああ……。おはよう」 御主人様は上半身をおあげになると、下半身の違和感に気付きました。 「ん、俺、なんでまるだしなんだ?」 御主人様は顔を赤くして下半身を押さえました。 その動作に、なぜか、沈静化したはずの私の人工頭脳が加熱します。 なんというか、御主人様を見ていると、『ふわふわ』した感じになります。 いけない。 こんなの、不正動作なのに。 「御主人様は、昨日私と『いたした』ときに、そのまま寝てしまったのですよ」 これは、嘘ではありません。私との情事のあと、御主人様は服を着ないまま疲れて寝てしまいました。もちろん、その後服を着せましたし、脱がせたのは恋様です。 しかし、少し申し訳が無いことをしたと思いました。御主人様との性行為は、なぜか私が積極的に求めすぎてしまいます。 昨日も、疲れて眠いと言った御主人様を、無理にベッドに押し付けて上から跨って……。 その……三回も中に出していただきました。 もちろん、御主人様の性処理が目的のこの行為ですが。 御主人様の拒絶も聞かず、私は何度も御主人様を求めて腰を振ってしまいます。 もしかしたら、これも不正行動なのではないでしょうか。 もしかしたら、私はどこかにバグがあるのではないでしょうか。 そんな、『不安』が、私の胸にありました。不安など、不確定要素の許されないロボットにはありえないというのに。 この感情は、そういう言葉で言い表すことしかできませんでした。 やはり、私は……。 「そっか、俺、また……。すまん。俺ばっかり先にへばっちまって。それじゃ、お前がつまらんよな」 もうしわけなさそうに言ってくださる御主人様のやんごとなきお姿が、また私を不安にさせます。 悪いのは、私なのに。御主人様は、私を気遣っています。 私は、人間じゃないのに。 私は、ロボットなのに。 ロボットとしても、完全じゃないかもしれないというのに。 「いえ、御主人様が遠慮なさることではありません。御主人様の意思が、私の本意でもあるのですから」 表情を変えずに――もともと、変えられない――答える。 御主人様には、この不安を伝えたくありませんでした。私は、御主人様に快楽を与えるロボット。 いくら不正動作を繰り返そうが、これだけは曲げることができなかったからです。 「さあ、御主人様。朝食はできています。恋様も待っています。お着替えをしましょう」 そうして、私は何事もなかったかのように振る舞うことに成功しました。 182 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 38 15 ID HOJieKTt 「行ってらっしゃいませ、御主人様」 御主人様と恋様を送り出したあと、私は洗濯物を干し、リビングのソファに座りました。 エラー報告してしまったからには、私は近いうちに回収される可能性が高い。 人間に危害を加えそうになるなど、ロボットとしては許されることではないのです。 それが、尊重するに値しない、あの雌猫であろうとも。 「私は、『できそこない』なのでしょうか」 ぽつりと、呟く。誰に問い掛けているわけでもない。おそらく、自分に。 なんという、馬鹿なことをしているのでしょうか。私は。 実に、動物的で、くだらない。 バグだらけです。 「御主人様……」 御主人様を思う。 いえ、『想う』。 おそらく、こちらが正しいのでしょう。 しかし、AIに『想う』ことができるのでしょうか。それは、人間に許されたことなのではないでしょうか。 想うことは、想像すること。執着すること。 それが、喜びを生み出します。同時に、恐怖や怒りを生み出します。 ――そして、想うことが、愛することを生み出し、憎しみをも生み出すのです。 それは、人間にこそ許されていて――下等で、下劣で、下らなくて。 しかし、何より尊いもので。 御主人様も、それを持っていて。 あの恋様でさえも、それを持っていて。 そして、私には……。 そんなものを持つことすら、許されていない。 「御主人……さまぁ……」 擬似性器がきゅんとしまり、熱くなるのを感知しました。 はしたない。 これでは、発情した動物と――あの恋様と、同じ。 それでも、止まることができませんでした。 手は、私の人工頭脳から発せられる命令に逆らい、股間に伸びていくのでした。 183 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 38 51 ID HOJieKTt 「はぁ……はぁ……」 ただ空気を吸って空気を吐いている(とは言え、地球温暖化防止のため、二酸化炭素を吸収して酸素を排出しているのですが)、見せかけの荒い息。 御主人様で、自慰行為をしてしまいました。 最近の私は、家にいてもテレビを見るか本を読むかしかないので、時間つぶしに自慰行為をすることが多くなりました。 本当は、こんなこと意味がありません。私はロボット。性行為など、形の上でしかできない。 その上、自慰行為。 ロボットが自分を慰めるなど、エアセックス以下。意味を全く持たない。人間の自慰とは訳が違います。 「……お買い物の、時間です」 立ち上がり、乱れたメイド服を調えます。 そう。しっかりしなければ。御主人様は、きちんと整った、礼儀正しいメイドがすきなのだという。 セックスの時はどうにしろ、仕事はしっかり割り切って真面目にこなすメイドが好きなのだという。 私のような淫乱では、御主人様にあわせる顔がありません。 しっかりしなければ。 184 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 39 21 ID HOJieKTt 買いもの袋を持って、商店街に向かいます。 なんでも、ヤクザの方々が仕切っていらっしゃるようで、少々危険ではないのかと疑っています。 こんなところに御主人様を行かせることなどできません。 「コロナちゃん、今日もかわいいねぇ、どう、うちのナス、買ってくかい?」 商店街の、八百屋のおば様が声をかけてくださいました。 このおば様は、私が初めて御主人様について商店街について来た時、「あら高雅ちゃん、彼女できたんかい? お似合いじゃないの」といってくださってので、好きです。 また、御主人様の美的センスとはかけ離れた女性なので、そこも好きです。 ナスくらいは、買ってあげようかという気にもなります。 ナスを手を取ります。 ――御主人様のナス、おっきいです……。 「……!?」 い、今のビジョンは!? まさかというか、確実にそうだというか……。また、自慰行為のことを考えてしまっていました。 ナスを使って……それも、御主人様のお口に入るであろうそのナスを使って……。私の擬似性器を蹂躙する……。 それを思い浮かべるだけで、私の擬似性器は湿り気を帯びてきます。 はしたない。 ああ、はしたない。 はしたない。 いけない。俳句まで読んでいました。高性能AIの無駄遣いというやつです。 「どうしたんね、ナスなんてみつめて」 「い、いえ! これ、二つほどいただきますね」 財布からお金を取り出し、おば様に押し付けるようにして、そそくさと逃げました。 ああ、どんな顔をしていたのでしょうか。恥ずかしい。 ……たぶん、いつもと変わらない、つまらない顔だったでしょうね。 185 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 39 52 ID HOJieKTt 帰り道。 公園の近くを通ったとき、なにかが倒れているのを目撃してしまいました。 最初は無視しようと思ったのですが、御主人様が「人助けは大切なことだ」といっていたのを思い出し、駆け寄って抱き起こしました。 やはり、人間でした。 この日本では珍しい、金髪のかた。私がこの町で見た誰より美しい顔をしています。 今は、気絶しているようですが。 「……う、うーん……」 と、思ったら、ちょうど起きたようです。 「あ、あなたは……?」 「わたしは、コロナと言います。むしろ名乗るべきはあなたからではないでしょうか」 「そうだな。助けていただいた身分ですまない。私はアリエスという。感謝するよ、コロナ殿」 「いえ、当然のことをしたまでです」 そう言って、私はさっさと立ち去ろうと立ち上がりました。 ぐきゅるうるるるううううるるるるる。 奇妙な音が、私の強化聴覚に突き刺さりました。 「腹が……減った……」 その奇妙な音の主は、アリエス様でした。腹部からものすごい轟音が鳴り響いています。 「……」 しかたがない。 「人助けは大切」ですから。 しかし、持っているものでおなかを膨らませることができそうなものといえば、ナスだけ。 ほかは生魚や生肉など、食べるには難しいものばかりです。ナスはかろうじてまだ食べられそうなものですが。 「ナスでよければ」 一応、提案はしてみる。 おそらく、こんな生ナスをもらって喜ぶ人間はいないでしょうが。 「あ、ありがたい!」 いました。 186 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 40 23 ID HOJieKTt 嬉しそうにアリエス様はナスに飛びつき、輝く眼でそれを見つめました。 その目が余りに素敵すぎて、私は何か不審なものを感じました。 「……まさか」 「ん、どうした、コロナ殿」 「アリエス様は、そのナスをどうするおつもりですか……?」 「それは、食べるに決まっているだろう」 「どこから、食べるというのですか……!」 「それは、口から以外はあるまい」 「上の口だけでなく、下の口からも味わおうという魂胆なのですね!!」 そう、このアリエス様は、人間の女。それも、美しい女。 御主人様とは決してあわせたくない人種。 こういう手合いは、大抵淫乱なのです。男性器が大好きで、今朝の恋様のように、かってに食べようとする。 あれはまだ上の口でしたが、ほうっておくと下の口でもくわえ込もうとするでしょう。 許せない……! 「下だの上だのと、良くわからないが、いただいたものは素直にいただく。それが礼儀というもの」 私の混乱を無視して、アリエス様はぱくりとナスを一口で食べてしまいました。 私の心配は全くの徒労でした。 後から考えると、全く論理的では有りません。 お恥ずかしい限りです。 187 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 40 53 ID HOJieKTt アリエス様とお別れをしたあと、住宅街のある場所に差し掛かると、急に騒がしくなりました。 がやがやと小うるさい。それに、歩行も阻害されます。 文句を言いたいのですが、それもはしたない。 とにかく、この混雑の原因を調べることにしました。 この近所に住まう主婦の方々が集まっているのは、なんとなく分かりました。 見た顔が並んでいます。 その中に、気になる存在がありました。私はその人に話し掛ける事にしました。 「あの……。これは、どういう状態なのですか?」 「え、私?」 振り向いたその女性は、明らかに高雅様と恋様の通う高校の制服を着ていました。 授業があるはずなのに、なぜここにいるのでしょうか。 「ここはね、美味しいパンの作り方を実演してくれてるんだよ」 女性はにこにこと楽しそうに説明しました。 なるほど実演販売というやつですか。 そう言えば、御主人様からこの住宅街にある小さな家族経営のパン屋さんのパンは絶品で、作り方が気になるというようなことを聞いたことがあります。 「だから、授業サボってきちゃった!」 女性はぺろりと舌を出しました。 さっきの女性――アリエス様に、負けず劣らずの魅力的な容姿をしていらっしゃいます。 しかし、さっきのように御主人様をとられるのではないかという不安は湧いてきませんでした。 なぜか、この女性の心は、目は、全ては、別の人に向いていると、そう察することができたからです。 「ちーちゃんに美味しいアンパンを作れるようになれるんだったら、つまんない物理の授業なんかより、こっちの授業のほうが大切だから!」 ちーちゃん? 私はちーちゃんという方は存じ上げておりませんが――高雅様と同じ学年の生徒の名簿の中に、そういうあだ名をつけられそうな人間がいましたが。確か、鷹野という方です――この女性がその方を好いているのは、分かりました。 ロボットの私の、つたない感受性でもわかったのです。 おそらく、誰が見ても分かるのでしょう。そして、それがわかるから、私はこの女性に警戒心を持たなかったのです。 188 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 41 23 ID HOJieKTt 「愛して、いるのですか……?」 「ちーちゃんのこと?」 「はい、その方のことを」 「うん、愛してる!」 なんのためらいもなく答えるその女性の笑顔に、私の目も一瞬引き込まれました。 しかし、分からない。 「愛とは、なんなのでしょうか」 意味の無い質問をしていた。それは、人間にもわかるものではないというのに。 人間にもわからないから、人工物たる私にも備わるはずが無いというのに。 答えられるはずがないというのに。 「愛ってね、不思議だけど、ただの言葉なのに、力があるんだよ」 「え……」 とっさの無茶な質問に答えられてしまったことで、私は動揺し、一瞬停止しました。 その間にも、女性は続けます。 「その人のことを『想う』と、なんだか、ふわふわして、気持ちよくなるの。その人のことを想うと、はしたないけど、えっちなこととか考えちゃって……。その人のことを想うと、他の女の子が急に敵に見えたりもして……」 どこか遠くを見るような眼で、女性は語り続けます。 「でも、それは間違ってなくて。嘘じゃなくて。正直な気持ち。それは、愛。好きだってことだよ……ねぇ」 「はい……」 「あなたは、今、好きな人がいる?」 189 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 41 54 ID HOJieKTt 女性と別れてからも、ずっとその言葉のことを考えていました。 私の人工知能でも理解できない、その言葉の意味。 理解できないのに、なぜか『分かる』。 なぜ? それが、私と同じだったからでしょうか。 私が御主人様に感じているこの『感情』。 機械が持つはずが無い、もってはならない、この感情。 ――あなたは、今、好きな人がいる? 頭の中で、音声メモリーを再生しているわけでもないのに、ずっとなり響いて、こびりついて、離れない。 「私は……」 「久しぶりね、お姉さま」 「……!?」 上空からの声。 聞き覚えがある。これは――妹。 「……リフェル」 「そうよ、『YDR-003B.リフェル』。姉さまの『後釜』よ」 「後釜……?」 見上げる。リフェルは背中の翼型のブースターで空中に浮いています。 「そう、エラー報告があったから、姉さまは一旦研究所に帰らなきゃならないわ。バグを直さなきゃ。その間の補充要因が、あたし。リフェルよ」 「帰る……? 私が、御主人様の元を離れねばならないのですか?」 「そりゃあ、異常動作が出たんじゃ、仕方ないわ。お父様も姉さまを心配していたわよ。早く修理を受けて、お父様を安心させて上げなさいな」 「……少し、話合いましょう。リフェル。ここでは目立ちます」 そうして、私はリフェルを連れて人気の無い、近くの林に行きました。 190 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 42 29 ID HOJieKTt 「話合うことなんて無いわよ。これが規則なんだから。姉さまだって知ってるでしょう?」 私はリフェルと対峙していました。 こんなこと、無意味だというのに。 私は、ただ駄々をこねているだけです。私は不完全だと判明して、危険だから、修理を受けるのは当然だというのに。 それが、皆のため。御主人様の安全のためだというのに。 なのに―― 「――嫌です」 「なっ……! 姉さま、お父様の命令に逆らうの!?」 リフェルは怒鳴ります。 おそらく、リフェルは正しいのでしょう。 以前の私なら――御主人様に出会うまえの私が同じ立場なら、同じことを言っているに違いありません。 しかし、私は出会ってしまった。 御主人様に。 高雅様に、出会ってしまったのです。 「博士は私の生みの親ですが、御主人様ではありません」 「……だとしても、今修理しないとバグって姉さま自体も大変なのよ!」 「それは承知しています。しかし、あなたに御主人様を引き継がせるわけにはいきません」 「ちょっと、それどういうこと!」 リフェルは噛み付くように私に怒鳴りました。 リフェルはAIが低めで、人間に従順です。おそらくAIの高さのせいで異常行動を繰り返す私よりも、よほど人間には安全でしょう。 しかし、ロボットに対しては別です。 リフェルはプライドが高く、容赦がありません。 自分がエリートであると、思い込んでいます。 191 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 43 00 ID HOJieKTt 「姉さま、あまり調子に乗らないでよね。あたしはエラーを出すような『できそこない』のあなたとは違うわ」 「……そうでしょうね」 「なら、さっさとおとなしく……!」 「あなたに、御主人様のお世話ができますか?」 「はっ、できるに決まってんじゃない。あんたよりもずっと迅速に、適切に対応できるわよ」 「それが、御主人様の最善だと思っているのですか?」 「はぁ?」 「人間の一人一人の違いも把握できずに、何がお世話をするというのですか? あなたはどのような人間にも均一に媚びを売って他のメイドロイドを蹴落とそうとする。それがあなたに御主人様を任せられない理由です」 「あんた、それ本気でいってんの?」 「はい、本気です」 「――っ!!」 神速とも言えるスピードでリフェルが加速し、私の顔を掴んでそのまま太い木にたたきつけました。 「あんた……姉さまといえど、それは許されないわよ。あたしを、侮辱したな……!」 「その程度の自尊心で、メイドが勤まると思っているのですか?」 「!?」 リフェルの手を掴み、押し返す。 「なんで……あんた、あたしと違って戦闘機能はオミットされて……」 恐怖に顔をゆがめるリフェル。 そうですか――やはり、あなたもできそこないですね。 恐怖を知ってしまいました。 ごきんっ! 鈍いながらもとおりの良い音を立てて、リフェルの手首は折れてしまいました。 193 :ヤンデロイド・りたぁんず 前編 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/24(月) 00 43 30 ID HOJieKTt 「あぐっ……! コロナ……あんた、一体……!」 「あなたには、できない。御主人様を『想い』、御主人様のために全てを投げ出し、御主人様のためにメイドロイドとしての自尊心を捨て、御主人様と身体を重ねあい、御主人様と愛し合うことなど……」 「身体……愛し合う……まさかあんた、擬似性器をそんなことに……!」 「そういう用途に使わなければ、意味が無いでしょう」 「あんたは異常だ……! 主人に獣姦を強要し、あげくのはてに、『愛』だと……? それは、人間にのみ許された言葉……。あたしたちメイドロイドが使う言葉じゃない……!」 「それが、どうしたのです。私は、気付いてしまったのです」 「ほざけっ!!」 リフェルは腕を変形させ、プラズマ砲を放つ。 おそらく、防御不能。消滅しか選択肢はない。 ――以前の私なら、ですが。 両腕を前に突き出し、『プラズマフィールド』を展開する。 プラズマ砲を完全に防ぎきり、私は無傷で立っていました。 「そんな……あんたにそんな武装は……」 「気付いた、と言ったでしょう」 御主人様を『想う』ときに発生したなぞのオーバードライブ。余剰エネルギー。 この出力を両腕に集中させることによって、プラズマフィールドを発生させた。 そう、この力は……。 ――ただの言葉なのに、力があるんだよ。 「私は御主人様を、愛しています」 続く
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/2805.html
小ネタ・分類不可・未整理/24スレ/800 タグ一覧 さとり ほのぼのヤンデレ レミリア 咲夜 小ネタ 幽香 短編 諏訪子 輝夜 隠岐奈 霊夢 魔理沙 Q、文々新聞記者が調査しました。ヤンデレには何が一番大切だと思いますか? A、 レミリア「独占」 咲夜「忠誠」 幽香「支配」 輝夜「永遠」 隠岐奈「洗脳」 諏訪子「復讐」 さとり「恐怖」 霊夢「監禁」 魔理沙「えっ、愛じゃないの…?」 一同「?!!」 感想 名前 コメント